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平成27年予算特別委員会(第3日)−02月26日-03号

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  1. 江戸川区議会 2015-02-26
    平成27年予算特別委員会(第3日)−02月26日-03号


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    平成27年予算特別委員会(第3日)−02月26日-03号平成27年予算特別委員会(第3日) 平成27年2月予算特別委員会会議録 ●日時 平成27年2月26日(木) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時17分 ●再開 午後1時20分 ●休憩 午後1時37分 ●再開 午後1時46分 ●休憩 午後2時58分 ●再開 午後3時19分 ●閉会 午後4時09分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   片山知紀  委員長   川瀬泰徳  副委員長   金井 茂  委員   滝沢泰子  委員   竹平智春  委員
      大西洋平  委員   大橋美枝子 委員(文化共育費)   深江一之  委員   窪田龍一  委員   田中寿一  委員   小俣則子 委員(生活振興費)   中里省三  委員   伊藤照子  委員   福本光浩  委員   藤澤進一  委員   間宮由美  委員   竹内 進  委員   田中淳子  委員   川口俊夫  委員   田島 進  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   原野哲也  副区長   白井正三郎  教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 森田寿生(文化共育費)、志村一彦(生活振興費) ●案件   平成27年度予算審査(第3日)   一般会計予算歳出 第7款 文化共育費、第8款 生活振興費                      (午前10時00分 開会) ○片山知紀 委員長 おはようございます。ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、滝沢委員、間宮委員、お願いをいたします。  はじめに、委員の交代がありました。島村委員、江副委員、桝委員、瀬端委員から川口委員、中里委員、金井委員、大橋委員に、それぞれ交代しましたので、報告します。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 それでは、このとおり決定をいたします。  本日は、一般会計予算歳出の第7款文化共育費、第8款生活振興費の審査を行います。  それでは、これより本日の予算審査に入ります。  予算書・同説明書の192ページをお開きください。  第7款文化共育費、第1項社会教育費、第1目文化振興費より審査願います。 ◆藤澤進一 委員 おはようございます。それでは、ここで総合人生大学についてお尋ねをさせていただきます。  開学から10年を数え、また、今タワーホールから篠崎のプラザのほうでこの総合人生大学が多くの人が喜びを持って学んでいるということは高く評価するところでございます。  特に、総合人生大学祭などに行きますと、パネルですとか、あるいはさまざまなお話を通じて、卒業生の方々を中心として、区内各所でさまざまな形でこの総合人生大学で学んだことを生かして、地域貢献あるいは社会活動、こういったことに活躍、活動されていると、こういった成果が各所で出ているということ、これにつきましてもあわせて高く評価をしてまいります。  その上で何点かのここで確認をさせていただきたいんですけれども、今4学部ですね、福祉であったりとか、いろいろとそういう学部が分かれて、介護ですとかいろいろありますけれども、その中で、まず一つ目は、いわゆる達人育成といいますか、そこで学んだことをチームを組んで社会活動をされていると。パネルとか見ていても、なるほどいろいろな形で、緑化、公園でのボランティアもそうですし、あるいは熟年の皆さんとの交流ですとか、こういったことをいろいろやってらっしゃいますけど、何かこのチームとしての活動は非常によくわかるんですけれども、その中でそうしたことをさらにもう一つスキルアップした形でスペシャリスト、達人、こういったさらに江戸川総合人生大学が名が上がるような、そういった代表的な人材の育成、こういったことにも一つ一つお取り組みをいただきたいと、チームから少し飛躍して、個人単位でもスペシャリストの育成にも当たっていただきたいと思いますが、そこら辺のお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 今お話がありました人生大学についてですが、10年間、人生大学のほうたちまして、現在、卒業生が658名輩出されております。現在把握しているところでは、今委員さんがおっしゃったように、各所で団体がそれぞれもう広い範囲で活動されていて、実際卒業したグループが55ぐらいあるという状況でございます。  そういう中で、今達人というか、スペシャリスト、そのような観点で申し上げますと、まず卒業した後、皆さんそれぞれ活動をしていただいて、それぞれ高め合っていただきたいなというふうに思っております。  それで、大学祭が象徴するものなんですが、いろいろなブースが出ておりまして、いろいろな活動を皆さん見る機会でもあります。そうしたことから、いろいろな団体との交流を深めて、さらに自分たちが高め合っていただいて、多くの区民を巻き込んで、本当に達人として先導していっていただきたい、そのように思っています。  実際には、本当に区で象徴的に活動している団体もありますので、そういったところが模範となって、江戸川区の地域づくりに大きく寄与していただきたい、そのように考えております。 ◆藤澤進一 委員 よくわかりました。そういうことですね。ただ、今言ったように、その活動を通じてなかなかもう、例えば10人で活動していてもなかなか難しくて、いろいろなご事情があって、やっぱりそのグループが解散したり休止したりとかということも、事例としても伺っておりますので、その中で一緒になってやる気のある方というか、そういった人材が埋もれないようにも目を配っていただければと思いますので、それは要望としておきまして。  2点目にお伺いしたいことは、進路の件、いわゆる活動の枠を広げられないかということなんです、相談に乗れないかということで、卒業生の方々が、もちろん今お話があったように、それぞれの希望に応じていろいろと地域と結び合ったり、団体と結び合ったり、私どもの地域でも商店街でもそういった方々を受け入れてやっておることもあるんですけれども、なかなか自力じゃあ難しい、これ前にもお話ししたんですけど、なかなか自力だけじゃあ難しくて、行政の持つネットワークですとかフットワークを、ぜひ卒業が、どうせ2年だったら2年で卒業するわけですから、こういった間近な方々には相談に乗れるようなシステムをつくって、例えば公園だったりも、ここのところの公園ボランティアの方がちょっと薄いとか、あるいは介護はこうだとか、福祉ではこうだとか、そういうふうに何かもう少し事務局がもうちょっとコントロールタワーとしての機能を持って、そういった卒業生の希望に当たっての場所づくりだとか情報提供だとか、そういうふうにやったほうが、なかなか個々の努力だけじゃあ思ったように活動の場がしっかり当てはまらないんじゃないかなという、そういうお声も聞くところなんです。  ですから、私はやっぱりそれがまた逆に、チャレンジ・ザ・ドリームなんかもそうですけど、そういう事務局の方とか行政の方々が、そういったように団体とか地域の方々に、総合人生大学の卒業チームでこういう希望を持っていますから、例えば皆さんの活動、あるいは地域と何か連携してできることありませんか、あるいはご紹介させていただきますから話を聞いてもらえますかと、こういう結びつきをすることがまた一つ総合人生大学のPRにもつながってくると考えるんですけど、そこら辺のお考えがあればお聞かせください。 ◎関山健二 文化課長 今のお話なんですが、基本の話をさせていただきます。卒業後どのように活動していくかというのは、本人が大学で学ばれている中で見つけていただくことを基本とはしています。そうはいっても、今おっしゃったとおり、中には決められないで活動につながっていない、そんなお話も耳にしているところです。  あっせんとか紹介というそういうことをこちらのほうが強制的にということではできませんが、卒業生が卒業後も安心して大学に相談いただけるような形は事務局、今までもやってはいたつもりですが、さらに働きかけたいと思います。北野学長もいろいろな場面で、卒業生には人生大学を自分の実家と思ってくださいというふうにおっしゃっております。  そういう意味からも、区としては積極的にかかわって、相談、情報提供、そういったもの、もちろん私どももいろいろな情報をかき集めて皆さんが活動しやすい環境づくりに努めてまいりたいと思います。 ◆藤澤進一 委員 わかりました。実家も帰りやすい実家と帰りにくい実家があると思いますので、そういう意味じゃあ、いつも皆さんが実家があるんだと、相談するところがあるんだという、そういう窓口、間口をしっかりあけておくというのは大変重要なことだと思いますので、やっぱりそういうふうに当然みんなが意欲を持って卒業しても、学校でも何でもそうですけど、意欲をもって卒業してもやっぱり壁に当たったり、いろいろありますから、そういったときに相談できる人がいたり、場所があるということは、やっぱり僕は総合人生大学、10年超えて、もうそれだけ卒業生も輩出しているし、ある程度の実績もこういうふうに高まってきているので、これからということを考えると、僕はやっぱりそういう事務局、あるいは行政を含めてですけども、相談に乗りますよという、ここへ行きなさいとか、これやりなさいということは全くなくて、そうじゃなくて、こういうことをやりたいんですけど、あるいはこういう人知りませんか、どうでしょう、こうでしょうという、そういったことについての相談は幅広くオープンに乗れる体制というのは僕は望まれるんじゃないかなと、それが卒業生の活動の枠を広げて、さらには総合人生大学をより高めることにつながってくるんではないかなということで、これは要望としておきますけど、そういう意見です。  それから、もう一つだけ、最後にしますけど、もう一つ必要なのはやっぱり学部なんですよ、学科。これ今4学部、4学科でやっています、二つか、学部、やっていますけども、これ歴史を重ねてきた中で、これも今これからの社会のあり様、例えば江戸川区の抱える少子化、高齢化なんかも含めてですけども、これもやっぱりなんかもいろいろとこれからも考えようがあって、国際交流なのか、あるいはスポーツか、文化か、何かもちろんカルチャーセンターとかと違う意味合いで、学びじゃなくて、むしろ実践的に生かせるような新しいそういった学部の創設ということについても、そろそろ、お考えあるのかもしれませんけども、私はやっぱりもう少しあってもいいんではないかなというふうに思うんです。もし、新しい学部に対する取り組み、あるいはお考えがあれば、あわせて確認させてください。 ◎関山健二 文化課長 ただいまのお話で2学部、4学科で今現在やらせていただいております。それで、学科やカリキュラムについては、今、学長ですとか学科長、そういった方々、ほかにもいらっしゃるんですが、このままでいいのかというご意見は頂戴しております。  ご承知のとおり、人生大学は単に知識の習得だけではなくて、今、実践的に社会に役立つというお話ありましたが、そういうのを目指して10年間一貫してやらせていただいてきたところです。それで、この理念は曲げられないんですが、いろいろな形で10年たちましたので、時代の要請、そういったものに応えられた形で今後いろいろと考えていきたいと思います。今、具体のどういうのをつくるとか、そういう構想はございませんが、いろいろとご意見をいただいているのは承知しておりますので、そういうことでよろしくお願いします。 ◆深江一之 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今、藤澤委員からさまざまな観点から質問がありました。私も大変同趣旨の考え方を持っておりますけども、ちょっと補足して聞かせていただきたいと思っています。  平成16年から26年まで約10年間これを積み上げてきたわけですけれども、その中で私どもがいただいた資料によりますと、約1,900人の人たちが卒業生として巣立っていっている。その中の方たちが今どういう状況で何をやっているのかというような、そういう追跡調査とか、そういうのはされているのかどうか、まずお聞かせください。 ◎関山健二 文化課長 ただいま深江委員さんがおっしゃった2,000人近くということなんですが、実際、入学者数と卒業生のちょっと差異があるものですから、卒業生は658名ということで10年間で輩出されたということでご理解ください。  それから、あと、卒業した人たちの追跡ということで言えば、これ万般にやり切れているかどうかというのはちょっと課題としてはあるんですが、実際、卒業生658人のうち458名が何らかのグループに所属して活動しているということは伺っております。  それで、先ほど55団体がグループをつくってやっているということで、いろいろな大学の出身じゃない方とのタッグを組んでやっているところもあるんですが、そういった状況では把握しているところです。 ◆深江一之 委員 今ちょっと最初のところで聞き漏らしたんだけど、入学したのは1,900名ぐらい、10年間で、そのうち卒業したのが何人とおっしゃいました。 ◎関山健二 文化課長 資料の中での1,896名が入学もしくは在学ということで、今現在、2学年分は卒業にカウントされていませんので、それで実際卒業したのが658人というので、率にすると7割ぐらいかなと思っております。  すみません、失礼しました。今までの卒業生の数から、数じゃなくて入学者です。在籍を抜くと、大体1,500人ぐらいが入学して卒業式を迎えた方です。そのうち卒業できたのが658名ということになりますので、7割ぐらい。すみません、ちょっと数のほうは、すみません、今。 ◎石塚幸治 文化共育部長 深江委員がおっしゃった1,896名の数字なんですけれども、これは資料番号で115番の資料かと思います。それで、右の一番下の数字かと思います。これは各年度の1年生と2年生を足していった数ですので、翌年のことと、1年ダブっているということになりますので、この1,896名というのは、それぞれの年度でいた数の延べ人数というふうになりますので、実人数で数えますと、今課長が申し上げました数字まで絞り込まれるということです。 ◎関山健二 文化課長 大変失礼しました。合計ということですので、今まで入学した人数が1,051名ということです。それで、卒業生が658名なので、在学生とか抜くと7割ぐらいかということです。すみませんでした。 ◆深江一之 委員 了解いたしました。その中でやはり総合人生大学というのは、やはり今、世の中いろいろマスコミ等でも報じられていますけれども、生涯学習という面で大変ユニークな大変すばらしい試みだということは高く評価するところですし、そこで学んできた生徒さんと、それこそ大学祭含めて、いろいろなところでお話しすると、本当よかったという印象もすごく多い。それは私どもよく感じているところなんです。ただ、その中で、やはり今ここに出ている江戸川まちづくりコミュニティ、子ども・子育て、介護福祉と、非常に区政の中でもすごく重要な部分を担っているというか、重要なそれぞれの項目だと感じています。  そこで、やはり今のボランティアもそうですけれども、さまざまなところでこういう人たちの人材というのはやはり必要とされているところだと思うんです。その中でやはりこの方たちをやはり上手に使っていく必要が私はあると思うんです。  ですから、その中で、例えば卒業した後にどういうところに行くかっていったとき、先ほど藤澤委員からありましたけれども、やはり一つのサゼスションというか、一つの目標をしっかりと持っていただいて、どういうことをやっていけば達成感もあるし、そして区の中で役に立っていくのか、自分たちもそれに対しての満足感を覚えられるのかという指導が私はすごく大事だと思うんです。ただ、いろいろなことを教えていただいて喚起するだけではなくて、今、江戸川区はこういうことを必要としている、せっかくここに住んでいらっしゃるんだから、私どもと一緒にやりませんかという投げかけをやはりしっかりとしていくことが重要だと思うんだけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 今、委員がおっしゃったとおり、非常に重要なことだと思います。人生大学はやはり地域貢献していただくためということで、やはりボランティアということに結びつかなければ、大学をやっている意味がないというふうに思っております。なので、いろいろ区にはボランティアセンターとか、そういった資源もありますので、そういったところと連携して、できる限りボランティア、もう卒業生みんながボランティアにつながるようにしていきたい、そういう努力は怠らないでやりたいと思います。 ◆深江一之 委員 その中で今のお答え、大変ありがたいんですけれども、その中で、例えばまちづくりを含めて、国際コミュニティもそうだし、今言った、あと残りの二つもそうだけれども、やはりここの文化共育だけじゃなくて、それぞれの部署があるわけじゃないですか。やはりそことのそれぞれの部署とのやはりジョイントというのは、私は必要だと思うんです、単独でここでやるわけじゃなくて。そういうところは今現在やられているのかどうか、ちょっとお聞かせください。 ◎関山健二 文化課長 一つの例示ではあるんですが、学科の中で例えば介護福祉学科がございます。その学科は、専門的に言うと福祉部のほうが所管しております。それで、福祉部のほうと連携はさせていただいております。例えば、福祉部の職員が人生大学の授業等に聴講していろいろと区の状況がどうなのかとか、そういった区の今後の福祉のあり方とか、その辺の意見の交換等を実際行っているところです。 ◆深江一之 委員 そういうそれぞれのセクション、職域の方たちはプロフェッショナルですから、その中でやはりこういうところへ来て、行っていただいて、実際にお話しされることというのは大変重要なことだと思いますし、それと、やはりこの後、東京オリンピックも控えて、さまざまなまちづくりもそうですし、国際コミュニティもそうだけれども、いろいろな意味で、そういうところで活躍できる人材も育成できると思いますし、いいと思うんだけれども、現在、最初のころは非常にやはり希望者が多くて、倍率もあったという話だけれども、現在ちょっと、何というんですか、人員を集めるのに苦労されているというお話も聞くんだけれども、その辺についてはどうでしょう。 ◎関山健二 文化課長 確かに委員おっしゃるとおり、最初大学ができたときは、倍率も3倍ぐらいはあって、非常に選考したりとか、そういう状況ではありました。そういう中で、その後、大体定員が100名なんですが、100名ちょっとの申し込みがずっと続いてきたという状況ではあります。確かに、私どもそれは非常に、本当に委員さんが今日おっしゃっていたように、非常にいい大学ではあるし、魅力もあって、皆さんが多く活躍している学びの場であります。その周知をもっと区民にしっかりやって、本当に大学はすばらしい、本当に行きたいという思いを持っていただく努力はしなければならないと思っています。それは私どもの責任でもありまして、その努力というか、それが成果として出てないというのは、ちょっと反省するべきところだと思っております。 ◆深江一之 委員 その辺のことは大変期待するところ大だけれども、やはり全体でこの文化共育だけじゃなくて、我々もそうですけども、どんどんやっぱりもっとPRしていくと、もっと増えると私は思うんです。それで、その一つの手段として、先ほど出た学科を増してはどうかとか、さまざま施策が考えられるので、その辺についてやはりこの生涯学習を含めた、本当に一生少しずつでも勉強していく、大変大事なことなので、しかも楽しみながら、そして余暇を過ごせるということは大変大事なことだと思うし、特に男性が少ないですよね。男性を引きずり込むというような方法を考えていかれることが私は大変重要だし、これからの人員確保につながっていくと思いますので、さまざまなところでのPR活動を含めて努力をお願いしたい。より一層です。本当にいい施策の一つで、江戸川区を代表する施策の一つだと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆伊藤照子 委員 委員長、同じ目の中で3点お聞きすることがあるんですけど、よろしいですか、続けてやらせていただいて。 ○片山知紀 委員長 いいですよ。続けてやってください。 ◆伊藤照子 委員 よろしくお願いいたします。  まずはじめに、鶴岡市との友好都市交流についてお伺いをいたします。  今年度、学童疎開70周年ということでさまざまな行事が行われてまいりましたけれども、まずその内容、どのようなものだったのか。そしてまた、来年度はこの鶴岡との交流はどのようなことを予定をされているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 まず、今年度事業としてやったものとしては、三つ行われました。まず最初に、5月に疎開団体、学童疎開70年ということですので、疎開団体の会員が46名が鶴岡に訪問して、天神祭や疎開関係者との友好の交流を深めたという事業が一つ、それから2点目には、子ども平和大使の派遣事業、これは夏休みの期間なんですが、小学5、6年生、39名を鶴岡市のほうに派遣して、学童疎開ゆかりの地の訪問、交流会、市内見学等を行ったというのが一つ。  それからもう一つが、篠崎文化プラザで、6月21日から8月24日まで、学童疎開をテーマにした企画展を開催させていただきました。それが今年度の主な事業です。  それから、来年度についてでありますが、今年度のように、特段大きな行事というものは予定はされていませんが、例年行われております区民まつりに鶴岡市のほうから物産展の参加ですとか、あと小松川のおまつりへの花笠愛好会地域イベントの参加、それからあと、JA、農協の青年部が毎年小学校のほうを訪ねて、お米の特別授業をやっております。それから、あと、各種文化団体スポーツ団体の交流が予定されているところです。 ◆伊藤照子 委員 今さまざま行われた、お聞きいたしたわけですが、篠崎文化プラザの特別展示についても、大変興味深いものでございました。  また、子ども平和大使ということで、今回小学生が39名鶴岡に行って歴史等々を学ばれたというのは、大変今までにない、区が企画をしてというのは余りなかったかなと思いますので、すごくぜひ我々も何回も鶴岡に行っていますけど、子どもたちにやっぱりこの歴史を知ってもらいたいなとすごくいつも思うところでして、それはすばらしい企画だったなと思っております。この平和大使なんですけど、疎開団体のちょっと費用の問題なんですけど、平和大使については、その費用については区から何か助成が出たんでしょうか。  また、私たち何度か行った中で、大山小学校というすごい古い校舎が残っているところがあるんですけど、その脇に疎開をされた江戸川区民の名前を刻んだ石碑があるんですけど、そこは子どもたちは見たのかどうか、その2点お聞かせください。 ◎関山健二 文化課長 この派遣事業については、一般の参加者には8,000円頂戴して行った事業です。ただ、それだけでは事業は賄えないということで、例えばバス代ですとか宿泊費、もろもろ経費がかかるんでございますが、その足りない部分を区のほうで助成させていただいて、参加費8,000円頂戴したという状況であります。  それから、2点目の大山小学校のお話ありましたが、先般の派遣の中でコースに入れておりますので、訪問しております。 ◆伊藤照子 委員 見ていただいたということだったら、あの校舎も古いので、その後の保存どうするか、ちょっと聞いてはいないんですけれども、そこに私の知っている人のお名前とかありましたので、見ていただいたというのはすごいよかったと思います。やっぱり皆さん疎開された当事者というのはすごく、先ほど疎開団体の訪問というのがありましたが、結構交流がいろいろあるのは聞いているところなんですけど、子どもたちの交流というのはとてもこれからこの疎開の歴史というのを学んでいただくのにいいかなと思うので、今後も考えていっていただきたいなと思います。  皆さんご承知のとおり、鶴岡は城下町で、致道館という藩校もありまして、致道館教育というのは現在まで受け継がれて、教育の根幹があるなというのを行くたびに感じます。また、朝暘第一小学校の学校図書館も全国的に有名です。  また、以前にも紹介させていただきましたが、慶應義塾大学の先端生命科学研究所というのは、今ちょっと科学ブームですけど、若い研究者を育成して、クモの糸を使った最強繊維というのが開発されて、今、工場もその敷地内に今建設中なんですかね、みたいなんです。もう実用化まで行くというところまで来ているわけなんです。鶴岡市は研究と産業を集積する鶴岡バイオクラスターという形成に取り組んでいて、今、地方創生って言われていますけど、まさにこの先駆を切ってやっているところだと思うんです。定住して研究者が結婚して、そこに定住するところまで行っているんで、すごく本当に先端を切っているなと思うんですけど、その先端生命科学研究所では地元のお隣に高校があるんですけど、県立高校の生徒を在学中から高校生研究助手として研究者として招き入れて育成をしているわけなんです。2012年には「高校生バイオサミット in 鶴岡」というのを開催して、全国から120名高校生が集まったわけなんです。  本当にそれを見るにつけ、本当に研究施設も広大ですし、本当に目からうろこで、もうぜひ子どもたちに見せてあげたいなと、行くたびに思うわけなんですけれども、ぜひ次回のそういった子どもさんの交流のときには、疎開で江戸川区民がお世話になった歴史とともに、この最先端の技術がまた豊かな自然と、食べ物もおいしいんですよね、鶴岡は、この食とともにやっぱり醸成されて、この地域、国土と鶴岡の土地と一緒に、土と一緒に新たな成果が結びついているなというのを感じるんですけれども、ぜひ今後、小学生も含めて、また中高生にもこの慶應義塾大学の先端生命科学研究所と交流もぜひできればいいなって思うんですけれども、この中高生の鶴岡との交流ということはいかがでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 今現在、中高生を派遣するとかいう考えはないんですが、ご提案として考慮させていただきたいと思います。 ◆伊藤照子 委員 もうやっぱり学びの土壌というのはすごく感じるので、ぜひ、我々もNPO法人の方とも交流がありまして、いろいろ行くたびにまちなかキネマですとか、江鶴亭ですとか、そういったところも見学をさせていただいておりますので、ぜひ、今後、江戸川の中高生の皆さんも中心に、子どもたちもそうですけど、交流を進めていっていただきたいと思います。  あと一般質問でも訴えさせていただきましたけど、広く区民に鶴岡市との歴史を知ってもらう機会が必要だと思うんですけれども、もう戦後70年に当たり何かお考えがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 戦後70年だから何かという考えは特にはないんですが、鶴岡市との学童疎開の歴史というのは非常に重要なもので、いただいたご恩はこれからも後世に伝えていかなければならないものだと思っております。ご提案、いろいろ本会議のほうでもいろいろご提案いただきましたが、何かいろいろな形でよい方法を考えていきたいと思っております。具体のものはちょっと今申し上げるものはありませんが、よろしくお願いします。 ◆伊藤照子 委員 ぜひ疎開された方も、先ほど45名というお話も、行かれた方々ありましたので、ご高齢になられているので、ぜひいろいろな機会で子どもたちにこの歴史を知ってもらって、平和の大切さと、またどれだけ平和がありがたいのかということを子どもさんたちから広く区民に伝える工夫をしていただきたいと思います。  本会議では記念碑というお話もさせていただきましたが、区役所の本庁舎とか、総合文化センターとか、何か施設に友好都市はここですよ、こういうところですよとか、そういう歴史とか、何か展示をして、できたら常設で区民の人に広く知ってもらえるようなそういったことを、今後ぜひ考えていただきたいと思います。  すみません、続けて、次にタワーホール船堀についてお聞きいたしたいと思います。
