大分市議会 2008-03-24
平成20年厚生常任委員会( 3月24日)
監視カメラをつけたところは減っているわけですか。やっぱりあることはあるんですか。
○
帯刀環境部次長
今までに特定できたというか、目の前で事があったのは1件です。だから、
抑止力はかなりあると思います。
○
福間健治委員
維持費がだいぶかかるからなぁ。
○
板倉永紀委員長
いいですか。
○
福間健治委員
もう1個だけね。去年、
環境省に
大久保団長と一緒に
ばいじん対策で行ったんです。
一般質問で言われましたけど、そのときに
担当者が
大分に来ると言ってたんですけど、7月の
洞爺湖サミットの
環境省の
温暖化の
責任者になって来られなくて、かわりの人が来てくれたんですけど、採取した
ばいじんを持っていったら、これは
ばいじんだっていって、
向こうのほうの人もわかったんですが、それでこの二、三年の
降下ばいじんの推移ですね、1キロごとにしているんですかね。5キロとか何とかやっていましたよね。この辺の推移を。
そして、この間
ばいじん問題では、黄砂が来たりとか車の
タイヤの磨耗だとか、
工場からの排出もあるでしょうけど、
環境部としては、
製鉄所の周りが主ですけど、
工場からの排出というか、おおむねそのうちの何割程度が
製鉄所からのものだと、その辺の調査か何かしているものがあるでしょうか。
○
津野環境部次長兼
環境対策課長
今
委員さん言われた
工場の
ばいじんの
関係ですけれども、御案内のとおり、私どものほうも
工場側と協議し、そして毎年
対策をとらせています。
そういう中で、前回、
公害防止協定を改定しまして、それまでは
トータルで10トンという形で
管理目標値というのを定めていましたが、なかなか
トータルとしては、
工場から出た分と、先ほど言われましたように、雨にまじって、例えば黄砂なんかと一緒に落ちてくるといったようなものが合計されますので、わかりにくいということで、なるべく影響がない不
溶解性成分量というものに絞りまして、6.5トンということで基準を決めました。
それを、今回、まだ改定はしていませんけれども、3月末に改定ということで、第1
高炉改修ということにあわせまして、一層の
対策をやってもらう中で、6.5トンを0.5トン下げまして、1平方キロの中で6.0トンというふうな形で協定を結ぶようにしています。3月いっぱいでそういうことをやって低減の方向でいくというふうに考えています。
○
福間健治委員
それはいいことですが、おたくが今、
公害防止協定で
細目協定でこの
地域は6トンぐらいで、より厳しくするということですが、その中で、
工場の排出、車の
タイヤの磨耗とか、黄砂というのは3月ぐらいしか降ってこないけど、その辺の特定というか、その中に
工場のがどれぐらい、
日常生活で、車でそういうものがどれぐらい、その辺の特定というのはどういう割合で判断をされているんですか。
○
津野環境部次長兼
環境対策課長
なかなか1社だけの特定というのは非常に難しいんですけれども、確かに
工場の
背後地、これは
工場の
石炭ヤード、それから
鉄鉱ヤード等がありますので、当然そういったものも飛んでいきますので、影響はあることはあるんですけれども、それが何割かというのはなかなか難しい面があります。
トータル的に
対策をさせていって、
工場の影響を落とさせているということで、先ほど申しましたように、0.5トン落とさせて6.5から6.0トンにさせるというふうな形でいきたいと考えています。
○
福間健治委員
以上です。
○
藤田敬治委員
今の
福間委員の最初の質問と同じなんですが、
不法投棄の
関係のことなんですけど、大体わかったんですが、
大南あたりも非常に多いんですよね。私も現実にかなり捨てられているのを見かけるんですけど、できれば10
地区ですかね、特にそういう要望のあるところの部分には、できたら
声かけをしていただけるとどうかなと思うんですけど、どうなんでしょうか。
○
帯刀環境部次長
今の段階で我々のところに情報が入ってきたら、当然投げかけるということになっています。
○
藤田敬治委員
お願いします。
もう1個、
クリーン推進員の
謝礼金の部分のことなんですけど、全部で何名いらっしゃるんですか。1人頭大体どのくらいなのか、教えていただければ。
○
佐藤清掃業務課長
清掃業務課長の佐藤です。
クリーン推進員は868人ですね。1,000円が12回だったと思います。
○
藤田敬治委員
