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  1. 江戸川区議会 2018-08-07
    平成30年 8月 生活振興環境委員会-08月07日-05号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 8月 生活振興環境委員会-08月07日-05号平成30年 8月 生活振興環境委員会 平成30年8月 生活振興環境委員会会議録 ●日時 平成30年8月7日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時11分 ●場所 第2委員会室出席委員( 8人)   田中淳子  委員長   栗原佑卓  副委員長   神尾昭央  委員   桝 秀行  委員   須田哲二  委員   中道 貴  委員   藤澤進一  委員   須賀清次  委員欠席委員( 1人)   斉藤 正隆 委員執行部
      岩瀬 耕二 環境部長   髙原 伸文 生活振興部長   彦田 義敬 生活振興部参事   外、関係課長事務局    書記 近藤知博 ●案件  1 陳情審査 第113号…継続     第113号:「羽田空港機能強化に伴う新ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める陳情  2 所管事務調査  3 執行部報告  (1)江戸川災害廃棄物処理計画策定中間報告について  (2)ごみダイエットについて  (3)「東京おみやげ製作プロジェクト(「Tokyo Tokyo Old meets New」)での本区伝統工芸品販売決定について  (4)第43回 江戸川花火大会について                      (午前10時00分 開会) ○田中淳子 委員長 ただいまから、生活振興環境委員会を開会いたします。  署名委員に、桝委員須賀委員お願いいたします。  斉藤委員より、病気により欠席との申し出がありましたので、報告いたします。  なお、本日は委員会終了後、協議会を開会し、都市視察についての協議を行いますので、よろしくお願いいたします。  これより、陳情審査に入ります。  第113号、「羽田空港機能強化に伴う新ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める陳情について審査いたします。  前回委員会で要求した資料が提出されましたので、執行部から説明願います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 それでは、お手元の資料についてご説明させていただきます。  前回桝委員さんから航空機小型化状況、それから技術の進歩などによる騒音の変化などがわかるような資料をということで要求がございましたので3点ご用意させていただきました。いずれも国交省が示している資料でございます。  まず、資料の1番。機材構成小型化に関する資料でございますが、上段部分でございます。「Q3羽田空港で使われている飛行機はどのように変わってきていますか。」という問いに対して状況が説明されているものでございます。左側の円グラフ平成19年3月の時点で、羽田空港では小型機が27%、中型機が38%、大型機が34%ということで当時小型機は全体の4分の1程度を占めている割合でございました。それが10年後、平成29年でございますけれど、小型機が50%、中型機大型機はこれに伴いましてそれぞれ10ポイント以上の減というような数字になってございます。騒音問題が指摘されているのは大型機がもちろん多いわけなんですけれど、これが減って騒音問題が改善されているということはこういったところからわかるのではないかと思います。  特に、この小型機の中でも、グラフを見ていただくと圧倒的に多いのが、B737、ボーイング737、800型機。これが羽田空港発着機全体の3分の1ほどを占めているような状況でございます。この機体の特徴は、従来機に比べまして大幅に騒音低減が図られているという機体でございます。これに関しまして、次の資料2をごらんいただければと思います。  同様に、こちらは「技術革新による騒音低減効果」をあらわした図でございます。現在主流となっております小型機における以前と現在の騒音の比較ということでございます。グラフの左側のほう、1960年代から70年代のジェット機として、B727、ボーイング727、200型機。このころのジェット機というのは90デシベル近い騒音を発していたと。これが1980年代に導入が始まったA320型、同じ小型機でございますけれど、こちらには72から73デシベル程度。その後、1990年代に導入された、今資料1でお話しましたボーイング737、800型機、こちらはさらに騒音低減が進んでいるという状況でございます。  続きまして、資料3をごらんください。こちらは下段部分になります方策1の部分、「さらなる低騒音機導入の促進」ということで、現在の取組みと今後の方向性について一つご紹介させていただきます。そちらに書いてあるところでございますが、羽田空港国際線着陸料について低騒音機導入を促進するため、従来航空機の重量のみに基づく料金体系だったものを重量と騒音の要素を組み合わせた料金体系見直しを行って、昨年4月より実施しているということでございます。これによりまして航空会社に対して料金負担を軽減するために、小型機導入を促すようなそういった仕組みを取り入れているというところでございます。  資料につきましてのご説明は以上でございますが、もう一点、先日の委員会中道委員さんから羽田空港発着数キャパシティーとはどのような考えで、今これお話させていただいてよろしいですか。 ○田中淳子 委員長 結構です。続けてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 キャパシティーはどういった考え方で計算されているのかというご質問ございましたので、資料ございませんが、口頭でご説明させていただきたいと思います。  前回委員会で、年間約44万回の発着ということでお答えをさせていただいております。その詳細についてなんですけれど、羽田空港24時間営業ということでございますけれど、時間帯によって最大発着回数上限回数というものが定められております。日中から夜間にかけての時間帯は離発着合わせて1時間当たり最大80回。それから深夜・早朝時間帯、夜中11時以降、それから朝の6時までという時間帯ですけれど、こちらについては1時間当たり16回。これを年間にしますと44万7,000回という計算になります。これらの発着数はほぼ現在使い切っているというような状況でございます。 ○田中淳子 委員長 資料については説明のとおりですので、ご参考にしていただければと思います。  それでは、審査願います。 ◆桝秀行 委員 この陳情を審査をする上で少し必要かなと思った資料だったのでお願いをしました。陳情原文には、この新しい新ルートの計画について、国と東京都に対して中止を求めていくように議会としても働きかけをしてくださいと。こういう内容なんですけど、本当に陳情にあるような状況江戸川区にあるんだとしたら、それはそれで考えなければいけないというのは当たり前だと思うんですよ。