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  1. 江戸川区議会 2017-03-15
    平成29年 3月 建設委員会−03月15日-13号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年 3月 建設委員会−03月15日-13号平成29年 3月 建設委員会 平成29年3月 建設委員会会議録 ●日時 平成29年3月15日(水) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時13分 ●場所 第5委員会室出席委員( 8人)   藤澤進一  委員長   窪田龍一  副委員長   神尾昭央  委員   本西光枝  委員   栗原佑卓  委員   太田公弘  委員   須田哲二  委員   田島 進  委員欠席委員( 0人)   ●執行部     新村義彦  都市開発部長
      深野将郎  土木部長   立原直正  土木部参事    外、関係課長事務局    書記 山沢克章 ●案件  1 陳情審査…第44号(不採択に賛成で諮り、不採択【賛成5:反対2】)         第55号(不採択に賛成で諮り、不採択【賛成4:反対3】)         第57号、第58号(継続)    第44号:都市計画道路補助第283号線の拡幅計画に反対し、廃案を求める陳情    第55号:河川整備計画は、実現可能かつ優先的に整備すべき箇所から実施するよ        う、国に対して意見書の提出を求める陳情    第57号:土地収用法の適用(宝くじ店すし店)に関する陳情    第58号:抜本的治水対策必要性中川左岸堤の強化・改善)に関する陳情  2 所管事務調査…継続  3 執行部報告  (1) 平井五丁目駅前地区 都市計画原案説明会・縦覧のお知らせ  (2) 都市計画道路区画街路第28号線 用地補償説明会開催お知らせ  (3) 新中川護岸耐震補強工事工期延伸について  (4) 江戸川区北葛西・西葛西地区浸水対策工事の状況について  (5) 平成29年春の全国交通安全運動実施について  (6) 「新川の時計」等の寄贈について  4 その他                      (午前10時00分 開会) ○藤澤進一 委員長 ただいまから、建設委員会を開会いたします。  署名委員に、神尾委員太田委員、お願いいたします。  本日の委員会進め方についてでありますが、はじめに陳情審査といたしまして、前回の委員会で決定いたしましたとおり、第44号陳情及び第55号陳情について結論を出したいと思います。進め方ですが、順次それぞれ各会派から意見開陳をいただいた後、採決をしてまいりたいと思います。  次に、第57号陳情及び第58号陳情について順次審査を行います。そして、その後、続けて所管事務調査執行部報告とそのように進めさせていただきたいと思います。  それでは、各陳情の審査に入ります。  はじめに、第44号、「都市計画道路補助第283号線の拡幅計画に反対し、廃案を求める陳情」について、本日結論を出したいと思います。  それでは、順次、意見開陳に入ります。  はじめに、公明党、お願いいたします。 ◆太田公弘 委員 おはようございます。この当陳情につきましては、区議会公明党としても議論をさせていただき、結論を出させていただきました。その結果ですけれども、283号線につきましては、今後の自動車交通混雑緩和とか地域の利便性、また防災性の向上などから今後も総合的に見て必要であるという観点から、不採択との結論に至りました。 ○藤澤進一 委員長 次に、区議会自由民主党、お願いします。 ◆田島進 委員 44号陳情については、我々も結論は出ています。現状においても江戸川土堤道路からの大型車などが通過交通として北小岩地域に流入している。また、大型車などが岩槻街道が狭く渋滞することから、生活道路にも流入していること。あわせて災害時などの避難路としても重要な役割を担う。以上の点から生活者の安全を高めるためにも都市計画道路を整備すべきと考えます。よって、44号陳情については、我が会派としては不採択とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 次に、民進党、お願いします。 ◆神尾昭央 委員 44号につきまして、会派でも議論してまいりました。この道路補助第283号線は、昭和41年に計画されたものが今もそのまま継続をされているということ。そして、50年以上にわたって、当該地域住環境交通事情も変化をしていること。この点は陳情者の言うとおりであります。また、外環道の完成や高齢者運転免許返上などにより、車の流入が減少する可能性も大いに考えられるところでございます。一方で、京成江戸川駅通りの駅周辺道路幅は狭く、車が相互に通行することも困難な地域であるという事実もございます。ここを解消してほしいとの地域の要望は強く、会派としてもこの点は推進すべきものというふうに考えております。したがいまして、陳情者の主張も一定程度は理解しつつも、補助283号線計画全体を否定することまでは言えないというふうに判断をいたしまして、私ども会派としても不採択と結論を出しました。 ○藤澤進一 委員長 次に、日本共産党、お願いします。 ◆須田哲二 委員 私ども会派としては、結論としては採択を主張いたします。理由は、やはり今一番大きな理由は、第4次の整備の計画から外れたということが大きいと思います。要するに、重点整備から外れたということです。だから、やらないというわけじゃないというふうに行政側の方はおっしゃいますけども、やっぱりどういう街を望むのかって、やっぱりそこの住民の皆さんが主体的に考えて、そして構想を持つということから考えれば、住民の意見を大事にすることが必要だと思いますし、それから直近というか、今後、外環道は、今、建設工事中で開通とか、近隣の道路網の新たな整備が行われて、本当に車の量とか経路が変わるかもしれないということなので、全くそういうことを待っても問題ないということから、この陳情については採択を主張いたします。 ○藤澤進一 委員長 次に、江戸川自由民主党、お願いします。 ◆栗原佑卓 委員 私たちの会派でございますけれども、北小岩地域を通ります補助283号線の拡幅によりまして、交通網の整備が進んで都市活力が強化されるということに加えまして、環境景観の美化ですとか、特に防災力の強化につながると考えております。したがいまして、補助283号線の拡幅計画は推進される事業であると考えておりますので、本陳情は不採択とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 次に、生活者ネットワーク、お願いします。 ◆本西光枝 委員 私たちも話し合ってまいりました。補助283号線の拡幅計画地域耕地整理事業もなされ、整然とした街並みであること。親水緑道等の整備が行われ、周辺には農地も点在する良好な住環境となっています。事業計画決定がなされた後、50年もそのままであり、第4次事業化計画にも含まれていない道路です。その間に社会状況は変化をし、周辺の道路整備がなされ外環道も完成すれば、このあたりの交通量予測はこれまでのものとは変わってくると考えます。若者の車離れ、高齢者免許返納等運転免許を保有する人も減っています。これから先、少子高齢社会、そして全体の人口減少が見込まれる中、一定程度整えられたハード的な施設の維持、整備は必ず行わなければならず、新設も補修もと二頭追うのは難しいと考えます。