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令和2年 7月 新庁舎建設等検討特別委員会-07月21日-03号

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  1. 江戸川区議会 2020-07-21
    令和2年 7月 新庁舎建設等検討特別委員会-07月21日-03号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年 7月 新庁舎建設等検討特別委員会-07月21日-03号令和2年 7月 新庁舎建設等検討特別委員会 令和2年7月新庁舎建設等検討特別委員会会議録 ●日時 令和2年7月21日(火) ●開会 午後 1時30分 ●閉会 午後 2時40分 ●場所 第1委員会室出席委員(12人)   福本光浩  委員長   中道 貴  副委員長   よ  ぎ  委員   白井正三郎 委員   野﨑 信  委員   中山隆仁  委員   金井しげる 委員   笹本ひさし 委員   窪田龍一  委員   小俣則子  委員   伊藤照子  委員
      竹内 進  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   新村義彦 副区長   近藤尚行 経営企画部長   矢作紀宏 経営企画部参事   町山 衛 新庁舎・大型施設建設推進室   柴田靖弘 総務部長   眞分晴彦 都市開発部長   室井邦昭 都市開発部参事    外、関係課長 ●事務局    書記 三上欽司  山沢克章 ●案件  1 今年度の年間活動予定について  2 案件  (1)今年度の活動予定  (2)新庁舎建設等検討状況について                      (午後 1時30分 開会) ○福本光浩 委員長 ただいまから、新庁舎建設等検討特別委員会を開会いたします。  署名委員に、野﨑委員小俣委員、お願いいたします。  はじめに、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施していきますので、マスク及びフェイスシールドの着用をお願いします。換気につきましても窓を開けさせていただいておりますので、ご了承願います。  また、前回の委員会でもお願いしておりますが、各委員及び執行部の皆様の発言につきましても、明確で簡潔なご発言をしていただき、開会時間が長くならないように努めていただきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  次に、本日の委員会の進め方ですが、はじめに年間活動予定の確認を行います。  次に、正副委員長に一任となっておりました本日の案件を行います。案件は、「新庁舎建設等検討状況について」として、執行部から説明を受けたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、年間活動予定についてですが、お手元に配布してありますとおり、正副委員長で案を作成させていただきました。本年度は、主な案件として今年度中に策定予定の新庁舎建設基本構想基本計画及びその後の基本設計に向けて「議会機能のあり方、議会棟」について検討を行うこととし、そのため、座学や視察、意見交換などを実施していきたいと思っております。視察につきましては、今後の新型コロナウイルス感染動向を注視しながら、実施の有無を含め、時期、視察先などを検討していきたいと思っております。  そのため、11月以降につきましては、時宜にかなった案件を取り上げていきたいと考えています。また、船堀四丁目まちづくりや、新庁舎の跡地に関することなどについては、都度、執行部報告をお願いしたいと思っております。  今年度の活動概要につきましては、案のとおり進めることとし、11月以降につきましては、新型コロナウイルス感染動向、視察先の事情等により調整していきますので、視察先、案件等につきましては正副委員長にご一任いただきたいと思いますが、このとおり進めてよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福本光浩 委員長 それでは、このように進めることとします。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。  次に、本日の案件に入ります。  新庁舎建設等検討状況について、執行部より説明をお願いいたします。 ◎多賀美代 施設計画課長 それでは、本日の新庁舎建設等検討状況についてということで説明をさせていただきます。  本日は二部構成となっておりまして、公共施設の再編・整備につきましては私のほうから、また、新庁舎建設及び周辺のまちづくりつきましては、新庁舎建設推進担当課長の佐藤、また、都市開発部参事、室井より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、資料に基づき説明させていただきます。  1ページおめくりください。2ページ、3ページでございますが、本題に入る前に、この4月に新しくできました新庁舎・大型施設建設推進室についてご説明をさせていただきます。  2ページには組織体制を記述させていただいておりますけれども、新庁舎・大型施設建設推進室は3課4係の体制で組織されております。施設計画課には計画係、児童文学館開設準備担当係の2係、新庁舎建設推進担当課には推進係、建設技術課には建設技術担当係が組織されております。  3ページをご覧ください。それぞれ各課の分掌事務でございますが、施設計画課につきましては、室の庶務担当でございまして、大型公共施設の再編・計画に関する計画及び推進に関すること、学校施設の後利用に関すること、区有財産活用方針に関すること、児童文学館開設及び開設準備に関することということで、こちら、これまで経営企画部企画課のほうで行われていた事務について引き続き行っております。  また、新庁舎建設推進担当課、こちらにつきましては昨年度新しく組織できました課がそのままこちらの室のほうに移ってきております。  また、建設技術課につきましては、この室全体の技術的なことに関すること全般にわたって関わっていくということで組織されております。  それでは、4ページ以降をご覧ください。公共施設の再編・整備についてご説明させていただきます。  5ページをご覧ください。これまでの江戸川区での公共施設の再編・整備に関する検討でございます。こちら、平成29年から公表してきている各計画、また方向性でございますけれども、このようにそれぞれの節目節目で公表してきておりますけれども、この方向性についてなかなか検討が進んでいなかったという現状がございまして、うちの室のほうでしっかりとこれを進めていくということで今動き出しているところでございます。こちらの計画等につきましてはホームページで掲載されておりますので、そちらのほうをご確認ください。  続きまして、個別の計画についてでございます。平成30年の今後の方向性の中で、個別の検討を進めるべく事項がございまして、今現在、室のほうでは3カ所について検討のほうを進めていくということで動き出しておるところでございますので、そちらについて説明させていただきます。  