大分市議会 2012-06-20
平成24年厚生常任委員会( 6月20日)
次に、
平成24年
陳情第6号について、討論はありませんか。
○廣次
委員
第5号と同様の趣旨で
採択を求めます。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
採択の
意見がありました。これより採決いたします。
本件を
採択とすることに賛成の方の
挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
野尻委員長
挙手多数であります。よって、
本件は
採択とすることに決定いたしました。
次に、
平成24年
陳情第7号について、討論はありませんか。
○廣次
委員
先ほどと同趣旨で
採択を求めます。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
本件は
採択という
意見が出されました。これより採決いたします。
よって、
本件を
採択することに賛成の方の
挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
野尻委員長
挙手多数であります。よって、
本件は
採択とすることに決定いたしました。
次に、
平成24年
陳情第8号について、討論はありませんか。
○廣次
委員
先ほどと同様の趣旨で
採択を求めます。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
本件は
採択するという
意見が出されました。これより採決いたします。
本件を
採択することに賛成の方の
挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
野尻委員長
挙手多数であります。よって、
本件は
採択とすることに決定いたしました。
次に、
報告議案の
審査をいたします。
報第1号、専決処分した事件の承認について、
平成23年度
大分市
一般会計補正予算(第4号)第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第4款
衛生費のうち
環境部所管分の
審査を行います。
執行部の
説明を求めます。
○
原田環境対策課長
〔
説明書② 80ページ~ 1項保健
衛生費について
説明〕
〔
説明書② 86ページ~ 3項清掃費について
説明〕
〔
説明書② 88ページ~ 4項上下水道費について
説明〕
○
野尻委員長
質疑等はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
討論はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議
なし」の声〕
○
野尻委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で当
委員会に付託されました
環境部所管分の
審査を終了しました。
ここで、申し出により、
執行部から
報告を受けます。
○
原田環境対策課長
昨年度から取り組んでおります
仮称大分市
地球温暖化対策実行計画策定に係る市民
事業者アンケート調査結果について、その
概要について御
報告申し上げます。
アンケートは、市民、
事業者の
皆様の地球温暖化防止対策への意識を調査するため、市内全域を対象に20歳以上の市民2,500人、
事業者500社を対象に実施いたしました。回収率は、市民アンケートが38.2%、
事業者が35%、合計37.6%、1,129件の回答をいただいたところでございます。
まず、市民アンケート調査について、回答者の属性ですが、男性が約41%、女性が約56%、年齢層は20歳から30歳代が約20%、40歳から50歳代が約30%、60歳から70歳代が最も多く47%でした。
質問に対する回答のうち、最初の地球環境問題につきましては、「非常に関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせると全体の約94%を占め、市民の
皆さんの地球温暖化問題への関心の高さがうかがえるところでございます。また、省エネ行動につきましても、「十分に実践している」と「ある程度実践している」を合わせると70%以上の方が実践しており、省エネを意識した行動が市民生活に浸透していることがうかがえるところでございます。
次に、具体的な家庭内での省エネ行動の
取り組み状況についてですが、リビング、キッチン、浴室、洗面所、車、買い物時など、それぞれの場面での省エネ行動について「いつも取り組んでいる」と「時々取り組んでいる」を合わせると、やはり70%以上の方が省エネ行動に取り組んでいると回答しており、家庭内での省エネ行動が市民の
皆様の間に広く浸透している様子がうかがえます。
次に、家庭内での省エネ機器の導入状況についてですが、「省エネタイプの家電製品」で約3割の導入が進んでいますが、全体的に導入の割合は低い状況にあります。特に、太陽光発電や太陽熱温水器、電気自動車などの大型省エネ機器の購入には消極的であることがうかがえます。
