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  1. 大田区議会 2018-09-19
    平成30年 9月  地域産業委員会-09月19日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 9月  地域産業委員会-09月19日-01号平成30年 9月  地域産業委員会 平成30年9月19日                午前10時00分開会 ○大橋 委員長 ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  本日は、付託議案の討論及び採決、新規付託分の陳情の取扱いの決定を行いたいと思います。  そして、未来プランの説明及び質疑を行った後、昨日説明のあった所管事務報告の質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  これから、本委員会に付託されました5件の議案の審査を行います。  第79号議案 大田区青少年交流センター条例ほか4件を一括して議題といたします。 ◆黒沼 委員 委員長、ちょっと一つだけ確認いいですかね、議案の。 ○大橋 委員長 お待ちください。  まず初めに、前回の第79号議案に対する質疑について、理事者から保留答弁をお願いいたします。 ◎金子 青少年健全育成担当課長 私からは、第79号議案でご質問がありました2点について、補足説明させていただきます。  1点目は、藤原委員のご質問事項の29年度と新施設における使用料収入額の比較について回答させていただきます。まず、29年度における使用料収入額としては、200万円程度でございました。新施設の使用料の31年度の収入見込額は、500万程度を見込んでおります。  次に、2点目の田村委員からの、利用希望者が多数になり、この施設で収容し切れなかった場合の代替施設についてのご質問です。こちらにつきましては、区の施設としては、同様な代替施設はやはりございませんでした。ただし、ご相談がありましたら、川崎市青少年の家を含めまして、区外の近隣施設をご紹介する予定で考えております。 ○大橋 委員長 委員の皆様、よろしいでしょうか。 ◆藤原 委員 ありがとうございます、調べていただきましてね。  それで、ちょっと聞き漏れてしまったのですけども、宿泊する場合に、この料金の中に食事代とか、そういうのは含まれているのかどうかわからなかったのですけども、これはどうですか。 ◎金子 青少年健全育成担当課長 食事代についてですけれども、食事代としては一切含まれておりません。
    ◆藤原 委員 では、素泊まり料金ということですか。 ◎金子 青少年健全育成担当課長 はい、素泊まりのことでございます。 ○大橋 委員長 そのほかよろしいでしょうか。 ◆黒沼 委員 同じでした。 ○大橋 委員長 わかりました。  そのほか理事者の方から補足等はございますでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 私からは1点ご報告でございます。  観光・国際都市部資料2番、第82号議案 大田スタジアム条例について、昨日の委員会にてご指摘いただきました誤った表記を修正させていただきまして、改めて修正後の資料をタブレットに配信させていただきましたので、ご報告させていただきます。 ○大橋 委員長 以上、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 それでは、議案の質疑を終結いたします。  これから討論を行います。  討論は5件の議案を一括して、大会派から順次お願いをいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆長野 委員 自由民主党大田区民連合は、第79号議案 大田区青少年交流センター条例について賛成いたします。  旧平和島ユースセンターを改築し、大田区青少年交流センターとすることで、大田区の青少年健全育成平和島エリア地域振興スポーツ推進に資するものであり、宿泊定員の増員と設備の更新が行われるため、多くの利用者の満足度と利便性が向上するものと考えます。なお、青少年交流センターとして運営する上で、利用者安全性確保については、指定管理者はもちろん、区としても細心の注意を払い、事件・事故の防止、不健全な利用の排除に努めていただくことを要望いたします。  第80号議案 大田区コミュニティセンター羽田旭条例の一部を改正する条例についても賛成をいたします。  児童館及び適応指導教室仮設施設としての利用に伴い、一時閉鎖していたふれあいルームの使用を再開するための改正であり、賛成いたします。  第81号議案 大田区立勝海舟記念館条例についても賛成をいたします。  郷土に眠る偉人、勝海舟を記念する施設として、全国に誇る施設にしていただきたいと要望いたします。  第82号議案 大田スタジアム条例について、今回の条例制定にあたっては、旧スタジアムと比較して利用時間の拡大と多目的利用の促進という大きな変更があり、利用者利便性スタジアムのみならず、地域の魅力向上に資するものであると考え、賛成いたします。  第95号議案について、本件に関しては、海外都市との友好親善交流に伴う区に責のない損害賠償の支出でありますが、相互交流における相互負担という原則を継続してきた経緯により、やむを得ず大田区側が負担することになったものであります。今後については、このような事態が再発することのないよう要望いたしまして、賛成をいたします。 ○大橋 委員長 公明、お願いします。 ◆田村 委員 ただいま上程されました第79号議案 大田区青少年交流センター条例、第80号議案 大田区コミュニティセンター羽田旭条例の一部を改正する条例、第81号議案 大田区立勝海舟記念館条例、第82号議案 大田スタジアム条例及び第95号議案 区の義務に属する損害賠償の額の決定について、大田区議会公明党は、全てに賛成を主張させていただきます。  この際、幾つかの議案に対し、若干意見を申し添えておきます。  第79号議案は、旧平和島ユースセンターの名称を大田区青少年交流センターに改めるとともに、使用料の改定を行うものであります。その目的でもある国際交流を推進する拠点となるよう、教育委員会国際都市・多文化共生推進課などの各所管と連携を深め、施設運営の充実を図っていただきたいと要望いたします。  次に、第81号議案は、平成31年に開館する大田区立勝海舟記念館について、その入館料等を定めるものでありますが、池上梅園龍子記念館などのほかの区有施設と同様に、未就学児童高齢者、さらに障がいをお持ちの方への減免措置等もあわせてご検討いただきたいと要望いたします。  最後に、第95号議案につきましては、両都市において、今回の事象の諸事情をしっかりと精査した上で、今後も継続して行われる本事業のさらなる発展のために、再発防止に取り組んでいただきたいと要望させていただきます。 ○大橋 委員長 共産、お願いします。 ◆黒沼 委員 日本共産党大田区議団は、第79号議案 大田区青少年交流センター条例に反対します。  反対の第一の理由は、条例を廃止した際、長期間なのでという理由でしたが、従前の平和島ユースセンターのときの条件はほぼ維持されたとはいえ、名称も変わり、利用料も値上がりとなり、長期間なのでという理由ではなかったことからです。反対の第二の理由は、利用料値上げです。地方自治法では、住民の福祉の増進の目的を持って、その利用に供するための施設を公の施設としています。職員人件費は、住民の仕事と暮らしを発展させるための経費であるとはっきりさせれば、区民に負担させる経費ではありません。また、減価償却費は民間の貸借対照表の考え方であり、公共施設は世代間の負担の公平をとるべきです。民間企業の採算を優先した運営と同じ考えになってしまっています。およそ自治体行政のとるべき姿勢ではありません。税金で建設される公共施設は、民間と異なり、誰もが無料か安い料金であることが必須条件です。そのことを度外視して利用者に負担をかぶせるなどは、このような考えは撤回し、本来の地方自治体に戻ることを求めます。  79号議案は以上です。 ◆藤原 委員 第80号議案 大田区コミュニティセンター羽田旭条例の一部を改正する条例について、日本共産党大田区議団は反対します。  