6ページは、くつろぎの家用地・東篠崎一丁目都有地についてでございます。こちらは、くつろぎの家の閉館につきましては先日の第2回定例会で、廃止条例のほうは議決させていただきましたが、こちらの跡地利用について今後検討していく、また清掃工場建て替え工事と伴って様々調整をしながら跡地利用を考えていくということを検討していきます。また、東篠崎の一丁目につきましては、都営住宅建て替えに伴う都有地が新たに生まれていることから、そちらを活用しつつ、隣にあるスポーツランドの更新につきましても、建て替えにつきましても検討していくということで、このくつろぎの家、また東篠崎一丁目につきましてはあわせて検討していくということで進めてまいります。  続きまして、7ページをご覧ください。7ページは小松川一中・三中跡地でございます。こちらにつきましては一中、三中の統廃合が決まっておりまして、学校の工事のほうは今進めているところでございます。また、この統廃合により空きました学校用地につきまして、今後50年近く経っております公共施設、様々ございますが、そちらの更新するべく再編・統合していくという方向性で進めてまいります。こちらも検討のほうを今後進めていくことになります。  続きまして、8ページをご覧ください。こちら、新庁舎が移転をするということが決まっておりますが、そちらの後、本庁舎の跡地についての検討でございます。こちらにつきましても中央地区につきましては築50年を超える建物が様々大型施設がありますので、本庁舎の跡地を活用して様々更新時期を迎えている施設の再編・整備を重要課題として捉えております。また、この本庁舎の移転後には、この中央地域の賑わいと、あと事務所の機能の創出が必要となっておりますので、そちらを踏まえながら検討を進めてまいります。  9ページをご覧ください。本庁舎跡地につきましては、昨年度から、本庁舎跡地の活用に係る勉強会というのを進めております。メンバーとしましては中央地域の町会、自治会、関係団体からなる15名が会員となっておりまして、今後の中央地区の賑わいの維持向上させるために活用方法を研究するということで活動しております。昨年度は2回開催されておりまして、今年度も順次開催していく予定になっております。別紙でございますが、本庁舎跡地の活用に係る勉強会ニュースを1回、2回を両面で添付させていただいておりますので、そちらをご参照ください。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 それでは続きまして、新庁舎建設及び周辺のまちづくりについて説明させていただきます。  11ページのほうをご覧ください。新庁舎に関連する検討組織を体系図としてお示しさせていただいております。一番上の江戸川区議会として今年度も江戸川区議会新庁舎建設等検討特別委員会の12名の皆様に新庁舎の建設に関する事項、現庁舎跡地の利活用に関する事項、公共施設のあり方に関する事項の調査研究のほう、継続していただいております。真ん中の新庁舎に関する検討組織としまして、平成31年の3月27日に江戸川区新庁舎建設基本構想基本計画策定委員会が設置されております。昨年、7回の策定委員会を開催しまして、基本構想素案の作成、今年度も引き続き新庁舎の基本構想基本計画の検討を行っていただいております。後ほど、前回の策定委員会の内容について報告のほうさせていただきます。一番下の左側、昭和58年4月から始まりました船堀駅周辺地区計画協議会、右側の平成31年4月から活動しております「船堀四丁目まちづくり勉強会」から発展しました船堀四丁目地区市街地開発準備組合があります。それぞれの会議体との情報共有をさせていただきながら、新庁舎建設に向けた検討を深めてまいります。これらの詳細についても後ほど説明をさせていただきます。  次に、12ページのほうをご覧ください。新庁舎建設に向けた検討の経緯と現状でありますが、平成22年から右図の船堀四丁目にありました都営住宅建て替え事業着工の動きがありまして、船堀一丁目に新しい都営住宅を建て、建て替え移転するというものであります。平成24年度に公共施設あり方懇話会を開催しまして、庁舎も含めて大型公共施設、非常に老朽化が進んでいることから学識経験者、区議会、町会、自治会など、区内の各界を代表する方々55名ほどお集まりいただきましてご議論いただきました。創出見込みとなったこの船堀四丁目都有地について意見交換行っていただきまして、結論的には庁舎跡地の賑わいに配慮しつつ、将来的に庁舎を船堀四丁目都有地へ移転する方向で検討していったほうがよいだろうということを委員の総意でおまとめいただいたところであります。これが現在まで至っている庁舎移転の最初の出来事、出発点であります。また、平成26年度には今後の区政における主要課題として庁内での検討もしております。現庁舎についてまとめたものでありまして、抱える課題といたしましては老朽化や狭隘化など、七つの課題を挙げております。現庁舎の課題を分析しつつ建て替え、それから船堀四丁目都有地への移転を本格的に検討しております。平成26年の10月に区議会におきまして庁舎移転問題検討特別委員会を設置いただきまして、最終的に庁舎の移転候補地として船堀四丁目都有地とすることを平成27年の3月に議決いただいております。その後、区議会の皆様にも東京都への要請活動のほうもしていただいております。また、当時、多田前区長が東京都の所管局長と面会して区の要望を伝達されまして、区の要望はそれ以降も継続して区長から各所管局長へしていただいているところであります。平成29年10月から12月にかけまして船堀四丁目2・3街区の地権者の方、これまでの経過を説明させていただきまして、その後、平成30年度にも経過説明のほうを実施してきているところであります。船堀四丁目都有地につきましては、これまで事務的に東京都と折衝しておりましたけれども、都からなかなか前向きな回答が頂けなくて、江戸川区としては進捗がない状況でありましたけれども、平成30年の11月になりまして、多田前区長が小池都知事と面会する機会がございまして、船堀四丁目都有地について江戸川区にお譲りいただきたい、そして庁舎を建てたい旨を知事に申し上げたところ、知事から前向きな回答を頂き、現在に至っているというところであります。昨年の2月に入りまして先ほど触れております公共施設あり方懇話会の第4回目を開催しまして新庁舎建設に向けて着手するということをご説明させていただいているところであります。昨年の3月27日に新庁舎の基本構想基本計画策定委員会を立ち上げまして、7回の策定委員会を開催しまして、今年の4月に江戸川区新庁舎基本構想素案を公表しているところであります。その基本構想を持って東京都へ土地の売却要望を行いまして、今年の5月に東京都から江戸川区に対して新庁舎用地として土地を売却する方針が出されたところであります。策定委員会については先月の6月4日に開催しまして、今年度は基本計画の策定に向けて検討を行っているところであります。  続いて、13ページでありますが、直近で開催されました新庁舎建設基本構想基本計画策定委員会の内容について説明をさせていただきます。6月4日に8回目の策定委員会のほうを開催させていただきました。当日、新型コロナウイルス感染症拡大防止と新たな会議スタイルの試行からWebシステムを使いました会議のほうを実施しております。