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  1. 大分市議会 2008-12-12
    平成20年文教常任委員会(12月12日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成20年文教常任委員会(12月12日)                    文教常任委員会記録 1.開催日時    平成20年12月12日(金)10時17分開議~12時13分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長  安東 房吉   副委員長  福崎 智幸    委 員  挾間  正   委 員   廣次 忠彦    委 員  田﨑  潤   委 員   工藤 哲弘    委 員  永松 弘基   委 員   長田 教雄    委 員  河内 正直   委 員   後藤 一裕   欠席委員    な し 4.説明員
       足立教育長   (教育総務部)    阿部教育総務部長学校教育部長豊田教育総務部参事佐藤教育総務部次長、    岡大分市美術館館長高橋教育総務部次長兼生涯学習課長、冨田教育総務課長、    合原教育総務課主幹澁谷教育総務課主幹、上野生涯学習課参事、    藤田生涯学習課主幹、岩本生涯学習課主幹、藤澤人権・同和教育課長、    河野人権・同和教育課主幹玉永教育総務部次長文化財課長岩田文化財課参事、    讃岐文化財課参事歴史資料館館長福田文化財課課長補佐兼管理係長、    塔鼻文化財課課長補佐文化財係長菅美術振興課長中野美術振興課主幹、   (学校教育部)    阿部教育総務部長学校教育部長入田学校教育部次長、別木教育企画課長、    佐藤教育企画課主幹副田教育企画課主幹大城教育指導課長、    江藤教育指導課主幹神田教育指導課課長補佐兼庶務係長、    安藤スポーツ健康教育課長衛藤スポーツ健康教育課主幹、    亀山スポーツ健康教育課課長補佐スポーツ振興係長、    前野スポーツ健康教育課課長補佐保健給食係長、    堀学校教育部次長学校施設課長牧学校施設課参事兼管理係長、    森学校施設課課長補佐兼施設係長、平松青少年課長岩尾青少年課主幹健全育成係長 5.事務局出席者    書記 富川 修一 6.審査案件等   報告事項  (1)組織・機構改革について  (2)地区公民館長の公募について  (3)「水分神社銅鉾」「伝岩屋遺跡出土銅戈・石戈」大分市指定有形文化財指定について  (4)幼児教育振興検討委員会報告について  (5)2年制保育抽選結果について  (6)隣接校選択制申請状況について  (7)稙田南中学校プール事故について  (8)(仮称)西部共同調理場建設事業について  (9)「うすき少年自然の家」における宿直勤務中の職員の飲酒について                   会議の概要                                  平成20年12月12日                                  午前10時17分開議 ○安東房吉委員長   おはようございます。  ただいまから文教常任委員会を再開いたします。  本日も傍聴者がおられるようなので、遵守事項に従って静粛に傍聴いただきますようによろしくお願いいたします。  なお、本日は午後1時から地方分権等調査特別委員会が開催されますので、よろしくお願いいたします。  それでは、一昨日の本委員会で審査の途中となっていました平成20年、陳情第1号、幼児教育を受ける機会保障に関する陳情書について、審査を再開したいと思います。  執行部から何か補足説明があればお願いします。 ○別木教育企画課長   一昨日、御質問がありました件について計算しました。1人当たりの公費投入額の件です。1人当たりの公費投入額については、市立幼稚園が約54万円、私立幼稚園が約22万円です。 (「もう一回言ってください」の声)公費投入額の比較ですが、1人当たりの公費投入額については、市立幼稚園が約54万円、私立幼稚園が約22万円となっています。 ○安東房吉委員長   それだけですね。 ○別木教育企画課長   はい。 ○安東房吉委員長   それでは、何か質疑等ありませんか。 ○廣次忠彦委員   今の公費投入額はどのレベルで計算、どこまで計算をされたのですか。例えば建物とか。 ○安東房吉委員長   どういう費目とか。 ○別木教育企画課長   例えば、私立幼稚園でいえば、県補助金、大分市の私学補助金、大分市の就園奨励費等公費投入額としていますし、市立については、人件費、それから園舎等営繕工事等の施設関係、そういったものを含めています。 ○安東房吉委員長   そのほか質疑ありませんか。 ○永松弘基委員   この54万円と22万円ということは、差は倍以上ですよね。その辺はどう考えますか。 ○別木教育企画課長   私立幼稚園が22万円というところですので、比較をするとこのような状況であると考えています。 ○永松弘基委員   それをどう思いますかと聞いているのです。質問にきちんと答えて。あなたの考えを言わないと。 ○別木教育企画課長   1人当たりについては、確かにこういうような結果ですし、ただ1園当たりになると、またちょっと違ってくるのですが、確かに市立が今、公費の投入額は私立に比べて多いと考えています。 ○永松弘基委員   だから、その格差を今後縮めようとするというような考えがあるのですか。そういうことは関係なく、ただこうですというふうにいくのですか。将来に向けてどちらですか。 ○別木教育企画課長   このことについても、今幼児教育振興検討委員会を開いていますので、この資料を出すことを考えています。その中で、十分御検討いただく中で今後の計画に生かしていきたいと考えています。 ○永松弘基委員   それでは、検討委員会では現時点ではどういうような状況になっているのですか。それをお聞きかせください。 ○別木教育企画課長   現在、第4回目までなのですが、幼児教育の充実や基本理念、基本目標、そのような状況を話していて、協議しているところです。それで、幼稚園の保育料格差就園奨励費、またはそういった多年制保育等については、今後5回目、6回目、7回目で審議されるというように考えています。 ○永松弘基委員   これから審議される中で、当然保育の格差ということが意見の中で上がってくると思われますが、そのときに教育委員会としてはどういうふうな考え方を持っているのでしょうか。格差の是正ということに関して。 ○別木教育企画課長   意見を尊重しながら基本的な考え方もそこで審議していただき、その総意を尊重して計画をつくっていこうと考えています。 ○永松弘基委員   それでは、検討委員会で出される方向で進んでいくということで理解していいのですね。格差是正だけ。 ○別木教育企画課長   総合的な観点も踏まえて、その意見等を十分に検討されたことを踏まえながら、そしてその中で本市の事務局としての計画を策定していこうと考えています。 ○永松弘基委員   事務局の考え方ですか、検討委員会の考え方ですか。総合的にとかどうだとか、どうもあなたの言うことにぴんとこないんですよ、私は。 ○別木教育企画課長   今、こういうことを課題として検討委員会で協議していただいていますので、検討委員会での御提言等を踏まえながら、本市の幼児教育振興計画を策定していこうと考えています。 ○永松弘基委員   私は検討委員のかなりの多くの委員から、委員の出された意見が議事録の中にきちんと反映されないと。概要か何か書いた文章があるんでしょ。具体的なのはもらっていますが、集約された文書があるんでしょ。それぞれの議事録というか、委員会ごとにまとめた概要か何か。 ○別木教育企画課長   別添資料でつけている項目ごとにまとめたものがありますけれども。 ○永松弘基委員   その辺がね、委員の意見がきちんと反映されていないとかいう声もあるのですが、それは曲げてつくったとかいうことはないでしょうね。 ○別木教育企画課長   検討委員会の中でそういう指摘があれば、具体的にどこかをお尋ねしながら、確認しながら検討していっているところです。 ○永松弘基委員   前回か前々回か知りませんけれども、委員の方から検討委員会の議事録といいますか、そういうものを提示していただきたいと言ったところ、個人情報のことで出せませんということで言われたようですが、私ども委員会にはこの間出していただいたのですが、その間に何か個人情報保護条例の法律が変わったのでしょうか。
    ○別木教育企画課長   意思形成過程であるということを検討委員会の中で申し上げました。その後、情報公開室に行って相談し協議をかける中で、個人の名前を省くということで、今回は文教常任委員会ですので特別に出させてもらいました。ただ、このことについては、直接に検討委員の皆さんの承諾を得ているわけではありません。そのあたりを御配慮いただけたらありがたいと考えています。 ○永松弘基委員   それでは、検討委員の皆様方にこれは出されないということですか。見せられないということなのですか。いい悪いは別にして。 ○別木教育企画課長   これも意思形成過程と考えていますので、どんな条件のもとだったらどうなるのかということについても、その辺については情報公開室等々にも十分協議をかけながら考えていきたいと思います。 ○永松弘基委員   もとの質問に戻りますが、検討委員会格差是正というような方向が出されればそういう方向でいくというように理解していいでしょうか。 ○別木教育企画課長   そのような情勢をかんがみながら、そのような意見が出てくれば、そのようなことも考えていく必要が出てくるかと考えています。 ○永松弘基委員   ちょっと待って。「ことも」とは何ですか、それは。 ○別木教育企画課長   「ことも」と言ったのは失礼しました。そういうことを考えていく必要があろうかと考えています。 ○永松弘基委員   もう一度念押ししますが、検討委員会でそういう結論というか方向づけが出れば、格差是正で取り組んでいくというふうに理解していいのですね。 ○別木教育企画課長   どのような意見が出るかは……。 ○永松弘基委員   それを言っているんじゃないよ。いい加減なこと言わないように。 ○別木教育企画課長   いずれにしても検討していただき……。 ○永松弘基委員   検討委員会格差是正の方向が出されれば、そういう結論が出されれば、それで取り組んでいくのか、いかないのかということを聞いているのです。いい加減な答弁しないように。何を考えているんですか。 ○別木教育企画課長   検討委員会で話されたことの趣旨を踏まえて考えていきたいと考えています。 ○永松弘基委員   それでは、検討委員会とは何たるものですか。どういう位置づけにしているのですか。 ○別木教育企画課長   大分市の幼児教育を振興するために御提言をいただく会と考えています。 ○永松弘基委員   それでは、その提言をいただいたらその提言どおりに進めるのか、進めないのか、どっちですか。私は、それを聞いているのです。 ○別木教育企画課長   提言等に基づいて、趣旨を踏まえて真摯に考えていきたいと思います。 ○永松弘基委員   「真摯に考える」とはどういう意味ですか。検討委員会に出されたものをするというのですか、しないというのですか。それを真摯に考えるだけということか。それなら検討委員会なんか必要ないじゃないですか。 ○別木教育企画課長   その方向性が出たら、その方向性を考えていくということが必要であると考えています。 ○永松弘基委員   どうもわからないんですよね。検討委員会の方向づけで出たらそのとおりやるのか、やらないのかいうことを聞いているんです。それなら、やらないということですね。やらないこともあるということですね。必要性に応じてとか何とか言うのなら。 ○別木教育企画課長   そういうことは今はまだ私どもも考えていません。やらないということがあるというようなことは考えていません。 ○永松弘基委員   ということは、やるということですね。 ○別木教育企画課長   前回を振り返ってみたときにも、一定の条件等々で、例えば市立幼稚園の統廃合、市立幼稚園の2年制保育の導入、そして私立の就園奨励費、教育の充実の4本柱を絡み合わせながら取り組みを進めてきたところです。特に、その中の3本柱ということを十分に踏まえながら調整してきたところですし、いろんな経費等もあるので、そのようなことも十分課題として話していきながら、検討委員会の提言を尊重していきたいと考えています。 ○安東房吉委員長   ちょっといいですか。前回振興計画立てましたよね。その中でいろんな計画の中で、これをする、これをすると出てきたよね。その中で、もうすぐ年限が切れるんだけども、全然取り組めなかったこととかもあるのですか。 ○別木教育企画課長   将来の課題というところで、市立幼稚園の3年保育ということについては、まだ将来の課題となったままですが、あとについては大方すべて振興計画の方向で取り組んできています。 ○安東房吉委員長   今永松委員が言った格差是正については、その3年制と同じような程度になるのか、それとも今までほとんどやってきたそちらのほうになるのかというのは。 ○別木教育企画課長   当然その方向性が出れば、もうすべてやるという方向で考えています。 ○安東房吉委員長   いいですか。 ○永松弘基委員   だから、検討委員会の今後の方向性が出たらそういうことで進めていくということなんですね。 ○別木教育企画課長   その方向で進めます。 ○永松弘基委員   最初からそう言えばいいじゃないですか。 ○田﨑潤委員   先ほどから格差という言葉が出ているのですが、市立と私立の格差という言葉はいつごろから使っているのですか。昔から使っているのですか。 ○別木教育企画課長   保育料等の格差について、何をもって格差とするのかということについては、一昨年度の中でも話し合われてきました。また、この格差是正という言葉については、私の知る範囲では前回の幼稚園教育振興計画を策定した折に、それを話題として十分検討を重ねて、格差を是正する方向で大分市の財政等も考えながら、格差という言葉を出しています。 ○田﨑潤委員   前回の委員会のときに、私も質問し、意見を述べたのですが、市立幼稚園にないサービスを私立幼稚園はやられていると。例えば、バスでの送迎だとか、そういうこともやられているということを言って、私はほかの委員さんから反論も出なかったし、事務局のほうからもそうではないという意見がなかったから、この委員会ではそういうように御理解をしていただいたのかなというように考えていたんです。  それで、この前もらった第1回から何回かある振興計画の議事録というのをいただいて読んでみたのですが、幼児教育全体を考えるという会長さんの御意見だったのですが、この中に未就園児が1,700人とかいう事務局のお答えが入っていますね。何回目でしたかね。2回目だったかな。ちょっと待ってくださいね。(「1回目だったと思うのですが」の声)1回目だったかね。(「現状と課題でしたら2回目だったと」の声)まあ、いいです。それで、市立幼稚園は定員を大幅に割り込んできていますね。これは確認のため質問しますけれども、定員数は何人で現の幼稚園児数は何人ですかね。 ○別木教育企画課長   定員数については、5,545名で、平成20年の園児数については1,370人です。 ○田﨑潤委員   仮に、未就園児の私の言った数字が、ちょっと文章の中では確認できないのですが、頭の中に記憶していた1,700名とかいう数字が出たからなんですが、仮に希望する方があるならば、十分市立幼稚園に吸収できる数ですね、1,700というのは。どうですか。 ○別木教育企画課長   はい、できます。 ○田﨑潤委員   それで、私立の幼稚園のほうに通っている方々があるということは、市立幼稚園に行かせようという父母の方々のニーズと市立幼稚園の教育のカリキュラム、そういうものが違っている、ずれているのではないですか。例えば、保育所に入りたいけど行けないと、いっぱいだと。幼稚園だったら預かってくれると。ところが市立の場合は預かり保育はあっても1時半ごろまでだということでは、母親が働くことができないと。私立幼稚園の場合はそういうサービスがあるということで、私立の幼稚園が今人気が高いのではないのでしょうか。もちろんアンケートをとってみないとわからないのですが、そこら辺はどうなんですか。 ○別木教育企画課長   園経営にいろいろな条件があろうかと思いますが、私立幼稚園は建学の精神で特色ある園づくりを進めているため魅力があるでしょうし、預かり保育の件についても、一因は成していると考えています。私立幼稚園の預かり保育については、私ども大分市教育委員会としても補助金を出すことによって、そのような努力はしています。  また、やはり私ども幼稚園教育振興計画をつくる折に、何よりもこれまでの経緯から、大分市の私立幼稚園市立幼稚園は協調の精神を基本とするということを中心に据えるということで考えてきていることから、市立幼稚園で預かり保育を毎日5時まで行うというようなことはなかなか難しい状況もあろうかと思います。 ○田﨑潤委員   お互い協調しながら、あるいは競争しながらいい保育をしようということは理解できるのですが、例えば100メートル競走をするときに、一方は足を縛って走りなさいと、一方は何やってもいいですよという形で100メートル競走をすれば、足を縛られたほうが競争から脱落することはわかり切っていることなんです。  そうではない公平公正にするならば、市立も私立も同じような金額で通えるというふうにするならば、市立幼稚園カリキュラムも含めて市民のニーズに合うように変えると。同時に私立幼稚園と同じようなサービスを付加しなければならないと思うのですが、それはしませんよということでは公平な競争にはならないと私は思います。  以上、意見です。 ○安東房吉委員長   そのほか質疑ありませんか。よろしいですか。 ○永松弘基委員   質疑というよりも、検討委員会で出た1つの方向性をきちんと踏まえてやっていくということであれば、もう私はそれ以上の意見はありません。一応申し添えておきます。 ○安東房吉委員長   いいですか。それでは、質疑は特にないですか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、質疑はこれで終結をいたします。  次に、討論に入りたいと思いますが、採択、不採択、継続等についての意見をお聞きしたいと思います。 ○永松弘基委員   自民党としては採択をしていただきたいと思います。お願いします。 ○田﨑潤委員   社民クラブ。継続。 ○廣次忠彦委員   共産党。格差を是正していくということについては当然進めていく必要があるというふうに思いますし、検討委員会の内容に沿って進めていくというふうに思われますが、今回は継続ということにします。
