大分市議会 2008-06-18
平成20年建設常任委員会( 6月18日)
平成20年
建設常任委員会( 6月18日)
建設常任委員会記録
1.
開会日時
平成20年6月18日(水)10時00分開議~10時50分休憩
10時52分再開~12時09分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 仲道 俊寿 副委員長 井上 香龍
委 員 桐井 寿郎 委 員 野尻 哲雄
委 員 田島 八日 委 員 小嶋 秀行
委 員 藤沢 達夫 委 員 今山 裕之
委 員 渡部 義美
欠席委員
な し
4.説明員
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、議第47号の説明をお願いします。
○辰本
土木管理課長
それでは、
市道路線の認定及び廃止について説明します。
まず議47の1ページを開いてください。今回、認定いたしたい
市道路線は、
マストガーデン奥田団地1号線他35路線で、路線名、起点、終点はそれぞれ議47の1ページから3ページにかけて列記しています。
次に、今回廃止いたしたい
市道路線は、角ノ前桑原線他10路線で、路線名、起点、終点は議47の3ページに列記しています。
それでは、認定いたしたい
市道路線の内訳ですが、議47の5ページは、
マストガーデン奥田団地内道路3路線です。この3路線は、
開発団地内道路の移管に伴う認定です。
次に、議47の6ページと13ページを開いてください。この路線については、
賀来西土地区画整理事業の完了に伴い認定と廃止をするもので、議47の6ページは、同
区画整理地区内道路23路線の認定で、13ページは、同
区画整理地区内の付け替えに伴い3路線を廃止するものです。
次に、議47の7ページと14ページを開いてください。この路線については、国道197
号佐賀関トンネル建設に伴い認定と廃止をするもので、議47の7ページは
市道辛幸6号線他3路線を認定し、14ページは
市道辛幸線他1路線を廃止するものです。
次に、議47の8ページと15ページを開いてください。この路線については、「
バイシクルフレンドリータウン~自転車が似合うまち」
創造事業の一環として、
佐賀関サイクリングロードの整備に伴い佐賀関の軽便鉄道廃線敷きの未
認定区間と
既存市道の統廃合をするもので、議47の8ページは古宮本神崎線として1本で認定し、議47の15ページは
既存市道大志生木本神崎他2路線を廃止するものです。
次に、議47の9ページの
市道東鶴崎14号線は住宅課からの移管に伴うもので、議47の10ページの
一尺屋下浦4号線は、
地元要望に基づく
地区生活道路としての認定です。
次に、一部
機能喪失により廃止し一部を再認定するものですが、議47の11ページと16ページを開いてください。議47の16ページにある
市道机張原循環線を一部
機能喪失により廃止し、11ページの
市道机張原5号線、6号線に分けて再認定するものです。
また、議47の12ページと17ページを開いてください。議47の17ページの
市道下石川線を一部
機能喪失により廃止し、12ページの
市道下石川2号線として一部を再認定するものです。
最後になりますが、議47の18ページに記載している廃止いたしたい
市道路線の
市道上判田下石川線については、
機能喪失による廃止です。
○
仲道俊寿委員長
質疑、意見はありませんか。
○
野尻哲雄委員
上判田下石川線、
機能喪失による廃止とはどういうことですか。
○辰本
土木管理課長
通れるような道路ではなくて、竹やぶとか木が生えていています。底地は里道です。
○
野尻哲雄委員
わかりました。それともう1点、
市道認定は
入り口出口がきちんとあるというのが条件と以前聞いていたが、10ページ、
一尺屋下浦4号線は
入り口出口が里道にあるということですか。
○辰本
土木管理課長
これについては、
地元要望でまだ実際には道路はできていません。今後
道路建設課が新しく道路をつくっていくということで路線を認定しています。
○
野尻哲雄委員
基本的には、
入り口出口がきちんとあるというのが
市道認定の基本というのは変わっていませんね。
○辰本
土木管理課長
そのとおりです。
○
仲道俊寿委員長
他に質疑はありませんか。
○田島八日委員
関連で。
上判田下石川線は廃止して、後はどうするのですか。
○辰本
土木管理課長
廃止後は里道としての管理をしていくつもりですが、
地元自治委員さん等々には話をして、これは市道としての必要はない、後は里道として地元管理しながらやっていくことになります。基本的に通れるような道路ではありません。
○田島八日委員
市道であれば市が管理しなければならない。通れないからといって市道を里道に格下げするなどあり得ないのではないですか。
○辰本
土木管理課長
この路線については、皆さんほとんど通っていないということです。
○田島八日委員
市道を里道に格下げするなど、地元がよくそんなことを言いますね。
○辰本
土木管理課長
墓場とかに1メートルもないような細い市道が通っているところがあります。こういう皆さんが通る道については、基本的にはそのまま
市道認定でやっていきますが、今回のケースでは
地元自治委員さん、それから近くに住む方にも話を聞きましたが、市道でなくてもいいんじゃないかなという話を聞きましたので・・・
○田島八日委員
それはおかしい。今度一度聞いてみます。普通は一生懸命市道にしてくれと言っているものを、里道に格下げすると言うなんておかしいと思います。
○
仲道俊寿委員長
地元の説明会は、何回開いて何人くらい集まったか教えてください。
○辰本
土木管理課長
地元説明会はしていません。私どもで
自治委員さんに、これが市道として実際使われていますかという話をしたところ、
自治委員さんも使っていないと言っていたこと、それから近くの方々にも市道を廃止して里道とする事を話しました。
○
仲道俊寿委員長
その何人かというのは、何人の方に聞いたのですか。
○辰本
土木管理課長
3人です。その道路のすぐそばに住んでいる人です。
○
仲道俊寿委員長
その近隣の方というのは、何人くらいいる中で3人の方に聞いたのですか。
○辰本
土木管理課長
私が確認したのは、上り口の方3軒の方に聞きました。
○
仲道俊寿委員長
この地図を見ると、3軒ではなくて
起点部分に結構家がありますね。それが3人の方に聞いてOKという意味が分からないのですが。
○辰本
土木管理課長
これは、
自治委員さん等に話をする中で、実際に利用されているのかどうかを確認したところ、していないということだったので、
自治委員さんの話それから近隣の方にも私どもが実際に見に行った時に、廃止をしたいという話をし、使っていますかと聞いた時に市道としては必要ないという話がありましたので、市の責任において廃止をしたいということです。
○田島八日委員
