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  1. 大田区議会 2018-09-19
    平成30年 9月  こども文教委員会-09月19日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 9月  こども文教委員会-09月19日-01号平成30年 9月  こども文教委員会 平成30年9月19日                午前10時00分開会 ○岡元 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  本日の審査予定について申し上げます。  昨日の委員会で確認させていただきましたとおり、本日は、付託議案の討論・採決、そして新規に付託されました陳情の取扱いを決定いたします。  その後、補正予算及び未来プランの説明及び質疑を行います。続いて、本日分の所管事務報告の説明を受けた後、昨日報告分も含めた所管事務報告についての質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  まず、本委員会に付託されました、議員提出議案を含む3件の議案の審査を行います。  第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例ほか2件を一括して議題といたします。  質疑は、前回行っておりますので、本日はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 それでは、3件全ての議案の質疑を終結いたします。  討論を行います。  討論は、3件の議案を一括して、大会派から順次お願いいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いします。 ◆鈴木 委員 自由民主党大田区民連合は第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例に関しましては、生徒が受ける工事の影響を最小限にとどめ、十分な環境整備に配慮していただくことを要望し、賛成をいたします。  第91号議案 大田区立図書館設置条例の一部を改正する条例は、仮設からの移行も含め、利用者の利便性をしっかりと確保した施設移行を要望し、賛成といたします。  最後に、議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例でございますが、人口統計からの算出で、小中学校あわせて2億5,000万円ほどの予算を見込んでいるとの説明がなされました。しかし、小学校2万円、中学校3万円の差額の根拠も、お年玉の差額を例にするなど根拠が非常に乏しく、また、支給方法に関しても、周知方法に始まり、申請の様式や支給までのスキームは今後検討するとの答弁が示すとおり、あまりにも未完成な条例と言わざるを得ません。また、私立学校に進学する児童・生徒に対する支給までの流れに関しても明確な答弁が全くなされず、現状の提出に関しては反対をせざるを得ないと判断し、反対といたします。
    ○岡元 委員長 次、公明。 ◆椿 委員 大田区議会公明党は、第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例及び第91号議案 大田区立図書館設置条例の一部を改正する条例に賛成、議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例に反対の立場から討論いたします。  まず、第90号議案は、大森第七中学校の校舎改築工事に伴い、仮校舎となる第2グラウンドに住所が変わるため、条例を改正するものです。平成35年度(2023年度)竣工予定でございますが、生徒たちにとっては一度きりの中学校生活です。仮校舎で3年間を過ごすことになる生徒たちに対する細やかな配慮とともに、工期の遅れなどないよう、要望しておきます。  第91号議案は、大田区立六郷図書館改築竣工に伴い、現在の場所から移転するため、条例の一部を改正するものです。移転作業のため、平成30年11月1日から12月13日まで臨時休館とするものの、11月1日から14日まで、返却、予約図書の受け取りなど、一部のサービスは継続すると伺いました。できるだけ利用者の皆様への配慮はもちろん、新施設での円滑な開館を要望します。  最後に、議員提出第12号議案は、子育て支援の一環として小中学校特別支援学校等に児童・生徒が入学する際、入学祝金を支給する条例ですが、第3条の小学生が2万円、中学生が3万円との金額の根拠が曖昧であり、差額の根拠がお年玉を参考にしたとの判断は理解できません。また、支給方法も申請による支給なのか、学校を通した支給なのか、また、私立中学校等の場合の事務手続など不明瞭な部分が多く、十分な検討を尽くされたとは感じられません。さらに、支給後の用途についても子育てに限定されず、保護者への現金支給とも受け取られかねないという不安定さもあり、到底採択できるものではありません。 ○岡元 委員長 次、共産。 ◆菅谷 委員 日本共産党大田区議団は第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例、第91号議案 大田区立図書館設置条例の一部を改正する条例、議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例に賛成します。  まず、意見を述べさせていただきます。第90号議案は、大森第七中学校の一時移転のため住所を変更するための改正であり、賛成です。工事期間中、近隣の住民の方、児童・生徒の安全の確保、そして児童・生徒の学習環境やスポーツ環境が保障されること、また、常々課題となっている運動場の防護ネットなどの設備の補充など、充実されることと、それから教室をはじめ体育館の冷房化、バリアフリー化インフラ長寿命化基本計画など参考にした、学校施設になることを要望します。  第91号議案は六郷図書館を移転するための条例であり、賛成です。図書館は住民が読みたい、知りたい、調べたいことについての資料の提供や、情報の提供を専一にする機関であり、住民の生活、生業、学業にとって欠かせない行政事務です。図書館法や、地方教育行政の組織及び運営に関する法律で設置する公立図書館を国は、今後その所管を教育委員会に限定しなくてもいいような動きもしております。また、運営の指定管理者制度など様々な課題を抱えていますが、住民の学習権を保障する図書館として、区がしっかりとした考えを持たれることを要望します。  議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例は党区議団が出した条例であり、児童・生徒が成長し、そして入学をお祝いする条例ということで賛成いたします。 ○岡元 委員長 次、無印。 ◆三沢 委員 たちあがれ・維新・無印の会は、ただいま上程されました第90号議案、第91号議案ともに賛成し、そして議員提出第12号議案にも賛成いたします。  第90号議案は大森第七中学校の一時移転に伴う条例改正であり、第91号議案は六郷図書館移転に伴う条例改正であることから異論はございません。一つつけ加えさせていただくなら、今後、学校建て替えが発生する場合には、仮校舎にかかるコストをなくすことができる新校舎への完全移転も視野に入れて、複合施設化などとあわせ、多面的にご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。  議員提出第12号議案は子育て支援の一環として、小中学校特別支援学校等に児童・生徒が入学する際に入学祝金を支給することにより、入学を祝し、もって健全な子育ての推進に資することを目的としています。入学時は、新たに買いそろえなくてはならない学用品が多く、どうしても出費がほかの年より増えてしまいます。そんな子育て世代を応援することは、受益者の大田区愛を醸成し、ひいては本区への定住促進に期待が持てると考えます。昨日の質疑では、条例の細部でも、もう少し煮詰める必要性を感じましたが、そこは担当部署と一緒に煮詰めればよいと考え、本議案に賛成をいたします。 ○岡元 委員長 次、緑。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例、並びに第91号議案 大田区立図書館設置条例の一部を改正する条例に賛成します。この際、一言意見を述べさせていただきます。  大森第七中学校改築グラウンド仮設校舎を建設するため、位置を変更するための改正であり、賛成いたします。大森第七中学校は、近隣の方々との合意形成のため、実施設計に時間を要してきました。さきの議会で、仮設校舎リース減額補正、工期の見直しなど報告されましたが、グラウンド仮設校舎が建設されるため、生徒の運動量がどうしても少なくなるなど、課題も多々ある建設の期間でございますので、その点を十分配慮して授業を行っていただくよう要望して、賛成といたします。  区立図書館設置条例の一部を改正する条例ですけれども、六郷図書館は6年前に老朽化しているということで、改築にあたり隣地にて建設という計画が議会に報告され、ようやく開設に至ることとなります。区では、区立図書館の今後のあり方について検討会を重ね、報告書を提出してきましたけれども、その中で、老朽化した図書館の改築にあたり、地域特性を生かした情報拠点として機能向上を図ること、そして、子どもから高齢者まで、区民の学びの場として環境整備することを掲げておりました。  六郷図書館は、児童や一般などの団体利用が区立図書館の中でも大変多い図書館であり、地域の方々が待ち望まれていることと思います。昨日のご説明で施設のバリアフリーはもちろん、授乳室や子ども室など、子育て世帯への配慮のなされたと図書館と報告を受け、地域に愛され、一層利用者が増えていくことを願います。  区内16の図書館は、各分野を分担して収集しておりますけれども、六郷図書館が担う社会科学や政治などの充実はもちろんのこと、区立小学校との連携、さらに障害者も利用できる視聴覚設備の充実など、地域の方が利用しやすい運営と丁寧なレファレンスを要望し、賛成といたします。  続いて、議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例について反対いたします。  子どもたちの入学を祝うというご提案の気持ちはとてもよくわかるのですけれども、子どもたちを取り巻く課題など、今の施策の中で改善したい内容があります。例えば就学援助です。2013年から生活保護の引き下げで、他の事業が影響を受けてきましたけれども、来月10月から、再び生活保護基準を3年かけ、最大5%引き下げる予定です。それは就学援助に大きな影響を与えます。  