江戸川区議会 > 2017-10-02 >
平成29年決算特別委員会(第3日)-10月02日-03号

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  1. 江戸川区議会 2017-10-02
    平成29年決算特別委員会(第3日)-10月02日-03号


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    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年決算特別委員会(第3日)-10月02日-03号平成29年決算特別委員会(第3日) 平成29年10月決算特別委員会会議録 ●日時 平成29年10月2日(月) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午後0時08分 ●再開 午後1時10分 ●休憩 午後2時14分 ●再開 午後2時35分 ●閉会 午後4時10分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(20人)   高木 秀隆  委員長   堀江 創一  副委員長   岩田 将和  委員(文化共育費)   中津川 将照 委員(生活振興費)   本西 光枝  委員(文化共育費)   伊藤 ひとみ 委員(生活振興費)   野﨑  信  委員   牧野 けんじ 委員
      笹本 ひさし 委員   金井  茂  委員   竹平 智春  委員   所  隆宏  委員   大西 洋平  委員   大橋 美枝子 委員   須田 哲二  委員   中里 省三  委員   中道  貴  委員   田中 寿一  委員   須賀 清次  委員   鵜沢 悦子  委員   島村 和成  委員   渡部 正明  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部    多田 正見 区長    山本 敏彦 副区長    白井 正三郎 教育長    外、関係部課長 ●事務局    書記 當山 寛成(文化共育費)    書記 土屋 博祥(生活振興費) ●案件   平成28年度決算審査(第3日)   一般会計歳出 第7款文化共育費   一般会計歳出 第8款生活振興費                      (午前10時00分 開会) ○高木秀隆 委員長 ただいまから、決算特別委員会を開会します。  署名委員に、野﨑委員、中道委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代についてですが、江副委員、瀨端委員、桝委員、伊藤ひとみ委員から、中里委員、牧野委員、笹本委員、本西委員にそれぞれ交代いたしましたので、ご報告いたします。  座席については、現在着席している席で、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのとおり決定いたします。  本日は、一般会計歳出、第7款文化共育費、第8款生活振興費の審査を行います。  それでは、これより本日の審査に入ります。決算概要説明の146ページをお開きください。  第7款文化共育費、第1項社会教育費、第1目文化振興費より審査願います。 ◆渡部正明 委員 文化共育部、幅広いジャンルなもので、先に何点ということより、まず先に1点、文化振興費のうちの都市交流費の関係と、それから文化振興事業経費について、お伺いをしたいと思います。  まず、都市交流関係費ですけれども、ここでまた区民まつりがあって、江戸川区にゆかりのある自治体が江戸川区の、このにぎわいに参加をするわけですけれども、ともすると、最近この友好都市の経緯といいますか、なぜこういう形のところの自治体との交流が始まったのか、また始めようとしているのかということについて、多くの方が知らないまま単なるイベントの仲間としていたり、またある意味では物販の江戸川区という70万近い消費圏としての依頼の仕方的な要素、観光も含めて、ちょっとやはり都市交流のあり方というのが何か本来の形から比べると失われているのではないかと思います。  近々、北海道の木古内も見えるわけですけれども、木古内あたりも正直言って、鶴岡市と江戸川区が友好都市になっていますけれども、鶴岡市と木古内町がまた友好、そういうある意味での、私は人を介しての交流ですから、決して私は無縁だとは思っていませんし、決してそれを阻害するものでもありません。  ただ、やはり今、最近やたらに友好都市ですとかさまざまな形で持ち込んできますけれども、もっと本来、そこまで行き着く過程の中では、行政としても、やはりもっと議論があっていいんじゃないかというふうに思います。木古内で行けば、基本的には北海道新幹線の駅ができた。あそこは鶴岡からの庄内藩のある意味では開拓が入った、そういったことも含めて、私たち、私の身内もそれにひっかかって現地に根をおろしているのもいるわけですけれども、でも、やはりそういった江戸川区の友好姉妹都市、友好都市含めて、ゴスフォードも含めてですけれども、もう少しきちんと整理をした中で都市交流を進めていく、レベルがやはりもっときちんとしなければいけないんじゃないかということ、ここがまず一つです。今後の、この都市交流についての考え方をもう少し整理していただきたいということでの考え方をお聞かせいただきたい。  それから次に、文化振興事業経費の中で、文化振興事業経費、1億前後ぐらいのお金を使っているわけですけれども、これは当然、中を見ますと、文化団体の育成関係費ですとか、そういった形に使われておりますけれども、私はこの使い道が悪いと思っていません。ただ、文化共育部のほうで、この江戸川区内の文化振興について江戸川区も含めてどういうふうに考えているのか、アマチュアからプロまでいろいろな団体がありますけれども、この団体をきちんと包括して、まとめられているセクションはどこなのかということを、まずお聞きしたいと思います。そこから入っていきたいと思いますので、まず先に、都市交流の部分についてのお話を終わらせてから文化のほうに続いていきたいと思いますので、まず、都市交流について考え方をお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今、委員さんからレベルの大きさをきちんと整理して考えを示してということでございますけれども、繰り返しのようになりますが、安曇野市、それから鶴岡市、こちらについてはそれぞれ穂高町の場合は穂高荘を建設した、そういうおつき合いの中で始まっております。また、鶴岡市は学童疎開ということを契機として、やはり区民の住民同士のつながり、そういうものがだんだん成熟して発展していって友好都市という形になってきたというふうに、今考えております。最近、近年、城里町ですとか木古内町ですとか、そういうところと、いろいろな交流のお話がございます。これは、友好都市ということではなくて、そういうつながりの中で、都市連携というあり方の中で、一つの何かきっかけがあったわけですけれども、そういうものを大事にして、そういうことを成熟した上で、またそういう街と街との正式なおつき合いになってくると、そういうふうに考えているところでございます。 ◆渡部正明 委員 確かに、穂高荘の場合には穂高小学校が統廃合で廃校になった後、そこをどういうふうに活用をしようかとしたときに、区長のほうに中里さんのほうに話があって、みんなでその時代の議員さんたちみんな見に行ったと思います。江戸川区には、ある意味では保養所的なものがなかったので、それを生かしていきたいということでの設立。しかし、今、穂高と豊科が合併して安曇野市になってから、何か江戸川区と穂高そのものの関係が希薄になってきているかなということを正直言って感じています。ですから、もう一度ここは見直しをして、都市交流、きちんと安曇野市との友好関係を確立する、そういう交流をもうちょっと江戸川区民に理解をしてもらえるような形をお願いをしたいと思います。  それから、鶴岡市については、確かに学童疎開、うちの区でいきますと、監査委員の小久保先生なんかもその時代の方で昭和10年生まれ前後の方が引き継いできたわけですけれども、しかし、もうそういった方たちもみんな高齢になられてきました。どんどんその希薄な人間関係が見えなくなってきております。斎藤第六市長の時代からのおつき合いから現在に至るまで、もう少し距離的な離れ方がありますけれども、もう少し交流の頻度を、若い世代に広げていって、向こうの歴史も含めたものを学ばせてもいいんじゃないかというふうに考えています。そういう意味で、都市交流関係費のあり方については、ぜひ、もう一度区民に認識を新たにするようなアピールが欲しいというふうに思っています。  それから城里町にしては、今のある意味では近隣の災害時を含めた広域の都市交流という上では、大事な担い手として、やはり仲間としてつき合っていく部分が必要かと思います。ただ、都市規模としてかなり違いますので、そういったことも加味して、ぜひある意味では一定の距離をもって私はお願いをしたいというふうに思っています。都市交流については、今申し上げましたとおりゴスフォードも含めてまだまだありますけれども、余りやたらな形でどんどん増やしていくというよりも、今、築いてきたものを大事にして、もっと深めていく広さが必要かなというふうに思いますので、それだけは要望いたします。  それから、文化振興事業経費についてお聞きします。江戸川区では、かねてから私申し上げていますとおり、江戸川区には財団法人がありません。隣接の市川、それから船橋、それからここの近隣の江東5区の中でも、文化財団がないのは江戸川区だけです。そして、私も江戸川区の文化事業、いろいろホームページで見ますと、指定管理者サントリーさんですとか松屋さんですとか、それぞれの自分たちが預かった施設のイベントをすることで、手いっぱいで、江戸川区でそこに働いている活動をしている、そういった実際の文化団体がどれだけ行政とつながっているかということについて、なかなか見えません。それで今、文化共育部の文化課のほうで、江戸川区のこういう文化・芸術・音楽を含めた団体をどのぐらいの数を把握されているのか、お聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 正式にその団体が幾つかというのは、これはかなりアマチュアからまたサークル活動から、さまざまでございますので、相当数という言い方になってしまいますけれども、一つは団体の把握の仕方としては、いろいろな施設を利用している団体、それともう一つは後援を申請している団体と、そういう分野に分かれてくるわけでございます。 ◆渡部正明 委員 サントリーさんのほうのホームページも見ました。施設を利用する人についてのその利便性は、物すごくそれぞれの事業団体、一生懸命やっていますけれども、それじゃあ江戸川区の中で、アマチュアからプロまでどういう団体があって、どういう活動をしているのか、これは文化会の会長は小久保晴行さんが江戸川区のそれこそ、おしゃらくから、さまざまな第九を歌う会もあって統括して会長さんをされています。そして、音楽協議会のほうは、前の会長さんが似鳥さんで、今は根本さんがされているわけですけれども、この中に、正直言ってPTAコーラスからさまざまな団体が入っていますけども、なかなか実態の数値が見えてこない。それと同時に、この2団体以外にも活動している団体が、さまざまあります。それは、個人的な音楽団体、ファミリーでやっている方もあれば、それから団体はつくっているけれど江戸川区に登録していないとか、そういったものまで含めますと、正直言って私はもう少しそれを統括するものが欲しいと思っています。やはり、文化芸術の振興を図るために、財団法人を江戸川区が設立をして、芸術や観賞、創造だとか発展の場ですとか、そういう区民の連帯感を深め合う場として文化活動を実施していく、そういう媒体、ベースがやはり文化共育部だけでは正直言ってかなり厳しいだろうと。それから、各施設のイベントの成功をするためにかかわる所管、一つ例で言いますと、抹香亭の場合にはあそこでお茶の会ですとか琴ですとか、さまざまやっていますけども、それが各団体のもちろんアマチュアも含めてボランティア協会も含めて参加しているわけですけれども、そこに財団の職員が一生懸命になってお手伝いをしている。文化共育部も含めて連携して、そういう対応をしようという姿勢が、江戸川区にはちょっと見られない。各所管の責任で、みんな一生懸命やっているんですけれども、果たしてこういう状況でいいのかということが、やはり各そういう団体の皆さんからのお話として出てきています。ぜひ、江戸川区にも、この財団法人含めた、サントリーさんでも松屋さんでも結構です。こうとうティアラや、すみだトリフォニーのような形で、江戸川区のプロからアマチュアまで一括して把握をして、それを個人プレイじゃなくて、江戸川区の各施設、企画、そういったものができるような形でやりたいと思っていますけども、こういう財団について、区長はずっと正直言って消極的でお話が出ませんけども、もういかんせん幾ら何でも、この23区見ても、江戸川区だけがこういった形でそれぞれの所管がばらばらで管理している。江戸川区のボランティア協会も私、ホームページ見ました。そこには国際交流からさまざまなボランティアが入っています。芸術文化も入っています。しかし、こういったような形でみんなが一括してトータルした形になっていないのは、各自治体を見ても江戸川区だけです。そういう意味で、私はきちんと財団法人で全てを私は解決できると思わないし、網羅できるとも思いませんけども、やはり亡くなった似鳥音楽団体の会長が、江戸川区にもみんなをまとめるだけの組織ですとか統括を、江戸川区が媒体としてやっていただければ、民間のそういう皆さんも参画しやすいということを常々おっしゃっていました。また、各団体からの要望もその辺にありますので、ぜひ、財団法人の設立についてやっぱり区長の率直な考え方をお聞かせください。今のまんまで、ばらばらで私はいいと思っていませんので。ばらばらでいいと思っているのでしたら、それで結構ですけれども、区長の考え方をお聞かせください。 ◎多田正見 区長 承っておきます。 ◆渡部正明 委員 検討しますとか承っておきますというのは、本当に議論をして承ってくれればいいです。何も議論をしないまま先送りでしたら、私はそれはちょっと理解できませんので、ぜひその点だけは、きつく私もお願いを申し上げます。 ◆所隆宏 委員 おはようございます。今、さまざまあったんですけれども、都市交流の話がありましたので、都市交流に関連して質問させていただきたいと思います。  この主要施策の成果のほうに、86ページから、この交流都市とのいろいろな事業が出ているんですけれども、この中に、姉妹都市でありますオーストラリアのゴスフォード市のことが書いてあります。このゴスフォード市ですけれども、昨年の5月に、おとなりのワイオン市と合併になりましてセントラルコースト市となったという中で、今後のことはどうなるのかなということで、何回か私たち会派でも質問させていただきましたし、今年の予特でも質問したところなんですけれども、今年、多田区長は5月にそういったことも思いを持ちながら5月にセントラルコースト市を訪れたということがありました。そのときに、予特のときに報告されたのは、9月にそのセントラルコーストでは市議会の選挙があると。それでいろいろなことがまた人も決まってくるしというお話がありました。今の時点で9月を過ぎましたので、今の時点で、どんなような状況になっているのか、また今後もこのセントラルコースト市との江戸川区の関係について、区長の思いがあればお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 経緯について、今、ご質問でございますので、詳しく申し上げさせていただきます。先月の9日、9月9日に第1回のセントラルコースト市議会選挙がございました。そこで、15名の議員の皆さんが選出されております。さらに、先週の月曜日に、9月の25日になりますけれども、市議会議員15名の互選により、市長と副市長が選ばれました。市長さんにつきましては、ジェイン・スミスさん、女性の方でございます。また副市長には、クリス・ホルステインさまでございます。この方は、昔、ゴスフォード市長も務められた方でございます。また、江戸川区にも2回ほど来訪していただいた方でございます。早速、江戸川区よりご挨拶のメッセージを送らせていただきました。今後は、市長、市議さんの皆さんに、これまでの友好の活動と経緯などを丁寧にご説明するとともに、江戸川区の思いをご理解いただきたいというふうに考えております。改めて姉妹都市盟約の締結に向けて、これから交渉に入っていくと、そういう段階でございます。 ◆所隆宏 委員 まだそういう、今動いてきたということだと思いますけれども、大事な本区にとっては姉妹都市でございますので、しっかりとまた姉妹都市の友好条約を結べるように、締結できるように推進をお願いしたいと思います。  それから、城里町についてお聞きしたいと思います。この城里町につきましては、区民まつりへの参加は、過去から結構あったわけですけれども、実際の本格的なおつき合いというのが始まったのがこの28年度だというふうに思いまして、この87ページにはいろいろな行事が行われたことが書いてあるんですけれども、この中で、一つこの11月に行われた自然体験講座というのがありますけれども、こちらについて、どういった交流の事業だったのか、詳しく教えていただければと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 こちらワンダーキャンプということで、昨年の11月12日、13日の1泊2日で行われたものでございます。子ども未来館の皆さんが中心になって、城里町に行きまして総合的な野外活動を行いました。内容的には、那珂川がございます。那珂川の支流の生物調査、あと那珂川のサケの遡上、こちらのほうを見学させていただいております。遡上調査、あとふ化の見学も行いました。また森のプログラムということで、樹木や落ち葉を用いたクラフト体験ですとか、あと夜は天体観測、天文台が小規模でございますけれども、そちらにございますので、そちらに行きまして天体観測をさせていただきました。また、キノコの栽培方法なども観察してきたと、そういう報告を受けているところでございます。 ◆所隆宏 委員 さまざまな工夫を凝らした交流事業ということが行われているんだなというように思うんですけれども、この区政会館だよりというのを毎月見させていただいているんですけれども、この中に、この江戸川区のことが書いてありまして、江戸川区のこの都市との交流の特徴として、子どもがかけはしとなる自治体間連携というのを進めている、このような角度でお話が出ているんですけれども、今、渡部委員からもお話がありましたいろいろな交流、友好都市との関係とかいうことですか、こういったことを内容を濃く、また区民にも思いが伝わることが大事だというようなお話だったと思うんですけれども、やはり若い子どもたちがこういったことに参加をしていく中で、やはりそういう歴史的なつながりのことを勉強したりですとか、そういったこともあるのではないかなというふうに思っておりまして、なかなか子どもを中心とした交流というのは、いい事業なんじゃないかなというように思っております。今後も、さまざまな都市もありますけれども、しっかりと未来へとつながるような事業の展開を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆中里省三 委員 おはようございます。今の都市間交流の話がありましたけれども、城里の話はよくわかりました。そこで、北海道の木古内についても少し教えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 木古内町との交流のお話でございますけれども、もう冒頭申していますように、友好都市の鶴岡市との木古内町は姉妹都市ということで、いい意味での三角関係ということになると思います。平成29年1月に渡島地区のミステリーツアーということで、江戸川区から5名の方が参加しております。また、これは今年度になるんですけれども、今年の7月の31日から3泊4日で下小岩第二小学校の5年生40名の皆さんが木古内町での漁村体験をしております。こちらについては、国の補助事業ということを活用させていただきました。あちらでは、ホタテの養殖見学ですとか地びき網の体験ですとか、あと漁村の民泊体験などもしてきたということを報告を受けているところでございます。 ◆中里省三 委員 城里にしても木古内にしても、子どもたちを中心に、今交流が進んでいると、こういうことだろうというふうに思っています。そこで、先ほど渡部委員から厳しいお話もありました。軽々しく言う都市交流やるなよということだというふうに思いますけれども、実際には、ほかから江戸川区と都市交流やりたいというところが来ているんでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 今のところ、来ておりません。 ◆中里省三 委員 それでは、今、長野県の安曇野市とそれから山形県の鶴岡市と、友好都市盟約というのを結んでいると思うんですが、どんなような手続なのか、またいずれは城里、あるいは木古内町とも盟約を結ぶということになるんでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 冒頭でも申しましたように、やはり友好都市というと、何か住民同士の深いきっかけが成熟してということになってくると思います。まだ交流が始まったばかりですので、住民同士の交流がもっと盛んになっていけば、そういう方向もあり得るんじゃないかというふうにも思っておりますが、いずれにしましても街と街との対等な友好関係はいろいろな条件が必要だと思っております。そこら辺も全てクリアしていく必要もあるというふうに考えております。 ◆中里省三 委員 わかりました。ありがとうございます。都市交流、特に江戸川区は自然がだんだんなくなっていく状況の中で、子どもたちを中心としても、都会から離れた大自然を満喫するということを中心に、また交流を深めていただきたいと思います。 ◆島村和成 委員 都市交流ですけども、木古内、城里、その以前に塩沢荘ね、今、南魚沼市というのかな。塩沢荘ができたのはたしか昭和63年、もう30年間近く江戸川区の人が、あそこ、私も何度か行っておいしいお酒をいつもいただくんですけども、区民まつりとかイベントには物品を新潟産のいろいろ売っていますけども、城里、木古内以前にもかなり古く交流している南魚沼市とのいわゆる自治体間との交流をこれからやっていこうとなると、そういう予定は今のところはないんですか。 ◎茶谷信一 文化課長 塩沢荘、南魚沼市ですね、毎年、塩沢荘を利用してウインタースクールですとか江戸川区の子どもたちも、こちらのほうにお世話になっているという経緯もございます。私も、今年度のはじめに、南魚沼の市役所に行って、あといろいろと意見交換もしてまいりました。いろいろな活動が活発になってくれば、またそういう方向も考えられるかなというふうな今の段階でございます。 ◆島村和成 委員 これから地震だとかいろいろな災害だとか何だとかそういうことも考えると、やっぱり関越で行けば200キロぐらいかな、比較的近いんで、だから、もしそういう形で交流が深まるというのがまず大前提だと思いますけれども、城里とか木古内よりまだまだ歴史が古いところなので、我々もそれに向けてまた少し努力をしていかなきゃいけないと思いますけども、そういったことも考えておくのも一意ではないかと思います。 ○高木秀隆 委員長 そのほか、都市交流で関連ということでありますか。いいですか。じゃあ、次に。 ◆中道貴 委員 よろしくお願いいたします。ここでは、ボランティアのことでお尋ねをしたいと思います。公益財団法人えどがわボランティアセンターさんが運営主体となっています前年度の新規事業の一つとして、まちかどおもてなしボランティアの育成事業というのがありました。これが、今回、東京オリンピックのいわば推進プログラムの五つの柱のうちの1本の中にも位置づけられている事業だと思っております。ちなみに、ロンドン大会、これよく引き合いに出させていただくんですが、2012年のロンドン大会では、国を挙げて7万人のボランティアの皆さんが相当な勢力を上げて頑張ってくれました。参加者の感想をお聞きをしましたら、連帯感が生まれたとか友情が育まれたとかあるいは人生が変わるような大きな体験ができたとか、こういった相当なボランティアの取組みによる経験が、一つのレガシーとしてロンドン大会を評価する大きな大きな一つの結果だったというふうに聞いております。したがって、この東京オリンピックのレガシー、大会後の社会的遺産について、このボランティアの活動も大きなレガシーの一つに十分なったというふうに聞いております。そういった意味では、本区の地域力、住民力というのが、まさにこのボランティアの力を大いに宣揚し、大会を盛り上げる力になるものだと確信しています。そういった意味で、本区におけるオリンピックレガシーというものの位置づけについて、ぜひ、このレガシーに対する区長のお考えをお聞かせをいただければと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 一昨日、先週の金曜日のときにもお話しましたように、文化プログラムは、区民の大きな文化の盛り上がりをあらわして、江戸川区のよきところを世界にPRして、オリンピックに参加しようというふうな位置づけでございます。オリンピックがあるから、もちろんオリンピックに向けてでございますけれども、その後も江戸川区のすばらしい文化が永遠に引き継いでいくように、そうしていくのがこの文化プログラムだというふうに考えております。 ◆中道貴 委員 そこで、昨年1年間取り組まれた、このおもてなしボランティアの育成ですね、具体的に内容の成果、あるいは課題というものをお知らせください。 ◎茶谷信一 文化課長 昨年は、リオ五輪の盛り上がりもございまして、そういう中で、東京五輪でボランティアをやりたいんだというふうに希望する区民の皆さんの声がすごく高まったのであります。そうした中、そうした講座はないのでしょうかというような問い合わせもかなりありました。東京都も、おもてなしボランティアをやっておりますけれども、まだ東京都と区のほうの講座の関係の詳細が決まってなかったので、ボランティアセンターのほうが独自に先行して、去年、おもてなしボランティアをやらさせていただきました。こちらの外国人の観光客の皆様に、区内の駅や街角での道案内ができるとか、下町ならではのおせっかい精神が発揮できるとか、おもてなしの心をもちましょうという日常生活の中で、そういうことをできるようにしましょうというようなボランティアの講習会でございました。1回の講座で6日間、中学生のレベルの英会話と江戸川区の見どころ、また外国人と接するときの心構えというものを計6回を1パックといたしまして、3回やりまして、延べ100人の方が、受講してまいりました。今年度から江戸川区が東京都と共催して、また新たに外国人おもてなし語学ボランティア育成講座として始めておりますけれども、昨年参加した方も、そういう講座に参加したり、また皆さんでまとまって年に1回いろいろな話をしましょうよとか、そういうことも進めているところであります。 ◆中道貴 委員 新年度の何か取組みを今、お話の中にちょっとまざっていたのかなという気もするんですが、体制として、28年度の運営体制と今年度の体制とはちょっと変化があったというのをお聞きしていますけれども、その辺の体制の変化についてはどうですか。 ◎茶谷信一 文化課長 昨年やりましたのは、江戸川区が独自でプログラムをつくったものでございますので、私たちが身近な職員だとかいろいろな方を講師にしてやったものでございます。今回からは、東京都が全体的なボランティアの育成と、それと合わせて希望者には登録ということも可能となってきておりますので、そうした面は去年と全く違うところでございます。 ◆中道貴 委員 新年度、またこれから東京オリンピック・パラリンピックに向けたこの3年足らずの期間の中で、こういったボランティアの皆さんの育成というのは非常に大事なテーマになってくると思います。今、お話にもありましたけれども、小中学生のお子さんたち、児童生徒の皆さんとか、あるいは多くの例えば総合人生大学校の卒業生の皆さんもそうでしょうし、関係する個人、民間団体、多くの方々にかかわっていただいて、これを推進していただきたいと思うんですが、例えば、過去の大会で、ボランティア活動の実績が各国あったと思いますけれども、その先に行われた開催国のボランティア活動の参考となるような取組みも、例えばロンドンでは、リオでは、北京ではと、そういった過去の開催国で取り組まれたボランティア活動を、ぜひ参考に、もうこれは当然されているとは思うんですが、その辺どうお考えでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 ちょっと参考になるかわかりませんが、おもてなしボランティアなんかは、江戸川区の日本人として、江戸川区民として、これはだんだん外国住民が増える中で、こういうことをオリンピックだからということではなく、もっともっと継続していく、そういうことが大切になってくると、すみません一つの例でございますけれども、そういうふうに考えているところでございます。 ◆中道貴 委員 最後に、レガシーといいましても、前回の1964年の東京大会では、新幹線だとか首都高速だとか、こういった確かに目に見える施設としてのレガシーが注目されつつあるんですが、やはり有形無形、目に見える見えない、あらゆる活動が、今後の本区の魅力づくりの一環として総価というか、これから今まであるものももちろんそうでしょうし、これから新たにつくっていくものも、もちろんそれもなり得る話だと思いますので、その基盤となるのがやっぱりボランティアだと思っておりますから、文化課の皆さんの取組みをぜひともよろしくお願い申し上げまして、要望にします。 ◆本西光枝 委員 よろしくお願いいたします。図書館について、質問をいたします。財務レポートによりますと、図書館の本の貸出数は、ここ数年減っている傾向にあります。インターネットで本や新聞などが読めるようになっていることもありますが、区内図書館では、子どもたちに本を読むきっかけをつくろうと、ティーンズコーナーを設けています。図書館のホームページでは、利用者数と貸出数は載っておりますが、ティーンズコーナーの利用については、どのような状況なのかお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 ティーンズコーナーは、主に13歳から19歳の方を対象にしたその図書の置いてあるコーナーのことを言います。本の分類でティーンズというのは実はございません。そういう意味では、若い子の読書力を高めていこうということで、ティーンズコーナー、篠崎子ども図書館と鹿骨コミュニティ図書館を除く全ての図書館に、そのティーンズコーナーを設けております。館の大きさですとか広さですとかスペースですとか、そういうものは大小はありますけれども、それなりにやっているところでございます。特に東部図書館では、あそこは若い方たちが結構利用されているということもございまして、ティーンズコーナーに力を入れてそうしたイベントも行っている、そういうところが、今、ティーンズコーナーの現状であります。 ◆本西光枝 委員 ティーンズコーナー、さまざまな取組みがされていて、進路や趣味、好きなものを見つけるきっかけにもなる本をそろえていると、広報えどがわでも、図書館の活用方法を掲載をして利用を促しておりました。本会議で、私たち生活者ネットワークでは性的マイノリティなどを含むLGBTについて、質問をいたしました。男女共同参画推進計画にあります多様な機会を活用しての啓発活動に、地域図書館でのティーンズコーナーや一般向けの特集コーナーを活用してはいかがかと考えますが、どうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 いろいろなご意見をいただいて、充実したコーナーをつくっていきたいというふうに思っております。 ◆本西光枝 委員 ぜひお願いします。図書館は、情報を取り出す機能を備えた場所であることを考えますと、あらゆる機会を活用しての啓発という意味で、図書館も一つの有効な手段になると考えますので、よろしくお願いします。  次に、団体貸し出しについて伺います。各館地域を割り振りして、小中学校に貸し出しをしていると思いますが、共育プラザなどへも地域図書館のPRを兼ねて、テーマをもって本を紹介する機会をつくることを提案しますが、この点についてはいかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 今、本西委員さんがイメージするような活動はしておりませんが、学校の働きかけは続けております。いろいろとお話を聞かせていただきながら、できることを着実に進めていこうというふうに考えております。 ◆本西光枝 委員 小中学校の話も出ましたが、読書科で力を入れておりますので、また学校とは違った場所で、図書の専門家から本を紹介してもらう機会があることは、子どもたちにとってもよいことだと考えます。図書館運営を指定管理者としたことで、子ども向けのお話会や工作会、大人向けの講演会や朗読会など魅力的なイベントも増えてきました。共育プラザとの連携ということもぜひ検討をお願いいたします。 ◆竹平智春 委員 よろしくお願いいたします。私のほうからも、図書館についてお尋ねをしていきたいというふうに思います。今、お話もありました。これまで江戸川区の区営でやっていました図書館も、指定管理になりまして、大変利便性もよくなって、閉館時間も午後9時半となりまして、またネットでの本の貸し出し予約も可能となりました。また、さらには借りた本も区内どの図書館でも返却できるようになりまして、大変区民の方にとっては、利用しやすい図書館になったなというふうに思っております。私も小岩図書館が近いものですから、利用させていただいているんですけども、大変、特に土日はたくさんの方がおられておりまして、もう閲覧席も結構いっぱいになっているという方で、年代層もさまざま、小さいお子さんから本当に中高生、またご年配の方やら本当に多くいらっしゃるなというふうに思って見ているところでございます。本の貸し出しだけではなくて、おはなし会も、いろいろなイベントも開催をしておりまして、大変企画も盛りだくさんになっているなというふうに大変よく思っています。やはり各館の魅力ある図書館づくりということでは、地域に根差した図書館をぜひ私はつくっていただきたいというふうに思っていまして、特に小岩は小岩コーナーを設けてくださっておりまして、そこには江戸川百景、小岩エリアマップとかも置いてありましたし、また小岩にゆかりのある栃錦関のパネル展示もございました。また、童話作家の、一昨年でしょうか、区長とも新春対談をされました角野栄子さんの方も紹介してありましたし、また北小岩出身で、そして北小岩が舞台になっていますルドルフとイッパイアッテナという作者の斉藤洋さんのコーナーもあって、大変、小岩に興味をもってもらうような工夫をされておりました。そういったことで、やはり他の図書館においても、さまざま工夫を凝らしながら、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  今回、この指定管理になりまして、丸5年がたって、いよいよ2期目に入ったというふうに思いますけれども、今後のこの図書館、どのように運営をしてやっていきたいかということを、まずちょっとお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 委員さんおっしゃるとおり、全部の図書館が指定管理になりまして、来年から2期目ということでございます。そうした中で、図書館の更新に当たりまして、やはりもう一回どういう図書館を江戸川区として目指すのかというところを改めて検討しましたときに、やはり一つは、区民の皆さんの書斎として、効率的で安定的な運営がまず基本ということでございます。効率的なというのは、やはりいつでも利用できる体制をつくるとか、安定的なのは、やはりどなたが来てもサービスが同じように受けられると、いつの時期もそういうことが安定的だというふうに加えております。  あと2番目に、図書の基本であるレファレンス、こちらについては一層充実していくということが大切だというふうに思っております。  3番目に、あとは魅力ある取組み、イベントの開催によりましてさまざまな工夫を凝らして利用者を増やしていこうということが3番目でございます。あわせて、子どもたちの読書活動ということを江戸川区はメインに進めているところでもございますので、ブックトークですとか読み聞かせですとか、さまざまな工夫を凝らしながら、また充実していきながら、あと学校図書との連携を一層深めていくと、こういうことが基本的な考えだというふうに思っております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。本当にさまざまな工夫も取り入れながらのこの図書館運営だと思うんですね。ちょっとこの資料をいただいた中で見ますと、10館ちょっと利用率が利用者のほうが減ってきちゃっているというのが、資料の中では見たわけなんですけれども、ぜひまたしっかりと利用促進に向けての取組みをお願いしたいと思います。  それで、先ほどちょっと言いましたけども、やはり地域のお声とか、そういったことをしっかりと聞きながらということで、私、申し上げたんですけれども、この魅力ある図書館づくりのために、利用者のニーズを反映していくのには、どのような取組みをされているのか。それと、指定管理でございますけれども、やはり区としっかりと連携をとりながら、ちゃんと取組みをチェックしたり、また助言をしたりということが大変重要かというふうに思いますが、その点、2点教えていただきたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 区民の皆さんのいろいろなさまざまな意見、一つは年に1回通し的にこれはやらせていただきますけれども、アンケート調査、こちらをやっております。あとは常時、区民の皆様のご意見をいただくボックスを昔ながらのやり方でございますけれども、ご意見箱みたいなものを置かさせていただいております。内容的に多いのは、やはり希望の本を入れてほしいとかCDを入れてほしいとか、それと資料のご希望、それと、こんな講座やってほしいですとかそういうこともあります。あと、施設に対する要望も、暑い寒いから始まりまして、さまざまな要望をお伺いしているところでございます。いただいた意見につきましては、できる限り、館内に「こういう意見もありました」ということを、当たり障りのない程度で張り出したり、結果こうしましたというところも周知しているところでございます。  あと、指定管理のチェックということでございますけれども、打ち合わせ会は定期的にやっております。全体の館長会を月1回は必ずやりまして、そちらには区の職員も、もちろん参加いたします。連絡事項ですとか事案の検討、また情報の共有を図っているところであります。文化課の中にも図書館の専門の担当を2名選任しておるとともに、図書館業務に精通したOB、非常勤を中央図書館において、さまざまな指定管理者との相談に乗っているところでございます。 ◆竹平智春 委員 わかりました。しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
     最後に、ちょっと要望です。これは以前から申し上げているところなんですけれども、区内12カ所に図書館はございますが、地域によっては図書館まで遠い方も実はおられまして、区民の方からは、図書館以外の例えばコミュニティ会館、区民施設など、そこに返却ボックスをつくってほしいと、そういう要望がございます。ぜひ、ご検討をお願いしたいと思います。また、小松川図書館、葛西図書館のは大変老朽化してきておりますので、今後、施設の建て替えなども検討される際には、できるだけこの地域の偏在をなくし、バランスのよい配置にしていただきますよう要望して終わります。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  先ほど来、本西委員、竹平委員からもご質問ございましたけれども、私のほうからも図書館の運営について、あり方について今、竹平委員からのご質問で区の基本的なお考え、お聞きできましたので、私からは要望のみ意見のみとさせていただきたいと思いますけれども、まず、私の立場を明確にしておきたいと思うんですけれども、私はこの図書館での指定管理者制度の導入には反対でございます。そもそも、無償を原則とする図書館にはなじまないのではないのかというのが私の基本的な考えなんです。ここは入館料が発生する美術館であったり、博物館とは私はやっぱり違うんだろうなという立場でございます。図書館というのは単に本の貸し出しだけを行う施設ではないというふうに思っています。ある意味で社会教育の場であったり、情報提供の場であって、人生の悩みであったり課題を解決していく重要な場所だと私は思っております。これは、やっぱり行政が必ず提供しなければならない施設だと考えます。そこに、指定管理者制度という競争原理を働かせて、無理なコストダウン、私はそういったことはやっぱりこの図書館にはなじまないというふうに考えております。最後になりますけれども、私は図書館はやはり、お金に換算できないところにその価値があるんだろうというふうに考えます。図書館については私は区の責任で運営されるべきと、このことを申し上げておきたいと思います。 ◆牧野けんじ 委員 私からも図書館について、お伺いをします。先ほどもありましたけども、指定管理の導入が新年度、来年度から2期目に入るということで、従来の業者が今回も選定されたというようなことがホームページでも公表をされております。私は、この点で、とりわけやはり働き方という部分について中心にお伺いしたいと思います。資料でいただきました212ページの資料で、毎回、正規と非正規というような内訳を出していただいておりますけども、正規の職員の方の人数が、前年いただいた資料をもらった際には21人であったものが、今回73人ということで、50人ぐらい一気に増えているということで、ほかの資料で内訳を見ていくと、どうもTRCの受託館で正規の職員が増えているというようなことが読み取れます。この内訳というか、この非正規の人たちが移行して正規になったということでいいのかということと、それからこの正規に変わった理由というのがわかれば教えてください。 ◎茶谷信一 文化課長 資料157ページの資料だとこれでいう、212ページの資料のことでございますね。館長9人をはじめ合計、今回73名が正社員ということで、こちら全体の26%ということでございますが、図書館流通センター、今現在、中央図書館等をお願いしている指定管理者でございますけれども、こちらのほうが業務のさらなる専門性の向上を目指して、今年度から希望をする方は積極的に正社員に登用しようというような方向の人事制度を始めたところでございます。その影響が大きいというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 そうすると、非正規の方に希望する方はということで呼びかけたということで、移行したという理解でいいと思いますけれども、ちょっともう少し詳しく聞かせていただきたいですけども、この正規とされている人の雇用形態は、いわゆる期限の定めのない正規という理解でいいのか、あるいは例えば指定管理期間が5年となっていますので、こういう期限を定めた正規というようなことでカウントされているのか、そのあたりはどうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 期限はやっぱり正規職員ですので、無期限というふうに伺っているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 無期限ということですので、安定した働き方にしてほしいということを私たちも従来から提案をしてきましたので、その点では評価をできることではないかというふうには思います。それで、この正規に移行した方々というのは、先ほど希望する方にということでありましたけれども、具体的にはどういった仕事を担っている方なのか、特徴といいますか、どういう仕事をしているのかというのが、もし特徴的に出ているのであれば教えてください。 ◎茶谷信一 文化課長 働き方は、今までとは基本的には仕事の業務の内容は変わらないのでございます。フルタイムの場合は、40時間の方を上げていただきまして正規というふうな基準をつくっているというふうに伺っております。  あと、責任者、副責任者、スタッフの中でも中核の方をやはり正規雇用というふうに捉えているというふうに伺っております。 ◆牧野けんじ 委員 中核の職員の方ということでしたので、そういう点でも大事な取組みではないかと思います。それからちょっと加えてお聞きしますけれども、2013年4月に改正労働契約法の施行によって、同じ企業で有期の労働契約が例えば1年ごとに更新するような契約を5年超えて繰り返した場合には、労働者から申し込みがあれば、期間の定めがない労働契約に転換できると、転換されるという取り決めが導入されましたけれども、ちょうど来年の4月が2013年4月から5年に当たるんですけれども、このルールとの関係というのは、今回の取組みと関係があるのでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 特に、詳しく聞いていることではありません。 ◆牧野けんじ 委員 ちょっと想像するには、こういうルールも想定をされているのかなという気はしました。それから、受託業者との関係では、TRCがこうした取組みをした一方で、ヴィアックスはそのまま正規と非正規の構成が変わっていないということですけれども、ヴィアックス側にはそういう動きはないんでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 今のところ伺っておりません。 ◆牧野けんじ 委員 これでいくと、同じ区立図書館で、待遇にやや違いが出てくるということにもなりますので、指定管理ということで、区としてどこまで言えるのかというのはあるのかもしれませんけども、なるべく同じような待遇になるように努力していただきたいということを意見として述べます。この労働環境の問題では、これは図書館に限りませんけども、指定管理の職場に労働環境を行政として把握するというような形で、墨田区では社会保険労務士に委託する形で直接現場にも出向いて、労働関係法令を遵守されているのか、労働環境どうなっているかということを確認するような取組みを行っています。江戸川区としてもこういう取組みをするようなお考えはないでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 これは、指定管理者の皆さんには基本的には公認会計士の皆さんによる経営状況の調査ですとか、あと専門家による労務及びサービス調査を区全体として実施しているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 そうした取組みを行っているというのは、これまでも答弁あったと思うんですけれども、その内容についても、もう少し今後は詳しく明らかにしていただければというふうに思います。今後についてですけれども、この指定管理が2期目に入ってくるということで、区がこの業者を評価する、監督すると言うんですけれども、区側に公立図書館の経験のノウハウをもった方というのが今後はどんどん減ってくると思うんですね。この評価が正当にできるのかどうかというあたりで、やはり懸念が出てきます。こういう行政側に公立図書館のノウハウを残していくというような点では努力をされているんでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 努力をしているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 具体的にはどういったことがあるでしょうか。少し例を挙げていただければ。 ◎茶谷信一 文化課長 やはり、図書館業務は非常に固有なところがございますので、異動してきた者は図書館だけには限りませんけれども、それぞれの現場の職場に出向いて行って、その業務をつぶさに見ていただきまして、それでさまざまな意見交換をすると。基本的に運営と管理の役割は違ってまいりますので、そこら辺はバランスをとってやっていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 全国的にみると、図書館に指定管理がどれだけ導入されているかという点では、全国の市区町村では導入率16.2%なんですね。東京都だけが突出して34.3%。23区になると、これは5割にもなるというようなことで、突出してこの東京23区が指定管理に偏っていると。ただ、やっぱり全国的にみると、図書館というのは、ほかの公の施設への指定管理の導入率と比べても、非常に低いんですね。やはり先ほど岩田委員の話もありましたけれども、図書館に指定管理を導入するというのは、なじまないんじゃないかというのが、日本図書館協会からもやっぱりこういう見解が出ていて、全国的にもそういう立場をとっている自治体が多いということで、今後これは東京23区の独特というか独自の課題になってくると思うんですね。この指定管理の期間が長くなったら長くなったで生じる問題、とりわけ図書館はこういう公共性とそれから専門性、継続性こういうところが重要になってきますので、それにふさわしい制度設計を行政として、この制度を、仕組みをやっぱり準備しておく必要があるということを私の意見として述べたいと思います。 ◆鵜沢悦子 委員 おはようございます。図書館の指定管理制度導入について、今、さまざまお話がありました。先ほど岩田委員よりもコストダウンのためというお話がありましたけれども、竹平委員とのやりとりの中でも、区民の喜びの声をお聞きをいたしました。別角度では、区の職員さんが残業という形になったり、管理をし続ければ、そういう残業代の増大や、また人事異動がございますので、不慣れでサービスが行き届いていなかったと、こういう声も過去には聞いておりました。その中で、私はそもそも区民のための指定管理導入だったというふうに思っておりますが、私の考えがあっていたのか間違っていたのかのことを再確認をしたいというふうに思いますので、何のための指定管理導入だったのかお伺いいたします。 ◎石塚幸治 文化共育部長 図書館の業務に、指定管理制度を導入するときに、いろいろ議論があって、ご説明もさせていただいたところです。この指定管理を導入する主な趣旨は、やはり区民サービスの向上ということであります。その要素として、図書館の専門性を一定のレベル継続して維持をするということを考えたときに、私たちのような事務官が定期的に異動していって、ふなれなとこから、また司書という部分も含めて、そういう有資格者の数も含めて現場配置も含めて、やはり専門家に任せたほうが現場司書の有資格者の配置、もしくは専門性の維持ということを考えたときに、一般的な事務官が一般異動で直営でやっていくよりも、専門性の維持も保つためには、この方法がいいでしょうということが、主な理由でありました。一つ、効率性ということもありますけれども、主な理由として説明をさせていただいたところは、そこであります。ですから、今現状レファレンスだとか有資格者であるだとか、そういうことで以前よりもやはりサービスの向上につながっているというふうに思います。そこが、指定管理の導入した主な理由でございます。 ◆鵜沢悦子 委員 今後も、区民サービスの向上に努めていただきますようお願いいたします。 ○高木秀隆 委員長 図書館関連いいですか。 ◆須田哲二 委員 ここでタワーホール船堀について、ちょっとお聞きしたいと思います。前もご質問しましたが、諸室の利用の料金の支払い方法ですよね、前払い方式なんですけど、今も変わりがないのか、そしてその理由について改めてお聞きしたいと思います。 ◎茶谷信一 文化課長 特に、今でも変わりはございません。基本的には前払いしていただくことが、原則でございます。区民館ですとかコミュニティ会館は、やはりサークルの方たちは無料の方が多いということで、多分そちらのほうは当日申し込むだとか、そういうことになってくると思いますけれども、タワーホールはやはりご利用いただくのが全区に及んでいる皆さん、または広く近隣の方が江戸川区の近隣の皆さんがまた使う、また全国のコンベンションでも使う、そういう中で、今の制度を、今のやり方を進めているところでございます。 ◆須田哲二 委員 今、ご説明された理由だと、ものすごく不便ですよね、逆にね。支払い方法が前払いだということで、全区的にそういう点では。一番料金が安い諸室、会議室が午前、午後、夜間という区分で利用が分けられていますけど、1区画が510円ですね。だから交通費つくってバス代なんかで行くと、400円以上かかりますから、前払いに行くというのは結構負担になりますよね。それから、より近くじゃなくて全区だったらその交通費も大変、時間のロスも大変なので、ネットで予約ができるという点で、どうしていつまでも小さな会議室とか、そういう十数名から数十名規模のところまで全部そういう利用形態なのかなと、午前、午後、夜間という形態もそうですよね。だから料金の支払い方法について、もう少し指定管理側に立って、合理的な理由を説明していただきたいんですけど。 ◎茶谷信一 文化課長 申し込んでいただいた方に、必ずご利用いただくという前提で施設は運用しているわけでございます。さまざまな場合に応えるように、できるだけ配慮はしておりますけれども、今の形でご理解いただきたいというふうに思っているところであります。 ◆須田哲二 委員 それでは改めて聞きますけど、指定管理者の権限の範囲は、これは料金収納方法なんかについても、あるいは利用の時間区分についても、指定管理側に権限があるということでよろしいでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 これは、指定管理者だけではございません。区のほうと協議して、最終決定は区のほうになるというふうに考えております。 ◆須田哲二 委員 じゃあ、江戸川区のほうが料金収納方式とか、そういう利用の区分、午前、午後、夜間、全ての部屋について、そういう区分で貸し出すというのは、区が指定管理の募集の要項に、それを明記しているんですか。 ◎茶谷信一 文化課長 利用区分ですとか、そういうのは大まかには条例で決まっているところでございますが、細かいところにつきましては、指定管理者と協議の上、詳細を決めていると、運用をしているということでございます。 ◆須田哲二 委員 先ほど図書館のところでも、区民サービスの向上が最大の理由だということで、その理由をごもっともだとした場合に、区民サービスという観点からした場合に、ネットでわざわざ予約できるのに、小さな会議室まで前払いに行かなきゃいけないと、こんな不合理な話はないと。それから、午前、午後、夜間という利用方法も、もし、区民の要望があって、やっぱりそれはちょっと不合理じゃないかと、ほかはどこもコミ館も含めて時間単位になっているところがほとんど、大きな部屋を除いてですよね。その利用形態とか大きな部屋、小さいとか、そういう大きさの区分によって、いろいろ変えることができるんじゃないかなというふうに思いますので、もし、指定管理側の権限として、料金収納方法を変えることが、指定管理の権限で変えられるということができるのかどうか。それから、時間区分については、条例上の規定があるというのであれば、条例変更の考えがないのかどうか、それを最後にお聞きします。 ◎茶谷信一 文化課長 指定管理の権限でそういうことを行うということは、今のところ考えておりません。条例の改正ということも、今のところ考えておりません。窓口で、そういう話を聞くんですけれども、窓口の担当者に、いろいろな話を聞くんですけれども、そこで、困ったとか、そういうのを前払いじゃなくて当日払いにしてほしいとか、余りそういうことを具体的に実は窓口で聞いてないものですから、具体的な検討にはなっておりません。 ◆須田哲二 委員 これは、誰が考えたって不合理でね、こんな無駄なロスをやっているというのは社会的にも大きなロスですから、これは改善することを求めて意見として述べておきたいというふうに思います。 ◆野﨑信 委員 私のほうからは、塩沢江戸川荘について、お聞きしたいと思います。先ほど来、渡部委員、それから島村委員からもお話がありましたけども、まず今の利用状況と、それから先ほど課長のほうからもお話があったウインタースクールとか林間学校その他で使われているというお話がありましたけど、その利用状況等、確認したいんですが、よろしくお願いします。 ◎茶谷信一 文化課長 現在の利用状況でございますけれども、昨年は1万6,700人の方がご利用いただきました。大体部屋の稼働率が64%ということでございます。ピークのときは、平成25年の1万7,000人、ここがピークでございますが、例年、それほど大きな上下はないかなと。基本的に上下するときは、雪が多かったり少なかったりするときでございます。そういう中で、今運営の状況でございます。 ◆野﨑信 委員 先ほど、ウインタースクールで使っているというお話がありましたけど、それはどうでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 ウインタースクールは、昨年、1月から3月までで全部で17校の学校の皆さんに塩沢荘を利用していただきました。 ◆野﨑信 委員 その際、何でかと言うと、日光林間学校がいずれなくなってしまうというように決まっていると思いますので、現状、ウインタースクールやそれから林間学校で使われるかなというところがあると思います。それで、仮に、その件数が増えれば、やはり区民の方の文化的な施設と、それから学校のそういうふうな施設と、今まで分かれてきたことが、どのような影響があるのか。例えば、区民の方から苦情が出てきちゃうということが心配している点なんですけど、いかがでしょうか。 ◎茶谷信一 文化課長 さまざまな意見があると思いますが、一つ、ちょっとエピソードで言いますと、ウインタースクールも大きな学校、小さな学校、人数がいろいろとさまざまでございますけれども、比較的お客様は、お子さんたちが一緒に泊まることは歓迎している方が多いかなというのが、声として聞かれております。ただ、学校の規模によっては余りに迷惑をかけるので、貸し切りにしたいというようなお話もいただいているところであります。 ◆野﨑信 委員 今のお話は、いいお話だなと思います。林間学校も、僕も小学生のときに当然、江戸川住民でしたので利用させていただいて、いろいろな意味での思い出がありますけれども、本来、教育費のところで述べる部分かもしれませんが、いずれどうにかするような状況があれば、先ほど島村委員がお話があったように、より有効に使うために例えば塩沢荘の中の一部が、もう少し敷地を広げるとか、有効に使えるような状況とか、それから何か違う形での形がとれればなという部分も含め、今の200キロぐらいの距離ですからね、子どもたちも十分来れる距離でしょうから、よりそこの地域と交流が作れれば、なおさらいいなということで、一つの意見として述べさせていただきます。 ◆鵜沢悦子 委員 先ほども、都市交流としてお話がありまして、また今、野﨑委員のほうからもお話がございましたけれども、概要説明153ページの穂高荘、塩沢江戸川荘の管理経費に関連して、お聞きをさせていただきます。区民の別荘として親しまれているこの両施設、これまでも何回も利用させていただきましたが、穂高荘においては、1976年の竣工から41年。平成28年度は40周年を迎えました。築41年ともなると、資産老朽率も85.5%と、かなり高くなっています。平成28年度にも大規模修繕工事、設計委託料の360万円が上がっております。今後、さまざまな箇所の維持補修が継続的に実施されるのではないかと考えております。穂高荘の築41年、また塩沢江戸川荘も来年30周年となり、この区民にとっての二つの施設は、今後の老朽化の中で、きめ細やかなサービスの持続ができるのかということをまず、お聞きをいたします。続けて質問をして、まとめてお答えをいただきたいと思います。  それから、先ほども稼働率のお話がございました。大変お安くてお得感がある、この区民にとって利用しやすい、そういうふうに感じるところですけれども、やや低迷をしているというふうに思います。この理由について、どのように分析をされているのか。それから、また、こういう方々を、お客様の層というか、ターゲットを今後、どのように変えていくのかお考えがありましたらお願いいたします。  次に、指定管理制度に導入しておりますけれども、穂高荘は商船三井興産株式会社、塩沢江戸川荘は株式会社フジランド、平成28年度から更新して平成33年3月までとなっておりますけれども、評価は両施設ともBとなっております。このことについて、区としてはどのように評価しているのか。まず、この一番の老朽化の中できめ細やかなサービスが持続できるのかどうか、二つ目に客室稼働率の低迷の理由、三つ目に今後の客層にターゲットについて、四つ目に施設の運営の評価についてお願いいたします。 ◎茶谷信一 文化課長 最初に施設のハード面でございますけれども、30年、40年たってまいりました。穂高荘につきましては、やはりかなり老朽化は目立っておりますけれども、全体として大規模工事を行っていこうということは、今のところ考えておりません。部分的に必要な工事はきちっと行っていこうというふうに思っておりますので、大規模に休館を何カ月とってというようなところは、今のところ予定しておりません。今回も、今年度ボイラーの取りかえだとか、そういうところは出てきますけれども、お客様に迷惑のかからない範囲で進めていけるというふうに考えております。  一方、塩沢荘でございますけれども、あちらはかなり雪が深いところでございますので、開館からオープンから30年たちましたので、30年目のやはりメンテナンスというものが必要になってきます。これは外壁ですとか屋根ですとか、もう一度空調もきちっと調べなくてはいけません。そういう時期が間もなく来るというふうに考えております。1点目、そういうことでございます。  それから、利用者のことでございますけれども、先ほど塩沢荘のこと申しました。穂高荘につきましては、この10年間で言いますと、平成18年の2万3,400から右肩上がりになりまして、平成21年度に2万7,500、ここがピークでございます。