ただ大切なことは、本当にそういう状況が今江戸川区に降ってかかろうとしているかということなんですよね。その状況を正確に知りたいと思ってこの資料をいただいたわけです。資料の1番目では、私は前回たしか大型機が増えているんじゃないかという印象だけでお話をしてしまいましたけど、実際はパーセンテージとしては、平成19年と比較をすると、もうこの10年間で34%から23%に大型機の数は減っていると。でも、これはパーセンテージなので新しい新ルートができると、先ほどもおっしゃっていたそのキャパシティーももっと大きくなると思うんですね。必要なのは、これはあくまで全体飛んでいる飛行機羽田に就航している数の割合ですよね。100機来ているとしたら小型機は27%、大型機は34%。この割合小型機が最近では50%になっていると。大型機が23%に割合としては減っているということなんですけど、割合と数はまた別の話になると思うので、本当に正確にやっぱり知るためには、この数を出すべきなんじゃないかなと思っているんです。というのも、やっぱり大型機といってもいろいろ種類があって、今2階建てのでっかいやつとかも出ていますよね。ああいう大きい機種なんかはやっぱり相当音も大きくなって当然だと思うので。もしとれるのであれば、これの数がどれぐらい増えているのかというのも知れればこの陳情を審査する上で本当に貴重な資料になると思うので、もしあるのであれば、また次回お願いをしたいなと思います。  それから、本当に何度も繰り返し申し上げますけど、正確に今、区の状況を把握することが一番だと思うので、こういう科学的な根拠をしっかり示してもらえれば、感覚的なものとか思い込みというものをどんどんそういうこの根拠によって覆していかなければいけないと思うんです。資料3にある国交省の取組みというのがあるんですけど、これもどれぐらいの進捗率でこれからやっていけるかというところを、きちんとこれも国交省の動きというものを把握していくことがこの問題を解決していく、ないしは区の状況を正確に把握していく上で必要なことなのかなと思いました。国交省はこれだけやっていただいているので見守るしかないのかなというのが、今のところの印象なんですけど、一方で実際に現場を見てくれという声もやっぱりありますし、前回、前々回でこの委員会の中でもその話が出ていましたけども、やはりもし可能であれば現場を一度見るというのが一つの案かなと思います。 ○田中淳子 委員長 今の最後に桝委員がおっしゃった件に関しましては、正副でも皆さんから多くの声が上がっておりますので、日程調整をしてできる限り現場でしっかりと音の確認をしたいなというふうに正副でも思っておりますので、日程調整がありますので、また次回というわけにはいきませんけれども、後日またご連絡をしたいなというふうに思いますが、よろしいですか桝委員、その件に関しては。 ○桝秀行 委員長 はい。 ○田中淳子 委員長 では、1番目の資料等々はお出しになれるかどうか、ちょっとご確認。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 次回、用意させていただきます。 ○田中淳子 委員長 よろしいですか。  ほかにございますでしょうか。 ◆須賀清次 委員 今の一通りのお話と前回委員会桝委員のほうから、私は大変飛行機をたくさん使うんだと、海外に行くという話を聞いて、もう私たちもこういう仕事柄飛行機に1回や2回は乗る機会をいただいていますので、やっぱりこういう陳情に対しては気になる部分なんです。実は12号の台風の後、私は葛西に住んでいるんですが、東西線が40年代に開通してから騒音ももちろんありました。それで、こういう陳情があったことで、私たまたま要するに荒川沖を飛んでくる飛行機を小一時間眺めていました。正直言いまして、もちろん家にいて、その音だけを聞いていると大変つらいこともあるでしょう。だけど、ふだん生活していると東西線と変わらないんですね。なぜかと言うと、その騒音の中で喧噪の中で生きている人間としては、意外と電車も今通ったのかな、通らなかったのかなということが、あれ3分置きに来ますからね、東西線は。だから、そういうことをしていると、意外と旗振りしていても気がつかない。でも、ちょっと上向いたときに飛行機が飛んでいるなと。飛行機は音速ですから、飛行機が見えた後、後ろから音が聞こえてきますので、やっぱりその辺を加味して、うーんそんなに気にならないかなという、これは私の個人的な感想なので、皆さんとは意見が違うかもしれませんけど、そんな感じをして小一時間、音を聞いていました。  実は、前回委員会でもお話ししたんですが、7月12日と、それから一昨日の8月5日に、御巣鷹山にたまたま私がPTAをやっていたときに2人の子どもが亡くなっているものですから33回忌ということで、今年は2回登ってきました。やっぱり520名が、4人助かったんですけど、520名の方々がやっぱりいちどきに亡くなる、旅立たれるということを目の当たりにして、やっぱり飛行機の恐さ、そういうものでは騒音以上に大変だなと。特に落下物は心配だなというのは、この陳情にもありますけども、確かにそう思いました。ただ、前回も話したように日航の皆さんも、それから全日空の皆さんも、整備士の方々はやっぱりこういうちょっとしたミスがこういう大惨事になるんだよということを、常に山へ登って確認し合っているのも、私も33年の中で、行った中で何度も出くわしたので、その辺も私はある程度自覚はしているつもりです。ただ、私個人的にはふだんの生活をしている中では東西線飛行機もさほど気にならなかった。だけど、一日じゅう家にいる人たちはそれは大変だろうなという感想だけ述べさせていただきます。 ◆須田哲二 委員 何点かお聞きしたいと思います。まず、騒音の問題ですね。ちょっと飛行機小型化の問題も出ましたけども、小型化の比率が高くなっているのは間違いないですよね。技術革新も当然あろうかと。今では飛行機電動化みたいな話も出ているらしいんですけども、それはさておき。それでも、現状地域住民皆さん方から騒音についての苦情がやっぱり寄せられているというのは事実なんですよ。小型化技術革新騒音が軽減されたといっても実際の被害は起きていると。これは正しく受けとめなくてはいけない問題だろうというふうに思うんですよね。それに加えて技術革新程度とかはまだ未知数なんですけども、オリンピックに向けて相当の機数が増えると、機能強化になるという、こっちはもう明確にやろうとしていますのでね、国がね。その点加味して考えると、やっぱり住民の受ける負担というのは非常に大きい。これは陳情で書かれているとおりで、前回確認したように便数も増えるし、当然そういう点での騒音や危険も増えるだろうと。これ誰でも想像がつく問題だというふうに思うんですよね。  それで、騒音というのはいろいろなケースでちょっと実際は変わると思うんですよね。先ほど資料で大分、90デシベルから70ちょっとに技術革新で減ったとは言うんですけども、悪天候なんかのときは、逆にエンジンふかしたりとかそういうのがあって、ピーク騒音というのはもっと増えているんじゃないかなというふうに思うんですよね、実際ではね。実際にどういう程度騒音があるかというのは、私も直近に住んでいないので、毎日毎日目当たりにしているわけじゃありませんので、それを実際に調べる必要があるんじゃないかなと。