室井邦昭 都市開発部参事
立原直正 土木部長
田中正淳 土木部参事
高橋博幸 土木部参事
外、
関係課長
●
事務局
書記
山沢克章
●
案件
1
陳情審査 第43号、第44号、第54号、第55号、第59号…
継続
第43号:
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する
陳情
第44号:
スーパー堤防に代わる
強化堤防「
アーマー・レビー」
工法等(
住民の
犠牲を伴わず、しかも約1割
程度の安価で出来る
強化工法)の
採用を求める
陳情
第54号:
上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業における第1次
移転先の
地盤強度保証を求める
陳情
第55号:
上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業 第1次
移転先における
流域治水対策補償検討を求める
陳情
第59号:
江戸川区
レンタサイクル利用申し込み時における
電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める
陳情
2
所管事務調査…
継続
(午前10時00分
開会)
○
太田公弘 委員長 ただいまから、
建設委員会を
開会いたします。
署名委員に、
滝沢委員、
岩田委員、
お願いいたします。
はじめに、
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施をしておりますので、マスクなどの着用を
お願いいたします。
また、これも重ねて
お願いいたしますけれども、各
委員また
執行部の
皆様の
発言につきましても、明確で簡潔なご
発言をいただき、
開会時間が長くならないように
お願いをいたします。ご協力を
お願いいたします。
なお、
説明員につきましても、本日の
案件に関係する
説明員のみにしていただいておりますので、ご承知おきください。
それでは、これより各
陳情の審査に入ります。
はじめに、第43号、
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する
陳情」について審査願いますが、はじめに、
署名の
追加がありましたので、
事務局に報告させます。
◎
区議会事務局 署名の
追加について、ご報告させていただきます。
11月10日付で印なし6人の
追加がございました。合計が、印ありが3人、印なしが472人となります。
陳情文書表の
陳情者名の後ろに記載されております
人数、現在ほか3人(466人)になっているものを、
括弧内の
人数を(472人)に
訂正を
お願いいたします。
括弧内の
人数を472人に
訂正を
お願いいたします。
○
太田公弘 委員長 それでは、審査願います。
◆
神尾昭央 委員 この補助283号線の
計画ですけれども、先日、日曜日の夕方でしたけれども、たまたま私この通りを通りまして、そのとき見た限りでは車の通りもほとんどなくて、閑静な
住宅街という印象でした。当然その一時のことですから、平日だったらまた状況が違うのかもしれないですし、それだけが全てとは思っていませんが、
陳情者がおっしゃるような
住環境というのも
変化があるのかなというふうに思っております。
その上で、以前お答えいただいた限りですと、現状ですとその第4次の
計画の中から外れているというふうにご
説明いただいたかと思いますが、仮に今後この
計画が動き出した場合、始まった場合に、
工事期間がどのくらいになって、それによってこの
当該地域に住んでいる
住民の
皆様にどういった不便が生じるのか、その辺の想定がされているようであればお聞かせいただきたいんですが、その点はいかがでしょうか。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 今現在、今
お話のあったように第4次
事業化路線、
令和7年までに着手すべき路線に入っておりませんので、それ以降の
検討ということになりますし、またいつから着手してどの
程度期間がかかるということは、現在そういったものを
計画、あるいは想定はしておりません。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
当然この
陳情者の
陳情原文を見ますと、この
計画が実行されると
住環境が一変するというような形で書かれておりますので、
工事後のことを心配されているというふうに主眼としては読めるんですけれども、それ以外にも恐らくその前後のやり取りであったりとか、
地域の方との折衝とかいろいろとしなければいけないことが出てくるのかなと思いますので、そういうことも踏まえて、この
工事だけではなくて前後のこと、それから先のことを将来に向けてのことも踏まえて、この
工事の
計画をやるべきか、やらないべきかということを判断すべきかなというふうに私は捉えております。
◆
岩田将和 委員 おはようございます。よろしく
お願いをいたします。
この
陳情者からこの
陳情原文にもございますけれども、①と②の指摘があります。例えば①にはこうあるんです。
