ツイート シェア
  1. 大分市議会 2015-09-10
    平成27年建設常任委員会( 9月10日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成27年建設常任委員会( 9月10日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成27年9月10日(木)午前10時0分開議~午前11時58分休憩               午後1時0分再開~午後1時15分休憩               午後1時54分再開~午後3時3分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 板倉 永紀   副委員長 松下 清高    委 員 野尻 哲雄   委 員  長田 教雄    委 員 福崎 智幸   委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 徳丸 修    委 員  国宗 浩    委 員 今山 裕之 欠席委員    な し
    4.説明員   (土木建築部)    木村土木建築部長河野榮次土木建築部次長河野森義土木建築部次長、    河野土木建築部次長兼土木管理課長、広瀬土木建築部次長兼河川課長、    朝野道路建設課長佐藤道路維持課長、平山建築課長、安部住宅課長、    伊藤土木管理課参事牧道路建設課参事羽田道路維持課参事、    高瀬道路維持課参事、阿部建築課参事、岩本建築課参事、清水住宅課参事、    但馬道路建設課参事補清家道路建設課参事補泥谷道路建設課参事補   (都市計画部)    長野都市計画部長後藤都市計画部次長清水都市計画部次長兼都市計画課長、    上原都市交通対策課長釘宮開発建築指導課長内田まちなみ整備課長、    吉田駅周辺総合整備課長、小野公園緑地課長、古城都市計画課参事、    高橋都市交通対策課参事山村開発建築指導課参事渡邊開発建築指導課参事、    松川まちなみ整備課参事吉田まちなみ整備課参事堤まちなみ整備課参事、    田中公園緑地課参事 5.事務局出席者    書記 後藤 和正 6.審査案件等   (土木建築部)   【陳情】    継続審査中のもの    平成26年 陳情第 20号 市道中央通り線歩道整備に関する陳情    〔撤回〕    平成26年 陳情第 25号 中央通り中央町側の車線整備に関し大分市案の変更を求                める陳情                 〔撤回〕    平成26年 陳情第 28号 中央通りの1車線減線する整備計画に反対する陳情                                     〔撤回〕    平成27年 陳情第 4号 中央通り中央町側再整備を求める陳情    〔撤回〕    平成27年 陳情第 5号 中央通り仮設工事の早期原状回復に関する陳情                                     〔採択〕    新たに提出されたもの    平成27年 陳情第 8号 中央通りの車線に関する陳情        〔継続〕   【一般議案】    議第 86号 大分市営住宅条例の一部改正について          〔承認〕    議第 89号 工事請負契約の締結について(小屋鶴住宅中層耐火構造5階建新築工          事)                         〔承認〕    議第 90号 市道路線の認定について                〔承認〕   【報告事項】    ①横断歩道と歩道との段差解消の取り組みについて    ②大分市空家等対策協議会について    ③昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について   (都市計画部)   【請願】    新たに提出されたもの    平成27年 請願第 7号 第2弁天大橋(仮称)の建設を求める意見書提出方につ                いて                   〔継続〕    平成27年 請願第 8号 5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方につい                て                    〔継続〕   【一般議案】    議第 87号 土地買収について                   〔承認〕   【報告事項】    ①鉄道残存敷利活用に向けた社会実験について    ②「OITAサイクルフェス!!!2015」の開催について    ③「中心市街地循環バス」の利用状況等について    ④大分駅府内中央口広場におけるトイレ設置の検討について    ⑤大分城址公園整備・活用事業について    ⑥「第7回みんなの森づくり市民植樹祭」の開催について    ⑦昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について                    会議の概要                              平成27年9月10日                              午前10時0分開議 ○板倉委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  傍聴者がおられるようですが、傍聴者は遵守事項を守っていただきますようお願いいたします。  最初に、審査日程についてお諮りいたします。  お手元に配付しております日程案のとおり、本日10日は土木建築部及び都市計画部、11日は下水道部及び水道局の案件について審査を行い、15日は管内視察を行いたいと思いますが、この日程でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、この日程に従い、審査を行います。  審査に入る前に、委員会運営について確認しておきます。  自由討議についてですが、委員会におきましては、委員の皆さんからの要求がある場合、また委員長が必要と認めた場合に、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。  ただし、審査や調査内容に応じて、自由討議の時期や執行部に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。よろしくお願いをいたします。  また、大分市議会基本条例第7条2項に規定されておりますとおり、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。  それでは、土木建築部の案件について審査を行います。  審査に先立ちまして、木村土木建築部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○木村土木建築部長   初めに、9月12日から予定されております第68回大分県民体育大会におきまして、大分市チームは、36年連続61回目の優勝を目指し各競技に臨むこととなりますが、中でも市議会チームの活躍が大いに期待されているところでございます。  建設常任委員会の皆様が参加されます陸上競技、議員ソフトボール競技におきまして、日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮され、好成績をおさめられますよう御健闘をお祈り申し上げます。  それでは、最近の諸事情及び今回御提案いたしております議案につきまして御説明いたします。  まず、県内の景気動向についてでございますが、大銀経済経営研究所によりますと、県経済は緩やかながら持ち直しの動きが見られるとなっております。  新設住宅着工戸数は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減が和らいできており、分譲住宅を中心に持ち直しの兆しが見られておりますが、公共工事は、前年度の東九州自動車道や県立美術館などの大型工事の反動により、弱い動きとなっている状況でございます。  土木建築部といたしましても、道路の改良や舗装補修、通学路等の交通安全対策のほか、橋梁、市営住宅の維持補修などの社会資本整備を進めるとともに、建設資材等の単価の変動も注視しながら、受注環境にも配慮し、可能な限り経済の下支えとなるよう努力してまいりたいと考えております。  それでは、今回御提案いたしております議第86号、大分市営住宅条例の一部改正について、議第89号、工事請負契約の締結について、小屋鶴住宅中層耐火構造5階建て新築工事、議第90号、市道路線の認定について、報告事項としまして、1、横断歩道と歩道との段差解消の取り組みについて、2、大分市空家等対策協議会について、3、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について、これにつきましては、後ほど担当課長より説明申し上げますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○板倉委員長   それでは、陳情の審査に入ります。  説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  まず、継続審査中の陳情について審査を行います。  当委員会には、継続審査となっている中央通りに関する陳情が5件ございますが、これらの陳情につきましては、土木建築部長より、都市計画部と同席の上、説明したい旨の申し出がありました。  そこで、これらの陳情の審査につきましては、都市計画部の入室を許可してもよろしいでしょうか。
     〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、入室を許可します。                 (都市計画部職員入室) ○板倉委員長   まず、継続審査となっておりました平成26年陳情第20号、市道中央通り線歩道整備に関する陳情、平成26年陳情第25号、中央通り中央町側車線整備に関し大分市案の変更を求める陳情、平成26年陳情第28号、中央通りの1車線減線する整備計画に反対する陳情、平成27年陳情第4号、中央通り中央町側再整備を求める陳情、平成27年陳情第5号、中央通り仮設工事の早期原状回復に関する陳情について、審査を行いますが、そのうち4件の陳情につきましては、取り下げ届が提出されております。  まず、平成26年陳情20号、市道中央通り線歩道整備に関する陳情につきましては、8月24日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、取り下げを了承いたします。  次に、平成26年陳情第25号、中央通り中央町側の車線整備に関し大分市案の変更を求める陳情につきましては、8月26日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、取り下げを了承いたします。  次に、平成26年陳情第28号、中央通り1車線減線する整備計画に反対する陳情につきましては、8月25日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、取り下げを了承いたします。  次に、平成27年陳情第4号、中央通り中央町側再整備を求める陳情につきましては、8月26日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   取り下げを了承いたします。  それでは、先ほど取り下げを了承いたしました陳情を除く平成27年陳情第5号及び今回新たに提出されました平成27年陳情第8号、中央通りの車線に関する陳情につきましては、相互に関係がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決につきましては、1件ずつ行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、執行部から一括して補足説明をお願いいたします。 ○朝野道路建設課長   平成27年陳情第5号、陳情第8号につきましては、それぞれ関連がありますので、一括して補足説明をさせていただきます。  市道中央通り線では、JRおおいたシティや県立美術館の開業、それからJRデスティネーションキャンペーンに合わせまして、にぎわい創出のため、9月までの予定で歩道を仮設で拡幅しております。  この仮設期間中には、地元商店街や国、県、県警などから出された問題点、課題の検証を行うため、本年3月に中央通り歩道拡幅検証委員会を設置いたしました。  その後、2回にわたる検証委員会で、中央通り及びその周辺の交通に関することやにぎわいに関する検証を行い、今月2日に検証結果を市長に報告いただいたところであります。  お手元には検証委員会の開催経過資料と市長への報告書を用意しております。  それでは、ここで、先月24日に開催されました第3回中央通り歩道拡幅検証委員会の会議内容や検証結果について報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい。 ○朝野道路建設課長   第3回中央通り歩道拡幅検証委員会は、8月24日午後2時から議会棟全員協議会室で行われました。  委員19名のうち4名が欠席され、15名で会を進行しました。  最初に事務局より、交通実態に関する調査、にぎわいに関する調査、各関係機関からの聞き取り結果について報告を行いました。ここでは簡単に説明させていただきます。  まず、交通実態調査ですが、中央通りを含めた周辺道路では、自動車については、平日はわずかな増減はあるものの、休日は平日に比べて大幅に少なく、渋滞等も見られておりません。  歩行者は、駅ビル開業時に比べ、平日、休日とも徐々に減少傾向にあり、多くの地点で平日のほうが休日よりも通行量が多くなっておりますが、大分駅に近い場所では休日のほうが多いところも見られます。  ここで、お手元A4ワンペーパーで右上に別添資料1と書かれた資料をごらんいただきたいと思います。  これは、駅ビル開業前と開業後で、大分駅と、それから中央町、府内町を行き来する人、つまり国道10号を渡る人についてのデータです。  開業前では、平日が約2万2,000人、休日が約2万人ですから、平日のほうが多いという結果になっております。  しかし、駅ビルが開業した2週間後では、平日約2万7,000人に対し、休日は約4万人、開業1カ月後では、約2万5,000人に対し3万2,000人、3カ月後では、約2万3,000人に対して2万5,000人と、ここしばらくは休日のほうが多い状態は続いています。  このように、休日、国道10号を渡った人をいかに駅から離れた遠い場所まで歩いてもらうかがこれからの課題だと考えております。  次に、にぎわいに関する調査です。  まず、歩行者通行量ですが、観測ポイント41カ所のうち、前回に続いて通行量が多くなっているのは、ガレリア竹町、セントポルタ中央町、大分駅周辺となっております。  それから、アンケート調査では、まず中央町側歩道の整備についてという設問で、来街者の回答が前回6月と異なる結果となりました。  前回では、「歩道をもとに戻すべき」、または「もとに戻した状態で整備すべき」が31%、「拡幅した状態で整備すべき」は21%で、もとに戻すほうが多かったのですが、今回は前者が22%、後者が25%と、若干ではありますが、逆転しております。  個店アンケートでは、前回、今回ともに「もとに戻すべき」という結果が多くなっています。  また、中央通りの将来のあり方について望ましいものはという設問では、来街者は前回、今回ともに「歩行者に優しい安心安全な通り」、個店アンケートでは「メーンストリートとして象徴的な通り」が前回、今回ともに最も多くなっています。  次に、各関係機関への聞き取り調査の意見を報告しました。  まず、交通事業者ですが、バス協会からは、バス運行の定時性は問題なく走行性もよい、タクシー協会からは、タクシーベイに規定台数以上がとまったことによって苦情があったことと、お客さんを乗せて出発するときに一般車とふくそうして危険であるとの意見でした。  次に、交通管理者の大分県警からですが、別添資料2をごらんいただきたいと思います。  これは、中央通りにおける事故発生状況ですが、中央署から提供いただいたものです。上の表が今回の仮設期間中の2車線時のもの、下の表が昨年同時期の3車線時のものです。  今仮設期間中は、人身事故――赤い丸ですが、2件、物損事故――赤の三角ですが、11件となっております。昨年同時期は、人身――青い丸が3件、物損――青い三角が13件です。位置図に発生場所を記入していますが、府内町側の事故が多いのがわかります。