足立区議会 2019-11-19
令和 元年11月19日エリアデザイン調査特別委員会-11月19日-01号
受理番号26
綾瀬地区を文化的に
環境整備することを求める陳情でございます。
陳情の要旨としては3点。
1点目が、
子どもが本と出会える場所をつくること。2点目が、150人程度収容可能な多目的な施設をつくること。また、3つ目が、綾瀬駅
東口周辺地区まちづくり協議会において、文化的な
環境整備の実現に向けて審議するように。この3点の陳情の要旨をいただいております。
これまでの陳情の経緯につきましては記載のとおりですが、平成9年を筆頭に、含めて計5回、
要望等をいただいております。
3ページの(5)番にあります、平成30年12月14日にいただいた内容が、今回と同様の内容となっております。
4ページをご覧ください。
これまでの、旧
こども家庭支援センター跡地の状況でございますが、経緯を記載してございますが、平成28年8月に
暫定利用計画を策定しており、現在、
綾瀬小学校の
仮設校舎のほうを建築している状況でございます。跡地につきましては、おおむね2025年以降に活用の予定となっております。
陳情に関する
取り組み状況は記載のとおりでございます。
合わせて、
報告資料の2ページをご覧ください。
綾瀬・
北綾瀬エリアデザインの取組み状況でございます。
綾瀬ゾーンにつきましては、別紙1、5ページにありますように、
まちづくり計画の
方針案を定めております。4つの視点で、まちの現状、課題、
方向性を整理をさせていただいております。
将来像につきましては、「未来につなぐ豊かな暮らしと賑わいあるまち」と設定をしており、将来に向けて4つの柱立ての整理をしております。
(2)です。
綾瀬駅前開発予定地についてでございます。
別紙2、6ページにありますような
まちづくり基本方針(案)を、駅前の
開発事業者に対して提出をする予定でございます。
この別紙2の
まちづくりの
基本方針(案)につきましては、7ページの
まちづくりワークショップのまとめ、
まちづくり協議会の中で、様々な議論をいただいたものを、
まちづくりの
基本方針(案)としてまとめたものでございます。
こちらのほうを
開発事業者のほうに、区が考えている現在の
まちづくりの
基本方針として、お伝えをしていく予定でございます。
また、口頭での報告になりますが、これまで議会からも、この
まちづくり、駅前の、周辺の開発、周辺の
地権者も合わせて開発できないかと、いろいろ様々な手法を検討するようにというご指摘がありましたので、
イトーヨーカドーに対しても、今回、これまで
まちづくりを一緒に何かできないかということを打診しておりましたが、先般10月に
グループ会社のほうから
経営方針が報告されまして、その
経営状況から、現在の
イトーヨーカドーにつきましては改築ということで、しばらくは建て替えのほうはしないというようなご回答をいただいた状況でございます。
報告の3ページ、
北綾瀬につきましては、3月16日以降の直通運転開始された後の
乗車人員を整理したものですので、ご参照いただければと思います。
○
浅子けい子 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆
長井まさのり 委員 では、私のほうから、まず陳情について、ちょっとご質問させていただきます。
綾瀬地区ということで、具体的な場所については明確な記載はない状況のように見受けられますけれども、旧
こども家庭支援センター跡地の
事業公募では、ここにあります「
子どもが本と出会う場所」、また、150人程度収容可能な多目的な施設については、どういう
事業公募であったでしょうか。
◎
政策経営部長 以前、公募した際には、この二つは全て実現する形でご提案を受けておりました。今後、跡地の活用が、先ほど報告ありました2025年というところなので、旧
こども家庭支援センターの跡地に限らず、
綾瀬地区で実現できるところがあれば、早期に着手をしたいというふうに考えております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、
綾瀬地区の文化的な
環境整備の実現ともありますけれども、
ワークショップでのご意見を踏まえて、いかがでしょうか。
その
ワークショップの中でも、旧
こども家庭支援センター跡地には
文化施設が欲しいとの、そうした声もあるようですが、いかがですか。
◎
政策経営部長 旧
こども家庭支援センター跡地につきましては、やはり、もともと
ホールがあった、様々な活動をしておりましたので、この部分に関しましても、文化的な施設が欲しいというご要望をいただいて、また、先ほど答弁したとおりに、旧
こども家庭支援センターに限らず、また、近隣で実現できるものがあれば、早期に様々な要望を聞いた上で、文化的な施設の導入を図りたいというようなお声もいただいております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、地域の声を生かした魅力的な
まちづくりを要望していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、
北綾瀬エリアでございますけれども、前回の
エリアデザイン調査特別委員会で、
まちづくりを進めていく上で、
駅利用者の推移の報告をしていただきたいと要望しまして、今回、報告をいただきましたことには、本当にありがとうございます。
先だって、
出入り口が変更して、駅の
利用者の動きが若干変わってきていますけれども、
まちづくり課長も現地を確認したと聞いていますが、状況についてはいかがですか。
◎
まちづくり課長 やはり、今まで環七に面して広い
出入り口があったのでございますけれども、今、そこが狭くなって、2カ所。ただ、見た感じでは、やはり
交通誘導員を
東京メトロのほうできちんと配置していただいて、若干多いんですが、スムーズにお客様は、午前7時20分から午前8時ぐらいまでですか、その間いたんですけれども、何とか、現状では大丈夫なような状況でございました。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。私も、あそこ、時々ですね、立たせていただいているんですけれども、特に雨が降った日なんかは、傘がありますので、乗る方と降りてこられる方が交差するときに、若干、ちょっと混雑するなという印象があります。
交通誘導員もいらっしゃいますけれども、まず、安全第一にしっかり取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
また、
交通広場の
調査委託について、現在の進捗についてはいかがでしょうか。
◎
まちづくり課長 交通量調査のほうが終わりまして、今、その分析に入ってございます。
近いうちに、議会のほうに、その結果でございますが、こちらのほうは報告できるような段取りで、できれば年度内にですね、ある程度のものというふうに思っておるのですが、これはちょっといろいろな
関係機関、警察、それから東京都との協議というのがこれから入ってきますので、そんな状況でございますが、順調に調査のほうは進んでいるというような状況でございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。調査のほうは順調ということでございますけれども、一番大事な
地権者の方との協議についてはいかがでしょうか。
◎
都市建設部長 地権者の方とは、この駅の
交通広場の実現に向けて調査、測量させていただくというところについてはご了解いただいているんですが、残念ながら、まだ、その周辺の環境が整ってないということで、具体的にその先までは、まだちょっといってないというような状況でございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。今後も引き続き丁寧に対応していっていただきたいと思いますので、要望して終わります。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑ありませんか。
◆はたの昭彦 委員 私は最初に陳情のほうを質問したいと思います。
陳情の説明の文章の中で、
取り組み状況についてということで、「
こどもが本と出会える場所」については、現状では、
近隣住区
センター児童館や
子育てサロンに
児童向け図書を置いて、触れることができる環境をつくっているということなんですけれども、実際にどの程度の冊数、本の数が置いてあって、実際に
利用者というのは、どの程度の数とかが利用しているんでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 すみません、それ調べてあるんですが、ちょっとすみません、資料がすぐに出ませんので、ちょっと確認させていただければと思います。
◆はたの昭彦 委員 先ほど
政策経営部長のほうから、
子どもたちが本に出会える場所や、
ホールなどについては、前回の
エリアデザイン計画の中でも、
住民要望として組み込まれていたと。
今後についても、旧
こども家庭支援センター跡地に限らず、今、綾瀬駅周辺でというようなお考えが、ご答弁ありましたけれども、実際の旧
こども家庭支援センター以外で、そういったことが可能となるような場所というのは、候補としてはあるのでしょうか。
◎
政策経営部長 今回、駅前の
開発予定地もそうですが、
公共スペースがつくれるところに関しては、床をお借りして展開できるだとか、民間が展開できるような
事業提案ができるかとか、基本的には、周辺で民間の床が出た場合にはそういった検討ができる、
可能性があるかということは常に検討はしております。
◎
経営戦略推進担当課長 すみません。先ほどご質問があった
近隣住区
センター児童館とかでの本の冊数のお話なんですが、近隣でもちょっと幾つかご紹介させていただきますと、
綾瀬児童館には蔵書数としては1,600冊、あと近くの
東綾瀬児童館ですと、
あと本ですと2,000冊と、周辺の
児童館については、こんな状況でございます。
◆はたの昭彦 委員
児童館に置いてあるということで、例えば
子どもが本と出会える場所ということで、例えば地域の
方たちがその
スペースを使って読み聞かせをするとか、そういった、以前ね、
子どもが本と出会える場所というか、
綾瀬駅前にあったところでやられたような
事業活動というようなことは、そこの場所でやれているのでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 現在では、そういった呼び掛けて、地域の人が入ってというのは、ちょっとすみません、私のほうでは、やっているというふうには確認しておりません。
ちょっとすみません。それについては正式に所管に確認してご報告させていただきます。
◎
政策経営部長 以前、綾瀬で、旧
こども家庭支援センターのところで読み聞かせをしていた団体の方は、
子育てサロンだとか、
児童館のほうにご紹介、活動の場としてご紹介をさせていただいた経緯がございます。
今、現在、すみません。どういった活動をなさっているかというの、再度確認をして、また報告をしたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 先日、会派で、葛飾区の
中央図書館に行って、ちょっと見てきたんですけれども、ちょうど地域の
保育園の
園児たちが
図書館に来て、それで
図書館の中で読み聞かせをするとかということで。やっぱり、幼い頃から本に出会うということが、今後の何というかな、人生、人間をつくっていく、醸成を、つくっていくね。一番最初の段階で非常に大事だということで、葛飾区ではそういった活動を生まれたときから、足立区でも生まれた赤ちゃんに対して、絵本を配ったりしてますけれども、それをずっと、生まれたとき、
保育園、小学校というふうに連続して続けているということで、本当に、本と出会える場所というのが大事だなと。その中で、幼少期における本の大切さというのを実感したんですね。
