江戸川区議会 > 2018-10-15 >
平成30年10月 総務委員会-10月15日-08号

ツイート シェア
  1. 江戸川区議会 2018-10-15
    平成30年10月 総務委員会-10月15日-08号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年10月 総務委員会-10月15日-08号平成30年10月 総務委員会 平成30年10月 総務委員会会議録 ●日時 平成30年10月15日(月) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午後 0時01分 ●場所 第1委員会室出席委員( 9人)   高木秀隆  委員長   堀江創一  副委員長   笹本ひさし 委員   太田公弘  委員   江副亮一  委員   福本光浩  委員   瀨端 勇  委員   竹内 進  委員   須賀精二  委員 ●欠席委員( 0人) ●執行部
      多田正見  区長   山本敏彦  副区長   斉藤 猛  教育長     外、関係部課長 ●事務局   事務局長  天沼 浩   議事係長  三上欽司   書記    山沢克章 ●案件  1 議案審査      第70号~第80号…可決(全会一致)    第70号:平成30年度江戸川区一般会計補正予算(第2号)    第71号:平成30年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    第72号:平成30年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    第73号:平成30年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    第74号:江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部を改正する条例    第75号:江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例    第76号:江戸川区陸上競技場条例の一部を改正する条例    第77号:江戸川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例    第78号:江戸川区立公園条例の一部を改正する条例    第79号:江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第80号:江戸川区副区長定数条例の一部を改正する条例                      (午前10時00分 開会) ○高木秀隆 委員長 ただいまから、総務委員会を開会します。  署名委員に、笹本委員須賀委員、お願いいたします。  はじめに、審査日程についてお諮りいたします。  既にご案内のとおり、本定例会中の総務委員会は、本日と明日の2日間です。  本日、本定例会で当委員会に付託された議案の審査を行い、陳情及び発議案の審査並びに所管事務調査については、明日に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、本日の進め方ですが、第70号議案より順次審査を進めていきたいと思いますが、第70号議案、平成30年度江戸川区一般会計補正予算第2号については、予算書・同説明書に従い、歳入は「款」、歳出は「項」で審査を行い、第71号から第73号までの各特別会計補正予算については、歳入・歳出とも「款」で審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  また、第70号議案は、第71号から第73号までの各補正予算に関連する議案でありますので、第73号議案の審査が終了した後に、順次お諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  なお、執行部の答弁に当たっては、卓上マイクを配置してある2列目までは、着席のままで結構です。質疑及び答弁は、明瞭で簡潔に行うよう、お願いいたします。  また、携帯電話スマートフォン、パソコン、タブレット端末などの電源をお切りいただき、使用することのないようにお願いいたします。録音についてもできませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより審査に入ります。  はじめに、第70号議案、平成30年度江戸川区一般会計補正予算第2号ですが、予算書・同説明書の1ページをお開きください。  第1条、歳入歳出の補正ですが、第1表、歳入歳出補正予算は、2ページと3ページにあります。  それでは、32ページをお開き願います。  歳入第13款国庫支出金より審査願います。 ◆福本光浩 委員 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  ここでは、都市開発費の補助金として社会資本整備総合交付金。ここで約11億強のお金が国庫支出金として今回見込まれております。これは歳出のところでいう小岩の再開発にかかわってくることだというふうには認識しておりますけれども、こういう形で国庫がしっかりと入ってくるということでは歳入確保というのは非常に重要だと思いますけれども、この辺のどういう形でこういう国庫支出金が入ってくるのかということと、歳入確保に当たってはどういうような工夫をしているかということをちょっと改めて聞かせていただきたいと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 社会資本整備総合交付金補助対象となるJR小岩周辺地区街づくりでございますが、まず再開発事業を行うということで、再開発の要件に合った街づくりを行っております。古い建物も多くて道路も少ない、そういうところが皆さんで共同化を行い、高度防災化された建物になることと、公共施設の整備を行うことは、これは街づくり上、重要なことでございまして、それに対して国の補助金がつくという、社会資本整備総合交付金の中の再開発事業ということで補助が入るということでございます。  それから、さまざまな工夫も今後していかなければいけないんですが、今回の地区につきましては歳入確保のために防災再開発促進地区に基づく補助金の申請を行っております。  この地区指定を受けると、通常対象となる部分が3分の2が国庫補助金と区の負担になるんですが、その部分が3分の2掛ける1.35ということで10分の9、いわゆる3分の2の対象から10分の9、国と区の負担になるということで、補助金が上がるというメニューがございます。今年度からこの対象工事となりましたので、国に要望しまして、結果的に11億3,968万5,000円入ったということでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。そういういろいろな工夫を得て、そういう形で再開発事業にこういう国庫支出金が入るということはすごいことですが、今課長のご答弁の中でちょっと、3分の1掛ける1.35というようなお話が出ていましたけれども、今回そのように国庫支出金の単価といいますか、掛け目が1.35になったというその理由というのがどういうことかということと、その辺改めてお聞かせ願いたいと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 この補助金の割り増しの要件が、防災再開発促進地区という、いわゆる密集法に基づく地区指定がございます。  老朽建築物が多くて道路整備が遅れている密集市街地を防災上危険な状態から防災街区として、特に一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき地区と、このような指定を受けたところでございます。  この地区指定でございますが、平成25年の3月に東京都と協議を開始しまして、26年10月には東京都に申請、それから26年12月に防災再開発促進地区指定ということで、東京都の指定を受けております。  この補助の割り増しの要件でございますが、土地整備費、それから共同施設整備費ということで、地区指定されてすぐお金が出るというわけではございません。やっと権利変換を経て工事に着工するということで、やっとこのメニューが使えるようになったということで、今年の1月4日に国に申請をしまして、4月5日に補助金の内示ということで、今回からこの割り増しの条件が適用されて、国庫補助金を投入していくと。  仕組みとしましては、3分の2掛ける、3分の1ではなくて、3分の2掛ける1.35で、いわゆる地元負担が3分の1から地元負担が1割に負担が下がると、その分、地域貢献と事業のスピード化を図ると、そのような地区要件でございます。 ◆福本光浩 委員 詳細は歳出の小岩の再開発にかかわるかもしれませんが、あえてちょっと歳入で11億強のお金が入るということで、ここで聞かせていただきましたが、今の課長のご答弁でいろいろな要件をクリアして3分の2掛ける1.35の国費が入るということは今のご説明の中では、区民の方々のご負担も非常に減る。その中で小岩の再開発が行われるということを改めて再認識いたしましたので、今、320億ぐらいあるんですかね、小岩の基金。それも今回取り崩していろいろとこの南小岩の事業については進めるということですから、北口も第2回定例会のところでは補正予算を組んで進んでおりますし、いろいろな意味で小岩が動き出しておりますので、課長ご答弁のようにこうやってうまく国庫支出金等を活用しながら、江戸川区の発展、小岩の発展にご尽力をいただきたいと、そういうことを要望して終わりたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 よろしいでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第14款都支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第16款寄付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第17款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第18款繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第19款諸収入。 ◆福本光浩 委員 すみません。ちょっとここで改めて、歳入確保の視点からお伺いをしたいんですけれども、ここに破産債権配当金ということで1,466万入ってきておりますが、これ多分、以前いろいろ公共事業の中で破産とかして、こういう形でいろいろな経緯を経て配当金という形で入ってきたと思いますけれども、改めてこのことというのは、いつ、どういう形で起きたことについて、こういう配当金が入ってくるかということを改めてお聞かせ願いたいと思います。 ◎藤川則和 街路橋梁課長 ただいま委員さんのご質問の内容でございますけども、こちら1,466万8,000円の内訳でございますけども、こちらの工事、上一色中橋架替工事(その4)工事受注者株式会社サクラダ。こちらの会社が平成24年11月27日をもって破産手続の開始をされております。これに伴いまして契約解除、こちらの工事の中止に伴って、損害金全体でこちらが1,648万1,727円。このうち、平成26年6月2日付に破産管財人より中間配当としまして181万2,989円の配当がございました。  今回、全体の損害金1,648万1,727円から、中間配当がございました181万2,989円を引きますと、残りの今回1,466万8,738円が最後配当として払われたものでございます。 ◆福本光浩 委員 そうすると、そのとき大分前のことなので改めてこのことを思い出したんですけれども、今の課長のご答弁ですと、請負業者さんは倒産という形になったけれども、今の形でいくと全て区は回収したということで、区の損失といいますか、損害というか、その部分はなかったということでよろしいでしょうか。 ◎藤川則和 街路橋梁課長 委員さんのおっしゃるとおりでございます。よろしくお願いします。 ◆福本光浩 委員 あえてこういう形での破産債権配当金というのがあったので、改めて聞かせていただきましたが、いろいろな公共事業今後やるに当たっても、やはりこういう万が一のトラブルというか、こういうことはつきものだと思いますので、いずれにしろやはり税金を投入している以上、今のような課長ご答弁のようにしっかりと区の損害といいますか、ないような形で民間企業との契約をしっかりとこれまで以上に進めていただきたいと、そういうことを要望したいと思います。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。40ページをお開き願います。  第3款危機管理費、第1項防災危機管理費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第4款総務費、第1項総務管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款都市開発費、第1項都市計画費。 ◆瀨端勇 委員 よろしくお願いします。  さっき、歳入で国庫支出金について、社会資本何とかというその歳入の確保のことで福本委員からご質問があった小岩駅周辺の街づくり。今回、南小岩六丁目の地区の補正がかけられていると思うんですけども、ここに具体的にされているこの市街地再開発事業公共施設管理者負担金、それから市街地再開発事業補助金という二つの内容というか、その補助金のほうが国庫支出金で、先ほどいろいろ工夫されたというか、歳入確保で努力された内容がご答弁・ご説明がありました。  具体的にこの公共施設管理者負担金というのは区の基金の繰り入れだと思うんですけども、それと国の補助金、国の補助金については先ほど大体お話しいただいたのでわかったんですけど、それぞれの負担金・補助金の目的や内容といいますか、どういうものにどういうふうに使われていくのかということをちょっと教えていただきたいと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 こちらの出ています市街地再開発事業公共施設管理者負担金と市街地再開発事業補助金でございますが、最初の市街地再開発事業公共施設管理者負担金は再開発事業と一緒に都市計画道路、いわゆる小岩駅のリングロードというところでございますが、こちらをつくるときに将来管理者、いわゆる江戸川区でございますが、江戸川区にかわって再開発でつくっていただくと。その目的で、そのために将来管理者の区が負担をすると、お金を払いますのでつくってくださいということで、それがこの負担金ということで、こちらの部分についても国費は半分入ります。それから、市街地再開発事業補助金、こちらは再開発ビルの整備に要する費用の一部について国と江戸川区が行う補助金ということでございます。両方とも南小岩六丁目地区の道路をつくること、それから再開発を行うこと、あとこの中には北口地区自転車駐車場基本設計の設計費も入っております。内容的には六丁目地区の公共施設管理者負担金の道路にかかわる部分の補助金、それから再開発事業の補助金、それから北口地区自転車駐車場基本設計に係る補助金ということでございます。 ◆瀨端勇 委員 何かその六丁目地区の市街地再開発事業でちょっと細かいことかもわからないですけど、いろいろまちづくり相談室の移転とか、自転車置き場のこととか、今、リングロードのことについてはご説明いただいたわけですけど、そういった今回の補正と関係あるのかちょっとよくわからないですけど、その南口六丁目、あるいは今後の七丁目の事業にかかわっているのかもしれないですけど、そういったまちづくり相談室の移転のこととか自転車置き場の変更というんですか、そういうことについてもちょっとかかわりがあるのかどうかわからないですけど、教えていただければと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 こちらのほうのブロック塀改修等工事費の中には現在のまちづくり相談室の撤去費も入っております。そういう意味では七丁目地区の街づくりにも関係してきます。  もともと相談室の撤去費は当初予算で入れていたんですが、昨年度の調査で、外壁にアスベストが少々入っているということで、そのアスベスト除去費部分を補正をかけております。その相談室はちょうどリングロードの予定地の中に建っているものでございますので、減歩緩和用地の土地をいろいろと地元からお譲りいただいているんですが、最終的に今のままですと道路つくれませんので、新しく土地を買ったところに新しい事務所を建てて現在の相談室は道路予定地ということでございますので、今回の今年度の予算で壊して新しいところに移転すると、そういうことでは七丁目地区の街づくりにも今回の補正は関係している内容でございます。  六丁目の事業も年明けから工事に入るということで、今、商店街さんに運営していただいている駐輪場もなくなる予定がございます。そういう意味で駅前の約1,000台の駐輪場がなくなるということがございますので、七丁目地区の中の先行買収でした土地、その土地、今、駐車場で活用しているんですが、そういう駅前の駐輪場がなくなる時期にも合わせて駐車場から駐輪場に衣がえしていくと。今の相談室の撤去したところも駐輪場に衣がえしていく予定でございます。 ◆瀨端勇 委員 大分いろいろこの七丁目やら六丁目地区ですか、この事業が進展しているという様子が今の課長からいろいろお話を伺って、うかがえるわけなんですけども、私どもずっとこの再開発、街づくりの事業について一番関心というか注意を払っていかなければならないかなと思っている問題は、地区の寡少権利者の方々とか、借家で営業されたり住まれている方々といいますか、そういった方々の保証とか対応とか今後の生活の再建とか営業の再建とか、そういうことがどうなるのかなということが一番注目というか注意を払わなければならない課題じゃないかなというふうに認識しているんですけども、この六丁目地区の場合はその権利者の方々とその件数と借家の方々の件数、どれぐらいいらっしゃるのかということと、それから、その方々の今言った生活再建とか営業の再建とかそういうことについては一応のルール、決まりがあるわけですけども、いろいろ具体的な相談乗っていただいているとは思うんですけども、その辺がどうなっているのかなということちょっと確認させていただければと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 六丁目地区のまず所有者、土地なり建物を持っている方、それから借地権お持ちの方は合計で68名いらっしゃいます。それから、借家人の方は121名いらっしゃいます。今回、権利変換認可申請をこれからしまして、その認可取得後、工事、その工事に伴う補正ということでございますが、同意のほうも68名のうち18名の方は転出ということで財産をお金にかえて外で新しい生活をするという方が18名。それから権利変換という形で、中で新しい建物の権利をもらう方が50名ということでございます。この68名全員は権利変換に同意をしていただいております。転出を抜いて全て納得していただいている状況でございます。  それから、借家人の方は116名の方は転出というか新しいところを探して借りて、新しい生活をするということと、残りの5名の方でございますが、3名の方は大家さんと一緒に再び再開発の中で借りるということと、あと2人の方が同意の意思表示をされなかったんですが、実際はこの権利変換計画というのはビフォーアフター全て乗るということで、出ていく方、残る方、それから権利が形として残る方ということで全て行き先が出るという権利変換の形になりますので、実際は借家人の方に関しては116名が出ていって、5名の方が権利変換計画書に形に乗ると、権利が残るという形になります。 ◆瀨端勇 委員 121人中116人の方が転出というお話がわかったんですけど、その権利変換計画に乗るというのはちょっとよくわかりにくい面もあるんですけども、大体この転出される方々、あるいはその意思を表示されていない方々、それぞれ都合があるのかなと思うんですけども、特に転出される方々とか借家の方々の納得というか、納得して補償金もらって出ていくんでしょうけども、その辺の話し合いの経過・過程で現場で先頭に立たれている課長はじめとして職員の方々は借家の方々の意向とか、さっき言った生活再建営業再建の見通しとか、そういうことについてはどんなような相談なり見通しを持っていられるか、ちょっとわかる範囲で教えていただければと思います。 ◎町山衛 市街地開発課長 借家人の方の対応は組合施行でございますので、直接、私とか職員が相談に乗るということはないんですが、121名のうち116名出ていくということでございますが、こちらは申し出によって出ていくということで、皆様納得した上で出ていきますと書いた申請というか、そういう紙を出していただいて出ていくということでございます。  再開発事業、建物建てるのに3年以上かかりますので、皆さん残りたいという方もいらっしゃいますが、むしろやっぱり待てないという方は先に新しいところ、近隣で新しいところを探して、補償をもらって生活再建をするということでございますので、そういう意味では皆さん納得した上で先に出ていって新しいところでご商売を始めるとか、仮住まいを始めるということでございますので、再開発事業全て申し出について、申し出で一筆いただいてその形で権利がかわりますので、そういった意味では皆さんいろいろな相談を受けてどちらが一番合理的ですか、どちらが一番フィットしていますかという、その形の結果がこの数字にあらわれていると。 ◆瀨端勇 委員 大体よくわかりました。組合施行ということで、ただ組合に対していろいろな助言指導ということに当たられているのが皆さんかなと思うので、私どもこの小岩に限ってというか、小岩に特定してということじゃないんですけども、やっぱりさっき言った寡少の権利者といいますかね、古くは小松川の防災拠点開発事業というのもありましたけども、いろいろこういう再開発とか街づくり事業においては、やっぱり権利の小さい方々とか借家の方々、こういう方々の生活再建や営業の再建図るということは一番困難というか大きな課題じゃないかなと私たち考えていまして、そういう意味で特に高齢者も多い小岩の地域の街づくりということになりますので、いろいろ出ていっても営業を続けられないとか、あるいは住むところがないとかというようなことが、今のところないようですけども、そういう再開発の推進がそういった権利の小さい方々の福祉の削減にならないように、きめ細かい対応を要望して終わります。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款文化共育費、第1項社会教育費
