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平成10年第2回定例会(第5号 6月15日)
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  1. 大分市議会 1998-06-15
    平成10年第2回定例会(第5号 6月15日)


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    平成10年第2回定例会(第5号 6月15日)   第2回大分市議会定例会会議録 (第5号) ───────────────────── 平成10年6月15日    午前10時5分開議 ───────────────────── 出席議員   1番    小手川   恵   2番    廣 次 忠 彦   3番    福 間 健 治   4番    大久保 八 太   5番    福 崎 智 幸   6番    井手口 良 一   7番    藤 沢 達 夫   8番    浜 尾   茂   9番    飯 村 昭 雄  10番    安 部 泰 史  11番    安 部 久 夫  12番    渕   健 児  13番    後 藤 一 裕
     14番    衞 藤 三 男  15番    渡 部 義 美  16番    油 布   忠  17番    藤 本 速 雄  18番    仲 道 俊 寿  19番    釘 宮 由 美  20番    三 浦 由 紀  21番    河 越 康 秀  22番    長 田 教 雄  23番    足 立 義 弘  24番    秦 野 恭 義  25番    麻 生 栄 作  26番    油 布 勝 秀  27番    林 野 書 佳  28番    日名子 起美郎  29番    阿 部 剛四郎  30番    渕 野 文 生  31番    広 瀬 和 生  32番    田 島 八 日  33番    安 部 武 士  34番    三 浦 一 男  35番    仲 道 幸 一  36番    小 嶋 秀 行  37番    安 東 房 吉  38番    篠 田 良 行  40番    指 原 健 一  41番    高 橋   鐵  42番    中 野 昭 義  43番    桐 井 寿 郎  44番    田 﨑   潤  45番    首 藤 隆 憲  46番    藤 原   昭  47番    木 村 義 則 ───────────────────── 欠席議員  39番    日小田 良 二 ───────────────────── 出席した事務局職員  局   長  内 田   司  次   長  安 部 楯 夫  議事課長   冨 田 康 治  議事課長補佐 工 藤 健 一  議事課長補佐 木 村 辰 雄  議事記録係長 加 藤 修一郎  主   査  牧   光 男  主   査  筒 井 昌 一  主   任  明 石 文 雄  嘱   託  赤 﨑 和 範 ───────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市   長      木 下 敬之助  助   役      安 東   保  助   役      阿 部 利 重  助   役      護   雅 行  収 入 役      清 原   勲  教 育 長      清 瀬 和 弘  水道事業管理者    木 本 克 章  消防局長       佐 藤   薫  総務部長       三 宮   廣  企画部長       太 田   薫  財務部長       城 井 武 秀  市民部長       是 永 孝 人  福祉保健部長     磯 崎 賢 治  環境部長       児 玉 勝 正  商工部長       佐々木 利 夫  農政部長       佐 藤   寿  土木建築部長     佐 藤 靖 正  都市計画部長     下 岡 久 男  下水道部長      佐 保 賢 一  水道局管理部長    岡   康 弘  教育委員会事務局参事 満 生 和 昭  総務部次長      久 渡   晃  総務部次長      大 戸 愼一郎  財務部次長      渕 野 善 之  財政課長       藤 田 茂 利 ─────────────────────   議  事  日  程  (第5号)     平成10年6月15日午前10時開議 第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 第2 議第67号から議第69号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) 第3 議員提出議案第2号上程、審議(委員会付託省略) 第4 意見書案第5号及び決議案第1号上程、審議(委員会付託省略) 第5 大分伝染病隔離病舎組合議会議員補欠選挙 第6 閉会中各委員会の継続調査について 第7 会議録署名議員の指名 ─────────────────────   本日の会議に付した事件 日程第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 日程第2 議第67号から議第69号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) 日程第3 議員提出議案第2号上程、審議(委員会付託省略) 日程第4 意見書案第5号及び決議案第1号上程、審議(委員会付託省略) 日程第5 大分伝染病隔離病舎組合議会議員補欠選挙 日程第6 閉会中各委員会の継続調査について 日程第7 会議録署名議員の指名  ◇─────────────────◇ ○議長(阿部剛四郎) これより会議を開きます。           午前10時5分開議 ○議長(阿部剛四郎) 本日の議事は、お手元に配布の議事日程第5号により行います。      〔「動議あり」と3番議員発言〕 ○議長(阿部剛四郎) 3番、福間議員
    ○3番(福間健治)(登壇) おはようございます。日本共産党福間健治です。  談合事件徹底解明のための100 条調査特別委員会の設置を求める動議を提出いたします。  動議提出の第1の理由は、今回の談合事件は大分市政始まって以来の不祥事であり、市政に対する市民の不信と不満があふれております。  43万市民は、今回の談合事件の原因究明とその全容を市民の前に公表することを求めております。市民の目線で判断をするならば、こうした市民の声にこたえるのが議会の役割であります。  第2の理由は、本会議、委員会の論議で、談合事件についての市長、執行部の態度は、警察や地検任せで独自調査はしないというもので、談合事件、人事問題についての調査ができることもしないという、自浄作用がないことが明確になった以上、市議会が43万市民から負託をされた市政のチェック機能を最大限に発揮をすることが求められております。  第3の理由は、特別委員会を設置しても、資料がない、委員会をつくっても、解明できなければむだだなどの意見もありますが、今の情報の範囲でも、談合事件の原因究明できることはたくさんあります。大塚容疑者と深い関係の市幹部職員市長後援会役員などからの意見の聴取、また、人事漏えい問題でも、事前に知っていた人は限られております。関係者への事情聴取などは、すぐにでもできることであります。  さらに、今回の談合事件、その他の工事についての談合疑惑についても、調査特別委員会で関係者への尋問などで事件究明の大きな効果が期待できることは明らかであります。  以上の立場から、地方自治法第100 条に基づく調査特別委員会の設置を求める動議を提出いたします。  なお、これは重大な問題ですので、採決に当たりましては、無記名投票の方法で実施することを要求いたします。議長におかれましては、この点で御配慮いただくようお願いをいたします。  以上です。 ○議長(阿部剛四郎) ただいま動議が提出されましたが、これは他に2名以上の賛成があれば成立いたします。  賛成の方の起立を願います。      〔賛成者起立〕 ○議長(阿部剛四郎) 賛成の方は3人でありますので、本動議は成立いたしました。  よって、本動議を議題とし、起立により採決いたします。 ○議長(阿部剛四郎) 談合事件の全容の徹底解明をするための100 条調査特別委員会を設置することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(阿部剛四郎) 起立少数であります。  よって、談合事件の全容の徹底解明をするための100 条調査特別委員会を設置することは否決されました。  ◇─────────────────◇ ◎日程第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第1、去る9日の本会議で各委員会に付託いたしました議第55号から議第66号まで及び報第3号から報第21号までの議案31件、請願3件並びに3月議会から継続審査となっております請願2件を一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  最初に、総務常任委員長。28番、日名子議員。 ○28番(総務常任委員長 日名子起美郎)(登壇) おはようございます。  総務常任委員長報告を行います。  さきの本会議で当委員会に付託されました一般議案5件及び報告議案10件並びに今回新たに付託されました請願2件につきまして、審査いたしました経過及び結果の御報告を申し上げます。  まず、一般議案についてであります。  