皆さん離れた場所でタブレットのほうを使用しての会議ということであります。今年度は、基本構想基本計画策定に向けて、これから1年で検討する項目で、規模、施設計画敷地利用事業化検討などの説明をさせていただいているところであります。その後、意見交換のほうを実施させていただいているところであります。  次のページからその内容について資料に沿って説明のほうさせていただきます。  15ページをご覧いただければと思うんですが、左側の部分でありますけれども、これはこれまで策定委員会でご検討いただきました基本理念基本方針を再掲したものであります。右側にはそれぞれの基本理念ごとに整理しました機能例のほうをまとめているところであります。これ、昨年度、策定委員会で検討してきました基本構想、素案でまとめた基本理念基本方針、そちらの、それとあと機能についての再掲ということでございます。  次の16ページでありますけれども、これは基本理念基本方針に基づく新庁舎のイメージをまとめたものであります。これまでも策定委員会でまとめてきました五つの基本理念基本方針イラストで表現したものであります。  次の17ページでありますが、これらは基本理念基本方針に基づく機能例をまとめたものであります。基本理念1でありますが、災害対応の拠点ということで左上のパースがありますけれども、こちらの5月に開庁しました埼玉県の川口市役所のものになります。こちら、荒川の氾濫を意識しまして、デッキと1階部分にピロティを設けているところであります。本区においても1階部分をピロティ形状にするとともに、区民利用の窓口を2階から配置しまして、水害発生時にも機能し得る庁舎を検討してまいります。1階のスペース地震発生時の一時の避難場所、あるいは災害対応スペースとしても活用可能というものになります。  続いて、基本理念2の部分でありますけれども、こちら、策定委員会でも様々にご意見があった新規の付帯機能が中心となります。左上の多目的に使える空間でありますけれども、先ほどのピロティと同じで平時にはイベント開催ができる空間、あるいは震災発生時には災害対応スペースとしても機能するものであります。そのほかに現庁舎にない情報発信スペース区民共同スペース、カフェなどの利便施設も設ける方向での検討をしていきます。続いて、基本理念3でありますけれども、相談手続き、執務のスペースにおいてどのような機能を導入していくかのイメージを示しております。例えば、上段の左から2番目でありますけれども、子育ての関連相談ブースとして子供と一緒にいながら相談できるブースというふうになっております。上から2段目の部分で、私ども新庁舎大型建設推進室でも取り入れておりますけれども、フリーアドレスによる執務空間のほうも掲載させていただいております。その下のイラストでありますけれども、新庁舎の窓口をイメージしたものであります。昨年度、新庁舎建設基本構想基本計画の検討と連動しまして区職員で構成しましたプロジェクトチーム、仕事の進め方改革、窓口のあり方、行政拠点再編検討、こちらの三つの視点での検討のほうも今進めているところであります。それぞれで検討を深めた内容もこの新庁舎建設基本構想基本計画に反映して、その実現に向けた取組みを進めてまいりたいというふうに考えています。  続いて、基本理念4でありますけれども、こちらの緑空間・環境の最先端ということで、建物構造環境設備を図示したものであります。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮、室内の快適性、景観への配慮なども含め検討してまいります。最後に、基本理念5でありますけれども、こちらのほうにも示させていただいておりますけれども、スケルトン・インフィル工法というの、将来変化にも対応可能な構造も取り入れる検討もしてまいります。  続いて、18ページでありますけれども、東京都の江戸川都税事務所との一体整備の検討についてでありますけれども、昨年度の策定委員会において一体整備の検討といったご意見もありまして、そちらを踏まえまして東京都と協議のほう進めてまいりました。今後、東京都とは施設整備のあり方、整備手法費用負担などについて協議を重ねていきます。左下の①の新庁舎の建物規模でありますけれども、前提条件として新庁舎に配置する部署・機関の現状の規模は約3万平米でありますけれども、新庁舎の建物規模については表にあるとおり総務省基準の4万7,000平米とか他自治体の事例も踏まえた4万8,000平米、現在行っている執務環境調査を踏まえた規模の三つにスペースの効率化とか都税事務所一体整備などを加味して新庁舎の建物規模のほうを設定していく予定であります。右上の駐車場規模においては現場において来庁者と庁用車228台の駐車スペースが稼働しておりますけれども、そちらを踏まえて検討のほうをしてまいります。右下のバイク駐車場駐輪場規模についても庁内で調査を行っておりますけれども、通勤手段の調査、来庁者に対して行った調査、それから分析した上で、それぞれの規模のほうを設定してまいります。  次の19ページでありますけれども、こちらは施設計画を示したものであります。左側①配置する部署・機関と右の②の空間構成について記載を行っております。①に配置する部署・機関につきましては、現庁舎に入る組織及び現庁舎のスペースの関係上、周辺に存在している組織を主たるものとして想定したものでございます。②の空間構成でありますけれども、こちらコンセプトとして、重点としては区民の利便性、事務効率の向上と災害時の十分な稼働、こちらのほうを強く意識しております。図の左側が新大橋通り、右側が船堀駅方向ということでご覧いただければと思います。低層階から1階部分には窓口を設けず2階から3階にワンフロア窓口ワンストップ窓口を配置しまして、大半の来庁者の要件がこちらで済む形とします。その上で、非浸水エリアとして災害対策本部を仕切る危機管理室機械設備などを配置を検討しています。機械室もあんまり高層階になりますとメンテナンスに支障を来しますので、中層階に設置する方向での検討しております。そのほか中層階には区長室や企画、総務、文化、スポーツ教育部門、上層階には議場など、議会エリアや事業者が多く訪れる、土木、まちづくり環境部門行政委員会の配置をする方向での検討をしてまいります。いずれも決定したものではなくて、今後詳細に検討を深める内容となっております。あと、この断面図にもありますけれども、船堀駅、タワーホール船堀民間ビルから新庁舎へとつながるデッキを設けまして庁舎への主たる入口は建物の2階になるよう検討していく予定でございます。  続きまして、20ページからは、敷地条件敷地周辺動線計画、敷地の利用計画となります。敷地条件としましては今後の整備となりますけれども、用途地域商業地域に変更しながら容積率をあげまして、区が理想とする新庁舎大規模が建てられるよう、またの周辺の権利者とのまちづくりとの連携も考えまして、民間ビルが建つように考えていきたいと思っております。また、右上の敷地周辺動線計画でありますけれども、こちらもそれぞれに負荷がかからないように検討していくことになります。右下の敷地の利用計画についても利便性、周辺環境への負荷などの観点から今後検討を行っていくものであります。  