江戸川区議会 > 2014-03-04 >
平成26年予算特別委員会(第7日)-03月04日-07号

ツイート シェア
  1. 江戸川区議会 2014-03-04
    平成26年予算特別委員会(第7日)-03月04日-07号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成26年予算特別委員会(第7日)-03月04日-07号平成26年予算特別委員会(第7日) 平成26年3月予算特別委員会会議録 ■ 江戸川区情報公開条例第7条第2号(個人に関する情報)等により不開示とする部分は、「・・・・・・」で表示し、非公開としました。 ●日時 平成26年3月4日(火) ●開会 午前10時00分 ●休憩 午前11時54分 ●再開 午後 1時00分 ●休憩 午後 3時12分 ●再開 午後 3時35分 ●休憩 午後 5時12分 ●再開 午後 5時19分 ●閉会 午後 5時25分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員(19人)   渡部正明  委員長   田中淳子  副委員長   中津川将照 委員
      桝 秀行  委員   竹平智春  委員   大西洋平  委員   大橋美枝子 委員   深江一之  委員   江副亮一  委員   新村井玖子 委員   窪田龍一  委員   須賀清次  委員   伊藤照子  委員   福本光浩  委員   早川和江  委員   瀬端 勇  委員   川瀬泰徳  委員   島村和成  委員   片山知紀  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   多田正見  区長   山﨑 求 副区長   浅野潤一 教育長   外、関係部課長 ●事務局    書記 濱田博司 ●案件  平成26年度予算審査(第7日)  一般会計歳出 第10款 教育費  第1号議案に対する修正案                      (午前10時00分 開会) ○渡部正明 委員長 おはようございます。ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  署名委員に、中津川委員、島村委員、お願いいたします。  はじめに、委員の交代がありました。  藤澤委員、中里委員、小俣委員から、片山委員、江副委員、大橋委員にそれぞれ交代しましたので報告いたします。  座席については、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  次に、滝沢議員から第10款教育費、第1項教育総務費、第3目教育指導費の審査で、委員外議員の発言の申し出がありましたので、これを許可することにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 それでは、委員外議員の発言を許可することにいたします。  本日は、一般会計予算歳出の第10款教育費の審査を行い、その後に修正案の審査を行います。  なお、修正案の審査に当たっては、各会派の持ち時間で行うこととなりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより本日の審査に入ります。  予算書・同説明書の378ページをお開きください。  第10款教育費、第1項教育総務費、第1目教育委員会費より審査願います。 ◆片山知紀 委員 ちょっと私は、大きい問題だと認識をしておりますし、今、国会で教育改革、そういうことで改革をするという中身についていろいろと議論をされているところでありますけども、これについては区長も十分ご認識をされていると思いますが、いずれにしましても、教育長、教育委員長のそれを一つにする中で、首長の権限といいますか、そういうものに委ねるというか、判断をして任命していくという、そういうふうな骨子でやっていくんだということで、これについてまだ結論は出ておりません。  今国会で上程をしたいという与党の強い意志があるわけですが、これらについては区長のお考えといいますか、どういうふうになっていくのかという中においては、今までの機能を強化するという形では大変結構なことかなというふうに認識をしておりますけども、そういうもろもろの問題を捉えて、今後どういうふうに考え方を示されていくのかという予備的な考え方になるのかもわかりませんが、お考えがあれば聞かせていただきたいなと、こう思っておるわけであります。 ◎多田正見 区長 今回の教育改革がいわれ始めている発端は、やはり大津などにおけるいじめの問題が直接の動機になっているのかなという気がいたしますが、そこでは責任の所在が不明確であるとか、あるいは教育界におけるリーダーシップの問題であるとか、そういうことがいろいろ論じられて、現行制度を変えたほうがいいのではないか、こういうことだと思います。  この制度論は大分前からあるわけでありまして、もう10何年も前からあると思いますが、やっぱり同じく学校内における不登校の問題とか、あるいはいじめの問題とか、そういうことがいろいろ言われたことがきっかけであったようにも思うんですけど、もう一つ流れとしては、やはり地域教育というものをどういうふうに個性化できるかということの中で、やや文部省の出先になっている教育委員会制度というものを、もうちょっと地域に取り戻すということができないかというような、そういう立場での議論もあったように私は思うんですね。  今回は直接の動機はそういうことなんですが、もろもろそういうことを考えた上で、今の制度がどうなのかということを考えていくと非常に不明確、責任の所在とか、そういう点について非常に不明確だと私も思います。  私はざっくばらんに、結論的に言えば、今回の改正案は非常に現状の姿にもうちょっと権限的な整理をするという意味でいいんじゃないかというふうに思っているんですけど、異論もあるのかもわかりませんが、とにかく少し責任は明確になるし、首長の権限が強くなるということかもわかりませんが、それはこれまでもある意味では期待されていた面もあるわけで、現実に即した案ではないかなというふうな気がいたします。  教育委員会のあり方は、恐らく都市部であるとか、あるいは地方で行われているものと若干違いがあるような気がしますので、全部がそういうことで同じ認識かどうかわかりませんが、少なくとも都市部では、やっぱり今のいわれている形が一番いいのではないかというふうにどなたも思うんではないかというふうに思います。それは私の感想です。 ◆片山知紀 委員 今、いろいろとご答弁いただいた中で、本当に教育の根幹、そういうものに対しては、いろいろと学校教育、家庭教育、社会教育と3分野あるわけですけども、そこらあたりの教育のあり方というものに対しては毅然としたそういう一つの指針、そういうものが国民といいますか、区民に対してもそうですけども、それに対しては、はっきり意思伝達できない、認識を深めるような方策がなかなかとりにくい。  そういう中では、やはり毅然とした姿勢というものがあってもいいんじゃないかと。それがどうも曖昧としたままに来ちゃっている。ですから、今回の改革については、私は大きく評価をして、ぜひ首長の権限はもちろんのことですけども、教育委員会のあり方とか、そういうものに対してもう一回新たに見直しをして、その中でもうちょっとみんなが納得できるような、そういういろいろな政策、方策をお互いにもっと議論できるような、そういうような場面をこれからさらに深めていかなきゃいけないんだろうという強い思いを持っています。  したがって、今度の国会に出される、そういう問題もろもろを含めて、首長の権限、区長の権限、そういう中の強化を私はよしとしておりますけれども、そういう中で、今後取り組む姿勢として、今、決定したわけでありませんが、そういう気持ちをみんなが共有して、そして前進するんだという、そういうことを、ぜひもう一回しっかりみんなで受けとめていかなけりゃいけないと。議会もそうですし、もちろん行政・執行部、そういうものでお互いにもっと議論して、やる場面というものをこれからどんどんやっぱり持っていかないと、どうもうまく意思の伝達ができない。それに対して具体化していかない。そういうことを何とか少しでも打破をしていただけるような、そういうことに対して今後さらに鋭意ご努力をいただいて、そしてよき人選、よき機構、そして施策、そのもろもろをさらに充実していくようなことを皆さんが共有し合ってやっていくということの思いを新たにしていただければなと、こういうことも含めてちょっと申し上げておいたわけでございます。  どうぞ今後とも、よろしくお願い申し上げる次第です。 ◆窪田龍一 委員 ここでは学力向上と体力向上についてお聞かせをしていただければと思います。  ともに資料要求をさせていただいております。特に数値の分析から、どのような課題を捉えているのか、最初に学力についてまずお聞かせをしていただきたいと思います。これは現状のわかる範囲で構いませんので、よろしくお願いいたします。 ◎松井慎一 指導室長 学力の現状、江戸川区全体を見たときに、基礎、それから活用というのがありますけれども、活用の面で特に低い数値が出ているということで、上位層と下位層の中で下位層が多いということで、全国、それから東京都の平均正答率を比較すると江戸川区が低い状況になっているというふうに認識しております。その状況を踏まえて、各学校では、授業の理解が遅いお子さんに対しては補習をするとか、特別な手当をするなどして対応しているというような状況です。  また、学校の授業だけではなくて家庭での生活リズムというのはとても大きな問題ですので、そのあたりも家庭との連携をして、いい生活リズムで学校生活を送るということにも取り組んでいるところでございます。 ◆窪田龍一 委員 教育委員の取り組みということで、この場でよろしいですか。全体の取り組みということで。 ○渡部正明 委員長 全体であれば、はい。 ◆窪田龍一 委員 続けて質問させていただきます。  結果分析の中で生活習慣と学力の相関関係に取り組んでいるというようなこともありましたけれども、具体的にどのように取り組まれているのかをお聞かせしていただければと思います。 ◎松井慎一 指導室長 現在、各学校は、生活リズム向上公開講座というのを実施して、先ほどもお話ししましたけれども、早寝、早起き、朝ご飯ではないですけれども、いい生活リズムで学校に来るということに対して、これに対しては保護者に対する啓発になると思います。また、子どもたちに対しても、いい生活リズムが大事なんだということを訴えていくということです。 ◆窪田龍一 委員 本当に学力向上、後で体力向上のところをお聞きしますけれども、本当に数値だけを見れば江戸川区は高いか低いかというような話になってくるんだと思いますけど、これまでいろいろな取り組みをされてきたと思いますし、高いほうが越したことがないんですが、そういった家庭での取り組みというのが、それを教育委員会としても、家庭でしていただく、そういったことが非常に大事になってくるというふうに思うんですね。  その中で、学力向上に向けては、ただ勉強ができればいいということではなくて、できることに越したことはないんですけども、学校だけでなく本当に家庭も巻き込んだ取り組み、中でも江戸川区ならではの人間力の育成に向かうような取り組みを仕掛けていっていただきたいなというふうに感じています。重ねて、その辺はどう考えているのかお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 やっぱり子どもの健全育成に向けた学校と家庭と地域と連携ということがありますけれども、まず、それぞれの役割分担をしっかり果たすということがあると思います。  学校は子どもたちの学力向上に責任を持って取り組むわけですけれども、先ほどもお話ししましたけれども、家庭での生活リズムとか、それから家のお手伝いをするお子さんは学力の得点が高いとか、そういった相関も出ておりますので、平成26年度に向けてはPTA連合会と連携して、家での手伝いをまず子どもにしっかりやろうということも課しながら、学力向上にも取り組んでいきたいというように思っております。 ◆窪田龍一 委員 ぜひPTA連合会との協議もあるかということですが、子どもたちの反応も重ねて確認というか、そういったところも十分酌み取っていただければと思うんですが、家庭訪問、そういったこともしっかりやっていくということなんですが、この家庭訪問について詳しくお聞かせしていただければと思います。 ◎松井慎一 指導室長 やはり子どもは学校で見せる顔と家庭で見せる顔と地域で見せる顔とさまざまな状況がありますので、何かあったときに保護者に学校へ来ていただくだけではなくて、学校から家庭訪問をしっかりして、家庭での様子ですとか、家庭の考え方とか、その辺をしっかりつかむように、昨年度決定して今年度、全校で実施するようにしております。 ◆窪田龍一 委員 昨年度決定して今年度からということで、26年度ということなんですが、家庭訪問は25年度からということなんですが、実際、家庭訪問が行われていなかった時期もあるということなんですが、この25年度から実施していただいて、実際、現状で教員の方への負担だとか、家庭訪問を始めることによって、今、短い期間ではあるかと思いますが、そういったことで効果みたいなものがあれば、お聞かせしていただければと思います。 ◎松井慎一 指導室長 家庭訪問というのは以前からずっとやられていましたけれども、行事の精選を言われた時期があって、そういうときに削られた経緯もあります。また、個人のプライバシーとか、そういったことがクローズアップされたことも相まって、ちょっと途切れた時期があります。  ただ、先ほど申し上げましたように、やっぱり子どものさまざまな様子、家庭の状況等もきちっと学校として把握する必要があるというふうに捉えております。やってなかったことをやるということについて、それを負担ととるかどうかというのはわかりませんけれども、学校としてやるべきことをきちっとやっていくということで実施しております。  また、実施すれば、やはり家庭での様子とか、繰り返しになりますけれども、そういう状況がきちっと把握できるようになっていくというふうに考えております。 ◆窪田龍一 委員 ぜひ、本当に家庭で行うことがかなりこれから大きくなってくると思います。我々たくさん、いろいろその都度要望させていただきますが、本当にそれが実際教える現場、教員の方たちの負担になったりだとか、全体的に言えば、詰め込まれてしまっているみたいな感じに捉えられても困りますし、ぜひ本当に子どもに向き合う時間というところから、家庭訪問から、教員の方たちも今までなかったということではないですけれども、さらに酌み取っていただいて、現状を知っていただく一つの武器として家庭訪問を情報の収集に使っていただければと思いますし、さらに取り組みを進めていただければいいかと思います。  実際、家庭訪問を中心にした家庭への全体的なお答えでいいんですけども、家庭に対する投げかけというか、そういったことはどのように捉えているか、最後にお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 そうですね、やはり学校の教員は余り意識しませんけれども、保護者にとっては、まだまだ敷居が高いというような感覚も残っているのかなというふうに思います。ですので、学校と家庭が、地域も含めてですけども、家庭訪問に特化すれば、学校と家庭がきちっと連携して子どもの健全育成に一緒に取り組んでいきましょうという姿勢を示すということで考えております。 ◆窪田龍一 委員 では、次に体力のほうですけども、25年度実績を分析し、体力向上に向けた取り組みを行うというふうにありましたが、決まっていることがあればお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 一番大きな問題は、やっぱり活動量をどうやって増やすかということだというふうに思っております。ですので、休み時間とか、そういったときに校庭で遊ぶ、その機運を高めるということと、体育の授業において運動量を確保するとともにやっぱり運動好きにさせる、そういう指導が大切だというふうに思っております。  体力向上推進委員会等々で資料集をつくったりとか、それから先ほども学力のところでもお話ししましたけども、生活リズムをきちっと立て直すとか、そういったことを取り組んでいってまいります。 ◆窪田龍一 委員 学校が課題を明らかにして取り組むことも必要になってくると思いますが、また子どもたちが遊ぶ時間を増やす、そういったことも非常に大切になるということですが、その辺についてはどのようなお考えですか。 ◎松井慎一 指導室長 小学校では、やはり遊ぶということを休み時間ですとか、すくすくの子どもを含めてですね。中学校になりますと、やはり部活動が中心になるかなというふうに思っております。運動部活動に入っていない生徒もたくさんおりますので、そういった子どもたちが、競技性が高くなくても、放課後部活動として取り組めるようなものを現在模索しているところでございます。 ◆窪田龍一 委員 特に中学校もそうですけども、今、模索ということですが、例えば子どもたちの中には体育会系だとか文化系だとか、そういったこともあるかと思いますが、両方一緒にやりたいだとか、本当に試合に出て結果を求めるんではなくて、そういう部活だとかにかかわって友達の輪を広げるだとか、そういったところもあるかと思いますので、ぜひそういうものにしていただければと思います。  学力同様、特に家庭に対する投げかけも含めて、しっかり研究していただいて、取り組みを進めていただければと思います。 ◆伊藤照子 委員 ここで教育全般にわたるということで、学校統合と学校改築計画のことについてお伺いしたいと思います。 ○渡部正明 委員長 全体的な教育委員会としての考え方が中心になるのかな。統廃合を含めて、全体でいいです、どうぞ。 ◆伊藤照子 委員 よろしくお願いいたします。  まず、昨年2月に区立小中学校の統合に関する基本指針が発表されて、統合についての該当地域での協議が始まりましたけれども、各地域での協議の内容と進行状況についてお伺いします。 ◎住田雅一 学務課長 今の学校の統廃合の状況ということだと思うんですけれども、既にかなり小規模化した学校がある地域ということで、平井地域と清新町地域につきましては、一昨年の秋から学校の関係者へ説明を始めたところであります。現在は両地域とも各学校から代表者を出していただいて、統合の仕方だとか統合の時期などの協議を進めているところであります。 ◆伊藤照子 委員 各地域やはりさまざまな状況があって、進行状況なんかもやっぱりその土地の成り立ちも違うから、違うのではないかなと思うんですけれども、今のお話の中で、来年度26年度から、その進行状況は各地域、3地域で違うんではないかなと思うんですが、各地域について26年度からどのように進めていくのか。  また、私も清新町地域の計画の概要というか、まだまだ全然未定の段階ですけど、見させていただいているところなんですけれども、この統合計画が大体固まってきますと、そこからそれを公表してさまざまな準備があると思うんですけれども、その辺についての予定とか内容について、どのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎浅野潤一 教育長 今、二つの地域を課長が申し上げましたけども、少なくなったという意味では、上一色を含めてということになっておりまして、三つの地域でお話を進めてきております。  具体的には、今、申し上げました清新町と平井につきましては、一定の方向性といいましょうか、幾つかの案をお示しして、その地域の中で議論いただく中で、統合に向けての具体的なやり方というか、時期というか、そういうものをどうしていくかというところを決める段階に来ているというふうに思っております。  全体としてそういうお話をしてまいりますと、やっぱりいつそういうことをするのということにならないと、なかなか議論が進まないということが出てまいりますので、今、我々としては考え方として、2年後、27年度末までに統合したいということを案として出しているわけでありまして、そういうことを前提に、今のお話を進めていくとすればどういう課題が出てきて、いつまでにどういうことを整理していかなければいけないということが具体化してくると思います。  それぞれの地域において、清新町と平井の場合には少し条件が違いますけども、清新町で言えば、清新町全体の問題として、清新町にある小学校3校の関係者がみんな集まって、清新町の小学校をどうしていくかということの議論を進めているわけで、その中で具体的にこの学校をどうして、どこに統合させて、どこの学校を使って運営していくのかということを具体的な形で新年度当初から詰めていかなければいけないというふうに思いますし、平井についても、一つの統合する案としての考え方としては、近くにある平井南小学校との統合ということを前提に、先ほど言いました2年後に統合するという形をお示ししているわけでありまして、そのことについて、全員がそれでいいというわけではありませんけれども、方向としてはそういうことを認めた上で、具体的な課題を出してもらった上で解決することを、これから半年から1年の間に精力的にやっていきたいというふうに思っております。 ◆伊藤照子 委員 私もいろいろとお聞きしていく中で、地域の皆様、また学校の関係者の皆様が本当に子どもたちのことを考えて、真剣に協議している場を垣間見まして、こういった形で新しい学校ができていくんだなというのを思っているところなんですけど、平井の場合とやっぱり街の成り立ちが違うということもあるので、一応、2年後をめどにという話が、明確にお話がございましたが、その時期については状況が例えばうまく運ばない場合には、その時期を清新町の場合は例えば2年後にできるとしても、平井についてはとか、そういう柔軟な考え方というのはできるんでしょうか。 ◎浅野潤一 教育長 これは地域の皆さんと協議をしながら決めていることでありますので、その中で、先ほど申し上げたように、基本的にできるとすればいつなんだということがないと議論ができないというお話でしたので、出しているわけであります。これからいろいろな課題が出てまいりますので、できる限り、目的の年次内で具体化したいと思いますけども、事情によっては先に延びるということもあり得るとは思っております。 ◆伊藤照子 委員 地域との協議、何よりも子どもたちの未来というか、地域の未来が大事なので、そういった考え方も本当に重要だと思いますので、お願いしたいと思います。  それから、学校改築についてなんですけれども、昨年の3定でも、適正配置との関係ということでお話をさせていただいたこともありまして、今後の予定やまた考え方についてをお聞かせいただきたいと思います。平成26年にまた新たな学校改築の発表があるのかどうかについての考え方をお聞かせいただきたいと思います。
    ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 学校の改築についてでありますけども、今、お話がありましたとおり、今、学校の適正配置の計画も検討しているところでありますので、学校の統廃合も含めて影響してくる部分もあろうかと思いますので、その辺も見定めて考えてまいりたいというふうに考えております。 ◆伊藤照子 委員 今の計画だけのことをお聞きしたいと思って、ここで聞かせていただきましたので、やはり適正配置、統廃合のことも含めて考えていくと、この秋までにお考えというのもございましたので、そういったものを含めて、今後の江戸川区の小中学校についてしっかりと考えていただくというのは、その方向性というのはいいかなと思います。  その上で、ちょっと清新町地域なんですけれども、今までも小中連携教育をずっと街ができたときから進めているというさまざまな経緯がありますので、先般の決特でも申し上げましたけれども、ぜひ、この地域に新しい学校が生まれるときに、そういったことを特色として、さらに教育やさまざまな地域とのつながりも深めて、新しい学校づくりをしていただけるように要望して終わります。 ◆瀬端勇 委員 学校統廃合のことがありましたので、関連してちょっと質問させていただきたいと思います。  最初に、冒頭、片山委員のほうからありました教育委員会の改革の問題なんですけども、私どもはこの制度というのは、戦後の民主的な教育の土台としてつながってきた制度だというように考えていまして、教育の独立性という点で、これを損なう首長への権限の集中を目指すというか、そういう方向での改革というのは子どもたちの未来にとってどうなのかということを考えまして、子どもたちのため教育に逆行するものではないかというような意見を持っています。  それで、学校統合の問題ですけども、一つは江戸川区の学校の統廃合という問題が、秋にいろいろ問題点の整理というんですか、問題提起をしていただくとされている少子化問題とは別に主要な4テーマの一つとされたということの理由、これをちょっとお聞きしたいということと。  それから学校統廃合については、秋の決特でもいろいろ議論になって、そのときに財政効果ということはかなり強調されたように記憶しているんですけれども、よく考えてみると、財政効果はあるんだろうと思うんだけど、ただ、学校の教職員の方の場合は、ほとんど都費の職員というか、国が3分の1ですが、都道府県が3分の2の人件費の負担をしているという点で、市町村に負担は基本的には部分的にあると思いますけども、そういう点で財政効果というのはどうなのかなというふうに思うんですけども、そういう点の見解があれば伺いたいと思います。最初はその二つをお願いします。 ◎浅野潤一 教育長 四つのテーマというのは、区として決めたことでありますけども、教育委員会の立場で考えると、学校については、当面、著しく子どもが減った学校については統廃合を進めますよということを方向として出しているわけであります。区民の方から見れば、その学校だけが対象でこれから統廃合なのかということもあるわけで、地域の中では、うちの学校どうなるのということも含めて、いろいろな関心があるというふうに思います。  それから、一方で改築を進めているわけでありまして、学校改築にあわせて統廃合ということがどうなっているかということについても、区民の関心が高いというふうに思います。  それから、財政的に考えても、今、人件費の話だけが出ましたけども、都費の職員も税金で払っているわけでありますし、学校はあれだけの規模のものを維持していくということは、ランニングコストが相当にかかるわけでありまして、そういったもの、それから学校改築をするとなれば、その改築には30数億円のお金がかかるということでありまして、維持していれば、いずれ老朽化するわけであります。そういったもろもろ将来的にやはり学校改築をどうしていくか、学校の統廃合をどうしていくか、適正配置をどうするかということは大きな課題であるということを踏まえて、四つの大きなテーマのうちに考えているところであります。 ◎多田正見 区長 ちょっと補完をしてお答えしますと、四つの課題を出しているということは、今、少子高齢化で社会のありようが大きく変わろうとしているときに、江戸川区で、一体、将来どうなっていくんだろうということを考えていくと、大体その四つぐらいのところが、どうなっていくかなということを感じておられることだと思うんですね。それを近未来で少し明らかにしたいなというのが目的ですので、少なくともこれからの江戸川区の進む方向、こういうことなんだということを共通理解をしようと、それが目的ですから、その四つの選び方というのは、そういう着眼点だというふうに思っていただきたいと思います。 ◆瀬端勇 委員 わかりました。今後いろいろ検討や議論が必要かなというように思いますけども、具体的な問題として、平井の学校の統合の関係なんですけども、具体的には平井二小の関係ですけども、この説明会を繰り返しされていただいているということで、非常に慎重なというか、丁寧な姿勢を感じています。  それは具体的にどのくらいの参加者の方が何回ぐらい、どういうようなテーマで話し合いがされているのか。その中で出されている主な意見とか、今後のスケジュールはさっき伺いましたけども、参加されている皆さんの意見ではそういうスケジュールでどうなのかということですとか、それから平井第二小学校は江戸川区内で、唯一、学校の校庭に芝生があるんですけども、そういうことに関する意見がどうかとか、それから地域の方々の意見なんかはどういうふうになっているのか伺いたい。 ◎住田雅一 学務課長 平井第二小学校につきましては、先ほどもお話ししたように、24年の秋から、まずは関係の深い方ということで、評議員等を中心にした会を4回ほど開催をしているところであります。それからあとPTAの役員さんだとか、それから保護者の皆さんに対しても、区の学校統合の考え方とか、そういったものをお示ししながら、いろいろと協議を進めているということがあります。  そういう中では、やはり学校統合については、反対とか受けられないというようなご意見もあるんですけれども、また一方で、ここまで小規模化してしまったから仕方がないというようなご意見等も出ておりまして、そういう中で、今、平井第二小学校の学校統合について具体的にどうするかというのをいろいろと協議をしているということであります。  28年4月に統合ということで案を示したわけですけれども、こちらについても短いというご意見もあれば、余り子どもたちを不安定な状況に置きたくないというようなご意見もあって、このぐらいの時期でというようなご意見もいただいているものですから、そういったところをいろいろとお聞きしているというような状況であります。  特に芝生については、直接的なご意見というのは余り出ていないような状況だと思います。 ◆瀬端勇 委員 ちょっと学校評議員の方には意見を聞いているのかもわからないんだけど、地域の意見という点で聞いているのかもわからないんだけど、芝生の管理でいろいろボランティア的にお願いしている方なんかには、ちょっと話は聞いてないというようなこともあったものですから、これはやっぱり地域の声や、何て言うか、お願いするときにはお願いしてというようなことも、そういう見方も出てきちゃったりするんじゃないかなと心配があって、ちょっと老婆心ながら伺ったんですけども。  それはやっぱり地域の方の意見というのは、評議員の方はもちろんなんだけど、これからどういうふうに意見をお聞きしたり、やりとりしていこうとされているのかということが一つと、さっき平井二小の場合は平井南小との統合を検討されているということなんだけど、平井南も平井小も、ちょっとどっちも小規模校というか、比較的少ない人数の学校かなと思うんだけど、それは平井南小とした理由がどうなのかという辺はどうでしょう。 ◎住田雅一 学務課長 それで、委員おっしゃるように、評議員の方々には、地域の方々もいろいろと含まれているところであります。現在は統合計画の案をまとめるに当たっていろいろと協議をしている状況ですから、その先で案が固まれば、いろいろと地域の方などにも周知していきたいというふうに考えているところであります。  平井南小学校との統合ということについては、児童数の今後の状況であるとか、施設の規模であるとか、あるいは平井地域の小学校のこれまでの経緯といいますか、どういうような形で学校ができてきたかというような、いろいろな観点を含めて、平井二小と平井南小を統合したらどうかということで出しているということであります。 ◆瀬端勇 委員 いろいろな観点から検討していただくことが必要だと思うんだけど、蔵前橋通りという大きな幹線道路がね、国道を挟んである学校なので、そういう通学の関係もどうなのかなというのはちょっと心配があるんですけども、慎重に検討していただきたいと。  それからもう一つは、保護者の方々全員が集まるような話し合いの場とか、あるいは子どもたちや保護者の皆さんからのアンケートをぜひとってほしいということが決特のときにちょっと話が出ましたけど、余りお考えがないようなんだけど、できるだけ多くの方々の意見なり意向を伺うというか、そういう調査をするというお考えはありませんか。 ◎住田雅一 学務課長 保護者を対象にした説明会もこれまで3回ほど開いていて、いろいろなご質問を受けたりとか、ご意見、ご要望もいただいているところであります。  アンケートについては、平井第二小学校のPTAのほうでまたアンケート等も実施していただいているということもありますから、そういったものも参考にしていきたいと考えているところであります。 ◆瀬端勇 委員 私たちは決算のときにもちょっといろいろご質問しましたけども、やっぱり日本の教育予算が大きな角度で言うと、GDPの3.5%ぐらいですか。先進国中、最低と。小規模校を尊重することや統廃合に慎重な姿勢を示した1973年、昭和48年の文部省通知、そういったものとか、あるいは欧米諸国では100人台の学校というのが標準規模であるというようなこともありまして、そういう国際的な情勢や状況の方向から見ると、基本的には、学校の統廃合というのは積極的に賛成するという立場じゃないわけですけども、いろいろ少子化の問題、資料も出されております。そういう点もやっぱり慎重に検討することは当然必要なことだと思う面もあります。  ただ、今、区が進めている関係者、特に保護者、あるいは子どもを通じて慎重に話し合いを続けていくという姿勢は、ぜひ堅持をして進めてほしいという意見を述べておきます。 ◆中津川将照 委員 話を戻して恐縮なんですけれども、私からも、先ほど来、片山委員、そして瀬端委員からもありましたけれども、教育委員会制度改革について、私からもちょっと掘り下げての質問をさせていただきたいと思います。  今、中央のほうで議論が活発に行われているということなんですけれども、教育長の権限の責任を一元化するというような内容なんですけれども、本区でも教育委員会制度については、改革によってさらなる教育再生につなげていかなければいけないというふうに私も思っております。  この教育委員会制度というものは、教育の政治的中立と継続性、安定性の確保と、また地域住民の意向の反映といったことを趣旨としているわけですけれども、しかし、この教育委員会制度については、地域の住民の方は、教育委員会とは何なのか。身近な組織なのに余り知られてなかったり、間違った認識でいる人も確かにいます。私の周りでも正しく理解している余り多くない。一般の方が委員会の組織図を見て、確かに理解することは難しいと思っております。  今、改めてこれを見直されている機会ですので、私の再認識も含めて改めてお伺いしたいんですけど、江戸川区における教育委員会の役割、あるいはその権限、あとは業務内容とかについてちょっと教えていただきたいんですけども。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 委員お尋ねの教育委員会の現状でございますけれども、教育委員会は主に地方自治法、それから地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして規定されてございます。この地教行法の中にはその権限の列挙もされているものであります。