今回の一部改正について、一時閉鎖していたふれあいルームの使用を再開するための改正で、ふれあいルーム使用再開には賛成ですが、再開するにあたり、ふれあいルーム使用料値上げがあり、反対します。  ふれあいルーム廃止前の料金が、午前・午後が600円、夜間が750円でしたが、今回の改正にあたり、午前・午後が740円で140円の値上げ、夜間が920円で170円の値上げです。ふれあいルームだけが料金値上げで、体育館、集会室は値上げになっておらず、交通の不便地域と環境が必ずしもよくない地域ですので、無料か廃止前の料金にすべきではないでしょうか。  第80号議案には反対します。  第81号議案 大田区立勝海舟記念館条例について、日本共産党大田区議団は賛成をします。  賛成するにあたり、意見、要望を強く求めるものです。今、明治維新150年でも国民・区民の関心が高まっている中で、区民と全国の皆様に勝海舟記念館への来場を期待するものですが、料金設定については、各党の委員からも意見、要望がありました。一般300円、中学生以下100円の入館料にしたことの理由に、勝海舟にかかわる資料を全国各地から資料等を収集し、保管するなどから、入館料を設定したということですが、全国各地歴史資料館郷土館などがありますが、市民や町民は無料とか、学生、高齢者、障がい者などは無料もあります。また、区民だけでなく、全国の関心を持っている方々からも記念館建設資金を受け付けており、これらの協力者に対しての入館料はどうなるかも不明です。  日本共産党大田区議団は、開館日までに中学生以下は無料に、高齢者、障がい者、記念館建設に対して協力された資金提供者に対しても入館料設定などの見直し、改善を強く要望して、第81号議案に賛成します。  第82号議案 大田スタジアム条例について、日本共産党大田区議団は反対します。  大田スタジアム条例について、大田スタジアムは大田区の公式野球場として、青少年から成人された区民や区外の野球の試合をする方々の場所として利用されている球場で、その他にも高校野球プロ野球等にも貸し出しがされている貴重な球場です。今回の提案によれば、利用時間の拡大、多目的利用の促進、使用料見直し提案がありますが、利用時間の拡大は同意できるものですが、多目的利用の促進については、野球等を優先することなく、イベントや商業関係の方々にも使用料金は5倍にするものの、本来の目的の野球チームなど、優先受付になっておらず、現在の大田区総合体育館利用のように区民が締め出され、営利目的の企業・団体中心大田スタジアムもなりかねません。使用料見直しについて、区民の税金を投入し、区民の健康増進スポーツ振興と発展を願うのであれば、受益者負担の原則で値上げするのではなく、大幅な値上げをすべきではありません。  運営管理についても、大田区が責任を果たさず、指定管理者運営管理を任せる方式には賛成できません。大田区の施設は何も黒字を出す必要はないのです。区民が喜んで利用できる施設、可能な限り無料に限りなく近づけることに努力をすべきです。青少年スポーツ愛好者の健全な育成、ふれ合いの取り組みなど、行政はこのような施設の使用料金が徴収なしか、低額で利用していただくことです。区の財政状況から見ても、2017年度の区の各会計歳入歳出決算の審査結果報告でも述べられておりますが、大田区の使用料、手数料は前年度に比べて14億円余の増になっており、営利目的でない野球やスポーツ団体利用料を、むしろ引き下げるべきです。  以上で、反対いたします。 ◆黒沼 委員 第95号議案に、日本共産党大田区議団は賛成します。  一言申し上げます。諸事情とはいえ、今回の負担理由は疑問が残ります。今後のさらなる検討を求めておきます。 ○大橋 委員長 無印、お願いいたします。 ◆荻野 委員 たちあがれ・維新・無印の会は、ただいま上程されました第79号議案 大田区青少年交流センター条例から第82号議案 大田スタジアム条例までの全ての議案、第95号議案 区の義務に属する損害賠償の額の決定について賛成をいたします。  この際、若干の意見を述べます。  今回の議案は、料金の値上げや新たに利用料を設定するものです。受益者負担の観点からいたし方がない点もありますが、公の施設である以上、広く区民が利用できるよう、適正な価格設定の努力を常に行っていただきたいと思います。また、勝海舟記念館につきましては、区の管轄という枠も超えて、高校生に向けての取り組みということを今後考えていただきたいと、あわせて要望させていただきます。  第95号議案の区の義務に属する損害賠償の額の決定につきましては、両都市の取り決め上起きたことであり、不可抗力ではありますが、公金からの支出ではありますので、双方の情報共有を密に、また、再発防止について、一層の取り組みを行っていただきたいと要望いたします。 ○大橋 委員長 以上で、討論を終結いたします。  それでは、これから採決を行います。  まず、第79号議案 大田区青少年交流センター条例、第80号議案 大田区コミュニティセンター羽田旭条例の一部を改正する条例及び第82号議案 大田スタジアム条例の3件を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は、挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○大橋 委員長 賛成者多数であります。よって、第79号議案、第80号議案及び第82号議案は、いずれも原案どおり決定をいたしました。  次に、第81号議案 大田区立勝海舟記念館条例及び第95号議案 区の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。  本案を原案どおり決定することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第81号議案及び第95号議案は、原案どおり決定をいたしました。  以上で、付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事にご一任いただくことでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された1件の陳情について、取扱いを決定してまいりたいと思います。  30第38号 被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への賛同を求める陳情の審査に入ります。  本陳情に関する質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 それでは、各会派に取扱いをお伺いしたいと思います。  発言は、大会派から順次、お願いいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆長野 委員 自由民主党大田区民連合は、陳情30第38号について不採択を主張いたします。  唯一の被爆国として核兵器なき世界を理想とし、努力していくことは、我が国に課せられた使命でありますが、そのためには、冷静かつ現実的に国際社会の状況を見きわめ、効果的な方策を模索していくことが何より重要であります。核抑止力核兵器の使用を防いできたのが現実であり、戦後、核兵器核保有国同士だけではなく、核を持たない国に対しても使用されたことはなく、大国同士の直接的な戦争も抑止されてきたという事実がそれを示しています。  また、昨日の委員会でも出ておりましたが、就任早々プラハ演説で核なき世界を理想に掲げて、ノーベル平和賞を受賞したアメリカ合衆国前大統領であるオバマ氏ですが、在任中の8年間で北朝鮮は核兵器実戦配備化を実現し、ウクライナ、クリミア半島ではロシアが武力介入、中国はベトナムやフィリピンとの係争中である南沙諸島埋め立て軍事基地を建設、シリア、リビアをはじめとして、中東地域はISの台頭やロシア、トルコの軍事介入などで混乱を招き、結果として多くの民間人の命が奪われ、地域の不安定化を加速させました。  その一方で、核兵器ではない通常兵器に関しては、アメリカ軍が使用した投下型の爆弾に限っても、オバマ大統領在任終盤の2015年は2万3,144発、2016年は2万6,171発を投下しています。広島型原爆の核出力はTNT換算で15キロトンですが、炸薬量ではそれを上回る威力の通常爆弾が毎年投下されている現実があります。  