大分市議会 2008-03-25
平成20年経済常任委員会( 3月25日)
数字で言ってください。
○
村上商工労政課商業係長
4年間、5年間は、ちょっと記憶にありませんが、昨年、8月1日、2日、3日が27万人で、2年前が30万ですから3万人ぐらい減少しています。特に、2日目の土曜日の
七夕まつりの
参加状況がかなり
減少傾向にあります。
○
河越康秀委員
そうなると、何かその辺の対策というものはありますか。
○
村上商工労政課商業係長
2日目が「
チキリンばやし市民総おどり大会」、さらには神社みこしや花火大会を開催しているところですが、今年度については、新しい事業として、
大分青年会議所運営による
歩行者天国を。基本的に、
七夕まつりは出演者と観客者の
安全確保のために市の
職員ボランティア300名程度と警備員がロープを張っているわけですが、2日目の土曜日の9時半からいわゆるフィナーレとして、そのロープを外して市民が
中央踊りに参画をする
市民参加のイベントを今、
大分青年会議所のほうに企画をしていただいています。
それとともに、先日
河越委員さんから御提案をいただいた
中央踊りのいわゆる屋台の開設については、
大分商工会議所のほうに依頼をして、
ワシントンホテル前に、土曜日は戦紙の運行をしていませんから、その
スペースがありますから、そこで飲食を出して市民ににぎわいの場を提供するように、今検討しているところです。
具体的には8月2日土曜日に実施するということでの方向づけが、先般
大分七夕まつり実行委員会の中で決定をいただいているところです。
○
河越康秀委員
わかりました。よろしく
お願いします。
あと、291ページに観光費がありますね。この中に
観光協会への
観光事業委託料ですが、これは
七夕まつりに関しては一切除外された部分でやっているのですか。
○
佐々木観光課長
はい。特に
七夕まつりについてということではないです。
○
河越康秀委員
ということは、もうこれは全然
七夕まつり以外というか、そういう形でこの委託料があるわけですね。
○
佐々木観光課長
はい、そうです。
○
吉田商工部長
ちょっとよろしいですか。
先ほど担当の説明が不十分だったもので、
商工会議所の補助金を900万と言っていましたが、これは
大分商工会議所分が900万、それと合併した佐賀関の
商工会議所の分が133万円あるということで、合計で1,033万円となります。あと、補助金全体としては、ここの分は合併の際の計画がございますので手をつけておりませんが、ほかの工業とかについては、全体の
予算総額が削られる中で、若干それぞれ減額をさせていただいております。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
○
安部剛祐委員
企業立地推進事業ですが、ほとんどが
運営費等補助金ですよね。大分市として、今
企業立地にどういうふうな
スタンスでどういうふうに取り組んでいるのでしょうか。正直言うと、ほとんどお金が、これを引いてしまうと100何十万ぐらいしかなくて、現実的に本当に
企業立地の
推進事業というのをやっているのでしょうか。やれているのでしょうか。
○城向
商工労政課長
現実を申し上げますと、県を窓口にして誘致するものが多いというのが現実です。その中で、この補助金を除けば数少ない金額でありますけれども、県と一緒に企業にお願いに上がったり、うちのほうもパンフレットをつくったり、そういったお金を使っております。
○
安部剛祐委員
本当かどうかわかりませんが、聞いた話で、実際に福岡から
コールセンターが300人規模の人を雇いたいということを県に言ったら、県が断った事例があるのだそうです。来てくれなくて結構ですといった事例があります。そういったことは大分市も御存じですか。
○城向
商工労政課長
その話は聞いておりませんが、実は昨年、
メニコンという会社が
コールセンターを誘致しようということで、県と一緒に動いたこともあります。
○
安部剛祐委員
県に
民間企業が行ったら「
スペースもございませんし、大分県は助成しませんので、どうぞお引き取りください」と言ったらしいです。
○城向
商工労政課長
その話はちょっと確認をしますが、確かに
コールセンターを誘致しようということで、
メニコンが動いた経緯があります。最終的には沖縄に負けました。沖縄のほうに参ったんですけれども、
コールセンターだから誘致をしないという姿勢はとっておりません。あくまでも誘致をしようということで動いています。
○
安部剛祐委員
だから、先ほど申し上げたとおり、県についていくという姿勢で大分市が
企業誘致を考えているのであれば、それはやっぱりおかしいのではないかと思います。やっぱり大分市は大分市としていろんな
関係機関と連携する中で、情報を得て動く必要があると思います。そのために、これだけのお金で本当に
企業立地事業、できるのかなという思いがあります。
だから、僕らとしては増額をして、もうちょっといろんなところに行って、本当に企業の生の声をお聞きいただいて、大分市にもうちょっと企業を連れてきていただきたいし、県に対してももうちょっと文句を言っていただきたいなと思っているところです。
○城向
商工労政課長
大分市独自で動けるように、県も
大分東京事務所、
大阪事務所等をお持ちになって、その辺のアンテナがかなり広い、
企業立地推進課という組織も別に持っていますので、その辺ちょっと大分市が弱いかなというところがあります。それは十分承知していますので、これから
十分アンテナを張って、大分市独自でも引っ張って行おうと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○
安部剛祐委員
それに関連して、大分県の
ポートセールス実行委員会、ちょっとこれ中身が僕らもよくわからないので教えていただけませんか。
というのが、いろんな人とお会いするときに、特に大分市の湾岸部は何であんなに新日鐵のような大企業が張りついたのかという話を皆さんから聞かれると、何でそうなったかという理由が皆さんよくわかっていません。やはりこの前も
一般質問と
代表質問の中で、この新日鐵の35万トンの
鉱石運搬船、あの船は現実に大分の港しか入らないんですよ。だから、そういったところで、大分の港を今後どういうふうに生かしていくのか。例えば、北海道に苫小牧という港がありますが、あそこで全部コンテナを積みかえて札幌まで送っているわけです。
だから、今こういう環境問題がやかましい時代でもあるし、燃料費が高騰している時代でもあるので、やはり海上の大量輸送を考えて、
環境負荷もない、それから
運賃コスト、競争にも勝てる、そういったことをきちんと考えてくれている組織であれば、この300万の補助金は全然惜しくないと思います、正直言うと。それを考えてなくて、ただ単に金だけ集める組織なら、それはちょっとおかしいじゃないかなと思うので、中身を教えていただきたい。
○城向
商工労政課長
ポートセールスそのものは
空きコンテナがどうしても出てくる、その辺の
差額分補助金を出したり、つい先日、いい港がありますので、大分の港に貨物を入れてほしいというような
セールスを実際に韓国に参りまして、
海運業者等に
セールスに当たっています。これからも続けて、できる限りそういうような、いい港があるという売りをして進めていきたいと考えておりますけれども。
○
安部剛祐委員
外国もいいですが、国内にもうちょっと目を向けたほうがいいと思ういます。その辺はどうお考えですか。
○城向
商工労政課長
当然、国内にもできる限りのことはやっていきたいと考えております。
○
安部剛祐委員
何度も言いますから御存じでしょうが、博多から行くと関門海峡を通るので、関東方面に30時間から36時間かかります。ところが大分から行くと大体20時間から22時間です。この意味がわかれば、きっとそれ以上の
セールスになろうかと思います。だから、そういった認識を持っていただきたい。
やっぱり市に言って県が変わるとは思いません。やはりそういった意見をきちんと言っていただいて、できれば九州の農産物を、今、例えば20トンのトレーラーで36時間かけて高速走っていくわけです。それを船に積みかえることによって
環境負荷がどれだけなくなるかとか、そういった研究をやはり市のほうも少しはしていただいて、環境に優しい大分市を目指して頑張っていただきたいなと思います。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
○
篠田良行委員
企業立地に関連して。ずっと見ると、県下どこの市町村を見ても
