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令和 4年 4月20日文教委員会−04月20日-01号

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  1. 足立区議会 2022-04-20
    令和 4年 4月20日文教委員会−04月20日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 4月20日文教委員会−04月20日-01号令和 4年 4月20日文教委員会       午前9時58分開会 ○かねだ正 委員長  おはようございます。  それでは、これより文教委員会を開会をいたします。 ○かねだ正 委員長  初めに、記録署名員を私より御指名させていただきます。  鹿浜委員、小泉委員、よろしくお願いいたします。 ○かねだ正 委員長  次に、異動管理職の紹介があります。  まず、教育長から、異動のあった部長級職員の紹介をお願いいたします。 ◎教育長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  私から、4月1日付で異動がありました文教委員会所管部長級職員を紹介させていただきます。  森太一学校運営部長です。前任職は教育指導部教育政策課長で、今回、昇任でございます。なお学校施設管理課長の事務を取り扱います。 ○かねだ正 委員長  続いて、教育指導部長から、異動のあった所管の課長級職員の紹介をお願いいたします。 ◎教育指導部長 私からは、教育指導部内の異動があった課長級職員を御紹介いたします。
     田巻正義教育政策課長です。前任職は学力定着推進課長です。引き続き、学力定着推進課長を兼務いたします。  秋元康裕学校ICT推進担当課長です。前任職は教育政策課教育政策担当係長で、今回、昇任でございます。 ○かねだ正 委員長  続いて、子ども家庭部長から、異動のあった所管の課長級職員の紹介をいたします。 ◎子ども家庭部長 私からは、子ども家庭部内の異動がありました課長級職員を紹介いたします。  安部嘉昭子ども施設運営課長です。前任職は子ども施設入園課長です。なお、就学前教育推進担当課長を兼務いたします。  蜂谷勝己私立保育園課長です。前任職は区議会事務局調査係長で、今回、昇任です。なお、待機児ゼロ対策担当課長を兼務いたします。  平塚晃夫子ども施設入園課長です。前任職は、新型コロナウイルスワクチン接種担当部新型コロナウイルスワクチン接種担当課新型コロナウイルスワクチン接種担当係長で、今回、昇任です。  山田勉青少年課長です。前任職は足立保健所港北保健センター長です。なお、子ども施設指導・支援課長は、私が事務を取り扱います。 ○かねだ正 委員長  続いて、こども支援センターげんき所長から、異動のあった所管の課長級職員の紹介をお願いします。 ◎こども支援センターげんき所長 私から、こども支援センターげんき内の異動があった課長級職員を御紹介いたします。  森田路子教育相談課長です。前任職は教育相談課西新井教育相談係長で、今回、昇任でございます。 ○かねだ正 委員長  次に、組織改正に伴う新組織の事務分掌に移ります。  組織改正に伴う新組織の事務分掌につきましては、お手元に資料を配付いたしましたので、説明に代えさせていただきます。 ○かねだ正 委員長  次に、請願・陳情の審査に移ります。  (1)元受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎教育相談課長 今年度よりスクールソーシャルワーカー3名を増員し、18名体制で不登校など子どもたちの支援に当たってまいります。 ○かねだ正 委員長  それでは、質疑に移ります。  何か質疑はありませんか。 ◆長谷川たかこ 委員  学習障がいの件で、現在、私の方でも政策提言させていただいて、足立区の全小学校にMIMを導入していただいた経緯がありますけれども、MIMだけでは、学習障がいを持っているお子さんにとっては足りない。支援としては、適切にはまだなっていないのではないのかという当事者の親御さんからのお話が入りました。  普通の通常学級の中では、文字を書かせて反復練習をするということをよくやっていらっしゃると思いますけれども、そういうやや学習障がいの傾向のあるお子さんたちに対して、区としてどういうふうな対応を行おうとされていらっしゃいますでしょうか。 ◎支援管理課長 学習障がいにつきましては、主に特別支援教室を利用していただき、そこで操作等を学ばせて、在籍の学級に帰って使えるような形で、今、指導をしております。 ◆長谷川たかこ 委員  MIMというのは、今、タブレットでやっていらっしゃるのでしょうか、操作というのはどうしてますか。 ◎教育政策課長 MIMにつきましては、今、基本的には紙でやっております。文字を書いたりということです。 ◆長谷川たかこ 委員  今、タブレットでも、そういう学習障がいの傾向のあるお子さんに対しての指導の仕方というのがいろいろとありまして、品川区では、それ導入されているそうなんですね。とある有名な企業が品川区と連携して、タブレットでできるようなものも開発されているのですが、その商品、御存じでいらっしゃいますでしょうか。 ○かねだ正 委員長  誰かお答えになれる方いますか。 ◎支援管理課長 アプリ等で、いろいろな業者がそのような開発をしているということは知っております。現在、足立区においては、モデル校で実際に令和元年度から準備をしておりますので、今の段階では、足立区独自の方法でお子さんに指導をしております。 ◆長谷川たかこ 委員  品川区の方は2021年9月から10月に、品川区内の公立小学校11校で、発達障がい児や読み書きに困難を抱える児童向け学習アプリを使っているというところなのですが、足立区の方でもこういうものを使っているという認識でよろしいのですか。 ◎支援管理課長 足立区においては、まだそのようなアプリは使っておりません。各学校でいろいろと試したものを共有しながら、今、準備をしているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  今は検証段階ということですね。品川区で、発達特性に配慮したICT学習を取り入れたアプリがあるので、この委員会終わりましたら情報提供はさせていただきたいと思いますので、是非そういうのも研究していただきながら、足立区にとって、どういうものが適切に行わわれるかというのを研究していただきながら行っていただきたいと思います。  それから、以前からもお話ししているように、不登校の生徒に対するオンラインとか、アーカイブの授業、いつできるのですかということで、結構私の周りの保護者の方々からお声が上がっているところなんですけれども、それを明確に示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 オンライン授業につきましては、各学校に、不登校児童に対する支援の一つとして、いろいろな活用、こういった支援の方法がありますということで4月に通知の方を出していく予定であります。  アーカイブにつきましては、先月、前教育相談課長の方からもお話があったと思うんですけれども、9月を目途に、技術的な面であったり、効果面であったり、そういったことを検証しながら結論を出していきたいというふうに考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  保護者の方々の耳には全然届いていないので、是非、小・中学校の保護者の方のお耳に届くように、教育委員会の方から周知・啓発を掛けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 今のオンラインの授業配信ですとかその辺につきましては、改めて学校長会を通じて、そういった不登校におけるICTの活用について通知をしてまいりたいと考えております。そのことを通じて保護者にも伝わるようにと、そういうふうに発信していきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  一応、9月を目途にと、アーカイブの部分はもう大体決まっているので、その前後ぐらいに周知・啓発していただけるという認識でよろしいでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 不登校支援は現在も行われておりますので、この4月の段階で、改めてICTの活用については通知を申し上げたいと思っております。  また、アーカイブの活用につきましては、これ前回の委員会で申し上げたんですけれども、今現在、PTAの方でその内容につきまして技術的、指導的観点、効果的側面、こういったことを含めて議論をしているところでございます。その結論が、9月を目途として現在、検討を進めているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  議論をしているけれども、9月に行うというお話でしたよね。 ◎こども支援センターげんき所長 これ繰り返しになりますけれども、プロジェクトチームがございまして、そこで、こういった録画、アーカイブができるかどうかの技術的、指導的観点、効果的側面を含めて現在、検討を進めて、9月までには結論といいますか、到達点といいますか、そこをお示しできるように現在、検討しているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  9月を目途にやっていくというふうに令和4年第1回定例会代表質問でお答えになられたと思うんですけれども、違いましたでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 いろいろ技術的なところもありますので、そういったことをしっかり検討して、その結論を9月までには出していきたいと、そのように答弁させていただいたものでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  代表質問では、やりますと言っていたと思うんですけれども、たしか。それ、きちんと、もう一度、議事録、答弁、チェックしていただけますか。たしか、私はやっていただけるという認識で、そういうふうに区民の皆さんにもSNSを通じて報告しておりますけれども。 ◎こども支援センターげんき所長 今、私申し上げたのは、前回の文教委員会の内容の報告なんですけれども、改めて代表質問の内容も確認させていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  代表質問でやりますとおっしゃっているからには、やっていただかないと。 ○かねだ正 委員長  長谷川委員、これ確認すると言っているんだから、確認してから。 ◆長谷川たかこ 委員  じゃあ確認をしっかりと反映されてください。あと、通知に関しては、これ学校に通知ということであって、まだ保護者の方にお話しする段階ではないということですよね。だから、学校に通知をしていただいて、いち早く不登校支援としてオンライン、このような形でやっていきますというようなことを明確に、保護者の皆さんにしっかりと周知・啓発していただきたいと思うんですけれども、それについてはいつ頃をめどに行われるんでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 まず、このICTのまちと合致した不登校支援でございますけれども、しっかり学校の方でその内容といいますか、それをしっかり認識を持って、技術的なことも含めてやっていけることが必要だと考えております。  そのために、まず現時点で、こういう展開がいいのではないかという学校内でやり方といいますか考え方、そういったものをしっかりと我々が学校の方にお示しをする。このことが、まず必要だと考えております。学校の体制が整うといいますか、しっかりできるようになってから保護者の方に伝わるという形が望ましいと考えております。 ○かねだ正 委員長  長谷川委員、そろそろまとめましょうか。 ◆長谷川たかこ 委員  はい。