太田公弘 委員
中山隆仁 委員
大西洋平 委員
須田哲二 委員
江副亮一 委員
中里省三 委員
堀江創一 委員
福本光浩 委員
竹内 進 委員
田中淳子 委員
早川和江 委員
田島 進 委員
●欠席委員(0人)
●執行部
多田正見 区長
山本敏彦 副区長
白井正三郎 教育長
外、関係部課長
●事務局
書記 志村一彦
●案件
平成30年度予算審査(第6日)
一般会計予算歳出 第5款 都市開発費、第12款 土木費
(午前10時00分 開会)
○須賀精二 委員長 ただいまから、
予算特別委員会を開会いたします。
署名委員に、牧野委員、堀江委員お願いいたします。
はじめに、委員の交代についてですが、渡部委員、栗原委員、神尾委員、小野塚委員、P端委員、小俣委員、笹本委員、本西委員から早川委員、大西委員、江副委員、金井委員、須田委員、牧野委員、中津川委員、
伊藤ひとみ委員に、それぞれ、交代しましたので、報告いたします。
座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。
本日は、
一般会計予算歳出の第5
款都市開発費、第12款土木費の審査を行います。
それでは、これより本日の審査に入ります。
予算書・同説明書の174ページをお開きください。
第5
款都市開発費、第1項
都市計画費、第1目
都市計画費より審査願います。
◆福本光浩 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いをいたします。この
都市計画費の中では、2点質問をさせていただきます。
1点目は
都市マスタープランの今後のあり方というか、今の進捗状況と今後のあり方について。2点目は、
サイン計画、
サイン計画・
サインマニュアルについてということで、まずはお聞かせを願いたいと思いますが、まず1点目の
都市マスタープランですけれども、我が会派の代表質問の中でも質問をさせていただいて、区長からもるるお答えをいただいたところでございますが、ちょうど経営企画費の中でも公共施設の老朽化についての質問もさせていただきましたが、今回は都市開発部の中でこの平成28年度から3年間かけて、
都市計画マスタープランの改定作業が今行われておりまして、非常にいろいろな意味で大変な作業だと思います。ご尽力をいただいていることは十分承知しておりますが、その中で、この特にその中で将来の都市像ということでいろいろと今行っていただいていると思いますけれども、先日私も質問の中でその船堀の再開発ですとか、東篠崎の問題、または現庁舎の跡地のさまざまな活用等々も質問させていただきましたけども、現状、その
都市マスタープランの位置付けの中でこの将来の都市像というものがどのように都市開発の中で今お考えになっているかということを改めてお聞かせ願いたいと思います。
◎眞分晴彦
都市計画課長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいま委員からお話しいただきましたとおり、平成28年度から来年度までの3カ年をかけまして、現行の
都市計画マスタープランの改定作業を行っております。現在、素案の作成作業を行っているところでございます。今、お話しいただきました船堀への庁舎移転、それから現庁舎の跡地利用、そして東篠崎に創出される大規模用地の活用ですね。どの点を取りましても、今回改定される
都市計画マスタープランの計画に位置付けるべき重要な事項だというふうに考えております。現在素案の検討を進める中では、今後の船堀は庁舎移転も予定されていますことから行政防災の中心として
商業業務施設等の集積も図りながら区内外の交流や情報発信の拠点に、そして現
庁舎跡地周辺や
東篠崎団地周辺につきましては現在の既存の文化施設や
スポーツ施設等が集積もしておりますことから、さらに用地の有効な活用をしながら施設整備を図り、区民の交流拠点、にぎわいの拠点として改定計画に位置付けていこうというふうに現在検討を進めておるところでございます。
◆福本光浩 委員 わかりました。そういう形でこの将来の都市像の中で今言った、あえてその3つのことを聞かせていただきましたけども、そういう
都市マスタープランの中でもそういう位置付けであることは非常にうれしく思っていますし、当然のことかなということです。今後の
都市マスタープランの今作業を進めていただいているところでございますが、例えば区民への
パブリックコメントと言うんですかね。そういう区民への周知ですとか、また私たち議会に対してはどういう形で今後この
都市マスタープランというのは進んでいくか、どういう形でお考えですか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 改定に当たりましての、今後のスケジュールでございますが、現在今お話させていただきましたとおり素案の作成を行っております。新年度を迎えまして、できるだけ早い時期に議会のほうにもその素案の内容についてご説明させていただきたいというふうに考えております。その後、いただきましたご意見等反映しながら区民への
パブリックコメントですとか、説明会等を実施してまいりたいというふうに考えております。
◆福本光浩 委員 わかりました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。それと、この
都市マスタープランは将来の江戸川区を描く意味で大変重要な位置付けだというふうに思うんですけれども、それと同時に経営企画のとこでもお話をさせていただきましたが、今の経営企画のほうで公共施設のあり方をどういうふうにして進めていこうか考えているんですけれども、あり方のいろいろな資料を出していただいて、先ほど、先日は今後、今年度にまた違う新たな新しい資料を提供していただけるということでございますが、
マスタープランは
マスタープランで進むんでしょうけれども、この公共施設のあり方ということの、その中の一つとしてはしっかりと進めていかなければならないというふうに思いますが、先日のご答弁でこれからいろいろな意味で検討していくよということでございますが、やはり区長もその
都市マスタープランについてのご答弁の中ではいろいろその民間も合わせた再開発事業の促進とか
交通ネットワークの充実、そして、それがつまりまちの活性化や交流につながるというご答弁をされておりますので、やはり大変難しい課題であると同時に大変重要な江戸川区の将来を描く課題だというふうに思っておりますけども、今後の今、課長の中でお話が出た船堀または現庁舎の周辺、または
東篠崎エリアというのは、これもう
都市マスタープランでこういう形で明確に示していくということであれば、なおさらここについては早く作業を進めて行く必要があるのではないかと思いますが、先日も私が述べさせていただきましたけれど、資料が揃ってからということでございますが、いろいろな意味で例えば民間を交えた形での
プロジェクトチームの作成ですとか、そういうことも考えられると思いますけども、その辺について改めてお聞かせ願います。
◎新村義彦
都市開発部長 都市マスは先ほど課長も申し上げたように都市の骨格だとか大きな将来像をつくっていくということになりますけれども、施設計画もこれも一緒に並行して進めていかないといけないと思っています。船堀の話だとか現庁舎の跡だとか個別具体の課題が出てきていますので、施設の再配置計画と言いますか施設の今後のあり方と都市マスのあり方の線引きが難しいところなんですけども、これは同時並行でやってかないといけないということで、例えば船堀をとっても、全区的な問題もありますが、船堀固有の問題もあります。それから区役所の跡地についても跡地の活用ということで、ある意味地域限定的な要素もありますので、今後、都市マスの作成のチームと、それから企画のほうとも連携しながら、私のイメージとしては各
プロジェクトごとに何かそういう委員から提案あったような、いろいろな方が入っていくような意見交換の場をつくりながら個別の課題と全体の計画づくりを相互に連携しながら進めていくのが一番いいのかなというふうに思っています。
◆福本光浩 委員 ありがとうございます。ぜひそういう形で大変重要な課題だと私たちの会派も位置付けておりますので、行政防災の中心という視点もあれば
都市生活拠点もあるし、区民の交流、自然交流、いろいろな意味で江戸川区の将来を描く意味では大変重要な課題といいますか、大変期待をするところでございますので、ぜひ
都市マスタープランの作成とともに今進んでいる老朽化した公共施設のあり方の
プロジェクトチームの作成についても進めていただきたいということを要望して1点目を終わります。
それと2点目は、
サイン計画ですね。今いろいろお聞きすると2020年の
東京オリンピック・
パラリンピックに向けて、そして交通機関ですとか、またはそれぞれの自治体がサイン、公園のサインもあれば施設内のサインもあり、いろいろなサインがあるんですけれども、それを東京都もそういう指針を出して各自治体もそれに沿った形で
サインマニュアルというものをつくっているんですけれども、現状、江戸川区においてはその
サインマニュアルというものは
オリンピック・
パラリンピック課なのかもしれないけど、動いているとも聞いておりますけれども、全体のその課をまたいだ形でのそのマニュアルが作成されているのか、または計画というのはどうなっているのかを改めて聞かせていただきたいと思います。
◎眞分晴彦
都市計画課長 サイン計画につきましては、江戸川区におきましても昭和62年に
シンボルマークデザインですとか、公共サインに用います文字書体、矢印などの
基本デザイン、そして
カラーデザイン等をまとめました江戸川区
公共サインシステムデザインマニュアルというものを策定しております。それに基づきまして、この間案内サインですとか、施設サインの整備を進めてきております。しかしながら、近年の外国人の増加ですとか、今お話しいただきました東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催も控えておりますので、改めて
多言語化対応ですとか公共サインのわかりやすさの向上を図る必要があるというふうに考えております。現在、庁内の関係各課、
オリンピック・
パラリンピック推進担当、そして都市開発部、土木部も入っておりますが、そういった関係各課によりまして検討会を開催しておりまして、観光庁が平成26年に策定いたしましたガイドラインですとか、東京都が昨年見直しを行っておりますが、
国内外旅行者のためのわかりやすい
案内サイン標準化指針というものを改定しておりますので、そういったものを参考にしながら区のマニュアルの見直し作業を進めておるところでございます。
◆福本光浩 委員 わかりました。ということは、昭和62年にそういう
サインシステムの
デザインマニュアルを作成してからいろいろな意味で今改定に至っているということですね。ただ、今のお答えでわかりましたけれども、この
デザインマニュアルというのも
都市マスタープランでこの都市を描いていくのと同時にやっぱりこう一つのまちのPRのと言いますか、まちの向上に向けてこのサインがしっかりと統一しているというのが大事な視点だと思いますので、サインと言っても公園もあれば施設もあるし、路上のサインもあるし、いろいろなサインがあると思うんですけれども、その多言語化ということも一つでしょうけれども、そのデザインも含めましてしっかりとしたその
サインマニュアルというものを昭和62年からは正式にはその変わって、修正しつつはあるけれども、びしっとこう決まっていないのかなという感じもありますので、全庁挙げてこの
サイン計画というものを見直していただいて今の時代に合ったマニュアルの作成というものを要望して終わりたいと思います。
◆竹内進 委員 おはようございます。また、本日もよろしくお願いいたします。今の福本委員から質疑がありました
都市マスタープラン、これについて少し質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
平成11年に今の
都市マスタープランが策定されて、この20年間で本当に江戸川区の
まちづくりというものは大きく前進をしたといいますか、進んできたと思います。国だとか、東京都の事業を積極的に導入して生きる喜びを実感できる都市の実現に向けて、多田区長を先頭に職員の皆様方も本当にご努力いただきながら区民の皆さん方のご協力をいただきながらご支援をいただきながら本当に住みやすい
まちづくりを一歩一歩進めてこられてきたということは、私は高く評価をしたいと思っています。それと同時にやっぱりその区民の満足度、さまざま区政に対するさまざまな面で満足度という部分も年々高くなってきているように思われます。そこで、これからのその20年間の計画ですけども、私も代表質問で述べさせていただきましたけれど、当然かつてないような今スピードで少子高齢化が進んで社会構造が大きく変化しつつあると。そうした中で一部触れましたけども、その健康面とかあと福祉だとか、どっちかというとソフト面。ソフト面の部分をどのようにこの計画の中に盛り込んでいくかという観点と、あと先ほど福本委員もおっしゃっていましたけども、これからのその庁舎の移転問題だとか、大型施設の配置の問題だとかそういったさまざまな要素、そこに伴って、当然、
後で多分出てくると思うんですけども、この交通のあり方。当然、高齢化に伴ってバスの問題だとか、路線の問題だとか、そういった公共交通のあり方ということも非常に大事な部分だと思いますし、ワークショップで区民の意見にもたくさん盛り込まれてたということで、その交流という部分のあり方の部分。これはソフト面とハード面両方あると思うんですけども、その交流するという部分の今後取り扱いはどういうふうにしていけばいいのかという部分も含めて、今の福本委員からのもありましたけども、もう一度その今回の都市マスの作成にあたって、あと1年あるわけですから、この方向性、方向性をもう一度お聞かせいただきたいと思います。
◎眞分晴彦
都市計画課長 ただいまご質問いただきました
都市マスタープランへの健康や福祉についての計画の反映の位置付けですとか、庁舎移転、大型施設の建て替えの問題、そして高齢化に伴う交通のあり方。いずれにつきましても大変重要な問題であるというふうに考えております。それぞれにつきまして今回の改定計画に反映させていくべきだというふうには考えております。改定期間でありますおおむね20年先を見据えますと、人口の減少ですとか、超高齢社会などこれまでに経験したことのないような状況になるかと思われます。このような点からしますと具体的には今後の検討になりますが、船堀への庁舎移転ですとか、今後の公共施設の整備の機会を捉えまして地域の魅力を高めること、そして地域間の
交通アクセスの向上ですとか、
交通不便地域の解消を図りながら多様な世代がそういった地域間で交流できるような場、熟年者の方も出かけたくなるようなまちの実現を目指していく必要があるというふうに考えております。
◆竹内進 委員 今、ご答弁いただいたように本当に地域の魅力を高めて、それで多様な世代の方々が本当に楽しく暮らしてなおかつ交流するような場づくりというか、それとやっぱり最終的にはその魅力ある都市、都市像というものを大変なご努力いただくと思いますけども、今後我々議会のほうもしっかりまた議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをして終わります。
◆桝秀行 委員 私からはいわゆるこの
住宅整備条例についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
かねてからこの江戸川区がもっている
住宅整備条例というのは近隣自治体と比べてもやはり内容が厳しいものであるということ、それから区民の居住実態と照らし合わせてもちょっとかけ離れてきているものがあるんじゃないかなということで、何度も議会の中でも質問等、そしてその規制の部分をなるべく緩和してもらえるようにと要望を繰り返してきたところですが、建設委員会には報告をされているんですが、この
住宅整備条例の規則の部分が特にこの駐車場の附置義務にあたる部分が改正をされるということで、すごく私は安心をしておりました。1月にもうその交付がなされて今年の来月ですね。4月から実際に施行されるということで聞いておりますけど、この内容について一度わかりやすく説明をしていただけますでしょうか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 今回の改正の主な内容でございますが、まず1点目が駐車場のあの整備基準を見直しております。これまで賃貸住宅につきましては、戸数の小規模なものにつきましては戸数の6分の1というものを10分の1に緩和するということですとか、それ以外の規模のものについて3分の1でしたが、中規模なものについて4分の1の整備戸数に緩和するということですとか、あと寮におきます
バイク置き場についても台数の緩和をしております。それから、寮の居住面積につきましても最近の実態等を踏まえまして専有面積の緩和を行っております。そして、もう1点が事前相談。これまでできる規定ということで「できるものとする」というような書き方をしておりましたが、今回の改正で事前相談については「することとする」ということで義務付けということで改正させていただいております。
◆桝秀行 委員 ありがとうございます。数字の部分に関しては大分規制が緩和をされているというのはもう数字を見てのとおりによくわかるんですけど、その二つ目の部分で今までは規則として相談、事前相談ができるということだったわけですよね。これが今後は義務付けられると。事前協議をしなければいけないということになっていると思うんですね。これは逆にこの規制が強化されているんじゃないかなと捉えることもできると思うんですけど、このあたりもう一度説明していただけますか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 江戸川区
住宅等整備事業における基準等に関する条例の対象となるものにつきましては、工事の着手前に条例に定める基準に適合していることを確認するために協議の申し出というものを行っていただき、適合していることを確認した上で協定書の締結、その後、工事の着手という手順で進めていただいております。協議の申し出以前に行います今の事前相談は事業計画が固まる前に時間的な余裕をもって事業者に対して本区の