高齢者、児童にとって横断しにくい
道路、通りにくい
道路とこうありますけれども、例えばこれでしたら
行政、何ができるか。
立て看板を設置するとか、あるいはその
道路標識といいましょうか、
道路の路面の表示を行ったりとか、あるいは
警察だったら例えば
信号機を設置するとか、そういった
対応が
考えられると思うんです。その後の②にこうあるんです。
制限速度30キロメートルを守ることなく猛
スピードでとこうあります。これが事実なら、これはもう明らかにこれ
速度違反なんですよね。これはもう
警察の取締りの対象になるわけで、これについても
行政、何ができるか、先ほどの①じゃないですけれども
立て看板を設置したり、あるいは
道路標識を設置したり、あるいは
警察が何ができるか、例えば
信号機を設置するということが
考えられると思うんですけれども、つまり私は、この
陳情者からどういったことが読み取れるかといいますと、
行政江戸川区、
警察しっかり連携して
安全対策を行ってくれよと、そういう
メッセージに私には聞こえるんですけれども、これどうですか。
皆さん方は、どういう
メッセージとしてこれ受け取っておりますか。この一点だけお聞かせください。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕
都市計画道路、
事業認可いただきまして実際につくる、今、第二庁舎の北側にあります286号線もそうなんですが、
計画をして認可をもらう段階で、いわゆる
交通管理者、
警察と十分な協議をして、どこの交差点に
横断歩道を設けるかとか、あるいは
右折左折のそういった表示、信号、それから標識、そういった
安全対策については事前に
十分お話をさせていただきながら行っております。
また、開通後も
陳情等ございまして、そういったものに関しては
保全課のほうでそういった
看板を立てたりとか、あるいは場合によっては
交通管理者とそういった
スピード抑制についてどう
対策を練るかとか、それは
事業前というか
事業認可、完成前、それから完成後も、常にそういった
環境、
交通環境も含めた周囲の
環境の
変化には注意をして、その都度その都度
対策を練れるような形で今現在行ってきております。
今後283号線についても同様に、
地域の課題がその時点で生じれば、それを他の
交通管理者等と協議をしながら解決していくと、そういう手段を取ると思います。
◆
岩田将和 委員 先ほどの
神尾委員の
お話じゃありませんけれども、やはり
地域住民の方はこの
住環境の
変化へのやっぱり不安を抱いているわけであります。
今、
参事のほうからご
答弁ございましたけれども、この
陳情は
行政江戸川区と
警察がしっかり連携を取って、
住民の
安全安心のためにしっかりと
対策を取ってくれと、私はそういう
メッセージだと受け取っておりますので、今、
参事のほうからも同様の、私と同じ認識のご
答弁がございましたけれども、
地域住民の
安全安心のための
対策をしっかりと取っていただきたいと思いますので、よろしく
お願いをいたします。
○
太田公弘 委員長 他になければ、本日は
継続として、
閉会中の
継続審査の
申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第44号「
スーパー堤防に代わる
強化堤防『
アーマー・レビー』
工法等(
住民の
犠牲を伴わず、しかも約1割
程度の安価でできる
強化工法)の
採用を求める
陳情」について審査願いますが、本
陳情につきましても、
署名の
追加がありましたので、
事務局に報告させます。
◎
区議会事務局 同じく
署名の
追加について、ご報告いたします。
11月10日付で印なし7人の
追加がございました。合計が、印あり3人、印なしが478人となります。
同じく
文書表の
陳情者名の下に記載されております
人数、現在がほか3人(471人)になっているところ、
括弧内の
人数を478人に
訂正を
お願いします。
括弧内の
人数を478人に
訂正お願いいたします。
○
太田公弘 委員長 それでは、審査願います。
◆
神尾昭央 委員 本
陳情は、
スーパー堤防に代わる
堤防の
強化工法として
アーマー・レビー工法等を求めるものでありますが、以前から申し上げているとおりに、この
江戸川区において
堤防の
強化でありますとか
治水対策というものは、喫緊の課題であるというふうに私は認識しております。そのための方策というのは必要だと思っております。
その上で、どういう
方法があるかと
考えたときに、当然我々は
議会においても
住民の安心安全な生活を守るために物事を
考えるわけですけれども、その背景には
皆様の税金を使うという前提がありまして、そうすると当然
費用対
効果ということを
考えるわけです。
アーマー・レビー工法のこの
説明をいただいた
資料等で拝見する限り、
スーパー堤防よりも安価で時間もかけずにそれでいて
安全性が確保できるということでありますので、
費用対
効果の原則から
考えても非常に良い話ではないかなと私は率直に思います。
実際に以前資料で出していただいたように、他の
地域において、もう
アーマー・レビーまたは
