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  1. 江戸川区議会 2020-09-08
    令和2年 9月 文教委員会-09月08日-06号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年 9月 文教委員会-09月08日-06号令和2年 9月 文教委員会 令和2年9月 文教委員会会議録 ●日時 令和2年9月8日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時09分 ●場所 第3委員会室出席委員( 9人)   早川和江  委員長   田中淳子  副委員長   小林あすか 委員   よ  ぎ  委員   鹿倉 勇  委員   牧野けんじ 委員   金井しげる 委員   関根麻美子 委員   須賀精二  委員 ●欠席委員( 0人) ●執行部
      千葉 孝  教育長   庭野正和  教育委員   石塚幸治  文化共育部長    外、関係課長 ●事務局    書記 近藤知博 ●案件  1 陳情審査 第27号…継続         第45号…採択(全会一致)      第27号:別居家庭における児童虐待等を防止するための教育現場対策を求める陳情      第45号:江戸川区立小中学校における名簿を男女混合名簿にするよう求める陳情  2 所管事務調査…継続  3 執行部報告  (1)ウォーキングフェスタえどがわ2020の中止について  (2)令和3年度小学校入学予定者に対する希望調査の結果について  (3)小松川第一中学校・小松川第三中学校の統合に伴う令和3年4月中学校入学者へ     の特例措置について  (4)令和3年度以降使用教科書採択について  (5)転入児童に関する文書の紛失について  (6)GIGAスクール構想の実現に向けた取組  4 その他                      (午前10時00分 開会) ○早川和江 委員長 ただいまから、文教委員会を開会をいたします。  署名委員に、鹿倉委員関根委員、お願いいたします。  はじめに、本日の委員会は新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、マスクの着用をお願いしております。  なお、換気のため窓を開けさせていただいておりますので、ご了承ください。  また、各委員及び執行部の皆様の発言につきましても、明確で簡潔なご発言をしていただき、開会時間が長くならないように努めていただきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  これより、陳情審査に入ります。  本日の進め方ですが、前回お諮りしましたとおり、第45号陳情について意見開陳をしていただき、結論を出したいと思います。その後、第27号陳情について審査をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 そのようにいたします。  それでは、第45号、江戸川区立小中学校における名簿を男女混合名簿にするよう求める陳情について、本日、結論を出したいと思います。  それでは、意見開陳に入ります。  自民党よりお願いいたします。 ◆須賀精二 委員 この第45号陳情に関しまして、我が会派で慎重に検討した結果、採択することに会派でまとまりました。ただし、この導入という言葉のいろいろな幅広い意味があるので、運用等については各学校にお任せしていただきたいということを付記させていただきたいと思います。 ○早川和江 委員長 次に、公明党、お願いいたします。 ◆関根麻美子 委員 我が会派といたしましても慎重に協議をした結果、採択でこの陳情はお願いしたいと思っております。  この陳情は、現役高校生から当事者から勇気のある声が上がったということで、非常に一つの意思が投げられたというか、本当にこれがLGBTの方々への大きな理解、そしてまた支援が進んでいくことを期待しております。  江戸川共生社会を目指していくということで、SDGsの達成に向けても、今、非常に精力的に頑張っているわけですけれども、本当にその中では、共生社会というのは障害を持つ方だとか、外国人の方だとか、またこういったLGBTの方々、全ての方を含めて、本当にこの江戸川で暮らしていてよかったと言える、そういった社会を目指している江戸川にあっては、やっぱり教育現場でもそういう差別のない、偏見のない、いろいろな子どもたちがいるんだという、そういった意識改革は、ぜひ必要だと思っております。  子どもたちが苦しんでいるという、そういった声を実際に聞いたわけですから、しっかりまた教育現場でも、私は大人がしっかりと意識変革をしていくべきだと思っております。さらに、教育現場でしっかりとまた大人である教職員の皆さん、また地域の大人の皆さん方にもしっかりとまた意識変革をしていただいて、いろいろな子どもがいる、その子がありのままの姿、ありのままの自分で認められるその子らしさ、その人らしさをしっかりと尊重されるという、そういった教育をしてもらいたいですし、そういった社会であっていただきたいと思いますので、この陳情は絶対採択をしていただきたいというふうに思っております。  なお、須賀委員さんもおっしゃいましたけれども、じゃあ混合名簿を全部導入といって全てをそれに変えるという、そういったことは私は個人的には思ってなくて、例えば、健診だとか、それから中学校ではやはり性差によって体格が違いますから体育は男女別でやっていたりとか、いろいろな場面では男女別の名簿、それは教員側としても利便性としての使い方、運用だと思うんですけども、でもそれと子どもたちの前での、例えば、出席簿だとかいろいろな形での混合名簿というのは何の支障もないというか、そういうふうに思っておりますので、ぜひしっかりと導入をしていっていただきたいと思います。 ○早川和江 委員長 次に、議会江戸川クラブ、お願いいたします。 ◆小林あすか 委員 私たち会派も慎重に話し合いました。結論から言うと採択で考えております。  ただ、会派内で話し合うに当たって出た意見としては、やはり今まで男女に分けて運用していたというところの意味はあるのではないかというご意見、あとは、そもそも男女に分けているところを気にするという意識がそもそもの差別意識なので、ぜひそこは教育現場でしっかりとこれから教えておかなければいけないのではないかという根本的な意見等も出ました。