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令和 4年11月14日文教委員会-11月14日-01号
令和 4年11月14日建設委員会−11月14日-01号

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  1. 足立区議会 2022-11-14
    令和 4年11月14日文教委員会-11月14日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年11月14日文教委員会-11月14日-01号令和 4年11月14日文教委員会       午後1時27分開会 ○ただ太郎 委員長  ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○ただ太郎 委員長  まず、記録署名員の指名をさせていただきます。  にたない委員、渕上委員、よろしくお願いをいたします。 ○ただ太郎 委員長  次に、請願・陳情の審査に移ります。  (1)元受理番号6を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。また、報告事項(10)についてが本請願と関連しておりますので併せて説明をお願いいたします。 ◎こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の54ページを御覧ください。件名、所管部課名は記載のとおりでございます。  こちらは、本年8月22日の文教委員会におきまして御依頼がございました都内23区における特別支援教育支援員対象研修状況調査結果につきまして御報告するものでございます。  項番2の(1)アの表でございます。支援員の登録数ですが、足立区は、8月末現在で156名でございます。6区が150名以上であり、足立区は多い区の一つでございます。また多いところでは70名以上90名未満が7区ございました。  55ページ上段、イの研修の形態と実施回数の表を御覧ください。足立区は、集合研修個別研修の年2回実施しておりますが、研修形態では、集合研修が最も多く、実施回数では、1回ないし2回が多い結果となっております。  続けて、ウの主な研修内容でございます。児童・生徒への接し方など支援方法支援員の役割などが最も多い結果となっております。一方、支援員会計年度任用職員でございますので、公務員倫理に関する研修も行われております。
     今後の方針でございます。研修回数を増やすほか支援員が様々な子どもたちに対応できるよう、学校の中で起こり得る場面を研修題材とするなど、より実践的な研修となるよう内容を充実してまいります。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは質疑に入ります。何か質疑はございますか。 ◆水野あゆみ 委員  私からは、不登校の子のチャレンジ学級、先日視察させていただきました。西新井のクラスに行きまして中学生の10名ぐらいの生徒が授業を受けていたんですけれども、ICTを活用した授業を視察させていただき、当日は、竹の塚のクラスの先生が理科の授業を進めるものを、西新井と竹の塚と綾瀬のチャレンジ学級、あと、あすテップをオンラインでつなげての授業が行われていました。  実験を通して、天気予報だとか気象予報の勉強などをする授業だったんですけれども、すごい分かりやすくていいなと思いました。それで、教えていないクラスの先生は、その授業、生徒に寄り添った対応がされていたかなと思います。チャレンジ学級オンラインでつないだ授業は、私が見たときは理科でしたけれども、ほかの教科においてはどのような状況なのかお伺いいたします。 ◎教育相談課長 今年度より、時間割の方に、オンラインの授業の方を組み込んで実施しております。月曜日が国語、火曜日が、水野委員見ていただいた理科、木曜日が数学的な内容で、金曜日が英語ということで行っております。教科によっては隔週で行ったりというようなこともしておりますので、そのような現状で現在は行っております。 ◆水野あゆみ 委員  ありがとうございます。  様々な教科で進められているということでありますけれども、なかなかチャレンジ学級の方にも足を運べない児童や生徒もいると思います。こういったチャレンジ学級チャレンジ学級は今行われていますけれども、チャレンジ学級対個人というのは、今後、進めていっていただきたいと思いますが状況はいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 今年度チャレンジ学級の授業を自宅でも見られるようにということで、現在、準備を進めております。今、個人情報に関する取扱いのところで最終的な調整中ですので、もうしばらくしましたら、自宅からも見られるような形をしてまいりたいと思っております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。やっぱり在籍校は1人の先生が30人、40人と見なければならない状況ですけれども、本当にチャレンジ学級は担当者をはじめ多くの先生が1人の子どもたちに寄り添っている環境ですので、やはりそういったオンラインも個人に対しても進めていっていただきたいなというふうに思います。やはり見ていた中で、オンラインの部分でちょっと不慣れな部分も見受けられたかなと思いました。今、個人でやっていくにも個人情報の取扱いだとか様々課題もあると思います。こういったICT支援員の巡回というかそういったところは、あすテップだとかチャレンジ学級どのような状況でしょうか。 ◎教育相談課長 ICT支援員ですけれども、学校の方に派遣の方来ておりますので、現在、あすテップに来てもらって相談をできるような、今そういった時間を少しいただけるように調整中です。少しでも、そういった専門の方に教えていただいて授業の方に生かしていきたいというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  今オンライン授業、本当に有効活用できているのは不登校の子どものところかなというふうに私も考えますので、ここは手厚くICTの支援員の巡回をお願いしたいと要望させていただきます。  また前回お伺いしましたけれども、不登校の子どもたちへのタブレット配付状況、今調査していただいていると思いますが、どのような状況で、また今後、未配付の子どもたちにはどのように対応されるのかお伺いいたします。 ◎教育相談課長 水野委員おっしゃるとおり、今ちょうど調査中で、今集計の方を進めているところです。やはり理由によっては、まだまだタブレットを配付できる余地がある方もいらっしゃると思いますので、しっかりとそういった方に対しては寄り添った対応ができるよう、学校とも調整をしてまいりたいと思っております。 ◆水野あゆみ 委員  お願いします。 ◆渕上隆 委員  足立区の支援員が156名と書いてありますけれども、多分これ都から来ている都職員とそれから足立区で採用している職員がいるんじゃないかなと思う、その辺の内訳はどうなのでしょうか。 ◎支援管理課長 ここでの支援員につきましては、区の支援員でございます。 ◆渕上隆 委員  そうなんですね。これちょっとあれかも分からないですけれども、この間、たしか区報か何かで採用のやつを見たんですけれども、週5日勤務で23万円で、週2日の場合12万円ぐらいかなというのが出ていたのですが、それでよろしいですか。 ◎支援管理課長 今、渕上委員の御指摘の支援員につきましては、これは学習の方の支援員でございます。特別支援教室の教員を指しております。 ◆渕上隆 委員  ということはこの支援員に関しては156名というのは通常の職員と同じような給与体系というか、それでよろしいですかね。 ◎支援管理課長 会計年度の給料ということで考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  つい先日、区民の保護者の方から御連絡が入りまして、今現在、小学1年生の息子がディスレクシアで区内の小学校に通っているけれども、合理的配慮を全く受けていませんというお話がありました。  今、スクールアシスタントについて、私ども提案をさせていただき、これからいろいろ研修はしていただけると思いますけれども、今度、ディスレクシアに対する合理的な配慮ができる支援体制、研修をつくっていただきたいと思いますが、そのような方向性を持っていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎支援管理課長 その件につきましては、お時間をいただきましてちょっと研究させてください。 ◆長谷川たかこ 委員  小学校1年生で読みにつまずきがあるにもかかわらず、それについての指導が、現在ほぼされていないというお母様からの御報告が入りました。  学校や言葉の教室に相談をしても、様子を見ましょうと言われてしまい、区のこども支援センターげんきの方に問合せをしたら、4か月後に検査を受けましょうと、すごく延び延びになっていると、検査結果が出た後、職員の方からは1年も2年も待つこともありますというふうに言われたそうなんです。お母様が、本当に絶望的に思われてしまい、ディスレクシア傾向お子さんに対する民間の支援があるので、そちらの方も調べてみたそうです。そうしましたら、この支援1時間1万5,000円もするということで、とても高くて自費で参加するには難しい、だけれども、本当にすぐにでも区の方で支援してもらいたいのに、結局何も手だてがない状況で今も来ていて、このままいったら子どもが学校も勉強も嫌いになってしまうのではないかと。適切な支援に乗れるのも、区の、その様子を見ていると、もしかしたら今、1年生だけれども小学校3年生ぐらいになってからようやく支援となるのかなというふうにすごく悩まれていらっしゃる保護者の方がいるんです。個別に、委員会終わりましたらすぐにいろいろ御報告はさせていただきますので個別対応でもしっかり対応していただきたいと思いますが、まさかディスレクシアの内容で支援が今も受けられていない保護者の方がこのようにいらっしゃるということを私も全く思っていなかったものですから、足立区はしっかりとやってくださっているんだというつもりで今まで政策提案をし、皆様と一緒に実現させていただいていたので、とても衝撃的な内容だったんです。これについてどういうふうに、教育長をはじめ皆様、今後のことを考えられますでしょうか。 ◎教育長 すみません、今のケースは初めてお聞きをさせていただきまして、具体的に、検査の時間までの時間が掛かったりというようなことでございますので、個別にお話を伺わせていただいて、できるだけ早く対応ができるように、内部的な調整をさせていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  これは本当に氷山の一角で、同じような思いを持っている方がほかにたくさんいらっしゃるんではないかと思いました。こういうふうに勇気を持って議員にお話を、メッセージを送られるという保護者の方もいますけれども、みんながみんなそういうわけではなく、本当に悶々と、どこに相談したらいいんだろう、区の方に相談しても結局、検査待ちだったり、空きがないから1年、2年待ちますよというようなお話を職員からいただいてとても悩んでいらっしゃるんです。  お母様の方からは、日本の将来を担う子どもを日本がわざわざ見捨てているようなものだというお話が入っております。今回、スクールアシスタント研修制度もそうですけれども、根本的なところで学校全体がきちんとディスレクシアお子さんたちがきちんとした支援に乗れないような体制を続けるのではなく、きちんと明確に、個々の学校間でも、学習障がいのお子さんがいたらこういう手だてをしましょうという方針をしっかりと打ち出して是非漏れのないようにしていただきたいと思いますが、要望させていただきます。いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 学習障がいにつきましても、こども支援センターげんきで今、考えていることと現場のそれぞれの教員との温度差があるのかなと感じております。再度、もう一度、各学校の方に視察を通して検討してまいりたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続で。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(2)元受理番号21を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関何か変化はございますか。 ◎支援管理課長 医療的ケア児につきまして、令和4年度、試行実施しました結果につきまして現在検証中でございます。令和5年度に向けて更に試行を続けて2年間で構築できるよう今検討をしております。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。それでは各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(3)2受理番号5、(4)2受理番号6、以上2件を一括議題といたします。2件とも前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎東部地区建設課長 来年度設置予定の44校につきましては、12月補正予算を計上させていただいているところでございます。今年度同様に契約できるように現在進めているところでございます。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(5)2受理番号26を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎教育指導課長 制服につきまして、えらべる制服ということで各学校取り組んでまいりました。  先日、校則につきまして、生徒会交流会を実施しました。その中で、例えば、ネクタイであったりとか、靴下であったりというところの色の指定だったり、そういうところの話を子どもたちの中から出しながら、自分たちが社会人としてというところで話ができました。今そこまで来ております。また令和5年度4月に向けて各学校で制服それから校則を整えてまいります。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆水野あゆみ 委員  先日、生徒会交流会も行われたということでありますけれども、来年度から、男女どちらでも着られるような標準服が導入されるということで、当事者の保護者であったり子どもであったりそういった方々から、この標準服に対して、教育委員会なり先生、学校なりに何か問合せ状況はどうなのかお伺いします。 ◎教育指導課長 教育委員会に対しては今のところございません。学校につきましては、それぞれ学校で対応しておりますけれども、特に困ったというような声は聞いておりません。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。  先日、私も中学校の入学前の説明会に伺ってきました。そちらの学校では、標準服の件に関しては一切広報というか御案内がなかった状況でしたけれども、そういった子どもだとか当事者の保護者の皆さんがそういったことを知るタイミングというのは、どこで周知がされるのかなというのはお伺いしたいと思います。 ◎教育指導課長 先ほど申し上げました生徒会交流会をもってそれぞれの生徒会長もしくは委員の子どもたちが学校に持ち帰って、ほかの学校ではこうだったよということを今学校で知らせています。その中で、教員ももちろん入って、じゃあうちの学校の校則はどうしよう、要は、靴下の色、スニーカーの色、それぞれどうしていこうかという話合いを今しています。それが固まったところで、制服と併せて、うちの学校では4月からこういうふうな形で、要は着るものというのを指定していきますよというふうな形に持っていきます。なので、年明け、また新しく保護者会を開くタイミングで併せてお知らせするというふうな形になると考えております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。制服買う前のタイミングでしっかり周知をお願いしたいと思います。