     施設維持補修委託料が出ておりますけれども、計上されておりますが、その内容についてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 今の施設維持補修委託料についてであります。来年度は2億2,397万4,000円の予算をちょっとご提案させていただきました。タワーホールはご承知のとおり、大型の施設であるため、金額のほうも億単位で維持補修でかかっている状況でございます。中身については、数十件に及んで、全てご紹介はできないんですが、主立ったものを申し上げますと、受変電設備の部品交換ですとか、あと荷物用エレベーターのワイヤー交換、それから直流電源の装置の蓄電池交換、それからあと高天井の照明器具の交換とかそういったもの、大体経費的には100万円単位とか、そういった金額がかかっているものでございます。 ◆伊藤照子 委員 じゃあ、今お聞きしたところによると、電気系統という解釈でよろしいでしょうか。荷物用のエレベーターというのは裏側の大きい、裏側から入るエレベーターのことでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 全てが電気系統ということではなくて、空調関係とかいろいろ設備、いろいろありますので、そうとは言えないですけど、いろいろとメンテナンスに必要な設備ということでご理解いただきたいと思います。  それから、エレベーターのワイヤーについても、舞台裏の大きな、人は乗ってはいけないんですけど、30人乗り以上ぐらいの大きなエレベーターです。 ◆伊藤照子 委員 わかりました。指定管理になっておりますので、そういった内容もよく見ながらお願いしたいと思います。  それで、タワーホール船堀に授乳室が、立派な授乳室が設置をされたわけなんですね。我々も駅の前の施設なのに授乳室がないということで、ずっと要望させていただいてまいりまして、小ホールの前にミルク用のお湯とか、きちんとできている授乳室が設置をされまして、東京都の赤ちゃんふらっと事業ももう何年も前ですけれども、参加、登録していただいて、そのマークもつけていただいているということで、若いお子さん連れのママなんかもいらっしゃいますので、今お父さんも子ども連れでいらっしゃることもございますし、大変よかったなと思います。女性センターの中にもちょっと使えるものもそのままあるようでございますけれども、ただ、ちょっとかなり奥まったところにありますので、入り口でやっぱりわからないと、広く皆さんに使っていただけないと思うんですけれども、その辺、1階のほうでわかるように提示されていますでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 ただいまのご質問なんですが、1階、総合案内がございます。そちらの脇の案内板に詳しく表示がされている状況です。そのほか、各所に設置された各階案内板にも授乳室の表示をさせていただいて、皆さん利用しやすいように配慮しているところです。 ◆伊藤照子 委員 ぜひわかりやすいようにお願いをしたいと思います。  すみません、長くなりまして。続きまして図書館のことをお聞かせいただきたいと思います。  図書館が全館指定管理となりましたけれども、蔵書数、利用者について、指定管理に当たって、また傾向性ですとか、そういったものについて、またこの指定管理になったのに当たりまして、専門性の向上と各図書館の特色づくりということがございましたが、その点について、区としてどのように評価をしているのか、また図書館司書がどれぐらいの比率で図書館に配備されているか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 図書館についてでありますが、指定管理者になってから、蔵書の数とか利用者のほうは、なる前と比べて増えている状況ではございます。指定管理になったのが25年度で、その前年と比較しますと、貸し出しのほうも10万冊ほど増えているという状況で、蔵書も2万1,000冊増えているという状況です。  それで、時間延長をさせていただいたところでありますが、夜間利用とか、あと年末年始、そういったところの利用も定着してきているというふうに思っております。専門性の質の高いサービス、そういったものについても、しっかり継承されて向上しているのではないかというふうに、私どもは思っております。  それから、司書についてでありますが、司書について、司書率が直営時代に比べて、直営時代が54%だったんですけど、現在56%ということで、2ポイントアップしております。あと、ほとんどスタッフが実務経験のある図書館経験者が8割以上おりますので、安定した図書館運営がされているので、とても順調だというふうに、私どもは思っております。 ◆伊藤照子 委員 その館によって地域性だったり、駅が近いとか遠いとか、いろいろな状況があるかなと思うんですけど、やはり専門性の向上というのはとても重要だなと思うところです。  9時までの開館ということで、私の家のすぐそばにも図書館がございますが、いつ行っても結構人が出入りしているという状況を見ますと、やっぱり以前と比べてということになると、はっきりどこがどうのというのはなかなかわかりづらいところもあるかもしれないんですけれども、にぎわっているなというところでは、よかったところも多くあるのではないかなと思っています。  特色づくりということで、結構イベントというか、朗読会とか、コンサートとか、講演会とか、各館でいろいろと新しい企画というのをやはりこれ指定管理になってやっぱり競うようにっていったら変ですけど、やってもらっていて、それで図書館に来て、また本を借りたりとか、今ネットで予約をしたりとかいろいろできますので、そういった意味で、すごく推進できているなと思うところがあります。  今年は新年の区長対談でされた角野栄子さんの特別展示が各館で行われていまして、私も「おばけのアッチシリーズ」というのを借りまして、孫に読んで聞かせました。大変ちょっと結構長いですけど、おもしろい内容でした。  また、ただ特別展示が終わったときに、もっと借りたいなって思ったときに、ちょっと普通の展示に変わっていまして、名前順の展示に変わっていまして、探すのに、それだけ行っていないからかもしれないですけれども、図書館になかなか行けていないかもしれないですけど、探すのに少し時間がありましたので、毎年何かこう、前も江戸川区ゆかりの作家さんをご紹介されたことがあったかなと思うんですけど、そういったときに、その後に別にまとめたりとか、例えば名前の脇に「区長対談の角野栄子さん」とか何かそんなようなものをつける工夫もあってもいいかなと思ったんですけど、そういった点はどうでしょうか、そういう工夫については。 ◎関山健二 文化課長 わかりやすくという意味では、工夫をしていかなければならないと思っております。今の表示とかそういったものを含めて、ご提案として検討させていただいて、いい形を考えたいと思います。 ◆伊藤照子 委員 ぜひ読んでいただきたいので、そういう工夫を、本を手にとりやすい工夫をしていただきたいと思います。  あと一点、すみません。学校図書館との交流については、現在どの程度行っているかをお聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 学校図書館との交流についてでありますが、大小さまざまな相談を受けている状況であります。例えば小さいもので、どのように本を選んだらよいか、書架への本の並べ方、本の廃棄などの相談です。それから、大きいものとしては、図書館の会場です、学校図書館のどういうしつらえにしたらいいかとか、そういった相談も受けている状況でございます。  それからあと、保護者らによる図書館ボランティアに対しても、読み聞かせのアドバイスをしたり、本の修理講座などを実施しているところです。  それからあと、各図書館では団体貸し出しや、調べる学習コンクールなどの周知、そういったものも学校からの要望を聞くために、年度はじめに全校訪問して御用聞きもしているところでございます。今後も積極的にかかわっていきたいと思います。 ◆伊藤照子 委員 今、年度はじめにという話がありましたが、これはいつごろから始めているんでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 学校は年度はじめというと新学期が始まりますので、学校のご都合を聞いて、年度で学校の都合を聞いて、4月からいろいろ、「調べる学習コンクール」が夏休みの課題なものですから、4月からその部分では動くんですけど、逐一、地域館が学校にいろいろと出向いていますので、年中というか、やっているところです。 ◆伊藤照子 委員 いつごろというのは、何年ぐらい前からという話なんですけど、ずっとやっているのか。 ◎関山健二 文化課長 「調べる学習コンクール」の件で全校回っているのは、2年ぐらいでありますが、以前からずっとそのような形で回らせてはいただいております。 ◆伊藤照子 委員 最後にします。すみません。読書科が始まって学校の図書館の充実は本当に大変重要だと思っております。今、図書館のほうからも積極的に働きかけをいただいているというお話をいただきましたので、ぜひ、ちょっともう少し手を入れたほうがいいなというところもあると思いますし、積極的にやっているところはさらにということで、ぜひ専門性を学校図書館のほうに生かしていただけるように、区として教育委員会とともに積極的にバックアップをしていっていただきたいと思います。 ◆大西洋平 委員 関連で、私も図書館運営についてお伺いをさせていただきます。  指定管理については2年たってということで、今のやりとりを伺わせていただいて、大変よくというか、順調にいっているんだなと思ったところでありますけれども、一つそこで確認したいんですけれども、大いに民間活力を活用する上で、それプラスというか、もちろんサービスの低下をしないように、区と指定管理業者との密な連携とか連絡調整が重要だなと思うんですけれども、それに対しては今どういう取り組みをされているか、お伺いしたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 指定管理になって、区とのかかわりということでありますが、私ども文化課に図書館の担当の職員が計4名おります。そのうち2名が中央図書館のほうに、再任用の職員なんですが、図書館のほうにいて、いろいろと区のほうからの情報等を助言等を行わせていただいております。  それで、毎月、館長会を開催しているんですが、それも区のほうの担当を含めて、私自身も出るときがあるんですが、そういう中で情報の共有、それからいろいろ助言、いろいろ話をしているところで、連携を取っているところです。  それからあと、文化課のほうに図書館担当二人おりますので、ほぼ毎日のように図書館とのやりとりはしている状況で、関係は非常に密にとっているという状況でございます。 ◆大西洋平 委員 いろいろと情報共有もやっていただいているということです。引き続きお願いしたいところでございます。図書館が指定管理して非常に充実して、あとは、今後は、また引き続きより多くの方々にお越しをいただいて活用してもらうということになると思うんですけれども。そこで、議会でもいろいろ議論になっていましたけれども、図書館で有名な取り組みで武雄市の取り組みがありまして、文教委員会で視察して、関係各署の方も大変いろいろ詳しいと思うのですけれども。やはり改めて行って、例えば読書とカフェ、ここは武雄市はスターバックスでしたけど、やっぱり来館者数が3.6倍とか、サービスを拡大しながら、経費も1億円下げたりとか、一番大きいのが武雄市に何より渡航者の方が増えて路線価が上がるとか、非常に経済効果もあったということは有名な話で、それは江戸川区で地形の問題とかのあれもあるので、じゃあどうかという話ではないんですけれども。改めて図書とカフェの、意外と本当に密接にリンクするんだなと、僕もちょっと感じまして、静かな中でカフェをする、同じ読書でもやっぱり何か違うんだなというのも感じました。ですので、これは一つの例ですけれども、今後大いにこの図書館を活用していく上で、図書館にはない今後の考えですかというのも必要なのかなと思うんですけれども、そういった意味で、何かもしお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 ただいま委員がおっしゃったように、武雄市の例ということで、江戸川区と比較すると、地域特性とか、いろいろそういう環境が違うので、同じ効果が出るかなというのは、ちょっと私どもはちょっと懸念というか疑問に思っているところです。  そういったいろいろと成功した事例とかそういうものを含めて、いろいろとほかの自治体が取り組んでいる状況をきちんと調査して研究して、新たな図書館サービスを充実していければいいかなというふうに思っています。カフェの部分については、今のところ私どもとしては、考えはない状況でございます。 ◆大西洋平 委員 従来の図書館のイメージというのは、いろいろな本当に勉強する方々の教養を深めるところ、いろいろな役割があって、それぞれ利用のされ方が違うと思うんですけれども、本来全くこの図書館に無縁な人たちにとっては、例えばそういう、カフェは別としても、そういうあるいは談話室とか、そういうツールというか空間というのは、全く無縁だった人が足を運びやすい一つのきっかけになると思いますので、いろいろな角度で引き続きご検討をお願いしたいと思います。  先ほどお話もありましたけど、本区は読書科を設けまして、新たに今後はさらにこの図書館というのが非常に活用というか、されていくんだと思いますので、引き続き、そういった充実を図るご努力をお願いしたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 私も図書館に関連して質問させていただきます。また、この文化振興費のところで、後でもう一つ、塩沢荘、穂高荘に関しても1点ありますので、よろしくお願いいたします。  まず、図書館についてなんですけれども、図書館は教育機関の一つであると、その質を高めることが期待されているということを改めて確認させていただきたいというふうに思います。法律の中で地教行法ですけれども、地方公共団体は法律で定めるところにより、学校、図書館、博物館、公民館、その他の教育機関を設置するというふうになっておりますので、この質を高めるという点では、先ほど来質問され、同僚議員も質問されておりましたけれども、今の武雄市のことに関して、視察されていろいろご意見があると思いますが、一番大事な公共の教育機関というところを私は大事にした考え方を、引き続き我が区もとっていただきたいということを強調させていただきます。  たまたま私が読んだ雑誌の中に、同じ佐賀県内の伊万里市の市民図書館の館長がこんなふうに言っているんです。武雄図書館は商業施設として成功しただけで、公共施設としては不十分だと、同じ県内でも批判があるんですね。この内容が、それぞれ意見があるということを私はご紹介して、改めて公共施設としての役割を果たすという視点を大事にしてもらいたいということを意見として強調させていただきます。  質問します。指定管理者制度が5年任期で、4月から2015年度は3年目に当たります。中央図書館の指定管理者の評価というのは、具体的にどのようにしているのか、もう少し詳しく聞かせていただきたいんです。評価はどこで行って、客観的な評価基準というのはどうなっているか。また、5年任期のときに、引き続き継続するかどうかということの判断をするその組織というのはどこにあって、どういう評価だったら継続というふうに判断するか、少し詳しく聞かせてください。 ◎関山健二 文化課長 ただいまのご質問ですが、指定管理者から月次及び年次で事業報告を受けている、これは書面で受けております。あわせて図書館自身の自己評価もあわせて報告してもらっております。これらを踏まえて、担当する文化課が施設運営、利用者サービス、経理管理等の項目で年度の評価を最終的に行っているというところです。  また、労務状況やサービス提供に係る第三者による管理運営状況調査を企画課のほうが所管なんですが、やらせていただいて、いずれも現状は良好な状況であるという評価をいただいているところです。  ほかにも財政援助団体の監査とか利用者アンケート、そういったものを通じて客観的に専門性の継続ということで、継続するか否かは判断させていただいておりますが、それを踏まえて指定管理者のほうの選定委員会に報告して実際決定するという流れになっております。 ◆大橋美枝子 委員 じゃあ決定するのは、その所管のこちらの部署で行うということなのか、指定管理者全体の何か決める場所というのが決まって、もうちょっとそこがわからなかったので、もう一回お願いします。どこで決定するかというところをもう一度お願いします。 ◎関山健二 文化課長 文化課のほうの意見というか、考えはもちろん出させていただくんですが、最終的には指定管理者選定委員会、これは庁内の各関係の部署が委員になって、最終的に判断して結論を出すということになっております。 ◆大橋美枝子 委員 組織の形態わかりました。さまざまな基準で、またきちっとやっていただけるようにしていく、大変大事なことだと思いますので、実はここの部署ではないんですが、学校給食の民間委託の業者の選定委員会で、一つ業者の変更があったというのを前にお聞きしました。例えば、指定のことに関して選定委員会で変更ということがあった場合は、変更されると思いますが、今まで指定管理者がほかのところを含めて、5年以上たったところもあると思うんですけど、変更があったという例というのは、図書館だけでなく、何かあるんでしょうか。 ◎石塚幸治 文化共育部長 文化共育部所管でございますけれども、図書館以外では総合体育館が変更になっております。 ◆大橋美枝子 委員 わかりました。今後も区民サービスを向上させる、公共機関としての役割をぜひとも引き続ききちっとした対応をしていただきたいと思います。  次に、そのこととかかわって、図書館法では図書館協議会を置くとあります。江戸川区では、この協議会はなかったというふうにお聞きしておりますけれども、指定管理者制度の専門性を向上させていくということとの関係で、図書館へのさまざまな意見を提言するような第三者機関というんでしょうか、そういうものを私は設置する必要があるというふうに思うんですが、この点に関してはいかがでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 日ごろから区民の皆様はじめ、さまざまな方面からご意見をいただく場がございます。意見箱を設置したりとか、例えば先ほど学校支援の話等もさせていただいたんですが、そういった学校の関係者やそういった多くの人から広く意見を聞く場面がありますので、図書館協議会をつくる考えはございません。 ◆大橋美枝子 委員 私はぜひとも協議会のような形をとっていただきたいということで、具体的に言うと、大学の専門の先生とか、学校の校長とか、図書館の運営にかかわる司書教諭とか、利用者、またさまざまな読書活動をされている方、区の担当者、図書館の館長、職員などで、10人から15人ぐらいでこういう協議会をつくるということがどうかというふうに思いますので、提案として意見を言わせていただきます。  最後に、職員の研修について、当然質の向上については努力されていると思いますけども、前回いろいろ研修を受けているというふうにお聞きしました。具体的には、例えば1年間でどのくらいの程度で研修が行われて、どのくらいの割合の職員が研修を受けているかというのをデータがあれば教えてください。 ◎関山健二 文化課長 データということでは、全体のデータということではちょっと把握し切れてはいないんですが、中央図書館についてだけちょっと申し上げさせていただきます。  今年度実施した中央図書館の主な研修は、合計23回、380人が受講したというふうに聞いております。内容については、レファレンスや著作権、資料保存などに関する専門研修から、クレーム対応、人権、同和、個人情報に関する研修、それからあと、国会図書館とか都立図書館が行う研修にも参加しております。それから、月1回休館日を活用して、担当ごとの研修もそれぞれ行ってスキルアップを図っている状況でございます。 ◆大橋美枝子 委員 さまざまな学習、研修をされているということは、引き続き努力していただきたいというふうに思います。館内の研修も続けていきながら、さまざまな対応ができるということを努力していただきたい。  最後に、質問ではないんですけども、確認です。図書の選定と区内業者の利用状況は今までと変わらないかということをちょっと確認させてください。 ◎関山健二 文化課長 今までと変わりません。 ◆大橋美枝子 委員 もう一つ、穂高荘、塩沢荘のことで一つだけお聞きしたかった、ごめんなさい。  客室が和室になっておりますけども、ベッドのある部屋を設けてほしいという声があります。このことに関してはどのように対応されているでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 穂高荘で全て和室ということでありますが、バリアフリールームが1室ございます。それで、宿泊者の要望によって、エキストラベッドを用意して、その都度、配置しているという状況でございます。 ◆大橋美枝子 委員 大変皆さん利用されていると思いますけども、バリアフリーの部屋をもっと本格的に改修するということも、ぜひとも視野に入れていただきたいんですが、現在のバリアフリー室の利用状況というのはどんなふうになっているでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 昨年度の利用の回数で申し上げますと、278回ということでございます。 ◆大橋美枝子 委員 利用率が大変高いこともよくわかりました。ぜひとも改修を視野に入れて検討を進めてほしい、意見を申しのべて終わります。 ◆間宮由美 委員 図書館につきましては、指定管理となったことが本当にどうなのかということでのさまざまな角度からの細かな項目立てをして検証する必要があるだろうと考えています。  質問はグリーンパレスの企画についてです。グリーンパレスの50周年記念企画として、松屋さんが主になって、婚活支援、出会いの広場が行われます。これはなぜ開くことになったのでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 グリーンパレスは、指定管理者としてアターブル松屋が運営しております。そのアターブル松屋はブライダルを得意としている事業者でございますので、少しでもブライダルにつながればという気持ちを込めての実施企画で実施させていただくところです。 ◆間宮由美 委員 昨年の9月の3定では、竹内委員からも婚活支援事業をというお話がありました。私もずっとそう思っていました。実は私は5回ほど婚活パーティーを開いてきました。それは彼氏、彼女が欲しいとか、息子の嫁を、娘の相手を探してほしいというご相談がたくさんあるからです。若い方たちの婚活パーティーだったんですけれども、それを知った年齢の高い方たちからも、お茶飲み友達が欲しいから自分たちの世代でも開いてほしい、そういう要望もあります。それで、私ももちろん開くのですけれども、それだけでなく、これだけ要望があるのであれば、自治体として取り組むべき課題ではないかと思っていた次第です。  同じ松屋さんが入っています中央区立中央会館、銀座ブロッサムという愛称になっていますが、ここでは既に平成22年から年に10回ずつ開催しているとのことです。そして、中央区とのタイアップで開催とうたっています。タイアップというのは、広報に載せる、チラシを各施設に置く、チラシの用紙を区が用意するなどということらしいんですが、後援をしてもらっているということです。江戸川区としては今後どのように後援をしていくお考えでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 今グリーンパレスのほうでやる企画なんですが、50周年ですね、グリーンパレスができてから、それで特別企画ということで、今回試行的に、試行的と言ったらちょっとそれエントリーする人に申しわけないんですが、やらせていただきたいというふうに考えたわけです。私どもとしては、非常にこれがうまくいって盛況になればと思っておりますので、今後、ご提案を含めて、効果があれば考えていってもいいかというふうに思っております。 ◆間宮由美 委員 自治体主催の婚活イベントが全国で449見つけました。これがうまくいって盛況になればいいなという今お話もありましたが、江戸川区としてもぜひグリーンパレスでの取り組みが実を結ぶように後援をしていただきたいと思います。さらに、区独自でも婚活パーティーの開催を検討していただくよう要望しまして終わります。 ◆滝沢泰子 委員 公共図書館の個人への貸し出しの上限冊数及び貸出期間、そして団体貸し出しの上限冊数と貸出期間について、近隣自治体も含めてお調べいただきましたが、こちらについて、まずご報告をお願いします。 ◎関山健二 文化課長 まず、1点目の個人貸し出しについての資料ですが、資料番号が250番になります。この資料によりますと、10冊という、貸出上限が10冊という区、江戸川区も10冊なんですが、8区ということでございます。それで、ほぼ15日というのはありますが、2週間というふうになっております。  それから、団体貸し出しでありますが、こちらについては資料番号251番でございます。これは、江戸川区は上限100冊ということで、貸出期間1カ月ということで、資料のとおり各自治体の冊数を載せさせていただいております。 ◆滝沢泰子 委員 団体貸出先は、主にどのようなところでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 貸出先は、主に学校になります。 ◆滝沢泰子 委員 個人のへの貸出冊数については、10冊というのは、23区の現在最低水準ということになっていまして、多いところですと30冊ということになっています。これだんだん増えているので、ぜひ江戸川区でも増やしていただけるよう見直しをぜひお願いをします。お隣の葛飾区が30冊、江東区も20冊というのが現状です。  団体貸し出しにつきましてですが、江戸川区は読書科を設けまして、本好きの子どもを増やすということで読書教育に取り組んでいる区でございます。なおかつ、児童・生徒数が多い学校も中にはあるというところですので、1カ月100冊というのが適当かどうか、もっと多くの冊数を借りたいと、これでは100冊では、例えば全学年の子どもを対象にというのも難しいかと思うので、ぜひとも学校の皆さんのニーズを踏まえながら、この貸出冊数の、あるいは貸出期間の拡大、団体貸し出しについて、ご検討をお願いします。要望です。 ◎関山健二 文化課長 学校に貸し出し100冊ということではなくて、学級単位で上限を100冊というふうにさせていただいておりますので、この辺はちょっとご理解いただければと思います。 ◆滝沢泰子 委員 わかりました。じゃあ、大体一人当たり3冊ぐらいは借りられているということですか。生徒一人当たり5冊というような取り組みもありますので、十分学校のニーズに応えていって、引き続きいただきたいというふうに思います。  それでは次に、図書館以外での貸し出し返却窓口の設置の有無についても近隣自治体も含めてお調べいただいたところですが、こちらのご説明お願いします。 ◎関山健二 文化課長 資料番号252の一覧にあるとおり、ほかの区の状況は資料のとおりで、状況は把握しております。江戸川区はそういった貸し出しの返却窓口と、そういったものは設置していない状況でございます。 ◆滝沢泰子 委員 江戸川区でもぜひ公立図書館以外の貸し出しと返却窓口を設けていただければというふうに思います。広い地域であるということもありますし、せっかく読書科を設けて、小学生も中学生も本を読むのが好きであるという子どもが増えているところでして、子どもたちの生活圏での貸し出し、借りられるところ、返却できるところが増えていくことは、より一層江戸川区を区民社会を読書で豊かにしていくということにつながっていくと思います。図書館と同じ文化共育部に共育プラザ等ございますので、まず、ぜひ共育プラザでの貸し出し、返却窓口の設置についてご検討をお願いをいたします。 ◆川口俊夫 委員 よろしくお願いいたします。文化課、本当に守備範囲が広くて、改めてそのご労苦に敬意を表したいと思います。  