その後の、平成26年度にがくっとまでちょっと下がっておりまして、2万2,000まで落ち込みました。しかし、昨年度いろいろと、取組みをさせていただきまして、昨年度は2万4,500まで回復してきました。  いろいろな利用の傾向ですとか見てきますと、この5年間では、熟年者の方の利用がほぼ横ばい、もしくは少しずつ上がっているところもございます。大きく減ったのが、ファミリー層の減でございます。もう一つは、穂高号の運賃改正により穂高号の利用が、少し下がってきたとそういうところが、大きな原因というふうに考えられております。安曇野市ともいろいろとお話をする中で、市としても若い人をどんどんもっと、観光客を呼び込まなくてはいけないというふうなお話も随分されております。そのために、さまざまなアクティビティなイベントなども進めていこうというようなことを、今、安曇野市さんとも考えておるところでございますけれども、具体的に始まっているものとすれば、春と秋のウォーキング大会、これは安曇野市さんが主宰して行っているものに、江戸川区民の皆さんも参加していただいております。あと安曇野市のハーフマラソンには、江戸川区から80名の方が参加していただきまして、全員、穂高荘にも泊まっていただいております。今後、カヌーの協会がお互いにもう少しイベントを交流を進めましょうですとか、ダンス交流ですとか、あと先ほど言いましたファミリー層を広げるために、例えば木工教室ですとか自然体験ですとか、そういうことも今いろいろと魅力あるメニューを、こんなこともできるんじゃないかということで、いろいろと検討しているところでございます。  それと、指定管理者の運営評価ということでございますけれども、なかなか一事業者にお任せして、PRも全部お任せしているところでございますけれども、なかなかPRはもちろん、お客様を呼び込むのは、あちらから見ているだけではできません。私どもと連携して、それは一体となってお客様のPR、誘致活動、呼び込みを行っているところでございます。そういう面では非常に前向きに、一生懸命やっていただいているなというふうなことは私たち考えております。料理の面ですとかサービスの面ですとか、できることをおもてなしの心をもってやるというところは、高く評価はできるというふうに考えているところでございます。 ◆鵜沢悦子 委員 私もそう思っておりますので、よろしくお願いいたします。本当にもったいない施設だというふうに思っておりますので、お聞きをさせていただきました。何か、自転車もレンタサイクルも電動でつけたとか、そうすると、高齢者の方々も利用できやすいとか、さまざま多分、区と連携をしながら、やっているんではないかなというふうに思っていますけれども、この努力を続けていただきたいと思っております。区民に親しまれているこの両施設で、その施設を支えてくださっている仕事をされている皆様が、やっぱりその皆様も笑顔でいていただかないと、私たちも行ったときにつらい思いをしますので、お仕事されている方々も、一生懸命笑顔でいていただき、そしてさらに愛される施設となるようなきめ細やかな今後の取組みを、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎茶谷信一 文化課長 PRでございますけれども、職員も一生懸命みんなで行こうねというふうに言っていますので、議員の皆様もご家族でご利用いただければというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。この文化振興費。 ◆島村和成 委員 ひらい圓藏亭について、ちょっとお聞きしたいんですけれども、去る7月15日開所して2カ月半ぐらいたったわけでございますけれども、来場者数とかカウントしているんなら、あと運営を私聞いているのは、月曜から水曜までお休みというその辺の理由と、あと現況はどうなっているのか、ちょっとお聞かせください。 ◎茶谷信一 文化課長 開館に当たりまして、やはり基本的には圓藏師匠のさまざまな功績をPRする施設、あとは落語文化を発信していこうということで、進めてきた、やっとそれで7月15日に開館してきたわけでございます。開館に当たりましては、いろいろなところを調べてまいりましたけれども、やはりこの手の施設は、初めての運営ということでございますけれども、開館に当たっての責任ですとか準備ですとか効率性ですとか、どのぐらいのお客様がどういうふうに利用されるかとか、そういうこともいろいろと職員の中で、いろいろと検討した結果、今の週4日の運営というふうにさせていただいているところでございます。大体、今のところ1日平均しますと、約30名程度の方がお越しいただいております。やはり、落語好きな人が多いなということで、遠くから4分の1ぐらいの方は主に郊外のほうから来ていらっしゃっております。宇都宮ですとか沼津ですとか伊東ですとか、これはインターネットだとかホームページを見て来ましたという方もいらっしゃるぐらいでございます。そういう形で、落語が非常に好きな方が訪れているなというふうなところを今、感じているところでございます。 ◆島村和成 委員 落語会というのは、多分土日だけの催しだよね。 ◎茶谷信一 文化課長 いろいろな方の意見を聞いて、今やっておりますけれども、今、月2回、アマチュアによる落語会を取り入れていただいております。あと、地域のむかし話を知るおはなし会ですとか、あと「落語よもやま話」だとかそういうのも、毎週1回開催させていただいているところでございます。 ◆島村和成 委員 せっかくああいうすばらしい建物でね、圓藏さんのお住まい等リニューアルしちゃって、私はとてもすばらしいことだと思うし、落語文化を僕は否定するわけではないんだけれども、どうもその月曜、火曜、水曜お休みというの、僕はこの間2定で質問させていただいたけれども、要するにあそこせっかくあれだけの建物があるんでね、やっぱり子どもたちがしょっちゅうある意味では遊びに行くというか、にぎわいの場でもあってもいいんじゃないかなという、施設そのものは文化課の担当だろうけども、この間も言ったように子どもたちがある意味では、世代間交流の場であってもいいんじゃないかなと思うし、子どもやお年寄りの方が絶えずあそこに今いる多くの方がいて、その中で、場合によっては学習支援だとか例えば毎週土曜日には子ども食堂、そんな感じでもって、その文化面だけでなく福祉だ教育だっていろいろな形でもって、あの建物をもっと使ってくれたほうが地元の人も喜ぶんじゃないかなと私は思うんですよね。だから、なごみの家的にしろということは言わないけども、落語は落語、それでなおかつ、子どもやお年寄りがあそこにたむろっていられる、それでまた、その中でいけば、誰かがその勉強を教えてくれるとかね、たまには定期的には子ども食堂じゃないけど、そんな場にできる要素が十分にあるんではないかと思うんだけども、文化文化で落語だけに昔話もいいし、落語ももちろんいいんだけども、そういった面だけじゃなくて、多角的にいろいろ使い方を考えていったほうがいいんじゃないかなと思うんですけども、どうですか。 ◎茶谷信一 文化課長 委員さんからも、前もそういうお話をいただいたところでございます。まだ始まって、3、4カ月でございますけれども、できれば今の運営をきちっとまずは継続的にちゃんと波に乗せていくということは、私たちは業務として一番大切なことかなというふうにも思っているところでございます。いろいろな方の意見をお聞かせいただきながら、あり方についても皆さんで検討する。そういうことが必要じゃないかというふうに思っております。 ◆島村和成 委員 やっぱり施設というのは、フルに開いているから皆さん来てくれるんであってね、月曜、火曜、水曜がお休みというのが僕はいかがなものかで、いろいろ検討していただいていって、まだ始めて走り出してまだ日数がたってないので、いろいろ多くの方の意見、また地域の方のいろいろな意見を聞いて、できるだけにぎわいのある圓藏亭にしていただけたらなと要望しておきます。 ○高木秀隆 委員長 そのほか、文化振興費よろしいでしょうか。では、次にいきます。  次に、第2目健全育成費。 ◆田中寿一 委員 これは、青少年の翼についてお尋ねをさせていただきたいと思います。28年度は5カ国100名、今年度は派遣先の縮小ですとか、テロ等危機管理の観点から、取りやめたところもありまして、2カ国で40名の派遣という形になったかと思いますけれども、そもそものこの事業そのものは、国際感覚を養うと同時に、やっぱり自らの国のすばらしさを改めて見つめ直したり、また改善すべき点はどういうところにあるんだろうとか、やっぱりそういうことを肌身で感じられる非常によい機会になっているということでございまして、子どもたちも本当に非常に高い意識をもって団員同士、仲間とともにすばらしい機会を創出しているなということで、改めて事業そのものの優位性を高く評価させていただきたいというふうに思います。その上で、この事業は、そもそも区民の皆様からのご浄財で成り立っているところでございまして、やはりその事業の継続性をいかにして確保していくかということは、本当に腐心していくべきところかなというふうに思いますけれども、一方で派遣された子どもたちが先ほど申し上げたように、それぞれの将来に向かって、より多くの財産を蓄積できるように、さまざまこの相手先の国の特色を有効に最大限に引き出すような形で担当課としてもご苦労されて、工夫をしてきていただいているところだと思うんですが、そこでちょっと1点、まず聞かせていただきたいのが、現在はイギリスとオーストラリアとニュージーランドという3カ国だと思います。当然、そのそれぞれの国と地域の特色を十分引き出してもらっているところだと思いますが、それぞれどういうところを特色としながら、この3カ国を選定理由といいますか、改めてという形になってしまいますけれども、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今、委員さんおっしゃいましたとおり、平成29年度から青少年の翼3カ国にいたしました。これまで5カ国、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、そしてアメリカ、カナダの5カ国でしたけれども、アメリカとカナダの2カ国を今回減少して、3カ国といたしたところです。今回、3カ国にいたしました理由としては、まず第1点、大きいところは、先方の国で、学校の体験が語学留学ができるという点を重視したところでございます。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドとも、先方の学校、留学をして語学の勉強ができるとその点を重視をいたしました。  そして各国それぞれでございますけれども、イギリスについては申すまでもなく英語発祥の地であり、英語の母国ということでございますので、イギリスを選んでおります。  また、ニュージーランドについては、雄大な自然を語学留学とともに体験できるということ、オーストラリアについては、ゴスフォードセントラルコーストの姉妹都市関係もございますので、子どもたちに使節団としての役割も担ってもらえるということで、現在この3カ国で実施をしているところでございます。 ◆田中寿一 委員 わかりました。その語学ということを中心に据えながら当然国際感覚というところがありますから、そこを大きく中心に据えながらそれぞれの国の特色、それにのっとったプログラムを展開していただいているというふうに我々も思いますので、ぜひさらに一層子どもたちにとって、さまざまな価値をもたらしてくれる事業になるよう、この点は改めて要望させていただきたいと思います。  もう少しお話をさせていただきたいと思います。  財務レポートによると昨年までで計12回実施、それから1,115名が参加しているということでございまして、この青少年の翼をきっかけとして、まずはそれぞれの個人の人生もやっぱり大きく飛躍したということも聞いています。私の知るところでは、団員同士でこの青少年の翼がきっかけとなって、個別の話だとご結婚された方もいらっしゃるというふうにも聞いてますんで、それは個人レベルでのところかもしれませんけれども、一方でその青少年の翼をきっかけとした視野が広がったことによって、他社への貢献したいという思いが育まれたり、ボランティア意識の向上、こういったことも図られているというのも現状としてあるんだと思いますが、団体だったり、集団だったり、個人だったり、さまざまなレベルで行政として把握している範囲でこういったボランティア活動がなされている部分がもしあるとすれば、その範囲内で教えていただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 団体と個人での活動ということでございますけれども、委員さんもご承知のとおり、青少年の翼のOBとOGで構成されております「翼の会」というのが、平成22年度に設立をされまして、今年も入れますと1,155名OB、OGとして参加しておりますけれども、そのうち400名がこちらに登録をしてございます。  こちらの団体としての活動といたしましては、毎年この翼を実施するにあたっては、毎年のガイダンスで体験報告をしてくれたり、または派遣上の注意、伝達を生の声として今年の派遣団の団員にしてくれたりという積極的なかかわりをしてくれているところでございます。  また、翼の会と意見交換を通じまして、翼の会として活躍できる場の情報提供ということで、区民まつりにも参加をしてもらっておりまして、28年度から区民まつりでブース出店をして翼の事業について紹介をいただいているところでございます。今年度も出店をするというふうに聞いているところでございます。  また、個人のボランティアといたしましては、この派遣した国からホームステイとして訪れる先方の国から学生さんが来る場合があるんですけれども、こちらの受け入れ先としても随分活躍をしていただいているところでございます。  また、この翼については随行員が一緒に行っているんですけれども、この随行員についてもボランティアとして自分の持ち出しの分はないですけれども、お給料という形でもらわないでボランティアということで随行していただいておりますけれども、今回の派遣した子どもたちからも「ぜひこの随行に僕は行きたいんだ」ということで、聞いているところでございます。いろいろな方面で子どもたちのそのボランティア意識も醸成されていると考えております。 ◆田中寿一 委員 今お話しいただいたようにいろいろな形で個人レベル、団体レベル、本当にボランティアという意識がこの子どもたち非常に高まっているなあということを感じまして、それは一つ大きな財産でありますし、これからもいろいろな形で発揮してもらえるというふうに思うんですけれども、国際感覚ということが当然中心だという事業であることを考えれば、やっぱりそのOB、OGの皆さんに先週須賀議員のほうからオリパラのときに、ぜひ青少年の翼のOB、OGをボランティアで活躍してもらったらどうかという要望がありましたが、私自身も本当にそれは非常に重要な観点だなというふうに思っております。  先日発行されたこのハーモニーの中でも、ニュージーランドの派遣の団長さんのこの記事の中に、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、外国からたくさんのお客様を迎えることになります。オリンピック観戦に来た人々が日本での滞在を楽しんでもらうために、ホキティカ、ニュージーランドのホキティカで貴重な体験をしてきた彼らは、言葉だけでなく相手を心から理解しようという気持ちで歓迎してくれることでしょう。」というふうに記載がされています。まさにそのとおりだなというふうに思います。ぜひオリンピック・パラリンピックでこのOB、OGの皆さんに活躍する場面を区としてもいろいろ考えていくべきだなというふうに思いますけども、考え方がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 確かにおっしゃるとおり、この青少年の翼のOB、OGの子たち非常に意識を高くして、この翼に応募している子どもたちでございます。この子どもたちの意欲をぜひ大切にしたいと考えておりまして、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けましては、組織委員会が来年の夏ごろには大会ボランティア、また都市ボランティアを募集するというふうに伺っております。ぜひこちらのほうに関係部署と連携をしながら子どもたちに積極的に周知して参加を促してまいりたいと考えております。  この翼で培った経験や国際力を生かしてもらうことが、この青少年翼の大きな意義でございますので、ぜひ子どもたちの活躍を期待していきたいと考えております。 ◆田中寿一 委員 ぜひその方向でやっていただきたいと思います。OB、OGの皆さん私の知る限りでもやっぱりオリンピックぜひ何かの形でかかわりたい、参加したい、貢献したいという思いを持っている方が本当に多いですけれど、ただ、そのきっかけをどういうふうにやっぱりつくっていくかというのも区としても重要なことだというふうに思いますので、一定程度、当然、当事者の発意を一番としながら、一定程度区としてもそれをオーガナイズするような形で、ぜひ進めていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆笹本ひさし 委員 今の田中委員の質問に関連します。  既にもう12回実施をして、初期の学生さんたちはもう社会に出て活躍している人も相当多いんではないかなというふうに思います。恐らく職員の中にも経験された若い方がひょっとしたらいるのかななんていうふうにも思ったりしますし、非常にすばらしい事業だなというふうに思っております。  以前にも言いましたが、恐らく一人当たりの経費というのは50万前後、40万から50万ぐらいかかっているというふうにお答えをいただいて認識をしております。自己負担が5万6,000円ということで聞いております。夏休み行くということですが、すばらしい事業であるという前提でまた言わせていただきますが、一方で子どもの貧困だとかさまざまな問題があって、世帯所得関係なくこの自己負担というのは一緒だと思うんですね。恐らく世帯所得が年間1,000万を超える家があったとします。あるいは年間200万の世帯所得であったところも等しく5万6,000円の自己負担だということなんですが、この部分はやはり今子どもの貧困だとか、それからノミネートするときの何て言うのかな、子どもの心理だとかいろいろ思うと機会の均等というわけじゃないですけれども、もう一層のこと全額この公金負担で行ってもいいんではないかなというふうに私はかねがね思っているんですが、いかがですかね。 ◎藺草光一 健全育成課長 委員さんから兼ねてからご質問いただいているところでございますけれども、兼ねてから無償化というお話はいただいておるところでございます。  ただ、今委員さんからもいただいたとおり、一人当たりの経費としては50万円から60万円かかっているところでございます。その一部負担として5万6,000円を各ご家庭に負担をいただいているところでございますが、この5万6,000円と金額についてはその5万6,000円を工面するためのご苦労は各世帯いろいろな世帯がございまして、それぞれの世帯でご苦労はあろうかと思いますけれども、どうしてもかかる経費の一部をご負担いただきたいということで、これからも参加費を無償化するということは考えておりません。 ◆笹本ひさし 委員 全員無償にするというのは、むしろ私本意じゃないんですよ。世帯総額がそれなりにあれば、当然それなりの負担をするというのは当然だし、話は違うけど中学生までの医療費だって、全額自己負担がないということだって議論があるところですよ。負担ができるんであれば、やはりそれなりの負担をしていくと。私が言っているのは、本来行きたいと思っている子どもが家庭の状況をそれなりに中学2年生以上から高校生ぐらいだったら大体は察することできる能力ありますよ。恐らくこういうところに行こうという子だったら。その子たちが5万6,000円が高いか安いか、それはいろいろな判断あると思いますけど、それを親のことを思って手を挙げない子がいたという話を聞いたから私言っているんですよ。応分の負担なんか当たり前なんですよ。だからそこを、今、子どもの貧困だとか、さまざまな事業やっていますよね、学習支援なんかの。そういうことを含めると中にはリピーターというか、海外経験が何遍も行ったことがあるという子が入っていると聞きますよ。それはそれで結構なんですけど、ということはそれなりの家庭なんですよね、きっとね。だけど全く行ってない子が、むしろ初めて行ったという子が受けるものってそれなりの感動はあると思いますよ。ですから、そういう意味で応分の負担があってもいいんじゃないかという考え方ですよね。答弁いいですよ。ぜひそれは考えていただきたいということと、それと関連してちょっと今年のことになりますけど、イギリスの治安状況を勘案した中で、取りやめということがありました。そのイギリスに行こうとした子どもたちがほかの地区に振りかえるという形で、これ希望とかとったんですか。 ◎藺草光一 健全育成課長 希望はとってございません。 ◆笹本ひさし 委員 イギリスに行きたいと思ってイギリスを志望した子たちが中心だったと思いますけれども、本来ならば本来というか、場合によってはそこで行き先は変わるけれども、英語圏ですよね、行くところは。行き先は変わるけれども、どうだいという調査というか、やりとりは僕はあってもよかったんじゃないかなというふうに思うんですよ。というのは、たまたまそこに該当している親の方から保護者から行けるという内定をもらったときにとっても楽しみにしている。女子生徒の方でしたよ。治安が急激に変わったということで行けなくなったと、だけど英語圏であれば行くという選択はあったんではないかなというふうに思うんですね。来年ももう一回ゼロからノミネートして行くということはできると思いますけれども、置かれる状況はまた変わってくると思いますよ。受験期に入ってくるだとか、だからそれを思うとちょっと残念だったなと。本人にもヒアリングはしなかったと。本人たちにも、該当する子にしなかったと思うのは大変これ残念だったと。その子たちにとっては千載一遇のチャンスがなくなってしまったというふうに思うんだけど、この判断は正しかったというふうに思っています。 ◎藺草光一 健全育成課長 すみません。希望をとっていなかったというのはごめんなさい。間違えで、子どもたちの行きたい国というのはその3カ国のうちからどこに行きたいかというのはとっております。その上でできるだけ第1希望、第2希望を優先した上で、派遣国を決めたわけでございますけれども。今回、イギリスについては、皆様ご承知のとおり、テロが3月から頻発をしてございました。途中で頻発をした中で、ロンドン観光ですとか行程を一部変更してでも何とか行かせるという選択肢もあって、途中までそういう検討もしていたんですが、やはりこれほど続いてしまっていると。  また、イギリス国内の治安テロ危険度が最高水準まで上がったということを考えて、大変苦しい判断ではございましたが、イギリスについては中止という判断をしたところでございます。  行けなかった子どもたちに対しては、一人ひとり電話ないしは手紙でお話をしたところでございます。委員さんおっしゃるとおり、泣きながらどうして行けないんでしょうかと訴えた子もいましたけれども、どうしても子どもたちの命にはかえられないということで中止の判断をしたところでございます。  その上で他国への振りかえということでございますけれども、中止の判断をしたのが6月中旬、子どもたちの出発が7月ということでございまして、航空機の座席の予約、また先方の学校、ホームステイ先の受け入れというのが仮に10人ずつでも増やすということも検討しましたけれども、それはこの時点でどうしても不可能ということでやむなくイギリスの子どもたちについては、今回派遣については取りやめという連絡をさせていただいたところでございます。 ◆笹本ひさし 委員 わかりました。子どもたちは納得している子もいれば、年齢的には非常に納得いかないという子がいるのも事実ですよ。私にまでそういうことを言うというのは、よっぽどだと思いますよ。予測できない事態ではあったと思うけれども、やっぱりこういうリスク回避というか、リスクマネジメントを今後やっぱり考える必要ありますよね。時期が時期だから、そのチケットがとれなかったとか、もうプランを立てるのが難しいというのはそのとおりだと思います。だけども、こういうことはあり得るということを前提でやるだとかいうことも、今後やっぱり問われてくるのかなというふうに思いますよ。判断がベストの判断だったとも一概には僕は思いませんよ。そういうリスクを回避はしたけれども、代替する措置がいわゆる行こうとした子どもたちにとっては、とれなかったということですよね。でも、子どもたちは納得したということだけど、それをかわりに私が言っているわけだけれども、でもそういうことも考えてそのすばらしい経験をできる限られた子どもたちですから、最大限にチャンスは失わないでいただきたいということと、この子たちが来年その学年は変わったり中学から高校になったり、そういうケースはあるでしょうけれども、何らかのアドバンテージというか何かあってもいいのかなと。そこは答えすぐには出ないでしょうけども、それをちょっと酌み取っていただきたいなというふうな意見ですが、何かあります。 ◎藺草光一 健全育成課長 現時点で今回イギリスの行けなかった子どもたちに対してということは何とも申し上げられませんけれども、ただ今回の選考5.3倍の選考を突破してきた子どもたちでございます。また来年も同じようなチャンスがあれば、この子たちが応募してくれば十分行けるチャンスはあるのではないかなというところを考えていて、子どもたちのその可能性についてぜひ期待をしているところでございます。 ◆笹本ひさし 委員 もう一遍やり直すというのもちょっとかわいそうな気がするのが正直な私の思いですけれども、恐らくそこに受かるような子たちだから、それなりの何て言うのかな、ポテンシャルというかあれは持っていると思いますけれども、ぜひそういうこともあったので珍しいケースだと思いますけれども、そういうことも考えてすばらしい体験ができる事業だからこそ、意見として言わせていただきました。 ◆須賀清次 委員 よろしくお願いします。先ほど田中委員からそして笹本委員からお話がありました。確かに行けなかった子はかわいそうだと思います。私もそんな話は聞きました。でも、そういう経験をすることもときには大事なんですよ。全てうまくいくことは世の中ならないですからね。でも、その中で先ほど含みがあったのは、もう一回チャンスはあるよねという子がいたら、ぜひそういう機会を与えてあげたらいいかなという思いで、笹本委員と同じ思いです。  それで、ちょっと私も今まで全部説明を受けちゃったんで、でも私が書いたことをちょっとお話しさせてもらいます。  私と同期だった同僚議員が平成13年第1回定例会にて質問したのが青少年の国際交流についてでした。質問の中に「ゴスフォード市の区民訪問団はいわば大人だけの対象であり、新世紀を迎えた今我が区のひいては我が国の将来を担う中高生を対象にした枠を国際交流基金を活用し、新たに設けるべきと考えますが」という問いに、多田区長さんが野村立井基金を活用してスタートしてくださいました。そして、スタートしたのが平成15年第1回をはじめとして、平成28年度が第14回でした。28年度は先ほども触れていたように5カ国100名でしたが、その間に7回目はインフルエンザ、9回目は東日本大震災で中止となったっていいます。ですから、12回のうち2回はそういうことで中止になっている。15回目の去年は今お話あったように、イギリスがそういうことで行かれなかったということがあったんですが、私が何を言いたいかといいますと、初心に戻って60名をこれからスタートの機にしてほしいと。100名にする必要はないと。60名をもう一度基本に戻してそういういろいろなことを考えて、再スタートをしてほしいということは答弁は求めませんが、一応意見として添えておきます。 ◆竹平智春 委員 ここでは共育プラザについてお伺いをしたいと思います。
