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  1. 世田谷区議会 2016-04-25
    平成28年  4月 文教常任委員会-04月25日-01号


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    最終取得日: 2023-05-03
    平成28年  4月 文教常任委員会-04月25日-01号平成28年 4月 文教常任委員会 世田谷区議会文教常任委員会会議録第三号 平成二十八年四月二十五日(月曜日)  場  所 第五委員会室  出席委員(十名)    委員長         石川征男    副委員長        福田妙美                加藤たいき                三井みほこ                諸星養一                風間ゆたか                たかじょう訓子                そのべせいや                青空こうじ                上川あや  事務局職員    議事担当係長      佐々木 崇    調査係主事       塚田大蔵  出席説明員    教育長         堀 恵子
      教育委員会事務局    教育次長        岩本 康    教育総務課長      淺野 康    学務課長        林 勝久    幼児教育保育推進担当課長                大澤正文    学校健康推進課長    末竹秀隆    副参事         増井賢一   教育環境推進担当部    部長          志賀毅一    教育環境計画課長    須田将司    教育施設課長      佐々木 洋   教育政策部    部長          工藤郁淳    学校職員課長      秋元勝一    教育指導課長      齋藤 等    教育相談特別支援教育課長                松田京子    生涯学習・地域・学校連携課長                土屋雅章    中央図書館長      會田孝一    副参事         青木雄二   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成二十八年度川場移動教室の実施について   (2) 平成二十八年度の学級編制について   (3) 損害賠償請求事件の判決について   (4) 訴訟事件の発生について   (5) 世田谷区立喜多見小学校増築工事について   (6) 平成二十八年度学力調査の実施について   (7) 教科書発行者による自己点検・検証結果の報告に基づく世田谷区教育委員会の調査結果について   (8) 学校教育における安全に関わる基本的な考え方―運動会における組体操に係るガイドライン―について   (9) 「東京都野毛大塚古墳出土品」の国重要文化財指定について   (10) 世田谷区立経堂図書館の指定管理者の選定について   (11) その他  2.資料配付   (1) 平成二十八年度学校(園)周年行事等の日程について   (2) 教育会館及び図書館の臨時休館について   (3) 第五十四回親と子のつどい   (4) 平成二十八年度版 地域運営学校   (5) 平成二十八年度版 才能の芽を育てる体験学習  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○石川征男 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 ます、議事に先立ちまして、四月一日付で人事異動がありましたので、それぞれ紹介をお願いいたします。 ◎堀 教育長 教育長の堀です。ことしもどうぞよろしくお願いします。  異動で二名、部長が新しくなりましたので、御紹介させていただきます。  志賀教育環境推進担当部長です。  工藤教育政策部長です。  岩本教育次長は、今年度も担当します。  課長級の転入につきましては、部長のほうから紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いします。 ◎岩本 教育次長 引き続き、ことしもよろしくお願いいたします。  私から教育次長系列の転入者を紹介させていただきます。  淺野教育総務課長です。  大澤幼児教育保育推進担当課長です。  末竹学校健康推進課長です。  増井副参事(新教育センター整備担当)です。  以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎工藤 教育政策部長 続きまして、教育政策部の転入者を紹介いたします。  青木副参事(学校経営推進担当)です。  以上となります。よろしくお願いいたします。 ○石川征男 委員長 参考までに教育委員会事務局管理職一覧表をお手元にお配りしてありますので、御参照ください。  なお、当委員会には理事者のほかに連絡員が一名出席しておりますので、御承知おきください。  次に、担当書記に自己紹介させます。 ◎佐々木 書記 議事担当の佐々木です。よろしくお願いいたします。 ◎塚田 書記 調査係の塚田です。よろしくお願いいたします。 ○石川征男 委員長 以上で紹介を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 それでは、1、報告事項に入ります。  まず、(1)平成二十八年度川場移動教室の実施について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎林 学務課長 平成二十八年度川場移動教室の実施について御報告いたします。  1の川場移動教室についてですが、今年度で三十周年を迎えます。自然に親しむ機会の少なくなった都会の子どもたちが、川場村の自然や文化に触れ、集団生活とさまざまな体験活動を通しまして、豊かな人間性を培うことを目的に、区立小学校五年生を対象に授業の一環として二泊三日で実施しております。  2の川場村の空間放射線量の状況でございます。世田谷に比べまして、川場村の空間放射線量が高目であることは事実でございます。川場村が国の汚染状況重点調査地域に指定されていることも事実ですが、計画に基づく除染計画は完了しております。川場村内の空間放射線量は、昨年よりもさらに低減傾向にあり、群馬県立県民健康科学大学杉野准教授による二泊三日で受ける外部被曝線量の試算結果では、健康に影響を及ぼす量ではないとの評価を受けております。  3の移動教室の実施についてです。空間放射線量の状況や専門家による線量評価結果などから、四月十三日開催の区長を本部長とする世田谷区放射線等対策本部におきまして、移動教室は安全に実施できると判断したところでございます。  4の平成二十八年度の取り組みについてです。まずは、平成二十七年度に引き続き、東京大学大学院の小豆川助教を招きまして、放射線に関する理解をテーマとする小学校校長向けの研修を四月二十日に実施しました。研修内容を各校長から五年担任を中心に校内へ周知し、共通理解を図っていくこととしております。また、川場村及び区長部局と連携を密にしながら、二十七年度に引き続きまして、リーフレットを作成するなど学校及び保護者等への丁寧な説明、情報提供を行うこととしております。なお、別紙にリーフレットをおつけしてございますので、後ほどごらんいただければと思います。  なお、放射線を理由とする不参加児童の扱いにつきましては、登校させ、課題を与えるなどして出席扱いとすることにつきましても、例年と変更はございません。  最後に、5の今後の予定でございます。四月二十六日、教育委員会へ報告、五月十一日から川場移動教室が開始し、十月二十八日、川場移動教室終了となってございます。  私からの説明は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 日本共産党は、この川場移動教室に関しては、五年生の移動教室、場所を変えてやるべきだということをずっと主張してきました。科学的にも、専門家から健康に被害はないと、影響が少ないということですけれども、リスクがゼロではないわけです。どのぐらいであるかということも、まだはっきりしていないと私たちは考えています。ですから、引き続き、これに関しては、私たちは川場村でない場所で移動教室を行うことを訴えたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎林 学務課長 先ほど申し上げたとおり、世田谷に比べまして、川場村の放射線量が高いことは事実でございます。この件につきまして、引き続き、川場村、それから区長部局、区民健康村・ふるさと交流課と連携しながら、空間線量を定期的に測定をしてございます。また、四月十三日開催の区長を本部長とする放射線等対策本部におきまして、二泊三日で実施する川場移動教室については安全に実施できるという判断で実施しております。我々も放射線が区内より高いという事実は確認しておりますし、その辺は学校及び保護者のほうにも丁寧に説明して、実施してまいりたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 私たちは毎年線量を独自で測定に行っていますけれども、全域で除染が終了しているというわけではないことをつかんでいます。それは再三提出している資料でも明らかなんですけれども、例えば除染をもっと進めるよう、これはやっぱり働きかけをしてもらいたいというふうに思うんです。子どもたちが監視下で移動するというわけじゃない時間帯もあるわけです。なかのビレジの前の庭のところは除染をしていません。指導者がいて、入らないように柵をしていますけれども、柵をしただけでは不十分だと思いますし、除染をすべきだという働きかけをぜひしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎林 学務課長 川場村、それからビレジの施設につきましては、汚染状況重点調査地域というところの計画に基づき除染は実施済みでございます。あわせまして、特に子どもたちが過ごす二泊三日の行程の中で、どこで活動するという部分につきましても、我々は、子どもが自由に行くということは基本的に考えてございません。ビレジの中で過ごすということはございますが、ビレジの中につきましては、線量は低減傾向にございまして、高いところがあるという認識はございません。ただ、当然、世田谷区よりも線量が高いということは承知しておりますので、その辺は十分注意して、教員と学校等にも情報提供してまいりたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 非常に高い数値を示す場所も、場所によってはあるんです。