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令和 元年決算特別委員会-10月08日-04号

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  1. 足立区議会 2019-10-08
    令和 元年決算特別委員会-10月08日-04号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 元年決算特別委員会-10月08日-04号令和 元年決算特別委員会       午前10時00分開会 ○高山のぶゆき 委員長  これより決算特別委員会を開会いたします。  4日に引き続き、第69号議案 歳出第4款産業経済費、歳出第6款土木費から歳出第10款予備費、並びに、第70号議案、第71号議案、第72号議案の歳入歳出全部について質疑を行います。  最初に、自民党から質疑があります。伊藤委員。 ◆伊藤のぶゆき 委員  皆さんおはようございます。決算特別委員会も後半、一発目、自民党の伊藤のぶゆきです。よろしくお願いいたします。  土日含めて3日間、中休みがあったのですが、土曜日、足立区で凧まつりが行われたと思います。その状況はどうだったのでしょうか。 ◎青少年課長 お蔭様でお天気にも恵まれまして、公式発表ですと、3,000人の参加をいただきました。  ただ、この日は土曜授業が午前中ございましたので、午前中の参加は少なかったのですが、午後からだんだんと参加者が増え、盛況に終えることができました。 ◆伊藤のぶゆき 委員  まさに今、聞こうと思ったことだったのですが、土曜授業が重なった学校があったと思うのですが、日程の選択というのはどういうふうに行われているのでしょうか。 ◎青少年課長 凧まつりですが、例年、A-Festaの前の週ということで、9月の末になったり、10月の1週目になったりということがございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  うちの子どもたちも、凧まつりに出たいと言って凧を持っていたのですが、実際、土曜授業で出られなかったので、ちょっと聞いてみたいなと思ってお話をさせていただきました。  そんな凧まつりが行われた虹の広場ですが、今週、A-Festaが10月12、13日と行われる予定でございます。多分、皆様方の頭の中にもあると思いますが、台風19号の接近がもろにかかってくる予想でございます。ちょうど関東に来るのが10月12、13日ということで、今の段階の予測だと、もろに直撃してしまうことになりますが、いつぐらいからこのA-Festaは準備をされるのでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 会場の準備につきましては、あす水曜日から着手する予定でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  万が一、様々な準備が足立区としてもされますけれども、各種団体やお手伝いをお願いしたり、お店の出店や出演を予定している皆様がいらっしゃると思いますが、仮に今のままの予報ですと直撃してしまうということで、中止の検討も当然ながら頭の中に入ってくると思いますが、その判断はいつ頃決めるのでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 観光交流協会としましても、台風19号の進路につきましては非常に気をもんでいるところでございます。  きょう夕刻、足立区と最新の気象情報を持ち合わせた水防準備会議を持つ予定でございます。こちらの席上で、土曜日、日曜日のA-Festaの開催について協議されるというふうに予定しております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  最後が聞き取れなかったのですが、きょう中にある程度、決めるということですか。 ◎観光交流協会事務局長 滑舌が悪くて申しわけございません。きょう夕刻、決算特別委員会が終わった後の午後5時半を開始予定としているのですが、そちらの会議で、土曜日、日曜日、A-Festaを含めた区の行事につきまして開催の可否を決定するというふうに予定しております。
    伊藤のぶゆき 委員  仮にきょうの夕方に台風が直撃するということで延期が決まった場合に、別日に開催という予定はあるのでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 大変申しわけございませんが、雨天による順延は予定しておりません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  わかりました。非常に難しい判断になると思いますが、区民の安全が第一なので、厳しい判断にせざるを得ないときでも、英断でそういう決定をしていただきたい。  先ほど自民党の控室の中でこの話が話題になったのですが、「是非、伊藤君、この話をしてくれ」ということで、話をしました。仮に中止されたとしても、私が質問したから中止したということにはならないように、是非お願いをいたします。  続きまして、これは皆様、当然ながら、私、一発目なのでラグビーワールドカップのお話を、皆さんしているので私もしたいと思います。  日本対サモア戦、4トライを取って勝ったということで、非常に日本にとって喜ばしいのですが、議長は見に行ったというお話です。日本対サモアではないみたいですが、どうでしたか。 ○鹿浜昭 議長  実際、内緒にしたかったのですが、みんなの前で言われたので。  午前中は雨だったのですが、午後から好天になって、気候にも恵まれ、楽しませていただいてきました。にわかファンになりました。ありがとうございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  私もラグビーは経験しておりませんが、決勝トーナメントに進める可能性が、だいぶ高くなったということで、かねだ委員に聞くと、とても凄い歴史的なことだということでございます。  ただ、先ほど話した台風の影響で、ひょっとしたらそっちが中止になってしまう可能性があって、中止になってしまった場合は今の勝ち点のまま上がれるということなので、個人的には戦って決勝トーナメントに出ていただきたいなという部分はありますが、台風の動向を注視していきたいなと思います。  余談ですが、今回の台風の名前がハギビスという名前らしくて、この台風の名前をつけるのが、国際機関の台風委員会というものがありまして、140カ国が加盟をしていて、おのおの名前を出して、順番でつけるみたいでございます。台風19号、ハギビス、フィリピン語で「素早い」という意味らしいです。  今後、この台風19号の動向、台風15号と似たような動きをしておりますので、当然ながら関東、そして今被害が出ている千葉県に直撃する形になると思います。今、足立区の職員の皆様も、千葉県に入って一生懸命、活動されております。区民はもちろん、千葉県民の方々に対しても、足立区としてできることをしていっていただきたいなとお願いを申し上げます。  あともう一つ、どうしても言ってくれということで、ラグビーの経験者がいるのかという質問をかねだ委員が2日間連続でしました。きょうここで言っても、多分、誰も手を挙げないと思いますが、我々、総出で探しました。スタッフが一生懸命探しました。そうしたら、1人いらっしゃいました。区民の声相談課長の吉尾課長がラグビー経験者ということで、さすが区民の声相談課ということで、区民の皆様の……。       [発言する者あり]  もう1人いらっしゃいますか、子ども家庭部長、誰でしょうか。 ◎子ども家庭部長 子ども施設運営課長が、経験があると聞いています。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ありがとうございます。これでラグビーもますます機運が醸成して、足立区としても盛り上がっていきたいなと思っております。  まずは、決算特別委員会ということで、お金の話が様々な委員から出ております。  お金、単に我々が労働して得るお金ですが、なかなかお金の話というのはしづらい部分があります。我々日本人というのは、お金の話をすると、卑しいではないですが、そういうお話がよく出てきます。  お金は大事でございます。この中で、人生というか、自分の考えというか、「世の中はお金だ」と思っていらっしゃる皆様、もしいらっしゃったら手を挙げていただけますでしょうか。       [挙手する者なし]  では、「世の中、人生はお金じゃないよ」と思っていらっしゃる方、手を挙げていただけますでしょうか。       [挙手する者あり]  そうですよね。「世の中お金だ」と手を挙げることは、なかなか難しいと思います。でも、実際お金がないと生活もできませんし、生きてもいけませんし、労働する意味の中には当然お金という部分が入っております。  その中で、私が1点確認というか、最近の流れを不安視している件が1点ございます。その件は、綾瀬のエリアデザインについてでございます。  綾瀬のエリアデザイン住友不動産が平成27年に取得してから解体等が行われて、様々なことが、今、エリアデザイン調査特別委員会で話されております。  現在の状況を説明いただけますでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 現地については、建物が解体されて、地下の部分が残った状態で更地であります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  確か8月ぐらいに雨が降って水がたまっていたと思いますが、その水抜きの状況はどうなっておりますでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 8月1日から住友不動産のほうで水抜き作業をしまして、9月30日に終了したという報告がありました。  水のほうは1m30cmから1m50cmぐらい水抜きしまして、ほぼ地下1階部分までは水が抜けたと、先方から報告を受けております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  4月に提出した地元要望書で回答があって、今、エリアデザイン調査特別委員会で話されておりますが、私も綾瀬のほうに住んでおりますので、結構、地元のほうでいろいろ聞かれます。今、綾瀬がどうなっているのか、これからどうなるのかというお話もありましたし、当然、今年5月に行われました区議会議員選挙の中で、綾瀬駅前の動向やこれからのことを多々いろいろ皆様とお話をされておりました。  自分が今、少し不安に感じているのが、様々な地元の要望を聞いて足立区として要望書を上げておりますが、大前提としてまずお聞きしたいのですが、この住友不動産がこの土地を取得するに当たって、当然ながら売買をしたと思いますが、何か法令に違反しているとか、法律に違反して取得したということはありませんか。 ◎経営戦略推進担当課長 私が知っている範囲では、そのようなことはございません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そうですよね。住友不動産は民間の売買として普通にその土地を取得しただけだと、私の中ではそういうことだと思っております。  ただ、今、地元の中の声で、「住友不動産が何もしてくれない」という声が私の耳に届いてきております。住友不動産は大きい会社でございます。中小企業ではございませんので、当然ながら地域のためにとか、区のためにとかやるのは、皆さん当たり前のように感じている、感じ始めているのではないのかなと、私の中では感じています。  住友不動産は、民間の売買で別に何も問題なくこの土地を取得していると思います。そして要望に関しても、私の持っている情報の中では、足立区に対して、防災倉庫やかまどベンチ、防災井戸、マンホールトイレの設置をしようという地域への還元も当然ながら提案がされております。  これはさっき言ったお金の話になってくるのですが、足立区は様々な要望をしていると思います。その中に、金銭的な話というのも入っているのでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 具体的な金銭、幾らでという話はございません。一緒にまちづくりの方向性についての協議、意見交換というところではさせていただいております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そうですよね。お金の話は、当然ながら話されていない、議会の中でも話されていないので、多分していないと思います。  民間企業は、当然ながら利益を出すことが第一目的、そしてそれを株主に還元することが企業としての第一目的になると思います。ただただ要望するだけでは、なかなかその要望が通るのが難しいのかなと思っております。  ただ、足立区としては、地域の声、そしてまちづくりということで、皆さんの要望を聞いて区長名義の要望書を提出したのですが、私、凄く違和感があるのは、最近、「住友不動産は失礼だ」という話をよく聞くのですが、住友不動産は何か失礼なことをしていますか。 ◎政策経営部長 失礼かどうかというところに関しましては、地元で言われているのは、足立区のほうが文書で要望したことに対して口頭でしか回答がなかったこと、それについて少し失礼なのではないかというお話は伺ったことがあります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そのことで失礼だというお話ですが、これを自分の家に置き換えたときに、何の問題もなく土地を取得して、そこに足立区が様々な要望をかけてきて、お金の話もなく、何回か文書のやりとりもしっかりしました。その中で、今回、口頭で返答したことに関して、失礼だという話を取上げておりますが、住友不動産から見れば、少し頭にきているのではないかなと思っている部分が私はございます。  私が自分の土地を取得して自分の家を建てるのに、あれをつくってくれ、これをつくってくれと言われて、あげくの果てにお金の話もなく、それで口頭で返答したら、「伊藤は失礼だ」と言われたら、私、怒りますよ。  これは綾瀬の駅前ですから、大切な土地だということはございますが、これをしっかりと区民の皆様、綾瀬の方々にしっかりと説明をしていかないと、住友不動産に対して凄く失礼になってしまうと思いますが、それはどうですか。 ◎政策経営部長 これまでも住友不動産とは、うちのほうも定期的にきちんとお話合いをしていますし、その内容については地元にもお話をさせていただいています。  そういった部分では、一緒にまちづくりをしているパートナーではないですが、仲間としてそういう話をしているということは、これからも地域の方には丁寧にご説明をしていきたいと考えております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。今、政策経営部長からパートナーというお声がありましたけれども、足立区で開発していくのに、これから綾瀬の駅前だけではなく、様々な場所で開発が行われると思います。  その中で、今の足立区と住友不動産の現状を見たら、開発事業者は、足立区でするといろいろな問題が起きるのではないかというマイナスなイメージがつくのが少し怖いなと思っております。  当然ながら足立区としては、区としての要望はしていただきたいのですが、地元には、決して住友不動産が何もしてくれないというわけではないということを、しっかりと丁寧に説明を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 先ほど政策経営部長からも答弁しましたとおり、住友不動産をパートナーとして、今後、一緒にやっていくという我々のスタンスをまちでは説明していきたいと思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。私の耳に、住友不動産は何もしてくれないんだという声が届かないように、是非していただきたいなと思います。  この問題の根本的なところに立ち返っていきますと、今回は民間の売買で住友不動産が土地を取得したことになります。当然、建築制限とか都市計画法に反して取得したわけではないですが、仮に明日、イトーヨーカドーが同じ状況になって、民間の売買が行われたときに、この足立区は、今回のこのマリアージュの跡地を踏まえて、何か地区計画を変更したり、まちづくり計画や建築制限の条例をかけているのでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 現在、綾瀬駅東口においては、地区計画、建築制限条例等はまだかけておりません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これ何でかけていないのですか。 ◎経営戦略推進担当課長 まちづくりの機運というか、そういった機運が進んでいなかった、我々のその辺、取り組みの進捗もありまして、現時点ではかかっていないという状況でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これ取得したときから、結構、エリアデザイン調査特別委員会や各委員会で、この問題は取上げられてきましたよね。この問題は取得して起きてしまったことだから、僕も仕方ないと思いますよ。イレギュラーというか、考えていない状況でこういう問題が起きてしまったと。  そうなったときに、行政としてやるべきことは、同じ問題が起きないようにするべきではないのかなと思っております。  足立区には大小含めて駅が24駅ありますが、その中には、綾瀬駅前に近い、用途地域で言えば商業地域とか、高い建物が建てられる近隣商業地域や第一種住居地域などもあると思います。全ての駅前にそういった制限をかけろとは言いませんが、この綾瀬駅前の問題みたいなことが起きないように、駅前だから、駅前だからとよく委員会の中で話していますが、だとすれば、この24ある駅前の中で、せめて綾瀬に近い状態にある用途地域やそういうところに制限や条例を設けるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  まず、綾瀬の件につきましては、もともとかかってなかったものを今回かけるということで手続を進めておりますが、ちょっと時間がかかっておりますので、早急に、遅くとも令和3年、4年ぐらいまでにはかける方向で進んでいます。  それ以外のところにつきましても、地区計画は制限をかけるというよりも、今住んでいる方々を含めてご理解をいただいて、今、店舗をやっていない方もいらっしゃいますので、そういった方に不利益にならないようにということも考えながら、地域の賛同をいただきながら進めていきます。  今回の綾瀬の例も、一つの参考として、他の地域においても、可能性については、今後、エリアデザインも含めて進めていきたいと思っています。 ◆伊藤のぶゆき 委員  また同じような問題が起きないように、是非よろしくお願いいたします。  次に、私もオリンピック関係でスポーツのお話を少しさせていただきたいと思います。  よく足立区で、来年行われるオリンピックパラリンピックに、一生に一度に近いと思いますが、子どもたちにレガシーを、レガシーをと言いますが、レガシーって何ですか。誰か答えられる方、私はレガシーを説明できますよという方いらっしゃいますか。 ◎報道広報課長 もともとの意味合いとしては、遺産とかそういった意味合いがあると思いますが、私どもが使っている意味合いとしては、オリンピックパラリンピックの後に、その先に残るものという意味合いで使っているというふうに理解しています。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そうですね。さすがです。私も、レガシーって何かなと思ったら、今おっしゃっているような内容のことが出てきました。子どもたちに後世に業績として評価されるようにとか、期待されるようにとか、そういう計画がレガシーと今捉えられているようです。  改めてお尋ねをしますが、来年行われる東京オリンピックパラリンピックを見ていても、子どもたちに関しては、区内の子どもたちを見ているとムードに欠けるのかなと思いますが、今、区はどのような事業を検討しているか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎教育指導課長 教育におかれましては、引き続き都が補助事業をしておりますオリンピックパラリンピック教育アワード校文化プログラムなどに、率先して参加してまいります。  また、オリンピックパラリンピック教育の一環として、小学校3年生以上の観戦というところも今計画をしております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非、子どもたちがじかに肌で感じられる機会を多く増やしていただきたいなと思います。  確認ですが、足立区内で行われる競技又は区内施設の活用というのはございましたでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 オリンピックパラリンピック、区内で行われる競技はございません。ただ、練習会場に東京武道館が空手ということで今、決定しております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  先週、誰かは忘れてしまったのですが、今、現時点で、足立区内出身の選手がオリンピックに出場するかどうか、この間、誰か聞いたのですが、まだその状況はわからないですか。 ◎報道広報課長 正式に出ると決まった方がいるという情報はないのですが、前回も含めて、水泳の中村克選手辺りが非常に有望だと、出るのではないかと聞いています。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非、足立区出身の選手が出て、子どもたちが見られるような環境ができればいいなと思います。  最近、ワールドカップ・ラグビーの話ばかりですので、ここで一つだけ宣伝をさせていただきたいなと思います。  今、実は足立区でオリンピックに一番近い選手というのは、ボクシングの選手なんですよ。余り知られていないのですが、このボクシングの選手、森脇唯人という選手です。今年、法政大学を卒業して自衛隊学校に行っておりますが、江北中学校の出身でございます。全日本選手権をミドル級で2連覇しておりまして、アマチュアの中で村田諒太選手の再来だと言われておりまして、十分メダルが狙えるという選手が足立区におりますので、是非、注目をしていただきたいなと思っております。  オリンピック子どもたちにレガシーをということで、様々な体験をしていただく中で、大切なのは、その子たちが、まず学校に来ていただかなければいけないということでございます。  今、現時点、足立区の不登校の児童・生徒の人数は、どれぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ◎教育相談課長 平成30年度ですが、小学校239名、中学校697名の合計936名が、不登校児童・生徒数となっております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  もう一度、ごめんなさい。 ◎教育相談課長 小・中学校合わせて936名となっております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ありがとうございます。結構な人数がいらっしゃるんですね。  財務報告書の41ページをお開きいただきたいと思います。  不登校児に様々な対策を足立区も行っておりまして、気づく、つなぐ、支えるという3段階に分けて様々な対策をしております。       [資料を提示]  下のつなぐの段階の不登校児童・生徒への支援の中に、登校サポーター賃金というものと、別室登校支援と、登校サポーターによるお迎え支援とありますが、それぞれの役割と、あとここに書いてある改善率というのは、何の改善率という数字が出ているのか、教えていただけますでしょうか。 ◎教育相談課長 別室登校支援というものは、不登校児童・生徒が学校の教室には入れないですけれども、別の教室に入れる場合、自分の在籍の教室とは別の教室を用いてそこで支援をしているという場合に、別室登校支援というふうに申しております。そこに、登校サポーターという臨時職員、学校の教員以外の先生を我々のほうで配属しております。別室登校で支援しているケースが、その登校サポーターという形になります。  その改善率は、その登校サポーターが関わったことで、例えば教室に週に1回復帰できるようになったとか、学校に行けるようになったとか、それぞれ改善率は異なりますが、一歩でも登校状態に向けて進んだことを改善率という形で示しております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そういうことですね。ありがとうございます。  もう1点、アウトリーチ支援ということがありますが、これの内容はどういった内容でしょうか。 ◎教育相談課長 こちらは長期不登校実態調査員、平成30年度までやっておりまして、家庭訪問で長期に休んでいる方の確認というか、状況を調査する形で支援をしておりました。  今年度はこの支援はなくなりまして、スクールソーシャルワーカーになっております。昨年度はやっておりました。 ◆伊藤のぶゆき 委員  学校に来られない、学校に来ても教室に入れないという子どもたちも、しっかりサポートしていかなきゃいけないなと思います。  時間がもうないのですが、1点だけ、不登校特例校設置に向けた検討準備に入ったと聞いておりますが、現在どういった状況になっていますか。 ◎教育相談課長 不登校特例校の申請を国と昨年度やってまいりましたが、足立区が目指している学校の中に不登校特例校をつくる、校内につくる特例校が、できないことはないのですが、認められないというところで、まずは類似の形で、学校の中に不登校のための支援教室、特例教室と言っていますが、そちらを令和2年4月から開設するという準備に今、着手しているところでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  昨年度、我が党の長澤議員と八王子市の高尾山学園を見に行ってきました。もう時間がないので、私、また午後に40分時間がありますのでそのときにお話をしますが、数多くの子どもたち、より多くの大人が携わっていました。やはり心に傷を持った子どもたちを支えるのには、1対1でも足りないんだなというのを実感させられてきたと思います。  ただ、多く視察を受入れている関係で、私たち大人が学校内にいても、子どもたちは何が起きても大丈夫という安心感なのか何なのかわかりませんが、私たちに対してもしっかり挨拶もしていただけますし、そこは特例校だと忘れてしまうぐらい、学校の中が和気あいあいというか、生徒たちも和気あいあいしておりました。