そこで、ボランティアについてちょっとお尋ねをしたいと思いますが、何を今さらというところもありますが、ボランティアの概念としてどのように考えているのか、まずお聞かせをいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 ボランティアの概念ということで、私がしっかりした答弁できるかどうかちょっとわかりませんが、やはりボランティアというのは、自分のやりたい、生きがいを含めて自発的にやっていただく、そういうものだと、これは月並みな答えかもしれませんが、そのように思っております。 ◆川口俊夫 委員 基本的には、無償の奉仕ということですよね、自発的な。そういうことだろうと思うんで、考え方としてはそんな大きな差はないと思いますけれども、しかし、区としてはボランティア団体に何がしかの助成をするし、保険等の助成もして、できるだけ多くの人にボランティアに参加していただきたいということで、さまざまな取り組みをこれまでもしてきているし、その活動の幅は広がっているのかなという気もしております。  そこで、例えば介護保険の要支援1、2を国の方針とすれば、例えばNPOに受けてもらいたいとか、ボランティアに支えてもらいたいとか、そういう方針が示されているわけですけれども、こういったものを本当にボランティアできっちり受け入れられるものだろうか。その辺ちょっと私としては疑問を感じているところでございますけれども、今後のボランティアの活動の範囲がどんな方向に広がっていくのか、どう考えておられるか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 文化課長 今、委員さんがおっしゃった視点というのは、国のほうが示した指針でありまして、今後のボランティアの活用をどうしていくかというのは、広がりが進んでいくのかなというふうに思っております。  それから、ご承知のとおり、2020年にはオリンピックも開かれます。そこにはボランティアの活動は欠かせないということでありますので、今、既存のボランティア、さまざまやっておりますが、さらに拡大してボランティアの文化が盛り上がって、実践として行われていくのではないかというふうに思っております。 ◆川口俊夫 委員 ボランティアの裾野を広げていく、それから底上げを図っていくということはなかなか容易なことではないですね、冒頭に言いましたようないわゆる自発的なことですから、押しつけられるものじゃありませんから、顕著なボランティアの例と言えば、町会、自治会活動、それから学校のPTA活動ですよね。しかし、今後の広がりを考えますときに、例えば災害時のボランティアであり、それから隣近所の助け合いであり、まあ本当にさまざまなものがそういう意味では頼られるボランティアの活動だろうというふうに思います。じゃあ、そういうふうなボランティアの支援を受けて喜んでおられる方、たくさんいらっしゃるわけですが、こういう方々はそのボランティアをやっておられる方々に対してどのような感謝の表現をしておられるのか、区としてどのような感謝の意を伝えているのか、その辺のところはどうでしょうか。 ◎関山健二 文化課長 今、感謝というお言葉がありましたが、ボランティアをやられる方の自発性、それを何というか、モチベーションを上げるのは感謝という気持ちだと思います。それで、各所ボランティアをして、皆さんに感謝されて非常に喜びがあって、ボランティアをしているんですよという声もたくさんいただいているので、これがボランティアの、何というか活力になっているというふうに思っております。 ◆川口俊夫 委員 ボランティアの担い手ですけれども、本区においては職住近接の街を標榜しているわけですから、地元の商店街の皆さんとか、区内で仕事をしておられる方々、比較的ボランティアの受け皿として担い手としてご努力をいただいているわけですけれども、今後なかなかこのボランティアを発掘していくのは難しいのかなという気がします。  一つには、リタイアした方の価値観の多様性があるとか、趣味が多様性があるとか、本当に区が考える、我々が考える、こういうのにこういう人材が参加をしていただけるとありがたいなと思うような場面になかなかそれがうまく結びついていかない。そういう現状があるように思うんですけれども、今後のボランティアの発掘について、何かアイデアがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ○片山知紀 委員長 ボランティアに今、問題が聞かれているんだけど、これ全体的にわたってということで関連があると思うんです。福祉もそうだろうし、いろいろな面で、果たしてそこらあたりが統一見解として出せるのかどうか、そこらあたりを踏まえて、文化課長、この部分に限ってという、ある程度あれしていかないと、総体的に広がっていくとどうなのかなと、今率直に思った。どうですか、川口さん。 ◆川口俊夫 委員 そうですね、確かに、町会活動とかPTAとかいいますと。 ○片山知紀 委員長 そこらあたりを踏まえての答弁で。
    ◎関山健二 文化課長 今、委員長がおっしゃるとおり、ボランティアは全区的にいろいろなジャンルでやっているので、私、ボランティアセンター担当ということでちょっと答弁させていただいております。  それで、ボランティアの発掘ということですれば、先ほど話にありました人生大学が地域貢献のための大学ということなんで、そういったところからボランティアにつながっていっていただきたいというのが私の狭い範囲の中でのボランティアの発掘の手法の一つかなというふうに思っております。やはりボランティア活動をされている方は、意欲を持って生きがいとして活動、活躍していただきたいというふうに思っておりますので、そういうボランティアの魅力をもっとさらに私どもとしては発信して、少しでもボランティアにつながるように努力していきたい、そのようなことで考えております。 ◆川口俊夫 委員 結びにちょっとお話をしますが、ちょっと視点は変わりますけれども、イギリスの議会制度の中で公認候補を決める過程の中で、ボランティア活動をどれだけやったかというのが非常に大きなポイントなんですね。そのポイントによって、公認が決められていくという、そういう政党の物の考え方があるんです。これは当然、顎足自前、つまり無償の奉仕なわけですけれども、それはきちっと社会的に認知されているわけです。これはやっぱり子どものころからしっかり植えつけておかないと、なかなか大人になっても育っていくものではないだろうと、そんなふうに思いますので、文化課のその守備範囲、本当に広いなと当初申し上げましたけれども、やっぱり部や課をまたがって全庁的にこういったものは今後のあり方としては取り組んでいただく必要があるのかなと、そんなふうに今、実は思っておりますので、さらなるご努力をいただいて、ボランティア立区という言葉も本区では時々耳にすることありますけれども、それを標榜するならば、なおさらのこと、子どものころからしっかりこのボランティアというものを子どもたちに認識をしてもらう、そういったものも教育委員会を通しても、ぜひ連携を取りながらご努力をいただきたいと思います。 ◆深江一之 委員 すみません、関連で聞かせていただきます。今、川口委員がご質問されましたけれども、さまざまな大きい災害、3.11のときもそうですけれども、災害のときでも、やはりその後の大きい水害等の災害をこうむったときに、やはり大変ボランティアの方たちの活躍というのは、テレビやなんかでもマスコミでも取り上げられて、本当に大きな力になっている。その中でやはり本当に子どもたち、もう小学生ぐらいからきちんとボランティア教育というのをもちろん必要なところになりますので、そういうところになれば、当然教育委員会の出番にもなるでしょうし、そういうことあるんだけれども、ただ、ここで江戸川ボランティアセンターという一つの組織というか、一つのセクションがあります。その中でやはりそこがさまざまな分野でも活躍されるボランティアを、やはり統括していくというか、いろいろな意味で、やはり例えば、いま一つお聞きしたいのは、今、江戸川区で大体に何人ぐらいボランティアがやられているのか、わかれば。 ◎関山健二 文化課長 ボランティア、広く多くの方やっていただいて、数字には出てこないボランティアもたくさんいらっしゃいます。そういう中で、団体、私どもボランティアセンターのほうで把握している、登録の人数等を申し上げます。団体としては187団体、それで会員数が5,643人、それから個人としての登録、これボランティア保険とか、そういった手続等をしていただいている方なんですが、それが1,297人、合計、延べです、団体と両方かかわっている方もいらっしゃると思いますので、6,940名という状況はこちらのほうで把握している数字です。 ◆深江一之 委員 その中で、ボランティアにやはり応募してくる中に、やはりそれぞれの思いも当然違うわけだし、その経験度も違う方たちが集まってくるわけです。その辺についてこのボランティアセンターの中で、ある一定の考え方とかそういうことに対して、例えばパンフレットを渡すとか、そういうちょっとした教育指導を行うとか、そういうことというのはやってらっしゃるのか、ちょっとお聞かせください。 ◎関山健二 文化課長 指導という部分に関して申し上げますと、まだボランティアをこれから始めようとか、そういう人たちに対しては、入門講座とか、例えば手話とか点字とか、音訳とか、いろいろそういう福祉分野のことですとか、そういう講座を指導というよりも、そういうボランティアとはということで、入門として区としてやらせていただいているものが1点。  それからあと、既にボランティアをやって実践されている方で、もっと高みを目指したいという方たちのために、例えば外部講師による指導、例えば傾聴ボランティアのためには、臨床心理士を講師にお迎えしてちょっと講義いただくとか、あと日本語ボランティアについても日本語学校の講師にお出ましいただいたり、音訳ボランティアも音訳の指導員の認定を持った講習会とかの先生であったりとか、お話し会のボランティアは人形劇のプロですとか、そういうのを活用してボランティアの方々のレベルアップを図っているという状況でございます。 ◆深江一之 委員 今、課長が答弁されたように、非常にボランティアに対してもきめ細かい、何ていうんですか、達成感を与えるようにとか、いろいろな意味で、ボランティアというのは達成感が一番のことだと思うんだけれども、その中でそういう指導されているんだけども、それって余り表に出てこないじゃないですか、そのボランティアを、実際に、例えばボランティアセンターへ行ってきちんと話を聞かないと。その中で今言ったそういうある部分、ボランティアの達人みたいな方たちからの指導を受けるとか、やはりそういうこともやはり少しもうちょっと外面的にPRしていって、ボランティアをするとこういう経験もできますよと、こういう方たちきちんと指導してもらえるから、この方面ではこういう形もとれますよと、そういうものって私はすごく必要だと思うんです。ただ、やみくもにボランティアだからやりたい、やりたいというんじゃなくて、一つのやはり道筋というか導きをつけてあげるってすごく大事なことだと思うんですね。それについてやはりもっと広報を通じてとか、さまざまなところで、分野のところでそういうお話をされることは大事だと思うんだけども、それについてはどうでしょう。 ◎関山健二 文化課長 確かに、今おっしゃる観点というのは、非常に私どもは重要だと思います。ですので、今後しっかりそれをやっていかなければならないということを決意として申し上げたいと思います。 ◆深江一之 委員 それでは、その点についてよろしくお願いします。以上で終わります。 ○片山知紀 委員長 次に、第2目健全育成費。 ◆藤澤進一 委員 ここでは共育プラザの件について確認を含めてお話をしたいと思いますけれども、現在、区内6施設でこの共育プラザがあるわけなんですけれども、内容を確認してみますと、中学生、高校生がそれぞれ活動の場としてここに出入りをし、ここでさまざまな自分たちが喜びとする活動をしていると、それは音楽であったり、ダンスであったり、あるいは劇であったり、映画づくりであったりと、さまざまに活動の枠が資料からというか、現実に私も何度か小岩とか南小岩のプラザに足を運んでみると、確かにそこには子どもたちが大変笑顔で元気にそれぞれいろいろ目の前のことに取り組んでいる姿を見ることができまして、それは年々それが増えてきているように思います。それは非常に高く評価をするところでございます。  また、区民まつりなんかもそうなんですけれども、そういった成果を地域の人をはじめとして、広く発揮する場、披露する場が、これもまた広がってきているように思いまして、これも大変喜ばしいことだなと思いますし、本来のこの設置、児童館からこの共育プラザに切り替わったときのそういったいろいろな意義ですとか、あるいは指針という目標、方向性、こういったものを考えると、着実にそういった道筋に進んでいるのではないかなという期待が、これからも期待をしたいと施策だというふうに考えております。  その上でお伺いするんですけども、1点目は、地域イベントです。幾つかの私ども地域でも参加してもらって、なかなか好評を得ているんですけども、あの中だけで、プラザの中だけで、建物の中だけで完結しているのでは、これはもったいない話ですし、また自己満足ではしようがないわけですから、ぜひ、「10代の挑戦EDOGAWA」という形でこういうイベントもやってらっしゃいますけども、ぜひ地域の中へ溶け込むような形での、江戸川区も今ボランティアのお話もありましたけど、地域まつりだけじゃなくて、さまざまにそういう地域において、ああいう子どもたちがダンスでも、ロックでも、何でも、音楽でも発表する場があると、チャンスがあると思いますので、こういった場づくりに対して、機会提供に対して行政としての取り組んでいることがあれば、まずそれを実例としてご紹介いただきたいと思います。 ◎田森健志 健全育成課長 今の委員さんのほうからおっしゃっていただいた場の提供でございますけども、もちろん「10代の挑戦」や区民まつりはもちろんですけども、あと地域まつり、こういうのももちろん参加させていただいています。これはやはりプラザは地域の中にありますので、町会、自治会の方々とも連携を取りながら、機会があれば参加させていただく、その中で子どもたちはそこで地域貢献の場を与えることによって学んでいくという効果も出ているんじゃないかなというふうに思います。  また、それ以外にも、最近は区外にも飛び出ていっております。先ほどお話ありました南小岩の映画づくりですけども、今年も江東シネマフェスティバルに出品いたしました。これはもう7回目になります。  また、今年の1月25日には、青山にあります「こどもの城」で、首都圏の8市区の中高生施設17施設が集まりまして大きなイベントが行われました。そこにもプラザから、参加者でもありスタッフでもありという形で参加をしております。私どもとしても、こういった機会をたくさん子どもたちに与えることで、子どもたちのモチベーションを上げていきたいなというふうに思っておりますので、これからもそういう情報を集めて提供していきたいというふうに思っております。 ◆藤澤進一 委員 ということは、課長、今のお話で、子どもたちの活躍、ただ共育プラザが映画を通じて、製作だとか上映あるいはスタッフとしてもやっているよということですけども、それは行政のほうもそういう、例えばこういうコンテストがありますとか、あるいはこういうイベントがありますという、子どもたちにその情報だけ提供してもなかなかうまくいかないんで、当然館の運営スタッフのほうが主体性を持って結んであげないとしようがないことです。それはきちんとなされているという理解でよろしいか、もう一回確認させてください。 ◎田森健志 健全育成課長 そのとおりでございます。プラザの職員も区内だけではなくて、首都圏のやはり中高生施設たくさんあるんですが、そういった職員の交流会などにも参加して意見交換をしたり、情報を集めたりして子どもたちに提供しているというところでございます。 ◆藤澤進一 委員 わかりました。私、これは要望なんですけども、そういった子どもたちの活躍を、活動を地域にももう少し積極的にというか、広くお伝えいただいてもいいのかなと、該当地域は知っているかもしれませんけど、なかなか隣の町会だったり、広く地域だったり、地区だったりという観点から見ると、ちょっとそこら辺については濃淡があるように思いますので、特にそういったプラザの周辺とかはもうすべからく同じような形で、回覧でもいいし、掲示板でもいいし、いろいろな形で、個人の運営委員の方はじめ、個人的にはお知らせが毎月のように届いている。私もそれいただいて、毎月読んでいますけれども、子育て広場も含めて、いろいろ機能が広がって機動性が出てきているということは評価しますので、重ねてその呼びかけを、地域の人に子どもたちの活躍をぜひ紹介する機会をもうちょっと積極的にお願いしたい。これ要望として。  もう一点だけ。その中で感じるのは、プラザへ行った現場で感じるのは、多少やっぱり固定化が見られるんじゃないかなという、その利用者の、例えば。ですから、そういう意味では、中学校とか高校に対する、だって対象は一応そこなわけですから、中学校だったり高校だったりするわけですから、そういった特に高校というと、そこの地域にあったとしても、それは他区他県からいろいろな形で通ってきているんで、クラブだとかそういったことを考えると、現実的に時間がどういうふうに、プラザに行く時間があるかどうかということ、これ現実問題としてあると思うんですけど、逆に、もうちょっと中高生は今クラブ活動ってそんなに人数が毎年増えているという感じではないわけですから、クラブ活動にそんなに参加もしていない子どもたちの数というのは、実際それなりに潜在的に多くいるわけですから、やっぱりそういう近隣の地元の中学校にも、さっき地域というキーワードで言いましたけど、逆に地元の学校、とりわけ中学校にやっぱりこういうプラザの存在というものがもう少し、これも積極的に紹介をしていってほしいと思うんですけど、ここら辺の取り組みで、現実的に今、力を入れていることがあればお答えください。 ◎田森健志 健全育成課長 近隣の中学校へのプラザのPRですが、毎年4月に新1年生に対して、こういうのあるよというようなパンフレットは配っております。また、年に1回程度ですけども、学校の先生をお呼びして地域連絡協議会というようなものも開催して、プラザの紹介などもしております。ただ、まだまだやはりPRは委員おっしゃるように足りないと思っております。来年4月には、今度の4月です、今ちょっと新しい事業を紹介するような、子ども受けするようなデザインの簡単なパンフレットをちょっとつくっておりますので、それをもって今度各館長が営業回りに行こうというふうに思っておりますので、引き続き頑張らせていただきたいと思います。 ◆藤澤進一 委員 意欲を持ってぜひお取り組みいただきたいと思いますけど、ちょっと今聞いた限りでは、余りかかわり方というか、学校とかいうのとの連携のあり方も余り変わっていないように思うんで、むしろもうちょっと積極的にいろいろな方法あるし、また口コミというのは大きな要素ですから、子どもたち自身からも、余り大人がどうだこうだという、子どもたち自身がそういったプラザの魅力を自分たちの行動と言葉で伝えられるようにも、ぜひそういった取り組みにもご尽力をいただきたいと思います。  それから、これは本当に要望なんですけど、私は私見としては、あのプラザというのは不登校児童の一つの拠点としても足り得るんじゃないかと、日中ですよね、学校は行かれないけど、どこか家から一歩引き出すための場としても、地域の方の協力もいただいてそういう使い方もあるんではないかということを、もう何年もこういった場でお話し申し上げておりますので、その回答はなかなか思ったような形で出てこないわけですけども、それはぜひ私は強くそういうことを思っているということで、また再度お伝えをしたいと思いますので、プラザぜひ頑張ってください。 ◆竹平智春 委員 今、共育プラザのお話をいただきまして、私も共育プラザのほうに行かせていただくことがございますけども、まあ子どもたちも一生懸命、いろいろな各館によって特色もありまして、一生懸命やっているんだなということは感じているところであります。  今回ちょっと私は伺おうと思ったのは、ここに、205ページのところにイングリッシュキャンプということで出ておりまして、こちらこの間、文教委員会でもこのイングリッシュキャンプについてちょっとご報告をいただいたところでございまして、ちょうどテレビででしょうか、これを紹介したということで見させていただきました。その中に出てきます中高生の皆さんが、大変輝いて外国人の先生方と一緒に過ごしている、そんな催しが見られたわけなんですけれども、これたしか平井の共育プラザで何か1泊2日だったんでしょうか、やったということでございましたけれども、ちょっとここら辺の事業の内容ですとか、また、実際に予算、講師の先生ですとか、そういった委託料ですとか教えていただきますとともに、あと、参加したお子さんからの何か感想ですとかエピソードとかありましたら教えていただきたいと思います。 ◎田森健志 健全育成課長 イングリッシュキャンプでございますが、今年度試行的にやってみました。今、委員がおっしゃった12月に行いました平井の前に1回、9月に共育プラザ一之江でも行っております。テレビで紹介されたのは平井のほうでございますけども、これはやはり中高生が外国人と一緒にプラザで1泊することで、その生活の中で英会話を楽しんでもらうということを目的にしておりますけども、ルールは本当に簡単で、1泊の中では英語しかしゃべっちゃいけないというものでございます。  参加人数でございますけども、平井のときには中高生が20名、それから外国人、これは講師3名を含みますが、12名が参加しております。講師というのは、今回平井のときに初めてお願いしたんですが、学校のALTを派遣してくれている委託会社にお願いしまして、3名の方をお金を払って依頼したというものでございます。  プログラムの内容としましては、その1泊の中でレクリエーションゲームをやったり、近所に銭湯がございますので、一緒に銭湯に入ったり、またこの間はお好み焼きを、夕食づくり、一緒に行ったりなどして1泊過ごしたというところでございます。  経費としては、大体20万円ほどかかっておりますけども、中高生から参加費1,000円いただいておりますので、それと、あと都からのオリンピック50周年記念事業助成金も活用させていただきましたので、そこから14万円ほど助成金をいただいておりますので、区の負担としては3万5,000円弱というようなところでございます。  参加した子どもたちの感想とかエピソードでございますけども、やはり中高生は英語での会話を大変苦労したけども、とても楽しかったと。もっともっと、1泊ではなく、もっともっと長い時間やりたかったというような話もあります。また、中には、この体験を将来に生かしたいという非常にありがたい感想も書いてくれる子どももおりました。  外国人にもアンケートをとっておるんですが、外国人も、やはりこれだけ多くの生徒とかかわったのは初めてだという外国人もおりました。外で会う日本の子どもたちは非常に引っ込み思案だけども、今日のイベントではとてもみんなフレンドリーだったというように話していらっしゃいます。  また、寝るとき寝袋で寝たわけですけども、様子をうちの職員は見に行きまして、その時間になると日本語も出ちゃうのかなと思ったんですが、その時間もきっちりと英会話を皆楽しんでいたというようなこともございました。 ◆竹平智春 委員 テレビの中だとそこまで出ていませんで、確かに餅つきをやったり、お好み焼きをやったりというちょっとシーンがありまして、大変子どもさんたちすごく生き生きとして英語もしゃべっていましたので、そんな銭湯へ行ったりとか、寝袋で寝ながら、それでも英語でしゃべっていたなんていうの、すごいなというふうに私も思ったわけであります。江戸川区は今、「青少年の翼」もございまして、海外にも行かせてもらって、そういったこともさせてもらっていますけれども、そういった英語に親しんでいくというのはすごくいい環境だなというふうに私も思います。  また、今年はここにも予算がついていますので、今年はどのような形で進めていかれる、今年というか来年度、進めていかれるかを教えてください。 ◎田森健志 健全育成課長 来年度も、今年2回試行させていただきましたので、大体固まりましたので、2回計画をさせていただいております。まだ、プラザをどこでやるかというのは、これからちょっと煮詰めていきたいと思いますので、時期と会場についてはこれからですけども、2回やらせていただく予定でおります。 ◆竹平智春 委員 わかりました。いろいろちょっと予算も講師の先生方の講師料もあるんでしょうけども、また来年度も都の助成金があればいいなというふうに思うんですけど、もし、またあるようでしたら、またぜひそれを使っていただき、年2回とは言わず、もう少しいろいろと増してもいいのかなというふうに思います。泊まらなくても、そういった1泊2日じゃなくても、もっとこう英語に触れるような、何かそういうようなものもやったらどうかなと思いますが、何か今そういうようなものもあるんでしょうか。 ◎田森健志 健全育成課長 今回のイングリッシュキャンプで、英会話というのは非常に子どもたちに人気があるといいますか、興味が深いということがわかりましたので、今年の2月に共育プラザ一之江ではイングリッシュカフェというのも行いました。これは外国人の方と英語で簡単なおやつをつくった後、お茶とおやつを食べながら会話をするというものですが、また今度3月には、同じ一之江でイングリッシュクッキングというのも行う予定でおります。そのように手軽にできるものもございますので、あらゆる機会を通して、プラザの中でも子どもたちに外国人との触れ合いというのを、機会を提供していきたいなというふうに思っております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。これから本当に中高生、これからはもっともっとまたグローバルにいろいろな社会、また世界に羽ばたいていってもらいたい、そういうふうに思うわけでございます。また、2020年には何度も皆様お話にございますように、オリンピック、パラリンピックもありますし、我が江戸川区でも開催もしていくということもありますので、そういったことで、いろいろと今から英語にどんどん親しみながら自信を持って、なかなか私たちは英語を学ぶのが中学からでしたけれども、今の本当に子どもさんたちはもう小学校から英語科もありますし、本当に英語に対しても余り抵抗感なく、学校なんか授業も見ていますと、そういうところがございますので、どんどんそういった機会も、そんなにお金も使わないでできるような形で広げていっていただけたらいいんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひまたこれを進めていただきたいと思います。 ◆大西洋平 委員 共育プラザの件で、私も1点お話しさせていただきます。  今現在、ビリヤード教室についてちょっとお伺いしたいんですけど、ビリヤード元世界チャンピオンの方が、江戸川区の中高生にビリヤード教室を開いていただいて、そして無償で台ですか、寄贈とかいただいて、それでいろいろと取り組んでいただいて、今、南小岩と小岩ですか、二つやっていただいて、そこでちょっと端的にまず聞きたいのですけど、利用率というんですか、ほかのあれでどれぐらいなのかということと、あと、ごめんなさい、大会とかってやっていましたか。ちょっとそれ確認させてください。 ◎田森健志 健全育成課長 現在、南小岩と小岩にビリヤード台を置かせていただいておりますが、南小岩のほうはオープン当初に区のほうで買わせていただいたものです。小岩のほうが昨年、今委員おっしゃったように、日本ビリヤード連盟所属の元世界チャンピオンの梅田竜二さんが、連盟経由でご寄附いただいた台が置いてございます。大体利用は、勝手に、ちょっとやはりビリヤード台、デリケートなところもあるものですから、中学生以上の利用に限っております。利用するには、一旦事前の講習会を受けてもらいます。それをもって自由に利用できるということですので、すみません、利用率というのはちょっと出てこないのですが、小岩のほうでは認定書を発行しておりまして、今150から200ぐらいの間の子どもたちがその認定書をもって好きな時間にビリヤードを楽しんでいるというところでございます。  また、大会ですけども、小岩と南小岩と二つのところでやっておりますので、昨年に1回対抗のビリヤード大会というのも行ったところでございます。 ◆大西洋平 委員 僕も個人的なのですが、大変、学生時代このビリヤードにのめり込みまして、今、高校生との利用についての課題とかもあったりするんですけど、非常に公の機関でビリヤードの競技ができるというのは、非常に意義が大きいと、僕も個人的に思います。