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平成29年 2月28日道路交通対策特別委員会−02月28日-01号

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  1. 杉並区議会 2017-02-28
    平成29年 2月28日道路交通対策特別委員会−02月28日-01号


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    平成29年 2月28日道路交通対策特別委員会−02月28日-01号平成29年 2月28日道路交通対策特別委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 外環道の進捗状況について ……………………………………………………… 3  (2) 「杉並区自転車利用総合計画」の改定について ……………………………… 4  (3) 「杉並区自転車ネットワーク計画」の策定について ………………………… 4  (4) 交通事故の状況について ………………………………………………………… 4 閉会中の陳情審査について ………………………………………………………………41               道路交通対策特別委員会記録  日   時 平成29年2月28日(火) 午前9時58分 〜 午後0時10分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  (12名) 委 員 長  大 熊  昌 巳     副委員長  山 本  あけみ
           委  員  奥 田  雅 子     委  員  松 尾  ゆ り        委  員  藤 本  なおや     委  員  山 本  ひろこ        委  員  大和田    伸     委  員  山 田  耕 平        委  員  大 槻  城 一     委  員  金 子 けんたろう        委  員  けしば  誠 一     委  員  井 口  かづ子  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 都市整備部長  渡 辺 幸 一   まちづくり担当部長                                  松 平 健 輔        土木担当部長  吉 野   稔   都市計画課長  井 上 純 良        調整担当課長都市整備部副参事    まちづくり推進課長        (鉄道立体担当)                   河 原   聡                緒 方 康 男        都市再生担当課長花 岡 雅 博   土木計画課長  友 金 幸 浩        交通対策課長  山 川   浩   環境課長    喜多川 和 美  事務局職員 事務局次長事務取扱区議会      議事係長    蓑 輪 悦 男        事務局参事                植 田 敏 郎        担当書記    高 橋 知 久 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 外環道の進捗状況について   (2) 「杉並区自転車利用総合計画」の改定について   (3) 「杉並区自転車ネットワーク計画」の策定について   (4) 交通事故の状況について  閉会中の陳情審査について………………………………………………………継続審査                             (午前 9時58分 開会) ○大熊昌巳 委員長  ただいまから道路交通対策特別委員会を開会いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○大熊昌巳 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、山本ひろこ委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  傍聴人より録音の申請が提出されましたので、これを許可いたします。  《報告聴取》 ○大熊昌巳 委員長  それでは、これより4件の報告を聴取いたします。  質疑は、報告事項を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、報告をお願いいたします。   (1) 外環道の進捗状況について ◎調整担当課長 私からは、外環道の進捗状況を報告させていただきます。  初めに、NEXCOが実施しております家屋調査でございますが、杉並区内におきましては、家屋調査の対象となる約1,100件につきまして、平成28年2月から順次家屋調査を実施しているところでございます。平成28年12月末時点で約980件の調査を完了しております。また、外環道全区間におきましては、約1万件ございますが、そのうち約8割の調査が完了していると聞いております。  なお、練馬区の一部の区間につきましては、未実施となっている状況でございます。  次に、シールドトンネル工事工事説明会及びシールドマシン発進式につきまして説明させていただきます。  このたび、東名ジャンクションにおきましては、シールドマシン発進の準備が整いましたので、記載のとおり、2月4日から7日までの期間で、外環道沿線の4会場におきまして、工事説明会が8回開催されました。全体で521名の来場者がございました。  外環道は、東名ジャンクションから大泉ジャンクションまでの区間で、全延長で約16.2キロございますが、今回の工事区間につきましては、東名ジャンクションから杉並区の一部をかすめて武蔵野市の井の頭通りに至る南側の区間で、約9.2キロメーターの区間でございます。最終的には、大泉ジャンクション側から掘進してくる北側の約7キロメータートンネル井の頭通り付近で接合する計画となってございます。  工事説明会では、外環道の概要やシールドトンネル工事の内容、あと、環境・安全対策等に関する事業者からの説明と質疑応答がございました。主な意見としましては、シールドトンネルの耐用年数に関することや工事の安全対策に関することなどが出されております。  なお、大泉ジャンクションから杉並区に至る北側約7キロの区間につきましては、掘削時期は未定でございますけれども、現在、大泉ジャンクションにおきまして、シールドマシン発進のための立て坑準備を進めているところでございます。事業者からは、シールドマシン発進の準備が整い次第、工事説明会を開催されると聞いております。  次に、シールドマシン発進式でございますが、記載のとおり、2月19日に東名ジャンクションで開催されました。国土交通大臣東京都知事杉並区長、練馬区長、その他沿線区市の関連議員、地元関係者などが出席されております。約170名の参加がございました。  式典では、主催者と来賓の挨拶や2つのシールドマシンの命名を行い、最後に関係者が合同で発進スイッチを押して、シールドマシンが回転いたしました。  最後に、添付資料でございますが、資料1は、発進式の際に配布された資料でございます。資料2につきましては、外環道工事進捗状況の写真を掲載してございます。表面は、シールドマシン発進式の模様と、深さ70メーターの立て坑内にシールドマシンを設置している状況でございます。裏面につきましては、1月6日現在の各ジャンクションでの工事の進捗状況でございます。  私からの説明は以上でございます。   (2) 「杉並区自転車利用総合計画」の改定について   (3) 「杉並区自転車ネットワーク計画」の策定について   (4) 交通事故の状況について ◎交通対策課長 私からは、(2)から(4)を一括して御説明いたします。  最初に、(2)の杉並区自転車利用総合計画の改定について御説明いたします。  表紙の1でございますが、区民等の意見提出手続実施状況でございます。  実施状況は、記載のとおり、平成28年12月11日から29年1月10日まで、31日間でございました。意見の提出実績でございますが、郵送・ファクス2件など5件、延べ16項目が寄せられました。  2の提出された意見と区の考え方については別紙1、修正一覧は別紙2の記載のとおりでございます。  なお、提出された意見は、施策実施に対しての要望に関するものが主でございましたので、計画内容の修正はございませんでした。また、計画の改定におきましては、学識経験者、区民の方々や区議会議員の皆様で構成する杉並区自転車等駐車対策協議会においても御意見を伺い、文言等の修正を行いました。  別紙3は、修正後の杉並区自転車利用総合計画改定版でございます。  3の今後のスケジュールでございますが、3月に公表を予定しております。  次に、(3)の杉並区自転車ネットワーク計画の策定について御説明申し上げます。  表紙1番でございますが、区民等の意見提出手続実施状況でございます。  この計画につきましても、先ほどの利用総合計画のとおり、平成28年12月11日から29年1月10日まで、31日間でございます。意見提出実績でございますが、郵送・ファクス5件など9件、延べ21項目が寄せられました。  2の提出された意見と区の考え方につきましては別紙1、修正内容は別紙2でございます。  なお、提出された意見は、本計画内容のより詳しい説明を求めるものや、自転車ルールマナー向上に関するものでございましたので、計画内容の修正はなく、「適切な記述に修正」などが主でございます。  別紙3は、修正後の杉並区自転車ネットワーク計画でございます。  別紙4は、計画の概要版でございます。今委員の皆様方にはA4のものを御配付しておりますが、実際はこのような袋とじのものを配付用として作成させていただきたいと思ってございます。  3の今後のスケジュールにつきましては、3月に公表を予定しております。  最後に、交通事故の状況について御報告申し上げます。A4、2枚の資料をごらんください。資料は、表紙1枚と資料1枚となってございます。  まず、表紙をごらんください。平成27年6月6日から、危険な違反行為をして3年間で2回以上摘発された自転車運転者は、講習を義務づけられる旨の改正道路交通法が施行されました。近年における自転車事故等の推移について御報告申し上げるものでございます。  なお、数値につきましては、警視庁から提供を受けたものでございます。  1は、平成26年から過去3年の交通事故件数の推移でございます。平成26年から昨年28年までの過去3年の交通事故件数は、1,481件、1,449件、1,338件と確実に減少してございます。また、自転車事故件数につきましても、617件、571件、531件と減少しております。  また、後ほど詳しく御説明申し上げますが、平成27年6月の改正道路交通法施行後12月までの自転車事故発生件数は、過去2年の同月と比べておおむね減少傾向でございました。これは、改正道路交通法自転車交通事故の減少の一端を担っていると認識してございます。しかしながら、交通事故においての自転車が関与した割合はおおむね35%と高い状況でございます。  別紙1をごらんください。この図は、平成26年1月から昨年の平成28年12月までの過去3年間の区内の自転車事故の状況を月別に示したものです。青は交通事故件数、赤は自転車事故件数、黄緑は交通事故における自転車の関与率を示したものでございます。  なお、交通事故におけるに自転車の関与率を示した黄緑線でございますが、関与率につきましては、平成27年5月までは年平均、6月よりは毎月警視庁から御提供いただけることになりましたので、このような折れ線グラフと直線のグラフになったものでございます。  赤表示の自転車事故件数は、実際に自転車で交通事故に遭われた方の合計数でございます。そして、自転車関与事故件数の場合は、自転車相互事故は2件でなく1件とカウントするものでございまして、自転車事故件数関与件数とは違いが生じてございます。  表紙にお戻りください。2の自転車事故防止に対する主な取り組みでございます。  区報、講習会などにおける改正道路交通法の内容や自転車ルール、マナーの説明、また杉並区自転車ネットワーク計画の策定などを行いました。また、各警察においても取り締まりの強化などを行いました。  私からは以上でございます。 ○大熊昌巳 委員長  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手を願います。──それでは、委員会の円滑な運営と公平を期するため、最初の質疑は答弁を入れてお一人往復10分程度とさせていただき、一巡しました後、必要があれば再度質疑をしていただくということで進めていきたいと存じます。議事進行に御協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆山本ひろこ 委員  杉並区自転車利用総合計画と杉並区自転車ネットワーク計画の策定についてパブリックコメントを行ったということで、区民の皆様の御意見を読ませていただきました。その中で、常日ごろ日常生活の中で、区民の皆様が危険や不安に対する貴重な御意見を寄せていただいたというふうに感じました。