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令和2年予算特別委員会(第3日)-02月28日-03号

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  1. 江戸川区議会 2020-02-28
    令和2年予算特別委員会(第3日)-02月28日-03号


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    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年予算特別委員会(第3日)-02月28日-03号令和2年予算特別委員会(第3日) 令和2年2月予算特別委員会会議録 ●日時 令和2年2月28日(金) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午前11時46分 ●再開 午後1時10分 ●休憩 午後2時10分 ●再開 午後2時30分 ●休憩 午後4時05分 ●再開 午後4時25分 ●閉会 午後5時30分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   藤澤進一  委員長   中道 貴  副委員長   よぎ    委員   小林あすか 委員   伊藤ひとみ 委員   藤 翼  委員
      鹿倉 勇  委員   白井正三郎 委員   牧野けんじ 委員   間宮由美  委員   佐々木勇一 委員   大橋美枝子 委員   金井しげる 委員   桝 秀行  委員   窪田龍一  委員   大西洋平  委員   高木秀隆  委員   伊藤照子  委員   竹内 進  委員   島村和成  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   斉藤 猛  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝  教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 野村一貴(文化共育費)、當山寛成(生活振興費) ●案件   令和2年度予算審査(第3日)   一般会計予算歳出 第8款 文化共育費、第9款 生活振興費                      (午前10時00分 開会) ○藤澤進一 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  冒頭申し上げますが、現在のこのコロナウイルスによります社会状況を鑑みまして、本日の委員会より適時屋内の換気のためのお時間をいただくことにもなりますので、その点まずもって通常の休憩とは別の形で屋内の換気のための時間を設けさせていただくことにいたしますので、まずもってご了解をよろしくお願いいたします。  それでは、署名委員に、本日、伊藤ひとみ委員、高木委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、栗原委員、瀨端委員、岩田委員、神尾委員、本西委員から、白井委員、大橋委員、小林委員、金井委員、伊藤ひとみ委員にそれぞれ交代しましたので、報告をいたします。  なお、千葉教育長から所用により本日の審査を欠席するとの連絡がありましたので、ご報告いたします。  座席につきましては、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、このとおり決定いたします。 ◆島村和成 委員 おはようございます。ちょっと審査に入る前に、昨日、政府が発表をいたしました、公立の小・中・高が急遽春休みまで休校するということで、江戸川区としての対応をここで聞きたいんですが、よろしいでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 入る前ではありますけれども、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは。 ◆島村和成 委員 新聞報道で大々的に報道されていますけれども、政府の発表では小・中・高、あと特別支援学校も入れて、春休みまで休校ということに対しまして、江戸川区としての対応、そして、今、委員長の話で教育長が席を抜けるといったけれども、今後の対応によっては、例えば区長だとか教育長だとか、この委員会からも外れることがあってもいいのではないかと私は思うんですけれども、とりあえず政府の対応について江戸川区はどうするかということで、区長のほうからお願いします。 ◎斉藤猛 区長 今回の国の要請を受けまして、江戸川区でも区立の小・中・幼稚園、3月2日から春休みに入るまでの期間、休校とさせていただきたいというふうに思っております。なお、保育園、また学童クラブにつきましては、通常どおり受け入れをしていきたいというふうに思っております。ただ、学童クラブはやるんですけれども、すくすくスクールは活動休止ということを考えております。そして、学童クラブでございますけれども、時間につきましては、3月2日からの休みの期間、平日は8時半から午後6時まで、土曜日は午後5時まで、日曜日は休みということで、今までの春休み・冬休み・夏休みと同じような開け方になってまいります。そして、学童登録なんですけれども、これは随時受けておりますし、これからも受けてまいります。そして、学童クラブの受け入れについては、今のところ人数に制限をしない方向で動いております。当然、これから施設の問題とか、そこに対応する職員の問題とか、課題は山ほどあるんですけれども、ただ区の姿勢としては、学童クラブの登録をいただいた方、これは就労証明等をいただければすぐに登録できますので、全て受け入れる方向で考えております。なお、学校以外では今回の趣旨にのっとりまして、共育プラザ、こども未来館、子育て広場、ここは休館にさせていただきたいと思っております。そして、図書館につきましては、貸出・返却のみ、カウンター業務のみにさせていただきたいというふうに思っております。まことに急な対応でご迷惑をおかけいたしますが、国を挙げての感染の防止策でございますので、ご理解、ご協力をいただければと思っております。 ◆島村和成 委員 動き出している、またいろいろな問題が出てくると思いますけれども、その辺は臨機応変に対応して、区民の皆様に迷惑はかけない、また拡大をしないという対応方、よろしくお願いしたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 関連して一つだけ確認したいんですけれども、今のお話を聞いて、子どもたちのさまざまな対応も当然やってくださると思いますけれども、学校で働いている臨時職員は結局1カ月間子どもがいないと、臨時職員の方で仕事がいらない、例えばSSSの方とか、また学校給食のほうはとりあえずなくなるから、どうするかということについては対応されると思いますけれども、そういう職員の対応がどうなのかなというのが、つまり休業補償みたいなこととか、そういうのはどうなんだろうというふうに思ったので、回答は別にいいんですけれども、問題意識だけお伝えしたいと思って、今お聞きしました。 ○藤澤進一 委員長 ご意見だけにしておいていただければ。今、大きなところについては、島村委員のほうから全体像についての確認がありましたけれども、個別のことについては、また別途の審査項目の中で具体でお願いします。今あくまでこの緊急の事態に対しての区の対応ということで、委員会審査前にやらせていただいております。  よろしいでしょうか。  それでは、本日は一般会計予算歳出の第8款文化共育費、第9款生活振興費の審査を行います。なお、滝沢議員から、第8款文化共育費、第1項社会教育費、第2目健全育成費の審査で、委員外議員の発言の申し出がありましたので、これを許可することにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、委員外議員の発言を許可することといたします。  それでは、これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の224ページをお開きください。  第8款文化共育費、第1項社会教育費、第1目文化振興費より審査をお願いいたします。 ◆白井正三郎 委員 おはようございます。大変な時期ですけれども、今日もよろしくお願いいたします。  ここでは、ボランティア活動推進支援経費がありますので、そのことについてお聞きします。  区長が招集挨拶で、今回の予算で究極の目的というのは共生社会の実現だとお話になって、それを支える産業界とか、それから地域ボランティアの方への感謝と、それから、支援を実現させていただきたいとお話になって、いいお話だなと思って聞いておりましたし、そうしなくてはいけないんだろうなと思いました。ここではボランティア立区、そして地域力の強化ということで、ちょっとボランティアの支援について、また有償ボランティアについてお聞きしますけれども、ご案内のとおり、昨年9月の9日、10日で、・・・さんのさわやか福祉財団が、大阪で3,000人ぐらい関係者を集めて、いきがい・助け合いサミットin大阪、みんなでつくる共生社会、区のほうからも行かれた方はいると聞いていますけれども、を行いました。そこでいろいろあったんですけれども、お話としては、例えば男たちは競争原理から協力原理に転換が必要で、そのためにわずかながらの費用をいただく有償ボランティアが重要ですとか、それから、継続して支援していくためには有償ボランティアでなければ続きませんとか、そういうお話がかなり出たということを私も見させていただきました。7月には、もう皆様お読みになっていると思うんですけれども、より継続的でより深いボランティア活動を推進するために、いわゆる有償ボランティアのボランティア性という提言までお出しになられております。ここでお話を聞きたいのは、その提言の一番は、助け合い社会の中核となる新しい道を行くための重要なツールが有償ボランティアだということを提言なさっているのです。これは生活支援という意味でもそうだと思うんですけれども、幅広いボランティアでもある意味こうかなと思うんです。江戸川区のボランティア支援ボランティアセンターを見ますと、まだ実は有償ではなくて、足代も出していなかったり、いわゆる実費も出していなかったりするんですね。これは昔から足代ぐらい出したらどうだというお話もあったりして、ここで議論になっているのを私も覚えておりますが、そこでお聞きしたいのは、これからのボランティアへの支援のあり方と、それから、有償ボランティアということへの研究を何かするということがあるのだったら、その点について教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎藺草光一 文化課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  ただいま白井委員からボランティアについてということでご質問をいただきましたけれども、恐れながら白井委員さんがえどがわ夜間ぬくもり塾でボランティアとして子どもたちに学習支援や進路相談に乗ってくださっているということは承知をしているところでございますけれども、この奉仕するというボランティア活動につきましては、公共性ですとか自主性、社会性、無償性、創造性など、四つの考えのもとで他人や社会に貢献する活動だということで把握をしているところでございます。こちらの有償の定義といたしまして、先ほどお話がございました、交通費の実費分ですとか、活動中の食事代ですとか、交通費に当たる実費弁償に加えて、最低賃金よりも低い賃金でお支払いするといった、特殊な技能をお持ちの方にそういう部分をお支払いするといった、そういうようなお考えがあるというようなことも把握をしてございます。最近では実費弁償などということで、交通費などを受け取って、それも無償の範囲だと、それもボランティアの範囲だという考え方もあって、そのような事例も含めて募集をするという事例も聞いているところでございます。先ほどお話がございました、さわやか福祉財団のいわゆる有償ボランティアのボランティア性、白井委員さんからご教示いただきましたけれども、こちらの中でも直接の受益者である奉仕された方がボランティアにお礼を支払うことは有意義なことであるということも定義されてございます。先ほど来の有償ボランティアの考え方からすれば、この受益者へのボランティアへの感謝の気持ちということで、その思いを示す方法も、もちろん大切な一つであるのかなというところで考えてございます。一方で、ボランティアセンターとして一律でこうすべきだということをなかなかボランティアの方々、または受益者の方にお話をしていくというところは難しい部分もあろうかなというところもございますので、私どものボランティアセンターとして何ができるのか、研究課題として検討するように働きかけてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆白井正三郎 委員 前向きに答えていただいて、ありがとうございます。  江戸川区は自分たちが委嘱しているボランティア、例えばふれあい訪問員もそうなんですけれども、あとはリズム指導員はもうお仕事になってしまっているんですかね。ただ委嘱しているような方には今までお支払いをしてきたと思うんです。そうでない、一般のボランティアセンターに登録している人たちにはあまりそうでないところがあって、でも、お金をもっていない人たちでも時間や体だったら出せるという、家族もいるから、そうやって家族の理由もつけなければいけないので、そういうことが少し出してくれるんだったら、もっとボランティアできるよという方もいらっしゃるように思います。だから、これからは支え支えられる共生社会ということだと思うので、一人でも多くの方がボランティアに参加しやすい環境づくりというのを、ぜひ検討いただけたらというふうに思います。平成12年度の国民生活白書でも、ボランティア活動は無償が基本だが、そればかりではないというものを経済企画庁のほうでも出していますので、いろいろな研究をしていただいて、1人でも多くの方がいわゆるボランティア活動に参加できる環境づくりを区のほうでも研究いただければと思います。 ◆小林あすか 委員 今日もよろしくお願いいたします。  ボランティアセンターの関連ですが、江戸川区ボランティアで検索すると、まず、えどがわボランティアセンターが出てきて、こちらで登録されたボランティアの団体の方の一覧を見ることができるようになっているんですけれども、まず、ボランティアセンター、これに登録することによって何があるのか、お聞かせいただけますか。 ◎藺草光一 文化課長 こちらのボランティアセンターのホームページに団体として登録いただくことで、こういう団体でこういう活動をしていますということで、参加したい方にボランティアを周知することができますとともに、活動助成金を皆様にお支払いするということがございます。 ◆小林あすか 委員 この登録に関して何点かあるんですけれども、まず、ボランティア団体を立ち上げようという方々がたくさん江戸川区にもいらっしゃいまして、登録しようとするとまず、ボランティアセンターの窓口まで赴かなければいけないという方法しかないんです。赴いてそこで書類を書いて登録が終わるかというとそうではなくて、書類が結構複雑なものがあるので、一回では終わらなくて、何回か赴かなければいけないというところに、皆さんいろいろな時間で過ごされているので、ここに手間を感じる方がいらっしゃって、結局ボランティアセンターに登録せずに、今いろいろな媒体がありますので、いろいろな広報であったり、いろいろな方法があるので、登録せずにボランティアの団体をつくられているという方がいらっしゃいます。そこでご提案というか、ご質問なんですけれども、例えばホームページというか、ボランティアセンターを検索してボランティアしようかな、登録しようかなと思ったときに、まず一歩目、問い合わせをすると、例えば必要な書類が郵送されてくるとか、例えばある程度のフォーマットで登録して審査が終わって、いついつに来てくださいと、はじめのハードルをすごく下げることも可能だと思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃるとおり、今は窓口においでをいただいて、対面の中で登録をいただいている実情でございます。その理由としましては、申請書が少し難しいとおっしゃいましたけれども、その書き方も含めて相談に応じたり、さらにそのボランティアがどのような展開ができるか、またはその活動の広がりも含めて助言をさせていただければという考えで、対面で行っているところでございます。ただ、その中で、委員がおっしゃるとおり、ホームページの中でまずは登録の仕方をもう少し簡単にできるような、その場でわかるような説明を掲載したり、またはさらにウェブ上で申請書をダウンロードできたりといった、そのような方法も今後研究していきたいと考えております。 ◆小林あすか 委員 ぜひお願いいたします。  それとは別に、今度は逆にボランティアを探そうと思っている方に対してのアプローチなんですけれども、今たくさんのボランティア団体が一覧で見ることができるんですけれども、これを見ますと、中にはホームページのウェブサイトにアドレスが載っていたり、メールアドレスでやりとりができるような団体もあるんですけれども、中にはここのボランティアをやりたいなと思っても、お名前と活動日と、あとは自宅の固定電話の番号しか載っていないという方々もいらっしゃって、私も何度か興味があったところ、もちろん固定電話にかけたこともあるんですけれども、なかなかつながらないというところがあります。そうすると、結局ボランティアをしようと思う方と、ボランティアに来てくださいという方、せっかく人と人とをつなげるサイトであるべきところが活用されていないところがあるんですね。幾つか確認すると、ボランティアをやっていらっしゃる方もさまざまな方がいらっしゃるので、例えばちょっとご自身でホームページとかウェブサイトをつくるには困難な方がいらっしゃったり、そもそも持っているけれども、ボランティアセンターの登録のところにまで申請に行かなければいけないんだけれども、手間でねという方がいらっしゃるというのもお伺いしております。そこで、まず一番はじめの取っかかりになるであろうボランティアセンターの一覧のところに、皆さんで見てこれはちょっと情報がもしかしたら少し希薄かもしれないなというところの活動をされている方に、例えばもしアドレスがあるようであれば載せませんかとか、お手伝いすることができるかと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 現在のボランティアセンターのホームページにつきまして、内容が少し薄い、または問い合わせが足りないという部分が実際にあることはそのとおりかと思っております。ご指摘いただいた内容で訂正をしていきたいというふうに考えております。ただ一方で、問い合わせにつきましては、各団体の中では個人情報のことも考慮いたしまして、あえて載せていないという団体もありまして、その際には間に私どものボランティアセンターが仲介として入りまして、円滑な双方の情報連携の提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆小林あすか 委員 個人情報というところがあるので、その辺はぜひセキュリティなども考えながらやっていただけたらなと思います。  最後になります。たくさん見ると、すごく広報が上手なボランティア団体さんもいらっしゃって、中にはぱっと見るとお写真が貼ってあったりする団体があるのを、私も確認しております。最近は動画だったり、視覚的な広報がすごくわかりやすいということで、たくさん区民の方からも反応がいいので、今、個人情報とかアドレスのお話をしましたけれども、例えば難しいようであれば、活動されている様子のお写真をちょっと横に貼りつけるだけでも、すごく活動の雰囲気がわかるかと思いますので、その辺は要望としてお伝えして、以上で終わります。 ◆間宮由美 委員 現在、ボランティアセンターへの登録団体は210団体、6,026人と多くの方が参加して、その活動分野も大変広くなっています。先ほどの白井委員のお話にもありましたが、共生社会の実現という点で、とても大切な活動が、今、江戸川区の中で広がっているのだなと感じております。私は特に本日は、防災関係ボランティアについてお聞きをしたいと思います。ボランティアセンターが主催する防災ボランティアの講習が初級・中級と開かれています。この位置付けをお聞かせください。 ◎藺草光一 文化課長 こちらのボランティアセンターで、災害ボランティアを育成しているところでございます。この災害ボランティアにつきましては、地震や災害ですとか、何かその自治体で発生したときに行政のみで応急・復旧活動が困難でございますので、近隣住民、区外、都外からボランティアの方を受け入れるために、この災害ボランティアを育成しまして、この方たちと一緒に私どもボランティアセンター、社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを立ち上げて受け入れる、そのときの人材として育成をしているところでございます。 ◆間宮由美 委員 では、現在まで何人の方が講習を受けてボランティア登録をされているでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 この災害ボランティアの養成研修につきましては、平成25年度から開始をしておりまして、初級修了者が223名、中級修了者が103名、合計で326名いるところでございます。その中で、実際に発災時に災害ボランティアセンターの立ち上げに協力するよということで登録していただいている方は51名いるところでございます。 ◆間宮由美 委員 非常時に社協とも協力しながら、行政とも協力しながら災害ボランティアセンターを立ち上げるということで、これはいつ災害が来るかわからないときですので、本当に待ったなしのボランティアの方々なんだと思います。非常時のときのことはそういうことだということでわかりました。  では、日常、ふだんでは何ができるでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 災害ボランティアの方につきましては、万が一の発災時に即座に被災地に駆けつけていただけるように、その要請に応えてもらうように、常に待機をしていただいているところでございますけれども、合わせて養成講座で習得した高い技能を平時でも発揮していただくことは、とても大切なことだと考えております。例えば、毎年の江戸川区総合防災訓練において、実際に災害ボランティアセンターの立ち上げを、その災害ボランティアの方たちと立ち上げる訓練を防災訓練の行程に入れてもらうようなことができないかとか、そのようなことをよく危機管理室と協議していくように、ボランティアセンターに働きかけてまいりたいと考えております。 ◆間宮由美 委員 総合防災訓練のときから、ともに訓練体制に入るということは、大変必要なことだと考えられます。ぜひ次の訓練時から実践できるように働きかけをお願いしたいと思います。また、災害ボランティア講習の講師の方々というのは、災害時はもちろんのこと、その後、年何回も被災地へ赴いて、被災された当初から今現在の様子までつかんでおられる方々です。ですから、内容は非常に質の高い内容になっています。ですので、それを受けている方々ですから、326名おられるということですので、ぜひそれぞれの方々が所属する各町会とか自治会からでもいいと思いますので、防災訓練など、学んできたことを実践で生かせるように、ぜひマッチングも含めて助言などもお願いできればと思っております。 ◆齊藤翼 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  ここでは、新規事業の江戸川文化コンシェルジュと真夏のスーパー文化フェスについて、お伺いさせていただきたいと思います。  まず、江戸川文化コンシェルジェについてですが、何かをやってみたいという区民にあった文化活動を紹介するとのことですが、もう少し具体的にお聞かせ願えますでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 この事業でございますけれども、区民の今おっしゃっていただいたとおり、何か行動を起こしたいという区民の思いにこたえる事業でございます。具体的には、例えば昔やっていた英会話をもう一度やってみたい、実は中学校のときに編み物をやっていたんだけれども、退職をしてもう一度始めてみようかなとか、あとはコンサートに行ってみたいんだけれども、気軽に行けるコンサートはないかとか、音楽を始めたいですとか、いろいろな文化活動、何かやりたいというきっかけをもっている方の背中をそっと押していける事業でありたいというふうに考えてございます。そのような方が私どもの文化施設のほうにおいでをいただいて、私どもの職員がその要望を丁寧に聞き取り、その方にあった文化活動を紹介し、一人ひとりの活動につなげていきたい、そういう事業でございます。 ◆齊藤翼 委員 それでは、きちんと対面で向き合ってお話ししてマッチングされていくということだと思いますので、すばらしい取組みだと私は思います。やはり対面でやることによって、表情からお相手のお気持ち等もくみ取れますので、そのほうが有効だと思っておりますので、大事だと思います。ただ、今、設置窓口が総合文化センター、タワーホール船堀、グリーンパレスの三つとのことですが、今後そのほか各区民館等で、どこか行っていくお考えはありますでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり、スタートは3施設を予定しているところでございます。ただ、先ほど申しましたとおり、気軽に誰もが利用できるコンシェルジュや窓口を目指してまいりますので、今後、実際に講座等をやっている区立12館の図書館でも、その窓口を広げてまいりたいと考えているところでございます。 ◆齊藤翼 委員 インターネット検索も10月から予定ということですが、江戸川区はとても広く、熟年者の方々はあまりインターネットを使われてない方も多くいらっしゃいますし、3カ所では少ないなと思いまして、ちょっとご質問させていただきました。老若男女、また現在の多様性で外国人の方を問わず、地域活動を始めるきっかけになり、各世代で支え合うコミュニティがより活発になることを願っております。  次に、真夏のスーパー文化フェスについてお伺いいたします。  まず、ネーミングにとてもインパクトがありまして、最初にこの資料をいただいたときに目を引いたのですが、こちらもどのような内容なのか、お聞かせ願えますでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 こちらのイベントにつきましては、7月20日に予定しているところでございますけれども、7月20日は委員の皆様もご承知のとおり、江戸川区に聖火リレーがやってくる日でございます。オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典でもありますとともに、文化の祭典とも言われておりますので、この日に江戸川区におけるさまざまな文化活動、日本舞踊、伝統文化を紹介する活動、または音楽家のコンサート、そして、10代の若者によるバンド演奏、ダンス、パフォーマンス等、そして、あとは飲食・物販を含め、文化的にこのオリンピック・パラリンピックを盛り上げるイベントとしてフェスを開催したいと考えております。 ◆齊藤翼 委員 私ごとですが、イベント会社に勤めていたもので、とても興味があり、質問させていただきました。また、昨今、夏は大変暑くなることが予想されますので、屋内外ともに盛り上がりを期待するとともに、熱中症対策等を注意していただき、江戸川区民だけではなく、さまざまな地域のところからいらしていただいて、江戸川区の文化、芸能を楽しんでいただけるフェスになることを期待と要望いたしまして、終わります。 ◆牧野けんじ 委員 ここでは指定管理施設についてお伺いしたいと思います。  台風19号の際の対応についてです。当初の自主避難先として、各区民館と指定管理施設であるグリーンパレスが発表されましたけれども、その後、当日になってタワーホール船堀なども対応したということで、合わせてどれぐらいの人数をこの指定管理施設で受け入れたのか、ちょっとほかの目にかかる部分もあるかもしれないんですけれども、教えていただければと思います。 ○藤澤進一 委員長 これは答えられる人はいるかどうかわからないけれども、数字の確認ぐらいならいいんですけれども、昨日やった危機管理の中で、この問題やっていますので、今せっかく出たので、人数ぐらいの今の範疇であれば。 ◎藺草光一 文化課長 恐れ入ります。全体の避難者数は、すみません、手持ちにないんですけれども、私ども文化共育部で所管している施設におきましては、一番多いときで8施設2,500人を受け入れたところでございます。 ◎後藤隆 生活振興部長 私どもでは、区民館、それから、コミュニティ会館のほうの施設でございます。最大では全体で5,662人の受け入れを行っていたということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 そうしましたら、この目で指定管理になっている図書館について、この台風の際の対応についてお聞きしたいんですけれども、なかなか図書館がこういう災害時に避難先になるという着目が、私自身もあまりない部分もあったんですけれども、まずこの23区でこの台風通過に際して臨時休館の対応をとった区が多かったということで、20区、21区ぐらいが臨時休館の対応をとったということのようなんですが、江戸川区の図書館は開館をしたということで、これはどういう考え方で開館としたのかということを教えていただきたいんですが。 ◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃるとおり、23区においては、港区と江戸川区の2区が開館したということで承知してございます。今回、江戸川区が開館がした理由ですけれども、図書館は公共施設であるということで、また、江戸川区の防災計画においても避難所補完施設という役割がございますものですから、その役割を担うという目的で開館をいたしました。 ◆牧野けんじ 委員 図書館は公共施設だということでの開放だったということなんですが、実際に当日、事実上避難所のように利用された状況について、夜間や深夜も対応したというような館もあったかと思うんですけれども、そのあたりの対応を少し教えていただければと思うんですが。 ◎藺草光一 文化課長 開館時間においては、通常どおり開館をしていたんですけれども、ただあくまでも避難所という側面を強く考えておったために、図書館機能としては最小限、もし図書館が機能できれば、それは開けてもらいたいけれども、まずは避難者の受け入れを最優先という考えのもとで開館をしてございました。実際には、小松川図書館と小岩図書館に70名弱ほど合計で避難者を受け入れたんですけれども、その受け入れた図書館については昼夜を通して避難者対応をしたところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 それで、指定管理の施設であるわけですけれども、区の職員が当日配置をされるというようなことはあったんでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 指定管理者が、そもそもこの避難所補完施設として運営するということにはなっておったんですけれども、今回の台風19号の対応においては、念のため、私ども区の職員も配置をして一緒に対応したところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 今後のことを考えてみても、こういう災害時に指定管理、こういう図書館のようなケースの対応が求められてくると思うんですけれども、今後の役割分担というのですか、指定管理の部分と、今、区の職員も当日配置されたということで、役割をどのように分けていくのか、この辺の考え方とか方向性というのを教えていただければと思うんですが。