西伊興小学校の方でも先進的にやっていらっしゃっているところもありますので、既にやっている学校もございますから、そこをきちんとモデルケースとしながら、早急にその体制を整えていただき、保護者に、早くに周知・啓発していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○かねだ正 委員長  御要望ということで。 ◆ぬかが和子 委員  不登校になる要因というのは本当に様々なわけですけれども、その中で、残念ながら、学校の先生からの対応でトラウマになって行かれなくなるというお子さんも結構いらっしゃるというふうに思うんですけれども、そういう場合の対応というのはどうされていますでしょうか。 ◎教育相談課長 そういった御相談は教育相談の方で受けております。一つ一つ状況が違いますので、教育相談と保護者の方、また、学校等で一人一人の支援を考えているというふうに、現在は取り組んでおります。 ◆ぬかが和子 委員  要は、何を言いたいかというと、保護者なりが、こども支援センターげんきに相談するということにたどり着かないと、なかなかそういう学校に起因する不登校というのは、どうしても、校長先生は学校内で解決しようとするという中で、今、大変な思いを隠していらっしゃる方がいらっしゃるんですよ。  ほかの原因と、一方で、私、こども支援センターげんきの相談もすごく信頼していまして、前にある方をお連れしたところ、その方も学校が原因の方だったんですね。だけれども、その方は、こども支援センターげんきの相談員と話して初めて、何て言うのかな、大人が自分の意見を尊重してくれて、上からこうだって言わないで対等目線で尊重してくれたと、それで、少し救われた気分になったって言われたことがあったんですね。  学校に、残念ながら起因する不登校については、何らかで連携取って、積極的にこども支援センターげんきの相談員が対応できるような流れというのもつくっていただきたい。保護者が気付いて、相談を申し込むところに行かない人がたくさんいるわけですよ。そういうふうにしていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎教育相談課長 学校にスクールカウンセラー等もおりますので、そういったところとしっかり連携を取って、教育相談の方で一人一人の支援に当たってまいりたいと思います。 ◎こども支援センターげんき所長 例えば、この度のICTの支援ということも、学校にお願いすると今、申し上げましたけれども、ぬかが委員御指摘のとおり、学校の中だけで不登校を完結させるという、みんな責任を持って完結させると思うんですけれども、なかなかそれがうまくいかないという不登校の実情というのを我々認識しております。  したがって、あすテップですとか、チャレンジ学級とか、あと、いろいろな相談機能ですとか、そういったバリエーションを持って、学校を越えて様々な不登校支援メニューをそろえているところでございますので、学校にもお願いしますし、あと、保護者からも直接、こども支援センターげんきという窓口もありますよということも発信していきますし、今、多様なアプローチというんですかね、そういったことにこれからも取り組んでいきたいと考えています。 ◆ぬかが和子 委員  現場だって、みんな一生懸命であることの現れではあるんだけれども、どうしても、学校が原因の場合は学校内で解決しようとするんですよ。そこをしっかり認識して、そして、もう少しアプローチとか、宣伝というか周知とか、また、校長会でも、学校が起因で不登校の場合は、例えば、こども支援センターげんき等で保護者が直接相談するとか、そういう流れをつくるようにということも、是非校長会とかでも言ってっていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 校長会の方で、今の内容をしっかりと伝えてまいります。  実はこの度のこのICTの活用の仕方の周知の中でも、ICTだけに完結しない。学校だけで完結しない。必ずSSWとか、あと、ハードな不登校の子には家庭教師を派遣したりとかって、いろいろなこども支援センターげんきサイドでのメニューもありますので、しっかりそのことも併せて、学校としても意識していろいろなメニューを提示していくという姿勢を、是非持っていただきたいということを、この度の学校への通知の中にも書いておりますし、改めて校長会の中で私から伝えてまいりたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  私からも今の質疑を受けて、私も前回の質問をさせていただいたんですけれども、学校側からこども支援センターげんきを紹介していただける方、教育相談につなげてもらえなかったという相談が、私の方にありましたので、それで、あすテップも全然つながれなくて、子どもの方の小学校の先生から聞いてやっとつながれたとか、学校側からすると、教育相談の方につなげるのはちょっと後ろめたさがあるのかなと、分からないですけれども、何か学校側で本当にやろうとしているのかなというのもうかがえますので、周知するだけではなくて、どれぐらい学校側から教育相談につなげられたのかというのは、それは何か出ているのでしょうか、毎年、数字としては。学校側から教育相談につなげてもらった数字というのは。 ◎教育相談課長 数字そのものは出してはいないんですけれども、学校から紹介されたという申込みも多くはあります。あと、学校から事前に連絡をいただいている場合もありますので。 ◎こども支援センターげんき所長 すみません。数字的な把握は、申し訳ございません、ないんですけれども、我々が単に対外的に発信するだけではなくて、学校との連携といいますか、その体制がしっかり取れていて、学校でも何か細かいところをこども支援センターげんきに相談したりとか、そのことを保護者がこども支援センターげんきに相談に来たりですとか、何て言うんですか、しっかり学校と連携していくということが、学校現場とですね、大事なのかなと。そのことが、学校だけで完結しようとすることに対する抑止といいますか、ことにもつながってくるのかなと考えています。 ◆水野あゆみ 委員  すみません。そうですね。せっかくスクールカウンセラーもいらっしゃるし、教育相談もありますので、しっかりつなげていただいたというのは、不登校がいる学校のほとんどだと思いますし、そういったお子さんがどこにも何かつながれていなくて、ずっと家にいる状況というのは本当によくないと思いますので、数字として、知らせるのであればそういったことも報告、また、今後、お考えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長 すみません。今、様々御意見いただきまして本当にありがとうございます。  子どもたちが、学校が起因することによって不登校になってしまう。これ本当に悲しい現実だと思いますので、こういったことを一つでもなくすために、学校と連携はしていきますけれども、声を上げやすい環境をつくっていくというのが大事だと思いますので、数字についても、統計が取れるように工夫してまいりたいという風に思います。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。  各会派からの意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  この請願は令和元年6月10日に出されたもので、約3年経過したかと思います。そんな中でも、区教育委員会が本当に、チャレンジ学級、あすテップなどのものを創設したり、また、ICT活用実施計画を設けたり、いろいろな様々な施策を取り組んできていると思います。  まだ、このICT活用実施計画は令和6年度までということで、分析、また、いろいろな方法で目標値も設定してしっかりやられているというふうに思います。  このメンバーでの、本当にこの委員会、最後となりまして、結論を出す必要があるかとは思いますが、そういった意味では、これをずっと見届けながら進めて議論していく必要性があるかと思いますので、継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  これまで、教育委員会というかこども支援センターげんきの方でもいろいろな、様々な計画をもって支援策をやっていると、取り組んでいる真っ最中でございます。その辺のことを、成果を期待をしながら継続とさせていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  先ほどの質疑の中でもあった学校に起因するという場合に、先ほど来の答弁の中で、学校との連携を深めるというお話だったけれども、要は、保護者がきちんと学校以外のところに相談ができるんだということを、ちゃんと認識してもらう、つなげられるようにしていくというのは、本当に、取り残さないという意味で大切なので、是非そういうふうにやっていっていただきたいというふうに思います。  そして、この請願、それこそ、このメンバーでは最後の委員会ですので、是非、採択をすべきだと考えています。 ◆長谷川たかこ 委員  先ほどの件で、教育長が答弁で私の回答に、録画配信でいつでも見られる体制の構築についてですが、オンラインを活用することで学習の選択肢を増やし、登校のきっかけにつながることが重要であると考えます。授業のアーカイブを含め、録画、試聴できる環境の整備もその選択肢の一つとして、令和4年9月を目途に方向性を示してまいりますという御回答がありました。  当事者の皆さんと、私、直接、前教育相談課長ともお話しているんです。今、部署替わられてあだち未来支援室長になられてしまいましたけれども、そのときの数か月前の前教育相談課長の頭の構想の中には、アーカイブやるという構想でいらっしゃって、お話とか当事者の皆さん、私も含めていろいろと話はしていたので、代表質問で答弁いただいたときに、やった、みんなで、やってもらえるねという認識でいましたので、ここで何か議論して、いや、でもやっぱり駄目でしたなんて言われると、あのときのお話は何だったのかしらって皆さん思いますから、きちんと前向きにやっていただけるようにお願いしたいと思います。採択でお願いします。 ○かねだ正 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(2)元受理番号13 児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者の負担軽減を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎支援管理課長 4月現在、スクールアシスタントの登録者数が144名になりました。配置校も決定しまして、この4月から支援を始めております。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  質疑なしと認めます。  各会派からの御意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  この件も今、スクールアシスタントが144名になったということで、大分充実していっていただいていると思います。また、まだ募集も掛けているかと思うので、まだこれからも更に充実していただけるよう、要望も含めて、まだ継続でお願いしたいと思います。
