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平成28年 8月19日厚生委員会-08月19日-01号
平成28年 8月19日産業環境委員会−08月19日-01号

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  1. 足立区議会 2016-08-19
    平成28年 8月19日厚生委員会-08月19日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成28年 8月19日厚生委員会-08月19日-01号平成28年 8月19日厚生委員会       午後1時28分開会 ○せぬま剛 委員長  それでは、厚生委員会を開会いたします。 ○せぬま剛 委員長  記録署名員を指名します。  大竹委員、浅子委員。 ○せぬま剛 委員長  それでは、議案の審査に入ります。  議員提出第2号議案 足立区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  質疑ありますか。  質疑ないと認め、各党、意見を開陳願います。 ◆白石正輝 委員  私どもの党でも慎重に審議をさせていただいておりますが、これは予算との関係が非常に密接なものですから、執行機関側とも、よくこれから話を進めながら、煮詰めていきたいと思いますので、継続でお願いいたします。 ◆くぼた美幸 委員  大事な観点であろうかと思っております。内容に関しても、予算の限り、また様々な観点があろうかと思いますので、私どもは継続をしたいと思います。 ○せぬま剛 委員長  本件の継続審査に賛成の方は挙手願います。       [賛成者挙手
    ○せぬま剛 委員長  挙手多数であります。引き続き継続審査といたします。 ○せぬま剛 委員長  陳情の審査に入ります。  27受理番号12 看護師等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める意見書提出を求める陳情です。単独議題といたします。 ◎衛生管理課長 6月18日でございますけれども、足立区医師会主催の「看護職員&介護職員就職フェアinあだち」が行われまして、当日の来所者22名、今、確認しているところ、そのうち3名の方が就職されたという報告を得ております。 ◆山中ちえ子 委員  私から、この陳情に関連して、今、増え続けている認知症の患者さんへの温かいケアという点で質問させていただきます。  前回の委員会でも白石委員のほうから、こういった認知症の方の問題行動が、補償問題や会社や個人などを相手に大変申告な問題となっているという報告もありました。  私も一般質問などで、様々な具体策を挙げて予防といったところで提案をしているんですけれども、医療・介護・看護の質の向上は待ったなしなんだという考えも、新たにいたしています。区の立場でも同じ方向だと思いますが、どうでしょうか。 ◎衛生部長 その立場については、これは軌を一にするものだと思います。 ◆山中ちえ子 委員  まだまだ、認知症は治らないから医療機関に行ってもしようがないと考えている人も多いという医師会からの報告もありました。認知症予防のサポートをするサポーター養成などにも力を注いだりとか、これも本当に必要で、真剣な取り組みだと思っています。  地域で支え合うボランティア、これを支援するボランティアコーディネーター社会福祉協議会などの取り組みも、本当に素晴らしいなと思っていますが、地域包括支援センターでの認知症カフェなどの取り組みも、これからどんどん発展していくのかなと思っています。  そういった中で、この陳情の願いの中心点であります医療・介護の環境改善による安心な医療・介護の提供ができる体制をということで、今、認知症のケアが必要で求められているというところですが、ご本人、ご家族の安心が得られる区の支援、この取り組みと同時に、医療、介護の体制といったところで求められているものがあると認識しているのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎衛生管理課長 この陳情の中で言う処遇改善とか、職員の増員という話かと思うのですけれども、これにつきましては、基本的には診療報酬の関係かなと思ってございます。  また、増員に関しましては、医療機関のインセンティブ等々の関係がございますので、今、それをどう補填するかということで、区単独でどうこうというより、全国的な問題ではないか、ということで認識しているところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  全国的な問題、いわゆる安心・安全の医療、介護、命を守る、そういったケアの体制を整えるには、やはり命の専門家である医師や看護師、介護の環境改善といったところが必要不可欠だというところなんだと思っています。  時代の要請としても捉えて欲しいんですが、今、認知症の方々に対してのアウトリーチ地域包括支援センターなどがやっていますが、医師の訪問が必要だという機運が高まっていまして、医師会で先行的に予算を、区の予算ではなくてね。       [「陳情から余り離れないでよ。」と呼ぶものあり] ◆山中ちえ子 委員  今から陳情の中心部分に迫っていきますので。  認知症のケアにとって、これは大切なところですから、医師の訪問について、どうでしょう、医師会の取り組みを先行的にやっているものの報告はありますか。 ◎衛生管理課長 自主的に実施をしていただいているという話は常々聞いております。       [「医師の訪問なんて、陳情の中に書いていないだろう。」と呼ぶものあり] ◆山中ちえ子 委員  白石委員がおっしゃるとおりに、陳情に関係ないんじゃないかとおっしゃいますが、全然、関係があります。  だって白石委員がおっしゃった病院完結型から在宅へとなった場合に、認知症のケアを区としてどうやって取り組んでいくのか、これからどんな課題があるんだということを問題提起されたじゃないですか。       [「絡んで言っていないよ。」と呼ぶものあり] ◆山中ちえ子 委員  絡んでいます。私は絡めたいんです。  それで、こういった充実が、白石委員も警鐘されていたように、区の独自の取り組みといったところにつながると思っています。  この医師会の努力や包括支援センターの苦労を無駄にしないためにも、同時に医療・介護の充実、まさにこの陳情の狙いであることを申し上げたいと思っているんですけれども、こういった医師のアウトリーチなどができるような体制というのは、医療の充実、環境改善があって、人材不足が改善されるといったところにもつながります。医師の訪問に対して区の独自の支援といった形でも、これからの取り組みの中で、この環境改善も含めてどのように捉えていますか。 ◆白石正輝 委員  請願・陳情というのは、少なくとも請願・陳情の中身で質疑をするのであって、これを幾らでも広げてしまうと一般予算のところまで話が行ってしまうような話で、そうなると請願・陳情の審査でなくなってしまう。  そういう意味で言えば、少なくとも請願・陳情というのは、この文言に従って審査をするというのが当たり前のことですから、私は介護、特に日常の介護が必要ですよという発言をしたのは、この陳情に絡んででは全くないですから、その他の質問の中でその話をさせていただいて、しかも全党が賛成していただいて認知症の患者さんが起した事故について、特に被害者救済のための制度をつくるべきじゃないかという意見書を、全党が賛成していただいて意見書を提出した。  その部分で、私はいろいろな話をさせていただきましたけれども、この陳情について一切発言はしておりませんので、この陳情については、この陳情だけじゃないですよ、請願・陳情については、請願・陳情の文言に従って少なくとも質疑をしていただきたい。話を広げたら、幾らでも広がっちゃうわけだから、広げればいいというものではないわけですから、請願・陳情については、是非、山中委員、この文言に従って、ひとつ、ご質疑をいただきたいと思います。  委員長、よろしく取り計らってください。 ○せぬま剛 委員長  山中委員の今までの質疑に関しては、その趣旨の部分で衛生部のほうに思いを聞いておりまして、その思いは答えてあるし、また、医師会のほうでの努力というものも示されておることで、十分に質疑には答えていると思います。  他に質疑ありますか。  質疑なしと認めます。  それでは、自民党、意見願います。 ◆白石正輝 委員  看護師・介護士の増ということについては、いろいろと問題があると私は思います。私も病院経営をさせていただいているわけですけれども、現在の医療法でも、要望どおりに看護師を配置する、医療法どおりに医師を配置すると、少なくとも病院経営は成り立たない、という状況が現在あるわけですから、そういうのを全く無視して、何でも看護師を増やせば、医療が十分にできるんだというわけにはいかないと思います。  また、介護士についても、これを無制限に増員する、ここに私はもっと給料を増やして欲しいとは思いますよ。ところが無制限に給料を増加するという形になれば、介護保険制度そのものを考えていかなければならないし、足立区の一般会計からどうするんだという話も絡んで出てくるということですので、なかなか、いいことだから、やればやれるということでは決してないと思います。  