これに関しては男女混合の水着についても同様かと思いますけれどもそのところもいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 水着につきましては、前回の委員会等でもジェンダーレス水着の話をしたと思うんですけれども、まだシーズンオフなので、業者の方からなかなか次の水着がこうですよという話が出ておりませんので、そのタイミングを見計らって、またしっかり周知していきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  そうなんですね、夏服とか水着になると、入学してからの御案内になったりするので、買う前のタイミングでしっかり周知をお願いしたいと思います。以上です。 ◆長井まさのり 委員  すみません、ちょっと1点だけ、今、ジェンダーレス水着について、学校の関係している事業者がそういった水着を扱っているかどうかということも非常に大事であるかと思うんです。販売するとなって扱っていませんということでは、販売できないと思いますけれども、その辺の状況であったりとか、もし扱っていないようであれば、また、しっかり働きかけていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 前回調べたときに、やはりその水着を扱っている業者が全国でまだ1社ということがございまして、その1社に全国からどんどん今問合せが殺到している状況だというふうに聞いております。これから、要は、その水着を1社でやっていくのか、ほかの業者にも広まっていくのかというところをしっかり注視しながら、情報を得ながら進めていきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。いろいろな情報、アンテナ高く張っていただいて、またいろいろな業者が出てくるかと思いますので、そうしたこともしっかり情報収集していただきたいと思います。  また、そうしたこと、この水着を着ることがカミングアウトにつながってはやっぱりいけないと思いますので、あくまでも男女共用水着ということで、しっかり説明していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。その点について最後いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりだと思います。制服につきましても、子どもたち生徒交流会の意見の中で機能性という言葉がかなり出てきました。それぞれが自分に合ったもの、機能的なものというのを選べるようにしていきたいというふうに考えております。 ◆鹿浜昭 委員  すみません。私、全体的にまだつかんでいないんですけれども、35校中28校が学生服とセーラー服、7校があったかと思うんですけれども、うちの方でも、来年度から、詰め襟からブレザーに変わるというような話聞いたんですけれども、来年度から、今中学校全校が、その7校全部がブレザータイプに変わるということが決まっているんですか、その辺、具体的に教えてください。 ◎教育指導課長 7校中5校が、詰め襟からブレザーの方に変わります。2校につきましては、まずその2校のうち1校は、詰め襟とブレザーの併用、ハイブリッドでの運用になります。残る1校につきましてはスカートじゃなくてスラックスも履けるように体制を整えているところでございます。 ◆鹿浜昭 委員  そうすると、併用ということは詰め襟もまだ残るということで、来年度から、全てえらべる制服に変わるということなんですか。 ◎教育指導課長 先ほど言いました1校のハイブリッドにつきましては、どちらを着てきてもいいということで、来年度4月から運用開始になります。1校、詰め襟とセーラー服の学校につきましてはスカート以外にスラックスも選べるような形で整えております。ただこれが、それ以上に何かものを増やしていくのかどうかというの、これから検討に入りますので、その1校のみが更に検討を続けていくというふうな形になります。
    ◆鹿浜昭 委員  1校は詰め襟が残るということなんですか。よく分からない。 ◎教育指導課長 分かりづらくてすみません。2校が残ります。2校のうち1校はブレザーと併用になります。要するに学校の中に詰め襟を着ている子もいればブレザーを着ている子もいるという状況になります。決して詰め襟をなくすという方向ではなくて、完全に変えるではなくて併用して使用していくということです。 ◆鹿浜昭 委員  時間があれですけれども、それで1型、2型、3型と変えて、来年度から実行していくのは決まっているということなんですか。 ◎教育指導課長 今まで男女の表記だったものを1型、2型、3型というふうに表記を変えたのは全校でございます。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど、生徒会の話合いということで、校則の話が出たので、校則の話をさせていただきたいんですが、髪型の件なんですが、実は、区内の理容室に通っているんですが、そこのマスターから、ある中学校で認められる髪型が、ある学校じゃ認められないということで、何とかしてほしいという話が出たんです。やっぱり子どもにしてみても親御さんにしてみても、こちらの学校ではいい髪型がうちの学校では駄目だということだとなかなか納得いかないでしょうし、理容室のマスターは別に奇抜な髪型しているわけじゃないと、中学生らしい髪型にしているんですよと、まして、お子さんが来て、その髪型作って学校に行ったら、うちの学校はツーブロック禁止だと言われたんだけれども、理容室のマスターは、ツーブロックなんかしていないと、バリカン使っていないし、刈り上げていないんだからと、それがやっぱり生徒指導やら先生の主観によって駄目だということでいうと、やはり納得いかないし、おかしいなと私も思ったんです。  やっぱり校則に当たっては、中学生らしいとか最低限のことで決めていくというふうなことをしていかないと、なかなか大きな合意が得られないと思うんですが。それについての経過についてはどうなんでしょうか。 ◎教育指導課長 髪型については、生徒会交流会でも子どもたちの中で激論でした。ある学校では、生徒会の中で、ツーブロックのそのブロックの幅を6ミリと決めたという学校もあれば、そんなこと決めたら毎日測らなくちゃいけないよね、だから、ツーブロックじゃなくていいじゃないという学校もあれば、いやもうツーブロックは学生としてあるまじき髪型だという子どもたちからの意見、いろいろ様々意見が出ております。これを今各学校でこういう状況だったということで、それぞれ子どもたちが持ち帰り、先生とも話をして決めていくんですけれども、ここはかなり難しいところですので、我々もしっかり入っていきながら、どういう方向性でいくかと一緒に考えていきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  言われたのは、前髪を引っ張って眉毛の下に出ちゃ駄目だ、それだと理容師が普通の髪型作れないと、そういう声が出ていたので、是非そういう声も受け止めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決をいたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(6)3受理番号8を単独議題といたします。前回は継続審査であります。また、報告事項(4)についてが本陳情と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。 ◎教育指導部長 それでは、お手元、文教委員会報告資料の24ページをお開きいただきたいと存じます。  足立区版「生命の安全教育」の進捗状況について御説明をいたします。  まず、資料の1番、足立区版の生命の安全教育の学習内容、1番から6番まで記載がございます。  1番から5番については、これは国の方で提唱してございます生命の安全教育の中にベースのあるカリキュラムとなりますが、足立区オリジナルとしてこの6番の性的接触というようなところを付け加えていること、また、米印で書いてございますが過度なダイエットの防止と食育に関する内容についてもこの中に盛り込んで、健康づくりといったような視点も加味していこうというのが足立区版の生命の安全教育になります。  まだ十分に内容を練られているわけではないんですけれども、2に記載のとおり9月26日にモデル校となっております小学校、中学校それぞれ1校ずつで第1回目の研究授業を行ったところでございます。  中学校の方では、区長、教育長をはじめ関係者の視察もあったということで、視察していただいた関係者の方からは、もう少し子どもたち自身が自分のこととして考えられるような授業の在り方、資料の在り方といったようなものを今後考えていくべきというような御意見もいただいてございます。  25ページ今後の予定でございますけれども、今回の研究授業を踏まえまして、更にカリキュラムのブラッシュアップを進めながら、来年度、全校展開できるように進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは質疑に入ります。何かございますか。 ◆長井まさのり 委員  何点か質問させていただきます。第1回研究授業で、区長、副区長また教育長、教育委員のそうそうたるメンバーの方々、皆さんが視察したと記載がありますけれども、子どもたちの反応はどうでしたか。 ◎教育指導課長 私、視察が始まる前から学校に入っていたんですけれども、子どもたちは皆さん見てもらえるということで、すごく意欲満々で取り組んでいました。  ただ、この指導の内容がかなり量が多かったので、子どもたち、結構、聞く側に回ってしまってなかなか発言する機会がなかった。ここが先ほど申しました反省点ではございますけれども、前を見据えてノートにはしっかり自分の考えを書くというふうな形で取り組めていたと考えております。 ◆長井まさのり 委員  副区長はどうですか。 ◎副区長 私も初めて視察をさせていただきました。先生がいろいろ説明されているんですけれども、どうも私の感触からいうと先生の一方通行というか、知識をただ教えていらっしゃるだけで、グループで議論をしたりとかという形がなくて、ちょっと双方向性に欠けるかなということで、かなり視察の人たちもいたので、子どもたちも先生も少し緊張していたかなという感じを受けました。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。第1回ということで、これから本当に取り組んでいくべき重要な内容であるかと思いますけれども、研究授業を受けるに当たっての子どもたちの事前の準備とか、また学習とかそういったことはあったんでしょうか。 ◎教育指導課長 これに特化して何か事前の準備をしたということはございません。しかしながら、ふだんの道徳であったりとか、それにつながる保健の授業というところで、土台となる基礎知識というのはしっかり勉強しております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。学習内容で、1から6まであって、主に4、5と、良好な人間関係であったり性暴力ということでありますけれども、例えば、中学生、これから高校生で上がるに従って、デートDVであったりとか、また、男性の何というかな、責任という視点について、そうした面での授業の内容はいかがだったのでしょうか。 ◎教育指導課長 正に、この間、行った授業につきましては、この表にあります5、性暴力のところでデートDVについて取り扱っています。ただやっぱり子どもたちの中にはなかなか身近じゃない子どもたちもいますので、聞く言葉自体が初めてであったりとかその辺の細かい指導というのをもうちょっと入れなきゃいけないかなというふうに考えております。責任というところなんですけれども、それは書いています6番のところ性的接触については、しっかり中学生としての責任ある行動であったりとか、責任感であるというところを授業において取り扱っていこうと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。また国の手引をベースにモデル校で指導案と教材を作成とございますけれども、教える教員の側の指導力も大変問われてくるなと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 まさしくそこにつきましては指導力が問われるところです。ただ、今作っている指導資料というのは、ベースとなるところ、間違いなくここだけを教えてねというところをプロットとしてしっかり指導案をつくり、それにどういう味つけをしていくかという資料的なものも別枠で作っていって、それぞれの教員が自分の得意な分野であったりとか、教え方の得意な方法に合わせていけるような形で引き出しを増やしていきたいなと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。丁寧に進めていっていただきたいと思います。  また、内容についても非常に盛りだくさんで、1時間の授業では大変難しいなという思いもいたします。意見交換会での意見でもあるように、児童と生徒が自分事と捉えて考えていけるようにしていくべきでありまして、先ほどありましたとおりに教員からの一方的な授業ではいけないと思います。先ほどあったように前を見据えてしっかりノートを書くであったりとか、またグループでしっかり議論をしていくとか、そうしたことも大変必要になってくるかと思います。また2回目以降の研究授業に生かしていっていただきたいと思いますけれども、6番の性的接触については、今後、どのように進めていくのか内容についても伺います。 ◎教育指導課長 ここは慎重に検討しているところでございますけれども、指導要領の中では、高校や大学で取り扱う内容もございます。そこにしっかり接続するために、例えば、避妊の方法であったりとかそういうのを名称だけにするのかとか、そういうところも慎重に考えていかなければなりません。それよりも大事なのは、やはり何かが起きたときにどういうSOSを出すのかとか、いち早くどこに相談したらいいのか、そういうところをしっかり子どもたちが知識として知っておくべきことだと思いますので、そういうところをどのようにすれば行き届いていくのかというのを考えながら、学習内容も考えていきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。今あったとおり何かあったときの相談先もしっかりこの研究授業等も通しながら子どもたちに明確に行き渡っていけるように努力していっていただきたいと思います。  また当区は、未成年の妊娠もある部分多いという状況も聞いています。DVやネグレクトであったり、SNSを介した出会いなど家庭的な問題もあるかと思います。こうした学校での授業も大変重要でありますけれども、そうした課題には他の所管ともしっかり連携をして取り組んでいかなければいけないなと思いますけれども、その点についてはいかがでしょう。 ◎教育指導課長 現在そのような案件に対応するために、教育指導課の方では病院と接続していたりとか、こども家庭支援課と接続したり、福祉課と接続したりということで情報連携をしっかりやっております。その中で、いろいろなケースに対して対処できるようにスキルアップしていきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。令和5年度からの全校展開に向けてしっかり準備を進めていっていただきたいと思います。要望して終わります。 ◆水野あゆみ 委員  私も一、二点お伺いいたします。私も子どもがおりますけれども、やっぱり家庭での指導というのは、本来であるなら親がやっていかなければいけない部分かなというふうには思いますけれども、やっぱりこういうのを教えていくのも苦手であったり、なかなか弱い部分でもあるなというのは自分に捉えてみても感じているんですけれども、今回、教育委員も視察していただいたということですけれども、親の立場から見ると教育委員は近い立場なのかなと思うんですけれども、教育委員の御意見とかってどのような御意見あったのかお伺いしたいんですか。 ◎教育指導課長 教育委員の皆様からは、やはりしっかり子どもたちが責任を持ってというところであったりとか、そういう気持ちの持ちよう、行動をしっかり制するとかそういうところについてもっともっと話合いをさせて高めていった方がいいという話もありましたし、なかなかこれをぽんと教員に渡してできるもんじゃないので、しっかり資料を集めてという指示は受けました。 ◆水野あゆみ 委員  私も、今後、保護者として親としての心構えであったり、学校でどういうような、こういった性的接触の授業を行われているのかなというのはすごく今後興味がある保護者が多いと思いますので、授業参観の場だとかそういったところでも是非そういった機会も設けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 特に小学校におきましては、プライベートゾーンであったりとか、要はプールが始まる前であったりそういう機会がございますので、しっかり周知をしまして、教員と養護教諭が、子どもたちに寄り添いながらやる授業を保護者に見てもらう機会をつくりたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  今回、このように行われたということで、ある意味、子どもたちの意識を高めていく手だてになったのではないかと思います。  先ほど、視察をされた感想としては双方向の授業が少し欠けていたという話だったので、自覚をさせていくというところでは授業をただ受けるだけではなくて、やはり子どもからの自発的な発言とかも必要になってくると思いますので、是非全校展開するときには、双方向でしっかりとした有意義な授業になるような形での対応をしていただきたいと強く要望いたしますので、よろしくお願いします。その点について御回答いただければと思います。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございまして、実は、先日行った授業は本当に教えることが多くて、これを1時間でやるのはかなり厳しいなというふうに感じました。なので、文部科学省では1時間というふうに指定してきたものですけれども、足立区版としては2時間に分けて、しっかり子どもたちの活動する場をつくっていくとかそういうことを織り込みながら足立区版をつくっていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかにございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いしたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決をいたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(7)3受理番号18を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、11月9日付で30名の追加署名の提出があり、合計で1,776名になりましたので御報告いたします。 ○ただ太郎 委員長  執行機関何か変化はございますか。 ◎教育政策課長 来年度小学校の学校図書館支援につきましては、来年度から3年間程度掛けて週2回を週4回にする方向で動いております。今、来年度の事業者選定、プロポーザル掛けておりますところでして、年内には事業者を決定する予定となっております。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  今、御報告のように、前回もあったように、3年間掛けて派遣によって小学校の司書の配置、支援員の配置を進めていくということなんですが、改めてお聞きするんですが、私はGIGAスクール構想ってあんまり賛成ではないんですけれども、今GIGAスクール構想が進められて、また、調べ学習とかというのが非常に推進されている中で、学校図書館や支援員の役割はますます今重要だと思うんですけれども、それについての認識いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 調べ学習等々も含めまして、また支援員の役割は重要だと思っております。 ◆はたの昭彦 委員  いろいろ調べていたら、今、長野県の高森町立高森北小学校というところで、学校司書を務めている宮澤優子さんという方が非常に有名で、全国で講演をされていて、この方は、図書館や情報を活用できない大人になることの危機感というのを非常に学校現場で持つようになって、そこで、ここの町では、小学校1年生から図書館活用教育というのを取り入れて、学校図書館と地域の図書館と学校現場での連携を進める中で、子どもたちの教育を進めていくということを取り組んでいるということで、その中で一定の課題を与えて、その中で子どもたちが調べ、分かる、更にもっと知りたくなるというふうなことで、子どもたちが大きく変化をしてきて、効果が非常に現れているということであったのです。それとともに、教員の学校の授業に対する支援ということで、事前の学習のための準備ですとか、例えば、調べの中では手助けとかそういうのを司書の方がやるという役割で、非常に学校現場がよくなって子どもたちがどんどん変わっていったということでいうと、今言ったように司書、足立区でいえば支援員ですけれども、重要な役割を果たしていくわけで、区としてもそういう立場に立って、今後、支援員を増やしていこうということなのですが、それでも今言ったように3年間というのはやっぱりちょっと長いかなというふうに思うんです。なるべく早くはしてほしいんだけれども、その3年間の中で、学校間の格差というのが出てきたらまずいと思うんですけれども、その辺の学校間の支援員をどのように平等にというか公平に、支援員を配置していくのかということについては、どのようにお考えでしょうか。 ◎教育政策課長 今、週2日の派遣ですけれども、実際、学校規模によって子どもたちが直接支援員と触れる機会というのは様々、実際、格差がある状況だと思っておりますので、そういった規模のデメリットの解消なんかをまずは優先してやっていきたいと思っておりますし、また学校の強み弱みを分析しながら、教育委員会として支援できる学校を優先的にどう拡充していくかということで、判断材料にしていきながら支援に努めていきたいと思っております。 ◆はたの昭彦 委員  今の御説明だと、例えば、学校規模に応じてということでいうと、大きな学校には、より長い時間ではあるんだけれども、子どもたちの人数に合わせてということでいうと、同じような時間配分で子どもたち1人当たりの、1人当たりというかそういう規模での、司書の配置というのは、公平性は保たれるんですか。 ◎教育政策課長 例えば、3分の1ずつ拡充していった場合に、全く公平性が確保できるかというとそこはなかなか何とも言えない部分もあるのかなと思っております。ただ、拡充していく学校を選定するに当たっては、学校、子どもの数も加味しながら決めていきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  冒頭に言ったように、ICT教育ということで、タブレットの活用とかそういった中でデジタルでの情報の活用ということが、今後ますます子どもたちの教育というか、社会に出てからの役立ちということでは重要になってくると思うんですけれども、そういう中での学校図書館とか司書の役割というのは最初に言ったように、図書館や情報を活用できないまま大人になるということの危機感やっぱりあると思うんです。そういう意味では、子どもたちの育ちとか将来に対して学校教育は責任を持つということは非常に大事だと思うんです。  後から報告でありますけれども、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について読んでいたら、施策4の快適に学べる教育施設の整備と運営の充実の中に、学校図書館を利活用した学習指導や読書指導が求められており、支援員の配置や学校図書館基本法活用は重要な取組であるということが、やっぱり評価の中でも言われているわけですから、そういう意味では、やっぱり3年待ちにするんではなくて、事業者の人を雇用する関係もあるかと思うんですけれども、可能な限り早く全ての学校に図書館支援員が週4日、私は5日にしてほしいですけれども、4日でも早く支援員が配置できるような努力を是非していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 現在、請け負っている事業者からは、良質な人材をきちんと計画的に確保するには3年程度必要だろうとは言われておりますけれども、そのあたりも含めまして、提案の中で、どういった人材確保計画を含めた配置計画がなされるのかということで審査に当たっては見ていきたいと思っております。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は、継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、受理番号4、受理番号5、以上2件を一括議題といたします。2件とも前回は継続審査であります。  最初に受理番号4の請願について追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 受理番号4の請願につきましては、11月8日付で22名の追加署名の提出があり、合計で713名になりましたので報告いたします。 ○ただ太郎 委員長  執行機関は何か変化はありますか。
    ◎学務課長 11月7日付で、マスクの着用方法について改めて保護者に周知をさせていただいたところです。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございます。  それでは質疑に入ります。 ◆長井まさのり 委員  ちょっと何点か質問させていただきます。  感染者数が前週を上回る状況が連続して続いているという状況です。専門家等は、第8波の入り口に差し掛かっていると、そのような報道もございます。確認ですけれども、9月以降の区立小・中学校でのクラスターの発生状況であったりとか、また学級閉鎖の状況はどうか伺います。 ◎学校支援課長 10月1か月で15校でクラスターが発生しています。11月も、昨日までに6校ということで、7月に比べて数は多くはないですが断続的にクラスター発生している状況です。  学級閉鎖につきましても詳しい資料は手元にないんですが、今、1週間で四、五校は小・中学校で発生しているような状況でございます。 ◆長井まさのり 委員  その要因は、主にどのように分析しているでしょうか。 ◎学務課長 感染経路については、今のところ不明となっております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  北海道とか東北地方、寒い地域で感染者が、今増加している状況でございますけれども、急激な寒さもあってでしょうかね、室内の換気なども大変重要であるかと思います。学校現場、特に教室の換気については、どのように徹底して、現状についてはどうなのか伺います。 ◎学務課長 学校に対しましては、室内の換気が非常に重要であることはお伝えしております。換気の方法につきましても、国の方からこういった方法が一番よいであろうということで御提案がございましたので、高い場所で、高い方を開けて廊下側と校庭側みたいな形で2か所開けていただくとより効果的ではないかということで通知を受けております。学校には、そのほかにサーキュレーターですとかCO2測定機も設置してございますので、その辺を十分に活用して換気に努めていただきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。また、しっかり換気対策も重要でございますので、引き続きよろしくお願いいたします。  また6月には、熱中症の関係で、文部科学省、厚生労働省から通知、事務連絡がございましたけれども、先ほども11月7日に再度保護者に徹底しているという状況でありますけれども、最近、厚生労働省から通知があったと思います。その内容についても伺います。 ◎学務課長 厚生労働省の方で、マスクの着用に関するリーフレットを作成しましたということで、更なる周知のお願いという文書が出ております。10月14日です。その後、それを踏まえて文部科学省の方から10月19日付でマスクの着用に関するリーフレットの更なる周知のお願いというものがございます。これを踏まえて、足立区としましては、コロナ対策本部に諮り、11月7日に学校と保護者に通知及びメールを発信したところでございます。活動に応じためり張りのあるマスクの着用についての周知となってございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  インフルエンザとか同時流行に備えた感染対策の徹底であったりとか、また、本人の意に反してマスクの着脱を無理強いすることにならないように丁寧な周知をお願いしますと、そういった内容も含まれていたかと思いますけれども、現在、マスク着用の指導は、学校現場におきまして具体的にどのように行っているのか伺います。 ◎学務課長 やはり本人の意思に反して無理やり付けたり外したりということはないようにということはお伝えしております。  また会話が必要がない場面では、基本的に室内であれば2m以上の距離を保てばマスクは不要、また、外の活動については基本的に不要ということで周知をしてございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  また、舎人第一小学校では、校長先生が登下校時に門に立って、児童、子どもたちに直接声掛けをしていると。この学校は積極的にマスクについて緩和をしているというような話も聞くんですけれども、何か状況つかんでいますか。 ◎学務課長 舎人第一小学校については確認させていただきました。会話がなくマスクを外してよい場面であれば、教員から積極的に今は外しても大丈夫ですよということを教員の方から声を掛けているということでお話を伺っております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  厚生労働省から、先ほどマスクの着用についてのリーフレットが届いているということで、私もこれ拝見させていただきました。このリーフレット、学校現場また保護者に対してどのように活用しているのか伺います。 ◎学務課長 学校から通知ですとか、あと学務課の方から直接、学校配信メールに登録されている保護者そして地域の方に向けてこのリーフレットも御覧になれるような状況で配付をさせていただきました。こうしたことから、学校だけではなく学校を含め学校を支えている地域の方にもこの情報が伝わっていると考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  厚生労働省からの通知なので、学校内の掲示板にもしっかり貼っていただきたいなと思いますけれども、それについてはいかがですか。 ◎学務課長 掲示板への掲示についても、追加で学校の方に通知したいと思います。 ◆長井まさのり 委員  学校のメールでも配信していますけれども、当然地域にも伝わっているかと思います。ですけれども、例えば、何かポスターなども作成をして、地域にもしっかり周知していただきたいなと思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎学校運営部長 教育委員会だけではなくて衛生部等もありますので、関係部署と連携をして周知に努めてまいりたいと考えています。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  感染状況も予断を許さない状況であります。また家庭では、健康観察をして学校に送り出しております。マスクをしていないことで健康な子どもに差別的な扱いがあっては絶対にいけないと。マスクの着用については児童・生徒や保護者をはじめ地域にも理解と協力を求めて、子どもたちには差別やいじめにつながらないように適切な指導をしっかりまた継続してお願いしますけれども、再度いかがでしょうか。 ◎教育長 今お話ございました厚生労働省の通知、リーフレットもそうですけれども、一過性のものではなく継続的に学校の中で、今、長井委員が言われたような、していないことでの差別とかいじめとかそういうようなことがないように継続的な指導をしていきたいというふうに思います。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  また基礎疾患を持っている方や高齢者への家庭内感染も十分に気を付けていかなければなりません。また様々な心配されている保護者の声にもしっかり丁寧に耳を傾けていただきたいと思いますが、要望して終わります。 ◆はたの昭彦 委員  すみません、ちょっと重なる部分が出るかもしれないですけれども。今やっぱりコロナが第8波に足を踏み入れたんじゃないかということで、感染対策と、やっぱりその中でどのように緩和していくのかということでは、なかなか難しい部分もあるんですけれども、ただ、学校現場と社会というか世の中の感染対策の在り方があまりにもかけ離れ過ぎているんじゃないのかなと。