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令和 元年11月15日待機児童・子ども支援対策調査特別委員会-11月15日-01号
令和 元年11月15日交通網・都市基盤整備調査特別委員会-11月15日-01号

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  1. 足立区議会 2019-11-15
    令和 元年11月15日交通網・都市基盤整備調査特別委員会-11月15日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 元年11月15日交通網都市基盤整備調査特別委員会-11月15日-01号令和 元年11月15日交通網都市基盤整備調査特別委員会       午前10時00分開会 ○ただ太郎 委員長  定刻となりましたので、ただいまより交通網都市基盤整備調査特別委員会を開会いたします。 ○ただ太郎 委員長  まず、記録署名員の指名をさせていただきます。  西の原委員鈴木委員、よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  次に、報告事項に移ります。  ①足立区総合交通計画(案)の報告について、②日暮里舎人ライナー混雑対策に関する取組み状況について、③【追加報告バス交通検証運行の進め方について、以上3件を都市建設部長から、④竹ノ塚駅付近鉄道高架化の取組み状況について、以上1件を鉄道立体推進室長から報告をお願いいたします。 ◎都市建設部長 それでは、報告資料2ページをご覧いただきたいと思います。  まず、足立区総合交通計画(案)の報告についてということで、ご報告をさせていただきます。  パブリックコメントで示した区の考え方を、前回の委員会におきましてお示しさせていただきましたが、いただきましたパブリックコメントについては、非常に個別具体的な内容が多かったということで、今回、別添資料でつけさせていただいておりますけれども、具体的に修正部分はございませんけれども、本委員会でのご意見、もしいただいて、直す部分があれば直させていただいて、それで案をとらせていただければなというふうに考えております。  目指すべき姿については、記載のとおり、「多様な人の移動を支える交通環境の整った「まち」足立」ということで、構成については記載のとおりなんですけれども、今回の計画の特色ということで、3点ございまして、まず1点目が、行政、交通事業者、区民の役割を明確化したということ、それから2点目としては、公共交通利用促進を促す取組みを取り入れたこと、また、これからご報告もいたしますが、バスの検証運行を進めていくこと、こういったことを今回、記載させていただいているという内容でございます。  今後でございますけれども、この計画を着実に進行させるために、進行管理組織を立ち上げまして、実施事業達成状況を毎年確認していくということを進めてまいりたいと考えております。  続いて、報告資料の3ページをご覧いただきたいと思います。
     日暮里舎人ライナー混雑対策に関する取組み状況ということでのご報告でございます。  まず、日暮里舎人ライナー混雑状況の調査でございますけれども、東京都交通局による混雑調査ということで、大変申しわけありません。ここに11月6日となっておりますけれども、実際にこの日には、列車が遅延をしましてきちんとした調査ができないということで、実際には11月13日の調査となっております。  扇大橋駅で調査をいたしまして、また詳しくは次回の委員会にきちんと文字で記載をさせてご報告をさせていただきますが、午前7時45分、午前7時52分、午前7時55分の各列車で各1名ずつ、列車に乗れないお客様がいらっしゃったということでございます。  また、午前8時2分の列車では、2名の方が乗れないということで、いずれも進行方向前方の車両に乗れなかったというような状況でございました。  また実際に、新しい車両の両開きの新型車両が来た際には、スムーズに乗り降りができたということでございます。  続いて、混雑状況視察調査ということで、前回、7月5日に、実際に乗った状況をご報告しましたけれども、9月10日にも改めて、ご意見をいただきましたので、乗らせていただきました。  そのときは、見沼代親水公園駅を午前7時42分発が一番混んでいるだろうということで、その列車に乗らせていただきまして、扇大橋駅で午前7時54分にいったん下車をさせていただいたところでございます。  まず、3ページの下にございますけれども、見沼代親水公園駅の状況としては、埼玉県側から多くの歩行者自転車が集まってきているということですとか、草加市のコミュニティバス、あるいは春日部ナンバー等都外ナンバーの送迎車が多く見られたという状況で、参考として駅前区営自転車駐車場については、約55%が埼玉県民というような状況になっております。  続いて、4ページをご覧いただきたいと思います。  日暮里舎人ライナー混雑状況ということでございますけれども、見沼代親水公園駅のホームでは、先発側車両のドア前で、次の列車を待つお客様が見られました。  また、車内については扇大橋駅に近づくにつれて、前回はそれほど混んでいないというようなことをご報告申し上げましたけれども、前回以上に混み合っていたという状況でございます。  扇大橋駅でも、前回の調査時よりも混雑していたという状況ではございましたけれども、乗車できなかったという人については確認がされなかったという状況でございます。  午前8時5分に、扇大橋駅から再乗車いたしまして、私も先頭車両に乗ったんですけれども、もう身動きができないような状況で、非常に前回に調査したときよりも混んでいるというのを実感しているところでございます。  続いて、4ページの3のところにございます、平成30年度の輸送実績についてでございますが、記載のとおり、前年度より多くなっておりまして、最終的に5ページにございますとおり、平成30年度の混雑率については、189%という数字になってございます。  続いて、資料6ページをご覧いただきたいと思います。  追加でご報告を申し上げます。バス交通検証運行の進め方についてということで、検証運行基本条件、それから検証運行における区の財政負担、また本格運行までの検討の流れについて、お時間をいただいて、ご説明させていただこうと思います。  8ページをご覧いただきたいと思います。  表1、運行計画検討基本条件でございます。  まず、左側のところにございます項目でございますけれども、まず不便を解消する主なターゲットというところでは、主として高齢者の買物、通院等の利用に対応していきたいということで、特に高齢者を限定ということではございませんけれども、主なターゲットとして考えてございます。  運行ルートについても、地域内を循環するルートを基本にということで、ただ朝、夕については、駅へのアクセスなどを地元の皆さんのご意見も聞きながら、ルートについては検討していきたいと考えております。運行距離は最大で8kmということで考えております。  時間については7時から19時までということで、運行本数についても1時間に1本から2本を基本としていきたいと思います。  運賃については、大人100円、小人(小学生)50円ということで、シルバーパスは利用できない形を考えております。  なお、地方公共団体から委託を受けて運行するバスについては、シルバーパスを利用した場合、東京バス協会のほうから、その分の経費が来ないということもございますので、そういった形がどうかなと考えております。  また、運行車両については、35人乗りの小型バスを基本として考えますが、需要が少ない場合については、9人乗りのワンボックス車両も検討していきたいと考えております。  続いて、収支率でございますけれども、40%以上ということで、収支率が40%未満の場合については検証運行本格運行については実施しないということで、40%を一つの目安とさせていただきたいと考えております。  続いて、9ページでございます。  検証期間でございますけれども、最長2年間ということで、本格運行へ移行するには、1年間の平均収支率が、今、申し上げたとおり、40%以上であるということを条件としたいと思います。  表の中に書いてございますとおり、半年ごとに収支率の検証を行いまして1年間(6カ月を2回)、平均収支率が40%以上であれば、本格運行として、40%未満の場合については、運行計画の見直し、あるいは先ほど申し上げたワンボックス車両での運行についても再検討していきたいと考えております。  続いて、10ページをご覧ください。  検証運行における区の財政負担でございますけれども、当然でございますけれども、運行本数が増えれば増えるほど、運行経費が増加するということで、これはサービス水準パターンということで、A案・B案・C案とございますけれども、A案が1時間に1本、B案が1時間に2本、C案が1時間に3本ということでございますけれども、例えば1時間2本のB案をとりますと、運行経費は1年あたり約9,100万円、区の負担6割と考えますと、5,500万円が必要になるというような見方をしていただければと思います。  また、参考にございますとおり、乗合タクシー、先ほど申し上げましたワンボックス型を使った場合については、同様の条件でいきますと、3,730万円というような形になってございます。  続いて、11ページでございます。  今後の本格運行までの検討の流れでございますけれども、まず地域公共交通検討会を12月に立ち上げたいなというところでございます。その後、運行計画(素案)をバス事業者の意見をお聞きしながら作成し、令和2年6月までに運行計画(案)ということでお示しをさせていただければと思っております。その運行計画(案)に基づいて、アンケート調査などを行いながら需要調査を行い、検証運行実施の判断をしてまいりたいと思います。  運行計画の確定を令和2年11月、検証運行の開始を令和3年3月に実施したいというふうに考えております。  続いて、資料の12ページについては、地域公共交通検討会会員構成ということで、現在、考えている構成メンバーということでございます。 ◎鉄道立体推進室長 13ページをご覧願います。  竹ノ塚駅付近鉄道高架化の取組み状況について、3点ご報告させていただきます。  