ただ、国交省荒川上空を飛ぶやつにしても試験飛行はやらないと言っているんですよね。できないというか。その理由は主にどういうことでしたっけ。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 現状最大1時間当たり80回の離発着あるわけですけれど、今、羽田付近上空というのが非常に混み合っておりまして、混み合っているといいますか、もう通常使われている中にそういう試験飛行というようなことを組み込むことができないということで認識しております。 ◆須田哲二 委員 飛行機電車もそうですけど、昨日も豪雨で新幹線、小田原あたりでストップ。とまるんですよね。とまったときはそれに対応しなきゃいけないと。だから飛行機もね、過密だからといってね、そんなの別に政府の指示でその枠をちゃんとすればいいわけの話で、やっぱりどんな事業も、清掃工場なんかも環境アセスやりますよね。事前にやるんですよ、やっぱり当然。なんで航空機だけ飛行ルート変えるのに、そのルート試験飛行もやらずに、実際の騒音確認もしないで実地やっちゃうでしょう、最初からテストなしで。こういう感じになりますよね。これは通常あり得ない、ぶっつけ本番という感じですよね。これはちょっとおかしいなというふうに思うんですよ。だからぶっつけ本番だと、実際にじゃあ予測しないような騒音が起きているということが、じゃあ、起きた場合どうするのかと。じゃあ、今さら見直しもう一回やるのかということになっちゃうわけなので、やはりそれは当然、懸念がないなら、ないなりにちゃんと実態を調べるということが当然必要になってくるんじゃないかなと。そういう点をやらずにやはり進めているという点での問題は、やはり政府やそれを推進する側にあるということで、陳情者の懸念は十分理解できるというふうに思うんです。  それと、前回資料をいただいた成田とか関空とかいろいろ発着枠のキャパの数字見たんですけど、全体の枠でいうと結構余裕ありますよね。成田だとまだ6万回ぐらい余裕があると。これなんで、でもいっぱいいっぱいだという表現が出てくるのかなと、これだけ見ると。見方が違うんだとか、もっと背景に複雑な要素があるとか言うのなら、ちょっとそれを説明いただきたいなと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 成田に関しましては地元の自治体、それから千葉県、それから国、空港会社成田空港の合意に基づいて最大30万回ということが決められているわけですけれど、実際に前回お配りした資料の中でそれだけの数には至っていないのは実際でございますが、これは年を追って増加をさせていくというような方向で、最終的にはアジアの中でも中心空港として確立していくという方向で動いているところではございます。今、30万回というのは現状の話でございますけれど、今後、滑走路増設等も計画されておりますので、今年の3月には、今後、滑走路増設等を前提に50万回まで拡大するというような方向でこの同じ4社の協定が締結されているところでございます。ですので、現状としては今伝え切れていないという部分もあります。ただし、先日もちょっとこれはお話ししたと思いますけれど、ピークの時間帯、国際線がやはり一番発着数が多い時間帯というのは需要が非常にもうマックスまで来ているというような状況でございますので、これ以上は成田のほうもそれは増やさないというようなことは聞いております。 ◆須田哲二 委員 いろいろ理由というか言いわけみたいな話なんですけど、国際線の一番求められる時間帯がマックスだと。じゃあ、違う時間帯に回ってもらうというのを、そういうことも言えないわけですよね、実際にはね。特にアメリカだとか大手航空会社の一番必要とする時間帯の発着枠というようなことから、それ以外、深夜だとか何かでなかなか回せないというようなことがあるかもわかりませんけど、やはり日本の上空を飛ぶわけだし、日本国民が住んでいるそういう環境への影響があるわけなので、そういう点についてはそういう何と言うのかな、利益経済至上主義的な考え方でいくのは非常にまずいなと。今って羽田にどんどんシフトしていますよね。成田云々って言っているんだけど、国際化の拠点をもう羽田にしようかという、そういう意図のもとにどうも行われていて。やっぱり一番の住民の安全だとか、先ほど騒音の話があったけど、やっぱり騒音の中にいるというのは一番苦痛ですよね、住環境としては。これはやっぱり一番重視しなきゃいけないような環境問題じゃないかなと私思うんです、そういう点では。やっぱり今の羽田空港機能強化というのは、そういう国際間競争みたいな話があるんですけど、何か外国の人呼ばないと、インバウンドとか横文字使っているんだけど、経済が発展しないようなそういう幻想を抱かせながら、国内消費をもっと高めるということで、何か外国頼み、外国人観光客頼みみたいなね、そういう話で、それが何かあたかも既成事実みたいな話をどんどん進めて。オリンピックということがあってね、オリンピックなんて一過性のものですからね。今、何かサマータイムにしようなんてとんでもない話もありますけどね。その一過性のためにかなり焦って試験テストもやらずにやるというのは非常に問題が多いというふうに思うんですよね。ですから、やっぱり江戸川区としては、区議会としても、やっぱりかつて中里区長を先頭に本当に住民環境を守るという点で頑張った、そういう歴史がありますので。やはり何か区民差しおいて日本の経済のためだとかね、国際化のためだというようなことで区民の住環境、あるいは区民の影響を受けるのを甘んじて受けるみたいな、そういう形でのやり方はちょっと納得できないなというふうに思います。  落下物だって、もう何年も前から落下物対策しますとか、今回もいろいろやっていますけど、根本解決なんかほとんど難しいと思うんですよ。だから、人が住んでないところを飛ばすということで海上ルートでずっと来ていたわけで、これね。そんなのが簡単に解決できるような話であったら住宅地上空だってずっと飛んでいたと思うんですけども、それ無理なんだと、結局ね、思うんですよ。あれだけの技術進歩がある飛行機でもそんな感じの代物ですよね、技術の粋とか言われていますけどね、簡単に落下物を落としちゃうというようなね。ですからね、そういうのがある中で、やっぱり江戸川区としてはこれを受け入れることはできないんじゃないかなというふうに思います。陳情者の言われていることももっともだと思いますので、私もこの羽田機能強化ルート変更を撤回すべきじゃないかなというふうに思いますので、江戸川区議会としても、住民生活環境を守るという点からこの陳情に賛同すべきかなというふうに思っております。 ◆神尾昭央 委員 私一点だけ懸念しているのがあるので手短にお話させていただきます。以前、私、別の資料で今のこの飛行ルートの実際に飛んだ実績の図を見たことがありまして、現在のD滑走路から飛び立っていく東京湾を旋回していく離陸ルートがあるかと思うんですけれども、これ見ると、このルートどおりには決して行ってなくて、やはりそのときの天候であったり機体の性能であったり、荷物の重さであったり、いろいろな影響があるとは思いますけれども、かなりずれていろいろな方向に行って旋回をしているというデータを見たことがありまして、かなりそこに幅がありました。