足立区議会 > 2022-09-26 >
令和 4年 9月26日総務委員会-09月26日-01号

  • LINE(/)
ツイート シェア
  1. 足立区議会 2022-09-26
    令和 4年 9月26日総務委員会-09月26日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 9月26日総務委員会-09月26日-01号令和 4年 9月26日総務委員会       午後1時27分開会 ○吉岡茂 委員長  それでは、ただいまから総務委員会を開会いたします。 ○吉岡茂 委員長  記録署名員を私から指名させていただきます。  せぬま委員、大竹委員、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  冒頭に申し上げます。  本日は、議案、また請願・陳情の審査項目が大変多くなっておりますので、質問される方、また、答弁される執行機関におかれましては簡明にお願いしたいというふうに思います。円滑な委員会運営に御協力を賜りますようお願いを申し上げます。  それでは、これより議案の審査に入ります。  第64号議案 令和4年度足立区一般会計補正予算(第5号)、第65号議案 令和4年度足立区国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、第66号議案 令和4年度足立区介護保険特別会計補正予算(第1号)、第67号議案 令和4年度足立区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、以上4議案を一括議題といたします。  なお、第64号議案 令和4年度足立区一般会計補正予算(第5号)について、会議規則第68条の規定により既にお手元に配付のとおり、ぬかが委員から修正案の提出がありました。したがいまして、区長提案の原案と修正案を併せて審査いたします。執行機関から原案の提案理由説明を受けた後に行っていただきたいと思います。  それでは、まず、執行機関の説明をお願いいたします。 ◎政策経営部長 それでは、補正予算の概要について御説明をさせていただきます。  資料の1ページを御覧ください。
     令和4年度各会計別補正予算(案)概要でございます。  一般会計は第5号補正で、75億8,200万余の増額となっております。国民健康保険特別会計が第2号補正で、508万2,000円の増額、介護保険特別会計が第1号補正で、17億1,700万余の増額、後期高齢者医療特別会計が第1号補正で、231万円の増額となっております。  2ページを御覧ください。  歳入予算款別表になります。  主なものを御説明いたします。  12番、特別区交付金で10億3,100万円余の減額、15番、国庫支出金で17億680万円余の増額、16番、都支出金で18億4,700万円余の増額、20番、繰越金で43億2,800万円余の増額となっております。  5ページからが歳出の概要となっております。  主なものを御説明いたします。  5ページ総務費でございます。  19億8,600万円余の増額です。これは、3番の防災減災対策整備基金積立金における新たな首都直下地震等への対策に必要な財源を確保するため、基金の積立てを行うことが主な増要因となっております。  7ページです。  民生費27億6,300万円余の増額です。これは、1番の介護保険事務における介護高齢者施設及び従事者への新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金等の支出、また9ページ、3番の住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の支給事務における国への精算金返還が主な増要因となっております。  10ページ、環境衛生費です。  24億2,900万円余の増額です。これは、11ページ2番の新型コロナウイルスワクチン接種事業における、オミクロン株対応ワクチン接種及び5歳から11歳の3回目接種実施に伴う経費が主な増要因となっております。  続きまして、15ページは、各特別会計補正予算概要になっております。  16ページ、17ページが、債務負担行為補正一般会計分追加21件、変更1件でございます。  18ページが、債務負担行為補正介護保険特別会計分の追加2件でございます。  19ページは、特定目的基金の積立状況となっております。  ⑪が、今回本補正積立て取崩し後の基金残高となっております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  次に、ぬかが委員より第64号議案に対する修正案の提案理由説明をお願いいたします。 ◆ぬかが和子 委員  令和4年度足立区一般会計補正予算(第5号)に対する修正案の提案理由を御説明申し上げます。  今回の補正予算案では、区共通商品券を、組織を横断して積極的に活用するという姿勢もみえ、また、区内の介護福祉等の事業者の声を反映した新型コロナ対策感染症予防策私立保育園等も含めた物価高騰対策、PayPayを活用したキャッシュレス還元祭キャッシュレス決済を、これについては活用できない高齢者に窓口をつくって対応をということに応えて、サポート窓口をアトリウムと生涯学習センター地域学習センターにもつくるという提案、省エネ・創エネ事業として、東京ゼロエミポイントへの上乗せの助成、また、抗原検査キットは修学旅行だけでなく、自然教室にも適用する、就学援助基準の引上げや、高校等入学準備金支給対象者の増など、私どもも強く求めてきた事業が多くあります。また、オミクロン株ワクチン接種予防接種健康被害救済も当然必要なことです。  しかし、北綾瀬駅前交通広場の中のペデストリアンデッキ及び花畑川環境整備工事の2点については、重大な問題点があります。これさえなければ、気持ちよく賛成できる補正予算でした。  花畑川環境整備工事その1の債務負担行為の追加は、例を見ない大幅追加工事であり、住民や関係団体等も交えて十分に協議をした上で、在り方を決定すべきと考えるため、今回は削除します。  北綾瀬駅駅前交通広場整備事業は、交通広場の整備は大いに進めるべきですが、歳出増の補正予算の大きな要因であるペデストリアンデッキの整備には重大な問題があり、施策の優先度及び必要性を考慮し、見直しを図るべきです。  よって、当該歳出予算部分債務負担行為の追加部分を削除いたします。  補正予算修正に関する説明書は、お手元タブレットで既に配付したとおりであります。  議員各位におかれましても、是非御賛同くださいますようお願いを申し上げ、説明といたします。 ○吉岡茂 委員長  御苦労さまでした。  それでは、これより第64号議案から第67号議案の原案並びに第64号議案の修正案について質疑を行います。  何か質疑ございますか。 ◆長澤こうすけ 委員  では、幾つか補正予算について質問させていただきます。  今、共産党のぬかが委員からも御指摘ありましたとおり、北綾瀬駅のペデストリアンデッキ、花畑川の件がなければ、気持ちよく可決するというところで、私どもは、議会として、確かにここのところの金額が膨らみ過ぎているのは問題であるというふうに見ています。  まず1つ北綾瀬駅の方から聞いていきたいと思いますけれども、このプラス6億円増になったと。これ、私、区議会議員になって8年目ですけれども、かつてない見積りの仕方をされていて、なぜこうなったのか原因をお伺いしたいと思います。 ◎道路公園整備室長 今回、このようなことを起こしてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。  理由でございますが、やはり見積りの甘さが挙げられるのかなというふうに考えておるところであります。以後このようなことがないように、十分精査をし、予算計上させていただくべく、仕事に取り組ませていただきたいと思っております。大変申し訳ございませんでした。 ◆長澤こうすけ 委員  謝っていただいて、それで済むのであればいいのですけれども、そうではなくて、まずこれ、原因として、なぜこうなってしまったのか。そもそもの設計時、どういった議論が行われて、そして、今回どういった変更があったのかを教えてください。 ◎道路整備課長 まず、今回、6億3,000万円乖離してしまった内訳ですけれども、1点目に関しましては、ペデストリアンデッキを当初想定していた単価が甘く3億円ほどずれてしまったということです。  2つ目が、設備の状況です。上屋ですとかエスカレーター、こういったものを予算編成後に増強したことで1.8億円ほど増加しました。  3つ目に、資材価格や労務単価が上昇したことで、1.5億円ほど上昇しました。  そのずれてしまった根本の原因ですけれども、やはり今回、詳細設計をやりながら、予算要求させていただいたものですから、どうしてもコンサルの方から提案のあった概略費用、これを、我々の方も技術力が足りなく、そこでずれているというのをはっきり分からないまま、ちょっと予算計上してしまったことが、大変、大きな問題だと思っています。  こちらに関しましては、深く反省をいたしまして、再発防止の徹底に努めていきたいというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  そもそもの設計の段階から、予算が3億円、まず最初ずれていたというところで、それはコンサルが提案してきたから、そのままスルーしたからこういった結果になったということだと思います。今の答弁だと。  私ども自民党は、今までも、外部委託し過ぎていて、そもそも区職員の中で様々な業種がありますけれども、見積もる能力がどんどん低下しているのではないかというふうに指摘してきました。正にそれが今回、如実に表われた結果だと思います。  先ほど反省をして、今後、繰り返さないようにしていきますということでしたけれども、それに対して、どのように対応していくのでしょうか。 ◎道路整備課長 今後の対応策ですけれども、まず、詳細設計をしっかり完了してから、見積りの精度が高まってから予算要望できるようにスケジュールの見直しを掛けていきたいということが1点。  2点目としましては、今回のようにペデストリアンデッキ、また花畑川のような大規模な川の工事のように、専門性が高く、また我々も技術力が低いもの、経験の少ないものに関しましては、庁内で第三者チェックが必要かどうかを検討する場を設ける、こういった点を再発防止策として、現在検討しているところでございます。 ◎道路公園整備室長 補足させていただきます。  併せて職員の育成、指導、技術力の向上については、都市建設部一丸となって、みんなが話し合えるような環境づくりをして、困ったところでは、手が差し伸べられるような風土をつくってまいりたいと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  それは、当然のことだと思います。ただ、それは当然のことであって、その前に、技術力、そういった設計を見積もったり、チェックをする能力が伴わないと、それらができないと思います。  それについての答弁は、今は、いただきませんけれども、まずそもそも設計の段階で、このエレベーター設置とかについても、段差ができたから、それによって幾らか設計変更をして増額が出たということなのですけれども、そもそもこれ、最初から見落としてはいけないポイントだったのではないでしょうか。 ◎道路整備課長 今の長澤委員の御質問に関しましては、恐らく環状七号線と商業施設の段差が1.6mほどもともとあることが分かっていたのではないかという御質問だというふうに認識します。  こちらは、御指摘のとおり、そのとおりでございます。現場状況は初めから分かっておりました。  それで、先ほどのとおり、それを加味して、コンサルに概算費用を出していただいたのですが、それを、ここまで乖離しているということを、我々の方で見抜けなかったのが技術力の低さが招いたことでありまして、こちらに関しましては、もう御批判は甘んじて受けるしかないというような認識でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  あとは、コンサル、コンサルという言葉がさっきから出ていますけれども、今回その見積りと設計等がずれていたコンサルというのは、今後もお付き合いされるのでしょうか。 ◎道路整備課長 今回、設計したのが建設技術研究所というところでございますけれども、区内でもいろいろな設計して、現在もしていただいております。過去もしていただいております。今後も付き合いはあるというふうに認識しております。 ◆長澤こうすけ 委員  していくに当たって、ここで、民間をどうこうたたく話ではないのですけれども、しっかりとチェックをして、打合せができていれば、そもそもこういったこともありませんし、こういった補正予算を組まないで、区民に対して、こういった駅前のロータリーを造ったり、まちづくりをするからこの金額ですというふうに、最初からお示しをして、どこがどれぐらいが微増かというのは分かりませんけれども、今回は、特に感覚として、大幅な増額だというふうに感じます。  微増ではなく、大幅な増額ということであれば、区民からしたら、何でこう最初からそういった設計ができなかったのか、予算計上できて、後で変更していけば、最初の設計なんかほごにしていいよねというふうな感覚になると思います。  そういった意味でも、今回の経験を踏まえて、今後どのように設計をしていったり、予算を組んだりするのか、特に予算を組んだりする部分について伺いたいと思います。 ◎財政課長 先ほど、今後の方向性としまして、庁内で検討委員会を開き、第三者評価、第三者に見ていただくのかどうかという検討するということで申し上げました。  財政課としましても、金額の大きなものは、こういった検討がなされているのか、第三者チェックの必要があるものをきちんとされているのかというところも踏まえまして、予算計上の方を進めていきたいと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  では、次、花畑川について伺わせていただきたいと思います。  今回、債務負担行為で9億2,000万円のところですけれども、これもかなり大きな金額です。そもそもなぜこの金額になったのか教えてください。 ◎道路公園整備室長 今回、補正をさせていただいた最大の理由は、本来するべきであった泥土調査を行わず、工事計画を策定したことにあると考えております。区としても、当時の対応は不十分であったということも反省をさせていただき、整備を進めてまいりたいと思っておるところでございます。  今定例会で、こちらの方も多額な予算計上をすることになったことに対しましては、深く反省し改めておわびを申し上げます。こちらも、大変申し訳ございませんでした。 ◆長澤こうすけ 委員  道路公園整備室長の方から、そんなに頭を下げてほしいわけではないのです。まず、しっかりと、これなぜそうなったのかということを、区民に対して、しっかりと示さなくてはいけないと思っています。  この花畑川については、特に、長年様々な議論がありました。進めようと思えば止まる、やっと動くかなと思ったらこういったことがある。そういった意味で、かなり、またどうなるのかなというふうに心配されている地域の皆さんがいらっしゃいます。  その中で、まず工法等、やはりこれをやるに当たっては、一番最初に、どういった工法でやればこの事業が成功するかという議論はかなりあったと思いますが、いかがですか。 ◎道路整備課長 今、長澤委員御発言のとおり、この事業を、当初、物すごく事業費も高いということで、なかなか進まなかったというところもございます。  そういった中で、工法も、今回、結局、泥土が出まして、増額ということにはなったのですが、当初想定していた工法であれば、かなり安価に事業が効果を全うできるということで進めさせていただきました。そういったところでは、いろいろな工法を検討して、今回、臨んだというようなところはあったかと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  安価なだけで、その工法を決定したのでしょうか。 ◎道路整備課長 当然、過去に雪見橋で工事した工法と、今回、同じ工法でやっておりますので、安価なだけではないというふうには認識しておりますが、結果として、安価な部分を少し重きを置いたために、本来、見落としてはいけないところを見落としてしまったということにつながったのではないかというふうに認識しております。 ◆長澤こうすけ 委員  これは、今回は、花畑川ですけれども、河川ですけれども、建物や様々なライフライン、橋梁だったりいろいろなもの、道路もありますけれども、安くて安全なところを見落としたということになれば、区民の生命に関わるところ、本当に大切なところを見落としていたのだと思います。今の答弁だと、あんまりそこまでの意識はないのかなと思うのですけれども、その点大丈夫ですか。 ◎道路公園整備室長 我々が、工事によって使わせていただいているお金は、区民の方の大切な税金で賄われているということを、十分職員にも認識させていきたいと思っております。  決して、安いものがいいという判断はないと思いますので、少し高くても区民の方たちに喜んでいただけるような、安全を提供できるような工事については、そちらの方も重視しながら、工法の選択、事業手法の選択をさせていただきたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  最先端の技術でパーフェクトなものがあればそれにこしたことはないのですけれども、やはり予算は限られているものですから、その中で、様々な議論をして詰めるところは詰めていかないといけないというのは、重々承知しています。  ただ、やはり一番最初に、区の予算を計上してまちづくりをする際には、やはりそこの一番大切な柱である安全・安心の部分であったり、区民の皆さんが、今後、使っていくにあたってどういうふうな使い方をされるか、こういったところをしっかりと検討した上で、安ければいいというものではなく、様々な予算要求のときに議論を深めていただきたいと思いますが、副区長いかがですか。 ◎工藤 副区長  この度は、北綾瀬並びに花畑川について、私の知る範囲の中でもこのような変更をやったことはかつてないと思います。そういった意味で、非常に今回は、議会の方からどんな言葉をいただいても、私ども何の言い訳もできない状況でございます。  先ほど、幾つか再発防止策も申しましたけれども、まずは、早めに発注をして、そして早めに金額、正確な精度の高い金額を出せるようにしていくということと、後は、職員の技術力を磨くのですが、やはりそれは、様々なほかのところの力もお借りしながら、一緒に区の技術力も磨いていくというようなこと、そして、やはり区としては、最小の経費で最大の効果を生むということが原則ですけれども、当然、そこのバックには安心・安全、これは必ず付きまとうものでございますので、そういった視点で、今後、こういったことがないように努力していきたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  最後にします。  今、工藤副区長からも答弁いただきましたけれども、例えば、ウクライナ危機による資材の高騰とかであれば、それはやむを得ないところだと思います。そうではないところに関しては、今回の件を機に、執行機関の皆様、部署を横断されるので、様々なところに行かれると思います。1つの部署だけではなく、どの部署に行っても、そういった予算的な考え方、後は、一番見落としてはいけない柱である先ほどの安全・安心のところとか、そういったものを共有して、全庁的に、筋肉質に情報共有をしてなっていただきたいと思いますが、その決意を伺わせていただけますか。 ◎工藤 副区長  先ほど、財政課長からも答弁ありましたけれども、こういった考え方を再発防止策の考え方を、財政の方でルール化をするマニュアルをつくります。その上で、全庁で同じような形で、再発防止ができるようにということで努めていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  私も、まず今の2つの問題から質問させていただきます。  花畑川の環境整備、先ほど来お話ありましたように、当初の事業費の120%増、つまり220%になったということなんですよ。それで、住民の当初の、当初といいますか、この当初ではなくて、もともと花畑川の環境整備、住民の方々との話合いをいかした計画が、平成14年につくられました。しかし、先ほど答弁ありましたように、事業費が掛かり過ぎると、ストップを掛けていたわけですよね。  私は、費用対効果、施策の優先度から、止めるということは当然あり得るとは思うのですけれども、当時、そのストップが掛かった、事業費が掛かり過ぎるという金額は幾らだったのでしょうか。 ◎道路整備課長 大変申し訳ございません。そのストップが掛かった金額は、ちょっと今手元にないので答えることができません。 ◎工藤 副区長  当初、まず整備を始めようかと思ったときには、全体で25億円程度を想定したと思います。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですよ。全体で25億円、だから、今回の僅か数百m、その1の区間でいうと、ちょうど10億円ぐらいなんですよ。つまり、今回、掛かった金額と同じぐらいなんですよ。だけれども、当時は、金が掛かり過ぎるということで、ストップが掛かっていて、結局は、今回のことで、それ以上にお金が掛かるということになると。  その後、国の方針変更の中で、工事費も安く抑えられるということで、今年度から計画を大幅変更して工事が始まっていたわけですけれども、始まってみると工法も水を流したまま行えるシートパイルの工法ではなくて、これでいいのかというのは、私たち最初からそのとき申し上げてきました。  運河をせき止めて、全部水を抜いて、土砂を埋め立てて、その後、掘り返すという、途方もないやり方で、どうなのかというのは、担当にいつも言ってきました。  結果、大量の魚も死にました。事業者からの申出で、生き物の救出作戦も急遽行いました。ここでも、先の見通しを持たないどたばたぶりだなというふうに、私は思っていたのですが、では、生き物の救出作戦に掛かったお金というのは、これはどうなったのでしょうか。 ◎道路整備課長 そちらに関しましては、もともとの経費の中に含まれておりましたので、それによる増額はございません。 ◆ぬかが和子 委員  魚が大量に死んで、事業者からこれやったらと提案で生き物の救出作戦やったのが、もともと魚が大量に死んで、その後に生き物の救出作戦やるのが、もともとの経費に入っていたというのは、どうみてもおかしいのだけれども、ここだけ聞いていられないから、後で、詳細にそこをもう一度示していただきたいと。そんないいかげんな答弁はないだろうと。  だって、魚が死んだ後に、急遽事業者の申入れで生き物作戦やったんですよ。それは、最初から予定に入っていましたという答弁ないでしょうと思いますが、これ後で示してください。どうせ、答えられないだろうと思うから。  今回、安く抑えられるというのが、まやかしであったということが明らかになったわけですよ。それで、平成29年に区に提出された報告書では、この泥土、ヘドロが堆積している可能性があり、地質調査結果に応じて対応の検討が必要だと記載されていたわけですよね。それで、これを見付けて、いわゆる市民運動体の方々とか、環境を考える方とか、議会からも、この泥土の問題、繰り返し指摘されていたわけですよ。  だけれども、それは何となく答弁ではスルーしていたと。今になって、泥土軟弱地盤対策で、予算が足りないとして、合計で11億円の工事費が必要だという中での、今回の補正予算と、これ議会や住民からも、この途中で、今回補正が出る前に、泥土の問題、指摘されていましたよね。どうですか。 ◎道路整備課長 そういったお声はいただいていたということは事実だと思います。 ◆ぬかが和子 委員  つまり、本会議の答弁のときには、このことを指摘したときに、河川工事に対する知識や技術が不足していたため、泥土調査の重要性の認識が欠如していたというのが、本会議の答弁だったんですよ。  でも、実際にはそれだけではなくて、住民や議会の声を軽視してきた。聞こうとしなかった。ここを重視しないと、同じことを繰り返しかねないというふうに思うのですが、どうでしょうか。