次の21ページでありますが、事業化の検討で概算事業費ライフサイクルコストを財源と建設手法事業スケジュールを載せさせていただいているところでございます。ページ左上概算事業費ライフサイクルコストにつきましては、今後試算していくものになります。建設手法につきましては、一般的な庁舎建設に係る建設手法の特徴を記載させていただいておるところであります。こちら、船堀四丁目まちづくりと連動しながら最適な手法を選択していくことになります。ページ右下事業スケジュールでありますが、こちらも船堀四丁目まちづくりかかる合意形成都市計画手続きとあわせて進んでいくことになります。  続きまして、22ページでありますけれども、策定委員会の今後のスケジュールを載せさせていただいております。基本構想基本計画に係る全体の検討項目の確認を行いまして、第9回目以降は順次検討のほうを進めてまいります。11回目以降は、最終を見据えた全体のまとめに入りまして、12回の全体まとめを経まして、策定委員会として区長への提言を行う予定であります。その後、パブリックコメントを行いまして、来年の令和3年の3月に区として策定・公表をしていく予定で考えております。策定委員会の検討と並行して行っておりますのが、先ほど申し上げました表の2段目になりますけれども、庁内プロジェクトチームによる検討も行っております。また、表の3段目に執務環境調査等載せておりますけれども、庁内プロジェクトチームにつきましては8月末の最終にまとめを行ってまいります。執務環境調査についても同時期に中間報告のほうを行いまして、9回目以降の策定委員会の検討に反映をしてまいりたいというふうに考えております。  最後、22ページの下段でありますけれども、今年の4月に公表しました基本構想素案に対する国民の皆様からの意見のほうを載せさせていただいております。7月20日時点で合計29件の意見のほうが寄せられているところでございます。内容としましてはこちらにまとめさせておりますけれども、様々ご意見のほうを頂いております。引き続き、皆様からのご意見を頂きながら反映のできる部分については基本構想基本計画の部分にも反映をしてまいりたいとふうに考えております。  続きまして、23ページでありますけれども、6月4日の策定委員会策定委員の主な意見であります。災害対応の部分では、新型コロナウイルス感染症蔓延を踏まえて調査のあり方を考えていくべきだと。基本理念に反映をといった意見。また、水害対策をもっと主張するとよいという意見。水害の危険性を抱えている本区の特徴を踏まえて地下駐車場を造らない計画で進めてほしいといったようなご意見も頂いています。機能の点では、オープンな空間を計画するなど、ゆとりに配慮して計画してほしい。車の進入動線は安全性の観点からシンプルにすべきだというようなご意見。また、駐車場に関しては将来の台数を想定して設定してもよいのではないかと。また、庁舎内への店舗誘致は最小限であるべきとか、窓口のワンストップ化は利便性が高まり賛成であるけれども、職員の動きやすい環境も充実するとよいと。区全体のバランスを踏まえ、新庁舎にどのような事務機能を配置すべきか。コロナの影響を鑑みて計画をといったご意見を頂いているところであります。まちづくりに関しては、まちづくりスケジュールと連携しながら緻密に進めてほしい。デッキ空間で民間建物と連携を図りながらメイン動線としてふさわしいものを検討してほしいといったようなご意見を頂いているところであります。  前回の新庁舎建設基本構想基本計画策定委員会の内容については、以上となります。次回の策定委員会につきましては、9月9日に開催のほうを予定しているというところでございます。 ◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 それでは、引き続き、24ページをご覧ください。都市開発部のほうからは新庁舎に関連するまちづくりの組織ということで、地元のまちづくり組織についての状況についてご説明させていただきます。  まず、一つ目が船堀四丁目地区市街地開発準備組合でございます。船堀四丁目2・3・6街区の一部の土地の権利をお持ちの方とまちづくりに関する具体的な検討を行うものでございます。もう一つが船堀駅周辺地区計画協議会でございます。こちらは船堀駅周辺地区計画、第1から第3次までございますけれども、これによって地区特性を活かした活力ある街の実現のために良好な商業地及び業務地等の整備のために必要な活動を行うというものでございます。じゃあ、それぞれについてご説明をさせていただきたいと思います。  25ページをご覧ください。こちら、船堀四丁目地区市街再開発準備組合でございますが、別途、机上に執行部報告の資料を配付させていただいておりますけれども、内容が重なりますので、こちらのほうでご報告をさせていただきたいと思います。  まず、対象地区でございますが、先ほどお話しましたように船堀四丁目の2、3、それから6街区の一部でございます。組合員でございますけれども、地区内の土地に権利をお持ちの方が対象でございます。11名ございますけれども、そのうちの内訳としましては個別の権利者、個別にお土地等をお持ちの方が9名、それからマンションなんですけれども、マンションにつきましては2棟ございまして、それぞれ1棟ずつが1権利者というふうな形、1組合員となりますので、合計で11名というふうな形になります。そのうち、マンションの2棟につきましては、68名の方がいらっしゃいますので、全体の権利者数としましては右にございますけれども、77名の権利者という状況になってございます。今回はこの準備組合のほうに参加していただいているのが77名中72権利者ということで93.5%の加入率でございます。ただ、個別権利者、マンション権利者を含めますと、11名ということでいきますと、100%の加入率というふうな状況でございます。それから、経過でございます。平成31年の3月に地元に入りましてまちづくり懇談会を開催させていただきました。その後、勉強会という形で平成31年の4月から本年の2月まで計5回開催をしてまいりました。その後、地元の方々から発起人会というのを立ち上げていただきまして、計4回、先月まで開催してまいりまして、今月の7月2日にマンションの方向けに説明会、それから、7月4日に準備組合の設立総会というふうな形で2回に分けてやりましたけれども、今回そのコロナということもありましたので、密にならないようにということで2回に分けて説明をさせていただいたところでございます。  それでは、続いて、26ページをご覧いただきたいと思います。開催の状況でございます。設立総会は先ほど言いましたように7月4日にタワーホールのほうで開催させていただきまして、組合員としましては11名中10名が出席をいただきました。権利者は28名が参加でございます。その前に先立ちまして、マンション向け説明会を7月2日、同じくタワーホールで行いまして権利者29名の方が参加していただいております。両日の出席の権利者数合計で重複除きますと77権利者中51名の方に参加していただいているということでございます。それから、準備組合の運営体制でございますけれども、当日、役員としまして、理事長に・・・・・・他6名の方が決まりました。