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平成31年予算特別委員会(第6日)-03月07日-06号

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  1. 江戸川区議会 2019-03-07
    平成31年予算特別委員会(第6日)-03月07日-06号


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    平成31年予算特別委員会(第6日)-03月07日-06号平成31年予算特別委員会(第6日) 平成31年3月予算特別委員会会議録 ●日時 平成31年3月7日(木) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時03分 ●再開 午後1時00分 ●休憩 午後2時37分 ●再開 午後2時58分 ●閉会 午後3時46分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(21人)   須賀精二  委員長   鵜沢悦子  副委員長   岩田将和  委員   小野塚礼佳 委員   本西光枝  委員   牧野けんじ 委員   桝 秀行  委員   中山隆仁  委員
      大西洋平  委員(土木費)   須田哲二  委員   江副亮一  委員   堀江創一  委員   田中寿一  委員   福本光浩  委員   高木秀隆  委員(都市開発費)   瀨端 勇  委員   須賀清次  委員   竹内 進  委員   田中淳子  委員   川瀬泰徳  委員   島村和成  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 土屋博祥 ●案件  平成31年度予算審査(第6日)  一般会計予算歳出 第5款 都市開発費、第12款 土木費                      (午前10時00分 開会) ○須賀精二 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、岩田委員福本委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、野﨑委員、中里委員、小俣委員、笹本委員から高木委員、江副委員、須田委員、桝委員にそれぞれ交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は、一般会計予算歳出の第5款都市開発費、第12款土木費の審査を行います。  それでは、これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の188ページをお開きください。  第5款都市開発費、第1項都市計画費、第1目都市計画費より審査願います。 ◆田中寿一 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いをいたします。  まず、ここでは、いよいよ来年度から新しく、都市計画マスタープランが改定されて間もなく発表される中で、4月以降、そのマスタープランに従ったまちづくりがおおむね20年間という計画だと思いますが、進められていくことになります。都市計画マスタープランの役割というものは、このいただいている案を拝見させていただきますと、本区の目指すべき将来の都市像をわかりやすく表現し、またその実現への方針を示していくというのがマスタープランのそもそもの役割としてある中で、20年間という、未来、将来を見据えた当然この計画になっているわけでありますが、当然これまでの間もマスタープランありました。これまでの20年間を担ってきたマスタープランもありました。当然、これから20年先を見据えたマスタープランの改定作業を進めてきた中で、どういった点に力点をおいて改定を進めてきているのか、その改定のポイントについて、まずお尋ねしたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回の都市計画マスタープランの改定のポイントでございますが、一つには、今回、改定作業を進めるに当たっての進め方にポイントがあるかなというふうに思っております。その改定の進め方については、73名の区民の方々にご参加いただいて8回のワークショップを行ってまいりました。そのワークショップの中では、毎回学識経験者の方々に講義をいただきながら、参加された方々にそのまちづくりに関する知識を深めていただきながら地域ごとに話し合いを行っていただくことで、きめ細かい、高い実効性のある意見を反映できたのかなというふうに思っております。そのような中で、今回の改定の主なポイントでございますが、一つにはやはり区役所本庁舎の移転、それから現在進んでおります、JR小岩駅や平井駅におけます再開発の進展、そして東京2020オリンピックパラリンピック競技大会に開催による、にぎわいの創出といいました新たなまちづくりが行われていくことを踏まえた計画としております。  特に、区役所本庁舎の移転が計画されております、船堀駅周辺におきましては、行政・防災の中心と位置づけまして、区役所の移転とあわせまして、多様な都市機能を誘導することで、にぎわいのあるまちの形成を図ることといたしております。 ◆田中寿一 委員 今お話しいただいた点は、中心としながらマスタープランの柱に据えた形で改定を進めていただいたところかと思いますが、それらを進めていくに当たって、いろいろと将来像という形の中で4点、案の中では上げられています。  1点目が地域の魅力が人をつなぐ「活力交流都市」。2点目が温かな地域コミュニティが支える「生涯生活都市」と、あとちょっと2点ほど将来像の中であるわけでありますけれども、今、私としては、この2点がやはり今後のこのまちづくりを考えた際には大きな点だと思っております。  まず、1点目の活力交流都市ということの中では、この中にも書いてありますけども、多様な個性や活力を創造していくという部分があります。これまでのまちづくりはどちらかというと都市基盤の整備ですとか、また区画整理事業ですとか、道路の拡幅・延長ですとか、ハード面を中心とした整備を当然ながら行ってきた中で、これからのまちづくりを考えていくと、やっぱりハードとそこに個性という、ここに書いてありますけれども、その要素を盛り込んだ、いわゆるソフト面も含めた形でのまちづくりをしっかりと推し進めていく必要があるということで、将来像の1点目は非常に大きな点があると思います。  2点目の生涯生活都市では、まちづくりを支えるコミュニティですとか、満足度の高い暮らしができるまちづくりということでありまして、やっぱりコミュニティ、これからなかなか地域の担い手が高齢化の中で非常に難しくなっていく状況の中で、その地域力を高める視点でこの都市計画マスタープランもいろいろと注力している部分があると思いますが、この将来像1、2について、もう少し詳しく、具体的にどのような形でこれらの実現を図っていくのかについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 将来都市像についてでございます。まず、ご質問いただきました一つ目の活力交流都市についてでございますが、こちらにつきましては、再開発などのまちづくりの機会を捉えて駅周辺の都市機能の充実を図るということとともに、これら各地域のその拠点を結ぶ交通ネットワークの強化を図ることで、利便性の向上を図りながら、その地域間の交流による活力を創出していくことが必要だというふうに考えております。 ◆田中寿一 委員 今のお話の中で交通ネットワークというお話でございました。各個性をしっかり出していくとともに、それらの個性に容易にアクセスできるという、その動線の部分をしっかり確保しなくては、やっぱりまちづくりとしては不足の部分になっていってしまうと思います。詳細はまた、まちづくり調整費のほうで、いろいろなバス交通のほうがありますけれども、そちらでお尋ねするとして、まず、その都市計画マスタープランの中でもう少し交通ネットワークについて、どのような位置づけの中で重点を置いてやっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 やはり、今後、本庁舎の移転に伴い、船堀駅周辺には区内外から多くの方々が訪れ、多様な交流が生まれてくることが予測されています。そのために、今後は船堀駅の駅前広場の機能強化ですとか、公共交通の充実を図ることで各地域や拠点とのアクセスを図るなど、交通ネットワークの強化を図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆田中寿一 委員 これからのまちづくり、その個性がまさに必要だと思います。江戸川区も単に一つの自治体ということでなく、その中にはいろいろな側面が、要素が各地域、地域によってあると思います。これからオリンピックに向けて注目を集めていくのは葛西南部だと思いますけれども、臨海公園、それからカヌー競技場はもちろんですけれども、もう間もなくお披露目式もある、その新左近川のカヌー場もありますし、これからのことを言えば、なぎさ公園の角野栄子さんの児童文学館ということもあります。そういったことを考えたときに葛西は水とみどりとそれから環境というものも一つ大きなコンセプトとして開発していくとも十分に考えられていく状況の中で、これからのまちづくりを考えた際には、ぜひそれぞれの個性を見きわめて、これは所管を超えてという形になると思いますが、それぞれの個性に応じた施策を区全域にわたってやるのではなくて、各地域で、ある意味では限定していく中でやっていくということも十分に考えられていくのかなと、その個性をより高めていくということです。ひいては、これは都市戦略だったり、やっぱり新しいライフスタイルの提案だったりということで、区民の定住促進につながっていく部分になると思いますので、そのあたりも含めて検討を進めていっていただければと思います。  最後に1点、最初冒頭、お話がありました、船堀が行政・防災の中心になっていくということでお話がございましたが、先日ちょうど隣接する地権者さん含めた四丁目都有地の周辺の方々とのまちづくり懇談会、1回目が開催されたところだと思いますので、せっかくですので、ここでどのような会だったのか、いただいたご意見も踏まえて教えていただければと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 今お話いただきました内容については、先日3月2日(土)と、本日の2回にわたりまして、船堀四丁目都有地に隣接するところに、土地や建物をお持ちの方、所有者さんを対象にまちづくり懇談会を開催します。3月2日におきましては、その所有者さんの約4割の方にご出席いただいております。その内容としましては、本庁舎移転にかかわります、これまでの経緯、検討経過の説明ですとか、今後の進め方など、お話させていただいたり、まちづくりを行った場合の将来的なイメージについて、どんなような考えをお持ちなのかというような、意見交換をさせていただきました。その中では、その権利者の方々からはより具体的な計画を早く知りたいということですとか、よい庁舎、まちにしてもらいたいなど、そういった意見を頂戴しておるところでございます。  今後につきましては、また、本日夜に懇談会を開催させていただいた結果を踏まえて、今後はまちづくり勉強会というものを開催させていただきながら、より具体的な検討を進めたいというふうに考えております。 ◆田中寿一 委員 1回目を踏まえて、いろいろと地元の方々からのご意見もあったことだと思います。やはり地元の皆さんとともに進めるまちづくりでありますから、そこをしっかり基本に据えながら今日の夜の勉強会でもいろいろとお話があると思いますので、しっかり進めていっていただければと思います。 ◆桝秀行 委員 ここでは、いわゆる住宅条例について少しお話を聞かせていただきたいと思います。このいわゆる住宅条例なんですが、近隣自治体と比較をしても、この建築物、特に住宅に対する規制というものは厳しい条件になっているということが言えると思います。これまでにも、何度か部分的なところで問題があるのではないか、あるいは、今の実態、江戸川区内の建物の実態、それから区民の住環境という観点から余り即してはないのではということで、幾度か質問をさせていただきました。ここで改めて基本的にこの住宅条例が定められている、そしてこの建物に対する規制がかけられているという狙いを一度聞かせていただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 この条例の目的でございますが、やはり多様な世帯がゆとりを持って暮らし続けることができるということを目的に条例を定めております。 ◆桝秀行 委員 ゆとりを持ってということなんですけれども、特にその今まで指摘をしてきたことの中で特筆して言えるのは、駐車場の附置義務が一つあったと思います。それからもう一つは、70平米以上ということで二つ今まで指摘をしました。この二つに関しては何か数字の部分、特に70平米という数字の部分、あるいは駐車場附置の義務に関してはその台数ないし面積というものがあったと思いますけれども、このあたりは何か今変わった考え方というのはお持ちでしょうか。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 同様の質問を約1年前にもいただいておりまして、その際にも答弁させていただいておりますが、 まず、駐車場につきましては、大体、おおむね5年ごとに現地の状況を確認したり、その建築主さんにアンケートをさせていただきながら、駐車場の利用実態がどうなっているかということを確認させていただいております。直近で申し上げますと、28年、29年に同様の調査を実施した中で、平成30年の4月に規則改正をさせていただいて、これまで小規模な共同住宅におきましては、戸数の6分の1を規定しておりましたが、それを10分の1に緩和するなど、そのときそのときに見合った状況に対応させていただいているということでございます。  それからもう一点、住宅の専用面積70平米についてでございますが、こちらは最初に条例の目的をお話させていただきましたが、そういった目的があるということ、それから国が示しております住生活基本計画の中でも誘導居住面積水準、3人世帯であれば75平米というようなものが示されておるということがある中で、やはり江戸川区においては、70平米の住宅、ファミリー世帯向けの住宅が必要であろうということで、そういった規定を設けさせていただいているということと、最近の協議状況のご説明をさせていただきますが、30年度、今年度でございます。現在までに特定共同住宅、3階かつ10戸以上の共同住宅で法人が整備するもの、今の70平米の規制がかかる対象の物件でございますが、これまで24件の協議をさせていただいた中で、住宅戸数にしますと約1,100戸の住宅供給が計画されていたり、実際に供給されています。その中の約半数560戸が70平米の住宅として計画されたり、供給されているという状況にございます。その中で分譲マンションを一例にとって申し上げますと、堅調に売り、その販売が進んでいるということでほぼ完売の状況になっているということもありまして、江戸川区内においても、そういった70平米の住宅の必要性というのは高いだろうということで、こちら70平米の規定については、特に見直しは予定しておりません。 ◆桝秀行 委員 前段の駐車場については、よくわかりました。また引き続きできる限り、最新の住環境というものを調査していただいて、なるべくよりもっと実際に近づけるような中身にしていっていただきたいと思います。  ただ、一方で、この70平米というマンションはどうしても今いただいたご説明とまちの中の実態というのは、私は即していないというふうな印象を持っています。ファミリー世帯というお言葉がありましたけれども、子育てのしやすいまちをつくっていくということで、ファミリー世帯を何とか暮らしやすい、ゆとりあるという、先ほど言っていた狙いもあったと思うんですけれども、20代、30代でお子様が一人とか二人いらっしゃる、いわゆるファミリー世帯サラリーマン世帯であったとしたら、今、江戸川区内で70平米の超えるマンションを買えるかというと、僕は買えないと思います。今、葛西地域でも新築のマンションで70平米以上となると、5,000万じゃ買えないです。6,000万円も超えてくるとか、場所によっては7,000万円近いマンションになります、どうしても。これをファミリー世帯が買えるのかという話が僕は前提にあると思うんですけれども、こういう実態を見て、それでもまだファミリー世帯向けに70平米かということを考えていただきたいと思うんです。申請が上がってきたときに、先ほども申請の話、少しおっしゃっていましたけれども、70平米の規制をつくるとほかの部屋がどうしても小さくなってきます。実態として、やはりファミリー世帯が買える値段というのは3,000万とか3,500万、4,000万になってくると思います。そうすると部屋の広さというのは、必然的に55平米、60平米という数字が見えてくると、僕はこれが実態だと思うんですけれども、こういうところを一度検証していただきたいと思うんです。駐車場のほうは、4、5年に一度、今見直しをされる、あるいは実態を調べるということをおっしゃっていましたけれども、この70平米に関しても、ほかの自治体にはない、近隣にはない規制だからこそ私は調査をすべき、一度は検証をすべきだというふうに考えています。検証をした結果、それでもやはりこの方向で間違いがないというのであれば続けていけばいいと思うし、検証すること自体、お金も時間もかかるわけじゃないので、一度区内の実態というものを検証していただきたいと思いますけれども、その検証作業についてお考えを聞かせてください。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 検証作業についてということでございますが、先に誤解があるといけませんので、今の条例の規定についてお話させていただきますが、その特定共同住宅で法人が整備するものについて、確かに70平米という規定はございますが、法人が整備するもの全てが70平米以上にしなければいけないとか、平均70平米でなければいけないということでございません。ですので、先ほど、今年度の協議状況をご説明しましたが、約半数は70平米を超えるものでありますと。ということは、残りの半数については、70平米未満の住宅も供給されているということですので、決して今お話しいただいた50平米、60平米の住宅というのも供給はされておるわけです。ですので、ファミリー世帯が決して買えないであろうと言われたような70平米の住宅だけが供給されていることではないということと、東京23区の中でも地価を比較すると江戸川区は地価が比較的安い地域でもあるということも含めて、その70平米の住宅であれば買えない価格ではないというような考えで、そういった規定を設けておるということでございます。 ◆桝秀行 委員 お尋ねした、その検証を。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 ということからして、特に検証の考えはございません。 ◆桝秀行 委員 ご説明を聞いていると、今のご説明だと、これから建てられる建物はおよそ半数は70平米以下でも供給をされていると、およそ半分くらいは70平米以上だというふうな説明に聞こえるんですけれども、そういうことではないんですよね。  例えば、過去30年間でこの規制がずっとかけられてきたわけですけれども、30年以上がたって、規制という形でかけられてきたわけですけれども、その間、平成に入ってからでもいいですけど、感覚として答えていただきたいと思いますけれども、70平米以上のマンションは何%くらい供給されているんですか、今のお話だと50%、50%くらいの感じでしたけれども、過去30年間で全体の何%くらいつくられてきたと感じていますか。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 過去30年についてのそういったデータは持ち合わせておりません。 ◆桝秀行 委員 調べればそればわかると思うんですけれども、半分は絶対にないですよね。半分くらいありますか、感覚でもいいので答えていただきたいと思います。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 感覚的なものの言い方になってしまいますけれども、半数まではいっていないのかなというふうに思っております。 ◆桝秀行 委員 やはり、その近隣の自治体にない規制ということは一つ言えると思います。先ほど、おっしゃったことは半分ぐらいは70平米以下で供給されているという、そういう言い方をすると、あたかも自由にされている、ご自由にどうぞと言っているように聞こえてしまうけれども、実際、建物一つつくるときに、70平米以下、先ほどおっしゃった法人が建てるときも、70平米以下で供給できる戸数があると、それ以外の部屋に大きな影響が出てくるわけじゃないですか、この規制で言うと。例えば60平米、65平米の部屋をたくさんつくると70平米に満たしていないから、その分もっと広いお部屋をその建物の中につくらなければいけないと、こういうことになるわけですね。そうすると、建物全体がちょっと合理性を欠いてしまうと。効率的ではない建物ができてしまうから開発業者は余り乗り気にならないと。その開発業者の奥にいるのは住宅を購入する区民であるわけですから、業者全体からこれだけ不評を受けている規制というのは、その先にいる区民のことも考えれば、やはり検証作業ということはしてもいいんじゃないかなと思います。業者からどういうふうに見られているか、開発業者からこの条例がどういうふうに見られているかという印象を区としてどういうふうなものを持っているか聞かせてください。 ◎眞分晴彦 都市開発部参事都市計画課長事務取扱〕 先ほどもお話しましたとおり、こういう70平米の規定が条例が定められておりますが、今年度につきましても、その約1,100戸の協議物件があるという中で、毎年こういった分譲マンションが供給されている状況が続く中では、その70平米の規定が大きな問題になっているというふうには認識しておりません。 ◆桝秀行 委員 開発業者からこれだけ言われているので認識がないというのは、ちょっと認識不足だと思います。それは部内では僕はあるというふうに思っています。  これまでは、見直しをしてくださいという言い方をしてきたんですけれども、見直し前に一歩手前に、その検証作業というものが僕はあるべきだと、今回の質問では申し上げているわけです。民間でもこの役所の中にもあると思いますけれども、基本的に事業というのは、よくPDCAと昔言いましたけれども、Plan、Do、Check、Actionとある中で、やっぱりゆとりある世代をというプランがあって、それを実行するこの条例規制、Dがあって、その後、それを運用していくAがあるわけですけれども、その間のCheck、検証という作業がやっぱり一つ、僕は欠落をしていると思います。ほかの自治体でなかなか取り組んでいない近隣にはない独自の取組みです、これは。だったら、やっぱり検証すべきだと思います。江戸川区の計画において、江戸川区の決断、江戸川区の責任によってこれは始めている規制です。だったら検証すべきではないのでしょうかというのが私の考え方です。昨年から、都市開発部、新しい体制になりましたけれども、部長の見解というのはどうですか。 ◎町山衛 土地開発部長 検証する考えはございません。 ◆桝秀行 委員 区民が開発業者を超えて最終的な消費者として、エンドとして不利益をこうむっているおそれがあるということは認識されていると思うので、やはり検証作業というのは、僕はして損はないと思います。そういうことを区民に示していくのが、やっぱり責任を持った自治体の行政運営だと思いますので、全く検証する気がないということですけれども、引き続き検証作業ということは求めていきたいと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目再開発関係費。 ◆堀江創一 委員 おはようございます。ここではJR小岩駅周辺のまちづくりについて、お聞きをしたいと思います。  今、南口の六丁目地区がいよいよ解体工事が始まったということで、地域ではコージーコーナーがなくなったとか、さまざま駐輪場がなくなってきたというお話をよくお聞きするようになりました。今、私たち地域の区民の皆さんと話す機会が非常に多いところで、区政を語ってくれとかいう話の中で、さまざまお話をさせていただいている中で、JR小岩はどうなっているのという話が非常に多くて、私も説明不足とか、なかなかうまく説明ができないので、今、ホームページにパース図が出ました。それをちょっと参考にさせていただいて、こんな感じになるんですよと。南口はこんな感じ、北口はこうなって、バスが出たり入ったりできますとか、さまざまな形でお話をさせていただくと、すごく興味を示していただいています。私たちの難しい、わからない話をするよりは絵を見ていただいたほうが、すごく実感を持って、小岩のまちがこういうふうに変わっていくんだという話をしていくと、すごく盛り上がるというか、そういう話が今出てきました。今、先ほど言ったように、いよいよ南口の631のあの地域の解体が始まったということで、なお一層小岩のまちづくりに対する、この期待感といいますか、そういうものがいよいよ高まってきているなというふうに思っております。そこで確認も含めて、南口、それから北口、あと3地区ほどあると思いますけれども、この進捗状況、今後の流れといいますか、その辺はじめに教えてください。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 おはようございます。今日はよろしくお願いします。  それでは、各地区の進捗状況を今後の動きもあわせてお答えさせていただきます。  まず、南小岩六丁目地区、631地区と言われるところですが、こちら平成28年の12月に組合が設立されております。その後、昨年の12月、こちらで再開発事業の手続で最後になる権利変換認可というのを受けまして、今月3月、まさに今週から解体工事に着手をしております。3街区ありまして、全ての完成予定が平成で申しますと、37年度の完成を予定しております。  次に、駅の北口地区でございますが、こちらは平成27年度に準備組合を設立しておりまして、昨年の7月、こちらに都市計画決定を行いまして、来年度は次のステップである組合設立、こちらに向けて取り組んでいる状況でございます。完成といたしましては、平成38年度を予定して動いております。  最後に、南小岩七丁目地区でございますが、こちら再開発事業と区画整理事業の一体施工で進めさせていただいております。再開発事業に関しましては、平成28年8月に準備組合を設立して、現在は再開発事業の都市計画決定に向けて取り組んでいる状況でございます。区画整理事業につきましては、来年度の事業認可に向けて動いております。再開発事業の完成予定は、平成40年度を予定しております。 ◆堀江創一 委員 そこで、今、南口のほうがいよいよ解体が始まって、六丁目地区がいよいよこれから入っていくというふうに思います。あそこは、パース図なんかを見せていただくと三つビルが建つということで、1街区、2街区、3街区という言い方をしていますけれども、ここ今、喫緊でこれから始まっていくわけですけれども、この631のもう少し詳しい進捗というのも、これからの流れといいますか、教えていただければと思います。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 六丁目地区のもう少し詳しい状況ということで、今、委員がおっしゃいました1街区というのは一番駅よりで駐輪場があったコージーコーナーの部分を言うのですが、そこの場所は10階建ての商業ビルになります。こちらの部分は一番最初に手がけるということもありまして、今、32年度完成予定をしておりまして、33年度の春ぐらいまでにオープンする予定となっております。  真ん中の2街区におきましては、こちらは商業及び専門学校と保育所及び共同住宅が入る22階建ての複合ビルの予定となっております。こちらの部分も1街区に続き、平成33年度に完成する予定になっておりまして、34年の夏あたりぐらいから商業はオープンで住宅のほうも入居が始まってくるというような状況です。  最後の3街区は、1、2街区が完成した後に移転等をかけた後の工事になりますので、現在37年度末を予定しております。ビルの中身としましては、商業、共同住宅、あと公共駐輪場、そちらが入る予定となっております。 ◆堀江創一 委員 いよいよ、今お話の中では六丁目地区の一番早いところでは32年度ということは、もう来年度、再来年度になります。本当にもう間近に、駅前ですから、本当に変わってくる様相が手に取るようにわかって、いよいよ本当にまちづくりのスタートがきられたというか、実は七丁目西地区でしたか、そこが何年か前に完成をしていますけれども、いよいよ始まるんだなということを、本当に今お話を伺っていても、期待感がますます沸いてくるなというふうに思っております。  そこで、今回の新規事業の中にまち運営団体という制度、新規事業として上がっていますけれども、これは新規でこれから始まるわけですけれども、どのようなものなのか、また目的、効果などを期待されているのか、その点お聞かせください。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 まち運営団体制度の設計の大きな目的としましては、再開発事業で生み出される空間、道路や広場、デッキ、駐輪場等、こちらの部分をさまざまな民間活動を自立的にかつ持続的、安定的に行っていきやすくするということが大きな目的でございます。期待される効果としましては、にぎわいの創出や経済の活性化、あとは適正管理などが挙げられると思っております。再開発事業はつくって終わりではなくて、やはり地域資源がそろってきますので、今後それをどう活用していくかというのが重要だと考えております。そのような中で、来年度は平成19年に国が策定したこの運営制度というのを活用しながら、でき上がった空間を官民連携でにぎわいの創出ができるような、管理できるような、小岩のまちにあった、そういった団体を設立することができるような仕組みづくりを行っていきたいと思っております。参考にですが、このような制度を活用している団体というのが全国で36法人ございます。都内で言いますと5法人で秋葉原や有楽町などで活用されています。  主な事業としましては、イベント、祭りなどを開催したり、あとは環境維持とか、民間施設の活用などを行っているような状況でございます。 ◆堀江創一 委員 再開発で生み出された空間を利用していくという、地域にとっては重要な施策だというふうに思っております。  今お話の中で、小岩の実施可能な事業の検討という話の中で、歩行者天国、イベント、お祭りという話がありました。前にも予特か決特かで提案というか、お話をしたことがあるんですけれども、小岩の本当に名物になってきております、小岩の阿波踊りのことなんですけれども、毎年本当に盛大に盛り上がってきまして、どんどん盛り上がってくる状況があります。今年でたしか6回目を迎えて、毎年7月の第一土曜日でしたか、今年も6日だったかに開催をされるということになっています。それで毎回私たちも楽しみにして行かせてもらうんですけれども、本当に見ている方がすごいんです。若干、雨が多い開催が多かったときなんか、もう大変な混雑ぶりで、晴れたときでも本当に鈴なりになって、お客さんが見ている状況、押されるような部分も含めて、いずれにしても平場で見ていらっしゃることが、やっぱり非常に多いんですけれども、そういうときに前回もお話をしたかもしれませんけれども、こういうときに桟敷席みたいな、そういう施設が、仮設です、そういうものがにぎわいのまちづくりの一つの方策として、こういうこともできないのかなというふうに思ったことがあって、お話をさせてもらったことがあるんですけれども、ぜひ期待される効果の一つとして、にぎわいのある創出、経済の活性化ということも先ほどおっしゃっていましたけれども、そういうものにつながっていくのかなというふうに思うんですけれども、その点についてのお考えはいかがでしょうか。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 委員さんのおっしゃるとおりでございまして、にぎわいの創出という観点から駅前広場等も整備されることから、公共空間の使い方などはしっかり官民連携しながら、しっかり計画して、関連部署や関係機関と調整を行いながら進めてまいりたいとは思っております。 ◆堀江創一 委員 さまざまな方策をして、ぜひともにぎわいのあるまち、先ほど課長、おっしゃっていただいたように、再開発をしておしまいということでは決してないわけで、そのままやっぱりまちというのはこれから息づいていく、そういう創出をしていくということも非常にこれから重要な施策の一つになってくると思います。ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  最後に、先ほどもお話させていただいた、七丁目西地区が4年近く完成してからになります。631が始まって、北口も、それから七丁目も最後に持ってくるわけですけれども、駅周辺全体のまちづくり、区画整理も含めてやっていく中でやっぱりばらばらであっては、それぞれの地区がばらばらで進めていくということはあってはいけないだろうなというふうに思っていまして、それを一体的に見ていくような、バランスの取れたまちづくりというのは、ますます必要になってくると思いますし、まちづくり協議会、こういう協議体なんかもいよいよ始まってくる駅周辺のまちづくりについて、やはり重要な役割を果たしていくのかなというふうに思いますけれども、今後のいよいよ目に見えて始まってきた駅周辺のまちづくりについて今後の取組みというか、今後のお考えをお聞かせいただければと思います。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 今後の取組みも踏まえてなんですが、区としましても、全地区が一堂に会する情報共有等を行っている、この協議会、まちづくり協議会は非常に重要な位置づけにあると思っております。  今後のまちづくりは計画の段階から、今度運営の段階という形で徐々に変わってきます。まちづくり協議会も今後はこの計画、まちづくりの計画から、今度はまち運営の計画、運営のほうを目指した会として継続していく予定ではございます。もちろんですが、先ほど、お話があった、まち運営団体としっかり連携をしながら、一体感を持って進めていけるように区としてもバックアップして進めていきたいと思っております。 ◆堀江創一 委員 先ほど来、申し上げているように駅前が変わるということは、多くの人が見えてくるので、本当に期待感も膨らんできますし、一気に機運も高まっていくだろうなというふうに思います。まさに、このテーマが100年栄えるまちづくりというのがこの小岩井駅周辺のまちづくりですので、期待感をしっかりとまた受けとめていただいて、さらなる促進に向けて取組みをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第3目まちづくり調整費
    ◆福本光浩 委員 おはようございます。ここでは大きく4点について質問をさせていただきます。  一つが京成小岩駅周辺のまちづくり、二つ目が葛西駅のホームドア、通勤快速下りの改札の増設について、3点目はメトロセブンの状況、4点目は葛西臨海公園と、この4点について質問をさせていただきます。  まず、1点目の京成小岩のまちづくりについてでございますが、いろいろ連続立体事業が進んでおりまして、特に押上、八広はもう完成したと聞いておりますが、いよいよこれが四ツ木、青砥、そして京成小岩、江戸川とつながっていくこととなると思いますけれども、それの進捗についてをまずお聞かせ願えますか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 どうぞよろしくお願いいたします。京成本線の連続立体事業の進捗でございますけれども、今、委員さんからご紹介ありましたけれども、西側からだんだんと整備が進まっておりまして、現在、墨田区の押上、八広間については、平成28年度に完了してございます。そのお隣の葛飾区の四ツ木、青砥間、こちら立石駅周辺地区を除いて、現在、鋭意工事中ということでございます。立石駅周辺も以前に比べて用地買収が進んでございまして、買収が完了すれば工事を実施の流れとなるというところでございます。 ◆福本光浩 委員 そこで、江戸川区に関することですけれども、京成小岩駅、江戸川駅ということが江戸川区に関係してきますが、今までもまちづくり等は平成23年ぐらいでしたか、案が出ておりましたが、京成小岩のまちづくりについては、今のところ動いていないというふうに仄聞しておりますけれども、こういう形で連続立体が進んできている中で、京成小岩のまちづくりの今後の取組みについては、現在どのようにお考えでしょうか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 委員さん、おっしゃるとおり、平成23年度には、基本構想の案ができておりました。ただ、ちょっと連続立体の進捗ですとか、そういったものがございまして、まちづくり活動を休止していたところでございます。ただ、平成29年度にまちづくり検討会という形で再スタートさせていただきまして、昨年度にはまちづくり協議会に発展した形で、基本構想について検討している状況でございます。 ◆福本光浩 委員 そうしましたら、北小岩の特に京成小岩のまちづくりというのは、連続立体がやはり完成することによって大きく変わってくることと思いますので、ぜひこれは進めていただきたいというふうに思います。特に、私たちの同僚議員で斉藤正隆議員、北小岩選出の議員は当選以来、このことについても力を入れてまいりましたので、私たちの会派としてもこれはまちづくりを進めること、この連続立体事業を成功させるということは悲願でもございますので、引き続きのご努力をお願いしたいというふうに思っております。  それで、2点目、葛西駅のことについて移りたいと思いますけれども、いただいた資料でもホームドアは都営新宿線、総武線、東京メトロと。ここについて状況はよくわかっておりますが、東京メトロでは、葛西駅、西葛西駅、平成36年を目途に整備ということでございますけれども、この辺については、どのような形で進んでいくのかというのが1点です。  2点目は上り、要するに葛西から都心に向かう上り線は、朝の時間帯は、今、快速、通勤快速は全て葛西、西葛西は全てとまるという状況で、その辺については、いろいろとご尽力をいただいたことに感謝を申し上げたいと思いますが、やはり行きがあれば帰りもあるわけでございまして、その帰りの快速等について、その通勤快速のあり方ということをどうなっているか、まず、この2点についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 まず、ホームドアでございますけれども、資料で提出させていただきましたけれども、東京メトロについては、葛西駅、西葛西駅ともに平成36年度末までに整備予定ということでございますけれども、やはりちょっと先の話になってしまいますので、まず10万人を超える駅ということでもございますので、早期整備に向けて、これは強く東京メトロに働きかけをしているところでございます。  それと2点目の快速電車でございますけれども、平成21年から委員さん、おっしゃるとおり上り線については、朝、全停車している状況でございますけれども、下り線については、やはりいまだに普通しかとめられないという状況でございますので、こちらについては、各駅停車の増便なども含めて、東京メトロのほうに要請をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。1点目のホームドアについては、ぜひそのように早期に実現できるように進めていただきたいと思います。  また、2点目の問題についても、乗降客が10万を超える葛西駅の中で、ぜひ通勤快速の要望があるのも事実でございますので、東京メトロとしっかりと協議して、よりよい通勤の快適さを求めていただきたいというふうに思います。  ここからが本題でございまして、葛西駅の今上りと下りのお話がございましたが、今度、改札においては、葛西駅のこと、詳しくわからないとわかりにくい議論になるかもしれませんけれども、環七を挟んで、要するに西側とそして東側、エスカレータの改札があるんです。それで朝はそのエスカレータを使って改札に向かう方が相当多いというのが事実なんです。しかし、その帰り、帰ってくるときには、東口に降り口がないというのが現状で、これは再三、私たちもどのような形で、この改札の設置というのができないかというのがここでも議論がされているんですけれども、やはり、物理的に不可能ではないかと思うんですが、新しく課長になられて、その辺のご認識とその課題についてはどう考えているのか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 委員さん、おっしゃるとおりでございまして、私も現場を見て、確認をしております。下り線から東口側に直接おりることができないということですとか、その影響で環七の交差点が西口側から渡ろうとすると非常に混む、交錯するというような状況も現場で目にしてございます。下り線ホームから直接エレベーターですとかエスカレータというものを設置しておろそうとすると、用地等々の課題があるところでございますので、例えば、上越しをするのかというような、そんな話もあるかと思いますけれども、どういったことができるのかというところも含めて、東京メトロと打ち合わせをしてまいりたいというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 現場も見ていただいて、前向きなご答弁だったと思います。江戸川区だけでは解決できる問題じゃないということも重々承知しておりますし、下には地下鉄の博物館もあって、多くの方々がご利用しているという、その地理的な状況も十分把握しておりますけれども、やはり下りの特に環七を渡る方々の勢いといいますか、ときにはもう点滅して赤になるときにでも渡ってしまうみたいな、そういう状況もあることも事実でございますので、今の課長のご答弁でしっかり東京メトロとも協議をしていただいて、その改札口の増設については鋭意検討していただきたいということで、この質問は終わりたいと思います。  3点目の、メトロセブンでございますが、これも何度もここで質問をさせていただいて、資料請求もさせていただいたので経緯について、28年の4月の198号の答申までの経緯はご説明は、いりません。しかし、ここからが大事で課題が四つ上げられています。事業計画、事業の見きわめ、中量軌道等の導入、整備効果の高い区間の優先整備方策と、ここが重要になってくると思いますが、現状の中で担当課としては、メトロセブンについてはどのようにお考えているのか、また198号の答申をどう受けとめているか、お聞かせ願いたいと思います。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 答申、四つの課題ということで、これを一つひとつ整備をしっかりとしていくということかなと思っておりますけれども、需要の見きわめというようなこともありますし、これは昨年度から国勢調査の結果、またはパーソントリップ調査の結果を使いながら、需要については、今、検討しているところでございます。あわせて、中量軌道でございます。LRTですとか、BRTですとか、いろいろそういったものもございますし、そういったものの導入検討ですとか、あと例えばLRTで地上系で整備しようとすれば、道路にどういった課題があるのか、そういったところも今後検討してまいりたいと思っておりますので、とにかく198号答申の4点の課題について、しっかりと整理をしていきたいというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 昨年もこの議論があって、本当に私たちとしてもこれは進めていただきたいというふうに思っております。特に、中量軌道等の導入に関しては、今、シャトルセブンで相当この南北交通というのは、にぎわっているといいますか、需要が多いというのは十分承知をしております。ただ、地下鉄というのは、なかなかこれは非現実的になってきているのかもしれませんけれども、やはりLRTという視点であれば、まだ可能性はあるのではないかなと思っています。3年前くらいにやはり毎年行われている、このメトロセブンの協議会の中でも採算性が取れれば、この葛西から亀有でしたか、そういうところでは十分地上であれば採算が合うんじゃないかという専門家のお話も聞いておりますので、ぜひ、ここは前向きに考えていただきたいと思うんです。そこで、優先整備と、整備効果の高い区間ということでお話をしたいのですが、この環七、葛西臨海公園、これは環七の始まりととるか、終わりととるかは別にいたしましても、始まるところです。それで、葛西臨海公園から例えば葛西駅というのは比較的環七も広くて、陸橋もないですよね。そういうことであれば、4番目の課題に私は当てはめられるのではないかなというふうに考えます。もう一方でオリンピックも来ますし、それで後ほど話す葛西臨海公園とか、いろいろ羽田まで、成田まで、いろいろなことを考えると私は整備効果の高い区間ではないかなと。別に葛西に住んでいるからいうわけじゃなくて、たまたま、そういう形で本当に理想的なところじゃないかなと思ってはいるんですけれども、この辺のことをやはり全てメトロセブンを成功させようとすると、本当にこれは時間もかかるし、お金もかかることですけれども、まず、この198号の答申にあるように、整備効果の高い区間として、葛西臨海公園から葛西ということが考えられるんじゃないかと思いますけれども、その辺はいかがでしょう。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 委員さん、おっしゃるとおり葛西臨海公園の駅から葛西駅の環七については、ほかの区間より道路幅員が広いというようなところは、私も認識しているところでございます。優先整備区間の検討についても、答申の課題の一つなので、そういったことも踏まえながら、しっかりと整理をさせていただきたいというふうに思っております。ほかのエイトライナー側との関係もありますので、しっかりと連携を図りながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆福本光浩 委員 前向きに答弁いただきありがとうございます。そういう形で本当にメトロセブンをどういう形で実現するかと言えば、やはり何かしら手を打っていく必要があると思いますので、その中で一例を述べさせていただきましたので、ぜひいろいろな課題はあるのは十分に承知しておりますけれども、課長のお立場でご努力をいただきたいということをまず申し上げたいと思います。  それで、4点目の葛西臨海公園の全体、調整を含めた公園づくりについて、ちょっとお尋ねをしたいと思いますが、臨海公園に関しては、いろいろな課がまたがっているのは十分承知しているんですけれども、一応まちづくり調整課が葛西臨海公園の窓口だというふうに聞きましたので、今回はここで質問をさせていただきますが、まちづくり調整課が行っている葛西臨海公園の調整というのは、具体的にはどういうことをやられているのか、全体をやっているのか、どういうことをやっているのか、ちょっと聞かせていただきたいと思います。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 我々のまちづくり調整課でございますけれども、前身の課で葛西沖の開発の調整をしていたということで、そういった歴史がありますもので、我々のほうで臨海公園の調整をさせていただいておりますけれども、例えば水族館の建替えについて、今、東京都のほうで検討が進んでおりますけれども、そういったところの情報、調整ですとか、あとブルーマリンのレストランの改修ですとか、そういったところの臨海公園の中で何かが調整業務が発生したときに、我々が窓口になって庁内の関係部署にお伝えをしたりというようなところで、間に入って窓口として調整させていただいているという現状でございます。 ◆福本光浩 委員 今のお話で水族園、またレストランというお話がありましたけれども、臨海公園には例えばビーチもあるし、駅前の整備事業もあるし、江戸川区が持つシーサイドホテルもあるし、オリンピック会場もあるし、いろいろな施設がありますけれども、それもトータルで仕切っているのがまちづくり調整課ということでよろしいですか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 そういうところで何かご意見、ご要望があれば、まちづくり調整課のほうで一旦お受けして、それぞれの所管にお伝えをして調整をさせていただければと思います。 ◆福本光浩 委員 特に、課長が臨海公園の窓口になって、ご努力をしていただいているのはよくわかりました。  それで、私はここでお話ししたいのは、先日、先ほどレストランのオープンというお話がございまして、自民党で行ってまいりまして、どうなるかと。今度3月16日にいよいよハワイアンカフェがオープンする、4月16日はバーベキュー場がオープンするということでございました。そのときの所管が公園協会でございました。いろいろお話をして、今度水族園が建て替わるんですねとお話をしたら、これは動物園協会のお話なのでわかりませんと。バーベキューができるので、ビーチにいろいろ連携してできますねと、これは港湾局なんですと。それで全体についてどう考えますか、それは建設局なんです。オリンピック跡地どう考えますか、これオリパラなんですと。全く話が視察の中でかみ合わなくて、今度、臨海公園駅の下が今、レストランとかなくなったので、この跡地ってどうなるんですか、これはJRなんですということで、臨海公園の中の話なんだけれども、なかなかこう、セクト主義といいますか、それをやるということは十分いいんですけれども、もっと言うとあそこは都の公園で、区もなかなか区議会と都議会とかいろいろな関係もございまして、非常に江戸川区にある公園なんですけれども、何だか臨海公園というのは、非常に私たちとしても、どのように要望を出したらいいのか、わかりにくい部分があるんです。今、だから調整が、まちづくり調整課ということで聞かせていただいたんですけれども、本来東京都のいろいろな部署と江戸川区の関係する、例えばラムサールもあるから環境が絡んだりとか、公園だったら水とみどりだとか、JRも含めて、区議会も都議会も含めて、そういうような連絡会というか、臨海公園をどう考えるとか、そういうようなことって、今後、私はあってもいいんじゃないのかなというふうに思いますけれども、その辺はいかがですか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 おっしゃるとおりで、多岐にわたる機関が関係しているというところでございます。現状、ゴールデンウイークの渋滞対策ですとか、オリパラの工事の調整会議関連では会議体が立ち上がってはいるんですけれども、やはりそういったところ、目的が限定的であったり、時期が限られていたりというようなことがございますので、今ご提案のあったような内容については、葛西臨海公園の魅力を一層高める取組みの一環ということもあるかと思いますので、ちょっと東京都の担当者と前向きに調整させていただければと思います。 ◆福本光浩 委員 ぜひ、そのように進めていただきたいと思います。それで、いろいろ質問をさせていただきましたけれども、先ほど冒頭、田中委員の都市計画マスタープランのお話もございました。その中で将来都市構造というところで、臨海連携軸、ここには東京湾の湾岸地域との観光レクリエーションの面での連携、広域的な交流ネットワークを形成ということもあるし、もう一方では、メトロセブンの整備実現を目指して区内の南北交通の充実ということも書いてあります。この都市計画マスタープランというのは3月に完成する予定でございまして、今後の江戸川区の将来像を考える大事な私は都市計画マスタープランだと思うんです。ですから、先ほどのメトロセブンしかり、いろいろなまちづくりが進んでいきます。京成小岩、小岩、平井のまちづくり、そして船堀、篠崎、葛西地区。葛西地区の中でも今度は角野栄子さんのそういうような、児童文学館もあるし、スーパー連携大学ができなかったけれども、オリンピックまでは、あそこは都が使うということですから、その後の都有地の問題だとか、今言った臨海公園の話だとか、もっと言えば千葉方面のディズニーや成田のこと、羽田のこと、そういうことを考えるといろいろなことが考えられるんじゃないかと思うんです。それは経営企画のときにもお話した、私は区の魅力の創造の発信の都市戦略の視点になるかというふうに考えますけれども、最後に都市戦略の視点で今までの話を総括して、山本副区長のご見解をお聞きしたいのが1点と、まちづくりと技術的な面でどのように考えるかということで、新村副区長のご見解を求めて終わりたいと思います。 ◎山本敏彦 副区長 経営企画費の中でもお話をさせていただきましたけれども、我々、やはり都市戦略ということ、シティプロモーションもそうですけれども、都市戦略ということで非常に掲げております。臨海公園の水辺、四つの柱の中にもございますけれども、水辺の魅力を最大限生かす、ラムサール条約もそうですけれども、江戸川区が長年培ってきた、その水とみどりですね。ふるさと江戸川の大切な資源でございますので、この魅力を最大限に生かすような形での都市戦略を考えてまいりたいと思っております。 ◎新村義彦 副区長 冒頭、都市マスの改定のお話からいただいて、まさにちょうどいいタイミングで都市計画マスタープランの改定ができたのかなと思っております。