議第55号、大分市議会議員及び大分市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部改正についてであります。  これは、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、選挙運動用自動車の使用に係る経費及び選挙運動用ポスターの作成に係る経費の公費負担の限度額を引き上げようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第56号、各種委員会の委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、これは国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、投票管理者投票立会人等の報酬の額を改定しようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第57号、大分市恩給条例の一部改正についてでありますが、これは恩給法等の一部改正に伴い、恩給年額の計算の基礎となる仮定給料年額引き上げ等の改正をしようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第59号、大分市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでありますが、これは非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、消防団員等補償基礎額等を引き上げようとするものであります。  また、議第60号、大分市消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正についてでありますが、これは消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正に伴い、消防団員退職報償金の額を引き上げようとするものであります。  慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、専決処分した事件の承認についてであります。  まず、報第3号、平成9年度大分市一般会計補正予算第5号第1条歳入歳出予算の補正のうち、歳入についてでありますが、これは地方交付税、市債等で2億2,648 万7,000 円の増収があったものの、市税、地方消費税交付金、国、県支出金、財政調整基金繰入金等で29億8,081万3,000 円の減額が生じたため、差し引き27億5,432 万6,000 円の減額補正となったものであります。  慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  また、歳出のうち第2款総務費、第3款民生費のうち国民健康保険課関係及び国民年金費、第5款労働費のうち労働諸費、第9款消防費並びに第12款公債費についてであります。  これは各事業費の確定に伴う最終調整であり、慎重に審査いたしました結果、第2款総務費について一部反対意見がありましたが、いずれも原案を承認することに決定いたしました。  また、第2条繰越明許費及び第3条地方債の補正につきまして慎重に審査いたしました結果、いずれも一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第4号、平成9年度大分市国民健康保険特別会計補正予算第4号、報第5号、平成9年度大分市老人保健特別会計補正予算第3号、報第8号、平成9年度大分市財産区特別会計補正予算第2号、報第9号、平成9年度大分市交通災害共済事業特別会計補正予算第2号、報第11号、平成9年度大分市土地取得特別会計補正予算第4号についてであります。  いずれも事業費等の確定に伴う予算の調整であり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第16号、大分市税条例の一部改正についてでありますが、これは地方税法の一部改正に伴い、個人市民税の均等割及び所得割の非課税限度額引き上げ等所要の改正をしようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第17号、大分市国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、これは地方税法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税の減額の対象となる所得基準を緩和しようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第18号、平成10年度大分市国民健康保険特別会計補正予算第1号及び報第19号、平成10年度大分市老人保健特別会計補正予算第1号についてでありますが、両特別会計とも平成9年度予算に歳入不足が生じたため、平成10年度予算をもって繰り上げ充用を行う必要があり、専決処分したものであります。  慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  最後に、今回新たに付託されました請願の審査結果について御報告を申し上げます。  まず、平成10年請願第3号、インド、パキスタンの核実験に強く抗議し、すべての核保有諸国核兵器廃絶への責任ある措置を求める決議についての請願でありますが、提出者から請願内容の一部訂正願が出されましたので、これを了承の上、慎重に審査いたしました結果、異議なく採択すべきものと決定をいたしました。  続いて、平成10年請願第4号、「周辺事態法」などの制定に反対する意見書提出を求める請願についてでありますが、慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、不採択にすべきものと決定をいたしました。  以上で総務常任委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 次に、厚生常任委員長。 10番、安部議員。 ○10番(厚生常任委員長 安部泰史)(登壇) 厚生常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました一般議案1件、報告議案2件及び継続審査となっておりました請願1件について、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  まず最初に、議第62号、ごみ収集車の購入についてであります。  これは中型プレス車8台、小型プレス車1台の計9台を買いかえるものであり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、専決処分した事件の承認についてであります。  まず、報第3号、平成9年度大分市一般会計補正予算第5号第1条歳入歳出予算補正歳出中、当委員会所管分であります第3款国民健康保険課関係及び国民年金費を除く民生費、第4款衛生費についてであります。  いずれも事業の確定に伴う事業費の調整であり、慎重に審査いたしました結果、第3款民生費について一部反対意見がありましたが、第3款、第4款とも原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第15号、平成9年度大分市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算第1号についてでありますが、これも事業の確定に伴う調整であり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  最後に、継続審査となっておりました請願1件の審査結果について御報告を申し上げます。  平成9年請願第17号、大分市にすべての障害児を対象とした相談・療育・訓練・医療のできる公立の療育センターの早期実現を求める請願については、執行部から、障害児のための地域療育等支援事業の新たな取り組みや今後の方向、あるいは療育の場の提供に関する県との連携状況についての説明、さらには、類似施設の視察を行う等、慎重に審査いたしました結果、2010大分市総合計画、大分市障害者計画に国、県と協議しながらの療育推進という方向性が示されているものの、専門的な各種医療も受けられる公立の療育センターを市が単独設置することは困難であるとして、一部反対意見がありましたが、不採択とすることに決定いたしました。  以上で厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 次に、文教常任委員長。 43番、桐井議員。 ○43番(文教常任委員長 桐井寿郎)(登壇) 文教常任委員長報告を行います。  さきの本会議で当委員会に付託されました一般議案2件、報告議案1件及び継続審査となっておりました請願1件について、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第61号、大分市公立学校教職員住宅条例の廃止についてであります。  これは、泉町にあります大分市公立学校教職員住宅が老朽化したため、これの廃止に伴い、関係条例を廃止するものであります。  慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第63号、美術品の購入についてであります。  これは現在、我が国を代表する画家、平山郁夫作の日本画「緑韻富貴寺」を東京都の株式会社ナカジマアートから1億4,500 万円で購入しようとするものであります。  