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令和元年決算特別委員会(第3日)-10月01日-03号

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  1. 江戸川区議会 2019-10-01
    令和元年決算特別委員会(第3日)-10月01日-03号


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    令和元年決算特別委員会(第3日)-10月01日-03号令和元年決算特別委員会(第3日) 令和元年10月決算特別委員会会議録 ●日時 令和元年10月1日(火) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午前11時59分 ●再開 午後1時00分 ●休憩 午後2時10分 ●再開 午後2時30分 ●閉会 午後4時36分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   須賀 精二 委員長   伊藤 照子 副委員長   よ   ぎ 委員   小林あすか 委員   伊藤ひとみ 委員   田島 寛之 委員   白井正三郎 委員   牧野けんじ 委員
      岩田 将和 委員(文化共育費)   竹平 智春 委員   所  隆宏 委員   太田 公弘 委員   野﨑  信 委員   中山 隆仁 委員   大橋美枝子 委員(文化共育費)   金井しげる 委員   笹本ひさし 委員   桝  秀行 委員(生活振興費)   福本 光浩 委員   小俣 則子 委員(生活振興費)   川瀬 泰徳 委員   早川 和江 委員 ●欠席委員(0人) ●執行部    斉藤  猛 区長    山本 敏彦 副区長    新村 義彦 副区長    千葉  孝 教育長     外、関係部課長 ●事務局    書記 野村 一貴(文化共育費)    書記 當山 寛成(生活振興費) ●案件   平成30年度決算審査(第3日)   一般会計歳出 第7款文化共育費、第8款生活振興費                        (午前10時00分 開会) ○須賀精二 委員長 ただいまから、決算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、伊藤ひとみ委員、福本委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、瀨端委員、桝委員、滝沢委員、本西委員から大橋委員、小林委員、笹本委員、伊藤ひとみ委員にそれぞれ交代いたしましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席で、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は一般会計歳出の第7款文化共育費、第8款生活振興費の審査を行います。  それでは、これより本日の審査に入ります。  決算概要説明の142ページをお開きください。  第7款文化共育費、第1項社会教育費、第1目文化振興費より審査願います。 ◆早川和江 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  文化共育費では、振興費について質問させていただきます。  私はよきものを見たり、触れたり、体験することは何事にもかえがたい大切なことだと思っておりますけれども、30年度にやったイベントで何が一番お客さんが入ってよかったか、教えてください。 ◎藺草光一 文化課長 おはようございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  30年度さまざまな文化振興事業を私ども展開しておりましたけれども、主なところといたしましては、大人向けとしまして文化センターで歌舞伎事業を実施をいたしましたり、子ども向け事業としてはミュージカルこころの劇場等を実施したところでございます。また、オリパラの機運醸成プロジェクトといたしまして、子どもたちの文化振興ということで子どもたちにメダルをつくってそれを文化センターのアトリウムに飾るというアートプロジェクトということも実施をしてきたところでございます。 ◆早川和江 委員 さまざまやっていただいているというのは、よくわかりました。ミュージカルでこころの劇場、こういうのを非常に評判がよかったようですけど、これは子どもたちは参加するんじゃなくて見るだけなんですか。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃったとおり観劇型の事業になります。 ◆早川和江 委員 先日、ある区で宝塚の女性たちがやっているイリュージョンを見たんですけれども、そこに区長が出てきて今日のイリュージョン皆さん子どもたちが参加型ですと。そして、すごくきらきらと目が輝いて、すばらしい子どもたちの成長がありました。今日の子どもたちの30人、40人ぐらいいましたね。その子どもたちの成長の様子を見てくださいというお話でしたので、行ってイリュージョンを見ているだけでも私たち、もうはらはらどきどき、それでもう箱に入った女性が男性に変わったり、違う女性に変わったり、もうわーとか、きゃーとか、もうすごくわくわくどきどきしてたんですけど、最後のほうになって子どもたちが出てきて、子どもたちがそれに参加をしてものすごく的確に頑張ってやってくれてたということ。それから、また入り口で切符のもぎり、これももう子どもたちが入り口から自分たちでやって、それからまた商品。参加する何かふったりするいろいろな商品も子どもたちがみんなそこで売店で売っていて、全部子どもたちが最初から最後まで参加をして、自分たちが企画から全てやっているような形でいたんですけれども、そういうことは、いかが考えますか。 ◎藺草光一 文化課長 現在でも私どもの事業の中で、例えば江戸川吹奏楽団ですとか、江戸川フィルオーケストラファミリーコンサートなんかでは、子どもたちを舞台に上げて指揮者の体験であったり、またはホワイエで子どもたちに楽器演奏というような体験をさせているような事業がございます。ただし、早川議員さんご提案のような参加型という事業は今まだ少ないところでございますので、ぜひ、ご提案いただいた内容を指定管理者とともに検討しながら新たな事業、子どもたちの心を刺激するような事業、新たに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆早川和江 委員 いいお答えいただきましてね、ありがとうございます。華麗、衝撃、感動を子どもたちはその箱に入ったこの裏を見ているのに、これをわからないように表現をする。この裏を見た子どもたちがそれを皆さんどうですかというような表現をするって、この子どもたちはすごく自信がついたと思うんですよね。本当に目も輝いてましたしね、こういう子どもたちが自分たちは自信を持って、また違う自分に合うものに一生懸命向かっていけるこれからの人生を獲得するんじゃないかなということで、大変いいお答えいただきましてありがとうございます。  もう一点あるんですけど、よろしいですかね。  すみません、ここでは総合人生大学の学生の募集についてお伺いしたいと思います。今回の学生の募集は、いかがでしたでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 この16期生の募集ということでこれまで募集をしておりまして、100名の定員のところ、今期は97名の方が入学することになってございます。 ◆早川和江 委員 私、10期生なんですけれども、16期生からということで6年間の年齢を感じたところなんですけども、私が見ていると卒業した私たちのところに、すごく募集の要項が何枚も何枚も届いているんですけれども、あとバスや何かにも募集しているんですけど、そういう募集についてかなり苦労しているんですか。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり学生募集につきましては、定員を確保するためにいろいろな工夫をして取り組んでいるところです。早川委員おっしゃったとおり、新宿線やJR、バスのポスターにも掲示をしたり、タワーホール船堀に懸垂幕を掲示したりということで募集をかけているところでございますけれども、一時期よりはなかなか集まらないという実情はございますが、ただ、今回も100名近い定員が集まってございますので、これからも順調に募集をかけていきたいと考えております。 ◆早川和江 委員 私たち卒業生は、にこにこ応援隊というボランティアをやっているんですけども、そこの活動室を2カ月に1遍借りまして、小さいお子さんゼロ歳児からもう何歳の方でも一緒に遊び場から釣りをやったりとか、いろいろな洋裁をやったりとかでやっているんですけども、そうした中でも常連の方がいらしていて、その方たちがこんなに楽しくて、こんなに皆さん優しくしているんだったら私総合人生大学入ろうかなって言って、この募集要項じゃちょっと心配だったけど、皆さんがこんなによくしてくれて、入った後もいろいろフォローしてくれますかということなので、どうぞ私たちと一緒にやりましょうということで言いましたら2人入ってくれたんですよ。ですから、あんまり募集をどんどんかけて、このペーパーとかそういうことよりやっぱり生身でみんなで触れ合ったほうが募集に入るきっかけになるのではないかなと思っていますけど、いかがでしょう。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり、早川委員さんが実践してくださっている卒業生の皆さんが実際に活動している姿をごらんいただいて人生大学とはこういうものだとPRするのが一番効果的だと私どもも考えております。早川委員さんおっしゃってくださったとおり、16期生、先ほど97名のうち2名が子ども・子育てささえあい学科に入ってくださるということで、非常に今回の活動には私ども感謝しているところでございます。卒業生の活動についてはさまざまな形で、「Yuimarle(ゆいまーる)」という雑誌も発行しながら紹介しているところでございますので、紙によるPRに限らず卒業生の皆さんの活躍を前面に押し出した募集案内について今後とも十分に検討してまいりたいと考えております。 ◆早川和江 委員 活動室を借りるのに4,300円もかかって、みんなもう本当に大変な思いしていますので、ペーパーを買ったりいろいろお金もかかっていますので、そういう活動に少し協力していただけるとありがたいなと思っております。  篠崎駅の周辺の駐輪場の指定管理者、教えてください。 ◎藺草光一 文化課長 恐れ入ります。しのざき文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービスが担当してございます。 ◆早川和江 委員 これ、西口のところでスターツさんに指定管理者か、業務委託かちょっとわからないんですけど、それしていると、やっていて、ボランティアで皆さんは近所の人たちはやっていると思っているんですよ。それはスターツって書いたオレンジのジャケットを着ているんですよ。その人たちがやっているので、皆さんは、ここはスターツさんがボランティアでやっているんだってみんな言っているんですよ。だから、私はそうじゃなくて江戸川区がこれやっているんですよって言ったけど、あれちょっと紛らわしいんじゃないかなと思うんですけど。 ◎藺草光一 文化課長 恐れ入ります。文化課長です。  駐輪場の管理の部分でスターツの職員が取り組んでいる駐輪場の整理をしているということは、私ども承知をしているところです。実際、駐輪場の管理についてもスターツが受託をしているところでございますけれども、そこの区がきちんとその管理をしているしのざき文化プラザ全体を私どもが管理しているということは、もう少し前面に押し出していってもいいのかなというところでございます。 ◆早川和江 委員 そうですね。150万円ぐらい出しているんだからスターツがやっているんだよみたいな形じゃなくて、江戸川区がやっぱりこれ管理しているんですよというところをやるべきだと思います。ぜひ、よろしくお願いして終わります。 ◆竹平智春 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  ここでは、日本語教室についてお伺いしたいというふうに思っております。現在、日本語ボランティアの方々が日本語教室を開いておりますけれども、その開催状況と日本語ボランティアの方の全般の活動状況を教えていただきたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 日本語教室につきましては、日本語ボランティアサークル江戸川ボランティアセンターに今14団体が登録してございますけれども、区内15会場でそれぞれ月曜日から日曜日まで開催をしていただいているところです。内容としては、外国人の方と日本人との交流であったり、もちろん日本語の勉強もそうですけれども、中には資格取得に向けた勉強をしているという方もいらっしゃるので、そんなような内容を実施をしているところです。 ◆竹平智春 委員 ボランティアの方々が大事な取組みをされているということがわかったわけです。今年で3回目になりますえどがわ~るどフェスタ、私もいつも楽しみに参加をさせていただいておりますけれども、そこで日本語ボランティアの方が日本での生活の中で役立つ情報、ごみ出しのルールですとか、また防災情報、それを優しい日本語に直したこの冊子を置いて説明をしてくださいました。昨日、広報費のほうの中でもホームページに外国人向けのページを設けて優しい日本語を取り入れていくという答弁をいただきましたけれども、こういったボランティアの方々にも協力してもらえるといいのかなというふうに思います。地域のまたイベントですとか、防災訓練などにもこの外国人の方と一緒にボランティアの方々にも参加していただいたり、そういう中で地域との交流を図っていってほしいというふうに要望したいと思います。  さて、先日、日本語ボランティアのグループの方々からお話を伺いました。最近、日本語教育に参加される方が大変増えてきているということでございます。中にはお子さんも日曜日のところなんかは来られていてということで、もうお部屋も結構いっぱいになっていて、私も見に行ってまいりましたけれども、ボランティアの方もだんだん高齢化にもなって人材不足ですとか、あと指導の仕方とか、あと開催場所の確保ですね。そして、あと運営する費用などの面でも困っているようなお声も聞いております。そこで、ボランティアセンターからのボランティアの活動への支援はどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。  あと、日本語ボランティアの養成講座も行っていたかというふうに思います。内容、対象、活動の場など、わかりましたらお聞かせください。 ◎藺草光一 文化課長 先ほど、竹平議員さんおっしゃっていただいたとおり、日本語ボランティアの活動ご紹介いただいたえどがわ~るどフェスティバルも今年3回目を迎えまして、外国人の方々がさまざまな交流、国籍の違う区民同士がイベントを通じて交流する事業ということで実施をしております。ごらんいただいてまことにありがとうございます。あわせて、防災についても、つい先日も災害体験ということで外国人の方に対して通訳の方を交えながら、どのように避難するのかというところもやっていただいているところでございます。そのようなさまざまな活動を支えていただいております日本語ボランティアの活動支援でございますけれども、ボランティアセンターボランティアの傷害保険の費用を負担したりですとか、活動室を提供したり、または団体活動費の助成ということで現在支援をしているところでございます。また、竹平議員さんおっしゃっていただいたとおり、そのボランティア自体を養成する講座もボランティアセンターで実施をしているところでございまして、講師としましては公益社団法人国際日本語普及協会の講師の方にお願いをいたしまして、文法を再確認してもらって活動を生かす内容であったり、初級者への学習者への支援であったり、基本的なところでは国文法、日本語の文法、名詞、形容詞、動詞、対話による支援の仕方、話題の広げ方、そして実践の部分といたしましては買い物、交通の仕方、そして防災、病院へのかかり方、そんなようなことを実践をしているところでございます。そのような講師の養成、技量向上のために平成30年度で100人以上の方がこの講座を受講していただいて、ボランティアとして活躍をいただいているところです。 ◆竹平智春 委員 大変活躍をしていろいろさまざま取り組んでいただいていることがわかりました。  今のボランティアの養成講座なんですけど、これたしか18歳以上が対象になっているということでございましたけれども、この18歳と言わないで高校生以上でもいいんじゃないかなって私は思っております。青少年の翼に行かれた方ですとか、翼の会の方もえどがわ~るどフェスタにもいらっしゃってましたしね。そういったところでPRして、ぜひ、ボランティアにもなっていただいて、このボランティアの層を厚くしていくということも若い方に入ってもらってということも必要なんじゃないかなというふうに思います。また、区としてもこういったボランティア養成講座ですとか、日本語教室の開催のPRですとか、また、日本語教室の場所についても、今、活動室は使えるということですけど、大変グリーンパレスの中は狭いですし、あそこではなかなか教室を開くわけにはいきませんので、そういった例えば区民館だとか学校の空き教室だとか、そういった場所を提供されたり、またその会場の使用料ですとか、教材作成のための費用とかもそういったこともぜひ助成とかということも考えていっていただけたらというふうに思います。いかがでしょうか。いろいろ言ってしまいましたが。 ◎藺草光一 文化課長 こちらの日本語ボランティアサークルにつきましては、私どもも今年度に入って2回意見交換の場を設けさせてもらいまして、私も参加してさらなる活動協力へのご意見をいただいているところでございます。その中で、竹平委員おっしゃった活動場所の確保についてもご意見を頂戴しているところでございますので、私どもまずは所管している施設から活用できるような形で活動団体の声を聞きながら、よりよい皆さんの活動につながれるよう今後の研究課題としていきたいと考えております。 ◆竹平智春 委員 ぜひ、しっかりと取り組んでいただきますよう、これらのことを要望させていただきます。 ◆よぎ 委員 おはようございます。  竹平議員の話からの続きですけれども、私もいろいろなボランティア団体とつき合わせていただいております。特に議員になってからボランティア団体のところに行って自分のつくったパワーポイントのプレゼンテーションをして、実は外国人、本当に何を困っているとか、求めているとか、どういうライフサイクルを生きているとか、そういう話をするんですけれども、やっぱりみんなほーという感じで反応してきます。何かというと、やはりボランティアの方々がまだ外国人の生活の実態をうまく理解できてないという部分があると私はそう思っています。なので、そういう話し合いをしていくのもすごく大切だなというふうにまず感じます。実態をわかった以上、じゃあ何が本当に解決策なのか、何を教えていけばいいのかというのが見えてくるような気がします。  それから、もう一つ。全ての団体なんですけれども、何か結構ばらばらで教材を使ったり、ばらばらな教え方をしたりというところを私は課題だと思いました。なので、せっかくセンターがあるということなので、そこをある程度、その団体をできるだけいろいろなところで登録している団体もあれば、登録していない団体もたくさんあると思います。できるだけ登録していくといいのかなと。それから、同じ研修を受けていただいて考え方をちょっと一本化していけばいいかなというふうに感じます。特に、今は優しい日本語派とそうじゃない派というのを、私は完全に二つの派閥があるような気がしています。そこはそれでいいと思います。全然問題がなくて、ただ、それで分かれるんではなくて、またその中でも一緒に頑張っていくというのが一つのボランティアの江戸川区のまとまりになればいいかなというふうに感じます。  それから、一般的にちょっとインドコミュニティは、今、結構自分たちでやるようになっています。何が理由かというと、ボランティア教室のスピードが非常に遅いと。全然つまらないというのが結構一般的な文句であって、もちろんボランティアである以上、どこまで求めるかという疑問なんですけれども、ただ、そういう部分も含めて、例えばセンターの教育なり、研修なりあるんであれば、そこちょっと分析をしてやっぱりスピードとか内容とか、そういったものを考えていくといいのかなというふうに思います。先ほどごみの分別ですとか、病院ですとか、すごくいい内容だと思っています。それ以外のテーマもあるので、ぜひ、その辺の情報共有をさせていただければと思います。ぜひ、パワーアップしていきたいと思います。よろしくお願いします。意見です。 ◆野﨑信 委員 おはようございます。  私のほうからは、区内に埋もれている文化財的な文化作品、例えばではないんですけど、最近では区長もご存じだと思うんですけど、陸上競技場のほうで「ノーサイド」って池井戸潤さんの最終回が競技場で行われたというように聞いています。江戸川区の良さを紹介していく上で、結構そういうふうなものとか、映画だったり、レコードだったり、CDだったり、自分が子どものころの仮面ライダーとか西部警察なんかの撮影が行われてたりとかということで、いろいろなそういうふうな江戸川区を紹介するような作品が結構小岩にも平井にも一之江にも東部にもいろいろあると思うんですね。その中で、江戸川区を紹介していくことで聖地的なものをつくっていくという上ではすごく有効なものなのかなと思っていますので、今、結構新しく家を建てちゃう方たちが多いので、ぜひ、情報を集めてそういうふうなサブカルチャー的な、区民が参加できるような、何かそういうふうなものをつくりながら財産をつくっていくべきかなと思うんですが、この辺をぜひ文化課のほうでも行っていただければなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今、野﨑委員おっしゃった例えば区内のさまざまな場所が撮影場所になったり、登場したりということはございます。私どもの図書館の中でそのような場所を、江戸川区の舞台が紹介される本を特集したコーナーをつくったこともございます。あわせて、今、野﨑委員さんおっしゃった例えばお家の中で眠っているフィギュアですとか、絵画ですとか、書、人形、またはいろいろな昔の船の模型ですとか、いろいろな自宅に眠る財産、美術品などの思い出の品について、ぜひ、区で活用してもらえないかという声があることはおっしゃるとおり事実ではございます。ただ、そういうような思い出の品々を現時点で私どもきちんと保存できる施設がなかったり、掲示、展示できる施設もないため、現時点ではやむなくお断りしているという状況もございます。今、委員おっしゃったとおり、昭和から平成、平成から令和となりまして、それぞれのご家庭に眠っているレコードですとか、8ミリフィルムですとか、いろいろなお宝と言われるようなものが多数あろうかとは思っておりますので、こちらを区が文化財遺産として文化待機財産として活用していくためには、さまざまな議論の余地はあろうかと思います。また、技術も進歩してございますので、デジタル技術を活用して画像や映像、または音声技術として保存するなどの可能性もあろうかと思いますので、ぜひ、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。 ◆野﨑信 委員 積極的に行っていければありがたいと思います。 ◆川瀬泰徳 委員 おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。  同じ目で二つ委員長ありますので。  最初に図書の返却関係のお話をしたいと思います。先日の本会議で同僚の議員が図書の返却ブックポストの話をされました。その中で平成27年というのは、私どもの太田議員が質問をしたことでございますけども、実は私も平成23年、24年かに同様のこのブックポストの質問をさせていただきました。私が区民サービス、そして区民の利便性の向上という観点でブックポストの質問をしたきっかけは、私の実家、大阪でございますけれども、実家に帰ったときに最寄りの駅にJRの久宝寺駅という駅がございまして、その駅のところに、この図書返却のブックポストがあったんですね、当時。これ非常に私は便利だなと、皆さん喜んでいるんだろうなという、このような印象を受けましたので、本会議で質問をさせていただいたということがあります。図書館で借りた図書を返却するときに、このようなブックポストがあれば大変に喜ばれると私は思います。ぜひ、前向きに検討していただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ◎藺草光一 文化課長 おはようございます。お願いします。  これまで江戸川区の図書館、区民の利便性、図書館の利用の利便性向上ということでは、休館日の縮減であったり、開館時間の延長であったりということで取り組んできたところでございます。この中で返却ポストについても、その有用性というのは私どもも議員さんご指摘のとおり大切だなというところで把握してございまして、研究を重ねてきているところでございます。一方で、ただ運用の面ですとか、少し費用の面でも課題があるものですから、ぜひ、今後ともこの課題につきましては前向きに検討してまいりたいと考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 力強いご答弁をいただきました。ぜひ、よろしくお願いをいたします。  次の質問に移りますけれども、穂高荘と塩沢荘についてちょっとお聞きをさせていただきたいと思っています。まず、これまで何度となく私も訴えかけてきました穂高荘の食卓テーブル、また椅子ですね、この改善がようやくなされたというふうに仄聞しましたが、どのようになったのか。  そして、もう一つは、塩沢荘の1階の障害者の皆さん用の部屋が改善されるとこのようにも聞きましたけれども、この二つについてまず教えていただければと。 ◎藺草光一 文化課長 穂高荘につきましては、大広間のテーブルが車椅子の利用ですと足が、膝がつかえてしまうというようなご要望をいただいておりまして、今年の9月にテーブルと椅子の入れかえを行ったところでございます。テーブルの高さを55センチから67.5センチの高さに変更したことによりまして、車椅子のご利用が十分可能になってございます。車椅子にタイヤにカバーもつけて、そのままでもご利用いただくような状況になってございます。合わせて、塩沢江戸川荘につきましても、1階のバリアフリールーム、ちょっと端っこにあって使い勝手が悪かったんでございますけれども、こちらも来年度の工事で2階のエレベーターおりてすぐの大浴場の横の場所に移設をいたしまして、普通室2室分を使いましてベッドを設置して、また専用風呂も設ける予定でより利用環境の向上に努めてまいりたいと考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 大変いいお話でございます。  あと、次に穂高荘、塩沢荘の喫煙関係についてであるんですけれども、部屋は禁煙室と喫煙室に分かれているのか。また、今後はどのように考えていらっしゃるのか、この喫煙関係についてちょっとお尋ねをさせていただきたい。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり禁煙部屋の需要が高まっているというふうには把握してございまして、穂高荘ですと現在は喫煙できるお部屋が33部屋、禁煙のお部屋が7部屋。塩沢江戸川荘ですと喫煙できるお部屋が7部屋、禁煙のお部屋が17部屋ということになってございます。こちらにつきましては、今年の7月から順次この割合を少しずつ変えていきまして、禁煙のお部屋を増やしていく方向で考えているところでございます。区外の施設ではありますけれども、区の受動喫煙防止対策会議の趣旨にのっとって今後もこの喫煙と禁煙のあり方については研究を続けてまいりたいと考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 ぜひ、進めていただければと思います。さらに穂高荘も塩沢荘も利用率向上のためにいろいろと知恵を出して頑張っておられるというふうにお聞きもしていますし、私も現地に行っていますからよく認識はしておりますけれども、それぞれどのようなことに力を入れておられるのか。どのような状況になっているのかというのをちょっとお知らせをいただきたいと。藺草光一文化課長 まず、穂高荘につきましては、利用状況につきましては、平成30年度は2万2,655人ということで前年比で1,000人近く、986人増えているところで利用率も56.9%から57.9%に上がっているところでございます。この増えている理由につきましては、委員おっしゃっていただいたとおり、さまざまなイベントを実施しておりまして、穂高荘では友好都市である安曇野市との交流拠点として事業を実施しております。区内、区立小学校にも夏休みのイベントをチラシを配付して親子連れの参加を促したりですとか、交流の囲碁対局の事業、または信州安曇野ハーフマラソンへのツアーを企画したり、または安曇野市と協力して市職員の協力による木工教室、鳥の巣箱づくりなども私どもの子どもみらい館と共用で実施をしているところでございます。  続きまして、塩沢江戸川荘につきましては、1万5,792人、平成30年度ご宿泊をいただきまして、前年比で17人微増ですけれども増えてございます。利用率でも61%から61.9%ということで増えてもおります。塩沢江戸川荘につきましても、キノコ狩り、塩沢ファームという場所で山菜収穫や野菜の収穫体験を実施をしたり、または鶴岡市へのバスツアーも企画したり、またはこちらも落語を塩沢江戸川荘で実施したりということで、集客利用に努めているところでございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わりますけれども、穂高荘も塩沢荘もよく頑張っていただいていると、このように認識をいたしております。私も毎年塩沢荘に行っておりまして、私の障害者の団体の皆さんと一緒に毎年、この10月も26、27と行ってまいるんですけれども、一応に皆さんおっしゃるのは、穂高もちろん大好き、穂高行きたい、行っている、行きたい。塩沢荘なんですけれども、温泉が欲しいと。これもう毎回言い続けている話でありますけれども、温泉地でありますからね、あそこはね。てっきり温泉があるだろうと思って皆さんイメージしているんだけれども、残念ながら。ラドン温泉はありますけれどもね。でも、何とか温泉をという声は本当に多いんですね。だからその辺をよく受けとめていただいて、塩沢荘も穂高荘のように温泉になればいいなとこのように思っておりますので、可能性をしっかり探っていただいて、温泉、切なる要望だと受けとめていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。終わります。 ◆太田公弘 委員 今、図書館が出ましたので、ちょっとここで関連でお伺いをいたします。まず、平成30年度の事業ということで、一つICタグのこの設置の推進状況と、あとはまた今後のスケジュールと。そして、またICタグを導入する効果、メリット、これは区としてどう捉えているか、まずこれを確認をしたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 おはようございます。お願いいたします。