そういった意味では、非常に重要な活動だと思うんですけれども、やっぱりそういったことでは公が中心となって、一定のそういう目的を持って進めることも大事だと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 先ほどから
政策経営部長のほうがご答弁していますが、我々も、
子どもが本と出会える場所というのは重要だと考えております。
これが地域に効果的に設置、運営できるように、今後、それは検討させていただきたいというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 やっぱり、そのときに地域の
人たちに協力を得ながら、地域を巻き込んでやっていくということも非常に大事だと思うんですね。
今回の
エリアデザイン計画、これから綾瀬についてはつくっていくということなんですけれども、きょう、ご報告の中では、綾瀬駅の東口の
まちづくり計画の骨子案についてということで出されておりまして、いろいろご報告を受けているんですけれども、ぱっと綾瀬だけでなくて、
エリアデザイン全体として考えたときに、何か
エリアデザイン全体、
まちづくりというのが、駅前の開発が
メインになっているような気がしてしようがないんですね。
今回の綾瀬駅東口で言えば、駅前をどうするかということで、確かに旧
こども家庭支援センターの跡地の活用ということでは、駅前の部分で重要な一つでもあるんだけれども、
綾瀬エリア全体として考えたときに、やはり
地区計画だけを反映させるということではないと思うんですね。そういう意味では、どういった
綾瀬まちづくりを進めていくかということが重要だと思うんですね。
この陳情の中でも、
子どもが本と出会える場所、文教的なという
コンセプトというのは非常に大事だと思うんですね。
例えば、江北で言えば東京女子医科大学、花畑で言えば文教大学ということで、区が直接、公の施設としてやっているわけではないけれども、
公益性が非常に強いというか、大きな施設が
メインとなって、
まちづくりを進めていくという中では、綾瀬もそういった
コンセプトを持ったものをつくりながら、
まちづくりを、全体の
まちづくり、どういう綾瀬駅周辺のというか、綾瀬駅
エリアの
まちづくりを進めていくかということを考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 はたの委員ご指摘のように、駅前だけでなく、綾瀬全体で考えて
まちづくりするというのは、まさに、私たちも同感するところでございます。
今後の進め方なんですが、そういった
公益性の高い施設なり、お話がありましたけれども、そういった意味では、
綾瀬駅前は旧
こども家庭支援センター跡地が一つ有力であると考えております。
では、これについて具体的にというのは、今これから分析して、綾瀬のまちの強みだとか、
北綾瀬との連動、その辺を含めて今後、調査研究して、計画を策定してまいりますので、その中で検討させていただければというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 そのときに、どこが中心となるかということが大事というか、非常に重要だと思うんですね。
前回、失敗をしてしまった理由というのは、民間にばらまきをしてしまって、民間が出してきた
事業公募に基づいて出てきたのが
スポーツ施設ということで、民間にある程度任せると、そこで利益を出さなきゃいけないという部分があって、そういう施設にならざるを得ないというふうに思うんですね。
そういう意味では、今、公益の施設ということでは、やっぱり区が主体となって、何をつくって、住民の声を生かしながらね、つくって、綾瀬の
まちづくりを進めるのかということが
メインになってくると思うんですが、いかがでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 区の施設を増やすってことについては、財政的な面を含めて、まだまだ議論が必要だと思いますが、
公益性が高い施設だとか、そこに必要な施設については、こちらで検討してまいりますので、その都度、議会にお示ししてお諮りしていきたいというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 これまで、旧
こども家庭支援センターの跡地には
保育園があったり、
東綾瀬住区
センターがあったり、
区民事務所があったり、
ホールがあったわけですね。
それを今回、以前の計画では
保健センターが
綾瀬駅前に来るということではあったんだけれども、それだけだと、今までどおり同じになっちゃうわけですね。そこに、いかに違うというか、付加的な要素を組み込んで、今までと違った
まちづくりを進めていくのか。
私、特に、綾瀬なんていうのは、新しい住民が多く増えてくる中で、
子どもやこれからの発達、文化ということ、非常に大事なポイントだなと思うんですね。
そういうことも含めて、是非、この
エリアデザイン調査特別委員会の中で、やっぱり大きく議論ができていけたらなと思います。引き続き、是非、住民の声を聞いて反映するような
まちづくりを進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
浅子けい子 委員長 それでは、他に質疑ありませんか。
◆へんみ圭二 委員
陳情書のほうに、「最初の陳情から28年が経過し、
文化的環境整備が一向に進まない中で、当時の
こどもたちが
子育て世代となり、次の世代が育っています」というふうに書かれておりまして、まさしく私がこの状況で、綾瀬で生まれ育って、そして、文化的な
環境整備が進まない中、大きくなってしまいました。
ですので、何とか自分がこうして議席をいただいて、こうしたことを推進できる立場におりますから、今の綾瀬の
子どもたちのために、
環境整備を進めていきたいなという思いが強くあるんですけれども、自分が、その文化的な
環境整備が進まない中で綾瀬で育ったというところで、自分の
子どものときのことを考えると、なかなか
図書館に親しみを持っていたというふうには言えない
子ども時代だったかなというふうに思います。
僕には、姉と兄がいますので、その姉と兄がいるときには
東和図書館まで自転車で連れていってもらいましたが、いないときには、やはり自分一人ではなかなか
子どもだけでは行けない距離でしたので、
図書館にほとんど行った記憶がない
子ども時代でした。
ですので、こうしたことを考えると、例えば、各
エリアの
子どもたちが、どれだけ
図書館を活用しているのかというような
データというのはあるのでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 すみません、ちょっと所管に確認してみないとわかりませんので、それはちょっと確認して追って報告させていただきます。
◆へんみ圭二 委員 綾瀬は特に、
図書館空白地域と長い間言われていますけれども、もしかしたら
綾瀬地域の
子どもたちというのは、他の
エリアに比べると、
図書館の
利用率が低いのではないかなと思いますし、そして、それとともに、
綾瀬エリアの中でも、学校によって
図書館の
利用率というものも恐らく違うだろうというふうに思います。
同じ
エリアの中でも、その学校の
子どもたちが、各学校の
子どもたちが、どれだけ
図書館を活用しているのかというところも調べるべきではないかなというふうに思うんですが、そうした
データがあるのかどうかも教えていただけますか。
◎
経営戦略推進担当課長 今、お話があったことも含めて、ちょっとまず、私の方で調べさせていただきます。
◆へんみ圭二 委員 各
ブロックに1つ、
図書館を配置している状況の中で、恐らくその
ブロック内でも、
子どもたちの
図書館の
利用率というのは差があるであろうというふうに思いますので、その点もしっかり、今、お答えいただいたように調べていただきたいと思いますので、また、次回とかにご報告いただけるんでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 わかりました。そちらを調べて、次回のほうで報告させていただければと思います。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
浅子けい子 委員長 なしと認めます。各会派のご意見を伺います。
◆かねだ正 委員 新規の陳情ということですけれども、大きく三つのご要望がありますけれども、十分、現時点で理解ができる趣旨の部分があるんですけれども、まだまだ議論を積み重ねなければいけないなという趣旨の部分もありますので、自民党としては継続でお願いします。
◆
長井まさのり 委員 我が党としても、
先ほど質問もさせていただきましたけれども、まだまだ様々な議論を重ねていかなければならないと思いますので、継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 陳情の趣旨は、非常に理解できるし、応援していきたい部分もあります。ただ、
綾瀬地域の
エリアデザイン計画と非常に密接な関係があるということでは、今後、
エリアデザイン計画が出てくる部分ありますので、引き続き議論を進めたい、深めていきたいということで、今回、継続ということで。
◆へんみ圭二 委員 前回、
審議未了となった際には、採択というふうに主張をしたんですけれども、ただ、今回、また
新規付託で、今、先ほど自分からも
資料要求もさせていただきましたので、継続でお願いします。
○
浅子けい子 委員長 これより採決を行います。
本件は
継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
浅子けい子 委員長 ご異議ないと認め、
継続審査と決定をいたしました。
それでは次に、(2)
受理番号27
西新井駅及び周辺の改善を求める陳情を
単独議題といたします。
最初に、
追加署名の提出がありましたので、
区議会事務局次長から報告いたします。
◎
区議会事務局次長 受理番号27
西新井駅及び周辺の改善を求める陳情につきましては、11月15日付けで、459名の
追加署名の提出があり、合計で1,418名になりましたので、ご報告いたします。
○
浅子けい子 委員長 本陳情につきましては、
新規付託でありますので、
執行機関の説明を求めます。
また、
報告事項 ⑦西新井・
梅島エリアデザインの取組み状況についてが、本陳情と関連しておりますので、合わせて
執行機関より説明を求めます。
それでは、
政策経営部長から説明、報告をお願いいたします。
◎
政策経営部長 恐れ入ります。
陳情説明資料の6ページをご覧ください。
受理番号27
西新井駅及び周辺の改善を求める陳情でございます。陳情につきましては、西口、東口につきまして、おのおの陳情をいただいております。
西口に関しましては2点。
東武鉄道に対して早急に計画を策定して明らかにするように働き掛けること。また、区民が親しめる
公有スペース等を設ける等の要望をいただいております。また、2点目として、
西新井駅西口の歩道が狭い、その辺の改善の要望をいただいております。
東口に関しましては、
スペース的な問題と、
あと受動喫煙防止のコンテナについて設置を求めるような要望をいただいております。
これまでの内容及び経過につきましては、
西新井駅西口、
西新井駅東口についてに記載のとおりでございます。
続きまして、
報告資料の25ページをご覧ください。
西新井・
梅島エリアデザインの取組み状況についてでございます。
西新井・梅島の
エリアデザイン計画につきましては、現在4つの
ブロックに分けて、6つの分野につきまして検討している状況でございます。
検討状況につきましては、別紙27ページをご覧いただければと思います。
こちらのほうで、A、B、C、D、4
ブロックに分けて、おのおのの強み、弱み等を整理をさせていただいております。