政策課題に
企業立地を入れているわけです。それで、県との太いパイプがあれば、わざわざ
キヤノンが行くようなところだったのかなと思いますが。何回も話したと思いますが、
企業立地を一般的に見ると、集中した
物流団地とか工業団地、あるいは市の中心部が
立地条件として一番いいのだろうと思いますが、もう1つは、逆に周辺部の過疎対策も含めて、
雇用確保も含めて、立地の面において、なかなかそういう企業というのは限られていると思いますが、やはり分散しながら地域の平準化というか、周辺部にもそういう整備できるような、立地できるような努力というものも1つはすべきかなと思います。
それで、小手先だけで竹中の住宅のような感じで、小手先とは言いませんが、とにかくそこに住まわすことによって学校とか多少なりとも地域ということになっているのでしょうが、根本的にはやはり分散しながらそういう再配置も心がけていくというのが必要かなと思いますが、そこら辺どうですか。今は
物流関係とかに特に集中しているようでありますけど、将来的にそういうふうな考えというのは。
○城向
商工労政課長
将来的にはそういうことは考えていきたいとは思っていますが、
企業誘致に当たって企業が考えるのは労働力が集まるか、それと
環境整備、土地の問題ですね、地権者の問題、それと
上下水道等の
インフラの問題なんかが非常にこの選択の重要な課題となってくるところでありますので、何もないところにぽっと行くというのは、また
それなりに投資がかかるというような面がありますので、今後はそういったことを考えながら、できる限りのバランスをとりながら誘致はしていきたいとは考えています。
○
篠田良行委員
企業が進出する
前提条件は交通の関係とか、雇用もあるいは
インフラの部分もあると思いますが、やはりいろんなすそ野の広い業種、いろんなものがありますから、そこらを十分吟味しながら、そして山間部でもでき得るような業種、産業はどういうのがあるのかとかいうことも含めて、これからはしていくということも必要になってくるかと思います。
○
阿南商工労政課長補佐
委員さんのおっしゃるとおりです。いろんな企業が持っている特性があるでしょうから、その
地域ごとに適した企業という
スタンスも踏まえて、
企業誘致を頑張っていきたいと思います。
○
安部剛祐委員
ちょっと初歩的なことで。この事業に当たる要綱みたいなのありますか。製造業とか流通業とか
サービス業とか全部よいのですか。
○
阿南商工労政課長補佐
要綱という形ではなくて条例の中で、今の製造業、それからいわゆる
IT関係に抜いた形での組み立てはやっています。
○
安部剛祐委員
初歩的なことで申しわけないですけど、例えば農業法人とか、そういったものでも当然補助の対象になるのですか。
○
阿南商工労政課長補佐
製造業という1つのくくりではやっています。頭に農業がつくとかいうことは関係ないですね、物づくり。それとITですね。それから、あとはもう限定的ですよね、
流通業務団地に入るときの。
○城向
商工労政課長
製造業については、一応条例の中で定めていまして、
工業専用地域、
工業地域及び準
工業地域、並びに県・市等により造成された
工業用地の立地に限るということです。
○
安部剛祐委員
工業用地。
○城向
商工労政課長
はい。通信業については、
大分流通業務団地の立地に限ると。
情報サービス業については、
ソフトウエア業、情報処理・
提供サービス業に限ると。運輸業については、
大分流通業務団地への立地に限る。
卸売小売業についても
流通業務団地にということで決まっています。
サービス業については、デザイン・
機械設計業、
自然科学研究所及び
商品検査業に限るという区切りをされています。
○
高橋弘巳委員長
いいですか。
○
安部剛祐委員
いいです。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、質疑、意見はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
○
大久保八太副委員長
企業立地推進事業については、大企業については体力があるわけで、すべきではないと。
中小企業等の事業を拡大すべきだと思いますので、そういう立場から反対します。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、これで討論は終結します。
それでは、本案は一部に反対がありましたが、
原案どおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
御異議なしと認め、本案は一部反対がありましたが、
原案どおり承認することに決定しました。
続いて、第2条
債務負担行為。第2条中、
商工部関連について審査します。
執行部の説明を求めます。これは4件あります。
中小企業開業資金融資等々で4件について
お願いします。
○城向
商工労政課長
〔
説明書② 488ページ
~、商工部にかかる
債務負担行為について説明〕
○
高橋弘巳委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆さんで質疑、意見がありましたら、挙手を
お願いします。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、質疑、意見はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、討論はこれで終結します。
それでは、本案は
原案どおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
御異議なしと認め、本案は
原案どおり承認することに決定しました。
続いて議第4号「平成20年度大分市
国立公園高崎山自然動物園事業特別会計予算」について審査いたします。
執行部の説明を
お願いします。
○
佐々木観光課長
〔説明書③ 65ページ~、大分市
国立公園高崎山自然動物園事業特別会計予算について説明〕
○
高橋弘巳委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆さんで質疑、意見がありましたら、挙手を
お願いします。
○後藤淳夫委員
71ページですが、27節の中で補償金ということで、万寿寺の補償金の下に入園客の被害補償金について、具体的に、もし御存じであれば教えてください。
○
佐々木観光課長
高崎山自然動物園に入って、入園者が猿にひっかかれたとか、そういう事故の場合の補償金です。
○
高橋弘巳委員長
よろしいですか。
○後藤淳夫委員
はい。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、質疑、意見はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、討論はこれで終結します。
それでは、本案は
原案どおりに承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
御異議なしと認め、本案は
原案どおり承認することに決定しました。
続いて、議第9号、平成20年度大分市
公設地方卸売市場事業特別会計予算について審査します。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤公設地方卸売市場長
〔説明書③ 149ページ~、大分市
公設地方卸売市場事業特別会計予算について説明〕
○
高橋弘巳委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆さんで質疑、意見がありましたら、挙手を
お願いします。
○
河越康秀委員
予算には直接関係ありませんが、何で今ごろ言っているのかと言われるかもしれませんが、かなりもろもろの施設が老朽化していると思いますけれども、これは、改修するときには丸々大分市の負担ですか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
そうです。施設自体の所有者が大分市ですので、開設者の責任で改修するということです。
○
河越康秀委員
100%、お金かかるね。わかりました。
○
高橋弘巳委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、質疑、意見はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、討論はこれで終結します。