     この足立区に、是非、特例校を私は個人的にはつくっていただきたいなと思いますので、それだけ希望を今お話して質問を終わりたいと思います。また午後、現れますので、よろしくお願いいたします。 ○高山のぶゆき 委員長  古性委員。 ◆古性重則 委員  皆さんおはようございます。今、伊藤委員からラグビー以外のスポーツの話が出ましたので、せっかくですから私からも発表させていただきたいと思います。  実は、一昨日、少年野球新人戦、東京都大会が行われたのですが、足立区から2チーム出まして、決勝戦で戦って優勝、準優勝になりました。  ちなみに、綾瀬連盟で、私が会長をやっているチーム2つです。このチームは、きっと将来的に有望だと思いますので、是非、皆さんも注目をしていただきたいなと思っています。  始まる前に、先週、公明党の小泉委員と立憲民主党の銀川委員からふるさと納税の話が出ました。申しわけありません。私はやっております。告白をいたします。  ただ、私は、ふるさとを愛する気持ち、ふるさとを思う心のない人は、決して今住んでいる足立区を愛することができないと思っています。ですから、共に繁栄をするという意味で、連携をとってやっていければと思っておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。  ちなみに、ここにいらっしゃる皆さんで、ふるさとを持っていないという方いらっしゃいますか。純粋に親から足立区に生まれて、足立区で育って、今も足立区に住んでいるという方いらっしゃいますか。       [挙手する者あり]  4%ぐらいですかね。これが実態なんですよね。ほとんどの方が、親の代からも含めれば、地方から出て東京で活躍しているというのが8割以上いらっしゃるということですから、これは許していただける範囲ではないかなと思っていますので、是非、ふるさと納税に対して余り厳しい思いをしないでいただきたいなと思っています。  ちなみに、私の秋田県上小阿仁村の返礼品はきりたんぽです。今、区長がにこっと笑いましたので、是非、秋田県上小阿仁村のふるさと納税にご協力していただければと思います。おいしいきりたんぽが届きますので、どうぞよろしくお願いいたします。  いよいよ10月1日から消費税8%から10%への切替えになりました。この10%になることによっての税収増は5.7兆円と言っておりますが、実際、消費税導入の対策として使うのが1.1兆円ですから、4.6兆円しか使えないんですね。その中で最も大きな目玉は、幼児教育・保育の無償化等になります。  更に、年金を含む社会保障費の充実ということでありますが、もう一つあるのはご存じないですか。もう一つ、凄く大事なのがあります。  実は、今までほとんど言われてこなかった借金の返済が、初めて盛り込まれたのです。5.7兆円の中の1.8兆円が借金の返済です。これまで全くなかった。あったとしても、2020年度に基礎的収支、プライマリーバランスを黒字にするという話はありましたが、いろいろな問題があってなかなかできなかった。社会保障費が2017年度で120兆円にまでなったのです。そういうことで借金返済ができなかった、黒字化できなかった。また、3.11などという災害もありました。ですから、なかなかプライマリーバランスをゼロから黒字にするということは大変なことです。  その中で、今回、初めて返済をするということになった、これは大きな一歩だと思います。  ただ、1.8兆円ですから、1,000兆円を超える借金からすれば600年ぐらいかかるのではないかと思います。ですが、それでも一歩進んだということで、私は高く評価をしたいと思っています。ただ、2%上がっただけでも消費に影響があるのではないかという心配はあります。  そこで、産業経済部の皆さんにお聞きをしたいと思うのですが、消費税増税後の足立区内の産業、商業に対する影響については、これまで予測をしておりましたか。 ◎産業経済部長 様々な情報がありまして、その中で懸念はしておりましたけれども、こういうふうになるという予測ではなく、一般的に言われる、冷え込むだろうという心配はしておりました。 ◆古性重則 委員  その影響度の調査については、いつかまだ決めていないですか。 ◎産業経済部長 まだ時期は決めておりませんが、まずは商店街振興組合連合会の情報をとり、それから全体的にどのような調査をするかは今後の課題だと思っております。 ◆古性重則 委員  私は、増税の影響はさほどないのではないかなと思っております。  というのは、それ以上に様々な対策をしております。ですから、増税の影響というよりも、10%と軽減税率の混乱が心配だと思います。これについては、情報は入っていないですか。 ◎産業振興課長 現在のところ、まだ情報はこちらのほうに入っておりません。 ◆古性重則 委員  テレビ等ではいろいろと報告されていますので、是非、情報を得て対策をしていただきたいと思っております。  肝心なのは、レジの生産が間に合わなくて入っていないところがいっぱいあるということです。これについての相談とか指導はしていないですか。 ◎企業経営支援課長 私どものマッチングクリエイターが、業務の合間で各個店のほうを回っております。その中で相談等を受けておりますが、なかなか自分のところに実際、それが影響していると思っている方が少ないというのが現状でございます。 ◆古性重則 委員  これつくっているところが余りないんですね。間に合わないんですよ。その間に合うまでの間どうするかということは、当然指導していかなきゃいけないと思いますが、できますか。それまでは手作業でやっていくということですか。 ◎企業経営支援課長 実際、今、回っている中でお聞きしているのは、8%を10%に切替えるという形で対応しているそうです。 ◆古性重則 委員  8%と10%をうまく切替えるレジはまだ整っていないということですよね。 ◎企業経営支援課長 実際お聞きしている中では、そういう形で今ある機器で対応できていると伺っています。 ◆古性重則 委員  どちらにしても、現場では相当混乱をしていると思いますので、情報収集してしっかりと対応していただきたいと思っております。  消費を喚起するために、キャッシュレスの還元についてはよくテレビ等で報道されております。コンビニやドラッグストアでは2%の還元で、中小のスーパーでは5%ということで、大手のスーパーはできない、百貨店もできない。足立区内で、きょうはどこでしたっけ、コンビニでキャッシュレスが6割増えたというのがありました。多分しっかりと対応すると、売上げの向上につながることは間違いないと思います。  5%の還元をしているところは、私の知る限りでは佐野のベニースーパーと、綾瀬のサカエストア、これは5%還元やっています。そういう情報を得て指導していくのも役所の仕事だと思いますので、そこら辺のことはまだ手がついてないですか。 ◎企業経営支援課長 そちらのほうもマッチングクリエイターのほうで説明を行っております。現在、経済産業省のアプリの中でも、その対象店舗が見えるような、若干不具合等があるらしいですが、見えるような状況になっていますので、それも合わせて紹介しておるところでございます。 ◎産業経済部長 補足させていただきます。マッチングクリエイターの人数も限られていて、なかなか追いついてはいないのですが、一応ローラー作戦ということで、今、足で回っております。できるだけ多くの情報を集めて、また、個店にアプローチして指導してまいりたいと思っております。 ◆古性重則 委員  力のあるところ、先進的なところは対応できるのですが、そうじゃないところがいっぱいあると思います。そこら辺を指導していただかないと、ここで出遅れちゃうとずっと出遅れてしまいます。そういうお店が結構、足立区には多いと思いますので、是非、対応していただきたいと思っています。  財政課長、この消費税増税で足立区に対する税収の関係は予測していますか。 ◎財政課長 地方消費税交付金という形で入ってまいりますけれども、ただ、税制改正の影響等がございますので、実際はどれぐらいになるかというのは、少し様子を見ているような状況でございます。 ◆古性重則 委員  プラス、マイナスはありますからね。ただ、予測だけはしておいてください。  今回の消費税増税について、悪影響を受けないように、区内産業、商業への指導と相談をしっかりとやっていただくようにお願いをいたします。  次に、地籍調査について、道路管理課のほうになりますかね。ここ数年、特に大災害のなかった年はありません。それだけいつ災害が起こるかわからないのが現状であります。この災害の後の復旧・復興にとって最も大事なのは、土地の戸籍、地籍が調査されているかどうかということです。  これびっくりしたのですが、前ですが、2月の日本経済新聞に「土地の戸籍整わぬ東京」と出ているんですよ。今、世界では、フランス、ドイツ、台湾、韓国は地籍調査、全部終わっています。日本は何%ぐらいだと思いますか、52%なんですよ。  ところが、東京は23%です。その中で足立区は何%か。そちらの専門家はわかるでしょうから、専門家でない方、足立区は何%かわかる方いますか。       [挙手する者なし]  3%です。実は14年前に、国は今の状況を恐れて、全国に地籍調査をするようにという要請を出しました。そのときに、足立区も受けて、地元区内の業界にお願いをしてNPOを立ち上げました。この話は何回かしています。確かにそのときは少し仕事を出してくれたようです。でも、その後は一切ないのです。ここ十数年、全くありません。  ですから、3%ということなのですが、なぜそうなったかということを散々言ったのですが、東京都の方針も変わったという話もありますが、区としてお願いをしてNPOを立ち上げたのに、その後の応援をしなかったということは、大きな問題だと私は思っています。その話は今までもしてまいりましたので、どうすればいいかということを、これから話をしたいと思います。  これまで足立区での地籍調査委託の期間、発注状況だけ教えてもらえますか。 ◎道路管理課長 発注状況は年間に1本、2年にわたっての委託になります。 ◆古性重則 委員  年間に1本、2年に一、二本だとすれば、何%向上しますかね。 ◎道路管理課長 先ほど古性委員がおっしゃった3%にプラス、1年で約1%程度でございます。 ◆古性重則 委員  これが現状です。年に1%だと100年かかってしまいます。そのうち誰もいなくなっちゃいます。  ですから、これを何とか早くやるために、今までのやり方を変えるしかないということだと思います。今まで一筆地調査をやってきましたが、街区先行型にするべきだということ、これも前から申し上げておりましたが、それに対する対応はどうですか。 ◎道路管理課長 今、一筆で地籍調査を進めさせていただいております。答弁したとおり1%弱の進み方でございますので、街区先行型、古性委員のおっしゃったやり方でやれば、大幅に進捗率が進むものと考えております。 ◆古性重則 委員  街区先行型でやる場合は、必要なものは何ですか。 ◎道路管理課長 足立区では、道路の図面はほぼ100%揃っております。街区先行型に変えるということでこれから業務として委託発注すれば、かなりの進捗率で進んでいくものと考えております。 ◆古性重則 委員  そのための基準点の整備をすることが大事だと前に聞いたことがあったのですが。 ◎道路管理課長 足立区では、区域管理図という道路を一体で地域ごとにつくっているものが既に60%ほど整っております。何年もかけてつくっておりますので、その後の道路の中の工事とか基準点が飛ばされているという状況もございます。それをまとめてつくるためには基準点の整備が必要ということで、古性委員おっしゃるとおり、基準点の整備をこれから一生懸命やっていかなければいけないと考えております。 ◆古性重則 委員  その基準点を整備すれば、今まで以上に進むという認識でよろしいですか。 ◎道路管理課長 地籍調査の街区先行型ということでは、かなり進捗率が進むと考えております。 ◆古性重則 委員  それであれば、何年ぐらいででき上がる可能性がありますかね。 ◎道路管理課長 予算によると考えておりますが、今までの1%ということではなくて、もう少し多くの進捗が考えられる、二桁ということもあろうかと考えております。 ◆古性重則 委員  その仕事を、15年前に無理やり立ち上げさせたNPOが、まだそのまま存続しています。ここに相談をして、どうやったらできるかということをやっていただきたいと思いますが、どうですか。 ◎道路管理課長 様々な課題がまだ残っていると思われますが、地籍調査に関してはプロの方々が集まったNPOでございます。相談をして、うまく進められるよう検討してまいります。 ◆古性重則 委員  15年前からの懸案ですので、是非、進めてやっていただきたい。  災害はいつやってくるかわからないというよりも、常にやってくるということを考えて対応してもらいたいと思っています。  前回から、いろいろと基金についての議論がありました。貯め過ぎだと。1,613億円、確かに東京都でも2番目に積んでおります。  ただ、これは人口比で見るとさほどではないんですね。足立区の1,613億円は、人口比で23区の中でいけば8番目か9番目だったと思います。減らしたといえども、区債については真ん中辺です。減ったことは間違いないですが、そういう状況ですから、特に凄く良くなっているということではありません。  中でも、千代田区は1,773億円、基金の1人当たりについては177万円、足立区は23万4,000円です。千代田区は177万円ですから、物凄い差があります。ですから、まだまだ貯めておかなければいけない。貯めるという言葉は悪いですが、基金を増やすということは重要なことだと思いますので、よろしくお願いいたします。  学校建設について、基金とつながってくる問題ですが、学校建設のために積んでいるのが504億円ということです。この504億円は、どれぐらいの期間で使う予定ですか。10年ですか。 ◎財政課長 実際に学校を1校建てるのに50億円程度かかると聞いております。ただ、基金だけではなく、国の補助、都の補助、それから起債、借金もございます。そういったものを入れましても、半分以上は基金から出すようになりますので、そうしますと、50億円の半分で25億円、20校分ぐらいはあると考えております。 ◆古性重則 委員  20校ぐらいということですが、実は、我々、よく学校が完成しましたから見に来てくださいということで内覧会にお伺いします。行くたびに感じることは、前回の学校よりも更に凄くなったなと。立派になったというよりも、豪華になったのではないかと見てしまっているのですが、なぜそうなっているのか。これはどこで図面を引いているのか。  もちろん建てるときはいいものを建てたいというのはわかりますが、図面はそちらでやっているのですか。 ◎学校改築担当課長 改築校については、私どもで委託してやっております。 ◆古性重則 委員  委託するときに、おおむねの金額を言って委託するのですか。 ◎学校改築担当課長 金額というよりも、この程度の規模でということで発注しております。 ◆古性重則 委員  多分、10年、20年前は30億円ぐらいだったと思うんですよ。それがいきなり50億円になったというのは、東京オリンピックパラリンピック、あと復興のため資材が上がったということもあったと思いますが、今が一番高いのではないかなと思います。ですから、ここは見直しをしなければいけない場面だと思います。資材も人件費もこれから下がります、東京オリンピックパラリンピックが終われば。  ということは、今それを計画の中にやっていかないといけないということです。50億円から60億円かかっているんですよ、定数の多いところでは。これはいかがなものかと思いますので、是非、もう一回見直しをして、絶対必要なものということでやらないと、どんどん良いものとなって、そのうち大理石でつくってしまうみたいなことになっちゃったら、これは学校ではなくなってしまいます。  実はあるんですよ。特養ホームなんかに行くと大理石ですよ。何でそんなにやるのというぐらいに、立派になり過ぎています。ですから、ここは逆に抑えなきゃいけない場面に来ていると思いますので、是非よろしくお願いいたします。  そして、学校の中で一番場所をとっているのはプールだと思います。今後のプールは屋上にということに全て計画変更されますか。 ◎学校改築担当課長 基本的には防災面なども考えて屋上ということですが、必ずしも屋上ということではございません。 ◆古性重則 委員  そうだと思うんですね。ですから、ここでちょっと提案させていただきますが、プールを民間委託にするという方法。  学校のプールというのは、年に何日ぐらい使っていますか。 ◎教育指導課長 6月の中旬から9月の初めまでになっております。 ◆古性重則 委員  日数では70日ぐらいですか。 ◎教育指導課長 約70日になるかと思います。 ◆古性重則 委員  プールは学校面積の中で相当とります。また、屋上にしたとしても建築費が高くなります。維持管理費も高くなります。  実は、これ既にやっている学校があります。プールを地域のスポーツジムにお願いするというやり方があります。ただ、近いところにない学校は無理だと思いますが、できる学校は幾らでもあると思います。まず、プールをつくらなくてもいいという建築費の削減もできますし、面積を他に使えるということもできます。更に、維持管理費もかからない。そこはメリットです。更なるメリットは、もちろん学校からそこのジムまで行かなきゃいけないのですが、行ったときに先生方は付添いだけで、指導はそこのジムでやってくれます。そうすると、先生方の働き方改革にもプラスになりますし、また、教わる生徒たちも水泳の技術をしっかりと身に付けることができる。  是非これを検討していただきたいと思いますが、どこですかね。 ◎教育長 実は様々な提案があって、そういったことを検討した経緯もありますし、実際にやった自治体があるのも存じております。  例えば、屋内につくれば冬でも泳げるのではないか。そうすると、5校でそのプールを使い回すことができる、雨のとき中止にならない、いろいろなメリットがあります。  ただ、子どもたちを安全にそこにどうやって届けるのかといった問題もありますので、総合的なところから、どこでできるのかということについては常に考えていきたいと思っております。  現在のところ、あそこの学校でできるということは申し上げられませんが、そういったことも含めて、いつも検討させていただいているということは事実です。 ◆古性重則 委員  今、計画を持っているところから、できるかできないかをやってもらいたいと思います。それをやることによって、絶対的にメリットのほうが多くなってまいります。ただ、物理的なことはありますから、そこだけはしっかり対応していただければと思います。  あと学校の話では、休校、廃校になった学校がそのまま草ぼうぼうで放置されているのを見ると、どうするんだろうなと常に思うんですよ。その活用の仕方、これまでは地元用途、ほとんどが防災関係になってしまうのですが、これも全国調べてみれば、いろいろなところで活用しているところがあります。  この前も調べたら、昭和のレトロを再現している、大好きなラーメンの通りをつくっている、そういうことを実際にやっているところがあります。長期間やるかやらないかは別にしまして、ただ草ぼうぼうにしておくのではなくて、地域の活性化のために役に立つようなもの、これは一人ではもちろんできません。NPOでやるのかどうかは別にしましても、こういう提案を出してもらえれば手を挙げるところは絶対出てくると思いますので、是非ご協力をお願いしたいと思います。  産業経済部の立場でも結構ですから、お願いします。 ◎産業経済部長 機会を捉えて是非やっていきたい話なのですが、まずは全庁で検討させていただきたいと思います。 ◆古性重則 委員  続いて、今回の増税の目的の中にある幼児教育・保育の無償化について、これがスタートいたしました。これまでは小学校から義務教育ということになりますが、これからは3歳からも義務教育になるという流れだと思います。そういう意味では、また違った捉え方をしなければいけないと思っております。  多くの人々は、子育てが楽になったと喜んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、その反面も絶対出てくると思います。それをしっかり対策しないと、このことはプラスにならないと思います。  実は、韓国では6年前からスタートしています。出生率が物凄く低い、子育てに良いということでやったのですが、結局は無理に施設をつくって、無理に保育士を集めたことによって、虐待が物凄く増えてしまっている。暴力、その対策で今大変な思いをしているということです。
     数をつくると、どうしても粗悪なものになってしまいかねないですから、是非そのことは頭に入れてやっていただきたいと思っています。  私が常に言っているのは、今回のことも含めてそうですが、できれば幼稚園と保育園、そして保育ママ、ベビーシッター、この役割をしっかり明記することが一番大事だと思っております。  今はごっちゃになってしまっていますから、どこを選択するかと言うと、一番優位なところで認可保育園になってしまっております。そこに集中しておりますので、認可保育園は3歳からにするとか、そういうしっかりとしたルール、枠をつくっていくということがこれから大事だと思っています。  そうしないと、粗悪なものができてしまう。結果、子どもにとってマイナスなものになったのでは本末転倒になってしまいますので、是非そこを頭に入れて対応していただきたいと思っています。  まだ途中ではございますが、2回目の質疑はこれで終了させていただきます。また明後日、出てまいりますから、よろしくお願いいたします。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、公明党から質疑があります。たがた委員。 ◆たがた直昭 委員  前半20分間、担当させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  土曜日、日曜日と、ここにいる方々は各地域で様々な諸行事等々があったかもしれません。私も、土曜日の午前中、地元の鹿浜こども園の運動会、その後2カ所の私立幼稚園の運動会に参加をさせていただいたのですが、とにかく土曜日の午前中、凄く暑かったということもありまして、先生たちもそうですが、子どもたちもかなり大変な状況だったのではないかなということです。  3カ所とも言われたことがありまして、これは冗談的に言われたのですが、こういうところにミストがあればいいねみたいな話が出たものですから、そういう部分では将来的にもという話が出ていましたが、先だって朝日新聞に千住のミストの記事が出ておりました。  北千住駅西口美観商店街に全長800mのミストが設置された。同商店街振興組合が、熱がこもって暑い、どうにかして欲しいという住民の要望に応え、都の補助金を活用して設置されたということです。  私はまだ見ていないのですが、これについて何か反響か何かは聞いておりますか。 ◎産業振興課長 そのミストのところを通った方は、やはり凄く涼しくていいねという話を、こちらのほうは聞いております。 ◆たがた直昭 委員  区は、来年の東京2020大会に向けてということですが、この北千住駅西口美観商店街、都の補助金を活用してということですが、今後、商店街での区としての暑さ対策ということは何か考えていらっしゃいますか。 ◎産業経済部長 今回も東京都の補助金を活用しているのですが、半額補助ということで商店街の負担もありますので、商店街とご相談しながら検討してまいりたいと思っております。 ◆たがた直昭 委員  当然、予算の問題とか関わると思います。私が2年前に福岡県の久留米市に初めてお邪魔をさせていただいたときに、ちょうど夏の終わりだったものですから、駅からおりて物凄い暑さの中で、久留米駅のエスカレーターを降りたらミストが駅前の広場でガーッとなっているということで、見るだけでも本当に涼しい光景を見させていただきました。区のほうでも、できる範囲で検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、小・中学校における施設整備についてお尋ねをさせていただきます。  まず初めに、小・中学校の体育館のエアコンの整備状況について、若干確認をさせていただきます。  小・中学校の体育館におけるエアコンの整備は、当初の予定として、区は今年度、3校の中学校をモデルに整備するとのことですが、現在の進捗状況及び検証結果などについてお伺いしたいと思います。 ◎学校施設課長 昨年度に第四中学校に設置いたしました。こちらの暖房効果ということで検証させていただいております。  今年度には、内蔵型の体育館、入谷南中学校と、プロパンガス使用のエアコンを花畑北中学校に設置しております。全部で3校。こちら第四中学校も合わせまして冷房の検証を行いました。結果につきましては、十分な効果があるということで判断をしております。 ◆たがた直昭 委員  十分な効果があるということで、今後、いざ有事になるときは避難所の一つとなると思いますので、積極的に検討して欲しいのですが、当初の予定としては、令和3年度、2021年度までに全校設置することにより、国や都からの財政支援制度が最大限活用できると聞いています。  小・中学校の体育館におけるエアコンの全校設置に向けての整備計画についてはいかがですか。 ◎学校施設課長 補助金につきましては、期限は令和3年度まで補助金を利用して設置していく予定でございます。ただ、熱中症対策、あるいは避難所としての機能を考えますと、前倒しで早目の設置を行っていきたいと考えておりまして、東京都と補助金について協議中でございます。  来年度、できれば予算編成までには設置計画をお示しできればと考えております。 ◆たがた直昭 委員  3年間かけて区内小・中学校全部に配置ということでありますので、早目早目に手を打ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、小・中学校の防火シャッターについてお尋ねをしたいと思います。  防火シャッターについては、ここ数年、防火扉やシャッターにおける大きな事故は発生しておりませんが、学校施設の安全対策には欠かせない項目の一つとして、若干確認をさせていただきたいと思います。  まずは、現在、区内の各学校に防火シャッターが設置をされていると思いますが、保守点検についてはどのようにされているのかお伺いしたいと思います。 ◎学校施設課長 防火シャッターにつきましては、年2回の消防点検、消防法に基づき確認を行っております。また、建築基準法に基づきまして防火設備の点検も行っている状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  区内の小・中学校も老朽化が進み、これから施設更新の時期を迎えていくと思いますが、防火シャッターの耐用年数というのはどのぐらいですか。 ◎学校施設課長 防火シャッター本体は数十年使用できると聞いておりますが、駆動部とか動く部分、機械系統は、メーカーのほうで10年から15年という話を聞いております。 ◆たがた直昭 委員  10年から15年の耐用年数とのことですが、最後もう1点、保守点検などは定期的に当然行っていると思いますが、改修についてはどのように行っているのか。また、点検など異常があった場合の対応についてはいかがですか。 ◎学校施設課長 通常ですと、全体保全工事、あるいは内装改修工事の際に改修しております。  ただ、点検で不具合があった場合は、緊急工事で箇所ごとで対応して、すぐ直していくという状況でございます。 ◆たがた直昭 委員  先だって、学校公開の中で防火扉やシャッターの話が出たものですから、いざ事故が起きてからは遅いということでありますので、その辺もしっかりと安全対策について取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、決算説明書の238ページ、ここの真ん中の下の5番、小売市場の管理運営事務について、今回61万7,837円というお金が出ておりまして、執行率が92.63%ということであります。  これは、昨年も言いましたが、都営鹿浜五丁目団地1号棟の1階で現在閉鎖している小売市場の維持管理費用であります。ここは以前スーパーが入っておりましたが、様々な状況によりまして、今閉鎖をしております。  この予算の中身としては、光熱水費や自家用発電機、工作物の保守点検、消防用設備点検とのことでしたが、昨年と比べると6万円ぐらい上がっているようですが、この点についてはいかがですか。 ◎産業振興課長 今回上がっている理由につきましては、自家用電気工作物の保守点検の3年に1回の精密点検の費用と、光熱水費、基本料金が上がっている関係で6万円、昨年に比べると維持費が上がっているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  鹿浜五丁目団地建て替えの計画が出てきております。この計画について、区は何か掌握されておりますか。 ◎産業振興課長 東京都の担当者のお話ですと、建て替えまでにまだ3年ぐらいかかるというお話を伺っております。 ◎区営住宅更新担当課長 東京都のお話によりますと、令和3年又は4年の解体工事を予定していると聞いております。 ◆たがた直昭 委員  この鹿浜五丁目団地は低い棟と高い棟があります。一挙にはやらないと思いますが、どっちを先とか聞いておりますか。 ◎区営住宅更新担当課長 どこの棟から始めるかについては、現在未定ということで聞いております。 ◆たがた直昭 委員  先ほど言ったように、この小売市場が入っているのは、1号棟の1階で低い棟のほうです。これは今、閉鎖をされておりますが、東京都からあと3、4年ということであれば、単純に60万円前後、若干は変動するかと思いますが、これは必ず維持費としてかかっていくということで考えればよろしいですか。 ◎産業振興課長 今の状態を続けていく限りは、これぐらいの金額がかかっていくと考えております。 ◆たがた直昭 委員  都が建て替えない限りは、このまま維持していかざるを得ないと思いますが、たとえ60万円前後であっても、ミニマムの数字で今後、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、公園の整備状況について何点かお伺いさせていただきます。  まずは、舎人駅周辺のパークイノベーション計画、現在、来年度から2024年度までの5年間で改修する公園を選定し、進めていくと聞いております。  舎人、入谷地域では、区画整理事業で創出された公園があります。