まず、1点目でございます。竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会要請活動の結果についてでございます。  10月28日、赤羽国土交通大臣に竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会の皆様とともに、要請のほうさせていただきました。  内容としますと、記載のとおり、連続立体交差事業、また今後のまちづくり関連事業につきまして、財源の確保をお願いしたところでございます。赤羽国土交通大臣からも、しっかりと支援したいというようなお言葉をいただいております。  2点目でございます。東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業環境影響評価における事業計画変更届提出についてでございます。  記載のとおり、事業認可を今年の1月に変更しておりますので、認可期間の延伸につきまして、東京都と協議をさせていただき、変更届を提出させていただきました。  3点目でございます。竹ノ塚駅周辺地区まちづくり連絡会先進事例視察会)の開催結果についてでございます。  11月5日に駅前広場団地再生によるまちの変化等を参考にするため、武蔵境駅周辺と赤羽台団地周辺をご覧になっていただきました。 今後のまちづくりを検討する際の参考としていただくために、ご覧になっていただきたいと思います。  問題点、今後の方針に記載のとおり、引き続き、鉄道事業者との連携を図りながら、早期の完成を目指すとともに、財源の確保に努めさせていただきます。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に移りたいと思います。  何かございますか。 ◆白石正輝 委員  一つだけ確認しておきたいんですが、栗六陸橋の歩行者用の歩道の件について、案を出して工事はやってみたんだけれども、それ以降に自動車が、現在ある車道を歩行者用自転車用というのを車道側に、車道の中につくったもんですから、事故が数件起きて、西新井警察署としては、これは認められないということで、歩行者用の歩道が現実にできなくなったわけですね。工事が遅れるということになったんだけれども、これそのもの仕方ないと言えば仕方ないんですけれども、これは高架化に何か影響がありますか。 ◎鉄道立体推進室長 高架化工事のほうには全く影響のほうはございません。 ◆白石正輝 委員  高架化工事そのものには影響がないと、栗六陸橋を歩道ないし自転車で利用している人たちに対しては、はっきりと周知しておかないと、栗六陸橋が全く使えなくなっちゃうんですね、歩行者自転車が。 全部、栗原立体交差のほうに行くか、赤山街道の大踏切のほうに行くか、そうしない限り東西を渡れないという形になりますから、遠回りしなくてはいけないんで、これは、ここを利用している人たちにできるだけ早く周知徹底していただきたいというふうに思います。これは要望でいいです。  もう一つ、新しく交通不便地域にバスを走らせるということになれば、これは、はるかぜとは絶対違うんだということを事業者にもしっかりとわかってもらわないと。  それから利用する場合、今、説明あったようにシルバーパスが使えないということになれば、乗る人も混乱するかなというふうに思うんです。その辺もしっかりと周知していかないといけないのかなというふうに思いますが、この辺、こちらについてはどう思いますか。 ◎交通対策課長 シルバーパスの件につきましても今、都市建設部長のほうから原案としてご提示させていただきましたけれども、皆様からもご意見をいただいて、更に詰めていきたいというふうに考えておりますので、またシルバーパスが使えない場合には、周知についても徹底してやっていきたいというふうに考えます。 ◎都市建設部長 今回、私どもも一番懸念をしておりますのは、既存のはるかぜと、この検証運行をどうやって差別化をしていくか、それを区民の皆さんに、どうやって一目瞭然でわかっていただけるようにするかというところが、非常に懸念をしているところでございまして、利用の方法についても丁寧にご案内をするように努めていきたいというふうに思っております。 ◆新井ひでお 委員  事前説明のときに質疑しているから重複しますけれども、こういう委員会は、正式の場ですから、改めて質問します。  まず、総合交通計画改定審議会にしばらく在籍して、いろいろと審議させていただいたわけですけれども、交通空白地域を解消するという中で、財政支援をしなくてはならない、しないと解消できないだろうというふうな中で目的があったというふうにあると思うんですが、なぜ、きょうの委員会の中での資料では、高齢者の買物、通院等の利用に対応しますというのが主なターゲットになってしまったのか。これも目的の一つだと思いますよ、高齢者対策としてね。買物とか病院とかに行くことも一つの目的ですが、これは全世代型で、交通空白地域を解消するというのが何よりも大前提にあったと思うんですけれども、その辺、どうして今回こうなってしまったんですか。 ◎交通対策課長 総合交通計画改定の中で、交通空白地域をなくすということも大きな課題であったということですけれども、そうした中で、取り組み方として、これから課題を解決するのに交通不便地域を解消していく、不便度を解消していくという視点で取り組んでいくということで、総合交通計画を新しくつくってきたというふうに考えておりますので、そうした方向の中で進めていくことになります。 ◎都市建設部長 申しわけありません。  総合交通改定協議会の中でも様々ご議論をいただいて、結果的に交通空白地域を解消ということになるのが一番いいのかなと思うんですが、今回、総合交通計画改定に当たって、区民の皆様からアンケートをとらせていただいて、不便を感じていらっしゃる、その地域にターゲットを当てて、その不便度を解消していこうということで、特にこの地域については高齢者の方も多く、高齢化率も非常に高いということ、また買物、通院で不便度を感じていらっしゃるお客様が非常に多いということもあって、今回、特に高齢者に限定するわけではありませんけれども、主にそういう方をターゲットにしたほうがいいのではないかということを考えました。先ほどの、申しわけありません。差別化という部分も考えてということでございます。 ◆新井ひでお 委員  交通空白地域に住むのは、お年寄りだけじゃなくて、若い人たちもいるわけですよ。通学とか通勤もいるんですよ。自転車で通っているから、例えばアンケート、こんなちんけなアンケートとって、完璧じゃないんだよ。それで、それを大丈夫だと掲げてやってもらっては困るんだけれども、地域住民の集約のうち、何%の意見を確保しているかという、それだって本当に大したことじゃないと思いますよ、アンケートというのは。  それで、若い人たちのことで申し上げますと、自転車で通ったりして頑張っているわけですよ、交通空白地域だから、過疎だから。その辺を高齢者人たちアンケートがあったから、買物とか病院だからと言って、それを掲げてこういうふうに目的のところに、何か一番必要なところにやってしまっては、最終的な目標の乗車率40%までつながらないと思いますよ。  あくまで公共交通なんだから、高齢者だけをターゲット高齢者を中心にターゲットというんじゃ、それは難しいことだと思いますよね。  この基本が多分、工藤副区長がいないけれども、工藤副区長が都市建設部長か何かやっていたときに、花畑地域を買物と病院とを回るような、小さいバスを走らせようというので、病院とかスーパーにお金を出させてやろうというデマンドデマンドじゃない……。       [「オンデマンド」と呼ぶ者あり] ◆新井ひでお 委員  オンデマンド型というやつ、結局失敗しちゃってお金出すところがどこもなくて、そんなのできないわけですよ。  それが根にあるんじゃないかなというふうに思うんだけれども、今回も失敗しそうな気がするんですよ、そういうことをやっていると。  それともう一つ、高齢者を主たるターゲットとする今回のこの案は反対ですけれども、一つ、この高齢者とかに対してのターゲットと言いながらも、シルバーパスを使えないという、この矛盾は一体どっから来ているのかと。  それは、財政支援をするからということだと思うんだけれども、これは幾ら、今、白石委員が地域に説明してわかるようにと、理解しやすいようにと言っているけれども、そうじゃなくて、シルバーパスが使えないって、他のコミュニティバスシルバーパスを使えるわけでしょう。 それでこれは使えない。しかし、このバスは高齢者向けだという、どうしてですか。この政策は、めちゃくちゃじゃないですか。 ◎交通対策課長 新井委員ご指摘のとおりで、財政出動をするという点で、これまでのはるかぜバスとはまた異なるということで、利用者の皆様にも一定の負担をいただくという考えで、100円ということで考えたものでございます。 ◎都市建設部長 大変申しわけありません。私どもも検証運行で、このバスを走らせれば、何とか収支率を40%に乗せていきたいというところもありまして、他の地域のコミュニティバスシルバーパスが使えないというようなところもございますので、今回はこういう形で、何とか40%を目指せないかということで考えた次第でございます。 ◆新井ひでお 委員  シルバーパスを使えなくすることによって、40%を目指すの。そういう可能性高くなるわけ、おかしいでしょう、それ。       [「いや、4割って収支率だから」と呼ぶ者あり] ◆新井ひでお 委員  収支率の話か、そうか、そうか。       [「収支率で4割」と呼ぶ者あり] ◆新井ひでお 委員  乗車率じゃないんだ、それ。そういう卑怯な、姑息なところもあるわけだな、じゃあ、なるほど、そうか。  僕は財政云々という視点じゃなくて、財政投入してでも何とか交通空白地域解消してくれということを考えている議員なんでね。区の財政云々は確かに大事なことだけれども、今回の場合、特に事業者が出てこなかった、幾ら相談しても出てこない地域だと、というのは採算がとれないから、需要がないから、今の他のコミュニティバスみたいのでは難しいということが原点にあったわけでしょう。そこで区が財政投入しながらでも、やんなきゃならないと、やってもらいたいということで、そこが基本にある中で、そこのために収支率を上げるのも大事なんだけれども、そこを両方とろうと言ったって、それは難しいと思いますよね。  