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平成29年 8月 生活振興環境委員会-08月08日-04号
平成29年 8月 総務委員会-08月08日-05号

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  1. 江戸川区議会 2017-08-08
    平成29年 8月 生活振興環境委員会-08月08日-04号


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    平成29年 8月 生活振興環境委員会-08月08日-04号平成29年 8月 生活振興環境委員会 平成29年8月 生活振興環境委員会会議録 ●日時 平成29年8月8日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時02分 ●場所 第2委員会室出席委員( 9人)   川瀬 泰徳 委員長   大西 洋平 副委員長   伊藤ひとみ 委員   斉藤正隆  委員   須田哲二  委員   中里省三  委員   関根麻美子 委員   鵜沢悦子  委員   須賀精二  委員欠席委員( 0人) ●執行部
      岩瀬 耕二 環境部長   髙原 伸文 生活振興部長事務局    書記 土屋博祥 ●案件  1 陳情審査…継続     第74号:江戸川区内工業会自治会)に対して江戸川区がおこなっている          健康診断助成金等について、適正な交付を求める陳情  2 所管事務調査…継続     ラムサール条約湿地登録に向けて  3 執行部報告     1)船堀コミュニティ会館内覧会のご案内     2)第42回 江戸川花火大会について(口頭報告)     3)施設貸出休止等について                      (午前10時00分 開会) ○川瀬泰徳 委員長 ただいまから、生活振興環境委員会を開会をいたします。  署名委員に、伊藤委員中里委員、よろしくお願いいたします。  なお、本日は委員会終了後、協議会を開会し、都市視察についての協議を行いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、最初に陳情の審査に入ります。  第74号、江戸川区内工業会自治会)に対して江戸川区がおこなっている健康診断助成金等について、適正な交付を求める陳情について、審査をお願いします。  ないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 じゃあ、そのようにいたします。  以上で、陳情の審査を終了いたします。  次に、所管事務調査に入ります。  本日の案件は、ラムサール条約湿地登録に向けて、についてです。  執行部から説明をお願いをいたします。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 それでは、ラムサール条約湿地登録に向けてということで、お手元の資料に沿ってご説明をさせていただきます。  まず、ラムサール条約の前に、皆さんご存じ部分も多いかと思いますが、葛西沖開発の歴史について、簡単に触れさせていただきます。  1ページをごらんください。  葛西地区ですが、昭和30年ごろまでは非常に漁業が盛んで、魚介類の宝庫と言われておりました。葛西沖におよそ3キロにわたって「三枚洲」と呼ばれる干潟が広がっていたわけですが、この「三枚洲」は国内では伊勢湾や有明海と並ぶ我が国有数の干潟と言われておりまして、冬は葛西海苔、夏はアサリやハマグリ、こういったものの漁が非常に盛んだったということでございます。  しかし、低地帯であるがゆえに、たび重なる水害に見舞われました。特に昭和24年のキティ台風、これは海からの高潮で大きな被害を受けることになります。  そうしたことから、高潮対策として昭和32年、延長4,450メートル、高さ7.5メートルの海岸堤防が建設されます。加えて、昭和30年ごろからの都市化の進展によりまして、工場排水ですとか生活雑排水が海に流れ込むことによりまして、水質が悪化します。昭和37年、葛西浦漁業協同組合漁業権を放棄。  その後、昭和45年には、都市改造会議で「葛西沖開発要綱」が決定され、翌46年、都知事による「葛西沖開発土地区画整理事業基本方針」の決定、そして47年、事業着手となります。  昭和50年代後半に入りますと、清新町などの街の基盤が整備されまして、平成に入ってからは、葛西臨海公園ですとか海浜公園水族園などが相次いでオープンするという、そういった形で開発が進められてまいりました。  この7月の広報ビデオ江戸川区民ニュースのほうで、葛西沖の番組を放映されておりましたけれど、その中でも出ておりましたのは、海の汚染と防潮堤の建設で葛西の人々が二度にわたって海から遠ざけられたというようなお話が出ておりました。そうした中で、地元の皆さんの海を取り戻したという思い、そういった海への愛着というものが今の自然豊かな公園としてよみがえらせたんだという、そういった原動力となっているんだということが番組でも紹介されておりましたが、まさにそういったことであろうかと思います。  それでは、2ページをごらんください。  ここからラムサール条約について、ご説明をさせていただきます。  まず、ラムサール条約とはということですが、少し読み上げさせていただきますが、1971年(昭和46年)イランのラムサールで採択された、正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」ということでございます。日本は、1980年(昭和55年)に条約を締結。締結の際に、国内第1号の登録地として「釧路湿原」が登録されてございます。  条約の基本的な考え方としては、湿地はさまざまな生き物生息地として重要である。かつ、人々の暮らしを支える貴重な資源となるものであるという考え方のもと、国際的に協力しながら、その保全とワイズユース(賢明な利用)を進めていこうという基本的な考え方でございます。  現在、締結国169カ国、世界全体の登録湿地は2,280カ所、国内では50カ所が登録されておりまして、近隣では谷津干潟が平成5年に登録されております。  少しページをおめくりいただいて、参考に8ページのところをちょっとごらんいただければと思います。  