木の根元とか植栽の中ですとかは非常に高いです。そういったことも子どもたちに周知をするべきだと思いますし、学校で説明会などをやるときに、そういったリスクもきちんと説明をしていただきたい、内部被曝のリスクというのも説明をしていただきたいと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎林 学務課長 四月二十日の小学校長を対象にしました研修、東京大学大学院の小豆川助教を招きまして研修を行いました。その際、小豆川先生のほうも、事前に何回も川場村に行かれていまして、高いホットスポットが部分的にあるということも御指摘いただいております。先生方につきましては、基本的に、どういった箇所が高目にあるかというところの事実であったり、注意点であったりということも研修の中でお知らせしてございます。その辺、小豆川先生の研修内容、それから、このリーフレットを使った研修内容等、五年生の担任を含め、保護者へも十分情報提供していただくよう、こちらはお願いしているところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 そうしましたら、調査した部分、地図上でどの地点がそうであったか、ぜひ私たちは知りたいと思いますので、資料をお願いできますでしょうか。 ◎林 学務課長 その辺、どういったものがお出しできるかどうかはあれなんですけれども、まず、教育委員会内で確認させていただきまして、可能なものについては提供していきたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 保護者の立場からすると、行かせたくないという親の気持ちというのはあると思うんです。ただ、多くの子どもさんが行くと、その中で自分の子どもだけが行かないとなりますと、子どもたちに思い出ができないということで、子どもと親との間ですごく葛藤があるんです。行かせたくないという親と、行きたいという子どもの思いというのがすごく切ないです。ですから、安心して保護者が行かせられる場所を、重ねて川場村でないところを検討することを始めていただきたいということを要望いたします。 ◆風間ゆたか 委員 これまでも校長さんにはちゃんと話をしてきたんだと思うし、きょうの報告でも、こうやって世田谷よりも高いということが書面として出ているということは、前進してきているなと思うんですけれども、問題は、校長が、事なかれ主義的な人もやっぱり中にはいるというのが課題であって、そこもこれまで指摘をしてきたわけです。書いて渡しちゃうと必要以上に不安をあおるという考え方もわかるんだけれども、でも、不安を持っている人にしてみれば、説明会等で全く触れられなかったというケースが、幾つもの学校で報告を聞いているからこそ、そこは改善していくべきだということを指摘してきたわけです。間もなく説明会も始まるということを考えたときに、ここで出しているものだから、これぐらいの情報量というのは、ちゃんと均一に区として提供していくべきだと思うわけです。配付ということに関しては、どうなっていますか。 ◎林 学務課長 委員御指摘いただいている部分がございまして、我々のほうも、学校、校長、それぞれ校長会等で、極力丁寧な情報提供という意味で、このリーフレットを使った説明等についてはお願いしているところです。ただ、これは事業の一環として実施するという部分がございますので、そこは各校長の判断という部分は尊重してまいりたいと思っています。  先日、四月二十日、小学校の校長を対象に研修を実施し、小豆川先生はこのリーフレットも使っていただきながら、このリーフレット活用方法等も説明いただきまして、重ねて我々教育委員会のほうも、可能な限りリーフレットを配るなどというところで、丁寧な説明をお願いをしているところです。 ◆風間ゆたか 委員 お願いなんですよね。それは事務方からすれば、学校現場の責任者である校長のほうが立場上、上なのかもしれないし、お願いベースになっちゃうかもしれないですけれども、とはいっても、情報提供に関する均質性というのは、教育委員会事務局ではなくて、教育委員会として担保していかなきゃならないだろうということをずっと言ってきたわけです。それを言えるのは、やっぱり教育委員でもある教育長じゃないのかなと思うわけですけれども、今回、もう少し昨年に比べてお願いの度合いが強くなったとか、そういうことはないんですか。 ◎岩本 教育次長 私は、直接校長会に足を運んで何回かお願いしてきたものですから、お答えさせていただきます。  四月四日、年度当初、始まったときにも、二十日に研修をしますよということとあわせて、校長先生にお話をしました。二十日の小豆川先生をお呼びしての研修会でも、またお話をさせていただきました。この間、保護者の方々とお話しさせていただいている中では、風間委員から御指摘あったように、情報の出し方で逆に不信を買うことも多いんじゃなかろうかということで、特に校長先生、管理職に対しては重ねて研修をしているわけですけれども、校長先生は、保護者の方からすると、なかなか敷居が高い。担任の先生に話をすると、よくわかっていないことがあって、よくない。ですから、今回、四月四日の校長会、二十日の研修会でもお願いしたのは、まず、リーフレットであるとか研修の資料とかを持って、特に引率の先生を中心に、科学的なところを勉強するというよりは、どういう実態があって、どういう取り組みをしてきたのか。水道水もはかっていますし、給食も全部食材検査をさせていただいているという実態がありますので、そういった事実はよく理解をしてくださいと。それは学校内で共有してくださいというお願いは重ねてしているところです。そういった情報は、きょうお配りしたリーフレットにしっかり書いてありますので、それはその学校で、特に五年生の担任を中心に共有してくださいとお願いしています。  このリーフレットを配るかどうかというところまでは、先ほど来答弁しているように、いわゆる授業の一環としてやっている、これとこれを配りなさいというところの明確に指示といいますか、そういう関係にあるかどうかはともかくも、してはございませんけれども、校長先生の中では、小豆川先生も繰り返し言っていただきましたけれども、やっぱり心配の度合いというんでしょうか、我々は、普通に行動して、丁寧にはかればホットスポットもまだ点在するけれども、一般的に安全だということは間違いないよねと。ただ、ホットスポットがあることも事実なので、心配だと言われれば、それもそのとおりだという状況があるので、とにかく事実をよく理解した上で、保護者に十分に説明できる体制をつくりたいということで、学校内教育はまずお願いしたところです。あとは、学校内共有化の上で、もし保護者から一言でも御心配の相談があるのであれば、欠席の扱いも含めて丁寧に対応するような体制をぜひつくってほしいというところは重ねてお願いをしたところです。  リーフレットを配る、配らないという一点に限れば、配ってくださいというところまで明確にお願いと言いますか、できるだけ活用してくださいというお願いはしていますけれども、全員に配付することというところまで至っていません。そういったことは昨年来、繰り返し校長を通じてお願いをしてきているという状況にあります。
    風間ゆたか 委員 聞く限りでは、昨年よりも少しだけ強目になったのかなという印象ですけれども、後で報告があります運動会のガイドラインのことについても、今回、保護者会に僕も参加して、うちの小学校では、校長先生と副校長がすごく丁寧に説明をして、区の教育委員会の意向だったりも含めて説明があったから、すごくわかりやすかったし、そういうことをきちんとやってくれる校長がいる一方で、そうでなかったという話も耳にするわけです。そうなると、やっぱり不安を持っている人たちはいつまでも不安を持ち続けなければならない。校長先生に直接話をしに行くのはすごく勇気の要ることのようで、そういうことができないという声も聞くわけです。クレーマーだったりとかモンスターペアレンツと思われるんじゃないかだとか、それが結果的に子どもに影響するんじゃないかと気にする保護者も、そういう保護者の声もやっぱり聞くので、なるべく情報については差がないようにもう少し努力をして、引き続き言ってもらえればと思いますし、これで余り説明がなかったという声が聞こえてくるようであれば、もう少し私としても動いていかなきゃなと思いますから、そこら辺、しっかりと進めてもらえればなと思います。  これは外部被曝の話が出てきちゃっているけれども、心配している人たちというのは本当に詳しい人たちだから、内部被曝のことだったり、土壌の数値だったりとかというところになってくるわけじゃないですか。この情報で安心する人もいると思うし、それで安心しない人たちに関しては、引き続きさらに詳細な情報もお伝えしていくという姿勢を見せていくということは必要だと思いますので、意見として、それはよろしくお願いします。 ◆福田妙美 委員 今回の御報告とは少し趣旨がずれるのかもしれませんけれども、川場移動教室で、今般、熊本のこともそうですけれども、さまざまな大規模災害、自然災害がありますが、どこにいて、いつどこでどういう災害に遭うかわからないなと思ったときに、このなかのビレジ等なんですけれども、ここの耐震補強というところでしょうか、そういったところが今どこまで進んでいるのかというところがちょっと不安に思っていらっしゃる方もいまして……。 ◎林 学務課長 ビレジの施設の状況については、ちょっと所管と異なります。そこは把握しておりませんので、責任ある答弁ができないので、申しわけございません。 ◎岩本 教育次長 区民集会施設を含めて公共施設全て耐震補強といいますか、耐震基準を満たしているというのが区の立場ですので、川場も区立施設ですので、そこだけ漏れていて、耐震基準に満たないということはないんじゃないかと思っています。 ◆福田妙美 委員 あとは、実際に災害が起きたときに、こちらの川場村とどういうふうに連携をとっていくのかとか、そこも具体的にはなっているのかというのも別の所管になりますか。 ◎林 学務課長 移動教室に当たりましては、当然、我々教育委員会が所管してございますので、川場村役場、それからあと施設を利用しております川場ふるさと公社と連携しまして、安全だとか健康等々、漏れのないような連絡、連携体制を整えてございます。 ◆風間ゆたか 委員 今の副委員長の質問も、耐震のところということはそうだと思うんだけれども、あそこは結局両方の施設とも中腹を削っているわけで、今回の熊本もそうだけれども、やっぱり土砂災害で命を落とすというケースが多いことを考えたときに、そこはどうなんですか。多分、心配になる方もいると思いますけれども、質問があったときに説明ができるような、たしか宿泊施設自体は、なかのビレジなんかは三段になっているし、上から土砂がわあっと来たときに全部かぶっちゃう危険性なんかもあるなと思うんですけれども、そのあたりは盲点だったんじゃないかなと思いますが、どうですか。 ◎林 学務課長 委員御指摘のとおり、確かに、地形上、山があって、そこの下に削って、各層につくっているという構造上、土砂災害が起こった場合、非常に危険な状況の立地であることは事実だと思っております。ただ、そこがどのような、例えば村のほうで被害というか、危険地域であるのかどうかという部分は現時点で確認してございませんが、そこは十分注意して、五月から十月、使うわけですし、かつ区民利用施設という部分で、年間通じて使うわけですので、ちょっとそこの部分は確認して、万全を期してまいりたいというふうに思っています。 ◆風間ゆたか 委員 伊豆大島のときなんかは、降雨量によって予測できただろうなんていう話もあったと思いますけれども、避難マニュアルがあるのかもしれないけれども、そのあたりも後でちょっと教えてください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(2)平成二十八年度の学級編制について、理事者の説明をお願いいたします ◎林 学務課長 平成二十八年度の学級編制について御報告いたします。  1の概要でございます。この間の学級編制につきましては、国におきまして、平成二十三年度に公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律を改正し、小学校第一学年の三十五人学級を、平成二十四年度に教員の加配により小学校第二学年の三十五人学級を実施したところでございます。なお、国の平成二十八年度予算におきましては、小学校第三学年から中学校第三学年の三十五人学級編制の推進に係る予算の計上はされておりません。また、東京都教育委員会におきましては、都の独自の施策として行ってまいりました中一ギャップ対応教員加配を継続する形で、中学校第一学年について、三十五人以下学級に足りる教員加配の措置を実施するため、東京都公立小学校、中学校及び中等教育学校前期課程学級編制基準を一部改正し、平成二十五年四月一日から施行し、平成二十八年度も継続することとしてございます。  2の世田谷区教育委員会の対応状況でございます。1)の小学校第一学年につきましては、法改正による学級編制基準で、全校において三十五人による学級編制を行います。第二学年につきましては、六十三校中十九校が教員の加配の対象となりました。本年度は、全校におきまして学級分割を行い、三十五人で学級編制を行っております。対象の学校は記載のとおりでございます。  2)の中学校第一学年につきましては、都の学級編制基準教員加配により、平成二十八年度におきましては、二十九校中十三校が教員加配の対象となりました。このうち三校が学級分割を行い、三十五人での学級編制を行いまして、十校は学級分割を行わず、ティームティーチングを選択しております。学校は記載のとおりでございます。  3のその他でございますが、今後の少人数学級の推進につきましては、平成二十五年度の国の予算編成におきまして、他の施策の効果検証を十分に行う中で、教職員の定数のあり方全般について検討を続け、国、地方の財政状況を勘案し、必要な措置を講ずることを財務省と文科省の間で合意しており、その後、変更はされていない状況でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 私もこの少人数を進めてほしいという質問をしてまいりましたけれども、特に、昨年度はフィンランドの視察をした報告が教育長からありまして、私はそれに参加しまして、その様子を見るほどに少人数学級というのが学力の面でも本当にすばらしい効果を上げるんだなというのを実感しています。世田谷区もやっぱりそういった方向性を目指しているということで、教育長会でも、そういった要望を出しているというふうに伺っていますけれども、ぜひ区独自で、今、三十九人以上のところに教員を加配するといった部分があると思うんですけれども、本当に三十五人学級に近くなるように、三十九人ではなくもうちょっと前にやってほしいと、三十五人以上になったところにもう一人教員を加配するとか、一学年ずつでもいいので、そういうことを進めていただきたいなというふうに思っています。その少人数学級に対する今後の検討の様子というのはどうなっているでしょうか。 ◎齋藤 教育指導課長 先ほど委員からもありましたように、実際には国の要望、あるいは都の要望ということで、教育長会あるいは学務課長会ですとか指導課長会など、さまざまなところでそういった要望は出しているところですが、法の制定によって行うというような回答が来ているところですので、そこについて、今後も引き続き要望するというのが本区の対応でございます。 ◎堀 教育長 今御質問がありましたが、このペーパーの三番目にありますように、御案内のように、財務省と文科省でそういう議論をしているという状況です。私どもも国や都、教育長会議でも要望はしております。ただ、なかなか一朝一夕にはいかないと。その実現を待つのもまた時間がかかるということもありますので、世田谷区は、財務省、文科省の議論を踏まえながらも、例えば学校包括支援員、発達障害等がふえているということを踏まえて支援員をふやしていったり、間接的な支援というものとか統括指導主事、指導主事をふやしていったり、それと子どもたちの学ぶ力をつけるためにも、学校図書館の委託を進めながら、今回、三十二校になりましたが、そういうような体制を間接的にとりながら、子どもたちが学ぶ環境を整備していくという姿勢もあわせて進めております。 ◆そのべせいや 委員 中学校のほうで学級分割を選択された学校とティームティーチングを選択された学校ということで、これはどなたがどう決まる制度なんでしょうか。 ◎齋藤 教育指導課長 小学校の場合には、御承知のとおり学級担任制でございますので、例えば学級分割をして一クラスふやすとその学級担任がそのクラスの指導をするということで選ぶので、そういった形で、小学校の場合には学級分割を実施する学校が多いというのが実態です。中学校におきましては、教科担任制で指導しますので、例えば学級分割をして、その結果、一人教員をふやすときに何の教科をふやすかというようなことが、その学校の全体の学級規模に応じて、ちょうど適切な教員、例えば社会科を一名ふやそうとか、理科をふやそうとかというような考えで校長が判断します。そうした中、学級分割をせずにティームティーチングをすることによって、二人体制で、例えば理科なんかで実験をするのに、理科の教員を一人ふやして少人数をするというようなことでやるよりも、ティームティーチングでしたほうがいいだろうというような判断があった場合には、こういうふうにすると。その年によって、教員の定数、学校の規模ですとか状況に応じて校長が判断するというところでございます。 ◆風間ゆたか 委員 都の取り組みだから、説明がこれまでなかったのかもしれないですけれども、ことしから担任二人制度、新任教員と再任用の教員と二人が担任をする制度というのが始まったのかなと思いますけれども、これについての報告は今までなかったかなと思うんですけれども。 ◎齋藤 教育指導課長 今の委員の御所見は、学級経営研修生という制度のことかなと思うんですけれども、新人教員に対して再任用の教員がというと、多分そのことだと思うんですが、それについては今年度ということではなく、たしか四、五年前から順次試行していって、ちょうど定年を迎えた教員の中のうち、再任用を希望する教員の数と初任者の数と、ちょうどマッチをしたところにおいて再任用の短時間――再任用のフルタイムで働く教員は定数として、そのまま学級担任をする六十歳を超えている再任用教員もいるんですが、再任用であっても短時間を選択する教員で、毎日勤務しない教員がいた場合に、初任者と一緒にペアを組んで、小学校においては二人で担任をするというような制度がございます。それは正確にはちょっとあれなんですが、たしか五年ぐらい前から始まった制度で、順次行っているところでございます。 ◆風間ゆたか 委員 本年度、区内の小学校でフルタイムの再任用との二人担任制をやっている小学校はどれぐらいあるの。 ◎齋藤 教育指導課長 済みません、説明が悪かったんです。フルタイムの人はペアでやるのではなく一人で、完全にその人も今までの定数と同じように、人数が定数の中で、フルタイムの場合には再任用として行いますので、ペアは組みません。ペアを組むのは、再任用で短時間を選択して、毎日勤務しない教員がいた場合に、初任者と組んで二人担任制というのを組む制度なんでございますけれども、ちょっと正確にはあれなんですけれども、二十名ほどいるかと思います。 ◆風間ゆたか 委員 再任用じゃないのかもしれないんですけれども、うちの子どもの小学校では、一年生にいかにも新人という教員と、見た感じ再任用かなという教員がフルタイムで二人担任制という状況なんです。ほかの小学校でも、うちの子の学級はそうなったという報告を受けていて、そんな制度は今まで聞いてもいなかったし、後の保護者会校長先生から都の制度でそういうことをやっていますという説明があったんです。だけれども、保護者から聞こえてくる声は、どっちが指導しているのかがよくわからない、どっちがメーンなんだみたいな質問もあったりして、すごく混乱をしている。うちの小学校は、今のところ、そんなに問題なさそうな感じなんですけれども、ほかの小学校では、明らかに年配の教員が新人っぽい教員を指導している、上下関係はないはずなのに指導しているという印象で、萎縮しちゃっていて、子どもにいい影響を与えていないんじゃないかみたいな話は聞いたわけですけれども、それについては把握されていますか。 ◎齋藤 教育指導課長 校長先生の説明については後でまた確認したいと思うんですが、制度としては、フルタイムの再任用教員と初任者が組むという制度はございません。勤務的に、もしかしたらほぼ毎日、短時間と言っても月に十六日間勤務いたしますので、ほぼ毎日来ているという状況で、四月の場合なんかは特に春休みなどもございましたので、十六日間という中で四月は毎日勤務していたという状況なのかもしれないなというところがあります。  あともう一つ、制度としては、二人担任制で上下関係はないということなんですが、一人は学級経営研修生という名目で、もう一人は、再任用の方は新人育成教員という、もともと指導される側と指導する側というような関係性はございます。ただ、子どものほうには、担任として徐々にやっていくときに、新人側も、例えば大学を出たての全く講習経験がない方とか、今まで産休代替経験がない方というような条件の中で組んでいるところでございます。  私も校長時代、その制度を活用したことはあるんですけれども、四月当初の場合には、やはり再任用の方がメーンに指導しながら、新人の学級経営研修生のほうはサブ的に見える授業の仕方を行っていました。