廃止のメリットがないじゃないですか。説明をきちんとしていますか。
○
児玉土木管理課主幹
市道管理担当班の児玉です。この路線については
包括外部監査でも指摘を受けており、現況は山道です。再認定する人家がある所までは
アスファルト等で舗装されていますが、その先は行き止まりでやぶになっており、通り抜けができません。それ以上先は道としての要素がないという状況です。
○田島八日委員
それは、整備しないからそうなるのでしょう。
○
今山裕之委員
これは、認定した時から道路の状態ではなかったところではないですか。
○辰本
土木管理課長
昔の村道、町道として使っていたものを昭和57年1月大分市でその部分を引き継ぎ、市道として一括認定したものです。
○
野尻哲雄委員
山の上り口からは廃止だが、そこまでは残るんですね。
○
今山裕之委員
包括外部監査に写真が出ていましたが、人が通るような道ではなかったと思います。
○
仲道俊寿委員長
山の部分の
市道廃止は理解できますが、手法として、
自治委員さんに聞いて近隣に結構家があるのに3人の方に聞いただけで、廃止を決定したその流れが理解できない、納得できないんです。山側の道路が全く使っていないのでというのは理解できます。ただ、手続きが理解できないんです。
○
渡部義美委員
これ、奥はなんですか。山ですか。(「17、18ページが続いている。」の声)
続いているけど、18ページが廃止でしょう、奥は何ですか。山ですか。
○辰本
土木管理課長
山の中です。
○
渡部義美委員
山の地権者がいるんじゃないですか。地権者は里道にしないでくれと言いますよね。
○
小嶋秀行委員
18ページの廃止する路線というのは、前の判田村の時に認定していたもので、大分市が認定したのではないでしょう。
○辰本
土木管理課長
そうです。判田村のときから村道として認定していたと思われます。その後、大分市と合併してそのまま引き継ぎ、57年1月に調査をかけて再認定したものです。
○
小嶋秀行委員
方針として、
外部監査にあったということですけど、こういうのは全部洗い出して廃止するという方向もあるのですね。
○辰本
土木管理課長
そのとおりです。
○
小嶋秀行委員
市道下石川線は、下石川が起点で瀬戸橋の先までを2号線として再認定するのですね。必要な部分は認定する、一部認定ですね。
○
藤沢達夫委員
外部監査委員は、本当に現地まで行って評価をするのですか。
○辰本
土木管理課長
一緒に現地に行っています。このような路線が36路線あります。
○
渡部義美委員
自治委員さんだけに確認するのではなく、全体的に地権者の方に確認しないと問題が起こると思います。
○辰本
土木管理課長
今後、
自治委員さんに確認するとともに、地元の意向をさらに確認したいと思います。
○
仲道俊寿委員長
地権者も含まれるということですね。山林の地権者に東京の人がいたらどうしますか。
○辰本
土木管理課長
今のところそこまでは考えていませんが、山林を持っている東京の方がこちらで何かをするというのは考えられないし、基本的に
市道認定した経過等を考えながらその点について検討していきたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
基本的に調査があまいと思います。地元の意向をどこまで聞くのかというのをもう一度しっかり詰めてやってください。
○
小嶋秀行委員
委員長が言うとおりだと私も思います。36路線あれば同じような議論になるのも心苦しいので、路線を廃止するための評価だとか、どれくらいの人に聞くかということの一定のルールを作るべきだと思います。部長、その検討をしてはどうですか。
○田島八日委員
私が言いたいのは、
市道認定されながら、通るのが少ないとかで里道にする、なぜそんなことをしなければならないのか。市道に認定しておいて何かあったらということを言うのだろうと思いますが、逆の場合、里道から市道に認定してくれと言ったときには相当な手続きがいるわけでしょう。だから、なぜわざわざそんなことをするのかなという疑問があるわけです。
○
首藤土木建築部長
先ほど指摘された、
地元同意のあり方についてですが、代表者である
自治委員さんには確認しているものの多くの地権者がいる場合には、そういった意見を集約しなければいけないと考えています。そういった中で、指摘のあった
ルールづくりを早急に詰めていきたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
今の質問は、なぜ市道を里道にするのかということですので、そこを答弁してください。
○
首藤土木建築部長
包括外部監査で指摘されたように、
利用形態、
土地利用として
公共道路として現道が使われていない場合、不必要な
道路管理は廃止すべきだという意見があったと思います。それについては、今後部として廃止するにあたっての
仕組み作りをしながら、整理をしていきたいと考えています。
○
今山裕之委員
現状はけもの道みたいな感じだろうと思いますけど、これまでは市道だったわけですから、管理というのは
土木建築部がやらなければいけなかったのではないですか。放置したがゆえに、山道になってしまったのではないですか。
○
首藤土木建築部長
ご指摘のとおりですが、
市道認定する条件の中で合併当時に村道、町道を一括でしていった結果でこういうことが生じたと思います。こういった路線を里道にしていくという手法もありますが、そういった第三者に常に使われていない道路の
維持管理というのが──通常、人や車が往来すれば安全であることを求められるので、そういった
維持管理はしていますが、そうでない場合はそこまでの
維持管理はしていません。こういった路線の中で、市道として管理していくことが好ましくないと思われるものについて、こういった提案をしなければならなかったと思いますし、特に地元が今後も市道として存続したいということになれば、全てを廃止するということではありませんし、地元との密な協議を進めていきたいと考えています。いずれにしても、現在道路がどう使われているかということで
道路管理をしていきたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
今後は、どういう理由で廃止にするのか、条件やシステム、地元説明なりどういう形で廃止の
ルール作りをするのか、そういったものを文章で委員会に提出するよう要望します。
他に質疑はありませんか。
○
桐井寿郎委員
今の社会の中で、効率化を求めるために行政として
外部監査を大事にしていかなければいけない、そこを無視すると非効率なやり方だというふうに受け止められるケースがあると思います。これも一つの例だと思いますが、判田村当時集落間の行き来をする
生活道路があったから
生活基盤が成り立っていたと思います。その村道が町道になり市道になった。
外部監査の評価では必要ないとなるかもしれませんが、そのあたりを
