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  1. 大分市議会 2015-12-11
    平成27年総合交通対策特別委員会(12月11日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成27年総合交通対策特別委員会(12月11日)                 総合交通対策特別委員会記録 1.開会日時   平成27年12月11日(金)午後1時0分開議~午後1時45分散会 2.場所   第2委員会室 3.出席委員   委員長 国宗  浩         副委員長 仲家 孝治   委 員 田島 寛信         委  員 安部 剛祐   委 員 仲道 俊寿         委  員 阿部 剛四郎   委 員 松本 充浩         委  員 広次 忠彦   委 員 帆秋 誠悟         委  員 篠田 良行   委 員 スカルリーパー・エイジ   委  員 高橋 弘巳   委 員 泥谷  郁  欠席委員    な し
    4.説明員   (都市計画部)    長野都市計画部長後藤都市計画部次長清水都市計画部次長都市計画課長、    上原都市交通対策課長高橋都市交通対策課参事井原都市交通対策課参事補   (市民部)    玉衛市民部長村上市民部参事安東市民協働推進課長、    林市民協働推進課生活安全推進室長 5.事務局出席者    書記 高橋 秀典 6.会議に付した事件    「中心市街地循環バス」の利用者意向調査結果等について    市民意見交換会での意見等の取り扱いについて    その他                 会議の概要                              平成27年12月11日                              午後1時0分開議 ○国宗委員長   ただいまから、総合交通対策特別委員会を開会いたします。  本日は、お手元の協議事項に従い協議を行います。  それでは、当委員会開催当たりまして、都市計画部長から挨拶の申し出がありましたので、これを受けます。 ○長野都市計画部長   開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  国宗委員長、仲家副委員長を初め、委員の皆様におかれましては、平素より交通行政に関し、御指導、御鞭撻を賜りまして、心より感謝申し上げます。  また、本日は、厳しい議会日程の中で、交通対策に関する報告の場を設けていただきまして、心よりお礼申し上げます。  それでは、最近の諸事情及び本日の報告事項につきまして御説明いたします。  まず、最近の諸事情でございます。  去る10月31日と11月1日の2日間、大分スポーツ公園、大銀ドーム周辺大分いこい道周辺で、「OITAサイクルフェス!!!2015」を開催いたしました。2回目となります今回は、自転車ロードレース国内最高のステージであるJプロツアーと、大分の食と地産地消をテーマとした「おおいたマルシェ」、また、おおいた国際協力啓発イベントとして「おおいたワールドフェスタ2015」などの多彩なイベントを組み合わせて行いました。11月1日、大分いこいの道に設置いたしましたクリテリウムでは、交通管理者や地元の皆様を初めとした関係者の御協力をいただく中、交通渋滞や事故もなく、約5万人の来場者でにぎわったところでございます。  次に、報告事項でございます。  中心市街地循環バス大分ゃんばす」についてでございますが、6月13日の実証運行開始から半年がたちましたが、事故もなく無事、順調に運行されております。利用者からは高評価もいただいているところでございます。  本日は、この中心市街地循環バス利用者意向調査結果について御報告をさせていただきたいと思っております。なお、詳細は、後ほど担当課長より御説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○国宗委員長   それでは、中心市街地循環バス利用者意向調査結果等について、執行部から報告をいただきます。 ○上原都市交通対策課長   中心市街地循環バス利用者意向調査結果等について御説明をいたします。  