本年4月、教育委員会では、今年入学の小学1年生766人、中学校入学の911人を対象に、就学援助費新入学用品費を入学前に支給し、格差が広がる世帯に対して、改善できることは取り組んでいく姿勢を示しました。生活保護基準の引き下げによる就学援助基準の見直しで、援助を受けられない世帯が増えていくことが予想されますけれども、大田区が弾力的に対処するなど、今は、それらが求められると考えます。  また、給食費の課題など、現在行われている制度をよりよくすることをまず優先すべきと考え、このたびの入学祝金については反対といたします。 ○岡元 委員長 次、無所属。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、ただいま上程されました第90号議案、第91号議案には賛成をいたします。  内容としては施設移転に伴う住所変更ということで、特段問題はないと思っておりますが、今、各委員からも述べられましたとおり、学校利用団体とか教職員とか、それからPTA、保護者会など、学校関係者の方々としっかりとコミュニケーション、生徒もそうだと思うのですが、コミュニケーションをとって、よりよいものをつくってほしいと要望しておきます。  議員提出第12号議案に関しましては、反対をいたします。子を持つ親としては、現金をもらえるという甘い響きにすごく魅力を感じますが、ただ、昨日も各委員からいろいろとご質疑がありましたけれども、まだ、やはり条例の内容としては精緻に欠けるなと、ちょっと拙速かなという印象を受けました。この内容について、もう少し議論が必要かなと思いますので、反対をいたします。 ○岡元 委員長 以上で討論を終結します。  それでは、採決を行います。  まず、議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例を採決いたします。  本案を原案どおり決定することに、賛成の方は挙手願います。  (賛成者挙手) ○岡元 委員長 賛成者少数であります。  よって、議員提出第12号議案は、否決されました。  次に、第90号議案 大田区立学校設置条例の一部を改正する条例及び第91号議案 大田区立図書館設置条例の一部を改正する条例の2件を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 ご異議なしと認めます。  よって第90号議案及び第91号議案の合計2件の議案は、いずれも原案どおり決定いたしました。  以上で、付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程します。  それではまず、30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情の審査に入ります。  質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいでしょうか。 ◆勝亦 委員 1点確認したいのですけれども、陳情にあります「体育館はサウナ状態で大田区の小・中学校でも1学期の終業式を行えないほどでした」と書いてあるのですが、こういった事実はあったのでしょうか。 ◎増田 指導課長 一部の学校で、体育館を使わずに校内放送、または電子黒板を使ったICT終業式をした学校があったという報告は聞いております。 ◆勝亦 委員 何校ぐらいあったのですか。 ◎増田 指導課長 校数は確認をしておりませんが、そのような対応をした学校はあるということは聞いております。 ○岡元 委員長 他はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 それでは、各会派に取扱いをお伺いしたいと思います。  発言は、大会派から順次お願いいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いします。 ◆鈴木 委員 自由民主党大田区民連合は30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情に関しましては、体育施設においては十分快適な環境とまでは整備せずとも、今年のような命の危険を伴う暑さの中、災害時の避難所の観点から考えれば相応の対策は必要と考えます。しかし、既存施設の構造や新設校も含め、一律に同様の設備を置き込むことは適切ではなく、各校の立地や近隣の環境等、それぞれの施設に最も適切な空調整備を行う検討の必要もあり、本陳情は継続を要望いたします。 ○岡元 委員長 次、公明。 ◆椿 委員 大田区議会公明党は、30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情について、継続を主張いたします。  本陳情は、全ての大田区立小学校と中学校の体育館に空調機を設置してくださいという陳情であります。本区は、小中学校熱中症対策として空調効果の検証を目的に、小学校1校、中学校1校にスポット的な空調機を試験的に導入し、その効果や整備の考え方、効果のある暑さ対策を検証中であります。既存校での構造上の課題など、効果的、効率的な対策を立てるためにも、まずは検証結果を慎重かつ速やかに実施し、国や東京都の補助金を十分に活用することを要望し、本日のところは継続とさせていただきます。 ○岡元 委員長 次、共産。 ◆菅谷 委員 30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情は賛成です。  今後も温暖化は続くと思います。児童・生徒の学習やスポーツ活動を保障するため、また、学校避難所という役割もあわせ、体育館への冷房化を早急に進めることを求めます。教室、体育館などに活用できる大規模改造事業空調整備、体育館への設置に活用できる緊急防災減災事業債など活用できる制度を活用し、早急に設置をすることです。 ○岡元 委員長 次、無印。 ◆三沢 委員 たちあがれ・維新・無印の会は、ただいま上程されました30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情に対して、採択を求めます。  気象庁が災害と認識するほどの酷暑となった今年の夏は、熱中症になる恐れのある体育館での終業式を避け、空調が効く教室などで終業式を行う学校が複数ありました。熱中症の発生する環境は湿度が高く、風がなく、冷房機器不使用の場所と言われており、体育館はまさに全て該当する熱中症の発生しやすい環境と言えます。今後も酷暑は起こり得ることから、従来の体育館の風通しをよくするだけの対策では不十分であり、空調機を設置することは必須であると考えます。  さらに、陳情者指摘のとおり、体育館は発災時に避難所としても利用されることから、酷暑時の避難も想定しておかなくてはなりません。乳幼児や年配者も避難されることを考えると、この点からも体育館に空調機を設置する必要性を強く感じます。  しかし、その方法については検討の余地があると考えます。学校体育館は、そもそものつくりが空調機器導入を想定したつくりにはなっておらず、体育館内を全て冷やすというのは莫大な費用がかかり、現実的ではない可能性があります。現在、試験的に導入しておりますスポットバズーカや、地熱を利用した空調などの効果を検証し、他自治体の先行事例も参考にして、各学校に適した空調設備を導入することを期待し、本陳情の採択を求めます。 ○岡元 委員長 次、緑。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は陳情30第33号 大田区立小・中学校体育館空調機設置を求める陳情は採択でお願いいたします。  陳情の理由にもありましたように、公立学校の体育館は児童・生徒の学びはもちろん、震災時の避難所として重要な施設です。現在、教育委員会では、試験的にスポットバズーカを設置するなど工夫をして、その状況を調べておりますけれども、今回のような熱中症が続くような事態には、やはり設置が急務かと思います。各学校によって体育館の形状も様々かとは思いますけれども、一律に同様の形態にとらわれることなく設置を検討すべきではないでしょうか。練馬区では、1校当たり7,000万円を見込み、災害時の復旧が早い電力を利用し、必要に応じて受電設備を交換し、今後十年間で全ての小中学校の体育館に空調設備を整える方針を示しました。今年の夏、都立学校の体育館で、熱中症で搬送された生徒が他区におりましたけれども、大田区、公共施設の要ともいうべき小中学校こそ、万全の備えが大事であるということを強く主張し、採択を求めます。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、30第33号の本陳情については、継続審査を要求します。  内容としては、昨日質疑をさせていただきましたが、体育館ですので、住環境を完璧に整備するというのは、私としては、個人的にはちょっと違うかなと思っています。ただ、防災上の観点とかいろんなことを考えると、一定の空調設備は必要かなと思っています。現在、スポット的な冷房ということで、試験的に導入していただいているということですので、こういった試験的な今の経過を見守りながら、継続的に検討していただきたいと思っております。 ○岡元 委員長 継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りします。  本件につきまして、継続することに賛成の方は、挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○岡元 委員長 賛成者多数であります。  よって、30第33号は、継続審査と決定しました。  本日は以上で陳情の審査を終了し、審査事件を継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、補正予算について一括して理事者の説明をお願いします。 ◎森岡 教育総務課長 それでは私からは、教育委員会事務局資料1番、平成30年度一般会計第3次補正予算案の概要についてご説明いたします。資料をご覧ください。  補正は4点ございまして、いずれも就学援助に関する歳出でございます。一番上の事業名、給食費補助、一つ飛ばして三番目、移動教室参加費補助につきましては、当初予算で算定いたしました準要保護認定者が大きく上回ることが見込まれるため、それぞれ1,113万4,000円と306万円を補正するものでございます。  2番目と1番下、4番目にございます学用品費等補助でございます。平成31年度入学予定の準要保護者に対する新入学用品費について、都区財政調整単価が見直されたことや、支給見込み者数が当初予算の想定人数を大きく上回ることから、それぞれ2,971万5,000円と3,153万9,000円を補正するものでございます。  表の下に記載しております、平成31年度入学予定者準要保護に対する新入学用品費の支給についてをご覧ください。  (1)支給月は平成31年3月中旬を予定しております。  (2)改定金額は、小学校入学予定者は4万7,380円、中学校入学予定者は5万4,070円にそれぞれ増額いたします。  (3)申請手続きですが、小学校入学予定者については、10月下旬に各世帯へ申請書を郵送し、原則として郵送で申請いただきます。一方、中学校入学予定者は、就学援助受給者のうち、小学校6年の児童の保護者に支給するため、申請手続きは不要でございます。  (4)その他です。申請手続きが間に合わないなど、入学前支給ができなかった場合は、入学後に支給をいたします。  教育委員会事務局に係る補正予算の説明は、以上でございます。 ◎中村 子育て支援課長 それでは、こども家庭部資料1番をご覧ください。平成30年度一般会計第三次補正予算案の概要についてでございます。  今回の補正は、所管事務報告で別途報告させていただきました事項を含み、二つの歳出、それから二つの歳入がございます。それぞれご説明申し上げます。資料でご覧いただいております上の段でございます。13款国庫支出金、2項国庫補助金、1目福祉費補助金で、事項事業名児童福祉費補助金の子ども・子育て支援交付金となります。補正額は133万3,000円の増額でございます。内容といたしましては、診療所併設型病児等保育施設開設準備経費国庫補助となります。補助基準額400万円に対して、補助率の3分の1に相当する金額を計上したものでございます。  次の項目、14款都支出金、2項都補助金、2目福祉費補助金の事項名、こちらも子ども・子育て支援交付金でございます。補助額は同額133万3,000円となっております。内容としましては、先ほどの歳出事業経費に対する都からの補助分で、補助率は、こちらも国と同じ3分の1でございます。同額の133万3,000円を計上してございます。  次に一般会計歳出、表の下をご覧ください。第3款福祉費、4項児童福祉費、1目児童福祉総務費でございます。内容は病後児保育事業と前年度国・都支出金等返還金の二つの事業に係る補正でございます。  最初に、病後児保育事業につきましては、400万円の増額補正でございます。こちらは、診療所併設型病児等保育施設開設準備経費に対する、区から事業者への補助の補助基準額相当を計上してございます。  次に、前年度国・都支出金等返還金につきましては、7億9,135万2,000円の増額補正でございます。こちらは、平成29年度に、国や都から概算で交付を受けていた負担金補助金について、決算により交付額が確定しましたので、返還する必要があるための超過交付分を計上したものでございます。  以上、こども家庭部所管補正事業概要でございます。 ○岡元 委員長 それでは、教育委員会からの説明に対する質疑をお願いいたします。 ◆菅谷 委員 就学援助の支給で増額になったという入学祝金ですね、このことについては、本当に歓迎するものなのですけれども、この小学生は2万3,890円から4万7,380円、そして中学生は2万6,860円から5万4,070円、この金額は、国の生活保護の改善に行ったものに準ずるものなのか、区が若干上乗せをした金額なのか、このことについてお聞きします。 ◎杉山 学務課長 7月の委員会のときもご説明申し上げましたが、財政調整に関する、いわゆる財調の単価を参考に決めさせていただいています。それに基づく金額として、小学校の場合4万7,380円、それから中学校の場合5万4,070円という金額をはじき出しているものでございます。
    ◆菅谷 委員 わかりました。先ほど、野呂委員から就学援助そのものが今後どうカットされることによってということもありますので、そちらの改善を求めながら、今回のこの金額になったということはぜひ歓迎したいのと、引き続き、区としてさらなる改善もお願いしたいと思っております。  それと、これまでこども文教委員会などでも、毎年この就学援助を受ける方々の人数が、率といいますか、減っていることを報告で受けているのですけれども、このように今回補正を組まなければならないということは、それが変わって増えたということになるのですか。 ◎杉山 学務課長 就学援助の認定、つまり就学援助を受けられる方々は、これも7月の委員会でご報告させていただいたとおり、ここ10年ぐらいは減少傾向が続いているのは変わりません。特に、この直近5か年でいいますと、認定者数については、大体毎年1%から1.5%ぐらいの減少が見られていたという傾向がございます。その関係から、29年、30年にあたっても1%程度の減少が見込まれるということで、当初予定はしていたのですが、今年度、数字が確定した分、それから、これから転入等で増要素も含めますと、その部分が少し足りなくなってくる、もっと言いますと、これまで約1%程度減少していたものが、今年度についてはマイナス0.6%と、その減り方が少し緩和したというところがございます。その緩和の部分と、これからの転入者の増要素を鑑みまして、今回、補正の予算を上程をさせていただいているところでございます。 ○岡元 委員長 ほか、よろしいでしょうか。 ◆野呂 委員 この31年度の入学予定者に対する新入学用品の支給ですけれど、これ申請しなくてはいけないので、今年4月前に、3月に行った場合、100%全ての世帯に支給されたのでしょうか。申請が漏れていた方には再度通知をするとか、何か対策はとっているのでしょうか。 ◎杉山 学務課長 まず、今、小学校に入っていらっしゃらない方々については、住民基本台帳をもとに、その年齢に達するお子さんをお持ちの世帯全てに、こういう申請ができますということでご案内を差し上げています。その差し上げた後に、例えば転入をされた方々についても、我々把握できる形では、同じお手紙を差し上げているところでございます。また、4月以降にもし入られた方につきましては、学校が毎年お配りをしているチラシを全児童・生徒分配っておりますので、少なくとも3、4回程度、そういう形で捕捉をさせていただいていますので、漏れはないという認識を持ってございます。 ◆馬橋 委員 後学までに聞きたいのですけれど、これ、例えば就学援助給食費補助だと、補正が1,113万4,000円で200人増えましたと書いてあるのですが、主な要因と書いてあるのですけど、これ、頭割りすると若干単価が変わってくると思うのですけれども、この辺は補正組むときは、いわゆる給食費の補助だけではなくて、何かそれ以外の費用とかも少し乗せたりして、多少バッファを見て計上するのですか。 ◎杉山 学務課長 給食費につきましては、基本的に給食費だけで計算をしているところでございます。ただ、先ほどちょっと申し上げましたとおり、今後、増要素、転入されてくる方々を幾分見込んでおりますので、その分は逆に言いますと、推計値で計算をしているという状況でございます。 ◆馬橋 委員 そうすると、補正を見ると千円単位で計上しているので、ちょうどぴったりなのかなという印象をいつも持っていたのですけれども、プラス200人に、さらにそこに多少推計を乗せてやっていると。例えば205人とか、210人とか、それぐらいの計算で計上するものなのですか。 ◎杉山 学務課長 給食費ということだけではないのですが、参考に申し上げますと、今後転入者を予定しているのが、毎年の傾向値を含めまして、おおむね小学校で大体140人くらい転入者がその後あるということを見込んでおります。中学校であれば80人程度、これは例年の傾向値からはじき出しているものですけれども、先ほどの認定結果、確定したある程度の認定結果に踏まえて、今後の転入者の予測値を参考に試算をしているところでございます。  これは、全部給食費にということではなく、一般的な就学援助の今回の上乗せの部分につきましては、そういう考え方で計上させていただいております。 ◆馬橋 委員 すごく細かいことで申しわけないのですけれど、その見込みということで括弧プラス200人と書いてあって、細かく言うと、例えば補正前の予算額が2億4,500万円余で、4,947人で、割ると1人当たり5万5,670円になるのですけど、ここに補正の1,100万円余が乗っかると、補正後の予算で2億5,600万円余で、5,147で割ると、1人当たり4万9,637円の計算になるのですよね。だから、この括弧内の200という見込みが、もうちょっと多いということになってくるのですか。その推計も乗っかった上で補正を組んでいるということですよね。 ◎杉山 学務課長 実は、給食費が、小学校の低学年、中学年、高学年、それから中学校で金額が違うのですね。ですので、ちょっと単純に頭割りではないところが。 ○岡元 委員長 教育委員会についてはよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 次に、こども家庭部からの説明に対する質疑をお願いいたします。  よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 補正予算については以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 続きまして、未来プランの進捗状況について、理事者から説明をお願いいたします。 ◎森岡 教育総務課長 それでは、教育委員会事務局こども家庭部資料1番、平成29年度「おおた未来プラン10年(後期)進捗状況報告について」ご説明をさせていただきます。  平成29年度決算の説明資料でございます。主要施策の成果につきましては、おおた未来プラン10年の進捗状況報告書を兼ねてございます。本日は、全体の進捗状況と本委員会が所管する事業のうち、進捗に遅れがあるものについてご報告をさせていただきます。なお、他の委員会におきましても、それぞれの所管事業について同様の方法で報告をさせていただいております。  それでは、資料に沿ってご説明をいたします。  初めに、1、昨年度からの変更点でございます。大きく2点ございます。1点目は、平成29年度は、同年3月に策定した大田区実施計画の初年度にあたることから、重点的に取り組む事業として、新たに八つの事業を追加しております。これにより、主要施策の成果におきましても、当該事業を新規に掲載をしてございます。一方で、この8事業につきましては、未来プランの主な事業ではございませんので、進捗判定は行ってございません。  2点目は、各事業の決算額の隣に、新たに執行率を記載いたしました。事業ごとの執行率を成果とあわせてご覧いただけるようになってございます。  次に、2の主な事業の進捗状況についてご説明いたします。未来プランには175の主な事業がございますが、このうち平成28年度までで未来プランとしての取り組みを終えた1事業を除く174の主な事業について、平成29年度は取り組みを進めてまいりました。この174の主な事業を構成する取り組みのうち、未来プラン後期に掲載されている386件について、進捗状況を4段階で判定しております。