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 第2項保健体育費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第8款生活振興費、第1項地域振興総務費。 ◆瀨端勇 委員 生活振興費については、区民館コミュニティ会館のところの松島地区区民施設建設費ということについては、いろいろ本会議とか決特などでも論議されたところなので、大体わかったという感じなんですけども、もしできれば改めてこの地区の会館つくっていく上に当たっての区民の皆さんの声とかいろいろな要望をどのように検討されたのかなということをお聞きしたいということが一つです。  もう一つは、この二つ目の戸籍事務経費のほうで、戸籍システム文字情報データ抽出作業委託料ですか。額は53万2,000円ということなんですけども、この作業の目的とか内容とか、マイナンバーとのかかわりがあるというように聞いたんですけど、具体的にどのように関係するのかということ2点お尋ねしたいと思います。 ◎岡部長年 地域振興課長 よろしくお願いします。私のほうからは松島地区区民施設建設についてお答えさせていただきます。  どのような経緯でということでございますけども、こちらにつきましては平成21年度においてこの土地について、コミュニティ会館等の建設のご要望が出たところでございます。これについては、用地取得、現有地といたしまして区有地がございます。それに隣接しまして地続きで都有地がございます。そちらの土地を購入した上でということで、都と折衝を続けてまいったところでございますが、それがいよいよ今年度中に都のほうから売却ができるという見込みが立ってまいりました。そういった上で今回の建設の計画になるわけでございますが、地域住民の皆様方といたしましては、その間、町会、自治会長さんはじめ、各種団体の皆様との打ち合わせ、それから施設見学会等を通しましてご要望をお聞きしながら進めていったところでございます。今年に入りましてからも、あらかたの素案をお示ししながら、各町会、自治会の合意をいただきながら、今、進めているという状況でございます。 ◎上野晴彦 区民課長 よろしくお願いいたします。2点目の委員お尋ねの、戸籍システム文字情報データ抽出作業委託でございますが、こちらは平成35年度におきまして、戸籍事務へのマイナンバー制度導入が予定されてございます。そうした中、国のほうでは、現在、戸籍情報連携システムという仮称でございますけれども、こうしたシステムの構築を予定しておりまして、こちらのシステムに各自治体がつなげるシステムになるんですけれども、現行の戸籍システムはそれぞれ全国の自治体が個別に戸籍システムを構築しておる関係で、自治体で使っている字のデザインが自治体ごとによってばらばらでございます。そうしたばらばらの字体が同じ字なんですけれども、システムの中では違う字という形になってしまう関係上、戸籍のシステムとつながりが持てないということがわかりましたので、この使用されている文字のコードやデザインを整えるために、各自治体で使っている字のデータを抽出しなさいということが国から言われました。  そして、そのデータ抽出のための作業をするための委託ということでございます。 ◆瀨端勇 委員 大体わかりました。松島地区のコミュニティ会館なんですけども、住民の皆さんの要望の中にコミュニティ会館機能とか、本会議にもあったスポーツ機能ですか、そういうふうなものとかプールとか、そういういろいろな声があったのかなと私も詳しくわからないですけども、そういうことを仄聞したものですから、そういうことは具体的にどういうふうに検討されたのかなということが一つ。  ちょっとまず一つひとつ伺おうと思いますけど、そのことちょっと教えてください。 ◎岡部長年 地域振興課長 こちらの施設の内容等でございますけども、先ほどの繰り返しで28年ぐらいから本格的に各町会長さん、あるいは町会の役員様、それから各種団体の方々との協議を進めていたところでございます。その間、施設の見学等もさせていただきまして、具体には平成28年の12月26日にこの当該6町会長さんの連名によりまして、松島四丁目都有地の取得及び活用に関する要望書というものが区長宛てに提出されたものでございます。その中では要望といたしましては、防災機能を充実させた地域の子どもから熟年者まで幅広く利用できるコミュニティ会館の建設ということで、出されているところでございます。それを踏まえまして、実現できるところと実現ちょっと難しいところといろいろ協議をしながら現在に至っているという状況でございます。 ◆瀨端勇 委員 スポーツの関係の要望というのは具体的にはなかったんですか。 ◎岡部長年 地域振興課長 細かい内容で申し上げますと、主な施設の要望の中に健康増進のための温水プール、スポーツルーム等の設置を望むということでの要望はいただいているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 検討したけど、それはしないという結論になったということなのかな。 ◎岡部長年 地域振興課長 この中で、まずスポーツルームにつきましては、比較的大きなスポーツルームということと、あとそれ以外にも健康ルームですとか、あるいは機械を置いて自由に運動ができるスペースということは設けようとしているところでございます。  それから、もう一つプールのほうでございますけども、こちらにつきましても大きな非常に意見をいただいているところでございまして、こちらについてはプール施設について非常にその熟年者から幅広い年代まで利用できるということが、これはこちらごもっともなことでございますし、あるいは今ある区有の施設もプールについては非常に人気があって多くの方々が利用していただいているということもございます。  反面、プールの設置については初期費用ですとか、その後の維持管理も費用がかなりかかるということ、それから運営についても監視員ですとかいろいろな費用もかかってくるということで、区といたしましてはプールについてはできるだけ多くの方が利用していただけるようなところということで、区全体のバランスを見ながら配置場所を決定していかなければいけないのではないかということで、その旨をお伝えさせていただいて、また一方でこの6月に公表されました、大型公共施設の現状と再編・整備に向けた検討の中でも、中央地区についても入っているところでございますので、中央地区全体としてプールのあり方等考えていただくということで、こういった考え方を町会長さん方にお示しさせていただいて、今のところそれをご理解いただいているということでございます。 ◆瀨端勇 委員 大体、概略、既に議会でいろいろ繰り返し説明させていただいて理解しているところだとは思うんですけども、やはり住民の声としてはいろいろな面があってというふうに思っておりますので、今後の公共施設の検討の中でもいろいろ慎重に考えていっていただきたいなということです。  それから、戸籍のほうなんですけども、平成35年に、5年後ですか、戸籍をマイナンバーに紐づけというか、マイナンバーにかかわらせるということだという予定だということなんですけども、戸籍というのは、国はそのほかにも何か私もいろいろ調べさせていただいたところですと、金融とか医療とか介護とか健康とか旅券とか自動車登録というような、そういうものに並べて戸籍事務をマイナンバー制度に導入を計画しようとしているというふうな情報があるわけなんですけども、ただ、戸籍というのは、ほかの情報は全て個人を単位としているその情報に対して、戸籍だけは家族を単位にしたものであると。ですから、1人の人のほかの人とのつながり、続柄を証明することを目的としていると。だから、特定の個人の情報があるだけではなくて、ほかの人との関係が詳しく書いてあると。そこに戸籍の意味があるというふうにこれは私も受け売りで、日本弁護士連合会の弁護士の先生とかそういう方々がいろいろ声明とか問題の中で意見を表明されているところなんですけども、そういった戸籍をマイナンバーに紐づけするというか、そういうことというのは個人を単位に考えるプライバシー保護との観点から問題があるんじゃないかという、そういう見方があるんですけども、その点どういうふうにお考えでしょうか。 ◎上野晴彦 区民課長 委員お尋ねのプライバシーの関係ですけれども、基本的に国のほうとしましても回線等は十分に注意する形で紐づけをする予定でございまして、戸籍というのは委員おっしゃるとおり身分制度の中の結びつきやその関係を証明するものでございますので、そちらの関係がほかに漏れないよう、遺漏がないようにするという手続も、今、国のほうで検討しているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 何というか、個人を単位にしている情報であればマイナンバーにくっつけてもいいという意見ではないんですけども、戸籍事務というのはちょっとほかの情報とは異質というか違った意味合いがあると。そういう家族の関係とかいろいろな地縁・血縁というか、いろいろおっしゃった身分とかいろいろなかかわりが出てくる情報だけに、やっぱりそれをマイナンバーと結びつけていくということの重大性といいますか、そういうことを指摘しているのかなと思うんですけども、国が戸籍を保護する、そういう心配ないよと、マイナンバーにくっつけても戸籍は心配ないよと言っている根拠というか、どういうふうにするんですかね、それは。 ◎上野晴彦 区民課長 今、委員お尋ねの情報が漏れないという戸籍を管理しているサーバーでございますけれども、こちらも正副用意をさせていただいて、もちろん結びつけるときにもサーバーももう一つ用意をいたしまして、厳重に回線に入り込めないようにするというのが国の考え方でございます。ですので、個人の方の戸籍の情報が漏れないようにという設計に基づいて、今、システムを構築するという動きでございます。 ◆瀨端勇 委員 国のそういう情報セキュリティといいますか、そういう管理で幾重にもというようなお話で大丈夫だというようなお話なんですけども、法律家の方々から言わせると、これは私たちもわかりますけど戸籍情報にはさっきも言いましたけど、婚姻、離婚、親子、養子といったような身分関係や出自などを証明ないしは推測させるその差別などの原因になり得る情報が書かれていると。このような個人情報に個人番号が紐づけされることによるプライバシーの危険性は高まる、それは明らかだということを法律家の方々なんかは厳しく反対を繰り返し声明出したりして、表明されているわけなんです。単なる個人情報とは全く意味合いの違うこの戸籍事務にマイナンバーをくっつけるというようなことは個人情報保護の観点からもこれは推進一辺倒じゃなくて、やっぱり慎重な上にも慎重な検討をぜひするべきだという意見を述べて終わります。 ○高木秀隆 委員長 ほかよろしいでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第9款福祉費、第1項社会福祉費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第2項生活保護費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第10款子ども家庭費、第1項児童福祉費。 ◆太田公弘 委員 児童福祉費では2点確認させていただきたいと思います。  1点目は先週9日にNHKのEテレでおうち食堂で温かいご飯ということで、この本区の事業紹介しておりました。子どもの食の支援事業についてということで、今回補正で約650万を出していることから、これは利用数が増えたのかと思いますけど、まずその内容について確認をさせてください。 ◎野口千佳子 児童女性課長 今回、食の支援事業として650万円補正予算計上させていただいておりますが、そのうち350万円ほどがおうち食堂の分でございます。平成30年度スタートしまして、当初予算30世帯で予算計上させていただいておりましたが、現在23世帯に支援が入っております。また、8世帯お申し込みを既にいただいており、家庭訪問やボランティアの調整などを行っているところでございます。合わせて31世帯この時点で支援が入ることから補正予算を計上させていただいております。  また、残りの300万円でございますが、東京都が今年度始めた子ども食堂応援補助金でございます。東京都が10分の10補助ということで、月1回以上開いている子ども食堂に対して、年間上限24万円なんですが補助をするもので、歳入、歳出ともに300万円計上させていただいております。 ◆太田公弘 委員 その中でも特におうち食堂に関しては、今年の予特でもいろいろなやりとりさせていただいて記憶にあるんですけども、子どもたちへの食の支援についてということで、この支援のボランティアの方と触れ合うことでさまざま例えば偏食が強かったお子さんが野菜食べられるようになったりとか、お医者さんから健康面でも改善されてきたというような、こういった非常にお子さんに変化があったというふうにお聞きしております。ご飯をつくりながら触れ合うということを通じていろいろな変化があったというふうに記憶をしております。今後もこの取り組みについては地道に進めていただきたいということでお願いしたいと思います。  それから、もう1点は、子どもの成長支援フォーラムというところがその下にあるんですね、(5)ですか。