徐々に教科ごとにふやしていったりして、だんだんにメーンの方がかわったり、あるいは教科によってかわったりというケースの中で、初任者研修の一環としてやっているものでございますので、再任用の新人育成教員がいない学校におきましても、指導教員というのは、学年主任であったり、そのほか教務主任であったりというのがいて、やはり初任者に関しては指導をするという関係がございますので、指導する人と指導される人というのが初任者の場合にいるのは事実でございます。  ただ、今お話がありましたように、それによって萎縮して、うまくできていないんじゃないかというようなことがありましたら、そこについては、制度の狙っているところとちょっと違うようなこともありますので、見え方として、初めての学校、継続している学校もあるんですが、初めてその制度をやった学校の保護者には説明がもしかしたら足りなかったのかなと思いますので、そこはまた確認しながら、校長会にも情報提供したいと思います。 ◆風間ゆたか 委員 そうなんですよね。保護者の視点からすれば、イレギュラーである。普通、担任は一人だ。でも、うちの子のクラス――やっぱり新任の先生というのは特に小学校一年生が多いんですかね。初めて小学校に上がったけれども、なぜか二人担任だとなったときに、どっちかに問題があるんじゃないかという見方をするかもしれないし、イレギュラーであることの不安というのはあると思うんです。それに対して説明がきちんとなされていなければ、これも同様に校長先生に聞きに行くということがなかなかできないという相談だったんですけれども、あると思うんです。今お話を聞いていても、僕が説明で聞いてきた内容ともちょっと違うなとも思うので、学校によって説明が違ったりすると、やっぱり混乱しますよね。なので、きちんとそのあたりは説明責任というか、いい取り組みをしているとは思うので、ちゃんとやってもらえればなと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 (3)損害賠償請求事件の判決について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎末竹 学校健康推進課長 損害賠償請求事件について、平成二十八年三月二十八日に判決の言い渡しがありましたので、御報告申し上げます。  1の事件名でございますが、損害賠償請求事件でございます。  2の事件概要でございますが、平成二十一年五月、当時、区立小学校一年生であった児童が、清掃時間中に同級生三名から執拗な暴行を受けたことにより脳脊髄液減少症等に罹患し、また、原告の両親がこれにより精神的損害を負ったとして、平成二十二年三月十九日に裁判を提起し、①同級生らの父母についてと②小学校の設置管理主体である世田谷区について、連帯して損害賠償等の支払いを求めた事案でございます。  なお、本件は平成二十二年四月二十二日の当委員会に訴訟事件の発生について御報告している案件でございます。  3の当事者につきましては、記載のとおりでございます。  4の判決主文でございますが、原告らの請求をいずれも棄却するというものでございます。また、訴訟費用については、原告らの負担とするものでございます。  5の判決理由につきましては、原告への暴行は執拗なものではなく、また、原告が脳脊髄液減少症等に罹患しているとは認められない。こうしたことから原告らの請求にはいずれも理由がないとして、原告らの請求をいずれも棄却するというものでございます。  また、ここには記載をしておりませんが、裁判所から四月八日に控訴されたということでの連絡をいただいております。書面等がまだ手元に届いておりませんが、裁判の中で相手方の主張をよく検討し、適切に対応してまいります。  報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(4)訴訟事件の発生について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎末竹 学校健康推進課長 それでは、訴訟事件の発生につきまして御報告させていただきます。  まず、1の事件名でございますが、損害賠償請求事件でございます。  次に、2の訴状送達日は、平成二十八年三月七日でございます。  続いて、3の当事者でございますが、原告は当時、小学四年生であった児童で、被告は世田谷区でございます。  次に、4の内容です。原告の主張によりますと、区立小学校在籍中の平成二十一年十二月八日の七時間目の国語の授業中に、教室においてクラスの児童三名のふざけ合いの中、その中の一名が投げた分度器が授業を受けていた児童の左目に当たり、角膜裂傷等の障害を負ったことに伴い、区は教諭等の過失により国家賠償法に基づき損害賠償責任があるとして、慰謝料、逸失利益等合計三千四百十四万円余りを支払うよう求めているものでございます。  なお、本件は平成二十四年五月二十八日に当委員会に事故の発生について報告させていただいております。その後、平成二十六年九月には負傷した左目の症状が固定したとの医師の診断が出ておりまして、日本スポーツ振興センターからは障害見舞金が給付されております。これまで、区としては相手方と誠意を持って話し合いを持ってまいりましたが、折り合いがつかず、今般裁判の訴状が送達されたものでございます。  報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(5)世田谷区立喜多見小学校増築工事について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎佐々木 教育施設課長 それでは、世田谷区立喜多見小学校増築工事について御説明いたします。  喜多見小学校の増築につきましては、世田谷区立小・中学校の適正規模化・適正配置に関する具体的な方策(第二ステップ)に基づき、今後予測される学級数増への対応とともに、特別支援教育の充実を図るもので、平成二十六年に政策決定し、同年七月の本委員会に御報告させていただいております。その後も基本設計、実施設計の進捗に合わせ適宜ポスティングにて情報提供させていただいておりましたが、このたび一般競争入札が行われ、工事請負業者が決定したので御報告するものでございます。  請負契約の内容でございますが、2の契約件名、3の所在地、4の工事概要は記載のとおりで、増築部分の延べ床面積は二千四百十一平米でございます。  添付図面二ページの配置図をごらんください。網かけした部分が今回の工事範囲となります。敷地の東側にある既存校舎を解体し、そこに必要な教室、諸室、特別支援教室を有する増築校舎を建設いたします。また、北側の既存校舎を一部改修し、職員室を拡張いたします。  三ページ以降は、各階平面図と立面図となっておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  かがみのほうにお戻りください。5の請負業者及び契約金額ですが、契約金額は六億五千五百五十六万円、契約の相手方は神興・儘田建設共同企業体でございます。  工期でございますが、契約の日から平成三十年二月二十八日までの予定でございます。  今後のスケジュールでございますが、第一回区議会臨時会に契約案件として提案し、議決後契約を締結する予定でございます。  御報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 これはちょっとわからないのが、現状の網かかっている地図の右側というんですが、右側なんだと思うんですけれども、ここにも一応現存で校舎があって、これを新しいもの、裏のページを見ると幅がふえているように見えるんですけれども、増築というのは、今ある校舎の幅を広げるというかつなげるというか、建てかえるのではなくてふやすということなんですか。 ◎佐々木 教育施設課長 現在ございます東側の校舎を一度解体いたします。現在は片廊下型なんですけれども、それを中廊下型にして、建物の幅としては東側に寄ることになります。この東校舎を解体するものですから、昨年度のうちに既存体育館の東側に仮設校舎を建設済みでございます。 ◆風間ゆたか 委員 これまでこの話はありましたか。仮設校舎を体育館の横に建てるという話とかはありましたか。 ◎佐々木 教育施設課長 二十六年七月の本委員会におきまして、仮設を建設するというのは御報告済みでございます。また、昨年七月、条例等に基づく説明会、基本設計の報告も兼ねてやっておりますが、その説明会を開催しますと、事前に全議員にはポスティングをさせていただきまして、工事工程等も含めて情報提供はさせていただいております。 ◆風間ゆたか 委員 プレハブは極力やめていこうという方針を区長が打ち出していたような気がするけれども、またこのプレハブに戻っちゃっているというのはどういう判断ですか。 ◎佐々木 教育施設課長 プレハブは極力やめていくという方針は以前からありましたが、本格的に持ち出したのが昨年八月の骨太の方針というところでございます。それ以前に、実施設計を進めておりましたというのが一点ございます。あとは、工事の内容的に、今回は仮設を建設せざるを得なかったということがございます。 ◆青空こうじ 委員 喜多見小学校の周りは、世田谷の中でもまだまだ土地がいっぱいあって、これは増築するからには、人数がふえたからやるんだろうけれども、まだまだふえると思うんです。この増築で間に合うのかどうかというのを考えての処理なんでしょうか、ちょっとお伺いします。 ◎佐々木 教育施設課長 児童推計上、二十四クラスまでふえるだろうという予測がございます。増築によって、二十四教室は確保します。あわせてワークスペースを増築棟の中に三教室分、既存校舎のほうに一教室分、合わせて四クラス分を設けておりますので、児童推計以上に児童数が伸びたとしても、その中で柔軟に対応できるかと考えております。 ◆青空こうじ 委員 すぐ近くに喜多見中学校もあるんですが、その前の団地というのは高齢者ばかりで子どもはいない。今、喜多見児童館がすごく元気よくやっているもので、子どもたちが集まって、一生懸命、活発的な報告の児童館の便りなんかも来るんですけれども、先ほども言ったとおり、世田谷区で唯一緑が多くて、空き地があるというのはあの地域だけだと思うので、この増築だけで間に合うのかどうかというのは疑問なんですが、本当にこれでオーケーなんですか。 ◎佐々木 教育施設課長 先ほども申し上げたとおり、四教室分の普通教室へ転用できる教室を用意しておりますので、この中で対応可能と考えております。 ◆青空こうじ 委員 この地域は、まだまだ道路整備が行き届いていないところが多いんです。道が狭いという、あの地域の、砧の、喜多見のまちづくり協議会のほうもどうなっているんだかわからないんですけれども、結構行きどまりがあったり、一方通行があったり、農道がそのまま道路になっているもので、道幅が狭いんです。防災の観点からも、あっちに行ったりするとちょっと危ないな、子どもたちが通学路的にもちょっと危ないような箇所が結構あるもので、そういう点はいかがなんでしょうか。 ◎志賀 教育環境推進担当部長 確かに、喜多見のこの辺の基盤については、まだまだこれからの部分もあろうかなというふうには考えてございますが、通学路につきましては、また別途、学校等と協力しながら安全点検についてはやっているところでございますし、また、町自体が発展してくるにしたがって、さまざまな別のことも起こってくるかと思いますので、そういった点につきましては、そういったまちづくりの観点なんかも十分に連携といいますか、情報を視野に入れまして、学校整備といいましょうか、通学路も含めた安全点検については今後もやっていかなければならないというふうに考えてございます。 ◆青空こうじ 委員 よろしくお願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(6)平成二十八年度学力調査の実施について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎齋藤 教育指導課長 それでは、平成二十八年度に区立小中学校で実施する学力調査について御報告いたします。  お手元の資料をごらんください。実施する学力調査は全部で三種類ございます。一つ目は、文部科学省の全国学力・学習状況調査、二つ目が東京都教育委員会の児童・生徒の学力向上を図るための調査、三つ目が世田谷区教育委員会の学習習得確認調査でございます。  では、それぞれの内容等について御説明いたしますので、一枚おめくりいただき、別紙1をごらんください。  まず、実施の日時についてでございます。実施の時期が早い順にお話ししますと、まず、この表の右側に記載している世田谷区の調査が、始業式翌週にあった十一日から十五日までの間の学校が設定した日でございます。次が左側の文部科学省の調査で、先週十九日の実施でございます。東京都の調査は、七月七日の予定でございます。  対象学年につきましては、国が小学校六年生と中学校三年生、東京都は小学校五年生と中学校二年生、区は小学校五年生以上の全学年で実施しています。  次に、調査内容について御説明いたします。国の調査は、教科としては国語と算数、または数学について、それぞれ知識を問うA問題と活用力を問うB問題の二種類及び学習意欲や学習方法、生活習慣などに関する質問紙調査で構成されてございます。  東京都は、教科としては国語、社会、算数、数学、理科、それと中学校は外国語(英語)について基礎的、基本的な問題と読み解く力の問題及び質問紙調査で構成されております。  世田谷区の調査についても、教科については東京都と同様、小学校四教科、中学校五教科を実施いたしますが、質問紙調査はございません。なお、中学校三年生は九月初めと十月末にも実施します。  各調査につきましては、それぞれの狙いや出題の特徴などが異なっておりまして、それぞれの特徴を生かして調査結果を有効に活用していきたいと考えております。  例えば、国の調査は母集団が大きなデータとの比較ができますので、本区の教育施策に基づく状況について国や都との比較考察などもすることができますし、また、特徴として、質問紙調査と学力の関係などを見ることができます。これらについては、先日、報告書にまとめ、本委員会でも報告したところでございます。  また、東京都の調査は、東京ベーシックドリルと連携した繰り返し学習による基礎基本の徹底を図るなどの工夫がございます。  区の調査につきましては、本区独自の問題ということで出題しておりまして、世田谷区教育要領に示した発展問題なども入れてございます。また、中学校一年生の結果については、出身小学校別のデータとしてまとめて、九年教育に係る学び舎の合同学習確認会議等での検討に生かして、個に応じた指導や学び舎の授業改善に役立てるようにしてございます。また、昨年度からは、児童生徒の習得状況に応じた復習に役立つようなフォローアップシートを作成しております。昨年度は算数、数学のみでしたが、本年度から国語も作成し、基礎基本の定着を図る取り組みを開始いたしました。加えて本年度からは、一人一人の学習状況について経年変化を見ることができるよう、学校や個人へ情報提供する帳票の充実を図ってございます。  それぞれの調査の開始年度や対象教科の変更等の履歴は記載のとおりでございます。  なお、全国学力調査の結果公表につきましては、一昨年度、世田谷区の考え方や取り組みについて教育委員会で決定いたしましたが、本年度もこの考え方を踏まえ、調査の目的である児童生徒一人一人の状況に応じた指導の充実や各学校の授業改善に役立てるとともに、教育上の効果や影響を踏まえて学校ごとの数値や順位の公表などは行わないということにいたします。一方で、区全体の結果の分析については報告書を作成し、各学校の授業改善に役立てるように情報提供していくという考え方でございます。例えば、今後も教育指導課訪問などの際に、各学校に訪問し、これらの学力調査の結果を踏まえた授業改善の取り組みについて協議会等でも話題にして、指導助言をするようにしてございます。  私からの報告は以上でございます。
    石川征男 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 国と都はいいとして、区の取り組みとして、年々ブラッシュアップされてきているとか、経年変化が見られるような取り組みというのはすごくよいことだと思います。  一方で、世田谷区に関しては、中学受験する比率も高いし、五年生からとなると、そういう準備をしている人としていない子との差というのがもう既に出てきちゃっているような状況と考えると、特に算数なんかに関しては、三年生の算数でついていけなくなって、そのままなんていうことがよく言われていることなわけであることを考えたときに、やっぱりそのあたりから今後は見ていく必要があるのではないかなと思いますけれども、少人数対応とかもしていますし、そのあたりはどう考えますか。 ◎齋藤 教育指導課長 今御意見いただいたとおり、これは本区で考えていくことですので、例年、徐々に方法についても改善をと思っているところです。今御指摘がありました算数、小学校三年生ぐらいからというのも一つの考え方と思いまして、もともとこの実施は算数のみで実施したところでございますが、今、教科数をふやしているところでございますが、そういったものも経年変化を分析した上で、また実施学年についても検討していきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(7)教科書発行者による自己点検・検証結果の報告に基づく世田谷区教育委員会の調査結果について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎齋藤 教育指導課長 それでは、教科書発行者による自己点検・検証結果の報告に基づく世田谷区教育委員会の調査結果について報告いたします。  これは、教科書会社が検定申請中の教科書の内容を教員等に閲覧させて意見を聞く会議などを開き、謝礼などを渡していたというようなことについて文部科学省による調査が行われまして、その結果がまとまったものでございます。  それでは、1の調査概要でございます。まず、この調査は、教科書発行者による自己点検及び検証結果がありまして、その発行者が文部科学省に対し報告を行いまして、それに基づきまして、全国の教育委員会において事実確認や教科書採択に関する影響等について調査を実施したものでございます。  では、一枚おめくりください。この資料1というものは、東京都教育委員会による調査結果でございます。さらに一枚めくっていただいたものが、東京都教育委員会が報告した都内の区市町村別の調査結果でございます。  それでは、世田谷区の状況につきまして報告いたしますので、一枚目にお戻りください。  まず、2に示しました類型①と分類されているもので、対価を伴わず、意見聴取等が行われた事案の結果です。これに関係した世田谷区立小中学校の教員は三名で、そのうち、翌年度が採択期間だったケースが二人でございます。なお、これらの教員はいずれも教科書採択に係る調査研究など教科書採択に関与したものはございません。また、本区において当該発行者の教科書を新たに採択したという件数もございませんでした。関与した発行者数は一社でございます。  次に、3に示しました類型②と分類されているもので、意見聴取に伴い、対価が支払われた事案の結果についてでございます。関係した教員は六名で、全て翌年度が採択期間でございました。なお、先ほどと同様に、これらの教員は教科書採択に係る調査研究など採択関与者はおりません。また、本区において当該発行者の教科書を新たに採択したという件数もございませんでした。関与発行者数は二社でございます。  次に、4の教科書採択に対する影響についてでございますが、ただいま御報告いたしましたように、世田谷区教育委員会において見ましては、いずれの事案についても採択に関与した教員はおらず、教科書採択への影響はございませんでした。  最後に、本件にかかわった教職員の今後の対応でございますが、本件にかかわった教職員につきましては、世田谷区及び東京都教育委員会による事実確認等の詳細調査が行われ、順次、調査結果に基づき処分等を厳正に行うものでございます。  私からの報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 処分になった場合は、また御報告をいただけるという認識でよろしいでしょうか。 ◎齋藤 教育指導課長 処分の内容にもよりまして、懲戒処分以上になったものについては規定に基づいて報告しますが、口頭注意などについては報告しない予定でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(8)学校教育における安全に関わる基本的な考え方―運動会における組体操に係るガイドライン―について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎青木 副参事 では、学校教育における安全に関わる基本的な考え方―運動会における組体操に係るガイドライン―について御報告いたします。  資料をごらんください。まず、1、主旨にございますように、全ての教育活動は、子どもたちの安全を十分に確保した上で実施する必要があると考えております。今般、組体操のあり方を中心に、子どもたちの安全の確保が強く求められている現状があることを踏まえ、学校が組織的に子どもたちの安全を確保することを目的といたしまして、運動会の組体操のあり方を中心にガイドラインとしてまとめましたので、御報告するものでございます。  後ほど御説明いたしますが、本ガイドラインの作成に当たっては、昨年十月より校長会と連携して取り組んでまいりました。  