その中には、いまだ遊具など名称も番号で呼ばれている公園、いわゆるナンバー公園が6カ所ありますが、ナンバー公園の整備状況と今後の予定について伺いたいと思います。 ◎みどり推進課長 6カ所あるナンバー公園のうち、3カ所の整備は終わりました。これから残りの3カ所についても整備を考えていくところでございます。 ◆たがた直昭 委員  3カ所の整備が終わって、残り3カ所ということでありました。最初の3カ所の整備について、特に舎人三号公園については、バスケットリングがついたということで大変に好評でありまして、グラウンドも整備していただきました。  今後、残る3つの公園につきましても、2024年度中をめどとしておりますが、ウォーキングコースなどの整備も考えているということで、地域の人も楽しみにしているということでありますので、是非、すばらしい公園にしていただきたいと思います。  また、以前より、土地区画整理により創出されたナンバー公園については、区としても、一定の時期になったら、地域の小学校や地域の皆様にアンケートや相談をしながら、親しまれる公園名称に変えていきたいと考えているとの答弁がありましたが、その後は何か進んでおりますか。 ◎みどり推進課長 地域の方、また小学校の方から、親しみやすいお名前をつけていただきたいというご要望も受けておりますので、そういう方向で考えていきたいと考えているところでございます。 ◆たがた直昭 委員  是非、早急にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、舎人公園について2点ばかり確認をさせていただきたいと思います。  舎人公園につきましては、昨年、陸上競技場に夜間照明が設置されたということで、本当に喜ばれておりますが、C地区についてはまだ途中経過になっております。入り口付近には、大きな案内板と展示用案内板が設置されています。よく見ると、大きな案内板はC地区の南側は何も表示されておりませんが、展示用の案内板には、みんなの広場、冒険の丘、アドベンチャーヒルなどC地区全体の案内表示が描かれております。  未整備地である冒険の丘と称しているアスレチック施設の整備について、確認をさせていただきます。  2018年度は公園の基礎造成工事とアスレチックの基本設計、そして今年度から来年度にかけては実施設計、その後、工事着手との計画予定でありましたが、現在の状況について、予定どおり進んでいるのかお尋ねしたいと思います。 ◎建設事業調整担当課長 C地区の未整備でありました南側につきましては、昨年度設計が終わりまして、今年度、来年度でアスレチック、池等の工事を行う予定で、その後、供用開始の見込みであると伺っております。 ◆たがた直昭 委員  一日も早く全園開園に向けて、非常にアスレチック場も楽しみにしておりますので、予定どおり計画が進むよう都のほうに要望していただきたいと思います。  あと1点の課題ですが、外周道路につきまして確認しますが、B地区の外周道路についてはいまだ未施工となっておりますが、この辺の状況についてはいかがですか。 ◎建設事業調整担当課長 外周道路につきましては、まだ数件、用地買収が完了していないところがございまして、その用地買収が終わった後に道路を施行して、区のほうで管理する予定となっております。 ◆たがた直昭 委員  なかなか難しい部分もありまして、若干お時間はかかっておりますが、地権者の方としっかりとお話をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、コミュニティバスはるかぜについて若干お尋ねしたいと思います。  前回の報告資料によりますと、コミュニティバスはるかぜについては、まずは、23区内では、4区以外はコミュニティバスが運行されております。また、運行路線数は、区内12路線に対して他区は一桁台であり、シルバーパスの利用もほとんどの区はできません。そのような状況を鑑みる中、当区は、財政支援は行っていないものの、他区に比べれば結構、充実されていると思いますが、民間事業者が運行しているので、路線数が多い割には、採算性は余りないと聞いております。  今回、新たな総合交通計画の改定版では、人口構造の変化や防災上の観点、災害危険地域、交通不便地域等様々な課題を網羅して取り組まれたと思いますが、まずは、その点はいかがですか。 ◎交通対策課長 新しい総合交通計画の中でなかなかこれまで進んでこなかった交通空白地域と言われていたところにつきまして、ちょっと視点を変えて、地域の皆様と一緒に新しいバス交通ができないかということを検討していきたい、今後また進めていきたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  あともう1点、これは何度も要望しておりますが、できるまで一応お話をさせていただきます。  一部のバス事業者だけはICカードが使用できません。聞くところによりますと、会社の経営状況や運行状況など審査をされるということでありますが、バスを利用する地域住民の方からは、一日も早くICカード利用可にして欲しいというご要望をいただきますが、その後についてはいかがですか。 ◎交通対策課長 ICカード利用可につきましては、たがた委員ご指摘のとおり費用が大変かかるということがございまして、なかなか事業者が難しいという状況でございますが、引き続き区のほうからもお願いしていきたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  毎回毎回、何度か言わせていただいて大変恐縮ですが、地域要望の強いお話でありますので、是非、実現をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○高山のぶゆき 委員長  佐々木委員。 ◆佐々木まさひこ 委員  公明党の佐々木まさひこでございます。先の本会議でいじめ対策について質問させていただきましたので、その続きということで質問させていただきたいと思います。  先日の決算特別委員会で、へんみ委員からも傍観者の存在が大事だというお話がありました。子どもたちは、いじめは悪いことだと思っていますし、実際のいじめの現場を見て、嫌な気持ちになっていると思います。しかし、実際にいじめをやめさせる行動は起こしにくい。それは、教育長も言っていましたけれども、自分がいじめられる側に回ってしまうことを恐れることもあるだろうし、何をすればよいか、わからないということもあるだろうし、他の子も見ているだけだから、そう思ってしまっているかもしれない。  厚生労働省が5年ごとに行っている全国家庭児童調査によると、クラスの誰かがいじめられているのを見たときの対応として、「別に何もしない」という割合は、学年が上がれば上がるほど増える傾向にあります。  しかし、今の世間の風潮で、それが子どもの世界にも反映していると嘆いても始まらないので、本会議でも質問しましたが、やめて欲しいことをはっきり言う、離れる、その場所を避ける、助けを求める。いじめを受けたときの行動を具体的に教えるだけでなく、ロールプレイングもやってもらう、そういう練習をすることも重要だろうし、いじめについてのエピソードを教材としてグループワークをして、みんなが発言し合うということも重要だと思います。  いじめを見聞きしたときに傍観している子どもたちは、嫌だな、そんなことやめればいいのにとほとんどは思っているんですよ。でも、怖かったり、勇気が出なかったりして行動できない。それなら、担任の先生にそっと言って欲しいと言うとか、TKR、足立区でも辰沼キッズレスキューが非常に有名ですが、集団でみんなでいじめはしない、させない、許さない、そういう考え方を子どもたちに浸透させる。これを繰り返し具体的に子どもたちに教えていかなければいけない。  そこで、教育長にお伺いいたしますが、これがそういった形のいじめ予防授業とか、子どもたちがいじめをしない、させないという運動とか、そういったものは足立区の学校でどの程度できているか、まずお伺いしたいと思います。 ◎教育長 いじめの問題は授業でも取り上げていますし、私はかなり浸透していると思います。  ただ、辰沼キッズレスキューのような集団の活動ということになるとまだまだと思っていますが、児童会とか生徒会とか、そういったところを中心にやっている学校も多いと伺っています。 ◆佐々木まさひこ 委員  監査委員をしていたときに、学校監査で小・中学校を訪問させていただきましたが、その際には必ず、御校ではいじめはどのくらいありますか、そういうときにはどういう対応されますかということを学校長に質問させていただきました。やはり学校長によって差があるなというのは感じました。  今回、本会議質問するときに、小学校2校と中学校1校、校長先生にいろいろいじめについて、そこは辰沼小学校とか北三谷小学校とか一生懸命やっているところを訪問したので、校長先生はすばらしい取り組みをされていましたが、いじめも不登校も一朝一夕に解決する問題ではないと思いますし、粘り強く、しかし真剣に取り組んでいきたいなと思います。  けさほど学校運営部長にお会いしたときに、今回、教育委員会の款がありますからと言ったら、何やるんですかと言われて、いじめですと言ったら、いじめ専門ですからねとか言われて、別にいじめ専門でやっているわけではないですが、それは子どもたちにとって大事だと思うからしつこく何回も質問させていただいています。  具体的に質問していきたいと思いますが、教育委員会も、こちらで質問すると答えてくれるんですよ。例えばいじめの解決というのが、前は98%とか非常に高かった。でも、そのいじめの解決というのはそんなに安易に解決にしていいのですかと質問すると、3カ月程度、経過観察期間を設けて、本当に解決したのか、しっかり見るようにしますよというふうに答えてくれましたので、具体的に質問していきたいと思います。  いじめSOSカード、子どもたちに配っています。いじめSOSカードに東京都が実施しているLINE相談「相談ほっとLINE@東京」のQRコードを印刷して配付してはどうかという質問に対して、いじめ等の相談先を記載した中学生のクリアファイルとか、SOSの出し方教育、自分を大切にしようの授業で相談窓口一覧をカードに印刷して配付するというご答弁でした。  ただ、このいじめSOSカードにもQRコードが書かれているんですよ。だから、これホームページに飛ぶのですが、これどこに飛ぶと思いますか、教育指導部長。 ◎教育指導部長 すみません、試したことがなくて申しわけありません。 ◆佐々木まさひこ 委員  学校でのいじめ相談、まずは電話でという区のホームページに飛ぶんですよ。  まず目につくのが、キッズライン子ども専用フリーダイヤルとか、足立区いじめ110番とか電話番号がズラズラと書いてあるところが目につくんです。「まずは電話で」というところが、パッと目に入る。その下に、インターネットからも相談できますと書いてあって、いじめ相談ネット受付と言って、子どもの方はこちら、大人の方はこちらと書いてあります。電話は、こちらにも書いてあるんですよね。ネットで受け付けるということは、やはり心理的なハードルがあって相談できないから、ネットの受け付けと心理的なハードルを低くして、受け付けてもらおうと思っているのではないか。  そういう狙いでやっているんですよね。違いますか。 ◎教育指導課長 その内容で作成をしております。 ◆佐々木まさひこ 委員  それであれば、ハードルを下げて欲しいと思うんです。  それから、子ども用の受付窓口、あなたの名前、必須、必ず書いてください、必ず入力してくださいと書いてあります。それから電話番号、メールアドレス、あなたの性別、あなたの通っている学校も必須、あなたの学年も必須、どんないじめですか、必須、必須と書いてあるところには必ず入力してくださいと書いてあるんですよ。  もちろん必須と書いてあっても、記入しないで送信してくる子も多いそうです。だけど、わざわざ送信するときのハードルを上げちゃうのだろうと。必須と書かれてと、書かなきゃ送れないと思ってしまうのではないだろうかと思うんです。  このメールには誰がお答えしていて、そしてその対応する時間は何時から何時までなのでしょうか。 ◎教育指導課長 こちらは教育指導課のほうで受け付けております。受付時間は24時間となっておりますが、職員がいる限りできるだけ早急にという形で対応させていただいております。 ◆佐々木まさひこ 委員  もちろん学校の名前とか電話番号とか、わかったほうがいいに決まっています。しかし、ここまで書き込める子どもは、恐らく教員にもきちんと訴えることができるのではないだろうかと思います。  このメールの相談件数というのは、昨年、何件ぐらいだったでしょうか。
    教育指導課長 メール受付に関しましては、昨年度16件になっております。 ◆佐々木まさひこ 委員  ちょっと少ないですよね。そういったことは、ここら辺が関係しているのではないかなと思います。  このQRコードで読み取ったらすぐその受け付けのフォームに飛ぶ、それから必須というのはできれば避けていただければいいかなと思います。そういったことも改善していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  あと本会議でも質問しましたけれども、総務省の平成26年情報メディア利用時間と情報行動に関する調査、平成24年から3年間で、メールでやりとりしていた子どもたちがその3年間でほとんどSNSでやりとりするようになっています。  中学校の校長先生に聞きましたけれども、中学校に入学してくる前から既にLINEのグループができ上がっていますよとおっしゃっていました。  基本的には、ネットいじめといっても、クラスなどの人間関係の延長線上でいろいろ起こってくることもあるだろうと思いますし、ネットの中だけだからこそ、そういった人間関係でいじめが生じるということもある、両面あると思います。  もともといじめは大人には見えづらい、匿名性が確保されやすいネットいじめというのは、更に発見しづらいと考えるべきだと思います。だから、TikTokだとか、いろいろなものがフェイスブックにしてもツイッターにしてもありますが、今、一番子どもたちが絡んでいるのはLINEなのだろうな、LINEのトラブルが一番多いのだろうなと思っています。  LINE株式会社もそういった課題は認識していますので、LINEトラブルを含むネットコミュニケーションに関して、ネットリテラシーの啓発活動を、専門の部署を設立して学校や教育機関で年間300回以上の講演活動なんかやっています。ワークショップもやっています。  こういったLINE株式会社に対して、そういったことをやってもらうということは、今やっているのでしょうかね。 ◎教育指導課長 区としては、年1回になりますが、いじめ防止研修会という形で実施しております。  その中で民間事業の活用についても紹介しておりますので、各校がどれぐらいやっているかというところでは把握まではしていないのですが、今、佐々木委員おっしゃるとおり、ネットでのいじめが一つの大きなツールになっているというところは認識しております。 ◆佐々木まさひこ 委員  子どもの最大の教育環境は何だと思いますか。 ◎区民部長 子どもにとっての一番いい環境というのでしょうか。 ◆佐々木まさひこ 委員  最大の教育環境は何ですか。 ◎区民部長 やはり先生とか保護者に温かい目で囲まれた環境、こういったものが大事なんじゃないかなと私は思っております。 ◆佐々木まさひこ 委員  さすが区民部長です。そのとおりです。子どもの最大の教育環境は、学校の先生ですよね、学校においては。家庭においては親でしょう。基本的には保護者ですよね。  その先生が、疲れていらいらした様子でいてはいけないと思うし、教員の多忙化解消のためにそういう対策は少しずつ打たれてはきていますが、今回いろいろ現場に行ってお伺いした中では、現場の校長や教員の皆さんからは、子どものために忙しいのはしょうがないし、それはやりがいがあると言うけれど、保護者対応で、特に理不尽な過度の要求、いわゆるモンスターペアレントと言われるような対応に対しては、本当に疲弊し切ってしまうとおっしゃっていました。今回、夜間は電話対応が留守番電話になるということが、非常に助かるということもおっしゃっておりました。  その中でも、スクールロイヤー制度というのを文部科学省が言い始めています。例えば港区なんかでは、教育委員会が2007年にスクールロイヤー制度を導入して、2018年現在で21人の弁護士で、40校の公立の幼稚園、小・中学校が登録されています。校長や教員が直接電話で弁護士に相談もできるし、司法の観点を踏まえて助言を受けることもできる。当事者同士の話合いに同席を求めることもできる。学校から弁護士に寄せられる相談は年40件程度だそうですが、内容はいじめ問題、近隣家庭からの苦情、保護者の理不尽な要求などです。  こういったいわゆるクレーム対応の専門家、そういうスクールロイヤー制度という対策は、そろそろしてもいいのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 補正予算でも組ませていただいておりますとおり、年々、弁護士案件が増えているのが現状でございます。  佐々木委員ご提案のとおりのスクールロイヤー制度につきましても、前向きに検討し、更に、私たちも課題やメリット等もあると思いますので、更に勉強を重ねていき、前向きに検討してまいりたいと考えております。 ◆佐々木まさひこ 委員  どうかよろしくお願いしたいと思います。  財務報告書65ページに、建築物耐震化促進事業がいろいろ書かれています。耐震診断・改修設計助成が336件、耐震改修工事助成が32件、耐震解体除却工事助成が270件、どちらかと言うと、ほとんど建て替えに利用されている実態があるように思います。  建て替えが進むことは、それはそれでいいと思いますが、高齢の方、年金でお暮らしの方、なかなか建て替えまではできないというケースも多いですよね。  これは詳しく調べ切れなかったのですが、NHKのテレビで、四国のほうだと思いますが、外側からアンカーボルトとかそういったものを打ち込んで、およそ30万円以内の安価な耐震方法で耐震化を進めるということを紹介されていました。建物を本格的に内側から支えるとかそういう大きな工事をしないで、外側から住みながらもできる。それで耐震化率が非常に進んだということが紹介されておりました。  もちろん安い方法としては、耐震ベッドなんかもありますが、家屋が倒壊してしまえば住み慣れた家にいることもできなくなりますし、高齢の方は避難所生活というのは大変です。家屋が倒壊したこと自体で、火災の発生とか様々なことが懸念されます。  最近、様々な安価な耐震方法というのが開発されてきております。こういう方法も紹介していくべきだと思いますが、どうでしょうかね。 ◎建築安全課長 今のところ私どもとしては、建て直しといいますか、新たなものをつくってもらうほうが、耐震の他にも火災の危険度も減ると考えておりますので、そちらをお勧めしている状況でございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  家の中で電気ストーブが倒れた、石油ストーブが倒れた。でも、建物が壊れなければ、火災の発生率というのは下がるとは思いませんか。 ◎建築室長 佐々木委員おっしゃるとおり、倒壊によって火災というのは確かに発生します。  それから、日進月歩で技術というのは進歩していますので、今言った耐震補強についても、いい方法があるかどうか勉強していきたいと思っています。 ◆佐々木まさひこ 委員  私、都庁のそばで、耐震方法の様々な工法とかそういうのをパネルや実物を見せてもらったり、そういうのをやっているのを見たことがあるのですが、例えば庁舎ホールなんかで、耐震方法、今、様々な方法ができているんだなというのがあります。そういった展示会なんかも、一応検討してみて区民の皆さんに、旧耐震の方でなくても、そういったことに興味のある方はいっぱいいらっしゃると思うのですが、いかがでしょうか。 ◎建築室長 佐々木委員おっしゃるとおり、様々な方法があると思いますので、何か対応できるものがあるかどうか調べてみたいと思います。 ◆佐々木まさひこ 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  また、先の本会議で、花畑川の環境整備基本計画について触れて、富士見橋の早期完成と車両の通行できる橋というふうに質問させていただきました。富士見橋に関しては令和3年3月から、雪見橋と富士見橋間について工事着手できるように進めてまいりますというご答弁をいただきました。これはしっかり進めていただきたいと思います。  その上で、車両の通行できる橋とした場合に、橋に面した道路の高さを1m程度上げなければならないため、その影響で民有地に段差が生じる。それから、南側の一方通行解除だの課題があるということで、富士見橋を車両通行できる橋にすることに関しては一定の課題があると。今後、地域のご意見を伺った上で、車道橋又は歩道橋にすべきかについては12月末を目途に判断してまいりますということでした。  これは、地域の皆さんにどのように状況を知らせて、どのような手順で判断していくのかお伺いしたいと思います。 ◎工事課長 地域の皆様方につきましては、12月中に説明会を開催して、歩道橋の場合、車道橋の場合という形で説明させていただきたいと思います。  また、段差ができた場合、段差ができるとどういうような影響があるかというのも、合わせて説明していきたいと考えているところでございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  段差ができる車道の橋とする場合に、工事期間もある程度かかると聞いたのですが、それはどのぐらいですか。 ◎工事課長 車道橋にした場合につきましては、工事設計する前に、上がるところの沿道の方々に、土地の入り口の高さ、それから土地のかさ上げ、置場の調整、そういうことをご説明する期間が非常に時間がかかるという形でございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  どの程度かかるかも含めて、きちっとその課題を整理して、住民の皆さんにそういうことを判断できるように丁寧な説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それから、通称「中通り」の交通安全対策の今後の方針と実施時期についても本会議で質問しましたが、区の答弁は、区画整理で整備された道路は通行しやすくなって、スピードを出す車もありますが、歩道も整備されたことから安全性は高まっていると言っています。区としても、更に安全性を高めるために、路面標示や抑制看板等を設置してまいりましたと。ご質問の信号機につきましては、警察と協議しておりますが、車の交通量が少なく設置条件を満たしておらず、設置のめどが立っておりませんということです。  では、何もやらないのかということですが、いろいろやってくださっているのはわかっています。  課題は、スピードを出して通行する車両が多いという点と、南北の方向より道路の広いほうが一時停止になっていて、東西の狭い道路が一時停止でない部分が2カ所あります。そこは広い通りのほうが一時停止なものですから、横合いから車がすっと出てきて出会い頭の衝突事故が多い。だから、それは赤い枠で囲っていただいて強調していただいたのですが、相変わらず事故は多い。  やはりそういったところは、両側の一時停止という交差点なんかも聞いたことがあります。警察と協議しながら、そういったことも含めて対策していただければと思いますが、いかがですか。 ◎企画調整課長 佐々木委員おっしゃる点についても理解しております。警察と協議しながら進めたいと思います。  また、南からの進入についても、規制について警視庁を含めて協議していきたいと思ってございます。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、共産党から質疑があります。西の原委員。 ◆西の原えみ子 委員  西の原です。本日もよろしくお願いいたします。  まず初めに、介護保険についてお伺いいたします。  区は、平成30年度介護保険料を値上げし、ついに23区で一番高い介護保険料になりました。区民からは、「介護保険料が高い」「23区で一番高いなんてびっくり」「保険料が年金から天引きされ、今後の生活に不安を感じる」「消費税が上がったら生活がもっと苦しくなる」という声が上がっております。  ある高齢団体に行ったら、議員が来たということで言われたのは、介護保険料が高い、何とかならないか、下げることはできないかということでした。  区長は、区民のこうした声をどう思いますか。 ◎区長 そのようなお声があることは、区民の声からもよく存じております。 ◆西の原えみ子 委員  この介護保険は、政府の社会保障構造改革で、非課税世帯を含めて高齢者全員の保険料の負担、サービスや高齢者の人口が増えれば際限のない値上げ、年金からの自動天引きなどが導入されて、その仕組みに沿って保険料の値上げが繰り返されてきました。  介護保険料の引上げを抑える名目でサービスの削減や給付抑制も行われて、苦情も絶えません。それでも値上げはおさまらず、もはや高齢者の負担は限界という声も聞かれています。  区は、このような介護保険の構造的な問題があるとは思いませんか。 ◎介護保険課長 様々な要素が絡み合って、給付、高齢化、そして保険料の関係とか、その解決の方法は、単純に、シンプルにできるようなものではないと認識しております。 ◆西の原えみ子 委員  構造的に何か課題がありますかということを聞いているのですが。 ◎福祉部長 西の原委員おっしゃるとおり、介護保険制度につきましては、いろいろな課題があって、構造的な問題も含まれていると考えております。 ◆西の原えみ子 委員  介護保険制度は2000年の4月から導入されて、それに比べてサービスの削減、給付対象の縮小がされております。高齢者が増える中、必要な制度であって、存続して充実させなければいけないと私も思っております。  そのためには、根本的な改善が必要です。所得の少ない人が多い自治体ほど平均保険料が上がるこの仕組み、例えば国の財政負担を現在の20%から30%に引上げる、このことを行えば保険料の引下げとサービスの充実ができるのではないでしょうか。  これは国の問題、国が動かないとどうしようもないのかと言うと、そうではなくて、保険者である自治体の努力、姿勢で保険料の引下げはできる、サービスを削らず工夫をして保険料を引下げている、そういう他区もある、こういうことは認識しているでしょうか。 ◎介護保険課長 今、西の原委員おっしゃられたように、国のレベルで解決しなきゃならない課題とともに、保険者として、各区、足立区も当然そうでございますが、様々な工夫をしてそういった目的を達成していきたい、そのように考えてございます。 ◆西の原えみ子 委員  足立区としても、やろうと思えばできるはずです。平成30年度決算剰余金が8億9,000万円余生じまして、これを第3回定例会の補正予算で、介護保険給付準備基金に5億2,900万円余を積立て、介護保険法によって負担割合が決まっている分として国や都に1億3,600万円余を返還し、そして区の一般会計には4億1,800万円余を戻しました。戻したということで間違いはないですか。 ◎介護保険課長 法定の部分を超えた部分につきましては戻してございます。 ◆西の原えみ子 委員  決算剰余金の8億9,000万円余のうち、国や都に給付実績に見合って戻すという1億3,600万円余はやむを得ないと思っていますが、区民との約束でこれだけサービスをしますと、こうやって準備しているのに、区のほうの一般会計に戻してしまうというやり方は、私たちもかねてから指摘をしているのですが、おかしいのではないでしょうか。  6,580円という保険料に見合った繰入金の分なのだから、介護保険の会計内にとどめておけばいいのではないでしょうか。 ◎福祉部長 今回に限らず、西の原委員のそういったご意見をいただいておりますが、介護保険制度だけでなくて、その剰余金について一般会計に戻すというのは、通常の財務会計の処理として当然のことでございます。もし別の用途で使うのであれば、それは予算に計上すべきものと考えておりますので、特別会計にとどめるということは、会計の原則から考えて、それは明確な支出根拠を失ったものでございますので、あり得ないと考えてございます。 ◆西の原えみ子 委員  一般会計の繰入れ問題については、繰入れを禁じる法令上の根拠があるのかというのを国会で我が党が質問をしたときに、禁じる法令上の規定はなくて、法令上、保険料の規定は、補助金、交付金等の収入を差し引いた必要額となっている。一般会計は12.5%となっているので、法律上そういった繰入れは予定されていない。したがって、禁じる規定がない以上、罰則、制裁はないというふうな答弁をしています。  