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  1. 大分市議会 2009-08-05
    平成21年厚生常任委員会( 8月 5日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成21年厚生常任委員会( 8月 5日)                    厚生常任委員会記録 1.開催日時    平成21年8月5日(水)午後2時21分開議~午後2時39分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 安部 剛祐  副委員長 今山 裕之    委 員 河野 広子  委 員  松下 清高    委 員 安東 房吉  委 員  田島 寛信    委 員 河越 康秀  委 員  衛藤 良憲    委 員 仲家 孝治   欠席委員    な し 4.説明員
      (福祉保健部)   神矢福祉保健部長村田福祉保健部参事福祉事務所長、   井原福祉保健部参事保健衛生担当古賀福祉保健部次長福祉保健課長、   野中保健所次長保健所所長塩月保健所次長健康づくり推進担当、   利光保健所次長衛生課長重石保健所次長健康課長三重野保健総務課長 5.事務局出席者    書記 澤野 充幸 6.会議に付した事件    ・感染症法施行規則改正省令改正)に伴う新型インフルエンザ対応について    ・夜間当番医体制について                    会議の概要                                 平成21年8月5日                                 午後2時21分開議安部委員長   ただいまから厚生常任委員会を開会いたします。  ここで、神矢福祉保健部長よりあいさつ申し出がありますので、これを許可します。 ○神矢福祉保健部長   皆さん、こんにちは。  本日はお忙しい中、厚生常任委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  本日は新型インフルエンザに関する対応変更について、また、夜間当番医診療時間短縮についての2点につきましてご報告をさせていただきたいと考えております。後ほど担当課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  また、8月1日付人事異動によりまして、保健所所長が交代いたしましたので、ここでお時間を頂きまして、前任者後任者からあいさつをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。    〔異動者あいさつ〕 ○神矢福祉保健部長   以上であります。ありがとうございました。 ○安部委員長   それでは、申し出により報告を受けます。 ○三重野保健総務課長   新型インフルエンザに関する対応変更についてでございますが、資料のA4横をごらんください。  本市新型インフルエンザ患者数は、現在、14人が確認されております。  国内では、既に5千人を超える患者が確認され、感染経路が把握できてない事例も増加しています。感染拡大防止措置により患者発生をゼロにする封じ込め対策は困難な状況であり、今後も患者発生が続くとともに、今年の秋以降の大流行も懸念されております。  国におきましては、大流行恐れがある秋以降、新型か従来の季節性インフルエンザか確定する遺伝子検査の作業が追い付かなくなることが予想されるほか、新型も従来の季節性インフルエンザ治療法に大差がない。また、遺伝子検査による確定診断そのもの必要性も低いと判断したため、7月22日に感染症法施行規則改正を行っております。ここにありますように7月24日からは新型インフルエンザ患者全数把握を国は中止しております。  この図をごらんになっていただきたいと思います、新たな方針といたしましては、集団感染早期発見に力点を置き、学校や社会福祉施設など10人以上の集団で1週間に2人以上の疑い例が出た場合に限り、医療機関から保健所への連絡を求めることとなっており、大分県や本市も、こうした方針に沿った対応をとってまいりたいと考えております。  従いまして、これまで厚生常任委員会委員皆さん方へ行っておりましたご連絡も、こうした集団感染の場合にのみ、お知らせいたしたいと考えております。  また、報道発表につきましても、集団感染発生した場合に行うことといたしたいと考えております。  今回の新型インフルエンザは、ほとんどの患者軽症のまま回復しておりますが、基礎疾患を有する方等は重症化可能性が高いことが報告されておりますことから、今後とも、重症患者に対する適切な医療の提供とともに、感染の急激な拡大と大規模かつ一斉の流行を抑制・緩和するための公衆衛生対策を効果的に実施してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  この資料の2枚目以降につきましては、大分市の発生件数14件、県では7月24日で全数杷握を中止しておりますので、大分県内80件、大分保健所管内――これは7月30日に発生した分を除いておりますので13件。合わせて93件となっております。  3ページ目は、世界での発生件数ということで、これも全数検査が確認されているわけではないですが、確認されている数字ということで、患者数は184,870人、死亡者数につきましては1,252人ということになっております。  もう1点の資料説明させていただきたいと思います。  夜間当番医診療時間短縮についての資料をご覧いただきたいと思います。  1ページの第1項目に書いていますように、夜間当番医制度は昭和53年3月より実施されております。現在、大分市医師会1カ所、大分市医師会2カ所、大分東医師会2カ所の計5医療機関で、午後5時から午後11時までの軽症救急患者対応していただいており、夜間の急病でかかりつけ医に診てもらえない場合など夜間当番医を利用することで、市民初期救急医療が確保されているということでございます。  