     まず中高生の取組みとして、子どもの成長支援の一つで昨年度から共育プラザ全館6館でスタートしました学習支援「1655勉強cafe」についてですけれども、各館とも週1回定員が20名とのことですけれども、1年振り返りまして、その各館の参加状況、また成果、もしできましたら子どもさんたちの反応がありましたらお聞かせください。  そして1年を踏まえて、また今後改善点なり、今後の取組みということでお聞かせいただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 委員さんのご質問、教育プラザで実施しております「1655勉強cafe」のご質問でありがとうございます。  28年度から実施をいたしまして、昨年度については259回2,995人が参加をしたところでございます。  こちらの成果といたしましては、中高生につきまして、学習意欲の定着、学習習慣の定着が一番大きなところでございます。  また、合わせてこの共育プラザに初めて利用することになったという声も聞いているところでございます。  また、具体的なところでございますけれども、中学生も参加している中で受験生が30人おりました。このうちの29人が高校に進学をしたというふうに聞いているところでございます。  また、合わせて、ボランティアとして参加している大学生につきましても、子どもたちを教えることでのやりがい、成果が見えてとてもこのボランティア活動よかったということでの声も聞いているところでございます。  28年度の反省を踏まえての改善点といたしましては、日によって参加する子どもたちの数がばらつきがあったものですから、土曜日の参加が少なかったんですけれども、その土曜日を減らして水曜日に2カ所開催するというような改善をしているところでございます。  また、その土曜日につきましては、年6回特別講座ということで英語とITと受験対策というような特別講座を実施するということで、29年度取組みを進めております。 ◆竹平智春 委員 大変この共育プラザの学習支援が大変効果をもたらしたなということを私も実感をしているところでございます。  昨年10月私たち会派でも、一之江の共育プラザお邪魔をさせていただきまして、子どもさんたちが一生懸命勉強している、それぞれの持ち寄った勉強したい教材を持って勉強しておりましたけれども、一生懸命集中しながら勉強している姿に大変感動したわけでございます。  今年度もまたさらに改善をしながら、よりよい運営をしていこうということで今伺ったところですけれども、ちょっと何点かちょっとご提案ということでちょっと言いたいんですけれども、まず学習をしていくということもありますので、先ほど図書館でも共育プラザへの図書の話もございましたけれども、やはり図書の充実また参考書ですとか、また中高生が喜びそうなそういった本だとかの充実もぜひお願いしたいというふうに思います。  また長期のお休み、夏休みですとかございます。そういったところでの学習の部分での取組みというのをどのように考えているか、この2点ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 図書の充実ということでございますけれども、共育プラザにつきましては図書館の蔵書とは別に各共育プラザ独自の蔵書を行っております。こちらは最新の音楽雑誌ですとか、またはダンスの雑誌、またはファッション雑誌、通常図書館では余り所蔵されないような雑誌を中高生のニーズに応じて収蔵しているところでございます。  また図書につきましても、芥川賞、文学賞受賞した作品、または人気の最新刊などを中心に取りそろえているところでございます。  あと参考図書につきましても、受験対策もやっているものですから、そのような参考図書も1655勉強cafe用として図書の充実、問題集なんかも購入をしているところでございます。  そして長期休暇の取組みということでございますが、現時点で特別な考えはしておりませんけれども、ただ長期休暇中の1655勉強cafeについては、子どもたちが持ってくる課題が夏休みの宿題等を持ってきているものですから、どうしてもそれによった指導方法になっております。今後については、夏休みの研究について夏休みの宿題課題についても特別に取り組んでいけるよう考えていきたいと考えております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。ぜひご検討いただきたいというふうに思います。  それともう一点は、イングリッシュキャンプについてお伺いをしたいというふうに思います。中高生、外国人とのこのレクリエーションなどを通しての交流イベントが行われておりまして、たしか26年からスタートしたんではないかなというふうに思っております。1泊2日で行っていたかと思うんですけど、これについては今全館での実施はできているのか、こういった実績と成果についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎藺草光一 健全育成課長 イングリッシュキャンプにつきましては、26年度から開催を始めまして、これまで7回実施をしているところでございます。全6館あるんですけれども、そのうちまだ南篠崎だけは未実施でございまして、ほかの館では全て実施をしております。どうしても1泊2日ということで、外国人の方も泊まってにぎやかなキャンプになるものですから、近隣の状況も踏まえまして実施をしているところでございます。  この成果といたしましては、1泊2日子どもたちと外国人の方が寝食をともにして、必ず銭湯体験お風呂も一緒に入るという体験もございますものですから、本当に生の外国語を触れて二日間を過ごすということになります。  この二日間につきましては、この共育プラザ内、全く日本語が禁止となりまして、外国語が飛び交う二日間となります。子どもたちにおいては、日本にいながら外国の文化、語学を体験できると貴重な体験になってくるのではないかなと考えております。 ◆竹平智春 委員 大変すばらしい機会になるなというふうに思います。私も以前小岩の共育プラザのこのイングリッシュキャンプに参加させていただいて、私も一緒に中高生の側に立ちまして外国人の方となれない英語でしたけども、会話をしながら過ごさせていただきましたが、大変有意義ですし、今、青少年の翼でもございましたけれども、こうやって英語に触れながらこれから東京オリンピック、パラリンピックに向けてそういったお子さんたちがまたしっかりと外国への文化に興味を持ち、またそこでボランティアとしても活躍していける、そういうきっかけにもなるかなというふうに思いますので、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  先ほど南篠崎がまだできてないということでしたけれども、いろいろな事情あるかと思いますが、1泊2日ではなくてもやっぱりその昼間だけでも、1日だけでもそういったことも多分今取り組まれているかなと思いますが、ぜひそういった機会を多くしていただき、そして内容の充実も図っていただきたいなと思います。  外国人の方にも参加をしていただいているわけですが、この計画の最初のときにもありましたけど、東北大学の学生さんたちももう母国語、英語でございますし、そういったところでぜひ私も活躍したいとそういう使っていただきたいというようなお声も貢献したいというお声もありますので、ぜひ活躍していただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。  そしてまた、翼の会も私もいろいろな方とお話ししますけども、自分たちも何かに貢献したいというお声もございますので、そういった中でこういった共育プラザのイングリッシュキャンプにも参加していただけたらと思いますが、その点いかがでしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 東北大学につきましては、これまでも声かけをしているところでございますが、ぜひこれからも声かけをして、ぜひ地域貢献の一環としてご参加をいただきたいと考えております。  また、翼の会もおっしゃるとおり、国際貢献、協力に意識の高い子どもたちですので、このイングリッシュキャンプの取組み、参加者としてではなく従事者の一人として参加できるように協力を依頼していきたいと考えております。 ◆竹平智春 委員 最後に、ちょっとこれも要望でございますけれども、この共育プラザ、若干、空白地域もございます。葛西南部地域はちょっと若者が多い中でちょっとないわけなんですけれども、ぜひここの地域におきましてもしっかりと拡充できるようなことを要望して終わりたいと思います。 ◆本西光枝 委員 今、共育プラザの本についてのお話が出たかと思いますが、談話室にも雑誌や本が並べられていました。漫画やファッション関係の雑誌もありまして、地域図書館とは色合いが異なり、中高生が手にとりたいものが多くあるということは、リラックスするのに非常にいい効果があるかと思っております。  共育プラザに置く本です。学習支援に力を入れた1655cafeが始まりましたので、大学生に勉強を教わることで進学ということも将来の選択肢の一つになるかと考えます。この共育プラザに置く本を進学に関する本や雑誌、なるべく情報が新しいものをさらに入れていただくようにお願いをいたします。  そして、ちょっとお聞きしたいんですが、各館にある学習室の利用状況というのはどのように把握をされていますでしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 各館に委員おっしゃるとおり、学習室を設けてございます。勉強する自習をできる机を置いているところでございますけれども、館の利用者とともにその部屋の利用についても把握をしているところでございまして、それぞれ各館ばらつきがございますけれども、少ないところは300人から多いところですと年間2,300人の利用があるということで、6館それぞれ利用していただいているところでございます。 ◆本西光枝 委員 人と会話しながら、勉強ができる1655cafeは、コミュニケーションについても自然な形で学ぶことができる機会となり、子どもたちにとってもよい居場所になるかと思います。今、たくさんの利用もあるともお聞きしたんですが、学習室につきましてはせっかくよいスペースですので、利用が少ないところがあるのはPRが少し不足しているのではと考えるんですが、どのように周知をされているのでしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 委員おっしゃるとおり、幅があるのが事実でございます。こちらの学習室につきましては、近隣の学校にこの共育プラザ自体の施設案内はしているところでございますけれども、同じ自習設備のある図書館等にも、今後、利用促進の周知をしてまいりたいと考えております。 ◆本西光枝 委員 学習室については、家で勉強する環境を確保するのが難しい子どももいますので、コンビニのイートインスペースで教科書を開いている子も見かけたりしますので、ぜひPRの工夫をしていただくようお願いをいたします。  最近は、カフェ併設の図書館や書店も見かけるようになりました。子どもたちの居場所になりつつある共育プラザは、子どもたちが無理なく本を読む習慣をつける格好の場であると考えます。  先ほどの目で地域図書館との連携について申し上げましたが、各プラザを巡回する方法もあるかと思います。子どもたちへの読書の意欲を引き出すこと、学習支援の一端を担うことにもつながりますので、ぜひ検討をいただくよう要望いたします。  PRのほうもぜひお願いいたします。  すみません。この目で共育プラザでもう一つ子育て広場について ○高木秀隆 委員長 共育プラザは、関連だからいいんじゃないですか。 ◆本西光枝 委員 では、続いて、子育て支援拠点である共育プラザの広場について、お聞きをいたします。  いただいた資料によりますと共育プラザの子育て広場は、子育て支援の拠点として多くの方が利用していることがわかります。財務レポートにも明文化されているように、安心して楽しく子育てができるように支援するとありますが、現在、子育てに必要な支援についてはどのようなことが重要だとお考えなのか、お聞かせをください。 ◎藺草光一 健全育成課長 私ども共育プラザ6館で合計8カ所の子育て広場を運営しております。こちらの重要性といたしましては、身近な親子さんが利用する中で身近な相談相手として、保護者と子どもたちの過ごしている姿を私どもの指導員が見ることで必要な働きかけ、または相談を受け付けられる地域の子育て支援の拠点として十分機能していると考えています。 ◆本西光枝 委員 共育プラザでは8カ所やっているということなんですけども、現在、区の直営の子育て広場は19カ所ある中で、所管が異なり、同じ所管の広場であってもそれぞれに工夫をしており、プログラム内容も違っております。  また、健康サポートセンターの広場には、共育プラザから職員が出向いていることから、専門スタッフの人材活用やスタッフの交流などが行われているようです。これまで私たちは三つの所管に分かれて運営をされている広場事業を一つにまとめて、新たな体制づくりが必要だと提案をしてきました。勤労福祉会館にありました子どもの部屋も船堀コミュニティ会館になったことで、子育て支援課の所管となりましたが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ◎浅見英男 子育て支援課長 今、委員さんからお話ありましたけども、今、区内19カ所直営の子育て広場につきましては、今なるべく見守り、子育ての孤立化等が言われておりますので、見守りの防止を強化するために子育て支援課が中心になって、そういった人の配置ができるように考えております。 ◆本西光枝 委員 まとめてやられることは、とてもいいことだと思います。大きく評価をいたします。  そこで提案があるのですが、新しくできた船堀の子育て広場やグリーンパレスの広場には、スタッフ配置が少なく例えばお子さんを置いてトイレにも行けないことがあると聞きました。健康サポートセンターの広場も合わせて、スタッフ体制について人員配置を検討する必要があると考えます。  もう一点、広報なんですが、それぞれの広場が作成するプログラム入りのカレンダーのホームが違うために見づらい。また、ホームページの設計も違っているので探しにくいという意見もあります。所管が統一されることを機に、わかりやすく誰もが参加したくなるような広報を要望いたします。  また、イベントの内容について詳しく広報することも重要です。母と子どもが参加するものに、親子3人で行って断られたということも聞きました。2時間のプログラムで出入りが自由なものであるのか、そうではないのかということなど事前に内容がわかるよう工夫することを提案します。  これらについては、いかがでしょうか。 ○高木秀隆 委員長 今、子育て広場で所管が大分変わってきたように感じるんだけど、僕が言ったのは共育プラザの中の子育て広場だったら、この関連だからいいんじゃないかなと思ったんだけど、答弁する人がかわってきてグリーンパレス子育て広場とかそういう話になってきたでしょう。そうすると議論がだんだん集約できなくなるような気がするんだけど、どうでしょうか。 ◆本西光枝 委員 広場の拠点として、共育プラザは位置づけられておりますので、それでちょっとお聞かせいただきたいと思っているところなんです。 ○高木秀隆 委員長 だから、共育プラザの中の子育て、僕が言っていることがおかしかったら言ってください。共育プラザの中の子育て広場だったら、ここの目かなと思うんだけど、答弁の人がかわってきたので健全育成課長が答弁しなくなってきたので、ちょっとおかしいかなって今思ったんだけど、どうですか。  答弁できる。 ◎藺草光一 健全育成課長 すみません。それでは共育プラザに関してということになりますけれども、共育プラザの職員体制についてはそれ相応の人数を配置しているところでございます。  先々グリーンパレス、船堀コミ館の子育て広場についても、先ほどおっしゃったトイレにお母さんがいけないとか、そういうような状況があるということでございますので、それはそういうことがないように対応してまいりたいと考えております。  また、共育プラザの印刷物、またホームページのつくりがそれぞれ少し違うということでございますけれども、できるだけ内容については統一化、ホームページなんかもしているところでございます。ただ、やっている事業が少し異なっているところもありますし、職員のオリジナリティを出してポスター等も作成したりしているところございます。完全に事業が一致していない部分もございますので、その点で多少ホームページの構成が変わっている部分はご了承いただきたいと考えております。 ◎石塚幸治 文化共育部長 子育て広場につきましては、先ほど子育て支援課長が申し上げましたように、よりよい方向を今検討中であります。今、健全育成課長、所管の範疇で答えておりますので、広く子育て広場の事業につきましては、答えに限界があるということでございます。 ○高木秀隆 委員長 いいですか。 ◆本西光枝 委員 子育て広場に関しましては、本当に目がまたがり、所管がまたがっていることですので、ちょっとここで聞かせていただきました。  子育て広場は、産後うつや虐待などのリスクを下げ、親子の育ちをさり気なく見守ることができる有効な場所です。共育プラザのように子どもに特化した施設、さまざまな人が訪れるコミュニティ会館、また元学童クラブの部屋の活用など、施設の特徴や周辺の環境がそれぞれにありますが、子育て中の親、特に初めての子育てをしている親にとって、広場はよりどころとなるように期待をしているところなんです。  意見をちょっと申し上げますが、北小岩コミュニティ会館にも子ども広場があります。こちらも子育て中の家庭から見れば、子育て広場同様の施設のように見えます。このように区内で子育て広場として利用される可能性がある施設を洗い出し、広場として加えていくことが重要だと考えております。子育て中の親同士の交流、ご近所の地域とつながる、また行政のサービスを利用することなどで、安心して子育てができる環境づくりの拠点ともなるよう、要望いたします。 ○高木秀隆 委員長 そのほか、よろしいでしょうか。  なければ、健全育成費を終わりたいと思います。  第2項、健全育成費の審査は全て終了しました。  午前中の審査は、この程度にとどめ、休憩したいと思います。  再開時間は、午後1時10分といたします。  暫時休憩します。            (午後 0時08分 休憩)            (午後 1時10分 再開) ○高木秀隆 委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。  決算概要説明の160ページをお開きください。  第2項保健体育費、第1目スポーツ振興費から審査願います。 ◆大西洋平 委員 ここでは障害者スポーツについてお伺いをしたいと思います。  2020年の東京五輪に向けての機運醸成などについては折々に議論がなされているところでありますけれども、あわせてこのパラリンピックでも大変注目度が増しております。  そこで本区におきましては、昨年度から障害者スポーツ係を新たに設けまして、障害者スポーツにも視点を当てて推進を図っていただいておりますが、こういった取組みは私ももう歓迎をしているところでございます。  そこで確認なんですけれども、昨年度からの取組み経過や実績についてまず1点伺いたいのと、あわせて1年間やってみて、それで今後さらに強化したりとか生かしたいとか思う取組みがありましたら、あわせてお聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、障害者スポーツの28年度の実績でございますが、まず3本の柱を軸に実施をしてまいりました。一つ目が障害の有無にかかわらず、障害者スポーツの啓発ということでの一つの柱、二つ目が障害者の方のスポーツの参加の促進、そして三つ目がそれを支える人材育成という点です。  それで実績でございますが、昨年度は啓発事業といたしまして、9事業、6,258人、体験事業といたしまして15回、1,221人、人材育成事業といたしまして、9回610人、そして講演事業といたしまして、4事業2,410人でございます。  そして二つ目のご質問にありました今年度、昨年度の実績を踏まえて強化した点ということでございますが、まず障害者を分類すると知的障害とあと身体障害、そして精神障害があると思うんですけども、昨年度の支援事業の中には精神障害が含まれてなかったということがありまして、今年度は健康部と協力して2回健康サポートセンターを会場に、精神障害者向けのボッチャ教室を実施するなど、そういった取組みをしているところでございます。  さらに学齢期の方は学校で体育等でスポーツをする機会があるんですけども、障害者も同じでございまして、未就学の子どもたちとあと社会人になってしまった障害者の方々は、なかなかスポーツをする機会がないということでございまして、今年度はそこを強化しようということで、先日、今度は子ども家庭部さんの協力で、育成室秋祭りでボッチャの体験コーナーをつくりまして、大変行列ができる人気コーナーとなっておりますし、さらに民間の福祉の作業所と協力して今年度もう既に2回実施しておりますが、障害者の方、知的障害者の方向けですね。ダンスの講座ですとか、体操ですとか、そういった教室を実施をさせていただいたところでございます。 ◆大西洋平 委員 本当にメモが取りきれないぐらいいろいろと取り組んでいただいておりまして、拝聴して確認をさせていただきましたけれども、お話にもありましたこの3本の柱で啓発、促進、人材育成、そしてこの精神障害にも今回しっかりと健康部ともタイアップしながら、新たに部署間を横断しながらいろいろやっていただいているということで、それはよくわかりました。本当に私もいろいろ現場とか行くときに、私がたまたま行ったのはそのぬくもり子ども食堂「NUKUNUKU」という子ども食堂やっているところで、体験イベントやっていまして、これボッチャだったんですけれども、職員の方もいらっしゃっていましたけど丁寧に子どもたちに教えて、僕もこれ初めてやりましたけど、実際にしろ大変難しくて非常に奥深いスポーツということで、大変学ばせてもらったんですけれども、子どもたちも本当に楽しそうにやっていました。やはりパラリンピックというのは、通常のオリンピックとまた違って、なかなかこうスポットが当たりづらい場面もあったりするんですけれども、実際に競技を見たり、参加したりすると改めてパラリンピックアスリートの偉大さというのかを改めて確認するところで、いい取組みだなと思っております。  そこで幾つか先ほど9事業で、1,000人単位でいろいろ参加していただいている話も伺いましたけれども、今後さらにそれに加えてぜひいただきたいなと思うのが、やはり私も折々にお伝えをするんですけども、オリンピックの前年にはラグビーのワールドカップがあります。  ラグビーのワールドカップは、本当に夏季オリンピック、サッカーのワールドカップに次ぐ世界的イベントとして、日本ではまだあれですけれども、世界的には大きなイベントです。これが2年連続で日本に来るということは、もちろん今まで世界でも初のことなので、ぜひこれを生かさない手はないと思っていまして、そこでラグビーの視点でいくと、このパラリンピックはウィルチェアーラグビーといって、車椅子なんですけれども、オリンピックはリオで7人制と初めて種目になったんですが、このウィルチェアーラグビーは2000年からシドニーオリンピックから正式種目になっていて、そして今度2016年ですか、このリオパラリンピックで初めてメダルが獲得したということで大変注目もされていますし、日本では非常に活発に行っているこのスポーツなんです。スポーツ振興課としてももちろんいろいろ研究してくれていると思うんですけれども、とにかくこの車椅子ラグビーというのは、ものすごい激しいんですね。実際のラグビーと勝るとも劣らないぐらい。あれを見ると本当に感動しますし、この不屈の精神と申しますが、障害を持ちながら、こう不屈の精神取り組むというのは、大人もそうですけれども、間違いなく子どもたちも大きな影響を受けると思っています。  ですので、今、先ほどご紹介いただきましたさまざまなすばらしいプログラムを組んでやっていただいておりますけれども、それに加えてぜひこの車椅子ラグビーのほうにも、ぜひいろいろと取り入れていただければなと思っております。研究してくれているとは思うんですけども、そのウィルチェアーラグビーを生かすその手法について、ちょっとお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 2020年の東京パラリンピックの種目は22競技ございまして、私どももできれば全ての競技を区民の方に体験する機会をつくっていきたいというふうに思っておりまして、今、徐々にメニューを広げているところでございます。  それで今年度のパラスポーツフェスタえどがわ第2回が11月4日ございますが、そちらでは新規のメニューといたしまして、車椅子フェンシング、そしてパラバドミントン、これ二つとも東京2020年のパラリンピックの種目でございますが、そういった形で場もそうですし、メニューの拡大を図っているところでございます。  そして議員さんのご提案にありますウィルチェアーラグビーも、私見たこともありますし、体験したこともあるんですが、非常にタックルができるということで本当ドーン、ガシャーンというようなそういった本当に戦場のような形で、皆さんボールを奪い合う、そういった競技なんですけども、私もそれを見て本当興奮を覚えていますので、ぜひ区民の皆さんにもウィルチェアーラグビーですね。そういった機会つくっていきたいなというふうには考えております。  今年度の9月1日号の軌跡というコーナーで、リオのウィルチェアーラグビーでメダルに輝きました官野選手でしたかね。官野一彦選手をご紹介させていただいたことはあるんですけども、こういったコネクション等も活用しながら今後もウィルチェアーラグビーもそうですけども、いろいろなパラリンピックの競技が体験できる場をつくっていきたいというふうに考えております。 ◆大西洋平 委員 いろいろとお聞かせをいただきました。ぜひ一つの視点として入れていただきたいと思っておりますし、本当に見ていただくと本当にすばらしい取組みでございますので、これたまたまラグビーに当てていますけど、それは今、課長にもお話もありましたけれども、22ある種目全てそういう形だと思いますので、ぜひいろいろと注視していただいてその場その場で適材適所生かしてしっかりとPR、そして推進を普及促進に努めていただきたいと思います。大いに期待しております。 ◆鵜沢悦子 委員 東京オリンピック・パラリンピック機運醸成事業経費の中でカヌーの普及啓発の現状と新左近川の整備計画についてお伺いいたします。  1964年の前東京オリンピックで、実は私は走り幅跳び女子の競技を見ております。国立競技場で何か圧倒されたことだけは覚えております。感動の中で閉会しましたが、その後の市川崑監督の記録映画「オリンピック東京大会」はその感動をよみがえらせるものでした。1964年当時の競技会場は新宿区、千代田区、渋谷区、港区、世田谷区、八王子市はじめ、横浜市、相模原市、藤沢市、千葉市、埼玉県内4市、長野県となっておりました。53年前にはまさか江戸川が競技会場となる、その一つとなるとは想像だにしなかったと思っております。2013年9月7日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが決定し、カウントダウンが始まっております。  さて、江戸川区ではカヌー・スラロームの競技が開催予定となっておりますが、一般区民の皆様はカヌー、ボート、カヤックの違いもよくわからない方も多いのではないでしょうか。オリンピックで競われるカヌー競技だけでも16種類もあると聞いております。平成28年に江戸川区では、大会に向けての区の取組みや目標を示す江戸川区推進プログラムをまとめ、発表いたしました。葛西臨海公園に隣接する都有地に競技会場ができるカヌー・スラロームについては、区民への周知を盛り上げに力を入れて、そしてまた区民によく知ってもらう機会を増やす。そして新左近川親水公園にカヌーが乗れる直線水路を整備していくと、そして29年度にはその整備を新規事業として整備を盛り込んでいくと。開催の2020年までに完成させる予定となっております。  28年度には、区のカヌー協会設立させていただき、区民を対象にしたカヌー練習、カヌーの教室なども行っております。この中にも区民にカヌー・スラローム競技を知っていただく機会は増やそうということが書いてございますけれども、さまざまに取り組んでいただいておりますが、一つ目にカヌー・スラローム競技の区民への周知のための取組みについて、お聞かせください。  続いて、先ほども新左近川親水公園にカヌーが乗れる直線水路を整備するとありましたけれども、その進捗状況、またどんなイメージとなるのかお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず、第1点目の区民の皆様にカヌー・スラロームのPRをどのように行っているかということでございますが、まず、平成28年度の実績でございますが、区民のカヌー体験教室でございます。こちらは、計18回行いまして、参加者は延べ789名、そして、小学校、学校カヌーということで、学校カヌー教室でございます。こちらは20校で1,834名、そして、さらにカヌーがもっとうまくなりたいという方を対象とした、江戸川カヌー塾というような機会も設けておりまして、こちらが20名ということでございます。  体験教室以外にも、やはりカヌーの魅力を知っていただくために、そのほかもいろいろな取組みをしております。例えば、オリンピック・パラリンピック推進担当課と協力して、区内の祭り等にブースを出して、そこでPRをしているところでございます。事業名といたしましては、オリパラPRキャラバンというふうに言っておりまして、昨年度は区民まつりも含めまして13カ所でそのようなPR機会を設けております。今年度は春から実施しておりまして、春が既に11回、秋はこれから14回ということで計画しております。具体的な中身は、カヌーの競技選手がトレーニングで使うパドリングマシンというものがあるのですけれども、それの乗車体験ですとか、あるいは、子ども向けには、カヌーの、紙のクラフト工作、あるいは缶バッジの体験とか、そういった楽しい取組みをして、特に子どもたちにも関心を持っていただけるような、そういった取組みも進めているところでございます。