     区立図書館へのICタグの貼付状況でございますけれども、現在、区立図書館12館のうち8館の資料につきまして、ICタグの貼付が終わったところでございます。これで所蔵している資料の150万点のうち、84万点がICタグを貼付したということで56%の貼付率ということになってございます。今年度につきましては、葛西図書館の大規模改修工事に合わせまして、その休館時にICタグを貼付する予定でございます。今後につきまして、あと残りが清新町と鹿骨のコミュニティ図書館、そして大所の中央図書館ということでございますけれども、こちらもICタグ化をしたいということで検討を進めているところです。  そして、ICタグにする利点でございますけれども、区民にとって一番大きなところでは、貸し出しと返却の処理が迅速化する、待ち時間が減少することが一番大きいかと思います。あわせて、自動貸出機が利用できることによりまして、窓口人員を少し別の業務に振りかえることができますですとか、あとは、資料管理が容易になるということもございますし、あとは、利用者の方にとっては、図書館職員に借りる本を見られたくないというような意見もあるものですから、そのような意味で自動貸出機を利用することでのプライバシー保護も大きいかと思います。そして、私どもとして一番大きな利点が、本の無断持ち出しですとか、盗難防止に対してすごく大きな効果がございます。参考でございますけれども、28年に西葛西図書館でICタグを導入しましたけれども、26年度に約1,750点、金額にすると300万円の不明資料がございましたけれども、ICタグを導入してから本の一斉特別整理をしたところ、23点3万円の不明図書ということで100分の1に金額としては下がったということで、非常に大きな効果があるかと考えております。 ◆太田公弘 委員 今のお話聞くと、すごい効果があるということで、特に盗難防止で、不明になるということもこれで少なくなるということで、そういった意味でも非常に大きな効果があるというふうに理解をできました。それで、これも今後中央図書館がまだということで、一番大きな中央図書館ですけども、これもまたしっかりと進めていただければと思います。  次に、財務レポートでは図書館の利用者数及び貸出数が、これ比較できる平成27年度で見ていると、やはりちょっと減少化傾向が続いていると。平成30年度も前年よりも減少しているということで、ちょっとこの要因について区としてどのように捉えてらっしゃるか。これをお聞きしたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり、残念ながら図書の貸出数についてはこの5年間で減少傾向にございます。ただ、これは一般書の貸出数でございまして、一般書は少し減少でございますけれども、児童書の貸出数については力も入れているということもございまして増加ということでございます。こちらの減少の要因でございますけれども、館としてはシステムの更新等によりまして休館をしたり工事をしたりということがございまして、こちらも要因として一つございますけれども、一番大きなところはやはり図書以外のメディアが急速に皆さんに普及しまして、大人の方の本離れが進んでいることが大きな要因ではないかなということございます。引き続きその減少を食いとめるべく利便性の向上策、返却ポストの導入ですとかいろいろな利便性の向上は今後とも考えていかなければならないと考えております。 ◆太田公弘 委員 これだけいろいろな情報が発達した世の中になりまして、今スマホなんかも出まして非常に便利な世の中なんですけども、活字離れということで言われておりまして、そういった背景があるとは理解ができるんですけども、一方では借りに行きたくてもなかなか仕事の関係ですとか、育児なんかあったりとかいう方や、図書館に行くことができないという事情がある方もいらっしゃるということで、そういった状況も含めて区として今後利用者数を増やしていくというための取組みについてはどのように考えてらっしゃるか。この点をお聞きしたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 図書館にまずは来てもらうということで、居心地のよい図書館づくりをしていかなければいけないなと、来たくなるような図書館づくりをしていかなければいけないと考えてございます。手始めにというわけではないですけれども、少し居心地のいい場所ということで、西葛西図書館の3階にカフェスペースを設けまして、読書をしながら過ごしていただけるような、場合によっては飲み物を飲みながら過ごしていただけるような場所も新設したところでございます。利便性向上策も含めまして、そのような図書館に行きたくなるような雰囲気づくりは今後とも十分考えていかなければいけないと考えております。 ◆太田公弘 委員 カフェなんかもおしゃれで非常にいいと思うんですけどもね。これはちょっと提案というかね、要望ということでお話をしたいんですけども、一つは図書館にどうしても行けない体の状況ですとかいうことで行けない方にとって電子図書、今出てきていますけども、こういったものも一つ取り入れていくのも大事かなというふうに思います。それと、また私の住んでいる平井六丁目地域が小松川図書館というよりは、実は墨田の立花のが近くて、あと小松川で言えば大島ですとか亀戸といった近隣のところのが実は近くて便利だという場合もあって、これは近隣の区とも連携をして、そういった図書ですとか、また資料なんかも相互に利用できるような仕組みなんかあってもいいんじゃないかなというふうにも思うんですね。そういったことも今後のあり方ということで、ぜひともちょっと進めていただければというふうに思います。江東5区ということで、今、災害対策も5区協力してやっていますし、そういったことも一つ財政上のお金を使わないでもできるような仕組みでもないかなというふうに思いますね。この辺についてはどうお考えでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃっていただいたとおり、江戸川区を囲む江東5区の図書館とは総合貸借、そしてあとお互いの利用登録ができるということで協定を結んでございます。区境の区民の方が葛飾で墨田、江東の区立図書館に行くよりは、そちらの図書館に行ったほうが近いという場合は、そちらの他区の図書館に区の図書館と同様に登録もできますし、資料の貸し出しもできるということでございます。江戸川区の図書館だけではなく、江東5区の全ての図書館が区民相互利用できると、そういうような状況になってございます。  それとごめんさい、電子図書ですね。電子図書につきましては、現在私どもも調査を進めているところでございますけれども、まだ出版されているタイトル数が少ないということ、または利用の方法が少し限られているということもございまして、個人で利用する分には十分耐えているところですけれども、まだ図書館への導入ということに関しては十分な検討が必要だと考えております。また、区立図書館の役割としてもどのような電子図書が活用できるかなというところはございますけれども、ただ一方で障害者の方にとりましては、電子図書は文字を拡大したりですとか、読み上げ機能があったりですとか、そのような効果も期待できるものですから、来館できない方への一つの策としては今後も考えていきたいと思っております。 ◆太田公弘 委員 ぜひとも近隣の区とのネットワークは今後もしっかりと拡充をしていただいて取り組んでいただければと思います。そしてまた電子図書も、これもよく研究していただいて本当に必要な方にとって大事なものでございますので、進めていただきたいと思います。  最後に、公立図書館の役割というのは、これは本当に依然として重要であるというふうに思います。その存在意義というのは今後も変わらないというふうに思いますので、そういう意味で今指定管理になっていますけども、やはり、そういった意味で区がしっかりとこの図書館行政に関してはしっかりとリードをしていただきたいという要望して終わります。 ◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  図書館についてです。2学期の終わりに学校へ行くのが死ぬほどつらい子は図書館にいらっしゃいというメッセージは、2016年には出しておられましたけれども、今年は江戸川区の図書館からはありませんでした。共育プラザや図書館は誰でも行ける居場所となり得るところです。図書館の使い方については、今年の夏にはニューヨーク市立図書館という3時間余りのドキュメンタリー映画が話題になったところです。図書館は本を借りて読むだけの場所ではなくて、調べものや居場所はもちろん子どもたちの新たな発見を生み出すところであったり、外国人との異文化交流、外国語教室だったり、またそのほとんどがボランティアの協力で運営されていました。そこで伺います。本区の図書館は、図書の閲覧以外のことはしてはいけないというスタンスであられるようなんですけれども、それはなぜでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 図書館の閲覧席の利用につきましては、原則として図書資料を利用した活用ということでご利用いただいているところでございます。ただ、伊藤委員おっしゃるとおり、図書館は誰もが目的が仮になくとも自由に来てもいい、いてもいいという場所であって、あるべきだという考えもあるものですから、限られている閲覧席の席数ではございますので、そこを十分考えた上で持ち込み資料による勉強だけの方ですとか、眠ってしまっている方にはお声がけさせてもらっていますけれども、そういう条件がなければ、ぜひ、ご活用いただきたいと考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 少し安心しました。本区では2012年に全ての図書館が指定管理になって7年を経たところです。区民の書斎として効率的で安定的な運営を行い、いつでも利用できる体制をつくり図書館の基本であるリファレンス機能、照会機能を充実していくということが大切であり、魅力のある取組みやイベントの開催に工夫を凝らしていくということを伺っていました。しかし、このたびの財務レポートでは、先ほどもお話がありましたけれども、貸出数や利用者数がともに減少したとありました。そして、課題にはいかに来館者への魅力ある図書を提示できるか。今後の課題であり、各種事業の実施とともに登録者に貸し出しを増やしていくための具体的な方策が求められていますということでした。先ほど利便性の向上などを行っていくということを伺いましたけれども、今年、文教委員会で視察に行きました沖縄県立図書館では、静かにしなくてはいけないサイレントルームや学習会などができる交流ルームがありました。また、空飛ぶ図書館というものがあり、県内の島に職員と本を定期的に届け貸し出しをするというシステムでした。従来のような本の貸し出しということだけではなく、図書館自体が変わっていく、進化していくのだと思いました。以前、共育プラザなどへ地域図書館のPRも兼ねてテーマを持って本を紹介する機会をつくることを提案いたしましたが、改めてここでも提案したいと思いますが、これについてはいかがでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 現在も学校などへ出向きましてブックトークの紹介などは実施しているところでございます。こういったことは共育プラザでも十分可能であると考えておりますし、図書館としても若い世代ですとか、若い世代の読書推進活動には力を入れたいと考えているところでございますので、同じ部内であるということもございますので、協力して取り組んでみたいと考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 インターネットでも読書のできる時代となっていますが、自分でも考えていなかったような本との出会いはネットの検索ではなかなかできにくいものだと思っています。こんな本もあるよ、こんなようなときにはこの本がお勧めですなどといった地域の図書館の方々とのかかわりも大切な出会いとなっていると思います。本に接する機会も減っていると思いますので、特に若い人たちへの本の紹介をぜひ行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆小林あすか 委員 よろしくお願いいたします。  図書で関連でございます。図書館の来館促進イベントをされているようなんですけれども、具体的にどういった目的、どういった効果でやられているかと、ターゲットはどのあたりの方をターゲットにされて、どのようなことをやられているのかお願いします。 ◎藺草光一 文化課長 図書館事業につきましては、全ての年代ということで、この年代だけということに限っての事業展開ではございませんで、乳幼児向け、幼児向け、小学生向け、そして中高生向け、さらには大人向けというような事業を実施しております。乳幼児向けのお話し会であったり、幼児向けのお話し会、人形劇会、映画会。そして、小学生向けにはお話し会も出ていただいて構いませんけれども、図書館クラブですとか、図書館の職員体験、または大人向けにはさまざまな歴史講座ですとか、ボードゲーム大会というような、あとは作家の講演会、いろいろな事業を実施をしておりまして、どの年代にって限ったことではないんですけれども、それぞれの年代に応じた事業を実施することで多くの方にご来館いただきたいと考えているところでございます。 ◆小林あすか 委員 実は、すごくこの来館促進のイベントによって、初めて子どもと一緒に来ましたというやっぱり家族連れの方がすごく多いお話を聞いております。先ほど伊藤議員からもありましたけれども、やはり最近は若い方なんかはネットで調べたりとか、自分で知っている絵本を子どもに与えることはできるんですけれども、新しい絵本だったり、やっぱりいざ自分の子どもにはどの本が合っているかってわからないところですごく図書館のたくさん本があるという場所はすごくいいというところで、大変好評いただいておりますが、先ほどの伊藤議員のお話とも少しかぶる点がありますが、実際に図書館、じゃあ、お話し会で行ってみて楽しかったらっていって、子どもを連れていくと、やはり皆さんご存じのとおりある程度の年齢になるまでは子どもはちょっと騒いでしまったり、悪意なくやっぱり楽しくなってしまって大きな声でお母さんを呼んだりというところで、すごくちょっと使いづらいなと。何ならちょっと自分たちが邪魔しているような感じがして、結局、図書館に行かなくなるというお話を今たくさん聞いております。先ほど西葛西のカフェスタイルというお話を聞きましたけれども、私もやはり図書館はある程度のすみ分けが必要な段階に来ているんではないかなと思っているんですけれども、この点どうお考えでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃるとおり、さまざまな形態の図書館が今日本国内にできているということは把握しております。文教委員会で視察に行きました大和市のシリウスですとか、特別区内では荒川区のゆいの森、また江東区の豊洲図書館など、これまでの静かでなきゃいけないという図書館の概念を取り払った新しい形態の図書館が生まれているということは私どもも承知してございます。先ほどカフェということでおっしゃっていただいたとおり、おしゃべりが自由であったり、コーヒーを飲みながら資料を読めるというような、または書架内で声を出すようなイベントも実施しているというような図書館もありますけれども、こういった新たな図書館のサービスというのは、主に図書館を新設したり、建て替えの際に導入されているということもございまして、すぐに江戸川区の図書館で取り入れるということは難しいというのが実情でございます。ただ、先ほどの西葛西の例もございますけれども、できることから私ども取り組んでまいりまして、図書館利用を喚起してそれぞれの年代の方が過ごしやすいような図書館にしてまいりたいと考えております。 ◆小林あすか 委員 今あるところで工夫してというところで、ぜひ、頑張っていただけたらなと思います。  少し内容ずれてしまいますけれども、やはり図書館といいますと、利用者とともに本の貸し出し点というところでどうしても事業の評価がされるかと思うんですが、やはり先ほどほかの議員からもありましたが、今、圧倒的にやはり本を買わない、読まない、ほかのメディアがあってそれで補ってしまっているところは、私たちでもここは深く受けとめなきゃいけないなというところで、この事業の評価をするに当たって利用者と貸出点だけで評価していくのは、私は今後多分恐らく貸し出しの数は減ってしまうんではないか。以前のピークのところの貸出数には届かないと個人的には思っているのですが、この点、今後事業の評価とするところで、やはり貸出点を重視されているのかどうか、この点だけちょっとお伺いします。 ◎藺草光一 文化課長 やはり図書館の運営の指標の一つとしては、貸出数であったり、貸出者数であったり、あとは利用登録者数というところは、一つの指標としてはとても大事なところだと思っております。ただ、委員おっしゃるとおり、それだけでは図れない図書館の魅力、来るだけで楽しいですとか、そこにいたくなるような図書館ということもございますので、さまざまな事業展開することで来館者を増やす、図書館にいてもらうことを増やす、そんな事業展開、それをまた私たちも評価の基準として図書館運営に努めてまいりたいと考えております。 ◆小林あすか 委員 ぜひ、よろしくお願いいたします。  図書館でもう一点ですね、成果の説明のところに8万5,042冊の受け入れを行い、7万2,309冊の除籍を行ったというところがあるんですけれども、恐らく前の文章にもございますし、恐らく新しく入れるものに関しては区のほうでしっかりと調査されているかと思うんですけれども、これ逆に、これはもう除籍でいいよっていった本の選ぶ基準というのがもしあったら教えていただけますか。 ◎藺草光一 文化課長 図書の除籍につきましては、一例で、主には汚損棄損、またはベストセラーが多くある場合、一定と貸し出しが終わって回転数が落ちた場合についてはそちらを減冊する、減らすというようなことで取り組んでおります。例えば百科事典や専門辞典は10年という基準で配給してございます。辞典なんかは5年というような基準を設けて廃棄を、除籍をしているところでございます。図書資料の除籍というのは、私どもにとっては第二の選奨と言われているぐらい大事なものでございますので、品切れですとか絶版ですか、そんなような情報にも留意しながら図書館の本来の資料収集という目的を果たせるように、これからも除籍も努めてまいりたいと考えております。 ◆小林あすか 委員 図書館はとても大切な事業だと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。  すみません、私のほうからも図書について、図書館について関連で、幾つか質問が出ておりますので、重複のないように質問させていただきたいと思います。  今の小林委員との後半の部分ですね。やりとりがありました図書の除籍、図書の廃棄についてでございますけれども、この図書の廃棄というのは、図書館の収容能力を考えると、ある一定の条件のもとで廃棄というのはやむを得ないと思うんですね。ただ、この公共図書館の図書というのは、これ区民の、住民の財産なんですよね。この住民の財産を処分する、廃棄するというのは、やっぱりこれ重大な決断だと思うんですけれども、今課長のほうから一例ございましたけれども、これ住民の財産これを処分するに当たって、やはり住民にきちんと説明できる客観的な基準というものが必要になると思うんですけれども、今課長のほうから例えば破損をしているとか、5年、10年というお話ございましたけれども、ちょっといま一度、この図書の廃棄基準ですね、こういったものが明確にあるのかどうか。あるならちょっといま一度、何点か教えていただきたいんですけれども。 ◎藺草光一 文化課長 岩田委員おっしゃるとおりのこの資料の収集ですとか、選定基準ということで、これの中に図書の除籍についても入っておりますけれども、この基準に基づいて江戸川区の図書館実施をしているところでございます。具体的には、先ほど申し上げましたとおり、年数で区切って保存をしたり、除籍をしたりしておりますけれども、図書分類法に基づいて、例えば情報科学コンピューターですと3年から5年の周期、または哲学、宗教、心理については5年から10年ですとか、そのような年数で主に除籍をしているのが実情でございます。 ◆岩田将和 委員 明確な廃棄に当たっての基準があるということでありがとうございます。やっぱりこの基準というのは、とっても大切だと思うんですね。こういった基準がないと、例えばですけども、職員が恣意的な思想信条で持って、図書が廃棄されるということもやっぱり考えられなくもないので、そのためにきちんとした明確な廃棄基準、これは今後もしっかり順守をしていただきたいなというふうに思います。  図書館ちょっと全般のお話について伺いたいんですけども、図書館というのは教育、あるいは文化を発展させるためになくてはならない存在だと思うんですけれども、そして忘れてはならないのは、国民は誰もが読書を楽しむ権利を持っていると。やはりその読書を楽しむ環境はやっぱり行政がしっかりとつくり上げなければならないというふうに思っているんですけども、そこで非常に基本的な質問で申しわけないんですけども、江戸川区の考える図書館の意義、役割ですね。先ほど電子図書というお話もありましたけれども、いま一度図書館の意義、そして役割をお聞かせいただきたいんですけども。 ◎藺草光一 文化課長 江戸川区の図書館ということよりも、図書館全般の意義ということにもつながってしまいますけれども、これまでの図書館は知る権利を保障する場所であったり、読書の楽しさであったり、学ぶ喜びを保障する公共施設ということでございました。ただ、これからの図書館の意義といたしましては、誰もが持っている好奇心を刺激して、そのような読書であったり学ぶ喜びをさらに高めることであるとともに、人々が図書館という場所を通じて交流する、人々が交流する、多世代が交流する大切さを学んだり知ったり、そんな交流拠点であるべきだと考えております。 ◆岩田将和 委員 全くそのとおりだと思います。  ここで指定管理者についてお考えを再度お聞きしたいんですけれども、先ほどもご紹介ありましたけれども、江戸川区は平成25年4月1日から江戸川区内の全ての区立図書館が指定管理の運営となりましたけれども、指定管理者導入によって直営と何が変わったのか。この指定管理者制度導入の成果、これいろいろな場面でもう既にご説明はされているかと思いますけれども、いま一度とっても大事な部分なので、指定管理者制度導入の成果ですね。ここをちょっとお聞かせください。 ◎藺草光一 文化課長 一番のところで申し上げますと、やはり区民の皆さんにとってより使いやすい図書館になったということではないかなと考えております。先ほど言いましたとおり、なかなか私ども職員だけでは難しかった開館時間の延長、休館日の縮減なんかも大きく進展したかと考えております。また、司書資格を持った職員が多く配置することもできまして、区民の皆さんへのレファレンス参考業務の仕事も区民のニーズに応えられるようになっているのではないかなと考えております。 ◆岩田将和 委員 充実した職員の確保もできているということで理解をさせていただきました。  次に、図書館の館長についてちょっとお聞きをしたいんですけれども、今指定管理者制度導入されておりますけれども、この館長というのは公務員じゃないとできないんでしょうかね。ちょっと館長の立場というか、身分をちょっと教えていただきたいんですけども。 ◎藺草光一 文化課長 指定管理者に江戸川区は任せておりますけれども、館長が公務員でなければいけないという取り決めはございません。江戸川区の図書館の館長は指定管理者の方にお任せをしているところでございます。 ◆岩田将和 委員 ルール上、公務員でなくてもよいと。実際に今、江戸川区ではこの指定管理者の被用者って言ったらいいんでしょうかね。そういった方がついていらっしゃるということですね。そうしますと、例えば図書館になる方は、例えば司書の資格を持っているとか、そういった条件というのは何かあるんでしょうかね。 ◎藺草光一 文化課長 その図書館の館長が誰になるかということは、指定管理者に任せているところでございまして、その人事管理につきましては、区のほうで直接は口出しはしておりませんけれども、ただ、定期的な指定管理者との打ち合わせ会もございますし、また館長との定例の図書館長会に私どもも参加してございますので、その場で図書館長との意思疎通、情報共有はできていると考えております。 ◆岩田将和 委員 長くなってごめんなさい。最後の質問です。  公共図書館について規定する図書館法というものがありまして、この図書館法にこうあるんですね。ちょっと紹介します。図書館の運営に対し、住民に運営状況を積極的に公開し、連携するよう努めなければならない。もちろんこの法律、しっかりと順守されているとは思いますけれども、この図書館の運営状況について情報公開、この点についてどのような取組みをされているのか、ここをお聞かせください。 ◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃったとおり、図書館法の第7条の中で、図書の運営に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならないという規定がございます。その中で、私どもといたしましては、図書館が区の事業の一つということも踏まえまして主要施策の成果であったり、決算審査における資料や財務レポート、さまざまな場面で提供をしているところでございます。また、ちょっと委員さんにはまだお渡ししてないかもしれませんけれども、図書館のしおり、図書館年報ですとか、あとは貸し出し実績などについては図書館のホームページでも公表して区民どなたでもごらんただけるような状況にしてございます。 ◆岩田将和 委員 たしか努力義務ではあるとは思うんですけれども、今、課長のほうからもご説明ありましたけれども、住民の皆さんに対して広く、区民の皆さんに対してしっかりとした情報公開できているよということで確認をさせていただきました。  最後に、千代田区の区立図書館をちょっと紹介したいなというふうに思うんですけれども、コンシェルジュがいることで有名であると思うんですけれどもね、千代田区立図書館なんですけども、ここは指定管理者なんですけれども、例えばサービス部門の司書の資格者が100%なんですよ。あるいは、常勤職員は図書館の事務経験者。そして、地域の資料であったり、あるいは古文書、こういったところを担当する方は学芸員の資格者なんですね。正直、直営時代よりも職員の充実というんでしょうかね、確保がされているんじゃないのかなというふうに私はちょっと感じているんですけれども、ぜひともこの辺は、江戸川区としても参考にしていただきたいなというふうに思うんですけれども、図書館の運営につきましては、あくまでも住民第一、利用者第一でありますのでね。今後とも、先ほど課長のほうから図書館に行きたくなるようなというお話がございましたけれどもね、そういった魅力ある図書館を今後ともしっかりとつくり上げていただきたいなというふうに思います。 ◆牧野けんじ 委員 私からも図書館についてお伺いいたします。  私どもの会派では、図書館には指定管理はなじまないという立場からこれまでも意見を述べてまいりました。その立場から幾つか伺います。  1点目には雇用形態ですけれども、以前は正規と非正規ということで言うと、館長さんだけが正規雇用だというような状況が3年ぐらい前の段階ではありました。それが今、正規の方が増えてきているというようなことで、資料でも提出していただいていますけども、そうすると改めてこの点、指定管理負担金に物件費というようなことで含まれている部分もあると思うんですけれども、そうしたところで正規、期限の定めのない雇用を増やしてきたというあたりの取組み、少し紹介していただければと思うんですが。 ◎藺草光一 文化課長 現在の図書館の正規職員、非正規社員でございますけれども、全職員280人いる中で、正規職員は今201人となってございます。昨年は80人でございましたので、正規職員が増えているということでございます。この状況につきましては、委員ご指摘のとおり、改正労働契約法の施行に合わせて江戸川区で契約している、お願いをしている指定管理者2社ともが積極的に無期雇用化を進めてきた結果でございます。希望する職員につきましては、無期雇用に転換をしてございますし、また、職員の雇いどめは一切行っていないというような状況でございます。 ◆牧野けんじ 委員 以前はやはり無料原則がある図書館の中で、人件費を削減して利益を出すというようなこともあり得るのではないかという懸念から指摘もさせていただきました。この間、大きくこの点では正規雇用が増えたということで私たちも前向きに受けとめているところです。  2番目に、先ほども少し話題になりましたけども、司書の資格についてお聞きします。今、先ほど280名職員というお話もありましたけども、この中で司書資格を保有されている方というのはどれぐらいいるかというのがわかれば教えてください。 ◎藺草光一 文化課長 280名のうち167名が司書資格、有資格者でございます。 ◆牧野けんじ 委員 この司書を育成するということは、もともと自治体の役割としてもあったと思います。この司書については、数だけでもないと考えています。同じ方が長く続けるということも大事だと思うんですけども、長いところでは12年指定管理になっているというところで長く勤めている方では何年ぐらい、この司書さんの中では何年くらい勤めた方がおられるでしょう。 ◎藺草光一 文化課長 こちら最初から勤めていただいている方については、もう20年から勤務いただいているので10年近く勤務いただいている状況でございます。 ◆牧野けんじ 委員 今後ともこの司書資格を持つ人を担保していくということで努めていただければと思います。  次に、区との連携の部分ですけども、この指定管理の図書館と区役所との連携の体制についてちょっと改めて、少し具体的に紹介いただければと思うんですが。 ◎藺草光一 文化課長 区立図書館12館全体の統括については、同じ指定管理者である中央図書館がその役割を担っているところでございますが、この中央図書館に対しては、私どもも恒常的に指導、助言を行っているところでございます。あわせて、先ほど申し上げましたとおり、全館長12の館長が集まる毎月の館長会には、担当職員、担当係長、そして担当課長である文化課長も参加しておりまして、情報共有や意思の疎通は十分にできているということでございます。合わせて、私どもの組織で行っているさまざまなヒアリング、こちらも同じように指定管理者にも実施をしてございまして、政策立案過程についても共有し、新年度の事業については指導助言をしているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 今、意思疎通もできているということでありました。そういう努力もされていると思うんですけども、第三者的にこの図書館の事業評価していくという部分で、以前は社会保険労務士が労働環境などを評価する制度があったと思うんですけども、これが今はなくなっているということで、第三者的にこの事業を評価するという、そうした仕組みもやはり私たちは必要だと考えているんですけども、区としてのお考えどうでしょうか。 ◎矢作紀宏 企画課長 今、ご指摘の点、平成23年から26年まで実施しておりましたが、現在は各所管課のほうできちんと今、文化課長もお話ししたように評価をしておりますので、それについては実施する予定はございません。 ◆牧野けんじ 委員 今のところ実施する考えがないということなんですけども、やっぱり第三者的な目配りは必要だということを指摘したいと思います。先ほども指摘をしたんですけども、やはり区の区立図書館ですので、区としてどういうふうに目配りをしていくのかということが非常に重要だと考えます。以前、こうした決特や予特の質疑の中で、区立時代からおられる非常に詳しい専門の職員の方を非常勤で継続していただいているというようなお話もあったんですけども、先々どこまでそういう体制で行くのかというときに、やはり行政として、自治体として責任を持った目配りをどのようにしていくのかということが課題になってくると私たちは考えます。ここで区のほうで専門で今も担当というのはおられると思うんですけども、専門で区立図書館の対応に当たるそうした部署をつくっていくというようなことが私たちは必要だと考えていますけども、そのあたりお考えどうでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 委員がおっしゃっていただいたとおり、現在、文化課内に図書館専門の職員が1人、また担当の職員が2名、合計3名の職員。そして担当係長、そして文化課長ということで取り組んでいるところでございます。専門係があるにこしたことはないとは思いますけれども、これは組織のあり方も関係してまいりますし、効率的な組織運営の中でもこの図書館の係についてはどのような形で取り組むかは十分検討していきたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 もう指定管理をされてから長いところでは12年になるということで、もともとは区の職員の方々で運営をしていた区立図書館が、今では指定管理の方のほうが近年の図書館の事情だとか、傾向については詳しくなっているような現状というのは当然あると思います。そういうときに、区のほうからいろいろ助言であったり、意見を述べるというときに、その意見を述べる材料が区役所のほうではなくなってくるというようなことも予想されます。今の状態というのは、指定管理が始まって12年というところで、山本副区長も以前は中央図書館の館長をされていたかと思います。そういう方々がまだまだ区役所に残っている、そういう環境がありますので、こういう環境があるうちにやはり目配りができる、区として目配りができるそうした仕組みをつくっていくことを強く求めたいと思います。区立の施設で指定管理を導入したというところの中では、やはり最も専門性の求められるのがこの区立図書館であるというふうに思います。この区の施設として、指定管理業者にお任せとならないように目配りをしていただきたいということを求めたいと思います。  最後に、これは少し角度が違うんですけども、図書館のエリアで見て行った場合に、ほかにもあるかとは思うんですけども、船堀地域が図書館の空白地帯ではないかというふうに思います。そこで、これから新しい庁舎が船堀に移ってきますので、そういうときに、この庁舎の中にも図書館を入れ込んでいくような、そうしたことがあってもいいのではないかと思うんですけども、こうしたエリアについて、特に船堀の地域でそういうことを想定してもいいんじゃないかということで、もし今の時点での区のお考えがありましたらお知らせください。 ◎藺草光一 文化課長 現在、公共施設の再配置ですとか、あり方については検討いただいているところですので、その中で十分考えなければいけないということでございますけれども、私どもも図書館がどのような配置であればいいか、または先ほど来話が出ている新たな図書館はどういう形であるべきかということも常に課題として研究してございますので、そんなことも踏まえながら、これからの図書館のあり方、配置については十分考えていきたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 ぜひ、この点についても検討を進めていただければというふうに思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 タワーホール船堀について伺います。タワーホール船堀は、区民にとってコミュニティ会館とは違い、発表会や展覧会、大きなイベントなど晴れの日に使う会場となっています。区民のホールであり、区民が優先して利用できる施設であると考えますが、最近は予約が取りにくいという声をよく聞くようになりました。学会などが入ると使っていない部屋であっても全館が抑えられてしまうこともあり、予約が取れなくなっています。利用率は区民と一般ではどちらが多くなっているのでしょうか。お聞かせください。 ◎藺草光一 文化課長 大ホール、小ホールにつきましては、区民利用、区民外利用ほぼ半々の状況でございます。また、展示ホールにつきましては、区民利用が7、区外の方の利用が3と、7対3の割合でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 また料金的には、一般料金は区民の5割増しとなっており区民との差別化がありますが、抽せんの申し込みや空き予約のタイミングについては一律になっています。予約の方法については区民と一般で少し時間的な差を設けてみてはと考えますが、いかがでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 先ほど、伊藤議員がおっしゃったとおり、全国の皆さんから利用いただくコンベンション施設であると、そういうようなタワーホール船堀は位置付けもございます。ですので、この広く使っていただきたいという思いもございますものですから、区民の優先予約につきましては今後の研究課題とさせていただきたいと思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 区民の利用があってこそのホールだと思いますので、区民が予約を取りやすいようにご検討いただきたいと思います。  それから、利用率についてですが、財務レポートでは利用率が大ホール73.1%、小ホール76.3%、バンケット54.5%、和室、控え室を含めた利用率は69%となっており、利用人数、利用料金はともに増加しているということでしたけれども、料金を鑑みても他区のコンベンションホールと比べると、基本料金自体は安く設定されていると思いますし、駅からも近く大変便利な立地となっていますので、特にバンケットについてはもっと利用率を伸ばせるのではないかと考えます。結婚式場においては、昨年44件の利用から33件に減っています。江戸川区ならではの特徴も持たせるような創意工夫が必要だと思っています。使用料金も含め、改めて館内の検証を行うことも大切だと考えています。よろしくお願いいたします。 ◆よぎ 委員 二つあります。  まずは、ちょっと一般質問と委員会でも言わせていただいたんですけれども、青少年の翼事業のところです。 ○須賀精二 委員長 まだ文化振興費ですよ。 ◆よぎ 委員 すみません、その点は後ほどにします。  それから、国際交流という視点なんですけれども、143ページ。 ○須賀精二 委員長 どうぞ。 ◆よぎ 委員 一つ思うんですけれども、それから今年1月にも区長室を訪ねるとちょっと提案したんですけれども、先ほども話の中に出たボランティアがいろいろな外国人の研修とかを行うとか、ごみの分別とか、その点については外国人が実は登録に、最初区に入ってきて登録に行ったその時点で何か研修資料を渡すとか、それから何か動画。例えば、運転免許を取りに行ったときみたいな感じで、1時間とか2時間とかの動画を見させるとか、そういった工夫はできないかなというふうにちょっと思っています。動画を作成とか、その点も正直言って区はお金かける必要がなくて、それは例えば僕らがつくってもいいですし、そういった点についてぜひご検討いただきたいなというふうに思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目健全育成費。 ◆福本光浩 委員 おはようございます。改めまして、ここでは青少年の翼につきまして何点か質問をさせていただきたいと思います。  今まで14回実施されて、多くの青少年の方々が海外に派遣されたということですけども、現状を捉えて今後の課題についてはどのように認識しているかということをまずお尋ねいたします。 ◎上坂かおり 健全育成課長 青少年の翼事業へのご意見ということで、こちらのほうでお答えさせていただきます。  現在課題ということで考えられているというところでは、現在この派遣費用については貴重な浄財で毎年実施をさせていただいております。当然、事業の実施経費、あとは毎年いただく浄財のバランスということで現在できているのは60名というところがあります。なので、これ以上ということになると、そういった浄財とのバランスというのがあるのかなという部分。あとですね、派遣国につきましては、現在3カ国で実施をさせていただいていますが、子どもたちの国際多様化の中でこういった部分を毎年検討していかなきゃいけないのかなとは思っていますが、やはり派遣国が行った国の派遣国での学校での体験の中で、やっぱり夏休みに当たらずに学校体験ができること、あとはいわゆる英語が第一外国語である国であるというところ。あとは一番あるのが子どもたちが海外への憧れの気持ちというのを持って参加していますので、そういった部分というのが大事なのかなとは思っています。 ◆福本光浩 委員 課長のほうから浄財によって、この事業が成り立っているというお話がございまして、現況では60名というお話でした。今、3カ国、これイギリス、ニュージーランド、オーストラリアというふうに仄聞しておりますが、その中で英語圏ということでございます。ただ、いろいろ国については検討しているというお話もございまして、非常に私としてはうれしく感じているんですけれども、ここで考えていかなければいけないのは、今後のちょっと展開についてなんですけれども、今、現状これ始まったときには野村・立井国際基金でしたかね。そういう大きな約2億円近いお金が基金としてあって、そこからスタートした事業。そこから100名まで拡大して、いろいろその基金の状態によって今60名までになってしまったということなんです。そこを前提になんですけれども、今のままだと60名という形でなかなか難しいと思うんですね。今後、今の基金の状況見ると、ある一人の方で毎年多くの寄付をいただいて私はもうこれが成り立っているんじゃないのかなと思うんですけれども、この現状を考えたときに、仮の話をしてもしようがないんですけれどもね。そういう形の寄付に、特に大きな寄付に頼った形での事業のあり方というのは、担当課としてはどのようにお考えですか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 委員おっしゃるとおり、基金があればさらに多くの子どもたちにチャンスを提供できるというのは確かにあるのかなとは思っていますし、事業継続のためにはやはり一人でも多く派遣するためには安定的な確保というのは大事なのかなと考えています。ただし、青少年にとってはすばらしい事業なんですけれども、派遣している子どもたちの人数には限りがあるといった状況があるので、やはり積極的な基金の確保というよりも、やっぱりご賛同いただける方の自発的善意の方々の浄財でやっていきたいなということで考えております。 ◆福本光浩 委員 そうすると、今のお話ですと、仮に基金がこれから減っていた場合には60名と言わず、例えば縮小傾向になってしまうと、そういう認識ですかね。答えづらいかもしれません。 ◎上坂かおり 健全育成課長 そうですね。いただくその浄財にあわせた派遣人数という形での実施になると思っています。 ◆福本光浩 委員 歳入のときにちょっと触れさせていただきました。これは、この青少年の翼事業というのは、約受益者5万6,000円ですよね。40万ぐらいかかるお金をそのぐらいの金額で海外に派遣するということですけれども、ここには税金は投入しない。そういう浄財によってこの事業は行っているんだというのは前区長からの思いというのは非常に私たちは理解した上でなんですけれども、やはり先ほど課長がおっしゃられたように、この国際感覚豊かな青少年をこれから育てていくためには、私はこれ非常に重要な、江戸川区にとっても大きな政策だというふうに考えております。そこで、歳入のときにも触れさせていただきました。自民党としてもあの後いろいろちょっと議論を重ねたんですけれども、一般財源としての税金の投入というのは、なかなか難しいというふうには理解はしているんですけれども、私が一例で申し上げた23区の競馬組合の配分金というのは、毎年来るわけではありませんね。これはその23区の公営ギャンブルの利益によって、そのときによってその配分金として23区に来ているという現状があるんですね。ですから、歳入のときの財政課長の答弁ではなかなか特定には、特定の事業にというのは難しいというお話でしたけれども、利益という考えであれば最初は普通の利益のお金から、23区に各区に来ることによってそれが一般財源になってしまうから税金だということなんですけれども、そういう形でやっぱり23区の中で大井競馬という競馬場があって、それは区長会や議長会の皆さんもかかわっております。そういう形で、たまたま今は売り上げが上がっていますからそういう収益が出ているんですよ。ですから、そういう意味では、私はそういうものを江戸川区にとっては青少年の翼にというような考え方もあってもいいんじゃないかと思いますし、そういう形で柔軟な対応も必要だと思うんです。そうすることによって青少年の翼が堅持、また拡大というような方向にも結びつくんじゃないかと思いますけれども、改めてこの辺についての区のお考えを聞かせていただきたいと思います。 ◎岡部長年 財政課長 歳入のときにお答えさせていただきまして、今、委員さんおっしゃられたとおり、今、特定の財源に充てるのはどうかなということでお答えをさせていただいたところでありますし、またこの配当については波があると。来ないときもあれば、今のように多くいただけるときがあるということも一つあるかと思います。一方で、その青少年翼事業についてを考えたときに、やはり今、区民の心意気といいますか、いただいた浄財、寄付金を充てて未来を築く子どもたち、これを育成していこうという心の中でご支援いただいて成り立っているものだと思っております。具体にはいただいた寄付金を基金に一度積み立てて、それをまた必要な経費を取り崩して実施するということになっております。これは、条例の中でも寄付金を充てて運営するというふうになっておりますけども、これは青少年の翼だけでなく、スポーツ夢基金ですとか、あるいは諏訪善行賞の表彰ですとか、新川創生ですとか、そういったものも寄付金でということになってございます。そういったところで寄付金を使って事業を行っていくという、この基本的な考え方は、これは変えずにいきたいなというふうに思っているところではございますけども、ただ一方で寄付金によっているところで今後どれだけ入ってくるか。あるいは、今後事業拡大したときに足りなくなるですとか、そういう要素もあると思いますので、ちょっとそこら辺については考えていかなければならないかなと思います。ただ、そこで競馬組合の収益の配分というふうになっておりますので、そういったところを具体に青少年のところの事業に充てていいのかどうか、そういったのも十分考慮しなければいけないなというふうに思ってございますので、ここでは一旦ほかの基金のあり方等もあります。ちょっと研究課題とさせていただければというふうに思います。 ◆福本光浩 委員 一般財源を投入しないという前提だったので、あえて競馬の配分金だったらまたね、一般財源になっちゃうんですけど、結果的には。ただ、そういう形で何か私はできないかなという意味で投げかけをさせていただきました。やはりもう一度戻りますけれども、基金があっての青少年の翼ですから、なかなか本当に基金がなくなっちゃったら、終わりですという本当にそれで区がいいのかという私は思いがあるんですね。  それで、質問を変えます。今まで過去14回実施をしてきて、多くの子どもたちがもう相当成長をされていると思いますけれども、そういう方々のOB、OG会含めて追跡調査というんですかね、そういうことについてどのように進んでおりますか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 翼のOBについてですけれども、平成15年にスタートしまして、今年までで1,275名派遣を行っております。初回派遣の子たちは、今現在30歳を皆超えたような状況です。派遣後の状況を確認するために平成26年11月に当時20歳以上の過去の派遣団員にアンケートを実施させていただいております。その中で、派遣後どうなったかということで状況を確認したところ、改めて海外留学に行ったとか、あとは派遣国の大学に再度入学をして現地で就職した方という声もございましたし、あと教職に就いて子どもたちに青少年の翼事業のすばらしさを伝えているという声もございました。そういった状況ではその後も活躍している状況が非常によくわかりました。合わせて、派遣によってその後の人生に何か影響とかありましたかということに関しましては、やはり派遣の経験によって自分の自信がついたとか、あとはキャリア形成に大きく影響を受けたという声がございまして、派遣自体が人生そのものを大きく子どもたちを変えているなというのがよくわかりました。私たちの目的としているとおり、やはり国際感覚を身につける貴重な機会となっているのが、この青少年の翼なのかなと思っております。前回の調査から5年が経過しているということで、実は今年度も11月に同様のアンケートをとろうと思っていますので、そのアンケートの調査結果をまた見ながら翼の会での活動であるとか、あとの今後の事業の実施方法に役立てていきたいと考えております。 ◆福本光浩 委員 非常にすばらしい今お答えだったなと思います。この目的に沿った形でそういう子どもたちが本当に世界に羽ばたいているということが改めてわかりましたので、今年の11月にもそういうまた調査を行うということですから、ぜひ、また聞かせていただきたいと思いますし、もう一度戻りますけれども、今のような答弁の中で、浄財がなくなっちゃったら、じゃあこれは一般財源投入しないから、もうできませんというような私はもう事業じゃなくなっているんじゃないのかなというふうに思いますので、ぜひ財政課長からもいろいろな現状の中でなかなか厳しい状況もよくわかりますけれども、いろいろな継承と変革と、斉藤区長体制の中、柔軟に対応できるところは私は柔軟に対応して、こういうような事業を進めていただきたいというふうに思います。  最後になんですけれども、先ほど3カ国。いろいろ国も考えているということで、英語圏というお話がございましたけれども、再三私たち述べさせていただいておりまして、アメリカのハワイ、ホノルルというのは、英語が非常にきれいでございまして、またオバマ前大統領もその高校を卒業した。また日本にはゆかりの深い地で、歴史等も学べる。いろいろな意味で私は検討の場所になるのではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 先ほどお話させていただきましたとおり、この3カ国がずっとこのまま継続するという形では考えておりませんので、当然そういった部分も含めて研究はしていきたいなと思っております。
    ◆福本光浩 委員 わかりました。ぜひ、最後にいたしますけれども、今のホノルルを含めまして私は基金もこれから多くの方々から増えることを前提に、この青少年の翼が拡大して、多くの区民の方々が国際感覚豊かなそういう方になっていただきたいと、そういう夢を持っていただきたいということを申し述べて終わりたいと思います。 ◆川瀬泰徳 委員 関連で一言だけちょっとつけ加えたいと、お話をさせていただきたいと思っておりますけれども。福本委員の今、議論がありました。この青少年の翼、一人でも多くの子どもたちにという思いはあります。この話にも出ていました今までずっと支えていただいております大口で寄付していただいているという、私も個人的にも存じ上げている方ですけれども、起業家のお方でありますけれども、何か揺らいでいるということはありませんので、この方の高尚なお気持ちでの青少年のためにということでしっかり支えていきたいというお気持ちは常々私も拝聴する機会ありますけれども、今後ともしっかりと支えていきたいと常々言っていらっしゃいますので、その辺は大丈夫でございます。そのことだけちょっとつけ加えさせていただければと。 ◆よぎ 委員 すみません、青少年の翼ですけれども、最終的にどんな目的でやっていくかというところがすごく中心にあるべきであって、例えば今、日本の企業とかを見ても、インドとかインドネシアとかフィリピンとかタイとかベトナムとか、もう日本の企業がどんどんそちらのほうに向かっていっているんですね。それから、私も民間から来ているんですけれども、本当にこの国に行く人たち、それからその国を理解する人たち、その国の言葉とか、好きなる人たち、まだすごく日本人として限定的であって、割と民間ではもう英語できるということは結構普通、一般的にスタンダードな要件になってきていて英語できるから何だというのは正直そういう見方です、大手企業では。なので、いかにあなたはインド内部の事情わかりますとかというところはすごく人材が求められいて、そちらのほうにも早いうちに目を向けるべきではないかというふうに思います。そのほうが恐らくコストも下がってくるんじゃないかな。一人当たり単価がというのは、まず思います。  それからもう一つ。もう時代変わりました。15年前の江戸川区、それからグローバルも考えて実は江戸川区はもっとグローバリゼーションをしてきたと僕は思います。もう今は4万人近くの外国人が江戸川区にいます。なので、区内の中での例えばホームステイ体験とか、それからもっと具体的に一つの国、一つの国を学んでいくというような研修を考えるとか、情報交換を考えるとか、お金をかけずに何ができるかということもぜひ財政の負担を増やす前に考えるべきだと思います。私は一応田舎で育ってきてきたんですけれども、ちょっと考え方古臭いかもしれないんですけれども、やっぱりただであんまり機会を与えたくない、ぜひ、頑張ってチャンス掴んでほしいというふうに思いますので、まずはお金をかけずに何ができるかというのは、ぜひ積極的に考えてもらいたいと思います。 ◆所隆宏 委員 共育プラザについて伺いたいと思います。共育プラザ区内に6館ありまして、乳幼児から高校生まで若い方が集う教育共同の場としてあります。この主要施策の成果を見ますと、30年度利用者が少し減っているようなんですけれども、この要因についてどのように考えてらっしゃるか、お聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 共育プラザの利用人数の減少ということについてお答えさせていただきます。  共育プラザの利用者数は平成29年から30年で約1万7,000人ほど減少している状況がございます。  減少の内訳としましては、子育て広場と保護者で約1万人、中高生も7,000人弱減少しております。私どもの管轄しています中高生の利用減少についてでございますけれども、内訳を見させていただくと30年度については区内6館のうち3館、南小岩、一之江、南篠崎で減少の傾向がございます。逆に平井と葛西は増加しているといった状況があるのと、あわせて一之江と南篠崎はそれぞれ3,000人近く減少しているという状況がございます。  減少の理由についてでございますけれども、細かい理由ですと例えば一定の来ていたグループが来なくなってしまったとか、あとは卒業とか引退にあわせて利用しなくなったということがございますけれども、細かく見ていく中で、やはり新規の登録者の減少があるのかなと考えています。新規の利用者が減少した理由というのは、ちょっとはっきりとは明確にはわからないんですけれども、やはり子どもが多様化していく中で共育プラザの運営とか、コンセプトが子どものニーズとかみ合ってない部分が多少あるのかなと思っております。この点については先月、子どもたち区内の中高生全員に共育プラザについてのアンケートを実施させていただいております。もう基本的にプラザを知っているか、知らないかというところから、どんなところなら利用したいかとか、何をしたいかというところをとらせていただいて、現在集計を行っていますので、集計結果をもとに再度いろいろな子どもが抵抗感なく気軽に立ち寄れるような、また今まで来たことない子が来てみたいと思ってくれるような共育プラザにしていきたいと思っております。 ◆所隆宏 委員 1万7,000人減ったうちの1万人は小さいお子さんだということなんですけど。わかりました。  この共育プラザで行われている学習支援の1655cafeなんです。これが29年度からだったでしたか、江戸川区の特徴ある支援の施策ということで注目も浴びてきたし、また成果も出たというふうに聞いているんですが、1655cafeのほうはどんな状況でしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 1655勉強cafeの利用についてでございますけれども、こちらの29年から30年度に約277名ほど利用人数が減少しております。  内訳を見ると、全体的に中学生の利用の減少が見られています。館としては先ほど同様、一之江と南篠崎での減少傾向がございます。  南篠崎も一之江も毎回15名近い子どもたちは勉強には学習支援に来ているんですけれども、やはり中学生での新規の登録人数の減少という状況を考えると、やはり共育プラザのイメージとかニーズの部分のかみ合いというのがあるのかなと考えています。1655勉強cafeが実は共育プラザを通うきっかけになるような事業にもなっていますので、そういった意味ではアンケートの結果を分析してさらに多くに中学生に利用してもらいたいと考えております。 ◆所隆宏 委員 よく分析、アンケートもとってつかんでらっしゃるなという印象がすごくしましたけれども、共育プラザの私たち小さいころ児童館だったんですけれども、現在、共育プラザということで、現在、月曜日と祝日が休館というふうになっていると思います。また、利用時間も平日は21時まで使えるようになっていますけれども、土日については17時までというようなところありまして、今、先ほどから図書館の民営化、指定管理によって利用環境よくなったという話もあったんですけれども、そういった開館時間の延長とか、そういう利用者の利便性なども考えて民間利用とかこういったことについては、お考えはどうでしょうか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 開館時間についていただいたご意見のとおり、現在、月曜と祝日がお休みで、平日は21時までなのに対し、土日は17時までという運営方法になっております。子どもたちからは月曜日は部活が休みだからあけてほしいとか、土日の夜こそ9時まであいていてほしいという声は確かにございます。先ほど同様、やはりあらゆる子どもが利用できるような共育プラザである必要があると思いますし、何より子どもの期待を裏切らない、そういう施設でありたいなとは思っています。  ただ、そういった意味で年末年始以外毎日9時まで開館ということになると、現在の運営体制とか職員人数ではなかなか運営が難しい状況でございます。やはり子どもが主役の場所ですので、子どものニーズに応えるために運用方法等も研究はしていきたいということで思っております。 ◆所隆宏 委員 ぜひ検討をお願いしたいと思います。  それから、いつも共育プラザについてお話をするときに、区の南部地域の空白地域があるじゃないかってお話をしているんですけど、今回もちょっとホームページで見てみたんですけど、地図が載っていまして今6館ある場所が出ているんですけど、これ見ますと区内の南部地域だけではなくて、私のいる鹿骨地域とか、あと中央地域、この辺も空白なんじゃないかなってちょっと地図を見ると思うんですけれども、この空白地域の捉え方について、どのように捉えてらっしゃるかお聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 共育プラザの空白地域へのということでお話いただきました件ですが、確かに地図に落としていきますとおっしゃられるとおり、葛西の南部地区、あとは区役所周辺、鹿骨エリアというのが空白地帯となっています。今まではそういった状況であっても対象が中高生ということで、行動範囲も広いであろうということで最寄りの共育プラザ利用できると私たち考えておりましたが、やはり近年の多様化する子どもの状況とか、多くの子どもたちに居場所として利用してもらうためには通いやすい場所にあるのが必要じゃないかということも考えております。当然新しいところに設置ということになりますと、場所の問題とか、設備等の問題もございますので、こちらについても前向きに検討していきたいと考えております。 ◆所隆宏 委員 そういった認識がおありだということですので、この空白地区の解消とともに中高生の居場所として、より充実したソフト、ハードともに施設になるようにお取組みをお願いしたいと思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 共育プラザについてです。共育プラザは通っている学校にかかわらず、居場所となり得る場所です。今年残念ながら9月に自死した子どものニュースがありました。共育プラザでは子どもの自死が多いと言われる9月に向けて、居場所としてのメッセージを出したということを伺っています。どのように出されたのか、また共育プラザには常に誰か相談できる人や相談できる空気があるのかどうか、お聞かせください。 ◎上坂かおり 健全育成課長 自死に向けたメッセージということで、最近9月1日の自死の問題というのが非常に話題になっていて、共育プラザはさまざまな子どもの居場所であるということで、私たちにも何かできるんじゃないかということで、いろいろ考えさせていただいて、共育プラザ6館ツイッターを常にやらせていただいております。そういった意味でツイッターを発信しようということで考えました。  内容としては、「自殺しないで」とか、「学校行かなくていいよ」というそういったメッセージというよりは、「あなたの居場所がここにもあるよ」ということで、6館全てで9月1日に発信をさせていただきました。いつも共育プラザのツイッターは、いろいろな活動の情報の発信をさせていただいています。こういうイベントやりましたよというのがあるんですが、やはりこういったときに「何もしないあなたを受け入れるよ」というメッセージも定期的に発信することによって、居場所として通ってくれるんじゃないかなと私たち考えております。これに対して特に反応等はなかったんですけれども、これからもこういったメッセージ発信していきたいなと思っております。  あと、すみません。2点目です。常に相談できる方というのがいるかどうかという件につきましては、共育プラザには専門非常勤中高生指導員という非常勤職員がおります。子どもに寄り添う視線を持った職員でございまして、この指導員は日ごろ常に研修等も実施させていただいております。当然区で行うゲートキーパー研修はもちろんですし、メンタルサポート研修ということで思春期の心の発達、あとはリストカットや死にたいと向き合うというところとか、そういった研修もさせていただいております。そういった意味では、いつでも生きづらさや悩みを抱えた子が来ても、いつでも受け入れられるように指導員等も学びをし、対応できるような体制を整えている状況です。 ◆伊藤ひとみ 委員 メッセージを出すことは大変重要なことだと思っています。中高生の居場所である共育プラザが率先してメッセージを出したということは、大変よかったと思っています。  区内に6館ある共育プラザですが、中高生にはどのぐらい認識されているのか、どのようにつかんでいるのかところをアンケートをとっているということだと思うんですけれども、内容についてお聞かせいただければと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 アンケートの内容についてですけれども、先ほどもお話させていただきましたが、やはり共育プラザをまず知っているか、知ってないかというところ、あとはどんなことができたら共育プラザ今後利用したいか、何をしたいか、そういったことをアンケートの中で聞かせていただいています。細かい勉強したいとか、ダンスがしたい、ただ居場所として利用したい、そういったニーズも項目として拾わせていただいていますので、またそういったニーズに沿った形で運営方法等も考えていきたいと思っております。 ◆伊藤ひとみ 委員 ぜひアンケートの結果についてもお聞かせいただきたいと思います。その結果を検証して、子どもたちが共育プラザを自分たちの居場所と認識できることが重要だと思います。実際には行政が発信するメッセージは子どもたちにはなかなか届きにくいと思いますけれども、あらゆる媒体を使用してメッセージを出していくのも方法だと思っています。居場所のメッセージは子どもたちだけではなく、若者にも赤ちゃんと一緒のママたち、大人にも必要だと考えています。最近若い人向けの区のフライヤーなどでもQRコードのついたものも目にとまるようになりました。子どもたちから若い保護者まで、一般的になっているスマートフォンの活用も考慮して、さまざまな形で発信をしていっていただきたいと考えています。 ◆笹本ひさし 委員 いろいろ言いたいんだけど時間が余りないので、短く言います。  子ども未来館の事業について伺います。  子ども未来館の事業に関しては例えばちょっと残念なこともあったんですが、法律の猿山の猿たちの秩序を法律になぞらえた西原先生の法律と裁判なんかもとってもすばらしかったと大変残念なんですが、あるいは本区の北小岩出身のナチュラリストのテレビでも活躍している佐々木洋先生の講座なんか私も大好きで何遍も聞かせていただいています。  そんな中で、都市交流にもなりますけれども、城里町と一緒にやっていると思いますけど、サーモンプロジェクト私も2回ほど行きましたが、事業について説明していただければと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 子ども未来館で実施していますサーモンプロジェクトについて、ご説明させていただきます。  こちらは子ども未来館で平成28年度より実施させていただいておりますサーモンのふ化を通じた江戸川区と城里町との交流事業でございます。友好都市であります城里町、実はサケのふるさとでもございまして、その関係もあって子ども未来館の事業としてサケの遡上を見に行くということをさせていただきました。その見学をきっかけにふ化ということもできるよというご提案をいただきまして、このサーモンプロジェクトは開始した形です。  具体的には12月に城里町の漁協のほうから受精卵の提供を受けます。区内の家庭に募集をかけまして、その方たちに飼育方法のノウハウを伝えた上で、その卵を配付しまして約2カ月家庭で育てていただく形になります。その後ふ化したものを今度は稚魚のふるさとである城里町の那珂川にみんなで放流しに行くというイベントでございます。 ◆笹本ひさし 委員 里親というか、2カ月間卵からふ化させて稚魚にして那珂川に放流すると。サケの帰趨本能、それで将来返ってくるということを期待しながら育てるって大変夢のあるというか、すばらしいことだと思います。先ほどの議論聞いていて、例えば青少年の翼なんかもそうですけど、これなんかも同様だと思うんですが、将来どういう人間になって地域に貢献するんだというそのために税金を使って、公金を使って人づくりをするんだという考えに私はつながるものがあるなというふうに思いました。ですから、このサーモンプロジェクト、とってもすばらしい事業ですので、ぜひいろいろなところでも紹介をして、またチャレンジをしてやってみようと、年末から3月の初めぐらいまでの期間だと思いますけれども、多くの家庭がチャレンジしてぜひそういうのを広めていただきたいと思います。 ◎上坂かおり 健全育成課長 1件訂正をさせていただいていいですか。  先ほど城里町の友好都市を私言いました。交流都市の誤りですので申しわけございません。訂正させていただきます。 ◆小林あすか 委員 子ども会についてお伺いいたします。  以前、委員会で子ども会の実態を調査しているというお話があったかと思いますけれども、それの進捗というか、もし調査が終わってある程度の実態が見えているようであれば、お伺いしたいです。 ◎上坂かおり 健全育成課長 子ども会のアンケートについてお話させていただきます。  子ども会の活動というのが全区的、全国的に加入者が減少している状況ということで、そういった実態を把握するという意味で今年の8月に子ども会に向けたアンケートを実施しました。