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  1. 大分市議会 2016-03-22
    平成28年建設常任委員会( 3月22日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成28年建設常任委員会( 3月22日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成28年3月22日(火)午前9時58分開議~午後0時20分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 板倉 永紀   副委員長 松下 清高    委 員 野尻 哲雄   委 員  長田 教雄    委 員 福崎 智幸   委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 徳丸 修    委 員  国宗 浩    委 員 今山 裕之 欠席委員    な し 4.説明員
      (都市計画部)    長野都市計画部長後藤都市計画部次長清水都市計画部次長都市計画課長、    上原都市交通対策課長釘宮開発建築指導課長内田まちなみ整備課長、    吉田駅周辺総合整備課長小野公園緑地課長古城都市計画課参事、    髙橋都市交通対策課参事、山村開発建築指導課参事、    渡邊開発建築指導課参事開発指導室長松川まちなみ整備課参事、    吉田まちなみ整備課参事横尾土地区画整理事務所長、    堤まちなみ整備課参事兼三佐北・細地区住環境整備事務所長、    田中公園緑地課参事中村都市計画課参事補、定野都市交通対策参事補、    岡崎まちなみ整備課参事補 5.事務局出席者    書記 後藤 和正 6.審査案件等   (都市計画部)    【請願】     継続審査中のもの     平成27年請願第7号 第2弁天大橋(仮称)の建設を求める意見書提出方につい               て                     〔継続〕     平成27年請願第8号 5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方について                                     〔継続〕    【予算議案】     議第1号 平成28年度大分市一般会計予算             〔承認〕           第1条 歳入歳出予算            歳出 第8款 土木費               第4項 都市計画費     議題13号 平成27年度大分市一般会計補正予算(第3号)      〔承認〕           第1条 歳入歳出予算の補正            歳出 第8款 土木費               第4項 都市計画費           第2条 繰越明許費の補正 第2表中           1追加 第8款 土木費               第4項 都市計画費    【一般議案】     議題28号 大分市手数料条例の一部改正について(都市計画部関係)                                     〔承認〕     議題39号 大分市建築審査会条例の一部改正について        〔承認〕    【報告事項】     1大分市都市計画の変更について     2地籍調査事業の実施について     3OITAサイクルフェス!!!2015の開催報告について     4大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画の進捗について     5「中心市街地循環バス」実証運行について     6大分市城址公園整備・活用事業について     7市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について     8その他                    会議の概要                              平成28年3月22日                              午前9時58分開議 ○板倉委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  本日は、午後1時より議会活性化推進会議が開催予定でありますので、関係する委員につきましては御出席をお願いいたします。  最初に審査日程についてお諮りいたします。お手元に配付いたしました、日程案のとおり、本日22日は都市計画部、23日は土木建築部、24日は下水道部及び水道局の案件について審査を行いたいと考えていますが、この日程でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、この日程に従い審査を行います。  審査に入る前に、委員会運営について確認しておきます。  皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加え、委員会の会議録がインターネットの市議会ホームページで公開されております。  つきましては、質疑等がある場合は必ず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようお願いいたします。  また、執行部の方にお願いですが、発言の際には所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりとお願いをいたします。  次に、自由討議についてですが、委員会におきまして、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討論の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じて、自由討議の時期や執行部に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、大分市議会基本条例第7条第2項に規定されておりますとおり、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようにお願いいたします。  ここで、都市計画部長より発言の申し入れがありましたので、これを許可します。 ○長野都市計画部長   おはようございます。  それでは、最近の諸事情及び今回御提案させていただいております議案につきまして御説明をさせていただきます。  まず、初めに国道210号の4車線化拡幅についてでございますけれども、去る3月10日に国土交通省より富士見が丘団地入口交差点から緑が丘団地東入口交差点の間約1.5キロメートルでございますけれども、この1.5キロメートル間の4車線化拡幅が国の第三者委員会から新年度からの国の直轄事業として、新規事業として採択することが妥当であるという判断をいただいたところでございます。このことは沿線住民はもとより、市民の長きにわたった悲願でありまして、関係者一同大変喜んでいるところでございます。これもひとえに国道210号改修促進協議会の役員として御尽力いただきました板倉委員長を初め、関係各位の多大なるお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。  次に、第4回定例会の当委員会におきまして御報告させていただきました大分市屋外広告物条例施行規定の一部改正についてでございますが、その後、昨年12月16日に板倉委員長、松下副委員長にも委員として御出席をいただく中、屋外広告審議会を開催いたしました。また、本年1月15日から2月15日にかけて改正の基本的な考え方に関する市民意見交換を実施したところでございます。今後は、本年4月1日から大分市屋外広告物条例施行規定の改正のほうを関係の事業者、関係者団体との周知の場と、本年4月1日から大分市屋外広告物条例施行規定の改正の施行を行っていきたいというふうに考えております。  次に、春の恒例のイベントでございます第24回おおいた人とみどりふれあいいちが、先週末の3月19日土曜日から5月5日までの間、平和市民公園多目的広場において開催されました。このイベントは、豊かな自然を生かし、緑と花に囲まれたまちづくりをテーマに、市民一人一人が身近な花や緑を愛し、育てる意識を高揚させ、定着させ、あわせて健康で文化的な生活について魅力あるまちづくりを目的に開催いたしておりまして、多くの市民の皆様に御来場いただけるようお願いしているところでございます。  また、初日の開会式には多くの議員の皆様方の御臨席を賜りまして、前日の雨も上がり盛大に行われたところでございます。改めましてお礼を申し上げたいと思います。なお、開催期間中につきましては、各種恒例講習会や教室など、さまざまな催しを予定しておりますので、委員の皆様におかれましては重ねて御来場いただきますようお願い申し上げます。  以上、都市計画部の最近の諸事情についてでございました。  次に、今回御提案させていただいております都市計画部の各議案は、予算議案、議第1号、平成28年度大分市一般会計予算、議第13号、平成27年度大分市一般会計補正予算、一般議案、議第28号、大分市手数料条例の一部改正について、議第39号、大分市建築審査会条例の一部改正についてでございます。議案の詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明させていただきますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。  また、報告事項といたしまして、都市計画課から2件、都市交通対策課から3件、公園緑地課から1件と、また市民意見交換会の意見、質問に対する回答のうち、都市計画部に係るものをあわせまして7件でございます。後ほど担当課長より詳細を御報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 ○板倉委員長   それでは、審査に入ります。説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  まず、請願の審査を行います。  継続審査中の、平成27年請願第7号、第2弁天大橋仮称の建設を求める意見書提出方について及び平成27年請願第8号、5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方についての2件につきましては、相互に関係がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決につきましては1件ずつ行ってまいりますので、よろしくお願いします。  