ツイート シェア
  1. 大分市議会 2008-06-18
    平成20年経済常任委員会( 6月18日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成20年経済常任委員会( 6月18日)                    経済常任委員会記録 1.開催日時    平成20年6月18日(水)10時01分開議~11時08分散会 2.場所    第5委員会室 3.出席議員    委員長 高橋 弘巳  副委員長 大久保八太    委 員 二宮 純一  委 員  篠田 良行    委 員 下村 淳一  委 員  安部 剛祐    委 員 河越 康秀  委 員  後藤 淳夫    委 員 油布  忠   欠席議員    な し 4.説明員出席者
      (農政部)    佐藤農政部長柳原農政課長加藤農政課課長補佐姫野農政課課長補佐、    重松農政課課長補佐姫野佐賀関水産振興室長日高佐賀関水産振興室専門員、    山下園芸畜産課長野崎園芸畜産課参事倉本園芸畜産課長補佐、    木村園芸畜産課長補佐首藤園芸畜産課畜産係長滋野園芸畜産課野菜花き係長、    藤田農政部次長耕地林業課長油布耕地林業課参事稗田耕地林業課参事、    河野耕地林業課長補佐小林耕地林業課耕地第1係長、    近藤耕地林業課耕地第2係長矢津田農政部付次長農業委員会事務局長、    佐藤農業委員会事務局参事江藤農業委員会事務局次長、    国広農業委員会事務局次長 5.事務局出席者    書記 斉藤 淳一 6.審査案件等  (請願)   平成20年請願第2号 米価安定対策を求める意見書提出方について(継続審査)  (報告議案)   報第1号 専決処分した事件承認について        (平成19年度大分一般会計補正予算(第5号))(原案承認)    第1条 歳入歳出予算補正     歳出 第6款 農林水産業費        第11款 災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費    第2条 繰越明許費 第2表中        第6款 農林水産業費        第11款 災害復旧費   報第9号 専決処分した事件承認について        (平成19年度大分農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号))                                   (原案承認)  (その他)        執行部からの報告事項        1.第45回大分畜産共進会について                   会議の概要                                 平成20年6月18日                                 午前10時01分開議 ○高橋弘巳委員長   おはようございます。ただいまから経済常任委員会を開会いたします。  それでは、審査の前に執行部から先般の4月1日付人事異動に伴う職員の紹介をお願いいたします。 ○佐藤農政部長   おはようございます。部長の佐藤でございます。  審議前の貴重なお時間を拝借いたしまして一言ごあいさつ申し上げます。  まず初めに、このたび全国市議会議長会会長表彰といたしまして、35年勤続議員といたしまして大久保委員長さん、また、15年勤続議員といたしまして河越議員さんがそれぞれ受賞の栄に浴されたことに心からお喜びを申し上げます。おめでとうございます。  これまで市政の発展に賜りました御尽力と御功績に対し、心から敬意と感謝を申し上げますとともに、今後ますます御壮健で、私どもにまた高所大所から御指導を賜りますようお願いを申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。まことにおめでとうございます。  さて、いよいよ梅雨に入りまして、先日11日には大雨警報が発されるというような状況もございまして、九重町におきましては、女性が土砂崩れでお亡くなりになるというような状況もございました。大変雨も続いておりますし、きょうもまた夕方から雨になり1週間ほど降り続くというようなことが天気予報で出されております。梅雨を迎え、また、その先には台風の季節というような本格的な災害の時期を迎えますことから、私ども農政部といたしましても、災害に対する万全の体制をとりながら対処してまいりたいと、体制づくりに再度の点検をいたしているところでございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  今回上程をいたしております議案等につきましては、私ども誠心誠意取り組みをさせていただきますので、どうぞ慎重な御審議の上、御決定を賜ればと願っているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、ここで4月1日に異動または昇任をいたしました職員に自己紹介をさせますので、よろしくお願い申し上げます。    〔異動者自己紹介〕 ○佐藤農政部長   以上でございます。職員一同、一致団結しましてそれぞれ自分の持ち分を最大限発揮していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○高橋弘巳委員長   それでは、審査日程についてお諮りをいたします。  