ツイート シェア
  1. 江戸川区議会 2018-12-05
    平成30年12月 文教委員会-12月05日-09号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年12月 文教委員会-12月05日-09号平成30年12月 文教委員会 平成30年12月文教委員会会議録 ■ 江戸川情報公開条例第7条第2号(個人に関する情報)等により不開示とする部分は、「・・・・・・」で表示し、非公開としました。 ●日時 平成30年12月5日(水) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前10時53分 ●場所 第3委員会室出席委員(9人)   島村和成  委員長   窪田龍一  副委員長   本西光枝  委員   野﨑 信  委員   金井 茂  委員   佐々木勇一 委員   大橋美枝子 委員   関根麻美子 委員   田中寿一  委員欠席委員(0人) ●執行部
      斉藤 猛  教育長   上野 操  教育委員   石塚幸治  文化共育部長    外、関係課長事務局    書記 佐々木 康祐 ●案件  1 陳情審査 第115号・第121号・第123号・第124号…継続  2 所管事務調査継続  3 執行部報告  (1)「江戸川総合人生大学 地域活動グループ紹介冊子」の作成について  (2)タワーホール船堀規模工事に伴う休館について  (3)平成30年度(第16回)青少年の翼 報告書  (4)映画「体操しようよ!」の特別上映について  (5)氷上フェスティバルの開催について  (6)郷土資料室企画展について                      (午前10時00分 開会) ○島村和成 委員長 ただいまから、文教委員会を開会いたします。  署名委員に、野﨑委員大橋委員、お願いいたします。  なお、市川指導室長より、所用により、欠席との連絡がありましたので、ご報告いたします。  はじめに、本日の陳情審査の進め方ですが、まず、第3回定例会最終日に当委員会に付託されました第123号陳情について審査いたします。こちらは、前回の委員会陳情文書表の配付のみいたしましたが、本日が初めての審査となりますので、陳情文の朗読と資料要求程度にとどめたいと思います。  次に、本定例会で新たに付託されました第124号陳情について審査いたします。こちらについても、初めての審査となりますので、事務局の朗読と資料要求程度にとどめ、その後、第115号陳情と第121号陳情について、順次、審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  これより陳情審査に入ります。  はじめに、第123号、江戸川グラウンド使用に関する陳情について、審査いたします。事務局陳情文を朗読させます。 ◎区議会事務局   江戸川グラウンド使用に関する陳情文教委員会付託受理番号 第123号       受理年月日 平成30年10月12日                  付託年月日 平成30年10月24日 陳情者 ・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・ 陳情原文 この度、江戸川区内において幼児向け英会話サッカースクールを開校いたしたいと思い、レッスン場所を探しておりましたところ、江戸川グラウンドでは、子供向け場所無料で提供していると知りました。当スクールでは、レッスン対象幼児向けであること等を加味して、下記の条件で探しておりました。 ①地面が転んでも怪我になりづらい芝または野原 ②親の送り迎えを考慮して交通アクセスの良い所(無料駐車場があり駅から近い)   上記条件で探しておりますと京成江戸川駅に近い江戸川グラウンド野球場運動場またはソフトボール場があることがわかりましたが、江戸川区役所スポーツ振興課スポーツ係担当者に「平日にサッカーレッスン京成江戸川駅に近い野球場ソフトボール場または運動場にて行いたい」と伝えたところ、使用目的が違うので貸せないとの返答でした。つまり、サッカーやその他のスポーツ、アクティビティのレッスン等を行いたいと望む江戸川区民利便性の悪い他の運動場または高額な民間の施設でしか行えません。   当スクールは、平日のみの開催を予定しており、江戸川サッカー場では平日は駐車場が使えないため、保護者送り迎えがバスや自転車のみになってしまい、交通の利便性が大きく損なわれます。また、サッカー場全面芝や野原ではないためすぐに転んでしまう幼児では怪我をすることが予想されます。   現状江戸川区役所江戸川グラウンド使用に関する見解は野球などの一部スポーツを特別視し、その練習場交通利便性の高い場所に配置しているように推察いたします。週末などの利用者が多数の場合であれば利用者の多いスポーツが優遇されるのは理解できますが、施設予約システム「えどねっと」を見ている限り、平日の利用者がほとんどいない京成江戸川駅周辺の江戸川グラウンド京成江戸川駅に近い野球場ソフトボール場または運動場)において、他のスポーツ利用者利便性を損ない差別するのは法の下の平等という観点からも疑問を生じさせ、また江戸川区民全体の財産である江戸川グラウンドを有効活用しているとは言えない現状であると考えます。