全国の登録地を地図にあらわしたものでございますが、関東地方では谷津干潟のほかに北関東、群馬、栃木のほうに幾つか見られます。  湿地といいますのは、葛西のように沿岸部に限らず内陸部でも数多く見られるわけですが、その定義、湿地の定義といたしましては、一つ前の7ページをすみません、ごらんください。  7ページの下の部分湿地とは、天然であるか人工であるか、永続的であるか一時的であるか、水が滞っているか流れているか、淡水、汽水、海水、そういったことを問わず、沼沢地、湿原、泥炭地または水域をいい、低潮時における水深が6メートルを超えない海域を含む。要は、水辺一連、下に例を書いてございますが、さまざまなことが湿地に含まれるということでございます。  同じページの7ページのすぐ上に、国際的選定基準とございます。これは、すなわちラムサール条約湿地となるための基準でございまして、このうちの一つでも満たせば登録湿地として基準をクリアできるというものであります。九つございますが、その「基準5 定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」、「基準6 水鳥の一種または一亜種の個体群で、個体数の1%以上を定期的に支えている湿地」、ここ太字にしてございますが、葛西海浜公園、三枚洲につきましては、この基準5と6をクリアしているということでございます。  2ページのほうに、すみません、お戻りいただいてよろしいですか。  その2ページの(2)番のところに同様のことが書いてございますが、基準5、定期的に2万羽以上の水鳥ということにつきましては、葛西海浜公園は毎冬、2万羽以上のスズガモが観測されております。右ページの写真にも載っておりますが、これ上の写真がスズガモの群れでございますけれど、今年の2月には4万1,000羽、それから昨年も3月に3万4,000羽、多いときには5万、6万ということもあるようなんですけれど、これくらいのスズガモが飛来しているということでございます。  また、基準6の水鳥の一種の個体群の1%以上ということにつきましては、世界推定生息数3万7,500羽とされるカンムリカイツブリ、下の写真でございますけれど、これが約3,400羽、葛西沖のほうで観測されているということでございます。  これが一つの選定基準①でございます。  そのほかに、あと二つございまして、一つは国の法律によって、将来にわたって自然環境の保全が図られること。例えば国立公園ですとか国定公園ですとか、そういった指定を受けたり、あるいは国指定鳥獣保護区になるということが必要ということでございます。現在、葛西海浜公園のほうは、東京都指定の鳥獣保護区でございまして、現在、国への移行手続が動き始めているところでございます。  それから、3点目。これは地元の各種団体ですとか関係者の賛同が得られることということが条件になります。この選定に当たりましては、関係する公述人を集めて公聴会なども開かれることになりますが、葛西沖のほうも例えば東京都の漁連さんですとか遊漁船組合さんですとか、そういったところが日ごろ操業しておりますので、そういったところとの調整が賛同を得られるということというのが一つ必要になってまいります。  それでは、4ページをごらんください。  もう少しラムサール条約について、お話をさせていただきますが、条約の理念、それから登録湿地に求められる活動ということで図で示させていただきました。基本的な考え方といたしましては、上のグレーの丸の部分「保全・再生」でございますが、先ほどもちょっとお話しましたとおり、そこに生息する生き物にとっても、また、そこから食料ですとか飲み水ですとか、そういったものを得る人々の暮らしにとっても貴重であるという湿地を保全・再生していくということが大きな目的でございます。  そのために、一つは賢明な利用をしていこうという理念がございます。これは、人の行為を厳しく規制して守っていこうということではなくて、湿地から得られる恵みとかを維持しながら、より豊かな暮らしになるように賢く使っていきましょうという考え方でございます。保全に対して利用・活用というような意味合いになってまいります。  そして、そういったことを実現していくために左下の黄色の円の部分ですけれど、みんなで交流したり話し合ったり学び合ったりしながら情報発信をしっかりやっていこうという考え方でございます。CEPAというのは、対話・教育・参加・啓発、コミュニケーション・エデュケーション等々の頭の文字でございます。  登録湿地になると、じゃあ何が変わるのか、あるいはメリットがあるのかといったことについてでですが、劇的に何かが変わるというわけではないんですけれど、従来のとおり保全・活用に加えて新たな価値が付加されるといったところだと思うんですが、一つは、①湿地についての議論が活性化して、国内外の人々に関心を持っていただける。それから、②として自然環境が見直されて、地域への誇りが生まれる。そして、③国際会議ですとかシンポジウムの開催、あるいは学校教育ですとか生涯学習ですとか、そういった観光なども含め、活用範囲が広がるということなんですが、具体的な事例といたしましては、この③の活用の幅が広がるというのは目に見えてあらわれる大きな特徴ではないかと思います。一番下の米印にもちょっと書きましたが、ラムサール条約になることで特別な新たな規制が発生するということでございません。葛西沖に限らずですが、潮干狩りですとか漁業なども可能ということでございます。  続きまして、5ページにまいります。  葛西海浜公園の概要について少しまとめましたので、ご報告いたします。  まず、面積は411.7ヘクタール。うち水域部分が411.5ヘクタールです。  二つ下公園施設というところですけれど、ご存じのとおりでございますが、東なぎさのほうは自然環境保全区域として立入禁止となっておりまして、年に何回かNPOなどと連携して自然観察会ですとか清掃活動などを実施しております。また、西なぎさのほうは、今の時期は海水浴体験も行われておりますが、海辺の生き物と触れ合えるような場所となっております。  このエリアの特徴といたしましては、荒川、江戸川の水が流れ込んで海水とまざる汽水域と呼ばれる地域となっていまして、それによって多様な生物が生息しているとされています。魚類、底生生物は140種類、それから鳥類は260種類が訪れるということで、絶滅危惧種と言われるような生物も見られる地域でございます。  