中心市街地循環バス大分ゃんばす」につきましては、県立美術館JR大分駅ビルと、既存施設であります大分美術館ホルトホール大分商店街等を回遊する移動手段の提供とあわせ、まち全体の魅力の向上に向けた取り組みと連携することで、中心市街地活性化を図ることを目的に、本年度6月13日から実証運行を行っているところでございます。現在、運行開始から約半年がたつところでございますが、事故もなく順調に運行されております。  これも、ひとえに、委員の皆様を初め多くの方々の御支援、御協力のたまものと深く感謝いたしているところでございます。  それでは、資料の1ページをごらんください。  中心市街地循環バス大分ゃんばす」の平日の利用状況についてでございます。  上段には、利用者数の実績を、月別、曜日別、時間帯別に表にまとめております。それぞれの下段には、これをグラフ化したものを掲載しております。平日は11月末までで112日運行し、約2万人の方に御利用をいただいております。  左側の月別の運行実績をごらんください。  棒グラフは、利用者数をピンク色で示しております。6月13日の運行開始後、7月は4,000人程度でありました利用者数が、8月には6,000人程度まで増加いたしましたが、9月からは徐々に減少している状況でございます。これは、後ほど御説明いたします利用者への聞き取り調査結果等も踏まえての見解ですが、夏休み等に開催されました県・市両美術館特別展大変人気を博しましたことから、その影響が8月の利用者数の増加に結びついたものと考えております。  また、青色の折れ線グラフは、始発の要町を出発し、大分駅や両美術館を経由して再び要町に戻ってくるまでの1便当たり平均利用者数を示しております。月によって大きなばらつきがありますが、全体を通して平均すると、赤色の直線のグラフでお示ししておりますように、1便当たり9人程度の方に御利用いただいている状況です。  次に、その右側の曜日別運行実績をごらんください。  棒グラフでは、利用者数を緑色で示しております。金曜日の利用者数が最も多く、4,500人程度の方に御利用いただいております。  次に、その右側の時間帯別運行実績をごらんください。  棒グラフでは、利用者数を黄色で示しております。利用者数は、始発から徐々にふえ始め、午後2時30分にピークを迎えますが、その後は徐々に減少し、午後4時30分以降急激に減少している状況です。  次に、2ページをごらんください。  土曜日と休日の利用状況についてでございます。  土曜日、休日は、11月末までで59日運行し、約1万7,000人の方に御利用いただいております。  左下の月別の運行実績グラフをごらんください。  利用者数は、8月には5,300人程度まで増加していますが、9月から徐々に減少しており、平日と同じような状況であることがわかります。月ごとの1便当たり平均利用者数につきましては、やはり月によって大きなばらつきがございますが、全体を通して平均いたしますと、赤色の直線のように、10人程度の方に御利用いただいているところでございます。  次に、その右側の曜日別グラフでございますが、日曜日の利用者が最も多く、7,200人程度の方に御利用いただいております。ただし、青色の折れ線グラフでお示ししております1便当たり平均利用者数を見ますと、運行日数の少ない祝日の利用者が最も多く、1便当たり11人程度の方に御利用いただいている状況でございます。  次に、その右側の時間帯別グラフをごらんください。  利用者数は、平日と同じく始発から徐々にふえ始め、午後の1時前と2時前がピークとなりますが、その後は徐々に減少し、午後5時前後から急激に減少しております。  次に、3ページをごらんください。  中心市街地循環バス大分ゃんばす利用者意向調査の結果についてでございます。  この調査は、運行ルートや時間帯等のさらなる充実を図るため、基礎的な資料を収集することを目的に、職員みずからがバスに乗り込み、利用者から直接聞き取り調査を行ったものであります。調査は、7月、8月、9月の3回に分けて、計13日間行い、七夕まつりバスが迂回運行した日の17時以降の便を除きまして、全ての便で実施いたしました。  今回の調査有効回答数は、7月、8月、9月を合わせ1,120票であり、これは聞き取り調査を行った人数でございます。  7月は、夏休み前で、美術館等イベントが開催されていない時期の調査です。