今後の予定ですが、こちらの検討材料をもとに、次回12月の
エリアデザイン調査特別委員会のほうで、
エリアデザインの計画案のほうをお示ししていきたいと考えております。
その後、内容を加味しまして、パブリックコメント等を実施していく予定でございます。
○
浅子けい子 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありますか。
◆
長井まさのり 委員 私の方から、端的に何点か質問させていただきます。
まず、陳情の中で「早急に計画を策定し」とございますけれども、東武鉄道に対して、現在、区からの働き掛けの状況についてはいかがでしょうか。
◎中部地区
まちづくり担当課長 東武鉄道とは、
西新井駅西口の整備に関する検討会というものを、東武鉄道の部長級、足立区の部長級で会議を開いている状況で、定期的に開いている状況でございます。
7回開催いたしまして、今月、今週もう1回開いた後、結果等をまた、
エリアデザイン調査特別委員会に報告していきたいと考えてございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。これまで7回開催してきたということでありますけれども、陳情の項目の中にも、大型エレベーターとか、エスカレーターの設置とありますけれども、本設であったりとか、仮設ということもあるかと思いますけれども、その辺についてはいかがですか。
◎中部地区
まちづくり担当課長
西新井駅西口エレベーターございます。ただ、車椅子対応というのですか、大型エレベーターではないということで、東武鉄道には伝えてございます。
その中で、東武鉄道の計画では仮設か本設かが、まだ決定していないという状況でございます。
◎市街地整備室長 東武鉄道のほうも、駅のお客様に対するバリアフリーという観点から、どんな施設が必要か、いろいろ検討しているところでございます。
先ほどもご質問ございましたが、本設なのか、仮設なのかも含めて、十分に検討会で議論を重ねてまいりたいと考えております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、バリアフリーの視点からも、どうかよろしくお願いします。
また、「区は駅ビル内の床を一部取得し、区民が望み親しめる公有
スペース」とありますけれども、この辺について区の考えはいかがですか。
◎中部地区
まちづくり担当課長
西新井駅西口の駅ビルに関しまして、一部、床を取得するということでは、検討してはございませんけれども、今後、住民がこの施設を大事に、また、地域のシンボルになるようなものということでは、東武鉄道と一緒に検討していきたいと考えてございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。そのシンボルというのは、具体的にどういうのをイメージしていけばいいんでしょうか。
◎中部地区
まちづくり担当課長 やはり、まず駅前であるということで、にぎわいだとか、あと生活している
人たちにとって便利な施設であるとか、そういうことを今後、東武鉄道と一緒に考えていきたいと思っております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。シンボルということでございますので、何か一目で見て、何かぱっとイメージが湧くようなものなのかなって思いましたけれども、また、そうした点も踏まえて検討を重ねていただきたいと思います。
また、駅前の整備までの期間というのはどのぐらいなのでしょうか。
◎中部地区
まちづくり担当課長 都市計画決定してございますので、事業認可の期間を含めまして、令和2年度からいろいろ取りかかっていきますと、10年ほどの事業スパンを考え、
交通広場の整備が終わるまで10年ほどの期間を想定しております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、受動喫煙防止のためのコンテナ等ということもございますけれども、確か、区内のコンテナの設置計画というのがあったかと思います。
確か15カ所ぐらいでしたかね。それも含めて、この
西新井駅についてはいかがでしょうか。
◎地域調整課長
西新井駅につきましては、東口に現在、東京都の都道の上にコンテナ型の喫煙所を設置できるかどうかという形で、東京都と折衝をしているところで、東京都のほうは図面を見て、これなら大丈夫というところで、そろそろ許可がおりるのではないかというところでございます。東京オリンピックまでには設置したいなという考えでございます。
西口につきましては、現在パーテーションで囲ったのが自動販売機の横に一部ございますが、こちらにつきましては、現行のままで、駅前の再整備というんですかね。広場の場所が確定した段階で、コンテナ型を設置していきたいという考えがございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。このコンテナ、パーテーションも含めて、コンテナで大体設置費用というのは幾らぐらいするのですか。
◎地域調整課長 基本、梅島のエル・ソフィアの前にあるのが基本的で、あの大きさで大体、1基、1,000万円ちょっとでございますが、ただ、乗降客数などを考えると、
西新井駅の場合は、あれよりも少し大きくしたいなというふうには考えてございます。
◆
長井まさのり 委員 パーテーションだと幾らですか。
◎地域調整課長 大きさにもよりますが、大体600万円程度でできるかなというふうに予想しております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、今後、
まちづくり協議会のご意見等も踏まえて、そうしたデザイン等もいろいろ工夫をしながら設置をして、魅力ある
まちづくり、また、駅周辺の整備に取り組んでいただきたいと思います。
要望して終わります。
◆かねだ正 委員 こういった陳情が出されるのは当然かなというふうには感じています。
もともと、東武鉄道が東武ストアを解体するに当たって、今後の計画を出さずに解体をされて、それにはいろいろ議論の中で、東口のマンションの関わり合いとか、東武ストアの耐震性の問題とかいろいろあって、計画をまだきちっとお示ししないまま解体したことによって、あの地域が、あの場所がゴーストタウンのような形になってしまったということは、非常に地域の方もね、話ちょっと戻りますけれども、非常に懸念を示している状況なわけですよ。
それを払拭していくためには、やはり一刻も早く早急に、ここに、この陳情にもありますけれども、「早急に計画を策定し、明らかにするよう強く働き掛けてください」、地域住民の皆さんのご意見としては、早くあの場所が今後どのようになるんだということをしっかり示してもらいたいんですよ。そうじゃないと、いろいろなうわさが出てきて、駅が移転するんじゃないかってうわさまで出てきているわけですよ。
そういった中で、地域の住民の方に安心してもらうためには、今後、じゃあこういう計画で、こういうふうになっていきますってことを、詳細じゃなくてもいいんですよ。大まかでも構わないので、示していただくということが、非常に当たり前のことだと思うんですよね。
こういうふうになってしまったんですけれども、そのことが一番大事だと思うんですけれども、改めて、それをいつ頃までに、きちっと示していただくような方向でいるのか。大体でいいですから、もう一度お答えいただきたいと思います。
◎中部地区
まちづくり担当課長 地域の住民に不安があるということで大変申しわけございません。
駅ですので、安心して使ってもらうために、東武鉄道とスケジュール、時期を明確にしてもらうようなスケジュールをはっきりさせるということで打合せを……。
◎市街地整備室長 今年度中に何らかのものを出せるように協議を整えてまいります。
◆かねだ正 委員 今年度中に何らかのものと言うんだけれども、何らかのものというのは、それは今後のある程度のスケジュールの見通しとか、そういうことですか。
◎市街地整備室長 かねだ委員おっしゃるとおりでございます。
◆かねだ正 委員 是非、今年度中にある程度こういう形にしていきたいって、今、全く見えてないので、その部分を示していただかないと、順を追ってだと思うんです。その際、大型エレベーター、エスカレーターというのが、今後この場所どういうものにしていくかというのが見えてないのに、こういった細かなことというのは、たぶん見えてこないと思いますので、是非、一番最初の、今後、この場所はこういう形にしていきたいという大まかなビジョンだけでも、東武鉄道に示していただけるように、是非、努力をしていただければなというふうに思っています。
それと、この
西新井駅西口の(2)のところなんですけれども、これ、「パサージオ前から
西新井駅西口階段に至る歩道が狭いため、危険です」というお話があります。これ、非常に、私も地元なので、よくあの道通るんですけれども、危険です。やっぱり非常に狭い。行き違いしたりすると本当にぶつかりますし、やはり人通り、非常に、特に朝なんかは人通りが物凄く激しいので、やはり改善をしていかなきゃいけないなというのを思っています。
それともう1点は、あそこにパサージオからちょうど西口の階段に至るところに、ちょうど横断歩道があるんですよ。あの横断歩道を歩行者がずっと渡っていて、車が西口に入ろう、また、西口から出ようとするときに、あそこの歩道を渡れないんですよ。
もし、歩行者の方が、少しでもちょっとでも入っているようなところで車が行くようなことがあると、すぐ捕まっちゃうんですよ。あそこ、見に行かれるとわかると思いますけれども、白バイの方がいて、歩行者の方がこの前なんか、どうぞどうぞと言って、どうぞどうぞと言うから車行ったら捕まっちゃったんですよ。私ちょうどその場でちょっと見ていたんですけれども、そのぐらい、もう、そうなっちゃうと渋滞しちゃうんですよ、ずっと。
非常にその部分も問題があるので、ちょっとこの陳情の内容から外れてしまいますけれども、恐らくそういった情報入っていると思いますけれども、どうですか、その辺について。
◎市街地整備室長 私も現場のほう確認させていただいておりますが、やはり狭い。また、横断歩道の状況も好ましい状況ではないというのは確認させていただいているところでございます。
まず、ハード的なものは駅前広場が整備されるとその辺は改善されるかなと思いますが、その間の取り組みをどういうふうにしていくかというのは検討させていただきたいと思います。
◆かねだ正 委員 だって、駅前広場が改善されるのは、いつでしたっけ。
◎市街地整備室長 10年後というふうにご答弁させていただいております。
◆かねだ正 委員 あのね、10年間このままの状況で、あそこを置いておくってことは、区民の利便性から考えたら全くあれですよ。今のままじゃだめですよ。
今の時点で、やはりできるだけ改善をしていって、駅前整備計画というのはいろいろな順序を踏んでいかなきゃいけないから、その間、今いる住民の方のために少しでも安全で利便性が上がるように、やっぱりいろいろな手立てを打っていかないと、本当に事故起こったりとかしますよ、あそこ。この駅前、西口の整備計画が、どんどん10年後になっている中において。
もっと早くできるんだったら、また、考え方も変わってくると思いますけれども、どうですか、その辺。
◎市街地整備室長 まず、道路管理、交通管理者の警察ともよく打合せしながら、何らかの措置ができるかどうか。できるような方向で、十分協議してまいりたいと考えております。
◆かねだ正 委員 市街地整備室長なんかは、地元をいろいろ見ているでしょうから、改めて是非、見てもらいたいと思うんですけれども、本当にあそこのパサージオ前のところは、ちょっと異常だなと思うくらい、ちょっと危険ですし、非常に車についても、歩行者の方についても、安全性、また利便性といった面で大きな課題があります。
