また、平成31年4月23日、
舎人地域学習センターにおきまして総会が開催されております。2ページをご覧ください。
オウム真理教対策関係市区町連絡会の総会が
令和元年6月6日に開催をされました。主な内容は記載のとおりでございますが、足立区が今年度も会長区ということで選任をいただいているところでございます。
平成22年3月以降の詳細な経過につきましては、別添の資料のとおりでございますので、後ほどお目通しをいただければと存じます。よろしくお願いいたします。
報告資料の16ページをご覧ください。
防災行政無線の
デジタル化の
進捗状況についてのご報告でございます。
電波法施行規則改正に伴い実施しております
防災行政無線の
デジタル化の
進捗状況について、ご報告するものであります。
1番でお示しているのが
整備概要でございますけれども、平成29年度から令和2年度までの4カ年の計画で実施しております。今年度は3年目でございます。年度別の整備の内訳につきましては、(2)でお示しをしているところでございます。
また、整備の効果といたしましては、音の明瞭
化といいますか、聞こえやすさということでご説明をさせていただいているところでございます。次ページ以降に
参考資料を添付してございますので、ご確認をいただければと存じます。
○せぬま剛
委員長 ご苦労様でした。
それでは、何か質疑ございますか。
◆
山中ちえ子 委員 今回、平成22年以降はということで記載はされているけれども、今おっしゃいませんでしたけれども、今年に入って、
管財人から受けた
支援機構のほうが、今年6月27日に
被害者に対して配当を行うことを決めているんですね。
アレフのほうの
管財人から、教団の財産を処分するなどして15億5,000万円を配当したんだけれども、完納のめどは立たなくて、6割を残して
破産手続が終結していると。
その後に
管財人から債権を譲り受けた機構が昨年2月に、
早期完納に向けて
アレフに未
払賠償金の支払いを求めて
東京地裁に提訴しているんですけれども、未回収のままとなっていますけれども、こういった中で
教団自体の資産が膨張してきていると。体力をつけてきているということも言われているんですけれども、まさにこの問題で一番ちょっと考えなきゃいけないのは、
足立区内の信者の数とかそういった現状をどう捉えているのかということと、全体の
アレフの教団の勢いと、この足立に占める割合とか、その辺を示していただいて見解をちょっとお尋ねしたいんですけれども。
◎
危機管理部長 アレフの資産は、私どもも
関係機関等々でお聞きできる部分と
マスコミ等の報道による部分とございますが、
アレフの資産につきましては、年間1億円程度、毎年増えているというような話を聞いてございます。現在12億円とか13億円とか、11億円とか、そういった辺りの数字を聞いてございます。
信者の数でございますが、
アレフ全体としてはほぼ横ばい、加入するけれども脱退もするということで、ほぼ
横ばいの傾向にあるということで聞いております。
なお、
足立区内3施設ございますが、3施設とも
出家信者用の施設ということで聞いておりまして、いわばそこに居住をしているということで聞いております。したがいまして、そこの人員についてもほぼ
横ばいというようなイメージでありますよ、ということで聞いております。
◆
山中ちえ子 委員
横ばいということで、減ってはいないということだと思うんですね。
それで、やっぱり巧みな手法で
勧誘活動をしていると言われているんですけれども、どういうような、巧みな手法というのはどういうことなのかとか、あとやっぱり、そういった被害やご家族の思いとか、そういった報告があるのかとか、その辺はどうなんでしょうか。
◎
危機管理部長 勧誘方法につきましては、私どもが聞いている話の中ですと、図書館ですとか本屋で、ヨガの関係ですとか宗教の関係の図書の辺りにいる方にお声掛けをして勧誘をしているという現状があるということで聞いております。
家族の声といいますか、世田谷の
住民協議会の方々が講師をお招きして
勉強会等を開催された際に、私もお邪魔したことがありますけれども、
サリン事件の
加害者だった方のご両親とかは、やはり家族として受け止め切れないとか、家族としても
加害者の親であることの責任を感じているとか、そういった言葉も聞いているところはございます。
◆
山中ちえ子 委員 やっぱり
加害者にも
被害者にもさせないといったところで、行政の果たす役割もまた一つ問われるというふうになるのかなと思うんですけれども、当時も、1989年に上九一色村に教団が進出して以降、地元の住民などからは脅迫があったりとか、廃液の垂れ流しとかあったことで、早くから危険性を訴えていたんですね。
その後も幾つもの事件を起こして、そして
地下鉄サリン事件が起きてしまったという経緯がある中で、やっぱり防ぎきれるものであったあの
地下鉄サリン事件を、防ぐことができなかったということでは、今でもこの教団の深刻な
国家転覆をはかった残虐な集団の
後継団体が今も存続していると。麻原元死刑囚への帰依を鮮明とさせているということでも深刻で、これを許容する在り方であってはならないと思っているんですね。
ですので、今、
住民協議会に寄り添って、これがメインとして区側は力を尽くすとおっしゃってくれているんですけれども、
住民協議会の求める賠償、先ほども言いましたように、
賠償請求には無視をして完納しないという態度をとりながら、私腹を肥やしているといったところから見ても、
住民協議会も戦うというようなことも宣言していますけれども、
損害賠償請求などの方法も検討していると。
オウム真理教、
アレフの教団の解散を求めていると。この活動の求めるその思いに立って、区はどう活動を支援していくという立場でいらっしゃるのかちょっと教えてください。
◎
危機管理部長 住民協議会の方々もいろんな場面で公言なさっているので、この場でもお伝えしてしまうと、例えば家を売却して違うところに移り住みたいといっても、売却すらままならないというのが
全国各地でも起きております。足立区の入谷の施設の周辺においても、売却して転居したいと思っても、もう売却がままならないという状況が生まれておりますので、住民の皆様に寄り添いながら、きちんと
アレフ対策を進めていって、