また、この地区につきましてはマンションの権利者が多くございますので、オブザーバーという形でマンション権利者の方から4名の方にご参加をいただいたところでございます。今回この説明会、それから、総会で、意見でございますけれども、特に反対という意見はございませんでした。主だった意見といたしましては、今後の権利変換の考え方ですとか、それから準備組合が立ち上がりましたので、組合費の徴収とかそういうのがあるんでしょうかということですとか、それからあと、移転の際の引っ越し回数についてはなるべく少なくしてほしいというご要望ですとか、それから、今後、事業協力者というのは決めていくんですけれども、それついてはどのように決めていくのかというふうなことで、今後の組合の動きに対する質問等がございました。  それから、27ページでございます。今度の予定でございますけれども、上段にありますように、今後につきましては、基本構想の検討を進めてまいります。その後、年明けぐらいから事業協力者募集に向けた準備を入りまして、来年度におきましては事業協力者の募集の開始を進めていきたいなというふうに考えているところでございます。  続きまして、28ページをごらんいただきたいと思います。こちら、船堀駅周辺地区計画協議会でございます。こちら、発足は昭和58年4月でございますけれども、目的としましては船堀駅周辺地区地区計画、3地区ございますけれども、こちらで商業・工業・住居混在の地区特性を活かした活力ある街の実現のために、安全、健康、利便、快適で秩序ある良好な商業地、業務地等の整備のための必要な活動を行うというものでございます。主な業務事項でございますけれども、船堀駅周辺地区の整備計画の推進に関すること、それから地区計画に定められた主要事項等の事前審査に関すること、また、本会の設立趣旨に合致する活動ということでございます。構成は、地区の土地所有者及び会長が必要と認める者、現在12名の方にご参加いただいているところでございます。こちら、昨年10月に開催したところでございます。今後も時期を見計らって会議を開催したいと考えてございます。  それから、29ページでございますけれども、今後の船堀駅周辺のまちづくりでございます。船堀駅を中心といたしまして新庁舎につきましては今ご説明したとおり新庁舎等をあわせた民間のまちづくりということで進めているところでございますけれども、まだまだ課題があるかと考えてございます。駅につきましては駅機能の強化というふうなことで、駅前広場ですとか、それから今、西側のほうに改札がないというふうなことで、西側に渡るには横断歩道を渡らなきゃならないとかそういった課題もございます。また、部分的に適正な土地利用がなされていないようなところもございますし、また、南側には新川という貴重な景観資源もございますので、ここと回遊性のつながりといったことも今後の課題かな。また、新大橋通りですとか船堀街道の道路交通の円滑化と言ったことも交通機能の強化という意味で課題になるかなというふうに思っております。こちらにつきましては、今、東京都と都区勉強会というのを開催してございまして、これは船堀駅周辺におきます土地利用ですとか交通計画等にかかることについて検討を行うものでございます。都の関係部署としましては都市整備局ですとか建設局、それから駅があるということで交通局といった、多様な部署からご参加を頂いて、昨年の12月に1回目開いたところでございますけれども、次は9月頃に開催をして船堀駅周辺のいろいろな課題について議論して、一定の方向性を導いていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○福本光浩 委員長 ただいまの内容について、ご質問等はございますでしょうか。 ◆白井正三郎 委員 新しい組織も作っていただいて、新たな課もできて大変進めていただいているのが、力強く思ったところでございます。  それで、一つお聞きしたいんですが、忘れてしまったんですけれども、平成30年度の6月に公表された今後の検討の方向性の中で、これやっていくと幾らぐらい予算が必要だか出ていた気もするんですけれども、出ていませんでしたっけ。どうでしたっけ。つまり、こういう整備をしていくと予算がこのぐらいかかりますというの出ていますか。中で出ていないですか。 ○福本光浩 委員長 予算についてです。 ◎乙訓陽一 建設技術課長 すみません、今、平成30年6月に公表されたものの中に将来負担費用の試算というようなところで記載がございまして、その際の記載では、更新費、大規模改修費、維持管理費、こちらの3区分を合計して2,230億というふうな記載をさせていただいております。 ◆白井正三郎 委員 2,000億ぐらいだったかなという記憶があったので確認させていただきました。それで、今日のお話はまだまだなので、1年間で2,000億使うわけでもないので、たしか新庁舎と公共事業の基金が550億ぐらいであっていますか、大体そんなものだと思うんです。それで何が言いたいかというと、これからの財政計画というのを、この今、多賀課長から本庁舎周辺とかくつろぎの用地だとか小松川一中、三中とか小松川の地域とか、こういう計画進めていきますというお話しいただいたんですけれども、当然今持っている基金じゃ足りないですよね。新庁舎だけだって300億ぐらいはかかるんでしょうか。もちろん基金で全部やるんじゃないのはよく分かるんですが、そうすると、こんなコロナみたいのが入ってしまったので、心配しているのは、ここの財政計画というの相まって、今日の説明の中には当然まだ入らないのはよく分かるんですが、何か行政側でこれからこういう形で何かあわせて作っていくんだとか、何か考えていくんだとか、その辺りのものがおありだったら教えていただきたいし、まだだったら、それはこれからだと思うんですけれども、こういうハード的に計画進めていくというのはよく分かるんですけれども、お金なきゃできないと思うので、そこのところ、何かお考えがあったらお聞きしたいと思います。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 結論的にはこれからということなんでございますが、今までどおり、当然、公共施設をつくっていく部分には、国の費用とか国庫補助金、それから都費、もらうものはもらっていこうと、とっていこうと思っています。ただ、それだけでもなかなか厳しいところありますので、今後、これはひとつ考えられるのは、公共施設の公有財産の活用とか、JR小岩なんかでは先行買収で買った土地を民間事業者に貸してお金をいただくというのもあるんですが、そういうのも今後考えられるのかなと思います。今言えるとすれば、国庫補助金、都費、それから資産活用、そういうのをやっていきながら少しでもその支出を圧縮していくと、そのような考えを今後そういう考え方をまとめていきたいと考えております。 ◆白井正三郎 委員 ありがとうございます。そうですよね。いつもここで教えていただけるのは、どちらかというとこの検討状況のこうやって進めていますと、大分進んでいて、前より進んでいて、課もできて大変嬉しく思うんですけど、そのあたりもやはりきちっと、今、室長がお話になったようなこともこういう目途でできるんですという安心感というものも含めて、今、きちんと新庁舎のお金だけ引いちゃえば、もうこれどうなっちゃうの。