核兵器廃絶は世界の願いではありますが、本質的な理想は、それが核兵器であっても、通常爆弾であっても、無この命が失われることのない世界の実現であり、このたびの核兵器廃絶署名はそのための現実的プロセスとは言いがたいどころか、不用意な理想主義的行動は、一層の不安定化を生じさせることになりかねないと言わざるを得ません。  以上を理由に、本陳情については不採択といたします。 ○大橋 委員長 公明、お願いします。 ◆小峰 委員 大田区議会公明党は、30第38号 被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への賛同を求める陳情は、不採択を求めます。  生命の尊厳を守るために世界の平和を構築することは最大の課題であり、世界唯一被爆国である我が国としても、核兵器廃絶は万人の望むところと認識しております。陳情のように、声を挙げていくことは大変重要であると受けとめていますが、個人の声を集結する運動の一つが署名運動であると思います。  地方自治体としての大田区は、世界の恒久平和の人類の繁栄を願った核兵器のない平和都市である宣言として、平和都市宣言を行い、様々な平和都市宣言事業を開催しながら、核兵器廃絶、そして平和への意識を拡充していると認識しています。区民の声が自然発生的にさらに湧き起こるよう、一人ひとりが生命尊厳のために動くことが大事であると思います。 ○大橋 委員長 共産、お願いします。 ◆黒沼 委員 日本共産党大田区議団は、30第38号 被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への賛同を求める陳情の採択を求めます。  陳情の趣旨と理由には、平和都市宣言をしている大田区として、核兵器廃絶国際署名に賛同を。昨年、国連で核兵器禁止条約が採択され、今年は米朝会談が行われ、世界中から核兵器をなくすことが現実のものとなる情勢になってきましたとあります。平和の祭典に招待された長崎市長をはじめ、国際署名に賛同している自治体首長は20人の県知事を含め、1,155首長が賛同し、全国1,788自治体の64.59%を占めています。東京都では、新宿区、葛飾区、世田谷区、杉並区、文京区、江戸川区、豊島区、中野区の8区、市部では3多摩地域では14市と広がりを示しています。人類史上初めて核兵器を違法化する核兵器禁止条約が採択されました。193の国連加盟国中、3分の2にあたる122か国の賛成で採択された歴史的な壮挙です。  発言した各国から共通して強調されたのは、広島・長崎の被爆者核兵器の非人道性を不屈に訴えてきたことへの感謝でした。条約の中身も最良のものです。核兵器の開発、実験、生産、取得、製造、保有、貯蔵が禁止され、また、議論の途中で盛り込まれたのが、他国を核兵器で脅かし、みずからの支配を押しつける核抑止論の禁止です。それから、これら禁止される活動を援助し、奨励し、または勧誘することも禁止されています。日本のように、核の傘に入り、みずからの安全保障を図ろうとすることも禁止されています。ですから、日本政府は抵抗しています。  このように、条約は抜け穴を全てなくすものとなっています。これらを全て違法化する内容の条約は大田区平和都市宣言の内容にぴったりと一致します。採択を求めます。 ○大橋 委員長 無印、お願いします。 ◆荻野 委員 たちあがれ・維新・無印の会は、30第38号 被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への賛同を求める陳情について不採択を主張します。  戦争のない平和を求めること、核兵器のない世界を望むことは、ここにいる皆様も共通ではないかと思います。平和都市宣言をした大田区も、先日の花火の祭典をはじめ、長年、事業に取り組んでまいりました。また、この署名も全国で知事20名を含めた1,155首長の署名、東京都内でも23区中8区が署名をしております。一方で、東京都内では、小池百合子東京都知事はまだ署名をしておりません。また、昨日の議論にもありましたように、本当に今、この署名を出すことで、保有国も含めた世界各国の賛同のもと、核兵器廃絶への道筋となるのかといった課題もあります。  よって、都や国、他市区町村の情勢をさらに見守る必要があるのではないかと考え、陳情には不採択を主張いたします。 ○大橋 委員長 それでは、これから採決を行います。  なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を求めます。挙手されない場合は、不採択に賛成とみなしますので、ご注意願います。  本件につきまして、採択することに賛成の方は、挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○大橋 委員長 賛成者少数であります。  よって、30第38号は、不採択すべきものと決定をいたしました。  理由は、願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 では、そのようにさせていただきます。
     本日は以上で陳情の審査を終了し、審査事件を一括して継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、未来プラン10年(後期)に関する理事者の説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 私からは、各部共通資料1番、「おおた未来プラン10年(後期)」に掲げる主な事業の進捗状況についてご報告させていただきます。  平成29年度決算の説明資料である主要施策の成果は、おおた未来プラン10年の進捗状況報告書も兼ねておりますことから、本委員会におきましては、29年度末現在の未来プランの全体の進捗状況及び本委員会が所管する事業のうち、進捗に遅れのあるものについてご説明いたします。  なお、他の委員会におきましても、それぞれの所管事務に係る部分について、同様の方法でご報告をさせていただいております。  それでは、資料に沿いましてご説明させていただきます。  初めに、1、昨年度からの変更点です。大きく2点ございます。まず1点目は、平成29年度は、平成29年3月に策定した大田区実施計画の初年度にあたることから、重点的に取り組む事業として、新たに八つの事業を追加しております。これにより、主要施策の成果におきましても、当該8事業を新規に掲載しております。一方で、この8事業につきましては、未来プランの主な事業ではございませんので、進捗判定については行っておりません。2点目は、各事業の決算額の隣に、新たに執行率を記載いたしました。事業ごとの執行率を成果とあわせてご覧いただけるようになっております。  次に、2、主な事業の進捗状況についてご説明いたします。  未来プランには、175の主な事業がございますが、このうち、平成28年度までで未来プランとしての取り組みを終えた1事業を除く174の主な事業について、平成29年度は取り組みを進めてまいりました。この174の主な事業を構成する取り組みのうち、未来プラン(後期)に掲載されている29年度386件について、4段階の基準を設け、進捗状況を判定しております。判定結果は、プランどおりの進捗があった3の判定が366件、全体の約9割となっております。また、プランを上回る進捗となる4が10件、遅れ・変更があったが、未来プラン期間中に回復可能である2が8件、重大な遅れ・変更等があり、未来プラン期間中に回復できない可能性がある1が2件となりました。  本報告書は、全常任委員会及び必要に応じて特別委員会におきましてもご報告をするものでございます。  続きまして、地域産業委員会が所管する主な事業の進捗状況の概要について、ご説明いたします。  今年度、地域産業委員会が所管する主な事業は、地域力推進部が18事業、観光・国際都市部が14事業、産業経済部が15事業の合計47事業となります。このうち、評価が2または1となった取り組みは3件でした。その理由について、引き続きご説明させていただきます。  3、進捗に遅れのある取り組み一覧をご覧ください。私のほうからは、地域力推進部が所管する事業についてご説明させていただきます。  まず初めに、協働推進講師派遣事業でございます。講師派遣につきましては、本事業に関する問い合わせは6件ありましたが、申請に至ったものが4件にとどまったことによるものです。