大分市議会 2015-07-14
平成27年厚生常任委員会( 7月14日)
執行部の方で、
補足説明があればお願いします。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
今回の
子ども医療費の
助成拡大を求める陳情につきましては、
保護者にとりまして、子供が小学校に入学すると通院については助成の対象外となり、
医療費の3割負担が生じます。また、入院については、助成はありますが、1日当たり500円、
自己負担金が生じることから、
子ども医療費について通院、入院とも大幅な助成をすることにより、
保護者の
経済的負担の軽減を求めるといった内容です。
御案内のとおり、
子ども医療費につきましては、大分県が行う中学生までの子供を対象に
医療費の一部
自己負担金を徴収することを基本とした
助成事業に加えまして、本市では独自の施策として
医療費無料化の
対象年齢を平成19年に3歳未満児に、また平成25年には未就学児に拡大してきたところです。
本事業は、子供の健やかな成長を支援し、その
保護者の
経済的負担を軽減することを目的としており、各
自治体において、それぞれの
財政状況を勘案しながら、可能な範囲で
単独施設として実施されております。
本市では、
医療費負担の軽減につきましては、今後、他都市の
実施状況等も踏まえまして、本市の実情に即した助成のあり方などについて研究してまいりたいと考えております。
○
二宮委員長
ただいま
執行部から
補足説明がありましたが、質疑等はありませんか。
○
高橋委員
国の動向ということですが、こういった子供に対するいろんな考え方が出てくると思いますが、医療に関して、今どういう動きがあるのか教えてください。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
今日の朝刊に載っておりましたが、国は、
少子化対策、
子育て支援という観点で、今、
自治体が
無料化とか年齢の拡大とか、そのようなことに着手するに当たって、
国庫負担金の
ペナルティーという制度があります。これは、
コンビニ受診等を防ぐというところもありますし、それで各
自治体もちゅうちょしているところもあります。しかしながら、きょうの新聞の中では、その辺の見直しをする中で、
自治体がそのようなところの
取り組みができるように検討するというようなことであります。
現行、
社会保険制度の中で未就学児につきましては2割負担、そして、
小学生以上になりますと大人と同じ、3割負担というような形の制度です。
国の動向ということでありますが、市町村の市長会を通じましても、今回、6月17日に
特別提言ということで、
人口減少社会の中、
少子化対策、
子育て支援の
特別提言を行う中で、
医療費は、国が全国一律で制度を創設してやっていくべきだということを強く提言を行ってきたところです。
○
高橋委員
この陳情の内容を実現しようとすれば、予算的にどのくらい必要になると想定されるのですか。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
大幅な助成をすることということですが、通院について、
小学生まで一部
自己負担金500円を設けて行った場合は約4億円、そして、
自己負担金を撤廃して完全な
無料化にした場合は約6億円という増額が見込まれると考えています。
○
高橋委員
中核都市ではどういった状況ですか。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
皆さんに資料を配付させていただいてよろしいでしょうか。
○
二宮委員長
はい。
〔
資料配付〕
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
中核市の状況ということで、4点目に45市の中核市の状況を記載しております。
表の、左側の区分は年齢です。そして、右、横軸につきましては無料の方式、または一部
自己負担、それと制度なしという区分です。
小学生の部分につきましては、入院の無料が22カ所、そして、現物というのが、
医療機関の窓口で現金をお支払いする必要が全くない、そして無料の償還というのが、一度窓口でお支払いして、市町村のほうにその部分の請求をするというような部分であります。
そして、一部
自己負担というのは、上段にも書いておりますが、大分県の
助成制度の例では、1日500円、これは上限があります。そういう中で実施しているのが19カ所、制度なしが4カ所となっております。
そして、
小学生通院が無料の14カ所が
現物方式、一部
自己負担ありで18カ所、制度なしで13カ所という形になっております。
小学生の部分でありまして、このピンクの部分が、大分市が該当する部分です。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
以上で質疑を終結します。
次に、討論に入ります。討論はありませんか。
○
斉藤委員
子供の
医療費の
無料化の拡大は、我が党もずっと拡大すべきということを言い続けています。国に対しても、
ペナルティーをなくせというのは声を上げているところですが、
先ほど助言者の方からもあったとおり、他都市の状況を見たときに、500円あれば病院に行けるということが考えられると、そうでないと、特に継続した治療については、受診はやめてしまおうかということもあり得るということで、重篤なケースというのは、今回は聞こえてきませんでしたが、小さいうち、特に低学年等は
ぜんそく等、早目に受診をしたほうが後々、非常に明確に治療が進むということもあると思います。