実際に今、黄色のラインで葛西海浜公園エリアを示してございますけれど、ここ全てがラムサール条約地として登録されるかというのは、それはまだ未定でございます。これからそのエリアをどうなるかというのは東京都のほうでも今検討しておりますし、全域になるか半分になるか、その辺はちょっとこれからということでございます。  6ページをごらんください。  このラムサール条約に向けたこれまで江戸川区の動きを記載させていただきました。  昨年来、さまざまなシンポジウムですとか企画展示などが行われている中、江戸川区も昨年9月、環境省関東地方環境事務所のほうへ要請にまいりまして、11月にはその環境省の本省ですとか東京都港湾局とも要請、意見交換なども進めてまいりました。東京都も現在、非常に積極的に動いてくださっておりまして、つい先日、7月31日には東京都の港湾局環境局、それと江戸川区、3者が合同で環境省の本省に伺いまして、要望書を提出してきたところでございます。  それから、その間、昨年11月2日のところでございますけれど、ラムサール条約事務局のアジア・オセアニア担当官、そして今年の7月11日にもオセアニア地域担当官が相次いで葛西海浜公園を視察してくださいまして、非常にいい環境だということで、すばらしいということで好印象を持っていただいてございます。  今後の取組としましては、国の指定の鳥獣保護区に向けた事務手続を今、国に進めていただいておりますけれど、我々といたしましては、東京都と連携しながら地元の合意の調整を図っていきたいと考えております。早ければ来年の中央環境審議会に付議されて、その後、条約事務局へ申請、来年10月COP13で最短で行けば承認ということも考えられるかというところでございます。  同じこのCOP13、来年30年のCOP13に登録を目指している湿地としましては、宮城県の南三陸町がございます。ここは海藻、ワカメとかの海藻の藻場として非常に希少な湿地であるということで申請される予定でございます。  以上でおおむねの説明は終了させていただきますが、この委員会のほうで釧路湿原のほうを視察されるということを伺いましたので、一番最後の9ページに簡単な資料をつけさせていただきました。  釧路湿原ですが、ラムサール条約に加盟した1980年に国内第1号の条約湿地として登録されております。面積は7,863ヘクタール。江戸川区の面積が4,900ヘクタールぐらいですので、その1.6倍ぐらいということになります。  登録の経緯、湿地特徴等は後ほどごらんいただければと思いますが、一番下の賢明な利用の部分ですけれど、釧路湿原のほうでは在来種道産子馬を活用したホーストレッキングが行われていたり、釧路川でカヌーによる自然観察などのプログラムの企画があったり、こちらにちょっと記載させていただいたような体験活動などもやっております。そういったところがワイズユース(賢明な利用)というような形で進められているというところのようでございます。  時間長くなりまして、申しわけございませんでした。 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、ご質問がございましたらお願いします。 ◆須賀精二 委員 これ、江戸川区議会に昔、葛西沖開発特別委員会があったんですけども、その委員会ではこれと連携したあれはなかったのかどうか。何か議会のこと何も書いてないんだけど、議会では葛西沖特別何とか開発、私は所属したことないんだけども、そういう委員会があって、葛西沖開発に対する特別委員会でいろいろな審議がされたと思うんですけども、この経過の中に。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 葛西沖開発審議会のほうでは区画整理ですとか、そういった土地の活用等審査していただいたかと思うんですけれど、ちょっとその中にラムサールという言葉が出てきているかどうかというのは、ちょっと申しわけございません、今ちょっと手元に資料がないんですけれど。 ◎岩瀬耕二 環境部長 ラムサール登録については、最近、登録に向けた動きというのが出てきた次第でありまして、もともとあの辺は人工的な海岸というようなところもありまして、当時はラムサールということまで、そういったことまで及んでいなかったのではないかと、このように考えている次第でございます。 ◆須賀精二 委員 せっかくそういう委員会があったので、ラムサールに限らずこの葛西沖に関しては議会ではこういう動きをしましたよとか、何かほかに一行加えていただけると大変うれしいかなと思ったんですけども。  それと、これは江戸川区だったらそんな管理はしないと思うんですけども、この東京都、臨海公園海浜公園、全く所管が別々の管理をされているのですよね。別々にされているんですよ。だから、本来であれば同じ公園なんだから一体管理すれば、もっともっとプラスアルファのあれが出せると思うんですけども、片一方公園局片一方港湾局。だから結構、行政同士の縄張りみたいな、そこから向こうはうちじゃねえとか、こっちだとかというので、今度いろいろな連携がとれてない部分が私はあるんじゃないかと思うんですけども、せっかくこのようなラムサール条約江戸川区の自然を守るのでしたら、その辺一緒に力を合わせてやっていただければなと。これは何もいいです、お願い、そうしたほうがいいんじゃないかなということだけです。 ◆斉藤正隆 委員 すみません、簡単な質問なんですけど、生態系の維持ということを考えたとき、ここに手を加えていいのかいけないのか。要するに簡単に言えば、水生植物を別のところから持ってきて植生するとか、あるいは何か違う鳥類を呼び込むような何かをやっていいのかどうか。その辺のところ教えてください。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 よそのものを持ってきてそこに移設していいか、呼び込んでいいかというところまでは具体的な記述はないんですが、ただ、この中で例えば固定の構造物を建ててはいけないとか、そういった開発行為をしてはいけないですとか、そういったような規制は出てまいります。ですので、そういう意味では、何か人として手を加えるという、例えば今、先ほどちょっと申しましたが、漁業をやったり潮干狩りをやったり、通常の活用という部分では問題はないんですけれど、水産業という意味での部分は問題はないんですけど、そこに新たな構造物を建てる、何かをつくるというようなことは規制されております。