大分市議会 2015-03-16
平成27年厚生常任委員会( 3月16日)
平成27年
厚生常任委員会( 3月16日)
厚生常任委員会記録
1.開催日時
平成27年3月16日(火)午前10時11分開議~午前11時59分休憩
午後0時59分再開~午後2時12分散会
2.場所
第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 二宮 博 副委員長 泥谷 郁
委 員 田島 寛信 委 員
阿部剛四郎
委 員 松本 充浩 委 員
斉藤由美子
委 員 髙野 博幸 委 員
日小田良二
委 員 高橋 弘巳
欠席委員
なし
4.説明員
また、審査過程では、委員の皆様方から意見・要望が多々出ると思いますが、執行部は真摯に受けとめていただき、大分市政に十分反映していただくようお願いするところでございます。
簡単ですが、御挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ここで、
今村福祉保健部長より発言を求められていますので、許可します。
○
今村福祉保健部長
御審議前の貴重なお時間をいただき、まことに恐縮ではございますが、
福祉保健部の説明員を紹介させていただきたいと思います。
参事級以上の職員につきまして、自己紹介させていただきます。
〔
説明員自己紹介〕
○
今村福祉保健部長
説明員の紹介につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
二宮委員長
それでは、審査に入る前に、
委員会運営について確認しておきます。
1点目は、自由討議についてです。
議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くし、合意形成を図るよう努めるものとされておりますことから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。
2点目は、反問権についてです。委員の質問、
政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いします。
それでは、
審査日程に従いまして、
福祉保健部から審査を行います。
説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。
審査に先立ちまして、
今村福祉保健部長より発言の申し出がありましたので、これを受けます。
○
今村福祉保健部長
二宮委員長、泥谷副委員長を初め、新たに
厚生常任委員に御就任された皆様には、今後2年間、
福祉保健部12課の所管する事項につきまして、大所高所からの御指導、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、12月定例会以降の
福祉保健行政の主な諸事項について御報告させていただきます。
お手元の資料1ページから2ページにわたって掲載しております平成26年度
施設整備等の状況について御報告いたします。
まず1ページ目の、
子育て支援課が所管する
児童育成クラブの
施設整備につきましては、5つの
育成クラブにおいて改修や増改築を終えております。
子ども保育課所管の施設につきましては、保育施設の創設を初め、保育園の増改築などの10施設において整備を進めてきたところでございます。
2ページ目の、
障害福祉課所管の
施設整備ですが、グループホーム1施設の創設や
生活介護事業所1施設の増改築を進めており、
長寿福祉課所管の
施設整備につきましても、
地域密着型介護老人福祉施設の創設や
複合型サービス施設の創設、改修など、6施設において進めてきたところでございます。
続きまして、議案の概要について御説明申し上げます。
今回、御提案をいたしております議案は、
予算議案が5件、
一般議案が14件でございます。
まず、第1号の平成27年度大分市
一般会計予算のうち
福祉保健部所管分についてでございますが、3款の民生費につきましては約593億2,900万円を計上いたしており、4款の衛生費につきましては約50億1,200万円を計上いたしております。
次に、第8号の平成27年度大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計につきましては1億2,300万円、議第9号の平成27年度大分市
介護保険特別会計予算につきましては342億8,600万円を計上いたしております。
また、議第13号の平成26年度大分市
一般会計補正予算につきましては、3款民生費の歳出で約1億300万円を計上いたしており、平成26年度
介護保険特別会計補正予算では200万円を計上いたしております。
次に、
一般議案についてでございますが、議第23号、大分市
手数料条例の一部改正について、議第24号、大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議第25号、大分市における保育の実施に関する条例の廃止についてのほか、議第26号から議第36号までは、大分市
軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例及び大分
市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてなど、高齢者の
介護サービス等に係る条例の一部改正となっております。
なお、詳細につきましては、それぞれ担当課長より説明いたしますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
二宮委員長
それでは、まず、今回新たに提出されました平成27年請願第2号、
介護保険制度の改善を求める
意見書提出方について並びに平成27年請願第3号、
介護保険制度の改悪を許さず、
介護保険制度の改善を求める請願についてでありますが、この2件の請願は、相互に関連する部分もございますことから、執行部より
補足説明を受けた後、質疑、意見まで一括して行い、討論、採決については1件ずつ行っていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、請願第2号と請願第3号は一括して審査を行います。
請願の要旨につきましては、お手元の文書表のとおりでございます。御確認をお願いします。
執行部のほうで
補足説明があればお願いします。
○十時
長寿福祉課長
お手元の資料の3ページをお開きください。
説明に入る前に、1点修正をお願いいたします。
お手元の資料3ページの右側、請願第3号、
介護保険制度の改悪を許さず、
介護保険制度の改善を求める
意見書提出方についてとなっていますが、「
意見書提出方について」を「請願」に訂正をお願いいたします。
まず、請願第2号、
介護保険制度の改善を求める
意見書提出方についてのうち1点目の、要支援1、2の
訪問介護と
通所介護を
介護保険から外さないことについて説明いたします。
今回、
介護保険法の改正により、平成27年度から
訪問介護、
通所介護が
介護予防給付から新しい
地域支援事業へ移行されることとなり、実施は平成29年度中となっています。本市は、平成29年4月より実施を目指しています。
2点目の、保険料の算定方法ですが、
介護保険料の算定は個人単位を原則としていますが、本人が非課税の場合については、世帯による
保険料負担能力を勘案するため、世帯の課税状況を加味するよう法令で定められているところです。
3点目の、
特別養護老人ホームから要介護1、2を外さないことにつきましては、現在、
特別養護老人ホームの入所につきましては、要介護1から入所対象となっておりますが、平成27年度から
入所対象者は原則、要介護3以上となります。しかし、要介護1、2であっても、特別な事情がある場合については、特例的に入所が認められることとなっています。
次に、4点目でございます。
介護保険利用料の2割負担を引き下げることをやめることにつきましては、これまで一律の利用負担について、平成27年度より相対的に負担能力のある一定以上の所得の方について2割負担となるものでございます。
