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  1. 江戸川区議会 2020-12-02
    令和2年12月 建設委員会-12月02日-09号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年12月 建設委員会-12月02日-09号令和2年12月 建設委員会 令和2年12月建設委員会会議録 ●日時 令和2年12月2日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前10時50分 ●場所 第5委員会室出席委員(8人)   太田公弘  委員長   白井正三郎 副委員長   齊藤 翼  委員   神尾昭央  委員   滝沢泰子  委員   岩田将和  委員   堀江創一  委員   福本光浩  委員欠席委員(0人) ●執行部   眞分晴彦  都市開発部長
      室井邦昭  都市開発部参事   立原直正  土木部長   田中正淳  土木部参事   高橋博幸  土木部参事   外、関係課長事務局    書記 山沢克章案件  1 陳情審査 第43号、第44号、第54号、第55号、第59号…継続     第43号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情     第44号:スーパー堤防に代わる強化堤防アーマー・レビー工法等住民犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価で出来る強化工法)の採用を求める陳情     第54号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先地盤強度保証を求める陳情     第55号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業 第1次移転先における流域治水対策補償検討を求める陳情     第59号:江戸川レンタサイクル利用申し込み時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情  2 所管事務調査継続                      (午前10時00分 開会) ○太田公弘 委員長 ただいまから、建設委員会開会いたします。  署名委員に、滝沢委員岩田委員お願いいたします。  はじめに、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施をしておりますので、マスクなどの着用をお願いいたします。  また、これも重ねてお願いいたしますけれども、各委員また執行部皆様発言につきましても、明確で簡潔なご発言をいただき、開会時間が長くならないようにお願いをいたします。ご協力をお願いいたします。  なお、説明員につきましても、本日の案件に関係する説明員のみにしていただいておりますので、ご承知おきください。  それでは、これより各陳情の審査に入ります。  はじめに、第43号、都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情」について審査願いますが、はじめに、署名追加がありましたので、事務局に報告させます。 ◎区議会事務局 署名追加について、ご報告させていただきます。  11月10日付で印なし6人の追加がございました。合計が、印ありが3人、印なしが472人となります。陳情文書表陳情者名の後ろに記載されております人数、現在ほか3人(466人)になっているものを、括弧内の人数を(472人)に訂正お願いいたします。括弧内の人数を472人に訂正お願いいたします。 ○太田公弘 委員長 それでは、審査願います。 ◆神尾昭央 委員 この補助283号線の計画ですけれども、先日、日曜日の夕方でしたけれども、たまたま私この通りを通りまして、そのとき見た限りでは車の通りもほとんどなくて、閑静な住宅街という印象でした。当然その一時のことですから、平日だったらまた状況が違うのかもしれないですし、それだけが全てとは思っていませんが、陳情者がおっしゃるような住環境というのも変化があるのかなというふうに思っております。  その上で、以前お答えいただいた限りですと、現状ですとその第4次の計画の中から外れているというふうにご説明いただいたかと思いますが、仮に今後この計画が動き出した場合、始まった場合に、工事期間がどのくらいになって、それによってこの当該地域に住んでいる住民皆様にどういった不便が生じるのか、その辺の想定がされているようであればお聞かせいただきたいんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎田中正淳 土木部参事計画調整課長事務取扱〕 今現在、今お話のあったように第4次事業化路線令和7年までに着手すべき路線に入っておりませんので、それ以降の検討ということになりますし、またいつから着手してどの程度期間がかかるということは、現在そういったものを計画、あるいは想定はしておりません。