1,000円掛け12、そのくらいなの。
交通費にもならないですね。わかりました。
○
指原健一委員
関連で、
不法投棄というのは、これは捨てる人がなくならないとなくならない問題で、私も質問も今までしてきました。245ページに
不法投棄撤去等委託料500万円。これが今10
地区に対応するお金ですか。まずそこから。
○
小野清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室長
500万円は
産業廃棄物の
撤去費用ということで上げています。ですから、
産廃が
不法投棄されていなければ、そういう
市内全域の
撤去事業をやっていくと、そういう考えをもっています。
○
指原健一委員
これは
産廃対策ですね。
○
小野清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室長
そうです。
○
指原健一委員
一般の家庭の人が日曜日に持ってきて、閉まってると捨てて帰る。空っぽで帰るわけ。これは、10
地区というのはどっちのほうに10
地区を。
家庭用の
廃棄物の
対策のための500万円ですか。いや、さっき何とか
チームをつくるとか言ってたじゃないですか。今、
福間さんが言ったような、今度何とか
チームをつくってやろうとか、自治区に何かやるとか何とか言ってたけど、どういうことをするか具体的に内容を言ってください。
○
帯刀環境部次長
実は、本年度から窓口を一本化するというのが出ていると思いますけども、これは通常の家庭、例えば車の中から路地に捨てると、そういった家庭から出る部分の
不法投棄については、
業務課を中心に、もちろん公園にも捨てられる分がありますので、それは
業務課を中心にして
収集、
管理を含めて窓口を一本化して対応しようと。
実は
不法投棄の10
地区というのは、通常想定しているのが
山間部、要するにほっとけば非常に大規模な
不法投棄にもつながりかねない、そういったところについては、もう少し詳しく言いますと、地元の
皆さんが任意でもいいですから、そういったグループをつくっていただいて、軽
トラあたりできちっと
不法投棄パトロール中みたいなステッカーを張ってもらって、
自分たちの
地区ですから、どの辺が危ないかとわかっていらっしゃいますから、その辺は
パトロールをしてもらう。そういうふうな、特にちょっと重たい
不法投棄対策の対象として10カ所分で計上しています。
産廃はもちろん
産廃が対象になりますので、
監視カメラと、それから年度を2回ぐらいに分ける中で、
産廃が
不法投棄されている分の
撤去費用ということで500万円を計上していると、こういうふうに分かれています。
○
指原健一委員
要は軽トラを運転して見て歩くということですか。
○
帯刀環境部次長
ええ。その活動をひとつやっていただくということです。
○
指原健一委員
そこを見つけたらどうするの。
○
帯刀環境部次長
詳細な要綱はこちら今作成中ですけども、基本的に
収集はもちろんやっていただくのは危険ですから、我々に通報していただく。
○
指原健一委員
そうか。見つけたら通報ですね。そういう制度ですね。それに対して、どういう
予算措置するの。自治区にと何か今言ってたけど。
○
帯刀環境部次長
もちろんその程度にもよりますし、物にもよると思います。だから、それが
産廃であれば、当然
産廃で組んでいる500万の中で対応することもあるでしょうし、例えば軽微なもので、我々の職員が行って
収集できるものであれば、それは
業務課のほうでということもあるでしょうし、もちろん、それこそ物と程度によると。
○
指原健一委員
それは
1つの
取り組みであるということであろうと思いますが、これでなくなればいいと思うんですけど、九六位山というの知ってるでしょう。あそこに行ったことあるでしょう。
向こうの吉野川に行ってみて。相当落としてる。そこの農園をしようおじさんが言うんよ。こんなことをしよったらな、見つけた人は
指原健一が捨てたってわかるって、資料を見れば。それを、
指原健一というのを市に言えば、見つけた高野さんには、3,000円を市があげるわけ。その分の銭は捨てた人に請求するわけ。私が出さないといけない。そういうのを外国でやっているところもある。これは例ですよ。その
人たちは、困るからそう言うんです。自分は道路までいつも運び出すと。だけど、また持ってきているって、いろいろ。それが
1つ。そういう
