江戸川区議会 > 2018-03-06 >
平成30年予算特別委員会(第6日)−03月06日-06号

ツイート シェア
  1. 江戸川区議会 2018-03-06
    平成30年予算特別委員会(第6日)−03月06日-06号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年予算特別委員会(第6日)−03月06日-06号平成30年予算特別委員会(第6日) 平成29年3月予算特別委員会会議録 ●日時 平成29年3月6日(火) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時25分 ●再開 午後1時30分 ●休憩 午後3時02分 ●再開 午後3時20分 ●閉会 午後4時40分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   須賀精二  委員長   窪田龍一  副委員長   中津川将照 委員   伊藤ひとみ 委員   牧野けんじ 委員   桝 秀行  委員   金井 茂  委員   佐々木勇一 委員
      太田公弘  委員   中山隆仁  委員   大西洋平  委員   須田哲二  委員   江副亮一  委員   中里省三  委員   堀江創一  委員   福本光浩  委員   竹内 進  委員   田中淳子  委員   早川和江  委員   田島 進  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   山本敏彦  副区長   白井正三郎 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 志村一彦 ●案件  平成30年度予算審査(第6日)  一般会計予算歳出 第5款 都市開発費、第12款 土木費                      (午前10時00分 開会) ○須賀精二 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、牧野委員、堀江委員お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、渡部委員、栗原委員、神尾委員、小野塚委員、P端委員、小俣委員、笹本委員、本西委員から早川委員、大西委員、江副委員、金井委員、須田委員、牧野委員、中津川委員、伊藤ひとみ委員に、それぞれ、交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は、一般会計予算歳出の第5款都市開発費、第12款土木費の審査を行います。  それでは、これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の174ページをお開きください。  第5款都市開発費、第1項都市計画費、第1目都市計画費より審査願います。 ◆福本光浩 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いをいたします。この都市計画費の中では、2点質問をさせていただきます。  1点目は都市マスタープランの今後のあり方というか、今の進捗状況と今後のあり方について。2点目は、サイン計画サイン計画サインマニュアルについてということで、まずはお聞かせを願いたいと思いますが、まず1点目の都市マスタープランですけれども、我が会派の代表質問の中でも質問をさせていただいて、区長からもるるお答えをいただいたところでございますが、ちょうど経営企画費の中でも公共施設の老朽化についての質問もさせていただきましたが、今回は都市開発部の中でこの平成28年度から3年間かけて、都市計画マスタープランの改定作業が今行われておりまして、非常にいろいろな意味で大変な作業だと思います。ご尽力をいただいていることは十分承知しておりますが、その中で、この特にその中で将来の都市像ということでいろいろと今行っていただいていると思いますけれども、先日私も質問の中でその船堀の再開発ですとか、東篠崎の問題、または現庁舎の跡地のさまざまな活用等々も質問させていただきましたけども、現状、その都市マスタープランの位置付けの中でこの将来の都市像というものがどのように都市開発の中で今お考えになっているかということを改めてお聞かせ願いたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  ただいま委員からお話しいただきましたとおり、平成28年度から来年度までの3カ年をかけまして、現行の都市計画マスタープランの改定作業を行っております。現在、素案の作成作業を行っているところでございます。今、お話しいただきました船堀への庁舎移転、それから現庁舎の跡地利用、そして東篠崎に創出される大規模用地の活用ですね。どの点を取りましても、今回改定される都市計画マスタープランの計画に位置付けるべき重要な事項だというふうに考えております。現在素案の検討を進める中では、今後の船堀は庁舎移転も予定されていますことから行政防災の中心として商業業務施設等の集積も図りながら区内外の交流や情報発信の拠点に、そして現庁舎跡地周辺東篠崎団地周辺につきましては現在の既存の文化施設やスポーツ施設等が集積もしておりますことから、さらに用地の有効な活用をしながら施設整備を図り、区民の交流拠点、にぎわいの拠点として改定計画に位置付けていこうというふうに現在検討を進めておるところでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。そういう形でこの将来の都市像の中で今言った、あえてその3つのことを聞かせていただきましたけども、そういう都市マスタープランの中でもそういう位置付けであることは非常にうれしく思っていますし、当然のことかなということです。今後の都市マスタープランの今作業を進めていただいているところでございますが、例えば区民へのパブリックコメントと言うんですかね。そういう区民への周知ですとか、また私たち議会に対してはどういう形で今後この都市マスタープランというのは進んでいくか、どういう形でお考えですか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 改定に当たりましての、今後のスケジュールでございますが、現在今お話させていただきましたとおり素案の作成を行っております。新年度を迎えまして、できるだけ早い時期に議会のほうにもその素案の内容についてご説明させていただきたいというふうに考えております。その後、いただきましたご意見等反映しながら区民へのパブリックコメントですとか、説明会等を実施してまいりたいというふうに考えております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。それと、この都市マスタープランは将来の江戸川区を描く意味で大変重要な位置付けだというふうに思うんですけれども、それと同時に経営企画のとこでもお話をさせていただきましたが、今の経営企画のほうで公共施設のあり方をどういうふうにして進めていこうか考えているんですけれども、あり方のいろいろな資料を出していただいて、先ほど、先日は今後、今年度にまた違う新たな新しい資料を提供していただけるということでございますが、マスタープランマスタープランで進むんでしょうけれども、この公共施設のあり方ということの、その中の一つとしてはしっかりと進めていかなければならないというふうに思いますが、先日のご答弁でこれからいろいろな意味で検討していくよということでございますが、やはり区長もその都市マスタープランについてのご答弁の中ではいろいろその民間も合わせた再開発事業の促進とか交通ネットワークの充実、そして、それがつまりまちの活性化や交流につながるというご答弁をされておりますので、やはり大変難しい課題であると同時に大変重要な江戸川区の将来を描く課題だというふうに思っておりますけども、今後の今、課長の中でお話が出た船堀または現庁舎の周辺、または東篠崎エリアというのは、これもう都市マスタープランでこういう形で明確に示していくということであれば、なおさらここについては早く作業を進めて行く必要があるのではないかと思いますが、先日も私が述べさせていただきましたけれど、資料が揃ってからということでございますが、いろいろな意味で例えば民間を交えた形でのプロジェクトチームの作成ですとか、そういうことも考えられると思いますけども、その辺について改めてお聞かせ願います。 ◎新村義彦 都市開発部長 都市マスは先ほど課長も申し上げたように都市の骨格だとか大きな将来像をつくっていくということになりますけれども、施設計画もこれも一緒に並行して進めていかないといけないと思っています。船堀の話だとか現庁舎の跡だとか個別具体の課題が出てきていますので、施設の再配置計画と言いますか施設の今後のあり方と都市マスのあり方の線引きが難しいところなんですけども、これは同時並行でやってかないといけないということで、例えば船堀をとっても、全区的な問題もありますが、船堀固有の問題もあります。それから区役所の跡地についても跡地の活用ということで、ある意味地域限定的な要素もありますので、今後、都市マスの作成のチームと、それから企画のほうとも連携しながら、私のイメージとしては各プロジェクトごとに何かそういう委員から提案あったような、いろいろな方が入っていくような意見交換の場をつくりながら個別の課題と全体の計画づくりを相互に連携しながら進めていくのが一番いいのかなというふうに思っています。 ◆福本光浩 委員 ありがとうございます。ぜひそういう形で大変重要な課題だと私たちの会派も位置付けておりますので、行政防災の中心という視点もあれば都市生活拠点もあるし、区民の交流、自然交流、いろいろな意味で江戸川区の将来を描く意味では大変重要な課題といいますか、大変期待をするところでございますので、ぜひ都市マスタープランの作成とともに今進んでいる老朽化した公共施設のあり方のプロジェクトチームの作成についても進めていただきたいということを要望して1点目を終わります。  それと2点目は、サイン計画ですね。今いろいろお聞きすると2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、そして交通機関ですとか、またはそれぞれの自治体がサイン、公園のサインもあれば施設内のサインもあり、いろいろなサインがあるんですけれども、それを東京都もそういう指針を出して各自治体もそれに沿った形でサインマニュアルというものをつくっているんですけれども、現状、江戸川区においてはそのサインマニュアルというものはオリンピックパラリンピック課なのかもしれないけど、動いているとも聞いておりますけれども、全体のその課をまたいだ形でのそのマニュアルが作成されているのか、または計画というのはどうなっているのかを改めて聞かせていただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 サイン計画につきましては、江戸川区におきましても昭和62年にシンボルマークデザインですとか、公共サインに用います文字書体、矢印などの基本デザイン、そしてカラーデザイン等をまとめました江戸川区公共サインシステムデザインマニュアルというものを策定しております。それに基づきまして、この間案内サインですとか、施設サインの整備を進めてきております。しかしながら、近年の外国人の増加ですとか、今お話しいただきました東京2020オリンピックパラリンピック競技大会の開催も控えておりますので、改めて多言語化対応ですとか公共サインのわかりやすさの向上を図る必要があるというふうに考えております。現在、庁内の関係各課、オリンピックパラリンピック推進担当、そして都市開発部、土木部も入っておりますが、そういった関係各課によりまして検討会を開催しておりまして、観光庁が平成26年に策定いたしましたガイドラインですとか、東京都が昨年見直しを行っておりますが、国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針というものを改定しておりますので、そういったものを参考にしながら区のマニュアルの見直し作業を進めておるところでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。ということは、昭和62年にそういうサインシステムデザインマニュアルを作成してからいろいろな意味で今改定に至っているということですね。ただ、今のお答えでわかりましたけれども、このデザインマニュアルというのも都市マスタープランでこの都市を描いていくのと同時にやっぱりこう一つのまちのPRのと言いますか、まちの向上に向けてこのサインがしっかりと統一しているというのが大事な視点だと思いますので、サインと言っても公園もあれば施設もあるし、路上のサインもあるし、いろいろなサインがあると思うんですけれども、その多言語化ということも一つでしょうけれども、そのデザインも含めましてしっかりとしたそのサインマニュアルというものを昭和62年からは正式にはその変わって、修正しつつはあるけれども、びしっとこう決まっていないのかなという感じもありますので、全庁挙げてこのサイン計画というものを見直していただいて今の時代に合ったマニュアルの作成というものを要望して終わりたいと思います。 ◆竹内進 委員 おはようございます。また、本日もよろしくお願いいたします。今の福本委員から質疑がありました都市マスタープラン、これについて少し質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  平成11年に今の都市マスタープランが策定されて、この20年間で本当に江戸川区のまちづくりというものは大きく前進をしたといいますか、進んできたと思います。国だとか、東京都の事業を積極的に導入して生きる喜びを実感できる都市の実現に向けて、多田区長を先頭に職員の皆様方も本当にご努力いただきながら区民の皆さん方のご協力をいただきながらご支援をいただきながら本当に住みやすいまちづくりを一歩一歩進めてこられてきたということは、私は高く評価をしたいと思っています。それと同時にやっぱりその区民の満足度、さまざま区政に対するさまざまな面で満足度という部分も年々高くなってきているように思われます。そこで、これからのその20年間の計画ですけども、私も代表質問で述べさせていただきましたけれど、当然かつてないような今スピードで少子高齢化が進んで社会構造が大きく変化しつつあると。そうした中で一部触れましたけども、その健康面とかあと福祉だとか、どっちかというとソフト面。ソフト面の部分をどのようにこの計画の中に盛り込んでいくかという観点と、あと先ほど福本委員もおっしゃっていましたけども、これからのその庁舎の移転問題だとか、大型施設の配置の問題だとかそういったさまざまな要素、そこに伴って、当然、 後で多分出てくると思うんですけども、この交通のあり方。当然、高齢化に伴ってバスの問題だとか、路線の問題だとか、そういった公共交通のあり方ということも非常に大事な部分だと思いますし、ワークショップで区民の意見にもたくさん盛り込まれてたということで、その交流という部分のあり方の部分。これはソフト面とハード面両方あると思うんですけども、その交流するという部分の今後取り扱いはどういうふうにしていけばいいのかという部分も含めて、今の福本委員からのもありましたけども、もう一度その今回の都市マスの作成にあたって、あと1年あるわけですから、この方向性、方向性をもう一度お聞かせいただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 ただいまご質問いただきました都市マスタープランへの健康や福祉についての計画の反映の位置付けですとか、庁舎移転、大型施設の建て替えの問題、そして高齢化に伴う交通のあり方。いずれにつきましても大変重要な問題であるというふうに考えております。それぞれにつきまして今回の改定計画に反映させていくべきだというふうには考えております。改定期間でありますおおむね20年先を見据えますと、人口の減少ですとか、超高齢社会などこれまでに経験したことのないような状況になるかと思われます。このような点からしますと具体的には今後の検討になりますが、船堀への庁舎移転ですとか、今後の公共施設の整備の機会を捉えまして地域の魅力を高めること、そして地域間の交通アクセスの向上ですとか、交通不便地域の解消を図りながら多様な世代がそういった地域間で交流できるような場、熟年者の方も出かけたくなるようなまちの実現を目指していく必要があるというふうに考えております。 ◆竹内進 委員 今、ご答弁いただいたように本当に地域の魅力を高めて、それで多様な世代の方々が本当に楽しく暮らしてなおかつ交流するような場づくりというか、それとやっぱり最終的にはその魅力ある都市、都市像というものを大変なご努力いただくと思いますけども、今後我々議会のほうもしっかりまた議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをして終わります。 ◆桝秀行 委員 私からはいわゆるこの住宅整備条例についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  かねてからこの江戸川区がもっている住宅整備条例というのは近隣自治体と比べてもやはり内容が厳しいものであるということ、それから区民の居住実態と照らし合わせてもちょっとかけ離れてきているものがあるんじゃないかなということで、何度も議会の中でも質問等、そしてその規制の部分をなるべく緩和してもらえるようにと要望を繰り返してきたところですが、建設委員会には報告をされているんですが、この住宅整備条例の規則の部分が特にこの駐車場の附置義務にあたる部分が改正をされるということで、すごく私は安心をしておりました。1月にもうその交付がなされて今年の来月ですね。4月から実際に施行されるということで聞いておりますけど、この内容について一度わかりやすく説明をしていただけますでしょうか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 今回の改正の主な内容でございますが、まず1点目が駐車場のあの整備基準を見直しております。これまで賃貸住宅につきましては、戸数の小規模なものにつきましては戸数の6分の1というものを10分の1に緩和するということですとか、それ以外の規模のものについて3分の1でしたが、中規模なものについて4分の1の整備戸数に緩和するということですとか、あと寮におきますバイク置き場についても台数の緩和をしております。それから、寮の居住面積につきましても最近の実態等を踏まえまして専有面積の緩和を行っております。そして、もう1点が事前相談。これまでできる規定ということで「できるものとする」というような書き方をしておりましたが、今回の改正で事前相談については「することとする」ということで義務付けということで改正させていただいております。 ◆桝秀行 委員 ありがとうございます。数字の部分に関しては大分規制が緩和をされているというのはもう数字を見てのとおりによくわかるんですけど、その二つ目の部分で今までは規則として相談、事前相談ができるということだったわけですよね。これが今後は義務付けられると。事前協議をしなければいけないということになっていると思うんですね。これは逆にこの規制が強化されているんじゃないかなと捉えることもできると思うんですけど、このあたりもう一度説明していただけますか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 江戸川区住宅等整備事業における基準等に関する条例の対象となるものにつきましては、工事の着手前に条例に定める基準に適合していることを確認するために協議の申し出というものを行っていただき、適合していることを確認した上で協定書の締結、その後、工事の着手という手順で進めていただいております。協議の申し出以前に行います今の事前相談は事業計画が固まる前に時間的な余裕をもって事業者に対して本区のまちづくりの考え方を伝える重要な機会です。また、協議の内容は先ほどの駐車場や駐輪場、緑地の整備など多岐にわたりますので、協議まで進んだ段階でその内容の調整を図るということになりますと、事業計画に大きな変更が生じるようなことがあります。そういったことを未然に防止することですとか、図面の補正の作業をできるだけ少なくして協定自体にかかる時間を短縮、円滑に協議も締結を進めるために行っておるものです。そういったことを確実に実施していくために今回義務付けさせていただいたというものです。 ◆桝秀行 委員 その今までは任意だったものを義務付けるということはやっぱりちょっと厳しくなったという捉え方でいいのかなと思うんですよ。それと、もう一度詳しく聞きたいんですけど、条例では今申し出とその事前相談をなるべくお願いをしているということだったんですけど、条例では義務付けてはないんですよね。条例と規則でそれぞれ義務付けているのかどうかというところを明確にお答えいただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 事前相談につきましては、施行規則のほうで義務付けをしております。条例での、その事前相談についての規定はございません。ただ、あと先ほどの答弁の補足になりますが、条例の協議につきましては、大体年間250件程度行われております。実態としましてはその250件大体全てが事前相談を行っていただいています。このたびの規則改正で新たな負担を求めるということにはつながっていないというふうにも考えております。また、今回の規則改正に当たりましては、不動産業ですとか建設関係団体の事前の改正の内容をご説明した上でご意見を頂戴しながら進めてきておりまして、事前相談の必要性というのは十分ご理解いただいているものと考えております。 ◆桝秀行 委員 必要性はすごくよくわかるんですけど、私が聞いていたのは条例では義務付けをされてないわけですよね。条例では義務付けをしていないのに、その施行規則の中、規則の中で義務付けるということが果たしてその法律の概念上許されるものなのかなと思いましてちょっと余り僕もちょっとここ掘り下げたわけじゃないんですけど、上位法令で定めていないものをその下の規則でさらに規制を強化することというのは許されるんですか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 条例では先ほどお話しました協議についての規定は設けてございます。ただ、それを補足する意味で施行規則の中で事前相談についての規定を設けさせていただいているということでございます。決して条例でやらなくていいというものを規則でやりなさいというような規定を設けているということではございません。 ◆桝秀行 委員 わかりました。ちょっと最後に整理をします。条例では任意であるものを規則の部分で義務付けられているという解釈でいいんですか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 条例で規定がございませんので、任意とか任意ではないということではございません。 ◆桝秀行 委員 わかりました。また、ちょっと事前協議の話は後ほどの確認申請のところでもまた触れさせていただきますので、まずはこの条例、少し数字の部分では緩和をされたということですので、以前からほかの70平米規制の部分でも私は緩和をすべきだということで要望を出していますので、ぜひそういった部分でもこの緩和の流れというのを広げていっていただきたいとお願いをして質問を終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目再開発関係費。 ◆福本光浩 委員 ここでは、小岩駅周辺のまちづくりの進捗と今後について改めてお聞かせを願いたいと思いますが、ちょうど平成19年にこの地域の方々と検討を重ねて小岩駅の周辺のまちづくりの基本構想ができてちょうど10年がたって折り返しということでございますけれども、いろいろ小岩のそれこそ先ほどの話じゃないですけど、民間の方々とのいろいろなプロジェクトが進んでいるというふうにも聞いておりますけれども、現在この壮大な事業の中で10年が経過いたしましたけれども、各地区の進捗状況というのは改めてどうなっているかということと、今後についてのあり方といいますか、進め方についてお聞かせを願いたいと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 各地区の進捗状況と今後も合わせてお答えさせていただきたいと思います。  まず、七丁目西地区。こちらは27年6月に完成しました。個人施行第1号の再開発事業でございます。それから南口の西側、区の駐輪場のある部分、それからりそな銀行さんのある部分。南小岩六丁目地区でございますが、こちらは平成28年12月15日に組合の設立認可を得ているところでございます。組合施行第1号の再開発でございます。現在、年内に権利変換計画の認可ということで最終段階のところにきておりますので、現在、その合意形成を図りつつ権利変換認可後に年度内に工事着工できればというところまで来ているところでございます。それから駅の北口地区でございますが、こちらは平成27年度に準備組合、地元の準備組織ができております。こちらのほうも再開発の基本計画は固まりつつありますので、大体見えてきましたので今後は最初のステップである都市計画決定に向けて今後事業を進めていきたいと考えております。それから南口の七丁目地区。こちらは再開発事業と区画整理事業の一体的施行でございますが、再開発事業に関しては昨年に事業協力者が決まりまして、これで全ての地区に民間事業者が入ったということでございます。これから再開発の基本計画を地元の方と一緒につくっていくという段階にきております。区画整理事業につきましては、区施行で行いますので、こちらは減歩緩和のための先行買収、現在2,400平米ほど用地を取得できました。大体目標値に近づいてきたところでございます。引き続き、合意形成を図っていくんですが、結構高齢権利者さんがいたりということがありますので、また難しい事業ですので都とか国と直接今事業の課題も整理しながら合わせて地元の合意形成を行っているところでございます。駅全体の中で再開発、区画整理、面的整備事業に合わせて街路事業も単体で行っていく予定でございます。2路線ございまして一つは補助285号線南小岩八丁目ということで通称区役所通り、サンロード商店街のところでございます。こちらは28年6月30日に事業認可を取得しております。それと北側の北口の再開発の西側のJRの線路沿いのところですが、こちらは区街28号ということで、こちらのほうも29年2月23日に事業認可を取得しております。それぞれ現在、建物調査とその算定を行っておりまして、285号線につきましては、38軒中22軒、それから28号線については8軒中6軒の建物調査が完了して今算定中ということでございます。285号線につきましては1軒契約間近ということで夏ぐらいから解体ができればということでございます。以上、計画期から全ての地区が事業期に移りつつあるという段階に来たところでございます。 ◆福本光浩 委員 10年間のいろいろな計画をこの短時間でお話をいただいたので、全てなかなか一遍に頭に入れるのはちょっと難しい部分ありましたけれども、進んでいるということはよくわかりました。改めてそこの詳細についてはまたここの機会じゃなくてお聞かせを願いたいと思いますけれども、その中で今の基金でいえばこの小岩の基金が318億かな、いただいた資料にも書いてあるんですけれども、今の課長のご答弁では国や東京都ともしっかりと連携をとりながらということでやはり事業を進めて行くにあたっては、もちろん江戸川区としても基金をためてそれを再開発に充てるということも十分なんですけれども、やはり一方では国とか東京都からのそのまちの再開発とかそういうことでのいろいろな意味での補助金というのかな、そういうことというのも大変重要になってくると思いますけれども、その辺のこの再開発を今それぞれ行っている中で国のこのバックアップ体制というか、補助金のあり方というのはどうなっていますか。 ◎町山衛 市街地開発課長 再開発事業も区画整理事業も社会資本整備総合交付金交付要綱ということで、補助金のルールが決まっております。そのルールをフルに活用してやっていくということでございますが、いっぱい補助金を取るためにはやはり事業を進めていただいて次年度1年間でこれだけの業務がありますよということで国のほうに申請をしていく形になります。まず、第一には地元の合意形成を進めて、いっぱい仕事があります、だから補助金いっぱい必要ですという、そういうふうな進めていく状況が一つなのと、それと補助金は各地区競争というか、江戸川区としても都を通してエントリーをしていくんですが、なかなか全額つかなかったりとか切られたりする場合もございますので、そういう部分はやはり競争の面もありますので、本区としましては、いろいろな難しい事業やっていますので、大変なんですが国とか都とかと一緒に勉強会を開いていただいて、事業のその意義、それからこういう事業ができれば全国でもどこでも通用するんですよという国とかと一緒にやってそういう課題を深めていくということと、あと区としてもやはり国交省の本省とかにいろいろと行って、委員お持ちのパンフを配ったりとかそういうことをいろいろとつながりのできた方追っかけながらいって久々にいくと、「小岩進んでいるね、ホームページで見ましたよ」とか言っていただけたりしまして、そういう意味でやっぱりPRと現場を進めていくと。その結果が補助金に返ってくるということでございますので、引き続き財源の確保しっかりやってこの流れをとめることのないように財源も確保していきたいと考えております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。ありがとうございます。10年前に「100年栄えるまちづくり」というこのパンフレットをいただいて、ちょうどそれから10年が経過して私たちも委員会で今既にもう高いビルが建ち上がっていて、そこの現場も見ることもできました。今の課長のお話でも北口もその駅前広場が今後進んでいくと思うし、南地区においても進んでいるということで、非常にこの江戸川区の官と、そして民が一体となってこの一つのまちづくりを形成しているということは非常にこのすばらしいことだと思うんです。一方で、その財源もその基金を積み上げながらまたその今課長のお話で創意工夫をしながら国や東京都の財源もいろいろと確保しているということでは、大変重要だなと思います。その中で先ほど1点目で触れさせていただいた都市マスタープラン等今後の公共施設のあり方、また、それぞれのプロジェクトチームの作成等もこの小岩が一つのモデルになるのではないかなと思っています。ですので、今後、担当課長としては、この小岩の再開発しっかりと進めていただくとともに、都市開発部としては先ほど部長からお答えをいただいたとおり、それぞれの地域でこういうことが起こり得ると思いますので、しっかりと進めていただきたいということを要望して終わりたいと思います。 ◆堀江創一 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。今の福本委員のほうとのやりとりの中で、私もJR小岩駅のことについてお聞きをしようと思いました。今の全体の工事の進捗状況、今のやりとりでよく理解をさせていただきました。当時も10年というお話も再三出ておりましたけれども、特に今回年明けですかね。年が明けてから特に北口の地域の方たちから今言われたようなこの10年。あと10年折り返しというようなお話をいただいて、いよいよ北口のほうも工事が始まるんだねというような、そういうご意見をやはりよくいただくようになりました。何をと思ったらやはりJR小岩駅周辺地区まちづくり協議会のこのまちづくりだよりが広くこの地域の方たちに配布というんですかね、されて。どうして知っているのというかどこでと言ったらチラシを見たという方が非常に多くて、いよいよ始まるんですねという、関心を持たれる方が非常に増えたんだなというふうに思っております。