大分市議会 2015-03-17
平成27年建設常任委員会( 3月17日)
平成27年
建設常任委員会( 3月17日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
平成27年3月17日(火)午前10時10分開議~午前10時30分休憩
午前10時45分再開~午後0時5分休憩
午後1時0分再開~午後2時38分散会
2.場所
第4委員会室
3.出席委員
委員長 板倉 永紀 副委員長 松下 清高
委 員 野尻 哲雄 委 員 長田 教雄
委 員 福崎 智幸 委 員 スカルリーパー・エイジ
委 員 徳丸 修 委 員 国宗 浩
委 員 今山 裕之
欠席委員
な し
それでは、継続審査となっておりました平成25年陳情第3号、
市道中央通り線への
進入禁止計画反対に関する陳情についてです。
執行部の方で補足説明をお願いいたします。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
それでは、陳情第3号について補足説明をさせていただきます。
この陳情につきましては、当初、大分駅前交差点と、隣接する北側の
中央通り南交差点を一体的に改良、整備をする工事で、
市道府内金池線、
通称外堀通りから車の進入を禁止する計画で、平成25年秋に工事着手する予定でございました。しかし、この陳情が提案されたことを重く受けとめ、工事を中止して、改めて、地元の方々との協議や、警察、国土交通省との調整を重ねてきたところでございます。
この交差点の改良工事は、大分駅前交差点と
中央通り南交差点を一体的に改良する工事であることから、当時、整備を進めておりました大分駅
北口駅前広場の整備工事に、大きく影響していたところでもございました。このため、地元の方々との話し合いを行う中で、
北口駅前広場の整備を妨げるものでないとの御理解をいただいたところでございますことから、平成25年10月に臨時の
建設常任委員会を開催し、
北口駅前広場に関する工事再開の御了解をいただいたところでございます。
その後も、関係者との協議を行う中で、
中央通り南交差点においては、現行の形態を確保することへの御理解をいただきましたことから、地元の方々への御報告とあわせて本委員会にも御報告し、
交差点改良工事の再開をいたしたところでございます。おかげさまで、ことし2月28日には国道10号の平面横断が可能となったところであり、今週中には工事が完了する予定でございます。
しかしながら、本陳情書の文末にあります
朝日生命大分ビル前に、別府、
南大分方向への動線として道路を新設することにつきましては、既存の地下道が供用されていることや、道路を新設することによる交差点での信号処理が困難であるとのことから、整備は大変厳しいと、地元や本委員会へ御報告をしてきたところでもございます。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑等はありませんか。
○野尻委員
2つの内容についてですけど、最初の中央通りへの進入禁止の措置という提案は、ほごになったのですね。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
はい。この当初の計画を変更して、地元の御意向を酌み入れる中、現状の形態を確保するということで整備を進めてまいりました。
○野尻委員
では、
都市計画部としては、今後この進入禁止の提案はもうないということですね。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
当初計画したこの計画は、もうありません。
○
板倉委員長
ほかにはありませんか。
○福崎委員
これを見て思ったのですが、陳情の題名と願意の上半分は合うのですけど、下の分が内容から見ても関係ないように感じます。前任の2年間に、この内容については、切り離して出していただくなり、陳情者に対して委員会として何か話があったというような経過を聞いております。
それで、私としては、この題名とその中身が違う部分については、もうちょっと陳情者に対して、出すのであれば、切り離すなり、きちんとした形で出していただきたいと感じているのですが、前任の
建設常任委員会では、その陳情者にそういう話をしてくれということが出たということですから、
建設常任委員会としてどう対応されたのか、経過を聞きたかったのですよ。
○
板倉委員長
願意の2つ目について、もうちょっと詳しく説明をお願いします。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
今出されている陳情の文末の部分ですが、
大分銀行駅前支店の前に、外堀通りから道路を真っすぐ伸ばして、国道10号に出るための新たな道路をつくるというのが、陳情書の趣旨です。
ここは、説明いたしましたように、既存の地下道の出入り口もありますし、新たな交差点もできるということで、トータル的に信号処理が厳しいということがありましたので、この整備についてはできないということを、我々のほうからは御報告させていただいている次第です。
○
板倉委員長
左折をせずに真っすぐに行くというわけですね。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
はい。外堀通りから真っすぐ出られるように、また、別府方向からも真っすぐに入れるようにというのが、この陳情の趣旨でございます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、取り扱いをどう議論したのか確認します。
しばらく休憩します。
午前10時30分休憩
午前10時45分再開
○
板倉委員長
休憩前に続いて、委員会を開きます。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
○野尻委員
前半の案件についてはもう解決していますし、後半の部分の案件については、非常に難しい状態で、協議も、県警とかいろんなところと協議している中でも難しい案件なので、これについてはもう結論を出したほうがいいと思います。
○
板倉委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
採決という話が出ましたので、これより採決をいたします。
念のため申し上げます。挙手されない方は、採択に反対、すなわち不採択ということになりますので、御承知ください。
本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
板倉委員長
挙手はありません。よって、本件は不採択とすることに決定いたしました。
続いて、平成26年陳情第2号、ふない
アクアパークの駐輪場の利用時間短縮を求める陳情についてです。
本陳情につきましては、3月12日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、取り下げを了承いたします。
続いて、平成26年陳情第15号、府内五番街周辺の自転車に関する陳情についてです。
本陳情につきましても、3月12日付で提出者より取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、取り下げを了承いたします。
次に、平成26年陳情第20号、
市道中央通り線歩道整備に関する陳情、平成26年陳情第25号、
中央通り中央町側の車線整備に関し大分市案の変更を求める陳情、平成26年陳情第28号、中央通りの1車線減線する整備計画に反対する陳情についてです。
これらの陳情につきましては、関連がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決については1件ずつ行ってまいりますので、お願いします。
それでは、執行部から一括して補足説明をお願いします。
○
河野土木建築部次長兼
道路建設課長
陳情第20号、陳情第25号、陳情第28号につきましては、関連がありますので、一括して補足説明をさせていただきます。
一昨年の10月12日から11月10日にかけ、
まちなかにぎわい実証実験を実施いたしました。その結果を踏まえ、昨年2月24日に、
まちなかにぎわい推進協議会において、持続可能なにぎわい及び魅力的な憩い空間の創出に向けた御提言をいただいたところであり、中央通りの詳細設計に当たっては、
推進協議会に参画いただいた42名の方々のほか、沿線の土地・建物所有者の方々などの意見を伺う中、設計を進めてまいりました。
そうした中、昨年12月の第4回定例会におきまして、
中央通り線仮設工事の予算承認に当たり、仮設工事を行った後は、これまで地元、国、県、県警などから出された問題点や課題の検証を十分に行い、その結果を受け、歩道を拡幅し車線を減少すること自体の中止を含め、整備計画の検討を行うこと、また、仮設工事の検証を行う組織については、地元商店街等含めた組織体制にし、多くの意見を反映できるよう努めることという2点の附帯意見が出されましたことから、このたび
中央通り歩道拡幅検証委員会を設置することといたしました。
この
検証委員会では、仮設期間中における、中央通り及びその周辺の交通やにぎわいに関する客観的な検証を行い、その結果を市長に報告いただくこととなっております。この結果をもって、
市道中央通り線の整備計画の検討を行ってまいります。
○
板倉委員長
ただいま執行部より一括して説明がありましたが、質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、これより1件ずつ討論に入ります。
まず、平成26年陳情第20号、
市道中央通り線歩道整備に関する陳情について、討論はありませんか。
○野尻委員
今、中央通りの車線減については、9月まで、実証実験を兼ねての整備、仮設工事ということで進んでおりますので、この案件については継続を求めます。
○
板倉委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
継続審査という意見がありました。
本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
板倉委員長
挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定いたします。
次に、平成26年陳情第25号、
中央通り中央町側の車線整備に関し大分市案の変更を求める陳情について、討論はありませんか。
○野尻委員
陳情第20号と同じでございますので、継続を求めます。
○
板倉委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
継続審査という意見がありました。
本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
板倉委員長
挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定いたします。
次に、平成26年陳情第28号、中央通りの1車線減線する整備計画に反対する陳情について、討論はありませんか。
○野尻委員
陳情第20号、第25号と同じでございますので、継続を求めます。
○
板倉委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
継続審査という意見がありました。
本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
板倉委員長
挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定いたします。
以上で陳情の審査が終了しました。
土木建築部の皆さん、退席をお願いします。
(
土木建築部退室)
○
板倉委員長
引き続き、予算議案の審査を行います。
予算議案の審査の際には、昨年の
決算審査特別委員会における
事務事業評価の結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部に説明を求めておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった、平成26年度
事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしておりますので、御確認をください。
それでは、議第1号、平成27年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算、歳出第8款土木費のうち