区内現在97団体中76団体から回答を得ることができています。現在、未提出団体にも提出のお願いをさせていただいてるところですが、現在集まっている状況で簡単にご説明をさせていただきますと、子ども会での課題は個々あるということで確認させていただいておりますが、全体の回答者のうち、75%の団体がやはり何かしらの悩みを抱えているというのがわかりました。やはり共通しているものとしては子どもがいるのに子ども会に加入しないとか、子ども会を支える人材の不足というのがございました。あわせてそういった中で現在希望するどんなことがあったらいいなというところを確認しましたところ、やはり活動に当たっての情報共有、電子媒体での情報共有とか、あとは区での子ども会活動のPR、こういった活動しているというPRの部分、あと活動に当たっての相談機能の充実などがあったらいいなということで上がっておりました。 ◆小林あすか 委員 私たちの周りのお母さんたちや子どもたちが抱えている課題とかなり近いと思いますので、かなり実態が今の時点であらわれているかと思います。  それに際して先ほど少しありましたけれども、子どもがいるのに入らない。世帯があるのに、人材不足だというところだと思うんですけれども、課長からもあったように江戸川区、私の夫もそうなんです、長く住まわれている方ももちろんたくさんいらっしゃるんですけれども、かなり新しい世帯が増えているのも実態だと思っております。その方からすると、やはり地域でこれから暮らしていこうと思ったときに、なかなかやっぱり子ども会だったり、その地域のことが目に見えないというところがあり、いいのか悪いのかは別として、最近の方、じゃあこの地区の子ども会に入ろうっていって何するかってまずインターネットとかで調べたりするんですね。そのときに江戸川区子ども会って検索しても出てこないと、もうそれで基本的にシャットダウン、シャットアウト、引いちゃう方もいらっしゃるという中で、今度多分恐らく子ども会の子ども増やしたい、人材ができればたくさんあったほうがいいとお考えだと思うんですけれども、その辺、子どもだったりとか、人材確保するために何か課題というか、検討されている事案はありますか。 ◎上坂かおり 健全育成課長 現在、アンケートの中身については集計させていただいていますので、どういったものが求められているかというところにつきましては、江戸川区の子ども会連合会がございますので、そちらとアンケートの結果を検討しながら、私たちにまずできることは何かということで実施はしていきたいと思っております。 ◆小林あすか 委員 よろしくお願いします。入らない子どもたちだったり世帯も、入りたくないというわけではなくてあったらできれば活動したいという方々もいらっしゃったりというところで、ぜひ手を差し伸べていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆金井しげる 委員 先ほどの笹本委員のサーモンプロジェクトに関してですけれど、私も大変すばらしい事業だなというふうに思っております。一定期間卵を家庭に持って帰って育てるという期間の中で、やっぱりお子さん一人だけでやれることって限りがあって、そこには保護者の方も加わってという親子のきずなを深めるみたいな部分もあると思いますし、育てる過程でふ化の瞬間を見たり、また育てた中でふ化した稚魚が途中で死んじゃったりという中で、いろいろな思いを学習していざ那珂川に保護者の方と一緒にたくさん持ってこれる子もいれば、たった1匹大事に持ってきて放流すると、その瞬間を親子で味わえるという、その期間の中のかかわりというか、取組みというのはすごく意味があるなと思って私も一度お邪魔をさせていただいたことがありますけれども、ぜひさらにまた広げていっていただきたいというふうに思います。応援しております。 ○須賀精二 委員長 第2目健全育成費の審査は終了いたしました。  午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。  再開時間は午後1時とします。  暫時休憩します。           (午前11時59分 休憩)           (午後 1時00分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き再開いたします。  決算概要説明の156ページをお開きください。  第2項保健体育費。第1目スポーツ振興費から審査願います。 ◆白井正三郎 委員 午後もよろしくお願いします。  プールの設置について、お聞かせいただきたいと思いますけど、言うまでもなくプールはスポーツや健康で大いに有意義なものだというふうに思っています。まだ、空白地域が江戸川区は温水プールとかあって、それでどうかなと思って区のほうでどういうふうに考えているかなと思って、もう一度昨年の6月出された大型公共施設の現状と再編整備の検討の報告書をゆっくり読まさせていただきました。すごくよくできている報告書だなというふうに思います。このもとになっているのはたしか29年の4月に副区長が座長としてつくられたものもあったかなというふうに思うんですけど。  その中で、プールだけでもないんですけど、プールについて読むと総合体育館が前からお話されていますけど、スポーツ施設として法改正でそのままではつくれないというお話もここにも出ていて、その後どうするというお話もここでは案として出ています。デメリットとしては、中央地区がプール機能の空白地域となるというようなことも書かれておりまして、これからいろいろなことを検討なさって恐らく地域のバランスだとか、あと民間の活用だとか、民間施設の活用とか、あと学校の統廃合もありますから、そういうところで土地があいてきたり、いろいろな検討をなさって恐らくプールも検討なさるんだというふうに施設もなさるのかなというふうに思っているんです。  ここでは一つだけお聞かせいただきたいんですけど、この34ページに現状とデータ分析を踏まえた今後の検討の方向性ということが出ています。更新を求められている施設は地域、区議会等の意見を踏まえ、当該施設の方向性を検討する、その後に方向性の決定をして、施設建設検討会を開くということが書いてありますが、まだつくって1年目なのでそんなに検討進んでないかもしれません。ただ、新庁舎なんかここに書いてありますけど、もう個別に進んでいたりしておりますし、それから跡地ももう勉強会なさっているというのもよく知っておりますが、そういうことで公共施設の現状と再編整備の検討の方向性の冊子全体についての検討は今どういうふうにしているのかということと、それから今後何か考えがあったら教えていただきたいと思います。 ◎矢作紀宏 企画課長 昨年6月に出したこの報告書でございますけれど、委員ご存じのとおりだと思いますが、この考え方でいきますということを定めたというものではございません。今後の議論に向けた方向性を示させていただいたものでございます。昨日も少しお話させていただきましたが、本庁舎の跡地の勉強会のほうでもこれ資料として使わせていただきました。そういった形でこれを一つのたたき台として区議会の皆様、それから区民の皆様、議論を重ねていく題材にしていきたいと考えております。 ◆白井正三郎 委員 よろしくできればと思いますが、重ねてお話しますと、この34ページには更新が求められている施設の整備の方向性については、地域、区議会等の意見を踏まえ、当該施設の方向性を検討するってなっておりますし、それから方向性が決定した後は施設内容の検討についても、施設建設検討会は地域、区議会等で構成し、施設内容を検討するとなっておりますので、どうぞ斉藤区長がよくお話になったように、二元代表制ということで議会のご意見もいろいろ取り入れていただきながら、お願いしたいと思います。 ◆竹平智春 委員 よろしくお願いいたします。  スポーツということで、この30年度のスポーツ振興の取組みの率直に成果と課題ということで伺いたいと思います。29年度の世論調査によりますと、本区のスポーツ参加率が29.6%、これは週に1回以上運動するということでの結果でございましたけれども、30年度参加率アップに向けた取組み、どのようなところに力を入れたのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 どうぞよろしくお願いいたします。  まず平成30年度のスポーツ参加率を高めるための取組みというご質問でございますが、まずチャレンジデーも含めましてさまざまな取組みを実施してまいりました。新規拡充の分野でおきましては、例えばスポーツ庁と連携したウオーキングのアプリ「FUN+WALK」の導入ですとか、あるいは観戦、参加、体験、そういったカテゴリーごとに江戸川区のスポーツ事業を整理し、まとめて情報発信する、江戸川スポーツプログラムの作成ですとか、さまざまなアプローチでスポーツ参加率の向上を図ってまいりました。 ◆竹平智春 委員 さまざまな取組みをされたということでございますけれども、ちょうど30年度「FUN+WALK」という取組みがあったかと思います。私もアプリで「FUN+WALK」を使わせていただいておりますけれども、なかなか歩いたポイントをためてそれを買ったりもらったりできる、そういうアプリがあります。ただ、それが余りできるお店とか、余り近くになかったりということもありまして、何かこれをもう少し改善できないかなというふうに思うところです。中に見ますと栃木県では「とちまる健康ポイント」愛称「とけポ」というのをこの6月から実施をしているようでございまして、大変興味深いなと思いました。歩いてためたポイントで栃木の特産品など抽せんで当たるという、そんなものでございまして、本区でも利用促進に向けてこのような方法とかも参考に力入れてみたらどうかなというふうに思います。「FUN+WALK」は毎日リアルタイムで歩数が計算されてポイントがたまっていきますので、日々の運動促進にもとってもよいかなというふうに思います。年齢問わず、自分のペースでできますので普及してほしいというふうに思うんですけれども、今ちょっと申しましたけども、例えば本区の飲食店、衣料品店とか、またスポーツジムとか、エステとか、そういったお店とかに協力をしていただいて、そこでポイントが使えるような、そんなようなこともできるといいなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。何か考えていることありますか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 「FUN+WALK」を始めてからもう一年以上経過しておりますけども、感触としてまだまだ区民の皆様に認知されてないかなというふうには感じております。  各種のイベント等で「FUN+WALK」のPRはしておりますけども、やはりまだ認知度が足りないというふうに考えております。  ですので、ご提案のようには内容も認知度高めるための取組み、あるいはさらに「FUN+WALK」を活用してウォーキングを通して健康増進をする取組み、それを後押しするアイデアだというふうに思っていますので、それも一つの方策として関係部署と協議しながら、ベストな方法を検討していきたいというふうに考えております。 ◆竹平智春 委員 前向きなお言葉として受けとめました。ぜひこのようなアプリを活用して区内産業にもまた活性化にもなったり、そして自分の健康にもなったりということでございますので、このような取組みを要望したいと思います。  実は今日、広報えどがわを見ましたら、えどがわスポーツサポートクラブ認証事業というのがスタートしたということで、ちょうど載っておりました。これについてちょっと教えていただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 えどがわスポーツサポートクラブ認証事業ですけども、今年度の新規事業でございます。区民の皆様がスポーツの機会の拡大ということで、今年度取り組んでいる事業ということでございます。  具体的な内容なんですけども、まずは10月、そしてこれから1月もなんですけども、区と協定を結びましたスポーツクラブを認証クラブということにいたしまして、そのフレームの範囲内で行う教室ですとか、施設の利用につきましては無料で開放する。無料で提供するというようなそういった取組みでございます。  狙いとしては、やはり区内のスポーツ施設かなり利用率が高まっておりまして、飽和状態ということもございますので、一方で、区内には約50近いスポーツクラブがございます。スポーツクラブには施設もありますし、有能なインストラクターもいますので、であれば民間の力をかりて区民の皆様にそういった場も使っていただいて、さらにスポーツをしてもらおうという、そういった狙いで取り組んだ事業でございます。 ◆竹平智春 委員 また新たな取組みも進めながら、さらなる江戸川区のスポーツ参加率を上げる。スポーツ都市江戸川として、さらに盛り上げていただきたいことを要望して終わります。 ◆中山隆仁 委員 よろしくお願いいたします。  ここでは、石塚部長と渡邊課長がオランダに訪問に行ったということをお聞きいたしましたが、スポーツ推進で行ったと思いますけれども、この訪問の目的と成果はいかがだったのか、教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今回のオランダ訪問につきましては、本区が今オランダオリンピック委員会スポーツ連合と取り組んでおります「Game Changerプロジェクト」の応報プログラムとして、オランダオリンピック会スポーツ連合の招聘によって行ったものでございます。先月の9月15日から22日まで行かせていただきました。  今回の視察の目的、ミッションは大きく言えば三つあったというふうに考えております。一つ目が、オランダ最古の大学でもありますライデン大学において、本区の障害者スポーツ事業のプレゼンをして、専門家の方と意見交換をすること。二つ目が、世界的にサッカーの普及ですとか、あるいは障害児のスポーツ活動の支援を行っておりますヨハン ・クライフ財団との面会と情報交換、そして最後の三つ目が実は今年の4月からスポーツ振興課では区内の七つのスポーツ施設で「スポーツコンシェルジュ」という事業を展開しております。この事業はスポーツ施設に来れば、区民の方がしたいスポーツですとか、そういった相談、そしてコーディネート、そういったことをスポーツ施設のほうで行って運動につなげていくというような、そういったサービスでございます。実はオランダではスポーツサービスポイントというふうに言われておりますが、障害者の方のそういったスポーツを始めるための相談窓口、相談機能がオランダでは今、先行的といいますか、先進的に進められておりますので、そのオランダのSSPを学んで、この江戸川区が新規で取り組んでおります「スポーツコンシェルジュ」、この機能拡大とサービス向上、これに結びつけたいと思いまして、視察に行かせていただきました。  長くなりまして申しわけございません。  成果といたしましては、まずライデン大学のプレゼンにおきましては、本区の取組みについてはバリエーションの多さ、そしてスピード感のある政策展開についてお褒めの言葉をいただいております。ヨハン・クライフ財団とは、いろいろノウハウを持っている財団でございますので、実際のイベントも見させていただきましたし、いろいろな情報を交換させていただきましたので、今後機会があれば連携していきたいなというふうに考えております。  そして三つ目のSSPの視察につきましては、アウトリーチの重要性ですとか、コーディネーターの重要性、あるいは医療的サポートの重要性、そういったものを学んでまいりましたので、この成果をスポーツコンシェルジュ事業に生かして来年度新規拡充のような形で、区民の皆様に提供していきたいというふうに考えております。 ◆中山隆仁 委員 なかなか実のある視察だったかなというふうにただいま感じました。これからも障害者がいきいきのびのびとスポーツができるよう、また環境、また社会を整えてさらに障害者のスポーツ振興に努力をしていただきたいとお願いいたしまして、要望といたします。ありがとうございます。 ◆川瀬泰徳 委員 今、オランダの話が出ました。障害者のスポーツ、同様のことをお聞きするつもりでおりましたけれども、今、議論がありましたので。パラスポーツということで、ちょっとお聞きをしたいと思います。障害者の皆さんの。本区は平成28年に都内で初めて障害者スポーツの専門の担当組織をおつくりになった。障害者スポーツ係をつくられたと。これは江戸川区のパラスポーツ振興へのまさに意気込みを感じるというふうにあらわれであると、こういうように思います。  そこで、パラスポーツについて平成30年の取組み、実績をまずちょっとお聞きをしたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 パラスポーツの取組みにつきましては、3本柱で行っておりまして、ちょっとそれぞれの実績についてお答えさせていただきます。  まず普及啓発につきましては、50回、参加人数が2万903人、二つ目の体験事業、これは障害者の方のスポーツ参加でございますが、43回で2,551人、そして人材育成、パラスポーツを支える人材育成でございますが、21回で854人でございます。 ◆川瀬泰徳 委員 昨日のオリパラの質疑の中にもあったんですけども、機運醸成ということで皆さん頑張っていただいているということでございますけれども、そのように努力をしていただいていると思います。  スポーツ振興課も機運醸成のために今まで力を尽くしていらっしゃる。先日、私の話で申しわけないです、東井堀の親水緑道というのがありまして、そこで私ボランティアで掃除をしているんですけども、そのときによく知っている障害者の青年、この人は20代でありますけれども、ちょうどそのときばったり会いまして三輪車で動いているんですけれども、彼に会ってどこ行くのって聞きましたら、今からボッチャに行ってきますと、こういうふうに言ってくれたんです。私はその言葉と聞いて、障害者スポーツが順調にレガシーと言いますか、ということで定着してきているのかなと、このように思ってうれしい思いをしたんですけれども、このボッチャというスポーツについて、その取組みを教えていただきたいとお願いします。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ボッチャは、本当に障害の有無にかかわらず老若男女、年齢にかかわらず、できるユニバーサルなスポーツだということで、斉藤区長が力を入れているスポーツでございまして、江戸川区としても各地でボッチャをやっている、そういった様子をうかがう機会も多いかと思いますけども、昨年度の実績で言うと、スポーツ振興課としては計63回、ボッチャの事業を実施しまして5,000人以上が参加しております。それで、区の福祉施設はもちろんですけども、地域のイベントでの体験会、あるいは大会で言えば年1回特別支援学校の生徒も含めた都立高校のボッチャ交流大会も開催しておりますし、あるいは年1回、11月23日に江戸川区最大のボッチャ交流大会も開催するなど、指導、体験、大会、そういった機会をつくってボッチャの振興に取り組んでいるところでございます。 ◆川瀬泰徳 委員 ボッチャ一つを取り上げてみても、このようにだんだん障害者の皆さんの、いわゆるパラスポーツというのがこの江戸川区内にどんどん定着し、広がっていくということを願っているわけなんですけれども、パラスポーツの振興ということを考えたときに、障害者専用の施設があればいいなとこのように思ったりもするんですけれども、今は東京では北区と国立市にそのような施設があって、私の知り合いの障害者の青年もさっきの方とは違いますけれども、北区に通っているということをよく聞きます。本区にこのような障害者専用の施設があれば、さらにさらにパラスポーツが進行すると考えます。障害者の皆さんの会場をとるというのも、なかなかちょっといろいろ課題が難しい部分もあったりということを耳にしたりもしますので、ぜひこのような障害者専用の体育館とか、そういうふうな施設があればいいなと私は思っているんですけども、その辺はどのようにお考えですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 現在、総合体育館にしろ、スポーツセンターも総合体育館は50万以上、スポーツセンターは100万以上ということで、かなり利用者が多い、そういった施設でございます。その中でやはり障害者の方がやはり使える環境をぜひつくりたいということで、何とかプログラムを工夫して障害者の方が優先的に使える時間をつくったり、優先的に使える日をつくったり、そういった形で今、対応しているところでございます。確かにそれだけだとなかなかこれから高まるであろう障害者の皆様方のスポーツ需要に応えることは難しいかなというふうに思っておりますので、今現状の対策をしっかり取り組みながらまた新たなアプローチで、そういった場の拡大とか、そういった機会、そういったものをつくっていく必要があるなというふうには感じております。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わります。  今、答弁いただいたように、今、現状のところでもしっかり捉えていただいて、できればこのような障害者のスポーツ施設というのができればいいなと、このように思っておりますので、これ要望にとどめさせていただきますけども、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆小林あすか 委員 よろしくお願いします。  パラスポーツということで、お伺いいたします。  今年度パラスポーツのパラスポ、アニメ連携プロジェクトということで、漫画を使って啓蒙活動されているということですが、こちらの事業の実績と評価をお伺いします。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 こちらのプロジェクトは昨年度から実施している事業でございまして、今回で2年目、来年で3回目ということで、一応3年間やろうということになっております。
     連携先は区内にあります東京コミュニケーションアート専門学校でございまして、このプロジェクトの経緯なんですけども、私ども障害者スポーツを進める上で障害者の団体ですとか、特別支援学校の先生ですとか、そういった方と意見交換をしながらどんな政策をしていくべきかということを日々検討しております。その中で、実際に障害児の方も含めてなかなかチラシとか、ポスターは読まないし、見ないと。でも漫画だったら読むよと。漫画は読めばストーリーの中でルールもわかるし、魅力も伝わるよというような、そういったアイデアをいただいたものですから、じゃあちょっと漫画使ってそういった普及啓発図っていこうかというふうに思いまして、それで東京コミュニケーションアート専門学校に行って協力してもらえないかということでご相談したら、ご快諾をいただいたというような、そういったプロジェクトでございます。  実際、昨年度は「青空のかなたへ」という作品をつくりまして、冊子として4,400部発行いたしました。配布先は文教施設、小学校、中学校はもちろんなんですけども、図書館ですとか、区の施設、あるいはちょっと手にとって読んでもらいたいなという思いがあったものですから、病院ですとか、薬局ですとか、銭湯ですとか、銀行ですとか、そういった待ち合いスペースがあるところにも配付をさせていただいて、対応をさせていただいております。  それで、昨年度についてはパラバドミントンをテーマにしたものでございまして、今年はオランダのコーフボールをテーマとした今、作品を作成中でございます。 ◆小林あすか 委員 今、お話にあったように、文字だったりチラシは見ないけど、漫画だったらというところは実は私もそうでして、実際にご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、キャプテン翼だったり、スラムダンクだったり、スポーツに限らず漫画から入ってそれで広がったというものがすごく多いのが皆さんもご存じだと思います。なかなかパラスポーツのやっぱり漫画だったり、アニメというところはすごくなくて、でもやっぱりこれから啓蒙していかなきゃいけないなというところで、すごくこの事業はいいかと思いますので、ぜひ今後も頑張っていただきたいなと思います。  先ほど、文教施設だったり、銀行だったり、銭湯だったりということがありますが、できれば本当にたくさんの方読んでいただきたい。変な話いつ誰がそのような状態になるかというところで、やっぱり今は関係ないと思ってらっしゃるご家族だったりというところで、ぜひ置く場所というか、あと部数に関してはもう少しちょっと頑張っていただきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ◆所隆宏 委員 私、このところでスポーツランドのことをお聞きしたいと思います。  スポーツランドは秋冬春はアイススケート場として、夏はプールという形で利用されております。アイススケートリンクがあるというのは、都内でも貴重なスポーツの施設、資源だなというふうに思っていまして、そういうことがこの江戸川区にあるということを非常に誇らしいというか、そういうふうに思っているわけですけども、このスポーツランドなんですが、平成30年度の利用者数の状況とその分析について、お聞きをしたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 平成30年度アイススケートリンクの利用者につきましては、12万8,230人となっております。  それで分析でございますが、アイススケートはかなりフィギュアスケート、やっぱりその人気に引っ張られるところがありまして、例えば冬季五輪がある年はスポーツランドのアイススケートリンクの利用者が急増するというような、4年に1回、そういったような傾向がございました。ただ、直近の平昌はそういった波が来ないで、減少が続いたということでございます。  そういった流れを受けて私どもも利用者にヒアリングをいたしまして、実際、競技団体に聞くと実は競技団体の参加者は増えていると。減っているのは一般の利用者だというようなことが分析でわかってまいりました。ですので、一般の利用者が減少している、やはりスケート人気、フィギュアの人気とかそういったことにやはり引っ張られる傾向があるのかなというところなんですけども、そのあたりを増やすための努力は教室事業とか、そういったことも含めて考えていかなきゃいけないなというふうには考えております。 ◆所隆宏 委員 今、教室事業という話もありましたけども、スケート人口そういうこと考えますと、やはり教室に通ってアイススケーター、そういうふうになっていく人がやっぱり増えていくということも一つは底辺としては大事かなと思うんですけれども、そういう意味で教室の充実ということが一つは大事じゃないかなと思います。  それで、スケート教室なんですけれども、30年度の実績、それとあと教えてくれる先生の顔ぶれ、そんなのがもしわかりましたら教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、教室事業の実績でございますが、江戸川区のアイススケート教室はまず4歳以上大人まで幅広い年齢で対応しております。それでそういった対象の教室が八つございまして、さらに知的障害者の方を対象とした教室も一つございます。合計9教室行っておりまして、昨年度で言えば142回、参加者数が5,094人でございます。そして、それ以外にも教育委員会のほうで行っております学校スケート教室、あるいは一般公開の中でやはりスケートをちょこっとでもいいから教えてもらえれば、すぐ滑れるというようなそういったコツを教える、そういったことが少し人気だったものですから、ワンポイントレッスンというものもサービスとして行っておりまして、これも含めると昨年度は128回の1万1,098人ですので、全体の合計で言えば270回、1万6,192人ということになります。  それで、指導者なんですけども、指導者はやはりレベルの高い方にもお願いしておりまして、また元オリンピアンの選手もいますし、やはり国体で活躍したトップレベルの選手、そういった方にお願いをしております。 ◆所隆宏 委員 結構頑張ってらっしゃるんだなということを改めて思うんですけど、ホームページなんか見ますと余り例えば先生のことなんか余り出てないんです。都内のスケートリンクというと神宮とか、ちょっと比較してみたんですけど、そちらのほうでは21人かな、先生がやっぱりオリンピアンだったりとか、ジュニアの選手をメダリスト育てたとかという肩書きがある人たちがずらっと出てたりして、そういったこともちょっとホームページで一目でわかるようになっているんで、そういうことも何かあったほうがいいんじゃないかなとちょっと思ったりもしました。  あと、スケートリンクの利用料なんですけど、このスポーツランドのほうは入場料が一般の方520円で貸し靴が320円で合計で840円使えるということなんですけど、一方、神宮なんかで比べてみますと、入るのに1,340円、貸し靴が510円で1,850円ということで、1,000円も違うんです。そういったすごく利用料が安いということなんかももっと知ってもらってもいいのかな。ちょっと場所が不便な場所にあるということもあるんですけど、そういったことも工夫してもらったらいいかなというふうに思っております。  財務レポートにすごく人数が減っているというような形で書いてあったんですけれども、今後の課題で書いてあるんですけれども、自主事業の展開とか、PRが必要って書いてありますけれども、何か今後のお考えがありましたら、お聞かせ願えればと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 利用者の減少につきましては、重大に受けとめておりまして、平成28年度からてこ入れをしないといけないということで力を入れて取り組んでおります。例えば28年度には船堀の駅前からタワーホール船堀に行く途中にありますアーケードに、「スポーツランドでスケートしよう」というような、そういった広告のフラッグを掲示したり、あるいは自主事業で言えば今年の5月にはアイスショーを誘致して区民の皆様にお楽しみいただいたりとか、あるいは最近外国人の利用者も増えているということでございますので、スポーツランドでは英語、中国語、韓国語のパンフレットをつくりまして、瑞江第一ホテルにおいてぜひ来てくださいというような営業を行ったり、あるいは今年の4月にホームページのリニューアルして、多言語対応にもしていますし、あと魅力の向上ということでまだまだちょっと情報発信足りないんじゃないかということなんですけども、ホームページもリニューアルして魅力の発信に努めていると。そういったいろいろなアプローチでとにかく認知度も含めて、江戸川区のスポーツランド、そしてアイススケート場を使ってもらおうということで取り組んでおります。ですので、ほかにもまだまだいろいろなアプローチがあると思いますので、利用者等の意見もまた聞きながら、またさらに利用者が増える、愛されるスポーツランドになるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆所隆宏 委員 スポーツランドの魅力を高めて利用者を増やしていただくために、先ほど言いましたリーズナブルな利用料金であるとか、またスケート教室の充実でありますとか、また後、今までも何回か言ってきましたけど、スケートリンクの通年化、そういったこともご検討いただいて、またあと場所が交通アクセスがちょっと難しいということもありますので、そういったバス路線の拡充とかも含めまして、あそこのスケートリンクがさらに魅力を発信できるような取組みをお願いをしたいと思います。 ◆福本光浩 委員 ここでは陸上競技場と江戸川区球場、そしてスポーツ夢基金、この点について質問したいと思いますが、財務レポート見させていただきまして、陸上競技場と江戸川区球場、この部分に絞りますけれども、特に30年度はかなり大幅な工事、改修工事等々があって予算をかけました。その中で陸上競技場で言うと、第三種の一応施設となるということと、あと江戸川球場に至っては3億8,000万円ぐらいかけて40メートルのフェンスをつくりました。  そこでお尋ねしたいのは、まず二つともここ見ると相当35年以上かけて老朽化しているというようなお声があって、今後は新規獲得、リピーターを含めてというお話がございましたけれども、その中で昨年そうやって大幅改修をかけて工事をいたしました。今後はスポーツの担当課としてはこの2施設についてはどのような展望を描いているかということを今現在で思いがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 陸上競技場と江戸川区球場、江戸川区を代表するスポーツ施設でございまして、これまで多くの方にご利用いただいている施設でございます。今回の大幅改修で、例えば球場につきましては40メートルの防球フェンスが新設されたということでございます。これを受けてこれまで球場で開催できなかった、例えば大学野球ですとか、社会人野球、そういった大会の開催も可能になりました。それで、先週の28、29、土日なんですけども、まずはということで女子プロ野球を誘致いたしまして、江戸川区で初めて公式戦を開催させていただきました。