区は、意見に対しての考えというか対応をここに書いてありますけれども、こういったことは、お寄せいただいた皆様にどういった形でお答えしているのか、お伺いします。 ◎交通対策課長 御意見と回答につきましては、代表的なものは区報に掲載しております。全文につきましては、区のホームページにて掲載し、お知らせしているものでございます。 ◆山本ひろこ 委員  御意見を寄せていただいた方、郵送・ファクスが2件、ホームページが3件、ネットワーク計画のほうですと、郵送・ファクス・Eメール5件、ホームページ4件ということで、皆様がホームページを開く環境ではないのかなというふうにも感じまして、こうした貴重な御意見に対して、区がどういうふうに対応しました、またはこういうふうなことで、もう既に行っていることもありますので、こういったことをきちんとお伝えしていくということは、区の取り組みを知っていただく機会にもなりますし、また区との信頼関係を築く、そういう機会にもなると思いますので、できれば一人一人にお返しできるような体制を今後要望いたしまして、次の質問に移ります。  交通事故の状況についてお伺いいたします。  杉並区は、都の平均、また特別区の平均と比べても、過去、現在も、自転車が関与する事故が多いということでございます。これまで過去3年間は、道交法の改正もありまして、また区の御努力によりまして、事故が減少しているということに関しては感謝申し上げたいと思いますが、やはり自転車が関与する事故を減らすためには、一人一人の自転車のルール、マナーの向上というものが重要であるというふうに思います。  こうしたことを考えたときに、自分を振り返ってみて、自転車に乗れるようになって自由に動けるようになって、過去どういったところでマナー、ルールを学ぶ機会があったかなと思うと、小学校で1度教えていただいたという機会ぐらいしか思い出せなかったんですね。今こうした状況の中で、基本的に自転車のルールを学ぶ場所としてどういった場所が挙げられるのか、区が行っていることを挙げていただけますでしょうか。 ◎交通対策課長 社会人に対して啓発活動等でございますが、一般的には、区報等による周知、ホームページによる周知、また、出前型といいまして、教室を開いてほしいというところには出前して、うちの職員が教室を行うなどございますが、ことしから新たに始めたことは、スケアードストレート、交通事故体験型、これを、今まで区民一般の方には年間1回だったものを3回にするなど、実際に事故のありさまを見ていただくことによって啓発活動を行う、このような取り組みを行っているところでございます。 ◆山本ひろこ 委員  ちょっと視点を変えて、杉並区は交通公園がございますけれども、この交通公園の設置の目的、また、私も子供が小さいときに、補助なしの自転車に乗れるように練習する広い場所がないので、こちらを利用して、また教えてくださる指導員の方もいて、大変ありがたく利用させていただいたものなんですけれども、交通公園の中で、交通指導だとか自転車のルールを学ぶ機会とか、そういったことは今行われているのか、伺います。 ◎土木担当部長 交通公園自体は、昭和40年代に交通事故が多発した時期、今みたいに各学校で警察が交通指導をする前に、交通公園に各学校がバスで来て交通指導を受けたという時代が、当初かなりありました。ただ、だんだん体制が整って、各学校での交通指導ができるようになった結果、交通公園自体は、公園としての利用を主にしながら、遊びながら交通ルールを学んでいただく場所というような形になっています。今でも2階に講義室がありますけれども、かつてはそこに小学生が来て交通ルールを聞いて、現場で自転車に乗ってルールを学んだという時期はあったんですが、現在は、公園に遊びに来た方が遊びながらルールを学んでいただけるように、交通指導をするために職員を配置しているという状況でございます。 ◆山本ひろこ 委員  子供たちは大きくなってしまったので、私がここに通うことはないんですけれども、親子連れの方が大変多く来園されていたなというふうに思いまして、やはりお母さんと子供と一緒に学ぶ機会というのも、1つの場所として有効なんじゃないかなと思いました。こうした機会を逃すことなく、今後また、講演会ですとかルールを学ぶ、そういったことも検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。
    交通対策課長 場所等、また対象を鑑みまして、より広く自転車ルールが普及できるような対策を検討してまいりたいと思っております。 ◆山田耕平 委員  外環についてです。  2月19日の日曜日にシールドマシンの発進式が行われました。現時点でシールドマシン稼働状況はどのようになっているのか。また、今後どの程度の期間をかけて掘進が進められていくのか。掘進に向けた準備状況と本格的な稼働までのスケジュールを確認します。 ◎調整担当課長 先日、委員長も参加していただきまして、発進式が無事行われました。シールドマシンが回転しましたので、これから東名ジャンクションの北側に向けての掘進が、約9.2キロですが、始まります。まず最初の段階は、掘った土を地上に出すためのベルトコンベヤーの設置だとか、そういったもので10カ月程度、2キロ程度の区間で工事が進むと聞いております。順調にそういった設備が設置された後、掘進が始まりまして、杉並区の井の頭線あたりで大体2年ぐらいかかると伺っております。そういった状況でございます。 ◆山田耕平 委員  各ジャンクション地中拡幅部の工法は定まっているのかどうか。あと、大泉側のシールドマシン進捗状況、先ほど少しお話があったんですけれども、どの程度で掘進が始まる見通しなのか、確認します。 ◎調整担当課長 大泉ジャンクションにつきましては、現在、シールドマシン発進のための準備をしているところでございまして、立て坑を掘削するために、土どめの設置と掘削が始まっております。東名ジャンクションほど深くございませんので、期間は東名よりは短く済むと思いますが、スケジュールについては未定でございます。 ◆山田耕平 委員  事業連絡調整会議の第5回が12月27日に行われているんですけれども、それを見ると、大泉の問題についていろいろ触れられているんですね。その点については後で詳細に聞いていきたいと思うんですけれども、まず、なぜこのタイミングで東名ジャンクションでの発進式が実施されたのかというのがよくわからないんですね。いまだに地中拡幅部の工法が定まっていません。大泉ジャンクションについては、どの程度の時期に掘進が開始されるのか、見通しもない。事業連絡調整会議なんかの内容を見ると、非常に難しい状況になっているというようなことが示されています。  地中拡幅部も含めた全体の工期とかスケジュールとか、北側のシールドマシンがどのような状況になっているのかとか、そういったことがちゃんと示されない中で、なぜ発進式が行われたのか、その点について区の認識を確認します。 ◎調整担当課長 地中拡幅部におきます工法につきましては、これまで、より確実な施工時の安全性だとか長期的な構造物の健全性の確保のために、民間企業が有する技術につきましてさまざまな検討が行われて、検証を行ってきたと伺っております。  今般の東名ジャンクションにつきましては、施工のめどが立ったということで着手したと聞いております。ほかの箇所につきましては、今後も詳細な技術的な検討だとか検証を加えることが必要との判断で、現在も検討を行っているというところでございまして、まだスケジュールについては具体的なものは聞いてございません。 ◆山田耕平 委員  大泉のシールドマシンの状況は、本当に大変な状況になっているようなんですね。後で取り上げますけれども、そういった全体の工程が示されていない。南側からは確かに北側に向かっていくことはできるかもしれないけれども、北側から南側にちゃんと向かっていけるかどうかという見通しがないわけですよね。そうした中で、なぜ片方だけでシールドマシンの着工が進められてしまうのかと、私は本当に疑問を感じます。とにかく工事をしながら、今後発生する問題や課題には次々とその場対応していくと、まさに場当たり的な対応が行われているんじゃないかなというふうに感じます。  シールドマシン発進式の際には、式典出席者から、安全への配慮、安全最優先というようなことが再三発言されていたように感じられましたけれども、この点に関してどのような発言があったのか、確認します。 ◎調整担当課長 今委員御指摘のように、事業者のほうでは、安全最優先ということで、安全対策に十分留意しながら工事を進めていきたいという見解は伺っているところでございます。 ◆山田耕平 委員  国土交通大臣が、安全を最優先に工事を進めると明言していました。その発言のとおりであれば、安全に配慮したさまざまな取り組みが、本来であれば、この時点で示されていなければいけないと思うんですね。例えば、陳情が本委員会には付託されていますけれども、計画沿線住民から、工事に際して、万が一の事態、緊急の事態が発生したとき、緊急避難計画策定を求めるというような要望も出されていますけれども、避難計画自体は現在どのようになっているのか、確認します。今後策定される見通しがあるのかどうか、ないのかどうか、確認します。 ◎調整担当課長 緊急避難計画のお問い合わせでございますけれども、前回の説明会におきまして事業者側から説明がございまして、今後、関係します自治体、警察、消防も含めて調整を図りながら策定していくということを聞いてございます。 ◆山田耕平 委員  それは、確実に策定されるというふうに理解していいのでしょうか、その点確認します。 ◎調整担当課長 事業者からはそのように伺っております。 ◆山田耕平 委員  その説明会の後に、事業者から区に対して、こういうのを策定しますよというような話があったということなのかどうか、情報提供があったのかどうか。説明会では、関係機関と協議する、自治体、警察、消防との連携を協議していくという旨の説明がなされたようなんですけれども、その点確認します。 ◎調整担当課長 説明会の後も、国の担当とは連絡をとって確認を行っているところでございます。 ◆山田耕平 委員  避難計画立案というのはどの程度の期間でできるものなのか、確認します。 ◎調整担当課長 まだスケジュールは伺っておりません。 ◆山田耕平 委員  本来であれば、避難計画が先にあって、シールドマシンが発進するべきですよね。全く手続が逆転しているんじゃないですか。その点はどうでしょうか。 ◎調整担当課長 委員御指摘の部分も理解できるんですが、この間いろいろ、博多の陥没の事例とか、そういった事故も踏まえて、国は、より安全性を確保しながら工事を進めていきたいという部分で、慎重に計画を立てていくという認識でおります。 ◆山田耕平 委員  理解できるという話なんですけれども、理解しただけじゃだめなんですよね。要は、国土交通大臣が安全最優先に工事を進めるということを明言しているわけですから、基礎自治体として、避難計画も立案されていない中で、シールドマシンだけ掘進していくというのはおかしいということを明言して、しっかりと意見を伝えてほしいんですけれども、その点どうですか。 ◎調整担当課長 先日の工事説明会でもそういった意見が出されていましたので、事業者等には伝えているところでございます。 ◆山田耕平 委員  本当に場当たり的な工事の進め方なんですね。この間、国内外で地下を使用した道路などの整備で重大事故が多発しています。直近では、福岡市博多駅前での道路陥没事故、倉敷での海底トンネル事故、海外ではアメリカ・シアトルでのシールドトンネル事故。この間、道路交通対策特別委員会で視察を行った中央環状品川線においても出水事故が発生すると、たった数年間で重大事故が相次いでいるんですね。このような事故が相次いでいる点を踏まえれば、住民の不安の声、懸念の声が出されるのは当然ではないかと思うんですけれども、その点、区の見解を確認します。 ◎調整担当課長 委員御指摘のように、国のほうもそういった事例を参考にといいますか検証しながら、今後もより安全性を追求しながら工事を進めていきたいという見解を伺っております。 ◆山田耕平 委員  本当に工事の事故なんかがちゃんと検証されているのかというのをこれから確認していきたいんですけれども、次に行きますね。  工期のおくれについてなんですが、この間、日刊建設工業新聞2016年12月28日付において、「関東整備局、高速道路2社ら 外環道・都内区間整備 五輪までの開通断念」という記事があります。昨年12月27日の事業連絡調整会議の内容にも触れているんですけれども、こういったことを確認しているかどうか。 ◎調整担当課長 当初はオリンピックを目標にということもございましたけれども、最近では、そういった事故の事例も踏まえて、安全性を追求するという意味では、工期は若干おくれそうだという見解は伺っているところでございます。 ◆山田耕平 委員  これは、基礎自治体にそういった連絡がちゃんと来ている、情報提供がされたということなんでしょうか、確認します。 ◎調整担当課長 定期的に、沿線区市、東京都も含めて、そういった部長会、課長会もございます。その中では情報提供いただいているところでございます。 ◆山田耕平 委員  記者発表資料、事業連絡調整会議の第5回ではそこまで明言されてないんですね、実際問題。2020年までは厳しいというような話は出てないんです。