大幅な助成ということで、もちろん全額、
無料化というのが望ましいところですけれども、他都市の状況を見た上で、一部
自己負担ありで拡大をするべきだと思います。
採択を求めます。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
○
阿部委員
いろいろ国の動向もあるし、方向づけはやっぱり大事なことだろうと思います。それで、今後検討する必要があるというような思いは持っておりますので、継続でいいのではないかと思っております。
○
二宮委員長
継続審査を求める意見と採決を求める意見がありましたので、まず
継続審査についてお諮りします。
本件は
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
二宮委員長
挙手多数でありますので、本件は
継続審査と決定いたします。
次に、
予算議案の審査を行います。
それでは、議第59号、平成27年度大分市
一般会計補正予算(第1号)第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第3
款民生費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邉福祉保健課長
〔
説明書⑤ 22ページ
~、歳出第3
款民生費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
新規の事業で
就職セミナーということが出されていますけれども、これまで
保育士の資格を取っても
保育士にならない人がすごくふえているという問題がある中で、こういった支援は
自治体としては初めて行うのですか。これまでは全くなかったということでよいですか。
○
重石子ども保育課長
はい、そうです。初めての
取り組みです。
○
斉藤委員
学校等に恐らく呼びかけをするのでしょうけど、どの範囲で呼びかけをするのか。
○
重石子ども保育課長
まずは、県内はもちろんのこと、
福岡市内に11校の養成校があるということでありますので、そちらにも、バス借り上げ等いたしまして、
保育士確保を希望する
保育所等の
施設長を連れてまいりまして、ブースを設けて、
参加施設のPRをさせて、
保育士の募集をしたいと思っています。
○
斉藤委員
恐らく、
保育士になるか、ならないかというのは処遇が一番ポイントになると思いますが、そういう詳細までお伝えするということでしょうか。
○
重石子ども保育課長
それにつきましては、今後また園の希望等も伺いながら、どのような方法でやるかというのは詰めてまいりたいと思っております。
○
斉藤委員
余りシビアなところまで詰めると、逆に逃げられるということも考えられますが、
保育士になるときに、その処遇ともう一つは園の特色というのもあると思いますので、そのあたりも、いい形でお伝えできるように、よろしくお願いいたします。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、歳出第4
款衛生費のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮保健総務課長
〔
説明書⑤ 30ページ
~、歳出第4
款衛生費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
衛生費のうち、先ほどの説明の中で、
個人負担がふえる部分というのがありましたか。
○
軸丸福祉保健部次長兼
健康課長
負担がふえるものはありません。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
○
松本委員
墓地事業で、直接参拝壇は何壇の購入になりましたか。
○
小原衛生課長
今回の
補正予算は、直接参拝壇112壇の購入の経費です。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、
報告議案の審査をいたします。
報第1号、専決処分した事件の承認について(平成26年度大分市
一般会計補正予算(第5号))、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第3
款民生費のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邉福祉保健課長
〔説明書② 60ページ
~、歳出第3
款民生費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
社会保障費がすごく削減されているように感じるのですが、介護認定の引き下げがとても多く、相談がふえています。変更手続がなされていると思うのですが、認定に関しての件数はわかりますか。
○
後藤長寿福祉課長
今、ここで変更申請の件数の資料を持ち合わせておりませんので、後ほど説明に伺わせてください。
○
斉藤委員
はい。
○
後藤長寿福祉課長
昨年1年分でよろしいですか。
○
斉藤委員
はい。
認定の引き下げで、いろいろ使えていたものが使えなくなったと、いろいろな声が上がっているのですが、認定に関しての対応の仕方に非常に不満があるという声もたくさんあります。認定の引き下げ自体も非常に当事者の方はショックなのですが、総合的に福祉が切り捨てになっているということについてたくさん不満が出てきていますので、これに関しては、もちろん国の社会保障費削減が一番悪いのですが、認定に関しての対応の仕方をよく検討していただきたいと思います。