フロンティア堤防という形で施工されている
場所が数々あるわけですから、当然、今後
江戸川区においても
採用を
検討する価値というのがあるというふうに思っております。これまで伺っていると、やはり
スーパー堤防が最良の策であるというふうにご
答弁いただいていますので、そういうお
考えなんだと思いますけれども、私はほかの
方法、もっともっといい
方法があるというふうに今でも思っておりますし、この
陳情者の
考え方に賛同する姿勢であります。
その後、
行政側でも
様々検討もされているかと思いますが、念のため伺います。この期間の間に、
アーマー・レビー工法等の
採用を
検討されて、今、なお、
スーパー堤防が最良の策であるとお
考えでしょうか。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕
アーマー・レビー工法等の
工法については、
前回の
建設委員会から今日までの間、国との間、そういった
検討をした経緯はございません。
それから、いつも申し上げているのは、人口が多くて大きな生命を抱えているこの一番
河口部にある
江戸川区においては、
超過洪水、
堤防を超えて
洪水が生じる場合、それによって
堤防が決壊した場合、これが一番被害が甚大になりますので、
超過洪水をしても壊れない
堤防ということで
スーパー堤防の推進を求めているものでありますので、その
費用対
効果とそういうことありますけど、結果として壊れる
堤防を私どもは作ってくれということを望んでおりませんので、そこの
考え方だと思います。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
私の感覚だと、この
アーマー・レビー工法や
フロンティア堤防と言われるものも、
超過洪水に対する
対策のものだというふうに認識をしているんですけれども、
スーパー堤防であれば
超過洪水は耐えられて、
アーマー・レビーまたは
フロンティア堤防は耐えられないという、そういう前提が何かあるのですか。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕
アーマー・レビーとか
ハイブリッド工法等は、
超過洪水の際に破堤までの時間をある
程度の時間を稼ぐことができる、その間に避難等行う時間が稼げるということで、結果的に破堤をしないという
堤防ではないという
国土交通省の
見解をいただいております。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
私としては先ほどのお伝えしたような
費用対
効果という面と、それ
お金の面だけではなくてやはり時間ですね。より早く
住民の安全を確保する術は何かと
考えたときには、
スーパー堤防以外の
工法ということも前向きに
検討すべきという
考えであります。
◆
岩田将和 委員 この
陳情には、今も
議論が行われておりましたけれども、
費用対
効果という
言葉がありますけれども、やはり大切なのはその
費用対
効果ではなくて
住民の命が守れるかどうかという、やはりこの命の話に尽きるんだというふうに思います。私はだからこそ
スーパー堤防にこだわるべきだと思っております。やはりこの人類のこう英知を集めた最高の
考え得る
工法が
スーパー堤防であるんだろうというふうに思いますので、ですので、私は
スーパー堤防にこれはこだわるべきだと思います。
お金とか時間といった
費用対
効果ではなくて、これやっぱり命の話ですから、たとえ時間がかかっても
お金がかかっても私はやっぱり命を守る選択、つまり
スーパー堤防を私はこだわるべきだというふうに思います。
ただし、
スーパー堤防以外の他の
工法についての
研究は、これはぜひ続けていただきたいんです。これはもう、
江戸川区のこれから50年、100年先の
土木技術向上のためにも、他の
工法についての
研究は、この作業はしっかりと行っていただきたいと思いますけれども、私は
スーパー堤防にしっかりこだわって、この
事業をしっかりと確実に前に進めるということが必要だと思っております。
◆
滝沢泰子 委員 江戸川区におかれましては、
堤防の
在り方ということについて日々
研究されて重ねてこられていると思います。
その中でちょっと参考にお聞きしたいのですが、この
陳情者さんもお書きになられている昨年
令和元年の
台風19号の災害や
鬼怒川決壊というお
言葉がありますが、
国土交通省が今年この
台風19号の
堤防決壊を受けて、ちょっと恐縮ですが正確な名前を今ちょっと出てこないんですが、
河川堤防技術の
在り方の
研究会を3回開いていて、これから
報告書が出るところかと思うんですけれども、
江戸川区でもこういった国の動向は多分注視されていると思うのですが、こういったこれ多分、
アーマー・レビー工法といったような粘り強い
堤防というのをどういうふうに定義をしたり、どういうふうに位置づけていくかというところで、一定の国の
方向性が出るものかなというふうに思うんですが、この
あたり江戸川区としてどう注目をされているかということと、国の動きではありますが、こういった私
たち住民に関係してくる