外部監査委員の方に分かってもらいたい。また別の例として、家島にあるプール──老朽化していて、駐車場もないのですが、これが
外部監査でおかしいとなった。元々家島にはプールなど必要なかったんです。海岸がありましたからね。なぜそこにプールをつくらなければならなかったのか、無駄なものではないということを行政として説明する責任があるのではないかと思います。意見のみにしますが、これまで使ってきたものを、今使わないからといって抹消するのは荒っぽい感じがします。
外部監査委員の方にこういう意見もあったというのを是非伝えてください。
○
仲道俊寿委員長
先ほどの
ルール作りの中に、具体的に
外部監査で廃止を指摘された場合にはどういう流れにするのかというのを入れて作ってください。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
○田島八日委員
議案の一部に反対します。簡単に認められない。市道にする時はなかなかできないのに、必要ないから廃止するなど簡単に決めることではないでしょう。
○
渡部義美委員
委員長、
ルール作りを部長がやってくれると言っているから、他に36路線あることだし、それをきちんと決めてからこの2路線もした方がいいんじゃありませんか。
○
首藤土木建築部長
ルール作りの指摘もあり、今後の
廃止路線とこの2路線に差異が生じる可能性もあるので、できればこの2路線について
継続審査にしてもらえれば、精査した後再度説明をしたいと思います。
○
仲道俊寿委員長
しばらく休憩します。
午前10時50分 休憩
午前10時52分 再開
○
仲道俊寿委員長
委員会を再開します。先に
報告事項を受けます。
○
益田次長兼
建築指導課長
それでは、大分市
木造住宅耐震改修促進事業について報告します。
平成18年度から行っている
一戸建て木造住宅の
耐震診断補助に加えて、平成20年度からは
耐震改修を行う際にも
補助限度額60万円以内、かつ
耐震改修工事費用の2分の1以内を助成します。
申請期間は平成20年7月1日から12月26日まで、
補助戸数は10戸、
補助条件は昭和56年5月31日以前に着工して建てられた
戸建て木造住宅のうち
在来工法や
伝統工法の
木造住宅で、
耐震診断結果の評点が1.0未満の住宅を1.0以上にする
改修工事であること。その他として、工事が完了し補助金の交付請求が平成21年2月27日までに終了できることとしています。助成の割合は表に示したとおりです。
広報計画については、市報及びホームページに7月1日に掲載します。
建築設計事務所及び施工業者に対しては、講習会を6月10日に300名、6月25日には100名を予定し開催します。
○
仲道俊寿委員長
この件について、質問、意見はありませんか。
○
野尻哲雄委員
6月に講習をして、それから
耐震診断を受けて、来年の2月27日までに工事が完了しますか。
○
益田次長兼
建築指導課長
診断そのものは1日か2日で終わります。診断の報告が上がるのが1週間くらいだと考えています。それから工事に入りますので、期間的にはあると考えています。
○
仲道俊寿委員長
他にありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
続いて、次の報告をお願いします。
○大塚土木管理課主幹
土木管理課です。上志村谷ヶ迫溜池訴訟事件について報告させてもらいます。
訴訟の内容ですが、平成16年12月1日付、上志村自治区から大分地方裁判所に上志村にある谷ヶ迫第二、第三、第四溜池及びその堤の所有権と訴訟費用を求めた国を相手とする訴訟です。
訴訟の経過ですが、既にご存じとは思いますが、本件訴訟については、平成19年7月4日、国が勝訴との1審判決がありましたが、上志村自治区は同年7月12日上告をしました。福岡高等裁判所では、平成19年10月5日から5回の審理を経て結審をしました。今月27日に判決が出る予定です。結果については、判決後速やかに個々の委員さんに報告をしたいと考えています。
なお、本件の裁判の対象となっている土地は法定外公共物として平成19年3月29日付、国から譲与を受け市の所有物となっていることから、同年9月27日付で大分市は本裁判に参加をしています。
判決については、1審で勝訴ということもあり、市が勝訴する可能性のほうが高いとは思いますが、仮に敗訴した場合は、判決内容を精査し、関係部署と協議の上、市の方向性を決定していきたいとうふうに考えています。
○
仲道俊寿委員長
この件について、質問、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
続いて、公営住宅法についてお願いします。
○
加藤住宅課長
公営住宅法施行令の一部を改正する政令について報告します。
本政令は、平成19年12月27日に交付され、平成21年4月1日から施行されるものですが、去る4月16日に、県によって県下各市町村に対する説明会が開催されました。これによると改正点大きく3つに分かれています。
1点目は、収入基準の見直しです。従来は、市営住宅に申し込みできる収入月額の上限額は20万円だったのが、今回の改正によって15万8千円まで引き下げられます。
2点目は、収入分位、収入の区分と家賃算定基礎額の見直しです。これは、現在8段階ある収入の分位、区分の所得月額下限額と上限額を1点目の収入基準の引き下げに伴って、同様に引き下げるものです。具体的な例で言うと、最下位の1分位は現在0円から12万3,000円です。これが改正後は0円から10万4,000円に引き下げられます。これによって、家賃の算定基礎額も3万7,100円が現在の基礎額ですが、3万4,500円に約7%下がります。
3点目は、面積係数の見直しです。これは、家賃を決定するための根拠として、標準的な住宅の広さが70平米を基準としていたものが、少子化、高齢化などにより65平米に改定するということになりました。これでいくと面積係数の見直しでは、逆に7%理論上家賃が上がることになります。ちなみに2点目で言った最下位の第1分位の方は、家賃の算定基礎額で約7%下がりますが・・・
○
渡部義美委員
委員長、ちょっといいですか。委員の皆さんずっと読み上げているけれど、わかりますか。
〔「わからない」の声〕次回資料だけもらえばいいんじゃないですか。
○
仲道俊寿委員長
資料を準備してください。
○
加藤住宅課長
県の説明を受けたばかりで、私どものほうも中身を見ながら、私どものほうに当てはめたらどうなるのかということを今検討している途中です。
○
仲道俊寿委員長
一般質問した廣次議員さんが持っていた資料はどこから取り寄せたんですか。
○
加藤住宅課長
県の資料です。それについては、持っていますので後で提出します。
○
藤沢達夫委員
それが整理できてから説明を受ければいいじゃないですか。
○
加藤住宅課長