それでは、本案は
原案どおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
御異議なしと認め、本案は
原案どおり承認することに決定しました。
続いて、
一般議案であります議第29号、大分市
中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正について審査します。
執行部の説明を求めます。
○城向
商工労政課長
〔議案書 議29~1、大分市
中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正について説明〕
○
高橋弘巳委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆さんで質疑、意見がありましたら、挙手を
お願いします。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、質疑、意見はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
ないようですので、討論はこれで終結します。
それでは、本案は
原案どおり承認することに御異議ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
御異議なしと認め、本案は
原案どおり承認することに決定しました。
次に、執行部から報告事項がありますので受けたいと思います。2件ありますので、一括して報告を受け、後に質問、意見を受けたいと思います。よろしく
お願いします。
○城向
商工労政課長
初めに、お手元に資料を配付していますが、飛躍が期待される中国武漢市でのビジネスの可能性を探る2008年4月大分市
経済ミッション参加企業募集について御説明を申し上げます。
先ほど、予算の中でも触れましたが、4月に
経済ミッションということで、参加企業を募集していきたいと考えています。平成21年には友好都市締結30周年を迎える中国武漢市との友好交流で引き継がれた知名度と信用力を経済分野において生かし、新たなビジネスチャンスのステージを提供するグローバル時代における地場企業の新たな活性化策として、「友好都市間交流ビジネスチャンス創出事業」を行っています。
今回は、4月26日より中国武漢市で開催される「第3回中国中部都市貿易博覧会」に合わせ、飛躍が期待される中国武漢市並びに中国中部でのビジネスの可能性を調査、視察する大分市
経済ミッションを計画しました。地元企業の皆様の技術力とアイデア、熱意が生かされる絶好の機会ですので、多くの方々の御参加をお待ちしておるところです。
日程については、平成20年の4月24日から28日の間を考えていまして、主な参加費用として、渡航費、宿泊代、食費を入れて4泊5日の15万円程度と考えています。
次に、裏になりますが、「第3回中国中部都市貿易博覧会」と「国際光電子博覧会」の日程を書いています。
次のページですが、大分市
経済ミッションの日程を書いています。中に4月26日に14時から市長も、このミッションとは別行動ですが、市長フォーラムがあり、大分市長も参加する予定となっています。今回のミッションについては、今までのブースを出して、販売並びに何かをするということではなく、視察を主に考えていますので、どうか
経済常任委員会の皆様方におかれても、日程等が許すならばこれに参加していただき、武漢市とまた友好を深めていただけたらと考えています。多くの方々の参加を期待しております。
○
高橋弘巳委員長
2点続けてください。
○
佐々木観光課長
それでは、
観光振興計画について説明します。大分市の
観光振興計画の概要について、A3の横紙をつけています。去る3月4日に大分市
観光振興計画策定委員会からいただきました答申に沿って、お配りした資料のように大分市
観光振興計画を策定することにしています。計画の内容については、ことしの1月30日に開催された
経済常任委員会において、大分市
観光振興計画素案について説明しましたが、その後、パブリックコメントをいただく中で修正した部分がありますので、その分を中心に説明をさせていただきたいと思います。
最初のA3判の概要をごらんいただきたいと思いますが、下の段の左側の中央寄りの目指すべき方向のところですが、その下のほうに目標数値というのがあります。目標数値については素案の段階では提示しておりませんでしたので、今回、提示をしたところです。
目標数値の観光客数については、平成18年が388万人でありましたので、近年の大分県の経済成長率が年1%になるということから、平成28年の目標数値を430万人とします。宿泊客数についても同様に90万人。それから、来訪者満足度については、今回観光調査、アンケート調査を行いましたが、その中で、「満足」「やや満足」と回答した割合が約60%でございましたので、平成28年度までにその割合を80%とすることにします。
それから、右側の計画実現に向けた戦略のところですが、2番の「本場の食、本物の美味しさ ―食観光の推進―」の項目ですが、「都町の飲食街シンボル化」となっておりますが、素案には「都町の歓楽街のブランド化」としていましたけれども、「歓楽街」には言葉のニュアンスの中に負のイメージもあるということの中で修正をそのようにしました。
その下の「観光物産機能の集積」ですが、素案では「観光物産館の設置」としておりましたけれども、観光物産館を建設するというようなイメージになるということから、施策としては「観光物産機能の集積」ということにして、文言の中には観光物産館の設置についても検討することにしています。
それから、下のほうの6ですが、「あらゆる連携を駆使して」のところの下のほうの右側ですが、「広域連携による観光商品づくり」、これについては素案では「観光商品造成」としていましたが、造成の意味がわかりにくいということで、このように「商品づくり」ということにしています。
以上が、素案と変えたところの概要です。
それでは、大分市
観光振興計画の冊子ですが、この中に、先ほど説明した以外の部分で何点か修正をしていますが、このなかの大意そのものは変わらないので、説明については省略したいと思います。
19ページをお開きいただきたいと思いますが、19ページから用語の解説ということで、3ページほど用語の解説をしておりますが、この解説については本文の関係箇所に挿入をしていきたいと思います。
それから、資料として23ページですけれども、大分市観光調査の集計結果を載せています。この調査については、大分大学へ委託して、平成19年12月22日から平成20年1月7日まで市内のホテル5カ所と高崎山おさる館、JR大分駅の5カ所で調査をして、回収数としては305通で回収率は26.8%です。
この調査では、「旅行回数」、「同行者」、「旅行目的」、「訪れたい場所」、「観光情報の入手先」、「旅行日程」、「旅行満足度」、「全体的な満足度」、「リピーターの可能性」、「新たな観光」、「観光に関する意見」について調査しています。
その中で、24ページですが、大分への旅行目的、複数回答ですが、1位が「ビジネス」、2位が「温泉・保養」となっています。
それから、25ページの下の図5ですが、大分市で訪れたい場所ですが、1位が「うみたまご」、2位が「中心市街地」となっています。
それから、28ページの観光情報の入手先ですが、1位が「インターネット」、それから「特に入手していない」となっています。
それから、31ページの旅行満足度ですが、このアンケートの旅行満足度の中で「大分市への交通手段」、それから「観光施設」、「景観・雰囲気」、それから「案内表示」、「食事」等について調査をしていますが、満足ということが多いものについては「食事」とそれから「宿泊施設」です。不満とやや不満が多いのは「大分市への交通手段」、それから「案内表示や地図のわかりやすさ」、これが不満足というのが多い結果になっています。
その下の全体的な満足度については、満足、やや満足の割合がおおむね60%というような結果になっています。それぞれ意見等を掲載しておりますので、ご一読ください。
それと、パブリックコメントでいただいた意見は、総数で7通、それから項目では49項目という形で、結果については市のホームページで公表することにしています。
○
高橋弘巳委員長
ただいま報告のあった2件について、質問、意見はありませんか。
○
河越康秀委員
今説明をもらいましたが、これはもう決定したのですか。案とかのページも計画となっています。
○
佐々木観光課長