経済成長を前提とし大型公共事業を展開し、車移動を中心とした大量生産大量消費という社会を追い求めるのではなく、人に中心を置いた、歩いて生活する小地域での移動、コミュニティというものの充実に目を向けることが必要です。以上のことから補助283号線の拡幅計画には反対をし、廃案を求めるこの陳情の願意は極めて妥当であり採択といたします。 ○藤澤進一 委員長 それでは、意見が分かれておりますので、採決をいたします。  第44号陳情について、不採択とすることに賛成の委員の方は挙手をお願いいたします。               〔賛成者挙手〕 ○藤澤進一 委員長 挙手多数であります。  したがいまして、第44号陳情については、不採択すべきものと決しました。  次に、第55号「河川整備計画は、実現可能かつ優先的に整備すべき箇所から実施するよう、国に対して意見書の提出を求める陳情」について、本日結論を出したいと思います。  それでは、これより意見開陳に入ります。  はじめに、公明党、お願いします。 ◆太田公弘 委員 この陳情につきましても、高規格堤防もこれまでもさまざまな議論もされてまいりましたけども、やはりこの整備に関する都市部という部分で言えば、非常に重要であるという観点から推進すべきという立場から、この本陳情につきましては不採択ということで結論に至りました。 ○藤澤進一 委員長 次に、区議会自由民主党、お願いします。 ◆田島進 委員 私ども会派は前々から再三申し上げておりますが、スーパー堤防事業は大規模災害の備えとして最善の対応策であり、区民の生命、財産を守る観点から時間をかけてでも、着実に進めていくべき事業であると思っております。河川整備については、スーパー堤防堤防事業と現在行われている緩傾斜型堤防の整備や耐震対策としての堤防強化などと同時に進めていくことが最善の河川整備であり、本陳情には賛成できないという結論に至っております。よって、不採択とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 次に、民進党、お願いします。 ◆神尾昭央 委員 本陳情につきまして、内容は河川整備計画優先順位を明確にすると同時に、他の工法での堤防強化策を検討すべきという内容であります。スーパー堤防については、これまで私ども会派もこうした主張をしておりましたし、内容も私どもの主張そのものであるといっても過言ではない陳情であろうかと思います。したがいまして、本陳情については採択すべきものと結論を出しました。 ○藤澤進一 委員長 次に、日本共産党、お願いします。 ◆須田哲二 委員 我が会派は本陳情については採択を主張いたします。理由ですが、最近のいろいろな研究成果いろいろ出ていて調べていたら、今朝NHKで東京理科大の教授が最新の研究成果を発表したということで流れて、早速ちょっとネットでとってみたんですよ。そうしたら、これまでの首都圏の浸水、堤防決壊して水が流れてくるといった場合の浸水想定が、例えば埼玉の加須市の例を時折取り上げますけど、埼玉県の利根川で決壊して数日で水が押し寄せてくるというのが、そういうことではなくて17時間前後で来ると。江戸川にも36時間後には、移動が困難な深さになるような浸水がやってくるという研究成果が発表されております。あくまで研究でありますけれども、それは利根川本線の決壊による水ということよりも大雨洪水ですから、各支流の水の負担も大きくなって、支流に流れ込む水もなかなか流れ込めない、はけないということで、行き場を失って内水氾濫的なような形であふれると。そして葛飾区や江戸川区の浸水がもっと早く起こるだろうというような研究成果がありまして、それで、その二瓶先生の話だとやはりスーパー堤防、もちろん決壊に強いという点は否定されていないんですけども、時間とお金が余りにもかかり過ぎると。これまでほかの強化策としてアーマーレビーとかハイブリッドとか言われていますけど、その辺もさらに研究が進んでいるようです。新しい堤防強化策をこの先生も提案されているということですね。ですから、そういう新しい研究成果も含めて、スーパー堤防では間に合わないし、当然すぐ来るかもわからないというような、そういう災害に対して区民の命、財産を守るということはできないということで、新たなそういう研究成果を生かして、堤防強化なり治水対策を行っていく必要があるというふうに認識しております。ということから、この陳情にありますように、優先順位ということで場所に限らず治水対策の事業、どういうものが必要なのかとソフトも含めて、優先順位をしっかりと考えていく必要があるということで、そういうことを国に要望するということですので、私どもはそういう理由でこの陳情に賛成であり採択を主張いたします。 ○藤澤進一 委員長 次に、江戸川自由民主党、お願いします。 ◆栗原佑卓 委員 本区の治水対策でございますけれども、荒川の本堤防整備なども進めておりまして、通常堤防の強化も進められております。通常堤防の強化と同時にスーパー堤防事業を進めることで、未曾有の水害対策に備えて区民の安全・安心を守ることができると、私たちの会派は考えておりますので、本陳情は不採択とさせていただきます。 ○藤澤進一 委員長 次に、生活者ネットワーク、お願いします。 ◆本西光枝 委員 一昨年の鬼怒川堤防の決壊は、10年に一度の堤防整備がなされていないことが明らかになりました。一方、下流部に位置する本区では200年に一度という整備は既にできており、その上で1000年に一度のためのスーパー堤防整備方針を持っています。会計検査委員の指摘によりますと、高規格堤防に必要な高さ及び幅の満たした堤防の基本断面が完成しているとみられる延長は、要整備区間で1.1%に過ぎませんでした。120キロに縮小されても、その延長の3%に満たない状況です。完成と言われる小松川スーパー堤防も既存のマンションはよけて盛り土をしていることから、30Hという基本断面が保たれていません。平井も国家公務員住宅が立ち退かず、5メートルの絶壁ができており不完全のままです。治水は流域で考え、優先的に整備すべき箇所から実施することが求められます。また、北小岩一丁目東部はスーパー堤防事業と一体の街づくりが行われておりますが、住宅地としての地耐力不足が明らかになったところです。スーパー堤防の上に住宅を建てることに疑問を持つところであり、今後に向けては区としても事業の妥当性を改めて考えるべきです。北小岩43億円の事業費のうち、30億円が河川費であるスーパー堤防ですが、30カ所に1億円ずつかけて堤防強化を行うほうが流域の安全性が保てると考えます。この点からもスーパー堤防ではない耐越水堤防工法の採用が必要です。よって、この陳情は採択すべきと考えます。 ○藤澤進一 委員長 それでは、意見が分かれておりますので、採決いたします。  第55号陳情について、不採択とすることに賛成の委員の方は挙手をお願いします。               〔賛成者挙手〕 ○藤澤進一 委員長 挙手多数であります。  したがいまして、第55号陳情については、不採択すべきものと決しました。  次に、第57号陳情について審査願います。 ◆須田哲二 委員 最初、事実確認なのですけど、直近で何か変化が起きてないか執行部の方お聞きになっていますか。 ◎山口正幸 計画調整課長 結論から言うと、まだ用地買収については前回報告したところから変わっておりません。現在、小松川立体の第一区間で76%の進捗率でございます。 ◆須田哲二 委員 宝くじ売り場の方を除いて、まだ76%ということ結構まだ残っていると進捗状況にしては土地買収も含めて。