私どももまだ整理ができていないので、今回説明する予定ではなかったのですが、一般質問が出たので報告をしないのもどうかと思い、報告することにしました。
○
仲道俊寿委員長
分かりました。続けてください。
○
加藤住宅課長
算定基礎額では7%下がりますが、面積係数の見直しで逆に7%上がりますので、トータルではほとんど変わらないということになります。現在の入居者の状況で見ると、0円から10万4,000円に区分される人が全体の約67%、それらの方はこの制度改正での変動がないだろうと私どもは見ています。ただこれは試算の途中ですので、正確な数字が出たら改めて委員会に報告したいと思います。
繰り返しますが、今後は改正内容を精査して、必要な資料を作成した上で議会をはじめ市民の皆さんに十分な周知をすることで対応していきたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
資料が出来次第お願いします。
他に質問等はありませんか。
○
桐井寿郎委員
面積が70から65に変わる、それが最近の少子化傾向を見てとのことですが、一方では国が少子化対策やろうとしている中で、少なくなるので面積を下げるということについては、きちんと説明をしておいてください。
○
加藤住宅課長
はい、わかりました。
○
仲道俊寿委員長
よろしくお願いします。他にありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
それでは、議第47号の審査に戻ります。書記、説明をしてください。
(書記説明)
○
仲道俊寿委員長
ただいま説明がありましたが、本件の取り扱いについては、
市道路線廃止のルールができるまでこの2路線の廃止告示をしないよう要望を付して、原案を承認するということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
では、要望を付して原案を承認することに決定いたします。
この2路線については執行部もその取り扱いでお願いします。
委員の皆さんで、その他として何かありませんか。
○
藤沢達夫委員
最終日の視察、これは河川課の所管ですが、その上に架かっている中島橋とその周辺の道路整備をするという話がありますが、それは都市計画ですか。
○
房前土木管理課参事
都市計画です。
○
藤沢達夫委員
せっかく行くからその話も聞きたいと思ったので。そうしたら次の
都市計画部に言いましょう。
○
仲道俊寿委員長
他にありませんか。
○
今山裕之委員
3月の議会が終わってからの話ですが、平均年齢75歳、高齢者率100%のある地域の方が、そこは市道が1本ずっと通っていて、私の運転でも軽自動車でしか行けないような道ですけれども、市道です。地域の方々の
生活道路になっていて、当然、車がないと不便ですから、車が通ります。それで、夏場、車が通るときに竹とか草が覆いかぶさってくるんです。今までもその地区、地区の方々が除草をしていますけど、平均年齢75歳、もうその地域が担当する除草の区域が、高齢化でできないという相談を受けたんです。担当課に行ってお願いしたら、予算がないからできないということで一蹴されました。
2005年から人口減少の時代に入って、これまでは市民協働、市民の方がボランティアで来てくれていたと思うんですが、もうできなくなったということで手を上げたときに、予算がないからできないというのはどうかなと思います。今後、そういうところが出てくると思うので、対策も含めて予算をある程度確保してもらわないと厳しいのではないかと思うのがまず1点。
それから、対策として、どこかで若い人を探して、地元で切らせてくれと私は言われたんです。そう言われても、ちょっとできない。私が行って除草すればいいのかもしれませんが、そういう技術も持っていないので、最低でも現場がどういう現状なのかというのを確認した上で、予算がないというならしょうがないですが、若者を探してきて切ってもらえというのは、ちょっとあんまりなんじゃないかというのが2点目。
それから、そこは小学校のスクールバスが通るんです。スクールバスが通るから、
教育委員会も絡むわけです。
教育委員会の人に切ってもらったらどうかという話で、私は
教育委員会のほうに行って、施設課に内容を説明したら、担当ができないと言うものですからと言って、確認してもらったらやっぱりできないということで、
教育委員会の運転者の方が応急的に切るということでとりあえずは収まっていますが、ただ、先ほど部長が、里道にするという話の中で、道路が使われている場合は管理するというふうに言っていましたが、実際使われているわけじゃないですか。それで管理しないというのは、やっぱりちょっと矛盾が起こると思うんですけど、その点について答えをお願いします。
○
首藤土木建築部長
市道の中の
維持管理、特に除草のことになると思います。市内の路線については、現実には業者に委託しています。今後特に高齢化が進む中で、言われるような限界集落への対応の仕方というのは、やはり今後の課題と受けとめています。現在、委託路線の中に、今言われた箇所は入っていないと思いますが、こういった路線が今後ふえると思います。そのための予算の要望ですが、当部としては予算の要求はしているものの、現実的には予算の配分が少ないのが現状です。そういった中で、今後こういった要望路線が各地区においてふえてくるというのが現実化する中で、もう一度予算を有効に使うため、また市民ニーズにこたえるべくして、どうあればいいかというのをさらに検討していきたいと思います。
それと、やはり我々管理者は現場に行って調査することが第一主義ではありますが、話の中にあったように、職員がそういった失言をしているならば、それは非常に好ましくないことだと思いますし、そういったことのないよう今後の指導もしたいと思っています。特にスクールバスを使われているということについては、その道路のニーズというのは非常に大きいと思われますので、指摘の部分、また今後発生するものも含めながら、再度また部として検討していきたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
よろしいですか。他にありませんか。
○井上香龍副委員長
北九州、福岡に行くと、都市高速とか高速道路の下を一般道路としてうまく活用しています。高速に沿って、その下に一般道路が走っています。大分の光吉インターチェンジも今工事をして高速道路への取りつけが間もなく終わると思いますが、あの辺は全然整備されていない。一部されているところもありますが、そうでないところもあるということで、どういうふうに考えているのか、ちょっとわかる範囲で教えていただきたい。
○
首藤土木建築部長