本作品は、縦1.7 メートル、横3.6 メートルの大作でありますが、写真等を参考に、作者や作品の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第3号、専決処分した事件の承認について──平成9年度大分市一般会計補正予算第5号第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費並びに第11款災害復旧費のうち文教施設災害復旧費についてであります。  第10款教育費は、補正額1億9,328 万円の減額で、累計額は220 億6,699 万4,000 円、一般会計に占める構成比は15.5%となり、第11款災害復旧費のうち文教施設災害復旧費は、4,601万1,000 円の減額補正であります。  これは事業費の確定に伴う国庫補助金並びに地方債等の財源調整であり、慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  最後に、継続審査となっておりました平成9年請願第13号、サッカーくじ法案に反対する意見書提出方についてであります。  このサッカーくじ法案は、去る5月12日に、衆議院本会議において可決成立をいたしたところであります。  今後は、法施行、さらには2年後の販売に向けて文部省が中心となっての条件整備に移り、政省令の整備など、具体的な作業に着手していくようであります。  今回、国会での審議状況を踏まえ、慎重に審査いたしましたが、サッカーくじ制度については、スポーツ振興に充てる財源確保という観点から、あるいは青少年へ悪影響を与える懸念等から各方面で論議を呼んでおり、くじの具体的な実施方法、収益の配分先や金額など、本制度の条件整備についてさらに注意深く見守る必要があることから、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  以上で文教常任委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 次に、建設常任委員長。 25番、麻生議員。 ○25番(建設常任委員長 麻生栄作)(登壇) 建設常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました一般議案3件、報告議案4件について審査いたしました経過並びに結果の報告をいたします。  最初に、議第64号、工事委託契約の締結についてでありますが、これは仮称田ノ浦連絡橋橋梁上部工工事及び人工島埋土工事の委託契約を大分県と締結しようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第65号、工事請負契約の締結についてでありますが、これは大分市公共下水道稙田処理区宗方4号雨水幹線施設2工区工事を梅高建設株式会社と請負契約を締結しようとするもので、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第66号、市道路線の認定及び廃止についてですが、これはパークシティ季の坂団地1号線ほか105 路線を市道認定し、また、志手9号線ほか1路線を市道廃止するもので、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、専決処分した事件の承認についての報告議案についてであります。  まず、報第3号、平成9年度大分市一般会計補正予算第5号第1条歳入歳出予算の補正中、当委員会所管分の歳出第5款労働諸費を除く労働費、第8款土木費、第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費についてでありますが、これらは事業費の確定に伴う調整が主なものであり、慎重に審査いたしました結果、第8款土木費に一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第10号、平成9年度大分市公共下水道事業特別会計補正予算第4号についてでありますが、これも事業費の確定に伴う調整が主なもので、慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第11号、平成9年度大分市土地取得特別会計補正予算第4号第1条歳入歳出予算の補正中、歳入第3款繰入金、第4款市債、歳出第1款土地取得費のうち公共用地先行取得費、第3款公債費及び第2条地方債の補正についてでありますが、これらも事業費の確定に伴う調整であり、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、報第13号、平成9年度大分市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第2号についてでありますが、これも事業費の確定に伴う調整が主なもので、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  以上が当委員会に付託されました議案の審査経過並びに結果であります。  このほかに尼ケ瀬川内水対策について経過報告を受け、早期の事業完了に向けての予算獲得に努力されるよう要望いたしました。  また、下郡風致地区の現況把握のため現地視察を行い、経過報告を受ける中で、防災対策の指導徹底と今後の対策の課題整理を強く要望いたしました。  以上で建設常任委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 次に、経済常任委員長。 27番、林野議員。 ○27番(経済常任委員長 林野書佳)(登壇) 経済常任委員長報告を行います。
     さきの本会議において当委員会に付託されました一般議案1件、報告議案7件について、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  初めに、一般議案であります。  議第58号、大分市中小企業振興条例の一部改正についてであります。  本案は、景気低迷が続く中で、とりわけ苦境に立たされている中小企業に対しての融資額の最高限度額を従来の200 万円から750 万円に引き上げようとするものであり、慎重に審査いたしました結果、今後とも一層中小企業の振興に努力する旨の要望を添えて、異議なく承認することに決定をいたしました。  次に、専決処分した事件の承認についてであります。  まず、報第3号、平成9年度大分市一般会計補正予算第5号の当委員会所管分について慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  続いて、報第6号、平成9年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算第3号であります。  慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  次に、報第7号、平成9年度大分市農業共済事業特別会計補正予算第3号は、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案のとおり承認することに決定をいたしました。  報第12号、平成9年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算第4号は、慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  次に、報第14号、平成9年度大分市農業集落排水事業特別会計補正予算第2号は、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案のとおり承認することに決定をいたしました。  また、報第20号、平成10年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算第1号であります。  本案は、平成9年度の同事業に欠損が生じたために繰上充用するものであります。  慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  最後に、報第21号、平成10年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算第1号であります。  これも報第20号同様、9年度事業への繰上充用のための補正であります。  慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  以上で経済常任委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 次に、議会運営委員長。 32番、田島議員。 ○32番(議会運営委員長 田島八日)(登壇) 議会運営委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託をされました平成10年請願第5号、「談合」事件全容の徹底解明を求める請願について審査いたしました経過並びに結果の御報告をいたします。  本件については、市議会に100 条調査特別委員会を設置し、談合事件の全容を解明するとともに、公表するようにとの請願要旨であります。  慎重に審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、不採択にするものと決定をいたしました。  以上で議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 以上で委員長報告を終了いたしました。  これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  1番、小手川議員。 ○1番(小手川恵)(登壇) 1番、小手川恵です。  文教常任委員長に質問をいたします。  平成9年請願第13号、サッカーくじ法案に反対する意見書提出方については、継続審査という御報告がございました。このことについて、関連する問題についても含めて、二、三質問をいたします。  この請願は、昨年の6月16日に出され、委員会付託をされた請願です。私ども日本共産党市議団としましては、昨年12月議会、そしてことしの3月議会と2回にわたって、継続審査はおかしいのではないかということで、この場で委員長に対する質疑も行いましたし、また、反対討論の中でも意見を申し述べてまいりました。  昨年の12月議会では、来年通常国会で上程し審議をされることは明らかであると、急いで結論を出して反対の声を上げるべきだというふうに求めました。ことしの3月議会では、審議が衆議院に移り重大局面を迎えている中、日本PTA全国協議会や全国の地婦連、日本弁護士連合会などから大きな反対の声が上がっていると、だから、早く、大分市議会としても市民の声を反映する形でこの法案を成立させるべきではないという意見を上げるべきではないかということで強く指摘をし、採択を求めてまいりました。  今、委員長報告にありましたように、5月12日、衆議院本会議で可決成立をしているわけですね。流れからすれば、例えば、可決成立をする前に緊急に委員会を開いて、どうするかということで態度を決するべきではなかったかというふうに思いますが、そういったことはなされなかったのか。  それと、委員会の中で、法が通った後、なぜ、また継続審査にしたのか、その辺について、全く理解できない委員会の態度なんです。ですから、もう少しきちんと説明をしていただきたいというふうに思います。  それから、昨夜日本対アルゼンチン戦を見られた議員の方も多いかと思いますが、改めて、サッカーというスポーツ、このすばらしさを実感した方も多かったのではないかと思います。そういった中で、2002年に日本と韓国両国の共同開催でワールドカップがあるわけですけれども、やはり、サッカーくじ法案が通った後、サッカーがかけの対象になった日本という国の中で、本来、スポーツであるべきサッカーがかけの対象にされたという中で行われるワールドカップがどういう状況にあるのかということについて委員会の中で審議をされたのかということについてお尋ねをいたします。  それと、それに関連してですが、文教常任委員会では、5月6日から8日まで韓国に、スポーツ振興ということでソウル、釜山両市を視察訪問しているというふうに聞いております。これは、2002年ワールドカップの共同開催ということもあって、そういう意味もあっての視察だと聞いていますが、この視察がどのように生かされているのかということについても、あわせてお尋ねをいたします。 ○議長(阿部剛四郎) 43番、桐井議員。 ○43番(文教常任委員長 桐井寿郎)(登壇) 小手川議員さんの質問についてお答えいたします。  本件につきましては、今御指摘いただいておりますように、12月あるいは3月議会の中でも委員会の対応について質問を受けてまいりましたし、私どもも、それなりに審査してきたところであります。  御案内のように、今回のこの意見書提出方については、青少年の健やかな成長を妨げるということと、スポーツは国民の基本的権利であり、国の責任において予算措置をすべきである、よって、この法案に反対すべきであるということが趣旨であります。したがって、委員会の中でもこれに沿いながら、一面では提出者のことの理解はできますけれども、国会におけるスポーツ振興の議員連盟が平成6年かに提案して以来、賛成の立場あるいはまた反対の立場、そして中立のというような有識者の意見が報道機関を通じて私どもに入ってきております。したがって、この法案については、委員会の中でもいろいろ議論をする余地がいっぱい残っているところであります。  法案そのものに問題があるということで片づけることではなくて、我々とすれば、法案が生まれたその背景なりあるいはスポーツ環境全体の整備や拡充、ひいては、地域スポーツの環境づくりとかその振興、そして、その財源対策はというようなことの制度の一つ一つについて考慮しながら判断すべきであるというような形の中で、より慎重に行ってきたところであります。  今回の委員会の中でも、既に5月の12日に法案が成立をしました。その中で何を審議するのかということで言われますけれども、今、私が申し上げましたように、条件整備がだんだんできているようだけれども、我々とすれば、制度の内容等がまだまだ自分たちはわからない。したがって、本案が成立したからといって、そうですかといって本案の採択あるいは不採択といいますか、どちらに採決するか、不採択するか、そういう単純な形の中でここで決めるべきではないということから、もう一度継続審査にしたいというのが、当委員会の結論であります。  さらにまた、5月6日から8日について、釜山に行って視察がどう生かされたかということでありますけれども、正直に申しまして、今、私ども、帰ってきて視察がここでどう生かされたというのは申し上げられません。私の、あるいは文教委員のそれぞれの皆さん方が、日本にない、あるいは大分市にないものを見て帰ってきたわけでありますから、それをこれからどう生かしていくかは、これからの私どもの活動の一つだというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(阿部剛四郎) 1番、小手川議員。(発言する者あり) ○1番(小手川恵)(登壇) 文教常任委員長に再質問する前に、御意見のある方は、どうぞ手を挙げて前に出て発言されたらどうかということを、まずお勧めしておきます。  今、文教常任委員長から私の質問に対するお答えがございましたが、私は今、98年の3月議会と97年の12月議会の委員長報告に対する私どもの質問と委員長の答弁を持っているんですけれども、答弁がほとんど変わらないんですね。その辺から考えると、やっぱり非常に問題であろうというふうに思います。  先ほど委員長がとっても大事なことをおっしゃったんです。「一面では理解できる」と。請願に対して「一面では理解できる」ということであれば、私は、今回、総務常任委員長が、インド、パキスタンの核実験に反対する決議を上げるように市民団体から出されていた請願に対して、一部文言を訂正して委員会で全会一致で採択しましたけれども、そういった委員長としての努力をすべきであろうというふうに思うんです。  「一面では理解できる」ということは、サッカーくじ法案そのものが大きな問題であるということは、委員会の中で共通した意見だと思うんです。国会の中で多くの反対意見を押し切って通過しましたけれども、大臣経験者の自民党の田中眞紀子議員が反対をするというような、本当に党の中で意見の割れた、そういったサッカーくじ法案だったんです。ですから、やはり、実際直接地方自治体の議員として、そこの地方で暮らす子供のことを考えたときには、文教常任委員会として、国に対して、こういった法案そのものを通すことは非常に問題ありという形で、遅いですけれども、ただ、上げないよりは、意見を上げた方がいいということで、私は、委員長に、次の9月議会を待たずに早急に委員会を開いていただいてぜひ採択をしていただきたいというふうに再度強く要求をいたします。  それから、先ほど韓国の視察のことで、委員長は、委員会の中でどう生かされたかということは申し上げられないと、日本にない、大分市にないものを韓国で見てきたというふうにおっしゃいましたけれども、それであれば、文教常任委員会のお仕事は一体何か、と。大分市の子供たちが今置かれている非常に深刻な教育現場、それから、非常に深刻な社会状況の中に置かれている教育の問題について、わざわざ韓国に行って見なくても、日本の国の中で地方自治体でいろいろ頑張っている自治体があるわけですから、そういうものを見てくることこそ、やはり、43万市民の目線に立ったそういった視察であろうというふうに思います。  こういったことからすれば、私は、ワールドカップの開催、そしてサッカーくじに対する委員会審議、これに対して役立った視察だったのではないかということでお尋ねしたんですけれども、どうもそうではないようにあるということなんですね。ですから、韓国と言えば、韓国に視察に行ったということで、スポーツ振興についてということで視察したその関連としては、2002年に行われるワールドカップの共同開催ということしか考えられないんですけれども、その関連で、どんな効果が委員会の中で認められたのかということについて、私は、再度お尋ねをしたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(阿部剛四郎) 43番、桐井議員。 ○43番(文教常任委員長 桐井寿郎)(登壇) 小手川議員さんの再質問にお答えします。  「一面では理解できる」というサッカーくじの……(「要望」等と呼ぶ者あり)これは要望だからいいですか。そうですか、はい、わかりました。(「委員長個人の意見を言うな」等と呼ぶ者あり)  今、答弁であれですが、「一面では」というのは、青少年の健全育成というような立場が入っている、この点については僕らもそれを否定するものではないということでありますから、一応それだけつけ加えておきたいと思います。  それから、どう生かされたか、生かされなきゃ何にもならぬじゃないかというふうに言われますけれども、そういうことじゃございません。