ですので、そういったこれまで利用していなかった層の拡大、そういったことを通して区民の皆様に魅力的なコンテンツをこれから提供していきたいというふうに考えております。  そして、陸上競技場につきましても、これはいよいよ来年迫りました東京オリンピック、パラリンピックに向けて、公式練習会場となると。そのための必要工事を行いまして、あわせてバリアフリー化の工事も行ったところでございます。これまでも魅力的な施設ではございましたが、さらにグレードアップした施設となりましたので、もちろんこれまで以上に大型の大会ですとか、そういったまた球場と同じように区民の皆様に魅力的なコンテンツを提供していきたいというふうに考えております。例えばということで、今年の6月にはラグビーのトップリーグ、公式戦を誘致いたしましたし、今後もそういったラグビーのトップリーグの公式戦、実は6月に利用されたチームがここの陸上競技場とてもいいですねというふうに高い評価をいただいておりますので、そういったご評価もいただいている陸上競技場でございますので、これからお客さんが見て喜ぶ楽しめる、そういったようなコンテンツをいろいろ誘致というような形でもってきて、区民の皆様に見るスポーツ、さらにするスポーツも含めて機会を拡大していきたいというふうに考えております。 ◆福本光浩 委員 それで、今、江戸川区球場、女子プロが行われたということでございますけれども、私たちもたまに開会式等で陸上競技場に行く機会があります。本当に相当大きなフェンスがこの間出来上がっていたなと思ったんだけれども、それ今、女子プロが開催したということですけれども、今後今大学も含めたいろいろな形での開催というお話ありましたけれども、大学の6大学とか、いろいろなスケジュールが組まれていて、なかなか江戸川区球場ってどういう存在になるかわからないだけれども、その辺というのは例えば来年以降でもうそういう話し合いに入っているとかってあるんですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 すみません、実は大学の複数のリーグから改修工事が終わった後、江戸川区球場使えないでしょうかというような問い合わせは幾つかいただいております。ただ、具体的に今後計画されている合意に至ったそういったものは今のところございません。ですので、今後また日程ですとか、いろいろ利用条件等、そういったものが合致すれば、やはりそういった大学野球もかなりレベルが高い試合もございますので、そういったような機会もぜひ区民の皆様に提供できれば提供していきたいというふうには考えております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。ぜひそういう形でこれも地域の盛り上がりにつながる話だと思いますので、4億円近いお金をかけて改修した江戸川区球場、ぜひ大きな大会を開催していただいて盛り上げていただきたいということをまず申し上げます。  それで、陸上競技場なんですけど、先ほどラグビーのさまざまな大きな大会もう行われているということでございました。区長の招集挨拶でもちょうどノーサイドの撮影も行われたということで、斉藤区長もスパイクを持って会場に行ったというお話もございましたけれども、ドラマに区長が出ていたかどうか、ちょっと私はわかりませんが、そういう形で江戸川区の中で今、注目されているテレビ、ドラマでそういう陸上競技場が使われたということは私たちもうれしく思っております。ここも引き続き、今、ラグビーで相当日本代表盛り上がっておりまして、今週のサモア戦は期待するところでございますけれども、そういう形で大きな大会をやっていけるような環境を整えていただけたらと思うんですけど、二つに共通して言えるのが、観客席の部分というのは仮に大きな大会をやるに当たっては、ちょっとまだ不十分じゃないかなという素人的な印象もあるんですけれども、担当課としてはその辺はいかがお考えですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今後は大型大会等誘致する上では、観客席は不足するのではないかというふうには将来的には考えておりますが、現状でいえば例えば陸上競技場については7,000席がございますけども、昨年でいえば一番お客様が入った大会はラクロスでございまして、約4,000人ということでございます。大会以外だとさわやか体育祭がございますけども、それ以外でいうとラクロスが約4,000ということで、一番お客が入ったコンテンツということになります。ただ、今後やはりサッカーですとか、そういったものも含めて魅力的なコンテンツを提供するとなると、やはり将来的には不足してくるかなというふうには感じております。  そして球場なんですけども、球場は現在4,000席ございまして、基本的に高校野球を中心に使われているかなというふうにも感じておりますけども、高校野球を観戦するだけであれば十分な観客席かと思いますけども、やはりこれからそういった大型の大会とか、そういったことが誘致というふうになれば、不足するような事態も将来的には起こり得るかなというふうには感じております。 ◆福本光浩 委員 ぜひスポーツの競技場ですから、さわやか体育祭も非常に重要な施策の一つだと思いますけれども、大きな大会で今の観客席が足りないと、そういうようなことになるように期待をしたいというふうに思います。  スポーツ夢基金のことについて、ちょっと改めてお聞きします。来年で2020東京オリンピック・パラリンピックに向けての審査というのは、来年の3月になるのかなと思いますけれども、それ以降についてというのは、継続ということを伺っておりますけど、どのようにお考えでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 スポーツ夢基金はオリンピック・パラリンピック等を目指すアスリートを応援する、そういった支援事業でございまして、やはり、来年の東京オリンピック・パラリンピックに注目が集まっておりますが、このスポーツ夢基金自体は東京オリンピック・パラリンピック以降も続けるということで立ち上げた事業でございますので、東京が終われば次はパリということで、そこを目指してアスリートを支援していきたいというふうに考えております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。ぜひ、このスポーツ夢基金を、先ほどちょっと青少年の翼の部分にも関係するかもしれませんが、これも、やはり関東興業からの1,000万の寄付と、六市、三市の2,200万だったか2,000万か、そのぐらいの寄付によってスポーツ夢基金の原資になっているわけです。先ほどの、寄付金という話があったけど、これだって別に特定じゃなくて一般寄付からスポーツ夢基金という形で区が行政判断をしたというふうに私たちは認識しておりますので、青少年の翼とちょっと分けて考えますけれども、このスポーツ夢基金もそうやって子どもたちの成長、要するに、スポーツの支援のためにそういう寄付金がしっかり使われているということをしっかりPRしながら、そして江戸川区にとって、そういう人材の育成に努めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○伊藤照子 副委員長 すみません、今の陸上競技場と江戸川区球場の件で関連で質問させていただきます。  私の地元のところなので、年に何度となく行かせていただいているんですが、陸上競技場もほんとトラックもきれいになりましたし、今回の整備をされた30年度の整備の内容、ユニバーサルデザイン大きく前進しましたが、その内容と、江戸川区球場の防球フェンスのかさ上げについて、ここに至った経緯と内容について教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず陸上競技場でございますけども、昨年度の工事は、やはり来年の東京オリンピック・パラリンピックの公式練習会場となるということで、その条件を満たすための工事がメインでございました。あわせまして、電気設備、夜間照明もLED化いたしましたし、メインスタンドの内部施設につきましてはリニューアルしたというような、そういったことがメインとなっています。  今年度は、今度はバリアフリー化ということをメインに、エレベーターを設置したり、あるいは、観客席、メインスタンド、階段を拡幅して手すりをつけたり、あるいは車椅子席を増設したり、そういったような工事を行います。さらに、やはり老朽化している施設でございますので、外壁の塗装ですとか、防水加工、そういったものを今年度行っていく予定でございます。  そして、球場でございますけども、昨年度は最大40メートルの防球フェンスの構築、そして、場外の給排水管の更新工事をあわせて行っております。  それで、今年度につきましては、球場は夜間照明のLED化ですとか、あるいは、やはり老朽化していますので外壁塗装ですとか、防水加工ですとか、あるいは、機械、電気関係の更新等を予定しております。  それで、防球フェンスのかさ上げに至った経緯でございますけども、やはり身体能力の向上ですとか、野球の用具の性能の向上ですとか、近年、ファールボール、あるいは、ホームランボールが場外に飛び出すというふうなことが頻発しておりました。中には通行人に当たったり、車両に当たったようなことも何度かありまして、これはいけないということで、民間の企業さん2社にシミュレーションを行って、何メートルまでかさ上げしたら安全でしょうかということで分析お願いしたところ、40メートルが絶対安全圏というような、そういった回答でございましたので、では40メートルで設計して設置しようということになりまして行った工事でございます。 ○伊藤照子 副委員長 江戸川区球場、この間の女子プロ野球行ってまいりました。区長が始球式をしているところも拝見させていただきまして、初めて女子プロ野球拝見したんですけど、やっぱりピンクとか紫とかそういう色が多くて、すごく盛り上がってまして、応援団の人も来てまして、本当に福本委員もおっしゃったように江戸川区を区内外にPRするのには本当にすばらしい機会だなというのをすごく感じましたので、この工事によりまして、そういったプロの選手の方たちも呼べるという、本当に楽しみになってまいりまして、来年のオリンピックに向けて、この江戸川区球場をさらにレベルアップして、区内外の人にPRして、来ていただける大きなチャンスになるのを感じました。江戸川区陸上競技場のほうもシャワールームも車椅子用のシャワールームもつきましたし、入り口も全て引き戸になっているという、廊下も余り広くありませんので、こういったところが、このユニバーサルデザインを大きく進めて、世界の方をお迎えする準備を江戸川区として進めていただいて、トイレのことは私たち地元の議員も何回も何回も言われておりましたので、やっと本当に皆さんが使いやすいきれいなトイレになって、皆さんに大変喜んでいただいているところです。今ご説明いただいてエレベーターもつくということで、それにあわせて車椅子用の席も座席についても観客席もついていく、またさらに、椅子ですとかそういったところも改修してくださるということで、さらにさらにグレードアップしていくなあと思いますので、ぜひ区内外の方PRして、いろいろな試合が来ていただいて、西葛西や臨海公園の駅から多くの方がこのスポーツ施設を目指してくるような形で求めたいと思います。  あともう一つ、工事の中で、今、よく大会やるときスタンドの一番手前のとこ、これぐらい幅がありまして、子どもが落っこっちゃうので危ないんですって気をつけてくださいってアナウンスされるんですが、今回の工事の中で、この辺はどのように改善されますか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 確かに、メインスタンドの一番手前のフェンスなんですけども、子どもが誤って落ちる可能性もあるということで指摘されておりました。今回の改修工事で、フェンスは全て取っ払いまして、強化ガラスに切り替えます。強化ガラスにすることで当然落ちることもないですし、逆に視認性が高まるというんでしょうか、一番前の方もフェンスを気にすることなくフィールドが見えるというような、そういった形で観客の方にも満足度が向上するんじゃないかということで、一応そういった工事を実施する予定でございます。 ○伊藤照子 副委員長 本当に一番懸念していたところが解決してよかったなと思います。  江戸川区球場のほうのトイレですとか、その辺の改修については、いつごろやられる予定ですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今回、女子プロ野球を初めて誘致して、公式戦を開催ということで、これから利用の幅も拡大するということで、やはり、トイレの問題についても老朽化していることもありますので、順次改修していきたいというふうに考えております。 ◆よぎ 委員 先ほど、文化振興のところで多文化共生の話がいっぱい出ましたけれども、私は、スポーツが一番多文化共生に適しているツールかなというふうに思います。ということで、スポーツを多文化共生のツールとして使っていただきたいなと思っています。  例えば、今、江戸川区在住の人口の多い国の有名なスポーツをちょっと取り組んでみたりとか、そういうふうな提案もしたいし、特に、例えば、インド人コミュニティーからクリケットのピッチを新しくいいところでつくってほしいなという、すごい要望がありまして、それ個別に対応していきたいと思うんですけれども、でも皆さん知らないだろうけれども、2012年に日本ナショナル女子チームが実はアジア大会優勝して、今年ちょうど今男子U19のチームが実は南アフリカにワールドカップに出ていっています。アジア大会を数カ月前に優勝して。ということで、実は日本でもクリケットはすごい盛んになってきています。今年も6月に実は国際ヨガDAYということで、渡邊さんから非常に応援いただきましたし、そういうことでいろいろなスポーツ、サッカーとか野球とかだけにとどまらず、いろいろな国籍の方々もちゃんと参加していける、そして、例えば、区民大会とかも外国人はもっと参加する。それから、外国人の方は単独でいろいろな大会を実施しているんですけれども、そこに逆に日本人の方々も参加していけるように促していくというふうなことを考えていければいいかなというふうに思います。意見要望です。何かあればぜひおっしゃってください。なければ大丈夫です。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、やはり増加する外国人の方もスポーツをしていただけるようにということで、まずは私どもスポーツ施設としても、区の七つの指定管理施設では全てタブレット端末を配備して、そこに英会話の翻訳のアプリを入れて、それで少なからずコミュニケーションがとれるようにということで、そういったサービスも実施しておりますし、全ての七つのスポーツ施設では多言語対応でホームページも今年の4月にリニューアルしておりますし、スポーツセンターとスポーツランドにつきましては、英語版のパンフレットもつくっておりますので、そういった形で外国人の皆様の、まずはスポーツの施設利用を促しているところでございます。  それで、区民大会ですとか教室ですとか、たくさんのイベントを区内でスポーツ行っております。そちらは、もちろん外国人の方にもオープンでございまして参加できるような機会となっておりますので、ぜひそういった機会をどんどんご活用していただければと思いますし、なかなか多文化共生というか理解がというような課題があるようであれば、文化課さんですとか企画課さんと協力しながらそういったベースもつくりつつ、スポーツ参加の機会も拡大していくというような、そういった形で広げていければいいなというふうにも考えております。 ◆大橋美枝子 委員 今、スポーツにかかわってさまざまなご意見が出て、私もなるほどと、やっぱり外国人の方ともスポーツを通して交流するというのはすごくいいなと思いながら、皆さんのご意見を聞き入っていました。  私は、スポーツ施設の拡充について改めてお聞きしたいと思います。  昨日の企画のところでもいろいろ話が出されておりますが、スポーツ施設の拡充という視点でちょっとお伺いしたいと思います。  区長が答弁でもお話されたように、葛西の南のほうにカヌー・スラロームもできたことだし、あのあたり一帯を有意義なものにしたいというふうに語っておられました。その中に、ぜひスポーツ施設も含んで都と話し合ってもらいたいというふうに思っているんですが、そのあたりはどうでしょうか。 ◎矢作紀宏 企画課長 臨海地域のお話でございますけれど、これからさまざまな可能性として、区長が先日答弁をしたところでございます。  これから東京都をはじめ、関係団体と協議を重ねていくというところになるわけですけれど、スポーツ施設も含めて、どういったものが区全体としてどういった施設が必要かとか、あるいは、これからの配置計画、あるいは、需要ですね、そういったものも踏まえた上で、これからスポーツ振興課ともそういった協議は進めていきたいと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 確かにおっしゃるとおりだと思います。  それで需要との関係なんですが、カヌーのスラローム場ができる前は、あそこ臨海第二球技場ということで野球のコートがあって、それで硬式野球ができたという大変すぐれた施設があったわけです。それが、カヌー・スラロームができたことでなくなってしまって大変残念に私は思っている一人なんですけども、2年前の決特でも何とか都有地をうまく活用できないかということを質問し、数年たってみないとわからないという回答だったんですけれども、一応、区としては賃借料が幾らかなと総合的に勘案して、その時点で判断するというふうに答弁をされています。私は、ぜひとも子どもたちも使えるような硬式の野球ができるそういう球技場をぜひとも復活できないかと、スペースが余りないということも承知していますが、何か工夫できないかなと思うので、そのあたりももちろん需要も含めてというのはおっしゃるとおりなんですけども、ぜひそこを考えてほしいと思うんですが、もう一度ご回答いただけますか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 3年前に東京都が、あそこの土地を返してほしいと。そして、そこにカヌー・スラローム場を建設するというような説明会というか、打ち合わせを開きたいので地元の利用団体と区の担当者来てくださいということで打ち合わせを行いました。  そのときに、利用団体からも、ぜひ、もしオリンピックの後にそういった土地がまだあるようであって条件が整うようであれば、ぜひまた使いたいというような要望はそのとき利用団体からも出されておりますし、東京都も事情は承知していると思います。いずれにしても、あそこは都有地でございますので、都の意思決定に委ねるしかないということでございますし、将来の話でございまして、まだ何も決まっていないという状態でございますので、以前からご要望はいただいておりますけども、現状ではそういったような状況であるということしか言えないかなというところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 しつこく言ってあれですが、何も決まってないからこそ、こちらも東京都と話し合うときにテーブルに乗せてほしいということを改めて要望、意見として述べさせていただきます。  関連して、江戸川区内の硬式野球が練習できるところというのが幾つかあるとお聞きしておりますが、今、練習として使っているところはどこでしょうか。  そして、どんなふうに、利用者数というか利用率というか、どんなふうに使われているか教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 現在、区内で硬式野球ができる場所は、先ほど話題にもなりました江戸川区球場、そして、江戸川河川敷の限定的な面、21、22面、この両面を一緒に使うという条件で硬式利用ができるというようなことで利用していただいております。  それで、河川敷の硬式野球の利用については、正直、軟式野球とも併用ということになっていますので、実績として分けることができないんです。実際に、21、22面を一緒に使っているということで言えば、昨年度、基本的には土日祝日が中心になりますので、土日祝日で言えば97.3%ということで、人数で言えば1万5,880人の方が使っているというようなそういった状況でございます。 ◆大橋美枝子 委員 私がお聞きして、改めて要望が強いということをちょっと強調したくてお聞きしました。やっぱり、硬式野球でやりたいという子どもたちもいますし、今回の関東一高の活躍なんか見ても、やっぱり、何がどうつながっていくかはわかりませんが、でもやっぱり夢を大事にするということになれば、その場を提供できる非常に江戸川区のすぐれたスポーツ施設をきちっと位置付けてやっていただけないかと。そういうことを東京都にも言っていただいて、都有地もお借りできたら、そんなふうに大きく動いていったらいいなと。何も決まっていない状態だからこそしっかり意見要望を言っていただきたいということを改めて強調させていただきたいと思います。  最後に1点、江戸川の江戸川区球場のことに関してちょっとお聞きしたいことは、さっき施設に関しては全部わかったんですが、指定管理料との関連で、指定管理料が増えたというふうに説明されています。どういうときに増えるのか、教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 指定管理料が増える場合というのは幾つかあるなと思いますけども、今回、球場が増えたということは、たしか財務レポートにも人件費の増加というようなことが書いてあったかと思うんですけども、やはり、指定管理者の職員もスタッフも、何年か働いていると当然ベースアップもいたしますし、あるいは、何か新規の取組みをしようとすると当然、事業経費ということで人件費もかかってきますので、そういったサービス向上をしようとすればするほど費用は上がるというような、そういった内容になっております。 ◆大橋美枝子 委員 サービス向上で費用が上がるということ自体、私もいいと思うんですが、全体に利用者を増やしていくとか、それがベースになり、そして人件費にいい意味ではね返るということができれば、働く人もますます意欲を持って働けるかなと思いますので、ぜひ働く人たちの意欲を大事にするような指定管理への働きかけを引き続きお願いしたいと思います。 ◆早川和江 委員 ここでは、小岩小学校に新設された相撲の土俵の活用について質問したいのですが、学校の所管が教育委員会ですので教育費にも関連しますが、委員長そこのところお許しください。  田子ノ浦部屋の前稀勢の里関が横綱に昇進したことを契機に相撲熱が一気に盛り上がり、区内にも本格的な土俵があればとして小岩小学校に本格的な土俵がつくられましたけれども、30年度、本区と江戸川相撲連盟とタイアップした相撲大会はどのぐらい行われましたでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 スポーツ振興課として、江戸川区の相撲の振興、しっかり取り組んでおりますが、その要となるのが江戸川区の相撲連盟でございまして、江戸川区相撲連盟とタイアップして昨年度行った大会で言えば、まず一つ目が区民大会ということでございまして、年1回開催しております。実績といたしましては、昨年度は85名の方が参加されています。そしてもう一つが、わんぱく相撲江戸川区大会でございまして、これは青年会議所が中心となるイベントでございますけども、江戸川区教育委員会とともに全面協力で支援しているイベントでございます。こちらは、参加実績が708名ということでございます。  それ以外にも、江戸川区相撲連盟は独自の活動として、学校での相撲教室ですとか、各地の神社とかでの大会ですとか、そういったことにも協力していただいております。 ◆早川和江 委員 やはり、まだ少ないと感じますけれども、元横綱稀勢の里は荒磯親方となり、一昨日29日に断髪式が行われましたけれども、大変、大盛況だったと聞いております。そのときのインタビューで、長生きして次の力士を育てること、横綱の精神力、そして、経験を教えていくのが務めだと思うと発言しております。どうでしょう。小岩小学校と田子ノ浦部屋が近い距離にある。そして、荒磯親方が次代の人に精神力、経験を教えていきたい、それが務めだと強い意志を持っていること。また、江戸川区相撲連盟は江戸川区のほうが後押しを少ししていただければ、しっかりとやっていきたいと思っていると言っております。江戸川区のお考えお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 昨年度の実績で言えば、江戸川区相撲連盟と、まさに田子ノ浦部屋の力士が協力して、小岩小学校の土俵を使って、5年生を対象とした相撲大会ですかね、年2回ですけども実施したという実績がございます。ただ、委員おっしゃるようにまだまだ少ないかなというふうに感じておりますので、私どもスポーツ振興課としても江戸川区相撲連盟と連携して、例えば、月1回の相撲の指導の教室ですとか、そういったものが定期的に開催できればいいなというふうに考えておりますので、そういった教室、あるいは、規模はそんなに大きい大会できないですけども大会ですとか、そういったあらゆる可能性を探りながら小岩小学校の土俵を含めて利活用して、江戸川区の相撲の振興に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆早川和江 委員 力強いお言葉いただきました。せっかくの施設ですからどんどん活用して、稀勢の里昇進のときのようなあの熱気とか興奮を再び荒磯親方となってからも江戸川区に相撲熱が盛り上がるように活用のご努力していただくよう要望して終わります。 ○伊藤照子 副委員長 すみません、ここで臨海球技場と、新左近川親水公園カヌー場と、テニスコートのこと3点お聞きしたいと思います。  臨海球技場は、サッカー、野球など、さまざまなスポーツに使用されておりますけれども、大会などのときに駐車場が足りないとのお声をいただいておりますけれども、この駐車場の台数について増加するとお聞きしておりますが、現在の状況をお聞かせください。  また、新左近川親水公園カヌー場ですけれども、昨年整備して、今年6月にオープンいたしましたけれども、その後の使用実績どれぐらいあるのか、また、先日28、29日と全日本のカヌーポロの大会が開催されまして、大変天気のいい中、競技が行われましたけれども、競技者の方からの、このカヌー場、ポロの競技場の全体の評価はどのような評価があるのか、この2点まずお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、臨海球技場の駐車場についての回答でございますが、臨海球技場は年間約28万人ぐらいでしょうか、利用者が多いという、そういった球技場でございまして、やはり車の利用者が多いということで、以前から、もうちょっと車の台数、駐車台数増やせないかというような相談がございました。それを受けまして、今年なんですけども、予算を計上いたしまして、今年の12月から3月の間でございますけども、駐車場の拡張工事を行いまして、15台分増えるということで今計画しているところでございます。  そしてもう一つが、カヌー場でございますが、カヌー場は今年の6月1日に開設いたしまして、6、7、8、9ということで4カ月経過しておりますが、すみません、ちょっと8月までの実績しかないんですけども、8月までで申し上げますと、6月が974人、7月が710人、8月が1,032人、計2,716人ということでございます。やはり、7月はちょっと天候不順が多かったということで、予定より利用者数が少なかったというふうに言えるんじゃないかなというふうに考えております。  それで、利用者の声ということでございますが、まさに先日28、29、日本のカヌーポロの日本一を決める日本カヌーポロ選手権大会が新左近川親水公園カヌー場で開催されて、選手の方にもいろいろ私もご意見伺ってまいりました。男子の部で史上初の5連覇をした佐倉インヴァースというチームのキャプテンにお話をお伺いしたんですけども、この江戸川区のカヌー場、非常にいい施設、アクセスもいいですし、非常に設備も充実していますし、非常にいいと。ぜひメインの練習会場として使いたいというような、そういったお声もいただいております。  ですので、そういったお褒めの言葉もいただいておりますけども、ほかの利用者の方からもいろいろまたこれからも意見いただきながら、もっとよくなるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○伊藤照子 副委員長 駐車場のほうは、大変きっと利用者の方にはまだまだ欲しいと言われるかもしれませんが、とりあえず15台増えるということで喜んでいただけると思います。  あと、カヌー場のほうですけれども、まずこの利用者2,716名のうち、区民体験があるじゃないですか、区民がお金払えばね、それが何人か教えてほしいのと、あとカヌーポロの大会のときにはきっと私も芝生のところにカヌーを置いて干したりですとか、駐車場も真ん前ですし、カヌーポロの人たちにとっては大変すごくこれきっと使いやすいだろうなって思ったんです。  あと、カヌーポロの競技者人口というのもちょっと今知りたいなと思って、もしわかったら教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、カヌー体験教室の実績でございますが、すみません、昨年度ということで実績でいうと、18回実施して607人の方にご参加いただいております。  私ども、それ以外にも学校でのカヌー教室ですとか、団体ごとのカヌーの体験会を開いたりとか、あるいは葛西海浜公園のカヌー教室とか、そういったような機会を設けておりまして、全体的なカヌーの体験機会ということで言えば45回2,554人の方にご参加いただいております。  それで、カヌーポロの競技人口ということでございますけども、私どもが直近で確認した数だと約220名というふうに伺っております。失礼しました、ちょっと増えました約260名ということで伺っております。 ○伊藤照子 副委員長 やはり、競技人口自体は少ないんだなと思って、なおさら江戸川区に全部来てくださいみたいな感じで、ぜひカヌーポロの競技者の方に江戸川区知ってもらって、利用してもらいたいなと思います。  あと、カヌー体験教室、ふだんでも使えるわけですので、ぜひもっともっと区全体にPRしていただいて、体験教室やるときじゃないときにも区民の人に気楽にカヌーに乗っていただけるようにPRしていただかないと、なかなか左近川の公園見たことない人は区にいっぱいいるわけでして、こちらが思っている以上に皆さん知らないですのでPRお願いしたいと思います。すごい江戸川区をまたスポーツでPRできるいいチャンスだと思います。  あと、テニスコートの件ですけれども、30年度、クラブハウスの改築設計委託費用が計上されておりますが、クラブハウス、どのような施設になるのか教えてください。  また、西葛西と篠崎には車椅子のテニスコート、ハードコートがあるんですけれども、谷河内にはハードコートは今ありませんけれども、このバリアフリー工事がこのクラブハウスでも行われると思いますが、今後、このパラスポーツが普及して、車椅子テニスを楽しまれる方も増えてくると思うんですが、今後のこの予定というか計画などがあったら教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、谷河内のクラブハウス、今年建て替えということでございますが、どういった形でバリアフリーになるのかということでお答えさせていただきます。  まずもって、スペースが拡大いたします。現在の管理棟は68.7平米、これが建て替えによりまして93.57平米ということで広くなります。そして、多目的トイレ今ございませんが、新たに設置されます。さらにスロープが設置されて車椅子の利用者も出入りすることができる、さらに、更衣室、シャワー室もバリアが取り払われて、バリアフリー化しているというような、そういったようなクラブハウスになります。  この設計に当たりましては、区内に車椅子テニスのアスリートの方がいらっしゃいまして、その方に実際にご意見等いただいて設計したものということでございますので、車椅子の利用者にとっても使いやすいそういったクラブハウスになると自負しております。そして、ご指摘がありましたハードコートの件でございますけども、確かに現在ハードコートは西葛西に二つ、スポーツランドに一つということで、仮に車椅子の方がテニスをしたいという場合には、そちらを優先的にご案内するということでございますが、やはりクラブハウスがバリアフリー化するということで、あわせて私どもも谷河内テニスコートの幾つかをハードコート化できないかというような計画は、もう数年前からございます。ただ、やはり利用者、あるいは利用団体の方の意見もございますので、継続で協議中ということでございまして、やはりいずれは障害の有無にかかわらずスポーツができるようにということで今取り組んでおりますので、谷河内テニスコートにもそういった環境ができればいいなということで考えていますので、これからも力強く取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○伊藤照子 副委員長 大会が谷河内のテニスコートでは軟式、硬式ともに、軟式とは言わないですけども、今、ソフトテニスともに行っておりますので、面数が減っちゃうのはちょっとやっぱり大会を運営している団体としては困っちゃう部分もあるので、その辺、支障がないような形で地域で篠崎地域いろいろ開発が行われておりまして、空きのところができて谷河内のテニスコート拡張できるという、こうチャンスがあったら、ぜひこのハードコートをつくって車椅子のテニスの方にも一番大きいテニスコートですので、谷河内のテニスコートで車椅子テニスを楽しんでいただいて、競技者の方にもこうプレイをしていただけるような、ぜひそういったグレードアップできる谷河内のテニスコートにしていただきたいと思いますので、競技団体の方ともよく協議をして進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○須賀精二 委員長 以上で、第7款文化共育費の審査を終了いたします。  次に、第8款生活振興費の審査に入りますが、委員の交代及び執行部職員の入れかえがありますので、休憩したいと思います。  再開時間は2時30分といたします。