2の校長会の認識にもありますように、事故の防止、安全の確保を最優先として、校長会としても組体操の実施の有無や実施内容については、各学校の校長が責任を持って判断すべきと考えております。教育委員会といたしましても、教育活動の計画や実施に当たりましては、子どもの実態を一番把握している現場の責任者である校長が自校の児童生徒の実態や教員の体制、指導力を十分踏まえた上で、内容や方法などについて適切に判断し、決定する必要があると認識し、本ガイドラインに位置づけております。  次に、3の経過及び今後の進め方について御説明いたします。  教育委員会といたしましては、1)、昨年十月に組体操等の演技種目における事故防止についての通知を出して、組体操の実施に際しては、児童生徒の実態を踏まえた計画の立案、事故防止の観点から指導計画の作成とそれに基づく指導、保護者に対する説明などについて留意するよう周知徹底いたしました。これを受け、2)になります校長会担当者が組体操のあり方や事故防止について意見交換を行い、検討を始めました。その後、教育委員会関係者が加わって協議を続け、3)、本年二月に作業部会にて本ガイドラインの骨格となるものをまとめ、4)、三月二十三日に教育委員会に本ガイドラインの案を報告し、全校へ示しました。この時期の周知となりましたのは、次年度すぐに春の運動会を開催する学校がある中、組体操実施の判断基準を年度内に示し、学校の検討を促すためでございます。  7)、平成二十八年四月当初に、新任、転入など異動の校長を含めた小学校、中学校の合同校長会等において、本ガイドラインの趣旨を再度説明いたしました。8)、今月十八日と明後日、二十七日になりますが、二回、組体操の実施校の指導責任者を対象に実技講習会を実施いたしました。内容は、組体操の目標設定などの考え方から基本的なわざについてのポイント、安全確保のための指導上の留意点などでございました。第一回目につきましては、教員が七十名以上参加いたしまして、実際に補助倒立や肩車、あるいはピラミッドやタワーといった組み立てのわざの基礎について、実技とその補助の役も体験しながら、組体操の実践的な指導方法を学びました。この講習会参加者は、各校に戻って、校内で学年団など指導に携わる全ての教員に内容を確実に伝達するようにいたしました。また、この講習会の際に、指導資料としてモデルとなるものを配付し、各学校の指導計画等の参考になるようにいたしました。各学校は、自校の指導計画を検討、作成し、教育委員会では、それを提出させて、ガイドラインにのっとった内容になっているか等を点検し、必要に応じて助言してまいります。これらの取り組みから、区内全ての組体操実施予定校が指導方法の理解を深めた上で、安全に十分配慮した指導の充実徹底を図ってまいります。  では、組体操の実施について、判断基準等について御説明いたします。ガイドラインの二ページをごらんください。  初めに、各校の校長は、ここにあります①の児童・生徒の実態から⑤の保護者や地域の声までの五つの視点で自校の実態を分析し、実施するかどうか一回目の判断を行います。ここで実施の方向で進めると決めた場合には、下の2)に進みます。ここで校長は、実線の四角にあります①と②の内容を踏まえて担当教員に指導計画の作成を命じます。指導計画の内容については、点線の四角にございます①から⑧の内容を例示いたしました。校長は、作成された指導計画について、二ページ下の3)から示されております、次のページまで行っておりますが、十五の項目、あるいはこの三ページの中段にあります(2)の留意例などに照らし合わせて、指導計画の内容を分析した上で、安全に実施できるかどうか、最終の判断をいたします。繰り返しになりますが、教育委員会としても、学校が作成した指導計画については内容の点検を行ってまいります。  次に、四ページの4、まとめをごらんください。組体操の実施に際しましては、重大事故を発生させないとの心構えと万全の体制をつくることが大切としております。一方で、万が一、事故が発生した場合には、学校安全マニュアルに基づき適切な初期対応を徹底し、保護者への丁寧な対応にも努めてまいります。教育委員会では、安全な教育活動に向け、本ガイドラインを活用した取り組みなどについてPDCAサイクルで改善して進めてまいります。  最後に、恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。  先ほどのまとめにも重複することがございますが、平成二十八年度の対応といたしましては、春の運動会実施校における実施状況の把握と分析について校長会と連携し、より安全に実施するためのさらなる改善点の検討を通して、本ガイドラインの一層の充実を図ってまいります。また、学校における事故情報の活用を一層進め、事故発生時の対応の徹底も図ってまいります。  報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 先ほどちょっと触れましたが、このガイドラインを見る限りでは、やると判断する場合には、相当な計画性だったり、リスクマネジメントをしなければならないなという印象なので、すごくよくできていると思うんですけれども、それでもなお、今年度、組体操をすると言っている小学校は何校あるんですか。 ◎青木 副参事 現在、こちらで把握しているところでございますが、本年度につきましては、全体で四十八校が実施の予定というところでございます。これは中学校一校を含めてございます。 ◆風間ゆたか 委員 六十四校中四十七の小学校がやるというのは、ちょっと予想よりも多くて驚いていますけれども、ある小学校の校長から保護者への説明のときには、ほかにやるものがないという話だったというのが耳に入っているんです。でも、このステップで考えていったときに、ほかのやるものがないから組体操なんだというのは説明が通らないと思うんです。重々検討した上で組体操を実施するということなんでしょうし、ほかにないからこっちに進むというステップはないと思うんです。と考えたときに、そのお話を聞いて、ほかに何ができるかと検討している学校もある一方で、ないから組体操なんだというのは、本来のリスクマネジメントの観点から言ったらあり得ないことだと思いますし、それで保護者が事故に対して不安を抱え続けなければならないということが続くんだとすると、今回、このガイドラインをつくったということの趣旨も満たされていないと思うんです。そのあたりは、きちんと教育委員会のほうでチェックする体制にあるんでしょうか。 ◎青木 副参事 今委員お話のとおり、内容については、今実施と申し上げたものについては、いわゆる集団演技、表現の種目の中で、組体操の要素も含めたという学校を入れての数でございます。要素と申しますのは、二人わざの倒立ですとか肩車なども含めて、表現の演技の一部の中でそれがあるものを含めた数でございます。 ◆風間ゆたか 委員 でも、やるという判断をしているということは、今後、この計画をきちんとつくって、教育委員会はチェックしていくということなんですよね。それについては、校長が保護者会等で、教育委員会がこういうふうに考えていることだったりとか、安全に配慮するための取り組みを世田谷区の教育委員会としてステップを踏んでいるということをきちんと説明しないままやっている可能性が結構高いのではないですかという懸念なんですけれども、そのあたりは校長会等できちんと保護者に対しての説明をするようにということは言っているんですか。 ◎青木 副参事 今お話がありましたように、校長に対しては校長会、それから小中別の校長会、副校長会などでも、この趣旨については説明をしてございます。それから、内容についても、先ほど点検はというようなお話もございましたが、より具体的に指導にかかわっての内容が出てまいりますのが指導計画になりますので、そちらをこちらで点検をしながら、ガイドラインに沿っての判断であるものなのか、内容等については点検をし、必要に応じて指導してまいりたいと考えております。 ◆風間ゆたか 委員 これだけ大きな事故が起きているということで、しっかりとガイドラインをつくって、それでもやるんだという判断をするということは、それなりの覚悟を持って校長はやるんでしょうから、きちんと教育委員会のほうでもリスクの高いことに取り組むという学校に関しては注視していく必要があると思うんです。ぜひとも、それでもなおやるという学校に対しては、状況を把握してもらえればなと要望しておきます。 ◆そのべせいや 委員 恐らくこちらに記載があるものは、何となく皆さんが意識の中で共有をされていたことがほとんどなのかなと思うんですけれども、逆に追加をされたような内容というのはどちらになりますか。今までなかったもの、画期的といいますか、新しく加わった要素というのは、どのような点になりますでしょうか。 ◎青木 副参事 御指摘のように、多くのものはこれまでも学校の中で確認をされたり、指摘をし、計画などに盛り込んでいたものでございます。内容として、例えば二ページの2)の指導計画の内容例などについては細かく指示をしたものもございますし、めくっていただいて三ページ、(2)については、②あるいは①、④というようなところで、指導計画、実際に演技などを考えていく中でも、こんなことを留意をしてはというような例を示して、これまでの組体操、それこそ先ほどのお話ではないですが、単なる従前のものでなくというようなところでは考えているところでございます。あるいは、この内容の中で、実技の講習会なども実施しているところでございますが、若手の教員などもいる中で、実際に運動のわざの試技、補助をするというようなことも実技的に実際にやってみながら学んでいるというようなところで、事故防止に努めているところでございます。 ◆そのべせいや 委員 もう一点、ちょっとお伺いをしておきたいんですけれども、先日、母校の小学校の卒業式に伺った際に、六年生がみんなで楽しかった運動会みたいな形で、皆さんで、何と言うんですか、呼びかけみたいなことを行われていた中で、一番大きな声で、運動会のピラミッド頑張ったみたいな呼びかけを五年生もいる場でされていたのが非常に印象的だったんです。そういうことも含めて、そういうようなことがあれば、来年、やっぱりピラミッドであるとか組体操はすてきなものであり、来年、私たちも六年生になったらやりたくなるような状況を学校として、その呼びかけの台本を仮に六年生が書いているなら、まだ理解をできるんですけれども、台本は恐らく教員の方が書かれていると思うんです。一言で言ってしまうと、やるように誘導をしているように見えてしまうというか、すてきさを強制をしているんじゃないかなというふうにもとれてしまうようにも思えてしまいますので、あくまでも安全性であるとかを踏まえて、学校には中立な立場でいていただくべきなのかなというふうに考えているんです。長くなってしまったんですが、いかがでしょうか。 ◎青木 副参事 お話のとおり、まず、六年生の呼びかけについては、子どもたちの声を聞き取りながら、学校で作成しているものかと考えます。