警察への聞き取りの結果、期間中、緊急車両通行には特段問題はなかったという回答でありました。  次に、消防ですが、これは聞き取りのみです。  この期間、府内町で1件、その他近隣で2件の火災により中央通りを通過しましたが、こちらも特段問題はなかったということでした。  最後に、その他市民団体からの意見ですが、整備が取りやめになるようであれば、これまで意見交換会などに参加した人にどう説明するんですか、また、そのような方々の意見を尊重しなくてよいのかなどの厳しい意見もありました。その他、スポット駐輪場とか、それからトイレの必要性を求める意見がありました。  以上が交通実態に関する調査、にぎわいに関する調査、関係団体からの意見についての報告でありますが、検証委員会では、その後引き続いて、各委員さんから意見を1人ずつ伺い、いただいた意見をもとに、吉村委員長、平倉副委員長と事務局において検証結果報告の草案を作成しました。  その後、委員全員によって草案を確認、さらに今回の報告書には、各委員からの主立った意見を付記として添付する形で市長に報告するということで会を終了いたしました。  後日、この付記を含めた報告書の最終確認を全委員で行い、9月2日、市長室において、吉村委員長、平倉副委員長出席のもと、吉村委員長から市長に報告内容を読み上げ、本検証委員会からの報告を行いました。  本日、お手元には市長に報告しました報告書を用意しております。  簡単に要約しますと、まず交通に関することについては、今回、中央通りの中央町側の車線を減らしても、中央通り及びその周辺の道路に渋滞等の影響は見られなかった、また、にぎわいに関することについては、にぎわい創出の場としての中央通りの歩道空間を広げたことによるメリットは認められなかった、単に歩道を広げるだけでは人の回遊性は生まれず、今後は東西の商店街等の連携や連動した工夫が必要である、としております。  また、付記の主なものとしましては、まず交通に関するものでは、歩行者と自動車の両方を満足させていくような取り組みが必要である、災害時など危機状況を想定すべきであり、完全な2車線の走行帯の確保が必要である、一般車やタクシーの乗降、荷さばき等の道路としての機能を高めてほしい、などであります。  にぎわいに関することでは、今回の仮設の状況は中途半端であり、にぎわいの創出が難しかった、にぎわい創出のためのイベントなどは中央通りでは難しく、大分駅、セントポルタ中央町、ガレリア竹町ドーム広場で行っていた、駅前のにぎわいは創出できているので、それをまち全体に広げることが大切である。  全体に関しましては、整備するのであれば東西同時に行うべきである、ムクドリ対策は必要、現状の中途半端な状態ではなく、来街者が楽しめ、若者に将来の夢を語れるようしっかりとした整備をしてもらいたい、調査により、中央通りのみでなくまち全体のフレームの問題が浮き彫りになった、官民が連携してまち全体のポテンシャルを上げていく必要がある、車線数には言及せず、一刻も早い整備を求める、などがありました。  最後に、本陳情に係る中央通りの整備についてでありますが、本市としましては、検証委員会からの報告、それから委員からの意見、地元の意見、アンケート結果などを十分検討した上で、これから進めるグランドデザインの中で中央通りの役割を考え、今後のスケジュールや現在の仮設の状態の取り扱いも含めて、年内にはその方向性を定めてまいりたいと考えております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より一括して説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○野尻委員   今、年内にはその方向性を定めたいという発言がありましたが、年内に方向性を定めるということは、もとに戻すとしたときには、3月末までに完了しなければならないという認識でよいのですか。 ○朝野道路建設課長   もし今の仮設の状態をもとに戻すのであれば、方向性を出して、12月の定例会に予算を上程して、年明けからの工事になる、3月までに終わりたいと考えております。 ○野尻委員   それでは、12月議会に補正予算を上程するということであれば、この二、三カ月以内のうちに結論を出していかないといけないということなのですね。 ○朝野道路建設課長   そのとおりであります。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○今山委員   ちょっと今の関連です。  12月補正に上げるとしたら、もう今ごろその計画を立てないといけないのですか。 ○木村土木建築部長   今後の中央通りの道路整備の形態をどうするのかということがまず一番大切なことになるかと思います。先ほど課長が言ったように、今、いろいろな資料が出てきましたので、もう既にその整備案について検討しているところでございます。  これを市長に報告して、最終的には市長に決断を仰ぐことになろうかと思いますけど、その整備案を今後どうするかということをこの年内に市長から発表していただき、それに応じた仮設工の位置づけがありますので、もうすぐ仮設工を撤去するのか、あるいはそれを残して利用するのかということも、これからの整備案に基づいたものになると考えております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員   前回行った実証実験も含め、今まで、要は幾ら投資されているのか、それと、もし戻すとすれば幾らかかるのかというのを教えてください。 ○朝野道路建設課長   2年前の実証実験でよろしいでしょうか。 ○エイジ委員   それから現在に至るまで、幾らかかっているかです。 ○朝野道路建設課長   今回仮設工事をするのに約4,000万円、その後の検証委員会の調査、交通量調査、それからにぎわいの調査に約7,000万円、それから、もしあの仮設をまたもとの状態に戻すとすれば、4,000万円近い額が必要ではないかと考えます。前回2年前の実証実験が7,270万円、今回の仮設工事が4,000万円です。 ○エイジ委員   ありがとうございます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕
    ○板倉委員長   これより1件ずつ討論に入ります。  まず、平成27年陳情第5号、中央通り仮設工事を早期原状回復に関する陳情について、討論はありませんか。 ○野尻委員   先ほどの中央通り歩道拡幅検証委員会の検証結果報告書とか、その中での意見等を勘案すると、仮設工事前と仮設工事中のいろんな問題点、にぎわいが創出されていないという問題、それからこの交通状況も全然前と変わらないというようなところからして、もとに戻していいのではないかということで、採択すべきものと思いますので、採択でよろしくお願いします。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   第3回の検証委員会が先日行われて、各委員にも個人的に報告等があったと聞いておりますし、検証結果の報告等をまだもう少し見せていただいて、どうするべきかをちょっと会派としても考えさせていただきたいです。8月の終わりぐらいに報告をいただいているので、会派としてもどうあるべきかを考えさせていただきたいと思いますので、継続でお願いしたいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○徳丸委員   検証委員会の報告というのは、やっぱり会派としては大変重いものだととっていまして、当然お金もかかりましたし、あくまでゼロベースに戻すとかいう話ではなくて、要するにこれまで投資したものを踏まえて、将来の大分市という予測をしっかりと見きわめるという投資という捉え方をしたという前提で、この検証委員会の検証は大変重要と思います。ここまで来たら、なるべく早く新たな検討に一歩進めたほうがよいのだろうと思いますので、この内容の報告を受ければ、この陳情第5号の原状に戻すということには合致していると思いますので、私はもう採択でいいのかなと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員   当初、当然にぎわいを創出するためにこの予算をつけたと思うのですけれども、先ほど再確認しました金額を見ても、2億円以上かかっているという部分、この辺はやっぱり慎重に今後どうすべきかを考えないといけない。復元費用をプラスすると、また4,000万円かかるという部分で慎重に考えなければいけない。  実証実験としての結果が出なかったというのは、誰が責任をとるのだという話になると思うのですけれども、そもそも反対の話もありましたが、私個人的には、何もしないよりは、駅ビル開業に合わせた新たな取り組みをしてもいいのではないかなという思いはありました。その中での実証実験でしたが、結果が出なかった。ここにも重きを置いて判断しなければいけないという立場にあるのです。  ということで、今まで投資した費用、今後かかる費用、その辺も踏まえて、会派として一旦持ち帰って、もう一度検討してみたいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○今山委員   これまでの経緯もあるのですけど、検証委員会で一度お伺いを立てましょうということでお伺いを立てたら、こういう結果になりましたので、この陳情第5号に関しては採択するべきであると考えます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   今、採択と継続、持ち帰りという意見が出ました。これについてはいろいろ意見も分かれているようでございますので、会派に持ち帰ってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   では、この陳情第5号、また陳情第8号については持ち帰って、各会派でまとめていただきまして、午後から審査ということにしたいと思います。よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   では、そのようにさせていただきます。  次に進めさせていただきます。  都市計画部は退室お願いします。                 (都市計画部職員退席) ○板倉委員長   次に、一般議案の議第86号、大分市営住宅条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安部住宅課長   議第86号、大分市営住宅条例の一部改正について御説明を申し上げます。  議案書の議86の1ページをお開きください。  今回の大分市営住宅条例の一部改正につきましては、平成23年3月に策定をいたしました大分市公営住宅等長寿命化計画におきまして、建てかえと位置づけております辛幸奥住宅、西町漁民住宅、汐見住宅、秋ノ江住宅の用途を廃止するものでございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、議第89号、工事請負契約の締結について、小屋鶴住宅中層耐火構造5階建新築工事の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安部住宅課長   議第89号、工事請負契約の締結について御説明をいたします。  議案書の議89の1ページをお開きください。  小屋鶴住宅中層耐火構造5階建新築工事でございますが、これは、老朽化が進行している野津原地区の愛宕住宅、廻栖住宅、小屋鶴住宅の計3住宅について、小屋鶴住宅に集約して、平成27年度、28年度の2カ年で建てかえを行うものでございます。  鉄筋コンクリート造地上5階建ての1棟で、延べ床面積2,956.7平方メートル、戸数は45戸、1戸当たり床面積は平均で65.7平方メートルとなっております。 一般競争入札を行いましたところ、3つの共同企業体が応札し、その結果、5億5,330万4,196円で、株式会社佐伯建設を代表構成員、柴田建設株式会社を構成員とする佐伯・柴田特定建設工事共同企業体が落札をいたしました。完成は平成28年10月31日を予定しております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、議第90号、市道路線の認定についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○河野土木建築部次長兼土木管理課長   議第90号、市道路線の認定について御説明申し上げます。  議案書、議90の1ページをお開き願います。  今回、認定していただく市道路線の庄の原16号線ほか11路線の路線名、起点、終点を記載いたしております。  それでは、具体的に路線ごとに御説明申し上げます。  次に、議90の3ページをお開き願います。  この庄の原16号線につきましては、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  次に、議90の4ページをお開き願います。  このサンシャイン横尾団地の路線、①サンシャイン横尾団地1号線から⑦サンシャイン横尾団地7号線の7路線につきましても、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、②サンシャイン横尾団地2号線、③の3号線、④4号線及び⑦7号線の4路線につきましては、袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議90の5ページをお開き願います。  この①大在山の手台6号線及び②大在山の手台7号線につきましても、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、①大在山の手台6号線は、袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議90の6ページをお願いします。  この中戸次4号線につきましても、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議90の7ページをお開き願います。  この下鶴崎6号線につきましては、地元要望に基づき、地区生活道路として認定するものでございます。  袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  今回の認定によりまして、市道路線は、7,592本から12路線ふえまして7,604本となり、延長は2,443キロメートルと287.6メートルとなります。  市道路線の認定につきましては、以上でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長 
