5ページが歳出の概要となっております。
産業経済費10億3,300万円の増額です。これは、1番の
商店街活動支援事業における
マル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業が好評により予算額を超過する見込みであるため、追加の
補正予算を計上させていただくものでございます。
続きまして、6ページになります。
特定目的基金の
積立状況でございます。
⑯が今回、第8
号補正取崩し後の
基金残高となっております。
○
吉岡茂 委員長 それでは、ただいまの説明について何か質疑はありますか。
◆長澤こうすけ 委員 第8
号補正ということで質問をさせていただきます。
マル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業のことですけれども、追加の予算ということですけれども、目的としては、景気を刺激するための予算ということでよろしいですよね。
◎
産業政策課長 長澤議員御指摘のとおりでございます。
◆長澤こうすけ 委員 では、これまでの成果を具体的に教えてください。
◎
産業政策課長 現在まで、区内の店舗で使われている決済の総額といたしまして13.7億円は確実に店舗の方で使われております。これが成果と言えるかと存じます。
◆長澤こうすけ 委員 使われて執行されたんじゃなくて、成果を教えてください。
◎
産業政策課長 この
コロナ禍、物価高で、小さな個店を中心に経済をというところで考えてございますので、具体的にヒアリングしますと、売上げが2倍に伸びたというようなこと、そして、区民の方々に30%の
ポイントが戻ってくるというような成果があると考えてございます。
◆長澤こうすけ 委員 ごめんなさい、今のだと分析はまだできていないのかもしれないんですけれども、
補正予算を上げているということは、この
補正予算を上げて更に成果を出すということで、分析ができているから出してきているかと思うんです。そもそも広く景気を刺激できているのでしょうか。
◎
産業政策課長 確かに
スーパーなどで使われている割合が多いですけれども、小さな個店など幅広くこちらの方、
ポイント還元事業使われているというところはつかんでございます。
◆長澤こうすけ 委員 もう少し具体的に、例えば、ペーパーでも頂いていますけれども、
食品スーパーとかいろいろなところとか、そういったもう少し具体的にもらえませんか。
◎
産業政策課長 申し訳ございませんでした。
食品スーパー、こちらが大体決済の42%強、そして
ドラッグストア19%、飲食店9.8%、
食品販売5.5%、居酒屋4.7%、以下、理美容であるとか。酒屋であるとか、本屋であるとか続く状況でございます。
◎区長 各区で同じ事業を行っておりますけれども、どういった店舗でこの
PayPayを活用できるかについては、それぞれ区の施策によって違いがあるようです。一番大きなところは、うちの場合、
コンビニは基本的に対象としていないわけですけれども、他区では、
コンビニを入れているところがあって、そういうところでは、
コンビニに集中しているというようなこともございます。
確かに、具体的な名称はここでは避けますけれども、大規模な
ドラッグストアですとか
大手スーパーで使われている率は多いんですけれども、うちの場合、商店、個店でもかなりの割合で伸びている、今まで来たお客さんが来て、来たことがない人が来ているというような声が聞こえておりますので、私どもがそもそも狙いとしていた、いわゆる街場の個店、今非常に厳しい、そういった一店舗一店舗にお客さんを呼び込む一つの効果はこの
PayPayで現れているというふうに認識しております。
◆長澤こうすけ 委員 具体的にということで、最初からこのような所感を述べていただきたかったなと思います。
過去の話を持ち出すつもりはないんですけれども、今日の午前中の
総務委員会もそうなんですけれども、答弁がかみ合っていない部分が非常に多くあると感じています。ということで、私が
言葉足らずで申し訳ないんですけれども、そこもお含みいただいて具体的にかみ合った答弁をいただければと思います。
ところで、この
マル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業なんですけれども、これは期間で決めているのでしょうか。
◎
産業政策課長 長澤委員御発言のとおり、11月14日から12月31日の期間で決めてございます。
◆長澤こうすけ 委員 この間に予算が尽きたらどうなるんでしょうか。
◎
産業政策課長 事業者との契約上、尽きたとしても事業は運営するというような契約になってございます。
◆長澤こうすけ 委員 予算がないのに、尽きたらそれはどこから出すんでしょうか。
◎
産業経済部長 予算ですけれども、12月31日までの
ポイント還元額がどれくらいたまっていくか、そういった見込みを
事業者があらかじめ見込みを出して、それが尽きそうになった場合には事業を停止せざるを得ないというふうなそういう形になっています。
◆長澤こうすけ 委員 予算が尽きたら、期間よりも前に終了するということでよろしいですか。