    後藤一裕委員   前回というか、文教常任委員会格差是正という形で一応採択をされたいきさつがありますが、その時分から格差是正について趣旨はわかりますが、まだまだ今問題点が非常に多いので、検討委員会の推移を見たいということから、継続でお願いしたいと思います。 ○河内正直委員   市民クラブとしては、検討委員会の結果という部分も推移を見ていかなければならないということと、私立の分と公立の部分の補助、助成とか、そういう部分についてはどうなっていくのかという部分もちょっとありますので、市民クラブの姿勢は継続ということで。 ○挾間正委員   もうちょっと検討ということで。継続。 ○福崎智幸副委員長   市政クラブとしても、今現在振興計画検討中ということでして、その推移、それから同等の負担でというところ等も踏まえて、4歳児の就園奨励費の補助等についてもまだ検討する、もうちょっと調査する必要があるのかなということで継続をしたいと思います。 ○安東房吉委員長   ありがとうございました。今、採択と継続を求める意見と両方がありましたので、お諮りをしたいと思います。  まず、継続審査についてお諮りします。この平成20年、陳情第1号を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○安東房吉委員長   挙手多数でありますので、本件は継続審査と決定いたします。  それでは、陳情第1号についての審査は終わりたいと思います。よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕  それでは、引き続いて審査日程により執行部から報告事項を受けたいと思います。  それでは、早速執行部の報告を求めます。 ○冨田教育総務課長   報告事項1点目、組織・機構改革について御報告申し上げます。資料をお手元に配付していますので、御参照お願いいたします。  教育委員会では、ことし4月に事務局再編プロジェクトチームを設置し検討してまいりましたが、検討結果について、その一部を具体化しようとするものです。  今回の機構改革の主な内容について、概要を御説明します。資料の1枚目の左側が現行、右側が改革案です。資料の機構図をごらんください。  まず、教育総務部学校教育部の統合による(仮称)教育部の設置でございます。社会教育等を所掌する教育総務部学校教育を所掌する学校教育部の2部制を平成13年4月から採用し、両部において適宜連携を図りながら、さまざまな教育課題に対応してきました。しかし、昨今の状況においては、教育行政に係る市民ニーズの複雑・多様化により、両部に係る横断的な教育課題が増加しており、事務局内の情報の共有化と迅速な意思決定を図る体制の構築が急務となっています。  このようなことから、今後の教育課題に総合的かつ機動的に対応可能となるよう、また簡素で効率的な組織とするため、現行の教育総務部学校教育部を統合して、教育部を設置することとしています。  次に、教育企画課企画立案機能の拡充と幼稚園業務の一元化です。現在、教育企画課においては、学校教育に関する施策の企画立案部署として、学校教育における重要または特殊な事項に関する事務に関する事務を初め、通学区や学校の適正配置に関する事務、さらには幼児教育振興計画の策定及び実施に関する事務などを所掌しています。  今回、教育総務部学校教育部の統合に伴い、これまでの学校教育に関する施策の企画部署としての位置づけから、教育行政全般にわたる重要な施策の企画立案及び施策を推進する部署とすることにより、教育ビジョンをより一層推進していくとともに、さまざまな教育課題への的確な対応を可能とするよう、企画立案機能の拡充を図っていくこととしています。  また、教育企画課においては、幼児教育振興計画を策定中ですが、この計画の本格的な推進を図るためには、幼児教育に関する事務を一元化することが急務であると考えます。そうしたことから、教育指導課が所掌している幼稚園に関する指導教育課程等の事務を教育企画課に移管して、幼稚園教育関連事務を統一的に実施する部署として幼稚園教育担当班を設置することとしました。  続きまして、市民部への地区公民館の移管です。現在、市民協働のまちづくりについては、市民協働推進課、各支所、明野出張所及び教育委員会所管地区公民館グリーンカルチャーセンターにおいて独自に活動して推進を図っているところです。  地区公民館の生涯学習機能と市民部の地域まちづくり支援機能を有機的に結び、地区公民館地域まちづくり支援に関する事業や地域福祉に関する事業を付加することによって、地域活動の幅広い支援を可能として、市民協働のまちづくりに一層の推進を図ることが課題とされているところです。  このようなことから、今回、生涯学習課が所管する大分地区の4公民館とグリーンカルチャーセンターについては市民協働推進課に、鶴崎公民館など各支所管轄区域内の地区公民館についてはそれぞれの支所に、明治明野公民館については明野出張所に移管することにより、地域に根差したきめ細やかなまちづくりに係る事業展開が可能な組織体制を構築します。  次に、組織ではなく事務の移管ですので、補足して説明するものですが、国体及び全国障害者スポーツ大会が終了し、その事務についても収束することから国体推進部を廃止しますが、国体や全国障害者スポーツ大会に関して、国体等の後催市との連絡調整、照会に対する回答等の事務については、スポーツ・健康教育課が所掌することとなります。  最後に、これらの施行期日についてですが、この組織機構改革案は平成21年4月1日実施予定にしています。なお、事務局内の再編については、今後も引き続き検討していく予定です。 ○安東房吉委員長   何か質問等ありませんか。 ○廣次忠彦委員   公民館等の件ですが、12の公民館のエリアと支所のエリアが違う校区もあるというように思います。そういう校区については、どのような配慮をするということが検討されているのかお聞かせください。 ○安東房吉委員長   はい、どうぞ。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   今、委員さんが言われた支所エリアと公民館エリアが若干異なっているところがあります。大分南部公民館だとか明治明野公民館などもそういうことなのですが、当面、きちんと合わせるのではなくて、公民館事業については今までどおりの中でスタートをしていきたいというように考えています。今後一元化できれば一元化をしていきたいというふうに考えています。 ○廣次忠彦委員   一元化するというのは、そもそも公民館がない地域に公民館をつくっていこうと。そのためにこれまでの公民館のエリアとは違うエリアという説明でつくられたものを一元化しようというのはよく理解できないのですが。一元化するということになると、例えば稙田支所管内にある敷戸、鴛野、寒田は稙田公民館のエリアにまた戻すというようなことなんでしょうか。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   当面、今までの公民館エリアの中で、社会教育活動なり、公民館活動は行う考えです。将来的な課題として一元化できたほうがいろいろな部分でやりやすいのかなということがありまして、直ちに一元化というのは困難な部分があります。 ○廣次忠彦委員   稙田支所の管内でいうと9万人近い人が住んでおられるわけで、そこに一公民館というと、支援もかなり大変……。今でも稙田公民館は利用者が多くて大変な状況になっているのに、なおさらな事態になるというふうに思うんですね。そういう点では、ぜひ単純に今の支所管内だけで考えるのではなくて、例えば稙田支所なんかでしたら公民館を二つにするとか、広いところだったら二つつくるとかいうようないろんな努力もぜひ検討していただきたいということを要望しておきます。 ○安東房吉委員長   よろしいでしょうか。そのほか質問ありませんか。 ○長田教雄委員   機構改革は、教育基本法の改正に伴うものはどういうふうな生かされ方をしているのですか。 ○冨田教育総務課長   特に関連はありません。教育基本法、これは国がつくったもので、国の教育全体に関しての計画であり、直接的には関係ありません。 ○長田教雄委員   そうすると、この機構改革の本来の趣旨はどういう趣旨になるのですか。部長が1人になってしまったのですが。 ○冨田教育総務課長   部制のことですが、先ほど説明しましたが、平成13年から生涯学習機能等の強化等により、基本的に2部制にしてやってきたわけですが、今回の主な理由としては情報の一元化と意思決定の迅速化ということです。  御指摘のように、部長1人では大変になるとは思いますが、基本的に教育委員会の中で事務局を統括するのは教育長です。部長はナンバー2として教育長を補佐していく立場でありますが、今回教育長につながるラインを組織として一本化しようとするものです。教育長を補佐する体制としては、部長もいますが参事とか次長とか、そういう人的配置が可能であろうと思われます。部長を補佐する体制としては、ラインの中では部長の下に次長というのがいます。 ○長田教雄委員   もう一遍説明してください。要点だけを言ってください。 ○冨田教育総務課長   教育委員会の事務局を統括するのは教育長でありまして、部長というのは教育長を補佐する立場になります。今回、今まで二つあった教育長に至るラインを1本化しようとするものです。教育長を補佐する体制としては、組織以外に人的配置での補佐体制ということも考えられます。 ○長田教雄委員   例えば、先ほどの陳情にも関係するのですが、あえてここの中に「幼児教育に関する事務の一元化を図るために幼稚園教育担当班を設置する」とうたっているのですが、これは先ほどの件と大きく関係してくると思うのですが、そういうふうに理解していいのでしょうか。 ○冨田教育総務課長   現在の組織の中で、幼稚園という名のつくセクションがありません。今回、今まで教育指導課にありました教育課程の部分を教育企画課に移して、幼稚園教育担当班という1つのセクションをつくりたいということです。市民サービスの面からしても、一貫して幼稚園の部分はこちらで対応できるということでわかりやすくなると思います。 ○長田教雄委員   先ほど、私が教育基本法の話をしたのですが、私立幼稚園の統廃合、許認可はどこがするのですか。 ○冨田教育総務課長   それは県のほうです。 ○長田教雄委員   幼稚園の教育担当班ということは、これは市の幼稚園ですか、私立ですか。 ○冨田教育総務課長   幼稚園教育に関して、市教委としてやるべき部分について所掌します。 ○長田教雄委員   やるべき何ですか。 ○冨田教育総務課長   先ほど許認可は県と申しましたが、今、現状大分市教育委員会で取り組んでいる事業を一元的にそこでやります。大分市立幼稚園就園奨励費などに関する部分です。 ○長田教雄委員   そうすると、県は何をするのですか。 ○別木教育企画課長   県については、私立幼稚園の所轄庁であり、例えば教育課程の管理、それから学校運営費の補助等を所管していると聞いています。 ○長田教雄委員   幼稚園業務の一元化ということをうたって、幼稚園教育担当班という非常に立派な名前がつくわけで、非常に心強く感じるわけですが、先ほどから幼稚園教育のそういう話し合いをやっている中にあって、教育基本法が改正されて、そこの中でも当然協議をされているように、検討委員会でもうたわれているわけですね。  