佐々木勇一 委員
栗原佑卓 委員
大橋美枝子 委員
金井しげる 委員
笹本ひさし 委員
桝 秀行 委員(環境費)
窪田龍一 委員
大西洋平 委員
高木秀隆 委員
小俣則子 委員
伊藤照子 委員
竹内 進 委員
島村和成 委員
●欠席委員(0人)
●執行部
斉藤 猛 区長
山本敏彦 副区長
新村義彦 副区長
千葉 孝 教育長
外、関係部課長
●事務局
書記 當山寛成(環境費)、土屋博祥(健康費)
●案件
令和2年度予算審査(第4日)
一般会計予算歳出 第7款 環境費、第12款 健康費
(午前10時00分 開会)
○藤澤進一 委員長 ただいまから、
予算特別委員会を開会いたします。
署名委員に、間宮委員、大西委員、お願いいたします。
はじめに、委員の交代についてですが、白井委員、牧野委員、よぎ委員から栗原委員、小俣委員、笹本委員に、それぞれ、交代しましたので、報告いたします。
座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは、このとおり決定いたします。
本日は、
一般会計予算歳出の第7款、環境費、第12款、健康費の審査を行います。
なお、健康費の審査の冒頭に
新型コロナウイルスに関する一括審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、委員外議員の発言についてですが、滝沢議員から、第7款環境費、第1項環境整備費、第1目環境推進費の審査で委員外議員の発言の申し出がありましたので、これを許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは、委員外議員の発言を許可することにいたします。 それでは、これより本日の審査に入ります。
予算書・同説明書の212ページをお開きください。
第7款環境費、第1項環境整備費、第1目環境推進費より審査をお願いいたします。
◆栗原佑卓 委員 おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。ここでは、第2次エコタウンえどがわ推進計画についてお伺いをしたいと思っております。この計画では、2030年度までに、2013年度比で
温室効果ガスを40%削減するという目標が掲げられております。高い目標数値のように感じますけれども、もったいない運動の積極的な展開ですとか、オフィスや家庭の
温室効果ガス排出量の削減など、ぜひとも目標に向けて取り組んでいっていただきたいと思っております。そこで、本区が中期的な視点で、
温室効果ガスの排出削減に向けましての実施をする取組みということで、本計画の中で、全てのエネルギーを
再生可能エネルギーに転換するという、RE100と呼びますけれども。このRE100を実現するというものが、この計画の中にございます。その中で、区内の太陽光発電を区内で活用する仕組みをつくりまして、さらに区外に
再生可能エネルギーを、電源を確保するという取組みがございますけれども、太陽光発電を活用する仕組みというのは現状、どのようになっているのか、これをまずお聞かせください。
◎茶谷信一
環境推進課長 おっしゃいましたようにRE100は全てのエネルギーを
再生可能エネルギーに転換するというものでございますけれども、この中で紹介させていただいております。実際は
太陽光パネル、一般家庭でも一番導入しやすいものというふうに考えております。そのために、今現在は都の住宅用の
太陽光発電初期費用ゼロ促進事業ですとか、あとは省エネ住宅を新築の場合には補助をするような、東京都の事業がございます。こういうものも紹介しております。
あと、先日も東京都がこれは進めておりましたけれども、
再生エネルギーをグループ購入しましょうということで、少しでも安くこれに参加していただいて、入札をして
再生エネルギーをグループで購入しようという事業にも、江戸川区は積極的に後押ししているところでございます。これからも、こういう補助事業等を上手に活用しながら、またもう一つは新庁舎ですとか、区の新しい施設、こういうものには積極的にRE100の取組みを進めていきたいと、そういうふうに今考えているところであります。
◆栗原佑卓 委員 今、ご答弁いただきました新庁舎ですとか、さまざまな施設、
再生エネルギーというのをつくって、太陽光発電を中心につくっていただければということで、東京都のほうの連携が必ず必要だと思いますので、しっかりと連携を図っていきながら、進めていっていただきたいというように思っております。
次に、この計画の中でもございますけれども、本区の先駆的な取組みということで、
水素を活用することで、低炭素化を実現して、低炭素型の
水素を利活用する仕組みの構築を進めているということがございます。東京都でも、
水素エネルギーの普及に向けまして、民間企業や都内自治体などの計111団体と
Tokyoスイソ推進チームというのを2017年11月に結成をしたりですとか、毎年2月1日を東京
水素の日として普及啓発のイベントをチームで催すということをしていると聞いております。
また、江戸川区もこのチームに参加をしているということでございまして、連携をしっかり図りながら、
水素エネルギーの普及に取り組んでいると思います。そこで、
水素社会の実現に向けました取組みの現状というのをお聞かせいただけますでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 私たちに身近な
水素エネルギーの活用ということで考えますと、家庭内の蓄電池によって発電と熱供給を行う
エネファームというのが一番身近だと思いますけれども、こういう
エネファームですとか、
燃料電池自動車、FCVと言いますけれども、こういうのを導入におきましても、都ですとか国の補助金、そういうものもございますので、そういうものを紹介しているというところであります。
もう一つは、社会のインフラを進めていくということでございますけれども、ご存知かと思いますけれど、今、区内に
水素バス、都バス、5台の
水素バスが今通っております。役所の前も2台の
水素バスが実は通っているところでございます。先日、臨海町のほうに、これは民間の岩谷産業というところが、
水素ステーションというのをつくりました。都内で16カ所目が江戸川区にできたということでございます。東京都は今後2030年までに、150カ所の
水素ステーションを目指すというふうにしております。こういうことも、区としては積極的にPRしていきたいなというふうに思っているところでございます。主に
水素ステーションで入れるのは、今は
水素バスでございますけれども、今後普及していきますと、
水素自動車の普及、こういうことにも十分期待をできるところだというふうに考えているところでございます。
◆栗原佑卓 委員 都内で
水素ステーションを160カ所近く、今後つくっていくということと、区内にも今2台の
水素バスが通っているということで、これからますます
水素の需要というのが高まっていくのかなというように思っておりますし、東京都の予算でもたしか環境ゼロ
エミッションということで、88億円の予算がつけられていたと思うんですけれども、これから環境に配慮した、今、はやっておりますけれども、SDGsということで、世界的にも持続可能な社会というのを実現していくという取組みが行われていると思いますけれども、ぜひともこうしたことを進めていっていただきまして、本計画、第2次
エコタウン江戸川推進計画の目標、日本一のエコタウンを進めていくということもございますけれども、こうしたことを進めていっていただきたいと思っております。
また、最後にもう一点なんですけれども、話変わりますが、
ラムサール条約についてお伺いをしたいと思っております。平成30年の10月18日に葛西の海浜公園が国際的に重要な湿地を保全する
ラムサール条約湿地に都内で初めて登録をされました。私も平成30年の第4回定例会でご質問させていただきましたけれども、
ラムサール条約で登録をされました
葛西海浜公園近くに
自然学習交流館などを設立することはいかがということで、私、本会議で質問したことがあるんですけれども、このこと、現状ではどのようになっているのか、もしわかっていればお聞かせいただけますでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 葛西海浜公園、江戸川区にとっても貴重な宝であるというふうに思っております。委員さんがご要望されているような施設がすぐにできれば非常にいいなというふうには思っているんですけれども、現実的には、すぐにというふうにはいかないというふうに思っております。今はやはり鳥類園ですとか、水族園ですとか、そういうところの
レクチャールームですとか、あとは
クリスタルビルもございます。あと、宿泊ですとか、ミーティングなどは区の
ホテルシーサイドもあります。今あるこういう施設を効果的に活用していただくのが、今現在の状況でございます。今後、整備ですとか、拡充につきましては、公園の管理者、東京都などに十分働きかけていきたいと、そういうふうには思っております。
◆栗原佑卓 委員 現在、
葛西海浜公園周辺なんですけれども、東京都のほうでも都立の
葛西臨海水族園というのを今後建てられるというふうなこともいろいろなことも聞いておりますけれども、
葛西海浜公園というところにつきましては、ご答弁いただきましたように、さまざまな施設がございますので、一体の東京都、都立の公園でもございますから、さまざまな近隣の施設とも連携をしていただきながら、魅力ある施設というのをつくっていっていただきたいなと思っております。
また、昨年第2回の定例会で同僚議員の質問の中にもございましたけれども、区長のほうから自然動物園を
葛西海浜公園に設けてもいいのではないかという話も出ていたかと思いますけれども、そうした
葛西海浜公園というのは大変注目を集めていると思いますので、今後の東京都としっかり連携しながら、一定の整備を進めていっていただきたいと思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。一般質問ではエコタウンえどがわ推進計画でも気候変動についての対策を計画しており、遂行しているということで重ねて行うことはしないというお話がありました。エコタウンえどがわ推進計画は2008年に策定されており、果たすべきと考えられる第1次目標と2050年度までの