だから、他の施策のようなペナルティーや罰則、制裁はないのだから、独自に一般会計に戻さないで介護保険会計にとどめることとか、こうやって繰入れをしている自治体もあるということでは、やる気になればできるのではないかと私は考えますが、いかがですか。 ◎福祉部長 西の原委員がおっしゃいます自治体につきましても国の指導があって、確かに一部の自治体は様々なことをやっておるようですが、基本的には介護保険の中の保険料の軽減のための三つの原則があって、それを守っている自治体のほうが多く、守っていない自治体が減ってきているという状況がございますので、そこについてはご理解いただきたいと思います。  また、再三、申し上げますけれども、介護保険の制度につきましては、確かに罰則はございませんが、法律上、自治体が負担すべき割合というのは決まっておりますので、それを遵守しない形で原則を守らない形で運用するということは、別の観点のリスクが私はあると思っておりますので、遵守すべきと考えております。 ◆西の原えみ子 委員  共産党市長の蕨市ですが、一般会計に繰入れています。それで市民の負担軽減をやっています。  やはりこれは、いろいろおっしゃっていますけれども、区の姿勢が凄く問題なのではないかなと私は思います。  やはり足立区は低所得者が多い、そういう区が保険料が上がってしまうというこの構造的な問題を抱えている中で、一般会計の投入を機械的に決まっているからだめだとか、そういうことを絶対にしないというようなご答弁は、高齢者の暮らしの実態を見ていない姿勢だと思います。何とか負担を軽減しようという姿勢に立つべきだと思います。  次に、第8期の介護保険料の会計に向けてご質問いたします。  第7期の値上げのとき、実は他党の議員も、厚生委員会で6,580円というのは限界だと、非常に厳しい金額なのだと。低所得者にとっては、保険料の値上げ、簡単に値上げしていいということにはならない。天井知らずに上げていいとは思っていないと言っていました。今こそ、一丸となって値上げストップに取り組むときだと思います。  区の姿勢として、多くの区民が高過ぎて苦しんでいるこの介護保険料、第8期に向けて、値上げすることなく、区民に負担増をさせないというふうにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉部長 今、西の原委員ご指摘の保険料の負担が高まっているのはもちろん承知しておりまして、次の8期に向けて、これから様々な給付の状況とかいろいろ条件を出しながら、また、国でも負担と給付の関係の見直しは行っておりますので、その情報も得ながら、できる限りの対応はしていきたいと考えてございます。  今現状、後期高齢者が増えており、給付全体が増えている中で、保険料が全く上がらないかと言われると、それはかなり不可能に近いと考えておりますが、できる限りその保険料が上がらないような対策というのは、区としても考えていきたいと思っております。 ◆西の原えみ子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、子どもの貧困対策として、生活困窮世帯の就学援助についてお聞きをいたします。  就学援助は、小・中学生がお金の心配なく学べるように学用品費や給食費などを支給する制度で、義務教育は無償と定めた憲法9条を具体化したものです。生活保護利用世帯要保護と、それに準ずると各自治体が認める準要保護世帯が対象です。  中学校の入学準備金の支給時期の繰上げに続いて、小学校の入学準備に係る費用の支給時期の繰上げが、今月の10月から申請が始まって2月の支給となるとなっております。  平成30年度の金額が今年度幾らになったのかということと、対象者がどれぐらいいるか教えてください。 ◎学務課長 平成30年度小学校の入学準備金は4万7,380円でした。今年度に関しましても、同額の4万7,380円を支給いたします。  対象者に関しましては、10月1日に来年度入学の方にお手紙をお出ししたところですが、5,100人ほどおります。 ◆西の原えみ子 委員  中学校はどうですか。 ◎学務課長 中学校の入学準備金につきましては、平成30年度5万4,070円、今年度に関しましても同じ金額で5万4,070円になっております。 ◆西の原えみ子 委員  4年前の平成28年の予算特別委員会で、ぬかが委員、そして第2回定例会の私の代表質問の中で、初めて入学準備に係る費用が、入学後の6月以降ではなくて、小・中学校ともに入学準備が始まる2月ぐらいに受け取れるようにして欲しいと、その支給時期の繰上げのことに触れました。それが来年度実現するということは、本当に良かったと思っております。  世田谷区では、準要保護世帯の入学準備金の金額を、要保護世帯の国基準の支給額と同じように小学校は5万600円から6万3,100円、中学校は5万7,400円から7万9,500円に引上げております。これは昨年の10月の生活保護法改定で一般家庭の平均的費用の実態を踏まえてということで、生活保護世帯に出す教育扶助のうち入学準備金の上限が引上がったこと、これに準じました。  足立区は、今お聞きしたこの金額は、生活保護の方との差が出ているのですが、それにしなかった理由は何でしょうか。 ◎学務課長 就学援助の要保護世帯、生活保護の方に関しましては、西の原委員からお話がありました世田谷区と同額の生活保護基準で出ておりますが、準要保護世帯につきましては、財政調整交付金の財調の単価を基準にして足立区のほうでは決めておりますので、先ほど申し上げた金額になっております。 ◆西の原えみ子 委員  それがなぜ財調基準にしたというか、世田谷区のように一緒に準要保護世帯にも同じ金額にしなかったのかということを聞いているのですが。 ◎学務課長 生活保護と就学援助というのは、別の制度となっております。準要保護につきましては、生活保護基準とはそもそもの基準が違っております。そこを踏まえまして、財調の単価を基準として決めております。 ◎教育長 生活の実態を踏まえて、この金額を出しているということです。収入のない生活保護世帯と多少収入のある世帯、この差が出ているのはご指摘のとおりですが、それを我々は斟酌した上で決めていると。その基準が財調の単価だということでございます。 ◆西の原えみ子 委員  おっしゃったように、生活保護世帯と準要保護世帯の差というか、大変な部分というのは変わらないと思います。それが今回この改定の中で、それこそ生活保護の人と比べて1万5,000円とか2万円近く差が出てきているというところでは、やはりこれはいろいろ考えていただかなければいけないと思っています。  世田谷区は、更に、月4,000円から5,000円かかる給食費について生活保護基準の2.06倍まで広げて、4人家族の場合は給与収入545万円以下が対象だったものを760万円以下に引上げて、新たに約4,400人が対象となって、3分の1の家庭が対象で、給食費が実質無償になりました。給食費の全額補助、拡大したのですが、今、仕事が減って収入が減っている子育て世代にとって、給食費だけでも無償になるのはとても助かると喜ばれております。
     足立区でも、いろいろあると思いますが、世田谷区のように、準要保護世帯の入学準備金の見直しを行っていただきたいと思うとともに、この給食費についても、基準の引上げを行って、子育て世代に優しい負担軽減の拡充を行うべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 現在の足立区の就学援助基準でございますが、4人家族で年収約580万円までの世帯が対象となっております。およそ3分の1の世帯が給食費無償ということになっております。  全世帯に対して、今、足立区では1人1食当たり5円の公費負担、これも継続しておりますので、現段階では、就学援助基準の見直し、あるいは給食費の負担軽減の拡大は考えておりません。 ◆西の原えみ子 委員  貧困の連鎖を断ち切って子育て世代に温かくというところでは、もう一歩踏み込んでこういうことも是非やっていただきたいなというのは、私の要望として言っておきます。  もう一つ、生活困難世帯の子どもの進学支援である育英資金についてお尋ねをいたします。  国の高等教育無償化制度が来年度から始まるということで、今、区が行っている育英資金の見直し、これもやっていると聞いているのですが、国の高等教育無償化制度だけでは足りないのではないかと、私もいろいろ説明を聞いて思っています。  例えば、国公立、そういう人たちはほとんど大丈夫だとは言うのですが、380万円以下ですが、国公立に受からなくて私立大学へ行った場合は、上限額が決まっているから足りないのではないかと。それと、例えば医学系とか芸術系などに進学した場合も、この上限額ではとても足りないのではないかと思うのですが、それはいかがですか。 ◎学務課長 各大学それぞれで、支援策というのが今現在も講じられております。国の高等教育の無償化の制度が始まって、今、西の原委員おっしゃったように、上限を超えての部分という負担が出てくるご家庭もあるかと思いますが、そこにつきましては各大学のほうでも検討をしていると聞いておりますので、各大学のほうで対応されるものと考えております。 ◆西の原えみ子 委員  国の高等教育無償化制度で足りない分というものを、是非、区の奨学金を併給するような、積極的にそういうことも支援をすると言って、貧困の連鎖を断ち切るという形でやっていただきたいと思います。  今、学生の2人に1人は奨学金を借りています。国の高等教育無償化制度では7万5,000人が対象となっていると言われていますが、それは奨学金を利用している人の数%にしかすぎません。これでは、学びたいと望む人たちの数%しか救うことができないと思います。  いろいろな人と出会って学びを深める中で、人生の選択肢や可能性を広げていく、こういう場を望む人に学ぶ権利を保障して環境を整えるという義務が国にはあります。そういう中で、是非、区の奨学金も拡充して欲しいということを重ねてお願いしたいと思います。  先日、育英資金の審議会がありました。審議委員である私も参加をして、通常枠と一部償還免除枠の審査を行いました。通常枠は定員に満たなかったのですが、一部償還免除はとても人気でした。10月からの受け付け5名の枠に13名が応募して、選考しなくてはならなかったのですが、その中で収入が低かった子1人を繰上げすることができました。  しかし、応募しているどの子も将来の夢をしっかり持っていて、それに向かって学んでいきたいという子ばかりだったので、そういう高校生を不採用にするということがとても忍びなかったです。  今回、国の高等教育無償化制度が始まるということの見直しで、希望する子がみんな受けられるように、この一部償還免除型の枠も拡大して、そして奨学金の要件も緩和して、更に増やしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学務課長 国の高等教育の無償化を受けまして、今年度、育英資金の全体の制度見直しということで検討会を3回重ねてまいりました。その中でも、今、西の原委員おっしゃったようなご意見もありましたので、今、事業のスキームを構築しているところです。お示しできる段階になりましたら、ご報告をさせていただきます。 ◆西の原えみ子 委員  是非、そのところでもよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時00分休憩       午後1時00分再開 ○高山のぶゆき 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  公明党から質疑があります。小泉委員。 ◆小泉ひろし 委員  こんにちは。15分間ずつ、さの委員と交代で質問させていただきます。よろしくお願いします。  初めに、先日の総務委員会で平成30年度分の事故の報告がございまして、その中で重大なる事故とかいろいろありますが、その他の事故で46件ございました。  その中で、学校での給食のアレルギー事故絡みの報告がございました。大きい事故ではないということでその他にくくられていたのですが、非常に気になりました。  私も、このような事故が多く発生したときに、平成25年、確か第1回定例会だと思いますが、いろいろと調査を重ねて質問させていただきましたが、非常に気になった。なぜならば、その他でくくられる項目かもしれませんが、一歩間違えると命に関わるということです。  いろいろ対策がとられていると思いますが、平成30年度、このようなアレルギー児、小・中どのぐらいの人数が現状いるのでしょうか。 ◎学務課長 平成30年度、小学校69校で約900人、中学校では35校で約300人のアレルギー児がおります。 ◆小泉ひろし 委員  結構各学校、波があるにしてもかなりの人数がいらっしゃると思います。  今回、46件のうち9件の事故報告されているわけですが、この主な原因というのが確認不足と聞きました。この辺、今後もいろいろな対策、研修会とか調理場の環境とかやられているかと思います。  重大事故にいかないようにしたいのですが、最近、学校現場でエピペンを用いるような重大な事故というのはあったのでしょうか。まず平成30年度、またその後を伺いたいと思います。 ◎学務課長 平成30年度は、エピペンを使用するような事故はございませんでした。  直近で申し上げますと、平成29年度に中学校で2件、エピペンを使用しております。 ◆小泉ひろし 委員  重大なる事故はないわけですが、やはりアレルギー児の誤食だとか誤配、このようなことが事故としてあります。命に関わることなので、引き続き注意喚起や安全対策をしっかりととっていただきたいと思いました。よろしくお願いします。  次に、不動産販売等に関わるチラシ看板というか、ラミネートで強化されたこのようなものが、       [資料を提示] 電柱だとか公共物に両面テープで、粘着性の強いもので張られて、最近特に感じております。  特に歩道が狭い道路などで、かたくて鋭利なラミネートされた看板、このままどうなのかなと。安全・安心のまちづくりを進める上でも、是非とも対応しなきゃならないと思います。  私も、けさ、役所へ来る途中に、道路管理課とも何回かさせていただきました。       [資料を提示]  尾竹橋通りの両サイドに凄い強力なのが、こういうのは電柱に直角に張ってあるんですよ。人の交差するところ、木密地域と言われる狭隘な道路のところでも、平気で直角に電柱に張ってあって、特に日暮里・舎人ライナー沿線沿い、あそこは歩道がちょっと広いような状況ですが、出入り口とかひどくて道路管理課にもお願いしたのですが、こういうものが目立って、電話番号は消しておきましたが、危ない。ただでさえ歩道がまともにないところに直角にこういうものがあって、鋭利で、かみそりみたいな役割をする。  このようなことに対して、区は決して何もやっていないわけではなくて、例えば違反広告物除却協力員制度というのがあります。私も当然カードを持っているし、我が会派では全員が持っております。  そういうこともあって、余りひどいところは忙しくても取って、危ないということで自分も協力しているのですが、足立区は、こういう制度があって、募集もしている。所管は道路管理課ですね。道路整備室道路管理課占有係。また一方、落書きだとか不法投棄については、これは所管が足立区の生活環境保全課でやっている。ビューティフル・ウィンドウズ運動にもつながるし、犯罪を減らすことにもつながります。  それぞれいろいろな取り組みをやっていますけれども、この違反広告物除却については、本当に危ないし、後を絶たない状況であれば、区の職員も一生懸命やっているのはわかっていますが、何か取り組みの工夫というか、広報というか、考えられないのかなと。  集中的にキャンペーンするとか、いろいろな各種取り組みをやっているわけで、抱き合わせで、「こんなの張ったって無駄だよ」ぐらいの「また取られちゃうね」と、そんなこともすべきではないかと感じるのですが、いかがでしょうか。 ◎道路管理課長 小泉委員おっしゃるとおり、大々的にキャンペーンを張ってやるという方法もございます。  現在、違反屋外広告物の撤去に関してガイドラインを作成しております。東京都の屋外広告物条例に基づいて、区でできることがある、そこに対してのガイドラインということで、今、策定を急いでいるところでございます。  更には、不動産業者のほうに、悪質な場合は私自ら踏み込んで注意をするということで、警察官も同伴してやってまいりまして、平成26年度の数値からは約半減をしているという状況でございます。 ◎道路整備室長 補足をさせていただきたいと思いますが、その悪質な業者に対しては、今後、区として過料を取れるような方向性で現在、考えているところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  他府県の皆様とも懇談会やったときに、このようなお話をさせていただいて、業者として限られているのかもしれませんが、美観という問題以上に、危険というほうが非常に心配でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、防犯カメラ等の設備について伺います。  財務報告書にも、44ページかな、いろいろな犯罪の現状に向けた取り組みがのっかっているかと思います。刑法犯認知件数を減らしてきたということです。  足立区は、町会・自治会経由で設置補助をして37台、164余台防犯カメラを設置したということでございますが、区は、地域限定のWi‐Fiの無線システムによる地域BWAを利用して、屋外の防犯カメラネットワークシステムの構築を目指して、9月から稼働しました。  平成30年度末では、この町会経由のことも含めて、何台の防犯カメラが設置されたのか。また、9月から順次、接続していくと聞いたのですが、ネットワーク対応カメラでないと接続できないと伺っていますが、今年度中には全体で何台の防犯カメラが設置されるのか。また、今後の計画について簡単にお答えください。 ◎危機管理部長 申しわけありません。町会の分だけ先にお答えをさせていただきますと、平成25年度以降で73団体、350台、町会・自治会で設置をしていただいております。 ◆小泉ひろし 委員  所管の担当課長いらっしゃらないかと思いますが……。 ◎防犯設備課長 今年度、ネットワーク化ができますのは281台になります。 ◆小泉ひろし 委員  平成30年度末では、総台数というのはもっと多いのではないですか。 ◎道路整備室長 今年度末で280台でございますが、3年間で1,053台設置完了する予定でございます。 ◆小泉ひろし 委員  いろいろ進める上で課題はあるかと思いますが、時間の関係で深くは突っ込みませんが、区役所を含めて防犯カメラの設置が増えていますが、区の施設としては何台設置しているのでしょうか。施設です、外ではなくて。 ◎防犯設備課長 監視カメラとして、現在わかっているのは2,200台ほどです。 ◆小泉ひろし 委員  そのように、室外、また施設内防犯カメラの設置が進んでいるかと思います。  また、屋外の防犯カメラを中心にネットワークシステムでつないでいくわけですが、犯罪を減らす意味でもよろしくお願いしたいと思います。  また、まち中で、この44ページにも書いてありますが、防犯カメラの路面シートが貼り付けられております。  私も、町会の防犯部として皆さんとパトロールするのですが、ここ防犯カメラついたんだと、路面にシートが貼ってあります。そういうことは皆さん非常に関心を持って、安心感にもつながっているかなと思います。  聞くところによると、ここには全部で300枚を貼り付けしたと書いてありますが、1台のカメラに対して1枚のシートを張っていると聞きました。この辺については、地域や道路状況により見せる防犯活動にもなる。地域の方にとっても安心です、ここに防犯カメラがついているんだと。  そういう意味では、道路の方向だとか交差だとかいろいろ道路状況にもよりますが、有効であれば路面シートを複数枚張ってもいいのではないかと思います。そういうことは見せる防犯活動としても必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎防犯設備課長 現在、竹の塚警察署からそういったお話がございまして、大踏切の前には複数枚張りつけております。  今後も、こういったお話が来ておりますので、どんどん増やしていきたいと思っております。 ◎道路管理課長 現在、防犯カメラの真下にシートを貼らせていただいている状況でございます。これも、少し離れたところに張ったほうが効果があるのではないか、そういうことも検証しながら、今後、進めていきたいと考えております。 ◆小泉ひろし 委員  防犯カメラの設置してある場所が少ないときは、どこに設置してあるかばれちゃうみたいな心配もあったのかもしれませんが、今は、むしろ防犯カメラが設置してあるんだということで安心感を、皆さんそういう意味で関心を持っているのではないかと思います。よろしくお願いします。  次に、街路灯のLED化の進捗について伺います。  平成23年度から区道の街路灯のLED化、10年計画で進めてきました。今年度で9年目になると思います。私もスタート当時からずっと追っかけていますが、環境面ではCO2削減となり、消費電力の削減になる。各小型街路灯に続いて、消費電力を更に食う大型街路灯、私道防犯灯もそうですが、何回か議会で取上げました。  この街路灯の今の設置状況、一言で、順調なのか。また、小型街路灯と大型街路灯、これも進んできたかと思いますが、今、何灯のうち何%ぐらい進んでいるのか、そのような現状を伺います。 ◎防犯設備課長 街路灯の総数ですが、4万1,300灯ほどありまして、現在、LED化が3万1,700灯ほど済んでおります。進捗率にしまして約76%ほどになっております。  内訳ですが、小型街路灯につきましては、2万8,300灯ほどありまして、2万7,300灯はLED化が済んでおります。96%ほどになります。これにつきましては、今年度、完了予定でございます。  大型街路灯につきましては、約7,000灯ございまして、昨年度から始めておりまして、770灯ほど済んでおります。  もう一つ、装飾街路灯というのがございまして、こちらが約6,000灯ございます。こちらにつきましては、水銀灯の球を交換するということでLED化しておりまして、約3,500灯済んでおりまして、59%ほどの進捗となっております。 ◆小泉ひろし 委員  大型街路灯、消費電力を最も使う率がやっと11%ぐらいになったと。小型についてはほぼ今年度完了、装飾街路灯は60%になったということですが、しっかりと今後も進めていっていただきたい。  使用電力というか、電気料金は低減されているかと思いますが、今後も引き続き進めていただきたいと思います。  時間ですので、失礼いたします。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  さの委員。 ◆さの智恵子 委員  皆様こんにちは。残り15分間、どうぞよろしくお願い申し上げます。  区では、創業に当たってステージごとに切れ目のないサポートを行っています。  私の友人も、会社を辞めて、今年、念願だったエステサロンをオープンさせることができ、起業に当たっては、いろいろな支援を受けることができて助かったという話がございました。  女性の方で起業される方は、増えておりますでしょうか。 ◎企業経営支援課長 女性のほうは増えております。比率としましては、男性のほうが2対1で多いのですが、徐々に増えてきている状況でございます。 ◆さの智恵子 委員  また、今年2月に開催されました女性起業家と区長の区政を語り合う会では、女性起業家の方から様々な意見がございました。  その中で、一人でやっていると孤独なので、起業塾のような継続的にチームワークで進んでいける取り組みがあったらいいとの声があり、区が立ち上げを支援し、現在も女子カフェミーティングを開催しているとお聞きしました。  彼女のような新しい女性起業家もつながれるよう支援をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 過去に銀行のほうで調査がありましたが、その中でも、女性の中では、同じような立場の方との交流の場が少ないというような意見がございまして、こういう女子カフェミーティングを設置した次第でございます。  こちらのほうは、今、5回ほど実施をしておりまして、今後は、自主的に動けるよう会を進めていきたいと思っております。 ◆さの智恵子 委員  また、財務報告書の46ページでございますが、こちらにございます就労・雇用支援事業では、区内中小企業人材確保支援事業がございます。  活用した企業41社のうち、35社で課題が解決されたとございました。どのような課題が多かったのでしょうか。 ◎企業経営支援課長 こちらのほうは、人材確保だけではなく、育成とか従業員の定着、こちらのほうのお悩みに対しまして支援をしている次第でございます。 ◆さの智恵子 委員  また、高齢者の方の就労については、シルバー人材センターがございます。  先日、70代前半の男性が、アルミの溶接での登録をお願いしたところ、そのような仕事の受注はないと言われ、清掃で登録されたそうです。これまでの経験を生かした仕事をしたいと話をされておりました。  例えば簡単な家の修理など、区民の方からの需要もあるかと思います。今後、仕事のメニューを増やすなど、高齢者の方が生きがいになる取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 シルバー人材センターのほうは、今、人員確保に関しまして取り組みを実施しておるところでございます。  平均的に70歳、80歳の方が入会してくるような状況ですので、仕事のほうも、若い人ができるような仕事を確保して、若い人の定着を図っていかなければなりませんので、仕事のほうのリニューアルではございませんが、その辺も考えていきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。