税金で賄われている区の財産が一部の人たちだけを利するような現状は平等であるのでしょうか。  空いているグラウンドを有効活用したいとの要望が通るように切に願います。   つきましては、貴議会において江戸川グラウンド野球場ソフトボール場または運動場の多目的使用の許可を施設利用者に出すよう下記のとおり陳情いたします。                   記   1 京成鉄橋上流野球場江戸川ソフトボール場市川橋上流野球場の一部または全面においての野球ソフトボールなどの使用目的に固定されず、サッカーに使用するなどの柔軟な施設利用許可。   2 一部のスポーツのみを利することのない運営のお願い。 ○島村和成 委員長 それでは、資料要求がありましたら、お願いいたします。 ◆本西光枝 委員 江戸川グラウンド野球場ソフトボール場などのそれぞれの利用状況がわかるものをいただきたいと思います。利用者子どもであるのか高齢者であるのかということや、運動場は兼ラグビー場となっていますが、それぞれその施設がどういった目的で使われるのかがわかるような資料をいただきたいです。あと、平日と休日の違いというのも見えたらお願いいたします。それともう一点が、貸し出しの基準というものがあるのかということ。施設によって無料とあるがどういう基準なのかわかる資料がいただきたいです。見ていますと、小中学生は個人、チームとも無料となっていたりしますが、これが熟年者申し込みと同じなのかということ。それと、営利での利用にも適用されるのかというそのような資料をいただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ご要望の資料につきましては、利用状況資料ございますので、次回の文教委員会で提出させていただきます。 ◆大橋美枝子 委員 本西委員がおっしゃったことに関連あるんですが、グラウンドのいわゆる使用規定というんでしょうか、そういうものを出していただけるとわかりやすいかなと思いますので、わかるものをとおっしゃったんですが、そういう区の今までの経緯で含めてまとまったものがあると思いますので、ぜひそれを教えていただきたい。もう一点、関連あるんですが、サッカー練習場のことを言っている部分もあるので、サッカー練習ができる場所の一覧というものとその使用状況、ここは江戸川グラウンドって野球場云々というふうに言っていますけど、サッカー練習ができる場所、ほぼ同じならばいいんですけど、サッカー練習ができる場所というのも知りたいなと思いまして、つまり、グラウンド使用規定に全部入ってればいいんですけど、野球で使ったりサッカーで使ったりみたいなことが同時にできているのかよくわからないので。すみません。状況全く知らないものですから、教えていただければと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 先ほどの本西委員と同じでございますが、江戸川河川敷サッカー場もございますので、その資料も含めまして次回提出させていただきます。 ○島村和成 委員長 他になければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査の申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第124号、すくすくスクール学童クラブの時間延長に関する陳情について審査いたします。事務局陳情文を朗読させます。 ◎区議会事務局   すくすくスクール学童クラブの時間延長に関する陳情文教委員会付託受理番号 第124号       受理年月日 平成30年10月16日                  付託年月日 平成30年11月30日 陳情者 ・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・ 陳情原文 江戸川区では、小学校放課後や土曜日等に小学校の一室を利用して、児童が自由な活動ができる場として「学童クラブ登録」とそれ以外の「すくすく登録」(以下、すくすくスクール)があります。(前提として、江戸川区が実施しているすくすくスクール事業は、厚生労働省学童保育と定義する「放課後児童健全育成事業」ではなく、児童福祉法対象外の独自の制度です。)   児童福祉法は、「全て国民は、児童心身ともに健やかに生まれ、かつ、育成されるよう努めなければならない。」という趣旨を掲げており、地方自治体は、児童心身ともに健やかに育成する責任を負うことになっています。ほとんどの自治体においては、この児童福祉法の適用の下に学童事業が実施されているのに対して、江戸川区は独自の制度で運営を行っております。   そのため、就労されている保護者勤務条件を考慮しつつも、家族のもとを恒常的に長時間離れて過ごすことが、子ども健全育成の支障とならないよう配慮したものとして、昨今の多様化する勤務条件の中で就労し、子育てと仕事を両立されている家庭があること、子どもへの安全上の不安を抱えている家庭があることを認識していながらも、「すくすくスクール事業は、子どもを中心とした健全育成事業として、保護者から離れている時間帯すべてを補うものではない」というのが現状です。   