お手元に配付しております日程案により、委員会1日目は農政部所管分審査をし、2日目は議会運営委員会終了後、株式会社大分国際貿易センターを視察し、委員会最終日商工部所管分審査を行いたいと考えております。  この審査日程案により行ってまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   それでは、この日程審査を進めてまいります。  なお、本日は午後1時より議員政策研究会役員会があります。役員会終了後、また地方分権等調査特別委員会がありますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、早速審査に入りたいと思います。  まず、今回新たに提出されました平成20年請願第2号、米価安定対策を求める意見書提出方について審査いたします。  請願文書表を書記に朗読させますので、よろしくお願いします。 ○担当書記   請願第2号、米価安定対策を求める意見書提出方について。紹介議員廣次忠彦提出者、住所、大分市下戸次4241番地、大分農民運動連合会代表金﨑祐三受理年月日平成20年6月9日です。  本文を読み上げます。  昨年の米価は、再生産が危ぶまれる異常な水準まで暴落した。政府緊急対策を打ち出すところとなり、米価は下げどまった。しかし、この緊急対策だけでは、生産者が安心して米を生産し、国民に安定的供給を保障できるものではない。政府米価の下落は、米の過剰作付にあるとし、今年度、飯米農家を含む全稲作農家を対象に10万ヘクタールの生産調整の拡大を打ち出し、ペナルティーを復活させて推進しているため、深刻な不安が広がっている。  国際的な穀物相場の高騰は、原油価格の高騰と相まって、農家のみならず国民生活に重大な影響を与えている。安全・安心の食を担保したい、食料自給率39%の日本農業、このままでいいのかの世論がかつてなく高まっている。  依然として米は大分農業基幹作目である。米の安定供給食料自給率の向上は急務であり、抜本的な米価安定対策が不可欠である。  ついては、下記事項について内閣及び関係機関意見書を提出していただきたく請願する。  1.生産調整については、農家の意向を尊重して、自給率の低い作物の生産拡大に役立つ施策など、農家を支援する誘導策に転換すること。  2.生産調整実効性をなくす政府備蓄米主食用売却棚上げを4月以降も継続すること。  3.政府備蓄米生産費を下回らない水準で買い上げ、備蓄水準を拡大すること。  4.備蓄の役割を終えた古米は、主食以外の用途に振り向けるシステムに変更すること。  5.米価引き下げ要因になっている輸入米の数量を大幅に削減すること。  以上です。 ○高橋弘巳委員長   本件について執行部から報告することがあれば、お願いいたします。 ○柳原農政課長   まず、資料がありますので配付してよろしいでしょうか。 ○高橋弘巳委員長   はい。 ○柳原農政課長   今、お配りした資料に沿って説明をさせていただきます。  まず、表紙をめくって1ページ目をごらんになっていただきたいと思います。  1ページ目は米の価格動向と、それから、その下には米の需要量動向のグラフをお示ししております。  それでは、2ページ目を見ていただきたいと思います。  次の2ページ目には、平成2年から19年までの全国の米の平均価格作況指数を掲げております。ごらんになっていただくと、平成8年までは2万円を超えておりましたけれど、平成9年以降は1万円となり、年々下がる傾向にあります。昨年、19年は1万4,714円と、十二、三年前の約3分の2の価格となっています。  なお、この中で平成5年はいわゆる凶作の年というようなこと、それから15年は作況指数90ということで不作の年だったことで、若干値段を上げています。  次の3ページをごらんいただきたいと思います。  米の流通制度の変遷についての図ですが、平成7年までは食糧管理法政府による厳格な米の管理が行われていましたが、同年食糧管理法が廃止され、かわって施行されました食糧法では、政府管理政府備蓄米輸入米に限定されまして、自主流通米価格形成センターで入札される自主流通米が主体となってきました。また、計画外流通米として、農家が自由に米を売ることができるようになりました。  さらに平成16年の食糧法の改定によりまして計画流通制度がなくなって、旧米穀価格形成センター米価格形成センターがここにおいて産地や銘柄ごとに入札で価格を決められるようになりました。  続いて4ページをごらんいただきたいと思います。  平成19年10月29日付で発表されました米の緊急対策の概要でございます。この中では、米価を支えるために政府備蓄米の34万トンの年内買い入れ、それから全農による18年度米産の10万トンの飼料米への処理、それからまた、右側のほうで平成20年度の生産調整に対する取り組みの強化が記載されております。  次に5ページをごらんください。5ページは世界の農産物価格動向についての資料でございます。  6月6日現在ですけれども、米、大豆、麦、トウモロコシと、すべてにおいて過去最高の価格となっております。  続いて6ページのほうをお願いします。  6ページは、日本食料自給率の推移についての資料でございまして、平成18年はカロリーベースで、新聞報道もされておりましたけれども、39%になっておりますし、また、穀物自給率についても27%と非常に低い水準となっております。  以上で請願についての資料説明を終わりますが、市といたしましても国の施策に沿って、今後とも対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○高橋弘巳委員長 