新聞に去年ですか、出て、大変興味深く読んだのですけど、一定このビリヤードって、映画とかで言うと、プールバーとかあって、カクテルを飲みながらって、喧騒的な雰囲気がイメージがあるかもしれないんですけど、実際はマナーにも厳しくて、紳士的な、非常に集中力を高めてやる競技なのです。だから、ぜひ高校生とか、いろいろ事前に研修とかやっていただいて臨めるということは大変いいんですけれども、ぜひ大会もやっていただくということで、非常におもしろいんです。僕も大会とか出たことあるのですけど、こういうことがあると聞いて、今ちょっと突発的に聞いてしまって恐縮なのですけど、ぜひ続けていただきたいと思いますし、高校生の利用が増えていけばいいと思いますので、ぜひ引き続きご努力をお願いします。 ◆深江一之 委員 ここでは、子ども未来館のことをちょっとお尋ねさせていただきます。  子ども未来館、私も何度か訪問させていただいたんですけれども、規模はそんな大きくないんですけども、大変非常に興味深い展示もされていますし、そこの中の指導員という方ですか、職員の方か指導員の方か、本当に熱心にそれぞれのことを進めておられて、本当に、逆に恐縮するぐらい一生懸命説明していただけた、そんな思いもあります。ただ、非常に行くのに交通の便が余りよくない、バスを使うしかないのかな、徒歩ではなかなか行きづらいところでもあるということを含めて、今の入場者数というんですか、その辺はどんなような感じでしょうか。 ◎田森健志 健全育成課長 未来館の利用状況でございますけども、大体講座等の参加者は例年400から500の参加になります。これは事前に申し込みを受けている方ですので、毎回変わらないというところでございます。そのほか、突発的においでになる方ですけども、大体1万人前後、それを含めて1万人前後の方がおいでいただいているというところでございます。 ◆深江一之 委員 その中で、今、子どもたちの中で理科離れということもよく言われているところなんだけれども、ああいう展示を見ていると、学校との連携というのはどういうような状況になっているのか、お聞かせ願えますか。 ◎田森健志 健全育成課長 子ども未来館は、展示型の施設ではなく研究施設ということで、当初からそのコンセプトを持ってやっておりますので、なかなかちょっと来て、見て、帰るというところではないものですから、なかなか難しいところなんですけども、各学校にも校長会等を通して営業活動といいますか、説明には伺わせていただき、例えば団体で見学したりとかということがあれば、もちろん受けております。ただ、やはり先ほど委員がおっしゃったように、交通の便が悪いというところもありますし、なかなか遠方ですとバスでしか来れないというところもあったりするものですから、今よくおいでいただくのは、やはり徒歩でおいでいただける学校が多いというところでございます。ただ、これからも学校のほうにはそういった営業活動は続けていきたいなというふうに思っております。 ◆深江一之 委員 本当にいい施設だけに、ただ研究事業だけで、交通の便が悪いからというだけで、ちょっと利用者が伸びないというのは寂しい思いもするんだけども、あそこは例えば隣はポニーランドでしたっけかね、があるわけで、そことジョイントさせて、例えば子どもたちの遠足コースをつくってみるとか、考え方はいろいろできると思うんです、江戸川の河川敷もあるわけですから。そんな中でやはりそういう工夫をしながら、やはり利用者数を高めていく、そして、子どもたちに理科に関するそういう、何ていうんでしょうか、興味を持たせる意味でも、私はすごくいい、逆に言うと利用価値のある施設なのか。特に、本当に指導員の方たちはあれだけの能力を持った方たちをちょっともう少し利用できるんじゃないのかなという思いもあるので、その辺、大変期待しているところなんだけど、そういう思いはどう、そういう考え方ありますか。 ◎田森健志 健全育成課長 なかなか未来館のほうに来れないという状況がありますので、逆に、私どものほうから出向いて出前講座というのも本当に積極的にやらせていただいております。  昨年度は、出前講座で年間で11だったんですけども、今年すくすくスクールにも営業をかけまして、三十数校から要望がございました。さすがに三十数校はちょっと難しかったものですから、教育委員会のほうに調整いただきまして、今回は11校ほど行かせていただいたんですけども、これまでにも既に昨年の11回を上回りまして22回の出前講座を行っております。そういった意味で、指導員も外に出向きながら、自分たちの知識を子どもたちに伝えていくというようなこともしておりますので、来てもらうことはもちろんですけども、外に出向いていきながら、未来館の魅力を伝え、そこで子どもたちが興味を持ってもらって、さらにやりたいというふうに思ってもらって未来館に来てもらうというような流れをつくっていきたいというふうに思っております。 ◆深江一之 委員 今おっしゃっていた出前講座というの、やはりすごく私もいことだと思うんですよ、いい方向性だと思うんです。やはり子どもたちって、理科って、最近理科離れというけれども、さまざまな理科の有名な実験やる先生たちもテレビでやっている先生もいるじゃないですか。ああいうことを見せるってやはり非常に喜ぶわけで、その中でやはり導入部分をうまくやると、子どもたちの興味もますます広がっていくと思うので、日本の場合にはノーベル賞を取るのも大体そういう関係の方たちが多いわけですから、そういう能力をまた伸ばす、そういう意味でも、やはりこの子ども未来館の先は、考え方というのは非常に重要なことだと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ◆田中淳子 委員 今、子ども未来館というお話が出ましたので、関連して幾つかお伺いをしたいと思います。あともう一つ、ここの目で青少年の翼も後でお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  子ども未来館、今、深江委員がおっしゃったとおり、指導員の方が大変に頑張ってらっしゃるということを私も認識しておりますし、出前講座も活発的に行っているということもよく理解しているところです。今、科学というのはお話がありましたけども、資料を見させていただきますと、さまざまなゼミが行われていて、その中には当然科学だけではなくて、大変に注目も浴びているゼミもあるかというふうに思うんですけど、その辺まずちょっと幾つかお聞かせいただきたいと思います。 ◎田森健志 健全育成課長 未来館のゼミは、もともと未来館のコンセプトで科学だけに特化したものではなくて、あらゆる範囲を網羅するということでございます。今、委員からお話しになった、注目を浴びたのは、やはり法律ゼミというのを今年度1年間かけて子どもたち行いました。これは一昨年にも1回やっておりまして、2回目になるんですけども、早稲田大学の法学部の西原先生を中心に、毎月1回ゼミを行ったものでございます。そのゼミの内容が昨年本にもなりまして、大変広く評価されたというところでございます。そのようにこれからもさまざまな分野に向けて未来館はゼミの内容として取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆田中淳子 委員 今、お話のあった法律ゼミ、私もこの間1回見学させていただいて、これなぜ見学させていただくきっかけになったかというと、国会議員からお声が入りまして、ぜひ見に行きたいのでというお話で、地元の区会議員が一緒に行ってねということで、私、参加させていただいたんですけども。そういうお声が入らないと、なかなか知らなかった一つでもありまして、やはり本当に国を挙げて非常に注目を浴びていたにもかかわらず、申しわけないなというふうにも感じたんですけども、早速、本も読んでみまして、やはりそのゼミにいた子どもたちを見ると、子どもたちもそうだし、一昨年参加していた子たちも卒業してはいるけれど、一緒にやはりかかわりを持って取り組んでいらっしゃるという姿にとても感銘しました。  都政新報にこういうことが書かれておりまして、西原先生、私も交流を持たせていただきましたけれども、その教授がおっしゃっているのは、ゼミは驚きの連続だったと振り返ると、子どもたちは当初戸惑い気味で、発言をはばかる雰囲気があったが、なれたら楽しそうに自分の意見を言い合い、議論を始めた、子どもたちはこうした結論を導き出す頭の使い方を求めていたのではないかと話していらっしゃる。その中で、特に印象に残る授業の一つというのに、いじめをテーマに行った最終回があったというんですね。「いじめをなくすという、なくすためにどうするか」という大人の問いに、子どもたちは「いじめは人間関係であり、なくならない、なくすのではなく、いじめられたときに孤立しないよう取り組むことが重要」などの結論を導き出したと。大人はいじめをなくそうと軽々しく言うが、子どもは詭弁だと知っている。だが、いじめにどう立ち向かうかを説明する言葉を持てば、子ども自身その解決策を導く力を持っているのかもしれないと、大人たちはこれまで子どもに言葉という道具を与えてこなかったのではないかと西原教授、大人は子どもにルールを教え込ませようとするが、本当に必要なのは、子どもに自らの考えを示す場を与えることではないだろうかという記事が都政新報に載っておりまして、私は本当にそうだなと、これがやはりこの未来館の求める部分ではないかなというふうにすごく感じておりまして、今後もぜひしっかりと進めていただきたいなというふうに、ちょっと長くなりましたけど、思っております。  また、いよいよこれ4月29日だったと思うんですね、大変にいいお天気で開会式というんでしょうか、オープニング式、5周年を今年迎えるんですけども、何かお取り組みがあるかどうか、ちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎田森健志 健全育成課長 今度の4月29日で5周年を迎えるわけですけども、特に式典等は考えてございませんが、毎年4月29日のオープン記念日を中心に、ゴールデンウィーク期間中、未来館ウィークというイベントを行っております。今年は5周年ということもありますので、いつもよりちょっとにぎやかにしようとかなというふうに思っております。  毎年実施しています、これこども図書館との共催になりますけども、記念講演会の講師には、鶴岡の加茂水族館の、クラゲで有名な、あそこの副館長の奥泉氏を講師に招いてクラゲの話をしてもらったり、せっかくクラゲですので、葛西臨海水族園も協力いただきまして、一昨日でしたか、読売新聞にも出ておりましたが、葛西臨海水族園では来年度、移動水族館を導入します。ウミクルという名称ですが、それも未来館に来ていただくということになっておりますので、そういったことで、少しにぎやかに、5周年でもありますので、やっていきたいなというふうに思っております。 ◆田中淳子 委員 もうぜひにぎやかに、区長にもぜひご参加いただいて、にぎやかにやっていただいて、やはり子ども未来館がこういうことをやっているよというのを広く子どもたちに周知していただきたいなって思っています。  そして、さっきちょっと交通便の件がありましたけれども、これはちょっと要望にしておきますけれど、やはり非常に駐車場も少ない、これ現実でして、近隣の方々からいいますと、非常に出入りも厳しいということで、やはり心配の旨もございます。そういう形を含めれば、特にイベントのときなどは駐車場ですね、河川敷の。やっぱり周知徹底をしっかりとやっていただくことが、この未来館のウィークに対してでも無事故に終われる一つかなというふうに考えておりますので、ぜひその点に関しては要望したいというふうに思います。  また、先ほどもボランティアというお話がありまして、そのゼミ、またいろいろな講座に出た子どもたち、またいろいろ考えますと、5年後に迎える東京オリンピック・パラリンピックに向けても、やはりその点に関しての講座も新たに組み込んでいただければなというふうにも考えておりますが、その点はいかがですか。 ◎田森健志 健全育成課長 まだ具体的にその辺のことを考えておりませんけども、さまざまなゼミや講座の内容につきましては、月1回行っております事業検討会等でも煮詰めておりますので、その中でも話題を出しながら、材料の一つにできればというふうに思っております。 ◆田中淳子 委員 そうですね、やはりスポーツの振興という部分と、またその歴史の部分でオリンピックを学ぶという部分という角度も非常に大事な角度ではないかなというふうに考えておりますので、ぜひ要望しておきたいと思います。  続いて、青少年の翼について、何点かお伺いをしたいと思います。  青少年の翼も約10年を越して、この間も卒業というんでしょうか、参加した人たち、もう十分大人になっている子たちだと思いますけれども、アンケートなどもおとりになったというふうに聞いておりますが、特色あるようなお言葉、声が入っていれば、幾つかお聞かせいただければと思います。 ◎田森健志 健全育成課長 今年度、これまで916名の子どもたちが青少年の翼に参加しておりますが、そのうちの20歳以上の参加者にアンケートを送りました。内容としましては、参加してよかったことですとか、あと、今でもホストファミリー、派遣先で出会った人と交流していますかとか、この青少年の翼に参加したことが就職や進学、ライフスタイルにどのような影響していますかとか、そのようなこと、あと自由意見として、青少年の翼について書いてもらったり、またあと、保護者にも青少年の翼への意見、ご感想を書いていただいております。それは20歳以上になっている520名に送付して、アンケート調査をさせていただきました。残念ながら、回答率はちょっと低くて、17.5%、91名の方からの回答でした。ほとんど、ほとんどといいますか、全てが非常によかったという回答でございます。中には英語に興味を持ったとか、これを機会に英語に興味を持ったとか、勉強する意欲につながったとかという語学的なことだけではなく、自分自身に自信がついたとか、あと何事にも挑戦できるようになったとか、視野が広くなったとか、そういった自分自身の成長を感じさせることができたというようなコメントも多くありました。そのような内容でございます。 ◆田中淳子 委員 当初、青少年の翼、どうしても大人たちはいろいろなことを期待してしまうかもしれないですけれども。しかし、やっぱり人間形成の上でお一人お一人がどういう人生歩まれたかということが私は大事だというふうに、青少年の翼参加しても思うんですね。ですから、アンケートはアンケートとした上で、その回答率が少なかったというお話があったけれども、きっと回答されなかった方が全てマイナーなことではないと思っておりますので、これからもぜひしっかりと進んでいただきたい事業の一つですね。  青少年の翼基金というのがいよいよ4月からきちっとした形での基金というふうになりましたけれども、以前は資金繰りが大丈夫なのかとかですね、はじめのころ思いました。でも、順調にやっぱり地域力だなというふうに思いますけれども、地域の皆様がやっぱり指定寄付とかという形で青少年の翼に対して、前向きに捉えていただいている。子どもたちの未来を担っていくのに対して貢献していきたいという方々がやはりたくさんいていただくおかげで、しっかりとした形での基金という形にもなったというふうに思っているんですけれども、その点どのような、金額も含めてちょっとお考えがあればお聞かせいただきたいというふうに思います。 ◎田森健志 健全育成課長 今年度、おかげさまで52件のご寄付をいただきまして、総額7,200万円ほど今回いただいております。もちろん大口のご寄付もありましたので、本当にありがたいことでございます。おかげさまでこれで来年度の繰越額も6,300万円ということになりますので、来年も続けられるということでございます。この後も引き続き、特に私ども積極的にここに寄付くださいということではないのですが、ご寄付をいただく方にはこういうのもありますよということをご案内していただきながら、賛同いただける方は翼のほうにということでお願いしていければなというふうに思っております。 ◆田中淳子 委員 やはり本当に何回も申し上げて恐縮ですけれども、大口も含めてそれぞれの皆さんの思いが、やっぱり未来の子どもたちにということでの寄付ですので、それがしっかりと担保されるとともに、これからも区が積極的に働きかけないかもしれませんけど、私のような立場は積極的に働きかけていきたいなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。  このやはり青少年の翼に参加した人たちにも、今、中高生が行くわけで、さっきの東京オリンピックの話がありましたけれども、この件に関してもぜひ意識を持って取り組んでいただけるような。アンケートなんかにもやっぱりボランティアの社会貢献の活動続けているかというお話の中には、非常に前向きに捉えていらっしゃる方々も多くて、やはりこの点に関してもやっぱり注目しながら今年度などは特に取り組んでいただければということを要望して終わります。 ○片山知紀 委員長 それでは昼どきに入りましたので、ただもう1項目残っております。したがって、けじめのいいところでこのまま続けて、そしてご協力をいただいて、再開時間はちょっとずれ込みますけども、そういうことでご理解をいただいて、最後の次に、第2項保健体育費を審議したいと思います。よろしくお願いします。ちょっとお待ちください。  第1目スポーツ振興費。 ◆竹平智春 委員 ここでは2点お伺いしたいというふうに思っております。1点は、トップアスリートのスポーツ教室についてまずお聞きをしたいというふうに思っています。このスポーツ教室、数年前から行っているというふうに伺っておるわけなんですけれども、これまでどのような選手の方がお見えになっているのか、またこの教室に参加する対象者、そして参加者の方のまた反応ですとか、そういった感想などありましたら教えていただきたいと思います。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 トップアスリート教室についてのご質問でございますが、これは江戸川区にゆかりのある選手をお招きをしまして、平成23年度から毎年1回、スポーツセンター、あるいは総合体育館で実施をしており、これまで4回行っております。1回目が柔道の金メダリストであった谷本歩実選手、以降、バレーボールの大山加奈選手、バドミントンの佐藤翔治選手、そして今年度が卓球の岸川選手と、これまで4名の選手をお招きしております。  対象なんですけれども、小中学生でそれぞれの競技、バレーボールならバレーボール、柔道なら柔道をやっているお子さん方を募っております。子どもたちの反応ということですが、教室の終了後にサインを求めるなど、おのおのに打ち込んでいるスポーツのあこがれの選手を目の前にして、まさに目を輝かせながら、身近に感じて教えてもらったということを非常に喜んでいる様子でございました。 ◆竹平智春 委員 なかなかこのトップアスリートに直接会えるということもすごいですし、直接その方から指導を受けられるなんていうのは本当に子どもたちにとってはすごく夢の夢というか、そんな思いなんじゃないかなというふうに思いますけれども。この子どもたちがやっぱりそういった選手にふれながら、ふれることできっとまたもっと練習してみようとか、自分もオリンピックの選手になってみたいとか、そういう心も芽生えてくるのかなというふうにすごくわくわくする気持ちであります。また、こういったことで今年度もこの事業を進めていくかと思うんですが、今年度はどのような形で進めていかれるのかお聞かせください。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 今年度も年に一度予定をしてございます。ただ、このトップアスリート事業そのものにつきまして、今後につきましては、これまで屋内競技だけでしたが、屋外競技を取り入れて年に2回ですとか、あるいは指定管理者とタイアップをしながら、それぞれのスポーツ施設での開催など、さらに拡充をしていこうと考えてはおります。 ◆竹平智春 委員 今、拡充をしていくというお話がございました。区内にゆかりのある選手というのが、どれだけちょっとトップアスリートの方がいらっしゃるかというのも発掘もあるのかもしれないんですけれども、いろいろとご努力いただきながら、どんどんまたそういったお子さんたちが触れられるような機会をまたぜひつくっていただきたいというふうに思います。何度も先ほどからオリンピックの話も出ておりますけれども、やはりどんどんこの機会、オリンピックを契機に子どもさんたちにもスポーツというものに対しての親しみ、またそういう意識もより一層高めていくということがまたこの教室の大きな目的でもあるんじゃないかなというふうに思っております。  実は、このトップアスリートということでございますけれども、私住んでおります地域なんですけども、昨年に田子ノ浦部屋というお相撲さんの部屋ができたということでございまして、大関もそこにはいらっしゃるということで、地元の方たちもご挨拶に行ったりしたんですけれども、親方もぜひこういったところ見に来てくださいというふうにもおっしゃってくださっていまして、大変ありがたいお声をいただいたわけなんですけれども、江戸川区にはお相撲さんというのは大変ゆかりがございます。特に小岩もですね。また、武蔵川部屋でしょうか。そういうものもいらっしゃってね、去年でしょうか。区長と対談も親方もされたということもございます。そういったお相撲さんともまた触れるような機会もいいんじゃないかなというふうに思うんです。相手のあることですから、積極的になれないかもしれないかもしれませんけれども、ぜひそういったことも機会があれば触れて、子どもたちが触れられたらいいなというふうに思いますけれども、ここら辺はいかがですかね。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 ただいま、委員さんがおっしゃいましたように、まさに江戸川区ゆかりの偉大なる力士が身近にいらっしゃるわけでございまして、今後、トップアスリート教室などのお手伝いをいただければと思っております。 ◆竹平智春 委員 ぜひよろしくお願いします。  次に、2点目にちょっと質問またかえさせていただきます。河川敷のグラウンドの野球場の使用についてちょっとお伺いしたいというふうに思っています。実は、先日、中学生の野球のチームの方からなかなか野球場をとるのに予約がとれないというようなそんなお声が実はあったわけなんです。そこで、利用に関してちょっとお聞きしたいんですけれども、江戸川とか、その荒川の河川敷にあります野球場には小学生、チームの専用の少年野球場というのはたしか16面あるかと思うんですけれども、中学生というのは現在その中学生は大人のチームと一緒に使える大きさなんでしょうけれども、そういった野球場を使っているということで、確か25面あるというふうに思うんですけれども、実際に今この野球場を利用できる団体登録というんでしょうか。そういった大人の野球のチーム数、また小学生のチーム数というのはどのぐらい江戸川区はあるんでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 河川敷グラウンドの野球の利用についてでございますが、申し込み基準といいますのは、チームごとに「えどねっと」というものに登録をしていただきまして、登録した団体が申し込みができます。登録の条件ですが、大人の野球チームは区内在住在学の高校生相当以上のもので9名以上在籍。また中学生チームにつきましては区内、区外及び野球サッカーなどの種目は問わないんですが、中学生が5名以上のチームで二十歳以上の監督者保護者が代表となっているチームが登録できるようになっております。現在の登録数ですが、大人の野球チームにつきましては316チーム、中学生チームは92チームとなっております。 ◆竹平智春 委員 今ちょっとチーム数も出まして、大人が今316チームって言いましたですか。中学生が92ということで、両方あわせても408チームありまして、今先ほど私もちょっと言いました野球場25面、さらにほかにもちょっと都立公園ですとか、民間だとかそういうのも含めると大体30面ぐらいあるというふうに私も調べましたんですけれども、大体このチームというのは比較的使うのってやっぱり土日が多いのかなと思うんですね。そうしますと、408チームが30面を使うとなると、なかなかとれない。かなりの倍率になるのかなというふうに思うんですね。今、説明申し込みの基準ですとかご説明いただきましたんですけれども、この中学生チームというのはこの予約ができるのは大人の抽せん予約の抽せん結果の後ということで、空き予約が開始になった日の翌々日ということになるわけなんですよね。それだと、申し込みが可能になったときにはもう既に予約が埋まっておりまして、そういった状況で中学生チームがなかなか利用できないということになるわけなんです。比較的、葛西方面ですとか、民間の野球場とかもありますんですけれども、中学生の利用もできるようなんですけれども、私の住むほうの小岩方面はなかなか野球場が河川敷がメインになっちゃうと思うんですが、そういったところでなかなかとれないということやっぱり大変困っていらっしゃるんです。そういうことで、今後ぜひ中学生チームも抽せんに参加できるようになればいいなというふうに思うんですが、どうしても無理ならばせめてもその抽せん発表翌日からこう結果が出て、空き予約が開始になったときに、二日後とかじゃなくて、もう翌日に、発表した翌日に、申し込めるような形でやはり公平な観点からできないのかなというふうに思うんですけど、そこら辺いかがですかね。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 中学生の利用については時折そのような要望が聞こえてきますけれども、現状の仕組みをすぐにかえるというのはなかなか難しいことではございますけれども。例えば使用料を見たときに、大人は有料で中学生は無料でございます。この有料団体と無料団体を同じ土俵で抽せんにかけるのはどんなものかとか、さまざまな課題はあるんですけれども、今のお話は要望として受けとめさせていただいて考えてまいりたいと思います。 ◆竹平智春 委員 ぜひ前向きにちょっとご検討いただいて、中学生チームも多分当初この申し込みが始まる、野球場ができてきたときから比べるとどんどんチームも多分増えているのかなというふうには思います。大変、少年野球も活発になってきていまして、その後、さらにまた上のチームへということで、力も多分野球チームも入っているんだと思うんですね。そういったことからぜひそういった前向きにちょっと申し込み方法の検討もしていただければと思いますので、要望で終わります。 ○片山知紀 委員長 運営にご協力をいただきたいと委員長からお願いをしておきたいと思います。昼どきにずっと入っております。したがって、ここで打ち切ることは考えておりません。ただ、やっぱり執行部のいろいろとこの時間なんかもあるでしょうから、そこらあたり勘案していただいて、そしてできるだけ端的集約して、質問をしていただくなり意見もあわせてお願いをいたしときたいと思います。あとお二人かな、4人いる。困ったね、これだと。大分、そうすると15分や20分あるけど。途中で切ると執行部の。ちょっとお聞きします。ここでスポーツ振興課のほうでこれに関連して今ずっと出るわけだけども、時間的にはどうなのかな。そうするとお宅のいろいろなスケジュール、嫌とは言えないんだろうけれども、そこらあたりで。 ・・・ ・・・ ○片山知紀 委員長 もちろんそうなの。ただ、私はやっぱり執行部のことも考えてあげたいなとこう思ったんです。議会が優先なんだけど、議会のことでやっているんだけども、一言ね、バランス感覚というかな。そこらあたりもね、ちょっと考えてあげたいなと思うんですよ。余計なこと言いましたけども。  それでは4人いるんで、このまま、5人いる。  それでは、スポーツ振興課だけ午後の部、ちょっとおつき合い、これ5人もいるんで。出席して、あとほかの課の人たちはそういうことで仕事のほうへ回っていただくという。午後のね。そんなことの仕切りをさせていただきますので、いいですか。各委員さん、いいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 そういうことで、申しわけない。スポーツ振興課だけ一つ協力してください。  それでは、午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。再開時間は午後1時20分といたします。暫時休憩いたします。            (午後12時17分 休憩)