それを同じようなことを新ルートのほうで考えると、例えば、このC滑走路から荒川に北上していく離陸ルートが示されていますけれども、これもこの矢印どおりには行かないで相当ずれる可能性があるのではないかなというふうに考えておりまして、そうすると騒音もさることながら、やはり落下物危険性というのは江戸川上空に対して常にあるというふうに、そういう懸念をもっておりますので、私としてもこの陳情者意見に対しては汲むべきところがあるかなという意見をもっております。 ◆須賀清次 委員 先ほどから須田委員神尾委員のほうからちょっとお話あったんですけど、ここにいる方々でも飛行機は乗らないんですよという人はいないと思うんですね。やっぱり利便性とか、現地に早く着くからということで利用してしまうことも多々あると思うんですね。もちろん騒音については、今車の騒音もそうだし、それから電車騒音もそうだし、飛行機騒音もそうなんですけども、これはやはり都心にいる人間がどのように創意工夫して考えていくべきかなということで、やっぱり私も先ほどお話ししたようにやっぱりこういう委員会でこういう陳情が出れば、昨日はたまたま先ほど話があったんですけど、成田のほうにお墓があるものですから、成田の空港の近くでやはり飛行機の飛んでいるのを少し時間をとらせてもらってね、音を聞いてきました。羽田飛行機とは全く音が確かに違いますね。そういった意味ではこれだけ大きな大都会の中で飛行機が飛ぶわけですから。ただ、それが全てだめだということではなく、その中でどうやってみんなが我慢という言葉は表現がよくないのかな、理解し合えるかということをやっぱり考えてみるのも、私、委員会のやっぱり大切な課題だと思うので、その辺をもう少し、私も、多分今日はこの陳情の結果が出ないとしても、これからもそういうことを常々考えながら生活していきたいなと思っています。意見だけ添えておきます。 ◆中道貴 委員 今日いただいた資料を拝見していて、ちょっとまた興味深いというか悩ましいなという感想をもつ資料があるんですが。  資料3、下半分、方策1「さらなる低騒音機導入の促進」のところなんですが、これは下にデータが記載されています。着陸時高度1,000フィート、離陸時高度2,000フィート。それぞれの小型、中型、大型の騒音レベルが出ているんですが、これ見ると中型機が一番騒音レベルが低いとなっていますよね、青文字でわざわざ色を変えて書いていますけど。小型機が多ければ多いほど、必ずしも騒音レベルが低いとは言えないというような、何かそんな真逆の資料に見えてしまうんですけども。  それと、着陸時は高度1,000にもかかわらず離陸時は高度2,000。ということは1,000フィートと2,000フィートですから単純に比較できませんけど、仮に離陸時の1,000フィートのときの真下の騒音というのは恐らくこれ以上だと思うんですよね。そう思いますよね、普通に見たら。だから1,000フィート、2,000フィートってわざわざ離陸、着陸で分ける理由がちょっといまいちよくわかりませんけど、同じ高さにした場合は、離陸時の騒音が相当もっと大きくなるのではないかと。単純にこの表を見たときにそう感じるんですね。だから、なぜ1,000フィート同士で比較しないのか、そこがちょっといまいち。着陸時は1,000フィートでこれだけの騒音レベルなのに、離陸時の1,000フィートはどうなのというふうに、この資料を見れば見るほどその辺の疑問がつい湧いてくるんですけど、その辺いかがですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 航空機騒音でございますけれど、一般に今おっしゃるように高度が高いほど音は小さくなります、騒音は小さくなります。低いほど音は大きくなります。着陸と離陸のときでは音の大きさが異なるというふうに言われております。着陸時の高度の場合は全ての機種で同じなんですが、離陸するときの高度は機種や燃料の搭載状況等によって異なるというふうに言われております。その辺いろいろと着陸と離陸のあんばいというものを考えてこういう数字になっているんじゃないかと思うんですが、ちょっとどうして1,000と2,000と分かれているのかというのは、ちょっと私の手元に資料がございませんので、これはいずれご報告をさせていただこうかと思います。 ◆中道貴 委員 よろしくお願いします。この種の問題というのはやっぱり客観的なデータを積み重ねた上で冷静に判断するというのが一番大事な考え方だと思いますので、その意味では出された資料にこのような、ちょっと疑問の余地が大いにある資料が出てくると、非常に悩ましくなりますので、冒頭言いましたけれども。そういった意味でもう少し客観性が明らかになるような。しかもこの資料というのが、「過去の主力機(2000年代前半まで)」という括弧つきがありますので、この資料の本来の意味は、騒音も離陸、着陸料に加えますよと、加えるから去年の春からそれをスタートして騒音低減を目指してくださいと。本来の趣旨はそこなんでしょうけど、出された資料を見るとどうもちょっとこう意味が違うのではないかなと。去年の4月からそういうものを新たに制度化したので、このように大型機も少しずつ騒音が小さくなってきましたよとかいう資料を示すのであれば意味はわかるんですけど、全くちょっとそれ違うなという気がしたので、ちょっとその辺もう一度お調べいただければありがたいです。よろしくお願いします。 ○栗原佑卓 副委員長 すみません、私からも意見を申し上げさせていただきますけれども、さまざまな今ご意見ございましたけれども、私からは東京オリンピック、パラリンピックが近づいている中で、羽田空港機能強化をしまして発着回数を増加していくという、そういう国の方針も必要になってくるということも一方でわかりますし。しかしながら、実際にこういう陳情のような騒音の状態が続いているのであれば、しっかりと検証でありますとか配慮をしっかりとしていかなければならないということも当然のことであるというようには思っております。  また、その一方で、今日現在、課長からご説明いただきましたけれども、国交省のほうでも小型化騒音の軽減が行われていくと、努力がなされているということもわかりましたので、このような努力の流れと実際の現場なども考慮しながら、現場としてもしっかり踏まえまして今後検証はしていく必要があるのではないかというふうに思っておりますので、この点を意見として申し上げたいというふうに思います。 ◆須田哲二 委員 先ほど中道委員の一応ご質問の中で課長はお答えにならないのでね。離陸というのは一気に高度を上げますので、だから江戸川上空とかでも、かなり高度が高い位置だと。だから国交省なんかは、だから騒音も低いんですという説明をしていたわけですよね。ですから、着陸というのは、ヘリコプターみたいに真上から一気におりてくることできないので、かなり水平飛行つきにおりてくるから、当然低い高度での騒音というのが問題になるということで。都心区が今度着陸ルートが多いということなんですけど。それにしても、荒川上空ルートが変更になった場合に、離陸はエンジンふかすと、一気に高度を上げますから、なおさら高度をふかすということで騒音の。さっき言ったように、それをもうはからないわけだ、実際飛ばしてね。