日刊建設工業新聞の中においては、「2020年東京五輪までの開通を事実上断念した。本年度内に東名ジャンクション(JCT)から本線トンネルのシールド掘進を始めるめどが立ったものの、」東名のほうはめどが立ったものの、「用地取得や施工上の課題が浮き彫りになっており、具体的な開通時期を見通すことは困難と判断した。」というふうにされているんですけれども、基礎自治体に対しては、2020年の東京五輪というのは事実上困難だという話がされているという理解でよいのかどうか、確認します。 ◎調整担当課長 先ほど答弁しましたように、担当者会議では、そういった情報は沿線区市と共有しているところでございます。 ◆山田耕平 委員  重大な問題なんですね。この間、2020年まで、2020年までということが再三言われて工事が進められてきたと思います。2020年東京五輪までの開通の可能性を目指すという方針が、この間も委員会でも語られていたと思うんですけれども、そういったことが報道発表資料ではいまいち明言されていないんだけれども、実は関係自治体にはそういうような話が届いている。我々委員もそういった実態というのは把握できないわけですね。関係者、住民なんかにそういう情報が適切に伝えられていないという現状について、区はどのように認識しているのか、その点確認して、一旦終わります。 ◎調整担当課長 工期の延伸につきましては、さまざまな要因がありまして、用地取得の進捗状況が思わしくないという部分もあったりします。あとは、地中拡幅部の検証もさらに進めている、安全性を追求するために進めているということもございまして、そういった区民への情報は、適時説明会、この間も工事説明会を行っています。近々オープンハウスも開催されると聞いておりますので、そこで事業者は広く区民の方に、事業の進捗だとか課題については情報提供されるものと認識しております。 ◆けしば誠一 委員  外環問題についてお聞きします。  2月4日から7日まで、外環計画の南側9.2キロを対象にした説明会が行われましたが、区が傍聴した会場と、そこで大体何人ぐらいいたのかということと、それから印象といいますか、それをお聞きします。 ◎調整担当課長 説明会で、私は月曜日に参加しました。それで、60名ぐらいの方がお見えになっていました。 ◆けしば誠一 委員  会場はどこですか。 ◎調整担当課長 会場は、武蔵野市の本宿小学校です。  雰囲気ですが、先ほど他の委員からもありましたけれども、緊急避難計画に対する、そういった策定はどうなのかとか、やはりシールド工事に対する安全対策についての質問が多く出されていました。 ◆けしば誠一 委員  全長16キロにわたる東名以北の工事全体に対して、南半分だけ説明会が行われたのは非常に疑問があるんですが、それはなぜでしょう。 ◎調整担当課長 今回の工事説明会につきましては、東名ジャンクションから武蔵野市の井の頭通り付近に至りますシールドトンネルの工事について行われたものでございます。南半分でのシールド工事におきまして、主に影響がある地域を対象に行われたものと認識しております。 ◆けしば誠一 委員  先ほども出たように、全体の工事ですので、そこから始めるということには疑問があります。  一般質問で、区は、杉並を含む北側のシールドの発進時期は未定というふうに答えました。シールド発進準備が整い次第、説明会を行うということでしたが、12月に視察した折には、シールドの立て坑場所が確認できたものの、立て坑工事は全く始まっていない状況。先ほどの答弁では、立て坑の準備工事が始まったということなのか。つまり、東名の立て坑とは異なって、大泉では浅い位置から発進するわけですが、立て坑の掘削はまだ始まっていないという段階なのでしょうか。もう少しその辺、詳しくお聞きします。 ◎調整担当課長 大泉ジャンクションの立て坑の準備工事ですが、現在、先ほどもお答えしましたように、土どめと掘削工事を行っていると聞いております。深さにつきましては、約25メーター掘りますので、東名の場合は70メーターの深さでしたので、若干浅いのかなというところでございます。スケジュールは、先ほどもお答えしましたが、まだ未定ということです。 ◆けしば誠一 委員  25メートルの深さの掘削が始まったということであれば、遅くとも年度内の発進は可能なんですか。 ◎調整担当課長 まだ具体的なスケジュールはお聞きしておりません。 ◆けしば誠一 委員  まだまだ発表できないということには、恐らくいろいろ課題が残っているのではないかと。  杉並以北の発進のめどが立たない現状で、説明会もないまま発進式が行われたことに住民は納得していません。この間のトンネル工事の重大事故に対する総括や改善策が示されないままの着工に、当日、沿線住民100人の抗議行動が行われました。沿線7自治体から54名の議員を含む74名の自治体議員の抗議声明も出されていますが、区はこの点は確認していますか。 ◎調整担当課長 委員御指摘の声明文につきましては、確認してございます。声明文につきましては、工事説明会におきまして、住民からの質問への明確な説明がなされていなかったことに対する要望が出されたものと認識してございます。 ◆けしば誠一 委員  説明会では、岡山県の水島海底トンネル事故や博多駅前の事故を踏まえて、今回どのような対策が講じられたのか示されていないことへの不安の声が強く出されました。一般質問の答弁では、安全対策でセグメントをリング状に張りつけていくシールド工法は密閉性が高く、地下水の流入を防ぎ、地下水の影響を受けることが少ないとの、これは従来の国の回答を繰り返すだけでした。このシールド工法が水島事故で陥没を起こし、しかも5人の死者が出たということについて、どのように総括し対策を講じたのか、説明が全くありません。国の説明は不十分ではないかというふうに思いますが、この点で区の見解を求めます。 ◎調整担当課長 外環道でのシールド工事につきましては、事業者から、博多の陥没事故や水島海底トンネル事故等の事例を踏まえつつ、施工に当たっては慎重に工事を進めていくという説明がございました。区としましても、工事の進捗も含め、安全対策につきまして広く情報を提供して、住民からの要望や質疑に対しても丁寧に対応するように、これからも安全な施工に努めていくよう事業者に求めてまいりたいと考えております。 ◆けしば誠一 委員  一般質問での区の答えにも示されているとおり、国からは、まだこの点についての具体的な、住民が納得できるような安全対策の説明はありません。厚生労働省によれば、鹿島建設が計画線から大きく外れたシールドを停止せず、工事を続行させたことによるとのことでした。今回の外環のJVの筆頭に鹿島建設も入りながら、その総括と改善策が示されていないことに、住民は大変不安に思っている。国は、事故の原因と対策を、水島のこうした事故に対しては、この間どのように説明していますか。 ◎調整担当課長 事業者のほうで、水島海底トンネル事故の発生を受けまして、シールドトンネルの施工に係る安全対策検討会が行われております。その中でさまざまな提言がなされていまして、事業者からは、博多の陥没事故や水島トンネルの事例を踏まえつつ、施工に当たっては、計測管理を徹底して慎重に工事を進めていくと伺っているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  一般質問の区の答弁では、事故を踏まえつつ、地盤や地下水の変動に計測管理を行いながら、地盤沈下を起こさないように慎重に進めていくという、これも国のこの間の回答であります。  説明会で、国は地盤変動調査を行う姿勢を示しましたが、この点は後でまた詳しくいろいろ質問しますが、しかし、そのデータは開示しないということです。開示できない理由を国はどう説明していますか。 ◎調整担当課長 地盤変動調査につきましては、事業者は工事説明会におきまして、シールドマシンの通過前と通過中、それと通過後に地表面の変動計測を行っていくと答えてございます。ただし、計測結果につきましては、そのデータは施工管理データということで、開示しないという説明がございました。 ◆けしば誠一 委員  それは納得できないので、後でまた質問しますが、博多駅前陥没事故の兆候を示す数値が事故前日から計測され、レベル3の工事停止を求める厳重注意体制になっても工事を続けた後に崩落が始まり、4分後に初めて市に報告があったということでした。この工事を担った大成建設も今回JVに入っているのは、大変住民は不安に思っています。  外環工事には、陥没事故の兆候を示すこうした基準値が設定されているのか。設定すべきだと思いますが、その点はどうなっていますか。 ◎調整担当課長 外環道工事では、委員御指摘の地盤沈下の基準値につきましては、設定していないと聞いております。ただ、地下水や地盤等の変動等が、例えば異常値だとかそういったことが確認された場合は、工事を一時中止して、東京外環トンネル施工等検討委員会等に諮り、原因究明を行いつつ、必要に応じて対策を講じていくと聞いてございます。 ◆けしば誠一 委員  基準値が設定されていないと、結局、何か異常、ある意味では大変な事態が起こってから初めて対策を検討するということになるわけです。ですから、博多駅前事故やこの間の事故の総括からは、やはり外環にもこうした一定の事故の兆候を示す基準値を設定すべきだというふうに思います。その点、国に求めてほしいんですが、いかがでしょうか。 ◎調整担当課長 この間も、そういった住民の方からの要望だとか、こういった委員会でもいただいた意見につきましては、国のほうにはしっかり伝えてございますので、今後も引き続き国のほうには伝えてまいりたいと考えております。 ◆けしば誠一 委員  博多駅前事故では、水漏れを察知し、作業員が緊急に対処したことで奇跡的に犠牲者が出ませんでした。工事説明会で、博多事故を知って恐怖を抱いた住民の関心事は、住宅街の真下で工事が行われるということです。陥没が起こって被害を受ける前に、15分で住民が退避できる緊急避難計画の策定が要望されました。住民からいただいた議事録を見ると、事業者は、そのような準備をしていないと答えながらも、15分で可能か、情報伝達について、今後、初期掘進期間、これは200メートル、約10カ月の間ですが、準備期間ですね、この間に自治体、警察、消防との連携を協議していくというふうに答えています。  先ほど他の委員からもあったように、本来だったら発進前に行うべきことでありますが、実際、発進が始まったわけですね。24時間進められるシールド工事で、深夜に陥没事故が起こればどうなるかと不安を抱く住民の思いに対して、説明会で検討すると答えていることは重大です。区からも国にこの点は積極的に求めてほしいが、この点を確認して、一旦終わります。 ◎調整担当課長 繰り返しの答弁になりますが、これまでも区では、外環道の工事に関します住民からのさまざまな意見につきましては、適宜、国やNEXCOに伝えてまいったところでございます。  今般、シールドマシンがいよいよ発進する運びになりまして、工事が本格的に始まってまいります。事故がないように、安全を最優先に工事を進めていくということは、国やNEXCOもしっかりと表明しているところでございます。区としては、今後も住民の皆様に寄り添った対応を行うように求めてまいりたいと考えております。 ◆奥田雅子 委員  私からは、自転車のほうを少し質問させていただきたいと思います。まず総合計画の改定についてなんですが、前回も実は出てはいたんですが、ちょっと確認というところでしたいと思います。  22ページ以降に基本的方針別の取り組みが5年間のスパンで示されているんですが、実施とか検討とかいろいろありまして、実施というのは、既に実施されていて、5年間ずっと線が引かれているところは、今後も継続していくということだと理解してよいのかということと、また逆に、5年間ずっと検討というのが記されている部分が幾つかあると思うんですが、特に重点施策についても、検討のみというのが幾つか目立ちました。ずっと5年間検討で、実現はいつしていくのかなというふうにふと思ったんですが、5年間検討というのは、5年のうちには実施には至らないというふうに捉えればいいのか、そこをちょっと確認させてください。 ◎交通対策課長 まず1点目の、実施が続いているということは、今後5年間、常に継続していくということでございます。検討が5年間ということは、状況等を鑑み、注視しながら、検討しながら進めてまいりますので、その機会、例えば用地とかその他の条件が整えば実施を行うということでございます。 ◆奥田雅子 委員  それから、前回はついていなかった資料−50というところに、改正道路交通法の要旨が差し込まれております。以前の、改定前の冊子の後ろのほうを見ますと、法律は改定前のものだったと思うんですが、項目ごとに簡単に解説や罰金とか罰則が記載されていて、とてもわかりやすかったんですが、今回は項目だけになっていて、ちょっと残念かなというふうに思ったんですね。見ればわかるものももちろんあるんですけれども、これはどういうことだろうと思うものも幾つかあったりして、今から修正が可能なのかどうかわかりませんが、できれば以前のような解説つきがよいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 資料50ページですね。