ですから、やはり本当に公私格差をなくしていくという。子供にとっては何の罪もないわけですから、やはり組織を変えるのであれば、幼稚園教育の一元化は看板を出すことが一元化ではないんです。中核市としてある大分市が今から私立公立をどういうふうにしてやっていくのかという検討委員会をなされているわけですから、この辺の組織の機構改革をやるのであれば、この中に公立私立が入ってこなければ、本当に一元化は私はなかなか難しいんじゃないかなということです。  国がそういう方針を出してやっているわけですから、それに伴ってこういう機構改革をやるということであれば、私も非常にすばらしい機構改革であると思うけれども、あえてここで幼稚園業務の一元化ということをうたうのであれば、その辺の整理をきちんとしてここに提案すべきということです。  ですから、この辺のことについては、今ここで一元化をという言葉を出すこと自体に私は疑問を持っているということを指摘しておきます。 ○安東房吉委員長   今のは質問ではないですね。  そのほか質問ないですか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、機構改革については終わりたいと思います。  それでは、次、生涯学習。どうぞ。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   地区公民館長の公募についてです。  地区公民館の館長については、昨年度から広く一般から公募するということで公募制を導入し、本年度、南大分、明治明野、鶴崎、稙田、佐賀関の五つの公民館長を公募する予定です。  なお、応募資格や選考方法など一部の見直しを行い、応募資格については、昨年までは本市に居住していることということでしたが、本市の状況などを把握している方が望ましいことから、居住要件を設けて5年以上居住していること、それから、応募対象年齢も昨年は45歳から63歳未満ということでしたが、実務経験がより豊かな方が好ましいことから、若干引き上げて50歳以上65歳未満という形にしています。  それから、選考方法についても一部見直しを行い、選考委員に公募対象館の各公民館の運営審議会の委員さんを入れて、該当者を加えて公募対象館ごとに選考委員会を設けて候補を選考することにしています。なお、募集期間は12月1日から25日という形でなっていまして、今のところ公募状況は2件ほど入っています。今後の日程としては、1月中旬に書類選考を行い、2月中旬に個別面接で選考したいというふうに思います。 ○安東房吉委員長   何か質問等はありませんか。
    田﨑潤委員   公募した公民館長はもう1年たったのかな。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   まだ1年たっていません。昨年の5月からで、また来年5月からということで今8カ月です。 ○田﨑潤委員   何か変わりましたか。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   公募館長で直ちに大幅に変わったということはないのですが、公民館の方の活動もありますし、館の環境整備などは特によくなったということを聞いています。 ○田﨑潤委員   環境整備とは。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   公民館の周りだとか。 ○田﨑潤委員   目的は外側を変えるんじゃなくて、中を変えるんじゃなかったかな。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   まだ今のところ、大幅に一気に変わったということではないので、徐々に変わっていくのではないかというふうに思っていますし、職員からもいろいろなお話を伺いながらしています。館長で大幅に何か変わったという報告はありません。 ○田﨑潤委員   やはり5カ月ぐらいではね。1年ぐらいでね。そして、次の公募型にしたほうがいいのか悪いのかという。これだったら、もう公募型に決まっていますと、これがいいか悪いかとかいうことを検証しないままいってしまうのではないかと心配があるんですけどね。そこのところはどうなんですか。 ○高橋教育総務部次長兼生涯学習課長   1年がたってない段階なのですが、今の状況なり、また1年たち、そういった状況もまた見ながら、今後もし見直しがあれば、さらに見直しをしていくという。基本的には公募というような形の中でこのようにいきますが、逆に前よりも悪くなったという形のものが出てくれば、やはり見直しをしなくてはいけないのではというふうに思っています。 ○安東房吉委員長   いいですか。そのほか質問等ありますか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、この件については終わりたいと思います。  次、文化財課より報告を受けたいと思います。 ○玉永教育総務部次長文化財課長   昨日の横尾貝塚の視察は、大変お疲れでございました。今後とも史跡の保存に努めていきたいと思います。  それでは、報告事項3について御説明します。お手元の資料をご覧ください。  今回、「水分神社銅鉾」と「伝岩屋遺跡出土銅戈・石戈」の2件について、新たに市指定有形文化財に指定しましたので御報告いたします。  「水分神社銅鉾」は、弥生時代中期から、今から2,000年ぐらい前になりますけれども、後期にかけて九州北部で鋳造されたものです。精巧な鋳上がりで、銅の質もよく、大分市の弥生文化を考える上で重要な銅鉾であることから、残欠2個と一括して指定をしました。  次の「伝岩屋遺跡出土銅戈・石戈」は滝尾中学校にある岩屋遺跡から出土したといわれるもので、銅戈は弥生時代の中期に鋳造された可能性が高く、我が国でも例の少ない貴重な資料であり、また石戈についても、大分市では唯一の発見例であり、弥生文化を考える上で貴重な資料であることから、こちらも一括して指定としました。  いずれも、本年10月31日に開催された大分市文化財保護審議会の答申を受け、市長決裁後、1週間の告示を経た12月4日に指定したところです。  なお、今回のこの指定により、大分市の指定有形文化財は68件ということになりました。 ○安東房吉委員長   何か質問等はありませんか。 ○廣次忠彦委員   揚げ足をとるわけではないのですが、この銅鉾残欠2個の説明の中で、「四折した一部と考えられている」というふうに、四つに折れたということと思うのですが、必ずしも四つなのか、五つなのかというのはわからないと思うのですが、こういう記述については今後気をつけていただければと思いますので、返答は要りませんが、よろしくお願いします。 ○安東房吉委員長   それでは、ほかにないですか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、別木教育企画課長より3件の報告を受けたいと思います。幼児教育振興計画委員会報告と、2年制保育の抽選結果、隣接校選択制申請状況、三つについて、お願いします。 ○別木教育企画課長   三つについて御報告いたします。  まず、第3回と第4回の資料をお配りしていますので、お開きいただきたいと思います。  幼児教育振興検討委員会第3回、第4回のうち、第3回の検討委員会の開催についてですが、去る9月18日木曜日、午後1時から検討委員会を開催し、振興計画の基本的な考え方、基本理念、育てたい幼児像、基本目標等について検討していただきました。検討委員会への参加者については、委員9名、傍聴者は2名でした。  協議内容については、前回第2回の折、基本構想の4、基本的な考え方の部分において、対象はゼロ歳児から5歳児までのすべての幼児とすべきとの御意見、行動計画の具体的な方策の部分において、市立幼稚園だけではなく、保育所などを含め広く幼児教育の振興を図る計画にすべきだとの御意見をいただいていましたので、再度この点について、A4資料をもとに御討議をいただきました。  その結果、基本方針にある基本目標、育てたい子供像に関して、ゼロ歳から就学前5歳児までの幼児すべてを対象にし、具体的方策等については、ゼロ歳から18歳までを対象とした大分市次世代育成支援行動計画等がありますので、その中で実施している施策と相まって3歳から5歳を中心とした施策を考えていくという方向で検討が進みました。  また、基本理念、育てたい幼児像、基本目標については、認め合い、助け合い、心豊かな子供に育ってもらいたい、考える力、人とかかわる力を育てたい、生きる力の基礎を培う上で、たくましさをはぐくむ必要がある、よく食べ、よく遊んで、よく寝ることを子育ての鉄則にしていただきたいなどの御意見をいただきました。事務局において、これらの御意見を整理した案を作成して、第4回の検討委員会において審議をしていただくということで、その回を終えました。  続いて、第4回大分市幼児教育振興検討委員会について報告します。  第3回検討委員会の折、計画の全体像を示してほしいとの意見が出されたことから、それに答えて計画の全体像を示しました。次に、基本的な考え方について具体的に文章を示しました。基本理念については「幼児の豊かな心と夢をともにはぐくむ教育」を提案しました。望む子供像については「環境に興味や関心を持って主体的にかかわり、身近な人々とともに幼児期にふさわしい豊かな生活をつくり出そうとする子供」ということを提案しました。キーワードは、生きる力の基礎をはぐくむ上から重要とされている「主体性」「豊かな感性」、それに今回の保育指針や幼稚園教育要領で重視されている「協調」「協働」という言葉を意識しました。  基本目標については、学校教育法や教育指針等に示されている健康、人間関係、環境、言語、表現の五つの領域を考慮し、さらに本市として重要と考えられることを目標として提案しました。  