◎
産業経済部長 尽きるだろうというふうな見込みで、その時点で事業はストップせざるを得ないと、予算が尽きた場合には。
◆長澤こうすけ 委員 そもそも当初予算の14.6億円はどうやって見積もったんでしょうか。
◎
産業政策課長 当初予算に加えて、6月補正でお認めいただいて14.6億円になってございます。その際、5月に、今回、物価高のところを加味いたしまして、足立区の店舗、そして今回の伸び率、
季節係数などを
事業者が試算したものをベースにこちらに予算計上させていただいてございます。
◆長澤こうすけ 委員 今回の10億円の
補正予算の根拠は何なのでしょうか。
◎
産業政策課長 今までの実績、
キャンペーン、11月14日から始まってございます。この実績、そして今後のその実績の伸びに従った伸びの予測というところで出ている数字でございます。
◆長澤こうすけ 委員 仮に
補正予算を可決してやった場合、10億円なくなったらどうするんですか。
◎
産業政策課長 その場合は、
産業経済部長が答弁しましたように、そうならないように事前に……。
◆長澤こうすけ 委員 ならないようにじゃなくて、なったらどうするんですかという質問をしています。
◎
産業政策課長 もし万が一足りなくなりそうな場合、いろいろな手段があるかと思います。例えば、臨時会ですとか、それから……。
◎区長 もし仮に10億円全部使ってしまうということになれば、その
タイミングで事業をストップするのか、再度、議会にお諮りして補正を組むのかという判断については、これからどれだけこの予算が使われるかという状況を見ながら、もしそういう最悪の状態になれば、また議会にお考えをお諮りして、区の考え方を決めていきたいと思いますけれども。逆に余ってしまうという考え方もあります。10億円こちらでお願いしながら、例えば5億円しか使わなかったと、見積りが不正確だったという御批判も出る可能性もあるわけです。これまでは11月は、足立区単独の展開でしたけれども、12月になって周辺区で同じ事業が始まっております。そういった中で、11月と同じ状況で
ポイントが還元されていくかということは、まず読めないところがございますが、ショートしないようにということで、大変申し訳ないですけれども、これぐらいはということの中で最大の規模感で区としては現在見積もったというところでございます。
◆長澤こうすけ 委員 今、区長から答弁ある前に、そもそも
産業経済部の中で答弁ができないというか、議論というか、先の見込み、詰められていないんじゃないかと思うんですが大丈夫ですか。
◎
産業政策課長 今回につきましては、今回
補正計上させていただいたところでは、予想以上の物価高の伸びに対する区民の方々の有利な……。
◆長澤こうすけ 委員 遮ってごめんなさい。大変恐縮ですけれども、そこではなくて、要は、予算が尽きたらどうするんですかという議論はできていたんですかという質問をしています。
◎
産業経済部長 大変失礼しました。その点につきましては、我々どもで、議論、詰めが足りなかったと思います。申し訳ございません。
◆長澤こうすけ 委員 足りなかった、していたんですか、していないんですか。
◎区長 逆に使わないで残ってしまうと、また、積算が甘かった、
議会軽視になるんではないかというような逆の危惧は持っていましたけれども、10億円積んでこれで足りなくなるというような発想は、その分多めに今回は見て、いけるだろうということでの考え方でございましたので、正直言って、更にこの10億円で足りなくなるというところまでは最大に、業者とも相談をして、検討をして、ショートしない範囲の中での
予算設定とさせていただきました。
◆長澤こうすけ 委員 ショートしないようにということはよく分かりました。ただ、ショートしないように、だから大きく積んだということ、つまり、根拠は、ショートするというのは幾らぐらいで見込んでいるのかとか、そういったことを委員会で具体的に数字として述べていただければ、議会としても、それは必要な見積りだよねという話になってくると思います。今の話だけだと、ショートしないように、では10億円だ、100億円だ、多くただ積んだよというふうに、この場にいらっしゃる委員の皆さんも感じられてしまうのではないかなというふうに思いますが、いかがですか。
◎
産業政策課長 現在のところ、20億円余の試算が出ております。ショートしないように、プラス4億円程度、計上させていただいているというところでございます。
◆長澤こうすけ 委員 それを教えていただければ、いいと、話は。ただ4億円ということですね。では4億円をプラスの6億円の部分、ショートしないように安全に取っているというのは理解できます。ただ、5億円だと際どいだろうと、その6億円の根拠というか見込みは何なのでしょうか。
◎
産業政策課長 今までの、
キャンペーンが始まってからの実績、これは区民の方、区内外含めて、1人当たりの
ポイントの回数の伸び、そういったものを含めて試算してございます。
