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平成31年予算特別委員会(第4日)-03月04日-04号

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  1. 江戸川区議会 2019-03-04
    平成31年予算特別委員会(第4日)-03月04日-04号


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    最終取得日: 2021-10-03
    平成31年予算特別委員会(第4日)-03月04日-04号平成31年予算特別委員会(第4日) 平成31年3月予算特別委員会会議録 ●日時 平成31年3月4日(月) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午前11時56分 ●再開 午後1時00分 ●閉会 午後2時48分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   須賀精二  委員長   鵜沢悦子  副委員長   中津川将照 委員   神尾 昭央 委員   伊藤ひとみ 委員   野﨑 信  委員   桝 秀行  委員   金井 茂  委員   中山隆仁  委員   大西洋平  委員
      大橋美枝子 委員   須田哲二  委員   堀江創一  委員   福本光浩  委員   小俣則子  委員   須賀清次  委員   竹内 進  委員   田中淳子  委員   川瀬泰徳  委員   島村和成  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 近藤知博(環境費)、小澤徳一(健康費) ●案件   平成31年度予算審査(第4日)   一般会計予算歳出 第6款 環境費、第11款 健康費                      (午前10時00分 開会) ○須賀精二 委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、伊藤ひとみ委員、35番須賀清次委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、田中寿一委員、中里委員、瀨端委員、岩田委員から野﨑委員、金井委員、小俣委員、中津川委員に、それぞれ、交代しましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  本日は、一般会計予算歳出の第6款環境費、第11款健康費の審査を行います。  それでは、これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の204ページをお開きください。  第6款環境費、第1項環境整備費、第1目環境推進費より審査願います。 ◆中山隆仁 委員 おはようございます。ここでは、犯罪件数と防犯カメラについてお伺いいたします。  現在、江戸川区内犯罪認知件数はどのぐらいになっていますでしょうか。また、実績をお聞かせください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  区内の犯罪認知件数でございますが、平成15年以降、毎年16年連続で減少しているところでございます。昨年、平成30年の認知件数としましては、年間で5,431件、一昨年比471件の減少でございます。それから課題となっております自転車盗ですけれど、こちらも一昨年比281件減少いたしまして、2,106件という状況であります。全体的にはそういった減少傾向でありますが、特殊詐欺につきましては、ちょっと昨年増加をしている、発生件数195件ということで、一昨年113件を大きく上回ってしまったというような状況がございます。 ◆中山隆仁 委員 都内23区の中では、いかがでしょうか。前はワーストワンだとか、いろいろとあったんですけれども。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 順位といたしましては、総認知件数は、29年と同じく、ワーストで4番目。それから、自転車盗につきましては、昨年はワースト3位という形でございます。 ◆中山隆仁 委員 次に、防犯カメラの設置台数も増えてきているようでございますけれども、現在どのくらいになっているのかお知らせください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 防犯カメラにつきましては、今年度、平成30年度は129台の設置が現在進んでいるところでございます。年度末には、累計で525台の設置完了となる予定でございます。 ◆中山隆仁 委員 各町会も率先して、防犯カメラをつけているような傾向があるんですけれども、その防犯カメラは、非常に犯罪の抑止や防止や犯罪を早く見つけて解決に導いているようなところから、これからも防犯カメラ設置拡大を行ってみてはいかがでしょうか。その辺をよろしくお願いいたします。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 今、委員おっしゃったとおり、防犯カメラ、非常に今その効果が認識されておりまして、犯罪抑止にもつながりますし、あるいは早期検挙です。これにもつながっております。最近の例を見ましても、東瑞江で昨年起きたひき逃げ事件ですとか、JR小岩駅周辺の刃物を使用した傷害事件、こういったものも早期検挙につながっているというようなことを聞いております。そういった意味でも非常に有効活用できる価値の高いものであると考えております。引き続き東京都の補助を受ける形で、拡大を進めてまいりたいと思っております。ただし、あくまでこれは犯罪抑止の補完的なツールということを、これは我々考えておりまして、やはり地域のパトロールですとか、キャンペーンですとか、そういった人の目、地域の目でまずは犯罪抑止をしていくということを基本に考えていきたいとは思っております。 ◆中山隆仁 委員 私たち、町内会とかの役員も一生懸命見守り隊というんですか、全員が一丸となって見守るということをまずして、そして、防犯カメラもさらに増やしていただいて、犯罪抑止につなげていっていただきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 ◆川瀬泰徳 委員 おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。  ここでは、環境推進費一之江交番の移設についてお聞きをしたいと思っています。まず、一之江駅はご存じのように環状七号線を挟みまして、東と西に分かれておるわけでございまして、現在は東口も西口にも交番はないという状態でございます。東側のほうは、瑞江大橋のたもとに交番があって、西側のほうは今井街道のところの街道沿いに交番がありますけれども、通常駅に交番があるというのは、当たり前のことなのか、そういうふうになっているのかちょっとあれなんですけど、やはり駅というのは人が集まるところでもありますから、交番というのは非常に大事なものだなというふうに常々思っているわけでございまして、本当は東口にも西口にも、もうすぐそこの現場にあればとは思うんですけれども、現状は残念ながらそういうふうにはなっていないというのが現状で、今回31年度の予算で一之江駅交番の移設という予算が組まれているわけでございますけれども、この内容とこれまでの経過について、経緯についてちょっと教えていただければと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 一之江駅前の交番につきましては、あそこ駅が開業したのが昭和61年でございますけれど、その開業の際にその駅の至近に交番を設置するという、当初そういう話もあったんですけれど、今、委員おっしゃいましたように、すぐ近場に今井交番とそれから現一之江交番が今井街道のほうにございます。そういったこともありまして、その設置距離の問題などから、警視庁としてもさらに追加はできないよ、ということがございまして、移転であればというようなことを警視庁は、最初から言っていたところでございます。  その後、平成17年に西口広場が完成した際に、駅前広場に交番を設置する用地につきましては、区が確保いたしまして、無償提供するという形で交番用地を確保したんですけれど、その移転に関しましては、やはり地元町会全体の合意というのが、その時点ではとれなくて、ちょっと時間が過ぎてしまったというような形になってございます。  そうした中、一昨年、平成29年の3月にその一之江松江の全14町会がそろって合意をしていただきまして、小松川警察署長宛に移転の要望書を提出したと。地域の熱い思いがありますので、我々もそれを警視庁と小松川警察署と一緒に議論を重ねてきたというところでございます。  それともう一点、予算につきましては、うちのほうでやるんですけれど、これは一之江の西口の地下というのが駐輪場があったり、あるいは駅から駐輪場を結ぶコンコースがあったりというようなことで、非常に複雑な状況ですので、うちの地下構造をよくわかっている区のほうで設計施工するというような形で、都から受託をするというような形でやる予定になってございます。 ◆川瀬泰徳 委員 都から受託ということは、お金は返ってくるという。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 そういった予算面については、全部もちろん返ってきます。その辺の覚書を東京都と交わしてございます。 ◆川瀬泰徳 委員 この一之江駅の交番については、もう長いこと要望し、そしてまた地元の合意というのがやはり課題であったということは、私たちも承知をしているんですけれども、駅利用の皆さんからは一日も早くという、そういうお気持ちをずっと聞いておりまして、今回こういうふうなことで予算組みされたということは、大変いいことだと思います。  今後のスケジュールなんですけれども、いよいよということになるわけでございますけれども、この今後のスケジュールについて、ちょっと教えていただければと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 今回の平成31年度予算で、設計費・施工費計上させていただきました。年度変わって31年に入りましたら、基本設計それから実施設計等々介してまいりまして、31年度の後半には施工、建設工事、これに移っていきたいと考えております。完成供用開始は、32年度の夏から秋ぐらいになるということで、想定してございます。 ◆川瀬泰徳 委員 これで終わります。我々が長年要望してきました駅の交番でございますので、今までもずっと注目をしてきたわけでございまして、いよいよここまで来たかということでございます。今、スケジュールをお聞きしましたけれども、32年の夏ごろぐらいということですよね、完成がね。順調に事業が進むように、ご努力をぜひお願いをしたい。地域の皆さんも大変に喜んでらっしゃることだと思いますし、地域のため、また駅の利用の皆さんのためにも重要なことであると、こういうように思いますので、特段のご努力をお願いをして、それを要望しまして終わります。 ◆野﨑信 委員 私のほうからは、西葛西駅と小岩だと思うんですけど、アルコールを昼間から飲んでいる方が結構いて、ちょっと印象が悪いので、その辺把握しているかどうか、お願いしていいですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 そういったお声を区民の方からもいただいておりまして、把握はしております。昨年来、土木部、それから環境部一緒になりまして、あと都市開発部も一緒になりまして、どうやっていこうかということを検討いたしまして、現場パトロール等々も実施しているところでございます。 ◆野﨑信 委員 たまにテレビとかマスコミにも出てしまうような状況で今あると思うので、やはり区のほうのイメージがそれだけで悪くなってしまうということもありますので、ぜひその辺のところを努力していただければなと思います。 ◆須賀清次 委員 野﨑委員とは若干意見が違うんですけれども、その人たちは自分のお金で酒飲んでいるのかな。結局、何を言いたいかといいますと、その人たちだってやはり人生があるわけじゃないですか。それを四六時中やっていて、それを見て嫌だという人はいるのは、当然ですよね。だから、それはそれでいいんですけども、果たしてそれで解決する問題かなということを、野﨑委員とは若干意見が違うんですけど、言葉を添えておきます。 ◆金井茂 委員 おはようございます。よろしくお願いします。  ここでは環境をよくする運動関係費で、スポーツごみ拾いについてお伺いしたいと思います。  まず、そもそもスポーツごみ拾いというのは、どういったものなのか教えていただきたいと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 スポーツごみ拾いとは、一定の定められたエリアで、制限時間内にチームごとにごみを拾うと。拾ったごみの量とそれから質、物によってその順位を競うという、少しスポーツ性・ゲーム性を持ったごみ拾いでございます。  例えば、たばこの吸い殻なんかは小さいものですのでポイントが高かったり、あるいはペットボトルとか缶とか、その辺はかさが大きくて、それから重さもあるというようなものについては、ポイントが低くとか、そのような差を少し設けながら競技をしましょうというようなごみ拾い大会でございます。環境問題考えながら、そしてごみ拾いをある意味楽しみながらやるものでございまして、特に青少年なんかの環境教育の場の一つにはなるものであると考えております。 ◆金井茂 委員 このごみ拾い、社会奉仕活動みたいなこのごみ拾いにこのスポーツのエッセンスといいますか、そういったものを加えて競技として展開をしているという、なかなかおもしろいアイデアだなというふうには思うんですけれども、開催支援というふうにもなっているんですが、これまでの開催支援の状況というか、そういったものあれば。それから今後のまた展望について、お聞かせいただければと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 地域の中で環境をよくする運動の中で、もう春と秋に一斉美化運動をやっていただいたり、地域の多くの皆さんがそういった活動をしていただいているんですけど、それが拡大していくために、やはりこれからはその青少年、若い方たちが重要かなと考えておりまして、平成29年から高校生を対象としたそのスポーツごみ拾い大会というものを、29年、30年と各1回、篠崎高校でやらせていただいております。非常にその高校のほうからも、生徒たちの反応もよくて、こんなに街中にごみがあるのは気がつかなかったとか、本当にこれやることで地域の人とのコミュニケーションがとれたとか、非常にいい声もいただいているんですけれど、そういった意味でもこういったことをこれからは、もっともっと拡大していきたいなと思っております。  新年度からほかの高校にももちろん声をかけたりしながら、この若手の皆さんの清掃活動を活発にしていきまして、あわせて将来的には町会自治会とか、そういう地域とコラボするような清掃活動ができれば、さらにいいかなというふうに考えております。 ◆金井茂 委員 本当に若い世代にこういったことが広がっていったらいいなというふうに思います。まだまだ区内においても、このスポーツごみ拾いというような取組み、活動が知られてない現状があるのかなというふうに思いますので。これまで環境をよくする運動等で長年さまざまな地域の方の取組みをしていただいてきたところでございます。それなりにこうそれぞれ、ポイ捨てとかに限らず、成果は出ているのかなというふうに思いますけれども、時間帯ですとか場所によっては、またポイ捨てに限って申し上げると、気になるところはまだまだありますし、そういった声が区民の方から多く寄せられているという現状の中で、新たな一手ではないですけど、そういうのが必要なのかなというふうに思っていたところです。そういったことで、これまでのいわゆるポイ捨て条例に他会派から条例改正案というようなことも出ていることが、今までのままずっとの取組みではさらに一歩進むことができない中での新たな一手ということでの、こういう条例改正案なんかも出ているというふうに思いますので、こういった取組みがすごくいいことだなというふうに思います。特に若い世代というふうにおっしゃっていましたけども、本当に高校生また中学生・小学生、こういったノリでやれるような取組みでもあると思うので、こういうのが広がれば区内に限らずですけども、至るところでこうやって若い世代の方たちがごみを拾っているという状況を今の大人たちも含めて、ポイ捨てされちゃう方、そうじゃない方たちも目に頻繁にすることで、どう思うかということが重要だと思いますし、先ほどのご答弁にありましたけど、子どもたちがそういった形で取り組む中で、子どもたちも今まで気づかなかった形でごみが多いなとか、あとは捨てないように僕たちもしようというふうになるのか、気がついたら積極的にいろいろな場面で拾おうとかというような、いろいろなことも感じることができるかなというふうに思いますので、それでそういったことが広く浸透すれば、この今、若い子たちを中心にという中で、世代が変わったときに全体を通して、また環境がよくなるのかなというふうに思いますので、ぜひこういった取組みを広く周知をしていただいて、積極的に支援していただければというふうに思います。 ◆桝秀行 委員 ここでは地域の課題ということで、南葛西の土壌汚染の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  今期、何度も本会議、あるいはこの委員会を通じて質問をさせていただきました。そして、3年ほど前になると思いますけども、調査のほうを実施していただいて、それから問題があった箇所については、防臭対策を行っていただくということもあったのが、今期の振り返っての中身でした。調査の実施と対策を講じてくれたことに関しては、深く感謝をしているところですが、実態としてこの問題がなかなか前に進んでいないということが言える状況にあると思います。答弁を聞いていても、やはり現行の法体制に頼る部分が多く、その法体制の中では、なかなか解決は前に進まないと。簡単に言うと、打つ手がなかなかないというのが、今の区の認識なのかなと思います。  今期、質問をできるのも最後になりますので、今現在の進捗状況を伺っておきたいと思います。その区の考え方としての進捗状況なんですが、まず区民、あるいは業者からの苦情、そして問い合わせというものが最近どれぐらいあるのかということと、今後、私はさらなる調査を実施していただきたいということも要望してきました。この調査をこれから実施しようとするお考えがあるかどうか、この2点についてお聞かせください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 現状、どういった対応をしているかという部分につきましては、そういった区民の苦情・問い合わせに限らず、その南葛西地区の中で開発が行われるというようなことがある場合に、その住宅等整備基準条例に沿って、都市開発部と連携して環境部に相談するような体制はとってございます。それからそれ以外にも、環境部が持っております解体要綱ですね、建物の解体要綱ですとか、特定建設作業、こういったような場面が出てきた場合には、環境部の職員が現場立ち会いを実施するというようなことで、やっております。それから相談の実績でございますけれど、平成30年度は1月末までで悪臭の苦情が南葛西に関しては4件でございます。 ◆桝秀行 委員 一つ目のお答えの中のその条例の網かけなんですけど、都市開発部等々協力をしていただいているということで、それは例えば住宅とかあるいは事業所とかという、その民間で建設をされる際の開発行為を指していると思います。役所等が実施をする道路とか、あるいは公園の整備というときも一定程度その開発行為に似た工事が行われると思うんですけど、こういうところにも網かけというのは、されるんでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 そういった民間住宅に限らず、区の大規模開発があれば、同様に考えております。 ◆桝秀行 委員 汚染の実態というのは、恐らく幅広く共通の認識を持たれていると思いますけど、幅広く分布をされているし、どこにどれだけの量があるかは、掘ってみないとわからない部分もあると思いますので、できる限り広範囲に網かけをしていっていただきたいと思います。  それと、ちょっと4件の苦情があったということなんですけど、少し深掘りをさせていただきたいと思います。うちの近所、やはりその南葛西三丁目だったと思いますけど、事業者の方から区役所に苦情がいっていると思います。子どもたちを預かる施設だとも聞いていますけど、この施設からの苦情は区に入っていると思います。これはどういうふうに対応されているんでしょうか。 ◎浅見英男 子育て支援課長 昨年の4月に開設した保育園の件だと思いますけども、開設当初、保護者の方から悪臭がするということで、苦情がございました。それで原因を探したところ、地下ピットに汚水がたまっているということで、事業者のほうでそちらのほうを汲み出しまして、それで改善されたと伺っております。 ◆桝秀行 委員 環境部は、その問題をどういうふうに考えてらっしゃるんでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 南葛西特有の問題がそこには内在しているということは、認識しております。それにつきましては、各戸別の対応ということになると思いますけれど、我々もそういった相談に乗りながら一緒に対応できる部分については、対応していきたいと考えております。 ◆桝秀行 委員 数年前に実施をしていただいたときの調査では、においは環境基準を超えるという数値も出ていたと思います。そこに来て、この子どもたちの施設でにおいが問題になっていると、私もその施設に入りましたけど、とてもその空間で仕事をしたり、子どもたちを相手にするということは困難なぐらいのにおいだったように私は感じています。