     また、高齢者の方の生きがいになるものにつきましては、元気応援ポイント事業がございます。  こちらの決算説明書の427ページには、6,40万円余の記載がございました。現在、何名の方が登録をされていますでしょうか。 ◎介護保険課長 決算の金額、今、649万円で、現在登録なさっている方は、平成30年度末で2,591名でございます。 ◆さの智恵子 委員  大変多くの方が登録されていると思っております。  先日お伺いをしました梅田地域でも、絆あんしん協力員として、ごみ出し等多くの方が活躍されていると伺っております。  元気応援ポイントは、年間上限5,000円で現金支給をされていると聞いております。例えば高齢者の皆様がいつまでも健康に過ごせるよう運動を推進するために、区の体育館やプールなどをはじめ、民間のジムなどを利用する場合には、運動ポイント、すみません、私、4年前に健康ポイントというのはだめだという経緯がありまして、今回、運動ポイントとして使えるような取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 運動ポイントという視点は、さの委員おっしゃるように、新たな視点としてその重要性を認めるところでございますが、元気応援ポイントにつきましては、地域に貢献するボランティア事業に参加した場合に付与するという事業でございますので、自分自身の健康維持を目的とする参加事業とは目的が異なるため、この仕組みでのポイントの付与は考えておりません。 ◆さの智恵子 委員  是非、高齢者の方が楽しみながら運動できる仕組みづくりもお願いしたいと思います。  また、地域包括ケアシステムの梅田地区モデル事業では、地域包括支援センター関原で、週2回、高齢者の居場所「つながり処うめだ」を開設しております。  先日、拝見しに伺いましたが、その日は、地域の運営サポーターの方が講師を務める朗読会に8人が参加をされて、詩などの朗読を大きな声でされておりました。  また、この隣には子育てサロン関原があり、この部屋にもお子様の元気な声が聞こえておりました。以前、保育施設だったこともあり、広いスペースがあります。  今後、地域をつなげる取り組みの一つとして、合同でのイベントを行うなど、子育てサロンに来る親子と交流できる機会をつくってはいかがでしょうか。 ◎地域調整課長 お話の関原につきましては、地域包括支援センターと同じ建物ですので、今後、そういう連携ができないかどうか検討していきたいと考えます。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、この日に参加された方は全員女性でした。今後は、男性の方にどう参加をしてもらうかが課題かと思います。  また、この部屋は登録しているサークルにも貸出しをしておりまして、月2回、健康マージャンのサークルも利用されているそうです。当初は女性の参加も含めて考えていたそうですが、包括が男性限定にこだわり、現在、約30人の男性が参加し、マージャンを楽しまれているそうです。  また、このサークルは、年2回、梅田学習センターで料理教室をしているそうで、材料の仕入れ等準備が大変との声がございました。  今後は、栄養指導の観点からも、サポートをしてくださるボランティアなどとの協創で、男の料理教室として開催回数を増やす取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 高齢男性の社会参加については非常に重要な観点だと思いますので、今後研究させていただきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、梅田の地域には特別養護老人ホームがなく、住み慣れた地域に建設を希望する声も多いです。  今後の整備計画はどのようになっておりますでしょうか。 ◎介護保険課長 整備計画につきましては、現在、7期の介護保険計画及びその中で8期の期間中に1、2施設、150~300床程度の整備を見込んでおります。  そういった方向性でございますので、今後も施設の整備と保険料負担のバランスを考慮しながら、地域の方々の意向も含め、地域保健福祉協議会等で十分なご議論をいただきながら進めていきたいと考えてございます。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  また、区では、人生100年時代を見据えて、文化・読書・スポーツの3分野計画を策定中でございます。その協創推進事業として、先日このようなチラシが届きました。       [資料を提示]  「ちょいスポで体幹キタエルからだキレイ」ということでございまして、子育てママを対象にした「図書館×スポーツ」プロジェクトという内容でございまして、花畑と興本地区限定とございました。  この二つのエリアに決まったのは、どのような理由からでしょうか。 ◎文化・読書・スポーツ計画担当課長 今年度、花畑と興本に決まった理由につきましては、今年度、実証研究ということで、モデルで2カ所に絞って選定しております。  まず、花畑のほうですが、こちらは3年間の事業になりますので、3年間で事業者は変わらないということで、大規模改修がないですとか、指定管理の選定がないというところと、あと学習センター、体育館、図書館の三つの施設が揃っているということで、区内は花畑のみという形になりました。  興本のほうですが、花畑とはパターンを変えて、体育館と図書館が別にあるところということで選定をさせていただいております。 ◆さの智恵子 委員  わかりました。こちらにQRコードがついておりまして、こちらを読み込みますと、かなりたくさんの情報が入ってまいります。連絡先であったり、とてもわかりやすいなという状況でした。なかなか運動ができないママたちのためにも、是非、推進をお願いしたいと思います。  また、今後、区内15カ所の図書館で文化・スポーツ事業と連携すると聞いておりますが、どのような企画が予定されておりますでしょうか。 ◎文化・読書・スポーツ計画担当課長 具体的なプログラムにつきましては、今回、読書とスポーツの連携ということで、図書館の椅子をバランスボールに変えて少し運動に親しんでみるですとか、そこから少し場所を変えて学習室で軽運動に親しむですとか、そういったことを今年度モデルでやっていきたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  他の地域でも、是非、推進をお願いしたいと思います。  また、決算説明書の341ページでございますが、文化芸術推進事業でございます。  先日もある委員から、この団体が今年70周年を迎えるということでございます。(3)に、区民の文化活動支援事業というのがございまして、執行率が96.82%ということでございました。  こちらのほうですが、足立区で現在、行っております共催事業は幾つございますでしょうか。また、その関わりについて教えていただけますでしょうか。 ◎地域文化課長 今年度の共催イベントというか、共催事業につきましては、展示のほうも含めまして21事業ございます。  また、この中で例えばギャラクシティを使っているものとか、そういったホールのものが13あったりしています。 ◆さの智恵子 委員  例えば民謡の団体は、春と秋に2回、西新井文化ホールで講演を行っております。案内チラシなどはどのように配布をされていらっしゃるのでしょうか。 ◎地域文化課長 各住区センターとか、まちのほうとか、そういったことでチラシの配布などを行っております。 ◆さの智恵子 委員  是非、私どものほうにも頂戴できればと思っております。  こちらは民謡の団体の皆様の日頃の練習の発表の場でもございますが、民謡を区民に広めるためには、観客を増やすということも大切と考えます。  例えば住区センターで民謡を習っている団体の方の出演や、子どもたちが伝統文化を発表するなどいたしますと、家族を含めて友人等々多くの来場の方があるかと思います。新しい方に見ていただけるということも大切かと思います。そのような推進もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域文化課長 共催事業につきましても、慣例的なものが結構多くなっておりますので、昨年度から各団体と協定書の取り交わしを始めております。  その中で、協創の理念を実現するために、企画の段階から区の考え方を示しつつ、一般の方々も参加できるような、そういった開かれた共催事業を目指してまいります。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、西新井、梅島では、多くの道路が整備をされております。都道補助第136号線は、国道4号から梅田の一部も開通し、通行できる場所も増えております。梅田から西側の完成予定を教えていただけますでしょうか。 ◎建設事業調整担当課長 ただいま手元にありませんので、改めてご報告させていただきます。 ◆さの智恵子 委員  先日、補助第138号線は本会議のほうの質問でございましたので、補助第136号線ということでお話をしたのですが、わかりました。  また、この関原一丁目から梅田一丁目の地域は交通空白地域にも指定されております。完成時にははるかぜ等を望む声も多くございますが、検討状況はいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 こちらの件につきましては、さの委員から以前からお話をいただいているところでございます。  交通空白地域等で検討するに当たっては、やはり都市計画道路等の進捗ということがございますので、こうした機会を捉えて、事業者等とも積極的にもやっていきたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、自民党から質疑があります。伊藤委員。 ◆伊藤のぶゆき 委員  こんにちは。先ほど30分登場したのですが、午後も40分登場しております。決してデジャブではありませんので、よろしくお願いいたします。  同じ日に70分も質問するというのはなかなかないのですが、質問的には、我が会派の自民党の働き方改革から質問したいのですが、きょうは款が違うので質問はいたしません。  午前中聞いた質問の中で、ちょっと気になる点が何点かあったで確認をさせてください。  A-Festaを今回中止するかしないかというのは、きょうの午後5時半からの水防会議というもので決定するということですが、この水防会議のメンバーというのはどなたが入っているのでしょうか。 ◎企画調整課長 区長、副区長を含め、部課長級で30名ほどの管理職で会議をやります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  台風が来ているので、A-Festaが中止になった場合、同日に区の施設が使われてイベントを行う団体が結構あると思いますが、そちらに関しては中止を促すような案内は出されるのでしょうか。 ◎地域調整課長 その日程で各種スポーツ大会、一番多いのは住区まつり等がたくさんございますので、区のほうから、水防本部の指示を仰いだ上で、うちのほうから勧告なり指示を出す予定でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  A-Festaが中止になるぐらい危険ですので、そういったことを是非よろしくお願いいたします。  そうすると、特例校の話をしている途中で話が終わってしまったのですが、先ほど古性委員から廃校の話がありました。  私の質疑の中にも、特例校が、確か見ると、第十中学校と……。まず、場所がないので学校内で部屋をつくってやるということで、財務報告書41ページを見ると、第十中学校と花保中学校に開設予定と書いてありますが、廃校を使うという考えは今のところないのでしょうか。 ◎教育相談課長 廃校と既存の使われなくなった学校を使うという検討は、実は以前させていただきました。  ただ、既存の学校としてはフルスペックの学校になりますので、不登校児童・生徒の通う学校の規模とその適切な場所、規模と場所の観点から、なかなか実現は困難ではないかという形で、通級、特別学校の後、第十中学校と花保中学校の後を使ってやるというふうに決定した次第でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  理由はわかりました。学校に行けない、学校の教室に入れないという子たちが集まる学校になると思うので、今の話だと、そういった足立区には、ちょうどいいという言い方をしたら悪いのかもしれないですが、廃校等があるので、是非、足立区でも単独でつくっていただければと思います。これは要望で構いません。  いつも思っているのですが、この決算特別委員会とか他の委員会でもいろいろなお話がされております。学校に行けない子たちもそうですし、生活保護を受給されている子どもたちの環境もあります。足立区は、結構頑張っている子たちに対してもう少しやってあげてもいいのではないかなと思うんですね。  例えば学校に行けない子たちがいる反面、学校に通い続ける、皆勤している子たちもいると思います。今、皆勤している子たちに、学校や行政として表彰か何かしていらっしゃるのでしょうか。 ◎教育指導課長 教育指導課としては、現在、学校のほうから皆勤賞という形での小さい賞状をあげたり、月曜朝会、また児童朝会で表彰したりという話は聞いておりますが、実際その数や内容についてまでは掌握はしておりません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ということは、全ての学校で統一として出しているわけではないということでよろしいですか。 ◎教育指導課長 現在、私が知り得る限り、区としてそのような賞は設けていないということでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  皆勤するというのは、なかなか大変なことだと思います。私の知り合いの子どもで、通っていた学校で賞状を出していただいていた学校があったのですが、今年度から今言ったようにミニ賞状に変わってしまったと。  賞状が欲しくてやっているわけではないですけれども、学校に行きたくないとか、休みたいとか、そういう状況がある中で一生懸命学校に通うのは、やはり皆勤賞を目指しているというところで、それが親子で目指しているという方もいます。  足立区も、先週ですか、功労賞という形で足立区のために頑張っていただいた方々を表彰しましたけれども、子どもも、学校に通っているということで、皆勤したんだということで心の中で大きな自信になると思うんですよ。それに関して統一の見解みたいなのをつくることはできないでしょうか。 ◎教育指導課長 毎日、皆勤して来るというのはとても大変なことだと思いますし、表彰すべき内容かと思いますので、こちらについても前向きに検討してまいりたいと思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。それも子どもたちの誇りになると思います。  あともう1点、ちょっと気になることがありました。  例えば学校行事ではないのですが、地域でクラブチームに入っていたり、習い事をしていて、ごくまれに学校がやっている期間中に何か表彰されたり、スポーツ大会に出たり、学校を休まなきゃいけないことがあったときに、インフルエンザとか流行病にかかった場合は学校に来てはいけないということで皆勤賞には響かないですけれども、自分たちが一生懸命習っていることで、更に、それが頑張っていることでそういう大会に出るとか何かの表彰されるとかで学校を休まなきゃいけない場合に、学校が休みになってしまって皆勤に響いてしまうということを聞きました。  それに関して、学校に聞くと校長先生の考え方によって結構幅があるのですが、それは統一されていないのでしょうか。 ◎教育指導課長 伊藤委員ご認識のとおり、校長の裁量となっております。教育課程は校長が編成する権限がありますので、校長が、その大会等が自分の学校の教育課程で認められれば出席という扱いもしているというのが現状でございますが、ある一定程度の見解となったときには、区中研や区の主催でやっているものに関しては出席として認めようと。その他に関しての一般団体が認めるものについては、校長裁量となっているのが現状でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  先ほど古性委員が会長をされている連盟の野球チームが優勝されたというお話もありましたので、土曜授業にかかってしまうこともあると思いますし、イレギュラーで平日に海外に行かなきゃいけないようなこともごくまれにはあると思いますが、それは子どもたちが頑張っていることですので、是非、大目に見てと言ったらあれですが、欠席扱いをせずに、その方たちがもし皆勤の途中でしたら、それに響かないように配慮していただければいいと思いますが、もう一度考えをお聞かせください。 ◎教育指導課長 こちらも教育指導課のほうに保護者から要請がある事項ではございます。特に中学校のほうのご相談が、とても進路に響くということで大きく寄せられているので、小学校も含め、そこは検討していきたいと思っております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。  続きまして、学校データブック、昨年、決算特別委員会で、私はこの学校情報データブックを質問させていただきました。内容的には、一番最初のページが全く一緒だったということで、何か変化がないのかということで質問しましたけれども、今年度、この学校情報データブック、中を見てみると、大きく小学校、中学校が変わっております。皆様のお声を聞いていただいて、皆様のご努力に感謝をいたします。       [資料を提示]  その中で、この14ページに書いてあったのですが、学校の安全対策という項目がるるあります。その中で、学校メール配信システムというものが、今、現時点始まっていると思いますが、この登録数というのは確認とれるのでしょうか。 ◎学校支援課長 現在、A-メールにつきましては5万9,000件ほど登録いただいております。  学校メール配信システムにつきましては、4万件強、4万1,000件程度でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そんなに登録されているのですね。これを見ると、うちも入っておりますが、各学校でどういった行事があるかとか、いろいろな情報が送られてきて、凄くいいシステムだと思っております。  登録については、是非ご登録くださいという形ですけれども、基本的にほとんどの方が保護者は携帯電話を持っていらっしゃると思うので、義務とまでは言わないですけれども、是非というよりは、積極的に必ず登録してくださいと言うことはできないのですか。 ◎学校支援課長 私どもも、先日の台風の際の休校のお知らせ等、学校配信メールを使っておりますので、できましたら100%の登録をお願いしたいと思っております。  しかしながら、保護者の方のお考えで登録いただけないという現状もございますので、今後とも、登録については引き続き勧奨してまいりたいと考えてございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これはいいサービスだなと思っているので、是非、積極的に進めていただきたいと思います。  次に、登下校等通知メールというのが今年度から導入されておりますが、今現在、何校ぐらいされているでしょうか。 ◎学務課長 本年度、モデルで9校、小学校実施しております。
    伊藤のぶゆき 委員  これも何人ぐらい登録されているかというのはわかりますか。 ◎学務課長 9校全体で言いますと、2割弱でございます。小学校1年生に関しましては、6割の方が登録いただいております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  今、9校ということですが、来年度以降はどういうふうに設置していく予定でしょうか。 ◎学務課長 今後3年かけまして、残り60校順次、展開していきたいと思っております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これは地域BWAで学校からの登下校で、行く行くは児童館とかそういったところにも入ることがわかるようになってくるということですが、これせっかく皆さんにつけていく中で、学校に入った、学校を出た、学童に入ったということは大切だと思いますが、大概事件というのはその途中で起こることが多くあると思います。この機能にGPSをつけることはできないのですか。 ◎学務課長 オプションになりますが、つけることは可能となっております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  オプションと言うと、また別途お金がかかってしまうのですか。 ◎学務課長 GPSに必要なものとして約6,000円程度かかるものがございます。その他に、通信料としまして月額約700円程度かかります。 ◆伊藤のぶゆき 委員  結構費用がかかってしまうんですね。そうなると、やれ補助だ、何だと話が始まってしまうと思うので、この話はこれでいいとしまして、続きまして、防犯カメラについて私も少しお尋ねをしたいと思います。  今、現時点、足立区内の小学校に全部防犯カメラがついたと思いますが、まず、この防犯カメラをつけるきっかけ、導入された原因というか、内容を改めてお尋ねをしたいのですが。 ◎学務課長 新潟市等の事件がございまして、各学校で通学路の合同点検等を行って、その結果としまして、安全対策として防犯カメラの設置ということになりました。 ◆伊藤のぶゆき 委員  各小学校の通学路に5台ずつということで配備されて、今後、順次、増やしていくということですが、学校によっては生徒数が、だいぶ違うと思います。生徒数の多い学校もあれば少ない学校もあるので、これ5台と言わず、どんどんつけていっていただきたいと思いますが、それについてはどうでしょうか。 ◎学務課長 今、伊藤委員のお話がありましたように、各校5台はついております。また、その他に警察からの不審者があったというようなお話で要望があってつけたところですとか、PTAの方々からの要望もございまして、5台以上ついている学校もございます。  今後、都の補助金を利用しまして、更に台数については増やしていきたいと考えております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  積極的によろしくお願いいたします。  先日、かねだ委員の質問の中に、中学校の通学路にも防犯カメラをつけていくというお話がありました。その答弁の中で、1台、警察と協議してやっていくという話でしたが、今の小学校の防犯カメラも含めて、警察とだけではなくて、警察ももちろんどこにどういった方が住んでいるかというのは把握していると思いますが、案外そういった内容というのは地域の方々も把握していらっしゃいます。  ですので、今後、防犯カメラの設置に関しましては、積極的に地域の皆様、PTA、そして学校を含めて検討して進めていくべきと考えていますが、どうでしょうか。 ◎学務課長 現在も、連携会議の場ということで、警察、学校、PTAをはじめとした地域の方々、そして区の教育委員会等の話合いを、年に1回各学校持っております。その中で、要望等あったところに関しまして、防犯カメラ設置をしているような状況になっております。  今後も、地域の方のご意見を踏まえながら、積極的に対応してまいりたいと思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。  防犯カメラが今後、増えていくことによって、地域の安心・安全、子どもたちの安心・安全が守られることも当然ですが、ちょっと私、もう1点そこに関して思うことがあります。  この間A-メールが来て、学校の中に不審者の方が入ったと、そういったメールが来たのですが、その中の話をよく聞いていると、子どもたちというのは、子どもは宝と言いますが、決して正しいことを常にするわけではないと思うんですよ。子どもたちがどういった状況の中で登下校しているのかというのも、防犯カメラが多くあれば見えると思うんですね。  その際に、私も小学生の頃にいたずらをしたことあります。多分、皆さんも多くあると思いますが、そういったものが防犯カメラを通じて見られることになります。  そうした場合に、結果だけを見てそのことを捉えるのではなく、なぜそういうことが起きたのかというのは、可視化できることによって大きく変わると思うんですね。  仮に子どもたちに問題が起きたときに、その子たちを的確に指導というか、叱らないといけないと思います。  この間、綾瀬小学校で道徳の公開授業がありまして、その中で中央大学の中元特任教授がおっしゃっていたのですが、子どもに対しては褒めることと叱ることを効果的に行うと書いてあるんですね。褒めるポイントとしては、子ども自身が納得できるようなことで、お父さん、お母さん、先生は、「あなたをいつも見ていて応援しているよ」という言葉をかけることが褒めるということなのですが、叱りのポイントは、突きはなし、人格否定に気をつけ、状況や子どもの性格に配慮し、「あなたのことをいつも気にかけているよ」と感じさせる叱り方をしたほうがいいと。腹立ち紛れで叱るなどもっての外で、また、勢いで相手を否定するなどあってはならない。褒めは直ちに、叱りは一呼吸置いてが原則と書いてあります。  今、神戸市の教育委員会がもめていますけれども、足立区の教育委員会は、子どもたちに対して叱るということに関しては、先生方にどういった指導を行っているのでしょうか。 ◎教育指導課長 なかなか叱るというところに特化しての研修というのは現状行っておりませんが、初任者研修等で質問が来るのは、褒め方、叱り方が難しいですというのを聞いたことも多々あります。そちらに対して、個別で状況については回答しておりますが、今ご指摘いただきましたので、今後、そのようなことも研修の内容に含めていきたいと思います。  ただ、全体で先生方に伝えているのが、アンガーマネジメント研修に関しては伝えており、何かふっと思ったときに6秒間考えてから対応するようにということを昨年度、実施させていただきました。 ◆伊藤のぶゆき 委員  様々な環境の中で、先生方が大変苦労されていると思います。少し何かあれば学校に言ってくる方たちもいらっしゃると思います。  子どもは国の宝という話はよく聞きますが、それは子どもが何もなくて宝だというわけではなくて、将来宝物になるように磨き上げていく環境とか精神性を我々大人がつくるという意味で、子どもは宝だと言われているみたいですので、子どもが悪いことをしたら、しっかりと叱れるような体制をつくっていただけますようお願いを申し上げます。 ◎道路管理課長 大変申しわけございません。今、防犯カメラの画像の子どもたちの可視化というお話がありましたが、可視化はできないということになっております。  事件性がない限りは、画像は取り出せないということでございますので、防犯カメラの中で子どもたちを見守るというのは、事件性がない限りは見られないという状況でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  事件性がない限り見られないということですが、事件性があれば見られるということですよね。その事件が起きたときに、例えば学校に侵入した方が学校まで来て侵入したかという中身も多分見られると思います。それでも見られないのですか。 ◎道路管理課長 今、伊藤委員おっしゃった場合には見られるということでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  わかりました。ありがとうございます。  次の質問に行く前に、1点質問を飛ばしてしまったのですが、先ほど頑張っている子どもたちにということで、たまに学校に行くと、部活動で何々大会に何々部が出場しましたという垂れ幕が小学校、中学校かかっております。あれに出場する子どもたちの遠征費というのは、どこから出ているのでしょうか。 ◎学校支援課長 私どものほうで、旅費ですとか参加費、ユニフォーム等が必要であれば、その経費についても補助しております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  先ほど古性委員からも、幼稚園や保育園が無償化されて、3歳から義務教育に入っていくのではないかという話もあったのですが、私、1点だけ、これはあくまでも要望になってしまうのですが、義務教育は確かに中学校までですが、例えば足立区在住の子たちが高校に行って、国民体育大会やインターハイとか、そういったものの東京都代表になったときに、やはりお金がかかってしまう場合がございます。  本年度なんかはインターハイが南部九州高校総体でしたので、そこに行くまでの旅費や宿泊費、国体は今真っ最中で茨城でやっておりますが、そういったものに足立区としてお金が出せないのかなと。  この決算説明書の348ページの中に、社会大会費という項目がありまして、これを見ると、執行率が97.6%、この中の執行に関しては別に私が何か言うことはないのですが、500万円ぐらい余剰金があります。  足立区在住の子たちが全国大会レベルのものに出られるというのは、非常に将来性が高いというか、頑張っている子たちではないのかなと思っております。  オリンピック子どもたちにレガシーをというお話を午前中に私しましたけれども、こういった子たちに仮に1人5万円ぐらい出したとしても、100人なんてなかなかいないですよ。ですので、こういった義務教育は確かに中学生までですが、一応、二十歳からは大人でございますので、頑張っている高校生、大学生、全日本レベルになれば全日本のそういう団体からお金は出ると思いますが、そういった全国大会に出る高校生に対して何かしら手助けするということは、足立区ではできないんですかね。 ◎スポーツ振興課長 競技によっても、全国大会とはいえレベルがまちまちとかそういうものもありますが、今現在はそういうものはないのですが、今後どこまでできるか検討してまいりたいと考えております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非、頑張っている子たちをバックアップするような足立区でいて欲しいですし、その子たちが後々オリンピック選手やプロになって、足立区にお世話になったということで帰ってきていただいて、子どもたちに本物のスポーツ、プロスポーツを体験させることによって、また足立区の子どもたちが、自分たちもそういうふうになれるんだと思っていただけるような施策になればいいなと思います。これは要望で構いません。  続きまして、足立区の総合交通計画についてお話をさせていただきたいと思います。  まず、先月、秋の交通安全週間がございました。1週間近くやっていたのですが、皆様、区の中で回っていらっしゃるときに、私がいたところは都市建設部長が回って来ましたけれども、どうですか、実際回ってみて、地域の方からどういった要望がありましたか。 ◎都市建設部長 地元にバスを通して欲しいというような、そういう具体的な要望が多かったのかなと理解しております。 ◆伊藤のぶゆき 委員  バスもそうですし、様々な要望が私の耳にも届いております。  その中で、まず、第一優先としてお話をさせていただきたいのは、他の委員もおっしゃっておりますが、佐野六木の区画整理がほぼほぼ終了に近くなってきております。中川堤防のかさ上げ工事の関係で、今、葛西用水桜通りが込んでいるので、中通りに大変多く車が流入しております。  先日、本会議答弁で佐々木委員が質問したことに関して、交通量が少ないというお話で答弁がありましたが、実際、この六木から佐野にかけて区画整理が終わっている約1㎞近くなる区間に、全く信号がございません。  