区の本庁舎も移転して、区の骨格が大きく変わるというのが大前提にありますので、今、福本委員からもご質問もいただいた項目も、ちょうど区をこう縦に縦断、京成の小岩からずっとこう葛西の臨海公園の駅までということで、まさに今回の都市マスの中でいろいろ、今後を見据えた計画をつくっていますので、この計画を地域の方と一緒に具現化しながらやっていきたいなというのが結論なんですけれども、そういう意味では、都市戦略ということも含めて、もっと区の魅力を外にアピールできるような具体的な仕事をつなげていきたいなというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 最後にします。山本副区長、新村副区長からそういう力強いお言葉もいただきましたので、まず冒頭質問の中では、乙訓課長にはいろいろな意味で多岐にわたって、新しく課長になってからご尽力をいただいているということは高く評価したいと思いますし、そういう意味でやはり魅力ある江戸川区、このふるさと江戸川、住み続けたい江戸川区、それを目指して、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ◆堀江創一 委員 先ほど、京成小岩のお話が出ましたので、私からもちょっとお聞きをしたいなというふうに思っております。立体化も含めてですけれども、ここ長い経過があります。平成13年に北小岩地域懇談会、これが設立をされてから、もう17年、18年近くになるんです。先ほど来、福本委員からもご質問があった中で本当に最初は盛り上がって、なかなかそこから地域が冷めてしまったみたいな状況がある中で、平成29年にまたリスタートという形でスタートして、検討会から、今度30年には、昨年には協議会に格上げをして、さまざま議論をしてきたということで、いよいよまた京成小岩のまちづくり、そして立体交差に向けての機運が年々高まってくる、そういう状況にあると思っております。  先日、まちづくり基本構想(案)の説明会が開催されたというふうにお聞きしていますけれども、その説明会の概要、またその中でご意見、要望があったのか、その点お聞かせください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 説明会の概要と主な意見ということでございますけれども、まず、説明会でございますけれども、京成小岩駅周辺地区まちづくりの範囲にお住まいの方々ですとか、地区外にお住まいで当該地に権利をお持ちの方、そういった方などを対象に開催をさせていただいております。開催日は2月28日と3月2日の2日間にわたって開催をさせていただきまして、延べ103名の参加がございました。主な意見といたしましては、今後のまちづくりのスケジュールを示してほしい、また説明会の意見の反映について報告をしてほしい、地権者をどのようにまとめていくのかと、そういった内容など、前向きな意見が多くて、まちづくりに反対などといった否定的な意見はない状況でございました。 ◆堀江創一 委員 先ほど申し上げたように、ずっと歴史があった中でこの地域の方を来ていただいて説明会をやったというのは、初めてのことなのかなというふうに思っております。今さまざまなご意見が出たということで、特段反対をする意見はなかったと、まちづくりに向けて、また立体交差に向けての前向きなご意見、またご要望等があったのかなというふうに思っております。その話の今、先ほどのご答弁の中で説明会の意見を反映して報告してほしいという、このようなことを要望されたというふうに伺っていますけれども、この件については、そこの中であった要望をどのような形で反映をさせていくのか、具体的にどのような形で反映をさせていこうとしているのか、その点についてお聞かせください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 意見の反映と報告についてでございますけれども、説明会以降、現在意見をお伺いする期間、約2週間ほど、3月15日まで設定をして、今そういった期間に入っておりますので、その後、意見に対して取りまとめをいたしまして、3月の末には、基本構想を策定していきたいというふうに思っております。その後、年度が明けましたら、そういったご意見、いただいたご意見の内容ですとか、取りまとめについて地元の方にフィードバックしていきたいというふうに思っておりますので、改めて説明会を開催をして報告をしていきたいというふうに思っております。開催時期については、今現在調整中でございますので、決まりましたら、またご報告をさせていただきたいと思います。 ◆堀江創一 委員 意見の内容、本当に今言っていただいたように、取りまとめていただいて、それをまた返すということはすごく大事なことかなというふうに思います。この説明会を改めて開催するということで大事なことだというふうに思いますし、本当に丁寧にやっていただきたいなというふうに思っております。  それで、まちづくりをしていく上で基本的に多くの方たちにご意見をいただいてやっていく中で、区としての考え方だとか、そういうものというのは、すごくまたこれからどんどん地域にもいくというふうに思います。また権利者の方に対しても、これから地域だけではなくて、地域の権利者の方について、もっと重要になってくるのかなというふうに思いますけれども、そこら辺のいよいよ構想案を構想へと向かう、今までと違った流れになってくるわけですから、そこら辺を今後どのように具体的に取組みをしていくのか、そこが重要になってくると思いますけれども、その点については、いかがでしょうか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 今後の具体的な取組みということでございますけれども、先ほどの報告の説明会以降、駅前広場のゾーニング、にぎわい拠点のゾーニング、そういったところに位置する方々と勉強会のようなものを立ち上げて、具体的なそのまちづくりの絵のほうを描いていきたいというふうに思っております。説明会でもスケジュールを示してほしいというご意見、たくさん頂戴しておりますので、そういったスケジュール感についてもあわせて検討を進めてまいりたいと思っております。 ◆堀江創一 委員 今言った、権利者の方と勉強会を持つ、具体的なまちの将来像とか、絵をしっかりと見せていくということで、本当に非常に重要なことだと思いますし、ここも本当に丁寧にやっていただきたいなというふうに思っております。権利者の方というのは、当然そこの一番重要な部分を占めてくると思いますので、ここもやはり、地域住民の方もそうですけれども、権利者に対する、やっぱりそこも丁寧にお願いをしたいと思います。本当に数年前までは、いつできるんだとか、どうなっているんだという話が本当に多かったんです。やはり一回冷めたという言い方は失礼ですけれども、やっぱり気持ちが落ちていったという中で、そこ何年も前からこういう話があるにもかかわらず、どうなっているのという話が本当に今まで非常に多かったですけれども、ここ2年、3年の間には、そういうことがなくなってきて、いよいよ地域の、駅周辺のまちづくりも、立体交差に向けての取組みも、いよいよ始まるんだという機運が大きく高まってきているのかなというふうに思います。やっぱりこの何年にわたってさまざまなことを繰り返していく中で、立体交差、まちづくりというのは本当に地元にとっては悲願、本当に悲願だというふうに思っております。そのことを含めて、今後の基本構想の案を取って、まちづくり基本構想としていくという形になりますけれども、このまちの熟度、高まり、つながり、こういう部分、連立につながっていく部分、これはやはり現実につながっていくような部分というのをしっかりと、これから整えていかなければいけないなというふうに思いますけれども、最後に連立も含めた今後の取組み、区の考え方、教えてください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 東京都の連立事業、こちらの着工に当たっては、やっぱり地元、今、委員さんおっしゃったように、まちづくりの熟度の高まり、そういったものが重要になりますので、こういった、まちづくり基本構想を策定して、行政計画として、しっかり位置づけることで、東京都への働きかけになるというふうに考えております。また、今後もこういったまちづくり構想に基づきまして権利者勉強会を立ち上げたり、都度都度で今回のような説明会を開催すること、こういったことも東京都への働きかけになりますので、今後も引き続き踏み切りのない区を目指して、しっかりと連立事業、まちづくりについても進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆堀江創一 委員 先ほどから、申しているように熟度、盛り上がりという、機運というものを絶対これからは落とさないように、本当にますますこの機運を高めていただいて、連立も含めて、これからの取組み、本当に早期着工、早期実現というのをまたぜひ目指していただいて、今後の取組みをよろしくお願いいたします。 ◆須賀清次 委員 よろしくお願いします。先ほど福本委員から発言があった、ふるさと葛西、江戸川を思う気持ちは十分伝わってきました。そして小岩については、やはり同僚議員であった斉藤議員が体調を崩されて、その思いも福本委員から伝えてもらえたので、私は言うことはないんですが、その中で、葛西駅の下り方についてありました。例えば、環七を渡って大変な状態なんだと。でも、一方で、私も20年駅頭で挨拶運動をしていると、環七の南側にある上の歩道橋を使わないのはもったいないということは、いつも言われていたんです。それで、昨年、強化してもらって、とてもよくなったと思うんですが、でも人間というのは利便性を考えたときに、やっぱり階段で上がるのはという方もいると思うので、例えば、いろいろな敷地のない中で西側の階段にエスカレータをつける。そして歩道橋を渡っていただく、そして東側に来ると、また上りのエスカレータはあるんですけれども、下りは階段になっているので、そこにエスカレータを下りをつけるとなると、要するに、交通地下鉄博物館があるところにも出ます。それから、臨海、ディズニーランドに行くバスの停留所にも出られるとなったら、やっぱり安全性を考えたら、そういうことを工夫していただけたら、必ず利用者が増えると思うんです。一時は地域の小学校の絵を飾ったり、いろいろとやっていただきました。でも利用者が少ない、でも、もったいないという声をやっぱり私もずっと聞き続けて、それで福本君の意見、話を聞いたときになるほどなと。だったら、あそこをエスカレータの上りと下りを何か工夫してみたら渡る方が増えて、安全性も利便性も確保できるのかなという、ちょっと思いがしたので、その部分にあって、いろいろと考えてくださっているのは、十分わかっているのですが、その辺もちょっと研究していただければという意見だけ添えておきます。 ◆田中寿一 委員 ここでは、コミュニティ交通のコミュニティバスの導入についてお尋ねさせていただきたいと思います。先ほど、都市マスのところでネットワークについてお尋ねをさせていただきましたが、来年度の予算案を拝見させていただくと、導入計画検討委託料として300万円強が予算計上されているところでありますので、まずちょっとその内容について、お聞かせいただきたいと思います。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 来年度、委託調査の内容ということでございますけれども、現在委託コンサルについては、プロポーザル方式で選定作業中でございます。来年度の委託内容でございますけれども、区内の公共交通の現状ですとか、課題の整理、コミュニティ交通を導入する地域の抽出、またルート案の検討ですとか、運行形態、運行本数、また運行収支の計算、そういった内容を予定してございます。 ◆田中寿一 委員 当然、委託を進めていく中で、今のような内容でお願いしていくということでありますが、前段として、これまで我が会派としても、いろいろな形でコミュニティバスの導入検討を進めてほしいということで、お伝えしてきていますけれども、この間、江戸川区としてどのような検討を進めてきたのか教えてください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 これまでの検討経過ということでございますけれども、今年度、情報収集がメインというところであったかなと思うんですけれども、バス停の位置については把握をしておりましたので、そのバス停から半径300メートル、おおむね歩いて5分圏、その内外の地区を把握してまいりました。そういった情報をもとに、コミュニティ交通の導入についてということで、京成バスですとか、都営バス、そういったバス事業者と意見交換をしてきたところでございます。また、先ほどの5分圏内の外にある地区については、物理的にバスが通れない、そういった地区もございますし、都市計画道路の整備予定もないと、整備計画の予定もないという地区もありますので、最近ではタクシー事業者とも意見交換を始めたところでございます。そういった諸々を改めて整理をさせていただいて、来年の委託に、調査につなげていきたいというふうに思っております。 ◆田中寿一 委員 積極的な検討を進めていただいて、空白地域を分析して、それからなかなかそういう地域は車両が入って行きにくい、そのバスが入って行きにくいという状況の中で、タクシー業者とも検討を進めているということで、本当に非常に熱心な形で検討を進めていただいていることを高く評価させていただきたいと思います。そうした中で、これも従前から検討をお願いしているところでありますが、区内にはショッピングモールを中心として、民間の方々が無料の循環バスといいますか、送迎バスを回していただいていると、やはりここにも区として着目してお互いにとってウイン・ウインの関係の中でこういった空白地域の解消ですとか、スポーツの充実につながっていかないかということで質問させていただいておりましたが、そのあたりの交渉の状況というか、検討の状況はどうなっておりますでしょうか。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 区内のショッピングセンター、こちらの京成バス、都営バスに委託をして無料バスを走らせているというところでございまして、担当者の方ですとか、バス事業者のほうと意見交換をしているところでございます。やはり、そちらについても深刻な運転手不足の影響があるということで、昨年4月から減便をしているというような状況もあるようです。結局、減便をしてしまうと、1台当たりに乗る人数が増えてしまうということで、ときには満車状態のときもあるというようなことで、例えば、その途中にバス停をつくったときに、そのバス停で待っているお客様が乗れないですとか、本来目的であるお店のお客様に影響が出てしまうと、そのような課題を意見としていただいたところでございます。ただ、先方も地域貢献には協力していきたいというふうに言っていただいておりまして、例えば今後、運転手不足が解消されていくという可能性もございますし、そういったところで意見交換は継続してまいりたいと思っておりますし、社会情勢についても注視をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆田中寿一 委員 積極的なこちらも交渉を進めていただいているということで、オリンピック・パラリンピックがある関係で、今、いろいろな業界で運転手不足が叫ばれている状況の中ですので、そのあたり推移もしっかり見守っていただきながら進めていただきたいと思いますし、当然これから業務委託を進めていく中でよりいろいろなことが判明していく部分だと思いますので、積極的に進めていただきたいと思います。  最後に、これはコミバスに限ったことではないのですが、先ほどの都市マスとも絡んできますけれども、そのバス交通全体を進めていく状況の中で、都市計画マスタープランの中でも、その拠点として7項目が位置づけられている中で、その行政・防災の中心ですとか、都市生活拠点、それから区民交流拠点ですとか、自然交流拠点ということで、これらについては、区民の交流、それから区の内外の交流をしっかり促していく拠点にしていくということが、しっかり明記、都市マスの中でされています。それであるならば、やはりそういった空白地域を解消をしていくという、満遍なく区内のバス網の充実をさせていくということと同時に、やっぱり今挙げた拠点へのアクセス、これをできる限り乗り継ぎが少ない形でのアクセスを確保していくことによって、その交流を促していくという、満遍なくという部分とやっぱりめり張りをつけたバス交通の充実という両輪が必要だと思いますので、とりわけ、この現庁舎跡地のにぎわいをどう創出していくかというのは本当に大きな課題だと思いますから、ぜひそういった面からも進めていっていただきたいと要望して終わります。 ◆鵜沢悦子 副委員長 関連でコミュニティバスの導入のということで伺わせていただきます。  区長の今回の招集挨拶の中にもまちづくりに重要なことは、地域の皆様と課題や将来像を共有し、それを推進力に変えることであり、これはまさに本区が実践してきたことであり、次の時代にも引き継がれ、安全・安心のまちづくりが進むことを期待していますと、このようにございました。まさに、そのとおりであります。その次の時代に、どのようにまちづくりを引き継げるかということが、とても大事なことになってくると思います。今、ほとんど言っていただきましたので、ちょっと小さな単位になりますけれども、区内の中にはやっぱり先ほど出ました、不便なところもございます。例えば、東部の地域を考えたときに、東部の地域内の東部図書館や、東部交通公園、水辺のスポーツガーデン、スポーツランドなどの区民施設は立地条件が旧江戸川の川沿いにあります。東部の端にありますので、便がよくないということは当然わかります。このような状況の中で、東部地域の方々は各区民施設を循環するバスがあったらいいねというお声が大変多いということでございますので、この東部だけではございません。いろいろ平井とか小岩とか葛西もそうですけれども、いろいろな地域をルートの一つの検討ですけれども、そういったところを回れるような形ということを希望したいと思います。例えば、なごみの家、今後15カ所になってまいりますけれども、なごみの家に行きたくても、遠くにとまられてしまうので、そこに歩くのが面倒くさいから行かないということも実態としてあるようですので、なごみの家というのを一つの拠点として、必ずいろいろなところから、区民の方々が行けるようにと、そういうふうに取り組んでいただけるように要望いたします。  それから、大型とか中型というバスじゃなくても、先ほどタクシー会社にということも言いました。私、いろいろなところに視察に行きますと、本当に6、7人乗れるのかなというぐらいのバスで回っていて、バス停のところでとまっている、そういったコミバスも見かけいたしました。ですので、さまざまな検討をしながら、本当に長いこと言ってまいりましたので、私もいつ使うかわかりませんので、ぜひ早急に検討いただきたいということをお願いして終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第4目まちづくり推進費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第2項住宅費、第1目住宅関係費。 ◆江副亮一 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  ここでは、住宅関係費で住宅の耐震化促進事業費の中の家具の転倒防止ボランティア事業についてお聞きいたします。本区におきまして、住宅の耐震化を強固に推進していることを念頭に置いた上でお聞きします。  大地震が発生した場合ですが、建物そのものは大丈夫であったとしても、建物内部、居住スペースにあるタンスや食器棚といった家具が倒れることで、身近にある家具が危険なものとなることがあります。これは、過去の地震発生において、家具の転倒でけがをされた方が多数いらっしゃったことから、家具の転倒による被害を最小限に抑えることが大切だと考えております。そこで、この事業をより広く、多くの区民に知っていただく必要があると考えます。  ここで、2点お聞きします。1点目はこの事業の周知、PRについての現状と、そして今後の周知方法はどうなっているのかという点です。  もう一点は、この事業は地域の建設職人さんが家具の転倒防止金具を取りつけているわけですが、区民の皆さんが地域の建設職人さんを知るよい機会でもあると考えております。一方で家屋のメンテナンスを希望する区民の方がどこに相談すればいいのかわからないということもあるんだろうと思います。この区の相談事業で建築職人さんを紹介していることは知っておりますが、家具の転倒防止ボランティア事業と同様により多くの区民の方々に周知、PRする必要があると考えますが、この点についていかがでしょうか。 ◎永塚正佳 住宅課長 2点ご質問いただきました。まず、1点目のご質問でございます。家具の転倒防止ボランティアの周知、現状と今後の取組みといったところでございますけれども、まず、広報またホームページ、町会回覧、こういった形で周知をやってございます。また、周知用のチラシでございますけれども、こちらにつきましては、昨年度から本庁、事務所、このほかに熟年者の方が目につきやすい場所、例えば熟年相談室であったり、くすのきカルチャーセンター、こういったところに配布場所を拡大しているところでございます。  また、2点目のご質問でございます。いわゆる、建築職人さんを紹介する事業でございますけれども、先ほど申しましたボランティア事業とあわせて広報をやっている上で、建築職人さんが地域まつり、いろいろと参加させていただいてございます。その各地の地域まつりにおきまして、建築組合さん、自らまつりにおいて周知を今年度図っていただいているところでございますので、区といたしましても建築組合と一体的に、この事業、両事業でございますけれども、周知に努めてまいりたいと考えてございます。 ◆江副亮一 委員 間もなく東日本の大震災から8年を迎えようとしておりますし、また、阪神・淡路大震災からも時間がたちまして、人々の記憶というものは、少しずつ薄れていくところもあるんですけれども、首都直下型の地震で最も懸念されることは、自分の家の中での家具の転倒による、けがをおって、命にかかわってくるという部分は、やはり防いでいける、まず自助の一つとして備えることのできる第一歩であると私も考えております。そういった意味で家具の転倒防止の取組みが、今後も多くの方が、せっかく無料で9カ所まで取りつけをすることができるという制度なので、利用していっていただけることが重要だと考えております。  また、2点目なんですけれども、このボランティアをやっていただいている職人さんたちなんですが、昨今、熟年者の方々を狙った特殊詐欺等も頻発しておりまして、急に業者の方々とか、職人さんが家に訪ねていったり、知らない人だったりすると、熟年者の方も警戒もされると思いますし、危険もあると思うんです。そういった中で、地域で顔の見える関係の職人さんがいることは区民にとっても安心につながると思います。また、建設業の現場においては、昨今、深刻な職人不足というものも言われております。少しでも活動していただくことが重要でありますし、さまざまな機会を通じて、このPRの推進をさらに強化していただくことを要望して、質問を終わります。 ◆瀨端勇 委員 よろしくお願いします。住宅の耐震化の促進事業で、この件で江副委員からもお話がありましたけれども、いただいた資料で、公明党さんの資料も同じものがありますけれども、363ページの耐震コンサルの派遣と、それから設計とか改修の資料をいただきました。コンサル担当の派遣による診断で、診断の結果がやや危険とか、倒壊のおそれありというように耐震診断の結果に問題がある住宅の結果も数が出されています。その中で、実際にそのコンサルの診断の結果でそういう問題、課題がある住宅のうち、改修設計、その費用の助成が大体各年、問題がある住宅のうち半分以下かなというような資料をいただいているんですけれども、診断の結果でかなり危ないというような結果が出ても、なかなか設計とか、改修とか、そういうところまで進まない主な理由というのはどういうことでしょうか。 ◎永塚正佳 住宅課長 今、委員のご質問でございますが、コンサルを派遣して診断を受けて、それで設計に至らないといった部分なんだろうということでよろしいでしょうか。であれば、考え方としては、まずコンサル派遣については無料でございます。その上で危険だよと診断された上で、その次に進まない理由ということでございますが、大きく二つございます。建て替えようかなという方もいらっしゃいますし、あとは経済的にもうちょっと待とうかという方、こういったところに分離されるのかなと思っております。 ◆瀨端勇 委員 1件1件聞いて回っているわけではないのでね、その理由、建て替えを考えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、これ資料いただくと、コンサルタントの派遣というのは、平成8年から実施されていて、大体20年ちょっとされているのかなというふうに思っているんですけども、コンサルの派遣が総累計というか、累計で3,381件コンサルタント派遣がされていると。このうち、どれくらいの方が改修設計とか改修工事まで進まれたのかという資料はちょっと累計としてはないんだけれども、恐らく、今課長もおっしゃったように、そう多くの方が改修や設計に進んでいるような実績ではない感じですね。年々毎年のこの実績数見せていただいてもね。業界の関係の方に伺っても、やっぱり相当数の、いわゆるコンサルタント派遣を受けて、無料で受けたけれども、その先はなかなか進めないというね。経済的な理由でしょうか。そういう方が多くいらっしゃるというふうに私どもも聞いているわけですけれども。その経済的な負担が理由になっている可能性が高いとすれば、無料のコンサルタント派遣は非常に意義のある事業だと思っているんですね。20年以上続けてやっていただいて、これは設計とか改修に進まないかなということで、これどうこうということはできない。自分の住んでいる自宅がどういう実態になっているのかということを認識していただくということ自体も重要だし、それは非常に重要な事業だと思っているんですよ。ただ、その事業の効果をどう生かすかということをやっぱり考えていただく必要があるんじゃないかなと。経済的な負担が大きい理由になっているのだとすれば、やっぱり経済的な負担を少しでも少なく、しかも、命を守る耐震改修まで進められる、そういう方法というのは私もずっと言ってきていますけどもあるわけですね。耐震シェルターとか。個別にやっぱり命を守るための最小限の設計なり改修なりね。そういうことをやっぱり進めていく必要がやっぱりあるんじゃないかなと。今やっている江戸川区の耐震コンサル派遣とかそういう事業を実らせる、より効果的に実らせるためにもそういう必要性があるんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうかね。 ◎永塚正佳 住宅課長 まずは、コンサルティングの件でございますけれども、我々の考えといたしましては、広くコンサルですね、診断受けていただきたい。この思いを大前提で持ってございます。その上で費用の部分ということでございますけれども、設計であれば8割公費補助ですね。