     二つ目の、新左近川カヌー場の整備計画につきましての進捗状況でございますが、まず、供用開始の予定は平成31年4月を考えております。スケジュール的には、今年度中に設計を行いまして、来年度、工事に入りたいというふうに考えております。  具体的な内容でございますが、新左近橋のあたりを中心地といたしまして、全長200メートルのカヌー・スラロームの練習場、そして、全長150メートルのカヌースプリントの練習場、そして、カヌーのプロの競技場を3面設置する計画でございます。さらに、カヌーを収納する艇庫と、あと受付事務所ですとか、更衣室、シャワールームなどの機能を有するクラブハウス、そういったものをあわせて整備していきたいというふうに考えております。 ◆鵜沢悦子 委員 PRの取組み、盛り上がりは承知いたしました。  新左近川は、1972年から始められた、葛西沖開発土地区画整理事業の中で葛西地区を流れる左近川と長島川からの水流を荒川河口に放流するために人工的につくられた水路です。1989年に再整備をし、現在の水辺環境となりました。親水レクリエーション広場として、憩いの場となっています。今まで以上に区民に親しまれる、そういう場となるよう、望んでおります。  また、今回、東京都のカヌースラローム会場というのは、日本初の人工競技場というふうに聞いておりますし、全長、今言ったのは本番の話ですけれども、全長200メートルの水路に人工的に流れをつくるということを聞いています。  大会終了後ですけれども、区民や都民が利用できるような、またたくさんの方々が訪れられるように、区としても声をかけていただきたいと思っております。  続いて、レガシーについてお伺いいたします。  東京都の葛西臨海公園については、今申し上げたとおり、区民の声を生かしてほしいということを申し上げ、また、区の新左近川については、形あるレガシーとして残ると思っておりますが、この私たちが考えている形以外に、もし言えるレガシーというものがあるとしたら、それは何を考えられますか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 午前中の中道委員さんからのお話もありましたが、レガシーには有形、無形というものがあると思います。それで、競技場ですとか、新左近川のカヌー場は有形のレガシーということになるかと思うんですが、私どもが考えるこのたびのレガシーは、やはり大きいのは、江戸川区カヌー協会だというふうに考えております。  先ほど、実績の中で申し上げました、区民カヌー体験教室、あるいは学校カヌー、そして江戸川カヌー塾、こちらは全て江戸川区カヌー協会の全面協力で行っているものでございまして、やはり江戸川区カヌー協会なくして江戸川区のカヌーの発展はないというふうに考えておりますので、そういった意味で、最大のレガシーは江戸川区カヌー協会だというふうに考えておりますので、ぜひ今後も江戸川区カヌー協会と連携して、2020年、そしてそれ以降も頑張ってまいりたいというふうに考えております。 ◆鵜沢悦子 委員 大変よくわかりました。江戸川区のカヌー協会の皆様の今後の本当にご活躍、お祈りを申し上げます。有意義な施設となるよう要望いたします。どうか大成功しますように、よろしくお願いいたします。 ○高木秀隆 委員長 オリンピック関連で何かありますか、ここは。 ◆野﨑信 委員 私のほうからは、先ほど、大西委員のほうからパラスポーツの件でお話がありましたけれども、競技場とか、スポーツ競技場についてのバリアフリー化について、ご質問させてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 現在、七つの指定管理施設がございまして、大型のスポーツ施設でございますが、それぞれのスポーツ施設において、バリアフリー化に向けて取り組んでいるところでございます。一定のバリアフリー化は済んでいるというような認識もあるんですけれども、やはり2020年のオリンピック・パラリンピック、これを機会に、さらなるバリアフリー化を図っていきたいというふうに考えております。 ◆野﨑信 委員 正式には今後のことだとは思うんですけれども、その辺の財源というのはどのような形になっていますか。よろしくお願いします。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 本来、財源の話でございますが、今、東京都のほうで、やはりオリンピック・パラリンピックに向けて、条件はありますけれどもバリアフリー化に取り組む場合には、一定程度の補助をするというような、そういった制度もありますので、やはりそういった制度があるのでそれを有効に活用していきたいというふうにも考えておりますし、その補助がなかったとしても、やはり必要な部分については、補助がなかったとしても取り組むべきというふうに考えております。 ◆野﨑信 委員 この際、せっかくですから、やれるところまでやって、東京都のほうの思いも酌んで、できるだけ江戸川区の負担にならないようにしていただきたい。ぜひ細かいところまで、これも、これもというような形でやっていただければ幸いだなと思いますので、どうかよろしくお願いします。 ○高木秀隆 委員長 そのほか。 ◆所隆宏 委員 スポーツの振興ということでお聞きしたいと思っております。  今、オリンピック・パラリンピックに向けて、本区としてもさまざまなところで力を入れて、前進をすごく力強くしているというふうに思うんですけれども、もともと江戸川区は健康スポーツ都市というものを標榜しておりまして、野球場であったりとか、陸上競技場もそうですし、さまざまなスポーツの施設も大変充実していると思います。また、休みの日なんかも河川敷のところなんかを通りますと、野球だとかサッカーだとか、いろいろなスポーツに、そこのどこのグラウンドもみんな活気を呈しているというか、そういう状況で、大変にスポーツに取り組んでいる人は多いなというのをすごく感じて、そういう区だなというふうによく感じているんですけれども、江戸川区のえどがわ10年プラン、この中で、策定されたのは24年ということでしょうか、10年後の区の姿ということが書かれておりまして、「区民一人ひとりが、それぞれのライフスタイルに応じて日常的かつ主体的にスポーツに親しんでいます。区民のスポーツ実施率は、国の目標である65%に近づいています。さらに、優れたスポーツ選手が育成され、区民に誇りと喜び、そして夢と感動を与えています。スポーツを通じて人々の交流や地域交流、国際交流がいっそう促進され、本区ならではの特色あるスポーツのメッカとなっています」、このような10年後の姿というものが書かれているんです。まだ10年たってないわけですけれども、ここに書かれているように、すぐれた選手が育成され、区民が誇りに思うような選手も、池江選手ですとか、茨選手とか、出てきているというふうに思いますし、また、地域交流とか国際交流というのも、先ほどの都市交流の中でも中学生の卓球交流があったりですとか、また、これからオランダとの連携プロジェクトというものもありますし、そういう姿が目に見えてきているということであります。また、本区の特色あるスポーツということも、今お話もありましたけれども、カヌーのメッカになっていくということで、着々とそういう方向に進んでいるなというふうに感じるのですけれども、1点、スポーツ実施率というものが、目標65%ということで、今、この財務レポートを見ますと31%ということなんですけれども、ちょっと数字的には低いように感じるんですが、この辺の分析と、それからまた、財務レポートによりますと、区民大会の参加者の人数が年々減少傾向にあると、このようにも書いてあります。そういったことについても、これの分析とまた対策について、どのようにお考えであるか、お聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 まず1点目のスポーツ実施率の向上に向けた取組みの中で、現在、平成24年度の区民世論調査の結果だと思いますが、31.4%ということで、65%を目標としていますので、まだ低いだろうということでございます。その分析につきましては、私どももいろいろ考えておりまして、例えば平成24年度に、31.4%という数字が出たときに、じゃあ具体的にスポーツをしない理由は何ですかというような質問項目もございまして、その項目の結果は、運動やスポーツを行わなかった理由なんですけれども、仕事や家事が忙しい33.9%、機会がない29%、お金がかかる19.8%、これがベスト3なんですけれども、こういった分析結果を踏まえ、これからどうしていくかということだと思いますが、先日実施したチャレンジデーは、まさにこの辺の悩みを解決するための大きな施策になったんじゃないかなというふうに考えております。  チャレンジデーは、平日の開催でございまして、平日であっても15分以上の運動やスポーツを意識すればできるということが46.9%のご参加もいただきましたし、それが実証されたいい機会だったなというふうに思っておりますので、先日の一般質問の中でも答弁させていただいたかと思いますが、継続的にこれからも参加することで、区民の方にスポーツとか運動の意識が定着して習慣化が図られてくるんじゃないかというふうに思っておりますので、まずはチャレンジデーに、これからも継続的に挑戦していくということが、スポーツ実施率の向上につながるんじゃないかなというふうにも考えております。  さらに、やはり先ほど障害者スポーツの話にもありましたが、やはりそういった体験の場ですとかメニュー、そういったものをたくさん提供して、その中から自分ができそうだというものを選んで実践できる、そういった環境にしていきたいというふうにも思いますし、さらに先ほどバリアフリー化の話もありましたが、そういった施設の改修も計画的に行って、そういったスポーツができる環境をさらに充実させていきたいというふうにも考えております。  続きまして、区民大会の減少についての分析と対応策でございますが、こちらは、確かに区民大会の参加者数につきましては、直近の3年間で4,494名減少しているということで、非常に大きな課題になっております。その理由につきましては、正直、これだというものはちょっとまだ見出せていないのですけれども、数字を分析すると、この3年間で減っている方は、小中学生が2,012人減っているんです。小中学生の減りが少し大きいので、どういうことかなと思っていろいろ調べてみたら、同じ期間、やはり区内の小中学生が1,132人減っているんですね。ということは、やはり少子化の影響もあるのかなというのが、これは一因だと思いますけれども、そういったことが数字上は見てとれるかなと思うところでございますし、あと、区民大会の参加者というのは、多くが江戸川区の体育会に加盟している団体の皆様ということになりますが、そもそも体育会の加盟団体の会員数も、ここ3年間で3,442人減っているという現状がございます。38団体中25団体が今、会員減少に苦しんでおりますので、そういったことを考えると、やはりそれぞれの区民大会の競技もそうですし、そういったPRが、競技としての魅力発信と区民大会としてのPRが少し足りないのかなというふうにちょっと体育会とも話はしていますが、課題認識としてありますので、今後は個別の団体が競技の魅力発信と区民大会のPRをすることはもちろんですが、江戸川区も体育会と協力して、区民大会、オリンピック・パラリンピックもありますので、スポーツを見る場、する場という位置づけでPRをして、区民大会の参加者数を伸ばしていきたいというふうに考えております。 ◆所隆宏 委員 区としてもスポーツ振興に力を入れているし、今、そういう状況の中にあるという機運を感じている中で、ちょっと数字的に減ってきているというのがちょっと気になったものですから聞かせてもらったんですけれども、いろいろな事情があるということはわかりました。  本会議のときにも、生涯スポーツ、これは障害者ではなくて、一生続けられるという意味の生涯スポーツの取組みということで質問させてもらったんですけれども、そういった意味では、特にシニア層に向けての取組みというのは、何かお考えは今後どうでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 やはり高齢化が進んでおりますので、シニアの方向けのスポーツの参加の場も非常に重要だというふうに考えております。区といたしましては、40歳以上の方を対象にしておりますが、中高年スポーツ教室というような、そういったスポーツの場を今提供しておりまして、昨年度の実績で言うと、区内6地域で全30回、延べ81日、1,913人の方にご参加いただいております。こちらは大変好評ですので、今年度も継続していますし、次年度以降も継続していきたいというふうに考えております。  さらに、江戸川区は七つの指定管理施設がございまして、それぞれの施設で教室事業というものを行っております。さまざまな教室があるんですが、例えば、平成28年度の実績でいうと、種類としては171教室ございまして、延べ708回年間で実施しております。この中には、やはりシニアの方が参加できる教室も数多くございまして、実際、シニアの方もたくさん参加されております。ですので、今後もやはり高齢化が進行するということでございますので、そういったシニアの方のご意見等、ニーズ等を踏まえながら、この教室についてもメニュー等、場を拡大していきたいというふうに考えております。 ◆所隆宏 委員 ありがとうございます。先ほど課長からもご紹介ありましたけれども、今回の今年のスポーツチャレンジデーということで、32万人以上が参加したというのはすばらしいことだし、潜在能力というか力があると思いますので、それはやっぱり、今、課長からもお話があったように、周知というか、皆さんの意識の啓発をまたしっかりしていただいて、健康のためにもスポーツをしていくという、生活の中で取り入れていくということが根づいていくように、しっかりと応援をしていただきたいと思います。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いいたします。私からは、167ページのグラウンド管理費についてでございますけれども、この中に、AEDの借料とございますけれども、借料ということはつまりレンタルだと思うんですけれども、これはなぜレンタルなのでしょうか。購入するよりお得だという判断だと思うんですけれども、その辺の理由、またお考えをお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 委員さんがおっしゃるように、確かに金額のみで比較をすると、1台あたり購入のほうが安いということにはなりますが、実際、購入すると、それ以降、例えば電極パッドですとか、バッテリーなどの消耗品も、期限が来れば交換しなきゃいけないということで、追加のランニングコストがかかるということがございます。  一方、リースのほうは、若干ちょっとお高いんですけれども、定期的にメーカー側から、そろそろ安全パット交換時期ですよ、バッテリー交換時期ですよというような、そういったご案内がいただけます。やっぱりAEDは人命にかかわる非常に重要な装置でございますので、万一の際に安全にきちっと稼働しなきゃいけないというようなものでございますので、そういった部分を考えると、きちっとしたメンテナンスといいますか、安全管理がされているリースを使ったほうが、利用者の方も安全・安心じゃないかなというふうに考えておりまして、一応そのような形でレンタルというふうに選択をさせていただいているところでございます。 ◆岩田将和 委員 ご説明を聞いてメンテナンス込みのレンタルを採用しているということで、よくわかりました。ありがとうございました。  私から、このAEDについて一つ提案があるんですけれども、スポーツ中の心臓停止による死亡事故というのは、いつでも誰でもどこにでも起こる可能性があるんだろうというふうに思います。  今、スポーツの秋でございますけれども、この日曜日にも江戸川区内各地で、運動会であったりスポーツ大会が開催されたことと思いますけれども、この運動会やスポーツ大会の開会式で、一言AEDについてふれてほしいなというふうに思っているんです。例えば、主催者側から、万一の場合はAEDはどこどこに設置してありますと、こういった呼びかけを行ってほしいなという提案なんです。  これは例えば、ホテルに宿泊する際に、従業員から、非常口はあそこにありますよという説明があると思うんですけれども、これと同じなんですね。たった一言でいいんです、AED設置場所をお知らせしていただきたいなという提案なんでございますけれども、何か意見はございますでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ご質問ありましたグラウンドにつきましては、荒川と江戸川含めて、今現在、9台配置しておりまして、一応ここにありますよというような案内の掲示板ですとか、ホームページでもご紹介しているんですけれども、確かに委員さんのおっしゃるように、その他の、アリーナとかも含めて、確かに受付にあることはあるんですけれども、やはり有事の際に焦ってばたつかないように、主催者側から、ここにありますよということを一言言っておくというのは、かなり有益なことだなというふうに思いますので、今後、そのようにさせていただきたいというふうに考えております。 ◆岩田将和 委員 命を救うAEDでございますので、今、課長からも力強いご答弁がございましたけれども、ぜひ行政側から積極的なアプローチというものを期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆大橋美枝子 委員 私もスポーツ施設に関してお伺いしたいと思います。  臨海球技場の件ですけれども、全体に臨海球技場の利用者が、平成28年度は増えているというふうに、区の施策の一覧で示されていますが、やっぱりそういう球技場の需要が多いというふうに私は捉えました。  ただ、臨海第二のほうが、今年から、カヌーのスラローム競技場の建設が始まって、利用しない、都との関係で言えば廃止になったということでお聞きしておりますけれども、同じく資料によりますと、平成28年度の第二の利用者は1万8,410人と記入されております。この1万8,410人の方が利用されていた方が利用できなくなったという、今、この人たちはどんなふうに、工夫してあちこち行っているんじゃないかと思うんですけれども、何かそういう、こんなところを利用しているんじゃないかというのがわかったら教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 こちらの臨海第二球技場の利用団体につきまして、おおむね利用実績を見ればどんな団体が利用しているのか、あるいはどんな大会で利用しているのかということがわかるのですが、私ども、全てを把握しているわけじゃないので、全部についてお答えすることは難しいのですが、大会の中には、例えば大会は、墨東五区の野球大会ですとか、全日本女子軟式野球大会ですとか、リトルティーボール大会ですとか、ほかの野球場でもできるような、そういった全国大会みたいなものもございますので、恐らく今回の廃止を受けて、別の会場で大会を開催するということで動いているのではないかなというふうに推測するところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 なくなった以上はやむを得ないということだと私も思いますけれども、ただ、この臨海球技場第二が設置された十何年前のこととか、もっとさかのぼって、少年野球を中心とした、少年スポーツの振興のために、江戸川区はずっと尽力されてきたという経緯があると思うんです。その臨海第二になる前は、今の臨海病院近くのグラウンドを使っていたとか、そんなこともお聞きしております。区として、やっぱり全体に、少年スポーツの振興のために努力されてきたという経緯があるというふうにお聞きしているわけですけど、そのときは東京都から都有地を区が借りた形で確保してきたというふうに理解してよろしいのでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 臨海球技場第二はもう廃止にはなりましたが、あそこは東京都の下水道用地でございますので、平成15年に開設いたしましたが、そのときに都と区で話し合って、都有地ですから、都がそれを借り上げて、グラウンドとして整備するということでできた球場でございます。 ◆大橋美枝子 委員 私はそれ以前、もっと前から、1980年代から、区がいろいろと少年スポーツの振興のために便宜を図ってきたんじゃないかなということも確認したかったんですが、それはどうでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今、議員さんがおっしゃったような、そういった区としてのそういった便宜とか、そういったことはございません。 ◆大橋美枝子 委員 わかりました。私は、いろいろさまざまな少年スポーツに取り組んでいる人たちが、いろいろな努力をしながら練習場を確保して、それに区が支援するというか、そういう形でやってきたのかというふうに思ったので、今、お聞きしたわけです。それが今、ちょっと違うということだったので、私の勘違いかもしれませんが、少なくとも臨海第二に関しては、区が、今言ったように、都から借りたという経緯があるということを今確認させていただきましたけれども、そこで練習してきた少年野球チームが、2012年に世界大会で優勝したという、そういう実績があることは皆さんもよくご承知だと思います。私よりもはるかによくご存じだと思いますけれども、その少年野球チームの練習場所が実際になくなったという点では、なかなか大きな損失なんじゃないかなというふうに、活躍していた人たちを支援するという立場で私は区がいたんじゃないかというふうに認識しているものですから、現在、この少年野球チームは、千葉県とか神奈川県など、あちこち練習場所を探してやっているともお聞きしています。ぜひ江戸川区が、都有地の活用を働きかけるということを引き続きやってほしいのですけれども、このことについていかがでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 こちらの件につきましては、利用団体の代表者の方も含めて、昨年からいろいろ話し合いをさせていただいておりまして、都としては、都有地がないというような、そういったお話もあって、正式な回答が来ているところでございますし、区としてもできれば、区有地がないものですから、都有地で何とかならないかというようなこともこれまでご要望させていただきましたが、やはり都としては難しいというような回答でございますので、現状ではなかなか難しいかなというところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 今、難しいと、難しいから今のような実態があるというふうに私も捉えていますけれども、私どもで聞くところによりますと、臨海病院のそばの都有地が、オリンピック・パラリンピックのことで利用すると。警視庁と消防庁が使用するというふうにお聞きしています。ただ、管理は財務局だということも聞いているんですが、そこの実際に利用するのは、来年の末までは、1年間ちょっとは利用しない、空き地のままだと。つまり、平成31年1月から利用するというふうにお聞きしているんですけれども、江戸川区が再度要請して、短期間、1年数カ月ですけれども、財務局に要請して、少しでも使わせてもらえないかということを要請するというのは、どうなんでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 ご指摘のありました臨海病院の隣の空き地でございますが、まさにこの土地を都に対して区として一時的な形で借りて、それを子どもたちの健全育成の育成の場として、一時的に借りて活用したいというような、そういった要望を、今年の1月から2月に、具体的な所有者であります都の財務局に対してさせていただいておりますが、都の財務局のほうから、その要望には応えられないということで、正式に、それは難しいということで回答いただきましたので、実際、オリンピックのいろいろな目的で都は使うということで回答がありましたので、もともと都有地でもありますので、これ以上あらがえないなということで、そのときの回答を踏まえ、あそこの土地の活用は難しいというふうに私どもは認識しております。 ◆大橋美枝子 委員 確かに実際に使われるとなったら難しいのはそのとおりなんですが、ただ、私たちの調査したそういう経緯を改めて都にもお聞きしたりして聞いたら、1年ちょっとは何も使わないから、大変短い期間だけれども、その期間だけなら可能性があるんじゃないというふうに認識して、改めてもう一度、もう財務局に要請したということはよくわかりました。でも、もう一度言っていただけないかということを改めてお願いしたいのですが、いかがですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 繰り返しになりますけれども、もともとあそこは財務局の用地でございまして、議員さんがおっしゃっている、あそこをしばらくは使わないので、その間は使ったらどうかということを話しているのは、都の警視庁とか消防庁の別の部署だというふうに思うんですね。それで、そちらの警視庁なり消防庁も、多分条件つきで言っていると思うんですけど、財務局が認めればそういうこともできるんじゃないですかというような、そういったお話だったというふうに認識しておりますが、そもそも、もう何度も私どもは、あちらの土地もそうですし、都に対しても何らかの救済措置ができないんですかという形で要望させていただいておりますが、財務局のほうが、あそこはできないということで、区の要望には応えられないということで、もう正式な回答が出ていますので、ですから、これ以上そちらをまた再度言っても、もう多分結論は変わらないだろうというふうに私どもは認識しております。 ◆大橋美枝子 委員 今、正式な回答が出ているとおっしゃったのは、今年1月から2月のことを指しておっしゃっているとすれば、私はもう、しつこくて申しわけないけど、もう一度言ってもらえないかということをお願いしているのですが、いろいろな仕組みの中で、1回もうだめという結論が出たら、もう全く言えないというのが都と区の関係なんでしょうか。そこのところはどうなんでしょう。 ◎石塚幸治 文化共育部長 委員さんのお話の中で、ここを短期間で使わせていただくことのお話をしていただいて、今使おうとしているところが、財務局の了解があればいいですよというようなお話で推移していると思います。私たちはその大本の財務局に要望を出して、それを正式に断られてしまいました。なので、これ以上進捗がないというふうに思っております。 ◆大橋美枝子 委員 何とかならないのかと改めてしつこく聞きましたけれども、改めて要望していただけないかということで、要望を述べさせていただきます。  最後にもう一点、大変先の話で、これもご回答いただけるかどうかと思いながら聞きますが、オリンピックが終わった後、あの辺の周りがまた整地されるというふうになると思います。今の段階では当然入れませんけれども、野球のコート全面ではない、ちょっと欠けてしまいますが、長方形の形で、荒川の河口に少し都有地が残るというふうに設計図上はなっています。そこを可能ならばそういう少年スポーツの振興、健全育成という視点から、球技場としてではなくて練習場みたいな形で都から借り受けて、本当に練習がちょっとでもできるような場所の確保というのはどうなのでしょうか。そういうことも含めて都への働きかけというのを考えられませんか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 東京都とは、昨年の6月に今回のカヌースラローム場の建設の計画の話をお伺いいたしまして、そこに利用団体の代表者の方にも来ていただいて、いろいろな話をさせていただいたところでございます。そのときに、東京都側からも一応設計図みたいなものが示されて、公共施設としてはこの部分を使います、ただ、この施設は公共施設に当たらないので、もしかしたら、オリンピックが終わった後に戻せるというか、返却できるかもしれないというような、そんな話がございました。返却できるかもしれないというのも、もともと都有地ですので、私どもが自由にできる土地ではないんですが、実際、設計図上を見ると、確かに長方形になっているんですね。ですので、東京都が三、四年後のことは結局わからないというふうに回答を最近していますし、結局、三、四年後に本当に戻ってくるかどうかわからない土地だというふうに思っています。実際、戻ってくるようであれば、そのときの土地の現状ですとか、あるいは、やっぱり借りるということになると、やはり条件面ですね、いろいろと賃借料が幾らなのかいろいろあると思うんですが、そういったものを総合的に勘案して、実際にそうするかをその時点で判断することになるかなというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 経緯も含めて、今の立場でぜひ進めていただきたいということを改めて要請します。やっぱり子どもたちの本当の意味で夢を支えるというか、オリンピック・パラリンピックそのものが夢ということとすごく重なりますから、子どもたちが将来に向かって自分の思い、それから一生懸命やるそういう気持ちを重ねていけるように、ずっと江戸川区は応援してきたと思いますので、そこのところを大事にして、引き続き寄り添って、いろいろな相談にも乗っていただいて、本当にご苦労されているというふうに私は思います。十分、区の担当の方はご承知だと思いますけれども、やっぱり練習場が確保できないと、一定のレベルで実力をつけていくというのはかなり厳しいというふうに推察されますので、私は、今までの答弁ではなかなか厳しいというふうには感じましたけれども、区として、やっぱり本当に応援するという姿勢を引き続き持って、東京都と対応していただきたいと、意見、要望を述べて終わります。 ◆笹本ひさし 委員 ここでお伺いしたいのは、本区にとって大型公共施設の更新というのは大変喫緊というか目の前の大きな課題だと思います。  ここで確認したいのは、総合体育館に関してなんですけれども、先週、私、たまたま大田区総合体育館に行ってまいりました。ご存じの方も多いと思うんですけれども、大田区総合体育館というのは、昔で言うとプロレスの聖地ということです。実は今の大田区総合体育館は2012年に更新が完了しております。最新式の体育館で、プロバスケット、それからプロバレーボール、あるいはボクシングなどの世界大会、プロの全てのレギュレーションにも合致しているという体育館だそうです。いろいろ中も見せていただいたんですけれども非常に立地も駅から近いというところで、常に何らかのプロスポーツをやっていると。大田区のスポーツ施設に対する理念というのは、先ほど来からずっと議論していますように、区民スポーツ、スポーツをやる施設ということ以外に、もう一つは全く同じレベルで見るという意味で、プロスポーツを見るという、そういう二つの理念を両立させているという考え方があるそうです。  本区の総合体育館も耐用年数があとどれぐらいかわかりませんけれども、大変今の議論でもわかりますように、区民あるいは体育連盟等が大変ずっといい使い方をしていて、すばらしい施設だなというふうに考えているんですが、今後、いつの日かはやはり更新をしていくという機会も来ると思います。一方、いわゆる体育館、アリーナ施設というのは、コンサートであったり、さまざまなそういうものも開催するという場所でもあるわけです。オリンピックにまつわると、いわゆる体育館はどこで使うんだなんていうことは、大変、数カ月前に話題になりましたけれども、本区、70万人近くの人口規模を誇るところですから、さまざまなやるスポーツということにおいて、大変フル稼働状態、プラス、見るということですね。コンサートなども含めて見るということも含めると、やはり少しキャパを超えているんじゃないかなというふうな印象があるんですが、そのあたりは、総合体育館に対する考え方と、今後、いつの日か更新ということも考える、考え方というものも含めて、ちょっとお聞かせいただきたいんですが。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 今、委員さんのほうで例示をされた大田区の総合体育館でございますが、確かにプロレス等の興行関係の利用では有名な会場でございまして、一度、問い合わせをして、どういう利用形態なのかと聞いたことがあるんですけれども、そもそもやっぱりコンセプトが違っていまして、やはり見るスポーツのためにつくった施設ということで、例えば、大田区の場合は、興行利用の場合は最大2年前、プロレスの場合は1年前から予約可能ということで、区民利用よりも優先されているというのが現状でございます。そうなってくると、江戸川区の総合体育館が例示に出されましたが、江戸川区の総合体育館は見るスポーツというよりはするスポーツを区民のために提供する、そういった場でございますので、ちょっとコンセプトが違うかなというところでございます。  それで、古い施設でもございますので、新しく更新したときにそういうような規格にすればいいじゃないかというご提案があるかもしれませんけれども、なかなか既存の施設の改修は、いろいろな法的な制約もありまして、そういったわけにもいかないところも多々ございますので、なかなかそういった、今の施設を更新するときにそういうようなことにも対応できるようにするのは難しいかなというふうに考えております。  今後どうなるのかということにつきましては、いろいろ区民のスポーツの需要ですとか、そういったことも鑑みないといけませんし、大型の区民施設のあり方の検討会の中でも議論がこれからあるかもしれませんけれども、今後、区内に新しいスポーツ施設が要るのかどうかというようなことも、そういった議論の場で出てくるかもしませんので、そういった場でじゃあ具体的につくるとなったらどういうものが必要かというような、そういった中で議論すべきことになってくるかなというふうに考えております。 ◆笹本ひさし 委員 大田区の考え方とは違うと言っていましたけれども、ビジネスモデルとしては大変成功しているわけです、何十年にもわたって。横浜なんかでも、たしか横浜文化体育館といったかな、いろいろなさまざまな使い方をしております。  今の体育館の施設というかレギュレーションではなかなかそこまではできないのでしょうけれども、やっぱり世界標準に合わせていくというのは、江戸川区にも有名なバレーボールの選手がいますけれども、やっぱりそういう体育館が身近にあるということは大切だと思うんです。だから、来年どうこうという話ではないと思いますけれども、今言ったような場でいろいろ協議はされていくと思いますけれども、やっぱりそういうことに視点を向けていくというタイミングには来ていると思うんです。直前に来て、やっぱりこの程度にしておくかとか、区民利用にするのであればこんなもの、やっぱり世界レベルのことができると、ボクシングの世界大会を、タイトルマッチを、江戸川区でもできるんだというような体育館があれば、また違うと思うんです。  大田区は72億かかったと言っていましたけど、区立体育館としては桁外れなんだと思いますけれども、それに匹敵するというのはなかなか難しいかもしれませんが、それで成功している例が特別区の中ではあるという部分を考えると、やっぱりそこは俎上にのせていくということがあってもいいのかなというふうに思います。  