それから、介護保険料が払えない方の利用者負担が3割負担になることについての現状がわかりますか。
○
後藤長寿福祉課長
介護認定につきましては、手順といたしましては、調査員が調査をして、一次判定をして、その後、審査会にかけておりますので、意図的に下げるとか、下げないとか、そういったことはしておりません。あくまでも中立、公平の中での審査の結果だと思っております。
それから、3割負担の件数ですが、先ほどの認定件数と合わせて、後ほど報告させてください。
○
斉藤委員
調査員の方々にもよく言っておいていただきたいのが、非常に緊張した中で47項目をチェックしているということで、細かいことになりますが、声かけの仕方とか、そのあたりの対応の仕方は十分に当事者の方を見てくださいというか、対応をお願いしたいと思います。
もう1点ですが、介護報酬の引き下げで、サービスを廃止、休止してしまう施設が出てきていると思うのですが、そのあたりに関して、ニーズに合わせて支障が出てくることはないですか。
○
後藤長寿福祉課長
4月から介護報酬が下がりましたけれども、実際に事業所に反映するのは6月です。現在のところ、介護報酬が下がったから廃止をするという情報は、私どものほうには入っておりません。
○
斉藤委員
そういう場合、例えば、運営費を勘案して、サービスを今後、先々、廃止をしようかという場合は、事前に、何カ月前に言わないといけないという規定はあるのでしょうか。
○
後藤長寿福祉課長
利用されている方が次にスムーズに行くために、1カ月前までには届け出が必要になっております。
○
斉藤委員
1カ月では、利用者の方は大変困ると思うので、これはもちろん国に対して、介護報酬引き下げが悪いという声を上げていただかないといけないのですが、もうちょっと事前に利用者の方からの報告や、こちらの把握などの調査が必要ではないかと思います。
○
後藤長寿福祉課長
事前に、こちらから利用者の方、事業所の方に把握するというのは、なかなか難しい。事業所も1,000以上ありますので、こちらから先に調査というのは難しいと考えております。
○
斉藤委員
調査という形ではなくて、運営の状況の現状の把握とか、ある程度、行政のほうからも、何かできないかと思います。とにかく施設の負担がふえているのは当然だと思います。仮に、もし、今後、サービスの休止や縮小がある場合は、早目に行政のほうへ連絡をくださいという呼びかけにしかならないと思うのですが、そのあたりができればと思います。要望しておきます。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
社会保障費削減があらわですので、この
補正予算には反対をいたします。
○
二宮委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、歳出第4
款衛生費のうち、
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮保健総務課長
〔説明書② 82ページ
~、歳出第4
款衛生費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費の補正、第2表中、1、追加、第3
款民生費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邉福祉保健課長
〔説明書① 6ページ、
繰越明許費の補正について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、報第6号、専決処分した事件の承認について(平成26年度大分市
介護保険特別会計補正予算(第3号))の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
後藤長寿福祉課長
〔説明書② 219ページ~、平成26年度大分市
介護保険特別会計補正予算について説明〕
〔説明書① 31ページ~、
繰越明許費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
サービスの縮小と利用者負担増につながる予算には反対をいたします。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で
福祉保健部関係の付託案件の審査は全て終了しました。
それでは、ここで
執行部より
報告事項の申し出がありましたので、
報告事項の説明を受けたいと思います。
まず、
不妊治療費助成拡大事業について報告を受けます。
○
軸丸福祉保健部次長兼
健康課長
資料の2ページをごらんください。
不妊治療費
助成事業は、不妊治療を行っている夫婦に対し、医療保険適応外の費用の一部を助成することで
経済的負担を軽減するとともに、
少子化対策の推進を図ることを目的に、本市では平成15年度から事業を開始しております。
今回、県と連携し、不妊に悩む夫婦が治療効果の高い特定不妊治療へ早期に移行できるように助成上限額を拡大するもので、事業開始時期は平成27年10月1日の予定でございます。
表1をごらんください。
助成件数ですが、平成26年度は820件で、前年度の1.25倍と増加傾向にあります。
表2をごらんください。
不妊の治療法には、大きく分けて、特定不妊治療と呼ばれる体外受精、顕微授精と、一般不妊治療と呼ばれる男性不妊治療と人工授精があります。
特定不妊治療の内容については種類が幾つかありますが、このうち、今回、助成を拡大する対象は、表2にあります特定不妊治療のA、Bと一般不妊治療の男性不妊治療でございます。
表3をごらんください。