アレフが解散してもらえるように何とか頑張っていきたいと。
住民の皆様の強いお気持ちがありますので、我々も強い気持ちを持って一生懸命やっていきたいと考えております。
◆
山中ちえ子 委員 是非、それと同時に、やっぱりこうした教団の手法や実態を多くの区民に知らせていただきたいと思っているんです。
それで不安な
お母さんたち、中心は若者へターゲットを絞っているということなので、やっぱりそういった方々への
注意喚起ということでも言えば、こういった実態を知らせていくという取り組みもどうなのかなと、今のままで十分なのかなと思うんですけれども、どうなんでしょうか。
◎
危機管理部長 地下鉄サリン事件から24年が経過しております。私も平成31年3月に、24年の振り返りみたいな弁護士の先生方の主催の会合があって、そこへお邪魔してきておりますけれども、やっぱり一番心配されているのは、風化。若い人たちは、
地下鉄サリン事件の後に生まれた世代がもうたくさんいらっしゃいますので、若い方々への啓発は重要だと思っております。
先にご説明した
千本桜まつりもそうですけれども、
区民まつりですとかそういったところで多くの方へ周知するとともに、区内の大学については、年度の
切り替わりのタイミングでチラシの配布ですとか掲示をお願いして、若い方々にそういった勧誘に引っかからないようにということで、啓発に努めているところでございます。
◆佐々木まさひこ 委員 私は今回、災害・
オウム対策調査特別委員会は初めてなので、確認の意味も含めて幾つか質問させていただきますけれども、足立区の反
社会的団体の規制に関する条例が、これが平成22年ですね。
この
報告事項にもあります、1ページの
報告請求書の送付というのは、これの条例の第5条にあります、区の区域内において活動して居住する
当該団体の役職員の氏名、住所及び役職名、並びに構成員の氏名及び住所というような形の、第5条に基づく
報告請求書の送付という理解でよろしいんですね。
◎
危機管理部長 今、
佐々木委員のご発言のとおりでございます。
◆佐々木まさひこ 委員 これ、後ろのほうにずっと平成22年からの経緯を書いていただいていますけれども、結局、
報告書の請求をしてもよこさない。
結局、裁判をして、
過料処分をして、
取消請求をして、また裁判で決着し、過料が支払われて、また、第5条に基づいて
報告書を請求し、これをずっと何回か繰り返している。
その
報告書の提出を請求し、
求釈明書を向こうがよこし、また、こっちが返すと再
求釈明書を送り、また更に再々
求釈明書を送りというような形。
この見通しというのは、結局、
アレフ側としては
報告書を提出する意思はないんだろうと思うんですが、ちょっと繰り返しているんですけれども、今後の裁判の見通しとかそういうふうなことでは、どういうふうに考えておられますか。
◎
危機管理部長 前回、去年秋に
高等裁判所で我々が勝訴した際に、我々としては最高裁に行くんではないかという見込みをしておりました。実際は最高裁へ行かなかったんですね。
今回についても、まだ求釈明の
やりとりの中ですけれども、
アレフ側が、最高裁へ行かなかったことを踏まえてどういう展開をしてくるのか、ちょっと我々もまだ予想ができない部分が多くございます。
ただ、我々としては、条例がありますので、住民の皆様と一緒に寄り添っていくためにもしっかりと手続を踏んで、裁判になるんであれば、裁判も辞さないという考えを持って
過料処分をかけていく、きちんと手続を踏んでいくということで考えております。
◆佐々木まさひこ 委員 やはり毅然とした態度で、最後は裁判も辞さないという形で、向こうもそういう引き延ばしのような形でずっと手を打ってくるんでしょうけれども、大変でしょうけれども、これは区側が諦めたりすることを狙っているのかもしれませんし、そういったことも含めて、これはしっかり対応していただきたいということを要望しておきます。
○せぬま剛
委員長 他に。
◆きたがわ秀和 委員 私のほうからは、
防災行政無線について、ちょっと2、3点お伺いしたいんですけれども、一つは今回
デジタル化への更新ということで、音が
クリアになるというようなことの説明がございましたが、音量の細かい調整も可能になるというふうにも伺っております。これはこれで、改善ということで是非、進めていただきたいんですが、過去の
委員会の質疑の中でも、
防災行政無線の聞こえにくさということが何度か取上げられているようなんですけれども、屋外のスピーカーから
情報を発信するということで、屋内にいる人にはやはりその内容が聞き取りにくい。音がよくなったとしても、やはりその場所によっては内容が聞き取りにくいのではないかと、そういう問題がちょっと残るのではないかと思っています。
特に、夏冬は冷暖房の関係で、もう最近、窓を閉め切っている、そういうお宅も少なくないというふうに思いますし、特にそういう豪雨とか、そういった雨が激しく降っているようなときなんかを想定した場合は、この問題、結構、深刻なのではないかなというふうに考えています。
放送内容を聞き逃した方向けに、内容を電話で確認できるそういう
電話応答サービスもあるということで、ただ、これも
電話番号も含めてなんですけれども、
サービスの存在がどれだけ区民に周知されているのかということで、どのくらい電話があるのかというところは、今ちょっと
災害対策課の方に調べていただきたいということでお願いはしているんですけれども。
ただ、避難を考えなければならないと、そういう切迫した状況で、それを電話をかけて確認をしようという人がどれだけいるのかなという、ちょっとそういう疑問も残ります。
あと、A−
メール、8万6,000件の登録があるということなんですが、これでも災害
情報、気象
情報が発信されているということなんですが、これもスマホとかパソコンを持っていない方、特に高齢の方ですね、そういう方が結構いらっしゃるということで考えると、そういう方は本当に
情報を受け取るすべがないと。
そういう
防災行政無線ではカバーし切れないという、そういう場面に際してどう対応していくのかということを、やはり考えていく必要があるのではないかというふうに思っています。
2年前の災害・
オウム対策調査特別委員会質疑でも