そういった部分では、よその物を持ってきてそこに何かするということは難しいことかと思います。 ◆斉藤正隆 委員 というのは、ちょっと釧路のほうで外国に由来する植物を植えて、それが今問題になっているので、その辺のところを今確認しようと思っただけなんですけど、またそういうことを考えているということは特にないですね、じゃあ。例えば、こういう水生植物を持ってくるとか、そういうことじゃなくて現状をうまく保存なりして、現況の形をそのまま持っていくという感じで考えていますか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 おっしゃるとおりです。あくまで保全と再生、それからそこの現状のものの賢明な利用、そういったことが目的になります。 ◆斉藤正隆 委員 わかりました。 ○川瀬泰徳 委員長 ほかは。 ◆須田哲二 委員 あんまりちょっとラムサール条約のことも自然の保護のことも余り興味がなかったので知らないんですけども、人間も含めて地球上の生き物ということで、人間のいろいろな諸活動が自然に影響を及ぼすという場合と、逆に田んぼとか人間のそういう活動が古来からあって、自然の豊かさだとか治水だとかそういう面にも寄与しているというような、要するに人間も含めた生物の体系として自然の全体の生態系が維持されているという側面もあると思うんですけど、否定面も結構いろいろ出ているんですけども。このラムサール条約、あるいは湿地帯を維持するということによって生態系に非常に貴重なメリットというか、何かあるという。湿地有効性というのをもうちょっと具体的にわかりやすく言うと、どういうことがあるのかなと思いまして、人工的につくったわけじゃないですか、葛西もね。ラムサール条約は自然であろうが人工的であれ、そういうものを保全するという条約らしいんですけども、人間の手によってどんどんそういうことをやっていくのがいいのかどうかという、それだけの具体的なメリットというのはどこにあるのかなというのが、ちょっといま一つよくわからないなという感じなんですけども。  それとちょっと話が飛ぶんですけども、鳥がいっぱいいて、あんまりいっぱいいるとうっとうしいんだけど、羽田、羽田の航路変更が僕、別にいい悪いという判断するつもりはないんですけど、影響はあるかないかですよね。荒川上空離陸便が変わるということで。その辺はちょっともしあれば。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 具体的な効果というあれですけど、まず人工的というお話もちょっとございましたけれど、もともとがあそこ、三枚洲という干潟であったということですので、今の生物が非常に多様な生物が生息しているというのは、人工的につくられたことによってそういうふうになっているわけではないんですけれど、もともとの荒川と江戸川の流れと海の汽水域ということで三枚洲が非常に生物多様性が豊かだったと。そういったものの中で例えば希少種というものがそこに存在している。都会の中で一つそういったことが現実として大都会の中でそういう地があるということは、やはりこれは地元にとっても、それから子供たちの勉強とかにとっても、非常にこれはメリットがあるのかなと。もっと昔の話で言えば、そこから食として江戸前の食というものが摂取できていたわけなんですけれど、それも含めてなんですけれど、そういった希少な食の循環とかもできます。あるいは、子供たちの学習もできます。そういったちょっと直接暮らしというよりも、少し幅広い環境学習環境評価というような部分メリットがあるのではないかなというふうに考えてございます。  それから、羽田の話でございますけれど、これについては特に影響等は現状としては考えておりません。 ◆須田哲二 委員 昔ちょっと僕も大分生きていますけど、もっと昔。人間のそういう生命維持のいろいろな活動と自然というのは結構密接で、やっぱり例えば干潟だとか、あるいは海だとか川にしても、そういうところから取れる物とか、そこに生まれてきたもの食して生命維持するとか、それがバランスがとれたりしていくということで、さっき言った田んぼなんかも極めて人工的なんだけども、自然環境の保全に物すごく役立つという点で。ただ、全体としてどの程度までというバランスが重要かなと思うので。  羽田のことにこだわるんですけど、国交省と議論したときに経済の発展のためには必要だというような、若い課長補佐みたいなのが端的にそれだけ言うわけ。それで増便ですというようなことでね。一方では、そういうことを平然とやりながら、でも一方では自然環境維持する必要があるんだということで、その辺の使い分けというのがいろいろ我々議会にしても行政にしてもちょっと問題なのかなって僕なんか思うので、今回、葛西沖ラムサール条約にそれそのものは賛成なんですけど、ただやっぱり根本の考え方としてそういうのはやっぱり進めていこうという考え方と、もう一方で経済発展のためには多少のいろいろ我慢自然破壊にしろ人間にこうむる害にしても受任しろというような考え方もあるので、それが平然と同居しているというのはちょっといかがなものかなという感じがしますので、常にそういう問題意識を持っていきたいなというふうに思うので、その羽田の航路変更についてはちょっと国交省がそういう影響についてはあんまり資料とか調査とかはやったのか、あるいは資料を出しているのかちょっと詳しく僕も勉強してないのですけど、そういうことはありますか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 今回のラムサール条約の申請に関しましては、特に国交省とはそういった調整はしてございません。資料とかもいただいておりません。 ◆須田哲二 委員 だから、問題意識としては、住んでいる住民に対する騒音被害とか、あるいは落下物の懸念とかいろいろ言われているんだけども、自然全般、特に野鳥だとか、そういうものについては全然そういうのは対象外だったので、変更したりいろいろ違う事業やってみたら影響受けましたというんではちょっと予測が不十分という感じなんですけど、そういう観点ではラムサール条約関係なしに生物全体、自然環境全体への影響のそういう評価というのは、特にやっていないんですか。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 羽田空港の機能強化の部分に関しましては、我々も経済発展のためというのはもちろん国の言い方としてもありますけど、我々もそこも大事であるという考えはもちろんあります。