都市計画部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
〔説明書② 322ページ~第8款土木費のうち
都市計画部所管分について説明〕
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明ありましたが、質疑、意見はありませんか。
○今山委員
339ページの
公園管理費の中の業務委託料に関して、質問させていただきます。
最初に、確認の意味でお尋ねしますけれども、
田ノ浦ビーチの
年間来場者数は大体どのぐらいでしょうか。
○
小野公園緑地課長
済みません、手元に資料がございません。
○今山委員
なかなか全部のデータをとるのは大変でしょうけど、概算でどのぐらいですか。
○
吉田公園緑地課参事兼
公園管理事務所長
年間、リポートをとっていて、データはありますので、後で提出させていただきたいと思います。
○今山委員
全くわからないということは、意識がないということですね。後で資料をいただきます。
それでは、
田ノ浦ビーチにはたくさんの方が訪れていると思うのですけど、大分市にとって
田ノ浦ビーチとはどのような位置づけですか。
○
小野公園緑地課長
田ノ浦公園、
田ノ浦ビーチですが、大分市内で唯一の海浜を利用した海浜公園として、夏場の海水浴場を中心に、年間を通じて海に親しめる公園として、非常に重要な公園と考えております。
○今山委員
非常に重要な場所ということなのですけれども、今田ノ浦の地域で話題になっていることがあって、田ノ浦の海水浴場の管理を民間に委託しようというのが、既成事実化して、地元ではもう話が広まっているということをお聞きしていまして、予算書が出るはるか前にそういう話がもう固定化している。それから、その委託料に関しては、まだ予算の審議も行われてない。それで、今議会で予算の審議が行われるわけですけれども、その予算が通る前に、そういう既成事実化した情報が流れているというのは、ある意味議会に対する軽視なのではないかと考えますけれども、見解をお伺いしたいと思います。
○
小野公園緑地課長
田ノ浦ビーチですが、現在嘱託職員2名で、1人は市のOB、1人は地元の採用で、年間を通じて管理人として雇用しております。そして、夏場にはライフセーバーと看護師による監視、看護を、別途、7、8月に委託しております。
夏場の安全管理については、ライフセーバー等の体制は十分整っているのですけど、以前から、それ以外の10カ月の安全管理に関して、実際海辺で遊ぶ人とか水辺で遊ぶ人が多いですから、その安全管理について、課内でも議論をしてきました。それで、方法については、結論ですけど、ライフセーバーを利用者の安全管理のために周年雇用できないかということを検討いたしました。
それで、今山委員御指摘のこの予算ですが、年間を通じての委託料として約1,500万円を計上しているのですけど、この議会の前に地元に流れたということですけど、それは、現在の地元雇用の1人の嘱託職員から、今年度いっぱいで退職の意思を示されまして、新しい嘱託職員の履歴書が出ましたので、こちらのほうで考えています、来年から年間を通じて安全を管理するために、ライフセーバーを周年通じて確保することを、あくまでも議会で審議するので、決して確定ではないという前置きをいたしまして、地元の3役並びに新しい嘱託職員希望者に説明をいたしました。
○今山委員
前置きはあるにしろ、そういうふうな流れに変わっていることについては、議会に全然説明がないでしょう。
○
小野公園緑地課長
はい。
○今山委員
もうかなりの人が知っていますよ。それはもう、完全な議会軽視であると私は思いますので、指摘をさせていただきます。
それから、その管理業務の費用は、今1,500万円と言われましたけど、どういう中身になっていますか。
○
小野公園緑地課長
夏場の監視、看護です。ライフセーバーの雇用と看護師の雇用等で、今まで、7、8月で1,000万円かかっておりました。それで、あとの500万円ですけど、今2名の嘱託職員を雇用しております。それをライフセーバーに置きかえて、賃金を委託料に置きかえた500万円を合わせて約1,500万円の計上をしております。
○今山委員
そういう新規での事業に対して、私も説明を受けていないのです。多分、委員長以下皆さんも、説明を受けていないと思うのですよ。大勢の方が来る、それから、大分市にとっても大事なスポットであるという前提がありながら、そのように管理の形態が変わるということは、やっぱり事前に議会に説明すべきではないですか。
それから、全体の委託料の中に、その1,500万円が含まれているわけですよ。説明がないとわかりません。そういうのは、どちらかというと、議会軽視であるのではないかと捉えてしまうのですけど、その点はいかがでしょうか。
○
小野公園緑地課長
決して議会軽視をしているわけではないですけど、説明不足があったことは反省しております。申しわけございませんでした。
○今山委員
それから、今
田ノ浦ビーチで起きていることに対して、若干触れさせていただきますけれども、清掃業務に関しての仕様書ですが、その内容に沿った業務がなされていないのではないかという疑念があります。具体的事例として、東側のレストラン近辺のごみが撤去されてない。それから、うみたまご側のごみが撤去されてない。これはかなり恒常的に撤去されてない。
昨年の5月に県主催でボランティアが250キロのごみを拾っています。私からすると、その1回のボランティアの収集で250キロものごみが出るということは、それ以前にそこのごみの収集がなかった証拠だと思うのです。それから、去年の12月に自動車の関連の方々がごみを拾っています。それも、短時間ではあったけれども、軽トラックか何かに結構いっぱい搬出されたというふうに、その関連のボランティアに参加した人から聞いています。ですから、常態的に、そこだけごみが放置されている可能性が高いわけですよ。
それで、確認させていただいたけど、契約上は、全域が契約の範囲になっていますよね。契約の範囲が全域なのにもかかわらず、そこだけ放置されているというのは、ある意味、その契約書どおりに業務がなされてないのではないかという疑念があります。
それから、もう一つですが、これはお2人から報告を受けましたけど、2月の終わりか3月に入ってかに、わざわざ職員が、そこのごみを撤去しに行ったという話を直接お伺いしましたけど、委託をちゃんと契約しているのにもかかわらず、何で職員が、わざわざ時間を割いて、そこのごみを拾いに行かなきゃいけないのか。このような話を聞くと、やっぱり契約書どおりに仕事が行われていないのではないかというふうに思うのです。その点について、いかがでしょう。
○
吉田公園緑地課参事兼
公園管理事務所長
今、今山委員から御指摘があった分ですけれども、まず民間ボランティアのトラックの関係の方の収集ですが、東側を中心にしていただきました。ちょうどその前に台風19号が来て、かなりの量の漂着物があったということで、それが東側のほうにたまっていて、ボランティアの方に片づけていただいたという形になりました。それに対しては、ボランティアの方に大変御迷惑をかけたと、こちらも考えております。
また、そのほかの西側の分と東側の分ですが、2月に職員が片づけた分については、その台風19号のときに漂着したごみということで、ちょうど高潮と満潮が重なって、かなり上のほうまでごみが上がっておりました。そこの分について、今回こちらのほうで片づけたという形になります。
あと、それ以外の通常の水際の分とかいうのは、今東側に残っている分ですが、あそこについては、通常の干満の中で残っている分ですので、業者と立ち会いをして、早急に片づけるようにこちらのほうで指導したところでございます。
○今山委員
私、
田ノ浦ビーチにこの何年間かしょっちゅう寄っているのですけれど、たまたまパトロールをしていた管理人さんがいらっしゃったので、話を聞いたのです。
日常、船の遊び場の周りの砂浜だけをやって、御自身が管理人になってから、うみたまごのほうとレストランのほうのごみ収集を業者がやっているのを見たことがないと言われていたのです。名刺を渡したから、確認してもらえればわかります。
台風云々っていうよりも、常態的に、そこだけ仕事をしていないのではないですか。それで、契約範囲は全部にまたがっているわけですよね。そうすると、本来の契約の内容と違うことが実際に行われているということは、例えば、その分の委託料を返還してもらわなければいけませんし、仮にあなたたちがここはしなくていいみたいなことを言って、そのままの契約料を払っているのであれば、背任行為で法に触れるかもしれません。
このようなことが、常態化して続いているという話を、随分前から聞いていますので、その点について、ちゃんとした対応をお願いしたいと思います。
何か答えることがありますか。
○
吉田公園緑地課参事兼
公園管理事務所長
私どもが、田ノ浦の管理をしている担当部署になりますので、現地のほうで再度確認しながら、業者のほうに指導を徹底していきたいと思います。
○今山委員
おととしの6月議会で、私が、一般質問で、この委託に関しての質問をさせてもらっています。
その内容は、民間委託が効果を上げるには、大前提がある。受託者――民間業者等が、契約書や仕様書に沿って確実に業務を遂行すること、また、委託者――大分市は、委託したからと安心して手を放すのではなく、当然十分な管理監督を行うこと、それから、この両方がなされて初めて民間活力の効果が十分に発揮されるという質問をしていて、部長が、結果として十分な業務委託の遂行がなされていなかった場合の措置について、正当な理由がなく契約上の業務を履行していない場合は、契約を解除することができると定められている、それで、受注した業者との打ち合わせを密にするとともに、作業時における職員の中間確認の回数をふやすなど、現場確認の徹底を図り、公園の適正な維持管理と事故防止に努めてまいりますという答弁をしているわけですよ。
それからもう約2年がたっていますが、部長の答弁のとおりに、この2年間は公園の委託業務が行われていたとは思えないのですが、いかがですか。
○
小野公園緑地課長
今山委員が2年前の議会で質問された、管理あるいは検査体制ということですね。
うちのほうも今まで、こういう清掃関係について、件数が多いので、1件1件は行けなかったので、写真検査等を検査員が行ってきたのですけど、今は、田ノ浦でも、検査員あるいは担当者が行った都度、状況を確認して、悪ければ指導等を行っております。
それで、仕様書に関しても、昨年長期契約の清掃関係を契約したのですけど、仕様書のみの見直し等で検査できるように、できるかと思っております。
○今山委員
今、検査員が確認していると言ったけど、管理人さんに何回か私が聞いています。それで、検査員が来たのを見たことがないとおっしゃっているのですよ。管理人さんと言っていることが違いますが、どちらが正しいのですか。
○
吉田公園緑地課参事兼
公園管理事務所長
現地は、清掃を含めて、担当職員が行くこともあれば、私が行くこともありますし、また、毎月1回ですが日報等をとりに行きますので、その際には現地確認のほうもきちんと行っています。
○今山委員
現地確認をしていたら、契約がちゃんと履行されていないのはわかりますよね。ちゃんと行っていますか。いかがですか。
○
吉田公園緑地課参事兼
公園管理事務所長
現地に行ったときに、広いので100%全部を隅々まで見るのはなかなか難しいですけれども、こちらで気がついた点があれば、業者や現地に常駐されている人には話をして、片づけをしていただいております。
○今山委員
部長の答弁にありますように、受注した業者との打ち合わせを密にするなど、作業時における職員の中間確認の回数をふやすとか、現場確認の徹底を図り公園の適正な維持管理と事故防止に努めるなんていうことが、ちゃんとできていないのではないですか。
それから、最後に申し上げたいのですけど、今回ライフセーバーの人に委託しますよね。民間活力の導入というのは基本的に大賛成ですけれども、私が一番心配しているのは、これまである意味直営でやってきたのに、委託をしたら、手に負えないということで、責任を放棄して、委託業者に丸投げをしないかということです。
○
小野公園緑地課長
そういうつもりは全くありません。
○今山委員
そうであれば、さっきの部長の答弁と同じですけど、新しい委託先をしっかり守っていただきたいのです。希望に燃えて委託業務をやろうと思っていると思います。その人たちを、見捨てるといったら言い方が悪いのですけど、あなたたちがやってコントロールができないのだから、委託業者はもっとコントロールができないことになるかもしれない。そういう彼らをしっかり守るために、部長の答弁どおり、細かいところまでしっかりとした連携をとって、仕事を見守っていただきたいと思うのです。