それでは、執行部から一括して補足説明をお願いします。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   請願第7号、8号において特に口頭説明はございません。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がなしということで、これについて質疑はありませんか。 ○野尻委員   前回の12月議会から請願提出者のほうから何らかの動きはなかったのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   特にありません。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   大分市が第2弁天大橋を建設してください、5号地の北側の埋め立てを行ってくださいということになった場合に、先般の委員会のときは県としてこういう橋の建設とか、埋め立てする考えはないというようなお答えだったと思うのですけれども、今、県に考えはなくて、市が要望した場合に、市には相当な負担というものが求められるのではないかと思うのですが、そこら辺について市としてどういう見解を持っているのかお聞きします。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   委員のおっしゃるとおり、これは県に港湾事業者としての権限がございまして、市としては非常に厳しいものがございます。当然市としてはマスタープランもそうなのですが、県の了解がないことにはなかなかここら辺を変えるということも難しいところがございますが、署名も1万5,000人と多くありますので、引き続き港湾管理者である県と話をするということになろうかと思います。 ○板倉委員長   部長、総括して何かありますか。 ○長野都市計画部長 
     今、都市計画課長が申し上げましたように、決定権者が県でございますので、この件につきましては大きくかかわってくると思います。そういう中で市には権限がございませんので、なかなか現状は厳しいものがあるかと思います。  ただし、都市計画課長が申し上げましたように、1万5,000人の署名が、重い署名と受けとめておりますので、このことについては県のほうにお伝えさせていただきたいと思っております。 ○野尻委員   前も指摘したように、請願書に名前を出している方々に確認したら、全然承諾していないのに、名前が出されているという方がおります。その署名にある1万5,000人の名前もどこまで本人たちが書いた署名なのか、疑う部分があります。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、これより1件ずつ討論に入ります。  まず、平成27年請願第7号、第2弁天大橋仮称の建設を求める意見書提出方について討論はありませんか。  〔「継続審査」の声〕 ○板倉委員長   継続審査という意見がありました。  本件を継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本件は継続審査とすることに決定いたします。  次に、平成27年請願第8号、5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方について討論はありませんか。  〔「継続審査」の声〕 ○板倉委員長   継続審査という意見がありました。  本件を継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本件は継続審査とすることに決定いたします。  以上で、請願の審査を終了いたします。  次に、予算議案の審査を行います。  予算議案の審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部に説明を求めておりますのでよろしくお願いします。  なお、委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった平成27年度事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしておりますので、御確認をください。  それでは、議第1号、平成28年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第8款土木費のうち、都市計画部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   〔説明書②346ページ~第8款土木費のうち都市計画部所管分について説明〕 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○野尻委員   まず、351ページの大規模盛り土造成地変動予測調査事業について詳しく教えてください。どういうことですか。 ○釘宮開発建築指導課長   大地震等において、大規模盛り土造成地が崩壊したことがございまして、大分県はことしと来年、調査を予定しております。大分市内におきましては、大分市内の大規模造成地、3,000平米を超える盛り土造成地や5メートルを超える腹付け盛り土の部分について、マップを作成して、それを活用しながら防災計画を立てていこうと考えております。その調査委託費を来年度の費用として上げております。 ○野尻委員   大規模造成地で3,000平米以上というと何箇所ぐらいありますか。 ○釘宮開発建築指導課長   おおむね大分市内調査対象地域が560カ所あると考えております。 ○野尻委員   いろんなところの住環境整備が昨年よりも予算が相当上がっていますが、これは土地の買収とか家屋の移転とか、そういうのでふえてきたということで、よろしいでしょうか。 ○内田まちなみ整備課長   予算の増減につきましては、各年度ごとに工事の工程がございますので、それにあわせて予算が大きい年もありますし、少ない年もあるという、進捗になっております。 ○野尻委員   377ページ、建築指導費の分ですけど、建築審査の申請が市に出ている分と、それから民間に出ている分とがありますね。その比率はどのくらいですか。 ○釘宮開発建築指導課長   平成27年度の実績ですけれども、2月15日時点でまとめており、市のほうに出されているのが、建築物の確認申請と工作物と計画通知を合わせて約200件になります。  民間のほうが、おおむね2,000件ぐらい。約1割が大分市のほうに出されているという割合になります。 ○野尻委員   民間に2,000件もの申請が出されて、民間で審査されてきている、そういう場面の審査についての指導やチェックに市は関与できますか。 ○釘宮開発建築指導課長   民間のほうで処理された物件につきましては、報告義務がございまして、概要書等が大分市のほうに提出されます。その中身を見ながら、集団規定等を確認しながらチェックをしているところでございます。もしそこで疑問等がありましたら、民間確認機関に問い合わせて確認しているところでございます。 ○長野都市計画部長   今、200件に対して民間2,000件ということで、10対1になりますけれども、申請数だけの話で、確認申請をする最終的なところは民間確認機関にいきますが、それまでの間の確認に対する、建築基準法に対する相談事とかいうのはほとんど市のほうにまとめて来て、最終的に民間に審査を出していただくとなっていますので、件数的には10対1に見えますけれども、それまでの間の指導は市の方で行っている業務で、それが減っていないというのが現状でございまして、提出された数ではかれるということと、それは判断できることではございませんので、それは御確認願います。 ○野尻委員   法的な部分に関する事前審査は、まだ市が全部受け付けているということですね。 ○釘宮開発建築指導課長   道路とか、特定行政庁が指定する部分がございます。それにつきましては、民間確認機関のほうから、この道路は建築基準法に基づく道路かどうかの確認とか、法の解釈がそれぞれの行政庁で若干違うところがございまして、その確認の意味で問い合わせ等があります。そういう相談を受けますが、確認の提出はそれぞれの申請者、設計者、施工者が選んで出すわけですので、こちらに出されてこないというのが現状になっています。 ○野尻委員   建物の構造とか耐震とかそういう部分はどうなっていますか。 ○釘宮開発建築指導課長   一定区分以上の建物につきましては、構造の適合判定、別の民間機関が構造については確認するようになっております。そこで、判定を受けたものが民間に確認を出されたり、行政庁に出されたりします。ですから、構造は構造でそういう専門の機関が確認をしている状況になります。 ○板倉委員長   民間が多い理由は何ですか。 ○釘宮開発建築指導課長   民間に出されるのが多い理由というのは、正確にはよくわかりませんけれども、それぞれその機関等でいろいろ努力をしているのではないかと。 ○渡邊開発建築指導課参事開発指導室長   補足をいたします。民間のほうに多く確認が出されている理由の1つとして、建設関連業者が民間の申請機関に株主として出資をしているという状況がございます。そういった関係から、民間の検査機関に確認申請が出されているということもあると思います。 ○板倉委員長   ほかにいいですか。 ○福崎委員   横尾公共団体区画整理事業が、平成31年度まで延伸予定ということは大変重要なことではないかと思うので、平成28年度では施工期間が足らず、3年間の延伸があることに対しての説明をお願いしたいと思います。  それと、もう1点は公園管理費の中の新規事業仮称小藩分立城サミット開催事業について、新規事業にもかかわらず、説明もなかったような気がする。なぜこういうお城サミットを開催するようになったかの経緯、そのサミットに対する目的と成果をどういうふうに思い描いているか説明していただいてよろしいですか。 ○小野公園緑地課長   お城サミットにつきましては、昨年度から城址公園整備活用検討委員会、外部の検討委員会が動いております。城郭の復元、天守を含めた、いろんな御意見も出ておりますので、市民に広くお城について論議、関心を持ってもらいたいということで、お城サミットを計画しております。その内容の詳細についてはまだ決まっておりませんが、基調講演及び県内の、中津とか杵築とか、お城を持った市長さんに集まってもらいまして、お城を生かしたまちづくりを行っている事例報告などをしていただきたいと考えております。小藩分立につきましては仮称でございますので、実施までに検討していきたいと考えております。 ○福崎委員   大分市は大友宗麟を積極的に売り込んでいる中で、お城と大友宗麟とは何かかかわりがあるのかどうかという、いわゆる大友宗麟の元町から歴史のエリアとして、それを見ていく中で何か関係がありますか。大友宗麟とは全く関係ないような気がしますが、そことの整合性はどのように考えていますか。やはり大分市が今売り込んでいるもの、大分市が今後売り込んでいくものとか、まちづくりをしていく中でここと決めたものと何か整合性がないと、何でもしたければやりますよみたいなことになっては困ると思いますが、そこはどういう考えをお持ちなのですか。 ○小野公園緑地課長   確かに大友宗麟と府内城につきましては、大友の時代の後にお城がつくられましたので、直接の関係は全くありませんが、府内城につきましても日本名城100選にも選ばれておりますし、非常に大分市民の誇るべき施設、城址だと思っておりますので、整備していきたいと考えております。 ○福崎委員   お城ではなくて、城址。お城というと、大変有名なお城か何かが大分にあって、ほかの有名なお城を持っている都市等が大変有効に使っているとか、にぎわいを創出しているとか、そういうことならまだしも、府内城というのはそんなに有名とは私は聞いていないし、お城サミットというぐらいだから、城址のサミットならわかるのですが。大友宗麟と関係がない府内城にして何があるのかなと、個人的に感じるところがありますので、そこはもう少しきちんとサミットをするまでには精査することを要望しておきます。 ○吉田横尾土地区画整理事務所長   先ほどお話がありました横尾土地区画整理事業につきまして、今28年度の完了予定なのですが、その経過については、前回の建設常任委員会のときに今検討しているということでお話をしたのですけれども、内容といたしましては、事業終盤に入ってきまして、施工難易度が高い斜面地とか、また予算の結構かかる部分もありまして、残事業を計算しましたところ、その全体事業費の関係を含めて平成31年度まで必要だということで、現在県のほうと協議を進めているところです。  その中で、具体的に平成31年度までの事業計画ということで、今これから主なところで縦覧作業という形に入りますが、その手続を今県のほうと調整しながら進めていくところであります。全体的には平成31年度で完成してしまうという形で、それから換地処分に入りますが、事業としては、全部見据えて最後の残事業を調査して、できるだけ正確な数字ということで出して、平成31年度まで延ばすという手続を行っているところであります。 ○福崎委員   質問ではないのですが、難しいところが残ってきて、最後大変な苦労があろうかと思いますので頑張ってください。よろしくお願いします。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○徳丸委員   さかのぼりますが、お城サミットについて納得いかない部分があります。市民から大分市はお城をつくる気があるかどうか問われたら、どうやって答えればいいのでしょうか。 ○小野公園緑地課長   そういう御意見も市民の間にはございますが、平成5年に府内城再発見事業のときは、城郭の復元ということを最終的に目指しましたけれども、そのときはにぎわいの拠点とか、憩いとかいう発想は加味されておりませんでしたので、そういうものを加味いたしまして、現在検討中でございます。来年度中には方向性を出す予定でございます。 ○エイジ委員   方向性を出す予定とは、するかしないかの結論を出すということですか。 ○小野公園緑地課長   天守の復元とか、にぎわいを出すためにはどうするとかいう方向性を出したいと思っております。
    エイジ委員   これをする方向でまさか進んでないですよね。そこを聞かせてもらいたいです。 ○小野公園緑地課長   する方向というか、するのを前提にとか、そういうのはございません。していただきたいという市民の声、いろいろありますけれども、市民意向調査等の意向も踏まえまして検討していきたいと考えております。決して結論ありきではございません。 ○エイジ委員   先ほども出ましたけど、大友氏の館を復元するわけですよね。お城が要るのかなとほんとうに思うのです。つくってくださいという声を僕も聞いたことあります。ただ、また一から復元して新たな城をつくり直して、果たしてにぎわい創出につながるのかと疑問に思います。これからの時代の方々がそんな新しいお城を見にいきたいかなと思います。その土地の有効的な利活用なのかという観点から、一部の意見を聞いて何かするのではなく、それを復元したらどれだけの予算がかかって、費用対効果がどれぐらいあって、市民の皆さんの大半が喜んでくれるのかという調査をしっかりしないと、地元の方だけの意見を聞いて、その声が強いと思い、つくるのはつくりました。結果的に、ただ維持管理が大変で、思った以上に当初に比べてお客さんも減ったし、見にくる人も少なくなりましたということでは、大変な負の遺産になる可能性だってあり得ます。大分市民の大半がぜひ復元してくださいというのであれば、それは市民の意向として実際つくる方向で取り組むことかもしれません。ただし、予算もかかりますし、いろんなことを踏まえ、しっかり検討することを要望しておきます。 ○松下副委員長   確認ですけれども、今見直しをしている都市計画マスタープランとの関連性をどう捉えていますか。 ○小野公園緑地課長   現在、都市計画マスタープラン、あるいは総合計画等を見直し中でありますので、そういうのは当然上位の貴重となる計画として来年度中の方向性、それは加味してまいりたいと考えております。 ○長田委員   滝尾中部地区とか、芦崎で単独とか公共とかあるが、単独は、公共でできないから単独となっているのですか。359ページの1が公共で、2が単独ですが、この説明をしてください。 ○堤三佐北・細地区住環境整備事務所長   例えば、359ページですが、公共事業に計上できない部分を市の単独として計上しているところでございます。 ○長田委員   例えばどういうことですか。 ○堤三佐北・細地区住環境整備事務所長   例えば、三佐北地区におきましては、補助要項で用地費におきましては6メーター道路の4メーター部分までは市道の開発となるというような基準が国のほうでございます。 ○長田委員   359ページのこの滝尾の文化財発掘調査指導者謝礼金は単独ですか。 ○内田まちなみ整備課長   文化財発掘調査指導者への謝礼金につきましては、単独費で計上いたしております。 ○岡崎まちなみ整備課参事補   滝尾中部地区の文化財調査につきましては、これは公共でお金がもらえる事業ですが、平成28年度が最終年度となっておりますので、今文化財調査を全てしないといけないとはなっておりません。試掘調査をして、これはしないといけないなという方向性が出れば、逆に上げられるんですけれども、ここは調査を大体するという方向性であり、最終年度でありますので、当然工事の入札差金がでます。それでその分を振りかえてまず置きかえて、単独費を持っておりまして、入札差金で補えないところに差しかえたいと考えて、文化財調査を単独に、仮に置いております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○国宗委員   377ページの佐賀関のサイクリングロードの件ですが、これはいつごろ完成しますか。予算が物すごく少ないような気がするので、教えていただけませんか。 ○定野都市交通対策参事補   佐賀関のサイクリングロードにつきましては、平成29年度に設置工事が完了する予定でございます。 ○国宗委員   今、どの辺ぐらいまでできていますか。 ○定野都市交通対策参事補   現在、今年度で関タクシーの手前まで形がおおむねでき上がっております。あとは安全施設など整備するなり、また県の197号の改良工事との関係もありまして、その辺の工程は今調整しているところでございます。 ○国宗委員   大部分はもう使えますか。 ○定野都市交通対策参事補   使える部分もありますけれども、安全施設のほうが不十分なところがありますので、まだ供用開始はしてないところもあります。 ○国宗委員   1つ要望ですが、都市計画ではないかもしれませんが、あそこは国道197号があって、道路は車が両方通って、自転車が走るのには物すごく狭いのです。それで、サイクリングロードを早く使わせてもらいたい。運転手から聞いた話ですが、自転車が横を通ると物すごく危ないということです。ただサイクリングロードをあちらの方々は知っているかもしれませんが、外部の人はあるということもわかりませんので、そちらに誘導するような看板とか、そういうのもつくってもらうのと、大志生木あたりの会場の件は別にして、使えるところは早く使っていけるように、一日も早い改修を要望させていただきます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第13号、平成27年度大分市一般会計補正予算第3号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費及び第2条繰越明許費の補正、第2表中当委員会所管分の審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   〔説明書⑤24ページ~第8款土木費のうち都市計画部所管分について説明〕 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、一般議案の議第28号、大分市手数料条例の一部改正についての審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○釘宮開発建築指導課長   議第28号、大分市手数料条例の一部改正について御説明いたします。  それでは、議案書の議28の2ページをお開きください。  本委員会にかかわるものといたしましては、大分市手数料条例別表第4の6の項の改正になります。お手元にお配りしております資料より御説明いたします。  これは、既存住宅の増改築の長期優良住宅建築等計画認定に係る申請手数料を追加するものでございます。改正理由といたしましては、現行は新築住宅についてのみ長期優良住宅認定をしておりましたが、平成28年2月4日に長期優良住宅普及の促進に関する施行規則が改正され、既存住宅の増改築についても長期優良住宅建築等計画認定申請が可能となったことによるものでございます。その手数料の算出につきましては、増改築部分だけでなく、既存部分の劣化等の状況につきましても確認が必要となるため、審査の所要時間を新築の1.5倍で算定しております。また、施行日は平成28年4月1日の予定でございます。  次に、議28の3ページをごらんください。  