罰則制度というか、捨てた者に対してこうする、拾った者には報償をやろうと。極端ですよ。そういった方法もあるんじゃないかと聞いたことが
1つ。
それから、もう
1つは、これは
防衛作戦ですよ。山には何ぼでも業者が山道をつくってくれる、
入り口を。それがいい捨て場になるわけ。だから、
入り口をシャットアウトのために鉄のパイプ打って、鎖を打って、車を入らせんようにするんですよ。その方法も地元で今やっています。特に赤迫の池なんか、あれは
アベックコース、遊び人も来るけど、
ごみ捨て場で、
入り口に捨ててたから、今シャットアウトしました、中に捨てなくなりました。そういう方法。
それからもう
1つは、これは、市の行政のあり方と思うけど、日曜日に捨てに来る。土曜、日曜作業して、引っ越しなんてのは火曜日に来ないで日曜日に来る。そのときに閉めてる、市が。これは何かならないのかな。あけて、どうぞいらっしゃいって言わないと、そこに捨てられんものやったら、そこまで近所に来ては捨てて帰るわけ。ここら辺は開庁の時間帯とか、いろいろあるだろうし、勤務の状況もあろうけども、何か工夫できないのかなということを思います。
以上です。何か答えがあれば。
○
帯刀環境部次長
1つだけ。実は
不法投棄されたものから人を特定できるとか、そういう形というのは、今
大分市と
大分県警の生
安あたりと非常に密接な
関係がありますから、それがわかれば、当然うちの
監視員さんそのものも警察官のOBですから、非常にその辺の感覚ってすごくありまして、実は何件かそれで摘発をして新聞に出るような状態までなったものもありますし、その辺はさらにそういったところとの
関係を密にしていきたいと思います。
○
指原健一委員
あとは、日曜日は。日曜日は部長どうですか。
○
児玉環境部長
大変難しい問題です。検討させていただきます。
○
指原健一委員
日曜日に捨てられるところがないから捨てる人は結構いるんですよ、よそに。
○
板倉永紀委員長
そういうことも、検討しながら御尽力をお願いします。
○
吉岡美智子副
委員長
ちょっと二、三教えていただきたいんだけど、241ページの2の生
ごみの
コミュニティ回収事業ですけど、
説明でお聞きしたんですが、これは今回
新規募集をされると思うんですけど、何
世帯ぐらいの
地域のところとか、そういうのはあるんですか。
○
工藤清掃管理課長
大体5
団体です。
○
吉岡美智子副
委員長
5
団体。
○
工藤清掃管理課長
ええ。20
世帯から30
世帯で5
団体を今考えています。1
団体が20から30
世帯ぐらいです。
○
吉岡美智子副
委員長
これは
地域によりけりだと思うんですけど、その機械を20
世帯ぐらいの
地域に置いて、
皆さんがそこに持っていって堆肥にしていくということなんですか。それは今から、例えば団地がありますよね、500
世帯とか。そういうところは、
1つの区域では20
世帯が
1つのスパンになっていったりするんですよね。おいおい今回の
事業がうまくいけば、広げていこうとかいう思いとかはあるんですか。
○
工藤清掃管理課長
一応5年間の
テスト期間で、その期間で検証しながら考えていきたいというふうに考えていますが。
○
吉岡美智子副
委員長
もう
1つ。各
小学校の
団体がありますよね。
小学校にこういう生
ごみの
業務用の大きい、500万ぐらいするのがあると思うんですけど、そういうのを設置するというのは大変なことなんですか。
○
帯刀環境部次長
そうなりますと、
予算的にも
教育費、要するに教育の一環として、そういった生
ごみをリサイクルして学校の中で使うという
取り組みが中心になると思うんです。ただ、それも含めまして、今
教育委員会と
環境部と連携をして、いずれにしても生
ごみが、今から我々も
ごみの処理する中で最大の解決しなきゃいけない、減らさなきゃいけない
対象物になっていますので、その辺の検討も含めてやっていきたいという状況にあります。ただ、おっしゃるように、例えば生
ごみ処理機で減量化する、あるいは今までやっていた
コンポストとか、そういったもので随分取り組んでいる方もいらっしゃいますし、実はもう
1つ、例の生
ごみ、特に給食から出る純度の高い生
ごみを少し
飼料化、資源化してみようといった研究も始めますので、要するに何通りかで全体を減らしていくという、今はそういう状態になっているかなと思います。
○
吉岡美智子副
委員長
もう
1ついいですか。段ボールでする生