大きな人命に関わるような事故は起きておりませんが、地域の方々から、小さい接触事故は数多く起きておりますと。  単刀直入に聞きます。ここに信号はつかないですか。 ◎企画調整課長 車両の台数的には厳しいと警察から言われています。ただ、区画整理が終わって状況が変化あるということで、お話は進めさせていただいているところでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  毎年行われる交通安全のテントに何十年と座っている方が私に連絡をしてきて、資料を手渡してきました。  少し前の資料でございますが、ずっと見ている中で、私は区に要望はしてきたけれども、誰もなかなかここで終わらないと。ただ、区画整理が終わってきて、今言ったように、車の台数が少ないからつかないという警察の考えでつかないのであれば、ここに信号はつかないということで私は地元に答えますけれども、それで区としてはよろしいんでしょうかね。 ◎区長 信号設置につきましては、そこばかりではなく、各所からご要望を受けて、私自身、警視庁本部の交通規制のほうにも何度も足を運んでおります。  ただ、警視庁のほうで、現在、全都的に信号は数を少なくしていく方向にある中で、新しい設置については、今、区内ではかばかしいご返事をいただいておりません。ですから、ここでつかないのですかと聞かれれば、申しわけありませんけれども、現在のところ非常に厳しい状況であると言わざるを得ません。  と言って、そこで諦めるのではなく、繰り返し要望は現在も上げているというところで、なかなかご理解いただけないと思いますが、それが現状のところでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ありがとうございます。私も語尾を強めて言ってしまいましたけれども、区が一生懸命やっているのはわかっております。  ただ、地域の方々から見ると、警察だろうと、区だろうと、東京都だろうと、国だろうと、自分たちの環境が一番でございますので、こればかりは、私、地域の方々から会うたびに言われておりますが、特に事故が起きているんですよ。ですので、事故が起きてから、ほら見たことかと言ってつけるようなことにならないように、皆様にとっては耳が痛くなるかもしれませんけれども、これから重ねてずっと言い続けていきたいと思っております。  それと、中川堤防のかさ上げ工事、一番主な原因はこれですよ。私が平成27年度の5月に議員になって一番最初に言われたのは、この中川堤防のかさ上げ工事で、中川堤防が止まっちゃったけどどうなんだというところから話が始まりました。  そのときに企画調整課も調整をしていただいて、中川東小学校とか六木小学校とか3カ所で地元の説明会を行っていただきましたけれども、この中川堤防のかさ上げ工事は、多分、私の記憶が間違いでなければ、今年度終了する予定でございました。  現在の進捗率を改めてお尋ねします。 ◎企画調整課長 平成30年度末で50%になってございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  平成30年度末で50%ということで、この質問をしようかなと思ったら、きょうの朝、工事説明会に関するお知らせが私の机の上にありました。かさ上げ工事、10月10日の午後7時から長門小学校で行われるということです。  これはどこの主催で行われる説明会でございますでしょうか。 ◎企画調整課長 国土交通省の江戸川河川事務所と施行者のJRでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これは地元にどういった周知の仕方をしているのでしょうか。 ◎企画調整課長 まず、町会を通しているのと、近隣に全戸配布しているというふうに伺ってございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  これ言っていただきたいのですが、きょう10月8日ですよ。10月10日午後7時に急に来いと言われても、なかなか来られない部分もあります。  あともう1点、今年度末で終わる予定だった工事が、進捗率がまだ50%でしかないというのであれば、私自身、もう一度地元に説明会をするべきだと思いますが、それについてはどう考えていますでしょうか。 ◎企画調整課長 その点に関しては、国土交通省に申入れをしてみます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  是非よろしくお願いいたします。  毎回毎回、何で質問するかと言うと、毎回毎回聞かれるんですよ、地元の方に。この工事いつ終わるのか、中通りの事故はどうするんだ、中川堤防の上を車は通るのか通らないのか、毎回毎回いろいろな方から聞かれるので、本来であれば終わる年度である今年度に、是非もう一度、地元に説明をしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、余り時間がないので、花畑川について私も少しお尋ねしたいと思います。  決算説明書の283ページに、昨年度、花畑川環境整備概略設計委託費が3,700万円余として計上されております。今年度のスケジュールをお尋ねします。 ◎工事課長 今現在、詳細設計を進めているところでございます。先ほどの質問で答弁したとおり、12月に橋の状況について説明会をやって、今後の事業スケジュールについて地元に説明をしていきたいと考えているところでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  それに先立ってというわけではないですが、それも含まれてだと思いますが、9月26日に、仮称でありますが、神明二丁目の周辺地区まちづくり協議会の準備会が開催されたと思います。その内容をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎中部地区まちづくり担当課長 9月26日にまちづくり協議会の準備会を開催いたしました。こちらのまちづくり協議会は、花畑川の北側にあります都市計画道路補助第261号線沿線の地区計画を導入したまちづくりを考えるための目的で設立させていただきました。地元の協力も得て設立に至ってございます。  その中で、まちづくり協議会の今お話した目的、地域の現状と地区計画とはどういうものかということと協議会の進め方、それに今後の予定ということで、令和3年3月に沿線の地区計画を定めてまちづくりを進めていくというお話をさせていただいたところでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  先ほど地区計画とかまちづくりをやったほうがいいと言ったので、進めていっていただきたいと思います。  この補助第261号線が、今、都市計画道路として、都市計画として買収が始まっております。重ねて補助第109号線、決定はしておりませんが、都市計画の予定になっていると思います。  今、この補助第109号線についてはどういった状況でございますか。 ◎建設事業調整担当課長 補助第109号線の現在の状況ですが、今年の6月に現況測量を完了して、今、基本的な設計作業に入っていると伺っています。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ありがとうございます。今年度、花畑川については詳細設計に入っているということでよろしいでしょうか。 ◎工事課長 そのとおりでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  ちょっとお尋ねしますけれども、この都市計画で都市計画道路をつくっている中で、六町の区画整理が終わっている中で、六町加平橋が先に六町区画整理が終わる前に架かっていますよね。人道橋と車道橋があって、今、向こう側が止まっておりますが、あの橋が架かった経緯というのは何なのですか。 ◎街路橋りょう課長 六町駅ができる予定になっておりました。そのときに加平側の方々が、アクセス、利便性を良くしたいということで、綾瀬川に人道橋を架けられないかという話がございまして、最終的には、この都市計画道路である補助第258号線を、六町加平橋を整備することによって歩道の機能を確保するという形で、現在の形になったものでございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  都市計画道路ということですが、それは都の施行でやったのですが、それとも区の施行でやったのですか。 ◎街路橋りょう課長 区施行でございます。 ◆伊藤のぶゆき 委員  都市計画道路の中でも、区施行でできるということですよね。  そうなってきますと、私が常々言っている花畑川を今回整備するに当たって、補助第261号線につながる補助第109号線、わかりやすく言えば雪見橋を架け替えたときに架けた仮橋、これを花畑川の詳細設計の中に組み込むことはできないのでしょうか。 ◎工事課長 現在の詳細設計は、雪見橋から富士見橋の間の詳細設計をやっているところでございますので、そこには組入れることはできません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  そこには組み込めないですよ。橋がそこにないのですから。私が言っているのは、その区間をやるときに、その橋を一緒に区施行でできないかということを言いたいんですよ。 ◎道路整備室長 先ほど答弁させていただきましたけれども、六町加平橋は、もともと補助第258号線と言いまして、区で施行することになっておりました。それで区でやったのでございますが、この補助第109号線は東京都施行の路線となっておりますので、これを区でやるということは現在は考えておりません。 ◆伊藤のぶゆき 委員  区でやることができないとしても、東京都の計画として入っているのであれば、東京都と協議をすることはできないのですか。 ◎道路整備室長 これは、現在の補助第138号線ですか、これも都区協議で区施行でやろうということで考えておりますので、それは協議の次第ではやることは可能であると考えております。 ◎工藤 副区長  今の伊藤委員のご質問は、東京都に先に施行してもらってはどうかというご提案だと思いますが、それについては、周りの道路との整備の兼ね合いもありますので、それは十分協議はさせていただきたいと思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  全く何も架かったことがないところに橋を架けてくれというのならわかるのですが、実際、過去に一回架かったことがあるんですよ。ということは、地元の人から見れば、この橋の利便性もよくわかっておりますし、この橋だけを先に架けてくれということではなく、花畑川を整備するのだから、それを足立区でするのであれば、後々、東京都で整備する橋を協議して先に架けてもらえれば、こうやって都市計画が進んでいっているんだなと。補助第261号線も含めて、今後行われる補助第109号線も含めて用地買収もあると思いますが、地元の人たちが、そのシンボルではないですが、ここが大きく変わっていくんだなという目印というか、シンボルになると思うのです。
     頭の中だけで物を見せて、ここにこうなりますではなくて、今回、花畑川を整備するに当たって、足立区は東京都と話をしてここに橋を架けますということをやれば、地権者は多分、足立区しかいないと思うんですよ。橋を架けるのに道路は区道しかないと思うので、そんなに難しい話ではないと思いますが、工事課長どうですか。 ◎工事課長 橋を架けるに当たりましては、用地買収が必要でございます。それから、橋の高さが、橋と堤防下の道路の交差の部分で1mぐらい高くなってしまうという形で、高低差の関係もございます。そういう技術的なことも含めて、今後、協議というような形になると思います。 ◆伊藤のぶゆき 委員  時間がないのであれですが、橋の高さが違うのも、花畑川の詳細設計するときにそこもわかるでしょうと、僕が言いたいのは。  そこだけ単独でやるのではなくて、花畑川を整備するときに、今から1年後にその橋のところをやらないのですから、そこを一緒に東京都と、2年後、3年後になるのかわかりませんけれども、そこを地域の方々にそういうふうにやってくださいと言っているということを言って、質問を終わります。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、共産党から質疑があります。きたがわ委員。 ◆きたがわ秀和 委員  日本共産党のきたがわ秀和です。本日もよろしくお願いいたします。  まず、綾瀬のまちづくりについて若干伺います。  午前中の伊藤委員の質問とちょっとかぶる部分がございますが、その点はご了承ください。       [委員長退席、西の原副委員長着席]  2014年度に策定された綾瀬エリアデザインが見直しを迫られ、綾瀬小学校、東綾瀬中学校建て替えに伴う旧こども家庭支援センター跡地の暫定的活用、更に、綾瀬駅東口前の旧マリアージュ跡地についての所有者である住友不動産が昨年12月に開発計画を白紙化したもとで、綾瀬駅を中心としたまちづくりは事実上、宙に浮いた状態にあります。  駅東口前に広がる白い仮囲いに囲まれた広大な空き地は、今後のまちづくりをどのように進めるのか、その方針が明確に定まっていない綾瀬のまちの負の象徴として地域住民に印象付けられていると言っても過言ではありません。  我が党が行った区民アンケートでも、綾瀬駅前の現状や再開発のまちづくりの進め方について、「見た目も悪いし、駅前の活気が全くない」「何とかして欲しい」「まちのにぎわいを取戻して欲しい」「多くの若者が集えるような施設を」などの声が多く寄せられています。  時間のかかる課題ではございますが、区民の要望に広く耳を傾けていただき、その思いに寄り添いながら、区には、まちづくりの展望を可能な限り早く示していただきたいと思います。  そこで、2019年度、2020年度にかけて綾瀬エリアデザイン計画が更新されることになっているのですが、区として、この綾瀬のまちづくりどのように進めようと考えていらっしゃるのか、その展望や目指すべきまちづくり像を今の時点である程度、構想的に持っているものがあれば教えていただきたいと思います。 ◎経営戦略推進担当課長 現状としましては、エリアデザインの骨格については、これから基礎調査した上で示してまいりたいと考えております。  ただ、昨年の12月のエリアデザイン調査特別委員会で示しました4点が現在は柱だと考えておりまして、商業環境の充実だとか、歩道の整備だとか、そういった4点を柱だと考えて、まちのご意見等を伺っております。 ◆きたがわ秀和 委員  綾瀬駅東口前の旧マリアージュ跡地、ここの予定地ですが、立地面で考えますと、住民はもとより、地域外から訪れる人たち、ちょうど綾瀬駅のまさに東口を出たところにあの仮囲いが広がっているわけですが、綾瀬というまちのイメージをどのように印象付けるかを左右する大きな要因となり得るものであると考えております。  まちづくり協議会をはじめ、地域の方々からは、商業店舗など賑わい施設を低層階に配置して欲しいとの要望も強く示されていると伺っております。  しかし、当該地域が住友不動産の所有地であるということもあって、民間事業者である住友不動産側がそうした要望にどの程度応えてくれるのか、その展望がまだまだ見えていない状況にあると言っても過言ではないと思います。  当該予定地の開発の方向性について、区と住友不動産との間に合意形成どこまでなされているのでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 現在、駅前の住友不動産の開発予定地について、足立区と住友不動産で合意していることは特にございません。  ただ、午前中も答弁しましたとおり、まちづくりのパートナーとして、今後、合意できるように努力していきたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  当該予定地をめぐって、住友不動産まちづくり協議会のそうした地域要望をどこまで受入れてくれるのか、まさにその保証が、実情ないまま状態であると受け止めざるを得ないのですが、当該予定地の開発を地域要望も盛り込みながら進めていくためには、この住友不動産との協議、合意形成が必要だと思います。  ただ、前提として、当該予定地を含む区域の地区計画の策定と建築制限条例の制定を可能な限り早く行って、このエリアの用途を明確にして誘導していくことが必要であると考えますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 当該地区の地区計画の策定につきましては、令和3年を目指しておりまして、その後、令和4年度に建築制限条例をつくっていきたいということで現在、進めておりますが、できる限り早めてするような形で取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、早急に進めていただきたいと思っております。  続きまして、旧こども家庭支援センター跡地について、綾瀬小学校、東綾瀬中学校の建て替えに伴う仮設校舎として2024年度まで活用されることになっておりますが、この仮設の校舎撤去後の活用方向、そしてその次の新しい施設をつくるための着工時期などについて、固まっていることがありましたら教えていただきたいと思います。 ◎資産管理課長 今のところ特に固まっているものはございませんが、東綾瀬中学校が令和6年度まで使うということになっておりますので、それ以降速やかに事業に入れるように、タイミングを見計らって手続をとっていきたいと考えてございます。 ◆きたがわ秀和 委員  続きまして、綾瀬地域には図書館がありません。図書館のないこの綾瀬地域において、図書館が欲しいという要望、今なお強いと感じております。  区が6月1日、2日、しょうぶまつりの会場で実施して、約1,500人が回答したという東口周辺地区まちづくり意識調査でも、綾瀬東口周辺地区に必要だと思うものとの設問に対する自由回答で、公共施設の配置については63件の回答があり、そのうち54件が「図書館」と回答されていました。図書館要求は、相当数の住民が強く抱いている要求と言っても過言ではないと考えております。  しかし、区長は、先日の決算特別委員会でも、1館丸々の図書館を増設する考えはないと、フルスペックの図書館増設に対し否定的な姿勢を示されているところです。  先日の決算特別委員会で、我が党のぬかが委員の質問の中で、兵庫県明石市の駅前再開発に伴って開設された明石市民図書館の事例なども紹介されましたが、こうした事例に鑑みても、住民の強い要望ニーズがあるならば、それに応えていくことが必要であると考えますが、いかがでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 それについては、先週、区長が答弁したとおり、今、綾瀬に地域図書館をつくる予定はございません。 ◆きたがわ秀和 委員  つくる予定がないという残念な返事で大変落胆するのですが、旧こども家庭支援センター解体に伴って、センター内に設けられていたこども文庫が廃止されたことによって、地域からは、こどもが本と出会える場所を設けて欲しいとの要求も根強く上がっています。  そうした要望を踏まえて、区議会でも長年議論し、このセンター跡地に建てられる施設にこどもと本が出会える場所を設ける方向であると伺っております。  お隣の葛飾区では、2004年度以降、多様な手段で区民が図書サービスを受けられるようにすることを目指し、図書館の整備充実を図っています。中央図書館、地域図書館という規模の大きい図書館だけでなく、フルスペックではない地区図書館という位置付けで何カ所も開設をし、それぞれの役割を機能に応じた図書サービスの提供を図っています。  地区図書館は、例えば葛飾区内の小学校や地区センター、地域コミュニティ施設、そして特別養護老人ホームなどの敷地内に併設をされている他、足立区で言えばエル・ソフィアに当たるような施設に設けられている図書室も地区図書館として位置付けられています。  フルスペックの図書館に比べて小規模で、蔵書数こそ1万冊から最大でも3万冊程度と限られていますが、子どもたちをはじめ、地域の方々が気軽に立ち寄り、そして本と出会える、本と触れ合える場所としてその機能を果たし、本を求める地域の方々の要望に応えているというふうに見えます。  小規模で蔵書数に限りがある施設であっても、本と出会える、本と触れ合える場所として、区民要望に応える役割を果たすことができると考えます。  綾瀬にも、そういう意味でフルスペックではなくても区民のそうした要望に応える施設として開設を是非ご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 綾瀬地区への「こどもが本と出会う場所」については、そのソフトにつきましては、よくよく地域の方々と意見を交換しながら、その機能については選定をしていきたいと考えています。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、地域要望を踏まえて前向きにご検討いただきたい、そういうふうにお願いいたします。  続きまして、消費税増税について若干質問させていただきます。これも午前中の古性委員の質問と若干かぶる部分がございますが、ご了承ください。  10月1日から消費税率10%への引上げが強行されました。増税が多くの消費者、事業者に不安と混乱をもたらしています。増税分を価格に転嫁できず、負担増に悩んでいる中小零細業者も少なくありません。食料費の税率を8%に据え置く軽減税率も、消費者や小売店に混乱を招く要因にもなっています。  景気対策と銘打って導入されたキャッシュレス決済によるポイント還元をめぐっても、対応するレジスターを設置できない、そうした設備投資を行えないなどの理由で登録事業者数が伸びておらず、10月1日からポイント還元開始した事業者数は全国で50万件、対象事業者数の3割にも届いていないと聞いております。  プレミアム付商品券も、非課税世帯からの購入申込みは、足立区内だけで見ても2.5割程度にとどまっているという状況です。  そこで、増税後の影響について、先だっての本会議の中で、分析するという答弁がございましたが、具体的な調査分析予定はあるのでしょうか。検討段階でもよいので、あるのであれば、実施の時期、対象規模などを教えていただきたいと思います。 ◎産業振興課長 まだ具体的な分析方法は決まっていないのですが、まだ10%になって日も浅いものですから、これからその影響を見て、景況調査等もやっております。そしてまた商店街振興組合連合会等の関係団体からの聞き取り等も踏まえながら、区としてどのような対応ができるか考えていきたいと思います。 ◎区長 悪影響が出てから調査をしても遅いと思いますので、そのタイミングについては、先ほど産業経済部長のほうから商店街振興組合連合会という話も出ましたけれども、しんきん協議会とも協議をしながら、遅きに失しないようなタイミング、また、それについて状況がわかり次第、どんな手が打てるのか。商店街振興組合連合会がやっていることですが、例えば今年、見送りました全区民向けのプレミアム付商品券につきましても、発行の時期を少し早めにするとか、うちでやるわけではありませんから、相手が動いていただかなければできませんけれども、区としてできることについて、先ほど古性委員のご提案もございました。総合的に早急に取りまとめて、もちろん今後の計画も含めて議会にはお示ししていきたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  区長から前向きなご答弁をいただきまして、大変ありがとうございます。  区長のご答弁と若干かぶる部分がありますが、より効果的な中小零細業者支援策、振興策を検討していくとの先日の本会議の答弁、現時点として区として可能な効果的な振興策、その他に何かそういう考えられていることがございましたら、お教えいただきたいと思います。 ◎区長 今ご答弁申し上げたとおり、古性委員からも現場の声を十分に体して積極的に動くようにというご提案もいただいておりますし、今申し上げたプレミアム付商品券が効果的なら少しでも早めてと。あくまでも現場の方の声を体して考えていきたいと思いますし、早急に取りまとめてまいります。 ◆きたがわ秀和 委員  続きまして、プレミアム付き商品券について若干お伺いします。  購入申請のなかった非課税世帯に対し、再通知を発送するということですが、対象の世帯数、再通知に係る経費、わかりましたらお教えください。 ◎プレミアム付商品券担当課長 再通知の予定件数でございますが、約9万5,000件を見込んでおります。また、再通知に関する経費は、必要最小限の経費でと考えておりますが、今現在、約1,860万円を見込んでおります。 ◆きたがわ秀和 委員  経費が1,860万円ということで、これは全額、国の経費ということで、区からもちろんお金が出るわけではないですが、実際のところ申込みが2割とか3割程度のものしかなかった、それに対して再通知を送って、それだけの血税を投じるということについて、区としてはどうお考えでしょうか。 ◎区長 最終的には、私と副区長の判断のもとで決定をいたしました。これについては、国税で全て賄われると言いましても、元は税金ですので、いかがなものかという疑問も、また、どうしようかという最終的な迷いもございましたけれども、ここのところ駆け込みで幾らか申請も出てきているというようなこともございますので、最後の一押しで必要な方に届くようにという努力はすべきではないかという範囲の中で、一番軽い再通告という形にいたしましたけれども、何と言いましても対象が多いということで、それでも1,800万円余かかるということでございます。  これから最終的にどこまで予算を削れるかということも含めて、知恵を絞ってまいりますけれども、最後の通告はしていきたい、勧奨はしていきたいという考えで決定いたしました。 ○西の原えみ子 副委員長  時間です。 ◆きたがわ秀和 委員  ありがとうございました。以上をもちまして、質問を終わらせていただきます。 ○西の原えみ子 副委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後2時26分休憩       午後2時45分再開 ○高山のぶゆき 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  立憲民主党から質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  皆さんこんにちは。本日は私の2日目の質問となります。どうぞ本日もよろしくお願いいたします。  では、きょうはまず最初に、昨年の11月22日の足立区長定例記者会見の中から、シェアハウスの適正な運営、利用の促進について、この中から質問をさせていただきます。  まず、シェアハウスの実態調査ですけれども、都内初ということで読ませていただきまして、大変興味を持ちました。  足立区には313棟のシェアハウスがあるということですが、そのうち区内のオーナーというのが3%しかいないということで、大変衝撃を受けました。  当然ではありますが、シェアハウスを運営する方は利益優先、利益第一でやっているかと思います。しかしながら、昨年2018年に女性用のシェアハウスを運営している会社が経営破綻してしまって、世間に大きな打撃というか、印象を与えました。       [資料を提示]  ですから、余り利益を優先し過ぎると、万が一、経営に行き詰まってしまったときに、こちらの記者会見の資料の中にも書いてありますが、貧困ビジネスに利用されてしまったり、違法民泊に利用されてしまったり、足立区が荒らされてしまう可能性もあります。  反面、責任を持ったオーナーにしっかりと運営していただければ、区にとっても大きなメリットを得られるのではないかと思います。  私も、この区の取り組みに共感いたしまして、この活動が課題解決につながっていけばと心から思っております。  では、こちらのシェアハウスについてお伺いをさせていただきます。  こちらの資料の中に、2月までの相談件数で41件とお伺いしましたが、なぜこの2月までの相談件数しか出ていないのでしょうか。最低でも9月、先月ぐらいまで何件相談があったかというのがまとまっていればいいなと思ったのですが、なぜ2月までしか集計をとっていなかったのでしょうか。 ◎開発指導課長 2月以降の相談件数がゼロということですので、今現在でも41件ということで変わりません。 ◆銀川ゆい子 委員  この記者会見の資料の中に、区内シェアハウスのより適正な活用に向けた取り組みを進めますと記載されていますが、対面相談や電話相談以外に何か方法はありますでしょうか。 ◎開発指導課長 メールや窓口への相談というのもございました。 ◆銀川ゆい子 委員  相談の結果、どのようになりましたでしょうか。 ◎開発指導課長 オーナーの意向によりまして、民泊に移行したというのも何件かございます。 ◆銀川ゆい子 委員  入居者がゼロの物件が、こちらの資料の11月の時点で50棟とありましたが、現在、ゼロ物件は解消されたかわかりますでしょうか。 ◎開発指導課長 解消はされていないという形でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今、何件ぐらい残っていらっしゃいますでしょうか。 ◎開発指導課長 この調査時点と変わりはございません。 ◆銀川ゆい子 委員  決算説明書の289ページに、寄宿舎実態調査委託として360万円余の決算額となっていますが、11月に記者会見をしてから決算期の3月まで、足立区として何か取り組みはされましたでしょうか。 ◎開発指導課長 競売物件であるとか、登記簿であるとか、そういったところで、今、追跡調査をしているというところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  次に、学生寮やグループホームなど区が関与できる転用方法とありますが、実例はあったのでしょうか。 ◎開発指導課長 今のところ、オーナーからそういったお声はかかっておりません。 ◆銀川ゆい子 委員  先ほど民泊に移行しているという答弁があったのですが、そのチェックというものはされているのでしょうか。この記者会見の資料の中にも違法民泊になってしまう恐れがあるとなっていたので、その調査をして、その結果ちゃんと民泊として運営されているのかどうか、そのようなチェックはなされているのでしょうか。 ◎開発指導課長 まず、民泊につきましては、正規の民泊ですので、保健所のほうで正規に手続をしているという点がございます。 ◆銀川ゆい子 委員  シェアハウスの違法民泊や貧困ビジネスの対策として、所有者への相談窓口だけではなかなか防ぐことは難しいのではないかと思いますが、立入検査の必要性も検討すべきと思いますが、その権限は区にはありますでしょうか。 ◎開発指導課長 足立区にはそういった権限はございません。 ◆銀川ゆい子 委員  シェアハウスは、使い方次第だと思います。今、お話を聞いて民泊になったということもあるようですが、一歩間違えば違法民泊とか貧困ビジネスに利用されてしまいます。  一方で、社会貢献という目的を持って活用することができれば、例えば空き家の解消であったり、高齢者の方の孤独を解消することができたり、若者や学生の方の高額家賃、そのような社会的な課題を解決することができる、そのような高いポテンシャルを秘めているのではないかと私は思っています。  また、女性にとっては、一緒に住んでいる人がいるということで、どんな高級マンションに住むよりも安心感を抱く人もいるのではないでしょうか。  シェアハウスには、多くの入居者が住んでいまして、常に人の目の監視があると思います。ですから、ホームセキュリティやオートロックがなかったとしても、それ以上に高度な監視といいますか、セキュリティ、防犯対策になっていくのではないかと私は思っております。  また、入居者同士で帰り道とか駅で待ち合わせをして一緒に帰宅をしたり、様々な防犯対策をとることもできます。  また、たくさん住んでいる中でトラブルが起こると思いますが、地震とか何か危機的な事態が起こったときにも、一緒に誰かが住んでいるということは非常に安心感につながるのではないかと思います。  高齢者とか若者、女性、男性、障がいをお持ちの方、外国人の方、入居者同士が助け合いながら生活できる、安価な賃料で属性に応じた様々なニーズに応えることができる、そんな住まいの新しい形がこれからのシェアハウスになっていくのではないかと思います。