続きまして、請願第3号、
介護保険制度の改悪を許さず、
介護保険制度の改善を求める請願の4項目について御説明いたします。
まず1点目の、区分をさらに多くし、第1から第3段階の保険料を引き下げることにつきましては、現行は、国が示している6段階よりも多い9段階11区分と
多段階設定となっています。
さらに、平成27年度からは、第1段階の保険料率を0.5から0.45へ、0.05の引き下げを行う予定でございます。
続きまして、2点目の、
介護保険料の減免についてでございます。現在、
生活困窮者に対しましては負担軽減を図るために、平成13年10月から本市独自の減免を行っており、平成16年4月には対象となる要件の一部緩和と保険料を第1段階の2分の1に軽減する内容に改正いたしております。
次に3点目の、利用料の
減免制度についてですが、現在、国の制度といたしまして、
介護保険対象サービス費の負担額の1割分が一定額を超えた場合に払い戻される
高額介護サービス費、高額医療と
介護保険自己負担の合計額が著しく高額になる場合の負担を軽減する高額医療・
高額介護合算制度、
特別養護老人ホームなどの入所に際して、所得段階に応じて食費や居住費の
利用者負担を軽減する制度、さらに
社会福祉法人による
利用者負担軽減制度が設けられているところでございます。
最後に、4点目の、
特別養護老人ホームの
入所待機者が入所できるよう、新設、増設を行うことについてでございますが、平成26年度末で32施設1,428床を整備しており、平成27年度からの第6期
介護保険事業計画では、1施設29床の整備を計画いたしております。
○
二宮委員長
ただいま執行部から
補足説明がありましたが、質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
ないようですので、質疑を終結します。
次に、討論に入りますが、ここからは1件ずつ行いたいと思います。
まず、平成27年請願第2号、
介護保険制度の改善を求める
意見書提出方につきまして、討論はありませんか。
○
斉藤委員
先ほど、
請願提出者からお話を伺いましたが、要支援1、2の
サービスの縮小というか、市町村に丸投げということになります。
介護予防という意味で、非常に大事にしなければならない要支援が、結局は利用できにくくなるということになると思います。それによって、要介護の状態になったときに、さらに大きな負担となるのではないかということも予想されます。
また、要介護1、2については、先ほど、特例的に入所が認められるという話がありましたが、
特別養護老人ホームに入れないということです。要介護1、2の
認定そのものが、本当に実態に合っているのか、このあたりが非常に問題があると思います。要介護の認定が、その一場面だけを見て、短時間でされていると思います。家族の方々の御負担が十分にわからないまま要介護1、2に認定された場合、特養に入れないということが生じてくると思いますので、この請願は、ぜひとも採択が必要ではないかと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
○
日小田委員
要支援の1、2の問題もそうですが、実質、平成29年度からスタートするということで、2年間ほど猶予がありますし、状況を見る必要もあるので、継続でいいと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、
継続審査を求める意見と採択を求める意見がありましたので、まず、
継続審査についてお諮りします。
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
二宮委員長
挙手少数でありますので、本件は結論を出すことに決定いたします。
それでは、これより採決いたします。
採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。
平成27年請願第2号は、採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
二宮委員長
挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたします。
次に、平成27年請願第3号、
介護保険制度の改悪を許さず、
介護保険制度の改善を求める請願につきまして、討論はありませんか。
○
斉藤委員
減免制度について、
請願提出者から、大分市の基準に適合するのは非常に難しいというお話がありました。年金が少なくなる一方で、物価が上がっていて、本当に生活的に苦しいということで、
介護サービスまで受ける余裕がないという方々が大勢いらっしゃると思います。
減免制度についての見直しもそうですし、
特別養護老人ホームそのものの数が必要ということで、ぜひとも採択を求めたいと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
採択を求める意見のようですので、採決いたします。
採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。
平成27年請願第3号は採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
二宮委員長
挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたします。
次に、
予算議案の審査を行います。
予算議案の審査の際には、昨年の
決算審査特別委員会における
事務事業評価結果、
要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部に説明を求めますので、よろしくお願いします。
委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった平成26年度
事務事業評価結果に対する
対応状況等をお配りしています。
なお、参考までに、昨年の
決算審査特別委員会の要望事項をお配りしていますので、あわせて御確認ください。
それでは、議第1号、平成27年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算、歳出第3款民生費のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
児玉福祉保健課長
〔
説明書② 128ページ~、第3
款国民健康保険課を除く民生費について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
日小田委員
事務事業評価対象事業であった
社会福祉協議会運営補助金について、
プロパー職員の比率を増加させ、
地域担当制を入れたということで、より地域に根差した活動ができているのであろうと思います。
地域担当者がどういう形で地域に入っていって、どのような仕事をしているのか、お聞きしたいと思います。
○
児玉福祉保健課長
ただいま8名の職員で45校区を担当します。担当者は、5から8校区を担当し、それぞれの地域で、会議の開催をお願いするなど、地域の実情を把握しながら、諸課題について、きめ細かな支援を行っています。
具体的には、校区内での
ボランティアの育成や、ふれあい事業の拡大・充実など、
地域福祉ネットワーク活動の推進ということで行っています。
○
日小田委員
地域によってそれぞれ違うと思うのですけれども、例えば、自治会長が地域の社協の会長をしているところが結構あると思います。基本的には、兼務ではなくて、専従といいますか、そういった
仕組みづくりというものが必要ではないかと思います。
それと、地域の中で、今言ったように、
ボランティアの育成や
地域福祉ネットワーク活動をしていくことになると思いますが、現実的に、ふれあいサロンにしても地域任せでやっているところがほとんどであるなど、地域の中に受け皿となる仕組みがなく、地域の中での
ネットワークというのはないのではないかと思います。だから、せっかく