しかし、上記にあるとおり、昨今の多様化する勤務条件女性活躍推進法の施行に伴い、女性の社会進出もあり、江戸川区の現在のすくすくスクール終了時間までに仕事が終わらない家庭も増えているのは事実です。そのため、子どもはすくすくスクール終了したあとは1人で自宅へ帰らなければなりません。江戸川区として登下校基本1人とのことですが、昨今のニュースで取り上げられるような事件もあり、登下校を不安に思う保護者も多いと思います。そのため、お迎えが間に合わないといった理由で仕事を退職、他区への転出といった選択を余儀なくされます。メディアでは、江戸川区=子育てのしやすい区と認識されておりますが、実際とはかなり異なっていると感じております。   つきましては、下記のように改善を希望し、陳情いたします。                   記  1 すくすくスクールの時間を19時までに延長。  2 長期休暇時のすくすくスクールの時間を両親の勤務時間に間に合う時間帯(7:30~19:00)での実施。 ○島村和成 委員長 それでは、資料要求がありましたらお願いいたします。 ◆大橋美枝子 委員 23区の学童クラブでそれぞれ保育時間がどうなっているか、終了時刻が平日、それから土曜日や1日保育のときの保育時間はどうか、23区の実態がわかるような一覧が用意できないでしょうか。それから、同じく保育料延長保育料をとっているかどうか、そういうのがわかれば教えていただきたいと思います。  それから、保育園との関連を確認したいので、区立保育園と私立の認可保育園保育時間と延長保育時間。  3点目に、あればですけれども、お迎えが間に合わないとこの陳情者も指摘している退職とか他区への転出を余儀なくされたとあります。こういう学童登録をやめた子どもたち保護者の事情とか、そういう実態というのをつかんでいらっしゃるかどうか。何か相談されたということも含めて何か対応記録みたいなものが残っていればわかる範囲で教えていただけないでしょうか。以上、3点です。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 今、3点資料ということでございました。23区の状況について時間、平日、土曜日の一覧、そして延長保育を実施している場合の育成料の一覧ということで、こちらは調べた上で提出できる資料について準備させていただきたいと思います。  2点目の保育園のほうは私ども教育のほうでは把握しておりませんので、こちらのほうではちょっと難しいと思っております。  3点目、やめたりそういった実態ということでございますが、これは現場でそれぞれ聞いておりますけれども、統計として、また資料としてつくっているものはございません。こちらの資料についても少し難しいというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 難しいということはわかりました。保育園保育時間については区立はわかりますが、私立の場合も調べればわかるかもしれませんが、保育園申し込み資料で私のほうも確認させていただきます。把握していないということですので。  だから、1点目のことをよろしくお願いいたします。以上です。 ◆本西光枝 委員 今、大橋委員から資料請求あったんですけど、その1番目の部分のところで、23区の状況がよくわかるものということで、23区ほかの区においては民間の学童保育というものがあると思うんですけども、江戸川区にもあると思うんですけども、それも含めて平日、土日、1日保育時間の開始と終了とか育成料のことがわかればいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 民間を23区で押さえているかどうかということもちょっとわかりません。恐らく把握をしているとすれば、東京都のほうに届け出をしているというものを我々は確認をするということになると思いますけども、わかる範囲内でできる資料があれば用意したいと思います。 ◆関根麻美子 委員 江戸川区のすくすくスクール学童クラブで、すくすくスクールは5時で終了学童クラブは6時で終了だと思うんですけれども、この陳情原文には「すくすくスクール終了時間までに仕事が終わらない家庭も増えているのは事実です。」と書かれているんですが、就労している家庭基本学童クラブ登録しているのではないかと認識しているんですけども、その認識がいいのかということと、それから、すくすくスクールは5時で終了だと。学童クラブは6時で終了で大体今、冬時間だと暗くなる4時半ごろ、学童ではまとまってその地域ごとに帰していると思うんですけれども、例えば5時以降に帰らなくちゃいけない子どもたちがどのくらいいるのか。6時まで残っている子どもたちが、実際に各学童クラブの中でどのぐらいの割合がいて、それは実際に増えているのかという資料がもしできるのであれば教えていただきたい。