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令和3年予算特別委員会(第7日)-03月08日-07号

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  1. 江戸川区議会 2021-03-08
    令和3年予算特別委員会(第7日)-03月08日-07号


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    令和3年予算特別委員会(第7日)-03月08日-07号令和3年予算特別委員会(第7日) 令和3年3月予算特別委員会会議録 ●日時 令和3年3月8日(月) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時00分 ●再開 午後1時00分 ●休憩 午後2時40分 ●再開 午後3時00分 ●休憩 午後3時54分 ●再開 午後3時58分 ●閉会 午後4時05分 ●場所 第1委員会室出席委員(21人)   藤澤進一  委員長   窪田龍一  副委員長   田島寛之  委員   小林あすか 委員   よぎ    委員   齊藤 翼  委員
      牧野けんじ 委員(教育費)   岩田将和  委員   間宮由美  委員   太田公弘  委員   栗原佑卓  委員   大橋美枝子 委員   金井しげる 委員   福本光浩  委員   瀨端 勇  委員(修正案)   伊藤照子  委員   竹内 進  委員   川瀬泰徳  委員   島村和成  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   斉藤 猛  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 近藤知博 ●案件  令和3年度予算審査(第7日)  一般会計歳出 第16款 教育費  第2号議案に対する修正案                      (午前10時00分 開会) ○藤澤進一 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、岩田委員栗原委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、野﨑委員、小俣委員、本西委員、神尾委員から、鹿倉委員、大橋委員、よぎ委員、金井委員にそれぞれ交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は、一般会計予算歳出の第16款教育費の審査を行い、その後に修正案の審査を行います。  なお、修正案の審査に当たっては、それぞれの持ち時間で行うこととなりますので、ご了承よろしくお願いいたします。  なお、滝沢議員から、第16款教育費、第1項教育費、第3目教育指導費及び第4目学校施設費の審査で、委員外議員の発言の申出がありましたので、これを許可することにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、委員外議員の発言を、許可することといたします。  これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の448ページをお開きください。  第16款教育費、第1項教育費、第1目教育推進費より審査をお願いいたします。 ◆福本光浩 委員 おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。ここでは、すくすくスクールの時間延長、補食のことについて、改めてお伺いをしたいというふうに思います。すくすくスクールが始まってから、本当に江戸川が誇る事業として、全国から視察も相次ぐなど、大変高い評価を得て進んだ事業でございます。その中で、いろいろと補食については廃止がされた平成24年、それから今回4月からまた開始するという経緯があります。時間についても、いろいろと社会環境の変化の中で昨年の3回定例会で条例改正がされて、延長が4月からなされるわけでございますけれども。改めて延長されることによって、保護者の方々のニーズというのは、教育委員会としては、100%というか、どのくらいの確率でこれが達成されるというふうに認識しているかということが1点です。補食については、これから4月から開始するわけでございますけれども、今現在において、例えばどのくらいの方々が希望しているかという、その2点についてまずお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まず延長に伴うニーズというところでございますが、現在学童クラブ登録をしている保護者からは就労証明書を頂いてございます。そこで、保護者の帰宅時間というのを抑えているところでございますが、現在の運営時間でありますと、18時までに帰ってくる保護者がおおむね75%であります。残り25%は18時以降の帰宅になるというのが現状でございます。これを延長で19時まで実施した場合に、98%の保護者はこの時間までに自宅に帰ってくるということで、保護者のニーズに100%まではいかないのですが、かなり100%に近いところまでお応えできるようになるということで考えてございます。  また、補食につきましては、現在持込みによる補食を実施させていただいているところでございますが、直近で申し上げますと、令和3年2月でございます。学童登録を3,777人している中で、希望されている方が662人でございます。 ◆福本光浩 委員 延長については、98%ということで高い数字だというふうに思います。これは保育園の待機児童のところでもお話しましたけれども、やはり社会環境が変化している中で、女性の方々も働く方々も増えておりますので、そういう意味では認証保育所保護者軽減負担とかの拡大とかも、そういうのも一つのの柔軟な対応だと思っています。その中で、保育園までそういう対応をしているのに、小学校上がったときに、なかなかバックアップ体制がとれていないのではないかという声も私たち自民党もいただいた中で、今回の19時というのはやはり斉藤区長、千葉教育長をはじめとする皆さんの柔軟な姿勢だというふうに思っておりますので、そこは私たちも評価するとともに、推移というものを見ていきたいというふうに思います。補食については、そこまで数字としては多くないかなというふうには思いますけれども、やはりこれも前々からニーズがあったということであれば、私たちの会派としては24年度に廃止のときには、それを推奨まではいかないですけれども、あえての判断で私たちも意見を述べさせていただきましたが、今回は7時まで延ばすということですから、それに伴う補食という提供については、私たちもこれを認めさせていただきたいと思いますし、ぜひそういう柔軟な姿勢をこれからもとっていただきたいというふうに思います。  それで、もう1点令和元年7月に、まず最初に時間延長の前に土曜日と休業日に9時から8時半の前倒しがあったと思います。このことについては、大体1年以上たちますけれども、保護者のご意見等についてはどのように捉えているかということと、これもニーズというのは大分解消されたということでよろしいでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 委員さんがおっしゃいましたように、令和元年の夏休みから預かりの時間を9時から8時半に前倒しをさせていただきました。現実問題としまして、9時より前に来たいというお子さんがかなり多くの数がいらっしゃるというのが現状でございまして、8時半から9時までの間にその日参加される方の6割ぐらいはお見えになるというのが現状でございます。保護者の方からも夏休み中におきましても、助かってありがたいというような声を現場に頂いていると伺っているところでございます。 ◆福本光浩 委員 特に小学校1年生、今まで保育園に通われていた方は保育園によっては7時半くらいから預かる保育園があるみたいで、お母さま方の声からすると、保育園のときは保育園に預けて、自らが仕事に行くという体制だったのですが、要するに小学校に上がってからは、自分がまず最初に家を出て、子どもに見送られるような体制だったという、そういうお声も聞いた中で、土曜日、特に休暇のときの30分前倒しというのは、これはこちらも評価をさせていただきます。ただ、まだまだ保育園との時間にはギャップがあるので、1回こういう形で前倒しすると、またさらに30分、またさらに30分という声ももしかしたらあるかもしれませんが、そこは社会ニーズをしっかりと捉えて全国に誇るすくすくスクールなので、いろいろな形で頑張っていただきたいなというふうに思っています。  最後にお聞きしたいのは、保護者の皆様方のニーズを捉えれば、こういう形で時間の延長という形になると思いますけれども、やはり一方では、教員はじめ、働いている方々の職場の環境という視点もあるかと思いますが、その辺りについては、教育委員会としてはどういうふうに考えて捉えておるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 延長を実施するに当たりまして、基本的にはこれまで勤務をしていた職員の勤務時間を遅番みたいな形でずらすことで対応できるというところはございますが、それだけではどうしても夕方の時間を埋めきれない部分がございます。そこにつきましては、延長の補助指導員の募集を行って採用することで、職員にとっても負担がない運営体制というのを実施できればというふうに考えてございます。 ◆福本光浩 委員 いずれにいたしましても、柔軟に変化に対応をしていく私は教育委員会の姿勢に高く評価したいと思います。すくすくスクールのみならずに、これからもしっかりと子どもたちのためにご尽力いただきますことをお願い申し上げて終わりたいと思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。今のすくすくスクールの午後7時までの時間延長についてなのですけれども、学童登録の場合は申込みが済んでいるかと思うのですが、令和3年度の学童登録の登録数とそのうち延長の希望数、また多分低学年が多いのではないかなと思うのですけれども。7時までにした場合に、保護者のお迎えがあるかどうか、お聞かせをください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 令和3年度の学童クラブにつきましては、受付をまだ継続して行ってはおりますけれども、大部分の方の申込みはされているところでございます。2月の18日現在の数字でございますが、申請が4,505人でございます。その中で、延長を希望される方が579名でございます。19時まで延長に当たりまして、これまではお迎えというのは必ず必須ではなかったのですが、19時まで延長となりますと、かなり遅い時間になりますので、保護者のお迎えをお願いしているところでございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 低学年の子がもう真っ暗で7時というと、6時でも暗い時期もありますけれども、やはり心配な部分もあると思いますので、大変かと思うのですけれども、保護者の方は。ぜひそういったことで、子どもたちの安全を図っていただいたほうがよいと思っております。  また、補食の件なのですけれども、今持込みで補食ということで、本当に保護者の人、大変なのです。補食を希望する人がどんどん少なくなるのは致し方ないと私は思います。今そういう状況ですけれども、今回すくすくでの提供が復活するということで、きっとまた希望者もまた増えてくるのではないかと思うのですけれども、仄聞するところ、民間委託にすると聞いておりますけれども、どのような形で行われるのか、また保護者の持込み、今までどおりがいいという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないのですが、それとの併用になるのか、またアレルギー対応について、そして費用1,200円と聞いておりますけれども、就学援助の対象になるのか、本当に細かいことなのですけれども、補食の提供がなくなったかなり大きな原因が提供する時間がだんだん遅くなっていたという現実があったのですけれども、補食の提供時間について、どのようにお考えかお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まず事業者につきましては、2月の26日にプロポーザルを実施した上で決定をさせていただきました。今回補食を実施するに当たりまして、食材の調達とまたそれぞれのすくすくスクールへの配送、これを担っていただく予定でございます。また、それぞれのすくすくスクールで補食を提供するところでございますので、これからは持込みにつきましては、原則として行わないということで行わせていただきます。  アレルギー対応につきましては、事業者から提供される補食でございますけれども、おせんべいとか、もなかとか、ゼリーとか、そういったものなのですけれども、そばとか、小麦とか、また乳とか卵とか、そういった特定アレルギー物質を基本的に含んでいないものをご用意する予定です。しかしながら、そういったものを7品目除去をしても、なお対応できないお子さんにつきましては、持込みというところも保護者の方とご相談をさせていただきたいと考えてございます。  また、1,200円という自己負担でございますけれども、こちらにつきましては、現在の育成料と同様に生活保護世帯やまた就学援助世帯に免除や減額など、こういったことを行う予定でございます。  また、時間帯につきましては、これまでもそうなのですけれども、まず補食を提供できる場所、これは学校にお借りする形になりますけれども、学校との調整の中で、場所を決定をします。また、その他のすくすくスクールの活動時間、こういったものとの兼ね合いもありまして、そういった中で、決定をしてございます。それぞれのすくすくスクールの状況によりまして、提供時間を決定するということで行わせていただく予定です。 ◆伊藤ひとみ 委員 細かいこといろいろ聞きましたけれども、現場としては保護者も含めて、こういったところが気になるところなので聞かせてもらいました。  また、学校によって、すくすくのお部屋本当に状況が違います。現在、8校で補食の提供が行われておりません。子どもたちの下校時間と補食の時間とか、いろいろ今お話がありましたが、実際に始めるとなると、様々な課題があると思うのですけれども、その点はどのように補食の提供を行われていないのか、すくすくですとか、そういうところを対応していくとお考えでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まずは全校でのほうで補食を用意するというところの体制を今組ませていただいているところでございます。それによりまして、先ほど委員さんがおっしゃったようなそれぞれの保護者が補食を準備するというところの負担は大分軽減されるのではないかと思ってございますが、これから実際に補食の提供を4月から始めさせていただく中で、また様々な課題が見えてくるかと思いますので、そういった部分につきましては、保護者の方からお話を伺いながらまた考えていきたいと思ってございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 ぜひ現場の指導員さん人数少ない中で頑張ってやっていただいているので、そういった方のご意見を尊重して、あと学校側にもそういった調整にしっかり応えてもらえるようにということで、教育委員会のほうからお話しをしていただいて、スムーズにスタートしていけるようにお願いしたいと思います。  次に、先ほど福本委員から朝8時半に前倒しした話が出てまいりました。大変本当に保護者の方に喜ばれて、前の予算委員会でも、できたら学校が始まる8時にしてもらえるとありがたいのだという話をしたかもしれないのですけれども。それはまた、新たな希望としてきっとあると思います。そのときには、30分なので、たしか人員の追加というのをしないで、8時半には指導員さん来ているからということでやっていただいたと思うのですけれども。今回については、人員確保が大変重要だと思うのですけれども。今でもなかなかちょっと人が集まらないというお話も聞いておりましたが、人員確保について、どのようにお考えかお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 延長するに当たりまして、人材の確保は非常に重要なことだと考えてございます。まず、延長を見据えて、令和2年の9月には正規職員の採用も行わさせていただきました。あわせて先ほども申し上げましたような会計年度任用職員の確保にも取り組んでまいります。こういったところをもって、安定して運営できる職員体制も築いてまいりたいと考えてございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 最後に、このすばらしい江戸川が誇るすくすくスクール事業、様々課題も長らくやってきてあるかなと思うのですけれども、コロナ禍の課題というのもあるかと思いますが、今後の課題について、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎飯田常雄 教育推進課長 ただいま委員さんからコロナ禍の課題ということでお話がありましたけれども、まさにこの1年コロナ禍という中で、事業を実施させていただきまして、本来すくすくスクールというのは地域の皆さんや保護者の皆様に様々な形で関わっていただくというのが、ある意味メインとなる部分でございますが、なかなかそれができていないというのが1年間の状況でございます。これから、状況は様々変わってくるかと思いますけれども、いかにしてまた保護者の方にどのような形で関わっていただくのか、地域の方にどのような形で関わっていただけるのかというところが今後の課題だと考えてございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 学校でもいろいろな行事を工夫しながらやっているのと同じように、すくすくもできることからぜひ今までと同じにできないかもしれないですけれども、やっていただきたいと思います。昔の学童保育のときは、保護者がすごい関わっていました。すくすく事業の一つの課題で、それはあると思うのです。保育園ではないわけなので、すくすくスクールは、そこをちょっと間違えないでもらいたいというところがあると思うのです。共に育つというところで、保護者も一緒に子どもたちと、また周りの子どもたちも一緒に成長していく場である共生の場であるということを分かってもらえるような、そういった事業をまたさらに進めていってもらいたいと思います。  補食の提供はただ空腹を満たすというのではなくて、テーブルに着くと、子どもたちは一旦落ち着くそうなのです。そこで、子どもたちの様子を指導員の方も見ることができるそうなのです。そういう効果もあるということで、補食の提供は今回時間延長だからというだけではなくて、やっぱりすくすくスクール学童登録については必要なものであったと私は思っておりますので、ぜひすくすくスクールが地域とともに子どもたちの見守りと成長の場になるように、コロナ禍でもいろいろ工夫していただいていると思うのです。指導員さんたち。ぜひバックアップをしていただいて、スムーズに開始できるように、よろしくお願いいたします。 ◆小林あすか 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。まずは先ほどから出ておりますすくすくスクールの延長と補食の件に関して、ここで大きく感謝の意を述べたいと思います。私どもすごく変な言い方ですけれども、まさか延長が実現すると思わなかったという保護者の方々がすごく喜んでおります。まだ小学校に上がる前の今保育園だったり、幼稚園へお子様を通わされているお母さまやお父さまに関しても、ちょっと一つ心配が減った。また、今まで預けても、すくすくスクール学童クラブに預けていない保護者の方からもやっぱり自分たちがすごく苦労したり、心配した分、これからの保護者の方々がそういったことをしなくていいのだというところの江戸川の柔軟な対応を大変感謝しておりますので、そちらを伝えたいと思います。先ほどから人員確保等ございますので、伊藤委員からもありましたが、確かにもう少し延長してほしいという声もあるとは思うのですけれども、まずは少しずつ少しずつ対応していただいたところ、本当にこれはものすごく感謝している方が多いので、なかなかデータとしては割合が大きくは見えないかとは思うのですけれども、やはり保護者の方の心の安心、信頼というところはすごくございますので、ぜひありがとうございましたと伝えさせてください。  やっていただいた上に、また一つ次の要望を言うのも大変心苦しいところではございますが、昨年、一昨年とずっと言ってきておりますが、すくすくスクール学童クラブに関しての長期休業中の仕出し弁当の検討について、ここでちょっとお伺いしたいと思います。私が一番はじめに議会で言ってから23区内でもやはり状況が少しずつ変わってまいりまして、長期休業中のお昼のお弁当を仕出し弁当にしたり、様々ですけれども、そういった工夫をされているところもあるのですが、江戸川としては今のところ長期休業中の学童クラブのお弁当に関して、どのようにご検討をお考えかお伺いいたします。 ◎飯田常雄 教育推進課長 現在、長期休業期間中のお昼につきましては、学童クラブのお子さんについては、委員さんおっしゃったとおりお弁当を持参していただいてございます。こちらにつきましては、保護者の方につくっていただいたお弁当ということで、子どもたちも喜んで食べているというふうにお伺いしているところでございます。こういった中で、委員さんからこれまでもご指摘ありましたように、いわゆる仕出し弁当を利用している自治体ということでございますが、私どものほうでも状況のほうは確認させていただいてございます。令和元年度には1、令和2年度には2、合計がそういった取組みをしているということで、今お伺いしてございます。実施しているの方にお話を伺うところでは、便利だったというお声も伺えますし、また一方では、保護者の方からお金を現金でお預かりして業者に払わなければいけないということで、現場の負担が増したというようなお声もいただいてございます。いずれにしましても、長期休業中の昼食は非常に重要な問題でありますので、子どもたちにとって、また保護者にとって、どういったものがいいのかということ、また実施する現場の負担というところも一緒に考えながら、他の状況も見ながら研究してまいりたいと思ってございます。 ◆小林あすか 委員 今お話にございました子どもにとって、保護者にとって、またそこで働かれる方にとって、何がいいのかというところがすごく大事かと思います。これまでも先日も言っておりますが、子育てや育児に関し、様々なご意見があることを私もたくさん聞いておりますので、それが理解した上で今日も勇気をもってお伝えするのですけれども、先日も子ども家庭部の際にもお伝えしましたが、やはり今の保護者の方々が余裕がないというところが一番なのかなと思っております。余裕がないところに、さらに長期休業中の手作り弁当というところで、さらに余裕がない、余裕をなくすようなことをしてしまうと、果たしてそれが本当に子どもにとって、保護者にとっていいのかというところをちょっと私のほうでは考えております。結局、余裕がないと、やはり子どもと話す時間がなくなったり、子どもと向き合う時間がなくなったり、場合によっては、子どもに声を荒らげてしまう。「何でそんなことをしているの、急がなければいけないのに、何やっているの、もう行くわよ、もう食べなくてもいいわよ」みたいな感じになってしまうのが悲しいかな。これが本当に普通の家庭で起こっているところなのです。それこそ貧困家庭とか、いわゆる課題を持った家庭でなくても、親が働きに出ているがために、そういうふうになってしまう。だったら、働きに行かなければいいのではないかとか。だったら子どもを産まなければいいのではないかという論も恐らく出てくるのですけれども。私はそういった結論になるのは、それはそれで寂しいかなと思っています。ちょっとした手助けで、家庭だったり、子どもだったり、保護者は好転するものだと思っていますので、引き続きにはなりますが、ぜひ。今の時代に今江戸川で子育てをしている方々に合ったもの、または子どもたちに合ったものがどういったものになるかをぜひ研究、検討していただいて、進めていただければなと思います。これは、要望とさせていただきます。 ◆牧野けんじ 委員 私からもすくすくスクール学童クラブについて、お伺いいたします。私たちの会派でも時間延長、それから補食の提供ということについて、条例提案もさせていただき、提案をしてまいりました。先ほどのご答弁でも補食については全校で準備をされるということで、心から歓迎を申し上げたいというふうに思います。  少し具体的にお伺いしたいと思うのですが、一つは先ほど提供時間についてのやり取りがありましたが、保護者とこれまで時間について、保護者との間でも相談をしたというような経過もこれまではあったかと思うのですが、今後についても、保護者の意向についても確認をするような機会はあるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 先ほど申し上げましたように、学校の施設の状況や、また毎日の日々の活動の状況、またこれまでも補食につきましては実施してございますので、そういった中でどういった時間帯を保護者の皆様が希望されているかというところも捉えているところでございます。現状といたしましては、そういった条件を踏まえて決定させていただきますが、機会を捉えて様々な機会に保護者の方からのご意見もお伺いしていきたいと考えてございます。 ◆牧野けんじ 委員 保護者からの声についても、現場で柔軟に対応していただければと思います。  それから、周知についてなのですが、とりわけ新1年生が時間延長についても、補食についても、保育園での対応と小学校に入ってからの対応ということで、これが先ほども福本委員などからもありましたけれども、大分違いがあるということで、事実上の小1の壁と言われるような状況もありました。新入学生4月1日から学童登録については対応もすることになると思いますけれども、今コロナ禍で本来であったら、新入生向けの説明会なども行われるところですが、それが書面での対応になっているというようなところで周知がどのようになされているか、その辺り教えてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 新1年生の周知ということでございますが、まず10月、11月の頃でございますけれども、翌年度の登録をするに当たりまして、新1年生もそうですし、在校生についてもご案内をさせていただいているところでございます。そういった段階で、お会いして説明するということはできませんでしたけれども、全ての新入学の予定者の方にすくすくスクールの事業のご案内をお送りしているところでございます。補食につきましては、本来であれば、この3月ちょうど今頃の時期に、各すくすくスクールで保護者説明会を開催する予定であったのですが、コロナ禍の状況がございますので、学童クラブの決定通知書とあわせて学童クラブ登録をしている保護者の皆様には全員に補食のご案内も含めたご案内を書面でお送りしているところでございます。あわせて様々な機会にすくすくスクールの現場に書類の提出等でお見えになる機会がございますので、そういった機会に指導員からご案内をさせていただくというところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 申請の提出時にぜひ補食や時間延長について、お声がけをお願いしたいというふうに思います。  それから、事業者との関係ですけれども、プロポーザルで事業者を決定していくというところで、プロポーザルでは1か月当たりの予定数量を1,550人分というふうに見積もられているのですけれども、これはどういったところから、算定した数字になるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 従前の補食、平成24年度末まで実施しておりましたが、そのときの一番最後の頃に提供をしていた食数を今回参考に載せさせていただきました。 ◆牧野けんじ 委員 承知しました。今のところはある程度実態に見合った数字かなというふうに理解しております。それから、食べ残しの話を先ほども少し出たかもしれないのですが、保護者が持ち帰るということはしないということなのですが、その場合、事業者が納入は月2回というふうになるようなのですが、事業者が納入の際に引き取るというような形になるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 食べ残しにつきましては、基本的にはなるべく多くのお子さんにその場で食べていただきたいというところではございますが、どうしても一定の部分食べ残しは発生すると思います。そこにつきましては、現在事業をお願いする事業者のほうからは提案としては、フードバンクのほうに持込みをするということでお伺いをしてございます。