     暫時休憩します。           (午後 2時10分 休憩)           (午後 2時30分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  はじめに、委員の交代についてですが、大橋委員、岩田委員から小俣委員、桝委員にそれぞれ交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席で、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  それでは、第8款生活振興費の審査に入ります。  決算概要説明の168ページをお開きください。  第1項地域振興総務費、第1目地域振興費より審査願います。 ◆中山隆仁 委員 よろしくお願いいたします。  たしか約3年前だと思うんですけれど、定例本会議で私の質問させていただきました、町会自治会会館の建て替えの助成支援をという質問をいたしましたが、その後どうなったのか、ちょっと全然話が私の耳に入ってこないんで教えていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ◎永塚正佳 地域振興課長 今、中山委員さんのほうからお話いただきました定例会の後、また予算特別委員会等で委員さんからもご質問いただいてございますけれども、1点まず状況でございます。その際に町会会館への補助、その部分について研究していきますというところの中で、一つ今現在やっている状況といたしましては、一般社団法人自治総合センター、いわゆる宝くじの部分でございますけれども、そちらのコミュニティセンター助成事業というものがございます。そちらを活用させていただいておるというご報告をまず1点させていただきたいと思ってございます。現在では町会自治会さんとともに、この手続に必要な事項につきましてスケジュール等確認しながら一緒に行っているところでございます。平成30年度でございますが、こちら昨年度でございますけれども、コミュニティセンター、この事業を活用して町会会館のいわゆる建て替えの助成1,500万円行うことができたということをこの場でちょっとご報告をさせていただければと思います。  また、その際に委員さんのほうから今年の予特ですか、早川委員さんからもお話いただきましたけれども、まず町会会館の建て替え、あるいは町会自身が町会活動の拠点だという認識のもと、法人化というお話をいただいております。その法人化につきましては、やはり建物自体、地域の財産でございますので、この権利の安定化、これを図るためには、やはり認可地縁法人、法人化というものをぜひ町会の皆様にも我々周知しながら、一緒にこの権利の安定化を図っていきたいと、現在そういう動きで地域振興課動いております。 ◆中山隆仁 委員 ちょうど30年度に1,500万円という、すごいことですね、これ。改築みたいな何かリニューアルということでこの1,500万円を使わせていただいたのでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 おっしゃるとおり、建て替えで1,500万円でございます。総事業費の5分の3で金額としては上限1,500万円ということでございます。 ◆中山隆仁 委員 平屋ですか、これは。1,500万円というのは。 ◎永塚正佳 地域振興課長 2階建てでございます。 ◆中山隆仁 委員 大分リーズナブルな感じがするんですけれども、そうですか。  あと、銀行とお話をしてもちろん町会の地縁法人化をしていただいて、それを条件にということで役所独自ではなくてそういうのをちょっと銀行と話し合っていただいてそういうシステムをつくっていただいたらという話だったんですけれども、そうではなくなって、そっちのほうも進んでいるんでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 いわゆる今、低金利ということもございまして、まず金融機関との話し合いということでは、現状としては町会さんと個々にご相談いただきましたら、どれが有利かといった形でご相談受けている形をとっております。単一的に制度化するということではなく、今、個々に聞き取りをしながら融資の、さまざまな金融機関と話し合いながらやっていきたいと思ってございます。 ◆中山隆仁 委員 それでは、さらに推し進めていっていただきたいと思います。  建物ですから日に日に老朽化していったりとかするんですけれども、町会役員さんたちは結構子どもたちにツケを回したくないという気持ちがあるみたいで、あんまり融資もどうかななんていう話もあるんですけれども、多分その今言っている人たちも、小さい時にその先人たちが建てたところにいっているそれが老朽化して今、自分たちが苦しい思いしているわけでありまして、そこのところは今のうちに支援していただいて、きれいに建て替えるなりリニューアルしてそれを分割で払っていったほうのが全然いいような私は気がするのですけれども、これからも早く支援していただけるような形をつくっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆白井正三郎 委員 すみません。ここでは松島地区の四丁目の区民施設の建設についてお聞きしますが、まずこの決算書で見ますと予算が8,051万4,000円なんですが、決算が2,337万7,000円余りなんですが、この違いは何でしたか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 予算現額が8,051万4千円というところの部分だと思いますけれども、こちら執行説明の部分でございますが、まず設計委託費と土質調査委託2種類、実はございます。設計委託費のほうが当初7,100万円ほど予定しておりました。入札の結果でございますけれども、ここの部分5,500万円という形になりまして、結果、今年度使う部分と具体的には委託の7割を今年度に繰り越させていただいた差分がこの8,000万円と2,300万円の差分になります。 ◆白井正三郎 委員 ごめんなさい、よくわからなかったんですが。ごめんなさい、私だけがわからないのかもしれないので、もう一度確認しますが、8,000万円のうち7,100万円が設計委託だったんですね。これが5,500万円になったんですか。設計委託費が。すみません。 ◎永塚正佳 地域振興課長 入札で5,500万円になったということでございます。 ◆白井正三郎 委員 これは30年度の決算には載ってないということなんでしょうか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 この部分の3割を今回の決算書に載せていただいて、7割を今年度の予算に繰り越させていただいたと、すみません説明が、繰り越させていただいたということでございます。 ◆白井正三郎 委員 よくわかりました。  この地域はコミュニティ会館なくて、それで私の記憶だと平成28年度ごろだったと思うんですけど、地元の6町会の町会長たちが区のほうに要望出して、非常に区のほうでこの土地の取得いろいろあったと思うんですけど、苦労して土地を取得していただいたと思います。その後、地元の町会長はじめとして、この施設いろいろどうしようかということでご相談いただいて、本当にいろいろなご意見があってまとめるの大変だったと思うんですけれど、でも、皆さん納得いただいて今の施設内容になっているんだというふうに思うんですけど、ここたしかスポーツ施設とそれからスポーツと防災なんかに力を入れていると思いました。あとは長島コミュニティ会館と同じぐらい広いんですよね。ちょっと特徴あったら教えていただいていいですか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 今、委員お話いただいたとおり、平成28年に地元の区長宛てに要望書いただきました。大きく言うと防災機能を充実させた、熟年者から地域の子どもまで幅広い世代で利用できるコミュニティ施設をというご要望でございました。その上で今、委員お話いただいたこの施設案の特徴案でございますけれども、一つには今、委員おっしゃったスポーツ面の部分をお話させていただきますと、建物の2階にスポーツルーム、こちらを設置するんでございますが、大きさとしてはバレーコートでいうと1面、バドミントンコートでいうと3面ほどの大きさで、壁の部分なんですけれどもソフトラバーといってやわらかいラバーをちょっとつけてみたい。それを今検討中でございます。それが一つ特徴かなと、今までにないコミュニティ会館のスポーツルームの壁の部分なのかなと思っております。  あともう一点、防災面というお話いただきましたので、この部分でございますが、こちらの水害に備えた高台化というのは今までも議会答弁でさせていただいておりますけれども、まずコミュニティ会館として初めてでございますが、防災倉庫をつくらせていただきたいと今考えております。それでじゃあ何をどういった機能を防災倉庫に求めるのというお話なんですけれども、具体的には折り畳みのボートをちょっと今考えております。また地域の方々、また議員の皆様方のお声聞きながら、これ来年度の話になりますので、そういった意味で今言える話としてはそういった形で防災倉庫をつくってまいりたいと考えているところでございます。 ◆白井正三郎 委員 昨日もうちの会派でたしか地域の防災倉庫についてご質問して、なかなかないので困っているという話ありましたけど、そうやってコミュニティ会館につくっていただいたりすると、これはコミュニティ会館の防災倉庫なんでしょうけど、地域のとは違うかもしれませんけど、非常に拠点になるかなと思います。ですから、コミュニティの文化のスポーツのまた防災の拠点として地域待ち望んでいると思いますので、どうぞ完成に向けて万全の体制でいいものお願いしたいと思います。 ◆桝秀行 委員 ここでは出張所のあり方という観点から質問させていただきたいと思います。  以前、本会議でも質問させていただいたことがあるんですが、今、私たちの江戸川区にはこの本庁舎と、そして区内には全部で六つの出張所が配置をされているということです。人口は江戸川区はもう70万人を超えたということなんですが、ほかの23区と比較をして、この出張所の数というのはもちろん多いほうが住民サービスが行き届くという考え方には間違いないと思うんです。ただ、ほかの区と比較をしたときに、やっぱり江戸川区は出張所が少ないということは数字の上からも明らかです。ざっくりした計算をすると23区大体人口少ないところで4万人から10万人、それから十数万人ぐらいに大体一つの出張所があるという計算が成り立ちます。江戸川の場合は、全部で6出張所ですので、70万人で割るとおよそ十数万人に一つということになります。中でも葛西地域はやはりその人口が多いということもあって、25万人の人口と言われていますけど、25万人人口がいるにもかかわらず、今は出張所が一つということになっています。もちろん所管の方はいろいろな対応をしていただいていると思いますけど、葛西の事務所はいつも混んでいます。そして、遠いところは北葛西とか、あるいは臨海町の端っこのほうにいると、一度バスに乗って駅に向かいます。駅に向かって、電車に乗って、そして葛西事務所にやってくると、こういうことを強いられるわけです。ほかの23区で見てみると、やはりバスと電車を乗り継いで住民票を取りに行く、あるいは住民サービス受けに行くということは、なかなかほかの地域では見られないんではないかなと思います。新しいその斉藤区長のお話を拝聴していると、これからは事務所はだんだん少なくなってくると、こういう世の中の時代、流れというのは私は間違いないと思います。もっともっと便利になってくると思いますし、今はコンビニでも住民票がとれるような時代に少しずつなりつつあるし、それが少しずつ今浸透しつつあるという点では私も理解をしています。ただ、そういう社会が来るのはやっぱりもう少し時間がかかると思うんです。今のマイナンバー制度も普及率から考えると、多くの方がコンビニでほとんどの帳票発行というものを済ませられるようになるとか、こういう時代というのはまだちょっと時間がかかるんではないかなと思います。以前、お尋ねをしたときの当時の部長さんのご答弁では、まずこの大出張所制度という基本はこれは大切にしながらも、さまざまなその住民サービス向上のためには調査研究を重ねていきたいと、そういう答弁があったんですけど、今新しい体制に変わられて、その後、調査研究、あるいは見解というのが今の時点であれば聞かせてください。 ◎後藤隆 生活振興部長 前回お尋ねになった時からそれほど大きく時間が過ぎておりませんので、お答えそのものは大きく変わるものではございませんけれども、ご案内のとおりここに来て新庁舎の建設というものがいよいよ具体的になってまいりました。それに伴ってこの事務所、今、生活振興部で抱えている事務所だけではなくて、区のさまざまなサービスのあり方がどうあるべきなのか、こういうことも一回総ざらいで考えていく時期に来ているんだろうと、そんなふうに思っております。  それから、今、桝委員のお話にもございましたように、やっぱりこれからは斉藤区長も申し上げているとおり、区役所に来ないで済む行政手続、こういったものも目指すべきではないかと。今、電子自治体というようなお話もございますけども、さまざまな形でツールが出ておる中で、わざわざ区役所に足を運ばなくても事務手続が済む、こういうことも合わせて検討していかなければいけないのではないかと、そんなふうに思うところでございます。したがって、桝委員おっしゃったその事務所のあり方どうなのかということでお尋ねでございますけども、そういったものを考えるときには今申し上げたようなことをひっくるめながら考えていかなくちゃいけないかな、そんなふうに考えているところでございます。 ◆桝秀行 委員 一つの事業というよりかは、大変区を挙げての大きな取組みというか、大きな視点からの考えが求められることなんだと思います。ですので、これから少し考えていただけるということですので、その検証作業というものを我々区民にも見える形でこういうふうに調査を行って、将来予測としてこういうような形がある、だからこういう道を選んでいますという検証してきた作業とその経過というものは、ぜひ我々にも見せていただきたいと思います。  この大出張所制度というのは、調べてみたら昭和45年に江戸川区では採用されたということですので、もう間もなく半世紀が経過をしようとしている事業です。50年前の制度ですので、それが人口もこれだけ増えて世の中の技術もこれだけ進展しているわけですから、割と短いスパンでの検証というのはこれからも求められると思います。最後にもう一度言いますけど、ぜひその検証した内容と結果というものをできる限りオープンにしていただきたいと思います。 ◆よぎ 委員 すみません、短くこの点で言いたいと思うんですけれども、私、銀行で業務の電子化と集中化、結構メインでやってきました。やはりこのテーマを扱うときに電子化の目的は何かというのを考えるときに、やっぱり最終的に区民への利便性というところにそれフォーカスを当てるべきであって、今、銀行とかでは結果的にそれを首を切るという、労働者を減らすという方向にもっていっちゃうすごい間違った方向性も日本の銀行で今、見られるんですけれども、そうじゃなくて、結果的に電子化をすることでリピート性のあるもの減らしていって、ある人員の中でそれで付加価値が出せるもっと違う事業をやっていくというのをやっぱり考えていかないので、そこをちょっと桝委員の考え方のところは、私はちょっとそういう方面でも考えていただきたいなというふうに思います。つまり、余った人員で今度区民に、もうちょっと寄り添う、もっと彼らのニーズを逆に彼らまで行って拾ってくるみたいなような方向でも考えればいいのかなというふうに思います。 ◆福本光浩 委員 私は、生活一時資金全般について改めてお聞きをしたいと思います。  この30年度の決算を見ますと、ちょっと目がまたがっている部分もあるんですが、それぞれの所管の生活一時資金なども見させていただくと、予算現額に比べて執行額が少ないかなという感覚を受けています。一方で、財務レポート見ても貸付金の利用者は年々減少傾向にありというお話もございますが、30年度というのは実績というのはどのような感じだったのか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 平成30年度でございますが、生活一時資金まず貸付件数でございます。157件ということと、貸付額でいうと3,935万円でございます。年度でいうと5年度前にさかのぼりますと、25年度と比較いたします。25年度は貸付件数が347件だったということと、金額でいうといやもう9,000万円だったというところでございます。そこから見ると、かなり件数と貸付額ともに減少しているといったところでございます。 ◆福本光浩 委員 今の課長のご答弁の中で件数も200件ぐらい減って、金額的には半分以下ということですけれども、この背景というのはどういうことが考えられますか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 各事務所で実務を行っておりますけれども、基本として貸し付ける際にいわゆるお金を貸すに当たって返していただける方かどうかとまず審査します。保証人も含めて。ただ、実際に生活に困窮する方という相談も実はその中に何人かいらっしゃいます。そういった部分をいかにセーフティネットの一環として福祉部局につなげたり、例えば仕事の部分ハローワークにつなげたり、そういった部分を各事務所の庶務係等で行っているというケースが多いという中で、件数は減少していると考えてございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。  この生活一時資金については我が党もいろいろな形で保証人のこと含めて、また、貸し付けのときのいろいろな審査等も厳正にということは申し述べさせていただいた中で現状改めて把握しました。それで、ちょっと申し上げたいのが、現状わかったんですが、この経費見ると、いろいろ生活一時資金の債権管理員の報酬、これで1,000万円ぐらい。生活一時資金の管理システム保守委託600万円。弁護士費用300万円とか、結構この貸し付けに当たってのいろいろな経費がかかっていますよね。歳入のところで見ると、延滞金で約3,100万円ぐらいございます。延滞金が3,100万円あるということは、もともとそのさかのぼってどのぐらいのその債権というか回収しなければいけないものが残っているんですか。30年度の数字はわかったんだけれど、要するに今、その債権管理とかいろいろやっているんでしょうけど、全体は今どのぐらいあってということを教えていただきたい。 ◎永塚正佳 地域振興課長 いわゆる収入未済額ということだと思います。3月31日時点、収入未済額としましては1億9,500万円ほどになっております。これが収入未済額でございます。調定額といたしましては3億円となってございます。 ◆福本光浩 委員 そうすると、今現在回収しなければいけないというのが3億、全部で、要するにさかのぼって区として回収しなければいけないお金は3億あるということでいいんですか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 すみません、調定額が3億で収入済額約8,000万円なので、それで回収しなくちゃいけないお金というと約2億。1億9,000万円ということでございます。 ◆福本光浩 委員 ここにも収入未済でいうと1億8,911万円と書いてあるんだけど、課長今1億9,500万円とおっしゃいましたが、今のお話で生活一時資金という名前のもとですから、生活に一時資金が必要だということでお貸しするんでしょうけれども、課長のお言葉では福祉課とかにもいろいろそういうあっせんするというか、生活保護等だと思うんですけれども、そういう形でこの生活一時資金の全体の割合というのは減っているということはわかりました。また、財務レポート見ても長期間の請求停止状態にある債権の整理の継続、そして健全化を進めていくということで、今まさにその整理をしている状態だというふうに思うんです。ですからこれは、やはり区も区民の方々に温かい手を差し伸べるという視点ではこの生活一時資金というのは重要だというふうに考えておりますけれども、この公の立場として、こういうようないろいろな管理員の報酬とか弁護士費用かけたり、いろいろこういう経費をかけてまでこういう形で各事務所がお金をこう貸し付けるということの意義というか、そのことについてはいろいろ今ほら金融機関とかもあるわけじゃないですか、その辺は公が今後もこの部分をやっぱり担っていかなければいけないんですか。 ◎永塚正佳 地域振興課長 今、委員おっしゃったとおり納税課に弁護士委託等やっているのはご存じのとおりだというのは思いますけれども、現在は我々がやっている、今、委員の思いを実践化している一つとして、区の職員によりましていわゆる少額訴訟、小さい額の部分を弁護士さんに委託するのではなくて、我々自ら職員で裁判所に出していきましょうという動きを、納税課のその弁護士の先生方に教えていただきながら今年度実践しているといったところでございます。 ◎後藤隆 生活振興部長 今、福本委員からお話のあった経費というのは、いずれもこれ過去にさかのぼってそれを返還していただけない方たちにどのように対峙していくか、そういう経費がほとんどでございますので、その分、お貸ししたものについてはお返しいただく、それはもちろん生活の状況だとかさまざまな背景はあるかもしれませんが、それはしっかりと返していただく、そういうスタンスで私どもも臨んでまいりたい、そのように考えているところでございます。 ◆福本光浩 委員 決算委員会でございますので、あえてこの生活一時資金のことを触れさせていただきましたが、先ほども申し上げましたとおり、もし公がこのままこういうことをしっかりと継続するという姿勢であれば、やはり貸したものはしっかりと回収するとそういう姿勢が大事だと思いますので、ここ見ても不納欠損の約2,000万円ぐらいあるというのも事実ですから、ちょうどこの過去5年を振り返ってみても相当件数も減って、貸付金額も減ってと、今ちょうど整理されている状態にあるかと思いますので、今、部長が最後お答えいただきましたけれども、しっかりとその辺の貸し付けと回収その部分については徹底していただいた上で、この生活一時資金のこの政策を有効に活用していただきたいと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目住基・個人番号制度推進費。 ◆川瀬泰徳 委員 ここでは、東部地域の住居表示のことをお聞きをします。  私、江戸川一丁目に住まいしましてかれこれもう20年近くになりますけれども、残念ながら住居表示がなされてませんで、全体でいうと東部地域がかなり遅れているということがよく承知していまして、何度となくこの話を持ち出しておりましたけれども、今回江戸川一丁目、二丁目、東瑞江二丁目の住居表示の実施、今取り組んでらっしゃるということで、その経緯、そして実施概要についてまずお聞きをしたい。 ◎笠貴裕 東部事務所長 今回は区画整理を伴うものではございません。ですので、街並みというのは変わらないというところでございます。今回につきましては地域からの要望、特に郵便物の遅配だったり誤配、こういったものがありまして、ぜひ住居表示を実施してほしいという要望からでございます。対象地区ですけれども、委員さんからありましたとおり江戸川一・二丁目、そして東瑞江二丁目になります。今回の実施時期ですけれども、令和2年11月2日(月)を予定しております。今回のポイントですけれども、町の名称、そして区域、これは変わりません。ですので、例えば江戸川一丁目であれば、江戸川一丁目何番何号、この何番何号が変わるということになります。実施後の実施率でございますが、区全体で91.27%だったものが、93.09%にアップします。東部地区でございますが、64.94%だったものが、78.61%になります。 ◆川瀬泰徳 委員 いよいよ動き出したということですけれども、今後のスケジュール、もう少しお聞かせいただければ。 ◎笠貴裕 東部事務所長 今後のスケジュールでございますけれども、今年度につきましては11月に住民の説明会をさせていただきます。内容としましては、どのような方法で住居表示を実施するのかということで、同じ内容を4回実施したいと思っております。来年度、令和2年度は4月に今度は住居表示実施後の手続についての説明を実施したいと思っております。9月に告示と同時期に各ご家庭とか事業所に新しい住所をお知らせしたいと思っています。11月2日に実施ということになります。 ◆川瀬泰徳 委員 私の家も対象になるわけでございまして。今この動きをずっとこう進めていただいておりますけれども、そういう中で、今後課題となることはどういうことがあるのか、それとまた東部地域で残る、まだ残念ながら未実施の地域があると思うんですけども、そちらの地域のほうはどのような対策、どのような考え方をもってらっしゃるのか。 ◎笠貴裕 東部事務所長 課題ですけれども、やはり住居表示実施後の住所変更、これを理解していただくことが課題かと思っています。変更には区独自で内部処理できるものがあります。一方で他部署に依頼が必要なものがありますので、例えば免許の更新などはご自身で行っていただいて住所変更しないといけないということもありますので、そういったところを説明会などを通じて理解促進に努めたいというふうに思っているところでございます。あと残る地域はということでございますけれども、現在4地区ございます。具体的には江戸川三・四丁目、そして西瑞江三・四丁目この4地区になります。ここは町会をはじめ、地域の方々とお話し合いをしながら住居表示に関する法律にもありますけれども理解と協力、これが整った状態のときに住居表示を実施したいというふうに考えているところでございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わりますけれども、大事なことはまだ100%までいってませんから、これからまたしっかり頑張っていただかなきゃいけないということで、今ある課題、そしてまたそのためにやらなきゃいけないこと、理解をしていただかなきゃいけないこと、これをやはり丁寧にしていていただきたいと思うんです。長い間住居表示はそのままであった地域、私もそうですけれども、それが要するに免許証を更新に行かなきゃいけないとか、また家が変わりましたということで通知もしないといけないわけですよね。そういうことを、ああよかったやろうという方もいれば、もういいんじゃないのとこういうふうにおっしゃる方もいらっしゃるということで、やはり住居表示してよかったねというふうに皆さんにおっしゃっていただくと次につながるわけでしょう。ここがやはり大事だと。だから仕事しっかりと丁寧にしていただいて、住居表示ができてよかったと、うちも続いてやりたいというふうにもう向こうのほうから言っていただけるように力尽くしていただきたいと要望して終わります。 ◆太田公弘 委員 ここでは、マイナンバー制度についてお伺いをさせていただきます。  まず、30年度のこのマイナンバーカードの交付状況についてですが、交付枚数とまた交付率、またこの交付率に関しては全国ではどうだったかということの比較と、あとコンビニの証明も始まっておりまして、その証明書の交付の状況をまず確認をさせてください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 現在のマイナンバーカードの交付の状況でございます。昨年は新規の交付は2万799枚で、再交付等含めますと2万1,688枚交付させていただきました。9月1日現在の交付率は区は12万5,287枚交付しておりまして、17.90%でございます。住民に対して。国は13.91%、東京都は18.45%、23区は19.01%という状況でございます。江戸川は大体15位で真ん中辺という状況でございます。  続いて、コンビニ交付の状況でございますけれども、昨年は住民票、それから印鑑証明書、戸籍の謄抄本、それから附票がコンビニで発行ができますけれども、4万261件でございました。 ◆太田公弘 委員 これまでもちょっと確認をさせていただいているんですけども、マイナンバーカードについては利便性の向上、今、課長のほうからもその成果をお示しをいただきましたけれども、この一番心配だってのは個人情報の流出がやはり私たち日本人にとってみれば一番こう危惧するところかなというところで、このネガティブな批判もあるところですけども、今一度このマイナンバー制度におけるこの情報のセキュリティについて確認をさせてください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 安全性につきましては、強靭なセキュリティが施されております。まずカードにつきましては、券面に表から見える情報以外は中には記録されておりません。それからICチップが強靭なセキュリティが施されております。それから、マイナンバーを通じて情報連携を図るわけなんですけれども、これも取り扱えるのは限られた職員になっておりますし、実際の自治体とのやりとりのときには、マイナンバーから、それから団体江戸川区としての番号に返還されまして、それを通じて行政用の専用回線LGWANを通して、またここは私たちもわからない暗号化をされて情報がやりとりをされております。それから、マイナンバーを通じて全ての情報が芋づる式に流れてしまうんではないかというような誤解がございますけれども、これに関しても江戸川区の中でも、例えば税、住民票、それから児童福祉等、それぞれの所管課でシステムが構築されておりまして、それぞれで管理されておりますので、万が一情報がどこかで漏れたということがありましても、それが芋づる式に流れていくということは考えておりません。 ◆太田公弘 委員 わかりました。そこまで安全性ということで、しっかりとセキュリティがなされているということで理解をさせていただきました。つい最近も、大手の会社がカードの何とかペイというところで一歩ちょっと先にやってしまった感というか失敗をしたという事実あったんですけども、これに関してはやはり大事な国民の情報でございますので、しっかりとまた管理のほう、国とも連携をしながら努めていただきたいと思います。  私自身も実際カードこのように、これ実際の私のカードですけども、申請をさせていただいて、これもインターネット、簡単に自分のマイナンバーの交付を紙から2次元のバーコードでそのままスマホで簡単にこうできるということでやりました。実際に証明書も発行を実際にこう自分でもやってみたんですけども、非常にこう便利だと、曜日もまた時間も場所も問わずこう発行できるということで本当に大変便利だということで実感をさせていただきました。ただ、このまだ利用できるサービスが限定的だということで、今後サービスの拡充について今後の方向性も含めてどのように展開をしていくのかということ確認したいのと、また合わせて普及促進のため区としての取組みについて確認をさせてください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員さん、ありがとうございます。委員さんがお取りになった方法が一番便利で、今、国も推奨している方法でございます。簡単にとれるということを実感していただいたんだと思います。  国のほうの方針ですが、今年6月に示されました骨太の方針2019において、令和4年度中にほとんどの住民がマイナンバーカードを保有していることを想定しまして、これにつきましては令和3年3月から本格的に実施予定の健康保険証の資格確認の機能というところでございます。それを令和4年度中にほとんどの医療機関で使えるようになるということで、こうしますと今までこう会社を辞めて違う保険に入った場合に資格の確認で時間のタイムラグが生じまして過誤納等が生じていましたけれども、そういったところも効率化されますし、例えば医療にかかった情報、薬の情報なども住民自ら見ることができるようになります。また、消費税の引き上げがされましたけれども、これの消費活性化策で国がマイナンバーカードを使ってポイントを付与するような、そういった事業も今検討中でございます。  