     適正な運営ができれば、シェアハウスは、孤独の解消、若者を集める呼び水になったり、ひいては犯罪抑止にもなり、この足立区の全体の利益につながっていくと思います。  これからますますニーズが高まるこのシェアハウス、せっかく都内初調査をしたということですので、これからもシェアハウスに一層ご支援をいただいて、更にシェアハウスの有効活用をしていただきたくお願いを申し上げます。  次は、梅田のバス通りについてお伺いをさせていただきます。       [資料を提示]  こちらの地図持ってきたのですが、ここに梅島駅があって、エル・ソフィアがありまして、こちらのピンクの線で引いてあるところが梅田バス通りです。梅田バス通りは、そのバス通りという名前もついているとおり、バスとかトラックなど大型車が多く通りますけれども、歩道がとても狭くなっていまして、歩行者と大型車との距離が凄く近くなっています。  ところどころ電柱もあって、電柱を横切るときにバスとか大型車とすれ違えば、接触する危険性は更に高まってしまいます。  あの通りを利用する方の中には、車椅子の方もいらっしゃいますので、車椅子の方だと逃げ道がなくなってしまうという状況になっております。  それにもかかわらず、この道をスピードを落とさず通行する大型車も非常に多く、地域住民の方から、この通りは怖いという声を聞いているのですが、このような危険性のある道について、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎交通対策課長 今、銀川委員のほうからございましたけれども、事前に伺っておりましたので、事故の状況等を確認しております。  そうした中では、こちらのところで昨年、一昨年と死亡事故は起きておりませんが、負傷の事故ということで、昨年が1件、一昨年が5件ということでございます。  この件数につきましては、他の地区と特に変わりはないという状況でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  周辺住民の方から、区役所のほうに声は届いていますでしょうか。 ◎交通対策課長 バス通りですので、朝は7時台には1時間に6本という本数がございますので、利用される方もたくさんいらっしゃいます。  そうした中では、当然大型車も通りますので、その中では危ないという声は伺っております。 ◆銀川ゆい子 委員  第九中学校が近くにありますが、通学路になっていないでしょうか。第九中学校の裏ですので、通学路になっていないでしょうか。 ◎交通対策課長 中学校は、通学路という指定ではございません。 ◆銀川ゆい子 委員  先ほど、さの委員からもお話があって、少しかぶる部分もありますが、こちらの補助第254号線が都市計画道路になっていまして、無電柱化も含まれています。こちらのほうが道幅も広いので、こちらをバスのルートにするという予定はないでしょうか。 ◎交通対策課長 こちらも浅草へ向かう草41系統というところですが、今現在、利用されている方たくさんいらっしゃいます。  そうした中で、新しい道路ができて、都市計画道路で、ルートを変えるという議論もあるかと思いますが、今、皆様利用されている中で、何とか安全を確保しつつ今後も使っていきたいという声もございますので、安全について考えていきたいと考えています。 ◆銀川ゆい子 委員  都市計画道路にする、そもそも、その基準というのを教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎街路橋りょう課長 都市計画道路の手順でございますが、まず、基本的には現況測量を実施しまして、その後、用地測量をやって、事業認可を取って工事をするという状況でございます……。       [「基準です」と呼ぶ者あり] ◎街路橋りょう課長 手順でなくて基準でございまして、申しわけございません。  基準につきましては、基本的には都市計画図の中で、第四次事業化路線ということで東京都と協議した計画図がございますので、その中で計画が位置付けられているものは基準となっております。  基本的には、幅員が16m以上とか、基幹道路を結ぶ交通網であるとか、そういったものが一つの基本となっております。 ◆銀川ゆい子 委員  将来的にこのバス通りを拡幅工事する予定はないでしょうか。 ◎工事課長 今のところ都市計画道路のほうを先行させていただいているところでございまして、拡幅する予定はございません。 ◆銀川ゆい子 委員  では、なぜ今の梅田バス通りは広くならないのでしょうか。 ◎工事課長 まず、拡幅する道路の線を沿道の皆様方と話し合って決める、それに伴いまして用地買収も伴ってくる、それから都市計画道路ができることによって大型車両がそちらに迂回するということは歴然としていますので、そういう形で今のところ考えていないという形でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  都市計画道路ができることによって大型車がそちらへ移動するというふうに今いただいたのですが、この梅田バス通りに大型車が多い理由は、補助第113号線の道から行けるのがこのバス通りしかないので、ここに大型車がたくさん通ると思います。  この都市計画になっている補助第254号線のところは、途中で補助第136号線と合流して、この下は特に何も変更の予定はないのですが、このバス通り以外でこの補助第113号線からこちらの関原一丁目、梅田四丁目のほうに行く道というのは、この補助第254号線では難しいような気もするのですが、どのように行けばいいのでしょうか、梅田バス通りを通らないとしたら。 ◎工事課長 大型車両につきましては、銀川委員ご指摘のような形で梅田バス通りを通るしかないという状況でございます。  今、区では、その上の補助第138号線、補助第100号線から第九中学校までのところを用地買収をしてございます。ここの道路が抜けるだけでも、大型車両はそちらに回っていただけるのかなと考えているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今の段階では拡幅工事をする予定はないということであったのですが、ここを通る市民の方から、区役所のほうにも、危ないとか怖いという声が届いているということですが、その歩行者の方とか自転車の方を守るためには、どのような対策を考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎交通対策課長 今現在は、現地のバス停の近くに「歩行者多し」ですとか、注意喚起の看板をつけさせていただいて、そうしたことで通行車両のスピードを落としてもらうような方策等をやっております。  また、バス停につきましても、バス停の前の地先の方のところでスペースを提供いただいて、その中で待っていただいているような状況がございます。 ◆銀川ゆい子 委員  この周辺に住んでいる方、バス通りを利用する方から、怖いという声が私のところにも普段よく来ています。拡幅工事とかバスの路線を変えるというのはなかなか難しいと思いますが、事故の件数が他とそんなに変わらないということであっても、その地域の方からすれば怖い道の一つであることは間違いありませんので、なるべく危険が伴わない、危険が少なくなるような対策を考えていただければとお願いいたします。  次の質問をさせていただきます。  同じくこの梅田バス通りにも関わってきますが、防犯カメラの設置補助についてお伺いをさせていただきます。  先ほど防犯カメラについて質問されていた委員の方もいらっしゃいましたが、この防犯カメラの地域の方からの申込み件数というのは、どこかに出ていますでしょうか。 ◎危機管理部長 昨年度のものにつきましては、財務報告書のほうに実績としてお示しをしております。44ページをご覧いただければと思います。中段のところに、町会・自治会防犯カメラ置補助につきましては、37団体、164台ということでお示しをしております。 ◆銀川ゆい子 委員  同じく梅田バス通りです。       [資料を提示]  先日こちらの防犯カメラをつけてあるところの資料をいただきまして、この黄色いところが梅田バス通りですが、ここのピンクのマルのところとここですが、梅田バス通り上では、2台、端と端の二つで、この中間地点というのがないんですね。  ここは役所の方が判断してつけたということだったのですが、800mぐらいあると思いますが、なぜこの中間地点には防犯カメラがないのでしょうか。 ◎区長 防犯カメラの設置については警察の方にご相談しているわけですが、何か犯人が逃走しているようなときに、要所要所を押さえることによって方向性をキャッチすることができる。ただ一線の梅田バス通りだけのカメラではなくて、梅島第二小学校の通学路にも設置をしておりますので、線というよりも面的に確認して、もし最初と最後のところで犯人がキャッチできなければ真ん中で逃げたのだろうということで、その次の周辺のところのカメラで追っていくということですから、確かに数は多いほうがいいと思いますけれども、そういう中で頭とお尻を押さえているということでその路線を押さえられる。そして、左右に逃げることによって他のカメラとの整合性の中で犯人の経路を特定できるという考え方ですので、必ずしもその路線にぎっしりとつけたからということで検挙につながることではないのではないかなと、元警察官としては思うところです。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。よくわかりました。  区内に防犯カメラの話に戻りますが、区内にたくさん防犯カメラをつけていただいていると思いますが、海外を見ると、凄いいろいろなところに防犯カメラがついていると思います。よくテレビとかでもやっていると思いますが、海外と比べて、海外とはちょっと違うかもしれないですが、区内はまだ防犯カメラは少ないと思いますか。これからもっともっとつけていかないといけないと思いますか。 ◎危機管理部長 23区の比較をしても、足立区は面積が大きいので決して多いというほどの状況にはなく、23区平均と比べても真ん中より下ということになっていますので、地域の皆様の安全・安心を守っていく、安心感を持って生活をしていただくためには、まだまだつけていかざるを得ないかなと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  では、その防犯カメラですが、区がつけたところと、区民の方からつけて欲しいという要請があってつけたものがあると思いますが、防犯カメラをつける基準について教えてください。 ◎危機管理部長 町会・自治会の皆様でつけていただく際には、まずは地域の皆様のお話を聞きながら、警察の方のご意見を伺いながら場所を決めていくわけですが、その際にも東電柱、東京電力の柱ですとか、つけられる、つけられないというものがありますので、そういったものを総合的に勘案して、町会・自治会の方とつける場所を決めていっています。  区のほうでつける場合については、先ほど区長からも答弁をさせていただいておりますが、どういった場所が効果的なのか、盛り場であれば、駅前であれば駅前なりのポイントがありますし、様々な観点で見て設置をさせていただいているということでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  最後ですが、町会から設置補助の申込みがあったものと、区が必要性を判断して取付けたところ、その違いを教えていただけますでしょうか。 ◎危機管理部長 町会の皆様の場合ですと、区が幾ら補助をしているといっても、100分の95補助をさせていただいておりますが、町会の皆様は町会の皆様なりの熱意と地元ならではの観点というものがございますので、そういった意味では、地域の皆様のほうが地域のことはわかっていらっしゃいますので、より効果的な配置をしていただいているのかなと思っております。  区のほうで設置する場合にも、そういった地域の方の皆様のご意見をいただきながら、地域の皆さんに負けないように頑張って調べて設置をしていきたいと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  あと10秒になってしまったので終わりますが、府中市は、防災・防犯自販機協会と協定を結んで、都内初、自販機からの収益をもとに防犯カメラの増設を進めました。予算をかけずにこのように防犯カメラを取付けることもできますので、是非、今後検討をお願いいたします。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、無会派から質疑があります。市川委員。 ◆市川おさと 委員  よろしくお願いします。  まず、この決算説明書の346ページの5番、文化芸術施設の管理運営事務ということで、2億8,600万円余ということで決算額が出ておるわけですが、これはいわゆるシアター1010の指定管理ということで理解してよろしいのですね。 ◎地域文化課長 そのとおりでございます。 ◆市川おさと 委員  私も平成15年に初めて足立区議会へ立候補、当選させていただいたわけでございますけれども、そのときに庁舎内が、千住の再開発、シアター1010やミルディス、こうしたものをつくっていくんだ、足立区が文化芸術新都心になっていくんだという非常に熱気に包まれていたなということを今でも思い出しますし、また、このシアター1010というものが、今でも足立区の文化性や芸術性というものをよそから来た人にもしっかりと伝えていく重要な施設になっていると考えているわけでございますが、どうですか。 ◎地域文化課長 芸術文化の拠点として、シアター1010は位置付けております。 ◆市川おさと 委員  それはいいんですよ。一方で、今、西日暮里駅前再開発の準備組合ができておりまして、来年3月に都市計画決定がなされる予定と聞いております。  この西日暮里駅前再開発につきましては、客席1,500席程度の大ホールや300席から400席ほどの小さなホールなどを計画していると聞いておりますが、区は、こうした情報についてちゃんと把握していますか。 ◎長谷川 副区長  詳しい内容はお聞きしていませんが、そういう施設をつくるというのはお聞きしています。 ◆市川おさと 委員  まさに足立区は、シアター1010という芝居小屋の小屋主なんですよ。北千住と西日暮里というのは隣町です。千代田線で二駅、5分ぐらいですから。  つまり私が何を言いたいかと言うと、荒川区がこうした大きなホールをつくるというのは、それは荒川区の勝手ですから、私たちとしてどうこう言うことは全くできません。それはそれとして、足立区もこうした大きな劇場、非常に力を入れている劇場を持っている。その隣町に新たに1,500席という客席、非常に大きなホールができるということ、これはそれなりの準備というのかな、話をするべきですよ。要するに、足立区の千住と西日暮里とが共存共栄するような形で、これはお話を是非してもらいたいと思うんですよ。  実際に、この準備組合の人たちも千住に視察に来ています。それは準備組合の新聞なんかでも出ていますし、また、荒川区議会でも特別委員会をつくって、この西日暮里駅前再開発について様々な形で議論を行っています。まさに足立区の隣に同種の施設、しかももっと大きな施設ができるということ、これは前回、私は近隣自治体の施策にもっとアンテナ高くしてくださいということを言いました。  これは、日暮里・舎人ライナーの草加市延伸ということを、今度当選した埼玉県県知事が公約としておっしゃっていたわけですよ。これは足立区にも凄く大きな影響があります。実現するかどうかわからないけれども、大きな影響があります。  この西日暮里の再開発、1,500席の大きなホール、また400席から500席の小さなホールをつくるということ、これは足立区の劇場と西日暮里の劇場、劇場になるのか知りませんけれども、大きなホールが共存共栄するような形で、まさに隣町なんだから、それは非公式にでも、今すぐにでもちゃんと話をしてもらいたいな。  隣町に大きな劇場ができたから千住の劇場がお客少なくなりました、ひどいことになりましたと、そういう話にしてしまっては、これはお金を出してくださっている区民の皆様に対して、私は責任を果たしたことにならないと思うのですが、いかがでしょう。 ◎長谷川 副区長  先日も市川委員から他の自治体の施策にアンテナを高くというご質問ございましたけれども、今回の荒川区西日暮里の再開発につきましては、私のほうから荒川区のほうに、今の状況はどうなのかということで情報を伺ってみたいと考えております。 ◆市川おさと 委員  これは足立区にとっても影響が小さい話では決してありません。足立区にとっても嫌な影響が出てしまうことがあってはならないし、荒川区と足立区と近隣の自治体で無益な争いになってしまってもよろしくありませんから、それはしっかりと話をして、荒川区の計画を止めるとか何とか、そんなことはできるわけはない。それはわかっています、私も。  わかっていますけれども、この荒川区の計画をよく見て、足立区も適切な形で、例えば荒川区にこういうこともあったんだよということで情報提供、ひどい目にも遭ったんだよということも含めて情報提供もしっかりしながら、共存共栄を図れるように様々なレベルで継続的に、できる前だけじゃないですよ。できてからも交流はしっかりしてもらいたいなと思いますが、さっき長谷川副区長おっしゃいましたけれども、改めて。 ◎長谷川 副区長  荒川区とは、東京女子医科大学東医療センターの移転の件でもいろいろ情報交換をさせていただきましたし、今回の件につきましても、隣の区でありますし、同じ圏域にある自治体として、情報交換をこれからさせていただきたいと考えております。 ◆市川おさと 委員  よろしくお願いします。また、そうした動きにつきましては、適宜、私ども議会の該当の委員会に報告して、私たち議会もしっかりとこの議論に参加できるような形にしてもらいたいなということをお願いするものであります。  次に、外国籍の子どもの就学についてお尋ねをいたします。  外国籍の子どもたちというのは、就学義務、日本国憲法26条だったかな、その対象外と現状なっているということ、それはそういうことでよろしいのですか。 ◎学務課長 そうです。 ◆市川おさと 委員  それで、共生社会、これからも外国籍の人たちともいろいろな形で、まさに共生ですよ。いいことも悪いことも含めて、様々な形で一緒に暮らしていく。そうした中で、同じ子どもでありながら外国籍の子どもは就学義務がないという状況の中で、それはそれとして、今、学務課のほうとしましても、その実態の把握に努めていると聞いております。  学務課長にもペーパーをつくってもらったのですが、例えば平成31年4月小学校入学の外国籍の子が311人いるということで、まず就学案内を送付した。就学申請がそのうち249人から出たと。申請しなかったのは62人だと。区立小学校に入学したのは237人、入学しなかったのは12人だということでありました。  ただ、この申請しなかった子の中でも、既に私立の学校に入学したり、他の地域の学校に入学したりしてちゃんと学校に行っている、別に問題はないという状況を把握している部分もありますが、一方で、平成31年4月入学対象者のうちの2人につきましては、10月1日現在でもまだ確認ができていないという形になっております。  2人と聞くとちょっと少ないのかなと思ってしまうのですが、これは平成31年4月小学校入学対象の子どもたちだけでありまして、もちろん小学校、中学校対象者というのはもっとダーッと他にいるわけであります。  こうした義務教育の対象になっている外国籍の子どものうち、今でも就学状況を確認できていない子の数は把握しているはずですが、いかがですか。 ◎学務課長 毎年調査をしておりまして、把握はしておりますが、きょう手元に細かい数字を持ち合わせておりませんので、後ほどお答えいたします。 ◆市川おさと 委員  この数字がないというのは、事前の話でわかっていたのですが、ちょっと話の流れで今言いました。  これは足立区だけの課題ではなくて、今の国全体の課題でもあります。そうした中で、文部科学省は全国に調査を行いました。それが先月27日公表されました。日本に住民登録し、小・中学校の就学年齢にある外国籍の子どもの2割弱に当たる2万1,701人が、学校に通っているかどうかわからない就学不明になっているということ、これは文部科学省が先月27日に明らかになりました。今年の5月から6月に全国調査をしたわけです。  まさに外国籍の子ども、小学校や中学校の就学年齢にあるのに学校に通っているかどうか全然わからないという状態、そういう子たちがこの足立区にも相当数、後で学務課長に数字を教えてもらいますが、相当いるわけであります。  これにつきましては、その子どもの健全な育成にとっても非常によろしくないことであります。実態というのは、例えばメディアなどでも紹介されておりますが、もう働いちゃっているんだという子、あるいは家の中で何もしないでテレビばかり見ているんだという子、そういう子もいると報じられております。  こうした子たちをまずはしっかりと把握し、小学校や中学校に通うように促していく、そうした施策は今、非常に重要だと考えますが、いかがですか。 ◎学務課長 現在、学務課で調査をしておりまして、就学申請を出してきていないご家庭には、手紙を出したり、私どもの職員が直接住民票のあるところに訪問したりして確認をしております。  結果としましては、5割の方が日本国外に既に行っていると、3割の方は外国人学校等に入学しているという状況も確認しております。 ◆市川おさと 委員  今、学務課長おっしゃったのは、5割と3割足して8割ですよね。ですから、残り2割ということになるのですが、この数字というのは決して無視はできない。その子の健全な発育にとっても重要だよということも申し上げましたけれども、合わせて足立区という地域全体から見ても、学校に通っていない、そして日本語も十分わからない、そういう子どもが地域の中にいるということは、様々な形でひずみを生み出してしまいますし、また、貧困の連鎖という形にもなってしまいがちであります。  したがいまして、学務課長、様々なことをやっているとおっしゃいましたけれども、こうした対象の子どもを一人ひとり区としてしっかりと調査をして就学につなげていく、このような努力は引き続き強力に行っていくべきだと思いますが、そのための課題というのはありますか、何か障害になっているようなことは。 ◎学務課長 現在、先ほど市川委員おっしゃいました2名の方が10月1日現在で不明だという話もいただきましたけれども、そういった方に関しましては、入国管理局への調査も行っております。  課題としましては、入国管理局への照会というのが1回につきまして5名という形で制約がある関係で、なかなか調査がスムーズにできていないというのが現状あるところでありますが、時間はかかっても、市川委員おっしゃいましたとおり、一人ひとりの子どもたちのために調査は徹底してやってまいりたいと思っております。 ◆市川おさと 委員  今、学務課長のほうから1回に調査かけられるのは5人という制限がかかっていると、私も初めて聞いてびっくりしましたけれども、こういうわけのわからない中で、学務課長一人に負担かけるんじゃなくて、教育長、是非、教育委員会としてしっかりと、お金かける部分はかけて、人数が必要ならしっかり人数つけて調査をして、そういう何もしていない外国の子どもがまちの中にいるんだという、そういう状態は絶対なくして欲しいなと希望いたしますが、いかがですか。 ◎教育長 そういった子どもたちがいつまでも子どもではなくて大人になっていくわけですから、そういった大人をつくらないというためにも、事前にきちんとした教育を施すというのは我々の責務だと思っていますし、地域社会の安定のためにも私は必要なことだと思います。  入国管理法の改正で多くの外国人の方が入ってくるようになって、入国管理局のほうでもそういった調査に協力できるようになったという体制は、まだ5人という縛りはあるようですが、そういったところについても突破していきたいと考えています。 ◆市川おさと 委員  教育委員会としてしっかりと力を入れて、つまり人員的な面でもお金の面でもしっかりとかけて、これはやってもらいたい重要な課題だということ、そのことを改めて申し上げるものであります。