そういう意味でも、今後、改善点をどうするのか、それから、どういう改善点をチェックして、その改善点に対してどういう成果があらわれたのかを次の議会で報告していただきたいのですけど、その点はいかがでしょうか。
○
小野公園緑地課長
御指摘のとおり不十分な部分もありましたので、改善点等を考えまして、それに対しての成果を、次回の6月議会で委員の皆様に報告したいと思います。
○今山委員
もう一回念押しをしますけど、例えば10の内容がある契約を5でいいということで、そのまま委託料を払うことのないようにやってくださいね。
以上、指摘をします。
○
板倉委員長
また6月議会に報告してください。
○徳丸委員
今のお話をずっと聞いていて、委託全体に係る問題の中で、何が問題なのかということが、僕もつかめなかった。指導のあり方が問題なのか、業者そのものの問題なのか、委託する内容に問題があるのか、この辺はきちっと整理をしてやっていただきたい。
これはもうここだけの問題ではないと思います。委託という全てのものに、横の連携や展開も出てくるのだろうと思いますので、そういった内容の整理をされるといいのかなと思いますので、御参考にしてはいかがでしょうか。
○今山委員
済みません、言い忘れていました。その改善点に関しては、細かいところまでしっかりピックアップして、それがどうなったのか、しっかり報告をしてください。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○野尻委員
329ページに地籍調査事業とありますが、以前も地籍調査されていましたけど、新たに始めるのですか。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
地籍調査につきましては、大分市では、これまで一部の区域で行ってきておりましたけれども、来年度から再開という形で事業を始めたいと考えております。
それで、報告事項で、後ほどその部分について説明をと思っていました。
○
板倉委員長
そうであれば、そこで説明を受けましょう。
○野尻委員
それなら、後でいいです。
もう1件ですが、中心市街地循環バス運行路線については、どうも既存のバスを使うということで、床の低いバスではないという話を聞いているのですけど、その点については、どうなっているのでしょうか。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
当初、リースでの運行委託を考えていまして、その中で、大分バス、大分交通に、低床、それから、小型バスがあるかというところから始めまして、現状としては、両バス会社ともないということでしたので、バス会社にないのならメーカーのほうにも問い合わせをしました。現状では、まだ低床された小型バスが実証運行では実現できないという状況で、今のバスをラッピングして、中を改装しながら、実証運行をやる予定にしていますので、子供連れとかお年寄りには多少不便をおかけするかもしれませんが、引き続き、低床バスにつきましては、確保ができないか、継続して協議を重ねている状況でございます。
○野尻委員
やはり、乗って楽しい、見て楽しい、そういうバスを準備して、バス会社に貸し付けるような形をとらないと。いずれ市街地循環バスの運行は、将来的にも引き続いてやるという事業計画を持っているのではありませんか。大友館跡の周辺とか、中心市街地のこのオレンジ色の部分まで広げていって、利用者にとって便利になるようにということで計画をしていくのでしょう。そうであれば、いいものを提供すれば、それだけ子供たちから老人まで、利用者もふえていくと思いますので、予算を使うのなら、バスの運行は、今あるもので応急処置的にやるということではなくて、ちゃんといいものを最初から提供すべきではないですか。
6月から9月までのデスティネーションキャンペーンに間に合わせるということもわかりますけど、低床バス、あるいは、子供たちが飛びつくようなバスが走っているという話題性が一番必要なので、そういうことも考えて、市のほうとしても、これを目玉として取り上げるのなら、初期投資を――今から言っても無理でしょうけど、そのような考え方を持たないとだめですよ。単に、実証実験をするからこれだけの予算でやります、バス会社に任せますでは、大分市が本当にこういうまちにしたいというようなものが見えてこないではないですか。私らは、予算についてはいいものはいいということで評価して反対するわけではないので、そこら辺を考えて対応をお願いしたいと思います。
○長田委員
関連です。今これが、当初予算に計上されてきましたけど本当に遅い。2連のバスでやるというような説明を聞いていました。
野尻委員と同じようなことを言いますけど、国からの財源が少ないと思っていますけど、全国ではたくさんこういうことをやっていますので、やっぱり国からの財源をもっとふやしてやるようにしたら、予算がないからできないということにならないと思います。
それと、タクシー会社との協議はやっていますか。あと、循環バスの料金も教えてください。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
タクシー会社との協議につきましては、朝夕ですが、そういう早い時間帯には運行いたしません。それで、美術館の開館、閉館の時間に合わせての運行としています。
それから、この料金設定につきましては、今後、道路運送法に基づく地域公共交通協議会の中で決定されるのですけど、今私どもは、100円を想定しています。子供につきましては50円を想定しています。これで今回、地域公共交通協議会に諮る予定でございます。
○長田委員
こういうことをやって、一番影響するのは、関連交通機関だと思うのです。ですからやっぱり、議会に提案する前に、そういうところときちんと話をしながら、ここに提案をしたほうがいいのではないかなという点があります。議会にもそういう関連の人がおりますから、きちんと話を通してから提案してください。
○
板倉委員長
それと私から1点。野尻委員も言ったのですが、やっぱり最初に乗りにくいとか嫌なイメージがあると、今度新たにやるときには、そのイメージを払拭するためには倍のエネルギーが要るのですよ。だからそういった意味で、初期の投資はやっぱりきちんとしないと。そこら辺も考慮した中で計画をするべきではないかと。
それともう1点ですが、大分バスと大分交通の共同運行ですが、先ほどのタクシー会社などの民間会社と共同運行とかいうことは考えられなかったのかなと思うのですが、今回は試行的だからいいですけど、今後、実施するときには、民間会社も含めた中で協議してほしいということを要望しておきます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○福崎委員
循環のバスについてなんですけど、利用見込みをどのように見込んでいるのですか。
それから、実証ですから、どのようなデータをとろうとしているのかと、その考え方等についてお聞きしたい。
それから、先ほどからバスのことを言っているのですけど、市が直接リースできないのであれば、バス会社がリースできなかったのかどうかということについての3点についてお願いします。
○高橋都市交通
対策課参事補
どういう内容を検証するかということですが、実証実験の中で、当然バスですから、需要、利用状況、それから、回遊性の状況だとか採算性について検証していきたいと思っています。
それから、利用の見込みでございますが、今現在想定してある路線としまして、駅の南側になるのですが、大分市美術館に上がります、循環線という既存のバスがございまして、その利用者数ですが、1日約70名程度利用されています。その中で、駅の南側に加えまして、今回駅の北側もルートに入っていきますので、約2倍の140名。それから、JRおおいたシティであるとか県立美術館等ができますので、そういう利用者をどんどん引き込むという観点から、1日200名程度の利用見込みを想定しています。
また、当然土日になれば、イベント等もございますので、そういう観光客、それから美術館等に行かれる方の利用を考えております。
バス会社へのリースの話でございますが、いろいろと協議をする中で、両バス会社のほうには話をしたのですけど、リースをして新車を買うということはなかなか難しいということで、お話を伺っております。
ただ、大分バス等に関しましては、なるべく小型のほうで手配できるのではないかという形で、手配をかけているところではあります。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
リースに関してですが、九州の日野自動車のほうに確認をしまして、バスのリース期間につきましては、国の基準がございまして、3年以上リースをしなければいけないということです。コミュニティーバスの車両の事例とかも調査しましたけど、今一般的に使っている、ポンチョバスというものですけど、これを3年間リースした場合は、2,000万を36回で割った金額を毎月支払うようにということです。それから、3年を経過した時点で車両を購入する場合は、追加で200万円を支払えば購入が可能ということで、購入しなければ返還をしなさいというような国の基準がございまして、リースについては、かなり研究をしましたけど、難しいということです。
現状としては、可能な限り低床のバスを実証実験に使えるように、大分バス、大分交通と引き続きその協議を行っている状況であります。
○福崎委員
データのとり方ですが、きちんととっていただかないと。先ほど何か利用状況やら採算性とか物すごく大ざっぱな言い方をされていましたから。例えば毎日の利用状況をとるのか、時間帯別の利用状況をとるのかとか、そういうことをしながら、実際にどの時間帯にどのような利用があったのかとかいうことを分析しないと、しっかりとした検証はできないと思うのです。
だから、もうデータがとれましたよ、こんな感じでしたよみたいな報告を今後受けても、果たしてそれが妥当だったのかどうかというのはわかりにくいので、そこはきちんと指摘をしておきます。今後はその調査したデータが出されたときに、不足分があったら、きちんとデータをとっていただくように指摘はしますので。
それから、リースについては、日野自動車だけに聞いたということですけど、リース会社に聞かなかったのですか。
それと、いかにも国に決められているからだめですよみたいな話ですけど、バス会社がリースするときは本当にだめなのかどうかというのは、バス会社から聞いたのですか。バス会社に聞いてもらったのですか。市が借りるから、リースをするならどうするのかと聞いたのですか。どっちですか。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
協議の中では、確かにリースとして大分市のほうが借り受けるという形で、それをバス会社が使うという設定でお聞きしました。
○福崎委員
その主な利用対象者が小さな子供連れの家族や高齢者と書いてありながら、先ほどから言われているような低床バスでやるのでしたら、利用する方々の立場で、あなたたちがどうしたら最大限その人たちのニーズに応えられるかを、バス会社の人たちと考えるべきではないかと思うのですよ。
そして、バス会社に、あなたのところからリースはできないのですかと聞いた上で、できませんということであるとか、リース会社に聞いてみて、できないのかということを聞くべきではないかと思うのですよ。それを自分たちの立場で物事を聞くから、結果的に、狭まれた範囲でしか行動が、事業ができないのではないかということを指摘しておきます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○エイジ委員
自転車レンタルの話が出ましたけれども、これは実際、行われているのですか。これからやられるのですか。
○定野都市交通
対策課参事補
自転車のレンタサイクルということで、現在大分市で100台ほど、大分駅の高架下でレンタサイクルを行っております。年間かなりの数が利用されておりまして、今のところ利用者は多いと思っております。
○エイジ委員
これは費用対効果としては、効果がはっきり出ているということでよろしいですか。
○定野都市交通
対策課参事補
データでいきますと、平成25年度で1万4,858貸し出しがありまして、レンタサイクルの収入金額としまして、192万6,600円となっております。