それなのにぶっつけ本番でやるというのは普通あり得ないですよね。どんなのでも試運転とかそういうのやりますし、そこの状況をはかるわけですよ。はからないのに騒音が予測で幾つなんていうのは信用できないということを先ほど申し上げましたけど、そういうものとして、我々はやっぱりちょっと受けとめて区の住民皆さん陳情について対応していく必要があるかなというふうに思いますので。特に、オリパラ向けなんてのはね、ちょっと問題外だなと思っております。 ◎岩瀬耕二 環境部長 試験飛行の件でございますが、現状、いろいろスケジュールの関係とかそういうことで行われておりませんが、区といたしましては試験飛行の実現に向けた要望を強くしておりますので、この先そういったことも全くないかと言えばそうではないというふうに区としては考えているところでございます。  また、着陸と離陸の騒音ですけれども、これは恐らく委員がおっしゃるとおり離陸のときにはエンジンをふかすと、で、騒音が高くなる。そのために高度を高くとっていると思います。着陸については、先ほども言いましたようにエンジンをふかすときもあるんですけれども、離陸に比べると着陸の騒音は低いというふうに一般的に言われておりますので高度を低くとっているというふうなところでこの資料がつくられているのではないかというふうに思ってはおりますが、これについては確認させていただきたいと思ってございます。 ○田中淳子 委員長 では、他になければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で陳情の審査を終了いたします。  次に、所管事務調査については、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。  なお、前回委員会でお諮りをいたしましたとおり、次回9月の委員会において、「本区の産業振興施策」をテーマに執行部から説明をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、執行部より報告があります。  はじめに、環境部、お願いをいたします。 ◎八木邦夫 清掃課長 清掃課からは2点、ご報告申し上げます。  まず、1点目です。江戸川災害廃棄物処理計画策定中間報告についてでございます。この災害廃棄物処理計画でございますけれども、これまでの経緯に記載させていただきましたとおり、平成23年の東日本大震災を踏まえまして、平成26年3月、環境省のほうで各地方公共団体に災害廃棄物処理計画の策定を促しました。これを受けまして、平成27年に特別区全体で特別区災害廃棄物災害処理ガイドラインというものを策定してございます。その後、平成29年6月に東京都が災害廃棄物処理計画を策定いたしまして、江戸川区でもこれを受けまして、平成29年9月から計画の策定に着手しているところでございます。予定としましては今年度中に完成させる予定でございます。本日は中間報告ということで、主にこれまでの会議の進行状況についてご報告させていただきたいと思います。ちなみに、この災害廃棄物処理計画でございますけれども、大規模災害が発生したときに発生する廃棄物の処理対策の基本的な主軸となるものでございます。実際に発生した際は災害の規模とか災害の種類などさまざまな条件が異なりますので、この災害廃棄物処理計画をもとにしまして、具体的な災害廃棄物処理実行計画というものを策定して対処に当たるというものでございます。  それでは会議の日程でございます。表にございますようにこれまで4回開催させていただきました。まず1回目が、去年10月17日に開催いたしまして、こちらは全体会でございます。関係機関を含めました全体会を開催いたしまして、課題等についてオーソライズさせていただきました。それから、去年の11月20日にし尿部会。災害が発生したときに避難所等で大量にし尿処理ということが課題が発生しますので、そういったことを含めましてし尿部会を開催してございます。続きまして、今年3月に、がれき部会を開催いたしてございます。こちらは大量に発生するであろうがれきについての課題を検討いたしました。それから、5月31日に通常ごみ部会ということで、こちらは災害発生時にも通常ごみが発生いたしますのでそれについての部会ということで開催させていただいてございます。  会議体の構成員でございますけれども、3枚目に「策定組織図」というものを載せさせていただいてございます。こちらに関係機関等を含めまして、関係部署、関係機関等を記載してございます。こちらは全体の構成体ということになります。  それから、会議の目的でございます。実際の災害廃棄物処理計画自体は清掃課で作成いたしますので、主な会議の目的としましては関係機関との連携強化、それからさまざまな課題に対しての共通認識ということで開催してございます。  では、それぞれの会議の内容についてご説明いたします。  まず、災害廃棄物処理計画検討委員会ということで全体会でございます。こちらについては災害時の膨大な量の廃棄物につきまして、処理する際の分別が最大の課題になるということを三つの視点から説明してございます。  次のページをごらんください。まず、分別がされていないと中間処理。出たごみを燃やすとか、それから破砕するとか選別するなど、そういったことが困難になります。いろいろなごみがまざっている状態ですと廃棄物の収集運搬ができませんので、結果として生活環境が保てない。それから、公衆衛生が大きく損なわれまして、最終的には復旧復興の遅れになると、妨げになるということが懸念されます。  それから、②ですけども、災害廃棄物は最終処分場の容量からも埋め立てで埋めることはできません。災害復興資材の観点からも適正な分別によりまして廃棄物の資源化を行うことで復旧、復興に資するものと考えてございます。  それから、③でございます。災害対応の復旧、復興におきましては財源という観点も重要事項となります。無駄な支出を排除するのは当たり前でございますけども、国からの補助金ですね、確保する対応として適正な分別を行ってまいります。それと、不要な処理の排除による歳出の抑制。それから、資源可能物の売却による歳入確保。こちらを行うことが復興財源の観点から重要となるものでございます。  続きまして、11月に行われましたし尿部会でございます。こちらにつきましては、実際に発災したときの避難所等では快適な生活環境とはかけ離れます。例えば上下水道がとまっていますと、し尿処理、大変重要な課題になってまいりますので、区民の意識と理解が必要となることから、区民啓発を積極的に実施をしていくということが必要であるということを各関係機関で行いました。  それから、災害時のし尿推計値から本区のし尿対応能力等を検討してございます。ただ、こちらにつきましては、さまざまな課題がございますので、この会では結論に至らず、引き続き検討を継続していくということでございます。  続きまして、3月のがれき部会でございます。こちら江戸川区全体の地域防災計画に準じまして整理してございます。地域防災計画では、がれきの量が328万4,000トン余りと推計されてございます。こちらは28年度のごみ発生量18万6,000トン余りと比べますと、一日で約17年分の廃棄物が発生するというような認識でございます。