    ◆小泉ひろし 委員  今後も、登録者が増えるような、そういう取組もお願いしたいと思います。大分、充実はしてきましたけれども、今後よろしくお願いしたいと思います。継続で。 ◆ぬかが和子 委員  先ほど、144名になったというお話だったんですけれども、恐らく、私なんかもホームページを見ていると、比較的、今は頻繁にコロナの人員募集のところから、人員募集で何があるだろうというと、大体このスクールアシスタントが入っているという点で、非常に改善されてきているなというふうに思っているんですね。  ただ、この2年間は大きな行事が少なかった。コロナの影響で。これ行事がありますと、正にもっとニーズが必要になってくるだろうというふうに思っています。そういう点では是非、更に改善等、積極的に取り組んでいただきたいと。請願は採択です。 ◆長谷川たかこ 委員  請願者の方から御意見いただいております。介助員の件については以前よりもオープンになった事柄が多く、一定の評価ができると思いますということでした。今後について言えば、今年度はコロナによる夏休みの延期やリモート授業による登校しない選択による、通常と異なる状況がずっと続いているため、新年度、あるいは、コロナが落ち着いて通常に戻ったときには、その分、不適応が増えるものと思われます。情緒不安定や不登校につながりつつあるケースも多いです。その意味で、今後も動向を見守りつつ、スクールアシスタント登録システムを浸透させていただけたらと思いますという御回答をいただいております。  また、この件に関しては、またこれにプラスアルファして、新たな要請を出すことも考えておりますということでしたのでよろしくお願いいたします。こちらは採択でお願いします。 ○かねだ正 委員長  採択ですね。はい。  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(3)元受理番号21 健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎支援管理課長 医療的ケア児の就学後につきましての支援体制ですが、現在、医師会、学校、保育園等でこの事業について説明が終わりまして、御意見をいただきながら、現在、準備をしているところでございます。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆ぬかが和子 委員  保育園に続いて小学校の方もやっと進んできたという点では、本当にうれしく思っているんですね。それと同時に、これも3年近く議論しているわけですけれども、障がい児と健常児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大、つまり、学校に受け入れるとか、園児を受け入れるという問題とまた別に、関わる時間を増やすということがこの2年間で進んだのかどうか、実態も含めてお伺いしたいんですが、どうでしょう。 ◎支援管理課長 昨年、一昨年、コロナの関係で、なかなか交流等を含めて厳しい状況ではあったのは事実でございます。我々としてもインクルーシブ教育、非常に大事に思っておりますので、今後、交流を含めて、特別支援学校、学級、それから、通常の学級というこの3者が一緒に学べるような体制ができるといいなと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  2年前の文教委員会で、私、紹介させていただいたことがあるんだけれども、ほかの自治体で、医療的ケアを要する子どもが1人いるだけで、逆にそのことを周りの子どもも学ぶ中で、みんなが優しくなれた。みんなが人を配慮できるようになった。そういう在り方を是非、進めていっていただきたいし、それから、この陳情が出された頃は、医療的ケア児の方々、それから、それを受け入れている施設の責任者の方からも、なかなかそういうふうに一緒に交わりたいんだけれども、そうやって受け入れてくれる保育園、幼稚園を見付けるのも、もう自力でやらなくてはならないと、なかなか苦労があるんだと、でも、一旦受け入れてくれると、とてもいい交流ができるんだということを言っていらしたんですけれども、そういう園児の方なんかはどうなのでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 保育園のですか。 ◆ぬかが和子 委員  はい。保育園等の受入れ。 ◎こども支援センターげんき所長 正式な医療的ケア児の受入れ、昨年の4月から3名を。当然、集団保育ということでございますので、集団の中でほかの子どもたちと一緒になる状況を、必ず1人、その専門の看護師が付きますので、そういう状況をつくってあげたりですとか、あと、本当、具体的な医療的ケアですね、喀たん吸引ですとかそういったことも定期的に行ったりですとか、そういったことを現在、行っているところでございます。 ◎教育長 私、昨年の4月に就任をしてから各保育園回らせていただく中で、やっぱりそういうお子さんがいると、周りのお子さんも一緒にずっといるというわけではないんですけれども、何々ちゃん、何々ちゃんと声を掛けながら、また別のところに行くというようなことで、結構、関わりを持ちながら保育が行われているなというような感じはしております。 ◆ぬかが和子 委員  もともとは3園とかって、保育園で受け入れるということで体制をつくる保育園、つまり、常時そこに在籍する園児のことは本当に大事なんですけれども、いわゆる通常の施設に通うお子さんたちって、発達支援の施設に通うお子さんたちというのは、保育園等には在籍しないけれども、同じ年代の子どもと交わると成長してくというわけですよ。それを、つまり、在籍するための受け入れだけではなくて、そういう交流、インクルーシブ教育としての交流をするのにも、見付けるのが、その施設長に言わせると、自分でお願いして、ある幼稚園に受け入れてもらって初めて交流ができたとか、そういうふうになっていくということなんです。  その辺何かも、今、協議会つくっていますので、是非、積極的に進めていただきたい。つまり、在籍する子どもだけの課題ではないと思いますので、お願いしたいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎子ども施設運営課長 具体的に何ができるかというのはまだ検討していないんですけれども、保育園の役割ということで、今後、地域支援を拡充していきたいというふうに考えておりますので、その中で具体的に何かできるか、公立園として何かできるか検討していきたいというふうに思います。 ◆ぬかが和子 委員  要は本当に単純な話で、さっき教育長が言ってくれたように、そういう障がいの概念には当たらないけれども、医療的ケアが必要な子もいるし、同じ年代の子でこういう子がいるんだよって、そういう子どもが、例えば、幼稚園と交流したとしますよね。そうすると、幼稚園側の子どもたちもすごく変わってくるし、それから、なかなか意思表示ができない、例えば、障がいあるお子さんも大人の中で世話してもらっているときとは違うそうなんですよ。成長するんですって、子どもの中だと。だから、そういうことが進められるように、公立園もそうですけれども、幼稚園も含めて、そういう交流が正に、インクルーシブ教育だと思いますので、在籍の方は進めてきていただいているの、分かっているので、是非そっちもお願いします。要望でいいです。 ○かねだ正 委員長  御要望で。はい。 ◆水野あゆみ 委員  私も端的に伺います。4月から医療的ケア児の就学も始まったと思いますけれども、その問合せ状況であったり、また、就学状況についてお伺いします。また、課題等があれば教えてください。 ◎支援管理課長 昨年の11月に、実はもう募集を掛けておりますので、令和4年度につきましては9月、10月に募集を掛ける予定でございます。  現在、3名の医療的ケア児のお子さんから。2名増えまして5名の医療的ケア児のお子さんを今、保育園で引き受けております。 ◆水野あゆみ 委員  就園は5名ということで、就学の方は、学校の方はいかがでしょうか。また、課題もあれば教えてください。 ◎支援管理課長 就学後につきましては、本当に今年、モデルでやらせていただいて課題を見付けていきたいと思っております。命に関わることですので、慎重にやっていきたいと思っております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。モデルということでやっていただいているんですけれども、就園している子も、保育園も5名いるということで、また、来年、再来年にはまた就学しなければいけないので、しっかりと課題も見付けながらやっていただきたいと思います。要望でお願いします。 ○かねだ正 委員長  はい。御要望ということで。 ◆石毛かずあき 委員  一、二点だけ確認です。前回の委員会のときにでも、私の方からもお話をさせていただきましたが、このインクルーシブの理念に基づいて、ほかの子どもたちと同じ学びの権利の保障というのは当然、重要なテーマだと、足立区側としても当然そのように思っているというふうに話を伺っています。  もう一つ大事だったのが、障がいを持つ子どもたちがですよ、障がいを持っている子どもたちが持たない子どもたちとの時間を共通した中で、自分たちとの違いを感じてしまって、孤立感だったり、様々なそういったマイナスの負のイメージを思い出させてはいけないという話をさせていただいたんです。  要するに、共通の時間を過ごす前に、受け入れる側がどのように子どもたちにこういった話を、理念を、優しく簡単に、伝えてあげていけるかということが重要になってくると思うのですが、その辺いかがですか。 ◎支援管理課長 石毛委員の御指摘のとおりだと思います。通常のクラスのお子さんたちが、どのようにそれを受け止めていくかということについては、しっかりと我々も、情報等も与えながら指導できればと考えております。 ◆石毛かずあき 委員  様々な原因はありますし、様々な状況に置かれている子どもたちもいるわけで、例として、こういうような、今、苦しんでいる、苦しんでいるという言い方は失礼かもしれませんが、こういう状況で頑張っている子どもたちもいるんだよというようなことも、何か冊子等でも構いませんし、ICTを使って、インターネットを使ってそういった情報を拾いながら、まず情報を共有していくということも大事だと思うので、その点から進んでいただいてもいいのかなというふうに思います。しっかりとその点、気を付けながら進めていただきたいと思いますので、こうしたことをやらないで、それが課題になってしまったら本当に本末転倒ですので、どうぞよろしくお願いいたします。要望で終わります。 ○かねだ正 委員長  御要望で。  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。  各会派からの御意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  大変なことかと思います。そういった意味では、しっかり、また、丁寧に、着実に今後、進めていっていただきたいというふうに思います。議論はまだまだ必要かと思いますので、継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  引き続き丁寧に、デリケートな課題でございますので、よろしくお願いしたいと思います。継続で。 ◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  前回と同様、採択でお願いします。 ○かねだ正 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、本案は、継続審査と決定をいたしました。  次に、(4)2受理番号5 足立区立小・中学校全ての給食調理場に空調設備の設置を求める請願、(5)2受理番号6 足立区立小・中学校全校の給食調理室に空調設備の設置を求める請願、以上2件を一括議題といたします。2件とも、前回は継続審査であります。  報告事項(10)給食調理室エアコン設置に係る取組についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。 ◎施設営繕部長 それでは、お手元の文教委員会報告資料の24ページをお開きください。  件名、所管部課名については記載のとおりでございます。  給食調理室エアコン設置に係る取組について令和4年度設置分46校の契約を締結したため、以下のとおり報告するものでございます。  契約概要、契約については、令和4年の2月7日、契約事業者、金額、対象リース期間については記載のとおりでございます。  2番目、今後のスケジュールでございますが、今、業者による現地の方の調査を行っているところでございます。夏休み前から外の部分、やれるところはやり出して、9月1日ぐらいまでに、夏休み期間を利用して、給食場内の設置を終わらせ、9月1日から試験運転を開始し、本格稼働が10月1日からとなってございます。  