これは、大分市手数料条例別表第4の8の項に建築物エネルギー消費性能向上計画認定等申請手数料を制定するものでございます。エネルギー消費量は、産業部門や運営部門で減少している中で、建築物部門は増加していることから、建築物の省エネ対策の抜本的強化のため、建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律が平成27年7月8日に公布されました。  法律の概要でございますが、規制措置として2,000平米以上の非住宅である特定建築物については、建築確認申請の際、法に規定する省エネ基準の適合が義務づけられます。  誘導基準といたしましては、省エネ基準より高い基準に適合している建築物について、所管行政庁の認定を受けると、確認申請の際、容積率の特例を受けることができます。また、エネルギー基準に適合している建築物について、所管行政庁の認定を受けると、基準適合認定マークを建築物や広告に表示することができることとなります。  今回、誘導措置についての法施行日が本年4月1日でありますことから、これに係る認定申請の手数料を制定するものでございます。なお、規制措置につきましては、平成29年4月の施行予定となっており、手数料を追加する予定としております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第39号、大分市建築審査会条例の一部改正について審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○釘宮開発建築指導課長   議第39号、大分市審査会条例の一部改正について御説明いたします。  それでは、議案書の議39の1ページをお開きください。お手元にお配りしております資料により御説明いたします。  本議案は、平成27年第4回定例会の建設常任委員会で御報告いたしました件でございます。  御案内のように、建築審査会は建築基準法第78条に基づき、特定行政庁に置く附属機関で、建築基準法に関する審査請求に対して審理、裁決を行うほか、例外的な建築許可に対する同意等を行うものでございます。  今回の改正は2つあり、1つ目につきましては、第5次地方分権一括法によるものでございます。表中にあります現行の建築基準法において、審査会の委員の定数、任期、任命等の基準を定めておりましたが、第5次地方分権一括法に伴う建築基準法の改正により、委員の任期に関する事項につきましては、省令で定める基準を参酌し、条例で定めることとなりました。その参酌基準の概要につきましては、表の下部にお示ししておりますが、改正前の建築基準法と同じ内容となっております。  本市といたしましては、現状の運用において支障がないことから、参酌基準と同様の内容を条例に定めることとしております。  2つ目は、行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備により、建築基準法の一部改正が行われたことによるものでございます。建築審査会に対して、どのような場合に審査請求ができるかを定めている建築基準法第94条第1項に、不作為への審査請求については、処分庁に対して行うことができる旨の規定が、新たに後段部分に追加されました。そのため、審査会の招集に係る部分である前段を条例に定め、改正するものでございます。  改正条例の施行日は、平成28年4月1日からを予定しております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕
    板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、当委員会に付託されました都市計画所管分の審査を終了いたします。  ここで、申し出により執行部から報告を受けます。  まず、都市計画の変更について報告を受けます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   報告事項、一番上の大分都市計画の変更について御報告いたします。  資料1の1ページをごらんください。  今回報告する案件の内容は、大分都市計画道路の変更(大分県決定)、大分都市計画用途地域の変更(大分市決定)、大分都市計画特別用途地域の変更(大分市決定)、2ページの大分都市計画緑地の変更(大分市決定)、大分都市計画道路の変更(大分市決定)となります。  まず、県決定の道路の変更は、2月24日に開催されました第163回大分県都市計画審議会にて承認され、3月末に決定、告示を行う予定となっております。  また、市決定分用途地域、特別用途地域、地区、緑地、道路の変更については、2月25日に開催しました第35回大分市都市計画審議会にて承認され、県決定の道路の変更と合わせ、3月末に決定、告示を行う予定でございます。  では、3ページの位置図をごらんください。  青色で表示しております東西の路線が、都市計画道路駄ノ原細線国道197号で、鶴崎地区の赤点線の囲んでいる区間が、今回の変更区間となります。また、この道路の変更により関連して大分市決定分が変更されることとなります。その他、県庁前古国府線の拡幅事業に伴い、顕徳町1丁目交差点付近で変更がございます。  それでは、1番の県決定道路の変更の御説明ですが、まず国道197号は、高砂町の中春日交差点を起点に、大字細と大字馬場の境までの間、総延長約18キロメートル、代表幅員16メートルで、昭和38年9月に決定された道路です。  今回変更する区間は、左端の乙津交差点から右端の志村交差点までの約2.8キロメートルの区間で、大分都市計画区域マスタープランでは、特に優先的に事業化もしくは整備を目標とする区間として位置づけられており、沿線商業地の利便性、安全性向上や、広域的な交通円滑化のため、早期の道路整備が必要な区間となっています。  また、乙津橋と鶴崎橋は、橋梁が築造されてからそれぞれ59年、45年が経過しており、老朽化も懸念されていました。  4ページをごらんください。  この図は、変更する内容をまとめた計画図です。図の中央を横断しています道路が国道197号で、赤色の細い実線が変更後の道路線形となり、黄色い実線が変更前を表しています。  大分県では、今回この区間を事業化するに当たって、将来交通量の推計を反映することや、歩行者、自転車等の利用者の安全性、快適性の確保、また、改定された道路構造令への準拠などを行うため、一部の線形、幅員、車線数、区域の変更を行います。  道路区域の変更は、4車線化への幅員の増と、新たな橋梁の増設に伴うもので、乙津橋は、既設の歩道橋を有効に活用できるように、現在の乙津橋の北側、下流側となりますが、下流側に増設し、鶴崎橋は、既設の橋梁の右端レーンが有効に活用できるように、南側、上流側に増設する計画となっています。  既設の橋梁については、必要な補修、補強工事を行いながら、当面の間は引き続き使用していく計画です。  道路線形、幅員、車線数の変更は、増設する橋梁の位置に合わせて拡幅する方向を決めています。図の左側から説明いたしますと、乙津交差点から乙津橋までのA区間は、北側への拡幅となり、4車線のままで、幅員を20メートルから24メートルに変更します。  B区間は、北側拡幅で、幅員を15メートルから31.4メートルに変更し、2車線から4車線となります。  C区間とDの中鶴崎二丁目交差点までの区間は、北側拡幅で4車線のままで、幅員を20メートルから26メートルに変更します。  Dの中鶴崎二丁目交差点から鶴崎までは、北から南側拡幅へ移行する区間となります。  E区間は、南側拡幅で、幅員を15メートルから31.7メートルに変更し、2車から4車線となります。  F区間も、南側拡幅で、幅員を16メートルから24メートルへと変更し、2車から4車線となります。  CとDの区間は、多くの歩行者や自転車が通行することから、両側に歩行者と自転車を分離した歩道、自転車道を設置、その他の区間は、両側に自転車が通行可能な自歩道とする計画となっています。  また、図、右側の赤い点線で吹き出しの部分ですが、国道197号の拡幅に伴い、交差点の形状が変わるため、鶴崎橋金谷線の起点や延長、隅切り部の一部区域の変更をします。  次に、2番の市決定用途地域の変更ですが、5ページをごらんください。  この図は、変更する区域の用途地域の変更内容を示した計画図になります。  図、左側の赤の点線で囲っています乙津交差点付近と、図、右側の鶴崎橋から志村交差点までの間が、用途地域の変更となります。  まず、乙津交差点付近ですが、ここは国道197号の道路中心線で用途地域の境を定めており、道路中心線が変わることにより、黄色の第1種住居地域と、オレンジ色の準住居地域、紫色の工業地域が変更となります。  また、鶴崎橋から志村交差点までの区間は、国道197号の南側に道路計画線から、40メートルの間に、オレンジ色の準住居地域を定めています。この道路幅員に伴い、用途地域の指定ラインも少し変更することとなります。  このため、緑色の第1種低層住居専用地域、黄色の第1種住居地域、肌色の第2種住居地域の一部が準住居地域へと変更となります。  6ページをごらんください。  市決定の特別用途地域の変更ですが、この特別用途地区に、準工業地域を補完し、広域的に都市機能やインフラに大きな影響を及ぼす、大規模店舗や遊技場などの立地制限を行う大規模集客施設制限地区を定めています。  今回の変更は、図、左側の、赤の点線で囲っています乙津交差点付近となりますが、先ほどの、用途地域の変更と同様に、国道197号の道路中心線の変更に伴い、区域と面積の変更を行うものでございます。  7ページをごらんください。  この図は、変更する区間の緑地の変更内容を示した計画図になります。  乙津川左岸、右岸と、大野川左岸、右岸の沿川に、それぞれ都市計画緑地が決定されています。  今回変更する緑地は、5号乙津川左岸緑地と7号乙津川右岸緑地、8号大野川左岸緑地で、変更箇所は赤い点線で囲った部分になります。  いずれも国道197号の拡幅の変更に伴い、図の中の吹き出しのように、緑地の一部が道路と重なる部分が生じるため、緑地の区域を減じるものであります。  8ページをごらんください。  5番の①寺司三佐線の変更についてですが、変更箇所は赤の点線で囲った部分になります。  寺司三佐線は、乙津橋東交差点を起点としておりますが、国道197号の北側拡幅に伴い、図の中の吹き出しのように、交差点の形状が変わりますので、起点や延長、隅切り部の一部区域を変更するものでございます。  次に、9ページをごらんください。  最後に、県庁前古国府線の変更です。  今回、大手町一丁目交差点から顕徳町一丁目交差点までの区間の、道路整備の実施に当たり、交差点形状を見直したことから、一部区域の変更を行うものです。  