高速道路については、建設当時のときの協議が重要になってきます。光吉のことを言われましたが、特に光吉については、橋脚の両サイドに側道があるということで、将来的には市道に引き取る予定で今は協議をしています。既に供用されている部分については、大部分の側道は市道扱いになっていると思います。そういった中の整備については、優遇または改善すべき点があれば、それは現地調査などで対応していきたいというふうに考えています。
○井上香龍副委員長
光吉インターがああいうふうにして別々にあるので、なかなかつながらない部分があると思うので、ちょっと難しいかなとも思いますが、やはり高速道路の下をうまく使うことによって、特にホワイトロード、すごく渋滞していますよね。ですから、あの下をうまく使うことによって渋滞緩和にもなると思うので、うまく研究してほしいなと思います。
○
仲道俊寿委員長
よろしくお願いします。他にありませんか。
○
渡部義美委員
その他でいいですか。以前から疑問に思っていたんですけど、13日に藤田議員が質問した未登記整備事業について、2点聞きたいのですが、今は補助金がつく国土調査ではなくて、市の単費ですよね。なぜ補助金がつく国土調査にしないのかなというのが1点。それと部長の答弁にもありましたが、毎年約5,000万の予算をつけていますが、財政状況が厳しい中、総事業費がいくらかかって、いつ終わるのかもわからないのに毎年なぜ5,000万もつぎ込むのか、その理由は何ですか。
○
首藤土木建築部長
一般質問の答弁では、詳細についてまでは言いませんでしたが、地籍調査については担当部署もありません。
包括外部監査の報告の中に、いかにも市がプランを持ってしているような報告がありましたので、事前の協議の中で
道路管理者としては、そこの部分は掲載しないでほしいということを言いました。それで報告書の最後に「これは大分市でプランを掲げているものではありません。」というただし書きがついていました。
なぜ補助事業としてしないかというと、地籍調査そのものは全筆調査していきます。特に道路を限定するものではなくて、エリアを示す中で民民の土地の問題も含めて全てやっていきます。私どもが答弁した道路の管理上というのは、未登記道路が結構ありますが、これについては
道路管理者として台帳を整備しなければならないという義務の中で、市道にかかっている部分の境界を一番にしなければならないと考えていたので、民地を含む道路以外の部分についての調査は、
道路管理者として不適切だという考えがありました。そういう中で時間もかかりますが、今年度予算4,500万の中で道路については早めに終わらせていきたいという要望で言いました。試験的にやってきて今年で4年目になりますが、4,500万の予算がついたのが昨年と本年の2カ年でその前は500万か600万程度でした。
包括外部監査の中でも異議は言っています。
道路管理のあり方がどうあるべきかというところでそういう進み方をし、説明もさせてもらったところです。
○
渡部義美委員
未登記整備には、発生型と路線型というのがありますよね。後で発生型と路線型の数を年度別にした資料をください。それと、窓口がないと言っていましたが、それは行政としてきちんとしなければいけないと思いますし、もしこの4,500万が緊急にしなくてよいものであれば、例えば今山委員が言っていたように、道路の法面の草刈をボランティアでしていた人達が年をとってできなくなった、そういうときに手を差し伸べるのが行政ではないかなと思います。5,000万を毎年組んでそんなに未登記整備の要望があるのですか。発生型はいいが路線型であれば、一本するのに、当然そこの地域の人の要望があるのでしょう。そこのところで、毎年4,000万も5,000万もかけるほど地元からの強い要望がきているのですか。これは答えはいりません。もう1点は、3、4名の
自治委員さんから家屋調査士がきて、説明があって印鑑を押してほしいと言われたという市民相談を受けました。本当にそこの路線を早く拡幅しないといけないとか、どうにかしないといけない地域の人達の要望があってするのであれば、行政としてしなければいけないと思います。そこも返事はいりませんが、地籍にしても所管を早く決めてもらうことと、路線型と発生型をきちんと整理してやってもらいたいと思います。
○
首藤土木建築部長
説明不足のところがありました。地籍調査ですが、登記簿上の人が全員存在すればスムーズにいくと思いますが、路線別で調査している市道管理の中においても、登記者が古い時代のものになっているとかいうことが多々あります。そういったことでかなり時間を要していますが、地籍をすると莫大な費用になるので、
包括外部監査で提示されている数字がそのものであるという解釈にはならないと思いますし、年数もそのかぎりではないと思います。そういった中で、道路部分は地元の要望、また道路の管理上必要な部分も精査をしながら今後進めなければなりませんし、精度も検証しながら進めていきたいと思っています。
○
野尻哲雄委員
関連で。4年前の9月議会で質問した議員がいて、12月議会で債務負担行為として5,000万円の補正予算がつきました。そして、その債務負担行為でついた5,000万円が3月末までに使われたのかどうかというのを確認したら、全然使われなかった。それなら債務負担行為までかけてまでする必要はなかったのではないかと言ったら、17年の予算と合わせてやりますということに当時なりました。4年前にその債務負担行為が出てきた時に、私も疑問に思ったが、それまでは発生型でしたよね。それが、その時点から路線型に変わりました。路線型にすると権利者が土地を提供して市道にする際に、その部分を全て路線型で未登記道路を市道敷に登記していった場合、莫大な金がかかります。だから、私は発生型に戻るべきではないかと思います。
○
仲道俊寿委員長
先ほど渡部委員から依頼のあった資料を作って、また詳しい説明を受けて、その際に議論をしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。
その他ありますか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
それでは、以上で
土木建築部関係の案件を終了します。
引き続き、
都市計画部の審査を行います。説明員は交代してください。
(説明員交代)
○
仲道俊寿委員長
それでは、
都市計画部の案件の審査をします。
説明員の変更の紹介をお願いします。
○
中尾都市計画部長
おはようございます。
都市計画部長の中尾です。
まず初めに、5月初旬の
建設常任委員会の青森市、郡山市への視察については、私、業務の都合で参加できませんでしたが、同行しました後藤参事から報告を受けており、大変有意義な視察となりましたことに心から感謝申し上げます。
それでは初めに、さきの4月1日付の
人事異動に伴う
都市計画部における説明員の昇任及び転入者について、
自己紹介をしますのでよろしくお願いします。
(昇任、
転入者自己紹介)
○
中尾都市計画部長
以上です。それでは、今回の提案議案の説明の前に、「大分市中心市街地活性化基本計画」について若干説明します。