私どもとすれば、スポーツ振興について、2002年ワールドカップ大会について、さらにまた、青少年の健全育成について、これは委員会の付託事項じゃありませんから、私はここで一々申し上げませんけれども、私ども文教常任委員会としてこうして資料をつくり上げてきました。青少年健全育成にかかわる16項目に分けておりますし、あるいはまた、釜山で今建設中のドームの話からそれの経過なり、そういうことも調べてきたところであります。  なお、本件については、議長の方に全部提出しておりますので、復命書を見ていただければと思います。その結果を見て、またお尋ねをいただければということを申し上げておきます。  以上です。 ○議長(阿部剛四郎) 1番、小手川議員。 ○1番(小手川恵)(登壇) 今、委員長から御報告がございました。私ども、平成9年請願第13号、この請願を提出された団体の方に今回の経過を報告いたしましたところ、その方々が言われるのは、これはもう、議員としての責任逃れではないかというようなことまで言われた方もいらっしゃいます。ですから、この点では、市民の意見を付託する委員会として、本当に法案が可決成立をする前にやはり徹底的に審議をして、委員会としての意見を出すべきであったということを指摘しておくと同時に、先ほど言いましたように、今からでも遅くはありません。私は、ぜひ採択をして、今回のサッカーくじ法案については青少年に多大な影響を及ぼすということで、ぜひ大分市議会として意見を国に上げていただきたいというふうに思います。  それから、先ほど視察のことで委員長の御報告がありました。今、文教常任委員会で何が一番大きな問題かというときに、それは、残念ながら、私ども共産党の議員が文教常任委員会に籍を置いていませんので、委員会の中で意見を申し述べることはできませんけれども、ここで申し述べさせていただきますと、日本と韓国では、国の予算規模もそれから国政状況も全く違うわけです。ですから、本当に今の子供たちの深刻な状況を見たときには、やはり、今の大分市で、子供たちのために教育問題は非常に国の姿勢が大きくかかわってくる問題ですけれども、ただ、地方自治体でできることがあるのではないかと、地方自治体で独自の取り組みをしていることがあるのではないかということで、やはり、国内での委員会視察、それが大きな有効な視察であろうというふうに思います。  私は今、総務常任委員会に所属をしていますけれども、総務委員会でことし5月、同じ時期に秋田市とそれから新潟市の消防力の視察に行ってまいりました。今回、委員会で大分市の大分南消防署を視察いたしましたが、私は、一般質問で取り上げましたけれども、大分市の耐震調査、それから改修が非常におくれているという中で、やはり、南消防署そのものも大きな問題であろうというようなことを委員会で視察したんですけれども、それは、とりもなおさず、委員会で消防力について視察をしたその結果であったろうと思います。  新潟市の消防署では、耐震に問題があるということで、5,000 万円かけてきちんと耐震対策をしましたというような報告も受けました。そういった中で、大分市に帰ってきて大分市を改めてまた見直すというようなことを委員会の委員さんもされましたし、私自身も、今回一般質問で取り上げる大きなきっかけになったということを意見として申し添えておきますので、やはり、43万市民の目線に立った視察をぜひしていただきたいということを最後に申し添えて、私の再々質問といたします。 ○議長(阿部剛四郎) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  2番、廣次議員。 ○2番(廣次忠彦)(登壇) 私は、日本共産党を代表して、各委員長報告に対しての反対討論を行います。  まず、議第55号、大分市議会議員及び大分市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部改正についてであります。  これは、公職選挙法の改正に伴い、ポスター作成費用や車両の借り上げなどの選挙費用の公費負担を法律の最高限度いっぱいに引き上げようとするものであります。  現在、長引く不況のもとで市民生活は大変な状況にあります。こうした時期に公費負担をふやすことは、市民感情から見ても、納得がいくものではありません。法の改正があっても、条例を改正しなければならないという規定はありませんし、現行の公費負担で十分であると考えます。  よって、議第55号に反対をいたします。  次に、議第64号、工事委託契約の締結について──仮称田ノ浦連絡橋橋梁上部工工事及び人工島埋土工事についてであります。  これは、田の浦に人工海浜と人工島をつくろうとする事業の一環の工事ですが、このような大型プロジェクトを市民の声も十分に聞かないで進めていることも問題であります。また、環境破壊や震災からの安全性などを懸念する声も上がっております。  また、人工島の内海側では岸壁に緑色の藻のようなものが付着をしております。衛生上も問題があるのではないかという意見も寄せられております。  別大国道の拡幅については賛同できますが、国、県の押しつけで、ゼネコン奉仕のこうした事業はむだ遣いと指摘せざるを得ません。  よって、議第64号に反対をいたします。  次に、報第3号、専決処分した事件の承認について──平成9年度大分市一般会計補正予算第5号についてであります。 今回の補正予算は、事業の確定に伴う計数整理が主な内容となっておりますが、当初予算を補完する補正であり、基本的立場から容認できるものではありません。  具体的には、歳入第4款には、減額補正ですが地方消費税交付金3億9,803 万3,000 円が計上されております。また、第15款財産収入、利子及び配当金2,874 万5,000 円の減額補正です。  財政調整基金や減債基金などの利子は、法律上、繰り入れることは承知をしておりますが、基金はため込みであり、17款繰入金、財政調整基金繰入金7億円、減債基金繰入金5億円とも合わせ、基本的立場から反対をします。  また、基金にかかわる歳出についても、同じ立場で反対をいたします。  歳出では、第8款土木費、道路橋梁費には、仮称七瀬川自然公園整備事業に1,890 万円の財源組み替えがありますが、余りにも豪華過ぎる木橋やつり橋などの建設が含まれており、容認できません。  都市計画には、新産都背後地の住民の犠牲の上に大企業のための産業基盤整備が行われる坂ノ市公共団体区画整理事業などが含まれるなど、全体として、大企業優遇、ゼネコン奉仕の当初予算を踏襲する補正予算となっております。  さらに、同和行政は、一般施策に移行することが全国的な流れとなっていますが、各款に不公正で逆差別を助長する同和対策事業の補正が盛り込まれており、容認できません。  以上の理由から、報第3号に反対をいたします。  また、第3号報告、繰越明許費の繰越使用についても、一般会計補正予算の歳入歳出と同じ理由で反対の立場を明らかにしておきます。  なお、報第6号、専決処分した事件の承認について──平成9年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算第3号、報第10号、専決処分した事件の承認について──平成9年度大分市公共下水道事業特別会計補正予算第4号、報第12号、専決処分した事件の承認について──平成9年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算第4号、報第20号、専決処分した事件の承認について──平成10年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算第1号、報第21号、専決処分した事件の承認について──平成10年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算第1号については、いずれも公約違反で3%から5%に引き上げられた消費税が含まれております。  消費税は、本来なくすのが当然と考えますが、消費税の引き上げによる負担増も問題であり、消費税への基本的立場から反対をいたします。  次に、平成9年請願13号、サッカーくじ法案に反対する意見書提出方については、継続審査という委員長報告です。サッカーくじ法案の国会での採決では、大臣経験者の自民党の田中眞紀子代議士も反対の立場をとらざるを得ないような状況でありました。それほどに問題のある法案であり、多くの国民の反対の声を聞かず可決をさせた自民党を初めとする政党、会派の責任は重大であります。  サッカーくじ法案は可決をされましたが、国民、市民の不安や怒りは、消えてはおりません。市議会として、市民の声に基づいて採択を行うことこそ、今後の政府の政省令の着手などの対応に大きな影響を与えるものと考えます。  また、継続審査で責任を回避するかのような議員の態度はおかしいのではという市民の声も寄せられています。  以上の理由で、請願13号の継続審査に反対をいたします。  次に、平成9年請願第17号、大分市にすべての障害児を対象とした相談・療育・訓練・医療のできる公立の療育センターの早期実現を求める請願について、委員会の審議の中では、必要性は認めるが、公立では財源的にも無理などとして不採択になったとしています。これは、今回100 条調査特別委員会の設置を求める請願を不採択にしたのと同じように、市民の声に耳を傾けようとしない態度であると言わざるを得ません。  請願第17号、この請願には43万都市の大分市で3万5,000 筆を超える署名が添えられました。100 万都市の北九州市では、療育センターの設置を求める4万の署名が議会に提出され、市民の声が受け入れられ、採択をされています。その結果、北九州市では、公立の療育センターをつくり、そこを核にして療育事業を展開する方針が出されております。