変更箇所は、赤の点線で囲った顕徳町一丁目交差点付近でございます。  顕徳町一丁目交差点では、一部区域の減少と区域の増加を行っている部分がございます。  金池幼稚園西交差点付近では、歩道として整備するため、一部区域の増加を行います。  金池幼稚園西交差点付近に、交通広場として決定していますが、今回の道路整備に当たり、廃止を行うものです。  以上が、大分都市計画の変更についての御報告でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○長田委員   県決定と市の決定で、県決定になると何かメリットはあるのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   法律で県の決定する案件と市の決定する案件というのが、決められておりまして、この4車線になりますと、計画内容を、県が決定するということになります。 ○長田委員   改修等も県がすることになりますか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   事業主体になりますと、そこのところは基本的には国道は国とか県がすることになり、事業主体はそれぞれ協議が行われるという形になっております。 ○長田委員   市道で4車線はないのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   市道でも4車線はございまして、例えば大在に抜けている環状道路、横塚久土線は市道で4車線です。 ○長田委員   それは何を権限としたのですか。 ○中村都市計画課参事補   4車線以上は県決定で決まっておりましたが、権限移譲がありまして、4車線で市がやる分には市決定になっております。 ○国宗委員   角子原の交差点から志村の交差点まで渋滞が多いです。地元の大在からも4車線にしてくださいということで、要望は何回も上がっていると思いますが、その辺の考え方を教えていただけませんか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   地元からの要望というのはこちらのほうに届いております。ただ、現状としまして、国道197号の拡幅はまず鶴崎橋のところがボトルネックとなっておりますので、まずはここを整備するというのが一義になっていこうかと思います。 ○国宗委員   大分から大在に向かったほうの鶴崎橋のところが2車線が1車線になっておりボトルネックと考えているわけですね。上り側のほうはどう考えておりますか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   上りは、大分市内に向かう方向についても、以前から都市計画マスタープランのほうにも不連続によってここのところは渋滞している区間でございまして、まずはこの鶴崎橋、それから乙津橋のスムーズな通行が必要になると考えています。 ○国宗委員   上りのほうを見たときにボトルネックではないが、御存じのとおり鶴崎橋ぐらいまで混みますよね。その辺の解消を、今回この機会にやらないと、地元の人も、何とか解消してもらいたい思いで要望を上げていると思います。  その辺は県の事業ですから、市のほうからも県のほうへ働きかけをしていただきたいと思いますので、要望としておきます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に地積調査事業の実施について報告を受けます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   お手元の資料2をごらんください。  御案内のように、地籍調査は土地の最も基礎的な情報である地籍を明らかにし、その結果を正確に記録することで、行政活動や経済活動を円滑に進めることを目的としており、本市では、平成27年3月に大分市地籍調査実施基本計画が策定されました。  これまで、地籍調査事業の準備を進めてまいりましたが、来年度より地籍調査を実施する運びとなり、来年度のスケジュールなどについて御報告いたします。  平成28年度のスケジュールですが、まず、本年4月より、地籍調査事業の事務委託に必要な業者登録の受付をしたいと考えています。6月から7月ごろより地籍調査を開始したいと考えており、調査実施地区は、新川町2丁目周辺地区と、大字一尺屋の下浦地区周辺の2カ所を考えています。資料の2枚目に位置図をつけておりますので、後ほどごらんください。  戻りまして1ページ目、8月ごろから来年2月ごろまで、調査事業にかかることとなりますが、まず地元説明会による住民への周知を行った上で、地権者による現地での境界立ち会いや、測量作業を行っていくように予定しています。
     年度末までには、平成28年度分の調査や作業を終了する予定となっております。  3の地籍調査事業に係る業者登録は、先ほどのスケジュールの中でお示ししましたように、4月1日より業者登録の受付を行います。受付場所につきましては、総務部契約監理課が窓口となります。なお、この業者登録は、今回新たな業種として地籍調査の業種を設けることに伴う登録のため、現在、測量業などに登録をされている方につきましても、改めて登録が必要となります。  以上、地籍調査事業の実施についての御報告を終わりますが、実施する担当課は、都市計画課の地籍調査班となります。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○野尻委員   今までずっと地籍調査ということで、土地家屋調査士会とか、協会のほうに随意契約を出していましたね。それは今回この地籍調査事業からは、出し方についてはどのような変更となるのですか。 ○古城都市計画課参事   御質問は土木管理課の未登記道路の関係ではないかと思います。今回の地籍調査につきましては、それとは別でございまして、国土調査法に基づきます一筆ごと、2口ごとの土地の境界を決めさせていただいて、その面積を明らかにしたり、地目を明らかにしたりとか、そういう事業でございますので、業種は別でございまして、土木建築部の扱いになると思います。私ども都市計画部におきましては、この国土調査法に基づきます調査を実施いたしたいと考えておりますし、また基本的には随意契約という形ではなくて、登録していただきました業者さんをもとに、競争入札を考えていきたいと思っておりますが、詳細につきましてはまだ決定事項ではございませんので、今の段階では競争入札していきたいというところまででございます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○今山委員   調査実施地区が新川と一尺屋の一部になっている理由はなぜですか。 ○古城都市計画課参事   本市におきましては、目的のところで書かせていただきましたが、南海トラフ等、別府湾の地震、こういったものを想定したときに、まずは浸水地区というものが出てきまして、その中で一番危ないところや、あと住宅が密集したところを中心にということで、この2カ所を決定させていただいたところであります。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   平成29年度以降のスケジュールはどのようになっておりますか。 ○古城都市計画課参事   平成31年度までは、短期ということで、この新川地区と一尺屋に隣接いたします地区の宅地部分をまずやらせていただきたいと考えております。次に、中期といたしまして、南海トラフ地震等が今後30年以内に起こるであろうということを言われておりますので、この30年以内に、先ほど申しました浸水地区の宅地部分を終わらせていきたいと考えておるところでございます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   この地籍調査は、これから長く続く事業でありますから、透明性及び公平性の観点から、競争入札が原則ということを念頭に、契約の透明性を確保されますよう、要望しておきます。  次に、OITAサイクルフェス!!!2015開催報告について、報告してください。 ○上原都市交通対策課長   OITAサイクルフェス!!!2015の開催報告につきまして御説明申し上げます。  資料3をごらんください。  1、イベントの概要といたしましては、平成27年10月31日の土曜日と、11月1日の日曜日の2日間に、大銀ドーム周辺と大分いこいの道周辺の2会場で、自転車ロードレースの国内最高峰ステージでありますJプロツアーが開催され、268名の選手が参加いたしました。  また、産業振興課と文化国際課とも連携し、おおいたマルシェ、おおいたワールドフェスタ2015を同時開催する中、2日間で4万5,900人の来場者でにぎわったところでございます。  2日間の内訳につきましては、表のとおりでございます。  また、会場で実施いたしましたアンケート調査によりますと、右の円グラフにありますように、県内外を合わせ、市外からの来場者は44%となっており、多くの方に遠方から御来場いただいております。  2、にぎわいイベントにつきましては、おおいたマルシェやステージイベントを初め、さまざまな催しでにぎわいの創出を図ったところでございます。また、子供を対象とした自転車安全乗り方教室や、中央警察署による自転車安全運転シミュレーションなど、自転車の安全利用の啓発も実施したところでございます。  次に、3、経済波及効果の推計結果といたしましては、本事業で発生した需要額の直接効果、いわゆる来場者の県内での消費額ですが、約3億500万円。また、この消費に至るまでに発生した生産や雇用等への効果額も加えました総合効果は、約4億8,600万円と推計されているところでございます。  また、来場者の宿泊状況としては、20%の方が市内に宿泊されております。  次に、ページ右になります4、交通規制による渋滞対策といたしまして、11月1日の大分いこいの道クリテリウム開催に伴い、大分いこいの道周辺で、図のとおり交通規制を実施いたしました。  実施に当たっては中央警察署と連携し、綿密に事前協議を行い、当日の協力もいただく中で、市民の円滑、安全な移動の確保に努めたところでございます。  また、市報、新聞、テレビ、案内看板を初め、地元説明会などでの地元関係者や沿線住民に対する事前周知を行う中、多くの市民の方々に御理解と御協力をいただいたことで、交通渋滞や大きなトラブルもなく、スムーズな大会運営と安全な交通環境の維持が図られたところでございます。  