     討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、報告事項に入ります。  まず、横断歩道と歩道との段差解消の取り組みについて報告を受けます。 ○佐藤道路維持課長   横断歩道と歩道との段差解消の取り組みについて御報告させていただきます。  お手元の資料をごらんください。  この横断歩道と歩道との段差解消は、平成26年5月18日、豊後高田市で発生した道路横断中の高齢者の死亡事故を受け、市道での横断歩道と歩道の段差について職員による緊急調査を行い、歩行者の安心安全な歩行空間を確保することを目的として、横断歩道の段差解消を行いました。  取り組みの経過としましては、平成26年6月9日から11日の3日間、大分県警の調査及び職員による緊急調査を行い、その後、重複や新規横断歩道の設置箇所などを取りまとめ、市内90カ所を特定しました。  平成26年8月下旬までに、特に緊急性の高い9カ所を特定し、その解消を行い、また残り81カ所につきましても、平成27年3月末までに、国の社会資本整備総合交付金などを活用して、段差解消の工事が完了しましたので、報告させていただきます。  今後とも横断歩道の新規設置に伴う公安委員会などと連携を図り、横断歩道の段差が発生しないよう努めてまいります。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○長田委員   これ、非常に大事なことで、いいことをしたとは思っているのですけど、横断歩道の縁石みたいなものによくつまずいているので。 ○佐藤道路維持課長   横断歩道には縁石はありませんし、路面にラインが引いてあり、その先の歩道に横断歩道に段差がありまして、そこが支障になるものですから、今回それを下げて解消させていただきました。 ○長田委員   それを解消したのですね。わかりました。 ○野尻委員   関連です。  横断歩道の解消箇所について異論はありません。ただ、通学路の整備ということで、教育委員会との協議の中で、道路建設課がやっているけど、狭い道路に白線を引いて、緑の通学路にしていますよね。それは、まだ途中なのですか。 ○佐藤道路維持課長   要望がある都度やっております。 ○野尻委員   要望があるところをやっているのですね。 ○佐藤道路維持課長   はい。 ○野尻委員   わかりました。 ○板倉委員長   あれは道路維持課がやっているのですか。 ○佐藤道路維持課長   規模によって、道路建設課と両方でやっています。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   なければ、次に、大分市空家等対策協議会について報告を受けます。 ○安部住宅課長   第2回の定例会におきまして御制定をいただきました大分市空家等対策協議会条例に基づき設置をいたしました大分市空家等対策協議会の第1回会議が8月31日に開催をされましたので、概要について御報告申し上げます。  まず、協議会の委員でございますが、お手元に配付しております大分市空家等対策協議会委員名簿をごらんください。  大分市長を会長といたしまして、地域住民、本市市議会議員のほか、法務、不動産、建築等の学識経験者の皆様に御参画いただき、会長を含めまして15名の構成となっております。  会議では、まず副会長の指名が行われ、大分大学副学長であります宮町良広氏が指名をされ、副会長に就任されました。  続いて、昨年制定をされました空家等対策の推進に関する特別措置法や大分市空家等対策協議会条例等の概要について説明をいたしまして、さらに、総務省が5年ごとに行っております住宅・土地統計調査により、大分市の空き家の現状につきまして御説明をいたしました。  次に、本市が行っております空き家対策といたしまして、補助事業の中から、老朽危険空き家等除却促進事業と高齢者・子育てリフォーム支援事業の2つについて御紹介をいたしました。  なお、今後協議を行ってまいります空家等対策計画の策定に当たりましては、本市の空き家等の実態を把握する調査がまず必要となりますことから、空き家等実態調査の方法について御協議をいただきました。  その結果、平成24年度に国土交通省から出されております地方公共団体における空家調査の手引きに示された抽出調査の方法によることが決定をされまして、今年度中に行うことになっております。  この方法は、水道使用者情報等をもとに空き家候補の抽出を行った上で、その候補の空き家の現地調査を行うというものでございます。  第2回の会議につきましては、空き家等実態調査の概要がある程度判明することが想定をされます来年2月に開催する予定となりました。  第1回の協議会の概要につきましては以上でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○長田委員   今の調査の報告は非常にいいのだけど、何で委員に富士見が丘の自治会長だけが入っているのですか。 ○安部住宅課長   これまで郊外団地の活性化を目的としました、ふるさと団地の元気創造推進事業のモデル団地が富士見が丘団地でございました。この中で空き家対策としまして、家賃補助でありますとか、あるいは固定資産税の補助等を社会実験として実施してまいりましたので、そういった意味で、地域住民として御参画いただいたところでございます。 ○長田委員   その効果など、富士見が丘団地の空き家対策をした実績について、何か資料があったら見せてください。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について報告を受けます。 ○河野土木建築部次長兼土木管理課長   お配りしています集約表に基づきまして、所管課ごとに読み上げて報告をさせていただきたいと思います。  まず1番目です。  「民地から市道にはみ出して通行に支障となる樹木については、地権者を特定する中で、剪定・伐採等をするように面接・電話や文書にて指導しています。しかしながら、平成27年8月の台風15号のように、強風による倒木で道路の通行に障害を及ぼした場合には、緊急な対応として倒木の撤去を市が業者に依頼しています。なお、平成26年2月の降雪時の倒木等のように、広範囲に道路の通行確保を行わなければならない場合については、その対応が遅れる場合もありますが、なるべく早く復旧できるよう努力してまいります」。 ○朝野道路建設課長   2番について説明いたします。  「滝尾地区においては、道路が狭隘で市民生活に不便を強いていることは本市も承知しているところです。このため本市では、片島松岡線の拡幅整備や加納滝尾中学校線の安全対策工事を最優先に進めています。そのほかにも滝尾地区連合自治会から要望のあった津守山ノ手1号線や津守17号線、片島辻堂線の待避所設置につきましては、自治委員や地元地権者と用地交渉や移転補償の協議を進めており、地元の同意が得られた箇所から予算を確保し、実施してまいります。また、羽田3号線は今年度の工事が完了し、次年度以降も継続して整備を行うこととしており、羽田4号線の蓋掛工事も今年度中に完了する予定としています」。 ○佐藤道路維持課長   3番について説明させていただきます。  「大分市街路樹景観整備計画(平成22年3月策定)では、緑量を確保するための『人工樹形路線』を定める一方、道路や安全な歩道幅員を確保するための『街路樹撤去検討路線』を定め、必要に応じて街路樹の撤去を行っています。道路維持課といたしましては、来年度より、伐採の要望がでている団地に「大分市街路樹景観整備計画」の説明を行い、団地の方々と意見交換を重ねる中、伐採だけでなく、剪定の工夫や古木の植え替えなど、様々な選択肢を考慮して歩道の幅員や安全確保に努め、最善の街路樹整備を進めていく計画です」。 ○河野土木建築部次長兼土木管理課長   4番目について報告させていただきます。  「県の担当部局に確認したところ『平成26年度から用地交渉を開始し、今年度より用地買収を実施しているところであり、海岸部を埋立する箇所については、漁業管理者等と協議を進めているところである。また、県では今年度中に事業の進捗状況を含め、再度、事業説明会を開催する予定である。』との回答がありました」。 ○安部住宅課長   5番についてでございます。  「市営住宅の児童遊園は、公営住宅法に基づき、入居者の共同の福祉のために必要な施設として建設された共同施設であり、共同施設の設置の趣旨や、また市営住宅建設時の補助金等からも、現状では一般の公園とすることは難しいと考えています。 市営住宅の共同施設にかかる費用は入居者に負担いただくようになっており、敷地内の除草や低木の剪定などの住環境整備につきましては、団地住民の皆さんにより行われていますが、団地住民の皆さんでは対応が難しい中高木の剪定や法面等の危険な場所の除草については、市が予算の範囲内で迅速に対応しています」。 ○広瀬土木建築部次長兼河川課長   6番と7番について続けて説明をさせていただきます。  6番、「河川管理者である大分県大分土木事務所に確認したところ『昨年度は大野川の水門から上流に向け650mの河床掘削を行い、流下能力に必要な河川断面の確保に努めてきたところであり、本年度も門前地区付近の120mの河床掘削を行っている。今後も、優先順位を決めた中で、来年度の予算要望を行い、対応していきたい。』との回答がありました」。  7番、「土砂崩落危険箇所については、地元や市民からの相談を受けて、大分県と本市で現地調査を行っており、県が事業化できない対象戸数が5戸未満の箇所については「大分市既成宅地防災工事等助成事業」によって、申請者へ防災工事の資金の助成を行って、安全なまちづくりに取り組んでいるところです。 また、この助成事業については、市報や市ホームページ等を通じて市民の皆さんに周知を図っています」。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   委員の皆さんからその他として何かありませんか。 ○野尻委員   今回、一般質問をしなかったのですが、都町の照明灯についてお尋ねします。  照明灯は、前回の会議のときには1基400万円という報告がありましたけど、その後、報告が変わっていまして、1基幾らかかっているのですか。 ○朝野道路建設課長   材料自体は1基350万円前後かかっておりまして、設置費用を含めますと500万円程度ということになります。 ○野尻委員 
     中央通りの車線減少の進め方や経過については、いろんな資料を見せてもらいましたけど、地元の府内町、中央町の住民の方々の意見を聞いていないし、地権者の意見も聞いていなくて、執行部単独で意見交換会とかは何回もしてきたけれども、地権者と地元住民含めて、そういう協議会も結成しなくて、中央通りの車線減少を進めてきた。  片や都町については、都町の地域の方々と協議会を結成したようで、また市も2名の担当者を出して、それからいろんな方々が参与とか顧問として入っている協議会の中で協議を進めてきた。  手法がまるっきり反対でそういう金額を決めてきた。そういうやり方については、私は両方とも極端で乱暴過ぎるという見方をしているのですけど、そういうやり方をしてきたということについて、部長、どう考えていますか。 ○木村土木建築部長   今、違った例としまして、中央通りのことが野尻委員からございましたけど、中央通りは大分市のメーンストリートであるという位置づけと、都心南北軸を整備する中での北側のメーン通りである。このようなことで、この100年に1度のまちづくりを行う中で、都心南北軸整備事業の中でのトータルデザインで、統一感のある整備をするという動きの中で、駅南側のいこいの道、駅前広場、それから中央通りというトータルの中での統一感のある整備をしたいという形で動いてきております。  その中で、中央通りに関しましては、地元の商店街等の反対等、その中でいろいろと、先ほども議論されてきたような経過でございます。  また、この都町につきましては、電線共同溝の整備がもとになるということで、まずは地元協議会を立ち上げ、やはり全員が賛成をしていただく中での整備を進めてきたところでございます。  そのようなことがございますので、中央通り等の整備と都町等の整備のやり方について、手法は異なったものになったと考えます。 ○野尻委員   今、それぞれの手法の説明をしていただきましたけど、都町の地元との協議の流れの中で、照明については45%の補助金をもらえる、それから道路整備については50%の補助金をもらえるということですが、1号線については1基500万円のものが26本、それから2号線については24本、両方とも1億を超える金額があの照明器具に出されている。補助金はもらうといっても、一般会計から相当の予算が出されていくわけなので、電線の地中化については予算計上してなかったのですか。そこのところをちょっと教えてください。 ○但馬道路建設課参事補   この電線共同溝については交付金をいただいておりますけど、その内訳ですが、電線共同溝に係る分が平成22年から始めまして、最初は中央住吉1号線、2号線の設計委託から始まりまして、それから大分ガスの移設補償、それから、その移設補償が終わりますと、今度は本設の電線共同工事になります。それが24年度からになります。それから中央住吉1号線、2号線、今度は電線共同工事を経て、それから今度は引き込み管の管路等の委託などの工事となっています。  これは、まず県を通して国に電線共同溝ということで全部計画的に予算を計上しております。とりあえずそれで、25年度の電線共同溝に係る部分については国土交通省道路局の交付金をいただいて、55%で完了しております。  そして、26年度から照明設備、まず修景、道路舗装の修景整備については、これは都市局の都市整備事業の都市再生整備交付金ということで45%でいただくようになっております。 ○野尻委員   45%の補助金をもらうということで、その計画は、地元と協議する中で決めてきたのでしょうけど、1基当たり500万円近い金額の照明器具に決めたのは、どことの協議で決めたのですか。地元との協議で決めたのですか。 ○朝野道路建設課長   地元と協議会を開く中で、地元からこういったものはどうかという提案を受けて、それが実際幾らかかるのか、そういったものの見積もりをとって、余り高額なものは採用できませんので、協議をしながら、最終的にはあの金額のあの形でおさまったもので、地元の都町に設置する照明でありますから、そしてまた県下最大の歓楽街ということもあって、地元の意向を取り入れられるところは取り入れていこうということで、あの形になりました。 ○野尻委員   地元と協議する中で、いわばあれだけの金額を無条件に聞いているような感じにしか受け取れませんよね。1基当たり500万円も照明器具に出すのでしたら、ほかの地域、いわゆる山間部とかその周辺部の道路整備をしてほしいですね。相当できますよ。  大分県で一番の歓楽街ということで、それはそれでいいけれども、歩きやすい歩道と中央通りのときには言いながら、都町であれだけの整備をして、歩きやすくなりました。  だけど、照明灯がぐっと張り出してきた中で、ああいう整備をしているので、それは地元との協議の中でしたのでしょうし、電線の地中化ということで、ボックスをああいう形で整備している中で照明灯を24基、それから26基、地元と協議する中で決めたのでしょうけど、予算については、原課の中で、どれだけの金額をもって照明器具をするとかいう予算案は持っていなかったのですか。あの都町1号線、2号線については、どれだけの予算で整備していこうという当初の予算案は持っていなかったのですか。無条件で地元の人たちとの協議、いわゆる協議会の中での意見を聞く中で決めてきたのですか。 ○朝野道路建設課長   要は普通の道路と違って、今回また舗装もやり直すわけですけど、景観を上げるということで、国のほうからは通常の舗装であるインターロッキング舗装とかに比べて5倍程度までのグレードアップが認められておりますので、その範囲におさまる形で今回の照明もつくらせていただいたところです。 ○野尻委員   それは事前の説明で聞きましたけど、5倍以内であれば国も認めてくれるということで、500万円という金額まで承諾したということはわかるけど、一般会計の中から出していくのに、無条件で市は5倍まで認めるということでよいのですか。国は5倍まで認めていますからと言っても、国は45%でよいでしょうけど、55%は一般会計から出すわけですよね。金額が上がれば上がるほど、55%の市の持ち出しがあるわけですから。  今後そういうことのないよう、ちゃんと予算を決めて、その予算の中で地元ときちっと協議して進めるように要望しておきます。 ○長田委員   関連です。  その45%の補助金ですが、全体の予算の500万円は議会に諮りましたか。電線の地中化のことはよく聞いているのですけど、こういうことをやるというのは、委員会に諮りましたか。 ○朝野道路建設課長   これまで市内で電線共同溝整備事業をやっておりましたけど、建設常任委員会にはお諮りしておりません。 ○長田委員   まず指摘しますけど、前回、私が聞いたときは400万円と言っていまして、その400万円が500万円と、100万円もふえています。大変不愉快ですね。 ○朝野道路建設課長   その点については深くおわびします。私の早とちりで、400万円前後と記憶していたのですけど、実際は500万円ぐらいかかっていることが判明しました。 ○長田委員   不愉快ですよね。議会に諮っていないというのも問題です。  協議会があるということですから、顧問とかのリストをもう一遍出してください。  それから、500万円については、もう一遍、予算の内訳を出してくれませんか。  普通、予算議案については国が幾ら出して、市が一般会計から幾ら出すということで議会に諮りますよね。 ○但馬道路建設課参事補   電線類の、電線共同溝、地中化は国土交通省道路局で55%。  これの中身ですが、電線共同溝全体で22年度からやりました金額が8億4,500万円。  今度、国土交通省都市局の都市整備、都市再生交付金をいただくのがこの照明及び舗装部分になるのですけれども、それは45%で、あと残りの55%は起債を40%しまして、最後5%が一般財源というふうになります。 ○長田委員   今、言ったら、誰だってわかります。そういうことではなくて、私が言いたいのは、この問題に関しては予算の内訳を出してくださいと言っています。  それで、都市計画部のこの前の話で、要するに、電線の地中化は、今、国も進めているというのはわかります。土木建築部がこの前説明をした後、都市計画部は今度、津波とか防災の観点で電線の地中化を進めて、電柱がなくなって、こんなに見通しがよくなりますよという説明をしました。都町は津波が来ないのですか。地震が来ないのですか。そういうことではないでしょう。  都市計画部はそう進めていても、土木建築部が照明灯は立てても、電柱は立てませんということで、意味がわからないことを何遍も言っているわけですよ。