まちづくりの考え方を伝える重要な機会です。また、協議の内容は先ほどの駐車場や駐輪場、緑地の整備など多岐にわたりますので、協議まで進んだ段階でその内容の調整を図るということになりますと、事業計画に大きな変更が生じるようなことがあります。そういったことを未然に防止することですとか、図面の補正の作業をできるだけ少なくして協定自体にかかる時間を短縮、円滑に協議も締結を進めるために行っておるものです。そういったことを確実に実施していくために今回義務付けさせていただいたというものです。
◆桝秀行 委員 その今までは任意だったものを義務付けるということはやっぱりちょっと厳しくなったという捉え方でいいのかなと思うんですよ。それと、もう一度詳しく聞きたいんですけど、条例では今申し出とその事前相談をなるべくお願いをしているということだったんですけど、条例では義務付けてはないんですよね。条例と規則でそれぞれ義務付けているのかどうかというところを明確にお答えいただきたいと思います。
◎眞分晴彦
都市計画課長 事前相談につきましては、施行規則のほうで義務付けをしております。条例での、その事前相談についての規定はございません。ただ、あと先ほどの答弁の補足になりますが、条例の協議につきましては、大体年間250件程度行われております。実態としましてはその250件大体全てが事前相談を行っていただいています。このたびの規則改正で新たな負担を求めるということにはつながっていないというふうにも考えております。また、今回の規則改正に当たりましては、不動産業ですとか
建設関係団体の事前の改正の内容をご説明した上でご意見を頂戴しながら進めてきておりまして、事前相談の必要性というのは十分ご理解いただいているものと考えております。
◆桝秀行 委員 必要性はすごくよくわかるんですけど、私が聞いていたのは条例では義務付けをされてないわけですよね。条例では義務付けをしていないのに、その施行規則の中、規則の中で義務付けるということが果たしてその法律の概念上許されるものなのかなと思いましてちょっと余り僕もちょっとここ掘り下げたわけじゃないんですけど、上位法令で定めていないものをその下の規則でさらに規制を強化することというのは許されるんですか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 条例では先ほどお話しました協議についての規定は設けてございます。ただ、それを補足する意味で施行規則の中で事前相談についての規定を設けさせていただいているということでございます。決して条例でやらなくていいというものを規則でやりなさいというような規定を設けているということではございません。
◆桝秀行 委員 わかりました。ちょっと最後に整理をします。条例では任意であるものを規則の部分で義務付けられているという解釈でいいんですか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 条例で規定がございませんので、任意とか任意ではないということではございません。
◆桝秀行 委員 わかりました。また、ちょっと事前協議の話は後ほどの確認申請のところでもまた触れさせていただきますので、まずはこの条例、少し数字の部分では緩和をされたということですので、以前からほかの70平米規制の部分でも私は緩和をすべきだということで要望を出していますので、ぜひそういった部分でもこの緩和の流れというのを広げていっていただきたいとお願いをして質問を終わります。
○須賀精二 委員長 次に、第2目再開発関係費。
◆福本光浩 委員 ここでは、小岩駅周辺の
まちづくりの進捗と今後について改めてお聞かせを願いたいと思いますが、ちょうど平成19年にこの地域の方々と検討を重ねて小岩駅の周辺の
まちづくりの基本構想ができてちょうど10年がたって折り返しということでございますけれども、いろいろ小岩のそれこそ先ほどの話じゃないですけど、民間の方々とのいろいろな
プロジェクトが進んでいるというふうにも聞いておりますけれども、現在この壮大な事業の中で10年が経過いたしましたけれども、各地区の進捗状況というのは改めてどうなっているかということと、今後についてのあり方といいますか、進め方についてお聞かせを願いたいと思います。
◎町山衛
市街地開発課長 各地区の進捗状況と今後も合わせてお答えさせていただきたいと思います。
まず、七丁目西地区。こちらは27年6月に完成しました。個人施行第1号の再開発事業でございます。それから南口の西側、区の駐輪場のある部分、それからりそな銀行さんのある部分。南小岩六丁目地区でございますが、こちらは平成28年12月15日に組合の設立認可を得ているところでございます。組合施行第1号の再開発でございます。現在、年内に
権利変換計画の認可ということで最終段階のところにきておりますので、現在、その合意形成を図りつつ
権利変換認可後に年度内に工事着工できればというところまで来ているところでございます。それから駅の北口地区でございますが、こちらは平成27年度に準備組合、地元の準備組織ができております。こちらのほうも再開発の基本計画は固まりつつありますので、大体見えてきましたので今後は最初のステップである都市計画決定に向けて今後事業を進めていきたいと考えております。それから南口の七丁目地区。こちらは再開発事業と区画整理事業の一体的施行でございますが、再開発事業に関しては昨年に事業協力者が決まりまして、これで全ての地区に民間事業者が入ったということでございます。これから再開発の基本計画を地元の方と一緒につくっていくという段階にきております。区画整理事業につきましては、区施行で行いますので、こちらは減歩緩和のための先行買収、現在2,400平米ほど用地を取得できました。大体目標値に近づいてきたところでございます。引き続き、合意形成を図っていくんですが、結構高齢権利者さんがいたりということがありますので、また難しい事業ですので都とか国と直接今事業の課題も整理しながら合わせて地元の合意形成を行っているところでございます。駅全体の中で再開発、区画整理、面的整備事業に合わせて街路事業も単体で行っていく予定でございます。2路線ございまして一つは補助285号線南小岩八丁目ということで通称区役所通り、サンロード商店街のところでございます。こちらは28年6月30日に事業認可を取得しております。それと北側の北口の再開発の西側のJRの線路沿いのところですが、こちらは区街28号ということで、こちらのほうも29年2月23日に事業認可を取得しております。それぞれ現在、建物調査とその算定を行っておりまして、285号線につきましては、38軒中22軒、それから28号線については8軒中6軒の建物調査が完了して今算定中ということでございます。285号線につきましては1軒契約間近ということで夏ぐらいから解体ができればということでございます。以上、計画期から全ての地区が事業期に移りつつあるという段階に来たところでございます。
◆福本光浩 委員 10年間のいろいろな計画をこの短時間でお話をいただいたので、全てなかなか一遍に頭に入れるのはちょっと難しい部分ありましたけれども、進んでいるということはよくわかりました。改めてそこの詳細についてはまたここの機会じゃなくてお聞かせを願いたいと思いますけれども、その中で今の基金でいえばこの小岩の基金が318億かな、いただいた資料にも書いてあるんですけれども、今の課長のご答弁では国や東京都ともしっかりと連携をとりながらということでやはり事業を進めて行くにあたっては、もちろん江戸川区としても基金をためてそれを再開発に充てるということも十分なんですけれども、やはり一方では国とか東京都からのそのまちの再開発とかそういうことでのいろいろな意味での補助金というのかな、そういうことというのも大変重要になってくると思いますけれども、その辺のこの再開発を今それぞれ行っている中で国のこのバックアップ体制というか、補助金のあり方というのはどうなっていますか。
◎町山衛
市街地開発課長 再開発事業も区画整理事業も社会資本整備総合交付金交付要綱ということで、補助金のルールが決まっております。そのルールをフルに活用してやっていくということでございますが、いっぱい補助金を取るためにはやはり事業を進めていただいて次年度1年間でこれだけの業務がありますよということで国のほうに申請をしていく形になります。まず、第一には地元の合意形成を進めて、いっぱい仕事があります、だから補助金いっぱい必要ですという、そういうふうな進めていく状況が一つなのと、それと補助金は各地区競争というか、江戸川区としても都を通してエントリーをしていくんですが、なかなか全額つかなかったりとか切られたりする場合もございますので、そういう部分はやはり競争の面もありますので、本区としましては、いろいろな難しい事業やっていますので、大変なんですが国とか都とかと一緒に勉強会を開いていただいて、事業のその意義、それからこういう事業ができれば全国でもどこでも通用するんですよという国とかと一緒にやってそういう課題を深めていくということと、あと区としてもやはり国交省の本省とかにいろいろと行って、委員お持ちのパンフを配ったりとかそういうことをいろいろとつながりのできた方追っかけながらいって久々にいくと、「小岩進んでいるね、ホームページで見ましたよ」とか言っていただけたりしまして、そういう意味でやっぱりPRと現場を進めていくと。その結果が補助金に返ってくるということでございますので、引き続き財源の確保しっかりやってこの流れをとめることのないように財源も確保していきたいと考えております。
◆福本光浩 委員 わかりました。ありがとうございます。10年前に「100年栄える
まちづくり」というこのパンフレットをいただいて、ちょうどそれから10年が経過して私たちも委員会で今既にもう高いビルが建ち上がっていて、そこの現場も見ることもできました。今の課長のお話でも北口もその駅前広場が今後進んでいくと思うし、南地区においても進んでいるということで、非常にこの江戸川区の官と、そして民が一体となってこの一つの
まちづくりを形成しているということは非常にこのすばらしいことだと思うんです。一方で、その財源もその基金を積み上げながらまたその今課長のお話で創意工夫をしながら国や東京都の財源もいろいろと確保しているということでは、大変重要だなと思います。その中で先ほど1点目で触れさせていただいた
都市マスタープラン等今後の公共施設のあり方、また、それぞれの
プロジェクトチームの作成等もこの小岩が一つのモデルになるのではないかなと思っています。ですので、今後、担当課長としては、この小岩の再開発しっかりと進めていただくとともに、都市開発部としては先ほど部長からお答えをいただいたとおり、それぞれの地域でこういうことが起こり得ると思いますので、しっかりと進めていただきたいということを要望して終わりたいと思います。
◆堀江創一 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。今の福本委員のほうとのやりとりの中で、私もJR小岩駅のことについてお聞きをしようと思いました。今の全体の工事の進捗状況、今のやりとりでよく理解をさせていただきました。当時も10年というお話も再三出ておりましたけれども、特に今回年明けですかね。年が明けてから特に北口の地域の方たちから今言われたようなこの10年。あと10年折り返しというようなお話をいただいて、いよいよ北口のほうも工事が始まるんだねというような、そういうご意見をやはりよくいただくようになりました。何をと思ったらやはりJR小岩駅周辺地区
まちづくり協議会のこの
まちづくりだよりが広くこの地域の方たちに配布というんですかね、されて。どうして知っているのというかどこでと言ったらチラシを見たという方が非常に多くて、いよいよ始まるんですねという、関心を持たれる方が非常に増えたんだなというふうに思っております。特にこの1月号に関しては区長の挨拶が載っていまして、その中には「平成19年度から始めておりますJR小岩駅周辺地区の
まちづくりは地域の皆様の熱意に支えられ、平成40年度の完了に向け折り返し地点を迎えております」。まさにこれは答弁をされた部分だというふうに思いますけれども、平成30年、40年完成、あと10年だよねというこの10年の中で、いよいよ南口が先ほどもありましたけどスカイファーストが建って、いわゆるシンボリックな小岩の
まちづくりのシンボリックなものが建っていよいよという。いよいよまた北口もという、関心を持たれる方が今非常に増えてきたなというふうに思っております。そこで各地区の進捗状況はわかりましたけれども、今回特に北口について、駅前地区の
まちづくりについての現状。資料もいただいておりますけど、もうちょっと中身のある中身の細かいところも含めて教えていただければと思います。
◎町山衛
市街地開発課長 北口地区でございますが、こちらは平成20年に勉強会が発足しまして、平成27年に準備組合が設立されているところでございます。28年9月に事業協力者、いわゆる民間パートナーがつきました。権利者は65名ということで、現在56名の方、86%の方が準備組合に加入しております。そういう中で再開発の計画を皆さんの基本計画を固めてきて、今固まりつつあるということで次のステップは都市計画決定の手続に入りたいと、その寸前まで来ているということでございまして、年内には都市計画決定までできればという段階に今来ているところでございます。
◆堀江創一 委員 ありがとうございます。先ほどもお話いろいろ出ました。そのいわゆる都市計画決定を決める。このようなお話は再三先ほどからありましたけれども、どのようなことを具体的に決めていかれるのか、その点教えてください。
◎町山衛
市街地開発課長 まず、都市計画決定をして組合を設立して、それから権利変換の後の工事なので、結構もうすぐ工事が始まるという話を聞くんですが、工事はまだ3年後ぐらい先なんですが、あと三段飛びで3回飛びますので、その最初の一歩ということで都市計画を決めるということは都市全体の整備発展のために重要な事業というものをまず位置付け、事業の位置付けを行います。それからまちの将来像ということで、将来像を固めてそれを実現するためのルールも合わせてやっていくということでございますので、大方この姿を決める、ルールを決めるというのが都市計画決定でございます。
◆堀江創一 委員 ありがとうございます。先ほども言いましたけど、チラシを見てすぐ工事が地域では始まるんじゃないかみたいな、そういう話も出てきているわけですけども、都市計画決定の方向性というのを今お聞きしてわかりました。今その中で、具体的な話ということでまちの将来像というお話もありました。それをつまりその
まちづくりをどう目指すのか、具体的なまちになるのか、どういう形でまちの将来像というのをお示ししていくのか、その点お聞かせください。
◎町山衛
市街地開発課長 北口の今コンセプトは駅北の顔となる拠点街区の整備ということで、活気とにぎわいあふれる市街地の形成ということをコンセプトに計画を今考えております。具体的には方針を四つ立てて、都市基盤整備とあわせた交通防災の街区拠点の整備ということで交通広場が6,100平米北口にできますので、大きさとしましてはお隣の新小岩の南口が5,590平米ですので、そこよりちょっと大きいぐらいの交通広場ができるというのもございます。地下駐輪場もつくりますし、そういう空間ができるということと、それから二つ目は活気とにぎわいのある小岩らしい駅北の顔づくりということで、屋上に広場等もつくって駅のホームからもきれいに見えるように今は駅の北側にすぐに建物が、物販の建物が見えますので、少しすっきりした形になるということと、それから方針三つ目としましては、多世代が快適に暮らせるということで共同住宅も大きく上にのせていく形になりますので、そういう意味でも保育園をつくったりとかコミュニティルームもつくっていくと。それから四つ目。歩いて楽しめる憩いの景観づくりということで、今、緑もちょっと少ないところがございますので、緑を植えたり建物側をセットバックして歩道状空地にして歩くスペースも広げていく。そのような将来像で今考えております。
◆堀江創一 委員 ありがとうございます。今、四つのコンセプトといいますかね、ポイントを今教えていただきました。まさに今の話を聞くだけでも夢のあるというか、ただただ駅前の開発が進んでいくんだろうなというふうに思っています。新小岩よりも広い交通広場、そういうところも含めて北口が本当に変わっていくんだろうなということを想像いたします。それで、もう1点お聞きしたいのは、今のポイントの中にも都市基盤整備と合わせた交通防災拠点というようなお話もありました。南口に確かスカイファースト、今でも江戸川区で一番高い建物、あそこでいわゆる駐車場が災害時に一時避難場所という位置付けになると。確か、かまどベンチだとかマンホールトイレとか、そういう機能もあわせもってやるということでお聞きしていますけれども、いわゆるその都市開発だったり再開発事業だったりというそういう中でいわゆるその地域貢献という部分がそういうところにあたるのかなというふうに思います。今、北口がさまざまなこれから10年の間に工事が進んでいく中で、北口だけではもちろんありませんけれども、北口がいよいよ駅前広場を新たな
まちづくりをしていく中でこの地域貢献というのはどのような協議をされてどのようにしていこうかということは今話し合われれているのか、計画はあるのかお聞かせください。
◎町山衛
市街地開発課長 これまで再開発の計画を固めていく中で準備組合が北口町会さんとか商店街さんともお話をしていろいろと要望もありまして例えば北口町会さん、公園がないということで、ラジオ体操できるようなところがあればなということで建物の屋上に1,000平米ぐらいの広場をつくりますので、そういうふうな形でも使えるんじゃないですかというお話ですとか、あとやっぱり防災はキーワードになりますので、ところどころに防災広場という形で広場も設けていきます。それもまた地区計画の中で地区施設に位置付けていきますので、これは未来永劫、未来の建て替えのときでもその空間はつくってくださいということになります。そういうところ一時避難場所という指定も地域防災計画に位置付けて担保していきたいと考えております。それから保育園を入れるとか、無電柱化とかそういう地域貢献もあるんですが、今ちょっと具体的に考えているのは地域利用集会室というか、ちょっとそういう集会室も建物の中につくって建物の中の方も使えるんですが、周りの方にもいわゆる地縁団体というか商店会さんとか町会さんも使えるようなルールとかお金とかちょっとまだこれからなんですが、そういうやっぱり地域に開放された民設民営の会議スペースも必要ではないかということで、そういうのもぜひつくっていきたいと。今現段階ではそのような地域貢献を考えているところです。