プロパー職員をふやすのであれば、そういったことも含め、もうちょっと具体的にした上で、方針を明確にしながら、より効果の上がるような
仕組みづくりというのが今後求められると思いますので、これは要望ですけれども、ぜひよろしくお願いします。
それから、高齢者住宅改造費助成事業補助金の関係ですけれども、モニタリング等の検証を行うということになっているのですが、
介護保険用品、手すり、バリアフリーの工事など、非常に単価的に高くなっているのではないかという気がしないでもない。
それで、ここの仕組みがよくわからないのですが、利用者から申請が出て、業者を紹介するということになると思うのですが、業者の選定は、複数の業者の見積もりを取るのか、単独の業者に随意契約みたいな形でするのか、その辺のチェックを原課が行う仕組みがあるのですか。
○十時
長寿福祉課長
業者については随意契約というわけではなく、利用者が工事を行う業者を決めて申請することとなっています。見積書のチェックは担当者が、申請があった都度しています。
○
日小田委員
見積もりを取る形にすると、大変な事業量になり、物理的に難しいと思います。ただ、非常に単価が高くなっていると思うので、これからすぐに行うということにはならないとしても、そこのところがどうなのかというのは、どこかでチェックしていかなければいけない部分かなという気がしないでもない。今後、そういったことについて、検討する余地があるのですか。
○十時
長寿福祉課長
物理的にも非常に厳しい部分もあるのですが、今後、検討してまいりたいと考えます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
○
斉藤委員
住宅改造費の助成補助金については、障がい者の制度もあると思いますが、応募に対して現状の補助金の枠内で十分足りているのかどうか、それぞれ教えていただけますか。
○十時
長寿福祉課長
現行予算1,200万円の中で、実施できるものが年間75件前後になろうかと思います。大体、8月ぐらいで、予算は消化しているということになっています。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
障がいの予算は2,400万円前後です。実際、ことしは3月上旬まで申請の受付をしていましたので、予算内で足りている状況でございます。
○
斉藤委員
これは、申請者全員が補助対象となっているのか。それとも、やはり何か条件があって、補助対象とならない方々もいらっしゃるのか、教えていただけますか。
○十時
長寿福祉課長
この件につきましては、所得税非課税など一定の条件がございます。その条件を満たした方に対して随時整備をしていくということになっています。そういった中で、例年、年間1,200万円の予算の中で75件程度整備をさせていただいているということです。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
障がい者については、ほとんど要望どおりとなっています。年度内には申請し着工して、その中で完了しています。
補助対象者につきましては、下肢障がいあるいは視覚障がい等の重度障がい者ということで補助しております。
○
斉藤委員
市営住宅に住んでいる方が段差の解消をしてほしいという話があったのですが、その場合は、この補助金の対象から外れるのですか。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
施設管理者が許可し、要件に該当すれば対象となります。
○
斉藤委員
バリアフリーの観点では、非常に要望が高くなっている補助金ではないかと思います。その条件の緩和等をしていただけると、地域経済にも波及することだと思いますので、要望しておきます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
○高橋委員
世の中が人口減少時代、少子高齢化社会を迎えている中、きょうお話を聞いて、本当にきめ細かな、さまざまな対策をされていると感じました。これから団塊の世代が70歳以上になってくるし、一方で、少子化で子供に対する福祉の充実、子育て支援といったことが必要になってきます。大分市の大まかな考え方はわかるのですけれども、データに基づいた細かい部分について、大分市がどうなっているのかといった状況がもう一つわからないところがあります。どういった考え方に基づいて、福祉施策をされているのかというデータをいただきたいと思います。データがなければ、将来予想も含めて、事業計画等について説明をお願いします。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
子育て支援に関しては、新制度が4月から始まります。その関係で、すくすく大分っ子プランの冊子が、今週中にも納品される予定になっています。こちらは、5カ年計画でございまして、これまでの現状と今後どうしていくのかなどの計画につきましてまとめておりますので、説明する機会を設けさせていただきたいと考えています。
○十時
長寿福祉課長
大分市高齢者福祉計画及び第6期
介護保険事業計画といたしまして、現在、平成27年度から29年度の間の高齢者
サービス及び
介護保険の事業計画を策定しています。27年度からは、この計画に基づいて事業を実施していく予定でございます。計画の中にも、どういうものを整備するといったことや、高齢者の推計などがございますので、後日、作成できましたら配付させていただきたいと思います。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
障害福祉行政においては、国の指針が出ていまして、後ほどご報告しますが、大分市も第3次から第4期大分市
障害福祉計画を策定しています。その中で障がい者数の推移等を含めて、障害福祉
サービスの状況、あるいは目標設定等について定めていますので、御説明させていただきたいと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
○
斉藤委員
病児・病後児保育のことですけれども、受け皿がまだまだ少ないという状況です。今度、子育てクーポン券ができますけれども、今後、対象の事業所がふえる予定があるのか、教えていただきたいと思います。
○
奈良福祉事務所次長兼
子ども保育課長
病児・病後児保育事業につきましては、御案内のとおり、市内4カ所の病院に併設する形でお預かりしています。対象児童はおおむね10歳未満ですが、今後、年齢拡大について検討していきたいと考えています。現行の定員は48人ということで推移していますが、アンケート調査結果に基づき、58人ぐらいの目標を掲げています。病児・病後児保育は、インフルエンザ等で一時的にふえることもありますことから、そういったことも今後、医療機関等と十分協議を図りながら、増設に向けて取り組んでまいりたいと考えています。
○
斉藤委員
本当に受け皿が足りていないという感じがします。
また、病児保育に連れていくと、いろんな病気をもらってくるのではないかという声も聞きます。施設のハード面での課題が非常に多いと思いますので、その点の援助等が必要ではないかと思います。
そして、今回補正予算として計上しています子育てクーポン券に関しても、一時預かりやインフルエンザの予防接種が対象となっており、いいことですけれども、その必要がないとおっしゃる方々もいるのではないかと思います。クーポン券が使える対象を広げないと、インフルエンザの予防接種をしようと思わないとか、一時預かりを考えていないという方々にとって、使い道がないということになると大変残念ですので、例えば、妊婦健診の際に使えるなど、できる限り使える範囲を広げていただくように要望しておきたいと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
我が会派では、当初から申し上げているように、同和対策関係予算については、一般施策として行っていただくよう主張していますので、この点について反対いたします。
○
二宮委員長