というのは、ちょっと時代が違うので何とも比べることができないんですけども、うちも娘が二人、江戸川区内学童クラブずっとお世話になっておりまして、6時までずっと預かっていただいて、6時に迎えに行くと一人でいるということが結構多くて、割と近接、近くにお勤めのある方が当時は多かったのかもしれないし、また今、それからどんどんいろいろ変わって女性の社会進出も増えて遠くに勤めている方が増えている状況もあるのではないかと推測をしているところなので、そういった現状がどのぐらい影響されているのかというところがわかるものがもしあればいただきたいと思うんですが。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 こちらの陳情原文で「すくすくスクール終了時間」というふうに書かれていますが、恐らく原文の2行目にありますけれども、「学童クラブ登録とそれ以外のすくすく登録(以下、すくすくスクール)」と書いてありますので、学童保育のことも含めてのこういう書き方なのかなというふうに私は読み取ったんですけれども、おっしゃるとおり、お勤めになっていてもすくすくに登録されている方もいます。これは申請主義ですので、学童登録したい方は学童クラブ登録の就労の証明をいただければ登録できます。お勤めしていても学童登録しない、すくすくの登録でいいという方もそのご希望ということでお受けしておりますので、この原文の中での言葉遣いからすると両方をあらわしてるのかなというふうに私は読ませていただきました。  それから、5時以降の子ども登録児童数ですとか、実際に何人のお子さんが6時まで残っているか、参加しているかと、こういった実績がございますので、それを用意させていただきたいと思います。 ○島村和成 委員長 なければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第115号、家庭教育支援法制定を求める意見書提出に関する陳情について、審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 私は前からこの支援法については疑問を呈してきました。それで、改めて皆さんと共通認識持ちたいと思うことで確認したいんですが、ここで言う家庭教育支援法制定ということでの家庭教育支援法法案そのものは、私が知る限りでは2017年6月2日に参議院で付託され、審議未了となった家庭教育支援法案というのを見て意見を言っています。ここの陳情者が言っている家庭教育支援法というのは、2017年6月の参議院で出された案のことを示しているというふうに理解していいのかどうかを何らかの形で確認しないと、この家庭教育支援法というのは何を指しているかはっきりしないのではないかというふうに思ったので、一番の原点ですが、家庭教育支援法の案という捉え方、そのことを触れないで一般的に家庭教育支援法というそういう包括的なものが何か必要だということでの陳情として、中身ではなく、ここで言っている理念だけで意見書を出すという陳情として捉えるかということはどうなのかと改めて思ったんです。委員皆さんはどうお考えでしょうか。  つまり、ベースとなる支援法というものをイメージしてこの陳情審査するのか、包括的な問題として審議するのかというところをお聞きしたいなというふうに思ったんです。とにかくそのことをご確認できたらと思ったんですが、どんなものでしょうか。 ◆本西光枝 委員 今の大橋委員意見なんですけども、確認が必要かなと思いました。どっちでやるのかということなんですけど、考え方をどちらに持つのか。でも、陳情者には何らかの思いがあるのかな、どちらか想定しているのかなと思うんですけど、それを確認するということはできるんですか。 ○島村和成 委員長 陳情者に。事務局どうなの。僕らは一応陳情文に基づいて審査するしかないんだよね。この一番最後に「制定を求める意見書を出してください」という。今までにそういうケースあるの。内容についての問い合わせということでしょう。 区議会事務局 陳情者に対して先ほどのことを確認してみようと思います。 ○島村和成 委員長 それは事務局のほうで確認してください。 ◆大橋美枝子 委員 私がなんでそう言ったかというと、案として2017年の案があるわけです、文章が全部条文化されて。そういう中身の問題として、それを制定してくれという意見書ならばより具体的になるわけで、そうするとその条文がどうなのか、もう一回皆さんでここで確認していく必要があるかなというふうに思っております。だとすれば、家庭教育支援法の案をやはり私は資料請求したいと思うんです。包括的なものであれば包括的なものとして、ここの皆さんがこれは陳情採択するということで採択されれば、その案をどこかで案をつくって一般的に意見書として出していくという形になるんじゃないかと想定して言いました。  最後にもう一つ意見なんですけども、家庭教育支援法の私が言った2017年のこの案を見ますと、何度も言っているんですが、非常に国が家庭教育支援という名目で相当家庭に介入するようなイメージがどうしても拭い去れない。