大分市議会 2014-09-11
平成26年建設常任委員会( 9月11日)
平成26年
建設常任委員会( 9月11日)
建設常任委員会記録
1.開会日時
平成26年9月11日(木)午前10時5分開議~午前10時50分休憩
午前11時0分再開~午前11時14分休憩
午前11時16分再開~午後0時0分休憩
午後0時1分再開~午後0時25分散会
2.場所
第4委員会室
3.出席委員
委員長 二宮 博 副委員長 髙野 博幸
委 員 永松 弘基 委 員 仲道 俊寿
委 員 井手口良一 委 員 三浦 由紀
委 員 荻本 正直 委 員 川邉 浩子
委 員 今山 裕之
欠席委員
なし
○
二宮委員長
それでは、審査に入ります。
今定例会において下水道部の付託案件の審査はありません。ここで報告事項の申し出がありましたので、報告を受けます。
大分市
公共下水道事業経営評価委員会について説明を受けます。
○
佐藤下水道経営企画課長
大分市
公共下水道事業経営評価委員会について御報告申し上げます。
平成26年7月17日に今年度2回目の
経営評価委員会を開催しましたが、これは第1期の委員の任期が本年7月12日に満了しましたので、第2期の委員としては最初の会議となります。
委員会では、委員長、副委員長の選任を行った後、当委員会を公開とすることを決定をいたしました。また、施設見学といたしまして、
弁天水資源再生センター、
元町雨水排水ポンプ場を見学していただきました。
なお、委員は6名で、名簿のとおりでございます。任期につきましては、平成26年7月17日から平成28年7月16日までの2年間となっております。
大分市
公共下水道事業経営評価委員会につきましては、以上でございます。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○永松委員
これはみんな新任ですか、それとも再任とかもあるわけですか。
○
佐藤下水道経営企画課長
一番下の一般公募の方は新任でございますが、それ以外の方は、委員長、副委員長も含めて再任でございます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、平成25年度戸別訪問後の
公共下水道への接続状況について説明を受けます。
○
実崎下水道営業課長
6月議会の委員会で川邉委員から御質問がありました、平成25年度戸別訪問後の
公共下水道への接続状況について御報告申し上げます。
まず、
戸別訪問延べ件数でございますが、25年度の延べ件数は、供用開始1年未満が988件、1年以上が101件、
水道大口使用者が291件の合計1,380件でございました。
次に、戸別訪問実件数でございますが、供用開始1年未満の対象者には複数回戸別訪問を実施したことから、延べ件数988件のうち実件数は669件でございました。1年以上と
水道大口使用者の実件数は、延べ件数と同数でした。その結果、実件数につきましては、供用開始1年未満が669件、1年以上が101件、
水道大口使用者が291件の合計1,061件でございました。
続きまして、戸別訪問した対象者のうちどれぐらい接続されているかということですが、平成26年8月8日現在では、供用開始1年未満が271件、1年以上が10件、
水道大口使用者が8件の合計289件でございました。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○
井手口委員
水道大口使用者に関しては、公共下水につないでいない人たちはどういう形で自分ところの排水を処理しているんですか。
○
皿山下水道営業課参事兼
管理担当班長
つながれていない方は、基本的に
合併浄化槽または
単独浄化槽のいずれかで処理をされています。
○
井手口委員
水道のほうで大口契約をしている以上、相当の水の使用量のはずなんですが、それは少なくとも単独では流していることになるだろうし、大口であれば当然ながら、食品工場その他、有機物がたくさんまじった排水を出している可能性のところもあるはずなので、そういうところはどうしているのでしょう。
○
伊藤下水道部次長
水道大口利用者につきましては、1,000立方平方メートル以上から1,000立方平方メートル単位で5,000立方平方メートル以上という形で、平成24年度にリスト化いたしまして、これが388件ございました。
先ほど処理の方法等については、大口について、かつ通常の
公共下水道に流す場合に、一定量以上の流量がある場合には
特定事業場としての届け出が必要になります。
今回、
大口利用者として、特にこの水質に問題がある事業所というのがどういうところがあるかというところまでは、今、資料を用意しておりませんので、選別しておりませんけれども、当然そこに問題があるような事業所があれば、水質の関係で担当員が調査に入るような形になっておりますけれども、現時点ではそういう報告を受けておりません。ちょっとこの場で、今どういう状況かというのは御説明できませんけれども、その調査結果については次回の委員会でも御説明できればというふうに考えております。
○
井手口委員
当然この291件に訪問しているわけだから、事業者は特定できているはずだろうし、下水道として、どういう業種の人たちかということも当然わかっているはずですね。
今、資料がないなら、すぐに出せとは言いませんが、この291件のうち、つないでない283業者に関しては、
環境対策課のほうに通報して、どういうところであるか立入調査をしてほしいという話を部内で協議をしていただきたい。結果は12月議会で報告できるようにしてください。
○
伊藤下水道部次長
はい。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは次に、大分市
公共下水道事業下水汚泥処理方式検討委員会について説明を受けます。
○
衞藤下水道施設課長
大分市
公共下水道事業下水汚泥処理方式検討委員会について御説明申し上げます。
平成26年7月17日13時30分より、
委嘱状交付式に引き続き、第1回目の委員会を開催いたしました。
資料3の2ページ目の委員名簿をお開きいただきたいと思います。
中田教授は、技術を利益に結びつける
技術経営学――
MOT担当教授であり、工学博士でもあります。
次に、園田教授でありますが、
エネルギー工学を専門とし、大分県の新
エネルギービジョン推進会議の委員をなされております。
平田准教授は、生物化学、環境工学を専門とし、環境にかかわる各種委員を歴任されております。
木内不動産鑑定士は、大分市
水道事業経営評価委員会の委員をなされております。
岩崎中小企業診断士は、大分市
公共下水道事業経営評価委員会の委員をなされております。
以上5名の委員であり、
下水道事業経営の健全化を図るための効率的で持続可能な
下水汚泥処理のあり方について御検討いただいております。
資料3の1ページ目をごらんいただきたいと思います。
第1回委員会の主な議事内容といたしましては、委員長に中田教授を、副委員長に園田教授の選出を行い、全国の
下水汚泥処理の情勢と大分市の
下水汚泥処理の現状を踏まえ、大分市の抱える課題や目指すべき方向性について議論を行いました。
8月21日には第2回委員会を開催し、本市における
下水汚泥処理の長期展望といたしまして、その適用性や
導入規模等について議論したところであります。
今後はより具体的な議論を進める中で、一定の方向性を見出していただき、市長に報告することとなっております。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、昨年の
市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について説明を受けます。
○
衞藤下水道施設課長
番号の23番であります。
質問内容といたしましては、下水路の清掃や管理等について、施工までに時間がかかり過ぎる、計画や業者への指導等はどのようにしているかという質問であります。
その後の経過といたしまして、「要望について可能な限りの早期の対応に努めておりますが、状況等によって対応に時間を要する場合は、要望者へ説明を行い、了解を得るようにしております」。
○
清水下水道建設課長
引き続きまして24番でございます。
下水道の整備について、奥に入り込んだ家だけ置き去りになっているため、完全に行ってほしいというお尋ねに対しまして、その後の経過でございますが、「御質問のケースがどういう状況か詳細がわかりませんが、基本的に市の下水道管は、市道等の公道下に埋設することとなっており、私道等に市の下水道管を埋設する場合は、一定の条件と手続が必要となりますので、個別に相談していただきますようよろしくお願いいたします。今後も市民からの要望につきましては、可能な限り応えていきたい」と考えております。
○
衞藤下水道施設課長
25番です。
去年の集中豪雨のとき、大分駅高架事業の工事の影響で道路から水があふれて家に入りかけたことがあるが対策をどのようにすればいいかという御質問であります。
その後の経過といたしまして、「既設水路や道路の高さ等の測量をもとに、
雨水排水対策案を作成し、4月末に自治委員及び地区の代表者に説明を行い、承諾を得ました。 7月末に切りかえ工事を完了し、その後につきましては浸水被害は出ていません。今後も降雨時の状況確認を継続し、必要な対策を検討してまいります」。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、委員の皆さんでその他として何かありませんか。
○今山委員
今回の一般質問でも何人かの議員が広島の災害を受けて、
ゲリラ豪雨について質問されていましたけれども、細かい数字で、51.7ミリまで対応しているというようなお話だったと思うんですけど、市域全体で51.7ミリじゃないというような御答弁だったような気がするんですけど、どのぐらいの範囲が51.7ミリでカバーされているんですか。
○中
下水道部長
大分市の市街化区域を下水道が担当しているものですから、市街化区域内については5年確率の51.7ミリで整備中であり、完全にはまだ整備が終わっておりませんが、現在、六十数%の整備率です。