また、8月は、夏休み美術館等イベントも始まり、市内中心部では七夕まつりが開催されるなど、県内外から来街者が多く、人の動きが活発な時期での調査です。9月下旬から10月初めの5日間につきましては、夏休み美術館等イベントも終わった時期での調査です。今後は、12月中旬にも同様の利用者への乗り込み調査を行うとともに、バス利用していない来街者商店街等関係者への聞き取り調査なども行う予定としております。  なお、7月、8月の調査結果につきましては、9月に開催されました当委員会でも御報告いたしましたので、今回は、7月と8月の調査結果を再分析したグラフも交えながら、502人から御回答をいただいた9月の調査結果を中心に御報告させていただきます。  4ページには、9月に行った利用者への聞き取り調査での調査票を掲載しております。バス乗車中の限られた時間の中で、より多くの角度から調査するため、7月、8月、9月で設問を一部変えております。  次に、5ページをごらんください。  初めに、利用者の属性でございます。  利用者居住地につきましては、円グラフにお示ししておりますように、路線沿線以外にお住いの方が60%で、その内訳は右の表に示しておりますように、大分県内居住者が60%、また、そのうち大分市内の方が41%でありました。県外からの利用者は39%でありました。  利用者の年齢につきましては、20歳代から64歳の比較的若い方の利用が68%を占めており、性別については、女性が70%となっております。  次に、6ページをごらんください。  利用者外出実態でございます。  利用者外出目的につきましては、循環バス路線沿線お住いの方とそれ以外の方で傾向が異なりますことから、別々に分析しております。  回答者全体の御意見は青色の棒グラフ、そのうち路線沿線居住者の御意見は赤色の棒グラフ、それ以外の方の御意見は緑色の棒グラフでお示ししております。  回答者全体では、約半数が美術館目的であり、続いて、買い物・飲食の30%となっております。路線沿線居住者では、買い物・飲食が41%と最も多く、美術館は19%でございます。路線沿線以外の居住者では、美術館が75%と最も多く、買い物・飲食は22%となっています。  次に、7ページをごらんください。  大分中心部での滞在時間についてでございます。  これは、循環バス運行に伴う中心市街地活性化への効果を把握するため、大分中心市街地活性化基本計画評価指標の1つであります、3時間以上のまちなか滞留時間について調査を行ったものであります。回答者全体では、約6割が3時間以上滞在しており、路線沿線以外の居住者においては、約7割が3時間以上滞在しております。  次に、8ページをごらんください。  利用者満足度評価利用者具体評価内容でございます。これらにつきましては、7月と8月に実施した聞き取り項目から再分析したものでございます。  利用者の8割以上の方から、よい、どちらかといえばよいという回答を、直接口頭でいただいております。  その下の評価内容については、高評価な御意見が約5割、低評価な御意見が約2割となっており、そのほかに要望や希望といった御意見もいただいております。  次に、9ページをごらんください。  高評価な御意見の具体的な内容でございます。  循環バスのサービスに関する御意見に着目すると、料金設定がよい、便数がふえた、ルートがよいといった御意見を多くいただいております。  次に、10ページをごらんください。  低評価な御意見の具体的な内容でございます。  遅延が困るといった御意見が38%と最も多く、そのほかにも、今後も継続していくためには運賃が安過ぎるのではないかといった御意見や、バス停がわかりづらい、待っている時間が長い、ルートの向きがわかりづらいなど、さまざまな御意見をいただいているところでございます。  なお、遅延につきましては、中央通り駅構内での渋滞等もありますが、バス利用者運転手運行状況等を尋ねて、その対応に時間を費やしたことも原因の一つであると、バス事業者からは伺っております。遅延は、運行間隔等にも影響を及ぼしますことから、今後の課題として検討してまいりたいと考えております。  次に、11ページをごらんください。  要望と増便希望の御意見の具体的な内容でございます。  