    道路整備課長 今回、結果といたしまして、調査をしなかったことで、こういった120%増という、類を見ない増額を要求させていただくことになりました。その原因が、住民や議会を軽視していると言われましても、これはもう甘んじて受けざるを得ないというふうに認識しております。 ◆ぬかが和子 委員  是非、そういう住民の方から、議会もそうですけれども、専門家の方の意見を真摯に受け止めて対応していただきたいと思います。  予算を付けても契約変更が必要になってきますから、当然、今までのルールから逸脱した契約変更になりかねないということもありますし、これについては、もしこれをまた進めようとすれば契約変更案件が出ると思いますので、そのときにまた質疑させていただきたいというふうに思います。  それから、北綾瀬駅の交通広場の問題ですけれども、これも本会議の答弁で、区はこう言ったんですよ、区議会や地域からも、駅前広場整備の要望が多く寄せられてきたというふうに言っているのですけれども、多く寄せられてきたのは、駅前広場の要望なんですよ。ペデストリアンデッキを造ってという要望は、いつどのくらい出されてきたのかお伺いします。 ◎道路整備課長 ぬかが委員御発言のとおり、要望があったのは、駅前広場であったと認識しています。たしかに、具体的にペデストリアンデッキを造ってくれという要望は、直接的なそういった声はなかったかもしれません。 ◆ぬかが和子 委員  その本会議の答弁で、商業施設が完成すれば、これまで以上に多くの利用者が予想されていると。このため、ペデストリアンデッキを設置するというふうに答弁しているのですが、どういう集客施設だと区は認識しているのでしょうか。 ◎道路整備課長 事業者の方の説明会では、利用者数が1日1万5,000人程度いるという予測を立てていますので、それなりのそういった利用客が見込まれる施設だというふうに認識します。 ◆ぬかが和子 委員  説明会出ていて、都合がいいところだけ言わないでほしいなと思っているのですよ。  事業者自身が、これは広域集客施設ではないと言っているわけですよ。つまり、アリオとか、ららぽーととか、そういうレベルではなくて、スーパープラスアルファのようなもので、ある意味、北綾瀬駅の利用者の方々が利用する施設なわけですよ。そこにわざわざペデストリアンデッキを造ると、先ほど来お話あったように1.6mの高低差があるために、大幅な増額に今回なるということなのですが、この北千住駅に次いで区内2番目のペデストリアンデッキをこの北綾瀬駅に造るという、これが施策の優先度としてどうなのかということを、ちょっとお伺いしたいと思っているのですね。  ちなみに北千住駅、改めて調べましたら、1日の乗降客が160万人と、これ世界で第6位の利用者数だそうです。つまり、日本有数の当然ターミナル駅、世界第6位の利用者数だそうです。それで、北綾瀬駅は乗換駅ではありません。乗降客は何名でしょうか。 ◎道路整備課長 コロナ前は、約3万8,000人ほどおりましたが、現在は3万人程度に落ち込んでおります。 ◆ぬかが和子 委員  そうなんですよね。つまり、160万人の北千住駅に次いで2番目が、竹ノ塚駅でも、梅島駅でも、五反野駅でも、西新井駅でもなくて、綾瀬でもなくて、この北綾瀬駅であるというね。施策の優先度がどうなのかという問題なんですよ。  もともとおかしいのではないのということを事前に申し上げてきたときに、いろいろ理由もあった中の1つとして、ペデストリアンデッキを造ることで、そこの出入口エスカレーターを利用していただけるということを理由にされていたわけですけれども、今回の変更の中で、結局は、エスカレーターは、区側の、ペデストリアンデッキといいますか、商業施設へ出入りする商業施設のエスカレーターをお借りしなくても、エスカレーターは、上下2基こういうふうになるということになれば、なおさら、この商業施設へ誘導する道理はなくなったのではないかと思いますがどうですか。 ◎道路整備課長 やはり、駅の北側に向かう人も一定数います。北側に関しましては、区として面積の関係からも、降り口を造ることができませんでした。そういったところでは、商業施設側にも一定の負担をいただいて、エスカレーター、エレベーター等の施設を、向こうで設けていただいて造ったというところでは、区の方でも必要だと認識しているものを、向こうにも一定程度の負担をしていただいて、今回、造ることになったという官民連携のまちづくりであるというふうには認識しております。 ◆ぬかが和子 委員  北側の出入口がと言うけれども、24時間この商業施設やっているのでしょうか。やっていないですよね。やっていないんですよ。  つまり何を言いたいかというと、私、非常に疑問で調べてみたけれども、まだ、私の中では見つからないのですが、商業施設の側というのは、今回のペデストリアンデッキの図でいきますと、袋小路のようになっているわけです。それで、商業施設が夜閉鎖すると、そっちへ下りる抜け道はないんですよね。こんなペデストリアンデッキ、袋小路になっていて、夜に何かあったらたむろする場所になるのではないか、何かあったら危ないのではないか、こういう声も出ているのですが。  こういった形態、つまり、商業施設へ抜けられるようになっているけれども、そこからほかへ下りるような、そういうふうにはなっていないんですよ。袋小路状なんです。そんなペデストリアンデッキというものの形態について、在り方について十分検証したのですか。部長どうですか。 ◎道路公園整備室長 本会議の御答弁でもさせていただいたところでございますが、ペデストリアンデッキの大きさ等につきましては、利用者数を算定し、国の基準に基づいて、助成金をいただきながら造るということで、ある一応の大きさ、基準を満たしたものであるというふうに考えておりますので、そういうところも考えたというところでは、今までも、しっかり庁内で議論をして、この北綾瀬の駅前にペデストリアンデッキが必要だということは、庁内でしっかり議論してきたというふうに考えておるところでございます。  御指摘の広場でたまり場になってしまうという部分につきましては、今後の検討課題、予防策としては、今後の検討課題とさせていただきます。 ◆ぬかが和子 委員  だから、今、予防策うんぬんと言っていますけれども、行き止まりになるような形態のペデストリアンデッキの例というのは、もう既に検証しているのですか、あるのですか。私は、見付けられなかったのですけれども。 ◎道路整備課長 ぬかが委員御発言のところは、我々も当然課題というふうには認識しておりますので、どこを何時までこう開けるか、また、例えば、かなりの利用者数がいるということであれば、24時間、商業施設側に管理費を払って開けてもらうという方法もありますし、そうでなければ閉めるというところもあります。その辺の詳細な検証は、現在しているところでございます。  こちらの方も詳しいことが分かってまいりましたら、議会の方にも報告しながら進めていければと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  こんなずさんな計画で、しかも、今、答弁あった利用者が多ければと言うけれども、もともと乗降客3万3,000人で、その駅利用者が使う施設だと事業者も言っているわけですよ。それは、利用者が多くたって、北千住だって160万人だけれども、全部どこだって降りられるわけですよ。そうなっていないで、袋小路になって治安上どうですかということは、非常に重大な問題だし、そういうことを、このままゴーサイン出して、中身については詳細検討するとはいっても、こういうずさんな状況でやるというのは、絶対にやめた方がいいというふうに思います。  これだけ、また質疑しているわけにいかないので、ほかの質問に入らせていただきます。  今回の補正予算なのですけれども、決算剰余金が、歳入で繰越金が43億円増になっていますけれども、決算剰余金が113億円あって、うち60億円が基金に積み立てられて、残りが53億円あって、うち10億円は当初予算措置されているので、残額の43億円が繰越金として歳入されたということでよろしいでしょうか。 ◎財政課長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  基金からの繰入金は、補正前は339億6,811万円というふうになっていましたけれども、決算が確定したということで、7億2,560万円余で済んだということでよろしいのでしょうか。 ◎財政課長 今回の基金繰入金でございますが、北綾瀬駅等に、こういった投資的経費に使う公共施設の積立基金の増、それから就学援助の引上げに伴いまして、育英資金この入学準備金を増やします。その分、育英資金からの繰入れ、こういったものが入っておりまして、剰余金とは別でございます。 ◆ぬかが和子 委員  どっちにしても、ただ補正前339億円ということが基金繰入金として補正で掛かったのは7億円ということなわけですけれども、これによって令和3年度末の基金現在高は幾らになったか、改めて確認させてください。 ◎財政課長 令和3年度末の現在高でございます。1,807億円でございます。 ◆ぬかが和子 委員  それから、介護保険特別会計についてですけれども、これも、この説明書を見ますと、令和3年度の決算が確定したことによって17億円余の決算剰余金があったと。実績見合いなので、国に4億8730万円、都に1,957万円余、支払基金に1億3,163万円を返還したということでよろしいでしょうか。 ◎介護保険課長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  令和3年度は、23区で一番高い保険料を更に値上げして、基準月額を6,760円にしました。そういう中で、17億円剰余金が生じたと、65歳以上の方が払った介護保険料相当分6億3,200万円余が、今回、給付準備基金に積み立てると、区が6,700円の保険料給付費に見合って予算化していた部分も余ったので、これを一般会計に戻す。その金額が4億4,703万円余ということだと思うのですが。  区は、これについて説明書では、超過繰入金の返還だというふうに言っているのですけれども、それはそうなのでしょうけれども、6,760円の保険料や、また給付に見合って区が予算した金額がこの繰入金になったのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎介護保険課長 介護保険料は、そもそもこの3年間、介護計画の3年間での金額を算出しておりますので、今年度の残の金額をもって、保険料がこの額でなくてもよかったのではないかというものではございません。 ◆ぬかが和子 委員  質問したことに答えてほしいのですけれども。要は、今回の4億4,700万円余というのは、これは、この保険料や、また給付見込みに見合って、区が予算化した繰入金ですよねと確認しているのですけれども。 ◎介護保険課長 こちらは、当初から見込んでいたものではございませんで、結果的に、令和3年度の介護保険特別会計の精算によって生じた区への返還金というものでございます。 ◆ぬかが和子 委員  要は、何が言いたいかというと、いつも申し上げているように、保険料を、区民に約束した保険料に見合った、区が一般財源から繰り入れる額なわけですよ。3年間の保険料に見合って、3年ごとに立てる中で、その法定割合での額が余ったから繰り戻すということになったわけですね。  この議論すると、区は、私たちなんかは、せめて区だけでも繰り戻さないで、高齢者の保険料は、だって繰り戻さないわけですよ。返さないで、給付準備基金に積み立てるわけですから。だから、同じようにしたらどうかと、保険料軽減のために使えばいいのではないかということを申し上げると、いつも一般会計からの繰入れになるからできませんと区の方は答弁するわけですね。でも、もちろん一般会計からの繰入れも絶対できないというものではなくて、前例もありますけれども、仮に一般会計に返還、今回のように繰戻しをしたとしても、介護保険外からの負担軽減の支援はできるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎介護保険課長 こちらについては、介護保険制度の中では、繰入れというものは基本的には行わないということでございますので、ぬかが委員おっしゃるようなことは考えてございません。 ◆ぬかが和子 委員  ちょっと課長、ちゃんと答えてくださいよ。私が聞いているのは、介護保険会計に繰り戻すなという質問していないのよ、今。介護保険会計から一般会計に戻さないでとどめておいてという質問ではありませんよ。分かっていますか。それが、できないと言っているの。 ◎介護保険課長 介護保険制度の中では、国や都、区、支払基金など、負担の割合が定められておりますので、今回の令和3年度の精算に伴って余った分については、当然、その区の負担分には、その分をお返しするというものでございますので、そういった制度に基づいて適切に返還をしていくものでございます。 ◆ぬかが和子 委員  何を言っているかというと、介護保険から一般会計に繰戻したとしても、いわゆる民生費というのはあるわけですよ。だから、何とか高齢者の負担を、痛みを和らげてあげようという施策展開、介護保険外から補うような施策展開というのは、できるのではないですかということを聞いているのです。  かつて、やはりこれ質問したときに、部長が理論上はできますと答弁しているのですが、今の介護保険課長は、これも否定するのですか。 ◎高齢者施策推進室長 今、御質問あったとおり、理論上はできます。ただし、原則どおり処理をさせていただきたいという考えでございます。 ◆ぬかが和子 委員  原則どおり処理してもできるんですよ。だって、一般会計に戻すんです。戻した上で、高齢者施策いろいろあるでしょう。高齢者のいろいろな施策展開の中で、せめて高齢者に還元してあげようと、そういう気持ちは、足立区にはないということでいいのですか。 ◎介護保険課長 高齢者に対する支援というのは、当然、区としましても行っていくところでございます。ただ、介護保険制度に関しては、繰り返しになりますが、国や都などの負担割合がございますので、それに基づいて適切に対応してまいります。  ただ、ぬかが委員おっしゃるように、高齢者の支援ということで、保険外のサービスということに関しましては、介護保険制度とは別に取り組んでまいっているところでございますので、こちらも引き続き、支援をしてまいりたいと考えてございます。 ◆ぬかが和子 委員  もう最初から、ちゃんと聞いたことに答えてくれれば、こんな時間掛からないんですよ。  要は、今回は、保険外でも本来できるけれども、保険外で繰戻したお金、それをせめてこれだけ介護保険料としていただいたお金余って一般会計に繰戻しました。だから、この分高齢者に対してこういうことをやりましょうという気持ちに立った施策はないのかということを聞いていたんです。その気持ちがあると言ったって、実際にはそうなっていないということも言わざるを得ないというふうに思っているんですね。  これだけちょっと聞いていられないので、もう1点別のことを聞かせていただきます。  マイナンバーカードの商品券なのですけれども、いわゆる国がマイナポイントを2万ポイントの付与というのを、本当はもうすぐ終わる予定だったわけですけれども、これが、12月まで延期することを表明しました。  今回のこの補正予算では、この区が独自に、国の補助金もいただきながら、区の奨励の共通商品券をお配りするということで付与していこうというこの施策を、もともと11月から2月までの4か月分ということで想定して、予算化して、提案していただいているわけですが、これ12月まで延びた中でどうしていくのでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 この5,000円分の商品券につきましては、マイナポイントが延長された期間は重複して行えないという方針で決定しておりますので、5,000円分の商品券は、1月以降、令和5年の1月以降に、手続された方にお配りしていきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  そうしますと、1月以降だとすると、それはそれでいいと思うのだけれども、年度内としても3か月間ですよね。それで、提案当初から、執行見込みのない部分も含めて予算化しているということになるのではないかという危惧を持っています。  年度を越えて実施するとしたら、相応の手続をしなければ、年度を越えては実施できないのですけれども、その辺についてはどうお考えですか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 事業期間が4か月から2か月に減ってしまうということでございますが、実際に応募があった件数、それが10人単位以上でやろうと思っているのですけれども、それが10人なのか30人なのか、その規模感によっても手続する効率性が変わりますので、実際にその手続が始まる、周知していく中で、これが年度内に終わるのか、その辺についても、しっかりと検討していきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ありますか。 ◆大竹さよこ 委員  私は、ちょっと中身の方に質問させていただきたいと思いますが、まず5ページにございます防災減災対策整備基金積立金、こちらなのですけれども、今回の補正で約18億1,800万円積立金として報告されております。これ概要にありますように、新たな首都直下地震などの被害想定も受けて、防災減災対策のより強化に向けて、耐震改修助成等に基金の活用を広げるための条例改正案ともに財源確保のため、基金へ積み立てると、これ後ほど第78号議案の方でも取り上げられるのかしら。  ここなのですけれども、今回、18億円積み立てるということで、この防災減災対策基金、幾らあっても足りないのかなと思いますが、これで幾ら基金が積み上がるのか、基金総額をお伺いいたします。 ◎財政課長 防災減債基金でございますが、令和3年度末、52億円が残額となっております。令和4年度に、エアコン等に使いますお金が4億円でございます。それを除きますと48億円、ここに今回の18億円が加わりまして、66億円の現在高となる見込みでございます。 ◆大竹さよこ 委員  残高かなりのものになりますが、今後どういったスキームでこの基金を使って、毎年こういった形でやっていこう、今の段階で、計画されているところがあれば、お伺いいたします。 ◎財政課長 もともとは避難所となる学校のエアコンなどの整備、それから防災船着場などを想定しておりました。  今回、第78号議案の方にも御議論いただきますけれども、新たに来年度からは、これまで公共施設のみを対象としておりましたけれども、このところの10年ぶりに公表された、東京都の新たな被害想定を見まして、そういった耐震化にも使えるように、区民の皆様の助成にも使えるようにということで考えております。  今後、更に拡充すべきものがあれば、こういった基金を活用して強化をしてまいりたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  我が党は、今年の7月に、首都直下地震に備えて、区民の命を守る施策の充実を求める要望書を区長に提出をさせていただきました。また、本定例会におきましても、代表質問で耐震診断に係る費用への増額や耐震改修助成の拡充等の進捗状況についても質問をいたしました。  正に、今、答弁でございましたように、この基金を使って、こういった施策展開を望むものでございますが、まだまだ足りない部分もあると思います。今後、新たなメニューを考える必要もあると思いますが、その点いかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  区長も本会議の答弁の中で、新たな領域についての助成も考えていくというお話をしております。私どもも、今、新たなメニューに向けて検討しておりますので、何とか、今後、拡充できるように努力したいと思っています。 ◆大竹さよこ 委員  また、この防災減災を進めるためには、区民の皆様への周知が必要だと考えます。この基金を使って、事業を進めるために、現状の正しい理解が大事だと考えます。例えば、この耐震改修助成を使うにしても、一定の自己資金の用意の必要がございますし、また、実際に助成を使って工事を行っていただくためにも、それなりの動機付けが必要だと考えます。  しかし、一方その全壊棟数ですとか、死者数など、この被害想定の伝え方によっては、区民の方の不安をあおるだけになりかねない場合も多くあると考えます。この正確な情報とともに、だから今できることをやるんだと、また、やっていただきたいんだという、この区の決意を分かりやすく区民に丁寧に伝えて、訴えていくことが大事だと考えますが、お伺いいたします。 ◎報道広報課長 やはり一番大きい手段としては広報紙だと思います。それ以外にも様々な手段ありますので、正確にお伝えして、正確に理解していただいて、正確に使っていただくということに努めてまいりたいというふうに考えます。 ◆大竹さよこ 委員  また、今、動画なんかもありますので、そういったものでもしっかり伝えていただければと思います。  あと、来月10月1日から、家具等転倒防止工事ですとか、窓ガラス飛散防止工事助成制度の助成対象が拡大をされます。こちらの周知にも力を入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎建築防災課長 広報等を使って、効率的に周知をしていきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  よろしくお願いいたします。  次に、防災センターの設備更新事業ということで、今回、河川の水位を観測する水位計のシステムについて、今回、予算が付けられております。  4つのここにございますが、河川は4基、隅田川、綾瀬川、毛長川、中川とございますが、足立区には、もう1つ新芝川、足立区に接する川としてございますけれども、この新芝川に関しての管理、また監視体制というのも必要だと思いますが、このあたりのお考えはいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 新芝川には、今、水位計付いてございますけれども、今回、国の方でも同じようなシステムを使っておりますし、そちらの方でも把握できるということも含めて、今回の設置の方は見送らせていただきました。 ◆大竹さよこ 委員  見送って、いずれはという考えはありますか。というのも、やはり、水に対するその区民の方の意識というのは非常に高うございます。やはり、新芝川の方にもしっかり情報をいただきたいという区民の声もいただいておりますが、いかがでしょう。 ◎災害対策課長 水位の氾濫については、しっかりと見せていただきます。ただし、新芝川単独での氾濫というのは、現状、想定はされてございませんので、新たに、現在のところは、水位計を付けるという考えはございません。 ◆大竹さよこ 委員  分かりました。  次に、国のマイナポイント第2弾、この個人番号カード交付等事務、先ほど話、ぬかが委員の方からもございましたけれども、この区の独自のキャンペーンは、そうしますと伸びるということでございますが、ここでカードの交付率43.22%、令和4年6月末では、この数字がありますが、今日現在での数字というのは分かりますでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 さすがに、ちょっと今日現在は難しいのですけれども、8月末で45.2%まで上がっている状況でございます。 ◆大竹さよこ 委員  目標は60.5%とございます。このように予算付けて、区としても、このマイナンバーカード、個人番号の交付、普及を図っていこうという心意気だと思いますけれども、この申請方法、窓口、郵送、電子申請とありますが、どの申請方法が一番多いのかお伺いいたします。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 すみません、各種の申請のデータまで、すみません、今、持っておりませんので、後ほど確認できましたら、御報告させていただきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  やはり、この申請と交付率を上げるという取組をするときに、どこが一番その申請が多いのか、そして、どこが弱いのか、またその申請をしても、その交付は平日が多くて、日曜日に至っては4時までの交付ということで、かなり予約が先まで埋まっているというふうにも聞いております。やはり、そういった交付、また、受け取りするときの受け取りづらい環境があるのかどうか、そのあたりもしっかりと分析しないと、この目標の60.5%というのは、なかなか近づいていかないのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 大竹委員おっしゃるとおり、土日の予約というものが、8月中旬から急激に伸びまして、現状、昨日の段階で10月まで予約取れていたのですけれども、ほぼほぼ埋まってしまっている状況になっております。  11月からは、土日の交付回数を4回から7回程度まで、可能な限り全部交付するという形を取っていくとともに、通常、その日にカードをお渡しすると、カードの交付上限というものが限られてしまうのですけれども、後日、郵送するような方法とか、いろいろな手法を使って、土日の交付数もしっかりと上げていきたいと考えております。しっかりと交付が、受け取っていただける環境、受け取りやすい環境の設定に努めて考えていきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  1点、今の若い子たちを中心に、若い子たちだけではないのですけれども、電子申請が進んでいるかと思います。ただ、電子申請すると、やはり自分が取りに行かないといけないですよね。その取りに行かなければいけないときに、やはり学生とか、働いている方は、土曜日、日曜日、ここのやはり遅い時間というのも枠が必要なのかなと思いますけれども、そのあたりは、分析はいかがでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 やはり夜間交付につきましても、若い方中心に非常にニーズ高いものが、これまでの実績からも確認しておりますので、そこにつきましても、今後、検討して、何とか対応できる限りしていきたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  目標の60.5%、是非よろしくお願いしたいと思います。  また、商店街の活動支援事業にございますけれども、商店街の活動支援事業のPayPayの、ページにしますと10ページ、マル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業の実施に伴う、これ延べ36日間、約2,100万円を掛けて行う事業でございますが、キャッシュレス還元祭の利用促進を図る目的ということで、要は、そのPayPayのアプリをインストールするお手伝いと、その使用方法の支援をするということで、よろしいでしょうか。 ◎産業政策課長 大竹委員御指摘のように、主としてそのPayPayの使い方、インストール、そういったものをサポートさせていただくところでございますが、時間が余れば、区の公式LINEであるとか、A-メールとか、そういったものもレクチャーさせていただきたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  サポート内容としては、マル祝キャッシュレス還元祭の案内とありますけれども、還元祭は、最大で30%戻り、1人2万円までと、制度の内容がちょっと複雑なところがあるかなと思いますので、このあたりは丁寧に分かるように、御説明をいただきたいと思います。  そして、同時に、ここでサポート内容には、スマートフォンの操作補助ですとか、区公式LINE等の勧誘登録補助等ございます。  例えば、防災アプリや区民の方に有益な区の公式アプリもありますけれども、どのあたりまで御紹介をしていくのか、お伺いいたします。 ◎産業政策課長 今、考えてございますのは、区の公式LINEであるとか、A-メールであるとか、そういったところでございますが、一覧をちょっと作って、全てを紹介することが難しいので、そこにつきまして報道広報課、災害対策課などと連携いたしまして、どこまで載せられるのか、ニーズが高いものまで載せていきたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  例えば、中にはPayPayには興味なくても、PayPayはいいんです、だけれども、ちょっとスマホの操作を教えてくださいという方いらっしゃったら、この場合は、対応はどうなるのですか。 ◎産業政策課長 今回は、ちょっとキャッシュレスのメインが、先ほど答弁させていただいたキャッシュレスのサポートというのがメインで考えてございますが、ただ、昨年の産業経済部といたしましては、スマホ講座というものをやったところでございます。  そこで、様々なところを、キャッシュレスであるとか、災害メールの登録であるとかしたところでございますので、やったところでございますので、年度末に、産業経済部でも、ちょっと検討していきたいなと思いますし、全庁でも連携して、何ができるか検討してまいりたいと考えてございます。
    ◆大竹さよこ 委員  でも、せっかく窓口に来ていただいて、話聞いて、そうかPayPayでちょっと怖いけれども、ほかのものはどうなんだろうという、区民の方に対して、いやここでは駄目なんですというのは、ちょっと冷たいのかなとも思いますけれども、そういったケースがたくさんあるという想定も、今は、ちょっと難しいのかもしれませんが、例えば、そういった方がいらっしゃったときにも、丁寧に御対応していただきたいと思いますけれども、最後いかがでしょう。 ◎産業政策課長 大竹委員御指摘なところが、実際、あるところだと思います。区民の方々のところ、想定できるところでございますので、前向きに、時間があったらちょっと検討してまいりたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  すみません、ちょっと最後の方にいたしますけれども、あともう1つ、小・中学校の要保護、準要保護児童、生徒就学援助事業、育英資金事業、今回、載っておりますけれども、今回の認定基準の引上げで対象者が増えます。対象者には、漏れなくお伝えいただきたいと思いますが、これ制度が変わって、自分が対象者なのだと、区からの知らせで知ることになるのでしょうか。  あなたは、そういう対象になりましたよというのは、区がお知らせが相手に行くということでよろしいでしょうか。 ◎学務課長 学務課の方で、全ての世帯の所得をちょっと存じ上げておりませんので、全ての小・中学校を通しまして、親御さんの方に、認定基準が変わったという通知をお出しする予定でございます。 ◆大竹さよこ 委員  それと、改めて申請し直していただくということでよろしいでしょうか。 ◎学務課長 大竹委員おっしゃるとおりでございます。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと中学校3年生は、これから受験等々を迎えてお忙しい中だとは思うのですけれども、是非、入学の準備助成が出るということでございますので、速やかにこういったことはお伝えいただきたいと思いますけれども、これいつ頃そういったお知らせが出るのか、お伺いいたします。 ◎学務課長 補正予算を認めいただけた場合に、速やかに学校の方に通知したいと思っております。 ◆大竹さよこ 委員  過去には、こういったことがなかったのかなというふうにも思いますけれども、途中で、申請者が、対象者が広がりましたよというのがなかったと思いますので、このあたりも是非丁寧にお願いしたいと思います。  もう一つ、最後にすみません。債務負担行為の補正のところでございますが、17ページの18番、上沼田東公園の改修整備工事業務委託ということで、これ今回1,400万円ということで、この内容についてちょっとお伺いいたします。 ◎パークイノベーション推進課長 今回のこの委託につきましては、この後、議案で御審議いただきます上沼田東公園の整備改修工事の建築工事の部分を、設計書どおり、仕様書どおり、しっかりと施工できているかどうかを確認していただくための工事監理委託でございます。 ◆大竹さよこ 委員  この上沼田東公園、工事が遅れていると聞いております。このあたり、地域の方々も、いち早く、その公園の整備の方、心待ちしているところでございますので、しっかりと進めていただきたいと思います。要望です。 ◆おぐら修平 委員  補正予算概要の、まず私からは、5ページのSDGs未来都市計画のモデル事業の実施で、1の(2)のところに、この工事費用の負担金ということで、高架下店舗の既存の設備の撤去、電気、給排水等の工事の区負担金、これ3,000万円を上限に、区が全額負担するといった、この協定内容になっているのですけれども、こういう協定を締結するに至った経緯というのを、まず教えていただけますでしょうか。 ◎政策経営課長 もともとこのJR東日本都市開発という会社が持っている部分でございまして、その会社が、区以外でも、一般にも貸出しするときにも、給排水等を、借り側、店子の方がやるという前提で、この店舗を貸し出していくというところでございますので、もともとその商売スキームに私たちも乗っているというような状況でございます。 ◆おぐら修平 委員  ここのJR東日本都市開発が管理しているこの綾瀬駅の高架下の物件を借りる際には、高架下の既存の設備の撤去、また電気、給排水の工事は、借りる側が、借主が負担をしてやっていくという、そういうやり方でずっとテナントの貸出しをやっていたと。それと同じようなことで基づいて協定結んだということの理解でよろしいでしょうか。 ◎政策経営課長 そのとおりでございまして、あと中の内装というか、含まれている部分についても、撤去するかどうかというのも、借り側がやるというような状況でございます。 ◆おぐら修平 委員  なかなかここまで求めるテナント借りるのに、ここまで求めるというのは、ちょっと私も、ちょっと首をかしげたのですが、そういうやり方ということで、いろいろちょっと言いたいところはあるのですが、あと、この上限が3,000万円、これ賃料は20万円ですよね。20万3,000円と補正予算なっています。高架下の駅前の1等地の中でのこれだけの賃料に対して、この3,000万円という、この撤去、電気、給排水の工事費用というのが、非常に不釣合いな印象を受けるんです。この3,000万円というこの額が出てきた、その見積りのこの細かい内訳、根拠について教えていただけますでしょうか。 ◎政策経営課長 今、またJR側と、最後の詰めをやっているような状況です。JR東日本都市開発側が、また別の下請というのでしょうか、ところに再発注をしているというような状況で、その出てきた額を見せていただいて、大体この金額、この程度、もう少し下がると思うのですけれども、掛かるのは3,000万円ぐらい掛かるだろうというところで設定させていただきました。 ◆おぐら修平 委員  一応、JR側の、この会社の業者の方が見積もった額が、この額に近い額ということでの算定ということでの、この3,000万円の撤去、電気、給排水の工事の費用ということでよろしいですか。 ◎政策経営課長 一応、最終の金額というのは、ちょっとこれ、近々に出てくるんですけれども、おおよそこれぐらいになるだろうというふうに、先方から言われているところでございます。 ◆おぐら修平 委員  ちょっとこの細かい内訳について、また改めてまたお願いします。  続いて、個人番号交付カードの事務について、先ほど質疑もありましたが、今回、区独自で、国の第2弾のポイント還元の事業が終わってから、区内商品券を5,000円を、約1万人を目標にということでの、今回、補正予算示されましたが、この辺、いろいろな方法あると思います。また、額面もあると思うんです。  ポイントの付与、国の方は、ポイントの付与という形で実施をしておりますが、この区内商品券5,000円というふうに至った経緯、また、その効果の見込みなどについて教えていただけますでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 今回、区内商品券とした経緯でございますが、やはり、マイナポイント、ポイントということで、なかなかキャッシュレス決済になじまない方たち、特に御高齢で、そういったものを利活用ができない方たちが、やはりマイナンバーカードを持とうというところの誘因の要素にならないというところを、これまでも懸念しておりました。  今回、5,000円分のインセンティブ付与というところに関しましては、そのあたりを考えまして、できるだけ広く、また、分かりやすく使っていただきたいということで、区内商品券にしたところでございます。  区内商品券にしたということで、区内で使っていただけるという経済効果を、しっかりとしていきたいと考えております。 ◆おぐら修平 委員  そうですね、正にその区内共通商品券で、区内で活用いただくということで、この区内、また特に商店街にしっかり利用していただくということでは、すごく、ポイントで、足立区外で利用されるよりよいなと思う一方で、区内共通商品券で、どうしても、足立区でも非常に広いので、近隣に使える店がある地域と、ない地域とあって、使えない地域の方から結構お叱りを受けたりとかする場面もあるのですが。  そこら辺の総合的な判断というのは、ポイント付与より確かにこちらの方が区内経済活性化になるとは、私も思いますし、よいなと思うのですが、一方で、やはりそういう声も一部あるということでの判断は、非常にいろいろと悩むところなんだけれども、その議論の経過とか、そういうなかなか商品券使える場所がないという声に対しての、今回、こういう案を提案された経緯について、よろしいでしょうか。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 広く使いたい方は、もともとマイナポイントで申請されているだろうというところが、まず、前提にございます。その上で、選択肢の1つとして、区内商品券を選んでいただけるかどうかというところは、区民の皆様1人1人が判断いただけるように、選択肢を設けたというところが、経過でございます。 ◎区長 交付率が悪いということで、東京都の副知事からも、私のところに御指導の電話が入ったわけです。ですから、そのときに、区としてこれからどの方々をターゲットにして、普及率を上げていくかということを、やはり全庁的に考えました。  そのときに、ポイントというとなかなか距離感がある高齢者に絞って、取りに行かなくても郵送するということと、申込みについては、高齢者をターゲットにする以上、例えば、都営住宅ですとか、高齢者が大勢お住まいだと想定されるところに出向いていって、交付率を上げていくということで、確かに使える店舗が限られるというようなお話ありますけれども、今回は、今、申し上げたようなことを総合的に判断して、ポイントとは、なかなか距離感のある方々をターゲットに、様々な入手方法等も含めて、スキームをつくってやっていこうということで、政策決定いたしました。 ◆おぐら修平 委員  この出張申請ということでも、ここにも書いていますけれども、正にその高齢者にターゲットを絞るということでございますので、正に都営住宅であるだとか、例えば住区センターでの、この出張受付とかもあると思いますし、そうした仕組み、工夫というのを、是非よろしくお願いをいたします。  あと、この13ページの道路の新設工事で、最初に他の委員の方々からも質疑ありましたけれども、この北綾瀬の駅前交通広場、この増額理由のところにあります③資材価格の高騰、またこの労務単価が上昇しているということで、1億5,000万円もの補正予算が、今回も計上されておりますが、これもともと資材の価格、特に鉄鋼鋼材がかなり非常に大幅に上がっているということは伺っておりますが、どの程度、ではこの資材に、何がどれぐらい上がっているのか、労務単価がどれぐらい上がっているのか、今回、この1億5,000万円というこの補正予算になったのかという、このまず内訳、その状況について教えていただけますでしょうか。 ◎道路整備課長 今回、鋼材が、令和3年度の当初から、現在9月に至るまでにかけまして、鋼材もいろいろな種類があるのですが、平均しまして約4割から5割ほど上がっております。  同じ期間で、人件費ですと4%ほどということで、鋼材の上昇率が高かったというところ、今回、1億5,000万円という高額に至ったのは、ペデストリアンデッキというものが、もう鋼材の塊のようなものですので、かなり費用の割合が高かったというところでございます。 ◆おぐら修平 委員  令和3年度当初の、資材の価格で、この見積りをしたと、労務単価もその当時から4%から5%上がったということで、これまず一番最初にペデストリアンデッキの、この工事を見積もった時期というのは、令和3年度当初ということでよろしいでしょうか。 ◎道路整備課長 予算要求が始まりますのが、大体夏頃になりますので、7月とか8月とか、そういったところが見積もった段階でございます。 ◆おぐら修平 委員  令和3年の7月から8月ぐらいに見積もったということで、今、この令和4年の10月になって、この間の中でもその資材がどんどんどんどん上がっているという状況というのは、もうこの間に把握をされていると思うので、この早い段階で、もっとこう手当てができなかったものかなと思うのですが、これまでのこの1年少々の間というのは、この労務単価、また、この資材がどんどん特にこの鉄鋼、鋼材が4割から5割上がっているという状況に対しての手だてというのは、この1年どうだったのでしょうか。 ◎道路整備課長 おぐら委員おっしゃるとおり、上がったのは、徐々に徐々にこう上がっていっておりますので、その点でいずれかのタイミングで修正を掛けられれば、若干、この6億3,000万円という額が少し少なかったのかもしれません。  ただ、やはりペデストリアンデッキに関しまして、知識、技術力がなかったというところで、その辺の修正をせずに要求させてもらっている額で、総額的にはのめるのではないかというふうな、ちょっと安易な考えもあって、その辺の修正に至りませんでした。申し訳ございませんでした。 ◆おぐら修平 委員  このペデストリアンデッキのこの工事に限らず、この間いろいろなこの資材、また、この労務単価が、どんどんどんどん上昇しているという中で、これこの工事を見積もった、また、その発注した段階と、いざ始まろうとしたときの、その差額というのは、必ず出てくる、必ず出ないときもあるでしょうけれども、出てくるとなったときにやる、この早い段階で補正予算を組むなり、何かいろいろと対策が必要になってくると思うのですけれども、判断基準なり、その一定の何でしょう、このタイミングになったら、これ以上の額が上がったら、速やかに補正予算組むだとか、その他の対策するとかのルールづくりというんですか、そこはどうなっていますでしょうか。 ◎工藤 副区長  実は、正に、今、国、東京都の方から通知が来ていまして、単品スライド、インフレスライドの考え方、整理について、ちょうど来ています。  今週、建築団体の方とも話合いをして、どういう形でやっていくのかということを、方針を決めて、タイミングを見て実施できるようにしていきたいと思っています。 ◆おぐら修平 委員  正に現場で従事するこの建築業界の方、やはりその方が直接影響を受けてくることになってきますので、そういった方々の現場の声、しっかりヒアリングをしていただきながら、よりよいタイミングでのこの対策、施策、また、新たなこのルールづくりというのを、是非よろしくお願いをいたします。これは、要望で結構です。  以上です。 ◆岡安たかし 委員  私からも何点か、まずマイナンバーカードですけれども、6ページ。  先ほど、大竹委員からもやり取りありましたが、出張キャラバンに関しては、もう非常にこれいいことだなと思います。公明党としては、従来から都営住宅の、正に区長おっしゃった、集会室なんかに住民の方、今、高齢化ですから、ほとんど高齢者が進んでいない中で、高齢者に来ていただいて進めるというのは、大事なのではないかというのを訴えていただけに、これは、非常にいいことだと思うのですが、11月から始まるということで、もう間もなく10月、もうそろそろ町会・自治会、商業施設、企業等と書いてあるのですけれども、連絡をし、日程を調整しないと、住民の方も、年末年始様々なお出掛けの予定とか入っていくと思いますので、日程を早めに早めに住民の方にもお知らせしていく関係上、日程を固めていく必要があると思うのですが。  まず、この企業等の等というのは、ほかにどういうところを考えているのか、また、これらの施設に町会・自治会も含めてですけれども、どこまで、今、周知しているのか教えてください。 ◎個人番号カード交付・普及推進担当課長 現在は、まだ町会・自治会の方には、まだ働きかけは行ってございません。この予算確定後、町会・自治会連合会の会長会議と、まずは御説明させていただき、そこから各会長様から御連絡があったときに、日程調整であるとかというところに入っていきたいと考えております。  また、この企業等につきましては、ワーク・ライフ・バランス認定企業というのが、区内112企業ございまして、こちらの方に連絡を取りながら、しっかりと周知していきたいと考えております。 ◎長谷川 副区長  この等につきましては、この間、副区長会で、東京都の方から説明きまして、例えば、都立高校とか、学校にも、出張で申請できるようにというようなところでお話がありました。 ◆岡安たかし 委員  高齢者以外も進んでいないところあると思うので、それはそれで、広がる部分はいいかと思います。  そういう意味では、図書館とか、これからイベントをどれだけ開いていけるか分かりませんけれども、イベント会場なんか、特にやはり期日前投票の、選挙における投票所の考え方と非常に似ているのかなと、人が集まり、利便性のいいところでどれだけできるかなというところでは、2月までですから11月に入ってしまっても、新しいところ開拓できるなら、それはそれで進めていただきたいと思います。これは要望です。  ちょっと遡って1番の方なのですけれども、5ページ、防犯活動、防犯カメラ、これ直近では、もう3,000台近いのかなと思うのですが、今の現状の、区の施設と、また街角防犯カメラ、この大きく分けると2つあると思うのですけれども、台数を教えていただけますか。 ◎犯罪抑止担当課長 防犯カメラについては、区設置の物、あるいは、町会・自治会設置の物、あるいは通学路等に設置している、学校等に付けているカメラ、こういう物に大別されると思います。  今現在では、約2,200台、これを何とか3,000台まで引き上げていきたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  それの内訳を知りたいのですけれども、すぐ出ないのだったら、後でもいいのですが。 ◎犯罪抑止担当課長 すみません、内訳については、後ほどちょっと確認をして報告させていただきます。すみません。 ◆岡安たかし 委員  最新の区報で、令和4年度末までに2,400台、令和7年度末までに3,000台付けたいというような、大変安心感のある防犯力強化ということでの記事も載っております。  ただ、過去に、たしかどういう仕組みだったのか、集合住宅、マンション、駐車場あるいは警察と連携して自販機というのも試みでやったと思うのですが、まず、集会所、マンション、駐車場というのは、これは時限で何かやったのか、街角防犯カメラの一環だったのか、その点どうでしょうか。 ◎犯罪抑止担当課長 以前ちょっと聞いた話では、時限的にやっていたものというふうに聞いております。 ◆岡安たかし 委員  時限で効果検証してあまりないということならしようがないのですが、これは、これで僕はいいことなのではないかなと思うので、予算の関係もあるのでしょうけれども、ちょっと前向きな検討をお願いしたいなというのが1点と、この自動販売機はどうですか。現状と、その後の進捗に関しては。 ◎犯罪抑止担当課長 足立区内の自動販売機カメラにつきましては、西新井警察署の方で推進しているというふうに聞いております。また、その管理面については、ちょっと区の方では、特に関わっていないという状況です。 ◆岡安たかし 委員  1台でというところから始まったと思うのですが、それはそれで、そこで止まっていると何か寂しい話はあるので、その後どうなっているか分かりませんけれども、1台でも、2台でも増えていけばいいなと思いますので、そこもまた前向きに、ちょっと警察の方とも連携して、もちろんこれは飲料メーカーも関係するでしょうけれども、よろしくお願いしたいと思います。  次の13ページの、先ほど来ずっとある道路の新設北綾瀬です。  これ、さっきの説明聞いていますと、1.6mの高低差は分かっていたと、文章の中には、鋼材部分の追加変更があったということなのですが、高低差が分かっていて追加変更ということは、何でしょう。しかも単価の甘さ、見積りの甘さということでの謝罪があったのですが、鋼材の数量が1.6mの高低差あったけれども、それを考慮しない数量だったのか、もしくは、単価自体を数量的には、項目的には見落としていないけれども、単価自体が全部安くなってしまったのか、どちらなのでしょうか。 ◎道路整備課長 申し訳ありません、①番のところを少し詳しく説明させていただきますと、単価自体は、直近の近傍の事例で令和元年度に千代田区でもデッキを造った事例がありまして、大体㎡60万円ぐらいでできていたというところがございます。そのちょっと㎡60万円というところを一つの参考事例として、いろいろ組立てていったわけなのですが、実際問題、詳細設計が年度末、3月とかに大詰めを迎えますと、もともと構造計算としますと、もともと予定していた柱が太くなったりですとか、くいの径が大分太くなったりですとか、そういった事情が分かってきまして、この㎡60万円と大きく乖離してしまったというところでございまして、1.6mという事情は分かっていたのですが、その辺の、くいだとか、柱の径にまで反映して、その㎡単価が60万円で大きく乖離しているというところが、ちょっと見抜けなかったというような、そういった事情でございます。 ◆岡安たかし 委員  1.6m分かっていたけれども、ほとんど1.6mを考慮しない設計になってしまっていたというところでは、見積りになってしまっていたところで、本当に、結局謝罪されるしかない。それ言ってもしようがないですけれども、お粗末な話だなと思わざるを得ません。  それで、今の参考のを、仮にそういう太さ、くいとかも変えていたとしても、先ほど来、鋼材の値上げというのがありました。もう本当に、今年に入ってからです相当値上がってきているのが、ところ、結局は3番に、この資材価格、ここの上昇に関わってしまったのではないかなと思うのですけれども、その点いかがですか。  もう1回言うと、設計が正しくても、3番はかなり増えてしまったのではないでしょうかということです。 ◎道路整備課長 そうですね、今回、鋼材の部分も大分増えてきておりましたので、そういったことも考えられるかというふうに思います。 ◆岡安たかし 委員  鋼材が増えるのではなくて、鋼材がちゃんと正しかったとしても、値上げ部分で多分いってしまったのだろうということなんですね。いくと思います。こんな6億円も増えなかったかもしれませんが、それはそれで、やはりインフレスライド、インフレスライドと言っていいのか、本当に今年に入ってから、もう何十年ぶりの円安ですとか、もうちょっと考えられない物流の停滞とか、今の一般の家庭でも、戸建てでも、もう3か月ぐらい止まってしまっているところありますよね。トイレが入ってこないとか、サッシ枠が入ってこないとか、もう大変な話になっています。  こういう中でやはりやる工事というのは、いろいろなところで、もう想定外でお金というのは掛かってしまうんだろうなと、安くなる方向にいかないですから、高くなる方向なので、これはちょっと致し方ないところがあるにしても、今回のことは、非常に厳しい指摘をせざるを得ないのですけれども。  この2番のエスカレーターにしても、これ下り1台は、これ何で入れたんですか。もともとなかったのを、やはり、そうしないとしようがないからということで、それとも上りだけだとどうしようもないからということですよね。ちょっと私もよく分からないのですけれども、もともと下りというのはあるものではないのですかね。それは、最初から見落としてしまったということなのでしょうか。 ◎道路整備課長 今回、駅前広場の1階部分にかなりスペースが狭いという状況がございまして、岡安委員御発言のとおり、下りも最初から設けられればよかったのですが、なかなか最初、物理的にスペース的に難しいかなというふうに認識しておりました。  ただ、設計の中で、いろいろと配置のトライ・アンド・エラーを繰り返す中で、何とか入りそうだというのが、後段になって分かってまいりましたので、ちょっとこうした、後段で入れ込むという事象が発生してしまったというところでございます。 ◆岡安たかし 委員  いわゆる職員の皆さんの資質向上というか、専門性の向上というのは、もう5年も、6年も、7年も前から、公明党としては指摘させて、うちだけではないですけれども、議会で指摘も出て、その度に、しっかり職員向上を図っていきますとか答弁があったのですけれども、今更ながらその答弁が出てくるというのも、非常に残念だなというところもあるのですけれども、これそんなこと言ってもしようがないので、しっかりレベルをアップを図っていただきたいと思います。  次に、この花畑川ですか、17ページ。  こちらは、汚泥を見込んでいなかったということなのですけれども、この工事、施工前の技術的な準備のチェックリストというのは、区はないのですか。 ◎道路整備課長 公共施設の工事を出すときに、もろもろ基準を満たしているか、法令を満たしているかというチェックリストというのは存在しているのですけれども、この川の工事に関しまして、ちょっと細かいチェックリストというのがなかったというのは、事実だと認識しています。 ◆岡安たかし 委員  今後、やはりそういったところもつくっていく必要あるんだろうなと、もちろん、つくっていたとしても汚泥が見込めたかどうかというのは分からないところありますけれども、職員の方も、ずっとその部署を担当する方ばかりではないと思います。というか、むしろ変わってしまう人が多いと思うので、新しい人がしっかりまた担当になっても、例えば川の工事なら、デッキの工事なら、道路なら、こういうところをチェックするんですよというところを、事務面もあるいは技術面も、そういうところをしっかりチェックリストというのをつくってやっていくのが大事だなと思います。  この設計事務所に、しっかりお願いをしながら一緒につくっていけば、かなりのいいものをつくれると思うのですけれども、いかがですか。 ◎道路整備課長 設計事務所の方も知識がたくさんあると思いますので、協力して、今後こういったことがないようなチェックリスト、確認体制を整えていければというふうに思います。 ◆岡安たかし 委員  工事の現場ですと、チェックリストというのをつくって、大きい工事現場であれば、そういうのをやりながら職員の育成も含めてやっているんですね。  時間もないので、もうこれ最後にしますけれども、基本的には、一つ一つ、先ほども防止策もありましたけれども、最後は、やはり職員の人がどう関わっていくかが一番大事だと思うんです。どんなにコンサルを入れても、やはり最後コンサル任せ、あるいは設計事務所任せ、これ見積りも含めて、そこを再度区の方がしっかり目を入れてチェックして、違うのではないかというのを発する言葉ができなければ、やはり相手任せで、何かがあったときに、いや、そこに任せていたのでで終わってしまうわけですから、ここは、もう一度、区の皆さんの方でチェック体制をしっかりつくり、しかもその技術的に耐えられる、そういう育成をしっかりしていただいてチェックしていく、大事だと思うのですけれども、最後この点もう一度答弁お願いします。 ◎工藤 副区長  今御指摘のとおり、私どもとしても、再発防止策を徹底してやっていかなければいけませんし、あと職員の技術力がずっと言われているわけです。それを、ただ単にコンサルに任せるのではなくて、やはりそれをしっかりと、いろいろな人が議論して、いろいろな視覚から議論して、いろいろな角度から考えていくということは重要ですので、そういった体制を整えていきたいと思っています。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、第64号議案から第67号議案までそれぞれ分けて各会派からの御意見をいただきます。特に、第64号議案につきましては、まず、修正案が提出されておりますので、初めに、修正案についての意見をお聞きしたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  修正案につきましては、私ども何か様々な議論の中で、これはちょっと応じられないということで、否決で。 ◆岡安たかし 委員  先ほど来のやり取りの中で、特に北綾瀬駅とか花畑川に関しては、様々課題はあるにしても、準備を進めてここまで来て、やはり、前向きに考えていく必要があると思っておりますし、基金の考え方も、ちょっと先ほどの答弁と質問者とずれがありました。区の考えの方のそごというのは、私どもは、あんまりないと思っておりますので、否決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん提案者ですから可決なのですけれども、やはり、ここで議会としてきちんとおかしいことはおかしい、立ち止まって考えようと。これ凍結と言っているんです。全部、削除と言っていない部分もあるんです。つまり、ここでゴーサイン出せばそのまま進んでしまうと、これは、これでいいのかということを、しっかりと議会が意思表示をする場だというふうに思っていますので、可決、賛成です。 ◆おぐら修平 委員  否決でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決を行います。  本案は、修正案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手少数であります。よって、否決すべきものと決定いたしました。  次に、第64号議案の原案について、各会派の意見をお願いします。
    ◆長澤こうすけ 委員  先ほど質問をさせていただきましたが、ウクライナ危機や様々な件で、物価高の高騰等の影響を受けるのは仕方がないと思っておりますけれども、まずは、しっかりと予算を組み立てるに当たって、適切な、そして多角的な、様々な視点を入れて、しっかりとこれからも組んでいただくこと、先ほど副区長からも答弁いただきましたし、全庁挙げてここ力を入れていくということでしたので、そういった力を付けることと、区民に対して説明ができる予算立てをしていただくことを、先ほど答弁いただきましたので、今回の補正予算をもって、そこにレベルアップしていくということを踏まえて、今回は、区の事業を止められませんので、これは可決とさせていただきます。 ◆岡安たかし 委員  先ほど来あった、各委員の課題に対しての指摘に関しては、防止策しっかり練っていただくというのを前提に、可決でお願いいたします。 ◆ぬかが和子 委員  先ほど、修正案の提案理由のところで申し上げましたように、私たちとすると、本当に賛成したい事業がたくさん入っていて、そこの部分だから、そこを除いた修正案という、反対部分を除いた修正案を提案しました。しかし、残念ながら否決されましたけれども、この原案に対しては修正で削った部分、この2点の問題について、どうしてもこれは認められないという理由で、反対、否決です。 ◆おぐら修平 委員  様々な委員の皆さんからも指摘がございました。こうした点を踏まえて、しっかりと改善に、また今後同じようなことのないように、しっかり取り組んでいただきたいということも合わせまして、この補正予算については可決でお願いをいたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第65号議案について各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成、可決です。 ◆おぐら修平 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第66号議案について各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  反対です。 ◆おぐら修平 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第67号議案について各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に(5)第68号議案 足立区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明をお願いいたします。 ◎政策経営部長 恐れ入ります。それでは、政策経営部の総務委員会議案説明資料の2ページを御覧ください。  第68号議案 足立区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例でございます。  改正の内容と概要については、記載のとおりでございますが、保育施設の入所申請の際に指数が同点の場合、市区町村民税が低い方の世帯を優先するために、基準日に区外に在住していた方は、申込者の当該の自治体から課税証明を提出いただくことになっております。  個人番号を利用した情報連携によりまして、その証明書の提出が省けるというところで、区民の利便性が高まるというところで、条例を改正して事務に追加するものでございます。御審議のほどよろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  何か質疑ありますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  利便性の向上のために提案しているということは十分理解しているのですけれども、そもそもマイナンバーカードのそのものや在り方については、個人情報保護の観点からも、我が党は問題だというふうに考えていますので、この議案についても反対いたします。 ◆おぐら修平 委員  可決です。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(6)から(14)、以上9議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 総務委員会の議案説明資料、総務部分の3ページをお開きください。  本定例会では、地方公務員法の改正に伴いまして、職員の定年延長に係る一連の議案を提出させていただいているところでございます。なお、第74号議案につきましては、育児休業法も含んだ内容となっておりますので、そのことも含めて、まとめて御説明をさせていただきます。  まず、第69号議案です。  人事行政の運営等の状況の公表について、再任用短時間勤務職員を廃止し、定年前再任用短時間勤務職員を導入する規定の整備を行うものでございます。  次に、5ページをお開きください。  足立区職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例ですが、主な改正内容でございますが、2の(1)のア、職員の定年を65歳と定めます。イ、管理職は、管理監督職勤務上限年齢、いわゆる役職定年年齢を60歳とし、管理職以外の職に後任させるというものです。ただし、これにつきましては、一部例外措置として、あらかじめ指定した特定の職について、特定の事情がある際には、引き続き管理職に就くことが認められるものです。次に、ウ、定年前再任用短時間勤務職員の採用について定めること、エ、その他、経過措置として定年年齢は2年に1歳ずつ引き上げることとなってございます。  (2)でございますが、これまでの再任用の条例は廃止いたしますが、定年年齢を段階的に引き上げていく間は、暫定再任用制度として、同様の制度を存知するというものでございます。  次に、25ページ、第71号議案でございます。  勤務時間、休日、休暇等に関する条例についても、再任用短時間勤務職員を廃止し、定年前再任用短時間勤務職員を導入する規定の整備を行うものでございます。  次に、31ページ、第72号議案、公益法人等への足立区職員の派遣等に関する条例につきましては、同様に再任用短時間勤務職員と発する内容と、60歳役職定年の例外として認められた職員につきましては、公益的法人等、例えば公社等でございますけれども、そちらに派遣することができなくなるという内容でございます。  次に34ページ、第73号議案でございます。  こちら、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員につきましても、60歳役職定年の例外として認められた職員の派遣はできなくなっているものでございます。  次に、37ページ、第74号議案でございます。  こちら、先ほど申し上げましたが、育児休業法の関連もございますので併せて御説明をさせていただきます。  まず、内容として(1)のア、非常勤について育児休業を取得できる雇用期間の要件が緩和されます。イとして、再度育児休業を取得するための書面の申出等が必要なくなります。  次のページに参りまして、(2)でございますが、再任用短時間勤務職員廃止、定年前再任用短時間勤務職員を導入するという規定の整備となります。  なお、この育休の関連でございますが、本年の10月1日の施行となっております。  次に、47ページ、第75号議案でございます。  非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、再任用短時間勤務職員の廃止という、前の案件と同様の内容となっております。  次に、50ページ、第76号議案でございます。  足立区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、主な改正内容は、60歳に達した職員の給与月額は、当分の間、60歳前の7割水準に設定するという内容になっております。  次に、92ページ、第77号議案、こちらについては、退職手当に関する条例の一部を改正する条例ですが、定年の段階的な引上げに伴いまして、60歳以降に定年前の退職を選択した職員が不利にならないよう、定年退職として算定をいたします。また、早期退職はこれまでの取扱いと同様でございます。  これらの案件につきましては、定年に関する案件でございますが、いずれも施行年月日は、令和5年4月1日でございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆ぬかが和子 委員  今、定年延長をはじめ、今の様々な議案ですけれども、この定年延長についてちょっとお伺いしたいと思っているんですね。  先ほど、御説明の中でありましたように、1年ずつ繰り上げること。そして、60歳を越してから7掛けになる、0.7倍になるということですけれども、民間の定年延長ですと、もちろん企業によりますけれども、一生懸命頑張っている企業では、60歳超えても、給料7掛けになんか下がらないのですよね。管理職、役職定年みたいのはあるけれども、下がらないんですよ。  だから、そういうところもある中では、やはり公の部分が、こういうふうに7掛けに一律していくということが決まっていくというのは、同一労働、同一賃金という立場から見ると外れてしまうのではないかというふうに思うのですが、その辺について、改善を特別区協議会の中で協議していくべきではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎人事課長 こちらにつきましては、国の方の国家公務員法の規定が決まりまして、それに準じて地方公務員の方が決まっていくという形でなっておりますので、一自治体で意見を上げるというのはなかなか難しいのかなというふうに。 ◆ぬかが和子 委員  分かっているのよ。だから、やはり、でもそもそも、こうだよねということを、下からだって提起していかなければいけないのではないかというふうに思っているのですが、副区長どうですか。 ◎長谷川 副区長  特別区の労働組合の方とも再三協議をさせていただいた中で、その点については、7割については、非常に厳しい御意見をいただきました。