温室効果ガス削減を目指す中長期的な計画です。それに対して、
気候非常事態宣言は昨年の台風など直面する気候変動による被害に対し、従来の施策に対して、さらなる対策の積み上げを求めたものです。エコタウンえどがわ推進計画のどの部分が
気候非常事態宣言に相当するものなのでしょうか。具体的な内容をお聞かせください。
◎茶谷信一
環境推進課長 本会議で一般質問でも区長が答えたとおりなんですけれども、エコタウンえどがわ推進計画の冒頭のところに、地球温暖化に対する異常気象であるという認識をしっかり示しておりまして、区と区民、事業者がこの問題に一体となって取り組んでいくんだということのために策定したものであり、このこと自体が十分な意思表示であるというふうに考えているところでございます。
◆伊藤ひとみ 委員 エコタウンえどがわ推進計画が広く区民に知られていないということの今の状況では、
気候非常事態宣言に匹敵するものではないと考えています。改めてエコタウンえどがわ推進計画では、何に力を入れて、どのような効果が上がったのか伺います。
◎髙原伸文 環境部長 少し繰り返しになってしまうかもしれませんけど、課長説明させていただいたとおり、まず江戸川区を取り巻く現状を踏まえた取組みが必要だということで。地球温暖化問題、それから、江戸川区の影響について、私どもなりに分析をさせていただいてございます。それから、地球温暖化の最大の要因としては、
温室効果ガスの大幅な削減ということでありますので、これについても、段階的に計画的に、こういうような形で取り組んでいくということの表明をさせていただいております。
それから、全体的にやはり気候変動というものについては、大変大きな世界的な課題になりますので、これについての対応が必要だというような形の表明もさせていただいているところでありますので。ですので、私どもとしては、十分、今、他自治体が幾つか出しておりますけれども、
気候非常事態宣言というものを出されていますけれども。私ども2018年の段階ですけれども、この形の考え方を出しておりますし、また具体的なこういう手順で区民、事業者の皆さんの協力をいただきながら進めていこうというような形を打ち出しておりますので、私どもは現時点では、これをもって表明というんですか、意思表示だというふうに考えてございます。
◆伊藤ひとみ 委員 どういう効果があったというところは、どのようにお考えなんでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 やはり日本一のエコタウンを目指すということで、江戸川区の地域力を最大限に活かしまして、これは進めているところでございます。もったいない運動は10万人以上の人が参加していただいております。また、
エコカンパニー、こちらにつきましては、300以上の事業者の方が環境をよくする取組みということで、登録をしていただきまして、進めていただいていると。これをどんどん底力を増やしていくと。これ、私たちが策定しました計画書の一番の肝となるところ、そういうふうに考えているところであります。
◆伊藤ひとみ 委員 効果が上がっているというところで、推進しているということなんですね。第2次エコタウンえどがわ推進計画では、先進的な取組みとして、RE100の実現と地域新電力会社の仕組みを紹介しています。本会議では、この地域新電力会社を設立し、売電するための資金の調達の一つの方法として、
小規模目的別地方債を提案いたしました。先月2月25日には、分散型電源を活用した事業機会の創出を目指し、計量法の規制の柔軟化を盛り込んだ強靭かつ持続可能な
電気供給体制の確立を図るための
電気事業法等の一部を改正する法律案が閣議決定されています。分散型の
再生可能エネルギーなどを地域で活かすことの可能性が見えてきました。災害時に区民が困らないように、先んじて対応することが必要だと考えています。
そして、区が率先して
気候非常事態宣言を行うことは、区民に対策の必要性をアピールできる絶好の機会だと思います。もちろん宣言をすればいいということではありません。昨年のような大型の台風がまた発生する可能性のあることが指摘されている今だからこそ宣言を出すことによって、江戸川区の姿勢を示し、意識を持って行動することが可能になるんだと考えています。改めて
気候非常事態宣言をすることを要望いたします。
◆大橋美枝子 委員 今の
非常事態宣言のことで関連してお聞きします。私もインターネットで調べますと、昨年の9月から長崎県壱岐市から始まって、長野県、神奈川県など2県13市町村でこれを出していると。今の緊急な対応として、最近の新たな取組みだというふうに認識していますが、この認識について、新たな取組みだということについての認識はどうでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 今おっしゃるのは、多分、環境大臣が呼びかけている2050年の
温室効果ガスが排出、実質ゼロ表明のことだというふうにも思っておりますが、
エコタウン推進計画では、2030年の40%削減というふうな目標を持ちまして、さらなる努力目標を示しているところでございますので、これはゼロ
エミッションシティも見据えたものだと十分に考えているところであります。
◆大橋美枝子 委員 環境推進をするためにも必要だという伊藤区議の質問に、私も賛同して意見を表明したいと思います。1点だけ確認したいんですが、2022年度までに10%削減というふうに数値目標を出しています。このこととの関係で見通しは今どうでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 第1次目標を十分にクリアいたしておりまして、現在、
温室効果ガスの削減量は、江戸川区は目標量を大きく上回っておりますので、これは十分に達成可能だというふうに考えております。
◆大橋美枝子 委員 取組みの効果が出ているということは、私もそれはそれで評価できると思いますが、
非常事態宣言についてもぜひ検討してほしいと。最後に、もう一点。
水素社会のことの関係なんですが、
水素ガスを作成するときに、CO2の発生の課題があるというふうに、区も認識しているというふうに承知しているのですが、この認識は間違いありませんか。CO2発生する、要するに影響があると、全くの全てクリーンではないという、そういう認識です。
◎茶谷信一
環境推進課長 発電をするのに、多分、火力で発電しているという意味合いだというふうに思いますけれども、
水素をつくるときも、
水素エネルギーを使って電気をつくるときも一部そういう熱を発生するというようなことも伺っているところでございますけれども、カーボンゼロに向けて、今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。
◆大橋美枝子 委員 要するにやっていくときには、必ず課題があると思いますので、課題を押さえながらきちんとやってほしいと改めて意見として述べます。
◆竹内進 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。私からは、特殊詐欺について、何点か質問をさせていただきたいと思います。昨年1年間の全国の被害総額が301億5,000万円だったことが警察庁から先日発表がありましたが、江戸川区的には特殊詐欺の被害状況がどういう今状況なのか教えていただきたいと思います。
◎茶谷信一
環境推進課長 特殊詐欺の被害状況ですけれども、令和元年、昨年1月から12月までで申しますと、今現在141件、被害総額は3億5,994万円というふうにいただいているところでございます。その前の年に比べますと、これは54件、実は減っておりまして、被害総額も736万円減っているところでございます。
また、手口が特殊詐欺というのは4パターン、実はありまして、一つは
オレオレ詐欺、こちらにつきましては、大体27%でございますので、3分の1、30%が
オレオレ詐欺。あと、還付金詐欺が大体40%でございます。それと、架空請求、これははがきですか、そういうもので最初届くものですけれども、16%。あと今、
特殊関連詐欺盗というのがありまして、これは警察官ですとか、銀行員ですとかを装って、あなたの
キャッシュカードが悪用されているなどの電話がまずかかってきます。そして、家を直接訪問されまして、カードと暗証番号を書いた紙を封筒に入れてくださいと。割り印をするので、保管しますので、割り印を取りに行ってくださいという間に、本物と偽物をすりかえてしまって、それで後から、ATMでおろしてしまうというような詐欺がはやっているということも警察のほうから伺っているところでございます。
◆竹内進 委員 確かに巧妙な手口が増えてきて、確かに全国的にも
オレオレ詐欺は減っていますよと。ただ、今、課長ご答弁いただいたように、
キャッシュカードを盗んだりして、そしてさまざまな巧妙な手口でどんどん詐欺が広がっているというのが、増えているということも、我々も聞いております。昨年、補正予算で、江戸川区的には、75歳以上の単身、もしくは75歳以上の方々で住んでいるご夫婦だとかいうような方々に
自動通話録音機の緊急事業をしていただきまして、これは我々高く評価をさせていただいております。その上で、約何カ月か過ぎたんでしょうね。現状というのはわかりますか。
◎茶谷信一
環境推進課長 昨年の11月、12月で区内37カ所の施設で集中的にまず給付事業を行わせていただきました。それ以降も今現在も環境推進課のほうでは、この事業を継続しております。その結果、今までで4,118世帯の方に配付いたしました。そういうところでございます。