戸別受信機方式ということについて質問が出たのに対して、費用対効果も含めて、所管のほうで検討をしていくというような、そういった回答がなされているようなんですが、このことについて今どれだけ検討されているのかというのをお伺いしたいんですけれども。
◎
災害対策課長 戸別受信機につきましては、一度、
町会長等に配った経緯もございますけれども、なかなか機能はしないというところもございました。あと、
ランタン式の少し変わったものもあったんですけれども、そちらも精度がなかなかよろしくないということもございまして、メーカーとも相談しながら、どういったものがいいのか、今一度、検討しているところでございます。
他の手段といたしまして、今、
防災行政無線以外に聞き取る方法がない方につきましては、先ほどお話ししましたとおり、ホームページですとかA−
メールとかでも連動して
情報を流せるような仕組みを今、研究中でございます。
また、合わせて災害時には
広報車等で区内を回ることで、何も機器を持ってない方でも
情報が伝わるようなことは、必ず災害時にはして、万全の態勢をとりたいと思っております。
◆きたがわ秀和 委員 A−
メールとか
防災ナビとかそういったもので、多角的に多面的にそういう
情報発信していくということは当然必要だと思いますし、特に若い世代の方、20代、30代の方は、
防災行政無線を聞いてというよりかは、むしろそういうスマホとかで流れてくる
メールとか、あるいはアプリを使って
防災ナビにアクセスして、そこから
情報を得るということで、これはこれで、そういう対応でいいとは思うんですけれども、やはり一番懸念されるのは、そういう
高齢者の方、特に独居の
高齢者の方。高齢になって、例えば難聴でなかなか音も、そういう外で流れている無線も聞き取れないという、そういう方ね。
情報をやっぱり受け取るすべがないという方に対して、どう対応を図っていくのかというところで、まず、そういったところをどう拾い上げていくのかということを、やはり検討を進めていただきたいというふうに思っています。
あと、もう1点ですけれども、別紙1に今年度の
整備対象施設一覧ということで、
更新対象施設の中に、
北鹿浜小学校と
鹿浜西小学校、ここの2カ所が含まれているんですけれども、この2校が統合の対象になっているというふうに伺っているんですが、これは
統合云々にかかわらず、この整備は行っていくということで、進めていただけるということでよろしいんでしょうか。
◎
災害対策課長 現状の更新ということで、まだ校舎につきましては残りますので、活用させていただく予定です。
◆いい
くら昭二 委員 私も、
防災行政無線デジタル化の
進捗状況についてお伺いさせていただきたいと思います。
先ほど
危機管理部長のほうからも、聞こえやすさというお話、今後の課題等々についてお話があったんですが、現状この19ページの
音達範囲図で、このような形で今、2018年度、
令和元年度は整備をするということなんですが、現状、
デジタル化に伴いまして、アナログ
化から
デジタル化に伴いましてどのような地域の方からご要望、又は反響等が出ているのか、その点についてまずお伺いします。
◎
災害対策課長 デジタル化にすることで音が
クリアになるということで、遠くまできれいな音が届くということがございますので、聞こえやすいという声は聞いております。
ただ、
空白地域につきましては新たに新設も行っておりますので、これまで聞こえなかった地域については、増設することで聞こえがよくなるという面もございます。
◆いい
くら昭二 委員 そうしますと、今、先ほど
危機管理部長のほうで、聞こえやすさというお話があったんですけれども、聞こえやすさという部分において、聞こえやすいということですので、これは
クリアになっていくのかな、なんて思うんですけれども、19ページの整備の範囲内で、2019年度、
令和元年度やるということで、来年度、令和2年度にまたそこを、足りないところをまた補強していく形になる。これによって、足立区は
フルカバーということでよろしいんでしょうか。
◎
災害対策課長 いい
くら委員のおっしゃるとおり、この図面で今、空白、色が塗ってないところ、この中に丸い小さい点がございますけれども、ここに新たに新設をする予定でございますので、そこの面は埋まるということでございます。
◆いい
くら昭二 委員 そうしますと、聞こえやすいという
災害対策課長の話だったんですけれども、
危機管理部長のほうで、聞こえやすさっていう部分において、更にどのような形で、より声、もう聞こえやすいということだから、これで
フルカバーということでいいのかなという気はするんですけれども、先ほど
危機管理部長のほうで、事前の報告の中で、もっと聞こえやすさを、という課題等にどのような形で
クリアに、考えていくのか、その点についてご説明お願いします。
◎
災害対策課長 ちょっと繰り返しになりますけれども、これまでは、遠い
防災行政無線から遠くまで強い音で飛ばしているところを、近くに新しく建てることで、
空白地域にも近くで聞こえるようになるということで、更に
デジタル化で音も
クリアになるということで、これまでの音がぼやけるようなこともなくきれいに聞こえるということで、
区内全域が
空白地域がなくなるという考えでおります。
◎
危機管理部長 災害対策課長のほうからも答弁させていただいておりますが、ほぼほぼ
全域カバーはできるかなと思っております。ただ、もう既にやった地域においても、後からビルが建ったですとか風向きの関係ですとか、いろいろな諸課題は当然出ておりますので、それについては角度を変えるとか、更なる検討を加えて、より区民の方に声が届きやすくなるように
調査研究はしていきたいと考えております。あくまでも今後も引き続き頑張ってまいります。
◆いい
くら昭二 委員 是非そのように。
それと、地域の方からもちょっとお話があったんですけれども、やはり声の、例えば男性の声と女性の声ということで、やはり声のよく通る声があると聞き及んでいます。
区のほうはその点は、やはり先ほどより聞きやすさというか聞きやすいという形、やはりそういう部分には、そこまで考えていかなくちゃいけないと思うんです。その点は区はどのような方向性を持って対策をとられるんですか。
◎
災害対策課長 いい