細かな部分につきましては、これからまた調整をするところもあろうかと思いますが、なるべくごみとして廃棄をすることのないような形で活用をしていくということで調整を進めてまいりたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 フードバンクも活用されるということで、そこまで配慮されているということで、大事な取組みだと思います。  それから、最後に職員の体制ということについてですが、先ほどもありました20年の9月に久しぶりに正規採用があったということで、画期的な改善だと受け止めております。この間のコロナの一斉休校の間には、1日保育が続くというような、これまでにない例の状況がありました。そういった中で、今後とも正規採用を継続していただきたいというふうに思うのですが、その辺り見通しはどうでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 令和2年の9月に7名の職員を採用したということで、先ほど答弁させていただきましたが、令和3年の4月、この4月に向けた職員募集というところの中でも、すくすくスクールの職員も含む福祉の職員の募集を行ってございます。今後につきましても、年度年度ごとに必要な状況を見極めながら判断してまいりたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 今後とも延長や補食実施の中で、いろいろな課題が見えてくるかと思います。その都度、としてもしっかりと対応をしていただきたいということを求めて終わります。 ◆よぎ 委員 おはようございます。すくすくスクール学童クラブについて、ちょっとお話します。基本長く話がありましたので、要望にとどめておきます。  学童クラブの補食については、今まで結構せんべいとか、そういうふうな案内をされて、親も日付ごとに用意するというふうなことをされていたのですけれども、せっかくこれからこういう制度が始まるので、栄養のバランスとか考えて、用意していただきたいなというふうに思います。それから、アレルギーの話もさっきありましたし、あと外国人の子どもが増えるというところで、アジア圏とか東洋の国以外の子たちがやっぱりこれから増えていくかなというふうなところもあるので、ぜひ先ほど味になれないとか、いろいろな理由で食べられないとかという子どもたちについては、持込みというのをちゃんと周知していただきたいなというふうに思います。まず、時間を延長されたこと自体については、私はすごくいいと思っていますし、親の負担が軽減して、それから児童虐待、これで多少減るのではないかなというふうに、いい効果が出るというふうにちょっと思いますので、そういう意味で先ほどほかの委員さんからもすくすくスクールも朝の時間延長ができないかという、その検討も生活者ネットワーク・立憲民主党としてもお願いしたいというふうに思います。 ◆間宮由美 委員 時間の延長、補食の復活、どんなに待ち望まれていたことでしょうか。3月3日補食の提供について、ホームページに出されてから、さらに喜びの声が届いています。働く保護者方の声の高まりを受けて、すくすくとともに、学童クラブの大切なものはなくさないということで、議会が大きく変わってきているのだと感じています。改めてすくすく学童のそれぞれに入ることのできる対象の子を聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まずすくすくスクール事業全体でございますけれども、区立小学校に在籍してる児童、または区立小学校の通学区域に住所を要する児童でございます。そういった中で、学童クラブ登録をできる児童につきましては、今の条件に加えて、保護者の就労等で適切な保護を受けることが難しい児童が対象でございます。 ◆間宮由美 委員 障害を持った子もどの子も対象になりますか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 対象児童につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますので、障害の有無というところで特段限定をしているというものではございません。 ◆間宮由美 委員 特段限定していることではないということで、どの子も入れるということなのだと思います。しかし、現実としては、障害を持ったお子さんの場合には、一人でいられない子については、親御さんなり、ヘルパーさんなりにいてもらわないと駄目だというふうにも言われています。「障害を持った子の親は働いてはいけない」のその声に応えるためにも考えを進めていただきたいと要望をします。特別支援学級の子も希望する誰もどの子も入れるようなすくすく学童になるような仕組みづくりをぜひお考えいただきたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 すくすくスクールの件はよろしいですか。ほかに関連の方いらっしゃいますか。 ◆伊藤ひとみ 委員 すみません、さっきちょっと確認しそびれたことがありまして、人員確保の話を聞かせていただいたのですけれども、時間延長に伴って、1すくすく当たり最低でも一人はつけるとか、何かそういうことって決め事とかあるのですか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 各すくすくごとに一人とかというところは特にございませんが、夕方の時間も含めて今いる職員、または今いる補助指導員で時間ずれ勤などで対応できる場合もございますし、それが時間が難しい場合には、各校一人ずつ延長補助指導員という形で配置するということで対応したいと考えてございます。 ○藤澤進一 委員長 すくすくの件はそういうことですね。
     続いてどうぞ。 ◆栗原佑卓 委員 よろしくお願いいたします。ここでは、学校情報化推進事務費のところでGIGAスクール構想について、お伺いしたいと思います。生徒一人1台端末を配付いたしまして、家庭におけます通信環境の整備を行うことで、全ての子どもたちに創造性を育む教育を可能にする構想でございますけれども。本来GIGAスクール構想というのは、2023年の達成というのを目標としておりまして、2020年から4年かけて行われる施策でございました。ですけれども、新型コロナウイルスの流行で急遽オンライン授業の必要性が出てきましたので、今年度中の完了を目指して、前倒しで実施が行われております。そうした経緯でありますので、教育現場というのは準備が大変不十分な中で、こうしたオンライン授業などの対応を求められておりますけれども、3月末までに全ての子どもたちにICTの整備というものが進められているのか、整備状況について、まずお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 GIGAスクール構想の経緯につきましては、委員さんがおっしゃったとおりでございます。そういった中で、全国の教育委員会が今端末の整備に進んでいるところでございまして、市場にもなかなか品薄な状況というのが続いているところでございました。そういった中でございますが、2月末の時点で全ての児童生徒分のタブレット端末の納品が完了してございます。現在、それに対して、初期設定を行った上で学校に配付をするというところの作業に進んでいるところでございます。 ◆栗原佑卓 委員 分かりました。順調に進んでいるというご答弁だったと思いますが、教育現場はやはり準備不十分と言いますか、急なことでございましたので、やはりこういった中でオンライン授業といったことを求められております。事業の進め方以前に、各家庭のネットワーク状況ですとか、端末の不足などでクラス全員がこうしたオンライン授業にきちんと参加できるかといったそもそもの課題があるというふうに思っております。そうしたことを課題はクリアできる整備状況なのかなと今ご答弁で理解をさせていただきました。  また、学校下におけますICTの使い方などで、事業の進み具合に差が出るということも今後懸念されていくというふうに思っております。こうしたICTを用いていく上で、教員と生徒の両面に対して、統一的なマニュアルと言いますか、指導方法というのが必要だと思いますけれども、そうしたマニュアルにつきましては、教育委員会としては、どれだけ考えておられるのか、こちらもお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 委員ご指摘のGIGAスクール構想の中で活用されるタブレット端末でございますが、これがスムーズに導入されるということ、また有効に活用されるということ、そのためには教員向けの指針や研修、また保護者への啓発といったことが不可欠であるというふうに考えてございます。教育委員会といたしましては、教員向けに学習用タブレット端末の教師用マニュアル、また児童生徒保護者向けにタブレット端末活用ガイド、そういったものを作成し、今後配付をしてまいる予定でございます。 ◆栗原佑卓 委員 ある程度の方針と言いますか、マニュアルが備わっていないと、各学校間での裁量次第、大きくICT機器を用いた授業内容というのは異なってくるというふうに思いますので、一定のマニュアルというのはやはり必要だというふうに思っております。本としての方針を各学校が共有できるように、ぜひともしていただきたいというふうに思っております。  最後にこうしたICT機器を用いまして、今後の子どもたちの教育の仕方なのですけれども、具体的にどのようにされていくのか、ICT機器を用いた教育というのはどのようにされていくのかという点について、お聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 こうしたタブレット端末等を活用することで、子どもたちの学習意欲を引き出すような課題の提示、また一人ひとりに合った学習を支える個別学習の充実、さらには子どもたちがお互いに学び合ったり、教え合ったりするような共同的な学びのためのツールなど、より主体的で多様な学びが期待できるところでございます。さらには、子どもの家庭の学習と学校の学習を結びつける。そういったツールとしても活用できるというふうに考えてございます。 ◆栗原佑卓 委員 家庭と学校の勉強を結びつけるということができるということで、大変利便性も高まっていきますし、かなり効果が出るというふうに期待をしております。パソコン機器を用いても、用いなくても、最終的な学校教育の目指す指導法というのは変わらないというふうには思いますけれども、何かと問題に上がっておりますSNSなどのネットの危険性ですとか、あとセキュリティ対策でありましたり、さらには勉強と遊びの区別というのが曖昧になってきたり、様々な問題がこれから生じてくるというふうに思っております。子どもたちは端末を与えられるだけではなくて、ITリテラシーというのもあわせて学ぶ必要があるというふうに思っておりますので、こうした面での教育の在り方というのを踏まえまして、GIGAスクール構想をぜひとも進めていただきたいと思っております。 ◆よぎ 委員 GIGAスクールの進捗状況については分かりました。一つ確認したいのですけれども、範囲としては例えば夜間学校とか、特別支援学校とか、そちらのほうはどうなるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 区立の中学校の中に夜間学校ございます。こちらについても、対象としてございます。  また、委員さんおっしゃった特別支援学校につきましては、都立学校でございますので、私どものほうの整備の担当とはしてございません。 ◆よぎ 委員 もう一つなのですけれども、タブレットの資産管理については、例えば児童が小学校を卒業したり、学校を卒業した時点で、タブレット自体はどういうふうに管理されますか。誰の持ち物になるのでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まずタブレット端末自体はで調達したものを児童に貸し出す形になりますので、誰の持ち物かというとの持ち物でありまして、それを子どもたちに貸与するというものでございます。そのため、卒業した場合には、回収させていただきまして、新しい子どもたちに使っていただくということを予定してございます。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆大橋美枝子 委員 頂いた資料で565ページ見させていただきました。ICT支援員を増員して、25名配置するとありますけれども、この状況を現段階、それから4月からの段階と教えてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 ICT支援員につきましては、今年度補正予算をお認めいただきまして、そこから確保のほうが進めてまいりました。既に12月の時点で25名の確保をした上で、これからGIGAスクールに向けた学校に様々課題があるかと思いますので、そういったいわゆる研修であったりとか、相談であったりとか、お受けできる体制は既に整っているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 それはぜひともよろしくお願いしたいと。同時に、私は前に無理があるかもしれませんが、全校に配置してほしいと要望を一度言ったことがございますが、今後の増員の計画、これは国の基準ですよね。それを上回って支援するサポートする、そういう人の配置としては今考えられるのはICT支援員をもうちょっと増やせないのかと思うのですけれども、その辺のお考えはどうですか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 今、大橋委員さんがおっしゃったとおり、25人というのは国の基準でございます。まずはこの国の基準にのっとって配置をさせていただくというところが現状でございます。今後この状況をGIGAスクールが実際に学校で始まって、どういう形になるのかというのも見極めながら、今後のことにつきましては、研究させていただきたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 ぜひ状況を見ながら、私は増やしてほしいということを改めて意見として述べます。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。ここでは、文化財の保護行政、文化財保護について、何点か質問させていただきたいと思います。これまで、文化財と言いますと、保護的、つまり守ると、そういった色彩が強かったのだろうなというふうに思います。それが2019年4月施行の改正文化財保護法を受けまして、文化財を観光資源であったり、あるいは地域の活性化、こういった活用の仕方、取組みが今全国各地で広がっているのだろうなというふうに思っております。国は今、文化財を先ほど申したように、観光資源であったり、あるいは地域活性化として活用する、重視すると、こういった方向に進んでいるのだろうなというふうに思うのですけれども、として文化財の活用に対するお考えをまずお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 委員さんおっしゃいましたとおり、文化財保護の重要なところとしましては、まず守る。保護するというところが一番ではあるとは思いますが、加えて活用するというのは大きな課題であると思ってございます。これまで教育委員会といたしましては、いわゆる文化財を理解を深める、また文化財を尊重するような態度を養う。こういったことのためには、文化財保護行政と学校教育、これが連携して取り組むことが非常に重要だということで、取り組んでまいりました。この考えには、基本的に変わりはございません。一方で、文化財を地域の魅力として発信していく、こういった視点のもとで、先ほどの法改正もございましたが、そういった視点も非常に重要な視点であると考えてございます。 ◆岩田将和 委員 よく分かりました。もう少し突っ込んだ質問になるのですけれども、文化財を営利目的で貸出しを行ったり、あるいは展示をしたり、こういったことを今後行っていくと、こういった考えはおありでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 今のところ、そういった活用というのは考えてございませんが、文化財のものにもよるかと思いますし、そもそも多くの文化財は所有者があってのものでございますので、それぞれの所有者のご意向というのもあろうかと思いますので、様々な要素があるかなと考えてございます。 ◆岩田将和 委員 今、課長のほうからもご答弁ございましたけれども、私は文化財の活用という意味で、観光資源であったり、あるいは地域の活性化として活用すると、こういった発想は私は一方で必要かなというふうに思います。ただ、やはり私は行き過ぎというか、そこはよくないなという考えでございます。つまり活用ばかりを強調して、先ほど課長のほうからもお話がございましたけれども、保存であったり、記録、こういった部分を軽視してはいけないのだろうなというふうに思っております。私の友人で学芸員をしている者がいるのですけれども、以前こういう話をしたのです。「文化財というのは展示をしたら傷むものなのだよ」なんていう話を聞いたことがあるのですけれども。私正直この話を聞くまでは、文化財ってもっともっと積極的に公開するべきだと。そして、もっともっと収益を上げるべきだという考えを持っていたのですけれども、専門家である学芸員の話を聞いて、文化財と言うのは展示すると傷むのだよという話を聞いたときに、先ほどの課長の答弁ではないですけれども、やっぱり私は保存。それから、記録の大切さということを改めて痛感したところでございます。課長の答弁にもありましたけれども、やはり文化財の保護と活用、これは両輪でこれからもやっていかなければならないのかなというふうに考えております。  最後の質問なのですけれども、現在、江戸川の文化財の所管というのは、これは教育委員会でございます。法的には教育委員会以外でも所管は可能だと思うのですけれども、現在、教育委員会が所管しておりますけれども、教育委員会でなければならない、所管は教育委員会がいいのだよと、この理由をお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 先ほどの答弁とちょっと重複してしまう部分もあるのですが、そもそも教育委員会で文化財に関する事務を行ってきたというところにつきましては、幾つか理由がございます。一つは専門的な技術、知識が必要であるということ。また、政治的な中立性を非常に高く求められる分野であるということ。もう一つが先ほど申し上げましたような文化財に対する理解を深めたり、尊重するということについては、学校教育と併せて行っていくというところが必要であるということで、こういったものが理由であると言われてございます。そういった理由から考えますと、教育委員会でこの事務を実施していくということにつきましては、必要性があるのかなと考えてございます。 ◆岩田将和 委員 先ほども申しましたけれども、法的には文化財の所管というのは何も教育委員会でなくても、観光振興であったり、あるいは地域振興の所管であってもいいと思うのです。選択肢としてはあると思うのですけれども、今、課長のほうからもご答弁ありましたけれども、やはり私も文化財の持つ教育的な側面、それから政治的中立性というお話もございましたけれども、もろもろ考えましても、私も文化財の所管はやはり教育委員会が所管をするということが基本であるというふうに考えております。先ほどの課長の答弁にもございましたけれども、文化財の保護と活用、そして今お話ございましたけれども、文化財の持つ教育的な側面、これを大切にしてもらって、今後とも文化財の保護行政をしっかりと務めていただきたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆よぎ 委員 広いところからですけれども、まず今回の予算の中で、SDGs中心になりまして、その中で4番目のゴールとして、教育では全体的に新規と拡充で18の目標がありました。とてもいいことだと思います。その中で、やっぱり具体的に現場で教育をどうしていくかというのは教育長に実際に意見を聞きたいのですけれども。ただ、時間がないので、ちょっと自分の意見として申し上げます。やはり私は学校現場は教育自体は結構長年間シラバスとかできてきて、安定した教育基盤ができているのですけれども、時代が変わってきている。いろいろな教育の進路が変わってきている。選択肢が変わってきている。子どもたちが世界中に中学校から海外に行ったりとかもしている。そんな中で、外国人の子どもたくさん日本に来ているのですけれども、いろいろな要素が変わってきました。そして、やっぱり子どもたちの中では、結構好き嫌いがはっきりしている。昔は僕の時代だったら、私の1個前の時代だったら、全く好き嫌いは言わなかった。親から押しつけられて、「おまえ、エンジニアになれ、おまえ、医者になれ」みたいな、そういう時代だったのですけれども。今は子どもは好き嫌いがはっきりしてきていて、向き不向きも結構、精神医学とか、そういうのは伸びてきて分かるようになりましたと。そういう中で、先ほど結構ICT化とか、GIGAスクールとかという話があるのですけれども、私は江戸川はこれだけいろいろな国の人もいるし、東京にあるということから、まず先進的な取組みとして、子どもたちの小学校からの向き不向きとか、好き嫌いとか、そういうデータをいかに情報化して、子どもたちの進路のときに、それを活用していくかというところがすごく重要だと思います。これからの社会の基盤が教育、次世代の基盤が教育だということで、私は導入の検討を今からスタートすると、ちょっと時間はかかって、やっと3年後、4年後、5年後どこかで実現するのではないかなというふうな気はするのですけれども。そういうことで、今子どもたちは自分が毎日やっている教育が好きではないとか、自分が向いていないとかということで、勉強自体に集中できなかったり、いじめのほうに走ってしまったり、不登校という結果になってしまったり、そういうことが今本当に増えてしまっているのです。江戸川は本当に不登校者も多くなってきた。だから、その子どもたちの傾向とか、向き不向きをよく情報化して、それを客観的に見ていけば、その問題を解決できるのではないかなというふうに思います。そこは一応要望として、ぜひそういうものをご検討いただきたいなというふうに思います。  あと、もう一点。昨年の決算委員会もちょっと申し上げましたけれども、教員の健康診断、ストレス状態にいる教員がすごく多いです。いろいろ働き方があって、いろいろ社会慣習とかあって、多いのだろうけれども、ストレス状態にあって、ただ面談に行かない、相談に行かないという先生がかなり多い。行く先生がとっても少ないという件については、どう考えるのか、これからそういう状態をよくしていくためにはどうするのか、ちょっとご意見を聞かせてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 ストレス状態にある教員、委員さんおっしゃるとおり、適切な相談につながるべきだと考えてございます。そのためにまずは、例えばストレスチェックの結果に相談のご案内をさせていただいてございますし、いわゆる産業医とお会いして面談をしていただくということのほかにも、電話であったりとか、ウェブだったりとか、様々な形で相談いただけるようなことも今整備してございます。相談に行きにくい教員につきましても、様々な手段で相談できるように、こういったことの周知を引き続き徹底してまいりたいと考えてございます。 ◆よぎ 委員 コロナがあって、多少ウェブを使うというのがかなりいい傾向になったかなというふうに思います。ぜひパーセンテージが増えていくといいと思いますし、そこは割合をぜひモニタリングをしてほしいなというふうに思います。  あともう一つ実は12月議会でしたか、生活者ネットワーク・立憲民主党の本会議の答弁では、相談先としては教育委員会の窓口、または23の共通の窓口があるというご説明だったのですけれども、すみません、これはセクハラ、パワハラの件です。そこは、私の仕事の職場の経験からも、もうちょっと第三者的にホットラインとか、第三者機関があるともっと話しやすい、相談しやすくなるのではないかというふうに思いますけれども、ぜひその点はご検討をいただきたいです。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。よろしいですか。  次に、第2目学務費。 ◆福本光浩 委員 ここでは、小中学校の歯科保健事業のことについて、お伺いしたいと思います。まず、我会派としては、江戸川子どもたちの虫歯率、要するに罹患率が高いという、いろいろ委員会で話が出た中で、それが体力、学力にも関係してくるという話をさせていただきましたが、まず第1件目として、虫歯罹患率については、どのように捉えているかということです。 ◎千葉孝 教育長 罹患率につきましては、残念ながら江戸川子どもたち高いというふうに認識をしております。 ◆福本光浩 委員 それで、虫歯の罹患率が高いということなのですけれども、その中で小学校では歯ブラシ運動を始めました。その前に、小学校に上がる前に、就学前の歯科検診というのがあると思うのですけれども、それは具体的にはどういう形で行っているのかということと、入学前に子どもたちに対してはどういう指導をしているかという、ここについてお聞かせ願います。 ◎近津勉 指導室長 今委員おっしゃった入学前ということで申し上げますと、就学時健診といったものが入学の前年度の10月及び11月にかけて実施をされております。ここでは、様々歯科に限らず、様々な検査項目があるわけですけれども、検査結果は歯科検診の検査結果の項目を含めて、その日のうちに保護者に返されております。その際に、書面にも記載はしてあるのですけれども、入学までに医師に見てもらって、必要な治療を行ってくださいというようなことを口頭でもお伝えし、受診を促しているということでございます。その後、入学前の保護者会などで、受診された結果などを治療に行っていただいた場合などには、その書面をご提出いただくという流れになってございます。またそのときにまだお出しいただけない方には、改めてぜひ入学前までには受診をしてくださいというようなことをお願いするといったようなことでございます。学校といたしましては、入学前のお子さんや親御さんに対して、最大限こういったことができ得るところかなというふうに考えてございます。 ◆福本光浩 委員 今、室長のお話の中で最後、入学前にできることはここまでかなというご答弁あったんですけれども、10月に行われたときに様々な項目がある中で、今回は歯科について絞らせていただきますけれども、その状況について各家庭に伝えるということですが、その中での要するに、虫歯の、先ほども出た罹患率などというのは、状況などはこう、分析しているのかということと、あとその入学前に各家庭におっしゃっているということでございますが、入学前にその虫歯を治して入学というそういう指導まで、教育委員会としてはやっていただきたいというふうに思っていますけれども、その辺りはいかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 実際に就学時健診での虫歯の罹患率ということにつきましては、統計等をとっているという状況ではございません。実際にお子さん何本虫歯ございますというような形でそれぞれの親御さんにお返ししているものでございます。  受診をする際にやはり虫歯があることで、学校に入学後、学校教育、学校生活での影響が出ますので、ぜひ入学前までに虫歯を治して入学してくださいということを繰り返しのお願いをするということになろうかというふうに考えます。 ◆福本光浩 委員 ということは、虫歯があるまま、虫歯といっても程度はあるにしてもですね、虫歯があるまま入学してもこれはやむを得ないということになるのかなと思います。  その後なんですけれども、今度じゃあ、入学後についてお伺いしますが、入学後もすぐに検診があるというふうにお伺いをしておりますけれども、そのことについて、要するに就学前検診の分析から入学後にそういう子どもたちのまた歯科検診ありますよね、その辺のことをこう連携取りながらそういう子どもたちにしっかりとやっぱり虫歯治しなさいということを各家庭に、入学後だったらやりやすいというのであれば、やっていくべきだと思いますけれども、その入学後の検診についての各家庭へのフィードバックというのはどうなってますか。 ◎近津勉 指導室長 入学後には定期健康診断というのがございまして、この中で歯科検診というものがございます。ここで検査をした場合にやはり虫歯であったり、あるいは歯並びであったり、かみ合わせであったりそういったところに異常がある場合には、検査結果通知書という形で保護者に検査結果をお知らせし、治療を勧告するものでございます。これもまたなかなかご家庭によっては時間的にもお忙しい中で、歯科医院のほうに行くということが難しいということもあるんですけれども、これについては学校のほうで繰り返し、繰り返し、その勧告をいたしますし、また治療が済んだ場合には治療は済みましたということで学校に書面をお出しいただくことになってますので、これが提出されてない場合にはまた改めてその書面をお渡しして、繰り返しの治療を督促すると、勧告するというふうな形になります。 ◆福本光浩 委員 ぜひこの虫歯の罹患率の、要するに低下というのか、要するに虫歯をなくすこの運動については教育委員会としてもぜひ力を入れていただきたいというふうに思ってます。