◆堀江創一 委員 さまざまな形で工事というか、その完成に向けて進んでいるということがよくわかりました。これからもさまざまなご意見、それからいろいろな協議がこれからある、またさまざまな課題が出てくるとは思いますけれども、この10年の中でのいよいよ小岩の
まちづくりですので、これからもさらなる推進、よろしくお願いしたいと思います。
◆牧野けんじ 委員 私からもJR小岩駅周辺の再開発についてお伺いします。北口については、今もう準備組合加入率86%というお話もありました。地権者は65名ということですけども、北口は一見してテナントの店舗が多い、こういう場所です。借家人の件数というのは現在どれぐらいあるのかということと、こうした方々への説明というのはどういうタイミングで行われるのかそのあたり教えていただけますか。
◎町山衛
市街地開発課長 北口地区につきましては、借家の方は約150名いらっしゃいます。店舗が110、アパート居住等が40名でございます。こういう方々への説明でございますが、まず
まちづくりの手順としましては、土地なり建物をもっている方、そういう方がまず
まちづくりをやっていくやっていかないということの合意が必要でございます。その後に借家されている方ということでございます。北口はそうは言ってもかなり店舗110と多い形でございますので、先月の総会の中で権利者さんに対する説明でございますが、いわゆる大家さんに対しては借家人にはこういう時期にこういう補償をしていきますというお話を大家さんにしたところでございます。
◆牧野けんじ 委員 これまでも兼ねてから説明が最後になる一番立場が弱いのが借家人だということを指摘してきました。これまで小岩のにぎわいに貢献してきた皆さんでありますので、区としても責任をもって対応していただきたいと思います。それから七丁目地区についてなんですが、先日29年度中間報告会に私もお邪魔してきました。理解しやすくするための工夫がされていたなというふうに感じましたけれども、後日ある権利者の方、やはり高齢の方なんですけども、毎回同じような説明だとか、一方的な説明で生活再建のイメージがなかなか描けないと。それからいつ始まるか等話し合っていた知り合いも次々亡くなっていますと。自分も80歳を過ぎて新しい環境に移るというのはとても無理だと。とにかく高齢者の多い地域なので今のままでもいいという人も少なくないというような声をお寄せいただきました。長く住んできた方も多い地域だからこそということと、やはり区から持ち込んだ再開発でもあるという点からもこうした声は少なくないと思うんですが、こうした声に区としてはどのように対応されるでしょうか。
◎町山衛
市街地開発課長 どこもそうなんでしょうけど、非常に高齢化ということで小岩の現状も65歳以上が約8割。そこに住んでいる自家自用で住んでいる方、いわゆる区画整備の対象になる方でございますが、約8割の方が65歳以上ということでございます。そういう中で今までは区画整理できるのかできないのかという話から、今はやるなら早くやってもらいたいという話に確かに今おっしゃるとおりなってきまして、そこを今ちょっと最初にやっぱり直接に移転かけられるとかそういうことを今研究しているところでございます。また、いろいろと説明会出て一方的な話とかってあったんですが、もしそういう感想をお持ちの方いらっしゃればぜひ私のところに言っていただければ直接お話もさせていただきたいと思いますが、確かに高齢の方が多いのでなかなか事業は公共事業ですので、補償という形で特に金銭的な面は負担がなくできるとは思うのですが、実際皆さんで引っ越し先を探したり自分の家を解体したりという今後それは権利者さんの方がやっていただかなきゃいけない内容でございますので、そこら辺の部分の負担をどれだけ今後軽減できるかというのが最大の課題ということで事業の難しさもあるんですが、そこら辺のある程度自動運転的にできるかってところが課題ですので、その部分を、今、国なり都と一緒に勉強しているところでございますが、課題と認識していますので、その課題を解決して事業を円滑に進めていきたいと考えております。
◆牧野けんじ 委員 とりわけこの地区では権利者数がそもそも、しかも居住している方が多いという地区でもありますので、住民目線に立つということを重視して今後も対応してほしいとこういうことを述べて終わります。
○須賀精二 委員長 次に、第3目
まちづくり調整費。
◆田島進 委員 ここでは南小岩南部及び東松本付近地区の防災
まちづくりについて、この項目でよろしいですか。では、この項目で質問いたします。
この2月16日に今言った南小岩南部、東松本付近地区防災
まちづくり協議会を代表して3名の町会長さんから多田区長へ防災
まちづくりの提言書が提出されたと伺っております。そんな中でその提言書の中身とあわせて今後の現段階でこの地域の防災
まちづくりの事業計画での概要がわかる範囲で結構ですし、あわせてスケジュール等が現段階で述べられる範囲のものがあれば申し述べていただければありがたいです。よろしくお願いします。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 こちらの南小岩南部、東松本の防災
まちづくりの状況でありますけれども、この地区につきましては平成27年度に防災
まちづくり協議会のほうを設立しまして行っているところでございます。これにあわせまして、不燃化特区の助成制度のほうも開始しておりまして、現在までに建て替え及び除却の軒数も約60軒と進んできているところであります。この防災
まちづくりでつくりました提言書の中身でありますけども、老朽の木造住宅等の密集の改善であるとか、道路網の改善、道路占有物の改善、防災性の向上、住環境等の維持向上というものを協議会の皆さんに検討いただいてとりまとめたものでございます。これを今委員さんからお話がありましたとおり、2月16日に区長のほうに提出いただきました。この後の動きでありますけども、この4月から実際、密集事業を予定しております。公園整備等もこれに基づいて進めてまいりたいというふうに思っているところであります。来年度中に
まちづくりのルールとなります地区計画ですね、都市計画決定のほうも目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆田中淳子 委員 私もここで公共交通調整経費のところでお伺いしたいんですけど、公共交通といいますと今篠崎、都営新宿線も、いよいよ安心安全の体制づくりでホームドアができるということをお聞きをしておりまして、花火までには篠崎も瑞江もできるんじゃないかなということ、これ東京都の事業ですから、でも、やはり地元の区側の皆さんがしっかり働きかけをして進んだことだと思いますので、評価させていただきたいと思います。
そこで、違う件になるんですけど、バス交通について伺いたいと思います。今までも幾度となく質問させていただいてまいりましたし、また区長からもご答弁をいただいてきたところなんですけども、改めてお伺いをしたいなと思っています。公共交通にあたってもやはり江戸川区の地形、地を考えてもバス交通というものが必要不可欠なものになってくるというのは当然のことだと思っております。そういう中でこの間もある方々と一緒に食事に行くことがございましてね。バス乗って電車乗って行ったんですけど、その方たちがみんなシルバーパス出されていたんでびっくりしました。この方もシルバーパス持っているんだというぐらいにそんな話をしたときにやはり22年、23年、24年といったところ団塊の世代の方々がいよいよ70歳に突入してきたんだなと、これはやはりずっと語られてきたけれども、現実として高齢人口というのが今まさに増えているこのときなんだなということをしみじみ感じました。みんなお元気でそのシルバーパスを使ってあちこち行けるようになって、はじめ申請するときは70になるということの戸惑いと違和感があったようですけども、やはり申請してみるとありがたいことだと言いながら今まで以上に外に出ることが多くなったとその方々もおっしゃっていたことがすごく痛切に感じているところなんですね。そういう意味でやはり高齢化が進んでいるということを踏まえまして、その対応すべく今までの経緯はわかっておりますけれども、今後のバス交通についてどのように区としてお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありましたけれども、これからの高齢化社会を迎える上で課題の部分を解決するための手法の一つとしまして、コミュニティバスの導入というのもありますけども、現在バス事業者とこれにつきましては事例をもとに検証のほう行っているところでございます。区内を走りますバス事業者につきましては、他区において、コミュニティバスのノウハウなるものを持っておりまして、その事業者からもお話を聞きましたけども、江戸川区の各駅を結ぶバス路線網につきましては、かなり充実しているというふうにも見ているところであります。今後バス事業者とともに江戸川区の特性に合った方策を検討して、引き続き課題の調整を行いながら江戸川区としての交通体系の充実に取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。
◆田中淳子 委員 ありがとうございます。そうですね、本当に今事業者さんと一緒に共同研究していただいているところじゃないかというふうにも思います。ゆっくり研究しておりますとみんな高齢化またさらに、高齢じゃなくなってくる部分もあって、やはり一日も早いその研究を形にしていくということが私は大事だと思いますので、特に私の住んでいるほうなんかは空白地域、不便地域って言われるところもたくさんございまして、一日も早い事業化を私は望みたいと思います。もう一回これ具体的なところで別件ですけども、お聞きしたいのが、いよいよ篠崎駅から瑞江駅を結びます補助288号線のバス交通についてお伺いをしたいと思います。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 こちらの補助第288号線、都市計画道路の部分になりますけども、こちらにつきましては今後バス事業者と地元の皆さんとも調整を行いながら新規路線、あるいはルート変更などそういったものを含めて対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆田中淳子 委員 ありがとうございます。もう少しで今年は無理だと思いますけども、本当に近い将来道路完成するんだというふうに思います。そのときにやはりその前にしっかりと並行して協議していただいていることとは思いますけれども、地域住民の皆さんの熱き一日も早くバスが通ってほしいなという思いを私からも代弁して終わりたいと思います。
◆牧野けんじ 委員 私からもバス交通、コミュニティバスについて意見を述べたいと思います。23区では類似事業を含めると18区でこうしたコミュニティバスが実施されているようです。鉄道も路線バスも先ほど駅と結ぶルートは充実しているというような話もありましたけども、通勤通学の便を中心につくられております。やはり今高齢者が地域の中で生活する上で必要な移動という点では不便な地域が幾つかあるんではないかと思います。また、高齢者の免許の自主返上ということもこれから多くなってくると思います。こうした高齢者の地域生活の支援として検討お願いしたいと。もう一点、違う角度からですが、私の地域では江戸川の土手沿いを路線バスが走っているんですが、病院の最寄りのバス停など一部のバス停はスロープが整備されているとはいえ、上り下りがあるということで高齢の人からはその上り下りがしんどくなってきたというような声も複数聞いております。バリアフリーの観点からも病院や施設等回るコミュニティバスの本格的な本腰を入れた検討をぜひ要望したいと思います。
◆福本光浩 委員 ここでは交通網の整備ということで、メトロセブンの進捗についてと今後のあり方について改めてお聞かせを願いたいのですが、平成6年に環七高速鉄道、メトロセブンの促進協議会が設立されて24年たちます。そこで平成28年には交通政策審議会の答申で地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資する
プロジェクトということで位置付けられておりますけれども、なかなか今この環七とを結ぶそのメトロセブン、その地下鉄というのは非常にこれ現実的ではなくなっているのかなって感じもいたします。
ただ、私たちとしては、この環七の南北交通、今、シャトルセブンでもいろいろご努力をいただいておりますけれども、やはりそういう答申が出ている以上、これをしっかりと進めていただきたいという思いがあるんですが、この答申を受けての課題と、現状については、今、担当課としてはどのようにお考えなのか。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありましたとおり、平成28年の4月に交通政策審議会の答申198号にメトロセブンでありますけれども、これは区部周辺の環状公共交通とありますけれども、位置付けられたというところであります。
その答申の中で、四つの課題が挙げられているところがございまして、一つ目は事業計画の検討、二つ目は需要等の見きわめ、三つ目は中量軌道等の導入検討、四つ目が優先整備方策の検討の課題、この四つが挙げられているところであります。実現に至るためには、こういった大きな課題について、今後さらに研究を深めなければならないということが答申でも述べられているところであります。
今後の取り組みとしまして、この答申に挙げられました課題を検討するために、都区連絡会の中でも、長期計画の計画を作成してまいりたいというふうに考えておりまして、現在、沿線交通の現況把握、沿線地域の公共交通サービスの実態把握、また中量軌道等の例えばLRTとかBRTとかございますけども、こういったものも含めた導入候補システムの諸元等の整理を現在行っているという状況でございます。
◆福本光浩 委員 わかりました。本来ならば、これは地下鉄の環七を全て結ぶというのがメトロセブンで、環八がエイトライナーということで、毎年7月の下旬には総会が行われておりまして、今、課長がおっしゃられた四つの課題の中で、中量軌道等の導入検討というのがやっぱり現実味を帯びているんじゃないかなと思うんです。それは、LRTでありBRTであり、あるんですが、それと同時に優先整備、ここも非常に重要で、先日、2年前でしたか、東京圏における今後の都市鉄道の展望ということで、芝浦工業大学の岩倉先生のお話を私も聞かせていただきましたけれども、その先生がおっしゃっていた中にも、やはりその地下鉄ということではなくて、今言ったLRT、非常に可能性があるんじゃないかということと、特にこの葛西臨海公園から、亀有まで、そこの路線というものが非常に費用対効果の中でも、現実的ではないかというように、私はそのときの講演を聞いて、自分なりに感想をもったんですけれども、特に羽田とのアクセスも江戸川区からは近いですよね。今は、また違う施策ですが、要するに葛西から羽田便というのは、朝なんて本当に毎便満席といいますか、そのぐらいの需要も多いし、また外国人の方々も非常に乗っております。
それで、シャトルセブンにおいても、本当に葛西駅から乗るときには、乗れないぐらいディズニーランドに行くそのシャトルセブンの便というのが本当に混んでいる状況で、日によっては葛西のロータリーが行列ができるほどシャトルセブンの需要もあるんですね。
やはり、これからの
オリンピックも一つの位置付けだと思いますけれども、やはり交通網の充実というのは、今、先ほどシャトルバスとかそれぞれいろいろな課題はあるにしろ、やはりこの南北交通をしっかりと整えていく。その中で、この優先的な整備と、中量軌道等の導入というのは、やっぱり現実的に進めるのにはやっていただきたいと思うんですね。隣には、先ほど言ったディズニーランドもあって、そことのやっぱり連携もあるかもしれないし、やはりその羽田空港も、これから政府としても、今、いろいろな意味で拡大路線にいっているわけで、これから多くの方々がまた羽田に来ていただけると思うんですね。その位置付けとしての、この江戸川区があって、特にその羽田から臨海公園、また臨海公園から環七という意味では、ここがバスのみならず、こういうメトロセブンが整備されれば、さらに私は、江戸川区の魅力も高まるし、また東京としても、交通網の充実においては、非常に私はこれは重要なことだと思うのですが、なかなか江戸川区だけでこれは決められることではないですけれども、いろいろなこの198号の答申の課題とか、またその専門家の方々の意見をしっかりと集約した中で、やはり毎年総会は行っているし、着実に進んでいることだと思うけど、やっぱり平成6年からのこの25年を考えたら、メトロセブンという名前は、非常に目標高く上がっているんだけれども、実際にはなかなか進んでいっていないのかなというふうに思っているんですが、今、るる述べさせていただきましたけれども、その優先整備に対して、区としてもしっかりと要望していただきたいし、またその地下鉄という視点ではなくて、LRTの視点とか、今の時代にあった交通のあり方というものを、やっぱり当局は、区としてはさらに強く要望していただきたいと思いますけれども、改めて、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありました方策の部分だとか、優先整備以下の部分も含めて答申でも課題が出されていたことでありますので、これまでとまた違う形で、まさにいろいろな方式、あるいは問題が解決できるような形で、実現に向けて何ができるのかというものも含めて、精査をしてまいりまして、実現に向けて努力を引き続き続けてまいりたいというふうに強く思っているところでございます。