この教育委員会自体は、5人の教育委員からなる合議制の執行機関でございまして、その中に事務局が事務を処理するためということで設置されております。委員会自体はその運営に関して条例等を規則で定めた上で運営をしてございます。  内容につきましては、学校その他の教育機関を管理し、学校の組織編成、教育課程、教科書その他の教材の取り扱い、それから教育職員の身分の取り扱いに関する事務を行うというものでございます。 ◆中津川将照 委員 やはりこの教育の水準維持・向上をはじめ、地域における文化・スポーツの振興にも大変重要な役割というものがあると思っております。なので、複雑でわかりにくいというような地方教育行政の仕組みをさらに整理していかなければならない。そのための改革の議論には私も大いに期待しておりますけれども、制度の見直しにもやはりその問題点とか課題はあると思います。国の方針についても、区側も当然持っていると思います。そのことについては政府や文科省とか中央教育審議会などで既に議論されていることなんですけれども、今回、こういった機会に対して意見とか要望を伝えるようなかかわりというものはあるんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 特にそういった意見を求められるといった場面はございません。 ◆中津川将照 委員 わかりました。教育委員会の理念について先ほどから私からも三つほど述べさせていただきましたけれども、国が果たすべき役割とは何なのかとか、やはり現場でのサポートというものを望んでいると思いますので、教職員が教育にもっと夢を持てるような現場での創意工夫の意欲をそぐことなく、むしろ促すような議論や制度を望んでいると思います。  今後の教育委員会のあり方としては、区としても住民の意向をしっかりと反映し、学校や地域が支える仕組みづくりに参加していただきたいと思います。  続けてもう一つ質問させていただきたいんですけども、この目に係ることなんですけども、教育委員会制度全体的なんで、次の事務局についてもちょっと触れさせていただきたいと思います。 ○渡部正明 委員長 1目とかかわるので結構です。 ◆中津川将照 委員 続けて失礼させていただきます。  教育委員会制度の見直しには、やはり教育委員会の事務局についても考えていかなければいけないというふうに私も考えています。教育委員会の事務局職員について、はじめにちょっと教えていただきたいんですけれども、本区ではどのような方が職員として配置されているのか教えていただきたいんですけど、いろいろな課があって、学校とか幼稚園とかもある中、その中、教育研究所とかにも分かれている中で、教職員出身者の人数や割合とかも含めて教えていただければと思います。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 現在の江戸川区の教育委員会は、5課で行ってございます。事務局職員は439名、そのうち教育職員につきましては7名でございます。ほかの職員は区事務職の職員でございます。一般事務の職員でございます。 ◆中津川将照 委員 その人数や割合というものは、非常勤とか臨時職員という数には含まれているんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今、申し上げました439名の中には、再任用職員、それから非常勤職員が含まれてございます。こちらは215名、そして先ほどの439名のうち260名はすくすくスクールの現場の職員でございます。 ◆中津川将照 委員 その中の非常勤及び臨時職員とかの中の教職員の割合とかというのはわかるんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 非常勤、都の都費職員と言いますけども、その非常勤職員は439名のうち41名でございます。 ◆中津川将照 委員 よく区民の方々と私もお話しする機会があるんですけれども、その話し合いの中でも、教育委員会は自主的な意思決定を行っていないのかもしれないという、そういうような話があります。  実際どうなのかということなんですけれども、そのことで教育委員会委員と事務局との関係についても伺いたいんですけれども、本区で実際、事務局の中で教育出身者、本区では少ないということでしたので、教育出身者によって占められているということはないと思いますけれども、教員の立場が強く意識されるものとなっていない現状ではあると思いますけれども、他の市町村教育委員会では事務体制が弱くて、学校指導などが十分できないというような声も聞きます。  事務局組織体制の検討に当たっては、固定化された既存の組織にとらわれずに、課題解決のために最適な素材や組織や人材について、あり方について柔軟に検討する姿勢も今後求められてくると思うんですけども、それについてはいかがでしょうか。 ◎浅野潤一 教育長 教育委員会は、先ほど課長のほうから申し上げましたけども、教育全般に係る全ての事項を決定していくわけでありまして、その決定された中身を執行する責任を教育長が負っております。その教育長を支えて、教育委員会が決めた事務等を執行する形として今の組織が全部あるわけでありまして、基本的には今、言ったようなシステムになっているわけでありまして、教育委員会で決定された事項を執行する体制として教育委員会の組織があるということでございます。 ◆中津川将照 委員 私も今後、この地方自治体の執行機関として教育委員会は必要であるともちろん考えておりますので、教育委員会に対しての懸念していることですとか、今、指摘されている問題点についても、可能な限り改善していかなければならないと思っています。  今のように、区民にはちょっとわかりづらいような、あるいは生徒にもわかりづらいような教育委員会の組織とか体制、役割というのがしっかりと理解されて、そのために教育委員会制度というものをよりよく活用していくことでいろいろな解決が図られていくと思っております。  いろいろな案が今、国の中心で検討されていると思いますけども、この地方教育行政法についても課題があります。体制強化を私からも引き続きお願いしたいと思います。 ◆須賀清次 委員 ほかの目でやろうと思ったんですが、全体的なことが続いていますので、この目でやらせていただきたいと思います。  私がですね、個人的な意見になるかもしれませんが、まだ8割以上の日本人がこの日本をよい国だと思っていて、今までの2600年以上続いた日本のあり方でよいと思っていると私は考えていますので、これから言うことがテーマが大きいんであれですけども。  日本の根幹にかかわるということで浅野教育長にお聞かせ願いたいと思うんですが、1月の武蔵川親方と多田区長との新春さわやかトークの中で、「弟子が悪いのは親方の責任、子どもが悪いのは親の責任、子どもは甘やかす親に問題がある」とまで言っていました。最近、マスコミで過払い金があったら、弁護士が取り立てますよ。振り込め詐欺に注意しましょう。ネット中毒で仕事もできない、お金のために人を殺してしまう、相続で骨肉の争いをする、言えば限りないほどあります。  先ほどそれぞれに役割分担があると。家庭のしつけ、地域の見守り、学校の教え方が大変重要になりますということも述べられていましたが、そこで今、改めて、これからの日本を考えるときに、江戸川区の教育長として、どこに問題があって今の世の中になってきたか。学校教育でしていかなければならないことは何と考えているか、まず1点目お聞かせください。  もう一点は、多田区長は成人式を見て、小中学校での教育の成果だと感謝している。浅野教育長も、新しい年にという中で、笑顔で通える学校にするためにということを話していました。じゃあ家庭ですべきことは何なのか、まず、この2点についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎浅野潤一 教育長 私としては、今のご質問に対しては、江戸川区の教育をどうしていくかということに置きかえてお話しするしかないと思いますけども、学校教育ということは、今、小学校に上がるときから9年間が基本でありますけども、その前に6年間あるわけでありまして、赤ちゃんとして生まれたときから一番近い親がいて、目の前に親がいて、その親と向き合いながら子どもは育っていく。今は大体が学校へ行く3年ぐらい前から集団生活を体験しながら学校へ行く準備をして、学校に上がってから9年間いろいろな学びをし、そこで生き方といいましょうか、しつけも含めていろいろなものを、そこで多くのものを学んで吸収して、そして自分の希望する進路に向けて努力していくということだと思います。  その中でやっぱり先ほどの新しい年にという話とちょっと重なりますけども、やはり子どもたちが日々何か自分がやりたいことがあって、それに向けて努力するというような環境をつくってあげたいという思いがすごくあるわけでありまして、やっぱり学校がおもしろくないということで一日過ごすよりは、学校に行って何かおもしろいことがあって、そこでいろいろな人とかかわり合いながら先生にいろいろなことを教わったり、地域の方と知り合いになったり、そういうことを積み上げていって人間はだんだん完成してくるといいましょうか、自分の生きざまを見つけていくんだというふうに思います。そういうものをやはり自分で考えて、こういうところに僕は行きたいんだということで方向を決めて、そこに向けて努力するような力をまず身につけるということが義務教育までの大きな課題じゃないかというふうに思います。  そういう意味で、笑顔でというようなお話をしましたけれども、やはり日々、何か学校に行って自分がやりたいことがある、そういうことが非常に大切だというふうに思っておりまして、日々そういうものを重ねていけば、必ずそういう方向について自分なりの成果を出せるようになるんではないかというふうに思います。そういうことを学んだ上で学校を出て、いろいろな地域社会に出ていくわけでありますので、その中でいろいろなことを自ら生き方として自分でつくり上げていくということになると思います。  そういったものが日本ということの国民の一人ひとりの生きざまにかかわってくるということにつながるんだというふうに思っておりますので、最後には自分とともに、自分の周りにあるいろいろな力や人々に対してのいろいろな気持ちを表現できるような、みんながそういう人間になってほしいなというふうに思うわけであります。  人というのは、時代時代でやはり自分を中心に世界を考える時期がどうしてもあるというふうに思います。だけど、それは徐々に周りにいる方に対する感謝であったり気持ちであったり思いやりであったりということにだんだん変えられていくんだというふうに思いますし、そういったものが結果的には社会に対する自分の貢献であるとか、自分の力をそういう場で試してみたいとか、人のために何か行動したりとか感謝の気持ちを込めて実際に動いてみたりとか、そういうことにつながっていくんだというふうに思っておりますので、やはり自分がそういうことをしっかり考えて行動できるような人間に成長してほしい。そういうことの基礎をできる限り小中学校の間に力として蓄えてほしいというふうに思います。  何か答えになってないかもしれませんけど、すみません。 ◆須賀清次 委員 今の説明で、学校に行く前に6年間ほかで学んでいると。家庭ということでしょう。そのうちの3年間は集団生活をして、その中で学んで、学校はおもしろくないではなく、楽しさを学ばなければ、生きざまを考えていく努力する力を身につける場所なんだと。日々学んだ上で国民の生きざまが国を変えていくと。自分自身中心になるときもあるけれども、人は交わることによって変わっていくものだということで、私、今、話を聞いていて理解したんですが、それでよろしいでしょうか。 ◎浅野潤一 教育長 そのように受けとめていただければありがたいと思います。 ◆須賀清次 委員 私は、個人的なことなんですが、人には真心で当たれ。我慢強い心を持てと、そのように父親から言われてきました。しかし、人には堪忍袋というのをそれぞれに持っていまして、やはり先ほどの片山委員が述べていたように、これから政策、方策でいろいろと考えていかなければ8割以上の日本人が、今、日本はいい国だよと。  2600年以上続く日本の国のあり方でいいんだよと思っているこの日本であってほしいという思いがしたんで、教育長に聞いたんですけども、例えば、今日、産経新聞の中に蛍の光の記事が載っていまして、3番、4番の歌詞は、平和の国にふさわしくないと嫌われたから姿を消したと。でも、これを見ますと大切なことが載っているんですね。  その歌は歌いませんけれども、やはりこういうことを今、日本が持ち出すと、日本の国は軍国主義になろうとしていると敬遠される人たちがいっぱい出てくることによって、本来、8割の人たちが、今の日本でいいんだよ。大震災のときのあの姿、あれでいいんだよと思っているときなのに、一部のマスコミやそういう方が拡大解釈して、日本の姿をねじ曲げようとしているとは言いませんが、その人たちの声が大きいために、やはり今の日本はとまどっているのかなという思いがしました。  先ほども言ったように、6年間のうちの3年間の親のしつけというものは、やはり一番の大切なことであると考えています。ですから、これからも私たち議員として、そこに重点を置いて活動していきたいという意見を添えて終わります。 ○渡部正明 委員長 他に1目はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 それでは、次に第2目事務局費。 ◆田中淳子 副委員長 この事務局費の中では、就学事務経費、障害児介助についてお伺いをしたいというふうに思います。  まずはじめに4点伺います。  予算書には、障害児介助延べ人数3万3,506人と記載されておりますが、現在の介助員の登録数、そして現在介助を受けている児童数。2点目は、介助員の資格要件があれば、お聞かせをいただきたいと思います。3点目は、介助が必要な児童に対して、実際に介助員さんが配備されていく流れについて、端的に確認をさせていただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 障害児介助員のご質問だと思いますが、現在登録されているのは260名程度の方が登録しておりまして、そのうち実際に学校に配置されているのは250名ほどになっております。この介助員については特に資格は設けておりません。  この配置の流れですけれども、学校で実際にお子さんがいらっしゃる中で、学校のほうから介助員をつけたいというような、そういう申請を上げていただいて、それでその申請に基づいて、私どもの相談員が直接学校に出向いて状況を確認した上で、つけるかどうかを判断して決めているというような状況であります。 ◆田中淳子 副委員長 はい、わかりました。  今の流れでいくと、介助員さんは資格要件が要らないと。中には教諭を目指しているような方がやっていたり、また、本当に何もやったことがない主婦の方が、子どもさんが好きだから頑張ってやってみようとやっていらっしゃる方も存じておりますし、皆さんそれぞれ頑張っていただいている、そういう状況があります。  また今、ちょっと学務課長からの最後の流れについてですけれども、やはり丁寧な、そのお子さんお子さんに合わせてきちっと対応をしていただいているんだというふうに思うんですね。そういう中で、障害は一人ひとり違いますので、一人ひとりのお子さんに対して、児童に対して学校側が介助員さんによく説明をして、そして介助についていただいているというふうに理解をしております。それは当然のことだというふうに思うんですね。  その上で今、特に肢体不自由の方もいらっしゃるかもしれないけれども、発達障害児のお子さんに対する介助が非常に今、増えてきているんではないかなということを考えますと、先ほど資格もない介助員さんがいきなり、こういう子はこうしてくださいと説明を受けただけで、本当になかなか発達障害に関して理解が薄いためにスムーズに介助が進んでいくのかなと。理解が少ないがためにとまどってしまっていらっしゃる、そういう方々もいらっしゃるのでないかなというふうに見受けられるんですね。  もう一点そこでお聞きするのは、やはり介助員さんに対して年1回研修は行っていると伺っておりますけれども、その研修の体制についてちょっとお伺いをしたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 それで、介助員の研修ですけれども、介助員全員を対象にした研修というのは、委員おっしゃるように年1回、夏休み期間等を使って研修を行っているところであります。それからあと、介助員として新しく配置についたときに、その配置についた学校で、それぞれのお子さんは障害の状況とか程度というのが全部異なりますので、学校の校長、副校長や担任の先生から、それぞれのお子さんについての対応方法であるとか、そういったものを打ち合わせした上で配置につくというような形になっております。 ◆田中淳子 副委員長 わかりました。私もそのように思っておるんですけども、ただ学校によってはいろいろ先生の発達障害に対する理解度もあるかと思います。そういう中で、やはり全体として研修の時期をもう少し早めていただくとか工夫が必要ではないかなと、これは要望にしておきます。  また、介助員がついたので、全てその人にお任せということはないと思いますけれども、担任とか校長とか副校長、管理職はもとより、みんなで一緒になって連携をして、その子どもに対して見守り育てていくことが私は大事ではないかなというふうに思うんですけれども、その点、教育委員会としていかがでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 今、委員お話しになりましたように、介助員任せにしないことが大事だと思います。そのお子さんは日々状況が変わったりもしますし、保護者の要望もあると思います。保護者、学級担任、管理職も含めて適宜状況を把握しながら、みんなで見守っていく、しっかり介助していくと。そういうことをしっかり取り組んでいかせたいというように思っております。 ◆田中淳子 副委員長 今のお言葉をしっかりとまた全校に徹底していただいて、やはりその子ども一人ひとりを育んでいくというか、みんなで育みながら養育が成功していくというんでしょうか。よき人材に育っていってほしいということを願って終わります。 ○渡部正明 委員長 次に、第3目教育指導費。 ◆福本光浩 委員 ここでは3点質問をさせていただきたいと思います。  1点目が学力テストの公表についてということと、2点目が英語教育の充実について、3点目が土曜日の活用、この3点の質問です。  まず、1点目の学力テストの結果の公表については、我が会派が今回の定例会で質問をさせていただきまして、教育長からもご答弁をいただいたんですが、ちょっと答弁を見ますと、今後検討していくというふうには聞こえたんですけれども、実際に公表していくかというのがちょっと明確ではなかったような感じなんですけれども、まさに4月22日が来年度のテストでございますけれども、教育委員会としての学校全体の公表の仕方についてどのように考えているか、お聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 今回の国の学力テストの結果公表につきましては、実施要綱の変更がありまして、例えば江戸川区教育委員会として学校名を明らかにした公表が可能になりました。しかしながら、配慮事項がございまして、ただ単に平均正答率を並べるとか、過度な競争にならないようなというような一文もございます。  その中で、現在、江戸川区の各学校が4割程度結果を出しております。全校公表しているのは、その結果を受けた授業改善の計画になっております。ですので、まず各学校がその現状をきちっと公表するというところから始めるというのがまず意向としてあります。教育委員会と学校それぞれがどういう公表をすることが意義のあることなのかということを踏まえて、4月22日にテストは実施されますが、結果が出るのが8月ぐらいになりますので、その間、教育委員会でしっかり検討していきたいというふうに考えております。 ◆福本光浩 委員 今のお話で、もとから公表率41%というふうに聞いておりますが、今までは学校が独自で公表できるという。去年の11月から市町村の教育委員会による学校別の成績公表を可能とすることになったということなんですね。  先ほど教育委員会の中での、今の国が、権限がどうなるというやりとりもありましたけれども、やはり今のお話ですと、どうしても教育委員会のリーダーシップに私は欠けると思います。今も4割は学校が公表しているわけですよね。だから、教育委員会としてこれは決められるんだから、教育委員会がリーダーシップをとって、学校全体を公表していくというような方針を立てれば、私は学校はそれに従うと思うんですけれど、それについてはいかがですか。 ◎浅野潤一 教育長 まさに教育委員会でそう決めればいいという話でありますが、それを決めるための議論を今やっているということであります。基本的には本会議でもご答弁しましたように、各学校で必ずその成績結果も含めた公表を全校で行うという方向で議論しているということでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。そうすると来年度、要するに今年の4月22日からのテストに関しては、公表の仕方はこれからだけれども、しっかりと全体を公表していくということでよろしいですか。 ◎松井慎一 指導室長 教育委員会、それから各学校がそれぞれどういう公表の仕方にするのかというのは検討しておりますが、基本的に公表していく考えで進めているところでございます。 ◆福本光浩 委員 基本的にはということだから、公表するということでよろしいですか。
    ◎浅野潤一 教育長 教育委員会として決定するまで、それはまだ議論の途中だということでありますので、こうしましたというふうに今の段階では申し上げられませんが、そういう方向で議論しているということでご理解いただきたいと思います。 ◆福本光浩 委員 だから、教育委員会の決定を待つということは、教育委員会の決定によってはどうなるかわからないということですよね、今の状態では。私としては、ですから教育委員会がこれからどう議論するかもありますけれども、しっかりと自由民主党としては全体を公表していただきたい。そういうことをまず申し上げたいと思います。  2点目は英語教育についてお伺いしたいんですけれども、今、国もいろいろな議論がございまして、これから小学校5年生、6年生を教科化と。これは7年後で文部科学省が発表いたしました。また、小学校5年生からの英語を小学校3年生に前倒しということがございます。  江戸川区も今、いろいろと英語に関しては力を入れていただいていると思います。指導要領の関係でどこまで授業時間をさけるかとかあるんですけれども、これからの小学校をはじめ、子どもたちの英語教育の充実についてはどのように考えているか、お聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 現在、学習指導要領においては、英語教育というのは中学校になります。小学校は外国語活動。英語を使ったコミュニケーションとか、そういったことになるんですが、5、6年生で35時間、今年度から実施するうちのALT、外国人講師を20時間、江戸川区は派遣しております。そこの中で実践的なコミュニケーションを養うということと、小学校1年生から4年生では特に定められておりませんが、なれ親しむということも含めて、年間3時間、派遣しております。来年度はそれを継続していこうとは思っておりますが、それ以降につきましては、今後検討していきたいというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 学習指導要領もありますし、英語だけではなくて、ほかの教科もやっていかなければならない限られた学校での授業時間ということもありますが、これからのグローバル社会の中で、また2020年にはオリンピックも決まって、ちょうど今の中学生は20歳を超えるぐらいにもありますので、小学校に至っても本当にちょうどオリンピックを迎えるころには、いい青年になっているころだと思いますので、なかなか英語を小学校から数時間やったから英語が身につくということではないと思いますけれども、英語に親しむという視点がやはり大事だと思いますので、ぜひ教育委員会としてはこの英語教育にも力を注いでいただきたいというふうに思います。  3点目は土曜日の活用です。  今、国も週6日制とかいろいろな議論もあるんですが、これはなかなか一筋縄ではいかないかもしれません。今、土曜日の活用が文部科学大臣も非常に力を入れているというふうに仄聞しております。  まずはじめに、江戸川区はサタデープロジェクトというのがあるかと思うんですけれども、それはどういう今、状況なのかお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 サタデープロジェクト、これは平成16年度から江戸川区独自の取り組みとして実施しておりますが、今年度、平成25年は小学校7校、中学校15校が実施しております。これにつきましては、土曜授業とは違って、必要な子どもを学校に呼んで補習するなり、運動させるなりということの取り組みでございます。 ◆福本光浩 委員 今言った小学校7校、中学校15校に関しては、土曜日授業は年間4回以上あるようでございますが、このサタデープロジェクトに関しては、要は子どもたちは自主的に基づいてくる子ということでいいんですよね。あともう一つは、教えているのは教員ということでよろしいのか。要するに、ほかの例えば地域の方々とかもできるのか、その辺も含めて教えてください。 ◎松井慎一 指導室長 子どもたちにつきましては、学校がある程度、あなたちょっと来なさいということで指定をするものでございます。主に学力向上を目指しているものです。  それから、指導者につきましては、多くの学校は教員です。ただ、学校応援団ですとか、さまざまなボランティアの方を募ってやっている学校もございます。  子どもたちは振り替え休業というのはありませんけれども、このサタデープロジェクトにかかわった教員につきましては、半日単位での週休日の変更という対策はできております。 ◆福本光浩 委員 今のご答弁で、サタデープロジェクトはそういう教員の配置等も難しい部分もあるのかなという感じがございます。  そこで文部科学省は、去年、土曜日授業の支援、地域と連携ということで、7,000校に20億円ほどの予算をつけるという話を聞きまして、先日、私たちも文部科学大臣との研修会というのがあって、いろいろ下村大臣からお話を聞くことができました。  その中で大臣がおっしゃっていたのは、土曜日に地域の方、民間の力を活用して充実をさせたいというお話がございました。私は、先ほどサタデープロジェクトをなぜお聞きしたかと言えば、そういう教員のいろいろな配置ですとか、今の労働基準法というんですかね、いろいろなことがあるんですけど、土曜日をうまく、それこそ江戸川区がいつもおっしゃっている地域の力、また民間活力の導入という視点で、今、国を挙げて公立の小中学校で今、土曜日に力を入れていこうという方向性があるんですけれども、ぜひここは私は進めていくべきではないかなと思うんですけれども、来年度の7,000校、そして20億円という予算の中に、東京都江戸川区としては何かアクションを起こすことはできたんですか。これからの話なのか。 ◎松井慎一 指導室長 このことにつきましては、江戸川区として要望を出すとか申し込むということは現在しておりません。 ◆福本光浩 委員 していないということは、補助事業の対象は小学校約4,000校、中学校2,000校、高校700校と書いてあるんですけれども、これは今からでも、来年度は厳しいかもしれませんが、申し込めば可能なんですか。 ◎松井慎一 指導室長 27年度に向けてタイミングとしては間に合うかと思います。 ◆福本光浩 委員 ぜひ、こういう形で国が進めていこうとしておりますので、積極的にこういうものには参加していただきたいと思うんです。  それで、土曜日に関してはさまざまな保護者のご意見もあるのは十分承知しております。それは家庭によっては、例えば塾に行かれている方、またスポーツをやっている方、いろいろな土曜日、日曜日というのは、その家庭によっての生活のパターンが違うというのはわかっているんですが、今回の私が申し上げている土曜日授業というのは、子どもたちが自主的に参加することなんです。それでまた予算もついておりますから、地域の方々にも参加すればそれなりの対価といいますか謝礼といいますか、そういうことも払えると思うんですよね。  ですから、塾とかスポーツとかそういう方で、土曜日忙しい子どもたちも多いんでしょうけれども、中にはそういうところに行かなくて、家庭にずっといるとか、または時間がある子どもたちもいるかもしれないし、また先ほど英語教育の話もさせていただきましたけれども、そういう地域の方々、例えば英語をやるよとか、パソコンをやるよとか、いろいろなもし何かそういうカリキュラムがあれば、そういうところに子どもたちが参加することも私は考えられると思うんですね。ですから、しっかり私は、これからの子どもたちの教育のためにも、自主的に参加する子どもたち、そして子どもたちの先ほどの学力の話もあるけれども、そういう学力のアップにつなげていただきたいというふうに思います。  それで、大分県豊後高田市、ここに文部科学大臣が視察に行った話を聞きました。そのとき、土曜日授業を取り入れている市だそうで、地域の塾経営者、教員のOB、そういう方々が講師となって土曜日授業を行ったというふうに書いてあります。その中で、今までは全国学力テストは県内ワーストツーだと。それが非常に成績も県内でもトップになったという話もあるし、また、学力だけじゃなくて体力向上にも非常に役に立って、多分いろいろなカリキュラムを組んだということなんでしょうけれども、全日本の少年野球大会でも全国優勝したと。  ですから、文部科学大臣としては、こういう土曜の地域力を生かした、民間活力を生かした土曜授業の展開というのに力を入れていきたいというふうに述べておりましたので、私たちは今、指導室長のご答弁で26年度は難しいかもしれないけど、27年度以降には可能性があるというお話もありましたので、ぜひここは努力をしていただきたいと思います。  あともう一つ、これから高齢社会を迎えて、教員の方々もOBの活用というのがあるかと思うんですけれども、今、江戸川区として教員のOBの方々の活用というのはどのように考えているか、また、どのように活かしているかお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 教員のOBの活用ですけれども、学力向上というよりは、各学校の課題に対応するということで、何名か有償ボランティアの方がご協力いただいていますが、実際、各学校においてはそういう方もご協力されていただいているというふうに思っております。  1点ちょっと確認をさせてください。  土曜授業とサタプロなんですが、豊後高田の取り組み等は、文部科学省が今、言っている土曜授業というのはちょうどミックス型なんですね。江戸川区でやっている土曜授業というのは、これは全員参加です。子どもたち全員参加で通常の授業です。ただ、土曜日にやるものですから、道徳授業地区公開講座ですとか、生活リズム向上とか、保護者や地域の方が参加するといいようなメニューを比較的取り入れております。  サタデープロジェクトは、豊後高田で取り組んでいるような希望者といいますか、指定することも含めて、特定の子どもたちが参加するということですので。ただこの豊後高田の取り組みは、今、福本委員からあったような取り組みは、サタデープロジェクトに活かせていける、活用できるとは思っておりますので、考えていきたいというふうに思っております。 ◆福本光浩 委員 いろいろ私の趣旨は伝わっていると思うんですね。土曜日をしっかり活用した子どもたちの教育という視点で、今、いろいろミックス型とおっしゃいましたけれども、あらゆる手段を使って、ぜひやっていただきたいというふうに思います。  先ほどいろいろ議論がございましたけれども、これからグローバル化、高齢化の中では、今、教育再生待ったなしだと思っております。ですから、私たち自由民主党といたしましても、子どもたちの学力とか体力とか、そういうことだけではなくて、本当に健全育成という意味も含めて力を注いでまいりたいと思っております。  昨年も何回も私も周年行事に出させていただきましたけれども、本当に子どもたちが区歌を歌ったり、国歌を歌ったり、また来賓の皆さんのお話を聞く姿とか、非常にすばらしいと思いましたし、ぜひそういう目を持ちながら、勉強、スポーツに努力をしていただきたいというふうに思っておりますので、これから教育委員会としてもさまざまなご努力はされていると思いますが、より一層、子どもたちのために何ができるかしっかり考えていただいて、教育再生に向けて尽力をしていただきたい、そのことを申し述べて終わりたいと思います。 ◆早川和江 委員 私のほうも、電子黒板を活用した授業についてお伺いをさせていただきます。  まず、実績からお聞きをいたしますけれども、各学校に少なくとも1台ずつ配置されていると思いますけども、この電子黒板ですけれども、それを使った授業は年間どれぐらい行われているでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 各学校の配置でございますけれども、電子黒板につきましては、小学校で各普通教室に配置してございます。それから、中学校では特別教室ということで配置をしてございます。  特に小学校につきましては、日常的に授業の中で、例えばデジタル教科書を使ったり、それからインターネットの映像を使ったりしながら、また書画カメラと言いまして、教科書ですとかプリントを画面に映し出すというものもございますので、こういったものを使いながら授業に取り入れていくということでございます。 ◎松井慎一 指導室長 日常的に使われているかどうかということにつきましては、これは教員によると、また教科によるというところでございますが、トータルすれば7割ぐらいの教員が活用しているというようなアンケート調査が出ております。 ◆早川和江 委員 7割ぐらいは使われていると、そのような分析をしているということですけれども、私も3分の2の学校をいろいろ見させていただきましたけれども、上にカバーがかかっていたり、端っこに置いてあったりとか、いろいろとどのように授業に使っているのかなとちょっと不安に思うような節もございました。  こうした電子黒板、せっかく各学校に1台ずつある。これはやはり子どもたちというのはICTを活用した授業というのは心待ちにしている。いろいろなところで見ていると、興味・関心は非常に高いし、この課題を明確につかむことができて理解が深まっていくと。そして、子どもの学力の向上にも効果があると、こうやって言われている。