ただし、なるべく騒音被害を低減させてほしい、落下物などの安全配慮をしてほしいということはもちろん当然それを要請しているわけですけれど、それとラムサールとは今ちょっと一緒の話としては同じ机の上には乗っていない状況でございます。機能強化は機能強化で最善の方法でやっていただきたい。それから、ラムサールラムサールでやっぱり環境保護という面から、これはこれでちゃんときちんと進めていきたい。もちろん影響ということはもしあれば、これは国へも提言したいと思いますけれど、現状としてはそれは今は認識しておりません。 ◆須田哲二 委員 ちょっと非常に単純な発想なんですけど、昨日なんかも悪天候で飛行機、随分、低空飛びましたよね。僕なんか落っこちちゃうんじゃないかなと思うような、飛行機嫌いだから思うんですけど、だからラムサールと関係なしじゃなくて、要するにラムサールに指定しようというふうに言っているんだけども、野鳥とか生物に影響があるかないかという、そういうところを関連させてないのかなというのが非常に素人的発想だけど、あれだけ爆音飛ばしていたら野鳥だってそこにいたくないなと思っちゃうんじゃないかなと思うので、そういうのを加味して考えたら、一方で条約締結だと。指定してもらいたいと言いながらも片方では飛行機どんどんいいよと。現状からの航路変更がものすごく影響を与えるかどうかちょっと別として、そういうちょっと問題はあるんじゃないなというふうに思うので、ぜひそういう点ちょっと今後も注目していただきたいなと思うんですけども。 ◎岩瀬耕二 環境部長 今回のラムサールにつきましては、来年ドバイで行われるCOP13のテーマが都市と湿地というテーマになっております。これまさしく江戸川区、都会の中で湿地があって、自然と我々の営みが、都市としての営みが共存しているということをこの会議でラムサールを宣言することによって、それが世界に広まっていくと。要するに、羽田空港の機能拡張、そして葛西沖ラムサール登録、これが共存していくということが非常に世界的にも珍しい。そして、それをやり遂げるということが、この我々の自然と都市の営みをしっかり共存させていくということが、我々の大きな責任ではないかというふうに思ってございます。  羽田の航路変更についての鳥類への影響というのは、ほとんど影響がないというふうに聞いております。また、着陸も羽田空港における鳥類に対する対策につきましては、これまでさまざまに行われております。他の団体もそういったことで、羽田空港の機能拡張について反対をしているというような意見というのは聞いておりません。ですから、江戸川区のこの葛西沖におけるラムサール登録というのは、そういった部分、一見矛盾するような部分ではありますけれども、それをしっかりなし遂げるということが世界的にも注目されると。また、オリンピックが行われるという中で、そういう江戸川葛西沖がこんなにすばらしいところだということが評価されるということになるのではないかというふうに思ってございます。また、羽田空港の機能拡張があったとしても、鳥類がどれだけ影響があるかというのは、実際には、これは観測をしていくということが重要かなというふうに思ってございます。 ◆鵜沢悦子 委員 人がつくったところということになると、もちろん葛西沖もそういうふうに取られるかもしれませんけど、その近くにある荒川も人工的に約100年たつわけですから、そういうこと考えれば人の手がかかったかもしれないけれども、さまざまな事情があったかもしれないけれども、そのことが人間生活の中に自然に溶け込んでいくというのが長い歴史の中でそうかなというふうに思うし、その中で自然界の鳥や生き物たちが寄ってくれるというのかな、そういう世界を次の次世代に本当に繋いでいきたいなという思いは私たちもありますので、これについては取り組んでいただきたいなというふうに思っています。  議会としても、その前に当然さまざまな動きがあったことも事実ですけれども、今年の1定で所区議が質問をさせてもらいましたし、そこで区長からも登録に向けて努力をするというお答えをいただいています。そこで区とか都とか国とかが動いてということになりますけれども、ちょっとお聞きしたいのは、条件の中で三つ目の、条件というか基準です。2ページ基準ですけれども、地元の各種団体関係者の賛同ということで、地域の方々の連合会とか関係団体また日本野鳥の会や日本野鳥の会東京、エコセンターなど、さまざまなところに手を尽くしてくださっているということはお聞きしていますけれども、現状ですけれども最短で30年ということは来年でもう一年と何カ月しかないということですから、決定までに。そういう中で今の現状ですけれども、①②は通過していると思うんですけれども、その③に対してのどの程度かちょっと今の状況をお聞きできればと思います。
    矢作紀宏 環境推進課長 先ほどちょっと申しました東京都の漁連さんですか遊漁船組合さんですとか、幾つかのそういったそこの団体がございます。これあくまで東京都が主体となってそういった調整をしたり、それから国への申請ですとかも東京都が窓口になってやっておりまして、我々はそれをアシストするような形で一緒に調整をしていくわけなんですけれど、今、東京都が少しずつ少しずつ動いています。もちろん全てもろ手を挙げて全部が賛成ということではございません。若干難色、自分たちの活動に何か影響があるんじゃないかというような、そういった懸念を持っていらっしゃる団体もございますので、そういったところをまさしく今おっしゃられたようにあと1年ちょっとしかないということの中で調整を進めていきます。  一応、今のロードマップといいますか、粗々の方向性としては、2月とかそれぐらいには地元との公聴会というようなもののようなんですけれど、地元の意見を吸い上げてそこで判断材料にするというようなものも開かれるようでございますので、そこへ向けて東京都と足並みをそろえて調整に、もうこれから本格的に入っていくという段階でございます。 ◆鵜沢悦子 委員 いろいろなことも当然あると思いますけれども、とにかくそちらに向けて努力をするという区長のご答弁のとおりに、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆伊藤ひとみ 委員 意見だけ。