くら委員のおっしゃるとおり、自動の機械の音よりも人間の声のほうが、どんな声かなということで聞き耳を立てることもございますので、そこの辺は研究させていただきます。
◆いい
くら昭二 委員 具体的に今後、より、というか、今のうちからそこら辺のところも考えていったほうがいいと思うんですけれども、今、機械音でやっているんですか。
◎
災害対策課長 今は、事前に録音しまして、基本的には人がしゃべるんですけれども、ちょっと文書を読みながらのような発言ですので、どうしても機械っぽく、自動っぽく聞こえるところもございますので、その辺はしゃべり方の、何て言うんですか、流暢なしゃべり方といいますか、会話をしているようなといいますか、親しみの持てるようなしゃべり方も必要かなと思います。
◆いい
くら昭二 委員 是非、やはりこういう
防災行政無線でございますので、
皆さんが聞いてすぐ、頭に残るような形の部分、ここら辺のところも、せっかくこの設備、
フルカバーと、お金かけているわけでございますので、また、発信の部分においてもどんどん工夫していただきたいと思っております。これは要望しておきますので。
◆
渡辺ひであき 委員 私も
電波法施行規則改正に伴い実施している
防災行政無線デジタル化の
進捗状況について、少しお伺いをしたいと思います。
先ほど
危機管理部長の答弁あったように、これからも様々な事象に対応して一生懸命やっていただくということで、私も納得をさせていただいているところであります。
ただ、やっぱり私たちがこういうときに質疑をさせていただく理由の中には、それぞれの
地域事情もあるし、もっと複合的に様々な形で災害時の
情報であるとか防災
情報がしっかりと区民の
皆さんに届いて欲しいという思いであることについても、
皆さんと何も変わらないというふうに思うんですね。
それを前提に、先ほどA−
メールの話もありました。それから災害時には車も走らせて、様々な
情報伝達をするという話がありました。ただ、そういうときに
防災ナビの話がやっぱり出てこないんですね、
執行機関側から。
ずっと言ってきていますけれども、無料でダウンロードできる
防災ナビが様々な形で有効に機能するというふうに思っていますけれども、今の
ダウンロード数、どれくらいですか。
◎
災害対策課長 すみません、ちょっと今、具体的な数字を把握してなくて申しわけございません。
◆
渡辺ひであき 委員 多分20,000件ちょっとだと思いますよ。去年の予算
特別委員会のとき、1万8,000件ぐらいでしたから。まあ、それは置いておきましょう。そうしたことが複合的に答弁の中に出てきて欲しいなという思いがあるので、指摘をさせていただきました。
それから、あと私は、住んでいるのは千住でありますので、マンションが増えていて、それから高層ビルも増えてきているということで言うと、先ほど
危機管理部長からあったように、当初の予想とは違う形での伝達になるだろうということと、それからまた、遮音性の高い建物が増えてきてしまっていると。そこを、どのように補完していくかということが大事だと思っていますが、それについては、いかがお考えでしょうか。
◎
災害対策課長 遮音性等は今、家屋についてはかなり高くなっておりますので、
防災行政無線では限界がございますので、様々なホームページですとかA−
メール、そういったものを活用しながら、あとは
防災ナビも当然、活用しながら、様々な複合的な形で
情報提供していきたいと思います。
◎
危機管理部長 今まで避難所運営訓練が地域住民の方、町会の方をメインとしてやっていただいている現状がございます。
昨年度からより強化していこうと言って、職員と今、一生懸命やっているんですが、ジャンルの全く違う方々をチャンネル開いていただけないかなと思っておりまして、来週も実は工業会連合会の方々を相手に、水害の説明会をやらせていただきます。
先日は、歯科医師会の方々もお願いしてやらせていただいて、そういった中で、
防災ナビですとか、いろいろな仕組みについてご説明をさせていただいて、先の本会議でもご答弁させていただきましたが、いろいろなホームページですとか
防災ナビで、音声でもってもう一回確認できるとか、文字でもう一回確認できるとか、そういった仕組みも考えていきたいと思っておりますので、是非是非、ご協力をいただければと思っております。
◆
渡辺ひであき 委員 その他でやろうとした議論の答弁を今、全て
危機管理部長がしてくださいましたけれども、あんまり先回りしないでいただいて、まさにおっしゃるとおりだというふうに思っております。
それから
災害対策課長、様々な大きなマンション自治会は、その管理事務所から流す音声があるわけですよ。これについては予算
特別委員会のときも申し上げましたけれども、そことの連携がとれているかどうかということが大事だなと思っているんですね。
そこは、これは民間がやるのがいい、行政の側からできる限界というのもあるんでしょうけれども、総会や何かのときの案内だとか、それからこんな、きょうは例えば配管の整備をしますとか、エレベーターの整備しますとかというのを流すんですよね。そこと互換がとれるかどうかは研究されたことありますか。
◎
災害対策課長 まだ、そこまで研究ができてないところでございます。
◆
渡辺ひであき 委員 それは是非、先ほどおっしゃられた、後でやりますけれども、避難所運営会議の際に、そうしたことができないかとか。
それから、垂直避難のこともこれから、先ほど、この後やりますけれども、それぞれのマンション自治会や民間の企業やビルやそういうところとやっていくわけですよね。
そこのときに、その互換もついでにとることができると、かなり有効な
情報伝達ができるというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
◆土屋のりこ 委員
防災行政無線のところなんですけれども、聞こえがよくなったという声と、逆にうるさいという声も私も聞いておりまして、そういった苦情というのは、区のほうに寄せられていませんか。
◎
災害対策課長 土屋委員おっしゃるとおり、
防災行政無線の近くの方については、当然うるさいという声は聞いております。