次に、市が推進すべき省エネヘの具体的な
取り組みについてですが、「学校給食での地元食材の地産地消」「緑のカーテンの推進」「マイバッグ運動に関する市民への
情報提供」「自転車道路、駐輪場の整備」などが高い割合を示しており、今後の施策展開についての参考にしたいと考えております。
次に、環境に優しいまちづくりの方法として考えられる様々な施策についてですが、これは自由記述でお願いいたしました。市民活動の視点から、マイバッグ運動、地産地消の推進。交通の視点から、アイドリングストップの実施、バイオ燃料の利用、ハイブリッド車・電気自動車の導入、そのほか、市街地の緑化、街灯・信号機のLED化、自然エネルギーの推進などの
意見が見られたところでございます。
次に、市民の
皆さんが望む地球温暖化問題への学習の場についてですが、「自治会、公民館」「小中学校」「環境問題に関する講演会」を望む声が多く見られたところでございます。
最後に、温暖化対策に対する自由
意見を求めましたが、市職員が率先して取り組むべき、このアンケートにより、生活を見直すきっかけになった、未来の子どもたちに恥じないような環境づくりをしたいなど、貴重な
意見をいただいております。
次に、
事業者アンケート調査についてですが、回答いただけたのは175事業所で、建設業、卸・小売・飲食業、製造業、サービス業の順となっています。事業規模では、10人から49人が33%と最も多く、100人以上の事業所も21%あったところでございます。総じて、
事業者は環境への関心があるものの、もろもろの課題により省エネ行動への
取り組みに苦心している様子がうかがえます。
質問に対する回答のうち、最初の地球環境問題について、環境マネジメントシステムの取得に係る質問では、ISOやエコ・アクション21などの認証を取得済みが11%であるのに対して、取得の予定は無いは76%と高く、自由記述を見てみますと、費用の面や情報不足などが環境マネジメントシステムの普及の阻害になっている様子がうかがえたところでございます。
次に、地球温暖化対策の
取り組み状況についてですが、空調、照明、自動車などで何らかの省エネ行動に取り組んでいる事業所の割合は、約50%から75%と高い割合を示しており、地球温暖化対策を意識した行動が広く浸透していることがうかがえます。
一方で、冷暖房の稼動条件の設定、アイドリングストップの実施について「実施している」と回答した事業所は約30%と他に比べて低い割合を示しており、病院やサービス業などの業務の特殊性、社員の意識改革などの課題から、積極的な省エネ行動への
取り組みに苦慮している様子もうかがえたところでございます。
次に、地球温暖化対策に資する設備や機器の導入についてですが、導入済みとの回答が多かった設備・機器には、ゾーンごとに部屋の照明がコントロールできる機器、ブラインドなど日射しをコントロールする機器などがございます。これら以外の省エネ機器については、「導入を検討している」「導入を検討しているが、現実的に難しい」とする回答も多く、導入に前向きな姿勢がうかがえる一方、コスト面の課題等で導入が進まない状況がうかがえます。
次に、再生可能エネルギー関連設備の導入についてですが、太陽光発電を導入している事業所が6.3%見られましたが、太陽光、太陽熱、風力、バイオマス、いずれも「導入の意向はあるが、現実的にはむずかしい」「導入の予定はない」の割合が大きく、やはりコスト面の課題等で導入が進まない状況がうかがえます。
これら温暖化対策の
取り組み、省エネ機器の導入、再生可能エネルギーの導入における課題について自由記述で挙げていただきましたが、労働環境、社員への意識づけ、サービス業、接客業における顧客への理解、導入コスト、助成制度などについての記述が多く見られたところでございます。
次に、電力、ガス、石油等のエネルギー消費量の削減についてですが、「既に十分に実行している」が14%を占めるほか、「事業所全体または一部において省エネが可能」とする回答が70%以上を占めており、省エネ行動へのポテンシャルが高いことがうかがえます。
次に、地球温暖化対策の推進で、行政からの支援策として望むものにつきましては、実践例などの
情報提供、導入費用の助成など経済的支援、省エネ診断の実施セミナーの開催、また、行政が推進するべき施策として、再生可能エネルギー事業の推進、基礎研究への予算計上などが挙げられており、今後の課題としてとらえているところでございます。
最後に、
大分市地球温暖化対策実行
計画に盛り込むべき内容等について自由
意見を求めましたが、温暖化対策に係る情報発信の充実、実践に対する効果の検証の必要性など、貴重な
意見をいただいたところでございます。
現在、これらのアンケート結果を分析し、CO2削減の要因分析、削減のポテンシャルの算出、将来推計、削減目標の検討など、素案づくりに着手しているところでございます。
今後は、庁内
検討会議及び地球温暖化対策おおいた市民会議の中で、この素案を検討していただき、11月には
大分市環境審議会へ諮問、その後、パブリックコメントを経て、2月に