各家庭になかなか今言ってもその家庭のそれぞれの事情で難しいということもございましたけれども、やはりこの虫歯を治すということは体力・学力にも関係してくるというふうに仄聞しておりますので、ぜひそこは徹底していただきたいというふうに思います。  もう一方で、学校の歯ブラシ運動が開催、その施策が進まれていると思いますけれども、それの状況についてはどうなってるかということと、あと小学校3年生と中学校1年生を対象にその歯科医師会による指導がなされてるというふうに聞いておりますけれども、その二つについてまず状況をお知らせください。 ◎千葉孝 教育長 その前に先ほどの虫歯の話なんですけれども、福本委員からお話ありました、学校に入ってから定期検診の中でやはり虫歯があるという子どもについては、指導室長が申しましたとおり、しっかりそこで受診の勧奨をし、治癒証明書を出してもらうという、そういう流れにはなっております。なかなかお出しいただけないご家庭もありますけれども、そこは学校の先生から繰り返し繰り返しお願いするという形で、以前より出していただける、受診をしていただける、そういった件数が増えてきているというふうに認識しております。  ただ半年前に、入学の前にもう歯科の検診をして虫歯があるということが分かっているわけですから、そこを何とか半年放置するんではなくて、そこを何とか虫歯、歯科のほうに行って治療していただきたいというところに何とか結びつけてきたいという思いはあります。ただ、なかなかそれが難しいという現実ではありますけど、またどういうやり方があるか、学校、それから歯科の先生ともいろいろ相談していきたいというふうに思っております。  それから、ただいま歯ブラシの件でありますけれども、学校でお昼給食を食べた後に歯ブラシ、歯磨きをするという形で進めてきたところでありますけども、ここのところ新型コロナの関係でやはりその飛沫の問題ですとか、密になるというところでなかなかやりづらいということが学校現場としては起こっているということであります。  それから指導、歯科医師会の指導につきましては、今年が学校が休校がありましたので、2学期から9月から今年度いっぱいにかけて歯科医師会による歯科の指導を行っているところであります。 ◆福本光浩 委員 今、千葉教育長のほうからお話があった、答弁の中でやはりその10月の未就学の検診で半年あると、ここでしっかりやっていきたいという前向きなお話でございますけれども、ぜひこれは江戸川として給食後の歯磨き運動を進めるに当たっては、入学前からこの部分にもう少し力を入れていただきたいというふうに思っております。  児童相談所のところでも話が出ましたけれども、・・・・君も最初は歯科医が虐待に気づいたという話もございます。ですから、虫歯を減らすという目的もあると思いますが、家庭の状況を知る上でも、例えばネグレクト含めたそういう疑いがあるのではないかという、そういうところまで私は入学前に、歯科の検診の充実、要するに教育委員会がしっかりと関わることによって、私は大きくこの辺のことについても把握できるのではないかなというふうに思います。  それと最初のご答弁で罹患率が江戸川は高いというお話がございましたが、ぜひここについても歯ブラシ運動を行っている本においては、もう少し詳細に各小学校・中学校の虫歯罹患率についてはデータ分析等を行うべきと考えますが、その辺りについてはいかがでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 いろいろ研究してまいりたいというふうに思います。 ◆福本光浩 委員 分かりました。ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  もっと言うと、江戸川の子どもの医療費というのは15歳まで無料じゃないですか。ですから各家庭の様々な事情といってもそういう本が誇る制度もあるわけですから、ぜひこれは各家庭に私は教育委員会が先頭に立ってこの虫歯の罹患率を下げるような努力をしていただきたいというふうに思います。千葉教育長をはじめとする皆さんにご努力いただいて、ぜひ小学校の子どもたちの虫歯の罹患率が下がることによって、そして小学校ではその歯ブラシ運動によっての歯磨きの定着、それが将来に向かって成人歯科検診、もっと言えば80歳で20本の江戸川が推奨する8020運動までつながって、区民の健康につながる、これは私は第一歩だと思いますので、ぜひ教育委員会千葉教育長が先頭になってこの小学校、児童生徒の皆さんの罹患率を下げて、次の項目にもあります学力体力向上につなげていただきたいということを要望して終わりたいと思います。 ◆小林あすか 委員 先ほど、江戸川の虫歯の罹患率が高いというお答えだったんですけれども、ごめんなさい、私も不勉強なので教えていただきたいんですが、罹患率が高い理由というか傾向というのというのは何かありますか。 ◎千葉孝 教育長 しっかり家庭で歯ブラシ、歯磨きをしてないということだと思います。それからどうしても間食が多かったりとか甘いものが多かったりとかそういうことと、その後の歯磨き、そこの関連だと思います。 ◆小林あすか 委員 うちも気をつけようと思っているところなんですけれども、先ほど福本委員からもあったんですが、私、先ほどのやり取りを聞いていてやっぱりなかなかこう違和感というものがすごくあって、なぜかというとやはり医療費が15歳までただなので、うちなんかもちょっと気になったら行ったり、何なら歯医者さんは虫歯がなくてもいいから来てくださいって、月1回に来てくださいとか、結構歯科医の方々もすごく工夫されていて、来やすいムードになっているので結構、やっぱり行ってらっしゃるご家庭、虫歯がなくても行ってらっしゃるご家庭も一部いらっしゃるなと思っているところが一つと、もっと言うと先ほど未就学児、就学前でお話があったんですけれども例えば健康部がやっているハッピー教室なんかやっていたり、幼稚園とか保育園でも結構、歯磨きの指導を結構しっかりされているので、なぜ罹患率が高くなってしまうのかなというところですごく疑問に思っているところです。先ほど教育長がおっしゃったところに何か課題があるのかなと思っております。実際に虫歯のおそれがありますよというお便り、確かにすごく定期的に頂いているので、もっと言ってしまうと虫歯って一度治療すると、今のすごく歯科医の技術ってすばらしくて、そんなにすぐ昔みたいに銀歯の横から虫歯になるということってほぼほぼないとうかがっているところから考えると、やはりおのずと原因が少しずつ見えてくる。恐らく虫歯の罹患されてるご家庭には何かしらの理由があるんじゃないかなというところが私個人的に見えているところでございます。  先ほど就学時前の検診、入学する前にどれくらい虫歯を罹患しているかのデータはちょっととっていないというお話だったんですけれど、一度この辺りもぜひ研究していただけるとご家庭へのアタックがしやすいかなと思っております。 ◎千葉孝 教育長 特段ご質問じゃなかったんですけれども、虫歯にかかってることが多いと、なかなか治療に結びつかないということなんですけども、一つこういうことがあるんです。やはり先ほどは就学前の話、それから就学してすぐの話ですけれども、やはり子どもが小さいですから、子ども一人ではいけないです。親が付き添っていかないといけない。ただ、その親がお仕事されているとかの事情でなかなか連れていくことができない。それが常態化してるということがあるというふうにも考えております。  当然子どもが成長していけば自分で行くことができるんですけれども、小さいときに一つはもう歯磨きの習慣がない、そして甘いものを食べることが多い、だけれども親が虫歯があるということが分かっていてもお仕事を休んで連れていくということがなかなかできない、そういった幾つかの条件が重なって、小さい子どもについて虫歯があると。それがなかなか治癒に結びつかないということがあるというふうに思っております。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆伊藤照子 委員 ここでは新規事業の外国人児童への日本語サポート事業についてお伺いしたいと思います。  その内容と放課後に実施する時間、またどれくらいの子どもたちを対象にしているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎千葉孝 教育長 日本語サポーターという形で新年度取り組んでいこうと思っておりますけれども、この背景につきましては、近年江戸川の区立小中学校に在籍する外国籍の子どもたちが増えております。約5年間で約倍増してるというそういう状況にあります。その子どもたち、日本語が分かる子もいるんですけれども、中には日本語が全く分からない、授業が理解できないまま1日教室で過ごすということもあるということです。本当それは気の毒なことだなというふうに思います。子どもですからいずれ友達とのやり取りの中で話せるようにはなるらしいですけれども、そうはいってもある一定の期間授業に加わることができない、そういったことがあるというのは非常に良くないことでありますし、またその間に学校が嫌いになってしまうということも考えられるというふうにありますので、そういった事態はぜひとも避けたいというふうに考えております。  今、日本語学級、これは通級ですけれども、またさらには日本語指導員などの制度はあるんですけれども、それが利用できなかったり届いてないと、そういった子どもにどのような支援ができるかということを考えた末に一つの案として今回日本語サポーターというものを考えたわけであります。  これは区内に、外国人に日本語を教えているサークルの方がいらっしゃいます。そういう方にお声をかけました、協力していただきたいということでお声をかけたわけです。その中で、そういった事態があるんであればぜひ協力しましょうというふうに手を上げていただいた方がいらっしゃいます。新年度については、外国人の人口が多いということで清新ふたば小学校からスタートさせたいというふうに思っております。  内容ですけれども1週間に2回程度、2日程度、放課後に大体2時間という形で、大人教える方、そして子どもたち、大人1人に対して子ども何人か複数という形で、あまりプレッシャーがかからないようなそういった環境の中で教えていきたいというふうに思ってます。費用はもちろん無料です。  この目的としては、学校の生活になじんで、簡単な会話それから文字、そういった習得を目指します。とにかく学校が嫌いにならないようなと考えていきたいというふうに思います。これはずっとやるということよりもその子が一定の習得ができたところでその子は終了という形にしていきたいというふうに思ってます。 ◆伊藤照子 委員 今の内容をお聞きして、日本語指導員さんとは別の制度であるということですけれども、日本語指導員さんをつけてもらっている子もこのサポーター事業のほうでいけるのか、ちょっと教えてもらえますか。 ◎千葉孝 教育長 日本語指導員がついている子どもでも大丈夫です。放課後ということですから、そちらのほうにも来ていただいて、できれば本当にそちらにも参加してもらって、あまり授業という形ではないと思いますので、その中でもう少しまた日本語に触れて、学ぶ機会が増えればいいというふうに思っています。 ◆伊藤照子 委員 葛西地域は確かに外国籍のお子さんたくさんいらっしゃいます。その中で必要だと思うんですけど、ほかの自治体でもまず外国籍の子が日本の学校に入るときにプレスクールに一旦行って、そういう生活に必要な日本語というのを学んで、それから学校に行き始めるみたいなことをやってる、そういった自治体もあるんですけど、そういう意味、内容的には日本語指導員というよりはそういった内容かなと今お聞きして思ったんですけど、すごい大事なことだと思うんですよね。できたら近くの第七葛西小学校も西葛西駅の周りが学区域になっていて、外国籍の子どもの在籍率がすごく高いんですね。そういった子たちもそこに行けるようにするとか、ほかのところでも一定程度のところにそういったものがありますと、学校に行く前の準備として、入学する前でもいいぐらいだなって今話し聞いてて思ったんですけれども、学校に行き始める前に、そういったプレスクール的なものでやるということも学校になじんでいくためには必要かなって今聞いてて思ったんですけど、今回これやってみて、成果が上がれば、今後ほかの学校にも広げていったりとかするお考えはありますか。 ◎千葉孝 教育長 先ほど入学前とお話があったんですけど、そうなるとなかなか教育委員会という形じゃ難しいかなというふうに思いますが、今、取りあえず来年度から始めてみようということです。やりながらこういうやり方がいいんじゃないか、こういうふうなのがいいね、それは学校側からもそうですし、教えてくださる方からもそういった意見を聞きながら、そして今後経験値を積み重ねて、先ほどお話ありましたけれども、ほかの地区またはほかの学校にも広げていきたい。ほかの日本語を教えてくださってるサークルの方いらっしゃいますので、いろいろな地域にも広げていきたいというふうに思っております。  ただ、今ちょっと心配なのは、このコロナの状況にあってサークルの方たちが今活動自粛されている、または縮小しているという実態があるもんですから、なかなかそれをどうやって克服していこうかということ、今複数のサークルの方にもお声がけをしております。ある程度この今のコロナ状況が落ち着いて、各地域の方々がまたそれぞれの地域の中で協力していただければいいというふうに思っております。そういうふうになってくれればいいなというふうに思っております。 ◆伊藤照子 委員 そのサークルの人は無償でやってくれるのかどうか今ちょっと気になったところではあるんですけど、どうなんですか。 ◎千葉孝 教育長 そんなに高い金額はお出しできないですけども、少しお出しするということです。 ◆伊藤照子 委員 そのほうがいいと思います。無償というよりはやはりあの有償ボランティアのような形がいいかなと思います。  日本語指導員も今年は2時間80回に倍増していただいたということで、これすごくありがたいことだなって、すごい要望いただいておりましたので、ありがたいことだなと思っておりますので、今の日本語サポーターのほうも、できたら、ほかのところの学校も利用できるようにしていただけるとありがたいと思います。 ◆栗原佑卓 委員 外国語児童の日本語支援につきまして、今の伊藤委員とのやり取りで、中身については理解をさせていただきました。新年度、清新ふたば小で試行的に行われるということと、週に2時間程度、放課後で行われるということで、これまでの日本語学級と日本語指導員による学習支援とは少し異なった形での日本語支援ということで理解をいたしました。  また区内の外国籍の方というのは増加をしておりますし、それに伴って各年次における外国籍の児童が増加しているというふうに思いますけれども、実際にこう日本語指導が必要な生徒の人数というのは具体的にどのような状況かということと、その増加率というのをちょっと教えていただければと思います。 ◎近津勉 指導室長 まずは外国籍、それから日本国籍というお子さんの場合もございますけれども、学校における日本語指導が必要な児童生徒数につきましては小中学合わせて350名を超える児童がおります。こちらの方につきましては、年々増加はしてございますが、すみません増加率ということですとちょっと今手元に数値がございません。また確認してお答えしたいと思います。 ◆栗原佑卓 委員 350名を超えるということで、もちろん年々増加していってるんでしょうけど、やはり数年前に比べるとかなりの数増加しているんじゃないかなと思っておりまして、増加率も聞かせていただきましたが、新年度からは葛西地区で試行的に、日本語サポーターによる日本語学習支援を実施されるということでございますけれども、こうした新たな取組みを今後も様々な地区で学習支援、日本語サポーターによる学習支援というのを進めていっていただければ、日本語が得意じゃない方の外国籍の児童というのも日本語を覚える機会が増えていくのではないかなと思いますのでぜひとも推進していただければと思います。 ◆よぎ 委員 日本語サポーターについてはありがとうございます。  ボランティアで教えられている方々、教え方今まで私も見てます。一緒に何年もやってきましたけれども、同じやり方は子どもたちにちょっと合わないと思います。子どもたちはスピードを求めて、内容を求めていくと思うんですね。消化能力は高いと思いますし、そういう面ではそこは十分に検討していただきたいなというふうに思います。ちょっと専門的なアドバイスとかお聞きになってもいいのかなというふうに思います。  それから、一対一でいくか、やっぱりその子の周りの四、五人ぐらいの子どもたちが一緒になって、一対四、五人ぐらいの体制で勉強するか、まあそこはちょっと選ぶ余地があるかなと思います。一対一よりもちょっと一対複数人が効果があるかなと、いろいろな質問もあったり楽しくみんなでちょっとやっていろいろしたりして勉強するので、いいかなと思います。そして、その点はこれから検討するのはいかがでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 最初の教え方については、本当にやってみながら、どういうやり方がいいかということは考えてきたいというふうに思います。よぎ委員さんも何かそういう形で活動されているということですので、ぜひぜひいろいろ教えていただければというふうに思います。  それから子どもと大人の数の問題ですけれども、その一対一にするほど大人そんなに、集めることがなかなかできないもんですから、やはり大人一人に対して子どもは複数人という形になる、そのほうが、子ども、外国籍の子どもですけど、子ども同士わいわいやりながら、友達同士教え合いっこしながら学ぶ、そういったほうが、一対一ですとどうしてもプレッシャーとかストレスとかそういったことも考えられるので、みんなで和気あいあいしながら教えていく、教えるというか、学ぶというよりも、遊びながらという形なのかなというふうに思っております。 ◆よぎ 委員 そのときのちょっとイメージまだ沸かないですけれども、お家でやるような形でしょうか。それとも例えば団地の、集会所とかみたいな借りてやる予定でしょうか。お家でやる場合は親とかも一緒にお家にいるんですけれども、参加してしまうとか、そういったイメージはどうなるんでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 これはあくまでの学校の事業なものですから、放課後を行うということですから学校の中で行います。どこか教室を使いながらという形になります。 ◆よぎ 委員 それからちょっと先ほど伊藤委員からプレスクールの話がありましたけれども、私も以前ちょっと申し上げたことがあって、神奈川のほうに実際の学校の中で神奈川県として2か月のプレスクールというのはもう既に実現されているんですね。これはやっぱりオーストラリアとかドイツの例を見ると1年間のきちっとしたプレスクールの中で語学だけではなくてやっぱり文化、というのは私よく学校の視察とかに行くと、やっぱり外国人の子どもの特徴見ますと、非常にずっと手を上げている。私もここでそうかもしれないですけれども、ずっと言いたい、言いたい、表現したいというのがあって、やっぱりそういったところも含めてどういった形で彼らをなじませていくか、すごく思いますので、そういうプレスクールという考え方はやっぱり検討していくのもいいんじゃないかなというふうに思います。  それから別件ですけれども。 ○藤澤進一 委員長 今の件は特段皆さんからよろしいですか。  それでは、質問どうぞお続けください。 ◆よぎ 委員 江戸川でも外国人が密集してる地域というのはあります。資料請求の中でもちょっとデータ出していただいたんですけれども、密集してる地域は密集してるなと。そうすると、その周辺の学校もやっぱり外国人が密集してくるかなというふうに思うんですけれども、そういった傾向考えてやっぱり何か特段これから対応していこうというお考えはあるでしょうか。それとも今まで何かやっていることあるでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 先ほどちょっと触れましたけれども、これまでも日本語学級、それから日本語指導員という形でやってきました。今回新たな取組みでサポーターというものを手探りながらですけど、やっていこうというふうに思っております。  一つは日本語学級については、今まだ検討しておりますけれども、やはり空白地域がありますので、何とかそこに日本語学級設置をしたいという思いが前々から課題として思っておりましたので、何とかそれは実現していきたいというふうに思っております。
    ◆よぎ 委員 実はちょっと今別件でも西小の先生と結構会うんですけど、そこ外国人の子どもがいます。その件でちょっと関わってるんですけれども、やっぱり先生が英語ができるということで非常にその扱い方は違う、だから例えばこういう地域においては特段、恐らく東京都の配置するのは東京都の権限かもしれないですけれども、ただ江戸川はこういう地域は外国人児童は多いので、また中国人児童が多いのでとかっていって、例えばそういう言葉が、英語ができる先生とか、中国語もできる先生とかを配置していただきたいという要望とかできるものでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 教員の配置に当たっては、教育委員会のほうから、東京都教育委員会が配置をいたしますので、東京都教育委員会の課題として、様々をお示しをし、そうした中でそれに見合った教員の配置をお願いをしているところではございます。  ただ、これも東京都といたしましても、それぞれ50を超える市町村へ教員を配置するものでございますし、またどういった教員がその年異動になるか、あるいは採用されるかといったことにも左右されますので、必ずしもその課題に基づく要望等がかなえられるということではございません。  といたしましてもそういった地域ごとの、学校の実情といったものは把握をしておりますので、そういったことも教員配置においては、一つの考慮の材料ということにはさせていただいているところでございます。 ◆よぎ 委員 ぜひ続けて、そういうふうな要望とか検討いただければと思います。  委員長ちょっと英語教育になるんですけれども、違う項ですけれども同じ関連ですがいかがしましょうか。後で聞いてもいいです。 ○藤澤進一 委員長 英語教育でしたら、後でお願いします。 ◆よぎ 委員 そうすると、また全然別件でもう一件あります。 ○藤澤進一 委員長 目の中でよろしくお願いいたします。 ◆よぎ 委員 混合名簿の陳情がありました。  その後、混合名簿の実施についてはどういう状況でしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 内容として指導費かなと思うんですが、こちらの目でお答えしてよろしいですか。 ○藤澤進一 委員長 指導費の中のあれですから。  今いいですよ。そのまま答え続けてください。 ◎近津勉 指導室長 混合名簿につきましては各学校に作成を指示しているところでございます。 ○藤澤進一 委員長 よぎ委員。はみ出さないようにお願いいたします。  目の中でよろしくお願いしますね。 ◆よぎ 委員 すみません。混合名簿については、これから積極的に実施を進めていただきたくて、江戸川の教育の中に明文化するとか何かそういうことができたらいいと思います。 ◆間宮由美 委員 昨年の本会議で通学路の見守りにシルバー人材センターの方の活用を取り上げたところ、学校関係の方から様々な声をいただきました。  その中で多かったのは、何か所かだけでもいいのでシルバーさんに入っていただけるなら助かりますというものでした。今年度PTA会費でお願いをしてきた学校は3月末でもうシルバーさんには頼めなくなります。この学校は安易にシルバーさんを選んだわけではありません。先生方も親御さんも交差点に立っています。校長先生は町会はもちろん、地域の企業にも声をかけて、そして子どもたちの登下校の見守りをお願いしてきました。でも足りないからシルバーさんにお願いすることを選んだのでした。  本会議では教育長から、一部の地域で委託経費を負担することはあるべき姿であるかどうかとお答えをいただきました。その後この件で学校とお話しされていますでしょうか。またご検討などは進んでいますでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 先の本会議でお答えしたとおりでございます。やはり一部の地域の方に費を投入するということについてはまだそうしたいという形で、そうしなければならないという形での判断にはいたっておりません。 ◆間宮由美 委員 一部の学校にだけ委託経費を負担することはあるべき姿かどうかということについてですが、例えば、小学校で日曜日に行われている遊び場開放、この鍵開け鍵閉めのために、シルバー人材さんにお願いしている学校もあります。それは全部の学校ではありません。区内34校です。しかもその委託費は教育委員会から出ています。ということは一部の学校ではあるけれど、必要な学校にはこうしてシルバー人材さんにお願いを既にしているということだと思います。とすれば交通安全の見守りも学校が必要と思えばお願いできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 質問のお答えとはまた違うんですけれども、ただいまの遊び場開放の件でお話しいただきましたが、全部の小学校でシルバー人材センターさんに委託をさせていただいているところでございます。 ○藤澤進一 委員長 そのあとの後段答えてないですよ、まだ。 ◎千葉孝 教育長 遊び場開放と登下校・登校時のということはちょっと違うかなというふうに思います。  江戸川におきましては、学校PTA、そして地域の協力を得ながら子どもたちの登下校を見守りをしてきた、そういった土壌がありますので、そういった背景があるという中で一部の地域に対して費をという形はどうかというふうな形でお答えをさせていただいたわけであります。 ◆間宮由美 委員 シルバー人材さんには確認をしております。全部ではないということで聞いております。  地域と一体になって学校がやってきたこれまでの歴史があるわけで、それを十分に大事にしながら、しかし足りないところだけというのが学校からの要望でございます。同じことをすることが公平というのではないと思います。その学校が今必要としていること、そのことに力を貸すことが教育委員会の大事な役割ではないでしょうか。再検討を願います。 ◆伊藤照子 委員 同じ目で三つあるんですけど、よろしいですか。 ○藤澤進一 委員長 取りあえず、一つ、まずどうぞ。 ◆伊藤照子 委員 まずはじめに、先ほど混合名簿の話が出ましたが、ぜひ来年度には作成をして全てでそれを使うわけではないので、作成を実現してもらうようにお願いしたいと思います。  質問に入ります。  就学援助についてなんですけれども、昨年はコロナ禍で収入が激減した世帯に対して年度途中に直近所得で申請できるようになり、141件の申請がありました。子どものことは欠かすことはできませんので、収入が激減した家庭には本当にありがたかったと思います。通常でも、もし世帯に何か変化があって急激に所得減が生じたときには、年度途中の申請というのはできるのでしょうか。教えてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 年度途中におきましても世帯構成の変更等により状況が変わった場合には申請をいただくことは可能でございます。 ◆伊藤照子 委員 また我が会派からも要望を重ねてまいりまして、新入学学用品費が入学前に前倒し支給できるようになりましたけれども、申請の案内というのは前年度の何月頃発送されて、今回の実績はどれぐらいになるのか、またこの申請をした場合に入学後に就学援助の申請というのは改めてする必要があるのかないのか教えてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 ご案内の時期については後ほどまたご案内させていただきますが、現状をまずご報告させていただきますと、新入学学用品費のところでございますけれども、入学前の支給ということですと1,818件の認定をしているところでございます。  また入学後というところにつきましては、世帯状況の変更に伴いまして手続が必要な場合にはしていただく形でございます。 ◎千葉孝 教育長 申請の通知につきましては前年の11月に発送しております。その後、審査をして決定するという形になります。 ◆伊藤照子 委員 こんなにたくさん申し込みするとちょっと私は最初思ってなかったんですけど、資料を、ほかの会派の資料を見たんですけど、8割ぐらいの入学前に申請してるというのを拝見いたしました。  確かに中学生なんかは、体操着と制服とかなり金額がかかるんですね。そういったことを考えると金額も増額していただきましたし、子育て世帯には大変ありがたかったかなと思っております。中学生は今体操着登校が多いんですよね、そういったことを考えると保護者負担軽減というか夏服冬服買って体操着買ってとなると、かなりの金額になるので、なんかこれ実態に合ったものにならないかなというのもすごく思っております。  こういったご案内がしっかり、この前年の11月ということは先ほどお話があった、大体就学時健診の頃にいくのかなと思うんですけれども、皆さんにしっかりご案内されているんだなと思ってご利用いただいていることに感謝いたします。  これが一つです。 ○藤澤進一 委員長 今、就学援助についての話がございました。  この就学援助につきましてご質問ある方お願いいたします。 ◆大橋美枝子 委員 伊藤議員に続きまして就学援助制度の拡充について何点か質問し、また提言もさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  今、資料私も頂いたもので、周知のことはよく分かりました。それから改めて周知の徹底は引き続きお願いしたいということと、それから認定に当たって特にコロナの問題がありますので、私は来年度の就学援助の認定は、今受けている子たちは全部継続すると、大胆な特例措置をしてもいいんじゃないかというふうに思います。新1年生は、当然申請しますけれども、また新たに申請したい人は申請するわけですが、そんなふうに新たに申請する人だけ受け付けて、あとは今受けている子たちは全部継続すると、そういう思い切った措置をして、そしてなんでそういうかと言うと、学用品費も早く支給したらどうかと思うんです。今、伊藤委員が入学前の新入学学用品費を触れていただきましたけれども、それだけでなく学用品そのものも子どもたちに支給するわけですから、それが審査をして実際に支給されると秋になりますね。それを継続した形で認定ができればすぐ支給できるんではないかと、そんなふうに思って、やっぱり就学援助世帯に対する支援として今検討してほしいんですが、どうでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 まず1点目ですけれども、新規申込みのみという方の審査、今受けている方は継続をということでありますけれども、就学援助制度につきましては、その制度を必要とされている方に、ご利用していただくものであります。  ですから、今回、新型コロナに伴う対応というのは本当にこれは必要な措置であった、本来であれば前年の所得をということを当該年度の所得で審査をしたわけですけれども、それ本当に必要な措置であったというふうに思います。そのために通常の認定では救えない方を緩和するということで認定することができました。  とは申しましても、その当該認定された方についても当然収入が確定した時点で再審査は行います。これは当然貴重な財源を使って行われる事業でありますので、必要な方に登録制度として、今後も継続性を維持するためにも適正に執行していくべきだろうというふうに思っております。それも行政の責任だというふうに思っております。  それから、学用品費の前倒しにつきましては現在考えておりません。 ◆大橋美枝子 委員 私はとにかくね、必要としている人が、少なくとも就学援助制度受けている方は約1万人おいてですね。概算です。それでその人たちが継続して、次回つまり来年度、申請抜きで受けられれば相当早くこの支援ができるということを強調させていただきます。  実は、私が江戸川の教員になったのも50年前の話なんですけども、40年くらい前にね、私、就学援助の担当を学校で実務もしていました。そのときは1年生と4年生、中1ここで申請して、あと3年間継続だったんです。そういうことかつてあったわけですから、もちろん経済状態をきちんと確認することを否定しませんけれども、かつてはできていたわけですから、私は特例措置があってしかるべきと思うんですが、もう一度ご回答お願いします。 ◎千葉孝 教育長 大橋先生が現役だった頃、どういう状況か分かりませんけれども、その頃はまた今のようにシステム化もそんなに進んでないと思いますし、やむを得ずだったんじゃないかと思います。だからといってそれを決してそこの時代に戻るということではなくて、やはり今、毎年審査というか、確認はできるわけですから、先ほど申しました、必要な方に手が届くような制度にしていく、このことがこの制度を維持していくためには必要なことであるというふうに思います。 ◆大橋美枝子 委員 私も確かに古い時代というとそれまでですけど、ただそういうことがあったということを踏まえて要するに自治体の判断でできるんじゃないかということを強調しているわけです。そこをぜひ受け止めてもらいたいということ、改めて意見として述べたいと思います。  もう少し具体的なところで就学援助の今、学用品・通学用品についてのことについてはそういうご検討だったんですけども、就学援助受けている世帯に特別手当給付金のような緊急措置はできないでしょうか。約1万人の子どもたちに対して。やっぱりアンケートなんかとるとひとり親の方も大変だけれども、二人親も大変というそういう実態が出ていますので、ぜひご検討してほしいんですが、どうでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 その考えは現在持っておりません。 ◆大橋美枝子 委員 大変残念に思います。ぜひとも支援の手だてを考えてほしいと思います。  最後にもう一点、新入学学用品費が昨年よりも増額されていますけれども、その理由は何でしょうか。 ◎千葉孝 教育長 いろいろ他の状況も踏まえながら判断をさせていただいております。 ◆大橋美枝子 委員 頂いた資料見ますと、実際に小学校6万4,300円それから中学校8万1,000円というのが結構多くあります。この基準は生活保護を受けている方の学用品費かというふうに思ったんですが、その辺は分かったら教えてください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 委員さんがおっしゃったとおりでございます。 ◆大橋美枝子 委員 だとしたらぜひね、もちろんの生活保護の基準に全部合わせろって言っているんじゃありませんが、一つの基準として、私は生活保護の方たちが同じ水準で就学援助のこの新入学学用品費もやってほしいというふうに思うところです。  最後にもう一点。学校給食のもっと抜本的な……。 ○藤澤進一 委員長 取りあえず就学支援ね。取りあえず。 ◆大橋美枝子 委員 ごめんなさい。失礼しました、やめます。 ○藤澤進一 委員長 就学援助のことで今お話です。  就学援助につきましてよろしいですか、ほかに。  それではほかに、同じ目で質問お願いします。 ◆伊藤照子 委員 給食費の保護者負担軽減についてお聞きしたいと思います。  今年度給食費の、値上げの際に児童生徒一人当たり200円の補助と、第3子以降の給食費無償化がスタートいたしました。以前はたくさんの補助があった中でそれが平成25年に廃止をされまして、以降ですが、この大変な中ということもあり、このような補助制度を設けていただいたことは大変子育ての江戸川としてありがたいと思っているところです。  この第3子以降の給食費無償化なんですけれども、小中学校合わせての第3子が対象なのか、また所得制限についてはどうなっているのか、また令和2年度のこの第3子以降の給食費無償化の実績はどのようになっているかお聞かせください。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まず1点目でございますが、いわゆる学齢期のお子さん、小中学校のお子さんで3子目以降というところでございます。また経済基準につきましては生保基準の1.95倍でございます。  令和2年度の実績でございますが、255人でございます。 ◆伊藤照子 委員 所得基準は就学援助を受けていれば無償になるわけですから、それよりちょっと高い所得の方たちの第3子が対象ということで認識をいたしました。お子さんたくさんいて、小中で3人も4人ももしも行っていたら給食費だけで結構大変になりますので、ありがたいことかなと思います。またコロナがまだ収束しない中で激変緩和として令和3年度も150円ということで、この保護者負担軽減をその次の年が100円というこういうやり方で残していただいたことも今大変な中なんですので、大変ありがたいと思いますので、給食費決まっちゃって、上がって金額が分かっちゃっているので、保護者の人、これお知らせしないと全然分からないと思いますので、ぜひ年度はじめにこういったことを取り組んでいるということを区民の皆さん、親御さんにお知らせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○藤澤進一 委員長 以上ですね。  給食費の件。 ◆大橋美枝子 委員 すみません。給食費について一言、要望提言という形で言わせていただきます。  子育て支援のために様々な工夫されていることは、今、伊藤委員がおっしゃっていただきましたので、私はそれをぐんと引き上げて、1か月思い切って2,000円ぐらいばんと補助するというのはどうかということを改めて意見として述べたいと思います。どうしてかと言うと、先ほども特別支援の給付金はどうかという提案もしましたけれども、子育て世帯が大変困窮化しているというデータも先ほど繰り返しになりますが、出ているわけです。ぜひとも支援のための給食費補助、私どもも今日提案させていただきますが、予算修正案でも同じような給食費補助の修正案を出させていただいております。ぜひとも就学援助の拡充に加えて、個別にとして独自のかつては優れた施策を江戸川やっていたわけですから、その全国から大変注目されていた給食費の3分の1補助のその立場でもう一度検討してほしい。いかがですか。 ◎千葉孝 教育長 先ほど就学援助のときに昔の話をなんて話がありましたけども、今の給食補助につきましても本当に昔の話ではないですけれども、以前にそういった施策はとっておりましたけれども、他に倣うという形で今の現状の形になったわけであります。  先ほど来申しておりますけども、就学援助の拡充など必要な対応は江戸川としては行ってきております。こういった補助につきましては、そのときそのときで必要な方に必要な支援をという、そういった考えは変わっておりませんので、今、全員一律での補助という考えは持っておりません。 ◆大橋美枝子 委員 昔の話でも8年前の話ですから、私がさっき、ちょっと時間がないのでこのくらいにしますけど、ぜひとも検討してほしいというふうに私は改めて意見として述べます。  最後にもう一点先ほど混合名簿のことが随分出されたので、一言。私たちの会派もこれは進めてほしいと。陳情も採択されていますし、トランスジェンダーの生徒の助けてくださいってあの思いに応えられるように学校の現場と十分相談しながら進めてください。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですね。 ◆伊藤照子 委員 特別支援学級についてお伺いしたいと思います。  中学校の特別支援学級なんですけれども、葛西の南東部、南葛西、臨海町地域にはこの設置をされていないんですね。江戸川の最南端の臨海町五丁目の学区域は一番西の清新第一中学校なんです。江戸川を横断する形になりまして、保護者の方からバスも近くまで行く便もなく、不便で通えないとご相談をいただきました。  令和3年度は新規の設置の予定はないようなんですけれども、今後この葛西南東部ですかね、この中学校への特別支援学級の設置についてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎千葉孝 教育長 地域的な配置の問題ということでありますけれども、これまで必要に応じてその学校決めて配置をしてきたという経緯があります。その結果が今の現状という形になっているわけでありますけれども、今、新設のお話がありましたが、現在、区内全体での生徒数というのは、これ今、横ばいです。しかも、それぞれの学校が適正な規模の中で運営をされております。そういったことでもありますので、今新しく一つ新設をするという考えは持っておりません。  ただ、先ほどもお話ありましたけども、設置後年数が経過して、学区域の偏りというのは出てきているのかなというふうにも思います。なかなか交通の便が悪いという実態もあるということでありますので、そういった場合には個々に相談に応じまして、交通の便、通学がしやすい学校に変更するという対応もとっているところであります。やはり子どもたち通学しやすいところに学校があるということ、これは大事なことだというふうに思っておりますので、現状をよく把握して検討していきたいというふうに思っております。 ◆伊藤照子 委員 中学生は自分で、自分自身で登校しなきゃいけないみたいなんです。またの清新一中は、これから清新一小が今1,000人超えているので、上に上がってきますと児童生徒数が大変、清新一中の生徒数が増えてきます。  そういった状況も考えて、特別支援学級も人数がそこで足りるのかどうかということも定員について足りるのかどうかということもあると思います。そういったことを総合的に考えていただいて、ぜひ、すごく広いんですよこの地域、葛西駅から下のこの右側の地域、すごく広くて人口がとってもマンションとかも多いので、かといって一戸建ても多い、そういう地域なんですね。ぜひそこについて、こういったお声がありましたので、ぜひ検討していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆小林あすか 委員 ここでは江戸川のきこえの教室についてお伺いします。内容としては先ほどの伊藤委員とほぼかぶるところなんでございますが、改めて。  現在、難聴と言われるようなお子様が特に小学校、中小岩小と第六葛西小の二つで通級という形で指導しているところなんですが、この中小岩小に通われている方々の一部ですね、やはりその通いにくいと、特に鹿骨地域の方々からそういった声が届いております。先ほど、伊藤委員は中学生ということでしたけれども、こちらの小学校に関しては保護者と一緒に通級してくださいということで、保護者の方が一緒に通級していくわけですけれども、お話をいろいろお伺いしましたら、難聴とかきこえの教室に通っている子どもたちは、やっぱり治るものではないので、一緒に自分の特性を理解して育っていくっていったときにやはり継続的に通級すること、継続的にいろいろ教わることが大事な中、やっぱり通いにくい、またはその保護者の方の都合、通いにくいので結構な時間を確保して、通わせることになるので、通いしぶりだったり途絶えてしまうというところで、子どもにとってあまり良い、子どもにとってもそうですし、親御さんも一緒にやっぱり向き合っていただくことに関してはちょっとあまり良い状況ではないという話を聞いております。  できれば今、北と南に二つ学校がございますので、真ん中辺りの、瑞江なり一之江なり船堀辺りにあると少し通いやすいんですけどというお声があるんですけれども、今後きこえの教室に関して増設というか増教室する予定があるかを検討しているかお伺いいたします。 ◎近津勉 指導室長 きこえの教室につきましても、対象となる児童の数、それから全体の配置の位置等々総合的に勘案して今後検討されるものかなというふうに考えております。 ◆小林あすか 委員 資料で見ると児童数19名に対して学級が二つ、学校も二つというところでぱっと見、人数的には問題がないのかなというふうに見えるんですけど、先ほど言ったようにやはり室長もおっしゃったように地域的なもので通いにくい、通いしぶってしまってそれが結局、子どもたちの成長でしたり、親御さんとのギャップなりにつながってしまったりというところが大変問題かと思いますので、ぜひ今後研究検討していただいて前向きに進めていただければと思います。 ○藤澤進一 委員長 第2目学務費の審査は終了いたしました。 ◎近津勉 指導室長 委員長、失礼いたします。  先ほど栗原委員からご質問ございました日本語指導が必要となる児童数の増加率ということで確認とれましたので、ご説明よろしいでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 では、そのままどうぞ。
    ◎近津勉 指導室長 お願いいたします。  平成30年度から31年度にかけては、前年比110%。平成31年度から令和2年度につきましては、前年比140%ということで年々増加してございます。 ○藤澤進一 委員長 よろしいですか。  それでは午前中の審査はこの程度にとどめ、ここで休憩したいと思います。  再開時間は午後1時といたします。  暫時休憩します。            (午後 0時00分 休憩)            (午後 1時00分 再開) ○藤澤進一 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  予算説明書の474ページをお開きください。  第3目教育指導費から審査をお願いいたします。 ◆齊藤翼 委員 午後もよろしくお願いいたします。  ここでは、学力調査、体力調査のことについてお伺いしていきたいと思います。  あと、先ほどの審査の中で、福本委員より歯科検診のお話の中で、虫歯が学力や体力の面でも影響しているのではというお話がありましたので、こちらもぜひデータを取っていただいて、また研究していただければなというふうに思います。  頂いている資料の59ページ、60ページですけども、これを拝見しますと、どちらも本は平均よりちょっと下なのかなというふうに見えますが、現状をどのように把握されているのか、お伺いいたします。 ◎近津勉 指導室長 本子どもたちの学力の状況を見てみますと、得点の分布を示すカーブは、おおむね全国のそれと同様の形になるものの、上位層の割合が少なく、下位層の割合がその分多いという状況でございます。この状況は数年続いております。  また、体力のほうでございますけれども、こちら本の特徴といたしましては、幾つかの競技において、すばらしい成績を残す中学生もいるということで、体力的にも高い生徒がいる一方で、運動が苦手であったり、嫌いであったりして、運動習慣が定着せず、体力的にもやや低い児童・生徒が多くなっているという傾向があるということが挙げられます。総じて申し上げますと、高い数値、高い成績を上げる、そういったお子さんがいる一方で、やはり下位に属するお子さんがやや全体多いために、平均値という形をとると下に少し下がってしまうということが言えるかというふうに思います。 ◆齊藤翼 委員 こちらの学力調査は、学校現場の指導方針や指導方法に生かすために、子どもたちの全体の学力調査、把握するものと認識しております。いわゆる模擬試験のように、個別の学力を競うものではないと思っていますので、その結果に一喜一憂することではないと思いますが、やはり高いにこしたことはないとは思っております。  子どもたちそれぞれの個性があり、得意、不得意は誰もがありますが、得意、興味がある分野はこれからも伸ばしていってほしいと思いますし、その不得意な部分をどうボトムアップさせていくかということだと思うのですが、その課題認識といいますか、今後どのように向上に努めていかれるのか、お考えがあればお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 まず、学力の面でございますけれども、やはり子どもたちが意欲的に学んでいけるというふうにするための授業改善といったものが大変重要かというふうに考えています。そういった意味で、今後配置されるGIGAスクールでの端末、こういったものを活用していくということは考えられます。その中で、例えばですけども、現在も各学校で利用していただいてますが、eライブラリアドバンスなどのオンラインコンテンツなどを活用しながら、子どもたちのその不得意な部分というものを向上させていくということを考えております。  また、各学校で実際に行っていただいている放課後補習でございますけれども、今年度から、一部、業者委託をさせていただいておりまして、こちらでも一人一人の子どもたち、当該の学年で身に付いていない学習内容をしっかりと身に付けて、上の学年に進んでいただくという対応を取っていきたいというふうに考えております。  また、体力につきましても、やはり子どもたちが運動嫌いにならないということが大事だというふうに考えていますので、日常的に運動を促すような授業改善であったり、あるいは各学校での運動遊び、そういったものを充実させること。中学校においては、保健体育科での基礎体力の向上を目指した運動を積極的に取り入れて、一人一人の体力の向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆齊藤翼 委員 東京都教育委員会の学力調査は、平成31年度で終了とのことの記載があったと思うんですが、令和2年度ですか、これは中止ということだったと思うんですが、その何か違う形で行われているのかどうか。  あと、最近また各学校でリモートの授業等とも行っているという話を聞いておりますけども、リモート授業というんですか、学校同士での先生の差と言ったらちょっと失礼な話かもしれないんですが、学校同士の温度差が、そのリモートに対しての温度差があるというようなお話も聞こえてきていますが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 まず、東京都の学力調査でございますけれども、委員ご指摘のように、31年度をもって終了いたしました。本来でしたらば、令和2年度から、子どもたちの学びに向かう力といったものを調査するといった形で、実施される予定でございましたけれども、今年度は新型コロナウイルスの感染症の影響で中止というふうになってございます。  次年度以降につきましては、今年度実施予定であったその学びに向かう力といったものを調査するといった形で、東京都の教育委員会のほうでは調査が行われるというふうに聞いております。  それから、リモート授業の件でございますけれども、やはり新型コロナウイルス感染症の流行に伴う臨時休業との対応であったり、不登校との事情で学校以外の場で学ぶ状況にある子どもたちに、学びの機会を保障するという点では非常に有効であるし、重要であると考えています。  また、現在、学校の状況でございますけれども、そういったインターネット等を活用して、例えばゲストティーチャーが行うような出前授業であったり、全校朝会をオンラインで行うであったり、また教員研修もオンラインで行う、あるいは保護者会をオンラインで行う。一部は地区の校長会もオンラインで行っているということで、いろいろな事例もございます。  委員のご指摘された学校間の温度差、学校間の取組みの差につきましては、先ほども申し上げましたけれども、ガイドライン等を配付し、取組みの充実を図ってまいりたいというふうに思っております。 ◆齊藤翼 委員 今、やはり求められている学力は、単に暗記する知識ではなく、何かに直面したときに、総合的に活用できる真の実力といいますか、考えられる力ということだと思います。自ら学び、アクティブラーニングにより内容に興味を持ち、知識、理解を深めていき、経験をすることが大事だと考えております。子どもたちが様々なことに興味を持ち、自ら調べ、経験をして深めていただけるよう、応援させていただきたいと思っております。  また、体力調査につきましても、運動習慣や生活習慣を把握することにより、今後の健康という部分で大変役立つと思いますし、またスポーツを通じてできる喜びだったり、その記録が伸びたりということで、体を動かすことが好きになっていくというきっかけになると思いますので、ぜひ苦手意識がある子どもたちには、今後とも寄り添っていただく形で取り組んでいっていただければというふうに思います。 ◆栗原佑卓 委員 ただいま、齊藤委員のほうから、学力向上に関するご質問ございまして、その中のご答弁に、放課後補習教室という言葉が出てきておりましたので、ここでは放課後補習教室についてお伺いをさせていただきたいと思います。  昨年から、学習に不安を抱える児童・生徒を対象といたしまして、民間委託によります放課後補習教室を、小学校22校、中学校11校、合計の33校で実施をしておりますが、新年度は66校に実施をするということでなっております。  この取組は、3か年で小中学校の全校に広げていくものでしたので、令和4年には全校で実施されていくことになるかというふうに思います。  そこで、放課後補習教室を受ける生徒の選定についてなんですけれども、これはどのようにしてまず決めているのか、生徒の選定についてお聞かせいただければと思います。 ◎近津勉 指導室長 まず、この放課後補習授業の対象となるお子さんでございますけども、やはり当該の学年で、当然身に付けておくべき内容について、身に付いていないお子さんたちを対象としまして、それをフォローアップしていくといったことが狙いとなります。  したがいまして、そういう対象となり得るお子さんたちに、学校のほうから個別にお声かけをし、また保護者の了解を得て、参加者として決めていくということでございます。 ◆栗原佑卓 委員 分かりました。中には放課後にそうした授業を受けたくないという生徒もいるかと思いますけれども、やはり貴重な学びの機会であるという同意を得て、また保護者の方の同意を得て、生徒も授業に取り組んでいるということで承知をいたしました。  ただ、もともと本では、担当教員等によります補習教室というのを各学校で、年間35回以上行ってきております。それに加えての本事業でございますけれども、今年から始められた本取組みで、成果という点におきましては、教育委員会としてどのように把握されているのか。この成果についてお聞かせ願います。 ◎近津勉 指導室長 まず、具体的な子どもたちの成果というのは、全体的にはやはり次年度の学力調査によって明らかになるのかなというふうに考えています。  現状ですけれども、民間委託による放課後補習教室に参加をしたお子さんたちの声として、具体的な声として上がってるものとしては、少人数で指導してもらえているので、なかなかふだん、教室では聞きにくいことも、勇気を持って聞くことができたとか、あるいは中学校では、自分の苦手な部分を把握することができたとかというような声が聞かれております。これは、事業者が子どもたち参加する、当初の状況と中間の状況ということで、それぞれ簡単なテストをした結果としての傾向でございますけれども、小学生、中学生ともに、平均的なその点数としてのポイントは上昇しているということでございます。 ◆栗原佑卓 委員 分かりました。やはり授業中には聞けなかったことということもあるでしょうから、そうしたことが、児童の中で、放課後の補習教室の中でできるということで、そういったご意見が反映されているというように理解をいたしました。本でのホームページにも、参加した児童の1人の中から、人数も少ないので聞きやすいですし、問題が解けるようになって楽しいというような感想をいただいておりますけれども、こうしたことも成果として反映されているように思います。  また、もともと勉強が苦手といいますか、ほとんどしない児童もいるかと思いますけれども、より効果的な放課後補習教室にしていくために、どのような課題があると捉えていらっしゃるか、こちらも最後にお聞きをしたいと思います。 ◎近津勉 指導室長 やはり、勉強が嫌いな、苦手な子どもたちは、イコール勉強が嫌いになりますので、やはりまず勉強が楽しい、できるようになるといったようなことを、体験的に捉えていっていただくことが必要かと思います。そのためには、やはり、一人ひとりに応じたきめ細やかな指導、補習授業ということが重要で、そのために、学校とその請け負っていただける事業者さんとの間で、連携というのが重要になってくるかなというふうに考えています。例えば、参加するお子さんの学習の傾向であったり、苦手なところの特徴であったり、そういったものを情報交換しながら進めていただくことでより成果につながるのかなというふうに考えてございます。 ◆栗原佑卓 委員 ぜひ、委託している事業の方と学校の教員の方々、しっかり連携を取っていただきまして、ぜひ、児童・生徒の視点からこういった課題を踏まえまして、よりよい放課後、補習教室の在り方、令和4年には全校で実施をされていくということでございますので、ぜひともこうした、よりよい放課後補習教室の在り方というのを実践していっていただきたいと思います。 ◆太田公弘 委員 今、栗原委員から出ました放課後補習教室についてお伺いいたします。  やり取りの中で全てお聞きしたいことは、やり取りしているんですけども、言わば、要はできる子は放っておいても何やってもできるんで、要はつまずいているお子さんがやはり視点になってくると思うんですね。やはりそれぞれつまずいている原因も理由も違いますんで、それぞれ、それに合わせてということになると思うんですけども、まずは、今お話ししたように、何につまずいてるんだかとか、あと理解度もそれぞれ違うと考えると、結構この補習授業内容というのは、かなりちょっと工夫をしていく必要があると思うんですけども、ちょっとこのことについてまず確認をさせてください。 ◎近津勉 指導室長 やはり学校が、本来のこの補習授業の目標に照らして、対象となる児童・生徒に、特に基礎的な部分であったり、他学年での内容であったり、そういったものがなかなか身に付いてないというようなことについて、一人、一つ、立ち戻って指導していくということ、これが必要かなというふうに思いますし、その指導していく中で、一方で、今現在の学習内容にも触れていかないと、あまり過去のことばかりに立ち戻っていると、今の教室で実際に学習している内容が、また、立ち戻ってしまいますので、そちらのほうにも触れながら、できたという、分かったというそういった成功体験を積み重ねていけるような、きめ細やかな指導というものが求められるというふうに考えてございます。 ◆太田公弘 委員 確かに、分からないのをずっと我慢して聞くほど、大人でも辛いことでございますので、子どもではましてかと思いますので、そういう意味では分からないを分かるということで、この補習授業を実施していくと。