◆福本光浩 委員 ぜひ、本当に実現に向けまして、私たち議会としても努力をさせていただきますけれども、担当課としては、より一層の努力をしていただきたいということを要望して終わりたいと思います。
◆堀江創一 委員 ここでは、京成小岩駅の周辺と、京成本線の立体化について、お聞きをしたいと思います。
ここは、もう毎回、私もお聞きをしております。決意といたしましては、早期着工、早期実現に向けて、改めてお聞きをしたいというふうに思います。端的にお聞きをさせていただこうと思っております。
はじめに、駅周辺のまちづくりについてなんですが、京成本線の立体化については、駅周辺のまちづくりの機運を高めるということを以前にも再三お伺いをしました。地域の方たちも、その機運を高めるためのさまざまな努力を今、現在しております。その意味では、昨年の7月から始まっていますこの京成小岩まちづくりの検討会、リスタートしたわけですけれども、まずここの活動状況、取組み、教えていただければと思います。
◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 こちらは、京成小岩駅周辺のまちづくりにつきましては、今、委員さんからお話がありましたとおり、昨年の平成29年の7月20日に、検討地区の自治会長及び商店会長等の16名の皆様にお集まりいただきまして、京成小岩駅周辺地区のまちづくり検討会を立ち上げまして、検討を再始動させていただいたところであります。
検討会では、まちの現状や課題、まちづくりの経過、京成小岩駅周辺のまちづくりの基本構想案や連続立体化、高架化についての状況をご理解いただきまして、駅前広場、あるいは高架下の使い方、京成小岩駅周辺の将来像をどうするのか、こういったものをワークショップを行いながら、皆さんと一緒に考えているところでございます。今年度、4回の検討会のほうを実施しておりまして、今月の16日には連続立体化事業と再開発事業を同時に行いました大田区の糀谷駅のほうの視察のほうも予定しているところでございます。
◆堀江創一 委員 それで、平成23年に、まちづくり構想案が以前もう随分前に作成をされております。この作成案をどのように進化させ、そしてまたまちの将来図をどう示していくのか。このことが非常に重要だと思います。この点が1点と、それから来年度の予算にも計上されておりますけれども、来年度以降の取組みについて、お聞かせください。
◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、お話がありました平成23年に作成しましたまちづくり基本構想案とは、こちらのほうをベースにしておりまして、まちづくり検討会として取りまとめを行っているところであります。
今後につきまして、検討会もさらに拡大してまいりまして、来年度中にまちづくり基本構想案から基本構想へと策定のほうを出してまいりたいというふうに考えております。地域の皆様と一緒に京成小岩駅周辺のまちづくりの方向性を定めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆堀江創一 委員 今、課長のほうから平成23年度の構想案を、来年度中に構想という形で示していくと、作成をしていくというお話も今いただきました。いよいよ来年度中にまちの将来像が見えてくるなと、ますます機運が高まっていくことを期待をもって見守りたいなというふうに思います。
最後に、立体交差のほうについて、1点だけお聞きをしたいと思います。いつもこれもお聞きをするところですけれども、連続立体交差事業、それからまち、駅周辺の
まちづくり、早期実現するためには、それぞれの都市計画決定に向けての取組みというのが非常に重要になってくると思いますが、最後に、東京都に対して、また京成電鉄、そして葛飾区、それぞれどのような働きかけをしていくのか、またまちの熱い思いを受けて、課長の熱い思い、決意も込めて、ぜひその点、お聞かせいただければというふうに思います。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 こちら、都が行う連続立体事業でありますけれども、こちらにつきましては京成立石駅の周辺の事業が本格化してきておりまして、次の京成小岩駅周辺の事業化に向けた準備を進めていることであります。連続立体化事業を進めるためには、
まちづくりの熟度が求められていると思っております。地元の皆さんからの声として、早期事業化という声もいただいておりますので、地元の皆さんからの早期事業化の声を受けて、今年度からも再スタートしたところもありますので、来年度も、地域の皆さんと一丸となって、京成小岩駅周辺の
まちづくりの課題を整理しまして、
まちづくり基本構想の策定を目指して取り組んでまいりたいというふうに思っております。併せて、東京都葛飾区、京成電鉄も情報共有しながら連続立体事業の早期事業化に向けて働きかけるとともに、一体的なまちの整備を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆堀江創一 委員 もう、決意といいますか、思いというのは、なかなか前に出すのって非常に難しいことかなというふうに思いますけれども、昨年も今までもお話を伝えてまいりましたけれども、とにかく地域においては早期実現、とにかく早期着工、これがやっぱり大きなテーマになっております。この思いをやっぱりしっかり受けとめて、バックアップ、後押し、こういうことが非常に重要だろうなというふうに思いますので、これからも早期着工、早期実現に向けて、ぜひとも区のバックアップ体制をしっかりと進めていただきたいということを要望して終わります。ありがとうございました。
◆中山隆仁 委員 どうぞよろしくお願いいたします。
公共交通ということでちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほども田中委員のほうからもお話がありましたが、都営交通のホームドアの設置についてということで、お聞きしたいのですが、工事が早まったと聞きましたが、なぜ早まったのか。また、その現状は現在どうなっているのかお伺いしたいんですけれども。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 都営新宿線のホームドアのお尋ねでありますけれども、こちらにつきましては、今の時点では平成30年の4月から本八幡駅に設置を開始しまして、4月28日から運用を開始すると公表されているところであります。
また、この本八幡駅から順次西側に設置を進めていくと聞いているところでございます。これ早まったということでありますけれども、当初31年度ということでありましたけれども、今、公表されているのは31年度秋というふうになっているところがありますので、そういった全体のスケジュールからすると、ちょっと早まったのかというふうに思っているところでありますけれども、本区の区間につきましても、これは平成31年度内に全駅整備というふうになっておりますけれども、本八幡駅から順次西側ということなので、江戸川区の区間につきましては、それより前に平成30年度内には設置完了できることを目指して、要請はしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆中山隆仁 委員 私は、一之江の駅をしょっちゅう使うんですけども、階段をおりてホームに出ると、とっても階段の脇のホームが狭いんですね。あそこにホームドアつけたら、人が通れるのかと思うぐらいに狭いので、本当に大変危険なところかなって常日ごろ思っておりました。ここでは多少でも早まって、しかも本八幡側からつけていってくれるということになりますと、順番的にも一之江も早いのかなというふうに思いますので、本当にありがとうございます。非常に安堵しております。
また、JR新小岩のホームドアなんですけれども、また先駆けて実施するという話を聞いておりますが、それも現在どのようになっているのか、進捗状況を教えてください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 新小岩駅のホームドアでありますけれども、こちら新小岩駅の快速線のほう、こちらのホームドアの設置が今の時点では予定されているということでありまして、平成30年度内に使用開始のほうを予定しているというスケジュールで今、進んでいるということで聞いております。
◆中山隆仁 委員 JR新小岩駅が非常に事故とか自殺者とか、大変多いと聞いておりますし、また接触した人がはね飛ばされて、ホームにいた人にぶつかって、また大惨事になったという話も聞いております。快速だけじゃなくて、快速以外もホームドアをつけていただくと、ありがたいかなと思っております。
それと、ホームドアをつけることによって、各自治体の負担割合というのは、どういう形になるのでしょうか。お知らせください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 ホームドアの負担割合ということでのご質問だと思いますけれども、こちらの一列、大体6,000万円を上限ということになっておりまして、これはそのうち、東京都のほうが半分もつというような仕組みになっているというところがございます。
◆中山隆仁 委員 ご丁寧なご説明、ありがとうございます。
これからもしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆佐々木勇一 委員 よろしくお願いします。
ここでは、公共交通に関連してお尋ねをしてまいります。先ほど、福本委員のほうから、高所からの鳥の目という視点でお話しいただきましたけれども、私は虫の目、現場の目線で2点、お尋ねをさせていただきます。
はじめに、駅の案内表示についてお聞きをいたします。私、葛西駅の中央口で駅頭なんかやっておりますと、訪日外国人の方からよく聞かれることがあるんですね。それはバス停なんです。ご存じのとおり、改札からおりてきて、また東京ディズニーリゾートとかへ行く、シャトルセブンですね。それとまたあと、空港へのリムジン、こういったところが、どこなんですかって聞かれることがよくあるんですね。これは二つ場所が分かれて離れているということもありますし、そういった意味では、不慣れな外国人の方にもわかりやすいような案内表示とか増設とか、工夫が必要だなというふうに思っているところです。
そこで、区内、主要駅における案内表示の現状、また公共交通機関ですね。その新たな取組みがあれば、お聞かせください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 駅の案内表示の質問だと思いますけれども、新たな取組みとしましては、バス交通系の関係でいきますと、京成バスで、平成29年の3月にこれは葛西臨海公園駅になりますけれども、シャトルバスのバス乗り場に設置されましたデジタルサイネージというものがございます。これはバスの時刻とかルート案内、そのほかにも駅周辺の施設案内など情報も提供されているところであります。
また、外国の方向けに多言語化で表示もされておりますので、そういったシステム的なものも導入されているところがございます。
葛西駅で、今、お話ありましたけれども、こちらの東京都交通局のほうが、南口の広場に今現在設置されていたバス乗り場の看板を、これをデジタルサイネージに取りつける工事を今、行っているところでございます。これもバス時刻とか乗り場案内、外国語の対応もされているというところであります。
今後、この部分につきましては、東京都交通局ともデジタルサイネージを増設するという予定があるというところであります。
また、バス乗り場までの案内表示については、まだ東京都交通局、あるいは京成バスとも調整しておりまして、現在、そういったところを検討をしているところであるというとこでございます。
◆佐々木勇一 委員 デジタルサイネージの設置というのは本当にありがたいことなんですけれども、先ほどお話しした葛西駅から北、中央口と南口ってちょっと出口が違うんですよね。南口とは反対のほうにバス停があるんです。そういった意味では、そのサインも気がつかれないというと、本当にもったいないなというふうに思いますので、訪日外国人の目線に立った形での設置とか改善を要望させていただきます。
続いて、駅構内のトイレについてお尋ねをしてまいります。まずはじめに、区内主要駅のトイレの現状について、お聞かせください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 区内には、全部で12の駅がございますけども、駅舎内の手洗い所につきましては、駅それぞれに男性用と女性用と1カ所ずつ設置されております。東大島駅につきましては、川を挟んでいる関係がありまして、江東区側と江戸川区側に分かれて1カ所ずつ設置されているという状況であります。
また、多目型トイレにつきましては、全ての駅に設置されている状況でありまして、オストメイト等も同様でございます。一応、そういう状況でございます。
◆佐々木勇一 委員 先日、私、区民のご婦人の方からご相談いただいたことがございまして、実は友人、他区の方がお越しになったときに、区内の駅のトイレが汚れていて、不快な思いをしてしまったと。きれいに保った上で、洋式化もしてもらえないでしょうかねということをお聞きしました。
課長も、利用者として使われると思うんですけれども、その駅ナカのトイレについての感想とか印象とかありましたら、お聞かせください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 区内の駅のトイレでありますけども、12駅一通り見させていただきました。ちょっと女性トイレは見れないんですけども、男性トイレにつきましても、それなりに事業者としても力を入れてきているところを感じているところであります。改修のほうもされてきておりまして、今、お話にありました和便器、洋便器でありますけれども、こちらについても、それぞれ駅で異なっている状況でありますけれども、最近改修されました駅につきましては、洋便器化されているというのが実態ではないかなというふうに思っているところであります。
◆佐々木勇一 委員 私も、すぐ現地視察をしまして、男性トイレを見てきたんですけれども、利用者が多いので汚れているということもあるかなとかと思いながらも、課長が今言っていただいたように洋式化されているところ、和式のところっているのは、あるなというふうに感じております。
ただ、女性トイレは、中に入って見に行くわけにいかないので、周りの区民の女性の方にお聞きしました。そうしところ、和式の場合、長いスカートだと、なかなか入りづらいと。また、最近、あと、家庭のほうの洋式化も非常に率が上がっているということもあって、和式に慣れていない人も多いんじゃないかと。そういったことで汚れてしまっているということもあるのかなというようなお話を聞きました。男性じゃわからないような、やっぱり女性目線だなというふうに思ったところであります。洋式、和式、両方いいところあると思いますけれども、私も所管からの資料をいただきましたら、女性トイレでみると、和式が四つに対して、西葛西駅ですね、洋式は一つなんですね。京成小岩とか江戸川は、和式しかありません。
そこで、区内主要駅のトイレの洋式化、また環境衛生について、どのようにお考えなのか、お聞かせください。
◎佐藤弥栄
まちづくり調整課長 先ほども申し上げましたけれども、区内各鉄道事業者も、駅施設の改修には力を入れているところであります。
今、お話がありました京成小岩、江戸川というお話もありましたけれども、こちらのほうは、洋式化の今、工事が実際行われているところであります。
また、東京メトロでも駅のトイレのリニューアル化を計画的に今進めているところでありまして、東西線の葛西、西葛西駅についても平成31年度に洋式化の予定があるということはちょっと伺っているところであります。これから、洋式化がそういった部分でも進んでいくのではないかなというふうに思っておりまして、今回いただいた要望についても事業者のほうにも伝えてまいりたいというふうに思っているところであります。
◆佐々木勇一 委員 ここを見渡しても、幹部職員の皆さんも男性が本当に多くて、やっぱり女性の声をしっかりと聞いていくということが、また生かしていくということが大事なのかなというふうに思っております。本区のトイレ、本当にきれいにしていただいています。おもてなしトイレと言ってもいいようなトイレだと思います。木を見て森を見ずって逆ですね。というふうな形で、一つの場所かもしれませんけれども、いろいろなところにも言えてくるんじゃないかなというふうに思いますので、今後とも交通関係者と協力しながら進めていただければと思います。
○須賀精二 委員長 次に、第4目
まちづくり推進費。
◆須田哲二 委員 ここで、密集住宅市街地整備に関連してお聞きしたいと思います。
江戸川区で、今、平井二丁目防災
まちづくり、あと都と一緒に、補助144号の事業を行っているということですが、関係住民の方から、その事業に当たった住民の方から、代替地の売却等の問題で、いろいろ不公平じゃないかという苦情が寄せられているということなんですが、その辺の経緯と、代替地についてはどういう考え方で提供しているというか、あてがっているのか、その辺のちょっと方針について、ご説明ください。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 この土地は、本区は平成28年の12月に、平井二丁目の密集事業の代替地として取得したものでございます。その後、昨年なんですが、東京都第五建設事務所ですね。それからその地権者ご本人から、この補助144号線の代替地として売却してほしいという依頼がありまして、その意に基づきまして、区がその方と面会して、生活再建の必要性とか、あと緊急性、それらを総合的に考えまして、結果としてこの地区の防災
まちづくりに資するという考えで、売却したものがございます。
