以上をもちまして、当
委員会の報告を終わります。
○議長(
藤澤進一 君) お諮りします。
ただいまの
委員長報告について、質疑並びに討論を省略し、
委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
次に、
建設委員会に付託した各陳情について、
建設委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。
建設委員会委員長、
渡部正明君。
〔
建設委員会委員長 渡部正明君登壇〕
◎
建設委員会委員長(
渡部正明 君) ただいま、報告を求められました各陳情について、
建設委員会における審査の経過と結果の報告を申し上げます。
まず、結論に至ったものより申し上げます。
はじめに、第百十二号、
江戸川区の
区営住宅に「
同性パートナー」も入居できるよう求める陳情でありますが、本陳情は、本区において、
同性パートナー同士が
区営住宅に入居できるよう、
区営住宅条例の改正等を求めるものであります。
委員会は、慎重に審査を行った結果、安定した住まいの確保は、生活を営む上で必要不可欠であり、その権利は
性的指向・性自認にかかわらず等しく保障されるべきである。
性的マイノリティの方々に対する偏見や差別をなくし、すべての人が対等・平等に人権を尊重され、安心して豊かな生活を送ることができるよう、性の多様性への
理解促進を図る取組みが必要である。
本来、パートナーシップに関わる施策については、法整備が待たれるところであるが、多様性を尊重する
地域社会の実現に向けた第一歩として、
社会状況の変化に対応した取組みを推進することは大変重要であることから、第百十二号陳情の願意は妥当であるとの結論に達し、
全会一致、採択すべきものと決定した次第であります。
次に、第百八号、第百九号、第百十号、第百十一号、第百十四号、第百二十六号及び第百二十七号の各陳情については、鋭意審査を行いましたが、いずれも結論に至らず、さらに検討の要がありますので、
議会閉会中の
継続審査をお認め願う次第であります。
なお、第百四号陳情については、鋭意審査を重ねてまいりましたが、結論には至りませんでした。
以上をもちまして、当
委員会の報告を終わります。
○議長(
藤澤進一 君) お諮りします。
ただいまの
委員長報告について、質疑並びに討論を省略し、
委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
───────────────────────────
△日程第三
発議案
○議長(
藤澤進一 君) 日程第三、
発議案。
第三十九
号発議案を議題とします。
事務局長に
発議案を朗読させます。
〔
天沼事務局長朗読〕
───────────────────────────
第三十九
号発議案
固定資産税及び
都市計画税の
減免措置の継続に関する意見書
上記の議案を提出する。
平成三十年十二月十二日
江戸川区
議会議長
藤 澤 進 一 殿
発議者
江戸川区
議会議員 笹 本 ひさし
太 田 公 弘
江 副 亮 一
堀 江 創 一
福 本 光 浩
高 木 秀 隆
瀬 端 勇
竹 内 進
須 賀 精 二
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 発議者の趣旨説明を求めます。二十五番、堀江創一君。
〔二十五番 堀江創一君登壇〕
◎二十五番(堀江創一 君) ただいま、上程されました第三十九
号発議案につきまして、発議者を代表し、案文の朗読をもちまして、趣旨の説明にかえさせていただきます。
固定資産税及び
都市計画税の
減免措置の継続に関する意見書
政府の平成三十年度の経済見通しにおいて、「民需を中心とした景気回復が見込まれる」とされているものの、区民や
小規模事業者を取り巻く環境は、長期的な景気低迷による影響、海外経済の不確実性、相次いでいる自然災害の経済に与える影響、後継者不足など、依然として様々な危機にさらされています。
こうした中、東京都が実施している
小規模住宅用地に対する
都市計画税の
軽減措置、小規模非
住宅用地に対する
固定資産税及び
都市計画税の
減免措置、及び
商業地等における
固定資産税及び
都市計画税について
負担水準の上限を六十五パーセントに引き下げる
減額措置は、厳しい経営状況にある
小規模事業者等の多くがその適用を受けております。
東京都の独自施策として定着しているこれらの
軽減措置を廃止することになれば、
小規模事業者の経営や生活はさらに厳しいものになり、ひいては
地域社会の活性化や景気の回復に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。
よって、
江戸川区議会は、東京都に対し、下記の事項を平成三十一年度以後も継続するよう強く要望します。
記
一
小規模住宅用地に対する
都市計画税を、二分の一とする
軽減措置を行うこと。
二 小規模非
住宅用地に対する
固定資産税及び
都市計画税を、二割減額する
減免措置を行うこと。
三
商業地等における
固定資産税及び
都市計画税について
負担水準の上限を六十五パーセントに引き下げる
減額措置を行うこと。
以上、地方自治法第九十九条の規定により、議長名をもちまして、東京都知事あて意見書を提出するものであります。
全会一致の御賛同をくださるようお願い致しまして、趣旨の説明を終わらせていただきます。
○議長(
藤澤進一 君) ただいまの説明によりご了承を得たことと思いますので、質疑並びに討論を省略し、原案のとおり直ちに決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、第三十九
号発議案は原案のとおり決定しました。
次に、第四十
号発議案を議題とします。
事務局長に
発議案を朗読させます。
〔
天沼事務局長朗読〕
───────────────────────────
第四十
号発議案
Society5・0時代に向けた
学校教育環境の整備を求める意見書
上記の議案を提出する。
平成三十年十二月十二日
江戸川区
議会議長
藤 澤 進 一 殿
発議者
江戸川区
議会議員 栗 原 佑 卓
笹 本 ひさし
金 井 茂
所 隆 宏
大 西 洋 平
江 副 亮 一
堀 江 創 一
中 道 貴
福 本 光 浩