◆土屋のりこ 委員 どちらもあることなので、仕方がないことかとは思うんですけれども、今、見ていると、2017年に設置された江北エリアですけれども、環七少し西側の、南側のエリア、新17という設置箇所の辺りにお住まいの方から、私のところの事務所に直接電話が来て、「うるさいので何とかしてください」と言われたんですけれども、「いや、ちょっとね」とか言いながら、実際に聞きに行ったりとか。
春ごろもですかね、防災というよりは、特殊詐欺の案件で、今この辺りに電話がかかっていますということで、私も六町にいたら、1日に何回も「電話がかかっています、電話がかかっています」ってやっぱり流れていたので、そういったことを含めてちょっとこう。
とりわけ音に過敏な方、神経質な方もいろいろ、聞こえというのは人それぞれですから、とりわけ精神とかを患ってらっしゃる方とかもおられまして、その方もそうだったんですけれども、そうした過敏な方に対しても、だからって撤去するわけにはいかないので、丁寧に接してあげて、お気持ちを酌んであげれば少しでも変わるかなと思いますので、そういったクレームというか「うるさいな」という声に対しても、受け止めて適切に対応していただけたらと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 春先に、特殊詐欺対策として、1日2回、定時に放送させていただいておりました。そのときは、やはりちょうど子どもが寝る時間なのにとか、お昼寝の時間なのにとか、あと、夜勤明けの方がいつも定時に流れていてと。1日5、6件、もうちょっとですか苦情をいただいております。
そうは言っても、特殊詐欺対策のためには、流して欲しいという意見のほうが実は多くございました。
なかなか折り合いがつくところが難しかったんですけれども、警察のほうと協議をいたしまして、今、6パターン、
放送内容を変えて、声も全員替えました。女性警察官の声に替えて、かかってきている特定の区民事務所単位で流させていただいております。
ですから、今、鹿浜区民事務所にこういう電話がかかっていますよ、違う地域にこういう内容でかかっていますよというのを6パターン設定しまして、多い日は1日3回ぐらいかかってしまいますけれども、中身も違えば声も違うということで、伝わりやすいような内容で、なおかつ、そのご近所の方になるべく不快でないような形で対応させていただいているところでございます。
万が一、また苦情がたくさん入ってくるようであれば、その都度検討させていただいて、丁寧に対応させていただきたいと思っております。
◆おぐら修平 委員 私も、この
防災行政無線の
デジタル化の
進捗状況についてなんですが、先ほど答弁でもありましたけれども、やはり、途中高い建物、ビルが建ったりとか、風の具合でどうしても聞こえ具合が変わってしまうというのは致し方ないところなんですが、今後のこの整備計画と同時に、やっぱり定期的に、
足立区内、広いですから、それぞれ地域、建物が建って聞こえ具合が変わってしまうところというのはどうしても出てしまいますので、それを整備と同時に、定期的に検査する体制、チェックする体制というのは、何か計画はあるんでしょうか。
◎
災害対策課長 定期的な検査につきましては、今ちょっと検討しておりませんでしたので、今後、そういう高いマンションが建ったときには影響が出ますので、少しその辺は注視して対応していきたいと考えております。
◆おぐら修平 委員 そうですね、特にやっぱりどうしても高いマンションが建ったときに、ビル風だとか、やっぱり聞こえ具合というのは出てきますので、そこの検査体制ちょっと、定期的なチェック体制、よろしくお願いいたします。これも要望で。
○せぬま剛
委員長 はい。他にありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○せぬま剛
委員長 では、
報告事項はこれで終了いたします。
○せぬま剛
委員長 その他ございますか。
◆さの智恵子 委員 すみません、
情報連絡のほうなんですが、今回、東京マイ・タイムラインの配布ということでございまして、各議員のほうにも1冊お配りをしていただいております。
[資料を提示]
こちらなんですが、小学校・中学校・高校でもお配りをされているということでございまして、私も昨年の決算
特別委員会で「逃げキッド」というものを使って、是非、防災
教育をして欲しいということで要望もさせていただいております。
こちらは、小学校低学年用、高学年用、中学校用というのが東京都から配付をされて全校に配られているというふうにもお伺いをしております。
こちらの作成については多分、
教育指導課長に確認をしたところ、学校でというよりかは、家庭に持ち帰って作成をするんではないかということでございましたが、できれば保護者会等で、こちらの作成方法についての簡単な研修会等の実施をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
災害対策課長 東京都の考え方としては、直接、学校に送らせていただいて、生徒に配って、家庭でつくってもらうという趣旨で、小学校・中学校に負担がなるべくかからないようなことを考えていたようですけれども、区といたしましては、今それをどういう形で授業で使うのか、広報していくのか、検討中だと聞いておりますので、
教育指導課のほうで何らかの対応を考えていると思います。
◆さの智恵子 委員 わかりました。是非そこを一歩踏み込んで、足立区では是非、保護者会等でやって欲しいということなんですが、どうでしょうか。
◎
危機管理部長 教育委員会と連携してですね、PTAですとかそういった活動の中で、先ほど述べましたけれども、私どもも町会・自治会以外のチャンネルも開いていきたいと思っておりますので、
教育委員会と連携して頑張っていきたいと思います。
◆さの智恵子 委員 是非よろしくお願いしたいと思います。
また、一般用の配布方法なんですが、こちらは希望者という、特に配布はなくって、各自治体より配布というふうに書いてございますが、足立区ではどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎
災害対策課長 この東京マイ・タイムラインは、余り全戸に配布するほどの量が届いておりませんので、これからの普及啓発等のイベント、また、講演会等を開催しますので、そのときにお配りしたいと考えております。