判定結果はプランどおりの進捗であった3の判定が366件、全体の約9割となっております。また、プランを上回る進捗となる4が10件、遅れ・変更があったが、未来プラン期間中に回復可能である2が8件、遅れ・変更があり、未来プラン期間中に回復できない可能性がある1が2件となりました。  本報告書は、全常任委員会及び必要に応じて特別委員会におきましてもご報告をするものでございます。  次に、3の進捗に遅れがある取り組み一覧でございます。こども文教委員会が所管する主な事業として、教育総務部が13事業、こども家庭部が14事業の計27事業でございます。事業の進捗評価につきましては、教育総務部、こども家庭部から、それぞれご報告をさせていただきます。  まず、教育総務部からご説明いたします。  平成30年決算特別委員会フォルダにございます主要施策の成果の冊子をご覧いただきたいと思います。冊子の本文4ページ、サイドブックスでは、164分の9ページになります。主な事業一覧表がございまして、中ほどにあります基礎学力の定着以降に、教育総務部の事業が記載されております。詳しくは本文20ページ、サイドブックスでは164分の25ページ以降に評価をお示ししているところでございます。教育総務部所管の13事業のうち、12事業がプランどおりの進捗だったということで、評価を3と判定しているところでございます。その一方で、1事業が評価1となっております。  恐れ入ります、冊子の本文27ページ、サイドブックスでは164分の32ページをお開きください。学校施設の改築におきまして、8項目中1項目で評価が1の②となりました。遅れが生じた理由でございますが、入新井第一小学校におきまして、複合施設化にあたり様々なニーズ、課題に対応できる地域拠点としての整備を目指し、十分な検討、協議を重ねたことによりまして、未来プラン策定時の工程から遅延を生じたところでございます。その結果、評価を1の②とさせていただきました。 ◎中村 子育て支援課長 それでは、続いて、こども家庭部所管の事業についてご説明をさせていただきます。まず、冊子の中の4ページ、サイドブックスでは164分の9ページにあたる事業でございます。施策番号1-1-2、子どもを健やかに育むまちをつくることを目的とした事業が11事業、そして、施策番号1-1-4のびのびと成長する子どもを見守るための事業が3事業でございます。この一覧、各事業名の左側に黒い星印のあるものが3事業ございますが、こちらが未来プラン(後期)策定後に新たに開始した3事業となります。こちらが評価の対象になってございませんので、教育総務部13事業、こども家庭部14事業の中の合計27事業から、この3事業が除外されております。評価の対象が合計24事業となるものでございます。詳しくは、冊子の12ページ以降に評価をお示ししております。  こども家庭部所管の14事業のうち、今回から新規に追加した3事業を除く11事業で、9事業が計画を上回る評価4、もしくは計画どおりの進捗があった評価3となっております。一方で、評価が2となっている事業が二つございます。この2事業は、冊子の15ページ、サイドブックスでは20ページ、21ページに該当いたします。  6番、家庭福祉員制度の充実におきまして、評価が2となりました。この事業は、平成29年度中に区有施設において1か所のグループ保育室の開設を計画いたしましたが、駐輪場などの条件を満たす物件がなかったことから、30年度開設に計画を変更いたしました。このため、未来プラン策定時の工程から遅延が生じたものでございます。  次に、二つ目、冊子の18ページ、ナンバー10、区立保育園の改築・改修の推進のうち、羽田保育園の改築工事におきまして、評価が2でございます。この理由は、平成27年度に(仮称)羽田一丁目複合施設を含めた施設全体のレイアウトの見直しが行われたことにより、竣工が平成29年度から30年度に変更となりました。このため、未来プラン策定時の工程から遅延を生じたものでございます。 ◎森岡 教育総務課長 最後に、区民への公表についてご説明させていただきます。  主要施策の成果につきましては、決算のご認定をいただければ速やかにホームページで公表するとともに、区政情報コーナー、特別出張所、図書館等で閲覧を開始いたします。また、区報10月21日号にて公表の旨をお知らせする予定でございます。  なお、それぞれの取り組みに関する詳細につきましては、主要施策の成果の中で、後ほどご確認いただければと存じます。 ○岡元 委員長 ただいまの報告について、質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 ご報告いただいてありがとうございます。個人的には、何かいつもこの未来プランの進捗状況で、2とか1のご報告をいっぱいいただくのですけれども、逆に、4で頑張って基準を上回ったところ、本当に役所の皆さんが頑張って成果を出されたところも、ぜひ教えてほしいなと、いつも個人的には思っています。  その中で、保育所に関するところについては、認可の保育園の整備、それから認可保育園の定員増の部分も4ということで、この間、区長を中心にといいますか先頭に、頑張って取り組んできていただいた成果かなと思っているのですが、ここ、もう1回、基準値というか未来プランのところからの定員、頑張って上増ししたところについての成果というのを、もう少し教えていただければと思います。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらは、年度途中に補正予算を組みまして、当初600人、認可保育園の定員増を目指していたところを、1,000人に修正して整備をしたところでございます。具体的には、認可保育園を21施設開設いたしました。その分の定員増が1,060名、そのほか、その前の年に新たに開設した保育園というのは、幼児クラスの定員を、当初入所者がいないということで少なく定員を設けて開設するのですが、2年目以降は、持ち上がっていくお子さんがいるということで、定員を変更するのです。その変更分が99名、合わせて1,159名の定員増になったということでございます。 ◆馬橋 委員 非常に重要な政策課題だと思いますけれども、基準を上回る成果ということで、とにかく、これも区長を先頭に、ぜひこれも頑張っていただきたいなと思います。  もう一つは、せっかくご報告をいただいたので、入新井第一小学校のところなのですが、未来プランとして質疑してしまいますね。 ○岡元 委員長 はい。 ◆馬橋 委員 入新井第一小学校のところなのですが、これは複合化にあたっていろいろと協議、検討を重ねて若干遅延しているということなのですけれども、今後のロードマップみたいなものというのは、具体的には出てきているのでしょうか。 ◎石井 教育施設担当課長 今回、この基本計画の段階で1年遅れてしまっているところでございます。現在、基本設計・実施設計に段階としては移っているところでございます。29年度から31年度にかけて実施設計を行っていく予定という形で、それ以降の工事工程につきましては、また設計の段階が終わり次第、速やかに工期のほうのご報告はさせていただきたいと思っております。 ◆野呂 委員 家庭福祉員制度のことなのですけれども、なかなかちょうどうまくマッチする物件がなかったということで、これは、やはり区が持っている施設に限ってしまうのですか。例えば大田区は非常に空き家が多いのですけど、その中で優良な物件とかをお借りしてできるということは難しいのかなと思いまして、そういうことはいかがなのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 今、物件を探しているというところでは、やはり区有施設の空きのところを中心に探しているというところでございまして、一般の民間の空き家等を活用するということについては、これまでは、特に検討したことがございません。 ◆野呂 委員 民間の中でもとてもいい物件もあったりしまして、有効に使うということも、もし子どもたちの保育に支障を来さないものであればいいのかなと、これは、よろしければ今後検討していただきたいと思います。  それから、制度の見直しということで、月額を2,400円ですか、8万3,600円から8万6,000円に引き上げて、運営費をサポートすることとか、延長保育受託費の新設など、この点は、本当に担当する方々にとってとても助かるかなと思いました。  あと一つ、いつも気にかかるのが、これは例えば3名でやるときに、よそのところでずっと気の合う同じような考え方で保育をしていらっしゃる方が一緒に3名とか、そういうことができるところもありますけど、大田区はそういう体制ではなくて、マッチングというのでしょうか、個別に選んで3人組ませるのですか。保育は、何というのでしょう、やはり同じような思いの中で保育をすることが質を高めていくというか、やはりそこの園長の方針とかがあって、区立の場合でもいろいろとあるかと思うのですけれども、そういうことというのはできるのですか、できないのですか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 グループ保育室で保育を行っていただいている保育ママのこと、3名というのはそのことかなと考えておりますけれども、基本的に住んでいらっしゃる地域から通いやすいところとか、そういったところで当初はやはり区のほうで組み合わせは考えていくというところでございます。ただ、委員おっしゃいましたとおり、やはり保育観の違い等々で、我々巡回指導の先生だったりとか拠点園のほうで、保育ママの支援をしている中で、この組み合わせをこうしたほうがもっと保育がよくなるだろうといったときには、これまで組みかえというのでしょうか、メンバーの入れかえ等を行ったという実績もございます。  それから、すみません。先ほどの施設、区有施設、民間施設のお話ですが、ちょっと補足をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。区有施設の中で今探しているというところで、民間の空き施設は検討したことがないと申し上げたけれども、一方で、認可園の整備のほうが大分進みまして、そちらのほうでかなり保育ニーズも充足されてきている傾向もございますので、そういったところで、このグループ保育室の開設自体を今後どうしていくのかというところは、引き続き検討していく必要があろうかと考えております。 ◆野呂 委員 わかりました。  あと1点、これは別なのですけど、この保育サービスアドバイザーの相談が97.85%ということで、非常に多くのこの出張相談を頑張っておられて、2割増しとなる46回実施したということで、区内18地区での出張相談というと非常にきめ細かい、そのほか本庁分と合わせてで相談件数が8,077件ということですけれども、本当によく頑張って、この方たちに実際に相談できるからきちっと丁寧な受け答えをしていただいて助かっていらっしゃる方がたくさんおられるという点は、非常によかったかなと思いました。