見通しとしては、区の事業ではないからあれですけど、見通しとしてはどのくらいこの売り場を除いてかかるという予測立ちますか。 ◎山口正幸 計画調整課長 首都国道事務所用地買収宝くじセンターも含めて、鋭意取り組んでいるところでございます。特に北側のほうは用地買収一定程度進んでおりますので、あと1件買収が進むと暫定的な整備も可能だというふうに聞いておりまして、そこの買収に今全力を傾けているという話は聞いております。今年度中にということで進めておったようでございますが、権利者の方とまだ契約に至っていないということで、29年度にも引き続き交渉に当たっていくということでございます。残りの箇所についても1件1件しっかりと取り組んでいくというふうに話は聞いております。 ◆須田哲二 委員 286でしたっけ。この役所のすぐ脇。交番のところとか八蔵橋とこの交差点、まだ完成しておりませんけども。要するに道路全体、進捗率が100%にならなくても、利用に供用できるところからどんどん利用させるという形のところと、全線きちっと開通しないとちゃんとした形では全面的な開通はできないという形だというふうに思うんですよ。今、286は前から同じですよね。この区役所の前から一方通行、土木部の第三庁舎とこから一方通行で確か前もそうでしたよね。一通ですよね。ですから、利用の形としては大して変わってないですよね。この宝くじ売り場がなくなると、そこのところは拡幅とかそういう形で新しい車線つくるという、そういう工事に着手するということなのでしょうか。 ◎山口正幸 計画調整課長 前段の286号線の件でございますけど、三中のところから区役所のところまでは拡幅をして、一方通行だったのを相互通行に変えています。なので、バスも狭いほう行かないで済むような形で、いわゆる用地買収の成果、道路の整備の成果は着実にできるところはやっていく。そういう方針で今まで江戸川区の都市計画道路は進めてきているとこです。こちらの一点転じて、国のほうの京葉道路についても買収が一定程度済めば、暫定的にでも整備可能であれば、それは国のほうに迫っていきたいというふうに思っております。国のほうもその方向で考えてくれるというふうに考えております。 ◆須田哲二 委員 国のほうもこの宝くじ売り場がどけば、早く整備したいというふうに考えているということですよね。そしてこの陳情では土地収用法、早く適用しろということなのですけど、国の考え方というのは、そういうところは全体としてはまだ75%とおっしゃいましたっけ。ですよね、進捗率。ですから、早く供用しないといけないと言ったって、全線そういう形では完全供給できていないんだから、供用にできていないという点では特に急ぐ必要はないんじゃないかなという気がするんですけど、国の考え方というのは収用法の適用に関しては、どんな立場、どんな態度をとっているか。あるいはここの場所について、どういう考え方をもっているか。その辺についてはお聞きになっていますか。 ◎山口正幸 計画調整課長 先ほど来、申し上げているとおり、第一区間で76%という進捗率なので、まずは1件1件しっかり先ほどからお答えしているとおり買収を進めていく。特に宝くじセンターのところは、東小松川交差点という要所の部分に立っているということ。それとやはり渋滞のポイントとしては、この交差点のところの改良というのは必要不可欠なことでもございますので、区としてもそこは早く進めてくれという話もしているところですが、やはり相手のあることなので1件、1件そこはしっかり対応しながらというふうなご回答をいただいておるところでございます。 ◆須田哲二 委員 多分、この宝くじ売り場の方も営業ということを考えて、そう簡単に移れないというふうに考えてらっしゃるのかなと思うんです。なかなか交渉のやりとりとかは、区のほうは余り聞いてないということだったんですけども、予測としては多分そういうことですよね。国とか都とかはこういう方に関して営業、補償的も含めて便宜を図るというような考え方、例えばということとして同じような地の利で営業きちんと続けられるような、そういう場所、土地をあっせんするとか。そういうような考え方って全然ないんですか。 ◎山口正幸 計画調整課長 区の買収でもそうですけど、どの用地買収であっても1件1件の生活再建というのは第一義でありますので、ご商売されていればご商売の状況に合わせて、最善の手段があればそういったものをこちらの買収側のほうで、さまざま提案をさせていただいたりというのは同じでございますので、東京都や国においてもご要望があれば、そういったことに対する対応はしっかり行っていただいているというふうに思います。 ◆須田哲二 委員 最後にしますけど、そういう対応いただいているというか、しておきながらもやっぱり難航しているわけですよね。こういう陳情も出てきているということで、やっぱりそこで長年商売やってきて、それが生活の糧という点では、かなりその方の考えなりきちんと受けとめてやらざるを得ないんじゃないかなというふうに思うんですよ、そういう点ではね。ですから、ちょっと土地収用にはなじまないなという気がいたします。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。  特にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第58号陳情について審査をお願いいたします。 ◆須田哲二 委員 この間、国土交通省担当官と会ったんですよ。うちの共産党国会議員のつてで。それで名前忘れちゃいましたけど、企画専門官。どの程度の位置にある人かわかりませんけどね。河川の小岩とか篠崎公園地区のことであったんですけど、水位が上がってきて、そうすると、堤防の低いところから当然流れ出すということで、住民の方が篠崎公園のところでボックスカルバートを入れたところが、これまでの堤防より高くなって逆勾配になるということで、そうすると両脇から流れるんじゃないかということで、そこが危険なところになってしまうんじゃないかというふうに言っているんですけど、その専門官は当然低いところに流れるという認識、常識ですよね。そういうところから考えると、荒川の左岸、右岸比較して左岸のほうが低いという状況ですから、その専門官も言うように当然江戸川に水が同じ水量、水深でくれば江戸川に流れるということですから、これはどうやったら防げるんですか。まず、執行部にお聞きしたいんです。 ◎山口正幸 計画調整課長 一般的に堤防の断面というのは、その計画洪水位から余裕高余盛等を含めてこの高さが決まってくるわけで、今のここの陳情になっている荒川の左岸の中川堤の部分でございますけれども、そこについては基本的に高さは満たしている高潮対策としても高さも満たしているという状況です。ただ、右岸と比べると低い。これは事実でありますので、そこについては当然のことながら左右岸ですね。同じ高さにしていただければそれが一番いいんだと思いますが、現実な対応策として宅地が川の近辺まで張りついている、ああいう状況がありますので、どちらにしてももっと抜本的な対策を打たないと、前から答弁しているとおり、高さだけ確保すればいいのかということではないと思うんですね。横の幅も必要になってくると思うんです。そういう堤防のあり方というのは、もちろんさまざま議論されるべきですし、高規格堤防もしっかり範囲の中でどういった治水対策が一番いいのかというのは、しっかり議論すべき話だというふうに思います。 ◆須田哲二 委員 高潮対策としては、想定基準を満たしているという話なのですけども、高潮にしろ洪水にしろ非常に危険だということでね。かつて江戸川区のそういうスーパー堤防絡み広報ビデオでは、松島みたいな予測地点ではかみそり堤防ってね。あそこが決壊したという絵づらを相当出しましたよね。ですから、何を満たしているのかというそういうビデオ見ると、決壊するって話をさんざん聞かされてきましたから。高潮の基準を満たしているとかいうのは、にわかに信じがたいというふうに思うんです。それで低いほうに当然流れますから、堤防の高さだけ高くすると堤体として、それが丈夫かどうかというそういう問題ありますよ。でも、堤防を頑丈に比較して低いんだから、そっち側に同じ水位できたら水があふれるのは余りにも当然のことなので、どういう対策をとるのかと。とってくれという陳情ですからね。単純にコンクリートで上に高くするということじゃなくても、とにかく同じように、公平に扱ってほしいというご意見だというふうに思うんですよ。ですから、それについて、どういう対策がとれるのかということで、江戸川区がスーパー堤防だというふうに言ってきたわけですよね。ずっとね。そういうかみそり堤防の決壊の絵図も出してきたわけですから。もうちょっと抜本的なそれに対する回答が必要だというふうに思うんです。長くなりますからこの辺でやめておきますけども、この陳情については非常に誰でもわかる要するに理屈ですよね。低いんだからこっちも何とかしてくれということですから、陳情の中身については非常に賛同できる中身だと。対策をどうするかという点ではいろいろな検討が必要だと思いますけれども、中身的には賛同できるというふうに思います。 ◆本西光枝 委員 私も荒川右岸と左岸の高さが違うということで、同じだけの水が流れてくれば、低いほうに水が流れてくるというのは当然なことだと思っております。都心を守るということで堤防整備がなされた結果、どう見ても明らかに不公平と言える高さの違う堤防で、水が流れ込み、浸水被害が起きた場合、大事な家族を亡くしたり住む家がなくなったり、そういうことが想像されますので、きちんとそれを防ぐ方策が必要かと思います。そのためにもスーパー堤防などではなく、時間もお金もすごくかかりますので、そうではなくて通常堤防として強化をしていくことが妥当であり、江戸川区としても国に求めていくことが必要かと考えます。ちょっと意見のみ申し上げました。 ○藤澤進一 委員長 ほかにないようでしたら、継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、本日の陳情審査を終わります。  次に、所管事務調査についてですが、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤澤進一 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。  はじめに、都市開発部、お願いいたします。 ◎町山衛 市街地開発課長 私のほうから、2件ご報告がございます。最初、A3折っているやつですね。平井五丁目駅前地区都市計画原案説明会縦覧のお知らせが1点目でございます。お知らせの下に(地区計画・第一種市街地再開発事業・高度利用地区・景観地区)ということで、再開発事業の前にまず街の大枠はこれでいいですかという都市計画の説明会でございます。  前回の2月7日の建設委員会で事業説明会の件はご報告させていただきました。2月17日の説明会には84名の方が参加されまして、大変よい計画だ。計画自体、大賛成と。いつから販売するのかという非常に前向きな意見もいただいたところでございます。それを受けて、再開発の手続の第一歩ということで原案の説明会でございます。
     説明会の開催日時、場所は3月17日(金)、19時から20時。平井コミュニティ会館でございます。縦覧日時、場所については翌週の3月21日(火)から2週間、4月4日(火)まで縦覧を行います。縦覧の場所は江戸川区役所都市計画課都市計画係、それと市街地開発課計画係でございます。  この縦覧に対して、意見書をお出しすることができます。米印で書いてあるんですが、意見書につきましては対象地域に土地などの権利をお持ちで意見のある方は意見書出せますということになっていますので、これは都市計画法16条2項、施行令10条の4項の中で、権利をお持ちの方が出せるということでございます。提出期間は3月21日から3週間、4月10日までございます。提出場所は江戸川区役所都市計画課都市計画係でございます。  資料開いていただいて、この原案について単なるお知らせのチラシではなくて、何を決めるのかということをチラシの中に入れさせていただいております。左上からまず@都市計画とはということで、都市計画とは街づくりのための計画ですということの理念が書いてあります。  Aといたしまして、当地区で定める都市計画ということで、地区計画、高度利用地区、第一種市街地再開発事業、それから景観地区ということでございます。  Bが対象地区ということで、平井駅前広場の北側の点線で囲まれた0.7ヘクタールの中で、都市計画を決めていく予定でございます。  下に行きまして、C一つ目の地区計画の概要ということで、地区計画の目標、それから区域の整備・開発及び保全に関する方針ということで、土地利用の方針。一時避難場所とか防災倉庫の設置、それから無電注化の促進、それから地区施設の整備ということで、区画道路の拡幅、いろいろな地域貢献も行っていく予定でございます。  それから建築物の用途のルールとしまして、環境を悪化させる恐れのある建築物の用途を制限しますと。それから壁面の位置の制限としまして、建物建てる際は3メートル壁の位置を下げますと。それから建築物の敷地面積の最低限度ということで、新たに敷地を分割する場合は最低面積を200平米としますと。200平米未満に切ることはできません。それから建築物等の高さの最高限度としましては110メートルを考えております。  右側の小さいんですが、地図に地区施設の配置及び規模といたしまして、拡幅としまして地区の右側、東側の道路でございますが、こちらの区画道路1号、現在8メートルでございますが、敷地内のセットバックも合わせて13メートルまで下がる予定でございます。それから広場上空地、斜線の広場2号と蔵前橋通り、特定緊急輸送道路に面した部分、この部分については防災広場、それから下の駅広に面した広場1号、こちらはにぎわい広場としまして南側のセットバックを行います。  裏面に移りまして、今回の説明会縦覧の案内図としまして、平井コミュニティ会館で説明会を行います。それから右側の図面は縦覧の場所、意見書の場所でございます。  今後の予定でございますが、今週の金曜日3月17日に都市計画原案説明会を行いまして、原案の公告縦覧2週間。それから意見書の提出が3週間で4月10日までと。それを経まして今後の予定でございますが、6月から8月にかけて、次は案の公告縦覧、意見書の提出。それから都市計画審議会を経まして、都市計画の決定告示となります。  なお、この内容は広報えどがわの3月10日号及び区のホームページでも掲載しております。  2点目、A4、1枚ものの資料でございますが、用地補償の説明会開催のお知らせ都市計画道路区画街路第28号。小岩駅周辺の街づくりの中で区のほうで単体でやる事業で行う街路事業の説明会お知らせでございます。  日時は3月14日ということで昨日の夜間行いまして、こちらの権利者さんは6名の方がいらっしゃるんですが、昨日4権利者の方が来ていただきまして説明会を行いました。  