ただ、いろいろ話した結果、どうしてもやはり男女に分ける後ろには、文化的背景だったり今までの歴史的背景がすごく強いものであって、今回の陳情に関しては、やはり人一人の人生だったり、人一人の命に対してどう判断するかというところがやはり大事なのではないかという意見が出まして、だったらその一つの命の男女混合名簿にしないことによって選択肢が狭まる、またはそれによって生きるのがつらくなってしまうという命があるのであれば、そこはちょっと丁寧に受け止めるべきではないかというところで採択の方向に進みました。実務的な話も委員会内でお話があったとおり、不可能ではないというご意見も聞いておりますので、そこは教育現場の方々にはちょっとまた一つ仕事が増えてしまうかもしれないですが、繰り返しますが、命のためにというところでぜひご協力をいただければいいかなと思います。  会派内で話し合う途中に我が会派で出たのは、やはり当事者、実際にやっぱり男女混合名簿にしていただきたいという当事者と、そうじゃなくてもいいんじゃないかという側の意見ってやはりなかなか隔たりがどうしても起きているのが今の日本の社会の現状でございますので、ほかの他議員と近いところになりますが、そういったところはやはりこれから少しずつ少しずつ歩み寄っていかなければいけないのではないかという意見も出ましたので、そちらもお伝えしておきます。  以上より、我が会派は採択ということで結論が出ましたので、お願いいたします。 ○早川和江 委員長 次に、日本共産党、お願いいたします。 ◆牧野けんじ 委員 我が会派としても、この陳情について採択という判断をいたしました。  高校生からの思い、この議会として迅速に応えるという、大変重要な議会の意思の発信として心から歓迎をしたいと思います。その上で、先ほどからもありますけども、それからこれまでの答弁でもありました名簿の扱いについては、あくまでの各学校の判断ということであります。ここはやはり大事な部分として、これを踏まえた上での対応ということになると思うんですけれども、一方で、やはり今回のこの内容というのは、深いところでの多様性を認めようという内容だと思います。現場でよく理解をされないまま何となく教育委員会、上から下りてきたというような、そういうことにならないように、やはりよく意図を理解してもらえるように、少し時間をかけるような形でも理解を伴う形で実施をされるということが望ましいと思います。これまでの経過を顧みても、2015年に文科省から性同一性障害に関わる児童生徒に対するきめ細かな対応の実施についてという通達が出て、これが基になって今対応されているかと思いますが、これはやはり申出を前提としている、当事者からの申出があった際に対応という中身です。申し出る際に、当然のことながら子ども、当事者にはストレスがかかります。今回のケースでは、申し出たけども受け入れてもらえないという、こういうストレスがさらにかかってしまった15歳の当時の中学生にこういう大きな負荷をかけることになってしまったということに鑑みても、やはり深い理解をぜひこの教員の側、先ほど地域でもというお話もありました、広くやはり大人のところにも理解を得るという努力をしていただきたいというふうに思います。  この陳情では、中学生のときのという話ですけども、いろいろなタイミングで自分から申し出るというときには、個々にそれぞれタイミングがあります。様々な要因で申し出られないというケースがあります。今回の陳情に関わっている方からお話を聞いた中でも、二十歳の成人式のときに、前撮りの写真を撮るときは女性向けの晴れ着を着て、成人式の当日はスーツを着て出席したと、そういう方もおられるというふうに伺いました。それぐらいいろいろな、多様な状況があるということを深く理解して、そして、最後にはやっぱりこの陳情にある助けてくださいというこの当事者の思いに立ち返って対応するということを望んで、我が会派の意見といたします。 ○早川和江 委員長 次に、生活者ネットワーク立憲民主党、お願いいたします。 ◆よぎ 委員 我が生活者ネットワーク立憲民主党の会派としては、この陳情に対してはまず採択というふうにお願いしたいと思います。  ほぼ私が言いたいことは、ほかの議員さん、須賀議員関根議員小林議員牧野議員にもうカバーされているんですけれども、一応、江戸川はずっと自分のモットーに掲げてきたのは、生きる喜びを実感できる都市というふうにずっと掲げてきて、その中でまた昨年からSDGsの導入も始まって、SDGsの5番目はジェンダー平等であり、それから、過去の資料見てたら、多田区長の資料の中では、区民の一人一人が楽しい暮らしをすると、その暮らしを支えるというのが政の責任であるというふうな言い方をされてました。もし、区民一人一人が幸せになるというのが目的であれば、僕は、先ほどの政のモットーSDGsの導入の目的と、そしてこの区民一人一人が幸せになるということがもしベースにあるのであれば、今回のこの陳情は、一番代表的な陳情として僕らが導入していくべきだというふうに感じます。  そして、牧野委員が言ったように、本当に区民が幸せになるというのも子どもから年配者、障害者まで皆さんが幸せになるということが必要なので、やはり子どもからの声をもっと現場で聞いてもらって、子どもの意見もぜひ現場で、こんな議会まで来ないと解決できないみたいな、そういうではなくて、もっと本当にみんなお互いに対して思いやりを持って、もう現場で解決できちゃうような環境をつくっていくということが必要で、そのためにも、今回のこの陳情は、私は大前提になるというふうに感じます。でも、大前提になるところでさっき牧野議員がおっしゃったように、やっぱり上から落とされたというようになると、やっぱり理解にはみんな苦しむかもしれないので、そこはうまくやっぱり理解を得て進めるということが大事なのと、それから、例えば今までのやり方を、従来のやり方を変えるので、今回、新しいやり方でまた誰かが困る可能性があります。ないわけではない。前回もお話しいただいたときにメリット・デメリットはそんなはっきりして明確に出ていないので、仮にそういう困った人が出た場合にも、本当に主観の部分を一回切り離して、客観的に何を困っているんだというのを見て、またそこで現場で改善をすればいいと思います。その辺はまた関根議員からも先ほどいろいろ事例があったんですけれども、そういうふうな事例がいいと思います。  あと、単純に名簿をあいうえお順で管理して、今はエクセルみたいなソフトウェアもあるので、活動なりイベントなり健康診断なりも、エクセルで並び替えればもうできるような世の中になってきたので、20年、30年前のやり方を続ける必要は特にないというふうに思います。 ○早川和江 委員長 それでは次に、えどがわ区民の会、お願いいたします。 ◆金井しげる 委員 我が会派としましても、結論から申し上げて採択とさせていただきたいというふうに思います。  正直申し上げて、一般的にはというと、この場合一般的という言い方もふさわしくないのかもしれないんですけども、男女別だろうが混合名簿であろうが気にしないという人がほとんどだというふうに思います。その中にあって、当事者にとってはやっぱり陳情原文にありますように、特にトランスジェンダーの方にとりましては、大変大きな精神的な苦痛が伴うということで助けてほしいというふうな声を上げてきているわけです。ぜひ助けてあげたいなというふうに単純に思います。そして、混合名簿にすることでその苦痛が少しでも和らぐんであれば、それはぜひそのようにしてあげたいなというふうな思いです。ただ、それによって学校業務等でいろいろな諸事情があると思いますので、導入をしたとしてもその辺の対応というか、先ほどよぎ委員からありましたけども、別がいいときとそうじゃないときといろいろあると思うので、その辺は臨機応変に対応していただければいいかなというふうに思います。 ○早川和江 委員長 それでは、お諮りします。  第45号陳情について、採択することに異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 ご異議なしと認めます。  よって、第45号陳情については、全会一致、採択すべきものと決しました。  次に、第27号、別居家庭における児童虐待等を防止するための教育現場対策を求める陳情について審査願います。  特になければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、本日の陳情審査を終わります。  次に、所管事務調査については、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。  はじめに、文化共育部、お願いいたします。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 私からは、今年度のウォーキングフェスタについてご案内申し上げます。  去る9月4日の日にウォーキング協会の理事会及びウォーキングフェスタえどがわ2020の実行委員会が開催されました。今回につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止するという決定をいただきましたので、ご案内申し上げます。ウォーキングフェスタに併せて開催しておりました健康講演会につきましても中止の決定がされましたので、併せてご案内申し上げます。 ○早川和江 委員長 次に、教育委員会、お願いいたします。 ◎甲斐豊明 学務課長 私からは、今日は2点ございます。  1点目が、令和3年度小学校入学予定者に対する希望調査の結果についてというものでございます。資料がございます。  来年の4月、小学校入学予定者の方を対象に、入学希望校の調査を行った結果、3校について受入れ可能数を超えたために、下記のとおり抽せんを実施させていただきます。抽せんを実施させていただく学校は、以下の三つの学校でございます。西葛西小は、もともと25名程度受入れ可能数となってございました。鎌田小と東小岩小につきましては、それぞれもともと10名程度受入れが可能となっておりましたけども、希望者の方の数がそれより上回ったための抽せんでございます。  抽せんにつきましては、9月15日、グリーンパレスで行わせていただきます。  今後につきましては、就学児健診を実施させていただいたり、来年年明けには就学通知を各ご家庭に送付をし、4月から小学校のほうに入学をしていただくという流れになりますので、よろしくお願いいたします。  もう一点でございますけども、資料がございます。小松川第一中学校、第三中学校の統合に伴う令和3年4月、中学入学者への特例措置についてという資料でございます。  ご案内のとおり、小松川一中と小松川三中の統合に伴いまして、令和5年の4月から通学区域が以下のとおり変更となります。1番に一覧表が書いてございます。それで、この中で、①と②と表記されているエリアの方がいらっしゃいますけども、小松川小学校の生徒さんのうち、一部のエリアの生徒さんにつきましては、中学3年生になる段階で通学区域の変更が生じるという現象が生じます。また、平井南小学校に通われているお子さんのうち、一部の②というエリアのお子様については、やはり中学3年生になる段階でこの通学区域の変更というものが生じるために、この特例措置というものを行わせていただくということでございます。  ちょっと裏面の地図をご参照いただけたらと思います。上半分の灰色の部分が、令和5年4月にこの統合校、小松川中学校学区域になる予定のエリアでございます。  下半分の斜線の部分、こちらが令和5年4月以降に小松川二中の通学エリアになる部分でございますけども、この中で、今回、特例措置になる方はこの①と②の方でございます。  ①で具体的に説明をさせていただきますと、現在、小松川小学校に通うお子様のうち、①のエリアの方につきましては、通常ですと小松川一中に来年の4月お進みいただく形になりますが、この学区域変更というものが中3の段階で生じますので、それを鑑みまして、来年の4月につきましては、この新しい学校、小松川二中についても手を挙げていただければ通うことができるという制度になります。  また、②の部分につきましては、平井南小学校に通われている方のうち、この2番のエリアにお住まいの方につきましては、通常ですと現在は小松川二中のほうにお進みいただく形になりますが、先ほどと同じ理由で、特例措置として小松川一中もしくは小松川三中をお選びいただくということも可能でございます。  また、こちらのエリアの方々については、こちらのいずれかの学校のほかにも学校選択制で手を挙げていただくことも可能になります。その学校選択制の場合は、一般的な選択制の制度に乗っ取って、抽せんになるような場合もございますけども、もし抽せんから外れてしまった場合には、この特例措置の学校を改めて手を挙げていただくこともできますと、そのような形で、今後、該当のエリアの保護者の方々にお知らせのほうで周知をさせていただきたいと思ってございます。 ◎近津勉 指導室長 私からは3点ご説明させていただきます。  まず1点目は、令和3年度以降使用教科用図書の採択についてのご報告でございます。資料をご用意いたしましたのでご覧ください。  去る8月25日の教育委員会におきまして、令和3年から6年度に使用する中学校の教科用図書につきまして採択をされましたのでご報告申し上げます。