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  当然この陳情者陳情原文を見ますと、この計画が実行されると住環境が一変するというような形で書かれておりますので、工事後のことを心配されているというふうに主眼としては読めるんですけれども、それ以外にも恐らくその前後のやり取りであったりとか、地域の方との折衝とかいろいろとしなければいけないことが出てくるのかなと思いますので、そういうことも踏まえて、この工事だけではなくて前後のこと、それから先のことを将来に向けてのことも踏まえて、この工事計画をやるべきか、やらないべきかということを判断すべきかなというふうに私は捉えております。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。よろしくお願いをいたします。  この陳情者からこの陳情原文にもございますけれども、①と②の指摘があります。例えば①にはこうあるんです。高齢者、児童にとって横断しにくい道路、通りにくい道路とこうありますけれども、例えばこれでしたら行政、何ができるか。立て看板を設置するとか、あるいはその道路標識といいましょうか、道路の路面の表示を行ったりとか、あるいは警察だったら例えば信号機を設置するとか、そういった対応考えられると思うんです。その後の②にこうあるんです。制限速度30キロメートルを守ることなく猛スピードでとこうあります。これが事実なら、これはもう明らかにこれ速度違反なんですよね。これはもう警察の取締りの対象になるわけで、これについても行政、何ができるか、先ほどの①じゃないですけれども立て看板を設置したり、あるいは道路標識を設置したり、あるいは警察が何ができるか、例えば信号機を設置するということが考えられると思うんですけれども、つまり私は、この陳情者からどういったことが読み取れるかといいますと、行政江戸川区、警察しっかり連携して安全対策を行ってくれよと、そういうメッセージに私には聞こえるんですけれども、これどうですか。  皆さん方は、どういうメッセージとしてこれ受け取っておりますか。この一点だけお聞かせください。 ◎田中正淳 土木部参事計画調整課長事務取扱〕 都市計画道路事業認可いただきまして実際につくる、今、第二庁舎の北側にあります286号線もそうなんですが、計画をして認可をもらう段階で、いわゆる交通管理者警察と十分な協議をして、どこの交差点に横断歩道を設けるかとか、あるいは右折左折のそういった表示、信号、それから標識、そういった安全対策については事前に十分お話をさせていただきながら行っております。  また、開通後も陳情等ございまして、そういったものに関しては保全課のほうでそういった看板を立てたりとか、あるいは場合によっては交通管理者とそういったスピード抑制についてどう対策を練るかとか、それは事業前というか事業認可、完成前、それから完成後も、常にそういった環境交通環境も含めた周囲の環境変化には注意をして、その都度その都度対策を練れるような形で今現在行ってきております。  今後283号線についても同様に、地域の課題がその時点で生じれば、それを他の交通管理者等と協議をしながら解決していくと、そういう手段を取ると思います。 ◆岩田将和 委員 先ほどの神尾委員お話じゃありませんけれども、やはり地域住民の方はこの住環境変化へのやっぱり不安を抱いているわけであります。  今、参事のほうからご答弁ございましたけれども、この陳情行政江戸川区と警察がしっかり連携を取って、住民安全安心のためにしっかりと対策を取ってくれと、私はそういうメッセージだと受け取っておりますので、今、参事のほうからも同様の、私と同じ認識のご答弁がございましたけれども、地域住民安全安心のための対策をしっかりと取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○太田公弘 委員長 他になければ、本日は継続として、閉会中の継続審査申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第44号「スーパー堤防に代わる強化堤防アーマー・レビー工法等住民犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価でできる強化工法)の採用を求める陳情」について審査願いますが、本陳情につきましても、署名追加がありましたので、事務局に報告させます。 ◎区議会事務局 同じく署名追加について、ご報告いたします。  11月10日付で印なし7人の追加がございました。合計が、印あり3人、印なしが478人となります。  同じく文書表陳情者名の下に記載されております人数、現在がほか3人(471人)になっているところ、括弧内の人数を478人に訂正お願いします。括弧内の人数を478人に訂正お願いいたします。 ○太田公弘 委員長 それでは、審査願います。 ◆神尾昭央 委員 本陳情は、スーパー堤防に代わる堤防強化工法としてアーマー・レビー工法等を求めるものでありますが、以前から申し上げているとおりに、この江戸川区において堤防強化でありますとか治水対策というものは、喫緊の課題であるというふうに私は認識しております。そのための方策というのは必要だと思っております。  その上で、どういう方法があるかと考えたときに、当然我々は議会においても住民の安心安全な生活を守るために物事を考えるわけですけれども、その背景には皆様の税金を使うという前提がありまして、そうすると当然費用効果ということを考えるわけです。アーマー・レビー工法のこの説明をいただいた資料等で拝見する限り、スーパー堤防よりも安価で時間もかけずにそれでいて安全性が確保できるということでありますので、費用効果の原則から考えても非常に良い話ではないかなと私は率直に思います。  実際に以前資料で出していただいたように、他の地域において、もうアーマー・レビーまたはフロンティア堤防という形で施工されている場所が数々あるわけですから、当然、今後江戸川区においても採用検討する価値というのがあるというふうに思っております。これまで伺っていると、やはりスーパー堤防が最良の策であるというふうにご答弁いただいていますので、そういうお考えなんだと思いますけれども、私はほかの方法、もっともっといい方法があるというふうに今でも思っておりますし、この陳情者考え方に賛同する姿勢であります。  その後、行政側でも様々検討もされているかと思いますが、念のため伺います。この期間の間に、アーマー・レビー工法等採用検討されて、今、なお、スーパー堤防が最良の策であるとお考えでしょうか。 ◎田中正淳 土木部参事計画調整課長事務取扱〕 アーマー・レビー工法等工法については、前回建設委員会から今日までの間、国との間、そういった検討をした経緯はございません。  それから、いつも申し上げているのは、人口が多くて大きな生命を抱えているこの一番河口部にある江戸川区においては、超過洪水堤防を超えて洪水が生じる場合、それによって堤防が決壊した場合、これが一番被害が甚大になりますので、超過洪水をしても壊れない堤防ということでスーパー堤防の推進を求めているものでありますので、その費用効果とそういうことありますけど、結果として壊れる堤防を私どもは作ってくれということを望んでおりませんので、そこの考え方だと思います。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  私の感覚だと、このアーマー・レビー工法フロンティア堤防と言われるものも、超過洪水に対する対策のものだというふうに認識をしているんですけれども、スーパー堤防であれば超過洪水は耐えられて、アーマー・レビーまたはフロンティア堤防は耐えられないという、そういう前提が何かあるのですか。 ◎田中正淳 土木部参事計画調整課長事務取扱〕 アーマー・レビーとかハイブリッド工法等は、超過洪水の際に破堤までの時間をある程度の時間を稼ぐことができる、その間に避難等行う時間が稼げるということで、結果的に破堤をしないという堤防ではないという国土交通省見解をいただいております。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  私としては先ほどのお伝えしたような費用効果という面と、それお金の面だけではなくてやはり時間ですね。より早く住民の安全を確保する術は何かと考えたときには、スーパー堤防以外の工法ということも前向きに検討すべきという考えであります。 ◆岩田将和 委員 この陳情には、今も議論が行われておりましたけれども、費用効果という言葉がありますけれども、やはり大切なのはその費用効果ではなくて住民の命が守れるかどうかという、やはりこの命の話に尽きるんだというふうに思います。私はだからこそスーパー堤防にこだわるべきだと思っております。やはりこの人類のこう英知を集めた最高の考え得る工法スーパー堤防であるんだろうというふうに思いますので、ですので、私はスーパー堤防にこれはこだわるべきだと思います。お金とか時間といった費用効果ではなくて、これやっぱり命の話ですから、たとえ時間がかかってもお金がかかっても私はやっぱり命を守る選択、つまりスーパー堤防を私はこだわるべきだというふうに思います。  ただし、スーパー堤防以外の他の工法についての研究は、これはぜひ続けていただきたいんです。これはもう、江戸川区のこれから50年、100年先の土木技術向上のためにも、他の工法についての研究は、この作業はしっかりと行っていただきたいと思いますけれども、私はスーパー堤防にしっかりこだわって、この事業をしっかりと確実に前に進めるということが必要だと思っております。 ◆滝沢泰子 委員 江戸川区におかれましては、堤防在り方ということについて日々研究されて重ねてこられていると思います。  