工事であれば2分の1補助という形で、我々の区の耐震助成制度を構築しているところでございます。シェルターというお話でございますけれども、この耐震の助成制度の考え方、我々建物全体耐震化を図って、まちの全体を守ると、こういう考えでこの助成制度を構築しているという原則がございますので、その部分においては、今の助成制度、シェルターの部分の見直しということでは考えてございません。 ◆瀨端勇 委員 恐らく、無料のコンサルタントの派遣を受けても、設計とか改修とか進めてない住宅というのは2,000件を超えているんじゃないかなと私は想像するんですね。やっぱり経済的な理由でそこまで進めないお宅があるとすれば、安全性に問題があるわけですから、その問題を分析して、コンサル派遣どまりになっているような方に対しても、やっぱりより有効な、少しでも命を救う、そういう対策としてシェルターの補助ですね、ぜひ検討するべきだと、こういう面からも強く意見として申し上げておきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 よろしくお願いします。本会議質問いたしました住宅確保要配慮者への取組みについてお聞きをいたします。  改正住宅セーフティネット法には登録住宅の改修や入居者への経済的支援があります。例えば、ひとり親家庭については、特に母子家庭は収入が少なく、経済的に厳しい状況にあります。また、児童養護施設などで暮らす子どもたちは22歳まで措置延長をし、施設にとどまることも可能となりましたが、基本的には18歳で措置解除となり、ひとり暮らしを始めるか、もしくは元の家庭へと戻ります。児童養護施設などの退所者にはひとり立ちするためのサポートが重要だと考えます。2017年2月発表の東京都の調査報告書によると児童養護施設退所者の約4割が進学をしていますが、そのうちの約2割は中途退学となっています。退所後に学業と両立しながら学費、住居費、生活費を得ることは経済的に非常に厳しい状況にあることが容易に想像できることから、一定期間は家賃補助などの経済的支援や生活支援が必要だと考えます。家主への理解を促進しまして、登録住宅を増やしていくことと家賃補助などの登録住宅への経済的支援などを行うことについては、いかがお考えでしょうか。 ◎永塚正佳 住宅課長 今、委員お話しいただいた住宅セーフティネット、この中の登録住宅という話だと認識してございますけれども、登録住宅を増やすということにつきましては、今後、居住支援協議会、昨年7月に設置しましたけれども、この協議会といたしましてもセーフティネット制度、その中に登録住宅という構成要素もありますので、こういった部分で周知を図ってまいりたいとは考えてございます。また、家賃の低廉化ということでございますが、まず登録住宅ありきの話になってしまいますけれども、これにつきましては、関係団体さんであったり関係部署ですね、議論を経てまた居住支援協議会においても議論を深めながら関係者の理解を深めて、また関係者の理解を得て、その上で区として登録住宅の状況を見ながら区として検討していきたいと考えてございます。 ◆本西光枝 委員 なかなか登録住宅というのが全国的にも進んでいかない状況もあるかとは思うんですけれども、住まいの確保に困る方というのはたくさんいらっしゃるんです。ですので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思っております。対象者はそれまで施設で集団で暮らしていたため、ひとり暮らしの不安も感じるそうです。シェアハウスなど集まって住むなどの工夫も必要かもしれません。それぞれの方、どの年齢層にもさまざまな課題があります。介護保険のときにも申し上げましたけども、高齢者の場合は1階に暮らすなど、住環境を整えれば自分の力で生活をすることが可能となります。転居をしなければならない場合には転居のための生活支援サービスも必要になると考えます。こうしたさまざまな課題を解決できる居住支援協議会となるように期待をしております。よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第3項建築管理費、第1目建築指導関係費。 ◆高木秀隆 委員 ここでは、42条の2項道路の中心点というところについてお尋ねをしたいというふうに思います。  決算特別委員会のときに同趣旨のお尋ねをさせていただきました。江戸川区には2項道路で私道で大体800本くらい、その2項道路があるというふうにそのときお伺いをして、そのうちの400本についてはおおむね、大体ざっくりと言っちゃっていますけど、400本については協定があったりとか、条件が整っていたりとか資料が整っているとか。残りの400本については大変厳しいものが存在すると。合計800本だということで、決特のときにご答弁いただいたのは、条件が整っている400本については先に進めていきたいと、検討させていただきたいということをご答弁いただいて、大変すばらしいなというふうに思って、今年度の予算が組み込まれて、この中にどう組み込まれて、実際どういうふうにこれを進めていこうと指導課としては考えているのかというところをお聞きしたいというふうに思います。 ◎関根藤夫 建築指導課長 今、委員ご質問の私道の42条2項道路でございますけれども、この中でいわゆる中心協定のある路線につきましては約400余りあります。この路線沿いでの今後のご相談につきましては、現場を確認して道路境界が明確なものについては区で積極的に中心地を明示していこうということで検討を進めておりまして、来年度というふうな中ではおおむね100万円余り検討してございます。できるところから少しずつ進めていきたいというふうに考えています。 ◆高木秀隆 委員 100万円計上していただいて中心点を役所が打っていくというところにしていくということでいいですよね。それで、これをやっていただくことによって、今まではやっぱりそれを打つことさえしてなかったので民間がしっかり図って、やらなきゃいけなかった状況があったんだけれども、これでちゃんと打ってくれることによって、相当数やっぱり助かるというふうに私は思いますので、大きなこれ第一歩だというふうに思います。これから始めていく、4月以降始めていくことですから、お隣の葛飾では20年かけていろいろ検討しながらやっていったということの経緯もありますので、ぜひ江戸川区は江戸川区らしいやり方をしっかり考えながら模索をしながら進めていってほしいなというふうに思います。残りの400本、難しいところについてもしっかり検討して、ここでノウハウをためながら残りの難しい400本についてはしっかりと進めていって、また検討も進めていってほしいなと、嫌そうな顔をしていますけど、ぜひお願いします。厳しそうな顔していますが、よろしくお願いしたいというふうに思います。  それで、手続きの簡素化という意味でもう一つだけちょっとお尋ねをしますけれども、セットバックをするときに協定結びますよね。専門的な話になっちゃうと6者協定でやっているはずなんです。自分を含んで右、左と反対側の3人で6者協定をしてセットバックしますよ。それで、中心点を決めていっているわけでありますけれども、これについても6者で協定していくには、やっぱり相当な労力がかかって、大変難しいところがやっぱりあるものですから、これも簡素化してもらえないかという声も結構あるんですね。これについては現在どういうふうに検討しているのか、これについて教えていただければと思います。 ◎関根藤夫 建築指導課長 今のご指摘のいわゆる私道の42条2項道路の中心の協定でございます。現状、委員ご指摘のとおりでございまして、これにつきましては、やはりこう相談者さん、建主さんの負担を軽減したい、軽減していきたいという観点から現状、道路境界等明確なものにつきましては相談者さん一人の協定、一人協定といいますか、そういう形にしていきたいと。その割合を増やしていきたいというふうに考えています。 ◆高木秀隆 委員 今、課長答弁していただいたとおり、1者協定にすれば、相当な労力が建替えの方が減りますので、これは大変すばらしいというふうに思いますので、ぜひこれ進めてほしいというふうに思います。この2項道路の中心点の話は不動産協会さん、これは全日本不動産協会、東京都の不動産協会さん、それから土地家屋調査士さんの団体とか、あと建築士さんの団体とか、これはお隣の葛飾がやっているのになんで江戸川区ができないのかというところから始まって、足かけ5年ぐらいかかっていますけれども、やっとこれが進もうとしています。大変すばらしいご決断だというふうに思いますので、ぜひこれをしっかりと進めていってほしいなというふうに思います。  それと、もう一つでありますが、今度は43条但し書きの道路についてであります。いわゆる43条但し書き道路、簡単に言っちゃうと、建築確認が取れない道路ですね。建築基準法上、道路じゃない道路。基準法上の道路は42条1項1号から1項5号まで。それで、42条2項までが建築基準法上の道路で、それ以外のものをいわゆる建築確認が取れない道路と言われています。これは、なかなか道路には色がついていませんから、一般に住んでいる人はわからないわけでありますけれども、このいわゆる再建築不可の道路、建築法上の道路じゃない道路というのは、私は江戸川区の中で相当数あるんだというふうに思っています。これ具体的に調べているというふうに思いますので、具体的にどのぐらいあるか数字を教えてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 江戸川区内におけます幅員4メートル未満のまず細街路の状況でございますけれども、42条2項道路でないために建築基準法の道路ではないということから、なかなか建築ができないという路線でございますけど、これはまず建替えについてはその沿道の人で将来建替えに当たって2メートルずつ下がっていくということで、4メートルに将来していきますよという、そういう一定の協定なりお約束ができれば43条の許可をして、どんどん建替えをしていただいてという現状があります。こういうことをする道につきましては区内5,347路線あります。この中で私道が4,802路線でありまして、残りの545路線は区有地では認定区道というふうになってございます。 ◆高木秀隆 委員 全体でいわゆる2項道路以外で基準法上の道路でないのというのは5,347、内の私道が4,802ということで、残りは、これはみなし区有地道路とかそういうことなんだろうというふうに思いますけれども、やっぱり相当数5,300というのはやっぱり基準法上の道路ではないという観点からいくと、相当多いとやっぱり思うんですよね。ここをしっかりこのまちづくりの中で克服していくことが大変大事なことだというふうに思います。この5,347人の人が例えば、5,347本の道路に面している人が建て替えようと思ったときに、実はこの道路では自分の家は建て替えられないんだよということになったり、それからそれが原因で売買ができなかったり、銀行の融資がつかなかったり、いろいろなことがやっぱり財産の中で支障が生じてくる、この5,347本に面している所有者の人たちはそういうことがやっぱり出てくると思うんです。やっぱりここについてはしっかり課題として認識をしていただいて、いろいろな対策をしていくのが必要だというふうに私は思っています。それで、江戸川区は区画整理かなり進んでいます。区画整理の終わったところは、自然にと言ったらあれだけども、みんな公道になってそれで基準法上の道路にみんななっちゃうわけだから、一之江だってそういうところはいっぱいあったけれども、区画整理をやっていただくことによって全てを基準法上の道路になれたら、かつて私道だったところは公道になって、それは見事に解消される。瑞江の一部の地域だってそういうところがあって、それは見事に改善されて、区画整理があるところはそういうことで自然に改善されていくんだけれども、区画整理が今後の方針として、区画整理よりも地区計画でまちづくりを進めていこうということにどうやら江戸川区の中ではなっているわけでありますから、地区計画は地区計画の中で区画道路を広げていって、それから公園をつくったりとかそういうところはしっかりできるんだけれども、地区計画をやっただけだと43条但し書き、いわゆる基準法上の道路じゃないところというのはそこだけはやっぱり置いていかれちゃうんだというふうに思うんですね。せっかく地区計画やったとしても、区画整理のように基準法上の道路にかわるんじゃなくて、そこはそこだけ置いていかれちゃいますから、まずやっぱりせめてこの地区計画の中の基準法上の道路じゃない道路については、まずはその所有者の皆さんにこの道路は基準法上の道路じゃないんですよと。いわゆるそういう道路なんですよということをしっかり認識してもらう。地区計画の中ではしっかり認識してもらうということがまず大事と。それから、もう一つ、地区計画の中で特に私道の部分ですけれども、しっかり測量して線を出して、その部分をしっかり位置づけをしてくれれば、それをもとに建築審査会とかに出して建築許可が取れるような、何かそんなような仕組みを少し考えることによって大分それは緩和されてくるんじゃないなというふうに思いますけれども、これは私はかなり専門的、かなり言っていますけれど技術的に難しいところもあるのかもしれません。しかし、そのぐらいのところ区画整理にかわる地区計画と位置づけて、まちづくり、安全安心のまちづくりをしっかりやっていこうという観点であれば、地区計画の中では気持ち的には43条但し書きの申請がしやすくなるような、そんな仕組みをやっぱり考えていかないとこの5,347本の基準法上の道路じゃないところというのはなかなか課題が助けられないんじゃないかなというふうに私は思うんですけど、これについて指導課長、部長、いきますか部長。指導課長いきますか。 ◎関根藤夫 建築指導課長 今、委員さんご指摘のいわゆる私道で先ほど4,802路線あるというふうに答弁しました。この路線につきましては、委員さんご指摘のように一つ地区計画をきっかけにして、そういう一定のお話をするということもありますし、あと地区計画はなかなか決めることが時間もかかったりしますので、江戸川区の中のトータルとしてそういう4,802路線ある中でそれを少しずつ何らかの形で今委員さんおっしゃられたような観点で43条の許可をとるときに何かできないのかということでは、路線数が多いものですから、今の趣旨を踏まえて少し研究していきたいと思っています。 ◆高木秀隆 委員 ぜひ研究をして、さらに前に進めるようにこの4,802の私道のいわゆる再建築不可の道路について何とかやっぱりこの課題を克服していくように、研究をしていただければと思います。また、次聞きますので、よろしくお願いします。 ◆小野塚礼佳 委員 よろしくお願いいたします。こちらでは、老朽危険家屋の適正管理についてお伺いいたします。近年、老朽危険家屋への対策が急がれておりますが、本区には特に用途のないその他の空き家が約1万戸あり、そのうちの850戸が何らかの対策が必要とあります。老朽危険家屋の実態調査につきましては、平成24年11月から25年3月に行われており、町会自治会を中心とした情報提供などを含めますと、危険と思われる家屋63棟のうち、除却済み36棟、個別指導中は8棟です。老朽危険家屋については重点的な対応が望まれますが、現状と今後の進め方について教えてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 いわゆる老朽危険家屋で管理不全で危険と思われる建物につきましては、まず日常の業務といたしましては建物所有者を特定したりしなければいけないので、そのことでいろいろ情報収集を進めていくと。この意味で例の空家特措法での固定資産税情報が使えるということになったということは非常にこう利いておりまして、また必要に応じて戸籍情報等収集しながら建物所有者が亡くなっている場合は相続関係人を特定して、いわゆる個別指導しているという状況でございます。個別指導している中で残り8棟についてはやはりもう少し改善をしてもらおうということで、継続的にお話をしておりまして、これにつきましては、それぞれ事情が異なっていくんですけれども、これまで以上に建物の所有者やまた相続関係人について状況の確認や適正管理に向けた相談や助言・指導をより密に行って、除却等の改善を目指していきたいというふうに考えています。 ◆小野塚礼佳 委員 やはりその所有者の特定ですとかというのは戸籍からどんどんさかのぼって特定を進めていたとしても、やはり相続などの放棄という部分でもなかなか親戚が困難な場合もありますので、引き続き継続をしていただければと思います。  お住まいの方の高齢化であったり、土地建物の所有関係が複雑などの理由によって、やはり個々が抱える課題も多様化しておりますので、やはりご苦労も多いと思いますけれども、引き続き粘り強くお一人お一人と向き合って、丁寧に進めておられる姿勢を高く評価しております。  資料もいただきまして、老朽危険家屋の分布というか、特に平井ですとか、また小岩ですね。あとは松島、松江あたりが少し多いのかなという印象がありますけれども、江戸川区の全域的に老朽危険家屋はやはり存在をしていると思います。私もやはり地域を回っていますと、ツタが住宅に絡まっていたりですとか、もしくは玄関付近の木材の腐食が進んでいるようなことが見受けらたりですとか、人の気配がないなと思ってちょっと外から中の様子をのぞいてみますと、家の中がごみで埋まっているような気配を感じたりですとか、やはり地域を回っていても、目にすることもございますし、やはり町会・自治会からの情報提供などもあるということなので、そういった部分では地域の見守りというか目によって、今後もこういった老朽危険家屋、実際に見つけることができればというのは考えております。  また、老朽危険家屋の中にはまだ人が住んでおり生活実態のある家も存在しています。そのような場合、ご本人が何らかの福祉的な側面からのサポートなどを必要としていることもあると思いますが、老朽危険家屋の対策を進める中でお住まいの方の生活支援といったソフト面での課題が見えてきた場合の具体的な対応について教えてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 まず、先ほど危険と思われる家屋63件について個別指導してきたということでございますけれども、このほかにも日々区民の皆様から危険と思われる家屋の新たな情報等が寄せられたときにはまず、現場確認した上で状況に応じた適切な対応をとっていくというふうに考えています。これまで、除却改善した中で委員さんご指摘のソフト面での対応をしたものがございました。それは、一部崩れかかっていた建物の中に建物所有者が住んでおりまして、建物所有者は非常に生活に困窮していたということで、例えばほかの建物に移るとか、そういうこともちょっとかなわない、そういう手だてがなかったというものがございました。こちらにつきましては、庁内、福祉部と連携をしまして、引っ越すことができて、その建物を除却することができたということがございました。このような形で基本的にはハード面で適正管理してくれということでお話はするんですけれども、やはり相手の方のそれぞれの個人の状況なども細かくお聞きしながら、庁内、土木部、環境部のハード面の連携に加えて、さらに福祉部や健康部等のソフト面での連携も非常に重要であるというふうに認識しておりますので、そういうこととして積極的な取組みを進めていきたいと思っています。 ◆小野塚礼佳 委員 先ほど課長からお話がございましたが、崩れそうな住宅にお住まいの方が生活も困窮されていて引っ越したくても引っ越すことが難しいということで、非常にご本人にとっても非常に悩ましい状況であったのではないかと考えております。やはりそのような方々に対しては、これからも積極的にそのサポートをお願いしたいのと、やはり介護であったりご病気をお持ちの方がご自宅にいらっしゃって、もちろん区からの福祉的なサポートというのは十分に入っている部分もあるとは思うんですけれども、やはりそのような方々はご自身での掃除を頻繁にすることが難しかったりということもありますし、やはりそういった面でも、課長も先ほどご答弁の中でございましたが、やはり引き続ききめ細やかな対応、福祉的な側面でも各部署と連携を行って対応をお願いいたします。 ◆桝秀行 委員 検査業務についてお尋ねをしたいと思います。今回、レオパレスの問題が建築業界、そして不動産オーナーとか、あるいは世間に対して大変大きな衝撃を与えたわけですが、一言で言ってしまえば、企業がコンプライアンスを無視して合理性だけを追求した結果なんだろうというふうに私自身は感じています。ここでまずお尋ねをしたいんですけど、このレオパレスの物件が江戸川区内にまずどれぐらいあったのかということをお聞かせください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 ご質問のレオパレスが建設して関与している建物で建築上法で定められている、例えば仕様と違うやり方をしてしまったとかいうものにつきましては、2月7日の報道発表があったところでございまして、全国ですと、1,324棟あったということでございます。東京都内は111棟ということでございまして、江戸川区内につきましては国の情報におきまして2棟あったということでございます。 ◆桝秀行 委員 2棟あったということですけど、この問題、基本的には企業の問題ですし、なかなかこの問題を防ぐために自治体ができたことがあったかどうかというとちょっとなかなか難しい部分が多かったのではないかなと思います。ただ一方で、中間検査というものが必ず行われていると思いますけど、自治体によってはその中間検査のときに、写真の提出を求めているという自治体も最近増えているというふうに聞きます。この問題、国交省がこれから新しい対策を打ち出すということが報道されていますけど、自治体独自に江戸川区独自にこの問題を防ぐような手だてというのは考えられる余地はないんでしょうか。
    ◎関根藤夫 建築指導課長 いわゆる国土交通省におきまして、専門の委員会を設けていまして、今、委員さんご指摘のとおりでございまして、今、レオパレス側でどうしてこうなったのかという原因の究明とか経過を受けて国土交通省としまして検査に関する新たな取組みを検討していくということでございますので、その取組みが示されたときには指定確認検査機関に対してはその旨徹底するように要請をして、指導をしていきたいというふうに考えています。 ◆桝秀行 委員 今回は、界壁とか天井とかなかなか見にくい部分が問題になったということだったと思います。国交省も新しい指針を打ち出してくれるということですけど、検査業務そのものがそうなってくると業務の負担が多分増えてくる方向には向かうと思います。ただ、一人でもこういう、問題の犠牲者が増えないような方向で自治体の検査業務が進んでいけばいいなと思います。こういう事件をきっかけにして、この建築行政もよい方向に向かえば一人でもこういう被害をこうむる人が少なくて済むということですので、これからもさらにその中間検査のあり方も含めて、よりよい方向に向かっていただければと思います。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目営繕関係費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第3目学校営繕関係費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 以上で、第5款都市開発費は審査を終了いたしました。午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。再開時間は午後1時とします。  暫時、休憩いたします。            (午後 0時03分 休憩)            (午後 1時00分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  はじめに、委員の交代についてですが、高木委員から大西委員に交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  それでは、第12款土木費の審査に入ります。予算書・同説明書の392ページをお開きください。  第1項土木管理費、第1目土木計画費より審査願います。 ◆川瀬泰徳 委員 よろしくお願いいたします。まず、私のほうからは春江橋の架け替えの話、これは先日の本会議でも話が出まして、質疑がありましたけれども、この辺のことをちょっとお話をお聞きしたい。この新中川に架かっている橋が今懸案となっているのが、この春江橋、そして、松本橋ですね。それから、瑞江大橋、この三つの橋が課題になっていると、こういうふうに思うんですけれども、まず、松本橋なんですけれども、これ、今、進行形ですよね。今後の工事の計画、完成の時期、完成まであと何年かかるのか、これをまずちょっと教えていただけますか。 ◎藤川則和 街路橋梁課長 松本橋の今後の工事の計画と完成時期について回答させていただきます。現在、右岸、左岸、両方の橋台の工事に取りかかっているところでございます。今後なんですけれども、31年度につきましては、右岸側の橋脚の工事を予定しております。それから、32年度は対岸の左岸側の橋脚工事、そして、33年度は上部工としまして、橋を架けていきます。それで、34年には上部工の仕上げと、それから取りつけ道路等の工事に入って完成となります。ということで、平成34年度末の完成を見込んでおるところでございます。今からですと、およそ4年間かかるというような想定でございます。 ◆川瀬泰徳 委員 あと、4年ということですよね。次ですけれども、春江橋のことはこの間ちょっと答弁がありましたけれども、瑞江大橋のこのことも懸案になっていますけども、こちらのほうはどんなぐあいになっているんですか、今後の計画というのは。 ◎田中正淳 計画調整課長 よろしくお願いします。瑞江大橋ですが、本年度予備設計をやらせていただきまして、橋をかける条件の整理、土質調査ですね、そういったものをやらせていただいております。この先、今度それをもって詳細設計、東京都建設局河川部との協議、そういったものをあと残りというか、あと2年ぐらいかけて3年ぐらいのベースの中で橋の設計を終わらせたいと思っております。 ◆川瀬泰徳 委員 具体的に言いますと、あと何年ぐらいで架かるという感じなんですか。まだ、それは全く見通しつかないのかな。 ◎田中正淳 計画調整課長 瑞江大橋、今残り3年ぐらい設計にかかるんですけれども、ご承知おきのとおり、春江橋の歩道橋の部分に穴が開いてしまいましたので、来年度、春江橋の歩道橋の部分のまず安全を確保するために歩道橋の部分を撤去いたしまして、それであわせて春江橋の予備設計に入ってまいります。この予備設計の中で橋を架ける条件等整理しまして、それを出しながらどういう形で架けていくのが一番いいのかということを総合的に検討していきたいと思っています。 ◆川瀬泰徳 委員 この三つの橋で松本橋はもうさっきご答弁いただいたけども、あと4年という、こういう感じだけれども、あと瑞江大橋、それから春江橋についてはまだどちらを最初にというかな、優先具合はどうなのかというのも、まだちょっと要するに何とも言えないということなのかなとは思うんですけれども、それぞれの橋でいろいろ要するに課題があって、例えば、瑞江大橋なんかを考えると、これはやっぱり架かるまでに設計やって、10年ぐらいかかるんですかね、でき上がるまで。 ◎田中正淳 計画調整課長 瑞江大橋ですね、今設計と協議、3年ぐらいというお話しまして、今やっている松本橋はおおむね7年なんですけども、ちょっと6年で架かるところを7年かかりましたが、瑞江大橋の場合はちょっと橋が斜めにかかっているという条件や橋長が長いものですから、ちょっとそのサイクルの中では工事がおさまらないなというふうに今思っております。 ◆川瀬泰徳 委員 この瑞江大橋もかなりの交通量がありますし、バスも走っているわけですよね。もう、すごい量でバスも走っているところで。そうなると、橋を架け替えるということになると、その部分は使えないわけですよね。多分お考えになっているのは、その迂回をする、新大橋通りのほうに上にあがって、一之江の西口のほうを通って、それで東口のほうのバスのターミナルのほうに行くという、そんなようなぐあいになるのかなと思うんですよ。それ決まっているわけじゃないと思うけど、私が想像するとそんなふうな感じなのかなというふうに思うんです。そういうふうに、この長い期間の間、通行止めにならざるを得ないわけですよね、これ必然的に。橋というのはやっぱり時間のかかるものだから。そういうふうに交通のこともそういうふうな具合になっていったとすると、地域の皆さんからすると、非常にご不便をおかけする、これはやむを得ない部分もあるかもわからない。  春江橋のことをちょっともう一度お話をさせていただきたいと思うんですけれども、これ三つの課題になっている橋を一挙に同じように仕事するってわけに当然いかないですよね。松本橋が最初あって、その後、春江橋になるのか瑞江大橋になるのか、それはちょっと種々検討しながらということではないのかなというふうに思うんですけれども、圧倒的に時間がかかるということは、例えば、瑞江大橋を先にこうやっていくということになったときに、春江橋は今もう既に車両の通行止めになっているわけですよね、現実。私も地元ですから。地元の皆さんはそのことについては、見通しが立っていないという部分が一番やっぱり悩ましい部分。いつまでこれ通行止めなのかと。どんなふうになるのかと。聞くところによると、瑞江大橋もするということがもう決まっているようだから、そうすると春江橋といったらもうこの先もう橋が架からないんじゃないかと。もう橋なしなのというふうにおっしゃる方も中にはいるわけ。それと、もう一つはこのあそこの春江橋の道路沿いで商売されているお方、お仕事されている方たちからすると、当然それによってやっぱりその動線が変わるわけですよね。今まで車で、これが来られなくなったという。人道橋で人は歩けることは歩けたとしても、今までのそういう状況からはちょっと一変する。その一変するのがいつまでなのかということを考えたときに、もう気の遠くなるような感じに受け取られがちなんですよね。特に、商売している人からすると、本当に生活がかかっているという部分で、何とかその辺を考えていただけないのかというふうな相談も実は受けているわけです。そういうことで、瑞江大橋を先なのか、春江橋が先なのか、また、春江橋もどういう形でやっていくのかという、こういうようなことを考えたときにはなかなかそのまますっと答弁はできないと思うんですけれども、極力やはりこの地域の皆さんに一日も早くその状況というのをお知らせするとともに、その見通しをね、この三つの橋のことで、見通しを計画というんですかね、見通しを極力早い時期にお知らせをすると、そういうふうにしてあげないと、地域の皆さんは非常に不安を持っていらっしゃるという、このことはご承知かなというふうに思うんですけれども、その辺いかがですか。 ◎立原直正 土木部長 今の計画調整課長のほうから先ほど来答弁させていただいておりますけれども、まず春江橋に関して、安全性を優先するということで、車道橋を人道橋化するという措置をとらせていただきました。そのことが地域の皆さんに影響を与えているということで大変申しわけなく思っております。そうした中で、現状ですけれども、まずご質問にありました松本橋をまずしっかりと進める。それから、瑞江大橋につきましては、質問にございましたけれども、これから、その関係機関との協議ですとか、それから実際に橋長が長いということもありまして、ある程度、今までの橋梁よりは時間がかかります。10年ぐらいは感覚でかかろうかと思います。  一方、春江橋については一般質問の際に答弁させていただいておりますけれども、来年度、31年度に予備設計ということで、どういう橋梁をかけていくかというその与条件の整理、その整理をした上で河川管理者等関係機関との協議をすると、今そういう動きをしたいと思っています。よって、その予備設計がある程度進んだ段階でないと、あと何年かかるのか、どういう橋梁でどれだけの時間がかかるのかということが明確に申し上げられない状況ではあります。言いかえますと、その予備設計をできる限り早く取り組みまして、その橋梁のタイプ、それから関係機関との協議、こうしたことを鋭意進めさせていただきたいと思います。その上で松本橋の進捗もにらみながら、瑞江橋、春江橋、この橋梁の着手時期を財源の確保等も含めて速やかに方向を出していきたいとそのように考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 今、部長から答弁をいただきましたので、これで終わります。所管課の土木部の皆さんが非常に努力されているということは重々承知の上でお話をさせていただいておりまして、ただ地域の皆さんからすると、江戸川区は川と川に挟まれている区でもあるじゃないですか、地域的に。特にこの春江町や一之江やこの地元のほうもそういうふうなことがあるわけで、橋というのは生活にとって非常に大事なものでもあるし、いざ災害というときも非常に大事なものであるからこそ、皆さんはものすごい関心を持ってらっしゃるというのは、これはもう現実の話なんです。そういう意味で、皆さんのそういうふうなお気持ちをよくよく斟酌していただいて、全力を挙げて努力をしていただきたい。早めに方針を立てて、早めに見通しを皆さんにお伝えをいただきたい、このように要望しまして終わります。 ◆中山隆仁 委員 今、川瀬委員のほうからるるお話がありましたが、瑞江大橋のことなんですけれども、今、架替えに向けて、今おっしゃられるように予備設計、また経費などの事業を進めていると聞きましたが、急遽、春江橋の人道橋に穴が開きまして、それが見つかったことによって急遽、その対策を行わなければならないということなんですけれども、これからの瑞江大橋の工事への影響というものはないんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 先ほど部長がお答えしましたけど、橋としては瑞江大橋、それから春江橋とこれは別々に設計してまいります。今、予備設計、今年、瑞江大橋の予備設計をして、斜めにかかっている橋ですので、そういった条件を整理して、どういう橋にしたらいいのかということを検討してまいります。春江橋においても来年度、同じように検討を進めていきたいと思っています。 ◆中山隆仁 委員 ありがとうございます。それで、瑞江大橋なんですけれども、先ほど設計から竣工まで約10年かかるんじゃないかという話だったんですけれども、実際のところ通行止めになって設計が終わって通行止めになって、工事にかかってからは何年ぐらいかかるんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 春江橋とか松本橋がおおむね先ほど6、7年というお話しましたが、それよりも橋の規模が大きい、それから斜めにかかっているという条件がありますので、詳細には精査をしなきゃいけませんが、今の松本橋よりも時間が長くかかるということは今の段階ではそういう形で見通しております。 ◆中山隆仁 委員 おおむねでもちょっとわからないということでしょうかね。通行止めになってから何年ぐらいかかるかというところなんですけれども。工事期間中が。おおよそで結構なんですけれども。 ◎田中正淳 計画調整課長 諸条件を整理しまして当然今バスなんか通っていますので、そういったバスルートを迂回させたりなんかそういう条件を整えて、工事を始めてから7、8年ぐらいで橋を架け替えられればいいなと思っているのが今の状況でございます。 ◆中山隆仁 委員 今井街道という大変交通量の多い幹線道路でございまして、大変な工事になると思うんですけれども、そこにバスがたくさん先ほど川瀬委員の話にもありましたけれども、バスルートを変更するにはバス会社とか協議してやっていくんだと思いますけれども、そのほかに車、それから人ですよね。そういう人たちとか車が迂回をするといってもどの辺を使うかというのはまだ決まってないんですか。 ◎田中正淳 計画調整課長 今回の予備設計の中で今の瑞江大橋の上流、下流部も川の中に係留船や船宿があって、そこに仮の橋を架けるというのは非常に今厳しい状況にあります。仮の橋を架けないで工事をするとなると、明和橋から上流側に約200メートル、下流側にも220メートルぐらいで、新今井橋とか明和橋ございますので、そういった既存の橋梁を迂回路としてできないかという検討を今、今回の予備設計の中でしております。 ◆中山隆仁 委員 ざっとこう思い浮かべた感覚ですと、何か遠回りしているような雰囲気に見えるんですけどね。人がこう一之江駅に行くには、そんな感じがするんですけれども、よく考えてみると今井街道というのは西から南へと斜めにすごい勢いでおりてきているという感じで、最近新しくできました涼風橋とかうちの前の明和橋ですね。そのまま渡り切って真っすぐ歩いていくと、環七の交差点のところにちょうど出るんですよね。涼風橋ですと、りそな銀行のところですかね、あそこの一之江四丁目の交差点まですっと出ちゃうんですね。とても短いんですよね、思ったより。ですから、そんなに迷惑はかけるとは思わないんですけれども、7年間、8年間というのは大変な苦労なんじゃないかなと思います。雨風すごくありますし、早くでき上がればいいななんて思っておりますので、どうぞその辺のところ努力していただいて、なるべく早くでき上がるようにしてください。よろしくお願いします。 ◆須田哲二 委員 春江橋のことが出たので、ちょっと関連して要望を行いたいと思います。公共事業によって立ち退きを求められたり、いろいろそういう影響あるのは多いんですけれども、この橋の架替え、長期間かかるということで、その間、先ほど川瀬委員のほうからもありましたように、営業していたり商売していたりしている人の影響というのは出てきますよね。直接立ち退きだとかね、移転だとか、区画整理で建替えとか求められることじゃないんですけれども、影響を受けちゃうと。ですから、架替えが本当に必要なら必要なんですけれども、そういう事業において影響を受ける人たちの生活にもぜひ心を寄せていただいて、さまざまな知恵や仕組みを検討していただいて、生活に、あるいは商売に影響ができるだけないように頑張っていただきたいなというふうに思いますので、この点だけ要望させていただきます。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目土木施設管理費。 ◆小野塚礼佳 委員 よろしくお願いいたします。こちらでは電動アシスト付レンタサイクルについてお伺いいたします。現在は7駅120台ですが、来年度から420台に拡充するだけでなく、区内全11駅に電動アシスト付レンタサイクルを配備し、定期利用を開始とあります。そのうち、当日利用180台、定期利用240台とありますが、電動アシスト付レンタサイクル事業を拡充するに至った経緯や現状について教えてください。 ◎大竹則之 施設管理課長 よろしくお願いします。電動アシスト付自転車につきましては、特に区部南部、平成29年度からですけど3駅ですけど、利用者の多いところから順次導入させていただいて、今委員さんがおっしゃられたように、今年度まで都営新宿線以南の7駅につきまして配備させていただいているところでございます。ただ、7駅の中でですけれど、当日借りてまた返却というような条件がございますので、来年度につきましては、全駅配備させていただいて11駅どこでも借りてどこでも返せるというようなことを区民の方からもご要望が多いものですから、拡充というところに計上させていただいております。また、定期利用につきましても区民の方々からなんですけど、安価でレンタサイクル自体もですけど、使いやすいというようなお声をいただいて、ぜひ定期利用も導入してもらえないかというようなお話をいただいたものですから、土木部としてもぜひ導入していきたいということで今回拡充をさせていただいているところでございます。 ◆小野塚礼佳 委員 現在7駅ということで、私も駐輪場からのエレベーターを使ったときに、やはり返せない4駅というところをずっと気になっていましたので、来年度から拡充ということで区民の皆様方にとっても非常に利便性が向上するのではないかと考えております。やはり現在の定期利用というのは普通の自転車ですね。1カ月、3カ月ありますので、こちらが電動アシスト付レンタサイクルも同様に1カ月ですとか3カ月ですとか、定期利用の金額がまた設定されると思いますので、こちら、いろいろ区民の皆様のお声もぜひ反映、引き続きしていただければと思います。  利用の際のパンフレットに関してなんですけれども、本区はお住まいの外国人の方も非常に多いですし、来年のオリンピック、パラリンピック時にはカヌー・スラローム競技も葛西地域で開催されるため、観光の目的で来区される外国人の方も増えていくのではないかと予想しております。以前、外国人向けの方にパンフレットの多言語化を要望したことがございましたけれども、その後のご進捗はいかがでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 案内のリーフレットの多言語化につきましては今後、外国の方々に我がレンタサイクルを少しでも多く活用していただきたいということがございますし、また、レンタサイクルを使って江戸川区を拠点とした行動の手段として、また江戸川区の魅力を知っていただきたいためにもですけれど、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆小野塚礼佳 委員 やはり外国人の方は比較的その自転車を利用してどこにでもこういらっしゃるというのはいろいろ海外の特集など拝見すると、比較的自転車利用が海外の方は多いのかなという印象ですので、ぜひその外国人の方が江戸川区にいらっしゃったときに、自転車を使って区内をいろいろ散策をして区内の魅力をより知っていただくことができるようにお願いをいたします。実際、電動付アシストレンタサイクルですけれども、葛西ですとか西葛西駅、あと葛西臨海公園駅などにも重点的に配備、配置される予定だと思いますので、こちらの周知ですとか啓発に関しても、引き続きお願いいたします。  また、外国人の方が観光目的で来区されるということですと、江戸川区内の宿泊施設に連泊をして数日間レンタサイクルを利用したいと希望される方もいらっしゃるのではないかと考えております。利用料金のことであったり、貸し出しの際の規約なども工夫する必要がありますが、例えば当日利用だけではなく、数日連泊で、例えば2日ですとか3日ですとかそういった連泊で借りることができるなどの措置などがあってもいいのではと考えておりますがいかがでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 現在においてもですけど、数日間連続でお借りされている方もいらっしゃいまして、返却されるときに後精算をしていただくような形になっております。ただ、今後につきまして委員さんが言われたような形で事前にですけど、使いやすくまた連続で貸し出せることも可能であることを広く周知していきたいというふうに考えてございます。 ◆小野塚礼佳 委員 現状もその連泊でご利用をご希望されている方もいらっしゃるということですので、やはりこれからの需要の拡大も見込まれるということですし、今後その外国人の方だけではなくてやはり連泊で利用できるということは、区民の皆様方にとってもやはり便利というか、その利便性がやはり向上することにもなりますので、引き続きのお取組み、よろしくお願いいたします。 ◆川瀬泰徳 委員 自転車のお話が出ましたので、私のほうも自転車の話をちょっと。ここでは自転車の保険の話をお聞きをしたいと思います。  近年、自転車事故がやはり大変多くて、中には大変大きな事故につながっているという、そういうような状況があると思います。3月2日付けのこれは読売新聞ですけれども、足立区が来年に自転車の保険を義務付けるという記事がありました。これはもうご承知のことと思いますけれども。本区にあって、かつては自動車災害共済事業がありました。私、当選した平成11年にはまだこの事業はありまして、翌年の12年ぐらいから廃止で、全部廃止になったのが17年かな、ということを聞いていますけれども、かなり自転車事故、近年多くなっているということで、最近の自転車の交通事故、自転車事故の状況と、その中でいろんな交通事故の中で自転車が関係している事故の割合といいますかね、これはどのぐらいなのかというのをちょっとまずお聞かせをいただきたいと思います。 ◎大竹則之 施設管理課長 平成30年の1月から12月までの1年間でございますけれど、江戸川区内における交通事故の発生件数は1,795件ございました。そのうち、自転車が関与するものにつきましては、956件と約5割以上ということで高い割合というふうになってございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これ自転車事故もいろいろなケースがあり、子どもから大人までといろいろとあると思います。子どもたちにこの自転車の乗り方とか交通ルールとかというのを学んでもらうのが、交通公園ということで今度4月6日に新しい交通公園がオープンしますけども、そこで子どもたちにしっかりと交通ルールを学んでもらって、自転車事故がないように指導できればいいなとは思っておりますけれども、私も最近この特に自転車に関係する事故の相談が実際に多ございましてね。つい先日も知り合いのお嬢さんが自転車事故に遭ってしまったんですけれども、残念ながら相手がもういなくなってしまって、その後、病院に行っていまだに治療を続けているということで、治療費も請求できないという、非常にちょっと厳しい状態にあるということがありまして。聞くところによると高校生の皆さんの場合は、全てが全てじゃないのかわからないんですけど、自転車通学する場合には学校のほうから保険に入るようにというような指導がなされているというふうなことをお聞きしましたけれども、今回お隣の足立区がこういうふうなことに踏み切ったということでございますけれども、本区にあってもこの自転車の保険の義務付けといいますか、保険のことについては、これまでもご検討はされているとは思うんですけれども、今後どんなふうにお考えになっているのかということを、ちょっとお聞きをしたいと思います。 ◎大竹則之 施設管理課長 区としては、自転車事故に遭わない、起こさないということを大原則として、これまで実施させていただきましたような区立小学校全校における自転車運転免許教室、また中学校におけるスタントマンの交通安全教室、また熟年者、くすのきクラブさん等なんですけど、世代に合わせた形の交通安全教室を積極的に進めさせていただいて、1件でも事故を起こさないような、減らしたいというふうには考えています。ただ、保険につきましては、今の義務化の条例で義務付けられているところが全国で6府県、5政令都市、約11団体、自治体が義務化をしているような状況がございます。これに足立区さんも2020年に入ろうというふうなところだと思うんですけれど、ただ、その義務化といっても加入されているかどうかがやはり把握が仕切れないというような課題がありまして、そういうことから罰則規定がないような状況がございます。そういうような課題も挙がっておりますけど、一方では、このように1億円近い高額な賠償責任の判決が出ているというところで、国土交通省のほうでは有識者会議において、本年の1月に自転車の運行による損害賠償責任制度のあり方検討会というのが設置されました。この中で自転車の自賠責制度の創設の必要性の有無についても議論されるというふうに予定されておりますので、区としましてはこうした国の動向を注視しながら勉強していきたいというふうに考えてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わります。私、お隣の足立区がやったからというふうな、その短絡的な考え方で言っているわけではありませんので、これはご承知おきをいただきたいと思うんです。現実でも自転車の事故が、やはり交通事故の半分ぐらい占めているというのは、この現実というのは見過ごせない部分があると思うので、この保険の義務付けもこれも一つの方法なのかもわからないですけど、今、課長から答弁いただいた事故に遭わないために、交通ルールをしっかりと学んでもらうという、こういうようなご努力も大変大事なご努力であると思いますから、このことについてはしっかりと今後とも力を入れて区民の皆さん、そういうような事故に遭われないように願っているわけでございますけれども、今後ともご努力をお願いしまして、それを要望させていただいて終わります。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いします。ここでは屋外広告物についてでございます。  まず、この屋外広告物、どのようなものを指すのか、少しこう具体的に二、三、お示しをしていただきたいんですけども。 ◎大竹則之 施設管理課長 屋外広告物は、常時もしくは一定期間継続的に公衆の場で屋外で表示されるものであって、広告物、いわゆる立て看板であったり、また案内板であったり、またお店の広告塔を指しております。具体的にはよく大型店舗などにございますけど、店舗の広告であったり、また都バスであったり京成バスもありますけど、バスの車体の脇に広告もありますけど、あれも屋外広告物として取り扱わせていただいております。 ◆岩田将和 委員 ここでは江戸川区の良好な景観形成と、こういった観点からちょっと質問をさせていただきたいと思うんですけれども、一部の業者であるかもしれませんけれども、依然としてこの違反の屋外広告物の掲示、あるいはこの表示というものが見受けられます。区としてこの屋外広告物と、そしてこの違反の屋外広告物、どのように把握をされているのか。  また違反の屋外広告物、これについてどのように区として措置を講じているのか、ちょっとこの2点を教えていただきたいと思います。 ◎大竹則之 施設管理課長 特に、多いのが道路上に不動産、新築物件とかのご案内される矢印だとか、さまざまなものがありますけれど、そういうものについては、日々現場班が区内をくまなく循環パトロールをさせていただいております。年間約7万枚近く撤去をしている、即日撤去をしているような状況がございます。また、そのような年に4回でございますけれども、区内3署、また東京電力やNTTと第五建設事務所、また全日本不動産であったり、東京宅建の方々の協力をいただきながら、そのような違法の屋外広告物の撤去活動もさせていただいているような状況でございます。 ◆岩田将和 委員 7万枚ですかね。大変な数字だと思いますけれどもね。今、課長のほうの説明から、定期的にパトロールを行っていると。NTTはじめ、そういったところとも協力をしながら、随時、定期的にパトロールを行っていると。あるいは区民の方からの通報ということもあろうかと思います。適切に是正命令といいましょうか、指導はされているということで理解をさせていただきました。  ただ、課長のほうから7万枚という数字がありましたけれども、大変な数字であると思います。定期的にパトロールを行っていると、巡回を行っているというお話でございましたけれども、マンパワー、これ足りていますかね。 ◎大竹則之 施設管理課長 現場班2班ございまして、区の南部と北部に分かれて日々パトロール循環で、また陳情をいただいたところについても、道路の適正利用という観点から対応をさせていただいているような状況でございます。  週末については、先ほどお話したように新築物件のご案内のような違法掲示物がございますので、これにつきましては昨年度から委託費をつけさせていただいて、週末については委託業者が積極的に撤去活動しているというような状況でございまして、今現在では足りているというふうに認識しております。 ◆岩田将和 委員 委託業者を含めて、今のところしっかりその取組みは行えているということで理解をさせていただきました。  ここで目黒区の取組み、ご紹介をさせていただきたいと思うんですけれども、目黒区ではこういう制度があるんですね。「違反広告物除去協力員制度」というのがあるんです。これは区長から委嘱を受けた、無償のボランティアであるこの協力員が、委託業者と連携をしてこの違反の広告物を除去していると、こういった制度になるんですけれども、こういった他の自治体の取組み、こういったものもぜひとも大いに参考にしていただきたいなというふうに思います。  次に、屋外広告物の表現内容についての規制取り締まり、こういった観点からちょっとお聞きをしたいんですけれども、表現内容について、これは憲法で保障されている表現の自由、この観点からこの表現内容についてはなかなか規制であったり、取り締まりはなかなか難しいのかなという思いもしているんですけども、この表現内容についての区としてのお考えをお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎大竹則之 施設管理課長 今の私どもの撤去活動しているような根拠条例につきましては、東京都の屋外広告物条例に基づいて活動させていただいています。この条例の目的は、良好な景観形成、風致を維持しというところがございまして、また公衆に対する危害防止を目的としていることがございます。その風致の維持をすることなんですけれど、公序良俗秩序が必要というふうな観点からですけれども、基本的には表現の中で難しいものがあれば、私どもとしては東京都の担当者と協議しながら判断をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆岩田将和 委員 例えばなんですけど、風俗営業店であったり、あるいはそのアダルト商品を扱うお店であったり、こういったお店の看板、これがこれに当たるのかなというふうに思っているんですけれども、例えばわいせつとは何かと、なかなか定義が難しいとは思うので、表現の自由という観点からもここの部分への取り締まりであったり、規制というのはなかなか難しい面もあろうかと思いますけれども、今、課長のほうからこれは東京都の条例があるんだということでございますので、当然東京都と相談、連携をしながらこの条例の遵守に努めているんだと思いますけれども、とりわけ風俗営業店であったり、あるいはそのアダルト商品を取り扱うそういうお店、こういったところの表現内容については、今後ともしっかりと都の条例の遵守に努めていただきたいと思いますので、その部分についてはよろしくお願いをいたします。  