問題点、今後の方針でございますが、令和4年度設置分についての進捗管理を適切に行ってまいります。令和5年度設置予定の44校、これで最後になりますが、8月末までに事前調査、完了させまして、その後、設置に向けた設計等をまとめて、また委員会の方に報告させていただく予定でございます。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に移ります。  何か質疑はありませんか。 ◆ぬかが和子 委員  残りの学校、8月末までに事前調査ということなんですけれども、今回もそうなんですけれども、これNTT・TCリース株式会社1社で全部の学校をやるわけですよね。素朴な疑問で、本当に1度にこれ大丈夫なのかしらと、どういうふうに具体的にやっていくのかしらというふうに思ってしまうので、その辺、もう少し教えていただきたいと。  それから、残りの四十数校についてなんですけれども、繰り返し申し上げてきているように、可能な限り、その後のことを考えても、分離分割発注などをして、そして、町場の身近な電気屋とか、顔の見える関係の人に保守・保全も含めてやっていただけると、そういうふうにしていっていただきたいというふうに思っているのですが、どうでしょうか。 ◎中部地区建設課長 最初の御質問なんですけれども、工事につきましては、現在、小学校につきましては4班体制、中学校については3班体制を組むような形で、夏休みに1度に調理室の方へ工事に乗り込むような形で、今、事業者の方と相談しているところでございます。  あと、今後の発注につきましては、今後の、今回のケースも含めて、44校、令和5年度分の設置につきましては検討していきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  この間、この発注の関係では、例えば、NTT・TCリース株式会社の方で仕事を受けたけれども、可能な限り地元の業者を使ってもらうように頼んでいるという話もあったんですけれども、結局、それ下請なわけですよね。  大体こういうところ、仕事を取ると、どこでもそうですけれども、実際に動くのは地元の業者だったりするというのもあるわけですよ。だとしたら、地域との良好な関係という関係でも、是非、この地元の業者がしっかりと仕事も受けられるような、そして、顔の見える関係でやっていけるように、繰り返しになりますので、これは是非、要望させていただきます。  以上です。 ○かねだ正 委員長  その他、質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。  各会派からの意見をお願いいたします。 ◆鹿浜昭 委員  来年までということなので、まだまだいろいろな問題点もあるかと思います。引き続き、継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  大分、願意は満たしつつあるかなというふうに感じる次第でございます。今後、改築校ではなくて、既存のところについては、学校ごとにいろいろな設計上、異なることもあるし、いろいろ課題もあるかと思いますが、引き続きよろしくお願いしたいと思います。継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○かねだ正 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(6)2受理番号26 区立中学の制服(標準服)のスラックス・スカートの選択制の導入及び区立学校で男女混合名簿を用いることを求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎教育指導課長 前回、お伝えさせていただきましたえらべる標準服(制服)、それから、自分(生徒)のためになる校則ということで、方針を決定した後に、3月に児童・生徒、それから保護者、地域向けにチラシを作りまして、配付を終了しているところです。今、もう中学校では生徒会が始まっており、校則についての検討が始まっているところです。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に移ります。  何か質疑はありますか。 ◆水野あゆみ 委員  すみません。私も今、保護者から、混合名簿についてなかなか御存じないような声を聞いているのですが、その点はご周知していただけているのですか。 ◎教育指導課長 混合名簿につきましては、全校、出席簿、それから子どもたちの目に触れるところについては全て混合名簿に変えております。 ◆水野あゆみ 委員  というのも、この時期になると、4月になると新学年に向けていろいろな資料を保護者が書かなくてはいけなくて、そのときに、出席番号が5番ぐらいだった子が一気に20番になっていたり、何かそういうことですごい驚かれて、何でこうなったのということで私のところに問合せがあったりして、そういう混合名簿など、また、こういった校則の変更があったことなども保護者会又はそういった学校メールなんかでもお知らせしてもいいのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 制服、校則、それから、名簿につきましてもホームページに全て載せております。学校にも載せるようには言っております。ただ、今の時期、配られる資料というのが保健資料も混じっていまして、その保健の資料になると、男女別でどうしても名簿を作らなくてはいけないというのがありますので、番号が変わってしまうということもあります。なので、そこで混乱も起きているかなというふうに感じております。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。 ◆ぬかが和子 委員  先ほど、3月にチラシが作られて、それで、中学校の校則、生徒会等で検討を今しているということですけれども、大体どういうペースで結論を出していくというふうになりますでしょうか。 ◎教育指導課長 まずはこの4月、5月で、生徒会でどういうことを話し合っていこうかというのを決めていくところなんですけれども、これは、学校によって様々進め方がございます。なので、これから教育指導課の方である一定の方針を出して、こういうスパンでやっていきましょうねというのは言っていこうかというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  是非、先ほどのチラシというのも私たちは多分、見ていないと思いますし、こういって陳情も議論しているものですから、そういう方向性等も決まったら、頻繁にきちんと報告をしていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎教育指導課長 申し訳ありませんでした。  すぐにチラシをお持ちして、報告してまいります。今後もそういうふうにしてまいります。 ◆ぬかが和子 委員  それと、そういう保護者等々への周知という点では、私たち議会に先日配られました、地域のちから推進部の方で作られた区民向けの啓発冊子「あなたの身近にも。LGBTを知る本」の、あれ中身を実例で読んでいくと、正に学校のことが中心だなと、非常に体験談といいますか、そういうお子さんが入ってきて、それで、子どもさんが、正に子どもが先生だと思って一緒にみんなでこうやっていったんですよとか、そういう話であれを読んでいくと、例えば、制服を着るのに、女の子の制服が着れなくて、もうそれで具合が悪くなっちゃって不登校になった話とか、本当に心と体が違う中で、苦しんだ中で、それを理解してもらうことがどれだけ重要かというのが分かる中身になっているんですよ。  ああいったものも是非、保護者あるいは区民向けの啓発パンフレットなわけですから、保護者にも一番、学校がどうなるのかというのが、先ほどの混合名簿の理解と同じで、そういうものも、配付物が多い時期ではなくてもいいですから、配るなどして啓発していったらどうかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎教育指導部長 おっしゃるとおり、この混合名簿についても、それから校則の見直しについても、生徒の意見を中心にやっていきますけれども、当然、地域の皆さんですとか保護者の皆様の御理解を得ながら進めていくというのが今年度のプロセスになろうかと思っておりますので、広く一般にというよりは、開かれた学校づくり協議会の皆さんですとか、あるいは、学校ごとのPTAの皆さんにきちんと情報をお伝えして、啓発というとすごくおこがましくなってしまうので、情報を出しながら、御理解を得て進めていきたいというふうに思っております。 ◆ぬかが和子 委員  地域のちから推進部で作った冊子等の活用というのはどうですか。
    教育指導部長 私どもも先だっての庁議で情報提供を受けたばかりですので、どの程度分けていただけるのか、地域のちから推進部とも相談しながら進めていきたいというふうに思います。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でおねがいします。 ○かねだ正 委員長  それでは、採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(7)3受理番号8 性犯罪をなくすための区立学校での性教育の充実を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎教育指導課長 現在、生命の安全教育が、文部科学省の方が連携事業を提案してきております。それに足立区として今、手を挙げているところですけれども、今月末までにはそれの回答が来るということで、今、待っている状況です。ただ、ただ待っているわけにはいきませんので、モデル校を2校ほど、今、決めて下準備を始めているところでございます。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に移ります。  何か質疑はありますでしょうか。 ◆石毛かずあき 委員  私の方からは、先ほど、モデル校を決めて行っていくという予定のようなのですが、これまで、こうした強制わいせつ行為ということに関してを含めて、授業の一端の中で、お子さんたちがどの程度そういったことを理解されていると思うかどうかお聞かせください。 ◎教育指導課長 いわゆる性犯罪であったり、わいせつということに特化したものはございませんけれども、それこそ不審者対応であったりとか、おうちで留守番をしているときの待ち方だったりとか、そういうところも含めて、要は犯罪に巻き込まれないための指導というのはしております。 ◆石毛かずあき 委員  それは犯罪を、要するに、自分が受け側ですね。少年犯罪というのは当然、未成年も含まれて犯してしまうこともあり得るわけで、そうした観点で、実はこうした強制わいせつを行った場合は、自分が例えばどうなってしまうのか、刑罰はどのぐらい重たいのか知っていたら教えていただけますか。 ◎教育指導課長 何かをしたときに罰がどうなるかという話というのは、なかなか学校ではしづらいところもございます。そういう、自分が加害者にならないためというところにつきましては、道徳であったりとか、保健体育で大事なところというところを教えながら、自分も他人も大切にしていかなくてはいけないんだという総合的なところで教えているところです。 ◆石毛かずあき 委員  今、教育指導課長おっしゃったとおりに、そこが非常に大事なんですよね。受け側だけではなくて、もしかしたら被害を加えるかもしれない。そういった場合にはどうなってしまうのかというのは、あらかた理解していかないと、犯罪の抑止というのはなかなか抑えられないと思うんです。  この陳情を出された親御さんに関してみても、当然、今後、同じようなことを犯してもらいたくないという思いから、当然、これ区の方に出していただいているものだと思うので、しっかりとその辺踏まえて、今後進めていただきたいと思うのですが、いかがですか。 ◎教育指導課長 石毛委員おっしゃるとおりでございまして、今、生命の安全教育で、構想でやっているところでは、高学年であったり中学生の段階では、自分が性被害の加害者にも被害者にもならないために、どのような勉強をしていくべきかというところを、モデル校を通じながらしっかり検討して、教えていけるように考えていきたいと思っております。