要望としては、もっと案内や宣伝をするべきといったPRの必要性について、多くの御意見をいただいております。その下の増便希望としては、朝の時間帯を希望する御意見が多い状況です。  次に、12ページをごらんください。  ルート増設希望の御意見の具体的な内容でございます。  路線沿線以外の居住者からは御意見をいただいておりませんが、これは、両美術館に行く目的の方が多いことから、ルートについては御満足いただいているものと捉えております。路線沿線居住者からは、金池などの病院に行く人やコンパルホールに行く人にとっては不便、市役所前で乗りおりできるとよい、県庁前古国府線を通るようにしてほしいといった御意見をいただいております。  次に、13ページをごらんください。  「大分ゃんばす」の必要性運行効果についてでございます。  円グラフにありますように、回答者全体の9割の方から、4月以降も運行が必要との御意見をいただいております。また、その下の棒グラフにありますように、4月以降も運行が必要と回答した利用者の5割以上の方から、目的地までスムーズに移動できた、バスの時間を気にせずに外出を楽しめた、大分駅の南北の移動がしやすくなった、バスに乗る機会がふえた、大分市の中心部のいろんな場所に行けるようになった、大分市の中心部に行く機会がふえたとの御意見をいただいております。  続きまして、14ページには、そのほかの「大分ゃんばす」の運行効果を記載しております。  観光振興や子供・若者の公共交通利用促進等にも運行効果がある旨の御意見をいただいております。  なお、15ページから26ページには、8月と7月に実施した調査結果内容を記載しておりますが、時間の都合上、後ほどごらんいただきたいと存じます。
     これまでの調査結果等に対する現時点における総括といたしましては、利用者からはおおむね高い評価をいただいており、特に9月には、9割の方から、運行の継続は必要であるとの御意見をいただいているところですが、月別の利用者数減少傾向が見られることから、まちなか循環バス利用していない方や商店街関係者等からも御意見をいただく中で、さらなる利用促進を図ることが課題となっております。また、県・市両美術館中心市街地を結ぶ移動手段としての機能に加え、まちなか活性化する装置として利活用の充実も課題とされており、バス自体の魅力を高めるためにも、中心市街地循環バス運行活用協議会等で今後の実証運行あり方について、協議を重ねていく必要があると考えているところでございます。  続きまして、27ページをごらんください。  「大分ゃんばす」の利用促進に向けた取り組みについてでございます。  まず、広報実績等につきましては、ごらんのとおりでございます。これまでも、さまざまな媒体を通じて広く周知を図ってきたところですが、今後も、より効果的な広報手段を検討し、市内外に広く周知を行ってまいりたいと考えております。  下段は、利活用実績等でございます。  8月から9月にかけては、県・市両美術館との連携により、特別展優待券を「大分ゃんばす」の車内で配布いたしました。また、バス事業者等と連携して、9月にはバスの日にちなんで、「バスフェスタ2015inおおいた」、11月には、「おおいたサイクルフェス!!!2015」の開催にあわせて「バスまつり」を開催し、「大分ゃんばす」を初めとするバス利用促進を図ったところでございます。  今後は、商店街観光協会等とこれまで以上に連携しながらバスを活用する取り組みを積極的に展開してまいりたいと考えております。  最後に、28ページをごらんください。  今後のスケジュールについてでございます。  「大分ゃんばす」は、運行開始から半年が経過する中、利用者数が夏場をピークに伸び悩んでおり、また、これまでに実施した意向調査等を通じて、利用者からは、利便性の向上に関するさまざまな御意見をいただくとともに、当委員会におきましても、仲道委員からの運行時間についての見直しなど市民目線での貴重な御意見を、多くの委員よりいただいておりますことから、今後は、それらを踏まえまして、中心市街地循環バスのさらなる可能性を探るため、ルートや時間帯等を見直し、新たな検証を行いたいと考えております。  現在、市と関係者見直し案について検討を行っているところであり、12月中旬には、中心市街地循環バス運行活用協議会におきまして、最終案を取りまとめる予定でございます。  