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令和 3年 3月11日産業環境委員会−03月11日-01号

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  1. 足立区議会 2021-03-11
    令和 3年 3月11日産業環境委員会−03月11日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 3月11日産業環境委員会−03月11日-01号令和 3年 3月11日産業環境委員会       午前9時57分開会 ○岡安たかし 委員長  それでは、定刻前ではございますけれども、委員の皆様おそろいでございますので、ただいまより産業環境委員会を開会したいと思います。 ○岡安たかし 委員長  初めに、記録署名員を指名いたします。  石毛委員、へんみ委員、お願いいたします。 ○岡安たかし 委員長  次に、議案の審査に移ります。  (1)第20号議案 足立二酸化炭素排出実質ゼロ宣言を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎環境部長 産業環境委員会議案説明資料環境部の資料をお願いいたします。  議案説明資料の2ページです。  足立二酸化炭素排出実質ゼロ宣言ということで、概要にありますが、足立議会の議決すべき事件を定める条例に基づきまして、2050年までに区内の二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すことを宣言するというものでございまして、4番に宣言年月日、本議案が議決を得られた際には、即日宣言をするということでございます。  今後の方針には、区内外に広くPRをするとともに、現在、改定中の環境基本計画に2050年の実質ゼロに向けた中・長期的な方針と短期的な取組みを盛り込みたいというふうに考えております。  3ページに足立二酸化炭素排出実質ゼロ宣言そのものがございます。
     1行目の「世界は今、気候非常事態に直面しています。」という認識から経緯を述べて、そして、半分ぐらいの下のところに、「地球温暖化は」というくだりがありますが、「決して他人事でありません。これからの私たちの行動が地球の将来を決めるのです。豊かな川の流れや桜の花が咲き誇る「あだち」を、未来に引き継いでいくことが、今を生きる私たちの責任です」、ここがコアになっていると思います。  一番下には、3つ取組事項の方針を並べております。 ○岡安たかし 委員長  それでは、何か質疑はございませんか。 ◆工藤哲也 委員  この二酸化炭素排出実質ゼロ宣言については、一般質問、また予算特別委員会の中でもお話が出ておりましたけれども、確認の意味で幾つか端的に伺いたいと思います。  この宣言後、3つの取組については、具体的にどのような取組を進めていくのか、また環境基本計画に新たな方向性や取組を盛り込んでいくかと思いますけれども、今後のスケジュールについても併せてお聞かせいただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 具体的な取組につきましては、これから定める環境基本計画の中に記載されていくということで、今考えております。  環境基本計画の方は、来年度11月までに答申という形で今進めておりますので、それまでに具体的な施策の内容については、環境基本計画の中に入っていくものと思います。  ただ、実際に今の時点で、具体的な内容、どういったことが考えられるかということは、昨日、予算特別委員会の中で若干触れさせていただきましたけれども、東京都の方でも推奨しています具体的なEV化とか、ほかにも様々なCO2を排出しないような、そういった新たな設備機器の導入とか、そういったものも十分考えられることかなと思っています。  それから一つ考えるのは、今、再生可能エネルギー由来の電気を施設の方の電力として使うということがいろいろなところで行われております。実は、次回の産業環境委員会でも報告するつもりではありますけども、環境部の施設でもそういったことでチャレンジしているところがございますので、全庁的に再生可能エネルギー由来で発電したものをの施設、庁舎とかでも活用できるような、そんなことも展開していければというふうなことで考えております。 ◆工藤哲也 委員  そういった形で、としても2050年、二酸化炭素排出実質ゼロを目指して新たな取組も進めていくんではないかと思いますが、今現在、進めている足立環境政策補助金の制度を設けているものなども幅広くあるかと思います。そういった施策についても、その費用対効果がどうだったのか、区民の皆さん環境意識としてはどのように公表できたのか、そういったことでの事後検証というものも踏まえた上で、新たな取組も進めていく必要性があるのではないかと思いますが、この考え方の視点については、としてどのように考えていますか。 ◎環境政策課長 これまで様々な補助金メニューを実施してまいりました。その中でもアンケート調査を取ったりとか、実は、車を購入された方には、事後調査なども行ったりもしておりますので、そういったことも踏まえ、また、必要であれば区民の意向調査なども含めて調査をして、計画の中にも含めてまとめてまいりたいと思っております。 ◆工藤哲也 委員  是非そういった形で進めていただきたいと思います。  また、この二酸化炭素排出実質ゼロ宣言については、区民の皆様に幅広く御理解いただきたいと思います。効果的な広報ですとか周知を是非お願いしたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 今、あだち広報の方の掲載も当然予定しておりますし、これから様々な環境部内のイベント等でも周知を図るとともに、いろいろな場所で企業の御協力も得ながらキャンペーン等を張って、区民の方、あと事業者の方にもこの内容を理解していただきたいというふうに思っております。 ◆工藤哲也 委員  これは、私たちが地域で広めていくということも課せられた役割だということで認識をさせていただいております。  予算特別委員会の中で、報道広報課長の様々な政策については、「伝える」ではなくて「伝わる」という手法で進めていくというような答弁がございました。是非そういった考え方で効果的な広報を環境部の方で進めていただきたいと思いますが、再度いかがです。 ◎環境部長 この宣言については、正にその発信そのものが一番重要であるというふうに思っています。危機感の共有ということを狙っております。  環境部では、様々な発信をこれまでもやっていましたけれども、より工夫を、磨きを掛ける意味で、部内に若手職員による情報発信チームといったものを設定して、今活動しています。そういったチームに是非、若手にも「伝わる」広報を企画してもらって、展開していきたいというふうに思います。 ◆工藤哲也 委員  この二酸化炭素排出実質ゼロ宣言は、単なるパフォーマンスになってはならないというように思いますし、これは我々も努力していかなければならないと思いますけれども、是非、区民の環境意識の醸成につながるような効果的な広報をこれからお願いしたいと思います。これは、要望でお願いしたいと思います。 ◆きたがわ秀和 委員  私の方からも幾つかお伺いしたいと思います。  まず、今回のこの宣言、と議会との共同で出されるということ、大いに歓迎したいというふうに思います。  最初にちょっとお尋ねするんですけれども、全国の自治体でどのくらいというのは、多分そこまでは分からないと思うんですけれども、執行機関と議会とで共同でこういう宣言を出すというのは、ほかにも例はあるんでしょうか。 ◎環境政策課長 確認している範囲では、多摩市が一緒に宣言をしているという事例がございました。 ◆きたがわ秀和 委員  本当にそういう意味では、足立は、ほかのにはない、それこそ議会も一緒になって取り組んでいこうということで、これは、本当に貴重な取組だというふうに思っております。  その上で、まず、ちょっとお伺いしたいんですけれども、現在の第三次環境基本計画の中に行動指針がございますよね。その中で、地球温暖化エネルギー対策についてということで、区民がどう行動すべきか、事業者がどう行動すべきかということが基本計画の67ページから74ページ、この地球温暖化エネルギー対策の部分ということですけれども、記されております。本当にいろいろと、こういうことを取り組んでほしいという、そういうとしての思いが込められているんだと思うんですけれども、まず、この行動指針、区民や事業者への周知というのは、今どの程度進んでいるというふうにお考えでしょうか。 ◎環境政策課長 前回計画をつくったとき、私はこれに参画しておりませんけども、その当時の記録等を読みますと、やはり区民の方々にこういった内容をよく周知していくことが大事だということで、一覧表みたいのをつくって、皆さん方に分かるような形でということで、つくってきたということです。  ただ、なかなかその内容について、触れる機会というのが区民の方や事業者の方というのは、少ないんだと思うんですね。それで、一旦オリンピック・パラリンピックの関係で、「地球にやさしいひとカード」ということで、皆さん方にできる内容を宣言してもらうと、そんなことも進めてまいりましたけども、なかなか新型コロナウイルスの関係で対面型でお話する機会が少なくて、実際にはなかなか進んでいないというのが現状です。  今は、SNSとか、こういった広報物とか、先般もアトリウムで、プラスチックの関係のポスターコンクールに合わせて展示をしたりとか、そういったことはやっていますけれども、なかなか区民全体への周知というところに関しては、なかなか行き届いてはいないのかなというふうに思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  今、「地球にやさしいひとカード」のことをおっしゃっていただいたので、そのことについても少し質問したいんですけれども、これ、取組は今も継続して、たしか、おととしの決算特別委員会のところで私聞いたんですけれども、2万人を目標にしてということなんですけれども、到達度としては、どのくらい進んでいるのでしょうか。なかなかコロナ禍で、対面でそういうことができないという、そういう厳しい条件下であるんですけれども、もし分かるようでしたら教えていただきたいと思います。 ◎環境政策課長 あの後、実際に何か進んでいるかというと、あまり進んでいないというのが現状です。ただ、先般のアトリウムでのキャンペーンの際に「地球にやさしいひとカード」の宣言をしてもらったりとか、そういったことは続けておりますので、それでも数百人、宣言は増えているというような実態です。  ただ、子どもたちにも宣言してもらいたいということで、学校に配るだけということも考えたんですけれども、ただ、お配りするだけでは本当に宣言したのか分からないということで、それは取りやめているんですね。数とすれば、それだけで5,000人とか6,000人、1万人とかいってしまうんですけれども、基本的には対面型で皆さん方に宣言していただきたいというのが、そういった主たる思いがありますので、なかなか進んでおりません。 ◆きたがわ秀和 委員  今、本当にコロナ禍で、こういった取組がなかなか進まないということで、これは長期的に考えるしかないのかなと思うんですけれども、よい取組だとも思いますし、やはりああいったものを学校教育の中でも是非、活用もしていただきたい。できれば、今回の宣言に合わせて、そういう二酸化炭素排出実質ゼロに向けてどういったことをやるのかといったところ、そういったところに特化した新しい取組というか、新し いカードなんかも作ってもいいんではないかなというふうにも私は思いますので、そういったことも併せて要望したいというふうに思っております。  それと、事業者に対して、今コロナ禍の下、本当に事業者の方からはそれどころではないというふうに言われるかもしれませんけれども、これは産業経済部との連携ということも必要になると思うんですけれども、その機会を捉えて、二酸化炭素排出実質ゼロに向けた事業者として、こういう取組を是非やっていただきたい、やってみたらいかがでしょうかという、その際に、事業者として、こういう制度も活用できますよという、そういう助成制度とかそういったものも提案をしながら周知を広げていく、そういった取組も必要だと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 やはり肝は区民とか事業者にかかわらず、仲間を増やしていくことかなと思っています。今、大手の企業なんかは特に二酸化炭素排出ゼロ宣言をやっているところございますので、恐らく区内の大手の各企業の中でもそういった宣言をしているところは数多くあるのかなと思っています。  ただ、区内で多い中小企業も含めて、どういったことができるのか、産業経済部とも連携しながら、メニューの方もつくりながら、ちょっと考えていきたいと思っています。 ◆きたがわ秀和 委員  それと、予算特別委員会のところでも質問させていただいて、ちょっとかぶってしまうんですけれども、環境基本計画を今、見直しをされているということで、現在の第三次環境基本計画よりも、より発展形のものができるというふうに期待はしているんですけれども、千代田削減シナリオという形で、これはどちらかと言うと、まずとして、あるいはの職員として、こういうことをやりますというところが中心になってはいるんですけれども、非常に見やすい、まず、分かりやすいと、体系図も示されているというところで、そういった、本当に区民にとっても見て分かりやすい、しかもそういったものをやっぱり区民に広く知らせていくというところを、まず区民に読んでもらって理解していただくということが重要だと思いますので、そういった視点で、削減シナリオという形で明確にしていくことが必要ではないかというふうに思いますけれども、その点改めてお伺いしたいと思います。 ◎環境政策課長 既に先行して二酸化炭素排出実質ゼロを表明している自治体はたくさんございます。そういった事例を十分に参考にしながら、としてどういった表現の仕方、表し方がいいのか十分斟酌して、皆さん方に分かるような形で伝えていきたいと思います。 ◎環境部長 補足ですけれども、やはり2050年を狙うと30年という長いスパンになりますので、まずは最初の10年、SDGsゴール地点でもある2030年に向けて、やはりこれは政策とか事業なんかのメニューをきちんと示して、かつまた、これまで持っているCO2削減目標、これもある程度は高い目標であったんですけれども、更に高めていくといったことも含めた、そういったことも抜本的に見直した形の今回改定作業中の環境基本計画になるということで、議会の皆さんと議論していきたいというふうに思います。 ◆きたがわ秀和 委員  それと、もう一つ、これも予算特別委員会のところで質問させていただいたところですけれども、やはり全庁的な取組体制というところで、本当にそういったものを構築していく。先ほど産業経済部との連携というお話もしましたけれども、この間の予算特別委員会のところでは、例えばその都市建設部とか、そういったところとの連携も含めて、全庁的に考えていくという、そういったことが必要になってくるかと思います。  この環境基本計画の中にも計画の進行管理というものが示されているんですけれども、やはりこれだと何か足りないなというところ、ちょっと感じるところがございますので、是非これはもうやっぱり区長が先頭に立って、関係部署責任者の方がそれを実際に遂行していくという、そういったところを、そういった組織体系図も含めて明確にしていただく、そういうことが必要になってくるかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境部長 御発言のとおりだと思います。その考え方は、実はこれまでの第二次環境基本計画もそうでしたし、今、走っているのが第三次環境基本計画なんですけれども、それもPDCAをきちんと入れているんですね。  ただ、今回は、CO2に特化した形のシナリオが必要になると思います。ですから、これまでの幾つかの指標値があるんですが、CO2関係に関しては、そこは拡充をしていった形の在り方になってくるというふうに考えますので、しかもそれは全庁に正にかぶってきますので、庁内に対して、各部署に対して、環境部サイドからこういうことができるのではないかといった投げ掛けなども含めて、進めていきたいというふうに思います。 ◆石毛かずあき 委員  まず、確認の意味でもお聞かせいただきたいんですが、この二酸化炭素排出実質ゼロ宣言、内外に広く発表されると思いますけれども、これを宣言したことによる価値というものはどういったものがあるか、お聞かせいただけますか。 ◎環境部長 これは、外に宣言するということで約束ですので、言わばきちんとその認識を持っていると。先ほども説明の中で言いましたが、まず最初に、気候変動が始まっていて、もう危機的状態です。しかもこれは、今を生きる我々の責任なのだといったことの立場を明確にしました。そして当然、国も同じ宣言をしましたし、自治体もそういった責任を有しているということを自覚を持って、今300以上の自治体が宣言したわけですけれども、同様に足立としても未来に対する責任として宣言をすると、こういう考えでさせていただいております。 ◆石毛かずあき 委員  そうですね。2030年を一つの目標とするならば、残り8年間を足立としてどういうふうにやっていくのかという、そういった意味では大変重要な、また責任のある宣言になってくると思うんです。  他の会派から、コロナ禍の状況等々と質問がありましたけれども、実は今、環境部長がおっしゃったとおりに待ったなしの状況なんですね。世界を見れば、ツバルという島が、一つの島がなくなるか、なくならないかという瀬戸際のところですから、そういった意味でも、もう本当に今すぐみんなで取り組んでいかなきゃならないところだと思います。  事業者に対しても、また区民の方々に対しても、やはり皆さんにその辺を周知していただいて取り組むことが大事なんですけれども、先ほど環境政策課長もおっしゃっていましたけども、周知について足立は、僕はすごくよく取り組んでいると思うんですよ。様々なイベントを通しながらも、また、あだち広報を通しながらも、大変よくやっていると思うんですが、ちょっと懸案ですけれども、全ての方になかなか伝わりづらいというところはあるのかもしれませんが、あと8年あるわけですから。ですから今、環境部の方として、大変力を入れている小学生以上の方々に対する環境という意識、啓発、教育ですよね。そういったことに大変力を入れているところでございます。  予算特別委員会でもお話しさせていただきましたけれども、デジタル教材ですか。あれなんかは大変よくできていますよ。あれを小学校の高学年だけで使うというのは当然もったいないですし、あれを一般向けで見ていただければ、大人の方も本当に絵もあるし図もあるし、またグラフもあるし、非常に見やすいし、大変よくできていて、大人の方が見ていても、あのボリューム33ページありますけれども、非常に分かりやすい内容になっています。  そういったところでは、意識啓発もできると思いますし、とにかく大事なのは、今の子どもが大人になったときには忘れていたではなくて、知らないというわけじゃなくて、しっかりとした意識付けを今のうちからしていけば、2030年、彼らが大人になったときに環境問題というのは十分変わってきていると思うんですけれども、その辺の御見解をお聞かせください。 ◎環境政策課長 2030年というと、SDGsの目標年という形になります。当然、そのCO2排出削減目標は2050年まで、その後20年あるわけでございますけれども、初動期、これから2030年までの動きというのが非常に大事になってくるだろうと思っています。  そのためにも、我々は、環境学習教材を作って、子どもたちにも普及啓発を図っていこうということで、今回進めたわけでございますので、いろいろな機会を捉えてですね、普及啓発の方はしっかりとやっていきたいと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  区長名と議長名で足立として宣言するわけですから、そういった意味では、足立のその姿勢というのが分かってくるというところでは非常にいい取組だと思います。  とにかくこの環境という問題は、この間もお伝えしましたが、環境部だけでやっても、やってもという言い方ごめんなさい、環境部だけでなかなか100%手の届くようなところは行かないと思いますし、産業経済部の方にもお話をさせていただきましたけれども、そのときも産業経済部長環境部と連携を取ってやっていきたいというような御決意もいただきましたので、しっかりとそういった意味では、横の連携を取っていただいて、今後とも進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆へんみ圭二 委員  今回、こうして環境についての宣言をするということで、思い出すのが、今から十二、三年前の環境サミットin足立、あのときも宣言をしていたと思います。  当時は、ツバルの副首相の方にも来ていただいたり、アルピニストの野口健さんにも署名していただいたりということをしましたけれども、あのときの宣言というのが、どのような効果があったというふうに見られていますか。 ◎環境部長 当時も課長級環境部におりました。環境サミットin足立を実施をしたわけですけれども、あのときも内外に向けて、本当に地球が問題になっているということですから、中身的にはそれほど違いはないんですけれども、まだ知られていなかったっていうふうに思います。当時は、地球が本当におかしくなってしまうのかといったことが、実感を伴っていなかったような気がします。  その後、環境基本計画にのっとって、いろいろな周知啓発をやったりとか、危機意識の醸成をやってきたつもりですけれども、実際に災害が最近起こってしまっていて、それを国民の皆さん、あるいは世界中も意識は大分高まっているので、当時は、何年までにCO2をここまで下げるといったところまでは、そこまでなかなか言えなかったんですけれども、今回はゼロにするんだという、当時であれば、とても考えられないような目標設定が今回できるわけですね。そういう意味では、前回の環境サミットin足立での宣言というのは、正に足立CO2地球温暖化に対してきちんと向き合うんだということをまずは言った。その後、様々な啓発事業を展開する、それの基になったんだというふうに認識しております。 ◎副区長 もう少し具体的にお話しますと、環境サミットin足立をやったことによって、全国の環境自治体会議へ参加したり、友好自治体とも様々な環境の取組、そういったものを具体的に進めたのと合わせて、全国でどういったことをやっているのかという具体的な内容をとして知ることができたと。そういった意味では、そういう視点を持つことができるきっかけになったと思います。 ◆へんみ圭二 委員  として、あの宣言の効果を感じられているということは分かりました。ただ、あの宣言をしたことというのが、区民の皆さんにどれだけ伝わっていたのかなと考えると、あまりその辺りについては伝わっていなかったんではないかという意識を持っているんですが、あの宣言の広まらなかったということの反省点があるとすれば、その点を教えていただきたいですし、それを踏まえて、今回の宣言をどのように区民の皆さんにも伝えていくのかということをお考えでしょうか。 ◎副区長 確かに、広く区民の皆さんにそれがお伝えできたかというと、それは不足している部分はあったということを私自身も感じております。  ただ、今回、基本計画の中にもSDGsの視点を全部入れ込みましたし、あと、今環境部の方からも、実は全庁に具体的に2030年までに何をやるのかということの調査をこれから行って、そして具体的に行動していこうというふうに進めておりますので、それを広くPRをして進めていく必要があると思います。 ◆へんみ圭二 委員  是非、広く進めるという中においては、先ほどからも子どもたちへの働きかけが大切だというお話がありました。この宣言文も、もう少し子どもたちにも伝わりやすいような形に作り替えたものを子どもたちにも見てもらって、一緒に考えてもらうということができないかなと思うんですが、例えば、今1人1台タブレットを配付していますから、紙で配らなくてもそういうタブレットで子どもたちに学んでもらうというやり方もあるでしょうし、今日の報告事項にもありますけれども、そうした、あだち環境学習教材も進めているわけですから、子どもたちに伝わりやすい方法というものを具体的に考えていくべきではないかなと思いますが。 ◎環境政策課長 へんみ委員からいい御提案をいただきましたので、子どもたちに分かりやすい表現の仕方を使って、タブレット等も使いながら学習できるような環境をつくっていきたいと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  お願いします。  環境サミットin足立のときに、いろいろと取組を進めていこうということで、例えば、環境家計簿でしたか、区民の皆さんに家計簿のように見てもらって、自分のCO2の排出量がどれぐらいかというものを把握していただくというような取組をやっていたかと思うんですが、その環境家計簿も、先ほど工藤委員からも今までやってきたことの効果というものを事後検証することが大事だというお話がありましたけれども、環境家計簿は今どうなっているんですかね。 ◎環境部長 環境家計簿そのものは、今は実施していません。  特に子ども向けの夏休みのエコチャレンジとかエコプロジェクトとか、いろいろ手を変え品を変え、啓発系あるいは環境学習系のアイデアとか事業を展開してきたんですけれども、ずっと残っているものというのは、今のところ、今回、あだち環境学習教材に切り替えたということでほとんどのものは終了しています。その効果というのは、出てくる言わば提出数ですかね。全小学4年生に配っても、それがどのくらい返却率があるかとかいったところを見ながら、これはちょっと時代が過ぎてしまって遅れているかなといったようなものは見直していきましたし、常に新しい食い付きがいいような事業に工夫しようということで、現在では、デジタル化が進むという、そういった条件が整ったので、環境学習としては、本日報告いたします、あだち環境学習教材にかなり集中して展開をしたということで、ほかの事業はほとんどというか、先ほどの環境家計簿は廃止をしたということでございます。 ◆へんみ圭二 委員  十何年前なので、僕もあまり記憶が確かではないんですが、たしかあれは、家庭に向けた働きかけでもあったと思うんですよね。なので、今回、あだち環境学習教材へということで、子どもたちには働きかけという部分は分かるんですけれども、家庭に向けた働きかけというものもやはり重要であろうと思いますし、環境家計簿のみならず、今まで行ってきた事業の効果ですとか、そういったものの再検証というものは、やはり私も必要だろうと思いますので、その辺り再度検証した上で、家庭などへの働きかけというものも検討していくべきであろうと思いますが、どうですか。 ◎副区長 実は、環境家計簿をやめたのは、私が環境部長のときでございまして、なぜかといいますと、いわゆるポイントをもらうということで提出をしていただいたのですが、毎回同じ人に限られてしまって、それがなかなか広く伝わらなかったというのが一つの廃止した理由です。  併せて、東京電力の方で、各家庭に電気使用料、毎月どれぐらいありますよというようなサービスも始めたということもありましたので、なるべくそういうことに移行していただくというような趣旨もございました。  ただ、いずれにしましても、先ほど工藤委員の方からもお話ありましたとおり、やはり一定の検証ですとかアンケート、そういったものを取って、今後やっていく必要があるというふうに思っています。 ◆へんみ圭二 委員  最後に1点、これは提案でもあるんですけれども、足立の公用車、電気自動車も入れていますけれども、先日、足立の電気自動車を駐車場で拝見しました。ただ、一見すると、ただの軽自動車のような見た目ですので、全く分からないんですよね。なので、もう少し区民の皆さんにも周知が必要ではないかなと。足立もこうして電気自動車を導入して、環境政策を進めていますよというのが、車にラッピングしてあったりということがあれば、もう少し広まるかなと思うんですが、そうした取組は進めていくべきではないでしょうか。 ◎環境政策課長 マグネットシート等もありますので、二酸化炭素排出実質ゼロ宣言も合わせてPRできるような形で考えていきたいと思っております。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございませんか。 ◆きたがわ秀和 委員  すみません。もう一つだけ質問させていただきたいんですけれども、予算特別委員会のところで私も触れたんですけれども、削減目標、国は、2030年度までに2013年度比26%削減という、そういう目標を掲げています。ちょっとこれは目標が低過ぎるのではないかという、そういう趣旨で、私、質問のところで触れたんですけれども、これから次の環境基本計画をつくっていく中で、目標のところは、国の目標に準じる形で考えていらっしゃいますか。 ◎環境政策課長 今のCO2排出量の削減目標は、2013年度比で2024年度に23%減らそうということでやっています。