様々課題はありますけれども、取りあえず御理解をいただいたということで、今回は、このような形で運営をさせていただくという形になっております。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん組合とも特別区協議会と特区連とも妥結したという話もお伺いしていますから、そこは、私たちも十分飲んでいるんですよ。  だけれども、やはり今後に向けては、そういう改善方向も声を上げることも、今後については、是非持っていってほしいと思っているのですが、今回ではなくて、今後に向けてはどうでしょうか。 ◎長谷川 副区長  確かに組合の方から厳しい御意見をいただいて、課題としての認識はしているということでございますので、今後、その点についても、引き続き検討というか、時期をみて議論していきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  それから、役職定年が60歳になるというのは、足立区にとっては本当に大変なことだなと思っていて、今までの、今までここにもたくさんいらっしゃるフルタイム再任用という形が、単純には使えなくなる、取れなくなるわけですよね。それで、先ほど、あらかじめ例外措置ということで指定した職種、この人というのではなくて、この部署という形で指定したところだけは、役職定年の例外とできるということになるわけですけれども、この辺についての懸念材料とか、区としてはどうしようとしているのか、お伺いします。 ◎人事課長 役職定年になった場合に、ぬかが委員おっしゃるとおり困難ポストということで、人事委員会の方に申請をいたしまして、承認をいただけるとそのポストについては、例外的に、61歳、62歳になっても引き続きできる形になりますので、重要なポストをしっかり選んで申請したいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  すみません。あらかじめちゃんと最初から、私も部長なり副区長にお答えを示して、お願いすればよかったのですけれども。制度として十分分かっているのですよ。だけれども、これ区にとって、管理職いなくなってしまうじゃないと、大変じゃないという課題なわけですよね。  そこを、どうしようとしているのか、どんなふうに考えているのか、懸念材料等もどう考えなのかをお伺いします。 ◎長谷川 副区長  役職定年制度は、足立区にとって厳しいだけではなくて、これ23区どこも大変厳しい状況で、私ども、いつも議会から兼務についていろいろ厳しい御指摘いただきますけれども、そういう面では、役職定年制度の例外職の指定については、どうも区によっては8割程度の職を例外措置にしているところがありますけれども、私どもは、真に必要なところということで、かなり限定しております。  ただ、まだ時間がありますので、ちょっとその辺については、できるだけ柔軟な手を打てるような形で、役職定年の職務の拡大について検討していきたいというふうに思っております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。  ほかに質疑ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  一括全て可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  先ほどの7掛けになってしまうというところとか、民間との関係でいうと、本来はそうではないだろうと。少しずつでも、やはり同じ仕事をするのだから、同じ給料、報酬が出て当然だろうというふうに私たち考えています。  ただ、先ほど来、長谷川副区長の答弁もありましたように、組合とも話合いも妥結しているということの中ですので、この全ての案件について賛成をいたします。 ◆おぐら修平 委員  先ほど、ぬかが委員からも様々この意見、またこの質疑もありましたが、正に私も同じ思いで、やはり7掛けになってしまう、また組合の方からもこの厳しい意見をいただいたと、ただ、一方で妥結はしたということでありますが、やはり、この課題については引き続き協議をして、何かしらの今後の改善策につなげていっていただきたいということの要望です。  あと、この育休の条例に改正については、今回このような形で、申出もしなくてもよくなったりだとか、よりよく改善されますので、これしっかり活用していただければということでのこれも併せて要望で、可決でお願いをいたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(15)第78号議案 足立区防災減災対策整備基金条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎政策経営部長 改めて、政策経営部の議案説明資料の5ページを御覧ください。  第78号議案 足立区防災減災対策整備基金条例の一部を改正する条例でございます。  目的、内容のところに記載がありますように都の10年ぶりに新たな首都直下地震等の被害等に基づきまして、当該基金の使用目的を、これまで公共施設に限定したものを、民間施設に拡充するために、条例を改正するものでございます。  また、併せて新しく住宅等対策資金積立基金条例の廃止を提案するものでございます。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  何か質疑ありますか。 ◆長澤こうすけ 委員  この件については、代表質問でも触れさせていただきましたけれども、足立区全体に対しての補助金ということですが、特に今回、東京都の方で示された危険地域のところに対して、特に注力しないといけない部分もあるのかなと思うのですけれども、そういったところに対しての効果的な周知、そういったものは考えていないのでしょうか。 ◎政策経営部長 特に今回、被害想定がかなり足立区の方は、かなりひどかったところもありますので、できれば、短期間に集中して、先ほどちょっと区民の方が不安を抱かないようなという御指摘もありましたが、なるべく区民の方に、短期でそういった対策を打っていただけるように、少しインパクトのあるような周知をしていきたいというふうに考えています。 ◆長澤こうすけ 委員  まずは1回、区民に対して全体的にやっていただいて、それを分析して、特に震度等が厳しいとか、そういう密集地域がどうとか、いろいろあると思うので、そこ第2段階として、次に、効果的に使えるように考えていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎政策経営部長 特に被害程度がひどいところについて地域を限定するもの、また、全区的にやっていくもの、強弱を付けて、きちんと対応していきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派からの意見をお願いします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  公明党、可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  先ほど、長澤委員もおっしゃられました。正に条例のめり張りを付けて答弁もありましたけれども、対策の強化を是非図っていただきたいと思います。  条例について可決で、是非対策の強化よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(16)第79号議案から、(26)第99号議案、以上11議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 また総務部の資料の方にお戻りください。ページは115ページになります。  第79号議案でございます。東綾瀬中学校改築工事請負契約で、契約の相手方は、三浦・田中・新井建設共同企業体でございます。詳細につきましては、記載のとおりでございます。  次に118ページ、第80号議案でございます。上沼田東公園改修整備工事請負契約でございます。契約の相手方は、東京三田組・太和工業建設共同企業体でございます。詳細は記載のとおりでございます。  120ページ、第81号議案 (仮称)江北健康づくりセンター新築工事請負契約でございます。契約の相手方は、武家田・浅香建設共同企業体でございます。詳細は記載のとおりでございます。  122ページ、第92号議案でございます。東綾瀬中学校改築電気設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、トーテック・洸新建設共同企業体でございます。詳細は記載のとおりです。  124ページ、第93号議案 東綾瀬中学校改築空調設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、水工房・カンノ建設共同企業体でございます。詳細記載のとおりでございます。  125ページ、第94号議案 東綾瀬中学校改築給排水衛生設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、東管・中村設備建設共同企業体、詳細は記載のとおりでございます。  126ページ、第95号議案、(仮称)江北健康づくりセンター新築電気設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、雄光・拓電建設共同企業体でございます。詳細は記載のとおりでございます。  128ページ、第96号議案 (仮称)江北健康づくりセンター新築空調設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、玉紘・産栄建設共同企業体でございます。調査記載のとおりです。  129ページ、第97号議案 (仮称)江北健康づくりセンター新築給排水衛生設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、東洋設備株式会社でございます。調査記載のとおりでございます。  130ページ、第98号議案 (仮称)区営新田三丁目アパート改築工事請負契約でございます。契約の相手方は、似鳥・小倉建設共同企業体でございます。詳細記載のとおりでございます。  132ページ、第99号議案 (仮称)区営新田三丁目アパート改築機械設備工事請負契約でございます。契約の相手方は、東京ガスオールワンエナジー株式会社でございます。詳細は記載のとおりでございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆長澤こうすけ 委員  第80号議案の上沼田東公園の改修についてなのですけれども、この中にテニスコートの新設というものが入っています。私もテニスをずっとやってきたので、テニス協会の役員をやって、様々な声を聞かせていただくのですけれども、足立区内は、様々なテニスコートがあるのですが、その中でも、過去に造ったもので、安ければいいということだけで、コートのサービスがツルツルなもので、行ってみたけれども、誰も、テニスができないような状況のテニスコートがあります。具体的名前を言ってしまいますと、江北テニスコート、高速道路の下にあるところなのですけれども、そこは、利用率も非常に低いというものがあります。  そういったことも踏まえて、区民がしっかりとした、テニスコートにかかわらずですけれども、サービスをつくることで、区民が運動しやすい環境を、区民サービスに還元できると思うのですけれども、ちゃんとその点は検討できているのでしょうか。 ◎パークイノベーション推進課長 この度の上沼田東公園のハードコートにつきましては、いろいろなタイプを検討しました。また、利用団体からの御意見も伺いながら仕様を決定しておりますので、今回は、大丈夫だと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  大丈夫ということで、なぜこの質問をさせていただいたかというと、現の上沼田東公園が、やはりそこもツルツルで、なかなか難しい。穴が開いたために補修をしてくださいと言ったら、ただ塗ってしまって、もっとツルツルになって、使っている人が転んでしまって、けがをしてしまったということがありました。  そしたら、今度は、そこにギザギザで穴を付けたりして、これなかなか何度も言っても、テニスをやらない人に対しては届かないのかなと思ったので、質問させていただきましたけれども、そこ丁寧にやっていただきたいのと、やはり時期を見てしっかりとサービスの塗り替え等、そういったものもみていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。 ◆大竹さよこ 委員  (仮称)江北健康づくりセンター、様々な今回契約内容が載ってございますけれども、ここ主な施設としては、医療介護の連携センター、また休日応急診療所も入ります。  これやはり自家発電の設備も入るということで、非常に安心だなと思っておりますが、この医療と介護の連携センターが入ることによって、今後DXの考え方から、データのシステムが導入されると思います様々な。それなりのスペースの確保ですとか、電気系統の不具合という、こういったことがしっかりと、デリケートな問題ですけれども、しっかりとやっていかなければいけないな、支障がないように対策も必要かなあと思いますけれども、そのあたりの方は、もちろん大丈夫というふうに思いますけれども、確認の意味で質問いたします。 ◎施設営繕部長 まず、階高を3.5m、水没しない2階の部分は3.5m高ございます。そこの上に、それ以上のところに電気系のキュービクルですとか、それから自家発電500kWのものを置きます。これも置きますので、電気系の方は万全を期してさせていただきます。 ◆大竹さよこ 委員  この自家発電設備というのは、どれぐらいカバーできるものなんですか。 ◎中部地区建設課長 自家発電でございますけれども、72時間一応持つような形で、今、計画しております。通常の電力の半分以上で72時間ですので、より経済的に使えば72時間以上は耐えられるという設計になっております。 ◆大竹さよこ 委員  心強い答弁ありがとうございました。  また、機能として、具体的にどのような施設が入るのか、今、ここに書いてございますけれども、最終的には、いつ区民に伝わるのか、お伺いいたします。 ◎中部地区建設課長 施設の中に入るものは、書いてある内容でございますけれども、一応オープン、工事の予定の完了年月日が令和6年の6月を予定しております。それ以降、引っ越し等がございますので、早ければ令和6年の秋以降にオープンというような、今、予定でございます。 ◆大竹さよこ 委員  議会等でも様々な質疑の中で、例えば産後ケアの施設を等々様々な意見がございますので、最終的にこういったものが施設が入りますよと、区民にきちんとお知らせできるのは、いつなのかお伺いいたします。 ◎施設営繕部長 この地区エリアデザインということで、かねてから1年に1回は、説明会を開いて御案内するというようなことでございますので、出来上がり、今、中部地区建設課長の方が答弁しましたとおり再来年になりますけれども、当然、その年に何回かは、また御案内を申し上げて、実際入るところは決まっているのですが、その辺の間取りですとか、いろいろなそういったことの細かいことは、各種委員会で、その都度ちょっと御案内の方は、工程に合わせてしていければなと思っているところでございます。 ◎工藤 副区長  今、現在、多数の所管が入っている施設ですので、エリアデザイン推進室の方が事務局になって、どういう施設をどういうふうにしていくかと、今、まとめているところです。でき次第、なるべく早めにお知らせしていきたいと思っています。 ◆大竹さよこ 委員  よろしくお願いいたします。 もう一点、上沼田東公園の改修の方なのですけれど、テニスコートの話がございましたが、ここは確か車椅子テニスができるようになる、そういった施設になると聞いておりますが、間違いないですか。 ◎パークイノベーション推進課長 大竹委員のおっしゃったとおり、車椅子でもできるテニス場として整備してまいります。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、これからインクルーシブという視点で、今回、バリアフリートイレが新設されると思います。今回ここに大型ベッドの設置というのは、どうなったのか、お伺いいたします。 ◎パークイノベーション推進課長 申し訳ございません。今、現在でその物が設計に入っているかどうか分からないので確認いたします。また、こういった公園ですので、積極的に付けてまいりたいと考えております。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね、障がい者団体の方からも、そういったトイレの使い方を様々御要望もいただいております。また、現在、大型ベッドを設置する際には、東京都の補助があったかと思いますので、そのあたりもしっかり活用して付けていただきたいと思います。  また、この公園のアンケートを取ったときですか、駐車場の入り口何か気になるという、そういった御意見、地域の方から出ていたかと思います。ここに駐車場の話はないのですけれども、この駐車場の出入口、ここをしっかりと安全対策、近くに幼稚園もございますし、たしかここは一方通行になっておりますので、その安全対策もしっかりとした手を入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎パークイノベーション推進課長 駐車場につきましては、協議会等で御意見をいただき、一方の出入口から入って、一方の出口から出るという一方通行を採用してございます。  また、今後、大竹委員がおっしゃったとおり、幼稚園も近くにございますので、実際に、御利用の皆様に、どういうふうに安全について御案内していくか、運用面での検討を進めてまいりたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  私も、まず江北健康づくりセンターの新築工事請負契約について質問いたします。  これエリアデザインの中でですけれども、3回地元説明会やりましたよね。その地元説明会やる中で、それぞれの施設の計画について様々な要望が出されていたと思うんですね。その辺なんかについては、極力反映していただきたいと思っているのですが、どうお考えでしょうか。 ◎衛生管理課長 当日御質問いただきました意見につきまして、今、各担当の所管で、区の方針等検討しております。改めて御報告していきたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  私、その説明会に参加した方々が集まってくださって、いろいろ声や要望をお伺いする機会があったんですよ。その中で、大学病院との連携施設と書いてあるから何かと思いきや、大学病院の何か機能とかを展示するということだと、そんな展示だけというのは何なんじゃないかというのは非常に強い意見だったんですね。  やはりせっかく、何のために東京女子医大附属足立医療センターの建設する形をつくったのかという点では、大学病院との連携機能というのを、イメージも持たせて、本当に働きかけもして、充実させていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。 ◎衛生管理課長 東京女子医大につきましては、小さく生まれたお子さんの出産の関係の専門のところもございますので、そういったところも含めて、連携した事業ができるように、今、東京女子医大とも検討しております。また改めて、具体的な内容を御報告していきたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  NICUの、それもしかも、東京女子医大の中には、今でも、その呼吸器系のもう専門のNICUの先生が、教授がいらっしゃるんですよ。その先生を慕って、結構、ほかから来るわけですよ。そうしますと、当然、呼吸器、それもNICUの呼吸器ですから、その後、医療的ケア児になる方が非常に多いんですよね。  そういう点でも、例えば医療的ケア児の総合相談みたいな、そういうものも保健相談センターもあるわけですから、そういう機能として兼ねられるのではないかと、そういうことも検討していただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。 ◎区長 周産期の先生以外にも、例えばパーキンソン病でも全国的な先生がいらっしゃるというふうに聞いております。病院の持っている強みが、地域の方々に還元できるように、これから積極的にお願いしてまいります。 ◆ぬかが和子 委員  是非、よろしくお願いしたいというふうに思います。  それから、上沼田東公園についてなのですけれども、この上沼田東公園の、この案内図で見ますと、今回の契約では、創出用地の部分まで全部含めていると、これは、要は創出用地の部分というのは、解体部分を創出用地はやるということでよろしいのでしょうか。それ以外に、創出用地部分を、この契約の中で、何かやろうということがあるのでしょうか。 ◎パークイノベーション推進課長 今回の工事につきましては、創出用地部分につきましては、更地にするというところまでの工事でございます。 ◆ぬかが和子 委員  それで、この上沼田東公園の、今回、更地にする部分の創出用地については、やはりこの駅といいますか、尾久橋通りに近い通り沿いのところで、説明会の中でPark-PFIを考えているということも言われているわけですけれども、創出用地は、やはりこの民間の利益を得るためではなくて、当然、区民のための施設だと。やはり区民にとって利便性が向上する、本当に納得得られるものに、本来は、私は、区でやるべきだと思っていますが、少なくとも、区民が納得得られるようなものにしていかなければいけないというふうに思っているのですが、どうでしょうか。 ◎工藤 副区長  民間からも様々な提案をいただいて、そして、いいものを選定していければと思います。 ◆ぬかが和子 委員  併せて、先ほどトイレの話ありましたけれども、私も質問しようと思っていたのですけれども、せっかくそれは大人の方の障がいをお持ちの方でも対応できるトイレというのもあるのと同時に、せっかくここはインクルーシブ遊具を設置するということになっている予定ですよね。やはりそういうものもいかして、本当に、障がいがある、でも気になっている。  また、その説明会参加した方からも言われたのは、せっかくインクルーシブ遊具が設置されるのに、ほかの比較的同じ規模の公園であるような乳幼児コーナーと幼児と小学生と違うではないですか。それを公園によっては分けていますよね。足立区の公園でも、そういうものがなかなか見られないと、やはり小さな子どもでも、駆け回る子どもでも安心して遊べるような、そういう工夫をしていただきたいということが出ていたのですが、どうでしょうか。 ◎パークイノベーション推進課長 この度の上沼田東公園につきましては、比較的幼児のお子さんについては、南東の遊びコーナー、それから、インクルーシブコーナーの部分については、いろいろな世代の方というような想定をしてございます。  ただ、やはり、障がいのあるお子さんには、健常者のお子さんが勢いよく走ってくると怖いというような御意見もあります。ただ、それをだからといってそこを分けてしまうと何の進歩もないので、皆さんが、運用の中でルールを感じながら、どんな子でも楽しく遊べるような、御案内の工夫を、今後してまいりたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  確かにインクルーシブ遊具があるから、そういう点もあると思うのだけれども、ただ年齢層によるすみ分けは、やはり分かるようにしておかないと、利用する方も悪気なく不快な思いをさせてしまうということになってしまいますので、是非そこはよろしくお願いしたいと思います。  それから、第79号議案関連で、東綾瀬中学校の改築関連ですけれども、結局これ建設だけで50億円と、全部合わせると70億円ということになるわけで、以前の学校1校改築に40億円だとか何だとかと言っていたのから非常に上がってきているのですが、とりわけここは上がっている原因というのは、単に資材価格等が高騰しているということだけではないと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ◎東部地区建設課長 今、ぬかが委員おっしゃられた70億円というお話でしたけれども、今回の東綾瀬中学校の総額としては65億円という形でございます。