こちらは解説のほうを記そうとこちらでは検討いたしたんですが、物の解説本により言葉が一定なものがないというものもございまして、今回だけは法律の項目のみ書いたものでございます。 ◆奥田雅子 委員  それから、前回確認したことなんですが、自転車駐車場情報については、区営とか民営も含めて、ホームページに今年度中にアップする準備を進めているところだということで御答弁いただいていると思うんです。今ホームページをあけてみますと、自転車駐車場のページが出てくると思うんですが、そこに民営の情報も付加されるというふうに思っていてよいんでしょうか、その辺伺います。 ◎交通対策課長 何月何日時点ということでアップしたいと思っております。 ◆奥田雅子 委員  年度中にそれが準備されるということでよろしいですか。 ◎交通対策課長 今年度を予定してございます。 ◆奥田雅子 委員  よろしくお願いします。  次に、ネットワーク計画のほうについて少し伺います。  この委員会で前回視察をしたモデルケースの取り組みでは、あそこでちょっと見ていたら、改めて右側通行する人の多さにすごく驚いたんですけれども、アンケートをなさったと思います。そのアンケートではどのようなことを聞いて、結果はどうだったのか、その集計結果等がきょう報告で出ていなかったので、伺いたいと思います。  それから、荻窪南側のエリアにナビマークがついて3カ月ぐらいたちましたかね。ですので、その経過の中で効果のほどはどうだったかというあたりを伺います。 ◎交通対策課長 まず、アンケートにつきましては、申しわけございませんが、まだ実施しておりません。なぜかと申しますと、11月15日ぐらいに施行しまして、おおむね皆さんに御利用が定着してからということで、3月1日から始める予定でございます。  効果のほどはということで、私ども、担当者を含めて見ているんですが、おおむね左側通行は遵守されているように見えるんですが、これはちょっと私ども所管の施設に関係してしまうんですが、自転車駐車場が右側にございますので、どうしても一部分、右側通行してしまう自転車が多く見受けられます。 ◆奥田雅子 委員  これからアンケートということで、対象は、この間、駐輪場にとめている自転車のかごに入れるということでしたけれども、そのほかに何か、小学校とか高校とか考えていらっしゃいますか。 ◎交通対策課長 近くにある荻窪高校も考えたんですが、まず、自転車の利用者がそこは余り通らなさそうなので、今回は自転車利用者の方。全体的に荻窪がネットワークの路線が形成されたときに、あの路線だけではなくなりますので、そのときには荻窪高校等にアンケートをとってまいりたいと考えております。 ◆奥田雅子 委員  それから、ちょっと素朴な質問を1つさせていただきたいのは、15ページに、移動目的で一番多いのが、帰宅ということなんですけれども、この帰宅というのは、文字どおり帰宅だと思うんですけれども、行きも乗っていくわけですよね。これはどういうふうに捉えればよろしいのか、ちょっと解説をお願いします。 ◎交通対策課長 帰宅というものは、そのとおり、通勤通学を含めた帰りのほうが帰宅という形ですね。通学と書いてあるんですけれども、一般的に、通勤通学の帰宅ということでございます。──失礼いたしました。パーソントリップ調査のアンケート項目に帰宅というものがございまして、そこをチョイスされる方が一番多いということでございます。 ◆奥田雅子 委員  アンケートの項目があったということなんですけれども、帰りだけ自転車に乗ってくるということはあり得ないと思うので、設問の設定がちょっとおかしかったのかなと思いましたが、そうしてしまったので、次回からはぜひその辺はまた検討していただければと思います。 ◎交通対策課長 失礼いたしました。何回も申しわけございません。私事、勤務・業務等が行きと捉えていまして、その後にもう一つ、帰宅というのもございますので、私事、勤務・業務も、帰宅はそちらのほうに含まれてしまうというアンケート項目になっております。 ◆奥田雅子 委員  ちょっとよくわからない。聞いて余計わからなくなっちゃった。済みません、次の質問に移ります。  51ページのほうなんですが、自転車ナビラインの交差点部分の設置間隔はほかより密に表示するということが、今回新たに差し込まれていまして、そういうふうになるんだなというのはわかりました。今までは横断歩道の脇に自転車の渡るレーンがあったと思うんですけれども、この場合は、信号などでは自転車は車と同様の停止線でとまって、そのまま直進するということになるんでしょうか。その場合、どういうことに気をつけなければならないというふうにお考えになっているか。 ◎交通対策課長 以前、大きな交差点では自転車横断帯というのがございました。ただ、それは、真っすぐ行ったら、結局歩道に途中から入る構造とかになりまして、昨今、自転車横断帯は廃止の方向でございます。消えている場合がございます。  ナビマークの間隔につきましては、交差点は真っすぐ直進するようにということで、特に密に矢印をつけてございます。自転車レーン、走行帯ができましたら、停止線は車両と段違い、自転車のほうが前に行くようなことが設定可能でございますが、ナビラインの場合は、車と同じ停止線でとまっていただくことになってございます。 ◆奥田雅子 委員  今、区役所の前でいうと、青梅街道と中杉通りの交差点のところなんですが、矢印のマークがついてなくて、逆に大きな三角の表示があったんですね、けさちょっと見てきたときに。  まず、矢印の密な間隔のがないのはなぜかということと、大きな三角印の意味は何なのかというのをちょっと教えていただいて、一旦終わります。 ◎交通対策課長 大きな矢印というのはどういうものなんですかね。 ◆奥田雅子 委員  交差点に入るちょっと手前に、大きな、横断歩道みたいな線、斜線が引いてあって。 ◎交通対策課長 白線で、矢印が……。 ◆奥田雅子 委員  矢印じゃなくて。 ○大熊昌巳 委員長  ひし形。
    ◆奥田雅子 委員  ひし形ではないんです。三角だったと思います。 ○大熊昌巳 委員長  間違いがあるといけないので、1度所管で確認をして、奥田委員のほうへ答えを出していただいたほうがいいかなと思います。 ◎交通対策課長 では、現地を確認して、後ほど御報告させていただきたいと思います。 ○大熊昌巳 委員長  よろしいですか、そういうことで。 ◆奥田雅子 委員  はい。 ○大熊昌巳 委員長  質問が一巡いたしました。再度の質問がある方は挙手をお願いいたします。──それでは、また先ほどと同じように10分を目安で質問をしてください。よろしくお願いいたします。 ◆山田耕平 委員  先ほどの続きなんですけれども、事業連絡調整会議の第5回の日刊建設工業新聞などの報道についてなんですが、大きく分けて4点のうち、1点は先ほど取り上げました。  2点目なんですけれども、大泉ジャンクションについて触れられています。「大泉JCTについては、シールドマシンの発進架台の構造について見直しが必要になる可能性が出てきた。砂れき層を想定していたが、発進立坑の近くで追加ボーリング調査を行ったところ、一部に砂層が確認され、地質が当初想定よりも弱いとの懸念が生じている。掘進に用いるシールドマシンは国内最大規模で重量が約4000トンにも上るため、掘進時に反力がかかっても有害な変形が生じないよう非常に強固な架台を造る必要がある。このため改めて追加の地質調査を行い、架台構造を再検討。施工計画の見直しや全体工程の精査といった作業を進める。大泉JCTからの発進時期は現時点では未定」という記事があります。  タイミングとして、私たち道路交通対策特別委員が12月16日に実施した委員会の行政視察の直後という時期なんですね。現場でいろいろ聞きましたけれども、このような説明は一切受けていません。  事業連絡調整会議の概要では、「更なる地質調査の結果に基づき、今後、安全に工事を進めていくため、発進時の圧力を安全に受け持つ構造の精査が必要であること。」としか示されていないんですが、この点について、先ほどからの区の説明だと、特に問題もなく立て坑準備が進んでいるというような認識なのかなと思うんですが、こうした事態というのは関係自治体には連絡が入っているのかどうか、確認します。 ◎調整担当課長 こういった情報は、先ほどの沿線区市の会議等では情報提供がございました。大泉ジャンクションにつきましては、あそこは、白子川だとか、もともとインターチェンジ形式になっていたり、かなり複雑な構造で、供用開始した部分もございますので、道路を切りかえするだとか、かなり複雑な条件の中で、安全性を追求するためにさらなる地質調査を行っている状況で、先ほど委員の御指摘にございました調査結果によりまして、再度検討を行っているところだと聞いておるところでございます。 ◆山田耕平 委員  要は、わからないんですよ。報道発表資料ではそんなこと書いてないんですね。これは専門の業界の新聞がここまで細かく書いているからわかることであって、こういった説明が何らされてないわけじゃないですか。委員が業者の方に聞いても国の関係者に聞いても全然わからないわけですね。例えば、追加の地質調査というのはどういうものを行うのかとか、発進架台の構造見直しというのはどういうものが必要なのか、そういうのが一切わからないんですが、そういう情報は、現時点で杉並区には届いているということなんでしょうか、その点確認します。 ◎調整担当課長 まず、事業連絡調整会議につきましては、ホームページ事業者側から情報提供しているところでございます。新聞報道につきましては、新聞記事ですので、情報提供があったということではなくて、区に対しては、調整会議ではちゃんと情報提供を受けていますし、広く住民の方にはホームページ等でも、あとオープンハウスの機会を捉えて、そういった情報は提供しているところでございます。 ◆山田耕平 委員  だから、記者発表資料を見てもそんなこと書いてないんですよ、そんな細かいこと。何でこういうことがちゃんと情報として出てこないのかということを聞いているんです。杉並区は、こういった、砂の層にいろいろ弱いものがあったとか、掘進時に反力がかかって有害な変形が生じる可能性があるとか、もっとより強固な架台をつくる必要があるというようなことを聞いていたのかどうか、それを確認します。 ◎調整担当課長 調整会議で、一般にホームページで公表している情報につきましては、区のほうには情報が来ていますけれども、詳細については把握しておりません。 ◆山田耕平 委員  詳細な把握、ぜひしてください。例えば、シールドマシンの片方の入り口で、私たちも委員会として行政視察も何度も行っているわけですよね。そういったところでこれほどの、想定と異なるような重大な問題が発生して、再検討しなきゃいけないというような状況になっているわけですよ。これ、まともな進め方じゃないですよね。一方の入り口がどうなるのかも全然決まってないのに、南側だけどんどん進んでいく。これまでの工事の進捗を揺るがすような問題だと思うんですね。そういった認識はあるかどうか、確認します。 ◎調整担当課長 事業者は、より安全な施工を心がけるためにこういった調査を行いまして、さらなる安全性を追求するために、そういった構造の検討をしていると認識しているところでございます。 ◆山田耕平 委員  この工事が安全性を追求しているのかどうか、よくわからないんですね。結局、情報提供されていないので。だから、先ほど基礎自治体にもしっかりとした詳細な情報が出ていないという話だったんですが、これについては、大泉ジャンクションがどのような状況になっているのか、国、事業者に対して情報提供をしっかりと求めてほしいです。その点どうなのかということと、あと、その結果をぜひ、行政視察を行っている委員会があるわけですので、この委員会にもその情報をしっかりと伝えていただきたいと思うんですが、その2点、どうでしょうか。 ◎調整担当課長 事業者のほうには、そういった委員御指摘の趣旨についてはお伝えしたいと考えております。 ◆山田耕平 委員  ぜひ委員長も、この件はよろしくお願いしたいと思います。  我々もこの間何度も行政視察に行っている場所ですので。事業連絡調整会議が行われる直前に行っているんですよね。確かに、私も事業者の方といろいろ話をしましたが、本当に口ごもっていました。工期については全く明言してくれなかったり、きっと何か問題があるんだろうなということは感じていたんですが、記者発表資料では全然示されないまま、断片的に新聞報道、専門紙の報道なんかで事態が少しだけ見えるというのは、まさに異常事態ですよね。そういう進め方をしていることに全く道理はないと私は指摘しておきたいと思います。  次に、3点目なんですが、地中拡幅部分についてなんですが、大規模・複雑な構造となり、施工には相当の期間を要する見込みと報告されたという記載があります。事業連絡調整会議の概要では、「大規模かつ複雑な工程やステップを伴う高度な技術を要す工事につき、施工には相当の期間を要す見込みであるが、安全・安心な設計・施工を進めること。」というふうにされています。この点については、工法などが確立されていないなどの問題をこの間さんざんいろいろな委員が指摘してきましたけれども、区はこれについてはどのように認識しているのか。これについてはどのような情報提供が行われているのか。  さらに聞きたいんですが、また同じく日刊建設工業新聞では、昨年1月の記事で、「関東整備局 地中拡幅工法検討に苦心、民間から意見聴取へ」というふうにあります。