本事業は、地域における連携・協働の促進を支援するものであり、平成28年度から参加者によるワークショップなど、情報交換や体験、交流のプログラムの実施を条件につけたところ、申請件数が減少いたしました。地域の担い手の発掘など、効果のあった事例を紹介するなど、本事業のPRを強化し、回復を目指してまいります。  次に、特別出張所の整備でございます。羽田特別出張所の改築につきましては、おおた未来プラン10年(後期)では、平成29年度の竣工の予定でございました。計画どおりの竣工に向け、準備を進めてまいりましたが、施設のレイアウトに変更が生じたため、工期に遅れが生じ、計画どおりに竣工できなかったことによるものです。平成30年10月末に竣工し、11月26日に大田区羽田地域力推進センターとして業務を開始する予定です。羽田地区の地域の拠点として、「地域力」「国際都市おおた」を推進してまいります。  観光・国際都市部の所管する事業につきましては、後ほど所管からご説明させていただきます。  次に、次ページ、4、区民等への公表でございますが、主要施策の成果につきましては、決算のご認定をいただけましたら、速やかにホームページで公表するとともに、区政情報コーナー、特別出張所、図書館等での閲覧を開始いたします。また、区報10月21日号において公表する旨のお知らせを行う予定となっております。  なお、それぞれの取り組みに関する詳細につきましては、主要施策の成果の中で後ほどご確認いただければと存じます。 ◎五ノ井 観光・国際都市部副参事〔文化施設担当〕 私からは、観光・国際都市部の所管から、進捗に遅れのある取り組みについてご説明を申し上げます。  観光・国際都市部が所管する地域の歴史・文化資源の活用でございます。具体的な事業は、旧清明文庫の修復及び勝海舟に関する資料などの収集・展示の部分でございます。(仮称)勝海舟記念館につきましては、未来プラン(後期)策定当初のスケジュールにおきまして、開館の時期を29年度中と計画しておりましたが、当初想定されたより、資料が大幅に増えたことや国庫補助金を申請する手続などの関係で、開館を延期せざるを得なくなり、進捗状況を1の②といたしました。  また、ボランティアガイドの育成につきましては、学芸員が専門的な研修を行う必要がございますが、現状は優先事項として勝家からお預かりしている資料の整理や目録作成、調査研究を行っております。また、記念館の開館に向け、展示計画の検討や映像コンテンツの進捗状況の管理、これらが同時並行的に重なってまいります。運営推進委員会の議論におきましても、学芸員は資料調査や展示計画などを優先して行うべきであり、ボランティアガイド育成については、開館後、運営が軌道に乗ってから実施することが妥当であるとの意見もあったことから、まずは、記念館の開設準備をしっかり行い、記念館運営を着実なものとしていくこととし、ボランティアガイド育成につきましては、諸条件を総合的に検討しながら進めていくという判断をしたものでございます。 ○大橋 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆黒沼 委員 今日は産業経済部をほぼ中心に伺いたいと思うのですけど。これでいいのですかね、分厚い。それの96ページに主要施策の中で、産業支援施設指定管理者による運営・支援が100%と書いてあるのですが、モニタリング調査を実施した結果、そうなったとあるのですけれども。森ヶ崎の産業支援施設の交流施設、これは当初、クラスターのような役割で、それぞれの入所している企業の励まし合いといいますか、交流となっていたのですけれども、それが果たされていないのではないかと。その理由は、指定管理者がこの面では素人で、管理はいいのだけれども、この工業面での役割を果たしているのかという点ではどうでしょうか。 ◎石川 工業振興担当課長 テクノFRONT森ヶ崎の指定管理者に関するご質問ですけれども、大田区大森南四丁目工場アパートは工場の操業環境の整備及び新分野進出企業による研究開発の促進、また、工場集積の維持発展及び地域産業の活性化に寄与するための施設として位置づけられております。また、そこを指定管理する受託者には、そうした目的を達成するための努力を課しているところでございます。  指定管理者からは毎年度、工場アパートの事業計画書が提出されております。その中で、委員のご質問にありました交流に関する支援でございますけれども、自主事業活動として指定管理者から提案されているものの中に、例えばピッチ大会の開催、これは入居企業が自社の取り組みをPRできる機会、また、工場アパート内のネットワーク強化、また、企業間同士の取引活性化を図っていただく場としてのイベントでございまして、その中で名刺交換、交流などが図られていると確認しております。このほか、おおたオープンファクトリーにおいても、地域との交流を促進しております。お子さんと一緒に訪れる親御さんの中には、大手メーカーの社員の方もおりまして、そうしたところからいろいろなお問い合わせにつながるということも聞いております。  引き続きこうした形でのご支援をしていきたいと考えております。 ◆黒沼 委員 実は、このところを訪問して、2社ほどの方から聞いた話があったものでお聞きしました。今の話ですと、よくやっているということですから、話を聞いた方に、遠慮なくちゃんと届けて、その要望を述べれば改善されていく道があるということでいいのでしょうかね。 ◎石川 工業振興担当課長 施設内には掲示板がありまして、常時、いろいろなイベントですとかお知らせの掲示をしておりますけれども、お忙しくて見る暇のない企業もいらっしゃるかと思いますので、施設内の周知をまた強化するよう努めてまいります。 ◆黒沼 委員 わかりました。  次なのですけど、97ページの、非常に私どもが期待している新製品・新技術開発の支援で、助成金交付のところは、進捗状況3なのですが、42件の申請を受ける中で17件、そのうち開発ステップアップが6件、実用化が11件あったということです。これをもっと広げてもらいたい、拡張をお願いしているわけですけども、過去の統計で、開始して以来、どれぐらいのステップアップがあって、ちょっと私が間違っていればあれなのですけど、それが実用化になぜ行けなかったのか、行けないところが結構多いように思うのですが、そのあたりをちょっと教えてもらえませんでしょうか。 ◎石川 工業振興担当課長 今までの実績をご報告させていただきますと、当事業は、平成13年度から創設されたものでございます。今年度、30年度の分を足し上げますと、279件、採択件数がございました。開発ステップアップと、それから、もう一つの実用化製品助成につきましては、ちょっと内訳が手元にありませんので、後ほどご報告いたします。  なお、採択された企業に対しては、3年目以降に実態調査をさせていただいております。30年度実施した内容でございますが、平成26年度から平成28年度に採択された企業に対して調査を行いました。この結果、製品・技術が実用化された割合が、現在、95.65%ということになっております。 ◆黒沼 委員 もしそうだとすると、大変効果のある、また必要とされている事業だなと思いますので、ぜひ、この点では、42件の申請を受けている中ですから、いろいろな理由で17件の採択になったのだと思いますが、届かなかった企業も大いに励ましていただきながら、ぜひ17件のようなレベルに行くような制度も含めて、ご尽力いただきたいと要望しておきたいと思います。  次のところですけど、もう少し飛びまして、新市場開拓支援、航空・宇宙、医療・福祉、私も一般質問で要望を申し述べた新しい環境のところなのですが、ここに、産業振興協会の主催から自立したマイクロテクスチャ研究会(12回)への支援として、派遣事業を行ったと書かれているのですが、これはどのようなもので、今、どうなっているのでしょうか。 ◎臼井 連携推進担当課長 ただいまのご質問の件でございますけれども、こちらの研究会は、平成24年に芝浦工業大学の先生と区内企業の数社が中心になって発足した研究会と聞いております。この研究会は、設立目的として、マイクロテクスチャ技術、これに関することを研究しようということで、学術分野と区内企業の方が研究をしていると。活動実態といたしましては、産業プラザ等において、月1回の勉強会を開催していると聞いております。