市民の意見を反映すべき議会としては、大分市と北九州市とでは、大きな違いではないでしょうか。  この請願に添えられた3万5,000 筆を超える署名を集めたのは、障害を持った子供を育てている多くのお父さんやお母さん方であります。我が子に間に合わなくても、次に生まれてくる障害を持った子供たちがほかの都市と同じように安心して療育が受けられるようにしたい、生まれたところによって受ける教育、医療に違いがあってはならない、こういった立場から、仕事や訓練あるいは保育園や学校の送り迎えの合間を縫って集められた貴重な署名であります。そして、こうした思いに打たれた多くの市民が、公立の療育センターが必要と署名をされたものであります。  障害を持って生まれた子供は、1歳半から療育訓練を受けることが発達保障のかなめと専門家の間では言われております。ところが、大分市ではこの機関がなく、別府まで通わなくてはなりません。別府の施設は受け入れ人数も多いことから、3歳から就学前までの子供の療育が中心となっております。障害の軽減のためには最も効果的で重要だと言われている1歳半から3歳までの子供たちの発達を促す訓練、療育が、やむを得ず後回しにされているのが現状であります。  今、多くの自治体で療育センターがつくられ、障害児の生活圏の中で週に2度、3度と療育、訓練の機会が保障され、家庭における療育、訓練のアドバイスが専門家によってなされ、障害児を抱えているがゆえの悩みの相談に乗ってくれるシステムなども確保されていっております。
     また、療育センターは、採算がとれるような施設ではないことも明らかです。だからこそ、真に子供のことを考える自治体では、民間では無理があるとして地方自治体が責任を持って設置をするとか、少なくとも第三セクター方式をとっているのであります。  財政的に厳しいからといいますが、他の自治体でできて、なぜ、大分市にできないのでしょうか。大分市の財政力からしても難しいことではないと考えます。例えば、一民間観光業者のために数十億円もかけて海岸線の埋め立て、施設移転の整備をするなどの大型プロジェクトなどが今後も推進される、こういったことを見直すことや、新日鐵などの固定資産税の評価を大幅に低くするなどの優遇をやめれば十分にできることであり、この請願を不採択にしたことは容認できません。  以上の理由で、請願17号の不採択に反対をします。  なお、労働組合などに依拠しない市民の皆さんが集めた署名としては、大分市議会始まって以来の3万5,000 筆を超える署名が添えられた請願でありました。この市民の声を反映させるためにも、大分市においては早急に、そしてより充実した療育施設をつくることを強く要望するものです。  また、大分市に公立の療育センターをつくる会や当事者である親たちを初め、多くの関係する方々の意見もきちんと反映されるよう強く要望しておきます。  次に、平成10年請願第4号、「周辺事態法」などの制定に反対する意見書提出を求める請願についてです。  周辺事態法は、まさにアメリカ有事自動参戦法とも言えるものであります。政府は、後方支援だから問題ないと釈明をしていますが、戦争状態のときに、敵対国は、前方、後方の別なく攻撃できることは、国際法上も明らかであります。いわゆる専守防衛という政府、自衛隊の従前からの立場からも、逸脱するものだと言わざるを得ません。  市民の安全と平和を守る上からも採択をして、意見書を国に上げるべき請願内容であります。  よって、請願第4号の不採択に反対をいたします。  次に、平成10年請願第5号、「談合」事件全容の徹底解明を求める請願についてであります。  事件の徹底究明は、43万市民の願うところであります。しかし、市長と市幹部は警察や地検の捜査任せで、独自の調査究明をしようとはしておりません。こうしたときに、チェック機能を果たす役割のある議会が当然徹底解明に向けて努力をすべきであります。  100 条調査特別委員会は、最も有効な手段の一つであります。こうした特別委員会を設置しても、資料がないとか、つくっても解明できなければむだだなどの理由で設置しないことは、市民の納得がいくものではありません。大塚容疑者と関係の深い市幹部職員市長後援会役員などから意見を聞くなど、できるところから進めることができます。  100 条調査特別委員会を設置し、解明に向けた取り組みを強めることこそ、今、求められていると考えます。  よって、請願第5号の不採択に反対をいたします。  次に、第7号報告、大分市土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出についてですが、東芝という大企業のための内陸工業用地の造成などが盛り込まれております。  この問題は、大企業奉仕というだけでなく、トリクロロエチレンの問題でもその責任を明らかにしようとしないなど、企業としての社会的責任を疑うものであります。こうした大企業のための造成などを行う必要はないと考えます。  よって、第7号報告に反対の立場を表明しておきます。  最後に、議第61号、大分市公立学校教職員住宅条例の廃止についてですが、老朽化などに伴うものですが、跡地は、市営住宅など、市民の暮らしや福祉などに役立つ施設などに利用することを強く要望しておきます。  以上、反対討論を行いましたが、談合事件を初め、市民の市政に対する怒りや意見が大きく寄せられています。こうした市民の声を負託を受けた議会として真摯に受けとめて、努力をするときではないでしょうか。  我が日本共産党は、43万市民の暮らしと安全、福祉を守るために引き続き全力を尽くす決意を表明して、各委員長報告への反対討論を終わります。 ○議長(阿部剛四郎) 以上で討論を終結し、これより採決いたします。  まず最初に、反対討論のありました議第55号、議第64号、報第3号、報第6号、報第10号、報第12号、報第20号、報第21号の議案8件及び平成9年請願第13号、請願第17号、平成10年請願第4号、請願第5号の4件について、起立により採決いたします。  以上の議案8件、請願4件は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(阿部剛四郎) 起立多数であります。  よって、以上の案件は、委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、ただいま決定を見ました案件を除く、議第56号から議第63号まで、議第65号、議第66号、報第4号、報第5号、報第7号から報第9号まで、報第11号、報第13号から報第19号までの議案23件及び請願1件は、それぞれ委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、以上の案件は、それぞれ委員長報告のとおり決定いたしました。  議決結果  議案 番号   件名         結果 議第55号 大分市議会議員及び大分市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部改正について 原案可決 議第56号 各種委員会の委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 原案可決 議第57号 大分市恩給条例の一部改正について 原案可決 議第58号 大分市中小企業振興条例の一部改正について 原案可決 議第59号 大分市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 原案可決 議第60号 大分市消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について 原案可決 議第61号 大分市公立学校教職員住宅条例の廃止について 原案可決 議第62号 ごみ収集車の購入について 原案可決 議第63号 美術品の購入について 原案可決 議第64号 工事委託契約の締結について((仮称)田ノ浦連絡橋橋梁上部工工事及び人工島埋土工事) 原案可決 議第65号 工事請負契約の締結について(大分市公共下水道稙田処理区宗方4号雨水幹線施設(2工区)工事) 原案可決 議第66号 市道路線の認定及び廃止について 原案可決  報 番号 件名          結果 報第 3号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市一般会計補正予算(第5号)) 原案承認 報第 4号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)) 原案承認 報第 5号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市老人保健特別会計補正予算(第3号)) 原案承認 報第 6号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算(第3号)) 原案承認 報第 7号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市農業共済事業特別会計補正予算(第3号)) 原案承認 報第 8号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市財産区特別会計補正予算(第2号)) 原案承認 報第 9号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市交通災害共済事業特別会計補正予算(第2号)) 原案承認 報第10号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)) 原案承認 