その中でちょっと参考にお聞きしたいのですが、この陳情者さんもお書きになられている昨年令和元年台風19号の災害や鬼怒川決壊というお言葉がありますが、国土交通省が今年この台風19号の堤防決壊を受けて、ちょっと恐縮ですが正確な名前を今ちょっと出てこないんですが、河川堤防技術在り方研究会を3回開いていて、これから報告書が出るところかと思うんですけれども、江戸川区でもこういった国の動向は多分注視されていると思うのですが、こういったこれ多分、アーマー・レビー工法といったような粘り強い堤防というのをどういうふうに定義をしたり、どういうふうに位置づけていくかというところで、一定の国の方向性が出るものかなというふうに思うんですが、このあたり江戸川区としてどう注目をされているかということと、国の動きではありますが、こういった私たち住民に関係してくる河川堤防技術の話なので、議会とも何らか情報共有をしていっていただけるような、この報告書が出た段になって区のご感想など、この建設委員会でお示しいただけるとありがたいのですが、いかがでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 今、委員からお話のありましたのは、国交省の中で令和元年台風19号の被災を踏まえた河川堤防に関する技術検討会を恐らく指されているのかと思うんですが、ここの中で、前回委員会でも若干触れさせていただいたかと思うんですけれども、台風19号のときに全国の河川で、阿武隈川にしろ千曲川にしろ140か所ぐらい破堤をしたという経緯があります。それを踏まえて、国交省のほうが緊急的に何か行うべきことはということで検討していると、そこの中でこちらの陳情にあるようなアーマー・レビー等についても検討もなされているというのは承知をしております。  国交省にも、我々なりにどういう検討を進めていくのか、またどういうお考えなのかお聞きもしたりもしていますけれども、先ほど参事のほうからもご答弁させていただいていますが、スーパー堤防そのものは命を守る、破堤した際に生命に危険を及ぶというところの120キロメートルについてしっかりとやっていくと、それは破堤をさせない堤防であるということの今の技術上唯一ということで国交省見解を、現時点でもそのような見解であります。  一方、そのアーマー・レビー等での検討をしましょうというのは、その破堤が実際に昨年の台風で起こっている以上、先ほどのようにその破堤までの時間を延命するとかという意味も含めて、そうした緊急措置的に検討をしていますというふうに、そのような説明を受けております。また、そのアーマー・レビー工法等の即座にできる、用地買収等を伴わずに現在の堤体の中でできる策ではありますが、スーパー堤防に代わってその安全性、私すみません、これ自分の言葉になりますが、安全の信頼性という部分ではスーパー堤防に勝るものはないというふうに思います。ですので、当然スーパー堤防事業等も引き続きしっかりと進めていくと、そういう中で一方、被害が起こったところに対しての策として、緊急的に行うべきものとして何ができるのかという議論がなされていると、そういうふうに認識しております。 ◆滝沢泰子 委員 すみません。  それでは、ちょっとお答えしていただきにくい質問かもしれないんですが、この気候変動のただ中で、江戸川区でもやはり緊急措置、予防的な緊急措置というのは必要なのではないかというふうに考えるのですが、この点についてどうお考えになるんでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 緊急的か否かは別にして、先ほど来、超過洪水に対する高規格堤防の整備というものは進めていくべき。一方、既存堤防強化というのも同時並行パラレルで進めています。例えば、緩傾斜堤防ですとか、もしくは浸透対策に対しての対応ですとか、もしくは高潮対策も含めてですけれども、様々既存堤防に対しての対策も並行して行っています。  あと、あえて相対的に申し上げれば、台風19号で中央の河川等がああいった被災を起こしていますが、それに比べれば、相対的に言えば私どものほうの江戸川なり荒川なりというのは、そこの部分においてはこれまでの強化策はなされてきているというふうには思っています。  いずれにしても、高規格堤防既存堤防強化、これは必要なことをパラレルでやるべきことはちゃんとやっていくと、国交省にやっていただく、河川管理者にやっていただくという必要性があろうかと思います。 ◆滝沢泰子 委員 やっぱり総合的な視点というのが極めて重要なわけでありまして、この陳情は、広大な盛土をするために住民に立ち退きを迫り、町のコミュニティを壊すスーパー堤防事業は中止し、アーマー・レビー等採用を求めますということで、スーパー堤防事業の中止というのをはっきり求めている内容であります。  ですので、ちょっと江戸川区としてこう正面から受け止めていただきにくい陳情なのかもしれないんですけど、スーパー堤防事業についてはやっぱり総合的にもう考えていくようなタイミングではあるのではないかなと。構想というか技術的な可能性については、あらゆる意味で追及されるべきで、スーパー堤防もそうであるというふうに思いますけれども、破堤をさせない堤防という根拠についても丁寧に検証していく、これからの未曽有の緊急気候危機の中では検証していくというべき、そういった議論もこの委員会委員さん方から出していただいていますので、どこかではやっぱりゼロベースでの視点というものを、きちんとこう持っているべきだということを意見を申し上げて、継続お願いします。 ○太田公弘 委員長 他になければ、本日は継続として、閉会中の継続審査申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第54号、上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先地盤強度保証を求める陳情について審査いたします。 ◆神尾昭央 委員 こちらの陳情については、記書きで1、2、3と三つに分かれておりますので、これそれぞれ3点についてこう分けて考えるべきかなと私は思っています。  前回この2番目のところを、測量結果を公表することは簡単にできそうですけどできないんですかというような趣旨の質問いたしまして答弁をいただきましたので、この2番については今日は発言しませんが、まず1番について、非常に軟らかい層がシルト層というのが出てきて、地盤改良することを求めますというふうに出ていますので、少なくともこちらの陳情者の方々は、今の地盤では不十分だというふうに認識しているのだと読み取れます。  区としても、当然移転される皆様のために住みやすい土地を用意するというのは大前提だと思いますが、この陳情者に対して、少なくとも現段階では地盤改良することを求めますというふうに書いてありますので、これに対して既にやっていること、または今後やり得ることというんですか、やれることというのが具体的に示されるようであればこの陳情者の方々も納得されると思うんです。この点で何か進展がありましたらご報告いただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎高橋博幸 土木部参事区画整理課長事務取扱〕 この1番の非常に軟らかい基礎の地盤改良することということですけれども、北小岩の地盤対策を受けて、国のほうで平成30年12月に宅地利用に供する高規格堤防の整備に関する検討会という中で、その中でどうやったらしっかり地元の方に宅地を渡せるかという検討がなされて、その結果、建築基準法施行令等によって今ある建物が建てられるような地盤を用意しますよということで指針が出まして、それに基づいて上篠崎については懇談会で、並びに今回一時移転先である方については説明会を行ったところであります。  それについては軟らかい層は事実です。それについては事実ですけども、江戸川区はほとんど全地域そういう層があります。その中でも、当然建築基準法施行令ですとかに基づいてしっかりやるということに基づいて、皆さんとお約束した強度を保つということで、今ある建物が建つ、言えば3階建て、今2階建てが多いんですけども3階建てが建つようなそういう基準に基づいて、今、工事も発注して行っているところでありますし、今後もその基準に基づいて、国とともにしっかり守っていくということでやっていければというふうに思っております。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  その上で3番のほう、不具合を保証する契約を地権者と締結することを求めますということでありますが、これは要は今お答えいただいた方向で進んでいった場合に、不具合があったときに責任の所在はどうなるのですかと、どこが責任を取るのですかということなんだと思います。そこに問題があったとき保証してくださいよというのが3番だと思うんですけれども、そうしたときの考え方の一つとして、保証の契約を結んでほしいということを求めているんだと思います。  これ住民皆様からしたら、土地移転先はいただいたけれども、不具合があったということは後々発覚したら困るということで、何らかの保証というか確約が欲しいというのは、もうこれ前回も言いましたけど当然の思いだと思うんです。なので、ここにこう寄り添うような方法がないかなと思っているんですが、この部分行政側対応というのをもう少しこう柔軟に考えていただきたいんですが、この点はいかがですか。 ◎高橋博幸 土木部参事区画整理課長事務取扱〕 今、委員発言で、当然施行者として、当然江戸川区ですから、その辺はしっかりやっていかなきゃいけない。当然、江戸川区の区画整理事業造成工事をして置き渡しするということですので、信頼関係に基づいて行っていくと。今、江戸川区の中では、今まで約3分の1区画整理事業やっておき渡しをしています。組合施工も含めて。そういう中でやってきたと。たまたまですけれども北小岩で地盤の問題があって、それは国が、この間、資料を提出させていただいたように確認書というの出してやってきたということでありますので、それも踏まえて今回地盤も行いますし、地盤改良もしますし、しっかりその辺は説明しながらやっていきたいというふうに思っております。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  以前、この地盤報告書というものをこう住民の方に渡して、それで説明をさせていただいていますというお話がありました。  