実際に、子どもたちの六年間の思い出の中では、強く達成感ですとか協力し合えたというところで心に残るものかと思っております。しかし、これまで行っているということだけではなく、お話のように、中立的、総合的に子どもたちの実態や教員の指導体制、指導力を判断しながら、安全確保を第一に考えながら計画、練習のほうを進めていくというところがこのガイドラインの活用の趣旨でございます。 ◆加藤たいき 委員 先ほど四十八校実施予定だというふうにおっしゃっていましたが、これは保護者、地域の声を吸い上げた上での実施の予定なんですか。 ◎青木 副参事 学校では、こちらに示しておりますように、実施について保護者の方に丁寧に説明をしておりますので、説明について保護者会等で御説明している状況でございます。 ◆加藤たいき 委員 具体的に保護者の声は、例えばどんな声があるのかちょっと聞きたいんですけれども、それは把握しているものなんですか。 ◎青木 副参事 その際に出ました保護者の声については、現在は把握しておりませんが、この後の実施の中で、実施状況等調査を含めて把握していく状況でございます。 ◆加藤たいき 委員 しっかりと保護者の声がどういうものなのかというのは認識しておいたほうがいいと思いますので、それがわかり次第、私たちにも届けていただきたいなというふうに思います。 ◆三井みほこ 委員 今、さまざま質問が出ていましたけれども、四月九日にガイドラインの趣旨説明をして、実技講習会、実施ともう決めて、講習会を受けたのが、既に四月十八日に七十名以上参加したという御説明だったんですけれども、この判断までの時間的なものはちょっと短いなと思いました。ガイドラインを見て、自分の学校はどうするかというところに、一ページの下に校長が判断、説明してありますよね。3の(1)の判断の進め方とか、一ページ、二ページに出ていますが、これだけのことをこの短い期間にやって判断するというのは時間的に結構難しいなというのと、実施の方向で進めるという決断と、実施しない場合に、組体操以外に例えば何があるんだというような提示というか、こういうのもあります、こういうのはどうでしょうみたいな、少し参考になるような演目があれば、いろんなふうに考えられるかなとも思ったんですが、その組体操以外の演技についてのこういうものもありますよみたいな説明とかはあったんでしょうか。 ◎青木 副参事 まず一点目ですが、実技講習についてですが、こちらについては、内容を検討していたり、あるいは決定に向けてというところ、未定のところも参加をしながら、その中で指導に関して各学校での状況なり、指導力を高めるという機会を設けてございます。その中で判断をしているというところだと思います。それから、ほかの種目、演技等の提示については直接はしておりませんが、今見ていただいたように、三ページの下のところに出ています。例えば民舞などは各学校でも周知しているところかと思いますので、そのような点については、例示として示しております。 ◆三井みほこ 委員 この講習会は、実施と決めても決めていなくても出たということですよね。そうしたら、一点、聞きたいのは、小学校で四十七校というのがこの二十五日時点で報告があったということは、ガイドラインが出てから、いつ最終的に決めたのかということが一点と、あとは、先ほどの三ページの民舞等にも取り入れて実施と判断した際に、実施と判断して、その中に、多分いろんなバリエーションとして、民舞も取り入れながら組体操のいろんなバリエーション、そういうのもあります。多分、組体操の高さだけを競うのではなく、そういうのもありますよという、やる方向性の中のバリエーションとして示してくれているものだと思うんですけれども、そうではなくて、もしやらないとしたら、達成感があったりとか、困難だけれどもやり遂げる種目としては、何かほかにこういうのがあるというのがあるのかないのか、その辺が気にはなったんですけれども。 ◎青木 副参事 今お話がございましたように、特に具体的にこういう演目がというところではお示ししておりませんが、こちらに出ているような、三ページ、今見ていただいたような、例えば集団で素早く統一の動きをするというような形での表現の種目と言うんでしょうか、演技はございますので、そうしたことを例えば音楽に乗せてですとか、語りに乗せてですとかというようなところで検討はしているところであると考えます。 ◆三井みほこ 委員 さっき質問した再度のあれで、最終的にいつ学校は決めたんでしょうか。 ◎青木 副参事 決定については、こちらの内容を固めていった指導計画をゴールデンウイーク明けぐらいに提出としておりますので、そのあたりがまず確定的な判断になるかと考えております。 ◆三井みほこ 委員 わかりました。学校行事は日程的なものはとてもタイトなので、なかなか難しいかと思いますが、組体操をやるならやるという判断で、このようなガイドラインに沿って、本当に丁寧に、安全にやっていただきたいと思います。多分、それ以外にこういうのがあるよというのが、いろんなところの運動会なりなんなりを研究する、先生方もそういう時間はないかもしれないんですが、新たな動きがあってもいいのかなと思います。なので、その辺のことを、私たちもそうですけれども、教育委員会とか、皆様、携わっている方、アンテナを張って、いろんな選択肢の参考のものを探すことも一つのあれだと思いますので、両立てでやっていただきたいと思っています。よろしくお願いします。 ◆上川あや 委員 先ほど区教委のほうで把握をされている組体操を実施する予定の学校が四十八校、うち四十七校が小学校ということだったんですが、これは、それまでに比べると数は減っているというふうな理解でよろしいんですか。 ◎青木 副参事 昨年度から比べますと、こちらは減ってございます。 ◆上川あや 委員 ちなみに、昨年度の数もおわかりであれば教えていただければ。 ◎青木 副参事 昨年度は、小中合わせ六十校になります。 ◆上川あや 委員 先ほど表現として、要素として二人で倒立をするようなものも含んだ数だということをおっしゃられていらっしゃいました。そういう例示を聞くと、それほど危険度が高いわざを要求しているというふうには聞こえないというところはあったんですけれども、ただ、要素としてとおっしゃっていることの結果が、じゃ、これまでと比べて低荷重のわざがふえて、四十七校とおっしゃっているのか、荷重が減った方向がふえて、その中で四十七校と言っているのか、全体の評価をどう下していいのか、数だけ言われてもよくわからないなと思ったんです。感触などあれば、教えていただきたいんですけれども。 ◎青木 副参事 今お話しいただいたように、内容については固まり切れていないところで、学校として当初の予定、あるいは計画というところで出ているところでございますが、大きく組み立てるものについて、高さなどを求めるのではなく、より安全な方向ということでの計画が進んでいるというふうに捉えてございます。 ◎堀 教育長 今、上川委員からお話がありましたが、四月に特別区教育長会がありまして、国や都も見解を出しておりますので、意見交換をさせていただきました。  組体操の事故で、やっぱりタワー、大阪に端を発したタワーですけれども、ああいうタワーとかピラミッドでは大きな事故は起きていないんです。むしろ倒立、サボテンというような、意外だというようなところで事故が起きているというのが、特別区教育長会後、調査を行われた結果ということが出ておりました。私どもは、それは織り込み済みで進めておりましたので、今回は昨年の十月から、一定の校長会に考え方を出し、ガイドラインをつくってまいりました。したがいまして、昨年よりは数が減りましたが、学校長責任のもと、それと今回初めて実技講習会を行いまして、十八日には七十名教員が参加して、研修しておりますので、今回の件は、学校長はもちろん安全性を第一に考えて取り組んでおりますので、この結果を踏まえて、ガイドラインの一層の拡充を図っていきたいと思っておりますし、この間、議会でもいろいろ御意見いただきましたが、学校安全対策マニュアル、それから事故処理等について、関連性を持って子どもたちの安全を第一にするような体制をとっていきたいというふうに考えております。 ◆風間ゆたか 委員 教育長、今の発言はだめだな。タワーで大きな事故になっているケースが今話題になっているし、裁判になっているから、区内ではタワーでも骨折が起こっているし、それはやっぱり大きな事故になっていないということがもし発信されちゃったとしたら、やられちゃう可能性があると思うんです。都内では骨折ぐらいで済んでいるかもしれないけれども、保護者視点からいったら、ピラミッドをやって、運動会で骨折した、またはその準備のときに骨折したといったら結構大きなことだと思うんだよね。そこはもう少し慎重に、ピラミッドだとかタワーというのは検討していかなきゃならないと僕は思います。意見でとどめておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(9)「東京都野毛大塚古墳出土品」の国重要文化財指定について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎土屋 生涯学習・地域・学校連携課長 世田谷区で所蔵しております野毛大塚古墳出土遺物について、国の文化審議会で、国の重要文化財に指定する旨の答申がなされたとの連絡がございましたので、御報告いたします。なお、世田谷区が所蔵する資料が国の重要文化財に指定されますのは、本件が初めての事例となります。  それでは、お手元の資料に沿って御説明させていただきます。  1の野毛大塚古墳についてでございます。野毛大塚古墳は、区立玉川野毛町公園にある帆立貝式の前方後円墳であり、東京都指定史跡に指定されております。また、埋葬施設から出土の銅鏡や武具などは考古資料として東京都指定文化財となっております。  続きまして、2の指定理由についてでございます。野毛大塚古墳の出土品の特徴としましては、多種多量の鉄製品が出土していることであり、その質、量は東日本における中期古墳の出土品としましては他に例を見ないものでございます。武器、武具を主とした多種多量の鉄製品及び農工具類を主とした石製模造品は、この時代に特徴的である大量副葬の東日本における具体的な例として貴重であり、重要文化財の指定基準に合うとされたものでございます。  恐れ入ります。裏面をごらんください。3の「東京都野毛大塚古墳出土品」についてでございます。今回、重要文化財に指定されましたものは、別紙にございます「東京都野毛大塚古墳出土品」目録及び、後ろのページにございます別紙2以降にございます野毛大塚古墳出土品写真等に載っております。ごらんいただけますでしょうか。  恐れ入ります。かがみ文の裏面にお戻りください。4の今後の予定でございます。本年四月十九日から五月八日にかけまして、東京国立博物館で出土品の一部が展示されております。