今の流れで行くと、目標値は達成するだろうというふうに思っています。そのほかにも東京都の方でもエネルギー消費量2000年度比で38%下げるとか、いろいろ設定はされております。  こういったことを踏まえて、の方の新たな基本計画削減目標ということでつくりますけれども、今までも既にある程度削減されていますので、思い切った数字を出せればなというふうなことで考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  是非そういったところで、国が目標としているところ、そういったところにとらわれずに、実際にヨーロッパなんかは55%という、かなり高い目標を掲げて取組を進めている、そういったところも踏まえて、足立独自の取組で国の削減目標を上回る、そういう目標を掲げていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆工藤哲也 委員  この議案は、共同宣言でもありますし、私どもとしても行政をはじめ、全ての区民の皆様、それから各関係機関との連携の中で2050年までにオール足立で二酸化炭素排出実質ゼロを目指してまいりたいと思います。よって、可決ということでお願いしたいと思います。 ◆石毛かずあき 委員  公明党としてもこの二酸化炭素排出実質ゼロ宣言というのは、大事なホップ・ステップ・ジャンプのホップに当たる、足立全庁で、全体で動いていこうという気概のものですから、可決でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  先ほど述べましたが、議会が共同して、こういった宣言を出すということを大いに歓迎したいというふうに思います。  その上で、やはりこの宣言、実質を伴うものにしていくためにも、環境基本計画を更に深めて、として明確な削減シナリオを策定して、これを区民や事業者にも示しながら取組を積極的に進めていただく、そういう方向を強く求めまして、賛成したいと思います。 ◆へんみ圭二 委員  可決です。 ◆中島こういちろう 委員  予算特別委員会から、本日の委員会から様々な議論がされていると思っています。オール足立で2050年に向けて、二酸化炭素排出を実質ゼロにということで、非常にすばらしい取組だというふうに認識しております。是非これ、様々な委員からの御質問がありましたけれども、恐らくこの宣言、皆さんすばらしいものだというふうに思っていると思うんですけれども、形骸化されないというのが一番大事なことだというふうに思っております。是非、形骸化されない実効性のある宣言となることを求めまして、賛成とさせていただきます。 ○岡安たかし 委員長  これより採決をいたします。  本議案は可決とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  御異議ないと認め、可決すべきものと決定いたしました。  それでは、以下の審査に直接担当ではない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○岡安たかし 委員長  次に、陳情の審査を議題といたします。  (1)2受理番号14 地方消費者行政拡充に向け、国に予算強化等を求める意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。 前回は継続審査であります。
     執行機関は、何か変化ありますか。 ◎産業経済部長 特に変化はございません。 ○岡安たかし 委員長  それでは、質疑に移ります。  何か質疑はございませんか。 ◆きたがわ秀和 委員  二、三伺いたいと思います。  前回の委員会で、は平成23年度に同様の陳情について、これを採択をして取り上げたということになっているんですけれども、そういった陳情がまた再度出されたということについて、所管としてどういうふうに考えますかというような、そういった質問させていただいたところ、産業経済部長は、地方の方では、そういった資格を持った相談員の方をなかなか配置しづらいという実態があるので、全国的にこういった陳情が出されているのかなと捉えていると。ただ、都市部では、どのでも一定程度きちんとした確保ができているということで、要するに地方と都市部との格差があるのかなというようなお答えを示されたということなんですけれども、足立として、現在の消費者行政、の消費者行政の取組の到達度といったところ、どのように評価されていますでしょうか。 ◎産業経済部長 まず、非常に今、消費者問題というのが本当に年々様々な新しいものが出てくる状況でございます。そういったものに、非常に順応して適切に相談業務を行っているというふうに捉えております。 ◆きたがわ秀和 委員  今、産業経済部長がおっしゃいましたとおり、やはりこの消費者トラブルというか、消費者をめぐる様々な問題、中には本当に詐欺まがいというようなこともありますし、スマホとか、そういうインターネットとか、そういったものを通じたトラブル、そういったところも増えてきているんではないかというところで、足立は、現在7人の消費生活相談員の方を配置されているということなんですけれども、例えば、ある程度、国からそういう予算が下りてくれば、そういった消費者行政をもっと強化できるのではないかと。例えば消費生活相談員の配置にしても増やしていくことができるのではないかというふうに考えるんですけれども、その辺りはどうでしょうか。 ◎産業経済部長 国の方は、今のところ人件費を確かに出しているわけではございませんので、人件費相当分ということで来れば、それは、増員するかどうかは、今の実態を勘案して考えることになると思いますけれども、おっしゃっているように人件費は来ていないというのが事実でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  確かに、今、国から下りてきているその交付金というのは、こういう取組をやったことに対して下りてきているものなので、確かに人件費に直接結び付くものではありませんけれども、やはり現状の人員配置の下でも、もっともっとやれることとか、そういったところを追求していこうとしたときに、やはり国からの予算が下りてくれば、やりやすい面もあるのではないかというふうに思いますし、あるいは、こういったことをやってみようというような、新しい取組というのもあるのではないかというふうに思います。  そういったところで、やはりとしても国に対して、そういったところも必要であれば求めていく、そういった姿勢が必要ではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 国の方にも、確かに足立として、新しい取組ということで次年度予算についてもいただけるように申請をしております。今のところは十分かなというふうに思っています。  例えばですけれども、これからデジタル系を消費者センターであっても進めていかなければならないということで、オンラインに関するものを手厚く、今回申請を出させていただいたり、そういったことができている状態ですので、今以上に必要かという要望を出していくという考えはございません。 ◆きたがわ秀和 委員  今現在は、要望を出していく、そういう考えはないということでしたけれども、やはりこれからどんどんこういう消費者トラブルといっても複雑化していく、そういったことが予想される中で、として、これは機を捉えて、そういった要望も出していただきたい、そういう姿勢を持っていただきたいというふうに、これは要望でございますので、是非、受け止めていただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。  次に各会派から意見を求めます。 ◆工藤哲也 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  同じく継続でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  何度も申し上げているところですけれども、そういう悪質事例も含めて、消費者トラブルが増加して、更に複雑化もしているというそういう下で、相談窓口の強化、そして消費者である国民、地域住民に対する教育、啓発活動の推進など、これは、もう国と自治体が果たすべき消費者行政の役割、今後ますます求められてくるというふうに思っております。そのためにも必要な予算を確保して、これは国がその予算を確保する、それを推進していくということが当然でございますので、陳情の採択を主張いたします。 ◆へんみ圭二 委員  継続です。 ◆中島こういちろう 委員  継続でお願いします。 ○岡安たかし 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○岡安たかし 委員長  挙手多数であります。よって、本件は、継続審査と決定いたしました。 ○岡安たかし 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)雇用関係(シニア・外国人)に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑等はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。 ○岡安たかし 委員長  次に、報告事項に移ります。  あらかじめ委員の皆様に御報告いたします。  今回の報告は、財団法人の事業計画等もありまして、いささか長くなることが予想されますので、2回に分けて質疑していただきたいと存じます。  初めに(1)から(6)、産業経済部から報告をもらい質疑、その後に(7)企業経営支援課以降を報告いただいて質疑と、2回に分けさせていただきますので、あらかじめ御了承願います。  それでは、(1)雇用調整助成金活用促進事業及び緊急経営資金(新型コロナウイルス対策資金)融資の受付状況について、(2)あだち30(サンマル)買い物券事業の進捗状況について、(3)小規模事業者経営改善補助金新型コロナウイルス感染症対応特別枠)の申請受付結果について、(4)「舎人公園千本桜まつり」等の中止について、(5)「デジタル・イルミネーション光の祭典2020」の実施結果について、(6)令和3年度公益財団法人足立勤労福祉サービスセンターの事業計画及び収支予算について、以上6件、産業経済部長から報告をお願いします。 ◎産業経済部長 では、産業経済部報告資料2ページを御覧ください。  雇用調整助成金活用促進事業及び緊急経営資金(新型コロナウイルス対策資金)融資の受付状況についてでございます。  まず、雇用調整助成金活用促進事業ということで、10万円の助成金を出しているものでございますけれども、2月の助成件数が15件となっております。このところ、安定した申請が行われている状況でございます。  3ページの方を御覧ください。緊急経営資金等受付件数ということで融資の方になります。  こちらも2月の方は169件ということで、若干、これまで3月で終了と申しておりましたので、2月、3月上昇傾向にある状況でございます。  4ページを御覧ください。融資の実行件数でございます。  2月までに4,804件の融資実行がございました。  それから、4ページの4番でございますが、この度、4月以降のこの融資等をどのようにしていくかということで、金融機関等の意見調査、それから、他への実施調査をしております。  4ページの方が金融機関の方になります。  継続をしてほしいと言っているところが全てでございました。非常に借りやすいということで、是非、続けていただきたいということでございました。  また、5ページの方が22への聞き取りでございます。継続すると、この時点で表明しているところが18というところで、ほとんどが継続していくということでございましたので、今、新年度予算で補正を上げさせていただく見込みで、積算させていただいているところでございます。  続きまして、6ページを御覧ください。 あだち30(サンマル)買い物券事業の進捗状況についてでございます。  受託事業者が株式会社日本旅行の方に決まりまして、取扱店募集が始まっております。ここに申込状況ということで、2月28日現在が載っておりますけれども、速報値で1,173店ということになってございます。着々と増えておりまして、7ページの方で実際に今電話ですとか直接店舗に行きまして、勧誘を行っているところでございます。  今後の予定につきましては、4月から購入の方の申込みが開始する予定でございます。  8ページを御覧ください。小規模事業者経営改善補助金新型コロナウイルス感染症対応特別枠)の申請受付結果についてでございます。  こちらの方が、今、3月1日までで、3,852件ということで、3月1日に締め切ったんですが、3月だけで210件という、非常に駆け込みで2月、3月の増加が激しい状況でございまして、職員一丸となって今、処理を進めているところでございます。  こちらにつきましても、4月以降継続ということで、必要な財源を精査し、補正予算に計上させていただく予定でございます。  続きまして、10ページを御覧ください。「舎人公園千本桜まつり」、残念ながら新年度におきましても中止させていただく予定でございます。1月20日に足立観光交流協会にて正式に中止を決定させていただいたところでございます。既に、例年の出店団体や関係者への連絡を済ませております。また中止決定に伴う支出はございません。  11ページを御覧ください。「デジタル・イルミネーション光の祭典2020」の実施結果についてでございます。  今回は、特にデジタル・イルミネーションということで、デジタルの方に力を入れさせていただきました。2月28日までの実施ということで、まず『AR版光の祭典を撮ってみた!』でございますけれども、御利用いただいたのが6,356人ということで、プレゼントの方にも229件の応募をいただきまして、応募者数、当選者数は、この表のとおりでございます。  12ページを御覧ください。こちらは『CG版光の祭典に行ってみた!』でございます。  実際に映像がデジタルで動くような形でCG加工を施したオリジナル動画を作成させていただきました。ホームページ等で御覧いただき、1万1,556回の再生回数でございました。  今後も、こういったデジタル動画ですとか、そういったものを今後のPRに使用し、積極的に活用してまいりたいというふうに考えております。  続きまして、公社の方の予算の説明をさせていただきます。  勤労福祉サービスセンターの横判の資料になります。  まず1ページ目でございますが、概要でございます。職員数、組織機構はこのとおりでございます。  また、経営方針ということで載せさせていただいておりますが、これは変わってはございません。