その後、「西松建設 大深度での非開削地中拡幅工法開発」「前田建設 大深度での地中拡幅工法の特許取得」、そういった記事が次々と掲載されているんですね。とりあえず工事を進めながら、その都度工法を開発していく、まさに場当たり的な対応に感じられるんですが、その点、区はどのように認識しているのか、確認します。 ◎調整担当課長 地中拡幅部における工法につきましては、これまでも、より確実な施工時の安全性、長期的な構造物の健全性の確保のために、民間企業が有する技術につきまして検証を行ってきたところでございます。今般、東名ジャンクションは施工のめどが立ったということで着手しておりますけれども、他の箇所につきましては、今後も詳細な技術的な検討、検証を加えることが必要との判断を事業者はしておりますので、現在も行っている状況と聞いてございます。情報提供につきましても、その都度適宜、国のほうはホームページ、オープンハウス等を通じて情報提供しているところでございます。 ◆山田耕平 委員  より確実な安全性、その確実というのはどこから来るのかなというふうに思うんですね。結局、地中拡幅部の工法については、現在開発中の技術なわけですよね。特許を取得したりしていると。これが、既にほかの事例で実績がある工法が採用されるということでいいのかどうか、確認したいと思います。また、新たな工法というのは、外環計画以外に実地試験というのは行われるんですかね。その点確認します。 ◎調整担当課長 実績につきましては、過去の他の現場での事故の事例も含めて、そういった反省点、その対策、事故が起きた場合のその後の処理について、そういったさまざまな角度から検証して、より安全性を追求しているということで、検討されると伺っております。 ◆山田耕平 委員  実績がある工法なのかどうかと聞いているんです。あるんですか。 ◎調整担当課長 類似の実績はあるということで、参照になろうと。例えば品川線でも事故がございましたけれども、それはそれで、その後の対策はきちっと対応していますので、そういった実績も踏まえて、そういった検証も行いながら検討を進めていると伺っているところでございます。 ◆山田耕平 委員  実地試験。 ◎調整担当課長 実地試験については、詳細は把握しておりません。 ◆山田耕平 委員  先ほども、新聞記事なんですけれども、特許取得とかそういったことを取り上げました。既に実績があるような工法だったら、特許取得なんて必要ないわけですよね。だから、結果的には、この部分についてはやったことがあるかもしれないけれども、全体を通して工法として確立されたというものはないと思うんですね。現に、実地試験が行われるのかどうかというのも把握されてないということなので、ぜひ実地試験を行うのかどうかというのは確認して、結果をちゃんとこちらにも伝えていただきたいと思いますが、その点確認して、一旦終わります。 ◎調整担当課長 事業者に趣旨はお伝えしたいと考えております。 ◆金子けんたろう 委員  自転車、まず先に質問をいたします。自転車利用総合計画ネットワーク計画交通事故の状況について、またぐような質問になるんですが、よろしくお願いします。  今回の報告の中で、交通事故の状況について、関与した割合が35%で、東京都内の平均32%よりもまだ高いですよというふうに、区としても厳し目に見ていることが書かれていたんですが、その点、いま一度区の見解、これはなぜこうなっているのかというのをお示しください。 ◎交通対策課長 関与件数の件でございますが、区内の特性としましては、五、六メーター、一般的に言われている生活道路の交差点が多いということで、区内の交差点での発生率は8割でございます。その8割のうちの8割が出会い頭事故でございます。このような状況から、自転車が注意せずに飛び出してしまうこと、そのような状況が高い割合というふうに捉えております。 ◆金子けんたろう 委員  それを踏まえて、区としてもいろんな対策を行っているということが先ほど報告されました。  区からも資料をいただきましたし、警視庁のホームページを見ると、いろいろ資料が載っていました。区市町村別・自転車関与事故(過去3年比)なんかを見ると、特別区で杉並を見ると、25年から減ってきているんですよね。25年は611件、でも、28年は471件。これはいい成果だと思うんです。この点は区として、どうしてこういうふうな数字、いい方向が導き出せたのかというのを総括していますか。 ◎交通対策課長 区はもとより関係機関交通事故に対する啓発活動を行っていることがございますが、何より、運転される方々が注意を持って自転車走行されているということによって全体的に減少傾向である、このように認識しております。 ◆金子けんたろう 委員  確かに現状は、自転車関与率は依然高い。でも、区の数字を見ると減ってきている部分もあるので、取り組みが効を奏しているという部分もあるので、ぜひそこら辺はしっかり受けとめていただければいいのかなというふうに思います。  いろいろ報告を見ていると、いま一度確認したいなと思いまして、道交法上の自転車の走行ルールはどうなっているのか、お示しください。 ◎交通対策課長 走行上のルールは、基本は車道を走る。歩道を走れる自転車は、標識で自転車が載っているもの、もしくは小学生と高齢者は歩道を走っていいというものでございます。あとは、細かく申しますと、自転車も軽車両、車両でございますので、交差点のところは、「止まれ」があるところは必ずとまらなければいけない。それで、「止まれ」がない交差点は注意して徐行して進入、このようなことに法令上なってございます。ただ、こちらの啓発活動的に申しますと、自転車は、「止まれ」があってもなくても一旦とまって、左右前後を確認してということを啓発しております。 ◆金子けんたろう 委員  歩道はあくまで歩行者優先だと。その中に子供とか高齢者の方は例外があって、車道寄りを徐行しなければいけないというふうに書かれているんですね。私、徐行って何なのかなというふうにいろいろ調べたら、警視庁なんかは7.5キロ程度、国会の答弁だと四、五キロ程度。だから、歩道を自転車が通る場合というのは、歩行者をようやく追い抜かせるという、その程度のスピードしか歩道では出せない。だからイコールというか、自転車は車道を利用せざるを得ないんですよね。  日ごろ道を通って感じているのは、車道を右側通行で走行する自転車、例えば歩道をかなりスピードを出して走っている自転車とかかなり見受けられますので、区が行っている自転車の啓発、マナーの教室なんかはすごく重要な動きだと思います。  自転車の項の最後に、ナビラインを今後設置していくということなんですが、これは先日委員長も質問されていましたけれども、五日市街道にもつきましたし、私、きのう青梅街道を走っていたら、青梅街道にも既についていて、実際に私も走ったんですけれども、走りやすいなというふうに感じました。区道だけじゃないのもたくさんあるんですけれども、これの今後の検証をどういうふうに行っていくのか、自転車の項の最後に伺います。 ◎交通対策課長 区におきましては、ナビラインが完成後、もしくは全ネットワークが完成後、現地調査等を、5年に1度の交通量調査がございますので、そういうところで検証していきたいと思っております。 ◆金子けんたろう 委員  次に、外環について伺います。  さきのシールドマシン発進式の中で、東名以南についての言及が目立ちました。どのようなものだったのか、確認します。 ◎調整担当課長 構想はございますけれども、これから検討を進めていくということでございます。 ◆金子けんたろう 委員  これまでの住民説明で、東名以南に言及、明言というのはなかったように私も記憶しています。委員会で実施した行政視察においても、立て坑部分について質問した際、東名以南は全く想定していないというふうに回答を受けました。当時の姿勢から大きく変更したということなんでしょうか、確認します。 ◎調整担当課長 繰り返しになりますけれども、構想につきましては以前からあったと認識しております。 ◆金子けんたろう 委員  これまでの説明は何だったのかなというふうに疑問符がつきます。住民の方を置き去りにして、行政のやりたい放題の計画が進められているように感じます。このような姿勢で公共事業をごり押ししていくことはおかしいというふうに思います。  次に、横連絡坑について確認いたします。  杉並区内において、横連絡坑は何カ所設置されるんでしょうか。およそその場所についても確認します。また、横連絡坑のタイプについても伺います。 ◎調整担当課長 360メーターに1カ所というのは聞きましたけれども、南側の部分については、全部で16カ所あると伺っています。そのうちの一部が今回杉並区内にあるかどうか、正式な位置はまだ公表されていませんので。 ◆金子けんたろう 委員  杉並区内の具体的な場所はまだ確認していないんでしょうか。 ◎調整担当課長 まだ具体的な場所は明示されていないと認識しています。 ◆金子けんたろう 委員  資料を見ますと、善福寺地域、西荻北地域、久我山地域、それぞれ設置されるというふうに伺っていますが。 ◎調整担当課長 この間の説明会で配布された資料には、何カ所設けるというパースといいますか絵はございましたけれども、具体的にどこに設置するという図面に落としたものはなかったものと認識しております。 ◆金子けんたろう 委員  横連絡坑の工法はどのようになるのか。 ◎調整担当課長 横連絡坑は、避難時、人だとか緊急車両が通るような道を、トンネル2本の間を結ぶ工事です。その工法につきましては、凍結工法だとか薬液注入を行って、地山を安定させながら連絡坑を構築していくと伺っています。 ◆金子けんたろう 委員  横連絡坑の設置が非常に多く、シールドトンネルに横穴をあけて地山を直接掘削するもので、非常に困難であることが予想されます。さきの委員会視察でも、躯体の部分やシールドトンネルの外側の工法は、出水の危険性なども高くなると聞いています。なぜ横連絡坑にしたのか、床版下方式を活用しなかった理由はどのように説明されているのか、確認します。 ◎調整担当課長 今委員御指摘のように、例えば滑り台といいますか、トンネルの地下のほうに潜るような、例えばアクアラインなんかはそういった構造を取り入れているところもございます。今回、事業者からは、横連絡坑のほうが避難効率が高いということで、そちらを採用したと伺っているところでございます。 ◆金子けんたろう 委員  床版下方式、先ほど答弁にもありましたけれども、アクアライン、中央環状、横浜環状線などで採用されている方式です。2月9日のNHKの報道で、横浜北線のトンネル内防災設備について報道されていて、効率的な避難方法として、トンネル脇に設置された滑り台が地下の避難通路につながると、この方式を紹介していました。工法としての困難さを考えれば、なぜ横連絡坑の必要性があるのか、根拠が不明です。横連絡坑部分の地質調査は全ての箇所で実施されているのか、確認します。 ◎調整担当課長 横連絡坑につきましては、地質調査は実施していると聞いております。  横連絡坑につきましては、例えば、2本トンネルがございますので、火災が起きたトンネルじゃないトンネルに避難するという意味では有効であると認識しているところです。  それと、先ほどの山田委員からの質問で、技術検証の話、ちょっと資料を調べまして、再度お答えさせていただいてよろしいでしょうか。 ○大熊昌巳 委員長  はい。 ◎調整担当課長 27年の12月の資料でございますが、地中拡幅におきます技術開発業務の業務成果というところで、そういった技術開発業務につきまして詳細に報告されています。これは記者発表の資料ですので、ホームページでも確認できます。その中では一応、工法を選定する上で、そういった技術検証を、学識経験者とか第三者機関等の活用というステップを踏みながら検証を行って、それで、最終的にはそういった成果が報告されたというところでございます。 ◆金子けんたろう 委員  結局、大泉のシールド発進部分についても、地質が当初の想定と異なっていた。再検討を余儀なくされている現状です。中央環状品川線においても、当初から出水事故が発生するとは想定していなかったはずです。地上部分に住宅街が広がる地下の工事で、危険性を極力排除するのが責任ある工事の姿勢ではないかというふうに思いますが、見解はいかがか。 ◎調整担当課長 先ほど来申していますように、安全性を優先に工事は進めていくべきだと認識しております。 ◆けしば誠一 委員  今も出されました地中拡幅部です。大きいところは50メートルを超える構造物が、長いところでは400メートル続くという大変な工事です。いまだ工法が未定であるという今やりとりだったんですが、東名は決まったんですか。 ◎調整担当課長 東名につきましては、さまざまな条件を確認した上で、着手できるということで決定したと伺っております。地質の調査も含めてやったと伺っているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  また、説明会では、今も出されました避難用の横連絡坑に対する質問もかなり詳しくなされました。今も出されました中央環状品川線のシールドトンネル工事中の五反田出入り口をつなぐ部分、2カ所で出水事故ということは、私たちも視察したところですが、先ほど答弁にありました薬液注入、地質改良と凍結化のこの2つで水をとめるとの説明でありますけれども、凍土壁が、福島第一原発の例では、地下水をとめられず失敗しているわけですよね。