まだ正式には決定していませんが、これに沿って決定いたしたいと。
○
河越康秀委員
そうですか。ちょっと思っているから言います。大分市は結構広いですよね、面積も500km2くらいあります。かなり歴史的推移も踏まえて――歴史的といっても、それほど高尚なものではありませんが、
地域ごとの、自分の村とは言わないが、まち、自分のまちの自慢話みたいになって、何か会を開いてもらおうと、食べ物もやはりある程度、施設であれ、何か知られてくるのではないかなと前から思っています。パブリックコメントも当然のことながら、今の時代いいのですが、かなり細分化してというか、その辺の部分でそこの人にしゃべっていただくとおもしろいのではないかなと前から思っていました。
ですが、もうこれほぼ固まっているようにありますが、いつの機会かにやってくれませんか。例えば野津原とか佐賀関とか坂ノ市とか大在とか大きいくくりでもいいし、もっと小さな形でもいいのですが、食べ物のことと、それ以外の何かのことで一堂に、二、三時間かけて会をやってもらいたいなと前から思っていました。何かとっぴもない話ではありますが。
○
佐々木観光課長
それについては、計画はあくまでも計画ということで、この項目をするということですので、そういった自慢話の会議、そういうものについても、この中で、今後推進していく中で考えていきたいということで、そのほうの中でそういう計画等も意見を反映させながらしてきたいと、そういうふうに思っています。
○
河越康秀委員
有名どころでは「吉野の鶏めし」とかいろいろあるけど、ほかはわかりません。これだけ広い中で思わぬ宝物が出てくるかもしれません。よろしく
お願いします。
○
高橋弘巳委員長
要望ということでよろしいですか。
○
河越康秀委員
要望です。
○
安部剛祐委員
これ、新しい振興計画も前からほとんど進歩がないと思うんですが、どこがどういうふうに変わったのでしょうか。
○
佐々木観光課長
以前は、活性化プログラムの中ではありますが、
観光振興計画そのものが計画としてはなかったところもありますので、今までの分を当然踏襲する部分もありますが、こういう計画をすることによって、観光の受け持つというか、これに沿って進化させていきたいということで、特に重点ということでは、高崎山エリア、それから佐賀関、野津原ということでやっておりますので、そういう面で。
○
安部剛祐委員
観光で、小樽とかいろいろ視察に行ってみましたが、そうすると、みんな口をそろえて言うのが、例えば大分市の魅力というのは大分市民が実は一番よく知っているようで知らないと。こういう計画を立てるのがほとんど大分の関係者ばかりで、外から見た目と、県外とか市外から大分市がどういうふうに見えているかとか、どういう魅力があるのか、そういう話というのが正直言ってこの計画の中では見えてこないし、見えてこないから魅力のある振興計画なのかなという気が非常にするんですよ。
特に小樽などに行って、市民がどういう観光ルートがいいか選んでつくったらしいんです。つくったのはいいのですが、案内するのに小樽市民が一番、え、そんなのあったんですかという話で、非常にうまくいかなかったと。そういった例があるそうなので、これは、実際に今度はその計画をつくったら、観光客を誘致しなければいけないわけですから。どうお考えなんでしょうか。
○
佐々木観光課長
実は策定委員会の名簿も後ろにつけておりますが、その中でいろんな意見をいただきましたので、それを持ってきて、計画ではこういうことをしてきていますので、具体的なことについては、この中でやっていくということになります。
○
安部剛祐委員
それはよくわかりますが、これは、計画立てるのはやっぱりお金がかかっていないわけではないので、みんながボランティアでやってくれたならそれはそれでいいんです。ではなくて、やっぱりお金をかけてやるなら実効性のあるものではなかったら意味がないではないですか。
それと、そういった面で、やっぱりメディアであるとかいろんなところも活用していかなきゃいけないし。特に、我々から見て高崎山周辺が一番大きな柱になっているように見えるんですよ。であれば、じゃあ佐賀関の海であるとか、例えば釣りの客をどうやって誘致しようかとか、漁船の方々との連携はどうするかとか、まだまだ観光地というのは幅広いわけです。そういったくだりのこともないわけですよね。
○
佐々木観光課長
この中で、項目としてはそういうものは入れていますので、その中でどういうふうに具体的に推進していくかというのはこれからの課題ではありますが、これをつくったことによって、それについては、今までは当然計画としてなかったところもありますので、それは、やるところもまだそうでないところもありますが、それをこういうふうな計画にすることによって、そういうのを具体的にしていきたいと思います。
○
安部剛祐委員
最後に要望を。ということで、課長さんが大変決意があるようなので、ぜひ、平成28年までに430万人達成をよろしく
お願いします。
○油布忠委員
ちょっと苦言になるかもしれませんが、感想として、わざわざ振興計画つくったけど、これで大分の観光の活性化になるのかな、計画をとりあえずつくっただけというような印象が物すごくあるんですよ。なぜかというと、ちょっとお聞きしますけど、基本的には素案というのはやっぱり行政が考えたのでしょう。いつものパターン。
○
佐々木観光課長
先ほどの策定委員の意見を聞いて、それを反映した形でつくっていますので、素案を執行部でつくったということではありません。皆さんの御意見を……。
○油布忠委員
いやいや、いつも総合計画でも何でも、素案はどんな計画でも提示して、それに基づいて皆さんが意見交換を、環境基本計画にしてもそうですし、みんなそういう形でしょう。だから、そういう環境の問題とか、そういう専門的な総合的な計画とかいうのは、それはある程度、行政提示の素案のもとに、それを修正していくというような形で基本的にはいいと思うんですが、観光というのはやっぱりどちらかというと話題性というか、市民がどれだけ関心を持って継続的にいろいろ、ああじゃない、こうじゃない、やっぱり魅力発信、継続性のあるインパクトのあるものじゃないと、昔で言えば武家の商法じゃないけども、全然魅力も何も感じないようなそういう部分に終わりがちになるのではないかなという気がするんです。
だから、もう全く白紙で何もありませんと、行政の案も何も。策定委員の皆さんで骨子から何から、全部皆さんの意見を出し合ってやってくださいというようなものでないと、やっぱりこの代表の何十人かの委員の皆さんの案で終わったのでは、全然私は広がりはないと思うんですよ。そこら辺の取り組みが基本的にはほかの計画なんかと同じような発想でやっているような感じがします。
○
高橋弘巳委員長
私も委員なんですが、これ、もう本当にここにおられるメンバーがゼロからのスタートで、意見を大分の観光についての強みとか、どんなものがあるかというのを全部出し合ったんです。そういった中でまとめ上げたもので、行政の考えは入っていません。
○油布忠委員
入ってない。
○
高橋弘巳委員長
全く入っていません、これは。これはここにおる委員の皆さんが意見を持ち寄って全部整理しました。これはもう本当に。私が委員の中に入っているんですけれども、そういった面では新しい手法ではなかったかなというような思いがします。現地調査も全部行っています。歴史も、要するに歴史探索までしました。そういったことまでしてつくり上げたものです。これをまとめ上げたのは、行政が、要するに、みんなが言う意見やそういうことを整理したものがこれですが、そういった面では行政がつくり上げたという感じではなくて、言ったら私などが入ってつくり上げたような、そんな気持ちを私は持っています、委員のメンバーとして。ちょっと今までの総合計画のような感じではないですね、という思いを私はしました。
○油布忠委員
それは、前向きな努力は今委員長がそう言われたので、それはそれとして評価はしたいと思いますが、基本的にはこれを見せていただいて、一生懸命代表選手が考えてくれたのかもしれませんが、やはりこれを、要するに観光誘致につなげていくための具体的な取り組みをどうしたらいいかというところになると、具体的なものはない。
だから、
河越委員が先ほど言われたような、そういうような市民を巻き込んで、どう大分の魅力を広げていくかというような、そういう具体的な取り組みをもう少しね。あとはもうこれに基づいて行政が考えて何かいろいろ催しを持ったり何なりするような発想では、もう余り変わらないのではないかなというような気がするんですよ。
○