こちらもそういった関係機関と共通認識を図ったというところでございます。それから、民間企業の方もこの回に参加してございますので、収集運搬をされるような民間企業の方とも実際に発災時の体制維持を考察してもらうためにBCP等についてご説明を行いました。  続きまして、発災した場合には、がれき処理の指揮命令系統をこちらを清掃課に一本化し、現場の管理体制を各清掃事務所管内で分化する方向で検討を続けてまいります。  それから、仮置き場でございます。こちらにつきましても早期に仮置き場台帳を作成しまして関係機関と仮置き場の調整を行います。  その他、有害廃棄物、思い出品、廃家電等につきまして検討を行ってまいりました。ただ、仮置き場につきましては、大都市でございますので、あいている土地も限られているような状況がございますので、これについては実際問題、確保が難しい面もございますけれども、引き続き検討を行ってまいります。  最後に、5月に行いました通常ごみ部会でございます。こちら災害発生時にも落ちついてきましたら、当然通常の生活ごみというものが発生しますので、そういったものを運搬する際、優先順位をつけて運搬しようということで話してございます。ここに書きましたように腐敗性廃棄物、可燃性廃棄物、感染性廃棄物、し尿ですね、こちらの四つについては優先的に収集してまいりたいというふうに考えてございます。そのほか収集計画につきましては、集積所の設置、収集回数、収集時間、広報手段等を基軸とすると。広報につきましては広報課と協力して事前に準備を進めてまいります。  23区における初動対策本部及び対策本部でございます。こちらにつきましては23区の連携を強化してまいりますけれども、一方で災害発生当初については混乱が予想されますので、そういったものが機能不全に陥っても区独自の対応ができるように準備をしてまいりたいというふうに考えてございます。  なお、今ご説明しました四つの会議の記録と配付資料につきましては区のホームページで記載してございますので、詳細はそちらをごらんいただければと思います。  もう一点、よろしいですか。 ○田中淳子 委員長 引き続き、お願いします。 ◎八木邦夫 清掃課長 引き続き、清掃課でございます。  2点目でございます。机上配付させていただきましたパンフレット、ごみダイエットというパンフレットがございます。こちら年3回発行してございます。町会回覧、あるいは区の施設で渡しているところでございます。第51号ということで作成いたしましたので、今回、参考資料として提出させていただきました。 ○田中淳子 委員長 続きまして、生活振興部、お願いいたします。
    ◎関山健二 産業振興課長 私のほうからは2点、ご案内とご報告がございます。  1点目「東京おみやげ製作プロジェクト。本区伝統工芸品の販売についてでございます。1番、事業の概要です。アイコンを活用した共同企画商品「東京おみやげ製作プロジェクト「TOKYO TOKYO」こちらに書いてあるような図案のロゴというかアイコンですね。これを使った製品ということでございます。この「TOKYO TOKYO」白黒でわかりにくいんですが、最初のTOKYOの字が黒字で、後ろのTOKYOは爽やかな青を基調としたものでございます。内容としては、東京の魅力を海外に発信するため、アイコンを効果的かつ魅力的に活用した外国人旅行者向きの「東京おみやげ」製品の開発ということでございます。  (4)、既に採択された商品の一部をご紹介しております。左がだるま、右のほうがTシャツということでございます。これは第1回募集、第2回募集の作品の代表例ということですが、こちらについては区内の作品ということではございません。それで第3回募集本区採択商品ということで、2番目です、これ初めて江戸川区の伝統工芸が採択されたということでございます。  採択の商品は全部で17商品ございますが、このうち1商品が江戸風鈴ですね、篠原風鈴本舗製作の風鈴でございます。右も風鈴ですが、色がブルーを基調とした涼やかな水色のガラス玉に青と白で美しい市松模様と東京の町並みの2種類の短冊をつけた江戸風鈴でございます。販売は7月25日から開始させていただいておりまして、価格が2,500円。販売場所は「えどコレ」インターネット販売ですね。それから、伝統工芸カフェ・アルティザンしのざき文化プラザ、それから都庁の展望室のほうでも、全国物産展の特設コーナーということで予定されてございます。  2点目については花火大会についてのご報告でございます。資料はございません。先日8月4日(土)に、江戸川区の花火大会が開催されました。江戸川、市川、総勢139万人が観覧されました。特に大きな問題もなく救急救命搬送も例年に比べて少なかったかなというふうに思っております。大分酷暑が続いていて暑さの対策というか熱中症の搬送もそれほど多くなくて、皆さんきっちり対策をしてくださったということだと思っております。風向きも南風ですね、上流に向かって風が吹いたので、比較的花火打ち上げ場所からは江戸川、市川ともにいい花火が見られたのではないかなというふうに思っております。花火大会開催に当たっては警備関係、各警察消防、各関係機関が協力してスムーズな運営にご協力いただいたところでございます。無事に花火大会が終えることができましたので、ご報告させていただきました。 ○田中淳子 委員長 ただいまの報告について何かご質問ございますでしょうか。 ◆須賀清次 委員 先ほど、災害時のごみの関係で、特に5月31日(木)に開かれた部会の、その通常ごみの部会なんですが、例えば、高潮、内水で収集車、ごみ運搬車が動けなくなるということはもちろんこの話し合いの中で想定されていると思うんですが、例えば、町会自治会に加入されている方々、それから全く入ってない若い人たち、外国の方々。この辺の周知徹底等をお話をされているのかなということ。なぜかといいますと、多分これ本当に内水氾濫したら1カ月はまず水が抜けない状態で運搬車も動けないということを考えたときに、1カ月ごみを家に置いておく人たちというのはよほどポリバケツの大きいのを用意して、要するにふたつきのやつで何かやっても半月だと思うんですよね。そうすると、町会自治会に加入されてない方は平気でごみ収集のところに置いていっちゃう。それは今も多々あるんですね。それをカラスがかっ散らかすということで。カラスが悪いと言う方はよくいるんですが、私はこれ人間だと思うんですね。ですから、その辺もよく話し合っていただいているのかなという、ちょっと疑問は生まれました。  もう一つ。東京のおみやげのことなんですが、販売価格2,500円というのは、だるまもシャツも、風鈴もみんな同じ金額という解釈でよろしいですか。 ◎関山健二 産業振興課長 製品ごとに値段は違っております。江戸風鈴の価値が2,500円ということで販売。ちなみにだるまが、大きいのだと1,000円ぐらいですね。小さいのだと555円ということです。それから、Tシャツは2,700円でございます。 ◎八木邦夫 清掃課長 1点目の件で。今の須賀委員のご指摘の件でございますけれども、災害の種類、例えば水害か地震か、それから規模によって状況が全く違いますので、その場合は現在の現存の集積所、それがそのまま活用できるとは考えてございません。