だから、2年の検証期間でしょう。2年だよね、2年の検証期間中、何をどうして、何とかその基本をクリアするかということの部分、考えに考えた成果、これだということで自信を持って言っているということになるんですか、そうすると。 ◎都市建設部長 今回初めて、検証運行ということで実施をさせていただいて、できれば本当に検証運行したからには、本格運行に何とかつなげたいと、そういう中で、ただ収支率というところで、40%を割ってまでバスを走らせるというのはなかなか厳しいだろうというところの狭間で、今回こういうような提案、確かにおっしゃるところ、よくわかるんですけれども、ご提案をさせていただいたというところでございます。 ◆新井ひでお 委員  足立区は特別、他の自治体に比べて財政支援してないわけでしょう。それをよく考えてくださいよ、まずは。他のコミュニティバスもこれから追従するということを心配されているんだろうけれども、それはそれの話だよな、俺はそう思うんですよ。お金のことばっかり心配しないで、区の公共交通の基本的な平等性を大事にして欲しいと。そこを軸に考えないと、この交通空白地域の解消にはならないというふうに思うんですよね。  それでじゃあ、あと続いて、運行ルートのことなんですけれども、運行ルートの決め方として、今度この地域公共交通検討会において、この会議において、運行ルートについても集約していこうということなんでしょうか。 ◎交通対策課長 地域公共交通検討会を立ち上げまして、バス事業者にも協力いただきますので、初めに私どもとバス事業者で話をしまして、皆様に検討いただく案の運行ルートについて提示して、地域の皆さんと一緒に検討を進めたいというふうに考えております。 ◆新井ひでお 委員  じゃあ、この最初の主なターゲットのところで、地域の買物とか病院とか回らせるという地域をぐるぐる回すような、あれになっていたけれども、これを見ると、検討会メンバーを見ると、かなり広い方々に集まっていただくということになっていますよ。花畑地区町会自治会連合会、渕江町会自治会連合会保塚連合町会自治会となっているわけですね。これは竹ノ塚駅と六町駅に絡んでいる町会自治会連合会もあるわけですよね。  これ多分、私、区はどういうふうに説明するのかわからないけれども、地域を回っているだけじゃ、公共交通の意味として足りないと思うんですけれども、駅と駅とをつながなかったら、目的を達成することができない。ぐるぐる回っているんじゃ、はっきり言って、それこそ乗車率も低い状態のままだと思うんですよ。  このメンバーだけで、どうやって内容、運行ルートとかいろいろなものをまとめていこうと思っているのか。かなり意見が出てきちゃって、まとまりつかないようになると思いますよ。  それとも区が、もうこういうものでというのを出して、それを説明して皆様に納得してもらうという、そういう従来の方式でやろうとしているんだろうけれども、どうなんですか、その辺。 ◎交通対策課長 案として出させていただくには、確かに新井委員おっしゃったとおりで、高齢者の買物ですとか通院ということであれば、地域内で循環ということがまず一つ考えられるのかなということではございますが、この花畑地区でございますけれども、既存のバスが竹ノ塚駅へたくさん出ております。そうしたバスの既存のところにつないで、乗り継いでいただくですとか、あるいは朝、夕の時間帯については、六町駅も含めて、そうしたところの駅へ入るなどということも考えられますので、そうしたところを基本に考えていきたいというふうに考えてございます。 ◆新井ひでお 委員  随分、それ凄い、いろいろな、朝と昼と夜とかと、それぞれ駆使してやるわけだ。 それは地域の人たちが、このバスの運行ルートでこう行って、ああ行ってって、なかなか全部いいところだけとろうというような方策で、なかなか難しいと思うんですよね。 ◎交通対策課長 すいません。そうですね。確かに複雑になってしまうことは避けるべきかとは思うんですけれども、より実効性の高いものにしていくための検討を進めていきたいというふうに考えております。 ◆新井ひでお 委員  じゃあ、もうあんまりあれですから、ともかく事前説明を聞いてびっくりしたんで、枢要な人と、この資料を見せたわけじゃないんだけれども、どう思われますかというのを何人か聞いてみたんですよ。私の考えとほとんど、地域の人たち、そういう人たちも一緒なんだけれども、余り手を広げ過ぎちゃって、わけのわかんないことをやっても意味がないと思うんですよ。 せっかくここまでやって、議論を重ねて財政投入もしてまで、交通空白地域を解消しようという、この目的まで来たんで、そっちはそっちの行政としてのまとまりつかないと困るというのはわかるんだけれども、原点は税金投入なんだから、地域の意思をある程度、意思を最大限に尊重しなきゃならない。ここを目的としてもらいたいんですよ。  あくまで、じゃあ、この資料の中ではっきり言わせてもらうと、高齢者に特化したことは考え直してもらいたいなと思うんですよね。  それと、公共交通だから、駅を絡めるということは絶対的なものだと思うんです。その2点、お金のことはまた、それでいろいろ決まった中で話がまた出てくることですから。 ◆長澤こうすけ 委員  今、新井委員からもいろいろな思いと、ご指摘があった中で、逆に委員会ですから、多角的な視点から議論を進めていかないといけないかと思うんですけれども、せっかく今まで公共交通がなかった地域に財政投入をして、こういったバスを走らせる以上、しっかりとした検証をしていかないといけないと思います。  また、常に乗車率が低かったり、収支率が低い中で走らせ続けることも、それは区民からの税金をそこに充て続けるというのは、いろいろな声が出てくるものだというのは、議会では捉えてもらえるかというふうに思うんですね。  そんな中で、せっかく走らせたのに収支率等が低いから、これはストップですよというのは、正直、地域の人たちにとっては厳しいものがあると思うんですが、仮にそういったとき、そこまで想定して、どういったアナウンスをして、どういったストップをするか、こういったことまで考えられていますか。 ◎交通対策課長 検討会を進めていく中で、当然、懇切丁寧に説明を差し上げていくんですけれども、また地域の皆様にも運行ルートの案ができましたら、アンケートを通じて広く皆さんの意見を伺った上で、実際の検証運行に入っていこうということで、その時々できっちり検証しながら進めていきたいと思います。
    都市建設部長 申しわけありません。今回、地域の皆さんとともに、いろいろな検討をしながら進めていくわけですけれども、あくまでも、まず当初2年間については検証運行ということで、これが即本格運行ではないですよということをあらかじめ、きちんとお伝えをすることと、収支率40%を超えないと本格運行にならないということを節々でお伝えをしていくということが大事なのかなというふうに考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  まさにそのとおりではあるんですけれども、過去に様々な自治体が、特に地方の自治体がこういった財政投入してバスを走らせた。しかし、乗車率がなく、本当に空気を運んでいるような状況だったから、バスをやめたというのがありました。ただそういったときに、地域のハレーションが凄く多くて、乗っていないんだけれども、マスコミに取上げられてしまったり、そういったものがあります。そこまで想定されていますか。 ◎交通対策課長 今、長澤委員のほうからご指摘ありましたとおりで、私どももそうしたことについて、更にしっかり考えて取り組んでいきたいというふうに考えます。 ◆長澤こうすけ 委員  是非そこに対しては、何か、これが持続すればいい話なんですけれども、そういったところも踏まえて、しっかりとした計画を立てていただきたいなと思います。  そしてあと、物事を持続させるには、税金に依存し続けていくのも正直厳しい話。先ほどの新井議員とは逆の視点から指摘をさせていただくと、今回、大人は100円、子どもは50円といったことでやっていくんですけれども、これをとって、もし持続が可能なのであれば、しっかりと更にこれを独立させていけるような形も考えていかなくはいけないかと思うんですよね。  これ交通だけではなく、まちづくりでもしっかりと、まちづくり課長もきょう出席されていますから、そういった意味、交通のインフラだけじゃなくて、都市基盤整備、そういったものも計算、なかなか難しいですけれども、そういったものも踏まえ、常に見直しをかけていただければと思います。  あと、特にこの花畑地域、都営住宅が密集しているということもあって、人口推計をしてみたり重回帰分析をしてみたんですけれども、今60代後半の人たちが、団塊世代の人たちが入ってきて、その子どもたちの世代も入っている。今40代ぐらいですけれども、人口のこぶがあって、そこの世代、10年後、20年後ぐらいに、もう一度高齢化の波が来るので、そういったことも踏まえて、しっかりと交通網の計画を立てていただきたいと思います。  もう一つ、これ、ここの地域とはまた別になりますけれども、今回、運賃について1人100円、50円を取るということでいくならば、例えば、神明、六木、この川に囲まれた地域、ここも高齢化が進んでいて、バス等の需要が出ていて、地域からも要望が出ているかと思うんですけれども、ここ、実は運行ルートいろいろ検討された中で新井委員、私も鈴木委員も、去年まで交通計画改定審議会のほうの委員でやっていましたけれども、なかなか例えば亀有、綾瀬まで行きたい。だけれども、バス路線が少ない、こういった中で、八潮に行ったほうが実は近くて足もいい。だけれども、県を渡ってしまうと、シルバーパスが使えない。だから実は、そっちに乗らなくてこっちばかりの要望が大きくなってしまう。  もしここで100円、50円といった声が出てきているのであれば、逆にバスを亀有、綾瀬、そっちに引っ張るのではなく、そこにこれと同じように100円なり負担をしてでも、県がまたがったときに、近くの駅に運ぶことで、混雑の解消もできるし、ある程度の見通しが立ってくるかと思うんですけれども、今なかなかそれは答弁できないと思います。ですので、是非これを検討してください。  