一つの考え方として、その報告書が一つの土地保証書といいますか、何かそれを担保するようなものに置きかわるのかなと思うんですけれども、実際にでもその報告書があったとしても、何かあったときの責任の所在をはっきりさせるものではないんだと思うんです。そのあたりが私としては整合性がちょっと取れないというか、どう理解したらいいかなと思っているんですが、その地盤の証明書は保証書の代わりになるものなのかどうか、その辺のお考えというのはどうなんでしょう。 ◎高橋博幸 土木部参事区画整理課長事務取扱〕 今言われた地盤の証明書、当然造成して新しく宅地分譲するわけじゃありません。区画整理法に基づいて今ある照応の原則に基づいて、今ある土質地質と同等のものを渡すと、それプラスアルファ今回していますので、その辺はご理解いただきたい。  あと今、地元の方からでも、これから今地盤改良して一時移転の方については、来年度になってすぐ移転補償の交渉に入りますよといったときには、今言った報告書説明して行いますと。もしそれが分からなければ、その建築屋さんですとかメーカーさんと一緒に来てくださいというところまで話してますので、その辺は信頼関係に基づいてしっかりやっていければなというふうに思っております。 ◎立原直正 土木部長 1点だけ補足させてください。  今、参事が申し上げたとおりなんですが、基本的に前回お示ししました資料、確認書をご覧いただきたいと思いますが、北小岩のここで国なり私どもも連名しましたが、お約束した内容と違うのは、北小岩はお約束した内容のものが結果として改良した上でチェックをしたところ出ていないところがあったと、そこをリカバリーすることに対して、リカバリー内容に対しての確認をさせていただいたということになります。  一方、そのことの経験を踏まえて、今の上篠崎においては参事がご説明したとおりですけれども、ご説明した内容の地盤の耐力、建築基準法のもとで規定されているそこを履行した上で、その内容をチェックしたものをお示しをしますということでお約束をされていただいて、説明もさせていただいていますよということになりますので、そこのところが根本違いますということはちょっと申し添えさせていただきたいと思います。 ◆神尾昭央 委員 分かりました。  参事と部長からご答弁いただきましたが、この上篠崎一丁目については具体的なこの換地のところまで話がきています。当然住民の方々は、自分の住むところがどういう場所になるのかということを、気にされていると思います。  参事からも、信頼関係という言葉で丁寧にやっていきますということでありました。ここ非常に重要だと思っております。ですので、具体的にハウスメーカーの方と、実際にこの確認書をもとにどういう形で建築ができるかということも踏み込んでいただいているようですので、そのあたりもしっかりこう丁寧に進めていくのが重要かなと思いますので、まずはそういった部分から進めていただきたいなというふうにも思いました。 ◆岩田将和 委員 先ほど高橋参事のほうから、来年度早い段階で地権者とこう移転に向けての交渉といいましょうか、話合いに入りたいんだと、その上で信頼関係が大切だよというお話がございましたけれども、先日ちょっと私こういう相談を受けたんです。
     この方は地権者の方です。84歳の男性の方なんですけども、こういう相談なんです。役所の人と1対1で話合い交渉するのが、その方が言うには怖いんだと、こういう言い方をしているんです。私、何が怖いんですかと聞いたら、役所の人と1対1でこう話をすると、正直難しくて分からないと言うんです。なので、その方は個別の交渉ではなくて、全体の説明会をやってほしいと、その方はそういうふうにおっしゃっていました。  なるほどなと思ったんですけれども、先ほど高橋参事が来年度に入ったら地権者との移転に向けての話合い交渉に入りたいとお話があったんですけれども、もちろんその個別の交渉、話合いも必要でしょうけれども、実際その84歳の男性の方はそういう心配も抱いているんです。1対1で役所の方と話をすると、どうしても難しい話になってしまうのでと、それが怖いんだと、こういう言い方をしていたので、どうかそういった意見もあるんだということをちょっと心に留めて、今後交渉に入っていくんでしょうけれども、忘れずにその点、交渉に臨んでいただきたいなというふうに思います。 ○太田公弘 委員長 他になければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第55号、上篠崎一丁目北部土地区画整理事業第1次移転先における流域治水対策補償検討を求める陳情について審査いたします。 ◆神尾昭央 委員 本陳情は、スーパー堤防そのものに反対というような内容ではなくて、この事業が進んだ場合に、当該地域住民がこう被る負担の部分の補償をどう考えるかという内容だと私は理解をしています。  