その中でも、この学ぶ喜びというのでしょうか、分かったときの喜びというのはかなり大きいでしょうからね。それは子どもたちの原動力になっていくということで、この授業をやっていくということで理解いたしました。  もう一点、この委託事業になるんですけども、委託事業ですから、当然、放課後、この学校を利用して、業者さんと委託先が来て、教えて。一番課題なのが、要するに、この委託している先と、担任の先生ですよね、要は、学校との連携が大事になってくると思うんですけども、この辺の連携の在り方については、ちょっとお考えあればお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 この連携というのは非常に重要でございまして、先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、この対象、参加する子どもが、一体どういう学びでつまずきがあるのか、どういった学びの得手不得手という傾向を持っているのか、そういったことなども細かく、この情報交換は必要かなというふうに考えています。今年度、実施している学校でも、そういった情報交換を上手にしていただいている学校については、成果につながっているかなということが言えるというふうに考えております。 ◆太田公弘 委員 分かりました。  ちなみにですけど、今つまずくと話しましたけども、例えば、小学校であれば、この辺の年代というか、学年のお子さんがつまずきやすいだとかいうことが、もし傾向性があればちょっと教えていただきたいのですけども。 ◎近津勉 指導室長 これは一般的に言われていることでもございますけれども、本事業は算数、数学を中心に行っております。この算数科においては、いわゆる4年生、ここが10歳の壁と言われていますけども、それまで思考が具体的なもの、あるいは、物の数(かず)、こういったものを扱う内容から、高学年になると今度は、数字として、数(すう)として扱っていくようになっていきます。これが中学校になると、さらにそれが数学という形で、数(すう)を扱うという形になるわけですけども、数(かず)から数(すう)に変わる辺りが非常に分かりにくいということですね。具体的に申し上げると、多分、分数であったり、割合であったりという学習が、非常に子どもたちにとっては課題というふうに、学習課題としては大きなものとなっていくということでございます。 ◆太田公弘 委員 分数とか大学生でも分からないという人もいらっしゃるみたいなので、非常に大事な分岐点なのかなともお話を聞いて感じました。  そういう意味で、先ほど、学校との連携も大事ですし、あと成功体験ですかね、これも非常に大事なものだと思いますので、これは全校にしっかりと広めていただいて、やはり分からないを分かるようにするという形、ぜひとも進めていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆金井しげる 委員 よろしくお願いします。  今の栗原委員と太田委員のやり取りで、全て聞けてしまったので、質問ではなくて、意見だけ述べさせていただければというふうに思います。  学習に不安を抱える児童・生徒を対象にということで、というふうにあるんですけども、実際には、先ほどのお話のとおり、学校側、先生側がその対象となる児童・生徒に声をかけて、参加を募るという形、これ非常にいいなというふうに思います。というのは、不安を抱えている児童・生徒を対象として、どうぞと言っちゃうと、やはり学力がある子でも、何か不安があればそこに参加をしたいというふうな思いで集まっちゃうと、日常の学校の教室と変わらない状況をつくられちゃうと、やはり本当に嫌いなできない子というのは、そこにいてもまた意欲が湧かないとか、参加しづらい状況は、普通の学校の状況と同じ教室の中になっちゃうんで、あえて学校側から、強制はできないんでしょうけど、そういう子、生徒を集めて補習をするというのは本当に望ましい形だなというふうに思えます。後々、全校で対象としてやっていただけるということで、本当にさっきの話ではないですけど、できる子は言い方悪いですけど、できる子は放っていても自分でどんどんやると思いますし、そこの学力を上げて、数字の上で、トータルで学力アップっていってもしょうがなくて、やはりできない子たちの底上げを図って、本当の意味での学力アップにつながればいいなというふうに思いますので、本当にこの補習教室というのは意味あるものだというふうに思います。分からないことがそうした中で分かる、できなかったことができるようになるというふうな喜びで、学びに対する意識が変われば、別な何かにまた挑戦しようという意欲も湧いててくるというふうに思いますんで、補習授業をやったから、そこがうまくいかないことがあっても、そこに参加をして学ぶ姿勢が持てれば、ほかの形でいい形につながるというふうに思いますんで、ぜひ引き続きご尽力をいただければと思います。  それと、これは要望ですけども、後々、算数、数学、今やっているのはそうなんですけど、後々、ほかの教科がまたできるようになればいいかなというふうに思います。これは要望です。 ◆川瀬泰徳 委員 午後もよろしくお願いします。  ここでは、SSWスクールソーシャルワーカーについてお聞きをしたいと思います。  まず、スクールソーシャルワーカーとはどのような専門職で、本の教育員会では、このスクールソーシャルワーカーにはどのようなこと担っていただいているのか、これをまず最初にちょっとお聞きさせていただきたいと思います。 ◎近津勉 指導室長 スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士や精神保健福祉士など、社会福祉や心理に関しての専門的な知識を有し、家庭や学校現場において、教員組織や関係諸機関との連携を図っていく専門職でございます。  本では、学校現場において不登校やいじめ、その他重大な問題の未然防止や早期解決において、学校、児童・生徒や、その保護者までも含めた支援活動を行っているというものでございます。 ◆川瀬泰徳 委員 次に、具体的な事例といいますか、このスクールソーシャルワーカーの皆さんに入っていただいて、問題が解決したというか、よい方向になっていったというようなことはあるのか。何か事例があればちょっと教えていただければと思います。 ◎近津勉 指導室長 詳細はなかなか個人的なものもございますので、その概要ということでお話をさせていただきます。  まずは、不登校の初期段階のおきまして、スクールソーシャルワーカーが関わったことで、学校復帰を果たせたというケースがございます。  また、スクールソーシャルワーカーが関わった不登校生徒のうち、都立学校に進学した生徒の多くが、途中退学をせずに高校卒業までに至ったというケースがございます。そのほか、学校の対応にスクールソーシャルワーカーの見立てと助言が役立ち、学校と保護者の信頼関係が回復したといったような報告も受けております。 ◆川瀬泰徳 委員 現場のほうで本当にすばらしい仕事をしていただいていると思います。  次に、本スクールソーシャルワーカーの配置状況なんですけれども、平成28年はお二人、2名であったというふうに聞いています。現在の状況というのはどのようになっているのか。ここを教えてください。 ◎近津勉 指導室長 令和2年の4月より、12名に増員する予算を、昨年度、この予算委員会でお認めいただいたところでございます。しかしながら、現在は8名の配置となってございます。 ◆川瀬泰徳 委員 今、ご答弁いただきましたけれども、令和2年4月より12名に増員の予算を組んだと。ただ、令和2年の3月、今現在は8名というふうに今お聞きしました。改めてお聞きするのですけど、12名に増員したけれども、枠は増やした、枠というか、その予算を増やしたんだけれども、4名欠員ということが今現在のこの状況だということで。その辺に何か、何でそういうふうにというか、原因といいますか、この辺はどのようにお考えなのか、そこをちょっとお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 委員ご指摘のとおり、現在4名の欠員という状態となってございます。鋭意採用に向けて努力をしているものではございますが、やはりなかなか難しいケースを扱う場合が多くございまして、求められるスキルといったものは高くなってまいります。一定の経験とスキルを持ち合わせた、そういった人材でないと、かえってその解決から遠のいてしまうというようなことになったらいけないというふうに思っておりますので、採用に当たりましては、厳密な人選を行っているということでございます。その結果、現在の配置状況ということになってございます。 ◆川瀬泰徳 委員 なるほど。今、ご答弁いただきましたけれども、このスクールソーシャルワーカーという仕事は、大変スキルが要求される、まさに高いスキルが要求される重要な専門職ということであろうと思います。誰でもできる仕事ではないものなので、そういうこのスキルを持っていらっしゃる方、そういう人材を見つけるのも何かと大変なことがあるのかなとこのように思うわけです。  ただ、ぜひともこの本にとって必要な方々なわけでありますから、いろいろな手法や人脈を駆使しながら、定員の12名の方々に働いていただけるように、人材確保にご努力をいただきたいと思っておるんです。そこで、あと4名ということでございますけれども、12名が必要だからこそ、その12名ということでなったわけでありますから、何とかこの12名の皆さんにこの江戸川で、子どもたちのために、また江戸川の教育のためにも働いていただけるように、ぜひそのようにしていただければと私と思うんです。  午前中の審議で、随分、教育長は出番が多かったので、大変恐縮でございますけれども、この辺、12名の予算があって、まだあと4人、何とかして要するに人材を確保しなければいけないという大変な努力が必要だと思いますけれども、教育長としてはこのようなことをどのように感じていらっしゃるのか、また何としてもあと4名見つけるとといいますか、その辺のことをどのように考えてらっしゃるか、これをちょっと最後にお聞きしたいと思います。 ◎千葉孝 教育長 今、指導室長、申し上げたとおり、予算としては12名分お認めをいただいている。であるけれども、そこに埋まってないということでありますけど、先ほど来、お話ししていますけども、資格を持てば誰でもよいというものでもありませんし、それに必要な能力、資質というものを備えている人材、あとまた当然、お人柄とかそういったことも関係してくるものであります。絶対4名採用しますと力強い言葉が出せればよろしいんですけども、やはり相手もあることでもありますので、そこは慎重にということであるかなというふうに思います。ただ、やはりスクールソーシャルワーカーの支援を待っている子どももいるということも、これも事実です。教育委員会挙げまして、できる限りの努力をしていきたいというふうに思っております。 ◆川瀬泰徳 委員 大変よいご答弁いただきました。  同じ目で、あと一つあるんですけども。 ○藤澤進一 委員長 スクールソーシャルワーカーのお話ありましたが、ほかはいかがでしょうか。川瀬委員ちょっとお待ちください。 ◆よぎ 委員 何か、例えば、その求められているレベルよりも、ちょっと例えば資質が見える方々をやはり雇って育てていくという方法はないでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 今委員、おっしゃったように、一定程度の力量のある方について採用させていただき、あとは、スクールソーシャルワーカーとしてチームを組んでおりますので、そのチームの中でケースを扱いながら、育てて人材育成も図っていくということでございますし、それは現在もそういった形で実施をしてございます。 ◆よぎ 委員 残り4名もどれだけの期間枠を空けておくか、欠員のままでいいのかと考えると、やはり少しでも資質のある方がいらっしゃれば、育てて増員いくというのが、ご検討いただきたいと思います。 ◆川瀬泰徳 委員 ここでは、江戸川は読書科を有するでありまして、全国的にも有名な読書科。この読書について、相当力を入れているというであります。そのために、重要な存在が、私は学校図書館だとこのように思うわけです。  そこで、次に、学校図書館司書の現状と増員についてと、それと学校図書館の蔵書のバーコード化、これについてお聞きをしたいと思います。  まず、図書館司書の現状について教えてください。 ◎近津勉 指導室長 学校図書館司書でございますが、平成28、29年度の施行から始まりまして、30年度からは、全体の4分の1の数の学校、4分の1の学校数に1年ずつ配置をして、4年間で全校1回、1年ずつ配置をするという計画で進めておるものでございます。令和3年度はその最終年度となりまして、25校に配置する予定でございます。 ◆川瀬泰徳 委員 4年計画で進めてこられて、令和3年度は最後の年ということになるということですよね。4年間を検証して、今後の方針を立てるということになろうかと思うんですけれども、過去3年はもう既に終了していますので、今の時点におけるこの成果といいますか、図書館司書の存在の必要度とか、またこの3年間については、指導室長としてどのような感想とご意見をお持ちか、この辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎近津勉 指導室長 学校図書館司書と、それから学校におります司書教諭、この連携が図られまして、蔵書の配置や学校図書館の環境整備がなされてきたという成果がございます。  一方、課題といたしましては、この配置が終了した学校につきましては、諸教諭をはじめとする教員だけでは、なかなか環境を維持することが困難であるといったような現状があるということでございます。学校図書館は子どもたちにとっての貴重な学びの場でございます。常に環境が整っていることが望ましいと考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 私もそのとおりだと思います。我々は、長い間この図書館司書の必要性を訴えかけてまいりました。読書科を持つ本であれば、なおさらのことだと、このように我々思っている次第なんです。  平成30年一定で、我が党の同僚議員が、図書館司書の配置を充実すべきだとこのような質問をいたしまして、当時の教育長が答弁されたのが、今、ご報告いただいたような、このような形でございまして、1年ずつやっていって、4年間で全校を回していきたいと、拡大してまいりたいと。そのときにその教育長がおっしゃったのが、学校図書館の司書が1回でも入ると、やはり学校図書館は変わってまいるという結果が分かりましたと、こういうふうに答弁をされているわけでございまして、図書館司書が入ると学校図書館が変わると、図書館が変わるということは、子どもたちもよい方向に変わると、学校もよい方向に変わっていくと、このように私は思うわけでございます。  図書館司書の配置の施策が3年経過していますけれども、司書を配置して、学校が悪くなったということはあり得ないんじゃないかなと、このように思って、したがって、あと1年あるということですけれども、令和4年度から今の図書館司書の配置計画を拡大することはあっても、縮小することなどはあり得ない、このように私は思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 4年度以降につきましては、これまでの成果と課題を踏まえつつ、3年度中にしっかりとした考え方、方針を検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 3年度中に司書の増員も含めた、図書館司書の増員も、今現在の人数がおありだと思いますけれども、その人数も増やすというぐらいの、そういう増員も含めたしっかりとした方針を検討していただくようにご努力をお願いしたいと思います。  次に、学校図書館の蔵書のバーコード化、バーコード管理ですね。これについてちょっとお話をお聞きしたいと思います。  平成21年4定で、我が党の同僚議員がこのバーコード管理の質問をいたしました。当時の教育長は、バーコードを入れますと、確かに管理はしやすくなりますがとおっしゃいながら、あまり前向きでは、残念ながらなかったわけです。これは10年以上前の話です。今や時代は変わっていますよね。学校の現場も、パソコン、タブレット、今日もいろいろな議論がありました。そしてまたこの予算特別委員会でも、このIT化の話、またAIという、こういう言葉が多く出てきているわけでございまして、今どき、図書館の蔵書管理というものを、システム的にやっていないなどは論外なことだと、こういうふうに私は思うんですけども、指導室長の認識をお聞きしたいと思います。 ◎近津勉 指導室長 これまで学校図書館は、学校の教員や図書館司書、それから児童・生徒、そして支えてくださる保護者の方々、あるいは地域のボランティアの皆さんなどのお力によって、蔵書管理等を行ってまいりました。  今委員ご指摘のような時代の変化、また今後、情報メディアセンターとしての役割も学校図書館に求められるようになっております。こうした中で、マンパワーによる蔵書管理というものにも、一定程度の限界はあるのかなという考えはございます。
    ◆川瀬泰徳 委員 こうしたマンパワーによる蔵書管理には、やはり限界があるのではないのかと、このようなご感想を今お聞きしましたけども、私は指導室長のおっしゃるとおりであると。もう限界じゃないのというふうに思うわけです。学校図書館司書の皆さんが、学校に入って、計画的に蔵書管理や今後の計画や、そして子どもたちの読書の傾向など、子どもたちのため、そしてまた学校のために考えること、また先生たちが日常の学習のために図書を生かすため、子どもたちの動向を知るためにも蔵書管理はやはり必要なものじゃないかと私はそのように思います。そういう意味で、日常的に先生たちが仕事をされる上でも、学校図書館は重要なところであり、蔵書管理は重要だと考えますが、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 適切な蔵書管理といったものは、子どもたちの学習を支える学校図書館においては大切なことであるというふうに考えてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 この適切な蔵書管理というのは、子どもたちのため、また学校のため、学校図書館においては大切なことであるという、これはもう本当に私はそのとおりだと思うんです。であるならばこそ、学校図書館の蔵書のバーコード管理、ぜひともこの江戸川子どもたちのため、そして江戸川の教育のために、やっていただきたい、やろうではないか、こういうふうに私は思うんですけれども、ぜひとも実現をしていただきますように、特段のご努力をお願いをしまして、終わります。 ◆牧野けんじ 委員 私からも、学校図書館の司書、全校配置を求めたいと思います。  先ほど、川瀬委員からのやり取りもございました。今、4年に1回の配置が今一巡3年度でするというところで、先ほどもありましたけども、やはりこの成果というのは明らかだと思います。学校の現場からも、校長先生などからも、この図書館司書配置ということについては、早期に全校配置してほしいという声もこれまでも伺ってまいりました。23の中でも、渋谷区は中学校が1校配置となっているようなんですが、小学校については、江戸川以外の全てのが、小学校全校で司書を配置しているという状況にあって、やはり江戸川もこういった水準に早く引き上げていただきたいというふうに思うわけですけども、先ほどからのやり取りの中でも、やはり私たちの会派も、この司書を増やす以外の道というのは、ちょっとないかなと思うんですが、この増やすということに当たって、何かネックがあるのか、課題と感じているようなものがあるのか、その辺りはどうでしょう。 ◎近津勉 指導室長 学校図書館司書を増やすということについてのみならず、学校図書館司書の配置といったことにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、これまでの成果と課題を踏まえつつ、3年度中にしっかりとした考え方、方針を検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆牧野けんじ 委員 成果と課題という点では、指導室長も先ほどご答弁されているとおりで、導入した図書館では、どこでもやはり改善がなされていると。私も、子どもの学校が2年間ですか、司書配置がありまして、非常に大きく変化しました。今は図書室という点では、今コロナの状況もあって、居場所の機能というようなことでも着目をされているところです。  先ほどの質問についても、どこか、どこに引っかかりがあるのかというのが、明らかにならなかったんですけども、そういうネックがないのであれば、今年度でいうと1,700万円ぐらいの予算で4分の1に配置しているということですから、4倍すると大体7,000万円ぐらいになります。この予算をぜひ、として、教育委員会の決意として、この21年度の途中からでも、全校配置を実施するというような、そういう決意を持って臨んでいただきたいというふうに思うんですが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 どういったところが引っかかるのかというご質問がありましたけども、今お金のお話が出ましたけども、当然、そういったところにお金はかかるということもありますので、江戸川としては、その学校図書館の配置については、その図書館機能をどのように効果的に発揮できるかということを、しっかりそういった点も踏まえながら、どのような配置がよいのか研究しております。そのように引き続きまた研究してまいりたいというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 もう研究は十分されてきていると理解しております。人員の配置という点では、学校図書館協議会もつい最近、1校1名司書を配置すること、そして、正規の職員の司書を配置するということを、国会や何かにも要望をしているところです。こういう立場で、速やかに全校配置するということを強く求めて終わります。 ◆小林あすか 委員 こちらでは、コロナ禍における学校の出欠席について少しお伺いいたします。  コロナ、ちょうど1年以上前のときには、多分、恐らく、特に小学校の欠席の連絡、遅刻の連絡等、連絡帳の受渡しでやっていたかと思うんですけれども、このコロナ禍において、欠席届のやり取り、どのように変化されたのかお伺いいたします。 ◎近津勉 指導室長 委員ご指摘のように、これまで一般的には、連絡帳によって出欠席を学校に連絡するという形をとってまいりました。このコロナ禍におきましても、原則はそうした連絡帳等による連絡ということではございますけれども、受渡しをすることがなかなか難しい状況でございますので、電話などを使って、欠席の連絡を頂いているという状況でございます。 ◆小林あすか 委員 連絡帳、感染防止のためになるべくやり取りをしないようにというところから、電話のやり取りというところだったかと思うのですけども、そもそも、電話のやり取りも、やはり教職員の先生方のやはり業務負担というところで、いろいろ危惧されていて、わざとというか、あえてやっていなかったという話も聞いております。そうしたところで、やはりこのコロナをきっかけにするというわけではないですけれども、やはり連絡帳を使って欠席する、連絡をやり取りするというやり方でしたり、電話もやはり、実際学校の先生が、その時間、電話番にしなきゃいけない。本来であればやはり子どもたちと向き合わなきゃいけないという、向き合っていただきたい、子どもたちと接していただきたいという時間、それに拘束してしまうのもあまり前向きではないのかなというところで、ぜひともオンラインでやり取りでしたり、今様々なアプリがあったりとかして、欠席の連絡、早退の連絡、遅刻の連絡の工夫できる媒体があるかと思うんですけれども、この辺りの検討は、今のところどのような感じになっていますか。 ◎近津勉 指導室長 今こうした社会の状況の中であり、また今後、ICT機器が学校に配備されていく中で、どのような方法を、どのようなやり方、そういったものが保護者にとっても、あるいは学校にとってもよろしいのかということについては、鋭意研究をしてまいりたいというふうに考えます。 ◆小林あすか 委員 今、保護者にとっても、学校にとってもというお話がありました。なかなか様々な事情があるので難しいところかなとは思います。なるべく連絡帳に戻ってほしくないなというところが一つあるのは、一つはやはりこのコロナ禍で、やはり感染とか、物によっていろいろな菌であったり、ウイルスが媒介して行き来するということを、すごく保護者の方も気にするようになったことが1点と、やはりセキュリティの問題をすごく気にされる声がすごく多いです。いろいろな連絡帳、中には個人的な個人情報もしかり、いろいろな内容が入ったものを、やはりちょっと子どもが持っていくと、落としてもいけないし、のぞき見されても怖いしというところ、すごく気にされている方もいらっしゃるので、特に、ぜひ電子化にしてくれというわけではなくて、今の時代に合ったいろいろなやり方があるかと思いますので、お言葉ありました、鋭意研究というお言葉ございましたので、ぜひ新しいやり方を研究していただければなと思います。 ◆竹内進 委員 ここで、35人学級のことについて、何点かご質問をさせていただきたいと思っています。  政府は、昨年の12月に公立小学校の1クラスの人数について、2025年度までに段階的に下げていって、現在の40人から35人にするということを、約40年ぶりとおっしゃっていました、40年ぶりにこれが変わってくるという中で、我が党は、当然、不登校だとか、いじめだとか、学級崩壊だとか、今、様々学校が抱える諸課題に解決する一つの対策として、少人数学級を推進していこうということで、これを党の基本政策に盛り込んだのですね。様々にわたって、政府に対して要望させていただいて、それで可決したという流れの中で、今、江戸川が小学校70校ありますよね。70校の中で、今現在35人学級になっている学級数というのはどのくらいあるんですか。 ◎近津勉 指導室長 現状の状態で、おおむね8割の学級が35人以下という状況でございます。 ◆竹内進 委員 分かりました。  問題は、この段階的にですから、令和7年になると、はっきり言えば、その35人学級がピークになるというか、だと思うんですけども、今後のその課題と取組みというのは、どういう形で今考えていらっしゃいますか。 ◎近津勉 指導室長 やはり、人数が少なくなっても、今までと同じその教師の指導観、教育観で授業を行ってしまえば、やはり子どもたちの学力であったり、体力だったり、あるいは豊かな心の育成といったものには、なかなかいい方向に回っていかないのかなというふうに考えています。学級が小さくなることもそうですけれども、それ以上に、一人ひとりの子どもたちをしっかりと見つめ、そして必要な手だてを講じることができる教員としての資質、能力を高めていくこと、これがとても重要かなというふうに思います。今、お話ありました令和7年度には、35人学級が達成されるということで、当然、学級数も増えていくことは考えられますが、そうなると、教員の数も増えていくということで、新規の採用者、いわゆる初任者という教員が増えてくるというふうにも考えられます。そういう意味では、教員の資質をしっかりと育成していくことが、一方で重要だというふうに考えております。 ◆竹内進 委員 本当にその先生方の資質と、もう一つは、その学校長のリーダーシップといいますか、学校全体をどういう形で経営していくのかという観点というのを、これは非常に大事なことだと思うんですね。先ほどもいろいろな議論があって、その学力だとか様々な問題を、やはり全体、学校長ですから、学校長のリーダーシップをしっかり持っていただきながら、今おっしゃっていただいたような、その一つ一つをきめ細かな点についても、先生方の資質を高めていただきながら、本当にその一人一人が、児童が抱えている様々な課題だとか、学力の問題もそうですし、相談の体制もそうですし、そういった様々なものを丁寧に、なおかつ一人一人を大事にしていただきながら、しっかり取り組んでいただきたいと思いますので、要望させていただきます。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆大橋美枝子 委員 私も、少人数学級に関わって何点か質問させていただきます。  今、学校現場が本当に大変な思いで、先生たちが子どもたちのために頑張っておいでだということに改めて感謝しつつ、一日も早く少人数学級が全学年で行われること。今回の措置は、小学校だけですから、中学校にもぜひこれをやっていただきたいということも含めて質問させていただきます。  まず、一点目は、本会議でも質問しましたけれども、いわゆる前倒しで、少しでも早く35人学級を実施してほしいと。来年からやるというふうになっておりますけれども、しんぶん赤旗が取材したところによりますと、15の道県で、前倒しをするという予算を組むということが明らかになりました。東京都は入っていませんでしたけど。それで、やはりこの35人学級は予算が伴いますから、単純にはいかないことはよく分かった上で質問しています。