     ただいま報告が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。 ○河越康秀委員   わからないのが、題名として米価安定対策を求める意見書ということですよね。これの中身もどっちかというと、全体的には私が感じるところでいくと、下がるのにどうかなということで、安定対策のような感じがするんですよね。  ただ、さっきこの資料の中にあったように、個人的には何かすごい、どうなるかわからない状況が今後来るのではないかなと思っています。穀物価格について。そういう中では、さっきから言うように、何か少し違和感を感じるというか、安定価格だから両方言えるのかもしれませんが、急騰するのを、どんどん上がっていくことをまた安定価格で抑えるというか、そういうこともあるだろうし、下がることに対して価格安定ということで、ある程度価格を維持するとか、両方とれるでしょう。この文書を見る限りは何となく下がる、米価が下がっていることがどうかなという話だけれども。その辺がよくわからない。私の感覚では、今後どうなるかわからない。だれに質問していいのかわからない。 ○篠田良行委員   確かに米価はずっと下がっていて、今の1万4,000円の単価からすると、労賃にかえると1時間当たり220円ぐらいにしかならないと言っていました。大体、最近が賃金労働者は600何ぼですかね。それから比べると、米作農家の単価は換算すると220円ぐらいにしかならないらしいです。そのくらい最低必要なところまで大きく下回ってしまっているという現実があるのだろうと思います。それで、前文は理屈として、1から5項目の中で、生産調整を新たにするに当たって自給率の低い作物を植えましょうと。しかし、実際はそれを植えて補助金をもらうためのトウモロコシとか、ただ植えているのが事実としてあれば、いいような感じに今なっていると思うんですよ。  それよりも、田が持つ機能をそのまま保持するためには、私は餌米だろうと思います。この餌米をやはり重点的にやるということによって、今の穀物あたりが3倍も4倍もなっている価格を、自給に転換させる大きな政策ではないかなと思っていますし、この中でちょこっと書いているような感じで、これも具体的に大きく政策として持っていく必要があるのかなと。そこらへんからすると、この文言がちょっと漠然としているというような気がします。  それと、4項目めですかね、古米主食以外の用途に振り向ける。これは3月議会で二宮さんが言った米粉ですね。これだけ小麦粉あたりが上がっている中で、それにかわり得るものとしたら、ここに米粉を重点的に普及させると。そして小麦にかわるようなものにやっていくということが一番重要じゃないかなと思うんですね。  それと、5番目が輸入米の数量を大幅に削減するということだけれども、これはWTOの中で、国際協定日本が77万トンから78万トンの輸入義務というか、これに係る問題ですかね。ここのところが漠然としていて、私、よく意見書の中の内容が分からないのですが、そこら辺をわかる限りで。 ○柳原農政課長   輸入米については、篠田委員さんが今おっしゃられたように国際協定WTOで決められた77万、これは決められておりまして、これを飼料に充てられるようになった。それから、…。 ○篠田良行委員   国際協定だったら、日本独自でこれを削減するとかいうようなことには……。 ○柳原農政課長   今のところはならないようになっています。WTOですかね、その中で決められておりますので。 ○篠田良行委員   最低限度ここまでは輸入しましょうと。 ○柳原農政課長   ミニマムアクセスというか、最低限それだけ輸入しろというような形です。改善ということになりますと……。 ○佐藤農政部長   過去の消費量に比して算定されているし、年々下がってきているので、そのへんは下げてほしいということはGATTの中で言っている。 ○柳原農政課長   今、慣例化によって、アクセス量の増加が半減というんですかね。だから、下げてくれとかいうような話はしておるというような、そういう改善の方向はあるのではないかとは今出ております。しかし、下げるような方向で提言をしていくことは必要であるというふうには出ております。 ○大久保八太委員長   これはそういうことで具体的に決めた協定の内容だけれども、議論として輸入をもっと少なくしたいという点での意見を言って、そのために努力をせよというような意味です。輸入米がふえれば、それだけ国内生産価格が下がるということだと思います。 ○高橋弘巳委員長   言っていること、1から5までのことを少しずつ解釈してみるような形にしましょう。これはわかりますよね。大体生産調整というのは、自給率が低いというのは、米の価格が、余っているから、自給率の低い違う農作物に転換していきなさいということですよね。いくような誘導策に転換することと、こういうことですね。  2番目は、今の売却の棚上げ。まず、生産調整実効性をなくす備蓄米、売却を棚上げですから、政府米を放出しない、市場に出さないということですね。たくさんすると価格が下がるからと、こういうことですね。  その次は、生産費、高い水準でしないともうからない、やっていけないよということですね。政府備蓄米は、生産費を下回ったら、生産費の分が下がるからということですね。生産した価格が下がっていくから、備蓄水準を拡大したら価格は下がらないと、こういうことですね。