佐々木観光課長
この計画がそういうふうに思われるとすれば、その計画に沿って、今度実際にやるときは当然書くだけではできませんから、将来、横の連携もありますし、外部の意見も取り入れて、その辺の調整、そうして具体的なものをつくることによって、どうしたら参考になるかということにしても、これからはこれに沿って取り組んでいくということですから、ここには少しは具体的なものも入っていますけども、特にこれをするということについては、今後この中でまた観光課だけではなくて、外からの情報も含めて聞いてやるという
スタンスではいます。
○油布忠委員
だから、この委員の皆さんの声を行政がまとめて、もう行政のそういう素案を持ってやったのではないというなら、今度は具体的な取り組みも行政主導ではなくて、何かわかりませんが、そういう観光振興の推進のための民間のNPOとか民間団体とか地域のそういうもので、観光誘致に市民で何かそういう委員会なり取り組みを具体的に立ち上げて、主体的に皆さんに
お願いしますというようなものにならないと、観光というのはやっぱりこういう計画を立ててというのはどうもぴんと来ないんですよね。
○
佐々木観光課長
当然行政ではなくて、そういった団体からの意見があれば、それを取り入れながらやっていくということをやりますので、行政だけが考えて行うということではありません。
○
安部剛祐委員
行政主体でできますか。
○
吉田商工部長
いろいろ御意見をありがとうございます。実は、比較的雰囲気のいい策定委員会になりまして、最後を締めるときには民間の委員さんからこれを推進するに当たってはぜひお手伝いをさせてくださいというような話もありました。そういう意味では、これからも民間の力をおかりしたいと思いますし、この中に先ほど数値目標もありましたし、それから7ページ以降には理論的に大ざっぱではありますが、取り組みの時期の目安とかそういったものを入れております。
計画というのはあくまでも計画でありますから、できたらいいというものではないと我々も思っております。ですから、この推進に向けて今後具体的な事業を委員会にもお諮りをしながら取り組んでいきたいというふうに思っております。引き続き、応援を
お願いします。
○
安部剛祐委員
頑張ってください。応援しています。
○
高橋弘巳委員長
私はいいのができたなと思っています。
○油布忠委員
いや、中身で悪いとか言っているのではありません。検討されたという……。
○
高橋弘巳委員長
松山に私たち行きましたが、そのときの計画はもうぺらぺらで年次目標も何も具体的な項目もなかったし、そういった面では、出席した委員としても非常にいいのができたかなと思っています。私も頑張りますから、宣伝隊のメンバーとして。
お願いします。
○
安部剛祐委員
1つ、地場の方々にこういう計画があるという広く周知がまだ行ってない部分がある。特に、JTBとか旅行代理店の大手が入って話をすると、例えば、じゃあ修学旅行のお客を今度受け入れる側、旅行代理店とか、そういった方々の意見も今後は取り入れていただきたいし、そういったことをみんなで努力していかないと、なかなかやっぱりお客さんは来ないと思います。そういった意味で、もうちょっと頑張ってもらいたいなと思った次第です。
○
高橋弘巳委員長
そういうことで、よろしく
お願いします。
それでは、ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
委員の皆さんで、そのほかとして何かありますか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
執行部はその他として何かございませんか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
大分市公設地方卸売市場においては、仲卸業者における卸売業者以外の者からの買い入れ実態について、届け出違反による過去のものの処分と、卸売業者以外の者からも買い入れについて、今後取り扱いをどうするのかという2点にわたり、本委員会より対応を求められていましたので、御報告します。
早速、類似都市の地方卸売市場16市場と仲卸制度のある中央卸売市場28市場を対象に、仲卸業者による卸売業者以外の者からの買い入れ実態調査を行いました。また、この調査と並行いたしまして、本市場の青果部13社及び水産物部13社の仲卸業者の代表者に対して、個別聞き取り調査を実施したところです。
他市場の調査結果ですが、報告を受けて1,000分の3の使用料を徴収している市場が一部ありましたが、ほとんどの市場が卸売業者以外の者からの買い入れの有無は把握困難であること及び申請がないことから使用料を徴収していないのが実態でした。
しかしながら、今回直荷引きの実態があると御指摘された事件ですので、実態を慎重に調査をしました。その結果、仲卸業者による直荷引きが行われていたことは事実ですし、この分については、不当利得として返還請求することとしました。また、今後の対応については、月ごとに報告を求めることなどの手続により、使用料の徴収をしていきたいと考えています。
○
佐々木観光課長
もう1件、高崎山の件で資料をよろしいでしょうか。
○城向
商工労政課長
あと、商工労政から2件紹介をさせていただきたいと思います。
○
高橋弘巳委員長
では、今のこの2件を終わってから質問を受けたいと思います。
○
佐々木観光課長
封筒の中にパンフレットと、それから高崎山55周年記念のCD-ROMが入っています。このパンフレットですが、これについては昨年の委員会に引き続いて、共通パンフレットということで言われていましたが、今回、春休みに共同イベントをやっていましたが、共同してパンフレットをつくってみました。「春のゴーゴーゴーフェスタ」ということで、既に22日から始まっていますが、4月6日までということです。
実は裏に割引券ということで、わかりにくいかもしれませんが上につけています。実は、これについては県外配布ということで、去る3月13日に福岡において配って街頭宣伝をしたところです。これについては、まだ市内には割引券としては配っておりませんが、共通入場券ということで10%の割引を、子供は無料とするという形で、この割引券を使って、ぜひ御家族皆さんで行っていただきたいと思います。
それから、高崎山の55年記念式がありますが、それとCD-ROMについては後で見ていただければと思います。
では、引き続いて高崎山の宣伝をよろしく
お願いします。
○
高橋弘巳委員長
では、今2件について、質問、意見はありませんか。
○
河越康秀委員
市場ですけど、大変難しいというか、ややこしい最後の結末で頭を抱えていると思いますけど、条例にのっとった形での徴収をするということですか。どうでしょうか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
はい、そうです。
○
河越康秀委員
ということは、さかのぼって市長が認めるという形ですか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
いや、60条に罰則規定がありまして、条例に反した行為をすることについては、入場停止、もしくは10万円以下の罰金というふうに条例では定めています。委員さん御指摘のように、遡及して認めるということはできないという条例になっています。しかしながら、不法に利益を得たということで、不当利得返還請求権が生じたということです。
○
河越康秀委員
わかりやすく言うと、罰則規定にのっとる形での徴収をすると。とりあえずそこのところを。
○
吉田商工部長
ストレートに言うと、条例上罰則規定を適用すると10万もしくは入場の停止ということになるので、それはしていません。でなくて、条例では遡及して取ることができませんから、いわゆる民法上の不当利得の返還請求という形で、条例上の罰則ではありません。
○
河越康秀委員
ではなくて、民法上。
○
吉田商工部長
はい。本来、得るべき利益以上のものを不当に得ていたということで、本来であれば、事前に申請をしていただいて、1,000分の3の使用料を納めてもらわないと悪いと。それを納めていないということは不当に利益を得ているということで、それに対して返還請求するという形になります。
ですから、条例でいくと、条例をそのまま適用すると、10万円以内、もしくは入場停止ということになりますが、入場停止すると全部入場停止になって市場が機能しなくなりますので、そういう方向ではなくて、今、場長が説明したような形で過去の分については対応すると。これからの分については、月ごとに締めて使用料を徴収するという方針です。