夜間当番医の問題につきましては、2項目に三医師会からの要望・意見ということで書いていますように、平成19年の健康危機管理対策小委員会において夜間当番医の時間短縮について言及されて以来、平成20年5月に開催された「大分市と三医師会との定期的協議会」において、夜間当番医を午後10時までとして欲しい旨の要望があり、その後も年4回の定期的協議会で毎回提案がなされている状況でございます。  医師会夜間当番医の時間短縮要望する理由としましては、3点書いてありますが、①10時以降は患者数が少なく、緊急性の少ないコンビニ受診も目立つため診療効率が悪いこと②当番医は無床診療所が多く看護師等スタッフの確保が難しいこと③市内には救急病院が16施設、内10施設は第2次救急医療施設であり10時以降の患者受け入れは十分可能であること、などの理由をあげています。  このようなことから、本市において、夜間当番医の現状を把握した結果、3項目でございますが、平成20年度中に診察件数等を調査したところ、大分市医師会のアルメイダ病院の午後5時から午後11時までの診察件数は6,263件、大分市医師会では4,557件、大分東医師会では3,115件、合計13,395件の診察件数報告されたところです。  また、平成20年8月の1か月間、時間帯ごと患者受付件数調査を行ったところ、午後10時から午後11時までの1時間に夜間当番医にかかる患者数は全体からみると少数であることが確認されました。  このようなことから、今後の対応に記述していますように、平成21年3月に医師会が開催しました第二次救急医療検討委員会において、二次救急医療施設から夜間当番医を1時間短縮しても、二次救急医療施設での受け入れが十分可能であるということの了承も得られたということもございまして、10月1日から夜間当番医を午後10時までといたしたいというふうに考えております。  広報期間等を考えて、2カ月間あれば市民への周知が可能ではないかということで、広報手段としましては、市報、ホームページの他、当番医を実施している医療機関での広報チラシ、ポスターの貼付などを予定しております。 ○安部委員長   ただいまの報告に対して、質問はありませんか。 ○安東委員   言葉を教えてください。今説明を受けた夜間当番医診療時間短縮の中で、コンビニ受診というのはどういう意味ですか。 ○三重野保健総務課長   基本的には午後5時まで行けばいいのに、手軽に夜間に受診してしまうというようなことでございます。  ですから、当然その時間帯は開いているということですが、市民皆さんにはなるべく午後5時までに行くような形でお願いしたいんですけれども、午後5時以降に行ってしまうという実態があるということです。 ○安東委員   午後5時以降に受診することをコンビニ受診と言うんですか。 ○三重野保健総務課長   手軽にと言う意味で。 ○松下委員   インフルエンザ対応に関して、一、二点。1つは、秋以降に集団発生が懸念されると思うんですが、新しい対応では届出はこういうことにするということですが、集団発生が多発的に起こった場合の対応というのは、以前説明があったように国が定めた対応というようになっていくのかどうなのかというのが1点と、それから補正予算で予算計上しましたエアテント活用の仕方、若干対応が変わってくるというふうに思いますので、当面は使用するというのは想定できないと思いますが、先ほど言った集団発生が多発した場合には発熱外来とか指定したところへ融通していくのかどうなのか、そのためにエアテント活用するのかどうなのかというのをまず教えてください。 ○三重野保健総務課長   1点目の秋以降の体制についてでございますが、今回につきましては大量発生した場合等を想定いたしまして、こういう形にしております。1週間に10人以上の集団から2名以上出た場合は、2例目について検査するという体制でございます。ただこれが大量発生になってきますと、それも追いつかなくなるということからも、再度その体制を見直すこととなろうかと考えております。  2点目のエアテントについてでございますが、基本的に強毒性を想定して導線を分けるという形を考えております。今回は幸いに弱毒性ということで、全ての医療機関対応していただけるということですから、基本的にはエアテント活用はしなくてもいいということになっておりますけれども、また毒性が変わる可能性がございます。ですから、毒性が変わった場合等につきまして、12医療機関発熱外来等を設置していただくというように考えております。 ○安部委員長   ほかにございませんか。 ○河野委員   インフルエンザにかかったと思ったときに、国の法律は義務的に検査をきちんとしていたんですが、図の説明ではあまり変わらないようになっているんですが、そこのところの対応説明をお願いします。また、今後の問題で、秋以降の流行恐れのために市民予防接種等予防対策周知というよりは当局の準備、対応をどう考えているのか。こういう事態になったことで予防接種への助成とかはどう考えているのですか。 ○三重野保健総務課長   1点目のA型の簡易検査の件でございますが、県としましてはどのくらい新型インフルエンザ流行しているのか、夏場にインフルエンザ流行するのは珍しいし、今まで事例が少なかったんですが、A型陽性の場合はかなり新型可能性が高いということから、今の状況ではA型簡易検査を行っております。全て保健所医師会報告するという形になっております。これにつきましても増えてくれば対応が変わると思います。  当局側対応でございますが、検体搬送疫学調査等にかなり過重がかかってこようかと思いますので、その部分の保健所内での対応について検討していくことになります。  予防接種への助成についてでございますが、現在予防接種につきましては、優先順位をどういうような形に行っていくのかということで、国のほうで検討しておりますので方針がきまりましたらそのような事も検討してまいりたいと考えております。 ○河野委員   できるだけ多くの方に勧めるというか、接種していただく方向でお願いしておきたいと思います。 ○安部委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」の声〕 ○安部委員長   それでは、厚生常任委員会をこれで終了したいと思います。                                 午後2時39分散会...