○エイジ委員
わかりました。効果的だということですね。
でも、これについて市民で知っている人は、多いのですか。僕は初めて知ったのですけど。どのように周知を図っているのでしょうか。
○定野都市交通
対策課参事補
レンタサイクル事業としまして、チラシなどを作成しておりまして、現在、観光課とか駅の案内所とかに置いて、また、ホームページのほうでもアップもさせてもらっております。あと、今年度、駅のほうでデジタルサイネージのほうが供用開始されますけれども、その中でも盛り込みをしております。
○エイジ委員
それでは、自転車が似合う
まちづくりと提唱されていますけど、具体的に何をもって自転車が似合う
まちづくりということですか。どのようなまちが自転車の似合うまちになるのですか。
○定野都市交通
対策課参事補
大分市のほうで、平成17年10月にバイシクルフレンドリータウン宣言をいたしまして、そして、平成18年、大分市自転車利用基本計画を定めまして、中のバイシクルフレンドリータウン宣言の中で、皆さんが自転車の便利さ、よさ、乗り方を理解しているとか、自転車、歩行者、自動車がお互い思いやりを持って共存するとか、自転車が走りやすい空間、乗りたいときに乗れる環境が整っているなどの項目を挙げまして、事業に取り組んでいます。バイシクルフレンドリータウン創造事業としまして、各駐輪場の維持管理やレンタサイクル事業など、自転車を活用した
まちづくりを図っているところです。
○エイジ委員
今の説明は非常にすばらしい内容だと思うのですけれども、実際どうかっていったら、大分市は特に乗りにくいまちですよね。なので、本末転倒ではないかと思っていますので、以前も言っていますけど、これは道路整備にもかかわってくるかと思いますので、要望とさせていただきます。
それともう1点ですが、建設指導費の中のアスベストに関してなんですけれど、当然、古い建物について、今から耐震等の整備がなされていくのであろうと思うのですけれども、市内のアスベストの使用状況がわかりますか。
○
清水開発建築指導課長
これまで国のほうからの指導もございまして、今、補助のほうもうちでやっております。まずアスベストの調査を平成17年から行っておりまして、その調査の内容ですけれども、現在、調査対象が6,235棟あります。
これが、国の指導のもとで、当初500平米以上の建物に限られていましたけれども、平成19年にアスベストの混入率といったもので、国のほうの指導が変わりまして、もっと小さな建物にも入っているというような状況がありましたので、平成25年にアスベストの調査を行っております。
平成17年度に調査をやった結果の対象が6,200件ほどあるということで、その中で、今アンケート調査を行っているのですけれども、その報告書の中に、アスベストを含むということがはっきりわかっているものが、85件あります。
これを、平成25年度に行った調査と合わせますと、不明の分もまだあるわけですけれども、その辺も来年度予算に計上しておりまして、そういった整理をしていきたいと思っておりますが、現在のところ、アスベストの成分ありというのが89件ということでございます。
○エイジ委員
特に中心市街地のビルの中には古いものも多いと思います。その中で今後また調査等に力を入れていただいて、はっきりした数字の報告と、当然指導をされるでしょうから、その辺について要望させていただきます。
○
板倉委員長
しばらく休憩をいたします。
午後から
特別委員会がありますが、その状況を見きわめて、午後の時間設定を御連絡いたしますので、お願いいたします。
午後0時5分休憩
午後1時0分再開
○
板倉委員長
休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
1点、私からですが、彫刻を活かした
まちづくり事業について、どの彫刻をどのように移したのか、全体の流れの資料を全員にお願いしたいと思います。
○
小野公園緑地課長
午前中に今山委員が御質問されました、田ノ浦の入場者数について説明したいと思います。
年間を通しての入場者数は、平成24年度22万7,000人で、25年度が24万6,000人、26年度、2月末現在で23万人が入場しております。そのうち大体毎年7万人ぐらいが、7、8月の海水浴シーズンに入場しております。
○
板倉委員長
今山委員、よろしいですか。
○今山委員
いいです。
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第13号、平成26年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費のうち
都市計画部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
〔説明書⑤ 28ページ~
歳入歳出予算の補正のうち
都市計画部所管分について説明〕
○
板倉委員長
ただいま執行部よりの説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、一般議案の議第17号、大分市大分駅前広場条例の制定についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
平成27年度第1回大分市議会定例会議案の議第17号、大分市大分駅前広場条例の制定について御説明させていただきます。
議案書の議の17の1ページをごらんください。
まず条例の概要でございますが、本条例は、大分駅前広場を管理するに当たり、広場での禁止行為、使用許可や占用許可、許可に伴う使用料や占用料などについて定めております。
まず、第1条、設置は、設置の目的について定めております。大分駅前広場において、安全かつ快適な歩行空間を確保するとともに、まちと駅をつなぐ交流の拠点として本市におけるにぎわいの創出に寄与することを目的として、設置することといたしております。
次に、第2条、行為の禁止は、広場利用者への禁止行為を定めております。広場を破損または汚損する、公序良俗に反する、他人に危険や迷惑を及ぼすおそれのある行為、通行の妨げとなる行為、車両の乗り入れや駐車、火気の使用、張り紙や看板の掲示、商品や店舗の紹介、勧誘、それに関するチラシや物品の配布、演説及び集会等個人及び特定の団体の主義主張を訴える行為、広場の管理上支障があると認められる行為など、10項目を定めております。
次のページでございますけれども、第3条、利用の禁止または制限は、管理上または利用の危険を防止するため、広場の利用の禁止や制限を行うことができることを定めております。
第4条、行為の制限は、行商や出店、イベントや集会などで広場を使用するときは、使用許可を得ることが必要であることを定めております。
次のページをごらんください。
第5条、占用の許可は、電線や通信線、水道管やガス管、雨よけや日よけ、休憩用の椅子や机、足場や防護柵、看板等について、広場を占用するときは、占用の許可を得ることが必要であることを定めております。
第6条、使用料等とは、広場の使用料や占用料について定めております。使用の貸し出しは区画単位としており、使用料は、区画の有効面積に、一般利用平米当たり7円、商業利用平米当たり30円を乗じた額に、消費税を加算した金額となります。占用料は、大分市道占用料条例と同じでございます。
次のページをごらんください。
第7条、使用料等の減免は、公益上その他特別な理由があるときは、使用料や占用料を減免することができることを定めております。
第8条、使用料等の不還付は、既納の使用料や占用料は原則還付しないことを定めております。
第9条、権利の譲渡等の禁止は、使用許可や占用許可を受けた権利を譲渡または転貸ししてはならないことを定めております。
第10条、行為等の許可は、使用や占用の許可をしない行為等について定めております。公の秩序を乱し、善良な風俗を害するおそれがあるとき、
暴力団排除の趣旨に反すると認められたとき、管理上支障があると認められたときなど、6項目を定めております。
第11条、原状の回復は、使用や占用を終えたときは原状回復することを定めております。
次のページごらんください。
第12条、監督処分は、使用や占用の許可の条件に違反した場合や管理上必要があると認められたときは、許可の取り消しなどができることを定めております。
第13条、損害賠償は、一般の利用者、または使用や占用の許可を受けた者が、広場や広場の設備を破損した場合などは賠償しなければならないことを定めております。
第14条、委任は、この条例の施行に関して必要な事項は規則で定めることを定めております。
条例の施行日。平成27年4月1日を予定しております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第23号、大分市
手数料条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水開発建築指導課長
それでは、議案書の議23の1ページをお開きください。
本委員会にかかわるものとしては、別表4の1の項の改正になります。
これは、平成26年6月4日に建築基準法の一部が改正されたことによる、項ずれなどの改正、及び建築基準法に基づく事務の金額欄の表中、構造計算適合性判定手数料を削除するものでございます。
判定手数料の削除の改正理由といたしましては、建築主が県知事または指定構造計算適合性判定機関などへ直接判定の申請をすることとなったことによるものでございます。
施行期日は、平成27年6月1日から予定しております。
次に、議23の3ページ、表の部分をごらんください。
これは、景観地区における建築物の特例許可などに係る手数料の額を追加するものでございます。
改正理由といたしましては、平成20年に城址公園周辺地区、平成23年に西大分港周辺地区を景観地区に都市計画決定し、これまでは特例許可などの案件がございませんでしたが、今後の許可等の手続に備え、追加するものでございます。
施行期日は、平成27年4月1日から予定しております。
次に、議第23の3ページ、表の下段になります。別表4の6の項の改正でございます。
これは、長期優良住宅建築等計画認定申請手数料の額を追加するものでございます。
改正理由といたしましては、平成26年2月25日に住宅性能表示制度が改正され、住宅性能評価書による長期優良住宅建築等認定申請が可能となったことによるものでございます。
施行期日は、平成27年4月1日から予定しております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第38号、
大分都市計画事業大分駅
南土地区画整理事業施行条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
議第38号、
大分都市計画事業大分駅
南土地区画整理事業施行条例の一部改正について御説明させていただきます。
議38の1ページをごらんください。
条例改正の概要でございますが、第3条の施行地区に含まれる地域の名称について、表中、大道町2丁目の次に大道町3丁目を加え、南金池及び内鴨手の各字の一部を、字南金池の全部及び字内鴨手の一部に改めます。
これは、換地処分に向けた換地計画書を作成するに当たり、事業施行前に地区境にあった無地番の道路、水路で、施行後道路として整備した土地の大字名、大道町3丁目の表記を加えます。また、住居表示実施に伴い、大字大分の地区外の字南金池がなくなったため、一部から全部に変更するものであります。
条例改正の施行日でございますが、
大分都市計画事業大分駅
南土地区画整理事業計画の変更の公告の日を予定しております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当委員会に付託されました
都市計画部所管分の審査を終了いたします。
ここで、申し出により、執行部から報告を受けます。
まず、大分市
地籍調査実施基本計画案について報告を受けます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
それでは、報告事項1番の大分市
地籍調査実施基本計画案について御説明させていただきたいと思います。
この実施基本計画の最終案につきましては、今議会開会後、各会派別に御説明をさせていただきましたが、来年度からの地籍調査事業の実施再開に当たり、事業を合理的かつ効率的に推進していくことを目的に策定したものでございます。
それでは、資料1をごらんください。
まず初めに、1ページですが、