その一部分は10年確率で見直して、確率年を上げております。それが57.7ミリという数字なのですが、その見直した地区は、駅南の
区画整理区域を中心としたエリア、それともう一つは、
尼ケ瀬地区であります。この
尼ケ瀬地区は、平成5年と平成9年に2度の浸水被害があった地区です。これら限定されたエリアだけを10年確率にしております。本会議でも御説明いたしましたが、雨水幹線の整備を上流から下流まで全部新たに整備することが可能だということと、地区全体の雨水の整備を行なって、新たな
まちづくりや、ライフラインの形成をするところについては確率年を上げようということで、一部分ではありますが、10年確率に上げております。
しかし、100ミリというような豪雨については、残念ながら対応できていないのが現状です。
○今山委員
その50ミリというのは、基本的に国の方針というか、指示で、市がそれに向かっているということなんですか。
○中
下水道部長
5年確率で雨水の
公共下水道を整備するということは、当時、国のほうで方針が出されて、全国一律で5年確率での整備を目指してきております。
ただ、途中からこういう
ゲリラ豪雨等がありましたので、1つは新たなそういう
まちづくりができるところは、5年確率じゃなくて10年確率に上げなさいという国の指導はあります。
もう一つは、
国庫補助事業のメニューとしてではございますが、河川と下水が連携して、100ミリプランと言われています豪雨対策ができるプランを考えなさいというのが今、国が考えている事業としてあります。これは
モデル事業としてやっているので、全国一律それで全部やれという話ではないかと思いますが、100ミリプランをつくったところについては、その事業実施に対して、国庫補助として補助を出しましょうという制度が近年できております。
○今山委員
広島の災害があった後のNHKの「日曜討論」で、太田大臣が、50ミリを75ミリに上げることを考えないといけないという意見を言っていたんですけれども、仮に75ミリに引き上げられたときに、大分市としてそれに対応するだけの準備、予算もそうでしょうけど、現実的なものなのかどうかだけちょっと教えていただきたい。
○中
下水道部長
10年確率まで確率年を上げた場合でも57.7ミリ、約58ミリぐらいにしかならないので、七十数ミリという話になると、大分市でいえば、この前の平成5年のときに八十数ミリ降ったのが100年以上の確率だったので、70ミリ台というのは相当な確率の雨量になると思います。
あと、今の六十数%、市街地の中の雨水整備が終わっているとすると、これに新たに雨水の対策をとろうと思うと、下水だけじゃなくて、総合治水というような考え方を導入しないといけないと思います。
例えば学校の校庭や市営住宅の棟間貯留とか、今まで速やかに排除するという考えでいたのが、一旦ためる、あるいは浸透させる、ゆっくり排除するというような、そしてまたゆっくり後でポンプでそれを出すというような考え方に転換していく必要があります。公園とかを利用して
浸透貯留施設等を整備するとか、開発の指導要綱の中内容も変えて、民間の方たちからもお力をいただいて、例えば一定規模以上の建物を建てれば、一定規模の
雨水貯留施設をつくりなさいとか、そういうものも必要になろうかと思います。
きょうも家庭の
雨水貯留タンクの話を新聞に出させていただいていますが、市民の皆さんの御家庭に雨水貯留のタンクを設置していただくとか、官民で協力していただいて、どれだけ確率年を上げれるか、
ゲリラ豪雨に対応できるかというような計画を作るのがまさしく100ミリプランと国が言っているプランだと思います。そういう総合治水の考えを入れた計画に持っていかないと、下水だけではできませんし、河川だけでもできませんし、公共だけでもできないと思うので、官民皆さん協力していただいて、どこまでそういう形がとれるのか、そういうことを今から議論する、計画していかなければならないのではないかと思っております。
○今山委員
ありがとうございます。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
○川邉委員
私も今回、汚水処理のことを一般質問させていただきまして、大変勉強になりました。
その中で聞き忘れたことを質問させていただきたいと思うんですけれども、大分県の広瀬知事が、10年後を目指して汚水処理人口を90%になさるという発言をしたということで、それに対して、大分市はそういう目標があるのかどうかということを教えていただきたいと思うんですが、あれば教えてください。
○中
下水道部長
国のほうから、いわゆる都道府県構想と呼ばれる、浄化槽も農業集落排水も公共下水も含めた汚水処理全体としての構想をつくりなさいというのが平成の1桁の時代から見直しがされて、現在まで来ております。
ことしの1月にその新たな見直しのマニュアルができまして、各県、市町村に対して、今までの計画をこのマニュアルで見直して、これから10年後までに概成しなさいとされています。
今までは時間的な観念をこのマニュアルの中に入れてなかったのですが、今回のマニュアルには時間の観念を入れてくださいという話で、国が目指しているのは、これから10年後までに概成をしなさいと、浄化槽でも農集でも公共下水でもそれぞれ進めて、汚水処理全体として概成をしなさいということで、県としては、その概成のイメージはどういうイメージかというのが、この前、県知事が言われた10年後に90%を目指すということです。県からの説明等がありましたが、県はそういうイメージでおります。
国のこのマニュアルには概成と書いてあるのですが、概成とはどういうイメージですかという話がありまして、県の説明では県知事がおっしゃられたような、10年後に90%を目指すということのようです。
大分県におきましても、この新しいマニュアルで県構想が作られるわけですが、県構想のもととなるのはそれぞれの市町村のアクションプランですから、大分市におきましても、今年度中にこの汚水処理の概成を目指す、どういうふうに目指せるのか、どういうふうになるのかというものを、今ちょうど委託を外注して検討するように発注したところです。この中で新たなマニュアルに従って検討をする予定にしております。
○川邉委員
またわかりましたら教えてください。よろしくお願いします。
○
井手口委員
マンホールのふたの件ですが、現在、いろんな方法でふたを固定しているんですが、まだ固定していないもので、例えば急傾斜地が終わって平らになったところのマンホールなど、噴く可能性のあるというようなところは、あとどのぐらい残っているんでしょうか。
○
衞藤下水道施設課長
今、こちらのほうにはその詳細の数のデータ等の手持ちがありませんので、またわかり次第報告させていただきたいと思います。
○
井手口委員
ということは、まだ相当数残っているということで、今の答えで心配になりました。
きのうのテレビ報道の中で、東京都ではすぐに警察が出て対応していましたけれども、実際マンホールのふたが外れて、濁った水ですから、当然そこがあいているかどうかもわからないので、通行どめにしていました。大分市の場合でも、当然そういうマンホールがあったとすれば、早急にそこだけでも早く固定していただかないと困ります。
もう一つ、これも関連はするんですが、アセットマネジメントは今どういう展開になっていますか。
○
衞藤下水道施設課長
アセットマネジメントにつきましては、前回のときも若干触れさせていただきましたけど、現時点では国の補助事業として取り組んでおります関係上、5年間の計画を策定して、それに基づいて実施をいたしております。
5年間の計画が早目に終わった場合は、次の計画を国のほうに申請して、計画的に行いますので、今年度についても、新たな箇所の申請業務等の手続を踏まえて、計画的を実施していく予定であります。
○
井手口委員
これまでアセットマネジメントの論議の中では、汚水中心で、汚水管路とその処理場のアセットをどうするかということしか頭になかったんです。
これから先は雨水に関して、さっきの51ミリから57ミリに移るという話もそうですが、雨水管路のアセットも計画的にして、今までの汚水管路のように同じ太さでかえれば済むという話じゃなくなってくる。
そういった意味では、下水道行政に対してさらに新たに過重が加わる形になるので、アセットマネジメントの考え方そのものを根本から見直さなければいけないような事態ではないかと思うんですけど、その点をどう考えていますか。
○
衞藤下水道施設課長
委員御指摘のとおりと思います。今、大分市では、アセットマネジメントにつきましては、既存の施設を長寿命化あるいは更新するということですから、現能力をベースにしております。
今、
井手口委員からの御指摘のとおり、今後の対応につきましては、当然、計画の見直しの中では、雨水でいえば雨水の排水能力のアップなど、それに見合った対策をとっていかないといけません。
また、処理場、ポンプ場等につきましても、現在の状態のままで推進するだけでなく、新しい技術の革新もありますし、更新をする場合は、汚水の流入量等に見合った新たな計画に基づいた更新というのが必要でありますが、現段階では、確かにおっしゃるとおり、既設の能力に見合った更新、長寿命化であり、ご指摘いただいたような取り組みも必要があると考えております。
○
井手口委員
私の提案をいいますと、下水道は雨水を手放すべきと思うんです。
本来的に下水道は最終的に終末処理場に、今、
水資源再生センターに流入する水にのみ責任をとるような方向で考えて、雨水に関しては河川にそのまま行くわけですし、途中に緊急貯水槽をつくるにしても、土木建築部なり
都市計画部なりで対応する方向を考えてはどうかということです。当然、雨水と汚水が同じところを走っているというところもたくさんあるので、行政コストを考えれば、まだこれは下水が持っていたほうがいいかなというのもあるかもしれない。