だから、都市計画部はそういう形で進めていても、土木建築部が照明灯を立てて、それが倒れたら一緒のことではないですか。  大分県下最大の歓楽街だから電線の地中化をするのはいいですよ。でも、都町に行っている人が照明灯を立てたことで、もし被害をこうむったときには、言ったことと、していることが違うじゃないですか。しかも、その照明灯が400万円と言っていたのが、100万円も高くなって500万円ですという話では、我々委員は信用できないので、もう一遍金額をきちっと出してくださいということです。  それで、その協議会の中で安全面に関してそういう話が本当に行われたのか。歓楽街の中で、津波や地震対策として、電線の地中化を始めて、都市計画部としてはそういう説明をしている最中に、ああいう照明灯を26本も24本も立てていくことが本当に安全面に関してよいのですか。都市計画部と土木建築部は違うことをしているのではないかということで、その整合性はどう考えているのかをお聞きしたかったのです。 ○木村土木建築部長   流れだけですけど、政権がかわる中でそういうものがちょっと変わっているのですけど、当初は無電柱化計画で、今と同じような形で、下の事業と上の事業、景観事業は、お金をもらうところが違っていましたが、前政権のときに、全体で一括になったようなところもあって、今の政権になってまた分かれたとか、そういう事業の流れもあったりするのです。  都市計画部のほうは、先ほど委員が言われたように、バリアフリーや、また津波などの防災対策で、きのうの国宗委員の一般質問にお答えさせていただきましたように、電柱は電線でつながっていて、倒れ出したら、全部引っ張って倒れてしまって、それが、消防車とか緊急車両が入ってくるのを阻害するということが阪神淡路大震災とかで確認されました。  それをなくすために無電柱化を進めるという中で整備を進めてきたところですけど、やはりそれにあわせて、中心市街地の活性化を進める中で景観整備が伴うものですから、その地域によっては、まちなかの街路を歩いていただくとわかるように、やはり照明灯というのが、どうしても商業者とかそこでなりわいを営む人たちからのそういう要望が強うございます。  そういう中で景観整備を進める中で、やはり照明灯が出てくるので、確かに障害物として、全くないのが防災上は一番いいのですけど、どうしてもそこら辺のところが出てくるのでございますので、都市計画部と土木建築が違ったことをしているというわけではないのですけど、そこら辺のところは御理解いただきたいところでございます。 ○長田委員   政権がかわったからですか。 ○板倉委員長   それで、その事業の予算の流れについて、大枠は出せますか。 ○朝野道路建設課長   午後からということでよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい、いいです。  ほかにありませんか。 ○今山委員   この事業ですが、やけに事業がスムーズにいき過ぎているような感じがするのですが、地元の協議会といろいろ打ち合わせをしていますよね。それの議事録か何かはとっているのですか。 ○清家道路建設課参事補   議事録をとってある分ととれていない分がございます。 ○今山委員   では、そのとってある分をください。 ○清家道路建設課参事補   わかりました。 ○今山委員   それから、大変失礼な聞き方ですけど、まさかとは思うけど、県下一の歓楽街という場所ですから、接待供応とか受けていないですよね。 ○清家道路建設課参事補   そのようなことはございません。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○野尻委員   防災監視カメラについて聞きたいのですけど、何基設置するということで地元は動いているのですか。  もう監視カメラについては、地元の都町協議会が申請して、50%の補助金もらって整備するということは聞いていますけど、監視カメラについては都町全体で何基設置して、どこの場所に置いて、そしてどう管理されていくのか、市のほうは把握していますか。 ○泥谷道路建設課参事補   地元のほうから聞いておりますのは、監視カメラは全部で64基です。 ○野尻委員   64基ですか。 ○泥谷道路建設課参事補   はい。今、整備を進めております中央住吉1号線と2号線の照明柱への共架――それに載せる分と、あとは東西を結ぶ線の既存の電柱がございますけど、こちらに載せていくと聞いております。  それらの管理につきましては、サーバールームにて一元管理を行っていくと伺っています。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   確認です。  先ほどから出ている照明ですけど、あれはどういう位置づけのものになるのですか。街路灯なのか、防犯灯なのか、モニュメントなのか。 ○朝野道路建設課長   照明の上には、もう一個別個照明灯がつきますので、実際のところを申しますと、イルミネーション機能を備えた……。 ○野尻委員   それは地元の人しかわからないではないですか。市が答弁するような内容ですか。 ○木村土木建築部長   位置づけは街路照明灯です。市が管理するのが道路照明灯なので、道路照明灯の位置づけです。
     防犯灯というのは、地元管理で、九電柱とかに共架させていただいて、地元が管理する。それと市の補助をもらって管理する。それを通常、防犯灯という位置づけで分けています。  市が管理するのが道路照明灯、街路照明灯になります。 ○福崎委員   では、あれは市が管理するものですね。 ○木村土木建築部長   そうです。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   執行部からその他として何かありませんか。 ○安部住宅課長   シルバー人材センターとの協定について御報告をさせていただきます。  空き家対策の一環といたしまして、空き家等が管理不全な状態となることの防止など、所有者による適正な管理を支援する観点から、本市が空き家等の所有者や管理者から相談を受けた際に、公益社団法人であります大分市シルバー人材センターを紹介し、空き家等の所有者等からの依頼により、シルバー人材センターが除草や剪定などの管理業務を行うことを内容とした協定が締結できないかを現在協議中でありますことを御報告いたします。 ○板倉委員長   質問はありませんか。 ○野尻委員   シルバー人材センターと協定を結んで、シルバー人材センターに空き家の管理を頼むということですか。 ○安部住宅課長   協定の内容といたしましては、市のほうが空き家等の所有者等から管理について相談を受けた場合に、シルバー人材センターではそういった業務をやっていますよという紹介だけにとどめたいということです。  あと、実際の剪定や除草については、やはり御本人がシルバー人材センターに頼むということです。 ○野尻委員   そういうことならわかりました。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   執行部からは、ありませんか。  (「ありません」の声) ○板倉委員長   それでは、土木建築部の案件は、とりあえずここで終わります。陳情については、午後からよろしくお願いします。  続いて、都市計画部の案件について審査を行いますので、説明員を交代させます。お疲れさまでした。                   (説明員交代) ○板倉委員長   次に、都市計画部の案件について審査を行います。  審査に先立ちまして、長野都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○長野都市計画部長   それでは、最近の諸事情及び今回御提案いたしております議案につきまして、御説明をさせていただきます。  まず、最近の諸事情でございますが、あさって12日の土曜日に市民協働のクリーンアップ作戦を行います。  この活動は、日本一きれいなまちづくりを推進するため、全国違反広告物適正化旬間の一環として、路上違反広告物除却推進員による市内一斉除却と、市職員ボランティアによるごみ拾い活動を同時に行うことで、きれいなまちに対する市民意識の高揚を図ることを目的にいたしております。  イベント会場であります中央会場、鶴崎会場におきましては、路上違反広告物除却推進員約130名を初め、多くのボランティアの皆様に参加をお願いしているところでございます。  また、本年第2回定例会の予算議案で御承認いただきました大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想の見直し業務につきましては、先月、委託業者が決定し、JRおおいたシティや大分県立美術館など大型集客施設の開業など、大きく変貌を遂げた中心市街地を初めとして、大分地区のまちづくりの方針の見直しに当たっての課題整理など検討を進めているところでございます。  今後はおおいた都心まちづくり会議やパブリックコメントなどを通じ、市民の皆様からの意見を拝聴し、都市計画審議会を経て、本年度末を目標にマスタープランの見直しを進めてまいります。  以上、都市計画部の最近の諸事情につきまして御説明させていただきました。  続きまして、今回御提案をさせていただいております都市計画部に係る議案は、一般議案の議第87号、土地買収についての1議案でございます。  議案の詳細につきましては、担当課長より御説明させていただきますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。  また、本日は報告事項といたしまして、都市計画課が1件、都市交通対策課が2件、駅周辺総合整備課が1件、公園緑地課が2件と、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての合わせて7件でございます。後ほど担当課長より詳細を御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○板倉委員長   初めに、新たに提出された請願の審査を行います。  説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  今回新たに、平成27年請願第7号、第2弁天大橋(仮称)の建設を求める意見書提出方について、及び平成27年請願第8号、5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方についての2件の請願が提出されております。  これらの請願につきましては、相互に関連がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決については1件ずつ行ってまいりますので、よろしくお願いします。  それでは、執行部のほうから一括して補足説明をお願いします。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   請願第7号、第2弁天大橋(仮称)の建設を求める意見書の提出方についてと、請願第8号、5号地北側に埋立地の造成を求める意見書の提出方について、補足説明です。  今回、請願のありました2件は、大分県が管理している重要港湾大分港の区域及び施設内の施設となりますことから、まず大分港港湾計画の概要の説明をさせていただきます。  お手元に配付しております資料をごらんください。カラーの資料でございます。  2ページに大分港の概要を記載しております。  この港は、立地企業群への原材料の支給により、港湾取り扱い貨物量は九州トップを争う港に成長しています。  資料右側中段にあります大分港の沿革は、1880年、明治13年に大分港築造計画を策定後、1951年、昭和26年に重要港湾に指定されています。1959年、昭和34年より大分鶴崎臨海工業地帯の造成が開始、1964年――昭和39年に新産業都市に指定され、1967年、昭和42年に特定港に指定されています。  近年では、2010年――平成22年に国土交通省直轄事業対象となる重点港湾に選定され、全国の中でも重要な位置を占める港湾となっています。  4ページをごらんください。  大分港港湾計画図が記載されています。  大分港は、西は西大分地区に始まり、5号地付近の住吉、津留、乙津、鶴崎、大在西、大在、大在東、坂ノ市、神崎の10地区から構成され、東西約25キロの重要港湾です。  今回の請願は、住吉地区と津留地区の2地区が該当地区となります。  5ページをごらんください。  この図面は、大分港港湾計画の西大分地区と住吉地区、津留地区の一部を拡大したものです。  第2弁天大橋仮称の建設の要望箇所である住吉地区と津留地区は、大分港港湾計画に位置づけられた港湾区域であり、5号地北側埋立地造成要望地区も同様に港湾区域内に位置していますことから、2件の案件ともに国との協議が必要となり、県が策定する港湾計画の位置づけの可否について検討が必要となってまいります。 ○板倉委員長   ただいま執行部より一括して説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○野尻委員   よくわからないのですけど、はっきり言って、利用目的は何なのでしょうか。そこまでの景気、経済環境の変動とかそういうところから、何でこれが出てきたのでしょうか。  請願の中には、何かショッピングモールをつくるとか、こういうことをして、大分市の中心部の商店街に対する影響とか、それから大型船舶は接岸できるとかいうこともあるけど、今のこの港湾では大型船舶は接岸できないのでしょうか。そういうことについて、今回これが出てきたのが全く理解できないのですけど。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   大型船舶が接岸できないのかという話でございますけれども、これは臨海工業地帯では、今、FAZがございまして、そこで、大型船が入れる港というふうには県のほうから聞いております。  また、当然、住友といった工業群がありますので、そういったところには、40万トン級だったと思いますが、大型のタンカーも入れるような港となっておりまして、そういった観点からは、かなり大きな船舶はつけるというふうには聞いております。 ○野尻委員   それと、この第2弁天大橋の位置づけというか、意味もわからない。ホーバーのところから5号地に渡すような形になっているけど、橋をかけるのであれば何十億円もかかりますよね。どうかすると100億円を超えるのでしょう。その100億円を超える橋に何台の利用を見込んでいるのでしょうか。5号地に行く車の渋滞緩和ですか。 ○長野都市計画部長   この請願につきましては、7月21日に同世話人から市のほうに要望が出されております。その後に議会のほうにも、6日おくれの7月27日に提出されたと聞いております。 ○野尻委員   やっぱり、議会に出された請願に対して採択するとか、結論を出すのは重たいことですから、何もわからないところで、これを議会に請願として出してきても……。  だから、請願を出されたときには、市にも出たのでしょう。市長のところに出したから、議会のほうにも出したというような流れで来ているのでしょうけど、やっぱり執行部としてはどういうことなのか、どれくらいの規模でどういう効果が生まれてくるのか、そこら辺も精査する中で説明をしてもらえませんか。今のままでは、あなたたちに説明を求めても無理でしょう。  これは県の所管だけど、市から県に上げるとなったときに、市議会としての姿勢を問われますからね。これについては、県の所管ですからどうぞというわけにはいきませんよ。 ○長野都市計画部長   2件の請願は、請願文書表に書いてありますように、地方創生というのが大きな観点のようにあります。その中で、市のほうには署名が1万6,000人となっているのですけれども、そのうち1万1,000人が大分市民のようです。あとの5,000人が市外の方だそうですけれども、そういった市民の1万1,000人の署名というのが背景に提示されたということのようにありまして、この1万1,000人の署名は大変重く受けとめなければならないというふうに思っております。  先ほど御説明させていただきましたように、本件の決定権者は大分県にあります。そのことは請願者も多分御理解をいただいた上での請願ということだろうと思います。  今、これを整理した客観的な材料がないというのも事実でございます。そういった中で御判断いただくのはなかなか厳しい状況にあろうとは思いますけれども、この請願そのものが議長宛てに提出された請願でございますので、どう取り扱うかについて、この委員会で御審議いただければと思っております。 ○野尻委員   私も請願の署名を見ました。非常に疑問符のつくところが多いので、その数については疑問があります。