     その中で、やはり面積1万4,500㎡、今、東綾瀬中学校は見ていますけれども、その部分で㎡単価もありますので、それで高くなっている部分もあります。あと、くいです、足立区の場合、くいがやはり深く必要な部分がございますので、他の区に比べますと、その部分で若干高くなっているという認識でございます。 ◆ぬかが和子 委員  念のため確認ですけれども、延べ床面積先ほど1万4,500㎡と言われましたけれども、その㎡単価、これはほかとも変わらないということで、よろしいのでしょうか。 ◎東部地区建設課長 今回の東綾瀬中学校につきましては、約44万円の㎡単価になってございまして、ちなみに綾瀬小学校は47万円という形ですので、若干下がっているような形でございます。 ◆ぬかが和子 委員  それから、この第79号議案と第80号議案については、事業主が辞退したことで、事実上の1社のみということに、何回か入札を繰り返してというのもありましたし、いうふうになっていて、しかも落札率が99.8%とか、そういうふうになっているということで、やはり競争が働いていないという課題については、総務部長どう考えでしょうか。 ◎総務部長 確かに、今回のこの件につきましては、落札率が非常に高いというのは私も気になっておりました。今、入札の制度の改革をやっておりますので、まだ、まだこれから本番というか、総合評価制度を入れながら、あるいは、競争の原理が働くようにという工夫をしていくところでございますので、まだ少し経過を見たいなというふうに思っておりますが、競争が働くように様々なところに工夫を凝らしていきたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  区側も本当にジレンマはあるだろうなと私思っているんですよ。競争は働かせなければいけないと。だけれども、単純に競争働かせようとすると、区内支店業者ということで参入してくださいという形になって、地域経済活性化とか公契約条例の趣旨にも反してしまうと。だから、そういう中で出してきたのが、今、答弁にありました総合評価方式をきちんと導入しながら、そういう評価をしながらやっていくやり方を、全体の5割にしていくという目標を持っていらっしゃるというふうに思うのですけれども、そういうことで、競争も働かせながら地域経済活性化を共存させていくと。このことが、どうしても確かに必要だろうと思っていて、私は、この総合評価方式モデルで、一工事ずつ、何とか試行でやって、それから増やしていくということで言われていますけれども。  やはり、確かに技術者いないし、少ないし、営繕の方も大変だと思うけれども、やはり、この速度を早めてほしい、早めて、とにかく目標の5割に早く届かないと、競争が発揮できない。また、そういう中で支店業者が参入することになるということもよくないと思っていますので、是非そこをお願いしたいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎総務部長 これから、正にそれを実践していくところに入っていきますので、できるだけ成果が出ていくように、決してこのやり方がベストだというふうに決めつけをしないで、改善できるところは、常ににらみながらやっていきたいと思っています。 ◆岡安たかし 委員  私からも何点か、まず今回の御報告は、公園1件と、箱物建築設備10件の入札契約の報告なのですけれども、これの報告書を読みますと、再々入札が第79号議案の東綾瀬中学校、その後、上沼田東公園が再入札、そして、東綾瀬中学校の給排水衛生が再入札と、更に、これらの案件の中に低入札調査基準価格の案件ですとか、予定価格超過、辞退、無効はすごいオンパレードですよね。こんなのはあんまり見たことないなという感じがするのですけれども、本当は1件、1件状況、背景違うので、聞きたいところなのですが、時間もないので、この全般11件ですけれども、こういった再々入札になるとか、再入札になるとか、低入札だの、辞退だの、無効だの、これは予算の正確性とか、そういったところも含めて、区としてどのように、これは捉えていますか。 ◎契約課長 なかなか、やはり契約、今回、案件がやはり多ございます。そういった中で、やはり、例えば、建築であっても、区内事業者となると、やはり事業者数限られてございますし、そういったところでは、なかなか競争性が働かない、また、会社側でも、現場責任者がいないとか、そういった様々事情が重なった結果なのかなと思ってございます。 ◎総務部長 これらの案件につきまして、積算の状況はどうかというの、私も所管の方に聞いたりしてまいりました。そのときには、積算の方は、間違いなくできているということで、担当からの話は聞いておりますが、この部材が上がっている状況ですとか、いろいろな工事をちょっと大きなものは敬遠するとかというような、もしかしたら事業者のそういった動きがあるかもしれませんので、そういう動向なども見ながら、適切な入札ができるように努めてまいりたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  特に、再々入札の東綾瀬中学校の改築工事、再入札の上沼田東公園、再入札の東綾瀬中学校の給排水、もう99.9%とか、99.8%とか、物すごい高止まりです。これ再々とか再ですから、しかも最終的に、ほとんど1社になってしまっているんですね。2社になっているのが、江北健康づくりの給排水と、新田三丁目アパートの機械だけなんです。あとは、全部1社なんですよ、最後。再々入札のところも1社、最終的には、再とか再々ではないところも、辞退とか無効とか入ってしまって1社になってしまったんですね。  この競争性というところでは、本当にこれ課題だなあと、かといって、先ほど、ぬかが委員も言ったように、区内業者を守っていくかというところもありますし、非常に難しい課題が、今回この報告の中で突き付けられたなというのを感じます。新しい入札制度、総合評価も取り入れながらやっていくというところも、しっかり推移を見守らなければいけないのですけれども、もう一度やはり当初の金額、また、業者の皆さんの更なる努力とか、ちょっと予算超過とかと、どうなっているんだろうという、その辺の乖離とかもしっかり検証していただきながら進めていただきたいと思うのですが、今回のこれ、しっかり糧にしてやっていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。 ◎総務部長 岡安委員おっしゃるとおり、推移を見守るということも非常に大事ですし、その部分を分析していくということが、今まで欠けていたようにも思います。そういったことを踏まえて、入札制度改革を始めていたところなので、やはりこの推移を見ながら、研究しながらやっていきたいと考えております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。  他に質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  賛成ですけれども、先ほど、質疑の中でもありましたけれども、再入札、再々入札の落札率99%の課題については、引き続き改善に向けての取組よろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  では、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(27)第100号議案、(28)第101号議案、以上2議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 引き続き、総務部の資料を御覧ください。  133ページ、第100号議案でございます。災害備蓄用アルファ化米等の購入及び入れ替えについての契約でございますが、契約の相手方は、廣瀬産業株式会社でございます。詳細は記載のとおりでございます。  引き続きまして、134ページでございます。  第101号議案 区議会議場音響・映像設備機械の購入についてでございます。契約の相手方は、株式会社東和エンジニアリングでございます。詳細については記載のとおりでございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆岡安たかし 委員  ごめんなさい、時間もないので端的に。  このアルファ化米なのですが、避難所の備蓄品に関しては、避難所運営会議や様々な団体からも要望聞いているとは思うのですけれども、赤ちゃん用の液体ミルクなんかも、私ども議会会派としても要望させていただいたり、子育て向け、女性向け様々な備蓄品の要望あると思うのですが、まず、この広く区民からの意見、団体からの意見、要望聞く仕組みというのはあるのでしょうか。 ◎災害対策課長 実際に備蓄ですとか、中身ですとか、そういった意見というと、やはり避難所運営会議ですとか、訓練ですとか、そういった場が中心になるかと思います。 ◆岡安たかし 委員  そこで把握し切れないものというのはあるかと思います。是非、避難所運営会議ももちろん、そこを中心とはするにしても、様々な障がい者団体等もあります。意見を聞く仕組みをつくっていただきたいなと、これ要望ですね。  それと、やはりその中で、何でもかんでも備蓄できないわけですから、スペースの問題もありますし、どう選別して、基準等どうしたのか、理由も含めてしっかり区民に周知する、こういう必要があると思いますけれども、いかがですか。 ◎災害対策課長 岡安委員おっしゃるとおり、やはり備蓄スペース等も限られてございますので、避難所で命を守るという観点から、優先順位付けながら、備蓄品についても、きちんと周知、御説明を果たしていきたいと考えています。 ◆岡安たかし 委員  最後になりますけれども、本当に広く意見聞いていただきたいなというのと、日進月歩で、いろいろなもの、食べ物に関してもすごく進化しています。そういった、避難所運営会議の皆さんさえも、まだまだ把握できていない部分を、区の方が逆にこういったものもありますよと提示できるぐらいに、ちょっと調べてやっていくのが大事な、これ要望です。  それと、134ページの方の区議会議場の音響設備等なのですが、これは逆に39.2%ですよ、これ落札率。これ、そもそも予算大丈夫だったんですか。 ◎区議会事務局次長 予定価格の策定に当たりましては、2社から見積り取らせていただいて決めさせていただきましたが、かなり低くて、我々も本当に驚いたところでございます。本当に申し訳ございません。 ◆ぬかが和子 委員  工事契約ではないけれども、落札率が39.24%ということで、この案件についてですけれども、当然、低入札で大丈夫なのかということについては確認したんですかね。 ◎契約課長 物品の契約につきましては、最低制限はございませんので、そちらの方は、入札後に事業者を呼んでヒアリングし、物の確認であるとか、今後どういうふうな委託、メンテナンスが掛かるとか、そういった確認して、こちらの当初の仕様どおりのものということは確認してございます。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん最低制限価格がないことは、設けてほしいと私たちなんか言っているので分かっていて、だから物品ですけれども、そういう確認はするのでしょうかという質問をさせていただいたのですね。  何で、この質問したかというと、物品なんかはまだきちんと納入してくださって、設置してくださればいいけれども、工事の方からも言われたことがありまして、低入札価格調査というのは、結構いいかげんなんですよと、私たちに対しては、低入札価格調査委員会での調査掛けましたと、大丈夫でしたという報告いただくわけだけれども、実際には、ただ単に大丈夫ですかと聞かれるだけだと、だから、大丈夫ですと答えれば、それで済んでしまうんだということを言われたことがありまして、やはり、ちょっとそういう、上の方、高い方も問題だけれども、この低入札のところにもしっかり視野を持って取り組んでいただきたいと思っていますが、どうでしょうか。 ◎長谷川 副区長  実は、この間事業者団体の皆様とお話ししたときに、区の低入札価格調査が非常に緩いというふうなお話いただいて、それに比べて、東京都は大変厳しくやっているというようなお話もいただきましたので、ちょっと都の調査の仕方も含めて、ちょっと検討させていただきたいと思います。 ◆大竹さよこ 委員  今回、区議会の議場の音響・映像設備機器の購入について、今後、この議会の在り方の中で、字幕を付けてもらいたいという、そういう御要望もございますが、今回そういった機能というのはどうなのでしょうか。 ◎区議会事務局次長 今回は、音響の機器を全く新しくするということなので、この中には入ってございませんが、傍聴に来た方見やすいようにというのは、今後、議論していきたいと思っております。 ◆大竹さよこ 委員  音響と、ここに映像設備とあるのですけれども、これは違うのですか、映像設備。 ◎区議会事務局次長 申し訳ありませんでした。  今、カメラで、ケーブルテレビ中継しております。そのカメラを交換するものでございます。 ◆大竹さよこ 委員  今後、字幕の方も要望させていただきます。 ◆おぐら修平 委員  災害用アルファ化米の購入及び入替えについてでございます。  先ほども質疑ありましたけれども、今、この災害用の食料というのも本当に日進月歩で、スーパー、コンビニなどでもいろいろなものが出ているなあということを、日に日に、私自身もこの気付かされるところなのですけれども、やはり長年、アルファ化米とクラッカーですよね。何か、ほかのものも是非何かこういろいろ試しながら、また先ほども、避難所運営会議の皆さんからとかそういういろいろな関係者の方々からの声をということもありましたけれども、実際に試してみて、いろいろな意見を聞きながら、いろいろなものを幅広く、ちょっとこうまず導入してみてはいかがと思うのですが、このアルファ化米、クラッカーが、今回、また同じようなものになった経緯というのはいかがでしょうか。どういう経緯からこうなりましたでしょうか。 ◎総合防災対策室長 おぐら委員おっしゃるとおり、御意見はたくさんいただいております。日進月歩と言われるとおり、いろいろなものが出てまいります。それで、どれがいいのか、なかなか決めかねているものと、更には備蓄を収納するスペースの関係があって、今あるものと同じ大きさのものを取り替えるというのは、基本的に考えているところでございます。  しかしながら、味が変わるとか、こればっかりでは飽きてしまうとか、そういう御意見はいただいているので、今後、皆さんの御意見を集約して、変更をできるものについては、考えていきたいというふうに思っております。 ◎区長 御要望をいただいて、かつ、おぐら委員からもいただいたとも思いますけれども、リゾットについては、この予算ではございませんけれども導入を決めております。ただ、やはりどうしても、アルファ化米に比べますと割高になるというようなことはございます。  ですから、これからは、このアルファ化米をどのように味を付けて食べていくかというようなことですとか、それは防災の担当のいろいろなボランティアの方も御提供いただいていますし、ただ、実際は、これお湯がないということの前提の中で、基本的には水で戻すということですから、なかなか、長期間の生活には耐えていくには、これだけでは厳しいということでございます。 ◆おぐら修平 委員  私も、今、ちょっとそれ言おうとしまして、私は新田に住んでいるのですが、新田の防災訓練の中で、この避難所に当たられる方が、ただアルファ化米は、たしか五目御飯を、お酢を混ぜて酢飯にして、みんなで試しにみんなで食べてみたんですね。たしかちょっと時間掛かりました。水で、たしか戻したような記憶があるのですが、ちょっと記憶ちょっと曖昧ですが、意外といけたと。今までも何度かそういう、いろいろなものを試しにということも提案をさせていただいたのと同時に、そういう食べ方の工夫というのがあるなということを、一つ思った次第でございます。これ意見というか、参考情報ということで。  あと、災害・オウム対策調査特別委員会だったか、こういう補正予算案のときにも、以前にも何度か質問させていただいたのですが、今、大体賞味期限5年ということで、この時代の日進月歩とともに、もっと賞味期限長いものはないのかといったような意見も、過去議会の中からもあったのですが、やはりそうなってくると、どんどんどんどん日進月歩で進んでいる中で、なかなかもっとこうよりよくいいものが出てくるだとか、単価が逆に高くなってしまうとかというような、当時、そういった答弁もありまして、今の状況どうですか。やはりこの5年という賞味期限のものが、この期間的にはベストでしょうか。 ◎災害対策課長 おぐら委員おっしゃるとおり、食料品については、単価と保存期間、そういったところを重視しながら見せていただいております。  食料品について、やはり保存期間5年というところが、調べた段階では、やはり最長に近いかなというところでございます。ただ、水なんかについては、10年保存だったものが、今、12年保存で、同じぐらいの金額というのは出ていますので、そういったもので入替えというようなことは進めさせていただいている段階です。 ◆おぐら修平 委員  そうですね。水、確かに今延びていますよね。これも日進月歩で、いろいろなものが、本当にこの技術革新に進んでいますので、そういった状況なんかもつぶさにチェックしながら、またその状況に合わせて臨機応変に、その賞味期限について、また消費期限についても御対応いただければと思います。これは要望で結構ですので、是非よろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  可決です。 ◆岡安たかし 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成、可決です。 ◆おぐら修平 委員  可決でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に、請願・陳情の審査を議題といたします。  (1)元受理番号8 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願を単独議題といたします。  前回は凍結・継続であります。  本件については、引き続き凍結・継続といたしたいと思いますが御異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、本件は凍結・継続とすることに決定いたしました。  次に、(2)2受理番号8 新型コロナウイルスの収束まで区立施設の使用料の半減を求める請願を単独議題といたします。  前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化ありましたでしょうか。 ◎資産管理課長 特に変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ございますか。 ◆ぬかが和子 委員  もう、今ずっと、屋内施設についても、大声を張り上げたりというのがなければ、特に人数制限はないですよね。それが、もうこの前の総務委員会のときからも変わっていないと思うのですが、念のため確認。 ◎危機管理部長 今、ぬかが委員御発言のとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  ところが、本当に現場では、そうではない運用がたくさんあるんですよ。それで、固有名詞は後で申し上げますけれども、10月の20何日に、ある住区センターをお借りした方々がいまして、そこに電話が掛かってきて、この第何会議室は、定員が20名ですから、コロナの時期だから10名超えたらどうするのですかと、10名超えたら駄目ですよと言われたんだそうです。それで、心配になってこちらへ問合せが来たんです。  こういうことが当たり前に、もう全て指定管理者とか、委託とか、実際の施設運営というのは、区で直接やっているところは、ほとんどないですよね。そうすると長年の運用の中で、そういうことが当たり前に言われてきてしまっているというのは、非常に問題だなと思っているのですが、どうでしょうか。 ◎危機管理部長 前回の総務委員会含め、その運用どうなっているのかという御質問ありましたので、今回、この総務委員会の前に、住区推進課長だとか、生涯学習関係やっている課長に、運用どんな御案内しているかということで確認をしてまいりました。それについて、基本半分にするだとか、そういった御案内はなく、区のガイドラインどおりに案内しているということで確認しております。