だから、古米は、備蓄の役割については主食以外のものに転換すれば古米が出回らないということですね。  そして、さっき言うような、5番目は輸入米が入ってくるから価格が下がるので、これを少なくしてくれと、こういうことですね。そういうことでいいですか。ということですかね。そういうような内容。この上が少しわかりにくいところがあります。 ○篠田良行委員   なかなかわかるようにあって、個別に一個一個にするとなかなかわかりづらいような面が、非常に、国際的な面から、市場の流れからしてあるような気がします。 ○安部剛祐委員   さっきもらった資料の世界の農産物価格動向。この前、宇都宮に視察に行ったときも、宇都宮の人からも出ましたけれども、オーストラリア干ばつになって、ミャンマーがハリケーンでほとんど水田がだめなんですよね、今。海水が入って。世界的にそういう状況があるので、ひょっとすると米が足りなくなるのではないのかというような経済誌かなにかの記事を見たことがあるんですけど、その辺はどうなっていますか。 ○柳原農政課長   全世界的なことについてはなかなか難しいところがあるかと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、国の政策によってその辺は対応していくというぐらいしか・・・。 ○安部剛祐委員   確かに小麦が2倍から3倍近くなんですよね。トウモロコシは、ブラジルがバイオエタノールで出さないと。そういう話もあるので。先の話だから。 ○高橋弘巳委員長   勉強する面がありますね。  ほかに質疑とか意見はございませんか。 ○篠田良行委員   委員長、おかしな格好で、実際にはインドネシアなどは、米は足りなくて、日本輸入米を分けてくれということを実際に申し込んできているぐらいの、国際的な需給関係になっています。その中で、日本米余り現象の中で価格は下がってきている。本当に国際化の中で非常に矛盾することが米に出てきているというのは事実なんです。 ○安部剛祐委員   だから今篠田委員がおっしゃったように、世界的に見たときの話と国内の話がかなりアンバランスなんだろうと思うんです。 ○河越康秀委員   私も何となくそれを感じます。 ○後藤淳夫委員   関連なんですけど、今、国際的な面と世界的なバイオ関係ですごく穀物が、世界じゅうバイオをつくるために力を入れ過ぎて、アメリカのほうも方針を変えるというような大きな動きは出ていないんですけど、それとか干ばつとかそう、二、三日前にトウモロコシの産地は水浸しで全然できないというような状況が出ているので、そういうことを含めて勉強する中で、ここ何カ月かですごくまた出てくるんじゃないか。アメリカとか、あるいはオーストラリアとか、そういう面、自然の環境問題における、そういう温暖化関係世界じゅうがすごく混乱と言ったらおかしいけど、ここ三、四カ月先にはそういうこともある程度出てくるのではないかと思いますので、勉強する中で入れられればと思うんですけど。 ○高橋弘巳委員長   では、質疑意見がないようですので、これで終結いたします。 ○大久保八太委員長   ちょっといいですか。農民連請願を出した団体の代表者にだれか来て説明をしてもらったらどうですかね。そして質問があれば質問をすると。 ○高橋弘巳委員長   基本的には別に問題ないですかね。時間の問題が。 ○油布忠委員   交渉してみればいい。 ○高橋弘巳委員長   次のときでもまた勉強してということで。そういうことでいいですか。 ○河越康秀委員   ですから、本人を。 ○高橋弘巳委員長   そんなに急ぐわけでなければ。そういったことで。  9月議会で。わかりました。それでは、そういうことで討論に入ります。  討論はありませんか。    〔なしの声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、平成20年請願第2号は、これまでの意見を集約いたしますと、今の状況の中では継続ということでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   そういうことで継続審査ということの御意見のようでございます。  それでは、本件継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   御異議なしと認め、本件継続審査と決定いたしました。  それでは続いて、報告議案の報第1号、専決処分した事件承認について、平成19年度大分一般会計補正予算第5号第1条、歳入歳出予算補正歳出、第6款農林水産業費について審査いたします。  執行部説明を求めます。 ○柳原農政課長   (説明書② 82ページ~ 説明) ○高橋弘巳委員長   ただいま説明が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に討論はございませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は原案どおり承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   それでは、御異議なしと認め、本案は原案どおり承認することに決定いたしました。  続いて、歳出第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費について審査いたします。  執行部説明を求めます。 ○柳原農政課長   (説明書② 126ページ~ 説明) ○高橋弘巳委員長   ただいま説明が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。 ○下村淳一委員 