最後に、5、平成28年度事業日程等についてですが、平成28年度は、10月29日の土曜日から30日の日曜日を開催予定日にしたいと考えております。内容につきましては、本年度と同様に、Jプロツアーの最終戦を予定しており、にぎわい創出イベントにつきましても同時開催する予定でございます。  詳細につきましては、現在関係者と調整中でございます。全国に向けた情報発信などをこれまで以上に図ってまいりたいと考えております。  また、地元関係者や多くの来場者からは、これからも継続して実施してほしいといった声もいただいており、今後とも本市の一大イベントとしての定着を目指してまいりたいと考えております。  OITAサイクルフェス!!!2015開催報告につきましては、説明は以上でございます。 ○板倉委員長   ただいま報告がありましたが、委員の皆さんからは質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画の進捗について、報告を求めます。 ○上原都市交通対策課長   大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画の進捗につきまして、御報告をいたします。  まず、資料4をごらんください。  初めに、計画の経緯並びに計画期間についてでございますが、この計画は、歩行者を初めとした全ての道路利用者が、安心、安全、快適に通行できる道路環境を形成するため、自転車走行空間の整備を進めるとともに、自転車利用者の安全走行を促すため、交通ルールの周知やマナーアップの啓発を、関係機関等が連携して行うための指針を定めたものであり、平成25年7月の策定以来、国、県、市の道路管理者や、警察、教育関係機関等と連携して、その推進に努めてきたところでございます。  計画の推進に当たっては、初めの3年間はステップ1と位置づけ、ハード、ソフト両面において関係機関が試行的に各種施策を展開してきたところであり、毎年度、関係機関等で構成する大分市自転車走行空間ネットワーク整備推進協議会において、その効果等の検証を行ってきたところでございます。  また、今後につきましては、3年目を迎える本年度、ステップ1の検証結果を踏まえ、ステップ2と位置づけます次の5年間に取り組む内容の検討や目標の設定を行う中、事業の拡大を図り、本格的な計画の実践に取り組むこととしております。  次に、ステップ1の取り組みについてですが、ステップ1では、ハード施策を目標1、ソフト施策を目標2とし、目標1では、平成25年度から27年度の3年間での自転車ネットワーク整備延長を約5キロメートル、目標2では、同じく3年間を通じて毎年の自転車事故発生件数を400件以下に抑え、これを定着化させることとしております。  この目標に対する実績といたしましては、目標1については、整備主体である各道路管理者からの報告によりますと、平成27年度末時点の整備完了予定を含めた場合、達成見込みとなっております。最終的な数値は、平成27年度末の整備実績がまとまり次第、確定いたします。  目標2につきましては、1年間に発生した自転車事故件数が、平成25年は356件、平成26年は284件、平成27年は255件となっており、目標を達成するとともに、市内での事故の推移はグラフに示しますとおり、年々減少しているところでございます。  これらの取り組みの一例は、写真のとおりでございます。  ハード施策では、中島地区の市道や大分駅南土地区画整理地区内など、市内中心部の道路において、自動車と自転車が走行空間を共有し、自転車の左側通行を促すための自転車誘導サインでありますシェアドレーンや、幅員の広い歩道内での自転車が通行する部分を明確にするため、車道寄りをカラー化した自歩道内分離等が進められております。整備後の交通状況やアンケートの調査結果から、整備の効果については、自転車の正しい走行を促すことや、ルールの意識づけにつながったことが確認できております。  ソフト施策では、各関係機関において、当計画の策定当時から実施していたさまざまな年代や団体を対象といたします約40項目に及ぶ啓発事業を、互いに取り組み状況を確認する中で継続してまいりました。  中でも本市では、小学生に対するおでかけ自転車マナーアップ教室を3年間で31校、計38回、約4,000人の児童に行うことができました。また、警察と連携して、高校に自転車安全利用モデル校の指定を行い、年間3校、合計9校の高校でマナーアップの取り組みを展開いたしました。さらに今年からは、自転車の安全な乗り方の意識づけを効果的に図ることを目的に、おでかけ自転車マナーアップ教室を受講した児童に、自転車セーフティーカードの配布を試行的に開始したところでございます。  なお、小学生や保護者など対象者へのアンケートや、高校への取り組みの結果については、記載のとおりでございます。  これまで、道路交通法の改正等もありましたが、関係機関等が連携して、ルールの周知や、安全運転の啓発等に一体となって取り組んだことが、交通事故発生件数の減少に貢献しているものと考えております。  次に2ページをごらんください。  ステップ2の取り組みについてでございます。ステップ2では、当計画の事業推進プログラムにおいて、事業期間は平成28年度から平成32年度の5年間で、ハード・ソフト両施策の事業を拡大していくこととしております。  次に、ステップ2の計画目標についてですが、大分市自転車走行空間ネットワーク整備推進協議会において、目標の指標は、ハード・ソフトともステップ1での内容を継続することが効果的であるとの御意見をいただきましたことから、その内容を基本とし、目標数値については、関係者と協議を行った上で決定することとしております。  目標1、ハード施策については、自転車ネットワーク整備延長を指標とし、各道路管理者に今後の自転車走行空間整備の予定箇所を確認する中で、次の5年間のステップを2として、主に中心部や郊外の高校周辺の通学路において整備路線を抽出したところであり、それらをとりまとめた数値といたしまして、20キロメートル程度の整備を目指すこととしております。  ネットワーク路線の選定につきましては、市域全体と中心部の一部をイメージ図でそちらに掲載をしております。紫色の線がステップ2で予定している計画路線でございます。  目標2、ソフト施策については、自転車事故発生件数の定着化を指標とし、平成28年度は、これまでの年間400件以下を目標数値としますが、平成29年度から平成32年度の目標は、平成28年度に策定をされます第10次交通安全計画との整合を図る中で、数値を年度途中に修正する予定としております。  今後とも、自転車事故のより一層の減少に向け、関係機関等と連携して新たな取り組みを検討するなど、ソフト施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。  最後に、計画の改訂に向けたスケジュール等についてですが、今後は新年度に平成27年度までの実績をまとめた上で、6月をめどに計画改訂の最終決定を行うこととしております。  大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画の進捗についての御説明は以上でございます。 ○板倉委員長   報告がありましたが、委員の皆さんからは質問等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に「中心市街地循環バス」実証運行について報告を求めます。 ○上原都市交通対策課長   「中心市街地循環バス」の実証運行について御説明をいたします。  中心市街地循環バス「大分きゃんばす」につきましては、昨年6月13日から実証運行を開始し、9カ月が経ったところでございます。これまでの間事故もなく、順調に運行されておりまして、これもひとえに皆様方の御指導、御協力の賜物と深く感謝いたしております。  さて、当委員会での「大分きゃんばす」の報告は、平成27年第1回定例会から、去る1月26日開催の委員会まで計4回御説明をさせていただきましたが、今回は、平成28年度に向けた中間報告として、平成27年度における利用状況や、来街者意向調査結果等をまとめ、今後のスケジュールとあわせて御説明をさせていただきます。  それでは、資料5をごらんください。なお、資料の最後にパンフレットを2枚おつけしております。上が青色の方が6月13日から2月7日まで中央通りを運行していたときのもので、上の黄色のパンフレットが2月8日からルートや時間等を変更した現在のパンフレットでございます。  それでは、1ページ目をごらんください。  初めに、「大分きゃんばす」の2月までの利用状況について御説明いたします。なお、2月8日に運行ルートや運行時間等を変更いたしましたので、用紙の右半分の時間帯別の利用者数や運行実績につきましては、2月7日までと2月8日以降とにページを分けて掲載をしております。  1ページの左下にあります月別の運行実績、ピンク色のグラフをごらんください。  県、市両美術館で開催した特別展の効果もあり、利用者数のピークは8月で、その後は徐々に減少しておりますが、2月に入りまして少しふえている状況でございます。また、全日を通した1便当たりの平均利用者数は、8人弱となっております。  次に、その右の緑色のグラフは曜日別の実績です。金曜日の利用者数が最も多くなっております。さらに、その右の黄色のグラフは、2月7日までの時間帯別の実績です。始発から徐々にふえ始め、午後2時30分にピークを迎え、その後は徐々に減少し、午後4時30分以降は急激に減少している状況でございます。  2ページをごらんください。  ルートを変更した2月8日からの平日の時間帯別の実績でございます。利用者等からの御意見等を踏まえ、運行ルートの変更や、早朝時間帯の増便、利用が少ない夕方便の運行間隔の変更等を行いましたが、2月末の時点では、まだ半月程度しか経っておりませんでしたので、その後の調査結果も必要ですが、傾向としては、変更前と同様、始発から徐々にふえ始め、午後にピークを迎えます。その後は徐々に減少しております。  始発の8時から9時の便につきましては、今回新たに設けた時間帯ですが、今のところ利用者は少ない状況です。また、午後5時以降につきましては、運行間隔を50分に変更した結果、変更前に比べて1便当たりの利用者数はふえておりますが、最終便については利用者が少ない状況です。  次の3ページと4ページにつきましては、土曜日と日曜を含む休日の利用状況でございます。まず、3ページをごらんください。  土曜、休日の利用状況につきましても、左下ピンク色のグラフをごらんいただきますとおわかりのように、平日と同様で利用者数のピークは8月、9月以降は徐々に減少しております。  また、全日を通した1便当たりの平均利用者数は8人強となっております。  その右の曜日別グラフでは、日曜日の利用者数が最も多い状況です。  また、青い折れ線グラフで示します1便当たりの平均利用者数も、日曜日が最も多く、9人程度となっております。その右の時間帯別の実績につきましては、傾向としては平日と同様でございます。  次に、4ページをごらんください。  ルートを変更した2月8日以降の土曜、休日の時間帯別の実績でございます。  今回のルート変更に伴いまして、運行間隔を日中は平日と同じ30分に変更し、午後5時以降は50分にしたところでございます。運行便数が平日並みになったことで、1便当たりの平均利用者数は10人強となっておりますが、傾向としては、平日と似た状況でございます。なお、運行間隔等の変更による苦情等の意見は、今のところ寄せられておりません。今後は、乗り込み調査により利用者の意見を聞き取る予定でございます。  次に、5ページから6ページをごらんください。