また、1月には、道路運送法施行規則に基づきます大分地域公共交通協議会で、この見直し案について御審議をいただきたいと考えております。  その後、法的な手続を経まして、2月を目途に、ルート等見直し実証運行を開始する予定でございます。  なお、来年の3月に、中心市街地循環バスあり方について、平成28年度の方向性を決定することとしておりますが、見直し後の新たなルートは、本年度内は2カ月程度運行となりますことから、関係者からは、本格運行に向けた判断には、もうしばらく実証運行を継続すべきとの御意見もいただいており、本市といたしましても、市民意向調査現状等を踏まえまして、実証運行の次年度への継続について検討しているところでございます。このことにつきましては、平成28年第1回定例会において、それまでの利用状況利用者・来街者関係者への意向調査結果等を御報告し、事業計画を御説明する中、御審議を賜りたいと存じます。 ○国宗委員長   それでは、ただいま報告がありましたが、委員の皆さんから、意見質問等はございませんでしょうか。 ○エイジ委員   これは、先日の建設常任委員会と全く同じ資料で全く同じ説明でしたが、ほかの委員もいらっしゃるということで、もう一度、内容は同じですけど提言させていただきたいと思うのが、結果を踏まえたこのアンケート調査の数字ですけど、これを利用した人はいいと言うに決まっているわけです。ですから、よくなかったという少数意見等、なぜそこに便利なものがあるのに利用しないのかという意見調査を、今後していくべきだと思います。  それと、経営等の観点からすると、運営していくにはランニングコスト、費用対効果がどれぐらいか、その辺を考えながらやっていかないと、ただ、利用者がこうだからこうだというだけではなくて、せっかく予算を組んで取り組まれている以上は、よりよいものにしていかなければいけないと思います。それと、利用者をどのようにふやしていくかという目標、ビジョンをしっかり見据えて、今後、取り組んでいかないと、ただ、利用者の9割がいいと言ったということだけを印象づけてしまってはいけないのではないかと思います。  それと、先日、委員長がおっしゃっていましたけれども、バスをわかりやすくすべきだという意見は、私もそうだと思います。例えば、遠くから見ても「大分ゃんばす」だとわかるとか、あのバスに乗れば美術館を回れるとか、そういった一工夫も必要ではないかと。それと、もう1点が、当初、運行開始のときに部長に申し上げたと思うのですが、やはりノンステップにするとか、そういった一工夫も今後必要ではないかと。  いろいろなことを踏まえて、しっかりとこの事業に取り組んでもらいたいと思います。 ○国宗委員長   要望でいいですか。 ○エイジ委員   はい。 ○国宗委員長   ほかにありませんか。 ○安部委員   実際に、今までどのぐらいお金がかかっているのですか。費用対効果というのもある。委員会を開くのでしたら、きちんと資料を出してください。今までバス事業者にどれぐらいお金を払ったかとか、恐らく計算すればわかると思うけど、きちんと提示すべきです。ぜひお願いします。 ○国宗委員長   執行部、今、出せますか。 ○高橋都市交通対策課参事   経費でございますが、実証運行業務委託は2,400万円です。バスの装飾、ラッピングが760万円、バス停の停留所が75万円、それからチラシが30万円、バス停新設工事費が100万円、あとは通信費とかいう形で、大きな予算としては一応全部です。  収入は、11月末現在で約370万円ほど入っております。最終的には、10月、11月ぐらいの利用者状況で計算しますと、550万円ぐらいの収入があると見込んでおります。当初の見込みが500万円程度でしたので、収入としては60万円ぐらいのプラスと見ています。 ○国宗委員長   費用は合計したら幾らですか。 ○高橋都市交通対策課参事   先ほど、予算の話をしましたが、これを足していきますと約3,600万円となります。 ○帆秋委員   費用対効果の部分につきましては、本格実施をするのかしないのかという方向性があり、3月に見きわめられるということですので、また、その前後で議論をさせていただきたいと思います。  