特にこの1月号に関しては区長の挨拶が載っていまして、その中には「平成19年度から始めておりますJR小岩駅周辺地区のまちづくりは地域の皆様の熱意に支えられ、平成40年度の完了に向け折り返し地点を迎えております」。まさにこれは答弁をされた部分だというふうに思いますけれども、平成30年、40年完成、あと10年だよねというこの10年の中で、いよいよ南口が先ほどもありましたけどスカイファーストが建って、いわゆるシンボリックな小岩のまちづくりのシンボリックなものが建っていよいよという。いよいよまた北口もという、関心を持たれる方が今非常に増えてきたなというふうに思っております。そこで各地区の進捗状況はわかりましたけれども、今回特に北口について、駅前地区のまちづくりについての現状。資料もいただいておりますけど、もうちょっと中身のある中身の細かいところも含めて教えていただければと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 北口地区でございますが、こちらは平成20年に勉強会が発足しまして、平成27年に準備組合が設立されているところでございます。28年9月に事業協力者、いわゆる民間パートナーがつきました。権利者は65名ということで、現在56名の方、86%の方が準備組合に加入しております。そういう中で再開発の計画を皆さんの基本計画を固めてきて、今固まりつつあるということで次のステップは都市計画決定の手続に入りたいと、その寸前まで来ているということでございまして、年内には都市計画決定までできればという段階に今来ているところでございます。 ◆堀江創一 委員 ありがとうございます。先ほどもお話いろいろ出ました。そのいわゆる都市計画決定を決める。このようなお話は再三先ほどからありましたけれども、どのようなことを具体的に決めていかれるのか、その点教えてください。 ◎町山衛 市街地開発課長 まず、都市計画決定をして組合を設立して、それから権利変換の後の工事なので、結構もうすぐ工事が始まるという話を聞くんですが、工事はまだ3年後ぐらい先なんですが、あと三段飛びで3回飛びますので、その最初の一歩ということで都市計画を決めるということは都市全体の整備発展のために重要な事業というものをまず位置付け、事業の位置付けを行います。それからまちの将来像ということで、将来像を固めてそれを実現するためのルールも合わせてやっていくということでございますので、大方この姿を決める、ルールを決めるというのが都市計画決定でございます。 ◆堀江創一 委員 ありがとうございます。先ほども言いましたけど、チラシを見てすぐ工事が地域では始まるんじゃないかみたいな、そういう話も出てきているわけですけども、都市計画決定の方向性というのを今お聞きしてわかりました。今その中で、具体的な話ということでまちの将来像というお話もありました。それをつまりそのまちづくりをどう目指すのか、具体的なまちになるのか、どういう形でまちの将来像というのをお示ししていくのか、その点お聞かせください。 ◎町山衛 市街地開発課長 北口の今コンセプトは駅北の顔となる拠点街区の整備ということで、活気とにぎわいあふれる市街地の形成ということをコンセプトに計画を今考えております。具体的には方針を四つ立てて、都市基盤整備とあわせた交通防災の街区拠点の整備ということで交通広場が6,100平米北口にできますので、大きさとしましてはお隣の新小岩の南口が5,590平米ですので、そこよりちょっと大きいぐらいの交通広場ができるというのもございます。地下駐輪場もつくりますし、そういう空間ができるということと、それから二つ目は活気とにぎわいのある小岩らしい駅北の顔づくりということで、屋上に広場等もつくって駅のホームからもきれいに見えるように今は駅の北側にすぐに建物が、物販の建物が見えますので、少しすっきりした形になるということと、それから方針三つ目としましては、多世代が快適に暮らせるということで共同住宅も大きく上にのせていく形になりますので、そういう意味でも保育園をつくったりとかコミュニティルームもつくっていくと。それから四つ目。歩いて楽しめる憩いの景観づくりということで、今、緑もちょっと少ないところがございますので、緑を植えたり建物側をセットバックして歩道状空地にして歩くスペースも広げていく。そのような将来像で今考えております。 ◆堀江創一 委員 ありがとうございます。今、四つのコンセプトといいますかね、ポイントを今教えていただきました。まさに今の話を聞くだけでも夢のあるというか、ただただ駅前の開発が進んでいくんだろうなというふうに思っています。新小岩よりも広い交通広場、そういうところも含めて北口が本当に変わっていくんだろうなということを想像いたします。それで、もう1点お聞きしたいのは、今のポイントの中にも都市基盤整備と合わせた交通防災拠点というようなお話もありました。南口に確かスカイファースト、今でも江戸川区で一番高い建物、あそこでいわゆる駐車場が災害時に一時避難場所という位置付けになると。確か、かまどベンチだとかマンホールトイレとか、そういう機能もあわせもってやるということでお聞きしていますけれども、いわゆるその都市開発だったり再開発事業だったりというそういう中でいわゆるその地域貢献という部分がそういうところにあたるのかなというふうに思います。今、北口がさまざまなこれから10年の間に工事が進んでいく中で、北口だけではもちろんありませんけれども、北口がいよいよ駅前広場を新たなまちづくりをしていく中でこの地域貢献というのはどのような協議をされてどのようにしていこうかということは今話し合われれているのか、計画はあるのかお聞かせください。 ◎町山衛 市街地開発課長 これまで再開発の計画を固めていく中で準備組合が北口町会さんとか商店街さんともお話をしていろいろと要望もありまして例えば北口町会さん、公園がないということで、ラジオ体操できるようなところがあればなということで建物の屋上に1,000平米ぐらいの広場をつくりますので、そういうふうな形でも使えるんじゃないですかというお話ですとか、あとやっぱり防災はキーワードになりますので、ところどころに防災広場という形で広場も設けていきます。それもまた地区計画の中で地区施設に位置付けていきますので、これは未来永劫、未来の建て替えのときでもその空間はつくってくださいということになります。そういうところ一時避難場所という指定も地域防災計画に位置付けて担保していきたいと考えております。それから保育園を入れるとか、無電柱化とかそういう地域貢献もあるんですが、今ちょっと具体的に考えているのは地域利用集会室というか、ちょっとそういう集会室も建物の中につくって建物の中の方も使えるんですが、周りの方にもいわゆる地縁団体というか商店会さんとか町会さんも使えるようなルールとかお金とかちょっとまだこれからなんですが、そういうやっぱり地域に開放された民設民営の会議スペースも必要ではないかということで、そういうのもぜひつくっていきたいと。今現段階ではそのような地域貢献を考えているところです。 ◆堀江創一 委員 さまざまな形で工事というか、その完成に向けて進んでいるということがよくわかりました。これからもさまざまなご意見、それからいろいろな協議がこれからある、またさまざまな課題が出てくるとは思いますけれども、この10年の中でのいよいよ小岩のまちづくりですので、これからもさらなる推進、よろしくお願いしたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 私からもJR小岩駅周辺の再開発についてお伺いします。北口については、今もう準備組合加入率86%というお話もありました。地権者は65名ということですけども、北口は一見してテナントの店舗が多い、こういう場所です。借家人の件数というのは現在どれぐらいあるのかということと、こうした方々への説明というのはどういうタイミングで行われるのかそのあたり教えていただけますか。 ◎町山衛 市街地開発課長 北口地区につきましては、借家の方は約150名いらっしゃいます。店舗が110、アパート居住等が40名でございます。こういう方々への説明でございますが、まずまちづくりの手順としましては、土地なり建物をもっている方、そういう方がまずまちづくりをやっていくやっていかないということの合意が必要でございます。その後に借家されている方ということでございます。北口はそうは言ってもかなり店舗110と多い形でございますので、先月の総会の中で権利者さんに対する説明でございますが、いわゆる大家さんに対しては借家人にはこういう時期にこういう補償をしていきますというお話を大家さんにしたところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 これまでも兼ねてから説明が最後になる一番立場が弱いのが借家人だということを指摘してきました。これまで小岩のにぎわいに貢献してきた皆さんでありますので、区としても責任をもって対応していただきたいと思います。それから七丁目地区についてなんですが、先日29年度中間報告会に私もお邪魔してきました。理解しやすくするための工夫がされていたなというふうに感じましたけれども、後日ある権利者の方、やはり高齢の方なんですけども、毎回同じような説明だとか、一方的な説明で生活再建のイメージがなかなか描けないと。それからいつ始まるか等話し合っていた知り合いも次々亡くなっていますと。自分も80歳を過ぎて新しい環境に移るというのはとても無理だと。とにかく高齢者の多い地域なので今のままでもいいという人も少なくないというような声をお寄せいただきました。長く住んできた方も多い地域だからこそということと、やはり区から持ち込んだ再開発でもあるという点からもこうした声は少なくないと思うんですが、こうした声に区としてはどのように対応されるでしょうか。 ◎町山衛 市街地開発課長 どこもそうなんでしょうけど、非常に高齢化ということで小岩の現状も65歳以上が約8割。そこに住んでいる自家自用で住んでいる方、いわゆる区画整備の対象になる方でございますが、約8割の方が65歳以上ということでございます。そういう中で今までは区画整理できるのかできないのかという話から、今はやるなら早くやってもらいたいという話に確かに今おっしゃるとおりなってきまして、そこを今ちょっと最初にやっぱり直接に移転かけられるとかそういうことを今研究しているところでございます。また、いろいろと説明会出て一方的な話とかってあったんですが、もしそういう感想をお持ちの方いらっしゃればぜひ私のところに言っていただければ直接お話もさせていただきたいと思いますが、確かに高齢の方が多いのでなかなか事業は公共事業ですので、補償という形で特に金銭的な面は負担がなくできるとは思うのですが、実際皆さんで引っ越し先を探したり自分の家を解体したりという今後それは権利者さんの方がやっていただかなきゃいけない内容でございますので、そこら辺の部分の負担をどれだけ今後軽減できるかというのが最大の課題ということで事業の難しさもあるんですが、そこら辺のある程度自動運転的にできるかってところが課題ですので、その部分を、今、国なり都と一緒に勉強しているところでございますが、課題と認識していますので、その課題を解決して事業を円滑に進めていきたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 とりわけこの地区では権利者数がそもそも、しかも居住している方が多いという地区でもありますので、住民目線に立つということを重視して今後も対応してほしいとこういうことを述べて終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第3目まちづくり調整費。 ◆田島進 委員 ここでは南小岩南部及び東松本付近地区の防災まちづくりについて、この項目でよろしいですか。では、この項目で質問いたします。  この2月16日に今言った南小岩南部、東松本付近地区防災まちづくり協議会を代表して3名の町会長さんから多田区長へ防災まちづくりの提言書が提出されたと伺っております。そんな中でその提言書の中身とあわせて今後の現段階でこの地域の防災まちづくりの事業計画での概要がわかる範囲で結構ですし、あわせてスケジュール等が現段階で述べられる範囲のものがあれば申し述べていただければありがたいです。よろしくお願いします。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 こちらの南小岩南部、東松本の防災まちづくりの状況でありますけれども、この地区につきましては平成27年度に防災まちづくり協議会のほうを設立しまして行っているところでございます。これにあわせまして、不燃化特区の助成制度のほうも開始しておりまして、現在までに建て替え及び除却の軒数も約60軒と進んできているところであります。この防災まちづくりでつくりました提言書の中身でありますけども、老朽の木造住宅等の密集の改善であるとか、道路網の改善、道路占有物の改善、防災性の向上、住環境等の維持向上というものを協議会の皆さんに検討いただいてとりまとめたものでございます。これを今委員さんからお話がありましたとおり、2月16日に区長のほうに提出いただきました。この後の動きでありますけども、この4月から実際、密集事業を予定しております。公園整備等もこれに基づいて進めてまいりたいというふうに思っているところであります。来年度中にまちづくりのルールとなります地区計画ですね、都市計画決定のほうも目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中淳子 委員 私もここで公共交通調整経費のところでお伺いしたいんですけど、公共交通といいますと今篠崎、都営新宿線も、いよいよ安心安全の体制づくりでホームドアができるということをお聞きをしておりまして、花火までには篠崎も瑞江もできるんじゃないかなということ、これ東京都の事業ですから、でも、やはり地元の区側の皆さんがしっかり働きかけをして進んだことだと思いますので、評価させていただきたいと思います。  そこで、違う件になるんですけど、バス交通について伺いたいと思います。今までも幾度となく質問させていただいてまいりましたし、また区長からもご答弁をいただいてきたところなんですけども、改めてお伺いをしたいなと思っています。公共交通にあたってもやはり江戸川区の地形、地を考えてもバス交通というものが必要不可欠なものになってくるというのは当然のことだと思っております。そういう中でこの間もある方々と一緒に食事に行くことがございましてね。バス乗って電車乗って行ったんですけど、その方たちがみんなシルバーパス出されていたんでびっくりしました。この方もシルバーパス持っているんだというぐらいにそんな話をしたときにやはり22年、23年、24年といったところ団塊の世代の方々がいよいよ70歳に突入してきたんだなと、これはやはりずっと語られてきたけれども、現実として高齢人口というのが今まさに増えているこのときなんだなということをしみじみ感じました。みんなお元気でそのシルバーパスを使ってあちこち行けるようになって、はじめ申請するときは70になるということの戸惑いと違和感があったようですけども、やはり申請してみるとありがたいことだと言いながら今まで以上に外に出ることが多くなったとその方々もおっしゃっていたことがすごく痛切に感じているところなんですね。そういう意味でやはり高齢化が進んでいるということを踏まえまして、その対応すべく今までの経緯はわかっておりますけれども、今後のバス交通についてどのように区としてお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありましたけれども、これからの高齢化社会を迎える上で課題の部分を解決するための手法の一つとしまして、コミュニティバスの導入というのもありますけども、現在バス事業者とこれにつきましては事例をもとに検証のほう行っているところでございます。区内を走りますバス事業者につきましては、他区において、コミュニティバスのノウハウなるものを持っておりまして、その事業者からもお話を聞きましたけども、江戸川区の各駅を結ぶバス路線網につきましては、かなり充実しているというふうにも見ているところであります。今後バス事業者とともに江戸川区の特性に合った方策を検討して、引き続き課題の調整を行いながら江戸川区としての交通体系の充実に取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。 ◆田中淳子 委員 ありがとうございます。そうですね、本当に今事業者さんと一緒に共同研究していただいているところじゃないかというふうにも思います。ゆっくり研究しておりますとみんな高齢化またさらに、高齢じゃなくなってくる部分もあって、やはり一日も早いその研究を形にしていくということが私は大事だと思いますので、特に私の住んでいるほうなんかは空白地域、不便地域って言われるところもたくさんございまして、一日も早い事業化を私は望みたいと思います。もう一回これ具体的なところで別件ですけども、お聞きしたいのが、いよいよ篠崎駅から瑞江駅を結びます補助288号線のバス交通についてお伺いをしたいと思います。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 こちらの補助第288号線、都市計画道路の部分になりますけども、こちらにつきましては今後バス事業者と地元の皆さんとも調整を行いながら新規路線、あるいはルート変更などそういったものを含めて対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中淳子 委員 ありがとうございます。もう少しで今年は無理だと思いますけども、本当に近い将来道路完成するんだというふうに思います。そのときにやはりその前にしっかりと並行して協議していただいていることとは思いますけれども、地域住民の皆さんの熱き一日も早くバスが通ってほしいなという思いを私からも代弁して終わりたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 私からもバス交通、コミュニティバスについて意見を述べたいと思います。23区では類似事業を含めると18区でこうしたコミュニティバスが実施されているようです。鉄道も路線バスも先ほど駅と結ぶルートは充実しているというような話もありましたけども、通勤通学の便を中心につくられております。やはり今高齢者が地域の中で生活する上で必要な移動という点では不便な地域が幾つかあるんではないかと思います。また、高齢者の免許の自主返上ということもこれから多くなってくると思います。こうした高齢者の地域生活の支援として検討お願いしたいと。もう一点、違う角度からですが、私の地域では江戸川の土手沿いを路線バスが走っているんですが、病院の最寄りのバス停など一部のバス停はスロープが整備されているとはいえ、上り下りがあるということで高齢の人からはその上り下りがしんどくなってきたというような声も複数聞いております。バリアフリーの観点からも病院や施設等回るコミュニティバスの本格的な本腰を入れた検討をぜひ要望したいと思います。 ◆福本光浩 委員 ここでは交通網の整備ということで、メトロセブンの進捗についてと今後のあり方について改めてお聞かせを願いたいのですが、平成6年に環七高速鉄道、メトロセブンの促進協議会が設立されて24年たちます。そこで平成28年には交通政策審議会の答申で地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクトということで位置付けられておりますけれども、なかなか今この環七とを結ぶそのメトロセブン、その地下鉄というのは非常にこれ現実的ではなくなっているのかなって感じもいたします。  ただ、私たちとしては、この環七の南北交通、今、シャトルセブンでもいろいろご努力をいただいておりますけれども、やはりそういう答申が出ている以上、これをしっかりと進めていただきたいという思いがあるんですが、この答申を受けての課題と、現状については、今、担当課としてはどのようにお考えなのか。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありましたとおり、平成28年の4月に交通政策審議会の答申198号にメトロセブンでありますけれども、これは区部周辺の環状公共交通とありますけれども、位置付けられたというところであります。  その答申の中で、四つの課題が挙げられているところがございまして、一つ目は事業計画の検討、二つ目は需要等の見きわめ、三つ目は中量軌道等の導入検討、四つ目が優先整備方策の検討の課題、この四つが挙げられているところであります。実現に至るためには、こういった大きな課題について、今後さらに研究を深めなければならないということが答申でも述べられているところであります。
     今後の取り組みとしまして、この答申に挙げられました課題を検討するために、都区連絡会の中でも、長期計画の計画を作成してまいりたいというふうに考えておりまして、現在、沿線交通の現況把握、沿線地域の公共交通サービスの実態把握、また中量軌道等の例えばLRTとかBRTとかございますけども、こういったものも含めた導入候補システムの諸元等の整理を現在行っているという状況でございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。本来ならば、これは地下鉄の環七を全て結ぶというのがメトロセブンで、環八がエイトライナーということで、毎年7月の下旬には総会が行われておりまして、今、課長がおっしゃられた四つの課題の中で、中量軌道等の導入検討というのがやっぱり現実味を帯びているんじゃないかなと思うんです。それは、LRTでありBRTであり、あるんですが、それと同時に優先整備、ここも非常に重要で、先日、2年前でしたか、東京圏における今後の都市鉄道の展望ということで、芝浦工業大学の岩倉先生のお話を私も聞かせていただきましたけれども、その先生がおっしゃっていた中にも、やはりその地下鉄ということではなくて、今言ったLRT、非常に可能性があるんじゃないかということと、特にこの葛西臨海公園から、亀有まで、そこの路線というものが非常に費用対効果の中でも、現実的ではないかというように、私はそのときの講演を聞いて、自分なりに感想をもったんですけれども、特に羽田とのアクセスも江戸川区からは近いですよね。今は、また違う施策ですが、要するに葛西から羽田便というのは、朝なんて本当に毎便満席といいますか、そのぐらいの需要も多いし、また外国人の方々も非常に乗っております。  それで、シャトルセブンにおいても、本当に葛西駅から乗るときには、乗れないぐらいディズニーランドに行くそのシャトルセブンの便というのが本当に混んでいる状況で、日によっては葛西のロータリーが行列ができるほどシャトルセブンの需要もあるんですね。  やはり、これからのオリンピックも一つの位置付けだと思いますけれども、やはり交通網の充実というのは、今、先ほどシャトルバスとかそれぞれいろいろな課題はあるにしろ、やはりこの南北交通をしっかりと整えていく。その中で、この優先的な整備と、中量軌道等の導入というのは、やっぱり現実的に進めるのにはやっていただきたいと思うんですね。隣には、先ほど言ったディズニーランドもあって、そことのやっぱり連携もあるかもしれないし、やはりその羽田空港も、これから政府としても、今、いろいろな意味で拡大路線にいっているわけで、これから多くの方々がまた羽田に来ていただけると思うんですね。その位置付けとしての、この江戸川区があって、特にその羽田から臨海公園、また臨海公園から環七という意味では、ここがバスのみならず、こういうメトロセブンが整備されれば、さらに私は、江戸川区の魅力も高まるし、また東京としても、交通網の充実においては、非常に私はこれは重要なことだと思うのですが、なかなか江戸川区だけでこれは決められることではないですけれども、いろいろなこの198号の答申の課題とか、またその専門家の方々の意見をしっかりと集約した中で、やはり毎年総会は行っているし、着実に進んでいることだと思うけど、やっぱり平成6年からのこの25年を考えたら、メトロセブンという名前は、非常に目標高く上がっているんだけれども、実際にはなかなか進んでいっていないのかなというふうに思っているんですが、今、るる述べさせていただきましたけれども、その優先整備に対して、区としてもしっかりと要望していただきたいし、またその地下鉄という視点ではなくて、LRTの視点とか、今の時代にあった交通のあり方というものを、やっぱり当局は、区としてはさらに強く要望していただきたいと思いますけれども、改めて、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、委員さんからお話がありました方策の部分だとか、優先整備以下の部分も含めて答申でも課題が出されていたことでありますので、これまでとまた違う形で、まさにいろいろな方式、あるいは問題が解決できるような形で、実現に向けて何ができるのかというものも含めて、精査をしてまいりまして、実現に向けて努力を引き続き続けてまいりたいというふうに強く思っているところでございます。 ◆福本光浩 委員 ぜひ、本当に実現に向けまして、私たち議会としても努力をさせていただきますけれども、担当課としては、より一層の努力をしていただきたいということを要望して終わりたいと思います。 ◆堀江創一 委員 ここでは、京成小岩駅の周辺と、京成本線の立体化について、お聞きをしたいと思います。  ここは、もう毎回、私もお聞きをしております。決意といたしましては、早期着工、早期実現に向けて、改めてお聞きをしたいというふうに思います。端的にお聞きをさせていただこうと思っております。  はじめに、駅周辺のまちづくりについてなんですが、京成本線の立体化については、駅周辺のまちづくりの機運を高めるということを以前にも再三お伺いをしました。地域の方たちも、その機運を高めるためのさまざまな努力を今、現在しております。その意味では、昨年の7月から始まっていますこの京成小岩まちづくりの検討会、リスタートしたわけですけれども、まずここの活動状況、取組み、教えていただければと思います。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 こちらは、京成小岩駅周辺のまちづくりにつきましては、今、委員さんからお話がありましたとおり、昨年の平成29年の7月20日に、検討地区の自治会長及び商店会長等の16名の皆様にお集まりいただきまして、京成小岩駅周辺地区のまちづくり検討会を立ち上げまして、検討を再始動させていただいたところであります。  検討会では、まちの現状や課題、まちづくりの経過、京成小岩駅周辺のまちづくりの基本構想案や連続立体化、高架化についての状況をご理解いただきまして、駅前広場、あるいは高架下の使い方、京成小岩駅周辺の将来像をどうするのか、こういったものをワークショップを行いながら、皆さんと一緒に考えているところでございます。今年度、4回の検討会のほうを実施しておりまして、今月の16日には連続立体化事業と再開発事業を同時に行いました大田区の糀谷駅のほうの視察のほうも予定しているところでございます。 ◆堀江創一 委員 それで、平成23年に、まちづくり構想案が以前もう随分前に作成をされております。この作成案をどのように進化させ、そしてまたまちの将来図をどう示していくのか。このことが非常に重要だと思います。この点が1点と、それから来年度の予算にも計上されておりますけれども、来年度以降の取組みについて、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 今、お話がありました平成23年に作成しましたまちづくり基本構想案とは、こちらのほうをベースにしておりまして、まちづくり検討会として取りまとめを行っているところであります。  今後につきまして、検討会もさらに拡大してまいりまして、来年度中にまちづくり基本構想案から基本構想へと策定のほうを出してまいりたいというふうに考えております。地域の皆様と一緒に京成小岩駅周辺のまちづくりの方向性を定めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆堀江創一 委員 今、課長のほうから平成23年度の構想案を、来年度中に構想という形で示していくと、作成をしていくというお話も今いただきました。いよいよ来年度中にまちの将来像が見えてくるなと、ますます機運が高まっていくことを期待をもって見守りたいなというふうに思います。  最後に、立体交差のほうについて、1点だけお聞きをしたいと思います。いつもこれもお聞きをするところですけれども、連続立体交差事業、それからまち、駅周辺のまちづくり、早期実現するためには、それぞれの都市計画決定に向けての取組みというのが非常に重要になってくると思いますが、最後に、東京都に対して、また京成電鉄、そして葛飾区、それぞれどのような働きかけをしていくのか、またまちの熱い思いを受けて、課長の熱い思い、決意も込めて、ぜひその点、お聞かせいただければというふうに思います。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 こちら、都が行う連続立体事業でありますけれども、こちらにつきましては京成立石駅の周辺の事業が本格化してきておりまして、次の京成小岩駅周辺の事業化に向けた準備を進めていることであります。連続立体化事業を進めるためには、まちづくりの熟度が求められていると思っております。地元の皆さんからの声として、早期事業化という声もいただいておりますので、地元の皆さんからの早期事業化の声を受けて、今年度からも再スタートしたところもありますので、来年度も、地域の皆さんと一丸となって、京成小岩駅周辺のまちづくりの課題を整理しまして、まちづくり基本構想の策定を目指して取り組んでまいりたいというふうに思っております。併せて、東京都葛飾区、京成電鉄も情報共有しながら連続立体事業の早期事業化に向けて働きかけるとともに、一体的なまちの整備を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆堀江創一 委員 もう、決意といいますか、思いというのは、なかなか前に出すのって非常に難しいことかなというふうに思いますけれども、昨年も今までもお話を伝えてまいりましたけれども、とにかく地域においては早期実現、とにかく早期着工、これがやっぱり大きなテーマになっております。この思いをやっぱりしっかり受けとめて、バックアップ、後押し、こういうことが非常に重要だろうなというふうに思いますので、これからも早期着工、早期実現に向けて、ぜひとも区のバックアップ体制をしっかりと進めていただきたいということを要望して終わります。ありがとうございました。 ◆中山隆仁 委員 どうぞよろしくお願いいたします。  公共交通ということでちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほども田中委員のほうからもお話がありましたが、都営交通のホームドアの設置についてということで、お聞きしたいのですが、工事が早まったと聞きましたが、なぜ早まったのか。また、その現状は現在どうなっているのかお伺いしたいんですけれども。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 都営新宿線のホームドアのお尋ねでありますけれども、こちらにつきましては、今の時点では平成30年の4月から本八幡駅に設置を開始しまして、4月28日から運用を開始すると公表されているところであります。  また、この本八幡駅から順次西側に設置を進めていくと聞いているところでございます。これ早まったということでありますけれども、当初31年度ということでありましたけれども、今、公表されているのは31年度秋というふうになっているところがありますので、そういった全体のスケジュールからすると、ちょっと早まったのかというふうに思っているところでありますけれども、本区の区間につきましても、これは平成31年度内に全駅整備というふうになっておりますけれども、本八幡駅から順次西側ということなので、江戸川区の区間につきましては、それより前に平成30年度内には設置完了できることを目指して、要請はしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆中山隆仁 委員 私は、一之江の駅をしょっちゅう使うんですけども、階段をおりてホームに出ると、とっても階段の脇のホームが狭いんですね。