河川の
堤防技術の話なので、
議会とも何らか
情報共有をしていっていただけるような、この
報告書が出た段になって区のご感想など、この
建設委員会でお示しいただけるとありがたいのですが、いかがでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 今、
委員から
お話のありましたのは、
国交省の中で
令和元年台風19号の被災を踏まえた
河川堤防に関する
技術検討会を恐らく指されているのかと思うんですが、ここの中で、
前回の
委員会でも若干触れさせていただいたかと思うんですけれども、
台風19号のときに全国の
河川で、阿武隈川にしろ千曲川にしろ140か所ぐらい破堤をしたという経緯があります。それを踏まえて、
国交省のほうが緊急的に何か行うべきことはということで
検討していると、そこの中でこちらの
陳情にあるような
アーマー・レビー等についても
検討もなされているというのは承知をしております。
国交省にも、我々なりにどういう
検討を進めていくのか、またどういうお
考えなのかお聞きもしたりもしていますけれども、先ほど
参事のほうからもご
答弁させていただいていますが、
スーパー堤防そのものは命を守る、破堤した際に生命に危険を及ぶというところの120キロメートルについてしっかりとやっていくと、それは破堤をさせない
堤防であるということの今の
技術上唯一ということで
国交省が
見解を、現時点でもそのような
見解であります。
一方、その
アーマー・レビー等での
検討をしましょうというのは、その破堤が実際に昨年の
台風で起こっている以上、先ほどのようにその破堤までの時間を延命するとかという意味も含めて、そうした
緊急措置的に
検討をしていますというふうに、そのような
説明を受けております。また、その
アーマー・レビー工法等の即座にできる、
用地買収等を伴わずに現在の堤体の中でできる策ではありますが、
スーパー堤防に代わってその
安全性、私すみません、これ自分の
言葉になりますが、安全の
信頼性という
部分では
スーパー堤防に勝るものはないというふうに思います。ですので、当然
スーパー堤防事業等も引き続きしっかりと進めていくと、そういう中で一方、被害が起こったところに対しての策として、緊急的に行うべきものとして何ができるのかという
議論がなされていると、そういうふうに認識しております。
◆
滝沢泰子 委員 すみません。
それでは、ちょっとお答えしていただきにくい質問かもしれないんですが、この
気候変動のただ中で、
江戸川区でもやはり
緊急措置、予防的な
緊急措置というのは必要なのではないかというふうに
考えるのですが、この点についてどうお
考えになるんでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 緊急的か否かは別にして、先ほど来、
超過洪水に対する高
規格堤防の整備というものは進めていくべき。一方、
既存の
堤防の
強化というのも
同時並行で
パラレルで進めています。例えば、緩
傾斜堤防ですとか、もしくは
浸透対策に対しての
対応ですとか、もしくは
高潮対策も含めてですけれども、
様々既存堤防に対しての
対策も並行して行っています。
あと、あえて相対的に申し上げれば、
台風19号で中央の
河川等がああいった被災を起こしていますが、それに比べれば、相対的に言えば私どものほうの
江戸川なり荒川なりというのは、そこの
部分においてはこれまでの
強化策はなされてきているというふうには思っています。
いずれにしても、高
規格堤防と
既存の
堤防の
強化、これは必要なことを
パラレルでやるべきことはちゃんとやっていくと、
国交省にやっていただく、
河川管理者にやっていただくという
必要性があろうかと思います。
◆
滝沢泰子 委員 やっぱり総合的な視点というのが極めて重要なわけでありまして、この
陳情は、広大な盛土をするために
住民に立ち退きを迫り、町のコミュニティを壊す
スーパー堤防事業は中止し、
アーマー・レビー等の
採用を求めますということで、
スーパー堤防事業の中止というのをはっきり求めている内容であります。
ですので、ちょっと
江戸川区としてこう正面から受け止めていただきにくい
陳情なのかもしれないんですけど、
スーパー堤防事業についてはやっぱり総合的にもう
考えていくようなタイミングではあるのではないかなと。構想というか
技術的な
可能性については、あらゆる意味で追及されるべきで、
スーパー堤防もそうであるというふうに思いますけれども、破堤をさせない
堤防という根拠についても丁寧に検証していく、これからの未曽有の
緊急気候危機の中では検証していくというべき、そういった
議論もこの
委員会の
委員さん方から出していただいていますので、どこかではやっぱりゼロベースでの視点というものを、きちんとこう持っているべきだということを意見を申し上げて、
継続で
お願いします。
○
太田公弘 委員長 他になければ、本日は
継続として、
閉会中の
継続審査の
申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第54号、