江戸川区としては、今、身近なところで実施させていただいているのが、お祭りに出向きまして、そこで写真撮影とともに申請の支援をさせていただいております。1日100名程度で地道な活動ではございますけれども、実感としましては平成27年から持っていた通知のカードをとても大切にお持ちになっていただいて、どこか申請をしなければならないというふうに思っているようで終わると、ほっとしたわ、こんなに簡単だったのね。というようなご意見をお聞きしますので、これからも積極的に実施していきたいと思っております。 ◆太田公弘 委員 ちょっともう一個だけ確認したいのが、コンビニ交付のときにこの手数料というんですか、例えば事務所の窓口で払うのと、あとこのコンビニ交付ではちょっと手数料について違いはあるんですか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今のところは同額で実施させていただいております。 ◆太田公弘 委員 わかりました。これも将来の方向性ということで考えていただければと。それと、今いろいろとるるお聞きをしましたけども、エストニアというバルト三国の一つの国があって、ここが実は国を挙げて電子化を進めていて、その関連の書籍を、本ですね、それを買ってちょっと読んだんですけども、行政サービスの99%がオンライン化ということと、それから国政選挙ももう電子投票までやっているということで、そういうことを知って驚いたんですけども、本区も電子自治体を目指しているということから、重ねてこのマイナンバー制度の着実な推進を要望して終わりたいと思います。 ○須賀精二 委員長 関連。 ◆牧野けんじ 委員 私からもマイナンバー制度についてお伺いをします。  今、カードの取得率、交付率については、区内の状況と、それから国でも約14%程度の交付率だということのお話がありました。制度自体が4年目を迎えて、取得がこの状況にとどまっているということで、先ほども少し紹介ありましたけども、今、国のほうで、普及の促進策だということで幾つか方針が示されています。少しお伺いできればと思うんですが、この夏にニュースになったのは、全ての国家公務員、地方公務員について、本年度内にマイナンバーカード一斉取得を推進するんだとして、そういう通知が出ていると。その中身には、この6月末時点のマイナンバーカードの公務員の取得状況と、それから10月末時点の取得申請状況を報告するようにという指示をしたというふうになっています。それから、一部では職場の中で、事前に氏名などを刻印した、印字したカードの申請書を配付しているような状況もあるとされています。こういうような状況について、江戸川区においてはどのような状況にあるのか教えていただければと思います。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 私のほうからは、共済組合から配付されて半ば強制的ではないかというようなところのご意見でございますけれども、そこに関しましては、総務省からもマイナンバーカードは本人の意思で申請するものであり、公務員に限らず取得義務は課せられておらず、取得を強制するものではないというような見解も出ておりますので、そこら辺のご理解というのはちょっと誤解なのかなというふうに理解しております。マイナンバーの職員の調査のことについては、職員課のほうからお願いしたいと思います。 ◎須田賢治 職員課長 総務省から都を通じて、まずこの取得状況の依頼がございました。それを受けまして、この調査自体も全職員に対して行いましたけれども、この回答も任意ということで調査をしております。取得についても、したがって任意でございますが、国の法律に基づくもので区でも推進する立場にございますので、このことから、職員に対しても取得の呼びかけをしていきたいと考えております。 ◆牧野けんじ 委員 今、お答えがありましたけども、法律上の義務ではないということは、もうこれは当然のことだと思うんですけども、この間のメディアの中では義務化だということであった、事実上の強制だというようなそういう見出しで報じたところもあります。やはり強制であってはならないと思いますので、その点は、今おっしゃられた任意だということ、ここを強くその立場を求めたいと思います。  次に、先ほど少し触れられておりましたけども、この景気対策だとして、マイナンバーカードを保有している人に対して、ポイント還元というような形でポイントを付与するというような施策が2020年度に予定をされているようでありますけども、自治体についてもこれにかかわる事務があると思うんですけども、江戸川区のほうではこの制度についてどのように今の時点で把握されているでしょう。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 この制度につきましては、区に科せられる事務というのは、マイキープラットフォームのID設定というのが必要になるというふうに認識しておりますので、その支援をするというところでございます。事業自体につきましては、国のほうが民間の事業者のノウハウを活用しまして実施するというふうに説明会等でございまして、まだ業務の内容については、詳細はまだ決まっていないという状況でございます。 ◆牧野けんじ 委員 この制度についても、付与するポイントが25%還元するということで、非常に破格ではないかと、政府の大還元祭ではないかというようなそうした指摘もあります。今のところ所得制限なども設けないようですので、ばらまきだという批判もあります。そもそも、目的がマイナンバーカードの普及と、それから、消費税の景気の対策、目的の違うものを一体で行うということも大きな問題があると思います。このことも指摘をしたいと思います。  それから、先ほどありました保険証として使えるんだということですけども、これについてもやはり大事な個人情報が入っているものを持ち歩くと、保険証がわりとなると持ち歩くことになりますので、紛失の危険性がやはり増すのではないかというふうに強く懸念をします。そのあたりもし区としてお考えあればどうでしょう。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 安全性につきましては、マイナンバーカードには写真がついてございます。それから、通常の住所、氏名、生年月日、こういったものを取り扱うのと同じでございますので、例えば、免許証を持ち歩くのが不安かというと皆さん持ち歩いているかと思います。ですので、また紛失、盗難にあったときには、24時間365日の体制で停止をするというようなことで体制も整えられておりますので、安心してお持ちいただければと思います。 ◆牧野けんじ 委員 今、おっしゃられたように、いろいろ安全だという呼びかけもされていると思うんですけども、世論調査、これは内閣府の調査ですけども、今、マイナンバーカードを取得していない、今後も取得する予定がないと考えているという人は53%を占めています。トップは、必要性が感じられない57%、個人情報の漏えいが心配というのが26.9%、紛失や盗難が心配だというのが24.9%と、この不安をやっぱり払拭できていないと思うんですね。この必要性感じないと、紛失などの懸念がなくならないというこのマイナンバーカードの制度のあり方について、私たちは一貫して反対をしてきました。今、改めてこういう状況で制度をやめるべきだというのが私たちの立場です。これについて、区のお考えはいかがでしょう。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 この制度の、今、委員さんがおっしゃった調査というのは、昨年の10月に実施されたものかと思いますけれども、これからカード自体の魅力が高まっていけば、おのずと取得をしたいという気持ちに意識が変わってくるかと思います。 ◆牧野けんじ 委員 先ほどから申し上げております、情報の漏えいについてですけども、昨年2018年度も個人番号の漏えいが279件あったというふうに報告されています。地方自治体でも80件こういうケースがあったというふうに報告されております。個人情報を紐付けして把握をしていくというこの制度そのものに対して、やはり懸念を強く持つものです。イギリスなどでは、このマイナンバーのような制度をやめたという国もあります。改めてこの制度に対して反対をするということを述べて終わります。 ◆伊藤ひとみ 委員 意見だけ申し上げます。マイナンバーカードについての取得の呼びかけが今後行われていくかと思いますが、区民や職員にカードの取得を強要しないことや、広報ではカードの危険性への注意喚起を行うこととし、不必要なカードの普及は行わないようにすることを強く求めます。 ○須賀精二 委員長 次に、第3目中央・一之江地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第4目小松川・平井地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第5目葛西地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○須賀精二 委員長 次に、第6目小岩地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第7目東部地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第8目鹿骨地域振興費。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第2項商工・農業水産費、第1目産業振興費。 ◆早川和江 委員 ここでは、昨年オリンピック大会の食材提供の支援事業として、GAP認証取得、その事業についてお尋ねします。  区内産業でGAP認証の取得達成事業者は、昨年何件あったでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、お尋ねのGAP認証制度についてでございます。  昨年度は、区内の4人の農家さんがGAPの認証を取得いたしました。今現在、既に今年度も含めて5人までGAPの認証が進んでおります。それで、今、4人認証に向けて手続を進めているところでございます。 ◆早川和江 委員 GAP認証は取れてないということですか。 ◎関山健二 産業振興課長 もう取得済みの農家さんは5名ということで、今現在、手続中が4名ということで、近々、総計9名の認証取得の予定となっております。 ◎後藤隆 生活振興部長 5名が取得済みで4名が申請中。 ◆早川和江 委員 じゃあ5名が認証を取って、今、4名が認証をこれから取るという段階だというんですけど、そのGAP認証はオリンピック後、どのようなメリットとしてあらわれますか。 ◎関山健二 産業振興課長 まず、オリンピック後ということでございますが、GAP認証はオリンピックの選手村に食材を届けるという目的で、今現在、GAPの認証を進めているところでございます。今年の6月にオリンピック・パラリンピックの選手村にカジュアルダイニングというレストランがございます。そういったところに食材を提供する、GAP資格持っているものがエントリーをして、これが、例えば、江戸川区の小松菜、野菜等が届けられる可能性のエントリーをしたということでございます。近いうちにその結果の報告がありますが、それに向けて、今現在、申請中のものを含めて9名がそれに取り組んでいるところでございます。GAPについて、オリンピックの後も非常に野菜の安全性等お墨つきのものでございますので、GAPを取っていれば、その後の信頼度というか、そういった野菜への安心感、そういうものが増すものなので、取っておいて非常に有用だというふうに考えてございます。 ◆早川和江 委員 5名のGAP認証を取った皆さんの方からちょっと話を聞いたんですけども、取ってからもすごく江戸川区が後押しをしてくれて、今、一生懸命やってくださっている姿も聞いております。やはり安全な食材というのが一番大事なので、土を汚さない、そして江戸川区の土を大事にして、一生懸命皆さん頑張っております。それには、農薬を使わないものですから、やっぱり雑草との戦い、これが一番大変みたいで、皆さんご苦労なさっていますけど、これからのオリンピック・パラリンピックに向かって公費も投入して農家の皆さんも血の出る思いをして一生懸命頑張っています。そして、取得した資格でございますので、これから資格の活用を考えて、区内産業の発展のため、また江戸川区のネームバリューをしっかり上げるためにも努力をしっかりこれからも続けていただきたいと要望をして終わります。 ◆川瀬泰徳 委員 同じ目なので、二つやります。花火とお風呂の話をちょっとしたいと思いますので。  まず、花火大会ですけれども、江戸川区の大変大事な大事な大きなイベントでございます。地域の商店街の皆さん、特に篠崎とかそういう商店街の皆さんも商店の皆さんも大変にやはり売り上げが上がるようで潤うと。大事な産業振興の一つの策でもあると、こういうふうに思うんですが、来年はオリンピックありますので、花火の時期を5月に前倒しをするというふうに聞いていますけども、5月になることによって、何か予想する、心配されるような課題があるのかどうなのか、この辺はどのように考えてらっしゃる。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員さんがおっしゃったとおり、来年の花火大会は5月23日の開催といたしました。天候等の実施条件を踏まえて、梅雨入り前で天候も非常に安定しているというところから5月に決定した次第です。強いて申し上げますと、当日まだ5月の23日ということですので、河川敷は少し肌寒い状況かなというふうには思っておりますので、その辺の、例えば、今、夏のような格好で会場にいらっしゃるとちょっと風邪をひかれたりとかそういうところが心配されるところなので、そういったところがちょっと懸念としてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 ですね。ということは、そういうふうな懸念されるようなことがあれば、これをしっかりと要するに周知しなきゃいけないということだと思うし、また、先ほど言いました地元の商店の皆さんも、大変にやはり潤うそうですね。売り上げが上がるそうです。やはりそれが8月から5月になると果たしてどうなのかという、そういう心配を持ってらっしゃるというのが現実聞こえてくるんですよね。だから、そういう意味では、5月になるということですから、これ事前の周知というのを十二分にしていただく必要があるんじゃないのかなと思うんですけども、その辺いかがですか。 ◎関山健二 産業振興課長 おっしゃるとおり、周知については十二分にやらせていただきたいと思っております。今年の花火大会の最後のところで、来年の花火大会は5月23日ですというアナウンスはさせていただきました。例年花火大会のアナウンスは広報等で行っていますが、時期が早まるので、その辺、時期早めてきちんと周知をして、大勢の人にお越しいただくような花火大会を考えてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 本区にとっての大事な、全国的にも有名な花火大会でございますので、大成功になるように十二分に取り組んでいただきたいと、このように要望します。  次、お風呂の話です。今年の予算特別委員会でそのときの質問で、AEDのことを質問いたしました。浴場組合の皆さんが、お風呂屋さんがAEDを設置すると。これリースということで、それぞれ皆さんが自分で出してということがあるんですけども、行政のほうからも半分を負担するというお話をお聞きしましたけれども、それが初年度そろそろ要するに始まるのかなというふうに思うんですけれども、その辺のことはどういうふうになっています。 ◎関山健二 産業振興課長 AEDの設置についてですが、今年度から始めた事業でございますが、おっしゃるとおりでございます。毎月大体4,000円程度の一浴場あたりリース料がかかってございます。そのうちの半分2,000円を4月から補助させていただいている状況でございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これ一回こっきりで終わるという話ではないですよね。ずっと続くという話ですね。 ◎関山健二 産業振興課長 今年度、新規施策でやらせていただいたものです。1年で終わるようなことなく、引き続き、浴場組合の心意気に寄り添った形で区は支援していきたいと思っております。 ◆川瀬泰徳 委員 よろしくお願いします。  次に、この江戸川区の浴場組合の皆さんは、環境衛生のために非常に使命感を持って頑張っていらっしゃる皆さんでございまして、さまざまなイベントをやりながらお客さん集客をして頑張ってらっしゃる。先月は、私の地元に第二寿湯というのがありますけれども、そちらのほうで小松川警察のほうと連携をして、警察相談の日、9月11日にそのイベントをされていました。警視庁のピーポくんと、それからお湯の富士が来て、街でイベントをされていました。これもやはり集客の一環として皆さんに警察のこと、そしてまたお風呂のことを知ってもらいたいという思いでされていました。もう一つのイベントがこの10月20日にピンとれFESTIVALというイベントを計画されていて、これからそういうふうにされるということなんですけども、その内容について、今日、私、お湯の富士をつけて、これがピンバッジですよね。ピンとれFESTIVALというのはどんなふうな内容なのかというのをちょっと教えていただきたい。 ◎関山健二 産業振興課長 この事業は、平成28年から開始したものでございます。今年は10月20日(日)、午前11時から3時まで、江戸川一丁目にあります第二寿湯で開催いたします。ピンバッジの交換会を行い、そして、イベントとしてはお湯の富士グッズ販売会、お湯の富士ポスター展示会、それからペンキ絵師の田中みずきさんという日本に3人しかいらっしゃらないペンキ師の一人なんですが、女性の方なんですけど、この方がライブペインティングを行うなどの盛りだくさんのイベントをやっていく予定でございます。浴場組合は、区民の方に喜んでもらえるように趣向を凝らしてこのイベントに向けて準備を進めているというふうに伺っております。 ◆川瀬泰徳 委員 大変頑張ってらっしゃるので、区のほうとしても行政のほうもしっかりと寄り添って支えてあげていただければと、こういうふうに思いますが、もう一つお聞きしたいのが、公衆浴場の設備改善資金というのがありますけれども、この資金については浴場組合の皆さんは非常に仕事をする上での大変に重要な資金であって、これはもう大変にありがたみもあるしということもあるし、ぜひ今後も引き続き継続をいただきたいという、そういうお声を聞きます。これについては、今後ともの継続ということでよろしいんですか。いかがでございましょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 公衆浴場は、区にとって貴重な財産だと思っております。引き続きやらせていただきたいと考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わります。貴重な財産です。ぜひ、しっかりと支えていただけるようによろしくお願いしたい、そのように要望して終わります。 ○須賀精二 委員長 関連。 ◆笹本ひさし 委員 今の川瀬委員の発言に関連して、花火のほうなんですけど、かつて、私は、2020年のオリンピックに合わせて花火大会をファイナルの前の土曜日にやればいいんじゃないかということを提案していたんですけれども、警備上だとかもろもろのことで、今回は先ほどあったように5月23日ということになったのはちょっと残念な感じもするし、しょうがないのかなと思っています。本区には、鍵屋さんの宗家・天野さんがいて、大変活躍されていますし、恐らく、オリンピックの国立競技場での打ち上げにひょっとしたら尽力をされるのかななんていうふうにも思ったりはしていますけれども、外国の方にとっては、この江戸花火というのはものすごい興味を持たれていますし、23区でも地名に江戸というのが入っているところというのは、本区以外23区ではないですから、そういう意味でも、非常に花火には期待をしていたんですが、来年5月23日、先ほどありましたけど、ぜひ多くの方に周知徹底していただきたいんですが、ここで、私がちょっとお話をしたいことは、歳入のところで言ってもよかったんですけれども、いろいろな形で寄付をこの江戸川の花火大会はいただいているわけです。各町会なんかも寄付をしたりしているということがあって、本当に区民がつくり上げていると。市川も一緒になってつくり上げているというふうな花火大会だというふうには認識をいたしております。しかし、一方では、数日前からブルーシートを敷いたり、いろいろな場所の取り方があると。我々議会側も、協賛席という形で本部席の付近で花火を見ることができるんですが、協賛をするとその協賛シートというか非常によく見れる席の4人組の末席みたいなのがいただけるわけなんですけど、あの存在は結構多くの方が今知っていて、我々同僚議員も恐らく6月か7月ぐらいになると、非常に多くの方からいろいろなお願いをされたりして困ったりすることもあると思うんですが、オリンピックのチケットも当たらなかった人が圧倒的に多いんですが、ネットで申し込んで抽せんをして買えるなんていうことありましたけど、あれを見ていて、今の時代、全部がというわけではないんですが、一定の数は、ネット等でそれなりに観覧席等を販売する、あくまでこれは寄付という形になると思いますけれども、というのもあってもいいのかなという気がします。でないと、やはり、限られた人ばかりがあそこに行くと。本来ならば協賛金を募る際にそういうやり方もありますよということをもうちょっとみんながわかるような形にすればいいと思うんですけれども、花火大会の開催の仕方、そして寄付の募り方に関してなんですが、ここらはどのようにお考えでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員おっしゃった、ちょっと観点とは違う視点なんですが、私どもは江戸川区の花火大会、昨今、人件費ですとか会場設営費とか花火の代金とか、そういったものがちょっと高騰している状況にございます。収支の部分でも、かなり非常に厳しい状況になってきている状況です。そういう中で、花火大会を今までどおりやるには、支出の部分、収入の部分、いろいろと検討しないといけないと考えています。ご提案の内容も含めて、今後、ちょっと研究していきたいというふうに思ってございます。 ◆笹本ひさし 委員 かつての花火大会、区民花火的な意味合いが非常に強いと思うんで、から考えれば、今までのやり方で間違いはなかったと思います。しかし、やはり本当に区民ならず本当に多く全国的に来ると思うんです。来場客数だけで言えば100数万人とかというぐらいの数ですから、やはり多くの方がこの花火大会を支えているんだということを考えれば、ぜひ、来年はちょっと様子が違うかもしれませんけれども、やったほうがいいと思います。あと、花火大会で毎度思うんですが、ものすごい人が来るので警備も大変だと思いますし、さまざまな民間の方というか、いろいろな委員やられている方が、警備なんかやられてそういう帽子かぶってTシャツ着てやっていただいて本当にありがたいなというふうに思っていますが、ちょっと気になるのは、ものすごいごみが散乱していますよね。本当に職員の方大変だと思いますけれども。だから、そういう費用だって相当ばかにならないと思うんですよ。花火自体は大騒ぎして、だけど、それは楽しいんだけれども、地元の人はそんなことしないと思いますけれども、本当に缶ビールのアルミ缶とか相当数散乱していますよ。土手のところなんか並べてそのまま置いていっちゃう人もいるぐらいで、非常に残念なんですけれども、そういうことも考えたら支出も増えるということは推察をいたしますので、ぜひ、いろいろな形で、いい形で花火大会、今後も盛り上がっていくということを望みますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◆白井正三郎 委員 すみません。一般質問でもお話ししましたけど、人手不足対策に関して2点と、それから創業支援策について1点、ご提案をさせていただきますので、お答えいただければと思います。  人手不足対策で、やっぱりどんな企業が大切なのかなと思って、どんなふうに変わればと思うと、やっぱり働き甲斐があって、どの時代もそうかもしれませんけど、働きやすい職場がある企業で、離職率が低くなる企業、こういう企業がシニアや女性も若手もベテランも働ける企業かなと思いました。そのために企業は採用方法とか、労働条件とか、研修制度、こういうのを見直したり改善していったり、それから企業イメージだとか業種イメージを高めていくことが必要だというふうに思いました。このことを一般質問でお聞きしようかなと思ったんですが、勉強会をやったり相談があるかどうかお聞きしようと思ったんですが、考えてみますと、産業振興課は相談室に優秀な相談員の先生もいらっしゃいますし、こういうことは企業からお話受けて相談できていると思ってあえて聞かなかったんです。そうした中で、この間は介護士や保育士などと特化したマッチングをやっていますので、質問しますが、建設業や運輸業などに特化したマッチングをどう考えるか、マッチングの場をつくるかどうかということを一つお聞きしたいです。  それから二つ目は、農業の方が、やっぱり平成16年から農業ボランティア制度をつくったのはよく知っているんです。早川委員の話でも雑草がすごいということなので、農業ボランティアの方は、雑草を取ってくれたりよくしているので、それも大事だなと思いましたが、やはり農業の経営者の方とお聞きすると、一つやっぱり自分たちの本当に手助けになる人材が必要だというんですよね。それもそうだと思うんです。ですから、一般質問でもお聞きしましたけど、もう少し何かシステムつくって、戦法的な農業人材の養成のソフト的な学びの場を検討なさったらどうかなと思います。これ、余りほかの都市でもやってないんじゃないかと思うので、江戸川区がこういうことをやると、非常にまた農業先進区の江戸川区になるんじゃないかなというふうにも考えています。  それから三つ目は、創業支援なんですが、江戸川区創業支援、非常によく体系づけてあって、起業家ゼミナールが始まってビジネスプランコンテストやったり、アドバイザーも派遣している、融資も利子補助したりしていますし、創業支援施設も2カ所、ちゃんと西小岩と船堀とありますよね。大変すばらしいと思うんですけど、この間、函館行って視察してきたら、考えてみると江戸川区のあるインキュベーションオフィスというのは事務室しかないんですよね。函館は工場のインキュベーションオフィスというのかな、インキュベーションの施設があって、これとってもいいなと思ったんです。考えてみると、6工場団体があって、もしかすると、もしかしなくても空き工場もできているんじゃないかと思うんです。ですから、企業誘致にもなると思うんで、要望があって調べて、そういう必要があればものづくり産業の創業支援施設というのを江戸川区も持ってもいいんじゃないかなと思ったんです。ですから、このことに関してお考えがあれば、3点、教えてください。 ◎関山健二 産業振興課長 まず1点目の、人材不足に対するマッチングですね。例えば、建設とか運輸とかそういった業種になるかと思いますけど、それについてなんですが、保育とかほかの事業もそうなんですけど、やっぱり企業は即戦力というのが必要だと思っております。そうした中で、どういうものが即戦力となって有効なのかということで、マッチングの場も含めて、やはり業界と話してみないとどういうのが有効かというのがわからないので、ご提案の部分はよく理解いたしましたが、ちょっと業界とよく相談させていただきたいというふうに思っております。  2点目です。2点目の農業ボランティアについて、平成16年から開始したということで、本当にこれ非常にいい制度だと思っています。私ども、援農の依頼というか、お仕事というか、完璧に農家と同じことができるかっていったらそういうことではないとは思っています。それは重々承知はしておりますが、非常に農家さんもボランティアを活用して、件数もちょっと増えている状況なんです。ですので、このボランティアを生かしつつ何かないかというのはちょっとご提案の部分で参考とさせていただいて、例えば、セミプロ的な農業人材の養成というご趣旨だと思うんですけど、ちょっと意味合いが違うかもしれませんが、例えば現在ボランティア、研修農園というのは年12回やってございます。それをさらにちょっと高度な上級とか、そういったコースを設けるとか、ちょっと違う形でやってもいいかなと。これもうちょっと農家の方とよく相談させていただきたいと思っております。東京都も新規就農者の育成事業ということで、研修農園とかというのを来年度ちょっとつくる計画もあります。東京都とかほかの農業関係の機関とも連携、情報収集しながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。  それから、最後のインキュベーション、ものづくり産業、製造業のというご提案でございますが、工場が住宅等に転用されると、周りが非常に工場の事業が継続しにくいという影響も過去にはございました。そういう中で、区内には2,500の製造業がございます。金属製品製造業や生産用機械器具の製造業などが集積している状況であります。区内のものづくり産業は互いに補完しながら進めて事業をやっているということでございますので、その辺が大変重要だと思います。区も創業環境の改善に対する補助等も行っております。委員の提案については、これも断定の意見、私どもだけの意見だとどうしてもなかなか難しいところあるんですけど、工場団体の意見も伺いながら、どういう方策がいいのかというのをちょっと検討してまいりたいというふうに思っています。 ◆白井正三郎 委員 前向きにお答えいただいて大変うれしく思います。人手不足がやっぱり建設業の景気がある程度いいのに潰れてしまう企業があるというのは見過ごせないと思うんですね。国のほうは人材確保等の支援助成金だとか両立支援等助成金などとを出して、お金で助成していくということだと思うんです。区は、この人材不足対策ってなかなか足を踏み入れるの難しいし、そんなあれもこれもできないし何したらいいかって本当に悩まれているんだと思うんです。産業振興課の皆さんも。私がお話ししたのが一つの方法論なんで、いろいろ考えていただければというふうに思います。  それから、農業については、本当にこの江戸川区というのは農地を守るというより農業を守るという都市ですよね。だから、そういう意味でやっぱり農業人材というのも大きいと思うので、区民全体が農業に目を向けるという、そういうような政策も含めて考えていただければというふうに思います。よろしくお願いします。  それから、工場の創業支援なんですけど、今、工場団体にお聞きになるということですけど、これ工場団体にお聞きになるのと、それから工場をやりたい方がいるかというのをちょっとお調べになったほうがいいかもしれないです。というのは、起業家ゼミナールなんかなさっているじゃないですか。こういうところでこういう方たちも出てくるととってもいいなと思いますので、今、2,000数百あるんですよね。だから、どうぞそういうようなことも含めて企業も増えていけばと思うし、今、いいことお話しいただきましたけど、住宅に変わっていくと工場やりづらくなっちゃいますものね。ですから、毎日毎日難しい課題にあわれている産業振興課だと思いますけども、いい意味で私は提案させていただいたつもりなので、前向きに検討ください。 ○須賀精二 委員長 関連。 ◆野﨑信 委員 今、私のほうからは、白井委員の農業ボランティアの部分を受けての質問をさせていただきます。都市型農地の保全活用についてですけども、平成21年に農地法が改正され、農地の権利の取得が緩和される形になりました。個人であったり法人のほうができるようになったということもあり、今、ボランティアの方たちが活躍する場所ができたのかなと思います。今回、特定農地貸付法というものから、都市農地貸借法というのがこの9月1日に出されました。その結果、直接農地の所有者から借りることができることになりましたので、この辺の二つの違いをちょっとご説明いただいた中で、そのボランティアとかその方たちについて、区として何ができるかということをちょっと確認したいんですが、よろしくお願いします。 ◎関山健二 産業振興課長 今、委員がおっしゃった部分で、新しく都市農地の貸借の円滑化に関する法律というのが去年の9月に施行されました。今まで、この法律の前は、生産緑地というのは30年間の指定があったんですが、なかなか人に貸したりとか管理ができなかったんですね。それで税金の部分の問題とか相続の問題、そういったものが、貸したら土地が返ってこないとか、いろいろ難しい部分がございました。それを受けて、都市農地の保全、有効活用、保全のためにできた法律でございます。概要としてはそんなところの法律でございます。それで、先ほどボランティアというお話なんですが、この貸借が法律ができたことによって、農家さんから生産緑地を、例えば、区民農園にしたいとか、人に貸したいと。人に貸したらその農家をボランティアということではなくて、そこで農業をやりたいという方に、容易に第三者にやっていただくことができたというものでございます。貸借の実績としては、農家さん同士の貸借が1件、それから今年の6月に民間事業者への貸借が1件ございました。