この活用がはかばかしくないというのは、先生たちが電子黒板になれ親しんでいるかどうか、使いこなせるかどうかというところだと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 大きく言うと、どのように指導するかという、その指導の手段ではあると思いますが、学校の教員がどうやったら指導しやすいかという視点のみだけではなくて、子どもたちがどういうものを使えば、より理解が深まるのかといった視点を持ちながら、教員は教材研究等をしていく必要があると思っておりますので、現在、十分に使われていない状況がまだまだあるとしたら、それについては研修等も含めて取り組むように学校を指導をしてまいりたいと思っております。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今、ご指摘でございますけれども、授業に使うために教育ネットえどがわというような形で、ホームページ上に授業に使えるようなコンテンツも用意しまして、それから運用の支援員を各学校、巡回をしながら、その使い方もしくは研修、それから公開授業等にも支援をするという形で回っております。その中で支援をしながら、教員の人たちが子どもたちの教育に役立てていただくということで進めさせていただいております。 ◆早川和江 委員 いろいろと支援はしていただいているということで、江戸川区は若い先生方が大変多い江戸川区だということで、これを使いこなせる方は多少いるとは思うんですけど、これを使いこなして、それをどう授業につなげていくかということが内容的に大事だと思うんですよね。  ただ、自分が使っているだけじゃなくて、これをどう子どもたちの授業に活かしていくかという授業力というか、魅力のある授業をしていく。これは電子黒板という一つの機会だと思うんですよね。これに子どもたちは非常に興味を持っているし、子どもたちというのは、昔からネイティブだと言われているぐらい、パソコンとかそういうものと親しんで、子どもたちは今までそうした環境の中にいますから、その子どもたちにどう魅力的な授業をするかということが課題だと思うんですよね。  これからこの電子黒板、各学校に1台しかないんですけども、学校LANも充実していますけども、これをどのように考えているでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 先ほど申し上げましたけれども、小学校は各普通教室に入ってございます。1台じゃなくて各普通教室です。ですから、各学級にございます。  先ほども申し上げましたけれども、その授業の中でということでございますけれども、先ほど言いました教育ネットえどがわの中には、授業で使える、そうした先生方の実践例ですとか、それからそういったソフトもネット上で公開をしております。また、家庭学習で使えるような、そういったソフトもございますので、学校だけではなくて自宅でも家庭学習ができるというソフトもネットで配信してございますので、そういったものを活用していきながら、それからやはり何と言っても教員がその授業の中で活用していくための働きかけをこれからも進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆早川和江 委員 そうですね、あらゆることをやっていただいているとおっしゃっていただいて少し安心したんですけども、まだまだその実情が見えないところがあるかなというのが、ちょっと心配な懸念でございますので、先生たちに電子黒板になれ親しんでもらうことは当たり前なんですけど、この電子黒板を使い込んでいただいて魅力ある授業をしっかりしてもらって、この授業の研究発表とか、この電子黒板でできる発表というのは非常に大事なんですね。これの活用のヒントをいろいろ集めて、学校LANに乗せて、方法はいろいろあると思うんですけども、先生たちに今いろいろやっているとは言いながら、どのようにアプローチしているのか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 研修会をやったり、今、言ったように、同じことになりますけれども、情報を中に入れたりしますが、具体的には、やはり指導主事が学校訪問しますので、そのときに個別具体的に指導したいというように思っております。 ◆早川和江 委員 わかりました。学校で格差がないように十分に一括指導をしっかりして、先生たちが本当に十二分に使いこなせるようにご指導をこれからもよろしくお願いしたいと思います。 ○渡部正明 委員長 目の中の発言は多岐にわたりますけども、関連で流していきたいと思いますので、先ほどの福本委員の3項目にかかわって関連で。 ◆大橋美枝子 委員 学力テストの結果の公表にかかわって、私からもちょっと確認させていただきます。  前も私たちの意見としては反対の立場でおりますが、まず決算特別委員会のときに序列化とか格差とか数字がひとり歩きするとか、そういったところへの配慮ということで公表していないというふうに答弁されたんですけども、それとの関係はどうなんでしょうか。 ◎浅野潤一 教育長 今、言われた配慮は、今回教育委員会で公開できるようになったという条件に附帯してついているものでありまして、配慮すべき事項はあります。先ほどのやりとりの中にも、それは出てきたと思います。ですから、そのことは、でも公開しないということじゃなくて、配慮すれば公開できるという解釈をしております。 ◆大橋美枝子 委員 随分捉え方が違うんだなと改めて思いましたけど、私は配慮するということなら公開しないという結論のほうがむしろ当たっているというふうに捉えております。  そのときに個に応じた指導を一層充実させるということもお話しされていましたけども、一番大事なことは、各学校の先生たちが授業改善されていると思うんですね。ただ、すぐに点数に反映しない、いわゆる見えない学力を育てていることも多いわけですよ。だから、本当の学力向上にこのテストの結果の公表が結びつくかどうかということになると、私は結びつかないのではないかと。むしろゆがめる面があるのではないかということを懸念しています。  これはあちこちでそういう例が出ていることはよく教育委員会もご存じだと思いますけれども、例えば、一応、小学校で1位と言われている秋田なんかでは、6年生になったばっかりで過去問とか、要するにテスト対策を結構やっているわけですよ。そういうことで本当にいいんだろうかと。本末転倒にならないように、やっぱり点数がひとり歩きしないように、学力テスト1回のテストで全てが決まるような形ではなく、本当の意味での授業改善、そして学力向上にあらゆる努力をするということを一番本質にするべきであることを申し述べます。 ◆深江一之 委員 先ほど各会派からいろいろご意見が出ました。福本委員が学力テストの結果を公表してほしいと。私どももこれについては大賛成したいという意味から、ここでは質問をさせていただきます。  私は今まで事あるごとに、本会議を含めて決算委員会、予算委員会で江戸川区の学力の向上を図るべきだということを声を大にして言ってまいりました。そして今回、資料をいただきましたけれども、25年度の学力テストの結果が過去10年間にわたって出ていますけれども、25年度の結果を見て、前年度比を含めて低下しているとしか思えない。その中で、教育委員会としてはこのことをどのように捉えているのか、まずお聞かせ願いたいと思います。 ◎松井慎一 指導室長 学力が低下しているというふうには認識しておりません。国や都の比較の中で、平均正答率については低い状況がありますけれども、江戸川区の学力自体が年々低下しているというふうには捉えておりません。 ◆深江一之 委員 そのようなご認識でいらっしゃる。この25年度の結果というのは23区で何番目なんでございましょうかね。 ◎松井慎一 指導室長 そういう順位みたいなものは公開されておりませんので、つかんでおりません。 ◆深江一之 委員 それは私はちょっと違うと思って、私の同僚議員の他区の議員からはっきりとした数字を聞いています。その中で江戸川区の順位というものを聞いています。恐らく最下位だと思います。その資料も私は今日は持ってきておりませんけれども、そういう資料が実際には出回っているわけです。  その中で、私はこのことを今まで江戸川区の教育委員会が努力をしてこないとは申しておりません。さまざまな施策を講じて、さまざまなことをやってきて、何とか向上したいという今までのやり方というのはあると思っております。ただし、23区の教職員は東京都の職員ですから、23区横並びで入ってくるわけですけれども、この教育施策については23区と全く同じことをやっていたら、今、これ以上ほかと同じことをやっていたら、この学力テストの結果を見ても向上するとは私は思えないです。やはり江戸川区独自の施策というものをしっかりと練り上げていかなきゃいけない。  その中で、この学力テストの結果を公表するのも、各学校の結果を公表するのも一つの手段だと思いますし、さまざまなところからこれはアプローチしていかなければ、今までの経過からいっても、私は向上するようには思えないんです。その辺についてはいかがでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 まずはじめに、23区の順位というのは、我々はつかんでおりません。それがどういうデータかというのはわかりません。  学力向上は、最終的には一人ひとりのお子さんの学力を上げるというのは大切なことですので、授業改善も含めて、家庭と連携して生活リズムを整えることを冒頭にお話ししましたけれども、そういったことを総合的に取り組んでいくことが必要だと思っています。  学力テストの結果を公表することによって、これはさまざまな捉え方があると思いますが、それについて教育委員会がこの後、検討して決定していくわけですが、どのようにその結果を捉えるのかということが大事だと思っております。学力テストの結果が出て、それの順位ですとか状況でレッテルを貼るというものではないと思います。その現状からどうやってよりよくしていくのかということが大事だと思っておりますので、学校が中心となって全力で取り組んでいくということしかないというふうに思っております。 ◆深江一之 委員 今、答弁いただいています。先日の環境費の項目のところで川瀬委員から、環境費の答弁に対していろいろ答えがすっと出てくる。しかし、実際にはそれが結果として出てこない。今回、今、指導室長がおっしゃっていることはまず正当だと思いますよ。でも、それを続けていて今まで上がってこないわけだから、何らかのことを教育委員会としても考えていかなければ上がってこないというのは、今までの経緯から言って変わらないんじゃないですか。  私が10数年前になりますかね、はじめて議員になったときからこれは命題になっていて、ずっと言い続けてきているんだけれども、その当時の中学生は、14歳、15歳の子がもう10年たって24歳、25歳じゃないですか。今、言い方はちょっと違うし、視点が違うと言われればそれまでだけれども、例えば江戸川区の投票率が低い。20代の投票率は本当に低いわけじゃないですか。例えば、そのとき教育の中できちんと投票をすべきだということを教えていればこういうことにならないんじゃないか。さまざまなところからそういうふうに言われてしまう懸念がある。  だからこそ私は、学力をしっかりとここで向上させる手段を講じなければ、この前に出た自転車の窃盗もそうですよ。自転車盗もそうですよ。人のものを黙って持っていくなんてことは許されることではないというのは誰しも知っている。でも、江戸川区は多い。確かに人口が多いからしようがないと言われればそれまでだけれども、大人に、先ほど須賀委員が、子どもは親を見ればわかる。親の責任だということをおっしゃっていた。私も事実だと思う。でも、それができないから今、大変なことになっているということは、これは皆さんわかっていらっしゃる。だから、それを変えるには、今、学校の中、教育問題をしっかりと改善させて学力向上に持っていって、全体を底上げすることをまず考える。  それには、やはりいろいろな英知を集中してそこに持っていかなければ、私は上がってこない。それには本当に横並びをやって、今までと同じことじゃなくて独自のことを考え出して、どうしたらいいんだということをまず発信してほしいです、江戸川区の教育委員会として。そして、それはやはり学校も含めてだけれども、ちまたの人、一般の区民の方たちは、今、江戸川区の学力の状態がどういう状況かというのをまずわかっていないんじゃないですか。それをやはり懸念するんですよ。  今のままでいいんじゃないかということじゃなくて、やはり一つの江戸川区をこれからよりよくしていこうというのには、皆さんの力を借りなきゃいけないわけだから、そのときにやはりしっかりとした発信と、それとしっかりとした施策を講じるというのは私は当たり前のことだと思うんだけれども、その辺についてはどのように考えますか。 ◎浅野潤一 教育長 学力はやっぱり結果を出さないといろいろ言われるということになるというふうに思って、努力をしてきているつもりでありますけども、今、おっしゃられた中で、我々がまず取り組まなきゃいけないのは、今、学校ごとに学力の改善のプランはつくって公表している。だけど、各学校がどういう成績でどういうような状態の結果を受けているのかということについて公表されてないところが多いということでありますので、やはりこの改善プランの実態をお見せして、はじめて説得力のあるものになっていくのではないかというふうに思っておりますので、そういう方向で、これまでと各学校での取り扱いは基本的に同じなんですけれども、教育委員会が方向を出して、そういう内容でお示しができるような方向で、今、議論を進めているということであります。  教育委員会自身が各学校の名前を出して公表することも可能だということに改められましたので、そのことの活用も含めて、区民の方々にはっきり課題と方向が見えるようなことに努力をしていきたいというふうに思います。 ◆深江一之 委員 今、教育長からご答弁いただきました。ここ十数年来、本当に下位のほうで低迷しているということは、本当にここにいらっしゃる皆さんはご存じのことだと思います。だからこそ、ここへきて本当に24年度、25年度ときたこの数値をはっきりと認識していただいて、今、おっしゃられたことを何とか実現していただいて、少しでも右肩上がりになるような方向づけにしていっていただきたいと期待もしておりますし、江戸川区独自の施策をしっかりと講じていただきたいと思っています。  続けてよろしいでしょうか。 ○渡部正明 委員長 はい、どうぞ。 ◆深江一之 委員 その中であと2点ほど聞かせていただきます。  まず、小中連携校についてお聞かせ願います。  公明党さんの資料ですかね、小中連携教育、葛西中と西一之江小と2校で行われていますけれども、この現状についてここにいろいろ書かれていますけれども、どのように結果分析ができているのか、お聞かせ願えますでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 今、お話がありました2地区4校で小中連携の研究校として取り組んでいただいております。教員の交流、それから子どもたちの交流、これが進んでいる状況です。これによって学力が上がった、体力が上がったとか、そういったところの検証まではしておりませんが、子どもがそこで育っていくという視点を持つことが教員の中でできたのではないかというふうに思っております。 ◆深江一之 委員 今まで他校でもこの地区だけに限らずに小中連携というのは、それぞれの地域でもやられていることだと思っています。ただ、区立ですから、小学校、中学校というのは非常に連携しやすい。しかも同地域にあるわけですから連携しやすい。その中で子どもたち一人ひとりが、中学に上がったときに小学校の状況とか、そういうのは連携がしっかりしていればいろいろな面から捉えやすいとは思うんだけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 やはり小中学校で情報が分断されるということはよくないことだと思っておりますので、地域で育つ子どもですので、小学校、中学校それぞれの教員が、今度来る子はこういう子なんだと。そういうのは小学校小さいころから中学校の教員が見ている。それから、小学校の教員も地元の小学校を卒業して中学校へ行ってああいうふうに成長しているんだ、そういうふうなことをしっかり見届けるということが大事だと思っております。 ◆深江一之 委員 小学校、中学校、思春期を迎える中で、非常に変わりやすい子どもたちも多いと思います。その中で、やはり本当に小さいころ、小学校1年生から見ているような先生が連携しているということによって、中学を訪れることで、またその子どもたちの反応も大分違ってくる。  これは私も実際に感じていることなので、本当につんつんにつっぱっていたような子どもが、小学校1年生のときの担任に会うと、直立不動になってしまう。逆に言うと、女性の先生だと何か甘えているんじゃないかというような、そんなことも見ました。  そういうことを含めて、いろいろな研究取材もあるかもしれないけれども、それぞれの連携校をもって増やしていただきたいとは思うけれども、今まで以上に、今までもそれぞれの地域でやってきた連携もありますので、それを大事にしていただいて、これもやはり学力向上にもつながってくることだと思うので、しっかりと連携した体制をまた組んでいただきたいし、また、そのような形になることを要望したいと思います。  次に、読書科について、ここでちょっとお聞かせ願います。  読書科、本当にすばらしい施策だと私は考えています。そして、今ここで始まってきたことだけれども、それについては、現状分析、その他についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 確実なのは本を読む、その時間そのものをしっかり確保できているということでございます。  それとは別に、学校図書館の整備をどう進めるか、それから、本に興味を持たせるための手段をどうするかということも読書科のテーマとして置いております。  各学校で進捗状況の温度差があるのは把握しております。研究校を設けておりますので、その先進研究事例を各学校がきちっと取り入れて充実したものにさせていきたいというふうに思っております。 ◆深江一之 委員 子どもたちの本離れということは非常に叫ばれていまして、その中で新聞もそうですけども、新聞も読まなくなっている。その中で、やはり活字をしっかりと見ながら本を読めば、字も覚える。さまざまな部分でいい部分があるはずなんだけれども、なかなかこれが結びついていなかった。学校の図書室、その他を含めても、本当に鍵がかかっている。あるいは、ほこりがかぶっているような図書室が多かった。だけど、読書科に力を入れれば、必然的に学校図書室も開かれるだろうし、蔵書もだんだん増えてきている。きれいな本があれば、子どもたちも手にとって見たくなる。授業にでも使っていけば、より子どもたちが本についての興味を持っていくということで、私はこの施策というのは注目もしておりましたし、マスコミもそれを取り上げられたこともあると思います。  だからこそ、この読書科がここのところちょっと一時より勢いがなくなってしまったというか、そんな気がちょっとしたものですから質問をさせていただきましたけれども、これもやはり学力向上につながってくることだと思っていますので、せっかくのここまで積み重ねた一つの施策でございますので、しっかりとした現状分析、そしてこれからの目標、そういうものをきちんと立てて、それぞれの学校でそれが上がってくること。そして、それを教育委員会がしっかりと把握して全体像をつかんでいってほしい。また、機会を見て質問させていただきたいと思います。 ◆川瀬泰徳 委員 学力向上で成績の公表について、各会派からお話がありましたので、私どもとしてちょっとお話はさせていただきたいと思っています。  今、指導室長また教育長のほうからるるご答弁いただいて、この中身については、我々としてはよく承知をしていますし、よく理解をしておりますので、私どもとしては、教育委員会の今後の検討を見守りたいというふうに思っております。  ということで、さっきちょっとご答弁の中で、いわゆる結論を出す時期について、成績が8月公表というので、大体いわゆる考え方、学力の成績の発表を公表するか否かという、こういうふうな話の出口、結論を出すころは。もう一度ちょっとそこを確認させていただきたい。 ◎浅野潤一 教育長 今、教育委員会でも議論しているところでもあります。今、言われたような終わりの時期があると思いますので、年度当初、早い時期に方向を決めたいというふうに思っております。 ◆川瀬泰徳 委員 しっかりと検討していただいて、よろしくお願いをしたいと要望しておきます。 ○渡部正明 委員長 答弁等が延びるといけませんので、大変恐縮ですが、第3目教育指導費の審査の途中でありますが、午前中の審査はこの程度にとどめ休憩をしたいと思います。
     再開時間は午後1時といたします。  暫時休憩いたします。            (午前11時54分 休憩)            (午後 1時00分 再開) ○渡部正明 委員長 午前中に引き続き、予算特別委員会を再開いたします。  予算説明書の382ページをお開きください。  引き続き、第3目教育指導費の審査を行います。 ◆竹平智春 委員 ここでは26年度江戸川区教育委員会の教育目標に基づきまして、四つの重点課題ということで、先ほども学力等もありましたが、その中の心の教育という観点から、いじめの問題についてお伺いをしたいというふうに思います。  昨年9月にいじめ防止対策推進法が施行されまして、この法律というのは、国や地方自治体、学校がいじめ防止に取り組まなければならないことですとか、各学校にいじめ防止対策を義務づけて、保護者に対しても、自分の子どもがいじめをしないように指導に努めるということが明記されたということでございます。  そこで、本区においていじめの今の実態、また特に今、ネットとかもございます。そういったところでのネットいじめ等の現状とそれから取り組みについて、まずお聞かせいただきたいと思います。 ◎松井慎一 指導室長 いじめにつきましては、まず取り組みとしましては、いじめられている子どもを全力で守るということですけれども、統計的な件数からいくと、平成24年度は随分数値が上がっております。これにつきましては、やはりさまざまな社会問題になっていることから、感度が上がったというんですか、認知する精度が上がったというふうにも捉えております。  また、ネットの状況につきましては、事前にお示しした資料から24年度は数は減っておりますが、ホームページ等で東京都が監視しているパトロールで、パトロールが当たるのが限られてしまうんですね。ですので、LINEとかそういったものについてはパトロールできない状況がありますので、これにつきましては、対応を考えるというよりは事前の未然防止についてどういうふうに取り組んでいくかということが大事だというふうに認識しております。 ◆竹平智春 委員 今、現状はわかりました。取り組みについてはどのようにされていますでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 ネットいじめに関して、まずネットにつきましては、携帯電話とかスマートフォンですとか、これを持たせない指導というのはなかなか難しい現状があるのかなというふうに思っておりますので、家庭でルールを決めて使い方を間違えないようにするという指導を徹底していくということでございます。  それから、いじめそのものにつきましては、いじめがよくないことであるという認識は誰しも持っているとは思いますが、学校では未然防止、早期発見で教員の感度を上げるということ、日ごろからいい人間関係を構築するように指導していくということです。その火種が見えたときには素早く対応するということを徹底していきたいと思っております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。やはりいろいろ法律もできまして、いろいろな体制もこれから組んでいったりということもあると思うんですけども、でも、やはり中身が大事だなというふうに思います。  今、室長がおっしゃったように、現場の教員一人ひとりが感度を持って、しっかりと児童または生徒をよく観察して感度を上げて、そして未然に防いでいくという、その体制が大変重要だなというふうには思います。  それで、来年度はいじめ防止対策のプログラムも年度内にこの間の1定でもお話がございました。早目に作成もしていくということでございます。  その中で、各学校でいじめ防止に対しての基本方針の策定をしていくということですけども、これは具体的にどのように進めていかれるんでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 今回の法律で新たに決まったことが、各学校がいじめ防止に対する基本方針をきちっと策定するということでございます。  江戸川区教育委員会では、平成18年度にいじめ防止プログラムを作成しまして、その時々で改訂をしております。今回もこの法律を機に全面改訂をしました。それは各学校でこういう取り組みをするといいですよという紹介もあります。ですので、その辺を各学校がきちっとピックアップして、年間指導計画を立てて、各学校に即したプログラムを実行していくということでございます。 ◆竹平智春 委員 わかりました。これは大変、各学校で取り組むということがすごく私は大事だなというふうに思います。比較的いじめはいけない。しっかりと先生方も目を見張られてしっかりと見ていこうということは出ていても、やっぱりここら辺にあるだけで、自分たちで策定をしていく、方針をつくっていくとなれば、そこに必然的に意識が向いていくと、私はすごく感じました。ですので、しっかりと各学校で取り組みをしていただいて、先生方の感度を高めていただきたいというふうに要望いたします。  それと同時に、やはりこのいじめ問題は、先生方だけの問題ではないと私は思っています。私も子どもがおります。やはり親も保護者もしっかりといじめに対するキャッチをしていくということが非常に重要だというふうに思っております。  せんだって、新聞の広告に文科省が出していましたいじめのサインというチラシがありました。そこにはいろいろといじめに遭っているかもしれないという子どもの変化をチェックするような項目もありました。また逆に、いじめてしまっているんじゃないかという、そういったチェック項目もあったり等々で、大変これはいいなと私は思ったんですが、できましたら、例えば学校に通う子どもさんの親御さんに、何かそういったチェックシートですかね、何かそんなようなものを配付していただいて、家庭でも早期発見につながるような、そういう取り組みってできますでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 いじめ防止プログラムの中に、子どもたち自身がチェックするチェックシートの見本例とか、それから保護者が家庭で子どもたちの顔色とか見たり、こんなところをチェックするといいですよというようなものとか、今、委員がお話しになりました、政府のほうがつくったいじめのサインというものもありますので、そういったものを家庭のほうにしっかり啓発していくということが必要だと思っております。 ◆竹平智春 委員 ぜひよろしくお願いします。  それと、先ほどちょっとネットのことで出てきましたLINEとか、さまざま新しいものがどんどん出てきて、親もまた先生方もなかなかそれについていけない年代の方もおられるのかなと。私も自分がそうなのであれなんですけども、去年、青少年問題協議会の中で、ファミリeルールというのを講演していただいたのをお伺いしまして、それはいろいろなPTAだとか先生方とかいうところに行って、こういったLINEについて講習をしてくださると。そういうのを言っていましたので、ぜひともそういうのもPTAなどにも利用できるような情報提供をお願いしたいなというふうに思います。  いずれにしましても、このいじめ撲滅、早期発見、早期対応をしていくためには、やはり学校、そして私たち保護者、そして地域としっかりと密接に連携をとりながら、ゼロを目指して取り組んでいただきたいと要望して終わります。 ◆大西洋平 委員 今、この目でいじめの問題が出ましたので、私からも少しお話しさせていただきます。  大体のやりとりは、今の竹平委員とのやりとりで把握をさせていただいたところですけども、そこの話でもありましたけれども、私たちも大変危惧しているのは、ネットでのいじめということで、私も青少年問題協議会に昨年出させていただいて、改めてその現状を目の当たりにしたわけですけれども、やはり非常に普及をしていて、ケータイ等によるネットトラブルの経験者というのも、小学生では10人に1人、あるいは中学生でも4人に1人がトラブルを経験しているという、そういう現状もございますので、ぜひ注視をしていただきたいなと思います。  先ほどご答弁でもありましたけども、ケータイのアプリケーション、LINEのところでいろいろな状況が相まって、さっき話がありましたけど、送ったメッセージが既読になったのに返信が来ないと無視したと決めつけちゃうとか、また友達をグループから強制的に脱会させちゃって、仲間外れにしちゃうとか、こういうのが本当に普通に行われてしまっているという現状が顕在化されていないんだけども、結構あると思います。  今、同僚委員からもありましたけども、非常に目まぐるしく状況が変わっていますので、ただでさえ通常の今までもいじめを見つけて指導していくのは大変だったのに、さらに別の中であると思いますので、ぜひ引き続き、敏感に注視をしていただいて取り組んでいただきたいと思いますし、もちろん従来のいじめといわれる問題と、あとはひきこもりとかさまざまな問題もありますけども、あわせて引き続き改善に向けて取り組みを私のほうからも要望して終わります。 ◆江副亮一 委員 いじめの問題で、関連して質問させていただきます。  今のお話の中で、いじめの認知件数が上がっていることや、江戸川区での現状なども把握させていただいたんですけども、同時に今、ネットのいじめの話もありまして、携帯電話のトラブルも、いじめだけではなく、犯罪等にも巻き込まれる可能性も、携帯電話やスマートフォンにはあると思います。  ここではまず最初に、年々、携帯電話やスマートフォンを持つ小中学生も増加して、所持や利用のトラブルの低年齢化という問題が今、非常に問題になっていまして、早い時期からの情報モラルの教育が必要というふうに考えられていますが、先ほど家庭内ルールをつくってくださいというような話があったんですけれども、学校現場において情報モラルについて具体的な取り組みがありましたら教えてください。あわせて、先ほどのPTAや保護者の方たちに対して、家庭におけるルールをつくってくださいというような指導というのをどのように行っているのかも教えてください。 ◎松井慎一 指導室長 まず、情報モラルの授業につきましては、中学校では技術科の時間とか、あとは学級活動の時間等で行っております。小学校におきましては、1年生から6年生まで発達段階がありますので、それは主に学級活動とか総合的な学習の時間を使って、この危険性とか、携帯にかかわるさまざまな問題について正しい知識を教えるということを行っております。  保護者もともに学ぶ機会としては、年に1回、各学校がセーフティー教室というのを実施しておりますので、そういったところでインターネットとか携帯とかスマートフォンとか、そういうものに特化して取り組むこともできますし、またPTAはさまざまな、学校によっては言い方が違うと思うんですが、厚生委員さんとか成人委員さんとか、そういうことでPTA主催の研修会等もやっておりますので、そういったところで勉強会をやっているところもございます。 ◆江副亮一 委員 今のお話でいきますと、保護者の方にも十分、年1回ですけれども、そういうことをしているということで、なかなか全ての家庭に行き渡るというのは難しいと思うんですが、一定のルールを守っていただくというのは大変重要なことだと思いますし、家庭内で指導というのが、学校内での指導よりも非常に比重は重いと思います。  携帯電話だけではなくて、やはりスマートフォンの普及ということで、ネットトラブル、ネット犯罪などに巻き込まれる未成年の数が非常に最近増えているということで、さまざまな新しいコミュニケーションツール、先ほどLINEの話もあったんですけれども、こういったものを利用する子どもたちも非常に多くなっていて、やはり便利になると同時に、その背後には新しい形のいじめ、トラブルというものが大きな危険が隠されているということを、もちろん私たちも再認識することは重要なんですけれども、子どもたちによく理解をしてもらうような取り組みをこれからも望みます。  先ほどいじめの話と今、トラブルの話をしたんですけれども、警察がまとめた昨年の摘発・補導した小中学生は724人に上り、前年より213人増えたという報道が先日ありました。このような未成年者の小中学生のこういう補導等に対して、区がどういうふうに認識をしているのかお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 この警察の摘発・補導案件につきましては、新聞報道にあったとおりでございます。ですので、今回、警察のいじめに関する定義が変わったということで、繰り返し行うということが1回でも補導とか摘発の対象になるということになったので、数が増えているんだろうなというふうには思いますが、この数が江戸川区の実態としてどうなのかというのはつかめなかったものですから、このことについて、こういうこともあるということも含めて未然防止に努めていきたいというふうに考えております。 ◆江副亮一 委員 やはり社会全体が、いじめは許さないんだというような風潮は昔からあったんですけれども、そこがさらに強化されている一つの事例だと思うんですね。実際にいじめということは軽い気持ちでやってしまう子どももいるのかもしれません。  ただ、受けている側にとってみれば、小さなことでも、それはやはり嫌なことは嫌だと言えない子どももいると思うんですね。そういう子どもに対しても、周りの目がやはり届くことといいますか、教師の方、学校関係者の方、そして児童生徒の周りの友達などの目も非常に重要になると思います。ぜひとも今後とも教育委員会と学校関係者、保護者の方々の意思疎通を十分に行って、いじめ撲滅に奮闘を願い、終わります。 ◆須賀清次 委員 先ほども教育長が、いろいろな人と交わって、その中で成長してほしいという話がありましたけども、一方で、朱に交われば赤くなるというたとえもありますんで、このいじめというのは、弱い人間がされることだということでは解決しないと思います。  私も子どものころにノリがたくさんとれたものですから、金銭的にいじめに遭いまして、大変な思いをした経験があるんですけど、ここにいる皆さんも、大なり小なりいじめという経験はされた方もいると思うんですね。やはりいじめに遭ったことのない人は、幾らその部分でどんなに政府がいい読本をつくっても、なかなか理解できないというのが事実なので、先ほど指導室長から、プログラムを組んでという言葉があったんで、今あった携帯、ネットいじめ、それから私が言った金銭的ないじめ、それから村八分と昔で言う、無視するいじめ、それから暴力におけるいじめ、このほかにプログラムの中にどういうことが入っているんですか。 ◎松井慎一 指導室長 暴言も含めて、いじめについてはさまざまな種類がありますが、このプログラムはそういったことも踏まえながら、どうやって未然防止するか、日ごろの子どもたちの人間関係の中をどういうふうに見とるかという、先ほどもお話ししましたけど、チェックシートですとか、大人はこういうところに気をつけなければいけないとか、あとは子どもたちに意識させると。  子どもたちもやっぱり人間ですので、常にずっといじめのことを意識して生活しているわけじゃないので、折に触れていじめについて考えさせる時間というのをとることが必要だと思っています。そういったものが全部網羅的に入ったものが冊子としてできていますので、その中から学校が4月から3月まで、どの時期にどういう指導をするかというのを考えていくというものでございます。 ◆須賀清次 委員 いじめについては、今も昔もあったんです。貧乏なときには貧乏な時代で、人の弁当を食べたということでみんなから村八分に遭って、本当につらい思いをした友達もいました。  そのような中で、やはりプログラムどおりではないんですね。例えば、今までいじめられた子が急にいじめに入るということも多々あるわけですから、やはりその辺をしっかりと見きわめて指導していかないと、解決の道はほど遠いなと。  私などは、百八つの煩悩だけでも手に負えないのに、それ以上、どんどん煩悩を増やしたくないということで、携帯電話を受けるのとかけるのしかしないような人間ですから、余りこの話をしても説得力がないんで、これでとどめますけども、やはりいじめというものはいつの時代もある。その中でどう対処していくか。これは親と地域と先生方の大きな問題と思っていますので、よろしくお願いします。 ◆島村和成 委員 先ほど指導室長が学力テストの江戸川区の23区の順番がわからないと。それはわからないのは仕方ないんですけども、本来、学力テストというのは順位を競うんじゃなくて、どこの点が弱いとかなんとか、そういう把握をするものだから、順位は二の次、三の次でもいいと思いますよ。ただ、自分ところの立ち位置は、公表はしなくていいけども、把握しておいたほうがいいんじゃないかなと私は思います。  僕は監査委員のときに区内の中学校なんかを回ったときに、学校の先生によっては自分でデータを集めて、自分の学校が江戸川区で何番目かというのを把握している先生もいらしたんで、それは立ち位置はわかっていたほうがいいかなと私は思います。  私は学力も大変大事だと思いますけども、私個人がもっと大事だと思っているのは、豊かな人間性育成のための道徳教育、これについて少しお聞きをしたいと思っています。  文部科学省の有識者会議が、現在、正式科目でない小中学校の道徳の時間を特別な教科に格上げして、検定教科書の使用を求めたところでございますけども、今まで形骸化が指摘されていた道徳の授業が今後大きく私は変わると思っているし、期待をしているんですけども、現在の動きについて教えてください。 ◎松井慎一 指導室長 早ければ平成27年度から特別な教科としてということで、これについては報道で示されているところ以上の情報はございませんが、何にしても、道徳教育の重要さは周知のところでありますので、道徳の時間は年間35時間以上確保しますが、学校教育活動全体を通して、道徳的心情ですとか実践力を養っていくというのが本来の趣旨でございますので、全ての教育活動において、先ほど島村委員がおっしゃったような子どもたちのさまざまな人間性を育成するという視点でかかわっていくことが大事だというふうに捉えております。 ◆島村和成 委員 私が聞いている範囲だと、偉人伝というんですかね、そういうのをどんどん学校に置いて、みんなに読んでほしいというふうに聞いているんですけど。 ◎松井慎一 指導室長 文部科学省が今のところ教科書というよりは資料としての扱いになるかと思うんですが、さまざまな偉人、最近ではイチロー選手ですとか、古くて言えば二宮尊徳とか、さまざまな子どもたちが知っておくべき人の行いをたくさんまとめたものであるというふうに思っております。 ◆島村和成 委員 今の文部科学大臣である下村博文さんがたまたま私、話す機会があって、あの方は群馬出身で、小学校3年生のときに父親が交通事故で亡くなっちゃうんですね。自分が9歳のときに亡くなって、7歳と1歳の弟が2人いて、かなり厳しい生活を強いられて、一つの卵をおしょうゆで伸ばして3人で食べたというね、それだけ極貧を味わったんですね。それで、彼氏がいじめにも遭って、学校の図書館でほとんどの伝記を読んだというの。それで、生活保護を受けたらということもあったんですけれども、やるだけ頑張ろうということで母親が頑張ってくれて、それで奨学金で高校、大学を出たという話を聞かされたんですけども、そのときに自分が世話になったから、どういう形で世間にお返しをしたらいいのかということで、政治家を目指したという大変いい話を聞かせていただいたんです。  私は自分が会津若松が好きなんで、会津若松へ行くと日新館という藩校に行くんですね。藩校へ行くと、子どもたち用のいわゆる什の掟と言うやつ、そこでみんな子どもたち、藩士の子ども6歳から9歳の子は学ぶわけですよね、什の掟というやつを。要するに、年長者の言うことに背いてはならぬ、年長者におじぎをしなければならぬ、嘘を言ってはならぬ、卑怯な振る舞いをしてはならぬ、弱い者いじめしてはならぬとか、いろいろあって、最後に、ならぬことはならぬものですと。こうやって、みんな道徳を学んできているわけですね。  それで、昨年、私たち自民党の会派で山口へ視察に行きまして、萩藩の跡地にできた明倫小学校、そこでは小学校1年から6年まで吉田松陰先生の言葉を朗唱するんですね、全員が。それで各学年1学期に一つ覚えるから、6年間だと18覚えるんですよ、言葉をね。それで、山口で吉田松陰て呼び捨てにする人はいないそうですよ。みんな松陰先生と敬服してね。会津にしても山口にしても、いずれも地域を愛して、また誇りに持っていると。これはとても大事なことだと思っています。  先ほど福本委員が豊後高田の土曜授業のお話をされましたけど、これも学びの21世紀塾というやつの一つの授業の一環で、この塾の塾頭というのは市長がやっているんですね。それで市長が挨拶で書いているのに、終わりのころにいろいろなことに、こういったものに取り組んで、豊かな心と確かな学力、体力を育みます。そして学ぶ喜びや伸びる実感を持たせて、このまちを誇りに思う子どもの育成につなげていくよう授業を充実させていくと。要するに、子どもたちに自分のまちに誇りを持ってほしいという教育をどこも、みんな三つとも共通していると私は思っているんです。  だから、僕はこの間、総務の広報のときに、江戸川区冊子の紹介に人物を取り入れてほしいと言ったのも、そこにもあるんですね。名所、旧跡だけじゃなくて、そこに縁の深い地元の人とか、そうじゃない人もいるけども、そういう人物を取り上げてほしいというのは、みんな根底にはこういうのがあるわけ。だから僕は、ぜひ学校の教育の中でも、要するに江戸川区を愛する郷土愛、そういう延長線上に僕は祖国愛というのが出てくると思う。何も強制的に日の丸とか君が代とかいうんじゃなくて、地域でそういう子どもたちを育てていけば、オリンピックとか相撲のときだけの君が代とか日の丸だけじゃなくて、おのずと祝日には自宅に国旗を掲げるとか、そういうことになってくると思う。全ては私は教育だと思っています。  だから、最近の殺人事件は、親子だとか兄弟だとか夫婦だとか、身内のあれが半分以上らしいんですね。そんなのも、やっぱり行き着くところはこういうところに私は来るんではないかなと思っていますので、せっかくの教科化される道徳の授業というのを充実して、さすが江戸川区の子は違うねというような教育を私はしてほしいなと思っていますけども。 ◎松井慎一 指導室長 私が江戸川区に着任して一番感じたのは、江戸川で育つ子どもって江戸川のことが好きなんだなというのを物すごく感じます。地域行事もたくさんありますし、やっぱり生まれたときからたくさん大人に囲まれて育っているというのは、全く健全なことだというふうに思っております。  これをさらに伸ばしていくことと、江戸川のさまざまなことを知るという意味では、道徳の資料集だけではなくて、例えば私も教育研究所にグリーンパレスへ行くと、江戸川区の女性を紹介したものがあるんですね。女性センターがつくったんですかね。ああいうのを見て、こういう方がいらっしゃるんだなというのも見たりしていますので、そういったさまざまな資料と、あと身近な大人と触れ合うことで、やっぱりそういう気持ちが醸成されていくんじゃないかなというように思っておりますので、そういったことも活用しながら充実した道徳教育に努めてまいりたいと思っております。 ◆島村和成 委員 私は江戸川区の学力がどんどん高くなって、優秀な人間が出てくるというのは、それは一つ望むべきかもしれませんけれども、私は余り学校のときに出来がよくなかったんですけれども、江戸川区の小学校、中学校を出た子が地域や社会、あるいは世界で活躍するような勉強の、学力があるとかないじゃなくて、要するに、国家にお役に立つ。世界に貢献するとか、そういう子どもが江戸川区から出てくれるように。要するに、そういう活躍をしたりする人が、あなた生まれはどこですかというと、江戸川区の何とか小学校を出ているとかいうことの子どもを私は育てていってほしいと思います。  それで、以前、会派の視察で鶴岡に行きまして、鶴岡にご存じの慶應大学の最先端の技術センターみたいなのがあるんですよ。僕ら会派で行って、責任者が説明をしてくれて、いろいろな話の中で、江戸川区から来ていますと言ったら、その所長が、私も江戸川出身なんですという話になって、いろいろ話していたら、私の平井小学校の2級先輩だったんです。意外だなと思ったの。  だから、そういう場面で活躍している人を見るというのは我々もうれしいし、誇りに思うし、それは慶應とかそんなのだけじゃなくて、もっと広い意味で、各方面で活躍する、そういう子が江戸川区からたくさん巣立っていってほしいなと思います。  それともう一点いいですか。これはまたがらっと変わりまして、私は昔ほど夜遅くまで飲まないんですけども、時々、居酒屋さんに行くと、10時、11時で小さい子ども連れの親子がいるんですよ、幼稚園児とか小学校低学年とか。10時、11時、両親だとか母親だけとかね。  聞くところによると、居酒屋だけじゃなくてカラオケにもそういう光景があるらしいの。これは学校のほうから保護者会か何かの機会に、僕はそれを指摘しないほうがおかしいと思うね。誰がどうこうというんじゃなくて、そんなの当たり前のことだと思うよ。子どもを10時、11時までの居酒屋とかカラオケに入れて、親がいるからいいやというものでは私はないと思う。そういった子どもや親に対して学力を上げろなんて、それは無理なんだ、そんなことは。だから、保護者会とかそういう機会を捉えて、そういう注意ができるように私はしてもらったほうがいいと思うんですけども、そういう機会でそういうことは可能ですか。 ◎松井慎一 指導室長 各学校では、保護者会等さまざまな機会がありますので、そういったところでお話をするとか、学校だよりでそういった具体的な事例を出しながら注意喚起をするとか、そういったことに取り組んでいく必要があると思っております。 ◆島村和成 委員 じゃあ、よろしくお願いします。 ◆須賀清次 委員 運用時間を今日のために残してきたんで、今、道徳という大切なことを島村委員がるる述べていたんですが、下村文科大臣のお話がありましたが、江戸川区にはやはり多田区長という区長がいらっしゃるわけですから、江戸川区として区長も同じような体験をされたと私は思っています。ですから、区長がもしこの道徳についてお話しいただければ聞かせていただきたいと思います。 ◎多田正見 区長 今、島村委員から大変味わい深いお話を聞かせていただきまして、そのとおりだなと思って拝聴いたしました。そういうことだなと思っています。 ◆須賀清次 委員 わかりました。  これからこの道徳教育については27年度ということで、私たちも真剣に取り組まなくちゃいけないなという思いがあります。  ただ、なぜ多田区長に振ったかといいますと、多田区長もたしか私の記憶では、昭和15年にやっぱりお父さまを交通事故で亡くされて、そして兄弟4人で頑張ってきたという思いを聞いたことがあるんで、振ってみました。すみません。 ◆瀬端勇 委員 私もこの目でちょっと質問があるんですけど、同時に、今いろいろ道徳教育とか学力の問題なんかもありましたんで、一言感想というか、意見を言わせていただきたいと思います。  私も道徳的な教育というか、特に江戸川区を愛する、地域を愛するというようなご発言に共感を覚える面があります。ただ、道徳教育ということで科目にしてそれを採点すると、どういう教育になるのかなということがよくイメージというか、わからない面があります。  人間としての生き方とか、いろいろ郷土を愛する、祖国を愛するというお話がありましたけども、それが採点の対象になるのかなというところが、科目として、これは特定の意識というか、規範意識を教えて植え込むとか、そういうことではないだろうと思うけども、どうしても道徳教育というイメージが私なんかのような古い人間というか、戦前の教育勅語の話も時々出ますけども、教育勅語の徳目は全てすばらしいんですけども、最後の最後のどん詰まりになって、一旦緩急あるときはということで、やっぱり子どもたちに、国のために命を投げ出すということを教えたわけですね。だから、そういうことを意味したり、イメージしていることはないと思いますけども、やっぱりそういうものであってほしくない、そういうふうに思います。  それから、学力は島村委員もおっしゃったし、深江委員もおっしゃったと思いますけども、23区で順位を競うとか、順位を上げるとか、あるいは競争に勝つための学力ということでは私は意味が違うんじゃないかなと思う。これもお話があったけども、人間として生きる力とか正しいことがわかるという力を培うというところに、そこにもちろん意味があるし、競争に勝つという勝ち負けだけのところではないというように思うんですね。  日本の教育というのは、こういう場で繰り返し私たちも見解を述べさせてきましたけども、過度な競争主義な教育というのは、国連の人権委員会からも繰り返して勧告を受けているということがあって、やっぱり管理主義、競争主義を競わせるというか、そういう教育のあり方というのは、世界的に見ても異常というふうに見られている面があるわけですね。  現実に学力世界一と言われる北欧、フィンランドとか、そういう国々では、競争よりも底上げというか、全体みんながやっぱりわかる、そういう教育を重視しているんじゃないかなというように思いますので、そういう方向に日本の教育も、江戸川区の教育も進められるように頑張っていただきたいなというように思います。  委員長、質問はスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー、この指導費で聞いたらいいかなと思うんですけども、そのことを本会議でも質問させていただきましたけど、スクールソーシャルワーカーの設置をということを要望しました。ちょっとそういうお答えはなかったんですけども、その違いと、それから東京都が今、スクールソーシャルワーカーというのを重視して、全自治体に配置を呼びかけると。もちろん申請するわけですけど、そういうことのようなんですけども、この都の補助基準というか、これはどうなっているのか、その二つを教えてください。 ◎松井慎一 指導室長 この補助基準は、国と都で2分の1、区が2分の1となっております。 ○渡部正明 委員長 ほかの質問もありましたけど。 ◎松井慎一 指導室長 スクールカウンセラーは、子どもの心理的内面とのかかわりということになっております。スクールソーシャルワーカーは、特にこの資格というのに限定したものではありませんが、社会福祉士ですとか精神保健福祉士等であって、問題を抱えるお子さんとその環境、これをどう構築していったらより良くなるのかというところを見るというところに違いがあるというふうに認識しております。 ◆瀬端勇 委員 ありがとうございます。よくわかります。  やっぱりカウンセラーが個人といいますか、そこを対象としているのと、ソーシャルワーカーさんというのは、教育をめぐる環境を対象にして、いろいろ役割を果たされるということだと思うんですけども、やっぱり特に重大な困難を持つ家庭とかお子さんとか、そういう方々に対して福祉的な援助の必要性が認められる家庭に対して、社会保障や生活の提供などを含めた自立支援の相談が具体的な職務の内容にソーシャルワーカーの場合にはなっているんじゃないかというように思うんですけども、先ほど来、お話があるように、江戸川区には最も必要とされるような人材、あるいはそういう機能、役割じゃないかなと思うんですけども、その点どうですかね。 ◎松井慎一 指導室長 まず、子どもの問題行動自体から入っていくパターンと、そもそも家庭の状況から、福祉のほうから入っていく状況がございます。学校から入っていくということに、我々、話をさせていただければ、学校がその子の状況をつかんで、どういうふうに改善していくかといったときに、学校の教員はもちろん、スクールカウンセラーですとか、あとは研究所に相談員がおります。また、退職の管理職とか校長さんとか、そういう方々もおります。  あとは、区にさまざまな福祉にかかわる人もいれば、児童相談所や子ども家庭センターとか、さまざまなところがありますので、そういったそれぞれ役割が違う人たちを集めて、じゃあどこで誰がどういう働きをしてくれるのかというコーディネートをするのは、学校の管理職でしっかり務まるというふうに思っております。  ソーシャルスクールワーカーについては、その役割も求められている自治体とそうじゃない自治体があるという認識をしております。それで、コーディネーターとして役割を考えるんであれば、学校の生活指導担当、管理職がリーダーシップを発揮するということで、そのほうがかえって対応できるんじゃないかというふうにも考えております。 ◆瀬端勇 委員 カウンセラーとソーシャルワーカーにそういうはっきりとした役割の違いがあって、私は先ほどの島村委員が例に挙げられたような、子どもにとって大変残念な教育環境というか、家庭の環境があるようなところが目につくとすれば、やっぱりそういう家庭に対する援助というか支援というか、そういうことこそ大事になっているんじゃないかと思うし、それは今、室長がおっしゃったように、旧来は教職員の方々がカウンセラーの仕事も含めて全部やってきたと思うんですね。だけど、その業務を細分化して、それぞれ高度に専門家させた上で外部化したのが、スクールカウンセラーであり、スクールソーシャルワーカーじゃないかと思うんですよね。  だから、そういうことであるとすれば、東京都の教育委員会も、全ての自治体に対してスクールソーシャルワーカーの配置も補助をつけて支援すると言っているわけで、江戸川区は必要ありませんと言う必要は全くないし、一番必要としている私は区の一つではないかと思うんだけど、理解違いますかね。 ◎松井慎一 指導室長 現在、心理士の資格を持った者が教育研究所に相談員としております。学校にはスクールカウンセラーが配置されております。スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違いにつきましては説明したところですけれども、要は、その子の置かれた状況をどう改善するかといったときに、それぞれ担当する専門的な方がいるわけですので、その方々に呼びかけて学校がコーディネートをすれば、それで対応できるんじゃないかというのが今、考えているところです。スクールソーシャルワーカーを否定しているわけではございません。 ◆瀬端勇 委員 スクールソーシャルワーカーの配置を東京都に申請していただけますか。 ◎松井慎一 指導室長 今年度2年目になると思います。少し様子を見たいと思っております。 ◆瀬端勇 委員 繰り返しになりますけど、私はやっぱり江戸川区にとって学力向上のことを考えても、いろいろな道徳的な規範意識の向上を考えても、子どもたちの支援にとって、これは一つの大事な機能じゃないか、機関じゃないかというふうな気がします。ぜひ申請していただきたい。 ◆須賀清次 委員 すみません、今、教育勅語の言葉が出ました。私、今日の日のために教育勅語の本を持っています。その中に、皆さんの祖先が昔から守り伝えてきた日本的な美徳を継承することであるというようなことがある。要するに、道徳というのは、日本的な美徳を継承するんだという解釈で私はいいと思います。  それで、最後の文面とかという今、言葉もありましたが、3月10日、東京大空襲で何の罪もない10万人の方々が焼け死んでいる。殺されてしまったということを考えたら、今の日本に戦争を望む国はありません。日本にはありませんよ。そのことを考えれば、やはり拡大解釈して2600年続けてきたことを否定するような方々がもしいるようでしたら、やはり私は意見を添えなければいけないなという思いで一言添えます。
    ◆島村和成 委員 私は先ほど文科大臣の例を挙げたのは、大変厳しい中にあっても頼らずに自力で頑張ったということを私は言いたいんで、恵まれない人にも補助云々という話もありますけども、要するに、できるだけ国家に頼らない、自力でやるんだという、そういう姿勢に私は感動をしたものだから、お話をさせていただいたわけです。何でもかんでも自分が権利があるから生活保護を受けるんだって、こんなことだったら日本の国は潰れちゃうんだってね。元気な人は働かなきゃいけないんですよ、それは。職があるとかないとか、それはみんな努力をしてね。それじゃないと、みんながみんな、僕ら自民党の議員だってみんな裕福な人ばかりじゃないから、議員をやめたら生活保護を受ける人がいるかもしれないですよ。そういう人たちは意地だって受けないですよ、それは。みんな自助努力で頑張って、みんな食いつないでいくわけですから、そういうのも最終的には僕は道徳につながってくると思っています。  それとあと、競争を煽り過ぎる云々というお話がありましたけど、私は、競争がなければ進歩がないと思っているの。ただ、競争で出た結果で差別してはいけないということですね。  僕ね、何年か前まで運動会に行って、小学校の運動会を見ていると、何か同じような、何て言うのかな、余り差がなくて入ってくるの。裏事情を聞いたら、事前にタイムを測って、同じようなタイムで走らせるって、こんなばかなことはないと僕は思うよ。もうそれは今なくなったみたいだけどね。  要するに、勉強はいまいちでも、運動会のときにトップになってヒーローかね、運動会のヒーローがいるとか、歌がうまいとか、絵が上手だとかって、みんな秀でたところはみんな持っているわけだから、そういうところを伸ばしてやるのが僕は教育だと思っているの。何でもかんでも平等平等でもって、運動会でみんな同じ位置ぐらいに入ってくる、こんなばかなことがないんであって、そんなことは最近の運動会はないから私はほっとしているけども、やっぱりそういう得意分野でもって伸ばしてやって、さっき言うように、学力が伴わなくたって、それぞれの分野で秀でた人として日本を代表する人員が江戸川区から出てくるかもしれないからさ、余りそんな競争がだめだ競争がだめだということは、私はいかがなものかなと思っています。 ○渡部正明 委員長 3目、他にございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 他になければ、ここで委員外議員の発言を許します。 ◆滝沢泰子 議員 スクールソーシャルワークについて、瀬端委員への指導室長のご答弁で、学校の管理職がリーダーシップをとって、さまざまな専門機関に呼びかけて、誰がどういう働きをするのか、コーディネートするのがよいのではないかと、できるんじゃないかとおっしゃいましたが、これは現状やっているということではないのですか。  やっている場合はどうやっているのか、やっていないという場合は、やるに当たっての課題はどのようなもので、それではどのようにそうやるのか教えてください。 ◎松井慎一 指導室長 現状そのとおりにやっております。それは例えばサポート会議ということで、指導主事も含めて関係の者を呼ぶときもありますし、特にそういう名前もつけずに学校が直接さまざまな方と連絡をとってやる場合もございます。 ◆滝沢泰子 議員 江戸川区では、今、不登校の児童生徒が特に大変多いと。特に中学校は慢性的に23区で一番悪い、高い不登校児の数字になっておりますが、そうすると、このようなサポート会議やケースカンファレンスというのは、学校の先生が招集する機会も大変多いと思うので、物理的なその仕事量ということで、やはり一定程度限界があるのではないかということを思います。  江戸川区の学校の長期欠席児童生徒の人数に比較しても、現在、その財政措置ということもご答弁にあったようにありますので、江戸川区でぜひスクールソーシャルワークを仕事の量の多さ、つまりニーズの多さに照らして導入するということを、より子どもの環境を、公教育環境を改善する手だてとしてやはり検討するべきであるというふうに考えますが、いかがですか。 ◎松井慎一 指導室長 先ほどもお答えしましたけれども、完全にシャットアウトしているわけではありませんが、このことの事業の成果を見きわめてからということでもあるでしょうし、近隣区の状況を確認したところ、人によるという状況も見ておりますので、その辺も含めて様子を見たいということでございます。 ◆滝沢泰子 議員 それではまず、トライアルとしてでも、このスクールソーシャルワーカーを設置してみてほしいということを思うんですが、トライアル的なことでは、まずちょっと取り組んでみようということは新年度に向けてお考えは持てないでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 現在、そういうふうには考えておりません。 ◆滝沢泰子 議員 とにかくこれは江戸川区の数字で最もワーストの数字です。中学校の児童生徒の不登校が500人を超えている街は、23区にほかにどこにもないです。23区の中の中学生の不登校のシェアの1割以上は、大体江戸川区が占めています。これは教育現場や区政をあずかる皆さん、区長をはじめ、ご認識があると思いますので、取り組みをしていただきたい。  それから、困窮家庭の無料学習支援については、これはぜひ制度化をしていただきたいと思うんですが、これについてのお考えをお聞かせください。 ◎浅野潤一 教育長 一つはソーシャルワーカーの話でありますけども、先ほどから申し上げているように、やっぱりこれは不登校の数が多くても、基本的には各学校にそういう子がいるということが基本でありまして、学校がその子に寄り添って対応するということを原則的にやっていきたいということであります。  生活保護のサポートでありますけども、今、高校入試を控えた段階で、いろいろな形でそういう子だけを集めたサポートをやっておりますけども、やっぱり所得が低いことによって、教育の機会が奪われるようなことがあってはならないというふうには考えておりますので、そういう機会がどういうふうに拡大できるかということについては、いろいろ関係機関の意見を聞きながら検討してまいりたいと思っております。 ◆滝沢泰子 議員 多田区長が教育費の審査で、生活保護リアルという本だと思いますが、中三勉強会について言及されましたが、江戸川中三勉強会は制度ではないので、学校の先生が知らなくともこちらは文句が言えないわけですね。制度であれば学校は活用もしますし、また保護者や関係機関も、制度がありますよねということが言えます。  制度にするという意味の重みは、すくすくスクールを教育委員会になぜ置いたかということで、組織の中で教育委員会の仕事にするということでやろうということで言っていた多田区長であればご認識があると思いますので、改めて困窮家庭の学習制の制度化について教育長から前向きな答弁がありましたので、引き続き検討を実現に向けてお願いします。 ○渡部正明 委員長 次に、第4目教育研究所費。 ◆窪田龍一 委員 今、不登校のお話が出ましたけども、この不登校についてお聞かせをしていただければと思います。  特定の子どもだけの問題だけでなく、学校、家庭、社会全体のあり方にかかわる大切な問題であり、どの子どもにも起こり得るこの不登校の問題で、対策はこれまでたくさんとってきていただいているかとも思います。  今、数のお話が出ましたけれども、本当に一人のお子様を一番この不登校にならないということが大前提でありますけども、学校も家庭も、それぞれ努力はされているんだと思いますけども、現状は現状として踏まえてお聞かせをしていただければと思います。  先ほど学力向上のところでも触れましたけれども、ここでも家庭とのつながりをつくっていくことがとても大切になると私は考えています。中でも、この家庭への取り組みについては少し詳しくお聞かせをください。  また、26年度はこれから、これまでも続けてきた施策もあると思うんですけれども、この対策の中で特に力を入れていこうというふうに考えていることがあればお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 まず、不登校でございます。子どもが学校に行かなくてはいけないということにつきましては、保護者にその義務があるということで、子どもは学ぶ権利があるということでございます。通常そういうことを考えなくても学校には行くものだというふうにはなっていると思います。  年間30日以上、飛び飛びでも継続しても、30日以上欠席すれば不登校としてカウントされます。基本的には学校に行ったほうがいいわけですので、じゃあ、なぜ学校に行けなくなるかといったときには、人間関係が大きいのかなというふうには思いますけれども、中学校に行くとやっぱり学業不振のことも出てきます。また、家庭の問題等もありますので、その辺はさまざまな状況があります。  やはり休み始めのときに、学級担任をはじめ、学校の職員がどれだけその子どもたちの状況を把握して寄り添うかということと、家庭訪問も含めて保護者との連携を大事に行っていきますけれども、タイミングを逃すと、やはり保護者が「学校へ行きなさい、学校へ行きなさい」と言って、諦めちゃう時期とか、さまざまな問題があります。  ですので、学校はまず未然防止と早期発見に努めますけれども、ある程度長引いてしまったお子さんに対しては、研究所のほうで心理士を派遣したりとか、学校サポート教室というところで学校復帰を目指したりとか、そういった対応をしております。  江戸川区の学校の不登校対策としては、全体として小中の6人の校長先生を代表とする不登校対策会議というところで、区全体の傾向とか対策を考えて、そこが不登校対策連絡委員会というところに不登校対策の諮問をして、そこが指導事例集、こうやったらうまくいったとか、そういったものの資料を作成して、全校の対応に対する参考にしてもらうというような取り組みをしております。  その他不登校状況が長引いたお子さんに対しては、ナックルフォアのボート体験とか、自然体験教室とか、そういった体験活動をするとともに、お子さんが不登校になった保護者に対する連絡会とか、平日相談をなかなかできない保護者の方には日曜不登校相談とか、そういった対応については、さまざま取り組んでいるところでございます。 ◆窪田龍一 委員 タイミングを逃さないということが大切なんだろうというお話だと思います。  二つ目の質問のところで、今後たくさん今、お話しいただいた施策のところがあるかと思うんですけども、その中で例えば学校での不登校対策会議をこれまでと違ったものにするんだとか、それを全校への対応、これは実はずっとやっているんだと思いますし、それが対応をどのように具体的にこれまでのところを活かしてやるんだとか、そういうものがあればちょっと改めてお聞かせしていただきたいのと、特にこれは全部やらなければいけないのか、今年に限っては、またここをちょっと中心的にやっていくというようなものがあれば聞かせていただければと思います。 ◎松井慎一 指導室長 まず、不登校の事例集ですけども、平成13年度に「あしたへ」という冊子をつくりまして、不登校は本当に個々の全く同じ事例というのはありませんので、類似はありますけど、ですので、そういったことを学級担任のアプローチによって不登校が改善したとか、保健室登校をしばらく続けるうちに教室に戻れるようになったとか、スクールカウンセラーと連携を深めながら不登校が改善したとか、そういう事例集を毎年つくっておりますので、そういったものを各学校でしっかり活用していただくということと、学校は別室登校ですとか、さまざまな対応をしておりますけれども、不登校の中で1年間を通して全く登校できないお子さんなどがやはりおりますので、そういった子どもたちに対してのアプローチを強めていきたいと。重点化ということでいえば、やっぱりそういうところを特にやっていきたいというふうには考えております。 ◆窪田龍一 委員 今、不登校にならないための未然防止策だとか、早期対応が一番有効的なんだろうということでお話を伺いましたけれども、例えばここで家庭訪問というようなところがあって、資料にもよると、学校サポートボランティアによる家庭訪問活動ということがあるんですけど、これは私、詳しくないので、具体的に学校の先生が家庭訪問するのと、この方たちが訪問するのとは、どういう形で違うのか教えていただければ。 ◎松井慎一 指導室長 学級担任を中心に、当然、家庭訪問はするんですが、担任との関係性が原因で不登校になっている状況とかもありますし、それが直接の原因じゃなくても、今は学級担任じゃない人とのかかわりが大切だというような、そういうこともあります。これは有償ボランティアを募って、その方たちが、朝、迎えにいって一緒に学校に行ったり、それから別室授業になるときに学習を一緒に見守ったりとか、そういうステップサポーターというのを研究所でボランティアとしてやっておりますので、そういう方も活用しながら行っている状況でございます。 ◆窪田龍一 委員 わかりました。ありがとうございます。  本当に休みが続き出したお子様だとか、それは早期の対応だと思いますし、子どもたちに向かい合うということを今みたいな形で重層的にやっていただきたいなというように感じるところと、今、小中学校、特に不登校、実態はこの資料でわかるんですけども、環境の変化、先ほどいろいろ、るるお話が出ましたけども、そういった環境の変化の中で、特に、今後ますますこういったことが厳しくなるんだろうなというのも私は予想するんですけども、その辺についてはちょっと大きくなりますけど、どのように捉えているかお聞かせください。 ◎松井慎一 指導室長 元気に学校に来て学校生活を楽しむということがやっぱり大前提としてあります。ただ、そうじゃない状況はありますので、無理やり引っ張ってきて、学校にいなさいというのがいいとは誰も思わないと思います。  ですので、本人も変わっていかなきゃいけないでしょうし、周りの環境も変わらなきゃいけないでしょうし、今いる子どもたちとか大人も含めて、その環境にいる人間がそれぞれ居場所があるということがやっぱり大事なんだろうというふうに思いますし、それが不登校に対して、未然防止も含めて、そういう認識のもとで学校がしっかり取り組んでいくということだというふうに思っております。 ◆窪田龍一 委員 ぜひ、学校が取り組んでいく、学校を取り組ませていくというようなことが大切になると思いますので、我々がずっと要望してきましたけども、子どもたち、特に家庭に対しての取り組みについては強化をしていっていただければと要望して終わります。 ○渡部正明 委員長 他に4目ございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第5目教育推進費。 ◆窪田龍一 委員 ここでは、すくすくスクールについてお聞かせをしていただければと思います。  このすくすくスクール、事業名に対する保護者の協力、参加の拡大というふうに課題として捉えられているのを資料で見させていただきました。ここは本当に私も、すくすくスクール、学童だとか、そういったことでいろいろ話題にもなっているところなんですが、本当にこのすくすくスクールに参加していただくというか、保護者の方のバックアップがなければ、これはもう本当にいろいろなことが議論されますけども、大前提としてこのすくすくが成り立たないんではないかなというように感じております。その中で具体的に協力と参加、保護者に対する呼びかけはどういうことをやっていくかお聞かせください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 すくすくスクールは地域の方、そして学校の協力、それから保護者の方の協力で成り立っておりますので、そうした保護者の方々の参加を呼びかけているところでございますが、先月2月16日にすくすくスクールフェスタということで、各すくすくスクールの発表の場を持ちました。そこにはもちろんお子さん、それから親御さん、それからこれから学校に上がるようなお子さんたちも参加をしていただいております。そのような形で、イベントのような形を通して保護者の方々の参加を呼びかけていきたいということで、今やっております。 ◆窪田龍一 委員 今の参加の呼びかけですけども、実際感じておられるところでいいんですが、保護者の方の参加などはどうなっているのかということを少しお聞かせしていただければと思います。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 なかなかやはりすくすくスクールのほうには保護者の方々が、日常的にかかわっていただけることが一番ありがたいわけですけれども、なかなかそれが進まないというのも実情でございます。ただ、中には親御さんたちの有志が保護者の会というような形で、さらに自分自身たちで参加を呼びかけるということも始まっておりますので、こういった動きが進んでいけばと思っております。 ◆窪田龍一 委員 実際、この保護者の方が預けるだけと言ったらちょっと語弊があるかもしれませんけれども、すくすくの各学校ごとに行われている行事だとか、この間、行われたすくすくフェスタだとか、参加する場面もあるんですけども、ほとんどの方が、実態がわからないままと言ってもいいのではないかと思うぐらい、すくすくに対する意識というか、そういったものが私自身は足りないんじゃないかなというように感じています。  それをこちらから何か強制的にやるということではないんだと思いますけども、今、言っていただいたようなフェスタの利用だとか、逆に言うと、地元の学校ごとに行っているすくすくの中での呼びかけだとかいうのも必要になってくると思いますので、中でも役割が非常に大きいなと感じているのはサブマネさんなんですけども、そのサブマネさんの取り組みというか、またサブマネさんに対して何か要請していることがあればお聞かせをください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 もちろん地域の方々が日ごろからすくすくにかかわっていただいておるわけですけれども、そういった地域の方々がかかわっていただいている割には、保護者の方々にも、もう少し参加いただければなということで、これはサブマネジャーからも、お迎えにお見えになったときですとか、そういったときにはお声かけをさせていただいて、自分のお子さんだけではなくて、ほかのお子さんともそういう中から遊んでいただいて、遊びを通して人間関係をつくってもらいたいというような呼びかけをさせていただいているのが現状でございます。 ◆窪田龍一 委員 わかりました。この辺はしっかり続けていっていただければと思います。  先ほどの繰り返しにはなりますけども、この最前線で尽力をしていただいているサポーターさんですね、この方たちが本当に重要な役割をボランティアで担っていただいているかと思うんですが、実際、地元で見ると町会長さん、高齢化といいますか、発足時10年前はばりばりやっていたんだけど、いろいろな役職も重なっていてご自身が忙しくなっていたりだとか、実際サポーターをやっていろいろなことを教えてくださっている方をお手伝いしてくださっている方は、ほかにも積極的な方なので、いろいろなことを重なってやっていて、なかなか時間がとれないといったような声も聞くんですが、どのくらいの方が今現在かかわっているのか。1校当たりの人数などもわかれば教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今、1月まで今年度の集計がまとまっておりますけども、延べで1万4,000人の方々がこのボランティアとしてかかわっていただいております。ですので、大体、1校当たり200人ぐらいの方が一月延べでかかわっていただいているんだろうというふうに思っております。  また、クラブマネジャーさん、それからサポートセンターの方々が、皆さんがお知り合いをお連れいただいて、こうして広がっていくという現状もございますので、本当にサポートセンターでは大勢の方々がかかわっていただいております。 ◆窪田龍一 委員 ぜひ、そのかかわりを深めていっていただきたいなと思いますが、いただいたリーフか何かに、そのサポーターさんということで第七葛西小学校ですか、専門学校によるスポーツ指導ということで、これが広がりを見せているという、すごく心強い話題を見せていただいたんですけども、こういったことが江戸川区内中でこういう学校だとか、例えば中学校で何かやっている方たちが小学校のところに行って取り組みをするとか、そういう重層的なものができるかどうか教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 最近発行されました東京都のみんなの生涯学習という冊子の中で、第七葛西小学校でのすくすくの中に専門学校生のスポーツ指導ということが紹介されております。これは西葛西にあるスポーツレクリエーションの専門学校の学生が、当初はボランティアの申し出でお見えになったんですが、その後、学校の授業としてその生徒がかかわるということになりまして、学校からすれば授業の一環、そして、すくすくとしてはそういった専門学生のお兄さんたちにスポーツ、それからダンス等、そういった指導を受けているという動きが、今現在、4校ほどに葛西を中心に広がっています。  そのほかにも小学校のすくすくスクールに学区の中学校の生徒さんがブラスバンドの演奏に来てくれたりとか、そういった動きも広がっている現状でございます。 ◆窪田龍一 委員 現状はわかりました。その現状、例えば、そういうサポートさんを増やしていく手段として、何かうまく使えるかどうか教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 やはりこういった動きがどんどん広がっていただくと、それだけ子どもたちもいろいろな体験をできるわけで、特に学区域の中学生の方々との触れ合いというのは、お兄さんたち、お姉さんたちとの触れ合いが非常に増えているということでございますので、さらにこういったことを増やしていきたい、広げていきたいというふうに考えてございます。  それにはやはりクラブマネジャーさんもお声かけいただいておりますし、それから地域の方々が、サポートセンターの方々が人脈を通じてご紹介いただいているということが大きいというふうに考えておりますので、これからもそういった方々にもご協力をお願いしながら進めてまいりたいと思っています。 ◆窪田龍一 委員 何も参加しない保護者の方に参加しないかと言っても、なかなか無理だと現状は思いますし、そういうサポーターさんだとか、今、そのサポーターさんがかかわってくださって、すくすくが運営されている場面に少しでも多くの保護者の方が気がついていただいて、本当に一緒にこのすくすくの授業に携わっていただくというようなことが、非常にこれから大事になってくると思うんですね。  ぜひ、今、私がお話を聞いたところに関しては、積極的に、サポーターさんもそうですし、保護者の方がその中から何かしらかかわっていくようなことをつくっていただければと思いますので、ぜひお願いいたします。  それともう一点よろしいですか。郷土資料室のことでお聞かせをください。  これは新川のさくら館のところでいろいろお聞かせをしていただいたんですけども、その中で、この資料室というのを改めてちょっと勉強し直しまして、この資料室が現在、区の大切な文化財とか、そういったものを保管しているかと思うんですが、現在やられている企画展だとか、地域とのつながりみたいなものがあれば教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今、郷土資料室の展示等に対するお問い合わせだと思うんですけれども、今現在、資料室で行っている企画展でございますが、「青物荷船」ということで、新川を取り上げた企画展を行っております。こうした過去の江戸時代のそういった絵図がございますので、そういったデータをお借りしまして、それを中心にその当時の川での、新川を通じた交通ですとか、そういったものをご紹介しております。  郷土資料室では、区内のそういった資料を多く収蔵しておりますけれども、その収蔵品の中からこのようにテーマを設けて、企画展という形でご案内をしていくということで、年2回の企画展を実施してございます。そのほかにも各学校の中にも資料室というような形で、地元の方々のご提供いただいている資料が展示されているところもあると思いますが、こういったものも資料室のほうでは収蔵品の中で数をデータとして押さえておりまして、こういったものを含めて区民の方々にご紹介をしていきたいというふうに考えてございます。 ◆窪田龍一 委員 今、新川の歴史のところのお話もありましたけれども、こういった企画展が、もったいないなというか、ほかの例えば施設だとか文化プラザだとか、いろいろ地域のコミュニティ会館だとか、そういったものでもうまく連携がとれて、企画展が1カ所だけで終わるということではなくて、そういったものの流用というと言葉があれですけども、循環させて、コラボというか、そういったものも含めて展開はできるかどうかお聞かせください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 実は新川のオープンのときもそうだったんですが、私どもの郷土資料室の学芸員がいろいろお手伝いをさせていただいております。今回の「青物荷船、新川を行く」という展示の期間が終わった後に、今、実はさくら館の指定管理者のほうからも申し出を受けております。貸してほしいということでございますので、それを展示が終わった段階でお貸しできるんじゃないかと思っております。  またそれから、ほかにも篠崎の文化プラザも含めまして、そういったところでの展示等に関しましては、歴史的なものに関しましては、私どもの学芸員がこれまでもかかわっておりますので、さらにそういったところとのコラボレーションというようなことがもしあれば、進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆窪田龍一 委員 ぜひ、巡回展示ではないですけども、そういった工夫を凝らしていただいて、広く江戸川区内で目に触れるような形で展開をしていただければと思いますので、要望して終わります。 ◆伊藤照子 委員 私のほうは、同じすくすくスクールなんですけど、ちょっと学童登録についてというか、お聞きしたいと思います。  まず、何点か教えていただきたいんですけれども、すくすくスクールの一般登録と学童登録のこの3年間ぐらいの推移と1日平均の参加者数の比較についてお聞かせいただきたい。何か変化等がありましたら教えていただきたいと思います。  もう一つ、長期休暇のときの参加者の一般登録と学童登録についてもお聞かせをいただきたいと思います。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 すくすくスクールの登録数でございますけれども、まず平成23年からということでよろしいでしょうか。  すくすく登録全体が、全児童が3万7,660人という数字の中で、学童、それからすくすくの計が2万3,058人、そのうちすくすくスクール登録が1万8,583人、そして学童登録が4,475人というような数字が、この25年でございますが、1万7,859人、これはすくすく登録です。約700名の減と。そして、学童登録は4,444人、こちらは30人ほどの減でございます。それぞれ合わせまして2万2,303人ということで、こちらも50人ほどの減。全体の児童数では3万5,650人ということで、約2,000人の減ということでございまして、登録の割合は増加をしていくところでございます。  これに対しまして、参加者でございますけれども、これはすみません、24年と25年ということでよろしいでしょうか。  こちらはすくすくスクールの参加者、これは1日平均73校ということでの数字でございますけれども、すくすく登録が1,944人、これは24年度です。学童登録が2,527人、合わせまして4,471人ということでございます。25年になりますと、すくすくスクールが2,088人、学童登録が2,451人、合わせまして4,539人ということで、増加をしてございます。  夏休みの登録でございますが、4月から増え続けまして、夏休みが一応ピークになります。そのときが学童登録で申しますと、4月が4,617人だったところが、8月が4,653人、ここがピークでございまして、その後は4,076人と減少を続けております。こういうような傾向がございます。 ◆伊藤照子 委員 すみません、細々とありがとうございます。  児童数に比べて、登録はするんだけど、やっぱり参加しているのは、これが実態だと私も思います。高学年の子はなかなか参加しなかったりというのもあるのかなと思うんですけれども、その中で、夏休みになると長い時間を預けるという言い方はいけないのかもしれないけれども、行くということで、学童登録が増えるというのは、それも認識しているところでございます。  その中で、結構その学校によって児童数も違いますので、このすくすくの規模も大きく違ってくると思うんですけれども、例えば最大の児童数というか、このすくすく登録について、学校名はどちらにしても人数ですね。登録の人数と1日平均の参加人数を教えていただきたいと思います。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 最大の学校でございますけれども、児童数が891名の全体の児童数でございまして、そのうちすくすく登録の登録が405名に対しまして、参加数は42.1名。平均でございますね。42.1名。そして学童は122名の登録に対して103名の参加人数でございます。 ◆伊藤照子 委員 そうしますと合わせると100人を超えることがかなりあるという状況だと思うんですね。このすくすくスクールが今までずっと江戸川区で先進的に進めていく中で、いろいろな制度が今できつつあるところで、何とかしてこのいい制度をしっかり維持していただきたいという思いで、今、お話をさせていただいているところで現状を把握させていただいたところなんですけど。  まず、100人近く子どもたちがいる中で、先生たちも出欠確認ってとても大変なんじゃないかなと思うんですが、これについて一般登録、学童登録についてどのように行っているか。危機管理という問題もあると思いますので、その点と、また避難訓練をどのように、どのくらいの頻度で行っているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 1点目のお問いでございますけれども、まず、大変多い学校もあれば少ない学校もあるわけでございますけれども、小さい学校も、それから大きな学校も含めまして、学校によって大分いろいろなやり方をとっていますが、あるところでは名簿を置いておきまして、子どもたちが自分で出欠をチェックする。それから、名札を必ずつけると。その名札の中には、来たというものの印のために同じ名前の入ったものを箱に入れて遊ぶと。帰りにはその名札を戻すというようなやり方をとっているところが多くあります。  この出欠確認につきましては、もちろん毎日、サブマネジャーが確認をさせてもらいまして、その統計ももちろんとりますし、それからもし学童のお子さんで来ない場合には、保護者のご連絡をとるということで対応しております。  それから、緊急時の対応でございますけれども、過去にも二度ほど、今年度に入りまして避難訓練を行いました。一度目は同じ日に用意ドンということで、時間を合わせまして発災という状況の中での子どもたちを避難させるというような状況も、学校と一緒にやらさせていただいたところもございます。二度目につきましては、この1月の終わりに、抜き打ちでの発災ということで緊急メールを送りまして、その連絡の訓練ということで二度行わせていただいております。 ◆伊藤照子 委員 名簿の出欠確認なんですけど、学童登録については必ず来ているかどうかというのは名簿等で確認するんじゃないかなと思うんですけど、一般登録とは違うやり方でやっていると認識していいのかということをもう一度お聞きしたいのと、あと一般登録の子どもたちも、名札とかいろいろやり方はあるかと思うんですけど、先生たちがその教室にどの子がいるかというのを瞬時にわかるようにしておかなければいけないんじゃないかなと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 まず、学童のお子さんは、帰ってくると自分の決められた棚の中にランドセルを入れます。これは場所が決まっておりますので、必ずそこに置くことになっています。もちろん名札のチェックもやります。名札をつけます。そのときには指導員がそれを確認します。それでもう来ているか来ていないかはすぐわかります。  すくすくにつきましては、事前の出欠の連絡もとっておりませんので、その日その日にどの時間にということも、こちらでもそこまで把握を事前にはしておりません。ですので、名簿なり名札の状況を見ながら、それで把握をするということでやっております。 ◆伊藤照子 委員 先ほど避難訓練のお話もあったんですけど、やっぱりこれをやるとなると、学校との関係というのがとても必要だと思うんですけど、その辺については、どの学校でも、学校では毎月、避難訓練をやっているみたいなので、それと比べるとやっぱりちょっと年2回ということですよね。今年度2回ということだったので、そういう意味からも、学校の協力が不可欠なんではないかなと思うんですけど、この点については、全学校でできているのかどうか教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今回、春に行ったときは、そのすくすくが学校とあわせてやるすくすくもありましたし、それから参加していない、学校とは一緒にやらずに、そのときはお子さんとだけ避難の訓練をしたというすくすくもあります。これからはやはり学校と一緒にやっていけるように、全てのすくすくがやっていけるようにしていきたいと。  学校での避難訓練には、逆にすくすくのサブマネジャーはもちろん参加をしておりますので、その中で学校との連携はとれているというふうに考えております。 ◆伊藤照子 委員 すみません、何回も申しわけないです。  やはり学校との連携の中で、一般だろうが学童登録だろうが一緒ですからね、これは本当に。東日本大震災のときにも何時間もすくすくでお預かりしたということもありますので、ぜひ学校と協力して子どもたちの命を守るためにお願いしたいと思います。  すみません、もう一点だけ。子ども子育て新制度が導入されますと、放課後児童健全育成事業というのが載っておりますが、そこの制度にいくに当たっては、このすくすくスクールについては、江戸川区については変わっていくということはないんでしょうか。
    ◎柴田靖弘 教育推進課長 すくすくスクール自体は、今後、何も変わることはございません。  今の子ども・子育て関連3法のお話でしたけれども、厚生労働省の動きが、まだ答えが出ておりませんので、そういった動きはこの後も見定めていきたいと思います。いずれにしましても、江戸川区のすくすくスクール事業は何ら変わることはありません。 ◆伊藤照子 委員 じゃあ、最後にすみません。  今、お話がありましたが、学童登録というのは、本当に共働き家庭には大変ありがたい制度でして、子どもたちを安全に見てもらえるからこそ、安心して仕事を続けることができる、そういった保護機能があるというところで、今、学童登録されている保護者の方は4,000円の育成料を払って、今、4,444軒のご家庭が、保護機能ということでこのお金を払って、すくすくスクールに行っているということのご認識をさらに深めていただきたいということと、すくすくスクールの充実の中で、さらに学童登録の分も含めて、保育機能についてもさらなる充実を求めていきたいと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 すくすくスクールの中に学童クラブも包含しているわけでございまして、これはすくすくスクールだから、それから学童クラブだからということではなくて、児童の安全を見守りながら、さまざまな大人の方々、それから異学年の子どもたちとそういった人間関係の中で見守っていきたいというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 私も、すくすくスクールと学童クラブについてお伺いいたします。一般質問でも言ったことにかかわることが多いんですけど、よろしくお願いいたします。  まず、今、伊藤委員もおっしゃっていた国の政省令で位置づけがどうなのかということで私が質問したときに、位置づけできないなら整理するというふうに答弁されているんですけど、そこをもうちょっと詳しく教えてください。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今、その政省令につきましては、年度内に策定されるということで発表されておりますけれども、この動きを見ながら私どもも制度の規定の整備については検討してまいりたいと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 では重ねて、学童クラブ条例については、ぜひとも継続を希望するものです。  具体的な中身の問題で質問します。すくすくの先ほどの人数をお聞きして、平日の来る子どもたちが、私の計算によると、平日、すくすく登録の子たちのいわゆる一般登録は13.2%、学童登録の子は90.5%が参加しているという数字になるんです、計算すると。ちょっとデータが違ったらごめんなさい。イメージで、じゃあ。  とにかく学童の子が圧倒的に多いということがわかります。そのことはさっきの数字でも明らかになると思いますが、この学童の子がほぼ毎日来て、すくすく一般登録の子は、来ても来なくても、その子次第の日がわりというのが実態だという、この認識について、やっぱり学童クラブの機能がそこのベースにあるのではないかということを私は改めて聞きたいんですけども、そういう認識はどうでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 先ほど申し上げた、恐らく最大のところの数字ということでそういうふうにおとりになったと思うんですけども、確かにここの学校は、非常に学童登録のお子さんが多い学校であります。ですから、割合としては非常に高い割合だったと思いますけれども、これは各すくすくで違いますので、すくすくのお子さんたちは、遊べる日は来ると。参加をする。遊びたいときに来るということでやっておりますから、お天気でも左右されますので、これは単に平均値を言わせていただいたものでございますので、どっちが多い、どっちが少ないということでは、限定としては考えてございません。そのすくすくスクールによって状況は変わっているというふうに認識しています。 ◆大橋美枝子 委員 そういうところもあるかもしれませんが、私は、押しなべて、学童の子が圧倒的に多いという、その認識に立ってこのすくすくの運営をぜひともやっていただきたいということをまず1点指摘させていただきます。  それで、これもイメージもありますけども、日常のいわゆる学童保育の実態としては、指導員との安心できる人間関係を結ぶことから始まって、やっぱり学童保育としてそこにあって、それがベースになってさまざまなボランティアの方とのつながりとか、そういうことができてくると。私は、学童クラブの質のきちっと維持するということが、すくすくの質を維持することにつながるというふうに認識しているんですけれども、こういう考え方はどうでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 もちろん、サブマネジャーが日ごろは子どもたちを見守っております。ただ、その中に地域の方々がサポートセンターとして、サポーターとして大勢参加をいただいて、そこに参加をするお子さんたちは、その日に参加をするというお子さんもいらっしゃいますし、それが終わればお帰りになる方もいらっしゃいます。ただ、こうして大勢の地域の方々がかかわっていただいていることが、その子どもたちにとっては人間形成の上では大きなプラスになっているというふうに考えてございます。 ◆大橋美枝子 委員 私はそれを別に否定しているわけでもないし、そのこと自体はそのとおりだと思います。ただ、その中心になって、すくすくの遊びの質、学童クラブは保育の質ですけども、それをつくっているのが、ほとんど毎日来ている子どもたちが、やっぱり先生との関係をつくりながら、それがベースになっているという認識もぜひとも持ってもらいたいということを強調しているんです。それはそういう認識だということを改めて言います。  次に、休養スペースのことについて確認させていただきます。  ご答弁で保健室で休ませるということをお聞きしておりますけれども、私が特にそのことで問題にしたのは、具合が悪い子どもが出た場合に、保健室でどなたか付き添うという場面もあるかもしれないと。そうすると、すくすく全体の先生の手が足りなくなることもあるかもと、いろいろなことを考えたわけです。そうすると、やっぱりあらゆる場合を想定して、簡易ベッドを事務机の隣に折り畳み式か何かを置いて、緊急避難的にやるのかはどうかというふうに考えたんです。再検討願えませんか。どうでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 各学校とも保健室を使うということで徹底されておりますので、その点は考えてございません。 ◆大橋美枝子 委員 では、具合が悪くなった場合は、そこの保健室にどなたかすくすくの先生がつくというふうに理解していいんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 もちろんそのPPもしくはサブマネジャーがそちらのほうに付き添うということになります。 ◆大橋美枝子 委員 では、そういうことでやるなら、当面お願いしたい。ただ、簡易ベッドも必要ではないかと、それは改めてしつこく言っておきます。  次に、先生たちの配置基準についてですが、検討されるというふうに決特では言われていたんですけども、何か基準とかそういうことに対する一定の検討があるでしょうか。  また、平成24年度と25年度の職員数、それはどうなっていますでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 配置の基準でございますけれども、先ほど来、登録数とそれから参加者数ということで申し上げておりますけれども、参加者数にしますと、この配置を考える上で、登録数ということではなくて参加者数の率で捉えたいと思っておりますので、今のところはこの退職不補充の中でもやっていけるというふうに考えてございます。  それから、24年と25年の職員数の違いでございますけれども、常勤職員が100名が25年は99名、そして非常勤職員は180名が148名、これは4月の時点です。24年と25年の違いです。 ◆大橋美枝子 委員 そういうふうに単純に比べると、比べられない分があると思いますが、人数が減っている。子どもの登録は余り変わらないと先ほどお聞きしましたけれども、これだけ減っているというのが、私は改めて、本当にやっていけるんだろうかというふうに捉えるわけですが、私たちの修正案も提案して、この中身について24年のベースに戻すべきであるというふうに提案しているわけですけども、減っていてやれるというのは、全部回って確認しているんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 事業も10年を迎えております。この間、今年度もサブマネジャー、常勤、非常勤ともに研修を重ねております。12回の研修を既に実施しております。これはチーム力を高めるということも一つ、それからコミュニケーション能力を高めるというような、そういった内容でやっておりますけれども、こうして指導員たちもサブマネジャー、それからプレイングパートナーも含めまして、研修を通じてチーム力を高めてきております。そういったことから、先ほども申しましたけども、参加率の関係から、それから自らがスキルアップをしているという、そういう点もあります。  もう1点、配慮を要する児童が当初出たときに、やはり現場では大変に混乱をしたわけですけども、それからずっと、その配慮を要する児童に対するそういった研修も進めてまいりました。今年も巡回指導を通して、そういった心理士を各学校に配置をして、巡回で回りまして、そういうスキルを高めてまいりました。こういう中で十分やっていけるだろうというふうに考えてございます。 ◆大橋美枝子 委員 それはじゃあ、もう少し私も様子を見させていただきますが、ただ客観的に見て、これも繰り返し私たちの党が言っていますけど、非常勤ということが増えていくと本当の意味での中身、すくすくのよさがきちっと伝わっていかないんではないかということは危惧されるんですね。だから、退職不補充については、ぜひとも再検討していただきたいと。  それから、非常勤の職員は、経験を重ねると給料が上がるのかどうかも、そこが心配なんですが、一番長い非常勤さんは何年で、給料は上がるんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 一番長い非常勤の年数はちょっと今わかりませんけれども、給料が上がると、そういうことはございません。 ◆大橋美枝子 委員 じゃあ、それはぜひ検討していただいて、やっぱり経験給というか、これからスキルアップしていくということになれば、当然、経験給も含まれると思いますので、ぜひともお願いします。  最後に、おやつのことをぜひもう一回お聞きしたいと思います。  学童登録の子どもがいただいた資料によると、4月から比べてかなり減っているんですね。この減ったことと、おやつの廃止とは関係ないんでしょうか。どう捉えていますか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 毎年、年度末に向けて、夏が過ぎたころから、学童登録のお子さんたちは減少してまいります。といいますのも、やはり3年生、4年生ぐらいになりますと、もう自分の時間が欲しいと。それから、いろいろな活動範囲も広がります。それから、我々のプレイングパートナーも含めまして、指導員からは、お子さんたちの自立も促すようにしてございます。そういったところからも、こちらの年度末に向けては減ってくるというのが例年の傾向でございます。  それと、もう1点は、3.11の地震の後に、やはりあのときにすくすくスクールでは翌朝まで、お母さんが迎えにくるまでお子さんをお預かりしていたということもございます。そこについて、やはり保護者の方々が、しばらくは学童登録にしておかないと連絡がもらえないというような考えがあったようで登録が多かったんですが、このところは大分すくすくスクールにいても連絡はしっかりしてもらえる、それから確保してくれるということが浸透してまいりまして、すくすくの登録のほうに移る方が増えてまいりました。 ◆大橋美枝子 委員 ちょっと私も「うーん」と思いましたけども、そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、補食の廃止も大きく響いているのでないかと捉えているところですので、補食のまた復活をぜひとも検討していただきたいと。  それで、長期休業中、おやつを持参させてほしいとか、そういう要望も出ていたわけでしょう。そこもぜひ再検討をしていただきたいんですけども、私もこの前、決特で麦茶までやめたのは、本当に何とか残念ですというように声を大きくしてしまいましたが、本当に行政の都合で考えるのではなくて、あくまでも子どもの立場に立って、きちんと学童の子どもたちの成長の立場でしっかりやっていただきたいというふうに思います。  実はある小学校で、学童登録の1年生が、1学期のことですけど、放課後、おなかがすくので、給食の残ったパンを持ち帰ろうとしたんですよ。だから、この前のベッドの話じゃありませんが、たとえ1人でもそういう子が出るということは、本当に子どもの気持ちって、思うだけでも私は心が痛むんですけども、先生に諭されて、その子は諦めたそうでございますが、毎年、こういう子があらわれる可能性があると。私はこの補食の復活については、ぜひとも再検討をお願いしたい。改めてそのことについて、ご検討の余地はないでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 もう補食をやめまして11カ月たっておりますけれども、特にそういったお子さんたちの声も聞きません。来年度以降も続けて、これも補食を復活するということは考えてございません。 ◆大橋美枝子 委員 私は、子どもたちは心に込めていると思います。それから、毎年、新1年生がそういう思いをするんじゃないかということをとにかく強調させていただきます。また、復活を求めるということで意見を述べて終わります。 ◆新村井玖子 委員 今、もう復活する考えはないとおっしゃったんですけど、補食のことについて改めてちょっと確認させてください。  まず、すくすくスクールの学童登録児童と放課後児童クラブ、いわゆる学童クラブの児童ですが、この児童等に違いはあると区はお考えですか。