◆竹内進 委員 一つ確認なんですけれども、環境課のほうでやっていただいているということなんですけども、3月いっぱいまでは受け付けしていただけるのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 今年3月いっぱいまでも受け付けをしております。昨日の広報えどがわ3月1日号にも載せさせていただきまして、3月いっぱいまで区役所のほうでお渡しをしますということをPRさせていただいております。あとは、防犯だよりのほうにも、そういうことを記載させていただきまして、PRしているところであります。
◆竹内進 委員 私どものところにも非常に区民の方から、本当にいいことやってくれたねという声が随分寄せられています。ですから、できるだけ今言ったように長くというか、期限はありますけれども、できるだけ1世帯でも多くの方々に行き渡るようにご努力をお願いをしたいと思います。
最後ですけども、今後の特殊詐欺の対応、今、4パターンあると課長おっしゃっていただきましたけれども、今後の特殊詐欺に対する対応、当然、警察ともしっかり連携なんでしょうけども、これわかれば教えていただきたいと。
◎茶谷信一
環境推進課長 先ほどお話しました
自動通話録音機でございますけれども、実は在庫を今1,800台ほど私たち管理しておりますので、でき得れば引き続き75歳以上のみの世帯の方を対象に、これは通年でやらさせていただこうかなというふうに思っております。直接申し込んでいただいて、取りに来ていただくのが区役所でもいいんですけれども、ほかになごみの家だとか、そういうところで協力できないかということを今調整しているところであります。あと、
シルバー人材センターにある
取り付けサービスもあったのですが、これも引き続きできないか今調整しているところでありますので、こういうようなことも十分PRしながら、あとはこれまで進めてきましたさまざまな取組み、これを継続して力強く進めていきたいというふうには思っております。
◆竹内進 委員 今ご答弁いただいたように、とにかくできるだけ特殊詐欺を減らすという努力を続けていっていただきたいと思うんです。ご答弁いただいたように、通年でできればお願いしたいということと、あとなごみの家をはじめ、さまざまなところを使いながら、ツールを使いながら、このことは続けてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。
あと、
シルバー人材センターの方々もお互いがやっぱり行ったり来たりしているわけですから、その中でいろいろな話が出てきますので、そういったことも含めて、ぜひしっかりお願いすることを要望して終わります。
◆島村和成 委員 おはようございます。刑法犯等、また
防犯カメラ等について、ちょっと質問させていただきますけれども。令和1年、昨年1月から12月で刑法犯総認知件数4,717件、それで江戸川区のピークが平成12年で1万8,275件ということで、実に74%も減らしていただいたという、本当に企業努力、皆さん頑張って。いっとき、全庁を上げて取り組みましたし、私も平成15年に自分で抑止のポスターをつくって随分町中に貼った記憶がありますけれども。江戸川区はいろいろすぐれた施策、高齢者に優しい、福祉が充実して優しいとか、子どもたちに対しても保護者負担軽減だとか、公園が多いと子育てしやすい街とか、いろいろいい評判もあるのですけれども、こと、この犯罪件数が多い、あるいは選挙の投票率が低いとか、自慢できないのもあるわけでございまして、この74%減らしたのはすばらしいことだと思いますけれども、ずっと最下位、ワーストワンで23区中23位という、それがずっと長く続きまして、昨年は4,717というのは18位ということで、ランクが5番目だったんですけど、まだまだ下から数えたほうが早いということなので。それは、引き続き取り組んでいただきたいと思いますけれども、防犯カメラ今どんどん地域の要望について設置してもらっていますけれども、実際に今40地区で625台防犯カメラを設置しているということで、犯罪の逮捕というんですか、そういうのにつながったケースって、防犯カメラを解析したことによって、そういう捕まったケースは、そういうのは捉えているのですか。
◎茶谷信一
環境推進課長 警察のほうから、カメラの映像を使わせていただきたいというのは、時々来ます。これが、非常に役に立ったという話は聞いているんですけれども、これは直接いろいろとつながっただとか、犯罪検挙につながったとかいう話も聞いているところはあるのですけど、詳しいことがなかなか公開していただけませんので、警察のほうでは非常に役に立っているんだよというお話は伺っているのですが、申しわけございません。
◆島村和成 委員 今期予算で防犯カメラ設置で2,400万計上していますけれども、設置については今40地区と言いましたけども、町会等地域団体との要望を踏まえてということなのですが、区として逆にこの地域とこの地域をリサーチして、2,400万の内訳で予定しているのか、あくまでも地域のほうのオファーがあってから設置するというのか、その辺はどういう考え方ですか。
◎茶谷信一
環境推進課長 仕組みといたしましては、まずはじめに防犯カメラこういうものですよというものを説明させていただいております。その後、費用がかかりますので、費用についても十分ご検討いただいて、場所についても、これはどういうところに必要なのかというのが、もしもそういう予定があれば、区と警察と地域とみんなでこういうところに必要ですねということを選定させていただいて、そして予算化するということになりますので。実は、今つけたいと思っても、2年後になってしまうということはありますけれども、それだけちょっと時間はかかりますが、慎重にやっているところではあります。
◆島村和成 委員 今、要望して2年後というのは、計上した2,400万のあれが2年後につくということなの。
◎茶谷信一
環境推進課長 昨年もきちっとしたそういう手続を準備をさせていただいていましたのを今年度予算化させていただいておりますので、来年度は新設が37台を今回予定しているところでございます。
◆島村和成 委員 わかりました。要望があって、それに基づいて試算をして2,400万出ているということね。これから、地域でもって、ここつけてくれ、あそこつけてくれとなると、2年後になっちゃうという話なのね。
◎茶谷信一
環境推進課長 今3月ですので、これからいろいろと調整をいたしまして、来年度になります。ですから、令和3年になります。ただし、なかなか実際につけ始めるのが暮れぐらいになってしまうんです。ですから、実質ここから2年ぐらいかかってしまうというのがあります。ただ、令和2年度に調整したところは、令和3年度中にはつくということなんですけれども。申しわけございません。
◆島村和成 委員 わかりました。私の自宅のそばにも電柱にはつけていただいて、みんなそういう地域でそれでよかったというのはありますし、あとここに防犯カメラが設置してありますってステッカーみたいなのあるよね。あれも、抑止、メンタルの面であると思うので、その辺はきめ細かくやったほうが僕は効果的だと思うので、あと地域のほうで、結局、今、僕は常々言っている外国人が悪いというわけではないけども、非常に地域にいろいろな国の人が住んでいますから。だから、そういうのを見ると、我々町会の人たちも非常にその面でナーバスになっているところもあるので、その辺はよく地域の方たちと相談して、できるだけ地域の人たちがここはつけてほしいということは、できるだけ要望に沿うように設置方お願いをしたいと思います。
◆窪田龍一 委員 私も防犯カメラの新規事業で維持管理支援ということが出ていましたので、ここでお聞きをしようと思っていました。大分、内容、今のご答弁でわかったのですが、今のカメラの設置のあり方だとかはお話ありましたけど、維持管理修繕費の負担ということで、今後の見通しというか、修繕費の負担をすることに至った経緯と見通しについてお聞かせをしていただきたいのと、今、設置するには2年かかるということだったのですが、これまで防犯カメラ事務説明会を例年開催をしていただいているかと思うのですが、恐らく3月の中旬を予定されていたと思うのですが、延期になります。この辺はどういう対応をされるのか、今まで区としても丁寧にこういう防犯カメラの設置については、地域の方たち、商店街の方たちと連携をとってやってくださっていたと思うのですが、こういう事態を受けて、今、具体的に決まっていることがあれば、お聞かせをしていただければと思います。
◎茶谷信一
環境推進課長 今回新しくおっしゃるように、維持管理支援として修繕のほうを少し計上させていただきますけど、これは初めてでございます。基本的に新しくつけまして、7年たったカメラは東京都の補助事業により、新しいものに更新することができます。各団体においては、それを既に見据えて徐々に積み立ててはいるのであります。あと、電気代もそれぞれの団体の負担ということで、それもきちっと積み立てながらきちっと執行していると。それは、団体のほうできちっとやっています。しかしながら、導入後、どうしても機械ものですので、2、3年で不具合が出るものですとか、非常に修繕に高額なものというものが出てきてしまっているのが現実でございます。そういうところは、直すのに躊躇しているのです。そうしますと、全体の防犯力、抑止力の低下につながりますので、それは東京都が昨年から始めました新しい修繕事業を少し導入、うちのほうにも取り入れさせていただきまして、そういうお困りのところについては、丁寧に対応をしていこうということで、修繕の新しい予算を立てたところでございます。
また、実は3月の17日の日に防犯カメラの説明会を予定しておりまして、これは町会さん、あとは商店街さんには全てのところにご連絡を差し上げたところではございますけれども、昨今のコロナ感染拡大に伴う自粛等によりまして、これは中止させていただきました。そのお通知は、今後差し上げてまいりますけれども、基本的には個別に全て対応してまいります。ですから、ご相談のある方、新規でつけようかなというふうな検討をされている方は6月の下旬までに、個別に申し込んでいただきたいというふうに思っております。それで対応をさせていただきたいというふうに思っているところであります。
◆窪田龍一 委員 本当に丁寧にやっていくことと、今、都からの助成もうまく活用をしてということで、本区ならではだと思います。今団体、いろいろなところにご案内すると言われていましたけど、大体幾つぐらいの箇所にご案内されるのですか。