少し順序の入替えがございますが、変えてございません。会員に魅力のある事業の実施と満足度の向上、会員の加入拡大、それから事業の見直しによる健全な財政運営の継続ということでございます。  2ページの方を御覧ください。  今年度も非常にコロナ禍でこういった福利厚生事業も変更を余儀なくされてまいりました。これまでは、パーティーですとかそういった集まるイベントがございましたが、こういったものが実施できなくなりまして、特に見ていただきたいのが、星印が付いているところでございますが、こういった新しい取組を評価しているところでございます。  令和3年度につきましても、こういったところを充実させてまいります。例えば、ユニクロのギフトカード、nanacoギフトこういったものを会員の皆様にサービスを提供することによって会員の拡大を図ってまいりたいというふうに考えております。  それから、5番のところの余暇活動事業ございます。ここら辺のところで、やはりまだ不明な点がございまして、足立の花火有料席について導入させていただいておりますけど、こちらもまだ詳細が不明な状態、また東京湾クルーズ、こういったところも実施できるかどうかは不明でございますが、計上させていただいているところでございます。  また、3ページを御覧ください。会員の増減でございます。  残念ながら、こういったコロナ禍にありまして、法人等の大口の退会がございました。会員数は伸び悩んでいるところでございます。  続きまして、4ページを御覧ください。歳入の方になります。経常収益です。  こちらの方が先ほど御説明いたしました<7>となっておりますところで、生活安定事業収益というところでユニクロギフトカード、nanacoギフトこういったところの収入、買っていただく部分が863万2,000円ほど増加ということで、増強しているところでございます。  また、<11>の余暇活動事業収益のところでございますが、こちらがディズニー・ファン・パーティー事業終了、また、としまえん閉園、こういったところがございまして減額してございます。  また、こういったときでございますが、「トキメキ」の広告料収入についても、若干の減を見込んでございます。  6ページを御覧ください。こちらは、支出の方になります。  先ほど申し上げました生活安定事業費<34>のところになりますけれども、こちらの方が支出ということで、1,132万9,000円の増額というふうにさせていただいております。  また、7ページ、余暇活動事業費の方では、先ほど申し上げました<50>のところで、ディズニー・ファン・パーティーですとか、そういったものがなくなっておりますので、これで、1,145万4,000円の減額というふうになってございます。  10ページを御覧ください。最終的な正味財産でございます。  最終的に、今のところ期末残高が、424万9,000円の赤字ということで出しております。今年度についても、かなり余剰金が出る見込みでございますけれども、公益財団法人でございますので、なるべく余剰金を持たないという形で運営してまいりたいというふうに思っておりますので、多めに予算の方は組ませていただいております。 ○岡安たかし 委員長  それでは、以上6件の報告について、質疑に入ります。  何か質疑はございませんか。 ◆伊藤のぶゆき 委員  報告事項がたくさんありますので、端的にお話をしたいと思います。  ただ、その前に、今朝テレビを見ていましたら、多分皆さんもそうだと思いますけど、3.11から今日でちょうど10年ということでございますので、被災に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを改めて申し上げたいと思います。  私の方からは、小規模事業者経営補助金についてちょっとお尋ねをいたします。  緊急経営資金と小規模事業者経営改善補助金の継続を前提にということでございますけれども、この報告事項を見ていると、やはり緊急事態宣言が出てから、また改めて数が増えているということでございますけれども、これ、再度継続した場合に、一度受けた事業者というのは受けられることになっているんでしょうか。 ◎産業振興課長 現場の店舗を回っておりますと、なかなかちょっとこの2月のところ駆け込みが多かったところ、直前までその制度自体知らなかった、ようやくそこで1回目の申請をしたというお声を多く聞いております。議会議員からも多くそういった状況を伺っております。  足立の小規模事業者が2万社程度あるという中で、申請が3,852件というところでは、なかなか私どもの周知が不十分だったのかなというふうに思っております。  感染の防止を広げる、その対策に使っていただくというところ……。 ◎産業経済部長 今のところは1回きりということで想定させていただいております。  産業振興課長も答弁しておりますが、まだまだ知らない事業者がいらっしゃるということで、申請の様子を見させていただきたいかなと思っております。  ただ、感染予防に関する物品につきまして、今後やはり、まだまだ必要になってくるかなというふうにも考えておりますので、その辺は状況を見まして、また、2クール目をどうするかということを検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  今定例会中に補正予算(案)を提出すると書いてあるんですけれども、そのニュースの中で、多分もう一つあったのが、東京都の感染者数がまた300人を5日ぶりに超えて、尾身会長が下手したら再々で延びるんじゃないかということも今朝のニュースで取り上げられていました。  今言ったように、2月、1月に急激に増えているということを知らなかった方々も多いでしょうし、やはりこの約1年間、皆様に我慢をしていただいている中で、多分、今回のこの内容についても申請内容がこの1年間で様々な多分、御意見があったと思うんですね。ですので、是非、新しく組み直す場合には、知らなかったから受けられなかった、もう受けたから2回目は受けられないじゃなくて、それも前提に踏まえて、内容の拡充と再度の2回目の申請を受け付けられるように体制を整えていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
    産業経済部長 議決いただきましたら、4月当初はまだ1回目の方を優先してというか、そういった形で受け付けていきたいなと思いますけれども、その受付件数、こういったことも見まして、更に必要な部分については、また御相談させていただきたいというふうに私どもも考えております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非、もしもう1回受けられることになった場合には、1回目受けなかった人が損しないように、その分の拡充をしてあげて、初めての方は20万円が40万円になるとか、ちょっと柔軟な対応をお願いしたいなと思います。これは要望で構いません。  次に、あだち30(サンマル)買い物券事業についてお伺いしますけれども、改めてお尋ねしますけれども、今回、紙とデジタルで半々に分けた理由と、1人何セットまでの購入が可能か、あと未成年も買えるかどうか教えてください。 ◎産業振興課長 半々にした理由は、大きく2点ございます。令和2年度足立商店街振興組合連合会の実施事業が、ウェブでの申込み、そして、はがきでの申込み、紙とデジタルが半々だったので、大方ニーズが半々あるであろうということと、政モニターでもキャッシュレスの店舗を増やしてほしいということもございましたので、デジタルを多く導入した制度設計をしたいというところで、半々で制度設計したところでございます。  そして、未成年者が買えるかどうかというところにつきましては、これにつきましては、未成年者でも購入可能という状況でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  もう1点、これは代理でも買えますか。 ◎産業振興課長 これは、最終的には、当選通知が本人と住所、突合して送るという形になりますので、基本、代理の購入はできないという状況になります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これ、私の方にもいろいろ御相談が来るんですけれども、今回デジタルと紙が半々ということは、普通に考えて、紙で流通するのが半分になってしまうということになるんですけれども、大体、多分、高齢者の方は紙ベースで買っている方が多いのかなと思います。その中で、購入を考えたときに、デジタルで今回申込みをするということなんですけれども、これ是非、買えなかった方々、当然、枚数以上に申込みがあれば抽せんになってしまうのはしようがないのですけれども、もう紙の枚数が少ないから買うのは諦めるということがないように、もしデジタルの方で申込みができるのであれば、今、様々な問題の中でマイナンバーの普及が結構問題になっていましたけれども、このデジタルの申込みに関しては、マイナンバーの導入を踏まえて、せめて3親等ぐらいまでは、代理での購入というのを考えていただけないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 確かに現状ではなかなかマイナンバーなどとのひも付けができない状況ですので、不可能なんですけれども、今後の普及状態と、ただ、セキュリティーにそこにほかのシステムが入っていくわけなので、その辺も踏まえて、今後の課題かなというふうに私ども考えております。  これからどんどんデジタルに移行してくるようになりますので、高齢者の方が買いやすいということも今後考えていかなければならないかなというふうに思っております。  あと、先ほどのご質問ですけれども、各4セットずつ買えますので2万円までということで、デジタルも紙も両方申込みになれますので、8セットまで御購入できるということになります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  庁内的な連携を取ってほしいということではなくて、ただ申込みをする際に、例えば、今こういう状況で区内におじいちゃん、おばあちゃんが住んでいて、なかなか会う機会がないじゃないですか。当然、区内の人限定で構わないんですけれども、例えばお孫さんやお子さんが近くに住んでいて、当然そうすれば、おばあちゃん、おじいちゃんのマイナンバーが多分分かると思うので、マイナンバーを打っていただいて、それが親なのか、子どもは自分たちでやればいいでしょうけれども、親なのかということだけを言って、詐欺だったらそのマイナンバーから追えば分かる話なので、それで何といったらいいのですか、家族間が会えるような環境というか、一緒に買物に行けるような環境というか、後から多分この話というのは、そんなに申込み件数があったとしても多くないと思うんですよ。ですので、これが詐欺なのかどうなのかと追えるのは、そんなに難しいことじゃないかなと思うんですけど、どうですか。 ◎産業経済部長 現状で、マイナンバーをこちらで使用できる状況にはなっておりませんので、確認はちょっと不可能かなというふうには思います。  あと、これは、外の方も買えますので、是非、そういった方は、御親戚の方にどんどん買っていただくようにお願いしていただきたいと思います。ただ、住所が不正であれば、郵便物が届かないことになりますので、正当な御住所からであれば、どなたでも買えますので、是非、そういった広報を広めて、広く買っていただけるようにしたいと思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。  最後に、舎人公園の千本桜まつりについてなんですけれども、今回、東京都の要請もあって中止ということで非常に残念なんですけれども、足立に各イベントがあるんですけれども、各イベントの費用対効果というのは、足立で算出しているんですか。 ◎観光交流協会事務局長 当観光交流協会においては、イベントというところで来場者数であるとかが効果というふうに見ているんですけれども、ほかの所管のところについては、の方でどうとかということは分からない状況です。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これ先ほど言ったように中止ですので、支出はございませんという産業経済部長の答弁があったんですけれども、これを仮に新型コロナウイルス感染対策として中止になるのは分かるんですけれども、これによって、いかに足立に経済的な損失が出ているのかというのが分からないと、経済的損失がどれぐらい出ているのかというのが分かれば、税金を使って一体足立に対してどれだけの費用対効果が出ていて、今回中止をすることによって経済的な損失が出ているのかというのが、何でこれ言うかというと、今後多分イベントがしょうぶまつりとか足立の花火とか、足立がやる行事というか、イベントが行われると思うんですけれども、これによって、多分今、区内事業者が苦しいということや、区民の皆様に我慢してもらっているということなので、外で行うイベントでクラスターが起きたりとかする可能性というのは低いというのが分かってきている中で、それをすることによって、区内事業者が、しょうぶまつりやそういうことによって、経済が潤うことになると思うので、中止するのは致し方ない選択だと思うんですけれども、それによって区内がどういったダメージを経済的に受けているのかというのが分からないと、これぐらいの被害の予想があるのであれば、しょうぶまつりはやりましょうとかという判断材料になると思いますけれども、それというのはいかがなんですか。 ◎産業経済部長 一般的にイベントの経済効果の数式というのは、1,000円掛ける例えば人数分とか、全国的にもそういった数値でしか出ておりません。  お1人が1,000円使えば幾らぐらいになるというような効果なんですけれども、ただ、その出店者の方々のいろいろ、価格にもよりますけれども、1日で70万円を売り上げるというような出店事業者の方もおりますので、そういった意味では、非常にそういう機会が奪われているということは事実でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  今後、新型コロナウイルスがすぐに収束するということはないと思いますので、是非、としては、前向きに今後のイベントはやっていただく方向でお願いをしたいのですね。区民の皆様も大分、我慢を強いられて、もうこの1年で私の方も大分いろいろな声を聞いていて、フラストレーションがたまっているなと思いますので、今後の事業に関しては、できれば前向きに検討していただきたいなと思います。これは要望で構いません。 ◆石毛かずあき 委員  私の方から、まず、その緊急経営資金の融資についてなんですけれども、この推移を見て、今、状況等のの見解をまずお聞かせいただけますか。 ◎企業経営支援課長 当初、結構すごいような状況で始まりまして、1回目の緊急事態宣言が出た後は落ち着いてきたような状況です。  ただ、また2回目、1月以降に出てから、若干増えてきているというような状況がございますので、この状況は、なかなか読むことは難しいんですけれども、状況は確認をしていく必要があるかなというふうに思っているところです。 ◆石毛かずあき 委員  先ほど産業経済部長からも説明がありましたから、意見調査ですよね。その中身を見れば全部必要なものなんだというようなことが書かれております。この先、不透明感は変わらないというようなこともありましたし、申請が3月末までというふうに聞いているんですけれども、ここまで皆様の関心があって、やった方がいいんじゃないかという前向きな答弁を、御意見をいただいている中で、これ、延長した方がよろしいんじゃないんでしょうか。 ◎企業経営支援課長 今回延長する方向で、今調整をさせていただいておりまして、第1号補正の方で計上させていただく予定です。その際は、御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆石毛かずあき 委員  是非よろしくお願いいたします。  続きまして、あだち30(サンマル)買い物券事業についてなんですけれども、先ほど1,173件の取扱店が決まっているというような説明をいただいて、確認なんですけれども、足立のこの目標というのは、どの程度の数だったんでしょうか。 ◎産業振興課長 目標は2,000店でございます。 ◆石毛かずあき 委員  これ、今2,000店の目標で約半分なんですけれども、この原因というのはどのように考えていらっしゃいますか。 ◎産業振興課長 なかなかこの制度というか、事業を知らないというようなところが一番大きいのかなと。現場を回っていますと、例えば商店街振興組合連合会経由、団体経由でお話させていただいても、なかなかそこのところを知らないというところが原因かなというふうに考えております。 ◆石毛かずあき 委員  先ほどの融資の件もそうです。こういったこともそうなんですけれども、必ず答弁で返ってくる答えというのが、なかなかうまく伝わらないというようなことが大変多いんですけれども、特に取扱店募集のPRというのは、これは日本旅行が今やっているんですか。 ◎産業振興課長 委託事業者にお任せしているところでございます。 ◆石毛かずあき 委員  この日本旅行と足立の契約の中で、例えば、これだけを見ると、チラシをポスティングしています、これだけ。チラシを郵送しています、こういったところにだけしか書かれていないので分からないんですが、普通に考えて、例えばポスティングしたところにその後追い掛けていって、いかがですかというようなことをやってもらう、そういう契約になっているのか。例えば、チラシを郵送したところに対して、電話でも訪問でもいいんですけれども、この日本旅行がどうですかというようなことというのは、やっているんでしょうか。 ◎産業経済部長 入札でございますので、仕様書に書ける範囲のことしかできないということになります。ですので、具体的に仕様書に書いたことはやっていただいている。それ以外のことは、もう職員でやるしかありませんので、今回、電話掛けも訪問も全て職員の方で行っているところです。  今後、業界を通して、更にまた募集をしたいというふうに所管の方も考えておりますので、10月まで今後受け付けられるということで、目標の2,000店を目指して、まだまだ頑張っていきたいと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  力強い御回答ありがとうございます。心配なのは一つなんです。要するに、このあだち30(サンマル)買い物券を購入された方がいざ利用するときに、店舗数2,000店舗でも変な話1,000店舗でも構わないんですけども、購入された方がこのチケットをいざ使ったときに使い勝手がよくて、満足できるかどうかというのが大事になってくると思うんですね。その点いかがですか。 ◎産業振興課長 石毛委員御指摘のように、まず使い勝手というと店舗が多いというところ、更に初めての取組でデジタルのところが、高齢者の方はなかなか使い勝手が悪いというところ、使いづらいというか分からないところがあるかなと思います。そこは、きちんとマニュアルを使い、店舗側がきちんと教えられるようなマニュアルを整備してまいりたいと考えております。 ◎産業経済部長 これから購入の方のチラシを作る予定でございます。そこには、店舗募集もまだやっているという情報も載せまして、できましたら購入者から新たなお店もやっていただきたいというようなことでも構わないと思いますので、そういった形でも進めてまいりたいと思います。 ◆石毛かずあき 委員  今、非常に産業経済部長が大事なことをおっしゃっていただいて、その事業所だけ、取扱店を知っている、知らなかったは別として、知っている人は参加して知らなかったら知らないじゃなくて、その購入者が全体でそういった形で、あなたのところもやりなさいよというような、そういったコミュニケーションが取れるようなことというのは、非常にいいですよね。  そうやって、じわじわ広まっていって、結果的には大成功になったというようなことが大変私もいいなと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。  また、小規模事業者経営改善補助金についてなんですけれども、申請件数があって、8割の方がこれまで交付決定されているというんですけれども、残りの2割の方、以前にも聞いたと思うんですが再度確認の意味なんですが、交付されなかった2割の方というのは、どういった原因だったんでしょうか。 ◎産業振興課長 現在、申請件数と交付決定件数の差の石毛委員御指摘の2割は、多くがこの2月、あと3月、ここの駆け込み、非常に多く申請していただいたところの、大変申し訳ございません、こちらの事務がちょっとまだ追いついていないというところが大半でございます。ただ、ちょっと申請者の方を確認しながら、3月31日までの交付決定の方に進めてまいりたいと考えております。大方、交付決定に進むという見込みでございます。 ◆石毛かずあき 委員  ということは、申請された方に問題があるわけではなくて、作業の問題ですね。 ◎産業振興課長 石毛委員おっしゃるとおりでございます。 ◆石毛かずあき 委員  安心いたしました。こういったことというのは、なかなか「審査」と付きますと、落とす落とさないというようなことも出てきてしまいますから、是非、落とすための審査ではなくて、交付してあげたいというそういった前向きな形で、一つ一つ丁寧に取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  続きまして、「デジタル・イルミネーション光の祭典2020」のことなんですけれども、この利用回数とか、また、その下のカウント、そういったこの結果を見て、どのように今見解をしているかお聞かせください。 ◎観光交流協会事務局長 デジタルということで、初めての試みでございましたが、このAR利用者約6,300人、回数約6万回というのは、一定の成果が出たと所管としては思っております。 ◆石毛かずあき 委員  プレゼント企画についてはどうですか。 ◎観光交流協会事務局長 各コースとも応募の商品設定数を上回る応募をいただけたというところ、それから、ほとんどの方に写真の投稿もして、非常に楽しく、コロナ禍でそういう楽しんでいただいている写真も投稿いただいたことで、そういった点でも応募の企画も効果があったと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  結構プレゼント企画の中身についても、これから先ですけれども、様々な工夫をしていただけたら、こういったこと一つ取っても、また、更に成功するんではないかなというふうに思いますので、是非、力を入れていただきたいですし、また、この結果から見ても区民の皆様からも評価が高いというふうに考えられますので、これからも更なる取組をお願いしたいというふうに思います。 ◆きたがわ秀和 委員  まず、緊急経営資金、あと小規模事業者経営改善補助金、2月のところで緊急経営資金のところは、まだ何というか、上がり幅というか、そういったところ、1月から少し伸びたなという感じなんですけれども、小規模事業者経営改善補助金の方は、2月は731件、3月1日での申請が210件ということですよね。かなり、そういう意味で本当に急激に伸びたなというふうに思いますけれども、先ほど産業振興課長、今までその制度を知らなかった人が制度を知って駆け込んできたというようなこともおっしゃいましたけれども、私としては、緊急事態宣言が延長になって、今、再延長になっているんですけれども、そこのところでいよいよ事業者の方、本当にちょっと追い詰められているのかなというふうに感じるんですけれども、その辺り、所管の方の捉え方はどうでしょうか。 ◎産業振興課長 確かにきたがわ委員御指摘のとおり、緊急事態宣言が再度発出されて、そこで感染予防を強化しないとというようなお声で申請いただいている方も多々いるところが現状でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  それで昨日、日本医師会の会長が、今、第3波がなかなか下げ止まって収束というところまで行っていない、そういう中で第4波の懸念ということが言われていましたけれども、今後そういった意味では、今回のこの再延長も2週間ということですけれども、これがまた更に延長される可能性もありますし、あるいは、一旦解除されても、またこれから感染者の数が伸びていけば、再度、3回目の緊急事態宣言というようなものが出される、そういう可能性もありますけれども、今後、そういった状況を見て、例えばその緊急経営資金にしても小規模事業者経営改善補助金にしても継続をしていくという、そういう姿勢で臨まれるということでよろしいのでしょうか。 ◎企業経営支援課長 きたがわ委員おっしゃるとおりでございまして、一応事態を見ながら、推移とかその辺を見ながら検討はしてまいりたいというふうに思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  それと、緊急経営資金とか小規模事業者経営改善補助金、補正予算を組むということなんですけれども、補正予算はどういう予算を組まれるのか。要するに実績ですよね。恐らく実績で、例えば年間の実績のところをベースにして、補正を組まれるのか。あるいは、半年だからということで、半年分で組まれるのか。その辺りはどうでしょうか。 ◎企業経営支援課長 緊急経営資金に関しましては、まず、現在100件ペースで来ているところがございますので、100件をベースに半年間という形で、まず計上したいというふうに考えております。 ◎産業振興課長 小規模事業者経営改善補助金新型コロナウイルス感染症対応特別枠につきましては、きたがわ委員御指摘のように、実績とそれに半年の日数を掛けるという形で算出してまいりたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  今、本当に事業者の方が、この緊急事態宣言が再延長されているというところで、本当に厳しい状況に追い込まれているという認識だということでおっしゃってくださいましたけれども、そういう意味では、緊急経営資金にしても小規模事業者経営改善補助金についても、これは継続は当然ですし、是非、進めていただきたい。1月の産業環境委員会で、私はそれを求めて、そのときはちょっと拒否されたということがありましたけれども、姿勢がそういうふうに変わられたというところは、大いに歓迎はするんですけれども、一方で、国に対しても本当に支援策の拡充ということをやはり求めていく、そういう時期に来ているのではないかと。  2回目の持続化給付金の実施を国に求めるべきではないかという、代表質問で我が党の議員がそういったことを求めましたけれども、そのときは、「国や都の状況を注視しつつ、機会を捉えて引き続き要望していく」という御答弁でした。ちょっと聞き方によっては、悠長かなという感じはするんですけれども、そういったところを強く求めたいんですけれども、今どうでしょうか。 ◎副区長 これについては、実は、新型コロナウイルスワクチンがもっと早く普及してくるという想定の下に、前に答弁差し上げたときも考えていないというお話をさせていただきましたけれども、今の状況を見ると、やはり、なかなかワクチンが広く打たれるようになるまで、しばらく時間が掛かりそうですので、その辺の状況を見て対応していきたいと思います。  なお、国への要望については、特別区長会を通じても要求はしておりますので、その辺も改めて確認させていただきます。 ◆きたがわ秀和 委員  なかなか国の方はその辺りかたくなというか、そういったところもありますので、こういったそういう要望は本当に粘り強く出していただければというふうに思っております。  あと、雇用調整助成金についてですが、新型コロナウイルスに係る特例措置、これ2月末までの延長だったんですけれども、更にこれが4月30日まで期間が延びております。雇用調整助成金活用促進事業の申請期限もこれに合わせて延長されるんでしょうか。 ◎企業経営支援課長 こちらの申請に関しましては、雇用調整助成金をもらってから初めてこちらに申請が来るものですから、その分に関して延長はする形になっております。 ◎産業経済部長 当初予算にそちらの方はもう積算して載せてあります。 ◆きたがわ秀和 委員  あと、あだち30(サンマル)買い物券事業の進捗について、関連してちょっとお伺いしたいんですけれども、3月5日の時点で975店で、今日報告いただいた数字はそこから更に200店ほど増えているということなんですが、予算特別委員会の私の質問で、業種別の内訳で小売と飲食で大体730店ぐらい、サービス店が150店ということで、あと、建設・運輸の関係で、建設が6店、運輸4店というふうになっております。この運輸4店というのは、具体的にはどういった事業者になりますでしょうか。 ◎産業振興課長 個人タクシーが多い状況でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  個人タクシーが多いということで、要するに法人としてのタクシー会社の方からは、まだ申請がないということですか。 ◎産業振興課長 現状ではそのような状況でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  そこは是非、個人タクシーにも、もちろん広く呼び掛けていただきたいんですけれども、法人としてのタクシー会社の方にも呼び掛けを広めていただきたいということをお願いしたいと思います。  