◆長澤こうすけ 委員 そういうふうに教えていただきたかったんです。結局、何となくではなく、やっぱり議論をするに当たっては、議決をするに当たっては、そういった根拠のところが必要になりますから、そこが答弁がいただきたかったところであります。
先ほど質問した答弁に対して、仮にこれが尽きてしまったら、止めるのか、それとも進むのかという議論をしなければいけないということなんですけれども、今回、そもそももうお金がなくて尽きてくるという話の段階で、これをやめると、そういった議論もあったのでしょうか、それとも、このまま絶対に補正を組んで走るということだったんでしょうか。
◎工藤 副区長
産業環境委員会で、委員の方から質問がありまして、そのときにどうするんだということがございました。それに対して私の方から、途中で止めるのは非常に厳しいので、議会にも御相談しながら対応を考えていきたいというふうに答弁をさせていただきました。
◆長澤こうすけ 委員 そうですね、
様々議会に掛けたりいろいろなことをやってきているとはいえ、実際、この補正が通ることを前提にある程度設計されてきたのかなというふうに思っています。
それはそれとしていいんですけれども、区民の方から、例えば、議決できなくて予算組めなかった場合、これ自体が急に終わるわけですよね、予備費を出すのか分かりませんけれども、終わってしまうという話なんだと思うんです。やっぱりこれ、もうお金がないないだから、ないないと言われて
補正予算を出されているこの
タイミングですけれども、昨日の午後6時30分に、足立区から
LINEが来ました。中の内容は、
PayPayの周知をもっと喚起したいからということで流された、今までのものではあるんですけれども、その期間が12月31日までということでした。まずは時系列からいくと第7
号補正が通らないと第8
号補正の審議に掛からない、こういった中で、例えば12月31日まで、予算が尽きましたら先に終了する可能性がありますとかそういう一文が入っていれば、そうだなと思うんですけれども、それだけ来ると、これは可決、議会は通るものだと、まだ
補正予算も組んでいないのにそういうふうな案内をされているのはどうなのかなというふうに、我が会派の中でも議論が出ているところであります。
改めて、補正が通らなかった場合、どうするんでしょうか。
◎
産業経済部長 補正予算が通らなかった場合には、
事業自体は終了せざるを得ないというふうな形になります。
◆長澤こうすけ 委員
消費喚起をしなきゃいけないということで、本来であればもっと前にやらないといけない、いろいろな区民の皆さんの声があったからその
タイミングになったというふうに伺っているんですけれども、
補正予算を掛けるこの
タイミングでそれを流した意図は何だったんでしょうか。
◎
産業政策課長 配信の
タイミングにつきましては、本当に配慮が足りなかったことをおわびいたします。
理由といたしましては、誤った店舗、対象ではない店舗で
ポイントが付くというふうに間違って理解されていて、そこで
消費決済をされているというケースがあるというふうに情報が入りましたもので、至急、周知をしないといけないというふうな判断でございました。
◆長澤こうすけ 委員 我々はそれを聞いているから分かるんですが、これ来ただけの人はそこまで細かいことは分らないと思うんです。逆に、対象じゃないお店では使えませんというものを送っているんだったら理解できるんですよ。なので、このやり方というか、
タイミングもあるかと思うんですけれども、ちょっとどうなのかなというところがあるんですが所感を伺います。
◎
産業経済部長 今、
長澤委員おっしゃられたように、
タイミングの問題、
あと文面の問題で、一番大きな問題は、12月31日までというふうなことが記載されていたことだったと思います。その点については、本当に配慮が足りなかったというふうに強く考えております。伏しておわび申し上げます。
◆
岡安たかし 委員 資料には、11月27日段階で26.7%ということなんでしょうね、今日とは言いません、昨日の段階で何%か出ますか。
◎
産業政策課長 申し訳ございません、12月6日の段階の数字が入ってございまして、そちらのパーセンテージでいきますと47.6%の状況でございます。
◆
岡安たかし 委員 23日、全
オール期間48日間のほぼほぼ昨日でちょうど真ん中なんです。それ1日足りないところで47.6%、この伸び率が、当然前半と後半は違うかもしれないですが、仮に同じだったら補正組まなくてもこれで済んじゃうぐらいのぎりぎり、やっぱり伸びていく可能性もあるので補正というのは必要だろうと。ただ、この
補正予算に関しては想定ですから、いろいろ計算してここだというところで組んだのだと思うので、逆に足りなくなったら困りますから、個人的にはこれはこれで了としたいと思っております。
それで、この下に、5ページの
特定財源書いてあるんですけれども、これは今回の10億3,300万円に対してじゃないと聞いたんですが、ちょっと誤解を生むような記述なんですけれども、ここを詳しく教えてください。
◎
財政課長 記載が分かりづらくて大変申し訳ございません。
今回、下の方に
特定財源、書いてございます。9億8,000万円余というのは、これまでの