               (午後 1時20分 再開) ○片山知紀 委員長 それでは、予算特別委員会を再開いたします。  予算説明書の206ページをお開きください。午前に引き続き、第1目スポーツ振興費の審査を行います。第1目スポーツ振興費。 ◆間宮由美 委員 河川敷グラウンドの日よけについてお聞きをします。資料によりますと、熟年者の利用の多い場所に1カ所設置とありますが、河川敷における日よけについてはどのように考えておられるでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 資料313でお答えをさせていただいておりますが、河川敷の日よけについてでありますが、洪水等の水害発生時に川の正常な機能を維持するために、河川敷には原則として工作物の設置は望ましくないとされております。そのため、区としては野球におけるバックネット、あるいはサッカーにおけるゴールなど必要最低限のものだけが国交省から許可をされております。したがいまして、日よけについては資料にあるところ以外は設置ができないという状況でございます。 ◆間宮由美 委員 では、河川敷における熱中症対策についてはどのような取り組みをされているでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 熱中症対策としましてですが、3点ほど取り組ませていただいております。一つ目はグラウンドの使用に当たりましては、必ず管理員とそれから利用責任者が相対で対面いたしますので、その際に直接ご説明を申し上げております。二つ目ですが、日中、暑い日はグラウンドの管理員が水分補給や各自での暑さ対策を車によって上流から下流までアナウンスをして回って、頻繁に注意を喚起しております。そして3点目ですが、万が一熱中症になってしまった場合に備えて、管理事務所のほうには保冷剤やスポーツドリンクなどを常備しております。 ◆間宮由美 委員 日よけが設置できれば、それが好ましいと思いまして、これまでも何回か質問してまいりました。しかし、河川敷という特殊な事情な中で、どうしてもその日よけがつくれないということであれば、それにかわる方法をとらなければなりません。そして、既に区としては三つの取り組みをして成果をあげているとのことで今ご答弁がありました。熱中症ゼロということを目指して、今年の夏もさらにご尽力いただけますようお願いをいたします。  次は、要望としたいと思います。同じ河川敷の施設として水辺のスポーツガーデンがございます。ここでは昨年度国体のデモンストレーション競技としてローラースケートの競技が開催をされています。その中で初めてスケートボードのセクションと呼ばれる構造物を置いたスケボーの大会も開かれました。そこに来ておられました世界各国を回っているローラー競技のコーチの方はスケボーもローラー競技の一つとして世界では位置づけられているということで、お話をくださいました。私は議員になってからずっと要望してきたスケボーパークなんですけれども、今もその要望というのは、多くの若者たちから引き続き強くあります。あそこに水辺のスポーツガーデンでもできましたハーフパイプとか、ミニランプ、こういったセクションと呼ばれる構造物をどうしたら、どこになら置くことができるのかということで改めてご検討をお願いしたいと要望する次第です。これは要望としたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 河川敷の日よけのことでちょっと関連して私も伺います。それともう一つプールのことも後で一緒に言わせていただきますので、よろしくお願いします。  まず、日よけのことなんですが、少年野球チームの人たちが大変熱心にいつも活動されていて、何とか日よけができないかということでお尋ねがあって、私も何とか工夫できないかと思いまして、平井のJRの河川敷の荒川河川敷の線路のそばに、寄贈された大変大きな木が植えてあるんです。なので、例えばそういう工夫の一つとしてそういう何かいろいろなことが考えられると思うんですが、さっきは管理面でいろいろ具体的なことが言われておりましたけれども、何かもっと違った方法で工夫していただけないかなというふうに思いまして、ぜひとも今後も工夫お願いしたいということで意見として言わせていただきます。  プールの件で質問を続けてすみません、お願いします。前から葛西の南部地域でプールの施設が欲しいということで私も質問させていただいて、同僚議員の方からもそういうご意見がたくさん出ていると思いますけども、先日、カヌーのスラローム競技場の建設にかかわって、流れるプールとか、カヌー教室とか、大変夢のあるお話を伺いました。私もそういうことの施設を望むものでございますけれども、それはいわば5年後ということになりますのでね。それまでの間に何かできないかということで2点伺います。一つは区が夏休みだけ学校のプールを、区民プールとして使っていますけれども、そこの経過とまた葛西南部地域の学校で何かできないかと、以上2点です。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 学校プールについてでございますが、区民プールの代替として現在2校で行っております。いずれも区民プールというものが以前あったんですけれども、松江プールが老朽化をして閉鎖するに当たりまして、西小松川小学校。そしてまた小岩プールの代替として上小岩小学校、この2校を学校プールとして開放してございます。学校プールにつきましてはこのような経過の中で区民プールの代替ということになっておりますので、南葛西地区で学校プールを行うという計画が現段階ではございません。 ◆大橋美枝子 委員 鹿本中学校と総合体育館が兼用でお使いになっている温水プールがございます。そのようなスポーツ施設を、今後学校の改築の際に南部地域でぜひとも検討していただきたいというふうに思います。意見として申し述べます。 ◆金井茂 委員 区内のプール施設に関してちょっとお伺いをしたいんですけれども、今、完全防水の軽量コンパクトなヘッドフォンなんかで音楽が聞ける状態のものって市販されているものがあるんですが、そういったものを区内のプール施設で利用が可能なのかと。民間の施設ですと今そういうの使っても大丈夫な環境が整いつつある中で、区内のプールの施設ではそういった利用が可能かどうかということ、今現状どうなっているのかお聞かせください。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 プールにつきましては、原則、帽子、ゴーグル、水着以外の時計、あるいはアクセサリー等の着用は外していただいております。したがいまして、ウォークマンとヘッドフォンも禁止させていただいております。大きな理由としてヘッドフォンにつきましては特に耳にイヤホンしていますから、外部からの音が遮断されてしまって、安全管理上も大変よろしくないということから禁止をさせていただいております。 ◆金井茂 委員 外部からの情報が遮断されるということで、安全面でということでそれはいたし方ないなという感じもするんです。そんな大きな音で聞くということもないのかなと思うんですが、安全第一ということはそうなんでしょうけども。であるならば、その泳ぐことをメインにやっている人には必要ないものかもしれないんですけど、例えば高齢の方であるとか、リハビリであるとか、体力づけなんかで、よくプールを歩いている方多いと思うんですが、そういった方なんかは好みの音楽を聞きながらという楽しいムードの中でそういったことをしたいという要望が2、3いただいたものですから、お伺いをしたいんですけども。であるならば、場内に、プールの施設内にBGMと言いますか、音楽を流すって楽しい環境の中でやれるというような環境が現状あるのかどうなっているんでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 プール、スポーツ設備におきましては総合体育館とスポーツセンターございますが、総合体育館のプールにおいては「FMえどがわ」ですか。FM放送を流しております。ただ、スポーツセンターのほうは特に放送などは現状では流してないというのが現況でございます。 ◆金井茂 委員 であるならば、総合体育館ではラジオが流れていると。どういったものか、音楽とか何とかということもあるんでしょうけども。であるならばスポーツセンターのほうもそういったBGMが流れる、流れている環境の中でというのが望ましいのかなと。ぜひその辺のことを思うんですけどもいかがでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 先ほど委員さんおっしゃったように、確かにプールの中のウォーキング等の利用も多くなってございます。施設と協議をしながらスポーツセンターについても検討を進めてまいりたいと思います。 ◆金井茂 委員 ぜひ前向きにご検討いただければと思います。  これ要望なんですけども、BGMいろいろな音楽だったり、アップテンポなノリのいいのとか、落ちつきのあるようなとかというのもあるかもしれないですけど、ぜひその中で区歌を流すというのもね、何か一つありなのかなと。ずっと区歌流れていると飽きちゃうかもしれないですけど、やっぱりいろいろな行事参加する中で、区歌を歌える人。歌詞を見れば歌える人。あと知らない人なんかというのもまだ多いと思うので。要所要所、区歌が流れることでよりなじみのある、とても僕も「憧れの、躍進の、人の輪の」って、とってもこの歌好きなんで、ぜひ区民の皆様にもよりなじみのある歌として、いろいろな会場でみんなで元気に歌えるようなふうなことができたらさらにいいのかなと思うので、BGMにまた時々区歌を取り入れるなんていうのも考慮に入れてご検討いただければと思います。 ◆中里省三 委員 少し確認の意味で聞かせてください。各施設において、維持補修費と整備費というのが分かれているのですが、この意味は何でしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 維持補修費というのは、年間を通じて施設のメンテナンスにかかる経費でございます。一方、整備費というのは例えば屋根の防水工事など、大型な大規模工事にかかる経費のことを指しております。 ◆中里省三 委員 そうしますと、11のグラウンドと13のプール、こちらのほうには維持補修費というのはあるんですけれども、整備費がないというのは大規模な工事はないんだというふうに読んでいいんでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 そのとおりでございます。 ◆中里省三 委員 そうしますと、大規模工事はできるだけないほうがいいんだろうというふうに一般的には思うんですが、ところがいろいろな施設見ているとほとんどが整備費が組まれているということは、これは何か老朽化が進んでいるというのか、あるいはその他の理由があるんでしょうか。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 老朽化といいますとどうしても壊れてしまうというイメージがあるんですけれども、それぞれ施設年数がたっておりますので、経年劣化による補修ということでございます。 ◆中里省三 委員 わかりました。できるだけ安全な施設になるようにこれからもお願いしたいと思います。 ◆藤澤進一 委員 ここでは古巣のスポーツ推進委員のこと確認をしたいんですけれども、区民の世論調査なんか見ますと、大変やっぱり自らの希望はなんですかというと、健康という答えが毎年大変高い順位を占めるんですけども。その中でなかなかスポーツがある環境が仕事だなんだという家庭環境の中でなかなかないと。そうするとよく土手、この間、健康の道の話もしましたけども、ウォーキングだとかジョギングだとかそういうふうにマラソンだとか一人でできるものをよくやっている姿は見かけられるところなんですけども。何かみんなで楽しみたいという志向も一方では非常に強いものがあって、そういういろいろ区民の健康ってキーワードとそれからまあ余り難しくなく、手軽に何人かで仲間とかあるいは初めてやる人だけれども、同じ同行の市の方といろいろスポーツ楽しみたい。それで自らの健康に反映させたいというそういうニーズに応える一助一翼を担っているのはスポーツ推進委員であるというふうに思います。  そうした中で、私も体育指導員でしたし、課長もそういえばあのころ平成の6、7年ごろですかね。課長も職員でスポーツ課にいたし、後ろにいる係長二人もそのときのあれで。小岩事務所の所長もそのとき一緒にいた、いろいろ不思議なご縁ですけど。そういうこと振り返りながら今思うと、大分体育指導員のね、今スポーツ推進委員の方々ですけど、いろいろ活動はとにかく私ども現役でやっているときから忙しいと。とにかく忙しいと。ひたすら忙しいでやっていた。だけども、その忙しさにやりがいがあったり、価値が。我々自分たちのその存在なり活動に価値があって、価値観が見出せたから多くの仲間がこうして頑張っていて、それ今も変わらないと思うんですけども。そこで今言いましたように、健康と向き合う区民の環境づくり、こういったものに対してのスポーツ推進員の担う役割というのは今も不変のものがあるという期待を込めて古巣の仲間たちが今どんな形で、最近のスポーツ推進委員会の現況について課長からご説明いただきたいのでお願いいたします。 ◎高橋和彦 スポーツ振興課長 ただいま委員さんご説明のとおり、確かに一人でできるスポーツ等はそれぞれやっておりますが、みんなでできるようなスポーツ、これはいわゆる生涯スポーツと読んでおりますけれども、今、区内各地でゲートボールですとか、ターゲットバードゴルフ、あるいはグラウンドゴルフなど生涯スポーツが普及して、今では連盟や協会ができております。これはそもそも体育指導員、今のスポーツ推進委員、前身には体育指導員会が各地区の講座等を通して、普及活動を行ってきた賜物でございます。  また、そうした生涯スポーツの普及だけでなく、体育指導員、スポーツ推進委員の皆さんがこれまで毎月の定例会、あるいは地区部会専門部会とご自分たちでの勉強の会議の場。あるいは地区委員会活動、区内の行事への協力など、本当にさまざまな方面でご活動いただいて、委員さんおっしゃったように忙し過ぎるスポーツ推進委員と言われております。どれくらい活動するのとお聞きしたときに、月3回という返事が来て、この月3回が実は活動のない日が月3回ではないかというほど、ご多忙を極めてございます。そんな中で、忙し過ぎるだけではだめだということから、近年では会議をスリム化を図ってみたりとか、自分たちで役割分担をするなど知恵を出し合いながら、日々研さんを重ねていただいております。そのような精力的な姿には、私、担当時代、そしてまた今立場をかえて戻ってまいりましたが、健康スポーツ都市江戸川の礎を築いていただいたのはまさにスポーツ推進委員の皆様だなと感謝しております。このスポーツ推進委員会ですが、昭和32年に体育指導員制度として発足をし、平成24年度に法の改正によりましてスポーツ推進委員と名前をかえておりますが、3年後には発足60周年を迎えます。これまで積み重ねてきた歴史の重みを感じながら、スポーツ推進委員の皆さんもますますご活躍をいただいておりますし、また私どもも区としてスポーツ推進委員会の皆様とスクラムを組んでさらなる地域スポーツの発展に努めてまいりたいと思っておる次第でございます。 ○片山知紀 委員長 以上で、第7款文化共育費の審査を終了いたします。  次に、第8款生活振興費の審査に入りますが、委員の交代及び執行部職員の入れ替えがありますので、休憩したいと思います。再開は1時50分です。暫時休憩いたします。            (午後 1時37分 休憩)            (午後 1時46分 再開) ○片山知紀 委員長 それでは、休憩前に引き続き再開をいたします。  はじめに委員の交代がありました。大橋委員から小俣委員に交代しましたので、報告します。座席については現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 それではこのとおり決定をいたします。  それでは、第8款生活振興費の審査を行います。予算書同説明書の220ページをお開きください。第1項地域振興総務費、第1目地域振興費より審査願います。 ◆田中寿一 委員 ここでは2点、勤労福祉会館とそれから新川についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず1点目、勤労福祉会館についてでありますけども、今回この予算の中で設計等委託料として7,400万円強ほど計上していただいておりますけども、26年の一定で要望させていただいたとおり、地域に住まう人々の主たる活動拠点として、この勤労福祉会館が今度はごく近い距離、船堀街道またいで西側のところに都有地でありますけども、そちらのほうに移設という形で新たな形になっていくということで非常にこの点を高く評価させていただきたいと思いますし、あわせて利用者の方々にとっても切れ目のない形で現在の建物をまずは利用していただいている中で新しい施設ができあがってから移っていただくということで、切れ目のない形でそこが移行が進むということで、この点についても改めて高く評価をさせていただきたいと思います。そういった中にあって、やはりこれは地域の施設でありますから、地元の方々の声をしっかり踏まえながら、この建て替えも行うという観点は非常に重要な観点であると思いますけれども、つい先日、地元の町会・自治会の会長等中心とした方々に説明会を実施したということで聞いておりますけれども、その中でどういうようなご意見、ご要望等がまず1回目の説明会としてあったのか。またあわせてできたら今後のスケジュールについても改めて確認させていただきたいと思いますのでお願いします。 ◎茶谷信一 地域振興課長 委員さんおっしゃるとおり、都営住宅の老朽化により勤福会館の今後の道筋がある程度一定のものが見えてきたということで、早めに区民の方にいろいろとご意見をいただきながら設計をつくっていこうということで今進めているところであります。2月の19日でございますけれども、船堀地区の全部の町会・自治会長さんとサークル連合会の代表の方、あとは青少年の代表の方ですか、地元の商店街の方とか、そういう代表の方に皆さんお集まりいただきまして、まずはじめのたたき台、たたき案としてつくったものをご提示して、いろいろとご意見を伺ったところであります。その中ではまだ詳細な図面ではありませんので、新しくできるところにも和室は従来のものができるんでしょうかとか、スポーツルームの広さで卓球台は何台ぐらいおけるんでしょうかとか。あと、あそこは非常に太鼓が盛んで地下で実は太鼓をやっているものですから、今後も太鼓はできるんでしょうかとかですね。あとお祭りを長く、もう39回やっておりますので、そういうお祭りの道具をしまうところができるんでしょうかとかですね。あと、もう少し広い部屋が欲しいんですとかですね。いろいろなそういう意見をいただいたところでございます。そういう意見を一度集約させていただいて、今後また説明会を進めていこうというふうに今考えているところであります。 ◆田中寿一 委員 非常に今回新たにリニューアルされるという形になりますから、まずは現在利用している方々の声というものをサークル団体中心でありますけれども、十分踏まえていただいてそれらの概念が十分満たされるような形にしていただきたいと思いますし、やはりあわせてまた地元の方々もまた今回新築されるということにあたっての興味関心というものも非常に寄せられているところでありますから、私のところにもそういう広い例えば部屋が欲しいねというような声も届いておりますので、そういった地域の声を改めてしっかり踏まえながら進めていっていただきたいと思いますが、勤福に関してもう1点。勤労福祉会館という名称は皆さんご周知のとおり非常に地域でももう浸透している名前ですし、略称勤福、勤福ということで、お祭りも勤福まつりということで先ほど話ありました、もう39回ほど重ねてきておりますけども、ただ一方では利用のあり方等見れば、これはコミュニティ会館という名称にしていくことも一つなのかなと。いろいろな意見がある中にありますが、この名称についての検討状況というのは今何かあるんでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 委員さんおっしゃるとおり、実は打ち合わせの中でも今後名称はどうしていくんですかというようなお話が実は出ました。しかし、まだ具体的に何も決まっていない状態でございます。おっしゃったように勤福会館という名前に愛着があっていいんだよという方もいらっしゃいますし、もうそろそろ勤福の名前はいいんじゃないのというようなご意見も実は両方今あるところです。まだ、建て替えのときにはまだ若干時間がありますので、これからもう少し区民の皆さんとしっかりご意見を伺いながら検討していく時間もまだたっぷりあるかなというふうには思っております。  それともう1点、先ほどスケジュールをちょっと言い忘れたんですけれども、いただいたご意見をもとに少し詳細な図面を見たいよという区民の皆さん、地域の皆さんのご要望がありますので、4月ごろにまたもう一回それをちょっときちっとつくって、ご提示させていただいて、またご意見をいただいて、大体おおむね夏ごろには区民の地域の皆さんのこれでいいんじゃないかというものをつくっていきたいなというふうには思っています。 ◆田中寿一 委員 わかりました。名称については両論あるということが地元に帰りましても非常にそういうところ感じておりますが、ただ、これを新築するに当たって、何かいろいろと仄聞するところその財源的な部分でもその名称とのかかわりが少なからずあるというところも聞いておりますので、その辺も十分に見きわめながら、また地域の声も十分踏まえていただきながら進めていっていただければと思います。  続いて、同じ目の中で新川のにぎわいを中心とした、特にさくら館を中心としたことについて少しお尋ねをさせていただきたいと思います。新川の千本桜計画、こちらにつきましては土木部を中心に、まずはハード面の整備が進んできておりまして、今年度末にそのハードの面においての一定のめどがたつということでありまして、今後はその計画の中にあるにぎわいづくりを中心としたそのソフト面での進行ということがまさに求められていく中にありますけれども、そういった意味でその中核をなす施設は新川さくら館ですね。こちらにつきましては、25年の7月にオープンしてから、もう1年半以上の月日が経過したというところでございまして、これ指定管理者のほうでもいろいろと工夫をして館の運営をやっていただいているところだと思いますけれども、ちょっとここで2点、指定管理者、この1年半の活動を通じて何か象徴的な取り組みがあれば教えていただきたいなということと、もう1点はさくら館の中は当然集会室ですとか、多目的ホールのほかにお休み処もあります。それから、建物の前方には大きなオープンスペースがありまして、このイベントスペースもありまして、こういったそれぞれにおける利用状況といったものがわかれば教えてください。 ◎茶谷信一 地域振興課長 まず1点目、象徴的な取り組みということでございますけれども、ご存じのとおり、三越ビル管理サービスというところがあそこの指定管理者ということでお願いしているところでございます。昨年も4月の桜まつりのときに、三越所有の歌舞伎の衣装展というものを持ってきていただいたり、そういうもので非常になかなかできないことをやっていただいているなというのがあります。今年もまた4月にまたそういうような取り組みも計画しているようでございます。今度はまとい展みたいなことを、消火のですね。そういうようなものも考えていくというようなこともあります。それと、館長さんが大江戸玉すだれ、玉すだれの家元ということで、なかなか演芸会の方とか、非常におつき合いが濃いということで、安価で区民に楽しんでいただけるようなプログラムをいっぱい持って来れるようなそういうような状況であります。  2点目にさくら館自体の利用状況でありますけれども、昨年25年の7月からの9カ月間と26年度になってからの4月から1月までの10カ月間をちょっと比べてみたんですけれども、全体の利用率は45%から50%まで上がっております。特に多目的ホールというのがあるんですが、こちらにつきましては62%の利用率が、68%と約7割の利用ということでございます。コミ館で7割の利用となりますと、もうかなりの混雑ぶりというふうにご理解いただければと思います。お休み処も売り上げがこの10か月間で400万以上を売り上げるということで、多いか少ないかはちょっとここで申し上げられない、なかなか難しいんですけれども、伝統工芸の販売ですとか、ちょっとした軽食ですとか、そういうものも売り上げを伸ばしているようなところでございます。  それともう一つ前のスペースでございますけれども、これまで地元の町会さんですとか、あと新川にゆかりのある、さまざまなボランティア団体。新川げんき会さんによる朝市なんかも定期的に開催していただきまして、これまで11回ぐらい実は朝市やったんです。そんな感じで進めておりますけれども、まだまだあいているという状況はあるかもしれません。ただ、土日にあそこの前のところに少しお休み処のところにテントを張りまして、中の品物も少しおもてで売ったり、呼び込みみたいなこともやってにぎわいの創出をさせていただいていると、そういうような今の現状でございます。 ◆田中寿一 委員 徐々にそのさくら館というものが区民の方々にも浸透していきつつ、徐々にでありますけどあのような状況で。特に多目的ホールは利用率が高いということで、これは大変好ましいことかなと思いますので、ぜひこれもご努力いただきたいんでありますが、特に新川ということを考えれば、ほかのさくら館の位置づけというのはほかのコミ館とは当然違って、指定管理者もやっていただいているとおり、やっぱりにぎわいづくりということが非常に重要になってきます。そういった観点から考えると先ほどのお休み処ですとか、イベント、その前方のイベントスペースをいかに活用してもらうかというところに大きな着眼点を持っていかなければならないと思うんですけれども、そのイベントスペース前の広場の部分ではありますが、多目的ホールもそうみたいですけども、この利用料金表を見てみると写真撮影ですとか、それからロケーション、ロケですよね。こういったものも想定した利用料金表になっておりますが、実際にこういう目的での貸し出しというものはおありだったのかお尋ねしたいと思うんです。 ◎茶谷信一 地域振興課長 利用設定はしておるんですけれども、今のところ1件もございません。 ◆田中寿一 委員 わかりました。新川全体で見ますと結構ドラマの全国ネットのドラマの撮影、一つ二つじゃなくて、結構複数やっています。女優さんとか俳優さんが来られて人だかりになったりというような状況も結構見受けられる状況でもありますので、そういったことも一体的に捉えながら、うまくこのさくら館そのものも使ってもらえるようなことをうまくPRしていくということが、せっかく設けてあるそういう利用目的でもありますので、その辺についてはご努力お願いしたいと思います。  それから、もう少し続けさせていただきますけれども、今度は新川全体ということで見てみますと、あくまでもさくら館というのは中核的な施設であって、この新川の千本桜景観3キロにわたって全体をどうにぎわいを形成していくかというのが大きな視点で当然あるわけでありますが、それをつくっていく上では当然地域住民、こういった方々が主体的になってそれを実践してもらうということはまず大前提としてそうあるべきだと思いますけれども、やっぱり区行政としてそういった活動を支援していくと。それから支援するばかりでなく、そういった活動を誘発していく。そういう誘導していくというか誘発していくような取り組みというものもやはり重要だと思っております。  新川全体を見渡してみますと、そのさくら館ばかりではなくて、西には西水門広場がありますし、広場橋もさくら館の前だけじゃなくて、当然ほかにも広場橋はあるところでありますけども、特にこの西水門広場なんかは中に入ると階段状のところがあって、あそこは観客席として100人以上の方々を着席でできるような観客席があって、その前に舞台としても十分使えるような広場がある。やっぱりこういったものを有効に使うということが非常に重要だと思うんですが、この西水門広場、それから広場橋、こういった部分の利用の状況についてはわかるでしょうか。 ◎立原直正 計画調整課長 先ほど生活振興部のほうから答弁をした中で、いわゆるさくら館を拠点にしまして、前面の広場橋ですとかを含めてイベント等の利用はなされております。委員、ただいまご指摘の例えばその全川にわたってという中で、特に西の西水門広場などにつきましてはご指摘のとおりイベント等も開けるように、着席もできるような階段を整備したりはしております。しかしながら、必ずしもにぎわいの広場としてイベント等が多く開催されているという状況では今のところまだございません。