◆さの智恵子 委員 是非。先日もテレビでやっていたんですが、東京の降水量は9月、10月が多いということもございまして、是非その時期に合わせて、本当に先ほど言っていたような講習会、関心ある方はたくさんいらっしゃるかと思いますので、是非、そこでお渡しをして終わるんではなくって、作成方法等を具体的に是非、普及啓発になるようにお願いしたいと思います。これは要望です。
○せぬま剛
委員長 お願いいたします。
◆
渡辺ひであき 委員 先ほどの続きをその他の中でさせていただきたいなというふうに思っております。
まず、先ほど
危機管理部長のほうから、様々なチャンネルを開いて、避難所運営会議に結びつけていきたいというふうにお話がありました。
実は、この間も千寿本町小学校の方々の送別会で、様々な方々とお話をする機会がございました。
そこで出た話で、避難所運営会議そのものもいいけれども、やっぱりマルイやルミネや、それから北千住駅、今これはJRがあって東京メトロがあって、そうしたところの代表者との会議体をつくるべきなんじゃないかなというお話が出たんですが、こういう話というのは、どこかでまた進んでいる経緯はありますか。
◎
災害対策課長 特に北千住駅前、マルイとかルミネにつきましては、北千住駅前滞留者対策推進協議会がございまして、そちらの中で鉄道事業者も含めて、災害時の帰宅困難者対策について検討を行っている組織がございます。
◆
渡辺ひであき 委員 実は、初めての方もいらっしゃるんでちょっと今、それらを質問させていただきましたけれども。なぞって申しわけないんですが。
北千住ルールというのがありますよね。この北千住ルールについては、私は最初、「北千住ルールがあるので大丈夫です」という答弁をいただいて、中身を見た時に、これが本当に機能するのかということで厳しく質疑をさせていただいて、それに基づいて変更をしたり、膨らまして、いろいろ考えてくださっていると思いますけれども。
やっぱり先ほど言ったように、今申し上げた方々だけではなくて、警察が入ったり消防署が入ったり、それから千寿常東小学校も入る必要もあるでしょうし、そうした会議体をつくるべきだというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
◎
災害対策課長 北千住駅前滞留者対策推進協議会がございますので、そちらの中にそういったメンバー、地元の方も少し、組織的な段階で入れるかどうか、ちょっと研究させていただきたいと思います。
◆
渡辺ひであき 委員 入れるかどうかじゃなくて、入れなきゃだめなんですよ。入れなきゃだめなんです。
◎
危機管理部長 北千住駅前滞留者対策推進協議会に入っていただくのがいいのか、違う会議体がいいのか、いろんな方のご意見をいただきながら考えていきたいと思っておりますが、北千住ルールにつきましては、多分、完成形というのはないんだと思っております。ずっとずっとやっていかなきゃいけないので、その中で、どういった方がメンバーになっていただくのがいいのかとか、そういったところについては、もうずっと工夫、検討を重ねていかなきゃいけない問題だと思っていますので、引き続き検討させていただきたいと思います。
◆
渡辺ひであき 委員 是非そうした形で進めていただきたいというふうに思っています。
本当に、東日本大震災のときにその現場にいた人間だから感じているわけですし、だからこそ千寿本町小学校が帰宅困難者を受入れたときの時系列のものを、各避難所に配慮をしていただきたいという思いをお伝えしてきたわけなんですね。
あれね、やっぱり経験した人間、それから読むと、切迫した事情が伝わってくるんですよ。私たちの日ごろ行っている訓練というのは、他の町会や自治会の方々とお話しすると、「やっぱり千寿本町小学校の避難所運営会議や訓練って進んでいるね」とか、「いろいろやっているんだね」と言われるわけですね。
危機管理部長とも予算
特別委員会の中で議論をさせていただいて、「それは他の学校ではできないこともあるんですよ」というお話もあった。だから、それはいいんですけれども、でも、実際何か起きてしまったときには、やれる全ての訓練をやったところとやらないところ、それから地域の自治体間がどういう交流をしているか、そういうことによって被害が減っているというのは、これまでの災害後の検証で明らかではないですか。それについて、どのような認識がありますか。
◎
危機管理部長 千寿本町小学校で起きた出来事を、他の学校の方々とお話をさせていただくと、例えばですが、個人
情報、学校の子どもの
情報ですとかお金の管理ですとか、そういったものを考えると、ようやくその地域の方のいる場所と帰宅困難者の方、通りがかりの方、地域じゃない方々が滞留する場所と、スペースを分けたほうがいいんじゃないでしょうかというご意見も出てきております。
ですから、千寿本町小学校の出来事を、広くあちらこちらで啓発をさせていただくことによって、そういう本来の避難所の在り方はどうしていくべきなのか。
学校によっては、この教室をあけようと思うんだけれども、「ここはだめ」ってしてもいいんだよねと。「職員室はだめ」ってしてもいいんだよねとか、「保健室はだめ」ってしてもいいんだよねとか、そういう使い分けを検討していただいている避難所も出てきましたので、やはりもっともっと啓発を真剣にやっていくべきだと思っております。
◆
渡辺ひであき 委員 ありがとうございます。
もちろん
危機管理部長はじめ担当者の方々が一生懸命やってくださっているのはわかっている上で、あえてお伝えしていることだけはご理解いただきたいと。
それから、例えば千寿本町小学校は、鍵を持っている方がいないとき、どうやって中へ入るようになっていますか。
◎
災害対策課長 各学校におきまして、進入口を決めていただいて、ガラスを割って入るということになっております。
◆
渡辺ひであき 委員 ということになっているんですよね。多分知っている方はそんなにいないと思います。そのことについて地域の方々は、それはおかしいよねとおっしゃるんですよ。
例えば、例えばですよ、キーケースってありますよね、キーケース。あれは暗証番号を全部合わせたら合っちゃうかもしれないけれども、それは別の形がありますよ。例えばそういうことも考えてみるべきだというふうに思いますけれども、いかがですか。
◎