地籍調査実施基本計画の概要ですが、1番は実施基本計画の目的、2番は計画対象区域であります。本市の行政面積は501.28平方キロメートルですが、旧野津原町など実施済み地区等を除いた361.32平方キロメートルが、新たに地籍調査が必要な面積となります。
次に、2ページになりますが、第1章では、地籍調査の目的と背景として地籍調査の概要、8ページになりますが、地籍調査の実施状況、14ページになりますが、地籍調査の事務手続と経費負担、それに16ページには、地籍調査の作業と手順、25ページの中段になりますが、地籍調査の事業メニュー、それに30ページには、地籍調査に関するその他の制度ということを記載しております。
次に、41ページからですが、第2章として、基礎的な資料調査として現況調査、47ページになりますが、これまでの経緯と実施状況、57ページには、地籍調査の現状と課題、今後の取り組みを記載しております。
60ページをごらんください。第3章では、
地籍調査実施基本計画として、目的、調査方針を記載しております。
これからが主な概要となりますが、63ページをごらんください。
(1)短期の計画といたしましては、第6次10カ年計画の期間に合わせ、最終年次を平成31年度までの5年間とし、調査地区は、市街化区域内で、津波被害とあわせて、現況と公図のずれが大きく住宅が密集している新川周辺地区と、南海トラフ地震の震源に近く浸水被害が大きいと想定されている佐賀関の一尺屋地区の宅地の部分から調査に着手し、2地区で約1.6平方キロメートルを実施したいと考えております。
これらの調査地区につきましては、次の64ページと65ページに位置を示しておりますが、65ページをごらんください。
上段の佐賀関地区では、一尺屋地区から順次北上し、海岸部の宅地部分から調査を行い、下段の新川周辺地区では、新川町1、2丁目から着手し、順次隣接した地区に広げていくように計画しています。
次に、66ページをごらんください。
中期の計画につきましては、計画期間を、南海トラフ地震の発生が今後30年以内に70%程度の確率で発生することが予測されており、目標年次も、短期を含めた30年後の平成56年度までの25年間とする計画です。調査計画面積といたしましては、津波被害想定地域内の約44.1平方キロメートルを目指したいと考えております。
次に、68ページをごらんください。
長期の計画ですが、計画期間を平成57年度以降と考えており、短期、中期を含めた全調査期間としましては、130年程度を想定しております。しかしながら、現時点では詳細な計画を立てることが困難であり、その時点での社会情勢や市民ニーズ等踏まえて、中期計画の実施中に調査の目的などを再検討することとしております。
以上が、大分市
地籍調査実施基本計画の概要でございます。
最後に、今後のスケジュールですが、本基本計画は、3月末までに、市のホームページなどを通じて公表する予定です。また、来年度からは、当初の調査地区内の地権者調査や、関係機関との調整などを行う計画としております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さんから質問はありませんか。
○野尻委員
今まで地籍調査した分について、かかった金額と、成果は何メートルで、どこをやってきたのか、教えてください。
○
古城都市計画課参事
大分市の佐賀関地区ですが、旧佐賀関町が、昭和44年から49年の約6年間で、総事業費としまして702万円で……。
○野尻委員
大分市になってからでいいです。
○
古城都市計画課参事
大分市になってからはございません。今回が初めてでございます。
○野尻委員
未登記道路との関係はないのですか。
○
古城都市計画課参事
それは土木管理課のほうが事業をやっております。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
この委託事業は、土地家屋調査士とか土木コンサルに委託しますよね。以前、臼杵市が土地家屋調査士に委託して失敗したという事例があるそうですれども、その辺について、どういうふうに考えていますか。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
委託の発注方法につきましては、各都市等でいろんな問題が発生したことについては、我々も聞いております。それで、大分市としては、この来年度の発注方法については、今、他都市の発注状況も勉強中でございますので、ある程度方向性が定まれば、また御報告させていただきたいと思います。
○
板倉委員長
未登記のときに、片方だけ調査して、全体を調査しないと、物議を醸し出すことになりますので、やはり全体を把握するためには、いわゆる土木コンサルなどがGPSを使って調査するとか、そこら辺の発注の仕方を間違うと、行きつくことがあると思いますから、十分その辺に配慮した発注の計画を要望しておきます。
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、放置自転車等の保管期限の変更についての報告を求めます。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
資料の2をごらんください。
放置自転車等の保管期間の変更について御説明いたします。
まず、目的といたしまして、本市では、条例に基づき、撤去した自転車等については、保管期間を告示から6月としております。このことから、年間約3,500台撤去している自転車等を保管するため、現在、保管所の運用には苦慮しております。保管所の維持管理費の削減や自転車の有効的再利用をする観点から、告示日から6月の保管を告示日から3月に短縮したいと考えております。
次に、現在の問題点といたしましては、保管所に要する用地の確保。現在7カ所で運用しております、保管所の維持管理費。これは主に、草刈り、フェンスの補修費、清掃等となっております。それから、宅地内にある保管所につきましては、環境面の観点から近隣住民からの苦情も受けております。6月の保管後の再利用では、コストが増加することもあるなどの4点を掲げております。
次に、改正が必要な法令でございますが、大分市自転車等放置の防止に関する条例施行規則、それから、大分市自転車駐車場条例施行規則の2つでございます。
次に、実施期間の案でございますが、平成27年の6月を予定しております。4月から5月にかけ、市報やホームページ等で十分な周知を図りたいと考えております。
次に、参考資料の①ですが、現在実際に運用しております保管所の様子を、写真で示しております。
次に、2ページ目をごらんください。
参考資料の②でございますが、これは、全国自転車問題自治体連絡協議会が発行した市区町村自転車
対策事業の紹介から、全国の自治体での保管期間を集計したものになります。ごらんのように、334自治体のうち、保管期間を3カ月以内としている自治体が73.4%となっている状況です。
次に、参考資料の③といたしまして、大分市での平成25年度撤去自転車等の返還実績をお示ししております。返還した自転車等のうち、撤去後2カ月以内での返還は77.5%であり、保管期間直前に返還率が多少上がっているものの、その間の返還は少ない状況であります。このような背景から、保管期間の変更をいたしたいと考えております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。
○エイジ委員
盗難、放置の自転車に関しては、何か
対策はとられていますか。
○定野都市交通
対策課参事補
盗難と放置に対しての
対策ですけれども、今のところ、市内の中心部において放置された自転車は、一時保管しております。その中で、もちろん保管したときに警察のほうに照会をして、盗難品であるかどうかの確認をして、そうであるようでしたらその分は警察のほうに移送をしております。
実際の盗難に対しての
対策となると、現状はそういう状態なので、それ以外はやっておりません。
○エイジ委員
それでは、もう警察とは連携をとっているということでよろしいですね。
○定野都市交通
対策課参事補
はい。
○エイジ委員
あと、この写真の保管所の様子ですけど、屋根つきであろう右側と、屋外の左側では保管状況が異なると思います。これはもう仕方ないのですか。
○定野都市交通
対策課参事補
委員がおっしゃられる白滝の保管所についてですけれども、跨線橋の下を道路維持課からお借りしています。ただ、こういう保管所というのが、市内に7カ所ありまして、そこに保管をするわけですけれども、どうしても、住宅街の近くの保管所に持っていくとか、いろいろありまして、景観上の話もありますけれども、今のところ、場所を選定してフェンスなどがある場所に持っていっています。ただ、場所がもう限られていますので、屋根があるところとか野外とかいうのは決まっておりません。
あと、屋根があるのは、この跨線橋のところと、坂ノ市駅よりまだ東側のところと、そのほかに3カ所ほどあります。
○エイジ委員
ありがとうございます。
○長田委員
保管期限は、2カ月が自治体としては一番多いのですけど、何で3カ月にしたのですか。
○定野都市交通
対策課参事補
拾得物の法改正がありまして、警察の遺失物の取り扱いということで、平成19年12月10日から落とし物や忘れ物の保管期限が3カ月となりまして、それを受けて、他都市のほうでもそれを導入されているという状況であります。
○
板倉委員長
保管期間を3カ月にした場合、自転車が何台ぐらい減るのですか。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
現状は3,500台ございまして、これを適用すると、約900台の自転車が削減されます。
○
板倉委員長
保管場所も1カ所か2カ所ぐらいで済みますね。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
そうですね。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、次に参ります。
次に、大分市空き家等の適正管理について報告を求めます。
○
清水開発建築指導課長
大分市空き家等適正管理について説明をさせていただきます。
お手元資料、附箋資料3をお開きください。
まず、空き家等
対策の推進に係る特別措置法についてですが、この法は、適切な管理が行われていない空き家などが全国的に増加する中、防災、衛生、景観等、地域住民の生活環境を守り、深刻化する空き家問題への
対策を行うため、平成26年11月27日に公布されました。
法の概要といたしましては、国による空き家等の施策実施のための基本的な方針や、市町村による空き家等
対策計画の策定、空き家の情報収集における固定資産税の課税台帳等の利用、また、空き家、空き地の活用のために必要な
対策、本市が平成25年から進めている老朽危険空き家と同趣旨であります特定空き家などに対する措置や、空き家などに関する
対策の実施に必要な財政上、税制上の措置などを定めています。
特に、平成27年1月に閣議決定された税制改正の大綱により、必要な措置の勧告の対象となった特定空き家等に係る小規模住宅用地などについては、固定資産税及び都市計画税の特例措置が対象から除外され、課税されることとなりました。
この法は、本年2月26日から一部を除き施行されており、政令や空き家などに関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針が、同日示されたところです。また、特定空き家などの措置や対処に関する事項は、5月26日からの施行となっており、政令や基本的な指針が待たれるところとなっています。
次に、2番目の、空き家等
対策の推進に係る特別措置法の施行に伴う、大分市空き家等の適正管理に関する条例についての課題です。
これまで本市が進めてきました空き家条例は、目的や対象、勧告や命令といった法の仕組みが今回施行された特別措置法と重複していることや、特別措置法には新たに代執行に係る内容や税制上の措置も盛り込まれ、本市が進めている空き家条例との整合性の確保が課題となっています。
このため、新年度には、特別措置法で規定する協議会等の設置も視野に入れ、大分市空き家等の適正管理に関する条例の内容を整理検討してまいりたいと考えています。
次に、3番目の、危険空き家における緊急予防措置についてです。
平成26年第4回定例会の
建設常任委員会で報告いたしましたが、この措置は、著しく危険な状態のまま放置されている空き家の瓦やガラスなどが道路上などへ飛散することを防ぎ、地域住民や通行者などに対して危害を及ぼすことのないよう、公益上必要な措置として、本市が所有者などにかわり必要最低限の安全確保を行うものです。