薬液注入と凍土化で成功事例があるのか、例示があればお示しください。 ◎調整担当課長 横連絡坑の施工時におきます薬液注入と凍結化につきましては、国とNEXCOが説明会におきまして、まず、地盤といいますか地山のすき間を埋める効果、あと地質の改良効果ということで薬液注入を行います。さらに、凍結化によりまして、止水に関する二重の対策を行っていくと説明されています。凍結の監視につきましても、温度を計測しながら細心の注意を払って施工に努めるというところでございます。  それと、薬液注入と凍結工法の事例でございますが、アクアラインでは凍結工法とか使っていると伺っておりますし、先ほども他の委員にもお答えしましたけれども、首都高品川線では、当初は出水事故が起きてしまったんですが、それは凍結工法でやっていたんですが、その後の対策工法としましては、薬注も行いながら、最終的にはうまく施工できたという事例もありますので、そういった反省点、今後の対策も、そういったものを含めまして、外環道では類似の事例として取り上げて適用されるものと認識しているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  陥没が起こる前には、ほとんどの場合、地下に空洞ができています。最初は空洞が小さく、深いところであっても、降雨、地下水の上昇、下降により空洞の天井部分が徐々に崩落し大きくなり、上方に延びたりするわけです。空洞ができる原因はどのようなものが考えられるか、区の見解を求めます。 ◎調整担当課長 例えば、下水道管等の地下埋設物に破損が生じますと、そこから土砂が流入して空間ができるケース、または、下水道工事などを行った後に砂などで埋め戻ししますが、それが不良だった場合は、土砂の沈下等が主な原因としてあるのかなと認識しているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  外環道大深度地下の場合にはそういう可能性は少ないというふうに国は考えているのかもしれませんが、博多の事故は直下のトンネル工事が原因と見られたことが重大です。地中拡幅部になりますとそのようなおそれはないのか、区の見解を求めます。 ◎調整担当課長 地中拡幅部につきましては、先ほど来答弁していますけれども、より確実な安全性や健全性を確保するために、委員会等で行った取りまとめだとか、先ほどから出ています事故の事例も踏まえて、最適な工法を検討していくということを伺っているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  地中拡幅部は、場合によっては地表面に非常に近いところまで掘り進むわけですから、当然同じような事故が起こる危険性を感じてなりません。  第三者機関、地盤変動調査委員会の設置を求めたことに対して、国は、地下水や地盤変動が起こった際に、トンネル施工等検討委員会に諮り、原因究明と必要な対策をとるとの、区もこのような国の答弁を示しています。トンネル施工等検討委員会は、従来、大深度地下のトンネル工事の技術的検討課題として、この間、地中拡幅部の工法についても検討してきました。委員の中に地盤や地下水の専門家はいるのか。委員会の目的に新たな規定を入れるなど必要な対応をしなければ、ここでこうした課題を検討できるということにはならないと思うんですが、国はどのような考えでしょう。 ◎調整担当課長 委員御指摘の委員会には、地盤や地下水にかかわるトンネル工学の知識を有する委員が参加していると伺っているところでございます。  それと、国からは、こちらの委員会の規約がございまして、そちらを改正せずに、規約の第3条に所管事項等ありますので、3条に基づき対応していくものと伺っているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  規約のその他みたいなところを使うというのは、住民からすれば非常に不安であって、ですから、きっちりとした規約の中での明記を改めて求めておきます。  これまでのような国の諮問機関で、第三者機関としての公平公正な役割を果たせるのか。特に家屋調査の後の補償という問題からしても、第三者機関の役割を果たせるのかどうかが重大です。この点での区の見解を求めます。 ◎調整担当課長 事業者におきましては、例えば因果関係の判断などにつきまして、必要に応じて、先ほどの委員会に諮り、対応していくものと聞いてございます。区としましては、その対応を注視してまいりたいと考えています。 ◆けしば誠一 委員  その点は、不安を改めて指摘しておきます。  家屋調査についてです。住民が家屋調査の前提として要望してきた振動、騒音、低周波の調査をすべきではないのか、国の対応と区の見解を求めます。 ◎調整担当課長 外環道につきましては、環境影響評価の手続におきまして、委員御指摘の項目については評価を行ってきたところでございます。それで、測定すべき項目については測定していくというところで見解を示されておりますので、そういった認識でございます。 ◆けしば誠一 委員  測定すべきことだということを改めて指摘しておきます。  先ほどもやりとりがありましたように、地盤変動調査を実施するが、施工管理に用いて、データは公表しないということなんですね。地盤に変動が起きた際に、住民側が今後の補償も含めて比較検討できないのではないか、この点はどうなんでしょう。 ◎調整担当課長 先ほども答弁いたしましたけれども、シールドマシンの通過前と通過中、あと通過後に、公有地におきまして計測を行っていくというのは、説明会でもございました。データにつきましては、先ほどもお答えしましたが、施工管理データのため公表しないということで説明がございました。 ◆けしば誠一 委員  家屋調査に住民がこだわっているのは、いざというときの補償があるのかという、住民にとっては死活的な問題です。因果関係が立証されなければ補償はされないということであれば、工事中、地盤や地下水に異常が起きたかどうかは、事業者当事者で判定したり事業者主導で対応するのでは、公平性、中立性は担保されないのではないかと改めて思いますが、いかがでしょうか。 ◎調整担当課長 事業者は、まず原因究明を行いまして、因果関係を明らかにして適切に対応していくものと認識しているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  実際に住民の側に立って考えていただきたいんですね。自宅の真下にトンネルが掘られても、結局そこに住み続けなければならないわけですね。今のままでは、事故が起きても因果関係が認められない、補償の見込みはないという不安や恐怖を抱いているわけですね。区はどのようにこの点を受けとめているのか。万が一家屋に被害が出ても、被害補償が出るのかどうかも不明な状態に置かれていることには、やはりしっかりとした対策を国は講ずるべきではないのでしょうか。 ◎調整担当課長 事業者は、シールド工法を採用することから、これまでも説明会等でも説明していますように、地上部への影響は生じないと考えているとのことでございます。施工の際にも細心の注意を払っていくとしておりますので、その上で、万が一工事に起因する損害が発生した場合に対応するために、現在、事前に家屋調査を実施しているところでございます。  供用開始後におきましても、道路管理者、NEXCOが管理されておりますけれども、そちらの責任において適切に対応されていくものと考えているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  地中拡幅部では、場合によっては、自宅の10メートル前後下に、直径30、40メートルの巨大なトンネルや構造物が掘られるわけですね。区分地上権を設定されるということになりますけれども、その範囲の土地の分筆をする必要があるのかどうか。  それから、区分地上権の補償は1回きりのごくわずかなものとなるおそれがありますが、区の見解を求めたい。  それから、外環工事の事業主体は、国の直轄事業とNEXCO中日本、東日本、それぞれの役割分担があるとの答弁ですが、事故や被害が起きた場合の責任はそれぞれで行うということですけれども、民間が主体となった事業では国は責任をとらないのか。これは福島第一原発事故のときの東電との関係にもなるわけで、国の見解、この点での区の見解を求めて、終わります。
    調整担当課長 初めに、地中拡幅部での区分地上権の話でございますけれども、40メートルより浅い部分につきましては、杉並区にはないんですが、例えば青梅街道インターの練馬区の部分で、ランプのトンネルが本線トンネルと結合する部分で工事が行われますけれども、そういったところで区分地上権の設定をすることになります。トンネルの構造物が敷地の一部を通過する場合は、トンネル構造の範囲を分筆登記して、その土地に区分地上権設定の登記をすると聞いております。  次に、区分地上権者への補償が1回限りという御質問でございますけれども、こちらの補償につきましては、国交省の公共用地の取得に伴う損失補償基準、あと国交省の損失補償取扱要領というものがございまして、それに基づき補償を行っていくものと聞いてございます。  最後に、責任の話ですが、万が一事故が起こった場合には、当然原因究明を行います。その後、外環道の事業は国とNEXCOの共同事業でございますので、国、NEXCOそれぞれの役割分担の中で事業責任が果たされていくものと認識してございます。 ◆奥田雅子 委員  先ほどの自転車に関しての続きなんですが、警察との連携において、自動車の駐停車や自転車の安全な通行の支障とならないよう連携して対策を図るというふうにありました。特に交通量の多い幹線道路などでは、本当に危険を伴うのは必至で、具体的にどのような対策を図っていかれるのか。自転車だけではなく自動車のドライバーに対しても、両方への周知、注意喚起が必要と考えますが、その辺はどのようにされていくのかということと、あと、先ほども他の委員からもありましたが、青梅街道などでもどんどんナビラインとナビマークがつき始めていますけれども、あれは東京都が行っているものなんでしょうか、それとも区が行っているものなんでしょうか、伺います。 ◎交通対策課長 自転車と車のルールの啓発につきましては、おおむね役割分担が決まっております。四輪車等は警察が、例えば免許の更新等、そのほか高齢者等の講習会等を四輪車を中心に行っております。区は自転車を中心に、啓発活動、街頭指導等を含めまして行っております。  2つ目の都道等における自転車のナビマークでございますが、警視庁のほうで、自転車走行空間、ナビマークをつけることによって交通事故が減ったという実績のもとに、緊急的な対応として、幹線道路、都道を中心にナビマークをつけているところでございます。 ◆奥田雅子 委員  委員長、パネルを用いてよろしいですか。 ○大熊昌巳 委員長  はい、どうぞ。 ◆奥田雅子 委員  ナビマークのことなんですが、きょう用意してきたんですが、私も同じことを何人かの人から言われたんですが、このナビマークの向きなんですね。自転車の単なるマークとして道路上に置いたというふうに理解すれば、この表示でいいのかもしれないんですけれども、矢印の向きに沿って左側を通行しているときにこのマークが出てきたときに、こっちに向いて走ってくるように見えるんですね。私も言われてみるとそうだなと違和感を感じたんですが、この図案は、標準としてどこでも用いられるものということなんでしょうかね。懇談会では、この図案が適切だったかどうかというような意見なんかはなかったんでしょうか、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今お示しされた図案は、都内の統一規格でございます。確かに、自転車の形だけ見ればこちらを向いているんですけれども、矢印と一体となった走行空間ということでございますので、何とぞ御理解いただければと思っております。 ◆奥田雅子 委員  都内統一ということであれば、なかなかそれを変えるのは大変かなと思いますが、そういった意見もあったということをお伝えしておきます。  それから、交通事故の状況で、先ほども一般向けのスケアードストレートの回数をふやしてということがございましたけれども、これはどういったところで、どういう人を対象に、どのぐらいの方が講習を受けたのか、また反応はどうだったのか伺って、私の質問を終わります。 ◎交通対策課長 今回3回行っているのは、3つの所轄をあわせましてやっております。場合によっては、高校等、区が関与できない、教育委員会が違うところに対して行ったり、また大学で行って、一般の方も入れるようなところでやったりしております。おおむね50名から100名ぐらいの方が見えられる状況でございます。  続きまして、先ほど奥田委員から御質問がありました15ページのパーソントリップ調査についての御説明を差し上げたいと思います。  パーソントリップ調査というのは、その人が1日どのような動きをするのかというものでございます。