それから、代替地の処分の考え方ということだったんですけども、区の密集事業で道路買収やっておりまして、その場合、団地を買いまして、その方の団地を買って、隣接地の方、それから別の場所で買収に当たった方、その方に代替地として売却している例は多くあります。その考え方ですが、道路買収の場合は、区画整理なんかと違いまして、進みぐあいというか交渉の進みぐあいがそれぞれタイミングがあるんですね。別々です。それから、その人の取得される面積とか、生活再建の希望、そういうものが個々に本当に異なってまいりますので、個々に必要な方に、必要なタイミングで売却するというのがいいという、そういう考えがございます。繰り返しになりますけれども、今回の売却というのは、そのタイミングが合った、それからその方の生活再建の希望、ぴったり合ったということで、実際に今、その方の代替地に建物の建築中で事業が進んでおるところでございます。
◆須田哲二 委員 代替地というか、代替の土地については、都市計画道路なんかだと、余り基本的には個人で探してもらうということで、どかしていくわけですよね、実際補償金だけで。残地の問題についても、過去いろいろありましたけれども、できるだけ丁寧に対応をしてもらうと。代替地も用意できるのであれば、用意できたほうがいいに決まっているので。この間、区の皆さんの事業の進め方について、信頼してお任せしてきたというふうに思うのですけども。今回のケースは、密集事業でまず何を目的に買収したのか、東京都は何をもって特定の方に売ってくれというふうに言ったのか、まずそこを2点お聞きします。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 今回の土地は、冒頭申し上げたとおり、代替地として取得したものでございます。東京都はこの方に、代替地として売却してほしいという依頼ありましたけれども、私どもの事業を行ってわかっているんですけども、やっぱりその方にふさわしい代替地というのが、タイミングもありますし、ぴったりしたものというのをそのときに用意しないと、移転というのは進んでいかないんです。そういうことがありまして、そういう考えに基づいて、東京都の依頼があったものと考えております。
◆須田哲二 委員 その方にタイミングとか、土地の面積だとか、いろいろぴったり合ったということなんですけれども、ぴったり合う人はほかにもいたんじゃないかなというふうに思うんです。だからこそ、いろいろ不公平じゃないかという苦情が出ているんじゃないかなと。私もそこだったら、その土地だったら欲しいというようなことで、今課長のご答弁だと、その方だけにぴったりだったというパズルを当てはめるみたいに。
だけど、不公平だという声が出ているということは、私もそこが代替地として欲しかったんだという声があって、そこが不公平だというふうに思われて言っているんじゃないかなというふうに思うんです。その点について、進め方について、多少まずかったんじゃないかなというふうにちょっと思うんです。今、国政でも森友だとか加計だとか、いろいろ国会でも佳境に入っていますけども、変な忖度があったようなことも言われる。そういうのはやっぱりまずいわけで、住民の方、関係権利者の皆さん、関係者の皆さんにやっぱり公平公正に事業が進められるということが必要だと思うんですが、再度どうしてその方だけに特定のその方だけぴったりだったという理由をもうちょっと詳しくお聞きしたいと思うんですが。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 繰り返しになってしまいますけれども、私どもも事業を行う立場で、やはりどういう方にどういう代替地が必要かということをよく考えながら事業を進めております。今回、144号線の事業を施行しております東京都第五建設事務所がこのタイミングでこの方にこの代替地がふさわしいということで判断したものと考えております。
◆須田哲二 委員 過去、私なんかも相談のあった方の例で、やっぱり代替地を区に要求する方は結構いるんです。自分で探せと言われても、都市計画道路でも。だからもし、そういう要望があれば、代替地をできるだけあてがうという努力をされるというふうに理解していいんでしょうか。そこについては。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 それが一番順調にそれでもって事業が進むとすればいいと思うんですが、過去の例なんですが、都市計画道路、20年も前の話ですが、一団の土地を取得して、分譲して地権者の方々にどうですかという形で、代替地を用意したことがございます。そのときに、なかなかマッチングを図れない。売れ残ってしまうというようなことがありまして、その後はそういったものをあらかじめ用意はしていない。ただ、先ほどから申し上げていますように、密集事業ってすごく密集していまして、代替地そのものというか、空地が少ないのでございますので、やっぱり私ども道路買収で残った土地とか、そういうタイミング、チャンスがあるときでないとなかなか取得できない。不動産業者さんのほうもやはり先に買ってしまいますので。今回は、たまたま事前にそういうご意見を売却したいというような意見を、もとの所有者様からこちらに寄せられたものでして、たまたま取得ができたものでございます。
◆須田哲二 委員 課長が今おっしゃったように空地が少ない、それは事実だと思うんです。だからこそ皆さん、そういう代替地があるんなら、そこを希望するという声は必ず多いはずなんです。それが、特定の方にということで、今回いろいろ不公平じゃないかという声が上がっていると思うんです。実際問題、もう既に住宅の再建が始まっているということで、これをもとに戻すというのは大変だというふうに思うんですが、そういう不公平じゃないかということで、自分もいい土地があったら代替地探していただきたいというようなことで、できるだけ丁寧にぜひそういう関係者への対応をしていただきたい。同時に、今後の教訓として公平性、不公平性、ないようにきちんとしたやり方をやっていかなきゃいけないんじゃないかなと、そこのところをやっぱり透明にしていく必要があると思うので。もし、そういう空地が少なくて、でもここはいいところがあるというんだったら、どういうふうに関係者にその土地をお譲りするのかというので、皆さん納得いくような、全員納得いかないかもしれないけれども、できるだけ公平感あるようなやり方をやっていくべきだというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 道路買収の場合は、やはりその方その方で必要とする面積、それから移転先の希望、本当にまちまちです。それも、そのものを広く代替地を取得したから、公平にやるということは、そもそも代替地はそういった、何て言うんですか、抽せんとか入札になじまないものというふうに考えております。ただ、今後密集事業、私どもやっておりますけれども、当然これまでのように代替地希望の方には、それぞれ丁寧に対応していくということでございます。
◆須田哲二 委員 今回のようなそういう住民の皆さんから苦情だとか、不公平だと言われないように、本当に丁寧に事業をやっていただきたいなというふうに強く要望して終わります。
◆太田公弘 委員 今、平井二丁目の不燃化特区の話が出ましたので、引き続き、ここでは不燃化特区4地区、それから、また都市防災不燃化促進事業が142に始まる144までですか。142、143、144と、そして平井二丁目も含めて4地区ということで、事業全体の話を聞かせていただきたいと思います。まず、4地区で進められております不燃化特区と、それから都市防災不燃化事業、これにおける助成の実績の件数と、あとそれから、現在のところどれぐらいの件数になっているか、これをちょっとお聞きしたいと思います。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 今4地区の不燃化特区の助成実績は、29年度末見込み累計で144件となっております。それから、今おっしゃりました142、143、144の沿道で実施しております都市防災不燃化促進事業、その助成は累計で21件でございまして、不燃化の助成としましては、合計で165件となっております。
◆太田公弘 委員 そのように進展をしているということで、不燃化特区事業で、昨年実施をいたしました、これも前に1回ちょっと質問させていただいて、区の職員の方が現地を回らせていただくというようなご答弁をいただいたかと思うんですけども、各戸の訪問調査をやられたとお聞きをしておりますけれども、調査の概要と結果と、それから訪問調査によります成果について、教えていただきたいと思います。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 不燃化特区の各戸訪問は昨年の夏から年末にかけまして、4地区の不燃化特区内にある昭和56年以前のいわゆる旧耐震基準の木造建築物の対象としまして、件数が約1,900件ございますが、このお宅に職員30名が手分けをしまして、訪問して、その方の建て替え意向等をお聞きしまして、その結果を集計して、今後の
まちづくりをするための基礎資料とするということを目的にして行っております。この訪問の際には、不燃化助成や耐震化助成、それから家具の転倒防止ボランティア、あと建て替えの融資制度なんか、住民の方々から見て、ひとまとめにしたパンフレットを渡しながら説明をしております。この結果なんですけれども、2月中に概要をまとめたところでございます。訪問して、不在の場合は3、4回訪問しまして、対象の約60%の方とお会いができました。4地区は、やはり高齢化が進んでおりまして、70代以上の世帯が半数以上というような状況でございます。
それから、高齢化から来る経済的な理由、また今さら建て替えはちょっとというようなことで、なかなか建て替え意欲が低いというような傾向が強い。反面、近年の自然災害の発生から防災に対する意識が非常に高くありまして、リフォームいわゆる古い家ですが、手は入れたというような家が多く見受けられました。
それから、やはり建て替え、何かきっかけがないと、こういうところは進んでいかないということで、ということから、今後息子さんと同居の予定があるかというようなことも併せて聞きましたけれども、質問に対しましては、約3割ぐらいの方が予定がある、あるいはどちらとも言えないというようなことで、可能性はまだあるかなということで、こういうきっかけが必要かなというふうに考えております。今回、成果ということなんですが、今回訪問調査、委託ではなくて、職員が直接訪問したということで、顔が見える関係ができたかなというふうに、それが最大第一の成果だというふうに考えております。そして、職員がいろいろやりとりする中で、改めて防災意識の啓発ができたかなというふうに考えていまして、今後は対象者の方々それぞれの意向をある程度把握できて、記録しましたので、それを前提として、継続的に訪問をしていきたいと思っております。
◆太田公弘 委員 先日、この平井の144の路線の地域を歩いてみて、実は長年そのままになっていた空き家がございまして、これもちょっと近隣では何とかならないかという話もあったんですけども。これは、この間、行ってみたら、すっかり更地になってきれいになって、今新しい家が建てられていて、隣地が草ボーボーの本当に空地になっていまして、そこも本当にきれいになって、実は近隣の方から夏に蚊がいっぱい発生して、大変だということで、毎年土木の方にお願いして、薬をまいてもらったということをしていたんですけど、恐らく今年はそういう必要がないのかなというぐらいきれいになっていました。そんな形で、お聞きしたところ、不燃化特区、今、課長答えていただいたいろいろな助成制度ですとか、そういうものがあるということで、持ち主の方の後押しになったというような、ちょっと後からお聞きして、やはりお話しいただいたとおり、地道な取組みなんですけども、そういったのが少しずつ進んでいっているんだなというふうに実感をいたしました。
そのほかにも平井二丁目の付近を歩いていると、更地になってきれいになって、そこにガードレールじゃないですけど、予定地みたいな形になっていたりとか、あと二丁目の同じ
まちづくりの地域の中では、セットバックを既にされているおうちがあったりとか、やはり地域の中を歩いていくと、少しずつですけどもそういった雰囲気というんですか、これは本当に以前と比べると大きく変わっているなというのは実感をいたします。さっきの須田委員と須田課長のやりとりを聞いておりまして、ちょっと1点違和感を覚えたのが、地権者と区のやりとりがどうしてほかの人の耳に入っているのかなというのが、大きなちょっと疑問でございます。これは、特にお答えを求めませんけども、それはそれとして、先ほど課長が職員による各戸訪問、これは非常に成果があるというふうに教えていただいたんですけれども、1件1件抱えている課題も違うということで、それで先ほども成果についてお話をいただいたんですが、改めて実際に1,900件の約6割を回り終えて、今後のことを考えると、この成果というのは非常に大きいんじゃないかなと思うんですけども、それについてご感想をお聞かせ願いたいと思います。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 確かに現地にまいりますと、道路予定地が次々と更地になってまいりまして、
まちづくりが大きな歯車がかみ合って、少しずつ動き出したというふうに実感しております。本地区はやはり地域危険度5ということで、防災性向上というのは非常に急がれるんですけれども、とは言えそこに暮らす方々の生活再建というのは大前提ということでございます。
区の各戸訪問ですが、その方のそれぞれの状況を知りまして、対話する中でそれぞれの方にふさわしい防災対策、これをしていただくことが最終目標だというふうに考えておりまして、東京都の144号線事業は資料要求の340ページの下段になりますけれども、47%の進捗とあります。平成27年2月に事業を開始しまして、3年間でここまで進捗してきたということでございまして、不燃化特区も密集事業も東京都の道路事業もやはり防災
まちづくりというのは、1軒1軒の方々と向き合って、生活再建を行政と区民が一緒に二人三脚で積み上げていこうと、積み上げていくことでするものと考えております。今後もこのような考えに基づきまして、地域の方々と力を合わせまして、工夫をしながら力強く取り組んでいきたいと思っております。
◆太田公弘 委員 これからも、不燃化特区事業、それから都市防災不燃化事業、今課長おっしゃったように着実に一歩一歩進めて、粘り強く進めていっていただきたいというふうに思います。
最後に要望なんですけれども、地元の私の平井地域から防災の観点から特に自主防災組織の方々から、資機材を置くスペース、これがなかなか密集地域でございますので、置くスペースもないということで、何とか確保できないかというのは多く聞きます。そういった意味で区としても、うまい方法を今後ちょっと考えていただければということを要望して終わります。
○須賀精二 委員長 次に、第2項住宅費、第1目住宅関係費。
◆中里省三 委員 ここでは、住宅相談に関連して質問いたします。年金のみで生活をしている高齢者が家を建てたい場合、もし自己資金がなかったり、あるいは住宅ローンが組めないときに、リバースモーゲージという言葉を聞くんですが、リバースモーゲージは簡潔に言うとどういったもので、また通常住宅ローンとの違いを教えてください。
◎永塚正佳 住宅課長 リバースモーゲージについてでございますけれども、まず簡潔にということでございますので、和訳すれば逆担保融資でございます。実際のところ、ローンを組めない方が不動産を担保にするといった意味では、住宅ローンと相違点はないとは思います。ただ、存命中は利息だけでいいと、元金のお支払いはないということで、住宅ローンにあっては月々のお支払いが利息と元金、両方の支払いとなることによって、相違点があるというものでございます。
◆中里省三 委員 リバースモーゲージって、私としては条件に合う方については、非常にいい制度じゃないかなというふうに思っているんですが、なかなか普及していないというのも感じています。そこで、リバースモーゲージのいいところといいますか、メリットアンドデメリット教えてほしいと思うんですが。
◎永塚正佳 住宅課長 リバースモーゲージの利点ということでございますけれども、先ほど申したとおり、月々のお支払いが利息ということで、低く抑えられるということが1点あるんだろうと思います。
また、委員会でお話しいただいた自己資金がなかったり、例えば60を過ぎた方が住宅ローンを組もうとすると、実際は働いてなければ通常の住宅ローンは組めませんので、こういったところにも対応できるといったところがあるんだろうと考えてございます。
また、デメリットということでございますが、存命中は利息だけということでございますが、リバースモーゲージにあっては、逆に最後は担保となる建物、不動産、これが残らないといったところが主なデメリットとして考えられるのかなと思います。
◆中里省三 委員 リバースモーゲージは住宅を建て替えるためにしかない制度なんでしょうか。今後、超高齢社会でひとり暮らしの高齢者も多く、年金だけで生活するのは不安だという方もいると思うんですが、建て替えにも生活資金の使えるリバースモーゲージというのはあるんでしょうか。
◎永塚正佳 住宅課長 使途が限られないということであれば、民間の例えば、都市銀行4行ありますけれども、その他の民間の金融機関で今、かなり商品化されているリバースモーゲージ型住宅ローンという形で展開されているのかなと思ってございます。こちらにつきましては、先ほど60歳と言いましたけれども、金融機関によっては55歳以上であったり、融資額も下限額500万円以上からであったり、多種多様な商品化がなされているといったところでございます。
また、生活資金のみで非課税の方ということであれば、都道府県、社会福祉協議会でもリバースモーゲージやっておるところでございますし、建て替えであったり、リフォームという部分であれば、住宅金融支援機構でございますが、こちらでやっているといった状況でございます。
◆中里省三 委員 丁寧なご答弁、ありがとうございました。テレビのコマーシャルでリバースモーゲージの印象があって、幅広くお聞きをしました。それぞれの方の事情によって、使い方はさまざまだというふうに思いますけれども、年金暮らしの高齢者の味方にもなり得るリバースモーゲージ、ぜひ宣伝と言いますか、使っていただきたいと要望して終わります。