この5ページのこの写真を見ると、この荒川のところ、まさに羽田空港の強化の飛行機が4時間ここを飛ぶと思うんですけれども、ラムサールはとても登録したほうがいいとは思うんですが、鳥とかそういった自然環境についても今後もずっと、先ほどもおっしゃっていましたけれども、観測をずっと続けていただきたいと思います。 ◆関根麻美子 委員 いろいろ今お話伺いましてよくわかった部分もあるんですが、もう一つ私の勉強不足で確認、お願い、教えてもらいたいことが、このラムサール条約の指定の区域なんですけど、これ葛西海浜公園東なぎさ西なぎさがあって、東なぎさは通常立入禁止である。ここに2万羽の鳥が飛来したりとかしているところだと思うんです。片や西なぎさはというところで、先ほども部長のほうから都市の営みとの共存ということでおっしゃっていたので、これ葛西海浜公園をこの区域を全て登録するのか、例えば東なぎさ、立入禁止されているところがその対象になるのかということが1点と、あと、ここ葛西海浜公園が都の管理されているということで今、国へ向けて東京都が窓口となってとお話があったんですけども、国の移行、手続を進めているということなんですが、国の指定国定公園とかそういうところになった場合に、例えば西なぎさの海水浴だとかいろいろな本当に子供たちとか区民が、またそれ以外の人たちが集まって海を復活させて、ここは人のにぎわいがどんどんこれからのところですよね。そこの管理というか、何か特段の変化がないということが何の規制も制限もなくというお話も先ほどありましたけども、そういうことなのか、これまでどおりもっとさらににぎわいというか、海辺のそういうことも進めていけるという、先ほど言った共存だというお話だと思うんですけども、それについてちょっと詳しく教えてもらえればと思います。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 まず最初のエリア指定につきましては、ちょっとまだ定かではありませんけれど、これから線引きをして東京都と国で調整していくことになると思いますけれど、ご心配されているような西なぎさの活用というものにつきまして、制約が加わるようなことはないと聞いております。従来どおりの活用ができるということで、ただ先ほどそこ例えば埋め立ててはいけないとか、構造物を建ててはいけないとかというのはありますけれど、環境大臣の許可をなくしてみたいなものは当然ついているわけなんですけれど、そういった中で勝手なそういう行為をしてはいけないよという決まりはありますけれど、基本的に説明の中にもありましたようにワイズユースという考え方のもと、葛西でいえば鳥の寄港地としてそれはそれで保全しましょう、プラス人々の活用の場としても、これは一緒に活用していきましょうという考え方に変わりはありませんので、仮に西なぎさのほうもエリア範囲として指定されたとしても、そこの制約はないと考えています。 ◆関根麻美子 委員 その点がやっぱり一番心配されているというか、両方共存してすばらしい自然のそういった宝と、あと人々が身近にまた復活した海での触れ合いができる貴重な場所として、すばらしい取組になると思いますので、ぜひ早期に締結されるように頑張っていただきたいと思います。 ○川瀬泰徳 委員長 他になければ、所管事務調査については本日は継続したいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。  生活振興部、まずお願いいたします。 ◎白木雅博 地域振興課長 地域振興課長の白木です。  私からは、お手元の机上に資料を配付させていただいてございます「船堀コミュニティ会館内覧会のご案内」というペーパーをご説明させていただきます。  勤労福祉会館の建て替え用の施設として、先月下旬にようやく竣工いたしまして、各種検査を受けて、今週から荷物の物品等の搬入も始めさせていただいて、順調に準備のほう、整っているところでございます。ということでございまして、いよいよ9月2日、来月の土曜日のオープンに向けまして、準備を進めているところですが、今月8月25日(金)から土日を含む5日間、一般の方々どなたでも結構ということで、オープンな内覧会を5日間開催させていただきたいということのご案内でございます。  いずれも5日間、時間帯につきましては午前中10時から午後4時までとさせていただいてございます。今、申し上げたとおり、どなたでも保育園のほう、それからコミュニティ会館の部分、1階から3階までどこも見ていただける、そういう状態でございます。ただし、専門の案内のような職員の配置というのはちょっとないものですから、皆さん来ていただいてご自由に見ていただいてということで、ご案内等は特にできないんですけれども、ご自由にごらんいただくということでございます。ただ、職員は必ず配置しておりますので、もし何かご不明な点等ございましたら、そちらのほうにお尋ねいただくような形は取れるということでございます。  なお、施設の駐車場は5台分あるんですけれども、先ほど申し上げたまだ物品の搬入等でそういった車なんかが行き来するものですから、申しわけございません、もし来ていただく場合もちょっと施設の駐車場はご利用いただけないということの前提でお考えでいただければと思ってございます。  一応、2枚目には、これから新規オープンした際に配らせていただくパンフレットの原稿をつけさせていただいてございます。  ということで、今月下旬5日間ございますので、もしお時間等ございましたら、ぜひごらんいただければということでございます。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 それでは、私から口頭でございますけれども、1件ご報告をさせていただきます。  先週末行われました第42回江戸川花火大会、こちらの終了のご報告でございます。  8月5日(土)、午後7時15分から8時30分までの1時間15分間の打ち上げの実施でございました。前後で天候が大変な不安定な日もございましたけれども、当日、そして打ち上げ時の天候については大変恵まれておりまして、約1万4,000発の花火をさまざまな工夫を凝らした中で今年も打ち上げさせていただいたところでございます。風が弱く、また風向きもやや悪いということもあったんですが、地元の町会、ボランティア、警察、消防など関係機関、大変多くの皆様方のご協力のもとに大きな事故とか混乱、そういったものはなく、大盛況のうち無事終わることができましたことを委員会にご報告させていただきます。 ◎上野晴彦 区民課長 それでは、すみません。お手元の「施設貸出休止等について」ご報告をさせていただきます。  