あそこにホームドアつけたら、人が通れるのかと思うぐらいに狭いので、本当に大変危険なところかなって常日ごろ思っておりました。ここでは多少でも早まって、しかも本八幡側からつけていってくれるということになりますと、順番的にも一之江も早いのかなというふうに思いますので、本当にありがとうございます。非常に安堵しております。  また、JR新小岩のホームドアなんですけれども、また先駆けて実施するという話を聞いておりますが、それも現在どのようになっているのか、進捗状況を教えてください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 新小岩駅のホームドアでありますけれども、こちら新小岩駅の快速線のほう、こちらのホームドアの設置が今の時点では予定されているということでありまして、平成30年度内に使用開始のほうを予定しているというスケジュールで今、進んでいるということで聞いております。 ◆中山隆仁 委員 JR新小岩駅が非常に事故とか自殺者とか、大変多いと聞いておりますし、また接触した人がはね飛ばされて、ホームにいた人にぶつかって、また大惨事になったという話も聞いております。快速だけじゃなくて、快速以外もホームドアをつけていただくと、ありがたいかなと思っております。  それと、ホームドアをつけることによって、各自治体の負担割合というのは、どういう形になるのでしょうか。お知らせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 ホームドアの負担割合ということでのご質問だと思いますけれども、こちらの一列、大体6,000万円を上限ということになっておりまして、これはそのうち、東京都のほうが半分もつというような仕組みになっているというところがございます。 ◆中山隆仁 委員 ご丁寧なご説明、ありがとうございます。  これからもしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆佐々木勇一 委員 よろしくお願いします。 ここでは、公共交通に関連してお尋ねをしてまいります。先ほど、福本委員のほうから、高所からの鳥の目という視点でお話しいただきましたけれども、私は虫の目、現場の目線で2点、お尋ねをさせていただきます。  はじめに、駅の案内表示についてお聞きをいたします。私、葛西駅の中央口で駅頭なんかやっておりますと、訪日外国人の方からよく聞かれることがあるんですね。それはバス停なんです。ご存じのとおり、改札からおりてきて、また東京ディズニーリゾートとかへ行く、シャトルセブンですね。それとまたあと、空港へのリムジン、こういったところが、どこなんですかって聞かれることがよくあるんですね。これは二つ場所が分かれて離れているということもありますし、そういった意味では、不慣れな外国人の方にもわかりやすいような案内表示とか増設とか、工夫が必要だなというふうに思っているところです。  そこで、区内、主要駅における案内表示の現状、また公共交通機関ですね。その新たな取組みがあれば、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 駅の案内表示の質問だと思いますけれども、新たな取組みとしましては、バス交通系の関係でいきますと、京成バスで、平成29年の3月にこれは葛西臨海公園駅になりますけれども、シャトルバスのバス乗り場に設置されましたデジタルサイネージというものがございます。これはバスの時刻とかルート案内、そのほかにも駅周辺の施設案内など情報も提供されているところであります。  また、外国の方向けに多言語化で表示もされておりますので、そういったシステム的なものも導入されているところがございます。  葛西駅で、今、お話ありましたけれども、こちらの東京都交通局のほうが、南口の広場に今現在設置されていたバス乗り場の看板を、これをデジタルサイネージに取りつける工事を今、行っているところでございます。これもバス時刻とか乗り場案内、外国語の対応もされているというところであります。  今後、この部分につきましては、東京都交通局ともデジタルサイネージを増設するという予定があるというところであります。  また、バス乗り場までの案内表示については、まだ東京都交通局、あるいは京成バスとも調整しておりまして、現在、そういったところを検討をしているところであるというとこでございます。 ◆佐々木勇一 委員 デジタルサイネージの設置というのは本当にありがたいことなんですけれども、先ほどお話しした葛西駅から北、中央口と南口ってちょっと出口が違うんですよね。南口とは反対のほうにバス停があるんです。そういった意味では、そのサインも気がつかれないというと、本当にもったいないなというふうに思いますので、訪日外国人の目線に立った形での設置とか改善を要望させていただきます。  続いて、駅構内のトイレについてお尋ねをしてまいります。まずはじめに、区内主要駅のトイレの現状について、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 区内には、全部で12の駅がございますけども、駅舎内の手洗い所につきましては、駅それぞれに男性用と女性用と1カ所ずつ設置されております。東大島駅につきましては、川を挟んでいる関係がありまして、江東区側と江戸川区側に分かれて1カ所ずつ設置されているという状況であります。  また、多目型トイレにつきましては、全ての駅に設置されている状況でありまして、オストメイト等も同様でございます。一応、そういう状況でございます。 ◆佐々木勇一 委員 先日、私、区民のご婦人の方からご相談いただいたことがございまして、実は友人、他区の方がお越しになったときに、区内の駅のトイレが汚れていて、不快な思いをしてしまったと。きれいに保った上で、洋式化もしてもらえないでしょうかねということをお聞きしました。  課長も、利用者として使われると思うんですけれども、その駅ナカのトイレについての感想とか印象とかありましたら、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 区内の駅のトイレでありますけども、12駅一通り見させていただきました。ちょっと女性トイレは見れないんですけども、男性トイレにつきましても、それなりに事業者としても力を入れてきているところを感じているところであります。改修のほうもされてきておりまして、今、お話にありました和便器、洋便器でありますけれども、こちらについても、それぞれ駅で異なっている状況でありますけれども、最近改修されました駅につきましては、洋便器化されているというのが実態ではないかなというふうに思っているところであります。 ◆佐々木勇一 委員 私も、すぐ現地視察をしまして、男性トイレを見てきたんですけれども、利用者が多いので汚れているということもあるかなとかと思いながらも、課長が今言っていただいたように洋式化されているところ、和式のところっているのは、あるなというふうに感じております。  ただ、女性トイレは、中に入って見に行くわけにいかないので、周りの区民の女性の方にお聞きしました。そうしところ、和式の場合、長いスカートだと、なかなか入りづらいと。また、最近、あと、家庭のほうの洋式化も非常に率が上がっているということもあって、和式に慣れていない人も多いんじゃないかと。そういったことで汚れてしまっているということもあるのかなというようなお話を聞きました。男性じゃわからないような、やっぱり女性目線だなというふうに思ったところであります。洋式、和式、両方いいところあると思いますけれども、私も所管からの資料をいただきましたら、女性トイレでみると、和式が四つに対して、西葛西駅ですね、洋式は一つなんですね。京成小岩とか江戸川は、和式しかありません。  そこで、区内主要駅のトイレの洋式化、また環境衛生について、どのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 まちづくり調整課長 先ほども申し上げましたけれども、区内各鉄道事業者も、駅施設の改修には力を入れているところであります。  今、お話がありました京成小岩、江戸川というお話もありましたけれども、こちらのほうは、洋式化の今、工事が実際行われているところであります。  また、東京メトロでも駅のトイレのリニューアル化を計画的に今進めているところでありまして、東西線の葛西、西葛西駅についても平成31年度に洋式化の予定があるということはちょっと伺っているところであります。これから、洋式化がそういった部分でも進んでいくのではないかなというふうに思っておりまして、今回いただいた要望についても事業者のほうにも伝えてまいりたいというふうに思っているところであります。 ◆佐々木勇一 委員 ここを見渡しても、幹部職員の皆さんも男性が本当に多くて、やっぱり女性の声をしっかりと聞いていくということが、また生かしていくということが大事なのかなというふうに思っております。本区のトイレ、本当にきれいにしていただいています。おもてなしトイレと言ってもいいようなトイレだと思います。木を見て森を見ずって逆ですね。というふうな形で、一つの場所かもしれませんけれども、いろいろなところにも言えてくるんじゃないかなというふうに思いますので、今後とも交通関係者と協力しながら進めていただければと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第4目まちづくり推進費。 ◆須田哲二 委員 ここで、密集住宅市街地整備に関連してお聞きしたいと思います。  江戸川区で、今、平井二丁目防災まちづくり、あと都と一緒に、補助144号の事業を行っているということですが、関係住民の方から、その事業に当たった住民の方から、代替地の売却等の問題で、いろいろ不公平じゃないかという苦情が寄せられているということなんですが、その辺の経緯と、代替地についてはどういう考え方で提供しているというか、あてがっているのか、その辺のちょっと方針について、ご説明ください。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 この土地は、本区は平成28年の12月に、平井二丁目の密集事業の代替地として取得したものでございます。その後、昨年なんですが、東京都第五建設事務所ですね。それからその地権者ご本人から、この補助144号線の代替地として売却してほしいという依頼がありまして、その意に基づきまして、区がその方と面会して、生活再建の必要性とか、あと緊急性、それらを総合的に考えまして、結果としてこの地区の防災まちづくりに資するという考えで、売却したものがございます。  それから、代替地の処分の考え方ということだったんですけども、区の密集事業で道路買収やっておりまして、その場合、団地を買いまして、その方の団地を買って、隣接地の方、それから別の場所で買収に当たった方、その方に代替地として売却している例は多くあります。その考え方ですが、道路買収の場合は、区画整理なんかと違いまして、進みぐあいというか交渉の進みぐあいがそれぞれタイミングがあるんですね。別々です。それから、その人の取得される面積とか、生活再建の希望、そういうものが個々に本当に異なってまいりますので、個々に必要な方に、必要なタイミングで売却するというのがいいという、そういう考えがございます。繰り返しになりますけれども、今回の売却というのは、そのタイミングが合った、それからその方の生活再建の希望、ぴったり合ったということで、実際に今、その方の代替地に建物の建築中で事業が進んでおるところでございます。 ◆須田哲二 委員 代替地というか、代替の土地については、都市計画道路なんかだと、余り基本的には個人で探してもらうということで、どかしていくわけですよね、実際補償金だけで。残地の問題についても、過去いろいろありましたけれども、できるだけ丁寧に対応をしてもらうと。代替地も用意できるのであれば、用意できたほうがいいに決まっているので。この間、区の皆さんの事業の進め方について、信頼してお任せしてきたというふうに思うのですけども。今回のケースは、密集事業でまず何を目的に買収したのか、東京都は何をもって特定の方に売ってくれというふうに言ったのか、まずそこを2点お聞きします。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 今回の土地は、冒頭申し上げたとおり、代替地として取得したものでございます。東京都はこの方に、代替地として売却してほしいという依頼ありましたけれども、私どもの事業を行ってわかっているんですけども、やっぱりその方にふさわしい代替地というのが、タイミングもありますし、ぴったりしたものというのをそのときに用意しないと、移転というのは進んでいかないんです。そういうことがありまして、そういう考えに基づいて、東京都の依頼があったものと考えております。 ◆須田哲二 委員 その方にタイミングとか、土地の面積だとか、いろいろぴったり合ったということなんですけれども、ぴったり合う人はほかにもいたんじゃないかなというふうに思うんです。だからこそ、いろいろ不公平じゃないかという苦情が出ているんじゃないかなと。私もそこだったら、その土地だったら欲しいというようなことで、今課長のご答弁だと、その方だけにぴったりだったというパズルを当てはめるみたいに。  だけど、不公平だという声が出ているということは、私もそこが代替地として欲しかったんだという声があって、そこが不公平だというふうに思われて言っているんじゃないかなというふうに思うんです。その点について、進め方について、多少まずかったんじゃないかなというふうにちょっと思うんです。今、国政でも森友だとか加計だとか、いろいろ国会でも佳境に入っていますけども、変な忖度があったようなことも言われる。そういうのはやっぱりまずいわけで、住民の方、関係権利者の皆さん、関係者の皆さんにやっぱり公平公正に事業が進められるということが必要だと思うんですが、再度どうしてその方だけに特定のその方だけぴったりだったという理由をもうちょっと詳しくお聞きしたいと思うんですが。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 繰り返しになってしまいますけれども、私どもも事業を行う立場で、やはりどういう方にどういう代替地が必要かということをよく考えながら事業を進めております。今回、144号線の事業を施行しております東京都第五建設事務所がこのタイミングでこの方にこの代替地がふさわしいということで判断したものと考えております。 ◆須田哲二 委員 過去、私なんかも相談のあった方の例で、やっぱり代替地を区に要求する方は結構いるんです。自分で探せと言われても、都市計画道路でも。だからもし、そういう要望があれば、代替地をできるだけあてがうという努力をされるというふうに理解していいんでしょうか。そこについては。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 それが一番順調にそれでもって事業が進むとすればいいと思うんですが、過去の例なんですが、都市計画道路、20年も前の話ですが、一団の土地を取得して、分譲して地権者の方々にどうですかという形で、代替地を用意したことがございます。そのときに、なかなかマッチングを図れない。売れ残ってしまうというようなことがありまして、その後はそういったものをあらかじめ用意はしていない。ただ、先ほどから申し上げていますように、密集事業ってすごく密集していまして、代替地そのものというか、空地が少ないのでございますので、やっぱり私ども道路買収で残った土地とか、そういうタイミング、チャンスがあるときでないとなかなか取得できない。不動産業者さんのほうもやはり先に買ってしまいますので。今回は、たまたま事前にそういうご意見を売却したいというような意見を、もとの所有者様からこちらに寄せられたものでして、たまたま取得ができたものでございます。 ◆須田哲二 委員 課長が今おっしゃったように空地が少ない、それは事実だと思うんです。だからこそ皆さん、そういう代替地があるんなら、そこを希望するという声は必ず多いはずなんです。それが、特定の方にということで、今回いろいろ不公平じゃないかという声が上がっていると思うんです。実際問題、もう既に住宅の再建が始まっているということで、これをもとに戻すというのは大変だというふうに思うんですが、そういう不公平じゃないかということで、自分もいい土地があったら代替地探していただきたいというようなことで、できるだけ丁寧にぜひそういう関係者への対応をしていただきたい。同時に、今後の教訓として公平性、不公平性、ないようにきちんとしたやり方をやっていかなきゃいけないんじゃないかなと、そこのところをやっぱり透明にしていく必要があると思うので。もし、そういう空地が少なくて、でもここはいいところがあるというんだったら、どういうふうに関係者にその土地をお譲りするのかというので、皆さん納得いくような、全員納得いかないかもしれないけれども、できるだけ公平感あるようなやり方をやっていくべきだというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 道路買収の場合は、やはりその方その方で必要とする面積、それから移転先の希望、本当にまちまちです。それも、そのものを広く代替地を取得したから、公平にやるということは、そもそも代替地はそういった、何て言うんですか、抽せんとか入札になじまないものというふうに考えております。ただ、今後密集事業、私どもやっておりますけれども、当然これまでのように代替地希望の方には、それぞれ丁寧に対応していくということでございます。 ◆須田哲二 委員 今回のようなそういう住民の皆さんから苦情だとか、不公平だと言われないように、本当に丁寧に事業をやっていただきたいなというふうに強く要望して終わります。 ◆太田公弘 委員 今、平井二丁目の不燃化特区の話が出ましたので、引き続き、ここでは不燃化特区4地区、それから、また都市防災不燃化促進事業が142に始まる144までですか。142、143、144と、そして平井二丁目も含めて4地区ということで、事業全体の話を聞かせていただきたいと思います。まず、4地区で進められております不燃化特区と、それから都市防災不燃化事業、これにおける助成の実績の件数と、あとそれから、現在のところどれぐらいの件数になっているか、これをちょっとお聞きしたいと思います。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 今4地区の不燃化特区の助成実績は、29年度末見込み累計で144件となっております。それから、今おっしゃりました142、143、144の沿道で実施しております都市防災不燃化促進事業、その助成は累計で21件でございまして、不燃化の助成としましては、合計で165件となっております。 ◆太田公弘 委員 そのように進展をしているということで、不燃化特区事業で、昨年実施をいたしました、これも前に1回ちょっと質問させていただいて、区の職員の方が現地を回らせていただくというようなご答弁をいただいたかと思うんですけども、各戸の訪問調査をやられたとお聞きをしておりますけれども、調査の概要と結果と、それから訪問調査によります成果について、教えていただきたいと思います。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 不燃化特区の各戸訪問は昨年の夏から年末にかけまして、4地区の不燃化特区内にある昭和56年以前のいわゆる旧耐震基準の木造建築物の対象としまして、件数が約1,900件ございますが、このお宅に職員30名が手分けをしまして、訪問して、その方の建て替え意向等をお聞きしまして、その結果を集計して、今後のまちづくりをするための基礎資料とするということを目的にして行っております。この訪問の際には、不燃化助成や耐震化助成、それから家具の転倒防止ボランティア、あと建て替えの融資制度なんか、住民の方々から見て、ひとまとめにしたパンフレットを渡しながら説明をしております。この結果なんですけれども、2月中に概要をまとめたところでございます。訪問して、不在の場合は3、4回訪問しまして、対象の約60%の方とお会いができました。4地区は、やはり高齢化が進んでおりまして、70代以上の世帯が半数以上というような状況でございます。  それから、高齢化から来る経済的な理由、また今さら建て替えはちょっとというようなことで、なかなか建て替え意欲が低いというような傾向が強い。反面、近年の自然災害の発生から防災に対する意識が非常に高くありまして、リフォームいわゆる古い家ですが、手は入れたというような家が多く見受けられました。  それから、やはり建て替え、何かきっかけがないと、こういうところは進んでいかないということで、ということから、今後息子さんと同居の予定があるかというようなことも併せて聞きましたけれども、質問に対しましては、約3割ぐらいの方が予定がある、あるいはどちらとも言えないというようなことで、可能性はまだあるかなということで、こういうきっかけが必要かなというふうに考えております。今回、成果ということなんですが、今回訪問調査、委託ではなくて、職員が直接訪問したということで、顔が見える関係ができたかなというふうに、それが最大第一の成果だというふうに考えております。そして、職員がいろいろやりとりする中で、改めて防災意識の啓発ができたかなというふうに考えていまして、今後は対象者の方々それぞれの意向をある程度把握できて、記録しましたので、それを前提として、継続的に訪問をしていきたいと思っております。 ◆太田公弘 委員 先日、この平井の144の路線の地域を歩いてみて、実は長年そのままになっていた空き家がございまして、これもちょっと近隣では何とかならないかという話もあったんですけども。これは、この間、行ってみたら、すっかり更地になってきれいになって、今新しい家が建てられていて、隣地が草ボーボーの本当に空地になっていまして、そこも本当にきれいになって、実は近隣の方から夏に蚊がいっぱい発生して、大変だということで、毎年土木の方にお願いして、薬をまいてもらったということをしていたんですけど、恐らく今年はそういう必要がないのかなというぐらいきれいになっていました。そんな形で、お聞きしたところ、不燃化特区、今、課長答えていただいたいろいろな助成制度ですとか、そういうものがあるということで、持ち主の方の後押しになったというような、ちょっと後からお聞きして、やはりお話しいただいたとおり、地道な取組みなんですけども、そういったのが少しずつ進んでいっているんだなというふうに実感をいたしました。  そのほかにも平井二丁目の付近を歩いていると、更地になってきれいになって、そこにガードレールじゃないですけど、予定地みたいな形になっていたりとか、あと二丁目の同じまちづくりの地域の中では、セットバックを既にされているおうちがあったりとか、やはり地域の中を歩いていくと、少しずつですけどもそういった雰囲気というんですか、これは本当に以前と比べると大きく変わっているなというのは実感をいたします。さっきの須田委員と須田課長のやりとりを聞いておりまして、ちょっと1点違和感を覚えたのが、地権者と区のやりとりがどうしてほかの人の耳に入っているのかなというのが、大きなちょっと疑問でございます。これは、特にお答えを求めませんけども、それはそれとして、先ほど課長が職員による各戸訪問、これは非常に成果があるというふうに教えていただいたんですけれども、1件1件抱えている課題も違うということで、それで先ほども成果についてお話をいただいたんですが、改めて実際に1,900件の約6割を回り終えて、今後のことを考えると、この成果というのは非常に大きいんじゃないかなと思うんですけども、それについてご感想をお聞かせ願いたいと思います。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 確かに現地にまいりますと、道路予定地が次々と更地になってまいりまして、まちづくりが大きな歯車がかみ合って、少しずつ動き出したというふうに実感しております。本地区はやはり地域危険度5ということで、防災性向上というのは非常に急がれるんですけれども、とは言えそこに暮らす方々の生活再建というのは大前提ということでございます。  区の各戸訪問ですが、その方のそれぞれの状況を知りまして、対話する中でそれぞれの方にふさわしい防災対策、これをしていただくことが最終目標だというふうに考えておりまして、東京都の144号線事業は資料要求の340ページの下段になりますけれども、47%の進捗とあります。平成27年2月に事業を開始しまして、3年間でここまで進捗してきたということでございまして、不燃化特区も密集事業も東京都の道路事業もやはり防災まちづくりというのは、1軒1軒の方々と向き合って、生活再建を行政と区民が一緒に二人三脚で積み上げていこうと、積み上げていくことでするものと考えております。今後もこのような考えに基づきまして、地域の方々と力を合わせまして、工夫をしながら力強く取り組んでいきたいと思っております。 ◆太田公弘 委員 これからも、不燃化特区事業、それから都市防災不燃化事業、今課長おっしゃったように着実に一歩一歩進めて、粘り強く進めていっていただきたいというふうに思います。  最後に要望なんですけれども、地元の私の平井地域から防災の観点から特に自主防災組織の方々から、資機材を置くスペース、これがなかなか密集地域でございますので、置くスペースもないということで、何とか確保できないかというのは多く聞きます。そういった意味で区としても、うまい方法を今後ちょっと考えていただければということを要望して終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2項住宅費、第1目住宅関係費。 ◆中里省三 委員 ここでは、住宅相談に関連して質問いたします。年金のみで生活をしている高齢者が家を建てたい場合、もし自己資金がなかったり、あるいは住宅ローンが組めないときに、リバースモーゲージという言葉を聞くんですが、リバースモーゲージは簡潔に言うとどういったもので、また通常住宅ローンとの違いを教えてください。 ◎永塚正佳 住宅課長 リバースモーゲージについてでございますけれども、まず簡潔にということでございますので、和訳すれば逆担保融資でございます。実際のところ、ローンを組めない方が不動産を担保にするといった意味では、住宅ローンと相違点はないとは思います。ただ、存命中は利息だけでいいと、元金のお支払いはないということで、住宅ローンにあっては月々のお支払いが利息と元金、両方の支払いとなることによって、相違点があるというものでございます。 ◆中里省三 委員 リバースモーゲージって、私としては条件に合う方については、非常にいい制度じゃないかなというふうに思っているんですが、なかなか普及していないというのも感じています。そこで、リバースモーゲージのいいところといいますか、メリットアンドデメリット教えてほしいと思うんですが。 ◎永塚正佳 住宅課長 リバースモーゲージの利点ということでございますけれども、先ほど申したとおり、月々のお支払いが利息ということで、低く抑えられるということが1点あるんだろうと思います。  また、委員会でお話しいただいた自己資金がなかったり、例えば60を過ぎた方が住宅ローンを組もうとすると、実際は働いてなければ通常の住宅ローンは組めませんので、こういったところにも対応できるといったところがあるんだろうと考えてございます。  また、デメリットということでございますが、存命中は利息だけということでございますが、リバースモーゲージにあっては、逆に最後は担保となる建物、不動産、これが残らないといったところが主なデメリットとして考えられるのかなと思います。 ◆中里省三 委員 リバースモーゲージは住宅を建て替えるためにしかない制度なんでしょうか。今後、超高齢社会でひとり暮らしの高齢者も多く、年金だけで生活するのは不安だという方もいると思うんですが、建て替えにも生活資金の使えるリバースモーゲージというのはあるんでしょうか。 ◎永塚正佳 住宅課長 使途が限られないということであれば、民間の例えば、都市銀行4行ありますけれども、その他の民間の金融機関で今、かなり商品化されているリバースモーゲージ型住宅ローンという形で展開されているのかなと思ってございます。こちらにつきましては、先ほど60歳と言いましたけれども、金融機関によっては55歳以上であったり、融資額も下限額500万円以上からであったり、多種多様な商品化がなされているといったところでございます。  また、生活資金のみで非課税の方ということであれば、都道府県、社会福祉協議会でもリバースモーゲージやっておるところでございますし、建て替えであったり、リフォームという部分であれば、住宅金融支援機構でございますが、こちらでやっているといった状況でございます。 ◆中里省三 委員 丁寧なご答弁、ありがとうございました。テレビのコマーシャルでリバースモーゲージの印象があって、幅広くお聞きをしました。それぞれの方の事情によって、使い方はさまざまだというふうに思いますけれども、年金暮らしの高齢者の味方にもなり得るリバースモーゲージ、ぜひ宣伝と言いますか、使っていただきたいと要望して終わります。 ◆江副亮一 委員 ここでは、先ほど来、都市マスタープランの改定に関してのお話の議論がありましたけれども、同様に現在素案作成に向けて、改定作業が進められております住宅マスタープランに関して、関連して何点か質問をさせていただきたいと思います。今、中里委員の中にもありましたけれども、住宅というものが高齢者にとっても、熟年者の方々にとっても、これを確保していくということが非常に重要であり、今、住宅確保要配慮者という例えば、高齢者、子育て世代、低所得者、障害者、そしてまた、被災者など、住宅を個人で確保するのが困難であるというような要配慮者というものが話題となっております。昨年、改正住宅セーフティネット法というのが施行されまして、空き家を活用した新たなセーフティネットだったり、住宅確保要配慮者に対して、いろいろな取組みが国でも現在、行われております。そこで、江戸川区の住宅マスタープラン改定に当たりまして、住宅のセーフティネットという観点から改定作業の中に、ぜひ盛り込んでいっていただきたいと思うんですけれども、素案作成に向けてこの点いかがでしょうか。 ◎永塚正佳 住宅課長 今、委員お話しいただいた新たな住宅セーフティネット制度でございますけれども、住宅の確保に特に配慮が必要な方々、いわゆる居住支援の考え方だと思うんですけれども、この部分につきましては、現在策定中の新たな住宅マスタープランの、この部分の一つの方針の中で記述してまいりたいと考えてございます、取り入れていきたいと考えてございます。 ◆江副亮一 委員 本当に住宅、住む場所というものは生活の基本と言いますか、家があって初めて、生活が始まるというような基本中の基本の部分でもあると思います。また、さまざまな年代、または性別、その他用件にも縛られない全ての方々に今、住宅確保に関しては社会的な問題ともなっている部分もあると思います。もちろん先ほど来お話している高齢者や熟年者の方だけでなく、最近では少しあまり報道もされなくなったんですけれども、一時期はネットカフェ難民といったような若者、または路上生活を送るような方々の年代を問わずに実際に住宅の確保ができないことによって、その先の就職や所得の確保といったものがつながっていかないというような負のある意味スパイラルに陥っているという状況もありました。そういった中から、住宅セーフティネット法というのも整備されてきて、少しずつですが支援団体の方々やNPOの方々等も巻き込みながら、いろいろな施策が今、国でも進められていると思います。そういった中で、江戸川区においてもぜひセーフティネットという観点、十分留意していただきたいということを改めて要望いたしまして終わります。 ◆大西洋平 委員 1点だけ耐震化の促進事業について要望にとどめたいと思うんですが、耐震助成制度も平成18年度に耐震化82%から平成26年度は92%で、直近としては95%まできたということで、引き続きお願いをしたいんですが。いよいよ100%に向けて取り組んでいく上で、助成対象者については、分譲マンションであったり、戸建て、そして木造アパートや借家にも拡充していただいて、順調に進んでいるんですが、100%を目指す上では、助成対象外はでありますけれども、賃貸マンションというのも決して軽視はできないと思っていますので、ぜひもちろん助成対象ではなくても協力はできますから、いろいろ話を聞いていただいたり、あるいは協会の皆さんとの情報交換をしていただいて、何か言わんとするというよりは、昔ほど貸している側がすごい強いというわけではないので、稼働率の問題等も含めて、非常に賃貸マンションの営業については、逼迫している現状というのも把握していただいていると思っていますので。ですので、それに対して助成をしようかどうか、そういう議論ではないんですけれども、ぜひ協力はできると思いますので、より今の現状を区内の現状を把握していただいて、しっかり協力できるようにしていただいて、100%に向けて取り組んでいただきたいと、要望です。 ◆須田哲二 委員 住宅の耐震化についてちょっとお聞きしたいんですが、まず熊本の地震の経験で、あのとき震度7が2回とかやってきたというようなことで、震度7に耐えると言っても二度もやってきたら、どうなのかなということがあるので。住宅の耐震化の程度の問題で、平成29年1月では木造は89%耐震化率、進んでいるという資料なんですけれども、そういう熊本の経験から見て、耐震化というのはこれで十分なのかどうか、その考え方をまず教えてください。 ◎永塚正佳 住宅課長 耐震化の考え方ということでございますが、これは促進です。これについては、計画でも掲げているところでございますけれども、平成32年、98%を目標にしておりますが、これは日々揺るぎなく進めていかなくちゃいけない、この考えのもとに耐震化の促進を図ってきたいと考えてございます。 ◆須田哲二 委員 問題意識として、そういう震度7と言っても、7が上限という揺れというのは、ちょっと人為的に規定しているので、どの程度強い地震が来るかはわからない中で、新耐震化基準以降の住宅についても、不安は残るなというふうに思うんです。それで、新耐震以降だとそれほど古くはない、老朽化にはまだというところもあると思うので、全面建て替えとか全面補強ということにならないというふうに思うので、例えば寝室だけとか、そういう形でよくシェルターと言われますけども、そういうものについて、例えば耐震化の補助、それから住まいの改造助成、これはそれに該当しますか。どうですか。 ◎永塚正佳 住宅課長 まず、耐震化の促進の考えの大もとでございますけれども、建物全体、これを強固なものにしたい。いわゆる建物全体でご家庭を守りたい。また、まち全体を守りたい。これが基本でございます。その上でまず一つシェルターというお話ございましたけれども、この部分につきましては、従来からお話ししているとおり、基本的にはシェルターその部分だけ守れたとしても、建物が倒れてしまえば生活再建も踏まえて、かなりその方にとってもまちにとってもリスクが高いものと認識してございますので、耐震化の促進については、助成については、考え方は変わらずやっていきたいと思います。  シェルターについてでございますけれども、その制度は使えないということでございます。