過疎地域における福祉バスや、ふれあいタクシー等は、高齢者交通のアクセスになるといった明らかな目的がありますが、中心市街地を走らせるということについては、多くの人で中心市街地がにぎわって、これによってまちなかを動くのではなくて出てきてもらうことも、当然、一番大きな目的としてあると思うのですが、その辺の検証はできているのですか。バスを走らせることによって、こういう効果が明らかにあった、考えられるということを、今言えるのでしたら言ってください。なければ言う必要はない。ただ、そこにいる人が便利というだけでは意味がないです。 ○上原都市交通対策課長   本日、御説明いたしました資料の中では、県内の中で、市内または市外といった分け方、それと、沿線居住者沿線居住者でないかといった分け方で、ある程度お示しはしたのですが、さらに、これから、調査等も12月に行っていくのですけれども、沿線でない居住者の方が割合として結構大きいので、こういった方々の動機といったところも調べていく必要があると思います。  単に、大分に出てきて、たまたま、「大分ゃんばす」があったから乗ったという方もおられますし、「大分ゃんばす」を見て乗ってみたいと言って来られる方もおりますので、その辺も、毎回、調査項目に書いておりますので、今後の項目の1つに加えまして、動機的なものも調べてまいりたいと思います。現在では、大まかな数字の分け方しかしておりませんので、本日の御意見を踏まえまして、項目に加えてまいりたいと思っております。 ○仲道委員   私も帆秋委員と同じ意見で、にぎわい創出というのが1つの目的になろうかと思います。建設常任委員会報告があって、この委員会でもあったが、経済常任委員会ではなかった。私は、経済常任委員会でも報告すべきだと思います。  商工農政部吉田部長に、なぜしなかったのか、あるいはしなくていいと判断した理由を、委員長、副委員長報告するように連絡をしてください。 ○上原都市交通対策課長   仲道委員の御意見につきましては、部長のほうで調整させていただくことになります。  先ほどの帆秋委員の御意見に、補足させていただいてよろしいでしょうか。 ○国宗委員長   はい、どうぞ。 ○上原都市交通対策課長   17ページをごらんいただければと思うのですが、ヒアリング調査の中で、現在、判明しているものにつきましては、県立美術館や市の美術館に行くことを目的に、郊外からおみえになられてバス利用された方が非常に多かったといったところは把握をしております。総合的に、今後いろいろな面で、先ほどのような観点から、皆さんの意向を確認してまいりたいと思っております。 ○帆秋委員   補足説明があったのであれば、あえて言います。  そういう言い方をすると、この調査県立美術館が立ち上がった直後にやっているわけです。その後、ピークを8月にして落ちているわけでしょう。これが伸び続けるのでしたらわかります。この時期にぶつけたことの意味は、あえて聞きません。中心市街地のまちづくり、活性化、にぎわいづくりに寄与しているとは言えないと思っているから、あえて助言をさせていただいているので、そこは、真摯に受けとめて、やり方も含めた中で、目的意識をしっかり持って、やるならやる。そのかわり、効果をしっかり出せるような事業にする。もし実施して結果が伴わなかったときには、それなりの責任は追及させてもらいます。答弁は要りません。 ○国宗委員長   執行部は、今の言葉を受けとめておいてください。  ほかに、委員の皆さん、何かございませんでしょうか。    〔「なし」の声〕 ○国宗委員長   では、その他として、執行部に対して、委員の皆さんから、何かございませんでしょうか。    〔「なし」の声〕 ○国宗委員長   では、執行部として、何かございませんでしょうか。    〔「ありません」の声〕 ○国宗委員長   それでは、執行部は退席を願います。本日は、皆様お疲れでございました。    〔執行部退席〕 ○国宗委員長   では、次に、2番の市民意見交換会での意見等の取り扱いについてです。  当委員会において検討していく項目は、お手元に配付のとおりでございますが、協議に入る前に、委員会における検討の流れと今後のスケジュール等について、書記に説明させ、確認しておきたいと思います。 ○書記   それでは、資料1、委員会における検討の流れをごらんください。  こちらは、委員会間における取りまとめ方を一定程度統一させるためのものであります。  