委員から先ほどお話ございましたとおり、今年度末で耐震護岸、それから散策路、緑道の整備、そして桜の植栽ということで一定の完成を見ますけれども、その完成を機にご利用をさらに高めていただくためのサインなどの整備もいたしまして、また手づくりではございますが、名所等、新川をご紹介するようなマップ等も作成をいたしまして、訪れていただける皆さん、またその地域の皆さん、さらに盛り上がっていただけるように努めてまいりたいと思います。 ◆田中寿一 委員 なかなかまだ利用という意味では、先ほどまさにお話にありましたとおり、ハード面が今年、今年度末で終わるということでありますから、今後しっかりその点については取り組んでいただく、本格的に始まってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。  やっぱり区民の方々と接しているとまだまださくら館の前の広場のスペースですとか、西水門広場ですとか、広場橋がそういった目的性を持って使用できる、利用できるということが浸透していないという実感がありますので、その点を広めていただくとともに、あわせて西水門広場を例えば使うとなると、これは土木部に話を持っていかなきゃいけない。広場、さくら館の前の広場であればそれさくら館でいいと思うんですが、広場橋となると、土木と警察に持っていかなきゃいけないと。ちょっとやっぱり区民からすると借りる際、どこに話を持っていったらいいのかわかりにくい部分があると思うので、広場橋の警察という部分は別にしてもできましたら、さくら館でもそういうPRをしていただいて、さくら館に行って、その手続的な部分が十分図られるような仕組みをつくっていただきたいと思いますので、その点については要望とさせていただきたいと思います。  最後に1点。もう間もなく春も訪れるということで、桜の季節がこの新川にもやってまいります。そういった中で、また昨年とはまた別の形でこの新川の桜のおまつりというものも企画されているということでございますけれども、今年の桜のおまつりについてどういうような形で取り組む予定でいらっしゃられるかその概要について教えていただきたいと思います。 ◎藺草 葛西事務所長 新川千本桜まつりの概要ということでお尋ねをいただきました。新川千本桜まつりでございますけども、葛西地区の90町会・自治会を中心とした新川千本桜の会が主催となって今回開催をいたします。開催日時は4月5日(日)、午前9時から午後3時ということで、新川沿川全てを使うとともに、新川さくら館、またその前の広場橋を使ってのおまつりを予定してございます。内容としましては模擬店、そしてステージ、先ほど地域振興課長がお話をしましたとおり、大江戸玉すだれですとか、獅子舞ですとかそのような伝統工芸を披露したり、また館内展示としましては新川の歴史展、江戸の火消し展をあわせて実施する予定でございます。また、新川の上を和船で船に乗りながらお花見和船ということの周航も予定しているところでございます。  また、3月に全川開通するということでございまして、その全川を皆様に知っていただきたいということでございまして、葛西地区ファミリーヘルス推進委員の皆様と共催をいたしまして、新川千本桜ウォーキング大会もあわせて開催をする予定でございます。こちらは葛西小学校をスタート地点といたしまして、4キロ、6キロコースに分かれて新川を沿川を東から西まで全て回っていただきまして、終わりましたら新川千本桜まつりでまた楽しんでいただくとそのような予定で今新川千本桜の会が予定をしているところでございます。 ◆田中寿一 委員 よくわかりました。千本桜の会が主催となってやるお祭りとしては第1回目ということもあります。地域としても当然千本桜の会を中心にこの新川に関しましては思いを入れてきたところでございますので、ぜひこの4月のお祭りに関しましては大きく大々的にできるように期待をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  今後に向けては、まだ今回も第1回目のあれでありますので、千本桜の会としての主催第1回目でありますので、こういう形ですが、今後に向けては先ほど申し上げたとおり、西水門広場ですとか、ほかの広場橋についても一体的にお祭りができるようなものを、仕組みづくり考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◎茶谷信一 地域振興課長 すみません。新川さくら館中心にいろいろとやっているわけですけれども、もちろん全体的にいろいろと盛り上げていきたいというふうに議員さんと一緒に思っております。そこには、いろいろな企画、私たちもしておりますけれども、やっぱり地元の方がそこにどんどん入ってきてもらって、こんなこともやりたい、あんなこともやりたい。こんなこともどんどんやりたい。小学校も使っていただきたいし、地域の商店街の方も何かイベントを組んでいただきたいし、いろいろなことが新川でできると思うんです。そういうのをどんどんアイデアもどんどん出していただいて、区のほうと一緒にできることをどんどん広めていって、お互いの力をあわせて、にぎわいの創出をつくっていくのが一番いいかなというふうに今思っているところです。よろしくお願いいたします。 ◆窪田龍一 委員 勤労福祉会館のところで少し質問させていただければと思います。今、田中委員のほうからも質問が、やりとりありましたけれども、勤福、本当に地域の方に長らく親しまれているというか、特別な皆さん愛着を持っておられるかと思います。39回目を迎えた勤福祭りも私も参加させていただいていますけど、区長も毎回来ていただいて、その33回に至った歴史だとか、その勤福会館の建物の歴史なんかもその折々に区長のほうからもお話をいただいて、また手づくりのよさといいますか、手動式で幕が閉まっていくとか、そういうのもぜひ新しいところで残していただきたいなと思ったりもしますが、それだけ本当に愛着を持って皆さんがお祭りにしてもつくっていただいているし、その一瞬見るだけでも一日一日どれぐらい大切に皆さんがその施設を使っていただいているかなというのは、もうその1日で感じ取ることができるなというふうに思っております。  そういう中で、本当に地域の方に愛されるというのは、なかなか多方面から、先ほど課長のほうからも答弁あったように、いろいろな意見があって、その合意をさせていくというのはすごく難しいことだと思いますが、その上でも本当に区長の招集挨拶にも区民の皆さんの意向を十分に取り入れるということがありましたけれども、もうそこの部分に関しては、いろいろな地域の方集めてお話もしていただいていることだと思いますが、一層深めてやっていただきたいなと思います。  若干お聞きしたいところは、スケジュールの確認等あったんですが、建物の例えば広さだとか、大きさだとか、具体的に今わかっている範囲で構わないんですが、教えていただければと思います。 ◎室井邦昭 都市計画課長 今、勤労福祉会館等の計画している状況でございますけれども、こちらの建物につきましては、先ほどお話ありましたけれども、東京都の都営住宅の東船堀団地、こちらが今建て替え工事中でございます。この敷地内に東京都のほうから2,000平米の土地を無償で区のほうに貸与していただけるということになりまして、そちらに建て替えをすると、移転をするということでございます。  建物の規模でございますけれども、延べ床面積のほうが2,500平方メートルというふうなことで、これは東京都のほうと地域開発要項というのがございまして、こちらの中で今建て替えております東船堀住宅の建設戸数に応じて、区のほうに提供していただける面積というのが規定されてございますので、その範囲で2,500平米というふうなのが決まっているところでございます。その中で今検討しているところでございまして、この中には勤労福祉会館と、それから船堀第二保育園、それから子育て広場といった施設をこの中にまとめていきたいというふうに考えてございます。  計画といたしましては、1階に保育園で、あと1階にさらに子育て広場、2階、3階が勤労福祉会館というふうな形で、3階建てで今検討をしていると、そんな状況でございます。 ◆窪田龍一 委員 いろいろな東京都との協議もあろうかと思いますけれども、最大限、本当に皆さんが見てたくさんの方がご納得して、またこれまでどおり愛されていく施設になっていくことを希望するんですが、どうしてこういう質問をさせていただいたかというと、新しい都営住宅が平成24年に建て替わりました。当時、その都営団地におられた方と二之江の地域から今の3号棟、4号棟というところが都営住宅建っているんですが、そこに合流されるような形で今生活をされていますけれども、なかなかやはりコミュニティの上では、いろいろな地域でそういう合流だとか建て替えの折々にこういう今地域ができているかと思いますが、やはりすごく2年、今度3年目を迎えるんですが、コミュニティという意味では地域の方も皆さん区の方も努力はしていただいているんですが、実際おひとり暮らしが増えたりだとか、高齢者のご夫婦の世帯が増えたりとかで、なかなか地域のコミュニティという部分では、本当に今後またもっと高齢化が進んでいくかと思いますので、難しいところに来るかと思います。  ですから、そういった方たちの、当然今度は1号棟、2号棟というのがまた新しく建て替わってくるわけですけども、そういった方たちが本当に集う場所、今まで39回お祭りを開催しているわけですけども、愛されていく施設というか、そういったものがもう本当に眼下にできるわけですね。  ですから、もうそういう部分では地域の方のご意見、またそこで暮らしている方のご意見をもう本当に、今もアンテナ張っていただいているかと思いますが、さらに高いアンテナを張っていただいて、暮らす方たちにとって本当に実りある施設というか、そういったものにしていただければと思いますので、要望して終わります。 ◆川瀬泰徳 副委員長 関連で。関連は関連でも新川のほうの関連でお話をさせていただきます。  先ほど和船という文言、和船の話がちょっと出ましたので、和船の話をちょっと。時間があんまりありませんので、鬼平犯科帳の話は今日しませんけど。新川といえばやっぱり江戸情緒、江戸情緒といえば和船と、こういうふうに思うんですね。  先日、広報課のほうがお話ありまして、私のところ、えどぶら、ここに新川のさくら館、そしてまたこの和船の運航ということで、すばらしい写真を載っけられています。どなたがお撮りになったかちょっとわかりませんけども、すばらしい写真だなと思いながら、まさに桜の花が咲き乱れて、その中に和船が動いている、周航しているというすばらしい写真だと、こういうふうに思います。  以前の予特なんかでもいろいろと和船のことについてご要望したりということをしましたけれども、今の現況、どんなふうな状況になっているのかというのをまずご報告いただければと。 ◎茶谷信一 地域振興課長 和船については、昨年の春の時期から、昨年の春は土日含めて4日間ありましたので、その4日間と、あわせて2カ月に一度朝市をやっていますので、その日に、そういうイベントに合わせて運航を行ってきたところであります。計9日間で約80便ですから、80往復をさせていただきました。1,000人が乗船されたということでございますので、大体1回で十二、三人の方がお乗りになって行ってまいりました。1回500円で保険料とちょっとしたお土産をつけて、小松菜せんべいとかそういうものをつけてやっているところでございます。 ◆川瀬泰徳 副委員長 この和船のいわゆる操船、漕いでいらっしゃる方にはプロの方、またもう一つのいわゆるアマチュア、ボランティアで和船の会の皆さんに随分頑張っていただいているという、そういうふうなことが私あると思うんですけども、和船の会の皆さんとの意見交換もいろいろする中で、ちょっとお聞きをさせていただきたい点がありまして、毎週金曜日のお昼に練習をされているそうなんです。和船の皆さん。  もう現役を引退されてというお方が多いわけですけれども、金曜日の昼ということなんですが、これから先のことを考えると、やはり若い人もこの和船の操船ができるようなマンパワーを増やしていきたいという、皆さんもそういうふうに思っていらっしゃって、そういうご希望は結構あるそうなんです。一度練習してみたいとか、操船させてほしいとかって、そういうのはあるんですけれども、何分とも金曜日のお昼の練習ということなので、日中は若いお方はお仕事されている場合には、そのところに行けないという、そういうふうなお悩みもあるそうなんですね。  土日にぜひ練習できればという、そういうご希望を持ってらっしゃるわけなんですけれども、今、土日が練習できていないというのがどういうふうなご事情があるかというのは、そこまでちょっとわかりませんけども、例えば推測するところ、土曜日、日曜日、人が多いですから、そういうときに練習していると、もういろいろな人が乗りたいって来られて、そこでお乗せするわけにいかないからという、そういうトラブルがあっちゃいけないという、そういうふうなご判断もあるのかなと、そういうふうに想像はするんですが、やはり練習するには、例えば月に一度でも日曜日に練習できれば、これからそういうふうな仲間に入って操船をしたいという人も練習ができるわけなんですよね。  練習をするときには大きな看板でも出して、ただいま練習中と、今日は乗れませんとかってそういうふうにしてすれば、トラブルがないのかなということも思いますけれども、いろいろな方法はありますけれども、皆さんはそういうご希望をちょっと、要望を持ってらっしゃるので、その辺をしっかりと受けとめてあげていただいて、またいろいろとご検討いただければなと、こういうふうに思うんですけども、ここのところいかがなものでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 委員おっしゃるとおり、土日のトラブルを解消するために、区の船でございますので、安易に乗せてしまって保険にも入らない、そういうことのトラブルですとかそういうことを回避するために、今の現状の形でとらさせていただいております。  ちょっと現場の声もよく聞かせていただきまして、ちょっと調整するところは検討させていただきたいなというふうに今考えているところでございます。 ◆川瀬泰徳 副委員長 ぜひ、ぜひよろしくお願いします。 ◆川口俊夫 委員 ここでちょっとコミュニティのことでお尋ねをしたいんですけれども、あんまりネガティブなことを言うのは好きではないんですが、今の地域のコミュニティ、例えば町会自治会の加入率、それからくすのきクラブもそうですね、どんどん今低下をしている、そんな気がしてなりません。  江戸川区はかつてもう本当に発展途上のところで、「豊かな心、地に緑」を合い言葉に、地域のコミュニティ形成のためにスポーツ施設をつくったり、コミュニティ会館をつくったり、さまざまな努力をやって、その結果、例えば環境をよくする運動、50年近い歳月を迎えています。その成果は成果としてきちっとあるわけですが、終わりのない活動ですよね。ずっとつながっていかなければいけない。だから、ある程度の波があることはもう十分わかりはするんですけれども、ここのところどうも低下しているような気がしてしようがありません。  午前中の話とも多少連動するところはあるわけですけれども、やっぱり多くの方がさまざまな活動に、地域の活動に参加をすることで、いいコミュニティができていく、よき住民性が養われていく、いざというときにそれが生かされる。もうこれはどなたも共通にご認識いただけるものと思います。  かつて本区が発展途上にあったころ、全国から、北は北海道、南は沖縄まで至るところから多くの方が移り住んでこられて、私もその一人ですけれども、最初どうしようかと。新しい団地、800世帯もある団地で、どうしたら地域のコミュニティつくれるだろうか。さまざまな人がさまざまな知恵を出して、私もその活動に参画をして、家庭の子どもたちに一輪車のサークルをつくろうとか、若いお父さん、お母さんたち、一緒にソフトボールやろうとか、それから熟年者の方々にはゲートボールのサークルをつくってもらおうとか、くすのきクラブをつくってもらおうとか、当然それらの母体になる自治会もしっかりしたものつくらなきゃいけないとか、いろいろなことをやって、やっていく過程の中で本当にいい仲間づくりができて、三十何年がもう既に経過をしているわけですけれども、こういった活動が高齢化とともにどうも、どうも尻つぼみになっているような気がしてしようがないんですけれども、いかがでしょうか、その辺のご認識。 ◎茶谷信一 地域振興課長 委員がおっしゃるとおり、数字上では加入率としては今60%ぐらいでございます。年々、少しずつ落ちていることも確かでございます。一方、江戸川区のひとり暮らしの方が44%いらっしゃるということでございます。ひとり暮らしの世帯がですね、44%いらっしゃる。そういう意味では、いたし方ない数字ではあるかなというふうなことも一方で感じております。  また、世帯数には外国人の方も今世帯数に入っておりますので、数字的には落ちてきているというのは、若干ですけれどもあると思います。  しかし、実際地域の皆さんの活動はどうかといいますと、やっぱり非常に活発であることは変わりないんじゃないかなというふうには今感じているところであります。 ◆川口俊夫 委員 今の数字を裏づけるものの一つとして、新聞の配達部数というのがあるんですけれども、19万ぐらいですよ。世帯数31万ありますよね、江戸川区。だけど、新聞19万ぐらいです。この差が多分未加入、未組織の数字なのかもわかりません。  一方において、いろいろな活動が細分化されて、そのメニューとか幅はもしかすると広がっているのかなという気は確かにするんです。だけど、やっぱり次の世代、次の世代と、どんどん継承をしていかないと、せっかくのこれまで積み上げてきた地域のよきコミュニティ、よき住民性が、今後損なわれていくんじゃないかというこの心配ですね。本当に実は困ったものだなと正直いって思っています。  もちろん今後、身近にスポーツ施設だとかコミュニティ施設がさらに細分化されてたくさんあれば、もしかするとそれも生かされるかもしれませんが、そればっかりやっていますと切りがないなという気もしますけれども、そういったことも含めて、何とかこれに歯どめをかけて組織率を高めていく何か知恵はありませんでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 町会がないとお祭りはできません。盆踊りもできません。ごみを集めるところも困ってしまうと思います。安全・安心街づくりも頓挫してしまうんじゃないかなというふうにも思っております。いろいろなことのやっぱり町会活動が基本になっているというふうなことは、私たちは認識しているところでございます。このことをいろいろな若い世代の方にもよく知っていただくことは、すごく大切なことだと思います。  先日も、広報えどがわを使って町会活動のPRなどをさせていただいておりますし、またビデオなんかもつくってどんどんPRしていこうというようなことを考えております。町会だけでそのことを取り組むのは大変ですので、区も一緒になってそのことに対してPR活動、勧誘活動のお手伝いをできればというふうには思っております。
     委員さん言うとおり、自治体の究極の目的はよいコミュニティをつくることですので、私たちはそのことに区民の皆さんと一緒に取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆川口俊夫 委員 要望ですけれども、これといった決め手はなかなか見つからないんですが、みんなで知恵を集めて、知恵を集めることがすなわちコミュニティですよね。だから、知恵を集めるということが大事かなという気がします。ぜひご努力をお願いしたいと思います。 ◆伊藤照子 委員 ここでは、被災者生活再建支援システムについてお伺いをいたします。  本年は、東日本大震災から間もなく4年、そして阪神・淡路大震災から20年を迎えた年です。特に、東日本大震災以降、罹災証明の発行など、災害後のさまざまな作業のためにシステムの導入が必要とのことで、全国的に推進をされてきたわけですけれども、我が会派でもその必要性を訴えてまいりました。首都直下型地震も危惧されている今、このシステムの導入にこぎつけたことは、大変に意義深いと思います。  そこで、被災者生活再建支援システムの内容、また財源について、いつから稼働というのは災害が起きたときに本当には稼働することになると思うんですが、システム自体が運用可能になるときという判断でいいんでしょうか。それがいつごろを予定しているのか。  また、財源のところでは、このシステムについては提供というか、推奨というか、もともとのモデルみたいなのが提供されるのかどうかについてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 地域振興課長 今回の被災者生活支援システムでございますけれども、大規模災害時に被災者の皆さんの生活再建支援を迅速に行うために導入するものでございます。  具体的には、住民基本台帳、もう一つは地図情報、もう一つは固定資産などがわかる家屋台帳ですね。そういう情報を自動的に突合いたしまして、データベース化を図るものでございます。  このシステムが入りますと、例えば罹災証明を出すときに家屋を調査に行きます。調査のものを専用のシートで書き込みますと、スキャナーを通しまして瞬時にデータベース化できる。そのことによって罹災証明がどこでも瞬時に発行できると、そういうような利点がございます。罹災証明の発行を素早く窓口でできるということもそうですし、その後、罹災証明があれば、素早く発行できれば、義援金ですとか、仮設住宅の申し込みですとか、支援金ですとか、そういうところに素早く取りかかれるということでございます。町内のネットワークを通じて一元管理するものでございまして、区民課各事務所にこのシステムを配備するものでございます。  財源につきましては、これは一般財源でやらさせていただいております。計上させていただいております。  いつからということでございますけれども、今後、個人情報保護審査会などを経なくてはいけないという過程がございます。これは住基情報につきまして、そういうものに使っていくということでございます。  それと、固定資産のわかる家屋台帳の使用については、東京都の主税局と協定を結ぶ必要がございます。そういうものを、事務的なものを経て、秋以降にこれは導入していこうというふうに今考えているところでございます。 ◆伊藤照子 委員 大変ちょっと難しいなと今聞いていて思ったところなんですけれども、実際に罹災証明とか出すのは発災時なわけですけれども、そのいざというときにすぐにそれができるようにするために、このシステムで体制を整えてデータをきちんとつくっておくという解釈でよろしいんでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 そのとおりでございます。現在、罹災証明は手書きで発行しております。この間気仙沼に行ったときも、7万人の住民に対してたしか7,000件の罹災証明の発行だったと思います。それを想定しますと、江戸川区の場合68万ですから、6万件以上の罹災証明を発行しなくちゃいけない。それも瞬時に発行しなくちゃいけない。そのときに手書きでやっているわけにはいきません。何らかのデータベースがなくてはいけません。そのときのために備えるものでございます。 ◆伊藤照子 委員 ありがとうございます。 ◎多田正見 区長 ちょっと申し上げておきますけど、罹災証明発行するために、その前段として被害調査が必要なんです。これには相当な労力、人手がかかります。その期間を見ておかなければいけませんから、それができて罹災証明ですから、この発行は確かに合理的になるかもわかりませんが、発災後、すぐに罹災証明が出ると、そういうわけにはいかないということを一応ご承知おきください。 ◆伊藤照子 委員 わかりました。すみません。  今、東京都の家屋情報というお話がございました。23区、特別区特有のこれは課題だと思うんですよね。東京都でもほかの市は、要するに固定資産をその市で管理していますけど、特別区については税金を東京都に払っているので、結局、都税事務所がそういったところを管理しているわけですので、この不動産の情報というのを、要するに東京都から提供してもらって、事前にその人が所有している不動産とかをきちんとデータに入れておくということで、すごい大きな壁がこれ、破られて、横断的にやれることになったなと思うんですが、その辺についてもうちょっと詳しくわかればお願いします。 ◎柿澤佳昭 防災危機管理課長 こちらの23区共通の課題でございますので、東京都、それから23区の防災担当の部課長会で一応その合意形成を図っておりまして、協定は防災上の協定を結ぶということで、その上で都税のそういった固定資産の情報を一応電子データで一応いただけると、お預かりできるというふうなことで、その預かったデータを今回導入するシステムに入れます。その上で住基の情報と突合させるというようなことをコンピューター、電子的に行うというものでございます。 ◆伊藤照子 委員 だんだん何か様子が見えてきたところなんですけれども、かなりの個人情報だと思いますし、作業も膨大だと思うんですけど、これは委託で入力、突合委託というのは、どういった形で実務としては行っていくんでしょうか。庁内でやるのかどうか。 ◎柿澤佳昭 防災危機管理課長 基本的には、委託の業務の中で行っていこうというようなことで考えております。 ◆伊藤照子 委員 かなり今言ったように個人情報だなと思って聞かせていただきました。  東日本大震災のときの区の南部の液状化被害のときも、私も初めてこの罹災証明を出すという作業について実際に目の当たりにしたんですけど、それによってやっぱりいろいろと補助金だったりとか援助というのが変わってくるというのも目の当たりにしたわけなので、これ大変に重要で、正確にかつ迅速にというのがとても重要だなと思っております。  本区では、浦安、気仙沼市に東日本大震災発災直後から現在まで継続して職員派遣を行ってきておりますけれども、発災直後と今と職員さんの業務も大きく変わってきていると思うんですけれども、この4年間職員派遣をした経験が、実際このシステムを運用するときには大いに役に立ってくるのではないかなと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎柿澤佳昭 防災危機管理課長 今、委員のお話のとおりであります。先ほど区長からのお話もありましたが、これ、この罹災証明発行する前段の家屋の被害調査というところは、非常にポイントが大きい作業になります。  江戸川区内多く、13万棟ですね。おおむね13万棟の建物があるので、それに対しておおむね1カ月後ぐらいを目安に出さなければいけないということが災害対策基本法の中にも定められていますので、そういったところを視野に入れながら、発災後、大体2週間後ぐらいをめどに、まずは現場の調査を2週間かけてやって、発行のための準備をまた1週間かけてやって、あわせて現場調査と入力で発行するまで3週間ほどの時間を準備を要しながらやっていくと、そんなことを大規模では考えておりますが、一つ一つの業務については、これは宇治市や、それから福知山市、伊豆大島などですね、これは現地に応援に行って実際にその作業をした、そういった経験をマニュアルにして、こうやってマニュアルにして、このマニュアル、区の防災のホームページのマニュアルってコンテンツでもごらんいただけます。公開しておりますけれども、こういった経験をしてきた職員の英知を全てここに入れていまして、より具体的に動けるというような体制をとっています。これは自負になりますけども、23区でも我が区ぐらいであると思います。 ◆伊藤照子 委員 ちょっと私も見ていなかったので失礼いたしました。また、しっかり勉強させていただきたいと思いますが、ぜひその職員派遣の経験を大いに生かして、このシステム化につきましても迅速かつ正確に進めていただいて、いざというときに間違いなく稼働できるような体制づくりをお願いをしたいと思います。ありがとうございます。 ◆滝沢泰子 委員 東日本大震災避難者生活支援経費についてお尋ねします。  新年度、どのようなお取り組みをご予定されていますでしょうか。アンケート調査について、ぜひ引き続き続けていただきたいですが、いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 新年度の予算ですけれども、基本的にこらっせえどがわ、こちらは東部と小松川のほうにまだ設置しております。そこにご利用の方がまだいらっしゃいますので、ご利用のうちはそこに新聞を置かせていただくというようなことも考えております。  あと、調査の件でございますけれども、こちらについては例年、今のところやっております。避難者の方のご負担にならない程度によく鑑みて進めていきたいというふうに考えております。 ◆滝沢泰子 委員 まだまだ息の長い道のりが待ち受けていらっしゃると思いますので、息長く江戸川区としても引き続き支援していただきたく私からもお願いをいたします。  また、アンケート等につきましては、ぜひ当事者の方のところを訪問して手渡す、あるいは訪問して回収すると、顔を合わせるような機会を積極的に設けていただけますよう、こちらも要望をいたします。  消費者センター運営経費に関してお尋ねします。  江戸川区消費者センターにおけるご高齢の方の消費者被害を防ぐお取り組みについてお聞かせください。 ◎茶谷信一 地域振興課長 消費者センターは、高齢者のみならずあらゆる相談を受けているところでございますけれども、特に高齢者の方の見守り関係でございますけれども、こういうものにつきましては、福祉部と連携を深めて常に連携を取りながらいろいろな相談に乗っているところでございます。 ◆滝沢泰子 委員 消費者センターには、ご高齢の方の見守りの安心生活応援ネットワークに加わっていただくようになりまして、いろいろと情報提供や、あるいはご後援等をさせていただいているというふうに思います。  今後、さらにこの安心生活応援ネットワークで見守りを必要とされている熟年者の方が、消費者被害に現に遭われていることに気づかれるような事態があったときに、この安心生活応援ネットワークからの通報を、一種の通報を消費者センターが受けて当事者の方のご相談に乗るような仕組み、また逆に消費者センターで受けたご相談者さんの中で判断能力が弱くなってきているのではないかというようなご心配があるような方を地域包括支援センターにつなぐとか、成年後見の制度についてご助言をされるといったような取り組み、これもまた高齢者の方の消費者被害を防いでいくことにつながると思いますので、ぜひともこれまでの江戸川区の実績と意欲を踏まえて、着実に高齢者の方の財産を守れる仕組みづくり、手続づくりについて進言とお力を入れていっていただきたいというふうにお願いをして終わります。 ◆小俣則子 委員 よろしくお願いします。私は、221ページの就労支援関係費にかかわって質問させていただきます。  特に、労働相談の問題で、情報提供のあり方に、ホームページに関してまずはじめにお聞きしたいんですけれども、実はここのところ私たちのところに相談が、若い人でいろいろな働き方が、さまざまなパワハラだとか、ブラック企業的な内容で相談に見える方が何人かいました。そういう地方から出てきて、ある方は4年間派遣会社に働いたんだけれども、まず契約の段階から有給休暇はないとか、長時間労働だとか、そういうことがあって、最終的には4年後鬱状態になって、今、心身病気になって生活保護を受けているという状態です。こういう方たち、お話を伺うと、例えば江戸川区のいろいろな労働の問題リンクしていくと、労働相談に何かなかなかたどり着かなかったって言うんですね。  そういう中でお聞きしたいことは、ホームページのそういう困ったときの何というのか、そこにアクセスするしやすさについて、どうお考えなのか。また、国や都のいろいろな労働相談の窓口があるんですが、それがわかりやすく、またその時宜にかなって緊急にそういう労働相談日を設けるとかという情報もあるんですが、そういうのを素早く情報提供するということについて、どうかという問題について教えてください。 ◎茶谷信一 地域振興課長 労働問題だけを取り上げるということはちょっとしてないんですけれども、江戸川区で今行っているのは、基本的には就労支援でございます。特に、若年者の就労支援、いろいろなお悩みの方。その中には、一度働いたんだけれどもブラックと言われる企業に陥ってそこでやめてしまっただとか、そういう相談は若者きずな塾ですとか、ヤングほっとワークえどがわ、そういうところで受けておるところでございます。  いずれにしましても、就労支援のホームページはきちっとリニューアルしていることでございますので、就労相談につきましては、ちょっとそちらのほうのホームページも見させていただいて、有効な情報であれば、相手先と調整しながら進めていくものだというふうには考えております。 ◆小俣則子 委員 ぜひ、やはり若い人たちが困っている現実があるということでは、ぜひ取り上げてすぐリンクできるようにしていただきたいと思います。  国会でもブラック企業の問題を取り上げる中で、2013年には1日だけ相談日を厚生労働省が設けたんですね。労働相談、労働条件相談ホットラインと設けて、1日で昼間だけでも1,042件の相談があったそうです。今、昨年の9月から今年の3月31日まで、今この労働相談をやっているんですけれども、これもなかなかたどり着かなくて、江戸川区の場合、東京労働局までたどり着くのに5回クリックしないと東京労働局にたどり着かなかったです。東京労働局の中のこの今厚生労働省がやっている労働条件相談ホットライン、これは夕方5時から夜の10時まで、働いている人のことを考慮して平日は夜間、そして土日もやっているということで、こういうところに今6カ月やるということで示されているんですが、9月、10月の2カ月間で、11月に中間発表したんですが、もう既に3,142件の相談が寄せられているということでは、やはりそういう相談、働き方の相談、そして先ほども言ったように、もう働けなくなってから私たちのところに来るというのでは遅いということで、それを未然に防ぐためにも、ぜひ江戸川区でも取り上げていただきたいと思います。  それで、ホームページはすぐ、余り予算もかからずすぐリンクを張るというのはできると思うんですが、どうでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 先ほど申しましたように、ちょっとそのホームページの内容を見させていただきながら、調整できるものは進めていきたいと思っております。 ◆小俣則子 委員 ぜひ区民の人が実際に私たちにもそういう相談寄せられているので、ぜひ張っていただきたいと思います。  3月31日でそれは終わってしまいます。厚生労働省の相談は終わってしまうんですが、実際には多くの相談があるということで、国に対してぜひそれを継続してほしいということを要望していただきたいし、また東京労働110番というのが、これは昼間だけなんですが、あります。それは出てこないんですね、東京都の労働110番。それについてもぜひリンクをということを求めたいと思います。  あと、東京都が、舛添知事が雇用の問題について非正規ではということで、正社員を採用した場合には15万円、それから非正規から正規職員に採用した場合には50万円ということで支援金を出すという方向性打ち出しているんですが、そういう意味で言えば、ぜひそれを活用していただきたいと、江戸川区でも活用するというか、今後具体的な問題が出てくると思うんですが、そういうことを要望したいと思います。 ◆滝沢泰子 委員 先ほど川口委員がコミュニティについてご質問されて、町会加入率が60%、現在だんだん下がってきていて、一つ、外国人の住人の方も多いのでというようなご答弁があったかと思うんですが、外国人の方で町会に入っている方も当然いらっしゃいますし、外国人だから入りにくいとか、入れないということばかりではないと思うんですが、特に長い間住んでいく、ここで子育てをしていく、定住していくような外国人の方には、ぜひ町会に入っていっていただくほうがコミュニティの醸成にいいと思います。  実際、アパートの大家さんや管理会社さんの意向で、日本人、国籍問わず外国人の人にも町会費を納めてもらうというようなところもありますし、そのようなうまくいっている例ですとかをぜひ区内の町会に広めていただいて、より一層町会の加入率を高めてコミュニティを、よき住民性が保っていかれますようなお取り組みを江戸川区にお願いします。要望です。 ○片山知紀 委員長 次に、第2目中央・一之江地域振興費。 ◆間宮由美 委員 ここでは、3点お伺いをいたします。  各事務所にまたがりますので目をまたぎますが、ご了承ください。よろしいでしょうか。 ○片山知紀 委員長 はい。 ◆間宮由美 委員 まず、1点目は、各事務所に配置されていますAEDについてお聞きをします。  これらはどのように使用されているでしょうか。特に、江戸川区は町会自治会をはじめとした地域活動が盛んですけれども、行事の際にはどのように活用されるでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 AEDは、各事務所の地域サービス係に地域での貸し出し用ということで、1事務所2台ずつ配置させていただいております。6事務所で12台でございます。年間の活用実績は、貸し出し実績は、約60件でございます。一つの事務所当たり10件ということでございます。町会自治会の運動会ですとか、地区委員会の行事もございます。あと、PTAの卓球大会だとか、商店街の行事、こういうものにも貸し出した実績がございます。 ◆間宮由美 委員 既に貸し出しをしてくださっているということで、これはすぐに使える、誰でも使えるということが大切だと思います。ですから、運動会その他行事のときに、実行委員会の際に、あるいは開会式などの際に、ここにあるよということで、参加者の皆さんにどこに置いてあるかお知らせいただくとよいのではないかと思いますので、さらにご検討ください。  2点目は、行事における記念品についてです。  平成25年度の216事業の見直しの中で、各行事における記念品ですとか賞品の見直しが行われています。具体的にはどのような見直しをされましたでしょうか。  また、見直しをしたことで、これまで記念品などを受け取っていた方々からはどのような声が届いているでしょうか。 ◎茶谷信一 地域振興課長 ホームページのほうで記念品の見直しということで項目で載せさせていただいております。その中では、生活振興部、5点ほど挙げさせていただいております。  一つ目は、環境をよくする運動。これは環境部からの執行委員でございますけれども、この中で、例えば絵画コンクールの記念品の廃止ですとか、あと美化運動、ボールペン等をこの間まで出しておりましたけども、そういう参加賞の廃止ですとか、あと地区大会、総会などの記念品の廃止、これが環境をよくする運動でございます。そのほか花の祭典の記念品、産業賞の来場者の記念品の花鉢、そういうものも廃止させていただいております。  こういうものに関して廃止して、あら、なくなっちゃったのというのは最初ありましたけれども、今は参加者が減ったとか困ったなという声は、特に聞いてはおりません。 ◆間宮由美 委員 お土産のものはなくても、参加したそのことが思い出となるような行事となるということが大切なんだと思います。私は、この見直しについては、非常に大切なことであったと思っております。  さらに来年度進めるとしたら、私は議会に出されている記念品、お土産などは全て廃止してよいのではないかと考えます。  3点目に移ります。夜間開庁についてお聞きをします。  現在、毎月2回、20人以上の職員の皆さんによって夜間開庁をしてくださっています。昨年も、1回の開庁日で100人から200人近くの方が戸籍や保険のことで来所をされています。今後、個人番号カードの交付が始まりますと、本人が来なければ交付ができないというわけですが、夜間ですとか土日の開庁などはどのようにお考えになるでしょうか。 ◎加藤英二 区民課長 個人番号カードの交付につきましては、1月14日に総務省から平成27年度の予算案が示されたところでございます。また、個人番号カードを交付するためのシステムが、平日は夜7時まで、土曜、日曜は午後5時までというような通知が来てございます。これらを踏まえまして、今、全事務所での各戸籍住民の担当者が集まりまして、改めて交付の窓口のあり方について検討しているところでございます。3月をめどに検討を終わらせたいというふうに考えてございます。  委員ご指摘のとおり、現在、区民課の窓口で第1、第3水曜日、夜間開庁を行っておりますけども、少なくともシステムが動きます7時までは区民課において個人番号カードを交付するということになろうかと思います。 ◆間宮由美 委員 今の夜間開庁も、働いている方々にとって非常に喜ばれているあり方になっていると思います。今後、個人番号カードの交付が始まったときに、3月をめどにその後のことについてはお考えになるということですので、今後、たくさんの方がお見えになると思いますが、混乱することのないようご検討いただければと願います。 ○片山知紀 委員長 関連。関連ですか。 ◆窪田龍一 委員 関連です。今、個人番号のところでマイナンバーについてお聞かせしていただいてよろしいですか。今、個人番号の。  予算編成についても、今お話あったマイナンバー制度対応システム改修だとか、平成28年1月の個人番号利用開始及び平成29年7月の情報連携開始に向けた改修というふうなことでありました。また、2点目にコールセンターの設置等というところでありました。これ、内閣府のほうでマイナンバーコールセンターが昨年の10月1日から開設をされて、マイナちゃんというキャラクターのもと案内はされていますが、この内閣府が出しているコールセンターについては、区はどのような案内をされているかお聞かせしていただければと思います。 ◎加藤英二 区民課長 内閣府が設置しておりますコールセンターにつきましては、区に対してご相談等がありましたら、そちらのほうへ現在はご案内をしているところでございます。 ◆窪田龍一 委員 実際なかなか私もそうですが、区民の方もこのマイナンバーについてはまだまだご理解が進んでないだろうと思いますが、ちょっと調べると、八王子だとか石岡市等はこの内閣府が出しているマイナンバーのコールセンターも案内、例えば問い合わせの番号だとかそういったものについては、ホームページ上で告知をしたり、案内をしたりしているようなんですが、実際区としてはそのようなタイミングというか、この内閣府が出しているこのコールセンターについてのご案内というのは出すような予定はありますでしょうか。 ◎加藤英二 区民課長 今のところ、3月20日の広報えどがわでその辺をご案内しようというふうに考えている、準備を進めているところでございます。 ◆窪田龍一 委員 このコールセンター、今度は自治体、我々の本区のほうでコールセンターを業務を確立していくんだと思いますが、この辺のスケジュールだとか詳細わかっているものがあれば、教えていただければと思います。 ◎加藤英二 区民課長 今回、平成27年度の予算におきまして、3,200万円程度計上させていただいたところでございます。コールセンターの意味としましては、業務委託を今想定してございます。  業務の内容でございますけども、通知カードや個人番号カードの交付に関することや、あとはいわゆるマイナンバー制度一般のことに関する問い合わせの対応でございます。  今、想定している期間としましては、今年の9月から来年、平成28年の3月までを想定してございます。コールセンターの開設時間ですけども、今のところ平日の8時半から夕方5時までを想定してございまして、日本語のほか、英語、中国語、韓国語の対応を考えているところでございます。  今後、内容につきましては、国あるいは地方公共団体情報システム機構というところでもコールセンターを設置する予定でございます。その業務内容や、あるいは事業者の提案の内容を勘案しながら、江戸川区のコールセンターどういうふうにしていきたいかというふうなことを詰めていきたいというふうに考えてございます。 ◆窪田龍一 委員 国のほうでは今、日本語と英語というか2カ国のことなんですが、今お聞きすると、日本、中国、英語、韓国語ですか。こういった幅広く対応してくださるということですので、そういう徹底のほうも進めていただければと思います。  また、コールセンターというと、私、最初に、1期目のときに、一番最初にコールセンターをつくれないかというようなことを本会議で質問させていただいたことあるんですが、そのときに答弁の中で、江戸川区の本当に電話の体制だとかそういったものを改めて教えていただいて、コールセンター設置に向けては私の中ではもう断念したというか、今現状すばらしい電話の体制ができているなということを教えていただいた記憶があるんですが、現在もいろいろな意味でコールセンターというと、非常に何かかける側からすると、そこにかければ何でもわかるというか、全部理解が終わるようなイメージを持たれるんですが、実はなかなかそうではなくて、仕事柄いろいろな地域、地方に電話をして、コールセンターを23区でも持っているところはありますが、実はコールセンターにかけて電話が待たされたりだとか、そっけない返答だったりとか、この辺は担当部署が違う、管轄が違うんだと思いますが、江戸川区の本当に代表電話、くらしの便利帳にもナンバー載せていただいていますが、すばらしい案内というか、スピーディーで、実際電話の交換しているところも見学をさせていただいたことがあるんですが、こういった本当に江戸川区ならでは積み重ねてきて、本当に区民の方に対しての電話一つの応対にしても、きめ細やかなコールセンター。今、名前が違いました。江戸川区の代表電話ですが、そういったものが確立されていますので、ぜひこのマイナンバーについても、その辺いろいろな要素、業者さんを今決めるというようなお話もありましたが、現在やっていただいているところからもしっかりノウハウというか、その辺の現状をくみ取っていただいて、このコールセンターの設置においては速やかに進めていただければと、要望をさせていただきます。 ○片山知紀 委員長 それでは、審査の途中ですが、暫時休憩します。再開は3時20分です。            (午後 2時58分 休憩)            (午後 3時19分 再開) ○片山知紀 委員長 休憩前に引き続き再開をいたします。  予算説明書の230ページをお開きください。  第3目小松川・平井地域振興費から審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 次に、第4目葛西地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 次に、第5目小岩地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 次に、第6目東部地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 次に、第7目鹿骨地域振興費。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○片山知紀 委員長 次に、第2項商工・農業水産費、第1目産業振興費。 ◆竹内進 委員 ここでは商工活性化事業費の中で、区内共通商品券まつりに関連して質問をさせていただきたいと思います。  自公政権では、2014年度の補正予算の中に地域消費喚起・生活支援型の交付金が決まって、基本的には個人消費と地域の経済効果を期待を込めるという意味合いも込めて各自治体に交付をされて、本区におきましても今回の補正予算の中に盛り込まれて、3億6,700万余円の区内共通商品券まつり補助金として計上をされております。  国では、一例としてプレミアム商品券が出ていますけれども、江戸川区として今回の補助金と合わせて、平成27年度の予算の中に計上されております7,500万余の予算と合わせて、どのように今後この補助金を使おうとされているのか。この点をまずお聞かせいただきたいと思います。 ◎彦田義敬 産業振興課長 今、委員おっしゃられましたとおり、これは補正予算案がちょっと主体になってまいりますので、また別途ご審議いただく、お願いするものでございますけども、計画案のちょっとお話しできる状況につきまして、少しお話しさせていただきたいと思っております。  この件は、今おっしゃられましたように国の経済対策ということで補正予算案、先日成立しましたけど、その中で3億6,700万円、これが国と、それから東京都を通じて、これももとは国なんですが、区に配分されるものでございます。国は、例示としてプレミアムつき、つまり割り増しつきの商品券を活用例として推薦しておりますので、本区もこのフレームで活用していく予定ではございます。  案の骨組みとしては、商品券事業に実績と経験のある区商連、こちらに実施主体としてお願いをしまして、連携相談しながら行っていこうということで、今、下話もさせていただいております。骨組みとしては、割引率は20%。この割引分を補助金を活用して商品券を扱っていこうということで、そうすると20%割り増し分としますと、2,000円原資とすると、1万2,000円の商品券が流通するということで、事務費なんかも引いていきますから、約6倍弱の総額になろうかということで試算しております。  ですから、今のところ23億余の規模を予定しておりまして、国も早期実施、経済対策ということで早期実施促しておりますので、これ踏まえまして、本区では夏ですね。6月から9月ぐらいの3カ月間の実施目指して準備を進めさせていただこうかなということで、今進めているところでございます。  なお、今回はより強い消費喚起となるよう、広く区商連加盟店以外の利用も可能となるようにということでも調整、相談しているところでございます。今でちょっとお話しできるところは以上でございます。 ◆竹内進 委員 今回のこの件につきましては、私は三つ本来あると思うんですね。一つは、何が買えるのかという観点と、どこで使えるのかという点と、そして誰が使えるのかという大きなやっぱりこの3点の点が大事な点じゃないかなと思っています。  今、おっしゃっていただいたように、要するに国が経済効果ってこともありまして、スピード感を持って早めに、早めにという点でございますので、今ご答弁いただいたように、しっかりとその区商連の方々と連携を取りながら、協議をしていただきながら、今言ったような観点を含めましてぜひ早めにお願いをしたいというのが1点と、もう一点はやっぱり区民からしてみると、今言いましたけども、やっぱり利便性っていいますか、広く使えるようにできるだけお願いをしたいということを要望して終わります。 ◆田島進 委員 ここでは、江戸川区の農業の課題についてちょっと伺いたいと思っています。  本区の基本計画の中で、都市農業の育成、推進、農地の保全が挙げられているということは言うまでもありません。そんな中で他会派の資料要求にもありますが、農業人口の、これは全国的な傾向でもあるんですが、農業人口の減少並びに農地の減少が、今ある意味で大きな話題になっているんですが、本区においても今言ったような農業人口の減少並びに農地の減少についての、大まかで結構ですので、まずはじめに状況について話していただければと思います。 ◎彦田義敬 産業振興課長 今、委員おっしゃられたように、やはり例えば相続であるとか、それの後の相続税の納税であるとか、そういったこと起こりますと、やっぱり個人資産で、しかも今の民法ですと均等分割ですので、どうしても処分しやすい平場ということで、農地がちょっと減っていく傾向はございます。  ただ、その中で江戸川区の農地、農業というのは、他区に比べると非常に頑張っていただいているなというふうには思っているところでございます。  数字については、ちょっと資料でお示ししたとおりの状況でございます。 ◆田島進 委員 そういう状況であることにはこれ間違いないことでして、ある意味じゃあ日本の農業というか、江戸川区の、言ってみれば都市農業にとっても大変な危機的状況であるのはこれ間違いないわけでして、そんな状況の中で、今国において都市農業振興基本法ですか、その制定が多分もしかしたら今国会中に制定するんじゃないかというような話も聞いているんですが、この制定される状況について、今執行部で把握している状況について説明していただきたいと同時に、この振興基本法案の中身がどういう中身になっているのか説明していただければありがたいということです。 ◎彦田義敬 産業振興課長 これまでほかの法律で、例えば市街化区域、江戸川区もそうなんですが、そこの農地というのは計画的に市街化するという考え方、うたわれておりました。これ、昭和40年代に制定された別の法律なんですけども、それと別に今回の都市農業振興基本法というのは、都市農業の、あるいは農地の価値を明文化すると。ですから、一大転換になるというふうに我々考えています。  ただ、具体的な制度については理念だけで盛り込まれておりませんから、これが制定された後にさまざま法整備、あるいは制度の見直しというのが起こってくる、ターニングポイントになってくるというふうに思っております。 ◆田島進 委員 まだ、具体的に中身については、例えば相続税の納税猶予制度とか、そういう具体的な話も一部出ているようですが、まだそこまで具体化な法案の制定という段階ではないという理解でよろしいですか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 振興基本法そのものはそういうことでございます。  ただ、これを、この成立を見越しまして、都市農地の保全推進自治体協議会というのがあるのですが、江戸川区も入っています。都内の38自治体でいろいろな要望をやっているんですけども、その動きの中でそれを踏まえた具体的な法整備だとか、制度の見直しだとか、そういった要望を先日も国土交通省のほうに幹事区である練馬区に要請活動行ってもらったりというようなことをやっています。現実には、その中で生産緑地の面積要件の緩和だとか、農業用施設、これは実は相続税の納税猶予が入っていないのですが、そういった関連施設も猶予してくれという要望活動をしていると同時に、もう一つ国家戦略特区で東京都を通じて、そういったものを法整備、制度見直しができる前に調整してくれという要請もあわせてやっているところでございます。 ◆田島進 委員 いずれにしても、その法制度がまずは確立され、その具体的な中身についてもでき上がってくれば、江戸川区の農地の保全とかに、非常に都市農業の育成にも大いに役立つということで、ただ、今の段階ではそういった法改正のもとにどういう具体的な施策が可能になってくるかということについては、まだ明言できないというのは実態だと理解してよいですか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 おっしゃるとおりです。それを踏まえて、今申し上げましたような形で、いろいろな要件緩和されたりして、農地の保全をしやすくする。農家さんが農地保全しやすくする制度改正に次のステップとしてなっていくだろうと。そのために我々も要請なり38自治体一致してやっていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆田島進 委員 わかりました。いずれにしても、速やかな法制度の確立と、そして、今までも江戸川区あらゆる角度でこの農地の保全というのが基本計画なんですからね、その実現のためにいろいろな角度で努力してきたとも承知しているんですが、より実効のある実のある法制度ができて、そして、確実に農地が保全されていくということを区民の一人として大いに期待するところでございます。  そうして、そんな中で一部ちょっと内容は違うかもしれませんが、体験型農園についてちょっと伺いたいと思うんですが、数年前に東葛西ファーマーズクラブ、東葛西についてファームイーストファームというのは、鹿骨一丁目の例の物件でよろしいんですね。それと、この制度の違いというのは一方は私は生産緑地で、一方は区民農園という感じで扱いになって、生産緑地ではないという理解なんですが、この辺の制度の違いというのはどうなっているんですか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 葛西のファーマーズクラブ、東葛西なんですが、こちらは宅地化農地です。宅地化農地ですので区として借りることができた。そして、それをオーナーさんは江戸川区に貸してくれて、江戸川区は一般の区民農園とちょっと違ってパイロットケースとして、本格的な農作業をやっていただけるような形の体験農園として運営させていただいたということで現在に至っているわけです。今、委員がおっしゃられたファームイーストファームというのは、鹿骨一丁目の木村さんという農家さんなんですが、この方はそれをパイロットケースとして自分の農地でそういうのをやりたいということでスタートしたものでございます。これは、この場合は自分が指導もしますので、生産緑地でも可能なやり方でございます。いろいろ、さまざまな農地の活用方法の一つとしてはかなり有効な方法だと我々も思っていまして、また後に続く方がいらっしゃればご相談乗ったりして整備もしていきたいなというふうに思っているところです。 ◆田島進 委員 最後に、よくわかりました。