2番といたしましては、説明会の中で事業の概要、今後のスケジュール、移転補償について全体の流れを説明させていただきました。場所は区の街づくり相談室ということで、南小岩七丁目の区の施設のところで行いました。  裏面をごらんください。3番の事業名、認可告示番号及び事業認可期間といたしまして、事業名とあと、認可告示番号、2月23日に東京都告知で認可告知を行っています。事業期間は平成29年2月23日から35年3月31日の7年間と。  事業箇所の案内図でございますが、丸で囲ってあるところのL字の黒い部分、JRの側道北側の部分と高架下の部分。こちらの130メートルが事業区間でございます。5番としまして断面図を入れております。現在9メートルから11.5メートルの断面でございますが、計画を11メートル。それから、この断面図の右側がJRの線路沿いになるんですが、狭いところでは1メートルしかない歩道がございますので、この事業を機会に最低2メートルの歩道も確保して、2メートル、2メートルの歩道に7メートルの車道ということで断面をそろえる計画がございます。 ○藤澤進一 委員長 次に、土木部よりお願いします。 ◎山口正幸 計画調整課長 私から2点報告をさせていただきます。  1点目が新中川護岸耐震補強工事ということで、昨年の6月16日に委員会報告をさせていただきましたが、東京都の江東治水事務所のほうで、耐震補強工事を行っているところでございます。左側の平面図の中の箱に書いてございますが、当初はこの4月まで閉鎖をして完了の予定でございましたが、その1、その2、その3と三つ工事があるんですけど、その1とその3。その1は涼風橋を挟んで両側ですね。その3は大杉橋の下流右岸側ということでございますが、ここの工事については一部川表側、川側のブロックのところを再利用する計画だったんですが、ちょっと破損等のため芯材を使わざるを得なくなったということで、その辺の材料調達等のことで工期を延伸、さらにはその1の工事のほうでは、地盤改良する際にがらが混じって出てきたということで、分別等の処分に時間を要したため若干工期を延伸していただいて、29年の6月までこの閉鎖ですということの報告が来ております。  こちらについては、3月に江東治水として決定をして、地元の近隣の方には周知をさせていただいて、看板のほうにもその旨しっかり記載をしているということでございますので、江戸川区としても早期に完成するように江東治水に申し入れたところでございます。  もう一つが江戸川区北葛西、西葛西地区浸水対策工事ということで、下水道局からの情報提供でございます。  こちらのほうは27年度から25年10月の浸水を受けて、豪雨対策下水道緊急プランということで、小規模の緊急対策地区として工事を行ってまいりました。さまざま下水の工事を行ってきたところでございますが、最後の一番の難所でありました左側の図面の四角い箱から、船堀街道に向かっての矢印がございますけど、これはバイパス管と言いまして、大きな管をここにいけていくというようなことで浸水の工事を行う予定でおりました。約1,000ミリの管でございますけれども、その管を浸水工事によって行っていく予定でございまして、ところが一部に東京電力の管があって、そことの支障をどうクリアしていくかということで、さまざま検討がなされることになって、そこのところで若干時間を要したということでございます。よって、右側の工程でございますが、今年度中に完成予定でございましたけれども、バイパス管については今年の8月まで工事がかかりますということで報告がございました。 ◎立原直正 土木部参事〔保全課長事務取扱〕 今回、東京江戸川南ライオンズクラブが創立50周年を迎えるということで、その記念に姉妹クラブであります台湾台南市赤篏ライオンズクラブと合同で、新川千本桜に時計を寄贈していただくことになりました。設置場所は新川さくら館の船着き場あたりになります。新川千本桜の整備コンセプトであります江戸情緒。またさくら館とマッチした景観ということで、江戸情緒を醸し出す時計の設置ということを現在寄贈を受けまして、現場で進めておるところでございます。  なお、あわせて、今回のご寄附に当たってはボランティアセンターへの軽自動車1台。また青少年の翼事業へのご寄附なども合わせていただけるということで伺っております。  なお、4月2日に新川千本桜まつりがございますけれども、その式典の中で時計の除幕披露をさせていただきたいと思っております。 ◎深野将郎 土木部長 施設管理課長、所要で少しおくれておりますので、申しわけございません。  平成29年春の全国交通安全の実施ということでございます。A4の紙とそれからチラシがございますけれども、例年でございますが4月の第一週目ということで、6日から15日までの10日間ということでの交通安全運動でございます。  重点目標というところも、これもこのところずっとこういう形でやっております。子どもと高齢者の交通事故防止ということで、先般、警察のほうの話によるといろいろな新聞報道ありましたが、一時減っていた飲酒運転がまた増えてきているということもございますので、それの根絶ということもこれも例年でございますけれども、あわせてやっております。  それから、こちらのチラシをごらんいただきたいんですけれども、表面のところぐらいまではずっと同じなので、一番裏のところ、いろいろな新聞報道されましたが、先日3月12日から改正道路交通法ということで、高齢運転者の運転免許の更新手続等の改正等が出ております。いろいろな受診をして疑わしいということが出てくると、その検査をしていかなければいけないということが義務づけられましたので、その辺につきましても、今後とも警察とタイアップしながら交通安全に努めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○藤澤進一 委員長 以上、6件執行部報告がございましたけれども、ただいまの執行部報告につきまして、何かご質問、ご確認はありますか。 ◆須田哲二 委員 平井五丁目駅前地区についてお聞きしたいんですけども、都市計画の案で、最低敷地面積が200ということになっているんですけども、権利者の関係とか、その他いろいろな説明とか意見を伺ったんだというふうに思うんですけど、200にした主な理由といいますか、まずそれをお聞かせください。 ◎町山衛 市街地開発課長 こちらの200というのは、東京都の四つ決める中の高度利用地区というのがありまして、高度利用地区の基準の中に最低200というのがありまして、要は将来の100年後とか建て替え終わったときに、また細分化が再生してはいけないということで、東京都の基準で200とありまして、この地区計画等の説明は今準備組合のほうで、各権利者さんのほうにも説明に回っていますし、我々としましても、いきなりただ説明会ありますよではわかりませんので、ネタばれではありませんが決める内容をこのように書いてお配りしているというところでございます。 ◆須田哲二 委員 ちょっと関連してお聞きしたいんですけども、江戸川区全体としては住宅建てる場合の最低敷地面積、かつて70平米と聞いたんですけど、100のところもあったりとかするんですけども、考え方、大まかな最低敷地を各地域、場所によって変えている大まかな考え方というのを、ちょっと教えていただきたいんですが。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 それぞれこれまで地区計画を決めてきた中で、その地区の状況、それから協議会等立ち上げて各地元の方とお話してくる中で、その地区にふさわしい街づくりのルール、最低敷地面積がどのくらいだろうというようなことを検討した結果で決めさせていただいております。 ◆須田哲二 委員 地域によって敷地面積、結構違っていたりしているので、例えばの場合ですけど、土地を売却して新たに開発業者の方々が細分する場合に、細分できないということで、昨日、建設委員会で視察に行って、一之江だったかな、きれいな住宅地で非常に高級感があっていいんですけど、ちょっと買えないなという感じがして、そうすると、土地と上物も含めてですけども、それだけ敷地が広くなるということは、それなりに高額にもなるかなと。環境とか街並みとしてはいいイメージを受けるんですけども、近辺に住んでいる方がそういう点では、ちょっと手を出しにくくなる可能性もあるかなという気がして、葛西なんかですと100平米というところもありますよ結構ね。100って結構葛西の地価でいうと結構だなという気がして。そういう実際に自分で将来家を建てたいとかいう、そういう方々の意見で広過ぎるんじゃないかとか、もうちょっと小さくしてくれとか、そういう意見は特にないですか。 ◎眞分晴彦 都市計画課長 最低敷地面積を検討する際に、いろいろなご意見はいただいているのはあります。ただ、最終的に決める中では、皆さん合意のもとに決めさせていただいているということでございます。 ◆須田哲二 委員 ぜひそういう合意を丁寧にとって進めていただきたいと思います。  もう一点、ちょっとよろしいですか。JR小岩の関連で28号線の関係で従前の10号ですけど、9メートルから11.5メートルを11メートルにしてということで、特段、拡幅を大きく進めるわけではないんですけど、そうすると歩道も2メートル、北側は2メートルで変わらないということなのですけども、それでも線にかかって補償とか削られるとか、そういう権利者が出てくるんでしょうか。 ◎町山衛 市街地開発課長 建物は北側の側道でいきますと、建物は3棟道路計画線に当たりますので、建て替えが生じると思います。あと、庭先が3軒。それからJRの高架下、シャポーの店舗、それから反対側のシャポーの駐車場、駐輪場、こちらの部分も計画線に当たります。 ◆須田哲二 委員 そうすると、10号は11メートルですよね。そうすると、従前が9メートルのところがかかるという理解でいいんでしょうか、大体。 ◎町山衛 市街地開発課長 普通の都市計画道路みたいにずばっと線が入って、軒並み当たるというか、こちらの138メートル、クローク位置やっているんですが、実際支障になる部分はJRの高架下と、それから北側の道路からぐっと曲がるところですか。駅の出たところ。そこのカーブが今90度の道路になっていますので、そこの建物3軒が隅切りというか拡幅されて大きく当たりますので、あとはJRの北側の側道は、歩道がきれいに2メートルあったりなかったり、曲がり角で多かったりするところをきれいにそろえるということで、カーブの部分で建物は当たるということでございます。 ○藤澤進一 委員長 ほかに。よろしいでしょうか。  以上で執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますか。 ◆本西光枝 委員 北小岩一丁目東部地区の地盤の地耐力が住宅地としての強度が確認されていないことに対して、昨日に引き続きちょっと何点か確認させていただきます。  昨日もお聞きしたんですが、進んだことはないでしょうか。道路の地耐力については調査をしないということは変わりはありませんか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 道路についての地耐力試験は行いません。 ◆本西光枝 委員 やはり面としての強度が必要だと思うので、この道路というところもしっかり地耐力の調査をすることは必要だと思います。昨日19.6というふうに地耐力話されたのは、これ堤体の地耐力ということで道路の地耐力とはまた違うということでいいんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 このスーパー堤防のいわゆる規格として、必要な地耐力というものが昨日申し上げた19.6キロニュートンパー平米ということであります。道路としてはそれよりもそこに満たない値でも舗装構造の中で、再三申し上げますが、アスファルトと砕石という中で、構造がもつようになっておりますので、その最低水準は今回の宅地の地耐力を確認している中でも、道路として必要な最低水準は満たしているので、必要ないというような判断でおります。 ◆本西光枝 委員 スーパー堤防の規格として、先ほどおっしゃっていた十九点幾つというのが必要だということなのですけど、それは満たしているということは明らかなのですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 基本的にそれを今日までの調査という中で、そこの部分も含めて、国と区の調査で確認をしている最中ですが、当然スーパー堤防というのは上面ですね。通常の土地利用がされるということを想定したものですので、それに際して19.6キロニュートンというような値は最低限必要だというようなことがまずあって、それから土地の利用状況をかんがみて、必要に応じて、その土地利用にかんがみたような強度を求めていくというようなことが基本的な考え方にはありますから、その中で当該北小岩の18班地区というのは、標準的な木造、それから軽量鉄骨の3階建てが立ち並ぶような用途容積の指定もありますので、ここは国と協議をした中で30キロニュートンというものを必要だねというようなことで、協議をして、そこを標榜して、区と国でこの共同事業進めてきているというようなことであります。 ◆本西光枝 委員 やっぱり住民が安心するためには、しっかりと調査された数値というのを公開というのが必要だと思うんです。ちょっと何点かすみません。大事なことなので確認させていただきますが。この土地のところを国のボーリング調査によって液状化が起きないとして、平井や小松川のような地盤改良が行えませんでした。その判断が今の状況を生んでいると思われるんですが、ボーリング実施箇所については、どういうふうに決めていたのかということと、行うとき区から実施箇所について要望がされたんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 国はスーパー堤防を整備していく中で、必要だというところ、国の基準等によって整備をしているということの説明を受けましたし、それに基づいて実行しているというようなことであります。あくまでも今回はそういったスーパー堤防全体の構造に何か問題があるかということではなくて、やっぱりそこを前提に宅地利用するということが、この事業では一つの大きな要素でありますので、その宅地利用する際に十分な地耐力を、またスーパー堤防の整備水準とは別のところで今回求めているので、それが足りなかったところをお引き渡す前にわかったところがありましたから、それを今きちっと是正をして、お引き渡しをするという準備を今進めていますので、そこはご理解いただきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 やっぱりスーパー堤防と、一体の街づくりって盛り土した上に住宅を建てるということになっているので、分けて考えるということがちょっと私は理解できないところなのですね。この場所を盛り土する前、東側は自然堤防で西側は埋め立て、埋土地と言うんですか。