     ちょっと、具体的にどういった御案内しているのかは、ちょっと終わった後、確認させていただければと思います。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続でお願いします。 ◆岡安たかし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  前回同様、採択でお願いします。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたします。  次に、(3)2受理番号22 異性・同性パートナーシップ制度の制定に向けた取組の推進等に関する陳情、(4)2受理番号23 事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度の導入等を求める陳情、(5)2受理番号25 足立区差別禁止条例の制定を求める陳情、以上3件を一括議題といたします。  前回は、継続審査であります。  執行機関、何か変化ありましたでしょうか。 ◎総務課長 特に変化ございません。 ○吉岡茂 委員長  分かりました。  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありますでしょうか。 ◆ぬかが和子 委員  東京都のパートナーシップ制度が11月1日から実施ということで、この陳情の趣旨でもあります相互乗り入れについて、東京都の考え等々、変化またどうなっているか、お聞かせください。現時点でのものをお聞かせください。 ◎多様性社会推進課長 ちょうど今、東京都から乗り入れなど、サービスについての、今、調査が各自治体に来ているところです。 ◆ぬかが和子 委員  私も、8月末ですけれども、いろいろ調べましたところ、現状では、東京都のパートナーシップ制度に登録をしていなくても、この足立区の方に登録をしていれば、都営住宅の申込みはできるとか、要は、東京都都下でパートナーシップ登録していれば、そういう都中の申込みは、正に相互乗り入れといいますか、そういうことが改善される方向なんだということは分かったのですけれども、是非、更に進めるように、力を発揮していただきたいというふうに思っています。  それと併せて、これ東京都が作った資料なのですけれども、都議会の総務委員会で調査要求があって、6月の時点で、パートナーシップ制度等を持つ都内自治体で、証明書等が活用されている行政サービス一覧というのを東京都が作ったんですよ。これを見ますと、足立区や多くの区は、区営住宅への入居申込み、これは、できますよとなっているのですけれども、世田谷区では、災害弔慰金、災害見舞金の支給、母子健康手帳等の代理申請、それから中野区は、犯罪被害者に対する遺族支援金の支給と、それからお隣の荒川区では、介護保険負担限度額の認定証の交付、更には、小災害弔慰金の支給と、こういうものがパートナーシップ宣誓をしていれば、家族とみなして対応するというふうになっているそうなんですね。  これ、見たときに、もう少し足立区でも頑張って進められる分野があるのではないかというふうに思っていますので、是非検討していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎多様性社会推進課長 区内のサービスにつきましても、これから調査をして検討したいというふうに考えております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆岡安たかし 委員  一部進んだり、東京都の動向を待たなければちょっとまだ分からないというものもありますけれども、おおむね先ほどの答弁にあるとおり、区としてもしっかり調査して、前進していくと思われますので、継続でお願いいたします。 ◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  分かりました。  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(6)受理番号2 沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書を国に提出することを求める陳情を単独議題といたします。  前回は、継続審査であります。  執行機関、何か変化ありましたでしょうか。 ◎総務課長 昨年11月の、国が申請した地盤改良工事のための設計変更を、沖縄県が不承認としたことにつきまして、国土交通大臣は承認するよう是正の指示を行いましたが、これを不服として、県は国地方係争処理委員会に対して審査申出を行っておりました。8月19日に、同委員会は違法ではないとして、県の訴えを却下し、その後、8月24日には、県は、国土交通大臣の是正指示の取消し訴訟を提起したものということでございます。  また、前回の総務委員会におきまして、せぬま委員より、大浦湾の地盤について、マヨネーズ状という表現が実際にどうなのか、国に確認をして、きちんと審議を進めたいとの御発言がございましたので、先日、防衛省へ問合せしまして確認いたしました。  防衛省では、土壌調査の結果、粘性土の層が分布しているということは承知していると、これまで、マヨネーズ状や軟弱地盤といった表現はしていないとのことでした。  この粘性土の強度なのですが、防衛省では一番正確と言われる室内試験で測定を行っておりまして、強度は5段階のうち2番目の軟度である中程度の粘性土ということでございました。  また、同じく前回、ぬかが委員より、各マスコミでの報道についても報告を求められましたので、確認いたしました。  2019年頃から、複数の地元紙、また全国紙、地方紙におきまして、マヨネーズ状とも言われる軟弱地盤が見つかった。また、専門家は、地盤がマヨネーズ並みの可能性があるとしている等の報道がされているということを確認いたしました。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ございますか。  よろしいですか。質疑なしでよろしいですね。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆岡安たかし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  継続です。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  御異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○吉岡茂 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)公共施設等総合管理計画の進捗管理と個別計画の策定に関する調査についてを単独議題といたします。  何か質疑等はありますか。 ◆ぬかが和子 委員  先日、台風の被害のときに、ほとんどが雨漏りの被害だったという報告書を、今日いただきましたけれども、学校でいうと、1校除いて、全て老朽化している学校だという状況だと思うんですよね。全部雨漏りということで、1校だけは新しい学校ですけれども、それ以外は古い学校ということで、この長寿命化とともに、やはり施設更新は、本当に着実に進めていかなければいけないというふうに思っているんですよ。  その点で、改めて築50年以上の建物というのは、どのくらいあるのかというのは、すぐ、もし分かれば教えていただきたいのですけれども、どうでしょうか。 ◎中部地区建設課長 すみません、手元に資料ないので、これ後で渡したいと思います。すみません。 ◆ぬかが和子 委員  前もって言ったらよかった。  事前に聞いたときは、すぐお答えが、どなただったか出てきて、私、そのときメモさせていただいて、学校81校で、保育園58園で、福祉施設23施設で、文化施設12というふうに言われたんですよ、事前に調べたときに。また違っていたら修正していただきたいのだけれども。  やはり、ここをどうするかというのは、本当に早く、きちんと、もちろん計画自体はできているけれども、今、見直しているということも聞いていますし、この後、報告事項である中期財政計画との関連もあると思うんです。だから、私たちなんかペデストリアンデッキどころではないと思っているし、いろいろそういうところにも関わってくるのだけれども、やはり施設更新を、本当にどうしていくのかというのを、しっかりと議会に提示を、年度当初だけではなく、していただきたいと。  やはり、これだけ雨漏りが何十か所も雨漏りして、全部直すわけですよ。やはりそうならないように、更新を本当に計画的にやっていくということがどうしても必要だと思っていますので、是非お願いしたいのですが、議会へしっかり提示していただきたいという点で、答弁お願いしたいのですが。 ◎施設営繕部長 我々も、非常に今回の台風以上に、やはり施設更新というのは、身をもって私も大変なことであると認識しております。  本当に、ところどころで、予算も掛かることでございますので、総務委員会できちんと報告できたらなと思っていますので、これからは、できれば進捗状況とか、いろいろなこういう台風の状況も、それから変更、今後、考え直していくところもあろうかと思いますので、逐一報告の方はさせていただきたいと思っております。 ○吉岡茂 委員長  よろしいですか。  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  次に、(2)令和4年度地方都市行政視察についてを議題といたします。  本件の最終的な決定については、前回の委員会で、正副委員長に御一任をいただきました。  正副委員長で協議した結果、調査する都市と、施策につきましては、福岡県福岡市のオープンデータ・ビッグデータの取り組みについて、山口県周南市の公共施設再配置の取り組みについて、兵庫県神戸市の神戸市におけるDXの取り組みについてに決定し、議長より委員派遣の承認をいただき、視察地域から受入れの了承もいただいております。  事務局の随行は、金子事務局長、調査係高野係員です。  なお、詳しい日程等につきましては、後日、各委員宛てに通知いたしますので、よろしくお願いをいたします。  また、調査終了後の調査報告書の取扱いにつきましては、正副委員長に御一任をいただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  次に、報告事項に移らせていただきます。  報告事項(1)から(9)、以上9件を政策経営部長から、また、(10)から(12)、3件を総務部長から、(13)、1件を選挙管理委員会事務局長から、それぞれ御報告をいただきます。  それでは、まず最初に政策経営部長から報告をお願いいたします。 ◎政策経営部長 それでは、政策経営部の総務委員会報告資料の2ページを御覧ください。  労働者協同組合法の施行に伴う指定管理者制度等の取り扱いについてでございますが、現在、指定管理者であるNPO法人が、労働者協同組合に組織変更する場合には、当面の期間において、組織変更に係る関係書類等をもって、法人の資格同一性の担保が取れれば、継続して指定管理として取り扱う予定とすることとしましたので、御報告するものございます。  今後も国の通知や、他の事例を踏まえて、適宜対応していきたいと考えております。
     続きまして、4ページを御覧ください。  足立区SDGs未来都市計画の策定についてでございます。  さきに内閣府に提出しておりました、SDGs未来都市等提案書、こちらの方、個人情報等を修正して、計画として策定しましたので、参考に添付しておりますので、御参照いただければと思います。  続きまして、5ページです。  SDGsモデル事業「アヤセ未来会議」の実施に伴う簡易型プロポーザルの事業者選定結果についてでございます。  先日、利用者の方をプロポーザルで選定しまして、株式会社エンパブリックの方が選定をされました。こちらの方の事業者は、他の自治体で同様の事業を進めている事業者でございます。今後、こちらの方で、参加者の方10月に公募しまして、11月から具体的に事業の方を始めていきたいと考えております。  続きまして、6ページになります。  SDGsモデル事業「高架下LAB」の実施に伴う公募型プロポーザルの実施についてございます。  先ほど、補正予算の方で修正費用の改修費用の方を計上させていただきましたが、具体的に、今度高架下のLABを運営する事業者の方、公募することになりましたので御報告でございます。事業名、主な業務内容は記載のとおりでございますが、想定する事業例としましては、毎週未来会議の参加者の方とも協議をしながら、(1)、(2)、(3)に書いてあります、人と人をつなぐコミュニティースペース、住民同士の趣味や文化の発信拠点、学校だけでは学ことのできない特別な経験をする機会、定期にイベント等を開催していきたいというふうに考えております。履行期間等は記載のとおりでございます。  今後の予定ですが、具体的には1月中旬に事業者の方を選定して事業を進めていきたいと思います。  アヤセ未来会議におきましても、この高架下LABにつきましても、議会と、あと町会・自治会や、あと綾瀬のまちの協議会、様々な地域の方々の声を聞きながら進めていきたいというふうに考えております。  8ページでございます。  「足立区デジタル・トランスフォーメーション(DX)支援計画(案)」の策定とパブリックコメントの実施についてでございます。  策定の目的については、記載のとおりでございますが、経緯のところで、新しく足立区情報化推進計画、こちらの方が、平成25年3月に策定をしまして、計画、平成29年度をもって終わっております。  具体的に、この計画の更新計画につきまして、有識者を含む検討委員会を設置をしていたのですが、この間、国の方もDXに関してかなり動きがあったということで、まず手法のICTではなくて、もっと大きな全体像ということで、今回、区としても、DXの推進計画を策定することといたしました。策定のポイント等は、記載のとおりでございます。  具体的にこの案の方で、パブリックコメントを実施させていただきまして、12月に、パブリックコメント結果と、区の考え方を報告させていただいた上で、1月に計画の方を策定していきたいと考えております。  続きまして、10ページが、中期財政計画の見直しの進捗状況についてでございます。  冒頭10ページについては、これまでいろいろと指摘をされております、現中期財政計画の乖離の主な要因について記載をしております。  また、12ページにつきましては、令和5年度から令和10年度までの歳入歳出の見込みというところで、この(1)の全体額につきまして、前提条件をこういう形で設定すると、その下にある令和5年から令和10年度におきましては、累計で384億円の不足が生じるというような見込みをしております。  歳出の見込みにつきましても、これまで、少し、前年度比でいろいろと検討していたのですが、返還率の伸びを設定したりだとかをしております。  また、投資的事業につきまして、先ほど、議論がありましたけれども、令和5年から令和10年度で、6年間で、今、現在計画している所管計画に基づきますと、2,545億円の歳出が出るというところでありますので、特に、令和8年以降、投資的経費の部分については、平準化が必要というふうに考えてございます。  続きまして、14ページ以降は、歳出の見込みについて科目記載をしております。  今後、GDPの成長率に伴いまして、少し増減を想定していきたいというふうに考えております。  あとは、15ページの財源対策につきましては、基金の取崩額、積立額、記載のとおりの前提をしておりますが、基本的には、これまでの計画と決算の乖離が出ないような形で、具体的な前提条件を設定していきたいというふうに考えております。  16ページにつきましては、地方債の借入等を記載しておりますが、借入が、返済を上回らないような、取組工夫をしていきたいというふうに考えております。  今後のスケジュールですが、第4回定例会にもう一度、進捗情報、検討状況中間報告させていただいた上で、令和5年2月の第1回定例会の方に、新たな中期財政計画の方を報告していきたいと考えております。  18ページが、令和4年度都区財政調整交付金の当初算定ということで、令和4年度の都区区別の算定結果が出ましたので、御報告するものでございます。御参照ください。  19ページが、足立区LINE公式アカウントの機能拡張と簡易公募型プロポーザルの実施についてでございますが、令和2年9月から運用していますLINEについて、これまでも御説明していたとおり、機能の拡張を簡易型の公募型プロポーザルで、実施をしていきたいと考えております。  目的については、記載のとおりです。  拡張する機能で、特にこの1、2、3の区・A-メールとの連動と、道路の不具合や不法投棄の通報機能、また入園検討支援の、その辺の機能を具体的に導入していきたいというふうに考えております。  事業者の選定については、記載のとおりでございますが、令和4年度中に運用開始できるように、具体的な作業を進めていきたいというふうに考えております。  また、21ページが、「個人情報の保護に関する法律」の改正に伴う対応についてというところで、これまでの経緯については記載のとおりでございますが、今般、足立区個人情報保護審議会から、別紙のとおり答申がありました。その具体的な答申の概要は、21ページの2の(1)から(6)までに記載しておりますが、こちらの答申を踏まえて、個人情報保護のレベルが従来どおり保たれるように、関連条例や運用ルール等を定めていきたいというふうに考えております。  具体的な今後の予定につきましては、記載のとおりです。御参照いただければと思います。 ○吉岡茂 委員長  次に、総務部長から報告を求めます。 ◎総務部長 総務委員会報告資料、総務部を御覧ください。  2ページをお開きください。  鹿浜西小学校の活用について御報告をいたします。  当該地につきましては、スーパーマーケット等の商業施設を誘致するため、公募型プロポーザル選定を実施することといたしました。  公募の条件は、スーパーマーケット等の商業施設と避難所機能の設置でございます。本日、選定委員、初めてお集まりいただきまして、第1回目の選定委員会を開いたところでございます。  スケジュールは、記載のとおりでございます。  また、今後のスケジュールにつきましては一番下のところに記載しておりますけれども、令和6年度に土地の貸付けを行いまして、令和7年度以降に施設が開設するという流れになってございます。  地域の皆様や議会の御理解をいただきながら進めてまいりたいと存じます。  4ページをお開きください。  旧千寿第五小学校跡地につきましては、現在、三幸学園が学校建設を行っているところでございますが、工事を進めていく中で、既存杭、松杭、それからコンクリート塊が出てきまして、瓦礫が出てきまして、基準を超える土が検出されているというところでございます。  これら撤去につきましては、事前に定期借地権設定契約書の中で、費用負担を協議することとなっております。撤去費用について、表記の方にしたためでございますが、このように進めていきたいと考えております。  まず、既存杭とコンクリートの塊でございますけれども、東京都の単価に基づきまして、精査した上限額で対応したいと考えております。  また、ウの基準超過土の処理工事につきましては、東京都の単価、それから今後、特例校の取組をしていただくことや、区に最終的に返還される土地であることなども踏まえまして、三幸学園の提示の6割の上限で、区の負担額上限として協議する考えでございます。  不登校特例校等の開校が、予定どおり進むように対応してまいりたいと存じます。  6ページをお開きください。  旧本木東小学校跡地活用の住民説明会の御報告でございます。  8月26日、27日に説明会を行いまして、活用方針として、特別養護老人ホームの誘致、隣接の本木一丁目中公園を同敷地内に配して、元の公園は道路とする予定でございます。また、特別養護老人ホームにつきましては、避難所も併設という考えでございます。  説明会では、避難所の設置について御理解をいただきまして、避難所に要するスペースは、平時、地域交流スペースとして活用することや、利用の際に動線に配慮してほしいなどの御意見が出ました。これらを公募要件として、今後、公募を進めていく予定でございます。  令和5年1月に、特別養護老人ホームの優先交渉権者を決定していく予定でございます。 ◎選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局と記載がございます報告資料、2ページをお開きください。  「足立区投票における諸課題解決に向けた基本方針」(案)のパブリックコメントの実施についてでございます。  これまで、足立区選挙管理委員会といたしましては、投票環境の改善ですとか、投票率の向上に向けて取り組んでまいりました。今般、選挙管理委員を中心に課題を整理し、それに対する基本的な考え方を、基本方針という形でまとめさせていただきました。これについて広く意見をお聞き伺う、パブリックコメントを実施するものでございます。  2ページの4のところでございますけれども、ここに記載してございますスケジュールにのっとりまして、今年度中に基本方針案を、選挙管理委員会として策定してまいる考えで進めております。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  何か質疑がありますか。 ◆長澤こうすけ 委員  今、(11)の旧千寿第五小学校跡地に関わる地中障害物等の対応についてですけれども、これまで議会でも何度か質問をしてきましたが、土地、建物について、ここ履歴を残してしっかりと引き継ぐべき、民間だったり、様々な団体ですけれども、そこに示していくべきだということで質問したところ、それをやるということで答弁をいただきました。  ですが、今回、これ新たにまた地中障害物が出たということは、それまでに履歴とか、そういったものを調べずに、そのまま、何ていうのですか、情報が分からないままに、そういった提供というか、定借で貸すということで協定を結んでいたのでしょうか。 ◎資産管理課長 長澤委員おっしゃるとおり、過去の履歴については、解体工事のときにしっかり調べさせていただいて、その中で、正直分からない、そういったものが、今回、発見されたというそういう状況でございまして、契約書にあるとおり、分からない部分については協議によるというところで、今回、協議させていただくという内容でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  今回、解体したのではなく、過去の工事歴とか、そういったものをちゃんとデータ化するという答弁をもらっているのですが、それはまだできていないということですか。 ◎資産管理課長 今、現在、残っている図面で分かる範囲については、区として把握している部分だけは分かるようにしていますけれども、申し訳ございません、今回の件については、そのデータからは発見できなかったという内容でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  全てが全て発見できないとは思ってはいるのですけれども、これなぜかといいますと、この一般的、借地、一般定期借地権設定契約を結ぶタイミングによると思うのですけれども、過去に遡れば幾つも切りがなくなるのは、もちろん分かるのですけれども。  過去に、区の建物を移管して、今、民間が保育施設をやっているところにアスベストが出ました。それに対して、区は履歴も残さずに移管したことによって、今、その事業者が改築をするに当たって、困ったと。要は、改築費用が膨らむわけですよ、アスベスト、それに対しては契約がないから、全然、応じないということがありました。それで、今回これに関しては、もう最初から契約ができているから、それで応じるという、そこのラインなのでしょうか。 ◎資産管理課長 すみません、事前に委員と総務委員会の事前説明でお話しさせていただいたときもこのようなお話いただいたと思うのですけれども、その後、ちょっと確認させていただきました。  それで、その保育園の資産につきましては、基本的には無償譲渡ということでお渡ししていたので、無償譲渡につきましては、基本的には、今回の不適合責任というのは基本的に原則応じないという、そういう契約書でございました。  今回の選考につきましては、区として、まず土地をお貸ししている。それと、区が求めている施設を造っていただくという経緯がございましたので、今回は、そういった協議に応じられるという契約にさせていただきました。 ◆長澤こうすけ 委員  契約事ですから、それはどこかで判断しないといけないかと思うのですけれども、無償譲渡だったとしても、別にそれがアスベストではなくほかのもので、マイナスのものだったら、マイナスの負のものを、処理しないといけないものを区が押し付けているというふうなことにもなるかと思います。  