雨水に関しては、都市計画なり土木なりのほうへ移管するような方向で部局内で検討してもらいたい。これが提案です。返事は要りません。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、執行部でその他として何かありますか。
○
佐藤下水道経営企画課長
大分県中小企業家同友会と議会の意見交換会において提出されました意見、要望のうち、当委員会所管分について御報告申し上げます。
今、お配りした資料でございますが、これが議会と大分県中小企業家同友会との意見交換会で行われたもので、当
建設常任委員会のほうの所管となったものでございます。
意見、要望といたしましては、市ホームページの大分マップに各部局の情報を一元管理して掲載してほしいとのことであり、2枚目のほうに具体的な要望書を添付してございます。
いろんな要望の法令も書かれているんですけど、1枚目に戻っていただいて、下段の現状のところなんですが、現状といたしましては、要望書に記載された法令等には県が所管するものもございますし、全ての情報をリアルタイムで一元管理することは困難でありますので、その右、対応のほうなんですが、要望者に対しましてこうした現状を説明し、了解を得ました。
○
二宮委員長
今の報告について、何かありますか。
○仲道委員
この回答、会場で私がした回答です。会が終わってから御本人に話を聞いた中で、話が専門的過ぎて、理解できなかったんです。それで、原課のほうに振らせていただきました。
○
佐藤下水道経営企画課長
困難ですということですが、要望者のほうから、難しいことはわかっている、ただ、すぐにということではなくて、今後ゆっくりでもいいから、少しずつ進めていただければ助かるというふうな回答をいただいたところでございます。
○仲道委員
恐らく他市でも、この要望者が言っているような形でできているところはないと認識はしているんですけど、もし例があれば、今後、委員会の中で紹介をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
二宮委員長
そのほかにありますか。
○
衞藤下水道施設課長
9月3日に委員の皆様に状況の報告をいたしました西新地の水路における油膜発生の詳細とその後の経過につきまして御報告申し上げます。
9月3日午前8時ごろ、大分市西新地の水路に油膜が浮いているのを通勤途上の大分市職員が発見しました。通報を受け、直ちに油膜の拡散を防ぐ対策を行うとともに、原因の究明に当たりました。
原因につきましては、中央消防署、
環境対策課、下水道施設課で現地調査を行った結果、市道沿いにある事業所で9月2日午後、敷地内に置いていたエンジンオイルの入ったドラム缶にトラックが接触し、倒れたことで、道路側溝を経由して、その一部が水路に流出したものと判明いたしました。
具体的な対応といたしましては、国土交通省大分河川国道事務所、下水道施設課において、吸着マットの設置及び吸引車による除去作業を行いました。
9月8日午前に、国土交通省大分河川国道事務所及び下水道施設課で現地調査を行った結果、油膜の確認はできませんでした。これをもって最終確認とし、午後、吸着マットの撤去を行い、本件を終了いたしました。
なお、市民生活への影響は発生いたしておりません。
また、今回の事故対応に要する費用につきましては、原因者の負担となっております。
○仲道委員
説明の中で、人に対する影響はないという報告がありました。生態系、例えばそこにいる魚とかに対する影響はなかったのかだけ確認させてください。
○
衞藤下水道施設課長
私ども、国土交通省、また
環境対策課で現地を確認したところ、魚の死亡とかいう確認はできませんでしたので、生態系への影響は、確認の範囲ですけど、出てないものと判断いたしております。
○仲道委員
はい、わかりました。
○
二宮委員長
ほかにありますか。
○中
下水道部長
今回、管内視察が中止ということのようですので、実は管内視察の資料を用意をさせていただいております。皆様方の机の上にお配りさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、詳細につきましては、次回12月議会で管内視察をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
二宮委員長
それでは、引き続き水道局の審査を行いますので、説明員は交代してください。
しばらく休憩いたします。
午前10時50分休憩
午前11時0分再開
○
二宮委員長
おはようございます。続いて、水道局の案件の審査を行います。
委員会運営について確認しておきます。
自由討議についてですが、委員会におきましては、委員の皆さんからの要求がある場合、また委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。よろしくお願いいたします。
また、
大分市議会基本条例第7条第2項に規定されておりますとおり、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、
政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。
説明員は、最初に所属と氏名を告げてからの発言をお願いします。
審査に先立ちまして、水道事業管理者より発言の申し出がありましたので、これを許可します。
○
神矢水道事業管理者
二宮委員長、髙野副委員長を初め
建設常任委員会委員の皆様方には、平素から水道事業運営に関しまして格別の御支援、御協力をいただいておりますことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
今回、当委員会に付託されております水道局関係の議案は1件でございます。議第58号、平成26年度大分市
水道事業会計補正予算第1号でございますが、これはさきの6月の委員会で若干状況報告をさせていただきましたが、平成27年度より料金センター業務の一部を民間企業に委託するため、債務負担行為を設定するものでございます。
詳細につきましては、後ほど担当課長より説明いたさせますので、慎重御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
また、報告事項といたしまして、
古国府浄水場一般公開について、それから市道古国府17号線での漏水についてと、緑が丘地区での落雷による断水等についての3件の報告をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
なお、議第73号、平成25年度水道事業会計の利益の処分及び決算につきましては、後日、分科会にて御審議いただくこととなっておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
二宮委員長
初めに予算議案の審査を行います。
議第58号、平成26年度大分市
水道事業会計補正予算第1号の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤経営管理課長
〔説明書②30ページ~平成26年度大分市
水道事業会計補正予算第1号について説明〕
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○川邉委員
委託をすることによって、どのぐらい予算が削減されると思われておりますか。
○
板井総務課長
2年間でおおむね5,000万円程度と想定をしています。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で水道局関係の付託案件の審査は全て終了しました。
引き続き報告事項の申し出がありましたので、報告を受けます。
まず、
古国府浄水場一般公開について説明を受けます。
○
佐藤経営管理課長
8月5日に開催しました
古国府浄水場一般公開について御報告をいたします。
お手元のA3横の資料をごらんください。
水道局では、8月1日からの水の週間に合わせ、水道水ができるまでの過程や水質管理の重要さ、水の貴重さなどへの理解を深めてもらうことを目的に、古国府浄水場の一般公開を毎年開催しており、ことしで26回目の開催となりました。来場者数も、昨年を500名以上上回る1,865名の多くの市民の皆さんに御来場いただいたところでございます。
内容は、資料右下に掲載しておりますが、浄水場の施設見学や、水がきれいになる過程がわかる水質実験教室を初め、水道局各課が趣向を凝らし、遊んで学び楽しめる催しとなっております。
今年度は他部局との連携を目的に、防災危機管理課、保健所健康課、下水道部の協力をいただき、また大分川ダム工事事務所や大分市管工事協同組合青年部など関係各団体にも協力をいただく中で開催したところでございます。
さらに、水道局のマスコットキャラクターであります「みずタン」の着ぐるみを作製し、子供たちと触れ合いながらの水道のPRを行いました。みずタンとの記念撮影には順番待ちの行列ができるなど子供たちにも大人気で、今後も多くのイベントに参加するなど、水道のPRに活用してまいりたいと考えております。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、市道古国府17号線の漏水について説明を受けます。
○
利根維持課長
市道古国府17号線の漏水事故でありますが、お手元の資料、左側のページに概要を示しております。
漏水は、先ほど報告いたしました
古国府浄水場一般公開と同じ日の早朝に発生いたしました。発生場所は大分市古国府で、資料の位置図、赤のバツ印の位置になります。
漏水は、昭和40年に布設した鋳鉄管、口径250ミリの亀裂破損によるもので、左側の写真、漏水箇所に示すような亀裂が管の側面に約1.9メートル生じていました。
右上の写真は、復旧する区間の全体を写したものです。
被害状況は、漏水で水とともに道路の土砂が流出し、舗装下に生じた空洞に4トントラックが落ちる2次災害が起きておりました。右下の写真のような状況でございました。このときの空洞は長さ1メートル幅1メートル深さ1.3メートルほどありました。