基金足していけるのというと、どのくらい税収が減るかもわからないと思うので、そんなことも含めて併せて教えていただけたり、考えさせていただけたらと思うので、これは要望としておきます。よろしくお願いします。 ◆よぎ 委員 ちょっと基本的な質問もあるんですけれども、まずそもそも駐車場はどうなってしまうんですか。地下には作らないけど、どこでどのように作る予定でしょうか。そこはちょっと分からなかったんですけど。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 駐車場でありますけれども、まだ現状、検討しているところでございまして、例えば地下もありますけれども、地下じゃない場合は、例えば地上1、2階とか、庁舎とあわせて造るとか、庁舎と別に造るとかいろいろな方法はあると思います。今、実際、庁舎と来庁者の数でいくと、大体228台ぐらいの駐車場規模になっておりますので、その辺のところは今後数の部分含めて検討して、どのような形にしていくかというところをまとめていきたいというふうに思っているところであります。 ◆よぎ 委員 それから、かなり大きなプロジェクトで関係者もたくさんあって、いろいろな関係者からたくさんの要望が入ってきます。パブリックコメントもこれからはその都度その都度入ってきますと。そうすると、その要望をどのように列記をして管理していかれるのか。例えば、これをこの時期でやります、これは部分的にやります、これは将来考えますみたいな、そういう管理の手法というのは取っているでしょうか。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 今、先ほどお話しさせていただきましたけれども、今、区民の方からの新庁舎の建設に関する意見の募集については随時行っているところでありますけれども、今、策定委員会の中でも区民公募の方も入っていただいて、委員会の中でも検討しているところでありまして、随時そういう中では様々ご意見いただいたりするものについても参考とさせていただいていまして、検討の中ではそこの部分を参考にさせていただいているところであります。最終的には、先ほど申し上げた来年の3月に基本構想基本計画のほうを策定していくスケジュールで考えておりますので、そこまでの間は、随時、意見としては承るような形になるかと思います。ただ、策定する時期もその辺はありますので、そこの辺の兼ね合いもあるかと思いますけれども、区民の方からの意見等については、平行していただくような形では考えているところであります。 ◆よぎ 委員 結果的にこのロングスパンの中で、基本的に計画が終わって実際に実行段階に入ってくると、やらなかった部分というのは結構その外に置かれてしまって、やる部分だけの計画が卓上に残るんですけれども、そういう意味では、部分的にやるというものとやらないもの、将来やるものというものについては、それは継続的な管理をしていくのかという、そこの方針をちょっとお聞きしたいんですけれども。  それから、もう一つは、どれをやるとか、どれを部分的にやるとか、その分析については、何か定量的分析とか定性的分析をしていく方針はあるでしょうか。つまり、ここがこれをやるとこういうメリットが出てくる。これをやってもあまりメリットが出てこないみたいな、そういう分析の方法って取っているでしょうか。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 分析の部分でありますけれども、今時点で新庁舎における部分で、現状のこの庁舎の部分のところは、執務環境調査と先ほど報告させていただきましたけれども、その中でも分析を行っているところでありまして、他には例えば来庁者の方がどういう手段で来ているだとか、そういった様々な調査のほうも同時に行っているところがありますので、その辺も加味しながら盛り込んでいきたいと思っております。逆に来年度以降、また設計とか基本設計、実施設計とかにも入っていく形になるかと思いますけれども、その中でもある程度ご意見等あれば、反映できるものは取り入れていきたいと思いますけれども、そのタイミングとどれくらいの効果があるのかというところもありますので、全体として総合的に考えて対応していきたいというふうに考えているところであります。 ◆よぎ 委員 一つ提案と、あと一つ質問ですけれども、その中で今日の紙の中で、これだけの長年やっていくプロジェクトの中で、例えば主なリスクとしては、例えばコロナみたいなのがまた発生してプロジェクトが止まっちゃって、やっぱりもっと長期化するとかコストが増えていくというような、大きなリスクの話もちょっと聞きたいなというふうなひとつ思った部分と、そういうところ、今どう見られているのか、どういうリスクを配慮されてこれからの計画に反映していくのかということを1点見たいなというふうに思います。それから、一番後ろのページにあったんですけれども、職員の動線にも配慮して計画をという話があったんですけれども、その動線について私も実は仕事上そういう動線作りというのは結構やってきたんですけれども、やらないと結構失敗する。今も例えば区役所とか行くと結構あちこちウォーキングしてゼットの形でいろいろなところ歩いていったりして、いろいろな書類を持ってくるみたいな、すごいその動線の悪さというのが感じたりはするんですけれども、そういったところ、実際にどこのタイミングでそのステップを取り入れるかということだけは今答えられるのだったら、それはそれでいいし、また今後の話であれば、それでもいいと思います。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 今、コロナの関係の話だとかあったと思いますけれども、今回の策定委員会の中でもその辺の部分、話題にも出てきているところがありまして、前回定めました基本理念とかその辺の部分でもそういったものも考慮して変えていくというようなところも取っております。スペース的なものもコロナの関係でいけば広く取るとか、そういった考えもありますので、随時そういう状況も出てきておりますけれども、どんな災害にも対応できるという庁舎にしていきたいというふうに思っているところもありますので、その都度、出てきたところについては考えてもらいたいというふうに思っております。  職員の動線の部分でありますけれども、今の先ほど申し上げました職員の中のプロジェクトチームの中でもいろいろ検討しておりまして、バックヤードの使い方とか策定委員会の委員さんの中からもやっぱり職員が使いやすい庁舎が一番いいんだというような話もいただいていますので、その辺も含めて考えを取り入れていきたいというふうに考えているところであります。 ○福本光浩 委員長 よろしいですか。ほかにございますか。 ◆小俣則子 委員 ちょっと四つほど聞きたいことをまとめていいですか。 ○福本光浩 委員長 どうぞ。 ◆小俣則子 委員 一つは準備組合が設立されたということで、この資料をいただいた資料の20ページのところに、敷地周辺の動線、それから敷地の利用計画、今後の検討ということは書かれているんですが、この準備組合の皆さんやいろいろな説明会で、オレンジのところが新しい庁舎をつくろうという区域になると思うんですが、こういう具体的な提案は皆さんにはされているのか。  