    ◎山田康友 地域防災課長 現在、台風19号での対応を踏まえまして、今後の風水害に備えて補完施設などにつきましても、区の公共施設としてどのような役割を果たしていくべきかということを、今検討しているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 わかりました。ありがとうございます。  また図書館のほうに絞ってなんですけれども、今回の台風のときに、図書館の中で浸水の被害があったというところが、公立図書館だけで全国で109館あったそうなんですが、そのうち浸水については13館あって、そのほかに雨漏りでも57館、こういう被害があったということなんですけれども、江戸川区ではこういうことはなかったということでよろしいんでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 それは、図書館だけに限った話で。 ◎藺草光一 文化課長 今回の台風19号において、若干の雨漏りは数館で見られましたけれども、大きな被害は通常あってはいけないんですけれども、時々あることでございますけれども、それは今回も多少あったということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 図書館の中でも、小松川図書館なども古い施設ということで、今後の方向性なども検討されていると思うんですけれども、書籍はどうしても水につかってしまうと、それをもとに復元するのはなかなか大変だというような状況もありますけれども、必要で貴重な書籍をどのように水害のときに管理をするか、その優先順位だとか、その際の行動について、手順を決めているというようなことはあるのでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 指定管理者図書館については、そもそも協定書の中で災害時の対応ということで、江戸川区地域防災計画に基づいて行動するということが決められております。これに基づいて各図書館、マニュアルを整備しておりますけれども、今回の台風19号の対応を踏まえまして、改めて詳細な対応マニュアルを構築してまいりたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 今回は、江戸川区では大きな被害はありませんでしたけれども、ほかの自治体での事例などもよく検証していただいて、対応していただければと思います。  それから最後に、私たちの会派では、図書館には指定管理はなじまないという立場で、これまでも意見を述べてまいりました。この点で、活字文化議員連盟、公共図書館プロジェクトという超党派の国会議員、自民党の衆議院議員が顧問を務めています。ここは、去年の6月に公共図書館の将来という答申を発表しました。この答申を発表するに当たっては、千代田区の日比谷図書文化館だとか、神奈川の大和市立中央図書館シリウスだとか、ビアックス、それから、現場の司書さんなどからもヒアリングを行って打ち出したというもののようなんですが、この中でも公共図書館には指定管理制度はなじまないということが明示をされています。指定管理者の業務実態を評価するというときに、日々の図書館業務に直接携わっていない行政のほうから、意見を述べることができなくなっているというような事例も見られるということが、ここで指摘されています。また、指定管理の図書館であっても、館長及び業務を統括する職員は自治体職員にするというようなことも、そういった人材を登用することも必要ではないかということも提案をされているんですが、今の江戸川区の指定管理図書館は、水準を維持しているということなのかもしれないんですが、今後について、こうした必要な部分については自治体の職員を配置するというような検討はされないんでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 私どもの区立図書館は、指定管理者と私ども文化課の職員が緊密に連携をして、図書館運営に努めているところでございます。サービスも随分向上したというふうに考えているところでございますので、これからも指定管理者とともに、よりよい図書館運営に努めてまいりたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 図書館が指定管理化されて、長いところでは10年というようなところもありますので、今後については必要な検証をしていただきたいというふうに思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス肺炎の感染拡大に備えて、国の基本方針や、区でも方針が決まりましたが、その影響が今後どのようになっていくのか、予測はできませんが、長期化した場合、稼働率の低下の影響が大きくなるのは目に見えています。タワーホールや文化センター、グリーンパレスなどの大型施設は特に影響が出てくるかと思われますが、現在どれぐらいキャンセルが出ているのかということと、それから、今後に向けてどのような支援が必要になるかなど、方向性などを考えておられるようでしたら、お知らせください。 ◎藺草光一 文化課長 今回の新型コロナウイルスで、この新型コロナウイルスを理由としたキャンセルは、1月末から昨日までで、文化施設で173件、宿泊施設で383人の方が利用取り消しをされているところでございます。この取り消しに伴いまして、各施設は大幅な収入が減ということになります。また、このキャンセルのほかにも、それぞれの施設が自主的に興行、イベントを企画してございますけれども、こちらもキャンセルしてございますことで、興行主への支払いですとか、利用者への返金等の損失が発生するところでございます。こちらについては、今後、指定管理者との協議の中でどのように対応していくか、損失については検討してまいりたいと考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 民間のノウハウを生かしながら、コスト削減を目指している指定管理者制度ですが、今回のコロナウイルスへの経済面への影響は、これまで経験したことのないものになってしまいます。住民サービスへの支援は当然のこととはいえ、区がその支援をするということを伺って安心しました。  また、もう一つ、今度は指定管理者のもとで働いている人たちについてなんですが、施設での会議や宴会などがこんなに自粛されてしまったというところで、そこで働いていた臨時のパートの人たちとかの把握はしているのでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 各施設におきまして、休業によりまして、ただ現在のところ雇い止め等の状況は発生してございません。もともと指定管理者に任せいている部分というのは、繁忙期・閑散期によりまして、柔軟に従業員体制を変化できるというのが、この指定管理者のいいところでもございます。こちら、実際には指定管理者の労務管理ですとか、勤務体制によるものですので、私たちが運営方針に対してこうしなさいということは強くは言えないところでございますけれども、有効に雇用を守っていくような働きかけはしてまいるように、協議をしていきたいと考えております。特に宿泊施設については、安曇野市や南魚沼市の地域雇用の一端を担っている面もありますので、この点については十分配慮するように、指定管理者と協議をしてまいりたいと考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 パートなどで働いている方々の労働条件については、個々の指定管理者に一任されているとは思いますが、そこで働いている人たちも、また区民の方が多いのが現状ですので、今回のような、これまで経験したことのないような理由で、経済的に追い込まれることのないように、区の相談窓口や情報などを得られる場を、情報として指定管理者にも周知していただいて、守っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆小林あすか 委員 ここでは、江戸川区が保有する塩沢荘と穂高荘について、少しお伺いさせてください。  こちらは、区民の皆様の健康維持のためにということでされているとは思うんですが、特に、例えばお子様がいらっしゃる子育て層に向けての広報というか、取組みというものは何かされているのでしょうか。二つあるんですけれども、どちらでも構いません。何か広報というか、施策はされていますか。 ◎藺草光一 文化課長 穂高荘についてでございますけれども、平成30年度から、6月に全区立小学校及び幼稚園に、子供向けのリーフレットを配布してございます。3万5,000人を対象に配布をしているところでございます。平成30年度については「自由研究にもってこい 夏休み安曇野・穂高荘に行こう」、令和元年度は「信州安曇野のわくわくがいっぱい」ということで、それぞれ安曇野の美術館ですとか、水上アスレチックですとか、リバーアクティビティ、そのようなことを紹介して、穂高荘への集客に努めているところでございます。実際に、こちらの集客をすることによりまして、小学生以下の利用が200人以上増えたという実績がございます。 ◆小林あすか 委員 今おっしゃられた、200名以上の実績というところで、私もそのとおりだと思っています。実は私も存在は知っていたんですけれども、抽選で当たらなかったというのもあるんですけれども、区議になって初めて穂高荘のほうに行かせていただきました。行って、母の目として一番に思ったのは、「こんなにいい場所なら、うちの子どもが来たら大喜びするな」、何かしたいとかではないんですよね。江戸川区は公園がたくさんあるとはいえ、過密しているところで、どうしても子育てをしているので、いい意味で何もない、大きな声で騒いでも、「邪魔になってしまうから」と言わなくてもいい環境は、江戸川区の子育てをしている方々は共通で思っていらっしゃると思うんですね。というところで、すごくいい施設だと思いました。もったいないなと思いました。実際に、私の周りのお子様をおもちの保護者の方に聞くと、存在は知っているけれども、一部の方のイメージですけれども、「おじいちゃん、おばあちゃんが行くところだよね」とか、「行っても遊ぶものはあるの」とか、そもそも区報でちょっとだけ何とか狩りとか書いてあるけれども、あとはいつ申し込んでいるのというところで、私も微力ながら広報はしたんですけれども、何が言いたいかというと、広報力をすごく心配しております。といったところで、先ほど平成30年度から、私も手元にありましたので見させていただいて、すごくいいものだと思ったんですけれども、夏休みや、この長期休みは、お母さんとかお父さんが何をもらうかというと、例えばご近所ですみだ水族館とか、最近ではキッザニアとか、いわゆるちょっと民間の力が入ったようなところのパンフレットも一緒に入ってくるんです。お母さんといっしょが映画館に来るよとかといったときに、ぱっと並べたときに、やはりちょっと見劣りしてしまうと、せっかくのいいもの、もっと言うと、お値段的にはすごくリーズナブルなので、知れば多分リピーターの方がいらっしゃるところ、すごくもったいないなというところがありますので、これは要望としてですけれども、ぜひもっと自信を持って、積極的に子育て世代に広報していただきたいのと、ちょっと難しいかもしれないんですけれども、ちょっとキャッチーなパンフレットなどにしていただくと、お母さんたちもぱっと目を引いたりとか、あとは子どもが「お母さん、このアスレチックに行ってみたい」などというようなものがあると、子どもたちからスタートすると思いますので、ぜひ広報という部分で、今後やっていただけたらなと思います。 ◆伊藤照子 委員 よろしくお願いします。  今、タワーホールなどの指定管理者の災害時の補完施設になるということでお話がありまして、災害マニュアルも作成していくというようなことをお答えいただいていたんですけれども、今回の台風19号のときに、避難所をあれこれ回ったんですけれども、それで、補完施設には備蓄物資や毛布等は置いていないと聞いたんですけれども、その辺について、マニュアルをおつくりになるとかというお考えがあるなら、備蓄については今後考えていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎山田康友 地域防災課長 現在、避難所の補完施設には、マンホールトイレの上物を若干二つほど備蓄をしていたり、あとは毛布を100枚備蓄している状況でございます。今後の備蓄につきましては、避難所の補完施設の役割について、改めて検討するとともに、備蓄物資の保管のスペースの場所といった課題もありますので、そういったことも踏まえて、慎重な検討が必要だというふうに考えております。 ◆伊藤照子 委員 東日本大震災のときを思い起こすと、電話がつながらなくて、毛布が欲しいと言ってもなかなか来なかったりとか、そういうことがあったので、ぜひ今後の課題として、指定管理、また補完施設についても検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。  次に、第2目健全育成費。 ◆齊藤翼 委員 ここでは、民法改正に伴う成人式のあり方について、お伺いしたいと思います。  2018年6月に成立いたしまして、これからは成人が18歳になる。それが2022年の施行になるということで、毎年行われております成人式は、本区においても当然関係してくると思いますが、昨年の予算委員会での御答弁では、2019年度中に各業界団体、理美容団体ですとか、貸付衣装団体、また写真業界等のヒアリングをして、結果が出るということでしたが、現状をお聞かせ願えればと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 よろしくお願いします。  ただいま成人年齢引き下げに伴う成人式の実施についてのご質問でございますが、こちら民法改正に伴いまして、おっしゃいますとおり、2022年より成人年齢が18歳に下がるものでございます。これに伴いまして、成人を祝う会の成人式、こちらについては実は特段の法律の定め等がございませんので、各自治体での判断となってまいります。その判断をどうしていくかというところで、現在の状況についてお答えさせていただきます。  まず、国の動きといたしましては、国では成人年齢の引き下げを見据えた関係省庁連絡会議、こういったものを昨年の4月より開催しております。その中で、省庁連絡会を3回、また、先ほどお話にもありました、自治体や理美容協会、和装協会等からのヒアリングを行う分会を7回開催していまして、その結果をもとに、これから国が答申を出す予定でございます。対して、区の動きといたしましては、当然国の答申というのを参考にさせていただくところではございますが、合わせて主役となる祝われる子どもたち、この子たちがどう考えているかというところの意見も大切にしたいと思っておりまして、現在区内の都立校7校の高校生1年生から3年生、約5,000人に、成人式の開催年齢についてのアンケートを実施させていただいているところでございます。 ◆齊藤翼 委員 わかりました。ありがとうございます。  特に女性の着物のご予約は、早い方は2年ぐらい前から始めていくという、区民からのお問い合わせも結構いただいておりまして、まだまだ議論が必要ではあるかと思いますが、今、高校生にアンケートをとっている最中ということですが、正式な発表時期とかのお考えがあればお聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 委員のご質問にありますとおり、私どもの部署のほうにも数件ではございますが、そういった問い合わせ等は入っております。今早い方は、2年前には美容院の予約等をしているという状況がございますので、そういった部分を考慮しますと、なるべく早く一定の方針を出す必要があるかなと考えております。先ほどお話しましたアンケートにつきましては、3月中には集計ができると思っていますが、あとは国の答申が出ましたら、区民の意見と国の公表を参考にさせていただいて、なるべく早い時期に実施年齢とか時期、合わせて名称、成人年齢が変わりますので、もし二十歳でやるとなったときには、成人式とは呼べないかなというところで、そういった名称も含めて方針のほうを決定して、合わせて公表していきたいと考えております。 ◆齊藤翼 委員 先月の成人式に私も出席させていただきましたが、厳粛で和やかな成人式でしたので、江戸川区としてはあのようなすばらしい式典は、式典名は変わってしまうかもしれませんが、20歳で続けていくのがよいのではないかなということを意見といたしまして、終わります。 ◆伊藤照子 委員 共育プラザについてお伺いしたいと思います。  今年度、共育プラザについて、利用者を増やしていくために、中高生にアンケートをとったとお聞きをいたしておりますけれども、大まかにどのような結果だったでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 こちら共育プラザについてのご質問でございますが、昨年の9月に区内の中高生を対象にアンケートを実施させていただきました。実施の目的といたしましては、学校でも家庭でもない第三の場所ということで、より多くの中高生に利用してもらいたいということで、当事者である子どもたちの声を聞こうということで、実施させていただきました。調査項目といたしましては、まず「共育プラザを知っていますか」とか、あと「共育プラザに行ったことがありますか」、利用した目的「どんな共育プラザだったら利用したいですか」、そういった6項目を調査させていただきました。こちらは区内の学校の協力もございまして、約1万9,000人の中高生から回答をもらうことができましたので、ここでは結果の中で、二つの項目について、ちょっとご紹介させていただきたいと思っております。  まず、共育プラザの認知率です。「共育プラザを知っていますか」というところでは、54%の中高生のみが知っているような状況でした。実は私たち毎年、中高生にチラシ等を全生徒に配っていたり、定期的なSNSを使った情報発信もしているんですが、子どもたちにはそれが届いていないなというのがわかりました。また、利用率、こちらにつきましては、利用者の率を地図に落としましたところ、共育プラザの周辺の学校は非常に利用率が高いところなんですが、共育プラザのない葛西南部と中央地区に関しましては、非常に利用率が低いということがわかりました。 ◆伊藤照子 委員 今のお話で、中央と葛西南部が利用者が少ないと、やはり近くにあったら行こうかなということになるというのが、よくわかったということだと思うんですけれども、新年度予算で、空白地域だった中央地区のグリーンパレスの中に開設されるとお伺いしておりますけれども、その内容、そしてまた、上一色のe-リビングがこの中央の中に移転してくるということですが、そのねらいについて、またこの中央地域と平井地域を民間委託にするとも聞いておりますけれども、そのねらいについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 こちらのほうの共育プラザ中央のお話をいただきましたとおり、グリーンパレス内に設置をさせていただきます。具体的には、グリーンパレスの新館と言われるほうの2階の部分、合わせて5階の発達障害支援センターの跡地、こちらを利用して開設させていただく予定でございます。  次に、e-リビングの件ですけれども、今回開設します中央、そこには上一色にございますe-リビングを内包する形で設置させていただこうと思っております。このe-リビングは、フリースクールとフリースペースが融合したような、不登校や不登校気味の子、合わせて家庭の事情等で支援が必要な子どもたちを受け入れて、丁寧にかかわりながら生きる力を育む場所としていきたいと思っております。  最後に、中央と平井の民間委託に関しましてでございますけれども、今回開設します中央と、現在直営で運営しております平井、こちらを民間事業者へ運営委託していきたいと考えております。この運営委託します2館につきましては、実は現在の共育プラザは平日9時から夜9時まで、土日は9時から5時までという運営方法で、月曜と祝日はお休みの状況です。この運営委託後は、運営委託しました2館についてのみにはなりますが、年末年始以外の朝9時から夜9時まで開所する予定になっております。また、ここでは先ほどお話もありました、e-リビングを設置いたしますので、生きづらさを抱えた子どもたちに丁寧に対応できるような専門医の設置、合わせて民間の力を使いまして、中高生が行ってみたいと思ってくれるような魅力ある館運営、あと情報発信というのを積極的にしていきたいと考えています。 ◆伊藤照子 委員 民間委託でどういうふうになっていくか、大変楽しみにしておりますので、大いに期待したいと思います。今回この共育プラザ、今年度末まで1655勉強カフェに、すごくたくさんの方が生き生きと勉強に通っているというのを聞いていたんですけれども、これがこの共育プラザの中になくなるとお聞きしているんですけれども、大変効果が上がっていると聞いていたんですが、今年の受験も含めて、その成果についてお伺いしたいと思うんですけれども、不登校児童生徒も、その中には一緒に通っていたんだと思うんですけれども、そういった効果もあるんじゃないかと思うんですけれども、その効果についてお聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 1655勉強カフェ、こちらの部分に限ってという形にはなりますが、今年は中学3年生の受験者数は42名でした。そのうち18名が、私立であるとか、あと都立の推薦で実は合格のほうが決まっています。ほか24名のお子さんにつきましては、現在、都立高校を受験していまして、3月2日の都立高校の発表を現在待っているところでございます。不登校生徒につきましては、現在、中学生が3名、高校生が2名通っております。効果のところで、一つ事例をお話させていただきますと、学校には行けていない中学3年生が通っていたところではございますが、高校には行きたいということで、チャレンジ校への進学を希望していました。その子に通う中で面接対策であるとか、作文対策というのを丁寧に支援させていただきましたところ、毎回きちんと通ってくれまして、一般入試に臨むことができました。今、3月2日の結果を待っているところではございますが、こうやって丁寧にかかわることで、前進するきっかけが提供できたかなと考えております。 ◆伊藤照子 委員 今まで一生懸命通っていた、今のようなお子さんがいるので、ちょっとこの場がなくなってしまうのは、がっかりしてしまうんではないかなとすごく思うんですけれども、多様な学びの場として、自由で、また年代が近い大学生がいたことがすごくいいのではないかなと思っています。来年度は、放課後の補習教室をモデル校30校だと聞いていますけれども、この共育プラザに行っている子も、昨年発表になった不登校のガイドラインの中で、登校扱いとなるというのを表示してあったので、この学びの確保が進んだなと思っていたんですけれども、この30校以外の子どもたちは、今後どういったところで、今まで1655で受けていたものをできるのかなというのがちょっと心配なんですけれども、共育プラザではこの点についてはどのようにお考えになりますか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 今まで行っていました、1655勉強カフェというのは、二つの側面あったと思います。一つは当然学びというところがございますけれども、もう一つは子どもにとっての居場所という側面があったかなと思います。今回学びの部分につきましては、モデル校30校で対象者をさらに拡大をして実施をする形になります。その30校以外のお子さんについては、当然学校の放課後補習教室、こちらのほうを引き続き実施する中で支援をしていくという形になると、教育委員会のほうからも伺っております。あわせて私のほうで行っています、居場所の側面、こういったところは引き続き共育プラザで提供していきながら、さらに新たな利用者の拡大、そういったものも図っていきたいなと思っています。具体的には、大学生とか大人とかと一緒に話す機会、そういったキャリアプログラムの提供であったり、あと対話を通じて相談が気軽にできたりとか、居心地のいい場所、食事の提供、そういったことをしながら、環境を整えていきたいと思っています。それと、共育プラザに自習室がございますが、自習につきましては、さらに充実をさせていきたいなと思っています。具体的に参考書も充実させていただいたり、コピーとか、プリントサービスというのを少しさせていただいたり、あとは子どもたちのニーズに合った居心地のいい自習室、そういったものを提供して支えていきたいと思っております。 ◆伊藤照子 委員 ぜひそういう場を、学ぼうという気持ちが起きるような、外へ出ていってという場を、共育プラザでもつくってもらいたいなと思います。この名前が1655勉強カフェというのがとてもいいなとみんな思っていると思うんですけれども、これは子どもたちと職員の方が一生懸命考えたんじゃないかなと思うんですよね。このラフな感じが子どもたちにとっても受けたのかなとすごく思うんですけれども、ぜひどこかで残してほしいなと思うんですよね。1655という名前はあるわということで来てもらえるように、勉強をとって1655カフェとか、居場所としてこの名前をぜひ残してもらいたいなと、きっとみんな思っていると思うんですけれども、その点どうでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 学びの部分というのは、学校のほうでやらせていただくところですが、居場所としての機能のところで、ご意見のほうは参考にさせていただいて、研究していきたいと思っております。 ◆伊藤照子 委員 最後にします。すみません。ぜひ一人ひとりが希望をもって、子どもたちが成長できる江戸川区にしてもらいたいと思うので、この不登校対策は特に江戸川区の将来にとっては一番大事なことだと、私は本当に思っているんです。ぜひいろいろな学びの機会をつくるということで、ガイドラインもつくったので、この辺が前進するように、絶対に後退しないようにしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆大橋美枝子 委員 共育プラザの葛西南部が少ないということのお話がありましたけれども、その見通しというか、今後どんなふうにお考えか、改めて聞かせてください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 共育プラザの南部ということで、ご意見いただきましたが、確かに今回のアンケートでも南部は空白地帯ということで、私どもも把握しております。それは建物の関係とか、どういった施設にするかというところもございますので、こちらについては引き続き検討していきたいと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 ぜひ早急に検討して、具体化してほしいということを改めて要望します。  もう一点、伊藤委員が詳しく指摘していただきましたけれども、1655は大変子どもたちにとっていろいろな意味で力がついたんじゃないかと、改めて私も思います。そういう何らかの形を、共育プラザは今後も工夫して残せないかと、改めて思うんですけれども、人の配置が難しいとしたら、共育プラザの配置の職員をそこで何か工夫するとか、忙しいのをまた忙しくさせてしまうみたいなことを言っていますけれども、何かできないかと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 1655勉強カフェという事業自体は、学校のほうで行っていく形にはなりますけれども、今までも、通常のやっていない以外のところでも、職員が勉強を教えたりとか、相談に乗ったりとかということは、当然ロビーワークの中でさせていただいていますので、そういったことは引き続き丁寧にやっていきたいと思っています。 ◆大橋美枝子 委員 やはり職員が増えたほうがいいと改めて思いましたので、その辺も含めて要望いたします。 ◆伊藤ひとみ 委員 1655勉強カフェなんですけれども、やはりここは大学生のお姉さんとかお兄さんと話もできて、身近な目標にもなって、前向きに勉強ができる場所となっていたことがすごくよくわかりました。不登校の生徒さんたちにとっても、とても通いやすい居場所となっていた、この1655勉強カフェがなくなってしまい、子どもの可能性を伸ばせる場所が減ってしまうことにとても危惧をしています。また、今のお話もありましたけれども、ほかにも子どもたちへの聞き取りなど、調査・評価されたことがあれば、伺いたいと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 今ご質問がございました、この学習支援のほう、1655勉強カフェの部分等では、特に今回の件では聞き取り等はさせていただいておりませんが、アンケートの中では「どういったものがあったら共育プラザに行きたいですか」という質問はさせていただいています。その中では、eスポーツであるとか、あとはゲーム、漫画、アニメ、あとは食事とか、そういった意見も聞いていますので、そういったところを丁寧に対応しながら、居心地のいい共育プラザにしていきたいと思っております。 ◆伊藤ひとみ 委員 前向きな答えが聞けてよかったです。なくなることについての子どもたちへの説明はされているのでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 説明につきましては、これから事業終了に当たりまして、説明をさせていただこうと思っていたところではございますが、今回の新型コロナウイルスの関係で、健全育成事業に関しましては、大小かかわらず中止という形にさせていただいているもので、そういった意味では、説明のほうが十分にはできていない状況ですが、当然子どもたちが再び来るようになった際には、丁寧に説明していきたいと思っております。 ◆伊藤ひとみ 委員 やはり年が近いお姉さんやお兄さんたちと楽しく勉強ができるという時間や空気が自由な感じもして、居場所としてよかったのではないかと思っています。居心地のいい居場所づくりを、子どもたちの声を反映してつくっていただきたいと思います。  同じ共育プラザについて2件、あとよろしいでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 どうぞ。続けてください。 ◆伊藤ひとみ 委員 では、共育プラザの図書についてです。少し前になりましたが、図書の充実という意味では、どの館も本を収集しているというよりも、置いているという感じがしてしまったんですけれども、最近の図書の様子はいかがでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 図書についてでございますけれども、以前、委員も来ていただいた際に、ちょっと古い本があるんじゃないかなというところでお話もいただきまして、うちのほうでも図書については意識してそろえているところです。子どもたちに人気なのは漫画ですので、漫画も人気のものをそろえ、最新刊も用意しておくと、それを目的で来る子どもたちもいます。あわせて小説、雑誌等ですが、小説に関しましては、図書館では順番待ちでなかなか借りられないような本、そういったものをご用意させていただいていますので、子どもたちはそこに来ることで、図書館ではなかなか借りにくい本も借りることができるといった形になっております。 ◆伊藤ひとみ 委員 本を読むことは情報も無限大なので、本を読んでもらいたいと思っているところなんですが、図書館との連携は改めて何かあるのでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 こちら、図書館との連携ということですが、現在、共育プラザ葛西で、図書プラという形で、近隣の西葛西図書館との連携事業を実施させていただいております。これは共育プラザ葛西の入り口ロビー等を使わせていただいて、図書館の職員が子どもたちと対話をしながら、さまざまな図書の話を通じて本に関心をもっていただくという目的で実施させていただいております。大体、月1回から2回、西葛西図書館の職員が訪れまして、本の紹介をしたり、あと図書館員と中高生による交換ノート、図書プラノートというのを実施したり、あと夏休みには読書感想文をテーマにした話をしたりということで、毎回工夫を凝らして実施をさせていただいております。子どもたちからは図書館の職員に「自分の悩みを解決するにはどんな本を読んだらよいですか」とか、「特定の本を探していないときに図書館ではどうやって本を絞っていくとよいのですか」というところの質問がありまして、そういったものに図書館職員が一つ一つ子どもの質問に丁寧に回答をしてくれている状況です。中高生世代は、やはりこれからの人生を生きていくに当たっては、さまざまな人との出会いとか、本との出会いというのが大切だと思っていますので、こういった子どもたちにいい影響を与えるような本の出会い、大人の出会いを提供していきたいなと思っております。 ◆伊藤ひとみ 委員 楽しそうでよかったです。やはり自然に本に親しめるようになる環境づくりが大切ではないかと思っています。居場所としてよい空間となるように、司書の方の意見などを聞いたり、子どもたちの意見を聞いたり、先ほども申しました、居心地のよい楽しい共育プラザにしていただきたいと思っています。  あと、もう一点、中学生と赤ちゃんとのふれあい体験についてです。共育プラザで行われている、中学生と赤ちゃんとのふれあい体験について、少子化や核家族化が進んでいて、母親世代は中学生と話す機会がほとんどなくなっているのが現状です。また、一方でも中学生は兄弟が少なくなっていることから、赤ちゃんに触れたり見たりする機会もなくなっています。助産師という専門職が命についての座学だけではなく、その後に赤ちゃんと実際に接することができる、とてもよい取組みだと思っています。これまで6館全てでは行われていなかったかなと思っているんですが、現在はどのような状況で行われているのか、活動内容や感想などもお聞かせいただければと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 赤ちゃんふれあい体験についてというところで、共育プラザで現在行っています、赤ちゃんふれあい体験、こちらでございますけれども、現在、共育プラザでの中学生と、あと子育て広場を利用しています、子育て親子が触れ合う体験として実施させていただいております。今年は新型コロナウイルスの関係で中止になったところもございますけれども、基本全ての館で、今年度は実施予定とさせていただいておりました。中でも、共育プラザ南篠崎、あと共育プラザ平井、こちらは中学校との連携をさせていただいておりまして、中学校の授業の一環として行っていただいております。昨年7月も共育プラザ南篠崎で、篠崎中学の3年生の子245名と、あと親子が198組の親子、4日間に分けて交流を行いました。はじめに、赤ちゃんの人形でお世話の仕方や、ふれあい遊びの仕方を教えてもらった後に、その後に親子が入場してきて、親子一組に生徒一人から二人がついて、あとは地域の民生委員さんとか、青少年委員さんがそのグループの中でアドバイスをしながら、赤ちゃんをだっこしたり、一緒に遊んだりということをします。生徒の中には、赤ちゃんと見つめ合ったまま、じっと動かなくなってしまう男の子がいたりとか、子どもたちにとっては、生まれて初めて赤ちゃんに触れ合うというところで、貴重な経験となっております。実施後の感想の中でも、生徒からは「ひとりではまだ何もできない子が目の前にいるだけで守りたいと思いました」「お母さんは子どもをどう育てればいいのか不安を抱えていることを知りました」とか、「話すことをしないでコミュニケーションをとることの難しさ、自分もこんなに小さいときに周りの人に支えてもらったという感謝の気持ちが生まれた」という感想がございました。あわせて協力してくださった親子のほうからは、「私自身も中学生と話す機会がないので、とてもいい経験ができました」とか、「中学生がとてもやさしくいい子で、自分の子どもも、こんな中学生になってもらいたいな」と、そういった感想がございました。先ほど話にもございました、館によっては助産師によります命の授業を組み合わせさせていただいているところもございます。子どもたちにとっては、やはり命の大切さを学ぶ貴重な経験だと思いますので、今後も継続して行っていきたいと考えています。 ◆伊藤ひとみ 委員 よかったです。中学生にとっても母親側にとっても、近い将来を想像できるようになるかと思います。新たに運営管理を予定している平井と中央でも、この事業は行われるのでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 これから運営委託します、平井と中央でも、当然ですけれども、継続して、さらに拡大をできたらいいなとは思っております。  あわせてちょっと1件、先ほどの訂正させてください。先ほど篠崎中学校の赤ちゃんふれあい体験ですが、中学生245名、親子は405名という形です。失礼いたしました。よろしくお願いします。 ◆伊藤ひとみ 委員 共育プラザは、子育て広場と中高生の居場所が同じ場所にあり、世代間の交流が自然にできる形であります、それぞれお互いの未来を想像することができる、よい事業だと考えております。赤ちゃんとのふれあい体験で、赤ちゃんのやわらかさだったり、だっこをしたときの重さだったり、体温から自分への思いだったり、保護者への感じ方だったりというようなことも、中学生、高校生自身に変化があるのではないかと思っています。また、新しくできる中央を入れて、7館全てを使って、全ての学校で学年単位で行うことはできないのかなというふうにも思います。