特定財源でございます。既にもう30%に上げた際に、東京都の上限いっぱいいっぱいもらう予定で考えております。ここの米印で記したところ、今回の
増額補正分については、
一般財源で
対応予定ということで、ただ、これから
地方創生臨時交付金の追加の交付があるように聞いております。まだ何の通知ですとか調査も来ておりませんけれども、もし追加で交付がされれば、1億円でも2億円でもここに活用していきたいというふうに考えております。
◆
岡安たかし 委員 そうしますと、第1弾からこの9億8,430万円を引いたのが区としての支出だったということですよね。ですから、大分といっては失礼ですけれども、独自の負担としては、第1弾の区の負担というのは少なく済んだなと。ただ、今回に関して、補正丸々いくとはとても思えないんですけれども、仮にこれを使い切るぐらいまでいくと、区負担として10億円以上ですから、かなりの想定外のところだったと思うんですが、今回、
予算編成、今組んでいる中で、これは当然今年度の話ではあったとしても、来年度の予算に何か影響出そうなところはあるのかどうか、その辺を教えてください。
◎
財政課長 この
物価高騰いつ終わるかというところが見えないところでございます。来年度の当初予算も、
物価高騰対策というものは柱に据えて編成していきたいというふうに思っております。ただ、対象の店舗ですとか、率ですとかこういったところは、今回の結果を踏まえて、少し見直す必要があるのかなというふうに思っておりますので、当初
予算編成に向けては、この辺を加味して査定をしてまいりたいと思っております。
◆
岡安たかし 委員 最後にします。
他区、他市を調べますと、同じような
キャッシュレスで、第2弾やっているところですとか、また
キャッシュレスと、うちも
レシートde90周年をやっていますけれども、
キャッシュレス以外の更なる
消費喚起策ですとか
経済活性策、様々工夫してやっている。また、来年度も予定しているところがあるみたいです。是非、今回の
PayPayの第2弾とは思いませんけれども、やっぱり同じような
経済活性効果が上がるような施策を来年度もお願いしたいと思いますし、我が会派からは高齢者への何か施策をということでの提案をさせてもらっています。是非そちらにも影響がないように考慮していただきたいと思うし、来年度に関しては、本当に全世代の区民の皆さんが喜んでいただける、また、本当にこの足立区に住んでよかったなと感じてもらえる、そういう事業、また
予算編成を期待したいと思います。これは感想というか要望です。以上です。
◆ぬかが和子 委員 先ほどの質疑の答弁の中で、私も聞こうと思っていたところで、予算現額の
算出根拠の部分答弁されていて、店舗、伸び率、
季節係数を掛け合わせたと、当初予算ですね、というお話だったんだけれども、全然分からないんです。何が知りたいかというと、当初予算14億6,000万円と見込んだときに何人の区民が利用すると考えたのか。要は、上限2万円まで
ポイント付与するわけだからそのお金が出るわけです。1人
当たり幾らぐらいそれで
ポイント付与される、それ掛ける何人というふうに想定して、区民じゃない方も使いますけれども、でも、そういうふうに想定してこの14億円余というふうになったのか、そこを知りたいんですけれども。
◎
産業政策課長 1人
当たり最大2万円という
制度設計してございます。皆さん、その上限近くまで使われるであろうというふうに想定してございます。そして7万人余が使われるだろうという形で、
制度設計、予算付けさせていただいてございます。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、それに対して、
補正計上の理由のところで、
ユーザー数も増加中と書いてあるんですけれども、もちろん
PayPayの
ユーザーの方、大体使っているかなとは思っているのですけれども、その
PayPayの
ユーザー数を分かれば教えていただきたい。
それから、これを一度でも利用した方の数というのが分かるのならばお伺いしたいんですが。
◎
産業政策課長 PayPayの
ユーザー数というのは、
PayPayの方から提供が難しいという状況でございます。どれぐらい増えたかというところでいいますと、私
どもサポート窓口というものを開設してございます。こちらの方、直近11月2日までの数字で恐縮でございますが、3,223人が
サポート窓口で
PayPayダウンロード、次に使ってみようかなというところで、インストールしているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 何でそれ聞いているかというと、
PayPayから教えてもらえないのは
ユーザー数の部分、いわゆる
PayPay社としての
PayPayそのものへの
ユーザー数ですよね。だけれども、この
ポイントを付与される分というのは区の方でお金を出すわけです。そうすると、だって予算の計上のときに2万円掛ける7万3,000人と考えたわけでしょう、何人で、平均して2万円いっていないのです、いっていなくてもやっぱり増えるだろうというのだったら、何人に膨れ上がるだろうという想定があってのことじゃないですか、単に勢いで増えそうだとかそういう問題じゃないわけでしょう、だからそこを知りたいから、