     これも昨年の耕地災害、こういった分ですよね。それで、最終的に受益者負担が4.いくつかになったんですかね。受益者負担の割合がどのくらいになったのですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   今、議員さん申しましたように、19年度の全体の災害復旧費でございます。ちょっと負担が…。率はそれぞれ違いますが、野津原については4.6。 ○下村淳一委員   4.6。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   以上です。 ○下村淳一委員   野津原だけではなくて大分にもあるのではないですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   大分は5.3。 ○下村淳一委員   5.3。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   件数的には少ないですけど。 ○下村淳一委員   これは激甚災害の指定を受けることによって、こういう利用者負担が軽減されたということですね。これは激甚災害にならなかった場合は2割、20%の受益者負担ということですね。ですから、今回本当に早い対応で激甚災害になったということで、こういう激甚災害になることによって大分市の負担も軽減されるということですので、天変地異、いつどういうような災害があるかわかりませんので、もし、再度こういうような災害が生じた場合には、前回は経済常任委員会で視察をしていただいたんですけども、執行部側が今後、そういった部分で、また今後、そういった災害が起きた場合は、執行部みずから積極的にそういった激甚災害指定に向けて頑張っていただきたいなということを要望しておきます。 ○高橋弘巳委員長   それでは、ほかにございませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に討論はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は原案どおり承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   御異議なしと認め、本案は原案どおり承認することに決定いたしました。  続いて第2条、繰越明許費、第2表中第6款農林水産業費について審査いたします。  執行部説明を求めます。 ○柳原農政課長   (説明書③ 48ページ~ 説明) ○高橋弘巳委員長   ただいま説明が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に討論はございませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は原案どおり承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   御異議なしと認め、本案は原案どおり承認することに決定いたしました。  続いて、第11款災害復旧費について審査いたします。  執行部説明を求めます。 ○柳原農政課長   (説明書③ 50ページ~ 説明) ○高橋弘巳委員長   ただいま説明が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に討論はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は原案どおり承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   御異議なしと認め、本案は原案どおり承認することに決定いたしました。  続いて、報第9号、専決処分した事件承認について、平成19年度大分農業集落排水事業特別会計補正予算第1号について審査いたします。  執行部説明を求めます。 ○柳原農政課長   (説明書② 256ページ~ 説明) ○高橋弘巳委員長   ただいま説明が終わりましたが、委員皆さん質疑意見がありましたら挙手お願いいたします。 ○安部剛祐委員   内稙田はどこまで進んだんですかね。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   18年度から計画いたしまして、19年度に2本工事を出しています。引き続き20年度も管路路線を実施しております。 ○安部剛祐委員   その完成は。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   18年度結果から、完成が予定では22年度です。 ○高橋弘巳委員長   ほかにありませんか。 ○油布忠委員   吉野の集落排水は、要するに、取りつけというか、取りつけ率はどれくらいですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   吉野の接続リスト。(「はい」の声)19年度末で吉野が85.9%でございます。 ○油布忠委員   戸数にしたらどれぐらいですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   403です。 ○油布忠委員   取りつけてない世帯はどのくらいですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   14.1%です。 ○油布忠委員   戸数。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   66戸です。 ○油布忠委員   それは、取りつけない理由は。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   主な理由としては、高齢化によってなかなか払えないということですね。だから、それはありますが、流すまで改築と使用料が要りますので、それの資金的な考え方ですね。