上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業における第1次
移転先の
地盤強度保証を求める
陳情について審査いたします。
◆
神尾昭央 委員 こちらの
陳情については、
記書きで1、2、3と三つに分かれておりますので、これそれぞれ3点についてこう分けて
考えるべきかなと私は思っています。
前回この2番目のところを、測量結果を公表することは簡単にできそうですけどできないんですかというような趣旨の質問いたしまして
答弁をいただきましたので、この2番については今日は
発言しませんが、まず1番について、非常に軟らかい層が
シルト層というのが出てきて、
地盤改良することを求めますというふうに出ていますので、少なくともこちらの
陳情者の方々は、今の
地盤では不十分だというふうに認識しているのだと読み取れます。
区としても、当然移転される
皆様のために住みやすい
土地を用意するというのは大前提だと思いますが、この
陳情者に対して、少なくとも現段階では
地盤改良することを求めますというふうに書いてありますので、これに対して既にやっていること、または今後やり得ることというんですか、やれることというのが具体的に示されるようであればこの
陳情者の方々も納得されると思うんです。この点で何か進展がありましたらご報告いただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 この1番の非常に軟らかい基礎の
地盤改良することということですけれども、北小岩の
地盤対策を受けて、国のほうで平成30年12月に
宅地利用に供する高
規格堤防の整備に関する
検討会という中で、その中でどうやったらしっかり地元の方に宅地を渡せるかという
検討がなされて、その結果、
建築基準法施行令等によって今ある建物が
建てられるような
地盤を用意しますよということで指針が出まして、それに基づいて
上篠崎については
懇談会で、並びに今回一時
移転先である方については
説明会を行ったところであります。
それについては軟らかい層は事実です。それについては事実ですけども、
江戸川区はほとんど全
地域そういう層があります。その中でも、当然
建築基準法施行令ですとかに基づいてしっかりやるということに基づいて、
皆さんとお約束した
強度を保つということで、今ある建物が建つ、言えば3階
建て、今2階
建てが多いんですけども3階
建てが建つようなそういう
基準に基づいて、今、
工事も発注して行っているところでありますし、今後もその
基準に基づいて、国とともにしっかり守っていくということでやっていければというふうに思っております。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
その上で3番のほう、不具合を
保証する契約を
地権者と締結することを求めますということでありますが、これは要は今お答えいただいた方向で進んでいった場合に、不具合があったときに責任の所在はどうなるのですかと、どこが責任を取るのですかということなんだと思います。そこに問題があったとき
保証してくださいよというのが3番だと思うんですけれども、そうしたときの
考え方の一つとして、
保証の契約を結んでほしいということを求めているんだと思います。
これ
住民の
皆様からしたら、
土地は
移転先はいただいたけれども、不具合があったということは後々発覚したら困るということで、何らかの
保証というか確約が欲しいというのは、もうこれ
前回も言いましたけど当然の思いだと思うんです。なので、ここにこう寄り添うような
方法がないかなと思っているんですが、この
部分の
行政側の
対応というのをもう少しこう柔軟に
考えていただきたいんですが、この点はいかがですか。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 今、
委員の
発言で、当然
施行者として、当然
江戸川区ですから、その辺はしっかりやっていかなきゃいけない。当然、
江戸川区の
区画整理事業で
造成工事をして置き渡しするということですので、
信頼関係に基づいて行っていくと。今、
江戸川区の中では、今まで約3分の1
区画整理事業やっておき渡しをしています。
組合施工も含めて。そういう中でやってきたと。たまたまですけれども北小岩で
地盤の問題があって、それは国が、この間、資料を提出させていただいたように確認書というの出してやってきたということでありますので、それも踏まえて今回
地盤も行いますし、
地盤改良もしますし、しっかりその辺は
説明しながらやっていきたいというふうに思っております。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
以前、この
地盤の
報告書というものをこう
住民の方に渡して、それで
説明をさせていただいていますという
お話がありました。
一つの
考え方として、その
報告書が一つの
土地の
保証書といいますか、何かそれを担保するようなものに置きかわるのかなと思うんですけれども、実際にでもその