その署名については、これ以上言いませんけど、ちょっと判断できないという部分で、私としては、署名として出すのなら、きちっと一人一人出してもらったほうがいいけですけどね。  だから、もうこれ以上説明聞いたってどうしようもないですよね。 ○福崎委員   ちょっと文章の中で確認したいことをお聞きしたいのですが、まず1つに、請願第7号のほうには、現在、市内中心部へ向けて迂回路がないと書いてあるのですけど、5号地に向けては道路の整備をされて、住吉のほうに新しく一方通行だったところが、双方道路が開通しましたよね。ですから、そういう迂回路的なものが本当にないのかということが1つ。  それから、豊町、中島地区での渋滞が激しくと書いてありますけど、私も通るのですけど、確かに渋滞はしているのですけど、激しいという、時間帯によると思うのですが、日常的に生活に支障のあるほど激しくあるのかということを何か調査して、もし市がデータを持っているようであれば教えていただけたらと。こういうことは県が多分調査をしたりするのだと思うので、そういうデータがもしあれば、結果的にそういう状態になりますよとかいうことを教えていただきたいと思います。  それから、地域住民の通行に大きな影響が出ていると書いてあるのですけど、何かこの豊町とか中島から、渋滞して困るというような地区要望が過去、上がったりしたのかどうかですね。  抜本的な渋滞緩和対策が必要だと書いてあるのですけど、例えば県と市や公安とかで、何か渋滞緩和の協議会があって、例えばそういう中にここの地区が上がってきているのかどうかということですね。それをちょっとお聞きしたい。  もう一個は、今度は請願第8号のほうなのですが、大型船舶が接岸できる港湾をと先ほどあったのですけど、大分港を見れば、大在のところは深く掘ってあって、大型船舶が接岸できるということなので、実際に大分港の中でそんな状況が起きているのかどうか。先ほど大型船がとまると聞いたので、もうそれで結構です。  それと、ここから指摘ですけど、大分市近郊に海辺がなくなったことが大きな変化であって、じゃあ、埋め立てた場合に海辺が戻るのか。ショッピングモールや公園とかをつくった場合に、海辺ではないのではと思ったときに、海の見える憩いの場所が復活することになると書いてあるのですけどね。  この請願の場合に、技術的に海辺が復活するような埋め立てにできるのか。県に聞いたわけではないから。例えば田ノ浦の海水浴場みたいに、砂を入れれば海辺になりますというレベルなのか、いや、あそこは深いから、海辺にするのは無理ですというものなのか、現状を見たときにはどうなのかというのを市が答えられなければ答えなくて結構なのですが、そこら辺をちょっと教えていただきたいなと思います。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長 
     まず、迂回路の関係でありますけれども、これは御案内のとおり、芦崎地区は今、住環境整備を行っておりまして、それに伴いまして、今、都市計画道路の整備も行っております。また、ここの大分港の周辺には、港湾法によります港湾道路が走っております。当然、港湾の流通にも対応したような港湾計画道路としてありますので、そこが港湾計画での主な道路という位置づけがあろうかと思います。  また、渋滞に関してでありますけれども、これは国土交通省のほうが出しております渋滞箇所といたしましては、中島十条交差点、ここは渋滞ポイントとしてありますが、今のところこの交差点の部分だけのポイントということになっております。  また、大型船舶がつけるという話で、海辺が戻るかどうか、親水空間という話でありますけれども、この辺は私どもも、この親水空間の意味というのが、当然、理解が難しいと思います。  にぎわいを考えますと、例えば西大分地区でありますとか、そういった考え方ということは考えられますが、いずれにしても昔の海に戻すというような考え方ではないということは理解できることと思います。 ○福崎委員   地区住民から、渋滞で困ったとかいうことが上がってきたことがありますか。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   地区住民のほうからは、要望が上がっているというのは、私どももまだ確認はしておりません。ただ、少し混んでいるという話は聞いたことはございます。 ○板倉委員長   例えば市長に出されているものは、どう執行部は対応しますか。 ○長野都市計画部長   市長のほうに提出された後に、県の港湾の担当課のほうと事務レベルの協議はさせていただいております。ただ、県の港湾のほうにまだ書類が出てないといいますか、こういった相談を受けてないということが前提でございますものですから。 ○野尻委員   順番が違うじゃないですか。所管の県に対してではなく、市に先に出すなんてことがありますか。 ○板倉委員長   これだけの発起人と1万人以上の署名があるので、無視はできないのですけれども、所管が県の問題ですから、どう扱うかは難しいと思います。 ○徳丸委員   請願第8号についてですけど、これはもう僕らも唐突な気がして、マクロ論として捉えるものですよね。見たとき、これは普通に市民から請願として議会に上がってくるようなレベルの話では全くないという感じを受けたのですけど、そうそうたる経済関係者の方が賛同されているということはわかりました。  よっぽどの根拠があるのだろうと思うので、その辺をやっぱり聞きたいですよね。でも、6号地の活用も、実は全然ままならないで来たという歴史があるではないですか。それも太陽光発電を思いついて終わったのですけど。  それで雇用が生まれたかといったら、何も生まれてない。それを県としても、それを置き去りにして、こういう新しいことを行ったときに、投資的な財源投資か何かがあるのですか。それに人口がふえていくという現状もない。これで、市場経済が膨れていくという確証もない。  ただ、これを行ったとしても、ばくちと同じではないかという捉え方が頭をめぐりました。そういうことになると、何かばかにされたような感じがちょっとするのです。進め方とかそういうのはよくはわかりませんけれども、余りにもおかしいのではないか。ここで全員の人のお話を聞きたいし、それに対してもっと言いたいですね。県のレベルで考えているのでしょうけど、それで大分は本当によくなるのですか。ちょっとおかしいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   これは、意見書を県に上げてくれという請願ですが、いかがしますか。 ○野尻委員   上げようがないです。 ○板倉委員長   受けとめると県は言っているみたいですけど、うちが意見書を上げるということは、こっちが理解をして、事業として進めてくれということで意見書を上げるということになれば、委員会としてそこまでまとめられるのでしょうか。 ○野尻委員   それはいろんな方から意見を聞いて、慎重審議をしないと悪いです。じゃあ、これについては聞きようがないから、不採択ということにはならないでしょう。だから、慎重に審議して内容をきちっと把握した中で、常任委員会としても結論を出さないと、常任委員会の質を問われますよ。 ○板倉委員長   この段階では何の結論も出せませんか。 ○野尻委員   出せませんよ。  市長にも出されているから、執行部も精査するのでしょうけど、そういう執行部からの報告を受けながら、審査していく中で、この請願に対してどうするかという結論を出せばいいのでは。 ○板倉委員長   それでは、平成27年請願第7号、第2弁天大橋(仮称)の建設を求める意見書提出方について、討論はありませんか。 ○野尻委員   継続でお願いします。 ○板倉委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   継続という意見がありました。  本件を継続審査とすることにご異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   よって、本件は、継続審査とすることに決定いたします。  次に、平成27年請願第8号、5号地北側に埋立地の造成を求める意見書提出方について、討論はありませんか。 ○野尻委員   継続審査でお願いします。 ○板倉委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   継続という意見がありました。  本件を継続審査とすることにご異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   よって、本件は、継続審査とすることに決定いたします。  以上で請願の審査を終了いたします。  次に、一般議案の議第87号、土地買収についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○内田まちなみ整備課長   まず初めに、今回、議案書作成に際し、不手際によりまして、議87の2の位置図に誤りがありましたことについて、おわびをさせていただきます。申しわけございませんでした。  それでは、議第87号、土地買収について御説明をさせていただきます。  本件は、横尾土地区画整理事業公共用地として、議87の2に位置図と図面がございますけれども、その左側の図の黒く塗り潰した部分の換地を確保するために、その従前地を買収するものでございます。  その内容につきましては、前のページ、87の1にありますとおり、面積が1万462.36平方メートル、価額が1億7,620万3,321円、平方メートル当たり1万6,841円でございまして、買収の相手方は県の土地開発公社でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で当委員会に付託されました都市計画部所管分の審査を終了いたします。  先ほどの土木建築部の陳情第5号、第8号は午後1時から始めて、その後、引き続き都市計画部の報告を受けます。  それでは、暫時休憩いたします。                                    午前11時58分休憩                                    午後1時0分再開 ○板倉委員長   建設常任委員会を再開いたします。  まず、要望した資料についてです。 ○木村土木建築部長   午前中に土木建築部の報告事項に資料等の要望がございました中で、準備できましたものについて説明をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。 ○板倉委員長   どうぞ。 ○安部住宅課長   お手元に資料をお配りさせていただきたいと思います。  ふるさと団地の元気創造推進事業に関する主な空き家対策事業につきまして御説明をさせていただきます。  対策事業につきましては、左側の項目のところに3つ上げさせていただいておりますように、主に空き家対策としての取り組みはこの3つになります。  まず1点目の、住み替え情報バンクにつきましては、平成23年の8月から実施をいたしまして、大分市のホームページにて富士見が丘団地の空き家、空き地の情報を御紹介するという事業でございます。  右のほう、実績のところを見ていただきますと、平成23年度から27年度の5月まで、合計で掲載を41件いたしまして、35件の契約に至りました。成約率は85%になります。これにつきましては、現在、本年6月から対象地域を大分市全域に拡大をしているところでございます。  2点目の、子育て世帯の住み替え支援家賃補助につきましては、平成23年の8月から実施をしておりまして、平成23年の8月と9月に5件ずつ募集いたしましたところ、延べ114世帯もの応募がございました。
     右のほうの実績を見ていただきますと、平成23年度に7世帯が入りまして、その後、御家庭の都合で2件が退去いたしまして、現在5世帯が入居を継続している状況でございます。  3点目の、ふるさと団地空き家等購入支援事業につきましては、モデル団地内の1戸建ての空き家を購入した場合につきまして、固定資産税相当額を3年から7年間補助をするという制度でございます。  実績のところを見ていただきますと、25年度には住宅の購入が6件、26年度には土地の購入が2件ございまして、これはその後、新築をされ、入居が終わっております。また、住宅につきましては、7件の利用がありまして、このうち6件が既に入居済みになっております。  27年度につきましては、土地が2件購入されまして、こちらのほうは現在、新築住宅が建設中でございます。住宅1件につきましては、既に入居が済んでおるという、こういう状況になっておりまして、土地、住宅合わせまして18件中17件において入居もしくは住宅が新築中という形になっております。 ○朝野道路建設課長   先ほど長田委員から要望がありました中央住吉1号、2号線の予算内訳、それから協議会の協議事項ですけれども、時間内にそろえることができませんでしたので、でき次第個別にお持ちしたいと思うのですけれども、よろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい。  ふるさと団地の空き家等購入支援補助金というのは、事前の申し込みが必要なのですか。 ○安部住宅課長   これにつきましては、事前に申し込みをいただきまして、後に固定資産税を払われた領収書を見せていただいて、その相当額を補助するということにしております。 ○板倉委員長   それでは、その後、新築した場合も一緒ですか。 ○安部住宅課長   同じでございます。ただ、空き家バンクに搭載している物件を対象物件としております。 ○長田委員   これは全市的にやるのですか。 ○安部住宅課長   空き家バンクにつきましては、特に補助金を持っておりませんので、本年度拡大をさせていただきましたが、家賃補助、購入支援事業等につきましては、今後、協議会のほうで、こういったことをモデル団地で行ったという御報告をさせていただきまして、その中で御審議いただければと考えております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で報告を終わります。  次に、先ほど持ち帰りになりました陳情第5号、第8号についてですが、持ち帰った結果、各会派の状況について発言をお願いします。  まず、公明党からお願いします。 ○今山委員   中央通り歩道拡幅検証委員会自体が、建設常任委員会で設置をお願いして検証していただいたという経緯がありまして、委員会で仮設工事を認めるに当たって附帯条件をつけたと思うのです。その中で、検証委員会をつくっていただいて、再度検証していただきたいという、委員会からの要望でしていただいた。その検証委員会が、残念ながら、歩道を拡幅しても人はふえてない、車線減によっても交通渋滞もないという結果でした。  この委員会からつくってくださいということでつくってもらった道路拡幅検証委員会が一定の結論を出しているのであれば、当然この中央通りの陳情に関しては採決をするべきだろうと判断しました。結果としては採択ということでお願いします。 ○板倉委員長   新市民クラブ、お願いします。 ○徳丸委員   午前中に私が言いましたように、検証委員会の内容も今補足がございましたけれども、大変重要なものだと思っています。その中身的な部分で、最終的には中心市街地全体のまちづくりを考える中で結論を出す、どっちになるかはわかりません。また、新たな検討の場ができるということでありますね。  そうした場合に、この陳情第5号にかかるようなものを、きちっと読み込めば、早い方法で解消すべきであると。両者の部分も見ながら、少し残しましょうよということは、意味的には私は同じものだという理解をしておりますので、これは採択してもいいかなという判断に至ったというのが新市民クラブの結論です。 ○板倉委員長   おおいた民主クラブ、お願いします。 ○福崎委員   うちはやっぱり継続です。この検証委員会の結果報告については、付記ということで、交通に関すること、にぎわいに関すること、全体に関すること、いろいろ出ておりますので、この出たものとここの意見に上がっているもので、やっぱり同じ意見のものもあるとは思うのですが、もう少しやっぱり我々としては、結論を出すには会派としてお時間をいただきたい。これまでの経過等も含めて、この検証結果と今出ている陳情について会派でもう一度検証させていただきたいということで、継続をお願いします。 ○板倉委員長   新政クラブ、お願いします。 ○エイジ委員   同じく継続です。 ○板倉委員長   社会民主クラブ、お願いします。 ○松下副委員長   社民も、検証結果の最後の報告の中では、まちづくりを考える中で、中央通りのあり方について検討すべきであるというまとめ方をしていることを考えるということと、貴重な税財源をこれ以上無駄にしてはいけないというところから、結果的に慎重な検討をということが必要ではないかということで、執行部、市長も含めた中で方向性を定めていくためには、今議会での採決というのは見送って、会派としては継続ということになりました。 ○板倉委員長   自由民主党、お願いします。 ○野尻委員   自民党は変わりません。 ○板倉委員長   会派での協議ができてないところもあるようですが。 ○エイジ委員   終わっていないと言えば終わってないので、継続ということです。 ○板倉委員長   持ち帰りにしましたが、会派での協議ができてないところもあるようですので、日を改めて審査をしたいと思いますが。 ○野尻委員   もう結論は出ていますが。 ○板倉委員長   会派で協議していますか。 ○野尻委員   最初から、結論は出ています。 ○板倉委員長   会派で持ち帰りとなっていますが。 ○野尻委員   持ち帰りと言ったのは2会派だけではないですか。 ○板倉委員長   各会派で持ち帰って協議をしたかということを今聞いています。午前中の当委員会で最終的には持ち帰りについての異議がないので、成立しています。 ○野尻委員   持ち帰っています。 ○板倉委員長   持ち帰って協議しているかどうかですよ。会派で協議した上で、その結果を持ち寄ってほしいということです。それが、まだ会議してないところもあるということです。 ○長田委員   採択をお願いします。 ○野尻委員   採決をお願いします。 ○板倉委員長   今、各委員の意見を聞いたけど、会派に持ち帰りということは、各会派で協議してくださいということです。会派でそれをやってないところがある。 ○野尻委員   午前中に討論もしましたよ。 ○松下副委員長   討論をした上で、持ち帰りという意見が出て、委員長が持ち帰りで再度1時からやりましょうということを諮りました。 ○今山委員   持ち帰って検討した結果は、今、申し上げたとおりですよ。皆さんもそうでしょう。 ○野尻委員   だから、私ら自由民主党の2人も採決をお願いしますと言っています。 ○徳丸委員   どうもすっきりいかない話になっている。本来、委員会できちっとしなければいけないので、全ての報告が終わった後に、委員間でもう一度意見交換した中で、やってもいいのではないかと思います。こういう状況で決めるというのは非常によろしくない。だから、一旦、報告をいただいた後に、少し整理する時間をとっていただいて、改めてということで。もう結論は変わらないと思いますが、ぜひ委員長、そういうふうに話を進めていただきたいと思います。後ほど、自由討議でもいいですよ。 ○福崎委員   委員会の進め方が問題だと思うので、自由討議をするとかいう問題ではなくて、いわゆる持ち帰りを宣言したときにどういう流れになるのかということだけと思う。うちは持ち帰って結論を出していますし、あとは、委員長がどう取り扱うかだと思うので、自由討議をするようなものかと。 ○徳丸委員   自由討議ではなくて、進め方の部分で、今、そうではない話が出たので、そこの部分だけは少し納得した形でしないと、何かおかしいでしょう。ただ、それだけの話ですよ。執行部には関係ありません。委員だけの問題なので、どうですかというお話をしただけです。 ○野尻委員   うちは会派で事前に議論もしていないし、後もしないけれども、それを言うなら、何で事前に会派で議論をしなかったのですか。 ○板倉委員長   それは持ち帰りと決まった後の話ですよ。 ○野尻委員   それなら、午前中に質疑をして討論を言わせること自体おかしいではないですか。 ○エイジ委員   お話し中済みませんが、一旦休憩をとらせてもらってもよろしいですか。
    ○板倉委員長   しばらく休憩します。                                    午後1時15分休憩                                    午後1時54分再開 ○板倉委員長   委員会を再開します。  先ほど議論が出尽くしたようでございますので、これより1件ずつ討論に入りたいと思います。  まず、平成27年陳情第5号、中央通り仮設工事の早期原状回復に関する陳情について、討論はありませんか。 ○野尻委員   採択をお願いします。 ○板倉委員長   ほかに討論はありませんか。 ○福崎委員   私は継続です。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○松下副委員長   継続です。 ○板倉委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   先に継続という意見がありましたので、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○板倉委員長   挙手少数であります。よって、本件は継続審査とせず、結論を出すことに決定いたします。  それでは、これより採決いたします。  念のため申し上げます。挙手されない方は採択に反対、すなわち不採択ということになりますので、御承知ください。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○板倉委員長   挙手多数であります。よって、本件は、一部反対がありましたが、採択することに決定いたしました。  次に、平成27年陳情第8号、中央通りの車線に関する陳情について、討論はありませんか。 ○福崎委員   先ほどと同じ継続です。 ○板倉委員長   ほかに討論はありませんか。 ○野尻委員   採択をお願いします。 ○板倉委員長   先に継続という意見がありましたので、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○板倉委員長   可否同数であります。よって、大分市議会委員会条例第17号第1項の規定により、委員長が裁決します。  よって、委員長は、本件について継続審査とすることに裁決いたします。  それでは、土木建築部所管分の審査はこれにて終了いたしました。  土木建築部は退席をお願いします。                 (土木建築部職員退席) ○板倉委員長   それでは、ここで、申し出により都市計画部から報告を受けます。  まず、鉄道残存敷利活用に向けた社会実験について報告を受けます。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   鉄道残存敷利活用に向けた社会実験について御説明させていただきます。  お手元の資料1をごらんください。A3の資料となります。  資料左下に鉄道残存敷利活用検討の主な経緯をまとめています。  地図上に青色で示しています大分駅西側の約1,200メートルと大分駅東側の約800メートルに、連続立体交差事業に伴い生じました鉄道残存敷が6メートルから18メートル程度の幅で残っています。  この鉄道残存敷の利活用につきましては、大分県が平成24年7月より実施してきました協議会や市民参加のワークショップを通して、市民が思い思いに使える長い公園をコンセプトに、利活用方針の提案書を取りまとめたところで、平成25年10月に大分県知事へ、同年12月に大分市長へ提出されております。  これを受け、平成26年8月より、官民連携事業の導入など提案された方針の具現化に向け、民間企業の意向調査や公園等施設管理者との協議など、問題の整理や市民が主体にかかわる運営管理などについてさまざまな検討を重ね、市民が主体的にかかわる運営管理の仕組みが、周辺施設との連携やにぎわいの創出につながるか否かの検証をするための社会実験を本年11月に実施することとなりました。  社会実験の実施する場所は、資料の左上にあります黄色で示されました、鉄道残存敷西側エリアの県立図書館付近と国道210号旧大道陸橋付近の2カ所で計画しています。  社会実験の参加メンバーは、県が一般市民から公募いたしましたメンバーから構成されており、本年7月から社会実験研究会を設置し、市民プログラムや運営管理手法など、ワークショップ形式で検討する中で、準備を進めています。  今後は、この社会実験の結果や県が調査を行っている官民連携事業の可能性などの調査結果をもとに、鉄道残存敷の利活用について、県、市連携のもとで検討を進めてまいります。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。 ○野尻委員   利活用の社会実験はいいのですけれども、どういうふうに利活用の社会実験をされますか。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   現在、県のほうで民間のワークショップ形式で社会実験研究会を設置しておりまして、その中で、どういった手法、どういった内容でとかいうところを今、検討中でございます。具体的内容はまだ決まっていませんが、社会実験を現実にするというスケジュールで動いています。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   この鉄道残存敷利活用デザイン研究会がことしの2月までで5回会議を開いている。これについては何か結果が出ていますか。出ていれば、資料としていただきたいのですが。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   現在、資料をこちらのほうで用意しておりませんので、後ほど、それぞれにお配りするということでよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   どうぞ。  ほかにありませんか。 ○エイジ委員   公園を違う形で利用するということですか。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   ちょうど青いところが鉄道残存敷ですが、ここは連続立体交差事業によりまして、JRと県とが土地を最終的に交換しております。したがいまして、県の土地が残っているという状況になっておりまして、その利活用をどうするかということでの検討でございます。 ○長野都市計画部長   今、土地の取得の話が出ましたので、少し説明させていただきます。  まだ土地の交換が終わっておりませんので、土地の底地そのものはJRの土地になります。ただ、これはいずれ交換して、県の土地になります。 ○長田委員   これはJRの人もメンバーに入っていますか。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   オブザーバーという形で入っております。 ○長田委員   ここで言うべきかどうかわかりませんが、通学路に短いJRの踏切があるのだけど、車が来て子供たちが危ないから、線路の中を歩いているのですけど、そんな話があったということです。鉄道残存敷は関係ありませんね。 ○長野都市計画部長   また、内容については個別に聞かせていただければと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○松下副委員長   先ほど県に帰属ということでしたが、市にはないのかというのが1点。  それと、これもかなり以前から利活用の話が出ていますけれども、なかなか方向性が出ないという中で、1つはさっき福崎委員がおっしゃったデザイン会議が議論をしながら、また改めて社会研究会というのがなぜできているのかという経緯がわかれば説明していただきたいのと、この結論の方向性は、大体いつまでにまとめていくのか、県がやっていることなので、可能な範囲でわかれば。 ○清水都市計画部次長兼都市計画課長   まず、土地の権利の関係でございますけれども、もともと県の事業として連続立体交差事業を行っております。そのため、県のほうが土地の取得を行ったというところでありますので、一旦は県になります。  それから、市の分についてはありません。ただ、市は負担金として連続立体交差事業を支払っておりますので、その分、権利としてはありませんが、事業費としては入ってくるということになっています。  それから、デザイン協議会の話でありますけれども、先ほどちょっと説明させてもらいましたけれども、これはワークショップ形式によりまして、どういう利活用がいいかというところで、ワークショップ形式で検討を行いまして、県知事、それから市長に提案という形でしています。それを受けまして、今度、そういった内容が実際に実現できるかどうかというところで、今回、社会実験をして、そういった検証を行うということになっております。今回の社会実験はそういったところの中から行われるということになっております。
     それから、結論でありますけれども、これ、県が主体ということになっておりまして、最終結論がいつになるかということはまだ決まっておりませんが、当然この社会実験を受けまして、その検証であるとか、それからまた、どういうような整備が考えられるのかとかいうところもあわせて考えていくことになりますので、これは県と連携しながら、また協議してまいりたいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に、「OITAサイクルフェス!!!2015」の開催について、報告を受けます。 ○上原都市交通対策課長   「OITAサイクルフェス!!!2015」の開催について御説明させていただきます。  昨年11月2日と3日に本市で開催されました、全日本実業団自転車競技連盟――JBCFが主催する自転車ロードレースの国内最高峰ステージであるJプロツアーが、本年度もツアー最終戦として再び開催されることとなりました。  本イベントは、Jプロツアーの自転車レースを主体に多彩な催しを同時開催するものであり、現在、安全なレース環境や円滑な大会運営を図るため、地元の方々を初め、県や警察など各関係機関の方々に御協力をいただく中で、開催準備を進めているところでございます。  概要につきましては、資料2の1をごらんください。  開催の目的は、自転車の利用促進に資する自転車ロードレースJプロツアーを市内中心部等で開催し、各種関係団体と調整を図る中、にぎわいを創出することで、中心市街地の活性化や観光の振興に寄与することでございます。  開催場所は、大分スポーツ公園及び大分いこいの道周辺です。  開催期間は、平成27年10月30日から11月1日です。  開催内容といたしましては、10月31日に第2回JBCFおおいたサイクルロードレースを大分スポーツ公園で、11月1日に第2回JBCFおおいたいこいの道クリテリウムを大分いこいの道周辺で行います。  また、にぎわい創出イベントとして、10月30日に前夜祭が中心市街地で行われるほか、10月31日以降も産業振興課によるおおいたマルシェ、文化国際課によるおおいたワールドフェスタ2015等が行われます。さらに、市民参加イベントとして、自転車安全教室、別大サイクルラリー、クリテリウム市民自転車パレードも行われる予定です。  なお、本イベントの事業実施団体は、OITAサイクルフェス実行委員会であり、開催までのスケジュールといたしましては、6月の第1回実行委員会において、本イベントの事業計画が決定され、10月の第2回実行委員会において、大会内容の最終確認がなされる予定でございます。  次に、資料2の2をごらんください。  10月31日の土曜日に大分スポーツ公園で開催されますサイクルロードレースのコース図でございます。  大銀ドーム北側の管理道路の中央付近をスタート、フィニッシュ地点とし、矢印の方向に進む、1週4キロメートルのコースとなっております。  次に、資料2の3をごらんください。  11月1日の日曜日に、2015年ツアーの最終レースとなるクリテリウムのコース図でございます。  薄いオレンジ色の道路部分が、1週1.1キロメートルのコースとなっており、このエリアを全面通行どめにして行います。昨年と同様、大分いこいの道中央付近をスタート、フィニッシュ地点とし、矢印のように反時計回りとなっております。  次に、資料2の4をごらんください。  クリテリウムレース当日のコース周辺の状況です。  黄色の部分は、一般車両進入禁止エリアとなっております。濃い青色の部分は庄の原佐野線で、大道から元町方面に行く2車線を通行どめにし、元町から大道方面に行く車線を対面通行といたします。これらのエリアは、昨年と同様、全て朝8時から夕方の4時までの交通規制となる予定ですが、レース終了後は速やかに規制解除を行いたいと考えております。  また、薄い水色の部分は、より多くの方にレースを間近で体験していただけるよう、特別観戦エリアとして有効活用する予定です。  次に、資料2の5にあります本イベントのチラシをごらんください。  現在、本イベントの周知に向けて、このチラシを広く市民、観光客等に配布する中、同じデザインのポスターを西日本や九州各県を含め約240の関係団体や施設に掲示依頼しているところであり、今後も市報はもとより、新聞やテレビなどあらゆる広報媒体を通じて広くPRを行ってまいります。  