○
河越康秀委員
わかりました。それはそれでどこかの形で締めくくるわけですが、そのもとで仲卸のほうも、そういうことであれば、というふうになっているのでしょうか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
個別に意見聞き取り調査をした後、市の方針が決定したわけですから、それによってそれぞれの組合の代表に一応御相談申し上げて、市はこういった手続をとりますということで、それぞれの青果、水産物の会議の中で私どもが出向いていき、徴収について御理解いただいたところです。今、平成19年度がまだ終了していませんので、5月末に届けがあるという予定です。
○
河越康秀委員
わかりました。あと1点ですけど、いろいろほかの市場の調査もしたみたいですが、条例改正とかはもう考えてなくて、大分市としては今までの条例どおり行くということでしょうか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
一応、法制室と相談をしましたが、卸売市場から条例がでてきているわけです。一応、全国の使用料を見てもこういった部分で、例えばいわゆる仲卸のそういった直荷引きの制限については問題ない。最終的には今度のような状況で全く無視するわけにはいかないという状況もあるので、これについては、条例規則で補てんができない部分については、取り扱い要領等を設けて、手続による徴収というふうに考えています。
○
河越康秀委員
わかりました。
○油布忠委員
ちょっとさっき聞き漏らしましたが、よその市場は徴収をしないところがほとんどですか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
前回申し上げましたように、非常にこの実態の把握が難しいわけで、条例によると、
河越委員さんが言われたように中身が見えないので、条例もしてはいけないよというような条例にとどまっていると。いわゆる報告制度になっているわけです。で、報告がないということは直荷引きがないというふうに理解をしていると。
○油布忠委員
では、大分の場合はその条例に厳しく1,000分の3とか項目を入れて、要するに条例が厳しいということですね、大分は。
○
佐藤公設地方卸売市場長
いや、全国的に条例は一緒です。
○油布忠委員
一緒ですか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
その1,000分の3を行使しているか、していないかという問題です。
○油布忠委員
行使しているか、していないか。
○
佐藤公設地方卸売市場長
はい。ですから、報告があった部分については徴収していると、そういう場合は。
○油布忠委員
では、大分も、その報告がなければというふうに、ほかの市と同じような取り扱いができない理由は何ですか。ほかは、だってもう大分がこういう問題になって全国的に問題になれば別だが、よそのところは問題になってないんでしょう。
○
佐藤公設地方卸売市場長
その辺のことはちょっと詳しく聞いていませんが、問題が起きていないということは聞いています。
○油布忠委員
いや、僕が聞きたいのは、大分で問題が起こったら、普通大概そうではないですか、何でも。何の問題でも1カ所がほころび出ると、それが全国にこういうのはいけないということになって、ほかのところもみんな問題になります。大分だけこういう問題が発覚して、ほかのところはそのまま問題が追及されないということ自体、私はちょっと理解できない。
○一万
田公設地方卸売市場主幹
恐らく大分市の情報が他市町にわかれば、大分市に事例調査に来るといった、そういう影響はあるかもしれません。今の段階ではそういう言い方しかできないと思います。
○油布忠委員
いやいや、そういう問題ではなくて、これだけ大々的に問題になっていて、それが違法ということであれば、それで済まされないわけでしょう。
○
佐藤公設地方卸売市場長
もし他市の市場の中で、大分市の状況の情報が入って、実際議会のほうからあるのかないのかという話になれば、そういった盛り上がりがあれば調査する、また調査しなければいけないというふうに状況になると思います。これはいずれについても、条例で定めている条項です。
○油布忠委員
まあ、いいです。一応要望で言っていますが、何でもかんでも四角四面で現場の実態で、要するに直荷引きの許容範囲の中にあるから全国的に問題になっていないと思います。ただ、大分は何か重箱の隅をつつくような形になっていると私は思います。
だから、許容範囲であれば、ある程度そこら辺を余り厳しく、前の委員会でも言いましたが、そういう厳しい対応をとること自体いかがなものかという。やっぱりもっと実際に仕事をされている人の立場というものに配慮して、何か大義名分が立つのであれば、何かそこら辺、条例は変えらないにしても他市のように。報告がないから、いくらマスコミががたがた言おうがこれはこういうことでやりますというぐらいのものがやっぱりないと。何か騒がれるとすぐ重箱の隅をつつく、ハチの巣つつくようになるようなことでは私はいけないと思います。やっぱり本当に働いている、実際に仕事している立場の人の思いというものをしっかり受けとめてやっていただきたいと思います。要望です。
○
佐藤公設地方卸売市場長
わかりました。委員さん貴重な御意見をいただきました。これから市場は自由化がますます広がるものだと思います。ただ、市場の中はこういった手数料の問題で労働者から取る。大分市の場合は精算会社を通した精算制度をとっていますので、これが全部市場外流通、まあ、全部がなるということは、精算会社そのものがもう成り立たないようになりますので、一応市場のルールはルールとして、その中で自由な部分ができれば模索していきたいというふうに思っています。
○
高橋弘巳委員長
今、報告にあった2件についてよろしいですか。ほかに。
○油布忠委員
観光、高崎山もマリンパレスもですが、これは大分市民には配っていないのですか。
○
佐々木観光課長
配っていません。県外配布ということです。
○油布忠委員
大分市民はこの100円割引の対象にはならないのですか。
○
佐々木観光課長
これを持っていけば、そのようにしますが。
○油布忠委員
私はいつも思うんですけど、先ほどもあったけど、大分市民が大分市のよさを知らない。だから、高崎山、マリンパレスは――マリンパレスなんか特にそうですけど、高崎山も人数が減っていますが、大分の47万人の市民のうち、何割ぐらいがもうマリンパレスに行ったかというのはつかんでいるのですか。
○
佐々木観光課長
そういう調査はしていません。
○油布忠委員
そこが大事だと思います。意外と大分市民が行っていません。知らないんです。大分市も含めてこの別府大分、少し広域の観光行政ということでこっちを入れていますけどね。要するに、特に広域観光ということが入っていて、私はいいと思うんですけども、大分市民がどれだけ別府の観光とかいうふうな、この近郊の大分のすばらしい観光を利用しているかといったら、やっぱりそこが一つのポイントになるのではないかなと。
やっぱり大分市民が大分市に誇り持てるように、もっともっと大分市民、県民がなっていけば、自然とよそからも観光客が来ると思います。大分すごいよと。大分市民だって福岡に行ったり日本全国行くわけですから、「ここもすばらしいけど大分に1回観光に来てよ」というようなことが言えるような部分というのが実際はないと思うんですよね。すばらしいが、そのすばらしさを知らない。
だから、こういうのなんかいうのは大いに、もうちょっと大分市民にも、どれぐらい利用されているか調べて、もう47万市民ほとんど「うみたまご」には行っていますよと言えば、それは私も何も言いませんが。意外と少ないのではないかなという気がしますので、そういうのも1回調べたらどうかなと思いますが。
○
安部剛祐委員
このパンフレットはどこがつくったんですか。
○
佐々木観光課長
それは「うみたまご」と高崎山の公社です。
○
安部剛祐委員
公社で。市は特に関与しないのですか。
○
佐々木観光課長
高崎山公社に委託しています。
○
安部剛祐委員
裏の地図を見たらこれは別府市の地図です、どう考えても。別府市から協賛をもらっているのですか。
○
佐々木観光課長
協賛はもらっていません。
○
安部剛祐委員