これについて、中身というか、どのような形で行うのかということをちょっと確認をさせてください。 ◎野口千佳子 児童女性課長 まず、場所と日程なんですけども、今年の11月23日祝日にタワーホール船堀1階展示室で開催させていただきたいと思っています。平成28年度から区を挙げて学習支援また29年度から食の支援事業、それから子どもの居場所等行っておりますが、それを含めた子どもの育ちにかかわるような事業の活動を広く知っていただきたいということで、講演会やパネル展示などを予定しております。 ◆太田公弘 委員 来月ですか、11月23日ちょうど祝日ですね。  そういった支援フォーラムということで、この時期にこういったフォーラムを開催する目的というのをちょっとお聞かせを願いたいと思います。 ◎野口千佳子 児童女性課長 目的は三つございます。子どもの成長支援は区民の皆さんの力をいただきながら、区民の皆さんの力がないとできない事業というふうに言えます。その目的のうちの一つが、さらに区民の一人ひとりの気づきの目を広げたいということでございます。2点目がさまざま保育園や共育プラザ、さまざまな江戸川区の事業や虐待予防、それから社会的養護の必要性、いろいろなことを知ってもらう機会にしていただきたいということが2点目です。3点目として、そういった子どもの育ちを応援したいという方をもっと増やしていきたい。そういった気運を醸成したいという3点がこの事業の目的でございます。 ◆太田公弘 委員 非常にすばらしい取り組みだなというふうには話をお聞きして感じました。さっきの食の支援ということで、子どもの成長に欠かせない食の支援ということで非常に大事な取り組みだなと思っております。11月の23日に開催ということで祝日でもありますので、まず私ども議会もそうですし、職員の方も含めて多くの方がこの取り組みに参加していることもあるんですけれども、さらに多くの方にこの内容を知っていただいて、区としても周知の徹底をよろしくお願いしたいと思います。 ◆福本光浩 委員 ここでは、ちょっと改めてひとり親家庭学習支援事業学習支援の消耗品等の費ということで1点目がそこについてなんですが、指定寄付金としてもお金が入ってきておりますけれども、まずこの概要とどういう形で進めていくのかということをお聞かせ願いたいと思います。 ◎野口千佳子 児童女性課長 今回、指定寄付をいただきまして、ひとり親家庭のためにというようなことでいただいております。一番大きいほうの額はディズニーランドのチケットでございます。中学3年生が卒業旅行と称して、みんな友達と卒業旅行に行くというようなことがかなり多くあるのですが、ひとり親家庭だとなかなかチケットが高いというようなことで行けないというような家庭が多いというふうに聞いております。今回の指定寄付はそのディズニーランドのチケットにあてさせていただきたいと思っております。また、もう一点はパンフレットスタンドを購入し、いろいろな情報をひとり親家庭に広く知ってもらうためにe-りびんぐに置くパンフレットスタンドを購入したいと思います。 ◆福本光浩 委員 わかりました。改めてちょっとわからなかったのでお聞きしたんですけれど、ディズニーランドのチケットということでございますが、これは何ですか、ひとり親家庭の中学校3年生の方がいらっしゃるひとり親家庭の方々が対象ということでいいんでしょうか。そのチケットはどのくらい購入する予定なのかということとか、なぜ、ディズニーランドだったかというのは、先ほど高いからということなんですけど、それに至ったところは改めてお聞かせいただきたいと思います。 ◎野口千佳子 児童女性課長 ひとり親家庭向けの学習支援、えどさく先生、それからさくら塾を利用しているひとり親家庭向けに、今回配付というか希望を募ってというふうに考えております。70枚ほど、1日パスポートというんですか、1日利用券というのを70枚ほどで考えておりますが、なかなか3年生同士、一般家庭と区別するわけではないんですが、かなりみんなで行こうよという話が多い中、うちは行けないとか用事があると言って、本当は行きたいのに我慢しているというような声を数多く聞いておりまして、今回中学3年生のひとり親家庭向けに、学習支援を利用している方なのですが、配付を考えております。 ◆福本光浩 委員 概要はよくわかりましたけれど、今のお話ですと対象になるひとり親家庭の中学校3年生の方々というのは、もっとたくさんいるのかなというふうに仄聞しています。その中で学習支援を受けている方々を対象にディズニーランドのチケットということですが、ちょっと改めてどういう形で使うのかなということを確認しました。ひとり親家庭で学習支援を受けている方というとかなり限られてきて、そこに要は優遇というか厚遇という形になるというふうにも捉えられますので、私はこれ否定しているわけじゃないですけど、しっかりとひとり親家庭の支援を行うにあたっては、そういうこともしっかり考えてやっていただきたいということを申し述べさせていただきます。  あと2点目に入ってよろしいですか。子どもの食の支援事業、太田委員からので概要は改めてよくわかったんですが、先ほど課長のご答弁で当初予算約30世帯を対象に、もう23世帯ですということでございますが、それで8世帯が選考に入っているとかそういう意味なのかもしれませんが、ちょうど当初予算と30世帯を予定していたわけで、31世帯ですから、そこまで差異がないけれど、今回こういう形で既に半年もたってない状態で補正予算を組むということでございます。それだけ江戸川区の中でニーズがあるのかなと改めて感じたんですが、この辺のボランティアの派遣ということはどういう方々が応募してといいますか、こういうボランティアに採用されているのかということと、今のこの30世帯という方々の選定というか、そういうのは児童女性課としてどういう形で今進めてきたんですか。要は私もパンフレットとか見させていただいて何かあったらここに電話してくださいというふうには書いてありますけれども、その辺の23、要するに予備軍入れて31というのは今までどういう形で選定されたのかということを改めて聞かせていただきたいと思います。 ◎野口千佳子 児童女性課長 まず1点目のボランティアですが、お隣さんボランティア事業というのが子ども家庭支援センターのほうに登録をしていただいて、何か子どものためにというようなお力をいただくという登録をしている方に、食の支援ボランティアになっていただけませんかといったご案内と、それからシルバー人材センターの会員の皆さんに、当初その両方の面でお願いをしていました。その後、おかげさまでテレビに取り上げられたり、新聞に取り上げられたりすることが数多くあり、一般の区民の方から私も協力したいといった手を挙げていただく方が多く、今67名ほどのボランティア登録をいただいております。いろいろな家庭のその家庭で培ったお料理の技術を生かしていただくということで皆さんの力をいただいているところです。  また、どうやって対象家庭を決めているかというところですが、この事業は例えば子ども家庭支援センターの現場を回っている職員、それから健康部の保健師さん、そういった地域で回っている職員からの照会が一番多ございます。それ以外にも民生児童委員の方、そしてほかの学習支援につながっている家庭、そういったところから支援につながることが多いんですが、一人ひとりの家庭に家庭訪問をさせていただき、家庭の状況や台所、冷蔵庫の状況、鍋、釜の状況も確認させていただきながら支援に入っているところでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。改めて補正予算がこの時点で、なぜこれだけ増えるかということはちょっと改めて聞かせていただきたいと思います。 ◎野口千佳子 児童女性課長 昨年8月からのスタートの事業でございまして、昨年は約7カ月ぐらいの事業で、昨年も30世帯で計上させていただいておりましたが、今年度に入りましてやはりこの事業を知っていただく、職員ももちろんですし、地域の方が増えたことで対象家庭をご案内していただくというような情報が集まってくるようになりまして、今現在は31世帯なんですけれども、これからも増えるだろうというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 わかりました。改めて江戸川区が子どもの成長支援として学習支援やこういう食の支援に力を入れていこうという中で、今回こう補正予算が組まれていたので改めて聞かせていただきました。その中で、今の食の支援の中で、いろいろテレビの報道等も行われたところでございますが、昨年の8月からこの約1年強振り返ってみて、この事業の成果というものは、担当課としてはどのように捉えておられますか。 ◎野口千佳子 児童女性課長 食の支援に限ってでよろしいでしょうか。KODOMOごはん便、そして、おうち食堂と二つの事業をやらせていただいておりますが、まずごはん便のほうでは、地域と全くつながりがなかった家庭にお弁当屋さんが届けることで少しずつ地域とのつながりができ始めた。またそれをきっかけに次の子ども食堂やおうち食堂につながった家庭も多ございます。また、おうち食堂は家庭に入ってボランティアさんが調理をするというようなことで、もちろん子どもができたてのごはんを食べておいしいという、買ってきたものではなく、できたての手づくりのものを食べる喜びはもちろんなんですけれども、それ以外に人との交流、会話、何気ない声かけ、そういったことが子どもの笑顔や、またお母さんの心の安心みたいなことにつながっておりまして、実はある家庭のお母さんからは、子どもには体の栄養をいただいています。私には心の栄養をいただいていますというようなお声をいただいております。食の支援がなかったらどうかというような比較はなかなか難しいんですけれども、各家庭親子が少しずつ安心だったり、地域につながる、行政とつながるというようなきっかけにはなっていると考えております。 ◆福本光浩 委員 公として税金を投入して、こういう事業をどこまでやるかというのはいろいろな議論があると思います。自助、共助、公助の視点の中で、今課長のおっしゃった、この事業はまさに公助の部分だと思いますけれども、それが共助、自助につながるように、しっかりと予算計上する以上は成果に結びつけていただきたいと思います。 ◆笹本ひさし 委員 ちょっと今の議論のところで少し意見というか質問というか、見立てにもなるかもしれませんけども、総括的な意見の中では緩やかな景気回復の中で、そのいろいろ活気を取り戻しつつあるという評価がある一方、ここ2、3年、特に感じるんですけど、補正で子どもの貧困対策ってよく出てきますよね。この今言った食の支援だとか、あるいは学習支援だとか。本区のいわゆる、例えば、小中学校の要保護家庭とか準要保護だとかの比率を見ると、やっぱり特別区の中でも上位と言っていいのか、高い比率になっているという現状というか前提があります。東京都が子ども食堂に10割を出すとかということは、これは今後広がればいいことかとは言えないと思うんです。補正で貧困対策が出てくるということは、やっぱり当初見立てができないものが増えてくるというふうな捉え方もできると思うんですが、今後この手のいわゆる景気回復が叫ばれながらも、やっぱりこれだけ貧困対策が出てくるということはやっぱり格差も広がっているし、ややもすると置いていかれてしまう家庭が相当あるんじゃないかなと、本区の場合でも。トータルから見たら30家庭ぐらいだから大した数じゃないんだけれど、やっぱり今後児相も設置をしていくとか本区もいろいろな対策をやりますけれども、今後見立て、これが増えるというふうに見立てるということはちょっと残念なんだけど、そこらをどのように捉えていますか。 ◎野口千佳子 児童女性課長 支援に入り始めて感じているところは、そういった支援が必要な家庭は情報を持っていないということです。確かに景気回復、雇用の回復などはありますが、それが全てに浸透しているかというと、そうではないと感じています。また、その情報がないのでこれだけ毎日のように子ども食堂のことですとか話題にはなるんですけれども、そういった対象家庭はそういった情報を持っていなかったりとか、自分の家庭が困っていることにさえ気づいていない家庭があります。