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。 ◆ぬかが和子 委員  すみません。前回の文教委員会のときに、足立区版のカリキュラムといいますか、幼児期から中学生までのというので大体の概要が出されたときに、私の方、これだけ見ていると性は怖いもののように見えてしまって、それだけでいいのかという問題提起させていただいて、そういう側面も考えられるので、何らかの検討をしていきたいという答弁いただいているんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ◎教育指導課長 そこも非常に大事な部分です。生を受けたということが、自分たちにとってどれだけ幸せなことであるのかということであったりとか、自他を大事にするというところも含めながら、要は生命の誕生に関する尊重の念であったりとか、そういうところもこの中に埋め込んでいけるように考えていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  あのカリキュラムが出来上がった中で、どういう授業で具体的にあれを活用されていくのかというのをもう少し教えていただきたいのですが。 ◎教育指導課長 様々なやり方が考えられると思いますけれども、今の時点では、まずは保健体育の授業であったりとか、低学年であれば、道徳とか学級活動というところを題材にしながら、どの場面で教えていくのが一番適切なのかというところも含めてモデル校で考えていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  今、モデル校というお話ありましたけれども、これ本当に、いわゆる生命の安全教育と文部科学省が言っている加害者にも被害者にもしないという教育と、それから、足立区でもモデル校として実施している鹿浜菜の花中学校のような包括的な性教育って本当に表裏一体なものだというふうに思っているんですよ。  いかに命を大切にするかという、自分が生を受けていることが実はこんなにありがたいことなんだということが考えられるような中身を、それは、場合によっては保健だったり、いろいろなこともあると思うんですけれども、鹿浜菜の花中学校の例を見ますと、保護者の方々の協力や同意を得られるような努力もしながら、極力そういう包括的性教育に近付けていっていただきたいというふうに思っているのですが、どうでしょうか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。これとは別に、SOSの出し方教育というものもやっております。そういうのも必ずここに連携してくるものだと考えておりますので、それこそ包括的に、様々な面での命を大事にする、自分を大事にするというところを大きいテーマとして考えていきたいと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  私たちの方、うちの方の議員が文書質問でもさせていただいた部分ではあるんですけれども、中学生になると、夏休み前にセーフティーネット教室というのをPTA、保護者の方も一緒になって、どこの学校でもやっているわけですけれども、その中身についても非常に古いものが使われている場合もあるわけですよ。今の子どもたちでは見向きもしないような中身、そういう点では、そういうところにも情報提供して、そして、より工夫して対応していって、改善していっていただきたいのですが、どうでしょうか。 ◎教育指導課長 今、おっしゃられたとおりに、SNSの絡みについてもなかなか情報がアップデートされていない部分もございます。その辺につきましても、こちらが握っている情報というのをしっかり学校に出しながら、また、こういうことも今、重要課題として出しているので、取り組んでいきましょうということは校長会を通じて話をしていきたいと考えております。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは、質疑なしと認めます。  各会派からの御意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○かねだ正 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(8)3受理番号18 足立区の小学校図書館の活動を更に充実させるために、小学校の図書館に直接雇用の図書館司書(支援員)の配置を計画的にすすめることを求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  初めに、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、4月18日付で44名の追加署名の提出があり、合計で1,682名になりましたので御報告いたします。 ○かねだ正 委員長  執行機関、何か変化はありますでしょうか。 ◎教育政策課長 特に大きな動きはございません。 ○かねだ正 委員長  質疑に移ります。  何か質疑はありませんか。 ◆ぬかが和子 委員  教育政策課長も替わったので改めてお伺いしたいと思っているんですけれども、この学校図書館において、特に小学校においての司書の役割というのを、どのように認識されているのか改めてお伺いします。 ◎教育政策課長 読書活動の支援ですとか、探究的な学びにつながる図書館を使った調べる学習コンクールなんかもやっておりますので、そういった情報活用も含めた部分での支援ということで考えております。 ◆ぬかが和子 委員  教育政策課長は実際に、そういう司書を踏まえた対応、学校現場などは御覧になったことはあるのでしょうか。 ◎教育政策課長 申し訳ありません。まだ、これから積極的に回っていきたいと思っておりますが、現時点ではまだこれからということでございます。 ◆ぬかが和子 委員  定着している自治体、区なんかの、私たち、よく見に行かせていただくんですけれども、本当に子どもたちが生き生きと集団で学んでいて、司書がいて、いるのが当たり前だということがこんなに違うんだということを感じておりました。  それで、大体、荒川区の事例というのはよく紹介されるわけですけれども、同じくお隣の葛飾区も七十数校、全校配置をしていると、小学校も含めて。しかも、1日6時間の5日間で配置しているということですけれども、足立区の状況はどういうことなのかというのをもう一度、再確認でお伺いしたいというのが1点。  それから、結局、荒川区も葛飾区も会計年度任用職員で採っているわけですよ。だから、条件がそんなに、足立区だけが悪いから人が集まらないわけではないと思っているんですよ。それなのに、なぜ葛飾区や、それから荒川区では全校に配置できているのに、足立区では募集を掛けても1人しか採れなかったとか、こういうふうになってしまうのかというのはどう考えているのかお伺いします。 ◎教育政策課長 足立区では、週2回、1日6時間勤務ということで、各学校当たりは90日程度の派遣ということになっております。  足立区だけが集まりにくいという状況でございますけれども、これから見極めていきたいとは思いますが、特段、勤務条件が、足立区だけが悪いとか、そういったことではないのかなと思っておりまして、その原因はこれから追求していきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  葛飾区の方の話を聞いていますと、本当にその事前の、例えば、先生の授業の準備に必要な資料も、また、そういう集団に必要なものを必要な数そろえてくれていたり、本当に連携がうまくいっていて、とても助かるというのは先生からもお話も出ていますし、何よりも、学校図書館に常時、司書の方がいるということで、そこが子どもたちの本当によりどころになると。足立区でいうと、足立区、子どもの貧困対策のネックが学力だと区は言っているわけですよね。そういう中では、正に与えられたものではなくて、いろいろな知識の関心を引き立てる図書館がどう有効に生かされるかというのは、本当に必要だと思うんですよ。そういう立場で取り組んでいただきたいというふうに思っているんですね。  その最大の違いは何なのかというのを、先ほど、見極めていきたいというふうにおっしゃっていたんですけれども、私も何でなんだろうっていろいろ聞いてみたんですよ。荒川区ですと、スーパーバイザーがいて、それで、本当に会計年度任用職員の図書館支援員を、研修とか横のつながり、交流を非常に大事にしていると。  それから、葛飾区ですと、スーパーバイザーではないんですけれども、指導室の中にこのコーディネーターを置いていて、このコーディネーターの方が、兼務ではあるけれども、学校図書館のことに責任を持っていて、研修とか、横のつながりとか、連携とかを強める中で、非常に図書館支援員の意欲が高まっていくという話を聞いたんです。足立区ではそうなっていないのではないでしょうか。どうですか。 ◎教育政策課長 まず、今、直接雇用している中学校の図書館支援の方ですけれども、年に数回、研修をやったりですとか、職員、指導主事が巡回して見ているというような状況はありますが、それについても今後、充実していく必要があるだろうというふうに考えております。  一方、小学校の人材派遣の方では、正に人材を司書として配置するだけではなくて、事業者が、管理部門の職員が進行管理をしたり、現場を回って指導したりということをしておりますので、直接雇用するに当たってもそういった機能、葛飾区ですとか荒川区のような機能は充実していく必要があるだろうなというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  あのね、今、申し上げた最大の違いは、教育委員会の中にその専門の担当がいるということなんですよ。葛飾区でいうと指導室の中に。それは足立区にはないわけですよ。だったら、そういうことをやっていくべきではないかということを聞いているんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育政策課長 中学校の図書館支援に関しましては、教育指導部内の指導主事が巡回して指導しておりますので、今が十分だとは思っておりませんけれども、ぬかが委員のおっしゃるように、そこの質を高めていく必要はあると思います。 ◆ぬかが和子 委員  もう一度、確認させていただくけれども、いわゆる学校図書館担当の指導主事という方がいらっしゃると。つまり、地域とか何とかではなくて、学校図書館担当はこの人というのがちゃんといるということでよろしいんでしょうか。 ◎教育政策課長 はい、そのとおりでございます。 ◆ぬかが和子 委員  だとしたら、そういう中で横のつながり、連携というのをもっともっと強めていかなくてはいけないと思っていて、先ほどのその週2回というのを絶対固定化してはいけないと、これは、そこで図書の時間に当たるクラスと当たらないクラスで大きな差になっちゃうわけですよ。しかも、これ2年前にも議論したところなので詳しくは言えませんけれども、派遣で送る人件費とかお金と、これを会計年度にして毎日やっても、そっちの方が安いぐらいなわけですよ、費用的にも。つまり、そういう中で、モデルでやるんだというのが、議会も区も一致したというのが去年の議論だったわけで、一昨年度の、そういう中で募集掛けたわけでしょ。募集掛けたけれども、集まりませんでしたと、それで終わらせてはいけないというふうに思っているんです。  ちなみに、葛飾区でそういう募集のこと何かはどうなのかというのを聞いたら、横のつながりが、非常にそういうコーディネーター中心に強まったので、その横のつながりからこういうものがあるけれどもどうって引っ張りがあって、それで人材の補充とか、そういうのもできていると言っているんですよ。  とにかく、定数で置いているわけですから、これをモデル事業で今年度始めないなんていうのは、私は絶対問題だと思っているんですよ。2年間モデル事業でやるって言っているものをやらないでいいというふうに思っているんでしょうか。 ◎教育政策課長 まず、1点目の、確かに人件費の比較ですとか、どちらが安い、高いということは単純比較できないと思っています。当然、直接雇用を小学校68校に広げていくとなると、今の、例えば、先ほど、担当の指導主事、いると申しましたが、そこで担当し切れるのかということもありますので、委託のような指導体制も併せて構築していく必要がありますので、そのあたりも含めてモデル検証ということで進めていきたいと思っております。  今、実際、中学校の方でまだ欠員が埋まっていない状況ですので、まず、そちらを埋めさせていただいて、併せて、並行して小学校の方も募集しながら、何とかモデル事業を着手したいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  最後です。はい。是非、考えてほしいのは、ほかでうまく、例えば、中学校でいうと大体同じような状況なわけですよね、葛飾区や荒川区で。欠員が出て補充どうしていますかと聞いたらば、そういう横のつながりや連携や何かが出ているので、移動する人、辞める人もそんなにいないんですよと、まず言われたんです。でも、出た場合も、その横のつながり、連携があるので、大体、司書の資格取る人だからそのつながりで知り合いがいるわけですよ。そういう中で、募集に応募してもらって、補充ができる関係になっているというのが、私、今回聞いた話なんですよ。  ただ集まらないって言って、一般的な募集掛けているのではなくて、何が足立区と違うのか、そこを見極めて、それでやっていっていただきたいと、前向きに進めていっていただきたいというふうに思うのですが、どうでしょうか。 ◎教育政策課長 葛飾区の取組なんかを、私も参考に、お話を聞かせていただきながらやっていきたいと思います。  また、横のつながりという意味では、今の、例えば、中学校の図書館支援員同士の交流の場なんかも充実を図っていきながら、情報交換しながら質を高めていきたいと考えております。 ○かねだ正 委員長  よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。  各会派からの意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  小学校の図書館支援の必要性は、私どもも考えているところでございます。ただ、費用対効果等の問題もありますし、今後も議論が必要かと思います。継続でお願いします。 ◆小泉ひろし 委員  私たちも必要性等は感じておりますけれども、本当に着実に前進していただきたいと思います。継続でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  本当に、区が定数管理で区民に約束しているところが補充できないまま2年過ごすなんていう、そういうことは本当にあってはいけないことだと思いますし、この陳情そのものは、もう本当に、是非実現してほしいというふうに私は思っていますので、採択です。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いします。 ○かねだ正 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○かねだ正 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○かねだ正 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします   (1)児童虐待防止に関する調査を単独議題といたします。
     何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり]  質疑なしと認めます。 ○かねだ正 委員長  次に、報告事項に移ります。  (1)から(9)まで、以上9件、教育指導部長から報告、(11)新田さくら公園の改修工事について、以上1件、学校運営部長から報告をお願いします。 ◎教育指導部長 それでは、お手元の文教委員会報告資料の2ページを御覧ください。  令和3年度足立区教育委員会事務の点検・評価についての御報告でございます。  これは毎年度、実施をしているものでございまして、昨年度のテーマは、日本語指導事業ということで、教育委員の方々に日本語適応指導講師はじめ、関連の事業の現地視察をしていただきました。  主な意見といたしましては、オンライン指導の検討の必要性ですとか、あるいは、講師それぞれの指導力の差をきちんと埋めていくべきといったような御意見を頂戴してございます。それぞれ記載のような方向で対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、3ページでございます。  令和4年度以降の足立区教育委員会事務の点検・評価についての御報告でございます。  これまでは、行政評価と、それから教育委員による現地視察、これを2本立てにして点検・評価を行ってまいりましたけれども、今年度からは、教育振興ビジョンの点検・評価をもって、この教育委員会事務の点検・評価に充てていこうというものでございます。  この点検・評価というのは、法律の定めがありまして、外部の有識者の評価をもって行っていくべきものというふうに規定をされております。その部分で、これまで行政評価の、区民評価委員の御意見をもって充てていたところでございますけれども、教育振興ビジョンの点検・評価に当たりましても外部の有識者の方の御意見、御評価をいただいているところでございますので、独自に学識を活用した評価をすることができる。それから、教育振興ビジョンですので、教育施策、幅広く取り扱ってございます。そうしたものを対象として評価を行っていけるということで、教育振興ビジョンの評価をこれに代えていきたいということでございます。  点検・評価スケジュールは表に記載のとおりで、令和7年度までの間にそれぞれの施策で、必ず2回、評価が通るようにということで考えているところでございます。  続きまして、4ページをお開きいただきたいと存じます。  令和3年度足立区区立小中学校ICT機器活用に関する効果検証報告についてでございます。  この効果検証につきましては、教育振興ビジョンに基づく検証と、それから、ICT教育推進の基本方針に基づく検証、これ2本立てございます。  まず、4ページの中段以降は、教育振興ビジョンの活動指標に関する結果でございます。御覧いただきますと、教員がタブレットを活用して授業を行っていくというところについては、特に小学校については、9割を超える高い状態になってございます。  その一方で、5ページ冒頭の児童・生徒用タブレットの端末を使用して授業を実施した教員の割合については、その前の年から比べると伸びておりますが、まだまだこれからといったような状況でございます。  6ページに進んでいただきますと、今度はICT教育推進の基本方針の指標でございます。  不安を感じている教員というのはまだまだ残っているといったようなところ、それから、eライブラリ等の学習アプリケーションの活用ですとか、インターネット検索ですとか、また、8ページには、プレゼン機能を活用させた教員の割合といったようなところも、新規の指標として設定をさせていただいております。こうしたところを、新規ですので、スタートラインにおいて、今年度、更に数値を上げていきたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、11ページをお開きいただきたいと存じます。  「足立はばたき塾」に関する令和3年度塾生の進学状況及び令和4年度実施内容についてでございます。まず、令和3年度の進学先。 ○かねだ正 委員長  もうちょっと簡明に説明してもらえますか。 ◎教育指導部長 承知いたしました。進学先は記載のとおりで、全体81人のうちの約4割、32名の生徒が進学指導重点校等に進学をできたというところでございます。  12ページの方を見ていただきますと、もう9割以上のお子さんが、第2志望までの高校に入れたというところでございます。今年度につきましても、株式会社エデュケーショナルネットワークの下で93名でスタートしておりまして、5月に再募集も掛けながら、定員100名を埋めていきたいというふうに考えているところです。  続きまして、13ページ、東京都が行いました令和3年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(東京都調査)の調査結果についてでございます。  昨年度から、意識調査だけに変わってございます。その結果を14ページ以降、学習の動機ですとか学習の進め方、16ページにいきますと、学習習慣等々、項目ごとにまとめさせていただいておりますので、御覧をいただければというふうに存じます。  続きまして、19ページまでお進みいただきたいと存じます。  令和4年度教育課程の方針についてでございます。  これまで、各学校の教育課程が結構似かよった内容になってきているというようなこともございまして、それぞれの学校で取り組む教育活動を、それぞれの学校の判断で、どのSDGsの目標に結び付けるんだというところを考えてもらって、そこで、各校の特色を出していきたいといったようなところでございます。この内容は、各学校ごとに簡潔にまとめて公表するようにということで、指導しているところでございます。  続きまして、20ページをお開きください。  令和4年度中の欠席連絡ツールの確保についてでございます。  令和5年度に予定していますメールシステムの更新、これをもって本格的にインターネットを使った欠席連絡というものを考えてございますけれども、それまでの間の暫定といたしまして、今年度から用いるWEBQUに付随しております「まなびポケット」という機能を活用して、保護者の欠席連絡を受けていきたいというようなところでございます。進め方については記載のとおりでございます。  続いて21ページ、あだち日本語学習ルームの令和3年度修了判定結果についてでございます。  この修了判定と申しますのは、講師陣の協議の下で決めておりますけれども、2の(3)に記載のとおり、都立高校の入学者選抜に係る学力検査に対応できる程度の日本語力というのが一つの目安になっております。  16名受講してございましたが、そのうち14名が修了、10月までに受講を始めた14名が終了ということで、その他の2名は、時間が足りずにそこまで至らなかったということでございます。  続きまして、23ページまでお進みください。  小学校社会科の副読本「わたしたちの足立」の改訂方法の見直しについてでございます。  これまで、教員を中心に改訂を進めてきておりますけれども、ここに学識経験者ですとか、あるいは、郷土博物館の学芸員等を加えて、少し専門的な視点で改訂内容を練っていくということ、それから、編集方法につきましても、今までは素人がやっておりましたが、他区では出版社に委託をしているというような事例も見えますので、こうしたところも参考にしながらということで考えているところでございます。 ○かねだ正 委員長  教育指導部長、事前に説明、みんなにしているわけですから、そんなに説明を改めてということではなくて、ちゃんと簡明に説明してもらわないと委員会運営に差し支えるので、その辺は気を付けてください。 ◎学校運営部長 資料の26ページを御覧ください。新田さくら公園の改修工事についてでございます。  文教委員会に提出されました新田学園の児童・生徒が活発に活動できる環境整備を求める陳情への対応として、新田さくら公園の改修工事を実施することになりましたので、御報告するものでございます。  改修の範囲は、1の図面で、太線で囲んである範囲でございまして、新田さくら公園の生き物ふれあい広場の部分でございます。  改修のスケジュールでございますけれども、令和4年5月から8月末までを予定しているところでございます。  28ページを御覧ください。  改修内容ですけれども、事前に新田学園の5年生、6年生に行ったアンケート結果や開かれた学校づくり協議会、あるいは、まちづくり連絡会の皆様から意見をいただき、決定したところでございます。  