今回、採択をいたしましたのは、この表にございます特例の教科、道徳を含む10教科16種目でございます。教科書名は表の中央の欄、発行者名は表の右側の欄に記載してございます。  続きまして、転入児童に関する文書の紛失についてということで、ご報告でございます。こちらも資料をご用意いたしましたので、ご覧ください。  今般、区立小学校におきまして、転入した児童に関する書類の紛失がございましたので、ご報告申し上げるものでございます。  紛失した学校は、鹿本小学校。紛失した文書は、平成27年度の卒業生から令和2年度、今年度在籍をしている児童の15名分の指導に関する記録及び2名分の保険関係文書でございます。  経過といたしましては、8月4日、同校の養護教諭が転入児童保健関係文書について受け取っていないということに気がつき、関係職員で保管してある耐火金庫を探しましたが見つからず、校長に報告をいたしました。翌5日、教職員全員で指導に関する記録及び保健関係文書を一斉点検し探したところ、平成27年度の卒業生から現在までの在籍している児童のうち、転入児童16名分の文書が紛失しているということが判明し、教育委員会に報告があったものでございます。6日、教育委員会事情聴取を行い、事情聴取は今後も継続して行ってまいります。  紛失の原因でございますけれども、誤って廃棄をしてしまった可能性が高いというふうに考えてございます。  学校の対応でございますが、8月14日(金)、臨時保護者会を開催し、経緯の説明と謝罪を行いました。  また、教育委員会といたしましては、各学校に対しまして改めて文書管理の徹底について通知をいたしました。あわせて、今後、各学校に対しまして、指導要録管理状況につきまして調査をするところでございます。また、指導要録等保管方法についても、現在の保管方法が果たして適切かどうかを含めて再検討してまいります。  続きまして、GIGAスクール構想の実現に向けた取組みということで、資料をお作りいたしました。
     現在、GIGAスクール構想の実現に向けた取組みとして、この大きな三つの観点から取組みを進めてございます。導入スケジュール活用スケジュール教育委員会の支援ということでございます。  導入スケジュールといたしましては、ご覧のようなスケジュールで現在進めてございます。今年度中に導入をし、来年度4月から運用開始というようなところを目指してございます。  活用スケジュールといたしましては、現在、活用事例の研究・検討をしてございまして、今後、実践・研究校等で先行実施をするなどをし、各学校において活用をしていただくように準備をしてございます。その際ですけれども、通常時の使用と緊急時の使用に分けて考えてございまして、通常時の使用では、学校での授業における活用または家庭学習等での活用。緊急時におきましては、児童生徒学習保障としての活用と、また健康管理としての活用法があるというふうに現在のところ考えてございます。  また、教育委員会といたしましては、こうした活用事例を紹介するとともに、教員研修等を実施してまいります。あわせて、ICT支援員を各学校に配置してございますので、こうしたICT支援員の活用によって、各学校においてより適切に運用されるよう準備を進めてまいります。 ○早川和江 委員長 ただいまの報告について、何か質問ございますか。 ◆よぎ 委員 一番最初の令和3年度小学校入学予定者の資料についてですけれども、この三つの学校にこれだけ申込みが集まってくる何か理由があるんでしょうか。そして、それによってほかの学校への影響とか何か人数が減るとか、そういうのはあるのでしょうか。 ◎甲斐豊明 学務課長 今回、三つ学校受入れ可能数よりも多い生徒さんがご希望されたというところでございますけども、私どもとしては、分析しておりますのは、例えば、西葛西小学校につきましては、付近の学校、第五葛西小学校の通学区域の変更というものがあったことによって、保護者の方がそういうことであれば西葛西小が比較的近くて通いやすいかなというところでご希望された方々がいらっしゃったかなというふうに分析をしております。鎌田小と東小岩小につきましては、やはりもともとこの学区域が狭かったり、学校がこの区域の境目にあるということで、周辺の学校の区域の方がご希望をされたというようなご事情があったのかなと思っております。それと、こちらはもともと受入れ可能数という児童さんの数が決まっているものですから、ちょっと抽せんから外れてしまった方は残念ですというふうな形になって、周辺の学校には特に大きな影響とか、子どもが減ってしまうといったことは想定はしておりません。 ◆よぎ 委員 まず、この件についての意見ですけれども、もしこういう自分の地域じゃなくて違う学校への入学の希望者が特定の学校で多いのであれば、またそれ年々継続するような傾向であれば、やっぱり親御さん方の中では学校については何かバロメーターが立っているんじゃないかと。こっちがいい学校でこっちが悪い学校みたいな、正直あります。私の子も区立の学校通っていたので、PTAの親の中でもそういう話があるし、だとすればそういうバロメーターをうまく今後の改善のためにどう利用していくかということを考えていけばいいかなと思います。  それから、次の資料です。  すみません、これただ質問ですけれども、さっきここの資料の説明ですけれども、これ、また各会派回って説明されたりはしますか。 ◎甲斐豊明 学務課長 ご説明につきましては、この委員会をもってご説明させていただく予定でございます。 ◆よぎ 委員 分かりました。  では、次行きます。 ◎甲斐豊明 学務課長 ただ、該当の小松川一中から三中の保護者の方については、それぞれの学校で行われます学校説明会というものが先週末ちょうどございまして、それぞれその場でも丁寧にご説明はさせていただきました。加えてご説明いたします。 ◆よぎ 委員 正直ちょっと今ここだけ聞いて私自身は余り内容覚えられなくて、できたら全員一回会派でも説明を受けたいなというふうにお願いします。すみません。  あと、最後の転入児童に関する文書の紛失ですけれども、ここで1件確認したいんです。転入児童の15名分の資料を紛失したということですけれども、これ転入児童はその15名のみですか。それともそれ以外にもあって、15名のみの紛失をしたのか、15名が全員で全員の紛失したのか、それを教えてください。 ◎近津勉 指導室長 まず、転入児童はこれ以上ございます。転入した児童のうち15名分ということでございます。 ◆よぎ 委員 すみません、ちょっと銀行員の癖があります。こういうときにやっぱり原因分析というのが非常に大事で、割と職場では犯人捜しはしないで丸めるという習慣というか癖があります。