大分市環境審議会から答申をいただき、3月に完成の予定でございます。
○
志堂寺清掃管理課長
委員長、関連する「リサイクルおおいた」という広報誌がありますので、お配りさせていただいてよろしいでしょうか。
○
野尻委員長
どうぞ。
〔資料配付〕
○
志堂寺清掃管理課長
それでは、
説明をさせていただきます。
報告事項の2は、新規事業であります生ごみひと絞り
モニター事業についての御
報告でございます。お手元の資料で御
説明をさせていただきます。
家庭から出される生ごみの水分を減らすことにより、ごみの減量化を図ることを目的に市民の
皆様に、生ごみのひと絞り器具を利用していただき、その減量効果や使用感等を検証する事業でございます。また、市民の
皆様にこの事業を通して、より広く生ごみの減量意識の高揚を図ってまいります。
事業の内容でございますが、1点目の事業の
概要といたしましては、生ごみのひと絞りに取り組んでいただけるモニターを200名程度募集いたします。市では、モニターの
皆さんに生ごみ絞り器等を貸与し、一絞りする前と後の重量を計測していただき、その減量効果と器具の使用感を御
報告いただくことにより、検証を行おうとするものです。
これは、参考までに、
委員長のお手元にその器具を置かせていただいております。
○
野尻委員長
委員の
皆さんに回します。
○
志堂寺清掃管理課長
なお、貸与する器具は2種類を考えておりますが、これに加えて、市民の
皆様から独自のひと絞りアイデアを御提案いただき、3種類の方法により取り組んでいただきたいと考えております。
2点目のモニターの対象となる方は、市内に居住する満20歳以上の方で、本
モニター事業に参加し、生ごみのひと絞りに取り組んでいただける方といたしております。
3点目の募集期間でございますが、
平成24年6月25日から7月20日までといたしております。
4点目の募集方法でございますが、記者発表を行った上で、6月25日よりホームページに掲載し、募集いたしますが、市報と同時配布の、今、お手元にお配りしました「リサイクルおおいた」7月1日号にも掲載いたします。
5点目の調査期間でございますが、8月1日から8月31日までを予定いたしております。
6点目の調査結果でございますが、市のホームページや「リサイクルおおいた」11月1日号にも掲載し、広く市民の
皆様にお知らせしてまいりたいと考えております。
7点目の受付・配布でございますが、申請の受け付けや器具の配布等につきましては、原則として清掃
管理課といたしますけれども、支所・出張所においても対応できるようにいたしております。
○
野尻委員長
ただいまの
報告に対して質問はありませんか。
○
仲道委員
報告事項1についてなんですけど、アンケートの回収率が市民のほうが20代から50代が20%、30%と低いのが全体を下げて、
事業者のほうも100人以上が21%で下げていると思うので、ちょっと疑問があります。括弧1の回収状況の最後の2行の「市民、
事業者あわせて40%に近い回収率で、市の温暖化対策に多くの関心が向けられていると考えます」とあります。70、80、せめて80%を超えてれば、多くの関心というのはわかるのですけど、どういう感覚なのか教えてください。
○
原田環境対策課長
無作為抽出のアンケート調査について、一般的な回収率を調べたときに、大体30%ぐらいが一般的な数値ということで言われているようでございます。それと比較したときに、37.6%は必ずしも高くはございませんけれども、サンプルとして参考にできる数値ではないかなと考えております。
○
仲道委員
30%、40%が、ほかのアンケートの回収率と理解しています。ただ、これが低過ぎるんです。それに比べて高いから多くの関心という感覚はおかしいと思います。まだまだ市民の関心が低いことを前提にして、今からどう啓発をしていくか、そういう
取り組みしていかないといけないと思いますので、よろしくお願いします。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
○廣次
委員
私も
仲道委員と同じ思いであります。それで、このアンケートの原本と結果について、文書ではなくて、数値的な量で出していただけるようにお願いしたいと思います。
○
原田環境対策課長
後日、改めて全員の
委員にお持ちします。
○
野尻委員長
ほかにありませんか。
○
藤沢委員
地球温暖化対策ということで、きのう、我が会派の河内議員が質問した6号地のメガソーラー
計画についてですが、これは今、産業振興課が窓口でやっているのですけど、大きな地球温暖化防止につながる日本一のメガソーラーが、今、6号地に
計画されているわけです。そこで、環境対策課も、できる限りの支援をして、こちらに企業を誘導するような働きかけをしていただきたいというふうに思います。行政がどれだけ力を入れているかということが、企業の進出する動機になるわけであると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
ほかに
執行部から
報告等はありませんか。
○
志堂寺清掃管理課長
平成23年3月第1回
定例会において