ユーザー数もしくはこの
PayPayの
ポイントを使った人、使ったじゃない、
PayPayの
ポイントを足立区で付与された人の数、こういうものを知りたいと言っているんですけれども。
◎
産業政策課長 参考値として、1回でも使ったことがある人というところで、この
キャンペーン期間中50万人という数字をいただいて、というところでございます。
◆ぬかが和子 委員 50万人というのは延べですよね。
◎
産業政策課長 50万人、その数という形、1人ずつの数という形で伺っているところでございます。延べではない数です。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、70万人近い区民の中で、
PayPayを50万人が足立区で使っているということですか、そんなことないでしょう。
◎
産業政策課長 申し訳ございません、それは、区内外合わせての数でございまして、区民という形で行くと30万人というふうに聞いているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 よく分からない、本当に30万人が
PayPayをダウンロードしていて、1度でも使っていると。それ以外の人が
PayPayを活用していないということで間違いないですか。その辺は、本当正確にしてほしい。何でかというと、なぜ予算を増やすようになったのかというところの根拠になるわけです。当初の積算がどうだったのかというところの根拠になるわけです。だからその
基礎数字としてきちんと、本来は、もっと事前のときに聞いていればよかったのかもしれないけれども、議案になった
そのものが今日ですから、それはそういういとまがないわけで、その辺をちゃんと教えてください。
◎
産業政策課長 私も、その数字、かなり正直びっくりしたところでございますが、実際にこの
キャンペーン期間が始まって30万人、これは、おおよその数字という形で聞いているところでございます。その数字が、区民の、実際人の数という形で聞いていると伺っているところです。
◆ぬかが和子 委員 もし30万人だとすると、本当に結構いい意味で話題になっているわけです。足立で最初にやったというのもあるけれども。それで、さっきだって、1人試算する根拠としては、みんなが2万円使うという、2万円まで上限までいくだろうと想定しているわけでしょう、そうだとしたら、30万人だったら30万人掛ける2万円だったらこの10億円の増額じゃ足らないではありませんか、その辺どうですか。
◎
産業政策課長 まず30万人というところなんですけれども、
PayPay、日本全国で5,100万人
ユーザー数がいるというふうに伺っているところです。特に、都心はその割合が高いという傾向にあるというふうに聞いているところでございます。まず一つです。確かに
制度設計したときには、皆さん2万円上限までかなりの率で使われるのではないかというふうに考えているところでございますが、実際、今回の実績、そして今後の伸び率を考えると、そこまで2万円まで上限まではいかないだろうというふうに考えているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 そうすると、だから、そこはまずどう試算して、どう補正が必要なのかというところを正確にしないと、適切なそして端的に議論ができない、そういう資料をきちんと本当は出していただかないと質疑したくないぐらいなんです。ただ、そういうわけにもいかないので質疑もさせていただきますけれども、実際に、先ほど大変好評だという話の中には、例えば、足立区民で、娘さんが結婚して大田区に嫁いだ方がいて、お母さん大変よと、30%も付くなんて
PayPayじゃないのよと、私がダウンロードしてあげるからちゃんと使えるようにしなさいといって、そんなふうに教わって使えるようにしたなんて人がいるぐらい話題になっているんです。一度使うとどうなるかというと、みんなそうなんですけれども、30%も確かに今
PayPayで
ポイント付くのはないんです。先ほど言った誤解を招く
PayPay自身の還元祭というのはあるんだけれども、
PayPay自身の還元祭では「当たり」といって3等になったって0.5%しか付かないんです。多分、多くの方は分かっていると思うんですけれども。それから考えたら30%というのは大変な割合なわけです。だから私なんかは、先ほどの11月と12月は消費行動全く違います。年末年始に備えて
PayPayが使えるところで可能な限り買物しようというのが人情になるわけです。だとしたら、そこが本当に逆に足りるのかとか、そういう足りるのか、足りないのかも含めて検証するには、基礎的な数字の部分での根拠をいただけなければ議論ができないというふうに思っているのです。そこはしっかり後ででもいいからきちんといただきたいというふうに思います。
大変好評だという一方で、私たちの区議団にも意見もいただいているんですけれども、やはり