◎茶谷信一
環境推進課長 全ての町会と全ての商店街のほうには通知を出させていただいておりますので、350近くは出させていただいております。
◆窪田龍一 委員 ぜひ今回こういう説明会がなくなるわけですので、さらに徹底して、これまでどおりきめ細かく対応していただければと思いますので、要望して終わります。
◆伊藤照子 委員 大変な中ですが、よろしくお願いいたします。ここで、受動喫煙防止について、お伺いをしたいと思います。本会議でも本区の対応について、質問させていただきましたが、今回の答弁では江戸川区歩行喫煙及びポイ捨ての防止に関する条例を改正をして、受動喫煙防止重点区域の指定にかかる規定が追加されるということでご答弁をいただきました。それに関連して、新規事業で喫煙マナー啓発等委託料と屋外喫煙所設置工事費がありますけれども、その概要についてお聞かせをいただきたいと思います。
◎茶谷信一
環境推進課長 お話のように今回、条例の提案をさせていただいておりますのは、受動喫煙防止重点地域の指定ということでございますけれども、これに伴いまして、喫煙マナー啓発等委託ということで、実はこれは朝夕しばらくの間は、啓発員を考えております。喫煙者の方ですとか、あと周辺の地域の皆様、いろいろなところにPRをしていかなくてはいけないかなと思っておりますので、喫煙所へのご案内、誘導を兼ねまして、そういう啓発誘導員を計上させていただいているというところでございます。
あと、工事の点でございますけれども、工事については、屋外喫煙所を現在来年は4カ所程度を見込んでおります。1カ所大体600万円というふうに考えておりまして、4カ所で2,400万円ということで、今回計上させていただいております。
◆伊藤照子 委員 4カ所の駅という駅広場というのは決まっているのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 今のところ人通りの多いところですとか、商店が多いところですとか、あとはポイ捨てが目立つところということで考えておりますと、やはり駅周辺になります。駅周辺で4カ所と言いますと、一番目立つのが、まずJRでは平井と小岩駅でございます。それと、東西線の葛西、西葛西、この4駅を来年度進めていこうというふうに検討しているところでございます。
◆伊藤照子 委員 今、4駅ということでお話がありました。よく交番の方なんか西葛西でも、私なんか駅に立っていますと、もし条例でここが重点地域に決まっていたならば、お巡りさんも交番の方も注意ができるというふうなお話をいただいていたこともありますので、このような形で重点区域を設けていただいたというのは受動喫煙防止に大きくつながると思います。
あと、4カ所ですけれども、今後、江戸川区内の駅、状況いろいろあると思いますが、つけていく方向なのか、また今、駅広場は自転車駐輪場と一緒に委託、または指定管理になっていると思うのですけれども、今回は喫煙マナー啓発ということで、人を配置するというお話でしたけれども、今後、例えば違反している人がいたときに、どのように指導とかしていくのかなというのがあるのですが、この辺については、どのようにお考えでしょう。
◎茶谷信一
環境推進課長 今後の方向といいますか、とりあえずモデルになる地区を4カ所選びましたけれども、世の中の動向ですとか喫煙率の向上ですとか、そういうことを考えますと、今後広げていくという一概にそういうふうには考えておりません。この様子をきちっと検証しながら、今後の設置の方向は進めていきたいなというふうに思っているところでございます。
あと、条例の違反者については、先ほど言いました啓発員による誘導を考えておりますけれども、もう一つ地域の皆さんで見守りも大切だというふうにも思っているところでございます。あと、先日警察にもご協力をいただきたいということでお話をしていましたので、モラルとマナーの向上を一層地域全体で高めていくということでございます。
◆伊藤照子 委員 喫煙者は売っている以上、ゼロにはならないので、喫煙する方は必ずいるわけですので、喫煙場所があると、そこでお願いしますということで聞かれても、誘導ができると思いますので。駅の周りは特に人が集まるので、私どもも地元でよく言われております。ぜひ禁止にしてくださいということを言われて、禁止にはなっているのですけど、今回はこういった形になったので、できたら人がたくさん集まるところ、特に駅広場については、全ての駅でこのように喫煙場所、屋外喫煙場所をつけてもらえるような方向で考えていただければ、分煙がきちんとできるのかなと思っております。
また、看板とかステッカーも新しいものをつくるようにお考えでしょうか。その点お聞かせください。
◎茶谷信一
環境推進課長 今回のそういう指定に関して必要なものは順次つくってまいります。
◆伊藤照子 委員 今までバスの中でもアナウンスしてくれていたのは、すごくよかったなと思っていますので、今回一重深まった条例になりましたので、受動喫煙防止に大きくつながると思いますので、区民の健康増進、また長寿のためにもぜひ進捗状況を確認しながら、しっかりと受動喫煙防止について、進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆鹿倉勇 委員 よろしくお願いします。今のお話で大分理解はできたんですけれども、1点設置方法。例えばパーティションで区切るだとか、そういったのが今現在決まっていましたら、教えていただきたいなと思います。
◎茶谷信一
環境推進課長 平井駅をモデルにまず進めていきたいというふうに考えているところであります。実は、平井駅には駅前に喫煙ができるスペースがありまして、これは地域の皆さんが置かしてくれということで、区が一時的に場所を貸しているところでございます。この中で、このままではとても4月以降難しいですねという話をさせていただいている中で、さまざまな地域の皆さんと話をさせていただきました。その中では、喫煙環境を整備しても、先ほども申しましたように、これからは大分世の中も変わっていくでしょうと。吸わない人がどんどん増えていくような環境ももっと考えられるのではないかというふうに思っているんだよというふうなこともおっしゃっておりました。ということで、駅前環境がどうあるべきかということの件につきましては、喫煙所もそれほど長く続ける必要もないのではないかというような意見が大半でありました。だとすれば、今の時点では余り立派なものを設えるよりも、とにかくパーティションをつくらせていただいて、それをもって吸う人も吸わない人も共存できるような駅前環境をつくっていけないかということが、今現状進めているところであります。
◆鹿倉勇 委員 江戸川区で先ほど課長からお話があったとおり、唯一喫煙所が設置されている場所が平井の駅前ということでお話聞きまして。あれはたしか町会の皆さんが吸い殻だとか、掃除だとか、その辺の管理も含めてやられているということですので、できるだけそういう方々いろいろ経験があるかと思いますので、よい面、悪い面、そういったものを取り入れて今後平井地域、モデルにしながら、今後の野外喫煙の整備に進められていくことを要望いたしまして、終わりといたします。
◆小林あすか 委員 よろしくお願いいたします。喫煙マナーに関して、私からも1点。現在、区内の公園などで皆さんが活動されている時間帯に、たばこを吸われる方、本当に激減しておりまして、公園で過ごす方からも安心して使えるようになってよかったわ。また、看板などもあって、安心していますというお声は聞くんですけれども、実は恐らく皆さんが寝静まったころに公園でほっと一息たばこを吸われている方がやはり一部いらっしゃるようです。というのが、午前中お散歩でしたり、子どもたちと遊びに行こうと言って、公園に行くと、ペットボトルとかに吸い殻を入れた状態で捨てられたり、空き缶などに吸い殻が入った状態で端っこに置いてあったりというものをよく見かけます。それをペットを連れてお散歩されている方が拾ったりとか、またお子様が触って、「汚いからだめだよ」と言って、遊ぶタイミングで保護者の方が片づけるというところの声も実は聞いております。先ほど朝夕で啓発員を出して誘導しておりますとか、駅のところで、というところで、すごくすばらしい活動だと思うのですけれども、結局、やっぱり難しいとは思うんですけれども、どうしてもあふれてしまった人たちが、言い方悪いですけど、隠れてこっそり吸って、そのまま結局、今、公園だったり、街中ってごみ捨て場、コンビニも捨てられないので、そのままゴミがぽつんと置いているようになっている現状もございます。といったところで、これは要望で終わりますけれども、そういったごみを持ち帰ってくださいというところの啓発なのか、そもそも吸っちゃいけないところで吸うなよ、どの時間帯もというところになるのかわかりませんが、そういったところでお困りの方もまだいらっしゃいますので、なるべく啓発活動という言葉を使っていらっしゃいましたが、うまく網羅ができるように言っていただければなと思います。
○藤澤進一 委員長 関連はないですね。
◆佐々木勇一 委員 ここでは、一之江交番の移設に関連して、端的に2点お伺いをいたします。現在の進捗状況及びスケジュールが1点目です。2点目としては、以前お聞きしたときには技術的には難しいというようなことをお聞きしておるのですけれども、どのような工事になるのか、また不調にならないための工夫がありましたら、お聞かせください。
◎茶谷信一
環境推進課長 一之江交番につきましては、現在、実施設計ができ上がったところでございまして、これからすぐに契約の手続きに入ってまいります。業者の選定につきましても、早急に進めまして、できれば4月入りましたら、工事に入れればというふうな形で今進んでいるところでございます。10月の終わりには、工事を何とか完了させていただきまして、その後、警察に引き渡していきたいというふうに思っております。その後、現在、今井街道にある交番は解体に入るということでございまして、今のところスケジュール的には順調に進んでおります。