影響戸数ですが、工事のため断水した区域は、位置図の中でオレンジ色に着色しております区域約20戸でございます。
なお、左上へ続く青色の区域も同じ給水系統でありましたが、復旧工事の前に給水切りかえを行いまして、影響を回避しております。
破損の原因ですが、亀裂部に穴のような箇所がありましたので、管の内外部から進行した腐食によって管の厚みが著しく薄くなり、強度が低下したことや、不等沈下や車両などの外荷重が集中することで破損に至ったものと考えられます。
対応と復旧状況は資料のとおりでございます。
なお、今回の漏水で空洞に落ちたトラックの運転手には、幸いにもけがはございませんでした。また、落ち込んだトラックを所有する事業所と話した結果、車両点検で業務に支障となる損傷がないことから、損害補償の必要はないとの回答をいただいております。
今回破損した鋳鉄管は、あと13メートルほど布設されておりますので、この区間につきましては、早い時期に布設がえを行うこととしております。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○今山委員
この排水管破損による道路陥没というのは年間どのぐらいありますか。
○
利根維持課長
年間1本程度です。陥没するような大量の水が流出することはほとんどありません。
○今山委員
技術が進んで、道路が陥没しているかどうかの確認ができるような業者が全国にあると思うんですけど、市として、道路が陥没しているかどうかの確認は、業者に頼んでやっているんですか。
○
利根維持課長
水道事業では、陥没を起こす原因は水道の漏水と考えられますので、道路自体に空洞があるかとかいう調査は道路管理者が行うものだろうと思いますので、確認はできません。
○今山委員
道路管理者に聞いてみます。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に緑が丘地区の落雷による断水等についての説明を受けます。
○
利根維持課長
緑が丘地区の落雷による断水等についてでありますが、お手元の資料、右側のページに概要を示しております。
発生日時は、8月17日日曜日の午後10時ごろです。
発生場所は、大分市西部の緑が丘団地、緑が丘四丁目、五丁目と三丁目の一部です。位置図で青色に着色している区域で起きました。ここは、緑が丘高架水槽の給水区域であります。
被害の状況は、8月17日の夕方から頻繁に発生していた雷の影響で、市内11カ所のポンプ施設などに停電やテレメータの故障が生じました。このため、浄水課職員が順次現地調査を行ったところ、緑が丘ポンプ所の揚水ポンプが停止しており、高架水槽が空の状態で、給水区域では断水や濁り水が発生しておりました。影響戸数は約800戸です。
原因は、緑が丘ポンプ所付近に落ちた雷のため、ポンプ所施設の制御盤の故障、電源ブレーカーの破損によりポンプの運転が停止したものです。
対応と復旧状況につきましては、資料のとおりでございます。
○
二宮委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、委員の皆さんでその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
執行部、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
二宮委員長
以上で水道局の審査を終了します。
それでは、引き続き
都市計画部の審査を行います。説明員は交代してください。
しばらく休憩いたします。
午前11時14分休憩
午前11時16分再開
○
二宮委員長
会議を再開いたします。
都市計画部の案件について審査いたします。
執行部の方にお願いですが、発言の際には所属と氏名を告げてから、大きな声ではっきりとお願いいたします。
まず、一般議案の審査を行います。
議第70号、土地買収について審査を行います。
○
内田まちなみ整備課長
それでは、議案書の議第70号、土地買収についてをごらんください。
それでは、御説明させていただきます。
本件は、横尾土地区画整理事業公共用地として、議70の2にあります換地を確保するために従前地を買収しようとするものでございます。
内容につきましては、前のページ、議70の1にありますとおり、面積が1万60.7平方メートル、価額が1億7,711万6,945円、1平方メートル当たり1万7,604円でございまして、買収の相手方は大分県土地開発公社でございます。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で一般議案の審査は終了しました。
それでは、ここで報告事項の申し出がありましたので、報告を受けます。
まず、
大分都市計画の変更について説明を受けます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
お手元資料の赤色の資料1の1ページをごらんください。
今回御報告する案件の内容は、1番の
大分都市計画地区計画の変更の1件で、大分流通業務地区地区計画の変更についての御報告でございます。
ことしの7月15日に開催しました第33回大分市都市計画審議会にて承認され、既に7月31日に計画決定、告示を行っております。
次の2ページの位置図をごらんください。
地区計画の位置は、赤丸点線で示しております坂ノ市地区の南側、佐野地区にあります大分流通業務地区の区域になります。
変更の内容は、大分流通業務地区地区計画のうち、地区整備計画の変更で、変更後の面積は約85.5ヘクタールとなります。
大分流通業務団地は、市内に流通業務施設が多く立地し、自動車による物流が増加している状況の中で、東九州自動車道大分宮河内インターチェンジや大分港大在コンテナターミナルへの交通アクセスがすぐれていることから、この地区に流通業務市街地を整備し、流通関連施設を集積することによって、都市の流通機能の向上と都市内道路交通の円滑化を図ることを目的として、大分県によって整備が行われておりました。
平成10年度より造成工事に着手し、現在、79区画のうち49区画、面積ベースでは約65%が分譲済みとなっており、これまで29の企業が操業しております。
今回の変更の理由ですが、1ページに戻っていただいて、理由の欄をごらんください。
本地区は、東九州自動車道へのアクセスを生かした流通系の土地利用を促進する内陸型流通業務拠点に位置づけており、大分流通業務地区の指定により、流通業務関連施設以外の建築物等の用途の制限を行っております。
また、この地区の良好な自然環境の保全を図りつつ、ゾーニングによる計画的な土地利用の誘導と流通機能の向上を図るため、平成18年3月に、大分流通業務地区地区計画の都市計画決定を行い、団地北側の整備が完了している部分において、地区整備計画を定めております。平成21年10月には、都市計画道路花園細線の整備に伴い、地区計画の一部区域の変更を行っております。
近年では、本地区は立地位置の利便性に加え、地震、津波に対するリスク回避の観点から、企業の立地に対して優位性が高まっており、また、今後、東九州自動車道の北九州市から宮崎市までの区間が供用されることで、東九州における物流拠点としての役割を担うことも期待されております。
今回、これらの社会情勢を踏まえ、本地区の南側の未整備の区域の整備を完了させるに当たり、地区整備計画を地区計画の全域に適用するとともに、道路、公園及び緑地を地区施設として位置づけることで、適切な規制誘導を行い、良好な流通業務拠点の形成を推進するため、変更を行ったものでございます。
では、3ページをごらんください。
この図は、地区計画の計画図です。赤線の範囲が地区計画の区域で、面積約85.5ヘクタールです。地区の北側には花園細線が隣接し、北側から団地一丁目、二丁目、三丁目という配置になっております。
次に、4ページをごらんください。
この図は、地区整備計画の範囲を示す計画図ですが、右側が変更前で、左側が変更後の図になります。
当初決定は、右側の色塗りの部分、北側の一、二丁目の区域部分をA地区、B地区として地区整備計画の区域としておりましたが、今回、南側三丁目の整備、分譲を行うに当たり、左側の図のように、地区計画の区域全域を地区整備計画の区域とし、三丁目の区画部分はピンク色のB地区に加え、周辺部の黄色の部分はC地区として新たに地区を区分しております。
次の5ページには、地区施設として新たに決定した道路の配置状況を、6ページには、同じく地区施設として新たに決定した公園、緑地の配置状況を示しております。公園、緑地の面積割合は区域全体の約30%程度となっており、周辺の山林とあわせて、緑豊かな自然環境に恵まれた流通業務地区となっております。
次に、7ページをごらんください。
この7ページから9ページまでは、地区計画の変更計画書を添付しております。
赤字の見え消しで変更箇所がわかるようにしておりますが、黒色の取り消し線の部分は削除、赤字の部分は追加で、文言の修正や追加をあらわしております。
7ページは、地区計画の方針で、地名の変更による位置の変更や、文書表現の一部を修正、追加しております。
8、9ページは地区整備計画で、8ページには、地区施設として地区内の道路、公園、緑地の配置及び規模について新たに定めております。
9ページは、建築物に関する事項と土地利用に関する事項について定めており、上段の地区の区分では、A地区は変わりはありませんが、B地区の区域の追加とC地区を新たに定めております。
次の建築物の用途の制限については、流通業務地区は、流通業務市街地の整備に関する法律で、流通業務関連施設以外の建築物等の施設の建設が制限されておりますので、A地区に建設可能な施設は、①の法律に定めた施設と、②から④の市長が流通業務地区の機能を害するおそれがないと認める施設となります。
また、B地区は、A地区の用途に加えて、④から⑥の市長が認める施設となります。④の流通関連施設を併設する工場と、⑤の危険物の保管の用に供する施設の追加については、これまでも立地誘導を行ってきた施設で、今回の変更にあわせて明確に記載するものでございます。
