練馬区議会 2018-09-10 09月10日-02号
子宮頸がんはHPV、肝臓がんはHBV、胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌による感染症であることが判明しております。3つの感染症がんで日本のがんの25%を占めています。特に胃がんについては、親が子にピロリ菌をうつしているため、親が除菌すれば子どもの感染が減り、十数年後には胃がんがほぼ撲滅できるとの予測もあります。
子宮頸がんはHPV、肝臓がんはHBV、胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌による感染症であることが判明しております。3つの感染症がんで日本のがんの25%を占めています。特に胃がんについては、親が子にピロリ菌をうつしているため、親が除菌すれば子どもの感染が減り、十数年後には胃がんがほぼ撲滅できるとの予測もあります。
3点目に、中学生のピロリ菌検査についてです。 2014年から市内の中学校1年生にピロリ菌検査を開始した兵庫県篠山市では、2015年の陽性率は9.3%であったとの報告がありました。練馬区の中学生約1万3,000人に当てはめると、約1,209人がピロリ菌に感染していると推計されます。ピロリ菌感染者は、進行によって胃潰瘍などを発症し、萎縮性胃炎となり、胃がんの発症の危険性も高まってまいります。
この胃がんの原因の95%はピロリ菌と言われており、早期にピロリ菌を除菌することで胃がんを防ぐことができます。 国は、今年の2月21日より、このヘリコバクター・ピロリ菌が原因の慢性胃炎の除菌治療に健康保険を適用しました。これは、ピロリ菌除菌薬が1人当たり2万数千円と高額なため、公明党が保険適用を求め国会質問し、100万人を超える署名を集めるなど、粘り強い取り組みが実ったものであります。
最近の研究において、胃がんの原因の95%はピロリ菌であり、感染症であることがわかってきました。また、日本人の2人に1人がピロリ菌を持っていると言われ、除菌治療により9割以上が死滅し、がんの発生を3分の1以下に抑えられるそうです。私も以前、胃痛に悩まされ、検査によりピロリ菌があるとわかり、除菌により胃潰瘍が完治した一人です。
この項の最後に、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因菌として知られるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌についてお伺いいたします。 現在、日本人の約50%がヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているとの報告があります。除菌をすることで胃・十二指腸潰瘍の再発抑制、胃がんなどの予防効果があると言われておりますが、除菌は保険診療ではなく、全額自己負担となっております。