PayPayを使えない人とのギャップが非常に大きくて、使えない人からは非常に不公平だと、ガラケーしかない人なんていうのは使いたくたって使えないわけです。もちろん、その上では、私たちも、足立区はそれを含めていわゆるアナログの90周年もやりつつという通しでやったというのは分かるんだけれども、今この
PayPayの30%還元を前にすると、そういう区民の方々の怒りというのはすごく分かるんです。とにかく使える人は2万円まで
ポイントをもらえるわけです。でも、使えない人は全くもらえないと、やっぱりその辺のギャップの解消というのは、更にやっていってほしいと思っているんです。先ほど地域学習センターでの
サポート窓口ということで3,223人というふうに増えたということも言っておりましたけれども、私も何人もサポートしてあげたんですけれども、やっぱりここも、大々的にもっと、最後に向けて、あと1か月切っていますけれども、不公平感を取り除くためにも、ここを大いに強化してほしいんです。どうでしょうか。
◎
産業政策課長 サポート窓口への周知、最後に向けて力強くやってまいりたいと考えてございます。
◆ぬかが和子 委員 それで、この不公平感を除くという問題と、それから本当に10億円の増で足りるのか足りないのか、先ほどちょっと申し上げましたけれども、もともとの1回の補正を踏まえての14億6,000万円というこの部分の根拠というのをもう少し議会側に明確に提示していただきたいということを本当は審議の前にいただきたかったんですけれども、しようがないので後でもいいのでいただきたいというふうに思います。それを強く求めて質疑を終わります。
◆おぐら修平 委員 私からも何点かあります。
先ほどの答弁の中で、利用店舗の業態別についてのパーセンテージは先ほど答弁いただきましたが、区内の実際に利用できる店舗の数、それが個店なのか、幾つかのチェーン店なのか何なのかその詳細について教えていただけますでしょうか。
◎
産業政策課長 これ
PayPayのところ分かりづらくて大変恐縮ですが、2次元コードというコード数でいきますと今、7,900弱まで来ているというところでございます。それをいわゆる店舗に落とし込んだ概数で大変恐縮でございますが、6,500程度までいっているところでございます。
◆おぐら修平 委員 この個店が6,500あるということでよろしいのでしょうか。
◎
産業政策課長 いわゆる店舗ごとという形で分けると6,500あると、個店があるという形でございます。
◆おぐら修平 委員 今まで、これほどの商店街のものもこれぐらいの数あるのか、今まで紙ベースでの商店街で利用できる商品券なんかも、プレミアム商品券とかもありましたけれども、プレミアム商品券は、これまで実施されたときの使える店舗というのはどれぐらいありますでしょうか。
◎
産業政策課長 およそ1,300でございます。
◆おぐら修平 委員 やはり登録店舗がこれだけ違うということで、非常に政策効果も大きいと思います。
あと、これを機に、新たに
PayPayを導入した店舗数というのはどうでしょうか。
◎
産業政策課長 本
キャンペーンが始まる前は、7,400、これも申し訳ございません、コード数の方が正確な数字、今申し上げられますので7,400コード、それが今7,900弱のコード数になってございますので、店舗でいきますと、およそ1,000弱の伸びなのかなというふうに考えてございます。
◆おぐら修平 委員 これまでもやっぱり個店、特に地域の街場の商店街とかだと、なかなか
キャッシュレスの導入が進まない、分からないといった方もたくさんいらっしゃると思いますが、改めてこうした方に個店に向けての、その地域の商店なりに向けての導入に向けての営業、また効果といえばいいのですか、そこについてお尋ねしたいと思います。
◎
産業政策課長 先ほど、私も売上げが2倍に伸びた、そういったような生の声を聞いているところでございます。おぐら委員御発言の商店街の各個店、まだ取り組んでいないところがございました。そういった具体的な事例を足立区商店街振興組合連合会の会議、そして現場へ職員が行って伝えることで普及啓発してまいりたいと考えてございます。
◆おぐら修平 委員 私は新田に住んでいまして、新田商店会は導入している店舗が非常に少なくて、年配の方も多くて、なかなか導入に至っていないという現実があります。今回、時期がもう
タイミング、もう時期迫っていますけれども、そうしたことの今後の対策も含めて、これは要望で結構です、お願いをいたします。
あと、先ほどもありましたけれども、私も区民、いろいろな方から2点、利用者側からのいろいろな勘違いの声というのがありまして、先ほどもありましたとおり、まず、
PayPay使える店は、どの店でも30%
ポイント還元されると思っていらっしゃる方がいると。あちこちで対象じゃないのに買物しているといったそういった声がまず1点。あと、買物をすると、すぐに30%還元を全く無視して2万
ポイントもらえると勘違いされている方もいらっしゃるという、そんな声も聞きました。こうした勘違いに対して、昨日、確かに
LINEは来ました、私も見ましたけれども、対象店舗、また、2万