また、改めて盛り込んでいただいて、より良い交通網の充実につなげていただきたいと思います。 よろしくお願いします。 ◆たがた直昭 委員  ラップするかと思うんですけれども、さっき長澤委員が言ったようにバスの検証運行のことなんですけれども、やる以上は、それなりの成果、結果、当然出していただきたいし、収支率40%という部分も是非クリアしていただき、これから検討するんですけれども、財政投入する以上は極端な話、失敗は許されないというか、2年後にできません、だめでした。じゃあ、もう一回検証して、もう一回開始しますというふうにはなって欲しくないんですけれども、その辺、改めて決意をお願いします。 ◎交通対策課長 この点につきましては、これから地域の皆様と一緒にやっていくんですけれども、私どもとしてもしっかり、その点については短期間に見直しをしながら、次のところへ進んでいくようにしていきたいというふうに考えております。 ◎都市建設部長 私どもも、今回、初めての取り組みをやりますので、是非、成功させて、継続をさせたいという思いは強く持っております。  ですので、今回こういうところで、委員の皆様からいただきましたご意見も踏まえて、どうすれば継続できるのか、実現できるのかということを地元の皆さんのお声も聞きながら、例えば先ほども申し上げましたけれども、35人乗りのバスが難しいのであれば、ワンボックス車両ではどうかとか、いろいろな形を検討しながら継続できるように考えていきたいというふうに思います。 ◆たがた直昭 委員  あと、先ほども言っていましたけれども、仮に万が一というケースもあるかと思いますので、その辺も当然、先々のことを考えながら、区民の方々に、地域の方々に、その辺のアナウンスというのも、しっかりとやるべきことを今から考えて想定していかないと、必ずしもということはないと思いますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。  あと、私は日暮里舎人ライナー混雑対策のことで確認をさせていただきたいと思います。  まず、見沼代親水公園駅の利用状況ということで、埼玉県民の方が多かったと思うんですけれども、これロータリー側とセブン-イレブン側、東口も検証しましたか。 ◎交通対策課長 人の流れでよろしいですか。 ◆たがた直昭 委員  はい。 ◎交通対策課長 どちらも見させていただいております。私3回、4回見させていただいております。 ◆たがた直昭 委員  駅前区営自転車駐車場が、利用者の約55%が埼玉県民ということでありますけれども、むしろ東側のセブンイレブン側は、その先の舎人三丁目には人道橋がありますので、あそこからも結構来ていますので、それを含めると、60%近いのかなと思うんですけれども、その辺、区としてはどういうふうに見ていますか。 ◎交通対策課長 駅前区営自転車駐車場につきましては、区外の方については1,000円高く定期料金を払っていただいておるんですけれども、利用が多いというような状況でございます。  また、そうですね、人道橋を渡ってこられる方々もたくさんいらっしゃるということで、来てくれるなとは言えないので、そこは冷静に見ているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。  あと、足立区総合交通計画(案)の32ページのほうで、日暮里舎人ライナーとつくばエクスプレスの混雑緩和対策ということで書いてあります。特に日暮里舎人ライナーに関しましては、「令和元年度末までに、座席を全てロングシートとし」ということなんですけれども、この辺の進捗率はどうですか。 ◎交通対策課長 令和元年度末ということで、2編成増備というところまでは決まっておりますけれども、あと3月にダイヤ改正がありますので、それに合わせてということでございますが、その後は今確認しておりますけれども、今のところは、次の情報はまだ入っておりません。 ◆たがた直昭 委員  わかりました。その辺、情報が入り次第、教えていただきたいんですけれども、その進め方の下のほうで、足立区としては「混雑緩和に関する取り組みについて、区のホームページやSNSなどで情報発信を行います。」と書いてありますけれども、混雑緩和に関する取り組みというのは具体的にはどういうことですか。 ◎交通対策課長 そうですね、便数を増やしていただいている取り組みですとか、1時間に18本ですか、そうしたところで取り組んでいただいております。あるいは東京都のほうでやっていただいておる時差Bizですか、そうしたキャンペーンなどについても、区のほうとしてもバックアップしていきたいというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  わかりました   いずれにしても、この間はたまたま乗られて、混んでいましたという報告なんですけれども、毎日、通勤・通学している方々は、本当に1日でも早くということで、我々も訴えられておりますので、その辺はしっかり東京都と連携してやっていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。  最後、もう1点だけ、竹ノ塚駅付近鉄道高架化の取組み状況について、先だって、国土交通大臣のところに行ったということで、うちの党の唯一の大臣が出ているわけなんですけれども、国土交通大臣に就任してから初めて行った形だと思うんですけれども、この辺の財政支援ということなんですけれども、以前ここで事故を起こしたときに、この赤羽国土交通大臣って、確か現地に直接行かれた方なんですよね、事故当時、確か。当時、うちの神崎元代表と、確か赤羽国土交通大臣も行ったということなんですけれども、前回は違ううちの大臣だったんですけれども、今回もしっかりと約束していただきましたか。 ◎鉄道立体推進室長 非常に私どものほうの現状、今のたがた委員からもお話のとおり、よくご存じの方で、もう内容についても十分知っている。しっかりと支援していきたいというようなお話もいただいたところでございます。 ◆市川おさと 委員  まず、花畑のバス交通検証運行についてなんですけれども、先ほど地元の新井委員のほうからも、もろもろの話がございました。賛同する部分もあるし、賛同しない部分も正直あるんですけれども、賛同する部分としては、地域に対する愛ですね。 交通不便地域、こうしたところにしっかりとバスを通していくんだというそういう熱い思いについて、私はまさに賛同するものでありますし、また駅ですね、駅には必ず行くような形にしてもらいたいなということ、これは今でも、実は花畑、保木間のほうの人たちというのは、結構、地元のスーパーなんかに買物行くよりも、バス停が近くにある人は、バスに乗って駅に行って、そこで買物をして帰ってくる。あるいは、竹ノ塚駅に行って病院ですね、病院なんかでも、獨協医科大学に行って帰ってくる、こういう利用のされ方というのは非常にあるわけです。  公共交通網というのは、これはもう中心になるのはどうしたって駅って凄いパワー持っていますから、この駅を外すような地域循環ルートというものは、これ考えられないのかなというふうに思うんですけれども、改めていかがでしょう。 ◎交通対策課長 駅へ結ぶことについての需要というものはあるのかなというふうにも考えておりますので、これからの検討の中で、皆様のご意見も伺いながら、そうしたところについても進めていきたいというふうに考えます。 ◆市川おさと 委員  駅へのつながりというのは、これは非常に重要だということ、それは是非お願いしたいというふうに思います。  もう一つは、収支率40%以上ということですね。これは非常に重要な課題だと考えています。 どうしてかと言うと、花畑だけで終わるんじゃなくて、交通不便地域、鹿浜だとか、新田、小台、宮城、こういったところにも今後どうしても入っていく必要があります。そういう際に、これあんまりにも赤字を出してしまい続けますと、次という話がなかなか進んでいかないだろうというふうにも思うんですけれども、その辺りいかがでしょう。 ◎交通対策課長 私どもも、こうしたバス検証運行を実施しております他の自治体の事例を参考にさせていただいております。そうしたところではおおむね、どこの自治体でも収支率40%を目指して取り組んでおられるということで、今回そうしたことで私どもも進めさせていただきたいと考えております。 ◎都市建設部長 今、市川委員おっしゃっていただいたとおり、今後につなげるためにも、この収支率40%というのを何とか確保していきたいというところが、大きな眼目になっておりますので、今後、ここを何とか達成できるようにいろいろな工夫をしていきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  例えば今はるかぜこれは区のお金は全然入っていないわけですけれども、例えば見沼代親水公園駅から西新井駅に行くはるかぜ3号があるわけですけれども、これだって今、1時間に1本ということで、1本なんですよね。そういう中で、新たに区が入れるコミュニティバス、正確な意味でのコミュニティバス、これが1時間に1本、2本、あるいは3本というのが、今、一応の政策オプションとして並んでいるわけですけれども、この辺につきましても、もちろん多いほうがいいに決まっている、多いほうが利用する人にだって利用しやすいわけですよ。そうなんだけれども、区の負担、この負担ということも十分腹に置きながら、進めていってもらいたいなということ、これは要望です。それはしっかりやってもらいたいなと思います。  それから、日暮里舎人ライナーにつきましては、これは混雑率というものが非常に地域の人にとっても、大きな課題となっておりまして、また地域の議員、先ほどたがた委員の話もありましたけれども、非常にこれは地元の議員が一番言われてしまう、つらいところでもあります。  恐らく、しぶや委員も言われていると思うんだけれども、そういう中で、先頃行われました埼玉県知事選挙、これで「あと数マイルプロジェクト」と称して、今の埼玉県知事が草加市まで延伸するんだということ、これを選挙公約として掲げて勝ちました。これは、選挙公約というのは、僕も選挙やりますから、好きに勝手に書いて、公約、自分で書くという部分もあるんですよ。  ただ、この埼玉県知事に関しては、前の知事の後継者という扱いでありました。普通、後継者という扱いの場合は、自分で鉛筆なめなめして、政策を勝手に書かないんですよ。