報告書があったとしても、何かあったときの責任の所在をはっきりさせるものではないんだと思うんです。そのあたりが私としては整合性がちょっと取れないというか、どう理解したらいいかなと思っているんですが、その
地盤の証明書は
保証書の代わりになるものなのかどうか、その辺のお
考えというのはどうなんでしょう。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 今言われた
地盤の証明書、当然造成して新しく宅地分譲するわけじゃありません。区画整理法に基づいて今ある照応の原則に基づいて、今ある土質地質と同等のものを渡すと、それプラスアルファ今回していますので、その辺はご理解いただきたい。
あと今、地元の方からでも、これから今
地盤改良して一時移転の方については、来年度になってすぐ移転補償の交渉に入りますよといったときには、今言った
報告書を
説明して行いますと。もしそれが分からなければ、その建築屋さんですとかメーカーさんと一緒に来てくださいというところまで話してますので、その辺は
信頼関係に基づいてしっかりやっていければなというふうに思っております。
◎
立原直正 土木部長 1点だけ補足させてください。
今、
参事が申し上げたとおりなんですが、基本的に
前回お示ししました資料、確認書をご覧いただきたいと思いますが、北小岩のここで国なり私どもも連名しましたが、お約束した内容と違うのは、北小岩はお約束した内容のものが結果として改良した上でチェックをしたところ出ていないところがあったと、そこをリカバリーすることに対して、リカバリー内容に対しての確認をさせていただいたということになります。
一方、そのことの経験を踏まえて、今の
上篠崎においては
参事がご
説明したとおりですけれども、ご
説明した内容の
地盤の耐力、建築
基準法のもとで規定されているそこを履行した上で、その内容をチェックしたものをお示しをしますということでお約束をされていただいて、
説明もさせていただいていますよということになりますので、そこのところが根本違いますということはちょっと申し添えさせていただきたいと思います。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
参事と部長からご
答弁いただきましたが、この
上篠崎一丁目については具体的なこの換地のところまで話がきています。当然
住民の方々は、自分の住むところがどういう
場所になるのかということを、気にされていると思います。
参事からも、
信頼関係という
言葉で丁寧にやっていきますということでありました。ここ非常に重要だと思っております。ですので、具体的にハウスメーカーの方と、実際にこの確認書をもとにどういう形で建築ができるかということも踏み込んでいただいているようですので、そのあたりもしっかりこう丁寧に進めていくのが重要かなと思いますので、まずはそういった
部分から進めていただきたいなというふうにも思いました。
◆
岩田将和 委員 先ほど高橋
参事のほうから、来年度早い段階で
地権者とこう移転に向けての交渉といいましょうか、話合いに入りたいんだと、その上で
信頼関係が大切だよという
お話がございましたけれども、先日ちょっと私こういう相談を受けたんです。
この方は
地権者の方です。84歳の男性の方なんですけども、こういう相談なんです。役所の人と1対1で話合い交渉するのが、その方が言うには怖いんだと、こういう言い方をしているんです。私、何が怖いんですかと聞いたら、役所の人と1対1でこう話をすると、正直難しくて分からないと言うんです。なので、その方は個別の交渉ではなくて、全体の
説明会をやってほしいと、その方はそういうふうにおっしゃっていました。
なるほどなと思ったんですけれども、先ほど高橋
参事が来年度に入ったら
地権者との移転に向けての話合い交渉に入りたいと
お話があったんですけれども、もちろんその個別の交渉、話合いも必要でしょうけれども、実際その84歳の男性の方はそういう心配も抱いているんです。1対1で役所の方と話をすると、どうしても難しい話になってしまうのでと、それが怖いんだと、こういう言い方をしていたので、どうかそういった意見もあるんだということをちょっと心に留めて、今後交渉に入っていくんでしょうけれども、忘れずにその点、交渉に臨んでいただきたいなというふうに思います。
○
太田公弘 委員長 他になければ、本日は
継続とし、
閉会中の
継続審査の
申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第55号、
上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業第1次
移転先における
流域治水対策補償検討を求める
陳情について審査いたします。
◆
神尾昭央 委員 本
陳情は、
スーパー堤防そのものに反対というような内容ではなくて、この
事業が進んだ場合に、
当該地域の
住民がこう被る負担の
部分の補償をどう
考えるかという内容だと私は理解をしています。
以前、
スーパー堤防関係ではないですが、私が本会議で、この
江戸川区内の
土地のかさ上げをして建物