     さて、東京オリンピックパラリンピック、これは足立区の小学校3年生以上の子どもたちは必ず連れていってもらえるということ、うちの息子も実は小学校4年生ですが、息子に言いましたら大変喜んでおりました。オリンピックパラリンピックに対する様々な関わりというもの、これは本当に一生の思い出になる大切な事業だなと思っているわけであります。  一方で、第3回定例会本会議、最後の一般質問でどなたかおっしゃったのですが、オリンピック観戦、20人につき先生が引率者1人つくということだったのですが、例外を認めず、介助員というのも認めないんだと私そのとき聞こえたんですよ。改めて聞いてみると、車椅子の子どもに関しては介助する人がつくというふうにも聞きました。  その一方で、情緒とか知的障がい、こういった障がいを持っている子たちも、皆さんもご案内のとおり通常の地域の学校に通っている。そして、そういう子たちというのは日常的に何らかの人的な介助、支援を受けている子が少なくないと把握しておりますが、この現状認識はいかがですか。 ◎教育指導課長 現状としてはそういう形になっております。 ◆市川おさと 委員  ところが、東京都の考え方としましては、そういう子にも介助、人的な支援をつけてはいけないんだと、そういうとんでもない、現場の実態をまるで知らないような話になっていると認識していますが、いかがですか。 ◎教育指導課長 現場の実態を知らないというわけではないと思いますが、今の規定ではそういう形になっているということでございます。 ◆市川おさと 委員  現場の実態を知らないからそういうわけのわからないことを言っているんですよ。別に東京都に遠慮することはないんだよ。東京都はそういう実態知らないんだから、現場の実態をしっかり教えて、そういう子にも人的な支援が必要なんだから、そういう人的な支援についてはちゃんと認めるようにということで、強力に東京都にも、教育長、きょうは何度も振りますが、これは是非、強く申入れを、申入れたんだけれどもだめだったなどという話はとんでもない話なので、強く申入れて、だめだったら帰ってこないぐらいの気持ちでお願いしたいなと思いますが、いかがですか。 ◎教育長 帰ってこられないかもしれませんが、そういう意気込みで、東京都にはこれまでも何度も実は要求要望しています。最後まで諦めずに、今でも介助、あるいは保護者の付添いだとか、そういったことも要望してきたわけですが、なかなかそれは突破できなかった、諦めずに頑張ります。 ◆市川おさと 委員  諦めずに頑張る、教育長、怒ったときは凄い怖い人だと僕は知っていますので、是非、頑張ってもらいたいなと思います。  もう一つ、オリンピックパラリンピックに絡めまして、国際理解教育ということで申し上げたいのですが、青木創太君という少年のことをどなたかご存じの方いらっしゃいましたら、手を挙げてもらえますか。       [挙手する者あり]  では、教育指導課長言ってください。 ◎教育指導課長 ネットニュースで拝見させていただきましたが、ラグビーのウルグアイ戦とフィジーでしたか、ウルグアイ戦の国歌をともに歌ったエスコートキッズだと思います。 ◆市川おさと 委員  よくぱっと答えられたね。やはり教育指導課長というのは様々な子どもの活躍というものを目配せしているから、名前言っただけでぱっと答えられたのかなと思うわけですが、この青木創太君というのは、今申し上げましたように、ラグビーのワールドカップ、ウルグアイのエスコートキッズと言うんだね。エスコートキッズとして一緒に入場して、そのときにウルグアイの国歌をパシッと歌ったんですね。ウルグアイの選手が本当に喜んじゃって、すばらしいと言ったということなんですよ。  実は、青木創太君というのは、私のおいの親友でもありまして、大田区に住んでいるんですよ。私のおいとよく一緒に遊ぶ大親友であるということで、お父さんは慶應義塾大学を出てラグビーをやった人なんですよ。そういう方なので、この青木君についても僕は以前からよく知っていた、大変気持ちの真っすぐな立派な少年ですが、まさにこれは国際理解教育の一つの形なのかなとも思うわけであります。  足立区、私の立場を言うと、よその国の国歌までは歌う必要ないんですけれども、しかし、よその国の国旗や国歌に対する礼儀、これプロトコールと言いますが、プロトコールの在り方、これについては、今度、足立区の子どもたちオリンピックパラリンピックに行くわけですが、しっかりとこの機会に教えてあげるべきだということ、このことをまず皆さんに言いたいんですよ。  私、先日8月の頭に子どもを連れてロサンゼルスにしばらく遊びに行ったんですよね。ドジャースタジアムに行ったんですよ。ドジャースタジアムでは、アメリカだからアメリカ国歌を歌うんですよね。アメリカ国歌を歌うときには、必ず全員起立をして歌うんですが、僕たちは外国人ですから歌う必要がない。ただ、僕は車椅子で立てないんだけれども、女房と子どもにちゃんと立てということを言いまして、国歌演奏中はぐらぐらと動いたりしちゃいけないよと、ちゃんと起立をしていなさいということをその機会に教えることができました。  同じように、足立区の子どもたちオリンピックパラリンピックを見に行くわけですが、自分の国の国旗・国歌に対する敬意のあらわし方、これは当然ですが、よその国の国旗・国歌、国歌の演奏に対してちゃんと起立をして、その間、身動きしてはいけないということ、歌う必要まではないですけれども、ちゃんと起立をして身動きしてはいけない、よその国にちゃんと敬意をあらわすんだということ、そうしたことは今度のオリンピックパラリンピックの一つのレガシーとして、足立区の子どもたちに伝えるべきレガシーとして、私は学校教育でもしっかりとこの機会に教えるべきだと考えますが、いかがですか。 ◎教育指導課長 市川委員ご指摘のとおり、道徳の中で、我が国と同様、他国にも国旗や国歌があり、相互に尊重すべきなどを知る中で他国への関心や理解が深まる等の記述もございますので、このオリンピックパラリンピック教育を通して、更にここを強めてまいりたいと思います。 ◆市川おさと 委員  それなりの根拠もありますので、具体的に、よその国の国歌演奏されているときには起立をして動いてはいけないんだということ、別に歌う必要まではないですよ。日本の国歌とは違うから。歌う必要まではないんだけれども、その間にぺちゃくちゃとおしゃべりをしたり、そういうことはだめなんだよということは一回教えればいいんだから、一回教えればよその国に行っても恥をかくことはありませんし、国内でもこれから様々な形で、今、共生社会、国際化という言い方をしてもいいんだけれども、そういう形で様々な国に敬意をあらわす場面というのもあります。それは本当に一回教えればいいので、しっかりと足立区の子どもたちに教えてもらいたいなと思いますが、もう一回言ってくれますか。 ◎教育指導課長 道徳科を中心に、オリンピックパラリンピックの集大成としても強化してまいりたいと思っております。 ◆市川おさと 委員  よろしくお願いします。  残り2分弱ということですが、ふるさと納税について幾つかお話がございましたので、簡単に話しておきます。  このふるさと納税というのは、納税の形としては非常にいびつな制度でありまして、非常にわけのわからない制度だと考えております。  また、他の委員からも、随分前から、足立区はもっと工夫して金を集めるべきだという話もありました。  ただ、私思いますのに、ふるさと納税という制度は、東京一極集中に対する地方の人たちの悔しさというか、怒りというか、悲しみ、そうしたものがもとになってできた制度でもあります。  ですから、足立区が派手なことをやって金を集めるというのは、先頃、区長答弁でもありましたけれども、そういうことはしないようにということで内々の話があるんだということもございました。  ですから、ふるさと納税というのは、本当に今、区長会でも、ふるさと納税制度の見直しということを国も求めておりますが、こうした本筋の話、ふるさと納税あんまり拡大しないようにしてねということで国に求めつつ、そしてこれは東京にとっては防衛戦ですよ。  東京にとっては、これを集めるということじゃなくて、できるだけ外に出さないようにしていく、特に足立区は自主財源が乏しいですから、その中で10億円以上もなくなっちゃうというのは大変なことですから、防衛戦として、足立区の税金がなくなったら大変ですよ、減っていったら大変ですよということを地道に訴えるしかないのかなと思います。どうですか。 ◎地域のちから推進部長 全く防衛戦だと思ってございます。制度をつくったときから、東京からの財源の流出ということですので、それをしっかり防ぐようなPRをしていくべきだと思っています。 ○高山のぶゆき 委員長  次に、無会派から……、失礼いたしました。議会改革から質疑があります。土屋委員。 ◆土屋のりこ 委員  無会派ではなくて会派になっていますのでよろしくお願いします。きょうは最後ということでよろしくお願いします。  最も発達した資本主義のアメリカの中で、若者の間に社会主義というものがはやっています。昨年11月の中間選挙では、DSA、アメリカ民主的社会主義者という方たちが躍進をし、オカシオコルテス氏をはじめ、若年の女性やマイノリティの立場から当選を果たされました。  なぜかと言うと、行き過ぎた経済格差の根源を問う動きが世界の中でも大きくなっていると言われています。  社会主義といっても、思い浮かべるものが変化してきているのかなと思いますが、皆さんならどうかなと思います。自由がないとか、画一的だとか、中央統制とか、反対意見を排除するとか、そういった自主性、創造性のない印象だったかもしれませんが、それは今の安倍政治そのものかと思います。  では、DSAの掲げる政策はと見ると、メディケア・フォー・オール、皆保険制度、日本では実現していることですし、カレッジ・フォー・オール、学費無償化といって、日本でも実現に向かっていることです。  社会主義といっても、過激じゃない印象と、とりわけ社会的平等を実現するものという積極的な評価に変わってきている流れがあります。  現代の資本による過剰な利潤追求の帰結として、貧困が構造的に生み出されている問題があります。  なのに、多額の企業献金に侵された政党が多数の国民の声を反映しなくなっている。自分の欲望や一部の恵まれた人々の要求にしか応じない種類の人々が、無数の人々に影響を与える経済的な決定を行っていることが原因であり、格差の拡大を解決できずにいる根本にあると指摘されています。  資源は人間の必要を満たすために使うべきだと指摘がされ、経済に関する諸機関に影響を与える市民が、そうした諸機関の決定に関われ、管理をする仕組みづくりが重要かと私も思います。  例えばスウェーデンの福祉国家、カナダの国民皆保険制度、フランスでは全国的な育児プログラムがあり、教育が無償化されています。ニカラグアの識字普及計画やそういった世界の例に学びながら、自治体が民間企業に、より一層民主的な管理を貫いていくために、規制や税によるインセンティブを生かしていっていただきたいと考えます。  議会やこういった委員会の場は、政策論争の場でもあるでしょうし、声なき区民の声に是非、耳を傾けていただきたいと願います。  何が言いたかったと言いますと、DSAの躍進の背後にあるドアノッカーズという訪問キャンペーンがされています。文字どおりドアをノックして地域を回って、社会のあるべき姿を語って、政策への賛同を広げているということですが、今、私も支援者の方たちとこのドアノッカーズということで足立区内で取り組んでいる中で、様々な声を預かってきました。  とりわけ障がいのある方たちから、訪問したことを喜ばれる傾向が強いと感じています。  そういった区民の方たちからの声を、きょうは代弁をしたいと思います。  土木費から入ります。新田橋の架け替え工事ですが、仮橋にスロープをつけるということで何とかして欲しいと、重度障がいを持つ車椅子利用者の区民の方から訴えを受けています。  本会議の中でも指摘があった点ですが、この訴えておられる区民の方、障がいをお持ちの方、日頃のケアに入っておられる障がい介護事業所の方の話でも、現状の橋の状況でも勾配が急で車椅子では危険な状態が続いているということです。  介助に入るときは、電動車椅子でも人が後ろからよいしょとこがないと上れない。電動車椅子は重いですから、後ろに転倒しないように神経を使ってケアに当たっているということをおっしゃっていました。  今回、着工となる仮橋の設計ですが、北区側の階段の勾配が25%ということで傾斜は14度ぐらいかと思います。バリアフリーと言った場合の勾配は8分の1以下、つまり12.5%勾配、7.1度以下でなければいけないというから、今回の北区側の階段はバリアフリーにならないということが住民説明会でわかって、当事者の方も、恐らく区のほうにも強く意見を出されているかと思います。  8年から9年この仮橋を使用することになるわけで、工事発注者は北区ですが、工事費用は足立区と折半、半分を足立区も負担するということですし、より仮橋の利用を必要としているのは足立区民、足立区のほうから北区のスーパーに買物に行ったり、病院に通ったりということで、足立区民の意見も是非、反映させていっていただきたいと思います。  北区のほうでは、バリアフリー構想を策定されて、区内のバリアフリー化に重点を置かれているのですが、新田橋の架かる豊島地域も王子の重点整備地区エリアということで位置しているということもあります。  隅田川の河川管理者は東京都となるということですが、北区の担当者と足立区の担当者と都への確認を進めていると聞きましたが、都は、スロープの設置に関して何と言っているでしょうか。 ◎街路橋りょう課長 今回の仮設の橋につきましては、本当にバリアフリーの視点が欠けていたということにつきましては、改めてお詫び申し上げます。  私どもとしては、東京都、河川管理者のほうには相談いたしました。その結果、河川構造物に影響ない範囲でスロープ設置については認めるというお話を聞いております。 ◆土屋のりこ 委員  都のほうでは認めるということですし、今は本体部分の工事が始まっていくところということで、取付け部分には設計変更の余地もあるということで言われていますし、是非、足立区民の強い求めを伝えて、足並み揃えて実現させていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  もう一つ、ユニバーサルデザイン、バリアフリー工事関係に関連する区民の方からの意見、改善要望なのですが、この区役所の1階のロータリーのスロープ部分、ロータリーのバス停にあるバスに乗り込む歩道との段差の部分の切り込み部分、やたらと「段差注意」というふうにテープと張ってあるので、何だろうなと思っていたのですが、どうしてやたら注意喚起が必要なことになっているのでしょうか、庁舎管理の方。 ◎庁舎管理課長 こちらの切下げは、バスに車椅子の方が乗りおりされるためにどうしても必要なものでございます。 ◆土屋のりこ 委員  どうして注意喚起が必要な事態になっているのかと聞いたのですが、なぜこれがあるかじゃなくて。 ◎庁舎管理課長 これは段差といいますか、ちょっと傾斜になっておりますので、そこでつまずかれたりする方がいるというふうに存じておりますので、必ずその現場を確認して改善できる対策として実施してまいりました。 ◆土屋のりこ 委員  けが等、転ばれる方がいらっしゃるということは認識されているということで、事前にも聞いたときに、段差はなくせませんということで豪語されていたのですが、区民の方が転んだり、けがをしておられるということで、テープを張っても改善がされない状況なのですが、そういう困っているという声があったら、声を聞いて受け止めていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎庁舎管理課長 もちろんそれを伺った上で対策をできるだけ講じております。  あの切下げがないと、車椅子の方がバスに乗り込めませんので、その上で、どうすればけがを防げるか、そういうことを考えて今やっております。  現時点では、私どもとしては、できるだけのことはやっているつもりなのですが、もっといい策があれば、これからどんどん積極的に方策を講じていきたいと思っております。 ◆土屋のりこ 委員  この場でこのことを取上げようと思ったのは、複数の方から何とかして欲しいということで、同じようなことを言われたということがあります。  1人は障がいがある方で、聴覚の方ですが、この近所にお住まいの方で、バスをよく利用されて、はるかぜの降車のところ、バスからおりるときに引っかかって捻挫をしたという方がいらっしゃるとか、バスからおりた人が段差に引っかかって転ぶ姿を何回も見かけたと、10月2日にも高齢の女性が転んでいたところを目撃したので危ないと思ったということで、ちょうど今、決算特別委員会だということで、言って欲しいということで声をいただきました。  もう1人の方は、身体障がいの方、複合的な障がいの方ですが、比較的若年の男性の方で、訪問している中で出会った方で、意見を言いたいと思っていたということで、訪問したときに、来てくれてありがとうということで、お宅の中にも上がらせていただいて丁寧に話を伺いました。  肢体不自由な方で、電動車椅子で移動されているということで、青井から区役所までバスがあって助かっているということで、はるかぜを利用されていて、小さいから混雑時に乗れなくて待たなきゃいけないとかいろいろなこともおっしゃっていたのですが、おりてからのロータリーの中でのスロープの段差に車椅子が引っかかってしまって、車椅子ごと転倒してしまうと。手も不自由な方なので、自力で起き上がれずに段差が怖いということでおっしゃっていました。  さっきの答弁で、ないと乗り込めないとおっしゃっていましたが、都営交通のほうにも確認をしてみました。47系統のあるちょうどカーブのところです。はるかぜの部分は直線なので切り込みなくても大丈夫かと思いますが、47系統はカーブのところに切り込みがないと乗り込めないと庁舎管理課長はおっしゃっていたのですが、都営交通の方に聞くと、切り込みはスロープがなくても降車板を出せると、ないほうが緩やかになるし、車椅子の方にもいいだろうと。話をして切り込み部分に関して改善していくことは可能だということで、おっしゃっていることが違うのですが、何に基づいて、ないと乗り込めないとおっしゃっているのでしょうか。 ◎庁舎管理課長 私ども、実は都営バスと話をしまして、2年前ですか、そういうことを聞きましたので、現状のとおりになっております。  今、土屋委員のおっしゃったこと、もちろん正しいと思いますので、是非その連絡先を伺って、現場で調査して対応したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆土屋のりこ 委員  千住営業所の所長です。さっきお昼に電話かかってきました。  といっても、業界団体の方からの欲しいという要望もあるということで、バリアフリーというものを誰の視点から見るかということは難しいことかと思います。  今の現状の中で切り込みが云々ということ、引っかかって危ないということもあるし、あったほうが、バスではなくて、ロータリーの真ん中部分に車を止めた方がベビーカーを押してきたら、今の切り込みのあったほうがいいでしょうし、そうしたいろいろな利用の仕方もあるかと思いますが、30年前の設計と聞きましたが、健常者の方にも身体障がいの方にもベビーカーの方にも、いろいろな方にとって危険な構造というのはおかしいと思いますし、テープで段差注意と張っておいても、視覚の方は引っかかってしまったりしますし、部分的な対症療法では限界に来ているのではないかと思います。  区庁舎全体も見直されていますが、ロータリー全体の在り方としても、今後、見直しに入るべきじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎資産管理部長 様々な方のバリアを取り除くということで、今回の切下げを設けさせていただいておりますが、それがかえってまずいんだと、支障になるんだという声が寄せられていることがございますので、改めてどういった対応が適切なのか、ベストなのかということで検討させていただきたいと思います。 ◆土屋のりこ 委員  いろいろなバリアフリーの形があって、とりわけ今の切り込み、本当にカクカクしていて、角が結構大きい部分が危ないのではないかとも思います。是非、様々な角度から、引っかかって転ぶ方がないようにということでご検討願えたらと思います。  続いて、産業経済費から教育費に関連してですが、待機児童・子どもの貧困対策調査委員会の中で、青年への支援策の拡充をということで提言してきました。  子どもの貧困対策、足立区も力を入れてきたということですが、人生前半の社会保障として、教育の果たす社会保障的な役割が重要だと考えます。  教育の対象というと、児童・生徒、前期子どもと言われる自治体の施策が対象になっていますが、後期子ども、子どもという言い方あれですが、20代から30代までも含めたものとして考えていく必要性も最近指摘され出しています。高等教育の保障、雇用保障にまで踏み込んだ施策を行うことが貧困対策の出口対策として必要だと思います。  高等教育に関する部分をきょうはやりたいのですが、足立区も、借入れの返済助成2種類と、返還免除奨学金など工夫をしてやってこられたところかと思います。  高等教育の保障に関しては、来年度から国でも無償化が始まりますし、様々な委員の方からも指摘がされています。足立区の入学準備金支援助成、国の教育ローンの返済助成制度になりますが、平成30年の第1回定例会で私の質問への答弁では、2月段階でまだ初めて実施をしていた最中でしたが、応募3件、問合せ10件、年々これから増加していく、今後増加していくと考えているという答弁でした。  次が平成30年第2回定例会で一般質問を行った中で、生活保護の世帯は、国の教育ローンの入り口で排されているのではないかということを質問しましたが、答弁は、足立区では生活保護受給者であっても国の教育ローンは利用可能であることを日本政策金融公庫と福祉事務所に確認しており、ローンの入り口で排されておりません。問合せにおいても、誤解のないよう徹底してまいると答弁を学校運営部長がされていました。  昨年の決算特別委員会で当時の米山委員から、日本政策金融公庫に2、3回電話して、生活保護世帯ですが、お金借りられますかとやったら、貸しませんと言われたということで、平成30年第2回定例会では、なぜ利用が低迷したのかと私が聞いたことに対して、所得要件を厳しく設定したことが要因という答弁でした。  これは違うのではないかなと思います。設定が厳しいというのは当然で、お困り感の強い方にとりわけ政策効果を発揮させようとすることは当然だと思います。  そうではなくて、日本政策金融公庫が経済要件の厳しい方にはお金を貸さないということが、数が伸びなかった原因ではないかと思います。  教育ローンを借りることのできる人を対象とした設定が制度設計においては甘かった点ではないかと思います。  答弁の姿勢の問題ですが、平成30年第2回定例会で私の質問への答弁で、ローンの入り口で排されておりませんと答えられたのですが、一体何を根拠に事実誤認の答弁を作成されたのか、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 これは日本政策金融公庫側にもきちんと確認をさせていただいた上で答弁をさせていただきました。 ◆土屋のりこ 委員  確認したけれども、実態としては貸していないということですよね。それが甘いんじゃないですかね。  そのまま鵜呑みにするのではなく、実態を利用者の方に聞くということで、しっかりと実態について把握していっていただきたいと思います。是非このようなことを繰り返さないでいただきたいと思います。  確かに、入学前の費用では国の教育ローン、入学後は学生支援機構の奨学金ということで、二つを使い分けておられる方が多いと言われています。非課税世帯や少し上の所得の方は、日本政策金融公庫の審査を通らないケースもあります。  そうした中で、この通らないことを見越して、否決の通知をもとに学生支援機構から特別増額貸与を受けて、更にそれを担保として民有機関から、労金等からつなぎ融資として入学準備金を借りるというふうなこともあったりして、非常に難しい、複雑にもなっているのですが、学生支援機構から奨学金を借入れても、入学準備金を工面できずに困る高校生も多い中で、入学準備金というところに着目されたことはいいことかと思いますが、実態に沿わない制度設計だった点が残念だと思います。  国の高等教育無償化は非課税世帯とそれに準ずる世帯を対象にということで、就学要件もかなり厳しいものになっています。足立区の今後の制度の在り方、全体のスキームを抜本的に見直しているということでおっしゃっておられますが、まだこの場で言えること、言えないことあるかと思いますが、どういう方向で見直しを図っていくのか、いかがでしょうか。 ◎学務課長 今、土屋委員がお話しいただきました国の高等教育の無償化が4月から始まります。その他に日本学生支援機構、それから都の育英資金等、数々育英資金等に関しましてはございます。それを全て並べまして、どの部分が手の届いていないところなのかという視点で、検討委員会で議論を重ねてまいりました。  今、何度もご答弁しておりますが、事業スキームを構築しているところですので、お示しできる段階になりましたら、ご報告をさせていただきたいと思います。 ◆土屋のりこ 委員  よろしくお願いします。国の無償化を見ても、手が届いていないところだらけだと思います。既に卒業していて、奨学金の返済に困っている若者もいます。今後、無償化を受ける学生にしても、年収380万円以下というかなり厳しい状況で、学業とアルバイトと両方で生活費を稼いでという中で、無償化を受け続けるためには学業要件かなり厳しい成績もあるし、出席もあるし、意欲はあってもこぼれてくる人も出てくるのではないかと危惧します。  非課税世帯並みと言いますが、その条件を少し上回ってしまう、父親も働いて、母親も働いてという中で上回ってしまう世帯も、かなり厳しい実態だということもありますし、机上の空論の制度にしないために、是非、大学生の当事者の声を聞くとか、大学に調査をかけるなどして、当事者の声を生かして制度に反映していっていただきたいと思います。  そうした当事者の声を聞いて制度に生かしていくという点はいかがでしょうか。 ◎学務課長 検討委員会のメンバーに、区内の高校の校長先生、中学校の校長先生も委員として議論に参加していただきました。高等学校の先生からは、実際の高校現場の話というのも意見として出していただきましたので、そういった意見を踏まえ、今、事業スキームを構築しているところです。 ◆土屋のりこ 委員  校長先生が奨学金の当事者かというと、ちょっと違うので、若者ですよね。学生に是非、聞いていただきたいと思います。
     子どもの貧困のあらわれというのは、社会保障制度の機能不全だとも思いますし、高等教育無償化、国としてそういう方向にあることはいい流れだと思いますし、そういった現金給付策と合わせて、社会サービスの拡充、充実が対策として必要かと考えます。  社会サービスの充実という観点からですが、青年支援策をということで私も訴えてきましたが、青年支援策というと、どんなものが必要かなということで、頭の中で考えても仕方がないので、ざっくばらんに若者や親世代を対象に街頭でのシール投票などこの間やってきました。高校生くらいから20代とか30代、40代くらいの方もおられましたが、子どもを持つ保護者もこのシール投票にご協力いただきました。  足立区にどのような青年支援策があれば住みよいまちにてるでしょうかという設問で行って、1位は断トツの大学、専門学校までの無償化アンド奨学金チャラというのが38%、2位が就活、就職サポート、26%、ちょうどやっていたときも就活帰りだという学卒の方通りかかられて、ため息をついてお話をされていましたが、そういったところが当事者の方たちから必要とされている自治体の支援策かと思います。  3位が、青年手当、年金の創設で12%、思ったより低かったのが住宅確保の支援ということで、これが6%と少なかったのと同数で、意外にシール貼ってもらったのは婚活支援、出会いの場サポートも、住居確保と同数ということでありました。その他については、自殺対策や月収の底上げ、最低賃金1,500円等々ということもありました。  意外だなと思ったのですが、婚活支援、出会いの場のサポートを行政にして欲しいという声が20代から30代くらいの男性の方であったのが意外でした。  共感の姿勢で話し掛けていると、言われていたのは、民間の登録制度等は高くて利用しづらいということと、行政がやっていることへの信頼感、行政が行えば、ぼったくられないとか、詐欺に遭わないとか、安心感を受けるということで、あったらいいねというふうな立ち話でした。  過去の議事録を調べてみると、やはりいろいろな会派問わず、様々な皆さん委員の方がこの問題を取上げられてきたかと思います。昨年も、主体的にではないが協力したいということも言われていたようですが、実際に協力が進んだこと、特徴的な事例というのはこの間あったでしょうか。 ◎報道広報課長 昨年、私のほうでご答弁させていただいたと思いますが、それ以降、具体的な応援に結びついたものは、特段、今のところ残念ながらございません。 ◆土屋のりこ 委員  奨学金の返済があって結婚したくても選択ができない状況もあると聞きますし、そうした環境整備、出会いの場のサポートということも青年支援策の一環として意識の中に持っていただけたらなと求めまして、きょうの質問を終わります。ありがとうございました。 ○高山のぶゆき 委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時01分散会...