だから、やっぱり大分市から出て行くお金が別府の宣伝のために使うお金なのですか。県外だからという理由はあるかもしれませんが、であるならば、別府市とかにもある程度お話はして、きちんとした地図なりをつくるべきではないですか。でなければ、これ見たら大分市民は「100円の割引券もくれんで、あげくの果て別府の地図かえ」と言われたときにどう答えますか。
○
神田観光課参事
実は、これは「うみたまご」と一緒になってつくったのですが、配布が県外を対象にしていましたので、今言われたように、別府、高崎山、それからほかの地区にずっと流れて、どうしても別府を入れないと。あちらから来るものですから。
○
安部剛祐委員
別府を入れるなと言っているのではありません。なぜ大分市が入っていないのかと聞いています。
○
神田観光課参事
大分市内の地図。
○
安部剛祐委員
そう。せっかくするのであれば、さっきの観光計画もそうではないですか。だから、大分のことをアピールするはずの地図がアピールしていないではないですか。こういうところが。
○
神田観光課参事
わかりました。いつもマリンパレスと公社に地図を委託するのですが、今後入れていきたいと思います。
○
安部剛祐委員
では、逆に今まで我々は知らなかったわけですか。こういうふうな地図を出していたということを。
○
神田観光課参事
いや、毎度同じ地図を出しているわけではないので。
○
安部剛祐委員
であれば、やっぱり別府市にもある程度、応分負担とは言いませんが、やはりお願いすべきはしたほうがいいのではないですか。
○
神田観光課参事
地図に関しては、検討いたします。
○油布忠委員
もう1点。くどいようですが、要するに県外から来るというのは物すごく移動費がかかって、一番の主要観光客は大分市民ではないかと、はっきり言って。大分市、別府――別府も同じようなところだから。大分市、別府市で合わせたら60万人いるわけです。この観光客をどう誘致するかという発想がない。何か観光誘致といったらよその県から来ればふえるみたいな発想がね。一番ふえるのは大分市民が高崎山、マリンパレスに観光に来るのが、一番観光客がふえるんですよ。だから、言ったんですよ、大分市民がどれぐらいこの「うみたまご」と高崎山を利用されていますかということを。ぜひ調べていただきたいということはそこなんですよ。
○
佐々木観光課長
今、高崎山についてはわかりますので。
○油布忠委員
「うみたまご」はわからないだろう。
○
佐々木観光課長
マリンパレスは聞かないとわかりませんから調査してみます。
○油布忠委員
だから、要するに大分市民は対象になっていない発想ではやっぱり変わらない。
○
佐々木観光課長
割引のところが入ってないですよね。市内については、これを市内に配布して、この春休みに利用してくだいよということでは周知しております。
○
安部剛祐委員
だから、せっかくそれするんなら割引を出していいではないですか。
○
佐々木観光課長
今回の割引については、当然「うみたまご」とのお話もありますから、こういう形にはなりましたので、これについても今まではこういうことすらなかったわけですから。
○油布忠委員
だから、要するに「うみたまご」であっても、大分市民だろうが県外の人だろうが来てくれれば一緒のことではないですか。大分市民に割引するのはもうからないから、県外の人しかということではありません。関係ないでしょう。同じ1,890円を1,790円にするのは。僕なんか行ったって払うのだから。一番来やすい人に声をかけて、来ませんかというのが本来のはずなんですが。
○
佐々木観光課長
市内の人は1,890円で入ってくれると。市外の人についてはなかなか来ないので、100円分の割引をして来てくださいよというのが、基本的な考えとして、そういうことを言ってありますので。
○油布忠委員
まあ、「うみたまご」が増えようが減ろうが関係ない。高崎山をふやしたい。
○
安部剛祐委員
だから、やっぱりせめて高崎山の100円割引券は、これは大分市がする話なのでね。きょうが卒業式だから、もうちょっとしたら終業式になるでしょう。そうしたら、小学校から映画の割引券とかいろいろ持ち帰るではないですか。そういった中に、やっぱり大分市の小学生とかにこういうパンフレットを配るとか、何かそういった対策を考えていかないと。したからふえるのかと言われると、どうかわかりませんが。今どんどん入場者が減っていくことに対してどうにか歯どめをかけないといけないという部分で。
○
佐々木観光課長
小学生には、夏休みに割引券を配っています。小学生は無料ですから。
○
神田観光課参事
教育委員会を通じて、夏場は小学生は割り引いています。
○油布忠委員
だから、小学生に配るだけではなくて、親子連れで、高崎山に年に1回ぐらいは行きましょうぐらいの働きかけをやっぱりすべきです。だから、子供はただなんだから親が来れば500円もらえるわけだから。
だから、そういうのをただ配っているだけというよりも、やっぱり教育的視点もあるし、いろいろあるわけでしょう。そういう部分、単なる観光だけではなくて。だから、やっぱり子供さんと一緒にぜひ行きましょうということになれば相当違ってきます。
○
高橋弘巳委員長
要望ということで。
まず、課長、今回のこれは県外におけるところについては「うみたまご」との調整ができて、割引で県外の方については100円割引できたということですね。まず一歩が踏み出したということで、今こういうことになりましたよと。まだ引き続き、やっぱり言うように全体的に広げていくような形の努力もしていく。共通チケットも今、県外にはそういったこともありましたよね、第1歩として。
○
佐々木観光課長
共通チケットについてはまだ。
○
高橋弘巳委員長
まだやってない。済んでない。
○
佐々木観光課長
これがだから最初です。
○
高橋弘巳委員長
これが第1歩になったわけ。
少なくとも、大分市では、やっぱりこれは指摘のとおりだと思う。大分市の予算でしたのに別府のPRしているような形になっています、これは。せめて、ホーバーのところから掲載しないといけない。そういう視点で、お金を出しているところが配る、そういうことも含めてのところがありますから。今後、そういったことで要望として。
○油布忠委員
普通は商店街でも、トキハにしたって何にしたっても要するに大分市民です。県外の人をどれだけお客として呼ぼうかなんて考えていないでしょう。大分市民がどれだけ来るかと考えて、まずそこが原点のはずでしょう。何か観光になると県外の人に働きかけないと観光にならないような発想がどうもよくわかりません。
○
佐々木観光課長
この計画の中で「僕たちの住むまちに誇りを」ということでしていますので、当然市民が来てくれれば一番いいことなので、引き続きやりたいと思います。
○油布忠委員
そこから、足元からもっとやるべきだということ。まずはそういうことです。順番が反対ではないかと。
○
高橋弘巳委員長
まずは地元の方に知ってもらって、みんながPRしていくという、そういう思いを持っているということでの話です。
○油布忠委員
大分市民が「うみたまご」行っていないなら、県外行って「「うみたまご」見ないと、あんたもったいないで」という話にならないでしょう。「ああ、そうですか」と、県外の人に「「うみたまご」すごかったな」と「え、私まだ行ってない」と大分市民が言うことが多いのではないですか。
○
高橋弘巳委員長
だいぶ出つくしたので、それではよろしいでしょうか、意見は。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
では、その他2件、商工部のほうからあるということですので。簡単に。
○城向
商工労政課長
既にお手元にお配りをさせていただいていますが、「団塊世代の応援ブック」をつくりました。これは昨年8月に団塊世代向けに実施したアンケートをもとにして、最も関心が高い趣味、生きがい、健康、地域活動、ボランティアの4部門に分けて3,000部を作成しました。また、20年度については、増し刷りをする予定をしていますが、何か御意見がありましたら、また後ほどごらんになっていただければと。充実した本にしていきたいと思います。
もう1点は、これもそちらの前もってお配りをさせていただいておりますフォーラムの概要です。これは
歩行者天国のフォーラムを3月8日土曜日に赤レンガ館で行い、約90名の参加を得ました。このような意見交換を通じて、皆さんと一緒に中心市街地の活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えています。
○
高橋弘巳委員長
今の報告の2点について、質問、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