そして、活動の成果といたしましては、参画している区内企業が大学の先生等の知見もいただきながら、新しい技術の開発を進めていると、現時点ではそのように聞いているところでございます。 ◆黒沼 委員 東京工大だけではなくて、芝浦工大の関係もあると聞いて、引き続き大学と高専も含めてなのですが、このような点でのご尽力をさらにお願いしておきたいと思います。  次のところのIoTなのですけれども、8社と書かれています。IoTは、大田区は非常に力を入れていると位置づけられているわけなのですけれども、IoTを実現していくための設備の投資も必要なのかなと思いますけれども、このIoTの8社がどのように選ばれて、どのように努力して、どのように成果を上げて、今後どのような広がりが見えてきているかという点でお聞きしたいのですが。 ◎臼井 産業交流担当課長 ただいまのIoTに関するご質問ですけれども、もともと我々のこのIoTの取り組みに関しましては、約3,500社と言われる区内企業全てに同時にということではなくて、ある程度中核となっていただける企業の方からIoTのほうを導入していただき、そこから順次広げていきたいと考えております。そうした中で、我々産業経済部として持ち得る情報、そして、産業振興協会が持ち得る情報の中から、こういった取り組みに関心・興味を持ってくれて、ご協力をいただける企業、そこからまた知り合いを紹介していただいたりということで、この8社に昨年度時点では参画をいただきました。ヒアリング等のご協力をいただきながら、そこで様々なご意見をいただき、当然、我々としては、この8社にとどまることなく、これからも広げていきたいということで、現時点も事業のほうを推進させていただいているところでございます。 ◆黒沼 委員 IoTを発展させていくためには、必ず中心になる企業が必要だと思います。その必要な企業は技術を持っていて、そして、リーダーシップをとると。それでこそ成り立つものかなと思いますが、この8社を引っ張っている企業があると思うのですね。そうすると、この引っ張っている会社が3,500の中で、例えば産業経済部が100社あるなとか、50社あるなと見ていると、50社あると見れば、そこに4社がくっつくとすると、50掛ける4で200、8社がくっつくと、50掛ける8で400となるかと思うのですけど、そういうリーダーシップをとる企業というのも含めて、今後の見通しはどうでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 今、委員からお話がありましたとおり、私たちは中核企業を中心にそこから広げていきたいと。大田区内の中小企業の仕事の流れ自体が従来から「仲間まわし」と呼ばれておりましたが、どこか1社がとった仕事を複数で回していくと、このような形で現時点でも仕事を回している状況はあると認識しておりますので、この形態をうまく生かしながら、我々としては参画いただく企業、IoTを活用してより取引機会を増やしていただく、そういった環境を整えていきたいと考えているところでございます。 ◆黒沼 委員 ぜひ、これもご尽力お願いしたい。  最後のことをお聞きしたいと思います。商業関係で、空き店舗のことでここに書いてある、3月に空き店舗見学を含めた大田区個店・商店街見学&勉強会を実施し、大田区での創業を目指す15名が参加しましたと。私は、これをちょっとテレビでも見たかと思うのですけれども、あっ、いいことをやっているなと思いまして、その後の進捗状況、それから、その芽生え、今後の展望どうでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 今、委員がお話をされたのは、ケーブルテレビのほうで「デイリーニュース大田」のほうで放映された件だと思います。事業者及び個人の15名でございましたけれども、そのときは、区内で活躍する店舗2店舗、それから商店街のほうを見学しております。その後は、大田文化の森で池上地区の商店街連合会長による講義やワークショップ、そういうものをしているところです。成果としましては、5月でございましたけれども、コンサルタント業の方が中小企業に確定拠出年金への加入を進めるということで、池上で1店舗創業したと。それから、今現在、ほかの動きですけれども、もう1店舗が出店を希望しているということで、今、動きがあるという状況でございます。 ◆黒沼 委員 商店街・会とかの団体を通してやる制度が結構、圧倒的に多いのですけれども、この空き店舗というと個店ということで、商店街を通さないで、それぞれの個店にターゲットを当てた解決策も必要かと思いますので、今言ったような見学会を含めて、試行錯誤しながら大いに頑張っていただきたいと希望しておきます。 ◆伊藤 委員 まず、93ページですけど、18色の国際都市事業の推進、これは執行率が39%しかない。この理由は何ですか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 こちらのほうでございますが、各出張所で、地域で行っているイベントに国際色をプラスしていただいて、その中で、こちらのほうで援助できるものについて、例えば協力者の謝礼ですとか、行事材料費を負担するなどですけども、そちらのほうを使わなくても、工夫してやっていただいているということで、こちらが必要ないということで、執行率が低いという形になっております。 ◆伊藤 委員 この不用額が出た原因は何なのでしょうね。見積もりが甘かったのですか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 そうですね。見積もりが甘かったと。こちらのほうで、恐らくこの18の出張所の中からこれだけ要望が来るだろうということで見込んでいたところが、それに満たなかったというところでございます。 ◆伊藤 委員 期待していたほど来なかったというのに、それなのに評価は3あるのだ。期待したほどやらなかったら、3はないのでないかね。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 金額的には、執行率がこの40%ぐらいだったのですけども、中身的にはいろいろ工夫をしていただきながら、国際的に、例えば外国の方を呼んでいただいたり、国際交流とか来~る大使を活用していただいて、イベントを盛り上げていただいたというところでございます。 ◆伊藤 委員 95ページの国際都市おおた大使、これも執行率が半分ぐらいしかない。53%しかない。これの原因は何ですか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 こちらの来~る大使でございますが、毎年、30名ぐらいの方になっていただいているのですけれども、この方が全て活動をすると、このぐらいの金額ということだったのでございますが、例えば、勉学が忙しくなって、ちょっとイベントに参加できなかったり、ちょっと活動が休止してしまったりという方がいたというところで、こういった執行率になっているところでございます。 ◆伊藤 委員 それであれば、まさに評価は3ではないでしょうと。執行率が低かったのだから、満足できる結果ではなかったのではないですか。執行率が低いのに満足しましたという、その評価の仕方がどうなのかと言っているのです。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 全員、30人がフルに活動できればよかったのですけれども、当然、活動していただいた方は十分にいろいろなイベントでしたり、あと、いろいろな企画を考えていただいて、イベントをしていただいたというところで、そういった意味では、進捗状況は3とさせていただいたというところでございます。 ◆伊藤 委員 この本全体にかかわってそうなのだけど、執行率が半分もいっていないのに、結果は予定どおりいきましたという評価をしている事業があまりに多い。これでは評価にならないで、自分たちの言いわけにしかなっていないような。これは、来年につなげることを考えたら、もっとシビアに自分たちはもっとやれたはずだよという、そういう評価のほうが物として意味があるのではないかと思っているのですよ。これを見てどうこうという話よりも、何のためにこういうものを評価するのだということをちょっと考えてもらって、皆さんに言ってもいけないのかもしれない。企画課なんかに言う話なのかもしれないけど、ちょっと評価が3ばかりで、その割には執行率が非常に低い。