基本的には家庭教育じゃなく家庭支援を、子育て支援をきちんと行うということを一貫して言ってきました。もう一つだけ、子ども権利条約のことにかかわって意見を述べたいと思います。思想信条の自由というのはもともと憲法19条で保障されていますが、子ども権利条約の14条でもきちんと明記されていて、ご承知だと思いますが、「締約国は思想、良心及び宗教の自由についての児童権利を尊重する。締約国児童が1の権力を行使するのに当たり、父母及び場合により法定保護者児童に対しその発達しつつある能力に適合する方法で指示を与える権利及び義務を尊重する」ということで、あくまで宗教についても書いてありますが、やはり子ども権利という視点から家庭教育のあり方というのを考えていくとすれば、それは法律で決めることではなく、子供の成長発達をどう支えるかということでの教育的な視点からの支援というふうになると思うので……。 ○島村和成 委員長 それは大橋委員のご意見でね。 ◆大橋美枝子 委員 そうです。もちろんだから意見として申し上げます。そういう意見を述べたいということで、今、話をしています。  ですから、この家庭教育支援法のこの陳情原文に書いてあるような中身で私は意見書を出すということに対してはちょっと納得できないということで、意見として申し述べます。 ◆本西光枝 委員 私もこの陳情に対してなんですけども、「核家族化の進行、地域社会の絆の希薄化など、家族を巡る社会的な変化には著しいものがあります」とあって、そこから子育て家庭への支援が必要だということは私も必要だとは思っているんです。しかし、それ以上に大切にすべきは、子ども権利というところであると思います。まだ、でもそれは浸透していないというところであって、この陳情文には「家庭は、社会と国の基本単位」とあるんですけども、この基本単位家族であっても個人の視点が必要であるので、ここは私たちと、生活者ネットとは見解が異なるところなんです。子ども権利を大切にするなら、例えば家に居場所がない子どもたちに対しては社会子どもを育てる視点があって、家庭だけに責任を課していくのかはどうかと考えております。その点でこの陳情書には意見書を出すということには同意できないところではあるんですけども、先ほど事務局にお願いした支援法制定を求めるというところで国に出されているのを指しているのかというのを確認していただきたいと思います。
    島村和成 委員長 ほかにございますか。  なければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に第121号、青少年健全育成基本法制定を求める意見書の提出を求める陳情について審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 この青少年健全育成基本法についても何を指すかということがやはり一つの視点としては確認する必要があるのではないかと改めて思いました。  私が調べた範囲だと、2004年の3月24日政府与党参議院青少年健全育成基本法案を提出しているんです。その後、調べてもちょっとわからないんです。だから、2004年に出した青少年健全育成基本法のことを指しているのか、それともいわゆる包括的なものなのか、これもさっきの家庭教育支援法と同じようにちょっと判断できないので、やっぱり陳情者に確認していただくということはできないでしょうか。何を指しているのか。青少年健全育成基本法という何か特定の案を示しているのか、一般的に「ここに、青少年の健全な育成に関する基本理念を明らかにしてその方向を示し、青少年の健全な育成に関する施策を総合的に推進する」という理念としての意見書の提出ということなのか、やはり私としては陳情者に確認していただけないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○島村和成 委員長 事務局、では同様に。 区議会事務局 こちらの青少年健全育成基本法のほうについても、先ほどの家庭教育支援法のほうと同様に陳情者の方に当たって、どちらを指しているのか。そもそもそういった確認が可能なのかということも含めて確認をさせていただきます。 ○島村和成 委員長 可能かどうかもひっくるめてね。 ◆大橋美枝子 委員 もし、2004年に出した青少年健全育成基本法案だとすれば、このことに対して2004年の5月8日に日本弁護士連合会が、何か課題があるということで2点にわたって意見書を出しているんです。日本弁護士連合会の意見書として正式に出しています。ですから、陳情者が2004年のことを言うのならば、あわせて日本弁護士連合会の意見書資料として何とか皆さんにいただけないかなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○島村和成 委員長 執行部資料が出せますか。 ◎石塚幸治 文化共育部長 今、大橋委員からのご要望ですけれども、その前提として事務局の方で確認ということがありますので、それを含めまして事務局と相談をさせていただくこととしたいと思います。 ○島村和成 委員長 ほかにございますか。  なければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で陳情審査終了いたします。  次に所管事務調査についてですが、本日は継続とし、閉会中の継続調査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告をお願いしたいと思います。  報告は文化共育部、教育委員会の順といたします。  はじめに、文化共育部。 ◎茶谷信一 文化課長 それでは、まずはじめに、江戸川総合人生大学地域活動グループ紹介冊子を配付させていただきました。これまで1期から13期までの卒業生約930名の皆様がさまざまな形で地域で活動されております。事前に把握している団体としては約60団体以上あるんですけれども、その中で取材をさせていただいてオーケーというところが45団体ございましたので、その団体の紹介冊子をつくらさせていただきました。  それぞれの区議会議員の皆様、1人一つずつお渡しする予定でございます。今後、地域活動において有効にご活用いただくとともに、ぜひ大学のPRを議員の皆様にも行っていただきたいなというふうに思っております。  2点目、タワーホール船堀規模工事に伴う休館についてでございます。タワーホール船堀では、大小ホールの舞台装置、音響・照明・舞台機構でございますけれども、開館以来、初めての大規模工事を予定しております。そのために平成32年の1月ぐらいから予定しておるんですけれども、ホールの予約が1年前でございますので、この時期に区民の皆様にあらかじめ周知をしたいと思っております。12月20日号の広報えどがわに改修工事に伴う休館のお知らせを掲載させていただこうと思っております。  なお、本件につきましては平成31年第1回区議会定例会において議決後施行を確定するものでありますので、申し添えておきます。 ◎藺草光一 健全育成課長 委員の皆様の机上に第16回平成30年度青少年の翼報告書を配付いたしました。この報告書は今年度派遣されました団員一人ひとりの報告書を1冊にまとめたものとなってございます。この報告書を読んでみますと、はじめは言葉が通じずに戸惑ったがすぐに気持ちを切りかえて積極的に会話を試みたですとか、一緒に行った仲間とのきずなを育むことができたなど、短い期間での子どもたちの成長の一端が読み取ることができます。団員一人ひとりの大変心の思いの詰まった1冊でございますので、ぜひ委員の皆様におかれましてはご一読いただけますと幸いに存じます。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 スポーツ振興課は2件ご報告させていただきます。まず一つ目がタワーホール船堀の船堀シネパルにて今週の7日から2週間ですが、体操しようよという映画を特別上映いたします。この映画は日本にラジオ体操が生まれまして90周年になりますけども、それを記念しての映画でございます。東京都は東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーにしようということで、現在ラジオ体操を都内におきまして普及するように取り組みを行っておりまして、江戸川区といたしましても健康増進の一環、あるいは運動習慣の一つとしてラジオ体操を推進しているところでございます。そのため、江戸川区といたしましても体操しようよの趣旨に賛同いたしまして船堀にて特別上映を行うということになっております。1日2回の上映でございまして、先着2,000名様に記念品も配付予定でございますので、お時間よろしければぜひご来場いただきお楽しみいただければと考えております。  続きまして、第36回氷上フェスティバルのご案内でございます。12月9日の日曜日に江戸川区のスポーツランドにおきまして、第36回目の氷上フェスティバルを開催いたします。このイベントはアイススケートはもちろんなんですけども、スポーツランドを使っている各種サークル団体の皆様方、東部地域の皆様方のご協力で運営されてるお祭りでございまして、当日はアイススケート以外にもサークルのステージですとか、模擬店等いろいろな催し物ございますので、こちらもお時間があればぜひお越しいただければと思っております。 ○島村和成 委員長 次に、教育委員会お願いします。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 お手元に郷土資料室の企画展のパンフレットをお配りさせていただきました。今回は江戸川区の富士講と富士塚というテーマで、12月15日より来年の3月3日まで特別展示ということで行わせていただきます。中をお開きいただきますと、割菱八行講という富士講が区内で唯一残っている下鎌田地区の富士講として平成28年に江戸川区の指定文化財として登録しております。この方々も今もこのように春の祈祷から始まって、山開き、そして富士山への登行ということで毎年行われている富士講でございます。この方々の活動をご紹介しながら、またこの方々が続けて使っている用具ですとか、これまでの資料といったものも合わせて展示し、区内のこうした取り組みについて区民の方々にご紹介してまいりたいというものでございます。