C地区は、主として環境保全を行う地区として新たに追加しており、環境保全に影響のない施設が建設可能としております。
次の壁面の位置の制限と土地利用に関する事項につきましても、文書表現の追加と一部修正を行っており、いずれもこれまでの趣旨を変えるものではございません。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、地籍調査の事業計画について説明を受けます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
報告事項2番目の地籍調査の事業計画について御報告いたします。お手元の資料の2をごらんください。
まず、1ページ目の左側の上のほうの、1番、地籍調査とはというところをごらんください。
地籍調査とは、市町村が主体となり、1筆ごとの土地の所有者、地番、地目、境界を現地確認するとともに、各土地の面積を測量して、正確な1筆地ごとの地籍図と地籍簿を作成するための調査でございます。その成果となります地籍図と地籍簿は法務局に送付され、登記簿や公図が修正されることとなります。
本市におきましても、固定資産税算出の際の基礎情報としての活用や、各課所有地の土地情報の基礎資料として活用が可能となります。
また、地籍調査の事業費につきましては、円グラフにもありますが、必要な経費の2分の1が国、4分の1は県から補助をいただけるために、本市の負担は4分の1になります。さらに、この市が負担する経費のうち80%が特別交付税措置の対象となりますことから、実質的な市の負担額といたしましては5%となります。
2番目の地籍調査の実施状況ですが、全国の市町村、中核市、県内市町村の実施状況を記載しております。
全国的には27%の市町村が調査を既に完了しており、県内では4市町村、22%が完了しております。
本市は、野津原地区の全域と佐賀関地区の一部で調査が完了しておりますが、現在は調査を実施しておらず、この表の上から3段目にあります、調査を休止している市町村に位置づけられております。
3番の本市の状況ですが、本市における地籍調査の実施状況と今後の調査が必要な対象面積を記載しております。
大分市全体の面積501.28平方キロメートルから国有林や公有水面を除いた面積475.76平方キロメートルが地籍調査計画面積となりますが、既に調査済みの野津原地区や、他の事業で測量及び調査を実施した面積を除きますと、361.32平方キロメートルが今後調査が必要な面積となります。
次に、4番目にはこれまでの本委員会での報告状況を記載しております。
次に、5番目の今年度の主な取り組みをごらんください。
本年4月に都市計画課内に地籍調査担当班を設置し、現在、庁内検討委員会を開催する中で、調査地域の検討を行っているところでございます。
具体的には右下の地図の中で青色で示しておりますが、南海トラフ地震及び別府湾を震源とする地震の津波被害想定地域のうち、区画整理地区や海岸部の埋め立て工場地帯を除いた赤色で囲んだ地域から優先的に実施する計画で、現在作業を進めております。残りの優先地域以外の津波被害想定地域につきましては、今後おおむね30年以内を目途に調査が完了するように進めていきたいというふうに考えております。
調査を再開する具体的な時期につきましては、地元の自治委員などからの意見を参考にして決定いたしたいというふうに考えております。
この調査は長期の期間を要するため、優先順位の考え方や中長期的な事業計画を立てて、基本方針に沿った事業実施が必要と考えており、今年度の部長の仕事宣言でも掲げておりますが、今年度末までに本市における地籍調査の実施基本方針を取りまとめ、事業計画を策定いたしたいというふうに考えております。
事業計画の内容につきましては、3ページ目の地籍調査実施方針案の目次をごらんください。
この内容につきましては、序章といたしまして、実施基本方針の目的や計画対象区域について説明するとともに、第1章では、地籍調査の目的と背景として、制度の内容や調査の手順について説明を行うように考えております。
第2章では、基礎的調査といたしまして、本市の人口、土地利用の状況を踏まえて、今後、事業を実施していくに当たっての課題や方向性を整理するように考えております。
最後に第3章といたしまして、第2章で整理した課題や方向性を踏まえた事業の実施基本方針といたしまして、調査優先地区の設定や調査手法の考え方を示すとともに、中長期的な計画の方針についても示してまいりたいと考えております。
なお、計画の策定に当たりましては、今後の本委員会の中でも御報告させていただきます。
最後に、もう一度1ページに戻りますが、右下の分ですが、6番の今後の進め方をごらんください。
今後の進め方につきましては、先ほど御説明させていただきました事業計画に基づいて進めていくこととなりますが、現時点では平成28年度からの本調査の再開を目指しており、そのために来年度27年度からは、本調査に必要な基礎的な情報整備を国が直轄で行う基本調査の実施をいたしたいと考えております。
報告内容は以上でございます。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○三浦委員
今、なぜ休止しているんですか。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
現在は、佐賀関の馬場地区とかで一部実施をしていたものが休止をしたという状況になっておりまして、旧大分市では今までずっと行っておりませんでした。そういった中で、一部休止の区域も含めて、今、休止をしている市町村に位置づけをされているところでございます。
○三浦委員
では、実質これから始めますということですね。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
はい、そうです。
○三浦委員
わかりました。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
地籍調査を早くしておかないと震災があった場合に、復旧に影響するんでしょう。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
東日本大震災の際に、被害が大きかった地区では、土地の境界が明確にならないということで、復興の事業がなかなか進まなかったという経緯がございまして、それらを踏まえて早いうちに地籍を確認し、それらの事業に対応できる形で調査しておきたいというところでございます。
○
二宮委員長
わかりました。
次に、
大分都市圏総合都市交通体系調査について説明を受けます。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
それでは、お手元の資料の報告事項の3の
大分都市圏総合都市交通体系調査の集計結果について御報告をさせていただきます。
大分都市圏総合都市交通体系調査、いわゆる
パーソントリップ調査の調査目的や内容及び調査の時期につきましては、昨年の第1回及び第3回の定例会の本委員会におきまして御説明をさせていただいております。本日は、これに基づき行いました調査の集計結果について御説明をさせていただきます。
まず、大分都市圏についてですが、表題の下の米印で説明しておりますが、大分市や別府市など5市1町を対象に行っております。
①の配布・回収状況ですが、昨年の10月から11月の間、約10万8,000世帯、23万人の方々へ郵送にて調査票を配布いたしました。その結果、6万3,540の調査票を確保したところでございます。
続きまして、②の集計結果でございますが、上段のアは、大分都市圏における総移動回数を示しております。これは、大分都市圏にお住まいの約70万人の人が平日の1日に移動した回数の総数でございます。
右端の合計にありますように、今調査では、1日当たり約180万2,000回の移動が行われており、大分都市圏域の人口約70万人が1日に平均2.6回移動した計算となります。
合計は、30年前の調査と大きな変化は見受けられませんが、内訳を見ますと、大分都市圏内から都市圏外への移動がふえており、この30年間で大分自動車道の開通や東九州自動車道、国道10号の拡幅など、広域幹線となる道路網の整備が進んだことによる移動の広域化があらわれております。
続きまして、イの交通手段別構成比をごらんください。
このグラフは、どのような交通手段で移動が行われているかを示しております。棒グラフ水色、自動車での移動割合が最も多く、青色の自動車への同乗を合わせますと67.5%にも上り、次いで徒歩16.5%、自転車7.8%の割合で移動をしております。
なお、前回と比較しますと、自動車の割合はほぼ倍増しており、その他の移動手段は減少しております。特に黄色の徒歩及びピンク色のバスが約半分に減少しており、多くの方が徒歩やバスでの移動から、自動車での移動へ転換されたことがあらわれております。
続いて、施策の検討についてをごらんください。
ここからは、集計結果をもとに、どのような交通施策が有効になるかについて、1例を挙げながら御説明をいたします。
ウの移動目的別時間帯交通量をごらんください。
赤の破線で囲んでおります朝7時から9時の間が交通量のピーク時間であることを示しております。その中で最も多い移動目的は、青色の通勤となっており、ピーク時の4割を占めることがわかります。
続きまして、右側のエの交通手段別時間帯交通量をごらんください。
朝7時から9時のピーク時における移動手段は、水色の自動車運転及び青色の自動車への同乗による移動が約7割を占めていることがわかります。
これにより、ピーク時の交通実態は、自動車による通勤が主であることが数字であらわれております。
次に、下のオの自動車の移動目的及び時間帯別の交通量をごらんください。
朝7時から9時のピーク時には、1時間当たり最大で約25万台の自動車が大分都市圏内で移動していることが示されており、これにより都市圏に、特に大分市内の各所において、交通容量の超過による交通渋滞が発生していると考えております。
それでは、どのような交通施策が交通渋滞の改善につながるかを検討している案を御紹介いたします。