◆江副亮一 委員 ここでは、先ほど来、
都市マスタープランの改定に関してのお話の議論がありましたけれども、同様に現在素案作成に向けて、改定作業が進められております住宅
マスタープランに関して、関連して何点か質問をさせていただきたいと思います。今、中里委員の中にもありましたけれども、住宅というものが高齢者にとっても、熟年者の方々にとっても、これを確保していくということが非常に重要であり、今、住宅確保要配慮者という例えば、高齢者、子育て世代、低所得者、障害者、そしてまた、被災者など、住宅を個人で確保するのが困難であるというような要配慮者というものが話題となっております。昨年、改正住宅セーフティネット法というのが施行されまして、空き家を活用した新たなセーフティネットだったり、住宅確保要配慮者に対して、いろいろな取組みが国でも現在、行われております。そこで、江戸川区の住宅
マスタープラン改定に当たりまして、住宅のセーフティネットという観点から改定作業の中に、ぜひ盛り込んでいっていただきたいと思うんですけれども、素案作成に向けてこの点いかがでしょうか。
◎永塚正佳 住宅課長 今、委員お話しいただいた新たな住宅セーフティネット制度でございますけれども、住宅の確保に特に配慮が必要な方々、いわゆる居住支援の考え方だと思うんですけれども、この部分につきましては、現在策定中の新たな住宅
マスタープランの、この部分の一つの方針の中で記述してまいりたいと考えてございます、取り入れていきたいと考えてございます。
◆江副亮一 委員 本当に住宅、住む場所というものは生活の基本と言いますか、家があって初めて、生活が始まるというような基本中の基本の部分でもあると思います。また、さまざまな年代、または性別、その他用件にも縛られない全ての方々に今、住宅確保に関しては社会的な問題ともなっている部分もあると思います。もちろん先ほど来お話している高齢者や熟年者の方だけでなく、最近では少しあまり報道もされなくなったんですけれども、一時期はネットカフェ難民といったような若者、または路上生活を送るような方々の年代を問わずに実際に住宅の確保ができないことによって、その先の就職や所得の確保といったものがつながっていかないというような負のある意味スパイラルに陥っているという状況もありました。そういった中から、住宅セーフティネット法というのも整備されてきて、少しずつですが支援団体の方々やNPOの方々等も巻き込みながら、いろいろな施策が今、国でも進められていると思います。そういった中で、江戸川区においてもぜひセーフティネットという観点、十分留意していただきたいということを改めて要望いたしまして終わります。
◆大西洋平 委員 1点だけ耐震化の促進事業について要望にとどめたいと思うんですが、耐震助成制度も平成18年度に耐震化82%から平成26年度は92%で、直近としては95%まできたということで、引き続きお願いをしたいんですが。いよいよ100%に向けて取り組んでいく上で、助成対象者については、分譲マンションであったり、戸建て、そして木造アパートや借家にも拡充していただいて、順調に進んでいるんですが、100%を目指す上では、助成対象外はでありますけれども、賃貸マンションというのも決して軽視はできないと思っていますので、ぜひもちろん助成対象ではなくても協力はできますから、いろいろ話を聞いていただいたり、あるいは協会の皆さんとの情報交換をしていただいて、何か言わんとするというよりは、昔ほど貸している側がすごい強いというわけではないので、稼働率の問題等も含めて、非常に賃貸マンションの営業については、逼迫している現状というのも把握していただいていると思っていますので。ですので、それに対して助成をしようかどうか、そういう議論ではないんですけれども、ぜひ協力はできると思いますので、より今の現状を区内の現状を把握していただいて、しっかり協力できるようにしていただいて、100%に向けて取り組んでいただきたいと、要望です。
◆須田哲二 委員 住宅の耐震化についてちょっとお聞きしたいんですが、まず熊本の地震の経験で、あのとき震度7が2回とかやってきたというようなことで、震度7に耐えると言っても二度もやってきたら、どうなのかなということがあるので。住宅の耐震化の程度の問題で、平成29年1月では木造は89%耐震化率、進んでいるという資料なんですけれども、そういう熊本の経験から見て、耐震化というのはこれで十分なのかどうか、その考え方をまず教えてください。
◎永塚正佳 住宅課長 耐震化の考え方ということでございますが、これは促進です。これについては、計画でも掲げているところでございますけれども、平成32年、98%を目標にしておりますが、これは日々揺るぎなく進めていかなくちゃいけない、この考えのもとに耐震化の促進を図ってきたいと考えてございます。
◆須田哲二 委員 問題意識として、そういう震度7と言っても、7が上限という揺れというのは、ちょっと人為的に規定しているので、どの程度強い地震が来るかはわからない中で、新耐震化基準以降の住宅についても、不安は残るなというふうに思うんです。それで、新耐震以降だとそれほど古くはない、老朽化にはまだというところもあると思うので、全面建て替えとか全面補強ということにならないというふうに思うので、例えば寝室だけとか、そういう形でよくシェルターと言われますけども、そういうものについて、例えば耐震化の補助、それから住まいの改造助成、これはそれに該当しますか。どうですか。
◎永塚正佳 住宅課長 まず、耐震化の促進の考えの大もとでございますけれども、建物全体、これを強固なものにしたい。いわゆる建物全体でご家庭を守りたい。また、まち全体を守りたい。これが基本でございます。その上でまず一つシェルターというお話ございましたけれども、この部分につきましては、従来からお話ししているとおり、基本的にはシェルターその部分だけ守れたとしても、建物が倒れてしまえば生活再建も踏まえて、かなりその方にとってもまちにとってもリスクが高いものと認識してございますので、耐震化の促進については、助成については、考え方は変わらずやっていきたいと思います。
シェルターについてでございますけれども、その制度は使えないということでございます。
◆田中淳子 委員 今のお話が出たのでちょっと関連して伺います。上篠崎四丁目、篠崎七丁目、八丁目の地域だというふうに。八丁目は入らないんですか、七丁目までかな。という今、田島委員の篠崎の高台化に向けての買収の話だと思うんですけれども、説明会でも何かすごく多くの方がお見えになったというふうに私も伺っておりまして、さまざまな御意見も出たのかなと。今本当に待ちに待っていた人も中にたくさんいらっしゃるというのも現実だからこそ、説明会でもあんなにたくさんの方がいらしたんだなと思うんです。
そういう中で、さっき寄り添うというお話があった、江戸川区の職員のお一人お一人はすごく1件1件丁寧に区画整理事業にしても寄り添いながらやっていただいているというのを私はすごく承知しているところなんですけども、やはり東部事務所の悪口を言うのはいけませんけれども、東京都はなかなかそういう何ていうのかな、部隊がどこまであるのかなというのを、その説明会のお話も聞いていて、すごく感じたところなんですね。
そう考えますと、ぜひ、事業的には東京都がやることですから、こちらは、さっきすごい一生懸命頑張って話をしたというお話があったけど、部長からは。これからの本当に一歩一歩進めていくにあたっても、しっかりと江戸川区もかかわりをもって、今まで以上に、いよいよ事業化ですので、かかわりを持ちながら、お一人お一人区民に寄り添って進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
◆牧野けんじ 委員 私からも上篠崎四丁目で新たに事業認可されるという区域のことについてお伺いします。
先ほど来ありますように、面積でも7.8ヘクタールと。権利者数では500件を超えるというふうに伺っています。これまでにない広範囲が範囲指定をされるということになると思います。1月の説明会、今ありましたように、権利者数に匹敵するくらいの参加者が集まったということからも、関心が強いことが伺われます。
ただ、この説明会の後、地元を回ってみますと、公園事業についてはもちろん理解をしているところだけども、1回の一方的な説明会ではよく内容がわからないと。今後のことを考える材料としては少な過ぎたということであったり、個別に聞いてくれれば対応するんだということだけども、何を聞いたらいいかがわからないというような声も伺っています。区としても影響の範囲がかなり大きいですので、こうした声をぜひ都に届けていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 牧野委員がおっしゃたように私も会場のほうへ行きましたけれども、大変な人数の方がいらっしゃっておりました。それだけ関心が高い、また事業を進めてほしいという思いが詰まった会場の雰囲気でしたけれども、全体会につきましては、なかなか事務的にしかお伝えできないところが多かったかと思いますので、今後、用地測量をしていきながら、また用地説明会ということで、1個1個手順を踏みながら東京都のほうも進めていくと思いますので、その辺はちゃんと一人一人寄り添えるようにと、また区のほうもしっかりと支えるようにしていきたいと思います。
◆牧野けんじ 委員 説明会の中でも早くやってほしいんだという声がある一方で、昨年ローンを組んで自宅を購入したばかりだというような声もありました。説明会の中でも東京都のほうでも対象区域が大変広いというふうにも言っていますので、地元の自治体として、ぜひ区民の声を都に上げるということで、役割を果たしていただきたいと思います。
◆福本光浩 委員 ここでは大きく2点について質問させていただきたいと思います。1点目は環境とユニバーサルデザインの視点からの歩道の樹木のあり方についてということが1点と、2点目は葛西臨海公園の今後のあり方、また夢についてでございます。いろいろ今委員からも
まちづくりについて、先ほど休憩前もありましたけれども、本当に土木部の皆様方が努力をいただいて、こういうすばらしい
まちづくりになっていると思います。
上篠崎一丁目のこともこれからでございますけれども、先日、北小岩一丁目も私たち財産価格審議会で見させていただいたときに、本当にすばらしいまちに生まれ変わったなというのが第一印象でございましたので、引き続き担当課としては進めていただきたいということを、まず申し上げさせていただいた上で、1点目の質問に入りたいと思いますが、区は環境部をつくって、環境促進事業団、環境財団、そして水とみどりの課ということで、環境立区江戸川として今まで進んでまいりました。そこは高く評価するし、これからもしっかりと進めなければいけないという視点は持っていますが、一方でユニバーサルデザイン、これが要するにバリアフリー、いろんな視点で進めていかなければいけないというのも両輪だと思っています。
なぜ、私が樹木のあり方ということを改めてお聞きするかといいますと、道路幅といっても例えば広い道路もあれば、非常に狭い道路もあって、いろいろな道路があるということは十分に承知されていると思いますけれども、仮に道路がいろいろ改良されたときに、一旦木をみんな抜かれるんですけれども、また大体同じ場所に木が植えられているというのが現状なんですよね。あと、区民の方々からよく根上がりの問題、また落ち葉の問題などもいろいろ陳情として寄せられるケースがあるんですが、樹木というものは影をつくったり、いろんな意味で自然環境によっていいことは十分わかっているんですが、その辺の歩道の樹木のあり方という中で、土木部の担当課としてはその辺の指針というものは今もっていらっしゃるんですか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 特に歩道の樹木ということでございますので、街路樹につきましては、新しい街路樹デザインというのを平成21年につくっております。それがこれからの街路樹の方針ということで、今、植わっている街路樹の目標樹形であったりとか、あと今後さまざまな工事によって、街路樹の影響の部分が出てくるときに更新をしたりということもそのときで考えることも必要かというような視点で方針を示させていただいております。ただ、みどりとしましては、緑化運動として、皆様とともに昭和45年「ゆたかな心 地にみどり」これを掲げまして、下水道の整備とともに街路樹を1本1本植えて、大きく育ててきたという背景がございます。それをしっかりと受けとめながら今後についても考えていきたいと思っております。
以上でございます。
◆福本光浩 委員 水とみどりの課長としてはそういう形になるかなと思いますが、平成21年でそれが掲げられて、目標樹形、緑化の推進、ここは十分わかっていますし、「ゆたかな心 地にみどり」というのは私たち議員も承知をしているところでございます。一方で、私はだから環境とユニバーサルデザインという視点で、そこがポイントなんですけれども、今の計画の中で、そのユニバーサルデザインという視点はどのように考えられていますか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 具体的には歩道の根上がりを起こしているところで、段差を生じてしまったりというようなところはあると思います。そういったところにつきましては、もともと根上がりを起こす原因としては、樹木の根っこが下のほうに入っていかないために舗装の表層部を持ち上げてしまうというようなことがあるので、しっかりと樹木が育つ環境を整えるきっかけとして、この工事のタイミングを捉えていきたいと思っておりますので、更新をしたとしても今後もきちんと大きく育つような環境をつくっていきたいと思っております。
以上でございます。
◆福本光浩 委員 根上がりに対してはいろんな今方策をとっていただいているというふうに思っておりますが、一方でもう最初から幅が狭い歩道といいますか、たくさんあるんですよ。その中で今根上がりについては、そういう形で対処していただいていると思いますが、木を植えるピッチとか幅とか、そういうところというのをやっぱりこれから、いろいろ配慮していただいている部分もあるけれども、その指針の中にそういうユニバーサルデザインと歩道のあり方ということをもう少し明確にしていただきたいなというふうに思うんです。なぜかと申しますと、木のことは私も十分承知をしておりますが、歩く側の立場になったとき例えば車椅子の方とか、またはベビーカーを押しているお母様とか、その木が植わって、反対側に民家があると、例えばごみの集積所があったりする。そういうところとか、いろんな意味で狭いところというのがあったりすると、結局歩道に出なければならないということになっている実情もあるんですね。ですから、そういうことを言ったら切りがないかもしれませんけれども、せっかく水とみどりの課として、樹木の目標を設定して、いろんな意味で「ゆたかな心 地にみどり」に向かって一層の努力をするわけですから、その一方では今、
東京オリンピックもそうですし、今後ユニバーサルデザインということが一層進められるわけですから、そこのところをさらに考慮していただいて、あえて今回歩道という形で絞らせていただきましたが、歩道のあり方、これは保全にも関係することかもしれませんけれども、やっていただきたいと思いますけれども、改めていかがでしょうか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 今後も引き続きそういった現場をしっかり見ながら取り組んでいきたいと思います。
◆福本光浩 委員 1点目はそういう形で引き続き御努力をお願いしたいというふうに思います。
2点目は、葛西臨海公園のこれは先ほど桝委員からも港湾局の葛西沖の開発等々について話がございましたけれども、東京都立公園なので、江戸川区がどういう形で葛西臨海公園のことに関与するかということは、何とも言えないんですけれども、やはり江戸川区にある公園といたしまして、今、水とみどりの課として、例えば臨海公園が整備されることですとか、いろんな計画が変わっていきますよね。そういうことというのは東京都とはどういう形で連携をとっているんですか。例えば何かが改修される、または何か新しいことが始まる、そういうさまざまな公園のいろんなことについてというのは東京都の関係所管とはどのような連携をとられているんですか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 東京都の事業につきましては公園だけでなく、さまざまな事業の説明を聞かせてもらって、それで情報を得ているところでございます。
◆福本光浩 委員 そうすると、情報は得ているけれども、区として江戸川区にあっても都立公園だから何か区から提案するということは今の状況ではやっぱりできないということでよろしいんですか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 計画を聞いた上で、区として要望すべきことがあれば、しっかりとそれは伝えてきたいと思っております。
◆福本光浩 委員 それで、先ほど都市開発のところでも
都市マスタープランの話をさせていただきましたが、その拠点の中でこの葛西臨海公園というのは東京2020大会会場にあわせて、区内外からの多くの人々が訪れ、スポーツやレクリエーションによる交流を楽しむことができる自然の空間の形成と、区の
都市マスタープランにうたっている部分もあるんですね。もう一個は臨海の連携軸といって軸の中でもやはり東京2020の大会会場が集積するエリアと連携する軸をこの臨海連携軸として位置付けて、この2020を契機として、東京湾の沿岸地域の観光レクリエーション面で連携を図り、広域的な交流ネットワークを形成しますという形のことが、ここにも書いてあるので、非常に葛西臨海公園の部分の臨海地区の今後のあり方というのは、駅前を含めて、非常にこれ私は重要な拠点になってくるのではないかと思いますけれども、今の課長の御答弁ですと非常に受け身に感じます。要するに東京都から言われれば、ああそうですかというようなイメージなんですが、区側として、この東京、要するに臨海公園に積極的に関わっていこうと、そういうことではないんですか。