ちょっと教育長がいらっしゃらなくて残念なんですが、ぜひとも学校単位で、共育プラザを知るきっかけにもなりますので、ぜひご検討をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆白井正三郎 委員 ここでは、青少年の翼事業でお聞きいたします。平成15年から始まって、これは本当に皆さんの善意でできているんじゃないかと思うんです。・・・・さん、そして、・・・さんのご遺族のほうで、野村・立井国際交流基金を大いに活用させていただいてできていると思うし、たしか平成23年ぐらいからは京葉鈴木記念財団のほうで、年間数千万円にわたるご寄付をいただいて、ほかの方からもいろいろご寄付をいただいていますけれども、今は青少年の翼基金ということで、できている、もう1,300人近く行かれている事業だと思って、すごく効果のあるいい事業だと思っています。この間聞いていましたら、大西委員さんのほうから、ハワイのホノルル市のほうの派遣もというようなお話があって、きっとそういうことも、これから考えられていくんだろうなというふうに思って、期待しているところですが、ここで聞きたいのは、もう17回ぐらいになったんですか、その評価と、それから、プログラムの改善のために、行った方のアンケートをとられたというふうに聞いているのと、それから、OB・OG会があって、翼の会というのがあって、その会のアンケートもとられて、どのような活動をしていますかということだったというのですけれども、それを教えていただいていいでしょうか。お願いいたします。 ◎上坂かおり 健全育成課長 委員のお話にもございました、青少年の翼事業につきましては、平成15年に始まりまして、今年度まで1,275名を派遣させていただいたところでございます。こちらのほうも、私どもも、その派遣の効果というのを検証していく必要があるかなということで、前回平成26年11月に、当時の二十歳以上の子たちを対象に、派遣後の効果についてアンケートをとらせていただいております。その後、5年が経過いたしましたので、再度アンケート調査を実施させていただきました。現在、最終的な調整をさせていただいていますので、年度内には完成したものをお見せできればと思っております。ご質問にございました、青少年の翼のOB・OGで構成されています、翼の会の活動についてでございますけれども、こちらについても、今回のアンケートで質問をさせていただいております。内容としましては、「翼の会の活動に参加されたことがありますか」という質問に対しまして、回答者のうち56%が「参加したことがある」と回答をされています。翼の会の活動です。こちら平成22年に活動が始まりまして、毎年イベントとか事業の参加回数、参加人数、そういったものは年々増えている状況でございます。また、委員のお話にもございましたとおり、翼の会の事務局を、健全育成課の青少年係で行っていますので、事務局から翼の会への定期的な情報発信、そういったものを行っています。そこでは、区の事業の協力はもちろん、海外からの留学生の対応、あとはホームステイとか、そういった個別の海外交流事業にも積極的に参加してくださっております。翼の経験を活かして活動をしてくださっているなというところでございます。また、翼の会の会員に限ったところではございませんが、今回アンケートの回答にいただきました、派遣団員のうち40%近くがボランティア活動にも参加をしているということがわかりました。内容を見ましても、留学生の日本語ボランティアはもちろんのこと、被災地でのボランティア、あと地域の清掃活動、障害者支援など、さまざまな活動に参加している状況がございましたので、派遣団員たちが派遣後も地域で活躍している、そういった状況がわかったところです。 ◆白井正三郎 委員 大変活躍しているのがよくわかってうれしいです。これを考えたときに、基本構想で出ているんですけれども、世界に目を向ける人材を育成したいというのがあったんですけれども、その個人の成長だけじゃなくて、今お話ししたように、地域にこういう方たちが根づいて、活躍いただけるというのがもう一つあって、先ほど私がボランティアの話をしましたけれども、今も40%の方がボランティアをしていただいていますけれども、こういう方たちが時代を担うボランティア活動をしてくれたり、今度は大人になったら、おやじの会に入ったり、PTAの役員をやってくれたり、もっといけば、町会の役員をやってくれたり、いわゆる地域力のすごく力になってくれるというのも、これだけ皆さん善意を出して派遣している、ご自分もお金を出してとかもあるんでしょうけれども、だからそこのところを、せっかく青少年係さんが今お話ししたとおり、担当で、この翼の会というのを事務局でなさっているので、そこをうまく毎年人数が増えていくわけなので、ぜひそのあたりも考えながら、参加者の声を聞き続けて、離れることなく、江戸川区の地域力の向上のためにもこの事業を生かしていただければということを要望して終わります。よろしくお願いいたします。 ◆よぎ 委員 おはようございます。  こども未来館のところですけれども、先日の子ども議会についてです。とてもすばらしい子ども議会でした。私も傍聴席から傍聴させていただいたんですけれども、その中から出てきた意見はとてもよくて、この議会については、これから例えば中学生とか高校生に展開していくということについては、どういうお考えでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 今回やらせていただきました、こども未来館の子ども議会でございますけれども、こちらはこども未来館で行っています、政治ゼミの成果の発表の場としてやらせていただいたものでございます。実はこの政治ゼミというのが3年に一度行っているゼミでして、政治・経済・法律、これを毎年回してやらさせていただいている状況ですので、またこの政治ゼミの年が来たときに、再度また実施については検討していきたいと思っております。 ◆よぎ 委員 ぜひ中学生、高校生への展開を検討していただきたいんですが、今回の議会を見て思ったのは、本当に小学生からでも政治に関係なく、実は社会を見てくれている。それから、社会が抱えている課題について見てくれている、考えてくれている。そういったところをすごく思ったので、小さいころから自分の周りを見る、自分の周りを思うというところを育てるためのすごくいい機会だなというふうに思いました。そういう意味で、例えばこれから中学生、高校生に対して展開していくと、その中で、もっとグローバルな問題とか、例えば今回のSDGsだとか、そういったところも勉強の一環として入ってくると、もっと視野が広がっていくんだろうなというふうに思います。なので、ぜひ検討いただきたいという要望をしたいと思います。  それからもう一つは、今回議会で最終的に子ども議会の本会議をやったんですけれども、例えば将来は大ホールでやって、もっと区民とか、ほかの小学生とか中学生とかも参加できて、そういう意見に触れ合うというふうな機会をつくれたらどうかなというふうに思いました。要望として残します。ありがとうございます。 ◆小林あすか 委員 子ども議会に関して関連で、私も意見だけ少しお話させてください。  私も、先日の子ども議会を傍聴させていただきまして、こちら、大変感動いたしました。とてもすばらしいものだと思いました。私ごとですけれども、私は今でこそある程度の形で区議として立っておりますが、ものの5年ぐらい前は選挙で誰に入れたらいいのかというようなレベルの話で、何なら私たちの周りの子育て世代の方も、選挙に行ったという方も、聞くと2分の1は行っていないという方が多いところでございます。先日も選挙のお話だったり、投票率のお話が出ておりましたが、選挙に行けと言っても行かないんですね。皆様、勉強しろとか、ダイエットしろと言っても行かないんですよ。何が必要かというと、何でそれをしなければいけないのかということの土台が、実は今選挙に行かない人たちはできていないんですね。なんで勉強しなければいけないか、なんでダイエットしなければいけないか、なんで健康でなければいけないかがわかっているから、その目的につながるのであって、選挙に行けと言ったところで、土台がない人にお話をしても意味がないといったところで、先日の子ども議会は大変すばらしいものだと思いました。たくさん傍聴席も埋まっていましたが、恐らく保護者の多くが、あそこの傍聴席に座った方の多くが、初めて傍聴席に座られた方だと私は認識しております。中には私もそうですけれども、小さなお子様を連れていらっしゃった方もいらっしゃって、本来はあれが私は正しい開けた議会だと思っております。といったところで、少し離れてしまいましたが、子どもたちを通して政治を知るとか、議会を知るというところで、とても大変すばらしい試みだと思いましたので、先ほど、よぎ議員からもありましたが、ぜひこういった活動はいろいろな形ができると思います。私も子どもたちが傍聴してもいいなと思いました。映像媒体もありますので、映像媒体を使って、例えば授業で使うこともできると思いますので、いろいろ広がりがあるかと思いますので、その辺ぜひご検討、ご研究いただけたらなと思います。 ◆大西洋平 委員 今、子ども議会のお話が出ました。大変結構なことで反響もあって、すばらしいことだと思います。大いに賛成する立場であるんですが、一方でいろいろと開催するに当たっては、準備をしっかりしていただいて、議場を使用していただくということは重いこと、だからこそ、区民の方に足を運んでいただいて身近になるという、大いに効果もあるんですが、ここで多くは語りませんが、二転三転したこともあったりとか、議会でもいろいろと調整というか、諮った経緯もありますので、事前にしっかりと、すばらしいことをおやりになるんですから、ぜひいろいろと意思疎通をうまく諮らせていただけたらとありがたいと思いますので、すみません。一言申し伝えます。 ◆小林あすか 委員 ここでは、子ども会に関して少しお話させてください。  前回の決算のときに、ほかの委員会でも少しお話ししているんですけれども、子ども会等の目的なんですけれども、これは地域の全ての子どもたちに対しての子ども会の活動なのか、それとも子ども会に加入している子どもたちに対しての活動なのか、まずこちらを、ぜひお聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 子ども会活動に関する考え方ということでのご質問でございますが、こちらについては、一つではないのかなと私たちは考えております。当然、まず子どもが楽しめる場所である、そういったことは必要ですが、ジュニアリーダーなどはまさに地域の人材の育成の場ではございますし、また参加している家庭にとっては家庭の孤立の解消、そういった面もございます。視点を変えて地域の支援されている方から見ますと、それが地域の方たちの生きがいであったりやりがいであったりという面もあると考えております。考え方や目的、いろいろ考えられますが、共通しているのはやはり地域で自立した子どもを育てていく、それに尽きるのかなと思っております。 ◆小林あすか 委員 私もそのような場であってほしいなと思っております。これは多分、ほとんどというか全ての方がそのように感じていることだとは思うんですけれども、その中で、例えば大きな目立つ行事として長期休みの夏休みのラジオ体操でしたり、お祭りや盆踊りという活動が子ども会としてやられていると思うんですけれども、その一部の地域では、例えばラジオ体操、自分も地域の子どもを行かせたら、子ども会の子たちにはスタンプカードがあって、隣にいる子ども会に入っていない自分の子どもはスタンプカードがないとか、お祭りに関しても子ども会に加入している子たちには数枚つづりのおもちゃ券みたいなものがあるので、まず優先的に子ども会に入っている、その券を持っている子たちが先にやって、持っていない子たちはその子たちが終わってから残り少ないおもちゃをみんなで分け合うみたいなところがあって、実際そういうことを体験してしまうと、子ども会にまだ未加入のお子さまをお持ちのご家庭だったりお子さまは、まあ別に無理して来なくていいかなというところで、すごく隔たりを感じているのはもったいないなと思っております。そこで、前回は子ども会のまずはどういう活動をしているか、インターネットでしてはどうですかというところをご提案させていただいたんですけれども、やはり子ども会に加入していただくには、まず子ども会を知っていただく必要があると私は思っているので、例えばお祭りのときに体験でお手伝いができますよとか、今度の週末、みんなで芋ほりがあるので体験でできますよみたいな、少しハードルを下げて子ども会を知ってもらうということもできるのではないかなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 今、小林委員のほうからご質問いただきましたそういった課題、子ども会における課題、こういったものは確かに長年実施しています子ども会ですので、あるのかなと感じています。実際、私どもで行いました子ども会のアンケートでも、約75%の子ども会が何かしらの課題を抱えているということがわかりました。やはり長年の課題ということで、すぐに解決するのはなかなか難しいのかなとは思っていますが、やはり行政ができるものとしては、先ほど言っていました加入者数を増やすであるとか、子ども会同士の横のつながりですね、そういったことを通じてさまざまな事例を参考にしてもらったり、困ったときに相談できるような関係づくり、そういったことをやっていくべきかなとは思っております。お話のありました子ども会へのハードルを低くする取組みといたしましては、アンケートの中でもお試し参加期間というのを設けたらどうですかという意見を子ども会からもいただいています。そういったことを実施していくということも子ども会連合会等に働きかけをしていきたいと思っておりますし、新年度の新規事業といたしまして小学生低学年向け親子キャンプ、こちらを子ども会連合会が実施するという形になっておりますので、そういったことを通じて子ども会の参加、あとはジュニアリーダーの参加ということを進めていきたいなということで思っております。 ◆小林あすか 委員 スタートの話に戻りますが、子ども会に入っている方も子ども会のお手伝いをしている方も未加入で子育てされている方もみんな共通して言っているのは、やはり地域で遊べる場が欲しいとか、お祭りに参加したいし子どもたちみんながつながりたい。地域がつながりたいとみんなが実は同じことを思っているんです。私も実際に子ども会のお手伝いをされている、ずっと町内でやられている方のお話を聞くと、やっぱりいやって、なかなか今のお母さんたち、来ないんだけれども、僕たちそんなに怖くないんだけどねというところで、すごく悩みを抱えていらっしゃったりというところで、みんなが同じことを思っているのにみんながつながらないというのは、やはりツールが足りなかったり方法が間違っていたりというところがあるんだと思うんです。今おっしゃられたようにハードルを低くして、キャンプなどはとてもキャッチーなワードだと思います。行きたいけれども、今の子育て世代、恐らく各個々で動いているので、自分たちだけでは行けないというところを、そこにかゆいところに手が届くという施策はとてもすばらしいと思うので、ぜひそういったところで地域がつながっていけばいいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 ◆窪田龍一 委員 子ども会のことが出ましたので、すごく今、やりとりの中で地域と密着すればいいというような、本当にこれが難しいことだというのを先般担当の方からも教えていただきましたし、私も子ども会の取組みについてすごく関心を持っていて取り組んだときにも、それが本当にどれだけ難しかというのを感じさせていただきました。地域、自治会も今のお話の中では簡単に言えば子ども会がそこにあれば、子ども会に入れば権利だとかいろいろなものを主張するのも大事なんですけれども、まずそこに飛び込んでいただくということが大事な区民としてのあり方ではないかなというような気もします。そういう子ども会づくりに関して、本当にアンケートをとっていただいたり地域、町会の方と連携をとっていただいていることがあるかと思うんですが、ぜひ、その辺の何かうまくいった成功な事例だとか、現場の地域、町会の方が抱えているようなことがあればお聞かせしていただければと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 地域との連携の事例ということで一つ挙げさせていただきますと、地域の葛西のほうになりますけれども空手の団体がございまして、そちらのほうがぜひ今まで長年やってきたので、子どものために、地域のために何かしたいというところで子ども会のお話を提案させていただきました。思いを持ってやっていただけるというところで、地域の町会のほうにもご相談に行かせていただいたところ、そういった思いがあるなら、ぜひ祭りなどに来て演舞をしたりとか、あとはいろいろな行事に参加をして少しずつつながる機会をつくっていきましょうということで言っていただくことができました。地域の方を広く入れるような子ども会活動をしてくださると同時に、その地域とのつながりをつくれたというところでは非常にいい取組みだったかなとは思っております。 ◆窪田龍一 委員 私も少しその取組みを区の方が細かく丁寧に町会の方だとか新たな参画してくる子ども会をつくろうというようなことで取り組まれる方の、区の方が説明している、今現状あるものをいかにきちんと説明していく、その姿勢というのは大切だなというのは感じさせていただいて、その中でやはり大事なのは、我々もいろいろそういう今ある子ども会のあり方については、本当に町会だとか自治会もぜひ入っていただくという、我々もそれを強く発信していかなくてはいけないなというのは改めて感じましたので、ぜひ今後も今アンケートをとって、現場の声をしっかり聞いて、子ども会活動をもっともっと浸透させていくという取組みはとてもすばらしいことだと思いますので、ぜひ今後もその推進をお願いしたいと要望して終わります。 ◆間宮由美 委員 子ども会が発展するために、とても支えていただいているというのが大変よくわかります。子ども会で大人がすることに子どもたちが参加を、大人がつくって、そこに子どもたちが参加をする子ども会から、子ども自身が最初からつくり上げていく、子ども自身が参画をしていく子ども会ということの意識をぜひ広げていっていただきたいと思います。要望します。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○藤澤進一 委員長 よろしいですか。ほかになければ、ここで委員外議員の発言を許可します。 ◆滝沢泰子 委員 江戸川区総合文化センターで毎年行われてきている成人式ですが、地域共生社会を目指す江戸川区として残念なことに、いわゆる障害のおありの新成人、外国ルーツの新成人の方を、その場でお見かけすることが余りないような印象があります。実態はどうなのでしょうか。また新年度、海外ルーツや障害のおありの新成人の方々がさらに出席しやすい総合文化センターでの成人式になるようにどのように工夫をしていかれるか、お聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 成人式を実施させていただいています区としましては、当然広く成人が参加できるような形で工夫はさせていただいているところでございます。例えば大ホール内に車椅子の専用席、最大13席ほど用意させていただいていましたり、また子連れの成人に配慮して母子室を用意しましたり、外国籍の成人を意識しまして案内はがきにQRコードを印刷しまして、成人式のホームページ4カ国対応で案内をさせていただいております。私どもとしましては、参加できる機会というのは広く提供させていただいているかなというところで、実は今年は3名の車椅子の新成人が事前に連絡いただいて参加、参列していただいたような状況です。今後の取組みといたしましては、毎年、成人式の前の年の9月に、これから成人を迎える方たちを集めました新成人フォーラムというのを広く募集をして実施をしています。そこでは新成人の意見を聞かせていただいて、今後の成人式に活かすすべというのを検討しているところでございますが、やはり広く募集しているのですが、なかなか障害の方、外国籍の方という方の参加はない状態でございますので、今後はそういった開催に当たって障害団体であるとか、外国人コミュニティの方たちにも声をかけながら参加していただいて、今後の運営に生かしていきたいと考えています。 ◆滝沢泰子 委員 ぜひ期待しています。  続けて聞かせていただきます。斉藤区長にお聞きします。今のe-りびんぐ、及び1655勉強cafeに、それぞれ斉藤区長ご自身で足を運ばれたことはおありでしょうか。 ◎斉藤猛 区長 ございます。 ○藤澤進一 委員長 「委員長」と、きちんと発言してから許可を求めてください。 ◆滝沢泰子 委員 では、斉藤区長はYouTubeの江戸川区公式チャンネルにある1655勉強cafeの動画をごらんになっていますでしょうか。 ◎斉藤猛 区長 見ていません。 ◆滝沢泰子 委員 では、子どもたち、ぜひ1655勉強cafeの動画をぜひごらんになって、子どもたちの声を実際にどうか見ていただきたいです。これまでに行政評価をはじめ各種の評価で、これらの授業はどう評価されているかということ、区としてどう評価しているかというところもお聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 この事業の成果というところでございますが、やはりどの段階で成果が出るというのは、実際にわからないのがこういった学習支援とか子どもの支援の部分かなとは思っておりますが、一つは高校の合格者数、そういったところがあるところは一つですし、あわせて子どもたちがまた困ったときに帰ってきてくれるとか、ここに通ったことで将来の希望ができたりというところが一つの成果なのかなとは思っております。 ◆滝沢泰子 委員 行政評価や監査委員会での評価ということは行ったことがあるのでしょうか。これらの事業に対して。 ◎矢作紀宏 企画課長 行政評価ということではございませんが、例えば新公会計制度の財務レポートですとか、そういったものに関する区民の評価はいただいているものと考えます。 ◆滝沢泰子 委員 議会への相談ということも特になかったという認識ですが、行政評価としても扱っていない。監査委員の事業評価というのも今までないようですし、ちょっとそれをやめてしまうというのは判断として時期尚早ではなかろうかというふうに、今のご答弁で思われました。予算委員をはじめとする議員の皆さんにもぜひ現場にも足を運んでいただき、江戸川公式チャンネルにある動画も見ていただき、ぜひともこの委員会で委員会としての現場視察をお願いいたしたく、委員長にご検討いただきたくお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 ご意見として承ります。 ◆滝沢泰子 委員 ぜひともお願いします。先のアンケートの結果のご説明でも地域により利用率が異なるというように、今の場所だから、今の場だから、今の施設だから、今の人たちだから行かれるという子どもたちが間違いなくいます。誰も置き去りにしないというSDGsの目標に、この30校のモデル校というのは、もう行ける子ももっと少なくなりますし、このような激変は目標に合わないと思いますので、考え直していただきたい。予算書は変える必要がないので、ぜひ……。 ○藤澤進一 委員長 委員外議員の発言はこれで終了いたしました。  第1項、社会教育費の審査は終了いたしました。  午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。  なお、冒頭申し上げましたように、室内の換気、空気の清浄にもお時間を頂戴いたしますので、再開の時刻を午後1時10分とさせていただきます。  暫時休憩します。            (午前11時46分 休憩)            (午後 1時10分 再開) ○藤澤進一 委員長 それでは休憩前に引き続き、再開いたします。 ◎斉藤猛 区長 大変恐縮ですが、お願いをさせてください。早朝、お話しましたとおり、来週からのコロナウイルスの対応を図るために、これから区の災害対策本部を開かせていただけないかと思っております。午後のうちに連絡調整等を図らなければいけない部分も出てまいります。そのために、私を含めまして関係職員の退席をお認めいただけないかと思っております。よろしくお願いします。 ○藤澤進一 委員長 ただいま斉藤区長から緊急事態に対応するために災害対策本部を開きたい旨のお話がございました。関係する幹部職員が退席という形になった上での審議となりますけれども、各委員の皆様、ご了承いただけますでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは異議なしということでございますので、どうぞ関係する職員の皆様、ご退席ください。             〔関係幹部職員退席〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、審議をさせていただきますので、よろしくお願いします。  予算説明書の240ページをお開きください。第2項保健体育費、第1目スポーツ振興費から審査願います。 ◆大西洋平 委員 それでは要点を絞って質問してまいりたいと思います。スポーツ夢基金について、まずお伺いをさせていただきます。平成27年にスタートしまして、いよいよ5年目を迎えております。今年は周知のとおり東京五輪も開催でございますが、この夢基金の制度がスタートしたときの支援対象選手としては当時3区分ございまして、JOCオリンピック強化指定選手などお伝えのとおり三つの区分がございました。その当初につきましては誰でもわかるようなトップ選手を機械的に選出するのではなくて、実力もあるけれども支援金など一切なく、あと一歩の方々へ光を照らすべき制度ではないのかと、当時は自民党としてもかなり踏み込んだ議論をさせていただいた経緯がございます。その後、平成28年には新たな区分として全国優勝レベルもという形で区分4を設けていただいたりですとか、あるいは平成29年には公募を開始して、そして点数化も始めたのと、いろいろこの制度をよりよいものにということでいろいろご尽力をいただいていることは承知をしているところでございます。そこで今回、東京五輪の年を迎えますが、改めて当時の趣旨としてはオリンピックを目指せるような選手を支援というのが念頭にございました。もしわかればで結構ですが、今回のオリンピックにエントリーしそうな選手がもしいたら、具体名はいいですけれども、そういう選手がいるのかいないのかも含めてお伺いをしたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 夢基金の活動対象者の中で、まさに東京2020大会に出ると言われている方でございますけれども、現時点で出場決定した方はいらっしゃいません。ただ、活動支援が決定した後に私ども個別に活動支援が決まった方と面談を行っておりまして、その中で、実際、今年どうですかというような話はさせていただいています。そういった話の中で、何人かは可能性ありますというふうに言ってくれている方がいらっしゃいましたので、今後けがなどせず順調に選ばれて、夢の舞台に立って活躍していただければいいなというふうには考えております。 ◆大西洋平 委員 あと一歩のアスリートに対して本当に夢のあるお話でございまして、まさしく意義深い制度だなと改めて認識するところでございますが、一方で、いろいろ支援をさせていただく中で、やはり現在、今まで選考過程を毎年やっていた中で、延べ178人、1億円を超える支援金を支援をしていて、先ほどお話もありましたように、本当にあと一歩目指せるような人も出てきているということでございますが、改めてそういった支援を実際にさせていただいた選手178名、200人近くなってきたわけでございますけれども、これもあったらで結構なんですが、何か選手の皆さんからの、この支援があったからこそ一歩踏み込めたですとか、何か反響がもし区に寄せられていたら、合わせて確認したいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 先ほど申し上げましたけれども、個別面談をしておりますので、その中でいろいろ話す機会がございます。中でもやはりパラの選手がこの夢基金については大変ありがたいという話をよく伺います。といいますのは、やはりパラの場合は装具を買う必要があったりですとか、あるいは介助者の移動の経費とか、そういったことも健常者のアスリートとは違いますので、そういった部分でも江戸川区の夢基金は資金使途が自由ということになっておりますので、使い勝手もいいということでありがたいというようなご評価をいただいているところでございます。それと、あとスペシャルオリンピックスの選手からは江戸川区にはそういう制度があっていいね、うらやましいよということで、ほかの自治体に住んでいる選手から言われるんだみたいな、そんな感想もいただいておりますし、先日は直接お手紙をいただきまして、今回初めてもらった方なんですけれども、将来オリンピック、ワールドカップに出て、人として、そしてアスリートとして尊敬されるような、そんな選手になりたいというようなことを書いて、ありがとうございましたということでご本人から手紙をいただいたということもございます。 ◆大西洋平 委員 大変大きな環境ですし、そのお話を今の区民の子どもたちも聞けば、ぜひ目指したいと思って、本当に大いに可能性があるなと思いました。今、拝聴させていただいておりましたし、紹介のあったとおり、パラスポーツにおきましてはよりスポットが当たるきっかけにもなりますし、設備投資がお伝えのとおりかかるので、そういうものにも用途に関係なくという、まさにその必要なところに充てられるということで大変結構だと思います。そこで、私どもとして東京五輪を迎えますけれども、ある意味5年たって一つの節目ではありますけれども、ぜひそういった本当に前向きないいお話もあるところでございますし、だんだん、まさしくスポーツ夢基金にということでスポーツ団体が指定寄付を夢基金にしてくれている団体とかも結構出てきていると伺っております。ですから、だんだん根づいてきた制度でございますので、東京オリンピック一つを機に迎えますけれども、ぜひ次のパリもそうですし、今後のオリンピックを目指せるような選手に夢を与えるような形でぜひ取り入っていただきたいと、支援を制度をより充実していっていただきたいと思いますし、あと時代に合わせて、またいろいろ改良を重ねてきてくださっていることは先ほどお伝えしたとおり私どもも承知をしているところですし、今後またこういったケースにも光を当てるべきじゃないですとかいろいろな時代背景に合わせて、そういう視点が、新しい選定する視点が出てくる可能性もありますので、そのときはそのときでまたいろいろ柔軟に検討いただいて、より良い制度にしていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。そこで、あわせて次にいくんですが、本会議でもお伝えをさせていただきましたが、ラグビーの普及、振興、競技施設の整備についてということで、大変、斉藤区長から前向きなご答弁をいただきました。ですので、今日は担当課として、このラグビーの普及、振興も捉えた上で、競技施設の整備の考えについて改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 私、スポーツ振興課長のミッションは、スポーツの環境場の拡大、そして区民の皆さんにより多くの区民の方にスポーツを楽しんでいただく、そういったことが目的でございますので、そういった意味では今回の交付金でございますが、最大で1億円以上の補助がいただけるというような、またとない機会でもございますので、せっかくの機会、この交付金を活かしてラグビー場、多目的にも使いたいなというようには考えておりますけれども、そういった場を整備いたしまして、多くの方に活用いただけるような、満足いただけるようなそういう施設を整備していければというふうに考えております。 ◆大西洋平 委員 ぜひ国の補助金も大いに活用していただいて、またぜひ夢のある話でございますので、進めていただきたいと思いますし、当時の区長のご答弁でもありましたし、今課長のご答弁もいただきましたが、ラグビー場で使用していないときでも多目的に、区長のご答弁ではサッカーとか具体的に出していただいていますけれども、ぜひそういった形でラグビーの競技環境の整備もそうですし、加えてスポーツの環境の整備ということで大変重要な施策だと思っておりますので、引き続き推し進めていただきたいと思っております。あわせて最後になりますけれども、今回お示しをいただいております予算案の中で、ラグビーをプロジェクトの一つに入れていただいております。トップリーグの選手との連携した試合観戦や体験機会を創出と示していただいておりますけれども、推察するところに実際にトップ選手を呼んで、その子どもたちが交流をしてラグビーになれ親しんでいただくということだと思いますが、改めて詳しい詳細と、やはりこれだけ、せっかくなかなかないトップ選手との交流ができるわけでございますので、どうやって子どもたちに周知を図って、より多くの方をこのプロジェクトに参加してもらえるか、展望があれば合わせてお聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず今回の新事業の内容でございますけれども、まずはトップレベルのラグビーの試合が観戦できるようにということで、ラグビートップリーグに所属するチームの公式戦を陸上競技場で、昨年は1試合開催いたしましたけれども、来年度は複数試合、できれば3回くらい実施できればなということで調整しているところでございます。合わせまして、やはりそういったトップレベルの方からラグビーを学ぶという機会も大変、特に子どもたちにとっては貴重な機会になりますので、そういった機会を増やしていきたいというふうに考えております。昨年の12月27日なんですけれども、今、私どもがいろいろ協力いただいておりますラグビートップリーグに所属するクボタスピアーズのほうにご協力いただきまして、陸上競技場でラグビーの教室を開催させていただきましたけれども、そこには昨年開催されたラグビーワールドカップ2019でニュージーランド代表として出場されたライアン・クロッティ選手も来ていただきまして、特に子どもたち、保護者も含めて大興奮でございまして、100名以上の子どもたちがラグビーを通して選手と触れ合ったという機会がございました。そういった機会も直接見ておりますし、そのような機会を新年度はもっともっと増やしていきたいというふうに考えております。そして広報なんですけれども、ラグビーの裾野を広げるためにはラグビーをやっている方だけでなく、それ以外の方にもラグビーの魅力を伝えていく必要があるだろうというふうに思っていますので、江戸川区のラグビーフットボール協会がありますので、そこへの周知はもちろんなんですけれども、やはりこれまでラグビーをやっていなかった子どもたちにも広く周知すべきというふうに考えておりますので、広報ですとかホームページはもちろんなんですけれども、いろいろ教育委員会等の情報網等を活用しながら多くの方にラグビーに関心を持っていただけるような、そういった形で情報発信を工夫していきたいというふうに考えております。 ◆大西洋平 委員 いろいろお取り組みもいただいて、まさにこの間のワールドカップで活躍したニュージーランドのオールブラックスの選手が実際に江戸川区に来て子どもたちということで、本当に私も行きたかったなと思うくらいのすごいことでございます。それが予算案が通れば継続して同じような形でできるということは、私どもとしても期待もしますし歓迎しているところでございますので、よろしくお願いします。実際に微力ながら私も当時のトップ選手を篠崎の小学校に呼んで、やはり同じようにラグビー教室をやって、課長も少し話がありましたがラグビーをやったことがない人というのは、ボールが丸いボールじゃない楕円球というのは本当に初めて触った瞬間というのは大きな思い出にもなると思いますので、大いに普及啓発活動にかかっていただいて、ラグビーの去年のレガシーの今日言った話もありましたけれども、引き続きの取組みをよろしくお願いをいたします。 ◆島村和成 委員 スポーツ夢基金のほうの関連で、私、文教委員長としてスポーツ夢基金の審議会に何度か出させていただきまして、結構、事務量が大変だというお話を聞いていまして、当初、いわゆるスポーツ団体に呼びかけて推薦してくださいという形でやっていて、途中から自己推薦、そういう形もとったということですけれども、今現在、幾つくらいの団体に呼びかけをしているんですか。聞きたいのは、要するに推薦依頼をしても返答がないということです。返事がないというもの。それが結構あると。同じ団体が何年も回答してこないと。この間の審議会で言ったんですけれども、そういうのは例えば3年続けてこちらがお願いをしても何も返ってこないもの、逆に切ってしまってもいいのではないかと私は思っているんです。無駄なことだから、それだけ事務量が減るんだから。それは検討事項でいつまでもそんなお願いをして、向こうから何の団体だか知らないけれども、回答をよこさないというのはとんでもない話で、言いたいのはそこなんです。団体の数もですけれども。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず調査依頼を行っている団体でございますけれども、すみません、すぐに答えられなくて、約300団体ということでございまして、やはりオリンピック・パラリンピック等を目指す方を応援する基金でございますので、中央競技団体ですね、オリンピック・パラリンピック、あるいはデフリンピック等の中央競技団体にこういった基金なんですけれども対象となる方はいらっしゃいますかというような調査書を打診いたしまして、いるようだったら回答してほしいというようなお願いをしております。それ以外にも各大学ですとか高校ですとか各種団体等に対して、こういった方はいらっしゃいますかということでご案内をさせていただいているというようなやり方でございます。それを全部合わせると約300団体ということになりますけれども、委員さんおっしゃるように回答率がやはり悪いんですけれども、それを切ってしまうと、そこに所属する選手に情報が届かないといいますか、その選手がもらえないということになってしまいますので、なかなか難しいかなということで過去に島村委員さんが委員を務めたときに、じゃあ公募をすれば、そこも補完できるのではないかというようなアドバイスもいただいたものですから、公募をさせていただいたんですけれども、まだまだ公募も余り浸透していなくて、手を挙げてくる方がちょっと少ないかなというようなことでございますので、しばらくは併用するような形でやっていければいいかなというふうに考えているところでございます。 ◆島村和成 委員 多分返ってこないのは大体いつも決まったような団体だと思いますけれども、そこの所属する選手が拾えないというのはあるけれども、それはこちらの責任ではなく団体の責任でしょう。例えば野球でもソフトでも何でも、そういう団体から返事がこないというのは、例えばソフトや野球の優秀な選手がいても拾えないというのは、区の責任ではなくてそのスポーツ団体の責任でしょう。その辺はある時期に、お宅から3年も5年も回答がないけれども、これで打ち切りにさせてもらうとか何とかして、300団体というのは大変な数ですよね、これはね。それも検討してもいいのでは、今すぐというのではなくても、そういう検討に入ってもいいのではないかなということを思います。検討してください。またそのうちやりますから。 ◆佐々木勇一 委員 私からはラグビーに関連してお尋ねをさせていただきます。本区でラグビーができる競技場というのは4カ所というように把握をしておりますけれども、ラグビー場としての利用としては不足がない状況なのか、区としてどのようにお考えなのかお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 現在、区内でラグビーが実施できる施設につきましては四つございます。まず一つ目が陸上競技場、そして臨海球技場、そして江戸川河川敷のラグビー場と兼運動場ということでございます。実際にラグビーの人口でございますけれども、江戸川区ラグビーフットボール協会の登録人数で言えば600名ということになっておりますが、実際600名の方に対してどれだけ充足されているかということになるかということですが、ただラグビー専用ということでいうと、実は江戸川河川敷にあるラグビー場1カ所ということになってしまいまして、陸上競技場、あるいは臨海球技場、そして河川敷にある運動場も兼用ということになっておりますので、そういった意味では足りないというのが連盟側の主張でもございますし、私どもも足りていないなということは感じておりますので、そういった意味では先ほど大西委員さんからも質問がありましたけれども、この機会につくっていく必要があるのではないかというふうに考えているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 本会議でも区長がご答弁されておりましたけれども、ラグビー場の整備について、できる限り補助金を使っていきたいというようなご答弁でありましたけれども、現時点ではどのような補助金の可能性があるのかお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まずは国のラグビーの交付金がございますので、まずそれを充当させていただくということと、それ以外にいろいろ調べておりまして、どれが使えるかなということで調べている段階でございますので、まだ明確な回答はできないんですけれども、可能性があるとすればということで、東京都が令和2年度に行います区市町村スポーツ環境整備補助事業というものがありまして、その中でスポーツ環境を拡大する工事に最大で上限5,000万円で補助するというような制度もありますので、こういったものもうまく活用しながら、できる限り自己負担、区の負担が少なくなるような形で工夫していければというふうに考えております。 ◆佐々木勇一 委員 ラグビー場の整備ということで前向きなご答弁もいただいているわけでございますけれども、多目的にも使っていけるということでもお話しいただいております。大変期待をしているところでございますし、またトッププレイヤーの皆さんと触れ合うことでラグビーフットボール協会をはじめ都立の葛西工業なども、またそれ以外にもラグビー部はありますので、江戸川区内のラグビーというものがさらに普及、振興していくのではないかなというふうに期待をしているところでございますので、よろしくお願いいたします。  委員長、同じ目でよろしいでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 ほかにないですね。スポーツ夢基金の件は。関連。では、その後にしてください。関連を先に。 ◆よぎ 委員 先にお伝えしていないんですけれども、さっきこの話が出ましたので課題認識として言っておきたいと思います。  オリンピック選手の育成については、実は昨今インド学校の生徒さん、親御さんから一応相談がありまして、水泳については、実は例えば小学校から中学校に上がってもオリンピック育成というところにつながっていくようなルートがあります。なので、水泳とかは問題がないんですけれども、バドミントン、卓球については、とても区立の学校から区大会、都大会、そこから全国大会に行かないと、全くオリンピックとかのほうにつながっていかないという課題があって、先日、教育長と1時間くらい相談はさせていただいたんですけれども、その点の解決はどうしようというような解決策、実は見つからなくて、その点も本当に課題認識をして、すごくいい選手たちがいます。実はそのインド学校の水泳の選手で二人兄弟がいるんですけれども、もう既にU-19でオリンピック強化のために有明までいって、毎週毎週練習を重ねている子がいるんですけれども、そちらは問題がなくて、バドミントンのほうは小学校の部でも都大会とか優勝しても、次に中学校になってもクラブというような体制がなくて、これからどうしていこうかというのはすごく困っている親がいます。課題認識だけで、よろしくお願いします。 ◆佐々木勇一 委員 私からはパラスポーツに関連してお尋ねをしてまいります。2016年に設置をされました障害者スポーツ係によりまして、本区の障害者スポーツというのは本当に大きく飛躍してきているというふうにも考えております。いよいよ東京大会ということでございますので、まずはじめに担当課長として、本区のパラリンピックのレガシーについてはどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 やはりパラリンピックの成功なくしてオリンピックの成功なしというふうに言われておりますけれども、江戸川区として前日の経営企画費でもオリパラ推進担当課長からパラリンピックを重点的にやっていきたいというようなお話もございましたが、スポーツ振興課としても同じような思いでございまして、特にパラリンピックを契機に区内の障害者のスポーツへの参加、これを高めていきたいと思いますし、スポーツの分野から共生社会を実現していきたいというふうに考えているところでございます。そしてレガシーといいますか、重点的にやっていくことなんですけれども、3点あるかなというふうに思っておりまして、一つ目が障害者の方がスポーツする、あるいは運動する場、あるいは施設の拡大というふうに考えております。二つ目が障害者の方がスポーツをする上での相談、あるいは情報発信体制の充実、そして三つ目がパラスポーツを支える人材育成というふうに考えております。まず一つ目の障害者の方がスポーツ、あるいは運動をする場、そして施設の拡大でございますけれども、こちらにつきましては新年度の事業の提案の中で東京パラリンピック22競技できる宣言ですとか、あるいはオランダクラブの拡充ですとか、そういった形で取り組んでいきたいと思っておりますし、施設のバリアフリー化につきましてもここ数年間で集中的に行ってまいりました。二つ目の相談、あるいは情報発信体制の充実でございますが、こちらは昨年の4月から実施しております江戸川スポーツコンシェルジュ、こちらのほうで対応してまいりたいというふうに考えております。そして三つ目がパラスポーツを支える人材育成でございますが、こちらはスポーツ振興課のほうで障害者スポーツ指導員の資格を持っている方を要請して、江戸川パラスポアンバサダーという形で委嘱して、区内で開催されるパラスポーツのイベントの補助ですとか指導のサポート、そういったことにご協力いただいておりまして、現在110名の方がご登録いただいておりますけれども、新年度はさらに拡充して150名規模の体制で臨んでいきたいというふうに考えております。そういった取組みを通して江戸川区のパラスポーツを確固たるものにして、レガシーとして2020年以降も共生社会実現に向けた取組みを引き続き進めていければというふうに考えております。 ◆佐々木勇一 委員 今、あるお話しいただきまして大変心強い限りでございますが、今お話の中に出てきました新年度予算にも本当に数多くの新規事業が掲載されているわけですが、お話の中にもありましたようにパラ事業の目玉としては東京パラリンピック22競技できる宣言ということでございます。この中でまず概要、それとねらい、そしてまたボッチャのように既に準備が整っているようなものもあると思いますので、今回新たに準備する競技等についてお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 パラリンピックを見て多くの障害者の方は自分も運動、あるいはスポーツはしたいという気持ちになるだろうというふうに考えております。そういったスポーツがしたいという気持ちをやはりしっかりと受けとめる必要があるだろうということで、その受け皿として考えたのがこの東京パラリンピック22競技できる宣言でもございます。やはり江戸川区が共生社会を目指す上で、障害者の方がスポーツをできる場を充実していこうという取組みを進めていく中で、東京パラリンピック22競技ぐらいはできる環境になくて共生社会を目指すなんて言えないだろうということでございまして、22競技できる環境、練習、あるいは体験ができる環境をつくっていこうということで考えた事業でございます。ですので、この事業につきましては江戸川区が本気で共生社会を目指すという姿勢を全国的に示したものだというふうにも考えております。そして具体的な内容でございますけれども、22競技体験、あるいは練習ができる環境をつくっていくということでございます。それぞれ今の現状と課題がございますので、一つずつその課題を解決していくということになるんですけれども、例えばパラ馬術であれば、今、具体的な取組みといたしましては、まずは予算要求の段階でパラ馬術につきましてはパラリンピックを仕切っている日本パラ馬術協会という中央競技団体がありますので、そこに私どものほうでお伺いして、実際にパラ馬術を区内でできるようにしたいと、どうすればいいかということを事務局長さんに相談して、そのときにこういう馬がいいですよですとか、こういった装具が必要ですよですとか、そういったことをアドバイスいただきました。そして、先日25日には実際にパラ馬術協会の事務局長さんにポニーランドにも来ていただいて、いろいろアドバイスをいただいたところでございます。そういった各競技ごとにどうしたらできるのか、あるいは今後競技を実施する、練習を実施するに当たってサポートをお願いしたいというような話を一つずつ今やっているところでございます。そして例えば車椅子フェンシングにつきましては、映像等で皆さんもごらんになったことがあると思いますけれども、ピストと呼ばれる車椅子フェンシングの車椅子を固定する器具がないとそもそもできないということもございますし、練習用の車椅子もないとそもそもできないというような、そういったお話を中央競技団体である日本車椅子フェンシング協会の理事からお話をお伺いしましたので、私どもとして新年度予算でピストと車椅子フェンシング用の車椅子、そして機材一式、約200万円くらいですけれども購入をさせていただいて、そういった車椅子フェンシングをできる場をつくろうということで今準備をしているところでございます。あと、それぞれいろいろな競技がございまして、一つずつ今課題の解決をしておりますが、一つ一つ丁寧に課題解決を図りながら練習、あるいは体験ができるような環境を、指導の強化、あるいは備品の購入、あるいは優先利用等のルールの改正みたいなことも含めまして、一つずつ丁寧に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆佐々木勇一 委員 馬を買うんですよね。本当に江戸川区の姿勢を示していただくとともに、全国初の取組みだというふうにも伺っていますので、しっかりと進めていただきたいなというふうに期待をしております。現在総合体育館にはオランダクラブが設置をされておりますけれども、これの今後の新年度の新たな展開についてお聞かせいただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 オランダクラブにつきましては、平成31年度の新規事業で総合体育館で実施しております。この目的は障害者の方が継続的、あるいは通年でスポーツ、あるいは運動が楽しめる場をつくっていこうという目的で設置したものでございまして、実績で言いますと6事業を47回、延べ539名の方にご参加いただいている事業でございまして、大変好評でございます。この成果を受けまして、新年度につきましてはスポーツセンターにもオランダクラブを開設して対応していきたいというふうに考えております。やはり地理的にも江戸川区の北の方は総合体育館のオランダクラブ、そして南の方はスポーツセンターのオランダクラブという形で通いやすくなるかなというふうにも思っておりますし、メニューにつきましてもそれぞれの施設に応じたようなメニューをこれから考えていくんですけれども、たくさんの要望もいただいておりますので、そういった要望に応えられるような中身の拡充もやっていくということで考えていまして、その大きな一つがリハビリ運動機能向上プログラムを実際オランダクラブでやっていこうというふうに考えております。これはスポーツコンシェルジュサービスのほうで斉藤区長の強い意向もありまして、来年度は機能拡大を図っていく予定でございまして、病気、あるいはけがでリハビリが途中になってしまった方、その方を継続して運動、スポーツの楽しさを知ってほしいというような、そういった仲介機能をやはりスポーツコンシェルジュもあってもいいのではないかというようなご要望もありましたので、実際にはそういったスポーツコンシェルジュの受け皿としても運動機能向上プログラムがあればリハビリ目的の方も参加できるということになりますのでいいのではないかということで、総合体育館とスポーツセンターにもそれぞれ拡充メニューとして設置しようというふうに考えているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 スポーツセンターでも展開をしていただけるということで、地域の障害をお持ちの方も本当に喜んでいる声も期待している声も聞いておりますので、しっかりと進めていただきたいなというふうに思います。  最後に、都政新報にも以前本区の障害者スポーツの取組みが本当に大きく取り上げていただいていまして、ここまでやっている自治体はないのではないかというくらいの評価という声も伺っております。先ほど姿勢を示したということもありますし、また共生社会、また誰しもが健康に、そしてまた楽しくスポーツに取り組めるような環境を築いていくというのは大事なことだと思いますので、ぜひとも来年度またパラリンピックが終わった後も進めていただけるように期待しております。 ◆鹿倉勇 委員 ここではオリンピック・パラリンピックの開催に向けたスポーツ推進委員についてお尋ねをいたします。・・・・・・が全国スポーツ推進委員会功労者表彰を受賞されたとのことですが、60年を超える長い江戸川区スポーツ推進委員会の歴史の中でも3人目の受賞と伺いました。本当におめでとうございます。全国で高い評価を得たのは本当にすばらしいことだと思います。そこで、地域スポーツのリーダーであるスポーツ推進委員の皆さん方のオリンピック・パラリンピック開催に伴う活躍とかかわりについて3点ほど伺わせていただきます。  はじめに、開催まで150日を切ったオリンピック・パラリンピックにおけるスポーツ推進委員の皆さんの役割と活動についてどのようなことを行っていますか。お願いをいたします。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 江戸川区のスポーツ振興において江戸川区のスポーツ推進委員の皆さんは本当に心強い存在でございまして、今回、全国功労者表彰ということでその陣頭指揮をとる・・・・が受賞ということで、私もふさわしい表彰だというふうに考えております。江戸川区のスポーツ推進委員は江戸川区がオリンピック・パラリンピックのときにカヌーとパラスポーツを盛り上げていこう、振興させていこうという方針を出したときに、いち早く賛同いただいて全面協力すると言ってくれた団体でございます。そういったことでカヌー振興、そしてパラスポーツ事業にも積極的に関与していただいておりますし、今後の話にはなりますけれども、やはりオリンピック・パラリンピックの関連行事にも積極的に協力するということで申し出もありますので、例えば聖火リレーですとか、あるいはパラリンピックのパブリックビューイングといいますか、コミュニティライブサイトですとか、そういった事業の運営ですとか警備ですとか、そういったところにもぜひご協力をお願いできないかなというふうに考えているところでございます。 ◆鹿倉勇 委員 本区で開催されるカヌースラローム競技においても、スポーツ推進委員の皆さんが区民に広めるためにさまざまな研修やイベントを行っていると伺っております。その内容についてお伺いをいたします。あわせてレガシーの視点からその経験や知識をどのように生かしていくのか、お聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 スポーツ推進委員の方は、毎年カヌーの技術力向上を図るためのカヌーの体験会を独自で開催しておりまして、取り組んでおられます。そういった具体的なスキルアップを図った後に毎年9月にスポーツランドで開催されておりますカヌー大運動会、その運営の協力もしてくれているところでございます。そして、残念ながらまさに新型コロナウイルスの拡散防止の一環で中止にはなってしまいましたけれども、来月3月15日に開催する予定だった江戸川区長杯カヌースラローム大会におきましては、カヌーのスラロームの永久公認審判員という資格があるんですけれども、江戸川区のスポーツ推進委員の方は積極的にその審判員の資格を取っていただいて、たしか合計で9名だったと思いますけれども、その資格を取って、実際にカヌースラローム大会でその資格を生かして審判として協力するというようなことを予定しておりましたが、残念ながら中止にはなりましたが、今後はやはりそういったカヌーのスキル、そしてそういった審判員の資格等を活かして、これから江戸川区、引き続きカヌーの街を目指してまいりますので、いろいろなカヌー事業の中でご尽力、ご協力をいただけるというふうに考えております。 ◆鹿倉勇 委員 もう一点だけ、パラリンピック全22種目ができる環境整備がなされると聞きましたが、パラスポーツの紹介や普及についてもスポーツ推進委員が積極的に活動していると伺いましたが、その具体的な内容についてご紹介していただけますでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 江戸川区のスポーツ推進委員さんは、先ほど申し上げたとおりパラリンピックに向けて、そして江戸川区のパラスポーツを振興させていくという方針に全面協力するという協力の一環で、日本で唯一の障害者スポーツの資格であります障害者スポーツ指導員の資格があるんですけれども、それを全委員が取ろうということで今取り組んでおります。実際、今スポーツ推進委員さん53名いらっしゃいますけれども、今その資格を持っている方は37名ということで約7割の方がもう取得をされています。そして、その資格を生かしてということもありますけれども、区内で開催するパラスポーツイベントの運営ですとか指導の補助、そういったことにご協力いただいておりまして、例えば昨年の11月に開催されたパラスポーツフェスタ江戸川では、スポーツ推進委員さんは車椅子バスケ、ブラインドサッカー、パラ卓球、コーフボール、この四つのコーナーを運営していただき、そして指導するというような形でかかわっていただきましたし、それ以外にも先ほど申し上げたオランダクラブですとか、あるいは車椅子アスリート、将来のパラアスリートを、パラの陸上アスリートを育成するための教室があるんですけれども、その教室にもかかわっていただいておりまして、1年を通してみると、ほぼ全てのパラスポーツの事業にスポーツ推進委員さん、かかわっていただいているなというのが実感でございまして、そういった経験をこれから地域のパラスポーツの振興にも普及も含めて役立てていただけるのではないかということも期待しているところでございます。 ◆鹿倉勇 委員 最後に、スポーツ推進委員の皆さんのさらなる活躍を大いに期待しております。 ◆竹内進 委員 私はこのスポーツ振興の中から相撲について少し質問をさせていただきたいと思います。私が平成25年の第2回定例会で代表質問のときに、相撲でまちおこしということを質問させていただきました。江戸川区というのは相撲と非常に縁が深い区でございまして、皆さんご存じのとおり第44代横綱の栃錦さんは江戸川の下小岩小学校出身でもありますし、行司の34代の木村庄之助さんも江戸川区出身で、以前に相撲講座というのもやっていただいたり、また東京青年会議所の皆さん方がわんぱく相撲を毎年大きな規模で開催をしていただいたりしております。その意味で今回スポーツ振興の中で相撲についてどのような振興を考えていらっしゃるか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 平成29年でしたでしょうか、稀勢の里関が横綱になりまして、かなり江戸川区、大いに沸きました。ただ、そのときから比べると、若干熱が下がってきたかなというのが実感でございます。ですので、いま一度相撲の街江戸川区を、ある意味復活させたいという、そういう思いで江戸川区の相撲連盟といろいろ話し合いをしまして、もっとこうしたほうがいいんじゃないか、俺たち、もっとこんなことができるんだよというようなお話もいただいたものですから、今回、どすこい相撲を楽しもうプロジェクトということで企画をいたしまして、さまざまな取組みを、特に子どもたちを対象に行っていくことで相撲人気をまた復活させて、江戸川区が相撲が盛んな街になればいいなという期待で行っていきたいというふうに考えております。 ◆竹内進 委員 今、江戸川区内には二つの部屋ですよね、田子の浦部屋もあるし武蔵川部屋もあるし。私も以前、武蔵川部屋の朝稽古にお邪魔したことがあるんですけれども、江戸川区出身の中学生が武蔵川部屋に入ったということもあるんですけれども、非常に緊張感がある、本当に、ぜひ子どもたちが見ると、あの緊張感と礼儀正しさとか、当然国技でもありますし、できるだけ多くの、一つは子どもたちに、わんぱく相撲もありますけれども、できるだけ多くの子どもたちにそういう相撲を通じて非常に大事な礼儀作法だとか、さまざまな相撲に関することを通じて、ぜひできるだけ多くの子どもたちに何らかの形でやってもらいたいなというのが一つです。あと、このスポーツ振興の中で今いろいろなテーマといいますか、ことをスポーツ振興課が考えていただいて、それが本当に江戸川区の魅力づくりという部分と当然マッチングしていく話だと思いますので、ですから、本当にこのスポーツ振興を通じながら、江戸川区の魅力発信のために、ぜひご努力をいただきたいということを要望して終わります。 ◆金井しげる 委員 図書館スポーツプロジェクトについてお伺いします。図書館とスポーツ施設が連携し利用拡大を図るということですけれども、ごめんなさい、いま一つピンとこないといいますか、どういった事業なのか、少し詳しくお話を聞かせていただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今回提案させていただいております図書館スポーツの連携プロジェクトでございますが、こちらの事業は独立行政法人日本スポーツ振興センターが手がける研究プロジェクトの一環でございます。この日本スポーツ振興センターというのは、いわゆるスポーツ振興くじをやっている団体でございますけれども、私どもスポーツ振興課はゲームチェンジャープロジェクトでもこの日本スポーツ振興センターとかかわっておりまして、そういったご縁もありまして、今回この図書館スポーツの連携プロジェクトに取り組むということになりました。  具体的な内容なんですけども、そもそもアメリカの実証研究ということになるんですけども、図書館の利用者はスポーツを余りしない。スポーツをする人は余り図書館に行かないというような、そういったデータがアメリカではあって、それをどうしたらじゃあお互い増えるのかということで、アメリカではいろいろな実験をしたということでございます。まあコラボレーションでいろいろな取組みをしたということでございます。  その結果、図書館の利用者は増えたし、スポーツの参加者も増えたというような、そういった実証結果が得られたので、今度はじゃあ日本でもやろうということになって、日本スポーツ振興センターが研究プロジェクトとして携わっているというような、そういったことでございます。  そして、先ほど申し上げたとおり、私どもゲームチェンジャーでもかかわっておりますので、その経緯もありまして一緒になって取り組んでいるということでございます。  新年度事業なんですけども、実は新年度に向けてトライアルということを今やっておりまして、今年の1月6日から今月末まで中央図書館と総合体育館を対象にコラボ事業をやってみて、図書館の利用者、そして、あるいは総合体育館の利用者増えるかどうかというような、そういったことをちょっと実験でやってみようということで、まさに今取り組んでいるところでございます。  具体的な内容としては、例えば図書館でやっている読み聞かせの講座を総合体育館でやったりとか、あるいは総合体育館でやっているボッチャの講座を中央図書館でやったりとか、あるいは情報発信でいえば中央図書館に総合体育館のイベント情報を発信する掲示板を設ける。一方で、総合体育館には中央図書館の図書の紹介コーナーを設ける。  そんなようなことをやって、それぞれの利用者が図書館を利用するようになる。あるいは総合体育館を利用するようになる。そんなことになったらいいなということを今実験していまして、ちょうど明日で終わりですので検証結果を踏まえながら新年度さらに拡大してやっていきたいという、そういったプロジェクトでございます。 ◆金井しげる 委員 両極的なものを連携する中で、実証結果としてお互いの利用率が上がるということで、非常に楽しそうな魅力的な事業かなというふうに思います。  これからまた、本区で行った実証結果に基づいてということでしょうけれども、いろいろ課題はまだあるかもしれませんが、その結果をもとにまたいろいろ研究していただいて、この取組みを引き続き進めていっていただければなというふうに思います。  中央図書館と総合体育館でということですけど、今後また展開についてどのように考えているのかお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 実際の結果についてはこれから検証するということなんですけども、実際に私、実感といたしまして、これは成果があるなというふうに考えておりまして、中央図書館の館長からも、このプロジェクトを通して中央図書館の登録者が増えたということで聞いていますので、そういった意味では成果があると実感できますので、これを、今回は中央図書館と総合体育館、非常に近いというようなこともあったのでこの二つを対象にやったんですけども、新年度はこれをもう少し広げてやっていければいいなと思いますし、コラボレーション事業もいろいろなことが可能性としてできるんじゃないかというふうに考えていますので、いろいろ文化課といいますか、図書館さんといろいろ協議しながら、お互いにウイン・ウインの関係になるような、そういったプロジェクトにしていければいいなというふうに考えております。 ◆金井しげる 委員 もう既に具体的な登録者数が増えているというような結果もあるということですので、引き続きというか、ぜひまだいろいろ課題があるかと思いますが、ご尽力いただいて広げて取り組んでいっていただきたいと思います。ありがとうございます。 ◆窪田龍一 委員 ここでは、いろいろ決特のときなんかにも陸上競技場だとか、江戸川球場の今後の展望が伝えられまして、本当に江戸川区を代表するスポーツ施設であるということは理解しています。  改めて、来年度、次年度に向けて具体的な大きなことだけで構いませんので、何か決まっていることがあればお聞かせしていただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 それぞれ球場と陸上競技場ございますけども、まず江戸川区球場につきましては、新型コロナウイルスもちょっと心配ではございますが、4月25日に江戸川区球場におきまして、読売ジャイアンツと日本ハムファイターズのイースタンリーグの公式戦を開催予定でございます。  特に、子どもたちに多く来てもらいたいと思いますし、やはり、往年のプロ野球ファンにもぜひ身近な環境でプロ野球を見ることができますので、来ていただければというふうに企画した、そういった事業でございます。  陸上競技場につきましては、先ほど少し答弁させていただきましたけども、ラグビートップリーグの公式戦を何試合か企画しておりまして、それ以外でいえば、毎年行っておりますけども、なでしこの2部リーグではございますがサッカーの試合も組んでおりますので、そういったレベルの高い試合を区民の皆様にこれからも提供していきたいというふうに考えております。 ◆窪田龍一 委員 非常に、スポーツとしての位置付けは見るスポーツというんですかね、そういったものが今すごく期待されているところですが、プロ野球なんかについても時期もありますけど、またそういったところの周知もしっかりしていただきたいと思います。  中でも、いろいろご質問しようかと思ったんですけども、ちょっと端的に提案をさせていただければと思います。  見るスポーツとしての位置付けは非常に高くて、すごく理解するところなんですが、半面、する、行う、体験するスポーツの機会をわずか1日ではありますが、そういったものが失ってしまうという考え方もあるかと思います。  これまで区としても、本当にいろいろ貴重な財産である陸上競技場や球場を、地元の方の意見やそれに携わるたくさんの方々の意見を十分取り入れて今日に至っているということは本当に理解するところなんですが、野球場に限って、ぜひいろいろなこれまでの天然芝の野球場を維持し、区民の方に親しまれているのも理解しますが、人工芝の導入を考えてみたらいかがかなというふうに思っているんですが、もう端的になんですが、その辺いかがお考えでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 スポーツへのかかわり方はよく三つあると言われていまして、見るスポーツ、するスポーツ、そして支えるスポーツというのがあると言われていまして、それぞれかかわり方、そして楽しみが違ってくるかなというふうに思っています。  それで、先ほど申し上げたプロ野球のイースタンリーグにしろ、ラグビーのトップリーグ、そういったものは基本的には見るスポーツの推進ということで、区民の皆様にそういう機会をつくっていきたいというふうに考えているところでございます。  そして、ご質問にありましたが、球場に限った人工芝ということでございますが、人工芝のいいところは、まさに雨天の後も使えるというような、ある意味稼働率が高まるということかなというふうに思っておりますし、あるいは、いろいろなイベントを多目的に開催することが可能、要は使途が広がるということなんですけども、そういった意味でメリットは大きいかなというふうには考えております。  ただ、一方で、江戸川区球場につきましては、高野連の関係者ですとか、高校野球の子どもたちの話を聞くと、やはり、周りの球場は人工芝の球場が多いですけども、江戸川区の球場はまさに甲子園のような土と天然芝のスタジアム、非常に貴重だというようなお話もいただいておりますし、あとやはり、選手、特に江戸川区球場の場合は64%の方が高校生以下ということで、結構若い方が使っている球場ということで、そういった青少年の成育等考えると、やはり人工芝よりも天然芝のほうが膝の負担が少ないというふうに一応言われておりますので、そういったことですとか、あるいは熱中症対策とか、そういったこと考えると天然芝がいいのではないかということで、これまでずっと天然芝できておりました。  いずれにしても、先ほど申し上げたとおり、天然芝にしろ、人工芝にしろ、長所と短所がございますので、球場の人工芝化につきましては、そのあたりの比較が必要になってくると思いますので、今後の研究課題とさせていただければというふうに考えております。 ◆窪田龍一 委員 たくさん調書が出てくればよかったんですけど、すみません。  私のほうでもいろいろちょっと研究もさせていただいて、例えば人工芝にすると、今言っていただきましたメリットのほうも言っていただいたんですが、例えば、西葛西駅の球場自体の位置が本当にすばらしい位置にあって、西葛西駅からも本当わずかな距離で行けると。その中で、実際、その天然芝を使うために養生期間があって、本当に全く使えない期間が何日間というかあります。それがすごくもったいないなというところからのご質問なんですけど、例えば、天然芝にすると野球に限らず多岐にわたるスポーツができるなということがありますし、例えば、マウンド部分を着脱式にすることで、フットサル、ソフトボール、先ほど出ましたけどパラスポーツなんかもできるかと思いますし、また、ラグビーのお話出ていましたけど、これは球場がそのスペースがあるかどうかまだ私わかりませんが、例えば、甲子園なんかでアメリカンフットボールなんかも開催されていますし、そういうフレキシブルな使い方ができるんではないかと思うんです。