中段に青色の枠で囲んでいる箇所になりますけれども、渋滞時間を少なくするために、道路自体の交通容量を大きくする方法がありますが、長期的な時間を要することから、短期的に自動車交通量を減少させることが必要となります。また、地球温暖化対策としても、公共交通の利用を促進することが求められているところでもございます。
そこで、下のオのグラフにあらわれておりますピーク時間帯に、路線バスやJRの増便などの公共交通のサービスを向上させることにより、自動車利用から公共交通への転換を促進させたいというふうに考えております。
このように、公共交通を利用するソフト施策及び都市計画道路の整備等による交通容量の拡大を図るハード施策をあわせながら、交通渋滞の減少を図りたいと考えているところでございます。
右下のオレンジの枠になりますが、
パーソントリップ調査の集計結果をもとに、公共交通に関する施策や道路施策などを各まちの状況にマッチングするような総合的な計画を策定し、通勤や日常生活における買い物、さらには高齢者にとっても利用しやすい都市交通を目指してまいりたいと考えております。
本計画を策定するに当たりましては、学識経験者、公共交通事業者、道路管理者、商工会議所などから19名の委員に参画していただき、さまざまな角度からの意見を頂戴しており、本年度末を目途に、これらを踏まえた大分都市圏総合都市交通計画の策定をいたしたいと考えております。
本日御説明いたしました大分都市圏
パーソントリップ調査の結果につきましては、後日、事務局をしております大分県より公表する予定となっております。
○
二宮委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、22街区の活用について説明を受けます。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
報告事項の4点目の22街区
交通結節機能用地の活用について御説明をさせていただきます。
それでは、資料4の1ページをお開きください。
22街区
交通結節機能用地の暫定平面活用についてですが、図面の左側に記載をしています。大分都心南北軸一般図の赤の矢印で表記しているのは、バス等の公共交通の運行ルートを表示をしています。
北口駅前広場は、駅とまちをつなぐ基本計画に沿って、JRとバス、タクシーの結節機能を、22街区の
交通結節機能用地は、これまで北口の広場にあった一般車の駐車場やタクシーの駐車場を待機機能として配置し、北口広場との機能分担を行っています。
これにより、北口駅前広場、南口駅前広場にはにぎわいや修景景観のスペースを広く確保できましたことから、県都の顔としての魅力あふれる駅前広場の創出が可能となりました。また、
交通結節機能用地は、公共交通の再編と今後の
まちづくりについて重要なポイントとなります。
図面の右側上段には、北口広場と22街区の
交通結節機能用地の役割分担を明記しています。図面の下段には、街区の概要、それから暫定平面活用の配置図を記載をしています。
北口駅前広場に向かうタクシーと路線バスの待機場としてタクシー、路線バスの待機場、一般車の駐車場、貸し切りバスの駐車場を配置することとしています。
次に、2ページ目をごらんください。
交通結節機能用地22街区の暫定平面活用についてですが、図面の中央下側の①、ピンクの枠になりますが、路線バスの待機場として9台規模を、ここは北口駅前広場から入ってきたバスが時間調整後、再び北口駅前広場のバス乗り場へと向かうための待機場となります。
同様に、図面の左側の④、青枠に囲んだ分ですけど、ここにはタクシー待機場として54台規模を、ここでタクシーは北側出口付近にあります待機用のモニターを見ながら北口駅前広場の待機所に移動し、タクシー乗り場でお客さんを乗せることとなります。このシステムは既に49街区高架下タクシー待機場での運用を開始をしているところでございます。
また、図面の下、③の緑枠の箇所には、これまで北口駅前広場にありました一般車の自動車整理場の補完機能としまして、一般車の駐車場、一般車が24台、車椅子利用者の駐車場が1台、それからマイクロバスの駐車場を2台を有料駐車場として配置する計画としています。
次に、図面の中央、②の赤い枠には、これまで中心市街地には貸し切りバス等の大型バスの駐車場がないことや、大分市ホテル旅館事業協同組合等から、大型バスの駐車場確保に関する要望書が本市に出されていることや、昨年開館しました
ホルトホール大分では、貸し切りバスを利用した大型イベントや研修会等が開催が多く、また中心市街地の活性化などに必要な施設として、有料駐車場として計画をいたしました。
それから、図面の左側ですけど、黄色で着色している分ですけど、要町東西線から幅4.5メートルの南北の通路の計画もいたしております。
これらの事業につきましては、今年度内に街区の北側の整地、それから舗装工事及び駐車場の整備工事等を行いまして、一部施設を除きまして、平成27年の4月から供用開始を目指しております。
また現在、22街区へは高速バスの乗り入れにつきまして、現在、バス事業者と協議を行っています。
次に、図面の左側の上段に表記をしています施設の規模につきましては、①の路線バス待機場、それから、②の貸し切りバス、③の一般駐車場、これらの施設は、仮称ではありますが、大分市営要町駐車場として条例化を検討しています。
また、中段の枠に表記しています。条例での使用許可を与える条件としましては、①から②とも、アとして、道路運送法の第3条の第1号イ及びロの許可を得ていること、①は使用許可を1年ごと使用許可を更新していることとし、②は利用者資格台帳に登録をすることとします。③の一般車の駐車場につきましては、道路交通法の施行規則の小型と中型としております。
さらに、下段の枠に表記をしております④のタクシー待機場は、北口駅前広場に入構できるタクシーに限りますことから、条例から除いた施設と考えています。
これらにつきましては、12月議会で条例化を検討しており、現在、庁内の関係課と協議を重ねているところでございます。また、具体的に決まりましたら、事前に御説明をさせていただきます。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、OITAサイクルフェス!!!2014の現在の取り組みについて説明を受けます。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
それでは、報告事項の5点目、OITAサイクルフェス!!!2014の現在の取り組みについて説明をさせていただきます。
OITAサイクルフェス!!!2014の開催につきましては、平成26年の第2回の定例会に御説明をさせていただきました。その後の取り組みについて御説明します。
本イベントの自転車ロードレースの会場となります大分スポーツ公園と大分いこいの道について、安全なレース環境や円滑な大会運営を図るため、地元の方々と協力や各関係機関との調整が必要となりますことから、交通規制やイベントの内容を説明、それから現地の立ち会い等を実施する中で協力をいただき、大会の準備を進めております。
それでは、資料の1ページをごらんください。
大会の1日目は、11月2日に、大分スポーツ公園内で第1回JBCFおおいたサイクルロードレースを開催します。
大会の2日目は、11月3日に、大分いこいの道周辺で第1回JBCFおおいたいこいの道クリテリウムを開催します。
次に、2ページ目をごらんください。
大分スポーツ公園内の会場の計画図になります。大銀ドームの北側の管理道路の中央付近をスタート、フィニッシュの地点として、赤色の矢印の方向に進む、1周が4キロメートルのコースとなっております。
次に、3ページ目をごらんください。
大分いこいの道の会場の計画図になります。赤で着色している部分がレース会場で、1周が1.1キロメートルとなっております。全面通行どめをして行います。また、黄色で着色している部分は、一般車両進入禁止エリアとなります。青色で着色している部分は庄の原佐野線で、大道から元町方面の2車線を通行どめにし、元町から大道方面の2車線を対面通行といたします。全て朝8時半から夕方の4時までの規制となります。
次に、
ホルトホール大分前の緑色で着色している部分につきましては、産業振興課が実施しますおおいたマルシェや、大分いこいの道協議会が実施しますオータムフェスタと連携し、自転車の体験イベント等を同時開催する会場となっています。
このように11月1日から3日の間、多彩なイベントを行うにぎわい創出エリアとして計画をしています。
終わりに、このレースは、自転車のロードレースの国内の最高峰のステージでありますジャパンプロツアーでありまして、日本のトップクラスの選手が走るシーズン最後のレースであります。年間チャンピオンを決定することから、多くの関係者や自転車ファンが注目するレースです。また、中心市街地で行われる自転車レースとしては、全国的にも珍しく、九州では初めての試みとなります。
このような重要なレースでありますことから、今後につきましては、市民はもとより全国から多くの観光客に訪れていただくため、テレビ、ラジオ、インターネット、ポスターなど様々な広報媒体を使って、市内は無論、全国に向けた情報発信を行い、中心市街地の活性化に向けて取り組んでまいります。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○三浦委員
お願いです。14日の日にポスターを下さい。
○
二宮委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、
自転車等放置禁止区域の設定について説明を受けます。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
それでは、報告事項の6点目、
自転車等放置禁止区域の設定について、説明をさせていただきます。
まず、目的といたしましては、本市では、市道や市駐輪場等、公共の場における安全な通行環境や景観に配慮した快適なまちなか環境を確保するため、市内一円において放置自転車対策を講じるとともに、駐輪マナー等に対する市民意識の向上を図ることで、日本一きれいな