    ◆須田哲二 委員 基本的な考え方の違いというか、溝はなかなか埋まっていないんですけれども、東部5区、第5ブロックって言っていますけどもね、葛飾とか足立とか入れると。そのうち江戸川含めてですけども、墨田、足立、葛飾の3区がシェルター的なものに助成していると、それぞれ上限が50万円とか30万円とかあるんですけども、10分の10とか10分の9で、ほぼ上限いっぱいまで認めるような形で、それで寝室とかであれば、そのお金でかなり補強、シェルター的な補強できるという実例もありますのでね、これはやったほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですよ。ずっとそれはやらないというご答弁なんですけれども、阪神・淡路の経験からもタンスとか家具の転倒防止、それだけでも人命を守るという点では非常に効果があるということで江戸川区も進めていますよね。ですから、家が倒れないようにするということはもちろんなんですけれども、人命を守るという観点から、そういう家具も倒れないようにする、寝室、寝ているときが一番危ないですからね、そこが潰れないように守ると、最低限でもそのくらいは促進していくべきではないかなというふうに思うんです、そういう点では。熊本の地震の例も挙げましたけれども、非常に強い地震が何度も襲ってきた場合にはね、新耐震以降の建物でも耐震化率でもう済んでいるよと、基準は済んでいるよといっても非常に不安が残りますので、この経験から。やはりシェルター的な補助は進めるべきだというふうに思うんですが、再度それはやるかやらないのかお聞きします。 ◎米田尚義 住宅課長 まず1点、シェルターでございますが、他区の状況を委員のほうからお話しいただいてございますが、対象といたしましては、56年以前の旧耐震の部分にシェルター他区もやっているところが多ございます。それをまずご説明申し上げます。その上でシェルターについてどうだというところについては助成について考えてございません。 ◆須田哲二 委員 なかなか溝は埋まりませんけれども、さっき言った熊本の例でも出したように、新耐震以降だって危ないんだということを申し上げました。そういう点について、やはり最低でも安く、安価でできるということで、シェルターを進めるべきだということで、区と大分見解が違いますが、これについては、まあちょっとやらない方針には反対を申し上げざるを得ないなと思いますので、以上で終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第3項建築管理費、第1目建築指導関係費。 ◆早川和江 委員 どうぞよろしくお願いいたします。昨年の第1回定例会で、私が質問させていただきましたが、環状七号線に面した建築途中の何らかの理由で放置されている建物のことでございますけれども、そのときの質問したときの区長答弁が、「建築途中の物件で中途半端になっているというものがあります。ご指摘いただきました環七のところの角にある建物、あれは本当にみっともないと私も思います、何とかならないものかと思うのでありますが、これは早急にまた対策を考えまして、何とかいい方法であそこが改善されますように取り組んでいきたいと思っております」というご答弁をいただいたところでございますけれども、1年たって、現状をお聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 今、委員にお話しいただいた環状七号線のところのものなんですけれども、一つには物が道路に置かれているという現状がございます。昨年4月からなんですけれども、私自身も単独で職員も行っているような状況がございますけれども、その結果話し合い、ご本人と直接お話し合いをさせていただいている中で、軽自動車が今まで2台あったのが、1台自らの手で解体されてなくなったということと、もう一台についても、処分をしますということでお話をいただいているところでありますが、現状のような状況でございます。また、道路につきましても廃品回収をなりわいとされているような状況がございまして、本人からもですけれども、区の迷惑にならないように片づけるという申し出が再三再四あるんですけれども、片づけてはまた増えてというような状況になっておりまして、引き続き今後もですけれども積極的に指導をしていきたいというふうに道路のほうとしては考えているところでございます。 ◆早川和江 委員 それでは、今までの1年間、その前から私、13年前から課にはお伝えしているんですけれども、1年間の経過教えてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 お尋ねの建物につきましては、私も直接建物所有者に会いまして、いわゆる足場がああいう形で放置されているということがございます。直接、建物所有者にお会いをして、所有者さんも、本人も足場は改善していきたいという意思は示しているんですけれども、なかなか先に進まないという状況でございます。その後も何回か私も現場に行って直接じかに会って話したりということで何回か足を運んでいますし、職員も行っているんですけれども、なかなかお会いができなくて、なかなか早く足場については是正するようにということで協力の話をしたいんですけれども、今ちょっとそういう状況でございます。 ◆早川和江 委員 さまざま努力はしていただいているんだなというのは私も少しずつ感じてはいるところなんですけれども、廃品回収的に道路を利用しているということと、それと車が1台なくなればそれ以上の荷物がまたそこに置いてある。そして両方とも今の現状ね、私、毎日見ていますから、本当に胸が痛むんですけれども、建物の周りに張りめぐらしている足場にもならないようなパイプですよね、それが私が見ているだけで14年間、それが本当に腐りきって、もう落ちそうな状況なんですよ。昨日の雨とかね、風とかね、そういうときなんか、周りの方たちが、子供たちが危ないねって、大丈夫かなっていつも話しているんですよ。ここは学童通学路でもあります。あと、交通安全の運動の時期はですね、あそこの前にテントを張ってですよ、交通安全運転運動やっているんですよ。本当に安全運動やるのも容易じゃない、気が気じゃないという町会の皆様のお話も聞いています。環七という、主要道路に面して建っている、これは本当にまち並みの景観も損なわれているということで、何とかならないかなって、これは私は13年前に課には話をして、1年前にもどうしてもということで代表質問させていただきました。近隣の方からは、早川さん代表質問してくれて、これ改善しますからねという話を伺いましたけれど、改善されていませんねって、毎日皆さんに言われて、私も立場がなく、本当にこれをどうしていったらいいのかなって、毎日楽しみに、大杉橋からおりてきて、スカイツリーを眺めるのに最高のいい場所なんですよ、あそこはね。その太刀持ちと露払い、それがこういう状況でいてはね、スカイツリーも見るに忍びない、こういう状況でございます。何とかね、これは町会長の、五北の町会長にもお話してあります。とても前向きに、ここの建物の方ともお付き合いしているようでございますので、課だけじゃなくてね、課も連携してもらうのは当たり前ですけれども、その町会の皆さん、それから町会長の皆さんともよく連携をしていただいて、話して、パイプだけでもということを、まず本当、区の予算でも使ってやってほしいなと思うぐらいでございますので、何とか、この改善を試みて、皆さんのご努力に期待いたします。要望で終わります。 ◆桝秀行 委員 私は建築確認の業務について少しお尋ねをさせていただきたいと思います。建築指導課は予算書を見させていただくと、職員の人数が42人ということで、施設課の44人とともに、都市開発部の中でも大きな所帯になっているということが言えると思います。確認検査の現場というのは、平成10年ごろ小泉改革の政策であった、民間にできることは民間にということで、確認検査自体を民間開放していきましょうということだったと思います。平成11年ごろから民間開放が始まったわけですけれども、主な業務である建築確認が民間に開放されれば、やっぱり職員の数もそれとともに減ってくるんじゃないかなと考えるのが普通ではないかなと思ったんですけれども、この区が民間に開放してきた数、おおよそどういうふうに減ってきているのか、区が担当している部分がどういうふうに減ってきて、民間に開放した分が増えてきて、それと職員の数がどういうふうに変わってきたかという、これまでの経緯を一度聞かせてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 今、ご質問の中の、いわゆる民間でも建築確認ができるという制度でございますけれども、これはいわゆる指定確認検査機関がその仕事をしてございます。これは平成11年度からそういう制度が発足して今日に至っています。現在ですと、いわゆる定型的な建築確認の仕事につきましては、民間がおおむね9割に対して、区はおおむね1割弱という状況になってございます。ただし、これは法改正の趣旨が生かされてよいことであるというふうには思っているところです。  一方、職員でございますけれども、平成11年度は建築指導課の職員は49名でございました。現在は42名ということで、いろいろ人数的にはそのような状況になってございます。 ◆桝秀行 委員 仕事は、区で請け負う仕事は減っているけれども、職員の数はそんなに変わらないということですよね。ここに来る前にも調べたんですけれども、国交省でもある数字を発表しておりまして、全国的にどうかということを統計を出しているんですけれども、平成10年、11年ごろには80万件が行政で行っていた、特定行政庁で行ってきた確認検査が、そこから14年、14年たって、平成24年には10万件を切ると。おおよそ14年で8分の1しか行政庁で受けていないと、それ以外は全部民間に開放してきているという数字が出ています。一方で、それだけ減ってきているにもかかわらず、職員の数は減ってないと、これは江戸川区だけではなくて全国的な数値として発表されているんですね。もともと職員を減らすことを目的としているわけではないとは思うんですけれども、民間開放の目的というのはもともとどこにあったんですかね。 ◎関根藤夫 建築指導課長 いわゆる行政でできる、いろいろなさまざまな仕事がございますけれども、一方、民間でも同じ仕事ができるということであれば、それは積極的に法改正をして民間でもその役割を担っていただこうという趣旨だと思います。 ◆桝秀行 委員 そうだと思います。民間に仕事をたくさん、区でも振ってきたわけですよね。9割ぐらいは民間に振っているということなんですけれども、じゃあ職員の数が余り変わらないというのは、仕事がなくなったのにその49名から今42名ですね、この職員はどういう仕事をしているんですか。 ◎関根藤夫 建築指導課長 いわゆる建築指導行政といたしましては、まちづくりとしてのそういう仕事もたくさんしているところでございまして、これはいわゆる特定行政庁という立場でさまざまな仕事をしてございます。例えば、道路や細街路に関する相談が、例えば昨年度ですと、年間で約1万1,000件という、そういう状況でございます。また、いわゆる建築確認申請に伴うさまざまなご相談も、年間約8,300件ありまして、それらは当然我々のほうでお受けしているということがございます。  また、民間で確認を下ろす指定確認検査機関に対する指導監督という仕事も、いわゆる行政庁としては大事な仕事ですので、指定確認検査機関からさまざまな報告書なり書面が来るんですけれども、それらを精査したりとか、最近、区としては、江戸川区としては昨年度から区として直接指定機関に立入調査を行って、業務上しっかりやっているかどうかとかそういうことも合わせてやっていますし、以前から国交省とも合同で立入調査も行っているところでございます。  また、近年取り組んでいる業務といたしましては、いわゆる、先ほどのご質問でも、いわゆる耐震補強の質問ございましたけれども、やはり大地震が来るということがありますので、緊急輸送道路沿道の建物についての耐震化とか、いわゆる旧耐震の分譲マンションの耐震化につきましても、さまざまな耐震化についての相談とか指導とか、いわゆる助成を行ってきていまして、これは取組みを年々強化してきています。  また、昨今問題になっています、いわゆる古い建物でちょっと危険があるんじゃないかということにつきましては、個別個別で私どものほうで職員が1件1件建物所有者の特定をして、個別にお話をしていく中で、現在33件がいわゆる除却されてきているというところがございますので、建築指導課としましては、建築指導行政は、よりまちづくりに取組みを強めているというところでございます。今後もそのようにしていきたいと考えております。 ◎新村義彦 都市開発部長 ちょっと説明そのとおりなんですけれども、至極具体の説明なんですが、課長申し上げたように、特定行政庁の役割が変わってきたというのは、法改正の大きなところであって、おおむね2,000件くらい建築確認を、民間に確認を下ろさない時代からあって、その数は変わってないんですね。2,000件のうちの100件以下ぐらいが、今江戸川区に確認申請が出るんですけれども、そこだけを捉えると建築基準法に合っているか合ってないかの調査ということを民間に委ねてもいいんではないかということで、民間の検査確認機関に行ったんですね。それは別に行政がやることないと思うんです。課長が今申し上げた、窓口に細街路だけで1万件ぐらいの、年間相談が来るとか、あと基準法とか東京都の安全条例の読み込みの仕方を相談に来るのが8,000件くらいあるので、2,000件くらい、窓口ごらんいただくと、平日は非常に建築の業者の方が来ています。これは何かと言いますと、いわゆる建築確認を取らずにまちができ上がってきたという経歴があります、今までですね。そうするとそれを再生しようとすると、道路つけが悪かったり何かで、要するに合法的に建たないんですね。そういうことって民間の方じゃ判断できませんから、区のほうに直接まちの建築屋さんが来て、どうすればこれを合法的に建て替えられるんだという相談が主なものなんです。そうすると、区では基準法に但し書きという救済措置がありますから、私道に面した方全員で判子ついて、一遍に建て替えできないけれども、今度は隣の家が建て替えるときは私も下がりますよというような確約をいただいて、建築審査会の同意をいただくと、それを合法的に建て替える、これは一例ですけれども、そういうことがいっぱいあります。ですから、課長申し上げたように、機械的に判断できない、区が限りなく関与しないと合法化できないようなまちの再生業務を、専ら行っているというふうに、建築指導課というよりは、建築まちづくり課にそろそろ名前変えてもいいのかもしれませんけれども、そういう業務にシフトしきたということです。それから、マンションの耐震化なんていう業務も当時はありませんでした。それから、課長も言いましたけれども、空き家対策も非常に手間のかかることなんですけれど、こういう仕事の中身が変わってきたということを、ちゃんと毎年精査をしながら、当時の49名を、今の42名に再編しながらやっているというふうにご理解いただきたいと思います。 ◆桝秀行 委員 よくわかりました。ただ、仕事のメインであった建築確認の90%を民間に委託をしていると。90%委託している、それだけの数を委託をしているのに49人が42人にしか減ってないということに対する合理的な理由にはそこまでならないんじゃないかなと、第一義的に、そこまで今の話を聞いても理解に及ばない部分がありました。  なぜ、その相談が、まず相談件数が多いかということ、大前提として建築基準法があるわけですから、建築基準法だけであれば民間の指定機関で十分僕はできると思うんですね。でも、区に相談が来てしまうのは、やっぱり先ほど部長も少しおっしゃいましたけれども、東京都の条例であるとか、あとは先ほど話にありましたけれども、住宅整備条例のようなちょっと厳しい規制、わかりにくい規制があるから、ここに関する相談というものが多分窓口に増えているんじゃないかなと私は思いますけれども、この辺はいかがですか。 ◎新村義彦 都市開発部長 条例の規制の問題と、確認をする上での区の建築主事の判断というのは全く別物ですから、関連事項はありますけれども、都の安全条例で規制をしているから、区のほうの仕事が増えているということではありません。 ◆桝秀行 委員 相談が多いということであったわけですけれども、ほかの自治体での取組みというのを少し調べてみると、横浜市でおもしろい話がありました。同じように民間に委託をどんどん増やしてきたんですけれども、それでも相談が減らないと、今の答弁にあったのと同じような状況ですね。このような状況に対して、一切設計者からの事前相談は受け付けないと、力いっぱいこれを言い切ってしまったと、こういう例がありますけれども、そういうふうな取り組みをして、事業の整理をしていくということも一つの手段じゃないかなと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。 ◎新村義彦 都市開発部長 横浜市の事例は私も興味深く見ておるんですが、江戸川区に今来ている相談員の方はまちの設計屋さんです。さっきも申し上げたように、まちの方から設計を頼まれた人が、この道路条件をどうクリアすればいいのかということに相談に見えているのが多いと思っていただければいいかと思います。横浜市がその方たちは受け付けませんと、横浜市が受け付けるのは、確認を下ろす側の人が、自分たちでいろいろそしゃくをして、横浜市と相談をしてということなんですね。だからまちの設計屋さんの相談は受けませんと、指定確認検査機関が判断に迷ったら横浜市に相談してくださいということなので、そもそも私は違うと思うんです。まちを再生していくには、確認検査機関にいろいろ言うということよりは、まちの建築屋さんと一緒に共有をしてどうすれば道路を広げられるのかとか、近隣の状況がうまくいくのかということをそれを設計に反映することがいいので、23区でそういう取り扱いをしているところは私はないと思っていますけれども、うちの区についても、ちゃんと一つ一つの案件についてまちづくりの観点から設計図をつくってもらってやるということについてはこれは非常に大事なことだと。密集事業を進めるのと同じように、大事なことではないかなというふうに思っています。 ◆桝秀行 委員 こういう業務は効率化ばかりを追求していくものではないということも言えると思います。でも、一方で民間にできることは、なるべく民間にという一番いいラインをこれからも探っていけるように研究していっていただきたいなと要望して終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目営繕関係費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第3目学校営繕関係費。 ◆桝秀行 委員 ちょっと端的にお尋ねをいたします。ここで学校建設の技術課ということで一つ質問させていただきたいんですが、以前、第二葛西小学校新築工事のときに思い出したくもないような大変嫌な工事が行われました。新築工事であるにもかかわらず、柱、はり、床にコア抜きが行われると、これによって耐震強度に疑問が持たれるということがありました。この件に関しては、都市開発部をはじめとして、皆さんで対応していただいたと現場の大きな問題は多分ないだろうということで、業者の指導も行われて無事に終わったというふうに思っております。その業者も東京都から指名停止処分を受けるということで、しばらくは公共事業を請け負えないという形になったわけですが、それで私も安心しようと思いましたが、その指名停止処分になる前に篠崎第三小学校の工事を取ってしまったと。これは防ぎようがないというか、私は制度の欠陥じゃないかなと思うぐらいひどい状況なりました。篠崎第三小学校は工事が終わって竣工になったのかな、そろそろそういう時期だと思いますけれども、当時もこの学校工事を請け負わせるにあたって、しっかり管理をしていくという旨の発言をいただきましたが、工事終わってみて、ちゃんとこの業者を監視することができたのか、工事がちゃんと行われたのかどうかというところを一度聞かせてください。 ◎藤川則和 学校建設技術課長 委員さんお尋ねの篠崎第三小学校の機械設備工事のほうになります。こちらの工事ですけれども、この1月31日をもちまして全ての工事が完了しております。それで、こちらの工事ですが、先ほども委員さんのほうからお話があった、第二葛西小学校の教訓を生かしまして、こちらの現場だけではなくて、全ての改築工事に関しまして、それ以降はうちの区監督員、それから区の検査係、そして工事監理、こちら3者体制によって全てのスリーブ設置箇所について目視確認を行って徹底した現場の施工管理を行ったところでございます。 ◆桝秀行 委員 安心しました。ありがとうございます。 ○須賀精二 委員長 以上で、第5款都市開発費の審査を終了いたします。次に第12款土木費の審査に入りますが、執行部職員の入れかえがありますので休憩したいと思います。再開時間は午後1時30分といたします。  暫時、休憩いたします。            (午後 0時25分 休憩)            (午後 1時30分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  それでは、第12款土木費の審査に入ります。予算書、同説明書の374ページをお開きください。  第1項土木管理費、第1目土木計画費より審査願います。 ◆福本光浩 委員 ここでは、無電柱化について改めてお聞かせ願いたいんですけれども、今、国も政府が法改正をして、いろいろと無電柱化については進めようとしていますし、また東京都も無電柱化計画を2月の頭に発表されましたよね。江戸川区においても、いろいろ無電柱化については進んでいる状況があると思いますが、でもなかなか区道、都道、国道含めて、進捗というのが進んではいるけれども、なかなか思った以上に進んでいないというのが現状なんですけれども、土木の担当課としては、今、国も東京都も無電柱化に対していろいろと方針を定めていますけれども、それを受けて今までの状況と今後についてはどのようにお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎山口正幸 計画調整課長 今お話しいただきました無電柱化でございますが、今まで進捗が進んでいないというのが事実でございまして、ちなみに国道、都道、区道含めて区内の進捗率は5.2%です。23区にしてもその数字にしてみても8%という状況でございます。この進捗率が進まない理由としまして、東京都が今無電柱化推進計画を立てておりますけれども、そのことの中でやはりコストが非常にかかるということです。1キロメートルあたり約10.6億ほど、両側歩道として10.6億かかる。さらに地中化するのに時間も非常にかかるということで、設計期間から見込むと、大体400メートル地中化をするのに、大体7年ぐらいかかるという数字も出ております。そうしたことがこの無電柱化を進める上で非常にネックになっておりまして、この辺をさらに技術革新しながら事業を進めていくということになります。  江戸川区内においても今現在さまざまな取組みを進めておりまして、適宜、計画道路についても地中化を進めていきますし、今井街道も今後また地中化を進めていきたいというところでございます。 ◆福本光浩 委員 今、課長ご答弁いただいたとおり、なかなか言うは易しで、本当に行うということは大変だということは十分承知しているんですけれども、ただ2020年のオリンピックもそうですけれども、ここでちょうど政府も工事費の助成をはじめ、そういう計画を立てた、また、東京都においても、江戸川区としてもチャレンジしているんでしょうけれども、無電柱化のチャレンジ支援事業というのも取り入れてやっていただいていると思いますが、今までは確かに先ほどの課長のご答弁で時間とコスト、特に400メートルやるのに7年もかかるということで、これは十分に承知した上なんですが、国も東京都もまたここで、無電柱化については進めようということを発表しておりますので、ぜひ区としても、区だけでこれできることではないので、国や東京都もいろいろな、さまざまな支援を受けながら、またそういう制度を活用しながら、やはり防災の視点と景観の視点で、日本全体が遅れている状況でございますので、ロンドンとかは100%というのを聞いていますし、またこれ制度が違うから何とも言えませんけれども、国、東京都が進めている無電柱化に対しては、江戸川区としてもしっかりと進めていただきたいということを改めて要望させていただいて終わりたいと思います。 ◆中里省三 委員 今の、電線類の地中化ということで、福本委員のほうから話がありました。全体的にはわかったんですが、東京都の予算を見ても288億円、地中化にお金を予算計上していると。また、区市町村の無電柱化補助として11億円予算化しているわけですけれども、今、とりわけ今井街道の電線類の地中化に向けての取り組みについて具体的に教えていただきたいと思うんですが。 ◎山口正幸 計画調整課長 今、委員お尋ねの今井街道の地中化でございますが、今井街道のほうは一之江駅側のほうが、下水道の整備も遅かったということで、はなみずきロード、しらさぎ通りと、既にこれは完了しておりまして、残っている松江大通りと松江通りのほうからも、実はこれ商店街からもぜひ地中化をしてほしいという要望を受けまして、かつちょうど、今、福本委員からお話がありました、東京都の無電柱化チャレンジ支援事業というのが創立をされて、これは国庫補助をとった残りのところを都が補助するとか、設計に関しては100%補助するとか、非常に財政的な支援をしてくれる制度でございますが、そういった無電柱化チャレンジ支援事業を使いながら、松江大通りと松江通りの無電柱化を進めていこうというところでございます。  本会議でも部長が答弁しましたが、松江大通りにつきましては30年度から地中にあるNTTの支障物があるんですが、その支障移設の工事に入ってまいります。松江通りについては、今年度お話をいただいている状況でございますので、まずは現況測量というところでございます。 ◆中里省三 委員 ありがとうございます。それでは今井街道のほうはわかりました。船堀街道はどうでしょうか。 ◎山口正幸 計画調整課長 船堀街道のほうは、京葉道路から南側において、東小松川の交番のあたりぐらいまでですが、約1.3キロメートル地中化を今、東京都が事業を進めておりまして、あとは歩道の部分の復旧をするところまできております。もうすぐ完成というところまできている状況でございます。 ◆中里省三 委員 ありがとうございます。非常に先ほど福本委員言われたように、景観もよくなるし、また防災といいますかね、災害時の役にも立つ無電柱化ですので、ぜひ進めていただきたいなと思うのですが、最後に江戸川全体の区道についてどんな考えを持っているのか、教えてくれますか。 ◎山口正幸 計画調整課長 区道については、基本的には都市計画道路を整備する際には必ず地中化をしていこうということで、今まで鋭意進めてきているところでございます。問題は、今、無電柱化のチャレンジも受けておりますが、歩道の狭いところ、もしくは歩道がないような路線、こういったところをどう地中化するかということは非常に大きな課題でございます。これは東京都も課題認識をしておりまして、そういう意味でこの無電柱化チャレンジ支援事業というのは、歩道の狭いところだったり歩道のないところの地中化を技術的にどう変えていけるかということを一生懸命検討しているところでございます。そういう技術革新が進むことによって、さらに今後地中化を進められる下地ができるのかなというふうに思っております。 ◆中里省三 委員 わかりました。東京電力のこういう説明会というのは労働組合の説明会があったんですが、そこでもやっぱり技術革新をしっかりとやって進めていきたいというところもお話がありましたので、それと同様に、ぜひ地中化、難しい面はあります、お金も日数もかかるという面がありますけれども、進めていただきたいと要望します。 ◆早川和江 委員 午後もよろしくお願いいたします。ここでは会派の同僚議員が、代表質問でお聞きした都県橋についてお聞きいたします。江戸川区と市川市を結ぶ計画橋梁は補助286号線、そして補助143号線、放射16号線の3本あります。東京都では、平成28年度から37年度の間に優先して整備すべき路線であるとなっております。