この後、八月から九月にかけまして官報で告示され、正式に国指定重要文化財になる予定でございます。  5の今後の活用についてでございます。現在策定に取り組んでおります(仮称)世田谷区文化財保存活用基本方針の検討とあわせまして、今後の活用についても検討してまいります。また、今年度、郷土資料館におきまして、野毛大塚古墳をテーマとした特別展を行うとともに、野毛大塚古墳に関するシンポジウムを玉川区民会館にて開催する予定です。これらは(仮称)世田谷区文化財保存活用基本方針のプレイベントとして位置づけ、実施する予定でございます。  私からの報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 (10)世田谷区立経堂図書館の指定管理者の選定について理事者の説明をお願いいたします。 ◎會田 中央図書館長 世田谷区立経堂図書館の指定管理者の選定について御説明させていただきます。  初めに、主旨ですが、世田谷区立経堂図書館の一部業務委託が平成二十九年三月をもちまして終了を予定しておりますことから、平成二十九年四月より指定管理制度を導入する指定管理者の候補者を選定するものでございます。  2の指定管理者制度を適用する施設は、記載のとおりでございます。  3の指定管理者制度適用の理由、効果でございます。公立図書館は図書館法の規定により「入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。」とされる施設でございます。また、これまでの間、議会からもさまざまな御意見をいただき、全庁的にも官民連携検討委員会等、指定管理者制度の見直しについて検討が進んでいるところでございます。これらの状況を踏まえつつ、指定管理者制度には、図書館業務運営の効率化、あるいは図書館サービスの質及び量的向上、また、新しい図書館サービスの導入といった適用効果があるものと考えております。指定管理者制度の運営に係るモニタリング評価の導入等、政策経営部と連携調整しながら丁寧に対応してまいります。  4の指定期間は、平成二十九年四月一日から平成三十四年三月三十一日までの五カ年を予定しております。  5、指定管理者候補者の選定方法につきましては、条例の規定に基づき、公募による選定といたします。  6の審査体制でございますが、記載の内容にて審査を行う予定としております。  7の選定基準ですが、選定基準につきまして、条例で規定する記載の選定基準に基づき選定してまいります。  恐れ入りますが、裏面をお開きください。8のスケジュールでございます。今後のスケジュールでございますが、本年七月までに事業者選定を行い、第三回の区議会定例会にて指定管理者等の提案を行い、二十九年四月より指定管理業務を開始したいと考えております。  説明は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 日本共産党は、この指定管理者の導入に当たって、これ自体に反対してきましたけれども、公的な図書館の役割というのを担保するためのやり方について言ってきましたけれども、ガイドラインのようなものをつくるよう求めてきましたけれども、これについてはどのように進んでいるでしょうか。 ◎會田 中央図書館長 これまでさまざまな御意見をいただく中で、ガイドライン的な要素につきましては、業務要求水準書の中であらわしていく、入れていくということを御答弁させていただきました。今回の業務要求水準書の中で、その要素でございますが、図書館業務の詳細を記載する前に、区の役割というようなことで、例えばですが、選書や除籍は区が行っていくということを明記したり、あるいはモニタリング評価をきちんと行っていくということに関しましては、事業者自身の評価、区の評価がございますが、区の中でも、日常的な業務報告や執行状況の監視だけじゃなくて、財務、労働環境、あるいは第三者評価というようなことをやっていくというようなことをきちんと記載するというところで、ガイドライン的な要素について、水準書の中にきちんと記述するということを考え、今、最終段階に入っているところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 その内容はいつ御提示いただけるようでしょうか。 ◎會田 中央図書館長 ただいまガイドラインの業務要求水準書のエッセンスのことだけお話しさせていただきましたが、業務要求水準書につきましては、この後、五月に入りまして、公募を開始するときに添付する資料でございます。業者に一斉に開示するものでございますので、五月の公募開始のときに公開するものということで、公平公正の原則等から、事前の公開ということは考えておりません。公募のときに一斉に公開ということを考えているところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 その場合、こういった項目が必要ではないかといった意見などはどのような形で反映されるような手続を私たちはとれるでしょうか。 ◎會田 中央図書館長 今回におきましては、まずは、経堂図書館の業者の選定という段階で、そういったガイドライン的な要素について行っていくということを明記しているというところでございます。今後、こういった評価というのはずっと続いていくものというふうに考えておりますので、またさまざまな意見をいただいて、修正、ブラッシュアップしていきながら、ずっと続いていくものと、それはこの後、選定だけじゃなく、九月に議決をいただければ、その後の協定を結んでいく手前のところであるとか、また、運営に入りましても、この評価というのは続いていくものでございますから、そういった中でどんどんいいものにしていきたいというふうに考えております。 ◆諸星養一 委員 世田谷の図書館が一部業務委託をなさると、あわせて経堂図書館の指定管理、我々に言わせれば、そういうふうに従うと、正直言って、ようやくなのかという思いです。ただ、今、館長おっしゃっているように、業務水準の問題等もこれからしっかり取り入れながら、今後の図書館サービスをどう示していけるのかということが課題になっておるかなというふうに思っておりますので、これを機会に、来年度以降、さらなる指定管理の問題、民間委託に対してきちっと提示をしていただいて、議論をさせてもらいながら、その計画的な進行をぜひとっていただきたいということを要望しておきます。 ◆そのべせいや 委員 確認なんですけれども、一部業務委託はいつから開始になっていますか。
    ◎會田 中央図書館長 先ほど二月のこの場におきまして、予定ということで報告させていただきましたが、世田谷図書館の一部業務委託につきましては、本年四月一日よりスタートしておりまして、まずは、現在の仮事務所の運営及び九月に向けた新館の準備に取りかかっているところでございます。 ◆そのべせいや 委員 済みません、聞き方が悪かったです。経堂図書館の一部業務委託の開始はいつからでしょうか。 ◎會田 中央図書館長 経堂図書館におきましては、平成十八年度より一部業務委託を行っているところでございます。 ◆そのべせいや 委員 今回、指定期間が五年間ということだと思うんですけれども、そのときも五年間、五年間の業務委託の選定が行われたという認識でよろしいですか。 ◎會田 中央図書館長 経堂図書館におきましては、平成十八年度かということをお話しさせていただきました。現在の契約につきましては、五年間の長期継続契約ということで、二十四年度からの契約となっております。ただ、当初におきましては、図書館の一部業務について長期継続契約という考えではございませんでしたので、一番最初は単年度契約から始まったというふうに記憶しております。 ◆そのべせいや 委員 それを踏まえて五年間の指定期間というのが適している期間だという認識で、今回、指定期間が五年間という認識でよろしいですか。 ◎會田 中央図書館長 指定管理におきましての指針等もございます。その中で、指定管理については五年というのが一つの基準になっているかと思います。図書館におきましても、ある一定期間が継続的な業務、専門性を保っていくためには一定期間、五年というのがふさわしく、ただし、それ以降の更新につきましては、もう一度、見直すという形で五年というのがふさわしいのではないかというふうに考えているところです。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に移ります。(11)その他です。何かございますか。 ◎會田 中央図書館長 口頭でございますが、平成二十八年度子どもの読書活動優秀図書館表彰について御報告させていただきます。  子どもの読書活動の推進に関する法律で、四月二十三日を子ども読書の日と定めております。文部科学省では、この子ども読書の日を記念した取り組みの一つとして、子ども読書活動に関してすぐれた実践を行っている図書館を表彰しております。平成二十八年度におきましては、世田谷区が実施したおはなし会や調べ学習支援の継続的な取り組みや、子ども読書の日や家庭読書の日の記念講演会、ボランティア講座等の取り組みが評価されて、東京都内からは、西東京市図書館と並び世田谷区立図書館が表彰を受けることとなり、おとといの四月二十三日にオリンピック記念青少年総合センターで表彰式がとり行われたところでございます。  報告は以上でございます。 ○石川征男 委員長 ただいまの理事者の説明に何か御質疑はありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川征男 委員長 特になければ、報告事項の聴取を終わりにいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に、2資料配付についてですが、レジュメに記載されたとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほどごらんください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、五月二十五日水曜日午前十時から開催することで予定しておりますが、いかがでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川征男 委員長 それでは、五月二十五日水曜日午前十時から開催することにいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川征男 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川征男 委員長 特にないようですので、本日の文教常任委員会を散会させていただきます。     午前十一時五十一分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   文教常任委員会    委員長...