どこかに原因があるはずなのですよ。節約して結果がうまくいきましたというのであれば、それはそういうふうにあらわすべきだし、ただ、今みたいに理由があって、やはり予定どおりできませんでしたというのだったら、評価はちゃんと下げるべきだし。できるのだったら、予算をとり過ぎていましたと言うべきだし。何かしら原因を考えないと、来期につながらないのではないかと思っているところです。  もう1個言うと、130ページのこの活動・発表・創作の場の提供は、そもそも決算額がゼロというのは、どういう考え方なのですか。 ◎布施 文化振興課長 こちらに関しましては、実際に経費がかかっていないもので、発表の場を提供ということでございますので、一番下に経費という形でいくと、トイレの改修、デジタルサイネージ等がございますが、原状復帰といいますか、使えるように、例えば壊れたら修理する、そういうものは、発表の場の新たな提供というよりは修理・改修の部分だろうということで、新たに環境の変わっているようなものとしてここに載せさせていただいてはいるのですけど。実際は、発表の場の提供というよりは、施設の整備といいますか、そういうところの予算ということで、こちらのほうでは経費を計算させていただいていませんが、今後、考え方につきましては検討させていただきたいと思っております。 ◆伊藤 委員 もう1個だけ。53ページのスポーツ施設の整備なのだけど、これは評価とか云々よりも、29年度に基本構想案を策定しましたと書いてあるのだけども、これを見たことがないのだが、つくったものをまだ公表していないということ。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 こちらにつきましては、所管が都市基盤整備部になりますので、そちらのほうに申し伝えます。 ○大橋 委員長 未来プラン10年(後期)については、以上でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 続いて、昨日報告のありました所管事務報告の質疑をお願いいたします。  まず、地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆田村 委員 資料番号10番になります。先ほどの未来プランの議論の中でも、国際都市おおたを推進するような各出張所単位での取り組みは、本当に参考になります。そして、この冊子もすごくよくできていて、見るところ見るところ、すごいな、すごいなと、各出張所頑張っているなと思うのですけど、予算がかかっている取り組みとそうでもない取り組みと何かばらつきがあるような感じがするのですけども、その辺はどういうふうに見ていけばいいのかなと思うのですけど。 ◎近藤 地域力推進課長 それぞれの地区で、事業のイベントの中の一つとして、国際関係の事業もあるのですけれども、そこのところの予算というのは、またそれぞれ計画の段階で必要予算がかかるものについては、関係部局との調整等がありますので、直接、幾らの金額でいこうとか、そういう縛りはないものなので、地域でいろいろ皆さんのイベントをする中で出てくるものでございますので、若干、予算がかかるところ、あるいはかからないところというのは出ていると思います。 ◆田村 委員 ぜひ、皆さん、地域の中でいろいろなことを考えて、本当に地域住民のために盛り上げていこうと熱心に考えていらっしゃる方々なので、渋ることなく応援していただきたいなと思うのです。  その上で、この資料というのは、今後、出張所とかで配られるものなのですか。 ◎近藤 地域力推進課長 今後の予定でございますけれども、自治会・町会長の皆様にはお渡しして、それぞれほかの地域の取り組みなども見ていただきながら、地元のイベントを含めまして参考にしていただきたいということから、特別出張所にはお配りさせていただきます。あと、区役所の本庁舎の区政情報コーナー、あと京急蒲田駅の観光情報コーナーにも配付する予定でいます。 ◆田村 委員 その上で、ページを1ページめくっていただくと、大田区全体の避難所が書いてある地図がありますね。六郷の地域というのは、多摩川の緑地がこの地図だと、避難場所の指定になっていますけど、合っていますか。 ◎近藤 地域力推進課長 実は、こちらの全体の地域の地図でございますけれども、当初の予定でございますので、ちょっと最新の情報が入っていない部分がございますので、そこの部分については、来年、訂正させていただきます。 ◆田村 委員 昨今の北海道の地震、また、西日本の豪雨災害も含めて、今、地域住民はものすごく避難所、防災について敏感なのですね。なので、ぜひ、区でお示しする資料にこうやって添付するのであれば、最新のものをちゃんと協議して添付していただきたいなと思いましたので、よろしくお願いします。 ○大橋 委員長 それでは、次に、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。海外姉妹・友好都市からの訪問団受入れと大田区平和都市宣言記念事業です。よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 次、行きます。次に、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆黒沼 委員 資料11、いちおしグルメ。裏にリストがあります。これはずっとやってきていると思うのですけれども、一度出たところは出なくてという何か条件があって、ずっと、延べこれまでどのくらい表彰されてきているか教えてください。 ◎小澤 産業振興課長 今、委員お話の件につきましては、お土産100選のほうは、受賞を何回しても、また新しい商品で出られるのですけれども、いちおしグルメは店舗ということになってございますので、一度受賞されると、それについては申し込みができない、応募ができないということになってございます。ちなみに、いちおしグルメにつきましては、平成22年から始まっておりまして、8回目ということになります。これまで79店舗を表彰してきたというものでございます。 ◆黒沼 委員 既に表彰されたところの影響と、それから、私もあそこの京急蒲田の観光コーナー等を含めて、3店舗回るとお土産をいただけますと1回やってみたことがあったりしたのですが、その効果の内容と、今後、まだまだ続くということでいいのでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 先ほどお話ししましたけれども、今、8回目ということになってございまして、これまでの79店舗を含めまして、一旦、閉店している店舗があるかどうかというのも含めて、やはり確認をしていく作業が必要だろうと思っておりますので、その点については整理をしていきたいと思っております。また、今後につきましても、この制度については継続をしていきたいということと、いちおしグルメを受賞した店舗につきましては、やはり来客が増えているということは効果として聞いております。 ◆田村 委員 このいちおしグルメで、今回、34店舗が応募をされて、10店舗が表彰されました。僅差で24店舗は表彰されない状況になりましたけども、たしかアフターフォローではないですけども、経営支援というか、店舗のイメージアップだとか、何かそういうアドバイス的な取り組みがあったかと思うのですけど、その辺の状況はいかがですか。 ◎小澤 産業振興課長 これまでも含めまして、産業振興協会のビジネスサポートとか、そういうものを通じて、店舗の改修を含めて行っているところはございます。ただ、今回のいちおしグルメがその辺を踏まえて受賞しているかどうかについては、すみませんが、ちょっと確認がとれておりません。 ◆田村 委員 ぜひ、8回やってきた中で、僅差でエントリーしたけどもだめだった店舗だけども、そういったサポートを受けて、改めて応募したら表彰されたという店舗があれば、後でもいいのですけども、教えていただければと思います。お願いします。 ◆小峰 委員 引き続きいちおしグルメなのですけれども、私の住んでいる近所のお店でもこの大田区からの表彰のシールを張ってあるので、みんながそれを応援していこうという機運というものがあるなと思っています。応募店舗数は、今回34店舗でしたけれども、今までは大体、平均何店舗ぐらいなのか。