記載にありますとおり、具体的には、かくれんぼや鬼ごっこが楽しめるような起伏や樹木を残したり、あるいは、ドッチボールや鬼ごっこなど多目的に使用できる広場の整備とかをしているというところで、テーブルやベンチも設置をするというようなことの整備となってございます。  この改修の内容に定めました経緯とか周知につきましては、27ページの記載のとおりですので、後で御確認をお願いしたいと思います。 ○かねだ正 委員長  それでは質疑に移ります。  何かありますか。 ◆小泉ひろし 委員  まず、報告資料の2ページになるのですが、日本語指導授業についての学識経験者等の意見、また、今後の方針出ていますが、その中で、講師の指導力に差があるため研修等の充実を図っていくことが必要であるということ。また、(4)番の中でも、日本語指導授業で使用する教材の共通化を図るべきだということ等も意見として出て、今後の方針としては説明出ておりますが、国や東京都の考えというか、そういう考えもあるんですけれども、この教員の指導力、このばらつきを抑えるためにも、一つのマニュアルというか、教材については統一というか、そういうものを簡単なものでもつくっていくべきではないかと思うのですが、この辺について、まずお考えを伺いたいと思います。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。今、様々な言語を持つ子どもたちがいて、様々な講師が教えているという状況の中で、ややもすると教材が統一されていないところがありますので、そこは夜間学級のノウハウも生かしながら、共通した教材というところで今、考えているところです。  マニュアルにつきましても、このような教え方でと徐々に各指導員に対して伝えていけるように考えていきます。 ◆小泉ひろし 委員  これから、本当に様々なニーズもますます高まってくると思いますし、充実をしていただきたいと思います。  それと、ICT教育推進の基本方針の中で、効果的に組み合せた授業の実施に困難を感じている教員の割合ですね、6ページだと思うのですが、小学校が10%未満、中学校が15%未満ということで、大部分は克服はしているのでしょうけれども、困難を抱えている教員がいることも事実でありまして、例えば、通信機器のスマホなんかもそうなんですけれども、高齢者へスマホ教室などをやったり、そういう取組をもっともっと充実しないと、電子申請だとかそういう処理も進まないという、マイナンバーカードの活用なんかもそうなんですけれども、本当にハード的なところはいいとしても、こういうソフト的なこの使い方とか、どういうふうに組み立てていくかというのは、寄り添った実習の機会がないとなかなか使いこなせないのではないかと思うんですけれども、その辺、必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。  支援員だとかICT支援員だとか言っていることもあれなんですけれども、ハード的なところはいいとしても、ソフト的なところです。 ◎学校ICT推進担当課長 小泉委員おっしゃるとおり、そういった寄り添った支援というのが大事だと思っていますので、私どもの課に配属されております統括指導主事、また、指導主事を派遣するなどして、そういった苦手な先生方のニーズに応えられるような優しい支援、また、使い方の基礎となるところから支援していきたいと思っております。 ◎教育長 小泉委員おっしゃるように、これを教材として使っていく中で、教員がこれを使いこなしていくというのは本当に大事なことだと考えております。  支援については、かなり回数も増やすということと、あと、今回の予算の中で各学校の教員がGoogleの認定指導者の資格を取れるようなことも考えておりまして、日常的に学校の中で教え合うというようなことが実現できれば、かなりそういった底上げの部分にも寄与できるのかなというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  私もある学校へ行ったとき、たまたまICT支援員が学校から帰られるとき、ばったりすれ違ったんですね。その人とは直接関係ないんですけれども、学校の管理者に伺ったら、本当にああいう支援が来ていただいて助かっていますと、それはそうだと思うんですね。教員同士の仲間うちで解決する問題だけではなくて、ちょっとしたハード的というか、そういう機器をどうしたらいいのかなという、実情を感じているところはああいう支援員のアドバイスで、または操作でできるなというふうに思います。あとは、そういうものを、そういう支援もあるわけですから、今後もそういうソフト的に使いこなせるようなところを充実をお願いしたいと思います。  次に、あと、足立はばたき塾の件で御報告あったのですが、入塾申込者132名のうち所得審査通過者107名、括弧で辞退者が4名出たということなのですが、足立はばたき塾生93名を決定したということで、塾生については、本当に頑張っているし、この足立はばたき塾を利用した保護者等からも、本当に区の取組というか、助かっていますという評価も耳にするわけですが、ここで受験者103名、辞退者4名もそうなんですけれども、最終的に入塾が93名、10名が入塾しなかった。辞退者4名、このような方々の、合わせて14名なんですけれども、どんな理由で入塾できなかったのでしょうか。 ◎教育政策課長 学力定着推進課長を兼務しておりますので、私の方からお答えいたします。  辞退の段階で個別に全て拾っているわけではないんですけれども、足立はばたき塾の特性としましては、週に1回、土曜日で何とか5教科を習得するということをやっておりますので、それがいいのか、または週複数回の塾に通うのか、それで、それぞれの保護者とセットで話し合って決めているような声は聞いております。 ◆水野あゆみ 委員  私も1点お伺いします。  この4ページのところに、令和3年度のICT機器の効果検証報告が出ておりますが、この教員の端末活用が80%以上ということで、令和6年度の目標値を既に超えてしまっています。これ足立区教育振興ビジョンは、コロナ禍の前に設定されたので、ICT関連のそういったことが全部指標の中に反映されていないとか、組み込まれていないということは、前の質疑のときに伺いましたけれども、こういった意味でも、この、令和3年度については端末の活用がどの程度だったのかというのも知るのも必要ですし、そういった視点でよかったのかなと思いますが、今年度は、間違いなく100%の学校で使っていくのだと思うので、これをまた更に検証してどうするのかなというふうな思いもありますし、こういった活動指標、また、目標の再設定についてはどのように考えているのか伺います。 ◎学校ICT推進担当課長 今、水野委員おっしゃられましたように、令和3年度において目標値超えている部分ありますので、それはもうその対象として、目標として、現在の使われていることが週3回以上とか、あと、中学校においては週2回以上という回数で聞いている部分ありますので、例えば、その辺の回数の見直しでありますとか、そういったところを含めて、この指標について今年度見直しをしていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  是非、お願いいたします。例えば、6ページなんかも、eライブラリを活用させた教員の割合なんて出ていますけれども、今年度4月からはAIドリルも入りますし、全校で入ったと伺っておりますし、また、デジタル教科書も何教科が入るよ、入っていると聞いていますので、そういった活用もしっかり見ていく必要があるのかなと思います。  基本方針のところにも、分かりやすい授業の実現、また、学力の定着を目指しているということですので、この機器を活用した割合がどうだというよりかは、そういった学力の定着だとか、また、分かりやすい授業だったということが測っていけた方がいいのかなと思いますが、そういった視点も大事だと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ◎学校ICT推進担当課長 今、水野委員おっしゃられました視点につきましても、例えば、インターネットで検索をしている割合でありますとか、あと協働的な学習の中で、このタブレットをコミュニティーツールとして活用したという割合ということで聞くことをしておりますので、そういった仕様で見ていきたいと思っております。 ◎教育長 これを使ってどれぐらいの効果が出ているのかということを、どういう形で検証していくのかということが、再設定の中で考えていかなくてはいけないことだと思いますので、検討していきたいというふうに思います。 ◆水野あゆみ 委員  最後なんですけれども、コロナ禍で、子どもたちも一緒に遊んだりということが随分減って、家の中で過ごす時間も増えているので、家の中でスマホだとか端末で、自分たちでいろいろなものを調べて、ゲームでいろいろな子たちとつながって、大分、学校教育のICTのレベルなんかよりは全然先に行って、通販でネットショッピングをしたりとか、そういったことも進んでいますので、そういった、何ですかね、リテラシー教育もそうですけれども、そういった点も踏まえながら、しっかり学力の定着に向けてもやっていただきたいなと思います。要望で終わります。 ◆鹿浜昭 委員  先ほどの足立はばたき塾の件でお尋ねしたいんですけれども、総計で今年は81名ということで、その前、59名、87名といっているんですけれども、基本的には定員100名ということかと思うんですけれども、途中で挫折してやめて行かれた方というのも、例えば、去年、令和2年度なんていうのは40名ぐらいいたわけなんですか、これ。 ◎学力定着推進課長 令和2年度につきましては、臨時休校がありまして、足立はばたき塾を開校できない状況が続きました。6月の下旬からようやく動き出したんですけれども、それぞれ塾等の選択がある中で、最終的には60名程度の入塾だったということでございます。 ◆鹿浜昭 委員  あと、途中で挫折というか、やめられた方というのはどのぐらいですか。 ◎学力定着推進課長 例年10名程度はやめている状況ではあります。足立はばたき塾のやり方になかなかなじみにくい、それぞれ生徒、特性ありますので、一斉指導というよりは、個別の指導塾に通う生徒だとか、途中で選択を変えていくというのが実態としてございます。 ◆鹿浜昭 委員  ありがとうございます。  それと、もう1点。ICTの方で、タブレットが昨年、支給されて、使用方法というか、子どもによっては1日中タブレットとにらめっこしているというような話も聞くことあるんですけれども、その辺の指導というのはどのようにされているのですか。 ◎教育指導課長 これは配付されたタブレットに限らず、おうちのタブレットだったりとか、自分のスマホだったりというところもあるんですけれども、SNSルールというのを今、学校の方でやっております。で、家庭でもしっかりルールをつくってということで、今年度はしっかり、家庭から上がってきたルールも学校でちゃんと見て、個別に指導ができたらいいなということも考えておりますので、丁寧にその辺の指導をやっていきたいと思っております。 ◆鹿浜昭 委員  ごめんなさい。今日の読売新聞の朝刊で、児童が、目がもう駄目ですということで、使い過ぎて視力低下が著しいということで、視力1.0未満の子が、小学校で34%、中学校になると57%、高校になると六十数%というような結果が出ているような状況で、当然、テレビ、ゲーム等もあるのかも分からないのですけれども、その辺、どこまでというのも、ある程度、何ですかね、あれしながら進めていっていただきたいなというふうに思います。  子どもが目が見えなくて、教室でも前の方で授業を受けたいというような子が増えていくというようなこともあるかと思うので、よろしくお願いしたいと思うんですが。 ○かねだ正 委員長  御要望ということでよろしいですか。 ◆鹿浜昭 委員  はい。 ○かねだ正 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。 ○かねだ正 委員長  次に、その他に移ります。  その他、何かありますでしょうか。 ◆小泉ひろし 委員  本日は最後の委員会ということで、今回、子ども家庭部の報告は特にないのですが、保育関連というか企業主導型保育に関することで、コロナの感染拡大当初、要するに、エッセンシャルワーカーへのワクチン接種についていろいろ御意見があって、企業主導型の保育士、または児童養護施設もそうですけれども、優先接種がなかなか来ないという、そういう事例があって、私も随分いろいろ意見いただいて、今はそういうことはないかと思うのですが、なかなか特に企業主導型保育事業については、たしか足立区でも27事業やられているというふうに確認しておりますが、なかなか国の制度を使った事業であるし、掌握しづらいというかそういうところがあるかと思うのですが、待機児童解消に役立っているというか、そういう区内施設であることは事実だし、いろいろな部分で相談窓口がないというか、課題があってもどこへぶつけたらいいのかとか、そういう声も私の下に来ております。  幼稚園だとか保育園だとか、認証だとかは、それなりの団体というか、協議会みたいのがあったり横の連携とかできているのですが、企業主導型についてはなかなかそういう機会もないし、声も拾いづらい。こういう中で、例えば、コロナの感染拡大して、子どもを心配だから預けられなかっただとか、そのことによって運営事業者が損失を被るような、そういう事例も聞いております。  所管の担当も子ども家庭部内にはあるかと思うのですが、まだまだ情報不足だと思うので、例えばスキルアップの問題も研修の機会を知らせるだとか、そういうこともそうなんですが、今後、連携を深めていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎私立保育園課長 ただいま小泉委員おっしゃいました企業主導型保育事業でございますけれども、我々の方から周知の方をさせていただきたいと考えております。 ◎子ども政策課長 補足でございますが、区で保育士向けの研修等を開催しております。認可、認可外問わず御案内も差し上げておりますので、保育士のスキルアップに向けて区全体として取り組んでまいりたいと思っております。 ◆水野あゆみ 委員  すみません。私も、最後の委員会なので最後。小・中学校で今、学級閉鎖も相当ありますけれども、学級閉鎖のときはオンライン授業をやっていただけないんだということで、前回、質問したときにはそういう答弁がありましたけれども、学級閉鎖以外に、家族が陽性になられて自宅待機になっている子どもたちも相当いると思うんですね。この子どもたちに対しては、オンライン授業の実施は、各校でどのような状況になっているのか伺います。
    ◎教育指導課長 決してオンライン授業をやめたわけではなく、オンラインでやるのを今まで出席扱いにしていたのを、通常どおり学級閉鎖とか、そういう場合には出席停止ということでやっております。  学校によっては、それこそタブレットで、対面でその子を入れてやっているところもあれば、後ろから定点で授業を映している。若しくは、動画のコンテンツを用意したりとか、そういうことを工夫してやっているところでございます。 ◆水野あゆみ 委員  全校でやっていただきたいと思うんですね。見る、見ないはその子の体調もあるでしょうし、そういった選択ができるようにしていただきたいと思うのですが、その状況はいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 全校でそのような対応をするようには伝えておりますけれども、今、いろいろな、体育だったりとか、音楽、図工というのが再開していく中で、全て1日できるかというと、そういうことでもありませんので、時間限定というふうになるんですけれども、対応はしていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  そうですね。コロナ禍の今こそ、タブレットを使わないでどうするんだと思いますし、本当に算数だけ、数学だけ、英語だけって、もうそれで全然いいと思いますので、できる範囲で全校が取り組んでいただけるように要望させていただいて終わります。 ◆ぬかが和子 委員  実は絞ったんですけれども、3点あるんですけれども、一つが、都立高校におけるムサシノ学生服の問題で、100人が高校の制服が届かなかったというのが、大きなニュースになっていましたけれども、その後で、区立の中学校の入学の話で、区内のある制服販売店から、実は自分たちも中学校も冷や冷やもんだったんだよという話を聞きました。その後に、その地域の保護者の方から、うちの子は入学決定したのが2月28日で、通知もらったのが3月1日で、制服が来たのは入学式の2日前だったんですという話を聞いたんですね、どうしてそういうことになるんだろうと思っていろいろ見てみましたら、学校選択制度のスケジュールで、入学予定校の変更受付、つまり最終的に決定する時期ですよね、これが3月4日金曜日までになっているんですよ。そうすると通知行くのが、学校選択使わない子はまた違うかもしれませんけれども、遅くなる場合もあるわけですよね。  この辺を、本当にそういう保護者にとっては、今年は特にああいうニュースを見ていましたから大変不安に感じていたと、本当に3月4日まで必要なのかと、十分なスパンとか、その辺も含めて考えていっていただきたいというふうに思っているのですが、どうでしょうか。 ◎学務課長 学校選択制度の日程につきましては、選択したいという保護者の方の立場も考えて、ぎりぎりまで日程を組んでいるところでございます。よりよい方法があるのかどうか、また改めて検討したいと思いますが、現状では保護者の皆さんを考えて組んでいる日程となっております。 ◆ぬかが和子 委員  要は、この学校の制服がきちんと手に、もう、まかり間違えば届かないというような、そういう状況ではなくしてほしいと。そのために、しっかり検証もして何か工夫ができることないのかということで考えていっていただきたいということなんですが、どうでしょうか。 ◎教育長 私立学校の入試のスケジュール、発表のスケジュール等もあると思います。また、今、お話しのような制服のスケジュールもありますので、スケジュール上、どこら辺までできるのかというのを具体的に考えさせていただきたいなと思います。 ◆ぬかが和子 委員  是非よろしくお願いします。それから、コロナの感染者、最近でも、一つの学校で5名とか出ていても、クラスターの基準がそのクラスで5名とかにならないと、今、クラスター扱いしないということで、クラスター公表されていない学校が何校もあるわけですよ。  そういう学校の関係者、保護者の方からも連絡いただいたんですけれども、陽性者が出たときのメールというのが以前よりは改善されていて、検査については、濃厚接触者、小学校は特定しますよね。中学校は今、特定しない、だけれども、メール来て、心配な方は、今は区役所の1階のところの無料のPCR検査を受けてくださいというふうになっていて、それはそれでいいんですけれども、言われたのが、何で東京都の方の無料のPCR検査のキットを送ってくれる制度、これを使わないんですかと言われたんですよ。  これ、以前は使い勝手が非常に悪いので使わないという理由も分かったと。それはなぜかというと、陽性者が出てから申請して、それから初めてキットを送ってくると。これでは話にならないと。東京都が改善したので、今は、区の方が要請すれば、教育委員会の方に置いておいて、教育委員会からその学校にキットを、何でこれ言うかというと、予約してそこの検査へ行くという関係からいくと、保護者に配って、それでキットで家で取れるんですよ。それでやれれば、こんなに安心なことはないわけです。それをなぜ今、活用されていないのか、活用しようとしていないと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎学務課長 3月に一度、一旦活用させていただきました。その際も、利用されたのは2名ほどではありました。実際、学級閉鎖が終わった後に検査結果が出るような日程のスケジュールだったということもありまして、検査結果を待つより学級閉鎖が先に終わってしまう。検査をしてしまうと、学級閉鎖が終わっても学校に来られないという状況がございますので、その辺はよく説明した上で御案内していたところです。  4月以降も東京都が実施はしているのを確認しておりますので、その方法について今、職員とどういうふうに周知しようかということで検討しております。 ◆ぬかが和子 委員  ここの時間だけ使ってあれするのはあれなんで、是非、活用しづらい点があれば、そういう点もまとめて改善要望なども上げていっていただきたいと。詳細、また、その辺どうお考えなのかというのも是非、後で聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、3点目ですけれども、開校した江北小学校の方ですけれども、江北小学校の歩道などの工事が入学式に間に合わないで、きちんと整備されていないで今も工事をしていると。小さな子どもたちには危険がいっぱいだという声が寄せられまして、それから、心配そうに親が迎えに来るというような状況もあるということで、その辺の安全対策。  それから、11日の日に東京女子医大のヘリの訓練があったんだけれども、通常の学校をやっているときなわけですよね。すごい音だったんですって。もちろん非常時は本当に、何ていうの、何かがあってヘリが止まるというのは、学校があってもやむを得ないと思うんですよ。だけれども、せめて訓練とか、学校の授業をやっている時間にないようにしてほしいということで思っているんですけれども、どうでしょうか。 ◎学校運営部長 ヘリの訓練については、関連の機関と調整をしながら話を進めたいというふうに考えております。 ◎教育指導課長 江北小学校のところ、確かに門の前が今、工事をしております。教員が朝立ったりとか、そういうところでの、ふだんどおりの交通安全ということはやっているんですけれども、私も江北小学校を訪問したときに、実は、工事現場の方々がかなり丁寧に誘導してくれたりとか、本当に門まで開けてくれるようなところまでしてくれているので、学校とよく話ができているのではないかなというのは感じております。 ◆ぬかが和子 委員  是非、新しい学校で、何かそういう事故や何か支障が出ないように対応していただきたいということを申し上げて終わります。 ○かねだ正 委員長  御要望ということでよろしいでしょうか。  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○かねだ正 委員長  それでは質疑なしと認めます。  では、委員長より委員の皆様に申し上げます。  各委員あてに通知させていただいておりますが、明日、午後、渋谷区役所での視察を実施いたしますのでよろしくお願いします。なお、視察先におかれましてはマスクの着用等、感染拡大防止に十分御留意をいただきますようお願いを申し上げます。  また、この委員構成で文教委員会を開催するのは、特段の事情がない限り今回が最後になると思いますので、一言御挨拶させていただきます。  1年間どうもありがとうございました。委員の皆様の御協力でスムーズに委員会運営を行うことが出来ました。本当にありがとうございました。  それでは、副委員長からも御挨拶をお願いします。  まず、小泉副委員長お願いします。 ○小泉ひろし 副委員長  この1年間、ありがとうございます。かねだ委員長のもとで、審査を尽くしてきました。執行機関におかれましても新体制になられたと思います。今後、教育政策について、また、子ども家庭部所管のことも含めてよろしくお願いしたいと思います。  ありがとうございます。 ○かねだ正 委員長  ありがとうございました。  では、ぬかが副委員長お願いします。 ○ぬかが和子 副委員長  1年間、本当にありがとうございました。このコロナ禍の2年ということで、子どもたちにとってはかけがえのない2年間だったと思いますし、3年目になりますので、本当に子どもの体験とか、子どもにとってどうなのかということを最優先に、今後ともやっていっていただきたいということを一言申し上げます。  どうもありがとうございました。 ○かねだ正 委員長  どうもありがとうございました。  それでは、以上で文教委員会を閉会いたします。       午前11時52分閉会...