ほかにございませんか
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対の意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、歳出第4款衛生費のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮保健総務課長
〔
説明書② 202ページ~、第4款衛生費のうち
福祉保健部所管分について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
市民の方々から、動物を殺処分しないようにという声をよくいただくのですが、動物の殺処分の状況についてお伺いしたいと思います。
○
門脇衛生課長
犬の殺処分数は年々減ってきており、23年の117頭から、現在46頭に減っています。
猫に関しましては、多くの猫が生まれていることもあり、殺処分数は減少する状況にないことから、昨年、猫の適正飼養管理ガイドラインをつくりまして、飼い主に対しては屋内飼養を、野良猫に関しましては地域猫活動を推進するようにしたところでございます。
○
斉藤委員
やはり猫の処分数が多いということですけど、グループの登録を考える方々がいらっしゃいましたが、個体数が多いので、去勢費用をもう少し細かくすることが必要なのかなという気がします。
大変と思いますが、やはり、現場に行っていただいて、どのような状況なのか、把握していただきたいと思います。地域猫活動をしていても、ほかの方々から、えさを与えるからだと言われるなど、いろいろな考え方があるようですので、その辺の対応をもう少ししていただければと思います。
ぜひ、殺処分がなくなっていく方向で検討をお願いしたいと思います。
○
門脇衛生課長
衛生課といたしましても、現場に行きお話をさせていただきますので、もしそういう方がいらっしゃった際は、御連絡をしていただければと思います。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
マイナンバーに係る予算が計上されていると思います。マイナンバーに関しては、まだまだ、ちょっと不安な面が多いという市民の方々の声もありますので、マイナンバー制度に係る予算については反対したいと思います。
〔「マイナンバーについては総務常任委員会ではないか。」の声〕
○
斉藤委員
違うのですね。わかりました。
○
二宮委員長
ほかにございませんか
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
児玉福祉保健課長
〔
説明書② 464ページ~、第2条
債務負担行為のうち
福祉保健部所管分について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
碩田中学校の
児童育成クラブのことですが、クラブ室をつくるというのはいいですけれども、荷揚校区、中島校区には、それなりの人数の子供がいると思うのですけれども、その地域に
育成クラブを設置するということを考えることはできないでしょうか。というのが、碩田の
児童育成クラブで夕方まで過ごすとなると、帰宅の心配をされている保護者がいらっしゃいます。それに対する対応について、今後検討することはあるのか、教えてください。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
御存じのように、
児童育成クラブの運営については運営委員会方式をとっています。学校との連携については、学校長にも、その委員会に入っていただき、クラブで指導員が児童を指導する際、学校の担任教諭などの助言をいただいたりしています。また、疾病や緊急時における保健室の利用等につきましても、学校との連携は緊密でございます。
そういうことから、碩田中の新設校区のクラブにつきましても、学校内に設置するクラブ室の設置を考えています。
なお、
児童育成クラブから帰宅する際の安全確保につきましては、今後、教育委員会、学校、地域とも連携を図りながら協議してまいりたいと考えています。
○
斉藤委員
例えば、安全を確保するために送迎方式をとるということも考えられると思います。このあたりは一方通行等も多く、夕方は非常に渋滞が多いところですので、帰宅時の安全を考えるとどうかなということもあります。サテライト方式というか、場所が地域的に広がったほうがいいと考えていますので、その点を検討していただきたいと思います。要望しておきます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第8号、平成27年度大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
戸高福祉事務所次長兼
子育て支援課長
〔説明書③ 115ページ~、平成27年度大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
しばらく休憩いたします。13時より再開いたします。
午前11時59分休憩
午後0時59分再開
○
二宮委員長
休憩前に続き、
厚生常任委員会を再開いたします。
議第9号、平成27年度大分市
介護保険特別会計予算の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
〔説明書③ 127ページ~、平成27年度大分市
介護保険特別会計予算について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第13号、平成26年度大分市
一般会計補正予算(第4号)、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費、第2条
繰越明許費の補正、第2表中のうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
児玉福祉保健課長
〔説明書⑤ 12ページ~、第3款民生費、第2条
繰越明許費の補正のうち
福祉保健部所管分について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第14号、平成26年度大分市
介護保険特別会計補正予算(第2号)の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
〔説明書⑤ 47ページ~、平成26年度大分市
介護保険特別会計補正予算について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、
一般議案の審査を行います。
議第23号、大分市
手数料条例の一部改正についてのうち
福祉保健部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮保健総務課長
平成27年第1回大分市議会定例会議案書の議23の1ページをお開きください。
議第23号大分市
手数料条例の一部改正についてのうち
福祉保健部に係る部分ついて御説明いたします。
今回の条例の改正は、いわゆる第3次一括法による、旧薬事法であります、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律とその施行令の一部改正に伴いまして、これまで都道府県知事の権限に属していた高度管理医療機器等の販売業または貸与業の許可等事務について、保健所設置市である本市に権限が移譲されることとなったために改正するものです。
改正内容は、別表第2の14の項について、高度管理医療機器等の販売業または貸与業の許可に係る手数料等の額を新設するために所要の改正を行うものです。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第24号、大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
議第24号、大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について御説明を申し上げます。