まだまだ手が必要な気づきの目が必要な家庭は掘り起こし、まだ必要だとは思いますが、将来的にはそういった支援がない地域、ない社会が必要だと思いますので、答えになっているかどうかわかりませんが、以上でございます。 ◆笹本ひさし 委員 今、答弁いただいたように、やっぱり非常に格差も広がっているし、ややもすれば置いていかれている家庭がやっぱりこういう形で手を差し伸べているという部分はとっても大切なことだと思います。しかし、できればその家庭が自立をできるということが本来的なところにあってほしいというふうに思うんです。決して子ども食堂はひとり親だとかそういう、いろいろなあれはあるんでしょうけれど、そこに来て楽しむものではないと思うんです。できればそこに来なくなるような状態が実現していくということに目的がないと、学習支援もいろいろな条件の中で一般のほかの部で遅れてしまった、それが追いついて、さらに、その先、自分で1人でできるような状態になってほしいということなので、これをやることが目的化してしまったら本末転倒だと思うんです。ちょっと誤解を恐れずに言いますけれども、そういうところに心して、今後こういう事業がたくさん増えていけばいいですねということでは決してないので、ぜひその本区の非常に重要な課題だとは思いますので、ご答弁いただいた中で今後の事業展開にということで意見を言わせていただきました。 ○高木秀隆 委員長 よろしいでしょうか。次にいきます。  次に、第11款健康費、第1項保健衛生費。 ◆竹内進 委員 ここでは、精神保健対策経費の中の社会復帰施設等の整備費について何点か質問をさせていただきたいと思います。  障害者自立支援法が制定をされて、精神障害者の地域移住とか支援のための基盤整備をするということは、非常にこれは大事な視点だと思っております。今回、補正の中でどのような施設を検討されているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。 ◎菊池佳子 健康部副参事 今回は、地域活動支援センターⅠ型の開設を予定しております。この施設は主に精神障害者の社会復帰や社会参加を支援する施設となっておりまして、精神保健福祉士などの専門職を配置して地域に暮らす障害者をはじめ、地域住民の方の相談事ですとか、あとは各種プログラムなどを活動を通して生活の安定を自立した地域での暮らしをサポートする、そういった目的を整えた施設となる予定の施設です。 ◆竹内進 委員 わかりました。本当に精神障害者が地域での生活をするために、より細かなそして丁寧で、そういう多様な支援体制というのは非常に大事というか必要だと思っています。今までに江戸川区内にこのような施設が今まで何カ所あって、それと今回補正で小松川と出ていますけれども、どうして小松川にこの施設をつくっていただけるのかということをお聞かせいただきたいと思います。 ◎菊池佳子 健康部副参事 今、既に区内には3カ所の施設があります。住所で言うと松島、中葛西、春江町地区にございまして、このたび平井・小松川地区ということで小松川地区に4カ所目となる施設になります。こちらは、なぜ小松川かというところは立地的にも中川とか荒川に挟まれた地区でもありますし、あと江戸川区全体を見たときの偏りを解消する意味でもニーズがあると思い、小松川・平井地区に施設の設置を検討いたしました。 ◆竹内進 委員 平井・小松川につくっていただけるということで、ありがたいなと思っております。多分、ここの場所が新設された小松川第二中学校の前の、今、都営住宅が入っているところだと思うんです。多分、小松川のふれあいセンターのところに建設されるというか、改築されるということだと思うんですけれども、大事なことは要するに地域にしっかり情報を提供していただきながら、地域の協力とあと連携、これは非常にやっぱり大事な視点だと思っておりますので、今後、当然、連合町会長も含めてご説明いただいていると思うんですけれども、地域とのしっかりとした協力と連携というものをしっかりお願いしたいと思います。要望にとどめます。 ◆瀨端勇 委員 今の竹内委員のご質問に重なるんですけど、やっぱり小松川のふれあいセンターの跡にこういった施設をつくっていただくということは非常に意義のあることじゃないかなと私も思います。お話があったような地域とのかかわりとか、それも非常に大事だと思います。改めてこの地域活動支援センター、この事業の目的とか活動の内容、それから開設の時期、これを具体的な問題でちょっと確認の意味で教えていただければと思います。 ◎菊池佳子 健康部副参事 繰り返しになるかとは思いますが、この地域活動支援センターというのは、精神保健福祉士などの専門職を配置しまして個別相談をはじめとした、あと障害者が地域で生活訓練ですとか、就職、就労に関する相談事なども受けたり、あとちょっとした行事、事業などを行うことでトレーニングもできるような、そういった施設となる予定です。開設の予定なんですけれども、とてもタイトなスケジュールにはなるんですけれども、4月に開所したいと、そのスケジュールで予定しております。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと申しわけないです、大体わかるんですけど、精神保健対策ということで、この施設の対象になる方というか、おいでいただいて今おっしゃったような相談とかトレーニングとかそういうことをされる対象の方とか、その人数とかそういうことはわかっているんでしょうか。 ◎菊池佳子 健康部副参事 今、既に3カ所の施設がありまして、その3カ所の運営状況を見ますと、1日平均大体15名から20名ほどの利用者が、そこの施設はプログラム等もこなし、個別相談等も行うというお話もしたんですが、居場所的な役割も担うというところで、そういった意味では日中の自宅で1人で過ごすという方もそこに集って、同じような状況を抱えた人との交流ですとか、そういったところを深めながら良識を深めていただいたり、あとはこれから就労へ向けたやる気を起こしていただくようなきっかけになるような場になればというふうに考えております。また、施設としては地域との交流というのも事業の内容に含めておりますので、当事者のみならず地域の方との交流、地域の方に対する精神障害者の理解を深めてもらう、そういった施設、地域で核となる施設としても期待しているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 一応、対象はわかるの。 ◎菊池佳子 健康部副参事 失礼しました。対象は、障害者を対象とした施設というふうにはなっておるんですけれども、国のほうで定めております職員体制が精神保健福祉士を必置というふうになっておりますので、対象の中心としては精神障害者が主体となるかと思います。 ◆瀨端勇 委員 あと、具体的な運営の形態というか、たしか指定管理でそのどういった方々に運営をお願いするかというか、そういう今の3カ所のあり方とかかわってくるんだと思うんですけれども、その辺どういうふうに考えていいらっしゃるか。 ◎菊池佳子 健康部副参事 運営は今現在3カ所はNPO法人に運営をお願いして、区のほうから補助金を出しておりまして、それで運営をしていただいているところです。今回、小松川のふれあいセンター跡地を予定しているんですけれども、東京都の合築というところで事業利用運営するところに規定がございまして、社会福祉法人に事業をお願いする予定で、これからプロポーザル等々で事業所を決定していく予定でございます。 ◆瀨端勇 委員 東京都の都営住宅の一角というか跡地につくられるということで、さっき竹内委員もおっしゃっていましたけれど、地域的にも重要な取り組みだと思いますし、今おっしゃったように東京都の施設ということで社会福祉法人ということなんですけども、ぜひこれ私たちも身近な相談とか、いろいろなかかわりの中で、今ある3カ所のセンターの皆さんが果たしていらっしゃる役割、相談とか居場所とか、そういうことで非常にきめ細かく貴重な役割を果たしていただいているなということを実感することが多いです。ですので、ぜひ今回の小松川の施設についても、そういったかけがえのないセンターの役割といいますか、それを充実していただきたいと要望します。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  次に、第12款土木費、第2項都市計画費。 ◆江副亮一 委員 おはようございます。よろしくお願いします。ここでは仮称東部交通公園のことに関連して何点か質問させていただきます。この補正予算案の中には、このゴーカートの購入等の経費が計上されておりまして、それを踏まえて交通公園の今後の利用方法だとか、また同時にこのゴーカートはどのように公園の中で使われるのかをまず教えてください。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 ただいま委員からご質問がありました江戸川二丁目に建設中の交通公園でございます。今回、ゴーカート等の備品購入費等の補正予算を組ませていただいておりまして、これ4月の開園を目指して、ということで準備をしていく予算になっております。  ゴーカートでございますけれども、これまで今井のほうの交通公園で使用しておりましたものが、ちょうど今井児童交通公園も50年を迎えますけれども、施設がもう既に老朽化して、今もだましだまし使用しているところもありますので、この新しいオープンを迎えるに当たっては、新しいゴーカートの方を購入させていただきたいと、また自転車についても購入させていただきたいと思っております。  この交通公園の利用というか、機能につきましては、これまでの交通公園、今井のほうと同じ形でコースを車道をゴーカートが車のかわりとして走って、また、自転車が左側端をしっかりと走れるようにということで、今回ブルーレーンや矢羽根等、今交通ルールをしっかり学べるような形の施設整備を考えております。 ◆江副亮一 委員 先ほど、ブルーレーンや矢羽根の話もありましたけれども、自転車走行環境にかかわる近年の整備だとか、法律改正だとか交通ルール等いろいろ変わってきておりまして、もちろんこれを子どもたちが知ることも大事なんですけれども、今、自転車を利用している大人たちもやはり交通教育というのは非常に重要だと思います。お母さんが赤信号を渡って、子どもがためらいながら渡っていく姿を見かけて危ないなと思うこともあるんですけれども、赤信号だよって声をかける方もいますし、そういったことをまずいろいろ学んでいく場所となることも期待しているんですが、現在、学校等でも交通安全教室が行われていて、やはりそこでいろいろルール等を学んでいると思うんですけれども、問題はそこに来ない人たちがどういった形で、また交通ルールを学ぶ機会を得るかということだと思っております。  もう一点お伺いしたいのが、駐車場に関して、後ほど議案の中で駐車場のことも出てきているんですけれども、金額、利用料の話ではなく、ここではこの駐車場に大型バス等で例えば学校単位で交通公園を利用するときには、やはりバスでの移動というのが必要になってくると思うんですけれども、この駐車場に大型バスは利用可能なのでしょうか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 駐車場につきましては、全部で20台を予定しておりますけれども、その中で大型バス2台程度はとめられるようにということで今考えております。 ◆江副亮一 委員 安心いたしました。今井児童交通公園が50年間地域のこの交通公園として親しまれてきて、今度はこの仮称東部交通公園に場所が移るわけなんですけれども、これを契機に本区はやはり自転車の利用者も多いですし、この走行環境といいますか、平たんな土地ということでやはり交通手段としては非常に便利なこの自転車でございますので、事故がないよう、またこの交通公園で学んだことが大人になっても覚えているような、そういう公園になっていくことを願っています。 ◆瀨端勇 委員 すみません。