なお、10月31日に大分スポーツ公園で行われるレースにつきましては、大分駅東側の交通結節機能施設からレース会場までを無料シャトルバスを運行することとしております。  さらに、11月1日に行われるレースでは、自転車ロードレースの国内最高峰ステージであるJプロツアーの年間チャンピオンが決定することとあわせまして、西日本で唯一、中心市街地でクリテリウムが行われますことから、その注目度は高く、公共交通等を利用して、大分市民はもとより、全国からも多くの観光客が訪れることが期待されております。  実行委員会の事務局を預かる本市といたしましても、引き続き関係機関等と綿密に連携をとりながら、地元住民への影響等にも配慮する中、昨年以上の集客に向けて準備を整え、本市の新たな魅力を全国に情報発信してまいりたいと考えております。 ○板倉委員長   執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○エイジ委員   何点かあるのですけれども、昨年よりも多い集客数ということで、延べ人数どれぐらいを見込んでいますか。 ○上原都市交通対策課長   今年度は大分駅等に新たな施設が開業したことに加えまして、東九州自動車道も県内で開通しております。もろもろの増員要素がありますことから、現段階では6万人を目標にしております。 ○エイジ委員   次ですが、当然、駅も新しくなったといえども、交通手段としては変化がないですよね。昨年も僕は行きましたけど、大変にぎわっていて、盛大だったという印象があるんですけれども、昨年は交通整理と近隣住民の方の苦情は何かありましたか。 ○上原都市交通対策課長   昨年の状況ですけれども、近隣住民等からの苦情等は特にはなかったということでございました。また、事故等もなかったということでございます。 ○エイジ委員   当然、自転車がこうやって定着していくということは、以前も個別でお話しをさせていただきましたけど、やはり自転車に乗りたくなるようなまちづくりをしていかなければいけないということで、大分東明高校と協力して、道路整備も少しされているということで、これは要望ですけれども、今後も一層自転車に乗って通行しやすいような市の道路づくりをやっていただきたいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   ホルトホール大分前のバス停がちょうどこのコースの中にあるのですけれども、当日の路線バスはどうなるのかというのと、「大分きゃんばす」がやっぱり同じコースを走るのですけど、「大分きゃんばす」の運行をどうなるのかなということをお聞きしたいです。 ○上原都市交通対策課長   昨年も行ったのですけれども、バス事業者の方々と協議を行いまして、公園がある西側のほうに一時的にルートを変更していただく中で運行をしていただいたというようなことで、ことしも同様でございます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、中心市街地循環バスの利用状況等についての報告を受けます。 ○上原都市交通対策課長   中心市街地循環バスの利用状況等について御説明させていただきます。  中心市街地循環バス「大分きゃんばす」につきましては、今年度新たにオープンしました県立美術館やJR大分駅ビルと、既存施設である大分市美術館、ホルトホール大分や商店街等を回遊する移動手段の提供とあわせ、まち全体の魅力の向上に向けた取り組みと連携することで、中心市街地の活性化を図ることを目的に、去る6月13日に実証運行を開始したところでございます。  運行開始式には、板倉委員長を初め委員の皆様方には大変お忙しい中、御臨席を賜りまして、まことにありがとうございました。  現在、運行開始から約3カ月がたつところでございますが、テレビや新聞等のメディアでも幾度か紹介をされる中、事故もなく、順調に運行されており、これもひとえに皆様方からの御指導、御支援のたまものと深く感謝しているところでございます。  それでは、資料3にあります中心市街地循環バス「大分きゃんばす」の青色のパンフレットをごらんください。  実証運行期間ですが、平成28年3月31日までとし、運行時間は、県、市両美術館の開館時間に合わせまして午前9時30分から午後7時まで、土曜、日曜、祝日につきましては、午後7時10分までとなっており、利用料金につきましては、大人が100円、小学生以下は50円としております。運行間隔は、平日が30分、土曜、日曜、祝日は20分でございます。  また、何度も乗りおりをする方のためのお得な1日乗車券や、土曜、日曜、祝日に子供が無料となるファミリー割引も利用できるようになっております。  裏面をごらんください。  「大分きゃんばす」の路線図でございます。大分駅東の要町バス停を始発、終点としまして、大分駅前、中央通り、県立美術館、大分駅上野の森口を通り、大分市美術館を折り返すルートでございます。  次に、資料3-1をごらんください。  中心市街地循環バス「大分きゃんばす」の利用者数調査の結果についてでございます。  左上、図1をごらんください。  利用者の累計をオレンジ色の棒グラフで示しております。6月13日に運行を開始後、7月31日には1万人を突破し、8月28日には2万人を突破し、8月末までの2カ月半の間に延べ2万1,000人を超える方々に御利用いただいております。  青色の折れ線グラフは、始発の要町を出発し、大分駅や両美術館を経由して、再び要町に戻ってくるまでの1便当たりの平均利用者数を1日ごとに示しております。日によって大きなばらつきがありますが、右の表にありますように、全体を通して平均しますと、1便当たり11.51人の方々に御利用いただいております。  また、月ごとの状況を見ますと、6月は7.69人であった1便当たりの平均利用者が、7月、8月と夏休みに入り増加している状況がわかります。  さらに、その下の表、1日当たりの平均利用者数を見ますと、6月から8月の間、268.7人の方に御利用いただいております。  月ごとの状況を見ますと、6月が179.3人の平均利用者数でありましたが、やはり7月、8月と夏休みに入り、増加してきた状況でございます。  この1日当たりの利用人数を比較したグラフが、資料中段の図2になります。  6月13日の運行開始直後は、梅雨の影響もあり、利用者が伸び悩んでおりましたが、7月中旬以降は、夏休みに入ったこともあり、利用者がふえ始め、8月以降は、薄いオレンジ色の平日までも多くの方に御利用いただいております。  この要因といたしましては、両美術館での催しが大変人気であったことが挙げられます。大分市美術館では「水戸岡鋭治デザインワンダーランド 駅弁からななつ星まで」が7月11日から始まり、県立美術館では「進撃の巨人展」が8月1日から始まったことの影響が大きかったと考えられます。  特に8月29日の土曜日には、1日562人もの方々に御利用いただきました。この日は、1便に43人の利用があった便もあったということで、座席に座ることができなかった方もいた状況でございました。  左下の図3では、曜日別の平均利用者数を示しています。  緑色の棒グラフは、1日の利用者数の平均を示しており、祝日は利用者が特に多いことがわかります。これを1便当たりの利用者数に換算したものが赤色の折れ線グラフになりますが、祝日を除きますと、いずれの曜日も1便当たり平均11人前後の利用者があったことがわかります。  次に、図4及び図5をごらんください。  時刻別1便当たりの平均利用者数を示しております。青い線の平日は、始発から午後4時ごろまで、およそ13人程度の方に御利用いただいておりますが、午後5時以降は利用者が少なくなっている状況でございます。黒い線の休日につきましても、人数の程度に違いはあるものの、1日を通しての利用状況は似たような動きとなっております。  休日の場合、近い便で人数差が生じております。でこぼこが激しいかと思いますが、これは道路の混雑等で到着がおくれたことで、バスを待つ利用者が停留所にたまりまして、後の便で乗るつもりの人も一緒に乗せたケースがあったためと考えられます。  次に、資料3-2のほうに移りたいと思います。資料3-2をごらんください。  これは、「大分きゃんばす」の乗り込み調査の結果についてでございます。  この乗り込み調査は、利用者の属性や特性、ニーズ等を把握し、実証運行中の運行計画の見直しや本格運行の可否判断を行うための基礎的な資料を収集することを目的としておりまして、職員みずからがバスに乗り込み、利用者から直接聞き取り調査等を行ったものでございます。  今回の調査の有効回答数は618票、これは聞き取り調査を行った人数です。調査は、2回に分けて計8日間実施いたしました。  7月上旬の5日間は、夏休み前で、美術館等のイベントが開催されていない時期の調査です。また、8月上旬の3日間につきましては、夏休みや美術館等のイベントも始まり、市内中心部では七夕まつりが開催されていたこともあり、県内外からの来街者も含めて人の動きが活発な時期での調査です。  なお、今後も9月下旬、10月中旬、11月中旬に同様の乗り込み調査を行うとともに、まちなかでの循環バスに関する調査、商店街等の関係者へのヒアリング調査も行う予定です。  調査結果につきましては、618人からいただいた回答内容を割合として円グラフで示しております。  居住地につきましては、大分市内にお住まいの方が65%、市外からの利用者も3割強ということでありました。  利用者の年齢層は、40歳未満の比較的若い方の利用が最も多く、全ての年代にわたり広く利用されている状況です。ワンコインという手軽さが若い人にも魅力的であったと推察されます。  性別については、女性が7割を占めております。  目的地については、降車するバス停ではなく、きょうはどこまでお出かけですかという問いに対しての結果です。約半数は両美術館が目的でありまして、続いてJRおおいたシティの14%となっておりますが、トキハ本店や商店街、フォーラスといった中心市街地での買い物等に利用していると思われる方もトータルでは14%となっております。  次に、右上の乗車バス停については、大分駅が南北合わせて40%であり、続いて市美術館とオアシス広場前の両美術館となっております。  降車バス停につきましては、両美術館が合わせて52%と最も多く、続いて大分駅上野の森口となっております。また、トキハ前や商店街に近いバス停を利用している方もトータルでは12%を超えており、目的地と同様、買い物などで利用されているのではないかと考えられます。  満足度につきましては、8割以上の方から「よい」、「どちらかといえばよい」という答えを直接口頭でいただいております。  意見の内訳を見てみますと、「料金の設定がよい」、「便数が多くてよい」、「継続を希望する」といった御意見や、「おくれて困る」といった御意見が比較的多く寄せられており、そのほかの意見といたしましても、「運行時間帯がよい」、「早朝から運行してほしい」、「バス停がわかりづらい」、「乗りおりしづらい」など、さまざまな意見をいただいているところでございます。  次に、右下の表に主な利用区間と事業評価データを記載しております。  主な利用区間には、多く利用されたバス停の区間を上位10区間上げております。  大分駅前7番乗り場で乗車して、オアシス広場前で降車する利用者が最も多く、全体の15%を占めております。それ以下の区間につきましても、美術館が関連する区間となっております。ちなみに、その他の割合が多いのは、バス停の乗車区間が全部で156通りありまして、1%程度の割合で利用されている区間が非常に多いためでございます。
     その右にあります事業評価データとは、誰もが円滑に中心市街地等を移動できる交通手段になっているかを検証するために、県、市、関係団体、バス事業者、有識者等で構成いたします中心市街地循環バス運行・活用協議会が調査対象とした事項でありまして、循環バス導入前に運行していた路線バスと比較をするものです。  以前の路線バスの数値では、大分市美術館の乗降客数は、1日当たり43人でありました。また、大分駅の南北をまたぐ移動をした利用者は、1日当たり50人であったということでございます。便数の違いはありますが、円滑な移動が以前に比べて図られたという結果を示しております。  続きまして資料3-3をごらんください。  「大分きゃんばす」の利用促進に向けた取り組みについてでございます。  まず、広報実績等につきましては、ごらんのとおり、テレビ放送によるPRを初め、他のイベント等とのコラボ広告、駅前等での映像広告、さらには街頭などでの職員によるチラシの直接配布など、あらゆる手段を駆使して広く周知を図ってきたところでございます。  今後も10月に予定の大分トリニータ大分市ホームタウンDAYでの大型ビジョンを使ったCM放映など、さまざまな取り組みにより、利用促進に向けた広報を行ってまいりたいと考えております。  下段は、利活用の実績等でございます。  8月から、県、市両美術館との連携により、バスの往復分だけ入館料が割引となる特別展優待券を「大分きゃんばす」の車内で配付しており、入館者数の増加を図っております。  今後といたしましては、今週の土曜日12日に、大分県バス協会の主催による「バスフェスタ2015inおおいた」が大分駅府内中央口広場で開催され、「大分きゃんばす」の展示や乗車無料券の配布などが行われる予定です。また、市教育委員会と連携して、「大分きゃんばす」をテーマにした絵画作品コンクールや、商店街関係者が催す音楽イベントと連携した取り組み等も行われる予定です。  このように、循環バスに乗っていただく取り組みだけではなく、バスを取り巻く環境の活性化等を図っていく取り組みも展開してまいりたいと考えております。  最後に、資料3-4をごらんください。  今後のスケジュールについてでございます。  9月下旬に循環バス乗り込み調査を行います。これは、夏休みが終わり、美術館等のイベントも落ち着いた時期での調査でございます。  また、この調査の後、運行開始から3カ月が経過することから、利用状況等について内部検証を行う予定です。  さらに、10月以降も引き続き数字的なデータを収集するとともに、バス利用者のみならず、来街者や商店街等の関係者に対してもヒアリング調査等を行う中、循環バスの新たな可能性を探るため、さらなる利活用策や新たなルートでの実証運行等を検討してまいりたいと考えております。  新たなルートの検討につきましては、中心市街地循環バス運行・活用協議会において、利用状況等の調査結果の検証等を行った後、道路運送法施行規則に基づく大分市地域公共交通協議会で、ルート等の見直し案について協議などを行う予定です。  また、12月には、運行開始から半年間の利用状況等について内部検証を行い、本委員会において、半年間の利用状況や、今年度中に予定する事業、運行計画の見直し内容等につきまして御報告をさせていただきたいと考えております。  その後、1月からルートや時間帯等の見直し後の実証運行を開始いたしまして、2月を目途に、中心市街地循環バス運行・活用協議会で28年度以降の事業の方向性や運行計画等の検討を行い、その検討結果を大分市地域公共交通協議会にお諮りする予定です。  そして、3月の定例会におきまして、本事業の検証結果や新年度以降の計画等について報告等をさせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  中心市街地循環バスの利用状況等についての報告は以上でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんからは質問等はありませんか。 ○今山委員   基本的には大変すばらしい事業をやっていただいているという印象を持っているのですけど、利用者数に関して、執行部としては想定内なのか、予想以上に利用しているのか、教えてください。 ○上原都市交通対策課長   利用者数の伸びというものにつきましては、開始当初、天候が非常に不順であったことから、正直、悲観的な部分もございましたが、やはり美術館の美術展が始まったと同時にぐっと伸びてまいりました。私どもも予想以上に乗客が多かったと考えておりまして、バス事業者のほうもそのようでございます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○徳丸委員   資料3-2で、満足度4と答えているのが65%で、そのうちの意見内訳で、継続希望が13%ということで、整合性がとれないのだけど、聞き方が悪いということですか。 ○上原都市交通対策課長   この調査につきましては、職員が大体バスに1人ないし2人乗り込みまして、直接対面で、言葉で聞き取りを行っております。