それから、これにはいろいろな意見があったかと思うんですが、どういう意見があったのかというのが一つです。それから、地権者は全部で権利者77人となっているんですが、借地人というのがいるのかどうかということで、どの程度いるのかということです。  それから、3番目は6月4日の新庁舎基本構想基本計画策定委員会の場でも都有地の問題が5月の末に東京都が江戸川区に売却する方向性が出たということは聞いて、いつまでにということを聞きましたら、できるだけ早くというお答えだったんですが、まださほど時間は経っていないんですが、その辺の検討状況がどうなのかということが3点目です。  それから、4点目は、新庁舎基本構想基本計画策定委員会が、前回はWeb会議でやったんですが、一般の傍聴者、こういう状況なのでということで傍聴については議員と執行部でしょうか、一部屋でやっていたというのは知っているんですけれども、一般傍聴については今後どのようにWeb会議が今後開かれるということだけは聞いているんですが、その辺はどうなのかということです。 ◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 準備組合の件について、私のほうからお答えしたいと思います。
     この20ページの敷地周辺の状況というふうなことで民有地と庁舎の配置状況でございますけれども、これまでは準備組合といいますか、勉強会でですね、準備組合の前身である勉強会のほうにはこういった話はしてきております。特に庁舎北側にして民有地を南側にするということで反対という明確な意見はいただいてはおりません。  それから、借地人の状況でございますけれども、現在68名ほどいると聞いてございます。借家人でよろしいんですかね。失礼しました。借家人68でございます。それから、都有地の売却時期ということでございますけれども、これ前回もお話しさせていただいたように、今後、東京都のほうとはこのまちづくり今進めておりますので、まちづくりの進捗ですとか、それから今の都税事務所もここに合築するという話もございますので、そういったほうの動き等を踏まえながら時期については決めていきましょうというふうなことになっているところでございます。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 Webの関係でありますけれども、前回の6月4日の策定委員会は初めてWebでの会議ということで行ったところであります。次回、9月9日に次の策定委員会のほう、予定しておりますけれども、こちらもWebの会議を行いたいと思っております。傍聴についても前回はちょっとその部分が設けられなかったんですが、部屋等、また別にするような形で考えてまいりたいと思っております。 ◆小俣則子 委員 一般傍聴がまたそういう形でできるということは、質問がありましたので、よかったと思います。  それから、借家人の68人についてなんですけれども、具体的には権利者にはいろいろな勉強会だとか、そういういろいろなこういう情報が伝わっていると思うんですが、そういう皆さんの声を聞く、そういうシステムがあるのか、それから、具体的な情報をどのように提供しているのかということなんですが、どうでしょうか。 ◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 今、土地建物、権利有する方で今回再開発の準備組合というのが設立まずされましたので、その中で今後まずは基本構想という、どんな建物を建てていくのかということをいろいろ議論してまいりますので、その中で必要があれば、そういう借家人の方に説明する機会が今後出てくるかもしれませんけれども、それはまだ議論が始まったばかりですので、今後になるのかなというふうに思います。 ◆小俣則子 委員 どうしてもこのような街づくりや再開発となりますと、そういう借家人の方たちがいろいろ苦労されるということは聞いているので、その辺についてはぜひ丁寧にご意見を聞きながら、そういう皆さんの要望も様々な形で生かしていただきたいと思います。 ◆野﨑信 委員 多少ちょっと小俣委員と重なる部分もあるかもしれませんけれども、まず令和2年5月の都有地の売却募集の発出、この辺についてもう一度ちょっと確認したいです。また、コロナやこの辺のところで取り消しになっちゃうということがあり得るのか、具体的にここが動き出したんだなというのが実感する部分です。それと、今まで都税事務所との合同庁舎になるというのがお話が今ありましたけれども、区役所だけかなと思っていたのが合同庁舎になるという、ここのところがなぜこのような計画になってきたのかというところの確認と、それから、多分18ページのところで新庁舎の規模の施設計画や建築計画等の新庁舎の建築規模について、総務省とかその辺のところの違いによって今検討しているという、この辺の理由、どうしてもこの辺があって、その上で合同庁舎とすることも踏まえて、まちづくりの中で容積や街づくりの中で300%だったのが500%になったりとか、再開発によっての有効利用が出来上がってくると思うんですが、それによっての街がどのように影響していくのかという点と、最終的にそこのところでの費用とか今その辺のところが大分変わってくる部分があるのかなと思うので、その辺の説明をちょっと聞きたいなと思います。 ◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 都有地の売却の件でございますけれども、コロナの影響があるのかということでございますが、これについては特段、東京都のほうから何もそういう話ありませんし、東京都のほうともこれについては今後街づくり進めていきますということで情報共有しておりますので、そういう影響はないかなと考えております。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 都税事務所の関係でありますけれども、税務関係でいきますと、税務行政のワンストップ化というところもございまして、区民の皆様の利便性の部分から入っていただくということで、庁舎の中に都税事務所のほう入っていただくような形での交渉のほうを進めてきていたところでございます。今後、その辺の費用の部分だとか、手続きの部分についてはこれから東京都さんとの調整のほうになってくると思いますけれども、今、庁舎の中に入っていくのは都税事務所のほうで考えているところであるというところでございます。 ◎乙訓陽一 建設技術課長 すみません、規模の話と容積上げたときにどういうふうな影響があるかというご質問もあったと思いますので、その辺ちょっとお答えをさせていただきます。  まず、規模のほうなんですけれども、これ都税事務所も含めた形で今様々な角度から床面積を検討しているところでございまして、これ今、執務環境調査も行っておりますので、そういった方向からも改めて床面積を算出しまして、どういうふうな庁舎が合理的なのかというところを今まさに検討しているところでございます。それと、容積率のお話が資料の20ページにも載せさせていただいております。こういう再開発事業をやりますと、大きな建物が建つということで、一番分かりやすいのは日陰ですとかあと交通ですね、渋滞の関係があるかと思います。