区の職員、環境部じゃなくてもほかの所管の方が行かれたということですので、その実態はわかっていただいたと思います。  基本的な考え方として、対策が難しいというふうな結論になることが、いつも多いのが今の区の考え方なんだと思います。何か対策を打っていかなければ、我々区民はあそこで生活をこれからもしていかなきゃいけないわけですし、あれがあるからできない、こういう理由があってできないということではなくて、これをクリアすればできるという前向きな姿勢をぜひ見せていただきたいと思うんです。先ほどから条例ないし、ほかの部署との取組みでということを対策としておっしゃっていましたけど、それをずっと繰り返してきても今は改善をされていないわけですから、新しい一手というものを打っていただきたいと思います。内々の話はありましたけど、1、2年前にも私もその専門家と相談をして、こういうルールをつくればいいんじゃないでしょうかという条例の改正案もお渡ししていると思います。それから、ほかの自治体との取組みということも研究してくださいと、以前から申し上げていました。先日伺ったときには、課のほうでもそれはちゃんと実施をしているということなので、ぜひこの問題の解決に対して、前向きな姿勢を見せていただきたいということを最後に要望しておきます。 ◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  羽田空港機能強化に関する質問をさせていただきます。オープンハウス型説明会タワーホール船堀と東大島駅小松川口の2カ所で1月20日と21日の2日間行われました。東大島駅での展示はこれまで知らなかったであろう方にも羽田空港強化について、自分の家の上空を通ることを改めて認識する機会になったのではないかと思います。それぞれの場所でどのくらいの方がオープンハウス型説明会にいらしたのかを教えてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 今回、フェーズ5となるオープンハウス型説明会、江戸川区2カ所で開かれております。1月20日、タワーホール船堀の1階アトリウム部分で、こちらは347名、それから1月21日東大島駅のコンコース、ここで小松川口のコンコースですが、ここで523名、合わせて870名という皆さんにご説明をさせていただいております。 ◆伊藤ひとみ 委員 今回は大変多くの方がいらしてくださって、認識できたのではないかと思います。駅のようにその展示を目的として来る人だけではなく、通りすがりの人たちが何だろうと関心を寄せて、足をとめるきっかけになるような展示方法はよかったと思います。素案のシミュレーションを体験できるコーナーなどもあり、身近な問題として考えるようになった方もいらっしゃると思います。  羽田空港機能強化に向けて、国交省は住民向けの双方向の対話のできる説明会の開催を段階別に行っており、今回は5回目になりますが、この今回の第5フェーズでは、落下物についての落下物防止等にかかる総合対策推進会議落下物対策の強化策がまとまったことによる、落下物についての説明が大変多かったように思います。飛行機の機体部分部品の脱落と落下物の違いもあることを、この展示で知った方も多いと思います。国会での答弁にもありましたけれども、部品脱落は2009年から2016年までの7年間で437件、落下物は2006年から2015年の21件と大きく開きがあることは、これまで生活環境振興委員会でも指摘されてきたことですが、これは航空法で報告が義務づけられている離陸時には、確認されていたはずのラバーシートやレンズ、ライトなど着陸時にはなくなっていることがわかったもので、率直に言えばどこでなくなったものかわからない状況にあったものということです。  さらに、航空法で報告を義務づけられているものは、脱落部品については、面積が1,000平方センチメートル以上、または重量が1キログラム以上とか、飛行機の大きさや運営する飛行機会社の規模まで規定されているために、この437件という数字が脱落部品の全てではないことは明らかです。これまでは、東京湾上空を飛行していたために、海に落ちていたかもしれない部品が、今度は自分たちの住んでいるところに落ちてくるかもしれないと不安に思う住民の気持ちには、十分寄り添った対応をしていただきたいと思います。  新たな飛行ルートでは、離陸便が荒川に沿って上空を飛行することになっていますが、会場でいただいた資料「江戸川区上空における北風時の新飛行経路案」を見ますと、2016年に着工され2018年に開校した小松川二中の表示がありませんでした。新飛行経路を見ますとちょうど真上を通るようになっています。説明会でもこれについての質問が多くあったと思いますが、区としてはこれについては、どのようにお考えなのでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 今、国交省のほうで、あのときに提示した図面ですね、地図の中はちょっと古かった部分もありまして、小松川二中の表記がなかったんですけれど、それは国交省としても認識してございますので、区としても間違いなく、この下に学校がありますよということは、当然お伝えしていきたいと思っております。 ◆伊藤ひとみ 委員 これは国交省が出してきた資料ではありましたけれども、区は事前に国交省に出す資料を確認しておくべきだったと思います。情報の共有がなされていなかったのではないかと考え、残念です。荒川沿いにある学校や病院などの施設については、騒音対策など特に配慮していただきたいと考えるものです。 ◆大橋美枝子 委員 今、伊藤委員も今回の説明会のことで質問がありましたけれども、私はコミュニティミーティングのほうの開催状況について、改めて伺います。今回の参加者、それから主な意見、また前回と比べて参加者がコミュニティミーティングの場合どうだったか、また先ほどの展示式のオープンハウス型の前回第4フェーズと比べてどうだったかということで、比べられれば教えてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 まず、数字のほうを先に申し上げますと、オープンハウスは先ほど申しましたように、今回870人、前回は104名でしたので766人増ということになります。それからコミュニティミーティングは前回同様、区内5会場で実施をいたしました。前回が105人、今回は58人、マイナス47ということでございます。  主な意見といたしましては、従来と特に変わるところはないんですけれど、航空機からの落下物、あるいは騒音が心配であるというような声、それから新ルート自体の、いわば機能強化の必要性がどこまであるのかといった疑問点、そういったところが多く出されていたと思います。 ◆大橋美枝子 委員 オープンハウス型は、今回駅でやったということもあって、皆さんに知っていただくというチャンスにもなったかと思いますが、逆にせっかく設けたコミュニティミーティングが、人数が少なかったというところは、どんなふうに区が周知の努力をされたかという点では問われるかなというふうにも思うんですけれども、前回のときと周知方法というのは、何か違いがありましたか。前回に工夫したことでも、今回なかなか間に合わなかったとか、いろいろな事情があれば。やはり周知というのはすごく大事だと思うんですね。その辺の徹底については、どんな工夫をされたでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 前回と基本的に周知の方法は変わっておりません。広報紙、ホームページ等で周知すると同時にチラシをつくったものを、説明会の会場に掲示していただいたり、チラシで置かせていただいたりと、そういうような形でやっております。 ◆大橋美枝子 委員 今回、先ほど伊藤委員も触れましたけれども、こんな地図が配付されまして、飛行ルートが帯のようにこんなふうに出ますよというふうに出たわけですよね。これ、皆さんご承知だと思いますけれども、こうすると住所で言いますと、西葛西一丁目、北葛西二丁目、北葛西一丁目も少しかかるかと思いますが、あと小松川の地域もこの帯のような、ここを飛行機が通りますという場所が示されているわけで、区が事前にこういう情報を捉えているのならば、この間近の直下になるところは、町会や、あるいは戸別のポスティングとか何か工夫して周知をするということが必要だったのではないかと私は捉えているのですが、そういうことというのは、要するに皆さんに知ってもらうということで、もちろん広報えどがわで知らせることは、そのとおりなんですが、前のコミュニティミーティングに比べて、何かスペースが小さいような感じも受けたものですから、やはり周知という点では、本当に大事なことだから皆さんに知ってほしいということを丁寧に知らせるということを今後もきちんとやってほしいんですが、そういう意味で言うと周知がちょっと不足していたんじゃないかと、私は捉えているんですが、何かしつこく聞いて申しわけありませんが、周知の仕方どうだったんでしょうか。改めてお願いします。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 この新飛行ルートの問題につきましてはこれまで同様、当然広報紙ですとか、ホームページですとか、そこを通じてそれを中心に周知をしてまいりたいと思います。今後、さまざまな場面に応じて、必要に応じた対策というものは、それは考えていきたいと思っております。 ◆大橋美枝子 委員 せめて町会への丁寧な説明というのを、ぜひやってほしいというふうに、改めて要望しておきます。
     次に、内容に関してですけれども、私も2カ所説明会に参加して傍聴しました。人口密集地で過酷事故が起きないと言えるのかという質問に、私も心が揺さぶられたんですが、絶対あってはいけないと、それはよくわかっていると思いますけれども、でも、可能性としては否定できないというふうに私は思いますし、その立場で今まで新ルートの案の撤回を求めて、意見を何度も言わせていただきました。過酷事故、本当に心配です。もちろん騒音による環境悪化や落下物の危険が増すことも当然です。このことで石油コンビナートの上空を飛ぶ、今回の新ルート案はどうかという。それから、環境悪化が大変ひどいという質問が相次いだと捉えています。それから需要が伸びたら、もっと本数を増やすのかという質問も出ました。国側は増やすつもりはないというふうに言っているんですけども、私は増便をする可能性というのを、文書では正式に出していないというふうに捉えていますので、今後、過酷事故が起きないようにすると言いつつも、便数を増やすということについては、大変危険が伴うということについて、区の認識を改めて問いたいと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 将来的な便数の増加につきましては、区がお答えするところではないと考えます。 ◆大橋美枝子 委員 そういう面もあるかもしれませんが、ただ事故が起きる可能性をしつこく言っているのは、やはり例え方がちょっと飛躍があるかもしれませんが、原発事故の安全神話、私はすごくそのことを思い出してしまうんです。事故がないという説明のもとに、住民の皆さんは安心して暮らしていたという状況、それが自然災害によって一変し、その事故の原因もまだ定かではないような状態がある中で、今回の新飛行ルートが本当に過酷事故につながらないのかということについては、大変私は危惧しております。その点からも、区としてもぜひ中止の立場をと一貫して言っておりますが、意見として改めて申し述べたいと思います。  次に、先ほどもちょっと地図で示したところですけれども、真下となるその状況のところで、騒音被害がかなり可能性としては出てくると想定されます。特に清新町から北に上って、北に向かっていくわけですから、清新町地域、西葛西・北葛西にある学校、保育園、病院、幼稚園などの影響が考えられますが、このことについて区は国にどんなふうに要望しているんでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 騒音問題につきましては、従来から国交省に当然騒音低減を図ってくださいと、小型機を使ってくださいという話はしております。その経路直下に当たる小・中学校、保育園等、病院等というお話でございますが、現状、国のほうが新ルートの直下に当たる中で、要は騒音被害ですね、騒音が一定基準以上を超える小・中学校教育施設、保育園等々それから病院、そういったものにつきましては、基準を超えた場合にはその防音工事の助成を施すというようなことになってございますので、それが今、国交省でどこが該当するのかどうかということを、調査しているところであります。我々としてはその結果を待ちたいと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 私は、新ルートは困ると思っているんですが、それでも強引にされた場合には、対応策も必要だと思ってお聞きしました。実際に測ってみないとわからない部分があるのは、それは一理あります。そこで、質問の中でも、いわゆる試験飛行をぜひやってほしいということがかなり出されて、検討しますと一応国は言ったんですが、そのことについてはどうでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 試験飛行といいますのは、やはり検査飛行とはちょっと違うんですけれど、試験飛行といいますのは、実際の機体を使ってその経路を飛行させるというようなことになるものが、試験飛行でございます。これに関しましては現状毎日、何千、何万という航路で航空機が飛んでいる中で、新しい航路をそういったことを設定することは、なかなか難しい問題じゃないかと考えております。これにつきましては、国としてはやる、やらないの判断はまだ明確には出していないところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 今の説明だと、新しいところで難しいというのは、何かちょっと矛盾を感じますけどもね。突然飛ばせるほうが、もっと奇妙な感じを受けますので、試験飛行については引き続き。  そこでもう一つ、最近のニュース2月26日付のヤフーニュースだったと思いますけれども、2020年夏に50往復のうち、24往復が日米路線に割り当てられるという報道がされました。石井大臣が2月に入って、日米路線について、日米の航空会社にそれぞれ12往復ずつ配分するということを、明らかにしています。今回のアメリカの航空会社もその申請を行ったということを報道されていますけれども、このようにもう説明をするというふうに、住民の理解を得ると言いながらも、ことが進んでいると。この問題について、私は重大だなと思うんですが、これどんなふうにお考えですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 横田空域を通過する問題につきましては、国とそれからアメリカ軍のほうで、合意がもうできているというふうに聞いており、1月末の新聞でそのように発表されております。横田空域通過中の航空機を含めて、日本側が管制をするということで、基本合意ができたということで聞いております。これについては、そういった動きがあるごとに国からはそういった情報は、今こういう状況ですと、調整中ですというような報告は受けているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 とにかく余りにも区民の声、生活の不安を丁寧に対応していないということを改めて思います。今後、丁寧な説明を、これで終わりにすることなく、きちんとやるべきだと思いますが、今後の説明とかそのことについては、どんなふうにお考えでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 2020年春、新ルートというようなことを予定されておりますけれど、1年ほどございますので、これは引き続き国に対して丁寧な説明を求めていきたいと思っております。 ◆大橋美枝子 委員 説明すればするほど納得できないという声が多く、このコミュニティミーティング、五十数名の参加と言っていましたけども、賛成と明確に言った方はほとんどいませんでした。このことからわかるように、関心を持っている方は非常に鋭く切り込むわけですよね。そこのところを、きちんと受けとめてほしいと思います。実際に私も飛行機数を計算したら、今の南風悪天候のときよりも国交省の説明に基づくと、何と9倍にもなるんですね。これはとんでもないというふうに、改めて思います。  今、時間がないので、このぐらいにしますけれども、やはり環境を守る、過酷な事故は絶対にさせないということで、新ルート撤回を求める、この立場を改めて表明します。 ◆福本光浩 委員 今、羽田空港の新ルート案について、いろいろと議論があったんですけれども、改めて再確認の意味でお聞きしますが、その新ルート案になることによって、この江戸川区におけるその状況というのは、先ほどの大橋委員などが何か9倍ぐらいにリスクがあるとかいうお話もありましたけども、もう一回整理してちょっとその新ルート案についての江戸川区の状況というのを、お聞かせ願いますか、改めて。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 新ルート案は羽田を離陸した航空機が荒川の上空を北上していって、平井を超えずっとその先まで足立のほうまで行って、そこからは目的地に行くというような、要は荒川上空を飛ぶというものでございますが、この飛ぶケースというものが、一つは北風の際。しかも時間帯が決まっておりまして、午前7時から11時半の時間帯。それから午後3時から7時の間、4時間の間のうちの3時間程度、この時間に荒川上空を航空機が北上して飛んでいくというようなことになります。北風のときです。国交省の想定では、年間およそ4万機ぐらいになるのではないかということで、想定しております。 ◆福本光浩 委員 そうすると、それは江戸川区にとっては、そういう状況が北風のときに出た場合というのは、先ほど二人の委員から出ていたような状況というのは考えられるんですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 当然、今までなかったルートということですので、そこに飛行機が存在するということであれば、若干騒音という音も当然聞こえるでしょうし、落下物は極力なくすというようなことで国交省は動いておりますので、そういった心配はなるべくないように、我々も依頼をしているところでありますけれど、そういった形になると思います。 ◆福本光浩 委員 わかりました。これは国が今いろいろと定めていることですけれども、環境部としてはこの羽田空港の新ルートということに対しては、どのようにお考えですか。要するに、何が国としてメリットがあると思って、この新ルート案があるとお考えですか。 ◎岩瀬耕二 環境部長 羽田の新ルート案は、国のほうから説明も受けておりますが、今後の日本の発展のために欠かせないことだというふうに聞いております。また、それと伴いまして航空便の増につきましては、騒音対策・安全対策これをしっかりやっていただいて、区民にその影響がないようにお願いしているところであります。北風案につきましては、原則荒川上空を通るということでございまして、その航空航跡につきましても説明会の中では、ほぼ狭い400メートルの範囲内に飛ぶというふうに聞いておりますので、その状況が影響が最小限になるというふうに考えておりますし、また南風に関しましては、江戸川区上空をまさしく縦断するルートにつきましては、これはほかにルートが変わりますので、江戸川区にとっては影響が減ると、こういう認識でございます。 ◆福本光浩 委員 私がなぜこの質問をしたかというと、改めてその新ルートのことを再認識するとともに、やはり2日目、経営企画費の中でもお話をさせていただきましたし、我が会派からもいろいろとお話が出た中で、やはりこの羽田空港のいろいろな意味での拡張ということは、来年のオリンピックのみならず、いろいろな意味で世界の中での羽田空港という視点、また安倍第二次政権が始まってから800万人ほどの訪日外国人が、この間の速報値では3,100万人でございます。消費量も今、4.5兆円まで拡大している中で、2020年には4,000万人、その後は6,000万人という観光客を訪日外国人の数というのが、今、安倍政権が掲げている目標の一つです。ですから、やはりこの世界の中で輝く日本、そういうことを目指す中では、やはりこの羽田空港のいろいろな意味での拡張というものが、私たち自由民主党としては推進していかなければならないと思っています。  しかし、一方で、今あった中で懸念することについては、しっかりとまた対応していただきたいと思いますし、また落下物というのはね、これはその飛行機のみならず、いろいろな意味であってはいけないことでございますので、そういうことについては江戸川区の立場で、ぜひ国なりに要望していただきたいと思いますが、新ルートも含めての羽田空港の拡張については、ぜひ進めていただきたいと、そのことを話して終わります。 ◆須賀清次 委員 すみません、今の意見を聞いていて、この世に生きるものとして心配の種は尽きない、これはみんなの思いだと思うんですね。私も飛行機を、特に議員になってから飛行機を多く利用するものとして、そこまで言い切ることはできませんという思いを添えさせていただきます。しかし、33年前の日航の520名が犠牲になった御巣鷹山の航空事故により、辛さや苦しさも私も体験させてもらったり、経験させてもらってきました。やはりここで一番大事なことは、人のミスですね。大事故につながるミスのないよう、自覚と整備の充実をお願いしておきます。  それから、関係してこのまま続けちゃってよろしいでしょうか。関連がなければ、続けてさせていただきたいんですが。大丈夫ですね。じゃあ、このまますぐ済みます。  環境というその学びの観点から、意見を添えさせていただきます。平成8年7月に葛西海浜公園東なぎさ・西なぎさが日本のなぎさ100選に選ばれ、平成30年10月には葛西海浜公園がラムサール条約湿地に登録されました。平成の締めくくりによいこととなりました。3月1日の広報えどがわにも葛西海浜公園の生き物の観察会も行われていますとあり、一時漁業ができなくなった。