議案書の議24の1をお開きください。
今回の主な改正内容は、基準該当
サービス対象の拡大であり、
介護保険制度の指定看護小規模多機能型居宅について、新たに基準該当
サービスの対象に追加したものでございます。
これまで、指定小規模多機能居宅型介護事業所を、基準該当生活介護及び基準該当短期入所として特例介護給付費、特例訓練等給付費が支給されていました。
今回、国の基準省令が1月に一部改正されたことに伴い、平成24年度に創設された、看護と
介護サービスの一体的な提供を行う指定看護小規模多機能型居宅介護事業所において提供される
サービスについても、指定小規模多機能型居宅介護事業所と同様に、基準該当生活介護及び基準該当短期入所とみなす対象となったことから、大分市においても国と同様の基準改正を行うものでございます。
なお、施行日は、国の基準と同様に平成27年4月1日としております。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
現状において、施設は足りていないのでしょうか。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
現在、基準該当
サービス事業者としては1カ所しかありません。これは距離的要件に2キロメートルという要件があり、その要件に該当する障害福祉
サービス事業所がないということです。いわゆる野津原、佐賀関等の一部が該当する地域でありますけど、現在は野津原の
通所介護事業所が1カ所対象になっていますが、障害者はそちらに通所している状況ではございません。
○
斉藤委員
建物の基準等も変わるのではないかと思うのですけれども、施設の機能的な基準というのは問題ないのでしょうか。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
介護保険の基準を満たしていれば、障害福祉
サービスの生活介護、そして短期入所を受けることができるという仕組みでございますから、当然、
介護保険の指定の基準をクリアした中で、要件がクリアできると考えています。
○
斉藤委員
機能的に、防災面も含まれるということでいいですか。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
介護保険上の指定
サービス事業所でありますので、防災面につきましても、含まれていますし、障害福祉
サービスも、その部分はありますけど、それではなくて、
介護保険制度の中で指定を受けた事業所についても対象とみなすという改正でございます。
○
斉藤委員
介護保険制度と障害者制度の境をなくすようにならないのかなという心配がちょっとあるのですけれども、それぞれに基準等が定められていると思いますので、その点も問題がないかどうか、十分に指導監督していただきたいと思いますので、その点は要望しておきます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第25号、大分市における保育の実施に関する条例の廃止についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
奈良福祉事務所次長兼
子ども保育課長
議第25号、大分市における保育の実施に関する条例の廃止について御説明をさせていただきます。
議案書の議25の1ページをごらんください。
平成27年4月1日施行予定の改正児童福祉法では、保育の実施は、子ども・子育て支援法において定める事由により行うこととなります。これにより、平成27年4月1日以降につきましては、保育の実施基準に関して条例で定める必要がなくなったことから、本条例を廃止しようとするものでございます。
○
二宮委員長
ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
私たちの会派では、子ども・子育て支援新制度の実施そのものが拙速であるという考え方に立っていますので、反対をいたします。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第26号、大分市
軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例及び大分
市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議案書の議26ページの1をお開きください。あわせて資料8ページ、条例改正一覧表もごらんください。
議第26号、大分市
軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例及び大分
市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてですが、今回、
介護保険法の一部改正がなされたことにより、条例中に引用している根拠条文に項ずれが生じたことに伴い、規定の整備を行い、整合性がとれるようにするものでございます。
条例改正の施行日につきましては、平成27年4月1日となります。
○
二宮委員長
ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第27号、大分市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議27の1ページとあわせて資料8ページをごらんください。
議第27号、大分市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございます。主な改正の内容につきましては、人員要件についての改正となっています。
この条例は、地方分権一括法の関連条例でございまして、今回、国が運営基準を改正することとなり、本市におきましても改正が必要となったものでございます。
条例改正の施行期日は、平成27年4月1日となります。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
変わることによって、現場の仕事がふえるというか、担当の方々に負担がかかるということにならないのですか。
○十時
長寿福祉課長
今回の改正につきましては、地域密着型の特養をサテライト型にした場合において、職員配置の基準を入所者の合計数を基礎として行うということで、従来の特養と同じ形をとるようになっていますので、負担にはならないと考えております。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第28号、大分市
介護保険条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議28の1ページとあわせて、資料の9ページをお開きください。
議第28号、大分市
介護保険条例の一部改正についてでございます。
大分市では、大分市高齢者福祉計画及び第6期
介護保険事業計画について、今年度、計画策定委員会において審議してまいりました。
第6期の
介護保険料の主な改正内容といたしましては、まず、年間の
介護保険料の基準額を第5段階、年額7万1,920円、月額5,994円と設定いたしたいと考えています。
第6期の
介護保険事業計画においては、高齢者人口や介護認定者の増加、
特別養護老人ホームなど居住系施設112床の整備が必要になることなどから、介護給付費が増加する見込みであることに加え、第1号被保険者の負担割合が21%から22%に上がることになっています。
しかし、介護報酬の2.27%減額や介護給付費準備基金4億5,000万円を取り崩すことによって、保険料の上昇を抑えた結果となっています。
次に、第5期の第1段階と第2段階の統合でございます。第5期では、保険料率が同率にもかかわらず、国の基準に基づき、第1段階と第2段階が区分されていましたが、第6期で統合することといたしました。
また、負担能力に応じてきめ細やかな設定を行うよう、第5期の第7段階、第8段階を第6期では2つに細分化し、市民税課税層の所得に応じて