ちなみに、これは、何名の方が現在このアドバイザーとして大田区の保育サービス課にいらっしゃって、これだけの仕事をこなしていらっしゃるのか、どうなのでしょうか。 ◎白根 保育サービス課長 現在、アドバイザーは8名でやっております。それと、一時的に今、子育てひろばのいわゆるそこに常駐する者もアドバイザーの補助としてかかわっており、ここも8名おりますので、今現在は、非常に体制は充実しております。 ◆菅谷 委員 入新井第一小学校、27ページの近隣の住民や学校の保護者の説明会に参加して、大変、保護者もそれから近隣住民の方の参加も多くて、様々なご意見が出ていました。そういった中で、これまでの方針の変更とか、そういったものはその中で出たのですか。 ◎石井 教育施設担当課長 特に、方針の変更ということではなく、一応、内容の説明の中で少し丁寧に時間を要したところがございます。特に、方針等の変更等はないと考えております。 ◆菅谷 委員 すごく地域の方々が、老人いこいの家の使い勝手、それからエセナの問題、いろいろな問題を含めてこの一つの学校にまとめていくということで、私も学校の周りを見ますと、そんなに大きい校舎ではないというか、規模が大規模ということではないので、学校の子どもたちを本当に中心として考えるならば、もっときちんとした施設としてやったほうがいいなということで思っておりましたが、ここは今までどおりの計画でそのまま進んでいくということですね。 ◎石井 教育施設担当課長 今までどおりの計画で進んでいくということと、あとは、学校の部分の建設につきましては、現在工期をできるだけ短縮する方法での検討も進めてございます。 ◆菅谷 委員 保護者の方から、工事関係者の方々への様々な、例えばプールなどのところとか、いろいろな要望を出されていましたので、安全とかそういった部分にも配慮していただきたいと思いました。  それと、ICTのところの、この冊子だと22ページですね。前は電子黒板は各学校に1台しかなくて、どう使うのかなと思っていたのですけど、今は大体教室に配置されているような感じで、授業参観に行きますと、活用が活発だと思っています。ただ、例えば少人数授業の算数とか、そういったところで教室が三つとかに分かれますよね。そうすると、設置がない教室を使わなくてはいけないという場面もありましたので、そういったところでは、例えばこの学校には何台とか、そういうことは学校の現場の先生たちと相談しながらやってこの配付をされたのか、それとも、この学校には何台ですよという割り振りがあったのか、その点はいかがでしょうか。 ◎杉山 学務課長 基本的には、普通教室に設置をするというところから進んでまいりまして、お使いいただく学校のご意見なども踏まえながら設置をしているところでございます。基本的には普通教室に入れるということから、今回の報告でもさせていただいているのは、現状とすればそういう形で進めています。 ◆菅谷 委員 例えば、非常勤の方とか、そういった講師の方とか、そういった方もタブレットとか、そういうものは皆さん配付されているのですか。 ◎杉山 学務課長 子どもたちの数が当然増減したりしますので、タブレットも教員で共有していただいたりすることは、工夫して使っていただいている現状はございます。 ◆菅谷 委員 好評だと思うのですけれども、そういった講師とか、非常勤とか、使い回しではなくて、その学校に設置するとかしてほしいのと、例えば、特別支援学級なども見ますと、大きい画面があって、本当に子どもたちにそれが則しているのかなということも感じたりしますので、学校の先生たちとよく相談した配置、設置して文句ばかり言ってというのではなくて、改善のためにぜひお願いしたいのと、それからあと、使いこなし方とかそういったことについての、例えばその学校に行って、やり方をきちんと相談するとか、そういった体制も組まれているのですか。 ◎杉山 学務課長 まず、現場の教員の意見はもちろんですし、我々、校長、校長会等の意見なども踏まえながら、これからもICT教育は推進していく、これまでやっているとおりですけれども、現場の声をお聞きしながらやっていきたいと思っております。また、ICTの活用については、ICTの具体的な活用に関しての人的な支援をさせていただいています。例えば、このような授業でこう使いたいのだけど、そういう場合はどうしたらいいのかといった細かい部分ですとか、あるいは、授業に実際に入ってサポートするようなこともやらせていただいていますので、専門家が入って、より使いやすく、より活発に使っていただくような環境整備はできているかなと考えてございます。 ◆野呂 委員 このICTなのですけれども、特別支援学級の固定用に8台ということで、これは全部に行き渡っているということですか。 ◎杉山 学務課長 基本的には行き渡っております。 ◆野呂 委員 発達障がいの子どもたち、視覚に訴えて、学び、理解に非常にいい点があるので、そういう子どもたちにICTを利用して教育を進めていくということは、ちょっと効果的だと伺っているのですけれど、そのときにこれは、例えばタブレットをその子どもたちが1人ずつ持ちながら、学びを支えられるという場面はあるのですか。それはどうなっているのでしょう。 ◎増田 指導課長 特別支援学級にも配置しておりますので、当然使っているという状況はございます。使ってこれでもう半年以上たっていますので、さらに次のステップということを、今働きかけているところです。使っています。 ◆野呂 委員 さらに次のステップというのは、どういう形態でしょうか。 ◎増田 指導課長 やはり、使い初めのときには、道具をどう使うか、まずは道具として使うというステップがあったと思います。今は、授業の中に、さらに活用するというところに来ているのかなということをお話ししたくて、先ほどのような表現を使いました。 ◆菅谷 委員 冊子の15ページの先ほどの私立保育園の整備というところで、大変頑張って、認可保育園を、私立保育園を増やして、定数も増ということなので、すごく頑張っていらっしゃることは理解できます。ただ、今、園庭がなくて、各公園に子どもたちが行って、帽子の色でどこの保育園とかがわかるみたいな感じの状況なのですけど、このところで、事業者を募集するときには、今、待機児童が多いからなかなか苦労されると思うのですけど、例えば園庭を設置するとか、そういったことで募集をかけるとか、そういうことはしていないのですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 私どもも、できれば園庭のある保育園の整備をお願いしたいところではございますけれども、やはりそれよりも、今は待機児が集中している地域、不承諾になった人が集中している地域で保育園の整備計画がないところを中心に、事業者にお願いしているところですので、まずそこで物件を見つけてきていただくということが一応、第一基準と考えております。園庭があるところが整備できるのが一番望ましいと、私たちも思ってはおります。 ◆菅谷 委員 園庭の保有率を研究している方がいらして、23区で大田区が48%、大体ほかの平均が70%近くということでお聞きしたもので、この質の確保と、今後、先ほど大体落ちついてきている、落ちつきはまだしませんよね。そういった中で、ぜひその子どもたちの成長、発達という質の確保の部分でお願いできればと思っております。 ○岡元 委員長 未来プランについては、以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 次に、本日報告分の所管事務報告について、理事者の説明を求めます。 ◎石井 教育施設担当課長 それでは、所管事務報告のうち、資料2の東調布中学校の改築における複合化についてご説明をさせていただきたいと思います。  東調布中学校につきましては、平成29年2月27日、2月28日の当委員会で、平成29年度改築着手校として報告をさせていただいておりますが、大田区公共施設適正配置方針に基づき、複合化の検討を行いましたので、本日改めて報告をさせていただきます。  それでは、資料をご覧いただければと思います。東調布中学校改築における複合化の左上の1、基本的な考え方についてご説明いたします。なお、その下にございます、東調布中学校の概要につきましては、2の施設概要をあわせてご覧いただければと思います。  本計画は、学校の改築であることから、グラウンド等、生徒の活動場所の確保など、学校教育の維持・向上を前提とした上で、建物の容積を最大限に活用して、坂道の多い地域特性や周辺の交通手段、公共施設の状況を踏まえながら、教育と地域力の新たな拠点づくりを目指して複合化を検討してまいりました。  これらの考え方を踏まえ、大きく教育・地域・公共施設マネジメントの三つの視点から複合化する施設機能を検討してまいりました。  複合化に向けた具体的なコンセプト及び施設機能は、資料左下部分の3、東調布中学校の複合化における三つの視点をご覧いただければと思います。現在想定しております複合施設機能は、3施設でございます。一つ目は、図書館機能についてでございます。東調布中学校に近接している大田図書館は、築48年が経過し、老朽化が進むとともに、バリアフリー対応も不十分なため、施設更新が喫緊の課題となっており、今回の東調布中学校の改築にあたっての複合化により、整備いたします。  なお、図書館を複合化にするに関しましては、1、現在の大田図書館では約26万冊の蔵書の収納が飽和状態であること、同じくバリアフリー化を実現するためには、新たなスペースが必要になること、複合化にあたっては、地域図書館などを結ぶメールカーの拠点としての作業スペースや、駐車スペースが必要なこと、同じく複合化にあたって2トン車のメールカーが1日延べ11台巡回することなどで、学校周辺道路が狭く、通学時間帯と重なり、交通環境へも影響を与えることなどの課題があります。  今回の複合化にあたっては、区立図書館としての政策、企画・立案機能、閉架図書の保管及びメールカー拠点等のバックヤード施設については、引き続き現大田図書館の建物の一部において運営してまいります。残す部分としましては、事業及び管理業務を行っている事務室部分と地下から2階に設置している積層書庫を予定してまいります。  一方、学校内で複合化する施設には、公開書架、図書の貸し出し・返却、レファレンス機能等、一般区民が利用する図書館として、また、区立図書館と学校図書館との連携や運営方法を工夫するなど、生徒の学びの場としても整備してまいります。  二つ目は、防災備蓄倉庫機能でございます。災害時における調布地域の避難者向けの備蓄倉庫を設置するとともに、万が一、学校避難所として不足物品等が生じた場合、迅速に補充できるよう避難所機能の強化を図りたいと考えております。  