最後になるんですけれども、屋外広告物の安全管理という観点から質問をさせていただきたいと思います。まだまだ記憶に新しいと思うんですけれども、平成27年の2月15日に札幌市の繁華街の飲食店のビルの外壁から金属製の看板が落下して、通行していた女性の頭部に直撃をすると、こういった痛ましい事故がございました。まだまだ記憶に新しいとは思うんですけれども、こういった落下などのこの危険性の高い広告物、こういったものに対しての区の取組みですね、この辺をお伺いをしたいんですけれども。 ◎大竹則之 施設管理課長 屋外広告物の中でも、敷地内のものについては特に私ども指導はできていないんですけど、道路上にあるものについては交通の往来に支障のない限りですけれども、道路管理者として、占用許可をしているような状況でございます。このことにつきましては、看板や日よけなど2,000件近くございますけれど、数年サイクルで定期的に区内くまなくその占用物を確認しながら、主な目的としては未申請なものを適正に申請してもらうということが目的としておりますけれど、同時に屋外広告物の本体そのものであったり、取りつけ部分のさびや腐食など、目視点検しながら、もしそれが非常に本体に影響を及ぼす、落下する可能性があるということであれば、区として通行される歩行者の方の安全を確保するという意味から、是正通告をしているような状況でございます。 ◆岩田将和 委員 ちょっとわからないですね。今、課長が道路上という言葉がありましたけれども、これ命に直結する話なんですよ。道路上にあるなし関係なくやっぱり安全管理上、私は区には危険性が高い広告物については、しっかりと指導・監督する責任があると思うんですけれども、もう一度、今の点お答えください。 ◎大竹則之 施設管理課長 私ども道路管理者として、公共の財産を管理させていただいているところがありまして、あくまでも看板であるとか日よけの設置の責任者は自己責任というところが大前提でございます。また、道路管理をする意味ですけど、占用物として道路上にはみ出ている袖看板や日よけにつきましては、規格があっているかどうか、道路もですけど、建築基準法で言うんですけど、可能かどうかも含めてですけど、往来に支障のない部分での審査をさせていただいて、適正なものについては許可をしているというところがございます。そういう意味から道路を通行する方々の安全を第一として、道路管理者としての立場としてそのようなものについては、積極的に関与しているというような状況がございます。 ◆岩田将和 委員 例えば、落下の危険性のある広告物を、その定期的なパトロール中に発見をした場合どうしますか。 ◎大竹則之 施設管理課長 まずは、その所有者に対して早急に改善命令をするとともに、仮に先般もございましたけど強風で看板の一部がはがれているというような陳情をいただきました。そういう場合、所有者がすぐに見つからない場合は、土木部としてロープで飛ばないようにとか緊急処置をしているような状況がございます。 ◆岩田将和 委員 改善命令をするんですよね。これは、つまり、道路上に先ほど課長の答弁じゃないですけども、道路上に関係なくそういった危険性のある広告物を発見した場合には、これきちんと改善命令をするわけですよね。先ほど課長は道路上という言葉を使いましたけども、関係ないじゃないですか、道路上は。危険な広告物を発見した場合には、これ改善命令をするんですよね、行政として、江戸川区として。どうですか。 ◎大竹則之 施設管理課長 緊急処置をした場合もまた改善命令をする場合も道路管理者の公共の道路上に出ているものに対しての対応をさせていただいている状況でございまして、敷地内にあるものについては、特に私どもとしてあくまでも自己責任としての考え方がございますので、そういう指導はしていないような状況がございます。 ◆岩田将和 委員 指導はしていないということでよろしいですね。今の点は、これもう命に直結する話なんですよ。道路上であろうとなかろうと。これは区民の皆さんの生命の危険性がある、そういう問題なんですよ。ですから、今のような道路上にあるとか、ないとか、行政に監督責任があるとか、ないとかという話では私はないと思いますよ。やっぱりパトロール中にそういう危険な広告物を発見した場合には、やっぱりきちんと指導をすると、きちんと命令をするということが、私は行政の、区民の皆さんの命を守る行政のあり方だと思います。  こういった観点からも、今後とも区としてもしっかりとこの命を守るという点からも、しっかりとした取組みを行っていただきたいと思います。 ◆須賀清次 委員 今、熱のこもったやりとりの後で、またもとに戻すのは申しわけないんですが、ちょっと確認だけしたいんですね。  先ほど自転車の事故については、1,795件の956件ということであったんですけど、私がここで聞きたいのは、レンタサイクルについては高木議員の質問から充実が図られたという記憶があるんですけど、この中にレンタサイクルの事故はどのぐらい入っていますか。 ◎大竹則之 施設管理課長 私どものレンタサイクルで事故を起こしたというのは、今はゼロでございます。 ◆須賀清次 委員 とてもいいことなんですがね、なぜこれを聞くかというと、先ほどもあったように、これからオリンピックに向かって外国からの利用者が増えると思うんですね。そのときに私の手元に交通ニュースということで、ご存じですか、自転車保険の加入を義務化する自治体が増えていますと。ご自身のけがにプラス他人にけがをさせてしまった場合に備えていますかということで、裏面では月額が140円と、最高補償額が3億円ということで、金額的にはとても安くて、家族全員が利用できるということを、やはりもう少し区民の皆さんにもPRして、例えばこの金額が安いから区で何とかしろという話じゃないと思うんですね。自転車に乗る人、乗らない人もあるわけですから、ぜひこういう数字を見つけていただいて、ぜひ自転車を乗る方、家族がいれば必ずこの保険に入っていただきたい、それが家を売らなくて済むようなことになるんだよということで、ぜひこれからも研究していただければと思います。 ◆堀江創一 委員 ここでは駐輪施設の運営について、要望も含めて端的にお聞きをしたいと思います。  来年度から駐輪施設の運営が指定管理に移行するというふうにお聞きをしております。今までは業務委託による運営をしておりましたけれども、指定管理になるということで、何が具体的に変わるのか。例えばあとまた料金変わるのか、その点についてお聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 指定管理に移行するきっかけとなりますのは、一つは多様化するご利用者さまのニーズに対応するために、利便性の向上を図るために民間のノウハウであるとか、サービス提供というのを活用させていただきたいということが1点ございます。  また、二つ目には、駐輪場を運営する上で、これまで以上に利用者の声に対して、スピーディーに対応できるようにということで、即時性を期待してというところから、指定管理に移行させていただいたような状況でございます。  また、利用料金につきましては、条例で今の使用料金を定めさせていただいておりますので、使用料よりも安くなることはあっても、高くなることはございません。 ◆堀江創一 委員 指定管理に変わるということで、サービス、利便性の向上ということを言われているんだというふうに思います。また、ニーズにも対応するということで、即時性というお話も今いただきました。そこが業務委託から指定管理に変わるいいところですよね。わかりました。  指定管理に変わるということで、随時これは行っていくものだというふうに思いますけれども、今後のスケジュールについてということが1点と、今回は小岩、それから京成小岩と一之江、瑞江、4駅に対して先行的に進めていくわけですけれども、この業者2者の選定に至った理由をお聞かせいただければと思います。 ◎大竹則之 施設管理課長 最初のスケジュールでございますけど、31年度からまず京成小岩、小岩、瑞江、一之江の4駅を導入させていただきまして、残りの7駅につきましては33年から指定管理にさせていただきたく準備を進めてまいりたいというふうに考えております。  また、選定の審査に当たっては、さまざまな評価項目がございますけれど、高いサービスの提供という視点から言いますと、駐輪場の24時間化でありますとか、駐輪機、電磁ロック式の駐輪機を用いることによって、2時間までの無料であるとか、短時間の放置自転車対策に寄与していただけるということはありますし、また精算機においてもPASMOやSuicaなどの電子マネー化というところのご提案をいただいたような状況でございます。 ◆堀江創一 委員 まさにさまざまな提案があっての、こういう形になってきているんだなというふうに思います。11駅で40カ所ですよね。約5万1,000ちょっと超えるような駐輪対策が行われていると思いますが、スムーズにいくようにお願いをしたいなというふうに思います。  それと今、駐輪場を利用している区民の人たちからもいろいろな意味でご相談をいただくことがあります。先ほども課長の答弁の中で指定管理にしたということは、即時性を持ってニーズにも応えていくというお話をいただきましたけれども、今もお答えいただきましたけど、精算するときに現金ではなくて電子マネー化だとか、あとよく言われるのが駐輪施設ということもあって、自転車に対する軽易な修理だとか、例えば鍵の調整だとかライトの調整だとかあと空気。空気は今、置いていただいているという話聞きますけども、例えばパンクの修理をしていただいたらいいなとか、そういう一応お声はさまざま私たちのもとにも入ってくるんですけれども、今、言われた即時性を持ってニーズに対することを応えていこうという、その施設管理課の思いもあると思いますけども、今後このようなニーズに対して、これから11駅進めていくわけですけれども、このような利用者の声に対して今後、区としてはどのようにしていかれるのか、その点お聞かせください。 ◎大竹則之 施設管理課長 今回提案いただいた業者の中には空気圧やブレーキの調整とか、交通の安全に寄与するような提案もいただいておりますので、それは実施されると思います。  また、パンク修理とかにつきましては、今後、有資格者とかやはり素人がやってまたパンクしてしまう可能性もなきにしもあらずなので、その辺はしっかりと指定管理者と協議をしながら、よりよいサービス向上のために運営をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆堀江創一 委員 さまざまな指定管理業者がいるというふうにも聞いていますし、さまざまな指定管理側からの提案もあるというふうにもいろいろお聞きをしておりますので、ぜひともそういうお声もしっかりとまた受けとめていただいて、検討していただければというふうに思います。  最後になりますけれども、先ほども今お二方からも自転車の保険という話がありました。あくまでも駐輪施設、駐輪をする特別な施設ですけれども、そこでの例えばその自転車保険の加入に向けての促進も含めて、そういう声かけなりPRですかとか、前半よく言われていました軽犯罪における自転車盗等があります。特に鍵を閉めていれば随分犯罪も減るというお話もお答えとしていただいていましたけれども、そのような駐輪施設であるがゆえに、そういうそれぞれのキャンペーンといいますか、そういうPR、そういうことというのは、この駐輪施設のほうでやっていくというお考えはいかがでしょうか。
    ◎大竹則之 施設管理課長 これまでも自転車盗につきましては、鍵かけキャンペーンとか係としてやってきたこともございます。例年やっておりますけれど。また保険の加入についても、あらゆる機会を捉えて促進をしているところでしたけれど、また駐輪場に限っても含めて、今後も改めて加入促進のポスターの掲示であるとか、また定期利用の更新時にお声がけ、周知をするなり、さまざまなことに取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆堀江創一 委員 今のは、要望としてお願いをしたいと思います。指定管理に移行することで効率的で質の高い管理運営ができるというふうにも今の答弁を聞いていて期待できるところでありますし、また先行して今、4駅2者で先行的に運営をされていくわけですけれども、その運営状況をしっかりまた見ていただいて、参考にしていただいて、なおかつ検証していただいて、これから2者を含めてこの11駅に対する指定管理の課題に対して、またしっかりと取り組んでいただいて、基本的にはやっぱり使う側の利用者のサービス向上ということが非常に重要になってくると思いますので、さらなる向上を目指してご努力をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第2項都市計画費、第1目土地区画整理費。 ◆本西光枝 委員 区が区画整理と一体的に行う国のスーパー堤防事業は、超過洪水に対する唯一の治水対策とされております。そこで改めて、利根川・江戸川河川整備方針と河川整備計画でいうところの超過洪水の定義についての資料を求めたところ、出された資料は超過洪水の定義の適切な説明になっていないものだと思われます。スーパー堤防事業においていうところの、超過洪水とは、自然現象によって発生するあらゆる大規模な洪水を範囲とするものではないと認識しますが、国交省からはどのように説明をされているのでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 ご質問の件でこの利根川水系の河川整備方針に基づく超過洪水の定義ということで、国のほうではここに関して今487ページの356番、抜粋でございますけども、この利根川水系の河川整備基本方針には、その分読ませていただきますと「人口資産が稠密な首都圏を氾濫域に抱えており、氾濫した場合の壊滅的な被害が予想される区間について、計画高水位を上回る洪水流量による浸透・越水等に対して高い安全性を有する高規格堤防を整備する。」。つまりこの超過洪水、これに対して安全性が高いものはスーパー堤防であるというふうに規定されております。また、利根川・江戸川河川整備計画の中では、超過洪水対策ということで、これもちょっと読まさせていただければ、「整備途上で施設能力以上の洪水が発生したり、また、計画規模まで整備が進んでもそれを超える自然の外力が発生し洪水氾濫した場合においても被害の最小化を図るため、既存施設の有効活用を含め、地域ごとに必要に応じた対策を実施する。」となっています。その中で江戸川下流部においては、堤防が決壊すると甚大な人的被害が発生する可能性が高い区間について、高規格堤防整備を行うとなっておりまして、河川はそれぞれ治水ということであれば上流はダム、中流域では調整池、我々が住んでいる下流域では堤防、これをもってこういった災害に備えるというふうに考えておりますので、国の整備方針に基づく超過洪水の定義については、これは我々何らおかしいと思っていない、このとおりだと思っている。 ◆本西光枝 委員 スーパー堤防事業でいう超過洪水とは、あくまでも治水計画における超過洪水なのであり、具体的に言いますと利根川・江戸川河川整備計画における計画基準点で八斗島より、上流で発生した降雨によって計画高水流量が八斗島地点で毎秒1万6,500トン、関宿地点で7,000トン、毎秒を越える洪水ということになっていますが、こういった認識でよろしいんですよね。 ◎田中正淳 計画調整課長 そのとおりでございます。 ◆本西光枝 委員 この質問をしましたのは、スーパー堤防の事業の前提となります超過洪水の意味を、正しく理解をしていないのではと思ったからです。超過洪水というのは先ほど述べたとおりなんですけども、現実にはあらゆる自然災害が起こる可能性があることから、超過洪水の定義を混同してしまいがちなんです。河川整備上、ここはきっちりと押さえておかなければならないポイントであると言えます。  次にですが、江戸川区がスーパー堤防を避難のための高台だと説明してきた件について伺います。今回公表されました区の洪水ハザードマップには、スーパー堤防が避難場所とはされておりません。これについては危機管理費でお聞きをいたしましたが、広域避難できなかった人が命を守るスペースという説明は、今回初めてのことでありまして、これまでの説明とは異なるものだと思います。この点については、改めて区民に説明し直す必要があると考えますが、どのような機会にどう説明していくのでしょうか。 ◎高橋博幸 防災危機管理課 今、委員のおっしゃられました江戸川区の洪水ハザードマップについては、今現在、作成中でございます。今後、5月の後半から全戸配布という中で今、事業を進めているところであります。というのが1点です。  その中で今委員の言われたスーパー堤防が今回のハザードマップについては、避難場所じゃないよというご指摘だと思うんですけれども、図面を見ていただければ、そこについては白抜きで高台ということで、今回のスーパー堤防につきましては荒川・江戸川の国の浸水想定の最大、また高潮という中の最大想定を調査していただいて、最悪の状態という中で今、委員のおっしゃられましたスーパー堤防については白抜きという中で、浸水しない。今の江戸川区の改定するハザードマップについては約9割以上が浸水域という中で、その一部スーパー堤防を含めた中では、高台ということで浸水しないということで緊急の避難場所、また、そこにはある程度面積がありますので、救助施設というような形で考えております。  また、それが変わったというようなご意見ですけれども、今現状の江戸川区の江戸川区地域防災計画という江戸川区の防災会議で決めていただいた計画書ですけれども、その中にずっと書かせていただいているんですけれども、江戸川区の地域防災計画の中でも洪水予防という中で、水害時の緊急の避難及び救助等に対応できる地域防災拠点としての機能を有する高規格堤防は、有効な洪水対策となっているということで記載もされていますし、その考えについては、何ら変わっていません。スーパー堤防については、緊急の避難場所で命をつなげる場所だというふうに考えております。 ◆本西光枝 委員 スーパー堤防を必要とする理由として、避難のための高台ということは、幾つか挙げられたうちの最後に言われてきたことでした。しかし、ここへきて細かな条件がつけられてきました。そして、先ほどおっしゃられたような状況になったとき、命を守るための場所だということなんですけども、満々と水が流れてくるような川に向かって逃げるということはできないと思います。水から遠くへ逃げることが鉄則であると思いますので、それに逆行するかと思います。さらに人工の盛土でできている以上、地震によって崩れる可能性もあれば、豪雨で崩れる可能性もあります。実際にそのような崩落が過去にありましたし、外水氾濫よりもむしろこういった災害のほうが起こりやすいかもしれません。そのように二重三重に危険が予想されるところを避難場所にするなどは、条件付きとは言え、本当に大いに疑問であるところであります。  最後に、上篠崎地区について伺います。北小岩一丁目東部で起きた地耐力不足が二度と起こらないような対策が求められております。事前調査や地盤改良、そして盛土工法など、どのように進めていくお考えかお聞かせください。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 北小岩一丁目の東部地区の教訓を生かしまして、ここで高規格堤防整備及びその事業と連携をした土地区画整備事業における宅地の引き渡しについて、このたび国と協議がまとまります。間もなく皆様に正式にはご報告をさせていただこうと思いますが、基本的には建築基準法の施行令に基づきまして、宅地地盤性能をきちっと盛土をしてあるところであっても、それから盛土をしない平場の区画整備をするところであっても、きちっとその性能を確保して地権者の皆様に安全な地盤をお渡しするというようなことで、このたび取りまとめはできましたので、近々に地元の皆さんにもご報告をさせていただきたいと考えております。 ◆本西光枝 委員 では、その報告を私も待ちたいと思います。北小岩一丁目東部の事業では、まちづくりと一体的に行うスーパー堤防事業は、実はその上に家を建てることを十分検討し、きちんと対応する制度になっていなかったことがわかりました。特に事前の地盤調査などが十分に行えておらず、その結果地盤改良の判断を誤った結果だったと言えます。そのために余計な予算も使うことになってしまいました。先日、上篠崎の区画整理審議委員の方々から区に要望書が出されました。同じ過ちを繰り返さないように丁寧な対応をしていただきたいと思います。  国交省は直近の利根川・江戸川河川整備計画、これ2017年の9月に変更されておりますが、その中で危機管理対策費といたしまして、堤防天端の保護、堤防裏法尻の補強を計画しております。この対策は、スーパー堤防によらない越水対策です。スーパー堤防は30倍の幅の盛土をすることになっていますが、実は基本形が完成していない場合が圧倒的に多く、不完全な事業になってしまっていることは会計監査員の指摘のとおりであります。こうした事実からも今後の事業展開については、これまでの事業評価を多角的に行い、堤防は堤防として強化をし、区画整理と切り離して行うよう見直すことも必要であると申し上げます。 ◆牧野けんじ 委員 私からも関連してスーパー堤防とまちづくり事業についてお伺いします。  今、本西委員からも質問がありましたけども、この上篠崎のまず事前の地盤改良についてですけども、先ほどご答弁で国と協議がまとまるところだと、間もなく説明だというお答えでしたけども、もう既にここはまちづくりニュース1月11日付ですね、もう2カ月前の時点で近日中に説明だというふうにされていました。間もなく説明ということなんですけども、具体的にはいつごろになるのか、お示しいただけますか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 今月の下旬までには、地元に丁寧な説明をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 内容については、ここではお話しできないということなのかもしれないんですけども、やはりこれまでも私たちも指摘をしてきましたけども、事前の地盤改良について盛土をする範囲については、国が国の責任でやるというようなことで、そこは余り矛盾ないと思うんですけども、盛土をしない飛換地について国が施工するのか区が施工するのか、区画整理の場所において盛土をしないという場所において、しかも費用はどちらが負担するのかということを質問でも伺ってきましたけども、このあたり考え方という点でお話しいただけるような内容があればお知らせください。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 基本的にはこれまでも申し上げてきたとおり、盛土するところは国にしっかりやっていただくと。そのかわりきちっと区画整理の事業としての宅地の整備は、区の責任においてしっかりやらせていただくというようなことでございます。それは費用も含めてということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 費用も含めて区の責任でということで、大事な答弁だったかと思います。  それと、具体的にやっぱり工法ですね。やり方についてもやはり地域の権利者の皆さんからいろいろご要望があります。とりわけてもこの深さですね、事前の地盤調査においては地下の4メートルから8メートルぐらいの範囲に非常に軟弱な層があるということが、もうあらかじめわかっているということで、そういうところまで、10メートル近くまで改良してほしいんだということ。それから、やり方についても北小岩一丁目では、地耐力不足があったときには、改良体を打ち込んでいくというやり方で、当初は土を丸ごと入れかえるというような案もあった中で、結果的には改良体を打ち込むという工法を取りました。この工法についても、どちらにするのかというのを非常に関心が強いところですけれども、このあたりも今時点の考え方という点でお示しをいただければと思います。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 宅地地盤の性能というのは、ここで国の基準にもしっかりと示されておりますけれども、通常、北小岩でもそうでありましたが、木造や軽量鉄骨の3階建て相当が普通に建てられる地盤、これを標榜して上篠崎でも造成をしていくわけでございますが、そういった場合には基礎下から5メートルの範囲をきちっと捉えて宅地地盤性能として整備をすれば、これはその下に軟弱層があったとしても、それは問題ないと。程度にはよるんですけれども、きっちりと基礎下から5メートルの範囲を捉えて、不足があれば必要な措置を講じていくというようなことになります。  それから、いわゆる対策のやり方というようなことになりますが、これは現時点では得られる効果と周辺への影響などに配慮をするというようなことがありますので、あくまでの対策をする前の調査ということに基づいて、きちっと精査をしていきたい。ただ、現時点では北小岩と同様な深いところで対策が必要な場合は混合改良、そして地表面に近いところは大体良質土の入れかえの工法ということを、今は検討しております。 ◆牧野けんじ 委員 今、北小岩一丁目と同じようなやり方でというようなお話もありました。深さについては、5メートルの範囲をというようなお話もありましたけども、やはり権利者の皆さんに理解してもらえるような裏づけをしっかり示すことが不可欠だと思います。やはり北小岩一丁目の地耐力不足の件を受けて、やはり住民の皆さんとしてもここまでやってもらわないと安心できないと。やってくれないことには事業に協力できないよというようなことを権利者の皆さんも求めているわけですから、今後もここの事業を進めるとするならば、この地盤への対策ということが最も肝心なポイントになるということを強く指摘しておきたいと思います。  次に、地区計画についてですけども、やはりこの上篠崎の地域で資料384ページで、町会など説明に入ったというふうにお示しいただいています。今後のまちづくり準備会だとか協議会だとか、そういうやり方、それからスケジュール感、どれぐらいの期間を想定しているのか、そのあたりをお示しいただけますか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 一応、これは、ある地区計画のエリアを設定させていただいて、今後その設定が地元との調整で詰まった暁には、その地区内の住民の皆さん、それから土地の権利をお持ちの方、その方々皆様に全てにお声がけをして、懇談会の委員を公募しながら、懇談会の形式で私どもが主導しながらお話をして、そしてご意見をいただきながら合意形成を図っていくというようなことを考えています。そういった形で地元の皆さんと丁寧に議論、意見を交わしながら、この上篠崎らしいまちづくりというようなことを皆さんとつくり上げていきたいというふうに考えています。 ◆牧野けんじ 委員 スケジュール感についてはどうでしょう。