報第11号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市土地取得特別会計補正予算(第4号)) 原案承認 報第12号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第4号)) 原案承認 報第13号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)) 原案承認 報第14号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)) 原案承認 報第15号 専決処分した事件の承認について(平成9年度大分市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)) 原案承認 報第16号 専決処分した事件の承認について(大分市税条例の一部改正について) 原案承認 報第17号 専決処分した事件の承認について(大分市国民健康保険税条例の一部改正について) 原案承認 報第18号 専決処分した事件の承認について(平成10年度大分市国民健康保険特別会計補正予算( 第1号)) 原案承認 報第19号 専決処分した事件の承認について(平成10年度大分市老人保健特別会計補正予算(第1号)) 原案承認 報第20号 専決処分した事件の承認について(平成10年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算(第1号)) 原案承認 報第21号 専決処分した事件の承認について(平成10年度大分市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)) 原案承認  請願 番号        件名     結果 第  3号 インド、パキスタンの核実験に強く抗議し、すべての核保有諸国核兵器廃絶への責任ある措置を求める決議についての請願 採択 第  4号 「周辺事態法」などの制定に反対する意見書提出を求める請願 不採択 第  5号 「談合」事件全容の徹底解明を求める請願 不採択  閉会中審査案件の結果  請願 番号   件名        結果 第 13号 サッカーくじ法案に反対する意見書提出方について 閉会中審議 第 17号 大分市にすべての障害児を対象とした相談・療育・訓練・医療のできる公立の療育センターの早期実現を求める請願 不採択  ◇─────────────────◇ ◎日程第2 議第67号から議第69号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第2、本日提出されました議第67号から議第69号までを一括上程いたします。  議案 番号      件名 議第67号 大分市教育委員会委員の任命について 議第68号 大分市監査委員の選任について 大分市固定資産評価員の選任について 議第69号 大分市固定資産評価員の選任について ○議長(阿部剛四郎) この際、提案理由の説明を求めます。  三宮総務部長。 ○総務部長(三宮廣)(登壇) ただいま上程されました議第67号から議第69号までについて御説明申し上げます。  まず、議第67号は、大分市教育委員会委員の任命についてであります。
     これは、平成10年6月27日をもって任期が満了いたします小野今朝雄氏の後任として、御沓義則氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき議会の御同意をいただこうとするものであります。  議第68号は、大分市監査委員の選任についてでありますが、平成10年6月27日をもって任期が満了いたします土肥忠彦氏の後任として、葛木信義氏を選任いたしたく、地方自治法第 196条第1項の規定に基づき御同意をいただこうとするものであります。  議第69号は、大分市固定資産評価員の選任についてであります。  平成10年6月30日をもって退任されます鷲尾平氏の後任として、野仲新一氏を選任いたしたく、地方税法第 404条第2項の規定に基づき御同意をいただこうとするものであります。  いずれの議案につきましても、それぞれの方の略歴につきましては別紙に添付いたしておりますので、説明を省略させていただきます。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(阿部剛四郎) お諮りいたします。  ただいま上程の議案3件は、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略し、直ちに逐号審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会付託を省略し、逐号審議することに決定いたしました。  それでは最初に、議第67号、大分市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  議第67号は、原案に同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり同意することに決定いたしました。  議案 番号      件名      結果 議第67号 大分市教育委員会委員の任命について 原案同意 ○議長(阿部剛四郎) 次に、議第68号、大分市監査委員の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  議第68号は、原案に同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり同意することに決定いたしました。  議案 番号    件名      結果 議第68号 大分市監査委員の選任について  原案同意 ○議長(阿部剛四郎) 次に、議第69号、大分市固定資産評価員の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  議第69号は、原案に同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり同意することに決定いたしました。  議案 番号    件名          結果 議第69号 大分市固定資産評価員の選任について 原案同意  ◇─────────────────◇ ◎日程第3 議員提出議案第2号上程、審議(委員会付託省略) ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第3、議員提出議案第2号、大分市議会会議規則の一部改正についてを上程いたします。  議案 番号      件名 議員提出議案第2号 大分市議会会議規則の一部改正について ○議長(阿部剛四郎) お諮りいたします。  本案は、会議規則第38条第2項の規定により提案説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、提案説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決いたしました。  議案 番号      件名     結果 議員提出議案第2号 大分市議会会議規則の一部改正について 原案可決
     ◇─────────────────◇ ◎日程第4 意見書案第5号及び決議案第1号上程、審議(委員会付託省略) ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第4、議員提出の意見書案第5号及び決議案第1号を一括上程いたします。 ───────────────────── 意見書案第5号    学校事務職員・栄養職員の人件費半額国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出について  上記意見書を内閣総理大臣、大蔵大臣、文部大臣、自治大臣あて提出いたしたく、会議規則第14条の規定により提出します。  平成10年6月15日   提出者 大分市議会議員 田 島 八 日                             渕   健 児                             大久保 八 太                             飯 村 昭 雄                             藤 本 速 雄                             安 部 武 士                             三 浦 一 男                             仲 道 幸 一                             桐 井 寿 郎                             首 藤 隆 憲                             藤 原   昭     学校事務職員・栄養職員の人件費半額国庫負担制度の堅持に関する意見書  義務教育費国庫負担制度は、自治体の財政力の差によって教育水準に差が生じないよう、国が県、市町村と責任を分担しながらも、最終的には国の責任で教育の機会均等を確保し、教育水準の維持、向上を図っていくために1918年に発足した。以来、教職員の給与費を中核としながら旅費、教材費等にもその対象を拡大し、義務教育水準の維持発展に役立ってきた。 にもかかわらず、財政事情や制度の問題を理由に、政府はこの制度から旅費、教材費を適用除外にし、恩給、共済費の追加費用の補助率、共済長期給付の切り下げ等を推し進めてきた。  