助成額ですが、Aの体外で受精した受精胚を排卵後すぐに子宮に移植する新鮮胚移植につきましては、改正前の20万円から10万円引き上げとなり、改正後は30万円となります。
また、Bの体外で受精した受精胚を一旦凍結し、子宮の状態のよいときに解凍して子宮に移植する凍結胚移植につきましては、改正前の20万円から19万円引き上げとなり、改正後は39万円となります。
精子を採取する男性不妊治療については、改正前の10万円から9万円引き上げとなり、改正後は19万円となります。
これらの助成上限額拡大により本人負担は、いずれも、医療保険と同じ3割程度の
自己負担となる予定です。
所要額につきましては、表4のように1億3,000万円の増額補正を計上いたしており、補正後の額は2億5,900万円を見込んでおります。
○
二宮委員長
ただいま
執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで、質疑等ありませんか。
○
松本委員
手術、施術をできるところについて、産婦人科であれば、どこでもできるということなのでしょうか。特殊な施設がないとだめなのでしょうか。
○
軸丸福祉保健部次長兼
健康課長
特定不妊に関しては、指定病院ということで、大分市は今、3カ所を指定しております。医大とセント・ルカと大川産婦人科です。
○
松本委員
3つだけですか。
○
軸丸福祉保健部次長兼
健康課長
はい。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、平成27年度人権に関する
市民意識調査について報告を受けます。
○
上田人権・
同和対策課長
お手元A4資料の27年度人権に関する意識調査の概要と、薄い緑色の調査票を御確認ください。
この調査は、市民の人権・同和問題に関する意識の現状把握と分析を行い、今後の人権教育・啓発に関する施策を効果的に推進するための基礎資料とすることを目的としております。
調査の内容につきましては、主なものとして、人権一般や同和問題に対する意識のほか、教育、啓発、学習の効果などを問う内容でございます。
調査の方法といたしましては、層別無作為抽出法で選出された18歳以上の市民3,000人が対象で、無記名式の調査票を郵送で配付・回収いたします。
調査期間は7月17日から8月7日の3週間として、調査結果を集計・分析後、平成28年3月に報告書を作成いたしまして、今後の人権教育・啓発の基本的な方向性や実践の場に反映させてまいります。
なお、平成22年度に第1回目の調査を行っており、今年度が第2回目の調査となります。
○
二宮委員長
ただいま
執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等ありませんか。
○
斉藤委員
この調査は、国から何か調査をするように言われてやっているのか、市独自でやっているのか、教えてください。
○
上田人権・
同和対策課長
国からは特にありません。ただ、人権教育・啓発基本計画というものがありまして、県下の18市町村中、16市町村が実施しております。また、大分県も意識調査を実施しております。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
○
松本委員
前回の回収率はどのくらいだったのでしょうか。
○
上田人権・
同和対策課長
前回、発送調査票数の回収率が52.7%です。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、
子育て世帯臨時特例給付金について報告を受けます。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
お手元の資料の4ページ、左の部分をごらんください。
昨年度に引き続きまして、消費税率の引き上げの影響を踏まえまして、今年度も
子育て世帯に対して臨時特例的な給付措置といたしまして給付金が支給されます。
支給対象者は若干変更がございまして、平成27年6月分の児童手当の受給者で、児童手当の所得制限の限度額を超えている特定給付対象者は除きます。
対象児童は、平成27年6月分の児童手当の対象となる児童で、生年月日が平成12年4月2日から平成27年5月31日生まれの中学生までの児童となります。
支給額は、対象児童1人につき3,000円で、昨年の1万円から減額されておりますが、特に配慮が必要と考えられる低所得の
子育て世帯に対して、今回は臨時福祉給付金の対象世帯を含め生活保護の被
保護者についても給付されます。
基準日は平成27年5月31日となっております。
申請先につきましては、原則として基準日時点の住所地の市役所の窓口で行います。今回は、児童手当業務担当課の
子育て支援課が窓口となっております。
申請期限は、本年6月1日月曜日から12月1日火曜日の6カ月間となっています。
提出書類は、申請の簡素化及び申請漏れを防ぐため、今回、平成27年度児童手当現況届を
子育て世帯臨時特例給付金の申請書と兼ねております。これによりまして、現況届の提出により給付金の申請も行われたこととなります。
支給の時期を平成27年10月中旬以降とし、児童手当の振込口座に入金させていただきます。
また、公務員の方につきましては、勤務先から申請書が配付されますので、平成27年6月分の児童手当の受給者であることの証明を受け、5月31日時点の居住地の市町村に提出することとなります。
○
二宮委員長
ただいま
執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等ありませんか。