一方では、海外渡航制限を自由化をして、飲食店なんかも結構皆さんお話ししながら食べていたりする中で、学校現場だけは常に、先ほど学校現場では、マスク外せるところでは外していいんですよということは指導はしているというのだけれども、なかなかそういうふうになっていないというのが現状だと思うんです。  私なんかも朝、歩いていると、小学生が通学しているんだけれども1人で通学していてもやっぱりマスクをしているということでは、前回からもあるように同調圧力というのは非常にあって、それは学校の中だけではなくて、私たち社会の一員もそのことで、感染のおそれがないときにはやっぱりマスク外すということが大事なのかなと思うんです。  先ほど衛生部の方とも連携しながらというお話があったんですけれども、是非そういった立場で私たち一人一人も足立区全体がそういったことで、少しでもマスクが外せるというか、その時々に合った対応ができるような在り方を区としても発信していっていただきたいと思うんですがそれについていかがでしょうか。 ◎学校運営部長 先ほどの御答弁と同じになりますけれども、できる限りということで、関係所管と連携をしながら進めてまいりたいと考えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  今、足立区は、学校給食の現場においては、足立区立小中学校版感染症予防ガイドラインの中で、給食に当たっては、前向きで黙食の徹底ということで話しちゃ駄目ですよということなんですけれども、文部科学省が出している、これ随分前、4月1日に出した学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルにおいては、話しちゃ駄目ですよということは指導はしてないんです。会食に当たっては、飛沫を飛ばさないよう、例えば、机を向かい合わせにしない、大声の会話は控えるなどの対応が必要ですということで、しゃべっちゃいけませんよということは言っていないんですけれども、その辺の文部科学省の指導というか、マニュアルと足立区のマニュアルの違いというのはどこから来ているのでしょうか。 ◎学務課長 文部科学省の、そちらございますが、基本的に、人との会話は距離を2m保つようにというようなそのガイドラインもございます。そういった中で、子どもたちが会話を楽しみながら食事をするためには2m距離を保たなければいけなくなります。その一方で、足立区の人数規模ですと2mを保つことは不可能となっております。また足立区のこちらのガイドラインにつきましては、東京都のマニュアルこちらも踏まえて、より感染対策にしっかりと対応するということで黙食ということでやってきてございます。 ◆はたの昭彦 委員  文部科学省のマニュアルは、何というのかな、給食時においては、別に2m離さなきゃいけないというのじゃなくて、飛沫感染、飛沫対策を行えばいいですよ、いいですよというと変だけれども、大声で話さなければいいですよということで、感染対策を十分に立てた上ならば会話を、大きな声じゃなければいいという認識だと思うんです。だからこそ、文部科学省が先日、必ず黙食は求めていないということを記者会見で言っているし、新聞の記事にもなったと思うんです。それを受けて、愛知県などは、学校給食時において机の向きを向かい合わせないということで、斜めに向けて少しでも子どもたちがやっぱり顔が見えるような体制でやることでマニュアルを変えてきたんだけれども、やっぱり学校給食というのは、子どもたちの教育上でも食育という面もあるし、コミュニティーをつくるということもあるわけですから、ただ単に黙って食べなさいよというのだと、給食としての役割を果たせないと思うんです。そういう意味では、少しでも会話をしながら食事ができて、コミュニケーションを保っていくというようなことでの努力は区として行っていくべきじゃないかと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎学務課長 文部科学大臣の御発言がございました愛知県の方で実施されたということを踏まえての御発言だと認識してございます。その大臣の意見を踏まえて23区の動向を確認しましたが、やはり現段階、感染状況がまた段階的に増えているという中では、そこで、各区も黙食をしろというふうに定めている区も、そうじゃない区もございますが、実態としては、現段階では、皆さんどこの区も黙食となってございます。その文部科学大臣の発言を踏まえて、一気にそこでかじを切るという状況では現段階ではないというふうに考えてございます。 ◎教育指導課長 学校におきまして、食事を正に取る瞬間というのは、やはりマスクを外して食べているので、その時間は、コロナ禍前でも、もぐもぐタイムといって、やっぱりしゃべらずにしっかり栄養を取りましょうという時間を取っていました。  今学校では、例えば、放送委員会がDJ風に放送をやったりとか、食べ終わってみんながごちそうさました班はマスクをしてしゃべっていいですよというふうにめり張りを付けて、子どもたちに少しでも楽しい時間をつくるようにというのは考えています。  先ほど、前の質問でありましたようにクラスターが出ている状況の中で、食べている間も話していいよというのはなかなか学校も言える状況じゃないので、もっとめり張りをしっかり付けたような形で指導していくように校長会にも伝えてまいります。 ◆はたの昭彦 委員  一気にという話は別に私もしていないのだけれども、先ほど、やっぱりコロナ対策、コロナということでいうと、いつ終わるか分からないわけです。感染症というのは繰り返されている今、変異株がどんどん出てくる、今後、また違うそういった感染症が出てくるかもしれないという中で、やっぱり子どもたちの給食を教育の中で、学校給食という食育ということを考えながら少しでも緩和するというか、やれることを考えていかなきゃいけないということを言っているので、今後も何とかやっぱり子どもたちが楽しく食事ができるような環境を少しでもつくれるような努力を是非していっていただきたいと思いますのでその辺は要望しておきます。 ◆長谷川たかこ 委員  この請願2つ出ているんですけれども、まず受理番号5の教育現場への感染症対策緩和についての請願を出されたお母様たちの方からは、徐々に変わってきた、学校側から配付されているプリントでも、それが見て取れますということで感謝の気持ちいただきました。  あとまた、受理番号4のお母様の方からは、学校とか幼稚園によっては許容範囲を超える格差が生じている。6月30日の文教委員会なども傍聴してくださっておりまして、今現在の段階で、この4か月間どういうような対応をされてきたのですかということで、先ほど厚生労働省とか文部科学省の通達とかがあり11月7日にマスク着用方法についての周知をまた再度、送ってくださったということですけれども、この間、国からの通達もある中で、どういうふうにされてきたかというところをかいつまんで皆様にお伝えいただければと思います。 ◎学務課長 6月からということでしょうか。 ◆長谷川たかこ 委員  はい。 ◎学務課長 6月29日に、学校教育活動におけるマスク着用に関する個別の対応についてということで、個別に着けられないお子さんについても丁寧な対応をしてほしいということで学校に周知をしてございます。  また、8月の終わりに夏季休業明け、ここでも熱中症対策の観点から体育の授業や屋外で人との距離が取れる場合はマスクを外す、水分を小まめに取る等、熱中症対策を優先するよう声掛けをお願いしますというふうにはお伝えしてございます。  そして11月7日に、マスクの着用に関しての先ほどのリーフレットをまた周知をさせていただきたいということでお伝えしたところです。そして校長会等でもこのことについてはお話をさせていただいてございますが、なかなか隅々まで行き渡らないところがございます。そういった場合、こういった学校でこういったことがございましたという声が寄せられていますので、それぞれ個別に学校の方に御連絡をして、個別の丁寧な対応をしてほしいということでお願いしてございます。  全員にマスクを外させるということじゃなく、マスクを着けたくない子どももマスクを着けなくちゃならない子どもも平等に安定的に守れる、そういった支援や相互理解が必要ではないかと考えてございまして、そういった視点から学校の方にお願いしてございます。 ◆長谷川たかこ 委員  ありがとうございます。それと10月の決算特別委員会で私の方から、千葉県の流山市の事例をお話しさせていただきまして、マスクが着用できない人に対するキーホルダーの作成をお願いしたところ、東京都の方が発行している赤い十字のそれを使ってくださいというような話が福祉部長からあったんですけれども、何かそれもなかなか皆さん抵抗があるというか、もともと赤い十字のキーホルダーがどういうふうに活用されているかというのを区民の皆さんあまり知らない方が多いと思うんです。なので、もしそういう、例えば、皮膚疾患があるとか、どうしても着けられないという方も中にはいらっしゃいますので、そういう方に対するぱっと見でそれを見れば、着けられない方なんだなと分かるようなものを足立区で是非作っていただきたい、それかもしくは赤い十字のキーホルダーを使うにしても、それについてのきちんとした周知啓発というのをしっかりなさらないと、そこまで気付かないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎学務課長 担当所管とまた相談しながら、お話ししていきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  課題にしていただき、検討を重ねていただきたいと思います。  それとやはり皆さん、大事な成長過程のときにマスクをしてコミュニケーションが取れないというところとても不安を感じているところです。私自身も幼い子どもたちを育てている中で常にマスクをしてばかりというのは、これから大人になっていく過程の中でやはり問題だなというところはすごく感じているところです。  前回、弘道第一小学校で、先生方が、学校の授業が終わった後の飲食でクラスターを発生してしまったというところで、保護者の皆様が子どもたちに黙食をお願いしながらも先生方がそういう行動を取っていらっしゃるのはいかがなものかと、とても激怒されていましたけれども、そういうところについて学校の先生方はどういうふうにその後、お話はされていらっしゃるんでしょうか。 ◎教育長 今、長谷川委員お話しの件は非常に私どもとしても重く受け止めておりまして、非常に軽率な行為だったのかなというふうに思っております。当該校長以下、その会に関わった教員については、教育長室に呼出しをしまして、一人一人から反省の言葉と私ども管理職の方からも厳しく指導させていただいたところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  やはり、そういうふうに飲食を伴いながら、要するに皆さんコミュニケーションを取っていらっしゃるわけですよね。だからやっぱり飲食を通じてコミュニケーションを取るというのは、それは全世界、全ての人たちにとってとても重要なことであって、マスクをしながら給食を黙食でずっと続けている子どもたちの心理面に関する危惧は、保護者にしてみたら本当に計り知れないものだなと思います。  そういう部分で、先ほども、はたの委員からもいろいろ話はありましたけれども、是正できるところは是正していくということを考えていただきたいと思いますし、あと11月7日の時点でマスクの着用方法について周知してくださっていますが、基本的な感染対策のめり張りを付ける、マスク着用、屋外原則不要というふうになっていても、やはり結局外に出ると皆さんほとんど着けていらっしゃるわけです。こういう内容、先ほどもほかの委員からも地域にポスター貼って周知とかという話もありましたが、皆さんに徹底して周知啓発というのは必要だと思いますので、是非広報とかポスターとか、あと回覧板とかでも構いませんので、こういうのを区民の皆さんにしっかりと周知啓発はしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎学校運営部長 区民への周知については、担当の所管もありますので、勉強しながら進めていきたいというふうに考えでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  そういったマスクの着用について厚生労働省の内容は、これは各学校の廊下とかには貼ってあるものなんでしょうか。 ◎学務課長 学校の廊下というところまで把握してございません。 ◆長谷川たかこ 委員  各学校に1枚ぐらいは、職員室のところに貼っていただくとか、子どもたちの目にたくさん触れるようなところに是非貼っていただき、子どもたちの意識もこういうふうに、屋外においては原則マスクは必要ないんだということを知らせる、周知をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎学務課長 先ほど、学校等で掲示ができないだろうかということで、それはこれから周知したいというふうにお話ししてございます。  また各学校では、本当に先生たち一生懸命子どもたちに必要ないとき外していいよとお話ししています。ただその中で、何人か外していない方がいると、あそこの学校は指導が足りないという御連絡をいただいてございます。外したくない子もいるということも御理解いただければありがたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非重ねて、各学校で徹底していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  両方とも継続で。 ◆はたの昭彦 委員  両方とも採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  両方採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、2件、請願、一括で採決をいたします。  2件、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎支援管理課長 まずスクールアシスタントにつきましては、採用の条件は、特に資格等を求めておりません。ですから、多くの方は、教育の専門家ではございません。そのため令和5年度に向けては、実践的な研修の充実はもちろんですが、必要に応じて、指導主事、心理士等を直接学校に派遣し、指導、助言を丁寧にやっていきたいと考えております。 ○ただ太郎 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  先ほど合理的な配慮の部分でスクールアシスタントの役割について、研修をもう少し拡充していただきたい旨の要望をさせていただきましたが、本当にいろいろな方のお話を聞いていると、合理的配慮だけではなく、例えば、突然、保護者の方が難病になってしまい、親のケアが必要で、ちょっと学校不登校ぎみになってしまっているお子さんがいて、そういう子に対する寄り添い支援、でもそれはスクールアシスタントじゃなくてもしかしたらスクールソーシャルワーカーとかそっちになるかもしれないんですが、たくさんの問題を抱えた方々がいるので、是非そういう方々に対する、お子さんたちに対する支援がすぐにでも入るような体制をつくっていただきたいと思っております。  やはり研修という部分はとても大切で、合理的配慮にしても専門家も入れていただけるということで期待はしているところなんですけれども、一般の方々に対する研修という部分でも、できるところまでは是非やっていただければありがたいなという部分がありますので、是非その部分の拡充をよろしくお願いいたします。要望させていただきます。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手
    ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、受理番号10を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。  最初に追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、10月20日付で3,707名、11月11日付で787名の追加署名の提出があり、合計で7,338名になりましたので御報告いたします。 ○ただ太郎 委員長  執行機関、何か変化はございますか。 ◎学務課長 決算特別委員会の中で、区長の方から次のような御発言がございました。  給食費の無償化については、なるべく早い時期に実施したいという方向で実質的な検討に入りたいと思うというような趣旨の御発言がございました。 ○ただ太郎 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますでしょうか。 ◆はたの昭彦 委員  すみません、何点か質問させていただきたい。今、区議会事務局次長の方から追加署名について報告があって、合計で7,338名の方から追加署名が出たということで、しかも短期間でかなりの多くの方から署名がきたということでは、非常に学校給食費無償化については、区民の要望が強いと思うんですけれども、それについての区の受け止めというか認識についてはいかがでしょうか。 ◎教育長 このような短期間で、これだけ多数のということでありますので、非常に期待をしていらっしゃる方が多いのだなと改めて実感をしたところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  私も決算特別委員会の委員で、先ほど報告があった区長の答弁を聞いていて、前向きに、やるんだというふうに思ったんですが、ただその中で、非常に費用が掛かると、それだけではなくて幼稚園の給食費無償化とか高校生の医療費無償化も来年度から始まるし、子宮頸がんワクチンとかも含めると、総額で一財の投入がプラスで毎年30億円必要だということで、併せて慎重にと。何か新しいことを構築するに当たっては、今までを見直すという、再構築が欠かせないというようなお話があったんですが、学校給食費無償化については、既に一部始まっていまして、そういう意味では、新しい事業ではなくて拡充ということだと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎学務課長 現在、もう既に物価高騰分の補助ですとか就学援助等を含めまして約10億円の費用はございますが、全員無償化となりますと、更にプラス15億円というところでかなり大きい追加となるのではないかと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  だから、再構築というか新しい事業で、包括予算制度の中で新しい事業を始めるに当たっては、スクラップ・アンド・ビルドということでやってきたけれども、学校給食については既に一部無償化をしているわけだから、新たな事業を構築するというわけではないと思いますし、そういう意味では、なるべく早く是非お願いをしたいというふうに思うんですけれども。この中で、教育委員会の事業の中での再構築ってこの金額までいかなくてもということなんですが、改めて、もしこの事業をやるとすると、一定の金額の割合を、今、教育委員会の中である予算で賄っていくという考え、区長はそういう答弁していたんだけれども、そういうことなんですか。 ◎教育長 今回、無償化ということにしますと、何回も答弁して申し訳ないんですが、15億円というお金が掛かるということで、今の教育委員会の事業の中で何とか見直しですとか再構築ですとか、そういったところで少しでも生み出せないかなというところで今検討しているという状況でございます。 ◆はたの昭彦 委員  決算特別委員会の質疑の中でもやりましたけれども、予算全体の14%以上を投資的経費が占めている中で、今後、子どもに対する支援というのがより充実することが求められている中で、やはり教育委員会の予算の中でやりくりするんじゃなくて、新たな財源を投入する予算の在り方を再検討していくという方向が私は必要だと思いますし、そうしていっていただきたいと思うんです。  実は、葛飾区が、来年4月から無償化をするということなんですが、葛飾区も別に、一気に全員の無償化をしたんではなくて、徐々に制度の拡充をしていく中で、より要望が強くなってということで踏み切ったということらしいんです。  今、足立区では、第3子無償化ということでいうと、義務教育期間中、小・中学校に3人のお子さんがいた場合には第3子が無償ということなんだけれども、例えば、中学校卒業しても高校、大学ということでは教育に対するお金の負担というのはすごく大変なわけです。だから小学校、中学校を卒業したからといってその家庭の子育て費用が減るわけじゃないし、ますます増えるわけだから、そういうところをやっぱり支援することが大事だと思うんです。  そういう意味では、15億円という予算をやっぱりすぐに出せないということであれば、本当はやってほしいです。やってほしいですけれども、今ある小学校での第3子無償化の枠を、小・中学校に在籍する子どもが3人ではなくて、子どもが3人いれば3人目は無償化という、少しずつ前に進めていくということも、区の方向というか、やっぱり子育て応援するという姿勢を子育てしているお父さん、お母さんに示すためにも大事かなと思うし、そのとき区長も、来年度すぐに全額無償というのは難しいと言っていましたけれども、是非そういったことで少しでも前に進める努力を来年度予算の中で是非やっていただきたいと思うんですがその点いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 ただいま、はたの委員にいただきましたアイデアは、アイデアの一つとして検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  是非前向きによろしくお願いします。 ◆にたない和 委員  同じくこの給食費無償化についてちょっと教えていただきたいんですけれども、私も子育てをしている中で、子どもの御飯というのは何よりも一番先に家計から捻出しなければいけないと考えておりまして、特に、自分自身が幾ら御飯を食べられない状況になろうとも子どもだけには何とかして、飯を食わせていかなくてはいけないというふうな形で、ほかの親御さんとかも同じような思いで子育ての方をされていると思うんですけれども。その中で、家庭、世帯を考えたときに、そういった給食費の捻出、学年にもよりますけれども、3,000円とか4,000円の額がなかなか捻出できないという子どもたちのそういった家庭において3,000円から4,000円、こういったところを無償化することによって、そこまで子どもの御飯が食べられないような世帯を救うことができると思うのかどうなのかというところ、そこら辺の区の考え方というのを教えていただけますでしょうか。 ◎学務課長 現状では、捻出できない家庭には、就学援助、こちらの方の御利用を御案内してございます。なので、今回、無償化ということでは、捻出できないほどではないけれども、その上の中間層以上の方が対象になってくるのではないかと思ってございます。 ◆にたない和 委員  つまりは、中間より上のところの新しく広げる部分というところ、そこもなかなか食べさせていくのに困っているというところになってくるからこそ無償化しているわけですよね。その中でもう一つお伺いしたいのが、給食費無償化する前の状態で未払いとか給食費払っていないところとかというのは、それ一つが、例えば家庭環境を推しはかる上での一つのアンテナになっていたかと思うんですけれども、今回、無償化することによってそういったアンテナが一つ消えるわけですよね。その中でどうやって各家庭の生徒の家庭環境とかを推しはかる方法とかというのは、一つ手段が消えた中で何か考えていることとかというのはありますか、そこだけ確認できれば。 ◎学務課長 給食費というのは一つの知る手だてではございますが、家庭環境という意味では日々先生が子どもたちと関わること、例えば、健康診断こういったところでも子どもたちの家庭での扱いというのは分かる状況がございますので、そういったところではカバーしていけるんではないかと思ってございます。 ◆にたない和 委員  ほかのところで、更に重視して見ていくというところですね。というのも、要は、今まで、世帯の収入というのはあるけれども、環境によっては収入が幾らあっても子どもに対しての資金が回っていかないというところがあると思うんです。給食費であったりとかという部分とかというのが一つ大きなアンテナになっていたわけで、それが削られることによって、こちら側が生徒の家庭環境とかを見られなくなるというところが非常に危惧するところですから、是非とも今みたように注意深く、各家庭の経済環境であるとか子どもの置かれた環境に対しては、しっかりとアンテナを更に更に太く、今回一つ手段は失ってしまいましたけれどもそれの弊害がないように取組を行っていかなければいけないし、そういったところで検討を進めていかなければいけないと思いますので、どうかそこについては、よろしくお願いいたします。要望で。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続で。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、受理番号11を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関何か変化はございますか。 ◎こども家庭支援課長 特段の変化はないというふうに認識しております。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございます。  それでは質疑に入ります。何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  すみません、1点か、2点だか、今回、ステップファミリー制度のことで、前回の区の報告の中で、現状の子育て支援の相談体制の中で対応していくというような御報告があったんですけれども、こういうステップファミリーという形で、特有なお困り事ということでの相談というのは、区の方に実際に届いたりはしているんでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 統計の中でステップファミリーというような統計ございません。職員に聞いてみたんですが、ほとんどありません。 ◆長谷川たかこ 委員  やはりステップファミリーって初婚家庭と全く違う道筋をたどるようになるんですけれども、相談がないというのはそもそも、そういう相談窓口がないところにわざわざステップファミリーの人が役所に電話するはずもないと思うんです。民間の自治体においても、今ようやくそういうのを専門にやる方も出てきてはいるんですけれども、都内に在住でいらっしゃらないということもあり、相談とかというのは、LINEとかそういうところになるのかなというところはあるんですが、是非着眼点をステップファミリーにも置いていただいて、新しい相談窓口という、新たな支援を足立区から是非構築していただきたいと思います。  今、調べてみると千葉県印西市においては、ステップファミリーのホームページしっかりと個別に作っていらっしゃいまして、ステップファミリーの方に印西市の相談窓口もあって、こういうところに御相談くださいというようなものも設けていらっしゃいます。是非印西市の取組とかを調査していただき、そして民間でも専門家の方がやっていらっしゃるのもホームページで拝見することもできますので研究していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 印西市のホームページ等々研究してみたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  印西市の相談窓口では専門家の方につながるようになっているんです。なので、そちらの民間の方に多分委託してらっしゃると思うんですけれども、そちらの方にも、是非調査掛けて調べていただきたいと思います。要望です。どうでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 実は、印西市に問合せはしております。ホームページから、そこの方にリンクを貼っているということなんですが、特に交流があるというふうには聞いておりません。 ◆長谷川たかこ 委員  これは、委託しているとかそういうものではないんですか。 ◎こども家庭支援課長 長谷川委員おっしゃるとおり委託等々ではございません。 ◆長谷川たかこ 委員  ステップファミリーというのは、皆さん、すごく深刻な問題を抱えているんです。それを窓口をしっかり設けていただかないと皆さん悶々と悩み、結局それが離婚というふうな話になると弁護士に相談とかそういう結末になっていくような話にもなっていきますから、行政の方で、是非新たな支援という着眼点を持って構築していただきたいと思いますので、切に要望いたします。よろしくお願いします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  継続でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○ただ太郎 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)児童虐待防止に関する調査についてを単独議題といたします。何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。 ○ただ太郎 委員長  次に、報告事項を議題といたします。  (1)から(3)を教育指導部長より、(5)を施設営繕部長より、(6)から(8)を学校運営部長より、(9)をこども家庭部長よりそれぞれ報告をお願いいたします。 ◎教育指導部長 それでは、お手元の文教委員会報告資料の2ページをお開きいただきたいと存じます。令和4年度足立区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についての御報告でございます。  昨年度まで、地教行法上の点検評価につきましては主に行政評価の区民評価委員の方からいただいている評価調書の方を活用しながら行っておりましたが、今年度から教育振興ビジョンの評価をもって地教行法上の点検評価に代えていこうという運用にしてございます。また、こちらの教育振興ビジョンには、5つの施策が設定されてございますが、今年度はそのうちの2つ、(2)に記載の施策1と4、こちらに対象を絞って外部の有識者の方に評価をいただきました。評価の結果につきましては3ページの項番3のところに概要をまとめてございます。  全体評価につきましては、昨年度の評価と大差はございませんでしたけれども、それぞれの施策を実現するために設定してございます戦略というものがございますが、こちらを観点別に評価いただいたところにつきましては、昨年度の評価を上回るというような結果になってございます。4ページには、評価委員から頂戴しました主な意見をまとめてございます。こうした意見を踏まえながら来年度の事業に反映をさせていきたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、5ページを御覧ください。令和4年度「足立区学力定着に関する総合調査」の調査結果のうち学習意識調査部分の結果について御報告をするものでございます。  今回、御報告いたしますのは3番の分析の視点というところを御覧いただきたいと存じますが、この意識調査の項目が非常に多岐にわたっておりますので、今回は、一つは学習指導要領において育成を目指す資質・能力ということで掲げられているもののうち、学びに向かう力、これを一つ見ていこうということで学習に関する自己調整とそれから粘り強さ、この2つの視点から見ていこう、それから学習の基盤となる資質能力といたしまして、言語能力、情報活用能力、こちらにスポットを当てて御報告をしていくということになります。  6ページの方へ目を移していただきますと、今申し上げた4つの項目について令和元年度から令和4年度に至る経年の変化を小学校、中学校別に御覧いただけるかというふうに存じます。  特に中学校の方で改善が見られるわけですけれども、7ページにも記載をいたしましたが、この数値の改善につきましては、足立スタンダード型授業、これが子どもたちに積極的に自分で考えたり、あるいはまとめたり振り返ったりというような点を養っているというような分析もしてございますので、足立スタンダード型授業を更にブラッシュアップしていくとともに、ICTですとかあるいは学校図書館の活用といったようなものも進めて情報活用能力を育成していきたいというふうに考えているところでございます。  8ページ以降、主要項目の調査結果につきましてまとめてございますので、後ほどお読み取りをいただければというふうに存じます。  15ページまでお進みいただきたいというふうに存じます。第1回学習者用デジタル教科書の効果検証結果についての御報告でございます。  