区でもここ生産緑地をお借りして、区民農園にする計画、今年度ちょっと増額、区民農園、毎年1件の予算を組んでたんですが、今年度は3件区民農園の新設ということでやっていて、今、その3件、ちょっと引きがありますので、その辺進めてまいりたいというふうに思っています。 ◆野﨑信 委員 平成21年のときの農地法の改正のもと、たしか民主党のほうから出てたもので、耕作地の権利を取得する基本的なものと、それから幾つかの中で一般法人の農業参入に当たっては、引き続き、市町村も関与するべきであるというような意見が出てて、今、お話を聞くと、区のほうでも率先してそのようにお声をかけていただけるということは、小さい形でも農業ボランティアとかそういうふうなことができるということも含めて、またできるかなと思います。それから、農業経営者クラブさんとか協会さんとがある中で、やはり後継者がなかなか育たないんだというお話が幾つかありましたから、ぜひその辺のところともつなげていただいて、やはり区のほうで何か違うNPOでも何でもいいんですけど、法人化していただいて、窓口の何か入りやすい形になっていただければなと思います。まちづくりの中で、景観や環境、特に防災面においても大事な面だと思いますので、ぜひ何かちょっと一つ考えて、より進めていただければなと思います。 ◆所隆宏 委員 ここでは、産業ときめきフェアとえどコレについてお聞きしたいと思います。平成30年度、この産業ときめきフェア20回目だったというふうに思いますけれども、この20年間やってきたと思うんですが、20年間の変遷とか、あと、成果についてどのように考えておられるか、あと、20回目ということで、特段の取組みがありましたらお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 産業ときめきフェアについてでございます。昨年20回を迎え、多くの方々が待ち望むイベントとして定着しております。年によって違いますけど、毎年130前後のものづくりに関連した企業、団体にご出展いただいているものです。本フェアは企業同士の交流はもちろん、区民の皆様にも地域企業のすぐれた製品や技術に対する理解を深めていただく機会になってございます。フェア当日は、相談員が会場内を回って出店者同士の来場者とのビジネスマッチングにつなげているということでございます。昨年度は、試作品作成依頼とか加工依頼などがいろいろと相談ありました。去年は20回を記念して、日本工作機械工業会の協力を得てIoTに関する特別展示を行ったところでございます。 ◆所隆宏 委員 製造業も、今、白井委員からもありましたけども、人手不足という面があります。今、仕事と仕事のマッチングという場になっているというお話だったんですけども、例えば、すばらしい魅力のあるものづくりの会社が展示をしていますので、例えば、区内の中学生とか高校生とか、そういった方なんかにもぜひ見ていただいて、そういう将来の職場選びにもつながってくるような、そういう取組みがあってもいいのかなと思うんですけど、この辺の考えはどうでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 この産業ときめきフェアもちろんものづくりのPRの観点もございます。将来、ものづくり産業に勤めたいという志を持った、特に、船堀の近くには葛西工業高校がございます。毎年、葛西工業高校からもフェアのほうに参加いただいております。そういうのを見て、将来ものづくり産業を目指して夢を描いていただきたいと思っております。ものづくり体験、小学生向けに子ども未来館、そういったところからも参加もいただいております。そういうものを進めて、江戸川区の産業を盛り上げたいというふうに思っております。 ◆所隆宏 委員 葛西工業、毎年出品していただいているのをよく存じていますけど、またそういうことを広げていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  今度は、えどコレのほうなんですけれども、この江戸川区名産品販売促進事業ということなんですが、この事業概要と実績について、まず簡単にお知らせください。 ◎関山健二 産業振興課長 江戸川区名産品販売促進事業、えどコレなんですが、地場産業である伝統工芸を広くPRし、区内産業の活性化につなげるために実施しております。販売促進やブランド価値の向上を図るために、楽天市場でのインターネットショップの運営、それから販売店舗の拡大及びイベント等での販売、展示会、ギフトショーへの出店、各種コンベンションへの応募等を行ってございます。平成22年以来、事業開始して以来、今まで1億8,000万円ほどの売り上げを上げているところです。また、目黒雅叙園企画展への出店ですとか、東京おみやげ製作プロジェクト、そういったところへの参加ですとか、あと、手塚治虫生誕90周年記念事業での本区伝統工芸品の採択等を通じて、品質やデザイン、そういった伝統工芸の質を高める、価値を高める取組みも行ってございます。 ◆所隆宏 委員 今、一部出ましたけども、いろいろなさまざまな取組みの中で、三つお聞きしたいと思います。  一つは、えどコレ作品初の海外進出という、フランスへということで、フランスに何か出店したということが出てたんですけど、これについて。  それから、今ちょっと出ましたけれども、伝統と今を結ぶ江戸川のものづくり。第一章手塚治虫という、このプロジェクトについて。  もう一つは、今年の8月12日の東京新聞に記事になりましたけども、五色の金魚世界を泳ぐということで、風鈴が2020のライセンスになったという話がありましたけど、この三つについてちょっとお知らせ、どんなことなのかお聞かせください。 ◎関山健二 産業振興課長 今の3点の部分で、まず2点だけちょっとお話しさせていただきます。  昨年、手塚治虫生誕90周年ということで、記念事業で江戸風鈴と染色、江戸絽ざし、江戸切り子、手塚治虫の例えば鉄腕アトムですとかリボンの騎士、そういったキャラクターとコラボして製品をつくったものでございます。それを販売したというものが一つでございます。  それからもう一つ、東京2020ライセンシングプログラムというものがございます。これ7月に篠原風鈴本舗の商品が伝統工芸品のカテゴリーにおいて東京2020公式ライセンス商品に採択されました。伝統工芸が採択されたのが非常に喜ばしいことで、この名産品販売促進事業を請け負っている受託業者でありますマイスタープロモーションというところが請け負ってございますが、組織委員会のほうに申し込んで、半年以上かけてエントリーして、晴れて江戸風鈴がオリンピック・パラリンピックのお墨つきをもらって販売することになりました。東京2020オフィシャルショップですとかオンラインショップにて販売、それから区内でもタワーホールの船堀のエドマチですとか、あと、しのざき文化プラザの伝統工芸アルティザン、そこで販売をしてございます。今後も、ブランドの価値を高める取組みを積極的に行っていきたいというふうに思ってございます。  もう一つ、フランスのほうという、おっしゃっていたものなんですが、ちょっとロンドンですかね、ちょっとすみません、その部分が詳しく私、承知しておりませんでした。申しわけございません。 ◆所隆宏 委員 ちょっとホームページでえどコレのところ見ましたら、ちょっとそういう記事があったので、海外にも売り込みしているというところのことをちょっと聞きたかったんですけど、ありがとうございました。職人さんの技というか、それが確かに魅力なんですけれども、やっぱりそれをプロモーションするというんですかね、今、マイスタープロモーションさんがやってらっしゃることなんですけど、やっぱりそれが魅力をさらに高めている、そういったことを感じました。手塚治虫さんとのコラボの作品なんかも、職人さんたちが手塚治虫さんのいろいろな作品を自分が手がけるということについても、手塚治虫さんに対しての尊敬の念というか、そういうのがあるお話が載っていまして、そういう中でより魅力のあるものができてきているんじゃないかなということを感じました。これから、今世界でも日本の文化が注目されていますし、これからもいろいろな機会、また可能性を探っていただいて、この伝統工芸、江戸川の誇るものが世界にまた魅力を発信できるようにお願いをしたいと思います。 ◆桝秀行 委員 産業振興費について、本会議でも質問をさせていただきましたが、引き続き、少し具体的なところをお尋ねをしていきたいと思います。  30年度の予算額は15億8,900万ということで、その着地が14億1,400万というふうに数字が出ています。執行率は89%ということなんですが、私も民間の会社の決算書をよく見ることがあります。予算に対して決算額が大きくぶれる場合というのは、大体その事業の中身に大きな原因があったというときに、大体そういう結果が出るということなんですが、今回の決算書を拝見していると、特に何か大きな出っ込み引っ込みがあってこのような数字が出たのではなくて、全体的にそれぞれの事業が少しずつ予算に届かなかったという数字に見てとれます。ということは、予算の立て方に少し問題があったのではないかなという見方ができると思うんですけど、このあたり予算の立て方と、それと決算の着地についてご説明をいただきたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 産業振興課の予算についてですが、大半は融資と、あと、信用保証料ですね。そういったものの補助、そういったものが大半になってございます。そのほか、各事業の補助金等も行ってございます。ちょっと見立ての部分で、近年の傾向とかそういった状況を見ながら立ててはいますが、結果として残が出たというふうに思っております。 ◆桝秀行 委員 本会議でもお願いをしたとおり、ぜひこの産業振興費というところは、拡充を続けていっていただきたいなと思います。一般会計の予算さまざまな種類がありますが、この産業振興費というのは投資的な経費という意味合いも強いというふうに考えることができると思います。都市農業や商店街、それから公衆浴場といったところは、残念ながらこれからの成長が期待できるというよりかは、衰退していく勢いをいかに食い止めるかというために使われている部分があると思いますが、一方では、新しい産業、あるいはこれから創業をしようとされる会社、こういうところの応援というのは、幾らお金をつぎ込んでも返ってくるものがあると、そういう考え方も持っていただきたいと思います。  創業支援というお話が先ほど少し出ましたので、これにも触れさせていただきたいと思いますが、このチャレンジオフィスという制度、船堀と小岩の2カ所でやっていただいたと思います。実は私の知人も、挑戦というか申し込みをした方、申し込みをしようと思った方、それから実際に中に入って借りたという方がいらっしゃいました。申し込みをした方とか検討した方というのは結構な数がいたと思います。でも、それに対して実際にこのチャレンジオフィスを利用できたという方は、当初利用しようと思った人の中からするとそんなに多い数じゃなかったのかなということは思います。そういう方々のお話を聞いていると、やっぱりちょっと制限が厳しいとか、用途、自分たちがこう使いたいという用途に不動産の条件が合っていないとか、こういうところが多々見られたということだったんです。期限も設けられたりとかということがありました。一つのアイデアとして、このチャレンジオフィスというのは私は創業支援の中で大変有効な手段だと思っています。なので、これをさらに拡大をする場合に、民間の力を活用するということも一つ考えていただきたいなと思うんです。事業そのものを民間に任せてしまうと、そういう枠組みだけ、スキームだけを民間に与えて事業を委託する、そういう手法を取ると、先ほど白井委員もおっしゃっていましたが、新しく工場の跡地ですとか倉庫を借りたいとか、こういういろいろな分野の、業種、業態がありますので、そういう方々にも対応できる支援策になるんじゃないかなと思います。  もう一点質問をさせていただきたいと思います。  先ほど、花火大会の話も出てました。それから、区民まつりもそうなんですが、多くの方が集まる会場の来客者数、来場者数という話、これもいつもさせていただくんですが、今回、今年の江戸川区の花火大会、それと前回の区民まつり、来場者数は何人という発表をされているんでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 江戸川区花火大会は、江戸川区90万人、市川市が49万人で計139万人でございます。 ◎永塚正佳 地域振興課長 第41回江戸川区民まつりの主催者発表は55万人でございます。 ◆桝秀行 委員 それぞれに計算方法があって、それに当てはめるとこういう数字が出るということなんだと思います。常々提案をしてまいりましたが、ぜひビックデータというものを活用していただきたいと思うんです。この計算式というのは、ちょっと古い言い方をしてしまえば、やっぱり丼勘定の域を出ない計算方式だと思うんです。前回も紹介をしましたが、徳島県の阿波踊りでは主催者発表が120万人、120万人の方々がいらしていただいているという発表を主催者がしました。それに対して、地元のマスコミが携帯電話会社のビックデータを利用して、より正確な数字をはじき出したら20数万人だったと。もう5分の1近い数字が出ているということです。どっちが信用性があるかといえば、やっぱりビックデータを活用したデータのほうが正確であることは間違いないと思います。では、行政が主催者として来場者数を発表する、その数字が大きいか少ないか間違うと、誰が迷惑を被るのかと言えばやっぱり民間企業の経済活動にはつながってくると思います。90万人江戸川区の花火大会に来るとすると、この数字に対して企業は物事を考えます。例えば、90万人のうち何人が女性で、そのうち何人が浴衣を購入するか、こういう計算をしたり、じゃあ90万人来るならフランクフルトは何本準備するかとか、そんなにお客さんが来るんだったら民泊をちょっと篠崎でやってみようかなとか、こういう発想の全て根源にあるのがこの数字ということになるので、やっぱりこういう数字はより正確なものを発表していったほうがいいと思います。世の中間違いなくそういう方向に来ると思いますし、隅田川の花火大会でも東京湾でもそうですが、もう何年か先にはそういう技術が導入されると思います。やっぱり、多分少ないと思います、数字は。実際に計ってみると90万人以下になると思いますけど、それを発表する勇気というのはなかなか難しいかもしれないんですけど、やがて来る、やがてやらなければいけない時代は必ず来ると思いますので、ぜひもう来年ぐらいからテスト的な導入でもしていただきたいと思いますけど、このビックデータの活用について、花火大会に限らず部としてお考えがあれば聞かせてください。 ◎後藤隆 生活振興部長 技術の進歩によっていろいろな形で数字をはじき出すというようなやり方があるんだなというのを今改めて伺いましたけれども、そういったものは研究してみてもいいのかな。ただ、今お話の出ている花火大会や区民まつりについては、それぞれ40年以上の歴史があって、この地域の心意気といいますか、そういった中で行われ、またこの数字もお出ししているということでございます。こういった心意気も大事にしていきたいな、そんなふうに思っております。 ◆竹平智春 委員 ここでは、中小企業への支援についてお尋ねしたいと思います。これまでさまざまな支援策行ってまいりました。特にこの30年度には、融資の拡充、また新たな支援がありました。その状況をお聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 昨年度取り組んだ融資の拡充、新たな支援ということでございます。昨今、中小企業の課題として人手不足が大きなものだというふうに考えています。それを解消するためには、生産性の向上が必要だということの観点から、昨年度は生産性向上のための積極的な設備投資を行う事業者を斡旋融資の制度の拡充で支援したというものが一つ、それからあと、ものづくり補助金等の獲得、あと、固定資産税の減免等に必要な先端設備導入計画の策定を支援して、中小企業相談室のほうで補助金申請や認定書の作成等の個別指導を行ったということでございます。具体的に拡充の融資の中身でございますが、昨年度から区の店舗の制度拡充と名称変更等を行いまして、空き店舗対策資金から商店街店舗支援資金というものに変えました。今まで空き店舗への新規出店に対する融資だったものを、既存加盟店、商店街に加盟している店舗の設備更新を追加させていただいて、やらせていただいたところでございます。それからもう一点、融資の部分、小規模事業者ですとか創業者に対する限度額の拡充ということで、それぞれ1,250万、1,500万から融資の枠を2,000万にしたというものがもう一つ、それからあと、経営向上資金融資の拡充ということで、これ平成19年以前登録の商用車の車の買いかえでございます。環境負荷ですとかいろいろと東京都の基準等もいろいろ変わってきて、なかなか古い車が能率よく扱えなくなってきて買いかえが必要になったものに対する支援というか融資を行ったものでございます。 ◆竹平智春 委員 実績もちょっとあわせて教えていただきたいということと、あと、今やったこの支援については31年度も継続して進めているのかどうか、そこも教えてください。 ◎関山健二 産業振興課長 最後の続けているのかという質問については、続けてございます。それからあと、実績ということで、数字の部分だと思います。商店街店舗の資金は設備更新等の融資についての件数ですが、昨年度は10件、6,286万円ほどの実績がございます。それから、小規模事業者への融資、それは877件、31億2,569万円、それから創業者に対する支援49件、3億2,351万円、それから車両の買いかえは101件、10億9,333万8,000円という実績でございます。 ◆竹平智春 委員 大変な拡充もしていただいて、多くの中小企業の皆様が本当に自分の仕事、また大きく進展できる、そういったことになったかと思います。ぜひともこれを、やはり私も現場に行きますと、中にはこういう制度をわからない、知らなかったということを聞きます。そういったことで、周知についてはしっかりと早めに伝えていただきたいというふうに思いますので、ここは要望したいと思います。  もう一点は、外国人の方の労働者も大変増えてきているということでございます。先ほども建築関係、人材不足ということで外国人の方もその働きとして頑張っておられるかと思います。なかなか日本語うまく話せなかったり読むことも難しかったりという方もおられます。そういった方々に対しての日本語教室もそうですし、さまざまな医療だとか、また実際に銀行口座の開設をしていくとか、そういったこととかの悩みもあろうかと思いますので、そこら辺についてはどのように対策しているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎関山健二 産業振興課長 今お話の外国人への対応ということです。産業振興課においては外国人の雇用とか人材の登用、そういったお話かと思っております。外国人、昨今、国策として取り組まれて人手不足の解消等も踏まえて取り組んでいるものと思ってございます。それで、区として具体的な対応ということではまだまだちょっと途上というか、まだ取り組んでいないところでございます。ただ、東京商工会議所は積極的に人材雇用についていろいろ事業を行ってございます。今年度、東京商工会議所の勉強会、ワーキンググループをやってございます。私もそのメンバーの中に入っていて、各業態の代表の方が入っていろいろ外国人雇用についてのお話いろいろ勉強しながらどう進めていくかというのをやってございます。今後、ますます増加していく外国人でございますので、課題として受けとめ、対応について検討してまいりたいというふうに思っています。 ◆竹平智春 委員 ぜひとも、この外国人労働者への支援もしっかりと企業との連携もしっかりとって区としても対策練っていただきたいと要望します。やはり、中小企業、零細企業、江戸川区内は9割ということでございますから、そこの企業の元気が江戸川区の元気と、地域活性の元気になりますので、どうぞこれ引き続きご支援をよろしくお願い申し上げて要望といたします。 ◆小俣則子 委員 ここでは、大きく三つの点でお尋ねしたいと思います。  今日から消費税が増税されて、商店街の活性化を願ってという立場でご質問させていただきたいんですが、今朝の家を出てくるときのニュースで、大企業の製造業の景気判断が日銀短観で下がったと。2013年の6月以来の低い数字になったということが報道されていました。これが江戸川区の産業にも大きく影響するだろうなということを思いながら、本当に困ったななんて思いながら来たんですけれども、予算特別委員会でも消費税増税に絡んで、それぞれの商店街や軽減税率など、とても複雑という点で、そういうところの勉強会をするということがあったんですが、一つは、今キャッシュレスだとかの対応をどのぐらいの商店で消費税のポイント還元とか含めてされているのかというのが1点です。正直な話、区として消費税増税がそれぞれの商店にまた、企業にどういう影響が出るのかというのが予測されていれば教えていただきたい。またはそれに対する複雑な問題で対応し切れない商店も多いということで、そういうところへの対策について、あれば教えてください。関山健二産業振興課長 まず1点目、キャッシュレスの導入等についてのご質問でございます。今年度、当初より江戸川区商店街連合会ですとか、あと、東京商工会議所江戸川支部と連携して、キャッシュレスの基本知識をはじめ、国の支援制度ですとか決済事業者が提供するサービスの比較等をテーマに勉強会を開催させていただきました。勉強会を通じて、キャッシュレスの事業者もその場に来ておりまして、いろいろ相談窓口を開いたところでございます。実際それを受けて、導入した店舗はあるというふうには伺っておりますが、具体的に何件、どのぐらい入っているかというのはちょっと把握してない状況でございます。  それから2点目、消費増税でどういう影響かということでございますが、今日から消費税が増税ということでございます。影響についてはちょっとこれからということだと思いますので、状況を注視していくしかないかなというふうに思っております。 ◆小俣則子 委員 いろいろな勉強会だとか相談窓口で対応していくということだと思うんですけれども、確実に景気は悪くなるだろうと経済の専門家も言って、実は私も商店街ちょっと回らせていただきました。それで地元のニコニコ商店街に行きましたら、全部で27店舗の中でキャッシュレスを取り入れたのは3店しかなかったというんですね。そういう点では、お店の中のお母さんと息子さんと意見が合わなくて取り入れられないとか、かなりやっぱり混乱しているなということが伺えました。そういう点では、本当に消費税増税ということがいろいろな軽減税率のポイント還元とかがあったとしても、大変な状況だな、これからお店や、またそういうところが本当に苦しむなということを予測しました。次は、プレミアム商品券、消費税についての今日から3月31日までということで、また、商店街連合会の毎年行っています商店街祭りがちょうど時期がダブる部分があると思うんですね。ある意味では混乱しないのかなというふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎後藤隆 生活振興部長 そうならないように準備をしてまいります。 ◆小俣則子 委員 正直言ってプレミアム商品券については、4,000円で5,000円分が買えるということだけで4,000円もないんだから買えないよという、そういう方が何人か私もお聞きしているところで、そういう点では商店街がどんどんいろいろな活性化していくという点では、商店街連合会の商品券まつりをぜひ成功させていただきたいなというふうに思います。消費税に関連して、インボイス制度というのがあるんですが、これによってお店を閉めざるを得なくなっちゃうかもしれないという方がいるんですね。そのインボイスについてのどんな制度なのか、またどういう影響があるのかということを教えてください。 ◎関山健二 産業振興課長 インボイス制度でございますが、適格請求書保存方式というもので、これが正式導入されるのが2023年10月から、ちょうど4年後というふうに伺ってございます。これいろいろと説明がありますが課税事業者ですとか免税事業者、そういったところが商品の仕入れと、あと消費者に対する売り値、その辺の差の部分等の益税というところがあるんですが、それを適正に帳票で管理していくというものでございます。税の公平性を保つための制度だというふうに思っております。 ◆小俣則子 委員 私も、何度聞いてもインボイス制度についてなかなか理解できない部分があったんですが、はっきり言って今現在は1,000万円以下のいわゆる売り上げは消費税を払わなくても済んでいると。今度からもし消費税を払わない、そしてそういうインボイスの届け出登録をしないとなると、ちゃんとした登録番号がつかない領収書や請求書が、これはそこから取引している業者が消費税を減らすところの領収書として使えないから、もうそこの業者とは取引しないよって言われちゃう、そういうふうになったら本当に自分のところは大変だし建設関係でも一人親方などは、もう本当に少ない収入で、これでもしまた自分は今まで払わなくて済んだ消費税を払わなかったら本当に大変なことになるということを言っているんですね。これについては、ぜひこの4年間の中でいろいろな場面でいろいろ行政というか都政でも国政に対してでも意見が言えると思うので、このインボイス制度について、やはり取りやめるようにぜひ言っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎後藤隆 生活振興部長 そのような考えはありません。 ◆小俣則子 委員 先ほど、課長から税の公平性ということでインボイス制度の話がありました。内閣官房参与だった藤井聡さん、本当にもう安倍さんの直近中の直近だった藤井聡さんが10%消費税が日本の経済を破壊するという本を昨年出版しました。藤井さんは毎日、今、フェイスブックで消費税増税についてもうどんどんこれをやったら暮らしも日本の経済もめちゃくちゃになっちゃうということをアピールしています。私もそこの記事を読みましたら、昨日ニュースでソフトバンクの孫さんが昨年度1兆円以上の純利益を上げながら合法的な租税回避をして1円も法人税を払わないで済んだ、こんなことが認められますかと藤井聡さんやっぱり訴えているんですね。税の公平性全くないと思うんです。そういう意味では、本当に江戸川区の企業や商店を守るという立場に立って、ぜひその辺を主張していただきたいというふうに思います。それです。  それから、次の問題は、江戸川区の中小企業の振興条例、これは今年の予特でも同僚議員が江戸川区でもぜひこの条例をと、都内で23区の中で17区がつくっているということで、この点についてはこういう中小企業振興条例を江戸川区としてつくっていくということはないでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 本区では、江戸川区長期計画において活力を創造する産業づくりを目指すという基本姿勢を示しております。具体的な事業展開も行っておりますので、新たに条例をつくるという考えはございません。 ◆小俣則子 委員 いただいた資料でも、また江戸川区が実際に産業振興課がいろいろな支援をしているということはよくわかっているんですが、やはりこういうしっかりした条例を立てて、改めてやっていただきたいというふうに思います。  最後に、農地の問題です。江戸川区の農業の基本構想というのが2017年度で10年間終わりました。そして昨年から、また2027年までの10年間の江戸川区の農業基本構想というのが新たにつくられました。その1ページに生産者組織として江戸川区の農業経営者クラブが前の資料には書いてあったんですが、何人って書いてありません。花屋さんの組合もどれぐらいかわかったら教えてください。
    ◎関山健二 産業振興課長 農業経営者クラブの会員数です、148名です。それから、花卉園芸組合、現在44名でございます。 ◆小俣則子 委員 やっぱり若干減っているのかなというふうに思います。それから、資料の322ページ、公共転用件数として農地を活用したということで、3とありますが、そこがどういう内容でしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、3件ということでございますが、3件のうちの2件が南小岩一丁目の土地、それからもう一件が鹿骨四丁目の土地ということで、いずれも公園用地でございます。 ◆小俣則子 委員 わかりました。最後です。最後に、この基本構想の中にここの13ページに、江戸川区の農業の推進と農地保全の検討会をつくっていくということが載っているんです。前回の基本構想にも載っていたんですが、また今度載っているということは、これは多分つくられていないんだなと思いますが、この検討会、ぜひつくって農地を守っていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 今の検討会のお話でございますが、平成21年度から2カ年、全5回実施いたしました。その目的としては江戸川区の農業の展開方向、農地の保全とその活用等の議論でございます。最近は開催してございません。都市農業分野においては平成27年に都市農業振興基本法が施行されて以来、生産緑地法の改正や都市農地の貸借の円滑化法など、さまざまな形で都市農地の保全の枠組みが打ち出されたというふうに認識してございます。ですので、区としてもこの組織自体は今日的な課題等が生じれば開催することもあろうかと思いますが、現在のところは開催してないという状況でございます。 ◆小俣則子 委員 最後です。都市農業、そして農地を守るという立場に立っていろいろな法律が改正されてきたということはいいことだと思います。ぜひ、こういうさまざまないろいろな区の取組みの中で、守り、発展させていただきたいなと思います。 ◆よぎ 委員 予定外の質問でごめんなさい。産業誘致については、何か目標数値があってそれに達しているかどうか知りたいです。ざっくりでいいです。 ◎関山健二 産業振興課長 産業振興課で予算立てるときに、各事業についての目標の件数とか立てていますけど、今、委員さんがおっしゃっている誘致というのは、例えば企業の誘致とかそういうお話だと思います。そういう目標は現在立てている状況ではありません。江戸川区はもってございません。 ◆よぎ 委員 いろいろなフェアとかやるときに、例えばこのぐらいの会社が来ればいいとか、このぐらいの労働力を増やしたいとかというのもないんですか。 ◎関山健二 産業振興課長 そのような目標は設けてございません。 ◎後藤隆 生活振興部長 全体的なものはともかく、個々のイベント等で、例えばどのぐらいの企業が参加してくれればいいとか、そういったものはキャパもありますけども、もっております。 ◆よぎ 委員 基本的に誘致をして企業を増やしていきたいという方向性はありますか。 ◎関山健二 産業振興課長 企業が江戸川区に魅力を持ってきていただくというのは本当にいいことだとは思ってございます。ただ、江戸川区は今現在のところ、江戸川区が積極的に江戸川区にぜひいらしてくださいという考えは持ち合わせてないという状況です。ただ、江戸川区の魅力を高めて、そういったところが来ていただくのはいいことではないかなというふうに考えてございます。 ◆よぎ 委員 すると、マーケティング手法でいくとプル式で引っ張りにいってなくてプッシュ式で来たほうはマッチングしていくという考え方でしょうか。 ◎関山健二 産業振興課長 そのような考えが近いと思っております。 ◆よぎ 委員 国内の企業とか海外の企業を引っ張りたいとかそういうのもないですか。 ◎関山健二 産業振興課長 現在のところはございません。 ◆よぎ 委員 わかりました。1点だけ終わらせたいんですけれども、何かこの辺はちょっとやっぱりゲームチェンジを考えてもいいんじゃないのかなという気がするんです。というのは、ぜひ誘致をして税収も増えるようにして、空きオフィスとか空き場所とかないのは問題でしょうけれども、ゲームチェンジとしては駅上高層ビルとか考えるとか、そこに会社を引っ張ってくるとか、あと、例えばJICAとかJETROとか在日外国籍大使館と連携をとって、いっぱいいろいろな会社が日本に来たいというところもありますし、そういったところのマッチングをしていって、雇用を増やして、税収も増やすというふうなところを考えていければゲームチェンジとして考えていきたいなと思います。ぜひご検討ください。 ○須賀精二 委員長 以上で、第8款生活振興費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は全て終了いたしました。  次回は、明後日3日(木)、午前10時より、一般会計歳出第6款環境費、第11款健康費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  なお、委員の交代につきまして、新たな申し出がありましたので、報告します。  次回、健康費の審査において、中津川委員から小林委員に交代を予定しておりますので、あらかじめご承知おきください。  以上で、本日の決算特別委員会を閉会いたします。                        (午後 4時36分 閉会)...