ポイント、2万円分がすぐに付与されるという、そうしたこの勘違いに対する周知啓発というのはどういうふうに、後でそれこそ区に何だ違うじゃないかと勘違いお叱りが来かねないと思うんですけれども、その対策、周知、いかがでしょうか。
◎
産業政策課長 LINEに加えてデジタルの取組させていただいたので、アナログの取組として、例えば、これから間に合うかというところですが、町内会の掲示板などに今ポスター貼ってございますその上に分かりやすく表示をするなど、早急に地域と連携して進めてまいりたいと考えてございます。
◆おぐら修平 委員 そこは本当、ほかにも想定していないような勘違いをされている方もいらっしゃると思います。そうしたいろいろな事例をちょっと情報収集して、速やかな対策、対応も要望で結構です、よろしくお願いいたします。以上です。
◆大竹さよこ 委員 私からも少し。今回、この商店街の活動支援事業ですが、当初は、6月にこの
補正予算で上がったときには、20%を30%にすると、8億5,000万円から14億6,000万円と、大きくされて、そしてこの時期に来まして、人気があるので、また更に10億円ということで、これは区としても目玉、商店街、区民の皆様にとっても目玉の施策になっているかと思います。
一方、他区でも、こういった
PayPayの事業が行われていると思いますが、他区の状況を教えていただきたいと思うんですが、足立区のように、途中で財政的に厳しくなったので補正を組んでという、そういう区があるのかどうなのか、お伺いいたします。
◎
産業政策課長 昨年、23区でいきますと、14区で
PayPayやっていると聞いております。昨年は、その予算の中に収まったというふうに聞いてございます。
今年は、区部ではなく市部の方でありますけれども、やはり予算が尽きそうなので途中で打ち切ったというようなところを聞いているところでございます。1つだけでございます。
◆大竹さよこ 委員 では、他自治体では、予算が切れそうになったときには、そこで事業を終了したところがあるということですね。
◎
産業政策課長 大竹委員御指摘のとおりでございます。
◆大竹さよこ 委員 足立区はそうではなく、この事業は引き続き、そしてやっていくということでございます。
本当に、私も、まちなかに行きますと大変盛り上がっている状況をうかがうこともあるんですが、ただ一方、
PayPayを使っている方を横目に寂しい思いをされている方もおります。やっぱり使えない、なかなか厳しいと。今、サポートの方をやっていただいております。大変にありがとうございます。ただ、区民事務所の方で行っているのは、たしか今週で終わってしまうと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。
◎
産業政策課長 各地でやっている
サポート窓口は、確かに今週で終わるところでございますが、アトリウム、庁舎でやるものは最終日28日まで継続するところでございます。
◆大竹さよこ 委員 これから年末に向けて、お買物というのはこれから様々必要になってくるかと思うので、今からは無理かと思いますけれども、そういったところまで少し御指摘させていただければと思いました。
また、どうしても商店の中でも
PayPayをやっていないお店、そして使えない方、そういった方への心を寄せていただく、そういった区のお気持ちというのをお聞かせいただけますでしょうか。
◎
産業政策課長 区の気持ちといいますと、今後、
キャッシュレスというものが避けられない状況になってございます。そして物価高に苦しむ方々の個店、そして区民の方々に少しでもこの事業が役立てればというところで、今回予算、
補正計上させていただいたところでございます。
◆大竹さよこ 委員 6月のときの補正のものを見ますと、今回この
マル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業というのは、
コロナ禍で、
物価高騰に直面する区民や
事業者を支援するためとございます。やはり
物価高騰で苦しんでいらっしゃる区民や
事業者の方のための寄り添う事業、これからも期待いたします。以上でございます。
○
吉岡茂 委員長 他に質疑よろしいでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆長澤こうすけ 委員 様々質疑がありました。
まず、しっかりと根拠に基づいた積算をしていただきたい。執行も、執行率とか様々なところを、成果そういったものもしっかりと分析していただいて、それを議会報告に上げていただきたいと思います。
先ほど1点御指摘しました、昨日の夜の周知の件ですけれども、あれも、例えばそういった問合せがあるのであれば、もう一度御検討いただいて、分かりやすいものをもう一度流していただくことによってこの予算が生きてくるのかなというふうに思いますし、物価高様々なことで御苦労されている店舗であり、区民の皆様方がしっかりとこの事業、予算を活用してここを乗り切っていくために必要だと思いますので、自民党としては可決とさせていただきます。
◆