鵜 沢 悦 子
竹 内 進
須 賀 精 二
渡 部 正 明
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 発議者の趣旨説明を求めます。二十八番、中道 貴君。
〔二十八番 中道 貴君登壇〕
◎二十八番(中道貴 君) ただいま、上程されました第四十
号発議案につきまして、発議者を代表し、案文の朗読をもちまして、趣旨の説明にかえさせていただきます。
Society5・0時代に向けた
学校教育環境の整備を求める意見書
Society5・0の時代は、これまで以上に人間が中心の社会であり、読解力や考える力、対話し協働する力など、人間としての強みを活かして一人一人の多様な関心や能力を引き出すことが求められています。
そのためには、これまでの日本の教育の良さを活かしつつ、AI、IoT等の革新的技術をはじめとするICTなどの活用による新たな教育の展開が不可欠です。
そのような中、一人一人の興味関心や習熟度に対応した、公正に個別化・最適化された学びを可能にするだけでなく、データ・進捗管理に伴う教員の負担軽減にもつながる「EdTech」イノベーションの波が世界各国の教育現場に及んでおり、「学びの革命」が進んでいます。
EdTechを学校教育現場で活用するには、前提としてICT環境の整備が不可欠です。
しかし、我が国の学校教育現場におけるICT環境の整備実態(通信容量・PCのスペック・台数等)は自治体間格差も大きく、このままでは生徒全員が十分にEdTechを活用することが困難な状況です。
よって、
江戸川区議会は、政府に対し、下記の事項を実現するよう強く要望します。
記
一 二〇一八年度から二〇二二年度まで行うことになっている地方財政措置について、自治体においてICT環境整備に向けられるよう、
周知徹底を図るとともに、より使い勝手の良い制度にするなど、一層の拡充を行うこと。
二 ICTを活用した教育を推進するために、教員や児童生徒のICT利活用を援助する役割がある「ICT支援員」の配置が進むよう、
周知徹底を行うとともに、教員向けの研修等の充実を図ること。
三 「公正に個別最適化された学び」を広く実現するため、学校現場と企業等の協働により、学校教育において効果的に活用できる「未来型教育テクノロジー」の開発・実証を行い、学校教育の質の向上を図ること。
以上、地方自治法第九十九条の規定により、議長名をもちまして内閣総理大臣、総務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣あて意見書を提出するものであります。
全会一致の御賛同をくださるようお願い致しまして、趣旨の説明を終わらせていただきます。
○議長(
藤澤進一 君) ただいまの説明によりご了承を得たことと思いますので、質疑並びに討論を省略し、原案のとおり直ちに決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) 異議がありますので、採決します。
第四十
号発議案、Society5・0時代に向けた
学校教育環境の整備を求める意見書について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
藤澤進一 君) 起立多数であります。したがって、第四十
号発議案は原案のとおり決定しました。
───────────────────────────
△日程第四 閉会中の
委員会所管事務の
継続調査
○議長(
藤澤進一 君) 日程第四、閉会中の
委員会所管事務の
継続調査。
本件については、各常任
委員会委員長並びに議会運営
委員会委員長より、お手元に配付した文書表のとおり、
議会閉会中の
継続調査の申し出がありますので、これを許すことにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
───────────────────────────
△日程第五 閉会中の陳情の
継続審査
○議長(
藤澤進一 君) 日程第五、閉会中の陳情の
継続審査。
ただいままでに受理した陳情は、お手元に配付した文書表のとおり、それぞれ関係
委員会に付託し、
議会閉会中の
継続審査を許したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤澤進一 君) ご異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 以上で本日の日程は全て終了しました。
なお、附属機関委員については、お手元に配付した文書表のとおり推薦しますので、ご了承願います。
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 区長の挨拶を許します。多田区長。
〔区長 多田正見君登壇〕
◎区長(多田正見 君) 先月二十七日から本日までの十六日間にわたり、ご提案いたしました
補正予算等議案をはじめ、陳情あるいは
発議案などにつきまして、精力的な審議を経て、それぞれご決定をいただきました。厚く御礼を申し上げます。
また、本区が直面する諸課題につきまして、様々な角度からご意見をいただきました。今後の区政運営にあたり、十分に意を尽くしてまいりたいと考えております。
現在は、新年度予算編成の真っただ中にあります。依然、区を取り巻く課題は山積しておりますが、
創意工夫をもって編成作業にあたり、住民福祉の増進と、地域の更なる発展に資する区政実現に取り組んでまいります。
議員の皆様方におかれましても、一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
師走を迎え、寒さも厳しさを増してまいりましたが、皆様にはご健勝で良き年を迎えられますよう、心からお祈り申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
ありがとうございました。
───────────────────────────
○議長(
藤澤進一 君) 去る十一月二十七日から十六日間にわたる各位のご労苦とご努力に対し、深甚なる謝意を表します。
以上で、平成三十年第四回
江戸川区議会
定例会を閉会します。
午後一時三十五分閉会
議長
藤澤進一
副議長
伊藤照子
署名議員
窪田龍一
署名議員
中里省三...