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 今のスケジュールですと、最初の移転の時期がやっぱり2年後になりますので、その2年後には地区計画が整って、いわゆるその建築債権の要件がちゃんと満たされるような状況が望まれていますので、まずは1年程度、皆さんとしっかりと意見交換、議論をしながら、そして地区計画ということですから、一方では、その都市計画審議会に諮って法定手続ということもあります。それは大体1年ぐらいかかりますので、これから2年程度をかけて、皆さんと一緒につくり上げていきたいというふうに考えています。 ◆牧野けんじ 委員 2年ぐらいはかかるということだと思うんですけれども、この地区計画については、なぜ今このタイミングでこの話が出てきたのかということがちょっとわからないんですけども、事業認可がもう28年の2月ですから3年たちました。事業認可と同じぐらいのタイミングで示していてもおかしくはなかったと思うんですね。今度のここの地区計画については、これは北小岩一丁目とは全く違うわけですけども、その土地区画整理の範囲以外の部分も、エリアを今回地図でも示していただきましたけども、範囲外も入ってくるということで、とりわけこの区画整理の範囲の外の人にとっては、唐突だという受けとめもあると思うんですけども、元からこういう方針を持っていたのかどうか、なぜこのタイミングなのかというあたりのお示しをいただければと思います。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 今回のこの地区計画策定のタイミングでございますけれども、やはりこれから換地設計案ということが、いわゆる公開されるような状況があります。それが今年の秋ぐらいを今、予定しておりますけれども、ある程度その中身が固まった上で個別にいろいろと地権者の皆さんと折衝、協議をしている中で、ご自身それぞれの移転のイメージがある程度でき上がったところでこういう話を持ちかけないと、皆さん個々の生活再建の見通しが全く見えない中で、地区計画というお話を持ちかけてもやはりイメージが湧かずに乗っていただけないということがあるので、まずそういう意味ではまさにこれからこのタイミングが一番適切だというように考えています。それから、今回その区画整理の地区外というようなことを、設定を想定していますけれども、それにつきましても、今、篠崎の駅を中心に区画整理のまちづくりが鋭意進められてきている中で、今回のその上篠崎一丁目北部地区というのは、飛び島上にこう区画整理の地区が設定されていて、やはりまちづくりというのは駅付近から連続してしっかりと街並みを形成していくというようなところにやっぱりよりますので、そういう意味ではその間に挟まれたところも一緒にこれからの子や孫につないでいく、上篠崎の街並みというものを一緒に考えていくいい時期ではないかというようなことで、今回ご提案をさせていただいて、地元の皆さんからもそうだねというようなところで、おおむねのご理解もいただき始めているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 いろいろ説明いただいたんですけれども、この範囲についてこの区画整理の範囲の外についても、地区計画を入れるということは、やはり建築上も制限や規制がかかってくるということになるんですけれども、区画整理に入っているわけではないけども、この土地計画によってある程度こう制限が入ってくると、こういうあたりについては、どのようにその範囲外の人については、説明をされているんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 まず、その区画整理の事業をやっているところですとか、それから隣接をしている都市計画道路の整備をやっているところ、これは当然その地区計画で実際の建物の高さとか、まちの建物の色合いとか、そういう細かいところまで決めていきましょうということになりますが、それ以外のところについては、方針、まずはまちづくりのいわゆるそのスローガンというか、まずは方針だけは決めておきましょうと。その上で、具体そこのところのまちづくりに入っていく段階で、今の区画整理の地区内や都市計画道路の沿道の皆さんと同じように、細かいところは後ほど議論していきましょうというようなところで、お話を進めるというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 この地区計画について、先ほど生活再建の見通しが見えてくる段階で、だから今が適切なんだというようなお話もありましたけども、29年でしたか、もう既に建築勉強会というようなことで、何回かにわたって北小岩一丁目を現地視察したりということで、具体的にこの建築についての勉強もやっていたという一方で、地区計画については今になって出てきているという点で、行き当たりばったりではないかという印象をやはり受けるというのは、住民の人からしても非常に唐突だという受けとめになっていると思います。  次に、先行買収についてお伺いします。この上篠崎の地域でもかなり先行買収を進めておられると思うんですけども、今回の土地区画整理の範囲・地域において、これまでに買収してきた、これは事業認可前も含めて、この買収してきた件数と面積というのはどれぐらいあるんでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 44件、約9,800平米でございます。 ◆牧野けんじ 委員 44件で、約9,800平米だということで、この事業予定地、事業認可の資料などを読みますと、大体全体が4万平米ぐらいの範囲を施工するというふうになっていますので、そのうち9,800平米ですかね、ということですので、かなりの割合ではないかなという印象を受けます。これは、これまでに買収してきたこの44件ですね、9,800というのは、これはもうここには戻ってこない件数、面積ということですよね。それがそれだけあるということです。いろいろそれぞれ個別にご事情あると思いますけども、少なくないところがこれだけ事業がなかなか進まないと、長引くんだったら待っていられないというようなことで、やむなく買収に応じたという方も多くおられるのではないかと思います。今後まだ買収をするということがあり得るのか、この点いかがでしょう。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 まず、ちょっと誤解があるので、そこのところをちょっと申し上げたいと思うんですが、確かにその9,800平米というのは、一見唐突に大きい面積だというふうに思われると思うんですけれども、こちらのエリアの都市計画の緑地というものが7,000平米程度ございます。それは従前、今、花の広場で暫定開放しているところは、まずはその単独の買収でそこは整備をしてきました。その区画整理で土地計画緑地7,000平米を取り込んで、ある意味、そこの面積は買収をしながら、実際はその換地の土地のはめ方の中で適切に移転をしていただくというようなことで、それは以前にも申し上げましたけれども、お寺や幼稚園という地域の非常に重要な施設を単純にその買収でどこか行ってくださいというわけにはいかないので、そこに最大限配慮するというようなことで生じた面積ということを、ぜひご理解いただきたいと思います。  それから、いろいろと今後のその買収の可能性ということについてでございますけれども、当然、その仮換地の指定がされるまでというのは、買える状況はありますし、ただ、やたら買うということではありませんが、状況に応じてその事業の進捗に大きく影響を与えるような何か事情が発生したりした場合には、それは考慮をしていかないといけないと思いますので、現時点では買うとか買わないとかいうことは軽率には申し上げられません。 ◆牧野けんじ 委員 緑地で7,000平米を確保するんだということは、あるんですけれども、それだとしても随分買っているんじゃないかと。懸念しているのは、やっぱり買い過ぎているんじゃないかということです。北小岩一丁目でもやはり結果的には土地が余ってしまって一般に売却をすると、土地が余ってしまったということが生じました。これは、土地区画整理というのは、もといた人が戻ってくる事業なので本来であれば、こういうことは余り起こり得ないはずなんですけども、北小岩では実際そういうことが生じて、今後、上篠崎でもそういうことにならないかと、余らないのかというのが懸念としてあるわけですけども、そのあたりはどうでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 余った、余ったということをしきりにおっしゃっていらっしゃいますが、これは決して生活再建を優先すると、その地権者の皆さんの生活再建を最優先して寄り添った形で、こういった公共事業の機会は機会として、その選択の判断というのは迫られたところはあるとは思いますが、あくまでも自己のそれぞれの皆さんのご判断・選択というようなことで買収はされていますし、その買収をされた後、新しくやっぱり地元の皆さん、例えば北小岩の18班地区の皆さんはとにかくまちとして若返りたいよねというような思いも多く声として挙げられていましたので、新しい若い住民の皆さんが入ってくるということに対しては、非常に歓迎されているような状況がありますし、そういったところである面的な整備をきっかけに、まちが生まれ変わる安全に若返り、活気があるそういう形で生まれ変わるというのは、これは開発型の区画整理という見方もありますけれども、それは非常に意義のあることだと思っています。 ◆牧野けんじ 委員 今、北小岩の話も出たんですけども、北小岩一丁目についてはちょっとお聞きしますけども、元いた権利者の皆さんが結局どれだけもとの自分の土地に戻ってきたのか、土地区画整理事業ですから本来であれば多くの人が戻ってくるという事業なわけですけれども、この北小岩一丁目について事業認可の時点では、大体七十数件だったと思いますけども、取りかかる事業認可の前の時点では、90件ぐらいあったと思います。それがどれだけ戻ってきたかお知らせください。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 北小岩の18班地区でございますけれど、まずは従前88件の権利者がいらっしゃいました。そして事業の認可を取得した時点で、68の権利者さんというようなことになりまして、その後、現在、土地を引き渡した方が61件、そして現在戻られた方が41件です。一応戻られる予定の方は50件ほどいらっしゃいますけど、残り9件の方についてはまだ動向が把握できていないような状況でございます。 ◆牧野けんじ 委員 細かく教えていただきましたけども、今の時点では41件が戻ってきているということです。もとの事業認可前から考えると、半分か半分ちょっと超える程度ですよね。平井七丁目でもかつてこのスーパー堤防とまちづくりの事業で、平井でもやはり半分ぐらいの人が、結局は戻ってこれなかったということがありました。何度も言いますけど、土地区画整理事業ですから、さっき若い人のまちになるというような話もありました。まちをよくすると、よくなるということがもちろんメリットの一つではありますけども、同時もといたところに戻ってこれるというのがメリットのはずですよね。ところが実際にはこのスーパー堤防と一体でやっているところは、時間が結局はかかると、実際にかかっているということ。それから先々のイメージが描けないという点、堤防の盛土の上に住むということの不安だということもあって、結局、その先行買収に応じたりということで、区画整理事業としてもスーパー堤防と一緒に一体でやっているために、うまくいっていないということはもう明らかだと思うんですね。この先々のイメージが描けないというような、今、上篠崎でも顕著になっていると思います。先ほどから寄り添って対応してきたんだというようなこともありますけども、肝心な部分については、先ほどの冒頭の地盤改良についての方針などもそうですけども、なかなか説明がないと。説明をするとした時期に、実際には説明がされずに先伸ばしされるというようなことだったり、まちづくりニュースでしか状況がわからないというような上篠崎では、こういう状態が続いています。行政を信じて、区を信じて待ってきたという人が、結局、今後の生活設計立てられないというような現実が一面ではあるというのが、今の篠崎の状態になっています。今、まだこの上篠崎は移転という点では、1軒も移転がないという時点ですから、今こそこの事業を中止できるタイミングだと思うんです。この事業を中止する決断が必要だと思いますけども、いかがでしょうか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 中止する意思は全くございません。  誤解がまた先ほどの委員の発言の中でございましたので、こちらもちょっとその誤解を解くことで申し上げたいんですけれども、あたかもその地区外のほうに移転をされた方が非常に不幸のように聞こえるような発言であったかと思うんですが、私もその地区外に移転された方、何軒かの方ともお話をする機会がありまして、それは自分がそういう判断をした中で、非常にその地区外の今の再建判断よかったし、充実していますというようなお話しいただいています。地区内に戻ってこられた方も、以前よりも安全になって安心して暮らせるようになって、本当によかったというようなことでいただいておりますので、上篠崎の人たちはお待たせすることなく、きちっとお約束をした工程を守って進めさせていただくというようなことは、この場でも申し上げた上でしっかりとやらせていただきたいというふうに思います。 ◆牧野けんじ 委員 地区外に転出した方が何か不幸になったというような、そういうことを言ったつもりは全くありませんので、今、行政を信じて残っている人たちがなかなか困難な状況にあるということを指摘しました。やはり今、この事業の見通しをもっていたのかということが問われていると思います。上篠崎では、墓地の移転というまだ大きな事業も残っています。こういう事業を、今の時点でも見通しを示せているというふうには到底思えないです。行政としてこういう事業を進めたことへの反省がやはり必要だと思います。売るほど土地を買収したということ自体が、政策の失敗ではないかと。買収に応じた人もやはり本来は戻ってこれる事業なのに、安心して戻れると、そういうイメージが描けなくて買収に応じたと、住民の理解をやはり得られなかったという点、この住民理解が得られない公共事業はやはりこれ以上進められないということで、政治判断をすべきだということを最後に指摘して終わります。 ◆田中淳子 委員 今の話を聞いていれば聞いているほど、ちょっと黙っていられなくなったので、一言お話させていただこうかと思っています。  中止すべきなんてとんでもないことだと思います。52軒の地権者が残っていて、今やっと31年度に換地設計の案が決定されて、2年後にという課長のお話がありました。これをしっかり守っていただきたいと、私は思います。どうしてかと言えば、やっぱり今までの状況の中で何年か延びてきているという現実があるわけですよね。その辺をしっかりと区としては反省をして、やっぱり一人ひとりに寄り添ってと口で言っても、どこまで寄り添えているかと、すごく思うところが私にもあります。ですので、副区長に決意を言っていただこうかな。部長ではなくて。もうしっかりと進めていくという部分では、どうでしょうか。 ◎新村義彦 副区長 今、ご質問ありましたけど、いろいろと私も個々の方が本当に待っている状況なんかもお伺いしているところですので、今、委員からもお話あったようにしっかりと約束を守って、スケジュールを遅らせることなく、地域の方のご期待に応えたいというふうに思いますので、一緒に努力させていただきたいと思います。 ○須賀精二 委員長 第1目土地区画整理費の審査の途中でありますが、審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。再開時間は15時といたします。  暫時休憩いたします。            (午後 2時37分 休憩)            (午後 2時58分 再開) ○須賀精二 委員長 休憩前に引き続き再開します。  予算書・同説明書の398ページをお開きください。  第1目土地区画整理日から審査願います。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いいたします。いい休憩になりましたので、よろしくお願いします。  休憩前に田中淳子委員からもお話ございましたけれども、スーパー堤防についてちょっと私からも意見のみとさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  徳川家康の話です。徳川家康は江戸を首都にするために人工的に利根川を整備してきました。私たちの先人たちはこうした大河川に数百年、あるいは数千年という時間をかけて、ある意味、防災、未来への投資を繰り返してきました。このスーパー堤防というものは、ある意味、コンクリートの堤防のないまちづくり事業だと言えると思います。これは人類の技術であったり、あるいはこの英知を集めた最高で、そしてこう安全な都市をつくり上げる、そういう事業であると思っております。すなわち防災、未来へのこれは投資であると、このように考えております。ぜひとも土木部の皆さんには、自分たちはこの事業は防災、未来への投資なんだと、こういった強い気持ちを持って、ぜひともこう誇りを持ってしっかりと仕事をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。意見のみとさせていただきます。 ◆須田哲二 委員 関連でちょっとスーパー堤防について、投資という話も出ましたのでね。投資額が大き過ぎるんですよね。大き過ぎ、金かかり過ぎ、時間かかり過ぎ、これは現実的なやっぱり対策にはなり得ないなと。それで広域避難、いろいろと研究していましたよね。広域避難、主に洪水でこれスーパー堤防が全線完成して広域避難しなくて済むんですか。 ◎高橋博幸 防災危機管理課長 スーパー堤防が完成すれば、広域避難しなくて済むかという話ですけれども、それと今、江東5区も含めてゼロメートル地帯でやっている広域避難については、スーパー堤防が完成しても水はたまりますので、広域避難は必要です。 ◆須田哲二 委員 人類の英知集めたとは言えないわけですよ。広域避難、必要なんですよ。スーパー堤防が仮に数千年かかってできたとしても、予想を超えるような大洪水、巨大台風来たら逃げなきゃいけないんですよね。ましてや、スーパー堤防、今のスーパー堤防全部が高台じゃないですよね。だから、5メートルやそこら浸水したら、ほんの一部しか高台残らないということになるので、そこが非常に曖昧で議論が進んでいるんで、もっと荒川左岸なんかも含めて、そういう巨大台風、高潮に備えるのであれば、もっとちゃんと金をかけて急ぐべきことはたくさんあるので、スーパー堤防事業は早めに中止するべきだと意見を申し添えて終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目緑化公園費。 ◆田中寿一 委員 ここでは、平成29年6月に都市公園法改正により新設されたPark-PFIについてお尋ねをさせていただきたいと思います。この都市公園法の改正を踏まえて、江戸川区でもこのPark-PFIの導入についていろいろな形で検討を進めてきています。昨年の1月には、サウンディング型市場調査ということで、いろいろ手法も活用しながらその可能性を今、検討している状況かと思いますが、まずこの間の検討状況についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 ただいま、委員お尋ねのPark-PFI事業でございますが、委員おっしゃるとおり都市公園法の改正により、新たに設けられた制度でございます。こちら民間活力の導入ということでございまして、本区の公園でも有用ということで、いろいろと研究をさせていただいております。1年前にサウンディング調査をということで実証していますけれども、そちらにつきましては総合レクリエーション公園を具体的に挙げまして、民間事業者の方に意見を聞きながらということで、聞き取りのほうをさせていただきました。そういったサウンディングの結果、また全国でこのPark-PFI事業さまざまな自治体で取り組んでおりますので、そういった自治体の取組みをいろいろと研究させていただきながら、今、準備を進めてきたところでございます。 ◆田中寿一 委員 民間活力導入に当たっては、このPark-PFIというのは非常に注目を集めておりますけれども、一方で、その公園を例えばその指定管理者に任せるということも手法としてはあり得るのかなというふうに思いますが、ちょっとその基本的な部分になるかもしれませんけれども、公園におけるその指定管理者を導入した場合と、もしくはPark-PFIを導入した場合とちょっとそれぞれの違い、メリット等についてもお聞かせいただきたいと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 指定管理者制度につきましても民間活力の導入ということで、いろいろな施設で行ってきておりますけれども、Park-PFI事業との違いということでございますが、指定管理者制度につきましては、民間活力を探りながら管理運営の効率化を図るということで、施設の整備とかは行わずに運営、維持管理の実施をしていくということでございます。  一方、このPark-PFI事業につきましては、飲食店や売店等の公募対象公園施設の設置、または管理をしていくのと、また、その施設の周辺の沿道や広場等の公園施設の整備改修等を一体的に行う事業者を、公募により選定していくということが大きな違いでございます。 ◆田中寿一 委員 施設の整備等も伴ってということは、その民間事業者がそこで収益を上げながら、また、その収益を活用しながらその維持管理も果たされていくという部分で、当然、行政としても経費の削減にもつながっていき、公園の利活用も進むということだと思いますが、ちょっともう少し、この他自治体の例もいろいろと研究しながらというお話がありましたので、その辺もお聞かせいただきながら江戸川区ではどのようなイメージが可能なのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 江戸川区の公園も整備がしてから30年、40年たっている公園が多いところでございますが、そういった総合レクリエーション公園も施設が老朽化しているところもございます。  また一方、さまざまなニーズが多様化している中で、そういった事業者を募集しながら新たな公園の整備をしていける可能性があるというふうに考えております。他の自治体でいきますと、公園の中にコーヒーが飲めるような喫茶店とかレストランとかそういったものを設置していきながら、その事業者が収益を上げながら管理や整備をしていくというような取組みがありまして、江戸川区としてもサウンディングの結果としまして聞いたところでも、有用な場所が、可能性があるというようなことでございますので、進めていくということで考えております。 ◆田中寿一 委員 わかりました。非常に今、公園の新しい活用のされ方として非常にいい方向で進んでいく部分があるのかなというふうに思っています。総合レクリエーション公園での検討を深めていくことはもちろんだと思いますけれども、ほかのいろいろ例えば行船公園なんかも、今、キッチンカーが入ったりして非常に盛況を見せているというような状況も把握しておりますし、その他の公園でも十分考えられている部分もあると思いますので、ぜひこの部分での研究は進めていっていただきたいと思います。要は、その公園のあり方そのものも、やっぱり市街地にある公園というのがだんだんとできることが、正直都市化とともに制限されていってしまっているというのが、現状としてやはりあると思いますので、やっぱりその公園のあり方そのものが時代とともに変わってきているのかなというふうに思っております。ぜひこういった民間活力を導入する中で、新しい公園のあり方も模索していっていただきたいと思いますし、また、別の形ではNPOの例えば法人さんにご協力いただきながら、広いオープンスペースのある公園なんかではスポーツ振興に力を入れていただくだとか、いろいろな形が民間との協働の中で公園の活用が考えられると思いますので、引き続きのご努力をお願いしたいと思います。 ◆須田哲二 委員 関連してそのPark-PFIですけど、どこに民間の利益が出る余地があるんですか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 民間の事業者が飲食店、レストランとか出展することによってそこに人が多く立ち寄るということで、収益が上がります。その収益ということで、その上がったのはもちろん民間が収益として取り入れられますし、あとは公園の管理運営とか整備についても、その収益を見込んでということで整備をしてもらうといったような内容になります。 ◆須田哲二 委員 何となくよさそうな話なんですけども、もともとその公園に、公園の魅力とか機能で人がいっぱい集まって、だからそこに出展しようと、進出しようというのか、そういう企業のアイデアによってより多くの人がもっといっぱい来るという、どっちですかね、比重は。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 基本的には、具体的な公園に民間事業者を募集しますという公募型の募集をかけていきますので、そこでいろいろな提案があった中で、それを選定していくということになりますので、委員のおっしゃった両方の意味合いがあると思います。それによってにぎわいが生まれるということもありますしということで、両方あると思います。 ◆須田哲二 委員 お聞きした目的は、本会議でも旧交通公園の跡地の防災公園について要望というか提案させていただいたんですけども、あそこの地域の方からも交通公園、年間20万人ぐらい利用者があったということもあって、にぎわいが必要だという意見もあったものですから、防災公園という今まだイメージがはっきりしませんけども、もしそういう手法も活用できて、人が集まるようなアイデアがうまくいくのであれば、そういうスポーツや、あるいは企業のアイデアなんかも入れたものを取り入れて、にぎわいもつくれるんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひそういうのを研究していただきたいなというふうに思うんです。  あと、個人的には新中川と旧江戸川が交流して、非常にいい漁場なので、ちょっとあそこに釣り公園的なね、釣り桟橋的なものをつくっていただけると、眺望もいいし富士見塚なんかもつくったらいいなというふうに思いますので、そこのところぜひ前向きにご検討いただければというふうに思いますので、要望いたします。 ○須賀精二 委員長 次に、第3項道路橋梁費、第1目街路橋梁費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 次に、第2目保全関係費。 ◆大西洋平 委員 ここでは区内の街路灯のLED化についてお伺いしますが、その前に先ほどの区画整理のところで、私どもとしても江戸川区高規格堤防については、区民の皆さんにとってなくてはならない治水対策と思っていますので、さらなる推進をお願いいたします。  戻りますが、LED化について震災後、電力の料金改定等もありまして、LED化については電気料金を下げる取組みとして、全国的に広がってきています。本区におきましても平成27年にLED化を本格スタートして29年度末でLED化率は36.4%、今年度の見込みでは50%と伺っています。それぞれの地域事情に合わせて丁寧に行っていただいているということは理解をいたしますが、一方で他の自治体と比べると、例えばスピード感等については課題や研究の余地があるのではないのかと思っています。そこで、改めて今までどのようにLED化を進めてきたか、そして今後残り50%をどのように進めていくのか、お考えを改めてお聞かせください。 ◎佐京達也 保全課長 今までですけど、今の委員さんのほうでほとんど説明していただいちゃったんですけど、27年度から本格的にやっております。毎年点検をしておりまして、その中で老朽化、腐食の激しい街路灯の多いエリア、それから省エネ効果の高い大きい街路灯の路線を抽出して、順次ピックアップしてLED化を進めているというところでございます。  今現在、26年度は導入前に比較しますと電気代にして約1億円電気料金が安くなっているという状況にございます。 ◆大西洋平 委員 取り組んでいただいて1億円の、また資料でいくと26年度から比べると現在1億円ぐらい下がっているということで、ただ、これをさらに踏み込んでやっていけば、さらにその削減が見込めるということはお互い同じところだと思うんですが、そこでいろいろな手法があると思うんですね、LED化を進めていく上で。以前もご紹介したからあれですが、例えばESCO事業というその要は民間活力を生かして進めていくという事業がありまして、他の自治体でも栃木県などで行っていて、そのESCO事業というのは簡単に言うと、配光計画から維持管理までできる限り一括してその民間企業に委託をして、速やかにLED化を進めるんですが、一方でその職員の方々の例えば現場対応など、そういったさまざまな負荷が軽減されるということで、それぞれ多く自治体も研究をしています。そこで、以前また江戸川区、本区においても3万5,000ある中で1万7,500まだまだ残っているわけですね。ですから、それをさらに進めて有効な手段としてこういったESCO事業についてお話をしている中で、土木部のお話ではなかなか本区にはなじまないというご回答はいただきました。ただ一方で、そのなじまない理由の中で、今現在、維持管理していますけど、この江戸川区を8ブロックに分けて、それぞれの会社が街路灯の管理委託を受けていますよね。その受けている会社が8社あるんですけれども、確かにこの8社の中にはお父さんお母さんなり、二人でやっているような規模が小さい会社様もあって、その仕事がなくなってしまうということは、もちろん大変好ましくない。そういった中でそれが一つの理由としてなじまないというご回答を以前、私はいただいたと認識をしているんですが、一方でいろいろな話を民間企業ともヒアリングをしていく上で、それは最初の公募型のときに、プロポーザルのときにしっかり縛りをつければ、そういった今現在もご活躍をしていただいている区内の事業者さんと一緒にできるというプラン図もあるわけですね。ですから、ぜひご検討いただきたいとまだ重ねて思っているんですが、実際にそのさいたま市なんかも7万6,000灯あって、4割は自治体で丁寧にやってきたわけですが、残りの6割については、このお伝えをしたESCO事業でやるという公募をしています。やはり、さいたま市としても、大幅な経費の削減を見込んでいるということですので、私はやっぱり考えるといろいろな区にとっても、行財政改革には民間にできることは民間にということを、いろいろな分野で推し進めてきた本区だからこそ、この街路灯のLED化を進める上では、このESCO事業はまさに当てはまるんじゃないかと思うんですが、厳しいご見解をいただきましたけれども、今の考えもお変わりはございませんか。 ◎佐京達也 保全課長 今、一つの例で区内業者の問題を挙げていただきましたけれども、今までESCO事業模索してまいりました。全部が全部というわけじゃないんですけども、問題というのはその区内業者の問題のほかにも、実際に区内にはいろいろと都市計画道路であるとか、狭い生活道路であるとか、さまざまな区の道路があります。それぞれに見合ったLEDの灯具の選定であるとか、あと現場によっては街路樹との整合とか、結構細かい設計がございまして、そこの電気代を安くするというだけの経費削減ではなくして、そういった設計の中身でも経費削減を図っていくというところになかなか合致しないという問題がこの間ございました。  あと、民間活力の導入ということに関しましては、これは本業務に限らず民間のやっぱり専門的な知識、こちらに期待していったり、あと民間にゆだねるところはやっぱりしっかり効率化を図っていくというようなことが必要だと考えております。この業務につきましては、江戸川区のしっかりと現場環境を熟知したコスト意識をしっかり持ったエンジニアもやっておりますので、その辺を加味して検討していただきたいというふうに思っております。 ◆大西洋平 委員 一つの例でお伝えをしましたけれども、いろいろと聞くと現在のその区の職員の皆さんは大変丁寧に現場に行っていただいて、それぞれのご要望に寄り添っていただいてやっていただいているのは重々承知をしていて、地域の町会の方々に聞くと、大変丁寧にしていただいたという、そういうお話ももちろん伺っていますので、大変それについては安堵をしているところなんですけれども、一方で、こういった形で実際に他の自治体で注目をされて結果を出している手法もあるので、これは一つの例で挙げましたけれども、引き続きぜひさまざまなご検討をいただきたいと思っていますので、今ESCOのお話をしましたけれども、これも一つの研究材料としていただいて、引き続き残りの50%、しっかりとLED化進めていただくよう要望をしたいと思います。 ◆田中淳子 委員 街路灯について伺いたいと思います。今、大西委員のご意見、大切な角度だと思うんですけれども、28年ぐらいなんでしょうかね、このLEDの照明が普及され始めたころ、何回も私たちもご質問をさせていただいたことがありましたけども、当初から考えますと非常に性能もよくなったんだと思いますし、コストの面でも大変上がってきたので、平成27年度から区としては取り組んできたのではないかというふうに思います。今、50%ぐらいまできているという状況の中で、そうすると後何年ぐらいで江戸川区全部の街路灯がLED化になっていくのか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 我々今考えているのは、おおむね7年ぐらいで100%達成したいなというふうに考えてございます。 ◆田中淳子 委員 まだ大分先になってくるのかなと思うんですけれども、私の地域も先般ちょうどLED化になりまして鹿骨街道から篠崎公園に向かう道なんですよ、私の家。大変に眺望変わりましたね。やっぱり明るくなったんだなとすごく考えていますし、途中事故が多いということで、オレンジ街灯がついていたところもそれがなくなって暗くなるのか心配だなと思っておりましたらば、全然そんなことなくて、かえって安心になったなとすごく思うんですけれども、その辺、先ほどのご答弁ですと、破損が大きくなったというところの地域から計画的にやっていくということなんですけど、1年前ぐらいからどこの地域にしていこうとかという計画を立てているのか、こういう要望があったから、じゃあ次ここやりましょうとなっているのか、その辺どういうふうにお考えになっているのかをちょっと確認したいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 先ほども申し上げましたとおり、毎年先ほど言った8業者で区内全体を点検・清掃しております。その中で挙がってきたものを、毎年やっていますので、昨年であるとか一昨年であるとか、腐食・劣化の激しいエリアを抽出して次年度に改修していくという形をとってございます。 ◆田中淳子 委員 最後にします。私道防犯灯の普及については、どういう状況になっているか教えていただきたい。 ◎佐京達也 保全課長 私道につきましては、これは私有財産、町会とか自治会の財産でございますので、これは町会・自治会でほとんどLEDに取りかえていただいているんですけれども、そこに区のほうで助成をしているという状況で普及をしております。 ◆田中淳子 委員 やはり私道の防犯灯に関しましても、その助成はとても大切な角度だなというふうに思っておりまして、かえって奥に入っていくと暗い道というのがすごく多くて、街路灯だけではないというふうに思っておりますので、その推進方はよろしくお願いしたいということで終わります。 ◆江副亮一 委員 ここでは今後のいわゆるUDタクシー、ユニバーサルデザインタクシーの乗り場の整備についてお伺いしたいと思います。区内各駅11カ所の駅、それぞれタクシー乗り場等も既にもう整備をされているところなんですけれども、東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都でもこのユニバーサルデザインタクシーの導入に対して、タクシー事業者に補助金を出したり、もちろん国のほうでも補助金を出して、今この加速度的にこのUDタクシーというのが、街中でもよく見られるようになってきました。皆さんも既に利用されている方もいらっしゃると思うんですけれども、このユニバーサルデザインタクシーというのは、いわゆるタクシーからスロープを設置して、車いすの方でも乗車できるタクシーなんですけれども、車高が高かったりして普通のセダン型のものとはちょっと変わった形になっております。ただ、このスロープの設置に関しても、車種によって後ろにスロープがつくもの、または最近、一気に普及しているものは横にスロープがつくものというのもありまして、スロープの取りつけに関しても現行のものですと、結構10分から20分スロープの取りつけに慣れないとかかってしまうというような問題点も指摘されているところなんですが、各社、車のメーカーもこのスロープの使い勝手を改善したりして、新たなものが今後も発売をされていくというお話も伺っているんですけれども、本区でできることといいますか、この駅のタクシー乗り場に関して、このスロープを利用するタクシーと普通のタクシーと、例えば今のお話で言いますと、スロープを設置するのに時間がかかると詰まってしまうとか、いろいろな問題があると思います。東京都の中では、東京駅の八重洲口に既にこのUDタクシー専用乗り場というものが設置されて、運用されているんですけれども、今後、本区においてこのUDタクシー乗り場の整備に関して、現在、検討のお考え等ございましたらまずお聞かせください。
    ◎田中正淳 計画調整課長 ユニバーサルデザインタクシー、今お話があった車いすで利用できるということであり、お話のとおり、現在車種により横から乗ったり後ろから乗ったりするタイプございます。車の形もミニバンタイプやそれからワンボックスタイプなど、やはり今、委員さんのお話のようにメーカーも今後車種の改良・改善を検討している状況だということでございます。今、お話ございましたけど、いずれも一度車道側におりないと、車いすが車の中に入れない構造でございます。そうなりますと、先ほどのご質問の中にもありましたけれども、後続するタクシーが後ろについちゃう、例えば後ろ乗りだと運用できないとか、そういう車同士、タクシーの業界同士のルールづくりということも当然必要になってまいりますし、八重洲や羽田空港なんかでは先行して整備されていますけれども、今、区内の駅前広場の中で既存のタクシー乗り場とこのユニバーサルデザインタクシー乗り場を別々に設けるというのは、広さやスペースの関係でちょっと無理なところがございます。そういうところで今後そういったルールづくり、それから車の改良、そういったものをよく見据えていきたいと思っております。 ◆江副亮一 委員 本当に導入からまだ5年ぐらいなんですけれども、補助金の期限を間もなく迎えるということで、各社がこの駆け込みで一気に導入が広まる可能性もゼロではない部分もありますし、あとはその利用者の方や事業者の方にぜひ聞き取り調査等も行っていただければと思います。江戸川区内の駅前をいろいろと私たちも利用したりする機会多いんですけれども、スペース的にやはり別々のタクシー乗り場を設けるのは厳しいかなという駅もございます。逆に、ここならばできるのかなと思えるような駅なんかも当然ありまして、特に葛西臨海公園駅なんかは駅からこうずっと長く通りがありますので、研究していけばそのすみ分けというものもオリンピックやパラリンピックに向けてできるのではないかなと思いますので、もう時間も大分迫ってきておりますので、ぜひ今後の調査、研究、要望して私の質問終わります。 ◆桝秀行 委員 環境費の目で他の会派の方から意見も出た西葛西の駅前で見られるこのいわゆる酔っぱらいの方々について、何とか改善できないかという立場から幾つか質問をさせていただきたいと思います。  酔っぱらいという言い方をするとちょっと全員がそういう方々ではないので、ここではあえて個性的な方々という言い方をさせていただこうと思いますけど、この数年、さまざまな対策をしてくださっているというふうに聞いております。私も毎日あの駅は使うので、昨年は黄色いバリケードが設置をされて、今年に入っては駅の北口には今、花壇を覆うように白い策が設けられているということで、あの柵もやはり余り景観にいいものではないですし、多分、区の担当の方々もやむにやまれず設置をされているような背景があるのかなと思います。今現状では北口では余り見かけることがなくなって、あの方々は南側のほうに移動をしているというふうに、私自身は認識をしていますけど、この問題、経緯も含めて今現在どういうふうな対応をされているかという、まず全体の概要を聞かせてください。 ◎大竹則之 施設管理課長 これまでもいろいろ委員のほうからご質問いただいておりますけれど、西葛西の南北広場につきましては、これまで昼間からお酒を飲まれているということで、区民の方からさまざまなご意見、特にお子さん連れの親御さんの方からですけど、昼間からお酒を飲まれているので恐怖心があるというような形の御意見をいただいております。そこで、区でもですけれども、直接対象者の方々にお声がけをして法律等でですけれど、禁止事項ではないものですから、あくまでもお願い事項として駅前の広場での飲酒はおやめくださいというような形での啓発活動をしてきているような状況でございました。ただ、ご承知のとおり成果が上がっていないのは事実でございます。そうしたことから、昨年の7月からバリケードを北口に置かせていただき、また今年2月においても南口に置いているような状況でございます。これは物理的にそこに居座れないようなことを阻止しようとしてやらせていただいているような状況があります。また、先月の第一週ですけれど、継続的に区の姿勢を示すという意味で、防災服を着まして環境部と土木部一緒になって継続的に職員を配置して、集中的に啓発活動をさせていただきました。ただ、やはり職員がそこの場からいなくなると、また戻られてお酒を酌み交わすというような、交番の警察の方からも情報をいただいているような状況になっておりまして、今後も庁内関係部署、福祉部も含めて引き続き粘り強く啓発活動をしていきたいというふうに考えております。 ◆桝秀行 委員 環境部と土木部とそして福祉部も交えて全庁を挙げて対応をしてくださっているということで、本当にまずは感謝を申し上げたいと思います。  今、お話の中で法律の網かけができないということ、これが多分大きな問題の本質になってくるとは思います。私も気づいたときには、できる限り彼らと向き合って注意をするようにするんですが、私の言い方は迷惑がかかっている方いるし、まさにお子様たちも怖い思いをしているから、だからあなたたちはここから別の場所に移動すべきだということを言うと、あなたの街頭演説のほうがうるさいと、迷惑だと、こういうことが返ってくるんです。でも、もう一回返します。我々は法にのっとって、この演説をしていますと。音の規制もあれば、場所の規制もあって、ルールを守ってやっているんですよと。そうしたらまた、返ってくるんですね。俺たちも別に法律に抵触しているわけじゃないと。こういう不毛な議論をずっと繰り返しやってきたということがあって、私自身もいろいろと調べていくと、東京都の迷惑防止条例にはもしかしたら拡大解釈をすれば、ひっかかってくる部分もあるんじゃないかと思って見ていたんですけど、都の迷惑防止条例、ダフ屋とかストーカーとか、それから盗撮とか、こういうことを一生懸命禁止しているけど、さすがにその公共の場での飲酒を禁止するということは、なかなか多分やりづらい部分もあって条項の中に入っていませんでした。ただ、何かの規制を持って、いつかはこういう問題対処していかなきゃいけないときが来ると思うので、この東京都迷惑防止条例も世の中の環境変化に応じて、時々書きかえられていっているものですから、ちょっと東京都ともどこかで連携する機会があればいいのかなと思います。  もう本当にいつの間にか大きな問題になってしまったなという感じがあって、このグループのその初期メンバーといったらおかしいですけど、私が知っている限りは、10年前から1人、2人、あの地域にいました。少しずつ盛り上がってきて、今は多分10人を超えるグループになってきちゃったという思いがあります。最終的には、根気強く対応していく、その上で同時に法律ないしは条例ということも検討していくというやり方しかないのかなと思いますけど、いずれにしても大変多くの利用者が不快な思いをしているという現実がありますので、ぜひ今までどおりの取組みというものを、これからも期待をしたいと思います。 ◆須賀清次 委員 そういうお話を聞いて、逆に私、話しやすくなったかなという思いです。先日、野﨑委員の発言にあった、西葛西駅前でお酒を飲んでいるグループのことについて、土木にちょっと関連するので、発言させていただきます。  思い起こせばの話から、西葛西駅前について進めたいと思います。清砂大橋は開通したのが平成16年3月でした。上流にかかる葛西橋は「バシ」であり、「バシ」が多い中、清砂大橋は「ハシ」という名称で水が濁らないという思いを、たしか知事だったと思うんだけど、挨拶の中でされていました。その先にある西葛西駅前の大楠木の下の駅前駐輪場は、多田区政が誕生した平成11年に開業したと記憶しています。清新・臨海の新しいまちの顔として、でき上がりました。先日、先ほども述べたように同僚議員から駅前で過ごす方々に、植え込みに座り、酒を飲み迷惑をかけているグループがあると言葉があったので、昨日、西葛西駅に出向き、その一つのグループの方々と世間話をしてきました。その中で、俺たちがいるせいか土木部と書かれたバリケードがされ、見た目にもよくないよねと言われてきましたが、まあくれぐれもトラブルだけは起こしなさんなよとの言葉を言ってきましたが、また駅前には別のグループもいると聞きましたので、またそのグループとも会って、こういう話をしてこようと思っています。今、土木部のほうから説明はあったんですが、どのような迷惑をかけているか、ちょっと説明いただきますか。 ◎佐京達也 保全課長 先ほどありましたとおり、お酒を飲むことは別に違法じゃない。おとなしく飲んでりゃいいんですけれども、お酒が進むとだんだん声がでかくなったり、お子さんにちょっとちょっかいを出してみたり、通行人に言ったり。あとは仲間同士でトラブルを起こして、お巡りさんを呼んだりというようなケースがございます。  先ほど、桝委員のほうから法的なものがありましたけれども、これ法的にはいいかもしれませんけれども、ただ迷惑をこうむっている人がいるというふうには、我々問題意識を持っておりますので、ここは徹底的に、毎日は行けませんけれども、行って、とにかくここをどいてくださいというようなお願いは、引き続きしたいというように考えております。 ◆須賀清次 委員 では、少し違う角度から日本の話をさせていただきます。  落語のシーンを理解してということで、春風亭一之輔さんがたしか話していました。「落語には貧乏で酒好きで、怠け者で、女性が好きで、おひとよし、そんな人がたくさん出てくる。でも、社会的にだめな人が生き生きと仲間に加われるのが落語の世界だと、花見に行くとしても、黄色いたくあんを卵焼きに見立て、白い大根をかまぼこらしく、水をとっくりに入れて、社会から笑われようとしようがないけど、あいつも連れていくか、おおともよ。」という、寛容過ぎるぐらい心豊かな落語のワールドです。「こんな落語を聞いて癒やされることは、今の社会が息苦しいということだ。落語のシーンを理解できる人が増えれば、今の社会ももうちょっと生きやすくなると思うよ。」と話されていました。とはいえ、葛西駅同様、2020年に行われる東京パラリンピック・オリンピックの中で、葛西臨海で行われるカヌー競技場へ外国の方も来る、観客として来る皆さんが集まる駅として、やはりみんなで考えていかなければならない、おもてなしの大事なことですので、その点については桝委員が言ったように、土木部のほうもやっていただきたい。私は別にあそこには、ハトやカラスやムクドリたちの頭のいい鳥たちがいますので、まず私はその動物たちにも手紙を書いてみようと思っています。2020年になったら、鳥の皆さんへここはカヌー場や競技場に来られる玄関口につき、しばらくはご迷惑にならないよう協力願いますと、あそこのくすの木の根元にでも文章を書いて届けたいと思っています。 ◆竹内進 委員 ここではブロック塀の対策について、質問させていただきます。これは昨年の6月に大阪府北部地震の際に、小学校のブロック塀が倒れて、小学生が死亡するという大変痛ましい、残念な事故がありました。これを受けまして我が会派としましても、区長のところに今、緊急要望書を提出させていただきました。それで区では、たしか8月1日からこのブロック塀等の撤去工事の助成を拡充していただきました。これは本当に高く評価させていただきます。  まずはその確認の意味を込めまして、この拡充をどのようにしていただいたのか、まず答弁いただきたいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 昨年の8月にこの助成要綱ですけども、拡充をいたしました。重複になりますけども、助成金額を1メートル当たり、撤去を含めて2万5,000円にしたということと、あとはこれまでは通学路が対象だったんですけれども、江戸川区内全ての道路と私道、都道、国道、区道と全ての道路を対象にするということですね。あとは個人、会社とか神社、お寺を除いて、あくまで個人を対象に助成していくというところを、この改正の内容にして進めてまいりました。 ◆竹内進 委員 今現在、その進捗状況といいますか、それをご答弁いただきたいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 今現在、相談いただいているのが152件です。そのうちいろいろ現場を見たりなんかして、申請をいただいたのが55件、決定を取ったのが48件ということで、今年度進めてございます。 ◆竹内進 委員 今後とも、当然子どもたちの安全、安心、もう一つは当然区民の安全、安心のために、この事業をしっかりご努力をいただきながら、よろしくお願いをしたいと思います。要望でとどめます。 ◆須田哲二 委員 土木費の最後のところで、水防対策で土のうの項目があるので、ちょっとお聞きしたいかなと思うんですけども、小規模な浸水対策じゃないかというふうに思うんですけど、土のう、一生懸命ステーションを増やしてもらっているんですけども、どの程度までの浸水対策としてお考えなのか、まずそれをお聞きしたいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 まずは、よく防災で言っている共助、公助、自助というところの、自助能力を高めていただくというところが大きいです。これは道路が冠水しても、玄関先に土のうを積んで、まず自分の家に道路の水が冠水しても自分の家は助けられるというところの意識でございます。これが1メートル、2メートルの話じゃなくして、しっかりと自分の身は自分で守るというところの意識を高めてもらうというところでございます。 ◆須田哲二 委員 要するに、ですから、非常に小規模な浸水ですよね。課長おっしゃったような、1メートル、2メートルはとてもじゃないけど防げませんですね。その浸水だとか災害の規模に合わせて対策が必要だということで、各段階によって取るべき手段とか、自助、公助、共助も含めて違うかなと思うんですけど、土のうの問題に関しては、結構運んだりするのも大変だったりとか、それから雨が降っている中、運ぶの大変だということで、以前にもちょっとご提案申し上げたんですけど、いろいろなメーカーから遮水板とか止水板とか提案されていて、会社だとか一定のそういう規模のところは、結構そういうのがつけやすいかなと思うんですけど、民家、多分土のうを必要としている区民の大半は一般の戸建て民家が多いんじゃないかなと思うんですけれども、そういうところにそういう止水板的なものを助成制度もつけて、小規模浸水の場合は家屋への浸水を防ごうじゃないかというようなお考えというのは、検討したことございますか。 ◎佐京達也 保全課長 以前もご提案いただいて、他区の事例なんかも勉強させてもらっています。また、今いろいろなメーカーで開発しておりますので、そういったところも情報収集しております。  ただ、やっぱり費用はかかるということ、あとは土のうは置けばいいんですけれども、止水板というのはきちんとレールも玄関先につけて、レールに沿って止水板を立てていくということがございますので、一定の小さな施設が必要だということもございますので、まだまだ導入というところには至っておりません。 ◆須田哲二 委員 非常に技術開発も進んでいたり、アイデアも進んでいて、あるテレビでも紹介されていたのかな、アルミサッシのメーカーあたりが、サッシじゃなくて、そういうシート、プラスチックかビニールかナイロンかわかりませんけど、シートを水の圧力でそういうドアとかに貼りつけるというような、非常に簡便な仕組みというのも開発しているので、いろいろとこれからも考えられると思うんですよね。ですから、それを積極的に進めるという点では、土のうもある柔軟性があって有効だと思うんですけども、そういう止水板の開発されたものをどんどん取り入れて、助成金もつけて小規模浸水に備えると。5、6年前この区役所や周辺も結構道路が川のようになりましたけども、そういうのにぜひ備えていただきたいと思いますので、ご検討いただきたいと思います。要望いたします。 ○須賀精二 委員長 以上で、第12款土木費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は、全て終了いたしました。  次回は、明日8日(金)、午前10時から、一般会計予算歳出、第13款教育費の審査及び修正案の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 3時46分 閉会)...