まず、1、項目の整理等についてですが、この図は、委員会に割り振られた項目が10項目あり、委員会において意見・質問の文言や内容の整理及び類似した項目の集約等をした結果、4項目を公表することになったという例です。  本日の委員会において検討いただく項目といたしましては、この右側の図にあります、意見・質問についての文言や内容の整理及びそれに対する当委員会としての対応を決めていただきたいと考えております。  次に、2、委員会として考えられる対応については、ごらんのとおり3つに区分しております。  ①は、今後の委員会における議論の参考とするもの、つまり、委員会としての回答は不要なものであります。②は、執行部意見・質問の内容を伝え、回答や対応を求めるもの、③は、現状について執行部から聞き取り等を行い、委員会において協議していくものとしております。  次に、資料2、市民意見交換会意見等の取り扱いについてでありますが、これまでの経過と今後のスケジュールを図示したものです。  今後の流れとしては、本日の委員会協議の結果を受けて、文言整理等を行い、執行部へ投げかけが必要なものは投げかけを行います。執行部からの回答については、3月定例会中の委員会において受けることとし、その結果等につきましては、議会活性化推進会議に書面で報告をします。そして、議会活性化推進会議での集約が終了次第、議会運営委員会への報告を経て、ホームページ等で公表となります。  次に、資料3をごらんください。  これは、総合交通対策特別委員会に割り振られた意見・質問及び各会場での回答の一覧でございます。  左から、番号、意見・質問、回答となっており、全部で2件の意見をいただいております。表の右から2番目に移っていただき、意見・質問(案)としております。これは、左の意見・質問を整理しておりまして、本日、協議を円滑に進めるため、事前に正副委員長で作成させていただいております。この部分と一番右の委員会の対応(案)は、当委員会の対応として協議していただく部分です。この欄にも、委員会として考えられる対応を正副委員長案として数字で記載しております。  説明は、以上です。 ○国宗委員長   それでは、早速、協議に入りたいと思いますが、先ほど書記が言いましたように、協議を円滑に進めるため、事前に正副委員長案を作成しておりますので、これをもとに、委員の皆さんで協議をお願いしたいと思います。  では、1番を書記に読み上げさせます。 ○書記   それでは、資料3をごらんください。  まず、左側の市民意見交換会でいただきました意見・質問を読み上げた後に、右側の正副委員長案を読み上げさせていただきます。  それでは、1番の野津原市民センターで出された意見・質問を読み上げます。  「高齢者の死亡事故が多いと聞いている。特に認知症の方が車を運転するのは非常に厳しい。中山間地ではバスが通らないところも多々あり、こういう場所に住む高齢者は病院、買い物で大変苦労しており、民生委員に送迎をお願いしてくる方もいる。交通手段を市で考えてほしいと思う」。  次に、右側の正副委員長案ですが、「中山間地では、バスが通らない場所が多々あり、特に高齢者は通院、買い物で苦労している。交通手段を考えてもらいたい。」としております。  その対応といたしましては、②の執行部意見・質問の内容を伝え、回答や対応を求めるものとしております。 ○国宗委員長   ただいま、書記が取りまとめを読み上げましたが、委員の皆さんから、1番につきまして御意見等はございませんでしょうか。 ○仲道委員   1点だけ。②でいいと思うのですが、左側の回答のところ、②となったのは、もう決算審査特別委員会で要望したからこの委員会協議する必要はないという形の回答書にしていただきたいと思います。単に聞き取りをしてそれを答えるだけではなくて、議会でもきちんと協議しましたよ、要望しましたよという形をとっていただきたいと思います。