東京都に、また国に申し入れるというところをもう一回きちんとお願いしたいのですが、どうでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 この35人学級につきましては、令和3年度からの2年生から順次実施をしていくということでございますので、その動向を見守ってまいりたいというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 私は、ぜひもっと積極的に申入れをしてほしいということを言っているので、見守るのをもうちょっと一歩高めて、積極的に子どもたちのために頑張ってほしいという、そこを教委に頑張ってほしいんです。そこをもう一度聞かせてください。 ◎千葉孝 教育長 国は、35人学級を円滑に進めるということでは、教職員の質の確保、そして先ほど来お話ありますけど、教室の確保、これを考慮して段階的に進めるというふうにしてあります。私たち、本としてもこのお考えは理解ができるところありますので、この話はもう本会議で述べたとおりであります。前倒しを実施ということでありますけども、この法改正につきましても、先月閣議決定されたものでありますので、先ほど来、予算がほかの県では予算をつけたというお話あります。これはお金だけの話ではなくて、教員が採用できているかどうかということがとても大事だというふうに思います。今現在、来年度、その新3年生ですか、のほうに35人学級をそれだけの教員は、当然、都としては予定していないというふうに考えております。そういったことでありますので、円滑に進めるということであれば、国の今の考え方については、我々としては理解できるところであります。 ◆大橋美枝子 委員 今、教育長がおっしゃったとおりだと私もそこは思います。だから、今から東京都に予算つけろと言っても無理があるということは、それはそれで理解いたしますけれども、でも子どもたちのために、やはりどう教育行政で環境を整えていくかと考えると、例えばいい方法ではないけれども、講師を採用して、やはり正式採用ではなくても、講師をきちんと学年につけるという方法もあると私は捉えているんです。講師を推奨するという意味ではありません。やはりあくまでも、35人学級を少しでも近づけていくと考えれば、今度の小学校3年生になる子たちは、ずっと残念なことに40人でいくわけですよね。今の1年生は新2年になって、またずっと今度35人学級でいきますから、一番そこに矛盾があるというふうに考えて、ちょっと調査してみました。そうすると、今度の新3年生、現2年生です。清新一小は特別な事情がありますけれども、全部で12校が、学級が40人学級によって減るわけです。例えば、清新ふたばとか、先ほど名前出ましたけども、そこは本当に80人ですから、3クラスで二十何人のところが40人になっちゃうわけですよ。現にそういう学校が葛西に4校もあったの、調べたら。やはり、もちろんいろいろな事情があるから一概に言えないのは分かった上で言っているんですよ。だから、せめてその12校だけでも、講師をが採用して配置できないかということを改めてお願いしたいんですが、そこはどうでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 そうですね。全てよくお分かりの上でお尋ねだと思いますし、決してよい方法ではないけれどもということもきっとお分かりなんだと思いますけれども、新3年生、今までは35人だったところを、今度40人になる、それも事実です。ただ、そのために、のほうで講師をつけてということでありますけれども、じゃあ、その12校の子たちの担任を講師として賄うのかということについては、どうだろうなという気持ちはします。  この一つ、少人数学級35人学級の一つの超えなきゃいけないことは、教員の質の確保ということが大事なことです。なぜこれをやるかというと、子どもたちの、よい教育環境を、子どもたちに提供するというためにこれは行うものでありますから、そのために教員の質の確保ということは、これは決して避けてはいけないことだと思います。何が何でも早く、35人学級を達成すればいいという、そういったものじゃないというふうに考えております。きっとお分かりのことだと思います。 ◆大橋美枝子 委員 それはもう意見が違います。  私が言ったのは、12校だけでも講師をつけてほしいと言ったのは、どういうふうにその先生が仕事をするか、学校にお任せする。だから3年生の副担任として、いろいろ支援するということも含めて、十分対応を考えることができると思います。講師が担任持てないのは、もう承知の上で私も質問していますので、そのことでなく、要するに、子どもたちの学習環境が、著しく違ってくることに対してどうカバーするかということを、として考えてもらいたいということを強調しているんです。  それからもう一点、教員の資質について、先ほど来、大変お話しされていますけども、その資質はどこで磨かれるかという問題ですよね。現場ですよ。何かどこかのドラマの話じゃないけど、やはり現場です。どうやって教員が高め合うか、勉強し合うか、授業見合ったり、子どもの事例をいろいろ話し合ったり、家庭と連絡取ったり、山ほど現場で学べます。ですから、新規採用の方をきちんと採用して、人数をきちんとたくさん採用して、そして、その中でしっかり学習すれば、私は十分資質は確保できると捉えています。大体一般的に、教員になってすぐ悩みますよ、いろいろ。私も、すみません、50年前の話、さっきしたけど、私ももう本当に教員辞めようかと思いました、新採のときに。みんな通る道です。そこをどう支えるかということが、学校に問われているわけだから、やはり学校が、本当にその職場として、お互いに勉強しあうと、子どものために支え合うという、そういう職場にしていくということと、そういう意味での校長のリーダーシップだと思うんですよ。だからやはり資質を高めるというの、ただ横書きに言ってるようにしか聞こえないんですけど、具体的にはどういうイメージですか。 ◎近津勉 指導室長 やはり教員としての資質というのは、一人ひとりの子どもをしっかりと見抜く力、そしてその子に対して適切な教育活動、教育内容を施してあげる、こういった力、そして子どもが頑張ったこと、子どもが一人ひとりが自分の持てる力を発揮したときに、それを的確に認め、適切に評価する力、こういったものが必要だというふうに考えています。  先ほど来、現場で教員の資質を磨かれるというお話でございますけれども、それはもちろんそのように私も思っております。しかし、現場で教員の資質が磨かれるものであって、現場で獲得されるものではございません。実際にやはり今、大量に教員を採用すれば、そうした資質のない者が教壇に立つという危惧は持っております。 ◆大橋美枝子 委員 これ以上論議すると時間もないので、このくらいにしますけど、基本的に教員採用は、都の教育委員会がするわけですよ。そういう意味でも都の教育委員会の責任は常に問われるでしょう。採用に関しては。だからやはり、そこのところを責任持って育てていくということを、都の教育委員会も本当にきちんとやっていくということが、私はそう意味では問われると思うし、先ほど磨くと獲得云々とおっしゃったけれども、そんなことを新採の試験のときに評価できませんよ、そんなこと。やはり熱意のある人を採用して、頑張れって応援して、そして力を獲得してもらうというこの立場をしっかり私は続けてほしいと。やはり教員は育つというところを大事にしていくべきだと思いますので、そういう力が持てる学校でありたい、そんなふうに強調させていただきます。何かもう少し言いたいこともあったんですがこのくらいにします。 ◆太田公弘 委員 もうちょっと大橋委員とのやり取り聞きたかったのですが、時間もないということなので。  ここで、新学習指導要領のことについてと、あと学びの質の向上という観点でお聞きをさせていただきます。  まず、新学習指導要領でございますけれども、いよいよ2021年度から中学校で本格実施ということで、小学校の英語とかプログラミングという、これは加わるので非常に分かりやすいんですけれども、中学校、我々、素人の目で見て、何が何だかよく分からないという部分があって、やはり教育現場では、これまでも本格実施に向けて、様々移行準備を進めてきたと思うんですけども、我々素人にも分かりやすく、何がどう変わり、そして教員はどのように授業を進めていくのかと、この点についてまず確認をさせてください。 ◎近津勉 指導室長 新学習指導要領では、これまでも広く訴えられてきました、生きる力を育成すると。この理念は、引き続き、引き継がれております。その上で、生徒が何を学ぶのか、そしてどのように学ぶのか、そして学んだことによって何ができるようになるのかといったようなことを明確にして、それぞれの生徒が主体的で対話的に学び、そしてより深く学んでいく学習、こういったものを実践していくというようなことが求められているということでございます。 ◆太田公弘 委員 ちょっと今の答弁だったら抽象的で、何かよく分からない部分もあって、具体的にこういうことを授業の中に取り入れていくんだとか、こういうことやっていくんだということがあれば、ちょっとお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 失礼いたしました。  例えばですけれども、子どもたちが、先生から講義のようにして、授業ただ受けて、受け身になって聞いているというだけではなく、その日与えられた学習課題に対して、自分で調べたり、友達と話し合ってそれをまたよりよいものに高めていったり、またそれを今度は発表したり、まとめて表現したりというような活動を通して、学びを深めていく、そういったことでございます。 ◆太田公弘 委員 分かりました。私たちみたく、昭和の教育を受けてきた人間と、ちょっとやはり違う、今の話聞くと。一方的に、昔はずっと先生が分かろうが分かるまいが、ずっとたらたらと、ずっと黒板書き続けて話を続けるという授業を聞いていた我々からすれば、やはりこの変わりようというのは実感します。今、お話しいただいたとおり、やはりグループのディスカッションですとか、今でもディベートという感じですかね、やはり自分の考えをしっかりと他人に伝えるという、そういった取組みですよね。これが、主体的で対話的な深い学びにつながっていくんだということだと思います。そういった意味で、そのことはよく分かりました。  次に大事なのが、この深い学びをです。今ここでやった新しい学び方を指導するに当たって、やはりさっきも出てきました先生の資質というんですか、これについては非常に大事だと思うんですけども、教員の研修というのはどのように進めてきたのかということで、この点についても確認させてください。 ◎近津勉 指導室長 この新学習指導要領の移行期間中に、改訂の趣旨や具体的な授業改善について、の研修会を開催したり、またこの新学習指導要領の内容を実践するに当たって、実践研究校という形で先行研究を行って、その成果を広めたりするなどということによって授業改善に努めてまいりました。 ◆太田公弘 委員 分かりました。そういった形で新しい学びというのは、そう展開していくということがよく分かりました。  次に、学びの質の向上ということで、先ほどにも冒頭のほうに出てきました、GIGAスクール構想で配付される1人1台端末の活用、これは具体的にもお話がありましたので、今どうやらGoogleとMicrosoftがシェアをしのいでいるみたいな話がニュースで出ていまして、ものすごくいろいろな教材が進歩しているというのを実感しました。昔は考えられない、本当にこう簡単に先生方が学べばすぐ使えるような、そういったものまで出てきているんで、もう一回ちょっと確認なんですけども、人ってそんなもんですよね。新しいものを取り入れて、iPadみたいなのを買って、買ったはいいけど使わないという方、結構多いと思うんですね。でも、それだとやはり意味はないと思うので、やはり本当の意味で、どう活用していけるのかというところをちょっともう一回確認させてください。 ◎近津勉 指導室長 やはりこうした端末を活用することで、まず子どもたちが、意欲的に学びに取り組めるようになるといったことが考えられます。また、先ほど来の、お互いに自分の意見を交換するときも、その端末を通して意見を交換したり、端末にそれぞれの考え方を書き込んだりすることの中で、協同的な学び、対話的な学びといったものが実践されるかなというふうに考えています。  また、今までは、例えば自分の意見をノートに書いて、それをまたみんなに発表する際には、少し大きめの画用紙や模造紙に書いて、そしてそれを黒板に掲示してということで、段階的にも作業があったわけですけども、今後はそれが、例えばタブレット端末にそれを書き込むことで、映像として提示できるといったようなことも含めて、子どもたちのそういった主体的な学びが展開できるというように考えますし、また一方で、一人一人に応じた学習課題を提示していくことも可能になりますので、そういった意味では個別の学習を展開したりするということも可能になってまいります。 ◆太田公弘 委員 分かりました。そういった意味では、教える先生のほうも、しっかりとまた、苦手な方もいらっしゃると思うんですけども、そこはしっかりと研修で克服をしていただいて進めていただければと思います。  もう一つ、学びの質の向上ということで、先ほども読書科のことが出ました。生涯にわたって、主体的に学び続けていく資質能力を育むために導入された読書科ということでお聞きをしたいんですけども、ちょうど私が1期で入って、その翌年から平成24年の4月から正式に教科化をされたということで、本は読書は全ての学力の基礎と位置づけて、全国初の読書科を小中学に設けました。子どもたちの読解力が課題となっており、大変画期的な試みだというように思います。しかし、設置からもう10年ほどが経過をしております。来年で多分10年ですよね。この設置に至るまでの経緯や意義を知らない教員の方も増えてきているんじゃないかなということをちらほらと聞く機会があります。そういった意味で、この新学習指導要領、本格実施に合わせて、一度きちんと精査をして、しっかりとバージョンアップしていくべきじゃないかというふうに考えるんですけども、この点についてはいかがお考えでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 読書科につきましては、導入から10年ほどが経過しているということで、実は、平成29年度に読書科指導指針といったものを改訂し、これを読書科の目標等について、再度明確にしてまいったということでございます。これをやはり各学校に改めてきちんと理解をしていただきながら、主体的に学ぶ、そしてそれを学んだことをしっかりと表現していく、そういった力を養うための教科であるということを改めて教員にも意識づけてまいりたいというふうに考えております。実際に、現在でいえば、例えばこういった図書資料を活用して調べ学習を行う、調べる学習コンクールといったものも、年々応募作品が増えてきているというようなことからも、そういった読書科の趣旨が浸透しているかなというふうには感じているところでございます。 ◆太田公弘 委員 分かりました。読書科が始まった頃、研究発表会招かれまして、行ったところで、来ている講師の先生が全く正反対の対象の二人が議論を闘わせておりまして、どれが正解かといったことないと思うんですけども、それぞれいろいろな意味では、この読書科の持つ意義というのは大きいと思いますので、ぜひとも研究をさらに、あと徹底もしていただいて深めていただければと思います。  今出てきた読解力でございますけども、全ての教科に通じまして、さらに高校入試や大学入試、ひいては社会生活に非常に必要な力だと思います。大人になってもまた年齢関係なく、書類なんかは当然、役所から来る書類まで、いろいろなものをしっかりと読んで、それを理解していくという力が本当に必要だと思います。そういった意味で、読書科を設置している本ということで、読解力の向上にさらに努めるべきではないかと、このように思うのですけども、この点について見解をお聞きしたいと思います。 ◎近津勉 指導室長 どの教科もやはり言語を介して学ぶものでございますので、その言葉の力を養う、言葉の力を育ててあげるということは、大変重要なことだというふうに考えています。その点で読解力というのは重要でございますし、これをしっかりと認識させることは大切なことだというふうに考えています。  学校教育の中で、言葉の力を養うことを直接的な目的としている教科は国語科でございます。ですので、国語科で身に付けた力を、国語科で身に付けた言葉の力を、国語科以外の場面でも最大限活用しながら、全体としてのその学習に取り組ませていく、深い学びに取り組ませていくというふうな考え方が大切だというふうに考えております。 ◆太田公弘 委員 分かりました。そういう意味では、本当に全ての学力の基礎になるというか、学びの基礎になると思いますので、一人一人の子どもたちにしっかりとこの読む力、読解力、これをしっかりとつけていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆よぎ 委員 ここで三つ聞きます。  まず一つ目は、トランスジェンダーやあと感覚過敏症の子どもについては、標準服ですけれども、中学校の。これの着用については、今どういうふうな扱い方になっているでしょうか。例えば、着用したくないとか、そういう子どもがいる場合は。 ◎近津勉 指導室長 実際には、そういった個別具体のケースには、個別具体に対応させていただいております。 ◆よぎ 委員 確認ですけど、でも着用したくないということであれば着用しなくてもよいということでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 なぜそういう状況であるのかといったことも含めて、学校とよくよく相談をしながら、個別に対応させていただいているということでございます。 ◆よぎ 委員 できるだけ、そういう子どもたちのお気持ちに添えて対応いただけるといいと思います。もちろん、江戸川が今、SDGsも訴えていて、共生社会も訴えている中で、ここでこの話をしたのは、やはり何か必要に応じて、やはり外部から先生とか呼んで、学校の教員とかもちゃんとその考えていく土台をつくっていくというところが必要かなと思います。そして、ちょっと観点違うかもしれないですけど、学校の中の性教育もそうなんですけれども、性教育も外部の専門家を呼んで、ちゃんと皆さんが、子どもも先生もみんな、やはりまたレベルアップして理解するような状況ができたらいいなというふうにいいと思います。  一つ以上です。次にいっていいですか。 ○藤澤進一 委員長 今これだけ、ないですね。トランスジェンダー、あります。  では、ちょっとお待ちください。 ◆牧野けんじ 委員 ちょっと制服の話が出ましたので、この間、制服選択性が検討されてきているかと思うんですが、今の状況というのはどのような段階にあるのでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 今、制服というものの考え方につきましては、校長会でも検討していただいているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 この間も意見を述べてきたんですが、配慮だけを強調することによって、かえって生徒が選びづらくなるというような状況が、最近では指摘もされています。男性、女性、かかわらず、制服を選択できるような、そうした視点からの検討ということを引き続き進めていただきたいと思います。 ◆よぎ 委員 ヤングケアラーについてお聞きします。  ヤングケアラーについて、周知とそのやはりそういう子どもたちの識別、そしてその対応の現状について教えてください。 ◎近津勉 指導室長 学校では、ヤングケアラーという言葉が、実際に認知される以前から、子どもたちの学校生活の背景に家庭生活の状況があるということは当然理解をしておりました。私は教員になったのが30年前なんですけれども、その30年前でも、やはり子どもたちの様子、学校生活の様子を見ながら、ちょっと何か最近元気がないなとか、あるいは何か欠席という連絡があったけども、どうもふだんと様子が違うなというようなことは感じ取っておりましたし、そういった中で、例えば子どもたちと、その当該の子どもとよく話を聞く中で、例えば家族の状況であったり、家庭の状況について何か困ってること、心配なことがないかなということは探り、それがあれば、お家の方々と話し合うというようなことはしてまいりました。実際にそういったヤングケアラーという言葉が今、世の中で認知されていますので、今後そういった言葉についても、そしてそういった定義等についても、例えば生活指導主任会等で話題にするなどしながら、教員には周知してまいりたいというふうに考えております。 ◆よぎ 委員 非常に具体的なお答えでありがとうございます。  江戸川で子どもの権利条例もできるので、ぜひまたその対応をやはり強化していっていただきたいというふうに思います。  次、いいですか。 ○藤澤進一 委員長 大丈夫ですね。 ◆よぎ 委員 朝、日本語支援についていろいろお話があったんですけれども、今度逆バージョンで、区内の小中学校での英語教育については、どのような今、状況でしょうか。ちょっとざっくりですけれど。 ◎近津勉 指導室長 小学校の3、4年生で外国語活動、それから5、6年生で外国語科として英語を取り扱っております。もちろん中学校でも外国語科で英語を取り扱っております。現在は、その英語を使える言葉として、身に付けるということを目指して、話す、聞く、そして読む、書くといった四つの技能を総合的に身に付けるよう指導しているところでございます。 ◆よぎ 委員 分かりました。  結構視察とかで、英語の授業を見たりするんですけれども、やはりまだまだその現実的に会話で使えるみたいな授業じゃないなという気になるんですね。やはりもっと実践的な力を入れて、外国人の子どもたちは日本語と習うと同時に、日本の子どもたちも英語ができてもっと会話ができるようになったらいいなというふうに思います。要望します。 ◆小林あすか 委員 様々、皆さんの議論を聞いているときに、ふとお伺いしたくてお伺いするんですけれども、例えば先ほどから、学力向上でしたり、教員の資質とか、35人学級とかのお話が出ていますが、今、多分小学は、担任の先生が大まかな授業を全て教えるという形があるかと思います。一部、できるところは専科の先生がいらっしゃったりというところがあるんですけれども、例えばその研究授業等では、教科担任制の研究事業を行われていたり江戸川もするんですけれども、江戸川として、できる範囲になってしまうと思うんですが、教科担任制についての検討だったり、お考えがもしあるようであったらお伺いしたいのですけれども、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 ご案内のように、小学校における教科担任制につきましては、文部科学省もこれが課題であるということで、打ち出してきております。実際に今、本でも教育課題実践推進校の中で、教科担任制ということを研究をしていただいています。その教科担任制という研究の中では、実際には小学校の5、6年生において、いわゆる交換授業という形で、社会科の得意な先生が、学年の社会科の授業全て持ち、代わりに理科の得意な先生がその理科を全部持つとか、そういった形でそれぞれの教員の特性等も生かしながら進めているというところでございます。この教科担任制につきましては、国の動向等も合わせながら、今後見守ってまいりたいというふうに考えております。 ◆小林あすか 委員 すごく前向きに考えていただければなと思います。  先ほどから、教員の方の資質等、いろいろお話があるかと思うんですけど、あれもこれも一人の先生が全て完璧にできるものではないなと私は感じております。その中の一つはやはり、得意、不得意科目がやはり大人にもありますので、苦手な科目を苦手な人が教えるよりかは、それに長けた方が教えたほうがやはり子どもたちも楽しく学べるかなと思います。恥ずかしながら、私も教員の端くれでしたので、やはり得意な理科の授業はどんな質問が来ても、何でもむしろ聞いてくれと、何でも答えてあげるよという授業でしたが、やはり苦手な社会なんかは、やはり子どもたちに質問されると、ちょっと困ったりとか、そうするとやはり子どもたちの学びも広がらなかったり、場合によって教え方があまり上手じゃないと、そのままそれが子どもたちに伝染してしまったりというものを考えたときに、先ほど室長からありましたが、交換して補ったりというのは、少し前向きに検討していただきたいなと思うところで、意見でございます。 ◆牧野けんじ 委員 私からは、校則について伺いたいんですが、最近のニュースですと、長崎県の県立高校、公立中学校の6割で、生徒が着用する下着の色を校則で白と指定していたと。この下着の色を検査するということが人権侵害に当たるということで、県教委が過去に校則を見直すような通知を出しました。こういった人権侵害に当たると指摘されるような校則については、本でも改められるべきだと思うんですが、実態については把握されているでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 各学校がどのような校則を定めているかにつきましては、学校が定めている校則について、提出をしていただいておりますので、状況については把握をしてございます。  ただ校則というのは、その学校の、よりよい学校生活を送るためということや、校長の安定した学校経営、それから学校の秩序、そういったものを維持といったために、専ら校長が判断し決めるものというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 ただ、人権侵害に当たるのではないかと、これ長崎だけではなくて、ほかの自治体でもこういう指摘を受けているところは幾つかあります。こういうものについては、やはり教育委員会としても確認をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 もちろん、その人権侵害に当たるようなことがあるのであれば、これは問題であるというふうには考えます。 ◆牧野けんじ 委員 ぜひ、対応をお願いしたいと思います。  校則については、文部科学省が出している生徒指導提要という中で、社会通念に照らして合理的と見られる範囲で定めると、それから絶えず積極的に見直さなければならないというふうに明記されています。そして、見直しの過程には、児童・生徒が何らかの形で参加するということが、生徒の主体性を養う機会になるというふうにも、この文科省の文書の中で指摘をされています。  先ほど、校則について、専ら校長がというようなお話もあったんですが、生徒も含めて、校則について考えると、こういうことを考え方、やはり江戸川教育委員会でも必要だと思いますが、いかがでしょう。 ◎近津勉 指導室長 先ほど、専ら校長がというお話をさせていただきましたが、これは最終的に定めた校則に対して、校長が責任を取るということで、専ら校長が決めるというふうにお話しをさせていただきました。  当然、制定の過程におきましては、保護者やもちろん当事者である生徒、それから学校、また保護者等の意見等を、お互いに交わしながら、よりよいものに定めていくということが必要だろうというふうに考えます。  また、委員おっしゃったように、当然この年に、今の子どもたちで一緒に決めた校則であったとしても、例えば10年たてば、それはもう与えられた校則ということになってしまいますので、絶えず見直すということも、これも必要かというふうには考えます。