岡安たかし 委員 他区他市でも始まってきて、これから前半よりも後半の方が伸びるのかどうかというのはちょっと分からないところもありますが、基本的には、当初の予算に関しては、そんなにぶれていなかったんだろうなという感じはします。なかなか難しいです。区民に向けて、区民が何人使うというよりは、その店舗に、これ外国籍の方が使ったっていいわけですから、なかなか難しかったんだと思うんですが、今までの前半戦の予算からいくと、ほぼほぼ的を射ていたなという感じがします。
今後、この約10億円の
補正予算の組み方というのも、今までの経緯からすれば妥当なところだと思っております。しっかりと、こういった資料のときにも、例えば、棒グラフでも折れ線グラフでもいいんですけれども、5日ごとにこうやって伸びてきているので後半はこれぐらいですよとか、視覚的に分かりやすいものがあるともっと我々委員も納得いくようなところもあったのかなとは思います。
いずれにしても、途中で終わってはこれ困ります。我々公明党としても、この事業、大変応援してきておりますし、区民の皆さんも、予算が尽きたから終わったというのは納得いかない部分があると思いますので、しっかりと
補正予算を組んで、31日まで、この事業、継続していただきたいと思いますので、これは可決でお願いします。
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吉岡茂 委員長 分かりました。
◆ぬかが和子 委員 本当に30%の還元というのはすごいことで、とにかく1,000円買物すれば300円付与されるというようなものはほかにない、消費税の増税分なんていうものでもないぐらいの還元なわけです。これをやればやるほど、情報弱者の方々とのギャップも激しくなるという部分は前から指摘していて、そこを先ほども質疑の中でしっかりとやっていただきたいということで頑張りたいし、アピールするとおっしゃったけれども、一方で、公明党の質疑で明らかになったように、結局は、この先は庁舎でしか続けないわけですよね、そういうところの改善も、今からでもできる限りやっていただきたいと、自分が
PayPayを使えないで、自分だけ損しているみたいな声が出ることがないように、本当に最大の策を尽くしていただきたいと。
当初10億円という話を聞いたときに、私、ぎょっとしたんですけれども、ただ、
PayPayを使う身からすると、2万円付与しますと言っているのに途中でやめられてしまうというのは、本当に多くの区民への約束違反みたいになってしまうという、それは、そういうふうにするわけにはいかないというのは、本当によく分かりますので、今回は賛成したいと思います。
◆おぐら修平 委員 可決でありますが、他の委員の皆さんからも質疑ありました、まずやっぱり10億円の追加補正となった根拠ですよね、議会資料の中に、利用者はどれぐらいいるのか、質疑で明らかになりました。登録店舗がどれぐらいあるのか、どれぐらいの利用実績があるのか、そうしたデータを事前に、その根拠となるような、この10億円の積算に至った詳細なデータを今後の予算の審査のときに是非をお示しをいただきたいということ、これは改善の要望ということ。
また、先ほどぬかが委員もおっしゃいました。一方で使えない方との情報弱者、格差、出ないように、サポート体制はまだ時間ありますから、そこは引き続き継続してやっていただきたいというのと、あと時期的にも厳しいかもしれないんですけれども、個店の店舗への、店舗側が導入するための支援ということも、ちょっと時期的には厳しいかもしれないし、そういうことを検討もしながら、対策を地域経済活性化、区民生活支える施策により生かしていくための対策というのをよろしくお願いいたします。
可決でお願いします。
◆土屋のりこ 委員 大きな目で見て、こういった貨幣をデジタルマネーに置き換えていくということ自体には危機感を感じていまして、先行している100%、ほぼデジタルマネーに置き換わった中国などでは、全ての消費活動が監視されると、権力にとって都合が悪い市民は排除されるというふうなことがあるので、デジタルマネーを推奨すること自体に対してはアンチの意見を持っているんですけれども、一人の区民として私も考えたら、この間、何年も
PayPayを使っていなかったんですけれども、久々にスイッチ入れてみて、どこで使えるんだろうなと思ったら、今通っている保育園の保育料が払えるということで、その行き帰りの商店街、五反野商店街でも扱える店がたくさんあるんだということで、ふだん行かないお店にも行ってみようかなということも思いますし、そういった形で、大きく
物価高騰対策ということで区民生活を支援する内容だということで賛成いたします。
○
吉岡茂 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
○
吉岡茂 委員長 その他に移ります。
何かその他ありますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
吉岡茂 委員長 その他なしと認めます。
以上をもちまして
総務委員会を閉会いたします。
午後2時04分閉会...