その実現に向け、基本方針については、国の動向、本市の実情をかんがみ、「つながる教育の創造、地域ぐるみの教育の推進、豊かな幼児教育環境の整備・充実」の三つの視点を示しました。  これらについては、国の中教審答申、本市総合計画、子供の実態、それにこれまで検討委員の皆さん方からいただいた意見の傾向等を考えて検討いただいているところです。  ただ、議事録にあるように、具体的な取り組みや方策については、それぞれ課題となる意見をいただいていまして、それぞれについては、その後、特に市教委としての考え方を示し、次回の検討委員会で協議していただくとともに、具体的な施策等について検討していただく予定です。  続いて、平成21年度大分市立幼稚園4歳児園児募集の結果についての報告ですが、資料をお配りしています。平成21年度大分市立幼稚園4歳児園児募集の結果についてという資料をお開きください。  平成20年11月4日から11月17日までの間、平成21年度の幼稚園児募集をしたところ、4歳児については、多い園で48名、少ない園で41名、合計254名の応募をいただきました。昨年に比べ28名の減となっています。抽選は11月25日、27日、28日にそれぞれ市役所、鶴崎公民館、宗方小学校体育館にて行いました。  なお、選外となった幼児の方については、補欠登録をしていまして、入園辞退等により空きが生じましたら、順次繰り上げの連絡をすることにしています。  続いて、隣接校選択性申請者数の状況についてですが、資料については、平成21年度隣接校選択制申請結果という資料をお開きください。  平成20年11月10日から11月28日までの間、平成21年度の小中学校新入生を対象に選択制希望の募集をしたところ、小学校新1年生については82名、中学校1年生については137名、合計219名の希望申請がありました。申請者率は2.39%です。募集締切日には小学校1校、中学校3校の計4校で定員を超過しています。  現在、その定員を超過したところについては、抽選を行うことと予定しています。抽選日については、12月22日月曜日です。なお、抽選の際、選外となった児童生徒の中で、希望があれば補欠登録をすることにしています。入学者辞退等により空きが生じた折には、平成21年2月5日までに各自順次繰り上げ措置をとることとしています。 ○安東房吉委員長   以上3点にわたっての報告を受けましたが、質問等ありませんか。 ○永松弘基委員   検討委員会の件で、私がいただいている資料の庁外検討委員会と大分市幼児教育振興検討委員会とあるのですが、庁外検討委員会は4回されているんですね。それから、大分市幼児教育振興検討委員会というのは3回されているということで理解していいのでしょうか。 ○別木教育企画課長   大変申しわけありませんでした。幼児教育振興検討委員会という名前については変わっていませんが、4回目の提案資料の名前が間違っていました。大変申しわけありませんでした。おわびいたします。これは第4回大分市幼児教育振興検討委員会の誤りです。 ○永松弘基委員   下の報告事項のところには「第3回庁外検討委員会の概要について」と書いてある。これは何ですか。第4回、あなたは間違ったとか言うけど、その下に「議事(1)報告事項、第3回庁外検討委員会の概要について」と書いてある。第3回庁外検討委員会をやっているんでしょ。違うのですか。 ○別木教育企画課長   大変済みませんでした。第3回も第4回も正しくは大分市幼児教育振興検討委員会ということです。大変申しわけありませんでした。 ○永松弘基委員   一字一句違ったとかいうならいいけど、これは(仮称)大分市幼児教育振興計画策定事業第4回庁外検討委員会。こんなの間違うかな。 ○別木教育企画課長   大変申しわけありませんでした。 ○永松弘基委員   申しわけありませんで済むのかな。ちょっと度が過ぎてないですか。人間だれでも1行か2行ちょっと間違ったとか、これはありますよ。こんなに間違いますか。あなたは何見て書類つくってるの。 ○別木教育企画課長   大変申しわけありませんでした。私のチェックが足りませんでした。 ○永松弘基委員   それならそれで、冒頭にこうでしたいうことを説明すべきじゃないですか。こんないい加減な書類を委員会に対して説明しますか。あなたは議会を軽視していませんか。 ○廣次忠彦委員   関連して。そもそも間違っていること自身おかしいのですが、チェックができてなかったということなので、担当の部署につくらせたというふうに思うのですが、ということは、幼児教育振興計画検討委員会という考えではなくて、そこの中には庁外の検討委員会という認識が1つあるんじゃないのかというのと、(「そう言われてもしようがない」の声)もう1つは庁外検討委員会ですから、庁内で検討している部署がもう一方であるんではないかというふうに考えられるのですが、その点はどうなのでしょうか。(「私も同感です」の声) ○別木教育企画課長   庁内検討委員会は関係各課とともにしています。 ○廣次忠彦委員   それなら、庁内の検討委員会の資料も出していただきたいと思います。  以上です。(「それは私も同感です」の声) ○安東房吉委員長   出せますか。 ○別木教育企画課長   庁内検討委員会で十分検討したのをここに出しています。ですから、これとほぼ同様です。 ○安東房吉委員長   議事録とかそういうの。(「そうそう」の声) ○廣次忠彦委員   結果をいただくのであれば、別に幼児教育振興検討委員会の毎回の資料をいただく必要はないんです。結果だけを見て判断すればいいわけです。そうではなくて、どういうふうに論議を進められて、その上でこういう結果が出たというのを示すために出されていると思うんですよね。だから、同じように庁内でどんなことが検討された上で幼児教育振興検討委員会の中に提案をされたのかというのが知りたいということです。 ○安東房吉委員長   どうですか。 ○別木教育企画課長 
     いずれにしても、庁内で検討していますが、その中でまとまったことを出していますので、正式な議事録云々については、十分協議したうえでのこの資料です。 ○安東房吉委員長   議事録はあるのですか。庁内。 ○別木教育企画課長   これについては、協議する中でのメモですので、正式な議事録の決裁はとっていません。 ○廣次忠彦委員   ぜひ、決裁とってない議事録で、決裁をとって出してほしいのですが、それはもう要望しておきますが、一点だけ指摘をしておきます。  今、自治基本条例も検討されていますが、意思形成過程の情報をどうするかというのは大変重要な問題だというふうに私は思っています。やはり意思形成過程の段階から市民の皆さんにも要求があれば知らせて、そして最大限反映をしていくというのが私は本来のあり方ではないかというふうに思います。ですから、今回この検討委員会の議事録についても、情報公開室と相談してからという話になったりということ自身も私はいかがかと思っていますので、ぜひその点を関係部署とも検討していただきたいという形で指摘をしておきます。 ○安東房吉委員長   議事録の要望ということですね。 ○廣次忠彦委員   はい。 ○永松弘基委員   念を押しますが、それでは第4回大分市幼児教育振興検討委員会ということで理解していいんですね。念を押しますが。 ○別木教育企画課長   そのとおりです。大変申しわけありませんでした。 ○工藤哲弘委員   今、庁内検討委員会があるって言いましたね。(「はい」の声)庁外検討委員会と庁内検討委員会の意見が逆方向にいった場合はどうなるんですか。 ○別木教育企画課長   大分市幼児教育振興検討委員会が正式な会ですので、その趣旨を十分尊重して……、(「そっちをとるということですね」の声)はい。 ○永松弘基委員   さっきあなたは尊重するんじゃない、この検討委員会の方向でやりますといったじゃないですか。 ○別木教育企画課長   方向性でということです。 ○工藤哲弘委員   それと、それだけ庁外検討委員会幼児教育振興検討委員会が重要だというふうなことはわかったのですが、これだけ大事な会議なのに欠席者が必ず2名、3名いるんですよね。欠席している方はどういった方で、常時その方は欠席しているのかどうか。それとも毎回違う方が欠席しているのですか。(「出欠を出してもらいたい」の声) ○別木教育企画課長   毎回違う場合もあるのですが、1人病気で、個人情報なのですが、入院された経緯がありました。ですから、その方にはお話をお伺いに行って、御説明して、そして御意見を聞こうとしました。その委員についてはお話を進めていきたいと思います。 ○工藤哲弘委員   入院をされているんですよね。ということは、議事録も出せないわけですから。議事録も出せないわけですよね。ただ口頭で報告するだけなんですよね。それで、そういった大事な振興計画の中身が伝わるのですか。 ○別木教育企画課長   この提案資料を持っていきまして、提案資料を渡して、そしてその中で御意見をいただくと、そのような手続をしています。 ○工藤哲弘委員   出られないなら出られないで、かわってもらうのが一番いいんじゃないですか。何かそこに理由があるのですか。そこの場所において皆さんで意見を交わすことが委員会なんですから。後で伝え聞いた話ではだんだんニュアンスも変わってくるというふうに思うのですが。 ○別木教育企画課長   これは本人に委嘱しています。そして、委嘱をしていますから委員についての報酬費等もあります。税を差し引いて実費を支払っていることもありますし、さまざまな状況がありまして、欠席の場合は欠席とさせていただいています。規定について確認しましたが、会長が委員以外に意見を求めることができても、招集できるのは委嘱された方であるというところで規定しています。 ○工藤哲弘委員   それは議事録を見れば、代理出席は認めないと11月5日のところで書いています。代理出席もできる、これは団体か何かですか。  傍聴に来て代理出席を認めてほしいとか書いてある。それは、今言われた入院されている方のところの関係ですか。 ○別木教育企画課長   それは違います。 ○工藤哲弘委員   その方は個人で選ばれたのですか。