かつて田んぼであったということは、物理探査しなくても文献調査だけでもわかることです。分権からはっきりしない箇所を選んでボーリング調査を行い、確実なデータ得ることが基本であるかなとは思ったわけです。今、基礎地盤に問題があった等のことで、盛り土そのものについては調査中とのことですが、盛り土に使用した土の量と、少し細かいんですけど、すみません、その土はどこから運ばれてきたものかわかりますか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 ボリュームまでは、ちょっと今手元の資料にないもので明確に申し上げられませんが、現地に盛り土をした土というのは、大妻女子大学の改築に伴ったものでありますとか、六本木の再開発の発生土。それから東大病院の改築、再築というようなことで出てきた建築発生土というところがあります。そういったものを堤防の盛り土材料として必要な物理的な条件に合うように、これはいわゆるブレンドをするというか、粒度調整ということをして、その上でその物理条件を満たしたものを盛り土材料として、現場に持ち込んで転圧をかけているとのことなので、そこに関しては私どもも、それからそのことについては関係地権者の住民の皆さんにも、そういったことはご説明をしてご理解をいただいているところであります。 ◆本西光枝 委員 ボリューム、量というのはすみませんが、国に確認していただいてわかったら教えていただければと思います。先ほど転圧をかけとおっしゃってたんですけど、盛り土については30センチごとの盛り土を重ねるごとに転圧をかけて、締め固めが十分であるかを測定をし、確認しながら行われたと思うんですが、区としてはその工事過程をどのように確認をしていたんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 国は基本的に施行管理の中でやっているということが責任としてあります。その上で区のほうも、とりあえず目視はできるような状況ですので、そういった状況はずっと張りついているわけではないですけれども、断片的に施行状況を確認して適切にやっているなということは、区としても見守ってきておりますので、ちょっとそのような程度しかお答えできませんけれども、要は適正に行われているということは確認してきているというふうに考えています。 ◆本西光枝 委員 目視でということは、時間をそういうふうに決めて聞くという、見るということなのですか、きちんと管理してという。 ○藤澤進一 委員長 お答えいただくに、もうちょっと質問の、すみませんが、内容をもう少し明確にしていただくか、お願いしたいと思うんですけど。よろしいですか。今の件は、じゃあ、区画整理課長どうぞ。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 やはり公共事業ですから、何か国の事業をきちっと区が何か工事監督とか、何か監査するような形で見るというのはあり得ないですね。国は国できちっとやっぱりその立場で責任を持って公共事業をやっていますから、そういうのをやるということを前提に受けとめるしかないですし、それはやっぱり共同事業者としての区のかかわりだと思っていますので、そこは一言申し上げたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 よろしいですか。まだありますか。 ◆本西光枝 委員 それは、わかりました。もともとの地盤の表層と盛り土はまぜ合わされているのではないかと思うんですが、そういったこと、どの程度の深さまでミキシングされているとか、そういうのも決まっているということで、そういうこともじゃあ国が行うので、しっかりそれは国が管理のもとでやっているのを受けとめるというか、そういうことなんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 そういうことになります。 ◆本西光枝 委員 わかりました。今のところごく一部の基礎地盤についての情報しかないんですが、今回のことは家を建てられる強度にすればいいということで決着させてはならないと考えます。基礎地盤、その盛り土の部分の全容を明らかにし、徹底した原因究明が必要だと考えます。道路部分についての調査もぜひ実施されるよう要望します。そして、公開すべきは公開し、きちんと説明責任を果たした上で、今後のことについては改めて慎重に考える姿勢を持っていただきたいと思います。 ○藤澤進一 委員長 ほかに何かございますか。 ◆須田哲二 委員 本西委員から原因究明という話でたんですけど、要するに地耐力不足ということで、引き渡しが延びたというんで、現時点で原因は何なのかというのをもうちょっと明確にお答えいただきたいんですけど。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 これもこれまでに私もうお答えさせていただいていますが、まだその全容が明らかになってないので、きちっとした説明がまだ国からされてないということもあるので、それはきちっとさせたいと思いますので、それはいましばらくお待ちいただきたいと思うんですが、一例として申し上げられるのは、現状地盤いわば盛った地盤ではなくて、現状地盤の中で一部薄い軟弱層がスウェーデン式のサウンディング調査で確認をされたというようなことがありまして、そのことについては住宅を建てるために、想定した住宅を建てるための地耐力、具体的に言えば30キロニュートンパー平米というものに満たないような状況があったということですので、まずその事実を国に伝えて、それについて原因究明とそれから改善の対策ということについて、今それを求めていますから、それがわかり次第ですね、きちっとこの議会においても説明させていただきたいと思いますし、関係住民の皆さんにも説明をさせていただきたいというように考えています。 ◆須田哲二 委員 対策はさておいてなのですよ。要するに原因がどこにあったのかということで、それで区は課長のおっしゃるように30キロニュートンの地耐力が必要だと、家を建てるのにということなのですけども、スーパー堤防のこの事業で当初ね、この工事終わってみたら弱かったということじゃなくて、当初着手するときに地盤の状態とか、強さだとかそういうのを調査してはなかったんですか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 それも事前に整備をする前に調査入っているというようなことは私どもも認識していますので、そのことを踏まえて今回どういうことがここに至った原因が何だったのかというところは、国がこれから説明をしますから、あくまでも私たちはその説明を待ってですね、その説明によって区が対応しなきゃいけない事柄があれば、改めてそこで考えていきたいというふうに考えています。 ◆須田哲二 委員 これまでいただいた情報で、わずか1カ所ということじゃなくてね、数カ所そういうスウェーデン何がしかの方式でわかったということですから、そうすると国は事前にスーパー堤防の工事に着手する前に、十分な調査を、家を、スーパー堤防の上はより頑丈だってね、丈夫だといって家建てられますよというふうに家を建てるのを許しているわけですからね。それを見据えた上での調査をしっかりやってなかったということがね、要するにもう言えるんじゃないですか、現状でも。違いますか。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 そこは須田委員おっしゃるとおりですね、国にも反省してもらいたいところだと思います。