それは役所のほうと調整しながら公約というのをまとめるというのが普通です。それは聞いたって、本当のこと教えないけれども、大体それは普通なんですよ。  現にこの埼玉県知事、当選してから「知事公約に係る「取組の方向性」について」という詳細な文書を出しています。これは知事が勝手に出したんじゃなくて、埼玉県の企画財政部というところから、まとまった形で出しています。この知事が公約した「あと数マイルプロジェクト」、日暮里舎人ライナーの草加市までの延伸につきましても、これちゃんと項目の中に入って、今後の検討課題とするということがはっきり明記されているわけであります。これ9月に出たんですよね。  私、前回のこの委員会でも申し上げましたけれども、混雑率が非常に凄いと、それに更に草加市まで延伸するということになれば、これは今使っている地域住民、これもう大変なことになってしまうというふうに考えていますけれども、その辺の認識はいかがでしょう。 ◎交通対策課長 今の市川委員のお話なんですけれども、東京都のほうにも改めて確認をさせていただきましたけれども、今のところ、埼玉県から東京都に対しては特段ありませんので、私ども足立区としましても、これは混雑対策が一番でございますので、そうした視点で何かあれば対応していきたいというふうには考えております。 ◎都市建設部長 今、市川委員おっしゃるとおり、これでまた延伸ということになりますと、区民が全く乗れない状況というようなことになってしまいますので、区としては本当に反対していきたいというふうな立場でございます。 ◆市川おさと 委員  区として反対するという立場なんですけれども、それって、委員が委員会で言ったら、そういう立場ですよというその程度のことでは、前回も言いましたけれども、やや弱いのかなと。隣の自治体、埼玉県と特に事を構える必要はもちろんないわけですけれども、僕ら背景に区民の思いというものを背負っています。これ以上混雑させるような政策に関しては、少なくとも現行の輸送量を前提とした形の中で延伸という話、これにははっきり反対だということは、区長名ではっきりと文書を出すべきだ、これ前回も言いました。これについていかがでしょう。 ◎交通対策課長 埼玉県側へということにつきましては、そうした考えがあるのかなと思います。  また、以前の記録の中では、延伸して東側ですか、そうしたところへのというお話もございましたので、内容について、また改めて考えていきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  今、交通対策課長そうおっしゃいましたけれども、これは政治的な話でもありますので、区長の判断ですから、最終的には。区長がそういう文書を出すか出さないかというのは、近隣の自治体の政策に対して、それはおかしいよと、私たちはこういうことだよということですから、都市建設部長、区長にもよく話して、そういう文書を出すような形で、取りまとめてもらいたいなというふうに思うんですが、いかがでしょう。 ◎副区長 今のお話を聞いて、今すぐ区長名で出すというふうなことはお話しできませんけれども、まずは今のお話を受けて、私は埼玉県のほうにどういうお考えなのか、確かに私も今の運行状況の力では、埼玉県側に延伸すれば、大変な足立区民の混雑の問題が出るというふうに認識していますので、埼玉県側がどういうお考えなのか、一度、私は確認に行きたいと思います。それを待って、区としての対応を検討したいと思います。 ◆市川おさと 委員  よろしくお願いします。 ◆水野あゆみ 委員  すみません。先ほど、検証運行の件で、シルバーパスが使えないということですけれども、大人が100円ということなので、シルバーパスを持ってない方にとっては、私もそうですけれども、100円だと乗りやすいなと思って、いい検証運行だなと思います。  それで、この検証運行運行計画(案)を作成するのが令和2年6月にいろいろなルートなどを立てるということなので、文教大学ができる前だと思いますので、そういった意味では文教大学ができていたら流れもまた若者が乗ったりとか、駅が必要だとか、そういうことも変わってくると思うので、そういうこともしっかり検証して、今の状況と、また文教大学ができた後の状況がどのように変わるのかも検証していただきたいと思います。  また、収支率40%をしっかりと運賃と、また広告収入や協賛金でもとっていかなければいけない。それがなかったら区の負担の60%を更に増やしてしまうことになってしまうので、協賛金は凄い大事だなと思いますが、これどのように力を入れていくおつもりでしょうか。 ◎交通対策課長 地域の大型の店舗ですとか、病院ですとかに、ご協力をまずお願いするというところをやっていきたいなというふうに思います。  また、先ほどの文教大学のことにつきましても、そうですね、文教大学の開学の時期にもなってまいりますので、そうした学生の足にもなるようにということも、合わせて検討もしていきたいというふうに考えます。 ◆水野あゆみ 委員  是非、お願いいたします。  あと、足立区総合交通計画(案)の中で、駅のホームドア設置についても載っていました。35ページと60ページですね。この間、10月23日に西新井駅で人身事故であったということだったんですが、これ詳しくお聞かせ願いますでしょうか。 ◎都市建設部長 私も詳しくは存じ上げませんけれども、朝の時間帯に通勤客の男性が特急列車にかばんがひっかかって、それで衝突をしてお亡くなりになってしまったということの事故だったと記憶しております。  その件も受けて、西新井駅については様々、今、別件でも東武鉄道と検討しておりますので、ホームドアを早期にということでお話をしております。  既存のホームの状態でも、ホームドアは設置できるというようなことでございますので、時期の確認はできませんでしたけれども、区としても、早期にということで引き続き要望していきたいというふうに思っております。 ◆水野あゆみ 委員  西新井駅、予定では令和3年度以降に整備予定と書いてありますので是非、西新井駅のやっている事業と一緒に早めていただければなと思います、要望で終わります。 ◆鈴木あきら 委員  まず、日暮里舎人ライナーの件ですけれども、ここに駅前区営自転車駐車場のことがありますけれども、利用者の約55%が埼玉県民ということでありましたけれども、今ここは空白というか、空きはあるんでしたっけ。 ◎交通対策課長 満車の状態でございます。 ◆鈴木あきら 委員  1,000円、区民以外は高いという話なんですけれども、こういったところから、もっと本当は区営の自転車駐車場ですか、つくらなくてはいけないという認識もあると思うんですよね。そういった部分で、今後こちらのほうも要検討というか、早急に何か対策をしていただきたいと思います。  そしてもう一つは、これから着膨れラッシュということがあるんですけれども、当然、11月6日から13日に変更になったということですけれども、その変更結果というのはまだ着膨れラッシュ前ですけれども、その辺の状況はまだこれから細かく検討して報告されるということですね。 ◎交通対策課長 一昨日ですか、11月13日に私も現地で確認してまいりました。その状況につきましては、次回また詳しくご報告させていただきます。 ◎都市建設部長 もともと東京都に、もうこの調査については、着膨れの時期にやって欲しいというようなことを申入れていたんですけれども、今回11月ということでございましたけれども、一昨日、交通対策課長も同行して調査の状況を見ておりますので、区としても来年の1月ですとか2月、そういった時期に、同様の形で確認させていただきたいなというふうに考えております。 ◆鈴木あきら 委員  まさにそれを言おうと思ったんですが、1月か2月辺りに、東京都にもう一度見てもらったほうがいいんじゃないかなということを要望しておきます。  それから、バス交通検証運行ですけれども、これは総合交通計画改定審議会でも相当お話もしたんですけれども、交通空白地域交通不便地域が違うというのはもう初めからわかっていると思うんですよね。交通空白地域というのはあくまでもバスが通ってないというところであって、交通不便地域というのは交通空白地域と違って、バスは通っているけれども1時間に1本とか、ルートは停留所があっても、午前中に1本とかというところもあるわけじゃないですか。 そういったところでは、これは交通空白地域ということは言えないかもしれないけれども、交通不便地域になっているんだよと、そのすみ分けということもよく考えてくださいと話をしているの、それの前提だと思うんですね。  その中で、今回ははるかぜ以外のこういった形でやるということで、差別化をするためには、当然、何が必要かということで、今回こういった形なんですけれども、まず名称ですね、はるかぜというよりも、例えばお試しということなんですから、トライアルなのか何だかわかりませんけれども、そういった何か区民がよくわかるようなということで、考えていかないといけないなというのは、先ほど、今いろいろな議論を聞いていて、だいぶいろいろな意見があるんだなというふうに思ったのは、あくまでも試行ということが前面に出れば、これは成功はもちろんさせなくちゃいけないという部分は絶対にあることはあるんですけれども、その中でいろいろな見直しをかけて、さっきそれこそ35人乗りなのか、9人、10人乗りなのかとか、それからルートも、こういったことだったら、半年やったけれども失敗だったから、こっちに直そうとか、そしたら駅にまた直結しなきゃいけないよとか、初めから、100%、正しいものにできれば一番いいんだけれども、そうは思っても違ってくる部分というのもあるんじゃないかというのが、お試しというふうに、私なんかは認識していたんですね。  そういった意味では、葛飾区なんかがやっているのは、もうまさにそういった形で、まずとりあえず、先行して走らせちゃおうよと、それから検討委員会なんかも、あそこはどこまで立ち上げているか、あんまり聞いていないんですね。  ある意味では、バス事業者と区のほうで、この辺の地域の要望を多少受けた上で、じゃあ走らせますよと。やってみて、それで半年ぐらいやって、でも、乗降客が少ないですねと言って、だったら、住民に、PRの方法もあるんでしょうけれども、PRをかなりした上でも、それでも乗ってくれないというのであれば、地元の住民も自分たちが使っていないんだから、要望しても難しいねと言って諦めると言ったら変ですけれども、ある程度、妥協する部分もあるんですね。  