なので、そういったどう変わったか、どう集積所が変わったか、どう収集体制が変わるかということは、区民の方にPRしていかなければいけませんので、広報活動というものが重要になってまいります。例えば、ボランティアの方にお願いしてチラシをまいてもらうとか広報をするとか、そういったようないろいろな考えがあるんですけど、それは今、広報課と検討してまいりたいというふうに思ってございます。 ◆須賀清次 委員 なぜこれを確認したかというと、やはり分別しなくちゃならないごみがもう一緒に出てきてしまうという心配を、やっぱり先ほども言いましたけど、地元で69年生まれた人間は常に心配しているわけですよ。だけど、新しく来た方とか若者は一緒に出してしまうことだって多々あると思うのでその辺の徹底を重視してほしいなという思いから意見を添えさせていただきました。 ◆桝秀行 委員 花火大会、お疲れさまでした。何か大分、区の職員の方々もたくさん出ていただいてサポートしていただいたという話を聞いています。毎年本当にありがたいと思っています。  一つですね、以前にも議会で時々お話出ていたんですけど、観覧されている方の人数、今回今年は139万人ということで、毎年たしか130万人ぐらいっておっしゃっていたと思うんですけど、今年はまた少し増えて139万人ということで、どう考えても区民の2倍近い、2倍以上の人間が土手に集まりきれることが、ちょっと実際として不可能じゃないかなとやっぱり考えるのが普通だと思うんですよ。区民まつりもそうですし、こういう主催者発表の数字というのは、行政機関として一定の計算式みたいなものがもちろんあるんですよね。何平米当たり何人ぐらいとどうこうというのがあったと思うんですけど、それをちょっと聞かせてもらっていいですか。 ◎関山健二 産業振興課長 今のご質問に対してお答えします。139万人という数字でございます。これは平成12年から江戸川区90万人、市川市49万人ということで、数字としては同じ数字を報告させていただいております。それで考え方なんですが、まず会場付近の面積ですね。江戸川河川敷の敷地占用許可申請、それから篠崎公園の占用申請により算定している部分がございます。まず、会場内打ち上げ現場付近より面積を計算しまして、会場面積ですね、計算して、それから打ち上げ現場ですね、人が入れない区域。それを差し引いた、平米数言いますと20万5,861平米ということで計算しております。それからあと、会場内、上流部より善養寺付近ですね、グラウンド、小岩のほうなんですが、そちらのほうからの求積図ということで、4万9,162平米を算出しております。それから、篠崎公園の占用面積、これが18万平米になりますが、入れないエリアは半分ということで、9万平米で算出しております。あと、会場付近はより多くの人が観覧しているのでほかのエリアよりも多く算定しております。平米当たりに、入る人数を少し過密にした状態でございます。それがトータルで約80万人ぐらい、今、計算いたしております。それから、その他のエリアですね、交通規制区域内、新中川、それから市川橋付近からも多くの方が観覧されているという報告もいただいていますもので、周辺エリアの観覧数を約10万人ということで推定して、90万人というふうに出しております。一人ひとり数えていませんので、おっしゃる意味はよくわかりますが、そのように以上、90万人ということで根拠としては考えております。正確な数字はカウントしていませんので、すみません、その辺はお含みおきいただければと思います。 ◆桝秀行 委員 あまり掘り下げてもしようがないんですけど、ほかの大会がありますよね、隅田川とか東京湾とか。ああいうところとも多分兼ね合いとか大きさを競うというのもあると思うんですけど、数え方というのは同じ算定方法を使っているんでしょうかね。 ◎関山健二 産業振興課長 ほかの花火大会の算出方法についてはちょっと確認はいたしておりませんので、どのようにやっているかというのはちょっと私ども把握しておりません。 ◆桝秀行 委員 わかりました。ありがとうございます。  もう一点なんですけど、協賛者用のチケットを毎年お配りしていただいていると思うんですけど、あれは通し番号が振ってありましたよね。なるべく有効活用してもらうというのはもちろん大前提にあるべきだと思うんですよ。いただいた人たちは必ず行っていると思います。でも、中には行かない人もいると思うんですよね。あの番号を使っていると、1年2年3年このチケットをこの方は使ってないなというのは手元でわかると思うんですよね。そういう使っていない方に対してもっとより使っていただくような工夫というのは何かされていますか。 ◎関山健二 産業振興課長 今、桝委員がおっしゃった部分まで掘り下げてご案内ということはしてございませんが、例年ご協賛いただいている方はそういった方には、できるだけあの江戸川区のすばらしい花火を見ていただきたいので、毎年ご協賛いただいた場合は送らせていただいております。 ◆桝秀行 委員 番号がせっかく打ってあるんだから使えると思うんですけどこの番号の方はずっと来てないということは把握とかはされてない。 ◎関山健二 産業振興課長 番号で管理はさせていただいて、お配りして、使わない番号はあると思うんですけど、どなたにどの番号を振ったかということを毎年お一人ひとり名簿として作成はちょっと困難でございますので、ちょっと、今年来て……。 ○田中淳子 委員長 続けてください。 ◎関山健二 産業振興課長 すみません、失礼しました。私自身がちょっと把握してなかった部分があって。把握はしてございます。 ◆桝秀行 委員 じゃあ、お配りしたチケットに対して消化されている率というのは、それはわかりますよね。何枚ぐらい配って何枚ぐらい毎年使われているかがわかれば。 ◎関山健二 産業振興課長 例年3,500枚ぐらいお配りしております。それ実際7割ぐらいが協賛、8割近いですね。 ◎彦田義敬 生活振興部参事 ちょっと補足なんですが、協賛者席というのは、例えば、10万いただいたときに何名ということでお礼でまず出しているのが原則なんですね。ご協賛いただいた、そしてパンフレット、あるいは、今はホームページでも今はご協賛いただいた会社さんのロゴなり、それをPRさせていただく、合わせてどうぞごらんくださいということでお礼でお配りしています。つまり有料券ではないんですね。その中で会社さんがどういうふうに使っていただいているかということになってくると、例えば、20万円とか30万円だともう少し多めに渡しています。その中で来ていただいた方、お配りしたのが全員来ているかというと、それは来てないと我々把握しています。ただ、少額の場合はやっぱり1枚しかお渡ししていないかと思うんですが、この方の率はかなり高いです。ただ、やはりまとめてお配りした中では、やっぱりその中で使われている方というのは、むしろ来るためじゃなくて、50万協賛したいと30万協賛したいと、そういう方の中では全部使われているかというと、そこはちょっと率が下がってきて、大体トータルの 率は、去年で言うと76%で、今、ですから大体約8割だって言いましたけど、そのぐらいの方が来ていただいている。その中でさまざまな形で支えられているのかなと思っていますので。枚数をチェックしてこの方が来てないからぜひ来てくださいという、ちょっとそのトレースまではやってないですね。