結果がこう出ていますからね。出た結果に対してはそこは真摯に受けとめて、この教訓をどう生かすかというのは、これはやっぱり国が今非常に答えとして求められているところだと思いますので、そこは私どもも須田委員と同じような感覚というかですね、要はきちっと反省してもらうところは反省して、次に生かしてもらいたいというようなところはあります。 ◆須田哲二 委員 同じじゃないんですよね。私は区の責任も重大だと思っていますからね。何か国交省、国の責任だけみたいな話なんだけど、どうもちょっとそれは違うなと。やっぱりスーパー堤防事業として、ここだけの問題ということじゃなくて、根本的にそういうことが発覚しているということは、ほかも含めてどうなんだろうなということが全て怪しくなってしまうという感じなのですよ、これはね。重大なやっぱりちょっと結果を招いているというふうに思いますので、国の報告も待ちながら引き続きよく見て、しかるべきちょっと原因追及なり対処をお願いしたいというふうに思うんですけども。やらなきゃよかったですね、スーパー堤防ね、そう思います。  それでもう一点、すみません、篠崎公園地区上篠崎一丁目北部地区なのですけども、さっき言った国交省のちょっと聞き取り、ボックスカルバートとね、浅間神社についてちょっと重大なコメントがありまして、浅間神社のほういうとやっぱり埋めるべきだと、スーパー堤防としての完成系という点ではね、まずいんだということをはっきり言っていました。ただ、江戸川区の強い要望によって、特別緑地という形で残すと。この件は以前にも事業監視への評価委員会で、家田委員長からの質問で国交省の担当者が、将来的には盛り土して埋めるということを言っていますから、未完成、不完全な形で今、着手しているとしようとしているということでね、なるということで、これの確認。区がどう考えているのかということとね。  それから、避難動線という話があるんだけども、お墓、妙勝寺のお墓まで移転して、動かすというのは膨大な作業量ですよね。お金も含めると。だから、これもやらなきゃよかったなと、こんな計画はね。避難動線というんであれば、今の駐車場の敷地、都の、それから篠崎公園に向けて、少しあれを土盛りして導線つくれば程度で済んじゃう。もともとそこが導線ってなっていますからね。篠崎公園地区の整備計画でも。妙勝寺やその他まで含めて、スーパー堤防に着手しようとしているというのが、非常にまずいことだなというふうに思うんですよ。そういう点ではね。予算委員会、本会議の聞いたちょっと区画整理の手法、原則に照らしてどうかということでね、課長から予算委員会のときに審議会で、住民の皆さんの審議員の皆さんの意見があれば、変えることも可能だということで、再確認なのですけど区が示している、示そうとしている換地案をそういう形で変えることはできるということをもう一度ご答弁いただきたいんですが。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 今、何点かありましたけれども、まず浅間神社については、これは今は何て言うんですか、動かしていきながら整備をすべき状況ではないというようなことは、今までも繰り返し答弁させていただきましたが、それは現時点でも変わりません。浅間神社が手が入れられるような状況があれば、随時そのときに判断をして整備をしていくことであります。  それから妙勝寺のことについては、これも予算特別委員会なんかでも答弁させていただきましたけれども、当然私ども区画整備事業者として、照応の原則というものはきちっと踏まえた上で、こうやっていく。ただ、この地域に根差した施設を都市計画の緑地という指定がされているので、どこかにそれは確保しなきゃいけない、していただかなきゃいけないというように考えていますので、そこの移転については合理的だというふうに思っていますし、じゃあ、その合理的な移転ということについては、地域の皆さんと確認しながら丁寧に合意形成を図って進めていくというようなことでありますので、須田委員おっしゃったように区がこれを押しつけて、決めつけて進めていくということは決してありませんので、合意形成を取りながら丁寧に進めていくってところは、従来から申し上げているとおり、そのスタンスは変わりません。 ◆須田哲二 委員 最後にいたしますけども、合意形成進めながら丁寧にということ。裏を返すとこういう理解でいいのか。合意ができれば、できなければ、その通りにはできないと。そういうふうに私ども理解します。そういう点ではね。それを合意なくして、丁寧でなくやろうとしたら強制的に着手するということになってしまうと思いますので、そこのところをちょっとお答えがあれば確認したいと思うのと、妙勝寺さんに実際行きますと、もう二度、先ほどの陳情にもちょっとありましたけども、二度お墓移動しているんですよ。篠崎公園のほう行ったり、また戻ったりという形で。そこであそこに移動したときの先代の5年前に亡くなられた住職が自分でお書きになった石の石碑がありまして、大変な苦労、年月をかけてお墓を移動したという思いが、それでこれで安らかにというような言葉最後で締めくくってあるんですけども、本当に大変な作業なのですよ。そこまでして、このスーパー堤防、区画整理を強行するというのは、ちょっと異常なやっぱりちょっとやり方だと思うんですよね。行政の街づくりとしては。そういう点でその点については、今からでも遅くないですから、中止するべきだというふうに思います。  先ほどの合意を丁寧にやればできるのかできないのかというところ。 ◎柿澤佳昭 区画整理課長 このことは上篠崎の当該地区によらず、今までもこう積み重ねてきた街づくりの中で、満場一致で進めてきたということはなかなかなくて、やっぱりいろいろな意見がある中で意見を集約して、合意形成をとって進めてきたというようなことがやっぱり実績としてありますので、やっぱりそういうような視点は変わらずに、とにかく丁寧にご理解をいただきながら進めていくというようなことを考えております。 ◆須田哲二 委員 これまでの答弁と満場一致というのはなかったけども云々ってね、どっちなんだということなのですよ。だから法の原則破ってやってしまうような状況にありながら、ちょっと今の答弁やっぱりちょっとね、全然曖昧でわからないということですね。そのことを申し上げてこれからも追求していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○藤澤進一 委員長 ほかによろしいでしょうか。  次に、今後の委員会日程ですが、4月は14日(金)、午前10時から。陳情審査並びに所管事務調査を予定しております。  なお、次回の委員会が現委員による陳情審査の最後の日程となりますので、ご承知おきをお願いいたします。  そして、5月の委員会日程ですが、本日この後行われます委員長会で確定次第、事務局よりご連絡をいたしますが、5月は8日(月)、午前10時から、今年度の建設委員会における審査経過概要についてご確認を願う予定になっております。4月は14日(金)、5月は8日(月)、それぞれ10時から委員会を予定してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、本日の建設委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                      (午前11時13分 閉会)...