建てた場合の助成制度を作れないかというような提案をしたことがございました。その際は、特定のそういった事情の方に対してみんなの税金を使って優遇するというか、補助を
お金をかけるようなことはなかなか難しいですねというような
お話を伺ったと記憶しているんですが、それを前提に
考えた場合、今回のこの
上篠崎一丁目北部
地域の場合は明らかにこの
区画整理事業、
スーパー堤防の
事業によって移転をしているわけですから、皆の税金を使ってでもその方が被る負担を補償してあげる必要というんですか、そういうバイアスは働くと思うんです。なので、私は全額とは言わないまでも、この
費用補償を
検討することを求めますという内容ですから、十分
検討する価値はあると思いますが、いかがでしょうか。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 多分、
委員の言われた本会議で言ったようなことだと思います。
当然、
江戸川区内7割がゼロメートル地帯ということで、その方たちとのバランス。また、今回、
区画整理事業と
スーパー堤防の一体
事業ですけれども、その中で
スーパー堤防のところの人と、今回は
スーパー堤防以外のところというような形で換地といいますか、
事業が分かれます。その中で、今、一緒にやってんだから少しは
検討もという話ありますけども、一方で、その7割の人とその
部分の方たちの差、また当然
区画整理事業として移転補償費等、そういう
費用負担は当然
事業で行いますけれども、それプラスアルファでかさ上げするとかというのは、当然
検討することは厳しいのかなというふうに思っております。
◆
神尾昭央 委員 考え方は分かりました。
私のイメージを言います。
スーパー堤防ができて、それが区民の
皆さんの安心安全につながるのであれば、その
当該地域の方だけの利益とかではなくて、区民全体の利益になるわけです。そうであれば、そのために移転を強いられた方々の
部分を、区民全体でケアしてあげようという
考え方は、むしろ公平なような気がするんですけど、違いますか。
私のちょっと
考え方の違いなのか、私はこれ当然のことかなと思っているんです。なので、今お答えいただいたので再度お答えはされなくて結構ですが、私としてはむしろこう
費用補償することが公平なのかなと思っています。
○
太田公弘 委員長 他になければ、本日は
継続とし、
閉会中の
継続審査の
申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第59号、
江戸川区レンタサイクル利用申込時における
電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める
陳情について審査いたします。
それでは、審査願います。
◆
神尾昭央 委員 前回、前々回とご
説明いただいて、現時点でこの複数の電話番号届出はしなくていいと、強制されるものではなくなっているという
お話でありました。ただ、
陳情者に確認したところ、それでもまだ願意は満たされていないということで、
継続審査になっているかと思います。
ただ、その前提で
考えてみても、この
記書きを見ると電話番号複数届し出るよう強要することを取りやめることと書いてありますので、少なくとももう既に強要はされていないと思いますので、私としては願意は満たされているのではないかと理解しています。ですので、
委員会としても早期に結論を出して良い内容ではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
○
太田公弘 委員長 ただいま結論をとのご意見がありましたけども、各会派もしご意見をいただければと思いますが、まずは自民党さん。
◆
福本光浩 委員 よく会派で話し合って結論が出せるようにしたいと思います。出せるかどうか分かりませんけど。まず話し合いたいと思います。
○
太田公弘 委員長 公明党、
お願いします。
◆
堀江創一
委員 私たち会派も、また持ち帰って様々な
議論をしてきたいと思っています。
○
太田公弘 委員長 江戸川クラブ、
岩田委員。
◆
岩田将和 委員 結論を出すという方向で、会派内で話を進めたいと思います。
○
太田公弘 委員長 区民の会はいいですね。
滝沢委員。
◆
滝沢泰子 委員 委員長、ちょっと確認ですが、これ願意が満たされているとみなすかみなさないかで、その結論の出し方等、
考え合わせないといけないところかと思うんですが、そのあたりは。
○
太田公弘 委員長 今日は結論をということでございますけれども、ただ、各会派によってどういうふうに
考えるかというの、これから持ち帰っていただいて、
検討していただくと思いますので、その辺のところはまだ今日どうのこうのという話ではなくて、各会派で詰めていただければ。
◆
滝沢泰子 委員 これ
陳情者の方に、
議会事務局からお問合せをしていただいて、その取下げに関してご相談いただいた際に、
陳情者の方としては、この
江戸川区レンタサイクル利用申込時の申込用紙の記入欄に書く電話番号の欄を一つにしてほしいということが願意にあるので、取り下げませんというふうに
お話があったということだったと思います。