ごみの処理、
コンポストではないというのがあるそうなんですけど、それは
大分市もやっていましたか。
○
帯刀環境部次長
それもついでに。
大分市はやっていません。ただ、
大分市内にそういったことを取り組んでいるNPOの
団体の方がいらっしゃったりしまして、我々がやっている
ごみ減量預金の
皆さんが積み上げたものを利用して、そういった
団体に支援をしようという
事業があります。その中の候補として応募が出ているような状況はあります。ですから、そういった活動に対して、
大分市としては支援をしていくという形になりました。
○
吉岡美智子副
委員長
わかりました。
○
板倉永紀委員長
ほかにありませんか。
○
矢野久委員
さっき
不法投棄の話があって、教えてもらいたいんですけど、人の土地に勝手に車を持ってきて、そのまま置いて帰る。そして廃車になってしまって、どこに言っていいかわからない、そういった車というのは環境とかになるんですか。
○
新地清掃管理課参事
今の御質問ですが、清掃
管理課のほうでは放置自動車条例というのがありまして、公共用地に放置されているということがありましたら、所有者がわからない場合は、まず清掃
管理課のほうに問い合わせをしていただければ、ナンバー等があればナンバー照会をします。基本的には、一番最初に警察のほうに報告させていただいて、それが盗難とかの関連がないかということを調査していただいて、それで犯罪性はないということがわかりましたら、
大分市のほうで調査をします。所有者が判明すれば、所有者に対して直ちに撤去してくださいという文書を作成します。
基本的には所有者が判明しない場合には、そこの土地を
管理している方が法律に基づいて撤去していただくというのをお願いしているような状況です。
○
矢野久委員
その土地の所有者が撤去をするということですか。
○
新地清掃管理課参事
はい。
○
帯刀環境部次長
ちょっと補足をして。基本的には土地の
管理者の責任において撤去されるべきなんですけども、ただ持ち主がわからないとかいう状況がありますから、そのときは市に言っていただきますと、うちのほうで車体ナンバーとかナンバープレート
あたりから特定できたら、民民にすると非常に問題が多いですから、うちのほうから所有者に対して撤去してくださいという指導はしています。
ただ、例えば放置された場所によって、それがさらに放置を呼ぶような状況であるとか、非常に物件そのものが衛生上問題があるとか、そういった場合はうちのほうで撤去することもあります。
ただ、今まではほとんどが所有者がわかって、こっちが連絡する中で撤去したりとか、最終的には土地の
管理者がみずから撤去するというふうなことで、今まで処理をしてきています。
○
板倉永紀委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は原案のとおり承認することに決定します。
続いて、同じく第2条、
債務負担行為、第2表中
ごみ収集管理システム開発委託料の審査を行います。
執行部の
説明を求めます。
○
佐藤清掃業務課長
〔
説明書② 488ページ、
債務負担行為について
説明〕
○
板倉永紀委員長
これについて質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は原案のとおり承認することに決定します。
続いて、議第19号、
平成19年度
大分市
一般会計補正予算第4号、第1条、
歳入歳出予算の
補正、
歳出第4
款衛生費のうち
環境部所管分の審査を行います。
執行部の
説明を求めます。
○
津野環境部次長兼
環境対策課長
〔
説明書⑤ 18ページ、2項
衛生費について
説明〕
○
板倉永紀委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は原案のとおり承認することに決定します。
次に、
一般議案の審査を行います。
議第34号、
ごみ収集車の購入についての審査を行います。
執行部の
説明を求めます。
○
佐藤清掃業務課長
議第34号の
ごみ収集車の購入について
説明をします。
34ページの1をごらんください。議案のほうです。
これは、
ごみ収集車の更新に伴いまして、小型パッカー車を10台、小型プレッシャー3台、計13台を購入しようとするものです。購入金額は合計で7,828万2,500円、1台当たりの単価は小型パッカー車584万8,500円、小型プレッシャー593万2,500円。購入先は小型パッカー車がいすゞ自動車九州株式会社