この措置を運用するためには、法的な位置づけが前提であり、条例の改正に向け鋭意検討を進めてきたところですが、今回の特別措置法の施行に伴い、5月26日に交付が予定されている特定空き家の政令やガイドラインを確認する必要が生じてきました。
今後は、特別措置法と条例との整合を図り、緊急予防措置に係る法的位置づけも含め、施策の検討を進めてまいります。
なお、これまで当課が進めてきました、空き家等の適正管理事業及び高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業は、新年度より住宅課の業務となる予定でございます。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。
○福崎委員
特定空き家は注釈が書いてありまして、その下に危険空き家という言葉が新たに出てくるのですけど、危険空き家というのは、どういう空き家のことをいうのですか。
○
清水開発建築指導課長
危険空き家は、特定空き家と同趣旨でありまして、一定の建物で、例えば瓦がもう落ちそうであるとか、屋根が落ちそうな状況であるとか、これについては国のほうも一定の基準を設けておりまして、その点数によって示されることも考えております。
○福崎委員
それでしたら、法の中に出てくる特定空き家という言葉でよいのではないかと思う。わざわざ特別に書いたのには意味があったのではないかと思って聞いたのですけど、大分市として特別に意味がないのなら、特定空き家でもよかったのかなと思うのですけど。
○
清水開発建築指導課長
この特定空き家というのは、老朽危険空き家を指しております。それで、結局、古い建築物で、危険なものを特定空き家、それと老朽危険空き家としております。
それで、条例でいうその危険空き家というのは、当然建物自体は問題ないですが、この条例の趣旨といたしまして、例えば木が茂っているとか草が生えているとかいうところも対象となっておりまして、現在の大分市の条例は、そういったところも指して、危険空き家等という等の部分に入っています。
○福崎委員
いいですか。この米印の特定空き家等とはというところに、③適正な管理が行われないことにより著しく景観を損ねている状態、④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にある空き家等のことをいうとあります。今言ったことそのままここに書いてあるのですけど、いかにも大分市は特別なものがありますよみたいな言い方でしたけど、その法令に定められていることと同じこと言われたように思うのですが、何か別にあるのかということを聞いているのです。
○
清水開発建築指導課長
先ほど説明の中でも申しましたけれども、危険空き家とこの特定空き家というのは、同趣旨でございます。
○福崎委員
だから、わざわざその危険空き家ではなくて、この特定空き家でよかったのではないかと……。
○
清水開発建築指導課長
今、大分市の条例自体が、危険空き家という言葉で示しておりましたけれども、今回法律によって特定空き家という言葉が新たに出てきたものですから、その辺のところは、今同じ趣旨で考えているものです。
○福崎委員
もう1個いいですか。
今回の特別措置法と大分市の条例で、重複していないところを教えてください。
○
清水開発建築指導課長
条例にないものを法律で補完しているものは、代執行に係るものであります。それと、税制の関係ですね。先ほど都市計画税、それから固定資産税の関係ということでお話をしましたけれども、この辺のところが新しい法律で補完されているというふうに認識しております。
○福崎委員
では、条例が補完しているのは何ですか。
いわゆる法で補完できない部分を条例で補完していくというところがあるのでしょう。ですから、全部が重複しているのでしたら、この条例はもう要らないのではないのかと。
○
清水開発建築指導課長
今の大分市の条例は法律に先立って制定されておりますので、今言ったその重複している問題というのが課題となっておりますから、今後それを整理してまいりたいと考えております。
○長田委員
4番のその他周辺の生活環境という中ですが、子供たちがたむろするとか、要するに防犯上とかいうのは、ここで言うことではないのでしょうけど、そういう関係機関との連携の中で、今から人が少なくなって空き家がふえますよね。景観とかいうことよりか、そういう防犯上の問題があるのではないかと思うのですけど、そういうのは条例で補完できるのですか。
○
清水開発建築指導課長
現在の条例の中でも、そういったたむろについては、市民のほうから情報をいただいております。それで、これは市の中の関係部署とも連携をとりながら、今進めているところで、法律で担保できない部分、それぞれの法律で担保できるものもございますので、関係機関と連携をとりながら、その辺の対処もしているところであります。
○長田委員
ありがとうございました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○松下副委員長
福崎委員と関連するのですけど、この法の施行に伴って、市町村による計画策定等というものと、大分市が先行して制定している条例との整合性ですね。そこを含めて、その条例の見直しといった部分、あるいはその計画について、そことの整合性といった部分というのは、今後どういうスケジュールで、条例そのものの見直しをするのかどうかも含めて議論を行いますか。
○
清水開発建築指導課長
まず、計画等策定の話も先ほど説明させていただきましたが、これは、法定協議会を設置できるようになっておりまして、その中で、この計画の策定、それから、今ちょっとお話をしましたいろんな空き家を取り巻く問題、こういったものを計画にのせていくことになろうかと思います。
今法律全てが施行されているわけではありません。まず、5月26日に特定空き家の分も、ガイドライン、それから政令等に入れながら施行するような形になっていくわけですけれども、そういったところも確認しながら、今後そういう協議会の設置も見据えながら、進めていくということになってこようかと思います。
○松下副委員長
条例の話とか、大まかなスケジュールはまだ今段階では決まってないのですか。
○
清水開発建築指導課長
細かなスケジュールは、まだ決まっておりません。法律が全て今出ているわけでございませんので、そういったガイドライン等も示されないと、そういった中身の話というのはなかなかしづらいところがございますので、今後その辺も見据えて検討してまいりたいと思います。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、従前居住者用賃貸住宅に関する事務移管について報告を求めます。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
従前居住者用賃貸住宅に関する事務移管について御説明させていただきます。
資料4をごらんください。
1の概要でございますが、大分駅
南土地区画整理事業は、平成8年12月に事業認可を受け、周辺関連街路事業とあわせ、鋭意整備を進めてまいりました。この区画整理事業の円滑な推進を図るため、住宅の確保が困難な居住者を対象とした従前居住者用賃貸住宅、駅南住宅みやびのもりと第2駅南住宅ふれあいのもりの2棟を、平成11年と平成15年に建設いたしました。
そのような中、平成26年度末には区画整理事業も終盤を迎え、建物移転が完了したことで新規入居者がいなくなったことから、この従前居住者用賃貸住宅に関する事務を、平成27年4月1日付で
駅周辺総合整備課から住宅課に移管いたします。
次に、2の事務移管に関する業務内容でございますが、住宅業務管理全般についてでございます。家賃決定及び収納事務、入居者管理、入退去管理、入居者募集等と建物修繕、エレベーターメンテナンス等の住宅性能維持でございます。
次に、3の事務移管日でございますが、平成27年4月1日を予定しております。
また、4番目には、従前居住者用賃貸住宅の施設の概要を載せております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。
○今山委員
ちょっと教えてください。みやびのもりとふれあいのもりですが、ふれあいのもりは結構あいているような気がするのですけど、今どのぐらいの入居状況かを教えてください。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
みやびのもりとふれあいのもり全体で110戸ございまして、そのうちの29戸あいていまして、 そのうち、みやびのもりが19戸でございます。
○今山委員
住宅課に聞いたほうがいいのだろうけど、もし募集をかけるとしたらいつごろからかわかります。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
今後住宅課のほうに引き継いだ後、この住宅をどう管理するかということについて、現在協議を進めている状態でございますので、近い議会の中で御報告するのではないかと思っております。
○今山委員
ありがとうございました。
○福崎委員
住宅課より説明がなかったので、あれば先に聞けたかもしれないのですけど、もう4月1日に移管するのですよね。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
今住宅課のほうの取り組みといたしましては、ここの住宅が都心にある状態であるという観点から、現在の入居者の対象を見直す必要があるのではないかということを考えているようでございます。
これらの条例を、3月の議会で上程させていただこうということで動いていたようにありますけれども、現在市長職務代理者という状況でして、政策上にかかわる問題でございますので、4月以降の最寄りの議会にということで聞いております。
○福崎委員
事務の移管は4月1日からでよいのですよね。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
事務移管につきましては、区画整理事業としての入居者対象者がいなくなった段階が今年度でございますので、その段階で、年度と年度のまたがる4月1日に、事務だけの移管をお願いするということになります。
○福崎委員
これが住宅課に移るということは、従前居住者用賃貸住宅ではなくて一般の市営住宅になるという考え方でいいのかということと、これは、直営で住宅課が入居の募集とか事務をされるということで、話し合いの中で確認がされているのかということをお聞きしたいのですが。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
この従前居住者用賃貸住宅につきましては、入居対象者が区画整理事業の住宅の困難を来している方という中で、低家賃で入居されている方、低所得で入居されている方が多くございます。そういう方々も、住宅課に移管しても同じような状況で管理しなければいけないという側面がございます。その側面と、また反対側には、あいている戸数がございますので、このあいている戸数に新たに入居するということになりますが、この住宅につきましては、当分の間は従前居住者用賃貸住宅の中で、両方が補完できるような条例の一部改正が必要ではないかと、住宅課も考えているようでございます。
○福崎委員
その条例改正は、いつするのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
本来、今議会の3月に上程させていただきたかったところでございますが、市の最高責任者であります市長がいないということで、職務代理者の段階で、政策決定たる課題につきましては控えるという中で、4月以降の最寄りの議会の中でというふうになろうかと思います。
○
板倉委員長
まだ詳細はわからないということです。
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、第23回おおいた人とみどりふれあいいちの開催についての報告を求めます。
○
小野公園緑地課長
春の恒例イベントとなっております、おおいた人とみどりふれあいいちの開催についてのお知らせでございます。
お手元の資料5をごらんください。
23回目を迎えますことしのおおいた人とみどりふれあいいちを、3月20日金曜日から5月6日火曜日までの48日間、平和市民公園多目的広場で開催いたします。開園時間は、午前10時から午後5時までございます。