名前どうこうではなくて、個人で選ばれたのですか、団体で選ばれたのですか。 ○別木教育企画課長   この時の記録に載っている方、入院された方は地域代表の方で自治委員の代表ですが、この日休んでいた方は私立幼稚園PTA連合会の代表です。 ○工藤哲弘委員   お金がどうとかいうことを言っているのですが、要は、出なければお金はかからないわけですよね。出ないのにお金をあげるわけですか。委員会に出席したからこそお金を出すんでしょ。そうですよね。(「はい」の声)そうしたら、来ない限りはお金は要らない。入院してそこに行って話をして、そこでまた何か出すんですか。 ○別木教育企画課長   出しません。 ○工藤哲弘委員   出さないですよね。辞任届か何か出してもらって、次を出すということはできないのですか、その方は。 ○別木教育企画課長   そのようなことについても、本人と協議していく必要があろうかと考えています。 ○工藤哲弘委員   その方、今まで4回やっていてずっと4回とも欠席ですか。 ○別木教育企画課長   そうではありません。 ○工藤哲弘委員   何回目から。 ○別木教育企画課長   3回、4回目が欠席です。 ○工藤哲弘委員   その後はどうなる予定ですか。見込みは。出られる見込みがあるのですか、出られないのですか。 ○別木教育企画課長   そういうことも含めて、近々に家庭に御訪問してお話をしていきたいと考えています。 ○工藤哲弘委員   どういうお話をするつもりですか。かわるのか、それとも出れるかどうか。 ○別木教育企画課長   そういうことを含めてお話をしていこうかと。 ○工藤哲弘委員   さっき言ったように非常に重要な会だと思うんですよ。そこに出てこれないのであれば、それなりに辞任してもらってだれか出していただいて、地域の意見をいただくというような形をしていかないと、1人、2人欠けて、それで次に出てきたって、1回前の議事録も出せない。簡単な概要しか出てない。議事録が出てないから前の話のニュアンス的なものはわからないわけですよね。  そこら辺で一度休むと2回、3回休んでいくというような形になりかねないので、本当に重要な会でありますから、そこら辺の人選をもう一度見直していただいて、出られる人に出ていただいて議論を交わすというような形をしていくのがいいかと思います。要望しておきます。 ○安東房吉委員長   それでは、そういうことでしっかり取り組んでいただきたいと思います。  そのほか質問等ありませんか。 ○廣次忠彦委員   学校選択制について質問します。小中合わせて4校で定員をオーバーしているということで抽選をされるということですが、私自身は学校選択制はよくないという前提の上で、しかし今どうしても進んでいますから、その中で改善すべきという立場で質問をします。  受け入れ定員が、例えば桃園小学校は定員5人で申請者6人ということですが、桃園小学校からほかの小学校に申請をした子供がいれば、桃園小学校の定員も受け入れ定員をふやして、そして全員を入れるようにするとか、同じように中学校でも最大限受け入れ定員を……。そこの子供が動かないということを前提につくっているというふうに思いますので、もし動いているのであれば定員をふやしてできるだけ入れるというふうにしたほうが、私どもが一貫して要求しているように、やはり希望したところに入れなかったということで、入学式のときから落胆というか、そういう思いで学校に来るよりは、最大限の努力をしてやられてはどうかと思いますが、御意見をお聞かせください。 ○別木教育企画課長   今の御意見等についても、私どもも十分考えて検討しました。その結果、おっしゃられるような出入りの中で話を進めていくと、施設面等さまざまな面で影響が出ますので、そういうのも計算の上で、例えばこれまでの何年間の転出入の傾向等も含めた上での定員を決めていますので、この方向性で私どもは進めていきたいと考えています。 ○廣次忠彦委員   違うんです、質問が。それでは、具体的に聞きます。桃園小学校に、本来その校区に住んでいて、よその学校に行きたいという選択制を選んだ方がいますか。 ○別木教育企画課長   います。 ○廣次忠彦委員   そうすると、受け入れ定員は5人なんですが、もし1人その校区から出ているのであれば、6人は許容できるわけですから、そういうふうな配慮ができないかということを質問しているのです。同じように中学校でも。  別に全体が動く人数をどうこうではなくて、現に動いた人がいるのなら、その分はあくわけですから入れられるんじゃないかということです。そういうことは検討できないのですかという質問です。 ○別木教育企画課長   そういうことも検討しましたが、これについては、具体的には桃園小は1人います、外に転出希望がです。ただ、だからといって、定員を決めた背景がありますので、その定員の中で公平性を保つために抽選にしたいと考えています。 ○廣次忠彦委員   公平という言葉のもとに、1人の子供が自分だけは外れてしまったという思いで小学校1年生からやり始めるのか、そういう配慮があってみんな行けるようになったと喜んで行くかというのは、小学校生活の最初のスタートのところがとっても違うと思うんです。それを単に数字だけでぶち切るということがいいのかどうかということは、これは教育委員会の姿勢が問われると思いますよ。その点は指摘をしておきます。 ○安東房吉委員長   指摘ですね。  そのほか質問ありませんか。 ○永松弘基委員   さっき工藤委員が質問した欠席者に対して、そこに行ってきちんと説明をしているということですが、これはすべての欠席した人たちに平等にそういうことをやっているんでしょうね。一応念押しに聞いておきますが。入院している人だけですか、それ以外の人にもきちんと行って説明をして意見を求めているのでしょうか。そこだけお聞きします。 ○別木教育企画課長   こういった提案資料等を全部送付しています。 ○永松弘基委員   送付はわかりました。送付はいいのですが、入院しているとか言ってましたね。だれかその休んだ人のところに行ってきちんと説明をして意見を求める。ですから、ほかの休んだ人たちにもちゃんとそういうふうにしているのですか、どうでしょうかというのを聞いているのです。送付はいいんです。
    ○別木教育企画課長   いえ、そこまではしていません。 ○永松弘基委員   それはどうしてでしょうか。何か意図があるのですか。 ○別木教育企画課長   この委員が入院ということがありましたので、お見舞いに行きましたので、その折に説明したところです。 ○永松弘基委員   それでは、2回お見舞いに行ったということでしょうか。 ○別木教育企画課長   1回です。 ○永松弘基委員   2回休んでいるでしょ。それなら1回行ってないということ。 ○別木教育企画課長   はい、1回は行っていません。 ○永松弘基委員   そうすると、あなたがさっき言った休んだ人にはその説明と意見を求めてどうこうと言ったのは、それはうそですか。 ○別木教育企画課長   1回説明したので、説明したときもあるということなのですが。 ○永松弘基委員   はい、いいです。もう、ありません。 ○安東房吉委員長   そのほかありませんか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、以上3点についての報告ですが、今委員からいろいろ意見が出ました。私も感じましたけれども、最初の表題の間違いというのは、これは本当にここに出すものとしては基本的な、ある意味では許されない間違いだと思いますので、今後こういうことが一切ないように重々注意してほしいということを委員長という立場からも申し上げたいと思います。 ○福崎智幸副委員長   ここでなくて、会議のときにこれが出ているからね。きちんとやってください。ここに出している資料で間違ってるんじゃなくて、会議に出しているところで間違えてる。 ○安東房吉委員長   そういうことで、重々注意してもらいたいと思います。  それから、選択制についてもそういった教育的配慮ですね。抽選に漏れた子の扱い等についてもしっかり取り組んでいかないといけないと思うし、抽選のない仕組みも要るのではないかという思いもあります。よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次にいきます。  スポーツ・健康教育課長より2件の報告を受けたいと思います。 ○安藤スポーツ健康教育課長   2点の報告事項について、御報告いたします。  まず、稙田南中学校プール事故について御報告いたします。  議第119号に関連する稙田南中学校プール事故については、事故の概要や当時の状況について、9月の第3回定例会の本委員会で報告したところです。事故原因について、事故の当時の目撃者がなく、また事故の当事者に当時の記憶がなく、事前の健康診断などで貧血などの事故原因となりうる既往症がないなど、今回生徒がおぼれた直接の原因については解明に至りませんでした。  しかしながら、その原因と考えられるものについては、検証を行ったところです。その検証をもとにして、再発防止策ですが、安全指導、安全管理体制をプールシーズンに向けて指導をしていく所存です。  この検証内容については、当課の関係職員約10名であらゆる角度から検証し、再発防止に向けての検証を行ったところです。また、その検証に基づいて、今後安全対策マニュアルについても現在作成の方向で検討し、あわせてプールシーズンに向けて各学校に提示をしたいと考えています。  続いて、(仮称)大分市学校給食西部共同調理場建設事業について御報告いたします。(仮称)大分市学校給食西部共同調理場建設事業については、これまでもその進捗状況について、その都度報告してきたところですが、去る11月26日に(仮称)大分市学校給食西部共同調理場新築設計業務委託受託者選定委員会を開催し、受託者が決定しましたので、ここに御報告するものです。  このプロポーザルは、大分市建設コンサルタント業務委託選定に係るプロポーザル及びコンペ実施要領に基づき、(仮称)西部共同調理場新築設計業務受託者の選定を平成20年10月から公募をプロポーザルにて実施をしました。