そういう意味で言えば、まだまだ研究の余地があるだろうなと思いますので、継続でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  この陳情の趣旨の2番目の、医師・看護師・介護職員等は大幅にという幅ですけれども、やはり多ければ、当然、お金もかかりますし、では区として何ができるのか、国に言えばいいのか、様々な観点から、まだまだ議論する余地が残されるし、また議論は深めていかなければならないと思いますので、継続を。 ◆山中ちえ子 委員  先ほど白石委員のおっしゃるとおり、そういったこともありましたけれども、事故を起してからの対策といったところも非常に大切ですけれども、事故を起こすような状況、問題行動を起こすような状況にしない。早期発見・早期治療といった、他の病気にもつながります。こういったことは、医療介護の充実、この陳情の趣旨である環境改善による、人材不足を解決するといった方向で意見書を出すといったものが、当然、必要不可欠で急がれるものだと思っています。  採択です。 ○せぬま剛 委員長  本件、継続審査に賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○せぬま剛 委員長  挙手多数であります。27受理番号12は継続審査といたします。  続いて、27受理番号13 全てのがん検診無料化及び女性のがん検診毎年実施を求める陳情です。 ◎衛生管理課長 特に変化はございません。 ◆浅子けい子 委員  区は、この間の勧奨に力を入れてきているというお話で、今年は受診券方式総合受診券というのを取り入れて、その状況を見て見守っていくというお話が前回ありました。更に私の質問に、前回どのぐらいの受診率の向上があったのかという質問に対しては、乳がんはともかく変化はないけれども、他のがん検診の受診率は微増とご報告がありました。  国ではがん対策推進基本計画というのがつくられていて、平成28年度、今年度までに受診率を全体で50%にすることを目標にしているのはご存じのとおりです。この国の目標というのがあるんですけれども、それに対して区はどのような態度をとっているのか。これって、国に沿って足立区も目標を年度ごとに決めているということはないのでしょうか。 ◎衛生管理課長 受診率につきましては、国の目標がございます。それに向けて足立区も取り組んでいるところでございます。 ◆浅子けい子 委員  具体的に年度毎、例えば平成28年度、国では50%という目標を決めていますけれども、足立区は何%となっているのでしょうか。 ◎衛生管理課長 年度毎にと言うよりも、国が示しています平成28年度までに50%、また、胃がん、肺がん、大腸がん40%になっていますけれども、それに向けて日々取り組んでいるところでございます。 ◆浅子けい子 委員  そういうお話、私も初めて、そういう目標を持って取り組んでいるときちっと聞いたことがありませんでして、そういう目標を持っているというのであれば、余りにも他の受診率が非常に低いのではないか。平成28年度って今年ですよね、今年の年度末までに全体50%という点では、この総合受診券を取り入れるというだけで、本当にできるのかという疑問があるんですけれども、いかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 この、国が示す50%というのは、職場で行われるものだとか、区が行うもの、また個人が行うもの、それらを合わせて50%なり40%という形になってございます。  今のところ、女性のがん(乳がん・子宮がん・子宮頸がん)につきましては、ある程度いい数字はいってきています。その点につきましても、日々、毎年、伸びているところでございますけれども、目標としては国が示しています目標に1%でも近付けるよう、様々な施策を今取り組んでいるところでございます。 ◆浅子けい子 委員  1%でも近付けるというより、年度内に50%の目標を持っているというのであれば、それにふさわしい取り組みというのが、どうしても必要なんじゃないかと思っているんですね。それで、区は勧奨をいろいろ取り入れて、工夫をしているということなんですが、やはり無料化というのは、ここに入れば50%もこの年度で可能なんじゃないかと、私などは思っています。  そこがなかなか、区のほうは認めることがないので非常に残念なんですけれども、例えば勧奨に関しても、今回は総合受診券方式というのを取り入れたんですけれども、声としては、今回の受診券方式郵送の際に、各がん検診及び特定健診の総合実施期間一覧というのを同封したらどうかとか、あと、総合受診券に「年1回、肺がん検診を受診するように」という勧奨する文章を同封したらどうかとか、こんな意見も具体的には寄せられているんですけれども、そういうご意見、そちらでは伺っているでしょうか。そして検討されているでしょうか。 ◎衛生管理課長 今のところ、発送した後につきまして、区民の皆様からそういうのは承ってございませんですけれども、そういうものが入りましたら、当然、今後とも、更にいい受診勧奨はどういうものかというのを研究しながら、区民の皆様には毎年、周知をしていきたいなと考えているところでございます。 ○せぬま剛 委員長  他にありますか。  質疑なしと認めます。  それでは、意見を願います。 ◆白石正輝 委員  これも随分議論されているところですけれども、基本的には、例えば自助・共助・公助という形で考えれば、自分の命は、「まず自分で守る」という気持ちがなければ、どんなことをやったって無駄なんですよ。そういう意味で言えば、何でも公が金を出すから、そしたら検診を受けてやろうかということでは、私は基本的には区民の健康は守れない。区民の健康を本当に守ろうとすれば、自らの健康、自らの命は「自分でまず守る」という意識啓発が絶対に必要だと思いますので、この陳情については継続でお願いしたいと思います。 ◆くぼた美幸 委員  この陳情項目の中にある、全てのがん検診が無料となった場合に、果たして無料とすることが、白石委員からもありましたけれども、無料になれば全部行くのかと。それよりも、どういうふうに区がいろいろな知恵と工夫を使いながら区民の皆さんに検診に行っていただけるのか、そっちの方に重点を置くことも、うちは非常に大事かなということもありますので、まだまだ議論を深めなければならないと思いますので、継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  意識啓発が大事ということで、あとは自己責任が大事だとおっしゃいますけれども、以前はそういう中でも足立区も無料で幾つものがん検診をやってきたわけですよ。  理由は、自らの命を守っていないから有料にしますという話では、確か、なかったはずです。そういう点では、それぞれ皆さん、病気をしたくないとか、安心して暮らしたいとかという気持ちは、共通してあるというのは間違いがないことで、それにしっかり公的な支援を行う、推進をしていくということで、このがん検診の無料化と女性の毎年の乳がん検診の実施、これは是非、採択をしていただきたいと思います。 ○せぬま剛 委員長  それでは、採決をいたします。  27受理番号13は継続審査に賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○せぬま剛 委員長  挙手多数であります。27受理番号13は継続審査といたします。  27受理番号43 安心して暮らせる高齢者福祉施策の充実を求める陳情です。 ◎介護保険課長 特に変化はございません。 ○せぬま剛 委員長  変化なしです。  質疑ありますか。 ◆浅子けい子 委員  昨年の4月に介護保険制度が大改正されまして、介護保険料も3年に1回の見直しということで改正をされて値上げになりました。 ○せぬま剛 委員長  今は27受理番号43ですよ。27受理番号43をやっているんですよ。 ◆浅子けい子 委員  「安心して」でしょう、介護保険料の問題で今、質問をしているんです。よろしいでしょうか。  更に、介護保険料も値上げになったんですけれども、その介護保険制度の改正の中で、例えばですが、利用料のほうも1割、全ての人が1割負担だったのに、所得に応じて2割負担になる方が出たりとか、あと、今年の10月から始まります、総合事業で要支援1・2の方が介護保険給付から外される、という事態が起こったり、今、しているわけです。  その改正された中で、施設入所者のサービスに対しての低所得者施策の補足給付というものがありますけれども、この変更が昨年の8月にあったと思うのですが、どんな変更だったか教えていただきたいと思います。 ◎介護保険課長 改正では、預金が1人だと1,000万円、2人だと2,000万円という資産のところを見るということと、住民票の世帯分離をしている場合は、これまでは別々の扱いだったんですが、これにおきましても夫婦の場合は一緒だ、というところが大きな改正点でございます。 ◆浅子けい子 委員  そういう改正が行われて、この制度が受けられなくなって外されてしまったという方が、何人かいると思うのですけれども、実態はどうでしょうか。どのぐらいあるんでしょうか。 ◎介護保険課長 実際、昨年度5,700人対象になったところが現在4,800人というところで、大体900名の方が。これは、昨年度の数というのはどんどん増えておりますので、ですけれども、一応、900名程度の差があるというところでございます。 ◆浅子けい子 委員  更に今年の8月にも、今度は非課税年金、遺族年金とか障害年金も、収入として見なされるということになったと思うのです。第2段階から第3段階、この補足給付の負担軽減が変わってしまった方が何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎介護保険課長 約1,500名ぐらいです。 ◆浅子けい子 委員  安心して暮らしていきたいという点で、介護保険料が値上げになって、更に利用すれば、こんなに負担が増えて、そして補足給付も、今までは低所得者対象ということで、対象になっていた方が、預金とか、あと世帯分離をしたのに、そこまで入れられると。更に非課税年金、遺族年金とか障害年金というのは、例えば都営住宅などでは収入に入らないわけですよ。そういうものも収入に入れて、どんどん補足給付から外していく、これでは安心して暮らすことができないのは、当然だと思います。  低所得者に対して、今度の介護保険制度改正で何かメリットというのは、どんなことがあったのでしょうか。 ◎介護保険課長 昨年4月の低所得者の軽減ということでよろしいでしょうか。  本来、消費税の絡みで第1段階から第3段階までやるということだったんですが、第1段階の一部というところでやっております。  どういう影響かというのは、まだ実際にははっきりわからないところもあるんですが、区としては今後、第1段階の残りと、第2段階、第3段階の軽減につきましては、是非、行っていただきたいと思ってございます。 ○せぬま剛 委員長  よろしいですね。  質疑なしと認めます。  意見願います。 ◆白石正輝 委員  継続。 ◆くぼた美幸 委員  私どもも当然、低所得者に対する様々な介護保険料を含めた対策は練らなければならないと思いますし、それはこれまでも訴えてまいりました。ただし、当然のことながら予算には限りがあって、その中でどうするかということが非常に大事な観点かと思いますので、これに関してはまだ議論が深まらなければならないという思いの中で、継続でお願いします。 ◆山中ちえ子 委員  介護保険料が上がる中で、更に利用料も非常に区別されると、そういう点では安心して暮らせるという、高齢者の願いからは、全くかけ離れた制度になってきていると思っています。  そういう点で、この陳情は採択、可決したいと思います。 ○せぬま剛 委員長  27受理番号43は継続審査に賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○せぬま剛 委員長  挙手多数であります。27受理番号43は継続審査といたします。  受理番号4 介護報酬の緊急再改定を求める意見書の提出を求める陳情です。
    介護保険課長 特に変化はございません。 ◆白石正輝 委員  今の足立区の地域保健福祉推進協議会で、第7期介護保険事業計画は、今年度中に資料等をきちっと出すということになっているんですね。 ◎介護保険課長 白石委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆白石正輝 委員  この地域保健福祉推進協議会は、議員は5人だけで、あと民間の委員を含めると約50人ぐらい、いるわけです。ここで第7期の介護保険事業計画を決めていくという形に、今、区は話を進めているわけです。今年いっぱいぐらいに、いろいろな形の資料を地域保健福祉推進協議会に出せるということですから、まず、その辺の、議会だけの意見だけでなくて、一般の委員の意見もよく聞きながら、その辺のことを決めていくのが、私は筋だろうと思いますが、執行機関側としてはどう考えますか。 ◎介護保険課長 今年度中に計画をつくるための基礎調査を行いまして、来年度、その調査を踏まえた計画づくりに着手してまいります。  その途中、最終的には再来年の2月ぐらいになりますが、そのときには最終決定をします。その前に適宜、専門部会が委員の皆様方に情報提供しまして、そこで確認しながらやっていきたいと思っております。 ○せぬま剛 委員長  浅子委員も委員だよね。 ◆白石正輝 委員  今までの流れだと、介護保険計画が終わる1年前の年の11月頃に専門部会で計画を決定して、そうした形の中から介護保険料を決めるという形をとらせていただいているわけです。そういう意味で言うと、ここで議会が議会の意思を決めるということになると、そうした協議会を拘束するという恐れがあるのかなと思いますが、その辺はどうですか。 ◎福祉部長 自由な議論を、介護保険専門部会及び地域保健福祉推進協議会に対して、していただきたいと思っておりますし、その意見を踏まえて、足立区の介護保険料を決めていくし、あと、国に対しての意見も考えていく、こういうふうになっていくだろうと思っております。 ○せぬま剛 委員長  浅子委員地域保健福祉推進協議会のメンバーだよね。そういうことだそうです。それを踏まえて。 ◆山中ちえ子 委員  地域保健福祉推進協議会の議論ももちろん重要で、審議の内容をこちらで確認していくといったところも大切だと思います。また、区民の皆さんからしてみれば、この陳情をこの委員会の中で真剣に議論して欲しいといった中身のものだと思っているんです。だから、ここで私は精一杯、この陳情に関して質問をしたいと思っています。  報酬単価の引下げによって事業所の存廃が問われる事態となっているんですけれども、ここのところ事業所からの訴えだとか、そういった事業者連絡協議会からの連絡で深刻な状況だといったところの報告は受けていますでしょうか。 ◎介護保険課長 定期的に事業者連絡協議会の方たちと意見交換はしてございます。そのときにも、今回の介護報酬改定では厳しいというところの話は伺っております。  次期介護報酬改定で、これ以上のマイナス改定があるとなると、なかなか、そのときにならないとわかりませんが、難しいという状況は事業者の方から聞いてはございます。  それと事業所の存廃とか、廃止とかは、基本的にうちの方は指定という事務をやっておりますので、その中でわかるんですが、大体事業所を畳むというよりは、別な会社がその会社のところに吸収されているという状況がございまして、ですから事業者がつぶれて介護難民が出るような状況というのは、今の時点ではございません。 ◆山中ちえ子 委員  事業所の存廃、吸収されたりといった中で、患者・利用者方の介護が中断されたりとか、そういったことがないといったお話でした。  そういった日々の事業者の声を反映していくような第7期の方向付けをしていって欲しいなと思っていますが、前回の社会保健福祉推進協議会の中の審議でもありました。また、更に総合事業の部分の介護報酬は引下げということで、こういった中で、先ほど白石委員もおっしゃいましたけれども、民間の方々の意見が深刻だったと、前回でも申し上げましたけれども、そういったところを抑えて、第7期のところも考えるといったところでしょうか。 ◎福祉部長 介護報酬についての課題点については、十分そういう認識をしておりまして、前にも報告いたしましたように、特別区長会及び全国市長会からも、国に対してそういう要望を出しているところであります。  この陳情は、直ちにということでありますが、第6期を途中に変えろと、これはちょっと厳しい。第7期に向けて、先ほど白石委員がおっしゃられたような形で、きちんと議論して、その中で決めていくべき課題だろうと思っております。  まだ正式には決まっていませんけれども、介護人材の確保についての更なる支援策について、国のほうでも議論されて、閣議の中でも議論されているところでありますので、そこら辺がはっきりしてきまして、正式な形で区の方に通知が来ましたら、国のほうの対策についても、この場で報告させていただこうと思っております。 ○せぬま剛 委員長  よろしいですか。  受理番号4を採決します。  意見、自民党。 ◆白石正輝 委員  先ほどから言っているように一般区民が全体の9割からいる審議会をつくって、今、話をこれから進めていこうという段階で、議会が一つの方向性を出すべきじゃないと。私たち自由民主党は自由民主党として考え方がありますよ。この意見とは違う考え方があるんですよ。あっても、それはここで決めるべきじゃないと、地域保健福祉推進協議会があるんですから、地域保健福祉推進協議会の中でしっかりと議論をして決めていくべきだと思いますので、これはとりあえず本来ならば、私たちは不採択にしたいんですよ。不採択にするということは、そういう意味でせっかく陳情を出した区民の気持ちを考えると、簡単に不採択にはできないだろうと、経済的に大変な生活をしているんだということですから、私も含めて、介護保険料を結構、払うの大変ですから、それは区民の皆さん方の気持ちを考えると、安易に不採択にはできないだろうということで、継続して地域保健福祉推進協議会の中で、私も自民党の代表で入っておりますから、そういう意味ではしっかりと議論をしていきたいということで継続でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  私どもも、種々意見もございます。先ほどからの議論を聞いておりましても、まだまだ深めなければならないという立場から継続でお願いします。 ◆山中ちえ子 委員  日本共産党としては、こういった介護報酬の引下げによって事業所が苦しみ、そしてその延長線上には、患者や利用者の大変な状況があるというところで、こういったところで反対の立場なんですけれども、白石委員がおっしゃたように、第7期といったところに向けて、やはりこの陳情が示す区民の皆さんの思いといったところで、くみ取っていくというところをしっかりやっていって欲しい。  そういった思いもありますので、採択です。 ○せぬま剛 委員長  受理番号4を採決いたします。  継続審査に賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○せぬま剛 委員長  挙手多数であります。