オリンピックの話もしきりに出ていますけれども、やっぱり目線が世界に行くということが大切だと思うんです。そういう意味ではスポーツは大変わかりやすいと思いますので、ぜひ今後も含めてこういう議論をしていきたいと思っております。 ◆堀江創一 副委員長 よろしくお願いいたします。ここでは江戸川区のスポーツ夢基金についてお聞きしたいと思います。  オリンピック・パラリンピック、そしてデフリンピック競技大会等で活躍を期待されている区民等を応援するために、江戸川区のスポーツ夢基金が創設されました。特に有望選手への支給も始まっておりますけれども、平成27年から始まったこの事業も3年目になりました。  特に財務レポートを見させていただきますと、この平成28年度は特に支援対象者の拡充を図ったということを書かれておりました。この本事業が順調に推移しているのかなというふうに思いますけれども、はじめに、今に至るまでの経過、それから実績について教えてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 平成27年度から始まりましたスポーツ夢基金でございますが、27年度は総支援者数が21名、そして28年度が42名ということで、人数的には倍増ということになっております。  それで28年度の支援金の総額でございますが、42名合計で2,755万円でございました。そして平成28年度末の基金残高が1,951万2,182円ということでございまして、その後、3,200万円積み増しされておりますので、現時点の残高は5,151万2,182円ということになっておりますので、今年度はこの残高の範囲内で活動支援をしていくということになると考えております。 ◆堀江創一 副委員長 ありがとうございます。本当に基金も積み立てをされていて、順調に進んでいるんだなというふうに思います。  3年が経過をしたということで、この3年の中、決算ですから28年度ですけれども、この成果というものをどのように捉えているのかお聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 成果は大いにあったというふうに考えております。やはりオリンピック・パラリンピック・デフリンピック等を目指す皆さんを応援する基金でございますので、やはりそういった場でどれだけ成果が出たかということがまさに成果だというふうに考えております。  池江璃花子選手につきましては、皆さんの知り得るところでございますので省略させていただきますが、それ以外にもたくさんの方が成果を出していただいております。例えばスケートボードの西村碧莉選手につきましては、今年の日本選手権で優勝、そして7月に行われたアメリカの、世界最高峰とも証されるXゲームズの大会でアジア人初優勝というような、そういった快挙を上げております。東京オリンピックの新種目でもございますので、メダルに期待がかかるというところでございますし、あとは、先日デフリンピックでメダルを取りまして、スポーツ特別栄誉賞にも輝きました茨隆太郎選手につきましても、27年、28年と、2年連続で夢基金の対象者となっておりますので、そういった意味では、この支援金を使ってそういった活躍に結びつけられたんじゃないかなというふうにも考えているところでございます。  さらに、来年の2月に平昌で開催される冬季の五輪大会がございますが、現在、区分2のスキーの梅原玲奈選手でございますが、出場条件をクリアしておりますので、スキークロスでの競技での出場が濃厚でございます。まだ正式決定じゃないんですけれども。そういったことで、やはり支援対象者がこういった形で成果を出しているというふうに言えるというふうに思っております。 ◆堀江創一 副委員長 もうオリ・パラ・デフ、それぞれの中で多くの選手がこの江戸川区の中にいて、この2年間また3年間の中で多く活躍をしている、またその姿も今、課長からご紹介があったように、さまざまな形で私たちも目にする機会が本当に増えてきて、将来にわたって、すごく楽しみな状況になってまいります。特に、池江さんだとか、特に体操の塙さん、私が住んでいる小岩地域では、日常的にはいませんけれども、地域でよくお見かけをする中で、本当に応援をしていきたいなという、そういうほうの気持ちにさせられるような全体の雰囲気も含めて、すごく大事なことだなというふうに思います。  今、いろいろお話があった中で、成果また効果が本当に出始めているなというふうに思います。そこで、そういう受賞者というんですかね、対象者、夢基金を支援した選手の活躍は今、お聞きしましたけれども、その選手からこの夢基金について、どんな声があるのかなということも、ぜひ、区民の側としては聞きたいなというふうに思うんですけれども、そこら辺の声はどうでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 選手の声ということで幾つか聞いている範囲でお答えできればと思っております。  まず、先ほどご紹介したスキーの梅原玲奈選手でございますが、自身のブログでこのようなことを申し上げています。「今年度の江戸川区スポーツ夢基金の対象選手に選んでいただきました。生まれ育った江戸川区に支援していただけることになり、とてもうれしいです。それにしても、江戸川区っていろいろなスポーツのトップ選手がいるんですよね。私も頑張ります」というふうに書かれております。  そして、私どもは、運用認定委員会の中で、今年の活動支援対象者はこの人でしょうということで、ある程度、委員会で決定された選手を対象に個別の面談を行います。その個別の面談の中で、いろいろとやはり選手から話を聞く機会も多いんですけれども、その中で幾つか聞いている話をまたご紹介しますが、例えば、パラ陸上の村上清加選手は、やはり世界大会を転戦して、ランキングを上げていく必要があるので、遠征費が多くかかると。その際、夢基金を有効に使わせていただいていると。ほかの機関が行っている同様の制度もありますが、使途、使い道が限定されており、精算行為に相当手間がかかるものも多いと。そういった中で、江戸川区の夢基金は、アスリートに負担がかからないように工夫されていて、アスリートのことを第一に考えた制度設計で大変感謝しているというような言葉もいただいておりますし。  そして、先ほどのデフリンピックの茨隆太郎選手もお話しいただいていまして、高地トレーニングで海外遠征を行うが、多くの費用がかかる。しかし、海外で健常者と一緒にトレーニングすることで、大きくレベルアップできている。夢基金をいただき、助かっている。デフリンピック出場で得た経験を区内の聾者にも還元していきたいというような、そういったコメントをいただいているところでございます。 ◆堀江創一 副委員長 もう本当に選手の皆さんから感謝の心が伝わってくるというか、本当に応援してよかったなというふうにも思います。感動的なお話もありましたけれども、とにかく順調に進められているなというふうに思っております。  今、結果、成果さまざまお聞かせをいただきましたけれども、成果が一つ出てくれば、一方で、また課題なんかも浮き彫りになってくるのかなというふうにも思っております。本年、私も運用認定委員会にも出席をさせていただきました。そこでは、さまざまな意見交換がされておりましたけれども、特に人選に対する選考基準、この議論が多かったかなというふうな印象を実は持っております。  最後に、3年目を迎えたこのスポーツ夢基金、多くのアスリートたちがこの夢の実現に向けているわけですけれども、今後、どのようにこれらの課題も含めて、取り組んでいかれるのか、お聞かせください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 やはりこの夢基金は、区民の方が心から応援したい選手を支援する、そういった制度であり続けたいというふうに考えております。ですので、そもそもリストアップされないと、支援対象者にはなり得ませんので、今年度からできればというふうに考えておりますが、これまでは事務局のほうで、例えば、国内競技団体に対して情報提供の調査票を送って、その回答をいただいて、情報収集に努めておりましたが、正直、その回答率も芳しくございませんので、我々職員が独自で調査することが多かったというのが実情でございます。  そういった現状を踏まえまして、本当に必要な選手がリストから漏れないように、より多くの選手に使っていただけるように、今年度は公募のような形で、ある程度幅広くそういった対象になりそうな選手を集め、その中から本当に将来有望なアスリートの方への支援を決定し、夢の実現に手助けをしていきたいというふうに考えております。 ◆堀江創一 副委員長 さまざまな公募に関しては、これからまた検討ということになっています。今、課長がおっしゃったように、まさに課の中では大変な努力をされて、情報収集をされていたということも、その運用委員会の中でも聞かせていただきましたので、さらなる充実に向けて、また取組みをお願いをしたいと思います。  もう既に2024年、それから28年、パリ、ロサンゼルス、この都市のほうも発表になっておりますし、さらなる夢を抱いているまだ見ないこのスーパーアスリートたちというのがいると思うんですね。とにかくそのスポーツ夢基金がこの支援者に対して、また、先ほど課長もおっしゃっていましたけれども、江戸川区民が心から応援したい選手に対して、懸命に高みを目指す選手に対して、みんなで応援をしていきたいなというふうに思いますので、これからも、このスポーツ夢基金にふさわしい事業の展開を要望したいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆大西洋平 委員 今、やりとりを伺って、本当にすばらしいなと思って聞いていたんですけど。でも、1点、ちょっと気になったのが、今、僕の聞き間違いなのかもしれないので、確認するんですけれども、この厳粛な選定委員会が開かれます。その前に、なり得るだろうという選手に事前に面会をされたんですか。すみません、そこを1点確認させてください。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 すみません、ちょっと説明が不足しておりまして。今、議員のご指摘のあった件は、事前ではなくて、運用認定委員会で今回の候補者の中からこの方たちを活動支援者としましょうというふうに決定した後に、具体的に支援候補者の方をお一人ずつ呼んで、転居の予定がないかどうかとか、協議の継続の意欲があるかどうかとか、そういったことを聞いて決めているという流れでございますので、運用認定委員会の前に、そういった面談とか、そういったことはしておりません。申しわけございません。 ◆大西洋平 委員 それを聞いて安心しました。  今、堀江副委員長からもありましたけれども、本当にまだまだ潜在能力が高い選手がたくさんいると思いますので、この夢基金がスタートした当初、本当にあと一歩で、もう少しでつかむけど、支援で届かない方にそこまでしっかり光を照らすという要素も含まれていたので、とにかく運用認定委員会で決めるということですから、引き続き、いろいろな事例がこれから積み重なっていくと思いますけれども、それはもちろん一つの例として重要な選考の基準になると思いますけれども、いろいろな選手が出てきますので、それはそれでしっかり選考委員会でもんでいただいて、それで対象になり得る選手がいるんであれば、しっかりと選んでいっていただきたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 以上で、第7款文化共育費の審査を終了いたします。  次に、第8款生活振興費の審査に入りますが、委員の交代及び執行部職員の入れかえがありますので、休憩をしたいと思います。再開時間は2時35分といたします。  暫時休憩します。            (午後 2時14分 休憩)            (午後 2時35分 再開)
    ○高木秀隆 委員長 それでは、休憩前に引き続き、再開いたします。  はじめに、委員の交代についてですが、岩田委員、本西委員から中津川委員、伊藤ひとみ委員にそれぞれ交代いたしましたので、報告いたします。  座席については、現在着席している席で、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのとおり決定いたします。  それでは、第8款生活振興費の審査を行います。  決算概要説明の172ページをお開きください。  第1項地域振興総務費、第1目地域振興費より審査願います。 ◆金井茂 委員 よろしくお願いします。  ここでは、新川さくら館について、ちょっと提案を含めて、お話をといいますか、お伺いしたいと思います。  新川さくら館のたたずまいと、それから前を流れる新川とそこに千本桜の桜並木と、それから、今は和船がまた通りまして、本当に江戸情緒あふれるといいますか、そういった雰囲気の中で、さらに新川さくら館にかかわるスタッフのいでたちといいますか、和服にしてみてはどうかなという提案です。  さらに江戸情緒というところで、かかわるスタッフの衣装と、また、そこに訪れた方々が同じような形で和服を着て、浴衣を着たりというようなことで、桜並木、和船に乗ったり、その地域をそうした格好をして回れたらというようなことが非常におもしろいのかなということで。例えば、区内、区外でもいいんですけど、こういったことで、不要な浴衣ですとか着物を寄附してくれないだろうかということを言ったら、きっと寄附してくる方はたくさんいると思うんですよね。そういうので集めて、来た方にレンタルができるような環境とか、ちょっと指定管理ということなので、区のほうからそういった提案はできるのかなというふうに思うんですけれども、その辺のお考えについて、ちょっとお聞かせください。 ◎白木雅博 地域振興課長 それでは、よろしくお願いいたします。  ご提案いただきまして、ありがとうございます。まず、ユニホームの件につきましては、ちょっと相手が直営ではなく指定管理者、企業さんであるということ、それから、ちょっと仕事のしやすさとか、そういったところもありますので、そちらはお約束はできないんですけれども、一応、指定管理者のほうとはお話はさせていただいて、協議はしたいとは思います。  不要の着物ですとか浴衣を集めてというようなお話をいただきましたけれども、指定管理者のほうでも浴衣ですとか、それから着物の特に外国人の方への着つけとか、そういったものはいろいろと提案の中では出てきているお話でございますので、その辺については、前向きに検討させていただきたいというふうに考えてございます。 ◆金井茂 委員 京都なんかへ行くと、街を浴衣を着たりなんだりという方がよく歩いている姿を見かけるんですけれども、聞くと、決して地元の人はまずそういうことはしないんだと。観光客がみんなレンタルをして、京都という街並み、そういった中でそういった雰囲気を味わうために、京都内、浴衣を着て、着物を着て歩いている人は、実は地方から来た方なんだという話を伺いまして。区内でも、特にさくら館って、ああいう環境だからこそ、またそういったことがおもしろくできるのかなと。また、海外からもこれからそういった観光客を含めて、喜んでそういうことが参加というか、レンタルしてというようなことでできないかなということで。いろいろ課題はあるかと思いますけれども、ぜひ、そういったご検討をいただければと思います。  あと、江戸川区にまつわる新川さくら館、まつわる伝統工芸品の販売ですとか、各種イベントをやっていると思うんですが、先日、本会議の場で、須賀委員のほうから四季折々のイベントのご提案がありました。そういったことで進められていくという話になりましたけれども、例えば、そのイベントなんかでも、江戸情緒という部分で殺陣ですとか、伝統工芸品を扱っている、そういった環境の場所において、伝統芸能ですね、日本の伝統芸能の殺陣、いわゆるチャンバラなんかが行われるような、すごくマッチングする環境にあると思うので、そういったことも何か実現できたらおもしろいかなというふうに思うんです。  これからのことを考えると、また海外からの観光客も増えてくるという中で、これは私ごとなんですけれども、以前、活動していた中で、国内外、いわゆるチャンバラの公演で行って回ったりしたときに、やっぱりすごく受けがいいというか、人も集まるし、大いに盛り上がるんですよね。特に海外の人なんかは、本当にもう喜んで、拍手喝采みたいなことがあるので、そういったことで、人が呼び込めたりということがありますので、もし、そういったチャンバラじゃないですけど、あの環境だからマッチできるというようなことかなというふうに思うので、その辺のイベント、今後の展開、何かお考えがあったら、教えていただけますか。 ◎白木雅博 地域振興課長 まだ具体の提案というのはなかなかお答えはできないところではございますけれども、先日の今、お話がございましたとおり、一般質問での須賀委員からの具体的なご提案を含めて、非常に新川周辺のにぎわいづくりということに関しましては、皆様方、本当に熱い思いを持っていただいて、いろいろとご期待いただいているという部分は十分感じてございますので、今の金井委員さんからのご提案も含めまして、江戸村的に常設して、忍者屋敷みたいに、そういうのはなかなか難しいとは思うんですけれども、単発のイベント等で、そういった要素を出していくということはできるかと思いますので、その辺も含めて、前向きに検討させていただきたいというふうに考えてございます。 ◆金井茂 委員 常設というか、そういうことでなくても、今、おっしゃられたように、単発でイベントとして、また、舞台をつくって、舞台上ではなくても、スタッフに扮したお侍さんの格好をしたような、着物を身にまとった人が新川の周りにいた中で、突然、イベント会場の道端でチャンバラが始まるとか、そんな遊び心もあってもおもしろいのかなというふうに思います。  海外の方なんかから聞くと、いまだに日本のイメージというと、侍、忍者というようなイメージが若干残っているようなので、またそういうイベントができれば、おもしろいかなというふうに思いますので、課題はいろいろあるでしょうけれども、ぜひ、そういったことも前向きにご検討いただければと思います。  余談になりますけど、またそういったイベントが実現できた暁には、私をメンバーの一員に加えていただいてというちょっとひとり言を述べさせていただきまして、終わります。 ◆須賀清次 委員 今、金井委員のほうからいいアイデアが出てきたと思うんですけど。例えば、地域によっては、段ボールで鎧兜をつくって、子どもで2,000円台、大人用で3,000円台かな、そういうものもできていますから、そういうもので、子どもたちがそういうイベントで着られるような仕組みとか、金井君は議員になる前は役者ですから、指導することもできるでしょうから、よろしくお願いします。 ◆田中寿一 委員 新川について、いろいろと金井議員、それから須賀議員のほうから盛り上げということで、本当にやっぱりこういうアイデアがどんどん出てくる空間であるというのは、一番ありがたいなというふうには思っております。  それで、新川の千本桜計画、当然、中核施設としてこの新川さくら館を整備されて、もう丸4年が経過したところだと思いますけれども、区の努力、それから指定管理者さんの努力によって、当然、地域に徐々に定着しつつある、浸透しつつある施設だなというふうには思っておりますが、一方で、これは繰り返し申し上げさせていただいておりますけれども、あくまでも計画、全長3キロにわたってのにぎわいの中核をなす施設であるということをやっぱり鑑みると、まだまだやれること、やらなければならないことというのはたくさんあるのかなというふうに思っています。  そうした点から、この財務レポートについて、新川さくら館についても記載がありまして、今後の課題の中で、今後、にぎわいづくりをさらに積極的に推し進める場合、指定管理負担金の増額が必要になりますということで、今後の課題として認識をされておられますから、私の認識とも当然同じようなものなのかなというふうに思っておりますけれども。この記載されている背景といいますか、現状をどういうふうに分析されていて、さらに、どういうことを今後、指定管理者のほうに期待をしていくのか、その辺について、お聞かせいただきたいと思います。 ◎白木雅博 地域振興課長 現状としまして、昨年度、それから今年度も含めまして、まず、5年間の1期目の指定管理者の業績としましては、毎年、利用率のほうも順調に上がってきてございますし、さくら館の管理という面に関しては、十分な成果が得られているのかなというふうに感じてございます。ただ、財務レポートに記載させていただきましたとおり、それから、この予特ですとか決特の場面でも、たびたび各委員さんのほうからお話しいただいてございますとおり、沿川全体のにぎわいづくりという点では、まだやれることが幾らかあるのかなというふうに考えてございますので。ちょうど先日、指定管理者の来季からのプロポーザルも行われたところでございまして、そちらにつきましては、選考の際に、特に新川の沿川のにぎわいづくりに関する提案事項というのを重点項目にさせていただいたプロポーザルも実施してございます。  ということがございますので、今後につきましては、もちろん施設の管理というのは、今まで以上に、また利用者の利便性向上等に努めていただきたいというふうには考えてはおるんですけれども、さらには、沿川を意識したいろいろなイベント、例えば、人道橋を複数使って、何かイベントをやるですとか、あるいは、西水門のほうの広場のステージを使ったイベントを何か考えるとか、そういった沿川に目を向けた、より広い視野で指定管理業務を行っていただくということを、今後は検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆田中寿一 委員 非常に全長にわたってのにぎわいを創出していく、そのためのプロポーザルもそこを意識したということでもございますし、本当に前向きに期待できるものだというふうに思っております。  当然、新川を盛り上げていくのは地元発意というところが大きくあるわけでありますけれども、広場橋ですとか、今、お話にあった西水門広場、こういったことの利用を促進していくためには、やっぱりこういう公共空間を使えるんだよということを一つのきっかけとして、中核施設であるさくら館が見せていくということも非常に重要な観点だと思いますし。また、利用率も向上してきているということでありますけれども、その利用のされ方というのは、やっぱりコミュニティ施設のような利用のされ方にまだ現状とどまっている部分が大きいと思いますので、やはりもっと発信力のある企画をこれから指定管理者さんに行っていただいて、PRも含めて、強くやってもらうということ。それから、そのイベントを通じる中で、ぜひ、地域を巻き込んだ形で一緒にやろうよという何かそういう働きかけも双方にしながら、指定管理者さんのほうからも、そういう働きかけをしていただきながら、できる企画をこれからもやっていただきたいというふうに、そこは強く思いますので、ぜひともよろしくお願いをいたします。 ◆須賀清次 委員 田中委員の言ったとおりだと思うんですけど、私も質問の中で、もう少し触れたいのは、10月1日の広報えどがわにもありました、区民の努力を力として、未来に誇れる江戸川区ということを考えたときに、私も触れているんですけれども、小松川と新川が一体になって、江戸川のよさが出てきますよね。それから、落語の話は、平井の、要するに圓藏亭、若いころ、苦労して葛西で紙芝居やったりなんかして、苦労した方なので、それも含めて、全体的にグレードアップしてほしいなという思いがあるものですから、一言添えさせてください。 ○高木秀隆 委員長 地域振興費、よろしいでしょうか。 ◆須田哲二 委員 ここでは、勤労福祉会館の移転・新設、新しく船堀コミ館になりましたけれども、この年、建築経費が5億円余り出ていますので、ちょっと質問いたします。  私も、新しく複合施設としてできたすばらしい施設なんですけれども、和室を利用させていただいたりしているんですけれども、和室が1と2と分かれていまして、別々に利用できるようになっているんですけれども、これは勤福会館のときもそうだったんですけれども。別々に利用できるようになっているんですけれども、中の構造が、特に1と2の分けているふすまと欄間で分ける、欄間のところが穴があいているんですよね。全くの空間なんですよね。勤福会館のときは、そこがちょうど塞げるようにもなっていたかというふうに思って、1と2で分けて使えるんですけれども、ちょっと防音上、問題があるかなと。どういう使い方、利用目的、対象を考えて、こういう設計にされたのかなというふうに、その辺を含めて、ちょっとお答えいただきたいと思います。 ◎丸山淳一 葛西事務所長 船堀コミュニティ会館の和室は、勤労福祉会館の和室を引き継いでおりますが、まず、音の出ない利用の場合には2間別々にご利用いただけるようになっております。ただ、原則、音の出る利用の場合は、2間を1部屋としてまとめてご利用していただいております。これは勤労福祉会館のときから同じご利用方法でございます。ただ、船堀コミュニティ会館は9月に移転・新設した施設なので、今後は、利用の設備や利用用途など、さまざまな角度からより快適にご利用いただけるように研究してまいりたいと思っております。 ◆須田哲二 委員 和室ということなので、普通の会議室とはまた異なるので、特殊な利用方法とか、そういう利用目的の方がいらっしゃるのかなとも思ったんですけれども、船堀のコミ館の和室1・2を合わせたより広い場所でも、和室1部屋として貸しているコミ館がたくさんありますので、広さではないと思うんですよね。広いから二つに分けたということではないと。  それで、音の出ないというふうに、私も利用したときに、普通の話し声も完全にお隣に聞こえるという点でね、だから、そういう使い方が便利な使い方を想定したのかななんてちょっと考えたりもするんですけど、できれば、中の両方一遍に使う場合は、ふすまをあければいい話ですので。それで、別々にもしお貸しするときは、そういう通常の話し声も漏れないような形として、欄間部分をうまく塞げるような形のほうが使い勝手がよりいいんじゃないかなというふうに思いますので、その辺のところをご検討いただけるかどうか、ちょっと最後にお答えいただいて終わりたいと思います。 ◎丸山淳一 葛西事務所長 先ほども申し上げたように、今、初めて移転・新設した館なので、この辺のところは、設備、用途などを含め、研究してまいりたいと思っております。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。そのほか、地域振興費よろしいでしょうか。  じゃあ、次、行きます。次に、第2目中央・一之江地域振興費。 ◆渡部正明 委員 ここでは、地域のことに限らず、この中に5番の科目で、住居表示管理事務経費というのがあって、いつも私は住居表示のことでお聞きするときには、東部事務所長が以前は所管をしていた関係で、東部地域のところを見ましたら、この振興費には一切、東部地域に入っていないので、ここで住居表示のことについて、お尋ねをします。  住居表示というのは、改編、江戸区内街づくりが進むにつれて、かなり変わってきました。まず、この住居表示は何のために行うのか、ちょっと改編について、目的をお聞かせください。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 住居表示の目的でございますけれども、これまで住所を表示する際、土地の地番を用いておりまして、長年の経緯で、土地が分筆・合筆などで複雑化してまいりました。このわかりづらくなった住所をわかりやすく区民生活利便性の向上等を目的として行われるものというふうに理解してございます。 ◆渡部正明 委員 私も地番のつけ方等について、ずっと昔のやつを見てきたんですけれども、基本的には分筆登記の順番でうちが建っていったときに、字を含めて、1番から順番につけていったということで。それこそ一つの街があちこちに番地が点在していくというような形で、そこが今、江戸川も含めて、市街地になって、非常に整理が、また土地の人自体もわからない。ということは、こういったことを早く改正しなければいけないということで、私は正直言って、議会に入れていただいて、もう20何年前にもこの質問をしました。私も勤め人時代に、堀江区画、葛西区画、新田区画、さまざまな江戸川区の中南部の区画整理をしてきて、現場で区画整理組合の土地の方たちともいろいろなお話をしてきて、確かに由緒ある名前が減ったり、そして、それに賛否があって、なかなか決まらなかったという経緯がありましたけれども、街そのものが災害であれ、街のコミュニティであれ、やはりみんながわかりやすくなったということで、非常にこれは郵便配達も今の宅急便もそうですけれども、助かっている。  こういったことで、まだ要するにされていないところについて、ずっと何十年も残ってきたけれども、これについて、何とかしなさいよという質問をしてきましたけれども、区画整理だとか街づくりが変わった段階でと言われました。しかし、葛西も、マージャンじゃありませんけど、東南西北でやってきましたけれども、正直な話、葛西の住居表示は昭和53年、1978年にわかりやすい形にしようということでなったわけですけれども、特に旧宇喜田町、ここは宇田川喜平さんの新田ということで、宇喜田という地名が残っているわけですけれども、ここを変えたくないという土地のころがあったときに、その街以外のところの人はある程度役所の提案で、北葛西という形でのんだんですけれども。やはり昔から住んでいたあたりの方、それから、昔の水路であった棒茅場地域の方たちも、本当のことを言うと、マージャンのような改編は正直言って嫌だということで反対をされたというふうに聞いています。現在も宇喜田町は残っています。  この宇喜田町を、私はもう区画整理も恐らくできないだろうと思うし、恐らく地区決定もしているわけじゃありませんから、ここを区画整理もしない、そして、手がつけられない。そういった形で、いつまでここを宇喜田町にしておくのか。それとも、地番・番地を要するに統計方向の、何丁目というのは必ずしも統計方向じゃないというふうに書いてありました。しかし、地番については、なるべく都心に近いところから、皇居というと語弊がありますので、都心から近いところから、何番地何号という形を振っていく。  こういったことをもう正直言って、これは何年やっていないんですか。ですから、こういったことを一部の北葛西にした地域の古老の中には、俺たちは宇喜田だとか棒茅場だとか、その地名を役所に協力して変えたにもかかわらず、宇喜田は残っていると。だから、けしからんということがあって、どうしても皆さんは宇喜田のところを北葛西に変えたいわけですよ、行政としては。しかし、土地の人にしてみれば、宇喜田という名前を残してほしいということがあったんだけれども、今、その宇喜田という地名の由来すらわからない、そこに住んでいる方たちがたくさんいるわけ。  ですから、この調整をいつの時点で早くするのか、できないんならできないで、やはり地番と、要するに、災害時であれ、郵便配達であれ、外から来た人がわかるような形にしなきゃいけないと思うんだけれども、この辺に対して、いつまで、要するに今の状態で区画整理をするとか、地名が全部北葛西に変わってからとか、そういうつもりで、これからまた何十年、半世紀でも1世紀でももっていくのか、そういう考え方が一つ。  それから、もう一つ、ちょっと私も江戸川区の地図を細かく見ていませんから、何とも言えませんけれども。