あるとすれば何でしょう。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 先ほど来、お話ししておりますけれども、出欠の確認は、前もってどの日には来るかということの予定を聞かせていただいています。その日に来なかったときには、ご家庭、保護者の方々に必ず連絡をとって、とり切れるまで連絡をとると。  それから、すくすくスクールは5時で終了になりますけれども、学童登録の方が保護者の方が5時までにご自宅にいないということであれば、6時まで延長するという点が大きな違いだと思っております。 ◆新村井玖子 委員 すみません、私が聞いたのは、一般登録と学童登録の違いではなくて、すくすくスクールの学童登録児童と、いわゆる普通の学童クラブの児童とに違いはあるとお考えですかということをお聞きしたんです。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 ないです。ありません。 ◆新村井玖子 委員 それですと、今、一般登録の児童の置かれている家庭環境と学童登録の児童の置かれている家庭環境がどのように違うかと認識されていますか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 家庭の内容までわかりませんが、学童クラブは、申し込みのときには就労の証明書をつけていただいております。 ◆新村井玖子 委員 学童登録の児童は児童福祉法にのっとって、保護者の就労保障をしながら、子どもの健全育成を図るということになっています。  江戸川区のすくすく登録のご案内には、すくすくスクールは自己責任で参加登録する区分です。参加する、しない、何時まで遊ぶ、お迎えの有無などはお子さんと約束して参加させてください。都合のよいときには保護者の皆さんも参加し、地域の中での子育ての場の一つとして活用してくださいとあります。  今、申し上げましたけれども、学童登録の児童というのは、生活の場を確保するために、保護者の就労保障とそれから子どもの健全育成ということが目的になっています。補食をやめたことで、先ほど大橋委員もおっしゃっていましたけども、新1年生は3月まで保育園で担保されていたおやつの時間とお昼寝の時間が、小学校に上がってすくすくスクールに入った途端に、給食以降は帰宅するまで水だけで過ごす環境に置かれることになります。学童登録で子どもが安心していられる場所を確保していたいのは山々なんだけれども、おなかがすいた子どもがかわいそうだからと、子どもが長い時間、ひとりで自宅にいるということを選択して、おやつを自宅で食べさせる家庭も出てきています。  高学年なら当然そういうことも大丈夫だと思いますけれども、先ほどのパンの話じゃありませんけれども、低学年にとって、やっぱり安心で安全な放課後の時間を提供するということには結びつかない。給食のパンを持って帰ろうとするというのは、私は、子どもにそんな思いはさせたくないと思います。  学校は楽しいところであるべきだと教育長もおっしゃっていました。今、それぞれに置かれている環境が違う子どもたちに寄り添った対応をしていただきたいと考えますが、その点はいかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 すくすくスクールの中で、先ほど来、何回も申し上げておりますけれども、さまざまな体験ができる場を用意してございます。友達と同じ時間、同じ場所で過ごせるという環境を用意してございますので、その中での補食というものにつきましては、これは考えてございません。 ◆新村井玖子 委員 必要な支援が異なる子どもたちをすくすくスクール内に内包することで一体化しているんですから、そこに個別の対応が必要になるということは当然だと思います。必要としている子どもたちに必要としているものを提供するということは、やはり自治体として当然の責務だと思います。  小1ギャップも問題になっています。環境の変化が子どもに与える影響が大きいのはご承知のことと思います。食べるという行為は、子どもの根幹にかかわるものです。そもそもおやつが学童クラブに設定されたのは、何度も申し上げています小さい子どもは、大人と比べて必要なエネルギーが多いのに、胃が小さくて消化機能も弱いということで間食が重要だとされてきました。そのぐらい食べなくても平気だろうと思う大人は多いかもしれませんけれども、医学的、栄養学的には、おやつの必要性は当然のことです。  方法論の問題であって、そこに必要としている子ども、家庭がある以上、おやつを出さないということではなくて、何とか出せる方法を考えるべきです。これを出さないということにこだわるのはどうしてでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 これまでも何回も申し上げておりますけども、昨年の2月の時点では、3分の1の方しかご希望の方がいないと。実際にはその中に参加をしているお子さんはまた少ないという状況もございましたので、そういう中でのご希望の方の減少が一番の理由でございますので、今後もこの点につきましては行うつもりはございません。 ◆新村井玖子 委員 3分の1しかいないのは、補食を5時にとるようになったからです。だから、そんな時間にとって小学校低学年の子どもが家に帰ってから夕飯に影響が出てくるというのは当たり前のことだから、補食を要らないというふうにだんだんなっていったんです。  私はやはり必要としている子どもがいる、必要としている家庭がある、そういうニーズにきっちりと対応していただきたいということを要望として申し上げて終わります。 ◆竹平智春 委員 ここでは小中学校に配備されているAEDについてお伺いいたします。  現在、106校にAEDは設置されていますけれども、現在、AEDの設置場所は学校によってさまざまであるというふうに伺っておりますが、大体が校舎内で、保健室ですとか昇降口に設置しているというふうに聞いております。  第4回の定例会で同僚議員より、学校を使う地域のスポーツ団体などがAEDを休日、また夜間でも利用できる方法について質問をしましたところ、教育長より、学校開放による校庭施設利用者や利用団体に、緊急時であればガラスを割ってAEDを使用することができることを含めて設置をした。年数がたつ中で、全ての学校に徹底されていない事情があると認識している。このことについては校長会を通じて改めて徹底して通知したいという、そのような趣旨の答弁がございました。その後、この周知徹底というのはされているのか、現状をお聞かせください。 ◎住田雅一 学務課長 AEDにつきましては、1月7日付で全学校に対して適切な管理ということで、校庭、体育館、プール、校内のいずれの場所へも5分以内に対応できる場所にAEDを設置するとともに、日常の点検をしてもらいたいということと、それから、設置場所については周知を徹底するということで、AEDの設置場所が、よりわかりやすくなるように校内にポスターなどを貼っていただくということで通知を出しているところであります。  また、同じ月の校長会におきましても、私のほうから校長に対して、学校施設の利用団体等にも学校のほうから、再度、緊急時には、もし校舎や何かが閉じている場合には、ガラスを割ってAEDを使うことも周知をしておいてほしいというようなお話もしているところであります。 ◆竹平智春 委員 早速の対応をされたということは大変ありがたく、また高く評価するところでございます。ただ、学校のガラスを割って取るというのが結構大変なことかなって。普通のガラスではございませんし、やっぱり強化ガラスだったりということで、何で開けるのか、そういったことも心配であるというお声もありますし、また、それでけがをしたりという、そういうことも心配というようなお声がありました。  そういうことで、学校のほうではそういった説明をしていただいたんですけど、やっぱり教室の中、また保健室とかに置いていますというような、そういうお声は聞かれているわけなんですね。ですので、できたら学校の中は学校の中でお子さんたちが使えるように、また外用にというか、もう1台設置ができたらいいなというふうなことは要望したいなというふうに思います。  もちろんこれはお金がかかることで、先だってお伺いしまして、5年長期契約で全校106校、リースでやっているということで、600万円ぐらいかかっているというふうには伺いました。そういうことでお金も確かにかかることではあるんですが、今後ぜひそこはちょっと検討していただきたいなということを要望させていただきたいというふうに思います。  そこで、実際に中につけているところが多いんですけれども、これは外に設置することというのはできるのかということが一つお聞きしたいということと、あとはやはり学校によっては、外に設置しようと思うんだけれども、鍵をつけていないといたずらされちゃったりとか、安全に保管できないじゃないかというような、そういったお声があったんですが、そこら辺、ちょっと2点お聞かせ願えますでしょうか、現状を。 ◎住田雅一 学務課長 AEDの設置場所につきましては、学校内のいずれかの場所からも5分以内で迅速に使えるような場所ということを言っておりますので、これは別に校内につける学校もあれば、校舎の外に、雨やなんかは防ぐような方でつけても構わないというような位置づけになっているところであります。 ◆竹平智春 委員 わかりました。今、屋外でも設置は学務課のほうとしては、いいという判断でございますけれども、そういったときに、中には外に設置してもいいというふうに思っている学校もあると思います。そうなったときは、やはり外でも大丈夫だということと、それとあと外に設置するための安全対策というか、鍵をかけるのか、どういう形で設置するかというところだと思うんですけども、そこら辺をまたよく検討していただいて、各学校にまたお伝えしていただきたいなというふうに思います。  やはりいざというときに使えなければ、本当に宝の持ちぐされになっちゃいますから、ぜひともそこをお願いしたいというふうに思います。それで、各学校にこういった通達をしていただいたことはありがたいんですけれども、実際に本当に学校に行って、ちゃんと配置場所とかのそういったポスター、配置場所を指示する、そういったところが貼ってあるかとか、そういった現状をちょっと聞いていただけたらなと思います。  これから卒業式や入学式、また学校によっては研究奨励校が発表会もあったりということもございますから、ぜひともそこら辺を確認していただき、現場でのアドバイスをお願いして、要望して終わります。 ◆島村和成 委員 私は、すくすくスクール事業についてお尋ねしたいと思います。  始まって10年ということで、私たちも地方へ視察すると、江戸川区というとすくすくスクール事業のことをよく聞かれるんですけども、この10年間、北海道から九州までの自治体が来たかどうかわかりませんけども、どのぐらいの数が来たでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 平成15年のモデル校からスタートいたしまして10年になりますが、今年の今の現在で414団体、そして1,550名の方々がお越しいただいております。 ◆島村和成 委員 北海道、九州。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 はい、九州からも北海道からもお見えいただいております。 ◆島村和成 委員 私は本当にね、これは筆頭事業だと思っています。そうしたら、先々週の2月に東都よみうり、これがすくすくスクールを取り上げてくれてよかったなと思ったんですけど、見ると、あれれと思ったのでちょっと確認したいんだけど、タイトルも、「我が子の居場所はどこにある、問われる『すくすくスクール』の学童機能」という、読んでいて、江戸川区には公的な学童保育がなく、子どもが小学生になったときに親が共働きの場合は、すくすくスクールで預かる、民間の学童クラブを利用するといったことを選択することになると。これはちょっと違うんじゃないかなと思うんです。  それともう一つは、先ほど来、混んでる云々とあって、体調不良になったら保健室を使うというのはわかりましたけども、地域によっては100人を超す登録児童がすし詰め状態で過ごし、体調不良の子が出たときには、静養させる空間が確保できないと。これは保健室が今までのやりとりで保健室はわかったんですけど、こういうすし詰め状態で体調不良が起きちゃうということもあったんですか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 この東都よみうりさんの記事でございますが、実は我々のほうには取材がございませんでした。一方的に発刊されたものですから、私たちも驚いたわけですけれども、今、委員さんのおっしゃったとおり、公的な学童保育がなくという部分は、これは事実と違いますので、東都よみうりさんに対して、広報課長から、通常であれば取材というようなことも含めて、一方的なお話だけじゃなくてこちらの話も聞いてもらいたかったということと、事実と違う部分があるということ、それから、先ほども申し上げましたけども、全国的にこうして注目をしていただいている事業であるということをお伝えいたしまして、そのような形での抗議はさせていただいているところでございます。 ◆島村和成 委員 すし詰め状態。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 すし詰め状態という、その表現が、すし詰め状態というようなことで、実際にあった場合には、それはもう具合が悪くなると思いますけども、そういう状態はございません。 ◆島村和成 委員 公的な学童保育がないという、これは訂正のやつはちゃんと申し入れして、僕は入れてもらったほうがいいと思いますよ、東都よみうりに対して、この部分が違っているんだということで。  それで、今までのやりとりを聞いて、10年間でいろいろ問題がたくさん出てきていると思いますけども、スタッフの方たちが研修を重ねて、日々よくしていると思いますし、職員の方々にも、私が先ほど来、言っている高い意識を持って、全国のモデル事業だということをやっぱり職員はプライドを持って、それで日々改善し、日々進歩していくということの熱い思いでこの事業に取り組んでいただきたいと思います。 ◆深江一之 委員 ここではちょっと学校活性化事業の中の学校応援団を聞かせていただきたいんですけども、その前にすくすくスクールの一番最初から携わってきたときからの質問等もさせていただきました。その中で、やはり本当に多田区長の熱い思いで、3年間で江戸川区全体に広げてきた事業でございます。それが今や全国区になって、ここまで来た事業であります。  今、島村委員もおっしゃっていましたけれども、この10年間の中でそれらの今までの経過を踏まえて前進していく、それがやはり各事業についての区のほうの方針だと私は信じておりますし、子どもたちがどうあるべきか、よりよい放課後が過ごせる環境をつくっていくためにも、これからもいろいろな意見を我々も望みますけれども、区のほうもそれを真摯に受けとめていただいて進んでいただければと思っています。エールを送らせていただきたいと思っています。  それから、学校応援団ですけども、さまざまな形で地域の方々が今、学校に携わってきていただいていると思っています。この学校応援団のほかにどのようなものがありますかね。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 先ほども出ましたけども、例えばすくすくスクールでサポートセンター、重複する方々も大勢いらっしゃると思いますが、そういった形ですくすくの中でサポートをしていただいている方々もいらっしゃいます。大分重複する方もいらっしゃると思います。 ◆深江一之 委員 そこで、学校応援団というのは、どのような趣旨になりますかね。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 学校応援団は、学校と家庭と地域が連携いたしまして、学校を取り囲む地域全体で子どもたちを見守り育てていくということの趣旨で、これは校長の学校経営の中でのご協力をいただく、そういう組織でございます。 ◆深江一之 委員 今おっしゃった中で、学校応援団、学校の中でいろいろな活動をされているんだけれども、すくすくと重複されている方もいらっしゃる。そういうことを含めても、学校に携わる方が、ある一つの固まりになっちゃっているような気がしてならないんですね。  もちろん子どものことだから、たくさんの方に、いろいろな立場の方に入っていただくのは、私は一番いいと思っているので、特にPTAに上がってすぐの方ですかね。特に年の若い保護者の方だとか、そういう方たちに入っていただくことによって、学校もどんどん活性化すると思うんだけれども、逆に、本当に熟年者というか、年長の方は確かにいろいろな知恵を持っていらっしゃる。それを大事に活用するのはもちろんだけれども、やはり子どもたちと一緒になっていろいろな活動をしていくということになってくると、世代間の中のギャップも出てくるし、ですから、ぜひとも特に若いヤングジェネレーションというんですか、本当に保護者だって、ついこの間まで自分の子どもが通っていた、そういう方たちのアドバイスは次の保護者に向けても発信しやすいと思うんですよ。その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 学校応援団の方々にもさまざまな活動で学校にかかわっていただいております。例えば、図書の整理ですとか、それから読み聞かせというところでは、比較的若いお母さん方が参加をしていただいております。熟年者の方々ですと、見守りですとか、それから花壇や何かの環境整備、こういった形でいろいろな世代の方が学校応援団としてかかわっていただいています。  それからもう一点は、学生のボランティアということで、放課後の学習支援ということで、これは逆に学生さんから問い合わせが来ます。学校でそういった体験、ボランティアをしたい。教諭を目指しているんだけれども、学生のうちにやりたいと、そういうお問い合わせに対して学校をご紹介してかかわっていただくと、こういった流れもございます。 ◆深江一之 委員 今、課長がおっしゃったように、学生が入ってくる。これは本当にいろいろな意味でいいことだと思うんですよ。今、先生になるのは大変なんですかね。そんな中でそういう若い人たちが子どもの教育に対して興味を持って、しかもその前段階でかかわってくる。それによって、また学校の子どもたちも、若いお兄ちゃん、お姉ちゃんが来るわけですから、普段とはまた違う経験もできるし、そして先ほど言った本当にしっかりと人生を重ねてきたベテランの方たちに見守っていただく。そして、地域を挙げて学校を大事にしていく、子どもたちを大事にしていく。そうすれば全体が底上げしてきますから、そういう体制をどんどんつくり上げていくようにこれからも努力していきたいと、そのように思います。 ◆須賀清次 委員 ここでは文化財保護の観点から聞きたいんですが、今、深江委員のほうからすくすくスクールのことについて多田区長の思いをということで、私も二葛西小学校で最近は窓拭きのおじさんということで、結構新しく学校になったんで、今はまだやってないんですが、文科省とか厚労省の力比べじゃなくて、やっぱり子どもたちが笑顔で通える居場所づくりということで、これからも頑張っていただきたいということで、元に戻ります。  古川親水のそばの宇田川家の長屋門が取り壊されましたね。これは多田区長も私も残念に思っている一人なんですが、まだまだこれから文化財的価値を含んだ建物が江戸川区にあるのではないかと私は思っているんでこれからそのような建物が出てきたり、見つけたときにどのように対応されているか、聞かせてください。
    ◎柴田靖弘 教育推進課長 その宇田川家の長屋門については工事が入ってしまったということで、大切な文化財を失ったという結果になってしまいました。大変残念に思っております。そういったことがないように、区内の文化財を新たなものを発掘するというものもございますけれども、今、あるものを私たちもデータベース化を今、図っているところでございますので、それをデータでもって、なおかつその動向について調査をするということで臨んでいきたいというふうに考えております。 ◆須賀清次 委員 この私の手元にパンフレットがあるんですが、これは世田谷の古民家を集めたところ、私ももうこれも委員会で2回目なんで、これ以上は話しませんけど、例えば一つの例として、雷に・・・・家という、今、・・・・家に変わっていますけども、屋根は今、トタンぶきになっているんですよ。でも中はカヤぶきなんですね。立派な旧家の物置小屋というのかな、そんなのがまだ残っているんですよ。旧・・・・家という、そこの家から小判が出てくるような家の名残ですから、だからそれは今、見た目にはわからないけども、そういう立派なものもあるんで、そういうのも調べていただいて、それに準ずるかどうか調べていただきたいと思います。 ○渡部正明 委員長 よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 他になければ、第5目教育推進費の審査は終了いたしました。  この辺で休憩したいと思います。  再開時間は午後3時35分といたします。  暫時休憩いたします。            (午後 3時12分 休憩)            (午後 3時35分 再開) ○渡部正明 委員長 休憩前に引き続き再開をいたします。  その前に、先ほどの休憩前の答弁の中で、教育推進課長からの説明数値が違っておりましたので、その修正をまずお願いします。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 先ほどすくすくスクールの視察の件でございます。414件、1,500名と申し上げましたけれども、2,552名でございました。訂正をさせていただきまして、おわびを申し上げます。 ○渡部正明 委員長 それでは、予算書の394ページをお開きください。  第2項小学校費、第1目学校管理費から審査願います。 ◆早川和江 委員 よろしくお願いいたします。  ここでは学校施設全般についてちょっとお聞きしますので、学校施設建設費もまたがってしまいますので、よろしいでしょうか。 ○渡部正明 委員長 またがるということね。 ◆早川和江 委員 またがります、すみません、ありがとうございます。  先月、東京地方に45年ぶりという大雪が2回も降りました。そのうち2回目の2月15日の雪では、学校施設で雨漏り被害が相次いできたようでございますけども、この事業や給食提供にも影響が出たと聞いておりますけども、この辺の原因はどこにあったのか教えてください。 ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 2月14日の夜から15日の朝方にかけまして降った雪と、あとそれに伴いまして雨も相当降っていた関係もありまして、学校施設のほうにも被害が発生いたしました。大きく春江小学校の仮設校舎の浸水と下鎌田西小学校の給食室の雨漏り、それらを含めて11校、雨漏りの被害が発生したのと、倒木と半倒木、枝折れ等の被害も発生したところであります。これらの原因なんですけども、やはり雪が降った後に大量の雨が降ったというのが主な原因であるかと思います。 ◆早川和江 委員 湿った雪が大量に降ったということですよね。それと、排水口をふさいだということかな。そういうようなことがあったのかとか思いますけども、これは45年ぶりの大雪ですので、想定ができなかったかなということも大目に見てそう思うんですけども、ひとたびこういうことがあると、春江小学校は特に仮設校舎、日ごろ大変な思いをしている子どもたちが休校にまで追い込まれたということですし、あと給食室が雨漏りして給食の提供もなかったとか、ほかの学校ですけども、いろいろなことが子どもたちの身に降りかかってきたということが非常に気になるところで、今回の積雪を受けて、今後の対応とか対策、どのように行っていくのか、お聞かせください。 ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 昨年の10月のときにも、台風で雨がかなり降りまして、そのときにも給食室等の被害があったというところもございまして、この辺については通知等も出しながら、各学校のほうにも日ごろからの清掃等を含めて対応するようにお願いしているところもあるんですけども、今回の雪が降った後に雨が降ったというところも一つ原因だと思いますが、この辺につきましては、今後こういうことがないように学校とも連携をとりながら、常日ごろから清掃等も含めて対応してまいりたいと思っております。  今回の仮設校舎の浸水でありますけども、これにつきましても雪が水をせきとめて中に入ってきてしまったということもありますので、これについても仮設校舎ということもありますので、リース会社のほうにも対応のほうは、雪かき等をやっていただくような形になるかと思いますけども、その後、仮設校舎の屋根のすき間の防止等も検討してまいりたいというふうに思っております。そういったところで対応を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆早川和江 委員 そうですね、かなりいろいろと検証していただきましたので、これからそういうことがないように。  東日本大震災以来、想定外という言葉が流行しておりますけれども、私どもは想定外ということで責任を回避することができるとは思っていません。今回の大雪についても大変貴重な経験であったと、こう思っております。万全の備えを行っていく必要があると本当に思っておりますので、これは一つの課だけじゃなくて、教育委員会であるとか、都市開発部であるとか、区役所の総力を挙げて、これから何が起こるかわからない、さまざまなことが自然災害として起こってくるということが予想されますので、都心が一番弱いと言われているこの大雪の対策について、まず知恵を絞って対処していただきたいことを要望して、お願いして終わります。 ◆川瀬泰徳 委員 今、先日の大雪の話がありましたので、私もこのことと、あともう一つ特別支援学級の話、同じ目ですから二つをお聞きします。  まず、今、早川委員もご指摘になられた大雪ですけども、2月14日と。春江小学校のプレハブ教室に被害があったと。そしてまた、下鎌田西小学校の給食のほうにあったということで、被害の状況をもう少し詳しく教えていただけますか。 ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 では、一つ目は春江小学校の仮設校舎でございますけども、これは浸水ということでありますが、これは仮設校舎の屋根に積もった雪の影響で、その後、先ほど申し上げたとおり、雨が降りました関係がありまして、この雨を排水し切れずに、仮設校舎の屋根の接合部分があるんですけども、そこに水どめがあるんですが、その水どめの水位を超えて雨水が校舎内に侵入して浸水したものであります。これは26普通教室があるんですが、そのうちの18教室と図書室や音楽室などの特別教室9室に、合計27室に浸水したということであります。  施設復旧のために、2月17日の月曜日から21日の金曜日までの5日間ですけども、休校とさせていただきまして、児童については自宅学習とさせていただきました。学童登録をしている児童と家庭の事情で自宅待機できない一、二年生の児童については、すくすくスクールのほうでお預かりしたところであります。  2点目の下鎌田西小学校の給食室でありますが、これは給食室の屋根が平屋根の形状でありまして、こちらの排水口に雪が積もりまして、それが原因で水がプール状にたまってしまったというところから、漏水が発生したということであります。  これは調理機器等食器等が雨水をかぶってしまった関係もありまして、機器の乾燥や食器の洗浄や消毒に対応する必要があるということで、17日の月曜日と18日の火曜日の2日間でありますけども、給食を中止しまして、昼食を持参とする対応をとらせていただいた次第であります。 ◆川瀬泰徳 委員 想定外のこういう雪、大変な雪でしたよ。私もスコップを買いに行きましたら売り切れで、五、六軒回って、ようやく平井で見つけたというようなことがありましたけども、これは大変な大雪だったので、厳しい状況になって、子どもたちにこういう影響があったということは、非常に私としてもせつない思いがあります。  ということでございまして、あとはさっきもちょっとお話がありましたけれども、プレハブ校舎の教室のリース会社との話ですけども、基本的にこの修理云々の話は本区の持ち出しというか、区のほうが何かしなきゃいけないということはないと思うんですけども、そのことはリース会社ときちっとお話をされているわけですか。 ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 春江小学校の仮設校舎につきましては、先ほど申し上げたとおり、リース物件ということでありますので、漏水等による被害の施設の復旧についてはリース会社の負担ということでありますので、区の持ち出しはないということでございます。 ◆川瀬泰徳 委員 今後の対応は非常に大事な話です。こういう大雪、大雨、いつ来るかというのはわからないわけですから、もう二度と来ないということは言えないわけでありますので、今回いい教訓になったわけでありますから、その辺はよく研究していただいて、今後の対応というのをしっかりと形づくっていただきたいと、こういうふうにまず要望をさせていただきたいと思います。  続いて、特別支援学級についてですけども、障害があることによって、通常の学級における指導だけではその能力を十分に伸ばすことが困難な子どもたちについては、一人ひとりの障害の種類、程度などに応じ、特別な配慮のもとに特別支援学校や小中学校の特別支援学級、あるいは通級による指導において適切な教育が行われるというわけでこの制度があるわけですよね。近年、この特別支援学級の子どもたち大変多くなっているというふうに思うんですけれども、3点お伺いします。  まず1点目が、この特別支援学級の26年度の小学校、中学校の新設校、これを教えていただきたいということと、二つ目、発達障害の子どもたちは、特に小学校で情緒通級指導学級ということですけども、その小学校の数と人数、これは2点目。  3点目、通級指導学級については、通学距離もやはり長くなるということですから、やはり設置校についての地域バランス、それからまた、その立地条件、通学の利便性、これには十分考慮されて考えていらっしゃると思いますけども、この辺のこと、以上3点お聞きいたします。 ◎住田雅一 学務課長 それでは、お答えいたします。  まず、来年度の特別支援学級の新設の状況であります。知的障害の固定学級については、船堀小と瑞江二中に新設されます。それから、情緒障害の通級学級につきましては、船堀第二小学校に新設をされることになります。  2番目の発達障害児が主に行くところは、情緒の通級指導学級ということになりますけれども、小学校の設置されている学校の数は現在9校であります。来年度は1校増えて10校になるということであります。今年度の在籍者数につきましては、全体で225名ということになります。  この情緒障害の通級学級も、あるいは知的障害の固定学級もそうなんですけれども、設置に当たっては、やはりそこに通いやすいようにということで、地域バランスは考慮しながら設置を進めておりますので、26年度の新設校、あるいはまた27年度についても新設を予定しておりますけれども、そういった学校も通いやすさを考えながら設置をするような予定になっております。 ◆川瀬泰徳 委員 まず、今、地域バランス云々の話がありました。これは今後とも、この設置に当たっての地域バランス、それから通いやすさ、これは十分に考慮してお考えをいただきたいと、これはまず要望しておきます。  続いてですけども、本年7月に今回の予特でもずっと議論がありました、オープンされる発達障害相談センターとこの情緒通級指導学級の子どもたちとの関係といいますか、この辺のことはどういうふうになるのか。  今、通級指導を受けている225名、さっきご答弁いただいた225名の子どもたちとの接点といいますか、そういうものがあるのかないのか、どのような考え方、位置づけはどういうふうになっているのかという、この辺をちょっとお聞きしたい。 ◎住田雅一 学務課長 現在、各校の情緒障害の通級指導学級に通われているお子さんについては、発達障害センターのほうと7月に直接いきなり関係するということではないと思います。ただ、このセンターができることによって、例えばこれから新しく小学校に入るお子さんであるとか、あるいは今、在籍をしている小中学生などが発達障害とかを持っていて、例えば、小学校に入るご相談だとか、それから今は通常学級にいるんだけれども、なかなか障害のために授業についていけないとかいうような、そういったいろいろな相談が多分センターのほうには寄せられるようなことになると思います。  ですから、またセンターのほうから、例えば小学校入学時のそういうご相談であれば、学務課のほうをまたご案内したり、回していただいて、こちらでそういった小学校入学までのご相談をお受けするとか、その相談の内容によっていろいろ状況は異なると思いますけれども、教育委員会もセンターと連携しながら、そういった発達障害を持つ親御さんだとかそのお子さん本人に対して連携をしながら、対応していきたいと考えているところであります。 ◆川瀬泰徳 委員 7月にオープンということですから、今すぐにどうこうというあれではないかもわからない。今後、より緊密に、また、よりきめ細かくこの子どもたちに対するそういうふうな、一人ひとりに光を当てた相談ができていくという、そういうふうに捉えさせていただいていいわけですよね。 ◎多田正見 区長 育成室もそう、それから学校もそう、それからいろいろな施設もそうですけど、それは一応現場というふうに考えていただいて、今度できる相談センターは、やっぱり相談機能を中心にして、いろいろな調査研究や指導もありますけど、そういう形で関係を持つということですので、いろいろな子どもたちや成人の人たちがいろいろかかわることはかかわるんでしょうけど、全てに及ぼすというよりも、ケースによってというふうになる。 ◆川瀬泰徳 委員 そういうふうに受けとめさせていただきます。  やはり特別支援学級というのは、子どもさんのその能力を十分に伸ばしていくという、そのために特別な配慮によって適切な教育が行われるということなので、まさに一人ひとりにやはり光を当てた、きめの細かい指導というか、そういうものが必要になってくる、大事になってくると、こういうふうに思うんですね。そのためには教員の先生方のさらなるスキルアップも必要でしょうし、今、区長もおっしゃっていただいた、いろいろな諸機関との緊密な連携も必要だと。  実は私は、小学校1年生のときからずっと今もかかわっている子がいまして、今はもう青年ですけども、南小岩小学校のみつばち学級、そこで学んでいた子で、それで、南小岩のみつばち学級から篠崎中学、知的障害の子どもさんで、ずっと通っていらっしゃって、学校、いわゆる小学校、中学校へ行く中で、いろいろなこともあったんじゃないかなと思うんですけれども、でも親御さんも一生懸命になって、先生方ともしっかりタイアップして、すくすくと育っていって、今年成人式を迎えて、西葛西の民間の会社に勤めている、社会人として。  