港区議会 2017-12-22 平成29年12月22日区民文教常任委員会−12月22日
○指導室長(松田芳明君) 持続可能な開発目標、SDGsなど、そういった観点も含めての環境でございます。 ○委員(杉本とよひろ君) 恐らくそうではないかと。SDGsは12月15日の区民文教常任委員会の、港区環境基本計画(素案)の答弁のときにも挙げられました。
○指導室長(松田芳明君) 持続可能な開発目標、SDGsなど、そういった観点も含めての環境でございます。 ○委員(杉本とよひろ君) 恐らくそうではないかと。SDGsは12月15日の区民文教常任委員会の、港区環境基本計画(素案)の答弁のときにも挙げられました。
まず、港区環境基本計画(素案)の第1章では、国際的な環境政策の動きということで、持続可能な開発のための2030アジェンダ、いわゆるSDGsのことが記載されています。これは国連持続可能な開発サミットにおいて、2015年に採択されて、翌年の2016年に発効された新たな1つの目標設定で、私どもの会派では、このSDGsに関して、第3回定例会で質問させていただきました。
国際連合が全会一致で採択した持続可能な開発目標、いわゆるSDGsは、誰も置き去りしないことを宣言し、十七の目標を掲げました。目標五では、ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と女児のエンパワーメントを図ることを明記し、女性の参画の拡大、女性の経済的エンパワーメントの強化などに優先的に取り組む姿勢を示しています。
SDGs持続可能な開発目標のためのアジェンダにおいても、海ごみの代表とされるプラスチックごみの排出が問題視されているところです。私のNPOでも数年前からICC(インターナショナル・コスタル・クリーンアップ)という取り組みに参加し、国際的な海洋調査・保全活動に参加していますが、近年メディア等での取り上げ方には目を見張るものがあります。プラスチックは腐敗することがない化学物質だと言われています。
次に、持続可能な開発目標・SDGsの理念を反映させた港区の構想や取り組みを区民及び事業者に周知することについてお伺いいたします。 SDGsは二〇一五年九月、ニューヨーク国連本部において採択された政府や企業を含めたあらゆる立場の人々が二〇三〇年までに解決すべき課題を設定した目標で、行動計画として十七の目標と百六十九のターゲットを掲げています。
次に、持続可能な開発目標、SDGsについて質問いたします。平成29年度予算編成方針にも掲げた重点施策の中に、夢と希望に満ちた子どもの明るい未来につなげる取組とありますが、未来に地球自体が環境問題などで危機的状況を迎えていれば、全てが絵に描いた餅になってしまうと思います。
最後に、SDGsの理念を認識し、行動に移す教育についてお伺いいたします。今定例会では、持続可能な開発目標、SDGsの達成に向けて、区民、事業者、全てが主体的に取り組めるよう、区の仕組みづくりや周知について、さまざまな角度から質問してまいりました。
今回、SDGsに関連して質問させていただいておりますが、17の目標の中にある平和で公正な社会には、子どもに対するあらゆる形の暴力をなくし、子どもに影響を与える法律をつくるときは事前に子どもの意見を聞くこと、また、全ての子どもに戸籍を与え、赤ちゃんが出生登録をし、必要な教育や医療サービスを受けられるようにすることが挙げられています。
イベントとして開催したり、また規模を小さくして、私たちの住んでいる地域のSDGsを考えるといったテーマで行うのも、大変意義深いことと思います。総務費でも質問いたしましたが、例えば各地域の区民協働スペースでSDGs啓発の出前講座を継続的に行うことで、地域の意識を高め、参加者同士で環境問題に取り組むグループが誕生し、区民みずからがSDGsを意識して行動できるような啓発活動の場になると思います。