あと、先日の予算特別委員会で触れたのですけれども、説明会に私も参加をさせていただきまして、そのときに参加者の方の質問で、大型店、要するに複数のテナントが入る、そういったところでキャッシュレス決済に必要なQRコード、これが大型店1店分しか発行されないというようなことを言われていまして、何かそのQRコードの発行手数料が1件6,000円かそのぐらい掛かるんですか、何かそういうこともあってというような説明をその後、担当者の方から受けたのですが、これテナントが複数入っているところで、例えばルミネとかマルイとか、その1店分しかQRコードが発行されないということになると、そこがキャッシュレスに参加しない、そういうことにもなってくるんじゃないかと思うんですが、この辺り改善はどうなっていますでしょうか。 ◎産業振興課長 確かにそういった状況がございまして、説明会をやっているときにちょっと調整を実はしているところだったので、御説明をさせていただいたのですけれども、そこはクリアいたしまして、改めて通知は各大型店にはし直しているところでございます。複数のQRコードの発行が可能になった状況でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  そういったところを改善を図っていただいたということで、予算特別委員会のところでも私求めましたけれども、より広く事業者の方々が参加していただけるというようなところで、周知の問題ももちろん重要ですし、それと、やはりデジタルと紙が両方使える、そこが重要だと思いますので、紙でしか対応できないという、そういう事業者の方も多いと思います。そういったところも考慮に入れていただきながら、呼び掛けの方をデジタル偏重でない方向で進めていただきたい。そのことを要望して質問を終わります。 ◆へんみ圭二 委員  あだち30(サンマル)買い物券についてなのですが、東京都の方で、東京都生活応援事業という市町村のキャッシュレス化を進める場合には、プレミアム商品券の部分について支援をするということで、125億円計上となっているんですが、その点について、このあだち30(サンマル)買い物券事業は、この事業に入るのでしょうか。 ◎産業振興課長 まだ概要が示された段階でございます。できるだけ私どもも、この事業は入れていきたいというか、適用させていきたいというふうに考えておりますが、その概要が示されたところだけでございまして、今現在、市町村に意見を再度というか、要望を集約する段階でございますので、私どもの方も例えばデジタルが半分を超えていないといけないというような表現ございまして、私ども半々だったりとか時期の問題だったりとかございますので、そこは、意見を伝えている状況でございます。 ◆へんみ圭二 委員  これは、5分の4補助ということで非常に大きいと思いますから、今、都議会で審査中なのかな、その辺りについては、是非、としても、その事業の中に入るように引き続き働きかけをしていただきたいなと思います。  この取扱店向け説明会に私も行きました。一番最後の竹の塚地域学習センターの18時からの説明会に行ったのですが、そのときは、参加者が自分も入れて5人ぐらい。これは、7回行ってきて一番最後なので少ないのかなと思ったりもしていたんですが、参加人数73人、僕を抜くと72人ですよね。この人数というのは、としてどう捉えていますか。 ◎産業振興課長 73人は実際、議会議員だとか視察の他の自治体を除いた人数でございますが、ただ、御指摘のとおり少ないことは事実でございます。  緊急事態宣言中というところもあるかもしれませんが、ただ、この内容をホームページの動画でアップをしてというところでございますし、この後3月1日から先ほど申し上げました職員が実際の店舗にも出向いて、登録を促したり、電話掛けをしているというところで強化を図っている状況でございます。 ◆へんみ圭二 委員  その後の今取組を説明していただいて分かりましたけれども、ただ、やはりこの説明会自体も、なぜこうした人数になってしまったのかということの反省点を洗い出して、今後の部分で生かしていくべきではないかと思いますから、あの状況というのは改善をしていかなくてはいけないと思います。  現在の取扱店舗数が先ほど1,173店と報告がありましたが、このうちデジタル券はどれぐらいになるんですか。 ◎産業振興課長 612店がデジタル券取扱店、登録済みでございます。 ◆へんみ圭二 委員  半分ぐらいだということですね。これ、説明会の中でも聞いていて、ちょっと自分自身も分かりづらいなと思いましたし、自分でも様々なお店にこういうものが始まりますよと宣伝をして歩いているのですが、このデジタル券がお店側にQRコードを置くだけというのがあまり伝わり切れていない。もう少し事前にいろいろと準備しなきゃいけないのではないかというようなお店の方も多いですから、ここをもう少し分かりやすく伝えていくということが必要であろうと。  特に、説明の動画を見ましたけれども、その動画を見ても分かりにくいのだと思うんですよね。僕が見ても分かりにくいと思いますから、恐らく高齢者の方はもっと分かりにくいだろうと思いますし、もっと何も準備は要らないんですよ、そのQRコードを置くだけなんですよということを分かりやすく伝えていくということが必要だと感じるんですが。 ◎産業振興課長 へんみ委員御指摘のとおり、確かに分かりやすく、特別な機材は必要ないんですよというようなところ、動画を見直してみて検討させていただきたいと思います。ただ、職員が直接御訪問させていただいて、そこを強調するようにというか、きちんと伝えるように指導しているところでございます。 ◎産業経済部長 補足でございます。多分トラブルというか、自分たちが聞かれたときに答えられないというような不安もあろうかと思います。分かりやすく利用者の方に見せれば済むようなものもこれから準備して、そういったサービスもありますということで、広く宣伝してまいりたいというふうに思っております。 ◆へんみ圭二 委員  実際にお店の方から聞かれたのが、今お話があったようにトラブルがあった場合のことで、その店舗向け説明資料の中でもあったのですが、利用枚数を間違えた場合、事務局側でも取り消すことができるのでお電話くださいとなっています。ただ、この電話というのも、何時から何時まで掛けたら対応してもらえるのかというのが分からないという声もあったのですが、それはどういう状況なんですか。 ◎産業振興課長 平日の午前10時から午後6時までという状況になっております。 ◆へんみ圭二 委員  となると、恐らく飲食店だと午後6時以降ということが多いと思いますから、その場合は、翌日まで待ってもらうということになってしまうわけですよね。 ◎産業振興課長 そういったところになるかと思いますが、のコールセンターにも掛かってきてしまう部分もあるのかなというふうに思いますので、のコールセンターとも連携しながら進めてまいりたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  という辺りの不安感というのが恐らく資料を見ても動画を見ても拭えないということがあると思いますから、その辺りのQ&A形式でも何でもいいですが、分かりやすく、しっかりと不安感を拭えるようにしていくべきだと思います。  ただ、自分としては、このキャッシュレス決済というものをどんどん普及させていくべきだと思いますから、しっかり進めていただきたいと思いますが、このQRコード決済を行うことで正確な消費データを得られて、区内でこの商品券事業がどういうふうに地域経済の活性化につながったかという把握ができるようになると思うんですが、その点についてはやるわけですよね。 ◎産業振興課長 事業の効果検証というものをしっかりとやる予定でございますので、店舗側にアンケートを取ったりであるとか、そういったどれだけ売れたであるとか、そういったものをしっかりと検証してまいりたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  是非、地域経済の活性化にも生かせるように、今後も検証していただきたいと思いますが、これは今回だけではなくて、これからもプレミアム商品券は、こうしてデジタルの形でも進めていこうというふうに、今現状ではお考えなのでしょうか。 ◎産業振興課長 今回、令和3年度につきましては、コロナ禍ということで、通常、商店街振興組合連合会にやっていただいているもので、それ以外にもというところでがやったところでございます。令和4年度につきましては、商店街振興組合連合会の方から要望書をいただいているとこでございますので、商店街振興組合連合会とどういったことが可能なのかというところを、話合いを進めながら進めていきたいと考えております。 ◎産業経済部長 これからキャッシュレスというのはやはり進めていく必要があると思います。ただ、やはり商店街振興組合連合会加盟店自体は、非常にキャッシュレスがあまり進んでいないのかなという現状もございます。そういったことを今後加味しまして、どうやったらそういったキャッシュレスが進むかということで、よく団体とも御相談しながら、前向きに進めていきたいというふうには考えております。 ◆へんみ圭二 委員  商店街振興組合連合会加盟店へのキャッシュレス化支援というものもとして何をやっていくべきだろうかということを検討しながら、全体的なキャッシュレス化を進めていくべきだろうと思います。  これは、使用期間が12月いっぱいということになっていますが、例えばGoToトラベルですとかGoToイートは、緊急事態宣言になったときに利用を中止、中断という形になりました。このあだち30(サンマル)買い物券の場合は、今後そういうことがあった場合にも中断になったりするのか。それから、使用期限が延びたりするのかという辺りはどうなのですか。 ◎産業振興課長 現在のところは、飲食だけじゃなくて幅広い業種というところで、そういったことがあったとしても、比較的長く使える商品券という形で6か月という形で制度設計しておりますので、現在のところ、基本的にこのスキームで実施したいと考えております。
    ◆へんみ圭二 委員  分かりました。  イベントの方に移りますけれども、先ほど伊藤委員の方から経済波及効果はどうなんですかというお話がありました。これも、たしか10年ぐらい前に、工藤委員が本会議質問でイベントの経済波及効果を調べているのかという質問をしていたないう気がするのですが、そのときに、たしか、これからはしっかりとその経済波及効果調べていきますというお話を答弁としてあったと思うんですね。ただ、それ以降、経済波及効果がイベントでどうなのかということは把握してこなかったということですかね。 ◎産業経済部長 その当時のことは存じ上げないんですけれども、私も観光交流課長をやっておりまして、そのときから様々な手法で調査を掛けたりもしましたけれども、なかなか一律の算出で出ないということでございますので、10年前についても、いろいろな手法を組んだのだと思いますけれども、全国的にもそういった1,000円ですとか3,000円ですとかという、その出店者との兼ね合いで単価を決めてというようなところしか今のところないというのが現状なんだというふうに思っております。 ◆へんみ圭二 委員  議会側としては、そのイベントに投資した効果というのがどれぐらいなのかというところが見えてこないと、どうなんだろうというところはやはり出てきてしまうんですが、デジタル・イルミネーションについても、先ほど一定の効果はあったと考えているというお話でした。費用対効果としてもどうなのか、どのような効果があったとお考えなのかなというところをお聞きしたいんですけれども。 ◎観光交流協会事務局長 まず、今年度の効果という点で、コロナ禍でもこういった新しい形で楽しい思いをしていただけるということを、まず提供できたというところがございます。ただ、今年度についての経済的な効果というところでは、なかなか難しいものがございますけれども、それは、こちら今後にもというところで、このツールを使って、やはり来年度以降、来街者というか来場者等を増やしていくように、外でもいろいろと展開していくなどで効果を高めていきたいと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  今回こうしてデジタル・イルミネーションを行ってみて、今後のイベントに生かせる点ですとか、それから何か改善をしていった方がいいなという点が見えたのであれば教えていただきたいんですが。 ◎観光交流協会事務局長 今回は、デジタルというところで、場所やタイミングを選ばず、思い思いのタイミングで、いろいろな方にお楽しみいただけるというところが最大のポイントだったと思っております。  あとは、今回もその長期的な活用も考えておりますが、やはり構築していく中で実際のリアルイベントなどに将来的にどう組み込んで行くかとか、再活用していくかどうか、そういったようなところも踏まえながら、長期的な視点で考えていくところも必要かというふうに、今回経験したところでございます。 ◆へんみ圭二 委員  これで最後にしますが、やはり観光というのは、地域経済の活性化にどれぐらい寄与するかということを考えていくべきであろうと思いますから、こうしてデジタルで進めるという場合でも、地域経済への貢献をどうやってできるのかということを、もう少し考えていくべきだろうと思います。その点について、最後お伺いします。 ◎観光交流協会事務局長 今、へんみ委員おっしゃるとおりだと思います。こういったデジタルとかオンラインの取組であっても、最終的には来場者であるとか、街の方に来ていただいてお金を落としていただく。経済効果を生み出すというところが、そもそも観光事業の究極の目的だと思っております。その視点で、来場者、来街者というようなところを増やして、結果的に街が潤っていく、そういったところにつなげていきたいと考えております。 ◆中島こういちろう 委員  すみません。私も端的に2点質問させていただきます。  まず、あだち30(サンマル)買い物券事業に関してなんですけども、先ほどちょっと分からなかったので教えていただきたいんですけれども、伊藤委員からの質問の際に、未成年者は買えると。ただ、代理申請はできないというふうな御発言、御回答があったかと思うんですけども、小学生とか中学生とか親が代理申請をすることができなくて、その本人が申請をすれば買えるという、まずそういう認識でいいんでしょうか。 ◎産業振興課長 中島委員おっしゃるとおりでございます。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。