◎梅原貴之 施設課長 よろしくお願いします。一之江交番の工事が難しいというところですけれども、委員おっしゃるように今回、一之江交番は一之江駅の西口、ちょうど地下鉄の出入り口と一之江西口手洗い所のちょうど中間に設置を予定しております。ちょうどこの下には、区の地下駐輪所と、あと駅コンコースにつながる連絡通路がございます。今回、この上に交番を設置するということで難しいということでございますが、乗せても許容されるかどうかという過重計算を行って、安全性の確認をとっておりますので、安全性を確認しているということでございます。
すみません、不調対策についてですけども、今回、交番そんなに大きな建物ではなくて、小規模な建物になります。ですので、大きな公共施設を建てるという部分よりも材料とかは結構使うのですけれども、ロスだとか結構出るような工事になります。こういうところを考慮しながら、積算をしながら建設費を出していくというところと、あと適正な工期を確保して発注することで不調対策になるかと思っております。
◆佐々木勇一 委員 一之江の交番の移設につきましては、我が会派としても長らく要望させていただきまして、地元の高木議員といろいろお話もいただきながら進めてきているわけです。10月完成ということでございます。いろいろな難しい工事もあろうかと思いますけれども、地域のご期待に添えるよう全力を尽くしていただければと思います。
◆高木秀隆 委員 一之江のことが出たので、一言だけ。やっぱり工事は何か難しいようであるというふうに私も聞いています。地元は今10月完成というお話も出ていましたので、いろいろなことを完成するものだと思って、いろいろなことを考えて夢が膨らんでいます。ぜひ不調対策今言っていましたけれども、エレベーターのときもかなりなかなかおとしてくれなくて、結構、一之江の駅前では苦労したということは記憶にありますので、ぜひ1回でおとしてくれるように最大限の配慮をしていただいて、やっていただきたいということを強く要望して、お願いします。
◆桝秀行 委員 南葛西の土壌汚染について、現状についてを少しお尋ねをさせていただきたいと思います。数年前から議会でも私は地元の問題として、問題提議を行ってまいりました。これまでの経緯として、平成29年に環境部のほうで調査を実施してくださいました。この調査に関しては、大変感謝をしております。実施をしてくださったことには感謝をしているのですが、調査の結果がまず第一に有害物質があったかどうかという調査が一つ行われて。あったかないかで言えば、あったという調査結果が出ました。ただし、大抵のものは環境基準を下回っていたと。もう一つの調査はにおいの調査、臭気調査を同時に行っていただきました。これについては、3カ所で測定をして、3カ所のうち2カ所基準値を超えていると、こういう結果が出たわけです。その後、調査を終えた後の次の対策を区のほうにも取り組んでいただけるようにお願いを繰り返し行ってまいりました。そしてまた、私なりに専門家にも相談をして、こういう解決方法があるのではないかという提案も繰り返し行ってまいりました。今現状で、区が行っていること、それからこれから取組みができるかどうか検討されていることがあれば、まず聞かせてください。
◎茶谷信一
環境推進課長 南葛西の悪臭対策につきましては、都市開発部とも協力いたしまして、基本的には住宅等整備基準条例に基づく開発におきましては、必ずこの地域の場合は環境部のほうにご協議をいただくことということで進めさせていただいております。ちなみに、平成31年度は5件のそういう開発がございまして、私たちも現場調査をこの条例に基づいて行っておりますけれども、昨年、令和元年度で計26回、私たち、実は現場を見させていただいております。工事の進捗状況に合わせて、そのたびにまず行っております。においも確認しております。最終的に土のところが完成しましたら、そこのときも行って、基本的に漏れていないかだとか、においがほかに悪くないか、下水道のほうに入っていないかということは、その都度できるだけこまめに現場で確認させていただいているというのが、これまでの現状でございます。このことをきちっとまずやっていくというのが、私たちの使命だというふうにも考えております。桝委員さん、非常にお悩みのことだと思いますけれども、基本的に抜本的にあそこのところを何か全面的に何とか除去していこうというようなことが現実的にはなかなか私たちも難しいところでございますので、今はそういうきちっとした指導、見守り等を強化するということに努めさせていただいているところであります。
◆桝秀行 委員 いろいろな、地元の方からも苦情なり、心配なり、相談なりというお声が時々寄せられているというお話も以前は聞いてきました。2年ほど前だったと思うのですけれども、保育園の子どもたちを預かっている施設の中でも、このにおいが大変強く出てしまって、空気清浄機等で一生懸命空気を回していると、それでも状況が改善されないという声は区役所に届けられているということも聞きました。同じ南葛西地区でも、汚染の濃淡というのがあって、やっぱり厳しい、きついところはきついんです。それと、この問題の大きな特徴として、40年以上前から埋められているものがいまだに問題になっているということで、多少時間がたてば何とかなるだろうというふうにはいかないという、まずそういう認識を私も持っていますし、それは区のほうも持っていただいていると思います。抜本的な解決策がないということは、以前からお話を聞いているのですけど、法的な背景、根拠がないから、だから対応が難しいということをおっしゃっているのだと思います。環境部のホームページにも挙げられていますけど、土壌汚染対策として汚染対策として、環境確保条例というものをうたっています。114条から117条までの間に、有害物質が出た場合の対策ということで、幾つも条文の中に書かれているのですけど。基本的にこの条例というのは、有害物質を取り扱っていた事業者がいた場合、土壌汚染を何とかしなさいということが前提になっていると。これはガソリンスタンドだとか、あとは化学物質を使う工場があったことを前提にしていると。そういう工場なりガソリンスタンドが、事業を終えたとき、あるいは建物を撤去するときに、こういう対策をしなさいと。これが前提になっているので、今回の汚染問題と違って、誰がやったか、もうそれを特定しようがないと。あるいは、特定したところで対象者がもういなくなってしまっている問題というのは、この条例では網かけができないんだと思います。
それから、国の法律として、土壌汚染対策法というものがありますけど、土壌汚染対策法は誰がやったか、事業者というものを限定せずに、次にその土地を開発する方、開発する方に責任を負っていただくと。ただし、その場合は、開発行為の面積が3,000平方メートル以上というふうな網かけなんです。なので、南葛西の場合は、事業者がもう既にこれは組合でしたけど、もう解散してしまってもうないということと、3,000平米以上の開発行為なんて、そんな大きなものはあの地区にはまずできないということなので、この二つの法律の、かいくぐるような形であの場所がこのまま残っていってしまっていると。これが僕は現状だと思うのです。だから、法律根拠がないから取り組むことができませんというのが、今の区の考え方なのかなというふうな印象を私は持っています。そうであれば、私は土壌汚染対策法というものが、国の持っている法律というのは、とてもよくできていると思いますので、3,000平方メートル以上というこの数字を江戸川区の南葛西の地区に限定をして、もっと狭い範囲で開発行為、例えば戸建て住宅でも、マンションでも事業所でも開発をされるときには、土地の対策をきちんととってくださいねと。こういう条例を網かけをしてしまえば、僕は十分対策はとっていけると思うんです。土壌汚染対策法の中身を見ると、よくわかるんですけど、問題があった場合に対応してくださいということなので、問題がなければ誰も負担をすることもないわけですし、長年経過しても解決されない問題というのを解決していくためには、土地の改変があったときに取り組んでもらうというのがやっぱり一番の方法だと思います。今、お話あったとおり、なかなか次の一手が打てないということなのですけど、ほかの自治体の取組みとか、また専門家の見解というものも聞いていただいて、この問題にもう少し本腰を入れて取り組んでいただきたいということをお願いしておきます。
◆伊藤ひとみ 委員 まずはじめに、給水設備について伺います。2019年の本会議では、ペットボトル削減、つまりプラスチックごみの削減のために給水器マイボトルに給水が可能なボトルディスペンサー式水飲栓の設置の提案をいたしました。先日の子ども議会でも、そのときにはウォータースタンドを設置するというお話がありましたが、予定されているのであれば、具体的な設置予定場所と、どのようなウォータースタンドなのかを伺います。
◎髙原伸文 環境部長 先日、私のほうで子ども議会でご説明させていただきましたけれども、今考えておりますのは1機でございますけれども、この本庁舎議会棟の下、1階のところに設置をしようと考えてございます。
◆伊藤ひとみ 委員 それでは、これまでに設置されている給水機とか、冷水機はそのままあって、増設とかはないのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 今、庁舎管理の総務ともいろいろと話しておりますけれども、ウォータークーラー、今ありますけれども、そういうのとどっちが使われるかなというのがあります。かなり品物も古くなっているという話も聞いておりますので、そこら辺は入れかえですとか、場所ですとかは効率よく、いずれにしましても、ペットボトル削減のためにはマイボトル等を普及しましょうというPRを兼ねておりますので、そういうところもよく考えてつけていきたいというふうに思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。子ども議会では、ステッカーの話とかも出ましたけれども、庁舎にマイボトル用のウォータースタンドがあったり、図書館とかにもあると、マイボトルを持ってこようという気持ちにもなり、普及と一体になるかと考えますので、さまざまな地域に増設を要望いたします。