私もその公園のところで一つは小松川境川の親水公園、健康器具設置というのがあるんですけど、具体的にどちらに設置されるのかということと、それから等の中には恐らくプールとかゴーカートとか、ゴーカート場というんですか、これ廃止した跡の平井公園が改修工事中だと思いますけれども、その改修のコンセプトというか、どういった内容で改修される予定なのか、それからちょっと今お話があった東部交通公園にかかわる今井児童交通公園というんですか、そこの好評だったレインボーサイクルが東部交通公園には移設されないようですけど、それはなぜできないのかということを幾つか教えていただければと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 まず、小松川境川の親水公園の健康器具の設置につきましてでございますが、今計上されている予算のうち、461万円がそちらの健康器具の設置になります。こちら東京都の補助金をいただきながらということで、小松川境川沿川に健康器具が設置されておるんですが、そのちょうど空白している地域が京葉道路の南側、具体的に北替広場というところに2基、東西橋広場というところに4基、計6基を設置予定になっております。こちら東京都のオリパラ準備局からの補助金を2分の1いただきながらということで、区民の健康増進のためにということで、昨年の新左近川親水公園に引き続き、今年度地区選定されて整備を行っていきます。  2点目の等に含まれます平井公園の整備についてです。こちらの補正予算の中の小松川境川とともに平井公園のほうが工事を予定されている内容はミストの設置工事の予算になりまして、こちらが460万円余の計上になっております。平井公園につきましては、プールの除却後、全体の公園の改修工事、整備工事のほうを行っておりまして、今現在、工事中でございます。整備のコンセプトとしましては、既存の施設や桜を生かして子どもから大人まで集う地域の拠点としてということはこれまでどおりでございまして、あわせて密集市街地の地区でございますので、防災性を高めるための広場や、かまどベンチや防災井戸の設置、またひらい圓藏亭との一体性ということで掲示板の設置とか、そういったものを考えております。  3点目の今井の交通公園にございましたレインボーサイクルでございますが、かなり施設が老朽化しておりまして、移設をしてというところまでは考えておりません。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。あとは、平井公園の改修とか東部交通公園の新設というんですか、公園建設に当たっての利用者とか近隣の住民の皆さんのこういった区民の皆さんの声というのを、公園改修とか公園の新設とかに、どのように生かされているというか、生かそうとされているかというか、そういうことについては、ちょっとお考えがあるかどうか伺えればと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 ただいまご質問の公園の新設改修のときの区民の声ということでございますけれども、身近な公園の整備の場合には、改修計画を立てる以前に、地元の皆さんの実際使われる方の声を聞きながら、こういう公園でこういう遊びをしたいとか、こういう木が植わってほしいとか、こういったふうに過ごしたいといったような考えをいろいろお聞きしながら、それに見合った形の内容を決めていくといった形で考えを取り入れて整備に生かしていっております。 ◆瀨端勇 委員 声は聞いていただいているということだとは思うんですけれども、私の記憶では、かつて小松川のゆきやなぎ公園というのが新しくできた小松川第二中学校の近くにありまして、その公園を新設する際には、近隣住民の方々のビオトープづくりですか、子どもたちの要望とか地域の皆さんの要望をその声をかなり丁寧に聞いて公園づくりが取り組まれたのかなという記憶があるんですけれども、そういう地域とか公園ごとによっていろいろ対応に違いが出てくるというのはあることなのかなと思うんですけれども、住民の皆さんの声を丁寧に聞いて公園づくりに生かす取り組みのルール化といいますか、そういうようなことは考えていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですけど、今、そういう住民の声を聞くルールというか、そういうことはありますか。あるいはどう考えていらっしゃいますか。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 先ほどもお話をしましたけれども、いろいろな形で地域の声は聞きながらということでやっていっておりますので、説明会を開いたり、また子どもたちを呼んだり、また遊具につきましては、子どもたちの意見を聞いたりとか、そういった形でいろいろなパターンはありますけれども、適切に皆さんの声を拾いながらつくっていくということはやっております。 ◆瀨端勇 委員 ぜひ、そういう努力を一層強めていただければと思います。それから、委員長、ちょっと直接補正で補正予算に関係ないと言われちゃうとそれまでなんですけれども、本会議で公園の問題でちょっとご質問がありまして、その特に去年改定された都市公園法のかかわりで江戸川区の公園にもかかわりがあるようなご答弁がありましたので、そのことを関連してお伺いするというのは、いかがでしょうか。 ○高木秀隆 委員長 補正予算には、直接関係ない。 ◆瀨端勇 委員 直接はね。ただ、公園の問題ですので、本会議でも議論があったという問題ですので、私は全く関係ないとは言えないんじゃないかなというふうに思いますけど。その会派の方にご質問される権利があるかもわからないんだけど、同じ議員が、同僚議員がご質問されたので、いかがでしょうかと思うんですけれども。 ○高木秀隆 委員長 じゃあ、簡単にいきましょう。 ◆瀨端勇 委員 本会議でご質問があった、去年の都市公園法の改定がありまして、その改定によって本区の公園への適用、あるいは影響、その総合レクリエーション公園というようなお話があったかなと思うんですけれども、Park-PFI、カフェレストランですとか保育園とか、そういう検討があるのかというようなご質問があって、それについていろいろ検討していかれるようなお話かなと思ったんですけれども、少し具体的にお考えや取り組まれている内容があれば、お伺いできればと思います。 ◎多賀美代 水とみどりの課長 昨年の都市公園法の改定を受けて、今後の公園のあり方についてということで、新たな民間の活力導入等の法改正がありますけれども、こちらにつきましては本会議等でも決算特別委員会でもお答えしているとおりでございます。さまざまな形でこれからの公園のあり方は本区でも導入を考えていきたいということで、具体的には総合レクリエーション公園で民間事業者の市場調査のほうを行って、それを受けて今、どういった形で取り入れられるかといったことを検討しているというところでございます。
    ◆瀨端勇 委員 せっかく委員長のお許しをいただいたんですけど、やりとりは今後の具体的な議案とか検討の中で論議がされていくことと思うんですけれども、私も意見というか考えだけ述べさせていただければと思います。  去年、都市緑地法案の一部改正案ということで、都市公園法の改正もありました。その中に、生産緑地の指定条件を500平米から300平米に緩和するとかそういうこともあって、私たちも賛成する内容もあったんですけれども、ただ、今おっしゃった都市公園法というのが営利を目的とする民間企業によるPFI事業、これによって公園の開発を図ろうとする都市公園法の改定ということで、三つの理由で、私どもこの部分については反対しました。民間営利企業による都市開発事業の中心に都市公園のリニューアルを組み込むことになりかねないと、公園の本来の機能が損なわれるのではないかと、いうことが1点。  もう一つは、公共還元型収益施設、公園の中のいろいろな施設のこともありますけれども、その設置にかかわる公募選定制度に住民の意見聴取が義務づけられていないと。住民不在のまちづくりになる恐れがあるということです。  三つ目には、周辺商店街、小売店などへの悪影響が懸念されるのではないかという点から、国会ではそういう態度をとっているんですけれども、区に適用されていくというような検討をされるとすれば、そういう点についても十分慎重な検討が必要だし、対応を求めたいという意見です。 ○高木秀隆 委員長 それでは、次行きます。  第3項、道路橋梁費。 ◆太田公弘 委員 ここでは、水防対策経費のブロック塀の事故対策についてお聞きをしたいと思います。さっきの本会議でもこういった内容の質問が出たんですけれども、確認の意味を込めましてお聞きをしたいと思います。この事業はもともと東日本大震災を受けて始まったというふうに記憶をしております。当時うちの地元平井の地域でも、小学校の近くの駐車場のブロック塀が通学路で大変危険だというお声を聞いて、この区の事業が始まったということで早速やっていただいて、景観もそうですし、安全という部分からも非常に大事な事業だなという認識をしております。それで、今回改めて拡充をされたということで、この事業を拡充した背景と今回拡充した内容についてと、それから今回拡充したわけなので、特に力を入れて推進をしている部分、この3点について、まず確認をさせてください。 ◎佐京達也 保全課長 今年の6月の大阪北部を震源とする地震災害を受けまして、8月1日に江戸川区ブロック塀等撤去費助成要綱を改正しました。これで、助成対象を拡充したということでございます。このことによりまして、区内の道路に面した私有地のブロック塀を速やかに改善していくための助成金、これを今回計上させていただいております。今の力を入れているところでございますけれども、8月以降、日々私もこの私有地のブロック塀をお持ちの方から問い合わせをいただいております。いろいろ相談をいただいている中で、1件1件対象延長が異なります。5メートルから多いところですと40メートルの幅がありまして、これらの見通しが難しいというところがありまして、見込みをしっかりしてやっていくのが力を入れているところでございます。今後、1件でも多く危険なブロック塀を速やかになくして、街の防災安全度を高めていきたいというふうに考えてございます。今後も地元の申請に見合った予算確保ということで、ご理解いただきたいと思います。 ◆太田公弘 委員 ちなみに、今、どれぐらい問い合わせがきているのかということと、この拡充される以前、東日本大震災以降でどれぐらい実績があるかだけ、ちょっと教えていただきたいんですが。 ◎佐京達也 保全課長 今、先ほども言ったように日々どんどん増えているんですけれども、先週で57件お問い合わせを受けて、申請手続を行っております。それと、今委員さんご指摘のとおり、平成23年の東北の地震、東日本の地震のときに要綱をつくりまして、それ以降なかなか売れ行きがよくなかったんですけれども、7年間で12カ所ほど助成をしてまいりました。 ◆太田公弘 委員 今の話聞くだけでも、今回、大阪北部でブロック塀が実際に倒れて女の子が亡くなったというのが大きな事実だと思いますので、そういったことを見聞きした上で、非常に関心を持たれているんじゃないかなと思います。これに関連して、大阪北部の地震を受けて、今のブロック塀の助成は民間への助成でございますけれども、あわせて区の施設、学校とかそのほかの区の施設にもブロック塀があって、区側としてもしっかりとその辺を調査点検をして進めていくということでございましたので、今の状況だけ、もしわかればご報告いただきたいと思うんですが。 ◎高橋博幸 防災危機管理課長 区の施設、全部で955施設を点検いたしまして、そのうちブロック塀を使用しているのが162施設。今お話がありましたように、学校等の緊急に改修工事等をさせていただいて、今の予定ですと、今年度中に96件の改修工事、また残りの66件については境界問題ですとか、施設の改修計画にあわせて行っていくということで、将来的にはブロック塀が老朽化しますので、改修工事にあわせて全て改修をしていきたいというふうに考えております。 ◆太田公弘 委員 今回、補正の総務の中でも、ブロック塀の予算が入っておりましたので、そういった意味でしっかり進めていただいているということで安心をいたしました。