    油布忠委員   どれぐらいかかるのですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   個々で違います。 ○油布忠委員   何十から何十ぐらい。最低が何十とか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   30から50万円ぐらいです。 ○篠田良行委員   関連していいですか。実際進めるに当たって、既に合併処理浄化槽とか完備していて、それで改めて集落排水にまた加入するということになると、二重の負担になりますよね。そういうところが未加入の人の大きな原因になるという要素があるのですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   今、66戸についてのほとんどはくみ取りが多いです。合併したから、それから後でこの資金が要るということではなくて。合併なら、すぐつながります。逆で、水洗にするということになりますと、水洗化ということで便器から全部違います。ですから、ひとり住まいとか、そういうやつの関係で資金的に。それから、合併の人は、逆にいえば、つないでくれる。 ○篠田良行委員   しかし、二重の投資ということになるのではないですか。合併処理浄化槽を設置するのに費用がかかる。そして新たに集落排水でまた費用がかかる。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   確かに合併処理をしている人に対してはそういうことになるかもわかりません。ただ、農業集落にするということは勾配がついていますから、合併処理槽だけは別ですけれども、パイプについては利用できるんです。だから、今言う66人に対してはほとんどくみ取りでございますので、便器から全部変えなければいけないということです。合併になると便器までついていますから、水洗化するような形になっていますので、その違いがあります。 ○篠田良行委員   地域性によって、合併処理浄化槽の普及がほとんどいっていないところと、それとかなり普及しているところとあると思うんですよ。吉野の場合はくみ取りがほとんどだったということかもしれませんけど。だけど、周辺部なんかは、そういう合併処理浄化槽が普及していて農業集落排水を導入するとすれば非常に難しい部分というか、参加率というか、そういう現象が出てくるのではないだろうか。たまたま内稙田まではそういうものが普及されていないという面があるかもしれませんが。  もういいです。 ○油布忠委員   だから、接続費の30万円から50万円プラス便器とか、そういう施設を設置するということになると、そういう費用がまた、かなりかかるのですか。何十万ってかかるのですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   たしかそれは個々で違うんですけど、便器を設置するということは壁からやります。要は改築みたいになるわけです。だから、平均的というとおかしいですけど……。難しいですね、いくらというのは。便器の種類がいろいろありますから。 ○油布忠委員   かなりかかる。  それと、今吉野で集落排水は全部は整備できなかったでしょう。したんですかね、最終的に。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   大字吉野全体ではございません。あくまでも整備区域を決めた中の600何ぼです。 ○油布忠委員   当初の整備区域、上志津留するとか萩尾とか入っていないでしょう。いまだに入ってないでしょう。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   入っておりません。 ○油布忠委員   上志津留などというのは、別の合併浄化槽とかで対応するとか、そういう方向性で検討するということだったが、前進した部分があるんですか。そのまま、今までどおりですか。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   あくまでも区域を設定した農業集落の部分があくまでも農政部の分です。だから、合併といいますと、これは全体の公共下水との絡みができますから、これは別問題です。 ○油布忠委員   いえいえ、縦割り行政だから農政部関係ではないかもしれませんが、要するに吉野地域の集落排水から外れた地域というのは行政として対応していきますということですよね。外れたところに対しての合併浄化槽の設置等を考えますということで、10何年前ですか、僕もかかわり合っているから。