是非、10年と言わずにもっと早くしていってもらいたいんだけれども、時間がかかるのはちょっとわかっていますので、是非ね、そこはお話になってもらったけれども、しっかり打合せて改善をしていただければと要望しておきます。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑ありますか。
◆はたの昭彦 委員 先ほど報告の中で、今回、
追加署名があって、1,418名の方の陳情署名ということで、非常に多くの方がやっぱり
西新井駅については懸念をしているというか、何とかして欲しいって声が非常に大きいんだと思います。
私たちがこの6月から行った区民アンケートでも、この
西新井駅に関するものについては300件近い意見が寄せられて、やはりエレベーターやエスカレーターを一刻も早くつけて欲しいですとか、階段が雨の日は滑りやすくて非常に危ないと。
また、先ほど、かねだ委員もお話ありましたように、駅ビルが閉鎖されて非常に暗くて不安だということでね。実は
西新井に住んでいる方だけじゃなくて、私、綾瀬のほうに住んでいる方からも、やっぱり
西新井駅を利用して、夜帰るときに暗くて怖いんですという話がありまして、一刻も早く改善をしていって欲しいというような思いでね。
今、10年という話で、やっぱりそこを10年を待つのではなくて、できるだけ早く、できるところから手をつけていくということも必要だと思います。
先ほど、エレベーターやエスカレーターに関しては、本設になるか、仮設になるかわからないけれども、今後検討していくというお話で、駅ができればバリアフリー法の話もありますので、つけていくのは当然なんだけれども、やはり仮設の段階だとしても、やっぱりエレベーターやエスカレーターは必要だと思うんですね。ですから、本設とかだけの話じゃなくて、例えば仮設の
出入り口、階段をつくるにしても、やっぱり区が東武鉄道と話合う中で、エスカレーターやエレベーターは設置していくということで、是非、やっていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎中部地区
まちづくり担当課長 鉄道駅に関しましては仮設、本設かかわらず、バリアフリーという観点から大型のエレベーター、東武鉄道に要請しているところですし、設置するべきだというふうに考えてございます。
◆はたの昭彦 委員 エスカレーターについてはどうなんでしょうか。
◎中部地区
まちづくり担当課長 すみませんでした。エスカレーターについては今、足立区と東武鉄道で協議をしている最中でございます。東武鉄道から明確には……。
◆はたの昭彦 委員 それはあれですか、仮設の段階でもということでよろしいですか。
◎市街地整備室長 現在の東武鉄道との調整状況の中、本設の場合はエスカレーターはつけていく方向で調整をしております。仮設については費用負担等も含めて、どんなふうになるかというのは今後の調整事項になってくるかと思いますが、できるだけつくような方向で協議を整えてまいりたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 竹ノ塚駅の立体化のときに、では仮設であってもエスカレーターと立派なエレベーターをつけて、そういう意味では、また
西新井駅利用者の方から、何でまた竹ノ塚駅はついていて
西新井駅はつけてない、つけないんだ、仮設だって話にならざるを得ないと思うんですね。それは区が一定の財政負担をしてでも、やっぱり東武鉄道と話合う中で、つけるって方向でやっていかないといけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
都市建設部長 先ほど、期間が10年ということでお示しもさせていただいて、仮設とはいえ、非常に期間として長い。そういったことを十分考慮して、今後の対応をしていきたいというふうに思います。
◆はたの昭彦 委員 明確に、つけるって言ってくれないんですけれども、是非ね、仮設であっても、やっぱりつけるってことはバリアフリーの関係で言っても、今、
都市建設部長がお話したように、期間がやっぱり長いですよ。竹ノ塚駅に比べても、私、長いかなと思うので、是非、つけていただきたい。
[「そうだ」と呼ぶ者あり]
◆はたの昭彦 委員 これは強く、皆さん、そうだってお話が出ましたので、要望したいと思います。
それと、
陳情書にあるように、東口についてですけれども、バス、タクシーが停まることができる
スペースもないということですけれども、西口については、区有地もあって一定の駅前広場の整備という計画はあるのですけれども、この辺については区としては、駅前の交通の何というかな、安全性とか、利便性の確保については、タクシーの停車場所とかについては、どのような
方向性を持っているのでしょうか。
◎市街地整備室長 東口の駅前についても、やはり自動車、また、はるかぜ等が停まっていたり、混在している危険性があることは認識しているところでございます。
今後、
エリアデザイン計画等も含めて、東口がどうあるべきかというのは、少し研究を重ねて
方向性を出していければなというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 西口とともに、東口も駅前の大きな顔というか、東口のほうにもイオンもありますし、そういった意味では駅前の、
西新井の顔という、どちらも顔というような場所ですし、特に、ギャラクシティがあって、多くの区民以外のいろいろなところから来ている
人たちが通過をするということでは、足立区のイメージアップにもつながる部分もありますので、是非、
まちづくりの一環として考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑は。
◆へんみ圭二 委員
西新井・梅島
エリアの
エリアデザインというのは、いつ頃をめどに策定をする予定なのでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 今年度末までに策定したいというふうに考えています。
◆へんみ圭二 委員
報告資料の27ページの辺りを見ますと、
西新井大師はこの
エリアデザインの中に入っていないんですよね。
◎
経営戦略推進担当課長 こちらの図のAの
ブロックから少し外れてはいるんですけれども、
西新井大師というのは
西新井エリアでも少し範囲は外れているんですが、重要な施設ということで、少しこの辺の考えも取り込ませていただいたということで、記載はさせていただいたということです。
◆へんみ圭二 委員 恐らく、これから
エリアデザインを今年度中に策定をするという
方向性の中で、他の
エリアと同じように、各町会や自治会の方々からもご意見をいただいたりということを進めていくと思うのですが、この
西新井大師周辺が明確にしっかりと入った状態にして、そして、その地域の方々も一緒に
エリアデザインを進めていくということが必要なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 現時点では、
西新井大師の付近の対象となる町丁目ですね。こちらは加えてございませんでしたので、ちょっと今、へんみ委員からいただいた意見をちょっと庁内でも検討して、どうするかというのを決めていきたいというふうに思います。
◆へんみ圭二 委員 先日、11月3日だったと思いますが、「カリン祭」というのが
西新井大師の裏の参道で行われて、区長も出席されていました。
その裏の参道の辺りも、いろいろなお店ができたり、非常に頑張られていますから、この
西新井の
エリアデザインという点においては、そうした
西新井大師の観光という点もしっかりと踏まえた上で、
エリアデザインを進めていくということが必要であると思いますし、商店の方々も一緒に入っていただきながら進めていくべきではないかなと思います。
ただ、その一方で、この
西新井・梅島の
エリアデザインという範囲を見ますと、梅田
図書館から
西新井大師周辺までが一つの
エリアデザインとして、これから策定をしていくということですので、個人的には梅田
図書館の周辺、それから
西新井大師の駅前周辺という地域特性というのがだいぶ違うんではないかなということを感じます。
実際に、綾瀬の場合には、
綾瀬エリアと
北綾瀬エリアで別々につくっていますから、この
西新井・梅島
エリアについても、この範囲で一つでつくっていくことが果たしていいのだろうかというふうに感じる部分もあるのですが、区としては、その点についてはどのようにお考えですか。
◎
経営戦略推進担当課長 我々も庁内で議論もしまして、また、オープンハウス型説明会ということで、9月に地元に入って意見も募集しました。
へんみ委員ご発言のとおり、確かに
西新井駅周辺と梅田の
エリア、だいぶ地域特性も違うということで、今回につきましては、そういったこともあって、
エリアデザインは1回でまとめさせてはいただこうと思っているのですが、
ブロック別に、特徴が違うよねということで
ブロック別の分析、また、
ブロック別で
方向性を打ち出していくというようなやり方でやっていきたいというふうに考えてございます。
◆へんみ圭二 委員 となると、綾瀬と
北綾瀬はなぜ別々でつくったのかなというところが、今回との違いがよくわからないんですけれども、その点についてはどうなんでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 綾瀬・
北綾瀬につきましては、
北綾瀬が始発化で、10両化で、駅が変わるということで、そのタイミングで
北綾瀬のほうを先行してつくらせていただいたという経緯でございます。
◆へんみ圭二 委員 なるほど。ただ、やはり
西新井の駅周辺については今も議論があったように、今後、非常に先行きが不透明という中で、
西新井それから
西新井大師に特化して、地域の皆さんで一緒になって取り組みを進めていくことが必要ではないかなというふうに、綾瀬のことを見ていても感じますし、その点については、よくもう一度検討していただいたほうがいいんではないかなというふうに思いますが、これを最後にお聞きしたいと思います。
◎
政策経営部長 へんみ委員おっしゃるとおり、かなり地域特性があるというところで、ただ、私ども検討するときに、この
西新井・梅島
エリア、かなり都市計画道路だとか、都市計画公園だとか、広く基盤整備で関連してくるところがあるというところがありましたので、一つ大きな計画として策定する考えがございました。
今、へんみ委員おっしゃったように、
ブロックごとの特徴をうまく整理をして、へんみ委員のおっしゃったところを少し補完できるように検討していきたいというふうに考えております。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
浅子けい子 委員長 ないようですので、各会派のご意見を願います。
◆かねだ正 委員 今、様々な議論が交わされましたけれども、それぞれの皆さん、各党とも、やはり今、
西新井駅西口、東口については、このままではいけないなという問題意識を持っていらっしゃるというのは、たぶん一緒だと思うんですね。
今の、今回出された陳情を拝見させていただいても、今、この時点で十分賛同させていただける部分もあります。ただ、読ませていただく中で、細かな部分を拝見していくと、やはり、まだまだ議論を積み重ねていかなきゃいけないなという部分も多々ありますので、今回については継続とさせていただきます。
◆
長井まさのり 委員 更に議論を深めていきたいと思いますので、継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員
西新井駅については既に解体工事が始まっておりまして、そして10年先ということではなくて、早めてでも一刻も早くやって欲しいということが、陳情趣旨というか、大きな願いでもあります。そういった意味では、今から東武鉄道などに働き掛けながら進めていくことが大事だということもありますので、この陳情については採択を主張したいと思います。
◆へんみ圭二 委員 継続でお願いします。
○
浅子けい子 委員長 それでは、これより採決を行います。
本件は