例年ですと、4月になってからの開催でございますが、来場者や出展者から、花や樹木の状態がいい早期に開催してほしいとの声が多くありましたことから、ことしは3月20日からの開催となりました。平和市民公園は、毎年多くの市民が花見に訪れることから、3月からふれあいいちを開催することで、さらににぎわいの相乗効果が期待されるとともに、多くの市民の皆様に喜んでいただけるものと考えております。
期間中の主な催しは、お手元の資料に記載していますような内容でございますが、期間が長くなった分、講習会や教室など催し物の回数をふやし、イベントを盛り上げてまいりたいと考えております。
なお、初日は午前10時から開会式を行います。委員の皆様の御臨席と期間中の御来場をお待ちしております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
最後に、
市民意見交換会の意見・質問等に対する回答についてです。
昨年の
市民意見交換会で出されました意見・質問のうち、当委員会に係る部分を執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。
委員の皆さんのお手元には、質問・意見と回答を一覧表にした資料を配付しておりますので、そちらをごらんください。
それでは、
都市計画部より回答を受けたいと思います。
○小野緑地課長
都市計画部所管分、7件の回答につきまして御説明いたします。
7件全てが
公園緑地課に係る内容でありますので、まとめて説明いたします。
まず初めに、1番でございます。看護大学の北斜面の除草管理はどのようになっているかとの御質問に対しての回答でございます。
「ご指摘の富士見ヶ丘E緑地の法面の除草につきましては、現在、法面の下の境から法長で幅3mを年2回の除草を行っているところです」。
次に、2番でございます。金道と浜中公園の計画を立てるに当たり、ワークショップを開催したとき、2回目のワークショップで、久原地区の3人が出席できない日に設定され、意見を言えなかったが、今後このようなことのないようにしてもらいたいとの御意見に対しての回答でございます。
「2年前に近接する浜中公園と金道公園の基本計画について、ワークショップを行いました。地域の自治会や団体から16名に参加していただき2ヶ月間に4回開催しましたが、第2回の日程調整は、出席者の最も多い日程で決定したため、結果的に久原地区の3名が参加できませんでした。毎回、ワークショップ通信を送付する際に参加できなかった方には個別に説明を行い、第3回以降は、事前に全員のスケジュールから調整を行いましたが、全員の都合の良い日程がなかったため、やむを得ず参加者の地区や団体に偏りがない日程で決定し、各代表から意見をいただきました。 今後は、参加者の出席と意見をいただけるようにスケジュールの調整や代理出席などの
対策を講じます。 なお、高齢者が簡単に運動するスペースにつきましは、第4回のワークショップで、『浜中公園でも健康遊具を利用したい』との意見を受け、最終プランは、2つの公園それぞれに健康遊具を設置するとなっております」。
次に、3番でございます。桃園公園のテニスコートと子供の遊び場の位置の入れかえとともに、見通しがいいように樹木を剪定してもらいたいとの御意見に対しての回答でございます。
「テニスコートと子供の遊び場の位置の変更は、かなりの予算がかかり困難です。子供の遊び場周辺が見通しが悪いということで木の下枝を切り上げましたが、再度状況を確認し、見通しを遮っている樹木の剪定、間伐を行います」。
次に、4番でございます。大在中学校近くの池を埋めて、中学校のグラウンドの拡張と公園をつくったらどうかとの御意見に対しての回答でございます。
「河川の管理区域の中にあるため池は、農業用水の確保のほか河川の洪水調整、または水辺の動植物や環境の保全など多様な機能があり、土地や水利、管理など複数の権利や規制に関係していることから、大規模な形状変更は困難であると考えます」。
次に、5番でございます。政所の線路から南側に公園をつくってもらいたいとの御意見に対しての回答でございます。
「公園整備は、現下の厳しい財政状況から、既に都市計画決定をしているものの未整備の公園のうち土地区画整理事業により市が既に用地を取得している箇所について、限られた予算で整備を進めているところです。新たな公園整備には用地買収が必要であることから、直ちに事業に着手するのは困難です」。
次に、6番目でございます。猪野地区には公園がなく、子供たちが神社の境内で遊んでいる状況であるので、どうすればいいかとの御質問に対する回答でございます。
「新たに土地を購入して新規公園を整備することは、現下の厳しい財政状況を鑑みますと困難でありますが、公園のない地区につきましては、自治会等が土地を借りて公園を造る場合、一定の条件を満たせば、市が整備に対して補助金を出す「子ども広場設置補助金制度」がありますので活用していただきたいと考えます」。
最後に、7番でございます。春日公園は竹を切って見通しがよくなったが、まだ雑木やササが茂っているので、切って見通しのよい公園にしてほしいとの御意見に対する回答です。
「春日神社の森は、市街地における貴重な緑であり、春日公園は、春日神社の境内地の西側を借りて公園としています。土地や樹木の所有権は神社にあり、神社の森として位置づけもありますことから、剪定については、今後とも神社と協議しながら行ってまいります」。
○
板倉委員長
ただいま執行部より回答がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○エイジ委員
健康遊具は、どういったものですか。
○
小野公園緑地課長
健康遊具は、主に高齢者が使う遊具ですけど、ぶら下がって手伸ばしをしたり、ベンチみたいになっていて背骨を伸ばしたりできるような遊具と器具があります。
○エイジ委員
あと1つ、これは要望ですけれども、富士見が丘ののり面の除草ですが、僕が前から言っているのですけど、ようやく何か財政のほうが、ヤギを使った除草の実験を開始するということで、その場所を今募集していたようなのですね。そこで、こういった場所で何か柵をつくってやれば、いいのではないですかという要望です。
○
小野公園緑地課長
管財課のほうが、のり面等でヤギを放牧できるような場所の調査を全庁的にしています。うちの課にも来ました。それで、問題点としては、斜面でのり面等はあるのですが、柵で囲まれたような場所は非常に少ないということでうちのほうから回答させていただきました。
○エイジ委員
柵はもともとないに決まっているのですよ。柵ぐらいはつけましょうよという話なので、それも前提の上で検討していただきたいと思います。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
以上で
都市計画部の案件が全て終了いたしました。
委員の皆さんから、ほかに何かありませんか。
○野尻委員
駅周辺総合整備課に聞きます。私の一般質問の追加で質問させていだきますが、この27街区符号4については、最低価格はいくらだったのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
27街区符号4の参考価格につきましては、3,960万円でございます。
○野尻委員
参考価格というのは、これ以上であればいいということですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
はい、そういうことでございます。
○野尻委員
いくらで落札されたのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
落札者の金額が、4,260万でございます。
○野尻委員
それで、不動産鑑定士に、鑑定を依頼したのは、何年ですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
27街区符号4につきましては、不動産鑑定を依頼したのが、平成21年8月でございます。
○野尻委員
平成21年8月だったですけれども、その時点に鑑定依頼したのは5つありましたよね。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
5物件ございます。
○野尻委員
その5物件の鑑定を依頼したのは、8月ですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
5物件の判定は、8月に依頼しております。
○野尻委員
5物件は、それぞれ日にちが違うのですか、それともまとめてですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
日付は同じでございまして、複数の業者が携わっております。
○野尻委員
それでは、不動産鑑定士がそれぞれ違うのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
2物件をまとめるなど、そういう作業をしていると思います。今調べております。
○野尻委員
それでは、5物件それぞれ、調査を依頼した不動産鑑定士の名前もお願いします。それから、依頼した日付もお願いしたいと思います。後で資料をください。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
はい。
○野尻委員
それから、入札のときに、立ち会った方はどなたですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
平成21年の入札の入札執行者でございますけれども、3名ございます。1人は、当時の参事兼管理係長の伊達でございます。この職員は福祉保健部に所属しております。それ以外に、現在当課にございます、高屋という職員と大川内という職員の3名で執行に当たっております。
○野尻委員
その入札のとき、3名の執行であったのですが、入札の立ち会いは、入札する方だけなのですか。それとも、一緒に行った人もそこに立ち会えるのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
入札に関しましては、本来、入札の本人、もしくは代理、委任状を持たれた方が入札に参加していただけますけれども、21年の古い記憶でございますので、ちょっとここでは人数はわかりませんけれども、複数名いらっしゃったようなことを聞いております。それは立ち会い可能でございます。
○野尻委員
聞くところによると、それぞれ2社とも、3人ずつ入札場所に入って入札したという話が出ています。それで、その3人の中には、不動産の関係者も入っていた。まあ落札したところが博愛会ですけど、そのもう1社の人の記憶によると、向こうも3名、こっちも3名だったという話が明らかになっているのですよ。その現場に不動産屋も立ち会っているということは、よいのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
特に問題はないと認識いたしております。
ただ、6年ほど前のことでございますので、どなたが来られたかというのは、今現在では把握しておりませんが、複数名で入札に来られたということは聞いております。
○野尻委員
入札に関しては、契約監理課から資料をもらったのですけど、大体入札の場所に立ち会える人でしたら、本人及び委任状を持った代理人ですよね。それが、そういうものがない人も今は立ち会えるのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
今回の27街区符号4につきましては、一般の地権者ということではなくて、企業として参加しておるようであります。そういった中で、複数の参加者について参加されていることについては、問題はないのではないかと思っております。
○野尻委員
企業といっても、もう1社が博愛会で、もう1社がある美容室ですよね。それで、その人の記憶だと、向こうも担当者と不動産屋で、こちらも、奥さんと、義理の娘さんか息子さんと、不動産会社の人ということになっているそうです。
それで、その記憶によると、まあ記憶違いだろうとは思うけど、入札結果について、後から報告があったとかいう話も出ているようです。そういうことはあり得ないだろうということで、私もまあ否定しているのですけど、さらに、日にちを変えて別の人が行って確認すると、その日にあったという発言も出ているようです。