○
斉藤委員
どのようにしてお知らせをするのか、お知らせの方法を教えてください。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
今回の場合は、6月の現況届とあわせてという要件ですので、その中にチラシを同封させていただきます。また、ホームページ、市報等で広報させていただいております。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
最後に、おおいた
子育てほっと
クーポン事業について報告を受けます。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
市報や報道等でごらんになった方も多いと思いますが、今年度、大分県と県内の市町村が協力をいたしまして、
子育て支援サービスを知って、気軽に利用していただくため、
子育て中の家庭に、サービスを利用する際に使えるクーポン券を交付いたします。
大分市では、10月から使用できるよう準備を進めているところです。
クーポンは2種類ございまして、対象者や利用できる期間が異なります。
①のおおいた
子育てほっとクーポン・プラス+は、満1歳から6歳の誕生日を迎える未就学児童が対象です。平成30年3月31日まで使えます。こちらにつきましては平成27年度限定の発行となっております。
②のおおいた
子育てほっとクーポンは、その年に出生した児童の
保護者が対象で、子供の満3歳の誕生日の前日まで使用できます。
いずれも500円の20枚つづり、1万円分のクーポン券となっており、申請により、児童1人につき1冊交付することとなっております。
なお、対象児童数につきましては、①のほっとクーポン・プラス+は2万5,500人、②のほっとクーポンにつきましては4,500人を見込んでおります。
次に、クーポンを利用できるサービスについてです。子供の一時的な預かりといたしまして、現在、16の
保育所で行っております一時預かり、4施設で行っている病院併設型施設の病児・病後児保育、児童養護施設等での休日や夜間の預かり、
子育てファミリーサポートセンター会員宅での預かりのほか、次のインフルエンザ予防接種、フッ化物塗布、大分県助産師会の母乳マッサージ、ベビーマッサージなどに使用することができます。そのほか、家事や育児のヘルパーの派遣、読み聞かせ絵本の購入、おおいた
子ども劇場や「うみたまご」の利用の際に使えることといたしております。
この中で、大分県内で統一して行う事業は、一時預かり、病児・病後児保育、ファミリーサポートセンター、インフルエンザの予防接種、フッ化物塗布の5事業でございます。
10月1日から使用いただけるように、Ⅲに書いてありますように、去る6月16日に対象者へ申請書を一斉送付いたしました。7月末までに申請書の受け付けを行い、9月中旬に申請者へクーポンを一斉送付する予定となっております。
○
二宮委員長
ただいま
執行部より報告がありました。委員の皆さんで質疑等ありませんか。
○
斉藤委員
先ほど、ちょっと言い忘れましたので。人権に関する
市民意識調査ですけれども、内容がやはり同和問題が中心になっているように思います。人権ということに関しては、例えば、いじめだったり、パワハラだったり、広い視点で調査すべきだと思いますので、内容に関してはよく精査をしていただきたいと思います。要望しておきます。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
○
松本委員
Ⅱの⑤におおいた
子ども劇場がありますが、なぜこれが入っているのかも含めて説明をお願いします。
○
利光子育て支援課参事補
おおいた
子ども劇場というのは、数カ月に一回、子供を対象として人形劇を初めとした演劇等を提供するNPO法人ですが、こちらのほうでは演劇の提供をしているだけではなく、地域の
子育て支援ということも同時にやっているところです。
大分市では、こどもルームを拠点として、地域の
子育て支援団体と連携をして、
子育て支援に努めているところですが、おおいた
子ども劇場というNPO法人とも連携することで、より一層地域の
子育て支援を推進していくことと、あわせて、良質な芸術活動に参加をしていただく機会を設けることができると考えまして、事業として組み入れたところです。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
以上で、本日の予定の審査は終了しました。
執行部、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
二宮委員長
委員の皆さんで、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、私から1点ございます。
さきの3月定例会での
委員会において、昨年開催した市民意見交換会での質問・意見等のうち、当
委員会の対応について、
執行部から回答を受け、その後、当
委員会の対応について委員で協議を行いました。その結果は、現在、ホームページ、各支所・出張所及び各地区公民館で閲覧できるようになっております。当
委員会の対応については、
執行部に対し働きかけるといった事項もございますので、真摯に受けとめていただくようお願いします。
最後に、あすの予定を確認いたします。
あすは9時30分から議会運営
委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら、御集合されますようお願いします。
本日はこれにて散会します。
午前11時43分散会...