多段階設定を行っており、現行の9段階11区分から12段階に変更しています。
さらに、省令により市民税課税層の第6期の設定であります第6段階から第9段階の境界となる合計所得金額の設定をそれぞれ、120万、190万、290万と変更しています。
最後に、国が公費投入により行うものとしておりました低所得者への保険料の軽減強化につきましては、平成27年4月に第1段階の方のみ、保険料率を0.5から0.45と0.05引き下げる予定です。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
基本的に、
介護保険料の値上げという考え方に立てば、このことについては反対ということであります。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第29号、大分市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議29の1ページをお開きください。
議第29号、大分市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。これは、
訪問介護や
通所介護など12種類の
サービスの基準を定めています。
主な改正内容につきましては、
訪問介護の
サービス提供責任者は、これまで利用者40人に対して1人だったものが、50人に対して1人となる基準の緩和でございます。
また、
通所介護は、設備を利用して
介護保険外の宿泊
サービスを行う場合は届け出を求めることとしています。
この条例改正の施行日につきましては、平成27年4月1日となっています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
これに関しては、
サービスの質の低下ということが懸念されますので、反対をいたします。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第30号、大分市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議30の1ページをお開きください。あわせて資料もごらんください。
議第30号、大分市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。
地域密着型
サービスとは、住みなれた地域で安心して生活を継続できるよう、身近な市町村で提供される
サービスのため、原則として、大分市の被保険者のみが
サービスを利用できます。
主な改正内容といたしましては、小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせている複合型
サービスの名称が看護小規模多機能型居宅介護に変更になります。
また、小規模多機能型居宅介護と看護小規模多機能型居宅介護の登録定員が現行25人までとされていますが、これが29人以下となり、通所
サービスに係る利用定員が一定の条件のもと現行15人から18人以下となる予定でございます。
条例の改正の施行日につきましては、平成27年4月1日を予定しています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
大分市には、この
サービスを行っているところはないと聞いたのですが、該当する事業所はないのですか。
○十時
長寿福祉課長
複合型
サービスの事業所は大分市にございます。
○
斉藤委員
幾つあるのですか。
○十時
長寿福祉課長
本年度末で2カ所の予定でございます。
○
斉藤委員
ユニットごとに人数が変わっているのですけど、階数をふやしていくということが考えられますが、非常設備の設定は、この中に入っているのですか。
ユニットごとに3人以下ということは、2つのユニットがあれば、もちろん人数も変わるということだと思います。例えば、9人のワンユニットが1階にあり、さらに2階にもワンユニットがあるような平家建てではなく、2階、3階といった複数階となっている場合の事業者の非常設備の基準というのはないのでしょうか。
○十時
長寿福祉課長
ユニットにつきましては、設備の配置基準がございます。また、居室についても、居室の広さ等について基準がございます。さらに、高層階、2階等になった場合につきましては、もちろん消防等の基準が盛り込まれますので、安全対策には万全を期すようになっています。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第31号、大分市
介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議31の1ページをお開きください。
議第31号、大分市
介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございます。
これにつきましては、今回職員配置の拡大を図っています。今まで、サテライト型老健及び医療型の小規模老健につきましては、配置基準が理学療法士もしくは作業療法士となっていましたが、今回、作業療法士もしくは言語聴覚士に変更となりました。
施行は、平成27年4月1日を予定しています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第32号、大分市
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議第32の1ページをお開きください。
議第32号、大分市
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。
これにつきましては、要支援1、2の方が利用する
介護予防サービスの基準を定めたものでございます。
主な改正内容につきましては、議第29号と同様で、人員配置等の緩和がなされています。加えて、要支援1、2の方に対する
通所介護と
訪問介護が、全国一律の
サービスから市町村独自に定める
介護予防・日常生活支援総合事業に移行することに伴い、条例から削除されますが、移行するまでの間は経過措置として設け、事業が継続することとしています。
条例の改正施行日は、平成27年4月1日となっています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
これは、要支援1、2を市町村に丸投げするということで、日常生活支援に変わるということで、
サービスの縮小でもあると思いますので、反対をいたします。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第33号、大分市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並
びに指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議第33の1ページをお開きください。
議第33号、大分市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並
びに指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。
これは、要支援1、2の方が利用する地域密着型
介護予防サービスの条例でございます。主な改正内容につきましては、議第30号と同様に、
介護予防の
通所介護について宿泊の届け出、さらには認知症の共同生活介護にはユニットの拡大等の改正がなされています。
条例の施行日につきましては、平成27年4月1日となっています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
○
斉藤委員
これも、先ほどの議第29号、32号と同じ理由で反対をいたします。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第34号、大分市
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議34の1ページをお開きください。あわせて資料もごらんください。