質問では補助143号線について、2020年度事業化との答弁もあり、市川市とも協議をしていきたいとのことでしたけれども、そこで聞かせていただきますけれども、補助143号線について、今後、東京と千葉県、そして江戸川と市川ではどのような協議を行っていくようになるんでしょうか。お聞かせください。 ◎山口正幸 計画調整課長 お尋ねの都県橋でございますが、先般、東京都が2020実行プランというものを出しまして、今、早川委員おっしゃったように、3橋については、都市計画道路の優先整備計画には位置付けられておりますが、明確にどこをやるということをはっきりは意思表示をしておりませんでした。ところが、この2020実行プランで、特にこの3橋のうち、準備が整っている143号線については、事業を東京都としては進めていく、で、かつ具体的に、2020年までには事業化に向けての説明会、2022年には事業化というようなかなり踏み込んだお話も出ている状況でございます。そういうことの中で、今後、都と千葉県、これ千葉県がとにかく乗ってくれないとどうしようもないんですが、千葉県と東京都は、毎年協議を重ねております。この3月にもまた調整会議があるというふうにも聞いておりますので、そこでしっかりとスクラムを組んでいただくように私たちも働きかけもしますし、さらには市川市とも江戸川区で今後連携協議をしっかりして、この都や県の働きかけをしっかりとやっていきたいというふうに思っております。 ◆早川和江 委員 山口課長の力強いご答弁をいただきまして安心をいたしましたけれども、補助143号線が事業化されたら、予測としてで結構でございますけれども、次の整備は補助286号線か放射6号線かどちらになるでしょうかねって、予測で結構でございますので。 ◎山口正幸 計画調整課長 今までの歴史、今まで皆様からいろいろご意見いただいている中で、特に補助286号線のほうは、市川橋から今井橋まで約8キロメートル橋がないと、これは今回東京都2020実行プランの中でも出していますが、311の大震災のときも、帰宅困難者があふれ返ったというような状況もあって、そういう意味で都県を結ぶ橋としては、今143、それと286については非常に重要性が高いのかなというふうに思っております。なので、特に143ができない限り、なかなか次のという話にはなりませんが、そういった働きかけはしっかりやっていきたいというふうに思っております。 ◆早川和江 委員 何となくわかりましたけれども、本当に一生懸命ね、頑張っていただいております。これ本当に大きな課題でございますので、しっかりやってもらいたいという心でいっぱいでございますけれども、都県橋は江戸川区にとって、本当に私たち自民党でも長い課題なんです。それで、7年前の東京大震災のときには私もそこにいたんですけれども、千葉県へ帰宅を急ぐ方たちが橋を渡れなくて、あそこの土手のところで、何百人もどっちへ行ったらいいんだ、どっちへ行くんだということで渦巻いて、私も、こっちが小岩ですよとか、こっちへ回ったら浦安のほうに行けますよとか、葛西のほうまでも行けますよとかって皆さんに言ったんですけれども、ここを渡れないのか、ないのかってみんな言って、すごく皆さんの困り果てた様子を目にしておりましたので、こういう橋で渋滞していたことを考えますと、これから江戸川区が水害に襲われたとき、区民が避難するための重要な経路でもありますので、またいろいろ橋には、私もこだわりございますけれども、命をつなぐかけ橋と言えますので、いろいろ難しい調整も必要になってくると思いますけれども、しっかりと進めていただくよう要望して終わります。 ◆田中淳子 委員 午後からもよろしくお願いいたします。今、早川委員からの都県橋のお話でございまして、私も会派としても、長年この都県橋に関しましては、さまざまな角度で質問させていただいてまいりまして、長い歴史がありまして、本当にこの間、読売新聞だったでしょうかね、東京都が1月に公表したものが新聞報道されて、地域の皆さんすぐ橋つくれるのかなと思ってしまうぐらい、新聞の記事を喜びというんでしょうか、というイメージで受けとめていただいている方がたくさん、私のところにお電話あったりもしたのでびっくりしました。いよいよですね、なんて。でも、本当にすぐいよいよなのかどうかというのはこれからだというふうに思うんですね。今、143号線に関しましては、1番に私はやっていただきたいと思います。なぜかと言ったらば、やはり川の幅ですとかね、今まで江戸川区のこちら側は整備全部終わっているわけですよね、基本的に。ですから、あと千葉と東京都で橋をしっかりかけていただければいい話なので、うちとしてはここをまず突破口として、そして次につなげていくということが私は大事だと思います。現実、286号線のところは、今、早川議員がおっしゃったように、上篠崎二丁目のところで私、本当に地元の地元なんですね。震災のときの様子を見れば、京葉道路から車しか行かれないので、あそこで帰宅困難者がたくさんいたというのも早川議員と同じように体験したところなんですけれども、それを考えれば、いち早くつくっていただきたいという思いはこんな膨らんでいるんですけれども、でも確実に、しっかりと3橋がつくられていかなければ、私はいけないと。やっぱり全体像を考えれば、143号線をしっかりとやっていただきたいというふうに思っております。部長はきっと長い間、この都県橋もかかわりかかわり、いろいろなご苦労もされてきたと私は思うんですけれども、最後にぜひ、この事業が、現実となることを、私も希望しておりますので、部長の決意を聞いて終わりたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 ただいま、委員さんのほうから、都県橋に向けての思いをということでお話しいただきましたので、若干触れさせていただきますが、委員ご指摘のとおり、通常の道路ネットワーク、さらにはその防災性の向上ということから、都県橋、千葉県境の橋梁計画3橋は欠くことのできない、非常に重要な施策であるというふうに考えてございます。そのために、これまでも関係する東京都、千葉県また対岸の市川市さんにさまざまな働きかけを行ってきたところでございますが、先ほど山口課長が申し上げましたとおり、東京都として一歩踏み出していただくということで、補助143号線、こちらの整備に向けて、まずはしっかりと取り組んでいただきたいということを強く要望してまいりたいと思います。  また、併せて残る2橋についても、さまざまな課題がございますけれども、都県橋3橋の実現に向けて進んでまいりたいというふうに考えております。 ◆桝秀行 委員 ここで、東京都の港湾計画について少しお尋ねをしたいと思います。もともと東京都の事業ですので、本来ここで質問すべきかどうかはちょっとわからないところではあると思うんですけれども、恐らく計画調整課であれば、どちらかと言えば近しいところかなと思いますので、まずは一度お尋ねさせていただきたいと思います。  東京都の地図を見ていると、いつも不思議に思うことがありまして、港湾計画というのはいろんなところで長い本当に長い年月をかけて行われてきているものです。近くで言えば江東区も港区も品川区も、それから大田区のほう、こちらもどんどん埋め立てが長い年月をかけて行われてきていると。江戸川区沖に関しては、葛西海浜公園で全ての計画が終わってしまっているということなんですね。東京湾の地図を見ていると、荒川を境にして、西側は開発が進んできたと、それとこれから先の開発計画もたくさんあるということなんですけれども、荒川からこっちは今までも計画はなく、この先も予定はないということが出ているんです。地図を見るだけでやはりちょっと偏った感じがするんですけれど、なぜ東京都の港湾計画に江戸川区沖が今まで入ってこなかったのかということを、1区民として不思議に感じているんですけれども、この背景がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎山口正幸 計画調整課長 委員お尋ねの、葛西沖の開発のことでございますが、ちょっと私もいろいろ調べて、東京都建設局が、「今よみがえる葛西沖」という葛西沖の開発の歴史をつづった書物がございます。そこからちょっといろいろ引用してくると、少なくとも、もともとこの葛西沖の開発も含めて、東京湾については、昭和15年に東京湾臨海工業地帯計画というのがあったらしいんです。これがそもそもの始まりで、この東京湾を、いわゆる、昭和15年ですから、これからの将来の日本ということの中で、そういった計画を立てられたと。ただ、江戸川区の葛西沖でございますけれども、皆さんご存じのとおり、葛西沖は葛西の海苔や、三枚洲があったり、渡り鳥が飛来したり非常に自然豊かなところであった。ところが、大正6年の高潮だとか、いろいろな災害を受けて、昭和32年には4.5キロメートルにわたる海岸堤防ができて、さらにその後に産業の重化学工業化が進んで、東京湾が汚染をして、さらに葛西沖の後背地のほうについては、建設残土が捨てられたり、廃棄物が捨てられたりと、さらには地盤沈下もあって非常に荒廃した状態になったと。昭和40年代にその高度成長のそういったゆがみが表面化する中で、公害問題が表面化する中で、自然保護をしっかりやっていきましょうというような声も上がってきて、そういう声の中で昭和45年にこの葛西沖の開発が構想として出されて、そのいろいろな先人の人たちがかかわったんだと思うんですけれども、葛西沖についてはちょうど昭和40年代にまだ手つかずの自然が残っているような状況がある中で、この葛西沖の開発が、そういった自然保護をしながら、このような開発が行われて今のすばらしい環境が残っているんだというふうに認識しております。 ◆桝秀行 委員 わかりやすいご説明ありがとうございました。もちろん自然豊かな公園を守っていく、残していくというのは当たり前のことであると思いますし、ぜひそのままでいてほしいと思います。でも、一方で、港湾計画の中に、もともと計画の中に公園ができる以前ですよ、公園ができる以前から港湾計画の中に入っていなかったとしたら、多分入ってなかったと思うんですよ、今のこの東京湾の地図を見ると、荒川からこっち側だけですから、見てのとおり。東側は一切開発もなかったし、計画の予定もこれからもないということなので、そもそも公園があったなかったにせよ、どう言うんでしょう、どういういきさつで、港湾計画の中に入ってこなかったのかという古い事情になると思うんですけども、そのあたりのことを知っている方というのはどなたかいらっしゃるのかなと思います。 ◎山口正幸 計画調整課長 そういう意味では、書物が全てなので、いろいろ読むと先ほど言った昭和15年から紆余曲折さまざまあったようでございます。で、先ほど言った、昭和40年代のときに、唯一残されているこの自然を、しっかり生かしながらこの葛西沖の開発をしようということになったという経緯しかわからないので、その紆余曲折の細かいところまでは、すみません、承知しておりません。 ◆桝秀行 委員 またもし細かい情報を得られるようでしたら、どこかでまたお尋ねをさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ◆中山隆仁 委員 午後もまた一つよろしくお願いいたします。ここでは新中川にかかっております、瑞江大橋が老朽化のため架け替えになるということでございます。たしか2、3カ月前にちょっとお話を聞いたら、まだそこまで考えていないということだったんですけれども、もう考えがまとまってきているんじゃないかなと思うんですけれども、あれだけの大きな橋となると、また、交通量も激しいですし、どんな形でもってやっていくのかということがわかればお聞かせ願いたいということと、路線バスも通っていますし、迂回すると言っても違う橋を架けなくちゃならないのかなみたいな、そんなふうな感じも想像するんですけれども、その辺のところ、どのように考えているのかをお伝えください。 ◎山口正幸 計画調整課長 お尋ねの瑞江大橋でございますが、来年度から予備設計を行おうということで予算化をさせていただいているところでございます。予備設計やらいろいろ関係機関、今お話あったバス事業者とかですね、交通管理者、さまざまな河川管理者も含めて、さまざまな調整を行って、33年ぐらいまでには設計を全て終わらせて34年から工事を着手していこうということで、今計画をしているところでございます。委員おっしゃるとおり、非常に重要な、地域にとって重要な橋梁で、バス通りでもあります。ただ、近くに新大橋通りの橋が、新今井橋がかかっていましたり、北側には明和橋がかかっているというような状況があるので、バスについてはその既存の橋をうまく迂回をしていただいて使っていただくなり、また歩行者自転車についても、その既存の橋を渡ることによって、仮設橋梁の経費等もなるべく縮減をするような形で考えたいなというふうに思っておりまして、このことについては、これから関係機関との協議を進めながら、地元の方にまたしっかりお話しできるときには、地元にお話ししながら進めていきたいというふうに思っております。 ◆中山隆仁 委員 それでは、これからしっかりと取り組んで行っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目土木施設管理費。 ◆太田公弘 委員 ここでは駐輪場のことについてお伺いをさせていただきます。今回資料請求させていただいて、116番から118番までいただきました資料を拝見させていただくと、まあ例えば区内の駐輪場の使用状況ですとか、それからキャンセル待ち、こういった事情なんかよく把握をできましたので、ありがとうございました。それで今回お伺いしたいのは、区全体としての今後の駐輪場に対する考え方、また方向性についてまずお聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 現在、区内の駐輪場は11駅、約5万1,000台の収容規模を誇らせていただいております。また各駅については、放置自転車対策を含めた管理運営を、民間の業務委託として実施させていただいていている次第でございます。また各駐輪場においては、日々ご利用者の方からですけれども、さまざまなご意見をいただいている状況がありまして、区としては多様化するニーズに応えるためにですけど、この民間のこれまでの培われてきたノウハウやサービスの向上についてですけれど、ぜひこの活力を生かさせていただきたく、今後、平成31年度から段階的に指定管理者制度を導入を図らせていただきたいと考えてございます。 ◆太田公弘 委員 さまざまな民間の事業者さん、いろいろなノウハウをお持ちだと思うんですけども、その民間の力を活用していくということで、この利用する方にとってのメリットというのは、区としてどう考えているのか、この点をお聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 指定管理なので、あくまでも事業者からの提案が前提になりますけれど、他の自治体とかでやっている事例としてはですけど、利用料金の精算をする場合に、電子マネー、SuicaやPASMOなどですけれど、それが利用できるであったり、また管理の柔軟性としてですけれど、24時間態勢で運営したり、また利用料金についても、条例で定めさせていただいた上限を条件としてですけど、利用料金の改定、まあ使われていないところは若干安くできるとか、もしくは指定管理者のホームページを使いながら各駐輪場の満空表示というか、皆さん、今スマートフォンお持ちですから、それで検索できるというようなサービスの提供が期待できると考えてございます。 ◆太田公弘 委員 わかりました。今のお話を聞くと、特に空きがわかるというのは非常に大事ですよね。駐輪場まで行って空いてないで、ほかのところに回って行くことほど、朝忙しいときに、利用者にとってはもう大変なことでございますので、そういった意味でこういった今ご紹介いただいたような民間サービスが期待をされるということで、理解をさせていただきました。いろいろとお聞かせいただきましたけども、従来PPPとかPFIとかいろいろな民間活力を活用してという話もありますし、最近では何かソーシャルインパクトボンドという新しい手法まで登場しました。これは神戸とか東京では八王子市とか、昨年、初めて取り入れられたという、新たな取組みも始まっております。こういった民間活力を研究していただくとともに、ただ、最後にやっぱりその全てが民間になるということではないので、やはり区は行政としての役割を、今後ともしっかりとまた果たしていっていただきたいというふうに要望しております。 ◆金井茂 委員 よろしくお願いします。ここではちょっと2点ほど端的にお伺いしたいと思います。まず、道路、歩道に商品や立て看板、それから植木鉢などを置くことは法律で禁止されていますと、以前、広報にこういった記事が掲載されていたというふうに思うんですけども、実際にこういった状況というのは多々目にする機会があるんですが、こういったことに対しての区としてのその認識といいますか、それからその対策、対応について、お話を聞かせていただければと思います。 ◎大竹則之 施設管理課長 今、委員お尋ねの件なんですけど、江戸川区では東京都のですけど、立て看板もしかりなんですけど、屋外広告物条例に基づいて、違反しているものについては是正指導等をさせていただいて、貼り紙も含めてなんですけど、年間約5万件ですけれど、撤去作業をさせていただいてございます。日々の職員の巡回、また陳情対応を含めまして、また委託業務もさせていただいておりまして、特に土日にですけど、新しい家の案内ですね、新築家屋の案内についてですけれども、土日が多いものですから、今後ですけれど、週末も含めてなんですけど、是正または撤去活動をさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ◆金井茂 委員 法律で禁止をされているというか、ルールがあって、守っている方と店舗なんかではそうじゃなく、歩道や道路に商品を出したり何だり看板を出してしまったりというところがあると、やっぱり不満が出たり何だりということで苦情も区のほうにも多く寄せられたりしているのかなというふうなことを思います。私たちなんかのほうにもそういった問い合わせというか、何とかしてくれという陳情は結構あるんですけれども、そういった部分でぜひ、今後オリンピックパラリンピックということで、地域によっては海外からの来区者というのは少なかったり多かったりというところもあると思うんですけれども、ぜひそういったゲストの方たちが江戸川区をすっきりきれいにという部分でおもてなしをしてあげたいというふうに思いますし、何よりやっぱり歩行者とか、車椅子ですとか、あとは目の不自由な方なんかの通行の妨げになったり、歩道でそれが通りづらいから車道に出たときに車との兼ね合いの中で危険にさらされたりということも事故の原因にいろいろつながる場面も多くあると思うので、ぜひしっかりとした取り組みというか、そういったことがなくなるような形で御尽力いただければと思います。  あともう一点なんですが、自転車なんです。違法駐輪というふうにはならないのかもしれないんですけれども、スーパーのような店舗の前にずらっと自転車が並べられちゃっている状況。例えば、京成小岩駅の駅前なんかをイメージしていただけるとわかりやすいかなと思うんですが、要するに長時間とめているんじゃなくて、買い物の数分の間なんですけど、道路にずらっと自転車が並んでいると。1台1台は数分のことですからあれですけども、出たり入ったりで、常に自転車がずらっと並んでいる状況、ちょうどバスの通る道であったり、車の行き来、これがすれ違えない状況であるとか、やっぱり歩道から車道に出てきて車と、とかという危険な場面があったり、自動車がそこをすれ違えなかったりという部分で、非常に不愉快な思いをするというようなことを言われたりとかということもあるんですけれども、この辺の、今イメージで京成小岩と申し上げましたけれども、江戸川区内でもそういった状況のあるスーパーとか店舗みたいなものがたくさんあると思うんですが、こういったものの自転車の対策というか、現状どういった取組みというか、行っているのか、お聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 駅周辺については先ほど言った放置対策としてですけれども、放置禁止区域を定めさせていただいて、日々啓発活動、自転車がとまっていればですけど、啓発活動をさせていただきながら、またある程度の時間が来ればですけど、即日撤去しているような状況がございます。今委員さんが言われたようにスーパーもやはり駅前に多々あるところについては、スーパーのオーナーさんとですけど、お話し合いをさせていただいて警備員を配置していただいたり、実際調査しますと、お買い物については20分から30分くらいで帰られるというような状況があるんですけど、やはり集中的に自転車が来てしまうと、一般の歩行者の方の御迷惑になるものですから、そのあたりは十二分にですけれど、区の啓発委員とですけど、そのスーパーの警備員とのお互いの意思の疎通の中でですけど、整理していただくということで運用をしているような状況でございます。 ◆金井茂 委員 ありがとうございます。区でさまざまな対応をしていただけているというのも理解しているところですけれども、本来でしたら、そういったスーパーの店舗なんかにおいては、お店側のほうである程度の駐輪スペースを確保した上で運営をしていただくというのが本当かなというふうには思うんですけども、そういった状況の中で、区のほうでいろいろ対応していただいていて非常にありがたいんですが、これも本来区のほうでということではなくて、やっぱりお店側できちんとした対応をしていただければいいのかなというふうに思うんですね。  ですから、小岩のヨーカードーなんかですと、限られた駐輪スペースに自転車がいっぱいになると、やっぱり係員のおじさんがとめられない分の方たちはそこで自転車をもって待っていてもらって、1台出れば1台そこに入れるというふうな形で駐輪対策をしていると思うんですけど、そういった状況を、そういったスーパーなんかは責任を持ってやるべきだというふうに思うんですね。その辺は何でもかんでも駐輪禁止区域とか何とかということでの対応で、非常にありがたい部分ですけども、ここはもう区としては強く、そういった店舗に対しては指導をしていただいて、最終的には区でいろんな取り組みは必要なのかもしれないですけれども、お店のほうの責任でしっかりと買い物、ほとんど実際問題そういったところにとまっているのは買い物に来た人の自転車だけだと思うので、お店が責任をもってしっかり対応するようにというような指導を厳しくもっとしていただけるといいと思いますし、そうするべきだというふうにも思いますので。  実際、今課長がお話いただいたように、お話し合い、やりとりをしていただけているということですけれども、さらにまた粘り強く御理解、御協力をいただけるように指導をして取組みをしていっていただけたらなというふうに思います。 ◆江副亮一 委員 すみません、ここでは交通安全対策経費に関連して、昨今、昨年の6月の東名高速道路の事故から非常に注目が集まっていて、社会問題化もしている、あおり運転に関して、ちょっと数点お聞きしていきたいと思います。この危険運転、あおり運転、いわゆる、どういったものかというと、皆さんもよく御案内のとおり車の車間距離を保たなかったり、パッシングをしたり、または急ブレーキをかけたり、いろいろな危険な運転というのが、このあおり運転というものに当たると思うんですが、これがエスカレートしていき、昨年のこの痛ましい事故にもつながり、実際には死亡事故にも発展してしまっているという大変問題と今なっております。  また、今まではあおり運転に対する摘発件数というのも大分数が少なく、これだけで運転者が罰則を受けるだとか、免許が停止になるとかということではなかったんですが、この事件以降、いまだに最近でもこのあおり運転の被害で事故が起きて、それが摘発されるというようなケースも報道等ではよく目にすると思います。そこで、今現段階で江戸川区として危険運転、あおり運転等に対する認識等がありましたら教えてください。 ◎大竹則之 施設管理課長 すみません、委員に今お話いただいた、江戸川区としてというお話をいただいたんですけど、国として今どのようなことを進めているのかということをちょっと御紹介させていただきたいと思います。  今委員さんからも言われた大きな社会問題となっておりますけれど、全くというかですけど、さまざまな報道がなされている中でも、まだあおり運転の重大事故が減らないということから、警察庁のほうでは全国の警察に対して、今年の1月にですけれど、いわゆるあおり運転のですけど、悪質、危険な運転に関する通達が出されております。この通達の中ではですけれど、道路交通法の違反だけではなくて、暴行罪であるとか、もしくは危険運転致死罪であるとかということの、あらゆる法的手段を駆使してですけれど、厳正な捜査をすることであるとか、厳しい取り締りをしなさいということが明記されております。  また、免許の更新時にもですけれど、それぞれの来られた方々にですけど、あおり運転の危険性の説明であるとか、違反であることの再認識をしてもらおうということの教育をしなさいということがうたわれているような状況でございます。  以上です。 ◆江副亮一 委員 本当に車の運転といいますか、事故の話なんで、これ江戸川区だけができる話でもなくて、本当に国を挙げて取組む問題で、本区内に走っている車も全員が区民の車というわけではないので、日本全体の問題だということは認識しております。また第一義的には警察の管轄の話だと思うんですが、江戸川区でも交通事故の相談の電話の窓口なんかも設けたりしていて、今このあおり運転が原因として本区内でここ最近といいますか、事故が起こっているのかとか、そういったことは把握されていますでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 小松川警察とか葛西警察に確認したところですけど、ここ1年においてですけど、あおり運転に伴う事故は起きていないということでございます。ただ、110番通報はやはり若干多くなってきているということで、ただ、パトカーとか、現場に急行してもですけど、あおった側がその場を立ち去ってしまっているので、立件までに至っていないというような情報はいただいてございます。 ◆江副亮一 委員 江戸川区内であおり運転が原因として大きな事故につながっていないということには安心をしました。また平成29年度の交通安全のまとめを見ますと、やはり10年前、平成19年のときは、江戸川区内での事故件数が2,868件だったものが、28年では1,189件へとこの10年間でやはり大幅に減少してきていると思うんですね。これはやはり地元の警察や地域の方々の交通安全運動等もありますし、さまざまな取り組みが実を結んできている成果だと思うんですが、やはりこういったあおり運転、今まで摘発はされなかったんですけれども、皆さん車を運転してから一度は危険な他者からの割り込みだとか、または実際にあおられたりだとか、そういう怖い経験をした方なんかもいらっしゃると思うんですね。ただ、そういった方がまたどう対応していいのかわからないだとか、今あおられているけれども、どうしたらいいのかとか、車をとめて110番通報をするというのが一番最初の安全なことだと思うんですけれども、そういったことも気が動転してしまうと、後ろから車がぶつかりそうな段階で果たしてブレーキを踏んで車をとめていいのかと考えちゃう方ももちろんいるかもしれませんが、そういった面も含めて普及といいますか、啓発、あおり運転が本当に危険だということを、やはりいろんな場面を通して、世間に知らしめていかなければいけないと思いまして、今回直接は関係ないんですけれども、社会問題となっていることからも取り上げさせていただきました。  そして、ここからは少し要望になるんですけれども、今あおり運転対策として、ちょっと前までは交通事故のいざ起こってしまったときの予備的な機能としてドライブレコーダーの普及というのが、近年非常に広がってきています。それで、タクシーだとかバスだとか、または運送関係の仕事をしているトラック等にはドライブレコーダーというものがもう既に設置をされていて、万が一事故が起きたときには、これが証拠にもなったりもするということで、ただ、あおり運転の社会問題化が表面化したことにより、今度はまた別の観点で、あおり運転や危険な運転から身を守る方策の一つとしてもドライブレコーダーの設置というのが急激に増えているというふうに言われています。ここでやはり江戸川区内には江戸川区が保有する庁用車、いろいろあると思うんですけれども、まず買い換えのときにはこういったドライブレコーダーがついているものを最初から導入をすることや、または現在既にある車両に関しては、今ドライブレコーダーも技術としては日進月歩でいろいろな種類のものが出てきています。安価なものからまたは360度車内全部、車外も映るようなものまでさまざまなものが出てきていて、そういったものも身を守るという観点や、または他者を守るという意味でもドライブレコーダーの設置というのを、庁用車にぜひともつけていただきたいということを、今後の検討課題としていただくことを要望して終わります。 ◆中山隆仁 委員 すみません、電動アシスト自転車のことなんですけれども、もう8年位前ですか、リブコムを授賞して、リヨンのほうにちょっと行かせていただきまして、レンタサイクルを見ました。うちの会派の議員が江戸川区にもレンタサイクルを配置したらいかがかということで、それが実現したわけでございますけれども、それからもう約10年近くたってしまって、ここで自転車も電動アシストを葛西地区で実施して、配置していると思うのですけども、それが都営新宿線のほうまで拡大するということなんですが、そのいきさつとか、なぜ新宿線のほうまでという。またさらには江戸川区全域になるのか、その辺のところをちょっとお聞かせ願いたいんですけど。 ◎大竹則之 施設管理課長 委員がお尋ねの本区のもともとレンタサイクルの導入の目的の一つとしてはですけれども、限りある駐輪場のスペースを有効活用しましょうということで、導入をさせていただいた経緯がございます。電動アシスト自転車につきましては、平成29年度の今年度からですけど、区内南部のですけれど、3駅、葛西、西葛西、葛西臨海公園にそれぞれ20台ずつ配車させていただいてございます。  来年度につきましてはですけれど、新宿線沿線ということなんですけど、これまでレンタサイクルの普及活動としてなんですけど、区民まつりや環境フェアとかでですけど、電動付のアシスト自転車であったり、また区民の皆さんからアンケートをとらせていただんですけれど、一日あたり330円の御利用料金となっておりますけど、これであればぜひ使ってみたいというお声を多々いただいております。  また委員の皆様からもですけれど、これからの高齢化社会や子育て世代の対象としてなんですけど、電動付のアシスト自転車の拡充というような御意見もいただいたことから、江戸川区としてはですけど、全駅に普及させていただきたいというふうに計画的にですけど考えてございまして、今回来年度4駅を入れて7駅につきましては、葛西から新宿線の7駅については、当日貸しなものですから、どこで借りてもどこで返してもというようなことができますので、利便性が高くなるというふうに考えてございます。  以上です。 ◆中山隆仁 委員 ご丁寧にありがとうございます。2025年というと高齢者もピークを迎えてきます。高齢者が増えれば増えるほど、電動アシストつきの自転車というのは利用されるのかなと思っておりますけども。今までの貸し出しで高齢者の数というのはカウントはとっているんでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 すみません、そちらまでは申し訳ございません。今後の課題とさせていただいて。