15ページの下の円を見ていただきますと、単純に、1人の人が通勤して帰ってくる、1人の人が通学して帰ってくる、1人の人が買い物に行ってそのまま帰ってくるですと、私事、勤務・業務、通学と帰宅がほぼ半分ずつになるんですけれども、例えば、買い物に行きます、その後図書館に行きます、帰宅しますということで、私事がどこからどこへというのを自転車を利用するということになりますので、このような調査となっております。 ◆松尾ゆり 委員  まず、説明会に関連してちょっとお聞きします。  2月6日の説明会、課長もいらっしゃったということなんですけれども、私も出席させていただきまして、住民の方が安全面の問題とかに対して、いよいよ工事が始まる、シールドが発進するということで、非常に身に迫って安全面のことを考えなければという思いを非常に感じました。それで、今るる質疑がありましたので、細かいことはこれ以上伺いませんけれども、私も出席していて、これまでと違って、具体的に、私たちの下を掘り進んでくるんだなという感じを非常に受けました。  それで、先ほど課長の答弁の中で、国のほうでは、シールド工法を使うので地上部への影響はないものと考えているが、万が一の場合には補償というようなことがあったんですけれども、シールド工法自体が、今質疑の中でもありましたように、100%安全かといえば、必ずしもそういうことはない。それから、シールド工法が使えない部分というのがいろいろあることも、説明を聞いてわかったんですね。避難用の横連絡坑の問題もありましたし、それから南北の接合部分、ジャンクションなどの地中拡幅部などの工法において、技術面、安全面がどこまで確保されているのかというのは非常に厳しいなという感じを受けました。その辺について、まず課長も、重なる質問になっちゃうんですけれども、その辺、十分な説明がそれで得られたというふうにお感じになるかどうか、一応所感を伺っておきたいんですけれども。 ◎調整担当課長 私も説明会に参加いたしまして、今回は、施工業者が説明員として、質問に対してかなり的確な回答をされていたと認識しております。今までは、具体的に検討しますで終わったところが、一歩踏み込んだお答えというか、そういったのをされていて、よりわかりやすい説明をされていたと思います。ただし、住民の方々からは、安全面を最優先にということでかなり多くの質問が出ましたので、今後も引き続き国に対しては、住民の側に寄り添った対応をしていくように求めてまいりたいと考えております。 ◆松尾ゆり 委員  確かに、かなり具体的なお答えがいろいろ出てきたかなというふうには思います。それから説明も、工法について、今までよりかは踏み込んだ御説明があったかなというふうには思うんですけれども、それがゆえに、ますます疑問が広がっていく部分もかなりあって、私もかなりもやもやっとしながら帰ってきて、いまだに解消していない疑問がたくさんあります。  その中でも、先ほどから話題になっている地盤変動調査についてなんですけれども、地表面の変動の計測をするんだという話は初めて聞きまして、これは一歩前進だなというふうに思ったんですが、ただし、データは公表しないということなんですね。これまで、地下水の計測だとかそういうことについても、住民の側では随時公表するようにということを求めているところでもあり、新たに地表面の変動を計測するということがわかったので、このデータについても公表を求めていきたいということが1点です。  それからもう一つは、先ほどと重なるんですけれども、トンネル施工等検討委員会のほうで、そこのところは問題があれば検討していくというような説明がその会でもあったんですけれども、先ほど指摘もあったように、この検討委員会は技術的な検討をするところであって、工事の安全性の監視をする委員会ではないということで、何か、私の聞いた感じでは、問題があったらここで検討しますよというふうに聞こえたんですね。そうではなくて、住民の方たちが今まで求めてきている、例えば横浜北線などのケースを紹介されていると思うんですけれども、常時監視をして値をチェックしていって、大丈夫かなというふうにやっていく第三者的な機関が必要ではないかなというふうに思うんですけれども、その2点について伺います。 ◎調整担当課長 まず、データの公表につきましては、水位等についてはホームページ等で、リアルタイムではないですが、ある程度データを精査した上で公表しているというところで、今回説明会でもございました地盤変動につきましては、先ほど来答弁していますが、施工管理データということで、公表しないということは伺っているところです。  それとあと、第三者委員会、先ほどのトンネル施工等検討委員会ですが、こちらの所掌事項の中にも──先ほど第3条という規約に基づいてという話もありましたけれども、その他の事項のほかにも、施工に関することも第3条には所管事項としてありますので、当然、安全に施工を進めていくためには、そういった部分での検討は専門家の方々がいる中で議論していただいて、より安全性を高めていくというのは必要なことだと考えています。国のほうは、住民からの第三者機関の設置については、そこで役割を果たしていくという答弁をされていましたので、国の対応を注視してまいりたいと考えております。 ◆松尾ゆり 委員  データの公表については、さらに求めていくべきだなというふうに感じております。  それから、委員会について、先ほどと重なるんですけれども、常時監視をしていくというような第三者委員会が定期的に開かれることが必要ではないかと思いますので、これは今後とも求めていただきたいと思います。  それで、いろいろお話を聞いていますと、随時、国のほうですとか事業者のほうに伝えてくださるということで、それはやってくださっているんだと思うんですね。ただ、前にも言ったんですけれども、お伝えしただけで、返事が来ているのかなという部分も不安ですし、それから、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、以前、たしか沿線の7市区の区市長の会議というのがありましたよね。今もやっていらっしゃるのか。それから、沿線7市区の横の連絡として、担当の課長会議だとか、そういうものというのはあるんでしょうか。 ◎調整担当課長 沿線の7区市については、定期的に、国、NEXCO、関係自治体の職員が入って、情報の共有を図っているところでございまして、あとは、例えば隣接する練馬区だとか世田谷区、三鷹市とは常時情報共有はしているところでございます。 ◆松尾ゆり 委員  定期的にやっておられるということで、1つは、どのぐらいの期間を置いて、何カ月に1回とかなさっているのかということをお聞きしたいということと、それから、そういう場があるのであれば、他区市と協力して、住民の要望として出ている、先ほどからお話に出ている避難の問題であるとか、あるいはデータの公表であるとか補償の問題等々について、共同して御要望なさるのがいいのではないかなというふうに思いましたので、ちょっと伺ってみたんですが、いかがでしょうか。 ◎調整担当課長 会議につきましては、あらゆる段階段階において、例えば、今回もシールドが発進するというタイミングにおいては、事前に会議が開かれて、情報提供はいただいているところでございます。今後も、工事の進捗に合わせた段階で、状況に応じて国のほうはそういった会議を開催して、沿線自治体には情報提供しながら、あわせて沿線でも、広く住民に周知するためにオープンハウスを開催するというところで、3月に杉並区内では開催される予定となってございます。 ◆松尾ゆり 委員  それでは国が必要と感じたときに開催をしているのであって、定期的に、例えば3カ月に1回とか半年に1回とか開いているというわけではないんですね。そこを1つお答えいただきたいのと、まとめて伺います。  そういった情報提供も随時受けていらっしゃるということなのですけれども、私は先日の説明会に参加をして、杉並区の場合はまだ到達しないということもあるんですけれども、今回は区内では開かれなかったんですね。それで、大泉から来るときに開くというような話があったんですけれども、しかし、区内もいずれは掘り進んでくるわけですよね。区内の地下でほぼ合体するような形になるのかなと。かなり近いところで──武蔵野市なんですかね、井の頭通りということなので、かなり近いところで合体するのかなと思うんですけれども、いずれはそうやって掘り進んでくるといったときに、私、会が終わりましてから、向こうの担当者の方にちょっとお聞きしたんですけれども、例えば、今度杉並区のほうに入ってきますよというときに、またこういう説明会をやってくれるんですかと聞いたんですね。それはもうやりませんとおっしゃって、今後はオープンハウスなどで説明をしていきますということだったんですね。  しかし、今回も周知がどの程度やられたかというと、特に杉並区に対しては周知が行われていないので、知っている人はとても少なかったと思うんです。オープンハウスはこれから皆さんいらっしゃるかもしれないんですけれども、自分ちの地下にシールドマシンがもうすぐ来るよとなったときには、そういった説明会を区が要望もしていただいて、ぜひ開いていただかなければいけないのかなというふうに思うんですが、2点伺います。いかがでしょうか。 ◎調整担当課長 まず、会議は、定期的ではないんですが、年間を通じて必ず開催されているところでございます。そういった場面場面では適宜開かれております。  あと、今回の説明会は、一部杉並区をかすめるといいますか、立教女学院の西側を一部かすめるルートですので、ただし、近隣の方には当然ポスティングをして説明会の御案内をしていますし、ホームページ等でも案内しています。それと、今回はしていませんけれども、広く周知するためには、「外環ジャーナル」という広報紙がございまして、それも沿線の区市の住民の方には配布しているところでございます。あとは、外環国道事務所にもフリーダイヤルとか電話の受付を設けていますので、そこでの問い合わせをお願いしますということは、この間の説明会でも強く言われていましたので、何か疑問があれば、即時そちらに電話していただいて確認することは可能かと思います。 ◆松尾ゆり 委員  電話での問い合わせとか、ネットで質問したりとかもできるんだとは思うんですけれども、こういった形で説明会をやっていただくと、私も、ああ、そういうことがあるのかとか、こういうところはよくわからないなとか、いろいろ考えることもできるわけなので、まして自分ちの地下をこれからシールドマシンが通るよというときには、やはり告知もしていただきたいし、そこの真上に住んでいる人たちは、そういったことについて知る権利もありますし、知る必要もあると思うんですね。ですから、ちょっと先の話になるかもわからないし、南向きのときになると思うんですけれども、もしそこまで無事シールドマシンが進んできたら、そういった説明会は求めていくべきと考えますので、お考えいただきたいと思います。  最後になりますけれども、説明会のほうでこういったパンフレットが──ちょっと提示させていただきます。 ○大熊昌巳 委員長  はい、どうぞ。 ◆松尾ゆり 委員  こういったパンフレットが配られていたんですね。これも、会場にぽんと置いてあったのを住民の方が指摘したことで皆さんに配られたんですけれども、これって、これまでにお配りいただいていたんでしょうか。いただいていたんだったら構わないんですけれども。 ◎調整担当課長 これは工事パンフレットでございまして、当初国のほうで用意したものはまた別のパンフレットがありまして、これは部数が少なかったので、今までは配布できなかったんですが、今回、事業者のほうで増刷したと伺っていますので、委員の皆様には配付するようにいたします。 ◆山本あけみ 副委員長  杉並区自転車利用総合計画で何点かお尋ねをいたします。  まず、5ページに、自転車に関連した交通事故の状況ということで書かれているんですけれども、これは現状把握だと思うんですけれども、この中で、「自転車に乗る人が増え」「また、交通ルール・マナーを守らずに自転車を利用する人が多いことが原因」というふうに書いてあるんですが、同じページで事故発生件数を見ていきますと、先ほど他の委員も指摘があったとおり、事故件数自体は大変減っているということなんですね。一方で乗る人がふえているということになると、相対的には減っているんじゃないか、かなり減っているんじゃないかというふうに思われるところが1点、その件についてお尋ねをしたいのと、あとは、自転車の571件、平成27年度に発生件数があったという表記があるんですが、これは杉並区の中で起きた発生件数ということであって、杉並区民が起こした件数ではないと思うんですね。例えば、区内の人なのか区外の人なのか、年齢別にはどういった形であったのかとか、あと、これは余り関係ないかもしれないんですが、男女別にどういう傾向があるのかとか、もう少し細かく現状を把握していくために、細かいカテゴリー別の資料とかがもしあればお伺いしたいと思ったんですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 1番目の、自転車利用者がふえ、自転車交通事故が減っているということは、おかげさまをもちまして、皆さんがルール、マナーを守ってくださって減少しているという状況でございます。  2番目の年齢別につきましては、後で年齢別というのは御配付できますが、おおむね20代、30代、40代の方で全体の自転車事故の60%を占める割合となってございます。