     スペースを、例えば分けて使うこともできますし、いろいろな発想ができるし、例えば、使い方とすれば、利便性のよさからすくすくスクールのフェスタだとか、ドッヂビー大会だとか、例えば産業界の展示だとか、室内ではできない展示もありますので、そんなものにもスタジアム化して使っているところも現にありますし、そういう研究もしていただいて、また、パラスポーツだけではなくて、人工芝であれば本当に寝転がって気持ちがいいというか、障害者の方たちなんかも本当に気軽に使えるような形にもなってくるかと思いますので、ぜひ、活用方法も含めて今の天然芝のよさもあるかと思いますが、人工芝への検討もぜひお願いしたいなと。私も実際、野球を大好きで、野球の話、先日出ましたけど、例えば、今、高校野球なんかだとすると、圧倒的に確かに人工芝多いんですけど、試合は公平性を保つ意味でも、人工芝のほうが、練習だとかそういったものは日々やるので当然土だとかそういうものがいいんですけども、そういうことも含めると、25人ぐらいの方に聞いたんですけど、高校野球出身の方ですけど、圧倒的に人工芝のほうがいいでしょうというような、これはそういう一つの意見です。ですから、あと野球場ずっと江戸川区すごく好きなシニアの方もいますけども、一つしかない野球場なので、ぜひスタジアム、いわゆる野球場で江戸川区球場みたいなところで一度は試合をしていただくには、やっぱり養生期間ってすごく見ているともったいないなという気が強くしますので、その辺もぜひ今、最初、冒頭研究していただくということだったんですが、しっかりその辺の意義も入れていただいて研究課題としていただければと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 そうですね、先ほど申し上げたとおり、研究課題ということになってしまうんですけども、いろいろ、やはり天然芝派と人工芝派というのがやっぱりいらっしゃいますので、やっぱりいろいろ双方の意見等を聞きながら研究していくということにどうしてもなってしまうかなと思うんですけども、本当に先ほど申し上げたとおり、人工芝につきましては多目的に利用できる、あるいは稼動率が高まるというメリット、これは非常に大きいことだなと思いますので、そういったメリットも含めてしっかりと研究してまいりたいというふうに考えております。 ◆桝秀行 委員 今、江戸川区の球場のお話が出ましたので、一つお尋ねをさせていただきたいんですけど、来年度予算でもこの江戸川区球場に関係する経費として、指定管理の負担金も含めて、それから施設の維持補修委託料、この辺含めて全部で3項目、合計1億1,000万円ぐらいが計上されています。  昨年というか、今年度もかなり大がかりな照明ですとか、ネットの部分を大分改修工事をされていたと思います。  もう大分、施設というか設備のほうは整ってきていると思うんですけど、久しくあそこの球場、プロ野球の2とかの試合が行われてこなかったと思いますけど、これだけお金をかけたら、そろそろ来れるようになるのかなという期待があるんですけど、来年度ぐらいでそういうお話とかご予定というのは上がってきているんでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 回答は。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 やはり、防球フェンスを40メートルに拡大しまして安全性が高まったということで、今、利用拡大が図られているところでございます。  そういったことを受けて、昨年は9月に女子プロ野球を誘致して、今年というか来年度になりますけども、4月25日にイースタンリーグの公式戦を江戸川区球場、巨人対日本ハムということで開催予定でございます。 ○藤澤進一 委員長 どうぞ、続けてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 幾つかの球団にオファーを出して最終的に巨人がやってくれるということになりまして、引き続き、やはり見るスポーツも重要だというふうに考えておりますので、引き続きそういった試合が安定的に開催されるような、そういった取組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○藤澤進一 委員長 いいですか。 ◆よぎ 委員 すみません、勉強不足で、あと事前通達なかったんですけれども、今年、この来年度、前年度と比べて予算が30%減るのは、その大規模工事とかは昨年行ったということでいいんですか。それとも、何かほかにも使用項目として減るんでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 江戸川区のスポーツ施設は、やはりオリンピック・パラリンピックを機に一つのハード面としてのレガシーを残そうということで、この機会に積極的に改修工事を行ってまいりました。  江戸川区球場もその範囲に入っておりまして、このオリンピック・パラリンピックのレガシーとなるべく、今まさに行っている工事につきましては、球場の照明灯のLED化ですとか、あるいは外壁塗装、そういったものをやりましてクオリティーを高めているということでございます。  それで、いよいよオリンピックイヤーということで、ある程度そういった工事につきましても完了ということになりまして、来年度につきましては大型工事がほぼ終わるというようなことになりますので、その分については予算が下がっているということでございます。 ◆よぎ 委員 じゃあ、このぐらい下がってもお困りのことはないということでいいですね。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 多くは工事関係費、大規模工事費ということになりますので、大規模工事は計画的に行っておりますので、あるときはやはりその分予算を多く要求させていただきますけども、ないときはそれなりの要求額になるということでございまして、来年度につきましては計画がないということですので、この予算で大丈夫ということでございます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 以上で、第8款文化共育費の審査を終了いたしました。  次に、第9款生活振興費の審査に入りますが、執行部職員の入れ替え、また先ほど申し上げました換気のために、休憩したいと思います。  再開時間は2時30分といたします。  暫時休憩いたします。            (午後 2時10分 休憩)            (午後 2時30分 再開) ○藤澤進一 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  それでは、第9款生活振興費の審査に入ります。  予算書・同説明書の254ページをお開きください。  第1項地域振興総務費、第1目地域振興費より審査願います。 ◆高木秀隆 委員 ここでは、生活一時資金についてちょっとお伺いしたいと思います。  一時的に、そして緊急のときに30万円と50万、それから返済を25カ月ということで、非常に使われているというふうに思っています。  実際の直近5年間の貸付件数、それから大事なことは完済されてない未完済件数とか、それから貸付金額、その滞納金額等々がわかれば教えていただければと思います。 ◎永塚正佳 地域振興課長 直近5カ年ということでございましたので、平成26年から30年の件数をお伝えさせていただければと思います。  貸付件数なんですけども、5カ年で1,137件貸し付けをさせていただいてございます。  未償還の部分でございますが、件数でいうと5年間で79件ございます。  貸付金額でございますけれども、この5カ年で3億717万円ほど貸し付けを行ってございます。  未償還の金額ということであれば721万余でございまして、割合としては2.39%となってございます。 ◆高木秀隆 委員 非常に、やっぱり少なくなってきているというふうに、要は、未償還というところの部分では、一時やっぱり生活一時資金の未償還の部分が非常に増えて、やっぱり大変な状況があったと思うんですけれど、やっぱり皆さんのご努力によって未償還721万、3億円に対して721万、これはやっぱりかなり少なくなってきているというふうに思います。  やっぱり、そういうところには、保証人をつけたりとか、また、これは何年か前に自民党でもかなり言ったんですけど、例えば、納税していないのにそれを貸し出すとかということは、もう今はそれはチェックしているというふうに聞いています。横串って我々で言っていたんですけど、納税していることがこれを貸すことの条件だというようなこと、そういうことをいくと印象的にはかなり少ないなというふうに、頑張っているなというふうに思っています。  ただ、そうは言ってもやっぱり700万、これ公金でありますから、やっぱりゼロに向けてしっかり返済の取組みをしてもらわないといけないので、特に、やっぱり悪質な、借りてやっぱり返せるのに返さないというのは私たちは、やっぱりそれは許さないという思いがやっぱり強いです。  ただ、返せないという人たちもいる。やっぱり一時資金ですから、やっぱり必要があって借りて、長期にわたって返済していくわけなので、返したくても返せないという人たちには、やっぱり緩やかに相談に応じてあげて、きめ細やかにやっていくということが必要だというふうに思います。  その辺、滞納者への取組みと、あと償還を延長してもらうというような取組みがあれば、二つ教えてもらいたいんですけど。 ◎永塚正佳 地域振興課長 委員おっしゃるとおり、払いたくても払えない方、ここの方々については寄り添いながら、相談受けながらしっかりと償還計画、返還計画を立てていただきながら対応させていただいているといったところでございます。  委員おっしゃる悪質と、返せるのに返さない方の対応でございますが、今、我々のほうで取り組んでいる主たる手法としては、法的手段でございます。  基本的には裁判所を通して債権を求めるということでございます。  あと、具体的には電話の、すみません、給与差し押さえです。給与差し押さえ等を現在やっておるというところでございます。  また、期間でございますけれども、25カ月でやっておりますが、例えば、この期間に2分の1、元本の2分の1お支払いしている方々については基本的には50カ月まで延長してスパンを長くしてお支払いいただくということを取り扱っているところでございます。 ◆高木秀隆 委員 ぜひ、悪質な人に対しては給料差し押さえということもあるし、法的手段しっかりとって、取れるところからはしっかり取る、これ大原則にしてください。  それで、今、償還払いたくても払えない人については25カ月が、条件はあるけれども、50カ月にするということなので、ぜひそういうところをきめ細やかにして、やっぱり少しでも回収をしていくということが大事だと思います。  総じて言えば、やっぱりこの生活一時資金、一時的に借りる人、平均すると200件ぐらいやっぱりあるのかな、年間ありますよね。ということは、やっぱりかなり需要があるんだというふうに思いますので、しっかり、貸すんだけれども、しっかり回収するということを大原則にして、この制度を続けていってもらうと、区民の皆さんの立場に立った施策になるというふうに思いますので、しっかり続けてほしいというふうに思います。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは、新川さくら館についてお尋ねをしてまいります。  新川さくら館につきましては、平成25年のオープン以来、新川沿川のにぎわいづくりの拠点として江戸情緒を醸す各種イベントも開催されておりまして、区内外からお客様もいらっしゃっているところでございます。  私も地域住民の一人として、本当にイベント等にも参加させていただいているわけですが、今回、新年度予算では施設維持補修委託料が計上されておりますけども、この工事の内容についてお聞かせください。 ◎永塚正佳 地域振興課長 工事の内容ということでございますけれども、工事の主なものでございますけど、まず、はりと柱、こちらの補強をちょっとさせていただきたいと思ってございます。この工事に650万円ほど計上させていただいております。  また、足場を組んでの外壁工事です。こちらについては約330万円、現在の現場を見ていただくと、ちょっとひび割れが入っているところがございます。こういったところを直させていただきたいと思っております。  また、お休み処、喫茶コーナーあるんですけれども、そちらによろい扉がありまして、そこが重い扉になっています。ここの開閉が現状ちょっと難しい状況になっています。そこを開いた状態にしたいと、明るい雰囲気を持って喫茶、コーヒーとか飲んでいただけるようにしたいと考えておりまして、その部分で修繕費1,500万円ほど計上させていただいているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 さらに明るくきれいにしていただけるということで、地域住民としても喜ばしいことだなというふうに期待しているところでございます。  新川さくら館で江戸情緒を醸す象徴となるものがやっぱり和船ということでございまして、和船について2点お尋ねさせていただきますが、まず1点目、和船の操舵をお願いしております和船の会の方から以前より混雑時の安全対策として、さくら館前の船着き場ここにやっぱり手すりをつけていただけないかなということと、あと、乗船場の扉が1カ所なんですけど、もう1カ所設置できないかというお声を以前からお聞きしております。  まず、この現状についてが1点目と、もう一点で、新川の見どころといえば、これはやっぱり火の見やぐらというのは外せないわけです。ただ、今、和船のコースには入ってないわけですよね。そういった意味で、今後、新川全体のにぎわいづくりとあわせて、この和船の運行計画、もしお考えがあればお聞かせください。 ◎永塚正佳 地域振興課長 まず、委員ご質問の1点目でございます。  新川さくら館前の船着き場、こちらの手すりと、いわゆる扉というんですか、その部分については以前からNPO法人の和船の会の皆様から意見お伺いしております。  階段部分に手すりをつけるわけでございますが、その部分、今年度3月中に工事に入りたいと思ってございます。  また、すみません、2点目でございますけれども、新川さくら館でございますが、現在、新川の金魚のちょうちんまつりとか、大江戸絵巻とか、さまざまなサンデーイベントやっております。こういった行事を通して、やはり和船の会の運営が欠かせないものとなっています。非常に集客が見込める部分ありますので、そういったことから運行につきましてもイベントとあわせてセットでにぎわいづくり、新川沿川のにぎわいづくりを重ねてまいりたい。  また、和船の会の皆様と話を重ねながら、さまざまなプランニングしながら、いいやり方というんですか、人を増やしながら行事をやっていきたいとそう思っております。 ◆佐々木勇一 委員 前向きなご答弁かと思いますけれども、私も沿川住民なんで、もう本当毎日のように新川通っているんですけども、大江戸絵巻なんか本当にちびっ子忍者が出てきたりと、また外国人のお代官様に扮した方とか、そういったこともあって非常に江戸情緒醸すということも期待しているところです。  例えば、昔遊びなんかもそういったことも取り組めると思いますし、また観光資源としてもやっぱり外から呼び寄せる一つのコンテンツとしても非常に高いポテンシャルを持っているんじゃないかなと思うんです。  そこで、例えば、区外の方から、また区内の方でも船堀駅をご利用してグリーンロードをずっと歩いてこられると新川にたどり着くんです。そこに、もし船着き場が、今、仮設であるんですけども、常設みたいな形でつくっていただけると、よりいろいろな展開が考えられるんじゃないかなということで、以前もご要望させていただきました。今後ともすばらしい新川、そしてさくら館となりますよう期待しております。 ◆金井しげる 委員 すみません。今、佐々木委員のほうから新川さくら館のお話、またその中で、昔遊びというようなフレーズが出てきたんで関連させていただいてお伺いします。  私も展示イベントなんかがあるとさくら館のほうお邪魔して、そして下でお茶を飲んで、千本桜あたりをふらっとしながら帰ってきたりという非常に癒やされる場所だなというふうに思っております。  新川を訪れる区民の方たちにとっても、また内外から来られる方たちにとっても大変憩いの場だなというふうには感じておるんですけども、このさくら館、江戸情緒ということだけあってやっぱり時代背景としては江戸時代ということなんでしょうけども、江戸時代にこだわることではないですが、やはり、建物の前の広いスペースなんかもありますから、非常に使い勝手がいいというふうに思います。そこで、また、昔ながらの遊びが、この新川さくら館で普及することができないものかというふうにちょっと感じておりました。  具体的には、例えば、ベーゴマですとかけん玉ですとか、あとは僕ら子どものころに、めんこなんかもよくやりましたし、紙芝居なんていうこともあるのかなというふうに思うんですけども、こういったものをより子どもたちに知っていただく機会をと、それから親しみを持ってほしいというふうに感じております。  今では、なかなか子どもたちも友達と集まって公園なんか行っても、個々にゲームをやっているような光景を目にする機会が多い中で、やっぱり昔ながらの遊びというもので直接触れ合ったりとか、体を動かしたりという遊びを通していろいろなことが学べるのかなというふうに思います。  そういった昔遊びをするには、新川さくら館のあの雰囲気の中でやるというのはすごくいい場所だなというふうにずっと思っていたんですけども、そういった上で、昔ながらの遊びの普及について、ここは指定管理者制度導入の施設ではあるんですけども、ぜひそういったことも実現していけたらなというふうに思うので、子どもたちの交流と、また世代間、ベーゴマだったり何だりというと今知らない子どもたち多いでしょうから、地元地域のそういう精通した大人の方を交えて教えを請うたりなんかしながらの世代間のコミュニケーションもとれたりということで非常にいいのかなと思いますので、そういったことの実現性について、今後、何かないかなというふうに思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 今、金井委員言われたとおり、この地域施設さくら館でございますが、指定管理者制度を導入している施設でございます。  ですので、自主事業ということが可能となってございまして、その中で、今委員お話しされた、紙芝居であったりベーゴマであったり、こういった、時代背景としては江戸時代ではないと委員もおっしゃっていらっしゃいますけれども、多様な昔ながらのお遊びということで、ここの部分でちょっと指定管理者と協議しながら実施事業の中で実現の可能性を含めて検討してまいりたいと思います。 ◆金井しげる 委員 ぜひ、そのようにしていただけたらなというふうに思います。  さくら館の、先ほど言いましたけど、広い敷地で貸し切り利用とかできたりということもありますし、なかなか平日、日常的に子どもたちが集まるかというと、そういったいろいろな課題もあると思うんですけども、ぜひいろいろ研究していただいて、昔遊び、またイベントなんかも定期的に行われると思うんですが、そういった場面場面を利用していただいて、ベーゴマですとか、めんこだったりなんだりということで触れ合える形、機会をたくさんつくっていっていただきたいなというふうに思います。  ぜひ、よろしくお願いいたします。 ◆大西洋平 委員 ここでは、松島地区区民施設についてお伺いさせていただきます。  いよいよ建設費について予算案が計上されているわけでございますが、本当に松島地区は、まず平成24年に1,500平米を購入して、それから平成30年度に残りの、今回は都有地ですけれども購入してということで、本当に長い年月かかりながらの事業で、地元の皆さんにとっては本当に待望の施設だと思いますし、私も前の多田区長とはやはり区民施設の隣、今回1,000坪ですから、ですから隣の施設ではボールが使える多目的な広場の議論もさせていただいたところですが、結果はもちろんそれはかないませんでしたけれども、地域の皆さんの声を聞いた形で、今回このコミュニティホールの中にはバドミントンコートの3面など、スポーツの視点もしっかり取り入れていただいて進めていただいていることには安堵しているところでございます。  その中で、それだけ大きなスポーツルームができるわけですから、やはり従来のまた体育館という概念にとらわれず、ボールが使えたりとかしたら、より施設としていいんじゃないかというような話をさせていただいた中で、何かラバーとかも周りに張って、そういったのができるような形でも検討していただいて、去年の決特でも地元の白井議員からもそのお話もあったところでございます。  ですから、それから今回1年近くたったわけですけれども、進捗があればちょっとその状況と、あわせてこのスポーツルームは大体小学校の体育館は7メートルぐらいなんですが、ちょっと高さもあわせてわかれば教えていただきたいと思います。 ◎永塚正佳 地域振興課長 松島地区の区民施設のスポーツルームの内壁の部分でございますけれども、こちら前回、白井委員のほうからご質問いただいて、検討しますというお話させていただきました。  現状でございますけれども、今年の11月に工事着工に入りたいと予定しておりますけれども、この内壁にソフトラバーを張ることを予定しております。  高さとしては、お子様がジャンプしても頭は少々衝撃を吸収できるような高さというと3メートルを今予定しておりますが、今、あくまで予定なんですけれども高さについては。仕様としては内壁にソフトラバーを張らしていただくということでございます。  また、委員からご質問いただいた高さでございますが、今、設計上、明らかになっている高さというのは8メートル以上でございます。一番低いところで8メートルとご認識いただければと思います。 ◆大西洋平 委員 いろいろとそういった声を取り入れていただきまして検討していただいていることがよくわかりました。  高さにつきましては、今、8メートル以上というお示しをいただいたところですが、本当に高いと思います。わかりやすく言えば、オリンピックの種目でもあるトランポリンなんかも8メートル以上であれば十分入れられるという高さですから、いろいろなスポーツができる本当に可能性のあるスポーツルームができるんだということを改めて確認させていただいたところでございます。  一つ心配というか、いずれにしてもいろいろ今までの議論の中でも早く栄えた松島地域ですので、これぐらいの1,000坪も創出されたスペースというのは本当に10年、20年なかったということでスタートするわけで、皆さんの大きい期待があるわけなんですが、恐らく、もちろん皆様がそれだけ整備してくれれば多くの方が利用したいということで、それはそれで大変いいことなんですけれども、いざスタートしたら地元の皆さんがなかなか利用できないというのを、なかなかそんなのになってしまったらあれなので、もちろん、えどねっと等でいろいろ厳正にやっていただくので、それについては別に私たちもあれなんですが、ただ、やはりそこは今後、行政としてしっかりいろいろとうまく検討していただいて多くの皆様に使っていただけるように、そういう取組みもしていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  この松島地区の区民施設がよりいい施設になるように引き続きお取組みをお願いいたします。 ○中道貴 副委員長 すみません、ちょっとお先に失礼します。  私が今予算案の中では最もうれしい新規事業の一つとして今日を迎えたことは大変誇らしく思っております。ここに区長がいらっしゃらないのでちょっと残念なんですけども、今、大西委員もおっしゃったように、この松島地域を愛する本当にたくさんの方々の力が結集されて、今日この建設というところまでこぎつけた大変にうれしい事業だと思います。  おおよそ13年ほど前になると思うんですが、この荒川に隣接する松島地域、特に四丁目地域の方々からは、このようなご相談をかねてからいただいていました。  この地域は、3階建て以上の高い建物が大変少ない地域であり、水害時における高台避難所機能つきのコミュニティ会館の建設をというご要望をいただき、私は過去の定例会、委員会等で幾度となくこの質問、要望を重ねてまいりました。  もちろん、この私だけではなく、多くの地元の諸先輩、同僚、関係者、地域の地元の方々のお力、そして協力なくしてはなし得ない事業であったと思っております。  また、新年度予算にこの松島地区区民施設建設費が総額22億2,806万余の予算案が計上されました。  設計が始まった一昨年暮れ以来、住民の皆様方からは大変完成が楽しみですと、待ちに待っていますというお声をいただいておりました。また、小学生の女の子からは、愛称をぜひつけてくださいといった具体的な提案もいただいております。今日は言いませんが、後で担当のほうにお知らせしますので、会館のネーミングについてもあわせて今後検討していただきたいなと思います。  また、改定された水害ハザードマップでは、松島地域が3メートルから5メートル水没し向こう2週間以上続くと、このような内容となっていますが、今回のこの建物につきましては一時避難が可能なスポーツルーム、このスポーツルームのある2階の床の高さ、これは5メートルと設計でお聞きいたしました。これは、避難所補完施設として十分に機能するものであって、高く評価させていただきたいし、また感謝申し上げたいと思います。  さらに、同様に要望してまいりました防災倉庫、この防災倉庫も2階に整備することとなったとお聞きしております。これで、また地域の皆さんの声が、喜びの声が広がるものだと思っております。
     そこで、この防災倉庫に入る備蓄品の内容、そして、この建物全体の特色についてご説明いただきたいと思います。 ◎永塚正佳 地域振興課長 まず、1点目の防災倉庫の備蓄の物品でございます。  今、考えている案というものでございますけれども、1点目はガスバーナーの発電機をちょっと考えています。これが1点目でございます。あと、折り畳み式のボートを一つ入れたいなと考えてございます。また、ランタンとか投光器、こういった、万が一災害があったときに必要となる、いわゆる明かり等を防災倉庫に備えつけさせていただければと今考えておるところでございます。  また、2点目の、防災的な特色ということだと思うんですけれども、この施設でございますが、停電時に非常用のコンセントをちょっと用意させていただければと設計上考えております。また、調理スペースを用意しておりまして、災害時に炊き出しが可能な状態にしたいと思ってございます。また、あわせて太陽光発電、こちら年間1万キロワットほど発電できるものを用意したいと考えてございます。 ○中道貴 副委員長 大規模水害のときには広域避難、これを我々は大前提としております。が、しかし、逃げ遅れる方々もやむなくおられることだと思っておりますし、寝たきりの方、けがをされた方、病気の方々につきましては、この一時避難時となるこの建物が大いに命を永らえることができると、またお聞きしますと、3階には座敷が、畳の間があって約21畳でしたか、ぐらいの部屋だと思いますが、これも3階にありますから非常にいざというときのためにお体の悪い方、病気の方々が安心してそこで休むことができるという機能もあるように聞いておりますので、これらの施設を含めて、災害時に大きな効果を発揮するものだと期待させていただきたいと思います。  何よりも、ふだんから住民の地域の皆さんに愛されて守られて、そして、逆に災害時には住民を守る。こういった施設でありますように無事完成を祈ってまいりたいと思いますが、開設が令和4年の3月とお聞きしておりますので、無事の開設を心から祈って質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◆白井正三郎 委員 コミュニティ会館の建設のことでいいですか。 ○藤澤進一 委員長 はい。 ◆白井正三郎 委員 すみません、ここでコミュニティ会館の今建設経費って出ているので、松島の地区の区民施設建設費は今いろいろお話があったとおりだと思いますが、実は、木造化の検討を、ちょっと要望を一つだけ言っておきたいと思います。要望です。  同僚議員が、校舎の木造化、これについてはずっと検討してほしいと言っていて、今回、都市開発費で979万円予算案としてはつけていただいているので、大変うれしく思っております。  それで、ご案内のとおり、平成22年に公共建築物の木材の利用促進という法律もできて施行になっていますが、例えば、このコミュニティ会館だとか、区民館とか、これからいろいろ見直される、まあコミュニティ会館は新しくつくる、それから区民館は古くなったのをつくり直さなければいけないっていって検討いただけるんだと思うんですけれども、その際に、どうかこの木造化ということも学校と同様に検討していただければ非常にありがたいと思いますので、それを要望しておきます。  木材でつくりますと、きっと名所の一つになるかなというふうに、環境にも非常にいいんでしょうけど、名所の一つになって、皆さんが心に潤いあるというんでしょうか、なるかなとも思いますので、どうぞそこも検討を、今年の予算は学校の校舎だけでしたけど、こちらのコミュニティ会館とか、できたらまた今後、検討いただきたいと思うんで要望しておきます。お願いいたします。 ◆桝秀行 委員 この新規事業として来年度予算案に入っている、特に大きな行事、花火大会や区民まつりの来場者のデータを、ビッグデータを使ってはかろうという事業なんですけど、私かねてからこの来場者数については提案させていただきました。  それで、こういうものが本当に自治体で使われるようになったらいいなと本当に心から思っていたので、これだけ早く予算化されて正直言ってちょっと驚いているとともに、実用化に向けて取り組んでいただいた所管の皆様と、最終的に決断していただいた区長には、心から感謝を申し上げたいと思います。  それが、私の提案があったからこれが採用されたかどうかはわかりませんけど、実際に今年初めて運用されるということで、私自身この事業を自分で調べてみたんですけど、恐らくほかの自治体でも前例がない取組みだと思います。今まで、委員会の中で申し上げてきた例は、徳島県の阿波おどりの例を申し上げたことがありましたけど、よくよく聞いていると、あれは外郭団体の事業なので、実際には市の事業ではなかったというお話も聞いております。その前例のない取組みに改めてチャレンジするという、その精神も本当に高く評価したいと思っています。  今年初めて取り組む事業ということなので、できる限り今わかっている状況をお話しできる範囲で構いませんので、事業の内容をちょっと教えてください。 ◎永塚正佳 地域振興課長 ビッグデータというお話でございます。  今回、第43回になりますけれども、江戸川区民まつり、このビッグデータを活用させていただければと思います。  まず内容でございますが、篠崎公園の中心から0.5キロメートル範囲で円をイメージしていただくと篠崎公園が入ります。そこの部分の人口を9時から4時まで1時間ごと、1時間滞在した方をその都度、測定していくという形でございます。  ただ、ここの部分でわかる部分は、性別、あとはどちらからいらっしゃったかという部分、例えば、外国の方とかいらっしゃると思います。国籍が実はわかります。これが2点目あります。あと年齢層、ただ、この未成年の方は実はデータ端末から取るものですから、契約者情報から取ります。そのため、未成年の方というのはちょっとわからないんですけれども、15歳以上の方わかります。  そういった形で、いわゆる人口統計的な形で取るわけでございますけれども、まずこの目的でございますけれども、区民まつり40回を超えて実施するわけでございます。この部分については一度検証させていただきたいと思います。目的としては、より区民まつりが効果的、かつにぎやかさを増すように、そのための材料として今回事業化させていただいたというものでございまして、数ありきではなく、イベントの効果性、具体的にはこのデータを使って、例えばお昼の時間、例えばパレードの時間、どういった人の移動があるのかと、こういった部分を分析しながら、例えばトイレの配置であったり、あと1,200名ほど職員含めて警備体制、区民まつりではとります。この警備体制もどうあるべきか、そういった部分にこのデータを使わせていただくということでございますので、まずしっかり分析しながら、まつりのいい形での展開を考えながら活用していくと、そういう目的で導入させていただきたい、そう思っております。 ◆桝秀行 委員 警備に使えるとなると、大変有用なデータになってくると思いますし、ほかの使い方も、こういうデータというのはさまざまな切り口から使おうと思えばいろいろな角度からデータというのは見ることができると思うので、新しい切り口が出たときにも、いつでも使えるような、そういうスタンスで臨んでいただきたいなと思います。  ビッグデータというのは、多分スマートフォンのデータですよね、おっしゃっていたのね。これはどこの会社と提携をしているかというのは、そこは今公表できるんですか。 ◎関山健二 産業振興課長 すみません、今、ビッグデータのお話で、花火大会についても関連するので、ちょっと私のほうから今の状況をお話させていただきます。  ビッグデータ、私ども今まで、従来、来場者とかカウントの部分なんですけど、大勢の方に花火を楽しんでいただいて安全にお帰りいただいたという観点だったんですけど、新しい技術があって、いろいろな今、地域振興課長のほうが申し上げたとおり、いろいろ活用が有用な部分もあります。そういったところで活用していこうということでございました。  それで、大手の通信会社と、どこということではちょっと申し上げられないんですが、今ちょっと情報を収集しているのは大手の情報通信会社ということでご理解いただければと思います。  今の時点ではこの程度でちょっとご理解いただければと思います。 ◆桝秀行 委員 またちょっと別の角度からもお尋ねしたいんですけど、そのデータを買うわけですよね。そのビッグデータというのは、生の端末から得た膨大なデータ量だと思うんですけど、それをどういう形で買うのかなと。1回使ったら終わりというものではなくて、データベースとして区に来年も再来年もずっと令和2年度のデータは蓄積されていくわけですよね。というのが聞きたかったのが一つと、それから、そのデータを区役所の中にある人材とそれから設備で十分な解析が行えるのかどうかという技術的な部分と、この2点を聞かせてください。 ◎関山健二 産業振興課長 すみません、技術的な面はまだこれから事業者と詳しく詰めていきたいと思っていますので、詳細についてはちょっとこれから確認しながらやっていきたいというふうに思っています。 ◆桝秀行 委員 そのデータはどういう形で来るんですか。1個目の質問なんですけど。 ◎関山健二 産業振興課長 今年、考えているのが業者のほうからデータを買い取るという形になってございます。 ◆桝秀行 委員 1年目で、どれだけいい成果が出るかちょっとまだわからないところではあると思いますけど、初めて自治体として取り組まれていることですし、それから、今のこれだけのこういうデータ革命が起こっている世の中の背景を考えれば、何年後かにはもうどこの自治体でも標準的に使っている、僕は技術になるだろうなというふうに思っていますので、全国に先駆けていい例を残せるように研究を進めていただきたいなということを最後に申し上げて終わります。 ◆牧野けんじ 委員 ここでは就労支援事業についてお聞きします。  資料245ページでお示しいただきましたが、江戸川区若年者就職サポート事業について、ちょっとお聞きしたいんですけども、区内企業への就職に興味のある39歳以下の方の就職を支援しますということをうたって行われてきた事業です。  私たちも、都の補助の制度を利用するということ。それから、区内の企業とマッチングというようなこともあわせてできないかというようなことを要望してまいりましたけども、この実績という資料の中でもいろいろ示していただいておりますけども、例えば、平成30年度については、就職決定したのが22人だということで示されていますが、その中で区内の企業に就職できたという方は何人だったかということを教えてください。 ◎永塚正佳 地域振興課長 22名全員でございます。 ◆牧野けんじ 委員 全員が平成30年については区内企業だったということで、ここはこの事業の効果があったというふうに私たちは捉えておりますけども、新年度、この事業については予算計上されていないということなんですけども、このあたりの経過についてご説明いただきたいと思います。 ◎永塚正佳 地域振興課長 こちらの事業、平成29年度東京都人づくり・人材確保支援事業ということで、東京都が10分の10全額でございます。これが東京都からいただいた、それでなし得た事業、そういう視点から今回精査させていただいて来年度予算計上していないと。 ◆牧野けんじ 委員 もともと都のほうでも期限があるような事業だというようなことも伺っていましたけども、やはり、先ほどご説明いただいたように区内企業に若い方に就職していただくという点でも効果あったと、予算規模は毎年大体1,000万円程度で計上されてきて、就職人数も20人ぐらいで推移してきたという点で、予算規模がもっと大きければ効果もさらにあったんではないかというふうにも考えるわけですけれども、今後、これに代わり得るような取組みというのは何かあるんでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 本庁にはハローワークがあります。また、船堀にもワークプラザございます。  今後、この事業を代替としましてハローワークと一体的に江戸川区協定結んでおりますので、ハローワークと一体的に事業展開をして、区民の方に、できれば区内の事業所に就労できるよう一体的に動いていきたい、そう考えております。 ◆牧野けんじ 委員 今、ご説明いただきましたけども、やはり今回このたびの事業で重要だったのは、江戸川区の施策として若年者だとかサポートというフレーズで、こういう部分にフォーカスして、区からメッセージを発信するという点で非常に意味のあった事業だと思っています。  ちょっとこれに関連して、今もっと課題だと思っているのは就職氷河期世代ではないかと思います。  30代半ばから40代後半までという部分を指すようなんですけども、正規雇用を希望しながら非正規で働くだとか、就業希望しながらさまざまな事情で無職となっているという方が全国では100万人、東京都でも10万人程度いるんじゃないかと、これもあくまでも推計値ですけども、こういう状況にあるということで、やはりこの部分、就職やキャリア形成だけではなくって、その後の結婚だとか、子育て、こういうライフステージにも重なってくるというようなことで、やはり、この世代が失ったというものは非常に大きいということで、この部分への支援ということをやはり強めていただきたいと思うんですが、政府はこのたびこの世代の正規雇用を3年で30万人増やすという計画を打ち出しました。それから、東京都も就職氷河期世代への新たな雇用安定化支援事業ということを始めるというのを新年度予算案で打ち出しています。また、単独では、兵庫県の宝塚市、昨年、就職氷河期世代を対象に市として職員を3人募集したら全国から1,800人以上が応募するというような出来事も注目されました。  こういう点で、江戸川区としてもこうした若年者就職サポートよりも、またもう少し上の世代について取組みが必要ではないかと思うんですが、区としてのお考えどうでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 この事業、若年者というところで、委員おっしゃるとおり、今、若年にこだわることはないということで、いわゆる年齢層の幅広い就労支援、これは必要だと思っております。委員おっしゃるとおり、こういった展開をハローワークと一体的にやっていきたい、そう考えております。 ◆牧野けんじ 委員 昨日、都議会でも小池都知事がこの世代への支援は重要だということは、論を俟たないというような答弁もありました。江戸川区としてもやはり独自にも今後施策を探求していただきたいということを、探求すべきだということを指摘して終わります。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。よろしいですか。  次に、第2目、住基・個人番号制度推進費。 ◆大橋美枝子 委員 手を挙げたので、よろしくお願いします。  この個人番号制度の特にマイナンバーについて、この間一貫して私たちの会派は質問をし、江戸川区の進捗状況などをお聞きしながら、やっぱり課題が大きいんじゃないかということを、毎回のように触れてまいりましたが、今回も改めて江戸川区の作成交付状況は、今どのぐらいになっているのか、まずお聞かせください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 1月末現在、江戸川区で交付している枚数は、13万3,433枚で19.06%でございます。 ◆大橋美枝子 委員 政府が発表した2020年1月現在の交付枚数が、約1,900万枚、人口比で15%とお聞きしていますので、江戸川区がちょっと高いなというふうに思うわけですが、もともと政府の予定では、2019年3月に8,700万枚が目標だったわけです。そういうふうに目標どおり進まない、全国でも15%という今の一定のレベルで考えれば、いろいろと問題が出たからではないかというふうに認識されますが、区としては一定進んでいるとしても、全体に進んでいないことをどんなふうに認識しているのかどうかを、改めてお聞かせくださいということと、いわゆる誤送付などの事故がかつてありましたけれども今はないのか、その辺の確認をお願いします。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 すみません。委員さんおっしゃるとおり、当初27年の10月からマイナンバー制度を発足しましたけれども、当初の目標どおりではないということは事実だと思います。  その理由として私が考えているのは、やはり活用の範囲です。それがまだ狭かったからだろうなというふうに思っております。今、現実的に住民の方はずっと27年のときの申請書を持っていただいていて、私どもが申請支援に行くと、それを今がチャンスとばかりに申請をしてくださっています。ですので、これからいろいろな施策が国も予定しておりますし、私どもも4月からはマイナンバーカードを使って住民票等をコンビニで取っていただくと、100円の減額という条例も議決していただいておりますので、これからますますマイナンバーカードの申請が増えるというふうに見込んでおります。  また、誤送付については、現在のところ聞いておりません。 ◆大橋美枝子 委員 今、見解をお聞きしましたけれども、やっぱり適用の範囲が狭いということを今度広げていくという、国の施策に私は大変課題があるというふうに思います。  つまりカードの取得そのものは任意だけれども、これでどれだけの特典があるかというふうに考えるメリット、デメリットみたいなことをいつでも区民の皆さんも考えるとは思うんですけれども、私が一番心配しているのは、マイナンバーカードが顔写真つきですから、何か張りめぐらされた監視カメラとか、顔認証システムによって、個々人の行動が容易にわかってしまうというところが、私は一番心配に感じます。いわゆる国民監視社会というふうになったら、これは大変なことになるなというのを、改めて思うところです。  国はさまざまな便利な点を、いろいろと宣伝をしていますけれども、例えば保険証代わりに使えるというふうに言っていますけれども、このことについても、私はちょっと矛盾があるんじゃないかと思います。従来の保険証と併用をするわけですから、マイナンバーカードをわざわざつくらなくても、いいんじゃないかとやっぱり思うんですけど、この辺の絡みはどうでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 まず一点目の監視カメラで張りめぐらされているというのは、少し誤解かなというふうに認識しております。といいますのは、この制度自体がもう法の中で利用が制限がされておりますので、そういったご心配はないというふうに認識しております。  まず、あと国民健康保険の資格確認につきましては、これについてはまだマイナンバーカードをお持ちじゃない、カード自体がやはり任意だというところで併用が可能だということで、やはり持っている方にとってはマイナンバーカード1枚で保険証がなくても使えるということ。  それから今後は、例えばお薬手帳の代わりとか、受診履歴ですとか、それから健康診断の結果ですとか、そういったことがご自分で確認ができるようになる、こういったことの利便性が享受できるというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 今、課長がご説明されたようなことは、別にマイナンバーカードがなくても十分個人で確認できると私は思うんですけれども、それは見解が違うということになると思いますが、やっぱり例えばアメリカなどでは年間900万件を超える、この番号のなりすまし犯罪が発生しているとかお聞きしておりますし、日本でも他人がマイナンバーカードを取得する事件とか、カードの偽造が一部発覚していると聞いているので、私は江戸川区民にも起こる可能性があるんじゃないかなというのを心配して、言っているわけです。  そこで、もう一つ確認なんですけども、いわゆる法律でこれを義務付ける。きちんと全員取りなさいみたいなことになったら、私は大変だということで先ほどから言っているわけですけど、今は任意だということは、それは任意だという形はずっと継続する。そういう意味での法的な利用制限との絡みで言うと、あくまでも任意だという、そういう理解でいいんでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今現在では、カードの取得につきましては任意でございます。  ただ、番号については、住民基本台帳に記載されている住民皆さんに付番させていただいております。 ◆大橋美枝子 委員 やっぱり任意だとしても、それを押しつけ的になってきたら、大変だなというふうに思う一つの大事な例として、公務員に対して政府が今年度中のカード取得を求めているというふうに聞いていますが、この点での強制はないんでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 私ども共済組合の職員につきましても、ご本人、それから被扶養者に対して申請書を、一斉に配らせていただいております。これにつきましては、あくまでも強制ではなくて、これから健康保険証としての利用が予定されていくので、一般区民の方が申請を始めて混雑をしないように平準化をするために、公務員自ら先に取っていきましょうという意味での申請書の配付でございました。ですので、あくまでも強制ではないということに変わりはございません。 ◆大橋美枝子 委員 強制ではないと大事なことを確認させていただきましたが、実は地方公務員のところも連動すると思うんですが、国家公務員向けの調査用紙、取得したかどうかの調査用紙の中に、カードの交付申請をしない理由を問う欄まであります。東京新聞の報道によれば、弁護士は作成しない理由を聞くこと自体に、強制的な要素があると。カードをつくらないと処遇に影響が出るのではとの不安を職員に感じさせると。家族まで調査するのは行き過ぎと批判をしているわけです。  こういう現に強制力を持つような、そういう示し方がアンケートを何回も取るとか、そういうのが実際に行われているわけなので、今課長がおっしゃったように強制はないというのは、原則ということを確認できましたけれども、実務レベルでは何かこう強制力を持つような心配があるということで、心配をしているところです。江戸川区ではそういうことはないというふうに、理解してよろしいでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 江戸川区でも職員課と私ども住基・個人番号推進課、推進する立場で一緒にやらせていただきました。個別にメールで職員宛に通知をしまして、プライバシーを保護して、先ほど委員がおっしゃったようなそのマイナンバーカードを申請しない理由というところを聞くこともございませんでしたし、また、申請したかしないかということも、お答えしなければいいというような、そういった丁寧なアンケートを実施させていただいておりますので、ご心配はないかなというふうに思っております。 ◆大橋美枝子 委員 やっぱり一人ひとりの思いというのもいろいろあると思うんですが、やっぱりトータルで言うと毎日の生活に、必要性を余り感じないと。取得するつもりがないというのが、今の全体の世論のアンケートでは、53%もあるというのが報道されています。やっぱりマイナンバーは私も何点か指摘しましたけれども、リスクのほうが大きいというふうに私は認識しますので、これ以上の推進の予算は必要ないというふうに私は考えていますので、それを改めて意見として申し述べます。 ◆鹿倉勇 委員 私からは、このマイナンバーカードの普及促進についてお伺いをいたします。  先ほど、普及につきまして19.06%ということを、お話を伺いました。この普及に向けてどのような取組みをしていますか。まずはお願いをいたします。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 推進につきましては、先ほど少し申し上げましたけれども、国のほうでこの後9月から来年の3月までマイナポイント制度事業というのを実施いたしまして、消費税増税後の消費活性化策、それからオリンピック後の消費活性化策ということ、それからマイナンバーカードの取得促進、それからキャッシュレス社会の実現ということで、マイナポイント事業が予定されております。  それからもう一点は、大きなことでは健康保険証の資格確認を来年の3月から実施させていただくということでございます。  あと、区として大きなことは、やはりコンビニ交付での窓口との手数料の差額です。100円減額させていただくというところが、大きいというふうに思っております。 ◆鹿倉勇 委員 こちらのカードの今後の活用シーンの拡大、それにつきましてはいかがでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今申し上げたようなマイナポイントの推進ですとか、マイナポータルでご自分の情報が確認できるとか、e-Taxができるとか、それから今後予定されているものさまざまございますけれども、例えば高齢者の方は運転免許証を返納したときの運転履歴の資格証、こういったものもマイナンバーカードに一体化させるというようなことも、検討しているようでございます。 ◆鹿倉勇 委員 これは私の意見ですけれども、私はこのマイナンバーカードを使って、コンビニのマルチコピー機で住民票や印鑑証明を取ったり、先日もe-Taxを利用して確定申告の申請を行ったりと、非常に便利にこのカードを使っております。  また、今後はさらにこちらのシーンの拡大について健康保険証だとか、またお薬手帳ですか、今、お薬手帳忘れると処方箋でも若干高く金額払わなきゃいけないですよね。私なんかよく忘れるんですけれども、そういった代わりを全てこのカード1枚でできるということは、高齢者の方々でも管理しやすいカードになると思いますので、そのためにも多くの方に普及を促進していただいて、利用者が増えれば、さらにさらに活用シーンが増えることを今後も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆窪田龍一 委員 私も心配していない立場から、お話させていただければと思います。  このマイナンバーカードなんですが、国が昨年6月に骨太の方針の中で令和4年度までに、住民がマイナンバーカードを保有想定していると、今そんな取組みのお話もされましたけれども、特にこのマイナンバーカードのこの作成していない方も含めて、最大の目的である情報連携の効果です。ここについてお聞かせをしていただければと思います。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員さんおっしゃるとおり、マイナンバー制度はマイナンバーカードを持つということも、住民にとって利便性が上がることですけれども、マイナンバーを付番することによって、さまざまな事務の効率化とか図られているところでございます。  情報連携につきましては、平成29年11月から本格実施をいたしまして、昨年度30年度の実績ですと、3万3,900件余りを江戸川区から照会をかけて、それから他の自治体に提供をしたのが6万6,000件ほどございました。  ただ、今年度から年金機構の情報連携が始まりまして、爆発的にこの件数が伸びております。今回、年金機構から情報を求められまして提供した数がこの12月までで22万9,000件ございます。江戸川区から他の自治体も含めまして紹介しているのは、今のところ12月現在で3万7,000件余りでございます。 ◆窪田龍一 委員 今の数字もお聞きをして、これはあれですよね、カードをつくっているとか、つくっていないとかということではなくて、この連携することで大きくその数字が伸びているということと捉えていいんだと思いますが、そういったものが今後私たちの知らないところで、カードをつくっていようが、つくっていない方も、どういったものがこれから大きく増えていくかどうかを、お聞かせしていただければと思います。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今回の年金機構の拡大によって、来年度になりますと児童手当、これを受けている方が今までは年金の手帳ですとか、保険証のコピーを添付して提出しておりましたけれども、これの必要がなくなります。それで大体6万件ぐらいあるんではないかというふうに、見込んでおります。  また、5年後ぐらいになりますけれども、戸籍の情報連携も始まりますので、ますます便利になるというふうに見込んでございます。 ◆窪田龍一 委員 ということは、本当にこの制度自体が動いていて、いろいろな心配な方だとか、反対する方はおられるかとは思うんですが、もう知らないところでこれだけ進んでいるわけですから、ぜひそのマイナスイメージを、とにかくそのセキュリティだとかそういった監視は特に必要ですけれども、どんどん積極的に進んでいくということが、本区にとっても大事なことだと思いますし、今回新しい施策の中でも主要施策の概要にもありましたけれども、例えば専用窓口を区民課だとか、葛西事務所に開設だとか。それと証明手数料のキャッシュレス決済なんかもやっていくというようにお聞きをしていますが、この辺をもう少し教えていただければと思います。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員さんおっしゃるように、これからマイナンバーカードの取得者が増えるということを見込みまして、来年度区民課と葛西事務所のところでマイナンバーカードの専用窓口を設置させていただきたく予算計上をさせていただきました。ますますマイナンバーカードのことにつきまして、そこに行けば何でもわかるというような窓口を目指して、開設してまいりたいというふうに思っております。  また、キャッシュレス化につきましては、葛西事務所で試行ではございますけれども、交通系、それから消費系のカードを使ってぴっとワンタッチで支払いができるようなことを、試行実施させていただければというふうに思っております。 ◆窪田龍一 委員 そういったこの窓口も増やしていくというのも、とっても大切なことだと思いますし、いろいろな検証もできたら早く、時間をスピーディーにしていただいて、葛西だとか区民課のみならず、ほかの事務所にも展開が。スペースの問題だとかあると思うんですが、しっかり検証していただいて、展開を急いでいただければと思います。  また、このカードをつくるときに写真が必要なんです。これ私も前の仕事が写真の会社にいましたので、やっぱり私もつくるときにやっぱりこのいい顔で、カチッとなって撮ろうというのは、本当にたくさんの方、そういうカード来ていてわかっているんだけど、カードをつくるのに写真がという。そういったところの工夫もかなり必要になると思うんです。  特に、また皆さんがやっている写真も、いつ撮られたかちょっとわかりませんけれども、写真を撮るというのはかなりなかなかハードルがやっぱり実は高いんだと思うんです。その辺の工夫も何かしていることがあれば、何かお聞かせしていただきたいですし、今後私もそういう例えばこの写真館さんだとかカメラ屋さんだとか、そういったところにこの写真を普及するためにカードをつくるための、何か告知みたいなものも必要なのかなと思うんですが、そういったことをちょっと気づいたことがあれば、教えてください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員のおっしゃるように、マイナンバーカードは10年間有効期限がございますので、写真とても大切なものです。今、私どもで実施しておりますのは、やはり委員さんおっしゃるように写真を撮るハードルがあって、いつ使うか本当わからないので、なかなかいつ撮ろうかしらなんていうふうに思っていた方が、私どもキャンペーンで写真撮影のキャンペーンを実施させていただいております。今、毎週どこかの区のコミュニティ会館で写真撮影のサービスと申請の支援をさせていただいているところでございます。とても好評で、こんなに簡単に申請ができたのかしらと。写真撮るのちょっと大変だと思っていたので助かったわ、というふうにおっしゃっていただいておりますので、これは来年度以降も続けさせていただこうと思っています。  また、そういった写真撮影は、おまつりなど人が多く集まるところでも実施させていただきたいと思っております。その町中のいろいろな写真屋さんでということにつきましては、いいヒントをいただきましたので、その写真業界の方とコンタクトをとって、何か普及啓発のために写真を撮っていますよとかということが掲示できるようなことを考えられたらというように思っております。 ◆窪田龍一 委員 やはりこのカード自体の情報連携の根本的な意義も含めて、推進方をお願いしたいと思いますし、やはり先日も出ましたけど、やっぱり各部署間の連携というか、この部署だけではなくていろいろなところでそういう普及もできるかと思いますので、ぜひやっていただければと思います。  また、先ほど公務員さん、いわゆるセキュリティの何か推進を無理にさせられているんじゃないか、みたいなお話もありましたけど、庁舎なんか今度新しくなって、今はセキュリティのカードではありませんけど、ゆくゆくそういう形になれば、そのセキュリティのカードとしてそのマイナンバーカードが利用できたりだとかというのも、発展的にはできると思いますので、そういう本当に前向きな発想でどしどしやっていただければと思いますので、要望して終わります。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。いいですか。
     次に、第3目中央・一之江地域振興費。 ◆間宮由美 委員 他の目とまたがりますが、全ての区民館に共通する内容となりますので、ここで一括してお聞きします。委員長、よろしいでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 はい。 ◆間宮由美 委員 区民施設の申し込み開始日についてお聞きします。  タワーホールや文化センターのホールの申し込み開始は、1年前となっています。  一方、区民施設である小松川・葛西・東部・鹿骨の各区民館のホールの申し込み開始日は、5カ月前となっています。これには理由はございますか。 ◎佐久間義民 小松川事務所長 今のご質問は、申し込みの期日に理由があるかというお尋ねですけど、江戸川区は大きく分けて施設をタワーホールや文化センターなどの大型文化施設、また区民館・コミ館などの地域施設、あと陸上だとか総体だとかのスポーツ施設、この3種類に大きく分かれているところでございます。  その中身といたしましては、地域施設は主にコミ館、区民館ですけれども、主に地域の方のコミュニティ活動拠点として、区民の方にできる限りご利用いただく、そういう施設になっております。  また、大型文化施設は、提供されるサービスがさまざま多目的なこともございますので、区内の全域さらには区外からの利用を考えての施設というふうになってございます。広域施設ということでございます。  そのために早い時期からの申し込みを開始してしまいますと、早い時期から計画することが多い広域的な大規模なイベントなどを主催するばかりの方が、会場を押えてしまうということも考えられますので、短い期間で企画する地元の小規模と言っては失礼かもしれませんが、そういうイベントの主催者が会場を取ることが困難になってしまうというような、そういう視点から、大型の文化施設と地域施設の受付には違いを設けているというところでございます。 ◆間宮由美 委員 もちろん、間近にお決めになる人へも門戸を広げるということは、大切なことだと思います。しかし、例えば各区民館は約300から500人の席、ホールは席となりますが、300以上の方に来ていただこうとしましたらば、日にちと場所を決めるのには1年前に決めるというのは、全くおかしいことではないなと思うんです。それであれば、また大型施設と言われているタワーホールの小ホール、これ300席、グリーンパレス250席、ここは1年前に決められるわけなんですけれども、せめて要望としては1年前に変更を願えないでしょうかということなんです。今のお答えを聞いていて、私思ったんですけど、大型施設のほうをもっと先にすればいいんだと思いました。そうすれば2年前とか1年半にすることで、区民施設が1年前にできるかなと思ったんです。区民の皆さんのお困りごととしては、例えば地域の区民館で大きなイベントを主催するときになるべく知られている方を、例えば審査員として来ていただこうと思っても、5カ月先ではもう決まってしまっているのでお呼びできない。そういったことがあって、とても苦労されています。また、5カ月前に抽せんに外れてしまったら、4カ月前、3カ月前となってしまうので、そうすると、来ていただくお客さんへの周知も、なかなか難しくなるということなんです。  区民の皆さんとしては、文化大型施設に行こうか、それとも区民施設に行こうかというよりも、やっぱり近くのところとか、またこのホールが好きだとかそういったのもあると思いますが、近くというのが一番大きいかなと思うんです。  ですから、これまで培ってきたその行事を毎年続けていけますように、とりたてて不都合がないようであれば、申し込み開始日を1年前としていただくということを、ご検討願えないでしょうか。地域の方々、そこをお使いの方々とぜひお話していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎佐久間義民 小松川事務所長 委員さんのおっしゃるとおりです。今後もやはり多くの皆様にやはり区民施設、大型施設等もご利用していただきたいというふうに、思いは一緒でございますので、そういうような利用方法を今後また議論の場があれば、議論していきたいなというふうに思ってございます。 ○藤澤進一 委員長 次に、第4目小松川・平井地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第5目葛西地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第6目小岩地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第7目東部地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第8目鹿骨地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 次に、第2項商工・農業水産費、第1目産業振興費。 ◆高木秀隆 委員 産業振興費で中小企業支援について、ちょっと2点質問をさせていただきたいと思います。  まず、企業カルテフォーラムというのは、新規事業でありますけれども、中小企業を取り巻く環境というのは、非常にまだまだ厳しい状況であります。人手不足があったりとか、また今、コロナウイルスの関係で大分株価も下がって、またこれから相当厳しくなってくる。これは将来にわたっても、やっぱりいろいろな後継者の問題とか事業継承の問題だとか、そういうこと非常に中小企業支援というのは大事だというふうに思います。  新規事業、企業カルテフォーラムとSDGs企業活動というのが出ていますけど、これ2点聞きたいと思います。  まず、この企業カルテというところから入りたいんですけれども、この企業カルテというのは一体どういうものなのか。また、どういう目的でつくったのかということを、まずお聞きをしたいというふうに思います。 ◎関山健二 産業振興課長 今のご質問の企業カルテについてでございます。  この企業カルテは平成30年度から6010金士公連携プログラムという事業を開始させていただきました。これは主におおむね60歳以上、10年以上、事業を続けている会社さんに、今、委員さんがおっしゃったような事業承継だとか、そういった問題がございます。あとは、事業所によっては老朽化した設備の更新とかさまざまな課題がございます。そういったものに対して、企業カルテというものを策定して、この先も継続的に安定的な事業の運営をしていただきたいということから、この企業の情報というか、現状を洗い出して、それをまとめたものが企業カルテということでございます。簡単に言うと、そういったところです。 ◆高木秀隆 委員 企業カルテの意味はよくわかりました。企業カルテ白紙というのを、もらってあるんですけど、非常にこれ多岐にわたって第1週から第14週までかかって、専門家、これ多分、中小企業診断士を派遣するんだというふうに思いますけれども、財務諸表だとかあとはどんなビジネスモデルがあるんだとか、重要課題は何だとか、外部環境はどうなんだとか、かなり詳細にこれ自分の企業の現状がどういうものになっているのかということが、これ把握できるんじゃないかなというふうに思います。これ非常によくできている内容で、これをできればしっかりまず現状を把握できる。これをつくった後に、これをどう活用して、どうつなげていくという意図がこの産業振興の中にあるんでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今のご質問で、これで企業カルテフォーラムというのにつなげたいというふうに思っています。企業カルテで会社が現状を把握して、非常に運営で安定的になるようになって、非常に会社としてもつくってみて、自分の会社がどういうことなのかよくわかったということで、非常に好評をいただいております。そういった好事例を紹介する場というか、発信する場として、フォーラムを開くことでほかの企業さんにも波及していきたい、そんな思いから今回新規事業ということでやらせていただいたものでございます。 ◆高木秀隆 委員 企業カルテフォーラム、かなりいいものができて、これもほかの企業のどんどん広めていこうと、そういうことで企業カルテフォーラムということをやるんだという今お話でした。まさにこれ、今、時代にしっかり乗った、企業カルテと企業カルテフォーラム、しっかりこれができればいいというふうに思います。ぜひ、この企業カルテがしっかりできて、自分のところの現状分析が、この企業カルテによってできて、そして、現状分析できれば課題がわかってくるし、どういうふうにそれが解決をしていったらいいのかということもしっかりとわかってくると思います。