まず、日陰についてはやはり現状の都市計画ございますので、そういったものをしっかり守って、また周辺の方にもしっかり説明をしてこういった大規模開発を行ってまいりたいというふうに思っております。また交通渋滞についても同じようにしっかりと精査をした上で交通管理者、道路管理者とも協議をしまして、こちらについても周辺の方にしっかりと説明をして開発を進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆野﨑信 委員 やはり江戸川区の中心というか、になる計画ですので、やはりよりよいような形が取れればと、従来の容積やその辺のところにこだわらず、まちが江戸川区が素晴らしくなることをより進めていただけるような形ができればいいなと思います。 ○福本光浩 委員長 簡潔にお願いします。 ◆よぎ 委員 そもそもの論理というか、訪問者、新庁舎への訪問者をやっぱりこのまま維持という考え方でいくのか、減らすという考え方でいくのか。例えば、そこはいろいろな電子的なサービスを増やしていって、今もいろいろな証明書はコンビニで取れますみたいな、将来的に皆さんがうちの会派の生活者ネットワークさんはマイナンバー反対派ですけれども、それでもマイナンバーを例えば何かいろいろな形でもっと浸透させていって、いろいろなことをやっぱりITテックにできるようになるとか、そういうそもそものところは何か考え方があるでしょうか。一応、区民サービスというポイントの中ではそこはちょっと理解できなかったので。 ◎近藤尚行 経営企画部長 今、本区が目指しているのは、何年先になるか分かりませんけれども、来庁しなくても済む区役所というのを目指しております。この庁舎が建つ7、8年後、10年後ぐらいにそれが実現しているかどうか分かりませんけれども、目指すところはそれです。 ◆伊藤照子 委員 最初の頃から見ると、すごく具体的になってきたなというのをすごく実感をいたしております。この中で20ページの敷地周辺動線計画というのがあるんですけれども、船堀駅の周辺は横断歩道とか課題があるところがたくさんあると思うんです。タワーホールの前の道路も狭い中でバスが右折したりとか、また、北口、北側になると、バスが今度駅のバスターミナルに入るときになかなか車とか、横断者がいて左折できなかったりとか、そういうことが課題がたくさんあると思うんですけど、この中でそういった課題をまちづくり全体として解決していく方向性もお考えだと思うんですけれども、まず、例えば駅の前の道路をそれに合わせて拡幅して右折レーンをきちんと設けるような計画まで考えているのかとかということと、あと、このデッキで庁舎をつなぐということになっていますけど、タワーホールへの入り口もこの中で構造的にその2階からアクセスするように作れるのかどうかとか、新しく建つ建物は当然できますけど、今あるタワーホールの建物にそういうアクセスができるのかということ、また、ここでは駅舎改良の検討ということまで書いてありますけれども、こういったことも都営交通なんかと協議を案として出されているのか、その辺を教えていただきたいと思います。 ◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 今回の資料の一番最後の29ページの中で、今後の船堀駅周辺のまちづくりということで、先ほどちょっと若干ご説明させていただいたんですけれども、今、東京都のほうと、例えば駅舎で言えば当然交通局になります。交通局もございますし、道路で言えば例えば船堀街道、それから新大橋通りは東京都の建設局になります。それから、再開発やるだとかいろいろなまちづくりは都市整備局というふうなことになりますので、そういった部局と今の勉強会をやっております。その中で今お話があったような駅広もありますし、改札の問題ですね。先ほど言いましたように西側に改札がないので、横断歩道を渡らなきゃいけないという方もいらっしゃいますし、バスの問題は接着の問題もあって、例えば新小岩に行くあのバスが一旦道路を渡って南口のこの駅広に入ってからまたタワーホールのほうへ抜けていくというふうな、そういうようなちょっと遠回りの使いづらいような運用になされておりますので、そういったことも含めて、今、東京都と一緒に勉強会をやっているところでございます。それをどう改善していくかというのは、まさにこれからになってまいりますから、その中でいろいろ議論しながら今後の方向性を作っていきたいと考えているところでございます。  それから、もう一点、タワーホールとのアクセスについてもデッキでということでございますけれども、当然駅からデッキで上がれば、途中にタワーホールがあって、それから民間のビルがあって、庁舎となりますから、当然タワーホールのアクセスについても検討していきたいと考えてございます。 ◆伊藤照子 委員 今のこの周りの交通環境なんかがこの新庁舎がここに来ることによって、とても良くなってくれば、船堀何丁目は検討の中に入ってないとかというご意見も中に書いてあったんですけれども、船堀駅周辺のいろいろな交通安全とかいろいろな環境が整ってくるのであれば、この本庁舎が船堀に来ていろいろなところが良くなってきたというようなご理解が得られるのではないかなと思いますので、大変な、様々な検討が必要だと思いますけれども、江戸川区の本庁舎としてふさわしいこの地域になるように望んでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○福本光浩 委員長 簡潔にお願いします。 ◆野﨑信 委員 ちょっともう一点だけ。19ページの空間構成についてですけれども、その合同庁舎となるということになると、このプランの構成の中にも都税事務所がどこにあるのかという部分もあってもいいのかなと思うんですけど、この辺は全然この辺にはまだ入ってきていないということでよろしいんですかね。逆に、本音を言うと、何を聞きたいかというと、東京都から払い下げるときにそれが条件になっているのかというのが聞きたいのが一つあります。 ◎佐藤弥栄 新庁舎建設推進担当課長 都税事務所の関係でありますけれども、まだ具体的にここの場所というところはこの中には入っていないところもあるかと思いますけれども、その部分についてはこれから東京都とも協議していく形になる形になります。こちらの空間構成の中で行きますと、2階の部分に税というところも入っているところもありますので、それも含めてちょっと今後検討していくような形になるかなというふうに思っています。 ◆野﨑信 委員 まだ始まったばっかりなので、言いにくい部分もあるかもしれませんけど、よろしくお願いします。 ○福本光浩 委員長 ほかにございますか。よろしいですか。  特になければ、以上で本日の案件を終わります。  次に、その他について何かございますか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福本光浩 委員長 それでは、今後の委員会ですが、8月は24日(月)、午後1時30分からを、9月は11日(金)、午前10時から、それぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で新庁舎建設等検討特別委員会を閉会いたします。                      (午後 2時40分 閉会)...