その彼が小中学校へ行っているころに、走ることが自分は好きだというのがわかったというか、好きだったんですね。それで、この子は本当に陸上で力を入れたほうがいいんじゃないかなと、そういうようなことがあって、卒業後は陸上の指導も受けることができるようになって、それで去年ですけども、東京国体がありまして、第13回の全国障害者スポーツ大会、味の素スタジアムで、あそこであった800メートル走、これで銅メダルを獲得したという彼がいまして、私は本当にすばらしいなと思って、やはり大事なことは、特別支援学級で子どもたちの秘めた可能性を引き出していってあげるという、このことが非常に大事だと、そういうことを思います。  そういう意味では、今後とも一人ひとりにやはり光を当てて、きめ細かく温かい指導に精励していただきたいと、こういうことを要望して終わります。 ○渡部正明 委員長 他にございませんか。 ◆片山知紀 委員 今、川瀬委員から子どもさんのことでの、それと関連ということにはならないんだけれども、強いて言えば関連になるのか。子どもさんの人材・能力育成という形で、これは私は大いに今後、江戸川区の子どもの人材育成という、そういうことから言うと、2020年にオリンピックがあると。江戸川区出身のオリンピック選手というのかな、そこまで行けばすごいことなんだけども、そういうことで地方の子どもさんがそういう形で、いろいろな形で各スポーツの代表になって、国体はもちろんのことだけど、国際大会だとか、それからオリンピック選手になると、こういうようなことなんだけど。  どうなんでしょうかね、あと6年あるわけですから、小学生でも、もちろん中学生もしかりですけども、そういう中で能力の高い、そして、そういう国際の場に出てもいい成績を残せると。参加することが意義があるんだと言ってしまえばそれまでですけども、そういうことで、江戸川区の住民の中から、やっぱりそういう名誉のある大会で優秀な成績を残されるような人材育成をこれから遅くはないと思うんですよ。ですから、そういうことに対して陽を当てるといいますか、各学校もしかりですし、地域もそうですけども、そういうことに対して力こぶを入れていくという姿勢があってもいいのかなと思いますけれども、そこらあたりの考え方はどうでしょうかね。 ◎多田正見 区長 幸いなことに、江戸川区はどちらかというとスポーツ人口も多いし、スポーツ熱心な方々が多くいらっしゃるんですが、少年野球、サッカーも大変大きな基盤を持っていますけど、オリンピックについて言えば、パラリンピックもそうですけど、ここのところ毎回、出場選手が出ているんですよね。数はいろいろですけど、多分2回か3回前、11人ぐらい出ているんですよ、江戸川区からオリンピックにですよ。ですから、そのときは報道されていますから、皆さんも、あっ、そうかと思っていらっしゃるんですけれども、お忘れになったかもわかりませんけどね。  谷本選手は今は江戸川区にいませんけど、金メダルを2回とりましたよね。だから、特別スポーツ栄誉賞も差し上げたりしているんですけどね。大いに可能性があるんで、今度、パラリンピックはどうなのかな。今回、パラリンピックはいましたか。すみません、申しわけないですけど、そういうことです。大いに期待を持っていきましょう。 ◆片山知紀 委員 区長からそういうお話をお聞きしたんで心強く思いますけども、ぜひ一人でも、2020年に向かってやっぱりいい人材を出していくんだという思いを、共有の思いを忘れずにやっていくと。  そういうことで、さすがだなという、地方自治体の中でも、東京でも、江戸川区はいい人材を出しているということが各界で認識してもらえるような、そういうことにひとつこれからも、倦まず弛まずご努力をいただいて啓蒙していただいたり、そのための予算を、そういうものも特別に組んでいただいてやっていただければなと、こういうふうに思っておりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いをいたします。 ◆伊藤照子 委員 ここでは小中学校におけるPPS、特定規模電気事業者の導入状況についてお聞きしたいと思います。  平成22年から導入を開始されていると思うんですけど、まず業者は幾つかあるかと思うんですが、契約の更新なんかも何年かたったので、あるのではないかと思うんですけれども、現在の状況、更新も含めまして、導入状況についてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 PPSということで、東京電力以外の電気事業者との契約ということになるかと思います。  平成22年4月から東京エコサービス株式会社ということで、清掃一部事務組合と東京ガスがつくる電気事業者と契約をはじめて行いました。少しずつ契約個数がそことの間では増えてきまして、現在では15の小中学校が東京エコサービス株式会社と契約をしております。  また、もう一方で、24年10月から別な小中学校50校、この新たなPPS業者と契約を行いまして、最初は株式会社エネットと言う会社が落札をしたんですけれども、1年契約ということで、翌年度また入札を行いまして、現在は丸紅株式会社が50校に電気を供給しております。現在は合わせて106校のうち65校にPPS業者から電気が供給されているというような状況であります。 ◆伊藤照子 委員 大分進んだということで、一般企業とか家庭なんかでも電力費の削減のために利用するようになってきたので、こういう公のところもできることは導入するというのは必要なことだと思うんですけど、すみません、現在の単価ってわかりますか。単価の違いと効果額をまず教えていただきまして、今後、残りの41校についてはどのようにこの電力費の削減についてお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 それで、単価の違いですけれども、まず電気には1キロワット単価ということで、基本料金が決められています。東京電力につきましては、1,638円というような金額になっておりますけれども、エコサービスとか先ほどの丸紅は、これに比べて300円から500円ぐらい、この1キロワットの基本料金が安いような設定になっているところであります。 それからあと、従量料金というのが別にありまして、1キロワット当たり、東京電力ですと夏季とその他の季節によって料金が違うんですけれども、例えば、値上げ後で今、東電は16.65円ということですけれども、丸紅は15.5円というような形で、1円ちょっと安いような状況になっています。エコサービスのほうは、東電と従量料金は同じ単価ですけれども、基本料金の安くなっているというような状況であります。  このPPSでの導入効果ということなんですけれども、今年度の1年間での効果を東京電力の値上げ後の料金と比較した場合に、全体ではおおよそ3,000万円ぐらい安くなっていると計算されるところであります。  今後についてですけれども、今は65校ですけれども、また来年度につきましては、PPS業者の供給能力や何かがいろいろあるんですけれども、そういったものを交渉しながら、また増やせる分は増やしていきたいと考えております。 ◆伊藤照子 委員 いろいろと詳しく見ていくと、比較対象しないと、本当の意味で削減になるかどうかというのはわからない。その場所によって規模とかいろいろなのであるようなんですけれども、教育現場もいろいろICTが導入されたり、経費のかかり方も変わってきたりとかしていますので、こういう節約分ができたのは、さらにまた子どもたちのために使ってほしいなというのはすごく思っているところなんですけれども。  そういった点については、例えばこれにはこれ、例えば節約したら、じゃあこっちに使いますよみたいな、例えば、そういうことを表現することによって節約するということ、例えば保護者の人にお知らせするとか、そういったことはありますか。 ◎住田雅一 学務課長 江戸川区の場合、全学校、区立幼稚園でも、学校版もったいない運動ということで、電気の節減なども含めて、ガスもそうですし、水道もそうなんですけれども、できるだけ少なくといいますか、環境に負荷を与えないように考えて使っていきましょうということで、そういう活動はもうずっと行われているところであります。  ただ、かなり東京電力の値上げが大きかったということとか、ガス料金もいろいろ燃料調整費などが上がっているというところがありまして、光熱費全体としては、来年度予算はちょっと上がってしまうというところもあるものですから、いろいろそういったところも見ながら、またご協力もいただいて、さらに節約等に努めていきたいと思います。 ◆伊藤照子 委員 消費税も上がりますので、やっぱり経費はかかってくるかなと思うんですけど、こういったところを工夫しながら、最小の経費で、限られた財源で子どもたちに最大の教育効果が上げられるように、それも保護者の皆さんにも、そういった工夫もしているということも含めながら、もったいない運動のその中にも含めながら、ぜひアピールしていただくことによって、また学校との関係もつながっていくのかなと思うので、機会があったら、こういったこともやっているよというのもお知らせもしてもいいかなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆新村井玖子 委員 先ほど出たんですけれども、具体的な小学校の統合の話ですので、ここで質問させてください。 ○渡部正明 委員長 はい、どうぞ。 ◆新村井玖子 委員 先ほどは清新町の進め方と平井の進め方というのは、地域の特性を生かして違う方向で進めていくという、違うやり方、検討会などで進めているというお話がありました。清新町では保護者や地域の代表である町会自治会の関係者とか学校評議員が検討会のメンバーに含まれているわけですけれども、この方たちが学校関係者や地域へ議論されたことを持ち帰って意見を収集し、次の検討会に持ち帰るという方法をとられています。  先日傍聴させていただいたんですけれども、検討会に出ておられた方たちは、地域の情報提供について、自分たちで持ち帰って地域で話をするということにはちょっと限界を感じているところがあるので、議事録を公開して広く周知することをしてほしいという議論がありました。各学校のホームページに掲載ということだったと記憶していますが、現在の状況を聞かせてください。 ◎住田雅一 学務課長 そういった協議の内容の周知ということはご意見としていただいているところですので、まだ、どういう形でやるかというのは決まってはいないんですけれども、広く周知していけるように、今、検討しているところであります。 ◆新村井玖子 委員 ほかの2地区、平井と上一色での情報提供の仕方というのはどうなっているんでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 平井につきましては、例えば、保護者会については、議事録の要旨等を戻して、周知の一助といいますか、そういったところに使っているというところがあります。  それから、上一色につきましては、まだ昨年の12月にPTAの役員や学校評議員さんに対してこれから協議を進めたいということのお話をしたばかりですので、具体的な話はこれからまたいろいろと進んでいくといいますか、させていただくことになるかと思います。 ◆新村井玖子 委員 情報提供ということに関して、教育委員会がオープンにすることに躊躇しているわけではないということはもう承知しています。とてもよく進めてくださっていると思うんですが、それはなかなか住民に伝わっていない。  さっき平井のグリーンキーパーズの方も知らなかったというお話が瀬端委員のほうからありましたが、検討会に参加しておられる方たちが、自分の所属している団体にどこまでその内容を話していいんだろうかと迷ってしまうというお話を伺いました。区としては、それについてはどのようにお考えですか。 ◎浅野潤一 教育長 今、我々が各学校でお願いしている検討会は、各保護者の方々に基本的にお話をした上で、皆さん全員とずっと議論していくわけにいかないので、代表の方々と議論していきますということをお話しした上で代表として出ていただいているわけでありますので、その範囲内で代表であるという自分の出身母体なんかについて情報を提供していただくということは、大切だというふうには思います。  ただ、全部の地域の方々にどういうふうに情報提供するかということについては、個別の委員さんにとっては難しいこともあるというふうに思いますので、それで先ほど学校ごとのホームページのようなものであれば、学校のものであろうが、何であろうがみんなが見れるわけですから、そういう条件を含めて、その周知方法を検討しているということであります。 ◆新村井玖子 委員 ぜひ、その辺の検討をよろしくお願いします。  情報提供ということに関しては、例えばちょっと具体的な話になるんですけど、今、進められている地域のすくすくスクールの職員だとかクラブマネジャーにはどのような形で伝わると考えておられますか。  それからさらに、地域にこれから入学してくる保育園とか幼稚園の保護者もいらっしゃいます。そういう方たちについてはどうやって情報が伝わると考えていらっしゃいますか。 ◎住田雅一 学務課長 現在検討していることについては、統合の具体的な案をこれから固める段階で今いろいろな協議をさせていただいているということですから、そういった統合の案が固まったら、広くもっと周知をしていきたいと思っていますので、そういう段階に来たら、またいろいろな検討をして広めていきたいと思います。 ◆新村井玖子 委員 すくすくスクールなんかは、これから入ってくるお子さんたち、配慮の必要なお子さんたちがいたりというようなことで、かなり統合ということに関しては割と早く情報が知りたいということと、自分たちも意見を言いたいとおっしゃる方もいらっしゃるので、それは地域の方たちにお話しするようにということはお伝えはしたんですけれども、そういう方たちへの情報というのもぜひ考えていただきたいと思います。  これから入学するということに関して言えば、ちょっとこれは中学校の話になりますけど、小松川の中学校の用地に関しても、今、小松川に一応は建設されるということですが、実際に情報を欲しいと思っている今の小学生の保護者に全く情報がいっていないんですね。町会自治会の会長さんだとかPTAだとか学校の代表の方たちに検討会に出ていただいていても、やっぱりその地域に広めるということにはなっていないのが現状なので、だからこそ、先ほどの清新町の検討会の方たちも区の対応を求めたわけですが、ぜひその点を考慮に入れての情報提供ということをお願いしたいと思います。  さらに本会議で学校統合については全区的に議論するべきだということを申し上げました。全部の地域でやっていることを事細かに報告する必要とか情報提供する必要ということは、全然そんな必要はないと思いますけれども、江戸川区は少子高齢化が進んで、これから学校統合することを考え始めたんだということをやっぱり区民に知らせてほしいと思います。  先日、検討会である自治会長さんが、広報えどがわに区の考えを載せるべきではないかという意見もおっしゃっていました。事業見直しや、それから消費税のことなんかについては、区も広報えどがわに掲載しました。地域の財産である学校について住民がこれから考えていくきっかけにもなると思うんですが、広報えどがわに学校統合の掲載をするということについては、どうお考えでしょうか。 ◎多田正見 区長 そういうふうな考えもあるかもわかりませんが、学務課長も言っていますけど、物事を決めていく過程はいろいろありまして、これは学校だけの問題ではなくして、行政万般についてそうだと思うんですけど、あることが決定されていくまでに、入り口から始まってだんだん詳しく決まっていくということになると思うんですけど、そこに参画する人がいろいろいて、この始まりからずっとここまでを全部の人にお知らせをするということはないと思うんですね。  だから、この段階に応じて、しかるべき方々にお知らせをするということになってくると思うので、これが煮詰まってきて、大勢としてこういうことになりますねというようなときに、それはまた皆さんにお知らせの仕方や意見の聞き方もあると思うんですけど、だんだんそれが広がっていくというふうに思うんですよね。それを考えながらいわゆる情報提供していくということなので、一概に全てのことが、全部最初の段階からというわけにはいかないというふうに思っていていただきたいと思うんですね。  学校の近未来のことについては、秋ごろにそういう素材を出すということも前々から申し上げているので、そういうことになると思います。 ◆新村井玖子 委員 私も全部の情報をすべからく出せということでは全然ないんですけど、何か学校統合というのは、江戸川区がはじめて取り組んだ事業なものですから、地域の関心は結構高いというところもありますけれども、今、例えば、ホームページで掲載しているとか、議事録にあるとかいうことで、能動的に情報を得ようとする区民が入手できる情報提供ということだけじゃなくて、区民が一番目にする情報紙である広報えどがわに、ある段階がきたらで構いませんので、ぜひ情報提供を広報えどがわでするということを要望して終わります。
    ○渡部正明 委員長 他に。 ◆瀬端勇 委員 私も今の学校統合の情報公開はできるだけ早くお願いしたいと要望したいと思います。  それから、ここでは少人数学級についてちょっとお伺いしたいと思います。  本会議での教育長の答弁で、少人数学級と学力の関係をどう見るか、はっきりとした評価が定まっているとは思わないというご答弁だったんだと思うんですけども、その根拠についてお尋ねしたい。 ◎松井慎一 指導室長 江戸川区の学力調査の結果とその学級数と学級の人数、これを照らし合わせたときに、人数が少ないところが成績がいいとか、そういう明確なものがないということが根拠でございます。 ◆瀬端勇 委員 確かに、文科省の検討会議、その中でも学力との関係というのは、今後、検討を必要とするというような分析もあるようです。ただ、やっぱり文部科学省のホームページを見ても、少人数学級の推進というようなことが大きな一つのテーマになって、そういうコーナーがあったり、現実に今、国の基準では、小学校1年生と2年生、これが35人学級を実施されていると。東京都独自の基準で、中学校1年生まで今年度から35人学級を実施しているという現実があるわけですね。  それで、学力面の効果は今後ということもあるけども、現実的には全国的な先行県というか、先行地域を見ても、この間もあったけど、秋田とか福井とか山形とか、いろいろやっぱり先進的に進めているところでの学力との相関関係というか、学力の向上と、それから何よりも生活集団ですから、生活面での効果が非常に大きいと。不登校とかいじめとか、これは顕著に減少しているということが言われています。  私もこの検討会議の議事録というのを読んだんですけども、その中で座長のような方が発言されていまして、東京都での校長先生にアンケートしたと。その結果は、圧倒的に少人数学級のほうが結果がよくなっていましたと。35人学級で結果が悪いと答えた校長はゼロだったと。現実に成績がよくなっているし、生活面で非常に効果があるという回答が非常に多くありました。データを見て、先生方が、少人数学級が実現したことによって随分エキサイトされているなという感を受けました。やっと自分たちの思いを少し聞いてもらえたのかな、これからやりますよというような感じが読み取れましたというようなことを座長の方が述べていました。  東京の校長先生だから、江戸川区の校長先生が入っているかもわからない。どうかわからないけども、こういう校長先生、現場をあずかられている校長先生たちの実感というのは、そのことを示しているんじゃないかと思うけども、どうでしょう。 ◎松井慎一 指導室長 江戸川区の現在40人学級を基準にして、現状はどうかというと、押しなべて33人ぐらいなんです。ですので、学級基準は40人ですけれども、小1、小2、中1を除いてですね。現実は少ないふうになっているということで、物理的に言って、人数が少なければ、それだけ目が行き届くということもあると思いますが、5人の差が、教員の指導力も含めて、その辺は否定するものではありませんけれども、前回の答弁でもお話ししたとおり、国や都の動向を注視していくといったところで、現在待っているところでございます。 ◆瀬端勇 委員 そうすると、はっきりとした評価は定まっていると思わないというご答弁だったんだけども、少人数学級の評価は否定しないという答弁と考えていいんですか。少人数学級を評価するかしないというのは、私はやっぱり大きな根本的な問題の一つじゃないかと思うんですよ、学力の問題でも、いじめ、不登校の問題でも、あらゆる教育活動の問題でね。だからそのことはやっぱり根本的に違うと思うんだけど、否定しないとおっしゃるんですか。 ◎浅野潤一 教育長 先ほども言いましたように、これは一つの職員配置の基準の考え方なのでありまして、40人とか35人でやるけども、35人学級全部つくっていくということではないわけでありまして、それは35人を超えると2で割るということになるわけですね。  だから、さっき言ったように、具体的なクラスを見ていくと、いろいろなクラスがあり得るということですね。だけど、職員のトータルで考えれば職員数は増えるというふうには思います。だから、そのことについてきめ細かく見る人手が増えるということは確かでありましょうから、そのことについては現場としては歓迎するんだというふうに思いますが、これは金もかかることでもありますから、我々としては、今の現状の中で、そのことと学力との関係を明確に位置づけて評価できるかと言えば、そのことについては私はそういうことの考え方は今は持ってないというか、わからない。わからない部分も含めて持っていないということであります。 ◆瀬端勇 委員 人手が増えて金がかかるということがあるけども、国や都が現実にそういう評価もして増やしているわけですから、自然減で減るというのは、これはいいことというか、自然減で減るのは当然の面があって、そこからさらに学級編制の定数で減少するということは、より子どもたちに対する見る目を増やすことになるわけですから、これは本当に貴重な少人数学級の前進だと思うんですよ、この間のね。これはやっぱりぜひ前へ進めていただきたいと。  委員長、もう1点だけ、すみません。  学校のエアコンの設置の問題を本会議で質問させていただきまして、やっぱり教育長の答弁で、新しい学校の改築が進めば格差はあると考えると、今後の課題として早急に検討を始めますというようなご答弁だったと思うんですけども、夏の酷暑を前にして、この答弁はどういうふうに実施されるかお願いします。 ◎浅野潤一 教育長 早急に検討を始めます。 ◆瀬端勇 委員 ぜひお願いしたいと思います。 ◆須賀清次 委員 すみません、先ほどの大雪に関連することなんですが、情報はいただいているので要望にとどめたいと思うんですが、ウインタースクールにでもいろいろな対応があったとお聞きしました。  そこで、これからの問題なんですが、現地でどのように連泊をするかとか、出発時の判断とか、強行するのか中止にするのかというのは、校長先生も大変な思いで判断されてきたと思うんで、これからもこのようなことはあると思いますので、ぜひそういうときの対応策を検討していただきたいと要望しておきます。 ◆田中淳子 副委員長 すみません、ちょっとお時間をいただいて。  いよいよ読書科、先ほど深江委員がちょっとお触れになりましたけれども、いよいよ読書科が35時間ということで完全実施になりますので、子どもの読書について、長年、私もいろいろな角度で訴えさせていただきましたので、中学校費も含めてさまざまな観点でお聞きしたいというふうに思いますので、ご承知おきお願いを申し上げます。  まずはじめに読書科でございますが、先般、資料要求させていただいた中に、研究奨励校、24年、25年、小松川小学校と清新第一小が行ったということで、私も昨年、小松川小学校を見学させていただきまして、この間、1月24日に清新第一でやはり研究が行われて、ちょっと私はどうしても参加できなかったんですけども、参加した方のいろいろお話を承って大変に感動もしたし、すばらしいなというふうに感じたんですけれども、その研究の成果をさらにつなげていくということもございますので、今の現時点で何か研究成果があればお知らせいただきたいと思います。 ◎松井慎一 指導室長 読書科につきましては、読書そのものを楽しむ時間と図書館整備、それから本を紹介するとか、そういった取り組みをしております。研究校につきましては、とりわけ図書館整備、それからブックトークとか、さまざまに読書を広げる取り組みについて手づくり授業をしております。  各学校は授業にどう取り組むのかというのはすごく悩んでいるところだと思いますので、清新第一小学校の研究発表会も500人以上の教員が集まったということです。ですので、この研究成果をきちっと持ち帰って、各学校がその研究校のまねをしてもだめだと思います。研究校のいいところを取り入れて、自分たちで授業を考えていくと。やっぱり学校規模もお子さんの様子も、地域の協力の得方とかもそれぞれあると思いますので、自分の学校の特徴を生かしながら学校応援団等々の協力を得ながら、図書館整備ですとか、読書活動の充実に努めていくということが大切だというふうに考えております。 ◆田中淳子 副委員長 今の室長のお話、全くそのとおりだと私も思います。その学校その学校でやはりまねをしてもだめだというふうに思うんですけれども、しかし、どのように進んでいっていいかわからないところもまだまだあられる。そういう状況の中で、今後の推進の一番下に、指導主事による学校訪問時の指導、助言、これが非常に大切になってくるのではないかというふうに思いますので、ちょっと人手が大変な状況かもしれませんけれども、このことについてはぜひ積極的にお進めをしていただきたいと期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  また、今お話がございました学校図書館、これをやはり整備していくという角度は大変に必要性があることではあると思います。図書館費に関しては、蔵書に関しては、今年度の予算を見ましても、昨年度よりは若干下がっているかなというふうに思うんですけれども、昨年はさらに攻めなきゃということで増額させたというところもあるので、そのことは私、理解しておりますので、今年度も平均すると1校約100万円強に及ぶ予算がついているということは、これは高く評価したいと思います。  そういう中で、それぞれの学校がこの間の研究校の発表を見ても、例えば、おはなし会、これはクラス全員が同じ本を持って、そしてトークしていくというか学んでいくんだと思うんですね。そういう状況の中で、何回も申し上げてて恐縮ですけども、例えば、しっかりとしたデータベース化している状況があれば、同じところで何冊も買うのではなくて、ほかの図書館から、またほかの学校から借りたりとか貸したりとかいうことも考えれば、同じ本ばかりを買うんではなくて、いろいろな本がさらに蔵書できるなと私は考えるんですね。  前回、24年度決算のときに、そのようにデータベース化とかと申し上げたときに、教育長は概略、教員がしっかりと図書館に足を運び掌握することが大事だという趣旨のお話をされたのかなと。私もすごくそれは同感です。それから約1年半ぐらいたつんですけども、その辺、この読書科が進む中で、教員の皆さんたちが図書館に対してどのような熱意で取り組まれているのかなということを、まずちょっと伺いたいなと思います。 ◎松井慎一 指導室長 2年目を迎えまして、来年度完全実施ということでございますけれども、やはり学校間の温度差はあると思います。研究協力校の発表を見て、これではいかんというふうに思っているところもあると思いますので、それを指導室としても、先ほどお話ししたとおり、主導主事の学校訪問等で意識もどんどん高めていきたいというふうに思っております。  また、中央図書館とも、地域図書館と連携している学校もさまざまあります。ですので、各学校が読書科をどうやって充実させていくのかというふうに真剣に考えれば、おのずとどういうことをやったらいいかというのは出てくるというふうには考えております。 ◆田中淳子 副委員長 大変に今の最後のお言葉をそれぞれの学校が、やはり温度差がないように教育委員会としては皆様に周知していただくとともに進めていただきたいし、やはりハード面の点も大事な点になってくると思うので、ぜひこれから研究課題にしていただきたいと思います。  もう一つ、先ほどの奨励校のところで見させていただきまして、新聞ですとかインターネット、書籍などの多彩なメディアを活用して調べるなどの調査・発表スキル学習というのが行われている状況なんですけども、学校図書館にこの間、第二葛西小学校に新しくできたので視察させていただいたときには、こども新聞が置いてありました。各学校には新聞購読はどのような予算措置がされているのか伺いたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 先ほど委員からお話があったように、学校図書の購入費の中でも買うことができますし、教材費の中でも買うことができますので、新聞を買うかどうかというのは各学校の判断ということになるんですけれども、現在、小学校では7校で、中学校では1校が図書館に新聞を配備している状況であります。 ◆田中淳子 副委員長 24年度に新学校図書館図書整備5か年計画というのが文科省が発表して、その中に、学校図書館への新聞の配備ということで予算措置がされたんですね。当然、本区は不交付団体なので一切お金が入ってきませんから、これを直接どうこうということではないんですけれども、やはり新聞購読に対しては、多くの今、若い方々も、電子化も進んでいる、またお父さん、お母さんが職場で新聞を読めるとかと言って、自宅で新聞をとっていらっしゃらないご家族も耳にするんですけれども、学校図書館にぜひ、やはりさらに新聞購読と言うんでしょうかね。新聞を私は配備していくというのは、一つ大切な角度ではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思いますが、最後にいかがでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 小学校の低学年、中学年、高学年と中学校で、新聞といってもこども新聞とか、中学生になれば一般紙も読むかもしれませんが、そのあたり今、指導室として具体的に新聞を図書館に配置するべきであるという考えはありませんが、学校図書館を充実させるということと、子どもたちが活字によりなれ親しむということを進めるために、一つの方策としてそういうこともあるということは紹介していきたいというふうには思っております。 ◆田中淳子 副委員長 ぜひ、努力していただきたいということを要望しておきます。データベース化、これは要望しておきますので、ぜひご検討のほど再度お願いしたいと思います。 ○渡部正明 委員長 次に、第2目教育振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第3目学校給食保健費。 ◆深江一之 委員 ここでは、まず大きく2点聞かせていただきます。  最初に、学校給食のことでございます。昨年、216の事業見直しの中で、この学校給食に対する区の考え方が変わりました。その中で保護者負担が増えているわけですけれども、その辺について意見等が保護者のほうから上がったか、それから現状はどうなっているか、ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 給食費の保護者負担軽減につきましては、今年度当初から廃止になったということで、給食費のほうはその分上がったということになりますけれども、特に教育委員会のほうに保護者のほうから何か苦情といいますか、そういう連絡が入ったということはありません。学校からも、特に何かあったという報告も受けておりません。 ◆深江一之 委員 ということは、区の説明、それから学校からの説明、それで保護者の方がそれで納得されたということなのかもしれません。しかし、やはりこれからまた消費税も上がることですし、その中でおのおのの生活が、各家庭の生活が厳しくなってくると、またいろいろなことがありますので、その辺については留意しながら進めていっていただきたいと思います。  それからもう一つ、この給食についてですけども、調理業務の民間委託になっています。そして、それにもう一つ加えて運営業務というんですか、調理師さんの同一業者というんですか、それの委託もあるわけですけれども、これについて今の現状はどのようになっていますでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 まず、調理業務ですけれども、今年度は小中学校106校のうち84校が調理業務委託校になっております。26年度につきましては4校増えまして、88校ということになります。  その中で、栄養士業務といいますか、給食運営業務につきましては、平成24年度から開始をいたしまして、24年度は13校で導入をいたしました。今年度の導入はありませんでした。来年度につきましては2校新たに導入する予定ということで、給食運営業務については15校になる予定であります。 ◆深江一之 委員 順調に進んでいるという感じだと思いますけれども、区のほうの狙いというか、今後も含めてですけれども、この運営業務の委託について、進め方を含めて、区の狙いはどのようなことになりますでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 こちらの給食の運営業務につきましては、栄養士の全校配置というような区の考え方のもとで、区費の栄養士の定年退職に伴って切りかえていくというような形になっておりますので、順次、定年の状況によってこの委託校が拡大していくというような形になります。 ◆深江一之 委員 大変歴史がある、そして定評がある江戸川区の給食でございます。今、給食が子どもにとって、ある家庭では、本当にそれが唯一栄養源になっているような子どももいるという話も仄聞します。  その中で、こういう民間に委託して、最初は大変心配されていて、かなりいろいろな意味で反響もあったところですけれども、順調にこのように進んできて、しかもその味が落ちなければ、そして給食が守られるということであれば、これに越したことはないと思いますので、この管理栄養士と言うんですか、この方たちがやはりきちんと目を通して、子どもたちにとっての栄養をしっかりと維持できるような給食をこれからも願いたいと思っています。よろしくお願いします。  それから、もう一つ、ここではウインタースクールが、先日、大雪のために、先ほど須賀委員からもちょこっと触れられましたけれども、さまざま報告が上がってきました。