以前、スーパー堤防関係ではないですが、私が本会議で、この江戸川区内の土地のかさ上げをして建物建てた場合の助成制度を作れないかというような提案をしたことがございました。その際は、特定のそういった事情の方に対してみんなの税金を使って優遇するというか、補助をお金をかけるようなことはなかなか難しいですねというようなお話を伺ったと記憶しているんですが、それを前提に考えた場合、今回のこの上篠崎一丁目北部地域の場合は明らかにこの区画整理事業スーパー堤防事業によって移転をしているわけですから、皆の税金を使ってでもその方が被る負担を補償してあげる必要というんですか、そういうバイアスは働くと思うんです。なので、私は全額とは言わないまでも、この費用補償を検討することを求めますという内容ですから、十分検討する価値はあると思いますが、いかがでしょうか。 ◎高橋博幸 土木部参事区画整理課長事務取扱〕 多分、委員の言われた本会議で言ったようなことだと思います。  当然、江戸川区内7割がゼロメートル地帯ということで、その方たちとのバランス。また、今回、区画整理事業スーパー堤防の一体事業ですけれども、その中でスーパー堤防のところの人と、今回はスーパー堤防以外のところというような形で換地といいますか、事業が分かれます。その中で、今、一緒にやってんだから少しは検討もという話ありますけども、一方で、その7割の人とその部分の方たちの差、また当然区画整理事業として移転補償費等、そういう費用負担は当然事業で行いますけれども、それプラスアルファでかさ上げするとかというのは、当然検討することは厳しいのかなというふうに思っております。 ◆神尾昭央 委員 考え方は分かりました。  私のイメージを言います。スーパー堤防ができて、それが区民の皆さんの安心安全につながるのであれば、その当該地域の方だけの利益とかではなくて、区民全体の利益になるわけです。そうであれば、そのために移転を強いられた方々の部分を、区民全体でケアしてあげようという考え方は、むしろ公平なような気がするんですけど、違いますか。  私のちょっと考え方の違いなのか、私はこれ当然のことかなと思っているんです。なので、今お答えいただいたので再度お答えはされなくて結構ですが、私としてはむしろこう費用補償することが公平なのかなと思っています。 ○太田公弘 委員長 他になければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第59号、江戸川区レンタサイクル利用申込時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情について審査いたします。  それでは、審査願います。 ◆神尾昭央 委員 前回、前々回とご説明いただいて、現時点でこの複数の電話番号届出はしなくていいと、強制されるものではなくなっているというお話でありました。ただ、陳情者に確認したところ、それでもまだ願意は満たされていないということで、継続審査になっているかと思います。  ただ、その前提で考えてみても、この記書きを見ると電話番号複数届し出るよう強要することを取りやめることと書いてありますので、少なくとももう既に強要はされていないと思いますので、私としては願意は満たされているのではないかと理解しています。ですので、委員会としても早期に結論を出して良い内容ではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○太田公弘 委員長 ただいま結論をとのご意見がありましたけども、各会派もしご意見をいただければと思いますが、まずは自民党さん。 ◆福本光浩 委員 よく会派で話し合って結論が出せるようにしたいと思います。出せるかどうか分かりませんけど。まず話し合いたいと思います。 ○太田公弘 委員長 公明党、お願いします。 ◆堀江創一 委員 私たち会派も、また持ち帰って様々な議論をしてきたいと思っています。 ○太田公弘 委員長 江戸川クラブ、岩田委員。 ◆岩田将和 委員 結論を出すという方向で、会派内で話を進めたいと思います。 ○太田公弘 委員長 区民の会はいいですね。  滝沢委員。 ◆滝沢泰子 委員 委員長、ちょっと確認ですが、これ願意が満たされているとみなすかみなさないかで、その結論の出し方等、考え合わせないといけないところかと思うんですが、そのあたりは。 ○太田公弘 委員長 今日は結論をということでございますけれども、ただ、各会派によってどういうふうに考えるかというの、これから持ち帰っていただいて、検討していただくと思いますので、その辺のところはまだ今日どうのこうのという話ではなくて、各会派で詰めていただければ。 ◆滝沢泰子 委員 これ陳情者の方に、議会事務局からお問合せをしていただいて、その取下げに関してご相談いただいた際に、陳情者の方としては、この江戸川区レンタサイクル利用申込時の申込用紙の記入欄に書く電話番号の欄を一つにしてほしいということが願意にあるので、取り下げませんというふうにお話があったということだったと思います。  