◎眞分晴彦
都市計画課長 ただいまの臨海公園の件につきましては、先ほどの区からの要望という話もございましたけど、そういうことにつきましては、当然都との協議のテーブルを設定してやっていくということもしております。また臨海公園の中で、計画されている例えば立体駐車場の計画だとか、これまでもいろいろ施設の建て替え、再整備みたいな話もあったかと思いますが、そういったことを各所管、それぞれ施設を所管する課もございますけど、区としてそういった我々都市計画課も窓口になりながら、東京都との協議というのは継続してやってきておりますので、今、
都市マスタープランの話もありますけど、こういうことについても東京都の所管と調整しながらこういった位置付けをしていきたいというようなことは進めてまいるということでございます。
◆福本光浩 委員 あえて都立公園という位置付けではありますけれども、いろいろ今回の予算委員会では葛西臨海公園のことは何度か取り上げさせていただきましたが、大変すばらしい、要するに私たちが江戸川区の財産だというふうに認識をしているので、こういう形で東京都立でありながらも、自然の交流拠点、臨海の連携を含めたり、または葛西臨海公園という駅が目の前にあるので、駅前の開発等を含めると非常に私はこれからの魅力を感じているので、あえてここで質問させていただきました。
一方で、もう秋にはラムサール条約登録に向けても進んでいるわけだし、シーサイドも今度改修されて、あそこだってもっといろんな可能性が秘めていると思うんです。そして臨海連携軸と言えば、隣にはディズニーランドもあって。数年前ですか、こういうやり取りがあったときに区長からもオリエンタルランドにいろいろ働きかけをしたけれども、なかなかそう簡単ではなかったというお話も聞かせてはいただきましたけれども、やはり時代の流れの中でいろいろ変わってきていると思うんですよね。ですから、お台場もあるし、浦安もあるし、それが臨海連携につながる部分ではないかと思うので、そういう視点をもっていただいたり、駅前の整備だったり、もっといえば臨海公園には人工ビーチもありますので、そこの活性化ということもやっぱり考えていくと、非常にビーチにスラロームに
オリンピックにいろんな可能性が出てくると思いますので、私たち自民党でも前にも申し上げさせていただいたかもしれませんが、ハワイのホノルル市議会のほうに行かせていただく機会がありまして、環境財団がつくった英語版の江戸川というものをプレゼントしてまいりましたけれども、非常に向こうの方々も東京にこういうビーチがあるのかということを含めまして、江戸川区に非常に興味を持っていただいて花火にも興味をもったし、いろんな意味で興味をもっていただいたんですね。ですから、そういう意味では初日の都市戦略、交流にもつながる意味で、非常に私としては夢があるということで、ちょっとあえてここの水とみどりの課で質問させていただきましたが、全庁的にこの葛西臨海公園を含む臨海部の魅力ある
まちづくりというものはこれからもしっかりと進めていただきたいというふうに思います。
先ほど鳥の目、虫の目というお話がございましたが、流れを読む魚の目、これも持っていただいて、ぜひ連携をとりながら、この葛西臨海公園の充実というものを、それが都市交流、産業の発展、魅力のある江戸川区につながることだと思いますので。今までも担当課長として努力をされておりますけれども、より一層努力をしていただきたいと思うし、今、土木部長がやはり東京都との交渉にかけては非常に優れていると思いますし、水辺のスポーツガーデンもこれもなかなか考えられないような施設が江戸川区にできたというのもやはり立原部長の努力もあると思いますので、ぜひそういう形で葛西臨海公園に対してもさまざまな形で区の考え方を述べていっていただきたいなと、そういう要望をして終わりたいと思います。
◆佐々木勇一 委員 ここでは古川親水公園の整備についてお聞きをしてまいります。委員長、この整備に関係しますので、若干目をまたぎますが、よろしくお願いします。
まず新年度予算における古川親水公園の整備の背景、そしてまたその概要についてお知らせください。
◎多賀美代 水とみどりの課長 古川親水公園につきましては、昭和49年に全川完成しまして、江戸川区のまちに溶け込む施設としてこれまで大きく樹木も育ってきておりますけれども、施設40年以上たちまして、古川浄水場、こちらのほうが老朽化をしてきてまいっております。親水公園はこれからも永遠に存続させるために、この浄水場を建て替えをするか、また河川の水を取り入れた形で浄水場をなくして施設を維持していくかということをいろいろ比較検討をした結果、さまざまランニングコスト等を比較して、浄水場を建てかえるではなく、新たに川の水を引き込みながら、維持していくという方針を立てさせていただきました。
そこで、子どもたちが安全に遊べるようにということで、じゃぶじゃぶ池を2カ所つくらせていただいて、そのじゃぶじゃぶ池をつくるための整備費のほうを来年度予算に計上させていただいております。
◎佐京達也 保全課長 併せて目を飛びますけれども、保全関係費の中で、今の説明があった蒸留施設へ送る水、具体的には江戸川五丁目に稲荷神社というのがございまして、そこから旧江戸の水を汲んで古川の最上流の今の浄水施設に持って行くというシステムになっております。そこの稲荷神社の水の取り入れ口の樋門の改修工事、これを保全管理費のほうで計上しております。よろしくお願いいたします。
◆佐々木勇一 委員 フルコスト計算もしながら検討していただいたということかと思います。今回公園と樋門が一体整備されたわけですけれども、この理由とあわせて今回の整備を受けて、今後、古川親水公園がどのような姿になっていくのか、お聞かせください。
◎多賀美代 水とみどりの課長 この親水公園の工事をするに当たりましては、やはり水を1回とめなくちゃいけないということがございます。もともと樋門の整備と公園の整備というのが違う年度で計画をすることになっていたんですが、それですと水を2カ年にわたってとめなくちゃいけないということもありましたので、樋門の改修のほうは1年遅らせて、このじゃぶじゃぶ池の工事と同じ年にやるようにということで、一緒にやらせていただくようにさせていただいたところでございます。
あと、今後の姿ということですけれども、古川親水公園、今度水の流れが変わっていきますけれども、イメージとしましては一之江境川親水公園のような自然と共生した形の水が流れ、またじゃぶじゃぶ池で子どもたちが遊びというようなイメージで今後将来に向けての姿になっていくかと思っております。
◆佐々木勇一 委員 地域のことも考えながら一体化して整備が進められるということですね。あと、50年100年という先をやっぱり見据えつつも、やはり今日的課題でいろいろな要望もあると思いますので、そこら辺は地域の声もしっかりお聞きしながら価値を高める取組みをしていただきたいなというふうに思います。
さて、古川親水公園には古川を愛するという会がございます。そこで古川を愛する会をはじめとする地域の方への周知とか理解に対する区の取組みですね、併せて例年開催をしております古川まつり、この影響についてどのように考えているのか、お聞かせください。
◎多賀美代 水とみどりの課長 沿川町会で組織されています古川を愛する会でございますけれども、こちらの会を初めとする地域の皆さんへのご説明としましては、会の総会等を利用しながら、丁寧に説明をさせていただいております。また、理解もいただいておるところでございます。
あと、古川まつりが年に1回7月の終わりに開催されております。そちらは非常に大事にされているということもありますので、今回の工事につきましては、今年の7月の古川まつりが終わった後に、工事のほうを着手して、その次の年の古川まつりまでに工事が終わるようにということで、古川まつりが中止にならないように配慮させていただいております。
◆佐々木勇一 委員 地元の方のお声としては、古川まつりの一大イベントである金魚の放流ですね、この開催がしっかりとできるようにという声も私はいただいております。本区は本当に世界に誇る古川親水公園ですので、古川を愛する皆さんのお声もしっかりと受けとめた整備となりますよう、よろしくお願いいたします。
◆伊藤ひとみ 委員 公園で2点質問させていただきます。まずは公園の住所表記について伺います。公園や多目的広場は通称名で呼ぶことが多いのですが、先日、公園でスポーツをしている最中に倒れられた方がおられて、救急車を呼ぶことになりましたが、その公園の正確な名称と住所がわからなくて困りましたという声を伺いました。公園は名前は表記されているのは見ますが、住所表記は行われているのでしょうか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 公園につきましては、委員が今おっしゃるとおり公園の名称につきましては、現地に表示されております。あわせて管理している部署と連絡先については表示されておりますけれども、住所については表示はされておりません。
◆伊藤ひとみ 委員 いざというときに住所がわからなくて救急車を呼ぶのが遅れるというのは何かあった場合に、本人はもちろんのこと、呼ぶ人にとっても心の負担となって残るものです。道路には電柱柱に住所表示がありますが、すぐにわかるわけではありませんし、公園や広場の名称とともに、住所の併記を公園内の見やすいところに整備していただきたいと思います。要望いたします。
あともう1点、雨水について関連して質問いたします。近年、ゲリラ豪雨などで50ミリを超える雨が短期間に降ることも当たり前になっており、2016年の下水道では、処理しきれず冠水してしまったところもありました。公園には雨水貯留槽が設置されていますが、公園の貯留槽は何カ所あって、総量はどのくらい可能なのでしょうか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 区内の公園の雨水貯留槽につきましては、14公園、3,665立米の貯水量でございます。
◆伊藤ひとみ 委員 学校や公園などの雨水貯留槽がいっぱいになり、下水道でも時間50ミリの許容を超えると合流式の下水道においては、し尿を含む未処理の下水が放流されてしまいますが、その対策として、下水道法施行令を改正し、緊急改善対策の完了を義務付けられました。東京都では2023年までに下水道の緊急改善対策を講じることになっていますが、本区ではどのような対策をとっているのか、進捗状況とともに伺います。
◎山口正幸 計画調整課長 今、お尋ねのことは東京都における豪雨対策下水道緊急プランのことなんだと思うんですが、これは平成25年12月に下水道局が制定をして、例えば時間50ミリの雨においても処理しきれずに道路冠水したような事例がございまして、江戸川区においては北葛西、西葛西でそういう事例がございました。ここの地区がこのプランの中の該当ということで、バイパス管の設置や既設の下水道管の造形を行って、もうちょっと雨水の流れを良くするということで、50ミリにしっかり対応できるような対策工事が昨年の9月に全て完成しているという状況でございます。
◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。今の下水道システムで内水氾濫の発生を抑制するには、江戸川区のみどりの基本計画にあるように、雨水が地面にしみこむ取組みや雨水をため、活用する取組みが大切とあります。これらの取組みを行政官民双方で推進していくことが重要だと考えますが、実際の取組みについてお聞かせください。
◎多賀美代 水とみどりの課長 雨の浸透につきましては、まず行政側につきましては、道路や公園の舗装を地面にしみこむような舗装にしたりとか、あと学校改築の際に雨水貯留槽をつくったりという取組みをさせていただいております。また民間に対しては一定規模以上につきましては、開発につきましては、住宅等の整備基準条例に基づきまして、そういった貯留施設の指導のほうをしているところでございます。また広く一般につきましては、こういったことが大事だということで、普及啓発のほうもさせていただいておるところでございます。
◆伊藤ひとみ 委員 ありがとうございます。局所的な大雨等による下水道施設への負荷軽減のために一時貯留施設として、雨水の流出総量やピーク量を減少させるために、住宅などにも雨水タンクを設置することが必要と考えています。大多数の世帯が雨水タンクを設置することで大雨のピーク時をずらすことはできるはずです。貯留した雨水は植木や庭への散水、清掃、打ち水などで生活用水として利用することができ、節水にもなります。災害用水としての備蓄にもなります。2000年には推進し助成が行われていました。周知の仕方にも工夫が必要ですし、区が全体で行うような総合治水ももちろん必要ですが、近年頻繁に起こるゲリラ豪雨対策として、水に対する区民への啓発にもなります。2000年に実施したころと現在とでは雨の降り方も異なってきており、都市型災害の対策の一つとして新たな実践になると考えます。今こそ雨水タンクの利点を区民に周知し、助成を進めてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
◎多賀美代 水とみどりの課長 一般家庭の雨水タンクにつきましては、平成12年、1年限定ということで助成のほうをさせていただきましたけれども、その啓発につきましては、引き続きやっておりますが、全体としてそういった雨水の浸透であったり貯留であったりということを取り組んでいくということで、進めさせていただいておりますので助成の方向性は今ありません。以上でございます。
◆伊藤ひとみ 委員 では、意見だけ。水害に弱い江戸川区ということをきちんと区民に周知し、ゲリラ豪雨に備え、屋根に降った雨を数多くの住宅が雨水タンクを用いることで小さなダムに匹敵するほど水を貯めることができます。水を貯める場を確保することで洪水防止にも繋がります。さらには災害のときには初期消火の水や生活用水にも使えます。改めて助成の検討を要望いたします。
○須賀精二 委員長 次に、第3項道路橋梁費、第1目街路橋梁費。
◆早川和江 委員 ここでは松本橋の架け替えについてお尋ねをしてまいりたいと思います。現在の工事の進捗状況は計画どおりに進んでいるか、お答えください。
◎田中正淳 街路橋梁課長 松本橋でございますが、昨年9橋の撤去を行いまして、あわせて仮人道橋の設置をしております。本年度、堤防上に橋をのせる橋台の工事を行っておりまして、今渇水期中に施工する予定で工事しております。
◆早川和江 委員 30年度以降の工事の内容はどのようになっているか、教えてください。
◎田中正淳 街路橋梁課長 来年度以降でございますが、渇水期ごとに30年度からP2橋脚、川の中の橋脚なんですが、松本側、左岸側の中間橋脚と併せて右岸側の低水護岸の整備、これを30年度の渇水期に行います。翌年度はその反対側で右岸側に近い環七側のほうの中間橋脚と東側の低水護岸を行いまして、その翌年に上部工、橋の本体の製作に入ってまいります。併せまして、その翌年、今度は上部工の設置、それから取り付け道路といった整備を終えて、今のところ、33年の渇水期ですね、34年度に完成する予定で今工事を進めております。
◆早川和江 委員 順調に工事が進んでいるように受け止めました。この架け替え工事に伴って、一番問題になっていた取り付け道路、取り付け道路のほうの整備はどのように行われているか、教えてください。
◎田中正淳 街路橋梁課長 今のお話の取り付け道路でございますが、左岸側につきましては、一部、区有地、区の代替地がございますので、そこと土地を交換する形で今現在1メートル50ぐらいの歩道しかないところを3メートル程度に拡幅できるように、南側の一角、4軒ほどのお宅に協力していただきながら、道路の拡幅を目指して、今、これから移転交渉、契約の行為に入ってまいります。
◆早川和江 委員 橋ばかり立派になってもその取り付け道路が本当に今までのままの1メートル50では皆さんに本当に不便な思いをさせてしまうということなんですけれども、現場を見ている私たちとしては、西側というか、橋の環七側に問題があると認識しているんですけれども、その辺はどうなっているでしょうか。
◎田中正淳 街路橋梁課長 環七側でございますが、右岸側でございますが、既存の取り付け道路に歩道がない関係で今、堤防を一部折込型でスロープ付きの階段にして、歩行者と車両を分離して安全に橋が渡れるように今計画しております。併せまして、環七までの道路の一部狭いところございますので、これ地域の方とお話をしながら、一部土地を譲っていただける方があれば、そこは部分的に改修していきたいと考えております。
◆早川和江 委員 いよいよ松本橋もユニバーサルデザイン的な橋になるようなことを聞いて、非常に安心いたします。地元の住民にとっては、これは本当に悲願の架け橋でございまして、いまだ車で自宅に帰ろうとすると松本橋に行ってしまって、いやだ、工事中なんだということで、皆さん、こんなに松本橋、俺たち日ごろ使っていたんだなということを言って、大切な松本橋、本当に期待しているからなという声を聞かせていただいておりますので、これからも安全で安心で使いやすい松本橋が心と心の架け橋となるよう、ご努力よろしくお願いして要望して終わります。
◆須田哲二 委員 道路と橋という関係でここで質問させていただきたいんですけれども、都道286号が都県橋の関係でこれから10年以来の第4次重点に入ったんですけれども、千葉側もそういう関係で同じような見解を示していますけれども、都県橋、大分昔に土屋さんがいたころ、江戸川だけ半分つくるなんて話で、どこかすっとんじゃいましたけれども、それで都県橋なんですけれども、江戸川の右岸なので、それでスーパー堤防の計画地域ということなんですけれども、この橋を将来つくるとしたら、道路整備も含めて、スーパー堤防にやっぱりしなきゃいけないんですかね。そこを聞きます。
◎田中正淳 街路橋梁課長 都県橋、補助286号線については、今、委員おっしゃるように、江戸川右岸をわたって行くわけでございまして、江戸川右岸には先ほど来議論になったスーパー堤防の計画がございますので、当然これも検討の要素としてしっかり折り込みながら土地区画整理事業だとかさまざな区域の指定もございますので、そういったものと合わせて総合的に調整をしながら検討していくということになろうかと思います。