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
浅子けい子 委員長 挙手多数であります。よって、
継続審査と決定をいたしました。
以下の審査に直接担当でない
執行機関の退席を認めます。
[
執行機関一部退席]
○
浅子けい子 委員長 それでは続けて、次に、報告事項に入ります。
②花畑
エリアデザインの取組み状況、③江北
エリアデザインの取組み状況、④六町
エリアデザインの取組み状況、⑤千住
エリアデザインの取組み状況、⑥竹の塚
エリアデザインの取組み状況、以上5件、
政策経営部長から報告をお願いいたします。
◎
政策経営部長 恐れ入ります。
報告資料の8ページをご覧ください。
花畑
エリアデザインの取組み状況についてでございます。
文教大学の東京あだちキャンパスにつきましては現在、記載のとおり、真ん中の案内図ですね。こちらにありますように、南側のア、イ、東側のウにつきまして、こちらの大学出身者の著名人のイラストや周辺の小学校、幼稚園と連携したアート作品を掲載している状況でございます。
9ページをご覧ください。
今後ですが、西面ですね。西面に関しましては、今度、また大学の著名人を活用した漫画等の掲載を11月頃にしていくという予定で聞いております。
2番でございます。文教大学開設に向けた歓迎事業につきましては、隣の10ページに別紙でありますが、こちらにありますとおり、商業施設や商店街、又は竹ノ塚駅や六町駅も含めて、歓迎ムードを記載のように醸成していきたいと考えております。
今年度、来年度につきましてはポスター、令和3年度に向けましては、フラッグ等も掲載をしながら歓迎のムードをつくっていきたいと考えております。
また、3番にあります、大学との連携事業ですが、まだ校舎等はできておりませんが、既に周辺の小学校と、こういった大学生の交流事業等を実施していただいている状況でございます。
続きまして、11ページでございます。江北
エリアデザインの取組み状況についてでございます。
1番の(仮称)江北健康づくり
センターの整備及び事業運営に関する検討のお願いということで、別紙で13ページにつけておりますが、こちらの検討の依頼を足立区医師会のほうに送付しております。これにつきましては、仮称の江北健康づくり
センターの円滑な施設運営ということでありますが、こちらには
保健センターや休日応急診療所ができますので、足立区医師会と連携して、有効活用していきたいということで、その活用について今、協議をお願いしたところでございます。
14ページにあります、こちらの案内図につきましては、2番の東京女子医科大学(仮称)東医療
センター周辺の事業予定ということで、①番の東京女子医科大学をはじめ、江北小学校、また、今、ご説明しました仮称の江北健康づくり
センター周辺で様々な工事が実施されておりますので、今回、一連の案内図をお示ししたところでございます。こちらの工事につきましては、現在も工事調整会議ということで、東京女子医科大学と区が合わせて、周辺の安全等環境に配慮した工事を実施しているところでございます。
また、11ページに戻りまして、3番の上沼田東公園周辺地区
まちづくり協議会の設立ということで、こちらにつきましては、上沼田東公園の改修と、それによって創出されます創出用地の活用について、地元のご意見を聞くために設立するものでございます。
検討の範囲につきましては、15ページにあります別紙3のとおりとなっております。構成員に関しましては、関係町会・自治会等の方々にお声掛けして実施をする予定でございます。
今回、この江北
エリアデザインに関しましては、この協議会と、今まで設置しておりました協議会、二つ、
エリアの中で協議会ができる形になりますので、その
エリアデザイン内の協議会同士の情報連携も今後進めていきたいというふうに考えております。
16ページをご覧ください。六町の
エリアデザインの取組み状況についてでございます。
今般、安全安心ステーション設置に向けて、下記の業務委託を実施いたしました。件名と委託期間につきましては記載のとおりでございますが、目的につきましては、今後、安全安心ステーションのPRをしながら、どのような事業を実施していこうか、その辺も含めまして、地元の意見を聞くための委託でございます。
また、合わせて意見を伺う中で、一緒に活動する方々、担い手を発掘していきたいというふうに考えております。受託者、企画内容につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、18ページをご覧ください。千住
エリアデザインの取組み状況についてでございます。
今般、アドバイザリー会議を実施いたしました。こちらにつきましては、北千住駅東口周辺地区
まちづくり構想の変更案について、学識経験者から意見等をいただくために実施したものでございます。いただいた意見につきましては(5)番に記載のとおりでございます。
また、2番の北千住駅東口周辺地区
まちづくり構想の変更案につきましては、別紙関連資料として添付をさせていただいております。記載の中には、地区の将来像と三つの目標を記載しております。
関連資料の21ページをご覧ください。
地区の目標としましては、こちらに旧の目標と現在の実現状況、今後、継続するのか拡充するのか、新規になるのかということで、新たな目標を設置しているものでございます。詳細につきましては、後ほどご覧いただければと。
また、資料の18ページに戻りますが、3番に、この
まちづくり構想の変更案につきまして、パブリックコメントを、記載の12月1日から来年の1月8日まで実施をするものでございます。
また、19ページにありますが、地元説明会につきましても21ページにご案内つけておりますが、12月の13日と14日に、千寿常東小学校の体育館で地元説明会も実施する予定で考えております。
続きまして、23ページでございます。竹の塚
エリアデザインの取組み状況でございます。
竹の塚につきましては、現在の土地利用状況の比較分析を行ったものが、別紙として24ページにつけさせていただいております。
土地利用の推移としましては、足立区全般と竹の塚
エリアを比べると、やはり、地域的には住宅系の用途が多いということで、東口と西口に関しまして比較すると、やはり東口はUR等がありますので集合住宅が多い状況、西口については戸建てが多く占めている状況でございます。
○
浅子けい子 委員長 それでは、何か質疑ありますか。
◆
長井まさのり 委員 じゃあ、花畑
エリアについてちょっと質問させていただきます。
近隣の小学校、幼稚園と連携してアート作品を掲示ということで、たまたまその幼稚園の方々が掲示しているとき、私は通りがかって、非常にほほ笑ましい光景で、1点1点の作品もすばらしい作品で、地域も本当に喜んでいるところでございますけれども、ちなみに、この著名人によるイラスト掲示、著名人というのはどなたになるんですか。
◎
経営戦略推進担当課長 資料8ページのアの部分の著名人に関しましては、女優の水野美紀さんの旦那様で唐橋充さんという俳優だとか、イラストレーターをやられている方ということで、現地にもその方の写真が掲示されています。
今後やります西側の
エリアに関しましては、少年マガジンにも連載経験のある須賀達郎さんという方で現在調整しているというふうに伺っております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。ありがとうございます。また、文教大学出身の方には、たくさんの方がいらっしゃいますので、様々また検討していただきたいなと。
私もあそこの仮囲いしているところに行くと、ドラえもんの絵があって、未来を建設中だったかな。非常にいい表現だなと思って、興味深く拝見しましたので、よろしくお願いします。
また、文教大学との連携事業で、今、教育学部学生によるいろいろな様々な取り組みが行われていて、こうした開学前からの連携事業というのは非常に大事だなって、私、思っていますけれども、今後の展開についてはいかがでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 今回記載されていますのも年明けからということで、今後ということになるのですけれども、これまでも昨年の12月ですとか、今年の3月も同様の小学校への授業をやっていただいていますので、今後もこうした形で継続していくものというふうに期待して、そうしたことに挑戦もしていきたいと思います。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。教育学部学生ということで、足立区の
子どもたちの、また、学力向上につながるような取り組みを推進していっていただきたいなと思います。
また、今後の方針の中で、文教大学と連携して地域の活性化につながる新たな事業の発掘に積極的に取り組んでいくとありますけれども、現在の
取り組み状況と、具体的にはどういう内容で取り組みを開始していくのか伺います。
◎
経営戦略推進担当課長 その点については、いろいろ
まちづくり協議会を通じて議論しているところもありますので、まちの意見を聞きながら、この辺は進めていきたいと考えております。
また、その辺が進んで具体的になりましたら、随時、報告させていただきたいというふうに考えております。
◆
長井まさのり 委員 是非、お願いいたします。
また、通学路、開学してからの通学路について、谷塚駅からの動線ということも谷塚側と、またこの足立区側で、どのルートがいいかということも様々、検討化されていると思いますけれども、これについて現状はいかがでしょうか。
◎
まちづくり課長 草加市とは定期的に人道橋等の、これから負担も詰めていくところでございます。
その際に、ご指摘の通学路についても、大学側のほうも現地のほう確認をしたり、草加市のほうも現地を確認をしております。
今後、時期も押し迫ってきていますので、この辺の状況についても、逐一、議会のほうへご報告を今後できればというふうに考えているところでございます。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、丁寧に進めていって、しっかり地域の声を生かしていただきたいと思います。
次に、六町
エリアデザインでありますけれども、もう前回、前々回の
エリアデザイン調査特別委員会から、防犯
まちづくり推進地区の認定に向けて提案をしてきたところでございますけれども、その点についていかがでしょうか。
◎
まちづくり課長 これから政策経営部と一緒に営業のほう入ってまいりますので、我々も、やはりこういう施設ができますので、是非、ソフト面は力を入れて現地のほうに臨みたいというふうに考えております。
◎
経営戦略推進担当課長 12月に、地元の検討会をしたいということで、地元と今調整しておりますので、その中で、
まちづくり課のほうから、防犯
まちづくりの案内をしていただこうということで進めております。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。また、今後の方針の中で、(仮称)六町駅前安全安心ステーションの担い手を発掘していくとありますけれども、これ、協創の視点からどのように取り組んでいくのか伺います。
◎犯罪抑止担当課長 担い手の方々につきましては、区としてサポートしながらやっていくのはもちろんなんですけれども、将来的には、まちの方々が独自で防犯活動であるとか、
まちづくりに参加をしていただきたいということで考えています。
◆
長井まさのり 委員 わかりました。建設予定地のところにも看板が設置されて、地域の方々もそれを興味深く見ています。3階建てなんだねとか、いろいろな声を聞きますけれども、しっかり地域の声を生かして取り組んでいただきたいと思いますけれども。
また、足立区防犯専門アドバイザーの助言や指導を受けながら、業務委託を遂行していくと。具体的には、どういうことでしょうか。