大分支店、小型プレッシャーが三菱ふそうトラック・バス株式会社九州ふそう
大分支店です。
以上です。
○
板倉永紀委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
本案は原案のとおり承認することに決定します。
ここで、申し出により
執行部から報告を受けます。
○
工藤清掃管理課長
大分市
一般廃棄物(
ごみ)
処理基本計画の改定について
説明申し上げます。
厚生常任委員会の資料の中の1ページです。よろしいですか。
○
板倉永紀委員長
それでは、お願いします。
○
工藤清掃管理課長
大分市
一般廃棄物(
ごみ)
処理基本計画は策定後5年が経過し、
ごみ処理の広域化や市町村合併、
ごみの分別変更など諸条件に変化があったことにより改定を進めてきましたが、素案がまとまり、清掃
事業審議会での審議を受け、答申をいただいたところです。今後は本計画に基づき、市民、
事業者、行政が一体となって
ごみ減量、リサイクルのさらなる推進に向け取り組んでまいりたいと考えています。
計画の基本理念ですが、社会全体の協働作業で、環境への
ごみを最小限にする循環型社会を構築する。
基本目標ですが、1点目に一人ひとりが限りある資源を大切にする心を持ち
ごみの発生が少ないまち、2点目に社会全体で
ごみ処理に
取り組みリサイクルの進んだまち、3点目に環境に配慮した適正な処理体制が整備され、衛生的で安全・快適な生活環境が保たれているまち、です。
数値目標としましては、18年度に企画をしまして、29年度の削減率が35%で、
ごみの排出量は、
平成18年度22万3,170トンが
平成29年度には14万5,000トン、リサイクル率は、
平成18年度18.4%が
平成29年度には40%以上引き上げる。最終処分率は20.7%を3%以下にするという目標です。
目標に向けました主な施策ですが、1点目に排出抑制計画、内容としましては分別の徹底、
事業所等の
ごみ減量の推進、
大分エコライフプラザ等による環境教育、学習の充実。2点目に再資源化計画。内容は廃食用油、生
ごみの
分別収集、資源物の
分別収集、集団回収、BDFの精製施設の整備。3点目に
収集運搬計画としまして、排出マナーの向上に向けた啓発活動の展開、
収集運搬許可業者への指導の強化、生活介助を要する市民への
収集支援体制の構築。4点目に集団処理、最終処分計画としまして、焼却残渣、破砕後不燃物の資源化、最終処分量の減量化。5点目としまして、その他関連計画で、
自治会長、
クリーン推進員との連携強化、
産業廃棄物の適正処理の推進、基本計画の推進体制の確立、日本一きれいなまちづくりの推進を作成しました。
次に、
大分市
産業廃棄物適正処理指導計画の改定について御
説明申し上げます。
本指導計画は、
産業廃棄物対策室内の
産業廃棄物の適正処理のための指導指針となっており、おおむね5年に一度見直すこととしています。改定に当たりましては、
大分市
産業廃棄物審査会の
委員を中心とした策定
委員会を開催し、検討を重ねていただき、3月5日に答申をいただいたものです。
改定の趣旨ですが、
産業廃棄物の適正処理を適切に実施するために、
産業廃棄物の実態と状況を定期的に把握して、社会状況の変化などを盛り込むことによって実効性のある適正処理の指導方針に改定たものです。
産業廃棄物適正処理指導計画の基本方針としましては、
産業廃棄物の排出抑制、減量化、資源化・再生利用を推進し、生活環境保全、地球環境保全並びに循環型社会の構築推進を目指すとしています。
基本方針達成のため、
産業廃棄物の減量・再資源化の目標値と
産業廃棄物を適正処理するための施策を各項目ごとに実情に即した改定を行った指導計画としています。本計画を推進するため、排出
事業者、処理業者、市民、市の責務について方針を定めています。
本計画は、中間目標年度を
平成22年度と設定しており、
平成23年度に実態調査を実施し、検証を行い、必要であれば見直しを行うものです。
以上です。
続きまして、
浄化槽清掃業の
許可区域について御
説明申し上げます。
平成17年1月合併以降、自粛措置がとられていました佐賀関
地区及び
野津原地区の
浄化槽清掃業務につきましては、合併後3年が経過したこと及び大洲園処理場改修工事も完了し、全市からの受け入れも可能となりましたので、協定項目を見直し、