葛西の皆さんの苦労を知る者として、言葉を添えるとするならば、地球環境の変化によって東京湾にもサンゴや越冬する熱帯魚があらわれるなど、環境の変化が取り沙汰されている中で、せっかくですから海浜公園内にそういうものを研究する施設があってもよいと考えます。それが葛西の海、浦安の海を守ることにつながるのだという意見だけ添えておきます。 ◆大西洋平 委員 ここでは環境面のCO2削減の視点から宅配ボックスへの設置支援策について、少し伺いたいんですけれども、インターネット取引が急激に発展して、ご承知のとおり宅配便の取扱戸数は大変増加傾向にありまして、2割の荷物が再配達となると言われていますし、ドライバー不足や超過労働も含め現状は深刻でありまして、社会問題にもなっています。環境省のデータによると、この再配達によるCO2の排出量の増加は、年間42万トンとも言われていまして、このことについては、本会議でもいろいろと議論させていただきましたし、そのときは主に宅配ボックスの設置普及推進等についてお伝えをしていたんですけれども、その中で早速本区でもエコタウンの江戸川推進計画を去年つくったと思うんですが、そこに再配達の課題をしっかりと明記していただいたと伺っております。改めてその狙いと、それと合わせて、今回、民間企業ともタイアップをして、その再配達を防ぐ有効なツールの一つの宅配ボックスについて、それを絡めた形で実証プロジェクトをスタートしていただくことになっておりますが、その内容・狙いについても改めてお聞かせいただきたいと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 宅配便の再配達の課題につきましては、温室効果ガス削減に向けて、非常に重要な課題だというふうに認識しております。委員おっしゃるように、国はこれを問題視しておりまして、現在、国の調査によると再配達の割合は、15.2%というふうに言われております。これを2020年までに13%まで削減するという目標を国としては設定してございます。我々もこういった国の考え方にもちろん同調いたしまして、これを重要な課題として考えまして、昨年度の江戸川区エコタウン江戸川推進計画のほうに盛り込ませていただいたというような経緯でございます。  今回、実証実験ということでございますが、これは住宅の設備メーカーとそれから大手の宅配業者が共同で戸建て住宅に宅配ボックスを設置して、再配達がどれだけ削減できるか、こういったことを検証しようというような実証実験でございます。これにつきまして、江戸川区にも協力要請がございましたので、ぜひ我々もそれに一枚加わらせていただきたいということで、一緒にやらせていただくということになりました。非常に多くの皆さん、応募があったようで、予定数を大きく超えたようで、抽せんで決定するというような話を聞いてございます。 ◆大西洋平 委員 いろいろ課題認識をしていただいて、取り組んでいただいていることには、私も歓迎をしているところでございますけれども、やはり前回もお伝えしていますけど、本区は日本一のエコタウンを目指すと明確に掲げて、いろいろと取り組んでいるわけで、だからこそこの再配達についてのこの宅配ボックスの普及推進というのは、ぜひ力を入れていきたいと思っています。そこで、実証プロジェクトのお話も伺ったところでございますけれども、これは戸建ての方対象に無償設置してということなんですが、実際その一戸建て住宅の宅配ボックスの普及率は1%未満ということで、そういう意味ではこれが普及していくことは大変いいことだと思うんですが、プラス合わせてマンションの宅配ボックスもありますし、プラス区民の皆様がよりそこのサービス向上も含めて、やはり人が多く出入りするところに、オープンスペースという形で宅配ボックスが設置をされているということは、これは区民サービスの向上はもちろんですけれども、先ほどの環境面での視点でも大変効果があると思っております。そこで、前回はコミュニティ会館等のいろいろと区民の施設の話をしましたが、私もそれからいろいろと考える中で、やはり利用率も多くて、実際区民の皆様が出入りをしている中で、やはり事務所ありますよね。各事務所がありますが、そこは入り口はしっかり防犯カメラもありますし、セキュリティ上も大変しっかりしているし、あと入り口のオープンスペースもあるんじゃないかと、私も把握しているところでございます。そこなら開いている時間もありますし、区民の皆さんが気軽に立ち寄れて、その宅配ボックスのその荷物を受け取りできるということで、非常にいい場所じゃないかなと思っています。ちょっと具体的なところ挙げて恐縮ですけれども。ですから、この日本一のエコタウンを目指している本区として、この至上命題とも言える、このCO2削減の有効な施策であるこの宅配ボックスの普及設置について、まずその事務所で、例えば世田谷区なんかも試しに置いたりはしていますけれども、一歩踏み込んで置いてみて、先ほどの実証プロジェクトの話もありましたけれども、検証してみるのもいかがかなと思うんですけれども、お答えできればお願いします。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 宅配ボックス、今、駅周辺ですとかコンビニですとかそういった人が多く集まるところに、最近、設置も増えていると思います。事務所、区の施設ということでございますけれど、今、世田谷区は確かに4カ所ぐらい設置しているかと思いますが、そういったよその自治体のその実績ですとか、稼働率ですとか、効果などを検証しながら、関係部署と情報共有しながらできることは進めていきたいと考えております。 ◆大西洋平 委員 答弁難しかったかもしれませんが、いずれにしても例えば事務所だったら環境部の所管というか、また部をまたぎますけれども、やはり環境部のほうが積極的に働きかけ、全庁を挙げてじゃないですけども、協力を要請してという形で、ぜひ横のつながりでいろいろとやっていただきたいなと思っています。再配達、いろいろなドライバーの方とかも含めて伺う際は、一回一回で幾らじゃなくて、要は荷物を届けて数百円とか、そういう今これは働き方改革の視点ですけど、本当にいろいろな大変危惧されている状況をよく耳にするところでありますから、ですから先ほど言った区民サービスの向上もありますし、あるいは働き方改革の部分もありますし、そして何よりエコタウンを推進している本区だから、さまざまなメリットがあると思うんです。ですから、環境部でもぜひ積極的にやっていただいて、全庁挙げてこの推進は進めていっていただきたいと思いますので、要望して終わります。 ◆小俣則子 委員 私もここで質問させていただきますが、測定に関することで、原発事故が起きてから丸8年たとうとしています。それ以前は、江戸川区も放射線の測定の比較するものがなかったということで、東京都も篠崎公園に放射線のモニタリングポストをつけています。江戸川区として独自の放射性物質の管理についての、どのような測定を独自に行っているのか、その取組みの評価と課題について教えてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 放射線測定につきましては、現在、区内に2カ所で定期的に実施してございます。1カ所は江戸川清掃工場周辺、これは廃棄物を焼却する過程で、その放射性物質が濃縮されやすいというようなこともありますので、江戸川清掃工場の周辺、4カ所。それからもう一つは区内の下水が集まってくる葛西水再生センターですね。この周辺で4カ所。これを毎月1回定期的に実施しております。評価といたしましては、おおむね毎回出ている数値が0.05から0.09マイクロシーベルトということでございます。特に問題はないと考えてございます。 ◆小俣則子 委員 ちょうどいただいた資料で258ページです。そこに東部地域、特に東部地域が東京都内の中でもいろいろと放射能の影響があったということで、江戸川区から葛飾区まで5区が載っています。そこに毎日測定しているのが、墨田区・足立区、また葛飾区だとか江東区などについては、公園を独自に測定しているということですが、江戸川区は子どもたちが遊ぶ公園だとか、それから生活をしていく場という点については、どのように考えているんでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 公園ですとか、そういう子どもたちが集まるような場所、特に江戸川区内に放射線量が高いところがあるというふうには、認識してございません。篠崎公園のほうでは、都が設置したモニタリングポストで測定をしているところであります。先ほど申しましたように、清掃工場、西葛西水再生センターにつきましては、そのような目的でやっておりますので、これを継続していきたいと考えております。 ◆小俣則子 委員 実際に生活する場、もちろん水再生処理センターだとか、清掃工場など燃えた影響だとかいろいろなそういうものということはあるかもしれませんが、実際に8カ所のモニタリングポストで江戸川区が一番高い数値を示している。人体には影響がないけれども、示しているということについては、どう考えているんでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 この話も以前からさせていただいておりますけれど、篠崎公園のモニタリングポストの値が、ほかより高いということは、若干高いのは事実でありますけれど、通常0.05マイクロシーベルト程度でございます。近隣の足立・葛飾、ここは0.03から0.04、誤差の範囲というわけではないですけれど、大きな変化はないと考えております。決してそこに放射線がたまっているというような、福島第一原発の影響を受けたということではなくて、もともと本来あそこの土地が持っているそういう性状ですとか、土地のもともと持っているその土地の固有の値であるというふうに、我々は認識しているところでございます。 ◆小俣則子 委員 もともと持っている土地の放射線の値が高いというふうに評価されているという点では、ちょっと驚いたんですけれども、先日1月30日に東海村の研究所で放射能漏れをする事故が起きました。その後の1月31日と2月1日がやはりモニタリングポスト、もちろん8カ所全て上がったんですが、やはり一番高くなったのが、江戸川のモニタリングポストでした。そういう中でさまざまなもちろん私たちは、原発ゼロを求めているんですけれども、そういうさまざまな事故によって影響が出るということで、江戸川区としてはどういうふうにそういう問題を継続的に捉えていくのかということ、観測していくのかということについての姿勢はどうでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 葛西水再生センターと江戸川清掃工場につきましては、引き続き実施していきたいと考えております。 ◆小俣則子 委員 私も2月23日、篠崎公園を定期的に測定している、江戸川から原発の子どもたちの影響を守っていこうというグループがあって、私もそこで一緒に測定何回もしています。そういう中で、やはり2月1日、1月31日に高かったという影響があるのか、やはり以前に比べて高いところがホットスポットの形でありました。もしそこをホットスポットとして高い、それが高い0.23マイクロシーベルト以上のところもありました。そういうところを例えば区に提供して、ここ改めて測定し直してほしいということであれば、そのことについては、どのように対応しますでしょうか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 そのような場所はないと考えてございますけれど、もしそういうような状況が発生すれば適切な対応をとりたいと考えております。 ◆小俣則子 委員 だから市民が、ここが高いからそれを区としてもはかってほしいと言った場合には、はかるということでよろしいんですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 ご相談に応じて、計測の対応をしたいと考えております。 ◆小俣則子 委員 そうしましたら、今回の場合もやはり高い数値が前回3.11の影響で示されたトイレの周りなどは、0.7マイクロシーベルト出ているというのも出ているんですね。だから、その辺については、市民の方がしっかり区としても対応してほしいということであれば、そのことをしっかり対応していただきたいと思います。  最後に1点なんですが、同じ258ページの資料の中で、実施した江戸川区の放射線・放射能があったというところについて、砂場を除去して、改めて変えたというところがありますが、こういう砂場だとか公園だとかの除去したものは、どこに保管されているんでしょうか。 ◎高橋博幸 防災危機管理課長 そのときの基準を超えたものについては、区有地のところに倉庫の中に保管をしています。一般の住民は立ち入れない場所に保管しています。また、うちの職員が接する場所もありますので、そこについては、計測して、ここは保管していますよという掲示をして、管理をしているところであります。 ◆小俣則子 委員 先日、先月ですか、またいろいろな地震の30年以内に90%以上の確率というようなこともありまして、その保管場所というのは、そういう意味でも安全な場所と捉えてよろしいんでしょうか。 ◎高橋博幸 防災危機管理課長 委員のおっしゃっているとおり、今の計測しますと、現在は基準値以下の計測が出ていますし、場所としても安全な場所で保管しているということであります。 ◆小俣則子 委員 しっかりとその辺では区民の皆さんの、江戸川区内の中でも高いホットスポットがあるということは、多くの区民の皆さんも関心が高いです。しっかりとチェックをして区民の安心を高めていくことを求めて終わります。 ◆島村和成 委員 先ほど特殊詐欺で195件という数字、述べていましたよね。これ4、5年の件数と被害金額をちょっと教えてくれる。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 順に申します。平成28年、74件で1億2,400万円、近年ではここが一番低い状況でございました。その前の年はもっと多かったです。 ◆島村和成 委員 27年は幾つなの。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 27年は80件で2億4,600万円。それから後ろへ下がって、29年ですけれど、一昨年は113件で2億300万円、昨年、平成30年が195件で2億8,800万円という。 ◆島村和成 委員 こういう被害がどんどん増えていまして、毎日のように今テレビでもマスコミが取り上げていますし、区としてはどういう対策をやっているのかというのと、自動通話受信機とか、テレビで区によって貸し付け、貸与しているというのかな、そういう報道もあったんですけども、対策並びにその自動電話受信装置の貸与のその件について教えてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 まず、対策のほうでございますが、これは3警察署と連携をいたしまして、効果的な対策が何かということを考えながら、それぞれ対応を進めているところでございます。昨年、平成30年で言いますと、例えば金融機関の会議にいろいろと出させていただいて、無人のATMとかに啓発の表示を設置させていただいたとか、あるいは熟年者が集まるような熟年文化祭、あるいは人材センターの催しですとか、そういったところで直接的な呼びかけをさせていただくですとか。昨年秋には、12月には特殊詐欺根絶イベントということで、これは東京都と警視庁と連携して文化センターのほうでやらせていただきました。そういったさまざまな、まずは知っていただきたい、もちろん広報紙とか防犯だよりというものも使っているんですけれど、そういった中で働きかけをしているところでございます。  それから、自動通話録音機につきましては、東京都と区の2分の1ずつの補助ということで、貸し出しというような形で進めさせていただいております。電話がかかってくると、まずその自動通話録音機というものに接続されまして、この電話は録音されておりますというようなことをまずメッセージが流れると。その後、電話がつながるというようなものでございますけれど、これにつきましては、江戸川区のほうも助成をしております。助成といいますか、貸し出しをしております。それぞれ区によって貸し出し台数に違いはあろうかと思いますが、江戸川区も平成25年から、これ事業始まっているんですけれど、累計で1,360台ほど区民の方に貸し出しをしてきたところでございます。警察を通じてこれはやっております。直接区からの貸し出しではなく、その内容がなるべく個人のお宅の状況をしっかり把握した上で、適切に対応していただくということで、警察のほうからの貸し出しとさせていただいております。 ◆島村和成 委員 以前も私、この件で、高齢者が大体被害に遭う人が多いので、そういうところに向けて、警察と一緒に講習会やるとか何とかという提案をさせていただいたと思うんですけれども、文化センターとか何とかその大きい箱もいいんだけども、もっときめ細かくね、例えば平井・小松川で地区会館でやるんだとか、何だとかね。そういうきめ細かいことを僕はやってほしいと思います。私の地元の平井駅でも現金の受け渡しがあったというのを、私、聞いているのでね。だから、きめ細かいその大会やるとか何とかじゃなくて、日常生活の本当にきめ細かい地域地域のそういう対策を、警察を交えての講習会もいいでしょうから、そういうこと、結局、データ見ていても多少出っこみ引っ込みあるけども、去年なんか2億8,000万もあるわけでしょう。だから、これはみんな犯罪件数の云々というのも全てつながってくるんだろうけども、日ごろ地域力だとかコミュニティがいいとか、何とか言っているけども、これだけの被害が起きるというのは、大変なことだと私は思うのでね。そういうきめ細かい、そういう地区地区のきめ細かいサービス、高齢者向けのをやっていただきたいということを要望しておきます。 ○須賀精二 委員長 次に、第2項清掃事業費、第1目清掃事業費。 ◆田中淳子 委員 よろしくお願いいたします。  ここでは、まだまだ食べられるのに捨てられている、食品ロスについてと、あと古着古布のリサイクル回収について、大きくお伺いしたいと思います。  ではまず、食品ロスについてですけど、この前の節分のときにも、恵方巻きがたくさん廃棄処分されたというニュースが出されていて、私も何ともったいないんだろうと、ともに何とかならないのかなというふうに感じました。私だけじゃなくて、多くの人がそのニュース見たときに思ったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、農林水産省が平成27年に出しております推計でいくと、646万トンの食品ロスが発生したと。そして、その中の約45%が家庭から出ているという報道もされております。一人当たりにすると、一日、大体お茶碗一杯分ぐらいだというふうに推定されているようですけれども、本区にあっては平成27年以降、どのような推移になっているのか。減少しているのか、また増えてしまっているのか、その辺の実情をお聞かせいただきたいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 あくまでも推計値でございますけれども、江戸川区で発生している食品ロスということでございます。平成27年度、約2万トンと推計してございます。平成28年度は、1万7,000トン、平成29年度は、1万4,000トンということでございまして、約3,000トンのペースで減少しているというところでございます。 ◆田中淳子 委員 減ってきていると。それにはやはり区の取組みを大きな取組みがあったというふうに思うんですけども、例えば宴会なんかにいったときの3010運動など、このような成果をどのように見ているのか、確認したいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 なかなか成果というところでは、難しいところもございますけども、まず江戸川区全体のごみ量、これが減少してございます。特に燃やすごみの中に占める生ごみの割合でございまして、平成28年度から食べきり推進運動というのを実施してございますけども、運動前は燃やすごみの中に生ごみというのは45%ございました。それが28年度は39.8%ということで40%切ってございます。29年度は33.3%、最近の速報値で、30年度は32.4%ということでございまして、これが全て食べきり推進運動の成果とは申しませんけども、ある程度の一定の効果は出ているところかなというふうに考えてございます。 ◆田中淳子 委員 そうですね、やはり国民運動として起こしていかないと、それの先導役として区が進んでいくということは、私は大事かなというふうに思うんですね。また、もう一つ取り組んでいただいているフードバンクについてお聞きしたいというふうに思うんですけれども、これもやはり環境フェアとか等々でフードドライブが始まって、今、フードバンクの取組みについて少し具体的にお聞かせいただけますでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 フードドライブでございますけれども、27年度から区の環境フェアと組みまぜて実施してまいりました。今年度につきましては、江戸川エコセンターと連携いたしまして、10カ所の地域まつりでも実施してございます。回収量も増加しているところでございます。来年度につきましては、区役所の1階の多目的スペースを利用しまして、年2回、夏と冬の贈答品の多い季節に実施したいというふうに考えてございます。 ◆田中淳子 委員 また、さらに常設的に下のスペースが使われるという、常設というか、日にちが限られているんでしょうけれども、使われるということは、一歩前に進んだかなというふうに思うんですけれども、私、前も申し上げたかもしれないですけど、やはりなかなか持っていくのに、この日というのではなくて、いつでも、どこでも持っていけるところがあると、多くの人がやはり参加できるんじゃないかなというふうに考えますと、常設回収についてはどのようにお考えかをお聞きしたいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 常設回収ですけれども、清掃課のほうでも検討はしているところでございますが、いろいろ課題等もございます。