そのような形で伝えていきたいと思います。  もう1件、ここに関してなんですけれども、今目標2,000店ということで、現在1,173店が速報値ということで、一生懸命、皆様、御尽力されていらっしゃるタイミングかと思うんですけども、この2,000店の目標というのは、いつまでに達成するというふうに掲げた目標なんですか。 ◎産業振興課長 店舗募集が10月末まででございますので、そこまでというところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。これ、もちろん10月末まで募集期間はあると思うんですけれども、実質10月末に2,000店になったとしても、実質使えるのが11月、12月の末という、この2カ月しか利用者の方は使えなくなってしまうと思いますので、是非この目標2,000店を掲げていらっしゃるのは大事なことだと思うんですけれども、なるべく早く達成できるように、今もういろいろ御尽力されてらっしゃるタイミングだと思うんですけれども、これは要望で、早く進めていきたいなというふうに思います。  2点目、勤労福祉サービスセンターの事業計画に関して、1点教えていただきたいんですが、コロナ禍の中でいろいろ大変なところもあるとは思うんですけれども、会員数が伸び悩んでいるというふうに先ほど産業経済部長の方からも話があったと思うんですけれども、新型コロナウイルス以外での原因というのは、まずどんなふうに捉えているか教えていただいてもいいですか。 ◎産業経済部長 今回は、コロナ禍で、大口だったんですけれども、そういった団体にできるだけ加入していただきたいという方針でこれまでもやっているんですけれども、なかなかそういった福利厚生にどのぐらいお金を掛けるかというところがございます。そういった面ですとか、私どもも、去年、おととしとPRが足りないんではないかということで、かなりそこも力を入れさせていただいているんですが、現状こんな状況でございますので、しっかりとキャンペーンなどを生かしながら、いかにメリットがあるかということを知っていただければ、加入いただけるのかなというふうには考えております。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。今、来期の施策として、ユニクロギフトカードを増やしたり、nanacoギフトだったりとか、いろいろ増やしてという話はあると思うんですけれども、恐らく会員数が減少している課題に対しての打ち手が、本来であればこの予算をそこに追加であげてという話になると思いますので、そこの問題と実質の打ち手というところをリンクしていただきたいなというふうに思います。  例えば、こういった中小企業勤労者福祉サービスセンターというのは、他でもあるというふうに思っていて、その中で、例えば他の中で会員が増えているような、ちょっと今すぐに出てこないかと思うんですけれども、そういったところも、もしかしたら探せばあるのかなというふうに思っています。なかなか全体的には苦戦していると思うんですけれども、そういった他の事例を踏まえて、必要な打ち手を打っていただきたいと思うのですが、御意見いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 現場では、他の状況もいろいろ見ながら進めておりまして、今こういう自前でやっているとか、そういったところも少なくなってはきております。そういう中で、いろいろな情報を得ながら参考にして、よりよい方法を今後も検討してまいります。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、報告事項に戻ります。  (7)令和3年度公益社団法人足立シルバー人材センターの事業計画及び収支予算について、以上1件、企業経営支援課長から報告。(8)令和3年度一般財団法人足立観光交流協会の事業計画及び収支予算について、以上1件、観光交流協会事務局長から報告。(9)気候変動対策補助事業(エアコン購入費補助)について、(10)「あだち環境学習教材」について、(11)民有地の不法投棄対策支援事業・落書き対策支援事業の期間延長について、以上3件、環境部長から報告をお願いいたします。 ◎企業経営支援課長 それでは、足立シルバー人材センターの収支予算説明書を御覧いただければと思います。  1ページ目、概要説明、組織機構、基本目標、基本理念と主な公益目的事業は記載のとおりでございます。  2ページになりまして、こちらの主なところを御説明申し上げます。  普及啓発活動、こちらの部分で、トキメキ広告及び記事の掲載という部分で、これを22回から17回という形に改めます。これは、記事と広告の重複をやめるという形で、基本的に精査したところでございます。  また、2番の高齢者に対し、就業に必要な知識及び技能の付与を目的とした講習会の実施です。こちらの方は、植木班研修、エアコン班研修に関しましては、従事者不足の方から実質的にちょっと減という形になります。あと、2ページ右の企画運営の部分ですが、こちらは実績ベースで運営を行ってまいります。  3ページになりまして、会員数の推移になります。一昨年キャンペーンを張りまして、今まで入会は竹の塚の本部でしかできなかったんですが、こちらを支部で入会できるようにしたりとか、住センターで説明会を開催するなど実施したところ、かなりこちらを持ちこたえまして、かなり減少は食い止められたんですが、今年度は新型コロナウイルスの影響で、高齢者ということもありまして、家族の方からも、もうやめてほしいというような意見もあって、かなりちょっと大幅な減という形になってしまいました。平均年齢は75.7才で、年々こちらの方は上がっていくという形になります。コロナ禍が明けましたら、またいろいろな方策で会員増を図ってまいりたいというふうに思っております。  4ページになります。  こちらの方は就業率になりますが、ほぼ8割の方が就業できているような形になります。平均しまして4万円ぐらいの収入を得られるという形になります。  5ページ、収支の方になりますが、こちらのシルバー人材センターの90%は人件費の補助になります。特に目立ちますのが、5ページの<9>530万円という形で、事務局人件費・事業費等の補助金の増がございますが、こちらは、同一労働・同一賃金という形で、パートタイム・有期雇用労働法というのが施行されまして、シルバー人材センターは中小企業扱いとなりますので、区役所も会計年度任用職員が入ったように、こちらを4月から施行する関係で、賞与等の部分と厚生年金への切替えで、大幅な増という形になっております。あと、ここに職員の定期昇給という部分も含まれますが、ここの部分が大きいような形になっております。  最後8ページになりますが、トータルしまして491万2,000円の減という形で、予算組みをさせていただいているところです。 ◎観光交流協会事務局長 それでは、私の方から、観光交流協会の事業概要・収支予算の説明をさせていただきます。  A4横向きの同説明書を御覧いただければと思います。  まず、1ページ目でございます。1番、2番の概要説明、組織機構は記載のとおりでございます。  下の3番の令和3年度経営方針と主な事業等内容についてでございますが、上の経営方針は、ほぼ変更はございません。下段の主な事業内容についてでございますが、観光事業などの3事業を記載しております。  ただ、一方、新型コロナウイルス感染症の状況等、不透明なことも考慮して、いろいろ観光交流協会の方からに提案をしていく中でも、の方と実施の可否判断が必要なものについては、と協議をして適切な時期に決定をしてまいりたいと思います。  2ページでございます。こちらが令和3年度の主な事業内容でございます。  先ほど説明の新型コロナウイルス等の状況もございますが、その辺りでも実施ということで、計画としてはこのように出させていただきました。  まず、1番の観光事業でございますが、(1)舎人公園春のイベントについては、残念ながら中止になってしまっておりますが、ほか、足立の花火など、いわゆる5大イベントを記載しております。  2番目のPR事業についてでございます。こちらは、の観光資源の魅力等を外部に発信していくための事業でございます。こちらの事業で特徴として、今回新規事業で(1)のオンラインを活用した区内お出かけ情報の発信ということで、こちら記載のとおり、閲覧数の多い民間Web媒体を活用してのPRでございますが、そういった区内の散策モデルコースや、あるいは区内の個店等を紹介していくことで、来街者の増による区内経済の活性化、あるいは、のイメージアップを狙っていく事業でございます。  なお、実施時期につきましては、今、緊急事態宣言、あと、その後の外出自粛要請等々のことも示されておりますので、そういった状況を見ながら実施の時期については検討していきたいと思います。  それから次に、右側の3番の交流事業でございます。こちらは、国内の鹿沼市、山ノ内町、魚沼市の3友好自治体と、姉妹都市のベルモント市の交流事業についてでございます。  なお、ベルモント市への今年の夏の交流体験ツアーについては、今回、本委員会の情報連絡に挙げさせていただいておりますが、やはり新型コロナウイルスの関係で中止とさせていただいております。  続きまして、3ページ、正味財産増減予算書でございます。  まず、この3ページでございますが、こちらが当協会の経常収益の部分でございます。  収入の合計については、次の4ページの<24>経常収益計で、記載のとおり令和3年度は3億9,100万円余、対前年比で1,290万円余の増額となっております。  その下からが(2)経常費用でございます。こちらが7ページまで続いておりますが、特徴的な部分といたしましては、まず<25>として、総額が事業費の方で3億5,800万円余の計上であるという点と、こちら事業費としては、5大イベントやPR事業等、先ほど御説明の費用になっておるところでございます。  その中で、項目の中で特徴としましては、5ページでございます。5ページの<44>の設営費についてでございます。設営費、計上概要及び主な増減説明の方に記載しておりますが、5大イベントのうち、足立の花火を除くものについて、イベントを会場で開催をした場合に、新型コロナウイルス感染対策費用、例えば消毒とか検温とか人数管理・制限等々が必要となる可能性が現状考えられますので、そういったような費用を積算して計上させていただきました。  それから、最後7ページでございます。7ページということで、<94>になりますけれども、経常費用計のところでは、合計収益と同じ3億9,100万円余の計上でございます。  最後に8ページでございます。8ページがその他の部分で、経常外収益、経常外費用共に当協会は0円、指定正味財産としては、期首残高・期末残高とも変更なしの2,500万円を予定しております。 ◎環境部長 それでは、環境部の報告資料をお願いいたします。  まず、2ページ、気候変動対策補助事業(エアコン購入費補助)についてであります。  1番にありますとおり、補助予定額は上限7万円ということで、予算総額は1,550万円を予定しています。  一番下の方に周知方法、これを福祉部と連携した工夫をしてまいります。  次に、5ページでございますけれども、「あだち環境学習教材」についてですが、1番にありますとおり、あだち環境学習ワークブックと、それからデジタル教材、それから指導の手引きなどをセットにして完成をいたしましたので配布をいたします。  現在、学校の方に、5番にありますけれども、区立小学校全校を職員が直接回って説明をして、いい手応えを感じているという状況です。  6ページは、民有地の不法投棄対策支援事業・落書き対策支援事業なんですけれども、これについては、オリンピック・パラリンピック向けの事業ということで、要綱上、令和3年3月31日で終了予定でしたが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の延期に伴って、来年度末まで1年間延長したいということでございます。  以下、事業の概要、あるいは、その実績等、資料としてお付けをいたしました。 ○岡安たかし 委員長  それでは、質疑に入ります。 何か質疑はありますか。 ◆石毛かずあき 委員  まず、私の方からエアコンの購入費補助についてなんですけれども、確認ですけれども、上限7万円が出るということで、省エネ基準達成率100%以上のものを購入してくださいということになっていますが、この製品について大体どの程度の金額、代金が掛かるのかお聞かせください。 ◎環境政策課長 省エネ基準達成率100%以上、いわゆる星2つ以上のものなんですけれども、一般的に広告とか家電量販店の広告とか見ますと、7万円あれば標準取付工事費も含んで設置できる金額ということで、この金額に設定させていただきました。 ◆石毛かずあき 委員  補助対象者についてなんですけれども、要件についてもそこまでハードルが高くないというふうに思われます。また、この手続についてなんですけれども、まず、自宅訪問の予約をされて、の職員が自宅の方に訪問して、様々、エアコンの有無だったり、こういったことをお調べするわけですよね。そのときに、本当にお願いがあるんですけれども、これだけ詐欺被害だったり様々な犯罪が横行している中で、私たちは本当にこういったところに従事している職員なんだということが、しっかりと分かるような形で対応してもらいたいんですが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 一番危惧されるところでもございます。しっかりと身分を明かして、まずは事前に御連絡をいただいた方に訪問いたしますので、その辺もしっかりと対応させていただきたいと思います。 ◆石毛かずあき 委員  また、その対象者だけではなくて、こういったことで、今後、足立区内にはこういう詐欺が起こるかもしれないという意味でも周知をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 間違いのないように、あらゆる方法を使って周知の方に努めていきたいと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、民有地の不法投棄についてなんですけれども、(1)の真ん中に「土地所有者や建物管理者が再発防止策を講じることで、不法投棄されにくい環境を整備することが目的」というふうに書いてあります。これは、どこまでの整備を求めることになりますか。 ◎生活環境保全課長 御相談に応じるというのが基本的なスタンスなんですけれども、私どもの職場で用意している看板とかセンサーライト、そういったものを設置していただく、あるいは御本人も含めてパトロールの強化というのをやっていただくということで、ごみの方は撤去させていただいております。 ◆石毛かずあき 委員  ここについては、被害に遭われている方ですから、そういった方が普通、人の気持ちとしては、自分の土地に捨てられて、片付けてほしいというのは、これは当然な権利だと思いますし、でも、こういったことをにやってもらうためには、自分自身がここまでやらなきゃいけないとかということになりますと、当然不満も出てくるでしょうし、ストレスも出てくるかもしれませんので、その辺、しっかりとした丁寧な御対応をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎生活環境保全課長 不法投棄につきましては、最初に被害者意識というものを区民の方は覚えるというのが一般的です。ですけれども、本来であれば、自分の土地・建物の管理は個人がするものでございます。その辺もきちんと御説明した上で、私どもがお手伝いできること、一緒に考えていきましょうということで御案内させていただいております。寄り添った事業のつもりでございます。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。問題点にも書いてありますとおり、被害は後を絶たないという状況もございますので、しっかりとこれからも取組の方をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆きたがわ秀和 委員  気候変動対策補助事業(エアコン購入補助)について、幾つかお伺いしたいんですけれども、予算特別委員会でも我が党の委員が生活保護受給者の方、チラシの方にちゃんと対象者のところに生活保護受給者の方は事前に各福祉課の担当者へ御相談くださいと、こういう一文を載せていただいたというところは、そこはもう本当に大いに歓迎したいのですけれども、ただ、一応まず確認なんですけれども、このエアコン購入補助が、いわゆるその収入認定にならないと、東京都の方は、それは大丈夫ですよということで、疑義照会で確認したというような、そういう質問をしたと思うんですけれども、その点については、福祉部、福祉事務所の方と環境部の方とで、きちんと意思統一は図られているということでよろしいでしょうか。 ◎環境政策課長 今、きたがわ委員おっしゃるとおり、福祉部の方と連携して、確認を取っております。 ◆きたがわ秀和 委員  その上で、この手続の流れのフロー図のところで言いますと、結局お金が振り込まれてくるのは一番最後ということになりますよね、通常の場合ですと。だから、一旦エアコンを購入して設置をしてもらうと。1回だから自費で出してくださいという話になるわけですけれども、その辺り、生活保護受給者の場合、一旦それを出すということが、ちょっとそれが難しいんじゃないですかということで、予算特別委員会のところでは、例えば社会福祉協議会の方にも協力をお願いして、一旦、生活福祉資金か緊急小口資金かというような形で借りて対応できないのかということで、そこはできないという答弁を示されたというふうに思うんですけれども、この辺り生活保護受給者の場合、どういった流れで最終的にこの補助金を受けられるようにするのかという、その辺りの仕組みはどうお考えでしょうか。 ◎環境政策課長 予算特別委員会の折、はたの委員から質問があって、今、福祉部の方とその点についても協議を進めているところでございます。  当初は、申請があれば生活保護者に直接振込で我々の方から補助金を支給するというのが基本で考えておりますけれども、どのようにできるかについては、改めて検討しておるところでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、そこのところをきちんと生活保護受給者に向けた手続の流れ、きちんと福祉事務所の方ともすり合わせをしながら図っていただきたいというふうに思います。  それと、今回65歳以上のみの世帯が対象ということで、これは、環境対策としての事業ですから、そういう意味で趣旨的にはちょっと外れる部分もあるのかもしれませんけれども、ここの対象者のところを例えば障がい者がいらっしゃる世帯とか、あるいはひとり親世帯とか、そういったところ、なかなか心理的には、エアコン設置は難しいというような世帯がほかにもあると思うんですけれども、対象範囲を今後広げていく、そういう方向性も必要ではないかと思うんですが、その辺りはいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 この制度は、実際に熱中症で搬送される方とか亡くなられる方が、高齢者の方が多いということで始めた制度でございます。  今、きたがわ委員がおっしゃられた対象者の拡大については、今後まずはやってみて、どういった反響があるのかを見てみて、以降考えていければというふうに思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、初めての取組ということでございますので、この辺り多くの方がこの制度を活用できるように、環境部、福祉部、そちらの方も連携しながら進めていただきたいということを要望いたしまして、私からの質問は終わります。 ◆へんみ圭二 委員  観光交流協会でホームページを更新するということなんですが、以前から議会でも観光交流協会のホームページ、もっと何とかした方がいいんじゃないですかというお話をしていて今の形になりました。たしか今の形にするときに、業者に頼むのではなくて、自分たちでつくるんだというお話だったと思うんですが、今回の場合は、業者に頼んでつくり変えるということになるんですか。 ◎観光交流協会事務局長 今回は、いろいろその当時のやり方も検討しつつであったんですけれども、今回はプロポーザルにて、事業者の方につくっていただく形で進めてまいります。 ◆へんみ圭二 委員  分かりました。観光交流協会のホームページの中で、「あだちミステリーハンターが行く」という、足立区内の面白いところを探していくというような記事なんかは、僕は大好きですので、是非つくっていただいている方にも応援していますとお伝えいただきたいんですが、  そうしたいいところを生かしながら、更にすばらしいものにしていただきたいなというのと、あと、もう1点だけ、オンラインを活用した区内お出掛け情報の発信で、閲覧数の多い民間Web媒体を活用するということなんですが、これは1,199万円、結構掛かるんだなと思います。この閲覧数の多いWeb媒体というのは何なのかというところなんですが。 ◎観光交流協会事務局長 こういったお出掛けというようなところとか、いろいろと民間の方で検索でもいろいろ上位に来るような事業者の方がまずございます。  約1,200万円に関してなんですけれども、これは、1回でのそういったモデルコースとかということではなくて、予算としては、2回、3回程度、時期、季節とかを考えながら、その時期に合った記事を発信して、そして、内容としては、先ほどの来街者というところで区内経済活性化と申し上げたんですけれども、実際このスキームの中で、例えば、この時期のその記事の協力店を募って、そこでクーポン券を使用していただくとかという、そういう発行するとかそういったことも含まれておりまして、そういったような形で活性化に貢献できればと考えております。 ◆へんみ圭二 委員  ここは、もうどこの媒体かというのは決まっているんですか。 ◎観光交流協会事務局長 まず今、アウモという会社がございまして、もともとこの令和2年の間に一度、昨年の秋ぐらいからこういったことも検討しておりまして、少し春のイベントとかに回して、形にしなかったところがあるんですけれども、また、今年に入っての緊急宣言等で実施もなかなか難しいところが出てきてしまいましたので、そういったようなところをまずは形にしてくことから始めていきたいと思っております。 ◆へんみ圭二 委員  アウモという会社がどういうサイトをつくっているのかというのを僕は知らないんですけれども、そのアウモという会社を選定する過程といいますか、これは、随意契約のような形になるんですか。 ◎観光交流協会事務局長 そちらアウモという会社以外にも幾つかございましたので、さっき申し上げたようなスキームで入札という形で一旦決めたところではございます。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。
    岡安たかし 委員長  次に、その他に移ります。  何かございますか。 ◆きたがわ秀和 委員  前回の委員会のところでも求めましたし、先日の我が党の代表質問のところでも求めました事業者の方のためのコロナ禍も含めた相談窓口ということで、の方では、新たに総合経営相談窓口という名称で窓口設置をしたということで、代表質問の答弁ではそういうふうに示されていましたが、この新設したその窓口の概要と設置後、例えば相談件数とかそういったところでの変化とか、何か特徴的なことがあれば教えていただきたいんですけれども。 ◎企業経営支援課長 現在、私どものところには、中小企業診断士のブースで5名、マッチングクリエイター5名、合計10名おります。その関係で、そこの部分を総合相談窓口として新たに開設したところでございます。  特に、最近のコロナ禍だからということではなくて、一般的に経営相談からいろいろ全てを網羅しておりますが、現在の特徴としましては、緊急事態宣言がまた出たところで、金融のお話が若干増えているというところがございます。 ◎産業経済部長 補足でございます。  かねてより、要望いただいております国や東京都の制度についても御相談できますということで、今チラシの方を作っておりますので、そういったところも強化してございます。 ◆きたがわ秀和 委員  今、チラシの話も出ましたのでお聞きするんですけれども、チラシはどの程度印刷をして、どういったところに置くとか配布するとかという、そういう計画はございますか。 ◎企業経営支援課長 まだ部数の方は出ていませんが、今ゲラというか、その段階なんですけれども、できれば、いろいろなところに置けるような形に、議員の皆さんのところにもお届けしたいというふうには思っております。 ◆きたがわ秀和 委員  チラシの方も前回の委員会のところで、江東の相談窓口のチラシを示させていただいたと思うんですけれども、チラシを見て、本当にここにちょっと相談してみようかと思えるような、そういったデザインのところも是非、御考慮いただきたいというふうに思っております。  あと、リモートによる中小企業相談、前回お聞きしたときは12月実績ゼロということでしたが、1月、2月のところではどういうふうになっていますか。 ◎企業経営支援課長 実際マッチングクリエイターが1人、1企業に対して3回という実績がございます。  ただ、そのほかはまだ増えてないんですが、そこもチラシに盛り込みまして、もっとPRさせていただきたいというふうに思います。 ◆きたがわ秀和 委員  今回、中小企業診断士の方々が中心になって窓口で対応するということで、その推移も見ていきながら、また、必要に応じた社会保険労務士とかそういった職種の方を是非、配置していただければ、そのことも要望いたしまして、私からの質問は終わります。 ◆へんみ圭二 委員  端的にお聞きします。  マンホールカードの転売をどうにかできないですかというお話しました。実際に転売禁止ですということはホームページなどにも書いていただいているのですが、ただ、それでもまだ出ているんですね。メルカリですとかラクマですとか、そういうフリマアプリにも出ていますから、それを防ぐためにも、運営会社の方に足立は禁止にしているんですよということを伝えられないのかなというところと、あとはこのデザインマンホール、ビュー坊のが足立区内に7個あるんですが、先日、北綾瀬駅の近くの方から言われたのが、しょうぶ沼公園のマンホールなのに綾瀬の駅の近くにあるというのは、どうにかできないかというお話でして、北綾瀬駅周辺もエリアデザインの中で、今後広場を造るということになっていますから、その場その場に応じたマンホールの設置の仕方ができないかなというところです。いかがですか。 ◎産業振興課長 1点目の転売する運営会社というお話ですが、これは東京都の事業でございますので、東京都にどういった表現ができるのかというところを掛け合ってみたいと思っています。  2点目のしょうぶ沼公園のところなんですが、こちらも都事業で、私どももしょうぶ沼公園の方に設置したいというふうに試みたんですが、道のマンホール、なかなか少ない状況でございまして、そういったところと、の進め方だけではなくて、都の規制などもございまして、後は、観光事業ということでございますが、一定の交通量があるというところで綾瀬になったという経緯でございます。 ◆へんみ圭二 委員  先ほどお話しました「あだちミステリーハンターが行く」という記事の中で、当時、土木部にいらっしゃった八鍬さんが、赤山街道に物すごくたくさんのオリジナルマンホールをつくったという記事が出ていました。すごく参考になりましたし、是非、足立区内いろんなところでオリジナルマンホールを造ってもらいたいなと思うんですが。  例えば高山みなみさんという声優の方が今度、足立の防災行政無線をやられるというのなんかは、物すごくすばらしい取組だなと思いますし、そうした点から言うと、例えば「ハチミツとクローバー」を描いている足立出身の羽海野チカさんとかにオリジナルマンホールを造っていただくなんていうことをできないかなと。特に、僕は、実現可能なんじゃないかなと思うのは、羽海野チカさんは渋谷区のオリジナルマンホールを造っているんですよね。であれば、足立のマンホールも是非、造っていただきたい。そういうことを行っていくことで、なかなか今、大規模に人数集めるイベントというのは難しいけれども、マンホールを見にファンの方が足立に来てもらえるという観光の在り方もできないかなと思いますので、是非その点について、羽海野チカさんとか北野武さんとか足立の有名な方にアタックしていただきたいんですが、どうですか。 ◎産業振興課長 独自のマンホール設置というお話かと思います。数年前に検討したことがございました。ただ、結構一つ一つ料金も高くて、80万円ぐらいちょっとするというところで、そのときは断念したというところでございますが、東京都の事業を使いながら、そういったへんみ委員御指摘のところ、ちょっと検討してまいりたいというふうに考えています。 ○岡安たかし 委員長  他に質疑はございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○岡安たかし 委員長  質疑なしと認めます。  以上で、本日の案件は全て終了いたしました。  これをもって産業環境委員会を閉会いたします。       午後零時11分閉会...