    ◆中山隆仁 委員 どうもありがとうございます。じゃあ、しっかりと取り組みのほう、よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第2項都市計画費、第1目土地区画整理費。 ◆伊藤ひとみ 委員 よろしくお願いいたします。スーパー堤防の質問をさせていただきます。  北小岩一丁目東部地区ではスーパー堤防の上での住宅の再建が進んでいます。スーパー堤防事業は堤防高さの30倍の幅をもたせて、街側になだらかに盛り土をすることが基本ですが、30倍の幅は保たれているのでしょうか。スーパー堤防の幅が実際どれくらいなのか、また堤防の高さも併せて伺います。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 北小岩の18班地区につきましては、計画堤防高というようなところが基本的にスーパー堤防の裾野を支配する数値になりますが、そちらがTPで7.7メートルということであります。川から離れた旧千葉街道の地盤高というのが2.7メートル、差し引き高低差が5メートルということになりますので、その5メートル掛ける30の150メートルというのがいわゆるスーパー堤防の裾野幅になりますが、北小岩の18班地区は現状で160メートルございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 堤防の高さについては計画高で5メートルということでよろしかったですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 もともとの今の見かけ上の堤防の高さというのは、TPでいうと8.7というところなんですけれども、実際のスーパー堤防を造成する上での高さというのはTPで7.7、それで現地盤が2.7なので、差し引き5メートルの高低差があるところを擦りつけるというところがスーパー堤防の整備の数字上の理屈でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。江戸川区が国と共同で実施したスーパー堤防は、ほかに平井七丁目がありますが、ここは30倍の幅を確保できていません。また、都と区と国の共同でなされた小松川堤防の上には、区立中学校が移転してきますが、ここはどのようでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 小松川地区の東京都が行っている再開発の事業は昭和44年から始まっています。一方で、平成に入ってから後追いで国のスーパー堤防の事業が入ってきていますので、御指摘の小松川二中の下手側の箇所については、先に土地利用の形態がなされて、追っかけてスーパー堤防と小松川二中の整備というようなことに至っていますので、そこは残念ながらうまく追随、再開発のほうで追随できなかった結果だというふうに認識しています。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。ここもできなかったということでよろしいですね。  そうしましたら、スーパー堤防の事業の一番の特徴は、堤防の高さの30倍の幅をもたせることで、計画を上回る洪水に見舞われても壊れないということだとお聞きしています。それがスーパー堤防といいながら、区内には基本形を満たしたところが一つできたということなんですね。  スーパー堤防の2カ所について、平井七丁目と小松川中学校の部分についてはできていないということですよね。そうしますと、こういったことで安全ということが保たれたということは言えるのでしょうか。そこを伺います。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 やはりできるところから少しずつでもやるというようなことが、今まである堤防から少し厚みもできますし、それで従来の堤防よりも安全性が高まると。ただ、これでよいと思っていません。ですので、また次、きちんと整備ができるタイミングを待ちながら着実に国には整備をしてもらいたいですし、それが国の役目だと思っています。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。そういったことであっても、スーパー堤防事業の安全であるという定義をそっちのけにしたものだと思います。とてもおかしなことだと思っています。なだらかな30倍の幅が確保できていなくても安全であるならば、30倍の幅を確保しようとするスーパー堤防事業は意味のないものになってしまいます。この事業によって住み慣れた土地を離れる、自宅を壊すなど、余りにも代償が大き過ぎると思います。  今、予定されている上篠崎では浅間神社が除外されたことで、大きな窪地ができることになり、万一、川から水があふれるようなことがあれば、逆に除外されるところも街側への水の通り道になってしまいかねません。これについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 従前、現在の堤防においても高低差というのは変わらず存在しております。ですので、やはり今の上篠崎の地区でいいますと浅間幼稚園なんかが真っ先に堤防から超えた水が直撃するというような状況があったりします。いずれにしても断面がフル断面取れないとしても、既存よりも堤防が厚くなったというようなことは、現在のやっぱり防御力よりも確実に向上していますので、やはり重ね重ねの答弁になりますけれども、要はフル断面とれないから何もしないということではなくて、少しでもできるところからやることが安全の改善につながっているというふうに考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 スーパー堤防事業は大都市を守るための事業として設定されていますが、その大都市で30倍の幅を確保することは、現実的ではありません。他の対象エリアも状況は同じで、堤防の上にそれも不完全にしかつくれない堤防の上に人を住まわせるというスーパー堤防事業が安全とは言えないと思います。さらに北小岩では、9,300平方メートルほどの画地面積のうち、4,370平方メートル、実に47%の区画で盛り土部分も含めて地耐力不足が判明し、通常の土地利用に耐えられないとして、やり直しをしなければいけないことになってしまいました。  こうしたことからも、スーパー堤防という堤防工法が最高のものとは言えないと考えています。区が進める水害に強いまちにするには、堤防は堤防としての強化を。他の耐越水堤防の手法も検討していくべきと考えますので、改めて区としての再考を要望いたします。 ◆牧野けんじ 委員 私からもスーパー堤防についてお聞きします。三つくらいの角度でお聞きしたいんですけども、まずスーパー堤防の定義ということで、資料でも355ページで、今、伊藤委員からもありましたが30hの根拠ということでお出しいただきました。今まで大体幅だと200から300メートルくらいまでで30hを確保するから壊れないんだということで繰り返し説明をされてきたんですけれども、その根拠というのがちょっとこの資料で見てもよくわからないですね。ここでは越流水ということも出てくるんですけれども、越流水深という言い方をするそうですけれども、どの程度の越流水深を想定されている計算になるんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 私どもでは今そちらお答えできるものを持っておりません。 ◆牧野けんじ 委員 過去に河川事務所から15センチくらいだと、越流水深ですね、という話が出たことがあるんですけども、ちょっと確かに確定的な部分は私どももわからないところですけれども、もし15センチだとするなら、その分だけ天端の高さを上げれば、それで済むんじゃないかというようなことも思いますし、これまで想定を超える超過洪水だと言ってきたものが、実際の計算上の想定は、実はそこまでの洪水を想定していないんじゃないかというような感じもしてくるんですね。  国交省から私たち直接聞き取りもしてきたところですけれども、そこでもやはりこの根拠がよくわからないということですとか、また先ほど伊藤委員からもありましたけども、効率的な整備を進める検討会の中で完成形じゃなくても格段に安全性が向上するとしていると。このことはやはり重大だと思うんですね。  なぜなら、この30hということは、この事業の大前提で一丁目一番地だったんじゃないかということです。都市の壊滅的な被害を防ぐと。人命を守ると。そのためにはスーパー堤防なんだと。スーパー堤防は高さの30倍の幅の堤防ですよという説明をしてきたと。今でもスーパー堤防の定義だとか、用語解説となると、必ずこういう書かれ方ですよね。高さの30倍の幅だという説明になるわけですね。  ところが実際には完成形でないところが、先ほどからも指摘がありましたけれども、あるという。それでも安全だというようなことを国交省も言い出しているわけですけれども、こういう国交省の認識のもとに整備が時々行われると。1回建物が建っちゃうと、それがまた次に建て替えのときまで手をつけられないというようなことで。こういう国交省のやり方で果たして人命を守ると、都市の壊滅を防げるとは到底思えないんですが、この点いかがでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 国が治水事業者のやっぱり責任を持って国の直轄事業でこれを行っていただいているものですから、国が厳格にやっていることですから、私どもがとやかく申し上げる立場にはございません。ただ、ゼロメートルという非常に低地帯の、非常にリスクを負った土地柄というようなところを踏まえて、きちんと治水事業として、その役割を国に果たしてもらいたいというようなことに尽きると思います。 ◆牧野けんじ 委員 これまで繰り返し都市を守ると、壊滅から守るということを説明して事業を進めてきたわけですから、ちょっと今のような答弁というのは不誠実ではないかと思います。実際に完成形はほとんどないという点では対岸の市川でも山崎製パンの施設がスーパー堤防の部分はほんの一部分しかないということで、こういうことでもいいんだということになると、住民が例えばスーパー堤防をここまでにしてほしいと。短くとどめてほしいといったら、それに答えないと不公平になるんじゃないかなというふうにも思います。この定義の問題については、ぜひ今後とも明らかにしていただきたいというふうに思います。  それから、二つ目に区画整理事業としての問題点についてです。本来の土地区画整理事業というのは、そこの居住環境を良くしていく事業ですね。それから、減歩でそれぞれの権利者さんが少しずつ土地を提供して、まちの環境をよくしていくと。そして、一時仮住まいがあっても、もとに戻ってこれるのが区画整理だと思うんですが、こういう認識でよろしいでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 土地区画整理事業としては、そうであります。 ◆牧野けんじ 委員 そうでありながら北小岩一丁目においては、このスーパー堤防の施行を境に転出する住民が多くいたということですよね。直接不動産屋に売るというようなケースもあったかと思いますし、それと区も土地を買ったわけですよね。そして結果としては、余ってしまったと。6区画が先日入札で売却をされましたけれども、最初、地区内の権利者さんに限って販売をしたけれども、これは買い手がつかずに、結果として地区外の人が購入するということになったということです。  特別な事業だから特別な便宜を図るということはあるのかもしれないですが、今回の場合は地区内の権利者がメリットを得るどころか転出をしてしまっていると。戻ってこれる事業であるはずが戻ってこれないと。今、建売で販売されているような家もありますけども。そして、区が買収して一旦区有地になったけれども、売却をされたと。土地が余ってしまって売却をするというのは、本来の区画整理事業として適切なのかどうか。この点、いかがでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 江戸川区という自治体で行う公共区画整理というものは、やはり住民の立場に立って、寄り添って事業をするという立場にあると思いますので、要は杓子定規のように土地区画整理の事業の要素だけを満足すればいいというふうには考えておりません。これは決して強制的に土地をお譲りをいただいたのではなくて、その地権者の生活再建というようなところに極力寄り添って買わせていただいたということが結果としてありますので、その結果を寄り添ったというようなことで、それを次のまちづくりのリノベーションというか、新しいまちづくりの息吹に展開していくというのが引き続きの私ども地元自治体、江戸川区の使命だというふうに思っています。 ◆牧野けんじ 委員 住民の立場に寄り添うということで要望に応えて購入したというケースももちろんあると思うんですけども、やはりほかの区画整理事業との整合性という点でも問題があると思いますし、区画整理をするといってもやはり先ほど来あるように、スーパー堤防は盛り土した上に家を建てるわけですから、こうして転出していくという人もやはり今後やるところでもどうしても出てきてしまうと思うんですね。上篠崎で今後進めようとしていますけども、ここでも補償の原則に反する飛び換地の問題であったり、やはり区画整理として、本来の区画整理とはかけ離れた事業になっているんじゃないかということはやはり改めて指摘をしておきたいと思います。  それから、同じく上篠崎地域の地盤改良についてです。本会議でも一部質問しましたけども、ちょうどその直後、まちづくりニュースの76号でボーリング調査、追加で上篠崎一丁目と三丁目でそれぞれ行ったとのことでありますけども、この二つの地点については、いわゆる第一次移転先にあたるところということでいいんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 おっしゃるとおりです。 ◆牧野けんじ 委員 そうして以前にもこの地区では、同じ箇所、近い箇所だったと思いますけれども、ボーリング調査を行っていると。追加で行ったというのは、地盤改良を見越した、そうした調査なんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 見越したというよりかは、検討の最中において必要な追加の調査をさせていただいたということです。 ◆牧野けんじ 委員 検討の最中だということでありますけれども、もし第一次移転先を地盤改良するんだとしたら、これは国の施行になるのか、区の施行になるのか、どちらでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 やはり先ほど委員も照応の原則ということをおっしゃいましたけれども、スーパー堤防で盛り土を造成するということは、やっぱり宅地造成法とか開発行為の造成行為にも該当するようなことにもなりますので、そういうような視点に立って離れた土地でもその条件をきちんとまず整理をする必要があるかどうかというのを今現時点で検討している最中ですので、まだ結論めいたことはお話しできませんけれども、いずれにしてもスーパー堤防でもってそこにお住まいになる地権者と、それから離れたところで移転をしてお住まいになるところの、いわゆる条件というものは土地、地盤的な条件というのは、同じような整理をしていかなければいけないというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 そうすると、可能性としては、区が改良することもあるということでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 やはりスーパー堤防の事業に起因するというようなことでありますので、そこは協議においてアロケーションの対象になるのではないかなという可能性も含めて国と協議をしていきたいというふうに考えています。 ◆牧野けんじ 委員 本会議でも指摘をいたしましたが、現地の権利者の皆さんからも北小岩の地耐力不足という事態を受けて、それと事前の地盤、地質調査の結果で4メートルから8メートルで軟弱地盤と部長も答弁されたと思いますけども、こういうのがあるともう既にわかっておりますので、この元地盤の改良をしてほしいという声が強くあります。北小岩でも地耐力不足ということでありましたが、盛り土だけではなくて、もと地盤からも多く宅地を建てるための強度が不足したという場所が出ましたので、やはり上篠崎でのスーパー堤防、このまま進めるというのであれば、地盤改良が不可欠だということを改めて指摘をいたしたいと思います。  それからすみません、本会議でも少し触れましたけども、スーパー堤防が唯一の超過洪水対策であるとしてきましたが、その根拠になっているものというのは、国交省になるのか、そういうものはあるんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 国交省のほうでそれは整理をしていると思いますけれども、一時期、土木学会のほうからの一つ見解は出ているというような状況を区としては認識しているまででございます。 ◆牧野けんじ 委員 このことについても土木学会の見解というような話もありましたけども、このことをもって、今では超過洪水対策の堤防というのはスーパー堤防しかないんだということで、結果的に江戸川を含めた5河川の、しかも下流部でしか超過洪水対策の堤防がつくれないということになっていますので、この点もやはりどういう経過でこうなったのかということを明らかにしていかなくてはいけないと思います。  ここまで、かつては事業見直しがあって、870キロあった整備予定区間が120キロまで縮小されているということで本当に必要な事業なのかどうかということが改めて問われていると思います。ここまでやはりこうした定義のそもそもの部分でも納得できる説明がないということと、それから先行きを見通せないという点ですね。区もかつて200年くらいかかるというような試算もしたことがあると思います。こうした事業をこのまま予算をつけて進めるということは到底容認できないと、このことを改めて表明して終わります。 ◆中津川将照 委員 私からも高規格堤防、いわゆるスーパー堤防について質問というか、意見を申し上げたいと思います。今、続いて、何となく恣意的に計画が進められていて、この30hを満たさないから、あるいは地盤の件もそうですけれども、スーパー堤防の機能を果たしていないのではないかというような、今、繰り返しの質問がありましたので、私からは逆の視点からちょっと申し上げたいと思うんですけれども、本当に首都東京の安全・安心を守る、つくっていくというのは、本当に防災的に見ましても、あるいはさまざまな工学的な要素から見ても、このスーパー堤防の事業というものは、劇的に変化している気象状況、こういったものから見ても、これは江戸川区民のみならず、首都東京の住民の生命というものをしっかりと守るために重要な治水事業であると、そのような計画だと私は認識をしています。  しかしながら、多数の地権者によることからも、本当にさまざまな生活あるいは交通のインフラというようなところで、調整というものはもちろん簡単にいくものではなく、計画を進めるにもやっぱり非常に複雑かつ難しい事業であると思ってもおります。2010年ですか、事業仕分けでスーパー堤防の問題は廃止の判定を受けましたが、その後、2011年東日本大震災もあって、そこから政権交代もあり、紆余曲折ありながらも、やはり江戸川区としては北小岩一丁目の地区の整備を行っていく、これは国の高規格堤防の盛り土というような施工と一緒になって北小岩の土地区画整理事業というものを整備を行っていくという方針で進んでまいりました。  一方で、残念なことに昨年江戸川区の18班の地区、北小岩一丁目地区については高規格堤防の整備箇所について、強度不足、地盤強度の問題が発生しましたけれども、これは対策工事等は国としっかりと要因を把握した上で、しっかりと協議を行っていくことだと。そして調整も行っていくことだと思ってもいますけれども、これはしっかりと反省の上に立って、しっかりと原因究明を急いでいただきたいと思っております。同僚の我が会派の議員からも浅間神社、あるいは上篠崎のスーパー堤防のほうでは妙勝寺の墓地移転について檀家という立場からも意見を述べさせていただいた経緯もありますけれども、やはり高規格堤防の事業というものが本当に人命を守ること、これを本当に最優先に必要な区画をしっかりと絞り込んでも進めていっていただいていると認識もしておりますし、やっぱり今後も着実に整備、もちろんそこで暮らす人、そこで働いている人々の生活基盤というものもこれからうまく設計していかなければ、うまく合意も得ることもできないと思いますけれども、この高規格堤防の整備によってしっかりとした整備した区間の堤防の安全性というものは格段に向上すると思っております。氾濫のときには住民の貴重な避難場所ともなりますし、本当にさまざまな効用というものも発揮されることと思っております。  人口、あるいは資産というものが、ここのあたりには集積しているゼロメートル地帯ということもあるので、さまざまな防災、あるいは減災というような観点で非常に私は重要であると考えてもいますし、地域のこれからの理解というものの醸成にしっかりと努めていっていただいて、しっかりと強い決意をもって着実にこの整備というものは進めていっていただきたいと思いますが、何かあれば。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 おっしゃるとおり、これは江戸川区にとって必要不可欠のものでありますので、丁寧に地元と話し合い、御理解をいただきながら着実に進めてまいりたいというふうに思います。 ◆田中淳子 委員 今、スーパー堤防でさまざまな御意見、反対の御意見もあれば頑張ってねというようなお話もあったりとかって思うんですけど、私はもちろん大事な事業だというふうに考えておりまして、しっかりやっていただきたいという観点ですけれども、そういう中で、先ほど牧野委員も最後におっしゃっていましたよね。本当に必要なのかと。どうなんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 必要です。 ◆田中淳子 委員 必要ですよね。もう本当に細かいことをたくさんいろいろ私は今ずっとお聞きしていて、全部覚え切れませんでしたけれども、おっしゃっていたことが。さまざまあると思うんです。でも、江戸川区民にとって、また地権者の人たちにとって、大事な角度であり必要であると考えるならば、もっとしっかりした態度で私は土木部の人にはやっていただきたいと思っています。  この間のちょっと一般質問でされたお話によりますと、18班地区の何ていうんでしょうか、経験を踏まえてというか、貴重な大変なことがございましたけれども、それを踏まえた反省として、上篠崎をしっかり取り組んでいただいていると思うんですね。そういう中で、国と地盤の対策についての方針を検討していると。どうなんですかという質問のときに、部長は一日でも早くというような趣旨のお話をされたと私は思います。部長は優しいので本当に一日も早くという思いでおっしっていたと思うんですけれども、もう今ここで第1回の建築の勉強会も今年の1月に行われて、夏には仮換地の案が出るという、こういう状況の中で、ある程度のやっぱり見通しというのですか、一日も早くということも大事かもしれないけど、きちんとした形としてというか、いつごろ、いついつ何日ですよまではもちろん言えないに決まっていますけれども、見通しというものを私はしっかりと述べていただきたかったかなというふうに思うんですけど、その点いかがですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 一般質問で部長が答えたところはもとよりでございますが、今地元の皆さんと一応スケジュール感を合意形成をとっている中では、この仮換地の案を一応公表する段階の一つ、スケジュール的な目標を夏ごろにおいていますので、その公表のタイミングまでには、国と検討整理をした上で、きちんと皆様に御説明できるような状況をつくりたいと、そういう意味での一日でも早くという意味でございます。 ◆田中淳子 委員 その点に関しましてはよくわかりましたし、そのことをお聞きになった地権者の皆さんは、ちょっとほっとするんじゃないかなと。安心するんじゃないかなって。地盤のことが今一番とても気にかかるところだというふうに思うんですね。それを踏まえた上で先ほど課長からも寄り添ってというようなお話がありましたけれども、さっきお話が出たように、お寺さんもある、幼稚園もある。本当に特段やっぱり配慮していかなきゃいけない地域性もあります。もうここ12年です。私は前に何かのときにちょうど10年たったかなと思ったんだけれども、もう12年この事業が説明が始まってからあって、多くの人たちがやっぱり協力をしてきて、残った人の中にも、この勉強会に参加した人がこの間おっしゃっていましたよ。もうそろそろ田中さん、年も重ねてきたから、決着というか、何とかしてもらいたいって。もちろん勉強会に行っていらっしゃる方なので、しっかりと寄り添っていただいて、そしてお話を進めていただいている方ですから、役所の人にも言いましたっておっしゃっていましたよ。  そういうように、本当にいろいろなご意見があるけれども、やっぱり毅然とした態度で私はもう江戸川区民を守るんだと。その1点のやっぱり熱き思いをお持ちいただいて、頑張っていただきたいと。そんな思いでおりますが、よろしいでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 今、御指摘をいただきました。先ほど時期の目標としては区画整理課長がお答えさせていただきましたけれども、そこへ向けて、ただ夏ということではなく、もっと手前でというようなことで国とも調整を進めておるところでございますので、いずれにいたしましても、安全・安心のまちを目指して、必要な堤防事業ですね、また安全・安心のまちづくり、これを一体でしっかりと進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆田中淳子 委員 よろしくお願いいたします。 ◆須田哲二 委員 スーパー堤防に関連してちょっと質問します。必要ない事業という観点で質問します。  区民の命を守るという話が出ているんですけども、命を守るのであれば、もっと別のやり方をすべきだというふうに、これまで言ってまいりました。限られた時間と限られたお金、資源、どう有効に活用するかという点で、この事業ではだめだというふうに思います。  それで一つまず質問なんですが、これまで耳にタコができるくらいスーパー堤防じゃないと超過洪水だとか、地震だとかから区民の命を守れないと言っていたんですけど、ほかの手法は不完全だという理解でよろしいんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 国がそういうような見解で厳格にやっていることですので、そう認識しています。 ◆須田哲二 委員 そうですよね。もうずっとそう言っていましたよね。スーパー堤防が完璧なんだということでね。どこに根拠があるかわからないけど。それで、1947年、カスリーン台風、もうさんざんあの例を出しますよね。江戸川区もね、洪水で大変だということで。あれはどこで切れましたか、堤防は。首都圏、近いところで。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 埼玉県の栗橋付近でございます。 ◆須田哲二 委員 埼玉県ですよね。それで先ほど出たスーパー堤防の縮小で120キロにして、江戸川でいえば葛飾あたりまでですよね。そういう点ではね。だから栗橋まで行っていません。カスリーンの例をいっぱい出されるけど。ああいうような洪水が来たら大変だと言っておきながら、もう向こうはやらないわけですよ。それでどういう対策をやるんですか。中流、上流は。 ◎山口正幸 計画調整課長 今、120キロに絞り込みを国のほうがスーパー堤防について行いましたけども、江戸川沿川でいうと、今堤防が切れたと言っている栗橋付近については、首都圏を守るための首都圏県堤防強化対策事業というのをやっておりまして、これはやっぱり堤防の高さの約7倍の幅をもって、浸透対策、これは洪水のときは越流で破堤する場合もありますけど、浸透から堤防が破堤するということもありますので、堤防の幅を7倍に広げるような仕事を行っております。 ◆須田哲二 委員 そういう説明をすればするほど論理矛盾に陥っているわけですよ。自分でスーパー堤防しか完全なものがないと言いながら、ほかの方法でやると言っているんじゃない、今。切れたのは埼玉でしょう、カスリーン。どういう矛盾、それを平気で言えるんですか。そのことを。 ◎山口正幸 計画調整課長 スーパー堤防については、超過洪水対策ということで、いわゆる計画高水を超える、計画高水まではしっかりダムで守って、中流域は遊水地、下流域は堤防で守っていきましょう、その計画高水までをしっかり管理をしていきましょうというのは河川整備計画にしっかり打ち出されているわけですが、その中の超過洪水対策がスーパー堤防、超過洪水対策というのは計画高水を超える規模、いわゆる想定外が来ても洪水が堤防を越えたとしても壊れないものにしましょうというのがスーパー堤防でございます。この120キロに絞り込んだときの経緯としましては、有識者会議を開いて、この首都圏の特に人口と資産が集中しているこの区域の人命を守るために、この120キロに絞り込むということで、やられたというふうに認識しております。 ◆須田哲二 委員 だから、栗橋で切れたわけでしょう。そこでスーパー堤防でなければ守れないと言っているのに、予想を超える大雨がきたら、またあふれて決壊しちゃうということになるんでしょう、そちら側の論理で。区民を守れないじゃないですか。そういう矛盾を抱えたままやっているわけでしょう。これはどういうことなんだということなんです。もう一回答弁をいいですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 言うまでもなく、国は治水対策というのはどこかだけで部分的に行われているものではなくて、本当に利根川流域でいけば一番最上流はダムから、それから中流域は、先ほど山口課長が申し上げましたけれども、首都県氾濫の区域の堤防強化であったり、渡良瀬の遊水地であったり、下流側に来れば、行徳可動堰の改修だったりということで、それを流域全体を総合的にやっているのは治水事業ですので、そのうちの最下流部でやることがスーパー堤防事業というようなことでございまして、どれか一つを切り出して語るべき課題ではございません。 ◆須田哲二 委員 全然お答えになっていないんですよね。だから、スーパー堤防は870でやるといって計画を立てながら、やめちゃって、それでカスリーンのときの事例も出して、東京まで、江戸川まで水が来たと言っているわけじゃないですか。だから、もともと無計画。  それで、もう一回最後の質問。開発計画がないとやらないと。江戸川を取り巻く、荒川、江戸川、その他、今どういう計画があるんですか。全部やるという上で。計画を持っていますか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 今まずやっているところを見通しを立てた上で、順次、次やるべきところというのを国なりと協議をしながら決めていきたいというふうに考えています。 ◆須田哲二 委員 国は開発者、江戸川区とか手を挙げないとやらないと言っているんですよ。だから江戸川区が全川やるという計画を持っていなきゃだめなんですよ、全然。今、その計画を何も持っていないわけじゃないですか。全く絵に描いた餅、やると言いながら。一刻も早くやめるべきです。 ◆大西洋平 委員 今いろいろ議論が出ていますけど、まず1件、区が無計画と言っているけど、区は一貫してこの高規格堤防が必要とずっと言い続けていて、これをまず870から120になった経緯というのは政権が変わって民主党政権になってということで、区は一貫として必要だと主張してきたということで、私のほうからも伝え確認させていただきますし、あといろいろ議論がありますけれども、上流で決壊したら、たからこそ整備というそういう議論ももちろんありますけれども、まず区民の皆さんの安全を守ってもらう立場からいって、まず簡単にいうと昨年の集中豪雨でいくと、特に着目しなくちゃいけないのは、大和川、大阪湾に注ぐ大和川の氾濫で特に僕もびっくりしたのが、計画高水位って、水位観測所で低平地ですよ。