    ◆牧野けんじ 委員 ぜひ、そういう視点、大事にしていただきたいと思います。  この間、若者の意見を政治に届けようと活動している日本若者協議会というところが、学校内民主主義についての提言を文部科学省に提出しています。この中では、身近なコミュニティである学校が、自分の意見が尊重される民主主義、実践の場になっていないということが、若者の政治離れの要因の一つと指摘しています。校則を変えたいと言っても変わらないと、そういうふうに思う児童・生徒が70%というようなアンケートもあるそうです。この一番身近なところで、民主主義の形で校則を決定していくというようなことを、ぜひ重視していただきたい。  江戸川では、間もなく子どもの権利条例も制定されます。子どもの権利条約では、意見表明が子どもの権利として重視されております。本でも校則についてもこうした視点をぜひ重視していただきたいと思います。そのことを求めて、私からの会派からの意見といたします。 ◆島村和成 委員 ここでは、指導主事の増員について、お伺いしたいと思います。  平成22年に文教委員会で、常任委員会視察で、鶴岡市の朝暘第一小学校というところを視察をさせていただきました。視察項目は、図書館と朝読、いわゆる始業前の読書というようなことを視察に行ったのですけども、私はそれ以上に驚いたのは、鶴岡市の指導主事の数が、江戸川よりも倍近くいたという印象があったんで、とてもびっくりしたんです。現時点で調べてみますと、鶴岡は小学校が26校、中学校が11校で37校、指導主事だけで9名いるんですね。江戸川はその平成22年の時点では、指導主事が5人に統括で1名です。合計で6名と。私は、22年に視察して、あまりにも違いがあるんでということで、23年以降いつも指導主事を増員してくださいとこういう委員会でお願いしてきました。それでやっと平成30年、7年かかって統括が2人、指導主事6人とで2人増やしていただきました。それで今年度、令和2年度また1人増えまして、今現在、統括2人、指導主事で9名と。やっと鶴岡市の37校のところにも追いつきそうだというところなんですけども、23の例を見てみますと、いわゆる小中学校の学校数と、指導主事等の一覧というのを私の手元にあるんですけども、23で一番人数が多いのは、足立104校で15人、江戸川は103校で9人、学校が1校しか違わないのに6人も違うんですね。聞くところによると、基本的には、市の指導主事というのは都予算なんですけども、足立当たりはの予算をつけて、都から来てもらっているという、そういう熱い思いがあって呼んできて、今15になっているんでしょうけども、私は非常に江戸川の指導主事とは、一生懸命働けるなとつくづく思います。それで、単純にその学校数と指導主事を割ってみると、一人当たり11校以上になるわけですね。ばっと単純計算。私は一人の指導主事が11校見ると、かなり負担が大きいと思うんですけども、室長としてもやはりこの人数でやはり学校運営を回していいくというのは、かなり厳しいのではないかなと思うんですけども、どうでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 まず、指導主事の働きぶりをお褒めいただきまして、本当にありがとうございます。  毎日、本当に各学校の状況に対応しながら、業務に当たっている状況でございます。現在の数が多いか、少ないかということは、ちょっとさておかせていただきまして、今一人当たり約10校以上の担当を持ちながら、それでも日々遅くまで業務に当たっているかなというふうに思っています。実際には、30年度8名から今年度9名に増員させていただいたおかげで、それでもやはり学校に回れる回数、機会といったものは増えてまいっておりまして、そういった意味では、よりきめ細やかな指導が学校に対して行えているかなというふうには考えております。 ◆島村和成 委員 先ほど来、学力の話も出ていましたけども、私は、やはりその学力の向上面からしても、またその教師の質の向上ですか、そういった面に対しても指導力アップ、そういった面からしてもやはり指導主事の果たす役割というのは大きいと思うんですね。だから、お金が伴うものだから、それにしてもやはり米百俵の話ではないけども、やはり教育にはそれなりの投資をするべきだと私は思っているわけ。家庭でもそうだけど、学力向上云々というのは、やはり家庭内においても、親がどれだけ子どもに手厚く見ていられるかというか、目を向けていられるかというのは、ものすごく大きいと思う。さっきの虫歯の話もあったけれど、親がどれだけ子どもに関われるかとか、みんなつながってくるということなんですよ。だから、そういう意味においても、室長の口からは、その多い、少ないを言えないというようなお話だけれど、満足しているのなら僕はとやかく言わないけれども、現実的に単純計算したら11校。足立の15とは、足立は一人当たり7校となるわけね、単純計算で。そういった面からしても、ぜひ、の予算を使って、東京都から一人でも多く派遣してもらうように、私は毎年一人ずつ増やしていってもいいんじゃないかとも思うんですけれどね。教育長どうでしょうか。 ◎千葉孝 教育長 昨年はそういったことで、増員をお認めいただきまして、鋭意、東京都のほうにも働きかけをしたんですけども、やはり東京都は東京都でまた人数の枠というのがあるそうで、今回は9名という形で、1名増にはなったんですけれども、9名という形でありました。引き続き、東京都のほうにはまた働きかけしていきたいというふうに思っております。 ◆島村和成 委員 それは、東京都のほうでも、熱意のあるほうに優先的に回すんであろうから、予算も持ちますとかいうことで、そういう面もひっくるめて、毎年一人ずつ指導主事を増やしていくという、そういう前向きな取組をお願いしたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 他になければ、ここで委員外議員の発言を許します。 ◆滝沢泰子 議員 児童・生徒同士の暴力行為について、この予算特別委員会の資料を見ますと増加傾向ですが、小さな暴力も把握していくということであれば、むしろよいことだと思いますし、いじめに関してもしっかり把握していくことで件数が増えればよいと思うんですが、そのような理解でよろしいのか。  一方で、教員の体罰は減っているようですが、これはどうしてか。  教員からの体罰や、児童・生徒間の暴力行為があったときに、どのように対応しているか、どう減らしていくかについてお聞かせください。 ◎近津勉 指導室長 まず、この暴力行為でございますけれども、小さな暴力行為も積極的に暴力行為として把握し、それに対して適切な指導を行っていくという考え方でございます。いじめも同様な対応というふうに考えてございます。  体罰につきましては、減っているということで、これはこれまで厳しく、そして何度も繰り返し、繰り返し指導をしてきた成果かなというふうに思っております。  一方で、教員の体罰があった場合ということでございますが、これはその状況をしっかりと調べさせていただきまして、厳正に対処してまいります。  また、子ども同士の暴力行為につきましては、その背景、原因等も含めて、丁寧に聞き取りをし、相互に納得する形、また、それぞれのご家庭にもお知らせをして、相互にご了解いただく形で解決を図っているというところでございます。 ◆滝沢泰子 議員 暴力に脅かされない学校生活を、これからもぜひ目指してください。  次に、学校の標準服についてですが、トランスジェンダーの方か、そうでないかにかかわらず、誰でもスカートもズボンも自由に選べるようにしていくことが望ましいと考えますが、江戸川ではどのような方針ですか。 ◎近津勉 指導室長 先ほどもお話がございましたが、標準服、あるいは制服といったものの在り方につきましては、学校、生徒、保護者、地域等がよくよく話し合っていただいて、よりよいものに決めていっていただくということが大切かなというふうに考えます。いずれにしても、それによって、例えば学校に行きたくないとか、それによって深く傷つくといったことはあってはならないというふうに考えます。 ◆滝沢泰子 議員 制服、標準服について、生徒や児童からの意見、子どもの参画ということでは、この点どうでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 制服、標準服の制定に関して、生徒の意見、子どもたちの意見を聞くということは、とても大切なことだと思います。 ◆滝沢泰子 議員 ぜひ子どもも参画化してよりよくしてください。  次に、校則について私もお聞きしますが、江戸川の学校は、私の母校も含めて、下着の色を白に指定している学校複数あるかと思いますが、下着の色を校則で指定している学校があるということは把握していますか。 ◎近津勉 指導室長 はい。把握してございます。 ◆滝沢泰子 議員 正直、ちょっと下着まで色を指定されると、必ずその白い色がサイズ等であるとは限らないので、合理的ではないというふうに考えますので、なくしていただきたい。  また指導に当たって、人権侵害等も起きているのか懸念されるのですが、どのように把握、確認されていますか。 ◎近津勉 指導室長 今お話にあった下着の色につきましては、なぜその色である必要があるのかということで、例えば、透けてしまって見えてしまうというようなこともあり、指定しているというようなこともございます。その校則、今は下着の色ということは一例でございますけれども、なぜその校則があるのか、なぜその必要性でその校則を守る必要性があるのかといったことも含めて、子どもたちにきちんと指導していくことが大切だというふうに考えますし、その時代であったり、あるいは、その世の中の状況の時代の変化等に応じて、柔軟に対応されるべきものというふうに考えます。 ◆滝沢泰子 議員 江戸川は、今、誰もが自分らしく、安心して暮らせる街を目指しています。服装や髪型や、ましてや下着の色というのは、一人ひとりの尊厳でもありますし、なるべくその校則で縛るということはやめていく方向で考えていただきたいですが、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 繰り返しになりますが、その校則の制定に当たっても、子どもたちや保護者、地域の意見等を取り入れながら、柔軟に対応していくべきものと考えます。 ◆滝沢泰子 議員 では、その子どもの参画ということで、校則づくりに子どもが参加している、定期的に、できれば毎年更新してもいいと思うんですが、そのようなよい事例が江戸川であればご紹介いただきたいのと、ぜひ全校的にも共有していただきたいですが、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 申し訳ございません。現時点でそういった状況については把握してございません。 ◆滝沢泰子 議員 ぜひ、江戸川内外の子どもの校則づくりへの参画について、ちょっと把握をしていただいて、よい事例を共有して、よりよくしていっていただきたいということでお願いをします。  要望としては、関東大震災後の虐殺について、江戸川の地域でもあったことについて、授業で取り上げていただきたいということを、引き続き要望します。スクールセクハラの防止もお願いします。 ○藤澤進一 委員長 第3目教育指導費の審査は終了いたしました。  ここで休憩したいと思います。  再開時間は、午後3時とします。  暫時休憩します。            (午後 2時40分 休憩)            (午後 3時00分 再開) ○藤澤進一 委員長 それでは、休憩前に引き続き、再開いたします。  予算説明書の478ページをお開きください。  第4目学校施設費から審査をお願いいたします。 ◆福本光浩 委員 ここでは、学校校庭の人工芝生化について、お伺いしたいと思います。  我が会派でも、再三、校庭の人工芝生化については質問させていただいて、昨年の9月の自民党代表質問の区長答弁で、来年度は1校やりたいというお話でございまして、今回の予算には、西小岩小学校の整備ということで予算計上されておりますけれども、まず、この導入には深く敬意を表したいと思いますけれども、この西小岩小になった経緯と、今後の整備スケジュールについてまずお聞かせ願います。 ◎石塚修 学校施設課長 よろしくお願いします。  まず、西小岩小を選定させていただいた経緯でございますが、西小岩小は現在、ゴムチップで舗装している学校でございます。こちらは過去に、近隣対応等を含めてゴムチップで整備したという経緯がございますが、そちらのちょうど張り替えの時期も近づいていたということもございますので、今回、人工芝化ということで、まず対応をさせていただこうと思っております。  次に、今後の対応スケジュールでございますが、今回の予算、議決いただきましたら、来年度早々、契約手続入らせていただきまして、できれば学校運営に影響のない夏季休暇中を利用して工事をしてまいりたいと考えております。 ◆福本光浩 委員 今、ゴムチップ化に伴う老朽化ということというのを人工芝というふうに聞きましたけれども、いろいろ話を聞くと、要するに校庭のダスト舗装というか、ダスト校庭というのですか、その砂の校庭においても近隣からの砂ぼこりが舞うということで、かなり、私もそういう陳情を受けたこともありますし、のほうにもそういう陳情があるというふうにも聞いておりますけれども、その辺の今後の陳情処理は別にいたしまして、人工芝生化することによって、そういう陳情というか、その砂煙が飛ばないというふうにも聞いていますし、子育て・教育力向上特別委員会で、私たち一同、足立に視察を行きました。そのときにいろいろ学校を見させていただいたときに、結構、足立は、小学校においては相当導入が進んでいるんですよね。それで、担当の方々に聞いても、非常にこの芝生化については、保護者の方、そしていろいろな方々から好評を得ているというふうに聞いていますが、江戸川として、学校改築を今進めておりますが、今のところはそのダストで進めていますよね。コスト面とかいろいろな問題はあるのかもしれませんけれども、そういう学校の教育面とか含めて、人工芝生化ということも今後推奨していってもいいんじゃないかなと思いますけれども、それの現状の校庭の課題も含め、また今後の新設校における校庭の芝生化については、どのようにお考えですか。 ◎石塚修 学校施設課長 まず、既存の学校の校庭整備についてでございます。  今、お話ありましたように、近隣からの砂ぼこりの苦情といいますか、陳情出ているケースは確かにございます。これに対しては、例えば水まきをするで対応するですとか、あと防災ネットを設置するなどで対応してきたところでございます。  今後のその人工芝導入によりまして、委員のお話がありましたように、当然、砂ぼこり対策というところは解消できると思っております。  また、こちらもお話にありましたが、昨年度、子育て・教育力向上特別委員会で、足立の2校見させていただいたところで、私も実際に、その子どもたちが利用している姿などを見させていただきました。やはり、その砂ぼこり対策というところだけではなくて、教育環境としての向上という側面もあるものだということを非常に実感した次第でございます。  つきましては、まず今回の予算では、既存校でございます西小岩小学校、実施させていただいて、そこで効果検証をじっくりさせていただいた上で、今、ご質問にありました新設校については、今後、西小岩小の導入を見て、しっかり勉強していきたいと考えてございます。 ◆福本光浩 委員 自民党として資料請求をさせていただきました23の状況を見ると、によってまちまちですね。江戸川は103校中ゼロだったのが、これが1になりますが、によってはもう30校中23校とか、足立は104校で28校ですね。足立の関係者に聞いたら、1校入れたらほかの近隣の学校の周りから、保護者から、うちの学校もやってくれ、うちの学校もやってくれということで、何か小学校の新設校は、これから校庭を人工芝にするというようなお話も聞いております。  江戸川としては、今回初めての試みですから、私たち会派としてもその西小岩小の整備状況というものを見守りたいと思いますし、またぜひ、完成後にはその場を見たいというふうに思っておりますので、引き続き、既存の学校のダスト舗装の課題も含め、また新設校も含め、予算的なこともあるので、先ほど課長ご答弁いただいたとおり、前向きに検討していただきたいというふうに思います。  最後にちょっとお伺いしたいのが、いろいろこの人工芝ですね、ですから人工芝で本がいろいろSDGsの特に環境面のところで、これから取り組む中で、この人工芝という視点は、SDGsの視点からは、担当課としてはどのように捉えていますか。 ◎石塚修 学校施設課長 SDGsの17の目標の観点からすると、二つあると思っています。  一つは、四つ目にある質の高い環境の提供。 これについては、先ほども申し上げましたように、やはりその子どもたちが、どのように人工芝と触れ合うか、またそれによって外に出て遊ぶ好奇心をくすぐるですとか、こういった効果としては側面としてあると思っております。  また、17ターゲットのうちの環境問題の対応についてですが、確かに人工芝のことについては、プラスチックが混入していることで、環境破壊の影響ということをちょっと言われている点は確かに認識してございます。ただ、昨今、人工芝の導入が広がる中で、品質の改良なども行われております。例えば、人工芝をちぎれにくくなるですとか、そういった対応もございますので、そういった点も踏まえて、あくまで人工芝導入のメリットを活用するという視点で、今後SDGsの観点も取り入れながら進めていければと思っております。 ◆福本光浩 委員 改めて、その人工芝については、人によっていろいろなこと言う方もいらっしゃるかもしれませんので、あえてこのSDGs標榜する本にとって、この人工芝のことをSDGsの視点でちょっと質問させていただきましたが、今、課長のご答弁の2点については、非常に力強いお言葉だと思いますので、自信をもって、校庭の芝生化を進めていただきたいと思います。 ◆よぎ 委員 人工芝生ですけれども、委員会で見に行きました。デメリットについても聞いています。テントを張れない、火が使えない、災害のときに駐車場として利用できない。また、体力を消耗する。そしてマイクロプラスチックのごみ。いろいろデメリットがあると思うんですけど、そこの対応方法について教えてください。 ◎石塚修 学校施設課長 今、お話しにありましたデメリットの点ですが、例えば、火気や飲食ができないなどというデメリットがあるのは私も聞きました。これについては、例えば、事前の養生ですとか、事前の手入れなどでも対応できると思っております。  また、人工芝ですと、使用の制限なども出てくるという話を聞いておりますが、結構シューズなども幅広く、既製品からご利用できる環境が広がったようなものなどもありますので、そういったことも確認しながら進めていければとは思っております。  また、表面温度が高くなるというお話もあったりするんですが、それは使用前に少し水をまくなどして対応できるということも考えてございます。 ◆よぎ 委員 そういうデメリットの部分も、きちんと検討して、それをやはり説明して、ちゃんと納得した上で進めてほしいなと思います。 ◆竹内進 委員 ここで、学校改築と学校の適正配置についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  平成23年から、松江小学校から始まって、この学校改築事業は順調に進んでいきながら、ちょうど葛西小中で10校が完了したと。今、現在、瑞江三中が今年度末で一応完成予定なんですかね、という中で、基本的には、は、築50年以上の学校を目安にして、この買い付けに取り組みますよという指針だと思うんですけども、今現在、まだ残っている築50年以上の学校が、今、何校あるのか。40年以上50年未満の学校が何校あるのかまずお聞かせいただけますか。 ◎石塚修 学校施設課長 現在、改築工事が終わったところ、後は事業中のところ、あと学校統廃合に取り組んでいる学校が、現在28校あるんですが、それを除く75校で申し上げますと、築年数50年以上の学校は36校、築年数40年以上50年未満の学校は27校となっております。 ◆竹内進 委員 当然、老朽化が進んでいる学校を中心としながら、の考え方は、毎年3校ずつ工事を着手していくという計画のもとで、今事業を進めていかれていると思うんですけども、確認で、今後も毎年3校ずつ工事に着手するという方針に変わりはないかどうか。 ◎石塚修 学校施設課長 現時点では、今後も年3校ずつ改築工事に着手するという計画で進めさせていただきたいと思っております。  今、年3校ずつやることで、学校数が増えることによっての課題というのも当然あるかと思っておるんですが、老朽化対策というのは不可避の問題でもあると思っておりますので、今後、学校適正配置の観点なども取り入れながら、今後も進めさせていただきたいと考えてございます。 ◆竹内進 委員 本当は、学校はその地域のコミュニティの核にもなるし、地域の貴重な財産の当然一つでもあるし、それと同時にその防災の拠点という考え方の中で、非常に大事な拠点になっていくわけであって、その中でこれも確認なんですけども、夜間照明、要するに学校の照明とエレベーターというのは、ずっと多分つけていただいていると思うんですけども、今後も防災の拠点という考え方の中で、ずっとつけていく考えがあるかどうか。 ◎石塚修 学校施設課長 今お話のありました校庭照明、あとエレベーターにつきましては、今後の改築校でも設置していく方針でございます。  現在、設計の前段で策定しております各校の基本構想、基本計画の中でも、今言った二つの設備については、設置していくということを前提に策定させていただいております。 ◆竹内進 委員 本当に毎年3校ずつ、しっかり計画を立てながら進めていっていただきたいと思います。  それともう一つは、学校の適正配置の考え方なんですけども、たしか平成26年に江戸川の今後の政に関わる主要課題の四つの中の一つという適正配置については、お考えがあって、我々も聞かせていただいて、それに基づいて今の工事のをやっている中では、小松川一中と三中が一つの小松川中学校として今建て替えが始まりつつある。それと、二之江小も二之江小と二之江第三で一つのという、それで、今順番に来ている中で、下鎌田小と下鎌田西、これが統廃合で一つになる。それと、下小岩小と下小岩第二で統廃合で一つの学校という中で、その今後、適正配置のことも含めて、統廃合も含めて、としてどういう方針で考えて臨んでいくのかということだけちょっとお聞かせいただけますか。 ◎石塚修 学校施設課長 学校適正配置については、先ほどお話ししました学校施設の老朽化という観点、あとは今後進行する少子化、あとはつい最近打ち出しされました35人学級のことなど踏まえて、取り組まなければいけないと思っております。  現時点で公表しているのは、今委員お話しになりましたとおりでございますが、私どもの課のほうで策定しております学校適正配置の考え方という冊子におきましては、12学級から18学級という標準学級を下回る学級について、こちらの計画の中でもあえて示させていただきまして、今後の動向を注視するということにしております。もちろんその学校単体という判断ではなくて、その地域全体への影響ですとか、その主要対策などを踏まえて今後しっかりと検討させていただきたいと思っております。 ◆竹内進 委員 当然、少子化になってきて、児童数・生徒数の推移を見ながらとか、あと今言ったような老朽化の部分だとかは、そういういろいろな広い観点から、それでなおかつやはり大事なのは、その地域の方々のご意見とかご要望だとか、当然学校関係者だとか、そういった様々なご意見、ご要望を、しっかり丁寧に聞きながら、一歩ずつ、この配置については、統廃合も含めて、進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆福本光浩 委員 今、学校改築のことが出ましたので、来年度に限って、ちょっと改めて確認したいのですけれども。3校ずつということで進めるというお話ですが、今後、上小岩小学校が来年度ある中では、いろいろ遺跡の課題などあるというふうに聞いておりますけれども、その中で3校ずつというのは非常に厳しいんじゃないのかなという部分もありますけれども、その辺はいつ頃までに判断されるのかということと、そこがもし仮に延びるとなったときには、今後のスケジュールというのはどういうふうに考えているかと、もし分かれば教えてください。 ◎石塚修 学校施設課長 まず、今、年3校ずつといった場合のことでございますが、江戸川では年3校ずつ工事着手するという計画でまず立たせていただきました。今、委員のお話のありました上小岩小につきましては、上小岩遺跡の発掘によりまして、現在進めつつも、通常の改築スケジュールに比べますと、やはり遅れてしまっているというのが現状でございます。こちらにつきましては、なかなか調査も一遍に学校敷地できないものですから、段階的に行っているというのが現状でございます。またそれの結果に基づいて、どれくらい伸びていくか、今後影響するかというところでございますので、それを随時、把握、情報更新しながらというところでございますので、それを行っているというのが一つでございます。 ◆福本光浩 委員 いろいろ、毎年やっていれば、そういうような課題も出てくると思いますので、それはその時々で、やはり3校ずつという目標は立ててもそういう状況もあると思いますので、柔軟に対応していただきたいと思います。  ただ、一方で、がそれぞれの学校をどんどん公表していっておりますので、私たちではそういうふうに進むものだというふうに思ってしまいますから、やはりそういうスケジュールが変わるとき、そのタイミングではしっかりと周知をしていただきたいと思いますし、また学校教育委員会の立場ですと、学校建て替えという立場もございますが、学校改築のもう一つのやっぱり大きなテーマとしては、区内産業を育成の視点でどういう形でこの学校改築に携わるかという視点もあると思うんです。そう考えたときに、そういうスケジュールの学校数が変わることによって、やっぱりそういう皆さんもいつのタイミングでどういくんだというのも考えることになると思いますので、ぜひそれは都市開発部ともしっかりと連携をとりながら、今後の学校改築のスケジュールについてはタイミングよく発表していただきたいと思いますので、関連して質問とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 他になければ、ここで委員外議員の発言を許します。 ◆滝沢泰子 議員 学校施設改築の基本的な考え方についての改定見通しを聞かせてください。 ◎石塚修 学校施設課長 現在、平成19年策定した一時報告の改定の予定はございません。その後に策定しております学校施設の関連ですとか学校適正配置に関連する計画の中でも、考え方一つにしているところございますので、今のところは改定の予定ございません。 ◆滝沢泰子 議員 も見直しを言っています。ぜひ改定をご検討ください。 ○藤澤進一 委員長 次に、第5目教育研究所費。 ◆鹿倉勇 委員 それでは、ここでは不登校への取組みについてお伺いさせていただきます。過去5年のこの資料を拝見いたしますと、小学校、中学校ともに不登校年々増加しております。そのため本年度も多くの不登校対策を挙げられていますが、どうも私は昨年の対策とあまり変わりがないんじゃないかなって思っております。スクールソーシャルワーカーの増員等、これは見受けられるんですが、何かほかに考え方がなかったのかどうか、その点についてお聞かせください。 ◎近津勉 教育研究所長 この不登校対策といたしましては、やはりスクールソーシャルワーカー等を増員し対応してまいりました。実際には不登校の欠席数を毎月報告していただいていますが、そうした欠席数の状況等も見ながら、なるべく早め早めの対応ということで深刻な事態に至る前に対応していくというような考え方で対応してきたものでございます。 ◆鹿倉勇 委員 不登校の理由については、いじめや学校間での人間関係だとか様々な理由があるかと思います。この理由について今回は特にお聞きはしないんですけれども、この不登校対策の一つで学校サポート教室、これが設けられております。これは区内6か所に令和2年12月現在149名の児童が通っていると資料にも述べられております。しかしながら、これは一昨年、平成元年度ですか、不登校者数の小学校中学校合計しますと1,129名が不登校ということで掲げられております。これに対して149名というと、もう少しこれ参加が増えてもいいのかなと感じております。そうした中でのサポート教室の周知方法、この辺がどうなさっているのか。当然ながらこれは不登校ですから、生徒は学校に来てませんので、担任の先生が家庭に伺って保護者の方に説明をされているんじゃないかなって想像はつくんですけれども、やはりこの辺がもうちょっと丁寧だったら、もう少しこれ、参加が増えてもいいなと感じております。またその点の保護者に説明しても参加が伸びないとしたら、何かその点の手続、この辺は簡素化といいますか複雑になっていないのかどうか、その2点についてちょっとお尋ねをしたいと思います。 ◎近津勉 教育研究所長 まず、学サポの周知ということでございますけれども、不登校というふうに申しましても全く学校に来れていないケース、あるいは週に1日ぐらいは来られているケース、学校に例えば週に1日スクールカウンセラーとは面談ができているケース、さまさまでございます。そういった中で、この学校サポート教室が適切であろうというふうなことで学校が判断したり、あるいはぜひ学校サポート教室に通いたいというようなお声があったりする場合も含めてですけれども、個別にこういった施設があるということについては紹介をさせていただき、また教育相談室にもこのパンフレット等を配置して、訪れる方には御覧いただいたり配布したりしているという状況でございます。  入室に当たっては手続は保護者が学校に利用したいということでお申出いただきまして、学校はそれをもって教育研究所に入室の手続をするわけですけれども、その入室許可がおりる以前も前から体験的に通いたいというような方につきましては、これを受け入れているものでございます。