住居表示の中で一之江村のあたりなんかは一之江、ここも町名変更や何かでいろいろしたんですけれども、二之江町というのは残っていましたよね、以前。今、これはもうなくなったんだね。まだ残っているのかな。だから、こういったことも含めて、江戸川区の中には、春江町の一、二、三丁目のように、新中川を開削して、東側については町名と地番を全部整理しました。ここ全部区画整理をやったわけだね。それで、なおかつ、環七から西側の春江町の西側地区というのが、これは四丁目、五丁目かな。これは昔の田んぼの後に、そのままうちが建っちゃったようなところだけれども、ここもいまだに飛び番で、正直言って、私たちもここに仲間がいるんだけど、わからない、本当のことを言うと。  こういったことも含めて、街づくりを進めて、結果が出なければ、やらないのか。現状の中で、災害時であっても、外から来た人でも、訪ね歩いてわかるような一つのルールに従った街づくりの表示をするのか。これをどういうふうにしようとして考えているのか、担当所管、それから江戸川区のこの生活振興部を含めて考えているのか、聞かせてください。もう私はこれ25年前から質問していますから。 ◎加藤英二 住基・個人番号制度推進課長 まず一つ目の宇喜田地区の件でございますけれども、区としましては、当時の合意に基づいて、東西南北の中ということで、5地域に分けてということでの合意のもとでスタートしたというふうに記憶してございます。ですので、この地区につきましては、区としては、北葛西ということで住居表示を進めていきたいというふうに考えてございます。ただ、いろいろと地元のご意見等もお伺いしながら進めていく必要がありますので、機運醸成ではないですけれども、いろいろとお話を聞きながら進めていきたいというふうに考えてございます。  2点目でございますけれども、従来、今まで地域の合意であるとか、街づくりとか、そういった進捗に基づいて、住居表示を行っていくというふうにお話をさせていただいているところでございますけれども。今、議員から指摘がございました、特に今後も街づくりとかが進展がないと見込まれるような地域について置いていくのかということでございますけど、これは私たちとしましては、100%を目指してございますので、そういった地域にも私たちは出向きまして、地域の方々のお話を聞きながら、どういったご意向を持っているのか、そういったことも含めて、今後、検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆渡部正明 委員 例えば、二之江町は何世帯あるんですか。それから、宇喜田町も、私が4年、5年前のちょっと人口しか見ていないけれども、2013年で約4,300人以上の人が住んでいて、今、恐らく5,000人前後ぐらいの人が住んでいると思う。しかし、今言った理由で、いつまでもご理解、ご了解をいただいてなんていったら、正直言って、またこれから同じことを四半世紀、半世紀やらなきゃいけないじゃないですか。だから、こういったことを逆に言うと、提言して、みんなで公の議論をする。要するに、雰囲気をつくっていないじゃないですか、今。皆さんの中で抱えて、それは葛西地区の連合町会の皆さんともお話ししたりするのかもしれない。だけど、こういったことは地元の課題でもあるけれども、全区的なもの、東京都的なもので、やっぱりわかりやすくしていくことについては、責任を持たなきゃいけないわけで。そこはひとつ提案をして、やっぱり決断をしていかなきゃいけないと思うんだけれども、こういったことが行政の側からもう一回きちんとした提案、それから、逆に言うと、街の人の意向、歴史のそういう何というんですかね、由来も含めた、どういうふうにするんだという、要するに議論が誰もされないまま、この4分の1世紀来たんですよ。  だから、私がいつも質問しても同じ答え。もう25年前と同じ。これじゃあ、正直言って、私たち議会で住民の人から聞いて、世代交代も2代ぐらい変わってきているんですよ。ですから、外からわかりやすい街づくりの表示に変えてくださいと。そのほうが地元の方たちの生活の上でも利便性と安全性が増しますよということでの提案をもってしていかなかったら、担当所管だけでいつも抱えていて、誰がこれを決定権を持って進められるんですか。  だから、私は、ここの部分について、今の答えだけでは、正直言って、この決算委員会でも、それから従来の予算委員会の中でも話ししても、こんな係を置いて、予算をつけて、ちっとも進まないんだったら、もうやりませんならやりませんのほうがいいわけですよ。でも、やっぱり安全性、街の発展のためにはしたいので、もっとしたいという提案を街にぶつけて、全体の合意をとれるような、もちろん100人のうち一人、二人の反対はあるかもしれない。だけれども、やはりみんなで決定して進めていくように、ぜひ、理解をしていただきたい。  やっぱり瑞穂村、一之江村が合併して、瑞江町ができたりとか、いろいろな昔の名前がどんどん変わっていきますけれども、でも、やはり本来は、神田地区、千代田区なんかは、外神田だとか、みんな何だか知らないけれども、わけのわからない地名になっていますけれども、できれば一つ、二つ、江戸川区には昔からのこういう由来がわかるような街を残しても、私はいいんだろうと思うから、この江戸川区の地名や何かの由来も、私は、区の小さい本もあるけれども、読んでいるけれども、もっともっとやっぱりそういうものを大事にすると同時に、早く決定して、わかりやすい安全な街にするように、これはもう答えは誰が出せるかわかりませんけれども、ぜひ、また予算委員会、それから来年の決特で同じような質問させないでください。お願いします。 ○高木秀隆 委員長 部長、答弁しますか。 ◎髙原伸文 地域振興部長 本当に仰せつかりまして、今、区全体の住居表示率が91%を超えておりますので、残り8%弱というところで、完全実施というところまでいきます。それに向けて努力していくというのが、委員さんがおっしゃるとおり、我々の責務だと思っております。この姿勢はきちんと持ち続けていきたいと思っております。それが1点です。  それから、確かに、実はお話にもありましたけれども、例えば、地域の方も徐々に世代交代が進んでいるということもありますので、私どもは、宇喜田町の地域ですけれども、地元の町会長さんをはじめ、役員の方たちと少しこの件について懇談をさせていただいているような経過もございます。なかなかおっしゃるとおり、積極的に働きかけというところまでの手前で、今のところは、まず、様子のほうがどうなのだろうかと、考え方についてどうなのだろうかということを少しずつ浸透させるような取組みもしながら、そういう地域合意が必要なところについては、そのように進めてまいりたいと思っていますし、また、街づくりのほうで、区画整理等の関係で進めていくようなパートというのも、これも区内ございますので、ちょっと両面にらみながら、地域の考え方を丁寧に聞きながら、引き続き、ちょっとスピードが余り上がっていないというところにお話がございましたけれども、そこのところもきちんと踏まえながら、できることで進めてまいりたいというふうに思ってございます。  よろしくお願いいたします。 ◆渡部正明 委員 決して努力していないとは思っていません。一之江だとか、それから上一色にしろ、本一色にしろ、やっぱり外から人が来て、わかりやすいような地番になりました。残っているところは課題があるんだけれども、それを説得して、みんながわかりやすいような表示を早く決めることがやっぱり行政の私は責務だと思います。ぜひ、今の答弁にあったように努力して、少しでも早く誰が来ても、誰が見てもわかりやすいような江戸川区の地番表示ができるようにお願いをします。 ◆中道貴 委員 ここでは、コミュニティ会館について、簡単にお尋ねをしたいと思います。  地域課題の一つとして、私も長年というか、取り組ませていただいていますけれども、松島四丁目の約1,000坪の都有地の活用についてであります。昨年の12月には、地元6町会から要望書がまとめられ、提出がされました。また、さかのぼって約5年以上前には、下水道局の跡地を既に購入をし、本区においては、都市環境整備用地として取得をしていただいているんですが、もうあれから5年半年もあっという間にたったなという印象が大変強く持っておりまして、地域のコミュニティ施設の空白地域という認識をいただいていると思うんですが、そういった中で、まだまだ予断を許さないというか、全く見通しが立たないなというのが正直な印象でありまして。話せる範囲でもちろん結構なんですが、現状と今後の見込みについてだけお聞かせください。 ◎白木雅博 地域振興課長 ただいまご質問いただきました件につきましては、おっしゃるとおり、昨年12月末に地元6町会の会長さんの連名で要望書をいただきまして、それも受けまして、現在、東京都につきましては、私ども先に選考いたしました旧下水道用地の区有地と、それから、今、東京都の財務局が持っていらっしゃる都有地、これを一体として、コミュニティ施設として活用させていただきたいということで、具体の協議を進めているところでございます。 ◆中道貴 委員 今後とも粘り強く、できるだけ早く実現ができますように、よろしくお願いを申し上げます。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  じゃあ、次行きます。次に、第3目小松川・平井地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第4目葛西地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5目小岩地域振興費。 ◆竹平智春 委員 よろしくお願いします。  ここでは、決算書の概要にも書いてありますけど、小岩アーバンプラザのプールの改修があったかなというふうに思います。半年間という長きにわたっての改修工事ということもありましたので、大変皆様には不便をおかけしたのかなというふうには思います。4月から利用が再開となって、私のもとにも、大変喜びの声もよく聞いているところでございます。また、ご要望もありました以前のプールですと、プールから出るところがはしごになっているということもありまして、大変高齢者の方は、何というのかしら、出入りがしにくいということで、プールをやめたんだわということを言った方もおられて、今回、ご要望も受けていただきながら、改善もされたかと思います。そういったところで、今回のプールの改善点、また、その後の利用状況もあわせて教えていただきたいと思います。 ◎石川健司 小岩事務所長 はじめに、6カ月間の休業をいたしました。これについては、ご利用者の皆様にご理解いただきまして、ありがとうございました。  改善点でございますけれども、今、委員の話されました入水時、出るとき、こちらに手すりつきの階段のほうを設置させていただきました。そのほかにも、ウォーキングの利用者が非常に多いということで、プール本体の床面を滑らない材質に変えましたり、更衣室からプールサイドに出るときに寒いというお声もありましたので、こちらにはパネルのヒーター、それから、足元のほうは冷たくならないような素材、こういったものに変えさせていただきました。  もう一つ、大規模な改修ということで、プールの天井部分、こちらを軽い材質のものに変えさせていただきまして、地震などにも強いという、安心して利用していただけるような配慮をさせていただきました。このようにプールの環境を安心・安全なものに整備を行ってきましたので、利用者の方からはお喜びの声をいただいておるところでございます。  すみません、また、利用状況でございますけれども、4月から8月まで5カ月の前年同月日の人数でございますけれども、1,847人の増加、率といたしまして4.8%の伸びを今年のほうは記録しております。 ◆竹平智春 委員 リニューアルをされて、大変利用者も増えたということで、大変喜ばしいことでございます。  それで、この財務レポートを見ますと、小岩地域全体ですけれども、地域施設、利用者がちょっと28年度は若干減っているなということを見てとれるんですけれども、こういった半年間プールも使用できなかった。そういった工事の影響も大きかったのかなというふうに思います。  それで、小岩アーバンプラザのスカイプールでは、アクアトレーニングとか、あと、それから初心者教室などもちょっと行われているんじゃないかなというふうに思うんですね、一般利用のほかに。健康増進とか、介護予防、フレイル予防という部分では、大変重要じゃないかなというふうに思うんですけど、そのプールの利用の概要ですとか、利用状況、またその利用促進に向けての取組み、このあたりをお聞かせいただきたいと思います。 ◎石川健司 小岩事務所長 一般利用以外のプールの利用でございますけれども、委員のおっしゃいましたアクアトレーニング、これは6日間をワンクールといたしまして年に6回ほど準備させていただいております。現在は1期、2期が終了したところでございますけれども、1週間のうちの木曜日の午前と、それから夜の部、こういうふうな形で分けさせていただいております。午前の部というのは、その1期、2期ともほぼ定員に近い状況でのご利用ですけれども、夜の部はまだ空きがあるというような状況です。  それから、水泳のほうの水泳教室、こちらに関しては、まだ午前の部、それから夜の部とも空きのあるような状況でございます。こちらでPR、利用促進の方法でございますけれども、現在は広報紙、それから利用者に対して館内に掲示をさせていただいているところでございますけれども、まだ空きがあるということを考えますと、ホームページ等、SNS、こういったものを利用して利用促進につなげていきたいというふうに考えております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。こういった取組みも大変重要だと思いますので、本当にPRのほうも広く進めながら、ご利用をいただいて利用促進に向けた取組みにご尽力いただきたいと思います。  次に、地域のコミュニティ形成の観点から、この活動の拠点となるコミュニティ会館についてお伺いしたんですけれども、コミ館は言うまでもなくコミュニティの拠点、地域の憩いの場でもあり、生きがいづくりの場でもあるというふうに思います。さまざまなイベント、サークルなど行われているかと思いますが、南小岩コミュニティ会館の利用状況がわかればちょっと教えていただけますか。 ◎石川健司 小岩事務所長 南小岩コミ館の利用状況でございますけれども、28年度は江戸川区全コミュニティ会館、32館ありますけれども、この中で一番の稼働率、76.3%でございます。多くの皆様に利用していただいているコミュニティ会館だというふうに考えております。 ◆竹平智春 委員 ありがとうございます。今お話がございましたとおり、以前からここは本当に利用率も高いということで、部屋を借りようとしますと予約いっぱいでなかなか取れないというお声もございます。ちょっと小岩ではありませんけれども、篠崎のほう、鹿骨のほうもコミ館ありますけど、いっぱいで取れないと。ということで一度私も一般質問でさせていただきましたが、千葉街道から鹿骨街道に至る横もですけれども、コミ館がこの地域はないということで、やはりぜひまたいろいろな状況もあると思います。予算的なお金もかかります、維持管理もかかりますけれども、ぜひまたしっかりとこのコミ館の建設のほうもぜひお考えいただきたいと思います。  先日、南小岩地区では歴史的な第一回のお祭りが行われまして、本当に多田区長にもご出席いただいて、初めて区長に会ったという方も結構実はおりまして、本当に皆さんの力でこのお祭りが大成功に終わることができました。地域のさまざまな盛り上がりも出てきていますので、しっかりとコミ館の建設もぜひ要望したいと思います。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  それでは、次に進みます。次に、第6目、東部地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7目、鹿骨地域振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第8目、住基・個人番号制度推進費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第2項、商工・農業水産費。第1目、産業振興費。 ◆所隆宏 委員 ここで商店街魅力発信事業ということで、EDOGAWA美味NAVIというのが28年度、新規事業で行っていただいたんですけども、これについてお聞きしたいと思います。  これは江戸川区のオリンピック・パラリンピック推進プログラムの一つというふうに位置づけられているというふうに認識していますけれども、このオリンピックに向けて、今後外国人が江戸川区にも多く来られる、こういうことを見込んで江戸川区内のおいしいお店を紹介するということで、タレントのダニエル・カールさんが英語と日本語でお店を紹介するという、YouTubeの動画番組ということなんですけれども、28年、昨年の10月からスタートして、毎月3店舗から5店舗ぐらいずつ動画を紹介をつくっていただいていまして、先週見たときには36店舗ぐらいアップされておりました。  非常に内容を見ますと、日本の文化を外国人に伝えるということで、例えば焼き鳥屋さんの焼き鳥の使った後の串を入れる容器がテーブルの上にあるけれども、これは決してそういうことで使うもので、これにビールを入れて飲んではいけませんとか、そういったあたりとか、あとお店の工夫というか、そういったこともわかりやすく伝えていただいていまして、これを見るとすごくお店の魅力を感じますし、行ってみたいなというふうに思うような、そういうすばらしい出来だなと思いますけれども、今1年たちまして成果ですね、アクセス数とか、成果についてどう考えていらっしゃるか。それと撮影の工夫とか、ご苦労とかあれば、その辺も教えてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まずアクセス数なのですが、約1年間で約4万件ございます。そのうちの4割は海外からというふうに分析しております。中には1店で1万2,000件のアクセスを超えるものも出ております。  撮影上の工夫でよろしいですか、この辺はよりおいしく見える効果的な撮り方といいますか、撮影の仕方、湯気だとか音だとか、色だとか、これが鮮明に伝わるように揚げたての音だったらカリッという感じで、おいしさが伝わるような、そういう工夫をさせていただいています。
     英訳するときにもっと苦労するかなと思ったんですが、おっしゃられたようにダニエル・カールさん日米両方とも言語詳しいので、この辺は思った以上に余り苦労せずできているというところです。ただ、やっぱり撮影を遠慮されるお店も中にはございまして、常連を大切にしたいとか、そういう理由で、なかなかちょっと撮影店、苦労するときもある、そういうような状況でございます。  成果としてはそういうことで、国内でも6割ございますから、これ見たよということで来ていただく方というのは増えているんですが、まだまだなんですが、4割のごらんになった方が実際に海外から来て訪ねてくれるといいなということで、それに向けて頑張っていきたいと。そういうふうに思っているところです。 ◆所隆宏 委員 本当そうですね。私の近いところにあるお店も紹介されていまして、反響が大きいというか、その後お客さんがいっぱい来るようになったというお話も実際に伺っています。  そういう中で、このいろいろな店舗がある中で、紹介をする選定の基準というのがあれば、それを教えていただきたいのと、あと今後どの辺まで、何軒ぐらいまでというか、いつごろまでというか、紹介をしていくようになるのか、この辺のこともお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず店舗の選定なんですが、これは地元に根差したお店という、これは第一に我々考えています。地元に根差して頑張っていただいている商店街の加盟店、それから区内商業組合の加盟店、これを大前提で選んでおります。それプラス、ネット上等々で評価の高い、おいしいと言われている店、ここに取材をかけさせていただいています。  それからオリンピックを見据えたこれは事業でございますので、オリンピックまではやっていきたいと。それで内外にPRをしていきたいと、そういうふうに考えております。 ◆所隆宏 委員 商店街連合会などの方ということなんですが、本当にいろいろなところで区にも協力いただいている皆さんですし、ぜひ応援という意味でも、そういう形で進めていただければと思います。  私も最初、この美味NAVIというのができて、いつの間にかもう三十何店舗紹介されているという、そんなに進んでいると知らなかったんですけど、なかなか目にする機会というのが、自分で検索していけば出てくるとは思うのですけれども、なかなか目につく機会が少ないんじゃないかなと、ちょっと感じています。  よく江戸川区の区民館ですとか、いろいろな施設なんかでは皆さん待っているところで、区民ニュースを動画で流していますけれども、ああいった形で、あそこでも流してもらったら、これは外国人がそこにいるかどうかは別ですけれども、区内の方もよく見ていただくし、またすごくそういう意味ではお店に足を運ぶ率も高くなるんじゃないかと思うんですが、その辺のお考えはどうでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 区のホームページとか、ケーブルテレビ、こういったところではPRとか放映したりしているんですが、いろいろ今のご意見も含めてPR、考えていきたいと、そういうふうに思っています。まだまだ1年やっている中で、検証しながらでございますので、よろしくお願いします。 ◆所隆宏 委員 こういったチラシなんかもつくっていただいて、いろいろなところに多分置いていただいている、そういった力を入れているとは思うんですけれども、これからもさらにまた工夫をしていただきたいと思うんですが、1年間やってみて、今後内容的なことで変えていくというか、さらにアップしていくというか、そういった何か視点か何かあれば教えてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まずPRなんですが、先ほど4万件と申し上げたんですが、例えば海外向けの通信社の有料の情報発信、こういったものを無料でこの間ちょっと試しに使ったんですが、やはりこれでぐっと伸びるんですね、海外。ですから、そういうPRの方法を若干費用がかかるのも視野に入れながら力を入れていきたいというのが一つと、分析してきますと、5分番組なんですが、どうしても海外の方というのは1分以内なんです。そうすると、冒頭、いつも音楽でテーマが入るんですが、今月からまたちょっと工夫して、冒頭に料理のおいしい部分を出してくるとか、そういうこともやらせていただいています。  それから番組の中でも店舗とか駅の最寄りの名所を紹介しているんですが、この辺の強弱もつけながら、区全体のPR、あるいは区に来ていただいて、商店街を回ってもらって名所も行ってもらうというような工夫。その都度考えていきたいなと、そういうふうに思っています。 ◆所隆宏 委員 ありがとうございます。すごく魅力を発信する、発信力があるなというふうに思っていまして、今これ産業振興課であれですけれども、お店の紹介ということですけれども、いろいろな江戸川区の魅力というのはほかにもありますので、例えば風鈴の工場だったりとか、またさっき出ました新川のさくら館だったりとか、そういった場所のことだったりとかというのもやはり外国人に魅力発信できるんじゃないかと思いますので、そういったことも今後検討していただければと思って、要望して終わります。 ◆笹本ひさし 委員 2点ほどお伺いをしたいと思います。はじめに商店街のパワーアップ事業といいますか、今までずっと伝統的にやってきていると思います。街路灯の助成だとか、売り出しの際のチラシ協賛だとか、カラー舗装だとか、いろいろなやり方あると思うんですけど、ちょっと主立ったことを少し教えていただきたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず商店街で商店街の足を運んでもらうための努力ということで、パワーアップ事業といいますか、イベントですね。そのイベントをやっていただいたときに、年間の回数の制約があるんですが、そこに私ども資金的なお手伝いをすると。これが一番大きいものかなというふうに思っております。  あと街路灯、装飾街路灯というのが商店街で設営されたのが30年ぐらい前、ちょっとはやりだったんですが、そこの部分の灯り、これは防犯上も非常に重要だということで、そこの電気代はきちんと経理上していただければ、100%ご負担させていただいて、街路灯の明るさを保っていただこうと。そういうものをやらせていただく。  それから、そういったものを設置とか撤去のときに、必要な費用の一部の資金のお手伝い、そういったものをさせていただいている。それからイベントのお手伝い以外に、今おっしゃられたように、チラシだとか、イベントまではできないけど、ちょっとチラシのほうで集客をしたいというときにお手伝いもさせていただいている。大体概略としてはそういうところでございます。  それから、LEDに街路灯を変える場合には、これは電気代も下がります。省エネ、地球温暖化にも資するということで、東京都が非常に多くの補助を出していますが、そこにつなぎ融資だとか、一部上乗せ負担ということで区のお手伝いもさせていただいている。概略はそういうところでございます。 ◆笹本ひさし 委員 ありがとうございます。今、先日から始まりました10%のプレミアム商品券なんかも商店街活性化策だというふうに考えておりますし、今、ご案内いただいた策もそうだと思うのですが、自分の購買行動を考えたときに、例えば本はどこで買うんだろうかというふうに思うと、私は最近で言うとアマゾンですとか、ネット通販で買うのがかなり多い。  先日ちょっと聞く機会があったんですが、紙おむつは私は個人的には大型おもちゃ屋さんで買ったり、ドラッグストアで買うものだと思っていたんですが、ホームセンター的なところで。日本一紙おむつを売る業態もやはりアマゾンだというんですね。恐らく共働きだったりする、紙おむつを必要とする世帯なんかは夜帰ってきたときに商店街でも片方の手をおむつの取られたくなかったり、週末車で買いに行ったりするのかなと思ったんだけども、圧倒的に時間指定ができる便で買うと。それから、例えばあとなくなった店としては、本屋さんがそういう意味で減っている、あるいは薬屋さんで紙おむつを扱わない。それからカメラの現像ショップがなくなったとか、さまざまな形で商店街というのは様相がかわってきているわけですね。  今言った中で、イベント協賛だとかチラシ協賛というのは伝統的な手法としてはあると思うのですけれども、やっぱりこれはある意味カンフル剤なのかなという印象はもっております。ですから、根本的に税金を使って支援をする、商店街の活性化を支援するというのは、多分構造的に後継者の、さんざん言われていますけど、後継者の問題だとか、さまざまな複雑な問題がたくさんあると思うんですね。今やっている商品券のいい悪いとか、そんな議論をしてもしょうがないと思うので、やっぱり構造的な商店街の抱える部分というのは、非常にやっぱり細かくやっていかないと、例えばクリーニング屋さんもかなり減っているのかななんて印象あります。これは燃料の問題だったり、後継者の問題だったりと。やはり商店街というのは、一方ではご高齢の方はアマゾンでやっぱり本は買わないそうです。やっぱり手に取ってみたい。そうすると都市型のいわゆる買い物困難者というか、そういう世帯の方もいると。みんながみんなネットで買うわけではないということもあって、店がなくなって非常に不便だという声も聞くんですね。ですから、こういう部分の対策というのは、今までやってきた対策に増してきめ細かくやっぱり対処、限界はあると思いますけれども、カラオケ大会もそれからエドレンジャーショーも結構だと思いますよ。だけど、やっぱりカンフル剤の域を抜けていないのかなという印象があります。いろいろなことをやっていると思いますけれども。ですから、そういうところをしっかりと研究をして、商店街の活気というものを何とかやっぱりこれからも応援していくということなのかなというふうに理解をしております。それが1点目。  2点目、同じところなんですけど、花火大会に関してなんです。今年の花火大会、私も篠崎の本部の近くに行きましてずっと見させていただきました。大変例年にも増してすばらしいと。本区の自慢はやはり花火をプロデュースする方が天野さんですか、すばらしい方がいると誇りだと思います。すばらしい花火大会だと思います。  本会議でも触れられている方いらっしゃいましたけれども、まさに花火というのは江戸情緒の中の最高のやっぱり江戸情緒というか、ある意味おもてなしなのかなというふうに思っています。以前も述べたことがあるんですけれども、江戸川区の最高のコンテンツというかイベントである花火、ぜひこれは東京オリンピックの際にも外国の方をもてなすイベントとして期待したいなというふうに考えております。  土曜日の同じ日にやるのは多分、私の知る限りでは板橋区だけなんですね。中央区はオリンピックが終わるまでやらないということになっていますので、オープニングが昨年も言いましたけれども、墨田区の花火大会ですね。まさに墨田区の花火で開けて、そして江戸花火で閉まるというような形で世界に発信をしていただきたいと思いますが、その花火大会、江戸川区の最高のおもてなしなんですが、知事からも祝電きていましたね、今年打ち上げる前に。初めてだと思いますけれども、花火大会についてどうかと聞いてもちょっと答えづらいでしょうけれども、江戸情緒とか、江戸川本区の文化という部分も含めて、ちょっと改めてお伺いしたいんですけど、いかがでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まずその前に商店街のことちょっと触れさせてください。  地域の商店街のみならず、スーパーも今おっしゃったネット通販ですね。これの価格競争とか販売の仕方、これで非常に競争が激しくなっていまして、例えば大手スーパーの一画なんかは食品を大体100品目ぐらいは値下げしている状況であるわけです。そういう中で、商店街というのは非常に厳しい状況ございます、ご指摘のとおり。  先ほど、私ちょっとあえてふれなかったんですが、ご指摘された商品券まつりだとか、ポイントカードだとか、そういったもののお手伝いも我々しているんですが、それも恐らく笹本委員からするとカンフル剤じゃないかというお話になっちゃうと思うんですね。ただ、商店街のそれ座視しているわけではなくて、例えば若手の勉強会をここ数年やっていて、当時の丸川大臣を呼んでオリンピックに対してどうやっていったらいいんだろうかというような勉強会をやったり、通年でずっとやっています。もう一つは中小企業診断士さんの中で、商店に詳しい方を張りつけて、勉強しますからそこを援助してくださいというような商店街も今年パイロット的に二つ出ていまして、まだ具体策は出ていませんが、さまざまな課題解決をする中で、商店街頑張っていこうよという動きは江戸川区の中でうねりとして出てきていますから、それを我々は根本的には手伝っていきたい、それからさまざまな支援策もあわせてやりながら、商店街に足を運んでもらう努力、それを一緒にやっていきたいと、そういうふうに思っています。