議第34号、大分市
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございます。
主な内容につきましては、設備基準上の条例の一部に、生活機能訓練室となっていたものを生活機能回復訓練室と文言の変更がございます。変更による条例改正となっています。
施行日につきましては、平成27年4月1日となります。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第35号、大分市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議第35の1ページをお開きください。
議第35号、大分市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。
主な条例の改正内容につきましては、介護支援専門員は、
訪問介護計画の計画を事業者から提出を求めることができること、また、地域ケア会議において、マネジメントの事例の提供を求めることがあれば協力することが追加されています。
条例の改正の施行期日は、平成27年4月1日となります。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第36号、大分市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○十時
長寿福祉課長
議36の1ページをお開きください。
議第36号、大分市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてでございます。
これにつきましては、介護支援専門員が計画等を事業者から提出を求めることができる、また、地域ケア会議においてマネジメントの事例の提供の求めがあれば協力することとなるということが追加されています。
条例改正の施行期日につきましては、平成27年4月1日となります。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、
福祉保健部関係の付託案件の審査を全て終了しました。
それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。
まず、寡婦控除のみなし適用について報告を受けます。
○
児玉福祉保健課長
寡婦控除のみなし適用について御報告をいたします。資料は4ページでございます。
ひとり親家庭のうち、配偶者と死別、離婚した場合、市・県民税、所得税の寡婦控除が適用されていますが、未婚のひとり親家庭には適用されていないため、保育料や市営住宅の家賃など住民
サービスの
利用者負担額や給付額に格差が生じています。
このような格差が生じないよう、生計を同じくする20歳未満の子がいる結婚暦がないひとり親家庭への寡婦控除のみなし適用を、平成27年4月1日から実施いたします。
対象事業といたしましては、保育料や市営住宅の家賃など、資料の右側の18事業を対象としています。
なお、手続方法等については、市報おおいた3月15日号などで周知を図ります。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、大分市避難行動要
支援者対策事業案について報告を受けます。
○十時
長寿福祉課長
資料の5ページをごらんください。
現在、大分市では、大分市避難行動要
支援者対策事業について取り組んでいるところでございます。
内容につきましては、障害のある方や介護が必要な方の情報を掲載した避難行動要支援者名簿をあらかじめ作成し、市の関係部局が地域の関係者に提出することで、避難体制の構築をしてもらう取り組みを行おうというものです。またあわせて、個別支援計画の作成も行ってまいりたいと考えています。
次に、2番目の、要支援者対象者でございますが、基本的に、生活基盤が自宅にある方、そして1番から7番までの方を対象といたしております。
しかし、地域において民生委員や自治委員等から特に支援が必要とされた方については、8番並びに9番のほうで掲載が可能となっています。
次に、右手のほうをごらんください。
3の名簿に掲載する項目でございますが、1、氏名、2、生年月日等、全部で10項目を掲載する予定にしています。また、情報を提供する関係者につきましては、4番のほうですが、自治委員ほか6つの団体等に情報提供を考えています。
8番、個別計画の作成でございますが、これは地域の関係者と協力による共同作業で個別計画を作成しようと考えています。避難行動要支援者名簿は法で定められたものですが、この個別計画につきましては任意になっておりますが、大分市としては、これは作成していく方向で考えています。
計画の内容については、1番から7番に要支援者の基本項目等々を盛り込むことにしています。
続きまして、9番のスケジュールでございます。
本年7月、市報、ホームページに掲載いたしました後、7月から8月、同意、不同意の意思確認調査を行い、9月に名簿作成、10月以降、地域関係者への名簿提供ということになりますが、ことしの3月に、自治委員、民生委員、各校区会長については、この概要について御説明を終わったところでございます。そして、27年の5月、6月にかけて、各地域の自治委員、民生委員について説明会を開催する予定としているところでございます。民生委員さん等の説明が終わった後、同意調査を行う予定にしています。
最後に、名簿の更新につきましては、年1回更新し、地域の方に配布いたします。追加情報については、随時追加していく予定になっています。
○
二宮委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、第4期大分市
障害福祉計画について報告を受けます。
○
淵福祉事務所次長兼
障害福祉課長
資料の6ページ、7ページには、概要版を載せています。
それでは、第4期大分市
障害福祉計画の策定について御説明申し上げます。
まず、第1章の(1)計画策定の趣旨でございます。
この
障害福祉計画は、障害者総合支援法に基づき、障害福祉
サービス等の提供体制の確保のために、国の定める基本方針に即して定めるものでございます。本市におきましては、今年度が、平成23年度に策定した第3期大分市
障害福祉計画の最終年度になりますことから、第4期大分市
障害福祉計画を策定するものでございます。
(2)の計画期間でございますが、第4期大分市
障害福祉計画は、第3期までの計画を検証しながら数値目標等を定めることにより、計画期間につきましては、国の基本指針の基づき、平成27年度から29年度までの3年間でございます。
(3)の計画の位置づけとしましては、平成25年3月に作成した第3期大分市障害者計画の分野別計画として、大分市総合計画やその他計画に基づきまして、整合性を図りながら作成しています。
(4)の計画の基本的な考え方として、入所施設から地域生活への移行、地域生活の継続支援、就労支援などの課題に対応した障害
サービス、相談支援や障害児支援の提供体制の整備の確保を図ることといたしております。
(5)の計画の進行管理でございますが、PDCAサイクルを導入する中で、成果目標等について、毎年度、進捗状況の分析、評価を行い、その結果を大分市障害者自立支援協議会に報告し、意見を聞くとともに、必要に応じて計画の見直しを行うこととしています。
右側をごらんください。第2章において、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳所持者数、難病患者数、障害者福祉
サービスの支給決定者数等、障害者の状況を掲載しています。
次に、第3章は、国の基本方針及び第3期計画期間中の実績を踏まえた中で、平成29年度時点の数値目標を掲載をしています。
第4章は、障害福祉
サービス等の見込み量を掲載しています。
7ページの左側でございます。こちらが24、25年度の実績と、26年度から29年度の見込み量でございます。