まず、保管スペース、集めたものを保管しておくところが必要になってまいりまして、それと食料品でございますので、適切に保管していかなければいけないといったようなことと、それと一番大きな問題は、せっかく回収したものであれば、江戸川区で回収したものは、江戸川区の中で流通させたいという思いがございまして、そういった流通体制の構築といったようなことでございます。これらの課題に対しまして、他部署とも連携しまして、さらなる回収場所の拡大ということで検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆田中淳子 委員 今、最後に課長おっしゃった、やはりほかとの連携ということで、私、例えばなごみの家とか、非常に回収していただくにはいい場所ではないかというふうに考えておりますので、福祉部ともよく連携をとっていただいて、常設に関しては一歩、二歩進めていただきたいというふうに思います。ともかく食品ロスに関しましては、国連が27年に採択した持続可能な開発目標SDGsですね、その中に30年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させるというふうに、きちっと述べられていて、やはりこの食品ロスの削減というのは、国際的にも大変重要な課題だというふうに思いますので、本区が先頭を切って頑張っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  それでは、古着・古布回収について、お伺いをしたいというふうに思います。この今の状況をまずお聞かせいただきたいというふうに思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 状況ということでございますけども、回収量でよろしいでしょうか。平成27年度は291トン、28年度は273トン、29年度は268トンということでございますけども、27年度から小松川清掃分室と葛西清掃事務所で常設回収というのを始めてございます。そういったことで22カ所でやっている通常回収につきましては若干減ってございますけども、常設回収につきましては増えているといったような状況でございます。 ◆田中淳子 委員 よくわかりました。小岩の事務所ができるともっといいのかなと。そうすると、全部の清掃事務所で取り扱えるのではないかというふうに感じております。これは要望にさせていただきたい。いろいろと課題があるのかなというふうにも思いますので、それを乗り越えていただきたいというふうに思います。  また、古着・古布というのは、やはりすごく重量が重たいんですよね。私も袋に入れて持っていきますけれども、言い方変ですけど、歩いて持っていけないし、車で持っていくとか、誰かと一緒に持っていかないと持てないぐらい、やはりごみ減量ということも考えると、この古着・古布の回収というのは、ごみ減量につながるんだなと。その重さを感じても思うし、また、遺品ですとか、大事にしていたものですけれども、ごみに出されるという観点だと、なかなか出せないけれども、回収されるんだということであれば、お出しになれる方もいらっしゃるという状況の中で、大事な事業だというふうに考えております。そういう中で、今度新たな事業が展開されるというふうに伺っておりますので、その新規事業について、まずお伺いしたいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 来年度の新規事業でございますけれども、子ども服交換会というのを年に1回なんですけど行いたいと考えてございまして、これは、内容はお子さん成長して小さくなってしまった子ども服につきまして、ほかの方に譲るという会でございます。こういったことを開催しまして、リユースの意識を高めるといったようなことを目的としてございます。広報やホームページ、町会回覧などで周知していきたいというふうに考えてございます。 ◆田中淳子 委員 特に子ども服ですので、広報とよく連携とっていただいて、SNSをしっかりと使っていくとかですね、あとママ友同士で個人でやっている人もいるんですよね。ですけれども、なかなかそこに入りきれない人たちというのも中にはやはりいるわけですので、多くの区民の一歩前進のためにも、意識啓発のためにも今回の譲渡会もしっかりと成功することを祈念しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆桝秀行 委員 資源ごみの持ち去りと集団回収について、現状と今の取組みについてお尋ねをしたいと思います。  まず、最近の集団回収についてなんですけど、最近のこの実施団体と、それから回収量というのはどういうふうに推移をされているのか、それをまたどういうふうに捉えているのかということをお聞かせください。 ◎八木邦夫 清掃課長 平成29年度、集団回収を実施した団体でございますけれども、709団体でございました。今年度に入りまして、13団体が地域で登録してございます。ただ、一方で少子化、それから高齢化などによりまして、残念ながら辞めてしまうといった団体もございまして、廃止団体は今年度4団体ということでございます。 ◆桝秀行 委員 これは資源ごみの持ち去りを防ぐということにも、効果が発揮されているということで、ぜひともさらに推進をしていっていただきたいと思いますけど、ただ、その実施団体については、もう90%を超えていて、ほぼこれで頭打ちなのかなとは思います。この中身を見ると、うまくいっているところと、それからうまくいっていないところが恐らくあるんだと思います。どこの実施団体でも、まずはその人の確保が大変だとか、やり方がよくわからないという団体が多分多いというふうに私は実感しています。区のこのすばらしい制度なんですが、はいどうぞやってください、と言っても、なかなかやり方がわからないという方が恐らく多いのではないかと思います。その中にあっても、回収量1位は相変わらずの南葛西町会ということで、2番目がたしかなぎさニュータウン、たしか3番目か4番目に新田町会という団体が入っていたと思います。なぜ、その葛西の南部が成功しているか、葛西の南部地域にそういう成功団体が多いかということは、詳しいところまでは私はわかりませんけど、地域の実施をしている方々にお話を聞くと、やはり人の確保ですね。一生懸命やっているのはもちろんですけど、それに加えて集団回収で集めた資源ごみを町会、あるいはその自治会の運営費に上手に当てているという話を聞きました。いざとなったときの災害対策用ですとか、非常食を購入するとか、お水を会員の方々に配るとか、こういうふうな循環をするモデルができ上がっているというふうに聞いたんです。これがやはりその成功の秘訣として、一つあるのではないかなと思いました。担当課としては、やはりうまくいっていない地域をもうちょっと盛り上げていっていただくための工夫というのが必要だと思うんですね。何かしらの働きかけをする際に、うまくいっている団体での成功モデルというものを、きちんと正確にうまくいっていない団体に情報提供してあげると。ほかの団体ではこういう取組みをして、こんな工夫をしているからうまくいっているんですよという情報提供が区のほうからあるだけで、大分その中身というのは変わってくると思いますので、今後の取組みにそういうふうな少しでも要素を盛り込んでいただきたいということをお願いしておきます。  それから、資源ごみの持ち去り状況なんですけど、こちらは最近、この私の感覚だとそんなに目立った動きはないような感じはしています。それは前から言われてきたことですけど、資源ごみのそのリサイクルの価格相場というものにも影響を受けるということが聞いたことはあります。今現在で状況というのは、どういうふうに把握されているんでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 こちらに入ってくる情報としましては、区民の方からの苦情ということでしか入ってございませんので、そういったことで言いますと、ここ数年ほぼ四、五十件ということで、横ばいの状況でございます。今、委員さんおっしゃられたように、区としましてはやはり集団回収というところで、集団回収していただければ、その資源につきましては所有権が団体にありますので、そういった意味で取り締まりしやすいというところございまして、集団回収の実施を積極的に推進しているといったようなところでございます。 ◆桝秀行 委員 持ち去りは、なかなか年々手口が巧妙化しているという話も聞いたことがありますし、こういう悪いことする人たちは、そう簡単にゼロにはならないのかなと思います。ただ、一方でおっしゃられたように、この集団回収の推進ということは、資源ごみの持ち去りを防ぐ上でも有効な手段だと思いますので、さらに推進をしていただきたいと思いますし、実施団体はもう大分これだけ増えてきたわけですので、あとはその実施率と回収量を増やすための工夫を、ぜひ先ほど申し上げたような成功モデルを皆さんにちゃんとお伝えをしてあげるということは、必ず僕は役に立つと思いますので、そのあたりも検討していただきたいとお願いを申し上げておきます。 ◆福本光浩 委員 ここでは清掃費全般、とりわけ退職不補充に伴って、いろいろと民間委託を進めております。その中の労務単価等について、質問をさせていただきたいと思います。  私たちの会派から資料要求させていただいて、特に平成12年以降の清掃移管の中での清掃費の推移というものを改めて見させていただきましたが、平成12年108億から、平成29年で83.7億と、昨年の予算額が大体86億円という形で仄聞しておりまして、今年度の予算見ると大体86億1,600万と、30年度と比べるとほぼ同額というふうに考えておりますけれども、昨年もこの議論はさせていただきましたが、またこの1年でいろいろと国の状況も変わってきておりますので、改めて最初、基本的なことをお伺いしますと、30年度の86億円で31年度では86億1,600万という、清掃費全体の予算が組まれておりますが、その中で清掃課としては、その中ではほぼ中身は変わらないということでいいのか、それとも何かその予算の中の内訳で変化があったのか、その辺の分析をされていましたらお願いします。 ◎八木邦夫 清掃課長 委員おっしゃられるように、28年度までは清掃事業費順調に減少してございましたけども、29年度から1億、2億増えている状況でございます。これ、主な要因としましては、雇上経費の増加というところでございまして、端的に言いますと、人件費にかかる部分の増でございます。ちなみに数字を申し上げますと、29年度から30年度で可燃ごみ・不燃ごみの収集作業経費ですけども、8,000万円ほど増えてございます。それから資源回収委託費で3,380万円の増でございます。30年から来年度にかけましては、また人件費が上がる予定でございまして、可燃・不燃ごみの収集作業経費で1億3,000万円の増、資源回収委託費で7,200万円の増ということで合わせて2億円の増ということを予定してございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。今のお話でよくわかりましたけれども、いろいろと特に3.11以降、建設におけるさまざまな労務単価というのが上昇してきておりまして、その中でこの間、31年度の3月に発表された公共工事の設計労務単価というのは、例えば普通作業員で言うと、もう東京都だと2万1,100円ということが、もう国が発表されております。今、いろいろと安倍政権も賃上げということもありますし、また一方で働き方改革など、この労働におけるいろいろな議論がされておりますが、ここで先ほど課長の中で、お話の中では雇上単価が上がってきているというお話でございましたが、区もいろいろと清掃移管後は例えばその清掃工場のさまざまな質の向上とか含めて、そういう単価の減というのは認めるところでございますけれども、一方で雇上に関係する皆様方のお話を聞くと、やはりなかなか人の確保というものが大変になっているというお話もありますし、また一方では、戸別収集が進んだり、また昨年の夏というのは酷暑であったりということで、非常にその負担も大きくなっているということの中では、今のお話でその人件費の部分での予算増というものは評価をさせていただきます。その中で先ほど3月にはよく比べられる普通社業員の単価というのが1万1,100円という国の発表が出ておりますが、いただいた資料によりますと、30年度のよく比べられる作業員の単価というものが1万5,700円というふうになっておりまして、5,000円から6,000円の乖離があるというふうに感じておりますが、31年度においては先ほど人件費の増というお話がありましたが、この辺の普通作業員の単価等というものはどのような見通しをお持ちでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 まず、23区全体の清掃事業における雇上契約でございますけども、こちら東京23区清掃協議会が一括して雇上会社51社と契約してございます。その中で23区と雇上会社のほうで協議いたしまして、作業員単価については、適切に決定していくということでございます。今、委員おっしゃられましたものが、平日の作業員単価の日額ということでございまして、30年度1万5,700円でございます。今、正式契約してございませんので、決定ではございません。あくまでも予定ですけど、来年度1万6,900円で1,200円上がるという、あくまでも予定ということでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。そういう形でいろいろと現状を鑑みた状況というものは理解をさせていただきますし、そういう形で昨年もこの議論はあった中で、また、こういう形でのしっかりと人件費の増というものは評価をさせていただきます。  いろいろな予算の中で考えなければいけないのは、削るべきところはしっかりと削って、やはり時代の流れの中でつけていくところには、しっかりと予算をつけるというのが流れだと思います。  あと、最後に聞かせていただきたいのが、この退職不補充の今後の推移ということで、ちょうど420人の正規の方々が、今、2019年でも191人ということで、230人ほど正規の方々は減ってきて、再任用で10名という形で計200人という形の資料がございますけれども、今後の退職不補充のあり方というのは、2048年、かなり先になりますが、そこでゼロという形のこの資料ですけれども、区の考え方としては、清掃にかかわる退職不補充というのは、今後こういう形で進めていくと、そういう方向性というか、方針でよろしいんでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 今おっしゃられましたように、技能系の職員につきましては、移管後212人減ってございます。ここしばらく退職の数は緩やかに減少していくということでございますので、当面は退職不補充ということで、継続しまして、可能な限り民間委託を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆福本光浩 委員 今のお話ですと、当面はということは、全て退職不補充という考えではないということですか。 ◎八木邦夫 清掃課長 ごみ量等の将来予測等もございますので、そういったことを勘案しまして、いかに清掃事業を円滑で効率的に実施していく体制づくりということで研究していきたいというふうに考えてございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。将来、これ2048年までですから、まだかなり先のことですので、そこまでは予測できないということかもしれませんが、今のお話では、退職不補充を進めて、やはり民間委託を促進するということでございますから、退職不補充によって今、人件費の下にもいただいた資料では、43億から21.4億まで減ってきているのも事実でございますので、やはりその清掃にかかわらず、いろいろな今、区の中では民間にできることは民間にという視点と、退職不補充という視点の中で、効率的なさまざまな業務が行われておりますので、こういう形で民間に任せていく姿勢は評価をしますし、ただ、一方では、その国のさまざまな民間との契約によっての労務単価の視点というものがかなり変わってきておりますので、江戸川区だけでこれ決められる問題じゃないということも十分に承知をしておりますが、そういうことをしっかりと捉えていただいた上で、さまざまな状況を考えた中での労務単価のあり方というものは、23区の中で考えていただいて、そして、この民間委託をしっかりと進めていただきたいと、そのことを申し上げて終わりたいと思います。 ◆須田哲二 委員 清掃工場の建て替えについて質問したいと思います。来年、オリンピック後に建て替え予定なんですけども、現段階で設計等含めて事業の進捗ですかね、どの程度になっているのかちょっと教えてください。 ◎中野貴志 環境部副参事〔江戸川清掃工場長〕 建て替え事業に関して言いますと、平成27年度から環境影響評価が始まっています。今年度におきまして、建て替え前のちょうど最終段階ですね、環境影響評価、環境アセスの段階で意見書が提出され、夏ごろに東京都環境局に評価書を提出するという予定となっており、その後、工事縦覧が始まります。これが環境影響評価、アセスのほうで、工事のほうとしては今年、来年度に入って多分早々ぐらいに入札の広告が出される予定だというふうに聞いております。約1年間かけて、業者のほうの入札というか業者の選定を行って、来年度の秋ぐらいに業者が決まる予定というふうなスケジュールになっています。 ◆須田哲二 委員 以前、住民向けの説明会等があったときに、完成予想図、建物とか周辺のとか出されました。それから、工場の規模だとか発電の機能だとかそういうのも出されたんですけども、今、一組のほうの考え方としては、くつろぎの家に熱供給していると思うんですが、その点については今の設計段階ですね、来年度から入札始まるということなんですけども、その点についてはどういう考え方をとっているんでしょうか。 ◎中野貴志 環境部副参事〔江戸川清掃工場長〕 今、くつろぎの家、うち湯のほうの男女それぞれのお風呂、外のほうにある露天風呂、あと中での空調というふうなのに使われていると聞いています。その熱供給のそれを提供しているのと、今回建て替えに際して、現段階では同等の熱量を供給するという予定で今のところ進んでいます。 ◆須田哲二 委員 そうすると、今まで聞いてきた話と同じなんですけども、そういう熱供給は行うということで設計も進んで、新年度から業者入札を開始するということなんですけど、それには全然、今のところその方向、その設計で変わりはないですか。 ◎中野貴志 環境部副参事〔江戸川清掃工場長〕 今、委員おっしゃったように、これから設計に入りますので、前提条件としては業者のほうに提示する条件の一つとして、現工場と同じ熱量を区の施設に供給するというような仕様書のつくりになるかと思います。