その結果、6社より技術提案書の提出があり、同選考委員会において審査及びプレゼンテーション、ヒアリングを行い、株式会社梓設計九州支社が設計候補者として特定されました。梓設計とは、この後請負金額等の諸条件を協議して、協議が調いましたら契約の運びとなります。  なお、建設事業の今後のスケジュールについては、本年度新築工事の基本実施設計を行うとともに、来年3月末に建設用地獲得を予定しているところです。平成21年度以降の計画については、21年7月に建屋の新築工事等の仮契約を締結し、平成21年の第3回定例会において提案、議決の後は、附帯設備等の関連工事の発注を行い、平成22年7月末の完成を目指しています。 ○安東房吉委員長   質問等ありませんか。 ○田﨑潤委員   プロポーザーには、大分市内の業者は応募をしなかったのですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   6社のうち1社が大分市内の業者です。 ○田﨑潤委員   6社のうち1社。そんなに難しい専門的な知識が要るような工事なのですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   応募資格がありまして、その中に過去の経験等のそういった条項がありました。 ○田﨑潤委員   過去の経験等というと、過去にそういう工事をしてないとだめという、学校給食センターとかそういうのをつくってないとだめということですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   平成15年以降に1日当たり1,000食以上の給食を供給できる同種の建物の設計実績を有する者という条項が入っています。この中で一応条件をつけています。 ○田﨑潤委員   そんな条項をつけたら大分市内の業者はいないでしょ。1社あったのも奇跡的でしょ。 ○安藤スポーツ健康教育課長   事前の調査では数社ありましたが、今手持ちにその資料がありませんので、大変申しわけありません。 ○田﨑潤委員   市が把握しているのは数社あったけども、その1社しか応募しなかったということ。 ○安藤スポーツ健康教育課長   そのとおりです。 ○田﨑潤委員   どこの会社だったかな、その会社は。受けたのは。 ○安藤スポーツ健康教育課長   梓設計。 ○田﨑潤委員   いえ、どこにある会社ですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   本社は東京品川区。今回、特定された業者については、九州支社ということで……。(「だから、それはどこにあるの」の声)それは福岡です。 ○田﨑潤委員   何億の仕事かな。 ○安藤スポーツ健康教育課長   設計自体では、設計金額でいえば大体3,700万前後の事業です。 ○田﨑潤委員   さっきよく聞いていなかったのですが、受けたのは設計だけですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   はい。 ○田﨑潤委員   別に建てるときは別にまた募集するのですか。それとももうそこの設計会社と関連したところがやるのですか。 ○安藤スポーツ健康教育課長   建設工事に当たっては、再度入札を行うという方向で聞いています。この案件については、先ほど今後のタイムスケジュールということで、来年の9月議会にそれについてはお諮りをしたいということで申し上げています。 ○田﨑潤委員   もうそのとき私はいないからね。こんなに言う人は、もうだれもいない。赤子の手をひねるようにいくよ。あと長田さんが残っているかどうか。 ○安東房吉委員長   そのほか意見ありませんか。 ○廣次忠彦委員   今、設計をされるということだったのですが、東部の共同調理場でいわゆる事故があって、大型というよりも超大型と言ったほうがいいような給食センターの問題点の1つが出たんじゃないかというふうに思うんですが、その上で西部の設計を進めようとしたときに、教育委員会の中で論議をされたことがありますか。  それと、もう1点は、自校方式の学校も中学校でありますが、そういうところは残すとか、そしてできるだけ範囲を小さくするとかいう例えばの話、そういうのはないでしょうか、お聞かせください。 ○安藤スポーツ健康教育課長   この西部共同調理場の建設に当たり、これは庁内検討委員会ですけど、庁外の委員さんも含めての建設検討委員会を設けました。  その中では、東部共同調理場のこれまでの状況を踏まえて、そういった問題点、課題、そういったものも出し合いながら、また新たな調理場ということで、PTAの代表の皆さん、校長先生含めて調理場に対する御希望、そういったものを聞きながら、それについては今後この設計段階に当たり考え方を取り入れていきたいというふうに考えています。今、それについては3回開催をしています。  もう1点の自校方式の問題については、これは平成14年に出された大分市学校給食基本方針に基づいて、中学校は共同調理場方式を原則とするということになっていますので、今回西部共同調理場が立ち上がりましたら、中学校については共同調理場方式で実施の方向となります。 ○廣次忠彦委員   ちょっと理解できなかったのですが、要するに、東部の結果を見て今検討されていると。検討されながら設計は委託をするという、どういう状況になっているかというのが理解できません。  それと、中学校はセンター方式にするということが決められていると。それでは、さっきの建設委員会の中で中学校は、今もう共同調理場のところは一応それはそれでいいとして、自校方式のところは外したほうが規模が小さくなってやりやすいんじゃないかという意見が出た場合には、さっき言った方針と違うわけですが、そういう場合はどうするのですか。(「そういう意見が出ない人を選んでいますから」の声) ○安藤スポーツ健康教育課長   1点目の建設検討委員会の検討内容を設計委託した場合、取り込めないのではないかという御意見ですが、プロポーザル方式自体は基本的な考え方を競う場です。そういった設計に係る詳細の部分について、それを競うわけではありません。衛生管理の考え方、今回であれば環境に適応するそういった建物の考え方、そういった民間企業のお知恵を存分にそこで競っていただいて、その上で基本的な建物の考え方を検討させてもらいます。  したがいまして、この建設検討委員会で協議された内容については、今後、設計に入るわけでして、その中に十分取り入れていただくということで、これは可能です。
     それと、あともう1点、建設検討委員会で中学校については単独校方式という意見が出たかということなのですが、検討委員会については、西部共同調理場の建設に係る検討委員会でして、よりよい調理場にするために検討委員会です。大分市のそういう基本的な方針を決定する場ではありませんので、そういった御意見が出されたとしても、それはこの中での議論ではないというふうに考えています。 ○廣次忠彦委員   よりよい共同調理場をつくろうというときに、よりよいというのは、例えば量の問題だってそうだと思うんですよ。そういうことが出る場合だってあると思いますし、方針が決まっているからそのとおりにやるんだというんじゃなくて、私は教育委員会として東部と西部だけで無理やりにやるとかいうのではなくて、東部でそういう事故があったわけだから、西部がこれでいいのかというのはやはりきちんと検討すべき中身だというふうに思いますし、中学校については自校方式に変えるというぐらいの、そういう大胆な計画も持っていただきたいということを要望して、もう答弁いいです。 ○安東房吉委員長   そのほか質問ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、そういうことでお願いします。  それでは、青少年課長より報告、どうぞ。 ○平松青少年課長   先般、11月20日、新聞報道されましたうすき少年自然の家における宿直勤務中の職員の飲酒について御報告。(「報告終わったんじゃないのか」の声) ○田﨑潤委員   個々人に報告あったじゃないか。 ○安東房吉委員長   それでは、個々人にはもうあったということで割愛をしたいと思います。  いいですか。    〔「なし」の声〕  それでは、美術振興課長よりの報告。 ○菅美術振興課長   展覧会の御案内のチラシがお手元に、表裏あります。新年1月からの特別展ですが、このたび開催します郷土在住作家展は、地元大分在住あるいはゆかりの先生方の作品や活動状況を知っていただくことをねらいとして、昨年度より始めた展覧会です。  本展では、独立美術協会会員で大分県立芸術短期大学名誉教授の洋画家廣瀬通秀先生と国画会会員で別府大学名誉教授の洋画家岩尾秀樹先生の活動の全容を代表作及び関連資料によって紹介します。また、それぞれの展覧会初日9時50分から開会式を行います。また、会期中、先生方による作家トーク等もあります。ぜひ御来場賜りますよう、お願いします。1人でも多くの方が来ていただけるように、御宣伝方よろしくお願いします。 ○安東房吉委員長   質問はありますか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   では、委員の皆さんでその他として何かありませんか。 ○廣次忠彦委員   1点だけ。本会議で言われていましたので、フレンドリールームについて、部長の答弁は施設だけでなくて内容も大事だという答弁だったというふうに思うのですが、ということは当面の間はふやす考えがないということなのでしょうか。 ○平松青少年課長   先般、部長が答弁しましたが、質問のほうは複数配置ということでできないだろうかという趣旨でした。  答弁の中で申し上げましたが、ソフト面、ハード面等、平成7年に設置して以来ずっとしてきているところです。その中で実は複数配置という整備充実の中でも検討したような経緯もあります。