実は、昨年4月より「大分市中心市街地活性化基本計画」の策定を本格的に開始し、法定協議会の「大分市中心市街地活性化協議会」からの意見などを受ける中、去る5月28日付で国に認定申請を行ったところです。国からは、申請後3カ月以内に認定に関する処分が行われることとなっています。この
計画期間は認定後から平成25年3月末までの5カ年度ということになっており、その間にハード・ソフト事業の合計57事業を、大分商工会議所、株式会社大分まちなか倶楽部、さらには民間事業者等と一体になって推進することにより、中心市街地の魅力の創出やにぎわいあふれる中心部の活性化を図っていく所存です。
さて、今回提案している、
都市計画部に係る
報告議案についてですが、報第1号、平成19年度大分市
一般会計補正予算第5号、報第11号、平成19年度大分市
下郡土地区画整理清算事業特別会計補正予算第2号、報第12号、平成19年度大分市三
佐土地区画整理清算事業特別会計補正予算第1号、報第13号、平成19年度大分市
坂ノ市土地区画整理清算事業特別会計補正予算第1号の議案です。
議案の詳細については、後ほど
担当課長より説明します。何とぞ
慎重審査の上、決定賜りますようお願いします。
また、
報告事項としては、都市計画課が3件あります。後ほど
担当課長より詳細を報告します。
以上です。よろしくお願いします。
○
仲道俊寿委員長
では、まず報第1号について執行部より説明をお願いします。
○
中畑都市計画課長
(
説明書② 102ページ~ 第8
款土木費のうち所管分について説明)
○
仲道俊寿委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、報第11号をお願いします。
○
中畑都市計画課長
(
説明書② 297ページ~ 説明)
○
仲道俊寿委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、報第12号についてお願いします。
○
中畑都市計画課長
(
説明書② 307ページ~ 説明)
○
仲道俊寿委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、報第13号についてお願いします。
○
中畑都市計画課長
(
説明書② 317ページ~ 説明)
○
仲道俊寿委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、
報告事項を受けます。お願いします。
○
中畑都市計画課長
まず、長期未整備の都市公園整備の見直しについて説明をします。
大分市では、平成17年4月に大分県都市計画課より都市施設の整備・見直し方針が策定されたのを受けて、平成18年度に長期未整備の都市計画道路の整備・見直し検討、19年度には長期未整備の都市計画公園の見直し検討を行ってきました。その中で、今回いわゆる長期未整備の公園部分の検討結果が出ましたので、報告をしたいと考えています。
本市には240の都市計画決定された公園が現在ありますが、そのうち100%整備済みの公園は162公園です。残りの78公園のうち、19年度に完了した2カ所を除く76公園について検討を行いました。
まず、整備・見直しの進め方についてですが、県の示した都市施設の整備・見直し方針に沿って、案の作成に係る4段階の整備・見直し案の検討を整理しています。案の作成の各段階を簡単に説明すると、第1段階は本市における現在の都市公園の整備状況と将来都市像の把握、第2段階が整備が完了していない公園の抽出、第3段階が各施設の評価・検討、第4段階が整備・見直し案の検討で、今後の整備方針あるいは都市計画変更の方向性を示す案の作成です。この案をもとに、本年度より次の段階の住民等の合意形成を図りながら、合意が得られた施設から都市計画の変更の手続に入っていきたいというふうに考えています。
次のページ、廃止公園一覧(案)というのが2ページについていますが、これは今回見直しで廃止をしたいというふうに考えている公園の一覧表です。全部で15公園が候補に挙がっています。1から13番までが大分市の決定案件、14番目、15番目の中央運動公園と大分公園については県の決定案件となっています。県と市の違いについては、面積10ヘク未満が市の案件で、10ヘク以上については県の案件となっています。したがって、この2つの公園については、県において内部調整後、大分県都市計画審議会において報告され、その後、
地元説明会等で合意がなされたならば、県のほうで都市計画の変更手続を行うという案件となっています。
次に、A3の見直し案の図面について簡単に説明します。左一番上の1番の数字を打っている大道児童公園から説明します。大道児童公園については、大道バイパス沿い──現在スーパーのマルキョウがありますが、その北側で、現在、民間の保育所が建っているところです。これが大道児童公園の位置です。
2点目の中島児童公園については、碩田中学校そばの40メートル道路沿いで、現在、ジョイフル中島店、ローソンの駐車場等になっている場所がその位置です。
○
仲道俊寿委員長
この件について質問、意見はありませんか。
○田島八日委員
廃止の時期というのはいつですか。それと、都市公園なんていうのは、一生懸命運動してきただろうから、地元の同意とかはどうなっているのか、その辺を聞きたいと思います。
○
中畑都市計画課長
廃止時期については、一応、整理がこの段階でできたということで、今後は地元協議という形で入りたいと考えています。それについては、地権者等関係者に案内をかけ、それから公園等の廃止の件について説明するという形を考えています。
○田島八日委員
廃止をすれば規制がかからないですよね。けれども、公園がもう全然なくなるということになるわけだから、その辺の説明はよくしておかないと。さっきの市道の話じゃないですが、また公園をつくってくれとかいう要望が出たときには、難しいんじゃないかと思います。
それと、昔であれば公園用地なんかをある程度カットしてくれば、ほかに全体としての、全体で公園の面積を確保しなければいけないというのがありましたよね。(「今でもある」の声)今でもある、これに該当するかはわかりませんが、その辺はどうですか。
○
中畑都市計画課長
公園の総面積に対する1人当たりの面積というのが、数字として出ていますが、これは都市計画の範疇からも──いわゆる総合計画あたりもそれを示していますが、これについてはその面積的なものも全部視野に入れて、廃止の方向はいいのかどうか検討した結果です。そして、これはカウントしていませんが、宅地開発等の公園の部分も、まだ数多くカウントされていない部分もあり、それらをある程度集約する中でカウントしたら、その面積には十分入れるかなと考えています。
○田島八日委員
そのあたり、地元とか関係者の合意というのをきちんとやってもらいたいと思います。
○
中畑都市計画課長