この民間への助成については担当所管として課長からご答弁いただいたように、しっかりと取り組んでいただいているということは伝わりました。助成する期間も恐らくはそんなに長くは予算の関係からできないかと思うので、しっかりと短い期間で集中的に取り組んでいただきたいと要望して終わります。 ○高木秀隆 委員長 次に、第13款、教育費、第1項、教育費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳出の審査を終わります。  次に、1ページに戻りまして、第2条、繰越明許費の補正ですが、第2表、繰越明許費補正は4ページと5ページにあります。第2条、繰越明許費の補正について何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、第70議案、平成30年度江戸川区一般会計補正予算、第2号の審査は終了しました。  次に、第71号、平成30年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算、第1号ですが、予算書・同説明書7ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は8ページと9ページにあります。  それでは、86ページをお開き願います。歳入第5款、繰越金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款、療養給付費等交付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。88ページをお開き願います。第7款、諸支出金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、第71号議案、平成30年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算第1号の審査は終了しました。  次に、第72号議案、平成30年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算第1号ですが、予算書・同説明書の11ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は12ページと13ページにあります。  それでは、94ページをお開き願います。歳入第3款、支払基金交付金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款、繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。96ページをお開き願います。第4款、基金積立金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、第72号議案、平成30年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算第1号の審査は終了しました。  次に、第73号議案、平成30年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算第2号ですが、予算書・同説明書の15ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は16ページと17ページにあります。  それでは、102ページをお開き願います。歳入第4款、繰越金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。104ページをお開き願います。第3款、広域連合負担金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、第73号議案、平成30年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算第2号の審査は終了しました。  それでは、各補正予算に係る議案の審査が終了しましたので、順次お諮りしていきます。  はじめに、第70号議案、平成30年度江戸川区一般会計補正予算第2号について、現案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第70号議案は原案のとおり決しました。  次に、第71号議案、平成30年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算第1号について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第71号議案は原案のとおり決しました。  次に、第72号議案、平成30年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算第1号について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第72号議案は原案のとおり決しました。  次に、第73号議案、平成30年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算第2号について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第73号議案は原案のとおり決しました。  次に、第74号議案、江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆竹内進 委員 ここでは、公職選挙法の一部の改正をされるということなんですけれども、まず改正の内容についてご説明いただけますか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 今回の条例の改正の概要ですが、平成29年6月に公職選挙法が改正されまして、それによりまして、区議会議員選挙におきましても候補者が選挙運動のためにビラを配布できるようになりました。それで、当該ビラを無料とすることができるようになったため、新しく公費負担の対象として条例の規定を整備させていただくものでございます。 ◆竹内進 委員 改正の内容はわかりました。これはビラがどれぐらいできるとか、単価の制限がとれぐらいあるのかとか、配付場所ですとか方法ですとか、具体的に教えていただけますか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 具体的な内容でございますが、まず種類でございますが、選挙管理委員会に届け出た2種類以内ということになります。ですから、1種類でもいいんですけれども、2種類以内ということになります。あと枚数でございますが、4,000枚を公費負担の対象とさせていただきます。あと金額ですけれども、作成単価の上限については政令で規定されております、国政選挙の単位を準用して7円51銭とさせていただきまして、その4,000枚ですので、限度額が3万40円というふうになります。あと、頒布の方法とか場所等なんですけれども、こちらも公職選挙法によりまして、新聞折り込み、選挙事務所内、個人演説会の会場内、街頭演説の場所というふうに頒布の場所等についてはこういった制限等がございます。ですから、それによっては各個人宅のポスティングですとか、路上車からの配布というのはできないということで、ご注意いただければと思います。 ◆竹内進 委員 具体的にご説明ありがとうございました。これは施行期日が平成31年3月1日からとなっていますけれども、来年区議会議員選挙が当然予定されておりますけれども、この区議会議員選挙ではできるということでよろしいんでしょうか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 おっしゃるとおりでございまして、地方選を目指して、こういった法改正をされているということでございます。 ◆竹内進 委員 今おっしゃっていただいたような情報をできるだけ周知をしていただきたいなと思っておりますので、そのことを要望して終わります。 ◆江副亮一 委員 今の竹内委員とのやりとりの中で、内容を詳しくわかりました。そこで、1点確認したいことなんですけれども、このビラの形状、規格、どれぐらいのサイズだとか紙だとかそういったことというのはお決まりはあるんでしょうか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 ビラの大きさについても規格がございまして、長さで申しますと29.7センチメートル、幅が21センチメートル、ですからA4判というふうにお考えいただければいいと思うんですけれども、A4判以内ということでございます。形状なんですけれども、二つ折りですとか三つ折りにしたリーフレット形式までは大丈夫なんですけれども、これが例えばいろいろ工夫されて一体型ですとかそういうふうになってしまうと、ビラとは呼べなくなってしまうものについては認められないということになります。 ◆江副亮一 委員 確認なんですけれども、近年のほかの区議会議員選挙以外の既にビラが配れる選挙ですと、A4以内ということであれば形状が立体でなければ、例えば三角だったり丸だったりそういったものでも大丈夫だということでしょうか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 はい、そうです。そういった形の大きさ以内であればということになります。 ◆江副亮一 委員 いざ選挙のときになって、こういう形はどうなんだとか、いろいろ有権者の方から選管に問い合わせとかも、もしかしたらあるかもしれないですし、今までの選挙でもそういうケースがあったと思いますので、改めて確認をさせていただきました。公費負担の額という面では1枚7円51銭ということで、デザイン料だとか版下代だとか、そういったものまではなかなか負担はしていただけないということで、4,000枚つくるとこの値段ではなかなか難しいのかなとは思うんですけれども、近年、選挙費用の縮減という動きもある中で、こういう金額なんだなと納得はしております。今後、選挙に向けて候補者の説明会等で今回新たに行われることですので、今ご説明いただいたようなことを改めて丁寧に説明をしていただくということを要望いたしまして終わります。 ◆笹本ひさし 委員 確認です。ちょっと愚痴っぽくなるんですけれども、本区のように有権者が50万人の区と、あるいは千代田区とかそういう人口が10数万人ぐらいの人口規模が全然違うところでも、この4,000枚というのは一律なのでしょうか。 ◎米田尚義 選挙管理委員会事務局長 これは人口等ではなくて、その一つの選挙にということで政令でこういう決まりになっているということでございます。 ◆笹本ひさし 委員 わかりました。半歩ぐらいは前進したのかなという印象はあるんですけれども、実態考えれば70万、90万の特別区があって、一方で、数万とか10万前後が一緒なのはどうなのかなと思いますけれども、従来のように何もない状態からは変わったということで理解いたします。 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りします。  第74号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、74号議案は原案のとおり決しました。  次に、75号議案、江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆瀨端勇 委員 この条例なんですけれども、議案書の中にもある建築基準法改正による法第43条第2項第1号の規定に基づくということで、建築認定の審査ということで新たな事務手数料がつくということなんですけれども、法律の規定に基づく認定というのはどういう内容であるのかということをまず、教えてください。 ◎関根藤夫 建築指導課長 お尋ねの今回の建築基準法の改正によりまして、43条の中で一部改正がございました。