ただ、ナンバリング振っていますから、この枚数は来てないなと、この番号は来てないなというのは大体経験的には把握していますが、そこから先は、桝委員がおっしゃったように、来てないからどうぞ来年来てくださいよというようなトレースはやってないということなんです。1人1枚ということではなくて、一社数枚お配りしているからその中の歩どまりが全部トータルしていくと大体約8割と、そういうような状況でございます。 ◆桝秀行 委員 すごく手間もかかるし大変な作業だと思うし、感謝していますけど、ただ、これすごくいい席じゃないですか。それで140万人の方も来ていて、ほとんどの方はそんな席で見られないわけですよね。76%ということは多分ざっくり計算すると800枚ぐらいは消化されてないんですよね。800枚って最大4人席でしょう、たしか1枚ね。そうしたら4人掛ける800で3,200分の一番いい席の空席ができている計算になるじゃないですか。それは主催者としては、それでよしと思ってはいけないと思うんですよね。それを埋める工夫というのを、もしできたら来年以降はしていただきたいなと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事 満席率から言うと95%超えちゃっているんですね。ですから、経験的に、そこの中で席というのは押さえているというのは一つある。それから、そうは言っても、地元の方にもさまざまなご迷惑があり楽しんでいただかなきゃいけませんので、協賛客席のちょうど隣の部分のエリアというのは、規制観覧エリアと非常にかたい言葉を使っていますけども、シートとしては1.8床までで皆さんで楽しんでいってほしいという、そういうエリアもちょっと設けさせていただく、そういう地元とのバランス、それから協賛者とのバランス、それから、経験上どのくらい配ったらあそこ満席に入っていくかというところで運営させていただいていると、ちょっと一言加えさせていただきます。ありがとうございます。 ○田中淳子 委員長 ほかよろしいでしょうか。 ◆須田哲二 委員 ごみの件なんですけど、今年も水害で西日本で大変ながれきも相当出たということで、報道では、がれきは雑多なごみが混じっちゃうので大変だった、分別できない部分があって生ごみなんかもあったりしてにおいも大変だったという報道があるので。ですけど、過去、災害事例で、例えば、阪神淡路だとあれは地震単独ですよね。今回水害が中心の被害があるんですけど、ごみのがれきの程度、被害程度によるんですけど、その辺いろいろ加味して勘案してどっちが多いのかなと、水害被害でね。床上浸水が相当あった場合と地震で家屋の倒壊。江戸川の耐震化率、結構上がりましたけども、今後予想できるそういうがれきの数字がさっき出ていましたので、その辺はちょっと大ざっぱに、どういうふうなことを言えるのか言えないのかちょっと一言お願いします。 ◎八木邦夫 清掃課長 今のご質問でございます。大変難しいご質問です。例えば水害についても震災についても、その規模がございまして、あと地域、それから都市で起こるのか農村部で起こるのかということで条件が全く。それから、夜起こるか昼間起こるかとか、いろいろな条件がございますので、すみません、一概に何が、どういうのが発生するというのは難しいんですけども、地域防災計画の中で、このがれきの量ということで大震災が起きたときの、今がれきの量ということで推定で320万トン以上ということで、そういったことは推計されているというところで、あくまでもその推計に沿って我々はその計画をとっていくんですけれども、実際に発災した場合は、そういったがれきの量というのは、そこで推計して、新たにそこで実行計画というのをつくって対処していくといったようなことでございます。 ◆須田哲二 委員 難しいのはわかった上での質問だったんですけど、江戸川でということなんですよね、要するにね。江戸川でどの規模の地震が起きた場合に、あるいは水害と比べた。水害というのは集中豪雨の内水ですけどね、外水じゃなくて今は集中豪雨ですのでね。内水氾濫の場合に浸水程度によってはどの程度の。最近の水害を見ているとやっぱり浸水被害のほうが非常に多いんじゃないかなというのを何となくそういうイメージがわくので、その辺のやっぱりこれまでもよく災害というと、自然災害というと地震中心が多かったんですけど、ここ十数年、水害が非常にクローズアップされて、江東五区の避難対策も検討されているということなので、そういうがれきやごみの問題もちょっと水害のときにどうなのかなというのは、ちょっとより深く研究が必要かなと思いましたので質問させていただきました。  それからもう一点、簡単なものなんですけど、ごみダイエットのパンフの中で中面で昇華転写紙。靴とかかばんの詰め物、あれ、すみません。普通に燃えるごみで出したり、紙だから再利用できるようきれいに畳んでもう一回ね、特に靴なんかに入っているやつは結構きれいな紙なんですが、昇華転写紙というのは特殊なんですか。一般、全てのああいう詰め物がそうなのか。何かちょっとイメージがわかなかったんですけど、もうちょっとわかりやすく説明していただいてよろしいでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 ここに書かれてありますように、靴の中に入っている薄い紙ですよね、くしゃくしゃにして型を崩さないようにしている。例えば、かばんの中に入っているようなものとか、ああいったものでございます。ああいったものは何か特殊なインクで印刷されているということでございますので、これが入ることによって、古紙を再生するのが難しくなるというようなところがございます。というふうに私は聞いてございます。ここに書かせていただいたとおりです。 ◆須田哲二 委員 ちょっとこのパンフを見て、たったA4一枚のそういうやつで100トンの損紙が出る、要するに再利用できなくなるということだと思うんですけどね、それ聞いてびっくりして、あれ俺まずかったななんてちょっと思って。そうしたら、詰め物の紙を変えさせたほうがいいんじゃないかなという気がするんですけど、その昇華転写紙というのは詰め物に使っているというのは再利用なんだと思うんですけどね、わざわざそれ用に。だから、損紙となる原因、なぜその昇華転写紙がだめなのかというのと、なぜそういう靴やかばんの詰め物はあの紙が使われているのかというところ。これはもうちょっと知りたいなという、ちょっとワイドショー的なちょっとノリなんですけど、わかりますか。 ◎八木邦夫 清掃課長 今、すみません、資料をもっていません。次回で。 ○田中淳子 委員長 次回ご報告してあげてください。お願いします。  ほか、よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 以上で、執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、今後の委員会ですが、9月は10日(月)、午前10時を。10月は第3回定例会中の16日(火)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の生活振興環境委員会を閉会いたします。                      (午前11時11分 閉会)...