平均というかおおよそ同じぐらいの数の店舗数が応募されているのでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 正確にはちょっと把握をしておりませんけれども、おおむね平均このような数字で推移しているものと理解しております。 ◆小峰 委員 一度受賞したところは、もう次は条件がないという上で、同じような数が推移しているということは、どんどん広がっていると受けとめます。この表彰店舗が10店舗というのは、毎回、10店舗ということでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 こちらにつきましては、審査の中で、特に何店舗だということを決めずに、審査の経過の中で決定をしているものと認識しております。 ◆小峰 委員 あと、温かい目で見ますと、最寄の駅が点在化しているのですけれども、偏ってはいないのですが、そういうご配慮みたいなものはあるのでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 審査の過程において、地域の偏りとか、そういうものを考慮した審査はしておりません。 ◆小峰 委員 だんだん今、浸透しておりまして、近所のもう一つの店舗は、この話をしたら申し込んでみようかなとおっしゃっていました。ですので、継続されながら、また何か新しい工夫も加えながら、拡充していくことを要望いたします。 ◆黒沼 委員 12番で、ここに書いてあるのは、本年度は会期と内容を刷新しということであります。非常にいい試みだと思いますが、この後継者問題で一番私が気がかりなのは、六郷工科高校も最近よくなったようですけど、大田工連を含めて協力してくれている工場訪問、それからデュアルシステムを利用した内容を含めて、子どもたちが非常に感動して、そこに就職したいというときに、一つのネックとして、親がもっと大きな会社に行きなさいということで、家庭で共通の認識にならなくて、残念ながら就職に至らなかったと。最近では前進しましたよという話を承っておるのですが、親子でこういうイベントを見ると、そのことが一つの解消になっていくのかなということで、この効果の程度、それから、なぜ刷新したかということを含め、ちょっと様子をお聞かせください。 ◎石川 工業振興担当課長 協会の担当のほうに話を伺いましたところ、従来は、グランデュオ蒲田でパネル展、それから、小さなイベントを開催することで、PRをしてきたのですけれども、やはりお子様連れですと、ゆっくりとパネルのほうを読まれることが比較的少ないのかなと感じていたようでございます。それから、やはりお子さんにも特にものづくりを体験してもらったほうが、職人の技に触れるよい機会になるだろうということで、今回は期間を短くしたかわりに、ものづくり体験教室と、また、特に夏休みということでしたので、親子型の体験イベントとさせていただいたというところでございます。 ◆黒沼 委員 アンケートをとられたかどうかわかりませんが、特に親御さんの受けとめての感想がわかれば聞きたいのですけど、どうでしょうか。 ◎石川 工業振興担当課長 次ページの写真にもございますように、お子さんもさることながら、親御さんも非常に熱心で、質問のときには親御さんのほうが先に手を挙げたりするような光景もあったと聞いてはおります。 ◆黒沼 委員 特に子どもたちだけではなくて、親そのものに大田区のものづくりを知っていただき、感動の機会を多くして、いざ、お子さんがその気になったときは頑張れよという声が聞こえてくるような試みをして、頑張ってもらいたいと思います。 ◆小峰 委員 資料番号12番で、新規の親子で体験というところで教えていただきたいのですけれども、時代の傾向としてちょっと伺いたいのですが、今、共働きの家庭がすごく多いのですけれども、この親子ペアの18組全員が親子でいらっしゃったのか、それとも、祖父母様も入っていたのかという実態がわかれば教えてください。 ◎石川 工業振興担当課長 多くは親御さんでしたけれども、確かに祖父母の方と同伴という方もいらっしゃったようでございます。詳細については、確認して、また改めてご報告をさせていただきます。 ◆小峰 委員 新規でとてもいい内容だと思いますので、今後も柔軟な対応をしていただきたいと思います。 ◆藤原 委員 同じですけど、この1番の工匠の技術、この点について、来場者が2万4,664人なのですけども、これはどのような形で人数というのは掌握したのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 こちらの来場者につきましては、グランデュオ蒲田の東西連絡通路でカウンティングしていたと聞いてはおります。 ◆藤原 委員 例えば、そこを歩いている人も全部含まれる数なのか。いや、この短い期間で、これだけの方が集まるというのは、野球でいったらパ・リーグのプロ野球の1試合分の人数が集まるのですよね。すごい数なのだけども、本当にこれはちゃんと見て、なるほどなと思った人を数えるのか、それとも通行人を数えているのか、ちょっと知りたいのだけど。
    ◎石川 工業振興担当課長 そうですね、通られるだけの方もいらっしゃると思うのですけども、そうしたゆっくりと足をとめる暇のない方にも少しでも感じていただけるような展示をしておりますので、そういう意味での善意的なカウントだと思っております。 ◆藤原 委員 この宣伝というのは、区報か何かで宣伝するということ以外、特別に何かやっているのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 こちらの今回の周知につきましては、区報をはじめまして、ホームページ等でも周知をさせていただきました。 ◆藤原 委員 一つは、こういう技術を身につける。それから、ぜひ、そういう若い人たち、親子でもそうなのですけども、区内で働いてもらいたいという思いもあるのでね。例えば、羽田空港なんかを利用した形で、こういうのをやっていますよということを宣伝するというのは、大田区の宣伝にもなるし、工業者の関心も高まると思うのだけど、その辺については考えたことはあるのですか、ないのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 今回は、主催が大田区と東日本旅客鉄道株式会社、JRになっておりますので、JRの京浜東北線のデジタルサイネージ等で流していただいたり等はいたしました。空港のほうについては、また検討させていただきたいと思っております。 ○大橋 委員長 では、別の報告で質問ございますか。 ◆黒沼 委員 資料15、よろしいですか。 ○大橋 委員長 13、14はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 では、15、どうぞ。 ◆黒沼 委員 これは初めての試みだと思うのですけれども、非常に期待しています。ただ、これを見ると、クラスターですから、グループだと思うのですよね。後ろのリストはそれぞれ1社の名前しかなくて、多分この一番右側にもう一つ、異業種なのか、同業者なのかわかりませんが、何社によるものかというのがわかればいいかなということとともに、この事業テーマが非常に発達していて、私だけかもしれませんが、非常に理解できないぐらいに進歩しているところが多過ぎて、次世代エンジニア育成手法の模索なんというのは、何をやっているのかぐらいはわかるのですけれども。多分、これはそれぞれもう半導体から何から異業種の気がするのですね、これをやっていくためには。非常にいいかなと思うのですけれども。ただ、そういうことをやっていくためには予算が非常に少ないなということで、もっと大々的にキャンペーンを張って、応募件数14件というよりも100件ぐらいになるような形の希望ある取り組みにしてもらいたいなと思うのですけど、これをやってみて、これはいけるぞと思う何かあれば一つお聞かせ願いたいのですが。 ◎臼井 連携推進担当課長 こちらの事業でございますけれども、事業名称が変更されたこともありまして、事業の中身的には平成18年度から継続して取り組んでいるものになっております。また、内容につきましては、非常に多岐にわたっているところでありまして、私たちといたしましては、こちらはあくまでもきっかけづくりと考えております。こちらの事業をきっかけに、委員がお話のとおり、1社ではなくて、複数の企業もしくは異業種というのを含めて、複数の企業体で新しいことに取り組んでいただく。