三つ目は、大田区コミュニティサイクルポート機能でございます、現在区内における移動利便性の向上を目指して、様々な箇所にサイクルポートの設置を進めておりますが、学校周辺の嶺町地区においても東西間の移動手段が不足している地域事情を踏まえ、サイクルポートを設置したいと考えております。  続きまして、資料の計画図のほうをご覧いただければと思います。改築する予定の東調布中学校と大田図書館との位置関係をご確認いただければと思います。  次に、スケジュール案でございます。具体的な工期につきましては、今後、設計段階でお示しすることになるかと思います。  最後になりますが、この委員会での報告の後、地域や学校関係者から構成される学校改築計画協議会で説明し、意見交換をさせていただきながら、基本構想・基本計画を策定していきたいと考えております。  本件につきましては、複合化計画の内容であることから、総務財政委員会においても報告をしております。 ○岡元 委員長 それでは、昨日及び本日報告のありました所管事務報告について、一括して質疑を行います。  まず、教育委員会からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 ちょっと早速今の東調布中学校のことなのですけど、私はよくこの地域のことは、小さいときからこの辺に住んで、向かい側の小学校で、この東調布中学校の卒業生なのでよくわかるのですけど、複合化ということで、何というのですかね、校舎が新しくなる、うれしい反面、何か複雑な気持ちもありながら、ぜひいいものにしていただきたいなと思っています。  その中で、今回視点として三つ、図書館と防災備蓄倉庫とコミュニティサイクルと挙がっているのですが、まず最初に、私は、前は都市整備委員会にいまして、コミュニティサイクルのこともよく議題に挙がっていたのですけど、今、大田区のコミュニティサイクルはNTTドコモとの契約で、一応、試験導入という形で今やっていますよね。もしかすると、終わってしまうかもしれないという事業なのですけど、これは、この敷地内にコミュニティサイクルポートを入れて運用するという考え方になるのですか。
    ◎石井 教育施設担当課長 敷地内での設置を検討してございます。 ◆馬橋 委員 用地取得に関しては、事業者のほうが用地取得をして、それで運用していただいているというお話だったのですけど、もしかしたら試行運用して、最悪事業者のほうで今後事業を引き受けて、大田区としてはやはりやめたという可能性もあると報告を受けているのですが、これは学校の敷地の中に入れてしまって、もし万が一そういうことになったらどういう対応になるのですか。 ◎石井 教育施設担当課長 改築の設計の時期に改めて内容については固まると思っておりますが、現在、複合化の中では、特にそういった懸案等は所管課のほうからは伺っておりませんので、そのまま設置という形になるかと思っております。 ◆馬橋 委員 所管課のほうでは、もしかしたらやる方向でもう方向性が出ているのかなという気もするのですが、一応、建前上は試験導入ということでやっているので、それを学校の敷地内に入れるということが果たしていいのかどうかというところは、検討の余地があるかなと思います。学校なので、無理やりコミュニティサイクルポートを入れなくてもいいのかなと私は個人的には思っています。  もう一つが、図書館なのですけど、東調布中学校は図書室ももちろんあるのですが、この辺の整合性と、あと一般の区民の方が使える図書館ということなので、どういう形で動線をつくるのかなという気がするのですが、防犯上の考え方とか、学校なのでもちろん校門があって、その校門には基本的には鍵が、施錠がされていてという形で運用していると思うのですけど、今後図書館が入ることによって、いわゆる一般の方が誰でも出入りできる形になってくると、学生たちとの動線の区分けみたいなものというのはどうなっていくのかというところを、これから設計段階だと思うので何とも言えないのですけど、なぜここに図書館を入れるのかなというところが一つ考え方としてあるのですが、どういうお考えでしょうか。 ◎石井 教育施設担当課長 まず、学校と図書館の動線につきましては、生徒と一般の利用者とが重ならないような形での動線は検討しているところでございます。 ◆馬橋 委員 そうすると、建物自体、この敷地の中に東調布中学校があるけれど、その横にくっついて図書館があって、学校のほうへはそう簡単に立ち入りできないみたいな、そういう考え方にしていくということなのですか。 ◎石井 教育施設担当課長 一般の方が、学校の校舎の中ですとかには入れないような形のセキュリティを考えてございます。 ◆馬橋 委員 過去、こういう事例はあるのですか、区内で、図書館と学校をくっつけている。複合化と言われると、イメージするのがやはり一体的に運用しているというか、そういうイメージが。例えば、学校なので、図書館があって、廊下がつながっていたら、どこでとめるのだろうとちょっとイメージしにくいのですけど、その二つを伺っていいですか。 ◎石井 教育施設担当課長 図書館との複合化というのは、大田区内では事例はありません。通常複合化ですので、当然複合化した施設と、それから学校と、いろいろと利便性といいますか、何かプラスアルファがないと、と思いますので、学校側からは、できるだけ図書館のほうに、図書館を利用できるような形でのアクセスといいますか、そういった通路みたいなものは設置しようと考えてございます。それから、他の自治体では、図書館と中学校との複合化している事例等もございますので、そういったところも参考にしながら、セキュリティの問題ですとかはクリアさせていただきたいと考えてございます。 ◆馬橋 委員 どうしても通路ができるということが、変な言い方ですけど、例えば走って通り抜けようと思えばパッと通り抜けられるような形になると思うのですね。だから、本当にこれまでも全国で小学校とか、痛ましい事件もたくさんあるのですけど、本当に危ない人は何を考えているかわからない人がたくさんいるので、その辺のセキュリティはすごくしっかりしないと、やはり保護者の方とか、生徒は不安になるのではないかと思うのですよね。大田図書館は私も小さいときからずっと利用しているので、すごく古いのはよくわかっているのですけど、何か近くにあるから一緒くたにしてしまえという感じだと、すごく不安だなというのは正直なところです。結構東調布中学校は、遠くから越境してくる子が多いぐらいいい中学校だと言っていただいているみたいなので、その辺を崩さないようにやってほしいなと思うのと、最後に、もう1個、先ほど伺ったのですけど、学校の図書室との整合性はどのようにとっていくのですか。 ◎中平 大田図書館長 学校図書室と一般の図書館は、設置の法律がまた分かれているものですので、基本的には、他の複合化している自治体では兼ねているところの実態もあったりはするのですけれども、今の段階では、そこまでの細かいことは詰めていない状況です。 ◆馬橋 委員 大田図書館は結構大きいのですけど、それがこの東調布中学校の敷地の中に入ってくるということで、複合化をする、先ほどから伺っていると別の建物みたいな印象を受けるのですけど、要はくっつけるということですよね。ということは、学校として使う敷地は多少減ってくるわけですよね。図書室はもちろん残す、ある、図書館は図書館であるということは、ぎゅっと縮まってくるというイメージを私は今勝手に、空き地がたくさんあるわけではないので東調布中学校も。だから、それがどうなるのかなというのがすごく不思議なのですけど、その辺はこれからだということなので、注視していかなければいけないのかなと思いますが、なるべくその影響が少なく、かついいものをつくってほしいなと思います。これで終わります。 ◆菅谷 委員 私も、学校だけで建て替えをしているところもあって、この今説明がありましたけれども、なぜ大田図書館を、私なんかは親館だと思うのですよね。唯一きちっと残っているというか、主たる軸をもっと強固なものにするというか、長寿命化とか、もし本当に建て替えが必要だったら、そこをきちんとしたものにして、やはりすばらしい施設にしていくことで考えていくべきだと思うし、こちらの中学校にわざわざ持ってこなくてもいいのではないかと考えますが、その点では、そういうことにはならなかったのですね。そういう意見は出なかったのですか。 ◎中平 大田図書館長 複合化だけではなく、現地建て替え制度と、建て替えの検討とかというのはいろいろとしたのですけれども、基本的に何が一番の喫緊課題かと言いますと、やはり今、大田図書館が老朽化していることももちろんなのですが、何よりもバリアフリーでは全くないと。エレベーターもない、階段しかないという、この使い勝手というのが非常にやはり問題が多いということで、そこを一番の緊急課題と考えて、解消することが第一というところで、一般区民の方が利用される窓口機能の部分だけを東調布中学校の中に図書館として入れ込ませていただく。その上で、いわゆる中央館としての役割があるバックヤードの部分ですね。地域図書館の統括とか、それからメールカーのハブ的な拠点施設になるとかという、バックヤードの部分の施設については、そのまま現図書館に残して、両方合わせて大田図書館として運用していくというのが今の考え方でございます。 ◆菅谷 委員 一時、例えばバリアフリーとかをしなくてはいけなくて、例えば建て替え工事とかが必要だったら、ほかの六郷図書館とか、いろいろなところでもやっていらっしゃると思うので、その経験を持っていらっしゃるから、バリアフリー工事をする間だけ借りるというのだったらまだわかるのですけど、やはり今おっしゃったように中央図書館の役割があるのであれば、やはり複合化という観点ではなくて、それぞれが充実した内容にしたほうがいいと思います。隣の川崎市は、もう複合化ではなくて、長寿命化ということで、その課をわざわざ立ち上げるということで、施設を減らさないで長もちさせるということをもう打ち出しているところなので、ぜひ大田区としても再検討をしたほうがいいのではないかなと思います。 ◆勝亦 委員 今のこの東調布中学校の改築、複合化なのですけど、大田区のコミュニティサイクルポート、これを設置するということなのですが、これは大きさはどのぐらいのものを。 ◎石井 教育施設担当課長 まだ大きさですとか、ちょっと設置台数等は設計の中で決定していこうと考えてございます。 ◆勝亦 委員 移動の利便性うんぬんということがその理由ということなのですけど、これはあれですか、今後、例えば学校の複合化についても、こういったものをどんどん入れ込んでいくというそういったものなのか、たまたまここの地域がそういうものがなかったからそういうものをつくるのか、またそういった業者から区にそういった要望があるのか、どういういきさつでこういうものを学校施設につくっていくのかという。 ◎石井 教育施設担当課長 先ほどの説明でもさせていただいたのですけど、東西間の交通手段が少し乏しいという地域事情もございました。あと、先ほど試験的というお話もいただいていたのですが、区としてはサイクルポートをどんどん設置しようという検討もありまして、今回、東調布中学校についてはそういったことで、複合化という提案がございました。今後、学校のそういった複合化の中で、サイクルポートを設けるかどうかということにつきましては、まだそういった方針等は持ってございません。 ◆勝亦 委員 個人的な意見ですけども、やはりこういった教育施設については、全面的に教育という部分で使っていただいて、サイクルポートは私の自宅のそばにもありますけど、普通の民間のコンビニエンスストアの一角を使ったりとか、ちょっとしたところで、それは事業者が努力して幾らでも広げられるという部分だと思うので、できれば教育の部分については全て、土地が幾らでもあるわけではないので、そういった意味ではそこに使ったほうが私はいいのではないかなと思います。 ◆三沢 委員 勝亦委員と同じようなところの質問になるのですけれども、私は前に議場でも質問させていただきましたけれども、コミュニティサイクル、例えば江戸川区の場合は、ほとんど全てが駅前の駐輪場とかを利用してあるわけですよね。では、NTTドコモバイクシェアでしたっけ、ここが展開しているのは、例えば品川区だって水神公園のところにあったりとか、神奈川とかだと、それこそ桜木町とか、関内の駅も出てすぐのところにあったりとか、別にNTTドコモが携わっているからといって駅前にないわけではない、ほかのところでは十分あるところはある。それにもかかわらず、大田区はほぼないのですよね。しいて言うと、蒲田の区役所前、それと大森、歩いて3分ぐらいかな、入新井の自転車駐輪場、これが駅に近い。あと、こちらの東急線沿線は、ここはまさに空白のエリアではありますけれども、ほかの地域とか、鵜の木とか、石川台とか、そこら辺の地域を見ても駅前ではない。なかなか利便性の向上につながっていないと思うのですけれども、その中で今回の置く場所も駅と駅の間ですよね。ここで本当に利便性が向上するのかどうか、ちょっとそこら辺が理事者としての見解をお聞きしたいのです。何回か、2、3回言っていますけれども、それであれば、駅前にあれば利便性が向上すると思っているのですけども、こんな中途半端なところ、中途半端というか、駅から遠いところにつくってしまうのであれば、ほかの例えば保護者の方とか、いろいろな例えば体育館を利用する方とか、図書館を利用する方のために自転車駐輪場を増やしたほうがよっぽど皆さんの利便性が向上するような気もするのですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎石井 教育施設担当課長 確かに、利便性のお話は委員ご指摘のとおりかと思います。ただ、今回、都市基盤管理課のほうから、こういったサイクルポートを設けたいということで話があったのですが、東調布中学校は、先ほどから申し上げているとおり嶺町地区の中でのそういった東西の交通手段が乏しいということと、それから嶺町地区内にある各東急線の駅の周辺がなかなかもう結構密集しているというか、狭い地区ということで、なかなかそういったサイクルポートを設置できないということもございました。  今回、複合化にあたりまして、どちらが先かみたいな話になってしまうのですが、いろいろと検討する中で、図書館のほうの複合化も進めるという中で、学校というよりも、むしろ図書館を複合化するにあたって、サイクルポートも有効なツールになるのではないかと所管課のほうで判断して、複合化に至っていると私は聞いております。 ◆三沢 委員 地域の要望でサイクルポートを置きたいと、そういうことであればどんどん前向きに検討するのはありだと思うのですけど、都市基盤管理課が、この地域は、嶺町地区は空白地域だからここに置きたい、それが先にありきであるのであれば、ちょっとどうかなと今お聞きして思いました。できれば、地域の方々の声をちゃんと拾って、必要であれば前向きに進めていくというそういった形でやっていただければと。要望です。 ◆野呂 委員 私もそのことに意見だけ。ちょうど私の住んでいるエリアでは、環8沿いの千鳥のところに1棟全部民泊のマンションがあるのですよね。そこにサイクルポートがあるのです。千鳥の駅にも下丸子の駅にも非常に近いのですけれども、これは民泊の方々のために考えたかなという感じで見ていましたけれども、やはり沼部も駅前は狭いし、今回も陳情に沼部の駅の課題について陳情が出ていますけれども、区内の実績のようなもの、サイクルポートの実績のようなものをきちっと私自身も把握しながら、この場所でいいのかということを検討したいなと思いました。  あと、質問なのですけど、大田図書館は、この基幹の図書館として、これはずっとここだけは委託にしないで、直営でずっと運営して、各図書館と連携をとっていくということでよろしいのですよね、どうなのですか。 ◎中平 大田図書館長 直営図書館として、唯一大田図書館は残っております。東調布中学校に入るのも大田図書館ですので、現時点では大分先なのですけれども、現時点では大田図書館直営というのは残ると考えております。 ◆野呂 委員 以前に、教育総務部が出した図書館のあり方の検討の報告の中に、大田区の図書館がその当時は珍しい、みんな本を借りるときは閉架式だったのを開架式にして、昭和38年ですか、ユネスコの図書館の委員長が来日したときにすばらしい取り組みだということで、こんな図書館があるのかということで全世界に発信されたという記事があって、すごい歴史を区立の図書館は歩んできたのだなと。天野区長の時代とかにも非常に図書館をやはりいっぱいつくって、当時としては16あるということはすばらしいことだなと。それを直営でやって、私も、しょっちゅう利用させていただいていたのですけれども、やはりその基幹となる大田図書館なので、やはりここは行きたいというか、ここは本当に学びの場所だなという、そうした模範となるような図書館機能というのを何よりも大事にしていただきたいなということを、これは要望させていただきます。  それから、あとここに、東調布の普通学級で480人13学級とあるのですけれど、大分前に文部省が1学級の定数を検討して、それで小学校1年生は30人とか方針を出して、そのときに各都道府県ではなくて、各市区町村の区立の学校なので、学級編制に関しては弾力的に行うようにということが、そして一貫されていったと思うのですね。  先般、学校を建て替えているある自治体で少子化にはなるけれど、学級の数が、1クラスの数が、今後大きく見直されていくのではないかということで、それをちゃんと目標とした学校の改築を行っていたのですね。それで、今回これは480人の13学級ということで、割りかえしたら36人なのですけども、区は35人にはならないかな、これは35にはならずに、この考えはどういうことで決められたのかということをちょっと教えていただければと思いました。 ◎杉山 学務課長 480人というところについては、本年の5月1日現在での在籍者数のところで見ているところでございます。中学校1年生は35人学級を続けておりますので、基本的にはその流れの中でという形になると思います。 ◆野呂 委員 体の大きな中学生が多いから、1学級でもう少し本当に余裕をもって学んでいける環境であればなとずっと思っています。それがまた教師にとっても、非常に子どもたち一人ひとりと向き合える環境になるかなと思ったときに、その設置者である区が、やはりこの学級数をどう考えるかということは大田区全体の学びを支えていくことになるのではないかなと思うのです。現在の定数からということですけれど、それでいいのかなと。全ての学校はそれで改築が行われていったときに、もし増えていったときにどうなるのかなということをちょっと危機感を持つのですけれども、その辺、もう少し本当は余裕をもった学級のあり方みたいなものを考えていただけないかなということを、これは意見として申し述べておきます。 ◆馬橋 委員 基本構想と基本計画がもう29年から進んでいると思うのですけど、もう1回確認したいのですけど、私はこの中学校にいて、部活はサッカーをやっていたのですけど、グラウンドが狭いのですよね。先ほど大森第七中学校の話もあったのですけど、第二校庭みたいなものがあるところではないので、本当に覚えているのはグラウンドの半面をソフトテニス部が使って、半面は野球部で、サッカー部はゴールの裏でリフティングをやっていろみたいな、何か本当にそれぐらい狭い校庭なのですけど、この基本構想と基本計画の中で、これから図書館機能、それから防災備蓄倉庫、さらにはコミュニティサイクルポートと入ってくるのですけど、これは校庭とか体育館とか校舎とか、その辺の面積、いわゆる学生が使える部分というのは減らさないという基本的な考え方に基づいてやっているのですか。 ◎石井 教育施設担当課長 委員ご指摘のとおりなのですが、グラウンドにつきましても確かに大田区内28中学の中でもそんなに広くはないということで、平均値からいっても少し狭い学校でございます。今回、基本構想・基本計画、特に構想の中で、いわゆるボリューム検討をさせていただいた中では、今回の複合化を含めて建物を建てた場合も、現在4,070平米あるグラウンドの面積が大体4,700平米ぐらいはとれる見込みを立てておりますので、少し増えるということと、まだ基本計画をつくっていないといいますか、まだ地域の方にもしっかり落としていませんので、そういう意味で、どの案を採用するかというところがあるのですが、一番校庭がとれるものであれば、今の校庭よりも整形になるということもありますので、かなり改築にあたってのメリットといいますか、今以上に学習環境の向上はすると考えてございます。 ◆馬橋 委員 一応、基本計画・基本構想の中では、グラウンドも含めですけど、校舎、それから体育館も含めて、今の既存のというか、環境よりさらに向上させるという考え方で、ほかの機能もさらに置き込んでいくという、そういう感覚になるのですか。 ◎石井 教育施設担当課長 東調布中学校としても、先ほどもちょっと図書館の中でも出たのですが、東調布中学校もかなり傾斜地に建っている関係もございまして、なかなかバリアフリーという観点での建物にはなってございません。そういった意味でも、例えば廊下の広さですとか、そういったものもバリアフリー化のほうも今後は十分行っていけるかと思いますので、環境については向上すると思います。 ◆塩野目 委員 監査の結果に対する措置状況のことで、ちょっとわかりづらくて教えてほしいのですが、この指摘ナンバー5番なのですけども、この学校給食費の。要するに、これは残金の計算をする際に、本当は1食単価300円で計算しなければいけないのを、これは改定されてしまっていたので、ついつい320円で計算してしまったと。