なので、外的には丸めていいんですけど、内部的にはちゃんと原因を分析して、シュレッダーかけてしまったならそれは本当に幸いのことで、限って言うとよかったかもしれないですけれども、ただ、今、コロナの状況の中で持ち出したとか、それは学校の外に持ち出したとか、学校の中で保管しているところから持ち出してそこで紛失したとか、それはほかの人の手にわたっちゃったとかとなると、これはやっぱり大変なことなので、ぜひちょっと細かく原因分析をしていただきたいなとお願いします。 ◎近津勉 指導室長 現時点でこの紛失の原因なんですけども、そこに誤って廃棄してしまった可能性が高いというふうに書かせていただきました。これは、まずこの個人情報に関しましては、学校は文書の内規がございまして、持ち出す際には校長の許可を得ることになってございます。加えて、この指導要録等に関する記録につきましては、申請があっても持ち出してはならない書類に分類されている書類です。したがいまして、この文書につきましては、持ち出す可能性は極めて低いということが考えられます。悪意を持って外部の人間が侵入をしてということも考えられなくはないですけども、ただし、これは鍵のかかる金庫にきちんと保管をしてございますので、その可能性もまた極めて低いというふうに考えてございます。  指導要録の指導に関する記録ですが、毎年、校務支援システムで作成し、刷り出して文書にして保管してございます。そこに、転入した児童に関しては、前籍校から要録の写しをもらって、当該校で打ち出したものにつけて合わせて保管をすることになっています。翌年度、これを学校で打ち出した新たな指導要録と差し替える作業をいたします。この際に、本来でしたらば前籍校から送られてきている写しは一度引き抜いて新しいものに差し直して保管して、古いものはシュレッダーかけるということになっていますが、そこでの作業で引き抜く作業を失念して一緒にシュレッダーかけてしまった可能性が極めて高いというふうな現在の判断でございます。 ◆よぎ 委員 あと、最後は、恐らく須賀委員は同じこと言うと思いますけれども、今日のこのスケジュールはありがとうございます。指導室としてはこれ理解しました。ただ、教育推進課からもやっぱりもう2か月前からお願いしているんですけれども、やっぱり調達とか、調達の基準とか、どういうふうに進めるか、そのスケジュールを逆にこれより手前で見たいんです。なので、最初の願いからもう時間はかなりたっているので、ちゃんといつ作るのか、いつ説明してくれるのか約束が欲しいです。要望します。 ○早川和江 委員長 要望でいいですね。 ◆よぎ 委員 はい。あと何か説明があれば。でも要望です。 ○早川和江 委員長 じゃあ要望で。 ◆小林あすか 委員 私から2点です。  先ほどの転入児童に関する文書の紛失についてなんですけれども、経緯、理解いたしました。ごめんなさい、私も勉強不足なので教えていただきたいんですが、8月4日に発覚して、それにさかのぼった平成27年度からということなんですけど、この文書に関しては、変な話、なくても学校の教育現場に使う資料ではないのかなというのが、理解できますかね。毎回毎回使うような資料であれば、なくなった時点でこのものがないというのが分かると思うんですけれども、平成27年度というとかなり少し前の資料になりますので、ということは、使うような資料じゃなかったのか、あまり毎回毎回見るようなものではなかったのかなと理解しているんですけれども、そもそもこの資料自体は、保管の仕方は理解したんですけれども、どのようなときにどういった感じで使う資料なのか、簡単でいいので教えていただければと思います。 ◎近津勉 指導室長 本資料は、指導要録様式2というものでございまして、指導に関する記録でございます。これは、当該児童が卒業後5年間は当該学校で保管することが義務づけられている、法令で定められた書類でございます。 ◆小林あすか 委員 分かりました。保管するべきものが紛失したということで理解いたしました。  もう一点は、口頭でご説明いただきましたウォーキングフェスタに関しての件なんですけれども、これに限らず様々なイベントがいろいろ検討された結果、縮小だったり中止ということでなっていると思うんですけれども、区民の方からの声の一つに、屋外のイベントであれば、屋外でやるものであればソーシャルディスタンスを保ってある程度縮小して可能なのではないかというご意見も、今現在、私の下に届いております。なので、恐らくウォーキングフェスタという、はじめの式典とかというところで密にはなるかと思うんですけれども、そもそものメインの、例えば歩くという活動であれば、工夫してできるものではないかなと思っているのが1点と、例えば、そうしたものを縮小ではなくて中止にするといったときに、何か明確な基準があるのかなというのをちょっとお伺いしたいです。以前、区長のお話で、江戸川にはなかなか専門者委員という形ではないので、どうしても国や都の事例に倣うところがあるというお話は聞いてはいるんですけれども、としてある程度こういう基準があって、それがにはできなければ中止にしますというものが何かあるようであれば教えていただきたいです。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 このウォーキングフェスタにつきましては、実行委員会が実施の中身ですとか可否を決定しているところでございます。その決定をする参考には、一つ、主催行事の年内自粛というところを鑑みてというか、参考にしてというところが一つあったかと思います。それから、その場で日本ウォーキング協会もウォーキングイベントを再開するに当たってのガイドラインというところを示しているんですけれども、そのとおりに実施しようとすると、非常に実施が難しいというところや、消毒などの徹底が難しい、それから、万が一ここで感染者が出た場合に医療体制の影響ですとか、あと、中止の判断がぎりぎりになった場合への影響ですとか、そもそもこのコロナウイルスに対しての予防のためのワクチンや治療薬が確立してないというところもあり、万が一感染者を発生させたときのリスクが大きいということをご議論いただいた上で、実行委員会として中止を決定したということでございます。 ◆小林あすか 委員 大変理解いたしました。繰り返しにはなりますが、やはりなかなか頭で分かってはいるものの、イベントがどんどん中心になるというところで、ちょっと区民の方々も何となくこれぐらいはという気持ちがあったところで意見させていただきました。