でも、そこの水位観測所で計画高水位に達したということは、これは逆に言えば、いつ低平地であっても下流域にあっても決壊してもおかしくないということが明確に示されたわけで、それが翻って江戸川区に至っても、利根川や江戸川の大河川の下流域にあるようにまさしく状況は酷似しているわけですから、ですから先ほど来課長も答弁していますけれども、できるところから着手してやっていくというのは当たり前のことで、ぜひ引き続きやっていただきたいですし、いろんな状況もありますけれども、とにかく区民の皆様が望んでいるたくさんやってほしいと言われている事業ということは、陳情が出たことでもわかるとおり、もう事実ですから、しっかりと断固たる思いで、今のその使命感を持って、引き続きしっかりと推進していっていただきたい。  私どもはこの高規格堤防については、江戸川区にとってはなくてはならない治水対策として、これからもしっかり推進する立場でやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 第1目、土地区画整理費の審査は終了いたしました。  審査はこの程度にとどめ休憩したいと思います。  再開時間は、午後3時20分とします。  暫時、休憩します。            (午後 3時02分 休憩)            (午後 3時20分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き再開いたします。  予算説明書の382ページをお開きください。  第2目、緑化公園費から審査願います。 ◆田島進 委員 ここでは都立篠崎公園の整備計画について質問いたしますが、この公園のところでよろしいですか。よろしいですよね。  篠崎公園計画のまず概要について話させていただきますが、本公園は昭和42年7月26日、4ヘクタール開園されたという。そして、拡張整備が進められ、現在、平成29年末では30.3ヘクタールを開園しているということでございます。なお、その前に昭和32年12月に都市計画決定されたということで、都市計画面積については実に86.8ヘクタール、都市計画決定しているということでございます。そして、併せて時代の変化とともに本公園は2012年の東京都地域防災計画等において災害時の避難場所や活動拠点として、位置付られているということです。  なお、都市計画公園緑地の整備方針、東日本大震災後の都市計画公園緑地の整備方針について、改定においては重点公園に位置付けられ、優先整備区域として11.1ヘクタールが設定されているということでございます。なお防災拠点として広場の高台化、高さ6メートルを避難動線の確保ということで決定されているというのが大体今の篠崎公園の概要だと思います。  そこで質問なんですが、今日的に篠崎公園の計画のまず実態について、お聞かせください。そしてなおかつ、去年の暮れから上篠崎地域については、これから事業決定するということで地区の説明会もなされているという話と同時に、西篠崎地域については既に事業決定し、一部事業化も進んでいるとも聞いているわけで、そういった視点からも今日、現在の整備状況について聞かせてください。  あわせて今後の公園自体の整備計画の進捗状況について、どういう考えをもって今おられるかということも聞かせていただければありがたいなと思います。  そして質問の最後になりますが、先ほど申し上げましたように、AP6メートルの高台化というのが大震災の後、つけ加えられておりまして、大変に話題になっておりまして、先ほど申し上げました上篠崎の説明会においても恐らく説明しているんじゃないかと思いますけども、この高台化をするということについて、ところが具体的には今回の実施計画では具体化しないという話も逆に聞いているわけでして、その辺の実態についても聞かせていただければありがたいということで、回答のほどよろしくお願いします。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 都立篠崎公園につきましては、今、委員が述べられたように昭和32年に決定しておりますけれども、実際、29年12月現在の進捗率としましては、先ほど30.3ヘクタールということで、35%にとどまっておるところでございます。今後は平成24年に新たに公園審議会から答申も出まして、高台化というような視点も含めて整備を進めていくというようなことで、東京都も進めてまいるということで申しております。  先の1月15日に、これから新規事業を決定していきます7.88ヘクタールの新たな事業認可の区域につきましての説明会のほうも開かれたところでございますので、今後この10年で進めていくということで、大変大きな面積でございますが、しっかりと東京都に進めてもらえるように、区のほうも引き続き推進のほうを強く要請していきたいと思っております。 ◆田島進 委員 私の質問した中で今後、今言ったように大変な年月かかっているわけですよ。実はもう計画決定してから60年、事業決定してから50年です。それで、そんな中でここで最近の社会情勢の中で災害がいろいろ起きたりする中、公園の重要性が高まっている中もあって、あわせて単に今の時代性ということだけではなくして、もっと何をやっているんだと行政っていうのはこんなに時間をかけて、計画を発表してから事業が進まないという話もさまざま聞くわけでして、そんな中で先ほどもちょっと触れてなかったんですけど、今後の例えば7・何ヘクタールの話はしていましたけど、今後あわせて新たに都市計画決定して実施計画を進めていくというような具体的な計画というのは、東京都自身、何年か前に計画決定が出ましたよね、方針が。その中に入っていないですか。いくらか入っているんじゃないですか。 ◎立原直正 土木部長 委員に今お話いただきましたのは整備方針の優先整備区域というやつですね。時限を定めて着手を目指すんだという計画であろうかと思います。平成18年に都市計画公園は初めて東京都全体で整備方針というのを立てました。10年計画を。その上で平成23年に、5年経過後に改めて見直しをいたしまして、今回この3月に先ほど水とみどりの課長がご説明しました新たに認可をとるところなどを、平成23年に加えた状態でございます。ちなみに平成23年の計画というのは、やはり10年計画で平成32年までの間に着手をするんだというところを公表しまして、今回それが事業認可をとって、実際に交渉に入っていきたいということになっております。  今後という意味では、計画を立てたところの事業にこれでもう既に入るわけでございますので、今度その次のステップの計画というのも新たに立てていただく必要もありますし、また3月にとる事業認可の箇所を、できる限り早く、もちろん地権者の方がいらっしゃいますので、お話をしながらということになりますけど、そこはできる限り早く進めていただく。あわせて、ある程度面が広がりませんと高台化というところも実現していきませんので、そのことも含めて、強力に事業を推進していただくように、今後も東京都のほうに強く要請してまいりたいと、そのように考えておるところでございます。 ◆田島進 委員 まさにそのとおりだと思いまして、積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、ただ、今の段階で最終、この86.7ヘクタールですか、最終目標までは設定していないというのは私の理解なんですが、じゃあ、いついつまでにこの篠崎公園計画を完成させるよというところまで、まだ段階的な話ということだと思うんですが、その後はどうですか。 ◎立原直正 土木部長 ご指摘のとおり大変申しわけございませんが、86ヘクタール全体をいつまでにというところまでは、目標値、東京都のほうからも引き出せていない状況ではございます。例えば京葉道路より南側道路についても計画があるわけですけれども、一部既に買収をして開園しているようなところもありますが、ごく一部に限られておりますので、いずれにしましても、86ヘクタールの非常に貴重でかつ規模の大きい公園でございますので、できるかぎり速やかにと。ちなみに事務サイドレベルという言い方は恐縮なんですが、実際に事業を行っております東部公園緑地事務所などとは日常、いろいろ協議調整なりをしておりまして、今回の事業認可の取得、8ヘクタール弱につきましても、正直申し上げまして随分時間がかかりました。それを嫌がられるまで要望しまして、ようやくというところでございまして、大変すみません、消極的な発言で申し訳ないんですが、引き続き努力してまいりたいと思います。 ◆田島進 委員 今後、なお一層積極的にご尽力していただきたいと思いますが、ある意味ではこれは政治、行政の部分ですから、私ら地域の人間としては本当に先ほど申しましたように、なんでこんなに時間がかかるんだろうというのは率直な思いなんですね。ですから、これからも行政が積極的に取り組んでいただくと同時に、ある意味では議会の責任も重いんじゃないかと思っています。だから、東京都に議会としても大いに働きかけて、一刻でも早く、ましてこういう危機管理の時代ですから、災害対策等々、積極的にこの篠崎公園の重要な地点を完成するよう、目指して頑張っていただかなきゃいけないと思っていますので、よろしくお願いしますということで終わらせていただきます。
    ◆田中淳子 委員 今のお話が出たのでちょっと関連して伺います。上篠崎四丁目、篠崎七丁目、八丁目の地域だというふうに。八丁目は入らないんですか、七丁目までかな。という今、田島委員の篠崎の高台化に向けての買収の話だと思うんですけれども、説明会でも何かすごく多くの方がお見えになったというふうに私も伺っておりまして、さまざまな御意見も出たのかなと。今本当に待ちに待っていた人も中にたくさんいらっしゃるというのも現実だからこそ、説明会でもあんなにたくさんの方がいらしたんだなと思うんです。  そういう中で、さっき寄り添うというお話があった、江戸川区の職員のお一人お一人はすごく1件1件丁寧に区画整理事業にしても寄り添いながらやっていただいているというのを私はすごく承知しているところなんですけども、やはり東部事務所の悪口を言うのはいけませんけれども、東京都はなかなかそういう何ていうのかな、部隊がどこまであるのかなというのを、その説明会のお話も聞いていて、すごく感じたところなんですね。  そう考えますと、ぜひ、事業的には東京都がやることですから、こちらは、さっきすごい一生懸命頑張って話をしたというお話があったけど、部長からは。これからの本当に一歩一歩進めていくにあたっても、しっかりと江戸川区もかかわりをもって、今まで以上に、いよいよ事業化ですので、かかわりを持ちながら、お一人お一人区民に寄り添って進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 ◆牧野けんじ 委員 私からも上篠崎四丁目で新たに事業認可されるという区域のことについてお伺いします。  先ほど来ありますように、面積でも7.8ヘクタールと。権利者数では500件を超えるというふうに伺っています。これまでにない広範囲が範囲指定をされるということになると思います。1月の説明会、今ありましたように、権利者数に匹敵するくらいの参加者が集まったということからも、関心が強いことが伺われます。  ただ、この説明会の後、地元を回ってみますと、公園事業についてはもちろん理解をしているところだけども、1回の一方的な説明会ではよく内容がわからないと。今後のことを考える材料としては少な過ぎたということであったり、個別に聞いてくれれば対応するんだということだけども、何を聞いたらいいかがわからないというような声も伺っています。区としても影響の範囲がかなり大きいですので、こうした声をぜひ都に届けていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 牧野委員がおっしゃたように私も会場のほうへ行きましたけれども、大変な人数の方がいらっしゃっておりました。それだけ関心が高い、また事業を進めてほしいという思いが詰まった会場の雰囲気でしたけれども、全体会につきましては、なかなか事務的にしかお伝えできないところが多かったかと思いますので、今後、用地測量をしていきながら、また用地説明会ということで、1個1個手順を踏みながら東京都のほうも進めていくと思いますので、その辺はちゃんと一人一人寄り添えるようにと、また区のほうもしっかりと支えるようにしていきたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 説明会の中でも早くやってほしいんだという声がある一方で、昨年ローンを組んで自宅を購入したばかりだというような声もありました。説明会の中でも東京都のほうでも対象区域が大変広いというふうにも言っていますので、地元の自治体として、ぜひ区民の声を都に上げるということで、役割を果たしていただきたいと思います。 ◆福本光浩 委員 ここでは大きく2点について質問させていただきたいと思います。1点目は環境とユニバーサルデザインの視点からの歩道の樹木のあり方についてということが1点と、2点目は葛西臨海公園の今後のあり方、また夢についてでございます。いろいろ今委員からもまちづくりについて、先ほど休憩前もありましたけれども、本当に土木部の皆様方が努力をいただいて、こういうすばらしいまちづくりになっていると思います。  上篠崎一丁目のこともこれからでございますけれども、先日、北小岩一丁目も私たち財産価格審議会で見させていただいたときに、本当にすばらしいまちに生まれ変わったなというのが第一印象でございましたので、引き続き担当課としては進めていただきたいということを、まず申し上げさせていただいた上で、1点目の質問に入りたいと思いますが、区は環境部をつくって、環境促進事業団、環境財団、そして水とみどりの課ということで、環境立区江戸川として今まで進んでまいりました。そこは高く評価するし、これからもしっかりと進めなければいけないという視点は持っていますが、一方でユニバーサルデザイン、これが要するにバリアフリー、いろんな視点で進めていかなければいけないというのも両輪だと思っています。  なぜ、私が樹木のあり方ということを改めてお聞きするかといいますと、道路幅といっても例えば広い道路もあれば、非常に狭い道路もあって、いろいろな道路があるということは十分に承知されていると思いますけれども、仮に道路がいろいろ改良されたときに、一旦木をみんな抜かれるんですけれども、また大体同じ場所に木が植えられているというのが現状なんですよね。あと、区民の方々からよく根上がりの問題、また落ち葉の問題などもいろいろ陳情として寄せられるケースがあるんですが、樹木というものは影をつくったり、いろんな意味で自然環境によっていいことは十分わかっているんですが、その辺の歩道の樹木のあり方という中で、土木部の担当課としてはその辺の指針というものは今もっていらっしゃるんですか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 特に歩道の樹木ということでございますので、街路樹につきましては、新しい街路樹デザインというのを平成21年につくっております。それがこれからの街路樹の方針ということで、今、植わっている街路樹の目標樹形であったりとか、あと今後さまざまな工事によって、街路樹の影響の部分が出てくるときに更新をしたりということもそのときで考えることも必要かというような視点で方針を示させていただいております。ただ、みどりとしましては、緑化運動として、皆様とともに昭和45年「ゆたかな心 地にみどり」これを掲げまして、下水道の整備とともに街路樹を1本1本植えて、大きく育ててきたという背景がございます。それをしっかりと受けとめながら今後についても考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆福本光浩 委員 水とみどりの課長としてはそういう形になるかなと思いますが、平成21年でそれが掲げられて、目標樹形、緑化の推進、ここは十分わかっていますし、「ゆたかな心 地にみどり」というのは私たち議員も承知をしているところでございます。一方で、私はだから環境とユニバーサルデザインという視点で、そこがポイントなんですけれども、今の計画の中で、そのユニバーサルデザインという視点はどのように考えられていますか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 具体的には歩道の根上がりを起こしているところで、段差を生じてしまったりというようなところはあると思います。そういったところにつきましては、もともと根上がりを起こす原因としては、樹木の根っこが下のほうに入っていかないために舗装の表層部を持ち上げてしまうというようなことがあるので、しっかりと樹木が育つ環境を整えるきっかけとして、この工事のタイミングを捉えていきたいと思っておりますので、更新をしたとしても今後もきちんと大きく育つような環境をつくっていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆福本光浩 委員 根上がりに対してはいろんな今方策をとっていただいているというふうに思っておりますが、一方でもう最初から幅が狭い歩道といいますか、たくさんあるんですよ。その中で今根上がりについては、そういう形で対処していただいていると思いますが、木を植えるピッチとか幅とか、そういうところというのをやっぱりこれから、いろいろ配慮していただいている部分もあるけれども、その指針の中にそういうユニバーサルデザインと歩道のあり方ということをもう少し明確にしていただきたいなというふうに思うんです。なぜかと申しますと、木のことは私も十分承知をしておりますが、歩く側の立場になったとき例えば車椅子の方とか、またはベビーカーを押しているお母様とか、その木が植わって、反対側に民家があると、例えばごみの集積所があったりする。そういうところとか、いろんな意味で狭いところというのがあったりすると、結局歩道に出なければならないということになっている実情もあるんですね。ですから、そういうことを言ったら切りがないかもしれませんけれども、せっかく水とみどりの課として、樹木の目標を設定して、いろんな意味で「ゆたかな心 地にみどり」に向かって一層の努力をするわけですから、その一方では今、東京オリンピックもそうですし、今後ユニバーサルデザインということが一層進められるわけですから、そこのところをさらに考慮していただいて、あえて今回歩道という形で絞らせていただきましたが、歩道のあり方、これは保全にも関係することかもしれませんけれども、やっていただきたいと思いますけれども、改めていかがでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 今後も引き続きそういった現場をしっかり見ながら取り組んでいきたいと思います。 ◆福本光浩 委員 1点目はそういう形で引き続き御努力をお願いしたいというふうに思います。  2点目は、葛西臨海公園のこれは先ほど桝委員からも港湾局の葛西沖の開発等々について話がございましたけれども、東京都立公園なので、江戸川区がどういう形で葛西臨海公園のことに関与するかということは、何とも言えないんですけれども、やはり江戸川区にある公園といたしまして、今、水とみどりの課として、例えば臨海公園が整備されることですとか、いろんな計画が変わっていきますよね。そういうことというのは東京都とはどういう形で連携をとっているんですか。例えば何かが改修される、または何か新しいことが始まる、そういうさまざまな公園のいろんなことについてというのは東京都の関係所管とはどのような連携をとられているんですか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 東京都の事業につきましては公園だけでなく、さまざまな事業の説明を聞かせてもらって、それで情報を得ているところでございます。 ◆福本光浩 委員 そうすると、情報は得ているけれども、区として江戸川区にあっても都立公園だから何か区から提案するということは今の状況ではやっぱりできないということでよろしいんですか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 計画を聞いた上で、区として要望すべきことがあれば、しっかりとそれは伝えてきたいと思っております。 ◆福本光浩 委員 それで、先ほど都市開発のところでも都市マスタープランの話をさせていただきましたが、その拠点の中でこの葛西臨海公園というのは東京2020大会会場にあわせて、区内外からの多くの人々が訪れ、スポーツやレクリエーションによる交流を楽しむことができる自然の空間の形成と、区の都市マスタープランにうたっている部分もあるんですね。もう一個は臨海の連携軸といって軸の中でもやはり東京2020の大会会場が集積するエリアと連携する軸をこの臨海連携軸として位置付けて、この2020を契機として、東京湾の沿岸地域の観光レクリエーション面で連携を図り、広域的な交流ネットワークを形成しますという形のことが、ここにも書いてあるので、非常に葛西臨海公園の部分の臨海地区の今後のあり方というのは、駅前を含めて、非常にこれ私は重要な拠点になってくるのではないかと思いますけれども、今の課長の御答弁ですと非常に受け身に感じます。要するに東京都から言われれば、ああそうですかというようなイメージなんですが、区側として、この東京、要するに臨海公園に積極的に関わっていこうと、そういうことではないんですか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 ただいまの臨海公園の件につきましては、先ほどの区からの要望という話もございましたけど、そういうことにつきましては、当然都との協議のテーブルを設定してやっていくということもしております。また臨海公園の中で、計画されている例えば立体駐車場の計画だとか、これまでもいろいろ施設の建て替え、再整備みたいな話もあったかと思いますが、そういったことを各所管、それぞれ施設を所管する課もございますけど、区としてそういった我々都市計画課も窓口になりながら、東京都との協議というのは継続してやってきておりますので、今、都市マスタープランの話もありますけど、こういうことについても東京都の所管と調整しながらこういった位置付けをしていきたいというようなことは進めてまいるということでございます。 ◆福本光浩 委員 あえて都立公園という位置付けではありますけれども、いろいろ今回の予算委員会では葛西臨海公園のことは何度か取り上げさせていただきましたが、大変すばらしい、要するに私たちが江戸川区の財産だというふうに認識をしているので、こういう形で東京都立でありながらも、自然の交流拠点、臨海の連携を含めたり、または葛西臨海公園という駅が目の前にあるので、駅前の開発等を含めると非常に私はこれからの魅力を感じているので、あえてここで質問させていただきました。  一方で、もう秋にはラムサール条約登録に向けても進んでいるわけだし、シーサイドも今度改修されて、あそこだってもっといろんな可能性が秘めていると思うんです。そして臨海連携軸と言えば、隣にはディズニーランドもあって。数年前ですか、こういうやり取りがあったときに区長からもオリエンタルランドにいろいろ働きかけをしたけれども、なかなかそう簡単ではなかったというお話も聞かせてはいただきましたけれども、やはり時代の流れの中でいろいろ変わってきていると思うんですよね。ですから、お台場もあるし、浦安もあるし、それが臨海連携につながる部分ではないかと思うので、そういう視点をもっていただいたり、駅前の整備だったり、もっといえば臨海公園には人工ビーチもありますので、そこの活性化ということもやっぱり考えていくと、非常にビーチにスラロームにオリンピックにいろんな可能性が出てくると思いますので、私たち自民党でも前にも申し上げさせていただいたかもしれませんが、ハワイのホノルル市議会のほうに行かせていただく機会がありまして、環境財団がつくった英語版の江戸川というものをプレゼントしてまいりましたけれども、非常に向こうの方々も東京にこういうビーチがあるのかということを含めまして、江戸川区に非常に興味を持っていただいて花火にも興味をもったし、いろんな意味で興味をもっていただいたんですね。ですから、そういう意味では初日の都市戦略、交流にもつながる意味で、非常に私としては夢があるということで、ちょっとあえてここの水とみどりの課で質問させていただきましたが、全庁的にこの葛西臨海公園を含む臨海部の魅力あるまちづくりというものはこれからもしっかりと進めていただきたいというふうに思います。  先ほど鳥の目、虫の目というお話がございましたが、流れを読む魚の目、これも持っていただいて、ぜひ連携をとりながら、この葛西臨海公園の充実というものを、それが都市交流、産業の発展、魅力のある江戸川区につながることだと思いますので。今までも担当課長として努力をされておりますけれども、より一層努力をしていただきたいと思うし、今、土木部長がやはり東京都との交渉にかけては非常に優れていると思いますし、水辺のスポーツガーデンもこれもなかなか考えられないような施設が江戸川区にできたというのもやはり立原部長の努力もあると思いますので、ぜひそういう形で葛西臨海公園に対してもさまざまな形で区の考え方を述べていっていただきたいなと、そういう要望をして終わりたいと思います。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは古川親水公園の整備についてお聞きをしてまいります。委員長、この整備に関係しますので、若干目をまたぎますが、よろしくお願いします。  まず新年度予算における古川親水公園の整備の背景、そしてまたその概要についてお知らせください。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 古川親水公園につきましては、昭和49年に全川完成しまして、江戸川区のまちに溶け込む施設としてこれまで大きく樹木も育ってきておりますけれども、施設40年以上たちまして、古川浄水場、こちらのほうが老朽化をしてきてまいっております。親水公園はこれからも永遠に存続させるために、この浄水場を建て替えをするか、また河川の水を取り入れた形で浄水場をなくして施設を維持していくかということをいろいろ比較検討をした結果、さまざまランニングコスト等を比較して、浄水場を建てかえるではなく、新たに川の水を引き込みながら、維持していくという方針を立てさせていただきました。  そこで、子どもたちが安全に遊べるようにということで、じゃぶじゃぶ池を2カ所つくらせていただいて、そのじゃぶじゃぶ池をつくるための整備費のほうを来年度予算に計上させていただいております。 ◎佐京達也 保全課長 併せて目を飛びますけれども、保全関係費の中で、今の説明があった蒸留施設へ送る水、具体的には江戸川五丁目に稲荷神社というのがございまして、そこから旧江戸の水を汲んで古川の最上流の今の浄水施設に持って行くというシステムになっております。そこの稲荷神社の水の取り入れ口の樋門の改修工事、これを保全管理費のほうで計上しております。よろしくお願いいたします。 ◆佐々木勇一 委員 フルコスト計算もしながら検討していただいたということかと思います。今回公園と樋門が一体整備されたわけですけれども、この理由とあわせて今回の整備を受けて、今後、古川親水公園がどのような姿になっていくのか、お聞かせください。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 この親水公園の工事をするに当たりましては、やはり水を1回とめなくちゃいけないということがございます。もともと樋門の整備と公園の整備というのが違う年度で計画をすることになっていたんですが、それですと水を2カ年にわたってとめなくちゃいけないということもありましたので、樋門の改修のほうは1年遅らせて、このじゃぶじゃぶ池の工事と同じ年にやるようにということで、一緒にやらせていただくようにさせていただいたところでございます。  あと、今後の姿ということですけれども、古川親水公園、今度水の流れが変わっていきますけれども、イメージとしましては一之江境川親水公園のような自然と共生した形の水が流れ、またじゃぶじゃぶ池で子どもたちが遊びというようなイメージで今後将来に向けての姿になっていくかと思っております。 ◆佐々木勇一 委員 地域のことも考えながら一体化して整備が進められるということですね。あと、50年100年という先をやっぱり見据えつつも、やはり今日的課題でいろいろな要望もあると思いますので、そこら辺は地域の声もしっかりお聞きしながら価値を高める取組みをしていただきたいなというふうに思います。  さて、古川親水公園には古川を愛するという会がございます。そこで古川を愛する会をはじめとする地域の方への周知とか理解に対する区の取組みですね、併せて例年開催をしております古川まつり、この影響についてどのように考えているのか、お聞かせください。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 沿川町会で組織されています古川を愛する会でございますけれども、こちらの会を初めとする地域の皆さんへのご説明としましては、会の総会等を利用しながら、丁寧に説明をさせていただいております。また、理解もいただいておるところでございます。  あと、古川まつりが年に1回7月の終わりに開催されております。そちらは非常に大事にされているということもありますので、今回の工事につきましては、今年の7月の古川まつりが終わった後に、工事のほうを着手して、その次の年の古川まつりまでに工事が終わるようにということで、古川まつりが中止にならないように配慮させていただいております。 ◆佐々木勇一 委員 地元の方のお声としては、古川まつりの一大イベントである金魚の放流ですね、この開催がしっかりとできるようにという声も私はいただいております。本区は本当に世界に誇る古川親水公園ですので、古川を愛する皆さんのお声もしっかりと受けとめた整備となりますよう、よろしくお願いいたします。 ◆伊藤ひとみ 委員 公園で2点質問させていただきます。まずは公園の住所表記について伺います。公園や多目的広場は通称名で呼ぶことが多いのですが、先日、公園でスポーツをしている最中に倒れられた方がおられて、救急車を呼ぶことになりましたが、その公園の正確な名称と住所がわからなくて困りましたという声を伺いました。公園は名前は表記されているのは見ますが、住所表記は行われているのでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 公園につきましては、委員が今おっしゃるとおり公園の名称につきましては、現地に表示されております。あわせて管理している部署と連絡先については表示されておりますけれども、住所については表示はされておりません。 ◆伊藤ひとみ 委員 いざというときに住所がわからなくて救急車を呼ぶのが遅れるというのは何かあった場合に、本人はもちろんのこと、呼ぶ人にとっても心の負担となって残るものです。道路には電柱柱に住所表示がありますが、すぐにわかるわけではありませんし、公園や広場の名称とともに、住所の併記を公園内の見やすいところに整備していただきたいと思います。要望いたします。  あともう1点、雨水について関連して質問いたします。近年、ゲリラ豪雨などで50ミリを超える雨が短期間に降ることも当たり前になっており、2016年の下水道では、処理しきれず冠水してしまったところもありました。公園には雨水貯留槽が設置されていますが、公園の貯留槽は何カ所あって、総量はどのくらい可能なのでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 区内の公園の雨水貯留槽につきましては、14公園、3,665立米の貯水量でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 学校や公園などの雨水貯留槽がいっぱいになり、下水道でも時間50ミリの許容を超えると合流式の下水道においては、し尿を含む未処理の下水が放流されてしまいますが、その対策として、下水道法施行令を改正し、緊急改善対策の完了を義務付けられました。