まちづくり、自転車の似合う
まちづくりを推進をしております。
そのような中、大分駅周辺では、平成24年の11月に大分駅高架下東駐輪場を、平成26年3月に大分駅高架下西駐輪場を整備いたしました。
今後は、平成27年春に駅ビルが開業する予定であり、JRによる商業施設に伴う附置義務駐輪場が整備されるものの、中心市街地への来街者等による自転車利用者の増加が予測され、駅前広場や大分駅周辺公道への放置自転車等の増加が懸念をされることから、現在指定をしています中央町と府内町の一部に加え、大分駅周辺を
自転車等放置禁止区域に指定し、放置自転車等の抑制を図ってまいります。
実施時期につきましては、平成27年の春を予定をしております。
指定区域につきましては、恐れ入りますが、次のページをごらんください。
自転車等放置禁止区域の案の図面でございますが、赤色で囲んだ範囲は、現在既に指定している区域であります。今回、これに加えまして、青色で囲んだ大分駅周辺の区域について、
自転車等放置禁止区域とし、指定を検討をしておるところでございます。
今後、自転車等の放置防止に関する条例で定めます自転車等駐車対策協議会の開催の上、協議会の中で、実施時期、指定区域を決定をしていきたいと考えております。また、この詳細につきましては、12月の当委員会で改めて報告をさせていただきます。
なお、自転車等の放置禁止区域の指定につきましては、告示行為の上、指定をすることとなりますことから、12月の報告後、告示を行いたいと考えております。
それでは、前に戻りまして、1枚目に戻っていただきまして、最後になりますが、
自転車等放置禁止区域では、公道など公共の場所に置かれた自転車等が警告札を取りつけて3時間にわたって放置されていると認めたときは、その自転車等を撤去することができることとなっております。また、返還するときには、下記のとおり保管料を徴収することとなっています。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
休憩いたします。
午後0時0分休憩
午後0時1分再開
○
二宮委員長
再開いたします。
次に、大分駅北口駅前
広場オープン記念式典の開催について説明を受けます。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
大分駅北口駅前
広場オープン記念式典の開催について説明をさせていただきます。
その前に、本会議におきまして、三浦委員より御質問いただきました大分駅北口駅前広場世界地図設置工事についてでございますが、御指摘のとおり、詳細な説明が不足していたことに対しまして、この場をおかりいたしましておわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。
それでは、お配りいたしました資料7をごらんください。
大分駅南土地区画整理事業で整備いたしております大分駅北口駅前広場は、来春にオープンをいたしますことから、下記の日程で、その記念式典を開催いたします。
日時は、平成27年3月21日土曜日でございますが、11時から1時間程度を予定しております。
場所は、大分駅北口駅前広場を予定しております。
式典は、主催者、来賓に御挨拶をいただきまして、その後、寄附樹に対する感謝状の贈呈と、記念プログラムといたしまして、移設いたします大友宗麟公像と新しくつくる聖フランシスコ・ザビエル像、また南蛮世界地図のお披露目である除幕を行いたいというふうに考えております。
なお、現在、来賓等については検討中でございます。
次に、資料の7の1をごらんください。
北口駅前広場の平面図でございます。図面では下になりますけれども、左下の中央寄りの南蛮世界地図と書いているこの付近で行います。
次に、資料の2をごらんになっていただきたいと思います。
式典を行う付近のパースでございます。大友宗麟公像を以前より低くいたします。また、新たに設置する聖フランシスコ・ザビエル像と南蛮世界地図を設置いたします。この南蛮世界地図につきましては、現在、神戸市立博物館が所蔵しております、1594年にオランダ東インド会社の初代公認地図学者でありますペトルス・プランシウスが製作した世界地図で、大きさが約40センチ掛け60センチでございまして、BUNGOという表記がございます。これを原図といたします。
お手元の資料7の3をごらんください。その資料が地図の絵柄でございます。
7の1に戻っていただきまして、昨日、三浦委員から御質問がございましたけれども、駅前商店会がお持ちのアーケードについてでございますが、このアーケードの取り扱いにつきましては、現在、関係者と協議を行っている段階でございまして、まだ、結論が出ておりません。ですから、オープン記念式典当日につきましては、現在のままの状況ということになります。
昨日、インターンシップのお話がございましたけれども、そのインターンシップは、昨年の9月に三浦委員の紹介で来られたインターンシップの学生さんでございまして、その際には、現時点ではできればアーケードを撤去したいという説明をしたようにあります。ですから、昨日、三浦委員がおっしゃっていましたレポートの取り扱いにつきましては、そのとおりでございます。
ただし、アーケードの撤去と新たに新設を考えております、大分市が設置をするシェルターでございますが、資料の1の上の水色のこの位置になりますけれども、これが現在、大分市が検討しております、駅前商店会の前のシェルターでございますけれども、この2つはセットでございまして、そのシェルター新設が今年度の国の予算内示では賄えず、新設のめどが立たないことから、同時にアーケードの撤去も見合わせたところでございます。
しかしながら、シェルターの新設費用につきましては、約2億円ほど必要となりますことから、現在、国へ平成27年度予算の概算要望をいたしているところでございます。来年度、この国の予算内示をいただき、シェルターの新設が可能と判断できましたら、アーケードの撤去を駅前商店会の皆さんにお願いしたいと考えているところでございます。
このシェルターは、北側の市街地に接続する重要な歩行者動線であります。いずれにいたしましても、この新設は来年度の国の内示によりますことから、内示があればアーケードの撤去をお願いしていくことになりますし、また新たにシェルターを新設いたします。しかしながら、内示がない段階では判断は難しい状況になりますけれども、現在のアーケードがそのままの状態で存置することも考えられます。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、第6回みんなの
森づくり市民植樹祭の開催について説明を受けます。
○
小野公園緑地課長
第6回みんなの
森づくり市民植樹祭の開催についてのお知らせでございます。
資料の8をごらんください。
昨年11月、大分いこいの道南側広場において開催しました第5回みんなの
森づくり市民植樹祭には、1,193名もの多くの皆さんに御参加いただき、2万枚の芝を張っていただきました。そして、ことし7月、緑あふれる芝生広場として、大分いこいの道が全面オープンし、現在、多くの市民の方々に愛され、利用されております。
今回第6回目となる市民植樹祭を11月16日日曜日の午前10時から、野津原の大字下原において開催いたします。詳しい場所につきましては、資料8のA3の横開きの地図をごらんください。
国道442号を、野津原支所を通り過ぎてさらに西へ行きまして、今市を通って久住へと続く県道久住高原野津原線の入り口の手前のほうを右折して、七瀬川を渡ったところであります。
この土地は、大分川ダム建設に伴い谷を埋めた土地で、水没地権者の移転代替地長尾台に隣接しております。
この市民植樹祭を通じて、家族、地域間のコミュニケーションが図られ、自然と共生する意識が醸成されるとともに、景観に配慮し、市民が自然に触れ合い、憩える場となるよう整備いたします。
現在、市民植樹祭に参加していただく方を10月17日までの間、募集いたしております。ぜひこの市民植樹祭に委員の皆様の御参加をお願い申し上げます。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、大分駅南口駅前広場・いこいの道の彫刻配置について説明を受けます。
○
小野公園緑地課長
大分駅南口広場・大分いこいの道の彫刻配置について御説明いたします。
資料は資料9でございます。
平成23年6月、大分市屋外彫刻を活かした
まちづくり事業推進検討委員会から提出された報告書に基づき、本年7月、関係者及び彫刻検討委員会メンバーによる彫刻を活かした
まちづくり会議、また、8月には大分市屋外彫刻を活かした
まちづくり推進庁内検討委員会を開催し、大分駅南口広場・大分いこいの道に配置する彫刻について検討、協議してまいりました。
検討、協議の結果、大分いこいの道から上野の森の美術館へつながる連続性のある魅力的なアート空間を形成するため、「青年像」、「あこがれ」、「健康美」の3体の彫刻を配置することといたします。朝倉文夫、北村西望という近代日本彫刻界の二大巨匠の作品を大分駅の南側に配置することにより、格調高く、芸術性豊かな広場としたいと考えています。
具体的な配置場所につきましては、資料9の2枚目のA3の資料をごらんください。
初めに、資料の左側のほうですね、大分駅南口広場のロータリーに、以前、大分駅前広場にありました「青年像」を設置します。次に、大分いこいの道北側広場には、以前、大分文化会館のロビーにありました「あこがれ」を、そして大分いこいの道南広場には、以前、大分駅前広場にありました「健康美」を配置いたします。
来年春完成予定の大分駅ビルを中心に、周辺のパブリックスペースも次々と整備され、新たな県都大分の顔が生まれようとしており、本市の魅力ある
まちづくりの一つとして、芸術文化の薫るまち大分としていきたいと考えております。
○
二宮委員長
委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