次に、もう一点伺います。羽田空港機能強化による新しい飛行経路に関して、1月30日から2月5日まで実機飛行による航空機の騒音測定が行われました。合計502便、多い日には1日100便を超える飛行機が通過しました。江戸川区と国及び羽田空港などに苦情を求め、騒音に関する問い合わせなどは、それぞれどのくらいあったのでしょうか。また、主なものについても、お聞かせください。
◎茶谷信一
環境推進課長 江戸川区には、この期間、飛行期間中に14件のお問い合わせがございました。あとは、国ですとか、国が設置していますコールセンターですとか、東京都にも問い合わせが入っておりますけれども、ほとんどが都心上空のほうの南風のときに、飛んだときに多くのかなりの問い合わせがありまして、北風時の荒川上空の問い合わせにつきましては、思った以上には少なかったというふうに思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 そうだったんですね。荒川上空を通る離陸便の音がどのようなものかと、清新町の荒川の土手沿いで飛行機が実際に飛ぶのを確認してきました。300メートルぐらいのずれはあるかもしれないが、荒川上空というコース設定を大きく外れることはないという国交省の説明でしたが、西葛西駅や中葛西五丁目あたりでも、真上を飛んでいる飛行機を見ましたが、実際はどういったことだったのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 今回の荒川ルートの離陸機については、葛西地区ではそれほど中のほうに、陸地のほうに入ったということは認識しておりませんけれども、詳しくは国が発表します、航路図が発表されますので、それを見て、きちっと確認したいというふうに思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。事実がどのようであっても、住民にとっては、自宅の上を飛んでいると感じてしまうのは確かです。荒川から500メートルぐらいでしょうか。離れている松江第一中学校の生徒たちが、これまでは気にしていなかったが、この間に飛んできた飛行機の音は大きかったというような話もありました。清新町で荒川沿いに住んでいる人たちは、もともと東西線や船堀街道のトラック音、高速道路の騒音があるので、騒音の多さという現実には、それほどかわりがあるわけではないのですが、2、3分間隔で飛行機の音が聞こえるということに、これ以上騒音がまた増えるのかという人もいました。今回の新ルートの使用で、北風時には離陸便、南風の悪天候時には、着陸便と江戸川区の上を通過する飛行機が増えるのは確かです。今回、江戸川区内では、区が清新町コミュニティ会館、国は第5葛西小学校で騒音の実況を計測しました。赤羽大臣の会見では、国交省には騒音がひどくうるさい、飛行機の見た目の圧迫感がものすごくあるなどの苦情が寄せられたとのことです。区も国も測定値をホームページで見ることができますが、これらの数値を分析した結果はどのようなものだったのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 国が実機飛行において、どの地点で大体どのくらいの騒音がという範囲内にほぼおさまったというふうには感じているところであります。
◆伊藤ひとみ 委員 範囲内ということですね。わかりました。区のホームページでは、騒音レベルの状況で音の大きさの目安として、普通の会話が60デシベルという数値があります。一覧表を見ると、64から66デシベルと数値であらわすと、それほど大きいとは思われないかもしれませんが、6デシベル以上上がると、音の大きさは2倍になります。今回、最大で79デシベルという数値がありましたが、区のホームページによると、地下鉄の車内と同じくらいとあります。離陸便の通過は北風のときには、時間は区切られていますが、毎日続くことになります。江戸川区の上空を飛ばない日はほかの自治体の上を飛んでいます。実機確認飛行では、想定以上の騒音があった場合には、対策を講じなければならないと、赤羽大臣の会見にもありましたが、3月29日から新ルート使用に変更はしないと考えているようです。デルタ航空は成田から羽田に離発着便を移すことにしていますが、着陸時の降下角度が3.0から3.5度に変更されたことで、アールナビによる着陸方法に安全性が社内で確認できないとして、実機飛行確認での運用を見合わせました。航空会社でさえ、安全性が確認できないとする新ルートへの変更です。区も住民の声をしっかり聞き、国に対して、区民のために求めるものは求めるというスタンスをしっかりとっていただきたいと考えています。
◆大橋美枝子 委員 私も羽田新ルートについて、お聞きしたいと思います。また、現在の南風悪天候についても若干お聞きしますので、よろしくお願いします。まず、今、伊藤委員がお話しされたように、具体的な騒音対策を言って、やるというふうに大臣も答弁されているわけですが、江戸川区の騒音対策の国が言っている騒音対策の中身というのは何かありますでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 私たちもお願いしているところではございますけれども、低騒音機の導入ですとか、そういうものを早期に進めていただきたいというようなことを申し上げて、国もそのように進めていきたいというふうには申しております。
◆大橋美枝子 委員 もっと具体的な防音対策、病院とか、学校など、音が大きい場合にはいわゆる防音対策をするというふうに国も言っていますので、そのことについてです。
◎茶谷信一
環境推進課長 すみません、防音と騒音とを聞き間違いました。すみませんでした。
国が実施する防音対策として、実は国の基準にのっとって、全て調べていただいております。今回の荒川ルートの設定によりまして、実は江戸川区内で、区内の病院ですとか、学校ですとか、幼稚園ですとか、福祉施設ですとか、全て472施設全てを国は調査をいたしました。その結果、約1施設がそういう国の調査の防音設備をしていく対象の施設になったと。引っ掛かったということでございます。
◆大橋美枝子 委員 どういうふうに472もどうやって調べたのか、わかりますか。
◎茶谷信一
環境推進課長 これは、一つは現場調査と、もう一つはシミュレーション調査となると思いますけれども、そういうもので調べたというふうに伺っているところであります。
◆大橋美枝子 委員 私も第五葛西小の子どもが、騒音で先生の声が聞こえなかったというのも聞いています。やっぱり突然始まったということもありますし、もちろん一部の子ではないかと言われれば、それまでですけども、でも、そういう子がいたということは事実ですから、現場の判断やシミュレーションで1カ所しか防音対策をしないというのは納得できないんですけど。もうちょっと国にシミュレーションのことも含めて、もっと防音対策を学校にもきちんとやるように要望してほしいんですが、どうでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 江戸川区だけのことではないので、羽田周辺全部一律にこの基準でやっているというふうに聞いておりますので、その基準で間違いないと。私たちはそれ以上のことは申し上げておりません。
◆大橋美枝子 委員 何か大変残念に思いますけど。やっぱり学校とか、もっと聞き取りをして、何とか整理して国に要望するということを改めて求めたいと思います。また、騒音対策では、まだまだこれから要望はできると思いますので、引き続きお願いしたいと思います。
落下物の問題について、引き続きお聞きします。実は私も驚いたんですが、2019年の12月3日アメリカのCNNは巨大な落下物が民家の庭先に落下したと報じました。これは、デルタ航空が緊急脱出用のスライドを落下させた。デルタ航空は米国を代表する一流会社で全便を先ほど伊藤区議もおっしゃったけど、成田から羽田に移すと既に発表しているんです。そういうところで、大変な落下物があったということで、私は本当に驚いているわけです。
また一方、いわゆる足出し、車輪を下ろすときの氷の固まりとか、あるいは部品落下もたくさん指摘されていますので、本当に危険だというふうに思いますが、このことについては、どんなふうに要請しているのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 落下物につきましては、今回の新ルート飛行においては、かなり国ですとかが本当に十分に準備を進めて、各航空会社に万端な体制でいるようにというふうには伺っているところでございます。あと、清新町のところで、足出しがあるのではないかというふうな意味でございましょうか。
◆大橋美枝子 委員 清新町のことは、後でまた聞きます。私が言っているのは、新ルートについて、足出しのことをつまり都心上空で足出しをした場合に、氷の固まりが落ちる可能性の問題。現に成田空港ではあるわけですから、その辺についても危険だという認識を聞いているのです。ぜひともそういう危険だというところを認識して、現にデルタ航空でもそういう直近の事故があったわけですから、幾ら日本政府が言っても、海外の航空機まで全部チェックするなんて不可能だというのは明らかではないですか。だから、そこをもっと徹底して、国が責任を持つということをどうするかというのも、とても心配だということを言っているのです。だから、落下物の危険に対する対策をもっと徹底して国に求めてもらいたいということを改めて述べます。
それから、実機飛行確認で区が一応計測をして発表して、機敏に対応していただいたことは私もよかったなと思うのですけれども、10カ所移動して、計測したというのがよくわからないのですけど、どういうことで、10カ所を移動しながら、計測したのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 ホームページに先日まとめたのを出させていただきましたけれども、やはり荒川上空で、区が測定するのが清新町の屋上のみということは、不十分ではないかというふうな認識もございましたので、私ども手で測る簡易的なものでございますけれども、そういうものを持ちよりまして、ちゃんとしっかりした機械なんですけれども、できるだけ多くの地点で測定しようということで、サンプル20機程度、それぞれの地点で測定をしたところであります。