委員の方々もグリーンパレスでございますので、お時間があったときにはお寄りいただきましてごらんいただければと思っております。このように区で指定した文化財につきましては広く区民の方々に今後もご紹介していきたいと思っております。また同時にビデオも作成いたしましたので、こちらも貸し出しも行っております。この指定に関しまして文化財の学芸員も一緒に富士に登っております。当時の記録もございますので、どうぞごらんいただければと思います。 ○島村和成 委員長 それでは、ただいまの執行部報告について何か質問がございましたらお願いいたします。 ◆大橋美枝子 委員 1点質問します。青少年の翼、後で報告書読ませていただきますが、たしか今年から選考基準を、去年からでしたか、選考基準を若干変えたというふうに何となく記憶しているんですが、中学生と高校生のバランスとか人数の枠とか、そういうのは特に設けていないのかどうか。もっと初歩的なことを質問して申しわけないんですが、同じ中学から2名というのもあったので、もちろん子どもたちの意欲を大事にするということで基本的にはいいのかもしれませんが、その辺のことについて少し何か解説していただけることがあればお伺いしたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 選考基準につきましては昨年から選考基準というか助成を設けるというところで大きく変わったところが1点ございます。そしてあと選考基準については、意欲の高い中高生をというところでの基準は大きく変わってございません。そして中高生の枠ですけれども、結果として中学生が何人、高校生が何人と、意欲だったり英語の語学力だったり、選考の結果としてそれが何人ということはありますけれども、大体例年ですと中高生の割合は4対6になっています。あと、ちなみに男女比についても4対6ぐらいの比率で選考されているという状況でございます。 ○島村和成 委員長 ほかにございますか。  後ほど皆さんじっくりと資料を読んでおいてくださいませ。  以上で執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますか。 ◆大橋美枝子 委員 本会議でも質問させていただいたすくすく学童のおやつの件で確認させていただきたいことがあるので、お願いします。  何度も共同購入みたいな形は区としても説明しているので、保護者の判断でどうするかということで私もそれはお聞きしています。具体的には共同購入という形でうまくいってるところが1校という認識なんですけれども、その認識でいいのかどうか。それから共同購入するに当たって保護者が話し合って何とか共同できたらねということを話を煮詰めている段階で、ある指導員の先生が補食を保護者がすくすくのホームルームの場所保護者が受け取らないと共同購入でも対応できないというふうに言われたというのをお聞きしたんです。前に本西委員も同じようなことおっしゃったと思いますけれども、そうすると保護者としては幾ら当番にしたとしても、共同購入、物品そのものを学校のすくすくで受け取るというやり方ができないということで断念したというお話を実は聞いたんです。そうすると、指導員の対応なのか保護者が強い要望で何とか乗り切ったのかについてはわからないんですが、そこまで丁寧に区として保護者に説明して共同購入の場合は保護者がまとまれば受け取るだけはすくすくで受け取ると、保護者がいなくても形としては受け取るということが可能だという説明をしてほしいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 平成28年からスタートするに当たりまして、各地域で保護者説明会を行わせていただきました。その際にこれまでもお話ししたとおり、そうした保護者の方々が共同で購入をして届けるという、こういう方法もあろうかというお話は私のほうから逆に説明をさせていただいた経緯がございます。実際に1校今もやっております。こちらもお店の方が直接届けられてサブマネジャー、職員が受け取っております。私どもとしては保護者が受け取らなければだめだとかというお話はしておりませんし、ただ、今受け取るということはやっておりますけども、個々のお子さん方のアレルギーですとかそういった問題もありますので、発注の際に一緒にやられる方々の個々のお子さんの状況もしっかり親御さんたちで決めていただきまして、それぞれのお子さんの個別のものに分けていただいてお届けいただくというようなことも保護者の方と私どもの指導員との間でそこまでお話をした上で実施させていただいております。事故がないようにということも一番大きな要因でございますので、そこまでの話をした上で実施している学校が1校あるという実情でございます。指導員から我々が受け取ることはしないというようなお話は一切しておりませんので、どういう形でそういうお話になっているかちょっと私にはわかりませんが、そういった細かいことも含めて保護者の方々と一緒にお話し合いをして決めてやっているというのが実情でございます。 ◆大橋美枝子 委員 私もお話を聞いた人が何人もいるというわけではありませんので、ごく限られたところかもしれませんけれども、でも少なくとも保護者が共同購入しようかという話をしているときに受け取れないというふうに聞こえるような話し合いになってしまって、結果として共同購入やめましょうという結論になったというのをお聞きしたものですから、やはりそこで先生たちがいろいろ心配で、いろいろなアレルギーの問題とか心配なことをおっしゃることはわかります。当然、それは保護者のほうもそういうことも含めて納得ずくでやるという大事なことはよくわかるんですが、ただ、保護者がそういうように受けとめたというところは私は一番はじめの新1年生が特に要望が強いと思いますので、そこの保護者説明会はとにかく丁寧にやってほしいと。それで一番はじめに課長がおっしゃったように、共同購入という方法もありますよということも丁寧に説明して、その際、業者が届けるということでいいんだということも含めて私は言ってほしいと思うんですが、そのことはどうでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事教育推進課長事務取扱〕 実はその1校おやりになっている学校さんは学校のすぐ近くで元PTA会長さんがコンビニエンスストアを経営されていて、その方にお願いしているという背景もございます。ですので、非常に協力的にやっていただいているというお話を聞いております。恐らく商店から届けていただくということについてもそういったことも含めてお話をしていただかないとなかなか難しいのかなというのがそのときにお聞きしたことです。検討された方々のお話も私もずっと聞いてまいりましたし、実現できたということはよかったと思ってますし、またそれが引き続きできているということ、途中私ども現状を把握させていただきましたけれども、やはりそこも親御さんたちの思いが続けていけるということで、今続いてるということだと思いますので、我々としてはそういったところも含めて丁寧に対応に対応しているつもりでございます。今後も同じように対応していきたいと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 しつこく言って申しわけないんですが、同じようにとおっしゃったんで、基本的には同じようにかもしれませんが、保護者が相談したときに共同購入したいという意思があればそれができるように応援するというか、サポートするという形でぜひ、サブマネジャーの職員の皆さんには頑張っていただけないかなというのを重ねてお願い申し上げます。  最後に意見を一言。もう何度も私たち言っていますので、繰り返しで大変恐縮なんですが、やはり元に戻してもらいたいという要望はとても強くあると思いますので、議会の答弁の中で希望者も少ないというお話がありましたけれども、食べている子が200人いない。学童登録子どもたちの5%しかいないということについては、私は本当にもっと子どもの実態を受けとめていただけないかと改めて意見として申し述べます。 ◆本西光枝 委員 共同購入の方法もあるということを今もご説明いただいたんですけれども、ぜひ丁寧にしていただきたいと思います。今のお母さんたち、自分一人で頑張っちゃう保護者の方たちが多いので、人とつながれば共同購入の方法もあるんだということを知らない方もいらっしゃると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○島村和成 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは最後に、上野教育委員から一言コメントがありましたらお願いいたします。 ◆上野操教育 委員 いつもお気遣いいただいて、時間をいただいて恐縮でございます。前回も申し上げたと思いますが、私、教育委員としてこの委員会に出席させていただいて、先生方のご意見や情報、その他資料等いただいて大変勉強になっております。ただ、言うまでもなく当委員会はあくまでも区の立法機関の委員会でございますので、それに対して私は行政執行機関の1委員でございますから、皆様方がいろいろつくられてくる立法関係についてそれを前提に働く立場でございますので、ここで意見はございません。また、言うべきではないというふうに心得ております。  ただ、具体的な委員会でいろいろな問題が出てきたときに意見を述べるに当たっては、この委員会でいろいろお聞きしているいい情報とご意見等を拝見になって大変参考になっているということだけはご報告しておきます。 ○島村和成 委員長 それでは、今後の委員会ですが、次回は12月18日(火)、午前10時を予定しております。また、1月は10日(木)、午前10時を、2月については本日の委員長会で確定いたしますが、予定といたしましては、2月6日(水)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の文教委員会閉会いたします。                      (午前10時53分 閉会)...