それが金額が間違っていたので訂正しましたよと、そういうことでよろしいのですか。 ◎杉山 学務課長 お見込みのとおりです。 ◆塩野目 委員 それはもう直していただいたのでいいかと思いますが、念のため確認させてもらいたいのですけども、この給食費の1食単価320円に改定したと、適正な改定だと私は思っておりますが、この改定についてご説明いただければと思います。 ◎杉山 学務課長 平成29年度から値上げをさせていただきましたが、私どもも、これまで値上げをしてこなかったという部分と食材費の高騰等も含めて、経済情勢を見込んだ上での試算をさせていただいて、今現在運用させていただいておりますので、委員のご指摘のとおり、我々も適正な価格であると考えてございます。 ◆塩野目 委員 わかりました。つい8月にも給食の納入業者の消費期限切れの問題もあったばかりでございますので、適正な給食単価のもとに、大切なのは、安全・安心で、そしておいしい給食をもって、子どもたちが健やかに成長することだと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 ◆野呂 委員 この残金について、本当に栄養士が苦労して、それから物価の変動で野菜の値段が上がったり、下がったりという中で、いつも年度末の3月に給食の献立を少し残金があればちょっと高いものに変えるとか、いろいろと苦慮されている様子が本当に大変かなと思うのです。余れば返さなくてはいけない、これはどうにかうまく何かその年度の中で、本当に、例えば1校あたり、1日分1.9円とか、そういう残金でそれを年度末に調整しているのですけれども、これはもう少しどうにかならないのかなと。最後の給食で使い切るといってもぴったり合わないのだと思うのですけど、その辺が、やはり校長先生の私費会計ということが一つの課題として、いつもいつも事務の方たちもその残金の返還とかという課題が多々あるので、以前質問させていただきましたけど、本当は特別会計にしてやっていけば、そういったことも生じなくなるのではないかなと思いながらずっと見ていたのですけれども、学校から何かそのことに対しての意見というのは、学務課のほうでは聞いていらっしゃるのでしょうか、どうなのでしょうか。 ◎杉山 学務課長 やはり、やりくりという意味では、ある意味大変さもある部分もありますが、例えば野菜の高騰ですとか、自然現象に伴う高騰の部分といったところ、あるいは不良といった部分は当然あると思います。栄養士の先生方のほうも大変さはあるのですが、逆に言うとそこが自分たちの腕の見せ所というところもございまして、メニューをいろいろと工夫していただいたりですとか、例えば果物を工夫していただいたりですとか、例えばまぜてある野菜のサラダであれば、そのサラダのまぜる野菜の比率を変えていただいたりですとか、お伺いしてみると、かなり細かく、本当にまさに工夫をしていただいているというところが現状ですので、私のほうには、大変だというお声は、実は直接的にはいただいてはいないのですが、大変さの中でも、まさに努力をいただいているという現状は認識しているところでございます。 ◆野呂 委員 本当に頭の下がる思いで、各学校でのこの処理について、本当に感謝でいっぱいだなと思いながら見ていました。  今回、この包括外部監査が非常に多岐にわたって細やかに、様々なことのご指摘がありましたが、何か一つの財産のように、私自身が読ませていただいたのですけれども、やはりこれを今回幾つかのご指摘の中をきちんと対処していただいて、やっていただくということで、それで子どもたちの学びにこれが反映していくということ、あるいは、先生方の処遇の改善とか、そうしたことに反映していただくために使われていただくように、強く強くお願いしたいと思います。たくさん量があるので、1個1個については、この場ではもう述べませんけれども、やはりこの中で改善していかなければならない点が多々あったと思うので、教育委員会として、これは委員会を上げてやはり議論して、次の世代に改善点を示していただけるようにお願いしたいなと思いました。 ◆菅谷 委員 私も、この包括外部監査報告書、大変、本当に多岐にわたっているというか、こんなに細かいところまで学校では、事務やいろいろな管理を行っていらっしゃるのだなということで、これを教員、それから事務職員、都費の方がいらっしゃると思うのですけど、十分こなせるだけの分量なのかなと思いまして、例えば小学校に行きますと、この学校給食費の決算報告なども最後はまとめるのでしょうけれども、教員の先生が行われていると。そういったところで、人の補充とか、そういったことが大変要望されると思うのです。そういったところを感じました。  5ページの米飯の回数ですね。こういったところまで記入しなくてはいけないということでは、これは何か法律に基づいて、こういうきちんとしなくてはいけないということがあるのですか。この辺はいかがでしょう。 ◎杉山 学務課長 学校給食の決算の中に、実は、かつて主食のパンのほかに米飯の給食を開始した54年当時には、お米の補助金があったと聞いてございます。その関係があって、かつてから報告事項の中に挙がっていたものが、歴史的なものですけれども、それが現在も続いているというものだと認識しております。 ◆菅谷 委員 補助制度は大事なことなので、さらによろしくお願いしたいのと、それと13ページの放課後ひろばの委託事業者の選定にあたってということで、財務指標の固定比率のコメントが正しくないということで、始まったばかりでまだきちんとしていないのかなと思うのですけど、ちょっとご説明をお願いしたいのですけど、ここはすごくたくさん書かれていたもので、説明をお願いしたいのですけど。 ◎北村 教育総務部副参事〔教育政策担当〕 この部分につきましては、事業者を選定するときに、その事業者の財務状況を公認会計士の方に見ていただくものでございます。ここにつきましては、なかなか私ども事務職ではできないものですから、企画経営部のほうを通して公認会計士たちの事務所のほうにお願いをしているところでございますので、そのような形で公認会計士の監査団のほうにこのようなことがないように申し入れをしたという結果でございます。 ◆菅谷 委員 そうですね。いろいろな事業、まかせている部分もあると思うのですけれども、やはりそういったことが指摘をされる中で出てくるというのはやはりまずいことだと思うので、ぜひそういう指摘がされないようなやはりシステムづくりとか、プロセスをつくることが必要なのではないかと思います。  もう一つ、最後に副校長先生の、労務関連で、出勤簿の管理ということで、今年、副校長の代理ということで、非常勤を置くことになって、こういったこともできるようになったと思いますけれども、やはりその管理ができるかどうかという、人の問題だと思うのですけど、この配置においてはできるようになったのですけど、全校にこの副校長、もう1人補助ということでは、全校に配置になったのでしょうか。そこのところを最後に教えてください。 ◎池 学校職員担当課長 本年度は、副校長の補佐は全校に配置をさせていただいております。 ○岡元 委員長 他はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 それでは次に、こども家庭部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆野呂 委員 新しく保育園の開設がご報告されましたけれども、アクトリアリティー、アクト池上保育園、仮称ですか。国道を挟んで、千鳥のいこいの家公園まで代替園庭というのは結構遠いのですけれども、ここ以外はなかったのですか。ないので、きっと提案されたと思うのですけど。非常に国道を挟んで、今回ブルームキッズ千鳥町園、ここも一緒の代替園庭、そこは近いからいいのですけども。1歳はバギーに乗せて、2歳は歩かせてということでしょうけども、あとはなかったでしょうか。 ○岡元 委員長 ほかに代替園庭はなかったでしょうかという。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 ご指摘のとおり、確かに国道を挟んでというところになってしまうのですが、近くに代替園庭に指定できる公園がなかったということで、実際には遊べるときにはトイレのない公園ですとか、児童遊園ですとか、そういうところも利用して、日常の保育はしていくものと考えております。 ◆野呂 委員 この建物、それから池上のほうはマンションか何かだったと思うのですけれども、賃貸の物件ですか、この2階ということで。2階以上の場合の設置基準というものが結構厳しくあると思うのですけど、非常階段からもう一つの階段とか、あとエレベーターとかはもちろんですけれども、それらはこれはやはりきちんとクリアして、安心の建物と理解してよろしいのですか。これは、どちらも2階なので。いかがですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 どちらも、その前に別の認証保育所も運営していましたところですので、問題なく運営できると考えております。 ◆勝亦 委員 資料番号1番の病児・病後児保育なのですけど、今回の齊藤医院が新設で9施設目ということなのですが、定員も含めてどうなのですか、人口規模というか、今後まだまだ足りない状況なのか、それとも、ほかの区と比べると、この程度といったらおかしいですけど、その辺はどう考えているのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 9施設目ということでございますが、施設によってというところはございますけれども、やはりキャンセル待ちが出るぐらい利用率が高いところもございます。認可園を整備していて、保育定員も増えているということで、保育園を利用されるお子さん方は増えていますので、それに伴ってやはり病気にかかる可能性も上がってまいりますので、そういったことを考えますと、これからも整備が必要であろうと考えております。 ◆勝亦 委員 区としてどのくらい必要だとかという、そういう数字的な部分はあるのでしょうか。 ◎間 保育サービス推進担当課長 具体的な数は、すみません、ここで申し上げられないのですけれども、まだまだ十分ではないと認識しております。 ○岡元 委員長 ほかいかがでしょうか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○岡元 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程ですが、9月27日、木曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、こども文教委員会を閉会いたします。                午前11時50分閉会...