次に、昨年の
市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について説明を受けます。
○
清水開発建築指導課長
まず初めに、資料の番号10番、空き家対策、その後の経過について御説明いたします。
「平成24年に「対策が必要な空き家」の実態調査で、約220件の危険空き家が確認され、「空き家等の適正管理に関する条例」を平成25年4月より施行いたしております。 現在、この条例に基づき、報道機関や市報など、市民への幅広い広報活動などにより危険空き家に対する情報提供を呼びかけ、これまで約100件の情報が寄せられており、緊急に対策を有する空き家等を対象に、62件の所有者等に対して条例に基づく指導などを進めているところです。 また、老朽危険空き家の除却工事費に対する補助の申請状況は、本年9月1日で募集枠10件に対し9件となっています。 今後も引き続き、「空き家等適正管理に関する条例」や「大分市老朽危険空き家等除却推進事業補助金交付事業」の周知を行うと共に、所有者等に対して適正管理等に関する指導等を行い、防犯対策等の推進を図ってまいります。 なお、国においては、空き家等対策計画の作成や危険空き家に必要な措置のほか、空き家及び解体後の空き地の利用等が盛り込まれた「空き家等対策推進に関する特別措置法案」の提出が準備されていると聞いています。この法案が成立することにより、さらに空き家対策が促進されるものと考えています」。
○
内田まちなみ整備課長
続きまして、11番の市道加納滝尾中学校線の改善について、その後の経過について報告をいたします。
報告欄の後段、まちなみ整備課所管分のうち、「市道加納滝尾中学校線のうち、住環境整備地区内の長谷バス停から大滝商店前の約900mについては、当初、平成26年度で全事業を完了する予定でありましたが、交付金の減額により今年度の完了が困難となりました。 よって、平成26年度今年度は南側の大滝商店から600mを整備し、北側の米良バス停までの300mは平成27年度で完了させる予定です。 今年度整備する600mのうち、そのうちの南側300メートルは既に施工業者が決定しており、残り300mは、現在入札準備中です」。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
12番につきまして、都市交通対策課から御報告させていただきます。
「本市では、大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画に基づき、国、県、市の各道路管理者や警察と連携して計画の推進をしております。今年度、走行空間の整備につきましては、大分駅南地区において、自転車等の走行を誘導する路面標示の整備を行い、また佐賀関サイクリングロードを引き続き整備します。 ルール、マナーアップの周知啓発として、今年度は小学生を対象とした「おでかけ自転車マナーアップ教室」を12校予定しており、その内1校については既に実施をしております。 高校生につきましては、「マナーアップ推進モデル校」として市内の高校3校を指定して取り組んでもらっています。 又、今年度よりあらたに中学生・一般の方、高齢者に対してもマナーアップの取組みを行っており、これまで中学校1校と1地区で高齢者を対象に実施をいたしました」。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
13番の線路跡地の活用についてでございますが、その後の経過といたしましては、「平成25年10月3日に鉄道残存敷利活用検討協議会から大分県知事に対し、鉄道残存敷利活用方針の提言書が提出されておりますが、そこで提言された利活用方針や課題について検討を行うため、今年度新たに本市を含めた学識経験者や関係者で構成される「鉄道残存敷デザイン協議会」を大分県において立ち上げました。 今後は、その中で専門的な観点から課題の整理などを行い、実現可能な整備のあり方について検討してまいります」というふうに考えております。
○
長野都市計画部次長兼駅
周辺総合整備課長
14番の駅南側にあります片倉チッカリンの土地の件でございます。
その後の経過といたしましては、指摘の片倉チッカリンの土地においては、換地引き渡し前のため、その一部を駐輪場として公的に利用しておりましたけれども、換地引き渡し後の私有地の公的な利活用は困難でございます。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
15番につきまして、都市交通対策課と公園緑地課から説明させていただきます。
「バス路線の増設については、大分バス、大分交通と協議を行っており、その中で、
ホルトホール大分の利用者のうち、路線バスで来られた方々を対象に、路線バスに関するアンケート調査等を実施して、バス事業者と引き続き協議を行ってまいります。 また、大分駅南地区から続く上野の森については、上野の森を守るために活動している団体が、森林ボランティアの指導員から指導を受けながら、枯れ木や枯れ枝の除去、落ち葉の整理などの活動を行うとともに、子どもたちを集めて、森についての学習観察会を開催しました。 今後も市は、これらの団体と相談、協力しながら、市の貴重な財産である上野の森を守り育てていきます」。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
16番の中判田駅を初めJRの駅をバリアフリー化するようJRへ働きかけてほしいということのその後の経過でございますけれども、「本市では、本年3月にバリアフリー新法に基づき、高齢者や障がい者を含むすべての人が安心、安全に回遊できる人にやさしい
まちづくりを目的に、「大分市バリアフリー基本構想」の策定を行いました。 今後は、基本構想に基づき、各事業者と連携を行う中で、バリアフリー化の推進を図ってまいります。 また、駅についても、不特定多数の人が利用する施設として、バリアフリー化が望まれていることを認識しており、今後も関係機関に協力をお願いしてまいります」。
○
小野公園緑地課長
17番、公園の整備や使いやすい施策についてのその後の経過について報告いたします。
「新設及び既存の公園について、地元から要望や相談を受けながらニーズに合わせた安全で利用しやすい公園の検討を行っています。 現在、大在地区の王ノ瀬公園については、地元へ意見調整のたたき台となる案を示して自治会内で検討してもらっております。また、昨年度に地元と協議し、計画案の固まった賀来地区の賀来西1号公園については、現在整備中であります」。
引き続きまして18番、健康器具についてのその後の経過について御説明いたします。
「関係課の健康課へ年度末時点の健康器具(遊具)の設置された公園の一覧や健康器具の使用方法などの資料を送付し、健康器具の広報や活用について連携します」。
引き続きまして19番、公園愛護会についてのその後の経過について御説明いたします。
「愛護会の清掃活動等の状況確認を職員が現地で行い、H25年度下期分の報奨金を愛護会へ5月に支払いました」。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
20番の都心南北軸の事業において、どのように進捗させていくかということですが、その後の経過でございます。
「平成26年3月の議会を受け、まちなかにぎわい推進協議会の構成組織・団体を基本とした42の関係組織・団体に対し、商工業関係者、市民団体、交通事業者、自治会関係、行政関係といった5つのグループに分けて、提言を踏まえた中央通りの活用方針や概略設計案について、3段階に分けて意見を聴く中で、各段階での意見を議会に報告し、頂いた意見を尊重しながら整備計画案を取りまとめました。 今後は、警察関係や交通事業者といった関係機関や沿道地権者などと協議を行いながら、詳細設計を進めてまいります。 また、継続的なにぎわいづくりの創出に向け、イベント等を実施する団体が使いやすいルールづくりや道路占用許可の特例制度を活用するとともに、イベント開催におけるコーディネート組織の設置に向けて取り組んでまいります」。
○
後藤都市計画部次長兼
都市交通対策課長
21番ですけど、都市交通対策課から説明させていただきます。
「ご質問のあった地区については、再度現地確認を行いましたが、公道上等に自転車が数多く放置されている状況は確認できませんでした。また、当該地区の放置自転車に関する通報もございませんでした。 今後、そのような通報がございましたら、できるだけ速やかに現地に赴き、条例に基づく対応をとってまいります」。
○
広瀬都市計画部次長兼
都市計画課長
22番です。中心市街地においての公共駐車場の整備についてですが、その後の経過でございます。
「現在の中心市街地の駐車場整備については、公共による市役所周辺の時間貸し駐車場や民間による時間貸し駐車場も多く見受けられ、概ねその需要と供給はバランスがとれているものと考えております。 しかし、中心市街地内には数多くの駐車場があることから、車での来街者に対するサービス向上を図るため、現在、
まちづくり会社である(株)大分まちなか倶楽部において、中心部の駐車場の位置や満空状況等をスマートフォンやインターネットを利用して確認できる駐車場案内システムと、併せてICカードによる決済システムを今年度内に運用できるよう取り組みを進めております」。
○
二宮委員長
執行部より説明がありましたが、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、委員の皆さんでその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
執行部はその他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
二宮委員長
以上で本日の予定の審査は全て終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
午後0時25分散会...