説明、大変明快で分かりやすかったので、私のほうもお伝えしていきたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 私も、文書紛失についてなんですが、1点は確認なんですけども、ほかの学校でも同じようなことがないかということで、今後の対応ということで文書管理について通知すると。それから管理状況についても調査ということなんですが、この管理についての通知ということでは、先ほどの説明ですと、引き抜くべきもの、それについてそれごと廃棄してしまったというようなことだったと思うんですけども、この資料の引き抜き方について注意をしてほしいという、そういう中身に具体的にはなるんでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 まず、こうした指導要録等に限らず、学校に定めるべき法令で決められています学校で保管すべき文書、ございますので、これらについて適正に作成、そして保管をするということの通知。  また、管理状況につきましては、それらがきちんと法令に定められた年限、保管されているかどうかを確認するものでございます。  今回の件について具体的に申し上げますと、これは三つ目の保管方法についての検討ということになるんですけれども、本来、紙で転入児童の分を紙で保管している際に、差し替えることで誤廃棄が起きるのであれば、そもそも差し替えないで済むようにデータ上できちんと管理をするなどの方法もこれから可能かどうか、今後、そこについてはこちらで検討しながら考えていきたいということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 事前に会派にも報告がありましたので、ほかの学校で同様の事例がないようにというふうに努めていただきたいと思います。  それから、GIGAスクール構想についてスケジュールということなんですが、この導入スケジュールのほうで校内LAN工事については、これは全校対象として工事を開始しているという、全校対象という理解でいいんでしょうか。 ◎石塚修 学校施設課長 こちら、全校でございます。まず、中学校のほうから工事を始めまして、その後、小学校に取りかかる予定です。 ◆牧野けんじ 委員 それから、今年、令和2年10月から実践研究校で先行実施となっておりますが、これは手上げ式によるものなのか、それから何校程度を想定されているでしょう。 ◎近津勉 指導室長 こちらにつきましては、小学校1校、中学校1校、今年度、ICT関係の研究指定校と指定してございます。そうした学校等中心に先行実施を考えている、今、そういった予定というところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 そうすると、規模についてもこれから具体化するということなんでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 そのとおりでございます。 ◆関根麻美子 委員 GIGAスクール構想のところで2点、ちょっと教えてください。  一番下の教育委員会の支援で、教員研修の実施とICT支援員の配置について2点。  今、コロナ禍の中にあって、学校現場、先生たちは本当に大変な中を頑張ってくださっていると思います。感染防止対策も含めて、この暑さ、熱中症対策だとか、それに加えて勉強を進めなければいけないということで、本当に限られた時間の中で負担が増しているんじゃないかなと思っているんですけども、その中で、このオンライン授業というのはやはりいざというときに備えてどんどん研究、実践していかなくちゃいけないということで、その研修も、私たちもぜひやってきていただきたいということを申し上げてきたんですけども、実際のところ、この大変な中で幾つも幾つもやることがあって、なおかつオンラインの授業の研修ということで、私たちはぜひやってもらいたいけれども、現場の現実、先生方の負担とかそこら辺はどうなのかなという状況が一つ。  それから、この図でいうと10月以降、ICT支援員の配置と捉えていいんですかね。このICT支援員を当初から増やしていくという話もありまして、予算にも計上されていると思うんですけど、これの具体、どのくらい増やして各学校担当制でやっていくのかとか、いつから、今年中だと思うんですけども、いつから配置を拡充していくのかとちょっと具体詳細がもし分かれば教えていただきたい。この2点、お願いします。 ◎飯田常雄 教育推進課長 順番ちょっと前後させていただきますが、ICT支援員につきましては、先の議会では補正予算計上させていただいてございます。GIGAスクール構想に伴う端末の導入に合わせて支援員の配置の増員ということで、現在、14名でございますが、そこに11名を加えて25名体制とするということで検討してございますが、端末、今年度中の配備を目指しているところでございますので、端末の配備に合わせた時期に支援員も配置ができるようにということで今準備をしているところでございます。  また、研修につきましては、ICTに関するものもそうですけれども、全体的に研修、いわゆる集合的な研修というのが今実施しにくい状況になってございます。そういった中におきましても、それぞれの先生方が各校におきまして、今後のICT機器を使った教育活動をどうやっていくかというのは様々な形で検討していただいているところでございます。そういった中で、既にもう14名のICT支援員が今巡回をしてございますが、集合研修は難しいんですけれども、各校単位の小さな、支援員が訪問した際の各校単位の研修、こういったものには既に取り組んでいただいてございまして、各校における研修を今していただいてございます。将来的にはといいますか、この新型コロナウイルス感染症の拡大状況、感染状況を踏まえて、集合研修ができる状況になれば、教育委員会として集合研修も含めてやらせていただきたいと考えてございます。 ◆関根麻美子 委員 よく分かりました。本当に現場は大変な中で、いろいろ負担があるかもしれませんけども、きめ細やかに支援をぜひお願いしたいと思います。 ○早川和江 委員長 以上で、執行部報告を終わります。  次に、その他について、何かございますか。 ◆よぎ 委員 ここで話す内容かというのは分からないですけれども、いよいよもう台風のシーズン始まりました。昨年の大型台風の際に、私、葛西周辺の学校いろいろ回ったんですけれども、やっぱり学校長の許可がないから教室は開けられないとか、いろいろなところ使えないとかそういう状況がありました。