それは十分に、そういうことで臨みたいと考えています。
○
仲道俊寿委員長
他にありませんか。
○
野尻哲雄委員
この色分けで、廃止方針と区域等見直しと整備済みと、色分けはどういう基準で色分けしているのですか。
○
中畑都市計画課長
この図面にあるように、ピンクの部分と、その右側のほうに黒い部分があると思いますが、この色分けの差は、調整区域と市街化区域、その部分での色分けをしています。
○
野尻哲雄委員
それはわかりますが、廃止するという基準は。
○
中畑都市計画課長
廃止の基準については、先ほども言ったように、県の整備見直し方針に基づきながら、私ども、24項目にわたる評価基準を設定して、その中で基本的に評価をして最終的に見直しをする公園、ポイント的に少ないということで、この15公園が該当するということで今回整理をしたところで、基本的には24項目にどのくらい数的にその部分が該当するかという形で整理をさせてもらっています。
○
野尻哲雄委員
24項目の廃止基準を後でいいので、教えてください。それと、ちょっと特定のところを聞きますが、府内大橋を渡ったところ、ブルーのところが区域等を見直して整備する公園の箇所に入っていますが、ここには市の南大分公園か、公民館か何か施設がありますよね。それと農協会館、そこら辺があるし、国土交通省のほうも10号線を直進して南大分バイパスに行くような整備計画の変更まで考えていますが、このブルーのところは全部家が建ち並んでいて、公園にしようにも公園にできないところだから、相当な縮小ということでやるのですか。
○
中畑都市計画課長
このブルーの公園については、指摘のとおり区域等見直しをして整備する公園ということで、現実的には市街化の中でかなり宅地化が進んでいます。それについて、公園を計画どおりつくるということは非常に予算あるいは期間等もかかるので、この段階において、一応、区域を含めて見直しをするという方向の示された公園という位置づけで色分けをしています。
○
桐井寿郎委員
この部分は公園で残して、この部分は住宅というふうに区域のすみわけをするということですね。例えば金の手、鶴崎緑地ということで規制がかかっていて2階建てができない。これを解くと権利問題とか出てくると思いますが、区域をつくるわけですね。
○
中畑都市計画課長
区域については、先ほど言ったように、かなり市街化が進んで住宅とかが建ち並ぶと、公園のそのものの整備を行うことは多大な費用あるいは時間等がかかりますので、この際、それが本当にいいのか、このまま残していいのかということもあるので、それについて、地元を含めて、私どもとしては公園の見直しをして、エリア的にも縮小するべきものは縮小したいということで考えています。
○
野尻哲雄委員
関連で。今まで公園指定のところを、地元の陳情を受けて、公園指定を外してくれという話をしていったときに、今まで規制した20年、30年という長い期間、公園指定ということで規制してきた、それを外したときに、地元のほうから陳情とか裁判とか、そういうことが起こったときに困るということで、ずっと見直しを拒んできましたよね。ここに来て見直しすることについては、方向性は非常にいいと思いますが、今まで言ってきたこととの整合性というのはどうやってとるのですか。
○
中畑都市計画課長
整合性ということについては、私ども従来から長い間、そういう制限をかけたことに対しては、いろいろな事例もあり、難しいということは承知をしていますが、先ほど言ったように、県のほうの考え方が整理されたのが、平成17年4月に都市計画決定の施設の見直し・整備方針というものが示されたことにより、初めてこういうような、長期にわたる施設の考え方が、整理の方向性を見出したという形になりますので、基本的に公園もしかりですが、いわゆる街路事業というか、都市計画道路についてもそういう方向で順次見直しをしていきたいというふうに整理をしているところです。
○
仲道俊寿委員長
他にありませんか。
○田島八日委員
整備の見直しについては、76カ所、これはいいけど、あとは整備計画、さっき話があったけれども、これがよくわからない。1年に最低でも1カ所公園についてはやっていくということだが、今度は見直しをする。その辺をちょっと聞きたいです。ただ見直しして廃止をしていけば、それは結構なことでしょうけど、整備計画というのはあるだろうから、それをちょっともらえませんか。見直しや廃止は具体的になっているから。お願いします。
○
後藤都市計画部参事
先ほど言ったように、この公園長い間規制がかかっていて、確かに迷惑をかけていますが、新たな国の動向を受けて県が方針を決めて、やはり見直していこうという方向になったわけです。幸いに大分市は1人当たりの公園の面積というのは基準をオーバーしています。ですから、今は補助事業に非常に乗りづらいという点もありますが、今回提案をしているこの公園以外については、やはり最終的につくっていくべきだという方向になっています。家も確かにありますが、やはり全体を見たときに、この地区に公園がないと将来的に困る、あるいは防災上も困っていく、いろんな角度から、先ほど言った項目別に整理をして、長い時間がかかってもやはりつくっていかなければならないだろうというふうな位置づけをしています。今回はこの公園だけは何とか廃止の方向で動いていこうとしています。ただ心配いただいているように、私どもが地権者の皆さん全員を洗い出して、地域と地権者の皆さんに説明をします。そして裁判になるとか、いろんな状況で難しくなったときには、では、この公園については30年よりまだ先、あるいは50年より先になるかもしれませんということの中で、それでもいいのであればうちのほうは造地をします、そのまま計画決定を残します、規制はずっとかかっていきますがよろしいですかという最後の判断になっていきます。そういうことでいかざるを得ないと思います。
総合的に見たときに、ここは何とか廃止しても問題はないであろうという公園をピックアップしたところです。残りのやっていこうとする公園については、道路も一緒ですが、都市計画マスタープランの中に平成21年に道路整備プログラムをつくっていきたいという考え方を持っていて、新しい都市計画マスタープランの中には、おおよそこの公園は何年間以内、例えば10年以内には整備をします、これは20年以内に整備をします、これは30年以内に整備をする予定ですということで、入れていきたいというふうに思っています。30年以上になりますとちょっと見えてこないので、その範囲の中で整理をして、市民の皆さんにもわかるようにプログラムを組むという考え方で進めたいと思っています。
○
仲道俊寿委員長
他にありませんか。
〔「なし」の声〕
それでは、次の報告をお願いします。
○
中畑都市計画課長
次に、
屋外広告物条例の改正について説明します。
大分市