この中で一部延泊になった学校があると思いますけれども、この辺についての費用負担はどのようになったんでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 ウインタースクールで大雪のために足どめをされてしまって、1泊多く泊まることになってしまった学校というのが5校出ました。その学校については、行き帰りとも本来でしたらバスで帰るはずだったんですけれども、そのバスも動かないで、5校のうち4校が新幹線で帰るような状況になったところであります。この交通費の差額分につきましては、今回、大雪の影響ということもありまして、区のほうで補填をしたというような状況であります。 ○渡部正明 委員長 あと延泊の宿泊代等について、今、質問の中でまだ漏れているので。交通費は聞きましたけども。 ◎住田雅一 学務課長 あと宿泊費についても、公費で1泊分負担しております。 ◆深江一之 委員 本当に前代未聞のような雪の中で、それに巻き込まれた学校で、それに子どもたちも大変な思いをしてきたわけですけれども、その中で、学校の校長先生を含めて、その担当の教員の方たちの適正な判断で、本当に事故もなく戻ってこれた。そして、しかもその費用がきちんと区のほうで補填された。保護者にとってもありがたいことですし、また子どもたちにとっても、本当に何か1日得しちゃったのかなというような、そんな思いもあるのかなと思いますけれども、本当に大変なことでありまして。  そして、この事業がね、ウインタースクールというのは非常に江戸川区の学校の中の一つの行事として根づいていまして、いろいろなところへいろいろな形で行っていますけれども、今回このような形で収まったということは本当に喜ばしいことだと思っています。 ◆大西洋平 委員 私からも、ここでは学校給食の調理業務委託に関してお伺いをしたいと思います。  この学校給食の調理業務の委託については、平成14年度から導入してもらっているということで、今、深江委員とのご答弁の中で、今度は84校から88校になるということで、今、導入して10年以上経過して、改めて確認したいんですが、その成果についてと、あとこの業者選定に伴いまして、給食調理委託業者選定委員会が開かれて、その委員の方々がいらっしゃると思います。どういった方々がなられているかとあわせてお教えください。 ◎住田雅一 学務課長 この給食調理業務の効果といいますか、成果ですけれども、正規の調理職員の人件費に比べてコストを安くすることができるということと、従事者の配置人数が民間のほうが増えるということがありますので、バイキング給食といった行事食や何かがやりやすくなったり、アレルギー対応の人手をより多く確保できるなどのさまざまなメリットがございます。  この民間業者を選定するに当たって、委託業者の選定委員会というのを設けているんですけれども、こちらはPTAの代表、学校長の代表、学校栄養士等の代表等で構成する委員会で、プロポーザル方式で選定業者を決めているという状況でございます。 ◆大西洋平 委員 わかりました。さまざまな効果を上げていただいているということで、大変私ども評価をさせていただいているところですが、そこで今、選定いただく委員に対してもご説明いただいて、そのプロだけじゃなくて、PTAの方も入っていただいているということで、大変よく理解した次第です。  そこで、厳正なプロポーザルで審査をしていただいて、業者が選定されるんですけれども、そこでここ数年来、選んだ業者さんでやっていただくんですけれども、もちろん原則は1年で契約ということなんですけれども、その1年でまたすぐ変わってしまうという現状があったと聞いているんですが、それがあったのかどうか。  あとそれについてどういったケースでなったのかということをお聞かせいただきたいのが一つ、あと給食の食材については区の方針で区内業者を優先にと方針を打ち出し指導いただいていると私は思っているんですが、いろいろの中で、まだまだ浸透していない学校もあったりということで、なぜそういう学校が出てくるのかという理由もあわせてお聞かせいただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 業者のほうの委託業者の変更ということについてですけれども、毎年、委託業者の事業評価を実施しております。評価の低い事業者については、業務改善指導等を行っているところですけれども、一定の基準に達しない事業者については変更を行ったというような経緯がありまして、平成24年度に1校、それから平成25年度に2校、委託業者を変更しております。  食材の納入業者につきましては、これは区内業者を優先するということで、校長会でも私からも、あるいは教育推進課長からも繰り返し話をしているところでありますし、通知等も各学校に出して、その辺のところは浸透させているところであります。 ◆大西洋平 委員 わかりました。食材については課長のご答弁がありましたように、いろいろと働きかけていただいているということですから、より浸透を図っていただきたいんですけども、この食材、江戸川区特有で、要は近隣、あるいは区内の地域の野菜ですとかそういうのを提供して、その提供する側は本当にかわいがって、目に入れても痛くないような学校の生徒、地域の学校ですから、決して軽いことではないので、ぜひわかっていただきたいと思います。ぜひ引き続きお願いします。  その業者の選定についてはわかりました。やはり非常に厳しいこの厳正なプロポーザルで選ばれてということで、だからその上でそういった業者さんが、今、ご答弁であった業務改善指導等で速やかに改善できなくて変えられる。私としてはなかなかイメージがわかないんですね。  だから、もちろん業務改善指導等をしていただいて、あるいは委託業務の評価を適正にしていただくとかはもちろんなんですけども、現場の栄養士さんだけの意向が強過ぎるとか、そうは言いませんし、思いませんけれども、区にも別に栄養士さんがいますよね。だから、学校側と区の栄養士さんと、あと委託をされている民間業者の方ともしっかりと密に連携をしてもらって、厳しい審査でせっかくやっていただくわけですから、どうせであれば、ずっと審査に通っていただいてやっていただいたほうがいいと思うので。  結局、もちろん衛生面とか重要なところがありますけど、それが毎回毎回となると、結果的に多からず少なからず影響しちゃうのが給食を食べる子どもたちと僕は思うので、そこをぜひ厳正にやっていくことはもちろん認識しておりますけれども、引き続きぜひ連携を密にしていただいて、衛生指導についても紙で簡易的じゃなくて、たまにはコミュニケーションも引き続きとっていただきたいなと思います。  そこで最後にもう1問、同じことを質問したいんですけど、業者選定の際で私もいろいろ考える中で、改めて災害、あるいは大雪もありました。緊急時に速やかに対応できるということは非常に重要なことだと思うんですけれども、ぜひこの選定をして、これからまたより民間委託が進んでいくわけですから、先行していく上で緊急時の対応に速やかに対応できる、江戸川区にパイプを持ってとか、速やかに対応できることが重要と思うんですけれども、そのお考えについてお聞かせください。 ◎住田雅一 学務課長 委員おっしゃるように、いろいろな緊急時があります。調理員がそろわないと給食が提供できないということがあって滞ってしまいますので、これについても評価項目の一つに入っておりますので、これからもそういった点も気をつけて選定していきたいと思っております。 ◆大西洋平 委員 わかりました。ありがとうございました。  評価項目の一つに入っているということですけれども、やっぱりこの食材といえば、物流というか速やかに手配できることとか、あるいは先ほどありましたけど、人材の確保とかも、やっぱり近くで対応できるというのは、もちろん口でいうのは簡単ですけど、実際、じゃあ行動で移せるかというのは、やはり非常に重要なことだと思うんですね。だから、プロポーザルでももちろん机上でわからないところがあると思うので、そういった対応も評価項目に入れていただいているということですから、引き続きぜひそういったところも加味していただきたいなと思います。  いずれにいたしましても、先ほど深江委員のお話もありましたけど、栄養士については、江戸川区は画期的に全校配置ということでやっていただいて、大変評価を各地で得ているものでございますし、ぜひ優秀な栄養士さんがやっていらっしゃる。ぜひコミュニケーションをとっていただいて、この調理業務についても民間業務で進めるわけですから、引き続き推し進めていただきたい。  先ほど話しました学校と区と業者とも、しっかりコミュニケーションをとっていただいて、よりおいしい安全な給食を提供していただくべく、引き続の努力をお願いして終わります。 ○渡部正明 委員長 他に3目ございますか。 ◆早川和江 委員 今の給食のことについて、今、るるお話をいただきましたけども、私のところにも区内業者育成をお願いをしているところなんですけれども、なかなか学校によって、まだちょっと格差があるようで、江戸川区のほうで本当に一生懸命やっているお豆腐屋さんですとか、そういうところが、今まで子どもたちにおいしい豆腐を提供したいよと一生懸命やっているのに、ちょっと区外の大量生産をしている、そういう安いお豆腐屋さんに取りかえられちゃったとかというお声も聞いていますので、一生懸命努力してくれていることは本当によくわかるんですけども、学校の中でまだまだそういったお声も聞かれるので、ぜひそちらとして区内業者育成をもう一度お声をかけていただいて、地区内業者は一生懸命、子どものために頑張っていますので、よろしくお願いしたいと思います。要望します。 ◆新村井玖子 委員 すみません、ここでは学校給食とか保健に絡んでいるので、学校農園での栽培している作物について伺いたいと思いますが、よろしいですか。 ○渡部正明 委員長 食材としてですね。 ◆新村井玖子 委員 はい、そうです。 ○渡部正明 委員長 はい、どうぞ。 ◆新村井玖子 委員 文教委員会でいただいた資料では、今、区内21校で子どもたちが作物を栽培しています。小松菜とかお米とかレンコン、サツマイモ、ミニトマトなど、それで給食で食べている学校もあります。  区は校庭の砂場の空間放射線量というのは計測したんですけれども、学校菜園の土の計測はしてません。測ることをしないで安全だと言っても納得できないと思います。その非流通食品である学校菜園の野菜は子どもたちが食べるのですから、一度でもいいです、計測することを求めますが、いかがですか。 ◎住田雅一 学務課長 東京都が食材の出荷県として都内の農産物の放射性物質の検査を定期的に行っているところであります。江戸川区や葛飾区、足立区などでとれる農産物を、24年度とか25年度につきましては、3カ月に1回程度測定をして、東京都のホームページで測定結果を公開しているところであります。  ハウス栽培の小松菜が多いんですけれども、路地ものの野菜などもあって、検査結果につきましては全て基準値以下となっているところであります。こうした状況から、学校農園でつくられている野菜等についても、特に今、計測する考えはないということであります。 ◆新村井玖子 委員 委員会のときにお話ししたんですけど、子ども被災者支援法が成立しました。これは低線量被ばくや内部被ばくについて、人の健康にどういう影響を及ぼすかということがまだ科学的にわからないと、国が避難する権利を認めた画期的な法律です。  この基本方針の中に学校給食の放射性物質検査の実施区域を福島と宮城と岩手だけではなく、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の関東各県でも計測を行うとあります。東京都と境を接している埼玉、千葉両県での計測を国が行うとしたことをやっぱりもっと真剣に考えてほしいと思いますが、この点について区の考えをお聞きします。 ◎住田雅一 学務課長 食品や何かでそういう大きな課題があるということであればそういう検討もあるんでしょうけど、特にそういう課題は持ってないというふうに考えておりますので、計測をする考えはないということであります。 ◆新村井玖子 委員 実はずっと空間放射線量の定点観測をしていらっしゃる区民の方が、先日の大雪の後で急に、しばらく落ちついていた線量が区内の高さ1メートルの地点でやっぱり0.2マイクロシーベルトを超えるようになったと報告をしてくれました。葛飾区ではもっと高いところもあって、0.8マイクロシーベルトを超えたところも出てきて、線量計のアラームが鳴りやまなくなってガイガーカウンターを切ってしまったという方もいらっしゃいます。引っ越しを考え始めたという方もいらっしゃいました。  やっぱり放射線の影響というのはわからないんです。何かあってからということでは遅いので、やはり子どもたちが手をかけて野菜を育てる。これはすごく私はいい貴重な体験だと思っていますが、それだけに安全性は確保されなければならないと思います。  計測しないで、ほかの路地ものが安全だからと言っても、やっぱりこれは納得できないと思います。何でもなかったからいいでしょうということではなくて、区の区民に対する姿勢があると思いますので、ぜひ区が安全だと考えているからといって保護者が安心するというものではないということを考えて計測をお願いします。測る環境も測る機械もあります。ぜひここは強く要望して終わります。 ○渡部正明 委員長 3目はよろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第4目学校施設建設費。 ◆須賀清次 委員 学校施設ということで、今後の学校改築も含めたあり方についてちょっとお聞かせ願いたいんですね。  子どもの減少と高齢化の増加ということで、二之江小学校と二之江第三小学校が、あそこは道路を挟んで2校あるんですけども、児童数にしては292名が二之江小学校、築48年、昭和40年にでき上がっています。それから、二之江第三については260名で、築34年、昭和53年につくられています。このような場所で、あの辺は道路が通ったり、いろいろと今、変化のある地域ですので、その辺を含めて何かありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 今、お話が出た二之江小学校と二之江第三小学校ですけれども、こちらの推計では、二之江小学校のほうは今後若干ですけども、子どもの数が増えるような状況になっておりまして、二之江第三のほうは若干減るというような状況の中で、両方の学校とも校舎の規模が相当小さいものですから、片一方に単純に統合するというのがなかなか難しい状況であります。先ほどもお話が出ているように、秋にまとめる適正配置の計画の中で、この2校も含めて、いろいろな課題だとか状況がわかるようにしていきたいというふうに考えているところであります。 ◆須賀清次 委員 あの辺は道路に工事が入ったりして、そこにはかからない。 ◎佐藤弥栄 学校施設担当課長 二之江小学校の敷地の一部に道路のほうがかかっているという現状がございます。
    ◆須賀清次 委員 そういうことも含めて、今後検討していただきたい学校だということをよろしくお願いします。 ○渡部正明 委員長 他に4目よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第3校中学校費、第1目学校管理費。 ◆竹平智春 委員 お願いします。ここでは、がん教育についてお伺いさせていただきたいと思います。  これまで我が会派としましても、小中学校におけるがん教育の必要性、また強化ということで幾度となく質問させていただきました。昨年、第3回定例会やまた決算特別委員会で質問に際しまして、今年度から年間10校程度、33校中学校があるので、3年間で全校を健康部と連携をして、また健康部のほうから講師を派遣する形で実施をしていくとの趣旨の答弁がありました。このがん教育を強化ということで、大変この取り組みを高く評価するところでございます。  そこで、来年度も進めていくということなんですが、今年度、今この事業が行われていることであれば、ぜひその内容と、またどのような時間を使っておられるのか、また授業に参加した生徒の反応など、現状をお聞かせ願えればと思います。 ◎松井慎一 指導室長 中学校のがん予防特別講座のようなものですけれども、健康部と連携して、この3学期、2月の末から開始をしているところです。今年度11校、3学期に予定しております。  内容は、がんというのはどういうことかということから、それを予防するためにどうしたらいいか。具体的に喫煙の害とか、また早期発見にはどういうことが必要かとか、検診についてとか、治療について、そういったことをDVDなどを用いながらやるものでございます。  2月24日に第1回目があったものですから、指導主事も見てまいりましたけれども、実施形態は全学年でやる学校もあれば、3年生だけとか、1、2年生とかそれぞれございます。時間につきましては、保健体育の保健の時間を使ったり、特別活動という時間を使ったり、それは学校の状況でやっておりますけれども、子どもたちはよく集中して聞いていたということで、最後の質問のところで、治療費はどれぐらいかかるんですかとか、そういったことも質問の中で出ていたということだそうです。 ◆竹平智春 委員 このがん教育、大変、やはり小さいときから意識をつけていくということは本当に重要だということで私たちも言ってまいりました。3人に1人はがんで亡くなっている。また、2人に1人はがんにかかるという病気でございますので、本当に子どもさんたちに早くから知っていただく、その意味は大きいと思います。  今、質問も治療費に幾らかかるのかとか、そういうお子さんたちの声もあったということでございますが、例えば、この授業を受けた後に、事業の感想など、もし何か書いてもらうとかということも一つかなというふうに思います。  聞いたときだけではピンと来ない部分もあったり、でも、授業を振りかえることで一つやはり健康に対して、また命の大切さだとか、そういうところを振り返られるんじゃないかなというふうに思いますので、そこをひとつ提案したいなというふうに思います。  また、自分自身の予防ということもありますけども、やっぱり生徒からご家族の方へのがん検診を受けていただく、そんなこともまた言ってくださっているのかもしれませんが、そういった親への普及啓発という部分もぜひお願いしたいなというふうに思っているところでございます。  やはりがん教育を通しながら、より大事なのは、命の大切さということをしっかりと伝えていただきたいなと。やはりがんの家族の中で抱えている方も、もしかしたら子どもさんの中にはいるかもしれません。そういうところでがんを患いながら生きていく、またその家族がどれだけ大変な思いをしながらまた支えているのか。命が尊いんだいうことをやはりこの授業の中で伝えていっていただきたいというふうに思います。それが一人ひとりの生命の尊重でもあり、生命尊厳にもつながりますし、先ほどいじめの問題を取り上げましたけれども、それにやはりつながっていくかな。命が大切であれば、人を傷つけるということはいけないと、そういうふうな形で思っていただきたいと思います。  最後に何かありますでしょうか。 ◎松井慎一 指導室長 今、委員からおっしゃっていただいたことができるようなプログラムになっていると考えております。また、保護者等にも参加いただくような紹介の仕方を各学校がしております。  授業が終わると、アンケートをとって健康部のほうに行くようになっておりますので、全て終わった段階で、またその傾向とか状況はつかんでいきたいというふうに思っております。 ◆竹平智春 委員 わかりました。ぜひとも集計しながら、また次につなげていけるような授業の展開をお願いしたいと思います。終わります。 ◆江副亮一 委員 ここでは学校情報化推進事務費の中で主要施策の概要の中では、小学校のパソコンの入れ替え39校というのが載っているんですけれども、中学校では今回、パソコンの入れ替え等はあるんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 今回は中学校の分は予定してございません。 ◆江副亮一 委員 こちらも既に入れ替え済みということで理解していいんですかね。  ちょっと前にXPがもう使えなく、サポートが終わるということで、次の世代のものに替えたという認識でいいんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 中学校のパソコンにつきましては、平成28年度にリース替えの予定でございます。 ◆江副亮一 委員 わかりました。この学校の情報化推進というのは、やはり学校の管理費の中でも大きな割合を占めているものだと思います。年々、技術の発達だとか、いろいろな新しい技術が取り入れられるようなこともあって、小学校では電子黒板等あるんですけれども、やはりこの保守管理に関しては、今後ここに係る経費をいろいろな角度から削減をしていくことも可能ではないかと考えます。  そういった面を考えまして、現状、校内LAN等の保守管理に関しては、各校ごとに行われているのか、一元的にやられているのか、ちょっとその点をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育推進課長 学校LANは全体で行っておりますので、一元的に管理をさせていただいております。  来年度の予算につきましても、2億6,000万円ほどの削減ということでの計上をさせていただいております。 ◆江副亮一 委員 今のお話のように、大きく削減をされているということで、今後ともさらなる取り組みを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○渡部正明 委員長 次に、第2目教育振興費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第3目学校給食保健費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第4目学校施設建設費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第4項校外施設費、第1項校外施設管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第5項幼稚園費、第1目幼稚園管理費。 ◆大橋美枝子 委員 鹿本幼稚園の閉園式に参加してまいりました。1,000枚のサクラの花びらのすてきなメッセージに囲まれて、改めて鹿本幼稚園のすばらしさを実感したんです。  2点伺います。閉園の都合でやめざるを得なかった先生はいませんでしたか。2点目、改めて幼児教育の公的責任、いわゆるセーフティーネットの部分についてどんなふうに考えているかお願いします。 ◎住田雅一 学務課長 特に1番目はいません。2番目については、セーフティーネットというふうによく言われるんですけれども、特に区立幼稚園がセーフティーネットを持っているわけではありませんので、そういうことになります。 ◆大橋美枝子 委員 それは繰り返し私も取り上げてきましたけど、例えば転勤で、年度の途中で来られた方の入園を区立幼稚園は結構受けとめるとか、それから経済的に私立は負担が大きいということで区立を選ぶという方もいますので、そういうあたりでのセーフティーネットの問題だというふうに捉えていますが、いかがでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 区立幼稚園も35人学級で学級編制をしております。いっぱいになった場合には、途中入園ではこれまでも待ってもらうような状況になっております。  経済的な面ですけれども、これは費用負担は私立と変わらないと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 それはちょっと見解が違うというか、事実の認識の仕方が違うかなと思いますが、時間がないので、そういう違いはありつつも、私はセーフティーネットの役割があるのではないかと改めて認識しているところです。  幼稚園の先生の退職不補充で閉園が続くというふうな、そういう側面がありますので、この間ずっと私たちも言ってきた保育士の問題、学童指導員の問題、給食栄養士の問題、いずれも退職不補充ということで、子どもにかかわるところで私は冷たい区政ではないかというふうに思うんですね。これは見解が違うので、私も意見として言わせていただきますが、やっぱり子ども立場をきちっと受けとめる、そういう教育行政であってほしいと。  幼児教育のことに関しては、いわゆる検討委員会みたいな形をきちっと設けて、皆さんの意見を集約して今後の方向を打ち出すべきであると意見を申し上げて終わります。 ◆福本光浩 委員 すみません、これからの区立幼稚園の今後のあり方について、私たちの会派は、区立幼稚園は退職不補充による廃止に賛同しておりますけれども、今まで小岩、また鹿本と情報提供がちょっと遅かった部分があって一部混乱したと。私たち議会に対してもそういうことがあったんですが、これから小松川、そして篠崎とございますけれども、その辺の説明会等、また在園児のお母様方への周知というのはどうなっているか教えていただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 まず、篠崎幼稚園と小松川幼稚園ですけれども、昨年のはじめから、幼稚園の保護者、それから、あいあいの保護者、それと幼稚園の評議員さんなどに対しても説明会を行っておりまして、篠崎幼稚園につきましては、平成28年度末に閉園を予定していること、小松川幼稚園につきましては、平成30年度末に閉園を予定しているということを既に説明をさせていただいているところであります。 ◆福本光浩 委員 今が平成26年ですから、2年前、または小松川に関しては4年前という形で説明をしていただいているということは、よろしいかと思います。もちろん当事者にとってみればいろいろなご意見はあるのはわかりますけれども、こういう財政事情の折、また少子化の折、私はさまざまな観点からも、区立幼稚園の廃園はやむなしだと思っております。  それ以上に、江戸川区は本当に先見性があるなということを再三述べさせていただいております。要するに、ずっと全てが区立幼稚園であれば大変な財源が必要だったにもかかわらないところ、私立幼稚園というところの民間活力を導入して今までもやってきた。そして、所得制限なしで保護者負担も行っても、もしそれが全て区立幼稚園だったら、それでも収まらないほどの財源がかかっていると思うんですね。  これが一部、東京バッシングの一つの材料にもされているというのは、区が先駆的に進めてきたこと、先見性があったことを今になってこれだけ補助を出しているかと言われるのは、本当に私も地方議員として遺憾に思いますけれども。  ちょっと話がずれてしまいましたが、今、共産党の大橋委員からは、冷たい姿勢というふうにおっしゃいましたけれども、こういう形で私は、限られた財源の中で工夫しながら退職不補充、そして私立幼稚園の方々にしっかりと託して、そういう浮いた財源でまた子どもたちに、新たな教育に注げるという視点では評価をさせていただきますので、ぜひこれは進めていただきたいと思うし、説明会等、その当事者の皆さんにとっては丁寧な説明をやっていただきたいと、そういうことを申し上げて終わりたいと思います。 ◆深江一之 委員 今、福本委員からそのような話がありました。そして今、説明の中で、区立幼稚園の閉園については2年ごとに前もって説明をするということで、今回の鹿本幼稚園での本当に地元を含めた関係者の苦い思いがここに生きてきているのかなという思いもあります。  その中で私が危惧するのは、今回のこの鹿本幼稚園が閉園されることによって、この地域の幼稚園が、地域的に幼稚園の子どもの収容人数が薄くなっているという認識はないでしょうか。そこだけちょっとお聞かせ願います。 ◎住田雅一 学務課長 鹿本幼稚園が閉園になって、近隣の私立幼稚園の状況ということになると思うんですが、鹿本幼稚園の周辺には8園の私立幼稚園があります。いずれの幼稚園も、募集に対する応募状況に対しては余裕がある状況ですので、その辺のところは特に問題ないと考えております。 ◆深江一之 委員 そのような認識を持たれていて、その説明がきちんと保護者にできれば、私は心配はないと思っています。  今後、篠崎、それから小松川と続くわけですけれども、やはり閉園されることによって、その地域の幼児教育に影響があるということは、これは大変困るし、また地域によってはバスでもう延々と遠くへ行かなきゃいけない場合も出てくるわけですから、ぜひその辺についてはフォローをしっかりしていっていただきたいと思います。 ○渡部正明 委員長 以上で第10款教育費の審査を終了いたします。  次に、434ページから445ページまでの給与費明細書について何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、1ページに戻りまして、第2条繰越明許費ですが、第2表繰越明許費は、6ページと7ページにあります。  これらについて何か質問ございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 また、1ページに戻りまして、第3条債務負担行為ですが、第3表債務負担行為は8ページにあります。なお、債務負担行為調書は458ページから463ページに記載されています。  これらについて何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 また、1ページに戻りまして、第4条特別区債ですが、第4表特別区債は9ページにあります。なお、特別区債現在高調書は464ページと465ページに記載されています。  これらについて何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、1ページに戻りまして、第5条一時借入金ですが、これらについて何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 次に、第6条歳出予算の流用ですが、これらについて何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 以上で第1号議案、平成26年度江戸川区一般会計予算の審査を終了いたします。  次に、修正案の審査に入りますが、執行部職員の入れ替えがありますので、休憩したいと思います。  一部在席の方もいて結構でございますが、再開時間は5時20分といたします。  暫時休憩いたします。            (午後 5時14分 休憩)            (午後 5時19分 再開) ○渡部正明 委員長 休憩前に引き続き再開します。  それでは、審査に入ります。  先般配付しましたとおり、第1号議案、平成26年度江戸川区一般会計予算に対し、大橋委員、ほか1名から修正案が提出されております。  これより第1号議案、平成26年度江戸川区一般会計予算に対する修正案について審査を行います。  はじめに、事務局に修正案を朗読させます。 畔栁文泰区議会事務局長                         平成26年2月17日  予算特別委員会委員長 渡部正明 殿               予算特別委員会委員 大橋美枝子 瀬端 勇             修正案の提出について  下記議案に対する修正案を江戸川区議会会議規則第68条の規定により別紙のとおり提出します。                  記  第1号議案 平成26年度江戸川区一般会計予算 ○渡部正明 委員長 提出者の説明を求めます。 ◆大橋美枝子 委員 第1号議案、平成26年度江戸川区一般会計予算に対する修正案についてご説明いたします。  お手元の説明書をごらんください。一般会計の歳入歳出予算について、総額を2,202億321万8,000円から2,201億2,658万5,000円に改めるものです。修正案の説明にもあるとおり、区民を取り巻く厳しい経済情勢のもとで、不要不急の事業であるスーパー堤防と一体の街づくりに伴う区画整理事業の経費は削減します。学童クラブの運営費を増額し、補食の補助を復活し、すくすくスクールの非常勤職員及び臨時職員を増員するため、最小限の修正を行う必要があるので、本案を提出いたしました。  具体的な修正項目については説明書をごらんください。歳入について、第18款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金について27億8,924万6,000円から7,663万3,000円減額し、27億1,261万3,000円とします。歳出について、第9款土木費、第2項土地区画整理費、第2目土地区画整理事業費について、5億7,677万円から2億2,559万円減額し3億5,118万円とします。  最後に、第10款教育費、第1項教育総務費、第5目教育推進費について、10億1,713万1,000円を1億4,895万7,000円増額し11億6,608万8,000円とします。いずれもスーパー堤防と一体の街づくりに伴う事業費を削減し、学童クラブの補食の補助を復活し、非常勤職員及び臨時職員を増員するための修正案でございます。  委員各位のご理解とご賛同をお願いし、修正案の説明とさせていただきます。 ○渡部正明 委員長 それでは、修正案について審査願います。
    ◆福本光浩 委員 ただいま説明があったこの修正案に対しましては、特に質疑等はありませんけれども、我が会派といたしましては、明確に反対をしたいと思います。それだけを申し述べさせていただきます。 ◆窪田龍一 委員 我が会派も、今回の予算特別委員会での議論のとおり、私たちの立場と甚だしい乖離がありました。したがって、本修正案は審議に値するものではなく、明確に反対を表明いたします。 ◆深江一之 委員 それぞれの項目について考え方の相違がありますので、ここでは今のところは反対の予定でございます。 ◆須賀清次 委員 私の会派というよりも、反対ということを表明しておきます。 ◆新村井玖子 委員 土木費で質問させていただいたように、スーパー堤防に関しては理解できるところです。補食についても、このところサポートセンターの行事ですら、例えばクリスマスだとか節分などでも、食べ物を出さないようにと、四角四面の対応をしているということは大変残念です。趣旨はよくわかりますので、これには賛意を表明したいと思います。 ○渡部正明 委員長 他に何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡部正明 委員長 それでは、以上をもちまして、第1号議案に対する修正案の審査を終了いたします。  本日で、第1号から第4号の各議案の審査は全て終了いたしました。  次回は、6日(木)、午前10時より、総括質問、総括意見の後、修正案を含め各議案を順次お諮りいたします。  なお、委員長報告の正確を期するため、総括意見は各会派文書での提出をお願いいたします。  また、総括質問を行う会派は、事前の通告が必要です。  よって、通告書を明日5日正午までに区議会事務局へ提出願います。  以上で、本日の予算特別委員会を閉会いたします。                      (午後 5時25分 閉会)...