受理番号4は継続審査といたします。 ○せぬま剛 委員長  報告事項に入ります。  まず福祉部長からお願いします。 ◎福祉部長 お手元の厚生委員会資料の福祉部のものを見ていただきたいと思います。   (1)と(2)について私のほうから、(3)について福祉事務所長のほうから説明させていただきます。   (1)の区内中部地域における「居場所を兼ねた学習支援」事業の開始でございます。が、これまで北部地域、東部地域、2カ所開設してまいりました。今回、3カ所目を7月21日にプレスタートして、8月中旬、実は昨日18日に開校式を正式に行ったところでございます。  対象者としては、区内在住の中学生、高校中退・未進学者等、それから、定員としては90名を予定しております。  福祉事務所のケースワーカー、中学校を通じて、福祉部くらしとしごとの相談センターによって、対象者を掘り起こしていく予定でございます。  実施期間については記載のとおりで、今、ちょうど夏休みの時期でございますので、10時から21時まで開設しております。  支援の内容は記載のとおりでございます。  これで北部地域、東部地域、中部地域に開設したわけでございまして、平成29年度に西部地域において開設をするため、準備をしてまいります。  それから、2ページをお開きください。  私立母子生活支援施設整備・運営事業者の決定についてでございます。  これまで指定管理ということで、大谷田のほうで、あすなろ大谷田ということで母子生活支援施設を開設してまいりましたが、いかんせん、大変、老朽化が進んでおりまして、民設民営によって、建て替えをしていくということになります。  その事業者について募集をいたしましたところ、現在、あすなろ大谷田の指定管理を受けていただいている社会福祉法人東京蒼生会のほう、1者だけからプレゼンがありまして、記載のような形で審査会を行ったところでございます。  審査の結果でございますけれども、320点満点中285.9ということで、率にいたしますと89.16%という、きわめて高い得点で採択されたところでございます。  今後のスケジュールでございますが、平成31年4月の開設を目指しております。 ○せぬま剛 委員長  足立福祉事務所長。 ◎足立福祉事務所長 4ページをご覧いただきたいと思います。  私からは、平成27年度の生活保護に対します適正執行及び自立支援の取り組みの実績報告でございます。  1点目でございます。課税データとの突合調査ということでございまして、所得のありました方の課税情報と、私どもの収入申告等によって把握しています情報、この情報を突合させました。その結果、619件に差異がございまして、更に本人の事情聴取あるいは収入申告の再度の精査等を含めまして、法78条の返還決定が261件、法63条が69件、記載の金額が返還請求額となってございます。  また、所得超過ということで、基準を上回ったものでは、廃止件数ということで、21件につきまして廃止に至っているものでございます。  なお、米印の部分でございますが、生活保護の保護費の変更は2カ月前までは遡及変更できますので、これに間に合うものにつきましては、支給額変更という扱いで修正をさせていただいてございます。  2番目、年金受給でございます。年金の資格があるにもかかわらず、ご本人の使途により請求できなかったものにつきまして、404件ほど年金裁定請求をさせていただきました。内訳は年金、年金基金、一時金、記載のとおりでございます。  これによりまして収入認定等による効果でございますが、約2億900万円ほど効果があったと推計をしているものでございます。  3点目でございます。医療扶助の適正化、特にジェネリック医薬品の使用の推奨でございます。  表の1をご覧いただきますと、平成27年9月の欄では生活保護受給世帯につきましては60.4%、国民健康保険のほうでは、54.0%、約6ポイントほど上回ってございます。参考数値という平成28年2月のものでも約5.3%ほど上回ってございます。引き続き、これにつきましてはジェネリックの推奨を図ってまいりたいと、考えてございます。  なお、参考のところでございますが、申しわけございません、「数量シュア」と書いてございますが、これは「シェア」の間違いでございます。訂正をさせていただきます。  5ページをご覧いただきますと、(2)でございますが、このジェネリック医薬品の使用によりまして、どのぐらいの効果があったか。推計でございますが、昨年度ベースでございます。約9億8,000万円ほど、削減効果があったと見込んでいるものでございます。  4番目でございます。就労支援でございます。  これにつきましては、支援対象者数が2,816人、就労につながりました者が1,531人ということで、就労率が54.37%でございます。  具体的には様々な自立に向けたプログラムがございます。①が各福祉課に配置してございます就労支援専門員を活用したものでございまして、これの対象者は、稼働能力はありますけれども、なかなか就労意欲が乏しいという方をマンツーマンでしたものでございます。これが263人。  2番目の国のハローワークに配置されてございます、ナビゲーターによる支援でございます。これは稼働能力もあり、本人も就労意欲があるという方を中心に、あっせんをさせていただいたものでございます。480人でございました。  3点目はケースワーカーによる支援ということで、これは就労意欲もあり、稼働能力、かつ自分で動ける人、例えば自らハローワークに行く、あるいは新聞折り込み広告等で問合せをしながらできるような方々を、対象にしたものでございます。これが709人につながりました。  4点目でございます。これは引きこもり、あるいはコミュニケーション能力に課題がある等によって、なかなか若年層で就労につながらない方、これは青少年援助センターに委託してございますが、これを活用したものが21人。  最後の⑤でございますが、高齢である、あるいは何らかのハンディキャップを持っているということで福祉的就労につないだものが58人でございます。  なお、就労につながらなかった1,285人でございますが、主な理由としましては、社会性が低い、あるいはコミュニケーション能力が低い等、ありまして、これにつきましては、中間的就労を活用しながら一般就労に向けた訓練を経て、つなげていきたいと考えてございます。  なお、これによりまして保護費の削減効果推計値でございます。収入認定及び自立廃止によりまして約14億円ほどの効果があったと見込んでございます。  今後につきましては、ハローワークと連携をしながら、更に進めていきたいと考えてございます。 ○せぬま剛 委員長  ご苦労様。  5番、衛生部長。 ◎衛生部長 それでは衛生部資料をご覧いただきたいと思います。  5ページになります。  裏面でございますが、B型肝炎ワクチンの定期接種化についての報告を申し上げたいと思っております。  予防接種法施行令の一部が改正されました。これに伴いまして、平成28年10月1日からB型肝炎ワクチンが定期予防接種されるということに相なったわけでありまして、接種化の内容については、1の表中に記載をさせていただいております。  実施時期は10月1日でありますけれども、本年4月1日にさかのぼって、生まれた赤ちゃんに対して予防接種をするという内容でございます。  ご案内のとおり、A類疾病とB類疾病という類型別になってございますが、B型肝炎についてはA類疾病という類型の中でございます。  B型肝炎に関する様々な経緯につきましては、2のこれまでの経過と予定について記載をさせていただいてございます。  通知等につきましては、9月末日予定でございますけれども、それぞれのお子さんの保護者宛に予診票を含めて個別の勧奨通知を発送する予定でございます。  問題点、今後の方針につきましては、更に漏れのないように、きめの細かい勧奨をするということと、現在、活用しております、予防接種ナビに、この内容については登載をして、保護者の方の支援をしていくということであります。  ちなみに、かかる経費につきましては、接近しております議会のほうに、予算案として提出をさせていただければと考えております。 ○せぬま剛 委員長  以上、(1)、(2)、(3)、(5)の4件、何か質疑。 ◆白石正輝 委員  生活保護のことでちょっとお伺いしたいんですが、1番の(2)保有情報と課税情報に差異があった件数が619件。78条、63条、また廃止を足しても約300件ちょっと、ということですね。この数字の違いはどこから出てきているんですか。 ◎中部第二福祉課長 ご指摘の、例えば78条と63条の違いなんですけれども……。 ◆白石正輝 委員  質問がよくわからないらしいから。  差異があったのが619件あったよ、という中で、是正されたのは少なくとも300件ちょっとという形の中で、逆に言えば300件ぐらいは是正されていない、これがどうして起こったんですかということを聞いている。 ◎中部第二福祉課長 申しわけございませんでした。  違いがあったものの中には、例えば、昨年生活保護適用となりますと、1年間の所得と適用になった以降の申告所得では当然、差が出てまいります。こういったものですとか、あるいは年金の受給権の収入申告になりますと、2カ月に一遍ということで、毎月の収入申告の中では2分の1にして、実は端数の金額が出てきたりします。こういったものが、実は差異となって、このデータ上では出てまいりますので、こういったものについては、こういった変化の対象にはしないという形で見ているということでございます。 ◆白石正輝 委員  そうすると、その残りの300件ぐらいは、問題があったと言うのではなくて、よく調べてみたら問題はなかったということですね。 ◎中部第二福祉課長 白石委員ご指摘のとおりでございます。 ◆白石正輝 委員  そうすると、この書き方は逆に問題ですよと。問題があったという形の中で、619件、問題があったらしく見えるわけですね。それなのに300件ぐらいしか是正されていないということは、300件ぐらいは、うまく逃げちゃったんじゃないのと見られるから、その辺の記入については、ひとつ慎重にやってもらわないと、この数字だけ私、見ていて何だと、300件、半分も逃がしちゃうのか、としか取れなかったわけですから、もう少しわかりやすく表記していただきたいと思います。  もう一つは、私たち自由民主党はジェネリックの使用については、生活保護については100%にすべきだということは、生活保護の受給者は、医療費を払っていないわけですね。国民健康保険は54%ジェネリック医薬品を使っている、生活保護は60%使っているから生活保護、頑張っているよと、これはちょっと考え方が違うと思うのです。  国民健康保険については、少なくとも3割は本人負担ですから、ジェネリックを使わないで医薬品が高ければ、本人が負担する金額が多いんですから、そうですよね。そうか、違うか、ちゃんと言ってくれますか。 ◎中部第二福祉課長 生活保護受給者の場合は、原則医療費の無料化……。 ◆白石正輝 委員  そうか、そうじゃないか、こんな簡単な話、余計なこと言わないでどっちか言ってよ。 ◎足立福祉事務所長 当然、公金で賄っているものでございますから、できるだけ、可能な限り100%に近い数字を目指していきたいと考えてございます。 ◆白石正輝 委員  当然、これは国民健康保険の人は3割負担ですから、3割負担の中に、現在、私も病院に行っていますけれども、医者の技術料よりは、薬剤費のお金のほうが間違いなく高いんですよ。全体の、支払った金額の、3分の2ぐらいは薬剤費なんです。要するに薬の値段ですよ。医者にかかるお金じゃないんですよ。
     そういう意味で言うと、その3割を国民健康保険の場合は負担しているわけですから、ジェネリックを使ったほうが安く上がるのは間違いないの。うちの病院でもそうなんですから、それは当然なんです。  ただ問題は、国民健康保険については、本人負担はあるんだから、どうしてもこれを使ってくれということになったら、これは、しょうがない部分があろうかと思いますよ。ただ、生活保護については、本人負担がないんだから、少なくとも全体の税収がなかなか上がってこない現状から考えると、100%ジェネリックにすべきだと、これはジェネリック使用を原則とすると書いてあるでしょう。厚生労働省の通達というか、その中には「ジェネリック医薬品を使うことを原則とする」と書いてあるんだよね。原則とするというのは、どこまで使えば原則を守ったことになるんですか。  1つを100と考えたときに、どこまで使えば原則とするという厚生労働省の通達を守ったことになるんですか。 ◎福祉部長 厚生労働省自体は当面70%を目指せ、という形で言ってきていますので、現時点において、急に100%、当然100%を白石委員おっしゃるように目指すわけですけれども、当面の目標は70%を超えていくところを頑張っていく必要があるかと考えております。 ◆白石正輝 委員  厚生労働省の通達がよくわからないんだけれども、全体では80%ぐらいが目標なんだよね。それで生活保護については70%、生活保護のほうが低いんだ。これはどうも理屈がわからない。 本人が負担するほうが70%で、国の税金で賄うほうは80%というならわかるけれども、これが、数字がひっくり返っているという話が、どうも理解できないんだけれども、副区長なら理解できますか。 ◎副区長 基本的に、ジェネリックになっている薬と、なっていないものもありますけれども、なっているものは100%使うということが一つの、毅然として厚生労働省、言っているわけですから、本来100%使うようにと指示されるのが筋かなと思います。 ◆白石正輝 委員  これで止めますけれども、今から10年、もう少し前かな、このジェネリックのはしりのころ、足立の医師会も「あんな危険な医薬品は使えない」というようなことを言っていたんですよ。実証できない、実証できたから国が許可したはずなのに、実証ができないということで、あんなの危険で使用できないという意識を、医者が持っていたんです。  まず一つは、ジェネリック医薬品をつくっている製薬会社の規模が小さいんですね。 事故が起こったときに、その事故をカバーできるかということになると、製薬会社の規模が小さいから、とてもカバーできないだろうと。そういう意味で、ジェネリックを使って問題を起したときに、責任を追及されるのが非常に困るということで、このジェネリックが始まった当初は、医師会も使わない、使う気がないと、私は聞いていたんですけれども、その辺は衛生部長、どうですか。 ◎衛生部長 私も同種の話を聞いてございました。やはり医師会の中には、最近はジェネリックの協議会ですとか、様々な情報、様々な効果がきちんと実証、それから、理解されてございますので、そういったお考えをお持ちのドクターはいらっしゃらない、こういうふうに思っておりますけれども、白石委員おっしゃるように、過去にはそういった事案であったと聞いております。 ◆白石正輝 委員  過去にはそういうことだったんですよ。ところが今は足立医師会だって、足立区の歯科医師会だって薬剤師会だって、ジェネリック使いましょうと、基本的に言っているんですから、会としてジェネリックを使おうと言っているわけだから、少なくとも私は、生活保護については、全て全額を税金で賄っているわけですから、このことについては、しっかりと、ジェネリックを使うように、区の方針として、しっかり各医者に伝えてくださいよ。  さっきも言ったように、私も病院を経営している。経営側から言ったら、ジェネリック使いたくないですよ。高い薬品を使ったほうが、それは病院の収入に間違いなくなるんだから、安い薬品は使いたくない。これは気持ちの中にあるんですよ。  ただ、そういう気持ちがあっても、例えば医師会も歯科医師会も薬剤師会も、そうは言っても税金が厳しい中で、協力しようということでジェネリック使おうと。  私、知らないうちにジェネリックに変えられた薬品が幾つかあるんですよ。よく見たらジェネリックだったんですね。調剤薬局で、何も言わないでジェネリックに変えちゃったんですね。  後で、これジェネリックって、あれ聞かなかったとか何とか言われたけれども、調剤薬局のほうでも相当、積極的に、医者も薬局も積極的にやろうとしているわけですから、区のほうの方針としてしっかりと、衛生部長、打ち出していただきたいと思います。よろしくどうぞ。 ◎衛生部長 引き続き、私の所管のところではないような気がしないでもありませんが、必要に応じて、しっかりとお伝え申し上げたいと思います。 ◎福祉部長 私も成人病の巣窟みたいな状態でお医者さんに通っておりまして、ジェネリックに関して使わせていただいておりまして、今、白石委員おっしゃられるように、医者・薬剤師ともジェネリックを勧めてくれという非常にいい環境になってきていますので、福祉事務所における生活保護を受けている方々について……。 ◆白石正輝 委員  ジェネリックに変えてくれって。 ◎福祉部長 そういう考えもありますね。そういうのを経営者として、更に目標達成に向けて頑張っていきたいと思います。 ◎足立福祉事務所長 区としてもケースワーカー等を通して働き掛けるとともに、電子レセプト等で確認できますので、個別に交換になる被保護者につきましては、働き掛けていきたいと考えてございます。 ◆くぼた美幸 委員  私からは、私立母子生活支援施設整備・運営事業者の決定について、何点かお聞きしたいと思います。  現在、大谷田のほうでやられている業者がそのままということだそうですけれども、これはこれで区として認めたのであれば、しっかりやっていただきたいと思いますが、大谷田の跡地に関しては、どのような見解をお持ちなのか。  また、この地域は、例えば待機児童が多い地域であるとか、高齢者が多い地域であるとか、それの分析等は現在、進んでいるでしょうか。 ◎福祉部長 まだ跡地活用については全く考えていない状況です。ただ、私とか親子支援課長の間では、前面道路が極めて狭い状況で、4mぐらいのところなので、なかなか保育園にするのは難しいかなと、建設についても、環境として難しいのかなという感じは持っております。 ◆くぼた美幸 委員  私もこの施設、見学させていただいております。今の敷地の状況からすれば、なかなか使い勝手が難しいという部分もあろうかと思います。その上で跡地利用に関しては、これからの話になると思いますけれども、地域のニーズをしっかり酌んでいただいて、そして決して無駄なことがないようによろしくお願いしたいと思います。  あと、この新設されるところですけれども、ここにはあえて、新しい場所を書いていませんけれども、大体のところ、地域の皆さんの話を聞いております。一番最初が大事だと思います。一番最初に、ボタンがかけ違いますと大変なことになりますし、ましてや変な噂が、迷惑施設だという話になったら、これ地域として、なかなか受入れがたいと思います。地元の自治会・町会の皆さんも一緒になって、「いいよ」というお気持ちをいただくまでの、区の取り組み方について伺います。 ◎親子支援課長 地元の町会の会長、地元の有力な方には、既に「母子生活支援寮をここに建てます」という話は、させていただいております。そのときの話合いでは、非常に友好的に迎えてくださっていると考えています。  