◎犯罪抑止担当課長 防犯専門アドバイザーについていただいています、大学の先生につきましては、どのような形で防犯活動をするのがいいのかどうかだとか、まちの方々をどのように、参画をして活動をするのがいいのかどうかというところをアドバイスをいただくとともに、まちの方々が集まったときに、まちの防犯活動のやり方などについてもアドバイスをいただくこととしています。
◆
長井まさのり 委員 区内初の安全安心ステーションの設置ということでございますので、しっかり模範となるような取り組みを、地域の声を生かしていただきたいと思います。
要望して終わります。
○
浅子けい子 委員長 次に。
◆工藤哲也 委員 私のほうからは、18ページの北千住駅東口周辺地区の
まちづくりについて、端的に、幾つか伺いたいと思います。
まず、1番のアドバイザリー会議なんですけれども、今回は
まちづくり構想の変更案についてのご意見をいただいたようですけれども、この学識経験者は具体的にどういった方々なのか、今まで当区の
まちづくりに携わってきた方々なのか、メンバー構成についてお聞かせいただけますか。
◎都市計画課長 アドバイザリー会議のメンバーでございますけれども、都市計画あるいは再開発、不動産、それから法律等専門家6名でございます。
当区の
まちづくりについても関わっていただいて意見をいただいているような方がいらっしゃいます。
◆工藤哲也 委員 こういった学識経験者の方々のご意見というのは大変貴重なものだと思いますし、専門性の高いご意見が様々出たかと思います。
主な意見として、ここに二つ出ているんですけれども、それ以外に、何かあれば参考までに教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 今、工藤委員のご質問の中の、主な意見以外ということで言いますと、やはり、東口のこの木造密集地域ないし災害の危険度が高いというところから、平成20年に
まちづくり構想を一度策定している中で、修正、ある意味、それをいかに安全な住みやすいまちにしていくかというところの建設的なご意見をいただいたところでございます。
◆工藤哲也 委員 是非、そういったご意見を生かしながら、この変更案も進めていただきたいと思います。
また、この変更案について、私、拝見しましたけれども、よく非常にまとまっていると思いましたし、高く評価をさせていただきました。
ただ、もう少し、区としての主張というか、主体性、もう少し明確にわかりやすく出していただけたらなと思ったんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 現状置かれている中で、それぞれ平成20年の比較で先ほどありました、継続、拡充、新規という取り組み内容をなるべく具体的に、取り組みをしやすいような形で書いております。
また、今のご指摘をいただいた中で、今後パブリックコメント等意見を生かしながら計画案を策定していきたいと考えております。
◆工藤哲也 委員 是非、お願いしたいと思います。
それから、そのアドバイザリー会議で出たご意見、ご要望を具体的にどういった形でこの変更案に盛り込んでいこうと考えているのか、お聞かせいただけますか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 今、この中でアドバイザリー会議については、
まちづくり構想の変更案についてご意見をいただいております。
また、全てが全て、この中で組み込んでいるかと言うと、ちょっと足りないところもあるかもしれませんが、この後の計画案の策定の中に生かしていきたいと考えております。
◆工藤哲也 委員 是非、お願いしたいと思います。
それと変更案の現況調査、それから、今後の
まちづくりの目標と指針について確認をさせていただいたのですけれども、美化推進ですね、きれいな
まちづくりというような観点からの内容が出ていない状況になっております。
ご承知のとおり、学園通りは禁煙特定区域になっておりますし、先ほど長井委員から
西新井駅の喫煙所のお話もありましたが、区では今年度から喫煙所を15カ所整備する予定で、その中に東口の喫煙所も整備する予定があるというふうに思います。
一方では、この地域、居酒屋も非常に増えていて、翌朝になると非常にごみが散乱しているというようなご意見ですとか、地域の声もありますので、是非、きれいな
まちづくりを目指すといった観点から、こういったところも少し盛り込んではどうなのかなと思うのですけれども、この点についていかがでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 今、工藤委員から貴重なご指摘をいただいたところでございます。
その美化という観点からも、この中身の修正と書き加えをしていきたいかと考えております。
◆工藤哲也 委員 是非、前向きにご検討いただきたいと思います。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑は。
◆大竹さよこ 委員 私からは江北の
エリアデザインの取組み状況についてお伺いをさせていただきます。
まず、この1番、(仮称)江北健康づくり
センターの整備ということでございますが、今年の7月に
エリアデザイン調査特別委員会のほうでご報告がございました。
江北桜中学校の跡地に(仮称)江北健康づくり
センターをこれから整備するというところでございまして、その7月の
エリアデザイン調査特別委員会では、この(仮称)江北健康づくり
センターの機能としては、まず、江北
保健センター、こちらに移設、移動をすると。また、休日応急診療所、また、医療介護連携
センター、そして
子育てサロン上沼田がこちらの(仮称)江北健康づくり
センターの中に整備されるというようなご報告がございました。
きょうの別紙1にございます足立区医師会に向けた検討のお願いの中の1番の検討依頼事項というところに、(1)休日における在宅医療支援体制及び関連事項とありますが、この在宅医療支援体制というのは、これ初めてこういった言葉が出てくるかと思うんですが、この辺りをもう少し詳しく説明していただければと思います。
◎
経営戦略推進担当課長 これについては(仮称)江北健康づくり
センターにまず置くというよりも、まず事業として足立区医師会と検討していきましょうということで、まだ、検討の入り口に立っているということで記載しております。ですので、こちらのほうは、これから随時、足立区医師会と検討していく形になると思います。
◎衛生管理課長 在宅医療に関しましては、通常、かかりつけ医とか、在宅医療医が担当してございます。
対して、休日につきましては、不在の場合がございます。それについては、今、現在、区が足立区医師会に委託して休日応急診療を実施しておりますけれども、それと同様なことが、体制が図れないか、どうかということを含めた形で検討したいと考えているところでございます。
◆大竹さよこ 委員 そうしますと、休日応急診療所とはまた別に、在宅のどちらかと言うとご高齢の方のそういった医療体制を、こちらの江北健康づくり
センターに、そういった窓口を設けるという、そういう理解でよろしいでしょうか。
◎衛生管理課長 足立区医師会では、やはり、そこに医師を例えば常駐させて、何かそういう方の要望があったときについては出向く。そんなようなことも検討したいというようなことは聞いておるところでございます。
◆大竹さよこ 委員 その機能ですとか、内容といったものは今後、厚生委員会でしょうか。そちらのほうでしっかりと検討されるかと思いますが、また、決まり次第、ご報告いただければと思います。
あと、東京女子医科大学(仮称)東医療
センターの周辺の事業予定というところでございますが、14ページにございます、様々これからこういったところの工事が進みますよというお話がございますが、特に⑨番ですかね。おしべ通りの無電柱化の時期を鑑み、そして、環七との交差点の右折レーンの延長というふうにございます。これはやはり北区の方面から東京女子医科大学に環七を通ってきますと、右折をして病院のほうに入っていくと。そこの右折レーンのところを延ばす。そういう理解でよろしいでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 こちらに記載してある右折レーンにつきましては、前回の委員会でもちょっとご答弁させていただいたんですけれども、おしべ通りから環七に出る右折レーンになりますので、大竹委員ご発言の環七からおしべ通りに入ってくる右折ではなく、おしべ通りから、南から北上してきまして環七を東に向かう右折レーンの設置を病院開設までに終わらせるという予定が記載してあります。
◆大竹さよこ 委員 そうしますと、おしべ通りの右折レーンを延長させるということでよろしいでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 大竹委員ご発言のとおりです。
◆大竹さよこ 委員 そうしますと、当然こういった交通量が増えてくるという中で、
交通量調査が行われたと思います。この報告はいついただけるのでしょうか。
◎
まちづくり課長 昨年の11月15日のこれちょっと委員会は違うんですが、建設委員会のほうに、実は、事前の調査の結果の報告はしてございます。
そして、事後の調査でございますね。これは、開院した後、私どものほうでさせていただいて、その結果は、またご報告させていただくというようなところでございます。
◆大竹さよこ 委員 では、その際には、しっかりとよろしくお願いいたします。
もう1つ、3番にございます上沼田東公園周辺地区
まちづくり協議会の設立についてでございます。
こちらの目的にございますが、地元住民との合意形成を図りというところで、構成員のところには上沼田町会をはじめ様々な町会、また自治会、そして開かれた学校づくり協議会と、これからこういった方々と公園の周辺地区の
まちづくりについて話を進めていきますという内容でございますが、これから整備をされます上沼田東公園でございますが、近くが日暮里・舎人ライナーの
西新井大師西駅になります。
そして、この周辺に駐輪場がたくさんございますが、私も地域の方からご要望いただきまして、定期利用、月極めの駐輪場が
西新井大師西駅の西側には非常に少ないという、そういう意見がございます。
今、
西新井大師西駅周辺東側と西側に駐輪場がございますが、それぞれ何台置けるのか教えていただけますでしょうか。
◎交通対策課長
西新井大師西駅につきましては、東側に定期で利用できるのが300台、西側のほうにつきましては、定期は10台です。一時利用が、ちなみに西側400台となっております。
◆大竹さよこ 委員 そうしますと、東側には300台置ける、西側には10台というところでございます。定期利用ですと、月極めですと学生ですと2,000円以下になるのかなと思いますが、ワンコイン100円で例えば止めますと、25日止めると2,500円という経済的な負担もあるということでございますので、現在、上沼田東公園の一部には駐輪場、第4駐輪場が整備されていると思います。今後は、どういった
方向性で整備されるのか教えていただけますでしょうか。
◎
経営戦略推進担当課長 こちらの創出用地、15ページで青で記載してございます創出用地に関しましては、昨年、
エリアデザイン計画でまとめさせていただいた際に、民間にこの土地の活用を検討しているということでご報告させていただきましたが、今、大竹委員からご発言のありました、例えば、地域の課題を解決したりですとか、あとはまた駅から至近ということで、にぎわいという意味での地域のポテンシャルを高めるといった、そういった弱みと強みと両者の視点をしっかり網羅するような使い方をしてもらうように進めていきたいというふうに思っております。
◆大竹さよこ 委員 そうですね。当然、
まちづくり協議会の方々の意見を中心に当然進められていくと思うんですけれども、駅近というところもありますので、周辺の方々のそういった自転車を使う方ですとか、そういった方の意見を広くいただいて、是非、この