それでは、以上で商工部に係る審査は終了しました。執行部の皆さん、大変お疲れさまでした。
続いて、先日の農政部に係る審査のうち、補足説明等がありますので、委員の皆様はそのまましばらくお待ちください。
○
高橋弘巳委員長
よろしいでしょうか。
それでは、農政部より先日の委員会における補足説明等がありますので受けたいと思います。2件あります。よろしく
お願いします。
○山村次長兼農政課長
農政部から漁業関係に関する魚礁の設置状況について宿題をいただいていました。資料ができましたので配付をさせていただきたいと思います。よろしく
お願いします。
○松尾参事兼佐賀関水産振興室長
それでは、魚礁及び増殖場の事業の実績という形で、先ほど資料をお配りしましたが、若干わかりにくい部分がありますので、補足して説明させていただきます。
まず、佐賀関と大分全部ずっとすみ分けしておりますが、年度的にはずっと51年から56年度に大分市も佐賀関もずっとやってきているという見方をしていただきたいと思います。
対象魚種としては、アジとかカレイとか、要するに余り動きのない魚を対象にしているということを御理解いただきたいと思います。そういった形で増殖及び増殖場の事業実績でありますが、そこに投石とかいう形があります。これについては、アワビとかサザエとかナマコとか、もう全く動きのないような状況のやつ、いわゆる石を投げ込んでそこに自動的につかせるという内容であります。
ちなみに、高島周辺から豊後水道海域にかけて、ではどれぐらいの箇所に設置したかというと、この表ではわかりませんが、30カ所ほど設置しています。そうした中に、巻き網のブイがそういった魚が寄っているところに寄ってくるということになろうかと思います。
以上ですが、事業費としては佐賀関が今6億900万という形でそこに書いていますが、このうちの佐賀関地区では4億3,600万円という形の事業内容になっています。
○
安部剛祐委員
これは出した金額のベースですか。
○松尾参事兼佐賀関水産振興室長
いえ、違います。これは事業費ベースです。
○藤田次長兼耕地林業課長
20年度
一般会計予算の第1項農業費で267から275ページに関してですが、大分県土地改良事業団連合会負担金については、河野補佐から説明します。
なお、原材料についての予算については、合併後からの各地区の配分については先ほどお配りした資料のとおりです。
○河野耕地林業課長補佐
先日、21日の
経済常任委員会初日においては、第6款の農林水産業費の質疑をいただきまして、篠田議員さんより御質問いただいた大分県土地改良団体連合会負担金について、誤った説明をしましたので、議事録の訂正及び補足説明についてお願いしたところです。委員の皆様、大変御迷惑おかけして申しわけございません。
では、早速ではございますが、負担金の補足説明をさせていただきます。お手元にお配りしております「大分県土地改良事業団体連合会負担金に係る資料」をごらんいただきたいと思います。最初に、申しわけないですけど、土地改良事業団体連合会のことは、土地連という形で発言をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
負担金の根拠ですが、「土地改良法の規定では、連合会の定款の定めるところにより、会員に賦課することができる」となっています。土地連の会員は本市を初め県下市町村及び各土地改良区等であり、年間で会員から一定額の一般賦課金及び特別賦課金を徴収することにしています。賦課金の額並びに徴収方法については、総会で定めると規定しています。
その総会の資料を3ページのほうに添付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。賦課金ですが、(1)の一般賦課金については、1会員当たり3,000円の均等割りと田畑の耕地面積割の合計額となります。
(2)の特別賦課金は各種土地改良事業の費用割により、事業費に1,000分の3の賦課率で賦課されることとなります。なお、1,000万円を超える場合は、額により減額し賦課されることとなります。この中で、公営事業については、認可される土地になるので、本市の場合、特別賦課金の4件はこの部分に該当します。
それからちょっと飛ばしまして、(5)の農道台帳賦課金ですが、市町村均等割賦課金2万3,000円と、農道延長割1キロメートル当たり1万円の合計額になります。なお、市町村均等割賦課金の2万3,000円は合併前の旧市町単位になりますので、本市の場合、3市町ということで6万9,000円となります。
ここの(3)、(4)については本市の負担金はありません。
最後に資料の10ページのほうになりまして、3の平成20年度予算額内訳についてですが、土地連への負担金は特別賦課金が4件で合計103万1,000円です。一般賦課金とその分の賦課金を合わせた賦課金合計は、次のページにありますが、135万円となっています。一般賦課金については、通常金額より約1万6,000円の減額となっております。
なお、先日の説明の中で土地連への負担金について、予算額を1割減額していますと申し上げましたが、実際には一般賦課金のみの減額で、特別賦課金については、土地連に減額の申し入れはしましたが、今年度の予算額は減額をしていませんでした。
以上の訂正をお願いしたいと思います。
今後、負担金等のあり方については、関連機関と協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく
お願いします。
○
高橋弘巳委員長
説明終わりましたか。よろしいですか。
○下村淳一委員
ちょっと資料をいただいた農道の部分ですけど、これは、各支所に配分はしているわけですけれども、18年度、19年度、900万という形で同額。今度20年度が800万だったですかね、今回。
そして、現状として各支所に今地区からいろいろな要望が出されているとは思うんですけど、要望の状況はどうですか。この予算の中でおさまるぐらいの要望の状況か、それともまだこれ以上に要望が出ているのかとか。
○河野耕地林業課長補佐
状況については、野津原は予算以上に来ている状況です。
○下村淳一委員
ほかのところは。
○河野耕地林業課長補佐
ほかのところは、大南が比較的多いですが、あとのところはもう予算の中で。予算のほうが余れば、調整をしながら。これは、実績等を勘案して予算配分していますが、その中で余りとかがあれば、ほかの地区に回してあげるとかしております。
○下村淳一委員
そういう配慮をしていただくと、野津原あたりは農業振興地域だから、こういう農道に関する道路の維持補修とか原材料支給、欲しがるところが多いわけです。やはり、私ちょっと聞いている部分が、だいぶ要求しているけれども予算がついてないというようなことを言われているみたいですので、当然余ったところは優先的に回してあげてほしいとも思いますし、これまでの総額からまた100万円ほど減額しているというところがちょっとどうかなというような思いもしていますので、また補正でも何か考えていただければというような思いを持っていますので、それは要望として。
○藤田次長兼耕地林業課長
補足いたします。今、要望の件ですが、大体作業道を2キロぐらいしますが、それが多いのが野津原地区とその他一部で、その部分を全部やってくれとか半分やってくれという要望は多いですけど、それをできるだけ今の配分の中でやるためにその分ができないということはあります。
最終的には、今地区割の分は配分していますが、ここで余った分についてはほとんど野津原のほうに行っている状況です。現実的には。
○
高橋弘巳委員長
いいですか。
〔「なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
以上をもちまして、本委員会に付託されていたすべての案件の審査を終了しましたが、会議則第104条の規程に基づき、当委員会の所管事項について閉会中も継続審査ができるよう議長へ申し入れをしておきます。
なお、お手元にお配りしております閉会中における
経済常任委員会の調査案件についてでありますが、従前では項目の1番目は「農林水産業及び園芸畜産について」としていましたが、園芸畜産は農林水産業に含まれることから、一括して「農林水産業について」と表記したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
高橋弘巳委員長
それでは、そのように表記したいと思います。
本日はこれにて散会いたします。
それでは、これで終わりたいと思います。お疲れさまでした。
午後0時15分散会...