屋外広告物条例については、上位法である屋外広告物法の規定に基づき必要な事項を定めることにより、屋外広告物に関する規制を行い、もって本市の良好な景観を形成し、もしくは風致を維持し、または公衆に対する危害を防止することを目的としています。
本市は平成9年、中核市の指定により、大分県より屋外広告物に関する行政を権限移譲されましたが、現在の本市における屋外広告物の状況は、権限移譲前から無許可で設置された広告物や許可基準を超えた広告物のはんらんなど、多くの課題を抱えたまま推移してきています。これまで平成12年度には市内の屋外広告物の一斉調査、また平成17年度には路上違反広告物除却推進制度の導入や、県条例を踏襲した市条例の一部改正など、さまざまな施策を取り入れ、屋外広告物行政に取り組んできましたが、まだまだすべてが解決できる内容とはなっていませんでした。そのような中、昨年度の機構改革により、屋外広告物行政が
土木建築部から
都市計画部へ移管され、都市計画課景観推進室において景観形成も視野に入れた屋外広告物の適正化誘導に関する方向性を検討してきました。
今回の条例改正の背景としては、1つ目に、現状の屋外広告物規制は主に都市計画法による用途地域や都市公園、文化財、高速道沿道など一律の範囲のもとで規制されており、許可基準においても画一的な基準で運用され、地域の特性にきめ細かく対応した広告物の規制が困難となっていることから、地域の特性や多様なニーズに対応した個別の基準が求められていること。
2つ目に、昨今の官民協働の
まちづくりの一環として、公共公益施設やその附帯物への広告物掲出の要望が見られること。具体的には、ごみステーションやバス停などに対して広告物を掲出し、その広告料収入を施設の
維持管理に充てるというものです。
3つ目に、現行の大分市
屋外広告物条例は大分県条例を踏襲したものであり、現在の大分市の実情や社会
経済情勢の変化に対応していないことなどから、条例の内容の整理が必要となっていることなどが挙げられます。
このような課題を解決するために、地域状況に応じた広告物の新しい基準をつくることや、公共公益性に寄与する民間活力導入による広告物の設置を可能とすること、さらに条文中でこれまであいまいだったカーブミラーやガードレール等の取り扱いを明確化することを目的として、条例の改正を行おうと考えています。また、あわせて、施行規則についても一部改正の必要性も生じてくるかと思いますが、今後具体的な条例改正や規則の改正の案を作成し、8月ごろにはその案に対してパブリックコメントを行い、市民の方々から意見をいただく中で内容を精査していきたいと考えています。また、内容の整理が整いましたら議会に報告をさせてもらい、最終的には年度内の条例改正を目指しています。よろしくお願いします。
○
仲道俊寿委員長
続いて、
景観計画をお願いします。
○
中畑都市計画課長
次に、大分市の
景観計画における
色彩基準について報告します。
本市では昨年7月、大分市の景観条例を施行し、大分市全域を対象とし良好な景観の保全と形成を目的として、建築物や工作物など一定以上の規模のものに対して工事の制限を行い、良好な景観形成に向けた取り組みを進めています。しかし現在、
景観計画における景観形成基準では、色彩に関しては「地域の景観に調和した色彩を用いる」など定性的な基準となっており、定量的な基準でなかったため、厳密に誘導することが困難でした。また、本市の景観の資源は市域全域にわたり広範に分布し、地域ごとに特性のある色彩を有していますが、地域の特性に合った色彩に対するきめ細かな考え方の配慮がありませんでした。そこで、昨年度より市域全域の色彩調査を行い、客観的に正確に色彩を伝達することができ、より多くの人々が共通の認識を持つことができる
色彩基準づくりを進めています。
お手元に「大分市
景観計画における
色彩基準について
色彩基準(案)概要」を配付していますので、簡単にその内容を説明します。
まず2ページから3ページにかけて、色彩の基本的な考え方を整理しています。色彩の表現は一般的に特定の色を表現する際に、「赤」あるいは「青」など色の名前を用いますが、こうした表色方法では解釈に個人差が生じ、客観的に正確な色彩を伝達することはできません。そこで本調査においては、色彩の色の名前による表記も一部に用いながら、
色彩基準など精度が要求されるものについては、国際的な表色系であり、JIS規格などにも採用されている「マンセル表色系」を用い、より客観的に表記することとしています。専門的な内容となりますが、後ほどまた見てもらえればと思います。
次に、4ページに市域全域における現地調査の結果の一部を抜粋しています。調査方法は、実際の建物の壁の色とマンセル表色を対比させ、地域ごとの色分布として座標化しました。調査エリアは市域全域で、
景観計画に示すリーディングプロジェクト及び重要地区、また景観ガイドラインに示している8つのエリアごとに行っています。調査件数としては686件で、建物のほかに基調色、補助色の調査も含めると1,374件の調査を行っています。
こういった実態をもとに、5ページでは色彩景観形成の課題を整理し、さらに6ページから7ページにかけて、現況の色彩景観を継承することや自然にある色彩を尊重することを色彩景観の基本的な考え方として設定したところです。
また8ページでは、
色彩基準の考え方として、全市にかける制限としては、避けるべき色彩を決めることや、9ページ以降のガイドラインにおいて、市域を臨海工業色彩ゾーンやまちの色彩ゾーンなどに分割し、それぞれの地域性を加味した推奨色を提示して、マンセル表色系による定量基準と、それを補完する協調や環境との調和並びに適度な変化など、定性的な基準等を併用することとしています。
これらの実態調査や考え方をもとに、先般開催した大分市景観審議会にも報告を行う中、意見をいただきながら、
色彩基準の案の組み立てを現在進めているところです。今後のスケジュールとしては、10月ごろには校区公民館等で市民説明会等を開催し、基準案を市民の皆様に提示したいと考えています。また、12月ごろにはパブリックコメントを実施して意見を聞きながら、最終的には大分市
景観計画及び大分市景観形成ガイドラインの変更に向けて取り組んでいきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
○
仲道俊寿委員長
以上2件について、質問、意見はありませんか。
○
藤沢達夫委員
要望です。この広告条例と
色彩基準は私すごく、地域的に関心があります。質問をしたように、ぜひともその部分、けばけばしくならないような広告条例と
色彩基準をやってほしいというふうに思います。そして制限を設けられるように十分検討してもらいたいと思います。
○
仲道俊寿委員長
よろしくお願いします。他にありませんか。
〔「なし」の声〕
○
仲道俊寿委員長
それでは、本日の審査はこれで終了しました。
本日はこれにて散会いたします。お疲れ様でした。
午後0時09分 散 会...