◆大橋美枝子 委員 その試みはよかったかもしれないけども、やっぱり定時定点で測ることによって、比較できるわけですから、測定箇所を増やすというのならば、改めて区としてきちんとした測定場所を設けて、清新町のほかに設けてやるとか、国との連携をするとかして、測定をきちんとやっていただけたと、改めて要望します。
最後に、急角度で下りるということについて、毎日新聞の2月17日に羽田新ルート住民置き去りではないかというのが出たのですけれども。後で、お読みいただければと思いますが、その中でいろいろな問題点を指摘して、特に3.5度の降下角が大変危険だということも指摘しているのです。これは、パイロットの方が現に元機長さんが本当に心配だと言って、各国のパイロットでつくっている国際定期航空操縦士協会連合会も非常に危険の可能性があるということも指摘していますので、無理な着陸をしないということで、この前の実機飛行でも変更したところがあったわけですよね。だから、私はとても危険だということを政府が曖昧なんじゃないかということ、それと都心新ルートで二つに並行して下りてくるわけですから。ニアミスの心配はないのかという危険、そしてもう一つ可燃物が集中している川崎コンビナート上空が危険だと。もちろん、江戸川区と直接関係ないんですけれども、つまり新ルートは私たちにとったら北風が大変問題になるけれども、新ルートは全体で新ルートなので、改めてこういう全体の危険の認識をしてほしいと思うのですが、そういう危険度の認識ということはどうでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 南風時の都心ルートの件でございますけれども、3.5度の降下角、これについては、航空機で危険を生じた事実はないというふうに今のところ認識しております。
あと、川崎コンビナートの上空については、航空は認識しておりますけれども、そのことを危険だというふうな理解は今のところございません。
◆大橋美枝子 委員 3.5というのは、まだどこでもやっていないという、ローカルなところしかないというふうに私も聞いておりますので、大都市のしかも主要空港で3.5度って例がないんです。そこをもう一回よく調べていただいて、危険度の認知を高めてもらいたいと改めて思います。
それから、川崎のほうは改めて合意をしていたのを破棄したという重大な問題もありますので、私は全体を認識して、新ルートが危険だというところをきちんと区として、もう一回調査をして、そういう認識を深めてほしいというのを改めて思うんですけれども、とにかくこの危険なルートはぜひ私は中止すべきだと改めて思いますが、このことについてはどうでしょうか。
◎髙原伸文 環境部長 るるお話伺いましたけれども、今までの私どもの対応、その主張については、そのままでまいりたいと思ってございます。必要な落下物対策ですとか、騒音対策ですとか、それから低騒音機の導入でありますとか、それからできるだけ海上ルートを使ってほしいとか、そういうふうな主張については、引き続きやってまいります。ただ、3月29日からの本格運用自体に反対を表明する考えはございませんので、よろしくお願いいたします。
◆大橋美枝子 委員 大変残念に思いますが、私は危険だと、危険な航空機に、私も乗るかもしれないとか思うと、ドキドキするんですけど。それは、ちょっと余談でした。
すみません、説明会の予定はどうなのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 まだ決まってはおりませんけれども、要望していることは行っておりますので、よろしくお願いいたします。
◆大橋美枝子 委員 最後最後と言いながら、3回目の最後ですが、すみません。南風悪天候について、ちょっと確認したいんですけども、一つは昨年通過機数が増えていると。増えているデータで書いてありますが、そのことについて、どうして増えたかという、そういう何か事情はわかるでしょうか。
それから、区内上空が晴天でも、何か通過することがすごく多かったというのも感じるのですが、それはどうしてか、何かわかるでしょうか。
それから、もう一点。さっき言った清新町での足出しということで、何度も私も足出していると思ったのですが、以前は清新町上空ではなく、もっと海行ってから出してほしいって要請していると聞いていたんですけど、その辺については、どうなのでしょうか。南風悪天候のルートについて、お聞きします。
◎茶谷信一
環境推進課長 南風の悪天候のときは、江戸川区の上空を飛んで着陸しているわけでございますけれども、江戸川区の上空が好天でも、空港の周りの視界が悪かったり、あと侵入ルートとなる視界の不慮、全てですけれども、そういうものに乗りまして、海上ルートから陸上の直線的に下りるルートになってまいりますので、そういうことで理解しているところであります。それと、清新町の足出しにつきましては、江戸川区からも要請いたしまして、足出しは可能な限り遅くしていただきたいというふうなものは、申し入れしたのは委員さんもご存じだと思いますけれども、しかし、最終的なタイミングにつきましては、これは安全を確保した上で、機長の判断で行うというふうに伺っております。できるだけ足出しを遅くするようにというのは、全国的な世界的なマニュアルとして記載されているということは、確認しておりますので、全ての飛行機が清新町を通過してから足出しができるかと言ったら、そうではない状態ですよということは、国から伺っているところであります。
◆大橋美枝子 委員 引き続き要請を続けていただきたいと、改めて。つまり清新町過ぎてからやってほしいということを要請お願いしたいと思います。落下物の危険が少しでも避けたいと。そういうことがあったから、南風悪天候は落下物セゼロということをずっと言ってきているわけですから。そこをきちんと守ってほしいので、お願いしたいと。それから、計器飛行が晴天でもというのは、私もちょっとこの本を見て、パイロットの杉江先生が指摘していたのですけれども、好天下、天気がよくても管制官にパイロットが要求した場合には、それは認めると。つまりパイロットが機械進入を要求すれば、管制官はそれを断ることができないルールというふうになっているのだそうです。なので、私が心配したのは、今ご説明があったように、視界が悪い、やむを得ない。江戸川区はお天気がいいけども、向こうはだめというふうにずっと私は思ってきたから。そのことは、一理あると思ってきたのですが、ただ、いわゆるパイロットが不慣れだとか、そういうことから機械でお願いしたいとなった場合には、管制官断れないってなって。1機そうなると、次々そういうふうに結果的になるわけです、管制のルールによって。だから、私はお天気でもそうなるのではないかという心配をしているわけですけども、そういう説明というのはあるのでしょうか。
◎茶谷信一
環境推進課長 22ILS使用の状況は、その都度、区のほうに連絡が入ってくることがございますけれども、必ずしも後続機がそれぞれがそれを追ってくるということは聞いているものではございません。
◆大橋美枝子 委員 私が聞いたのは、後続機がではなくて、一番はじめにパイロットが要求すると、管制官はそれを断ることができないルールということについて確認してもらいたいという。そういうことで聞いたのですけれども、どうなのでしょうか。つまりパイロットの腕が未熟と言ったら失礼ですけど、そういうこともあると聞いたものですから、どうでしょう。
◎茶谷信一
環境推進課長 安全上の理由から、このILS進入する場合はあるというふうには聞いております。急病人が発生した場合ですとか、パイロットが何らかのことで管制塔に安全のためにこちらを使わせていただきたいというふうなのは、あるというふうには伺っておりますけれども、それほどそんなことがしょっちゅうあるわけではないというふうなこともあわせて伺っております。
◆大橋美枝子 委員 要するに、区はいつもどうしてそういうふうになったかというのを確認するというふうに資料にも書いてありますので、引き続きどうして天気なのに通過したかという確認をきちんとやってほしいと、それを要望して終わります。
◆大西洋平 委員 今、羽田の話も出ていましたけれども、議運委員長も仰せつかっているんですけど、冒頭、今日今朝、緊急理事会で予特のこの質問については、しっかり要点をまとめて簡潔にというお話があったもので。今お話聞いていたら、やや政治的に主張が先行されているのかなと思いました。いずれにしても、羽田については、増便はいろいろなあれがあって、経済的な効果もあるとか、いろいろ随分幅広い大所高所に立っての検討が入っておりますし、一方、いろいろ寄せられるご意見に対しては、区もしっかりと国に対して、幾度も幾度も要望されているということは、私たち自民党も承知をしているということでございますので、引き続き丁寧に対応をしていただきたいと思っております。
それで関連が入ったんですけど、1個あるのでいかせていただきます。宅配ボックスについてちょっとお話ししたいと思います。端的に絞ります。いろいろお話ししようと思ったんですが、私ども自民党としてもこのCO2削減に対して宅配ボックスが有効な手段の一つじゃないかとるるお伝えを申しておりましたけれども、昨年、民間企業のリクシルさんともタイアップして、江東区と江戸川区で、これについては戸建て住宅ですけど、そこにスマート宅配ポストを設置して、どれくらい効果があるかという検証プロジェクトを行っていただいておりますが、その実証プロジェクトについての結果について、出ていたらお教えいただきたいと思います。
◎茶谷信一
環境推進課長 まず、第1回目は昨年の5月から7月にかけまして、江戸川区と江東区と、戸建て住宅100世帯に宅配ボックスを無料で提供して社会実験をしましょうというものでございますけれども、中間報告が出まして、再配達率につきましては、41%から16%に削減いたしました。その結果、CO2の削減はこれに換算いたしますと、301キログラムということでございます。あわせて、141時間の労働時間の削減になったというふうに報告を受けているところでございます。