ですので、これは私からの提案ですけれども、一旦取り下げていただいて、ちょっとそうすると次の定例会、来年の2月が本会議になってしまいますが、
陳情者さんの方に改めてご相談をしていただいて、一旦この強要するということはやめるという運用にはなったというご
説明は
執行部の方から承っているところですので、その状況を改めて
説明して、要は
陳情を出し直していただくとか、そういうことを改めて
考えていただけないかというようなことは、出し直さないということではっきりさせたんでしたっけ。
○
太田公弘 委員長 じゃあ、今ちょっと各会派から出していただきましたけども、ちょっと結論、今の感じですと出すという形にはならないかなと読めますので、これでこのままちょっと
継続で審査をしていきたいと思いますので。
◆
滝沢泰子 委員 要は
記書きのとおりで受け止めると、その強要が運用されていないということですが、あくまでもその
陳情者さんの願意を
委員会として聞き取った範囲で、書く欄をそもそも一つにするということをこう私としては審議するのかなというふうに思って、準備をしたり
研究したりしてきたので、そのあたりの整理をちょっとご相談させていっていただきたいとは思います。
◎
区議会事務局 すみません。
前回、
陳情者の方と連絡を取らさせていただいた際に、取下げの話をちょっとさせていただいたときに、願意かなっていると思われるんですけれどという話をさせていただいたときに、今これ読んだ限りそれ思ったものですから、私もそういう言い方をさせていただきました。
ただ、
陳情者の方はここにも
記書きのところに
括弧書きで書かさせていただいている、電話番号一つで利用できるものとすること。これはあくまでも
陳情者にとっては一つの欄という意味で言われているというような形で、私は解釈をさせて電話を受けさせていただいております。すみません。
委員長ちょっとすみません。
◆
滝沢泰子 委員 なので、私としては例えば今日の審議で、他区だと電話番号の届出がどういうふうになっているかとかの調査を
お願いしようかとか、この電話番号を一つに書くようにするべきか、あるいは電話番号なしにするべきかというところを、ちょっとこの
陳情審査の中で話し合っていくのかなとてっきり思っていたんです。
なので、ちょっと結論というふうなことになると、何に対する結論になるのかなということがあって、ちょっとすぐにどうのこうのと言えないところであります。
○
太田公弘 委員長 以上のとおり、結論を出すということには今回なりませんでしたので、意見まとまりませんでしたので、これもこのまま
継続で審査をしていきたいと思いますので、よろしいですか。このまま
継続で。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 結論を出せないということでございますので。じゃあ、このまま
委員会としては、
継続で審査を続けていきたいと思いますので、よろしく
お願いいたします。
他になければ、本日は
継続として、
閉会中の
継続審査の
申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
以上で、本日の
陳情審査を終わります。
次に、
所管事務調査については、本日は
継続とし、
閉会中の
継続調査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、本日は
執行部報告がありませんので、その他について何かございますか。
◆
滝沢泰子 委員 本日、住宅課長にご出席いただいていないので、要望ということで申し上げます。
今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症の流行、ここへ来ての第3波ということもありますが、生活に困窮したり、その中で住居を失ったり、住居を失いそうになるというような方々が出てきていまして、これに対して国から、
国土交通省と厚生労働省から、居住支援協
議会の活用ということについて通知が幾つか出てきているところであります。居住支援協
議会はご案内のとおり、低所得者等に関して住宅の確保に配慮を要する方の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るということを目的としてされていますけれども、国からの具体的なこうお示しもありますので、ぜひ住宅課と福祉事務所と、国の通知を踏まえた連携の体制を確立していただきたいと、ますます今
自殺で亡くなられてる方が急増して非常に深刻な状況にありますので、住居を失った方が速やかにこう生活を再建できるような支援体制について、庁内でご協議をいただきたいということで要望します。
お願いします。
○
太田公弘 委員長 意見でよろしいですね。
◆
滝沢泰子 委員 はい。
○
太田公弘 委員長 それでは、今後の
委員会ですが、次回は、12月15日(火)、午前10時を、また、来年1月は、14日(木)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしく
お願いをいたします。
以上で、本日の
建設委員会を
閉会いたします。
(午前10時50分
閉会)...