設問項目という部分につきましては、こういった感想はどういったことですかというふうなお聞きをするのですが、答え方については、選んで答えるのではなくて、個人個人の言葉で答えていただきまして、それをバスの中で記録をいたしまして、要約をいたしまして、まとめております。  それの集積でございまして、これ、便数が多いという方が13%しかいなかった、継続希望は13%しかいなかったというふうな見方もあるのですけれども、さまざまな御意見がありまして、ほかにもよいと答えた方でも、ほかの御意見が、いろいろな意見がちりばめられておりますので、その中で、特に便数が多い、継続を希望する、遅延が困るといった方々の意見が多かったというのは、結果的にはそうなってはおりますが、よいと答えた方はほかにもたくさん、もろもろの意見で散らばっているというところがございます。 ○徳丸委員   わかるけど、データとしてどっちが正しいですよと、率直な御意見は記述ではっきりしたほうがいいと思います。 ○上原都市交通対策課長   そこのところは三者三様、二者択一とか、そういったところの聞き方にもよるかと思います。 ○徳丸委員   とにかくこの比較はちょっとおかしい。納得ができない。 ○上原都市交通対策課長   今後また乗り込み調査を何度か行いますので、この調査結果等の反省点を踏まえまして、よりわかりやすい結果が出るような設問の仕方も検討してまいりたいと思います。 ○板倉委員長   ほかによろしいですか。 ○福崎委員   8月31日までの分で運賃収入の総額は幾らですか。1日乗車券の300円の販売枚数はどれぐらいですか。 ○髙橋都市交通対策課参事   8月いっぱいのデータがまだ出ておりませんので、7月末のデータでございますが、現金が約79万円、ICカード分が23万円、1日乗車券が67枚で合わせまして、105万円程度になっております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員   こういうデータを見ますと、ちょっと連想してしまうのが、どうしても中央通りの車線の実証実験のときの感じを思い出してしまうのです。なので、今、現状はこういう形だけれども、今後、3月まで実証実験しますよね。その後、継続していくのであれば、当然、美術館で何かやっていたから乗車率が上がったというのは、それはありだと思うんですけど、どうやって継続して運営していくのかというところが、1つ大きな課題だと思うんですが、その辺はどう考えていらっしゃいますか。 ○上原都市交通対策課長   今回お示ししましたデータだけではなくて、今後、ルートの見直し等も行っていく予定でございまして、中央通りだけではなくて、ほかのルートも適正な部分があるのか、または中央通りが最も適正なのか、そういったことも検証してまいりたいと考えておりますし、また、中心市街地の活性化に資することも1つの目的となっておりますことから、このバスを利活用して、地元の方が1つの活性化のツールとして御利用いただけるような、そのような呼びかけ等も行ってまいりたいと思います。  先ほどの資料の3-3の下段のほうに、利活用実績予定という一覧がございますが、これは今後も取り組んでいく中の一部なのですけれども、このようにバスを使って多くの方がいろんな役に立つようなことをしていただく、また、バス自体が大分のまちなかで存在感があって、バスに乗りたいといったイメージを持っていただけるような、そんな存在感のあるバスをつくっていくということも、本格運行に向けて考えていく必要があると捉えています。 ○エイジ委員   これはいい取り組みだと思っていますので、最初の式典のときに申し上げたのですが、何でバスがノンステップじゃないのかとすごく気になったので、今後のお話だと思うのですけれども、その辺も検討されて、体の不自由な方とか高齢者の方が利用しやすいようなバスづくりというか、バス運営をしっかり検討していただきたいなと思います。 ○上原都市交通対策課長   バスにつきましては、今後、実証運行の中で、どのようなバスが望ましいのかということも協議してまいりたいと思いますし、また、導入に当たりましては、新たな費用も発生いたしますことから、慎重に考えてまいりたいと考えております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に、大分駅府内中央口広場におけるトイレ設置の計画について報告を受けます。 ○吉田駅周辺総合整備課長   資料4をごらんください。  赤で囲みました部分が、大分駅府内中央口広場の区域でございます。  これまで駅前広場周辺へのトイレの設置については、市民や商店街関係者から、府内中央口広場やその最寄りの場所にトイレを設置してほしいとの御意見が多く寄せられていることから、人の流れやにぎわいを考慮して、中心市街地の活性化の観点から、市道中央通り側の大分駅交差点付近の場所で検討されております。  しかしながら、府内中央口広場オープン以降も駅周辺総合整備課へは、電話やメールで、広場へトイレを設置してほしいとの意見が寄せられております。  中でも、早朝のエアライナーの利用者からは、駅改札口に入らなければ、近くに使用できるトイレが少なく不便であるので、府内中央口広場にトイレを設置してほしいとの意見や、商店街関係者からは、広場でのイベント時に店舗のトイレを頻繁に利用があり困っている、これだけの広場利用者がいるのだから、公衆用トイレを設置してほしいとの意見が多く寄せられております。  このような状況を踏まえて、府内中央口広場の利用者への利便を図るため、資料4の赤で囲んだ区域の府内中央口広場にトイレの設置ができるかどうか、具体的な検討に着手してまいりたいと考えております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、大分城址公園整備・活用事業について報告を受けます。 ○小野公園緑地課長   大分城址公園整備・活用について御説明いたします。お手元の資料5をごらんください。  まず、目的及び経過を説明いたします。  目的でございますが、府内城址の歴史的特性を生かし、市民の憩いの場や駅北中心市街地のにぎわいの拠点となるように、文化会館跡地と一体的に整備することを目的としています。  次に、今までの経過でございますが、大分城址公園につきましては、平成5年に大分市発足30周年記念事業として府内城再発見事業が企画され、府内城再発見検討委員会から、短期、中期、長期の基本構想が提言されました。  短期では、廊下橋の復元、外苑の整備が挙げられており、これにつきましては完了しています。中期では、文化会館の動向を踏まえて文化財発掘後に城内整備、長期では、広く市民の意見を聞きながら城郭の復元を目指すとなっております。  大分文化会館が平成25年10月に閉館し、25年11月の大分市公有財産有効活用等庁内検討委員会において、大分文化会館跡地は城址公園を含めて一体的に活用することを基本とし、歴史的特性、憩いの場、にぎわいの拠点等を重視する方針が確認されました。  平成26年5月には、大分城址公園整備・活用庁内検討委員会を立ち上げ、26年度中に庁内検討委員会を1回、作業部会を6回開催し、大分城址公園に関する各課の意見を集約したところでございます。  課題といたしましては、宗門やぐらの修復や外苑のサクラの再生等の喫緊の課題などのほかに、大分城址公園を検討する上で、大手公園、遊歩公園との関係の論議が必要と考えています。  次に、スケジュールについて御説明いたします。  まず、ことしの11月に外部検討委員会を立ち上げます。委員につきましては、現在検討中でありますが、文化財、歴史、まちづくりの学識経験者、観光、商工、商店街の関係団体、地元自治会、行政として県からの委員に加えて、市民委員を募集いたしたいと考えています。  今年度、外部検討委員会を2回程度開催し、今年度中にアンケート形式による市民意向調査を実施する予定でございます。  28年度に入りまして、外部検討委員会を5回程度開催し、基本計画の策定を行う予定でございます。また、庁内検討委員会は、外部検討委員会に合わせて、必要に応じて開催していく予定でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○エイジ委員   まだこれは正式に決まってないのでしょうけど、天守閣の復元という話は、今後計画の中にあるのですか。 ○小野公園緑地課長   平成5年の府内町再発見事業の中では、長期整備計画の中に城郭の復元をうたっております。考え方としては、それをベースにして、そのときにはなかったにぎわいの拠点とかそういうものを入れながら、新しい計画を考えていきたいと考えておりますので、天守閣の復元をするかしないかというのは、今後検討委員会の中で検討してまいりたいと考えております。 ○エイジ委員   僕なんかの年代から意見を言わせていただきますと、新たににせものの城をつくって、将来的に需要はあるのかという心配があるのですね。  確かにお城の跡で、城を復元したいという気持ちもわかるのですけれども、実際、費用対効果を考えますと、例えば昔からありますよというのをちょっと補修しながら保存しているものとは全然意味合いが違うものですし、あの敷地の中に城自体が、本来の城郭を再現できる敷地面積はないと聞いているのですよ。  それで、わざわざ何か新たにつくろうという計画が進んでも、道路と違って、実証実験的なものはできないわけですよ。もし失敗した場合というか、当然、失敗するためにつくるわけではないと思うのですけれども、そういう計画が進むのであれば、やっぱり明確なビジョンというものが必要だと思うのです。当然、今後検討されていくとおっしゃっていますけれども、欲しい人がいても、やはり、受け継いでいく人たちの考えとかも考慮しながら検討していただきたいという気がします。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。
     〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に、第7回みんなの森づくり市民植樹祭の開催について報告を受けます。 ○小野公園緑地課長   第7回みんなの森づくり市民植樹祭の開催について御説明いたします。  お手元の資料6をごらんください。  平成19年から実施しておりますみんなの森づくり事業も、ことしで9年目を迎え、子供たちを中心に、緑を大切にする心の育成や緑の保全、緑化の推進に取り組んでおります。  今回7回目となるみんなの森づくり市民植樹祭を11月21日土曜日に、大分スポーツ公園東側に位置する岡原地区において開催いたします。  この地区は、休耕田などを利用し、地域住民が一体となってチューリップの球根を植えつけ、春にきれいなチューリップの花を咲かせることで、地域の環境美化に取り組んでいます。  市民植樹祭を通じて、岡原地区の活動を支援するとともに、他の地域にもこのような活動が広く展開されることを期待し、花と緑に囲まれたまちづくりを推進してまいります。  また、当日、大分県が大分スポーツ公園西側において、豊かな国の森づくり植樹祭を開催することから、式典につきましては、県と市と合同開催といたします。  資料2枚目の航空写真をごらんください。  真ん中が大銀ドームです。右側の赤い円が、市が植樹祭を行う場所で、左側の黄色い円が、県が植樹祭を行う場所でございます。  現在、市民植樹祭に参加していただく方を10月16日までの間、募集しております。ぜひ多くの議員の皆様の御参加をお願いいたします。 ○板倉委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○長田委員   非常にいいことですけれども、昔、チューリップの球根や花を配っていましたね。それはもうしていないのですか。 ○小野公園緑地課長   長田委員がおっしゃるのは、上野のほうでつくっている分でして、2年前から、直営でつくっていた花をシルバー人材センターに委託しております。ただ、花は自然の物ですので、かなり余分につくらないと、天候によって学校配布に必要な花の数を確保できない場合もあります。ですから、余分につくりますので、以前と同じように、残ったものは、要望に応じて、自治会とかそういうところにお配りしております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について報告を受けます。 ○小野公園緑地課長   昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について説明いたします。  A3横開きの2枚の建設常任委員会意見・質問事項集約表の資料をごらんください。  説明項目は7点でございますが、全てが公園緑地課に係る意見、質問でございますので、続けて説明いたします。  まず1点目の、看護大学の北側斜面の維持管理をどのように行っているかとの質問でございますが、その後の経過は4月の回答と変わりありません。ことしの除草は、1回目を6月に行い、2回目を10月中に予定しております。  2点目の、2年前に金道公園と浜中公園の整備のワークショップのメンバーに選ばれたが、2回目の日程で久原地区から参加する3人ともが参加できない日にしてしまった、意見を言うつもりであったが発言できなかったという御意見につきましても、その後の経過は4月の回答と同じでございます。今後もより多くの市民が参加できるように、開催日の日程に配慮していきたいと考えております。  3点目の、桃園公園のテニスコートと子供の遊び場を入れかえてほしい、また、樹木の剪定をしてもらいたいとの御意見につきましても、その後の経過は4月の回答と内容は同じでございます。現在、間伐、剪定につきましては、公園の中のほうはもう終わりまして、今、外周の間伐や剪定を行っているところでございます。  4点目の、大在中学校のそばの大池を埋め立て、大在中学校のグラウンドの拡張と公園にしてはどうかという御意見につきましても、その後の経過は4月の回答と同じでございます。  5点目の、政所の線路の南に公園をつくってもらいたいという御意見につきましても、4月の回答とその後の経過は同じでございます。  6点目の、猪野地区には公園がなく、公園が欲しいと思ってもなかなか土地が見当たらないため、どう進めていったらいいかわからないので教えてほしいという御質問につきましても、現在の経過は4月のときと同じ内容でございます。  最後に7点目の、春日公園は、竹を切って随分見通しがよくなったが、まだ雑木やササが伸びて昼間でも暗い、もう少し見通しのよい公園にしてほしいという御意見につきましても、4月の回答と同じでございます。今年度につきましては、公園の南側の樹林帯の剪定を行う予定でございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部の報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   委員の皆さんからその他として何かありませんか。 ○今山委員   先般御報告いただいた大分駅南のトイレの電球の盗難ですが、あそこには防犯カメラみたいなものはついていないのですか。 ○吉田駅周辺総合整備課長   防犯カメラは地元の防犯体制の中でつけております。トイレの入り口についています。 ○長野都市計画部長   地元の自治会になります金池南1丁目が県警察のほうの補助金をいただいて、防犯カメラをトイレの入り口のところに見えるように設置しております。それに1週間分の記録ができるSDカードが入っていまして、それをきょう警察が確認しているところでございます。 ○今山委員   それで犯人が捕まえられるかもしれないということですか。 ○長野都市計画部長   今回が2回目でございまして、前回のときにも犯人が捕まっておりませんが、今回は、日中のようですので、ひょっとすると顔がわかるかもしれないと期待をしているところであります。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○長田委員   資料をつくるのは大変だったと思うけれども、優秀な資料を使わせてくれて、資料をつくった人にお礼を言います。 ○板倉委員長   ありがとうございました。  ほかにないですか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   執行部からその他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○板倉委員長   以上で本日の案件が全て終了いたしました。  あす11日の委員会は、9時30分から開会の議会運営委員会終了後に開会いたしますので、放送がありましたら委員会室にお集まりください。  本日は、これにて散会します。                              午後3時3分散会...