一番多いのが40代でございます。 ◆山本あけみ 副委員長  そこの原因をもっと細かく見ていけば、対策ももっと的確に打てるんだろうという単純な理論なんですけれども。15ページに書いてあります、重点的な主な取組項目ということで、この中には、例えば高齢者の対象のがあったり、中学生もしくは小学校4年生への対応があったり、幾つか並んでいるんですけれども、60%を占める20代、30代、40代の人向けの対策というものが少し薄いのかなというふうに感じたりもします。  ここに載っているもののほかに、例えば今、私も自動車を運転するんですけれども、スピードが出る自転車、大変怖いです。突然やってきて、突然目の前を通過する、そういう自転車もありますし、あとは、やはり高齢者の方が少し無理をして横断をしてしまう場合だとか、もう一つ物すごく怖いのが、幼児が、ペダルがついていない練習用の自転車らしきもので親御さんの後ろについていくんですよね。あれは、私、普通乗用車を運転しているんですが、ドアより下になってしまうので本当に見えない。あれは本当に禁止をしてほしいと思っている、個人的にはですね。  そういったところで、もう少し細かく状況を追うことによって、区内でとれる対応がもうちょっと追えるんじゃないかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 事故分類につきましては、先ほども御答弁いたしましたが、区道における交通事故の発生が一番高いのが交差点でございまして、それも出会い頭でございます。出会い頭というのは、どちらかがとまらず、どちらかが注意せずぶつかってしまう、これはマナー、ルールの問題だと思います。そういうところに関しましては重点的に、立て看板とかストップマークとか交差点内の色塗り等、ハード面はそういうことをするとともに、区といたしましては、小学生等においては交通安全教室を行っているところでございます。  社会人層というところにつきましては、さらに区では、はじめて学ぶ自転車ルールといって、各地域別、夜間に一般向けの、通勤通学が終わった方が参加しやすい状況の講習会等設置しておりますが、今後とも全世帯に、なかなか行き渡らない世帯に関してもそういうルール、マナーが伝わるような方策を考えてまいりたいと思っております。 ◆山本あけみ 副委員長  あと2点お伺いします。  放置防止協力員活動状況が10ページに載っているわけなんですが、ここに活動状況としてあるんですが、人数のみが載っているようなんですけれども、もう少し詳しく、どういう活動をされているのか。  ということをお聞きするのは、先ほどの15ページの重点の対策の中に、地域的に、「高円寺庚申通り商店街等でキャンペーンを毎年実施し、」とあるんですね。高円寺がかなり協力的にバックアップしてくださっているのかな、そういう方が多いのかなと思うと、高円寺北自転車放置防止協力員の方は60名もいらして、かなり多いですよね。ですから、そういう地域特性があって、それが効を奏しているならば、それを横展開してほしい、そのように考えますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 協力員さんにつきましては、日々、放置自転車に啓発活動の札などをつける活動を行っていただいております。区では網羅し切れないような商店、町会の中で、放置自転車はいけませんよという旨の札を張っていただいたり、また、熱心な方は直接注意をしていただいたり、それは団体ごと、ボランティアでございますので、さまざまな活動をしていただいております。  また、高円寺につきましては、庚申通り商店街、あそこは、道幅が狭いところに、またうちの施設の話なんですが、高円寺北自転車駐車場というのがございまして、そこに猛スピードで自転車が走ってくるということで、まず、地域の方々は毎月1度、のぼり旗を持って活動しております。また、区も春と秋の交通安全運動のときに、警察とともに注意喚起等を交差点内とかで行っているところでございます。 ○大熊昌巳 委員長  12時を間もなく過ぎようとしておりますが、この際委員会を続行いたします。 ◆山本あけみ 副委員長  では、最後、1点だけなんですけれども、見せていただいている資料−2というところに、区内18駅の駐車場整備目標値に対して不足台数というものがあって、とりわけ不足しているのが西永福駅ということなんですけれども、資料−31のほうには、その西永福を細かく見ているページがあるんですが、今後どうしていくとか、これから解消するとか、そういう道筋が何かあれば、最後にお尋ねして終わります。 ◎交通対策課長 西永福駅につきましては、区内唯一の登録制自転車置き場になっております。ほかは、有料制といいまして、いつでも誰でも利用が可能な自転車駐車場を整備してございますが、西永福だけ、用地等の確保による有料駐車場が設置できていない状況がございます。したがいまして、通勤通学など一定の条件に見合う方は道路上にやむを得ずとめていただくなどの措置をしているところでございまして、その分、有料駐車場がないという表記になってございます。 ◆山本あけみ 副委員長  今後、必要であれば取り組みをお願いします。 ○大熊昌巳 委員長  それでは、2巡いたしましたが、このまま委員会は続けますので、再度質疑のある方は挙手を願います。 ◆山田耕平 委員  数点で終わります。  先ほどの続きなんですけれども、用地の取得について非常に厳しい状況にあるという認識が示されましたが、どのような状況になっているのかを確認します。  また、東京都が青梅インター周辺の用地取得を進めるために用地取得事務を受託するということなんですけれども、どのようなことになっているのか、いつごろから都が関与するのかを確認しておきます。  また、岡山県倉敷の海底トンネル事故の話が出されたんですけれども、掘進管理システムデータによると、シールドトンネルが本来の設計計画線から左に20センチずれていた。そのままずっと左右のずれを補正することができずに掘進を続けていたという衝撃的な事実が明らかになっています。この事故が起こるまでは、シールドトンネルは安全だ、安全だとずっと言われてきました。まさに安全神話がこの事故で崩壊したという状況だと思うんですね。そうした事故がその後も続いているのにもかかわらず、地上部への影響はないといまだに言っているというのはどういう神経なのかなと思うんですね。  先ほど他の委員が計測管理基準値について取り上げていました。外環については、その基準値を設定していないということなんですが、先ほど国に求めるべきではないかという意見も出されたんですが、この基準値がそもそも外環で設定されていないというのは異常事態じゃないですかね。その点について区の見解を確認しておきたいと思います。  次に、地盤変動監視委員会の設置についてなんですが、地盤変動監視委員会は、この間、横浜環状北線の事例を取り上げていたんですけれども、「損害が生じてもトンネルとの因果関係が明らかでない場合においての補償に対する不安を持つ方もおられる。このような背景から、地権者等に対する信頼性を獲得し、(中略)地権者等と事業者の間で地盤変動の事実判定や地盤変動の発生原因について疑義が生じた場合、これを客観的かつ公平に判定することができる第三者機関」ということが言われているんですが、これが、地盤変動監視委員会ではない、トンネル施工等検討委員会でしっかりとその内容が果たされるのか、それはどうなっているのか、その点を確認したいと思います。  最後、家屋調査についてなんですが、この間も再三家屋調査の問題点を取り上げています。時間がないからできないんですが、私の家も6月に家屋調査をしたんですね。ただ、いまだに調査報告書が来ていません。どういうことなんですかね。本来であれば、はるか昔に家屋調査報告書は来ていなければおかしいと思うんです。これは委員会でも指摘をしたんですが、いまだに調査報告が行われていないという実態は明らかにおかしいではないかというふうに思うんですが、その点まとめてお聞きして、終わります。 ◎調整担当課長 6点ほど質問をいただきましたので、お答えします。  まず、用地の取得状況でございます。これは11月末現在でございますけれども、面積ベースで、全線で9割進んでございます。件数ベースでも89%、約9割というところでございます。  次に、都がいつから青梅街道インターチェンジの用地取得にかかわっていくかということですけれども、具体的な時期は聞いておりませんけれども、都が受託して入っていくということは明確に表明されているところでございます。  3点目、水島では20センチ、シールドがずれていた、そこで水が流入してきたということなんですが、今回はシールドマシンと後続するトンネル、セグメントで構築していますけれども、方向がずれのないように、ちゃんと計測管理を厳重に行っていくという話を伺っておりますので、そこら辺は施工管理の中でしっかりやっていく。当然、異常値が出た場合は即時、一時停止して、原因究明をして対策を講じていくと伺っております。 ◆山田耕平 委員  管理値の設定はしなくてもいいのかどうか。 ◎調整担当課長 管理値の設定は、シールドマシンも最新の機能を導入していると伺っていますので、外からの外圧だとか土圧とか水圧、それに対応するシールドマシンの圧力も含めて、そういった計測値も含めて厳格に管理していきながらやっていくということで、異常値が出た場合はとめて原因究明をやっていく。それで、場合によっては、第三者委員会ではないんですが、先ほどから質問が出ています検討委員会に諮ってそういった検討を進めていくと伺っているところでございます。  最後に、家屋調査の報告書が来ていないということなんですが、調査結果がまとまり次第、随時住民の方には送られていくと伺っています。実際、他の方、近隣の方に伺ったところ、もう来ている方もいらっしゃるという話は伺っているところでございます。 ◆山田耕平 委員  横浜環状北線の設立趣旨が、ちゃんと国が言っているトンネル施工等検討委員会で果たされるのかということについてはいかがですか。 ◎調整担当課長 この間の工事説明会において、こちらの委員会でそういった機能を果たしていくということは事業者から説明がございました。 ◆けしば誠一 委員  さきの他の委員とのやりとりで、誤解を生ずるといけないので、再確認です。  現場で、国は杉並での説明会はしないという答えを聞いたというんですが、それは、もちろん聞いた委員もそうだと思うんですけれども、今回の南側の工事に関しては、国は杉並ではやらないということであって、北側の、新たな大泉から発進するときは杉並で説明会を行うということを改めてしっかり確認して、誤解のないようによろしくお願いします。 ◎調整担当課長 北側からの工事につきましては、当然、青梅街道以南につきましては、桃井第四小学校の直近を通過いたしますので、あと、その南に行きますと善福寺公園もございまして、善福寺川を横断しますので、杉並区内にほとんどかかってまいりますので、影響の範囲ということで、杉並区民に対しては十分に周知し、説明を行っていくと伺っています。 ◆松尾ゆり 委員  1個だけ、今のことに関連してなんですけれども、私がお聞きした趣旨というのはそうではなくて、要は、掘進が進んでくるわけですよね。今、発進をした時点で説明会をやっているんだけれども、掘進が進んできた時点で杉並区にも一部かかるわけです、北行きも。その時点で、その地域でまた改めて同じような説明会をするんですかと聞いたんですよ。そしたら、やらないと言ったんです。それは北から南に進むときも同じで、発進のときにはやると思うんです。だけど、徐々に練馬から進んできて杉並区に入るときに、いざというときにやってくれるんですかと言ったら、それはやらないと、そういうふうにお返事されていたんですが、それでは困るので、発進のときだけじゃなくて、その後もきちんと、当該地域に徐々に進んでいくわけですから、説明をやっていただきたいということを私は要望したところなんですが、その点について、最後、見解を伺います。 ◎調整担当課長 大泉からの発進につきましては工事説明会を行うというのは、確実にやると認識しております。 ◆松尾ゆり 委員  それは発進のときでしょう。 ◎調整担当課長 そうですね。当然、杉並区内に来るのは、南側からで約2年ぐらいかかりますが、ただ、そうはいっても、進捗状況に応じてオープンハウス等もありますので、説明会の場でやるのか、オープンハウスでそういった進捗状況については詳細に報告したり、「外環ジャーナル」でも報告できるツールがありますので。あと、その他ホームページでも随時更新されているようですので、そちらで情報は収集できると思います。国に対しては、委員の趣旨はお伝えしたいと考えております。 ○大熊昌巳 委員長  ほかに質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大熊昌巳 委員長  ないようですので、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査について》 ○大熊昌巳 委員長  当委員会に付託されております陳情につきましては、閉会中の継続審査といたします。  以上で道路交通対策特別委員会を閉会いたします。                             (午後 0時10分 閉会)...