危機管理部長 昨年から水害に備えて、ここの本庁舎の中に学校の進入のための鍵ですとか経路ですとか、もろもろの資料をワンセット用意させていただいております。
震災のときにそれが使えるかというと、そうじゃない場面もあると思います。
キーボックスについてはいろんな形があるようで、震度幾つだと自動的にあきますとかそういったものもありますし、状況によって何が必要なのかというところについては、検討させていただきたいということで以前、本会議でもご答弁させていただいております。
キーボックスについて、排除をすることなく検討して、いいものがあれば採用していきたいなと思っております。
◆
渡辺ひであき 委員 是非よろしくお願いします。
実は、きょうこの
報告事項と
情報連絡の中だけでは、そうした議論がこの
委員会ではできないですよね。その他でやるということじゃないというふうに思います。
したがって、私たちがこうしたことについて質疑を行うための何か担保を、これは
委員長にお願いをしたいというふうに思いますけれども、こうした議論ができるような
報告事項があるべきだなというふうに思いました。
例えば地域防災計画が、毎年、不断に
皆さん大変なご苦労をしながら見直しをされているわけであります。それによって進捗をしていく、良くなっていくものがありますよね。
それから、どんなところでどんな避難所運営会議が行われているか、訓練が行われているか、こうしたことを私たちは、報告を受けることでまた
皆さんと議論を深めることもできる。そうした報告もあるべきなんだろうというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
○せぬま剛
委員長 議題として取上げられるように検討します。
◎
危機管理部長 区議会事務局と相談させていただいて、検討させていただきたいと思います。
○せぬま剛
委員長 よろしく願います。
◆おぐら修平 委員
情報連絡の災害時協定の締結について、2ページのところなんですが、今回新たに、第二次避難所施設等利用に関する協定ということで
情報連絡があります。
どんどん、こういった形で災害協定の締結先を増やしていただきたいんですが、一方で、今までの過去の
委員会で私も何度か、やっぱり災害協定の締結先と定期的な訓練と、あと、その地域の方々と顔の見える関係づくり、それを是非、区のほうでもコーディネートして、仲介してやってもらいたいということを、過去の
委員会の中で取上げてきたんですけれども、今回のこの協定締結先については、そうした定期的な訓練だとか、地域の避難所運営、地域のそこのエリアの避難所運営会議に一緒に参加するだとかという仕組みというのはどうなっていますでしょうか。
◎
危機管理部長 昨年、締結させていただいた事業所につきましては、1事業所を除いて、秋の総合防災訓練に参加をしていただいております。
その後も引き続き参加していただけるように話し掛けをしておりますので、今年新たに締結したところも、もちろんやっていきますが、それ以外のところにも参加していただける、「少なくとも総合防災訓練には参加してください」ですとか、それができないんであれば、「近隣の避難所の訓練に参加してください」ですとか、何らかの
やりとりをしながら充実を図っていきたいと思っております。
◆おぐら修平 委員 もう一度、すみません、近隣の地域のお互いに顔の見える関係というんですか、その避難所運営会議にも同じように、普段から一緒に参加するという体制づくりというのはどうなんでしょうか。
◎
災害対策課長 協定先につきましては、
おぐら委員おっしゃるとおり、これまで結んだ多くの各団体がございます。そちらに、これまでアポイント等、なかなか交流する場面がなかったので、そういった交流できていない団体につきましては、こちらの職員のほうが回って連絡をとって、協定の内容を再度確認したり、見直しがあるかどうか、また、訓練等に参加する近くの避難所等を紹介して、マッチング等をさせていきたいということで、取り組みを今年度からスタートしたいと考えております。
◆おぐら修平 委員 是非お願いします。
○せぬま剛
委員長 他にありませんか。
◆
山中ちえ子 委員 今、一連の発言、質問もそのとおりだというふうに思っていて、先ほど言った会議体の提案も含めてなんですけれども、長いスパンじゃなくて、もう早急に計画していかなきゃいけないのかなと思っています。
そういった意味では地区防災計画、地域防災計画、今、積み上げて一生懸命やっているんですけれども、その地区防災計画の段階のものがいろいろと、今年始まって1回報告はあったんですけれども、新しく地区防災計画がつくられる段階で、ワークショップも報告がありました。
そういった中で、地区防災計画と先ほど言ったような地域での、例えば先ほど駅前のことをおっしゃって、問題提起をおっしゃっていましたけれども、そういったところも含めて、何だかその地区防災計画だけひとり歩きしているものになってはもったいないのかなと思っていて、それで、地区防災計画の案が外れて、地区防災計画の報告があったそのものを見ていると、その方向性までしか記載がないんですね。
方向性で、せっかく出たその独自の方向性を、また先ほど言ったように、これまでの教訓だったり、その地域で根ざしていた先ほどの小学校の例もありますけれども、そういったことも含めて地区防災計画に何て言うのかな、いろいろな要素が盛り込まれていくというか、そういったものになっていけないものなのかなと思いますけれども。
そういった点ではどのような工夫というか、水害が起こりやすいところには水害編ということで地区防災計画をやったりしていますけれども、どうでしょうか。
◎
災害対策課長 地区防災計画につきましては、地震、それから水害、両方について、今後は計画をつくっていきたいと考えておりますので、それぞれに必要な項目について記載をし、地域の方がまず避難所に逃げるまでの間、初動体制をどのようにとっていくのか、それについて確認できるような形の計画づくりを行ってまいります。
◆
山中ちえ子 委員 例えば、地区防災計画を早くつくって欲しいという地域も、しっかりそういった意見を酌んで、そこもしっかりやっていくと。