記憶が定かでない分があるので、それは確認のしようがない部分もあるけど、入札日に、その現場で開封されて結論が出ることはあるだろうと。今の市の公共事業の入札については、みんなの前で開封して落札するというのが本来の落札ですよ。だから記憶違いだろうとは思うけど、最初に確認したときは、後から、いや金額が低かったので向こうに落ちましたという報告が電話で来たという発言と、それから、次の日に行ったら、報告がその日でしたというような発言なのですよ。それで、不動産会社の3名で、入札に対応したという発言なのですよ。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
委員のおっしゃる入札の手続の流れでございますけれども、この入札に関しましては、土地の購入でございますので、入札の当日に保証金をそれぞれいただいております。
済みません、ちょっと前後になりますけれども、入札は、
駅周辺総合整備課の、当時、駅南にございました2階の大きな会議室で執行いたしておりまして、当然それぞれ机を離しまして、その前に入札執行官がいます。入札の確認も、その執行官の裏につい立てを立てまして、その裏で金額を確認しております。というのが、入札金額が相手方に漏れてはいけませんので、その裏にて3人で確認をいたしております。
その入札の保証金につきましては、100分の5ということでありますけれども、その金額の確認をして、相手方にその日に領収書をお渡しいたします。そしてその後に開札ということになるのですけれども、開札につきましては、当然御両人の目の前で札をあけます。札をあけたときに、金額と何々さんですよということを告げます。告げましたら、不落の方が当然今回は1人いらっしゃいますので、その方に、保証金をいただいておりますので、それを返さなければいけません。その場で返して、先ほどの領収書をその日付でいただいておりますので、その時点で、自分は不落だったということはわかります。ですから、次の日にわかるということは決してございません。
○野尻委員
そうですよね。
それが、最初聞いたときには、電話で負けていましたというようなことを聞いたというのですから、ややこしくなっているのですよ。
だから、契約監理課にも確認したけど、土木工事から建築工事から、一切その日に確認して、開封して、結果を報告しますという話を聞いているのですけど、ほかにもそんな、別の事例があるのか聞いたら、ほかの課については聞いてみないとわかりませんというような話もあったのです。
実際は、今の説明のとおりとは思いますけれども、まあ、それはそれでいいです。
それで、先ほどの、不動産会社の人のようですが、関係ない方が入札に立ち会ったということは、どういうことなのでしょうか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
当時のことでございますので、その当時の状況がつぶさにわかりませんけれども、会社関係者の方々だったと思います。
○野尻委員
そういうことでよいですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
もう少しお時間をいただきたいと思います。
○高屋駅周辺総合整備参事補
先ほど長野次長のほうから話がありました、入札の執行に立ち会った者の1人でございます。
当時、先ほどお話ししましたように、入札の開札をして、その場で落札が決まりますので、その場で、落札者については入札保証金を直ちに、相手側に交付しました入札保証金領収書を受け取って、そのまま入札保証金を現金で返還いたしております。
○
板倉委員長
それから、法的に3人立ち会ったことはどうですか。
○高屋駅周辺総合整備参事補
会社や入札者によっては、土地の売買については、コンサルということで、不動産に詳しい方を一緒に入札に連れてこられて、それに基づいて入札者が次の応札額を決める場合がございますので、一緒についてこられております。
○
板倉委員長
アドバイザーとしてですね。
○野尻委員
本当ですか。立ち会いを許可している文書があるのなら、その文書を出してください。
○
板倉委員長
入札者については、例えばアドバイザーとして不動産屋を入れてもいいとかいう規定はあるのですか。
○高屋駅周辺総合整備参事補
そういう規定はございませんけれども、こちらとしましては、関係者ということで入っておられますので、入札についてはそのようにしております。
○野尻委員
それは入札全般にかかわることであって、関係者であるなら皆入っていいということなら、契約監理課含めて、入札全般についてそういう対応になるのですか。その不動産のことだけでそれを規定しているのなら、そういう規定をしている文書があるのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
今の委員御指摘の部分につきましては、整理させていただきまして……。
○
板倉委員長
実際そういうことが可能なのかどうかを、あすの委員会の冒頭に報告してください。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
はい。他の課とも確認しながら、報告させていただきたいと思います。
○野尻委員
それは市としての考え方として出してください。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
あすまでお時間をいただければと思っております。
○
板倉委員長
よいですか。
○野尻委員
はい、いいです。
○エイジ委員
1点確認ですけれども、駅ビルに有料の駐輪場ができるので、その報告があるのではないかと思っていましたが、ないのでちょっと聞きたいのですけれども、駐輪場が有料になると、いろんな問題が発生してくると思うのですけれども、その辺は今回報告しなくてもよかったのですか。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
今回、JR大分駅ビルの附置義務で、約800台の市営駐輪場が追加整備されます。実は、JRは当初から、有料駐車場で行うということで、大分市のものとしてではなく、市の駐輪場は有料ではないので、JRの附置義務の駐車場は有料ということです。
○エイジ委員
JRのやることなので、市は関係ないというのはわかっているのですけど、たしか自転車が3時間までは無料で、それ以上は24時間で100円というようなことが発表されています。ネットでも確認できます。あとはたしか原付も同じ扱いだったと思うのですけれども。
それでは、学生が駅を利用するときに、そこが有料の駐輪場になってしまいますと、絶対1日100円はかかるという問題が起きるのではなかろうかという話なのです。これは、一応、JRのこととはいえ、市民にかかわることですので、この場で報告はあるのかという確認でした。
またそういった資料があれば、出していただいて、皆さんに見ていただくような形でお願いします。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
今のお話に関連いたしますけれども、駅周辺の施設の配置だとか利用料金等について、わかりにくいというお話がございます。それと、駅前広場に自転車をどう乗り入れたらいいのかということで、そういう啓発活動、それから、駐車禁止、駐輪禁止の考え方、これらのことについて、問い合わせや御質問もありますものですから、まだゲラの段階ではございますけど、こういった施設案内をつくりまして、その中に、駐輪場の位置だとか自転車の乗り入れの関係だとかというものを掲載いたしまして、それを観光案内所とかで配っていただくということで御案内させていただきたいと思います。
○エイジ委員
それには、ここは有料でここは無料ですよというのもちゃんと明記されているのですか。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
市の施設だけを今載せておりますので、今後改訂の中で、そういうことが必要であれば変えていこうかというふうに思っております。
○エイジ委員
そのほうが絶対丁寧だと思いますので、ぜひ載せていただきたいのと、今の状態でもいいので、コピーを皆さんに配付していただくようお願いします。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
執行部からのその他として、何かありませんか。
○
後藤都市計画部次長兼都市交通
対策課長
1点だけ報告をさせていただきます。
JRおおいたシティでは、4月16日に駅ビルがオープンいたしますので、開業に伴う中心市街地の交通円滑化
対策につきまして、3月23日にプレス発表をするとお聞ききしましたので、報告をいたします。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
昨日の委員会におきまして、駅を中心とした、この中心部周辺を含めてなのですが、道路の整備状況ということでお話をいただいたものですから、この後少しお時間をいただいて、その内容を御説明させていただければというふうに思っております。資料を用意しておりますので、今からお配りしてよろしいでしょうか。
○
板倉委員長
はい。
〔資料配付〕
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
お手元のほうに資料をお配りしておりますけど、それと同じものをこのボードのほうに張っておりますので、場所を指しながら説明をさせていただきます。
まず、中心部における道路の整備状況で、9路線ほどございますが、順を追って御説明をさせていただきます。
1番の都市計画道路庄の原佐野線でございます。大分川の渡河の部分、延長1.2キロで、幅は31.3メーターから56メートルということで、平成28年度を目標に今大分県が整備を行っております。ここは4車線道路です。
次に、下郡中判田線でございますが、下郡の電車基地のところをまたいだ道路の部分でございます。これは800メートルの整備延長ですが、先月21日に供用開始をしております。
次に、3番が末広東西線ということで、大分駅の北側の広場の西側の部分に当たりますが、今回、駅ビルの開業に目指して今整備を行っているところで、車道部については駅ビル開業までには整備を終えるということですが、整備年度は27年度まで、来年度までかかる予定でございます。延長は160メートルです。幅は20メートルとなっております。
それと、4番の
北口駅前広場。これにつきましては、今週末、3月21日に供用開始ということで、面積は1.6ヘクタールになります。
5番が要町東西線。160メーターの延長ですが、幅20メートル。これも、車道部については今年度終わりますけれども、歩道部の整備が来年度までかかるというところで、これらの事業につきましては、
駅周辺総合整備課のほうが整備を行っております。
次に、6番の県庁前古国府線でございますけれども、延長0.27キロです。幅27メートル。これは、顕徳町1丁目交差点のところからコンパルホールの東側の交差点までの区域を整備するものでございまして、県庁前の顕徳町1丁目の交差点が今、右折レーンはあるのですけど、左折と直進が一緒になっていて信号表示がうまくいってないというところで、29年度までの目標で今整備を行っております。
次に、7番の中島錦町線でございますが、640メートル、幅は20メートルで、これ2車線道路です。整備時期は、28年度を目標に今整備を行っております。
県庁前古国府線と中島錦町線の2路線におきましては、道路建設課のほうで整備を進めております。
次に、8番の片島松岡線でございますけれども、これは、滝尾中部地区の
住環境整備事業にあわせて整備を行っているものでございまして、延長は600メートル、幅は18メートルで、2車線道路です。整備年次は28年度までを目標としております。
次に、9番の春日浦豊河原線ですが、延長430メートル、幅員は18メートルで、2車線道路です。これも同じく平成28年度までの整備ということで、新川、芦崎、浜町の
住環境整備事業とあわせて行っております。
この2路線におきましては、まちなみ整備課のほうで整備を行っているところでございます。
整備中の道路についての内容は、以上でございます。
○
板倉委員長
これについて、質問ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
これで報告を終わります。
それでは、ここで、3月末をもって退職される方々から挨拶の申し出がありましたので、お願いいたします。
〔退職者あいさつ〕
〔委員長お礼のあいさつ〕
○
板倉委員長
これで全てが終了いたしました。
あすは10時に開会いたします。
本日はこれにて散会します。
午後2時38分散会...