6ページにございます第5章地域生活支援事業につきましては、7ページの右側に地域生活支援事業の実績及び見込み量を記載しています。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
最後に、
市民意見交換会の意見・質問等に対する回答についてであります。
福祉保健部所管の質問事項の順に従って質疑等を行います。委員の皆さんは、A3横の資料1をごらんください。
主管課長より一括して回答をいただいた後、質疑を行いたいと思います。
それでは、お願いします。
○
児玉福祉保健課長
市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について一括してお答えいたします。
まず1の、「平成27年4月に子ども・子育て支援新制度が施行されるが、認定こども園は保育の必要性の有無にかかわらず子供を預けることができるため、保育の必要がある子供が預けられなくなるのではないか。料金も園が決めることになっており、事業者中心の施策になっているのではないか。 また、未定や不明瞭な部分が多く、保護者は不安で困惑しているので、説明をしてほしい。」との市民からの意見・質問等に対する回答といたしまして、「認定こども園は、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設であり、幼稚園部分は保育の必要性の有無関わらず利用できますが、保育部分については保育認定を受けた子どもしか利用できないことになっています。 また、保育料は、施設によっては実費徴収や上乗せ徴収があるものの、基本の保育料は保護者の収入に応じて市が決定することになっており、施設利用が決定した保護者には、金額が確定した時点で通知することとしております。 今後も随時、新制度に関する情報提供、周知に努めてまいりたいと考えております」。
次に2の、「東稙田の
児童育成クラブでは、現在、定員や場所、施設の環境・防災面等で多くの問題を抱えている。来年度については、余裕教室が利用できるようになり改善がされたが、来年度以降の子供たちのためにも、定員の確保や施設の安全面等の確保をしてほしい。」との市民からの意見・質問等に対する回答としては、「
児童育成クラブについては、平成27年度から子ども・子育て支援新制度が施行され、対象児童の拡大等により、市内の多くのクラブで
施設整備が必要な状況となっています。本市では、現施設の狭小度や施設の老朽度等を総合的に勘案し、27年度から向こう5年間の計画を策定したところでございます。なお、東稙田校区
児童育成クラブについては、優先度が高いと判断しており、早期の
施設整備を行う予定にしているところです」。
次に3の、「一人暮らしの高齢者がふえており、地域で連携して見守っていく必要があるが、個人情報の問題があり、民生委員が持つ情報を共有できない。何かいい取り組み事例はないか。」との市民からの意見・質問等に対する回答として、「ひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世帯、障がい者等に関し、校(地)区社協と大分市社協とが連携を図りながら地域住民の参加・協力により地域の中で見守り、支援する体制を小地域ごとにつくる『小
地域福祉ネットワーク活動』を推進しています。『小
地域福祉ネットワーク活動』は、『第3期大分市地域福祉計画・第4次地域福祉活動計画』の中においても、重点的なとりくみとして定められています」。
続きまして、4の、「
介護保険料は収入によって9段階に分かれているが、収入が190万円の人と399万円の人が同額の保険料を支払わなければならないのはおかしいのではないか。」との市民からの意見・質問等に対する回答として、「平成24年度から平成26年度までの第5期の本市の
介護保険料の段階は、9段階(11区分)の設定としており、このうち合計所得金額が190万円以上400万円未満の方は第7段階となっております。 第5期で国が示した標準段階は、合計所得金額が190万円未満と190万円以上の2つの段階設定しかありませんでしたが、本市といたしましては、所得に応じて、125万円、190万円、400万円、600万円の5つの段階とし、負担能力に応じたきめ細かい設定としたところでございます。 第6期では、国の標準の段階設定が、120万円、190万円、290万円以上となったことから、本市の保険料設定においても、この内容を反映し、さらなる多段階化を予定しております」。
続きまして、5の、「今後は、高齢化が大きな問題となると思うが、ケアハウスや老人ホームが不足していると聞く。安心して年を重ねられる施策をしてほしい。 また、市内の多くの有料老人ホームで必要性の有無にかかわらず介護報酬限度額いっぱいの
サービスを提供している現状がうかがわれ、
介護保険財政を脅かすことが心配される。
サービス提供の状況を調査するべきではないか。」との市民からの意見・質問等に対する回答としては、「高齢化が急速に進展する中、高齢者が生きがいを持ち、明るく健康で安心したライフスタイルが維持できるように、高齢者福祉計画及び
介護保険事業計画に基づき、ケアハウスや老人ホームについては、入所希望者に対応できるよう適切な配置に努めるとともに、計画的な整備を行っているところです。 このような中、有料老人ホームに併設されている
介護保険サービス事業所に対しては、平成25年度から指導監査課と長寿福祉課合同の実地指導を実施し、
サービスの提供状況や質の確保・向上が図られるよう運営上の指導を行っております。平成26年度は、実地指導に加え集団指導を実施し、事業所に
介護保険法の趣旨・目的の周知及び理解等について指導を行ったところであり、平成27年度も同様の指導を実施する予定です。 今後も、関係機関との連携を図り、高齢者が安心して生活できる住環境の確保に努めてまいります」。
続きまして、6の、「生活保護世帯への援助が厚すぎではないか。また、世帯分離をして生活保護を受給している人の現状はどうなっているのか。」との市民からの意見・質問等に対する回答としては、「生活保護は、生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、健康で文化的な生活水準を維持できる最低限度の補償をするとともに、その自立を助長することを目的としております。生活保護実施に際しての基準や実施要領等は、国が定めており、本市も含めて地方自治体は、当該基準や実施要領に基づき、全国統一的に保護を実施しているところであります。 また、世帯分離につきまして、保護の実施は世帯を単位として行うのが原則でありますが、この原則によることで、かえって法の目的である最低生活の保障ができなくなる場合や、被保護者の自立を損なうと認められる場合等、特別な事情が認められる場合に限り例外的に実施できるとされています。ただし、世帯分離を行った場合であっても、その後の事情の変更により世帯分離の要件を満たさなくなった場合には、世帯分離を解除し、世帯を単位として保護の要否及び程度を決定することになります。」という回答でございます。
○
二宮委員長
ただいまの執行部からの回答について、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、委員の皆さんで、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
執行部は、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
以上で、本日の予定の審査は終了しました。
それでは、ここで、この3月末で退職される方々から挨拶の申し入れがありましたので、お願いします。
〔退職者挨拶〕
〔委員長お礼の挨拶〕
○
二宮委員長
それでは、あすの予定を確認いたします。
あすは9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら御集合されますようお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後2時12分散会...