その中で、西新井のリライズガーデンでしたっけ。そこのところの一画もやられていると思うんですけれども、そこもいろいろな課題が抽出されて、なお、そういったところの計画というのは、地区防災計画が出ちゃったらもうそれで終わりというわけではないんだと思うんだけれども、その管理組合なんかが努力をまたやって、努力を尽くしてやっていかなきゃいけないことが段階的にあるわけなんですけれども、その辺はどう見守っていく予定なのか。
◎
危機管理部長 地区防災計画につきましては、危険度の高いところ100カ所を優先的に整備をしたいということで、地域の方々にお声掛けをさせていただいて、今まで進めてきております。
ただ、そうは言っても、「やりたい」と言う地域の方々がいらっしゃれば、「だめですよ」という話でありませんので、先ほどお話が出ましたけれども、一部マンションについても一緒にやらせていただいてということで考えております。
3年に一遍見直しをしてくださいということで今、昨年度は2地区について、3年目の見直しをしていただいております。
3年に1回見直しをしていただいて、町会の役員の方もかわっていきますし、地域の方々の顔ぶれもかわっていきますので、そういった中で地域の中で一番いい地区防災計画を、状況、状況に合わせてつくっていただくということが大事だと思っておりますので、できれば3年に1回見直しをかけていただいて、より良いものにしていただくと。そこに区のほうで一緒にやれることがあれば、一緒にやらせていただきたいということで考えております。
◆
山中ちえ子 委員 3年に1度と言わずに、この年度内だって起こるやもしれないというような災害、自然災害が増えているわけですから、その方向性や課題を抽出してくれた中を見れば、すぐ寄り添わなきゃいけないなという項目だってあるし、そういったところはきめ細かく入ってもらいたいと思うんですね。
コンサルタントが入っているからということなんだと思うんですけれども、コンサルタントにもちゃんと委託料をお支払いしているわけですから、その辺もちゃんと機能してもらわないと困るなというふうに思います。
その中で、先ほど東京都からの東京マイ・タイムラインの冊子も配られたというふうにありますけれども、あれも、あれだけが配られている。あれは東京都全体のものだと思うんですけれども。それをやっぱり足立区ではどう活用していくのかとか、しっかりと目標を持ってやっていただきたいと思うんですけれども、その辺の地区防災計画とのリンクとして、先ほどの東京都からの冊子、タイムラインのあれは、ああいったものを活用してと、十分活用してくださいというものだと思うんです。それをやっぱり足立区なりにどう活用していくかという点と、地区防災計画とのリンクの仕方っていうんですか、そういうところではどう考えていますか。
◎
災害対策課長 山中委員おっしゃるとおり、東京マイ・タイムライン、今回、東京都のほうで作成していただきました。
今年度、地区防災計画を作成いたします団体につきましては、この東京マイ・タイムラインを活用し、お配りして、作成について、我々と一緒に活用していきたいと考えております。
◆
山中ちえ子 委員 先ほど、希望があるところは積極的に地区防災計画をやっていくという話だったので、私は、それは凄くいいことだなというふうに思うんですけれども、やっぱりそのスピードがどうなのかなと思っていて、凄く一生懸命スピード上げてやってくださっている中で、やっつけ仕事になっていかないようにしていただきたいなと思っているんですね。
それなので、その辺はコンサルタントとの協議もしっかり進めていただきたいなと思うんですけれども、その点が。
[挙手する者あり]
○せぬま剛
委員長 危機管理部長。
◆
山中ちえ子 委員 いいです、まだ質問続くので。すみません。
○せぬま剛
委員長 やるんでしょう。
◆
山中ちえ子 委員 すみません、いいです、大丈夫です。
○せぬま剛
委員長 やると言っているんだから。
◆
山中ちえ子 委員 やるということで、うん、そうなんですけれども。
先ほどやっぱりいろいろな地域との連携といった中で、その地域といってもいろいろあって、そういった、その地域、地域の特性がやっぱり地区防災計画にしっかり現れていかなくちゃいけないなと思っているんですね。
それで、もう一つ質問なんですけれども、例えば…。
○せぬま剛
委員長 前のはいいのね。
◆
山中ちえ子 委員 東日本大震災の教訓というところでは、起きたときにその
被害者だったり避難者だったりの受入れ体制というのを整えていくというのは、もちろん必要なことなんですけれども、その後の問題の中で、教訓として出されている中で本当に深刻だなと思ったので、これ一つ、どういうふうになっているのかをちょっと確認したいんですけれども。
一つは、子どもたちの学校の状況なんですね。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが、その被災後、手厚く入っていくといった体制はとれているというようなことの報告があったりしているんですけれども。
一番深刻だったのが、教職員に兼務発令が行われたと。本来であれば、被災している子どもたちに寄り添う、それまで担当の先生たちが担当するというふうなのが、やっぱり心に寄り添うケアだったりにつながるという中で、兼務、549人の先生が複数校の任務を持たされてしまったりしているらしいんですね。
これは、今後の災害時の教訓にして欲しいということで出されたりしているんですけれども、そういったところ、発災した後に、発災後のことを決めていくということだと、ちょっと遅いと思うので、発災する前のその準備段階の中で、子どもたちの心のケアだったり学校の体制だったりというのは、どういうふうに、いろいろなことを考えてはいると思うんですけれども、その辺どうでしょうか。
◎
危機管理部長 先に、地区防災計画のコンサルタントのお話でございますが、地区防災計画をつくる際には、コンサルタントに全て任せるではなく、区の職員も実際に町会の現場に足を運んで、一緒にワークショップに参加しておりますので、地区担当とコンサルタントと地域の方々とは、きちんと丁寧に対応しているというところにつきましては、まずはご理解をいただきたいなと思っております。
まるで、コンサルタントに全て任せて区の職員が行っていないというようなイメージで捉えられてしまっておりますが、決してそのようなことはありませんので、その点はまずご理解をお願いいたします。