来年の6月以降に住民の方の説明会をさせていただくんですけれども、町会としてのまとまったものとはまた別に、その敷地に隣接するところには、個別に対応するなどの方法を、今、検討させていただいております。 ◆くぼた美幸 委員  しっかりと地域の皆様に親切、丁寧に説明していただいて、内容も含めて、決して皆様と相反するような施設ではないということを、しっかり地域の方にも伝えていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  もう1点は、私も生活保護適正執行について、1点だけお聞きしますけれども、1番の課税データとの突合調査の中の(4)法63条の適用件数、これ69件とございますけれども、これは内容としては「本人は仕事をしています、します」ということを申告した、それでもオーバーになったから、返してもらったということでよろしいんですか。 ◎中部第二福祉課長 様々なケースがございますけれども、収入があって申告をして、ただその申告の仕方に誤りがありまして、本人は隠す意図はなかったのですけれども、例えば臨時的な、ボーナスみたいなものをもらうようなことがあって、それを申告し忘れていたりですとか、そういったケースなどは、不実の申請の法78条でなくて、法63条の中で処理させていただくとか、そういったものがございます。 ◆くぼた美幸 委員  そうすると、決して本人は隠す意図はなかったんだけれども、あったものだから、それを申告したら、要するに最初に生活保護をもらっちゃったから、プラスのほうになっちゃった、後で返してくれということなんだと思うのですけれども、プラスになったものを、使っちゃった後で、また返してくれと。要するに、この時期のずれは、本人にとっても非常に辛いのではないかと思うのですが、その辺の認識はどうですか。 ◎中部第二福祉課長 実は返還のお話をさせていただく際には、ご本人の生活状況、あと例えば、5万円の差額が出たら、いきなり5万円は大変厳しいという話は当然、出てまいります。そういったケースにおきましては、個別のお話はしていただきまして、分割でどのぐらいご返還いただけるのか、個別の事情に応じた返還の分割の納付などを勧めさせていただいております。 ◆くぼた美幸 委員  今、おっしゃったように、その辺は隠していることに関しては、しっかり、それはだめだよということを言い切っていく。しっかりと毅然とした態度で取り組んでいただくことは当然だと思うのですけれども、別に隠していないし、自分で真面目に申告して、ただ時期がずれちゃって実際、使っちゃったと。その後にこれだけ返してくれというのは非常に辛いので、そこはケースワーカーを中心に親切丁寧に、本当に分割でいいからとにかくしっかり返すようにということを、生活指導を踏まえて丁寧なアドバイスをしていただきたいと思いますので、要望しておきたいと思います。 ○せぬま剛 委員長  他にありますか。 ◆大竹さよこ 委員  私からは、2点お伺いさせていただきたいんですが、居場所を兼ねた学習支援についてですが、いよいよ中部地域のほうで開校式を迎えたということで、北部地域と東部地域の既設のものですね、こちらは委託のほうが、確かキッズドアだったと思います。今回は中部地域のほうはカタリバということで、これはどういった経緯だったのか教えていただきたいのですが。 ◎くらしとしごとの相談センター所長 これまで2カ所やってきた北部地域、東部地域、こちらは居場所を兼ねた学習支援事業としてやっています。基本的に、居場所を兼ねた学習支援は両方なんですが、スペースの関係もあって、どちらかと言うと学習支援がメインでございました。  3カ所目の中部地域につきましては、3階建てのフロアを全て使っていく十分なスペースがあるというところもあって、居場所のところにも力を入れてやっていきたい。そういう意味でカタリバのほうは居場所の部分について、東北のほうで実績がありまして、今回随意契約をさせていただいたところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  もう1点なんですが、現在はこの対象者が中学生以上ということになっておりますが、今後の話なんですが、対象者として小学生を含めるという考えはございますでしょうか。 ◎くらしとしごとの相談センター所長 この学習支援事業につきましては、現在、貧困の連鎖を絶つという目的の下で、高校に進学してきちんと自立に向けて支援していきたいと考えております。 小学生につきましては学童保育ですとか、別の支援サービスがございますので、この事業とは切離して考えていきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  これは要望なんですが、いろいろなご意見、区民の方とお話をさせていただく中で、学童保育の支援をされている方から、小学生の中でも、非常に食事に困るお子さんがいらっしゃる、という話を聞きました。そういったお子さんが、例えば普段の日ですと、学童保育でおやつが出るということですが、土日、また夏休み等に入りますと、ちょっとお腹が空いて、お友達のお家に行って、「お腹が空いた」と、またそこにいらっしゃるお母様が、見るに見かねて、おやつを差し上げると。こういったことが、どこかで救っていただけるような場所はないですかといったご意見をいただきました。  もちろん学童保育、また放課後の充実のほうも図られているかと思いますが、是非、この居場所の中に小学生、今後、そういった余地を考えていただくように要望して終わります。ありがとうございました。 ○せぬま剛 委員長  他にありますか。 ◆山中ちえ子 委員  私からは生活保護の適正執行のところの状況の支援プログラム別就労者内訳のところで質問をします。  就労阻害要因がないとしても、コミュニケーション能力が低いなどの問題で、就労に結びつかなかった方々への支援と、これが課題だと、今後の問題であり、今後の方針だということで、お示ししてくれているんですけれども、一般就労と福祉的就労との間に位置する中間的就労支援の推進で、就労に向けた訓練ということで、就労につなげていくといったことで、私たちもこういった方向で、同じ方向で課題として捉えているんですけれども、ここで聞きたいんですが、この中間的就労支援というのは、くらしとしごとの相談センターで頑張っていらっしゃる、ジョブリハという認識でいいですか、他にも、もしあるのであればというところで質問します。 ◎千住福祉課長 中間的就労としまして、うちのほうで昨年10月から、ジョブリハあだちが開設しましたので、そちらのほうに委託しております。 ◆山中ちえ子 委員  ジョブリハあだちの内訳がなかったので、事前に確認もさせていただいているんですけれども、このジョブリハあだちの取り組みが大変好評というか、就労支援に結びついていて、就労をさせられているといった成果があるということを聞いているんですけれども、3段階で自立生活をさせるための日々のくらしの指導などから入って、3段階といったところですけれども、その事業の中で行う会社、職業訓練というところがありますけれども、そういった会社、職業の種別と言うんですか、いろいろなもの、いろいろな職業といったものを体験して、といったところが必要になってくると思いますけれども、その辺の課題というか、今後の取り組みに向けて何かありますか。 ◎くらしとしごとの相談センター所長 先ほどのジョブリハあだち、これは就労準備支援事業として、当課のほうで委託しているものでございます。  今、山中委員おっしゃいました、すぐに働くにはなかなか難しい、例えば、しばらく就職から遠ざかっていた方、社会との関わりに不安を持っている方、様々なケースがございますけれども、そういった方に対して、日常生活の自立、社会生活の自立、就労自立として、その3段階のステップを踏んで、就労につなげていく事業でございます。  これは、足立区版の中間的就労と呼んでいますけれども、要は職業を紹介するわけではなく、就労に向けた訓練を最終的には自立支援としてやるものでございます。  そういう意味で、そういう訓練の場というのは、非常に多様なものが必要でございますので、様々な企業に協力をいただきたいというところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  是非、こういった取り組みが前進していけるようなところをお願いしたいんですけれども、もう1つ、問題点・今後の方針の中で、介護保険のサービス給付を受けている生活保護受給者の方々に関してのところで、介護扶助適正化専門員といった言葉がありますが、これは聞くところによると1人というところで、ケースワーカーの相談に乗ってというか、ケースワーカーが抱えている利用者の、ケアプランの状況が把握仕切れないといったことで、こういった専門員が生み出されたというところで聞いていますが、どういった今後の課題として捉えていますか。 ◎足立福祉事務所長 当面は6月から1人、有資格者をご用意しまして、ケースワーカーの相談、それと具体的にはケアプランを見せていただいた中で、本当に必要なサービスなのか、過不足があるのか、ないのか。そのような判断もしていただいてございます。  できますれば、今後、各福祉課に1名ずつ配置をした上で、日常的にケースワーカーと一緒に活動しながら適正なケアプラン、介護サービスの提供に尽力していきたいと考えてございます。 ◆山中ちえ子 委員  そういったところで、本来その方が必要な、例えば認知症だったら認知症のケアに結びつく認知症のデイに行かせられるようなことだとか、いろいろな適正化といったところでは課題があると思いますので、その辺も、一緒に入れていただけたらなというのがお願いです。  