    国宗委員長   では、ほかには、皆さんよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○国宗委員長   はい。では、次に、2番を書記に読み上げさせます。 ○書記   それでは、2番のコンパルホールで出された意見・質問を読み上げます。  「中心部高齢者が来やすい環境をつくってもらいたい。前市長のときに、ワンコインバスが70歳から65歳に引き下げられて、大変助かった。ただ、便数が少ない。通勤時間帯は10分間隔くらいであるが、お店の開店時間くらいになると急激に本数が減る。歩道云々よりもバス関係の施策を考えてもらえるとありがたい。できれば、買い物の時間帯に本数をふやしてもらいたい。本数をふやして、利用客がふえれば当然料金も下がってくると思う。少しバス事業者をバックアップして、バスの本数をふやすことを考えてもらいたい」。  次に、右側の正副委員長案ですが、「ワンコインバスの対象年齢が70歳から65歳に引き下げられ大変助かったが、買い物時間帯に合わせた中心部に向かうバスの便数が少ない。便数をふやすため、バス事業者に対する支援について考えてもらいたい。」としております。  その対応といたしましては、②の執行部意見・質問の内容を伝え、回答や対応を求めるものとしております。 ○国宗委員長   では、2番目の意見を集約したものを読み上げましたが、委員の皆さんから、何かありませんでしょうか。 ○高橋委員   これは、バス事業者に対する支援ということになるのですよね。 ○帆秋委員   これは、ワンコインバスの支援事業の金額をふやせという意味で捉えたのですが、そういう意味ですよね。別の意味ですか。 ○高橋委員   バス事業者に対する支援についてと書いているので、またお金をふやすということですか。 ○安部委員   行政からバス事業者に、便数をふやしてもらいたいと言うだけでいいのではないですか。 ○高橋委員   要請ならいいけれども、支援になっています。  支援ということはお金を出すということになる。それが、お金を出すということになるのか、便数をふやしてもらうように要請をするということになるのか。 ○安部委員   増便の要請でしょう。 ○高橋委員   そこがちょっとわからなかったので、それをどうするのか。 ○国宗委員長   バス事業者に対する支援のところを要請に変えていただきたいという御意見がありましたが、委員の皆さん、どうでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○篠田委員   質問者の属性も特定できない、さまざまな中で出ている。この人の背景がどういうものかわからないが、単に、便数は多いところであるけれども、買い物の時間帯にもう少しふやしてほしいという感じかもしれない。だから、いろんな立場の人からの意見を全体的に、こういうふうに出していくということも、ちょっとひっかかる部分がある。 ○阿部委員   諸事情を勘案してほしいということが、第一義だと思う。 ○帆秋委員   出た意見を尊重するという立場からすると、私たちで全体的に加工するほうが、逆に不自然なので、載せる以上、これはこれで捉えないと仕方ないのではないですか。 ○阿部委員   一つは、意見を議会としてきちんとつないでいくということに対して、市からも、事業者に対してその辺も踏まえて検討してほしいという話であると思う。 ○篠田委員   答弁もなかなか難しい部分がございますね。 ○帆秋委員   いろいろなところから意見が出ますのでね。 ○国宗委員長   きょうは文言の整理ですから。  では、先ほどの要請というところを変えさせていただくということでよろしいですか。    〔「異議なし」の声〕 ○国宗委員長   それでは、意見の集約等については、正副委員長一任とさせていただきたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○国宗委員長   それでは、そのようにさせていただきます。  なお、委員の皆さんの意見を受けて調整した集約表のうち、執行部へ回答や対応を求めるものにつきましては、投げかけを行い、次回、第1回定例会中に、総合交通対策特別委員会を開催して回答を受けたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○国宗委員長   それでは、そのようにさせていただきます。  最後に、その他として、委員の皆さんから、何かございませんでしょうか。    〔「なし」の声〕 ○国宗委員長   以上で、総合交通対策特別委員会を散会いたします。  お疲れさまでした。                              午後1時45分散会...