◆大西洋平 委員 大変大きい効果があるんだなと今伺いましたけども、この再配達の率が41%が16%というのは大変飛躍している、すばらしい数字だと思っております。
いずれにしても2017年は宅配取り扱いの個数が42億個のうち、2割がやはり再配達になっているということで、CO2の削減はそのとき42万トンとも言われておりまして、やはり本区としてはこの日本一のエコタウンを目指すということを明確に掲げているわけですから、この宅配ボックス、エコ推進の計画にしっかり課題は記載いただきましたけれども、やはりこれについては取り組むべきだと思っていますので、るる提案していますけれども、やはり広く区民の皆様の利便性の向上の観点からも、タワーホールとか需要があるところには、ぜひオープン型の宅配ボックスの設置を進めてほしいと思いますけれども、もしご見解があればお願いします。
◎茶谷信一
環境推進課長 やはり利便性が一番であると思いますので、だから通勤途中である駅だとか、コンビニだとかが事業者、一生懸命置いているところだと思います。
事業者からの要望がございましたら、管理面、安全面、さまざまな課題はあると思いますけれども、前向きに協議を進めていきたいというふうには思っております。
◆大西洋平 委員 今、オープン型の話ですから、ぜひ前向きにとお話もありましたが、ぜひよろしくお願いをいたします。
それと、もうここでは答弁求めませんが、一つの要望として、先ほどお話はスマート宅配ポストというものは、これは戸建てに対してでございますけれども、これだけ飛躍的ないい効果があるのであれば、大体これは1個20万円くらいなんですけれども、その設置を後押しする上で、区として助成制度とか、これについてはもちろん需要を見きわめてですけれども、ぜひこの段階で検証、研究を開始いただいてみてはいかがと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆窪田龍一 委員 航空機問題の関連なんですが、髙原部長からもお答えいただいたんですが、私たち公明党、賛成の立場から一言お話させていただければと思います。
確かに、いろいろな区民の方のお声を聞いてお話しするのは重要なことだと思うんですが、やはり政治的なところもありますし、やっぱりどうやって羽田空港を拡張していかないといけない、裏の事情というか、国としての戦略もありますので、ぜひ進めていっていただきたいと思いますし、私も今の新たな航空ルートではなくて、長島町交差点のところのマンションの10階に住んでいますので、本当に当事者として飛行機のおなかが本当に見えるような位置に住んでいますので、いい加減な気持ちではないことを前置きして思うのが、本当に反対する場合はその前提というか、防災行政無線は聞こえないのに、飛行機の音はよく聞こえるんだなという、そういう一つ一つ、こちら側のやっぱり区がどういう姿勢でやっていくかとか、本当にそこを訴えていくことが大事だと思うんですよ。ですから、やっぱり、あくまでも冷静に、いろいろな資料を読んでいくと、この国土交通省、東京都もそうですけど、ほかの他区でやっている議論も、本当にこの騒音対策については慎重にやっていかないと、かえって近隣のトラブルを生むよというようなことも言われていますし、また本区がずっと国に対して強い要望をしてきてくださったと思いますが、平成26年度、国土交通省の航空局の予算が、国の予算ですね、3,326万円、これはいわゆる情報提供に使うお金です。だったのが、毎年、翌年には2億6,000万円、その次は2億、2億9,000万円、平成30年度が2億6,000万円、これは情報を広く伝えるというところだけの費用が、それだけ使ってしっかり皆さんにお伝えしていこうという姿勢があらわれている。これはまた区から要請をしていただいた結果が、こうやって数字にあらわれていますので、ぜひこの後の対応についても、国への要望をいろいろな心配、たくさん心配されていました。ですから、その心配に対して、本当に不安を払拭する、国の予算もつけていただく、毎年こういうことをやっていただいて、国には訴えていただきたいと思うんですが、改めていかがでしょうか。
◎髙原伸文 環境部長 おっしゃるとおりだと思ってございます。やはり一つ大きなところでは、今、窪田委員おっしゃっていただいたとおり、やっぱり国家戦略的なものというのがあると思いますので、東京の地位をさらにポジション上げていくというような、大きな命題もありますので、もちろん私ども江戸川区も当然大都市東京の一画ということがございます。本当に区民の皆様が、いろいろご心配の向きというのも耳に入ってきておりますので、引き続きそういうことを取りまとめながら、しっかり国に物申すことについては意見をしながら、ただ抜本的なところとして、航空政策として大きな、今回の羽田空港の機能強化でございますので、これについてはしっかり、そういった万難を排しながら進めていただくように主張してまいりたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。
◆窪田龍一 委員 ぜひ、私たちもそういったご意見はしっかり区のほうにもお伝えしていきますので、真摯に取り組んでいただければと要望して終わります。
◆栗原佑卓 委員 羽田の空港の新ルートのご議論、さまざま今ございましたけれども、今、窪田委員からもございましたけれども、私からもご意見を申し上げたいと思っております。
3月末から運用されるのを前に、航空管制の手順確認ですとか、騒音の測定などを目的に、国のほうも3月中旬までに、計7日間ほどこういう測定を、騒音測定とか、手順の確認を行う予定としているということでございます。
なので、またそのほかさまざまありますけれども、国としてもしっかりと落下物対策はもちろんですけれども、騒音対策につきましても対応していっていただいていると思うんですね。
ですので、やはりこの新ルートの目的としては、先ほど部長からご答弁もございましたけれども、訪日客がさまざま、700万人くらい増えるというふうに試算で聞いておりますし、6,500億円ほどの経済効果があるということも期待されているというわけでございまして、また本年、オリンピック、パラリンピックもございます。訪日外国人の客数を増やすためにも大変大事なことでございます。こうした国全体の経済効果等々を考えますと、これはやはり必要な政策であるというふうに考えておりますので、もちろん騒音ですとか、落下物対策は万全に行っていただきながら、ぜひとも推進していっていただきたいということを、私からも申し上げたいと思います。
◆伊藤照子 委員 一つだけ関連で確認したいんですけれども、最初にこの新ルートのお話を区から聞いたときに、南風悪天候時の便数が減るということを聞いていたんですけれども、そのことについては今でも状況変わらないでしょうか。本格実施になったときに減っていくということを聞いたんですけど。
◎茶谷信一
環境推進課長 今、南風悪天候時に江戸川区の上空を飛んでいる飛行機につきましては、時間帯によって都心ルートに回ってまいりますので、その分減ってくると、そういうことでございます。
◆伊藤照子 委員 清新町の人に聞いたんですよ、この実機飛行、どうでしたと。誰も気がついてなくて、私は一回だけ、中葛西五丁目に住んでいますが、あのマンションの通路から見ました。左手上のほうを飛んでいて、一気にすごく上がっていきましたので、最初、音がしましたけれども、一気に音が消えていきました。どちらかというと江戸川区民にとって、南風悪天候時のこの飛行ルートのほうが、多くの人に影響が出ているわけなんですね。
という意味で、ゼロではないです。都心の人も大変なところもたくさんあります。でもやっぱり皆さん協力しながらやっていかなきゃいけないと思っておりますので、区がよければいいということではありませんけれども、そういった実態であったということを私は把握しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
◆桝秀行 委員 先ほど来、地域の住民という言葉が出ていましたので、私も南葛西で生活をしています。それから、清新町にもたくさんの知り合いがいますので、一言だけ意見を言わせていただきたいと思います。
羽田空港の拡張というのは、基本的に国策で進めているものでありますので、江戸川区上空を新たに飛行機が飛ぶからといって、そのルートを変更するというような話というのは、とても現実的ではないなというふうに感じています。
また、新しい航路で江戸川区の上空を、清新町の上空を飛ぶようになるということは、別の地域は飛ばなくて済むわけですから、例えば恐らくそれは江戸川区を飛ばないルートであったのだとしたら、多分、千葉県のどこかの自治体の上空を飛んでいたんだと思います。その負担を軽減して、代わりに江戸川区がその負担を負っているわけですから、自分たちさえよければいいという考えではなくて、日本全体で僕はこういうことを考えていくのがまず大前提なんじゃないかなと思います。
それから、低空飛行をするという意味では、世界じゅうにこういう空港はたくさんあるわけですけど、日本国内でも福岡空港、それから大阪の伊丹なんかはもうかなりこういう問題が古くから問題視をされています。
それに取り得る対応というのも政府はきちんとしていて、防音対策工事、それから余りひどい場合は移転補償なども対応をしているということですので、粛々と今は調査も行っていただいているし、これまでの調査結果を見ると、そこまでの数値というのは出ていないので、出たときにきちんと政府に対して対応を求めていくというスタンスを、区には引き続きとっていっていただきたいと思います。
たくさん、今、地元の方の意見が出ました。私の周辺にもこの問題、知っている方は結構いらっしゃいます。国交省だったか、どこかが、この周辺の地域に、これから航路が新しくなりますというチラシを配っていただいたりしている効果もあって、それから区のほうも周知、勉強会なり、こういうことをしていただいているので、少しずつ認識は高まっているんですけど、まだこれを問題視している方とかいう方は私の周辺にはいないということを申し上げておきます。