そして、学校の中に保管しているものをどう使うかとかそういうちょっと理解されないということもあって、基本その辺は、副校長が結構一番お分かりかなというふうに思っていて、その次はPTAの数人と、あと基本町会の方々の支援でやっているんですけれども、去年のときには校長または副校長もその台風の状況の中で来られないというような状況も発生してたりして、そういうことをやっぱり今回再発させないためにはどうするかというのがこの委員会で話すものなのか、別の委員会なのか分かりませんけれども、一応、この委員会でお伝えしたいと思いました。 ◎飯田常雄 教育推進課長 災害対策自体は危機管理室を中心に取り組んでいるところでございますが、今、よぎ委員のおっしゃったような避難所というところにつきましては、教育委員会も深く関与しているところでございます。  昨年の台風の際におきましては、当初は学校以外の避難場所に避難するというところで開設をして、途中で変更して学校を避難所として全部開けたという経緯がございましたので、学校現場のほうでもその受入れに際して、途中で方針が変わったことによる混乱というのは正直あったかと思ってございます。そういったことも含めて、昨年度中に学校現場だけではなくて、台風の被害に関する振り返りというのを全庁的に行いました。今年度につきましては、避難所のこの開設につきまして、いわゆる水害時の避難時ということになりますけれども、危機管理室のほうで整理をしていただきまして、途中で方針が変更となることがないように、また駆けつける職員の位置づけといいますか、そういったことも明確に、そういったことについては、危機管理室からもまた教育委員会からも各学校にも周知させていただく中で、例えば、昨年と同じようなことが起こった場合に混乱しないような体制ということについては、今、取組みをさせていただいてございます。もちろん、近年、予想もしないような災害ということはありますので、我々の想定を上回ることがあるかもしれないんですけれども、少なくとも昨年の教訓を生かしながら、現場としては体制を今整えているところでございます。 ◆よぎ 委員 正直、現場ではみんな前向いて頑張っています。ただ、中には絶対こういうことに対して不満漏らしてまたそこでけんかが発生する、いろいろな言い合いが発生するみたいなことがあるので、そこはできるだけ僕らでいい方向に努力して避けられればというふうに思います。 ◆関根麻美子 委員 本日は、陳情第45号が採択を全会一致でされたということで、非常にありがたいなと思っております。  学校現場でのことなんですけども、今まで発達障害とかいじめとか、様々問題が起きたときに、そこに集中して教員の研修とか意識を高めるためにいろいろなことがやられてきたと思うんですけれども、このLGBTのことについてもまだまだ偏見とかそういった意識がある中で、やっぱり正しい理解、これから今後必要な支援というのもやっぱり学校現場では考えていかなくちゃいけないんじゃないかなと思っているんですけども、その意味で、LGBTについての理解を深めるための、例えばハンドブックのようなもの、教職員の皆さんが理解を深めるためにそういったものを教育委員会として何かちょっと作っていただいて、スマートな研修とかそういったものが今はできないということがありますけども、こういう少なからずLGBT子どもたちが声を上げない子どもたちもいるんじゃないかというところで、やっぱりそれについては配慮を考えていくという意識をまず持たなくちゃいけないんじゃないかなと私は思っていて、人権を守ることの一つですよね。やっぱりさっきも申し上げたんだけど、教職員とか大人がそういった意識を持って報道すれば、子どもたち生徒たちもそういった意識を持っていけると思うんです。やっぱり教育って大事な分野だと思いますので、ぜひ、これ教育委員会で考えていただきたいなと思っているんですけど、いかがでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 今、委員おっしゃったように、学校における人権教育というのは、これは何にも増して非常に重要な教育活動の一つであるというふうに思っております。全ての子どもたちがその人権が尊重されて、人権が守られて、お互いに学校生活を安全に、そして楽しく送るということは、これは学校教育の基本であるというふうに考えます。そういった意味で、学校では人権教育を全体計画と年間指導計画に基づいて意図的、計画的に進めていただいている中で、このLGBTということについても、当然、扱われていくべき人権課題ということになろうかというふうに考えています。  今、お話のあったハンドブックという件ですけれども、実際には各学校に東京都教育委員会が毎年作成をして全教職員に配付してございます、人権教育プログラムといったものが渡っております。この中には、全ての人権課題とそれに伴う指導の資料等が含まれておりますので、こういったものも有効に活用しながら教員の人権感覚、人権意識を高めてまいりたいというふうに考えております。 ◆よぎ 委員 先ほどLGBTの意見がありましたけれども、同意見やっぱり外国人に対しても適用されるべきかなと思います。そしてその際に、さっきお話を聞きながら思ったんですけれども、やっぱりただ客観的な事実だけ伝えていくと伝わりにくくて、いかにそれをストーリーみたいにしてこういう子がいました。それが実はこういう、普通にその子がまともだと思ってやってたことはこういうふうに勘違いされていたとか。私も実は日本で学生として来て、また20年働いて、自分が正しくやっていると思っているのにやっぱり空気が読めていないことをやっていたり、それ日本人から見たときにこいつあほだなというのはありました。今もあるかもしれない、この仕事の中で。でしゃばっているとか。そういったところはやっぱりどういうふうにうまくストーリー性を持って伝えるかというのはすごく大事かなというふうな、また事例をもって伝えるというのが大事かなというふうに思います。以上、提案です。 ◆牧野けんじ 委員 二つあるんですが、一つは、就学児健診というんですかね、新1年生の健診が間もなく始まるかと思うんですけども、3密を避けるというようなことで、例年とはやっぱりちょっと違った対応になってくると思うんですけども、どういった工夫をされているのか。時間で少し区切るようなことをされているのか、その辺りを教育委員会からもそういう指示をしているのかどうか、その辺りお願いします。 ◎甲斐豊明 学務課長 ご案内のとおり、これから就学時健診が秋口から始まっていく部分でございますけども、今、それぞれのご協力をいただく先生はおかげさまでというか、もう合意をさせていただいているところですけども、あとはそれぞれの会場でどういうふうな工夫ができるかということについて検討させていただいている段階でございますので、医師会といいますか、先生方のご意見も伺いながら、できる配慮というものを考えさせていただきたいと思っております。 ◆牧野けんじ 委員 ちょっと待ち時間が長くなったりというようなことがやっぱり予想されるので、ぜひ配慮をお願いいたします。  それから、修学旅行についてなんですが、中学校になると思いますが、既に中止の決定の判断をした学校が幾つかあると思うんですけども、今の時点で何校ぐらいが中止としたのか分かるでしょうか。 ◎近津勉 指導室長 現在のところ、逆に予定どおり実施をするというふうに考えている学校が、現時点では6校ございます。さらに加えて6校につきましては、当初の予定を変更して実施を考えているところでございます。それ以外の学校につきましては、中止または延期ということで考えているということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 いろいろ学校ごとにホームページでお知らせをしているところもありまして、今のところ10校以上、十数校が中止の判断をしているようなんですが、そこでキャンセル料ということがどうしても発生してしまうというようなことで、各校の説明では企画料だということで、そういう名目で大体7,000円ぐらいが発生してしまうようなんですけども、それについて、のほうで一部負担すると、学校のお便りの中にもそういうことが明示的に書かれているところもあるんですけども、その辺りの今の教育委員会としてのお考えをお知らせください。 ◎甲斐豊明 学務課長 現状、修学旅行につきましては、のほうで予算を計上するという形ではなく、保護者の方々からの積立てのお金でもって実施をさせていただいている、俗に言う私費会計といったりしますが、そのような形で運営をさせていただいております。それで、修学旅行はキャンセルになると、先ほど委員さんおっしゃった企画料、もともとのこの価格の11%程度というところになりますが、企画料というものがかかってまいります。それで、今、私費会計と言ってしまえば保護者の方々のほうでそちらのほうをご負担いただくという考え方も一つあるんですけども、ただ、先般のコロナ禍というような状況も鑑みまして、私どもといたしましては、この企画料の半額程度までは公費のほうで負担をさせていただきたいというふうに考えてございまして、各学校のほうにはその旨お知らせをさせていただいているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 半額程度まで公費負担ということで、各校のお知らせなんかでも半額程度ということで記されていますけども、これについては今後予算としても計上されてくると。議会にも明示されるということでいいんでしょうか。 ◎甲斐豊明 学務課長 今年度につきましては、本当にまだ明日の状況が読めないというような中で考えさせていただいた部分でございまして、来年度以降も同じ形でずっと継続をさせていただけるかどうかということも、まだ事務局内で検討させていただいているような状況ではございます。 ◆牧野けんじ 委員 この間、自治体の判断になりますけども、自治体によっては、例えば最近だと23では品川区、それから横浜市でもキャンセルが発生した場合は全額公費負担という判断をしています。横浜市では、実施自体は各学校の判断に委ねながらもキャンセル生じた場合には、公費で負担をするという対応をしております。さかのぼっての対応もするというような自治体も出てきております。また、文部科学省のQ&Aの中でもキャンセル料の扱いどうしたらいいかという問いがありまして、その中にも国の補正予算に支援が含まれているということだったり、地方創生臨時交付金の活用も可能だというようなことも記されておりますので、ぜひこういった財源の活用も検討していただいて、やはり保護者から率直に言って旅行なのでキャンセル料というのは理解はしながらも、やっぱり保護者が負担するというところで釈然としないものがあるというご意見を大分いただいていますので、ぜひこの負担金が半額までは負担ということなんですけども、ぜひ全額という形で検討していただきたいというふうに思います。 ○早川和江 委員長 それでは、最後に教育委員さんより何か一言いただけますでしょうか。 ◎庭野正和 教育委員 教育委員の庭野でございます。  今日も参加させていただきまして、まず思ったのは、陳情第45号、混合名簿のことでございますけれども、何よりも陳情者本人へのご配慮いただいたということ、それから次に、世の中の流れというんでしょうかね。ICT機器の発達であるとか、あるいは人権意識の高揚ということを考えられてのこと、さらには、教育現場、学校のことにもご配慮いただきまして、全ての会派でじっくりとご検討いただいて満場一致で採択ということ。私としてもお聞きしていまして、ご本人をはじめこれからの社会の動きにマッチしていたんではないかなというふうに感想を持ちました。  それからもう一点なんですけれども、今日の委員さん方のご発言の中には全く出てこなかったんですけども、来年度以降の中学校の教科書のことでございます。ちょっと苦労話になってしまうんですけれども、千葉教育長はじめ私たち教育委員全員が、6月から3カ月間にわたってそれぞれの教科、先ほど指導室長のご説明で16種類の教科書がございますけれども、多い教科書は一つで7社か8社あったんですね。それが3学年ございますので、それだけの数を全部それぞれの委員が自宅に届けていただきましたので、全て読んで比べて教育委員会の場、あるいは学習会という場でじっくり検討させていただきました。それぞれの委員が思いを持って採択をさせていただきましたので、来年度から各中学校でしっかりとこれに取り組んでいただけるのではないかなという自負を持っております。  先ほど関根委員さんがご発言なさったLGBT関係につきましても、例えば、公民の教科書の中でもしっかりと取り上げられております。道徳の教科書の中でも取り上げられているということもございます。いろいろな場でこれから人権ということについても取り上げられていくことだろうというふうに思います。そんな思いも込めまして採択いたしました。ぜひご理解いただければなというふうに思って、発言させていただきました。 ○早川和江 委員長 それでは、今後の委員会でございますが、10月は第3回定例会中の14日(水)、午前10時。また、本日の委員長会で確定次第、事務局よりご連絡いたしますが、11月は10日(火)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の文教委員会を閉会いたします。                      (午前11時09分 閉会)...