ぜひ、こういうサイクルで、大切なのはこういうものを使って、現状がこれから自分の会社がわかったら、これを事業継承していくのか、はたまた事業継承しないのかという選択もあるかもしれないので、経営状況によっては、そういうことをしっかり判断を各企業にしていただいて、できればこれしっかり事業継承できるところは、しっかりつなげていっていただきたい。先日お話した青森大学みたいな、そういうところの学生につないでいければ、これはうちの産業振興の中にすごくメリットがあるというふうに思いますので、ぜひこれ企業カルテフォーラムをしっかり成功させて、もっと幅広い企業にこの企業カルテをつくっていただく。そして、現状分析していただく。これにつなげていってほしいというふうに思います。  もう一つ、SDGsの企業活動支援融資、これも新しく新規事業で出ていますよね。SDGs、非常に今回の予算案でしっかり分けられていて、整理をされていて、一つの政策がSDGsの何の目標に向かっていっているのかということが、位置付けがしっかりわかって、非常に予算案の今回、やり方非常にいいなというふうに思って、ずっと聞いています。その中のSDGsの達成に向けた活動宣言する企業について、あっせん融資、これは従来のものだというふうに思いますけれども、利子補給で2,500万、返済8年だと。1.5%で利子補給するんだと。保証料は、負担するんだというふうに新規事業の中で出ています。これ大事なのは、その活動を宣言する企業というふうにあるんだけれども、これ、融資を許可するというの、融資をこれに適用するその基準というのが、ただどこの企業でも「はい、宣言します」というふうに言えば、融資されちゃうんじゃ、ちょっとよくないと思うので、その基準というのは今もうつくっていますか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員さんがおっしゃったとおり、SDGsの活動の幅はいろいろあって、宣言しただけでは融資につながるということは、ちょっと考えてございません。やはりしっかりした基準です。企業さんにどういったSDGsに対する取組みを、最低限ここの部分はやってほしい、それから、さらに中小企業として求められる部分、そういったものをしっかり基準づくりやっていきたいと思っています。  基準づくりについては、これは新年度の予算ということですので、4月に入ってからすぐに基準づくりに取り組んでいきたいと思います。やはり指定するには、SDGsの17のゴール169のターゲットがございますが、その中で中小企業にふさわしい内容のものを盛り込んで、融資の実行に進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆高木秀隆 委員 ぜひ、この事業のポイントはやっぱり基準づくりだというふうに思います。ぜひ、そのSDGsの17ですか、それの基準に照らし合わせた、一つの中小企業の事業がこのしっかり関連しているとか、しっかりとそこを審査して、このSDGsの融資を実行していく、そういうことによって各企業も江戸川区内にいろいろな中小企業もSDGsということを意識をもって進んでいくことになるというふうに思いますので、そこ肝ですから、ぜひしっかりやってほしいなというふうに思いますので、その辺しっかりやって、さらに進めてほしいと思います。  ちょっとネットで見ると、滋賀銀行か何かがやっぱりこのSDGsの取組みに推進している企業に金利を優遇したりとか、いろいろなことをしているようでありますので、ぜひそんなことも参考にしながら、銀行とうちは違いますけれども、ぜひそういうことも参考にしながら、どんなことをターゲットにしてやっているのかということをしっかりと考えて、すばらしい基準づくりでやって、これ大成功に進めていってほしいなというふうに思います。 ◆伊藤照子 委員 今のSDGsの融資のところで関連でお聞きをしたいと思います。今の基準のお話がありまして、当然、誰にでも貸せるわけでもないし、返せない会社には貸せないと思いますし、その基準をこれからつくるということでありますと、この融資が開始するのはいつからになるんですか。 ◎関山健二 産業振興課長 基準づくりは4月から入って、おおむね半年程度かけてじっくりやりたいと思っています。  それで、融資のほうは、予定では10月を目指して事業として開始したいというふうに思ってございます。 ◆伊藤照子 委員 わかりました。それで、今、SDGsということで、これから宣言するというのもありますけど、いろいろなことに取り組んでいる企業がたくさんあると思うんですけれども、地球環境に配慮したいろいろなことをやっているとか、エコカンパニーとかもありますし、男女共同参画の産業省の受賞とかもありますよね。そういう実績と宣言とこの辺はどういうふうに考えて、この融資の判断をするんでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員がおっしゃった部分も宣言の視点に入れたいとは思ってございます。それで基準づくりということで、先例として関東経済産業局は国の機関なんですが、そこが長野県とモデル事業ということで、SDGsに一生懸命取り組んでいるという情報を得まして、私ども情報収集で今まで進めてまいりました。そこは基準を169のターゲットのうち大体41ぐらいのターゲットを絞って、こことここ、例えば基本はここ、それから、あとチャレンジの部分はここのところをやってほしいとか、そういったところでお墨つきを与えるというものを、国と長野県がやっているという事例もございます。そういったものも参考にしながら進めてまいりたいというふうに思っています。 ◆伊藤照子 委員 ありがとうございます。  江戸川区の実態と合った形で、そういう先例を参考にしながら、企業の方が使いやすいような形で、ぜひ進めていただきたいと思います。  次に、新規事業の中に大規模、よろしいですかね。 ○藤澤進一 委員長 関連ありますか、今のところ。よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 じゃあ、お続けください。 ◆伊藤照子 委員 続けて、2点聞きたいんですけど、よろしいですか。  次に、新規事業の大規模展示会共同出展というのがあるんですけれども、これについてこの内容と規模についてもお聞かせいただきたいと思います。また、導入のきっかけについてもお聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 すみません、今の3点についてなんですけど、まずきっかけの部分からちょっとお話させていただきたいと思います。  区内にはすぐれた技術や製品を有するものづくり企業が多くございます。それをどのように受注につなげていくか、販路拡大をしていくかということが課題でありますけど、ビジネスマッチングに特化した大規模展示会、全国規模でやっている展示会がございます。そういった出展が非常に効果的なんですが、出展経費等の問題で中小企業が単独で出展するのは難しい。そういったところからそういう要望も寄せられたことから、本区がブースを借り上げて大規模展示会の出展を希望する区内ものづくり企業8社程度を募って、共同出展を行うというスキームで展示会のほうを考えております。  ちなみに、その展示会の名前なんですが、機械要素技術展という展示会があります。これはものづくり企業の展示会の国内最大規模のものでございます。これは毎年やっているところなんですけど、会場も東京ビッグサイトで予定しております。今ちょうど幕張メッセでこの機械要素技術展というのを一昨日から3日間かけてやっているものでございます。  これは毎年やっているものですから、私どもは実際、出展自体は再来年度になりますね。2021年の6月23日から6月25日の3日間開催の展示会に8社ほど募って、出展したいということで考えてございます。 ◆伊藤照子 委員 今すごい長期的な展望をお聞かせいただいて、本当にちょうど東都よみうりに西川精機製作所さんのアーチェリーの記事がたまたま今日載っていたんです。それをちょっと見まして、ここも西川精機さんとあと四つの企業が一緒になって、プロジェクトチームをつくって、今、日本ではアーチェリーの弓の道具はつくらなくなっていたのを、日本産のアーチェリーの弓の道具をつくると一生懸命研究している会社ですよね。産業ときめきフェアでも何回も拝見したことがあるんですけど、こういった企業さんがたくさん、特にこの区役所の周りのところにはありますので、そういったところがこういったところに展示に出展すれば、江戸川区のPRにもなるし、江戸川区がこういうもともとの工業というのが、しっかりと今でも残って頑張っているんだなというのを知ってもらうことになるし、企業さんも外を見ることというのはすごく大事だと思いますので、部品は小さくても大きく外を見ていて、それが大きなものを動かすという、この機械要素展ですね。なんか初めて聞きましたけれども、大事なこのロケットの部品をつくっている会社もありますし、たくさん江戸川区内にはそういう企業があるので、とても江戸川区の企業さんに合っているものだと思いますので、ぜひ企業さんのご意見を聞きながら楽しみにしておりますので、今年は今やっている最中なんですね。やっている最中なんですけど、2年後ということで楽しみにしていきたいと思いますので、大きなビジネスチャンスが広がることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、区内企業で働く外国籍の方の支援についてお伺いしたいと思います。  本区は、23区で新宿に次いで外国籍の方が多くて、たくさんの方が区内で働いていらっしゃいます。令和2年1月1日現在、3万8,172人の人が住んでいるわけです。言葉の問題とかさまざまな問題があると思うんですけれども、昨年の4月から特定技能実習生の制度が始まりまして、全国にたくさんの海外の労働者の方が来日をして、日本の産業や経済を支えるようになっております。  区内でも建設業等で頑張って働いている方もたくさんいらっしゃいます。本当にその方たちに聞くと、欠かすことのできないこの江戸川区内でも、外国籍の方が労働力になっていますというお声をお聞きいたします。  先日、建設業協会の会館で行っている、技能実習生の日本語教室にちょっとお伺いをしてまいりました。区内の建設会社の社長さんが中心になって、ボランティアの皆さんで運営して、何とかこの実習生に安心して日本で働けるようにと、休日返上で支援に取り組んでいただいていました。タイの方が多いようでしたけれども、楽しく学んでいらっしゃいました。  技能実習生という制度は母国でも一定の実習を行って、日本に来てからも一定の実習を行ってから、企業に派遣をされるそうでございます。この仕組み自体にも企業の財政負担が多いなどの課題があるようですけれども、国内企業の労働力として、今や欠かすことのできない技能実習生の暮らしを守ることも大変に重要だと思っております。  その方たちを支援している方は、自治体としても何らかの支援をしてほしいというようなご要望もいただきました。それで、全国のこういう技能実習生を受け入れている、いろいろな自治体を調べたんですけれども、愛知県ではトヨタがありますので、当然、日本で一番に外国籍の方が働いているところだと思うんですけど、愛知県では新たに来日した外国籍就労者に対する長期適応研修カリキュラムというのを、全国に先駆けて作成したそうです。日本での生活にスムーズに適応できるよう、日本の生活ルールやマナー、医療機関の利用方法を説明するなど、職業生活や社会生活を支援するものです。自治体はもとより、研修生を受け入れる企業にも活用できるものになっています。愛知県で安心・安全な生活を楽しむためのサポートガイドブックというのがつくられていまして、各言語にも翻訳をされています。振り仮名がふってあるやさしい日本語にもなっております。大変先進的で興味深いものだと思いました。  そこで、江戸川区でのこの技能実習生の実態と、この技能実習生が江戸川区で日本の生活をスタートさせる上で、区としてどのように支援していけるのかについてちょっとまだまだあれだと思うんですけど、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 今ご質問の技能実習生の実態ということで、ちょっと私どものほうでは実際にどのぐらいの外国の方が、企業に勤めているのかというのは、ちょっと把握できていない状況でございます。  これは国の制度のものでございますので、それで技能実習生自体は目的としては、労働力というよりも日本で途上国の方が、日本で実習を積んで本国に技術を持ち帰るということが目的なので、余り労働力としての期待ということではないんですが、ただ、実態としては日本の企業で勤めて、学んでいくということのなので、そういった日本語とかそういう問題はあるかと思います。  ただ、実際、区内において、事業者さんからその日本語で困ったとか、そういう悩み相談は、すみません、委員さんがおっしゃるようなことは直接は耳にしていない状況でございます。  ちなみに、東京商工会議所のほうで、企業向けなんですけど、外国人の技能実習生ですか、特定技能というもっと上のランクの、本当に労働力として期待できる資格もあるんですが、そういった人たちをどうやって雇っていけるかとか、そういうものの指南するガイドブックを今作成中で、そういったものを企業に知っていただくということ、勉強会とかも開いてやっていますので、そういうことで対応しているのが今の状況です。 ◆伊藤照子 委員 まず、企業とか各団体の方に結構な方が、この特定技能実習生で江戸川に来て働いていると思いますので、ちょっと聞き取りをしてその実態をぜひ把握していただきたいと思います。  また、先ほど愛知県の取組みをご紹介しましたけど、日本全国いろいろなところでやっぱり課題認識を持っていて、さまざまな取組みをしていますので、そういった先進例をぜひ研究をしていただいて、いろいろなところでNPOさんとかいろいろな人が、そういう方たちの支援をしておりますので、ぜひそういったところを区で何かバックアップできるような、例えばテキストなんかをつくってくれるとか、さっき商工会議所の話がありましたが、そういったものを大いに活用させていただくとか、ぜひ研究して進めていただきたいと思います。  江戸川区でも2018年にワークショップを開いて、多文化共生のヒアリングのまとめというのを行ったと思いますけど、そういったものも参考にしながら、ぜひこの江戸川区に住んでいる、特定技能実習生だけじゃありませんけど、江戸川区で働いている外国にルーツを持つ労働者の方はほかにもたくさんいらっしゃるわけですので、いろいろな皆さんのお声をしっかりと耳をそばだてて聞いていただきまして、その本当に労働者として欠かすことはできないと、お金がかかっても企業さんは、その方たちを雇っているわけなんです。お給料以外に相当なお金を払わなければいけないらしいんです。特定技能実習生を雇うとなると。その上でしておりますので、何かしらのバックアップができるように、ぜひこれから研究をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 産業振興費の審査の途中ではありますが、この辺で一度休憩を取らせていただきますので、お願いいたします。  再開時刻は、4時25分といたします。  なお、先ほど申し上げましたように、この休憩時間中も窓を全開にしておりますので、風で資料等が飛ばないように各人の皆様の工夫をよろしくお願いします。  休憩いたします。            (午後 4時05分 休憩)            (午後 4時25分 再開) ○藤澤進一 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  予算説明書の290ページをお開きください。  第9款、第2項商工・農業水産費、第1目産業振興費の審査から続けてまいります。  関連、さっきの伊藤さんの関連。関連の方ほかにないですね。 ◆桝秀行 委員 技能実習生というお話が今出たので、少し私からも意見を述べさせていただきたいと思います。  普段の日常的な私自分自身の仕事で、外国人の技能実習生受け入れ団体というものを、協同組合をつくって運営をしています。先ほど課長の答弁にもあったように、実習生というのは決して名目上労働力ではなくて、あくまで日本の技能を実習していくためのものであるということで、その実習生として来られる方々の日常的な生活を何か担保できないかというご意見だったと思います。  よく区としてもご存じだと思いますけど、そのJITCOという技能実習生を監督している政府系の団体があって、ここが主に管理をしているというわけなので、区が特別もし本当にできることがあれば、そのJITCOと協力をしてやっていただけると、我々自身も助かるとは思っています。  ただ一方で、その費用がかかるというお話もありましたけど、企業側からすると、実際に日本人の労働者を雇用するよりも実習生に来ていただいて、附帯費用を払ったとしても、それよりも人件費は安く抑えられると、こういう仕組みだから、今どんどん増えているという背景もあることは、忘れてはいけないんじゃないかなというふうに思います。  委員長、ここから関連から外れていくんですけど。もしあれなら。 ○藤澤進一 委員長 技能実習のが今要望という、意見でいいわけですね。 ◆桝秀行 委員 結構です。 ○藤澤進一 委員長 じゃあ関連で。その後に、よぎ委員。 ◆よぎ 委員 技能実習というキーワード出たんですけれども、ただ、それに限定せずに、まず人手不足が発生しているかどうかというところを、やはり把握するということがすごく重要だと思っています。  12月の本会議でも、私この点ちょっと述べたんですけれども、やはり新宿区とかは2年、3年前からその点はきちんと企業に連絡をとって、その人手不足があるかないかという情報を把握して、そして区としてその人手不足を補おうという動きを取っています。江戸川区としても、やはりその前回の本会議では江戸川区はそういう人手不足はないというような、ちょっと発言もあったような気はするんですけれども、私は決してそういう状況ではないと思っています。昨年の産業フェアに行ったときも、いろいろな企業から実は人が足りていない。  それから、ちょうどそのタワーホールの1階のど真ん中のホールに97歳だったか、のおじいさんが、すごくすてきな工芸品をつくっていて、いろいろな賞を取ったおじいさんだったんですけれども、何を残念がっていたかというと、自分のこの工芸を継ぐ人がいません。だから、そういったところは本当に自分の世代でこれが終わっちゃうのかということを、すごく悲しそうにおっしゃっていて、私その製品を一つ一つ見たら、すごい感動して、たくさん写真をFacebookに載せているんですけど、だから、そういう外国人関係なく、例えばそういう工芸のところに若い力をつけるとか、そういったところも本当に我々は制度として何か整理をしてやっていかないといけない気がするんです。  そして、その次にもし区内に既に住んでいる方で、例えば日本人で仕事を探しているとか、まだ子育て中のお母さんでそのお母さんたちを、どうそこにマッチングしていくとか、それが次のステージだと思うんです。その次のステージは、例えば区内に住んでいる外国人の家にいる扶養家族とか、そういった人たちをまずどうマッピングしていくか。その次のステージは、じゃあ外国から引っ張ってくるかというステージになるんですけれども、そういうふうな整理を僕らはちょっと考え方としてでも、早めにやっておくと、あとで急に必要になったときに急いで何か場当たりみたいにやっていくということにつながらないような、やり方をしていくべきでだと思っています。 そして、技能実習生なんですけれども、私は区内ではやっている企業はあると思います。ただ、結構みんな個人対個人。誰かが知っているから、そこに頼んだというふうなレベルでやっているので、結果的に日本語ができない人が来てしまったり、じゃあそこからどうしようということになるので、そこはきちんと流れをつくっていくというところがすごく必要で、さっき桝議員もおっしゃっていたように、海外では実は日本政府が海外のインドだったりベトナムだったりいろいろな政府とも条約を結んでいて、ちゃんと技能実習生の日本語教育と、そして日本のマナー教育、そういうお金も相手国でつけたり、日本から補助金として出したりしているので、ちゃんとその技能実習生が来るときに日本語もある程度できている。日本のマナーもある程度覚えている。ちゃんとそういう相手国では、その技能実習生を育てる機関とか、認定機関はもうできています。例えばインドだったらもう34機関あります。そういう送り出しの機関もちゃんとできている。こっちでは受け入れ機関もできているので、そういう制度と早く江戸川区として、きちんと正式につながっておく。考え方を整理しておく必要なときに、そのステップを踏み込んでちゃんと受け入れようと。トラブルを起こさないように受け入れようというふうな準備を、やっぱり早めにするべきだと、私はそう感じます。一応、課題認識として、ぜひ認識していただきたいと思います。 ◆白井正三郎 委員 技能実習生の話も出て、今よぎ委員から人手不足の話も出たので、そのことで関連してお話ししますが、景況調査を見て私は生活振興環境委員会にいるんですけれども、景況調査をいただくと、建設業とか仕事があるけど倒産が多いということで、これは担当課長も人手不足倒産も可能性があるんじゃないかという意見の中で、「そうですね、そういうことも考えられます」とはっきり言っていました。  それで、昨年の2定で一般質問を私も建設業だとか運輸業だとか、また農業だとか、今は伝統工芸の話もあったと思いますが、人手不足はどうですかと区長に聞きましたが、区長はこれも非常に深刻な状況と認識していると答弁なさっています。  今までいろいろな施策を展開してきているけども、業界の意見を聞いた上で、今の外国人の方のこともそうかもしれないけど、効果的な政策を研究して対策を動かしていきたいとお答えして、農業については一歩進みたいと言っているんです。そうすると、今回の予算案で何かそういうことを活かしているものがあれば、ちょっとお聞きできればと、ご質問させていただきます。 ◎関山健二 産業振興課長 先ほど、よぎ委員からお話あったように、前に私のほうで人手不足は江戸川区はないという発言は、今までしたことございませんし、江戸川区でも課題と認識していますので、その旨はちょっとそのようなことでご理解いただければと思います。  それで続いて、白井委員からの質問ということで、人手不足についての予算の部分でございます。  実際に、人を、前にたしか企業マッチングだとか、そういった部分でやっていけばどうだというご提案がございました。その辺の話は、各業界とちょっとお話させていただいて進められたらなという思いはございます。実際、そういう声も聞いていますので、そういったところはやりたいと思っています。  それで、実際に予算の部分で関して言えば、人手を雇うだけじゃなくて、例えば今働いている方が仕事の効率性です、そういうのをはかることによって、例えばIoTを活用することによって人の労力がほかに割けるとか、そういったところで解消していこうという目論見もあって、IoTの支援を今年度からやらせていただいているんですが、IoTを導入する企業に対して、助成をしているんですけど、今年度2件の助成をさせていただいているんですが、来年度3件ということで拡充させていただいております。それが予算の部分です。
     それから、先ほどの農業の部分でお話がありましたけど、農業ボランティアという話を以前いただいたかと思うんですけど、農業ボランティアについても少し高度な、より農家さんが助かるような人材を育てるということで、農業ボランティアに対する講座とか、少しレベルアップしたものを予算としてちょっと予定しておりまして、その部分が金額的には33万円ぐらい予算を拡充させていただき、ちょっと中身に細かくは見えない部分なんですけど、そういったところで拡充させていただいたところでございます。 ◆白井正三郎 委員 人手不足解消はいろいろと難しいと思うんです、区で。ただ、今までのマッチングの場というのは、生活振興部の地域振興課がやっていたように、先ほど若年の就労の話があったけど、就労する側に立っていたんですよね。今度は企業側に立ったマッチングの場をつくるというのが、産業振興で一つ必要かなというふうに思います。  それから、課長が言ったように、効率化を図るのを企業に教えてあげるというのも必要だと思うし、もう一つは企業が人が辞めないような企業体になるというのも、やっぱり大切だと思うんです。江戸川区はなかなか人は辞めないですよね。辞める方もたまにいるけどね。だから、そういう企業体というのは、どういう企業体だろうというような講演会みたいなものも、みんなで勉強会みたいなのをやるという、何かそういう外国人の方の活用もあるかもしれないけども、そういう柱をつくられたらいいかなということを提案させていただきます。  最後にしますけど、産業振興というのは今度コロナウイルスもあって、いろいろ融資制度もつくられていいなと思うんですけど、何が起こるか年間の間わからないじゃないですか、正直。昔は本当に不況になっちゃって、いろいろなことが起こって不況になったときに、今はそんなことないと思うけど、直貸しをしたりしたんです。だから年度を通じていろいろと常に今のマッチングの場も、この新年度予算にはまだないかもしれないけど、考えていかれたらということを提案して終わります。 ◆佐々木勇一 委員 この目では大きく2点について、お聞きをしてまいります。  1点目に商店街に関連してお尋ねをいたします。  新年度予算では商店街に対する支援ということについて、どのように進めていかれるのかをお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 令和2年度の新規事業、商店街についてなんですが、商店街エナジーPLUSという事業名をつけて、展開していく予定でございます。この事業は中小企業診断士と区の職員、私どもの産業振興課のスタッフになりますけど、区内の全商店会全部で77カ所ございます。そちらを訪問して各商店会が抱える課題についてヒアリングを行って、課題の解決を図っていくというものでございます。商店会いろいろとありますけど、会員数とか場所柄とか商店会ごとに抱える課題というのは、それぞれでございますので、現地視察等も含めてきめ細やかな助言ですとか、今後どういった形で商店街を盛り上げていくかということを進めていきたいという、さらなる活性化を目指してやっていきたいという事業でございます。 ◆佐々木勇一 委員 専門家、そして職員の皆さんがタッグを組んで、現場をしっかりと見た上で、77商店街を全部回るということでして、これ非常に大切なことですし、またその中でもおっしゃっていました今後の振興策、検討のための基礎情報とすると。そしてまた活用していくということでございますが、これ具体的にどのように活用していくのか、現時点での考えを教えてください。 ◎関山健二 産業振興課長 その聞き取りをして、その問題等をきちんと蓄積をして、今まで区のほうとしてはさまざまな商店街振興の施策をやってきたところなんですが、今までちょっと足りなかった部分とか、こういったものがあったらいいなとか、そういう話を参考にさせていただいて、次なる振興策ですね、そういったものを打ち出していければなという思いで、やらせていただきたいと思っています。 ◆佐々木勇一 委員 知恵は現場にあるという言葉どおり、しっかりと知恵が眠っているところもあると思います。本当に期待できるかと思います。例えば一軒おいしいラーメン屋さんがあると、どんな遠くでも人は集まるわけです。だからそういった名物とか名店、こちらのほうにも挙がっていますけど、商店街名物品・名物店づくり支援事業ということでも挙げていただいておりますけれども、そういった中でいろいろな商店街の活性化も進められるんじゃないかなというふうに思います。  あと、熟年者の方からすると、やっぱりお店があるかないかというのはすごく大事なことでして、そこのお店が、商店があることによって、食がつながり、生活がつながり、そしてご縁がつながるということもあって、非常に熟年者の方にとってはこの商店というのは、ありがたい存在だというふうに思います。職住近接の本区ですので、その辺しっかりと商店街支援、エドレンジャーとともに進めていただきたいというふうに思います。  続いて2点目として、本区の特産である金魚についてお尋ねをしてまいります。本会議でも区長のほうから若干触れられておりましたけれども、本区の本年の金魚まつり、こちらのほうが東京2020大会のために変更がなされるということをお聞きしております。  そこで、本年の金魚まつりについて、周知も含めた概要についてお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 今、金魚まつりについてでございます。委員おっしゃったとおり、オリパラの関係がございまして、今年は例年7月に開催させていただいていただいているんですが、警備体制が取れないことから、9月12日、13日の2日間の日程でやらせていただきたいというふうに考えてございます。  内容については特に大きな変更はなくて、高級金魚すくい例年やっている内容を盛り込んだイベントにしたいというふうに思ってございます。それは毎年7月の開催だと思って楽しみにして、区内だけじゃなくて全国からいらっしゃいますので、周知についてはできるだけ早い段階で、周知を図っていけるかなというふうに思ってございます。 ◆佐々木勇一 委員 私も地元ですので、本当に毎年のように楽しみにさせていただいていますし、本当に全国から楽しみに来られる方、そういった意味では早めの周知をしていくということですので、しっかりと進めていただければというふうに思います。  さて、昨年、斉藤区長が小池都知事と意見交換をしていただいた中で、いろいろとお話しする最後のところで、この金魚について区長のほうからお訴えをいただいております。この質疑についての概要ですね、そしてまたその後、何か動きがあるのであればお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 区長と小池都知事の対談ということで、10月の末に開催したものでございます。区長は生産緑地に指定された金魚養殖池について、農地と同等の固定資産税の軽減や相続税納税猶予の措置などの税制改正です、もしくはそれに準ずる支援策を講じていただきたいというふうに要望いたしました。  それに対して小池知事は、固定資産税の評価額に今以上の軽減措置は困難である。また、相続税については、令和元年度の税制改正によって創設された一定条件のもと、納税猶予または免税される制度の活用を薦められたところでございます。知事からはさまざまな課題がありますけど、引き続き現場の声を聞かせてほしいということで、会談のほうはなされました。  それで、その後ということなんですが、区としても再度要望として、区と協議を進めていただきたいという、要望をさせていただいたところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 事業承継も活用するというようなお話もあったかのように伺っております。回答としては厳しい内容なのかなというふうに思いますが、その担当同士でしっかりとお話を続けていくというような、姿勢も区として示していただいたということもお聞きしておりますので、引き続きのご検討をお願いしたいと思います。  この金魚については区としても、国に対して特区制度を申請していただいたり、なかなか叶わらなかったこともあったわけでございますが、そして区長もまた都知事にお伝えしていただいているということです。本区の生産者、金魚の生産者は現在二軒しかないと。しかも、これは東京で二軒しかないということを考えても、やはり本区にとっては非常に有益なものでありますし、東京としてもやっぱり大切な金魚、特産であるんじゃないかなというふうに思うんです。  そこで、今後のことを考えていくと、やっぱりしっかりと財政支援も含めて取り組んでいく、存続させていくということについて、考えていく必要があるんじゃないかというふうに思いますが、この点についての区としてのお考えをお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 委員さんがおっしゃるように、金魚は非常に貴重な、江戸川区にとって大事な地場産業でございます。これを続けてもらうためには、区としても力を入れていかなければならないというふうに思ってございます。現在、金魚まつり、先ほどお話ありましたけど、そういったイベント助成を中心にやらせていただいているところでございます。今すぐにということではございませんけど、今後、金魚養殖業自体の存続のために、ある財政支援も含めて考えていかなければならないというふうに思ってございます。ですので、金魚養殖業の方とよく話し合いを重ねながら、いろいろな課題とかそういったものを丁寧に聞いて、区としての支援策を将来打ち出していきたいなというふうに思ってございます。 ◆佐々木勇一 委員 大変前向きで心強いご答弁をいただいたかなというふうに思っております。特産である金魚を、おっしゃったとおり本区の観光、そしてまたPRにとっても本当に大切なものになっているし、これからもぜひ引き続き残ってほしいなというふうに、私も思っております。戦略的なご支援をお願いしたいなというふうに思います。  最後に以前も要望を差し上げましたけれども、葛西臨海水族園です。こちらが改修をされるというふうにお聞きをしております。ぜひ区として名産の金魚、これも展示をいただけるように、引き続き東京都に要望をしていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆伊藤ひとみ 委員 農業について伺います。  江戸川区では小松菜を特産品としており、小松菜まつりや小松菜を使ったメニューを販売している区内のレストランなどで、スタンプラリーを行うなどアピールをしています。都内でも貴重な農地が残っている数少ない区であり、農地を保全していくことが防災上も大切になっています。私たちも農業を守り、食の地産地消を進めていきたいと考えていますが、種子法が廃止され日本の農業は大きく影響を受ける事態となっています。  種子法は戦後国民が食べることもできなかった状態にあったときに、主要農作物である・麦・大豆という食を守る観点からつくられています。この種子法に基づき、都道府県に農業試験場が置かれ、種を守り優良な品種を公共品種として県などが責任をもってコシヒカリなどの品種を安く安定させてきました。  しかし、種子法の廃止により、農業試験場にはこのような義務はなくなってしまいました。現在はまだ主要穀物の種子は全て国産で自給していますが、これが危うい状態となっています。今後の状況を鑑み幾つかの都道府県では、独自に条例をつくる動きも始まっています。  江戸川区にも農業試験場がありますが、どのようなことを行っているのか、また区内の農家さんとのかかわりや、区とのかかわりをお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 まず、1点目の農業試験場のやっていることというか、役割についてでございます。  