    ◆須田哲二 委員 本会議の質問でもちょっとくつろぎの家関係でちょっと聞いたんですけれども、要するに清掃工場の建て替えに当たって、住民に説明している発電だとか熱供給だとか、それで説明しているんですよ。同じように熱供給やりますという方針でありますと、同規模でね。規模増やすと言ってないからちょっとあれなんだけども、そうすると、区のくつろぎの家に関する方針と齟齬が生まれているんじゃないかと。でも、設計に入る段階でその点が明確になっていないというのは、どういうことなのかなというふうに思うんですが、その点についてはお考えをお聞きしたいと思います。 ◎中野貴志 環境部副参事〔江戸川清掃工場長〕 一組の今、発注する段階のスケジュールでいくと、今の仕様書の段階で書けることとしては、同等程度ということしか書けません。まだ、区のほうから、くつろぎの家施設をどういう施設にするかだとか、どういう熱量を使うというのはまだ何もお伺いをしていない、決定していないということなので、現段階で書けるのは、現段階と同等のこと。もし今後、区の方針が決定して何らかそういう施設の使う熱量が違ってくれば、そのときはまたその時点で協議に応じますよということを考えています。 ◆須田哲二 委員 本会議の質問でも行ったというふうに申し上げたんですけども、内部的にもくつろぎの家は廃止方針だということを聞いていて、そういう方針が決まっていながら、一組、あるいは担当のほうと十分議論が行われてなくて、まだこれから設計だみたいな話で、住民にはもう説明しているんですよね、そういう規模で。それで先ほど環境の関係で、エコという話も出たんですけども、ごみ燃やした余剰熱が出て、それを発電に使ったり熱供給するというのは、これエコですよね。その熱、余剰熱を使わなければ、別に熱源しようとするわけですからね。積極的に使っていくということは、非常に重要だと思うんですよ、そういう点ではね。CO2の負荷を減らす、あるいはエコという点でも。そういう点で改めてくつろぎの家の存続・拡充と、できれば温水プールなどもね、江戸川清掃工場だけないですからね。つくっていただきたいなと。環境部の所管ではないかもわかりませんけど、意見として申し上げて終わります。 ◆伊藤ひとみ 委員 外国人に対するごみの分別のルールの伝え方について伺います。ごみダイエットプランの課題にありますように、外国人の方々にごみの分別ルールについて周知することが必要です。私たちが行ったごみの混入についての聞き取り調査でも、資源ごみに燃やすごみの混入のあることがわかりました。きちんと分別することは、なかなか難しいということです。資料の449ページの322ですが、燃やすごみの中にまじっている資源ごみと不燃ごみの各割合を出していただきました。これによると、可燃ごみにまじっている資源ごみの割合は、平成27年を除いて年々増加しており、可燃ごみに不燃ごみがまじっている割合は、平成28年を除いて年々同じように増加しています。このごみの出し方については、地域でも気がついても外国人の人たちに、ごみの分別のルールを伝えることは難しいという声を聞いています。本区でも資源とごみの出し方の英語版、中国語版、韓国語版のパンフレットを作成していることは承知しています。外国人の方々に分別ルールを伝えるには、工夫が必要だと思われます。外国人の方々が住民登録をされる際に、ごみの分別について説明する機会はあるのでしょうか。わかりやすくスムーズに分別ができるように説明や工夫はされているのか、お聞かせください。 ◎八木邦夫 清掃課長 今、委員さんおっしゃられたように、資源とごみの出し方基本ルールの英・中・韓国語がございまして、それを転入された外国人の方には差し上げているところでございます。  また、それだけではなかなかきちんと、江戸川の方式に沿ってきちんと分別してくれるかというと、なかなか難しいところございますので、まず、集積所の看板には、何曜日に燃えるごみ、燃やさないごみというところで、外国語で表記してございます。それから、ホームページにも出し方基本ルールを掲載しているところでございます。今、考えているところなんですけども、そういった資源とごみの出し方基本ルールにつきまして、QRコードをつけまして、それで4カ国語のパンフレットが掲載しているページに飛ぶといったようなことを検討してございます。それとあと、苦情があった集積所の数が3万4,000以上ございますので、全ての集積所というわけにはいきませんけども、苦情があった集積所にQRコードのシールを貼るとか、そういったようなことを今ちょっと検討してございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 窓口では何かお話したりするということは、ないということなんでしょうかね。最近のニュースには、海洋プラスチックなどの問題も取り上げられており、外国人の人たちもプラスチックのごみが自然を汚しているなどの問題があるということは知っていると思いますが、江戸川区がきれいな容器包装プラスチックを集めて再利用しているということまでは、ご存じない方が多いと思います。資源ごみの出し方パンフレットの4ページのチャートはわかりやすいものになっていますので、窓口に来てくださった方にお渡しする際に、4ページの英語版なり韓国語版なりだったりの、資源となる容器包装プラスチックの見分け方を示すなどして、ごみは分別していること、特に容器包装プラスチックについては注意が必要であるということもお話しいただくことで、知ろうとするきっかけになると思います。窓口自体は環境部ではないので、その場でごみの分別の説明は無理と思いますけれども、せめて冊子の該当ページに付箋や見出しなどをつけるなどして、江戸川区ではごみの分別に力を入れていることが、窓口に来た外国人の方に理解できるような工夫を環境部と連携して行っていただきたいと思います。  それと、ごみの分別についての出前講座についてお伺いします。容器包装プラスチックの資源ごみへの分類は、私たちですら間違えてしまいがちです。日々の暮らしの中で必ず発生するごみについて、特に分別するごみについては説明が必要です。学校や自治会などでも出前講座を行っているということですが、このときに外国人の方が参加されていた場合には、その参加者がわかるようには説明されているのでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 基本、町会・自治会とかですね、PTAとかに呼ばれた場合に出前講座という形で環境講座やってございまして、特に外国人を意識してやっているというところは、ございません。 ◆伊藤ひとみ 委員 ごみの分別は、分別する習慣のない国の方々にとっては、理解してもらう工夫が必要だと思いますので、最近は携帯でもできますけども、ポケトークのようなツールなどを活用してはどうかと思います。  また、文化共育費のところでやさしい日本語についての質問をさせていただきましたが、えどがわ~るどフェスティバルでは、ごみの分別の仕方をテーマにしているブースがありました。総合人生大学の卒業生の方のブースでした。外国人が多く集まるフェスティバルなどでは、総合人生大学の方々やエコセンターにも協力を得るなどして、ごみの分別をわかりやすく、楽しみながら説明する工夫などをして、お知らせしていくこともできると思いますし、江戸川区のごみの分別の姿勢などにも関心を持っていただけると思います。このようなイベントをどんどん活用して、地域で暮らす外国人の方々に周知していくことも大切だと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆須賀清次 委員 すぐ終わります。今、特に外国の方からお話が出たので、歩きたばこ、ポイ捨て防止対策について清掃の観点から。朝早くから駅前で清掃されている方々も大変苦労されていると考えます。先日も外国の方が江戸川区に3万5,000人いると考えれば、この方々に江戸川区のルールである、歩きたばこ、ポイ捨て等にも教え導いていかなければと考えますが、今まで以上の努力をお願いいたします。これが1点です。  もう一つは、先ほどからフードロスにあらわせるように、物の豊かさ、食の豊かさがいずれ日本を弱くし、総夜逃げなんてことにならないことを祈るばかりです。そこで10年前にも述べました、横井庄一さんの「無駄に食うな、無駄に着るな、無駄に使うな」の言葉を添えておきます。 ○須賀精二 委員長 第6款環境費の審査を終了いたしました。  午前中の審査はこの程度にとどめ、休憩したいと思います。  再開時間は、午後1時といたします。  暫時休憩いたします。 (午前11時56分 休憩) (午後 1時00分 再開) ○須賀精二 委員長 第1項保健衛生費、第1目健康推進費より審査願います。 ◆福本光浩 委員 午後もどうぞよろしくお願いします。  マイクもこうやって故障するように、人間の体もやはりいろいろと年齢によってがたがくる場合もございますので、ちょうど健康費でございますので、健康のこの区民健診とがん検診について、まずお聞かせをいただきたいと思いますが、江戸川区の誇るこの区民健診、いろいろと今、受診率向上に向けても、健康部の皆さんご努力をいただいていると思いますし、がん検診についてもいろいろとご努力をいただいておりますが、その中でやはりなかなか受診率が上がっていないという現状があると思いますけれども、今現状を健康部としては、どう捉えているかということが1点です。  それと、もう一点としては、来年度からはかかりつけ医のかかわりを深く持とうという意味もあると思いますが、個別に健診もスタートするというふうに聞いていますけれども、その辺のねらいと目標についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 今、言っていただいたとおりさまざまな健診、これは受診率を少しでも上げて、区民の健康を守るというスタンスには、これまでどおりでございます。今回、区民健診、今までは巡回型といいまして、区の施設を10会場ほど利用して20回巡回するものと、医師会の検査センターでの固定式という、二つのタイプで実施してまいりました。しかし、中にはそういった日にちの固定、場所の固定で受けにくい方もいるということもございまして、31年度につきましては医師会の協力のもと、個別医療機関での検診を試行的にやってみたいというふうに思っているところです。委員さんおっしゃるとおり、このことによってかかりつけ医の推奨、若い年代からのかかりつけ医の推奨ということも推進していくものと思っております。  また、あわせましてがん検診につきましても、さまざまな工夫のもと、検診の受診率を上げていくというのはこれまでどおりでございまして、来年度も民間事業所の一緒の取組みなども含めて、受診率向上に向けて取り組んでいきたいと思っているところです。 ◆福本光浩 委員 その中で、1点目のまず区民健診のほうですけれども、個別で健診が受けられるということは、今までタワーホール等々に行かなければならなかった方々が、比較的自由度が増すと思うんですけれども、これによるコストの面と、またその受診率の向上の視点というのは、どのようにお考えでしょうか。要するに、コストがどういう形になるかということと、受診率はこの個別化になることによって、どのぐらい効果があるかと、そういう視点です。 ◎塚田久恵 健康推進課長 コストにつきましては、検診につきましては、1件当たり幾らということで医師会にお願いしておりますので、そういった面ではこのやり方を取り入れることによって、新たに加わるコストというものはございません。  それから、今回31年度につきましては、2カ月ほど試行的に個別の機関で実施する予定でございますけれども、これによって今見込んでいるのが、プラス1,000件くらいの受診者数の増を見込んでいるところでございます。 ◆福本光浩 委員 そうなるとコストが変わらずに受診率の向上もできて、またそれぞれの方々がかかりつけ医が見つかるというのことは、こんなすばらしいことはないと思いますので、地域医療の充実の視点からも、この検診というものは、私たちも頑張りますけれども、PRに努めていただきたいということです。  2点目はがん検診のほうなんですけれども、ここには胃がんから始まって、口腔がんまで載っておりますが、特に口腔がんは最近いろいろとニュース等でも話題になっているところでございまして、平成27年から江戸川区は先駆的に、この口腔がんの取組みをしたということは、改めて評価をさせていただきたいと思いますが、やはりここの部分も受診率が低いという状況にあるんですけれども、この辺のことの対策というのは、区民健診のところでは、個別という話もありましたけれども、何か健康部としてのお考えはございますか。 ◎塚田久恵 健康推進課長 このがん検診につきましては、来年度、実は今年度中に特別区長会と第一生命とが包括連携協定というのを結んでおりまして、その中にこの健康づくり、健康増進の部分も含まれてございます。第一生命、区内加入者が7万件ほどございますので、その方々に区からがん検診のご案内、さまざまながん検診のご案内をお届けいただくということを今考えているところでございます。 ◆福本光浩 委員 これは施策のところにも書いてありましたけれども、区長会のほうで第一生命ということでは理解をさせていただきますが、生命保険会社はたくさんありますけれども、その辺で公がやる中での第一生命という視点は今後民間との提携というものは、始まりが第一生命でしょうけれども、どのようにお考えでしょうか。 ◎塚田久恵 健康推進課長 ほかの生命保険会社も検診を受けると割引になるような商品を打ち出しているところが多数ございますので、これからほかの生命保険会社を活用することも、ご一緒することも検討していきたいと思っております。 ◆福本光浩 委員 最後にします。  いずれにしても、区の誇る大事な重要な施策だと思いますので、PRには私たちも努めてまいりますが、やはりこの早期発見、早期治療という視点では区民健診もがん検診も大変重要な政策だと思いますので、引き続き、その民間活力を導入した来年度の取組みというものを期待をいたしますので、より一層の地域医療充実に向けての医師会、歯科医師会、医療5団体の皆さんとの連携を図りながらの、より一層の充実を求めて終わります。 ◆堀江創一 委員 よろしくお願いいたします。私もがん検診について何点かお聞きしたいと思います。  早期にがんを発見して、早期に治療に結びつけていくということは、何といっても定期的に検診を受けることが重要になってくるというふうに思っております。本区は、先ほどもありましたけれども、七つの検診、七つのがんの検診が胃がん、子宮がん、乳がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、そして今言った口腔がん、この七つのがん検診が無料ということで1年間を通じて検診できるというふうになっております。この取組みは、医師会、それから歯科医師会の皆さん、また行政、関係各部の皆さんによってできる検診でございますので、深く感謝をするとともに高く評価をさせていただいているところでございます。  そこで、ここでは以前から我が会派が同僚議員からも何度となく胃がん検診に特化しますが、内視鏡の導入について要望してまいりました。この点についてお聞きをしたいのですけれども、まず胃がん検診は30歳以上の区民であれば、どなたでも無料で検診ができると。私も年1回、検診受診させていただいておりますけれども、今、X線バリウム検査というのですか、受けさせていただいて、行きますと、やはりまず炭酸を飲んで、その後、先生からゆっくり数回に分けてバリウムを飲んでくださいという話になって、げっぷを出さないでくださいねと、こう言われて一生懸命我慢していく中で、検査台へ行って、何回となく右向いて、左を向いて、回転してください。あるときは逆さになったりという、そういう状況の中で、結構私どもも大変だなというふうに思うことがあるんですけれども、まあ結構つらいねという方も私の周りでは大勢います。  そこで、がん検診に関する厚労省が指針を出しています。2016年4月に改訂されて胃がんに関して、これまでのX線に加えて内視鏡が加わりましたということで、以前からお聞きしたときには、定例会等でお聞きしたときには、そこら辺の話をした中で、今さまざまな課題があるけれども、課題解決に向けて検討を始めているというご答弁があったかというふうに思いますけれども、その後の導入に向けての今の進捗をお聞かせいただければと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 胃がんの内視鏡検査のお尋ねかと思いますが、こちら医師会、それから医師会検査センターと協議を進めておりまして、平成31年度の後半には実施できるのではないかというふうな見込みが立ってきているところです。  幾つか課題があるという中では人員をどう、体制を確保するかですとか、機材の消毒の問題ですとか、それからきちんと検診をするだけではなくて、精度といいまして、どういった人が精密検査になって、その後どうなっていくかという、精度の管理も必要になってまいりますので、そういった課題を潰してきているところでございます。しかるべき時期には、補正予算を組ませていただきまして、内視鏡の胃がん検診を開始したいと考えてございます。 ◆堀江創一 委員 今おっしゃった31年後半、導入をというふうに伺いました。大変いい話であるなというふうに思っております。内視鏡は私たちも素人ですけれども、精密な微細なところまでドクターが見ていけるということで発見につながる確率が高いというふうにもお話を聞いておりますので、大変いい話だなと、実施に向けて、今お話を伺いました。ありがとうございます。これも医師会のご協力があって早期発見に向けて大事な検査方法ですので、今言った形で早期実現をしていただきました。大変ありがとうございます。  あと、私たちも内視鏡の導入とともに胃がんに関するピロリ菌の検査も以前から導入を目指して要望してきておりますので、この点に関しても要望という形でとどめておきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。  それから次、2点目ですけれども、先ほども出ました口腔がんについてです。今、本当に世の中が話題になっていますけれども、先日そのタレントの堀ちえみさんが自身のブログでステージ4という舌癌を公表されました。本当にそのブログだとか、さまざまの報道を見ていく中で、その発見に至る経過というものが、もうちょっと何とかならなかったのかなというふうに思いました。ここにブログの抜粋があるんですけれども、最初は昨年の夏ごろに舌の裏側に小さい口内炎ができました。治りが遅いので病院に行ったら、そのときは塗り薬、張り薬、ビタミン剤を処方してもらいました。しかし、11月になっても少しもよくならず悪くなる一方ということで、痛みも増して辛くなってかかりつけの歯科医院に行った。見てもらいましたけれども、何度かレーザーで焼いてもらったと、この方、リウマチを併病しているということで、その薬を飲んでいるということで主治医なんかも、そういうことが、後遺症なんですかね、副作用として起きるという判断で、そこでそのまま経過をしてしまったというところになっているみたいです。診察から翌年2月となって、今年です。それまで徐々に治るかと思っていましたが、全然よくならないと。年が明けても、よくなるどころか悪くなる一方で、しこりも増え続け、左側の舌に激痛が走った、寝てもいられなくなったと、そんなような経過があって、これは口内炎ではないということで改めて検査をしたら舌癌だったという、夏から年が明けるまでのこの長い期間でそういうことがあったということで、すごくこの経過を聞いていると残念だなというふうに思いました。  そこで、本区のがん検診、先ほども平成27年からでしたか、スタートしましたけれども、その取組みというか、現状、実績などもお聞かせいただければと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 おっしゃっていただいたように口腔がん検診、平成27年度より開始してございますけれども、これは40歳以上の方、2年に一度受けられるがん検診でございます。  実績でございますけれども、平成29年は1,865件、1カ月平均しますと155件ほどでございます。先ほどご案内いただきました、タレントの方のがんの公表のあとは8日間で349件の申し込みということで、非常に大きな反響をいただいているところでございます。おっしゃっていただきましたように、やはりがんを見つけるには、それなりのスキルが必要でございますけれども、歯科医師会の先生方は口腔がん検診の専門の先生につきまして、非常に熱心に勉強をしてくださっていまして、その精度は担保されているものと思っております。 ◆堀江創一 委員 まさに今おっしゃっていただきましたけれども、本当に歯科医師会の皆さん、特に口腔がんですから、ご協力で今言った27年から無料になりました。  また、口腔がん検診、それから講演会、来週10日にも葛西区民館で行われます。私も集団検診、何度かお邪魔させていただいて、口の中を見ていただきました。本当に座って口を開けて、何人かの先生が口の中を見て、触って、本当に数十秒です。数十秒で、はい終わりましたと、大丈夫ですよと一言かけていただきます。それを聞いた瞬間、やはりほっとするというか、安心するなというふうに思いました。何度となく行くと、先生とも親しくなったり、さまざまなこともそこでお話ができたりとか、本当に大事な集団検診だなというふうに私は思っております。先ほども課長のほうからお話しいただきましたけれども、この先生方の高い技術力というか、そういうものはちょっと今、先を触れていただきましたけれども、日々どのような形で検査をされたりしていらっしゃるのかなということ、すごく大事だなというふうに思いますけれども、先ほど触れていただきましたけれども、もう少し専門的なことですので、どこまでというのはあると思いますけれども、わかる範囲で、もう少し先生たちの日々のご努力といいますか、研修、そこら辺を教えていただければと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 これは私が伺うところによりますと、そういった口腔の大学の先生をお呼びして、口腔科の専門の先生からがん検診のやり方といいますか、実施の仕方、それからきちんと触診といいますか、触れて発見するというところもございますので、そういった手記についてもかなり研修の機会を重ねて、実施も含めて技術の獲得に努めているというふうに伺っております。 ◆堀江創一 委員 本当にこれ大事な部分だなというふうに思います。先ほども、さっきのブログの経過じゃありませんけれども、歯科医師にも行っているという現実がやはりそこにはあって、たらればではいけないのかもしれませんけれども、このタレントさんが江戸川区民だったらと、ふと、この先生たちの高い技術力を見たり聞いたりする中で、すごくこれは大事な部分だなというふうに思いました。いずれにしても、このタレントさんは手術も済んだということで前向きなコメントも出していますし、ぜひとも全快を目指して頑張っていただければなというふうに思っております。  最後になりますが、今言ったがん検診については、当然早期、がん全体ですけれども、早期発見、早期治療というのが一番やはり大事になってくるというふうに思っております。そのためには、何といっても先ほども出ましたけれども、受診率向上というのが最大に重要だなというふうに私たちも思っております。当然、医師会、歯科医師会含めて行政の皆さんも大変今までも努力を重ねてきたことも、私たち存じていますけれども、そこはやはり改めて受診率向上ということで先ほども民間との協力というのもございましたけれども、改めてもう一度、がん検診の受診率向上を目指しての、一言お聞かせいただければなと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 がん検診の受診率向上、特に若い世代の方の受診率向上が鍵になっていくかなというふうに思っております。今年度始めましたPTAを対象にしました健康ポイント事業、こちらも若い世代の方の受診率向上を狙ったということもございます。さまざまな場面、手段を使いまして、このがん検診の受診率向上に努めていきたいと思いますが、何よりも、我々が使っています、「元気なときこそがん検診」。これに尽きると思いますので、周知啓発を徹底してやっていきたいと思います。 ◆堀江創一 委員 「元気なうちにがん検診」、これは合言葉ですよね。これは非常に重要なことだというふうに思いますし、いずれにしても、この無料検診、区民の健康にとって非常に重要な資する取組みだというふうに思いますので、継続して周知を含めてご努力を要望したいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆金井茂 委員 ここでは、受動喫煙防止対策と禁煙治療助成ということでお伺いしたいんですけれども、まず、この受動喫煙防止対策、この取組みについて、どういったことがされるのかなということをお聞かせいただければと思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 受動喫煙防止対策につきましては、大きく三つ、今考えているところでございます。  一つは、相談窓口を設けますので、コールセンター、さまざまな区民の方、それから事業者の方が、この条例が施行された後、どういったことが起きるのかということを相談に乗る窓口でございます。  それから、もう一つが、相談会。これは説明会です。説明会の開催を考えてございます。