申しわけございません、5点ございまして1点目でございますが、小岩アーバンプラザ、空調設備改修その他工事でございます。冷房設備と給水ポンプの経年劣化による取替工事を実施いたします。この工事によります施設の貸室休止はございませんが、1階にございますレストランが10月の1カ月間休止の予定となっております。  2点目でございます。一之江コミュニティ会館、スポーツルームガラス窓改修及び非常扉改修工事でございます。スポーツルームのガラス窓、こちらと非常扉が経年劣化によりまして、こちらを改修するという工事でございまして、スポーツルームの貸し出しを11月6日より約1カ月間休止の予定とさせていただいております。  3点目でございます。二之江コミュニティ会館、全館空調設備及び照明改修工事、そしてスポーツルーム特定天井改修工事等でございますが、こちらも経年劣化によります各種設備の改修工事でございまして、照明のLED化も含めて全館の天井も全面改修をさせていただきます。それとスポーツルームの特定天井改修工事では、脱落等の落下の危険をなくすために天井の軽量化を図る工事を実施します。そうした工事のため、12月1日から約4カ月間の全館休館を予定しております。  4点目でございます。新田コミュニティ会館、全館空調設備及び照明改修工事、そして水道直結化工事等でございますが、こちらの館も経年劣化によります各種設備の改修工事でございまして、二之江コミュニティ会館同様、照明のLED化の実施で全館の天井を全面改修させていただきます。同様に全館休館を12月11日より約4カ月間を予定しております。水道管の直結化工事でございますが、こちらも経年劣化しました受水槽を撤去しまして、会館に水道管を直結する工事をさせていただこうというものでございます。  最後、5点目でございます。東葛西コミュニティ会館、スポーツルーム特定天井改修・照明改修工事でございますが、こちらも天井の軽量化を図る工事を実施し、同時に照明のLED化を実施させていただきます。貸し出しにつきましては、10月1日より約3カ月間の休止を予定をさせていただいております。  周知方法につきましては記載のとおりでございますが、当該施設での掲示や利用者の皆様への周知を努めるとともに、区ホームページ、広報えどがわへの掲載にて周知を図っていきたいと思っております。 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、ただいまの報告について、何かご質問はございますでしょうか。 ◆関根麻美子 委員 船堀コミュニティ会館なんですけど、9月2日オープンということですが、船堀第二保育園の移転の日程というか、引っ越し結構大変じゃないかなと思うんですが、これについて教えてください。 ◎白木雅博 地域振興課長 保育園につきましては、9月4日(月)から、ぎりぎりまで前の週の金曜日まで今のところで運営をされて、土日を使って何とか引っ越しをして、4日の月曜日からは新しいところで保育園が開始されるというふうに聞いてございます。 ◆関根麻美子 委員 わかりました。2日間タイトな期間で大変ですね。よろしくお願いします。  あと、もう一点。今度は施設なんですけども、二之江コミュニティ会館、新田コミュニティ全館休館というところと、ほかのところもスポーツルームとかあるんですけど、こういった改修のときにはそこで使っているサークルだとか、その人たちが4カ月間どうするかって必ず問題出てくると思うんですけれども、これはそこを使用してきているサークルの皆さんとかそういう方たちにはどのように説明されているか教えてください。 ◎上野晴彦 区民課長 ご利用いただいている団体の皆様には、工事が入る予定をまずご周知いたしまして、その間、今、委員おっしゃったように、4カ月間という長い期間ご利用いただけませんので、近くの館をご利用いただくとか、そういったことで運用をしていただくようにお願いをしてございます。 ◆関根麻美子 委員 そうすると、近くの館、競争がね、それはしようがないことですよね。この4カ月間しっかり丁寧にご説明いただいていると思うんですけども、特段の配慮といっても公平なことでとっていただくと思うんですけども、またいろいろな問い合わせ等ありましたら、また丁寧な対応よろしくお願いしたいと思います。 ◎髙原伸文 生活振興部長 特にやっぱりコミュニティ会館ですと、お使いになっていただいているサークルの団体のいわゆる発表会というんでしょうか。文化祭というのが大きなイベントになってまいります。ですので、やはりそこの行事を終了した後での改修にするとか、それから、あと期間中についてはできるだけ近隣のところとうまく調整を取りながらバランスを取ってご活用いただくとか。それから、もちろん今日、委員会にご報告させていただきましたけれども、事前に関係する団体とはこういう状況でということでお話をさせていただきまして、また老朽化もありますのでよりよい施設にするために改修するんだということをちょっと丁寧にご説明させていただいて、ご理解いただいているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆須田哲二 委員 まず1点、ちょっと資料の間違いを。船堀コミュニティ会館のこのイラストの2枚目、裏面。集会室の一覧の中に和室が第1と第2だと思うんだけど、両方とも第1になっているので、下段が第2でしょうかね、ということで。  それで、関連してこの船堀コミュニティ会館の勤福会館の移転ということが大きなあれなんですけども、大分前ですけど、勤福会館、駐車場がなかったので駐車場をつくってよという話が大分議会でもあったんですけど、駐車場を予定する会館じゃありませんというようなことで、駅からも近いという、だったんですけど、今回は5台分あるということなので、その趣旨と利用ルールみたいなのは何かありますか。そういう細則的な利用について。そこをちょっと教えていただきたいと思います。 ◎白木雅博 地域振興課長 ここの船堀コミュニティ会館に限らず基本的にコミュニティ会館は、やはり基本お客様というのは近隣の方々を中心に考えてございますので、大規模な駐車場をつくるという考えは基本的にはないというのは、方針は変わりございません。