東京都では2023年までに下水道の緊急改善対策を講じることになっていますが、本区ではどのような対策をとっているのか、進捗状況とともに伺います。 ◎山口正幸 計画調整課長 今、お尋ねのことは東京都における豪雨対策下水道緊急プランのことなんだと思うんですが、これは平成25年12月に下水道局が制定をして、例えば時間50ミリの雨においても処理しきれずに道路冠水したような事例がございまして、江戸川区においては北葛西、西葛西でそういう事例がございました。ここの地区がこのプランの中の該当ということで、バイパス管の設置や既設の下水道管の造形を行って、もうちょっと雨水の流れを良くするということで、50ミリにしっかり対応できるような対策工事が昨年の9月に全て完成しているという状況でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。今の下水道システムで内水氾濫の発生を抑制するには、江戸川区のみどりの基本計画にあるように、雨水が地面にしみこむ取組みや雨水をため、活用する取組みが大切とあります。これらの取組みを行政官民双方で推進していくことが重要だと考えますが、実際の取組みについてお聞かせください。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 雨の浸透につきましては、まず行政側につきましては、道路や公園の舗装を地面にしみこむような舗装にしたりとか、あと学校改築の際に雨水貯留槽をつくったりという取組みをさせていただいております。また民間に対しては一定規模以上につきましては、開発につきましては、住宅等の整備基準条例に基づきまして、そういった貯留施設の指導のほうをしているところでございます。また広く一般につきましては、こういったことが大事だということで、普及啓発のほうもさせていただいておるところでございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 ありがとうございます。局所的な大雨等による下水道施設への負荷軽減のために一時貯留施設として、雨水の流出総量やピーク量を減少させるために、住宅などにも雨水タンクを設置することが必要と考えています。大多数の世帯が雨水タンクを設置することで大雨のピーク時をずらすことはできるはずです。貯留した雨水は植木や庭への散水、清掃、打ち水などで生活用水として利用することができ、節水にもなります。災害用水としての備蓄にもなります。2000年には推進し助成が行われていました。周知の仕方にも工夫が必要ですし、区が全体で行うような総合治水ももちろん必要ですが、近年頻繁に起こるゲリラ豪雨対策として、水に対する区民への啓発にもなります。2000年に実施したころと現在とでは雨の降り方も異なってきており、都市型災害の対策の一つとして新たな実践になると考えます。今こそ雨水タンクの利点を区民に周知し、助成を進めてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 一般家庭の雨水タンクにつきましては、平成12年、1年限定ということで助成のほうをさせていただきましたけれども、その啓発につきましては、引き続きやっておりますが、全体としてそういった雨水の浸透であったり貯留であったりということを取り組んでいくということで、進めさせていただいておりますので助成の方向性は今ありません。以上でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 では、意見だけ。水害に弱い江戸川区ということをきちんと区民に周知し、ゲリラ豪雨に備え、屋根に降った雨を数多くの住宅が雨水タンクを用いることで小さなダムに匹敵するほど水を貯めることができます。水を貯める場を確保することで洪水防止にも繋がります。さらには災害のときには初期消火の水や生活用水にも使えます。改めて助成の検討を要望いたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第3項道路橋梁費、第1目街路橋梁費。 ◆早川和江 委員 ここでは松本橋の架け替えについてお尋ねをしてまいりたいと思います。現在の工事の進捗状況は計画どおりに進んでいるか、お答えください。 ◎田中正淳 街路橋梁課長 松本橋でございますが、昨年9橋の撤去を行いまして、あわせて仮人道橋の設置をしております。本年度、堤防上に橋をのせる橋台の工事を行っておりまして、今渇水期中に施工する予定で工事しております。 ◆早川和江 委員 30年度以降の工事の内容はどのようになっているか、教えてください。 ◎田中正淳 街路橋梁課長 来年度以降でございますが、渇水期ごとに30年度からP2橋脚、川の中の橋脚なんですが、松本側、左岸側の中間橋脚と併せて右岸側の低水護岸の整備、これを30年度の渇水期に行います。翌年度はその反対側で右岸側に近い環七側のほうの中間橋脚と東側の低水護岸を行いまして、その翌年に上部工、橋の本体の製作に入ってまいります。併せまして、その翌年、今度は上部工の設置、それから取り付け道路といった整備を終えて、今のところ、33年の渇水期ですね、34年度に完成する予定で今工事を進めております。 ◆早川和江 委員 順調に工事が進んでいるように受け止めました。この架け替え工事に伴って、一番問題になっていた取り付け道路、取り付け道路のほうの整備はどのように行われているか、教えてください。 ◎田中正淳 街路橋梁課長 今のお話の取り付け道路でございますが、左岸側につきましては、一部、区有地、区の代替地がございますので、そこと土地を交換する形で今現在1メートル50ぐらいの歩道しかないところを3メートル程度に拡幅できるように、南側の一角、4軒ほどのお宅に協力していただきながら、道路の拡幅を目指して、今、これから移転交渉、契約の行為に入ってまいります。 ◆早川和江 委員 橋ばかり立派になってもその取り付け道路が本当に今までのままの1メートル50では皆さんに本当に不便な思いをさせてしまうということなんですけれども、現場を見ている私たちとしては、西側というか、橋の環七側に問題があると認識しているんですけれども、その辺はどうなっているでしょうか。 ◎田中正淳 街路橋梁課長 環七側でございますが、右岸側でございますが、既存の取り付け道路に歩道がない関係で今、堤防を一部折込型でスロープ付きの階段にして、歩行者と車両を分離して安全に橋が渡れるように今計画しております。併せまして、環七までの道路の一部狭いところございますので、これ地域の方とお話をしながら、一部土地を譲っていただける方があれば、そこは部分的に改修していきたいと考えております。 ◆早川和江 委員 いよいよ松本橋もユニバーサルデザイン的な橋になるようなことを聞いて、非常に安心いたします。地元の住民にとっては、これは本当に悲願の架け橋でございまして、いまだ車で自宅に帰ろうとすると松本橋に行ってしまって、いやだ、工事中なんだということで、皆さん、こんなに松本橋、俺たち日ごろ使っていたんだなということを言って、大切な松本橋、本当に期待しているからなという声を聞かせていただいておりますので、これからも安全で安心で使いやすい松本橋が心と心の架け橋となるよう、ご努力よろしくお願いして要望して終わります。 ◆須田哲二 委員 道路と橋という関係でここで質問させていただきたいんですけれども、都道286号が都県橋の関係でこれから10年以来の第4次重点に入ったんですけれども、千葉側もそういう関係で同じような見解を示していますけれども、都県橋、大分昔に土屋さんがいたころ、江戸川だけ半分つくるなんて話で、どこかすっとんじゃいましたけれども、それで都県橋なんですけれども、江戸川の右岸なので、それでスーパー堤防の計画地域ということなんですけれども、この橋を将来つくるとしたら、道路整備も含めて、スーパー堤防にやっぱりしなきゃいけないんですかね。そこを聞きます。 ◎田中正淳 街路橋梁課長 都県橋、補助286号線については、今、委員おっしゃるように、江戸川右岸をわたって行くわけでございまして、江戸川右岸には先ほど来議論になったスーパー堤防の計画がございますので、当然これも検討の要素としてしっかり折り込みながら土地区画整理事業だとかさまざな区域の指定もございますので、そういったものと合わせて総合的に調整をしながら検討していくということになろうかと思います。 ◆須田哲二 委員 橋は結構時間かかる事業ですよね。それに加えてスーパー堤防ですから、なおさら時間かかっちゃうかなという、老婆心でそう思っているんです。だから、避難道路とか災害用とした場合に、橋単独で架けたほうが、それでも結構時間かかるけれども、そのほうがすんなり行くんじゃないかなというふうに思うので、ここでもスーパー堤防とは切り離して、すぐ橋つくれというわけではないですけれども、切り離すことが必要だろうということを言って終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目保全関係費。 ◆竹内進 委員 ここでは予算書の391ページの下段にあります橋梁の長寿命化修繕計画についてお尋ねをさせていただきます。平成23年に江戸川区としてこの橋梁の長寿命化修繕計画が作成をされて、その後、平成27年に道路法に位置付けられた専門技術者による5年ごとの定期点検をされて、平成28年にこの計画に基づいてさまざまな更新がされたと思うんですけれども、今後のこの予算でいくと約3億、この橋梁関係で出ていますけれども、今後のこの計画の見通しというか、どういう形で進められるのか教えていただきたいと思います。 ◎左京達也 保全課長 今ご紹介いただきましたとおりでございますけれども、28年の5月に見直しの計画を立てました。このときに向こう10年間の取り組んでいく橋梁を具体的にあげまして、予算が平準化してできるようにということで計画しておりまして、その中の一環で今回30年度の予算を上げさせていただいております。よろしくお願いいたします。 ◆竹内進 委員 具体的にどの橋梁をされるのか、教えていただけますか。 ◎左京達也 保全課長 今回上げさせていただいているのが、新中川と新左近川ですね、この二つの河川で3橋ずつ、具体的には辰巳新橋、新椿橋、南椿橋、これが新中川ですね、南の新左近川で新左近橋と葛西かもめ橋、中左近橋と、この六つの橋梁で主には橋の鋼材のペンキの塗り替え、塗装の仕事、あとは橋面のアスファルトの下に防水が入っておりますので、水が浸透しないように防水のやりかえという仕事を計上させていただいています。 ◆竹内進 委員 今、発表していただきましたけれども、この計画に基づいてしっかりと進めていただきたいことを要望して終わります。 ◆堀江創一 委員 ここでは、公衆トイレの建て替えについてお聞きをしたいと思います。今日、午前中にも駅舎構内のトイレについても質問がありましたけれども、昨年、私も決算特別委員会で体育館のトイレの洋式化、そして避難所として使う場合の誰もが使えるトイレの設置を要望させていただきました。トイレはもう本当に誰もが1日何度でも行く場所であって、生きていく上で欠かせない場所であるというふうに思っております。そのために、常に清潔で快適に利用できる場所だというふうに思っております。そこで、今回は、区内の公衆トイレの建て替えについて、また、公園トイレにも関係するかもしれませんけれども、現在と今後の取組みについてお聞きをしたいと思っております。  江戸川区は全国の自治体に先立って公衆便所を手洗い所として名称を変更して、すべての公共トイレを水洗化して汚い、臭い、暗い、この3Kを追放してまいりました。区内のどこのトイレに行っても本当にきれいで、使い勝手がよくて、多くの方が利便性を感じ、トイレを使用しているという現状がこの江戸川区にはあると思います。公衆トイレの現場に行ったりしますと、本当に清掃されている方もよく見かけますし、本当に整備をしていただいているんだなということを改めて実感をいたします。そこで現状の箇所数と、あと洋式化率、これについてお聞かせください。 ◎左京達也 保全課長 お尋ねの件ですけれども、ここでは駅前とか緑道のトイレの建て替えを計上してございますけれども、今のご質問の中でございますので、駅前や緑道に設置されているトイレと、あと公園のトイレ合わせた形で数字をご紹介させていただきます。土木で管理している駅前、緑道、公園のトイレ合わせますと、全部で512棟、建物がございます。その建物の中に便器が840基ございます。その中で洋式化されているのが716基、割り返すと、洋式化率が90.6%ということでございます。よろしくお願いいたします。 ◆堀江創一 委員 今聞いて、洋式化率が90.6%も、かなりこれ進んでいるなという実感をいたしました。決算特別委員会のときに質問したときは学校の洋式化率ですか、小中あわせて大体多分75ですか、77ぐらいだったかなというふうに思いますし、その数字からすると、かなりご努力をされているんだなというふうな印象も受けます。学校トイレとは個数が全然違うと思いますけれども、ご努力が伺えます。しかし、このトイレの建て替えということでお聞きしますけれども、多くの経費がかかるというふうに思います。一方でオリンピックパラリンピックを見据えて整備改修が必要なものだというふうにあるかもしれませんけれども、現在建て替え等について、どのような方針をもって取り組んでいかれるのか、そこの取組みをお聞かせください。 ◎左京達也 保全課長 駅前であるとか、緑道にある公衆手洗い所ですね、今、ご質問の中にもありましたけれども、オリンピックパラリンピックを契機に訪日外国人の利便性の向上であるとか、ユニバーサルデザインのさらなる向上を目指して老朽化しているもの、または臭気等で課題のあるものもございます。そういった箇所の建て替え改修をこれも今現在やっておりますけれども、順次計画的に進めていくということでやっております。よろしくお願いいたします。 ◆堀江創一 委員 公衆トイレをお使いになる方は、高齢者の方、それから障害者の方、それから外国人等。今言われましたユニバーサルデザインとしての視点というのは非常に重要だというふうに思います。知らないまちで、また、文化や習慣が違うところで公衆トイレがどこにあるのかとか、そういうものというのは非常に大切な情報であるというふうに思っております。今予算委員会の中でも多く出てきますけれども、訪日外国人の増加ということ、それからオリンピックパラリンピックなど、観戦などで旅行者が増えるこの現実、トイレの場所や正しい使い方の表示なども非常に重要だというふうに思っております。この点についての取組みはいかがでしょうか。 ◎佐京達也 保全課長 現在も進めておりますけれども、建て替え、または改修を行う際に、手洗い所の中の案内、これの多言語化表記、あと音声ガイドなんかもやってございます。それに加えて災害時の対応ができるような形でも内容を取り組んで手洗い所を改修しているところでございます。 ◆堀江創一 委員 今言われた多言語、また、表示、そういうことも非常に重要だと思っておりますので、あと、マークですね。世界基準というのですか、世界共通のマーク、障害者の方だとかさまざまなマークがあると思いますけれども、そういうものも表示の一つとして設置を進めていただきたいというふうに思います。  最後ですけれども、これは要望に留めたいなというふうに思いますけれども、学校体育館のトイレのときも言わせていただいたんですけれども、特に災害対策の観点から言って、今回、公衆トイレですから、外出中にこの災害が発生したときに、どこのトイレが使用できるのかとか、また、誰もが使用できる学校トイレのときにも言いましたけれども、多機能トイレ、この設置というものもぜひ推進をしていただきたいというふうに思います。これは多分、危機管理室を含め、さまざまな所管にまたがるかというふうに思いますけれども、江戸川区に行けばきれいなトイレがあるというのは、すごく印象的にもすごくいいことだというふうにも思いますので、ぜひとも連携をとっていただいて、公衆トイレの環境整備の推進をさらに取り組んでいただきますよう、要望して終わります。 ◆中津川将照 委員 ここでは交通安全施設整備費の中に関連しまして、我が会派、同僚議員より、代表質問でも取り上げておりますけれども、かねてより、北小岩地区の岩槻街道から補助264号線についてお聞きしたいと思うんですけれども、このエリア、本当に幼稚園、保育園、小学校、中学校、特養、本当に多くのいろいろな施設がある中において、通勤時間、あるいは通学時間という中で、朝の7時に大型の貨物車両の規制が解除されるということで、さまざまな視点から質問をさせていただいておりました。この岩槻街道、渋滞緩和、さまざまなことがある中で、せめて、この通学時間の終わる8時半、あるいはそれぞれよりもう少し延ばして規制をかけるべきだというふうに要望、要請をしてきたわけですけれども、現在、その進捗、現況についてあればお聞かせください。 ◎山口正幸 計画調整課長 かねてよりご要望いただいておりまして、小岩警察署のほうともいろいろ協議をさせていただいております。その中で今決まっているのは21時から9時にこの時間の延長、これについては、既にもう公安委員会の決定が下りている状況でございます。あとは、この岩槻のほうに入ってくる、三郷のほうから土手の道路をずっと通ってくるわけですが、ここに予告の標識がございます。この標識も変えていかなければいけないということで、小岩署としては、亀有署なんかと連携をとってこの標識をちゃんと変えるように、一応今月いっぱいをめどに今調整をしているというふうに聞いております。 ◆中津川将照 委員 本当に安全対策が行われている、しっかりと動いていただいている、感謝申し上げたいと思うんですけれども、その改善をして今月いっぱいにそういったことも行われる、ゾーン規制も行われる、あるいは、時間等の変更はもう公安委員会等でもお認めいただいているということなので、やはりこの交通量調査の結果を見てもやはりその交通量の多い地域だということを公安委員会も本当に認識したんだなということから、この規制に至るんだなというふうに思っております。本当にこれから大型車両の搬入、運搬というものはやはり代表質問でも同僚議員申し上げておりましたけれども、このオリンピック関連の事業、関連施設等が進んでいけば、間違いなく増えていくということは言えると。その結果、幹線道路も拡幅なんかしたりして大型車両が往来するというものもこれは容易に我々も想定できるわけでありまして、ぜひ、このことについては、しっかりと我々も見守っていきたいと思いますけれども、また進捗等が固まりまして、結果等が出ましたら改めてお知らせいただきたいと思うんですけれども、先ほどもスーパー堤防の問題もありましたけれども、やはり災害であったり、こういった交通事故というものは本当に起きる前というものには、やはり恐怖というものをどうしても忘れがちになってしまっていたりとかするものなんですね。やはり、災害、防災、あるいはこういった交通事故、こういったものをしっかりと未然に防ぐその立場にいる我々行政、本当に伝えていくものはしっかりと世間がたとえ興味関心が薄れていて失っていたとしてもしっかりと発信をし続けて改善に向けていく、こういった、今回、改善に向かう傾向に至るということで努力していただいて感謝申し上げますけれども、こういったことも引き続き取り組んでいっていただきたいとお願いを申し上げまして、質問を終わります。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは道路関係経費に関連をいたしまして、区内に設置してある彫刻についてお尋ねをしてまいります。  先日、区議会の文芸議連で渡部会長を先頭に、関口美術館の関口館主のご案内で西親水四季の道等にある彫刻の視察と意見交換をさせていただきました。私もその価値を再認識したところであります。本区の各所には個性的な彫刻が点在してあるわけでございますけれども、この設置された経緯や概要についてお聞かせください。また、高価なものにはどのようなものがあるのでしょうか。 ◎佐京達也 保全課長 これは昭和の終わり63年ぐらいから平成のはじめぐらいにかけて道端の彫刻という名前をつけてまちのグレードを少し高めていきたいということで、美術大学の方々の協力を得たり、さまざまな芸術家のもとでそれぞれ地域の特性をモチーフにして設置してきたものでございます。いろいろなものありますけれども、区内の歩道であるとか緑道だとか橋、あと、駅前広場ですね、いろいろなところついていますけれども、合わせると約190の作品がございます。価格ですけれども、当時、非常にいいときだったので、数十万から数百万くらいのものだったというふうに記憶しております。また、各種団体から寄贈されたもの、駅広場なんかそうですけれども、寄贈されたものもあって、今、管理してございます。 ◆佐々木勇一 委員 本当に古き良き時代だなということでございます。美術品の価値、金額だけではありませんし、その価値は時代によっても変わってきます。区内に190基ある彫刻の管理というのは保全課のほうでしていただいているということですけれども、どのような管理を行っていただいているのかということと、またボランティアの方々もお手伝いいただいているようですけれども、どのような方々にどのようにしていただいているのかお聞かせください。 ◎佐京達也 保全課長 管理ですけれども、これは一般的に道路、緑道等、清掃をしております。その作業に併せまして、彫刻も日々点検、または清掃、あと一部、部分的には補修等も行っております。ボランティアは、まちかどボランティアという登録制度がありますものですから、そちらに登録をしていただいて、具体的に葛西周辺で作品の歴史を調べて台帳をつくってくれたり、あと、モニュメントの具体的な現場で清掃活動をしてくれているというようなグループもございました。 ◆佐々木勇一 委員 そういう地域の力も借りながら進めているということですけれども、視察では文化課長も同行していただいたんですけれども、この彫刻というものを文化の面から見たときの可能性とか、感想等もしありましたらお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 文芸議連の皆さんの視察ということで私も一緒に西葛西の四季の道のまち歩きに参加させていただきました。文化芸術の立場からもすばらしい作品がまちの中に点在しているなということを改めて認識した次第でございます。今後、まちの魅力を発信する一つのツールとしてさまざまな活用が可能性があるなというふうに感じて帰ってきた次第であります。 ◆佐々木勇一 委員 現在の彫刻なんですけれども、時とともにまちと一体化しているというふうに言える反面、実際は埋もれてしまっているところもあるかなというところを実感しております。そこで、今一度、この彫刻について現在価値を再確認していただいて、本区のまちづくりとか魅力を高める資源として、更なる管理とか活用について研究を進めていくべきではないかと考えますが、この点いかがでしょうか。 ◎左京達也 保全課長 確かに現地見ていただきますと、金魚がいたり、あと、農耕具があったり、稲穂があったりということで、非常に親しみやすい作品が多くございます。なことでございますので、今までもそうですけれども、さらに地域に密着した魅力ある、地域の魅力を高めるための一役を担うような施設となるように維持管理に努めてまいりたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。 ◆佐々木勇一 委員 今後とも、私も文芸議連の一員として研究を重ねてまいる決意でございますし、また、区のさらなる取組みを要望して終わります。 ◆金井茂 委員 ここでは土のうステーションについてお伺いをしたいと思います。現在、区には39カ所ですか、土のうステーションが設置されていると思うんですけれども、今後この土のうステーションの設置を増やす予定とかはありますでしょうか。 ◎左京達也 保全課長 今現在も毎年毎年増やしております。いろいろ場所があれば、あと、周りの浸水状況等踏まえて、適時増やしていくつもりでございます。 ◆金井茂 委員 私自身もそれから身近な人で実際に土のうステーションの土のうを使ったという事態に見舞われたことはまだないのですけれども、今後またいろいろな場面で土のうが必要になるというケースはこの区内で各所にあるのかなというふうなことが懸念されています。イメージとして、土のうを使わなければいけない状況になったときの土のうステーション一つに入っている土のうの数で、いろいろな場面で事足りるのかなと、足らないんじゃないかなというイメージがあるんですけれども、状況によって足らないといったときに、区の対応は今どのような対応をとられるのか、またどういった考えがあるのか、お聞かせください。 ◎左京達也 保全課長 これ毎日使うものじゃないのですけれども、確かに大雨降ったときには場所によっては全部はけてからっぽになるという状況になります。また、大雨降ったとき、降る前も皆さんあらかじめ準備されるものですから、なくなります。そういうのを実際我々パトロールして、ないところは適時補充していくということと、あとは具体的には基本的には皆さんでお使いいただくということになっておるんですけれども、どうしてもご高齢の方とかお体の不自由な方等いらっしゃる場合には一時的には私のほうでお手伝いで配達しているというようなケースもございます。 ◆金井茂 委員 そうした場面であちらこちらでそういう場面に出くわすと、やっぱり区の方たちの対応に追われて、ほかにもたくさんやることがあるのにという部分では、これもう危機管理のときのお話じゃないですけれども、ある程度自助という部分で区民の皆さんに任せるべきだと思うんですね。土のうステーションを設置しました。設置はしてあります。あとは、という部分で、高齢の方とかいろいろなお話もありましたけれども、そこは共助になるのか、今後、毎年設置場所という部分で土のうステーションを増やしていくという部分では、ひとつ、土のうステーションの設置の考え方として、砂場のある公園に設置箇所を増やしていくということが考えられないのかなというふうに思うんです。ステーションの中にある土のうで足らなければ、そのステーションの中に空の袋とスコップ一つ中にセットしておいて、それで一時的に砂場の砂を袋に詰めて土のうをつくって対応するというようなことも考えられるとは思うんですが、その辺はいかがでしょうか。主に公園に増設というか、その考え方と空の袋、スコップ等を中に入れて、随時対応してもらうということに関してお願いします。 ◎左京達也 保全課長 確かに、この災害に対して自助力ですね、自助意識を高めるということは非常に重要なことだというふうに考えております。ただ、いろいろな公園の維持管理であるとか、我々の体制、維持管理の体制等、これはしっかり見据えて少し勉強していきたいと考えます。
    ◆金井茂 委員 例えば、よくお聞きするのが土のう、ここでつくるということになると、口の縛り方が難しいとか、ちゃんとできていなくて、それで使っちゃうと、水と一緒に中の砂がこぼれて流れちゃうとかいうこともあると思うんですが、そういうのも各町会の防災訓練とか避難訓練ですとか各地域に消防団の方いらっしゃると思います。そういう人たちを含めて、そういう機会に併せて講習じゃないですけれども、土のう、こういうふうにつくれますと、こうすれば大丈夫です、というようなことをやったり、やっぱり自助という部分の意識をもっと高めることで災害対応といいますか、防災意識なんかも高められるというふうに思うので、危機管理のときの話でもないですけれども、やはり最終的には行政の方たちの力を借りるというのはありますけれども、それはある程度ことが収まってからのことだと思うので、本当に最初は自助という部分というのが非常に本当に大事だと思うので、そこの意識を高めてもらうという部分ではやはりそういったこと、ある程度区民の皆さんに任せるというか、自分たちで自分が何とかしないとどうにもならんぞというような意識付けをもっと植え付ける上では、そういった対応というか、こともひとつ考え方として持ってもらいたいなという思いもありますので、そういった部分の周知といいますか、取組みもまたさらに力を入れていただきたいというふうに思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 河川敷で拾ったごみについて伺います。私たちは荒川の河川敷でごみを種類別に数えながら拾う清掃活動を22年続けています。ペットボトルや食品トレーなど、ごく普通に見かけるもの、家庭から排出されるようなごみから、どこから来たのかわからない大きなタイヤや電化製品などもあったりします。集めたごみを回収してくださるのが土木部なので、ここで伺います。子どもたちと一緒に活動しているので、一番気をつけるのは危険物です。ガスボンベやライターもそうですが、一番怖いのは注射器です。最近はペットのインスリン注射にも使うようです。江戸川区で河川敷のごみの調査をしている団体にお聞きしたところ、区内の荒川河川敷で1年間に数百本くらいは拾うそうです。注射器を見つけたときは、大人がトングを使ってペットボトルの中に入れて出しているんですけれども、調べたところでは、警察に連絡するようにということでした。先日連絡してみたんですけれども、回収にも来てくれませんでした。薬局で回収するべきものかどうかと思いますけれども、このように河川敷に捨てられてしまったこの注射器については、どのように処理すべきとお考えでしょうか、伺います。 ◎八木邦夫 清掃課長 捨てられた注射針の処理ということのご質問でございますので、私のほうから答えさせていただきます。まず、注射針につきましては、医療機関等から発生する有害な感染性廃棄物でございまして、特別管理産業廃棄物というものに該当いたします。したがいまして、専門の処理業者に、ペットボトル等に入れないで専門の処理業者に処分を委託していただくという必要がございます。薬局でということなんですけれども、薬局は、薬局で購入した方の注射針については回収していますけれども、それ以外については回収してございません。ですので、今言いましたように注射針を処分される場合は、その処分される方が専門の処分業者に処理を委託していただくということになります。ただ、ご質問の事例の場合なんですけれども、ボランティア活動に伴いまして発生した廃棄物ということでございます。これまでそういったボランティア活動の回収につきましては、ごみにつきましては、区が回収してきたという経緯等もございますので、そういったことを踏まえまして、具体的回収方法につきましては今後土木部と環境部が連携しまして、検討させていただきたいというふうに思います。  それと、当然のことでございますけれども、注射針に限らず、そういった、まずは不法投棄のないように周知徹底してまいります。 ◆伊藤ひとみ 委員 本当に困っているんですね。置いてくるわけにもいかず、本当に困っていて、今のお話ですと環境部さんと土木部さんで考えてくださるということなんですが、本当に別に普段拾っていて本当に困っているので、早急にどのようにしたらいいか決めていただきたいと思います。ボランティアで拾っているものなので、ボランティアの私たちが改めて業者さんに連絡してお金を払って処理するというのもちょっと解せない感じがするので、早く決めていただきたいと思います。  実は、足立区の荒川沿いの河川敷で一度に500本もの注射針が捨てられていたということで、足立区議会で議論になったということがあり、足立区在住の仲間から聞いたので、江戸川区でも同様にあった場合はどうするのかと思った次第です。私たちの清掃活動の際でも、以前、注射針を刺してしまったという大人の方がいらして、病院で調べてもらったこともありました。そのときは何もありませんでしたけれども、今後の活動のためにもお聞きしました。資源プラのところでも申し上げましたが、区民の意識啓発が必要です。危険物の捨て方にあたっては、しっかりと周知していただくことを要望いたします。 ○須賀精二 委員長 以上で、第12款土木費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査はすべて終了いたしました。次回は明後日8日(木)、午前10時から一般会計予算歳出、第13款教育費の審査及び修正案の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 4時40分 閉会)...