43条といいますのは建築物の敷地は建築基準法上の道路に2メートル以上接してなければいけないというのが原則であります。これまでは、建築基準法で道路に接していない場合については、43条のただし書き理由で許可をして建築ができるというのが今までの相場でございました。43条のただし書きの許可の条文がずれまして、これは今までどおり残っているんですけれども、今回新たに改正によって新設されましたのは、例えば農道のような公共が管理している道で、道の幅員が4メートル以上あるもの、また道路位置指定の基準に合致している道、当然4メートル以上あるものについて一戸建ての住宅で延べ面積が200平米以内については認定という制度を新たに設けたということでございまして、この認定の場合では今までのような建築審査会の同意は要らなくなるというものでございます。 ◆瀨端勇 委員 大体説明されたんでしょうけれども、なかなか素人的にはイメージが湧きづらいんですけれども、この接道規制の適用除外ということが趣旨のように思うんですけれども、具体的に接道規制の適用除外にかかわるこの建築認定の審査とは今まで公道2メートル以上に接していなければならないという規制に対して緩和する内容だと思うんですけれども、農道とか何とかといろいろおっしゃっていましたけれども、具体的に区内で想定されるイメージというのはどのような事例が想定されるのかなというのを教えていただければなと思います。 ◎関根藤夫 建築指導課長 江戸川区内で農道等の道で幅員が4メートル以上のものといいますと、基本的には江戸川区内、道路法の規定を受けているものが多いですので、今回いわゆる農道等ということで、建築基準法の中で地方都市においては農道が幅員4メートル以上のものがあります。ただし、道路法の適用を受けていないというものはかなりあるようでして、どうも今回はその辺に着目をして、一定程度のものについては建築基準法上のとおりには接していないけれども、一定の基準以内の建物であれば、それは43条の接道規定を適用除外にしましょうと、そういう考えでもって改正された内容でございます。 ◆瀨端勇 委員 では、ほとんどは農道とかそういうことで、江戸川区にはあまり関係ないという理解でよろしいですか。  それからもう一つ、1年を超えて使用する特別な必要がある仮設建築物、仮設興行場、この議案の2ページと3ページで、2ページのほうの説明では1年を超えて使用する特別な必要がある仮設建築物建築許可申請手数料と、こっちは仮設建築物という表現なんですけれども、3ページのほうの説明では特別な必要がある仮設興行場等の建築許可の審査の事務手数料というので、同じことを指しているんであろうと思うんだけれども、議案の中で建築物と興行場とあるのはその違いがあるのかどうか。どうして違っているのか。それから、具体的に1年超えて使用する特別な必要がある仮設建築なり興行場というのはどういうものがあるのか、そこを教えていただきたい。 ◎関根藤夫 建築指導課長 議案の中で、今の仮設建築物という表現をしてございます。これは建築基準法の中でもそのような仮設建築物ということで行っていますので、議案の中ではそのようにいたしました。これは例えば、今までですと仮設建築物については許可をすれば1年以内の範囲については建築できますよということがあったんですけれども、2020年のオリンピック・パラリンピックなどのように、仮設建築物である程度1年を超えて存続する可能性のあるものが具体的には想定されてきたということがございます。また、大きな国際会議とか国際展示場をやるというときにも、仮設建築物に対応する例があると思いますけれども、そのときにも1年を超えるものが出てくるであろうという想定のもとに、今回は条文が改正されました。提案の説明の中で、具体的な仮設建築物といってもほとんどがこちらに書いてございます仮設興行場だろうということで、具体的にそれをお示ししたということでございます。 ◆瀨端勇 委員 そうすると、建築物と興行場というのは同じ意味という理解でよろしいんですか。興行場というのは具体的には何を指しますか。カヌーのスラローム競技場の観客席とかそういうことをイメージすればよろしいんでしょうか。 ◎関根藤夫 建築指導課長 例えば、江戸川区内ですとカヌー・スラローム場の仮設のものがこれから出てまいりますけれども、それらが今イメージされるというふうに思います。ただし、オリンピック関係の江戸川区内のものにつきましては、1年以内に用を終えるといいますか、ということで1年を超えるということは事務局からは聞いていませんので、直接、江戸川区内についてはこの52の2についても、1年超える仮設建築物については今のところ想定はされていないですけれども、建築基準法が改正されたので、それにあわせて規定を整備したということでございます。 ◆瀨端勇 委員 了解しました。 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第75号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    高木秀隆 委員長 よって、第75号議案は原案のとおり決しました。  次に、第76号議案、江戸川区陸上競技場条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆福本光浩 委員 せっかくの機会ですので、聞かせていただきたいと思いますが、今回この減免という形での規定を整備するということですけれども、改めてこの背景と目的というものはどういうものでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今回の陸上競技場条例の改正でございますが、新たに減免と免除の規定を設けるということでございます。目的は先日、覚書を締結いたしました、2020年の陸上競技場がオリンピック・パラリンピックの公式練習会場になるためということでございまして、その練習期間として貸し出す期間につきましては使用料を免除するというような条件になっていますので、そもそも陸上競技場条例に免除規定ございませんので、来年4月に正式な使用協定を結ぶ前に条例を改正して準備を整えたいという、そういった流れでございます。 ◆福本光浩 委員 改めて聞かせていただいたんですけれども、今の課長のお話ですと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見込んでということでございますが、例えば来年にはラグビーのワールドカップもありますし、いろいろな意味でそこの陸上競技場というのは活用の場面というものが江戸川区の規制によっては活用できるんじゃないかなと思いますけれども、その辺の今のオリンピックのための免除ということですが、例えばそういうラグビーのワールドカップ等々で、いろいろ練習だ、合宿だ、そういうことに関してというものはこの規定とは別に関係なく使用できるということで、そういう認識でよろしいでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ラグビーのワールドカップにつきましては、事前キャンプですとかそういった自治体にはなっておりませんので、それに必要な改修等行う必要はございません。それで、今決定しているのは今年の5月に、マスコミには公開しないでほしいという条件がついておりますが、議会で質問があった場合には答えてもいいということで組織委員会から言われておりますけれども、2019年のラグビーワールドカップの開催期間中に日本で唯一レフリーの公式練習会場として江戸川区の陸上競技場を使いたいということになっておりますが、これは平日の数時間限定という使い方ですので、特に条例等を改正する必要もございません。使用料金もいただけるということになっておりますので、今回の陸上競技場の改修とはラグビーワールドカップのそういった公式なレフリーの練習会場としての利用とは関係はないということでございます。 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第76号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第76号議案は原案のとおり決しました。  次に、第77号議案、江戸川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、審査願います。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第77号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第77号議案は原案のとおり決しました。  次に、第78号議案、江戸川区立公園条例の一部を改正する条例について、審査願います。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第78号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第78号議案は原案のとおり決しました。  次に、第79号議案、江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、審査願います。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第79号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第79号議案は原案のとおり決しました。  次に、第80号議案、江戸川区副区長定数条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆笹本ひさし 委員 ここでは、先の決算特別委員会でも多少同様のことがありました。それに絡めて聞くんですが、本区が直面する課題というのは江東5区の水害対策であったり、しきりに出ます公共施設の再編だとか、小中学校の統廃合、そして今もありました小岩地区の再開発ということがあります。さらには、迫ってまいりました区の設置する児童相談所の開設であるとか、先ほど来からも言っています子どもの貧困対策とか、いわゆる格差の問題というようなことがあります。今回、副区長二人体制ということなんですが、もちろん区長のもと一丸となってやるということは何ら変わることがないと思いますが、これによって例えば職務分掌といいますか、担当ラインみたいなものを設定したりするんでしょうか。 ◎近藤尚行 企画課長 現在検討しておりまして、しかるべきときにお知らせをしたいと考えてございます。 ◆笹本ひさし 委員 二人体制にするということで、今言ったような直面する課題に対してより現実的に、よりスピーディーに、そして区民の負託に応えるということが課せられていると思うので、これはやはり何らかの形で答えを出すべきだというふうに思います。いろいろやることが担当がたくさんあるから二人にするということではなくて、直面する課題に対して技術系の方がトップにいることによって課題解決が迅速化するということが区民にとってわかれば、再開発だとか、あるいは子どもの貧困の問題だとかと、より得意な分野でいろいろ活躍していただくということが大事だと思いますので、極力早くそういうことを説明していただきたいと思います。本区の直面する課題解決のために非常にこれは意味があるんだということを明示していただきたいと望みます。 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第80号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第80号議案は原案のとおり決しました。  以上で、本日の議案審査は全て終了いたしました。  次回の委員会は、明日16日(火)、午前10時、陳情及び発議案の審査、並びに所管事務調査を予定しています。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。                      (午後 0時01分 閉会)...