特に、99年度予算編成において、大蔵省は、84年11月の義務教育費国庫負担制度改革草案の発表以来長年にわたり強く求めてきている公立小中学校の「学校事務職員・栄養職員の人件費適用除外」を、これまで以上に強力に進めてくることが予想される。  これが実施されると、学校事務職員・栄養職員の賃金は全額都道府県負担となり、自治体の財政を圧迫し、様々な職種の共同・協力によって成り立つ学校教育にも大きな影響を与えることになる。  よって、政府においては、義務教育水準の維持、向上のための義務教育費国庫負担制度を今後とも堅持するよう下記のとおり強く要望する。           記  1、学校事務職員・栄養職員の人件費国庫負担制度を堅持すること。  2、義務教育費国庫負担制度を堅持し、切り下げを目的とした見直しは行わないこと。   以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成10年6月15日           大 分 市 議 会 ───────────────────── 決議案第1号    インド・パキスタンの核実験に反対する決議提出について  上記決議案を会議規則第14条の規定により提出します。  平成10年6月15日   提出者 大分市議会議員 田 島 八 日                             渕   健 児                             大久保 八 太                             飯 村 昭 雄                             藤 本 速 雄                             安 部 武 士                             三 浦 一 男                             仲 道 幸 一                             桐 井 寿 郎                             首 藤 隆 憲                             藤 原   昭    インド・パキスタンの核実験に反対する決議  世界平和の確立、地球環境の保全を希求して各国が連携を進める中、インド、パキスタンにより地下核実験が強行実施された。  大分市は、平和宣言都市として、さきに「中国並びにフランスの核実験に抗議し、両国の核実験再開中止を求める決議」を行った如く、核兵器の廃絶と人類永遠の平和を願い、あらゆる国の核実験に対し、強く反対するものである。  核実験自制の要請が国際的に高まるさなかにもかかわらず、地下核実験が強行実施されたことは、核兵器廃絶に向かいつつある世界の潮流に逆行し、「平和都市」大分市民の願いを踏みにじる暴挙であり、いかなる理由に基づこうとも、いかなる条件が付されていようとも、断じて許すことができない行為である。  我々は、世界で唯一の被爆国である日本の国民、市民として、核兵器が多くの人々を無差別に殺戮する非人道的な兵器であることを知っており、核兵器によって国民の安全を守ることはできないし、核兵器が存在する限り、人類の真の平和は有り得ない。  よって、本議会は、ここに「平和都市」大分市の名において、インド、パキスタンに対し、核兵器の保有と開発につながる核実験を中止し、21世紀を核兵器のない世紀とするために努力することを強く求める。  以上、決議する。  平成10年6月15日           大 分 市 議 会 ───────────────────── ○議長(阿部剛四郎) お諮りいたします。  本案は、会議規則第38条第2項の規定により、提案説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、提案説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  意見書案第5号及び決議案第1号の2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、以上の案件は、原案のとおり可決いたしました。  ◇─────────────────◇ ◎日程第5 大分伝染病隔離病舎組合議会議員補欠選挙 ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第5、大分伝染病隔離病舎組合議会議員補欠選挙を行います。      〔三宮総務部長、城井財務部長、児玉環境部長退場〕 ○議長(阿部剛四郎) 同組合議会議員のうち、職員の中から選出する議員が、去る4月1日の人事異動及び機構改革に伴って辞職欠員となっております。  この補欠選挙の方法は、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。  お諮りいたします。  議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決しました。  職員の中から選出する議員に、   総務部長 三 宮   廣 君   財務部長 城 井 武 秀 君   環境部長 児 玉 勝 正 君  以上3名を指名いたします。
     お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました被指名人を大分伝染病隔離病舎組合議会議員の当選人とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、ただいまの被指名人を当選人と決定いたしました。      〔三宮総務部長、城井財務部長、児玉環境部長入場〕 ○議長(阿部剛四郎) ただいまの選挙における当選者が議場におられますので、本席から、会議規則第33条第2項の規定により告知いたします。  ◇─────────────────◇ ◎日程第6 閉会中各委員会の継続審査について ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第6、閉会中各委員会の継続調査に関する件を議題といたします。  各常任委員会、議会運営委員会並びに各特別委員会継続調査については、それぞれの委員長から、会議規則第 104条の規定によりお手元に配布の一覧表のとおり継続調査したいとの申し出がありました。  お諮りいたします。  各委員長の申し出のとおり、それぞれ閉会中継続調査することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、申し出のとおり閉会中継続調査することに決定いたしました。 ─────────────────────    閉会中における委員会の継続調査事件   総務常任委員会     1、市政の総合企画について     2、市税、その他財務について     3、職員の定数及び勤務条件について         4、市政の広聴広報及び統計について         5、出納及び財産管理について     6、自治振興及び消費、物価対策について     7、消防、防災について     8、国民健康保険及び国民年金について     9、文化行政及び国際交流について     10、その他、他の委員会に属さない事項   厚生常任委員会     1、社会福祉について     2、保健、環境衛生及び予防衛生について     3、清掃について     4、同和対策について   文教常任委員会     1、義務教育及び市立幼稚園について     2、社会教育及び体育振興について     3、芸術文化の振興及び文化財保護について     4、教育財産について   建設常任委員会     1、都市計画及び公園の整備管理について     2、道路橋梁について     3、治水及び下水道について     4、住宅及び建築について     5、上水道について     6、失業対策事業について   経済常任委員会     1、農林水産業及び園芸畜産について     2、商工業及び観光について     3、中央卸売市場について   議会運営委員会     1、議会の運営に関する事項について     2、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について     3、議長の諮問に関する事項について   地方分権等調査特別委員会     1、地方分権及び行政改革を推進するための調査について   都市環境対策特別委員会     1、生活環境保全に関する調査及び交通安全対策に関する調査について   大分駅高架・都市整備特別委員会     1、大分駅高架の進捗状況調査及び総合都市整備基本計画に関する調査について ─────────────────────  ◇─────────────────◇ ◎日程第7 会議録署名議員の指名 ○議長(阿部剛四郎) 次に参ります。  日程第7、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、   7番 藤 沢 達 夫 議員   32番 田 島 八 日 議員  以上2名を指名いたします。  ◇─────────────────◇ ○議長(阿部剛四郎) 以上で今期定例会に付議された案件は、すべて議了いたしました。  お諮りいたします。  本定例会は、これをもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部剛四郎) 御異議なしと認めます。  よって、平成10年第2回定例会は、これをもって閉会いたします。           午前11時29分閉会 地方自治法第 123条第2項の規定によりここに署名する  平成10年6月15日 大分市議会 議長 阿 部 剛四郎 署名議員 藤 沢 達 夫
    署名議員 田 島 八 日...