その後、詳しいことはわからないですけれども、要するにそれにかわるものはできているのですか、できていないのですか。 ○近藤耕地林業課耕地第2係長   合併浄化槽の件ですが、下水道計画課のほうで、下水道の未普及地域ということで下水道が7年以上行かないところについては、単独浄化槽及びくみ取りから合併浄化槽に動かすときには補助金が出ております。ただ、今、浄化槽法の関係で家を新築する場合については合併浄化槽を設置するということでありますので、補助金の対象にはなっておりません。 ○油布忠委員   現実にどうなっているのですかと聞いています。 ○近藤耕地林業課耕地第2係長   現実に、単独浄化槽及びくみ取りから合併槽に変える場合は、補助金が出ております。 ○油布忠委員   いやいや、上志津留……。 ○近藤耕地林業課耕地第2係長   上志津留地区はその対象になっております。 ○油布忠委員   実際、合併浄化槽が設置されているところがあるのですか。 ○近藤耕地林業課耕地第2係長   そこまでの把握は……。 ○佐藤農政部長   今、油布委員さんおっしゃっている部分についての行政としてその地域指定をしたような形の取り組みというのはありません。ですから、あくまでそこの地域の個人個人のお考えによって対応するということになりますので、それぞれが設置をするという場合にはどういう補助があるかないかというような話になると。 ○油布忠委員   要するに、農政が対応すべきところを対応しなかったわけです。上志津留は水道も通っているし、当時、外される必要のなかったところを外されたわけです。当時。だから、議会には出さなかったけど、市長に陳情まで出して、なぜ上志津留だけ外したのかということで、やったわけです。その整合性がない、外した理由が明確でないということで。そういうような対応は悪いやないかということで、特別に上志津留に対してはそれなりの変わるものをやる責任が行政にあるではないかということで。だから、一般的なことを聞いているのではない。そういういきさつがあるのです。だから、それなりに希望するところにちゃんとそれなりの対応がなされてきたのかなということを聞いている。だから、それは農政部にも責任があるわけです。当時のいきさつからいったら、それは環境部の問題だといって分けるわけにもいかないわけです。経緯を含めてそこら辺のところを調べてください。 ○藤田農政部次長耕地林業課長   わかりました。 ○高橋弘巳委員長   調査というか、ちょっと調べてみてください。  ほかにありませんか。いいですか。 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に討論はございませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は原案どおり承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   御異議なしと認め、本案は原案どおり承認することに決定いたしました。  次に、執行部からの報告事項がございますので、受けたいと思います。 ○山下園芸畜産課長   第45回大分畜産共進会の開催について報告させていただきます。  資料はお手元に配付しております。まだ案ではございますけれども、目的といたしましては、畜産の改良増殖と飼育管理技術の向上を促進し、大分市の畜産振興を図るために開催をいたします。あわせて、市民に畜産にふれ合い、畜産に理解と親しみを持ってもらうことを目的としております。さらに牛乳の消費拡大PRと大分産農畜産物の消費拡大イベント等も同時に開催をいたします。  会期は、平成20年、ことしの8月23日の土曜日でございます。  場所は、例年のように大分市大字廻栖野のみどりの王国ふれあい広場でございます。  開会式の時間は9時30分から10時まで。表彰式は13時15分から14時15分を予定しております。  各委員さん方には改めて文書にて御案内をさせていただきます。  以上であります。 ○高橋弘巳委員長   今執行部から、第45回の大分畜産共進会について概要の説明がありましたけれども、御報告した件について質問、意見ありませんか。 ○下村淳一委員   私も何回かそれに出していただいております。現地は小高い山の上ということで、山を挟んで両側に国道442号と210号という主要幹線が走っているわけですね。そういったところで、もうちょっと宣伝というかPRという意味で、畜産共進会をやっているというようなことを出したほうが私としてはいいのかなと。下から上がっていって、現地の入り口のところに旗が立っているぐらいのもので、当日は、畜産共進会に絡んでいろいろな農産物を販売したりとか、動物とふれ合うとかいうような施設を設けるわけではないですか。広く市民の方に周知を。そういった部分も考えられたほうがいいかなというふうに思いますので。 ○高橋弘巳委員長   ほかにありませんか。 ○高橋弘巳委員長   執行部、そのほかとして何かありませんか。    〔「なし」の声〕 ○高橋弘巳委員長   ないようですので、以上で本日予定の審査は終了いたしました。  あす19日木曜日は、株式会社大分国際貿易センターを視察いたします。議会運営委員会終了後、議会棟玄関前に御集合いただきますようお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。                                 午前11時08分散会...