まちづくりを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎交通対策課長 自転車の駐車場につきましては、今、上沼田東公園のところにもありますので、
まちづくり協議会の中でも、是非、一緒に検討していきたいというふうに考えます。
また、江北六丁目団地のところ、一部、既にお借りして使っているんですけれども、また再度、団地のほうにも少しお願いして検討していきたいなというふうには考えております。
◎みどりと公園推進室長 公園の整備の際には、当然、
まちづくり協議会のほうからのご意見もお聞きしますけれども、最終的には地元説明会をして、その中で地域の皆さんにご理解していただいて、公園の整備をしていきたいというふうに考えています。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑ありますか。
◆石毛かずあき 委員 引き続き、14ページの⑩の通りについて、ちょっとお聞かせいただきます。
見ますと、この通り、今現在、用地取得というふうに書いてありますけれども、これについて現在の
取り組み状況をお伺いさせていただきます。
◎
まちづくり課長 14ページ、この⑩のクランクから西側、東京女子医科大学側のほうが、ほぼ今、工事をやっておるんですが、残り2件を
地権者の方と、今、交渉して、残りの4件の方は買収済みでございます。
◆石毛かずあき 委員 当事者の方のご意見もございますし、また、地域の方々の意見もあると思いますので、ここは引き続き丁寧にご対応いただければと思います。
この通りなんですが、尾久橋通りに近い通りほど、大変狭い通りになっていますね。この表にもありますけれども、駅からのアクセス道路、無電柱化検討中というふうになっておりますが、これは、今、現在どのようになっていますでしょうか。
◎
まちづくり課長 クランクのこの東側のところでございますが、こちらのほうは、私ども、こちらも同様に拡幅のほうで計画をしてございます。ただ、時期につきましては、また来年度、新規のほうでお願いするようなところもございます。
無電柱化につきましては、ここのアクセス道路も周辺の道路という扱いで、無電柱化のほうも、今後進めていくようなことで計画をしているところでございます。
◆石毛かずあき 委員 ありがとうございます。先日、江北四丁目の交差点、尾久橋通り、ちょうどこの付近でちょっと痛ましい死亡事故が起きましたけれども、そういった情報は入ってきていますでしょうか。
◎
まちづくり課長 入ってございます。当然、今、ここの関連の建設会社と当方側で工事連絡会というのを設けておりまして、その中でも、その情報は共有させていただいて、なお一層の安全運転ということで話合いをしているところでございます。
◆石毛かずあき 委員 先ほど大竹委員からも話がありましたけれども、その交通の調査ですね。先ほど答弁の中でも、開院してから調査をするというようなご報告をいただいていますが、こういった交通事故が起こると、発生すると、地域の方々も大変不安がってしまうというところがございます。可能な限りで結構なのですが、ある程度そういった危険だなと思われるところに関しては、今、現在どういった危険が隠れているのか。開院した後、どういうような状況で、そういったことに遭遇するのか、そういった想定なんかも必要と思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
◎
まちづくり課長 今後、14ページにお示ししているとおり、学校の建設、それから(仮称)江北健康づくり
センター等々ございます。当然、もうここは多岐に、長きにわたり、工事がございますので、当然、今度は足立区側のほうが、そうした工事調整会というようなイニシアチブをとるようなことになりますので、その中で絶えず安全確認については話合い、例えば、
交通誘導員を増員するとか、今後は、ちょっとそれぞれの工事担当のほうで話合いして対応していければなというふうに、今、現在では考えているところでございます。
◎市街地整備室長 そういった情報、
まちづくりニュースなどでも入れさせていただいて、地域の
方たちに周知を図ってまいりたいと考えております。
◆石毛かずあき 委員 ありがとうございます。
そうですね。とにかく近隣の方々のご意見、また、安全性の担保とか、そういったことにこれからも配慮していただいて、計画していただきたいと思います。これは要望で終わります。
○
浅子けい子 委員長 他に質疑ありますか。
[
委員長退席、大竹さよこ副
委員長着席]
◆
浅子けい子 委員 千住の
まちづくりについて、
エリアデザインの取組み状況について質問をさせていただきます。
いろいろな資料がありますけれども、まず、北千住駅東口周辺地区
まちづくりだよりというのが、今回、第14号として出されました。その裏のほうに、私たちというか、私の地域の方々が、
まちづくりの再開発準備組合の事業者が説明をやるのに、封筒を、区の封筒を使ったと。誤解を与えたということで、是非、これは誤解を解いて欲しいということで、この
まちづくりニュースに掲載をすると言っていただきまして、前回ね、掲載をしていただけませんで、今回掲載をしていただきました。
ちょっと読ませていただきますと、「平成29年7月に再開発準備組合による市街地再開発事業説明、区による沿道整備街路事業説明の合同説明会案内を一部区の封筒で配布し、再開発を区が一緒に進めているのではとの疑問のお問い合わせをいただいたことがありました。今後は誤解のないように注意してまいります」とありました。
これ、合同説明会だったのでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 私ども区は、ここで記載されております沿道整備街路事業という説明会を行うというところで開催したような次第でございます。合同でございます。
◆
浅子けい子 委員 私、合同だというのでちょっとびっくりしたんですけれども、それで、地域の方に、どんな文書が来たのかちょっと見せていただきました。
封筒は確かに、足立区都市建設部市街地整備室
まちづくり課北千住駅東口担当、封筒はそうなっています。ところが、中身は、差出人は、北千住駅東口地区市街地再開発準備組合、そして担当も北千住駅東口地区市街地再開発準備組合の代表者の名前と連絡先が書いてあって、一切、区のほうの名前が出ていないですね。これが、誰が合同説明会というふうに見るんでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 その当時、そういう書き方をしてしまったという区の記載の仕方に対しては、大変申しわけございませんでした。
◆
浅子けい子 委員 記載の仕方というよりも、やっぱり一緒に合同説明をやるというふうになってないんですよ。書いてないんです。だから、そういう点では、すみませんでしたというよりも、やはり、これは合同説明会ではなかったということだったんじゃないかなって。
それで、この
まちづくりだよりを見て、合同説明会ってちょっとびっくりしたので、やはり、これはちゃんと事実に沿ってお知らせというか、お詫びかなっていうふうに、私は訂正とか、お詫びという言葉だったんじゃないかなというふうに思いますけれども、是非、誤解を、合同説明会をやったんだって。参加しなかったという人は、いつやったんだろうって思いますよ。合同説明会でないんだから。
だから、そういう点では、過ぎたことではありますけれども、やはり一つ一つのこういう取り組みが、やっぱり区の姿勢とか、地域との関係とかを深くするか、信頼関係を深めるか、どうかという大事なことなので、是非、これからね、こういうような何かよくわからないようなお知らせというんですか、ちょっとこれはやめていただきたいというふうに思います。
次に、今回、アドバイザリー会議をやったということで主な意見が出ています。
一つは、このアドバイザリー会議というのは、千住一丁目の再開発事業の中で、再開発事業の妥当性とか、地域への貢献がどのぐらいあるかというのを検討するためにつくられたという、確か、ものだったと思うのですが、ここでアドバイザリー会議が開設したというのはどうしてなのかということ。まず1点お願いします。
◎市街地整備室長 先ほども都市計画課長、答弁させていただきましたが、アドバイザリー会議の学識経験者の皆様に、
まちづくり構想の案についてご意見をいただくために開催させていただきました。
◆
浅子けい子 委員 そうしますと、当初は再開発事業ということで、こういう会議を設置したんですけれども、もっと大きく、
まちづくり全体の事業に関しての意見も伺うということで、これからはこのアドバイザリー会議というのが、そういう意味を持たせるということでよろしいんですか。
◎市街地整備室長 今回は、北千住駅東口の周辺
まちづくりの構想について、どういったご意見があるかということをお伺いさせていただきました。
今後につきましては、アドバイザリー会議の所管のほうと、よく十分調整をしていきながら、開催の有無について決定させていただきたいと思います。
◎
都市建設部長 前回、北千住駅の東口の再開発事業ということで、ご提案をいただいて、その中身を議論していただいた、そういった経緯もあったものですから、今回、こういった
まちづくり構想をつくったということで、更に専門家のご意見をいただきたいということで、今回はお諮りをしたというような次第でございます。
◆
浅子けい子 委員 この主な意見の中で、私も同感だなと思ったのは、やっぱり当地区は人口が減少しており、区平均と比較すると高齢化率も高いため、今後どのような取り組みを行うかなどの検討が必要じゃないかというふうに書かれています。
確かに、千住は高齢化率が高いと。ただ、逆に言えば、高齢者の方が安心して住んでいられる場所だということでもあると思うんですね。
それで、今後の目標というところを、取り組みというところを見ましたら、23ページですか。活気とにぎわいのある
まちづくり、これが「拡充」になっているんですけれども、変更前は、「安心して歩ける歩行環境の確保と店舗の連続性によるにぎわいづくり」とあるのですが、変更後は、「若者をはじめとする商店街の
利用者が安全に買い物ができる歩行空間を確保するとともに」というふうになっているんですね。
それから、次のページのユニバーサルデザインに配慮した住み続けられる
まちづくりを見てみると、「拡充」というところに、変更前は、「若年層から高齢者まで、幅広い年代が住み続けられるよう集合住宅や一戸建てなど」と書いてあるんですが、変更後は、「生産年齢層が子育てしやすいよう、子育て施設設置を誘導する」と、高齢者の言葉が、ここになくなってしまったんですね。
やっぱり高齢者が多いまちで、今、高齢者がどのようにここで暮らしていくかということが一つの課題だと思うんですけれども、なぜ、ここでなくしてしまったんでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 変更前は確かに、幅広い年代が住み続けられるようということで、一例を、ここで、その上に「継続」のところにも記載しておりますが、例えば、今後、起きるであろうUR日の出町団地の建て替えとか、また、大型マンション等が建った場合の子育てファミリー世帯向けの部屋をつくるとか、そういうところを記載しているということで認識しております。
◎市街地整備室長 高齢化の問題につきましては、その下にあります「新規」ということで切り出して、記載をさせていただいているところでございます。
◆
浅子けい子 委員 そうです。「新規」でありました。読んでみました。そうしたら、地域包括支援
センターと連携して見守りとか、あと、学校や
保育園と連携して高齢者が園児や学生と交流できるようにと書いてありました。
でも、高齢者って、何かこれを見ると、何か未来に希望がないなと、非常に私、思っちゃうんですよ。やっぱり高齢者が年をとって、何かおとなしくしていてもらいたいみたいな形で。やっぱり下町であれば、高齢者も元気でまちに出て一緒になってしゃべったり、行動したり、そういうような方向の打ち出し方というのが、できないのかというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。