採択されました請願第2号、米良地区の
産業廃棄物最終処分場建設反対に関する請願に係るその後の米良地区の
処分場許可状況につきましては、新たな
計画等はなく、変化はございません。
また、
平成22年6月第2回
定例会において
採択されました請願第6号、戸次地区の
産業廃棄物最終処分場建設計画反対に関する請願に係るその後の状況につきましても、特に進展はございません。
○
野尻委員長
委員から何か
質疑等はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
最後に私から
執行部に1点ございます。
さきの3月
定例会での
厚生常任委員会において、昨年開催した市民
意見交換会での質問・
意見等のうち当
委員会に係る質問事項について
執行部から回答を受け、その後、当
委員会の対応について
委員で
協議を行いました。その結果は、現在、ホームページ、各支所・出張所及び各地区公民館で閲覧ができるようになっております。
当
委員会の対応については、
環境部に対し要望するといった事項もございます。
執行部においては、真摯に受けとめていただくようお願いします。
それでは、
環境部の
皆さんは退席願います。お疲れさまでした。
〔
説明員退室〕
○
野尻委員長
次に、9月の第3回
定例会において、
平成23年度
決算審査の一環として行う
事務事業評価の
評価対象事務事業の選定についてです。
お手元に会派等から提出されました対象事務事業一覧表をお配りしております。この中から、
事務事業評価の対象として、
厚生常任委員会として3事業を選定したいと思います。
選定に当たっては、事務事業の選定理由を明確にするために、
委員間で自由な討議を活用する中で、3事業に絞り込みたいと考えています。ぜひとも活発な議論をよろしくお願いします。
そこで、当
委員会においては、2つの部に係る対象事務事業が挙がっており、3つの事業をきょう選定したいと思います。
それでは、まず、
評価対象事務事業の選定方法についてお諮りしたいと思います。
この後、
委員の
皆さんで
環境部及び
福祉保健部所管分について、自由に討議を行っていただきます。その事業を
評価対象事務事業に決定したいと思いますが、そのような手法でよろしいでしょうか。
〔「異議
なし」の声〕
○
野尻委員長
それでは、そのようにいたします。
では、
委員間で自由に討議をしていただきたいと思います。ぜひともこの事業を選定してほしい、他の会派から出ている対象事務事業について質問したいという
意見など、何かありましたらお願いいたします。
○三浦
委員
本来であれば、私ども自由民主党から出ている分を強固に主張しなければいけないところでございますが、第1回目ということもありますので、見ましたら、3つの事業で会派が重なっているようでございますので、この3つを
厚生常任委員会として選択してはいかがでしょうかということを提案させていただきます。
○
仲道委員
共産党さんには大変申しわけないのですけど、
環境部のほうが入っておりませんけれども、それだけ関心が低いということでいいと思います。
○廣次
委員
うちの話はいいのですが、3つとも
福祉保健部なので、会派がダブってはいませんけど、
環境部の問題も幾つか挙がっているわけですから、やはり1つは
環境部も入れてはというふうに思います。
○
仲道委員
では、廣次
委員に、選ぶとしたら具体的に1つどれかというのを言っていただければと思います。それと比較してどうかという対象ができるのでお願いします。
○廣次
委員
ですから、それは
皆さんで検討していただいて……。
○
仲道委員
11番ではないですか。
○廣次
委員
別にうちが出しているのがいいとかいうことではなくて、検討をしていくほうがいいのではないかというふうに思います。
○
野尻委員長
ほかにございませんか。
〔「
なし」の声〕
○
野尻委員長
それでは、今、三浦
委員から出ました6番目と7番目と8番目のこの3項目について、各会派がダブって提案されておりますので、この3事業に絞ってはどうかという
意見が出されました。また、廣次
委員のほうからこの3つにすると
福祉保健部に全部偏るので、
環境部のほうから1つ選んではどうかという
意見が出されております。どちらの案を採用するか、採決で決めたいと思います。
三浦
委員の会派等がまたがっているこの3点に絞るという
意見に賛成の方、
挙手をお願いします。
〔
賛成者挙手〕
○
野尻委員長
賛成多数ということでございますので、この6番目の高齢者ワンコインバス事業、それから、7番目の地域子育て参加促進事業、8番目の幼児2人同乗用自転車購入費補助事業の3点を、ことしは
厚生常任委員会の
評価対象事務事業ということで選定いたしたいと思います。
それでよろしいでしょうか。
〔「異議
なし」の声〕
○
野尻委員長
それでは、そのように決定いたします。
それでは、あす6月21日の
委員会開催は、9時30分からの議会運営
委員会後になりますので、放送がありましたら
委員会室にお集まりください。
本日の
委員会はこれで終了いたします。
午前11時05分散会...