そのときに、私ども実は複数配置も1つの充実の方向であるということで検討しましたが、そのときに複数配置ではなくて、保護者にしては負担が軽減する、近くて行きやすいのではなかろうかとか、車で送迎しているのを自分で歩いたり自転車でいけるのではなかろうかというメリットもありました。  半面、1人とか2人だけでは集団活動ができない。その生徒の不登校になった背景等もいろいろ違いまして、近くだからかえって行きたくないというのもわかるので、そこに行っているということを知られたくないという人があえて遠くに行くというようなことで、設置については、やはりそこでつくり上げていくという、金池会館のほうでも随分努力して、あそこだったらみんなが行っているので行けると、非常に抵抗感がないというような、そういった方法をとらざるを得ませんので、ただ配置すればいいという問題ではないような感じもしましたし、具体的にそれではどこにするか、どの場所が、建物がということでいくと、なかなかそういった場所が現実的に見つかっていないということです。  特に、来年については人的な配置についても、非常に考慮を要しています。方向としては、整備充実のほうにいきたいというのはセンターのほうもそうですし、気持ちとしては私も持っています。人的配置についても、臨床心理士の増員、指導主事の増員、それから職員の増員ということも含めて、それぞれの課のほうにお願いに行っていますので、複数配置ができないのかできるのかという即答はできませんが、それも1つの整備充実の中に入れて検討していきたいと。そういう方向で私どものほうはぜひ整備充実に努めていきたいというふうには思っています。 ○廣次忠彦委員   金池会館の近くの人も、逆に返していえば、そこには行きたくないということが起こり得る場合だってあるわけですから、何カ所かつくるというのも1つの方法だと思いますので、そういうことも含めてぜひ検討していただきたいということだけ要望しておきます。 ○安東房吉委員長   それでは、そういうことでよろしくお願いします。  そのほか、委員として何かありませんか。 ○長田教雄委員   今、新聞にいろいろ教育の再生の記事が出ていますけども、特に執行部として報告することがあればお聞きしたいのですが。なければいいです。 ○安東房吉委員長   教育の再生ということについての何か思いなりあれば。 ○長田教雄委員   はい。いいです。 ○安東房吉委員長   執行部答弁ないですか。そのことも今後考えていってほしいということであろうと思いますので、よろしくお願いします。  委員として特にないですか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、執行部でそのほか特に何かありませんか。    〔「なし」の声〕 ○安東房吉委員長   それでは、ここで足立教育長から一言あいさつをしたいという申し出がありましたので、許可をいたします。 ○足立教育長   長時間の審議、大変御苦労でございました。ありがとうございました。  先ほどの名称の間違いについては、本当に基本的な間違いでありまして、大変申しわけありませんでした。  それから、今、長田議員さんの件でありますが、本当に今回の汚職事件は大変大きな問題でありまして、前に申し上げましたけれども、大分県教育の最大の危機だというふうに思っておるところです。再生に向けて一生懸命頑張っていきたいと思っているところであります。  それでは、文教常任委員会の定期的な会議は本日が最後と思いますので、委員の皆様方に一言お礼を申し上げます。安東委員長さん、福崎副委員長さんを初め、10名の文教委員の皆様方にはこれまで教育行政について、大所高所から大変貴重な御提言と御指導、御鞭撻を賜り、まことにありがとうありました。  おかげさまで、この2年間では、賀来小中一貫教育校の開校や隣接校選択制の試行、学校問題解決支援チームや図書館支援員制度の導入などのソフト事業とともに、上野ヶ丘中学校、神崎中学校、松岡小学校の増改築や東部共同調理場の建設などとあわせて、学校施設の耐震化工事を急ぐなどハード事業も確実な進展を見せてきたところです。  一方で、私自身も含めまして、たびたび教職員の不祥事が起こり、その都度委員の皆様方には大変な御迷惑と御心痛をおかけいたしまして、まことに申しわけございませんでした。そのたびにおしかりと御指導をいただきましたが、同時に私どもに温情に満ちた励ましの言葉もちょうだし、大変ありがたく思っています。本当にありがとうございました。  文教常任委員会の委員さんのうち、お二方が今期限りで御勇退をされるというように伺っています。  後藤委員さんには、昭和60年の初当選以来6期連続当選をされ、その間公害対策特別委員長を初め、5期目の平成15年3月からの2年間は副議長の要職を歴任され、市議会を代表するお立場で御活躍をされました。また、公明党市議団の団長として長年にわたり会派をまとめられ、副議長時代を除くすべての本会議で質問に立たれたということには、驚きとともに心から敬服しています。県民体育大会でもほとんど毎年陸上競技に出場されるとともに、特に議員野球では名キャッチャー、名サードとして終始活躍をされました。  田﨑委員さんには、昭和62年の初当選以来6期連続当選をされ、この間、建設常任委員長を初め、交通対策特別委員長、大分駅高架・都市整備特別委員長を歴任され、議会運営委員会副委員長として議会の中心的なお立場で御活躍をされました。大変な読書家で幅広い知識と見識をお持ちだとお見受けいたしていますが、本会議や委員会での鋭い問いかけに、私ども執行部も戦々恐々であったと同時に大変勉強させていただいたところです。  お二方とも6期という長きにわたり、大分市政発展のために御尽力をいただきましたが、くしくも最後の2年間を文教常任委員として本市教育の向上発展のため、子供たちの幸せのために実に多くの御指導をいただきました。職員一同心からお礼を申し上げます。今後は、お立場は変わられましても、私どもに対しましてこれまで同様御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。長い間本当にお疲れさまでございました。  終わりに、来春の市議会選挙に臨まれる委員の皆様方には、どうか健康に御留意をされ、御健闘されますようお祈り申し上げますとともに、再び議場でお会いできることを御期待申し上げ、教育委員会を代表してお礼のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。 ○安東房吉委員長   ありがとうございました。  それでは、委員会を代表いたしまして私から一言あいさつを申し上げたいと思います。  教育委員会の皆さん、2年間本当にありがとうございました。この2年間、本当にこの委員会の中では厳しい意見、あるいはいろんな案なり質問なりが出たと思います。12年前、私が議員になったとき、ちょうど文教常任委員会に最初属しましたけれども、そのころは文教常任委員会が30分で終わることが多々ありました。ほとんど異議なし異議なしで、ほとんど議論もなくていいのだろうかなと思いながら最初の1年を過ごした記憶があります。  それに比べて、この2年間、12時ぎりぎりまでかかったことがほとんどでありまして、現にきょうもそうですが、12時を過ぎることが当たり前、そのくらい1つ1つの事柄に皆さんが十分議論を尽くして、それぞれの委員の思いを込めながら皆さんに質問をぶつけていったというふうに思っています。これもひとえに中核市となった大分市の教育がより充実することを願う思いであることを受けとめていただいて、最後に当たりましてどうぞ御容赦をお願いしたいというふうに思います。  今、教育は本当に大きな曲がり角に立っています。先ほどの足立教育長のあいさつにありましたけども、小中一貫校や、あるいは隣接校選択制、あるいはいろんな施設の改善等、今までにない本当に新しい教育が今始まろうとしている。これは、私などの立場としてはすべていいかどうかというのは論外にして、本当にこれから議論して大分の子供たちに本当にすばらしい教育を受けさせたいという思いでいます。今後ともそういった教育の充実のために御尽力されますことを心からお願いしたいと思います。  とりわけことし1年間、非常に不幸ないろんな事件、不祥事が相次いで、本当にこの委員会としてもはらはらしながら、あるいは心配しながら見ていましたけれども、何とか切り抜けて落ちつきを今取り戻そうとしているのではないかと思います。先ほど、最後の話の中にありましたけれども、やはり大分市の教育の再生に向けて、本当に議会と一丸となって今後とも取り組んでいただかなければならないというふうに思っています。そういった中で、本当にこれまで2年間一緒に議論したことを思い出すと、本当にありがたく思っています。  最後に、今年度来年の3月をもって退職される皆さんには本当にこれまでお疲れさまでした。どうぞこれからも一市民として、教育行政を初め、大分市の行政にいろんな御支援、御援助、あるいは御助言を賜ることを祈念したいと思います。  それから最後に、委員長として委員の皆さんの中で田﨑潤委員、それから後藤一裕委員が今期限りでやめられるということで、大変お疲れさまでした。この2年間も先輩委員として本当にいろいろ御指導いただき、本当に感謝申し上げたいと思います。今後とも一市民として市の行政を見守っていただきたいと思います。  あと、そのほかの委員の皆さんにおきましては、私も含めてですが、来年の3月、ここでまた会えるように、ともに頑張りたいと思います。ともに頑張っていきましょう。それでは、2年間どうもありがとうありました。  以上をもちまして本委員会に付託されましたすべての案件の委員会審査を終了いたしました。  これで文教常任委員会を終了しますが、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○安東房吉委員長   そのように決定いたします。  これですべての審査を終了いたします。本日は以上で散会といたします。お疲れさまでした。                                 午後0時13分散会...