平成20年4月1日から自粛措置を廃止いたします。
しかし、
野津原地区におきましては、由布
大分環境衛生組合が許可業務を行っていますので、
野津原地区で業務を行う場合は、組合の許可が必要です。
続きまして、
環境保全センターに参ります。
財団法人大分県
環境保全センターは
平成4年12月28日に設立されました。この法人は、
廃棄物の広域的な処理及び再生並びに
事業者等に対する
廃棄物の適正処理に関する普及啓発及び技術指導等を行うとともに、
廃棄物の不適正処理に対する改善
対策を確立し、及び実施することにより、
廃棄物の適正処理を確保し、もって県民の生活環境の保全及び公衆衛生の向上に寄与することを目的にし、建設資材再生プラント、
産業廃棄物適正処理推進基金の運営を主な業務にいたしています。
事業所の所在地としましては、事前に配付しています7号地になります。
業務内容としましては、土木、建設工事等から発生しますコンクリート、アスファルト廃材の破砕及びこれらを原料とする再生路盤材等の製造販売を行っており、運営は株式会社NIPPOコーポレーションに委託しています。
また、
財団法人大分県
環境保全センターの代表者や出資
団体などにつきましては、理事長が
大分県生活
環境部長、副理事長に
大分県環境保全協議会会長、
大分県
産業廃棄物処理業協会会長、理事に
大分市
環境部長がなっており、9名で構成されています。
出損金の内訳ですが、財産5,000万円のうち
大分市が650万円を出資しており、全体の13%を占めています。主な出資者は
大分県、
大分市を含む6市1町、6
団体です。
次に、建設廃材再資源化プラント建設資金につきましては、9,345万7,000円のうち1,104万円を
大分市が出資し、全体の11%となっており、
大分県、
大分市を含む6市1町、319業者となっています。
産業廃棄物適正処理推進基金につきましては1億6,000万円のうち
大分市が4,000万円を出資し、全体の25%となっており、
大分県、
大分市、2
団体、39排出
事業者となっています。センター全体で30億345万7,000円、
大分市が5,754万円で約19%を占めています。
解散理由としましては、同業種のプラントが民間企業に普及し、公共関与の意義が薄れてきたことや、建設時の借入金の償還がほぼ
平成20年度で終了するなどの理由により、
平成16年の理事会において解散に向けた
取り組みについて承認され、昨年12月の理事会におきまして、
平成20年3月をもって
大分建設資材再生プラント業務運営を停止することが決定されました。今後は、
平成20年度の理事会において財産処分の方法等について審議することにしています。
以上です。
○
板倉永紀委員長
ただいまの報告について質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
ほかに、
委員さんから何か質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
執行部、その他ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
以上で、当
委員会に付託されましたすべての案件の審査を終了しました。
ここで、3月末で退職される方々からあいさつの申し出がありますので、お願いします。
○
児玉環境部長
ただいま
委員長により退職者紹介の許可をいただきましたので、本年3月31日付をもって退職する方々より順次自己紹介をさせていただき、最後に8名を代表いたしまして、
津野環境部次長兼
環境対策課長よりごあいさつをさせていただきます。
〔退職者の自己紹介、
津野環境部次長兼
環境対策課長の代表あいさつ〕
○
板倉永紀委員長
厚生
委員会を代表して一言感謝の言葉を申し上げます。
〔
板倉委員長あいさつ〕
○
板倉永紀委員長
それでは、会議規則第104条の規定によりお手元配付の
委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉永紀委員長
項目については先般了解いただきましたので、このとおりに調査事件として申し出をしておきます。
あすは午前10時より管内視察でありますが、新
大分市保健所の管内視察を行いたいと思います。一応ここの
委員室に集まっていただいて出発をしたいと思います。
これをもって
厚生常任委員会を閉会します。
午前11時44分閉会...