いずれにしてもこの特にファームイーストファームというのは、スタートして非常に人気が高いとも、それでここでまた契約の改定の時期でもかなりの人気があって応募が殺到しているというのも事実だと思うんですが、そういう話を聞いていまして、こういった制度をこれから先ほどの大きい問題とは別にしても、個別に区としてどんどん、これはもちろん農業者の自らの覚悟の問題もあるんですけど、推進していく用意はあるのか、その辺はどうなんですか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 農地の活用の方法の中では、もちろん普通に収穫して出荷するという方法もありますけど、なかなか手が回らなかったりすることもございます。そういう中の一つの手法としては、非常に有力な方法だというふうに我々考えていますので。しかも、あわせて利用者の理解が高まって区民全般の農業に対する理解といいますか、そういったもの深まっていくだろうというふうに思っていますので、かなり有効な方法だと考えています。ですから、これをまたよい具体例として示しながら手が上がるところには支援していきたいなというふうに思っているところです。 ◆小俣則子 委員 農地を保全することについては関連で、もう一点は違うんですけれども続けてやらせていただきます。今、田島委員の質問と本当に私も同じ思いで、やっぱり農地を保全してほしいという思いです。私の住んでいるところにも結構いろいろな農地がありまして、確実にいただいていた資料では減っているということで、本当は昨年総選挙がなかったら先ほどの基本法が国会の中で成立しているはずだったと。農家の方も期待していたんだけれども、この1月から相続税が控除がかなり減って、またどんどん減ってしまうという嘆きの声も寄せられています。先ほどいろいろ税制についての要望など行っているということだったんですけども、江戸川区の実施計画の中に具体的に維持の問題や税制の優遇措置の要望などに努めますと書いてありますが、江戸川区としてどのように3年間されてきたのかということが1点です。  もう一つは、いただいた資料で認定農業者数が前の数からかなりちょっと減っているんです。44経営体から36に。53人から45人ということで減っているんですが、これはなぜ減ったのかという、この2点についてお聞かせください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 保全のためというのは、ちょっと繰り返しになりますけれども、法整備の要望だとか制度の見直しの要望ということを通じて働きかけをしていくというのが1点でございます。その中で今、税のお話出ていましたけど、相続税の納税猶予の範囲を広げてもらうであるとか、それから先ほど申し上げましたように、関連する農業施設、これは生産緑地とは限らないんですが、そういったものだとか納税猶予制度の適用拡大、こういったものを今、働きかけているところでございます。1点目については以上でございます。  それから、認定農業者なんですが、実は国が定めた制度でそれを受けて何て言うのですかね、農業経営を本格的にやる方が5年間計画をお示しになられて、それを区が認定していくという制度でございます。ただ、いろいろそれだけですと手が上がりませんので、実は各区とさまざまな優遇制度を設けています。例えば融資のときに低利融資になるとか、それからちょっとした補助金を出すとかという制度を設けているんですが、江戸川の場合、ご存じのように育成事業というのがございまして、パイプハウスやなんかの修繕の場合には3分の1、経営者クラブを通じて補助させていただいたり、それから融資のほうも区のあっせん融資と同様の負担軽減、利子補給と信用保証料の補助をやらせていただいています。結果として、認定農業者として言われているメリットというのが江戸川の場合は、制度が充実していると言ったら手前みそなんですが、その結果として余り出てこないというところがございます。それで、昨年度が5年の見直しの1回目でしたので、そのときにちょっと今後の5年間の計画を出されなかった農家さんがちょっと出たということでございまして、決して農家さんが減ったとか実態が変わったわけではないというふうに私どもは理解しているところでございます。 ◆小俣則子 委員 わかりました。引き続いて税の問題含め、土地、農地を守るためにぜひ頑張っていただきたいと思います。  ここで違うところ、よろしいですか。同じものなので。253ページの商工振興事業経費の中小企業の問題です。昨年の決特のときに質問したんですけれども、5人以下の小企業者というのですか、小規模企業振興基本法に基づく江戸川区の取り組みは、今後検討していくということのご答弁だったんですが、具体的に財政支援も含めてどのような形になっているのかということと、やはり倒産が後を絶たないなと思うんですが、その倒産の現状と課題についてどうかお聞かせください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 小規模企業振興基本法のことだと思います、1点目につきましては。決特で委員さんともちょっと議論させていただいたかと思うんですが、ただ、その後に10月に基本計画、国が策定しました。ただ、内容を読んでみますと、もともと我々江戸川区含めて自治体は小規模企業向けとなる支援を行ってきているんです。一方、国は補助金などの支援メニューというのは従来は大手とか中堅企業向けでございましたので、誤解を恐れずに言えば国はやっと地域に根差した、地域を支える小規模企業に目を向けてくれたのかなというふうに思っております。これまでのそういった自治体との分担役割超えて、法制化したものと思っておりまして、例えば国の支援策もちょっとここのところ読みますと、小規模向けとか補助金のメニューも小規模メニュー向けがちょっと加わってきていますので、私たちのやり方自体今までどおり。それから、新年度ちょっと提案していますものづくりの応援のメニューや何かも結果的に国の基本計画で言っているところと、地域ぐるみと言っているんですけど、計画の中では。ちょっと一致している方向になっているかなと思いつつ、国の支援メニューを今度は使えるものは紹介しながらつなぎながら、さらに支援策打っていきたいなというふうには思っているところでございます。  それから、2点目の倒産なんですけど、確かに25年度を示したとおり25年度の数字は江戸川区ちょっと多めになっています。ただ、業種別でいきますと、余りはっきりした傾向も出ていません、結果見ますと。若干、卸売業が多いのかなというふうにも思っていたり、それから業種によっては今だんだんよくなっている業種の中でもちょっと入れかわりで倒産などの数字が上がっているところもございますが、はっきりした傾向はちょっとやっぱり出てないかなと思います。ただ、金融機関とお話していますと、江戸川の場合、社長さんが比較的に資産があるので、比較的頑張ってくれるんだよねという話聞きまして、ちょっと数字なんかもやっていますと、ほかの区はリーマンショック前に結構倒産が多かったというような数字もちょっと出ているのかなと思っています。ただ、あくまでも結果の分析でございまして、上がってくるのもちょっとおくれますので、そのときに何か手入れられるかというと、やはり相談や何かで来ていただかないとなかなかできないというのが、実は現状でございます。 ◆小俣則子 委員 よく江戸川区の中小企業の実態を把握されているなという思いはいたします。それで、今、国の基本法で具体的な財政的な支援と、既に江戸川区でやっているさまざまな支援があるんですけれども、5人以下というと、町工場の皆さんが困ったときには来るのかもしれないんですけど、こういう情報をいかに知るかということで、周知の方法が特別何かあるのか、教えていただければと思います。 ◎彦田義敬 産業振興課長 地域の団体がございます。ただ、そういったものを通じて折に触れてPRさせていただくのですが、もう一つは半年に1回、利子補給の書類を送らせていただいています。こういう中にその都度、必要なメニュー、タイミングを見て同封させていただきながら、後はホームページとか区報、そういったものでさまざまな手段でPRさせていただきたいと思っています。  それから新年度に向けては、先日も開催したんですけれども、国と都と区の新年度向けの補助金のメニュー、そういった説明会もほかの信用金庫がやる場合、東京商工会議所がやる場合も後援しながら一緒になってそういった説明会、折に触れて開催しておりますし、今後もそうしたいと思っています。 ◆小俣則子 委員 ぜひ、江戸川区の経営者の皆さん異口同音にまだまだアベノミクスの恩恵はこうむっていないというか、今後も厳しいなという意見がよく聞かれます。いずれも江戸川区の経営者の皆さん、それから働いている皆さんを守っていただきたいと思いますので、これまでと同じように引き続いてきめ細かな支援をぜひしていただければと思います。よろしくお願いします。 ◆深江一之 委員 ここでは二つほど聞かせていただきます。一つはスーパー連携大学院のことについてお聞かせください。最初に割に大きくアドバルーンを上げたというか、非常に画期的なお話で私たちも大変楽しみにしていたところなんですけれども、最近とんとこうちょっと話が聞かなくなってしまう。現状はまだ土地もそのままになっているような状況なので、ちょっと進捗状況というか、今の状況についてお聞かせください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 これにつきましては、大学院側も動いてはいるんですけれども、現在これを取り巻くさまざまな状況からは今のところ前に進むまでには至っていないと、そういう状況でございます。 ◆深江一之 委員 今後について、今までの姿勢と変わらないのでしょうか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 変わりません。 ◆深江一之 委員 我々も楽しみにしていたこともありますけれども、マスコミ等通じて非常に取り上げられたケースのものなので、やはり一般区民に対してもそうだけれども、このままずっと何て言うのですか、とどめたままでよいものかどうかということについては、どのようにお考えでしょうか。今のところはいたし方ない部分もあるんでしょうけれども。 ◎彦田義敬 産業振興課長 土地といいますか、構想自体は都も理解してくれていまして、もし譲渡する場合はまず江戸川区にこの構想に対して優先するということはまだ生きていますので、引き続きそういったふうに努力するというふうに考えています。 ◆深江一之 委員 何て言うのでしょう、江戸川の文化というか教育とか、さまざまな分野で大変よい企画というか、よい施策の一つだと私どもも思っていますし、全体に例えばあそこにそういう一つの研究施設を含めて、そういうものができるという非常に画期的なことなので、しっかりといろいろな要素はあるんでしょうけれども、推し進めていただきたい施策の一つだと思っていますので、その点についてはこれ以上は突っ込まないけれども、その辺に対して努力を引き続きしていただきたいとお願いしたいと思います。  もう一つは商工相談所のことなんですけれども、先ほどちょっと小俣委員も言っていましたけれども、江戸川区の中小企業の中で5人以下という話もありましたけれども、小規模ということもありましたけれども、結局、今一番ネックになっているのが、今の経営者が大変年とってきた。その次の次世代へつなぐのに、同じことじゃなく今の社長とその下の世代との間に考え方のギャップが非常にある。業務形態を子どもたちは変えたいのだけれども、親のほうはそれまで冒険に踏み切れないというケースが非常に多いと思うんです。その辺についてやはり、そのときにやはり窓口の中で中小企業診断士の方含めて、相談のところでしっかりとしたケアをしていただけると、このケースというのは非常にお互いの話を聞きながら進むという形になると思うんです。せんだっての本会議でも質問させていただいたときに、要するに、江戸川区の中の企業の99%はそういう企業である。その中でしっかりとした経営基盤をつくらさなければ、この先もやはり同じように江戸川区の全体の経済基盤も弱いという中で、やはり次の次世代へつなげていくような考え方をしっかりとやはりそれぞれの企業にも認識していただく。もちろん相談にくればそれなりのきちんとしたお話をされるのはわかるんだけれども、それをやはり例えばいろいろな形でそれぞれの町含めて出張しながらの相談とか、さまざまな会議を通してのそういう相談とか、それについてはどのようにされるか、今後のことについて含めてどのようなお考えを持っているか、お聞かせください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 新年度のメニューの中で、ものづくり企業の応援パッケージとちょっと提案させていただいているのですが、要は今までの相談ですと、窓口相談、どちらかと言うと、ピンポイントの課題解決という感じだったと思うのですが、新年度につきましては、今も始めさせていただいているのですが、直接訪問させていただいて、場合によっては取引の信用金庫であるとか中小企業診断士さんだとか、あるいは産業技術研究所だとか、そういったものを巻き込んで、先ほども地域ぐるみというお話させていただきましたけれども、そういう専門家でチームを組んだ提案型の多角的な支援をちょっと加えていきたいなというふうに思っているところでございます。今、委員ご指摘の部分でそれで結構答えられるじゃないかなというふうに思っているんですが、実際少人数の会社さんですと、経営者の方が助言を受ける機会というのは社内的に余りないんです。ですから、そこのところを我々のほうでできる応援をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆深江一之 委員 その中で、今、課長がおっしゃったように、結局、中小企業のおやじというのは大体どこ行っても頑固おやじじゃないですか。それを息子がそれに対してやっぱり反発してうまくいかない企業というのは非常に前に進まないというケースが多いと思うんです。ちょっと例は、たとえは余りよくないかもしれないけれども、江戸川の伝統工芸の何て言うのですか。大学とのコラボレーションと言うのですかね、あれも一つの例だと思うんです。今までしっかりとした技術を持たれたそういう伝統工芸の方とそういう若い世代の方がつながることによって、発想が全然違う方向へ進んでいって、すばらしい一つの製品になっていく。やはり中小企業も同じでそこでうまく息子、子どもさんたちの考え方もそこにマッチングしていけば、その企業はもう一つ一皮むけるケースが見えると思うんです。だから、その辺についてやはり区のほうでも積極的にかかわりながら中小企業を育てて、しっかりとした経営基盤をつくらせる。これ大変大事なことだと思いますので、今、お話いただいた検証結果というかお話の中で、一つの解決策になるのかなと思いますので、ぜひその辺に力を入れてやっていただきたいと、そのように思います。 ◆中里省三 委員 ここでは2点について質問したいと思いますので、よろしくお願いします。まずはじめに、正義の味方エドレンジャーについてお聞きをしたいと思います。このエドレンジャーがつくられた経過、またどういうシステムになっているのか教えてください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 商店街の活性化を目指して、区商連の若手経営者中心に企画したものでございます。連携先としては、専門学校、東京フィルムセンター、それから東京スクールオブミュージック、こういったところと連携してつくらせていただいています。平成25年の区民まつりでデビューはさせていただいていますので、運営主体は一応区商連ということで主に商店街のイベントで使っていただいて、ファミリー含めて商店街に来てもらう、にぎわいをつくると、そういった趣旨で今やらせていただいています。 ◆中里省三 委員 わかりました。このエドレンジャーを地域のまちおこしなどで呼びたい。そういうときなどは、どのような手続をしたらよいのでしょうか。また、費用はどのぐらいかかるのですか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 今、申し上げましたように所有しています区商連に派遣の依頼をしていただくことになります。原則としては商店街を中心にやっていますので、そちらと日程がぶつかってなくて地域活性化に貢献できるということであれば派遣可能なんですが、一回当たり中に入る俳優さんと言いますか、そういう人たちの費用も入っていますので、一回当たり一応12万円いただいて派遣しているという状況でございます。 ◆中里省三 委員 わかりました。例えば商店街だけでなく、地域のまつりなどで呼びたいなんていう話があったときはできるのでしょうか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 今、申し上げましたように可能でございます。 ◆中里省三 委員 それでは、年間スケジュールといいますか、エドレンジャーのスケジュールがわかったら教えていただけますか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 商店街のイベントごとで考えていきますので、トータルのスケジュールはございませんけども、直近ですとこれ商店街ではないのですけれども、3月1日に小岩消防署のふれあいフェアで出動することになっています。7日にはフラワー商店街で、これは商店街ですけど出ることになっておりまして、今年度は累計で18回ほど出場している状況でございます。その都度ご相談いただく中で、都合がつけば出動させていただくということでございます。 ◆中里省三 委員 シャッター通りが、少なくなるようにぜひ期待をしたいなと思っています。  もう一つ質問させていただきたいのですが、えどがわ美味いもの祭りというのがあるというふうに伺っているのですが、このえどがわ美味いもの祭りができた経過というか、その辺について教えてください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 商店街の名物店とかそういったものを一同に集めてイベントを実施して、商店街の魅力をPRしたいと、そういう思いで区商連の中で企画したものでございます。各支部から実行委員も出てもらって、しかも各支部から出てもらって、支部は六つあるんですけど、そこから出てもらって開催していまして今年、26年度で4回目、開催させていただいております。 ◆中里省三 委員 わかりました。昨年の10月にたしかフラワーガーデンで催しをされているのですが、この葛西地域だけでなくほかの地域でやられるということはあるのでしょうか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 6支部で集まって決めているので、検討課題にはなっています。だけど、結局広さとか交通アクセス、それから先ほどお話出ていましたエドレンジャーや何かのステージも必要でございますので、一番あそこが適当だということで4年連続でやらせていただいているのが1点。  それから、同じような参加の形態で実は1年遅れで区民まつりでやっぱり区商連、6支部それぞれ代表が出て、同じような出店の形式を取らせていただいていますので、結果的に南北で両方でPRできる今、状態になっていますので、新年度も恐らく同じ場所でやりましょうということになるだろうというふうに我々思っています。 ◆中里省三 委員 わかりました。私も以前にB級グルメを江戸川に招致できないかと、このような質問をさせていただいたのですが、少し似ているのかなというふうに思っています。その中で、この美味いものを具体的に何か種類・規模・値段等、若干お話をできれば教えてほしいのですが。 ◎彦田義敬 産業振興課長 26年度の出店を申し上げますと、19店舗出ておりました。結局、ドーナツであるとか焼き鳥だとかおそばだとか、揚げ物、そういった総菜ものが主力で、あと、甘いお菓子、そういったものその場でつくって提供させていただいていましたということが一つと。価格も比較的手ごろな価格で、それぞれのお店のPRにもなっているなということでございます。それから、ステージがございますので、そちらでエドレンジャーであるとかフラダンスであるとかちょっとそういった催し物もあわせてやらせていただいております。 ◆中里省三 委員 最後になりますけど、この出店されたお店側の地域にかえったり、あるいは売れ行きというのですか、商店街が活性化されたなんて話はあるのでしょうか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 やはりちょっと葛西で開催すると葛西に偏るのはちょっとどうしてもやむを得ないかなとは思っていますが、25年度にそういう割引券みたいなのをお配りさせていただいたのですが、平井でも小岩でもそれ持って買いにきてくれた方というのはやっぱり結構いましたので、それなりの効果は我々十分出ているというふうには考えています。 ◆中里省三 委員 期待をしていますので、これからも進めてください。 ◆間宮由美 委員 やわらかなふかふかの土にするためには、何年も何年も耕さなければなりません。それがコンクリートに変わってしまったら、その土を取り戻すことはとても大変なこと。取り戻せないかもしれません。江戸川区の空気のためにも、子どもたちの教育のためにも農地の保全のために今後も力を尽くしていってください。  2点、お聞きをいたします。1点目は、省電力型街路灯設置費についてお聞きをします。街路等のLED化による経費削減の効果の資料をいただいています。23、24年度の削減額は、八つの商店街で年間約380万円と算出されています。現在、このLED化はどれぐらいの商店街に広がっているでしょうか。 ◎彦田義敬 産業振興課長 商店街で持っています街路灯が今、61商店街で持っていただいています。その中の30の商店街で既にLED化が進んでおりますので、導入率で申しますと49%、約50%そこまで進んでおります。 ◆間宮由美 委員 よくここまで広げてくださったと思います。というのも、商店街の街路灯の電気代というのは全部区の補助となっていますので、LEDをつけるためには商店街環境整備補助があって、東京都が10分の8、区が10分の1を出してくださるとは言っても、商店街も10分の1を出さなければなりませんので、完全に持ち出しになるわけです。その中で、それでもLEDにかえるということは省エネ、電気代の削減効果ということをしっかりとわかっていただくということが大切なことなんだと思うわけです。今後、どのようにお広げになる計画をお持ちかということをお聞かせください。 ◎彦田義敬 産業振興課長 今、委員おっしゃられた、10分の8といいますか、5分の4が東京都から補助出るんですが、まだ続いているのですが、時限的ですとよいう話、毎年しているんですね。ですから、これが切れないうちに整備しましょうという働きかけが一つでございます。  それから、実際LEDになりますと蛍光灯となり水銀灯と比べますと故障しません。ですから、維持費がかからなくなりますよということ。失礼。長らくつけていますと明るいということもありますし、場合によっては七色にかわるやり方も、実は工夫によってはあります。そういったよさといいますか、そういったものをご紹介しながら働きかけは引き続きやっていきたいなというふうに思っています。 ◆間宮由美 委員 今、よさとおっしゃったんですけれども、本当に省エネの観点ということでなくて光が明るくなるということで、防犯上にもよい。それから、あるいは紫外線がないので虫も寄ってこないという利点もあると聞いています。また、江戸川区ではもったいない運動をしていますが、地球温暖化防止という観点からも、環境部ともタイアップして進めていっていただくということがこれから大事になっていくのではないかなと考えますので、ぜひこの補助がなくならないうちに、全ての商店街が変えていけるようにご努力をさらにお願いしたいと思っております。  2点目は、産業ときめきフェアについてです。出店の成果については、直接仕事に結びつきそうである、あるいは結びつくきっかけができたという出店者が44%。その一方、今のところ成果はないという出店者も48%です。フェアの目的からしてこの割合はどのように見たらよろしいでしょうか。また、仕事に結びついている出店者と成果がないと言っている出店者との差異がどういうことなのかということで、お聞きをしたいと思います。 ◎彦田義敬 産業振興課長 この資料は、ときめきフェア直後にアンケートを取ったものでございまして、132社のうち回答があった55社で集計しています。その中で44%という数字がどうかということになりますと、実は企業マッチングだとか受発注の結びつけというのは、実は企業にとって必要なのですが、これが実は我々も日々難しいところだというふうに思っております。相談室もやはり受発注の相談というのが一番多くございまして、販路拡大のためのさまざまなほかのメニューも含めて、日々やらせていただいているのですが、そういう中で44%が成果あったと言ってくれていますが、実はそれほど悪い数字じゃないというふうに我々思っているところでございます。今年度のときめきフェアの中では、実はこの発注先を求めている企業を都の公社からも実はリストをもらいまして、ダイレクトメールで送らせていただいたりということだとか、それからときめきフェアの中のセミナー、これを同じ会で開催して、しかも企業の方がより関心の高そうなメニューをご用意させていただくなど、さまざまPRを含めて工夫させていただいているところでございますので、もちろんこの数字がもっと上がるように来年も努力したいというふうに思っています。ただ、過去の参加で仕事に結びついたというのは、さっき申し上げました55社のうち47社が結びついたことがあるよと答えていただいていますので、そこは非常に心強いなというふうに思っているところでございます。 ◆間宮由美 委員 今、課長がおっしゃいましたように、私もこれを悪い数字だとは思いません。今、ご努力されているように企業に来てもらうということでの受発注に結びついていく、販路拡大に結びついていくということで企業に来てもらう努力をされているということがよくわかりました。このときめきフェア自体が規模も大きく内容も豊かに広がってきていますので、目的から考えてもさらに豊かに充実していくことを願っております。 ◆川口俊夫 委員 ちょっと唐突な話でございますが、東京湾での漁業の復活の可能性についてなんですけれども、本区にあっては新左近川マリーナに1代限りの漁船が係留されているわけで、その方々は例えばスズキとか、冬場はマコガレイとか刺し網で取っています。5月、6月になると荒川、江戸川で川で貝を取ったりシジミを取ったり、アサリを取ったりしています。また、最近は釣りの餌になるゴカイなんかも商用としては流通していないと思いますが、取れているという話を聞いたことがあります。それだけ魚影がだんだん濃くなってきているということは、つまりは水質が浄化されている、その証明だろうと思います。今、熱心に葛西沖、臨海沖、臨海公園沖の海岸で夏場子どもたちが海水浴、水浴びみたいなことを、泳ぐということではなくて水につかることが一応、限定的に許されているわけですが、今後ますますこの水質浄化進んでいきますから、恐らく確実に水泳が可能になるだろうと思います。それほど海が浄化されているのにもかかわらず、漁業権、もう一度復活してもよいじゃないかと私は実は思っているんです。東京都はなかなか頑固かな。了解してくれないとは思いますけれども、ぜひ可能性を探って漁業権の復活。かつて江戸川区、とりわけ葛西地区は農漁業の非常に盛んな地域だったわけですし、そのDNAを引いた人たち、まだまだたくさん残っています。もし、可能ならばやってみたいと思う方、当然いらっしゃるわけで、ぜひ江戸川、葛西の漁業に関するDNAを次の世代にしっかり引き継ぎたいなとそんなふうに思うのですが、いかがでしょうか、可能性。 ◎彦田義敬 産業振興課長 私も葛西生まれですから、同世代あるいはその親の世代でそういうことかかわっていた人いるのですが、やっぱり漁業権買い上げ、売却しちゃっていますので、ちょっとなかなか難しいんじゃないかなと。ちょっと研究はちょっとしてみたいなとは思いますけれども。 ◆川口俊夫 委員 時期尚早だとは確かに思いますが、それでも大田区とか品川にもあるのかな、東京湾に幾つか漁業組合、まだ存在していますよね。そういう意味で可能性は十分にあると私は思っていますので、これからまた引き続きご努力をお願いしたいなと思います。 ○片山知紀 委員長 以上で、第8款生活振興費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は全て終了いたしました。  次回は、明日、27(金)、午前10時より一般会計予算歳出、第6款環境費、第11款健康費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 4時09分 閉会)...