あと、もう1点、私立母子生活支援施設整備の決定についてなんですけれども、今まで区立民営だったのが、私立の民営となるわけですけれども、事業所は同じなので、こういったところで質の低下だったり、危険だったり、トラブルを打開していくケースだったりに対して、今までとは違う問題点などが出ないように、多分されるとは思うのですけれども、トイレだったりお風呂だったりを、見学させていただいたんですけれども、共同だったりしているんですね。そういった古い建物というところで改善が求められていたりするところを、しっかり考慮したりと、そういったところがあると聞いています。  サービスが追加されたり、トワイライトや夜間、急に必要だったりする方の受皿としてとか、そういったこともしっかりと補完していくといったところですけれども、その辺、どうでしょうか、どんなところがありますか。 ◎親子支援課長 まず、ハードの面は現在の共同のトイレとか、共同の浴槽という不便さ、現代のニーズに合っていないところは全て解消された設計になっております。  それから、ソフトのほうですけれども、集会室みたいなものも用意しておりますので、今まで以上に利用者、お子さまの、それから、母親のグループワークにも力を入れていけるとプレゼンをされております。  それから、母子生活支援施設としてだけではなく附帯事業としてショートステイ、緊急保護、それから、トワイライトステイを予定しておるところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  本当に良かったなと思って、虐待の問題も遂に足立区でも、また増えてという報告がありました。クリスマス・ヴィレッジなどの見学などもさせていただいたときにも、やはり一時保護の枠が足りなかったりとか、部屋が4人部屋のところを、5人とかと、工夫しながら対応しているというのも聞いていましたので、本当に良かったなと思います。  トワイライトやショートステイなどのところに確実に結び付けていくというところで、しっかりとこの運営を、また、事業所の今後の課題だったり、教訓だったりを生かしながら、新しく取り組んでいるようにと願っています。 ◆浅子けい子 委員  私は福祉部のくらしとしごとの相談センターの居場所の問題なんですけれども、今度、3カ所目ということで定員が90名、すごく大きな3階建てということをお聞きして、今までにないんだなと思いました。  中学生等は登録した曜日に参加で週2回ぐらいと書いてあるので、90人全員が毎日通ってくるのではなくて、イメージとしては20何人ぐらいが来るという感じなのかなと思うのですけれども、余りにも大きくて、それぞれ中学生、高校中退、あと未進学者、いろいろな状況のお子さんが来るわけです。  そういう点で、一人ひとりに問題というか、心の傷とか、貧困の中でのいろいろな問題を抱えている子どももいると思うのですけれども、そういう子どもたちを一人ひとり寄り添っていくということが重要なものなのかなと思っているんですけれども、この90人のイメージでどんなふうに、3階建てということで、例えば1階でどうかして、あと学年、中学生と例えば高校中退、未進学者は別の部屋でやるとか、別の部屋で交流するとか、何かそういう配慮はあるのでしょうか。 ◎くらしとしごとの相談センター所長 まだ一部工事が途中であったり、完全な環境整備というのは整ってはいない、まだ途中段階のところはありますが、最終的には1階を食堂のような形、2階を体験コーナーのような形、3階を学習支援といったフロアごとのサービス提供をしていきたいと考えております。  また、実際は中学生しか来ていないわけなんですけれども、例えば今年3月に初めて卒業者を出しました。高校生になった、その子どもたちの中には、高校に入っても、こういったサービスを受けたいといったアンケート結果も得られていますので、そういったところの支援もしていきたい。またそれ以外の高校生についても、東京都と連携をして、つないでいきたいと考えております。  その場合には、やはり一緒にやるというのはなかなか難しいものですから、場所を変えたり、また曜日を変える、そういったことも必要だと受託事業者とも話しております。 ◆浅子けい子 委員  一人ひとりの、子どもたちを、貧困の中での、そういう問題を解決しながら、希望を持って時代に向かっていく、そういう中学生や高校生、何かを育てていくという観点で、是非、そういう配慮をしていただきたいと思います。  あと、竹の塚北部のほうは、私も視察に行きましたけれども、食事をつくるようなのが場所的にないですよね。おやつぐらいならつくれるけれども、食事をつくれないんじゃないかと思うのです。そういう点では、あそこも早期に食事ができるような改善というか、必要なんじゃないかと思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎くらしとしごとの相談センター所長 北部地域、確かに、スペースは限られているんですが、キッチンにつきまして社会奉仕団体の協力を得て整えているところです。  居場所と学習支援の場所をカーテンで仕切って、居場所についても、例えば社会奉仕団体が土曜日に食事づくりをしていただいて、多目につくって、それを土日に分けたり、また平日に食べたりですとか、あるいは毎日、受託事業者のほうで、おにぎりをつくって食べさせる、そういった支援をしておりますので、そういった意味では十分整備はできているかなと考えております。 ◆浅子けい子 委員  今の状況で食事をつくるような形を実現していくということですね。ちょっと状況も見ながら、改めて改善も必要であれば、また言っていきたいと思います。  あと、B型肝炎ワクチンなんですけれども、定期接種が実現したということで、10月1日から、対象が4月1日以後に生まれた子どもということで、実際に例えば初回接種が生後2カ月において1回と書いてありますけれども、4月1日に生まれた子どもも、3回受けるということが、実際はできるんですよね。 ◎保健予防課長 4月1日に生まれたお子さんに関しましても、10月1日から3回、予定どおり接種できるスケジュールにはなっております。 ◆浅子けい子 委員  今まで任意接種で5,000円とか、6,000円かかるとか、というお話を聞いたので、定期接種で無料化というのは本当にいいことだと思います。  更に、おたふくかぜ(ムンプス)、あとロタウイルスワクチン、これに関しても定期接種化が今、検討されているというお話を聞いているんですけれども、その進行状況は今どんなふうなのでしょうか。 ◎保健予防課長 国の予防接種の委員会のほうで、浅子委員ご指摘の流行耳下腺炎、おたふく及びロタウイルスワクチンの定期接種化について検討しているところでございます。 ○せぬま剛 委員長  報告事項を終わります。 ○せぬま剛 委員長  その他に入ります。 ◆白石正輝 委員  一つ衛生部にお伺いしたいんですが、ピロリ菌の検診と除菌については、我が党が提案をさせていただいて、多分、検診・除菌については23区でも一番最初に行われたんじゃないかと思います。  提案した側ですから、予算がついて、すぐに検診をさせていただいて、結果、陽性だということで、近所の病院で除菌をさせていただきました。たばこは吸いませんから、いいんですけれども、お酒を1週間、一滴も口にしてはいけないということの中で、辛くはありませんでしたけれども、やらせていただいたと。  その後、足立区の議員をしていると、毎年、定期健診してくれるんですね。ずっとピロリ菌はマイナスだったんですよ。陰性だった。今年、急にピロリ菌を検査しろと。陽性になっちゃったんですね。  私がそのピロリ菌について聞いたのは、一旦、ピロリ菌がいなくなれば、大人になってから二度とピロリ菌は体に住みませんということで、そのことで胃がんのハイリスクが非常に解消されるというので、喜んでやらせていただいたわけです。区民の皆さん方も、除菌については全額が区負担でありませんから、個人負担もありましたから、その個人負担を含めて、まあまあのお金がかかりました。  結果、3年、4年は何でもなかったのに、急に今年からは、またピロリ菌がいると言うんですよ。絶対にいないと言われたのに、急に今年からピロリ菌がいることになってしまった。  先日、足立区内でも、こういうピロリ菌の学会みたいのがあって、それの役員をやっている病院があるんですよ。その病院の院長と会って、除菌して今までいなかったのに、急に今年からいることになっちゃったんだけど、一体どうなっているんだと聞いてみたんですけれども、いるというなら、もう1回除菌しなくちゃしようがないだろうと言われたんですね。  ところで、私と同じような人が結構いると思うのです。除菌した後、1週間後にもう1回同じ病院に行って検査して、いませんと言われたんですから、ところが急にいることになっちゃった、これは一体どうなっているんだということで、足立保健所長、ちょっと説明してもらいたいというか、専門医から話を聞きましたから、大体わかってはいるんですけれども、結果、金かけてやったのに、もう1回お金をかけなくちゃ、さっき言ったように自分の体ですから、金がかかってもやりますけれども、一体どうなっているんだということで、ピロリ菌を除菌した区民の皆さん方が、完全に安心しているだろうと、そうしたら何年かしてみたら、やっぱりいるよということでは、これは区民を騙したことになっちゃうから、これについて今後、どうするのか。  どうしてこうなったかを説明することはないですよ。