そういった意味で、今回、この件が出てきたので、まず、履歴とか、全部が全部できないというのは分かっていますけれども、早急に、建設当時のデータや改築等のものをまとめて、やはりこういった定期借地で貸すとか、建物を譲渡するとか、様々そういったときには、しっかりとそういったものを、出せるものを全部そろえて、どうしても出せないというのだったら、それはしようがないのですけれども、まだ、そこまで行っていないのではないかなという説明を受けたので、この質問をさせていただきました。その点、しっかりやっていただけますか。 ◎資産管理課長 長澤委員おっしゃるとおり、区の施設を外の方々にお貸しするとか、お譲りするときに、同じような事例が起きないように、しっかり過去のデータを調べて、相手にお渡しできるように努めていきたいと思います。 ◎総務部長 土地ですとか、そういったもののデータにつきましては、一定程度整いまして、データベース化されています。ただ、情報として、まだ追加していく余地があるものもあると考えますので、やはり分かった時点で、あるいはこぼれているデータがないかどうか、もう一度、再確認させていただきたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。 ◆岡安たかし 委員  SDGsモデル事業高架下LABなのですけれども、ここ2店舗程度ということ、想定する事業例と書いてあるのですけれども、これは、想定する事業を区からこのプロポーザル事業者に事前に伝えて、プロポーザルに臨んでもらうのかどうか、まず、この点を教えてください。 ◎政策経営課長 SDGs未来都市推進担当課長を兼務しておりますので、私から御答弁差し上げます。  こういった想定がありますということは、事業者の方にはお伝えをしようというふうには思っております。ただ、事業者の方が、全くこのとおり、もちろんプロポーザルですので、提案してくるかというのは、また別問題という形になります。 ◆岡安たかし 委員  そうなんですね。この3番のとこにプロポーザルにて事業内容を決めていくと書いてあるんですね。自由な発想があり得るのだろうなと、その中で、事前にこの4点ほど大きな柱がありますよと、これとちょっと逸脱すると選ばれにくいのかなと思うんですね。そういう意味では、この4点に沿った中での自由な発想というか、不自由な発想なのか分かりませんが、なると思うのですけれども、かなり違うものであっても選ばれる可能性はあるのですか。 ◎SDGs未来都市推進担当課長 選ばれる可能性はあります。あると思います。  ただ、私たちとしては、例えば、(1)でシェアキッチンだとかいろいろ書いてあるのですけれども、そこのものよりも、その(2)のところに書いてある、人と人をつなぐコミュニティーの場ということですとか、あと(3)であるような学校だけでは学ぶことができない特別な経験の場、あまり小さい子は、ちょっと難しいかもしれないですけれども、高校生ぐらいになれば、模擬会社立ち上げみたいなことも、こういった場でやってもらいたいなというふうに思っているので、そういった趣旨に沿った事業提案をしていただければ、ここに必ずしも書いているとおりのものでなくても、もちろん選ばれる可能性はあるというふうに考えています。 ◆岡安たかし 委員  これは、かなりコンサルの考えというのが、入っているのですかね。 ◎政策経営部長 このプロポーザルするときには、先ほどちょっと前段でお話ししました足立区SDGs未来都市の計画、こちらの方を十分読み取っていただくという考えが出てきますが、この計画は、全て区の職員で制作したものですので、あくまでも区の思いでつくっている計画ですので、それを読み取っていただいて、この記載している以外の提案があれば、それはもちろん対応していきたいというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  事前に、この足立区SDGs未来都市計画、これ読ませていただいて、しかもこれ、どこのアドバイザーも入らずに、区の職員でつくったというのをお聞きしまして、よく作ったなという感じ、偉そうな言い方なのですけれども、よく作ったなという感じします。本当に職員の皆さんで、知恵を絞りながら、議論しながらつくったんだろうなと思います。  ここをどこまで読み取るかというのは、かなりやはり事業者側の、何ていうんでしょう、技術力というか、提案力というのが試されるのだとは思うのですけれども、これからの話なので、もうこれ以上言いませんけれども、よりよい業者選ばれることを期待したいのですが、この提案、限度価格という、これも予算は伝えるのですか。 ◎SDGs未来都市推進担当課長 提案限度価額でございますので、こちらも公表されるものでございます。 ◆岡安たかし 委員  この予算の算定は、平均年で割ってしまえば年で2,750万円ということで、ちょっと高いのか、安いのかもさっぱり分からないのですけれども、これは、どういう考えで積算したのでしょうか。 ◎SDGs未来都市推進担当課長 おおよそ同様のこういうコミュニティーづくりというような事業の、ほかのところの例も参考にさせていただきました。それで、大体2,000万円強、1年間2,000万円、人件費が中心になってくるのですけれども、2,000万円強掛かっているケースが多いということと、あと、こちら先ほど補正予算お認めいただいた、JRの方がお願いをして、一定程度、中を直していった後、中の実際に運営をするための内装をしつらえるというところも、今回この提案の中に盛り込んでいただく予定ですので、改装費用等も含めて、今回、この金額を積算させていただきました。 ◆岡安たかし 委員  ある程度、区と一緒になってやっていくという、こういう形になるかと思います。それだけに、これ成功事例になるのをもちろん期待したいのですが、うまくいかなかった場合、また、区民の皆さんが不満に思うような形になれば、区は何やっているんだということになりかねませんので、しっかりと本当にいいものをつくり上げていただきたいなと思います。これからのことなので、推移を見守っていきたいし、私も個人的に綾瀬地域関わりある地域ですので、後押しできることを頑張ってやっていきたいと思っております。  次に、13ページの中期財政計画、先ほども議論になりました投資的経費に関しては、本当に一番大きなこれ課題かと思います。数千億円という単位で必要になってくると、これ一つ一つの施設を、よく言われる改修と建て替えで大きく分けて、どこかの時点でどうすれば、どちらをすれば、例えば、30年、50年単位で、コストメリットが大きく出るのか、こういうのは、やはり本当は一つ一つ、特に箱物に関しては、しっかり見ていく必要があると思うし、そういうの、コンピューターに掛けて全部を出している、そして区民にも公表している自治体もあるのですけれども、足立区としては、そこまでやっているのかどうかというのが、過去には、やっているという答弁があったのですけれども、さっぱり見えてこないんですよね。その辺どうなのでしょうか。 ◎財政課長 こちら、優先順位を付ける際に、施設営繕部の方で、実際の老朽具合ですとか、現場を確認して、どこまで手を入れるべきかというのは確認をしております。それが、個別計画、施設の個別計画に反映されまして、その財源を担保するというものが、今回の中期財政計画になっております。  ただ、そこから年数もたっておりますので、改めてまた老朽具合ですとか、優先順位をどうしていくのか、それから単に先送りするだけではなく、先ほどの雨漏りの例がございましたので、必要なところには、きちんと財源を付けていくという考えで、施設営繕部と調整しながら進めていきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  そうではなくて、要は、その施設の在り方なんですね。改築、改修、またスクラップ・アンド・ビルド、これを、この施設に関しては、改修、改修、スクラップ・アンド・ビルドなのか、いやここで建て替えてしまう。そうすると、15年後まで改修は要らないとか、これを出していって、30年後、10年単位で、どちらが一番いいのかというのを出していって、区民に公表する。これなんですけれども、これはどうなんですか。 ◎政策経営部長 今、総合管理計画の中では、何年おきに大規模改修をして、それを何回繰り返すと、建物の最終的な使用期限がここですよという、大きな枠は示しているのですが、一つ一つの施設に対しては、そこの施設は、それに当てはめると何年ですよというところまではお示しできていないのですが、今後は、個別計画をより具体的にしていく中で、そういったところも一つ一つ施設要点に沿った形で提示していく必要があるのかな、今現状としては、大きな枠としては御提示していると思うのですが、一つ一つの施設に関しては、できてはいないという状況だと考えております。 ◆岡安たかし 委員  ファシリティーマネジメントというと、アセットマネジメントに近いのかもしれませんけれども、一つ一つの建物に対しての長寿命化計画というのを、しっかり立てていくというのが、箱が多い、大きい自治体ほど大変だと思うのですけれども、比較的やはり地方の中規模程度の自治体では、そういうことまでやっているところもあるんですね。  もう一つは、こういった投資的経費、特に箱物に関しては、区民の理解をしっかり得ていく必要があるということで、ある意味、床面積を将来的には、区全体が持っている床面積を減らさざるを得ないことがあったとしても質は落とさないとか、やはり、しっかりとした区民に理解を得る努力をしている自治体もあります。  例えば、一例として、建物の横にこの建物は、1人当たり幾らぐらい掛かっていますよとか見える化しているところがあるんですよ。こういうことを、実は、過去に予算特別委員会・決算特別委員会とかで言ったときに、できる限り可能なところからやりますと言っていたのに、一個もやっていないですよ、僕、見る限り。  これは、やはりやる気もないのだろうし、だけれども、区民の理解を得るという意味では、しっかりとやっていく必要あるのではないかなと。それは、建物のところに、このプレートで作る必要もないですけれども、機会あるごとにやはり周知していく、これ大事だと思うのですけれども、いかがですか。 ◎政策経営部長 以前、総合管理計画をつくる前に施設白書という形で、各施設ごとの運用経費だとか、細かい数字を出したものがございます。ただ、今、岡安委員おっしゃったような形で、現地の掲示はしておりませんし、今、現在その総合管理計画つくった後に、まだ更新をしていないので、また具体的にそういった数字をつくるには、また今の材料費の高騰等も含めて、再度、数字をつくり直す必要があると思いますけれども、ちょっと後は利用率、どういう形で利用されているかというところも含めて、総合的な検討が必要なのかなというふうに考えています。 ◆岡安たかし 委員  長くなるので最後にしますけれども、さっき言った地方の中では、こちらでいう江東6区ぐらいでしょうか、市区町村超えて1つの施設を利用する方策を考えたり、それだけ、はしょってしまうわけですけれども、ちょうど中間にあるところは少し大きめにして、それは2つの区で使うとか、そういったことを市ですよね、市で考えているところもあったり、民間のスポーツ施設やプールなんかを利用するという形で、区が持っているものを縮小していくとか、できる限りサービスの質を落とさずに、でも経費としては落とすという努力をしているところもあるのですけれども、そういったところもしっかりと計画していくこと大事だと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 以前の総合管理計画作るときに、周辺自治体と施設を共有できないかというところを少し検討したのですが、やはりなかなかその隣の区にあると、隣の区民の方が優先になってしまうのではないかと、なかなかそういった、ちょっと感情的なところもありまして、なかなかうまくいかなかったところがございました。
     ただ、民間の施設を活用するというのは、やはり一つの視点だと思いますので、そういう点も踏まえながら、改めてまた少し検討していきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  時間もあれなので、簡単に。  一つは、鹿浜西小学校の跡地利用、今日やっていらっしゃるという、第1回の会議だということですけれども、以前から、地域の中から、スーパーマーケット等ということだけれども、昔から地元でやっているようなお店が入れるような、そういう余裕を持たせてほしい、そういうことも考えてほしいということが要望で上がっていて、それは、検討しますという答弁をいただいているのですけれども、その辺についてはどうなっているでしょうか。 ◎資産管理課長 鹿浜西小学校の跡地活用につきましては、これから公募、第1回選定委員会、今日行いましたけれども、地元の事業者につきましては、基本的には、今回、提案していただく、事業者の中で入れるかどうか、その辺も含めて提案していただきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  つまり、その地元の事業者がそもそも入ってくださればいいのだけれども、それとともに、地域の中で、やはり、昔からある、例えば、丸井、再開発ビルを造るときに、地元のお店が入ったような、そういうイメージというか、そういう、いわゆる単なる民間の土地ではないので、学校用地なので、やはり地域の声をいかして、そういうものを考えていってほしいということなのですけれども、どうでしょう。 ◎資産管理課長 ぬかが委員おっしゃるような提案ができるかどうかも含めて、事業者に、ちょっとその辺を確認させていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  もちろん、そういう形で出たいというお店がなければいいといったら悪いのですけれども、やはり地域の声をとにかく大事にしてやっていただきたいというふうに思っています。  それから、自治体DXの推進計画についてですけれども、これずっと私も読ませていただきまして、区として基本的なスタンスとして自治体DXで、本当に効率化を進めていこうということとともに、やはり自治体DX、私も、いろいろ勉強させていただいて、結局は、コンピューターなわけですよね。そういう点では、便利になるから、大いに活用する分野、AIを活用する分野、そういうものもありつつも、やはり対面型のサービスだったり、そういうものも大事にしていくと、そういう両方のスタンスがあって、初めてサービスの向上となるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎ICT戦略推進担当課長 今、ぬかが委員がおっしゃっていただいたとおり、単にIT技術を活用するというと、やはり、例えば対面の窓口が少なくなるのではないかと。ただ、そこを我々は全然求めていなくて、やはりそのIT技術を活用することで、ある程度、生産性が伸びるであったりだとか、作業効率化できます。そうすると、今まで作業に掛けていた時間が、より区民の方に還元できるというような形でございますので、今回のDXを通して、我々が区民の方に新たなサービスを提供できる時間を設けるというところが、今回のポイントとなっておりますので、そこは御安心いただければと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  その上で、コロナ禍でも、自治体DXの中で求められているオープンデータ化、これ結構、私、個人情報保護の審議会の委員もやっているので、大変だなと思っているのですが、どういうペースで、あんまり無理に急いで進めて、そのことが非常にマイナスになってもよくないというふうに思っているのですが、それはどうお考えでしょうか。 ◎ICT戦略推進担当課長 オープンデータ化につきましては、来年度の4月に個人情報保護条例が変わるというところで、そこをまずはターゲットにしていきたいとは考えております。ただ、やはりおっしゃるとおり、区が持っているデータをそのまま公開してしまっては、もう混乱を招くだけですので、そこのどれを出していって、それをどう民間の方に活用いただいたりだとかすることで、どういったメリットが生まれるかというのは、慎重に考えていきたいとは思っております。 ◆ぬかが和子 委員  先行自治体と言われているところのものを学ぶオンライン会議も参加させていただいたのだけれども、先行しているという部分もありつつも、影の部分も結構あって、やはりそこをしっかりと見極めてやっていっていただきたいというふうに要望しておきます。  最後に、SDGsの未来都市計画の策定についてですけれども、私も読ませていただいて、本当にうれしいというか、よかったなというふうに思っていますし、本当にあの表現も含めて、お仕着せではないという感じを受けていて、とてもいいなというふうに思っています。  これ当然、政策経営部の方でやっているわけですから、そして全分野にまたがるわけですから、全庁的な取組にはなると思いますし、中心的には、今モデル事業としてやっているアヤセ未来会議ということになるのも十分理解しているのですけれども、やはりこれはきちんと庁内全体に行き渡る、本当に推進していける、持続可能な地球と足立区を残していくというところで、私は、環境部の役割も大きいと思っていますし、そういう視点も踏まえて、全庁的にしっかり徹底してやっていただきたいと、一言決意でいいのですけれども、副区長はどうですかね。 ◎工藤 副区長  今回、政策経営部の方で中心になって行いました。そのときには、産業経済部と環境部も一緒に入ってつくっております。それ以外にも、ほかの部に関連するところもたくさんありますので、PT等をつくって、これから実施体制を組んでいきたいと思います。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑。 ◆大竹さよこ 委員  時間もあれですので、足立区の投票における諸課題解決に向けた基本方針、これからパブリックコメントを実施されるということでございます。  この基本方針の案の中をちょっと見せていただきまして、足立区の有権者は増加をしており、一方、投票率は特別区の中でも下位と厳しい状況が続いているうんぬんというふうに書いてございます。  今回の近々の参議院議員選挙、舎人地区で、当日の投票区の見直しが図られて、投票所の増設、区域変更が行われて、その結果として投票率の改善傾向が見られたと、このように分析をされておりますが、投票所を増やせば、それなりに投票率も上がるという、そのような認識でよろしいでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 投票所を増やすだけではなくて、投票環境といいますか、身近なところに投票所があるとか、それから投票しやすいだとか、そういったことを総合的に考慮した上で、どういうふうに投票所を、どこに設置をするかというのを考えていくのが大事だというふうに考えております。 ◆大竹さよこ 委員  併せて期日前投票所のことも、ちょっとお聞きしたいのですが、今回、3か所増設されたということで、現在は、3割以上の方が期日前投票を利用されているという報告がなされておりました。  今回の投票所の増設も、当日の、また期日前の投票所の増設というのも、これ、今、答弁ございましたように、利用者の方に便利で、そして、行きやすくてという、そういったことに寄与したと思われます。  期日前投票所のことなのですが、今回、勤労福祉会館改修工事に伴って、代替として、綾瀬住区センターが期日前投票所になりました。綾瀬住区センターの方が便利で投票しやすいと、そういった方もいらっしゃったかと思いますが、区はどのように認識されておりますでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 今、大竹委員おっしゃったように、便利になったという方もいらっしゃる一方で、長く勤労福祉会館で期日前投票場をやっていたということもありまして、我々としては御案内もしていたのですが、勤労福祉会館の方に行ってしまった方も何人もいらっしゃったというのを伺っております。ですので、この辺、なかなか、どこに期日前投票所を設置していくかというのは、やはり難しい話なのですけれども、投票の動向ですとか、来年度、区議選、区長選ございますので、そういった投票動向ですとか、あと、まちの変化などもございますので、そういったものを勘案しながら、どこに設置するか、場合によっては統合したり、新設したりというようなことを考えていきたいというふうに、今回、基本方針の案の中ではお示しさせていただいております。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね。そういった投票所を増やすということは、人的資源や費用的にも、制限や負担があり、当日の混乱を招きかねないという問題もございますけれども。  今後の課題ということでございますが、そうは言っても、この23区内低位、低い足立区の投票率を改善するためには、投票所の整備だけではございませんが、それなりに大胆な取組も必要だと考えます。  今後、せっかく勤労福祉会館、今後、期日前投票所として利用できるようになっても、綾瀬住区での期日前投票所も続けてはどうかと思いますけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 再度の御答弁で申し訳ございませんけれども、投票動向ですとかを勘案した上で、どういうふうにしていくかというのを考えたいと思っております。  先ほど、申しましたとおり、やはり勤労福祉会館というところが、期日前投票所としての、何ていいますか、認識、認知がかなりされているという部分もありますので、そういったものを考慮しながら、どうするかというのは、また、委員会の中で、委員の皆様にお諮りしていきたいというふうに思います。 ◆大竹さよこ 委員  最後、確認なのですが、この中でブロック構想ということで、A、B、C、D、Eということで、ブロック分けで検討するというふうにあるのですけれども、衆議院小選挙区の区割りが確定後、再調整するとございました。  これ区割りの方は、これ、衆議院の方は出ていると思うのですけれども、新たにきちんと調整をして、それでパブリックコメントの案を出されるわけですか。これが修正されるという理解でよろしいでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長 現在、まだ、国会の方は、法案改正法が通っておりませんので、今はこの形でパブリックコメントはお示ししたいというふうに考えております。  改正があった後、一部修正という形で、方針案を固めたいというふうに考えております。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  それでは、その他に移ります。  その他ございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  その他なしと認めます。  以上をもちまして総務委員会を閉会いたします。       午後4時53分閉会...