    ◆鹿倉勇 委員 昨年4月に不登校特例校として東京シューレ学園がスタートいたしました。この設立の目的の一つに地域コミュニティ活動の活性化、これが挙げられております。この点については地元町会や以前上一色小学校を利用されていた団体からは、このシューレ学園に変わっても以前同様の地域活動にすごく協力をしていただけていると非常に評価、感謝をされております。この地元の評価は上々なんですけれども、肝心の不登校特例校としての現在の状況、また運営してよかったなという点などお聞かせください。 ◎近津勉 教育研究所長 このシューレ学園は不登校特例校としてのいわゆる私立学校でございますので、教育委員会の所管ではございませんが、この開校の中でシューレ学園と教育委員会の包括的連携協定といったものを結んでおりますので、この不登校児童生徒に対応するノウハウを本の不登校対策事業に役立てていきたいなというふうに考えております。差し当たってですが、今年度はちょっとコロナの影響の中でなかなか細かい連携ができなかったんですけれども、次年度以降は学校サポート教室の職員等が訪問などさせていただきながら対応の様子などを学ばせていただければというふうに考えておりまして、そういう意味ではこのシューレ学園の開校というのは本にとっても非常に有効なものであったかなというふうに考えてございます。 ◆鹿倉勇 委員 様々連携されているということで、この不登校対策につきましてはいろいろと対策を挙げられております。しかしながら、私はこの中学生に限って近い将来、これ1,000人を超えてしまうんじゃないかと非常に心配をしております。その点について今後どのような対策をしていくのか、お考えがあったらお聞かせください。 ◎近津勉 教育研究所長 先ほども1点触れましたけれども、やはり不登校は深刻化してからの対応となりますとなかなか難しい状況ございますので、やはり未然防止ということと早期対応ということ、これに努めてまいりたいなというふうに思います。そういった意味ではスクールソーシャルワーカーの増員等も図りながら、早い段階でケアに入っていけるような体制をつくっていきたいというふうに考えます。また、一方で子どもたちが学校に来て学ぶということに対する意欲ということもとても重要だと思っておりますので、そういったことからすると、先ほどの教育指導費でもご審議いただきましたけれども、放課後補習教室といったものについて、これで子どもたちの基礎的なその学年で身に付けなければいけないことを身に付けていただいて上の学年にいっていただく。こうすることで自己肯定感であったり、自己有用感であったり、あるいは自信といったものを持って学校生活に望んでいただくといったようなことの対応を図ってまいりたいなというふうに思っております。 ◆鹿倉勇 委員 お話の中では早め早めの対応ということで挙げられておりますが、本当にこの不登校というのはデリケートな問題ゆえ、なかなか手だてが講じづらいというのは一定の理解はしております。ただ一人でもこういった多くの、一人でも多く、そういう子を救っていただきたいと、その点を要望して終わりたいと思います。 ◆齊藤翼 委員 今、鹿倉委員から不登校のお話の中でいじめというお話がありましたので、ちょっとそこに触れさせていただきたいと思います。  私のほうからいじめの状況ということでお伺いしていきたいと思いますけども、資料の63ページですか、こちら拝見いたしますと、平成30年度から元年度になると約5倍の件数に増えて、小学校、中学校とも全校で起きている状況かと思われます。なぜこんなにも急増したのか、お答えいただければと思います。また、いじめの定義みたいなものがあれば教えてください。 ◎近津勉 教育研究所長 まずいじめの定義ということでございますけれども、いじめ防止対策推進法によりますと、当該行為の対象となった児童生徒等が心身の苦痛を感じているものということで、その事実があったかどうかということよりも、その対象となったお子さん自身がこれはいじめであると感じたもの、これは全ていじめですというふうな定義になってございます。  今般、本のいじめの認知件数が非常に数が高くなったということにつきましては、これはやはりそういったいじめられた側、いじめを受けた側の考え方に立って、どんなことでも全ていじめとして認知していこうと、そして対応していこうと、そういった考えによってのこの認知の感度が上がったというんでしょうか、そういったことの表れかというふうに考えております。 ◆齊藤翼 委員 増えたのはカウントの仕方というか、細かく全貌、出来事を把握するために、そういう気持ちになったら早くもう報告が上がってくるというふうに理解をさせていただきました。これだけの件数がありますと、その事柄が解決されているのか気になるんですが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎近津勉 教育研究所長 平成30年度の解消率でございますけれども、小学校で94%、中学校で97%、昨年度令和元年度の解消率でございますが、小学校で96%、中学校で98%ということで、いずれも解消率については95%以上の解消率を得ております。 ◆齊藤翼 委員 今、平均して95%以上の解決されているということで、少し安心いたしました。初動の対応を素早くすることでエスカレートしていくというのも未然に防げているのかなと思います。ただ、非常にデリケートな問題だと思いますので、すごく難しい部分もあると思いますが、今後も丁寧に寄り添っていただいて、ご対応をお願いできればというふうに思います。  そこで、何か今後の防止策等あれば、お考えお聞かせください。 ◎近津勉 教育研究所長 もちろんその事象が起これば、それに対して早期に対応し、相互に納得する形で解決に導いていくということは指導上必要かというふうに考えています。あわせまして、やはり未然防止といった対応も重要かなというふうに考えておりまして、その中では特に子どもたち自身による自主的な、あるいは慈恵的なといいましょうか、そういった取組みが非常に有効であるというような一定の知見が出ております。そういったことから、実は現在教育委員会でも子どもたちにはカードを配りまして、いじめのゼロ宣言といったものを子どもたち自身に私のいじめゼロ宣言というような形で宣言をしてもらって、その中には、例えばやったその気がなくてもやられたほうが嫌な思いをする行為はしないとか、相手の気持ちになって行動するとか、そういったことを書いて子どもたち自身がいじめ撲滅に向けて取り組んでもらうような、そういった取組みもしております。これも今後各学校で独自の展開になればいいなというふうには考えてございます。 ◆齊藤翼 委員 やはり自分がされて嫌なことは相手にしない、やってしまったこと、何か言ってしまったことに対しては素直に謝るということは大事なのかなというふうに思います。また皆さん、多分御存じなのかもしれないですけど、ちょっと心理学のABC理論というのを一つご紹介しておきたいと思います。Aは出来事。Bは受け止め方。Cは感情。沸き起こる感情は起こった出来事が引き起こしているのではなく、出来事に対する受け止め方が引き起こしているという考え方です。受け止め方を変えるというのは大変簡単なことではないとは思うんですが、抱く感情は自分の意思で変えられるという考え方です。いずれにしましても、いじめという許される行為ではありませんので、今後とも最善な指導を模索していただいて、心も体も健全に成長されていくことを願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆伊藤照子 委員 お願いします。先ほどの取組みについてはお伺いをいたしましたので、本の児童生徒数が年々減少しているにもかかわらず、不登校児童生徒は年々増加して、2年連続で1,000名を超えています。様々取り組んでいるにもかかわらず減少傾向に至らないのはどうしてなのか、小学校高学年から不登校が増加します。ひきこもりが社会問題になっていますけれども、小中学校での不登校問題を解決しなければ年齢が高くなればなるほど深刻化していきます。不登校から進学ができず、仕事もできず生活ができなければ、本人の人生だけではなくて社会の江戸川の日本の大きな損失だと思います。何よりもが一番に取り組まなくてはいけないのは私はこの不登校問題だと思っています。その上で、不登校対策を考える上で、全ての児童生徒の学びの権利を守るためにも多様な学びの機会をつくっていく必要があると思います。江戸川こどもプランが発表されましたが、その中で子どもの権利条例の制定に向けてと主要な4項目が挙げられて、教育の保証がうたわれています。以前の本会議で、教育長はタブレットを活用してオンライン授業を行い、不登校児童生徒の学習に効果があったと答弁をされていましたが、そのよい事例を生かして東京都から貸与されたタブレットをどのように活用されたのかをお聞かせをください。コロナ禍でオンライン授業の必要性が浮き彫りになりましたが、これを不登校の子どもたちにとって一番の学びの機会になります。家庭でのパソコンやWi-Fi環境の調査をしたとお聞きをしていますが、どのような江戸川区内の家庭の状況だったか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎近津勉 教育研究所長 まず配布された、東京都から貸与されましたそのタブレットでございますけれども、これは実際に学校に配置された後に学校が一斉の臨時休校等になったということがないので、それぞれ個々に必要に応じて活用したということとなってございます。一つが先ほど委員のお話がありました不登校のお子さんのご家庭にこれを配布し、例えば学校行事であったり学校の授業の様子をオンラインで不登校のお子さんに見せる中で、それを見たお子さんが少し学校の生活に関心を持ち始めて、ちょっと登校に気持ちが向いたというような、そういった事例がございました。そういった事例につきまして各学校に周知をしながら、それぞれの状況に応じてタブレット等の活用を図っていただいているというところでございます。 ◎飯田常雄 教育推進課長 家庭のWi-Fi環境ということでございますが、GIGAスクールの端末を導入するに当たりまして調査を12月に行わせていただきました。小学校1年生から現在中学校2年生までの児童生徒4万4,168人に対しまして家庭のWi-Fi環境の調査を行ったところでございますが、Wi-Fi環境がないというお答えがあったのが1,481名3.4%でありました。 ◆伊藤照子 委員 今の教育研究所長からのお答えの中で、そういった事例を好事例としてどれぐらい江戸川の中でやってくれたのかなというのはすごく思うところがあるんです。今のWi-Fi環境、1,481名で、今本当にいろいろYouTubeとか見るのにもWi-Fiがないと高額になってしまうので、携帯持っているお宅はかなりの割合で家庭でWi-Fi設置していると思うんです。取り組もうと思ったらば不登校の児童生徒さんに貸与されたタブレットとか大いに活用できたんじゃないかなと思うんですけど、不登校児童生徒の出席の取扱いに関するガイドラインというのができまして、その中で今まで学校サポート教室が主に出席扱いだったのを、広げて共育プラザとかまた家庭での学習もそういったものに加えられると大きな転換をしていただきました。すごくすばらしいことだと思うんですが、それを実際どのように活用して学校に来れない子、来れない傾向のある子にアプローチをして、どれぐらいその一人に学習環境を提供できたのかというのを、やっぱり教育委員会のほうでしっかり掴んで、学校ももちろんですけど教育委員会で掴んでいってほしいと思うんですけれども、その辺について、学校以外の学習の場で登校扱いになったというのはどのくらいあると掴んでいらっしゃいますか。 ◎近津勉 教育研究所長 令和2年の12月末の段階でございますけれども、学校サポート教室やその他フリースクールを含めた学習支援の施設、あるいは今お話に上がっているIT等を活用した学びによって出席が認められた人数は全部で179名となってございます。 ◆伊藤照子 委員 人数からしたら全く少ないなって思うんです。保護者や校長が認めればいろいろな学習をしたことが登校扱いになるのに、なんでこれだけしかないんだろうってすごく思うんです。不登校児童生徒改善システムというのがあって、欠席している子どもたちについてはその人数は掴んでいらっしゃると思うんです。その後、この子たちに一人ひとりに先生方、いろいろな方がアプローチをされた、ソーシャルワーカーさんも含めて、どういうふうにやったのかという記録みたいなものというのは何かつくられているんでしょうか。それの積み重ねがすごい大事だなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ◎近津勉 教育研究所長 その不登校改善システムの中に具体的な学校の対応であったり関係諸機関の対応であったりといったことは、その都度記載をしていきながら記録として蓄積をしてはございます。そういったものをその後の対応に生かしていくということが重要であるかというふうには考えております。 ◆伊藤照子 委員 それは、その記録したものは学校と教育研究所とちゃんと行き来して、先生方も不登校になっている全員の分が分かっていらっしゃるんですか。 ◎近津勉 教育研究所長 当該の学校で不登校となっているお子さんにつきましては、提出していただいている分、研究所のほうで内容等確認して必要事項を記載して学校に返していますので、その学校のお子さんの分については学校の中で把握していただいております。 ◆伊藤照子 委員 それでは、放課後補習教室というのがスタートして、学力に課題があるお子さんについて手厚く指導していただくようになると聞いています。不登校のお子さんに対してはこういったところについてはやっぱり一人ひとりどんな形でもいいから学びの機会をつくってほしいんですけれども、これはどのようにお考えになりますか。 ◎近津勉 教育研究所長 放課後補習教室であっても、そういった放課後であれば学校に来て、その少人数の中であれば一緒に学びができるという状況のお子さんであれば、それはそういったところにぜひとも参加をしていただいて進めていきたいというふうに考えています。やはり不登校の状態にあるお子さん一人一人の状況によってどういった対応が必要かということは丁寧に見極めながら対応していく必要があるというふうに考えております。 ◆伊藤照子 委員 ぜひ放課後の補習教室も不登校の子はお友たちがいるところにはなかなか来れない子もたくさんいると思います。何かこの不登校の子に対してはどうしたらいいかということを考えてほしいと思うんです。週末だったら週1回は学校に来れるとか、あと月に1回は来れるとかいろいろな子がいると思うんです。でも学校には来れないという子もいます。そういう一人一人に対して放課後補習教室だけではないですけど、やっぱり介護じゃないけどカルテみたいなものをきちんとつくって、個票というのが多分あるかもしれないんですけど、そういうものをきちんと担任の先生と共有をして、この子にどういうアプローチをしたのかというのをパソコンでも何でもいいですけれども、思い切り個人情報ですけれども、そういったものをきちんと一人一人につくって、この子にどれだけのことをできたのかというのを、やっぱり先生方も保護者と一緒に共有しながら一歩一歩進んでほしいというのが本当に切なる願いでございます。このガイドラインにもつくった理由が載っています。不登校児童生徒への支援の充実が進む中、不登校児童生徒は様々な教育機関を活用できるようになってきています。各学校が児童生徒の出席の取扱いについて、適切な判断を行えるようにするためにガイドラインを策定しました。また本ガイドラインの内容については、必要に応じて不登校対策委員会にて見直しを図っていきますとQ&Aの中に載っているんですけれども、これ、出来上がってから授業が変わって、今なくなっているものがたくさん載っているんです。この改訂についてはどのようにお考えですか。 ◎近津勉 教育研究所長 今後改定をしていく予定でございます。 ◆伊藤照子 委員 やはりこれがすぐできていないことも、やはり実際にどれほど使われているのかというのがちょっと疑問なところがあって、先生方はやっぱり学校でという思いが強いというのは分かります。それは確かにそうですけれども、今多様な学びがうたわれている中で、その子一人一人に合った学びの機会の提供をすることが大変重要だと思っています。江戸川の教育という冊子がありますが、その中の教育研究所の項目には不登校の人数が今回出ていませんでした。不登校を学校不適応状況、学校復帰を見据えた学習支援適用相談とあります。私はこれでは一人一人に寄り添った多様な学びの保障とは言えないのではないかと思います。本にとって何よりも取り組まなければならない小中学校の不登校の問題、ここの中でやっぱり何が一番大事で改善に向けるにはどうしたらいいかということをいま一度お聞かせいただきたいと思います。 ◎近津勉 教育研究所長 今委員ご指摘のとおり、不登校の状態ということについて、やはり考え方を転換することが必要なのかなというふうに考えております。つまり、学校に行けていない不登校の状態であるということがいけないということではなくて、最も周りの大人、関係機関が憂慮すべきことはそのお子さんがどことつながっているのか、どこの機関とどんなふうなつながりが持てているのか、もっと言えば社会とどのようなつながりが持てているのかということを考えてあげることがとても大切かというふうに考えておりまして、やはり今後もそういった意味で不登校のお子さんについて学校復帰のみを目指すのではなくて、様々な機関とつながりを持ちながら、その子の自己実現が図られるといったような取組みを進めてまいりたいというふうに考えます。 ◎千葉孝 教育長 不登校児童生徒の学びの機会、これ本当に保証すること大事なことだと思います。学校としてはなるべく学校に戻ってきてほしい、SSWもそうですけどもそういった働きかけを行っています。ただ、どうしても学校に戻ってくることができない、いろいろ事情はあるんでしょうけれども、そういう子どももいます。先ほど少しオンラインの授業をしたおかげで戻ることができた子どもの事例を紹介していただきましたけど、本当にそういった例がありました。本当に校長先生からその話を聞いたときは、私、本当にうれしい気持ちになりました。来年度から一人一台タブレット端末が配布されます。タブレット端末を使った授業、今までなかったような映像だとか音楽だとか、いろいろな冒険的な授業もできるかなと、そういった授業の使い方もあると思いますけれども、私が一つ大きく期待しているのは、やはり不登校の子どもたちにも当然配られますので、そちらで学校に来ることはできないけれども、そこでクラスメイトと同じ授業を受けることができる、そういう環境がそれで整うわけです。そういうクラスメイトとつながることがクラスとつながることができる、そういった気持ちって非常に大きいなというふうに思っております。そういったことを授業を受ける、授業をのぞき見するといったら変ですけれども、そういう形で家でいながら授業に参加することができる、そういう経験を通じながら、学校にもし来ることができるその敷居が、ハードルが小さくなればいいなというふうに思っています。それが一つ大きなIT化の効果として成果としてあるんじゃないかと思っています。  ただ、どうしても学校に来れない場合もあるかと思います。ただ、そういった場合であっても、授業を受けるということで先ほど放課後の補習の話ありましたけど、それよりも何よりも昼間の授業を受けることができる。そしてそうやって知識を身に付けることによって次のステップ、中学校であったり高校であったりに行くことができる。そういったチャンスが、しっかり知識を身に付けることによってそういうチャンスが与えられるという、そういった機会が与えられることはすごく大きいことじゃないかと思っておりますし、私は今回のGIGAスクール構想の中で一番期待をしているところであります。 ◆伊藤照子 委員 タブレットを使ってそういったことが大いに進むことを期待しますが、そこに至るまでには先生方の労作業が絶対必要なんですよね。はいどうぞって渡しただけじゃ済まないわけで、やっぱり不登校はもう初動が大切です。休みがちになった当初にやっぱり直接的な原因はあるんですけど、そこから時間がたつと何が原因だったのか本人も分からなくなってくるんですよね。それで学校に行きづらくなっちゃう。そういった状況になります。その兆しを見つける、先ほど研究所長もお話しましたが、兆しのときに先生方が子どもに寄り添って保護者とよく連絡をとって、子どもの悩みを聞いてあげる。そういう労作業があって初めてiPadとか使ってやったときに大きな効果が出てくると思うんです。本当に学習支援、大事です。基礎学力を身に付けて生きる力を子どもたちに身に付けさせるのが江戸川の教育だと思うんです。そのために先ほど一人ひとりにあった、一人ひとりに寄り添って、一人ひとりの学びをというお話をしましたけれども、記録は絶対私必要だと思うんです。先生方が取り組んだこともやっぱり自分自身も人にお話しするときに分からないし、どこまでやったかも分からない。そういったことで、この個票をしっかりとつくっていただいて、必ずこの不登校の一人ひとりに学習の何かしらの機会をつくって、喜びを持って中学校を卒業していってもらえるように、ぜひともここのところ不登校対策も全力で取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆間宮由美 委員 今ありましたように、不登校の子たちのサポートの仕方は様々です。その一つに登校サポートボランティアがあります。現在ステップサポーターと呼んでいます。登校時だけでなくて、登校した後にも話し相手や学習の見守りを行うということでよりよい名前になっていると思います。大事な役割を担うこのステップサポーターの方々ですが、報酬が1時間当たり1,000円、最低賃金以下です。昨年も申し上げましたが、指示を受ける時間の拘束がある場合には有償ボランティアだとしても労働者性が認められ、最低賃金に関係するということを厚生労働省労働基準局、労働基準監督署などにも聞きました。ステップサポーターの報酬1,000円は、せめて最低賃金を守るべきではないでしょうか。いかがでしょうか。 ◎近津勉 教育研究所長 現在登録していただいているステップサポーターの皆さんにつきましては、本当に熱い思いと、それから温かいその心で対応していただいているかなというふうに考えています。そういったことで今後もこの事業を維持していくために、様々課題等については研究してまいりたいというふうに考えます。 ◆間宮由美 委員 課題についての研究をしてくださるということで、これは大きく前進したお答えだと私はとります。大事な事業だからこそ最低賃金以上の報酬と交通費を含めた雇用の仕方の検討を願います。また、退職校長先生方の待遇についても改めてご検討願います。  最後になりますが、子どもに寄り添い、学校に寄り添い、励ましてくださる指導主事の方々がこれからも元気でいていただけるよう、島村委員のおっしゃった増員を心から望むものです。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 以上で、第16款教育費の審査を終了いたします。  次に、498ページから513ページまでの給与費明細書について、何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、1ページに戻りまして、第2条繰越明許費ですが、第2表繰越明許費は8ページから17ページに記載されています。  これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、1ページに戻りまして、第3条債務負担行為ですが、第3表債務負担行為は18ページにあります。  なお、債務負担行為調書は530ページから535ページに記載されています。  これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、1ページに戻りまして、第4条特別債ですが、第4表特別債は19ページにあります。  なお、特別債現在高調書は536ページと537ページに記載されています。  これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、1ページに戻りまして、第5条一時借入金ですが、これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第6条歳出予算の流用ですが、これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、地方消費税引上げ分の社会保障財源化、入湯税及び森林環境譲与税の使途についてですが、538ページと539ページにそれぞれ記載されております。  これについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 以上で、第2号議案、令和3年度江戸川一般会計予算の審査を終了いたします。  次に、修正案の審査に入りますが、委員の交代及び執行部職員の入替えがありますので、ここで休憩したいと思います。  再開時間は午後4時とします。  暫時休憩します。 (午後 3時54分 休憩) (午後 4時00分 再開) ○藤澤進一 委員長 それでは、休憩前に引き続き、再開いたします。  はじめに、委員の交代についてですが、牧野委員から瀨端委員に交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  それでは、審査に入ります。  先般、配布しましたとおり、第2号議案、令和3年度江戸川一般会計予算に対し、大橋委員ほか1名から、修正案が提出されております。  これより第2号議案、令和3年度江戸川一般会計予算に対する修正案について審査を行います。  はじめに、事務局に修正案を朗読させます。 ◎岡村昭雄 議会事務局長 令和3年2月17日予算特別委員会委員長、藤澤進一殿。予算特別委員会委員、大橋美枝子、瀨端勇、修正案の提出について、下記議案に対する修正案を江戸川議会会議規則第68条の規定により、別紙のとおり提出します。  議第2号議案、令和3年度江戸川一般会計予算。 ○藤澤進一 委員長 それでは、修正案について審査を行います。  提出者の説明を求めます。 ◆大橋美枝子 委員 第2号議案、令和3年度江戸川一般会計予算に対する修正案についてご説明いたします。お手元の修正案を御覧ください。  一般会計の歳入歳出予算について、総額を2,777億6,080万5,000円から、2,782億3,167万2,000円に増額するものです。区民要望に基づく最小限の増額修正及び無駄な公共事業を中止するという観点から、住民犠牲を伴うスーパー堤防と一体の区画整理事業の予算を減額修正するものです。  具体的な修正項目、数字については説明書を御覧ください。  歳入については第14款都支出金、第2項都補助金、第1目経営企画費補助金9,602万6,000円を減額します。また、第18款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金5億6,689万3,000円を増額します。歳入全体では4億7,086万7,000円を増額するものです。  続いて、歳出について申し上げます。  第5款危機管理費、第1項防災危機管理費、第2目地域防災費を5,847万円増額します。これは、避難所開設職員や消防団員などの地域防災リーダーに自動起動式の防災ラジオを支給するための増額です。  次に、第15款土木費、第2項都市計画費、第1目土地区画整理費を5億3,694万3,000円減額します。これは、住民犠牲を伴うスーパー堤防事業と一体の土地区画整理費に係る都補助金の削減です。  次に、第15款教育費、第1項教育費、第2目学務費を8億8,000万円増額します。これは、学校給食運営経費、給食費保護者負担軽減のために小中学校の児童生徒1人月2,000円を補助し、子育ての経済的な支援を拡充するものです。  また、第3目教育指導費を6,934万円増額します。これは、読書化及び学校図書館の一層の充実のために学校図書館司書全校配置をするための増額です。  以上、委員各位のご理解、ご賛同をお願いし、修正案の説明とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 それでは、修正案について審査願います。 ◆栗原佑卓 委員 ただいま日本共産党さんのほうから修正案のご説明をいただきました。主に上篠崎一丁目北部土地区画整理事業に係るということでございまして、この事業につきましては、私どもとしては推進の立場でございます。また、そのほかにつきましても、基本的な政運営に対する考え方が異なりますので、修正案には議会自由民主党として明確に反対をさせていただきます。ありがとうございます。 ◆太田公弘 委員 我が会派としても、基本的に政運営に対する考え方及び認識等も当然違いますので、この修正案につきましては明確に反対といたします。 ◆岩田将和 委員 ただいま日本共産党さんより提出をされました修正案でございますけれども、この中で上篠崎一丁目北部土地区画整理事業について、明確に反対の立場を表明されております。この事業につきましては、私どもの会派としては区民の命を守るためにも必要な事業であるとの立場でございます。また、政運営全般につきましても、異なる立場でございます。  以上、修正案に対しましては、私どもの会派としては反対とさせていただきます。 ◆よぎ 委員 生活者ネットワーク・立憲民主党として意見を述べます。土地区画整理事業については、私たちもスーパー堤防についてはちょっと疑問を抱いておりますので、この点は理解できると思います。しかし、防災情報設備そのものと配布対象、そして学校給食の保護者負担軽減についてはちょっと考え方がありますので、修正案には賛同しかねます。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですか。ほかに何かございませんか。よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 以上をもちまして、第2号議案に対する修正案の審査を終了いたします。  本日で、第2号から第5号の各議案の審査は全て終了いたしました。  次回は、10日(水)、午前10時より、総括質問、総括意見の後、修正案を含め、各議案を順次お諮りしてまいります。
     なお、委員長報告の正確を期すために、総括意見は、文書での提出をお願いいたします。  また、総括質問を行うには、事前の通告が必要です。  よって、通告書を明日9日(火)、正午までに議会事務局へ提出願います。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 4時05分 閉会)...