◎市街地整備室長 高齢者に問わず、住んでいる
方たちが活気とにぎわいのある
まちづくりということで、そちらのほうで全体を含めて記載させていただいたつもりでございます。
◆
浅子けい子 委員 是非ね、高齢者が多いというのであれば、高齢者のいろいろな経験とか、生活してきた経験とかあるので、そういうところも加味した目標とか計画を、是非、斬新な計画をつくっていただきたいというふうに思います。
それで、
まちづくり構想の一番最初にも、やっぱり人口減少と、あと5年未満で単身者が多いと。それから、あと高齢、老年人口が非常に多いということが書いてあって、生産年齢、先ほども言ったようにファミリー世帯の定住を促す住宅供給を誘導し、人口バランスの良いまちを目指すというふうに書いてあるのですが、でも、この地域だけを見るとそうかもしれませんけれども、生活域という観点から見ると、ちょっとここを外れると、千住東二丁目とか、あと千住曙町とか、千住関屋町とかたくさんの集合住宅が建っているんですよ。それで、
子育て世代が、千住は、とりわけ
保育園が足りないと大問題になっているじゃないですか。日ノ出町にはURの後ろに、土手のほうですか、100戸ぐらいの今度、マンションができるんですよ。
だから、そういう点では、わざわざここで人口が少ないとか、生活圏域でこういうものはきちっと見て判断をすべきではないかというふうに思っているんですけれども、そういう点から言うと、このファミリー世帯の定住というのはここの地域で、あえて課題と言う必要はないんじゃないかというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 確かに、こちら生産年齢人口からすると、65歳以上が多く高齢化率が一番、足立区平均よりも高まっている。一方でやはり、その上に、5年未満の居住率と1世帯当り人数、表の2というところありますが、足立区全体からすると単身世帯人口がやはり多いというところからすると、何とかそこに定住していただくような、そういういろいろな区から方策、施策を考えていくべきかというところを挙げております。
◆
浅子けい子 委員 私は、この地域だけで考えないで、生活圏という圏域で考えるべきじゃないかと。こういう住宅の問題とか、あと医療の問題もそうですけれども、私はそういうふうな、そういう範囲で見て、何が足りない、何が必要だと考える必要があるんじゃないかということを聞いたんですけれども。
◎
経営戦略推進担当課長 ちょっと開発、人口の件について申し上げたいと思います。
ここの資料の地区を限った面では、人口は減少している記載になっていますが、千住地区全体で見ると、微増ながら増えている状況でございます。
高齢化人口、生産年齢人口、年少人口ということについて申し上げると、千住地区というのはやはり、他の地区より高齢化が進んでいる点は間違いなくございます。ただ、やっぱりこちらのほう、人口的なところから申し上げれば、もう少し若い世代が入って、世代のバランスをとるということも必要ではないかというふうに考えております。
◆
浅子けい子 委員 是非ね、こういうふうに
小っちゃな地域で見ないで、
まちづくり連絡会もこの地域だけでやっているわけではないはずです。ですから、全体のこの地域を見て、生活圏域で是非、いろいろなものを考えていただきたいというふうに思います。
それから二つ目に、駅の周辺のことが書いてあるんですけれども、北側のURの日の出町団地が昭和42年に建設されて、完成から52年も経過していると。ここを何とかしなきゃいけないような再生計画を立てる必要がありますというふうに書いてありますけれども、それを言うのであれば、千寿常東小学校はもう55年以上建築から建っているんですよ。だから、なぜ千寿常東小学校のことを触れないで、この日の出町団地だけを触れたんでしょうか。
◎市街地整備室長 この
まちづくり構想は、今後50年後を見据えた上で、どんな形になるかというところを考えて策定しておりますので、日の出町団地については、今後、大規模敷地でもありますし、ここに特筆させていただいたところでございます。
◎
経営戦略推進担当課長 今、浅子委員ご指摘があった千寿常東小学校も、庁内の中では建て替えについては大きな課題として捉えております。
そちらのほうも、今回、この中では記載として位置付けはないんですが、大事な地域のものですので、その辺は十分踏まえて進めていきたいというふうに考えております。
◆
浅子けい子 委員 そうなんです。これはコンサルタントを頼んで、お金をかけて、計画をつくっているはずなんですけれども、全体をちゃんと見ていない。それで千寿常東小学校のことは後回しにして、その大規模な土地をどうかしようと。開発だと思いますけれども、そちらのほうに目が向いているというような、何か
エリアデザインを描こうとしているのかなというふうに思わざるを得ません。
それからあと、21ページですか。地区の目標ということで、旧目標と新たな目標が書かれていまして、「活気とにぎわいのあるまち」の中の「新規」に、駅前のオープン
スペース確保による活性化というのがあるんですね。これは区画街路第13号のことかなというふうに思っていまして、あそこは今でもオープン
スペースということで計画を立てているはずなんですけれども、なぜ、これ「新規」になったんでしょうか。
◎千住地区
まちづくり担当課長 区のほうで、この構想の中にもありますが、区画街路第13号線、沿道拡幅の街路事業ということで過去入っているところもありますが、あくまでもそれは一つの、沿道整備街路事業の一つの整備事業、また、今後出てくるかもしれませんが、市街地再開発事業もまた、その
まちづくり事業として、そういう幾つかの選択肢の中で、区画街路第13号線の拡幅を進めていければなということで考えております。
◆
浅子けい子 委員 大型開発も出てくるかもしれないなんて、そんな無責任な立場じゃ、
まちづくりはできないというふうに思うんですよ。やっぱり
まちづくりって、住民と、あと区が一緒になって、どんな自分たちのまちをつくるか。それを考えていって、区が代表して、こうしましょうというふうになるものだと思うんです。
それを、再開発事業が来るかもしれないなんて、人ごとのように言うのは全く無責任だというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
◎市街地整備室長 この地域につきましては、駅の北側、南側の街区で再開発の準備組合が立ち上がって、いろいろお勉強しているというのは周知の事実でございます。そういう地域の動きも我々は注視しながら、今後
まちづくりを進めてまいります。
◆
浅子けい子 委員 もうそれは周知の事実で、だから南街区の再開発準備組合が設立のときには、わざわざ市街地整備室長が挨拶に行っているというお話も聞いていますよね。
そういうことで、ここの取り組みの内容にも、大型建築物を計画する事業者にはなんていうふうに書いてあったり、幾つもの箇所でその再開発をひょっとしたらというものが散りばめられているんですよね。
ただ、区画街路第13号は必ず拡幅するというのは間違いないのでしょうか。
◎市街地整備室長 間違いございません。
◆
浅子けい子 委員 あと、この
エリアデザインなんですが、今まではどこまでできたかと言うと、あれですよね。東京電機大学ができて、その前の
交通広場ができたというところの段階だというふうに、今思っているんです。
商店街の問題でも、ここにも今の課題として書かれていますけれども、非常に日常生活用品が買える場所がなくなったと。それからあと、千住柳原の商店街はほとんど空き店舗ばかりだというようなことが書いています。
それに対して、今回の計画では、どのようににぎわいと活気をそういう商店街に持たせていこうかと。私が読んだ限りでは、どうも何か千住旭町の駅前の辺りばかりが書いてあって、柳原とか千住旭町の突き当たった柳原の近辺とかのことが書いてない。見えない、先が見えない、この基本構想では。そんな気がいたしますが、どのように書かれているんでしょうか。
◎市街地整備室長 この
まちづくり構想の変更案につきましては、現場の、地域の状況の
データ分析、それから地域の皆さんからいただいたアンケート、それから
交通量調査等を含めて、今回つくり上げたものというふうに考えております。
今後、パブリックコメント、また地域の説明会等で皆さんの意見を聞きながら、
まちづくり構想の変更案をつくっていきたいなというふうに考えておりますので、そういった部分の中では地域の皆さんの声をまた更に聞きながら、整理をさせていただきたいと考えております。
◆
浅子けい子 委員 いろいろな問題点が、私ははっきり言って、これ読んでいて思いました。
前回の平成20年度の
まちづくりでは、商店も高層の商店がいいのか、それとも中高層の商店がいいのか、低層の商店がいいのかなんて、やっぱり商店街はまちの顔ですけれども、どんな商店街がいいのか、そういうことまで詳しくアンケートでとっているんですね。
やはり下町の顔という点では、そういうきめ細かな駅の玄関というのは非常に大事なことなので、こちらを読ませていただくと、やはり大きな建物でつくっていくようなふうに見えますので、もっと地域の方のご意見を聞いてつくっていただきたいというふうに思います。
それで、これが1月の、決定が1月のいつだっけ。1月の下旬に、この
まちづくり構想の変更が決定というふうになっていますけれども、期間が非常に短すぎるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎市街地整備室長 今後の予定ということで目標を記載をさせていただいたところでございます。
パブリックコメントが1月の8日に終わりまして、その後、いただいた意見に対する区の考え方、回答を示しながら、1月下旬、
エリアデザイン調査特別委員会にまず、お示しさせていただいた後に決定していきたいということで、こちらのほうには記載をさせていただきました。
少しタイトかなと事務局でも思っておりますが、目標を立てて仕事を進めていきたいと考えておりますので、このような記載をさせていただいたところでございます。
○大竹さよこ 副
委員長 まとめていただいてよろしいですか。
◆
浅子けい子 委員 すみません、私、たくさんの方がパブリックコメントを寄せていただいて、やはり本当に地域のこれからの今後がかかっているものですから、是非、それをしっかり反映させていただきたいんです。
やはり、千住常東地域のこともきちっと入れていただきたいと。それで、今、千住
大川端など少なくとも1,000人規模のマンションがつくられるような話もあるわけです。
そうしましたら、本当にここにファミリー世帯のマンションなんか絶対必要ないですよね、はっきり言って。そういう長い見通しも持った基本構想というんですか、改めてつくり替えていただきたいと。
いろいろな要望とか意見がパブリックコメントで寄せられた場合に、改めて、もともとのこの基本構想の見直しというのもあるということ、あり得ますかね。基本構想の案そのものが、そもそも変えてもらうということはあるのでしょうか。
◎市街地整備室長 パブリックコメント、地元説明会等でいただいたご意見を確認しながら、作業のほうを進めさせていただきます。
[大竹さよこ副
委員長退席、
委員長着席]
○
浅子けい子 委員長 じゃあ、その他質疑ありますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
浅子けい子 委員長 なしと認めます。
○
浅子けい子 委員長 それでは、その他に入ります。質問ないでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
浅子けい子 委員長 なしと認めます。それでは、本日の
エリアデザイン調査特別委員会、これで閉会させていただきます。
午前11時46分閉会...