これは、事業団体ごとも考えてございますし、区民の方どなたでも参加いただけるような形も考えてございます。20回くらいできればいいかなというふうに想定しているところでございます。  それから、3点目がアドバイザーの派遣でございます。実際に喫煙専用室をつくりたい、だけど、どういったものがどこにできるだろうかということになりますと、現地での相談というものが必要になってまいりますので、アドバイザーの派遣を考えてございます。  それとは別に禁煙の取組みというところでは、禁煙治療費の助成ということで、こちらも31年度から新たに開始していきたいと思っています。 ◆金井茂 委員 この受動喫煙防止対策ということで、オリパラに向けて段階的にというふうなことなんでしょうけれども、なかなか内容を見ると細かくてというか、非常にわかりづらい部分もあるかと思うので、またそういった取組みの中でしっかりと周知をしていっていただきたいなというふうに思います。そうした中で、たばこの健康被害なんていうことも改めて皆さんにお伝えすることで、この禁煙の治療助成の取組みにつながっていくのかなというふうに思うんですけれども、一つちょっとお聞きしたいのですが、例えば、これはもちろん周知をしっかりしてもらうということなんでしょうけれども、知らずに禁煙治療したりとかという中で、あとでこの制度を知ってといったときに制度が利用できるのかどうかという、その辺については、どういうふうなお考えがあるのでしょうか。 ◎塚田久恵 健康推進課長 今考えてございますのが、この禁煙治療費の助成につきましては、まず、登録をしていただくということを考えてございます。やはりこれは、禁煙に向かう強い意志を持って当たっていただくという意味で、しっかり登録をして禁煙治療に臨むんだということで、後からということではなくて、ぜひこの登録、エントリーをしていただいて禁煙治療に取り組んでいただき、完遂したときに治療費の一部補助というふうに考えております。 ◆金井茂 委員 ぜひそのためにも、そういった後から知るということがないような形でしっかりと周知をしていただきたいと思います。  既に他区でもこういった取組みをされているところがあるのかなというふうに思うんですけれども、私の知人でも、荒川区のほうでこの制度を利用してという話を聞いたことがあるのですが、この制度自体、こういう助成制度があるというふうに聞くと、友達も特にたばこをやめるつもりはなかったけれども、助成制度を知って、ちょっとゲーム感覚じゃないですけれども、のりで治療をしてみたというような流れで、その後、一切吸っていないということで、ある意味、そういった形で周知されていれば、そういった軽い気持ちでやめてみようというような人たちも出てくるかと思うので、それが結局健康につながるとかということもあると思うので、ぜひ今後しっかりと周知をしていただいて、取り組んでいただければと思います。 ◆田中淳子 委員 私も受動喫煙防止に向けて、今回質問もさせていただいたので、また重ねてですけれども、違う角度でお聞きしたいと思います。  今、金井委員のお話で具体的にいろいろ事業所向け、また一般の人の禁煙の治療に向けてというのはよくわかりました。  一番大事なのは、やはりニコチンの中毒になっている方がやはりやめられないんだというふうに思うんですけれども、そう考えると治療というのが一番の第一歩かなというふうに考えるところでございます。  この間、28日に2020年東京五輪のパラリンピック大会組織委員会が競技会場の敷地内を全面禁煙にするという発表をして、また加熱式も不可だということで発表になったようです。2018年にあった冬季もやはりそういうことが行われたんだけれども、問題としては会場を出たところでポイ捨てがあったりとか、そういう問題が起きていたという報道も聞いているところなんですけれども、やはり多くの方が、その治療を受けるという禁煙に向けて進むということが受動喫煙に向けての第一歩かなというふうに考えております。そうした中で、まずは職員の方々がしっかりと禁煙していただきたいという角度でお聞きしますけれども、この禁煙の助成、これは一般区民向けだというふうに思いますけれども、現時点、職員の皆さんに対してはどのようなことか確認できれば教えていただきたいというふうに思います。 ◎塚田久恵 健康推進課長 職員でも区民であればエントリーしていただけるかなとは思っておりますけれども、職員課にも保健師がおります。そこでたばこの害、禁煙の促し、相談などは今後も引き続き乗っていてくものと思っております。 ◆田中淳子 委員 大変期待しておりますし、職員の皆さんの方の中には多く禁煙されたという方もたくさんいらっしゃるんじゃないかなというふうに思いますので、まず第一歩として頑張っていただきたい。  また、さっきちょっと申し上げましたけれども、やはりポイ捨てがあってはいけないというふうに思うんです。そう考えると、区民のお一人おひとりにその辺の周知というものもしっかりとしていただく中で、禁煙外来というのか、それの推進、その辺は、またどのように具体的に考えてらっしゃるのか、今考えてらっしゃることがあればお示しいただきたいかなというふうに思っています。 ◎塚田久恵 健康推進課長 直接、ポイ捨てや歩きたばこ等を禁煙治療と直結するかというと、なかなか難しい部分もございますけれども、このたばこにまつわる、さまざまな課題につきましては、例えば歩きたばこやポイ捨てということであれば環境部と、それから禁煙治療の促しということであれば、実際に対人保健サービスを担っている健康サービスと連携したり、そういったさまざまな部署、課と連携しながら、このたばこにまつわる課題については、取り組んでいきたいと思っております。 ◆田中淳子 委員 先般の質問のときにも、部長が最後、受動喫煙のない社会を目指したいというふうにお述べになったかというふうに思うんですけれども、その一歩が今回の新しい施策にもつながっていくのかなというふうに考えますので、これで終わろうと思いましたけれども、ごめんなさい、決意を言ってください。 ◎森淳子 健康部長 今お話しいただきまして、これをオリンピックということがあって、国の法律等、また条例等も動いておりますけれども、これを機に区民の方も禁煙に向けて、そして受動喫煙防止に向けて、その機運を区のほうで副区長全体で協議会の中の会議もございますけれども、そこを中心に区全体で取り組んでまいりたいと思います。 ◆中津川将照 委員 我が会派でも今ある条例、本区でも江戸川区の歩行喫煙及びポイ捨て等に関する条例というものを平成24年の1月1日に施行されまして、会派としても、そこに条例改正という形で罰則化を盛り込むということで今提案をしているところでございます。  そして国のほうでは、改正健康増進法ということで受動喫煙防止対策を強化すると。そして、東京都のほうでも受動喫煙防止条例というものが成立をしました。そして、2020年の4月に向けて、全面施行を行うということで今いろいろな体制が整備されているところであると思いますけれども、2018年、2019年には、もう既に一部その条例というものが施行されているというふうに東京都のほうでは示されておりますけれども、本区としては2018年、そして2019年、その一部施行の中で行われたこと、そして、これから行われるようなこと、どういった条例で何をしていくのかということをお聞かせください。 ◎塚田久恵 健康推進課長 お尋ねの件でございますけれども、もちろん啓発のほう、条例についての啓発は、これからさまざまな周知の方法を検討しまして、広く区民の方にお伝えしていかなければならないところだと思っております。  また、一部施行というところでは、2019年の7月1日に一部施行ということで行政機関、それから学校や保育園、それから病院など、こういったところが敷地内禁煙ということが始まっていきますので、そういったことに各事業所が遺漏なく対応できるように相談事業や、先ほど申しましたような、アドバイザー派遣ですとか、そういったことを丁寧にやっていきたいと思っております。 ◆中津川将照 委員 基本的に多く人が集まる場所というところで、こういった受動喫煙の対策というものを施さなければいけないということだと思います。これから2020年4月の全面施行に向けて、これから飲食店、あるいは事業所、各方面でさまざまな対策をとっていかなければいけない、その中で先行して、学校であるとか、病院、そして行政機関の中で先行して、この禁煙に向けて、既に対策をしていくということなんですけれども、その前にやはり、これから事業所、あるいは飲食店というところでは、喫煙所スペースを、喫煙ブースというんですか、そういうのも設置していかなければいけないところもあると思います。私もこれがどれくらいの費用がかかるのか、室内と屋外ではそれぞれ設置するのに簡易型であるのか、工事をしなければいけないのかとか、いろいろあるんですけれども、このブース設置に向けて、これから区内の事業者、そして飲食店、さまざまな方々がどのくらい費用がかかるのかという問い合わせ等もこれからかかってくると思いますけれども、今概算でこういうことというのはわかったりするんですか。 ◎塚田久恵 健康推進課長 そういった専用室の設置に向けての工事費用というのは具体的には把握してございませんけれども、そういった相談に乗れるための相談窓口であったり、アドバイザー派遣かなというふうに思ってございます。 ◆中津川将照 委員 ぜひ、そこら辺の問い合わせ等には、受け答えができるような体制というものもつくっていただきたいと思います。本当に2019年はラグビーワールドカップの年でありますし、2020年は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、その受動喫煙という規制、少しずつではあると思いますけれども、厳しくなっているというふうに思っております。世界の基準からすれば、まだまだあまいというような規制なのかもしれないですけれども、こういった都の条例というものを知ったときに、都内、とりわけこの本区でさまざまな方々が喫煙者に向けてはどのようにたばこを吸っていかなければいけないのか、そういった問い合わせ等はこれから多くあると思いますけれども、そこでちゃんと明確に答えを持って対応できるような体制というものを施していただいて、ただ単に条例がある、そこだけが先走ってあるようなものにはならないように対策というものをしていただきたいと要望して終わります。 ◆須賀清次 委員 たばこのことについては、私が発言しないとまずいでしょう。70年間たばこを吸ったことがないんです。じゃあ、なぜなんだろうということを考えていただいて、じゃあ、吸う方が運動しながら吸っている人もいるのですから、結局、その辺を考えて、部長、なぜたばこを吸うんですか。 ◎森淳子 健康部長 私も自分は吸ったことがありませんので、ちょっとわかりませんけれども、ただ、私が健康部に来てから聞きますと、やめられない方というのは、アルコールとかと同じような依存症というふうに聞いております。やはり治療してやめていくのが皆さんの健康寿命のためにも健康のためにも一番いいことだというふうに思っております。 ◆須賀清次 委員 先ほども歩きたばことポイ捨ての、要するに話をちょっとさせてもらったんですけれども、やはり20年駅頭で挨拶運動をやっていて、ここのところ、言っても聞かないです。今までは、知らなかった、ごめんなさいという人たちが多かったんだけれども、ここまで来ると、その人たちは知らん顔です。やはりこういうことが続いているということは、やはり俗に言う罰金制度もいずれ考えて、少しでも減らすことを考えていかなければならないのかなと。区長さんができるだけそういうことはさせないで、自分たちの自覚でやろうとやってきたことですから、ぜひもうしばらく頑張っていただいて、それでものときには、そういうことも考える必要があるのかなという意見だけ添えておきます。 ◆野﨑信 委員 私のほうからは、一般質問でもさせてもらった、予防接種の件です。今はやっている……、ここは違う、ごめんなさい。後でします。 ○須賀精二 委員長 次に、第2目地域保健費。  次に、第3目健康サービス費。 ◆田中淳子 委員 ここでは、妊婦さんの出産から子育ての切れ目のない支援という角度で、さまざまな今回も拡充事業がございますので、具体的に幾つかお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  まず、妊婦の歯科個別の健診が導入されるということですけれども、もう少し具体的にお聞かせいただきたいと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 よろしくお願いいたします。  妊婦の歯科健診についてでございますが、歯科医院における個別健診を実施いたします。受診日に住民登録がある方に妊婦健診受診票というものをお渡しいたします。こちらは妊娠届け出時にお渡ししております母子保健バッグに同封させていただきます。  受診方法でございますが、区内の指定の歯科医療機関に電話予約をいたしまして受診をしていただきます。受診券がお手元にない場合でも直接指定の歯科医療機関にお電話いただければ受診可能となってございます。 ◆田中淳子 委員 やはり妊婦さんの歯科健診というのは、非常に重要だなというふうに、口腔ケアというお話、さっき口腔がんのお話がありましたけれども、口腔ケアの大切さを考えますと、なかなか今まではハローベビー教室等で団体受診というのでしょうか、がありましたけれども、行かれない妊婦さんもたくさんいらした状況を考えますと、この拡充は非常に期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  また、次に新生児の聴覚検査につきまして、これは今までも多くの新しく生まれたお子さんは受けているかと思うんですけれども、これに対して助成をするということだと思いますが、この辺の流れもお聞かせいただきたいと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 新生児視聴覚検査でございますが、こちらも先ほどと同様に、母子保健バッグの中に受診券を同封をさせていただきます。こちらの受診券を出産時に医療機関に提出をしていただき検査をしていただきます。これまでも、委員さんおっしゃるように検査は実施していたものですが、ここで新たに、またもう一度確認をしていただくということでございます。こちらのほうは、対象が平成31年4月1日以降のお生まれの赤ちゃんになります。受診券の有効期間は出生から50日となっております。検査費用の助成ですが、今現在1件3,000円ということで考えております。この受診票は都内相互乗り入れとなりますが、里帰り等で受診票が利用できない医療機関で検査をされた場合には、出生日から1年間の間、申請をいただければ償還払いが可能となっております。検査可能な医療機関につきましては、東京都のホームページに今後掲載予定でございます。また、3月1日、区の広報にもお知らせを掲載をさせていただいております。 ◆田中淳子 委員 詳しくありがとうございました。  里帰りしている方も償還できるということで、多くの皆さんがほとんど全員が、これ該当されるんじゃないかなというふうに思って安心しました。  今は妊娠から生まれたところまでの話をしたので、母子手帳という角度でまたお聞きしたい点がございまして、今度、広報課と連携してなのでしょうか。電子の母子手帳アプリ、それが配信されるというふうに伺っておりますが、少しだけ詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 電子母子手帳に関しましては、現在使用している母子手帳にかわるものではございません。あくまでも保管をする。例えばご自身のお子さんの健診の記録の保管ですとか、あとは予防接種のスケジュールの管理などが、ご自身ができるようになるというものでございますので、今、広報課のほうとご相談させていただきながら、準備を進めているところでございます。 ◆田中淳子 委員 4月1日からということでよろしいのでしょうか。その発信時期ですね。
    ◎小泉京子 健康サービス課長 時期につきましては、今、広報課と相談中でございますので、またご案内をさせていただきたいと思っております。 ◆田中淳子 委員 よろしくお願いいたします。  今のお母さんたち、非常にアプリとかに長けていて、そこから例えば、予防接種とかいろいろなところが、そろそろ時期が来て受けなきゃいけないんだなということがわかることがとっても大事ですし、また孤立をしないで相談ごともいろいろ入手することもできるのかなというふうに思っておりますので、広報課とよく連携をとっていただいて、電子アプリのほうは進めていただきたいというふうに思います。  そして、今度産後ケアについて、またこれも拡充されるというふうに。通所は今までまつしまさんでやっていたと思うんですけれども、ごめんなさい、入院ですか。いよいよ、また新たに拡充されるというところですので、確認のために教えてください。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今、産後ケア事業ですが、宿泊型はまつしま病院でやっていただいております。  今回、通所型が今まで臨海病院で実施しておりましたけれども、こちらのほう、まつしま病院のご協力を得まして追加となるので2カ所になる予定でございます。ご利用いただいた方から、休養できてよかったですとか、気持ちが楽になったなどの好評なお話をいただいておりますが、臨海病院が南のほうに位置しておりますので、少し遠いですとか、もう少し近くにあったら利用しやすいというお声もございました。今回、区の中心部に位置しますまつしま病院さんのご協力が可能になりましたので、より多くの方のご希望に添うことができて支援につながるものと考えております。 ◆田中淳子 委員 先ほど、私ちょっと間違えて言ったのかもしれない、ごめんなさい。  両方とも通所が今度まつしまさんと臨海のほうでできるということですね。特にまた小岩のほうもというご意見もありますので、それはまた次の段階にこの実績を踏まえた中で広げていただければなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  最後にちょっともう一つお聞きしたいのが、風疹の検診に関してです。ここでお聞きしていいかと思いますので、やはり大事なお子さんの命をまた育んでいくためにも、今回、今まで5年間でしょうか、江戸川区が実施をしてきた風疹に対する母子または周りの人たちに対する実施状況を、その辺、確認させてください。 ◎小泉京子 健康サービス課長 現在、実施しております対策は特別対策といたしまして、先天性風疹症候群の予防を目的としてございます。今、11月の段階で検査を拡大させていただきまして、それまでの件数よりプラス300件ぐらい増えながら推移をしておりまして、現時点で昨年度より、393件あったものが3,000件を超えているというところで必要な方に受けていただいている事業でございます。こちらにつきましては、今後とも医師会のほうのご協力を得ながら継続予定として考えてございます。 ◆田中淳子 委員 今の風疹の問題ですけれども、国のほうで、この間、閣議決定されたと思うんですが、39歳から56歳の男性というふうに伺っておりますけれども、その国の動向と、また今後区の実施の状況とどうなっていくのか、確認のためにお知らせいただきたいと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今回、国が追加対策として示しておりましたのは、第5期風疹定期予防接種というふうになる予定でございます。こちらは、委員さんおっしゃるように、これまで接種の機会が与えられなかった、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性の方を中心に実施をさせていただきます。こちらの方が39歳から56歳という年齢に該当する方でございます。こちらの対策の目的ですが、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを見据えまして、人の往来が活発化し、当該期間中に感染拡大をすることを予防するための対策でございます。こちらは、平成34年3月31日までの時限の措置となってございます。区のほうといたしましては、現在展開しております任意接種のほう、特別対策のほうですね、そちらとあわせて進めてまいります。 ◆田中淳子 委員 本当に最後にします。終わらせようと思ったんですけれども、もう一度確認したいことが一つあって、それは今回の国の措置というのは、抗体検査も全額無料で、また予防接種も全額無料で行うというふうにお伺いしておりますけれども、今、本区でやっている状況は助成制度だと思いますが、その辺、私はできれば、やはりこれ以降、4月以降も国の動向と一緒の体制で進めていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 こちらの、委員さんおっしゃったように、制度が助成があるものとないものということで、区民の方や医療機関の方が混乱しないようにということで、現在、調整を進めてございます。 ◆福本光浩 委員 妊婦歯科健診のことが出ていましたので、そこで関連してお伺いをさせていただきますが、昨年もこの議論があった中で検討していきますというお答えでした。23区中の資料もいただいたら、30年度では23区中20区が実施をしておりました。その中で31年度からは江戸川区も個別健診に踏み切ったわけでございますが、この踏み切った理由と成果というのはどういうふうに考えているか、お聞かせ願いたいと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 かかりつけの歯科医を妊婦さんの時期から持つということは、今後のお子さんの歯科予防にも大きく寄与するものと考えております。やはり今回、就労の妊婦さんも多い状況の中で大きく健診の機会のほうを拡大をさせていただいて、まず妊娠中にご自身の健康にすごく関心を持っていただける時期かと思いますので、そのように考えまして、今回この事業のほうを展開することといたしました。 ◆福本光浩 委員 その中で、先ほどの区民健診の中でも出ていました、そのかかりつけ医ということでございますが、今回この妊婦さんから歯の健康に関して、かかりつけ医という意味もあると思うんですけれども、過去3年間の受診者数、要するに受診率を見ると大体16から19、特に2年間は19.6、19.7と約2割の方というふうに認識をしておりますが、この個別になることによっての受診率、要するに機会が増えるわけですけれども、その辺は担当課としてはどのように見込んでおりますでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 現在30%から40%の受診率というふうに考えまして予算のほうを組ませていただいております。 ◆福本光浩 委員 やはりそういう形で受診率が上がるということはすばらしいことだと思いますので、引き続きのご努力をお願いしたいと思います。  予算についてなんですけれども、先ほど、区民健診に関してはかかりつけ医にかわっても、余り大きく変わることはないというお話だったんですけれども、いただいた中では約400万の予算から約1,500万強になるという形で、ここは大幅に増になるというふうに考えておりますけれども、この辺はどういうことでの1,000万増というお考えでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 主に先ほどご説明をさせていただきました区内の歯科医療機関の先生方にお願いをして健診をしていただく分でございますので、そのお願いの分と、あとは健康サポートセンターで引き続き歯科予防についてのお話をハローベビー教室等で継続していくための費用が入っておりますので、この金額となってございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。予算は増えるとしても、かかりつけ医ができることによって、また受診率が上がることによって、これから妊婦の方々がお子さんを出産して、その子どもたちの歯の健康にもつながることにもなると思いますので、予算以上の成果が私たちとしては出ると考えておりますので、この妊婦歯科健診についての個別化は高く評価をして、また来年度以降の成果も期待したいと、そういうことを申し述べて終わりたいと思います。 ◆伊藤ひとみ 委員 ハローベビー教室について伺います。ハローベビー教室は、妊娠、出産についての知識や心構え、出産準備や赤ちゃんのお世話などについて学ぶ場です。男性の参加も増え、子育てに参加することが当たり前となってきたということだと思いますが、社会がよい方向に変わってきたという感じをしています。土曜クラスは1日、平日クラスは2日間でと、学ぶ回数を減らして2年が経ちましたが、出産についての知識や心構え、赤ちゃんのお世話などについて学ぶという目標は達成できているのでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今回、回数を減らして、土曜のハローベビー教室の分を増やさせていただきました。こちらもご両親で参加される方が多くございます。目的のほうは達成していっているというふうに考えております。 ◆伊藤ひとみ 委員 すみません。その目標のところを少し詳しく伺いたいのですが。 ◎小泉京子 健康サービス課長 目標のところは、今ご両親で育児参加というところで、基本的には育児の仕方ですとか、赤ちゃんのお世話ですとか、そういうところを実際に学んでいただくということと、あとは親になる心構えの部分も入れさせていただいておりますので、そういうふうに一緒に子育てをする、子育ての環境を整えるというようなことで、継続をして2回を平日ではやってございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 それでは、申し込みなんですけれども、先着順とありますが、特に土曜日コースは人気となっているということを伺っています。受講できない方がいるのではないかと考えますが、漏れている人などの確認はできているのでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 受け付けのほうも好評をいただいておりますが、受け付けに間に合わない方につきましては、一定程度確認をさせていただいて、キャンセル等の対応もさせていただいておりますので、今ご希望の方は受けられているという状況でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 わかりました。  最近は妊婦だけではなく、父親の子育て参加が言われるようになったということで、このことは大変歓迎すべきだと思っていますが、ともすれば核家族の子育てが助長されてしまうことにもなります。夫婦での参加する場合は、父親同士、母親同士でつなぐことも必要かと考えます。子どもを授かったことをきっかけとして、喜びや悩みを共有できる仲間をつくることは何かあったときに抱え込まずに助け合う関係性にとつながります。地域に暮らす同年代同士のつながる機会を捉えていただき、積極的に取り組んでいただくようお願いいたします。  それから母子健康手帳の交付が遅れた人はリスクが高い人だと思いますが、そういう人こそハローベビー教室への参加が必要だと思います。出産に近く、リスクの高い人にはどのようにされているのでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 出産が近い方に関しましては、遅くなっても母子健康手帳の交付をした妊娠届け出時の面接をした方については、状況によりまして、ハローベビー教室のご案内も順次させていただいております。あとは、さまざまな事情でお届けが遅れた方、こちらにご相談があった方については、地区担当保健師のほうが丁寧に対応をさせて安全な出産、育児を迎えられるように支援をしていっている状況でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 フォローしていただいているということなので安心しました。  では、出産後についてですが、新生児訪問については、母子健康手帳についているはがきで希望した人に新生児訪問を行っています。それ以外は地域子育て見守り事業により訪問しますが、その場合は玄関先での対応となると聞いています。新生児訪問は、おむつを外したり、子どもの全体の様子を確認するため、その家の中の状況もわかります。こうしたことが大切だと思っています。赤ちゃんを育てる上の環境が整っているかどうかなども見ることができます。また、母親側にとっては、小さな不安を話すことのできるチャンスでもあります。やはり新生児訪問は専門的な知識を持ってアドバイスすることが望ましいと考えますが、希望者だけではなく全員に行ってはいかがでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 現在、見守り委員さんの訪問もさせていただいておりますが、そちらでご相談があった方ですとか、その場でも新生児訪問のご案内もさせていただいている場合がございます。ですので、見守り委員さんからご相談があった場合、もしくは、訪問させていただいた産婦さんがご希望される場合には新生児訪問のほうも活用、もしくは、場合によっては地区担当保健師が、その後のフォローもというもので訪問等の支援も行っているところでございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 新生児訪問は妊婦全数面接の次に専門家に出会える機会です。健診は受けたいと思う自発的な行為ですが、こちらから訪問し、家の中にも入り赤ちゃんを直接確認できる新生児訪問は、とても重要な機会だと考えます。地域子育て見守り事業とあわせて、ほぼ全数に行っているということですが、希望者だけではなく、全家庭に行うべきと改めて要望いたします。 ◆小俣則子 委員 私も今、伊藤委員が指摘しました、新生児訪問について、やはり専門家が訪ねてほしいと。はがきが届いた、届かないにかかわらず、全ての赤ちゃんとお母さんのところに専門家が訪問してほしいということは大前提でずっとこれまでも区に求めてきたところです。  一つなんですが、この予算で31年度若干こう、新生児訪問実施人数といいますか、予算が減っているんですが、それはどういうことなのかということです。 ◎小泉京子 健康サービス課長 平成31年度の予算は少し減額とさせていただいておりますが、こちらは今後の出生予測数が前年に比べて減少していることによっての減額でございます。 ◆小俣則子 委員 減額しないで、やはり全ての赤ちゃんにということで貫いていただきたいなと思います。それで、この新生児訪問だとか、それから地域見守り子育て事業での課題だとかということも求めたんですが、体制上の問題しか載っていないんですけれども、今、全国的に毎日のように虐待の問題で赤ちゃんが死亡するという、本当にせつない事件がたくさん出ているんですけれども、それについて、そういう赤ちゃんを育てているお母さんの実際の悩みというか、課題というか、江戸川区としてはどう捉えているんでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今、さまざまな訪問、見守り委員さんですとか、新生児訪問委員さんからお聞きするところは、やはり一人で子育てに悩んでいるという状況が見受けられることも確かにございます。ご家族が遠方であったり、なかなかご相談ができない、ただ、そういうところの状況にこちらが区として地域が見守る力というものを注ぐ中で、見守り委員さんのお力をいただきましたり、きめ細かく地区の担当の保健師が支援をさせていただくことで人と人とお母さま方、保護者の方、地域をつなぐことで、そのフォローをやっていきたいというふうに考えております。 ◆小俣則子 委員 引き続いて、新生児訪問は専門家の率を上げていくこととあわせまして、今のようなきめ細やかな新生児を抱える保護者へのお母さんへの支援を強めていただきたいと思います。  私、もう一点あるんですけれども、乳幼児による健康診査についてなんですがどうでしょうか。  次に、幼児の健康診査の中で、毎回私たちも要望しているのですが、5歳児の健康診査について要望したいと思います。5歳児の健康診査については、さまざまな発達障害で課題を持っているという点では、大人になって不登校だけじゃなくて、ひきこもりとかということの2次障害にもつながってしまう、その一歩手前で就学への不適応ということを防ぐためにも、5歳児健診が必要ではないかということがずっと実施されている、もちろん自治体や、厚生労働省もそのことを指摘しているんですけれども、厚生労働省が示している、その5歳児健診、また平成18年なんですが、東京都の医師会が示しています5歳児健康診査事業について、どのように捉えていらっしゃるでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 5歳児健診につきましては、さまざまなお考えがあると思いますが、限られた健診の場よりも、これまで区が行ってまいりました集団生活の中で気づいて、それを支援につなげるという取組みが、より実効性があると考えて実施をしておるところでございます。 ◆小俣則子 委員 集団というか、幼稚園、保育園でかかわっている子どもたちの問題ということで、いただいた資料で公明党さんの資料なんですけれども、151ページ、そこには413人ですか、これは平成30年12月現在、それからもう一つは、148ページの資料で発達障害支援センターへの子どもだとか、さまざまな子どもたちの相談があるんですけれども、この中で5歳児というのがどの程度ピックアップされているのか、問題点として上がっているのかということについて教えてください。 ◎小泉京子 健康サービス課長 こちらの148ページの資料でございますが、こちらのほうの健康サポートセンター子ども発達相談というものの中で、相談件数が92人となってございます。少し年齢等で幅が、調べる年月日で年齢がかわってしまうものもございますので、この中で5歳以上ということは、約30人程度の方が含まれているということでございます。 ◆小俣則子 委員 発達障害をいろいろな、さまざまな課題を持つという子どもたちが平均して4%から6%という点では30人程度では余りにも、ある意味では少な過ぎるのではないかと思います。あといろいろな保育園だとかということであわせたとしても、実際にはどのぐらいの5歳児、約6,000人近い子どもがいると思うんですが、どのぐらいの子どもたちをやはり把握してスムーズに就学につなげていけるかという問題が、とても健康診査の中では大事だと思うんですが、その辺については全体的な江戸川区の5歳児という点ではどうなんでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 江戸川区の全体の数としては把握はしてございません。わかりませんので、申しわけございません。 ◎森淳子 健康部長 小俣議員のおっしゃることは、5歳の子どもたちをどういうふうに把握しているのかということだと思います。  先ほど課長が申し上げましたとおり、江戸川区は大変丁寧に保育園や幼稚園、ほとんどの子どもたちはそちら行っておりますので、5歳の子どもたちは行っておりますので、そこで健診もありますし、そしてそこの先生たちが日々見ております。それで、心配な子どもにつきましては、巡回発達相談という形で十分対応しているというふうに思います。場合によっては発達障害相談センターや健康部とも連携を進めながら把握しているので、その人数は今ちょっとわかりませんけれども、十分対応しているというふうに思っております。 ◆小俣則子 委員 特別支援学級だとかそういう専門の人からの聞き取り調査の中では、小学校に就学するときにやはりわからなくて、実際に1学期を過ごしてみて初めてわかると。後から支援員をというのでは、本当に遅いと。平成27年から葛飾が実施しています。葛飾のほうも聞き取り調査をする中では、実際にはそういうやっているところは子ども家庭の支援課というところで、発達障害とかそういう障害という名前がつかないということは今までにもお話しさせていただいたと思うんですけれども、一部というのではなく全ての5歳になる子どもにアンケートを送って、それをしっかりチェックをして、必要な子どもにはさまざまな支援を行う。そして、3歳から就学前の間のこのブランクといいますか、あき過ぎている部分をフォローして、次の就学へ丁寧につなげているということを聞きました。そういう点では1学期から子どもが小学校上がったときから必要な子どもには支援員がしっかりとついているということも把握させていただいているところなんですが、江戸川区の場合はそこがすごくとてもやはりつながっていないということ感じるんです。ですから、5歳児は全部把握していますというけれども、現実にそういう問題があるということについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎森淳子 健康部長 ある健診ですと、ある基準に基づいてどうなのかということが数値的に見えるようになるということなんだと思います。ただ、発達障害等についてはそれぞれの個性がございます。その個性に基づいて、その子たちがこれから育っていくために必要なことを、個々一つずつ大切なことを相談していく体制をとっていくことが大切なんだというふうに思っております。 ◆小俣則子 委員 それが就学前の就学相談ではなくて、5歳のときにやることが意味があるということを私は指摘させていただいているんです。そのことは、例えば葛飾の資料を読みますと、幼児期の発育・発達は著しく、一人遊びから集団遊びへと変化していく中で、行動面・運動面・言語面の課題を早期に発見し、支援することが有効だということで、お子さんが抱えるさまざまな課題や困難さを保護者の方と幼稚園・保育園・医療機関と専門機関が一緒に確認をして、安心して生活を送れるように適切な支援を送っていくというふうに明記されています。それは、今、部長がお話ししたことと同じだと思うんです。ですから、学校上がる前の本当に数カ月前にやはり問題があるとわかるよりは、親が気がついて、もちろんいろいろなさまざまな支援体制を充実させるという点で、やはり5歳児健診が有効だというふうに思いますので、ぜひ、実施していただきたいということを申し上げて終わります。 ◆野﨑信 委員 先ほどは失礼しました。インフルエンザのほうは福祉予防事業のところにちょっとあったので、ちょっと失礼しました。  まず、風疹等新しい予防接種のところがあると思うんですけど、今回幾つかちょっと挙がっていると思うんですが、それがわかるようであればお願いしたいです。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今回、予防接種で新しく予算をつけさせていただいたところは、先ほど申し上げました第5期風疹の対策の部分でございます。それから、予算の中に入っておりますのは、高齢者の肺炎球菌の自己負担免除というところもございます。 ◆野﨑信 委員 まず、風疹の里帰りで助成をするというのはどのような手続で行われるのか、ちょっと教えていただけますか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 風疹の部分につきましては、第5期のほうにつきましては全国統一でございますので、償還払いというシステムではございません。里帰り等の予防接種につきましては、そちらは大人の方ではなくて、現在、定期予防接種で幼児、子どもの予防接種として行われているものにつきましての償還払いのお知らせを先日、広報に出させていただきました。こちらのほうに、4月1日から予防接種の打つという予約の表を出していただくように、お電話で申し込みをさせていただいて、予防接種を他区で受けますということのものを発行させていただきます。保護者の方に送らせていただきます。それを持って里帰り先で受けた予防接種費用につきましては、領収書等をお持ちになっていただいて償還払いをするというシステムでございます。依頼書というのをお申し込みをしていただいて、そちらを持ってその証明と領収書を持ってきた方について償還払いをするというシステムでございます。失礼いたしました。 ◆野﨑信 委員 一般質問で私、インフルエンザのほうで予防接種のほうのことを質問させていただきましたけども、今のお話だとすると、風疹のやつは申請をしてお返しするという制度だというふうに確認したと思います。インフルエンザが効果がないというか重症化を防ぐためだということはわかってはいるんですけど、多子家族、お子さんが多いところは、この間、質問のときに言ったのは、学級閉鎖が学校閉鎖になっちゃったと。ということは学年をまたがったりとか学校中に蔓延してしまったんだろうということで、どうなんだろうかということで、そこを防ぎたい。受験の時期や、卒業式や謝恩会やそういうふうなときに出席できない子どもたちの思い出がつくれないというか、大切な時期のときにそこができないというのはどうなんだろうかということ考えると、多子世帯のところは後から申請を出して予防接種できないかということで地域の方からお声がかかったので、そのところをちょっと質問したわけです。それはやはり効果的なものからいくとやはりちょっと疑問があるのでというお話はしました。ただ、できれば集団感染を防ぐためにはどうしたらいいかということになれば、今のその予防接種を多子家族のやつを戻すという発想も一つのだし、それからまとめて集団でやるというのも一つだし、それからあと、予防の中では学校の中に湿度の問題があるので、加湿器を学校の中、難しいというのはわかっているんですが、中学校、小学校でどういうふうにするか。民間で養護の方たちが管理をしていただいていることもあるので、カビの問題とかそういうふうな問題も含めて何か対策できないかなということで一般質問でさせてもらったんですが、その辺いかがでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 予防接種につきましては、必要な部分、どうしてもやはり重症化するようなもの、病気が蔓延するようなものについてから順番にさせていただいております。ほかの予防接種につきましては、前回お話もあったとおり、厚生労働省の研究班等で出ています実績等を鑑みながらということでお話をさせていただいたところでございます。 ◆野﨑信 委員 効果等その辺のところも十分わかります。ただ、現実に学級閉鎖や学校閉鎖が起きている以上はその対策はぜひしてほしいと思います。やはり学校の中にも感染していく頻度が大きくなるというのは、そこはやはり重きを置いてほしいなと思いますので。それとあとは、はしかのほうが、今、流行していますけども、その辺が今、表には出てきてないのかなと思うんですけど、この辺はどうでしょうか。 ◎西山裕之 保健予防課長 現在、マスコミ等でも東京都のほうで、はしかのほう発生しているということでございます。江戸川区に関しましても、最新で2月18から2月24の報告になりますけども、2例はしかのほう出てございます。  受理数です。江戸川保健所のほうで受理した患者さんの数ですけども、2例となってございます。 ◆野﨑信 委員 ぜひ、やはり感染が広がらないようにお願いしたいなと思いますので、意見等述べさせていただきます。 ○須賀精二 委員長 次に、第4目保健予防費。 ◆田中淳子 委員 先ほどの質疑の中で、ちょっと私お聞きしていて確認したかったのは、先ほど課長がお答えになった高齢者の肺炎球菌ワクチン、これはたしか生活保護受給者の方だけというふうに私は認識していたんですけど、その確認をさせてください。 ◎小泉京子 健康サービス課長 委員さんおっしゃるとおりで、高齢者肺炎球菌に関しましては、生活保護受給者の方の自己負担免除ということでございます。 ◆竹内進 委員 ここで、自殺防止の対策について数点お聞かせいただきたいと思います。3月は自殺対策強化月間ということで、3月1日付の広報にも掲載していただきましたし、私も昼間、先ほど見てきましたけど、区役所1階の多目的ホールというんですか、あそこでパネル展示をされていましたし、そのほかにも区としては総合相談会ですとか、あと、心の体温計でしたっけ、のさまざまな事業をやっていただいていることにつきましては高く評価をさせていただいております。その上で、本区が取り組んでいるさまざまなことにつきまして、ちょっと具体的に教えていただければと思います。 ◎菊池佳子 健康部副参事 江戸川区のほうでは行っている取組みといたしましては、今まさに、委員に言っていただいたとおり、普及啓発のイベントをまず今月は力を入れているところでございます。それ以外に、個別の支援といたしまして、総合相談会で個別の相談をするのと同時に、自殺未遂をしてしまった方に対しての未遂者支援というのも行っております。また、広く行っているものといたしましては、いつ何どき相談者が出てくるとは限りませんので、そういった方たちを早期に発見して見守って、お声をかけて、お話を聞いて、関係機関につなぐというゲートキーパーの研修なども力を入れているところでございます。あとは、若者の対策としましては、SOSの出し方教育というのを今年度は、小学校は学校の先生が行っているんですけれども、中学生に関しては私たち健康部のほうでSOSの出し方教育のほうをさせていただいております。 ◆竹内進 委員 今のSOSの出し方教育ですか。昨年のたしか2月28日でしたか。小岩一中でライフリンクの清水康之さんをお呼びして、私も同席させていただいたものですから鮮明に覚えているんですけども、本当に清水さん自身はもともとNHKの報道のディレクターされている方で、自分のいろいろな体験、中高時代の体験を踏まえて、子どもたちにわかりやすくご説明いただいたということは、非常に私も今、1年前でしたけども、鮮明に覚えています。そんなことで、今後、実際的に本区の特徴として、それは日本全体の特徴だと思うんですけども、若者の自殺の数がやはり減らないといいますか、国全体ではたしか3万人いたのが、どんどん減ってきて、今、3万人を割るような状況の中で、江戸川区でもこの間資料いただきましたけども、どんどん減ってきていることは事実だと思うんですね。ところが、なかなか若者の自殺がやはり減らないといいますか、15歳から39歳でしたか、第1位の死因が自殺だということで、これはやはり若者の対策ということをしっかりやっていかないといけないなというのが、私ども非常に危惧しているところでございまして、その中でも区はいち早く各小中学校の皆さん方にしっかり今言っていただいたようなSOSの出し方教育ということをやっていただいて、本当に高く評価をいたします。それで、今度は実際的にその取組みの仕方なんですけども、今取り組んでいられるこの若干お話しいただきましたけど、そのほかに何か考えていることはございますか。 ◎菊池佳子 健康部副参事 SOSの出し方教育以外の取組みというところで、SOSの出し方教育はもちろんなんですけれども、若者ももちろんなんですけど、今、委員がおっしゃったように20代・30代の死因も第1位が自殺となっております。そういった働く世代とのマッチングというか、そこへの働きかけというものは今後取り組んでいかなければいけない最大の課題だと思っておりまして、労基署との取組みというのも行っていきたいと思っております。あとは、東京都のほうでSNSを活用した相談窓口を開設しておりまして、今年度に至っては9月から3月という実施なんですが、来年度は1年を通じてやるという予定をお聞きしております。そういった広域でのSNSの相談と連携してそこから本区へつないでいただいた方を漏れなくサポートしていくというのが区の役割と思っております。 ◆竹内進 委員 今のご答弁いただきましたけれども、今日、これ下でチラシもらってきましたけども、これ東京都の取組みですけども、LINE相談を実施していますと。一人で悩まないで、あなたの声を聞かせてくださいという、若い世代というのはSNSだとかLINEだとかさまざまなこういったものを使った対策というのは非常に大事な観点だと思いますので、ですから今後は区としましても、これは東京都でやっていることですけども、今、ご答弁いただいたようにしっかりリンクしながら、連携をとりながらしっかり取り組んでいただきたいなと思うんです。  やはりその自殺防止対策というのは、当然その皆さん方の保健機関ですとか医療機関ですとか、当然、福祉分野も入るし教育分野も入る。総合的な取組みをしていただいて、とにかく一人でもそういう悲惨な自殺を減らすということをしっかり取り組んでいただきたいなと思っています。その中で特に若者の対策については、今、ご答弁いただいたようなLINEですとかSNSを使ったものをしっかり取り入れながら、とにかく若い方のこういう自殺者の数を減らすということを第一に掲げていただきながら取り組んでいただきたいことを要望して終わります。 ◆神尾昭央 委員 ここでは、骨髄等移植ドナー支援事業助成金についてお伺いをいたします。この助成金は移植の際の検査や実際の骨髄採取などの際に、仕事を休んでも助成金が出ると。個人に対してと、あと事業所、職場に対してと両方出ていた制度であったかなというふうに記憶をしておりますが、できたばかりの制度ということもありますので、まずこの間の利用状況がどんな状況であるか、それを教えてください。 ◎西山裕之 保健予防課長 この制度は平成29年度から始まったものでございます。実績といたしましては、平成29年度に関しましてはドナー7件、事業者さんが2件となってございます。  また、2年目、今年度になりますけれども、平成30年度に関しましてはドナーが8件、事業所1件となってございます。 ◆神尾昭央 委員 この件数というのは、当初の想定としてはどうなんでしょう。多いほうなのか、少ないほうなのか。見解を伺いたいと思います。 ◎西山裕之 保健予防課長 この数に関しましては、先行した他区の状況も踏まえますと、想定より1、2件多い程度の、少し多いように考えてございます。 ◆神尾昭央 委員 積極的に使っていただけているのかなというふうな印象を受けました。  この制度については以前、私も本会議で質問をしたこともありましたし、あと、先日、池江璃花子さんが白血病であることを公表したことを契機に、骨髄バンクのドナー登録者も非常に増えているというような状況もあります。当然、登録者が増えればこの制度の利用者も増えていくということも考えられるわけですけれども、今後、区としてこの制度をどういうふうな見通しで考えているか、今後の展望などがあれば教えていただきたいと思います。 ◎西山裕之 保健予防課長 現在、この助成制度にあわせまして、私ども、ドナー登録の人数が増えるようにこういうことやってございます。例えば、区のホームページで区の助成制度を掲載しましたり、あと、骨髄バンク登録に関しましてのパンフレットを保健所や健康サポートセンターに置いてございます。このパンフレットの中身、内容はドナーの登録にあわせまして助成金制度のほうも紹介してございます。また、10月は骨髄バンク推進月間ですので、広報えどがわにも周知をさせていただくとあわせまして、助成金制度の紹介も行っております。この制度、またこのまま引き続き継続してまいりたいと思います。 ◆神尾昭央 委員 実際に、この骨髄バンクは適合しても移植に至るケースが少ないというふうに言われておりますので、できるだけ実際に利用される方が多くなるように、よりこの制度を積極的に利用していただけるような体制づくりに今後も取り組んでいただければと思います。 ◆須田哲二 委員 結核予防費について簡単にお聞きしたいと思います。結核、古くて新しい病気と言われておりますけども、何か資料によると、日本は中蔓延国、上・中・下の中程度だと、まだ世界の中で、そういうふうに言われているんですけども、江戸川区の現状ですよね、それと対策についてちょっと簡単にお示しいただければと思います。 ◎西山裕之 保健予防課長 委員ご指摘のように、日本は中蔓延国として結核のほう、患者が発生している状況でございます。ただ、流れとしては減少のほうに向かっているという状況でございます。江戸川区に関しましては、毎年度、新規登録で大体150名程度の患者がおります。区でやっている対策といたしましては、現在、患者さんの蔓延防止のために、患者さんの発生の届け出を受けた場合は、その接触者に関しまして健康診断を行います。また、ハイリスク保健健診といたしまして、日本語学校の方に関しましても健康診断を行っております。また、高齢者の方に対しましても、健診を行いまして、結核の早期発見に努めております。また、医師会の方も長引くせきは結核の可能性がありますということで、連携いたしまして結核の早期発見、早期治療のほうを進めておるところでございます。 ◆須田哲二 委員 結核予防ということなんですけども、果たして予防なのかなというのがちょっと疑問なんです。この予防というのは蔓延を予防するということで、発症なり結核菌に感染するのを予防するということで、なかなか防げていないんじゃないかなというので、蔓延予防かなというふうに思うんですけども、江戸川区でどういう形でその結核に感染しているかどうかとか、具体的な診療とか検査方法、どういうものなんでしょうか。 ◎西山裕之 保健予防課長 検査に関しましては、まず問診を行いまして、せき症状等ありましたらレントゲン等撮影すると。陰影等見られましたらさらに精密検査のほうに進んでいくという形になります。 ◆須田哲二 委員 区民一般、年代別でもいいんですけども、どういうような検査なり行っているのか、もう少し詳しくお願いいたします。 ◎西山裕之 保健予防課長 結核に関しましては、先ほど申し上げたとおり、レントゲン等あります。ただ、結核に関しましては、感染と発病というのが違いまして、結核に感染したからといって必ずしもせきが出て熱が出るという症状まで、発病までに至らない可能性もありますので、そういった感染だけで発病しない方に関しましては感染の検査等もできますので、その検査を適宜やっていっております。 ◆須田哲二 委員 例えば胸部のレントゲン、X線検査というのはそういう例でいうと、発症している方を見つける検査なんですか。どっちなんでしょうか。 ◎西山裕之 保健予防課長 発症している方を見つける検査になります。 ◆須田哲二 委員 わかりました。それと、いただいた資料の337ページに、胸部X線検査実施状況、23区別にあるんですけども、全区がやっているんですけど、40から64と65というように分けているんですけども、これを年代で2段階に分けている理由は何でしょうか。 ◎西山裕之 保健予防課長 これは、レントゲンの検査の機械が、この65歳以上もしくは65歳未満で異なる場合がございますので、こういった意味でそういった点で分けておるということです。 ◆須田哲二 委員 機械の違いなんですか、ちょっとよくわからないなと思うんですけど、まあいいや、それは置いておいて、全年齢、若い人もかかっていますので、結構。この40未満はどうなっているんでしょうか。 ◎西山裕之 保健予防課長 若年者の無症状の方に対するレントゲンの結果に関しましては、効率がよくないということから、また、放射線被ばくの観点からもよろしくないというところで、現在のところはレントゲンの検査、結核に関してはやってございません。 ◆須田哲二 委員 私のいとこなんかも二十代で結核になっているんですけども、ものの本によると、被ばく量は極めて少ないというふうに、そういう医学会だとかいろいろなところ言っておりますので、できればもう少し年代広げていただきたいなというふうに要望して終わります。 ◆須賀清次 委員 私、自分の意見だけ添えさせていただきます。  感染症の予防について、先ほど合言葉で「元気なうちにがん検診」だったらば、若いからこそ感染症と、こういうことをやはりやらないと、なぜこういうことを言うかというと、国際化に伴ってやはりいろいろな病気が、静まり返っていた病気とか復活したりとか出てきますので、ぜひ、やはり水際でとめていただきたい。特にエイズ、梅毒なんていうのは心配で私いつも委員会で発言するんですけども、やはり若い人たちがこういう病気になるといろいろと特に女性の方は問題が起きたりして、やはりつらい思いをしたりするので、ぜひ、水際でとどまるように努力していただきたい。意見だけ添えておきます。 ○須賀精二 委員長 次に、第5目生活衛生費。 ◆川瀬泰徳 委員 ここでは、動物の適正飼育対策経費についてお聞きをしたいと思います。近年、課題となっております地域猫対策です。これについて、この事業の内容というか中身と本区内での現況について、まずちょっと教えていただけますか。
    ◎加山均 健康部参事〔生活衛生課長事務取扱〕 まず、事業内容でございますけれども、これにつきましては、以前から結構お話をさせていただいておりますので、細かいところはちょっと割愛をさせていただきますけれども、まず、餌やりですとか、それからふんの処理、こういったものをルール化して、野良猫を管理するボランティア団体に対しまして、区が避妊・去勢ですとか、そういった手術代を助成するものでございます。ただ、その大前提として、地元の町会・自治会、こちらの方々が環境に配慮していますねというお墨つきを差し上げる、合意をしていただくということが必要になってございます。ここが肝になっています。おかげさまで24年度から開始しまして、現在7年目を迎えてございます。当時1団体4町会でスタートしたんですけれども、現在では33団体56町会までに広がってございます。これは、平場の町会などを分母にしまして合意率を出しますと、現在30.4%まで広がってございます。その中には、委員長、副委員長をはじめ、川瀬委員さんにも間に入っていただいて成立したこともございますので、ほかの議員さんにもいろいろご協力いただきながらここまでやってまいりました。ありがとうございます。 ◆川瀬泰徳 委員 今、ご答弁いただいて、これやはり町会、地元の町会の皆さんの合意というのがないとなかなか進まないということがあり、それでも本当に皆さん頑張っていただいて、今、30.4%まで伸びてきているということで、それでもこの広い江戸川区ということを考えたら3割で、まだ全てに行き渡ってないという、こういう状況でございますけれども、江戸川区南北に広いわけでございますけれども、この地域的なバランスというんですか、満遍なくいけているというか、なかなかそうもいかないんじゃないのかなとこういうふうに思いますけれども、この対策の進展がやはりちょっと課題になるというか、薄い地域というところもあるのではないのかなということを思います。そういうことで、そういう薄い地域は実はどの辺なのか、どこなのかということと、あと、それをしっかり対応するためにどのような努力をふだんなされていらっしゃるのかということをちょっとご報告いただければと思います。 ◎加山均 健康部参事〔生活衛生課長事務取扱〕 まず、進んでいるところは事業の発端となった葛西地域ですとか、その連動で平井地域のほうが広がってございます。一方、今、委員さんからご質問のあった薄いところは、残念ながら江戸川区の真ん中と言ったら変なんですけど、一之江ですとか、船堀、大杉、鹿骨あたりになるんですけれども、進みが鈍くなってございます。まだまだ空白域はございます。ですので、該当するエリアの連町会議などにも何度も足運ばせていただきまして、この事業の意味するところ、そういったものを丁寧にご説明をさせていただいてございます。広報の1面使ったりとか、パンフレットも順次改訂などもして、広く配ったりしているところでございます。  一方、ボランティアの育成というのもすごく大事であります。ですので、登録済みのボランティアさんに、水面下でまだ一人でやっていらっしゃるような餌やりさんに声かけをしてもらったりとか、仲間に入らないですかというようなことを言っていただいたりとか、あとは、地域猫セミナーです。これを開いて新たなボランティアの育成、ボトムアップと言ったらいいんでしょうか、そういったことも行ってございます。 ◆川瀬泰徳 委員 大変、ご努力をいただいているというふうに承知いたしております。エールの交換をするわけでありませんけれども、かつて私がご相談をさせていただいて、それで東部地域の大きな町会二つともう一つの町会で三つ話がまとまったわけなんですけれども、その中で私が本当に感じましたのは、この参事はじめ係長さんがちょうど火葬場のすぐ近くの町会でやりましたけれども、夜、何度も足を運んでいただいて、町会の役員の皆さんにお集まりをいただいて、その猫好きのグループの方も来ていただいて、最初はちょっとなかなか余りいい雰囲気ではなかったんですけれども、回を重ねるごとに理解をお示しいただいて、今、活動していただいているという、これは皆さんのご努力は本当に私はよく頑張っていらっしゃるなというふうに承知しております。  そしてまた、私なんかも地元のほうでいろいろと相談を受けることが多いもので、以前にもこれ東瑞江の地域でしたけれども、いわゆる親猫が子猫を産んでそのままいなくなってしまってという、どうしたらいいのかという、こういう相談をいただいたときに、係長さんが一緒に相談に来てくれまして、結論的に言いますとその係長さんは獣医さんだということを後でお聞きしましたけれども、結局、自分が自宅でその3匹の生まれたばかりの子猫を飼って、もう今や大きくなっているというお話を聞きましたけれども、そういう中で私が感じたのは、地域猫の対策というのは、聞くところによると地域猫、いわゆる野良猫、地域猫というのは寿命が5年ぐらいなんですってね。ずっと生きているのかというと、そうじゃないんです。要するに、短い命の猫ちゃんたちで、この地域猫というのはそういう猫を、やはりその命を守ってあげるという、こういう事業といいますか、こういうことだなと思うんです。その、獣医さんである係長さんもご自分でこの3匹の猫を飼育されたという、やはり命を大事にされるというこの姿勢というのは、私は本当にすばらしいなと感心いたしました。なかなか、一朝一夕にいく事業ではないというふうに思います、正直言いまして、この地域猫の対策というのは。でも、やはり命を守るというこの姿勢は非常に大事な姿勢だと思うし、地域の皆さんの実は悩みの一つでもあるということもありますから、今後とも特段のご努力をいただいて、この動きがずっとこう江戸川区内中に広がるように頑張っていただければとこういうふうに思いますので、ぜひ頑張ってください。要望して終わります。 ◆中津川将照 委員 すみません、関連で。この地域猫活動に関しまして、今の川瀬委員のやりとりをお聞きしまして、私も川瀬委員と一致する意見でございますし、今、加山参事からもご答弁いただいたように、この猫と地域の共生、それを目指してこれまでこの江戸川区においても地域猫活動を進められてきたというのがよく伝わってまいりました。本当に望まれずに生まれてきてしまった猫たち、そして飼い主のいない猫たちということで、それをしっかりと地域猫として管理していくということ、特にこれ以上そういった猫を増やさない。そして、生命を受けてしまったらしっかりその地域の中でできるだけ快適に長生きできるようにということで、本当に多くの団体、私もかかわっておりますけれども、いろいろな方々が協力していただいているなということで、感謝しているところでもあります。  しかしながら、地域猫、これは始めるときもそうかもしれないですけれども、その人の立場、あるいはそのときの思いとか、あるいはそういった地域によってもいろいろな温度差というか、そういうものがちょっと出てきちゃっているというようなところも仄聞するところなんですけれども、この地域猫の解釈というものがちょっと間違えて捉えられてしまっているとか、そういったこともまたあるみたいなんですね。猫嫌いな人もいれば、猫は好きだけれども迷惑と思ってしまっている人、いろいろな人が混在して生活しているところだと思いますので、いろいろな妥協点を探り合いながら、話し合いによってこの周辺地域の方たちの理解を得た上において、この野良猫たちを迷惑にならないように飼育していく、管理していく、そしてトラブルの発生を予防していくということで共存していくというのが望ましいと思います。しかしながら、理解していただけてない方たちにとってはなかなか単なる地域に対する押しつけじゃないのかとか、自己満足じゃないのかとか、そういったことを言われてしまっているところもあるみたいで、本当に心からボランティア精神にのっとって地域猫活動をしている方たちにとっては非常に風当たりが強いというところも、地域によってはあるみたいです。そういったところにおいては私も情報を得たりしたら個別に相談したいと思いますけれども、こういったところにせっかくの活動の推進にかかわっている方たちに少しでもこういった影響というものが出てこないように、役所としてもさらに地域の中での意見交換の場であるとか、できるだけ多くの合意を得られるような機会というものを地域猫活動の一環として積極的に進めていっていただけるように努めていっていただけるようにしていただきたいと強く要望したいと思います。  この飼い主のいない猫たちを管理する方たち、これは本当にその方たちも自分はまずはどんな活動をしているのか、どんなことをしているのかというのは、町会に入ったりその自治会のいろいろなかかわりの中で自ら役員になって自らの顔を覚えてもらって名前も知ってもらって自分の活動も知ってもらってという、大変苦労もされて、ようやく自らの活動が認められるということも聞いておりますので、本当にこのボランティアの方との情報も得ることもそうですし、役所としても定期的にこの状況というものも都度、この33団体56町会ですか、さまざまな方たちと連携をとっていただいてさらにこれが空白地域があると先ほども言っていましたけれども、さらに多くのところによって多くの方たちに、地域猫を広めていくためにしっかりと課題をしっかり認識して取り組んでいっていただきたいと要望しておきたいと思います。  これは本当に重要な地域同士のコミュニケーションの場にも資することでもありますし、さまざまな動物愛護に向けたことにもつながると思いますので、しっかりとこれから私もしっかりとできる限りのことは努めてまいりたいと思いますけれども、行政としてもしっかりとこれからも進めていっていただきたいと要望して終わります。 ○須賀精二 委員長 次に、第6目医療保険関係費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○須賀精二 委員長 以上で、第11款健康費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は、全て終了いたしました。  次回は、明日5日(火)、午前10時より、一般会計予算歳出、第9款福祉費、第10款子ども家庭費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                      (午後 2時48分 閉会)...