なぜかと言うと、ピロリ菌専門医に聞くと、かつてのピロリ菌検査よりも、今のほうが非常に基準が厳しくなったと。だからいることになっちゃったと。よくわからないんですけれども、そういうことになったということになると、かつて、前の基準で調べた人、ピロリ菌いませんよと言われて、今、調べたらまたいるかもしれない、このことについては、これ1回除菌すれば絶対にいませんと言ったのは区なんだから、これを今後どうするのか教えてください。 ◎保健予防課長 昨年度まで、胃がんハイリスク検診を担当していた保健予防課のほうから回答させていただきます。  一応、区としては、成人の方のピロリ菌再感染はないという形で、白石委員おっしゃるとおり、区民の方々に説明させていただいてきたところでございます。  一部に再感染と言いますか、再度、陽性になってしまう方といった報告等がございまして、その理由としましては2点ございます。  1点としましては、除菌治療で白石委員も3種類の抗菌剤を1週間程度お飲みになったかと思うのですが、その薬自体、不規則に飲まれていた方の場合があるので。 ◆白石正輝 委員  ちゃんと飲みました。 ◎保健予防課長 もう1点、小さいお子さんと同居されている方というのがリスク要因と言われております。  白石委員もお話の中でありましたが、検査の感度、ピロリ菌がいる、いないといった検査の感度自体が、昔に比べて今のほうが上がっている可能性もありますので、もしかして今まで陰性と出ていた検査自体が、たまたま、その検体の中にピロリ菌がいなかった。又は感度が低くて陰性となっていた可能性があるのかなと考えております。
    白石正輝 委員  ちょっと説明の仕方がよくわからないね。  その専門医が言うには、元の基準が低かったから、全部なくなったんじゃないんだと、ひょっとしたらっておかしいんですけれども、ちょっと残っていた部分があったと、時間をかけて、こいつがまた勢力を復活してきちゃったから、最初の三、四年は平気だったけれども、今になって出てきたのは勢力が復活してきたんじゃないのと。  私はちゃんと薬を飲みましたし、小さい子どもと一緒に住んでいませんし、そういう意味では「白石さん、あなたがピロリ菌に感染するという可能性というのは非常に少ないよ」と。多分検査のときに取り残した部分があるんじゃないかと、基準が今よりも低かったから、だから残っていた部分があるんじゃないか。  だとすると、そういう人が現実にはいるんじゃないのかと、私は区がやってくれる定期健診でわかったからいいんですよ。でも足立区は、定期健診なんかやっていない人のほうが絶対的に多いんです。そうすると、その人たちは結局、「私はピロリ菌はいない」そう思いながら、実際にはピロリ菌を飼っている人がいるわけだから、このことについてどういう形で、今後、啓発していくのということを、衛生部長、ちょっと教えてください。 ◎衛生部長 私は医師ではないので、なかなか難しいことについてお答えは当然できないわけでありますけれども、白石委員がおっしゃるように、陽転してしまうような方々がいるということは事実でありますので、そういった事実を踏まえて、医師会の先生方と相談させていただいて、何か具体のアナウンスができるようなことがあれば、アナウンスをしていきたいと思っております。  今回は、まことに白石委員に関しましては、全くないよと言ったことにつきましては、前言を撤回させていただきまして、若干、薬の効きの悪い強い菌がいたことにつきましては、いかが責任をとったらいいのかというのは非常に疑問でありますけれども、そういったアナウンスはしっかりとしていきたいと思っております。 ○せぬま剛 委員長  その他。 ◆大竹さよこ 委員  私のほうから1点、この情報連絡事項の中の、精神障がい者自立支援センター「ふれんどりぃ」の新築工事の進捗状況について1点だけ。現在、新築工事が行われているということで、この建物に対する、全ての建物もそうかもしれませんが、セキュリティー対策を、特に行っている部分というのはあるのでしょうか。 ◎中央本町地域・保健総合支援課長 現在、建築中でございますけれども、当然、セキュリティーについては、完成後にはきちんとセキュリティーをかけていくということでございます。 ◆大竹さよこ 委員  昨今、いろいろな事件がございますので、このセキュリティー対策というものは、しっかりとやっていただきたいと思います。 ◆山中ちえ子 委員  熱中症に関してお聞きしたいんですけれども、今、8月の下旬ということで、今の段階で報告されているもの、そして、その取り組みなどを教えて欲しいんですけれども、平成26年、様々な分野で頑張って取り組んでいた熱中症対策を一つにまとめて、衛生部長のほうで、しっかり取り組みなどを統括しているといったことで、前進がある中なので、ちょっと教えていただきたいんですけれども。 ◎衛生管理課長 熱中症対策につきましては、まず5月に庁内の関係所管が集まりまして、対策会議を行ってございます。そこで各課が取り組んでいただいている内容を報告させていただきまして、その中では具体的に施設につきましては、来庁者に対する意識啓発を日々やるというものと、また、昨年、搬出者の6割が高齢者ということでございまして、福祉部におきましては民生委員が、うちわを訪問のときに高齢者の方に配布をするとか、また、地域包括ケアシステム担当課のほうでは介護予防チェックリストというのを毎年、高齢者の方に配布しています。そのときにチラシを配布とか、そのような形で様々な取り組みをしているところでございます。  また、今現在、東京の監察医務院のほうに確認しましたところ、3名の方がお亡くなりになったとの報告を受けてございます。  また、搬出者につきましては、7月比で言いますと、今年62名で、昨年は150名でしたので、搬出者については3分の1程度になってはいるんですけれども、お亡くなりになった方は3名と、そのような報告を受けているところでございます。 ○せぬま剛 委員長  所管事務の調査に入ります。  なお、きょうは公社の決算もありますので、ちょっと皆さん、運営にご協力願います。  それでは所管事務の調査をいたします。  糖尿病対策に関する調査を単独議題といたします。先ほどの報告事項の中の(4)平成28年度食育月間の取組結果についてが関連していますから、衛生部長から一緒に報告願います。 ◎衛生部長 それでは、資料をお開きいただきまして、平成28年6月に実施をいたしました食育月間に関する事業の内容について報告を申し上げます。  やはり野菜の摂取量が、どうしても若い世代、それから、子どもとその保護者の方々に低い状況がありますので、そういった方々に対して、特に重点的に取り組みを実施いたしました。  1から2、3、4とそれぞれ表題にありますとおり、ベジタベライフ協力店の特別サービスでありましたり、料理体験教室・講演会を実施いたしましたり、その他の事業ということで給食だよりの配布、その他を実施してまいりました。  特に今年はベジタベライフ協力店で、東京大学と連携協力いたしまして、アンケートに答えていただいた方に、野菜メニューを食べた際の内容をお答えいただくと50円の割引をしますということを実施いたしました。  当該のアンケートにつきましては裏面等に掲載してございますので、後ほど、ご高覧いただきたいと存じます。 ○せぬま剛 委員長  質疑ないと認めます。  次に、平成28年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  本件につきましては、別紙のとおり、希望する調査事項、並びに調査都市についての提案がありました。最終的な決定につきましては、受入れ先の都市の都合等もありますから、正副委員長にご一任いただきたいと思いますので、ご了承願います。  次に、公社等の決算に関する調査についてを議題とします。  本件につきましては、社会福祉法人足立区社会福祉協議会の役員の出席をお願いしておりますので、厚生委員協議会を開会して調査をしたいと思います。  つきましては、これより同協議会を開会したいと思いますが、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○せぬま剛 委員長  ご異議なしと認め、協議会を開会することにいたします。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退場] ○せぬま剛 委員長  暫時休憩をいたしますので、協議会の準備が整うまで、しばらくお待ちください。       午後3時03分休憩       午後3時13分再開 ○せぬま剛 委員長  引き続き厚生委員会を再開いたします。  ただいまの協議会での質疑を踏まえ、何かご意見ございますか。 ◆浅子けい子 委員  ご意見というか、今回の社会福祉協議会には余り入っていないんですが、貸付けのほうで、先日、私のほうに相談に来た方が、すぐに貸してもらえないという話があって、今でも生活福祉資金とか、それは1カ月ぐらい、手続上、かかっているのでしょうか。改善する方向はないのでしょうか。 ◎社会福祉協議会福祉事業部長 生活状況等を調査するために揃えていただく書類もございますし、また、都社会福祉協議会のほうに提出する期限もございますので、やはり1カ月から1カ月半程度はかかっているのが現状でございます。 ○せぬま剛 委員長  以上で本日の案件は全部終了いたしました。本日、各委員から提案されました要望につきましては、ご検討され、今後の事業に反映していただきたいと思います。  社会福祉協議会、頑張ってください。  以上をもちまして厚生委員会を閉会いたします。       午後3時15分閉会...