これが1点目です。ちょっとご要望だったんですが、ちょっと触れさせていただきます。  それから花火なんですが、確かに2020年というのは世界に江戸川区を発信するいい機会だと思っておりまして、そのチャンス、うまく生かすように、状況を見きわめなきゃいけない部分というのは非常にさまざまあるんですけれども、できる工夫と準備はきちんとして迎えていきたいと、そういうふうに思っています。 ◆笹本ひさし 委員 はじめに商店街のほうですが、別に今やっていることがカンフル剤だからどうこうという、ネガティブな意味じゃなくて、あの手この手をやって頑張っているということは理解しているつもりです。私の近所にも週二日午後しかやってない、お母さんと娘さんだけがやっているパン屋さんなんですが、五日も休みだと結構暇じゃないですかと私言ったんですけど、ところがほとんどキャラクターもののパンを冷凍に、よくご存じだと思いますけれども、全国に配達して休みのときのほうが忙しいと言うんですね。あとそれからパティシエの方がやっているマドレーヌ、肉球の動物の手足のように肉球のマドレーヌも東京駅にも常設の店があるんですけど、1日1,000個から1,500個午前中で売れるというんですよ。この前、小岩の商店街のほうにも期間的にやって、その肉球売っていましたけど、もう大ヒットしていると。ですから、いろいろな努力をされているということも含めまして、ただ構造的な問題もあると思うので、いろいろな形で支援をしていきたいという意味で言ったわけでございます。  花火は、ぜひ本区がもう全世界に誇れる文化だと思っていますので、ぜひ区議会挙げてでも、全区民が応援していくというのは間違いないことだと思いますので、今後とも盛大に開催されるということを祈念しております。 ◆野﨑信 委員 私のほうからはポイントカードについてお聞きしたいと思います。ポイントカードは昨年から子育て、高齢者について支援事業として行われていると思いますけれども、目的と今の現状と、それから今後続けるかどうかというところ、ちょっとお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 今おっしゃられたように、このポイントカードの事業、子育て世帯と、それから熟年者に身近でやさしいといいますか、そういう商店街づくりということと、少子高齢化対策ということでスタートさせていただいております。昨年の半ば、7月から開始しまして大体発行枚数としては4万枚ぐらいこれが出ています。ただ、私どもの制度のお手伝いとしてはこれが満点に、ポイントカードが満点になるのが350ポイントでございます。100円買い物をして1ポイント、それが350ポイントになると商店街側は500円と換金するんですが、そこに上乗せで5割増のプレミアムをつけています。そこのプレミア分の250円部分を資金的なお手伝いもさせていただいているわけなんですが、実際にこれは年度内で換金されましたのが約1割の4,000枚程度、結局3万5,000円の買い物をしてポイントが全部たまるまでいくにはまだある程度時間がかかるだろうということで、年度内では1割でございました。  一応、ここで目指しておりますのは、取り扱い店舗の増加と、それから利用者増、それによって商店街を使っていただくということをあわせて大きな目標としておりますので、この辺は3年間見ながら、そこで効果を検証したいと、そういうふうに思っております。 ◆野﨑信 委員 今のご説明していただきましてわかる部分があると思います。ただ、現状この数字だけを見ちゃうと、ポイントの補助できているのが企画だけでいうと94万9,500円、それからPR補助ということで69万円、それから利用促進事業で102万円、そうすると補助している金額よりも経費のほうがかかっているというのは、単純に見てしまう部分があると思うんですね。ただ、そうじゃないんだということが今の説明で十分わかった部分だと思いますので、1割と言わずにそこのところ少しでも上げていただいて、より子育てや高齢者のところに効果があるようにしていただきたいなと思います。 ◆中津川将照 委員 よろしくお願いいたします。ここでは産業ときめきフェアについてお尋ねしたいと思います。今年で19回目を迎える産業ときめきフェアでございますけれども、私も参加を毎年させていただいております。  会場には本当に多くの来場者をお迎えして、区内外の本当にすぐれた製品や技術を展示していく。そして、そこにはさまざまなビジネスの交流があって、区内での産業、企業の活性化につながるいろいろな新たな連携や支援活動というものを資する目的もあって、区としてもさまざまな取組みも図られていると存じておりますが、初めに、これ来場者の推移、これはどうなっているのか、また来場、誘致にはどのように取り組まれているのか、効果的なPRを行うために留意した点などあればお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず、来場者の推移ですが、大体2日間で1万7,000人、ただ昨年はちょっと多うございまして1万7,500人。これまでで最高の来場者数だったかなというふうに思っております。  開催のご案内なんですが、当然出展者さんを通じてお取引先にご案内をしていただくということが一つございます。それからホームページであるとか、通常の私どもの区のPR媒体、これを使っているんですが、加えまして中小企業振興公社の登録企業であるとか、お隣の千葉県の登録企業であるとか、そういったところ。それからちょっと有料なんですが、ウェブメディアの掲載サイトでプレスリリース配信サービスというのがございます。これ流しておくと例えばライブドアだとか、二次的なウェブサイトでニュースを発信してくれるというようなサイトなんですが、そういったものへの掲載もお願いしているところでございます。それから、業界紙への案内ですね、広告の掲載、そういったものを加えまして、当然地元のPR、新聞折り込みとか、そういったものを含めまして総合的に毎年ちょっと工夫をさせていただいているところでございます。 ◆中津川将照 委員 1万7,500人増えた年でもあって、出展側の目的が来場者の方々の傾向やニーズ、しっかり毎年出展されている方はいろいろな目的も持たれて出展をされていると思いますけれども、出展側にも主要な目的というものはさまざまあると思っておりますし、多くの区民も対象になって展開されているイベントだとも思っておりますけれども、やはり出展側の多くの声というものは販路開拓であったりとか、マーケティングのコミュニケーションというものを非常に期待していると仄聞しているところなんですけれども、やはりそれには単に来場者数を見るだけではなくて、やはり来場者の質も判断をするということも非常に重要なことではないかと思っております。そのためには言うまでもありませんけれども、産業展の知名度を高めていく。そして過去の実績もしっかりとアピールしていくということも重要です。  来場者側ではなく、出展者側の動向というものももちろん重要な要素で、競争相手が多いとその販売競争というものもどんどん激しくなっていって、さまざまな情報のやり取りとかも活発になっていったりとか、それによって質の高い来場者が増えるというような可能性も高まる、一方は競争相手が少ないと競争相手が減る分、催し自体の魅力も低減していってしまうという恐れもあって、結果的に質の高い来場者も減ってくるというようなことにもつながってくると懸念しているところなんですけれども、これ訪問者の傾向やニーズというものは取りまとめなど、訪問者分析を行うことも本当にこれは非常に大切なことではないかと思っているんですけれども、何かこれ対策、取組みなんかは行われているんでしょうか。もしあればお聞かせください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 訪問者でというお話ですが、まずここ数年ちょっと工夫していますのは、同時開催のセミナーなんですが、同じ階の蓬莱、こちらのほうで中小企業振興公社、それから全国的な学会である日本科学会、こういったところの講演会をあわせて開催する中で、出展者以外のビジネスマンがこれを聞きに来て、あわせて会場を見てもらおうと、そういう仕掛けもちょっとここ数年やらせていただいているところでございまして、もちろん、そこの分析はどうかということなんですが、それは結局区内企業がどう受注につなげるか、出展の意図として、これがやっぱり我々意図しているところでございますので、その辺はちょっと話それるようなお答えで申しわけないんですが、出展者さんに対してはビジネス情報交換会というのを展示会の前の説明会のときに出展者同士の交流をつくらせていただいたり、それから2日間あるうちの1日目の夕方には交流パーティーなどで出展者同士の交流を高めてもらう、それからビジネスマッチングのための事前受け付けをインターネットで事前受け付けをしまして、当日そういう仲介をさせていただく、あるいは区の相談員、それから公社の相談員、産技研のコーディネーター、こういった人たちにブースを拠点をもってもらって、あわせて会場内で取引照会の相談のための巡回をしてもらったりしております。  出展者のほうの感想を聞きますと、やっぱりそういう中でインパクトのある器材を工夫して出店したら非常に手応えがあったとか、中のブースを回って勉強になったのと、加えて出展者同士の交流もできたとか、そういう感想もいただいておりますので、我々はむしろそういうところで実行委員会とか、出展者ともどもそういう受注にどうつなげるか、そういう場を実行委員会とか、出展者ともども成果が上がるように工夫は毎年していきたいなと、そういうふうに思っております。 ◆中津川将照 委員 出展者側の今ご意見も頂戴しましたが、そのアンケートの回答にあったかどうか、ちょっとわかりませんけれども、2階会場の中央エリアのところを工夫していただきたいとか、その場を利用して各企業が新商品の発表やアピールできれば、以前は表彰式なんかもやられていたみたいですけれども、そういった会場もつくっていただきたいとも伺いました。  こういうことも検討していただきたいと思いますし、やはり先ほど申しました訪問者の分析、こういった結果は非常に重要と私捉えていまして、先ほど説明したのでご理解いただいたと思うのですけれども、その分析結果を基に、やはり今後のさまざまな展示会対応につなげていくことに資するということになると思いますので、ぜひ傾向は捉えていっていただきたいと思います。本当に出展者側はまさに展示会、展覧会ありましたら、まさに主役という立場になりますので、展示会への参加をやはり出店者側が決断するためにも、出展することによる効用というものも、出展しない場合よりも大きくなければならないということで、出展側も考えていることだと思っております。  そしてまた、産業ときめきフェア、このメリットには多くの企業、団体が参加されておりますけれども、市場調査であるとか、そのニーズの確認みたいなものを、その場でさまざまな労力を要することもあると思うのですけれども、この催しを通じて一連の業務を短縮化できるというようなメリットももちろんあると思っております。なので、本当に出展者側も来場者側も本当に相互の情報に迅速にアクセスできて、ビジネスマッチングを効率よく推進できるように、ぜひ考慮していただきたいと要望して終わります。 ◆大橋美枝子 委員 私は商店街振興策ということで幾つかお聞きして、改めて商店の支援の問題と、それから都市農業について二つお聞きしたいと思います。  はじめに、商店の振興というか支援の件なんですが、やっぱり流通の変化とか、多くの皆さんも指摘されていますけれども、本当に新たな課題があるというのを改めて私も認識していますが、ただ、商店へのどう支援をするかという視点で見れば、今幾つかお話があった中身に加えて、いわゆるリニューアル助成、店舗の改修に関して一定の金額を助成するという思い切った支援策をやるべきではないかというふうに、実は私たちの会派は前にも提案しておりますけれども、今回改めてまた意見として提案させていただきたいということで、改めて店舗のリニューアル助成について検討の余地があるかどうか、伺いたいと思います。いかがでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 これ、高崎市が代表的なものでございまして、3年前ですか、会派の方から要望だけちょっとそのときは出たかなという記憶をしております。高崎市がこれ導入しましたときは補正を組むほど大変人気だったというふうに聞いております。建物とか、設備資金、その一部を補助金として助成する制度なのかなと思いますが、個店の資産、そのものに直接補助金を交付することを過大視する議論というのはやはり高崎市なり群馬県の中でも議論としてはございます。  それから、私どものほうでは商店街に足を運んでもらう努力、そこへの助成ということで、商店街全体への振興に資することを中心に我々やってきておりまして、そうした支援の内容というのは実は東京都、地方に比べて、それから江戸川区も他区に比べて充実していると自負しているところでもございます。  もう一つなんですが、江戸川の場合、あっせん融資、全てのあっせん融資に個々の事業者の皆さんに対しては、個々のあっせん融資で信用保証料の全額補助と、利子補給全てにおいて行っておるんですが、高崎市比べますと、これ、創業支援融資の一部だけでございます。そういったところで支援の具体的な方策というのはトータルでやっぱり考えていくものと思っておりまして、ここの支援というのは現在のところはちょっと考えておりません。 ◆大橋美枝子 委員 具体的な金額の問題まで利子補給の話までずっとされたんですけども、確かにそういう効果的にどう支援するかという点では、いろいろな角度で検討するのは当然だと、それ私も思います。ただ、本当にお困りの人たち、商店街の支援をそれはそれで引き続きしていただきながらも、実際にはどういうところで困っているかということで、個別に相談に乗るときに思い切ったリニューアル助成というのも大変大きな力になるというふうに私は思いますので、ほかにも富山県の入善町とか、ローカルですけど、北海道の訓子府町とか聞いておりますので、ぜひ研究をして引き続きやっていただけないかということを要望いたします。  次に都市農業に関してお尋ねします。この間、都市農業について法律がかわったと聞いておりますけれども、その概要を聞かせてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 平成27年に都市農業振興基本法、理念法なんですが、これが通りました。それを受けまして、具体的な法律としては生産緑地法が今年の6月に施行されておりまして、内容としては生産緑地に下限面積が500平米なんですが、区市町村の条例で300まで下げられるということが一番大きな改正内容でございます。  それから、2022年に生産緑地の期限が来るわけですが、これを引き続き10年延ばすことができる、30年とかそういう長さではなくて、10年という短い期間なんですが、引き続き10年は延長できる。いわゆる特定生産緑地制度の創設と、この二つが大変大きな改正内容でございまして、都市部で農業がより続けやすくなる。そういった改正というふうに私ども理解しております。 ◆大橋美枝子 委員 今の内容を聞きますと、大変江戸川区にとってはプラスになるということを改めて実感しました。そこで具体的にそれを進めていく上で、どういう手続をするのかということを確認したいんですが、聞くところによりますと、江戸川区で独自に条例をつくって、今ご紹介のあった面積の下限面積を例えば300平米にするとか、そういうことを条例としてきちんと決めれば、江戸川区の農家の方に全部適用されるというふうにお聞きしたんですが、今後どういうふうに進めていくかということについて、もう少し教えてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 下限面積については、500から300の間ですが、一番低い300で決めようということでございます。それは、条例でございますので、年度内に都市開発部のほうから出していただく予定になっておりまして、新年度からこれが適用できるような予定でございます。 ◆大橋美枝子 委員 では、大変積極的に受けとめていただいて、条例化されるということを期待したいと思います。  それから、相続税の問題が大きな課題であるとかお聞きしておりますが、私も全部中身を知っているわけではありませんが、ただ、農地を処分せざるを得ないような状況に追い込まれるということをよくお聞きするんですけれども、そうするとこういうふうに条例を整備して、下限面積を300にするという方向も含めて守ろうという動きがある中で、やむを得ないことで手放さざるを得ないということが出てくると、都市農業を守るという視点でもう少し相続対策みたいなところで、何か実際は税金の問題なのでちょっと聞くところが違うかなと思いながら聞くんですが、何か支援策というんでしょうか、対応というか、あったらお考え聞かせてください。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 都内で38自治体、農業を持っている自治体がございます。ここが都市農地の保全の自治体協議会というのをつくっていまして、毎年国へ国土交通省だとか、農林水産省であるとか、財務省だとかに要請行動をしています。その中でやはり税制改正を農業をしやすい形にしてくれという要請を年何回か集まりながら、一致協力して要請行動をしていると。私どもそういうことを長年続けてきております。引き続きそういったものは力を入れていきたいと。  それから、一応一番大きな活動というのはそういうところになりますから、そこに力を入れていきたいなと、そういうことでございます。 ◆大橋美枝子 委員 ぜひとも江戸川区は本当に小松菜の政策も含めて、都市農業をきちんとこの間維持しているなというふうに思いますので、引き続きそのあたりも要請を強めていただきたいと思います。  それでもう一つ最後にお聞きしたいんですけども、区が基金みたいな形で都市農業を守るということでの対応というのは、前にも私、一回ちょっとだけお聞きしたことがあるような気がするんですが、そういう検討というのはされているんでしょうか。全くだめなんでしょうか。ぜひとも、そこを思い切って区として何か対応できる方法を検討していただきたいんですが、いかがでしょう。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 東京都農業会議というのが我々区の農業委員会の上部組織であるんですが、ここが力を合わせて東京都に基金をつくってくれと、そういう要請を今しているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 じゃあ、その方向でぜひやっていただきたいと、区としても引き続き努力していただきたいということを述べて終わります。 ◆伊藤ひとみ 委員 創業支援について伺います。江戸川区ではこれから起業する人、起業して間もない人への支援に力を入れています。起業について学びたい、相談したい、事務所を借りたいなど、起業のステップに応じた7項目の経済産業省の総合支援計画の認定を受けた事業があり、起業を希望している人たちを応援しています。江戸川起業家ゼミナールは基礎編、ステップアップ編と開催され、すぐれた事業は事業プランはグランプリ賞とエクセレント賞に決定し、ホームページでも見ることができます。またビジネスプランコンテストも開催されていますが、昨年度は入賞者はおられたのでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 昨年度いらっしゃいませんでした。 ◆伊藤ひとみ 委員 ホームページではいらっしゃらない年も幾つかあって、そのことについてのコメントなどはないんですが、そういったことも載せていただけると次の参考になるのかなと思いました。最優秀賞には30万円の賞金が出ることは起業支援として大変有効だと考えますので、より一層の周知をお願いします。起業するに当たり、資金面では2015年に法律が改正され、中小企業信用保険の対象にNPO法人も加えられ、事業資金の調達ができるようになりました。江戸川区のあっせん融資制度にも2016年度からNPO法人も対象となっていますが、創業支援資金融資においてこれまでNPO法人からの相談はあったのでしょうか。そしてまた、現在はどのような状況なのか、伺います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 NPOのあっせん融資は2件ほど相談がありまして、実際1件はちょっと辞退されていますので、実行は1件でございます。ただ、これは創業支援というよりは、もともと存在されていたNPO法人からのご相談とあっせんでございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 このたびのこの法律改正は中小企業と同様に事業を行い、地域の経済や雇用を担うNPO法人の事業資金の調達を支援する必要があるということから改正となっています。  さきのビジネスコンテストにもNPO法人による事業を予定している案件にも対象となっていますが、このごろは起業する際の法人格をNPO法人を選択する場合も増えてきています。NPOという言葉の意味は広く、人によってはイメージするものが異なりますが、一般的には市民の発意に基づき自主的に活動する、市民が主体となった市民活動集団を指します。社会における多様なニーズに応える重要な役割を果たすことが期待されています。営利を目的としないことから、最近は一般社団法人を選択することもあります。  このようなさまざまな法人格に創業支援の対象の拡大を検討していただきたいと考えます。  もう一つ、チャレンジオフィスは空き室がありますが、NPO法人は対象外となっていますが、この理由をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 中小企業法の小規模事業者ということで、創業をこれからしようとする方、あるいは法人設立しても小規模ですから5人未満ですね、サービス業なんか。NPOの場合は社員が10名というのがたしか設立の目的であったと思います。そこからいくとちょっとNPOさんというのは、ちょっと入居しにくいと。それから我々小規模事業者ということで一定程度限定をかけていますので、その範囲の中では今のところはちょっと入居しづらいかなと、そういうふうに思っております。整理させていただいております。 ◆伊藤ひとみ 委員 このたびの法律の改正を機に、会社法人、一般社団法人やNPO法人と、法人格を分けるのではなく、等しく支援を受けられるように要望いたします。 ◆田中寿一 委員 ここでは区の特産である金魚の振興策についてちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。本区は愛知県の弥富市ですとか、奈良県の大和郡山市と並んで三大生産地であるということは区の内外に広く知られているところでございますけれども、現在、区内では養魚場さんはもう2軒まで減少してきてしまっておりまして、最盛期が23軒だったことを考えれば、今後この養魚場というものが大きな時代の変化の中で、可能性としてはゼロになってしまうということも十分危機として考えられる状況の中にありまして、しかしながら、本区にとってこの養魚、金魚というものはもう皆さん本当に承知のとおり、単なる特産ではなくて、もう十分その文化、伝統でありますし、本区にとってはある意味ではアイデンティティをなすようなものだというふうに思っておりますけれども、その点でこれを何とかして維持していかなきゃいけないという状況の中で、一番はやっぱり税制面が非常に大きかった中で、いろいろと区としても取組みをしていただいていて、なかなかうまくいってないということも聞いておりますが、ちょっとその辺、まずは税制面での取組み、現状、どういうような形に今なっているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 国家戦略特区がちょっと募集をかけられていたときに、ここの税制を私どもの地域だけで優遇してくれという要望を国に出させていただいたことがございました。ただ、やはり食べるものではないとか、そういったところ。それから税制の改正というのは非常に特区では認めづらいということで、そのときは成就しなかったということでございますが、ちょっと工夫しながらいろいろな声を上げていきたいなと、今後も思っております。 ◆田中寿一 委員 特区で難しいということで、本来であるならば、やっぱり地域のアイデンティティでありますし、こういったところに地方創生の大きな観点として取り上げていただきたいなという思いはもっています。  ただ、当然税制面が難しいだけにとどまらず、いろいろな形で、例えば観賞魚フェアですとか、金魚祭りですとか、支援の形はソフト面も含めて行っていただいておりますけれども、今後さらに支援していく上では、何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 おっしゃられたように、イベントであるとか、キャラクターによるPRというのは随時やらせていただいているんですが、もう少し日常的なPRとして今ちょっと考えておりますというか、私どもではないんですが、環境財団の自然動物園で、これは園内の工夫なんですけれども、同じ金魚祭りをやっている行船公園の同じ敷地でもございますので、近いうちに地元の金魚の展示コーナーを堀口さんの協力でつくろうと。そして、実際に来場者に金魚に親しんでもらおうということを近いうち、ちょっと予定されているというところで、我々そこにも協力していきたいなと、そういうPRも果たしていきたいなと思っております。 ◆田中寿一 委員 葛西の自然動物園で常設でということで堀口さんの力を借りながらということで、それはぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。いろいろな形で見せ方をどうしていくか、それによって大きく反響というものが変わってくると思いますので、ぜひこれは自然動物園さんの財団のほうになっていくと思いますが、それはぜひしっかりよろしくお願いしたいと思います。  区民のみならず、区外の人、それから海外の人にもこれからのオリンピックということを考えると、やっぱりその魅力というのは大きいと思いますので、ぜひこの江戸川区にとっての金魚というものは特別な発信力のあるものとしてぜひ位置づけていただいて、取り組んでいただきたいと思います。  日本橋のほうだとアクアリウムといって、非常に多くの方々が入場料を高く払ってでも多くの方が来るようなものがあります。あれはいろいろと問題点もあるというふうには聞かせていただいておりますけれども、さまざまな角度で検討していただいて、深めていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆島村和成 委員 私、ここで経営企画のところでもちょっとふれました、東北大学の金属材料研究所と、江戸川区との連携プログラムということでちょっと提案をさせていただきたいと思うんですけれども、そもそも金属材料研究所というのはどんなものかということについて、所長の高梨弘毅さんがちょっと挨拶で触れていますので、ちょっとそれを読ませていただきますけれども、「本研究所は、1916年に臨時理化学研究所第2部として産声を上げ、2016年に100周年を迎えました。東北大学に現在六つある研究所の中で、最初に創立され、全国の国立大学附属研究所の中でも最も古い歴史を有する研究所の一つです。本研究所の理念は、「金属をはじめ、半導体、セラミックス、化合物、有機材料、複合材料などの広範な物質、材料に関する基礎と応用の両面の研究により、真に社会に役立つ新たな材料を創出することによって、文明の発展と人類の幸福に貢献する」ことであり、その理念の実現のために「材料科学に関する学理の探求と応用研究」を目的とします」というふうに、所長の高梨さんが話されておりまして、この金属材料研究所の創始者というのは本多光太郎という方で、この方は1932年に日本人で初のノーベル物理科学賞の候補者に上がったぐらい優れた研究者だそうでございまして、以来、金属材料科学の分野では世界をリードする、東北大学の人、皆さんこれを自慢にしておられまして、事実、世界最大の学術情報サービス会社のアメリカIS社の2001年に発表した研究機関ランキングによると、材料科学分野における世界第一位は東北大学であったと。その後の2006年の4月の発表では、マックスプランク研究所に続いて東北大学は2位であったという結果が出ているわけですね。  その一方で、東北大学が今から15年ほど前に国立大学が法人化して以来、地域社会に研究成果を還元することに非常に熱心になりまして、広域センター、これは何か大阪に設置をしておりまして、関西が中心なんですけれども、この広域センターを設置して地域から多数の技術相談を受けて、その研究成果を地域企業に還元し、その結果として金属材料研究所が開発した材料が数多くの民生品となっています。こういうすばらしい成果が出ているわけでございます。  せっかくこういったすばらしい研究所とご縁ができつつあるというふうに私は今思っておりまして、そのきっかけは平井第二小学校、ご存じのように大学院が使っているんですけれども、当初の予定よりも学生数が少ないので、空き教室が結構ありまして、今、この平井のほうには大学院の責任者も高田教授という方いらっしゃるんですけど、高田教授さんと空き教室何とかしましょうなんていろいろ雑談で話をしていまして、そうしたらたまたま金属材料研究所の所長、今度、高梨所長というのが小岩で生まれて小松川高校の卒業生だと。そういうご縁もありまして、高梨所長も非常に前向きに考えてくださるという話が高田教授からありましたので、ぜひこういったご縁ができたら私は江戸川区の中小企業の金属材料の関係するような会社で非常に心強いアドバイザーになるんではないかと思いますので、ぜひ来月、この所長が役所のほうに区長のほうに挨拶に見えますので、ぜひこういう機会を捉えて、地域の事業者と結びつけて、できるだけ知恵を、いくらでも知恵があるんでしょうから、こういうのを拝借して、ぜひ江戸川区の企業のほうでもそういったことタッグを組んで新しい材料が開発されるとか何とかというのに、少し骨をおっていただけたらなと思っているんですけども。 ◎多田正見 区長 今度、ときめきフェアのオープンの日に来てくださるということで、私もお目にかかる機会がありますので、一緒に会場に行きまして、いろいろ江戸川区の企業水準などを見ていただいたり、どんなことをものづくりでやっているかということも見ていただいて、そういうことからいろいろコネをつくっていただくようにお願いもしたりしたいと思っております。よろしくどうぞお願いいたします。 ◆島村和成 委員 ひとつ、参事、よろしくお願いします。 ○高木秀隆 委員長 それでは、以上で第8款生活振興費の審査を終了いたします。  以上をもちまして、本日の審査は全て終了しました。  次回は、明日3日(火)、午前10時より、一般会計歳出第6款環境費、第11款健康費の審査を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の決算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 4時10分 閉会)...