◆須田哲二 委員 橋は結構時間かかる事業ですよね。それに加えてスーパー堤防ですから、なおさら時間かかっちゃうかなという、老婆心でそう思っているんです。だから、避難道路とか災害用とした場合に、橋単独で架けたほうが、それでも結構時間かかるけれども、そのほうがすんなり行くんじゃないかなというふうに思うので、ここでもスーパー堤防とは切り離して、すぐ橋つくれというわけではないですけれども、切り離すことが必要だろうということを言って終わります。
○須賀精二 委員長 次に、第2目保全関係費。
◆竹内進 委員 ここでは予算書の391ページの下段にあります橋梁の長寿命化修繕計画についてお尋ねをさせていただきます。平成23年に江戸川区としてこの橋梁の長寿命化修繕計画が作成をされて、その後、平成27年に道路法に位置付けられた専門技術者による5年ごとの定期点検をされて、平成28年にこの計画に基づいてさまざまな更新がされたと思うんですけれども、今後のこの予算でいくと約3億、この橋梁関係で出ていますけれども、今後のこの計画の見通しというか、どういう形で進められるのか教えていただきたいと思います。
◎左京達也 保全課長 今ご紹介いただきましたとおりでございますけれども、28年の5月に見直しの計画を立てました。このときに向こう10年間の取り組んでいく橋梁を具体的にあげまして、予算が平準化してできるようにということで計画しておりまして、その中の一環で今回30年度の予算を上げさせていただいております。よろしくお願いいたします。
◆竹内進 委員 具体的にどの橋梁をされるのか、教えていただけますか。
◎左京達也 保全課長 今回上げさせていただいているのが、新中川と新左近川ですね、この二つの河川で3橋ずつ、具体的には辰巳新橋、新椿橋、南椿橋、これが新中川ですね、南の新左近川で新左近橋と葛西かもめ橋、中左近橋と、この六つの橋梁で主には橋の鋼材のペンキの塗り替え、塗装の仕事、あとは橋面のアスファルトの下に防水が入っておりますので、水が浸透しないように防水のやりかえという仕事を計上させていただいています。
◆竹内進 委員 今、発表していただきましたけれども、この計画に基づいてしっかりと進めていただきたいことを要望して終わります。
◆堀江創一 委員 ここでは、公衆トイレの建て替えについてお聞きをしたいと思います。今日、午前中にも駅舎構内のトイレについても質問がありましたけれども、昨年、私も決算特別委員会で体育館のトイレの洋式化、そして避難所として使う場合の誰もが使えるトイレの設置を要望させていただきました。トイレはもう本当に誰もが1日何度でも行く場所であって、生きていく上で欠かせない場所であるというふうに思っております。そのために、常に清潔で快適に利用できる場所だというふうに思っております。そこで、今回は、区内の公衆トイレの建て替えについて、また、公園トイレにも関係するかもしれませんけれども、現在と今後の取組みについてお聞きをしたいと思っております。
江戸川区は全国の自治体に先立って公衆便所を手洗い所として名称を変更して、すべての公共トイレを水洗化して汚い、臭い、暗い、この3Kを追放してまいりました。区内のどこのトイレに行っても本当にきれいで、使い勝手がよくて、多くの方が利便性を感じ、トイレを使用しているという現状がこの江戸川区にはあると思います。公衆トイレの現場に行ったりしますと、本当に清掃されている方もよく見かけますし、本当に整備をしていただいているんだなということを改めて実感をいたします。そこで現状の箇所数と、あと洋式化率、これについてお聞かせください。
◎左京達也 保全課長 お尋ねの件ですけれども、ここでは駅前とか緑道のトイレの建て替えを計上してございますけれども、今のご質問の中でございますので、駅前や緑道に設置されているトイレと、あと公園のトイレ合わせた形で数字をご紹介させていただきます。土木で管理している駅前、緑道、公園のトイレ合わせますと、全部で512棟、建物がございます。その建物の中に便器が840基ございます。その中で洋式化されているのが716基、割り返すと、洋式化率が90.6%ということでございます。よろしくお願いいたします。
◆堀江創一 委員 今聞いて、洋式化率が90.6%も、かなりこれ進んでいるなという実感をいたしました。決算特別委員会のときに質問したときは学校の洋式化率ですか、小中あわせて大体多分75ですか、77ぐらいだったかなというふうに思いますし、その数字からすると、かなりご努力をされているんだなというふうな印象も受けます。学校トイレとは個数が全然違うと思いますけれども、ご努力が伺えます。しかし、このトイレの建て替えということでお聞きしますけれども、多くの経費がかかるというふうに思います。一方で
オリンピック・
パラリンピックを見据えて整備改修が必要なものだというふうにあるかもしれませんけれども、現在建て替え等について、どのような方針をもって取り組んでいかれるのか、そこの取組みをお聞かせください。
◎左京達也 保全課長 駅前であるとか、緑道にある公衆手洗い所ですね、今、ご質問の中にもありましたけれども、
オリンピック・
パラリンピックを契機に訪日外国人の利便性の向上であるとか、ユニバーサルデザインのさらなる向上を目指して老朽化しているもの、または臭気等で課題のあるものもございます。そういった箇所の建て替え改修をこれも今現在やっておりますけれども、順次計画的に進めていくということでやっております。よろしくお願いいたします。
◆堀江創一 委員 公衆トイレをお使いになる方は、高齢者の方、それから障害者の方、それから外国人等。今言われましたユニバーサルデザインとしての視点というのは非常に重要だというふうに思います。知らないまちで、また、文化や習慣が違うところで公衆トイレがどこにあるのかとか、そういうものというのは非常に大切な情報であるというふうに思っております。今予算委員会の中でも多く出てきますけれども、訪日外国人の増加ということ、それから
オリンピック・
パラリンピックなど、観戦などで旅行者が増えるこの現実、トイレの場所や正しい使い方の表示なども非常に重要だというふうに思っております。この点についての取組みはいかがでしょうか。
◎佐京達也 保全課長 現在も進めておりますけれども、建て替え、または改修を行う際に、手洗い所の中の案内、これの多言語化表記、あと音声ガイドなんかもやってございます。それに加えて災害時の対応ができるような形でも内容を取り組んで手洗い所を改修しているところでございます。
◆堀江創一 委員 今言われた多言語、また、表示、そういうことも非常に重要だと思っておりますので、あと、マークですね。世界基準というのですか、世界共通のマーク、障害者の方だとかさまざまなマークがあると思いますけれども、そういうものも表示の一つとして設置を進めていただきたいというふうに思います。
最後ですけれども、これは要望に留めたいなというふうに思いますけれども、学校体育館のトイレのときも言わせていただいたんですけれども、特に災害対策の観点から言って、今回、公衆トイレですから、外出中にこの災害が発生したときに、どこのトイレが使用できるのかとか、また、誰もが使用できる学校トイレのときにも言いましたけれども、多機能トイレ、この設置というものもぜひ推進をしていただきたいというふうに思います。これは多分、危機管理室を含め、さまざまな所管にまたがるかというふうに思いますけれども、江戸川区に行けばきれいなトイレがあるというのは、すごく印象的にもすごくいいことだというふうにも思いますので、ぜひとも連携をとっていただいて、公衆トイレの環境整備の推進をさらに取り組んでいただきますよう、要望して終わります。
◆中津川将照 委員 ここでは交通安全施設整備費の中に関連しまして、我が会派、同僚議員より、代表質問でも取り上げておりますけれども、かねてより、北小岩地区の岩槻街道から補助264号線についてお聞きしたいと思うんですけれども、このエリア、本当に幼稚園、保育園、小学校、中学校、特養、本当に多くのいろいろな施設がある中において、通勤時間、あるいは通学時間という中で、朝の7時に大型の貨物車両の規制が解除されるということで、さまざまな視点から質問をさせていただいておりました。この岩槻街道、渋滞緩和、さまざまなことがある中で、せめて、この通学時間の終わる8時半、あるいはそれぞれよりもう少し延ばして規制をかけるべきだというふうに要望、要請をしてきたわけですけれども、現在、その進捗、現況についてあればお聞かせください。
◎山口正幸 計画調整課長 かねてよりご要望いただいておりまして、小岩警察署のほうともいろいろ協議をさせていただいております。その中で今決まっているのは21時から9時にこの時間の延長、これについては、既にもう公安委員会の決定が下りている状況でございます。あとは、この岩槻のほうに入ってくる、三郷のほうから土手の道路をずっと通ってくるわけですが、ここに予告の標識がございます。この標識も変えていかなければいけないということで、小岩署としては、亀有署なんかと連携をとってこの標識をちゃんと変えるように、一応今月いっぱいをめどに今調整をしているというふうに聞いております。
◆中津川将照 委員 本当に安全対策が行われている、しっかりと動いていただいている、感謝申し上げたいと思うんですけれども、その改善をして今月いっぱいにそういったことも行われる、ゾーン規制も行われる、あるいは、時間等の変更はもう公安委員会等でもお認めいただいているということなので、やはりこの交通量調査の結果を見てもやはりその交通量の多い地域だということを公安委員会も本当に認識したんだなということから、この規制に至るんだなというふうに思っております。本当にこれから大型車両の搬入、運搬というものはやはり代表質問でも同僚議員申し上げておりましたけれども、この
オリンピック関連の事業、関連施設等が進んでいけば、間違いなく増えていくということは言えると。その結果、幹線道路も拡幅なんかしたりして大型車両が往来するというものもこれは容易に我々も想定できるわけでありまして、ぜひ、このことについては、しっかりと我々も見守っていきたいと思いますけれども、また進捗等が固まりまして、結果等が出ましたら改めてお知らせいただきたいと思うんですけれども、先ほどもスーパー堤防の問題もありましたけれども、やはり災害であったり、こういった交通事故というものは本当に起きる前というものには、やはり恐怖というものをどうしても忘れがちになってしまっていたりとかするものなんですね。やはり、災害、防災、あるいはこういった交通事故、こういったものをしっかりと未然に防ぐその立場にいる我々行政、本当に伝えていくものはしっかりと世間がたとえ興味関心が薄れていて失っていたとしてもしっかりと発信をし続けて改善に向けていく、こういった、今回、改善に向かう傾向に至るということで努力していただいて感謝申し上げますけれども、こういったことも引き続き取り組んでいっていただきたいとお願いを申し上げまして、質問を終わります。
◆佐々木勇一 委員 ここでは道路関係経費に関連をいたしまして、区内に設置してある彫刻についてお尋ねをしてまいります。
先日、区議会の文芸議連で渡部会長を先頭に、関口美術館の関口館主のご案内で西親水四季の道等にある彫刻の視察と意見交換をさせていただきました。私もその価値を再認識したところであります。本区の各所には個性的な彫刻が点在してあるわけでございますけれども、この設置された経緯や概要についてお聞かせください。また、高価なものにはどのようなものがあるのでしょうか。
◎佐京達也 保全課長 これは昭和の終わり63年ぐらいから平成のはじめぐらいにかけて道端の彫刻という名前をつけてまちのグレードを少し高めていきたいということで、美術大学の方々の協力を得たり、さまざまな芸術家のもとでそれぞれ地域の特性をモチーフにして設置してきたものでございます。いろいろなものありますけれども、区内の歩道であるとか緑道だとか橋、あと、駅前広場ですね、いろいろなところついていますけれども、合わせると約190の作品がございます。価格ですけれども、当時、非常にいいときだったので、数十万から数百万くらいのものだったというふうに記憶しております。また、各種団体から寄贈されたもの、駅広場なんかそうですけれども、寄贈されたものもあって、今、管理してございます。
◆佐々木勇一 委員 本当に古き良き時代だなということでございます。美術品の価値、金額だけではありませんし、その価値は時代によっても変わってきます。区内に190基ある彫刻の管理というのは保全課のほうでしていただいているということですけれども、どのような管理を行っていただいているのかということと、またボランティアの方々もお手伝いいただいているようですけれども、どのような方々にどのようにしていただいているのかお聞かせください。
◎佐京達也 保全課長 管理ですけれども、これは一般的に道路、緑道等、清掃をしております。その作業に併せまして、彫刻も日々点検、または清掃、あと一部、部分的には補修等も行っております。ボランティアは、まちかどボランティアという登録制度がありますものですから、そちらに登録をしていただいて、具体的に葛西周辺で作品の歴史を調べて台帳をつくってくれたり、あと、モニュメントの具体的な現場で清掃活動をしてくれているというようなグループもございました。
◆佐々木勇一 委員 そういう地域の力も借りながら進めているということですけれども、視察では文化課長も同行していただいたんですけれども、この彫刻というものを文化の面から見たときの可能性とか、感想等もしありましたらお聞かせください。
◎茶谷信一 文化課長 文芸議連の皆さんの視察ということで私も一緒に西葛西の四季の道のまち歩きに参加させていただきました。文化芸術の立場からもすばらしい作品がまちの中に点在しているなということを改めて認識した次第でございます。今後、まちの魅力を発信する一つのツールとしてさまざまな活用が可能性があるなというふうに感じて帰ってきた次第であります。
◆佐々木勇一 委員 現在の彫刻なんですけれども、時とともにまちと一体化しているというふうに言える反面、実際は埋もれてしまっているところもあるかなというところを実感しております。そこで、今一度、この彫刻について現在価値を再確認していただいて、本区の
まちづくりとか魅力を高める資源として、更なる管理とか活用について研究を進めていくべきではないかと考えますが、この点いかがでしょうか。
◎左京達也 保全課長 確かに現地見ていただきますと、金魚がいたり、あと、農耕具があったり、稲穂があったりということで、非常に親しみやすい作品が多くございます。なことでございますので、今までもそうですけれども、さらに地域に密着した魅力ある、地域の魅力を高めるための一役を担うような施設となるように維持管理に努めてまいりたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。
◆佐々木勇一 委員 今後とも、私も文芸議連の一員として研究を重ねてまいる決意でございますし、また、区のさらなる取組みを要望して終わります。
◆金井茂 委員 ここでは土のうステーションについてお伺いをしたいと思います。現在、区には39カ所ですか、土のうステーションが設置されていると思うんですけれども、今後この土のうステーションの設置を増やす予定とかはありますでしょうか。
◎左京達也 保全課長 今現在も毎年毎年増やしております。いろいろ場所があれば、あと、周りの浸水状況等踏まえて、適時増やしていくつもりでございます。
◆金井茂 委員 私自身もそれから身近な人で実際に土のうステーションの土のうを使ったという事態に見舞われたことはまだないのですけれども、今後またいろいろな場面で土のうが必要になるというケースはこの区内で各所にあるのかなというふうなことが懸念されています。イメージとして、土のうを使わなければいけない状況になったときの土のうステーション一つに入っている土のうの数で、いろいろな場面で事足りるのかなと、足らないんじゃないかなというイメージがあるんですけれども、状況によって足らないといったときに、区の対応は今どのような対応をとられるのか、またどういった考えがあるのか、お聞かせください。
◎左京達也 保全課長 これ毎日使うものじゃないのですけれども、確かに大雨降ったときには場所によっては全部はけてからっぽになるという状況になります。また、大雨降ったとき、降る前も皆さんあらかじめ準備されるものですから、なくなります。そういうのを実際我々パトロールして、ないところは適時補充していくということと、あとは具体的には基本的には皆さんでお使いいただくということになっておるんですけれども、どうしてもご高齢の方とかお体の不自由な方等いらっしゃる場合には一時的には私のほうでお手伝いで配達しているというようなケースもございます。
◆金井茂 委員 そうした場面であちらこちらでそういう場面に出くわすと、やっぱり区の方たちの対応に追われて、ほかにもたくさんやることがあるのにという部分では、これもう危機管理のときのお話じゃないですけれども、ある程度自助という部分で区民の皆さんに任せるべきだと思うんですね。土のうステーションを設置しました。設置はしてあります。あとは、という部分で、高齢の方とかいろいろなお話もありましたけれども、そこは共助になるのか、今後、毎年設置場所という部分で土のうステーションを増やしていくという部分では、ひとつ、土のうステーションの設置の考え方として、砂場のある公園に設置箇所を増やしていくということが考えられないのかなというふうに思うんです。ステーションの中にある土のうで足らなければ、そのステーションの中に空の袋とスコップ一つ中にセットしておいて、それで一時的に砂場の砂を袋に詰めて土のうをつくって対応するというようなことも考えられるとは思うんですが、その辺はいかがでしょうか。主に公園に増設というか、その考え方と空の袋、スコップ等を中に入れて、随時対応してもらうということに関してお願いします。
◎左京達也 保全課長 確かに、この災害に対して自助力ですね、自助意識を高めるということは非常に重要なことだというふうに考えております。ただ、いろいろな公園の維持管理であるとか、我々の体制、維持管理の体制等、これはしっかり見据えて少し勉強していきたいと考えます。