その後、もし具体的な新製品・新技術の開発に進むようであれば、既存の別の制度をご利用いただく、新製品・新技術開発助成等もございますので、既存の制度を使っていただけるようにもちろん産業振興協会でも促しておりますし、利用されている方の中には、それを承知で、まずはここから取り組んでみようということでやっていらっしゃる方もいるのが実情でございます。  また、件数なのですけれども、過去の件数を見ますと、増減がありまして、比較的、区内企業の方の仕事が多い時期には、やはり申込件数が減る傾向があると。失礼な言い方かもしれませんけれども、若干、余力があるときに新しいことにチャレンジしようと。受注等が多いときには、やはりそれの対応でなかなかこういった新しい分野へのチャレンジをする企業、グループが減ると。そういったことも産業振興協会のほうでは、実態として認識していると、このように聞いております。  また、発表の仕方につきましては、今回はあくまでも申請のあった企業名を企業・グループ名として1社単独で出させていただきましたけれども、報告の方法につきましては、今後、また研究をさせていただきたいと思います。 ◆黒沼 委員 恐らく昼は自分の仕事をしていて、夜か何かにみんなで集まって、この開発の仕事をしているのだと思うのですね。どこかに集まらざるを得ないと思うのですよ。そうすると、集まる場所は多分あまりなくて、こういう方々はどこかちょっと大きな工場があって、会議室ぐらいがあるところの会社が一つぐらいありまして、恵まれているのかなと思います。多分、一つ屋根の下で集まっているわけではないと思うのです。  それを応援するのが大田区だと思うのですけれども。以前に、北糀谷とか本羽田とかのどこかにすごい大きい会社があって、そこに入る余地があって、何人か家賃を払えなくなった方々なんかがそこに入り込んで、同じ屋根の下でいろいろな方々が仕事をしているということを応援する制度もできていると思うのですけれども。これをやっていく上で、多分、今おっしゃったように、自分の仕事が出てきてしまうと、その時間がなくなってしまう。しかし、これがあるということは、意欲が消えてなくてあるのだと思うのです。その意欲をすくい上げるのが大田区の産業経済部の役割かなと思っています。そうすると、もっともっと下におりていってもらって声を聞く、その声をすくい上げるということが大事かと思うのですけれども、そういう点では、1回調査をしてみたとか、この展望をもう1回見てみるとかという点では、潜在能力はどうなのでしょうか。 ◎臼井 連携推進担当課長 意欲、潜在能力、そういったお話がございました。私たちとしては、先ほど申しましたとおり、こちらをきっかけにしていただいて、既存の先ほど申しました新技術・新製品開発助成等も使っていただきながら、ここでの話し合いの結果がやがては企業の収益につながるような売り上げにつながればといったことで、産業振興協会の例えばコーディネーター等も働きかけをしたり、問い合わせ等があったときにはご案内をしているという状況です。私たちとしても、ぜひ、こういう既存の制度を使っていただきながら、区内の企業が新しい分野にチャレンジしていただく、こちらのほうを後押しするといったことは、これまでもやってきたつもりですし、今後もそちらに関しては注力していきたいと考えているところです。 ◆黒沼 委員 要望ですけれども、昔、大森西に勤労福祉会館というのがあって、これは町工場というよりも働く人の東京都の施設のようだったと思うのですが、今、そういうのが多分ないと思うのですね。恐らく、こういう方々がチャレンジ精神を持ってやっていこうとすると、夜集まって、例えば6時ごろから9時か11時ごろまでもう1回削ったり、パソコンを打ったり、研究するといったダブルの仕事になると思うのです。そういうのを助ける上で、この50万円の助成上限でいくと、電気代ぐらい助けになるかな、それとも、夜食の食事の助けになるかな、部品の材料購入代になるかなと思うのですけれども、そこら辺のところをどうすれば、何が必要で発展するかという点、ぜひ、研究を重ねてもらって、少しでも多く、大台にとは言いませんけど、これを手助けできるこの役割を発展してもらいたいということを要望しておきます。 ◆藤原 委員 ちょっと戻って、14番の(仮称)南六郷創業支援施設ですけれども、ここは、ちょっと私はよくわからないのですけども、図書館が中に含まれるのか、図書館は別にどこかに移転するのか。ちょっとわからないのだけど。 ◎石川 工業振興担当課長 図書館は隣接する土地に新しく施設を建設しておりますので、そちらに11月の末に移転を開始する予定と聞いております。 ◆藤原 委員 そうすると、ここに書かれているけども、22年経過しているので、もうかなり傷みもあるということで、そこを整備するのでしょうけども。そうすると、羽田旭にありますあそこは、もうこれができ上がった場合にはなくすのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 BICあさひの代替施設として建設しますので、こちらが竣工しましたら、そちらの機能はこの南六郷のほうに移す考えでおります。 ◆藤原 委員 そうすると、羽田旭はどうなるのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 旧羽田旭小の活用につきましては、今現在、企画経営部と調整をしているところでございます。 ◆藤原 委員 大きな役割を発揮してきたと思うのですけども、同時に、旧羽田旭小学校の前のところは、三井住友ですか、不動産が購入した土地で、どうなるのかね。大型の倉庫になるのか、何になるのか、我々はわかりませんけども、そういうところに逆に羽田旭の今のある校庭やそういう施設は吸収されてしまうのかなという感じがしなくもないですけど、ないですか。 ◎石川 工業振興担当課長 旧羽田旭小の跡地の用途地域が工業地域で、今度のHANEDAインダストリアルパークですかね、仮称の。あちらのほうは、工業専用地域なのですね。ですので、ちょっと活用の方法は変わってくるかと思います。全くそのものがそこに移転するというのはちょっと考えにくいと思っております。 ◆藤原 委員 ここにもありますように、六郷工科高校とか、周辺の地域の工業者を含めて、やはり連携しながらすばらしいものができて、それで独立できるような、そういう施設になると思うのですけども。そういう意味では大田区内に工業関係の高校が、私なんかの近くには本羽田の二丁目の萩中小学校の隣にあります、あれは都立かな、都立高校、そういうところとの連携というのはするのですよね。 ◎石川 工業振興担当課長 本日の委員会終了後に地域のほうにご説明しに行くのですけれども、まさに六郷工科高校、それから萩中にあります都立の職業訓練校、そうしたところの校長先生方とも今、パイプをつくりましたので、そうしたところにも情報提供させていただきたいと考えております。 ◆藤原 委員 利用開始まではまだ3年近くあるのですけども、本羽田のあそこはかなり半数近くが区内の企業に就職するということを言われているし、また、工業ばかりでなくて、今は警備とか食事関係のそういうところとか、いろいろな幅広くやっているのですね。そういう意味では、そういうところの学校とも連携しながら、大田区全体がこういう施設で学んだものを生かされるような、区内で働けるようなものにしてもらいたいと思うのですが、その辺の展望を持って、これは取り組んでいくのですか。 ◎石川 工業振興担当課長 委員のお考えのとおりでございます。 ◆黒沼 委員 同じ資料なのですが、図書館ができるというのは非常にいいことなのですけれども、ここで図書館の仮設で使われていたとは、ちょっと私は大変申しわけないのですけど知らなくて。そうすると、以前、ここの目的の人たちが借りる人がいなくなってきたということか、それとも、どこかに出ていったということですかね。 ◎石川 工業振興担当課長 民間の建物を購入したと聞いております。 ○大橋 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程ですが、9月27日、木曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、地域産業委員会を閉会いたします。                午前11時20分閉会...