学習者用デジタル教科書というのは、教員が使うものではなくて子どもたちが使うデジタル教科書ということでございます。今回、まだ、それぞれ十分にデジタル教科書というものが分かっていない時点で状況どうだったんだろうというのが、そこら辺を見るのが主な目的でございましたが、項番2の(1)教員のところを見ていただきますと、教員は、自分で使う指導者用のデジタル教科書についてはよく知っているんですけれども、まだ、子どもたちが使う学習者用のデジタル教科書の特徴ですとか活用方法を十分に理解していないといったような様子が見られましたので、今後、文部科学省ですとか教科書会社が作成した授業動画等々この辺を学校に周知しながら教員の活用力を高めていきたいというふうに考えているところでございます。  続きまして16ページの(2)を御覧いただきますと児童・生徒の項目でございます。児童・生徒は当然、自分たちで学習者用のデジタル教科書を使っておりますので、使い方に関しては十分理解が進んでいるところなんですが、実はデジタル教科書、家庭学習で十分に活用できていないというような実態が浮かび上がってきてございます。こちらは、翻ってみますと教員側できちんとした家庭学習用の課題を子どもたちに与えられていないようなことも原因として考えられますので、デジタル教科書を活用して行う課題の設定方法について、これは学校に周知をしていきたいというふうに考えているところでございます。  また(3)の保護者の方につきましても、デジタル教科書を活用した学習について、まだまだ、当然ですけれどもよく理解されていないというようなところもございますので、授業の公開等を通じまして保護者への周知に努めていきたいというふうに考えているところでございます。  17ページ以降、それぞれの項目のグラフを付けてございますので、お読み取りをいただければというふうに思います。 ◎施設営繕部長 それでは、お手元の資料26ページをお開きください。件名、所管部課名につきましては記載のとおりでございます。  東渕江小学校改築実行委員会と意見交換を行い建て替え方針について以下のとおり経過を報告するものでございます。  経緯につきましては記載のとおり、今年の4月13日に第1回の実行委員会を開催しまして、7月12日、8月31日とそれぞれ3回実施したところでございます。  2つ目でございます。新校舎配置方針でございます。こちらに新旧の比較をしてございます。縦の右が今の既存の校舎、頭に約6,600㎡、新しい校舎につきまして約1万㎡、以下普通教室等は記載のとおりでございます。  (2)にその配置計画案がございます。これは後ほど28ページの方に、いろいろ西側の配置計画ですとか3種類、検討いたしましたが、やはりオーソドックスな南にグラウンドを取るというような形を採用させていただきたいと思います。  それから、建て替えのスケジュールでございます。今年、来年と設計を進めます。そうしまして、仮設校舎の方も今設計をしてございます。来年の夏以降にプールのところ、ここを壊させていただいて仮設校舎を造り、最終的には令和8年度中に新校舎を造るというようなスケジュールで進めていければなと考えております。  今後の課題でございますが、改築実行委員会から、お隣の(2)の配置図の記載のグラウンドの右側に内谷公園というのがございます。こちらの公園につきまして、児童・生徒の登下校の安全性や災害時における住民の避難経路などを考え、改築時に学校の敷地として活用できないのかというような御意見をいただいているところでございます。
     今後の方針といたしましては、仮設校舎の計画を今検討中でございます。これは年内に確定していく予定でございます。また、学校運営に支障がないようにスケジュール管理を徹底していくといったところでございます。 ◎学校運営部長 それでは、報告資料29ページを御覧ください。件名は、興本小学校拡張用地取得に関する交渉状況についてです。  項番1に記載のとおり、現在の興本小学校は、敷地の接道条件が悪く、現状のままでは同規模の建物の再築、いわゆる建て直しができません。そこで区では、興本小学校の北側にあります都住創出用地の取得をして校舎の再築に必要な接道を確保するため、数年にわたって東京都の担当所管と交渉をして、学校用地としての活用意向を伝えて取得の交渉や相談を続けてまいりました。  今後も、具体的な用地活用計画を示しながら、できるだけ早期に用地を取得できるよう、都との交渉協議を更に進めていく予定でございます。  そのため、項番3にありますとおり、都住創出用地の取得と具体的な計画づくりに備え、事前に学校敷地の測量や交通量調査を行う必要がありますので、その経費を12月の補正予算として計上する予定でございます。本件については以上でございます。  続きまして、報告資料30ページを御覧ください。件名は、校外施設指定管理者評価結果についてです。この度、鋸南自然の家及び日光林間学園における令和3年度指定管理業務について、それぞれの施設で実施いたします小学校自然教室及び一般利用宿泊に対して、足立区立校外施設指定管理者評価委員会が評価を行いましたので、その結果を御報告するものでございます。なお評価委員の委員構成及び評価方法については項番6、7の記載のとおりでございます。  評価結果でございますが、項番8にございますとおり鋸南自然の家が得点率67.6%で、総合評価Bプラス、日光林間学園が得点率70.7%で総合評価Bプラスということでございました。詳細につきましては33ページ以降の業務評価シートを御覧いただければと存じます。  また、委員会での主な意見を項番9にお示ししておりますので、後ほど御確認をお願いいたします。両施設とも、コロナ禍の中で運営に対する努力や工夫が評価をされているところでございます。今後の方針ですが、この結果を11月下旬の区のホームページに公開してまいります。  続きまして、報告資料45ページを御覧ください。件名は、足立区育英資金検討委員会の検討結果報告についてです。  今年度、項番1にありますとおり、給付型奨学金の新設、返済支援助成の対象者拡充、教育資金相談業務の体制強化の3点について、足立区育英資金検討委員会で検討してまいりました。  まず、給付型奨学金の新設ですが、項番2の表の右側にあります新育英資金制度案が検討されました。案の主な特徴は、返済不要の給付であること、対象を中間所得層まで拡充したこと、金額は、上限はありますが入学金、授業料、施設整備費の全額であることであります。特に給付額につきましては、必要金額を全額給付にするため国公立、私立文系理系という区分を超越したオーダーメイド型の給付金としております。金額の目安につきましては、47ページの表を御覧いただければと存じます。なお、応募人数は20名、給付総数を80名とし、連帯保証人は不要、学業成績は4.0以上としております。また、本事業の年間経費は1億1,060万円と試算しております。育英資金基金のシミュレーションでは、全員私立理系を想定し試算したところ競馬組合配分金を2億円で計算すると、令和20年度まで給付が可能となります。詳細は49ページの資料を御覧いただければと思います。  次に、46ページ、(2)の返済支援助成の対象者拡充についてですが、国の給付型との併用を可とすることで、対象者を拡充する方向を検討いたしました。また、(3)にあります教育資金相談業務の体制強化ですが、51ページにございますとおり、出張説明会の周知強化、個別相談会の回数、対象者の拡充、教育資金コンシェルジュについて、民間金融機関との連携、ホームページの新設等により体制を強化する方向で検討がまとまりました。  これらにつきまして、検討委員会からは、今まで諦めた所得の低い人も医療系を目指せる内容であり非常によい、様々な状況を抱える生徒にはありがたい制度である等の意見が出されました。  また、項番4のとおり、この検討結果をお伝えした審議会の委員からは、手厚い制度だが20人は狭き門と感じる、人数を拡大できないか。成績が4.0以上であるが、将来的に成績要件の緩和も考えてほしいとの意見もいただきました。  これらの検討結果や各委員からの御意見を受けまして、改めましてそれぞれの案について点検と検討を加えてまいります。正式な取組案につきましては別途御報告をさせていただく予定でございます。  最後ですが、今後ですけれども、11月24日の教育委員会を経まして、第4回定例会で条例改正の議案を提出する予定でございます。 ◎子ども家庭部長 教育委員会文教委員会報告資料の52ページをお開きください。「足立区子ども・子育て支援事業計画」の令和3年度評価についての御報告です。所管部課名は記載のとおりです。令和2年度から令和6年度までを計画期間といたします第2期足立区子ども・子育て支援事業計画の令和3年度実績について、施策評価を行いましたので報告となります。  項番1です。評価の方法に記載のとおり、担当課による1次評価から外部評価となる3次評価まで行ったものでございます。  項番2、施策ごとの評価の概要でございます。まず施策群1、家庭・地域と連携し、子どもの学びを支え育むにつきましては、3次評価でいずれも5点満点のうち4点という評価をいただきました。コロナ禍で直接の対面による取組が困難な時期もございましたが、電子図書館や電話相談支援、オンラインによる大学連携プログラム等の工夫を評価いただいたところでございます。  53ページ、施策群2、妊娠から出産、子育てまで切れ目なく支えるにつきましては、施策2─3、困難を抱える子育て家庭への支援と虐待の防止で評価が3となりました。こちらは成果指標となっております、ひとり親家庭を対象とした高等職業訓練促進給付金受給後の正規雇用者数が、コロナ禍において働き方が変化する中、前年度100%であった目標達成率が、令和3年度においては29%と大きく下がったことから評価が下がったものでございます。外部評価の中で、支援メニューの拡大など御意見をいただいておりますので改善に向け取り組んでまいります。  今後の方針ですが、いただいた御意見等を踏まえ事業改善を図ってまいりますとともに、本委員会報告終了後、区のホームページで公表いたします。なお、別添資料2として、施策評価表の詳細を添付しておりますので後ほど御確認いただければと思います。 ○ただ太郎 委員長  ありがとうございました。  それでは質疑に移ります。何かございますか。 ◆にたない和 委員  まず最初に、学力の定着の調査の主要項目の学習意識調査、13ページ、14ページについてお伺いさせていただきたいんですけれども、将来の夢や目標を持っている、また、自分の将来の夢を目標に向かって努力してその方法を工夫改善したりしているというところが中学校でそれぞれマイナス2.5ポイント、マイナス1.5ポイントとちょっと下がってしまっているんですけれども、キャリア教育、進めている中で、何か要因みたいなものとかというのはどういうふうにお考えなのか教えてください。 ◎教育政策課長 これという具体的な要因ってなかなか難しい部分ありますが、昨年度は、コロナ禍を経て臨時休校もありましたので、授業をこなすことを優先しておりました。一方で、感染対策をしながら行事もやれた部分あったんですけれども、そのあたり、異学年交流も含めて、今までどおりの教育活動ができない部分があったところは影響あったんじゃないかというふうに考えております。 ◎教育指導課長 一番中学生が将来のことについて考える基本となるような職場体験であったりとか、そういうゲストティーチャーの人たちから話をもらう機会というのが大分減ったというのが要因にあるかなというふうに考えております。 ◆にたない和 委員  個人的には一番重要な項目なんじゃないかなと考えておりますので、是非とも、もしかしたらコロナ禍に加えて年々誤差部分も出てくるかとは思うんですけれども、是非とも要因をしっかりと分析して対策を取っていただければというところで要望させていただきます。  もう一つ足立区育英資金検討委員会の検討結果報告について質問させていただきたいんですけれども、先ほども、別途また報告されるということで、それはいつぐらいになるんでしょうか。 ◎学務課長 この検討結果を踏まえまして、その後いただいた意見も反映できるような形で今条例に取り込めるように手続を進めております。検討結果を踏まえて意見をいただいた内容を条例として皆さんの方に御提案したいと考えてございます。 ◆にたない和 委員  分かりました。いただいた資料で質問させていただきたいので、その後は、別途出てくるのもお待ちしながら質問させていただきます。  進学について、これだと対象者数が20名という形になっていると思うんですが、それについては意見も出てきて、検討委員会のときでも意見をいただいているところだと思うんですけれども、20人というこの数について、資金的な支援が必要な対象者数というのはどういうふうな認識でいるのか教えていただければと思うんですけれども、足立区全体で進学について資金的な支援が必要な数、1学年当たり大体どれぐらいいるのか、割合的なものでも分かるようなものがもしあるんであればというところなのですが。 ◎学務課長 すみません、18歳から22歳ぐらいとなりますと、恐らく一学年5,000人程度ですので、4学年分で2万人程度そのうちの足立区の進学率というところで一定程度いるとは思いますが、今回たくさんの方を拾い上げるということではなくて、本当に、資金がなくて大学に行けず困っている方たちを手厚くしていきたいということで、人数についてはかなり絞らせていただいてございます。 ◆にたない和 委員  そういった考え方だから狭く絞って、潤沢に資金をという形でやっているということですか。ちなみに、そういった区内で進学をするために資金が必要な、そういった人数であったりとか割合とかというのは何か調査とかというのはされていたりとかするんですか。 ◎学務課長 区で独自の調査はしてございませんが、今まで貸付けという形ではございますが一定程度の方たちは貸付けを必要としている方がございました。足立区の貸付けを借りる方は、足立区の貸付けだけではなく日本育英会の第1種奨学金に加えて足立区の育英資金ということで、二重、三重に借りている方ございます。そういった方たちが直近でも29人はいらっしゃいました。 ◆にたない和 委員  また性質の違ったものを今回はつくっていくというところなので、そこも大きく変わってくるんじゃないのかなというのと、大体5,000人とか4,500人とかいる中で、今回20人というと0.4%とかそこら辺のパーセントになる、1,000人に4人ぐらいしかというところにはなるとは思うのですけれども、じゃあ、そこの狭く狭くやっていくというところで、例えば、日本学生支援機構との違いとか、区の支援の方向性ってちょっとかぶったりとかするところもあるのかなというところもあるんですけれども、そこの大きな違いというのはどういったところを考えているのか。 ◎学務課長 基本的に、日本学生支援機構で給付型やってございます。そちらを基本的に優先していただきたいと思っています。  48ページ目の図を御覧いただきたいんですが、基本的に国の給付を受けられる方は受けていただき、それでも学費が足りない部分を今度はそれを区がカバーしていきましょうという考えになっております。  確かに、国の給付金ですとか第1種奨学金、第2種奨学金またいろいろな大学から独自の奨学金も用意してございます。たくさんある奨学金の中で、足立区が今回特に手を挙げさせていただくのは、カバーできない部分、そこを応援していこうというところと、また、こちらで利率なんですけれども約380万円を超える中間所得層については、今現在、給付という形では全く支援がございませんので、このぎりぎりのあたりから年収800万円までの中間層、こちらに対しての支援が必要じゃないかということで提案をさせていただいております。 ◆にたない和 委員  そういった中で、少ないところでつくり上げるというのも必要だとは思うんですけれども、ある程度、進学に対して資金的な支援が必要で諦めてしまうというところに対してのアプローチも必要になってくる中で、今回のそういった考え方、コンセプトについての奨学金の在り方というものに対しては、あれですか検討委員会ではどんな話になっているのか、そういったものについてはどうなんですか。 ◎学務課長 ほかの制度が非常に潤沢にある中で足立区があえて手を挙げるというところでございますので、たくさん救うというのは自治体レベルでは難しいということは皆さん御理解いただいてございました。  そういった中で、今回、あくまで基金のシミュレーションの中から現段階で20名ということで提案をさせていただいてございますが、こちらについては、審議会の委員の皆様からもちょっと狭過ぎるんじゃないかなという御意見がございましたので、もう少し何とかならないかということで今それは、こちらは予算上の問題でございますので、予算の方で交渉を続けていきたいと思ってございます。 ◆にたない和 委員  予算の中でというところですけれども、20人にした根拠は、完全に予算が取れた額でこれで20人で行くというところの論拠しかないのか、それとも必要な人数というので、何か根拠があって20人と設定したのかという、そこについてはいかがですか。 ◎学務課長 育英資金そのものが、育英資金積立基金が原資となってございますので、こちらで対応可能な金額というところで人数を設定させていただきました。まだ、こちら金額については予算の問題でございますので、骨格の考え方は別に予算の方で、財政課の方に調整をお願いしていきたいと思ってございます。 ◆にたない和 委員  やはり教育に関しての投資というのは、私的な部分の効果というのもありますけれども公的な部分もしっかりと効果としてある中で、足立区としても受益者となり得る話ですから、しかもボトルネック的課題を掲げている区ですから、ある程度もっともっと大胆な予算組みをしていくべきだとは思うんです。なので、多分これ20人で指摘もありましたけれども、ここに満足することなくもっともっと拡大できるんだったらもっと拡大していかなければいけないし、予算組みも、もっともっと強く要望していくというところが必要になってくるとは思うんですけれども、是非ともそういった取組もしていただければなというふうに思うんですけれども、次の機会に、また、取組については出すということですね、そこをちょっと期待させていただければと思います。 ◎教育長 今、学務課長より申し上げたとおり、20名については非常に少ないんじゃないかというような御意見もいただいておりまして、できるだけ増やしたいということで検討はしているんですけれども、やはり一定の継続性を持ってこの育英資金という制度を維持もしていきたいという部分もございますので、そことの兼ね合いで財政課と今後協議をさせていただきながら、12月の文教委員会で条例案の方を御提案させていただきますので、その中で、具体的な人数についてまた御提案させていただければなと思っております。 ◆にたない和 委員  さすがに、0.4%ぐらいしか救えないというの、20人というのは、さすがに少ないというところもありますので、是非とも、どうか前向きに、もっともっと増やせるように取組をしていただければと思います。どうもありがとうございます。 ◆鹿浜昭 委員  私の方からも、今の育英資金の給付金に関しては、審議会の方のメンバーなものですから意見を言わせていただいたんですけれども、今、にたない委員からもあったように、どういう形で、来年度からというのは時期的、タイムスケジュールがちょっと厳しいのかなというふうに思うんですけれども、その辺も含めて是非検討していただければというふうに思いますのでよろしくお願いします。  私の方からは、デジタル教科書の件でお聞きさせていただきたいと思います。先ほどの教育指導部長の方からも、分かっていないような状況下で、今回、検証したというようなお話もあったのですけれども、今回、対象は足立区全校ということなんでしょうか。 ◎教育指導課長 全小・中学校でございます。 ◆鹿浜昭 委員  基本的にこのデジタル教科書、小学校では、算数と英語かなというふうに思うんですけれども、これは今、2教科でよろしいんですか。 ◎教育指導課長 英語は小学校も、中学校も必須でございます。あと、数学、算数それから理科、このどっちかを選んで学校の方でやっております。なので、2教科でございます。 ◆鹿浜昭 委員  一応今年度からデジタル教科書というのは進んでいるのかなというふうに思うんですけれども、今、4月の時点からかなと思うんですけれども、区教育委員会としては学校にどういうような指導をしているんですか。 ◎教育指導課長 いわゆる児童・生徒へのデジタル教科書というのは、今まで教員用で大きいディスプレーに映して、それで動画を出したり、アニメーション出したりしながら授業、ICT化を図っていたところなんですけれども、子ども用のタブレットに教科書の内容が移ってくる、それぞれの子どもたちが教科書以外にこのタブレットで教科書の中身を見られる、また教科書に載っていることが動いたりとか、作図ができたりというふうになっております。なので、授業中、これを使うとなると、教員が黒板で授業をしながら、このデジタル教科書のここを子どもたち見て、これ動かしてごらんとかそういうふうに使っていくものです。それ以外に、家庭に持ち帰って課題として、例えば、実際、立方体を展開図を自分で動かしてみて辺の長さを測ってみるとか、そういうふうにやっていくものです。  今回アンケートを取ることによって、こういう機能がありますよということであったりとか、こういうことに使ってほしいんだというのが、要は見られていない人たちに、教員も、子どもも、保護者に対しても、そういうことがあるんだという気づきにもなってほしいなと思うところからこういう項目を選んでやったところです。 ◆鹿浜昭 委員  どう指導したんですかと聞いたのです。 ◎教育指導課長 指導につきましては、デジタル教科書自体については指導はしておりません。ただ、こういう活用方法がありますよという資料提供はしております。 ◆鹿浜昭 委員  そうすると、検証結果というのはそれだけ気付いてほしいというようなことで、検証結果を取られたのですか。 ◎教育指導課長 そもそもこれは今、教科書会社が子ども用としてこういうのを作っています。どうでしょう、文部科学省も、これをこれから先使っていこうと思うんだけれども、どうでしょうかという実証実験中です。なので、それが本当に教員の授業として使えるものなのか、家庭学習用として使えるものなのかというのも検証していますので、それに対応するようなアンケート調査をしているところです。 ◎教育指導部長 若干補足ですけれども、このアンケートと項目を同じような形でもう一度、年度内にアンケートを取らせていただいて、この結果と今度取る結果がどう改善したかというところも見ていく、そのための材料として、まだ十分浸透していない段階でどうだったんだろうというところ、初期値を取らせていただいたというのが今回のアンケートになります。 ◆鹿浜昭 委員  デジタル教科書、よく理解していないし見たこともないんですけれども、要は、通常の紙媒体の教科書ってあるよね、それがタブレットに入っているというのがデジタル教科書なんですか。 ◎教育指導部長 教科書は、本当に文字と図という感じなのですけれども、それが自動音声で読まれたりとか、色が反転したりとか、あとはふだん挿絵で入っているものが動画として動いたりというふうに視覚的に非常に効果の高いものになっております。 ◆鹿浜昭 委員  指導されていないということになると、要は、先生方も、よくこれ回答したな、変な話、実際、使っていない先生が僕は多いんじゃないかなと思ったんです。デジタル教科書自体を一切使っていないのに今回データ取られたというのが、ちょっとその辺が、指導をされていないし、学校側もどう使っていいか、使っていない人が多いんじゃないかな、そんなようなイメージを僕持ったんです。そんな中で、検証データというのを何で取ったのかなというふうに思ったんです。言っている意味は分かります。それで12月また取るというので、これも本当の12日間で実施って、通常そういった意味じゃ短いのかなというふうな感じも受けるし、何かそれを学校全体でやっていく中で、その結果をどう評価して、デジタル教科書を、例えば、来年度から使うんですか。 ◎教育指導課長 このアンケート結果を基に、教員が授業で使える、もしくは家庭学習で使えるという反応が多ければこれを使っていくという形になると思います。 ◎教育指導部長 まだはっきり通知があったわけではないんですけれども、国の方では、令和6年度からデジタル教科書の本格導入といったような予定でいまして、令和4年度、令和5年度掛けて、国のお金で半分は入れてもらっているデジタル教科書なので、これを使ってどうなんだろうというのは、これは当然、国の実証実験でもあって、そこに私どもも相乗りをして、使い勝手どうなんだろうというようなところをこのアンケートで、1回目、2回目を比較しながら見ていきたいというためのものでございます。 ◆鹿浜昭 委員  了解です。来年5月からやるのかなと思ったんです。それが令和4年、令和5年で検証であれば、時間的なスケジュールもまだまだ余裕あるのかなというふうに思ったので、この報告資料も、その辺をちょっとうたってもらわないと、これで理解しろといったって無理ですよ。申し訳ないけれども。その辺はもうちょっと優しく記入してください。 ◎教育指導課長 説明不足で大変申し訳ありませんでした。丁寧に資料を作ってまいりたいと思います。 ◆鹿浜昭 委員  それと、すみません。興本小学校の件なんですけれども、ちょっと確認なんですけれども敷地の設置条件が悪くて2,700㎡を都から購入すると11m道路に接するようになって建築物が建てられるということでよろしいんですか。 ◎学校運営部長 鹿浜委員のお話のとおりでございます。今は4mの道路がそこに入って接道になっていますけれども、これだと今よりも大きな建物というのは建つことができません。本当は、幅が6mの道路が10mないと、これよりも大きい建て替えができないというそんな条例になってございます。 ◆鹿浜昭 委員  通常ですと1万3,300㎡あれば、通常の学校敷地よりもよっぽど広いし、逆に4m道路、6m道路にすれば済む話じゃないんですか。 ◎学校運営部長 そうすると、興本小学校の敷地を道路に変えてということになりますので、それは避けたいなということで、都住創出用地を確保しようという考えで今まで交渉を進めてきているところでございます。 ◆鹿浜昭 委員  そうすると1万6,000㎡の土地になるわけじゃないですか、そんな広い学校を造る理由があるんですか。 ◎学校運営部長 当初から御案内のとおり、興本小学校は小中一貫校ということで、小学校中学校併設型の校舎で進めてきましたけれども、できればということで、教育委員会の事務の点検評価の中でも、教育委員会の方から、小学校の改築時には、できれば小中一体型の校舎を建設したらいいんじゃないかというようなこともありまして、そういった方針で都との交渉を進めてきたということでございます。  ですが、この後、具体的にどういうふうな建築物にするかというのは、まだ、全然決まっていませんので、改めて決定をしないといけないというそんな状況です。 ◆鹿浜昭 委員  事前説明でも言わせてもらったんですけれども、やはり小中一貫校、併設型というか学校を造るというのであればよろしいかと思うんですけれども、そういう目的を先に考えて、地域要望も当然聞いていきながらとは思うんですけれども、やっていただきたいなというふうに思うんですけれども、それはいかがなんでしょうか。 ◎学校運営部長 鹿浜委員のお話のとおりでございます。いずれにしても、この広い道路がなければ、改築で建て直しができないということもありましたので、まずは土地を確保する、その後、考えるという段取りで今まで交渉を進めてきたというようなことでございます。 ◆渕上隆 委員  学力調査のところについてちょっと聞きたいのですけれども、学力定着に関する総合調査なんですけれども、多分、新学習要領が変わって令和2年から小学校、中学校、今年から高校ですかね、変わったと思うんですけれども、ここに書いてあるように思考力、判断力、表現力また学びに向かう力というのをこれから強めていく、力を入れていこうということだと思うんですけれども、これは、総合調査でこういう調査になっているんですけれども、既に、小学校、中学校でも新学習要領に基づいて教育方法というか内容についてはもう既にこのように変わっているということでよろしいでしょうか。 ◎教育政策課長 渕上委員おっしゃるとおりでございます。先ほどからこの場で共有できているのは一方通行の授業では駄目だということで皆さん御認識されていると思います。主体的、対話的深い学びを実現するためにはということで、足立区では、足立スタンダード型授業ということで浸透しておりますので、それについては全校で進めているところでございます。 ◆渕上隆 委員  それで足立スタンダード型授業が浸透しているということで、結果の分析で出ているんですけれども、それで、足立区のよいところといいますか、長所の部分と課題の部分、例えば、通常の学力調査だと英語とか数学は弱いとか、例えば、理科は比較的いい点数があるとか、あるいは英語、数学なんかだと、上位の人間と下位の人間と2つに山が分かれてしまって、そこを何とか対応しなくちゃいけないところあると思うのですけれども、表現力とか想像力とか学習に対する意欲とかこの辺についての課題とかその辺についてはいかがなんでしょうか。 ◎教育政策課長 少なくとも、就学前から小学校に入る段階では、様々な家庭状況があったり、子どもが置かれている状況あるとは思いますけれども、足立区では、足立スタンダード型授業、これは足並みそろえてやるということで、最低限の学力保障ではないんですけれども、学習意欲も含めて、子どもたちを育てられているんではないかと思っておりますけれども、個々に見ていけば様々な児童・生徒がいるというのは、まだ現実ではございます。 ◆渕上隆 委員  ちょうど新学習指導要領始まったばかりでこれからだと思いますので、知識に基づいた学力というのも当然大切ですけれども、やっぱりこれから時代が結構急速に変わるような時代ですので、思考力とか判断力とか生き抜く力とか例えば意欲というのですか、そういうところは大切だと思いますが、今後力を入れていただきたいと思います。  それと育英資金についても何点かだけ聞きたいと思いますけれども、先ほどからずっと言われているように20人は非常に厳しいということですけれども、確かに現状の基金の状況から言うと、かなり1人当たり年間、何百万円とかと出しますから、そういう金額で継続してやっていく場合には仕方がないのかなと思いますけれども、あとその基金をどのように増やすかということなんですけれども、特別区競馬組合から年間2億円というのがあったその他民間からの寄附だと思うんですけれども、前にも、例えば民間企業とかその辺の協力を得たらどうだというのがあったんですけれども、今、別に民間企業だけじゃないですけれども、それ以外でいろいろこれから基金を増やす方法というか、方法等については何か考えられているようなことはあるんでしょうか。 ◎学務課長 現状では、寄附をしていただいた方に、奨学金を返済してアンケートで感謝の気持ちをいただいているので、そういったものをお渡ししたりしてございます。できればこういった声も少し広く皆さんにお伝えして寄附により支えられた学生たちがいるということをPRしながら、寄附をより募っていければと思ってございます。 ◆渕上隆 委員  それから、よくあるのが看護師なんかは、ここの病院で何年間か勤めたら奨学金については返済不要ですとかそういうのもありますし、民間企業とどこかタイアップしなくちゃいけないんでしょうけれども、ある方面の能力については人材が足らないとかそういうのが、例えば、理系だとかデジタルとか人材が不足しているところもありますので、そういうふうに民間企業とタイアップしてやるということも可能なのかなとは思うんですがその辺と。  それから、先日もちょっとお話ししましたけれども、キッズドアでこの間、話聞いたら、あそこだと3,000人ぐらい奨学金出しているというのです。貸与型か給付型かちょっと分からないし、金額もどれぐらいか分からないんですけれども、ですから、キッズドアも私どもとお付き合いというか居場所を兼ねた学習支援もありますし、キッズドアだけじゃないですけれども、そういうふうに奨学金やっているところいろいろあると思うので、いろいろ話を聞いてその手法を取り入れていくということも必要だと思いますので、その辺についてはいかがでしょう。 ◎学務課長 民間の連携について今後の研究課題とさせていただきたいと思っております。ただ、様々な奨学金の種類がございます。そういった情報を集めて学生たちに情報を提供していけるような、そういった窓口を今後検討させていただきたいと思ってございます。 ◆水野あゆみ 委員  私からも、デジタル教科書の点についてお伺いをします。  先ほど鹿浜委員からも質疑がありましたけれども、私も2人の子どもの保護者として2人分アンケートを答えた立場にはあるんですけれども、アンケートすることによってこういった機能があるということを気付いてもらいたいというふうに、さっきそういう趣旨で教育指導課長お答えになっていましたけれども、気付くは気付くんでしょうけれども、仮に気づいたから何なんだろうなって、保護者として、どういったことができるのかなというものをしっかり示していっていただかなきゃいけないなと思いますけれども、その辺についても、いつ頃示していただけるのかなというのはお伺いします。 ◎教育指導課長 今、教科書会社と連携いたしまして、保護者に説明するための動画を作成しています。これから行われる各学校での保護者会において、デジタル教科書の使い方であったり、活用の方法ということで動画を保護者会で見せられるように今、取り組んでおります。また併せて学校でも、授業ではこういうふうに活用するんだよと指導例を今つくっておりますので、それを各学校に周知していきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  それから、教員の活用についても差が、このアンケート結果から読み取れるんですけれども、その差については、教育委員会の指導によって差が生じてしまっているのかなというふうに私は思ってしまうんですけれども、物すごく効果的に活用されている教員だとか学校というのは、そういう好事例というのはあったのかお伺いします。 ◎教育指導課長 今、教育指導主事が各学校を回っていく中で、やはり中には大変効果的に使っている教員もいます。そういうところの記録を取りながら全体に周知できるように取り組んでいきます。 ◆水野あゆみ 委員  先ほどもありましたけれども、今実証実験中だからこそ、本来なら教科書って1冊あれば足りるので、デジタルと紙2冊あることで負担が生じていないかなと、先生であってもまた児童・生徒であっても、物すごく負担な部分もあると思うんです。なので、そういった部分についても、意見の集約って必要じゃないかなと思うんですけれども、こういったところ授業で使っていくとか自宅学習するというのは、無理やりじゃないですけれども、それ使わない方がメリットがある場合もあると思うので、そういう意見も是非集約していただきたいなと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 実は、文部科学省から言われている実証実験の調査項目なんですけれども、結局児童・生徒用のデジタル教科書を何時間使いましたか、1日何回ログインしましたかというのが検証なんです。  足立区としましては、そういうのではなくて、教員から今回取ったようなアンケートを取り、どのような活用したのか、そして今度行います第2回のアンケート調査においては、教員から記述式で、どういう活用をしたとか、こういう場面には使いづらいとか、家庭学習ではこういうのに使えるというのをしっかり意見を吸い取って今後の活用に生かしていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  自宅学習でも使えるようにと16ページにも書かれていますけれども、実際、タブレット端末、持ち帰らせていない学校もあるので、そういったところもしっかり指導していかなきゃいけないかなと思います。  また、20ページには、デジタル教科書の音声機能を使って、英語の発話、発音が分かりやすくなったと感じる児童・生徒が、おおよそも含めて67%になっているのに、こういう本当に役に立つんだよという部分は是非徹底して活用していただきたいな、せっかく入れてもらっているので、やっていただきたいなと思うんですけれども、やっぱりそういった中で、特別支援教室子どもたちは、デジタル教科書、一番メリットがあるのかなと思いますけれども、保護者含めてこの子たちのアンケートもやっていただいているんでしょうか。 ◎教育指導課長 これはクラス単位で全部アンケートを取っていますので全員取っております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。国からも半分予算出ているとはいえ、なかなかそんな安い予算ではないと思いますので、今後取り入れるにしても、本当にこういう効果的でなければ教科書2冊も要らないなというのは私、そういう思いはありますので、取り入れるに当たっては、教育委員会の活用の姿勢というのをしっかり示していただかないと、先生も、また生徒も、路頭に迷うじゃないですけれども、もったいないし負担が生じてしまうのかなと思うので、しっかりその辺は示していっていただきたいと思います。  12月にアンケートを取るということですけれども、さほど私代わり映えないんじゃないかなと、保護者の一人として思ってしまうんですけれども、しっかり示していただきたいと思いますが、もう一度答弁お願いします。 ◎教育指導課長 本当に無駄にならないようにこの2回目の調査結果を踏まえてしっかり課題を洗い出して、教育指導課でしっかり指導できることを明示することと、あとは、もし改善が必要であれば、教育指導課の方から教科書会社に対して是正を求めたりとか、こういう使い方ができるようにしてくれという要望を出していきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。先生たち主導ではなかなか難しいかなと私も思いますので、これは、デジタル教科書だけじゃなくてAIドリルにもつながることだと思いますので、よろしくお願いします。要望して終わります。
    ◆はたの昭彦 委員  すみません、2点ばかり簡単に聞きたいと思います。  まず東渕江小学校の改築の件なんですが、何年か前に、私、決算特別委員会だか予算特別委員会だかで、やはりグラウンドが狭くて、運動会なんかも、保護者の方は立ち見じゃないと駄目みたいな、教室も狭いということで、何とか早く改築をということで、やっと今回こういった計画が出てきて、しかも校庭が、今の案でいくとかなり広くなるということでは、学校環境が大分よくなるのかなというふうに歓迎しているのですが、ただこの間、学校改築に当たっては、なるべく自校内建て替えはやらないということだったんだけれども、今回、東渕江小学校については、近隣で仮設校舎が建てられるところがないということで、自校内建て替えということになると、やっぱり子どもたちに対する、音とか粉じんとかという影響が出てくると思うんですが、そういう中で、ここにあるように、取りあえずプールを潰して仮設校舎を建てるというふうになると、ほとんどは校庭が使えなくなるというような状況があるわけですけれども、今コロナでなかなか子どもたちが体を動かす機会が減っている中で、校庭を使って体育の授業をやるというのは非常に運動能力を保つ意味も大事と思うんですが、その辺の改築期間中のグラウンドにおける体育の授業というのは、どのような経過とか考えて保っていこうとしているんでしょうか。 ◎施設営繕部長 近くに公園がございます。谷中公園野球場ですとか、それから東綾瀬公園とか大きいのがございますので、その辺は昼間は比較的空いているというお話聞いていますので、極力そういうところを体育の授業のときには御提供できればなと。また、蒲原中学校も近いものでございますから、そういったところをお願いをするということを今のところでは考えているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  是非そういった方向で、なるべく授業を保てるようにお願いしたいと思います。  それとともに、改築実行委員会の方から、隣接する内谷公園を学校敷地にというようなお話が出ているんですが、もしそうなった場合というのは代替の公園を近くに改めて造るというふうな方向になるんですよね、確認ですけれども。 ◎施設営繕部長 今、道路公園整備室の方と協議させていただいておりまして、基本的には西新井公園をいろいろとやったという、委員の皆様方の御記憶があるかと思うんですが、やはりその代替というのは必要ではないかなというのがありますので、基本的に都市計画の決定ですから、それを外してやった場合はその分どこかに補填をしなければいけないというのは我々も認識して今協議しているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  内谷公園ってちょっと細長くて、狭くてなかなか使いにくいという部分もありますので、その辺はしようがないかなというふうに思います。  次に、先ほどから出ている奨学金の件なんですが、給付型の奨学金を創設するということで、非常に歓迎をしたいと思うんですが、先ほどからほかの委員からも出ているように、人数が20人というのはやっぱり少ないと思います。それについては、是非増やせる方向で努力をしていただきたいということは要望しておきたいと思います。  連帯保証人が不要になるということは、非常に今、連帯保証人を確保するというのが一番困難な部分もありましたので、これもよかったなと思うんですが、ただ、学業成績が4.0以上ということで、かなり高いという部分もあるんだけれども、学校によって4.0というレベルがやっぱり違ってくるということがありますので、その辺については、区としてどのように考えているのか、また今、給付型じゃない奨学金についても、検討委員会で学力だけではなくて意気込みとかそういうことも含めて、ここに、公平性をどう保つのか、選定に当たっては、出ているんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎学務課長 やはりこれだけの金額を投資しますので、将来きちんと足立区で活躍していただける方に投資をしたいと思ってございます。成績のみならず学習計画表、また、足立区へどんな貢献ができるかといった視点からも、御本人から提出書類を求めたいと思っております。 ◎教育長 今回、募集したときに多くの方の応募はあるかと思います。そういう中で、今、はたの委員おっしゃられたように、A学校とB学校の4.0が違うよねというのは当然そうだと思いますので、面接をしたり、先ほど学務課長申し上げましたとおり意気込みですとか、足立区にどんな形で貢献したいかというようなところも酌み取ってどういう基準で、その中から絞っていくのかというのは、これから具体的に決めていきたいというふうに思います。 ◎教育指導課長 若干の補足でございますけれども、成績については、各学校で4.0というのが違うということはございません、成績一覧表調査というのを教育委員会の方でやっておりますので、しっかり、どのような形で評定を付けているかというのは全国そろえて、東京都全体の学校ともそろえてというふうにやっております。 ◆はたの昭彦 委員  多分あれですよね、高校でいうと偏差値レベルが違うというのもあるので、それの中でも同じ学力レベルということで理解なんでしょうか。 ◎教育指導課長 同じになるように東京都一律で検討しているところです。 ◆はたの昭彦 委員  いずれにしましても、やっぱり給付金、奨学金の実施する趣旨である経済困難によって学業が滞るということがないように、そういうことで支援していただくことで足立区に住んでよかったなと思っていただける方が増えるような方向で是非頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ◆鹿浜昭 委員  ごめんなさい。足立区学力定着に関する総合調査の件で、今後の対応として授業改善と足立スタンダード型授業の更なる資質向上を図っていくというお話あったんですけれども、基本的に学力の方で、小学校も中学校も、地区によってすごく差があるんです。ちょっと調べたら令和4年の小学校での通過率、算数、国語で、2教科で48.1%の通過率の差、中学校では英語、数学、国語でこっちは76.4%の差が学校別であるわけです。すごく全体を通して見るとそれだけの区の差があって、この辺の調査結果も区全体の調査結果であって、これをもっと細分化してもらって、学力との違いというのがあるのかどうなのかというのを、是非再度、調査していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 こちらにつきましては、あくまでも全体値をお示ししておりまして、経年の中で、施策のこれまでの効果の分析等の中で活用しているという状況ですけれども、学校ごとの状況というのは当然我々も見ておりまして、御指摘のとおり学校間の差は大きくあります。そのあたりは、個別に、学力の状況ですとか意識調査との相関なんかも見ながら、教育指導主事や専門職員の学校への指導、訪問の際に活用したりですとか、校長へのヒアリング等で聞き取りの材料としたりしながら指導助言に生かしております。  また、設問ごとに見ていきますと、グラフで示しているんですけれども、意識調査によってはやっぱり学力に強い相関が出ているものもありますので、このあたりも活用しながら、各学校の状況を見せながら、おたくの学校がどういう状況なのかと聞き取りながら指導支援に努めておるところでございます。 ◆鹿浜昭 委員  ボトムアップじゃないけれども、やっぱり公共的にどこでもいつでも同じ、何というんですか、教育を受けられるということが当然あって、区内でもそれだけの差があるということは何かやっぱり問題があるわけです。その問題を解決するにはどうしたらいいかと、これもう永遠の課題でもあるのかなと私は思うんですけれども、そこにやはり手厚く指導なり何なりしていくことが全体のレベルアップにもつながっていくと思うし、その辺を、是非今後の課題として考えていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。 ◎教育政策課長 今後の課題として認識しながら取組進めていきたいと思います。  やはりいい成功事例というのは厳しい学校の中でも年々見ていくとあるわけなので、そういった事例、その学校は更に引上げ、押し上げていったりそこを支えていったりということもしながら、人事異動もあったり、子どもの集団の特性も変わっていったりしますので、そこは年度年度の変化の中で落ちていかないようにとか、更に伸びていくようにということで支援に努めてまいりたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  学習用のデジタル教科書についてなんですが、1週間通じて大体家庭学習ってどれぐらいを想定しているものなんでしょうか。 ◎教育指導課長 家庭学習については、例えば、低学年、中学年、高学年それから中学生というふうに発達段階に応じてやれる量というのは変わってきます。ほかにもどのような宿題を出している、課題を出しているかということも踏まえながら各学校で調整を掛けてやっております。だから何時間とかどのぐらいの分量というのは特には規定はありません。 ◆長谷川たかこ 委員  実は、保護者の方からお話があって、タブレットを使ってゲームをダウンロードして、子どもたちが自宅でゲームをしているという話なんです。配付されたタブレットで勉強するのではなく、容易にゲームがダウンロードできるので、それを使ってゲームをずっとしているんですというお話が入ってくるんですけれども、それは把握されていらっしゃいますでしょうか。 ◎学校ICT推進担当課長 今、長谷川委員おっしゃるように、ゲーム等で使っているという声は入ります。私どももその辺はセキュリティーでフィルタリングソフトというものを入れて防止しているんですけれども、どうしても抜けてしまうことありますので、その場合にはそういったサイトの情報をいただきまして、都度こちらの方でそれを止めているという対応しているところです。 ◆長谷川たかこ 委員  つい最近言われた話で、しょっちゅう子どもがゲームで遊んでしまっているんだというようなお話いただいていて、ほかのお子さんたちも、容易にダウンロードできるので、それで遊んでいるということなんです。なので、親御さんもそういうところで困っているという部分はあると思うんですけれども、土日とか使って親も積極的にこのタブレットを使って子どもたちと一緒に学ぶという姿勢を設けていけば、子どもたちもゲームで遊んでしまうというのもある程度抑えられるのかなと思います。親に対する学びというのを是非教育委員会の方からも徹底していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 長谷川委員おっしゃるとおりでございまして、交通安全にしてもそうですし、ふだんの生活にしてもそうです。タブレットの使い方にしても、保護者としてやらなければいけない第一義的な責任というのが子どもを育てていく上であると思いますので、そこはしっかり学校長会を通じて保護者に啓発するように伝えてまいります。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。 ○ただ太郎 委員長  次に、その他に移ります。  何かございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。それでは、これをもちまして文教委員会を閉会いたします。       午後4時06分閉会...