でも、やってくれたというところ、だからまず、やることが大事だという認識も、一方でもあるのかなというふうに思っています。  だから、そういった意味では、いろいろな意見がある中で、それを調整しなきゃいけないというのはよくわかるんですけれども、その部分も含めて考えていただきたいというふうに思っております。  そして、経費の中身ですけれども、収支率40%というのももちろんわかるんですね。そのぐらいないと、そこの地域の住民にとってみれば、ありがたいことですけれども、その地域以外の全然遠いところに住んでいる人たちから見れば、何で、そんなにそこにお金をたくさん投入するんだとか、それから先ほどの市川委員がお話ししたみたいに、はるかぜ3号がそうやって1時間に1本だったら、そっちにお金をかけるんだったら、もう1本にこっちに、30分に1本にしてよとかという議論が出ますから、それはわかるんですけれども。  ただ、そういった中で、その収支率40%の基礎というものに関して、細かい話になりますけれども、その中の基本条件の表にあるんですが、収支率の一番下の表に人件費と燃料費と、この辺はよくわかるんですが、ただこの車両修繕費、これ例えば2年間でやりますよと言ったときに、新型の車両を入れて、2年間で修繕費というのは、そんなにかかるもんですかという話にもなるわけですよ。  それからもう一つは、車両償却費というのは、じゃあ、そもそも論で、そこに走らせるために、バス1台購入しますよと言ったら、それを買った金額を5年で償却するのか、4年なのか3年なのか、2年なのかといったときに、2年でやめちゃうことを前提にいけば、2年で償却率といったら、相当、毎月の部分が、経費が加算しますから、そういった計算とかというのを踏まえて、この収支率というのを出すのか。  そもそもそういったものじゃなくて、バス事業者に入ってもらって、バスが1台、もし空いているんであれば、それを融通してもらうんだったら、何も車両償却費というのは、これは算定しなくてもいいとか、そんな議論も出てくると思うんですが、その辺、どういうふうに考えています。 ◎交通対策課長 今、鈴木委員のほうからございましたとおり、バス事業者に協力してもらうわけなんですけれども、既に車両を持っているという前提で、こちらには書かせていただいておるんですけれども、そうした中では車両償却費ですか、そうしたところについても相談はできると思いますので、そういった辺りについても、まず計画の段階でもしっかりやっていきたいというふうに思います。 ◆鈴木あきら 委員  車両償却費というのは結構大きいんですよ。だから、そういった部分では、それを入れたら、収支率40%いかないねと言って、それで2年で終わっちゃったとかという話というのは、フェアではないのかなとか、もちろんそれがあっても収支率40%行くのは当たり前でいいというふうに思ってはいますけれども、その辺もよく考えていただきたいということがあります。  それからもう一つは、先ほど来、高齢者に主としてということで、限定はしてないということですけれども、例えば通勤客、通学客、それから主婦の専業主婦じゃない方たち、そういった方たちを見ると、この朝7時から夜7時までというのも、高齢者ターゲットにすると、こういった部分での話になるのかもしれませんけれども、通勤客が夜7時前に帰れるかと、なかなか帰れなかったりとかいう話、部活なんかも終わったら夜8時になっちゃうとかというのがあるんで、その辺も、今後、地域公共交通検討会では十分議論がしていけるということでの確認でいいですよね。 ◎交通対策課長 基本の条件ということでお示しさせていただきましたけれども、これをベースに、地域公共交通検討会の中でご議論いただきたいというふうに考えております。 ◆鈴木あきら 委員  通勤客、通学客を入れると、相当またそれが収支率が上がるはずです。だから、そういった意味では、循環型で駅に行きませんとか、高齢者ターゲットというのは、先ほどからいろいろ話があるように、収支率が初めから40%に行かないような形になってしまうというふうにも考えられますので、その辺、地域公共交通検討会で、もし立ち上がったときには十分議論していただいて、その中でやっていただくということで、また私たちもそのときには、地域公共交通検討会に入れなくても、こういった場でいろいろ発言して、注文をつけると思います。  それからもう一つは、先ほどの運行ルート、これ時間帯によって変えるということも方法論だと話があったんですけれども、これは区民にとっても全然わかりづらいと思います。時間帯によって今何時、ここね、このバスはあっち行かないのとか、駅行かないのとかとなったら、非常にもう、こういったことは例がないと思います。  例えば区役所のロータリーの中に入るとか入らないとかというぐらいの違いだったら別ですよ。営業時間以外は入らないとか、そういうんじゃないんですから、この辺はよく考えてもらいたいと思います。  それから、質問は地域公共交通検討会の構成なんですが、バス事業者と書いてあるんですが、これは1社なのか複数社なのか、その辺はどういうふうに考えていますでしょうか。 ◎交通対策課長 現在、はるかぜバスを運行されております5事業者にお声掛けをさせていただいて、地域公共交通検討会については、希望があれば何社でも入っていただくということで、一緒に検討したいというふうに考えております。 ◆鈴木あきら 委員  そうですね。1社に限定してしまうと、そこがという話になりますから、複数社に声を掛けて、自主的に参加したくないというんだったら、それは別ですけれども、参加したいとなったら入れてあげてください。  それからもう一つは、ここに老人クラブ連合会とか、それから地域包括支援センターのほうは入っておりますけれども、実はこの花畑地域というのは、特に老人ホームとか介護施設が結構多いんですよね。そういった中では、そういったところが多少、自分のところに家族の見舞いに来るとか、そういった方々も多いはずなんですよ。実はうちの母親がいたときも花畑地域だったので、よく私たちも、家族もそういう形で思っていましたけれども、その辺も何か考えて、何か協賛というのもありましたから、そういったものも含めて検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 先ほどの文教大学もそうなんですけれども、外からこの地区へ来られる方についても、どういった動向なのかということも十分検討した上で進めたいというふうに思います。 ◎都市建設部長 いろいろな方から、いろいろなご意見を多方面にいただきたいという部分と、余り人数が多くなってしまうと、また議論があちこち散漫になってしまうという部分もございますので、またいただいたご意見も踏まえて、よく検討していきたいというふうに思います。 ◆鈴木あきら 委員  バスの検証運行というのは非常に葛飾区が進んでいまして、もう何本も成功させております。もう大体、検証運行と言っておきながらも、1本だけだめったのかな、何か確か、ルート変えたのか忘れましたけれども、ほとんどあとは全部、今でも運行中ですし、特に環七のシャトル☆セブンの関係なんかは、朝、駅頭で見ておりますと、物凄い列で、物凄い人数が乗っていくという形にもなっていますし、あと、新小岩駅のほうも、かなり利用者が高いということですので、この辺はうまいやり方をやっているのかなとか、いうふうにも思いますし、その辺よく、交通対策課長、隣の区と密に連携をとってもらいたいんですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、鈴木委員からございましたので、私のほうまだ葛飾区を訪れたことないんですけれども、これから連絡をとって情報いろいろ教えていただきたいというふうに思います。
    ◆小泉ひろし 委員  バスの検証運行に関わることでございます。やるからにはしっかりと成功していただきたい。しかしながら、本当に大変だなというか、成功させる意味でもいろいろな課題があると思うんですが、足立区においても12路線のはるかぜ走っておりますけれども、特に私も議員になってからはるかぜ10号、はるかぜ11号、はるかぜ12号辺りは、西側地域で本当に交通不便地域だったんで、本当に地域の皆さんの交通不便地域の解消みたいな思いというのは、どういうものがあるかというのは想像つくんですね。花畑地域についても理解できるわけです。  はるかぜ10号なんかは、運行をスタートしたとき、シルバーパスを使えるのも運行して、しばらく乗客があんまり乗ってなくて、廃線されたら困るなということで、シルバーパス使える方が当時200円ですか、随分支払ったという、そういう話を私も聞きました。  そのくらい運行スタートしたからには、廃線に向かうようなことはさせたくないという、ご高齢の方でもそういう思いがあるので、是非ともそういう部分では成功して欲しいんだけれども、ここで見ますと、サービス水準パターンAのところでは1時間に1本、パターンBは1時間に2本、想定したパターンなんですけれども、今、はるかぜ10号かな、はるかぜ11号もそうかもしれない。あの辺りでも1時間に1本程度になっちゃっているのが実情じゃないでしょうか。 ◎交通対策課長 小泉委員のご指摘のとおりです。 ◆小泉ひろし 委員  スタート当初は40分に1本ぐらいだったと、はるかぜ事業者が採算のことを考えて、1日に2人の運転手が交代というのは現実的に採算上、厳しいということで、1人で1日運行できるようなところで、朝の早朝の通学だとか通勤に使う、また夕方以降、どうしても便をつくって確保して欲しいということだと、会社として応援みたいな形で出した、そのような運行をして、現在に至っていると。  はるかぜのバス事業者が現在、全て黒字になっているかどうなのか、赤字なのかということは別ですけれども、本当に利用者に乗ってもらわないと、採算上も良くないかと思うんですが、その辺でこのサービス水準パターンという部分については、現実どうなんでしょうか。 ◎交通対策課長 そうですね、不便を解消するという目的ということで、1時間に1本ではなかなか解消というところまで言えるのかというのもあるかと思いますので、その辺りでできれば多く走らせたいけれども、財政負担があるという中で、その辺のバランスを見て、決めていくことになるのかなということもあります。 ◆小泉ひろし 委員  私たちも機会あるごとにいろいろな、今、葛飾区の事例ありましたけれども、コミュニティバスですとか、地域によってはふれあいバスという名称で運行している自治体等があるかと思うんですが、先日、会派の有志と四国の徳島市の応神地区の応神ふれあいバスを勉強させていただきました。  その地区というか地域は、何ていうんですか、医療施設もないところ、買物、大きいショッピングモールもないと、また高齢化が相変わらず進んでいるので、自動車運転免許証の返納、その返納をどうするのかというそういう課題もある中で、特色だったのは、財政もちょっとは投下しているんですが、そんなに大きな投下はできないということで、地域住民の皆さんが自主的に企画運営する、これが応神すれあいバスという、「応じる」に「神」と書く応神ふれあいバスを運行していると、徳島県内では初めての取り組みで、平成23年12月ぐらいから運行しているんですけれども。  同じことはできないと思うんですけれども、なぜ今まで、そういう少ない財政投下でできていたかと言うと、民間の中心的なそういうリーダーというか、地域のリーダーみたいな方が毎日利用する人のニーズをつかんでいるんですよ。お客さんに結びつくような、誰々は何々病院に何時頃出ていくとか、何時頃帰ってくるとか、どこどこの施設行くとか、営業活動みたいなものですけれども、そういうものを地域の方々が掌握して、逆に新たな利用者、こういう時間帯にこういうところに行きたいんだけれどもという声を拾って、そういうものを、次回の運行ルートだとか何かに反映していくという部分で、本当に必要なときは、きちっと要所を回っていく。本当にニーズのない時間帯についても間隔を空けてしまってもいいみたいな、そういうことは、まねはできないんですけれども、運行ルートだとか、いかに利用者を広げるかという部分は、しっかりと把握しないと、利用する側もそうだし、採算にも結びついていかない。  いろいろ協議会というか、会員という名のもとで、検討会の会員の皆様とか、いろいろ協議はされたかと思うんですけれども、この運行ルートだとかそういう、どこをどういう時間帯でというのは、より利用者のニーズを吸い上げるというか、反映するようにしたほうがより乗車に結びつくんじゃないかと思うんですが、その辺の工夫についてはいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、小泉委員のほうからご意見ございましたように、徳島県ですか、足立区の場合は都市部という形になるので、なかなか皆さんの要望をそのままバスの運行にということは難しいところもあるんですけれども、数字的に大きいところを結んでいくような形にもなるかと思います。 時間帯にもそういう形になるかと思うんですけれども、十分そういう意見をしっかり聞いて、そういう計画をつくっていきたいというふうには考えております。 ◎都市建設部長 恐れ入ります。資料の11ページにも本格運行までの検討の流れということでお示しをさせていただきましたけれども、地域公共交通検討会の中でも、様々なご意見いただいて、運行計画(案)をステップ3のところで、令和2年6月にということで考えておりますが、その後、その経路をもとに、地域の住民の皆さんにアンケートもとらせていただいて、具体的なご要望を伺うような形で進めていきたいと思いますので、今、小泉委員おっしゃっていただいたとおり、地元の皆さんの意見をできるだけ反映できるように進めていきたいというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  次に、日暮里舎人ライナー混雑対策の関連なんですが、私自身も会派の代表質問で取上げましたけれども、今回の報告の中で駅前区営自転車駐車場ですね、見沼代親水公園駅の草加市のコミュニティバスや、都外ナンバーの送迎車が多く見られるとか、駅前区営自転車駐車場利用者が、約55%が埼玉県民だということで、鈴木委員からも増設等のお話がありましたけれども、従来は利用料を埼玉県住民の方と足立区民の方は差をつけて運用しているかと思うんですが、例えば今後、新たな自転車駐車場を増設する必要に迫られたとか、こうなったときに利用するなとは言えないわけですよ、埼玉県側の人。  同じようなやり方を続けるのもいいんですけれども、財政投下して、利用者の皆さんのために、そういうものをつくるわけで、これはある意味では、新田橋の建て替えじゃないけれども、足立区側と北区側と両方に利益をもたらす大事な施策、経費を案分するようなこういう考え方で、日暮里舎人ライナー利用者の対応を検討するとか、そういう交渉なんかというのはでき得るんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 すみません、小泉委員、日暮里舎人ライナーの経費を……。 ◆小泉ひろし 委員  じゃないです、自転車駐車場の。 ◎交通対策課長 ごめんなさい、失礼しました。今現在、見沼代親水公園駅のところには区営自転車駐車場が1カ所なんですけれども、周りに民営の足立区民の方が運営されている自転車駐車場もたくさんございますので、そうしたところでは、今のところ充足しているのかなということではございますので……。 ◎都市建設部長 実態を踏まえて、どこまで草加市と協議ができるのか等ありますけれども、ご意見を踏まえて検討したいと思います。 ◆小泉ひろし 委員  確か民営であっても、足立区は助成したりしているかと思うんですよ。そういう部分では足立区は財政投下しているんで、利用者という部分で、足立区がこれから財政投下して、自転車駐車場の増設だとかする必要があったときには、利用実態が埼玉県民の比率がますます高まってくるかと思うんで、その辺も今後、検討していただきたいというふうに思います。この辺は要望にしておきます。 ◆西の原えみ子 委員  私もこのバス交通検証運行のところでは、まさに新井議員と同じようなことを思っておりまして、本当に主なターゲット高齢者の買物や通院というところになってしまうと、交通不便を感じている全ての人に対してのそういうことではなかったかなということを凄く思っているんですね。  そういうことにする場合に、考えていく中ではこの循環ルートではなくて駅をつなぐとか、そういうことを本当に地域公共交通検討会の中でも考えていただきたい。これは私としても要望したいと思います。  次に、日暮里舎人ライナーの混雑解消の件ですが、今回、報告されている中で、区としても独自にこれからまだ調査を行うとか、そういうことを考えていると書いてあります。  また、アンケートなども行うと書いてあるんですが、これは実際、具体的にどのようなことをお考えでしょうか。 ◎交通対策課長 先ほどもございましたけれども、着膨れの時期ということで考えた場合には、1月、2月が一番厳しい時期なのかなということで、そうした時期にということが一つございます。  また、利用されている方に、そうしたところで、これから改善していくことに向けてのご意見を伺いたいなということで、アンケートを考えていきたいというふうに思います。 ◆西の原えみ子 委員  私も扇大橋駅で朝の宣伝をするとき、忙しくて、通勤客の方たちってなかなか、そういうことに答えられる状況ではないかなと思うので、是非この目的だとか対象だとか、調査媒体、これ紙媒体なのか、インターネットなのか、こんなことも含めて、内容がより多くの人に答えてもらって、そしてその実態がよくわかって対応できるようなアンケートにしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎交通対策課長 今、西の原委員からございましたように、そうしたところについてしっかりやっていきたいというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  それで、私もこの足立区総合交通計画(案)のところのホームドアの関係、ホームドア設置、バリアフリー化ということで、お尋ねをいたします。  先週といいますか、10月18日と10月23日に、ちょうど私たちも視察で皆さんも行かれたと思いますが、西新井駅の人身事故ということで、1週間に2回も人身事故が起きたということで、とりわけ、10月23日のことは今、都市建設部長のほうからも報告ありましたけれども、ホームに落ちたというんではなくて、特急列車にかばんがひっかかってしまって、そしてはね飛ばされて、壁に激突して死亡されたという本当に痛ましい事故だと思うんです。  このことというのは……。       [「不注意」と呼ぶ者あり] ◆西の原えみ子 委員  いや、ホームドアがあれば、絶対……。       [「不注意」と呼ぶ者あり] ◆西の原えみ子 委員  いや、起きなかった問題だと思うんですね。西新井駅って、確かに階段おりる横のところとか、本当に狭くなっていて、混雑のときに、それこそどんなに注意していたとしてもなかなか、大変な状況というのがあるというのは、私凄く強く感じているんですね。こういう中で、1週間に続けて2回も起きたということについては、このホームドア、本当に早急につける必要があると思っております。  私たち会派として、国土交通省のほうに、この申入れやレクチャーに先日行ってきたんですね。 そのときに、国土交通省でもホームドアの整備に関するワーキンググループということで、何回か質疑をしている。そういう中でホームドアの意義だとか、山手線側は片一方はついていて、片一方の京浜東北線側はついていないということだとか、軽量型ホームドア、こういうものを京都駅や関西方面で見てきたときに、それこそがっちりしたものでなくても、ロープなどでやる軽量のホームドアというのも見てきましたが、ああいうことの検討、今、町田市ではこういうこともやられているということも聞いているんですけれど、こういうようなことの内容も受けてまいりました。  こういう中で、このホームドア整備に関するワーキンググループに、実は25人の方たちが関わる中に、大学の教授とかが座長としてやっているんですが、そこには東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道はありますが、東武鉄道株式会社の鉄道事業本部計画管理部長という方も、しっかり入っていらっしゃるんですね。