ですので、これは私からの提案ですけれども、一旦取り下げていただいて、ちょっとそうすると次の定例会、来年の2月が本会議になってしまいますが、陳情者さんの方に改めてご相談をしていただいて、一旦この強要するということはやめるという運用にはなったというご説明執行部の方から承っているところですので、その状況を改めて説明して、要は陳情を出し直していただくとか、そういうことを改めて考えていただけないかというようなことは、出し直さないということではっきりさせたんでしたっけ。 ○太田公弘 委員長 じゃあ、今ちょっと各会派から出していただきましたけども、ちょっと結論、今の感じですと出すという形にはならないかなと読めますので、これでこのままちょっと継続で審査をしていきたいと思いますので。 ◆滝沢泰子 委員 要は記書きのとおりで受け止めると、その強要が運用されていないということですが、あくまでもその陳情者さんの願意を委員会として聞き取った範囲で、書く欄をそもそも一つにするということをこう私としては審議するのかなというふうに思って、準備をしたり研究したりしてきたので、そのあたりの整理をちょっとご相談させていっていただきたいとは思います。 ◎区議会事務局 すみません。前回陳情者の方と連絡を取らさせていただいた際に、取下げの話をちょっとさせていただいたときに、願意かなっていると思われるんですけれどという話をさせていただいたときに、今これ読んだ限りそれ思ったものですから、私もそういう言い方をさせていただきました。  ただ、陳情者の方はここにも記書きのところに括弧書きで書かさせていただいている、電話番号一つで利用できるものとすること。これはあくまでも陳情者にとっては一つの欄という意味で言われているというような形で、私は解釈をさせて電話を受けさせていただいております。すみません。委員長ちょっとすみません。 ◆滝沢泰子 委員 なので、私としては例えば今日の審議で、他区だと電話番号の届出がどういうふうになっているかとかの調査をお願いしようかとか、この電話番号を一つに書くようにするべきか、あるいは電話番号なしにするべきかというところを、ちょっとこの陳情審査の中で話し合っていくのかなとてっきり思っていたんです。  なので、ちょっと結論というふうなことになると、何に対する結論になるのかなということがあって、ちょっとすぐにどうのこうのと言えないところであります。 ○太田公弘 委員長 以上のとおり、結論を出すということには今回なりませんでしたので、意見まとまりませんでしたので、これもこのまま継続で審査をしていきたいと思いますので、よろしいですか。このまま継続で。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 結論を出せないということでございますので。じゃあ、このまま委員会としては、継続で審査を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  他になければ、本日は継続として、閉会中の継続審査申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、本日の陳情審査を終わります。  次に、所管事務調査については、本日は継続とし、閉会中の継続調査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、本日は執行部報告がありませんので、その他について何かございますか。 ◆滝沢泰子 委員 本日、住宅課長にご出席いただいていないので、要望ということで申し上げます。  今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症の流行、ここへ来ての第3波ということもありますが、生活に困窮したり、その中で住居を失ったり、住居を失いそうになるというような方々が出てきていまして、これに対して国から、国土交通省と厚生労働省から、居住支援協議会の活用ということについて通知が幾つか出てきているところであります。居住支援協議会はご案内のとおり、低所得者等に関して住宅の確保に配慮を要する方の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るということを目的としてされていますけれども、国からの具体的なこうお示しもありますので、ぜひ住宅課と福祉事務所と、国の通知を踏まえた連携の体制を確立していただきたいと、ますます今自殺で亡くなられてる方が急増して非常に深刻な状況にありますので、住居を失った方が速やかにこう生活を再建できるような支援体制について、庁内でご協議をいただきたいということで要望します。お願いします。 ○太田公弘 委員長 意見でよろしいですね。 ◆滝沢泰子 委員 はい。 ○太田公弘 委員長 それでは、今後の委員会ですが、次回は、12月15日(火)、午前10時を、また、来年1月は、14日(木)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、本日の建設委員会閉会いたします。                      (午前10時50分 閉会)...