     まちなかイベント等の開催期間とバスの利用状況を照らし合わせたグラフでございます。昨年6月の運行開始から本年2月末までの間の、1日ごとの利用者数を棒グラフ、1便当たりの平均利用者数を折れ線グラフで示し、その上に県、市両美術館での特別展等や中心部でのイベント等の開催状況を掲載しております。このグラフからは、特に両美術館でのイベントが循環バスの利用者数に大きく影響を及ぼしていることが読み取れます。  また、グラフには載せておりませんが、利用者数には天候も大きな影響を与えていることが調査の結果でわかっておりまして、台風や長雨、気温の低い日などは、利用者数が落ち込む傾向がございます。  次に、7ページをごらんください。  「大分きゃんばす」の来街者意向調査結果でございます。この意向調査結果につきましては、去る1月26日の当委員会においても速報値として御報告いたしましたが、今回、グラフによりまとめましたので、改めて掲載いたしております。  この調査は、中心市街地における来街者の外出実態や循環バスの認知度、利用状況、改善意向などを把握することにより、運行内容等の見直しを行う際の基礎資料とするものでございます。調査日時、調査手法、調査場所、把握項目、それぞれにつきましては、ごらんのとおりでございます。なお、回収票数は185票でございました。  次の8ページには聞き取り調査での調査票を、9ページから19ページは来街者ヒアリング調査の結果内容でございます。  まず、9ページから12ページには来街者の外出特性等をまとめておりまして、9ページをごらんいただきたいと思います。  居住地につきましては、市内が約76%、市外が約24%となっております。  次に、10ページをごらんください。  来街者の特性として、外出目的では、買い物・飲食が約39%と最も多く、次いで娯楽・レジャー、通学の順となっております。  中心部への来訪回数は、週1回以上が全体の5割を占めており、月に数回も3割見られました。  次に、11ページをごらんください。  外出目的地でございますが、大分駅周辺が全体の5割以上を占めており、次いで府内町と中央町がそれぞれ1割を占めております。  次に、12ページの下段をごらんください。  駅から目的地への移動手段は、徒歩が6割と多く、路線バスが2割で、「大分きゃんばす」は5番目となっております。  次に、13ページでございます。  認知度と利用状況についてですが、「大分きゃんばす」の認知度は約64%、利用経験者は回答者の約15%となっております。  次に、14ページでございます。  来街者の循環バスに対する意向についてですが、まず、利用経験者からは28人中11人から、利用上の問題点について御指摘をいただきました。主な内容といたしましては、運賃が安すぎるといった御心配や、行きたい場所にバスが行かないなどの御意見をいただいております。  次に、15ページでございます。  「大分きゃんばす」は知っているが利用したことがないという方、90人からの御意見でございます。4割の方がバス利用を想定していないとの回答であり、その他の回答としましては、美術館に行く機会がないや、徒歩や自転車などでの移動で十分との御意見が多く見られました。  次に、16ページをごらんください。  「大分きゃんばす」自体を知らず、利用したことのない方、66人からの御意見でございます。3割の方が、今回「大分きゃんばす」の存在を知り、今後利用するとの意向を示していただいております。今後も利用しないという方の主な理由といたしましては、美術館に行く機会がないや、徒歩や自転車などで移動があるので十分といった意見が多いようでございます。なお、17ページから19ページにはいただいたその他の意見を全て記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。  次に、20ページをごらんください。  平成27年度実証運行のまとめでございます。  6月13日の実証運行開始以降、これまで約9カ月間、バスに乗り込んでの聞き取り調査や、バス運転手によります日々の利用者数の把握、まちなかでの来街者の聞き取り調査等を行い、また中心市街地循環バス運行・活用協議会の御意見等も伺ってまいりました。ページ左側には、そのようなデータ等の集計結果を、これまでの利用状況、利用者意向調査、来街者意向調査ごとに改めてまとめ、記載しております。  また、ページの右側には、このような結果を踏まえ、今後の事業継続を念頭に置く中、平成27年度の取り組みについての中間報告をまとめております。中間報告といたしましては、中心市街地の活性化に向け、「大分きゃんばす」がどの程度役立っているかを検証するため、中心市街地を誰もが円滑に移動できる交通手段になっているか、中心市街地の活性化につながる回遊性の向上が図られているか、持続可能な運営体制の確立に向け、多くの関係者が参画しているかといった観点からの分析結果としております。  平成27年度におきましては、交通手段や回遊性の向上という点では、バス利用者の意向に、ある程度沿っていることが認められましたが、「大分きゃんばす」がまちの活性化にさらに貢献するためには、商店街等を初めとした多くの関係者が参画した利活用の仕組みづくりの検討が必要であると考えられます。  このようなことから、今後の課題といたしまして、日常的な利用が想定される沿線居住者等や、来街者の利便性に配慮したきめ細やかなサービスの改善、商店街や美術館等との連携による中心市街地を回遊したくなる仕掛けづくりや、美術館における魅力的な企画展の誘致、さらには民間主導による「大分きゃんばす」の利活用の推進体制の構築に向けた検討などが挙げられますことから、これらの課題解決に向けた取り組みを今後も進めてまいるとともに、必要なデータの収集や継続的な調査も引き続き行ってまいりたいと考えております。  したがいまして、現時点におきましては、利用者からはおおむね高い評価をいただいており、特に9月には、9割の方から運行の継続は必要であるとの御意見をいただいておりますが、月別の利用者数には減少傾向が見られますことから、持続可能な本格運行の可能性を導き出すためは、今後さらなる周知を初め、新たな利用促進策が必要であると考えております。  特に、中心市街地の活性化につながる来街者の回遊性のさらなる向上に向け、県、市両美術館と中心市街地を結ぶ移動手段としての機能に加えまして、観光路線としての機能の充実を検討するとともに、中心部居住者の利用拡大に向け、生活路線としての機能の充実を図ることが必要であると考えております。  また、中心市街地を活性化する装置としての利活用の充実も必要であると考えておりまして、中心市街地循環バス運行・活用協議会等を通じて、県や関係団体、バス事業者等と連携して、さまざまな利活用策を検討するとともに、車体そのものの魅力を向上させる取り組みも検討し、循環バスの機能の向上や可能性の拡大を図ってまいりたいと考えております。  本市といたしましては、そのような考えのもと、多くの関係者からも本格運行に向けた取り組みとして、実証運行はもうしばらく継続が必要であるとの御意見をいただいておりますことから、新年度におきましても中心市街地循環バス運行事業を継続してまいりたいと考えておるところでございます。  最後に、21ページをごらんください。  今後のスケジュールについてでございます。今議会で新年度予算を御承認いただいた暁には、4月に再び乗り込み調査を行い、新しいルートでの利用者の御意見を伺うことを予定しております。また、循環バス利活用の推進体制の構築に向け、商店街等関係者の方々へのヒアリング調査も予定しております。  5月には、2月からのルート変更後の検証や、9月以降のルートの見直しも含めた実証運行の内容の検討などを、中心市街地循環バス運行・活用協議会で行うこととしております。  その後は、内容検討後のスケジュールに従いまして、さまざまな試験的な取り組みや調査を進める中で、「大分きゃんばす」の利用促進を図り、本格運行の可能性を探ってまいりたいと考えております。  「中心市街地循環バス」実証運行についての御報告は以上でございます。 ○板倉委員長   報告がありましたが、委員の皆さんから質問等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   では、続けて大分市城址公園整備活用事業について報告を求めます。 ○小野公園緑地課長   大分城址公園整備活用事業について説明いたします。  お手元の資料6の1ページをごらんください。  まず、平成27年度に実施した事業の進捗状況と今後のスケジュールについて説明いたします。  表の上段は、平成5年に大分市発足30周年記念事業として企画された府内城再発見事業の概要でございます。府内城再発見検討委員会から短期、中期、長期の基本構想が提言され、短期では廊下橋の復元、外苑の整備が挙げられており、これにつきましては完了しております。中期では、文化会館の動向を踏まえて、文化財発掘後に城内整備、長期では広く市民の意見を聞きながら城郭の復元を目指すとなっております。  中段には、大分城址公園整備活用事業のスケジュールを記載しております。  まず、外部の検討委員会でございますが、昨年の11月に第1回目の委員会を開催し、2月に2回目を開催いたしました。委員会での主な検討内容は、市民意向調査の内容検討及び報告、今後の検討内容の確認、スケジュール等でございます。来年度には外部委員会を5回程度開催し、平成28年度中に基本計画をまとめたいと考えております。  次に、市民意向調査でございますが、昨年の11月から12月にかけて行いました。この結果につきましては、後ほど詳細を説明いたします。基本計画を受けまして、平成29年度から発掘調査や設計等を行っていく予定でございます。