ただ、今回につきましては、身障者の方の利用も含めまして、たまたま駐車場5台分取れるものですから5台分用意させていただいておりますけども、今、駐車場あるコミ館もそうなんですけど、基本的にはその駐車場を積極的に利用していただくというよりは、なるべく公共の交通機関等を使って駐車場は利用しない形をお願いしているというところの運用のルールは、この船堀コミュニティ会館についても同様の形でございます。どうしても駐車場を使わざるを得ないというような方々には、ご利用いただくのはやむを得ないのですけど、その他ご自分たちでバス、電車ですとか、あるいは自転車、徒歩で来れる方々については、極力そちらを利用していただきたいという方針は変わってございません。  それから、間違いについてはすみません。パンフレットをつくる前にこちらのほう直させていただきたいというのが一つと。  あと、すみません。先ほど関根委員にお答えした保育園の件でございますけども、保育園、土曜日も半日やってございますので、厳密には土曜日の午前中までやって、午後から日曜日にかけて引っ越しをするという形でございます。申しわけございません。 ◆須田哲二 委員 保育園のことはちょっと疑問で、土曜日も半日というか1日の人もいるんだよね。それはだから相当大変ですよね。だから、いろいろ配慮が必要かなと思うんですけど。  それで、ちょっと駐車場はあれば便利なんですけど、やっぱりちょっと善意にお任せだけではなかなかうまくいかないんじゃない。保育園が併設になるんで、夕方なんかの。朝は多分でそんなに会館、あんまり利用前だと思うんだけど、ちょっとその辺の具体的にどういう使われ方になっちゃうのかなというのが。これはコミ館と保育園の併設というのは、初めてのケースですかね。だから、ちょっとそういうのは初めての例になるんじゃないかなというのと。  あと、ほかの会館でも駐車場のスペースが何台分かあるんだけど、利用者がばっと詰め込んじゃってスペース以外も全部とめて、だから早めにとめておくと出られなくなるとか、こういう利用の仕方も一部あったりしたので、やっぱりもう少し利用の予約のときか何かに、そういう駐車場利用が妥当なのかどうかとか、そういうようなやりとりがあればスムーズに行くんでしょうけども、何かちょっと5台というと中途半端で、そこそこ多いというか。だから、早い者勝ち的になりはしないかなというので。  うちの会派にも車が好きなやついて、どこでも車というのがいるんだよね。僕らは必ずコインパークというところに入れるというふうな習慣づけているんですけども、やっぱりちょっとルール化は少しでもあったほうがいいのかなという感じがしますので、いい方法をぜひ研究していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◆伊藤ひとみ 委員 花火大会のこと伺いたいんですけれども、人手とあとトイレの数を伺いたいと思います。 ◎彦田義敬 生活振興部参事〔産業振興課長事務取扱〕 まず人手ですね、今年もほぼ約90万人ということでございます。  トイレなんですが、実際常設のものもあるんですが、それだけでは当然足りませんので、当日は仮設で289カ所、仮設をしまして、総数で305カ所になっております。ただ、やっぱり当日はちょっと行列になってしまうんですけれども、ちょっとこれ以上増やしますとトイレだらけになってしまうかなというところで、今ちょっとそういうことでバランス取っている。バランス取れているかどうかってあれなんですが、ちょっとご不便かけている時間帯はあるんですけれども、毎年毎年これも検討はしているんですけれども、ちょっとここまでが会場的には限界かなというふうにはちょっと思って運営させていただいているところでございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 よくわかりましたが、やはりお子さんと男性とかちょっと高齢者の方が並んでしまって花火の途中になっちゃったという声とかもちょっと周りで聞こえたので、ご考慮いただければと思います。よろしくお願いします。 ○川瀬泰徳 委員長 じゃあ、よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 以上で、執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますか。 ◆伊藤ひとみ 委員 プラスチックごみについてなんですけれど、プラスチックごみについて本会議でも東京都環境局の東京のポイ捨てが太平洋の海ごみになっているというパンフレットを例に、プラスチックごみについての環境教育の必要性を質問させていただきましたが、江戸川区清掃リサイクルニュースの48号のこれなんですが、このストップ海ごみという。未来に向けて私たちができることということで、プラスチックごみの海洋汚染についての記載がされており、大変わかりやすいパンフレットだと思いました。全戸配布と伺ったんですけれども、公共施設など置かれるのでしょうか。また、置くとしたらどういった施設に配布されるのでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 この清掃リサイクルニュース、ごみダイエットでございますけれども、まず各町会・自治会に送付させていただきまして、町会の回覧ということで各戸に紹介しているというところでございます。それ以外にも各区民館等に送付いたしまして、パンフレットを棚においていただくといったようなことで周知してございます。それ以外にも、集団回収実施団体、こちらのほうにも送付してございます。全体で1回2万6,000部発行してございまして、年3回、1年間で7万8,000部の発行部でございます。 ◆伊藤ひとみ 委員 プラスチックごみを増やさないために、より多くの方に読んでいただきたいと思います。誰もがきちんと分別するよう意識を持つように、またポイ捨てをしないように多くの公共施設、また小中学校の配布をすることも大切だと思います。また、花火大会のように川原で行うときとかも、こういうプラスチックごみ、レジ袋など飛んでいましたので、そういうところにも注意がいくように配布していただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、今後の委員会ですが、9月は8日(金)、午前10時を、10月は第3回定例会中の16日(月)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、本日の生活振興環境委員会を閉会をいたします。                      (午前11時02分 閉会)...