東京都の農業試験場は、平成17年に当時の農業、畜産、林業の各試験場が結合して、現在の農林総合研究センターとなっております。そちらのセンターは、公的試験研究機関として急速に変貌する東京の農林水産業の振興のため、行政普及機関と密接に連携して、新たな技術や製品の開発など、多様なニーズに対応した研究開発に取り組んでいるというところでございます。  江戸川にそのセンターがございますが、江戸川分場では小松菜や花鉢など歴史のある伝統ある地域特産野菜、花き類を中心に安定生産や新製品開発などに向けた技術開発に取り組んでいるというものでございます。  それと区とのかかわりということでございますが、区のイベントで花の祭典を5月にやっています。そういったイベントのときに品評会をやるんですが、その技術的な面から審査をお願いしたりとか、そういったかかわりをもってくださってございます。  それから、区内農家もいろいろと悩み事とか、いろいろと生育についての相談、そういったものを相談して、例えば害虫駆除の指導だとか、そういったのを行ったりしているというふうに理解してございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 JA東京中央会では伝統野菜を江戸東京野菜と呼び、江戸期から始まる東京の野菜文化を継承することを行っています。  伝統野菜とは農家が種を取り、作付けを行い、また種を取るという種苗の大半を自給しているもの、また近隣の種苗商により確保されていた1965年ごろまでのいわゆる在来種、または在来の栽培法などに由来する野菜を言いますが、江戸川区ではこうした伝統野菜にはどのようなものがあり、またどの程度栽培されているのでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員さんがおっしゃった江戸東京野菜でございます。江戸川区では小松菜なんですが、ごせき晩生小松菜と呼ばれる、古来種のもので育てた小松菜、それから亀戸大根、その二種類ということで私どもは認識してございます。  ですので、そちらの二農家、二つの農家さんで育てているというふうに理解してございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 区内にも伝統野菜を育てる農家があることは、食を守るためにも大切にしていきたいと考えます。  かつて野菜の種子は100%国産でしたが、今は90%が海外で生産されています。現在売られている多くの種や苗は、F1品種と呼ばれるものです。F1品種とは、収穫量などが伝統野菜に比べ栽培しやすく、形もそろうものですが、一代限りの作物であり、来年も同じものをつくろうと種を採っても、同じものはできないものです。  確認ですが、区内の小松菜農家の作付け面積は、2017年度では152.9ヘクタール、生産量は2,851トンと伺っていますが、江戸川区で伝統野菜を生産している農家さん以外の小松菜は、F1品種でよろしいんでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 江戸川区の小松菜はほとんどがF1品種というふうに理解してございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。今回、国会に種苗法改正法案が出されています。これまで認められていた農家が、種を取ることや苗を増やすことなどの権利が著しく制限されます。例えば登録されているイチゴの場合、苗をつるで増やすということ、その自己増殖も禁じられてしまうことになります。全ての苗を購入してつくることになれば、農家は逼迫することが予想されます。区内の農家にはこうした影響はないのか、相談などは今のところないのでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員おっしゃったことについての相談とか、困ったという話は伺ってございません。 ◆伊藤ひとみ 委員 まだないということなんですね。  今回の種苗法改正においては、農林水産省は広く普及している在来の品種などの自家増殖は問題はないとしていますが、大きな企業が一般品種を登録し、育成者権を持つという可能性も否定できません。地域の中小の種苗会社が資金的に品種登録をする余裕がない場合は、高額な登録料を払うことのできる特定の民間企業による種子の独占や、市場の寡占化が進み、農家や消費者の選択肢をより一層制限することになってしまいます。  また、新たに開発された品種を栽培する場合は、改正案では育成権者の許諾が必要になります。日本の多くの農作物は、公的研究機関で開発された品種が多く、許諾が得られていてもその事務手続が複雑で、高齢化した農業従事者には大変大きな負担になることが指摘されています。  農家が危険に陥らないように、私たちの食が守られるように情報収集を行い、そしてわかりやすく情報提供をしていただくことを要望いたします。 ◆間宮由美 委員 伊藤委員が今おっしゃった趣旨のこと、非常に大切なことだと思います。今、丁寧にお話がありましたので、私からは別のことでお聞きしたいと思います。  国連が呼びかけた家族農業の10年がスタートしています。江戸川区には、私は一農民ですと胸を張っておっしゃる方が大変多くおられます。  しかし、残念ながらこの3年間を見ましても、また17ヘクタール農地が減っています。都市農業、SDGsの観点で農家の農地を減らさないということを、そのお考えと区としての取組みをお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 区としては農業ですね、農地というのは非常に農業にとっては大事な土地でございます。区の伝統でもありますし、誇るべき文化だと思ってございます。都市農地は食料の生産のみならず、防災面や緑、豊かな街並みをつくり出すなど、多面的な機能を持つ貴重な存在だと思ってございます。  そういった意味でも、農地を守っていくという姿勢で区は取り組んでいるところでございます。 ◆間宮由美 委員 姿勢はとても強く感じます。具体的にどうしていくのかというのを、もう少しお聞かせいただけますか。 ◎関山健二 産業振興課長 その土地を減らさないで、守っていくための取組みとしては、昨今、特定生産緑地制度というのができました。これについては税制の優遇等を平成4年に生産緑地制度ができて、30年たったところでさらに10年延長して、農家を続けていただく方に税制の優遇を図るというもの。それから、都市農地の貸借円滑化法という法律ができました。それでちょっと農業をなかなか自分でやっていくのが難しいという農家さんは、人にお貸しして農業を続けるという仕組みづくりも昨今できたところです。そういったところを活用しながら、区としてはそういったところの周知をして、農地を守っていくという姿勢でおります。 ◆間宮由美 委員 500を300にするだとか、やはり支えてくださっているというのを、農家のほうとしても感じてらっしゃることがたくさんあります。本当はたくさん話したいんですけどもう時間がないので、要望を1点だけして終わりにしたいと思います。  ここ数年、鳥が群れを成してやってきて、作物を食べていってしまうということで、ムクドリは小松菜を食べちゃって、ヒヨドリがブロッコリーを食べていくということで、野鳥なのでなかなかこれは駆除は難しいところではあるんですけれども、でも本当に作物が大変なことになってしまうということで、ぜひ対策を一緒に考えてください。よろしくお願いします。 ◆大橋美枝子 委員 関連の質問をする前に、今回はコロナ対策ということで、区長をはじめ部長が欠席されていることで、私は途中で戻ってらっしゃるのかなと思っていたんだけど、ちょっと長いかなというのが実感です。それで、やっぱり予算特別委員会、大事な審議の場であるし、そういうところに長時間欠席という場合には、一定の経過報告が欲しいですし……。 ○藤澤進一 委員長 今、お話の途中ですけど、その場合ちょっとお待ちください。その件は、ちょっと後ほどまた。そういう形で区長と打ち合わせをしておりますので。もう間もなくそういうことになりますので。 ◆大橋美枝子 委員 でも、ちょっと気になるということを一言、言おうと思って。 ○藤澤進一 委員長 よくわかりました。 ◆大橋美枝子 委員 それで、まず全体に都市農業のことに関しては、大変、江戸川の大事な産業だということは、前の方も皆さんご指摘されているとおりですし、専門的なご指摘もありましたし、私も都市農業をいろいろな意味で、農地の保全ということでは大変大事だと思います。  先ほど課長から、農地の保全については一定の方向性が示されたところですけれども、農業が継続できる手だてということも含めて、農地の保全は生産緑地の問題なんかも触れられましたけれども、農業を継続できる手だての支援をどんなふうにしているかというあたりを、もう少し今の段階でわかる範囲で教えてください。 ◎関山健二 産業振興課長 農業を続けられるために、区のほうとしてもちょっと予算書を見ていただくと、農業関係の予算が6,000万円ほど組んでございます。それは農家を営んでいる方へは、例えば農家の設備がちょっと壊れてしまったとか、そういったところに対して補修だとか直したりとか買いかえとか、そういったものにかかる経費を補助させていただいているというのが、もう従来からやっていることでございます。これが1点と、昨今では東京都の補助事業を活用して、防災兼用の農業用の井戸を設置しているものがございます。非常に先ほど間宮委員からの質問でも、非常に貴重な防災面でも空間でございますので、そういった取組みもしているところでございます。そういったものも支援としてその井戸をつけたからには、もちろん農業を続けていただけるというふうに思ってつけてございますので、そういったところでよろしいでしょうか。 ◆大橋美枝子 委員 農地の保全について、私も実は江戸川区が平成23年の3月に出した江戸川区農業の推進と農地保全方策報告書というのを読ませていただいて、かなり詳しく書いてあって、本当に読んだらこれはなかなかすばらしいと、私も思ったわけですが、これはでも平成23年だからもう10年近く前に2011年に策定しているものなので、ここにも書いてあります保全の問題は、ぜひ引き続き取り組んでいただきたいと思うんですが、私が注目したのは、実は世田谷区の農地保全方針というのをネットで調べて、こんなふうに書いてあるんです。世田谷区内7カ所を農地保全重点地区に指定し、地区ごとの特性に応じた農地等の保全策を講じますと。農地等の保全策によっても保全できない農地については、一定の条件を全て満たす場合、区が用地取得の上、農業振興等の拠点として整備しますとあるんです。だから、区としてもこういう農地の保全にかかわって、何か区が用地を買うとか、そういう手だてというのは、今まで何か例があるでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 区として農地として買い取って、農業の用に供するというものでは、事例はちょっと私の知る限りではちょっとないというふうに、認識してございます。 ◆大橋美枝子 委員 世田谷のその計画を見ますと、区民参加型農園、これはもう既にやっていますよね、江戸川区も。それから教育福祉農園ということで、子どもたちの食育・環境教育なんかで農園を整備するというのは、これも一部やっているかなと思うんですが、そういうもっとそこを広げていくとか、あるいは研修農園を整備する。すみません、世田谷の例で恐縮なんですが。それから、実験農園として整備するとか、割と多様な農家の方たちと連携して、後継者もつくっていくということも含めたような取組みがされているというように、私は読んだ限りでは感じたんですけども、こういうことについて、江戸川区の取組みは、例えば私が今紹介したようなことではどうでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 区として農地を活用してやらせていただいているのは、代表的なものは区民農園でございます。今、非常に区民農園は土いじりに関心を持っている区民の方も大勢ございます。それで結構申し込みをしても、なかなか当たらないという状況もございますので、区としてはある一定程度は増やしたいという気持ちがございますので、増やす、予算のほうも少し入れさせて、造園するものも入れさせていただいてございます。  ただ、課題としてはやはり減らさないためと言っても、やはり農家さんの事情でもう農業を続けられないとか、そういう実態もございます。そういう中で、そういった区民農園とかを介して、少しでも農地という観点で持っていくという姿勢を持っていきたいと思っています。 ◆大橋美枝子 委員 農地の保全について、この報告書の一番最後に国への要望という項目があって、そこにいろいろと固定資産税の問題とか相続税のこととか書いてあるんです。それで、最後のところに固定資産税における宅地化農地の農地並み課税へ変更及び農業施設用地の農地並み課税変更するとあって、この私、農業施設、物置なんかの農地並み課税というのは、ぜひともやったほうがいいんじゃないかと思うんだが、こういう動きというのはどうなんでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今おっしゃった部分で、農業の用に供するある決められた施設、そういった倉庫とか、そういったところも勘案して優遇するという流れができてございますので、その辺はちょっと解決というか、時代からはいい方向に向かったんではないかと思っています。 ◆大橋美枝子 委員 わかりました。私もちょっとこれ前の資料なので、今どうなっているかというのを確認させていただきました。少しでも前進する方向で、引き続き区として頑張ってほしいと。最後に、私たちの会派は、中小企業基本条例の制定についてずっと提案しているんですが、このこともぜひ今後検討していただきたいということを要望して終わります。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。 ◆桝秀行 委員 すみません、2回目になるんですけど。  産業振興策全般に対して、一つ私の意見を申し上げさせていただきたいと思います。  産業振興に関する質問というのは、本会議でも何度か質問をさせていただきました。私の基本的な要望として、23区の特別区という中にあって、ほとんどの事業が国や都の事業と紐付けになっていると。なかなか自由が利かないという中にあっても、この産業振興というのは割と自分たちの自由が利く事業なんじゃないかなと思うところが大きいからこそ、申し上げているわけなんですけど、来期の予算案の中で過去最大という予算組みになった中でも、産業振興費というのは大体10%ぐらい減ってしまっていると。何かの調整があったのかもしれないんですけど、ちょっと残念な気持ちがするんです。まずこの予算全体が、ちょっと縮小傾向にあるという理由を簡単に説明していただけると、ありがたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 予算について縮小ということで、大きなもので言えるのが商店街振興の関係です。商品券まつり、今年度12月に歳末にやらせていただいたものが、15%の割引でということで、それが今年度の予算が大きかったところで、それで令和2年度、来年度その部分が例年どおりの10%で考えてございますので、その部分の減りが大きいかなというふうに思ってございます。  それから、あと融資の部分です。融資についても今年度に関して言えば、見込みよりちょっと伸びていない状況がございまして、来年度少し予算を調整させていただいたところでございます。  ただ、ご承知のとおりコロナの融資を始めさせていただきます。今後どういう伸びがあるかわかりません。そういったところで爆発的にちょっと予算を、またご相談させていただく場面があるかもしれません。そのときは産業振興としては、しっかり取り組ませていただきたいと思います。  認識としては、産業振興に関して額は減っていますけど、力の入れ具合は減らしたという認識は、全く私としてはございませんので、一生懸命取り組んでいきたいと思っています。 ◆桝秀行 委員 よくわかりました。  次は、取り組んでいる事業の中身についても、もう少し詳しく伺っていきたいと思います。  基本的には先ほどからお話をされているような都市農業に対する補助、あるいは商店街、それから伝統工芸に関する部分かな、それとか利子補給と大体予算というのは、毎年こういう枠組みで来られていると思うんですけど、これは区内の業者から見ると、数からするとやっぱり少数の分類に入ると思うんです。区内の事業者が企業の数から見ても、従業員の数から見てもいいんですけど、農業に従事している方、農業を営んでいる法人格、それから商店街と商店街で関係して働いている方々というのは、国内の全体からすると、数からするとやっぱりちょっと少数だと思うんです。  ただ、やっぱり経営をしていくのが大変だとか、守っていかなきゃいけないと、こういう理由から今、区はもう何年も長いこと時間をかけて予算を投じて事業を執行してきた部分があると思うんです。  でも、一方で、やはりその全体に対する奉仕という意味からも、もっとほかの全体的な企業に対する取組みというのも、この予算の柱に入ってくるような部分があってもいいんじゃないかなと思うんです。いろいろと議会からもいろいろな提案が今まででも出ていたと思いますけど、なかなか僕もいろいろと考えていても、これだと思うのは見当たるものはなかったんです。いろいろと考えていくと、やっぱり行政の役割分担と、官と民とのすみ分けというラインをきっちり引いていくとなると、なかなか産業振興をさせるために行政としてできることというのは、僕は少ないのかなということを思ったりもしました。その中でも何かないかなということをいつも考えているんですけど、一つもしかしたら可能性があるのは、誘致かなということを考えました。企業の誘致というのは、僕は行政には十分できることだと思います。  今まで区の事業の中で、産業振興費の中で誘致という言葉は、多分余り出たことはなかったと思うんですけど、この企業誘致に関して将来的な可能性も含めて、今現時点でお考えというのはお持ちでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 企業の誘致ということで、具体的なものはございませんが、ただ、区の産業振興が魅力あるものになれば、企業が江戸川区で創業について申し上げますと、区の魅力を感じて創業していただく環境があれば、そういった企業が江戸川区に根づいていただけるかなというふうに思っています。どんなに大きな企業でも最初はちっちゃかった企業だと思います。そういった小さい企業をできる限り伸ばしていって、大きくしていただきたいという思いは私ございますので、創業支援等にも力を入れて、できる限りやりたいと思います。  具体的に今おっしゃる意味、大きいところを区のほうに誘致してというのは、ニーズとタイミングとかそういったものもいろいろとあると思いますけど、そういうところが来てくれれば活性化の一つにもなるかなという思いはありますけど、現在そういう考えはないということでございます。 ◆桝秀行 委員 その創業支援と誘致というのは、基本的に考え方は僕は割りと近いものがあるのかなと思いますので、また将来的にも可能性があれば、ぜひ検討していただきたいと思います。  ちょっと下世話な話なんですけど、スターバックスというとてもおいしいコーヒーショップ、若い方にとても人気なお店がありまして、東京23区で最後まで出店をしなかったという空白地域は、江戸川区と荒川区だったはずです。  ところが、3年前か4年前かに小岩に初めてスターバックスは登場して、その最終の決勝戦でうちは勝ち残ったと。最終的には荒川区が残ってしまったわけなんですけど、今年2020年のミシュランガイドを私この間ようやく入手をして、毎年のようにできる限り目を通すようにしているんですけど、掲載がないのは板橋区と江戸川区だけでした。ホテルはまた別格のお話なので、なかなかランク付けといっても難しいところなんですけど、レストランに関しては決してミシュランガイドというのは、高級店だけが載っているものでもないし、民間の勝手な会社の格付けではありますけど、今、世界的にも大分権威があるし、世の中の人はあの民間の一つの基準を大切にしながら、経済活動を行われているところもありますので、そういう考えも一つ持っていただきたいなと。下町のとんかつ屋さんも掲載されるぐらいですから、商店街の活性化事業でもそういうことを一つ、例えばミシュランガイドを掲載されたお店が江戸川区に1個、ぽこっと商店街に登場するだけで、それは街のにぎわいというのは変わりますので、ちょっと新しいアイデアをもってやっていただきたいなということを要望しておきます。  それとすみません、最後にもう一つだけ。先ほど少しお話が出ていた人手不足に対する考え方なんですけど、まず私も中小企業、会社の社長さんと区内で交流を持たせていただいている中で、人手不足というのは間違いないと思います。私の肌感覚ですけど、それは現状としてあるんだろうと思います。  ただ、やっぱり景気がいいから、仕事があるから僕は人手が足りないんだと、こういうふうに感じています。今ある会社のキャパよりもさらに新しい需要に応えるためにその人材が確保できないから苦しいという話になっているので、決して仕事が少なくて人が余っていて、会社が苦しいという状況ではないということなので、まずこれを認識していただきたいなと思います。  行政としてできることが何かないかという話も先ほどから出ていたんですけど、基本的にはハローワークが人材に関しては全部所管をされていると。そして江戸川区でもそのハローワークを手助けするような事業がされていたと思います。僕はそれで十分だと思います。企業の人材確保というのは、企業が自分たちでやることだと僕は思っているんです。そこに行政が介入してしまうと、人材のマッチングをしている会社もあって、そういう会社自体に対する民業の圧迫にも僕はなりかねないと思いますし、人材が確保できずに困っていると。会社に寄り添って相談を受けたりするのは、とてもいいことだと思うんですけど、直接、手を差し伸べるようなことはないように、僕は考えておいていただきたいと、これは僕の見解ですけど、意見として述べさせていただきます。 ◆大西洋平 委員 1点、ここで予算書のところに、創業支援施設入居者退去補償金と、多分去年なかったと思うんです。見慣れない形で予算案計上されていますけれども、ちょっとこの内容について確認させてください。 ◎関山健二 産業振興課長 区内には創業支援施設が船堀と小岩に2カ所ございます。それで船堀について家主さんの事情なんですけど、区がお借りしているんですが、ちょっと撤退が求められたものですから、それの対応で今契約して入っていただいている方への補償として積ませていただきました。 ◆大西洋平 委員 大変ご好評いただいていた施策だと把握しているんですが、家主さんの事情でということで、船堀の退去せざるを得なくなったその補償金ということのご説明だったんですが、今、小岩はありますよね。その方が小岩に行くというわけではないんですか。
    ◎関山健二 産業振興課長 そのあたりは引き続き創業支援施設を活用したいということで小岩に移る方とか、そういう要望もいただいております。そういったことで今進めているところでございます。 ◆大西洋平 委員 この制度は創業支援ということでいろいろと取り組んでいただいて、中小企業診断士もいろいろと定期的にアドバイスをしていただくような環境で、チャレンジオフィス制度なんですけど、大変私どもとしても推進の立場で応援したい施策だと思っているんです。だから、船堀はそういった家主さんの事情でということで、それは承知をしたところでございますが、小岩ではずっと続けていくということなんですか。今日はそこまでは踏み込んでいかないです。要は言いたいところは、これ決して家賃が安く利用できるだけの制度じゃなくて、中小企業診断士とかもそうですし、あとインフラ面も持ち出しも最小限に抑えて、要はそれぞれの皆さんで共有したりするけど、コピーとかそういうのも。いずれにしても、これから一歩踏み出す企業の方が、踏み出す上で非常にタイムリーないい制度だったと思うんです。  だから、どうお考えというのは今後の議論になるかもしれませんけれども、ただ、その江戸川区で新しく企業を起こそうという方に、家賃補助を出すというだけで、それも大事なことなんでしょうけど、というのだけではなくて、そもそもこの制度というのは、やはり江戸川区でそういった形でチャレンジオフィスでしっかり企業を学んでいただいて、しっかりと利益を出すように成長していって、それから2年から最長3年ですけど、その後、任意であるけど江戸川区でそのまま企業を続けてくださいねという制度だと思うんです。  だから、そうするとやはりチャレンジオフィスで育った企業が、いずれその江戸川区で企業をそのまま任意の縛りをしっかり受けてくれて、継続して江戸川区で事業をやってくれたら、そうしたらいずれまた、区民まつりとか花火大会だとか、いろいろな協賛だ、いろいろと恩返しをという形で広がっていく制度だと、私たちはそう思っているので、ですから、今後の展開としていろいろと判断が求められるのかもしれませんけれども、ぜひ私たちとしては従来の形で、今、小岩がしっかりありますので、続けていただきたいなと思っていますし、家賃補助だけで実際そういうふうに将来恩返ししようという形の、そういう地域力の形が生まれてくれるのかもしれないですけれども、今後の議論です。今日はこれ以上踏み込みませんけれども、一応この形で補償金ということで計上していたので、この件については確認をさせていただきました。 ◆よぎ 委員 産業ときめきフェアについてちょっと聞かせてください。  産業ときめきフェアはどういう方たちに来てもらって、そのためにどういうふうにPRをしているかというのを、もし簡単に説明できたらお願いします。難しかったら次の話に行きます。 ◎関山健二 産業振興課長 産業ときめきフェアは、原則製造業の企業に来ていただいて、出展していただいて、いろいろとPRをしていただくというものでございます。  それで区としては案内を区内約3,300社、近隣の市ですとか区に3,500社ほど送らせていただいて、例年大体130社前後タワーホールに一堂に会して、展示会をやっているものでございます。 ◆よぎ 委員 そうすると、今度その反対側の来場者、見に来てもらう人たちというのは、どういう対象者を想定しているんでしょうか。  あと、それに対するPRはどういうPRでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 来ていただく対象はどなたでもというのが実態でございますが、狙いとしてはやはり外から企業さんですね。いわゆるその商用できて、BtoBの取引がなればいいなと思っていますけど、ただ、江戸川区内にこれだけすばらしいものづくり産業があるということを、区民の方にも、内外に知っていただくいい機会でありますので、双方の部分を兼ね備えたものでございます。 ◆よぎ 委員 そうすると、その外に対する例えば宣伝方法とか、何かとっていらっしゃるでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 外については、江戸川区は友好都市鶴岡市がございます。鶴岡市からも3社ほど出店いただいてございます。それから、ほかの自治体でもこれに出たいという申し出があれば、調整させていただいて、出展のブースをご提供するということです。周知についてはもちろんホームページとか広報ですとか、いろいろな媒体を通じてやらせていただいているところでございます。 ◆よぎ 委員 昨年、私ちょっと議員という目線で産業フェアに行かせていただきました。その場合は、本当に一般に何があるかなというような興味で、何回も行ったことがあるんですけれども、そうすると、去年そのフェアに行ったときに、すごくまず一つすばらしい製品に出会いました。それは何かというと、本当にミクロレベルの部品に穴とかが開いているミクロ、とっても小さい穴。その穴を塗装する塗料なんですけれども、その塗装したときに穴がふさがらないというのは、すごく特殊技術。私、実はITと銀行のキャリアの真ん中に2年間工場で働いたことがあります。もちろん経営者という立場ですけれども、なので、こういう塗料は江戸川区でつくっているんだというのは、すごく特殊技術です。驚きました。  それでいろいろと話を聞いていると、いやこれはすごい活用できるものだなというふうに思って、真っ先にパンフとかをいただいて、それを海外のメーカーとかに一応送りました。次どうつながるかというのは、まだわからないんですけれども、だからそういう、もう普通にわからないすごくいい技術が潜んでいるというところがすごくあって、それは産業フェアに一応皆さん来てくれているというところで、私が思ったのはやはりこういう産業フェアの情報は、東京都以外の都道府県の商工会議所とか、例えば在日の外国大使館とかそういったところに、もしこういう情報を展開しておけば、あと例えば将来的に何かこうほかの県とかと一緒の合同の産業フェアにするとか、そういうことをすることで、もっと区内の企業にとっては広がりがあるのではないかというふうにちょっと思ったわけです。ここで二つあるんですけれども、一つはその塗装をつくる技術を持っている。その技術を例えば技術展開をして、ロイヤリティをいただいて、ほぼ言えば何もしないでお金を稼ぐ。それが一点目。  もう一点目は、話していると思ったのは、いろいろなメーカーがその機械を持っていて、その機械をやっぱり人手不足になったり、ちょっと生産が減ったりすると、その機械が余ったままこの近くの商店街でもそういう企業があるんですけれども、6台大型自動加工機の中で実は3台使っていない。それは人がいないというような状態で、だからそういう例えば機械を受け取ってくれる海外でとか、ほかの県でその機械を使って生産してくれる。それで江戸川区の企業とつながるみたいな、そういうようなことに何かつながるようなことが、そのフェアを通じてできたら、またもう一つ活気が出てくるんじゃないかなというふうに正直そう思いました。というポイントをちょっと伝えて、もし何かご意見があればどうぞお願いします。 ◎関山健二 産業振興課長 今ご提案ということで、いろいろなユニークというか、ユニークという言い方は語弊があるかもしれないですけど、非常に参考になる部分はあるかと思います。今後参考にさせていただきたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 よろしいですか。  以上で第9款、生活振興費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は全て終了いたしました。 ◎斉藤猛 区長 新型コロナウイルスの対応につきましてご配慮いただきまして、ありがとうございました。  今聞いたんですけど、大橋委員のほうから時間がかかり過ぎじゃないかというようなお話があったということですけど、決して遊んでいるわけではございません。私どもはここでご了解いただいてから、すぐ5階の対策本部に行って、そこから来ています。  ただ、中の間で国や都や他団体の状況を確認する時間は、当然そういうのは取らせていただいておりましたけれども、5時以降でしたら確認ができないような時間帯に、有意義な会議を開かせていただきまして本当にありがとうございました。  そして、子どもの施設につきましては、朝お話したとおりでございます。そして、その他の施設です。例えばタワーホール、文化センター、グリーンパレス、各区民館等でございますけれども、こちらは区の独自の事業は、教室は全て中止をさせていただきますが、開館はいたします。こういった状況をお話しながら、それでも利用されるという民間の皆様がいた場合は、ご利用いただくということです。  本来ですと、集団をなるべくつくらないとい方向でと、考えようと思ったんですけれども、そのご利用によっては、どれぐらいの規模かというのを我々把握ができませんので、それぞれの判断は委ねてということでございます。  例えば、タワーホール等であれば、結婚式もございます。そういったものを一方的に中止というところまで、踏み込めなかったというのが現状でございます。  そして、スポーツ施設につきましては、トレーニングルームは、ここは閉鎖をさせていただければと思っております。そして、それ以外の部分については、開設をいたします。これは東京都に準じた扱いということでございます。  ただし、学校の校庭開放につきましては、今回の学校を閉鎖する趣旨から、また学童クラブを開設する趣旨からも中止をさせていただきたいと思っています。中止の期間は、春休みの前までということにさせていただければと思っております。  そして、福祉施設です。障害施設等の区立の施設がございますけれども、こちらのほうはちょっと集団とつくるという意味合いでは、大分悩んだところではございますけれども、学校のように保管する学童クラブとか保育園とかそういう部分がございませんので、ここは引き続き開設をさせていただければというふうに思っております。  そして、タワーホールやグリーンパレス、文化センター、レストランが入っている部分がございます。区でやっている指定管理に委ねているところですけど、ここはオープンにさせていただければと思っています。これは個人の利用を前提にしておりますので、集団を形成するものではございません。  今お話したようなところは、全て現段階の現時点での判断ということにさせていただければと思っています。今後フェーズが変わったときには、施設そのものの閉鎖も視野に入れさせてください。  そして、こういった対応につきましては、周知をしてまいりますが、この土曜、日曜につきましては、相談体制をしっかりとってまいりますので、土日にご相談をいただいても全て対応できるような体制もとらせていただきます。  ご協力ありがとうございました。 ◆間宮由美 委員 保育ママさんにどうなるかというのを言われたんですけど、どうなるかと、あと学童登録のことは開設する、とおっしゃったので、それはすばらしいと思ったんです。そうしたら、たくさんの人数が集まるんではないかと。そうすると、学校を休みにしたことと、学童にいっぱい来ちゃったら、それはどう考えたらいいんですかというのが来たですけど、どういうふうに考えるんですか、そこは。 ◎斉藤猛 区長 来たというのは、どこから何が来たんでしょうか。 ○藤澤進一 委員長 間宮委員、挙手してちゃんと言ってくださいよ。 ◆間宮由美 委員 区民からです。朝の流れていますので、それで問い合わせで、それはどう考えたらいいですかねというのが来たんですけど。 ○藤澤進一 委員長 じゃあ、その手のことにつきましては、閉会後に個別またやってください。  よろしいでしょうか、皆様。  なお、委員の交代につきまして、新たな申し出がありましたので、ご報告いたします。  3月2日(月)、環境費の審査ですが、岩田委員から桝委員に交代を予定しておりますので、あらかじめ、ご承知おきください。  次回は、3月2日(月)、午前10時より、一般会計予算歳出第7款環境費、第12款健康費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 5時30分 閉会)...