表の下のほうには、宗門櫓の修復や外苑のサクラの再生等、喫緊の課題の整備スケジュールを記載しております。ページの下段には、平成27年度に行った主だった項目を記載しております。  引き続き、市民意向調査の結果について説明させていただきます。  資料の2ページをごらんください。  平成27年11月24日から12月11日の約2週間、調査を実施しました。市民にアンケート調査表を郵送し、総配布数4,000に対しまして回収は1,219、回収率約30%となりました。  調査結果を説明いたします。資料左側をごらんください。  まず、城址公園の現状把握として、利用頻度、利用目的を記載しております。利用頻度といたしましては、ほとんどないが50%、行ったことがないが14%となり、計64%の方がこれまでに公園へほとんど行ったことがないことがわかりました。棒グラフの下には、10代、20代の世代別の結果を円グラフにして記載しております。10代、20代ともに、ほとんどない、行ったことがないという方が77%という高い割合でありました。  次に、利用目的です。この設問は、利用頻度が年数回以上の方を対象としております。グラフからわかるように、イベント、催し物の参加が57%、駐車場の利用38%という結果になりました。あわせて、その他の項目を見てみますと、城址公園の特性である歴史や史跡の散策9%、観光地として訪れる2%という結果となりました。これから史跡としての城址公園を目的とした利用は、現在ほとんどないことがわかります。  次に、資料の中の列にあります、現在の満足度・これからの重要度という表をごらんください。  各項目の現在の満足度とこれからの重要度を5段階評価で設問を設けております。評価基準は、5がとても満足、3が普通、1がとても不満として評価しております。したがって、表の右側にありますそれぞれの数値が大きいほど満足度、重要度が高いことを示しております。記載されているとおり、優先して改善すべき項目が3項目、現在の水準を維持、向上すべき項目が5項目となっております。  次に、中の列の下側、整備・活用方法の希望度をごらんください。  項目毎に5段階評価で回答をしていただき、数値が高い項目ほど希望度が高くなっております。希望度のランキングは資料に記載をしているとおり、防災拠点、歴史的特性を活かした観光拠点などが上位にきております。その下に、年代別としては10代、20代の上位3項目を記載しております。10代については、3位に飲食施設の整備が入る結果となりました。  次に、右上の事業費意向をごらんください。  事業費に関しましては、市民の48%の方が整備費用の一部を寄附により賄うべきと回答しております。  次に、整備後の維持管理や運営活動のボランティア活動に関する意向についてですが、ボランティア活動に関しましては、積極的に参加したいと非常に思う方と、思うという方の合計が43%となり、ボランティア活動について好意的な方が多いことがわかりました。また、世代別に見てみますと、10代と70代以上については非常に思う方と、思うという方の合計の割合が高くなっております。  次に、自由意見です。  自由意見の22%が憩う場所や公園として整備する。14%が歴史的施設として整備活用するといった内容になりました。この調査結果のまとめを最後に記載しております。  これらのアンケート調査の結果等を踏まえて、来年度中に基本計画をまとめていく予定でございます。  以上が、大分城址公園整備活用事業の説明でございます。 ○板倉委員長   今、説明がありましたが、委員の皆さんから質問等ありませんか。 ○野尻委員   桜の再生ということで、植えかえ等を行っているが、桜の種類は相当多いし、ソメイヨシノは100年で枯れてしまうので、ソメイヨシノに限らず、樹齢が長い桜を植栽する方向で検討していただくよう要望しておきます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   最後に、市民意見交換会の意見、質問等に対する回答についてです。  昨年の市民意見交換会で出されました意見、質問のうち、当委員会に係る分につきまして執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。  委員の皆さんのお手元には、質問、意見と回答を一覧表にした資料を配付しておりますので、そちらをごらんください。  それでは、都市計画部より回答を受けたいと思います。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   それでは、都市計画部に係る回答を読み上げます。  鉄道軌道敷きの高架化に伴い生じた鉄道残存敷きの利用法について聞きたいとの質問ですが、「鉄道残存敷きの利活用について、大分県が設置した鉄道残存敷地活用検討協議会において、平成24年から検討を行い、平成25年10月に、「市民が思い思いに使える長い公園」をコンセプトにした利活用提案が出されたところです。 平成26年8月には鉄道残存敷利活用デザイン協議会が設立され、市民が主体的に関わる仕組みを検証するための社会実験を昨年11月に実施するなど、現在、実現の可能性について検討を行っているところです。 今後も鉄道残存敷の有効な利活用について、大分県と共に検討を進めてまいります」。 ○上原都市交通対策課長   2番目の、大分きゃんばすの利用者を増すため、今後どのような取り組みを進めていくかといった御意見、御質問に対する回答を読み上げさせていただきます。  「利用状況や利用者・来街者・商店街等の関係者への意向調査等を行い、頂いた意見等を参考に、市民ニーズに合った新たな運行ルート等の見直しを行います。 また、「中心市街地循環バス運行・活用協議会」から頂いたこれまでの意見等を踏まえ、商店街等の関係者と連携し、中心市街地の活性化につながるような循環バスの利活用を図ります。さらに、バス自体の魅力の向上の取り組みを行うと共に、あらゆる広報媒体を活用し、継続してPR活動を行います」。  続きまして3番目、中心市街地には駐輪場が少ない。中高年の方などがもっと気軽に自転車で買い物ができるよう、若草公園の地下以外にも三、四十台程度の小さなエリアで簡単にとめられる駐輪場をつくってほしいといった御意見、御質問に対しての回答を読み上げて御説明させていただきます。  「本市では、「大分市自転車等の放置の防止等に関する条例」に基づき、放置自転車対策などを取組む中で、平成22年度以降、中心部に大型駐輪場をはじめとした市管理の駐輪場を9箇所設置するとともに、中央町、府内町の一部や大分駅周辺において自転車等放置禁止区域の指定や、自転車利用に関するルール・マナーの向上を図るため、警察や教育機関等と連携して様々な啓発活動を実施しているところです。 これらの取り組みにより、中心部の道路上の放置自転車は、ほとんど無くなりましが、一方で、道路上に駐輪できなくなったため「目的地の近くに自転車を停められなくて困っている」という声をいただいているところです。 このようなことから、府内町において、放置自転車対策の面からだけではなく、来街者の利便性の向上にもつながる小規模駐輪場の社会実験を行うなど、利用しやすい駐輪場の設置に向け、商店街や関係者等と連携して取り組んでまいりたいと考えております」。 ○内田まちなみ整備課長   4点目の、細地区住環境整備事業は事業期間が平成28年度となっているが、事業が完了するのか疑問であるので、完了に向けて尽力をしてほしいとの御意見でございましたけれども、「細地区住環境整備事業については、一期事業の事業期間は平成28年度までとなっているが、引き続き二期事業を平成29年度から平成33年度まで予定しており、事業全体の着実な進捗に向け努力してまいりたいと考えております」。 ○小野公園緑地課長   5番目の、今後の大分文化会館跡地の利活用について考えを聞きたいという御意見につきまして、回答は、「平成25年10月に閉館した文化会館の跡地は、大分市公有財産有効活用庁内検討委員会において城址公園と一体的に活用することを基本に歴史的特性、いこいの場、にぎわいの拠点等を重視する方針であります。 文化会館跡地を含む城址公園の整備に関しましては、現在、庁内及び庁外の検討委員会を立ち上げ、整備方法や活用方法を検討しており、28年度中に基本計画をまとめる予定であります」。 ○板倉委員長   ただいま執行部より回答がありましたが、質問、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   その他として何かありませんか。 ○今山委員   田ノ浦ビーチは平成27年から管理委託が始まって、通常はライフセーバーの方々が管理をしていると思います。7、8月に関しては、ライフセーバーの方々は人命重視だから、海のほうに出ていきますね。業者が70歳以上の高齢者の方に管理をさせているのだろうと思います。7月、8月に管理をしている方は、高齢者ということもあるのでしょうけど、あまり外のパトロールに出ないらしいのです。もちろん幼児とか小学生とか泳ぎにきますから、7月、8月で盗撮マニアがあそこをうろうろしているという話を、市民の方から聞いています。事件、事故が起こったらどうしようもないのですが、それを把握していますか。 ○小野公園緑地課長 
     何件か、屋外シャワー等でそういう事例があることは聞いております。 ○今山委員   パトロールがちゃんとできてないのが原因ではないかと思います。管理体制も含めて、しっかり委託先と1年間の仕事の中身を検証していただいて、事件、事故が起こるようなことのないように、しっかり対応していただきたいと思います。  新年度から恋人の聖地になっていますけど、盗撮マニアの聖地にならないように、しっかり連携をとって、7月、8月に特にそういう人たちがうろうろすることのないように、対応していただきたいと思います。 ○徳丸委員   今のお話に関連なのですが、恋人の聖地と名前はいいのですけど、昼間に子供を連れていったら、要するに目に余る行為をしていたというような話が会派の中で出ましたので考えてみていただければと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で都市計画の案件が全て終了いたしました。ここで3月末をもって退職される方々、挨拶の申し出がありましたのでお願いします。  〔退職者あいさつ〕  〔板倉委員長お礼のあいさつ〕 ○板倉委員長   それでは、あす23日の委員会開会は、9時30分から開会の議会運営委員会終了後になりますので、放送がありましたら委員会室にお集まりください。  本日はこれにて散会します。                              午後0時20分散会...