この方自身も、何回か行われたこのホームドアの整備に関するワーキンググループについて、それこそ出された提言、これについて、国、地方自治体、鉄道事業者等の三つの提言を踏まえて、ホームドアの整備促進に向けた一層の取り組みを期待する、やっていくんだということを言われているわけなんですね。こういうことも踏まえて、事故が起きた区として、どうお考えになっているかというのも、少しお聞きしたいんですけれども、いかがですか。 ◎都市建設部長 今回、本当に身近な駅で、こういう痛ましい事故が起きてということで、今、西の原委員からお話を聞いて初めてで、私、存じ上げなかったんですけれども、東武鉄道も検討会に入っているということで、先ほどの繰り返しで申しわけありませんけれども、東武鉄道とは様々な形で、今、いろいろな打合せを行っております。そういう中で、安全対策ということで、是非、早期にホームドアを整備ということは、引き続き直にお話をしていきたいと、このように思っております。 ◆西の原えみ子 委員  そうなんですね。本当にこのホームドアの整備というところでは、重要な問題になっておりますし、東武鉄道に対しても、こうやってきちんとやられているということも評価をしながら、是非、区としても、この懇談も含めてですけれども、早急に整備をして欲しいということ、本当いち早く設置してもらいたいということ、それこそ、10万人以上のところはもう整備される、東京メトロも全駅に整備ということが進んでいる中、残念ながら東武鉄道のほうは利用者数が10万人以上でもない西新井駅は利用者数が7万人、8万人というところでは、この俎上にというか、検討としてしか載っていないというところでは、区として、何とか整備して欲しい、具体的に進めて欲しいということを本当に強く、早急にということでやっていただきたい。これはもう安全面ということでも、第一でお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◎都市建設部長 繰り返しで恐縮でございますけれども、優先順位はあろうかとは思いますけれども、是非、設置していただくというところを強く要望はしていきたいと思っております。 ◆しぶや竜一 委員  すみません、簡潔に1点だけ、私も地元なので、日暮里舎人ライナーの混雑緩和に対する取り組みについてなんですけれども、立て続けに調査を行っていただいたということで、まことにありがとうございます。  その中でなんですけれども、この区内駅別の1日平均乗車人員を見たときに気になったんですけれども、9月10日のときに視察調査を行っていただいたときに、この人数の中でも多い西新井大師西駅と江北駅の中で、そこへ乗っていただいた中でのそこら辺の駅、扇大橋駅はもちろん混んでいるということも承知なんですけれども、西新井大師西駅とか江北駅が、その中で人数が多いという中で、どのように感じたのか、教えてもらいたいんですが。 ◎交通対策課長 見沼代親水公園駅からスタートしますと、西新井大師西駅、それから江北駅ぐらいまで行きますと、だいぶ混み合ってはきます。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。  実は自分も先週、また、ちょうど同じ時間帯ぐらいに日暮里舎人ライナー乗らせていただいて、同級生の相談ということもたまにあって、同じその同級生との通勤・通学というか、弟ももちろん通学していますし、聞くと、西新井大師西駅で私自身の乗っていたときの感覚なんですけれども、西新井大師西駅から江北駅のところで混雑するのかなという、これが平均乗車人員に関わってくるのかなと思うので、是非とも今後の視察調査、忙しい中では大変だと、恐縮なんですけれども、視察調査の中で、例えばこういったことを視野に入れていただいて、江北駅、西新井大師西駅辺りで、扇大橋駅だけではなくて、そういったところでも、都市建設部長交通対策課長からの目線だと、感じることも全然違うと思いますので、是非とも検討していただきたいと思います。 ○ただ太郎 委員長  よろしいですか。  他に質疑はございますか。 ◆白石正輝 委員  一つだけ、これ提案ですから、日暮里舎人ライナーの車両を変更するときに、山手線とか京浜東北線でやっているような通勤・通学の特にラッシュのときには、座席がはね上がって、座席ゼロという座る人なし、全員立ってという車両が走っているんですね。  それで、そのラッシュアワーが過ぎると、折り畳み式、はね上げるだけですから、それを降ろすと普通の車両になると。そうすると、座席を上げると、全体では2割ぐらいきっと多く乗れるかなと、立って乗ると。立って乗るんだって、全部で合わせて10kmないんだから、見沼代親水公園駅から日暮里駅まで、10kmないわけですから、通勤・通学のときはそれで十分だと思いますので、東京都に新しい提案として、そうした車両、新しく入れる車両については、通勤・通学のラッシュについて対応できるようなロングシートだけという意味ではなくて、はね上げができるような通勤・通学に向けた車両をつくってもらいたいということを提案しておいてください。  いいよ、それ答えなくて。 ○ただ太郎 委員長  他に質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑なしと認めます。 ○ただ太郎 委員長  次に、その他に移ります。  何か。 ◆白石正輝 委員  これが交通網都市基盤整備調査特別委員会で聞くことかどうか、私もわからないんですが、先般、うちのほうでも老人クラブの会合が3カ月に1回ずつあるんですよ。その老人クラブの会合で、来年度から、自転車保険は義務的にやりますよという話、もう伝わっているんですね。そうすると、老人クラブに来る人の中にも、歩いてはとても来られないと、自転車を使わないと、とても来られませんという人たちがいるわけだ。そういう高齢者で、所得のない人が強制的に保険に入れられるということになると、一体幾らぐらい保険で払わなくてはいけないのかなという話がありました。これどこで聞くか非常にわかりにくいんで。       [「交通網都市基盤整備調査特別委員会」と呼ぶ者あり] ◆白石正輝 委員  交通対策課長がいるから、その辺、自転車保険は交通対策課でしょう、担当しているのは。 ◎交通対策課長 申しわけございません。  今、各町会・自治会の会合等に参加させていただきながら、自転車の安全利用に関する条例の中で自転車損害賠償責任保険への加入の義務化となりますので、その周知をお願いしているところでございます。  また今、白石委員のほうからございました、お一人がどのぐらいの金額かということで、今、既存でございますのでは、1年間で1,300円、1,400円ぐらいの保険料で入っていただくことが可能なのがございます。 ◆白石正輝 委員  来年の4月からということですから、何ていうのかな、国民年金だけで生活している人を考えると、それは1,000円、大したことないよと言うかもしれないけれども、皆さん方は定年退職したって、厚生年金だから十分生活できるわけですよ。私たちはみんな国民年金ですから、そういう意味で言うと、1年間1,000円、1,500円というのも相当、払うほうの側にしてみると、きついよということですから、その辺の線引きというのかな、そういうのは十分考えて、お年寄りでも負担できる、これは事故を起こした本人よりも、これは被害者救済なんですよね、ほとんどが。被害者救済のための保険ですから、そういう意味で言えば、低所得の高齢者については、ある程度配慮して欲しいと、今どうこう言う気はないけれども、そういう意見が老人クラブの中で出ていますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  今、白石委員から自転車保険の件があったので、私からも1点だけ、去年、議会で、この自転車損害賠償責任保険の加入義務化を決めたわけですけれども、当初かなり、そういった熱を上げて広報をしてきたと思うんですが、ここに来て、正直、温度が下がっているのを感じているんですが、これって区民だけじゃなくて、区内を通行する人も義務化しているじゃないですか。ここに対する広報をどうやっていますかというのは、今、問いませんけれども、更に強化をしないと、せっかく議決をしたのに効果が出ない。  あと、損保ジャパンが窓口になっているんですけれども、そこ1社だけでは網羅し切れないですから、多くの保険会社にももっと窓口、情報提供をしたりコラボレーションして、例えばあれはどこだったっけ、日本生命じゃなくて、どこかの民間の保険会社は、千葉県や埼玉県とは一緒にペーパーをつくったりして、住民に周知徹底をしたり、保険会社の顧客に対しても保険会社が、この自治体は条例で、こういった保険の加入義務化が進んでいますよということを案内して回ってくれている。そういった民間の力も使って更にやっていかないと、今ちょうど白石委員から指摘が出たタイミングで、私も、ここのところ、その進み具合が遅いなと思っていたので、ご指摘をさせていただきますので、是非、力を入れてやっていただければと思います。 ◎交通対策課長 長澤委員ご指摘のとおりで、私どももしっかりと取り組まなきゃいけないというところであったんですけれども、なかなか打ち出しが弱くて、これから計画的にしっかりと皆さんにわかるように、PRを取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆市川おさと 委員  自転車保険の話が出ましたので、所管違うかなと思いますが、言いますけれども、これは年間1,000円ですか、1,000円幾らの話で、これは事故を起こしたときに相手に補償するということなんですから、特にこれは、お金がない人にとって必要な保険ですよ。  ですから、白石委員のほうからいろいろありました。別に逆らうわけじゃないけれども、是非、お金の負担がある、大変なんだ、そういう人にこそ必要な保険なんだということで、交通対策課長、自信を持って、これは地域の中で進めてもらいたいなということを要望いたします。 ○ただ太郎 委員長  他にありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  それでは、これをもちまして、交通網都市基盤整備調査特別委員会を閉会といたします。       午前11時36分閉会...